【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part5【面倒】

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545マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 18:04 ID:6/SsMxVY
黄色いサブマリンを使い魔境に渡ったネスら、ピラミッドで得た地図を使って魔境の奥へと進んでいく。
すると、何とネスらを倒すため修行に出ていたゲップーが立ちはだかる。
魔境はヘドロ臭いわ、ゲップー自体も臭いわでネスたちは窮地に陥る。
しかしそこにこちらも修行に出ていたプーが、星を落とす呪文を引っさげ帰って来る。
強くなったプーの力添えもあって、ゲップーを撃破。

更に魔境を奥へと進むとモノトリーのヘリコプターの残骸を見つける、ポーキーが来たという何よりの証拠である。
ヘリコプターの近くには謎の洞窟があった、まさかここに?と覗いてみるとそこは不思議な一族、グミ一族がいた。
何か情報を知ってるかと話し掛けるがグミ一族は皆無口で会話が不成立。
唯一会話が可能なグミ族に話し掛けると、どこかにある無口を治す本を読んだら自分は無口が治るのに…といわれる。
本を探しに一旦洞窟を後にすると、発明家見習のアップルキッドから電話が入る。
アップルキッドは今アンドーナッツ博士の研究所で住み込みで働いているらしくい。
そちらの調子はどうかと聞くアップルキッドに本の行方を聞くと自分が所持している……言ったところで何者かにアップルキッドが襲われ
電話が切れてしまう。

一向はアップルキッド救出のため、アンドーナッツ博士の研究所のあるウィンターズへ向かう。
546マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 18:21 ID:6/SsMxVY
現在ウィンターズでは行方不明者が多発し、ジェフの親友トニーもいなくなってしまったらしい。
研究所に向かうと、アップルキッドもアンドーナッツ博士も見当たらない。
研究所にいたネズミ曰く、近くにあるストーンヘッジにみんなが連れていかれたことが判明する。

ストーンヘッジにあった謎の装置を使うとそこは未来から来た刺客たちの秘密基地だった。
ネスを手助けする人物を誘拐し、ギーグを倒させまいと考えた刺客たちが
アップルキッド、アンドーナッツ博士、トニー、そして、どせいさんまでも誘拐していたのだった。
秘密基地のボスを倒し、誘拐されていた人々を解放し、ネスは無事無口を治す本を手に入れる。

魔境へと戻り、グミ族に無口を治す本を渡すと皆が回し読みし始め、一族全体がお喋りになる。
わざわざ本を探してくれたお礼に、重要な情報を教えようとグミ族の長老から話を聞く。
この星には地上の他に地下にも大陸があり、昔グミ族のお喋りなものは地下に、無口なものは地上にと別れて住んでいたのだ
また地底大陸にある岩はも喋り、博識なので一度会いにいってはどうか?と提案される。

一向は地底大陸を目指し、地球のへそという穴を降りて地下を目指す。
途中輝く場所、パワースポットも発見し、7つ目の力も手に入れる。これで残る力はあと1つとなった。
パワースポットを通過すると、そこには恐竜が闊歩する地底世界が目の前に広がっていた。
547マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 18:38 ID:6/SsMxVY
恐竜に襲われながらも、お喋りなグミ族の村へと辿り着いたネスらは、そこで最後のパワースポットの存在を知る。
地底大陸にある火山の中のパワースポットを目指して歩いていく。
最後のパワースポットの守護者も倒し、パワースポットの音を記録すると音の石が輝きだす。
今までに巡った場所で聞いた地球の音色が重なり合い、8つのメロディがネスの心の懐かしい情景を思い出させる。

ふと気が付くと、ネスは不思議な国に一人で立っていた。
そこはマジカント、ネスの心の中にある国である。8つのパワースポットに立つことは
この世界に来るための条件だったのだとネスは悟る。
そこには今までに出会った色んな人々が居た…そこにはポーキーの姿もあった、話し掛けると
「お前は運命に選ばれたりして、俺は冴えないまま…なんか…お前のことが羨ましいよ」

ネスがマジカントにやってきたのは宇宙の真理を知ることができる「エデンの海」に行くためである。
途中ネスの勇気の化身のフライングマンを仲間に加えながらネスはエデンの海を目指す。
エデンの海にはネスの悪意の現れであるネスの悪魔がいた。
ネスの心が今まで育てた悪い部分の化身であるネスの悪魔を倒すと、どこかで聞いた声が聞こえてくる。
「サターンバレーに行こう……」それは他でもないネス自身の声だった。
自分の心の悪を倒したネスに、改めてパワースポットの8つの力が宿る…それと引き換えに音の石は砕けてしまった。
548マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 18:52 ID:6/SsMxVY
気が付くと、ネスはポーラたちに囲まれていた、最後のパワースポットでいきなり倒れてしまったらしい。
心配そうな3人を尻目にネスはサターンバレーを目指す。

サターンバレーに到着すると、そこにはストーンヘッジですっかり意気投合したらしい
アンドーナッツ博士とどせいさんたちが製作したスペーストンネルがあった。
スペーストンネルをつかえば、ギーグのいる場所に直接攻撃を仕掛けに行くことが可能なのだった。
しかし今あるのは2号機で完成には「隕石の欠片」が足りないという
初期型は服を着た豚が作業中のどせいさんを脅して乗っていったらしい、あくまでもネスの邪魔をするポーキー。

ネスらは隕石の欠片を採取するために、ゲーム序盤にオネットに降ってきた隕石へと向かう。
オネットの街に到着するとそこには、ギーグの手下が徘徊しているという有り様だった。
隕石の欠片を採取し、サターンバレーに戻り一泊すると、スペーストンネル2が完成している。

スペーストンネル2はギーグの波動を察知して地底大陸の洞窟へとワープした。
しかしどこを探してもギーグはおろか敵も見当たらず、あるのは破壊されたスペーストンネル初号機だけ
しかたなく辺りを徘徊していると、あっという間に完成したスペーストンネル3に乗ってきた
アンドーナッツ博士が現れる。
549マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 19:06 ID:6/SsMxVY
博士の話しでは、ギーグは過去の地底大陸から現在へ攻撃をしているらしい。
スペーストンネル3をつかえば過去にもいけるが、過去に生身の体で行くことは不可能だと博士は言う。
ネスらは生身の体を捨てて、ロボットの体でギーグを倒すことを4人は決意する。

アンドーナッツ博士に頭脳をプログラム化してロボットに移殖してもらい、ネスらは過去へ向かう。
道を塞ぐ強敵を倒しながら、4人は遂にギーグの元に辿り着く。
大きな球体のような姿のギーグはネスの顔を取り込んでいた。
(ギーグは予言装置により自分がネスに倒されることを知っていた。ので今より強くなろうと考え
 自分より強い者=ネスという考えに至りネスの顔を取り込んだと思われる。)

ギーグと対峙するとポーキーが現れる。
ギーグはネスに倒されることに恐怖し、力を追い求めるばかりに自分の意志を無くしてしまったことが分かる。
今現在意志のなくなったギーグを影で操っているのはポーキーなのであった。
ポーキー&ギーグ連合軍VSネスたち未来を救う少年少女の戦いがここに始まる。
550マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 19:17 ID:6/SsMxVY
激しい戦いの中、ポーキーが人間の体のまま過去に来れたのは乗っている最高の防御マシーンのお陰ということが判明し
ネスらは機械の方を集中攻撃する。
機械が破壊され、過去に止まることが出来なくなったポーキーは最後の手段でもあった
ギーグの悪魔のスイッチ(肉体維持装置?)を切ってしまう。
するとギーグの肉体がなくなり、ただの邪悪な精神体となってネスたちに襲い掛かってくる。

何故自分が戦っているのかも分からず、不気味な姿で襲い来るギーグにネスたちは倒れてしまいそうになる。
そんな中、ポーラは祈っていた。
ギーグが自分たちの力では倒せないことを悟り、現在にいる、旅の中で知り合った人々に
力を貸してくれるようにと祈っていたのだった。
ポーラの祈りは、サターンバレーでネスらの帰りを待つどせいさんや博士に届いた。
ポーラの家が経営している保育園で、ポーラを慕っている子供たちにも届いた。
ジェフの帰りを待つクラスメートたちも祈りを受け取った。
プーの帰りを待ちわびる女の子たちにも祈りの声は届いた。
ネスの家族に、トンズラブラザーズ、モノトリーさん、グミ族のみんな。

世界中の人々がこのときネスのために祈っていたのだった。
551マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 19:27 ID:6/SsMxVY
様々な人からの祈りの力も後一歩ギーグに及ばない。
「誰かお願い……この声が届いたら……」ポーラの最後の祈りがやみに飲み込まれた…
と思ったその時、時空を越えて糸/井/重/里からの祈りが届いたのだった。
銀河最強の破壊者も、ゲーム製作者にかかってはひとたまりもなくギーグはついに消滅する。

過酷な戦いの末、ネスたちのロボットの体は壊れてしまう、横たわるロボットから
光が4つ溢れ出し、時空を越えてサターンバレーへと戻ってくる。
サターンバレーに横たえられた4人の肉体に光が宿り、無事にネスらは現代に帰還。
世界中の人々に、自分たちのことを祈ってくれたお礼を言って回りながらそれぞれの帰路に着く。
ネスも1人、オネットにある自分の家に帰ってきた。

エンディングロールの流れる中、今まで経験した思い出していると唐突にドアをノックする激しい音が。
音の主はポーキーの弟のビッキー、今ポーキーからネス宛の手紙が届いていたと持ってきたのだった。
ネスが手紙の封を開けるとそこには一言。
「あばよネス、またマザー3で会おう」と。

マザー2 完
552マザー2 〜ギーグの逆襲〜:04/03/27 19:29 ID:6/SsMxVY
マザー2これでおしまいです。

攻略本と記憶を頼りに書いたので、本編と違っているかもしれませんが大筋は大体合っています。
ではこれでななしに戻ります。
553名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/27 19:34 ID:21hw0cWl
マザー2の人乙!
こうやって読んでるといろいろ懐かしいなあ。

>>551の3行目って、製作者じゃなくて
サマーズやグミ族の村でプレイヤーの名前を入力する
場面があって、その時に入力した名前が出るんじゃなかったっけ?
俺の記憶・解釈違いだったらスマソ
554名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/27 20:34 ID:35v4kUTL
マザー2乙。
しかし糸井重里でラスボスって・・・・ _| ̄|○
555名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/27 21:12 ID:b3sWLzVi
マザー2の人お疲れ様です。
当時クリアしたはずなのにだいーぶ忘れてるなあ。
こんな風だったなウンウンと当時の感動を思い出しながら読んでたら糸/井/重/里って…。
感動も引っ込んだよ…全然記憶に無い。>553ってことでいいのか。
556マザー2の人:04/03/27 21:24 ID:6/SsMxVY
忘れてました。纏めです。
>10-12 >54 >57-59 >470-473 >492-495 >542-551
もしかしたら最後の祈りはプレイヤーだったかもしれないです、ただ自分がSFCでやったときの記憶では
最後に「い と い し げ さ と から祈りが〜」といきなり出て度肝を抜かれた記憶があるので…
ただ>553さんのいうようにプレイヤーの名前を入れるイベントもあるので
もしかしたら自分がプレイヤー=糸井さんといれたのかも…。
これで本当にななしに戻ります、失礼しました。
557名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/27 23:08 ID:Jn97L1uz
マザー乙ですた

確かプレイヤーの名前が出るはずだよ
558ラグランジュポイント 29:04/03/27 23:29 ID:TSNix8Y1
バイオベース。ジンは水量を管理するコンピュータを動かしに行く。
コンピュータを守るはミュータント「アッシュ」。
アッシュを倒し、水路から水を除く。
バイオベースから、水のひいた水路に入る。水路は途中で分岐し、
一方に進めばカズの見張り小屋に抜ける。もう一方の道をたどっていくと
センターシティにたどりつく。

水路からセンターシティに入り、居住区の入口に近づいたところで、思いがけない
敵襲。バイオノイド3将軍の一人、レデスマだ。
まもなく地下の大工場で宇宙船が完成する、邪魔はさせんと襲いかかってくる。
倒すと、オレギの最期と同じように、レデスマも人間の姿に戻る。
「我々の目的は地球だ。地球の汚染が続く限り、未来の地球を支配するのは
バイオカイザー様のようなおかただ!そのはずだったのだ。きさまさえ来なければな」
こう言い残して、レデスマは死ぬ。
バイオ軍の支配下のセンターシティ居住区入口もまたドアロックシステムセンター810
によって管理されているが、バイオディスクのデータで解放することができる。

センターシティには、バイオ軍に連れ去られた科学者達がいた。
この先に「バイオの要塞」があり、さらにその先の地下には大工場がある。
科学者たちはそこで、バイオカイザーが地球侵略するための宇宙船を作らされて
いたそうだ。
センターシティ地下にはバイオ軍専用ポートがあり、タニア議長が捕らわれている
ヴェスタ3に行けるのはこのポートからだけ。博士たちはジンにタニア議長救出を
求める。
559ラグランジュポイント 30:04/03/27 23:31 ID:TSNix8Y1
ジンはさっそくヴェスタ3へ。やはり重力の小さい小惑星表面を宇宙服で探索し
閉じ込められているタニア議長を見つけ出す。
「バイオ軍の背後にはシュトルテ博士がいる。博士の狙いは地球だ。
地球をイシスのようにしてはならん」タニア議長はきびしく言う。
最高の防具レフレックスーツをくれる。ガイアの戦士・ジンが来てくれたことで
安心したタニア議長は、イシスで起きたことの責任は全て自分にある、
だからここで最後にすることがある、と言って一人残る。

ジンがシャトルでセンターシティに戻ると、ヴェスタ3で小爆発があった報せが
届いている。タニア議長は責任を取って死んだのだ。

ハイドロウイングにはセンターシティの位置データもインプットされ、
ランド2のどこからでも一瞬で行けるようになる。
ひとまずサテライトベースに戻る。最後の戦いにむけてパワーアップ。
武器の合体加工による強化と、装備の充実。
ジンの行く先々で武器合体の噂が出てきていたレジスタンス戦士ホリーは
サテライトベースのアーマーショップで武器を売っていた。
モリタカプセルをモリタ博士に持って行くと、超合金Mで仲間たちの最高の
防具を作ってくれる。オレンジキャンプのドクタークミが診断してくれた通りの防具だ。
560ラグランジュポイント 31:04/03/27 23:33 ID:TSNix8Y1
ジンはセンターシティのさらに先の水路をたどり、バイオの要塞を目指す
両側を高い崖に囲まれた狭い谷を塞ぐように、バイオの要塞がある。
ここを抜けなければ、大工場にはたどりつけない。
要塞を守るのは、クリーチャー「メタロボス」。
狭い足場をレーザーに狙い撃ちされながら渡ると、待ち構えている。
メタロボスを破壊し、バイオの要塞を抜けて進んでいくと、地下大工場の
入口がある。地下の大工場自体が、大亀裂を越える地下道カイザーロードの
一つでもある。大工場を抜け地下通路をあと一歩で抜けようとした時、
ここは絶対通さんぞと立ちはだかる異形の怪物。
バイオノイド3将軍最後の一人、ウエーバー。

ウエーバーを倒すと彼もまた人間の姿に戻る。
「我々はこのイシスを実験場に選んだのだ。
バイオの体を持つ生き物を研究するためのな。
やがて地球もこのような世界になる。
そのとき生き残れるのはバイオの体を持った者だけさ」
そしてバイオノイド最後のウエーバーも死ぬ。
561ラグランジュポイント 32:04/03/27 23:34 ID:TSNix8Y1
地上に抜けると、紫色の大地。
このバイオの楽園の果てに、バイオの宮殿と呼ばれるバイオ軍の本拠地がある。
バイオの宮殿には、バイオベースのアッシュに酷似した、バイオ軍最強の
ミュータント「グスタフルト」、バイオの要塞のメタロボスと同型の最強クリーチャー
「デシュタルト」などがうじゃうじゃいる。
こうした難敵を乗り越えて、バイオの宮殿を最上階8階までのぼりつめると、
不気味な鼓動音が響いてくる。近づくにつれ鼓動は速さを増し、
ジンがその部屋に入ると、部屋の中央に鎮座する人工冬眠装置に亀裂が走り
中から不気味な影が飛び出し部屋をかけめぐる。そして
バイオカイザー出現!
バイオカイザーは伸縮自在の首で奇襲をかけてくる。激戦の果てに
バイオカイザーの首をとばすと、今度は胸に顔が現れて襲ってくる。
バイオカイザーを倒すと、その姿は消え、見覚えのあるヘルメットが残る。
アイアン部隊の兜。バイオカイザーの喋り方、笑い方はどれもダン将軍
そのものだった。ジンが倒したものの正体はダン将軍、ニセバイオカイザーだった。

激戦で傷ついたジンたち。このままでは本物のバイオカイザーに
襲われたらひとたまりもない。ガイドロボットのピコが秘めたエネルギーを放出して
ジンたちを完全回復させる。ジンたちは、バイオカイザー目指し、奥の階段を降りていく。
562ラグランジュポイント 33:04/03/27 23:36 ID:TSNix8Y1
延々と続く下り階段。ジンが下っていくにつれて、バイオの宮殿は崩壊をはじめる。
下りに下ってついに地下。あともどりを許さないかのように、通った足場までが
消え落ちる。そして宮殿最深部。
「とうとうここまできたか。私がシュトルテ。いや、バイオカイザーだ!」
真のバイオカイザー、登場!
はじめは無機的な人間のような姿をしていたバイオカイザーは、
戦いがすすむにつれておそるべき姿をあらわにする。
そして、ジンはとうとうバイオカイザーを倒した!

バイオカイザーのいた背後のエレベータを下れば、スペースシャトルのポートだ。
ジンはシャトルに乗り、皆が待つランド1に帰る。
道を歩いていくジン。仲間たちがやってきて言葉をかわす。

デニス:おい スゲえじゃないか!
  とうとう やっつけちまったじゃないか!
  おまえなら できるとおもってたぜ
一人でジンを胴上げするデニス。

ジンが通りすぎた後ろ姿に
リタ:ありがとう ジンさん
  バイオカイザーさえいなくなれば きっと
  ミュータントたちも おとなしくなります
ミューに呼ばれ、去っていくリタ。

パミル:これにて いっけんらくちゃくだな
  これから どうするつもりだい? だんな

クリス:あたい サイボーグさんたちと
  ちきゅうにいってみようと おもうの
  とっても すてきなところなんでしょ?

アストロ:おれも ちきゅうに いくぜ
  ダンしょうぐんみたいのが いるかぎり
  ちきゅうも まだまだ しんぱいだからな
チック:かがくは ひとのためにある
  わたしたち きかいも おなじ
  つかうひと しだいです

キエサ:われわれ サイボーグぶたいは
  ちきゅうに もどることにするよ
  まだまだ ちきゅうが しんぱいなんだ

リュウ:あにき なにぐずぐずしてんだよ
  みんな あにきを まってるぜ!

タック:あなたが イシスを すくった
  あなたが ちきゅうを すくった
  みんなが あなたを まっている

そして、ジンを待つ人々の中へ。
歓声と喝采の中、看護婦が人ごみをかきわけてジンのそばにくる。
そしてキス
565ラグランジュポイント:04/03/27 23:45 ID:TSNix8Y1
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>>523-529 22〜28 
>>558-564 29〜33、エンディング

WE DO NOT REALIZE
WHAT WE HAVE ON EARTH
UNTILL WE LEAVE IT...
          JIM RAVELL

ずいぶん冗長になりましたが、完結です。
未プレイの人におもしろさがあまり伝えられなかったかな。
566名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/27 23:53 ID:fQdXB0EG
おつかれさま
なもない かんごふが いいあじだしてて(・∀・)いいよね
567名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 02:04 ID:JzRty3Rp
乙。やっぱレゲーもいいなぁ。
568名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 04:47 ID:fT1F9Ufa
http://www.abelsoftware-jp.com/index2.html
ここのプロダクトのエクソダスギルティーを

公式がこんなことしてエエンカと呆れた
569デビルメイクライ(10):04/03/28 05:19 ID:LJ/eq2HS
マザー2の人おつ!
>生身の身体を捨てて機械の身体にのくだりで激しくウツんなったことを思い出したよ。
しかし…楽屋オチ(?)で終わらすとは…なんつー話だほんとに…とおもてたら違うのだね。
ぜんぜん覚えてないなオレダメニンゲン OTL
ゼノのひと、ガンバッて!あれはクリアしてもわからんかった…
設定集とセットで完結するゲームなんてもうアフォかと(ry

パソンコを起動するたんびに謎のセットアップ画面へ導かれ、終いには普通に電源切ったのに次に起動すると
「WINDOWSは深刻なエラーから回復しました(ry」の文字が…2ちゃんも何かうまく読めないし…なんで?
やっと書き終わってさあ送ろうとしたら何故か「ページが見つかりま(ry」で、うわああああああ(AA略
念の為データ取っといてよかった…そんなこんなで明日と言いつつ約二日開きましたゴメンヨ OTL

前回までのあらすじ:悪魔は何時間水に潜ってても平気。酸素ボンベ?何それ。
(ちなみに水中では主観視点。ガンコンゲーみたいな。視界外から攻撃されてアボン連発。腹立つ)
ああ〜後(7)の一行目分りにくいですね。
片側だけに炎がともった扉のもう片方をイフリートでブン殴ると扉が開くんですわ。そういうしかけ。
説明不足かと思ったんで追加しとく。ゴメ。デハドゾン。

一条の雷光と共に、無言で姿を消すトリッシュ。ダンテは城の前庭へと戻った。
上がったままの吊り橋を対岸に望みつつ、グリフォンの魂を贄として手に入れた「運命の輪」を
足元の石碑にはめ込む。直後、輪から放たれた閃光が橋のたもとを撃ち、吊り橋はダンテの前で
地響きを立てて横たわった。
暗闇に浮かび上がる夜の古城に再び足を踏み入れたダンテ。
城の内部は、以前とは全く異なる様相を呈していた。
城内に満ちる瘴気の影響か、あちらこちらで扉が消え、迷うダンテの前に、その血をすすろうと
更に強力な悪魔が立ち塞がる。玄関ホールの巨大な彫像が消えている事を不審に思いつつも、
魔光石のかすかな明かりに照らされた廊下を進み、大聖堂へ。
その中央には、以前にはなかった奇妙な水溜りがある。
覗き込むと鏡のように透き通った水が、頭の中に声を響かせた。
“魔への門を開かんとする者よ 青き霊石の力を借りよ”
言葉の意味を反芻する間もなく、巨大な何かが水鏡の中からせり上がってくる。
宙に飛び出したゲル状の物体が床一面に広がる。魔界の生物兵器、「ナイトメア」だった。
570デビルメイクライ(11):04/03/28 05:24 ID:LJ/eq2HS
大聖堂の四方に配置された魔方陣を切りつけ、光を灯すとナイトメアの液状の身体を固定し、
ダメージを与える事が出来る。気付いたダンテの剣が一閃、魔界の兵器は地面に熔け、消えた。
砕けた空中回廊を飛び渡り、先端に描かれた杖のレリーフに、幽霊船で入手した「ヘルメスの杖」を
掲げると空だった両脇の額の内が渦を巻き、その表面に二つの風景を映し出した。
一見それは油絵のようだが、よく見ると表面が水のように波立っている。
絵の中に飛び込んだダンテを禍々しい気を放つ古城の衛兵室が迎えた。
螺旋階段を上り、古城の三階へ達したダンテは、そこに飾られた額の中で渦巻く油絵を再び目にする。
迷う事無く飛び込むと、そこは月夜の闘技場。
冷気を纏った悪魔「フロスト」が、研ぎ澄まされた爪を突きたてようと一斉に飛び掛ってきた。

闘技場を抜け、絶え間なく鳴り響くいかづちをBGMに、群れ集う悪魔を切り捨てながら進む。
別れ道の一方は、巨大な博物館。
“行く手を阻みし冥界の竜  剣で勇気の証を見せよ  竜は自らの炎で滅ぶだろう”
傍らの石碑に目を留めたダンテの鼻先すれすれを、一抱えもある火の玉が行き過ぎ、壁で爆発する。
目を凝らすと、奥には巨大な竜の化石が、再びあぎとに蓄えた炎を放とうと待ち構えていた。
心得たダンテがアラストルを閃かせると、跳ね返された炎は竜を撃ち、ばらばらになった化石は
再び眠りについた。
“月の雫は鏡を渡りて珠となる  天上の道を知るものだけが珠玉の光を手に入れる”
石碑にしるされたもう一つの文に従い、ハンドルを操作して鏡の向きを変える。
月の光が走り、二階テラスに集められた光は銀に光る宝珠を生み出した。
テラスへと向かう透明な道は稲光によってのみ姿を現す。
きらめく雷光にあわせて足場を跳躍したダンテは、「月光水」を手に入れた。

別れ道のもう一方を塞ぐ扉に「月光水」をはめ込む。
扉を開き、訪れた豪雷轟く謁見の間。
静かに振り返り、床に刺していた大剣を抜く人影を見て、ダンテの頬が思わず緩む。
敗北に怯まぬ相手に対するものか、それを我知らず喜んでしまう自分に向けたものか。
苦笑にも似たその笑みは、最早復讐に燃える悪魔狩人のそれではなく、好敵手を得た男のものだった。
「マジにガッツあるな。気に入ったぜ。…掃き溜めには勿体ねぇ」
黒騎士は黙して答えず、一旦はダンテに向かって突きつけた剣を、再び床に突き立てると、
何かを迎えるように天に向けて両腕を開いた。
直後、黒い鎧から噴き出した魔力が、奔流となってダンテに向かう。
押し流されかけるのをこらえて数歩を下がり、頭を庇っていた腕を下ろすと、
そこには兜を脱ぎ、瞬く紫電の光に素顔をさらしたネロアンジェロの姿があった。
571デビルメイクライ(12):04/03/28 05:32 ID:LJ/eq2HS
お互いが察していた。これが最後の戦いだということを。
敗北した方がこの世から消える。
厳然たる死の決着によってのみ、三度に渡るこの死闘の勝者が決定するのだ。
雷光が閃き、炎が迸る。ダンテの銃弾は黒騎士の斬撃によって跳ね返され、
空を切って飛来したネロアンジェロの魔力剣は、魔狩人の拳打に叩き落された。
互いが互いの命を求め、持てる技全てをさらけだす。
生死を賭した互角の戦いは、いつ果てるともなく続いた。

ダンテは宙を呆然と見上げ、一歩、また一歩と後ずさる。まるで自分の勝利が信じられぬかのように。
視線の先には、ダンテの死に物狂いの一撃に甲冑を貫かれ、断末魔の苦痛に悶え苦しむ
ネロアンジェロの姿があった。身をよじりながら高く浮かんだその体から、黒い魔力の嵐が吹き出し、
次いで降り注いだ激しい閃光が、稲光を圧して辺り一面を真昼のごとく照らし出した。
眩しさに一旦覆った手の平を目の前から下ろせば、もうそこに黒騎士の姿はなく、彼が消え去った虚空から
落ちてきた何かが石畳を叩いて、ちりん、と鳴った。

床に膝を突き、拾い上げる。やや身を屈めたせいで、襟元からアミュレットが滑り出た。
ダンテの胸で赤く光るそれは、握り締めた手の中のものと、同じデザイン。
同じアミュレット。…二つに分かれた形見の、もう一つの片割れ。

“バージル、ダンテ、誕生日おめでとう”
優しい母の声が耳元で響く。歓声を上げて母に駆け寄る子供たちの声。
幸せだった幼い自分と、もう一人の笑い声。

剣を交えるたび、頭の奥で次第にふくらみ、大きくわだかまっていったもの。
今それが、見開かれた目の奥で、一本の線となって繋がれる。
自分と同じ太刀筋。自分と同じ身のこなし。自分と同じ…魔剣士スパーダの武術。
疑問の全てが氷解し、ダンテは唇を硬く噛み締めた。
572デビルメイクライ(13):04/03/28 05:35 ID:LJ/eq2HS
時を同じくして。ダンテの前から立ち去ったトリッシュは柔らかな白い光が溢れる神殿に佇んでいた。
立ち並ぶ柱の最奥に座し、祀られているのは古城から姿を消したあの巨像である。
「トリッシュよ、バージルが敗北した」
ふいに巨像が口を開き、重々しい声を響かせる。
「するべきことは分かっていよう。さあ、行け!」
荘厳な神殿には似つかわしくない不気味な声に、しかし巨像を見上げたトリッシュはうやうやしく応じた。
「仰せのままに」

新たに油絵が映し出したのは浸水した地下の牢獄。
重力の法則さえ狂った城の中を、ダンテは次々襲い来る悪魔を蹴散らしながら進む。
その手に握られているのは父の形見、「フォースエッジ」。
だがその刀身は禍々しい赤い瘴気を放つ、長槍とも大鎌ともつかぬ長大な剣へと姿を変えている。
これこそが一つに重なったアミュレットの力により本来の姿に戻った魔剣「スパーダ」であった。

階段塔の最上部で発見した卵形の石「哲学者の卵」を内庭のかがり火に投じる。
卵の変成を待つダンテの背後に、じわじわと染み出してくるものがあった。
ナイトメアとの二度目の戦いが始まろうとしていた。

魔方陣の封印が解け、ゲル状に戻った敵を避けながらダンテは再度ナイトメアの肉体の固定を試みる。
液状の時、この魔物に取り込まれれば、己の中の悪夢の空間に飛ばされ、いまだ精神の中に存在する、
かつて倒したはずの難敵達と再び戦わねばならない。
その厄介さは最初の戦いで、身に染みる程思い知らされていた。

不可思議な青い熾火により「哲学者の卵」が変化した「霊石エリキサ」を携えて、回廊先端の油絵から
城主の寝室へと移動する。以前ネロアンジェロが中から現われた姿見。
湧き出てくる闇の波動を感じながらも以前はどうすることも出来なかったそれが今、
エリキサに反応して波打っている。
ためらう事なく鏡の中へ足を踏み入れたダンテを、視界さえ歪む魔の気配が取り囲んだ。
「“魔”は人の世の写し絵でもある。すなわち“魔”は鏡の中にある」
あべこべの世界が放つ圧倒的な瘴気に押しつぶされかけながら、ダンテは城内で見つけた手記の事を
思い出していた。つまり、あの鏡こそが魔界の入り口だったのだ。
573デビルメイクライ(14):04/03/28 05:38 ID:LJ/eq2HS
城壁中庭にしつらえられた台座から、十二面体のオブジェ「賢者の石」を取り外す。
途端にねじれた世界に狂った哄笑が響き渡った。
掴みかかってきた悪魔「ノーバディ」の包囲網を破り、追いすがるのを叩き伏せ、
何とか鏡のこちら側へと帰り着く事が出来た。しかしダンテは息をつく間もなく大聖堂を目指す。
魔界との最終決着への道が、いまや遅しと彼を待ち受けていた。

先刻ここを覗いたときに脳裏に響いた声。大聖堂に滲む水は、エリキサを求めていたのだ。
その証拠に、聖石に気付いた水“鏡”は、喜びにむせぶかのように波打って、
あっという間にダンテをその内へと飲み込んでしまった。
鏡の中、悪意と殺意の波動が渦巻く世界に再び足を踏み入れたダンテ。
何か生き物の体内めいた奇妙な部屋。骨のような柱が取り巻く床には、虹色の液体がたゆたっている。
これが、魔界の門だった。賢者の石を、眼窩のような台座にはめ込むと、虹色の液体は跡形もなく消え、
門は来訪者を招き入れるように口を開けた。

脈打つ赤黒い血管が走る、気味の悪い洞窟を抜けると広い空間に出た。
辺りを見回したダンテは低く感嘆の声を上げる。
地面も床も、一面が禍々しい赤い呪文の羅列で覆われている。
しかし彼が部屋の異様さに圧倒されて一帯を見渡していたのも、ほんの一時だった。
「ダンテ!」弱弱しい声に弾かれたように振り向く。
「ここよ、助けて!」倒れ伏したトリッシュが、救いを求めて白い腕を伸ばしていた。
「トリッシュ!」駆け寄ろうとしたダンテの足は、数歩も行かない内に急ブレーキをかける。
部屋中の呪文が邪悪な輝きを増し、床を削ってダンテを取り巻いた青い光は彼を閉じ込める堅牢な檻と化した。
トリッシュとの間に壁を築かれ、その内に囚われた事を悟って焦りの色を見せるダンテの背後に、
覚えのある殺気が滲み出す。「贄の儀式の間」が己の役割を果たそうとしていた。
「トリッシュ!離れてろ!」
身を転じ、三度現われたナイトメアを目にしたダンテは、いまだ倒れ伏したまま、不安げな様子のトリッシュを、
結界越しに背後に庇い、不利な戦いに身を投じた。

以上ミション16:暗闇の悪夢(NIGHTMARE OF DARKNESS)からミション20:悪夢との対決(SHOWDOWN WITH NIGHTMARE)までです。
ご…ごめん。明日には終わるといいつつ終われなかった…いい加減ウザいね俺マジゴメン。OTL
しかもこんなベタ極まりない話を…ええ、ベタですベタベタです。おまけに超一本道です。
アイテムなんて全てわらしべの一部でしかありません。でもそんな事、やってたら気にならないと思います。つうか
  

話  気  に  す  る  よ  う  な  余  裕  ね  ぇ。

でも楽しいよーアーヒャヒャヒャ…どうせ信者だよ(ノA`)
次こそは終われるよう頑張るので、後一回だけスレ汚し勘弁です。
574ゼノギアス オープニング 1/3:04/03/28 07:29 ID:4jZoOTme
デビルメイクライの方、お疲れ様でした。
>ゼノのひと、ガンバッて!
ありがとうございます。
とにかく設定が複雑なので、いかにあらすじに絡めて書けるか挑戦です。
多分、注釈で説明する羽目になるんでしょうけどねorz
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I am Alpha and Omega,
   the beginning and the end,
the first and the last.

宇宙空間を航行する恒星間移民船エルドリッヂ。そのブリッジに警報が鳴り響いた。
移送中だったデウスシステムが突如再起動したのだ。
デウスに次々とハッキングされるエルドリッヂのシステム。
乗客は逃げ惑い、オペレーターは危機回避に追われる。
やがて、機関室すらも制圧された事を知った艦長は、退鑑命令を出す。
しかし、デウスに火器管制を奪われたエルドリッヂの砲は、脱出艇を次々と撃墜していった。
艦長はその光景を見てエルドリッジの自爆装置を起動させた。
爆発、分解したエルドリッジは、やがて一つの惑星の重力に捕まり、その大気圏に突入した。

無数のエルドリッジの破片が空に流星を描く中、比較的原型をとどめたパーツが海岸で炎を上げていた。
その黒煙が潮風で吹き払われたとき、そこにミァン・ハッワーがいた。
彼女はインディゴブルーの長い髪を風に翻しながらゆっくり立ち上がると、無感情に海を見つめた。
そのインディゴブルーの瞳に、空に走る流星が映り込んでいた。

それから約一万年の時が流れた……

中心に砂漠が広がるイグニス大陸では、アヴェ王国とキスレブ帝国が数百年にも渡って戦争を続けていた。
長い時間の中で戦う理由も忘れられ、その戦争はただ冗長に続けられていった。
そんな時、二国の関係に重大な変化をもたらす発見があった。
過去の遺跡からギア・アーサー(以下ギア)と呼ばれる高機動ロボットが発見されたのだ。
ギア・バーラーは、それまでの戦争の戦い方を根底から変える程の重大な発見となった。
アヴェ、キスレブの両国はこぞって遺跡の発掘を行い、続々とこの新兵器を戦力としていった。

遺跡資源の量で勝っていたキスレブは、アヴェの領土を次々と侵攻。
そのままキスレブ側の勝利で戦争が終結するかと思われた。
だが、突如現れた援軍がアヴェに勢いを与えた。
神聖ソラリス帝国帝室特設外務庁(通称、ゲブラー)。
一切が謎に包まれたソラリス帝国からの支援を受け、アヴェはキスレブとの兵力差を縮小、反撃に転じ、
領土と遺跡資源の奪回を始めた。

物語は、激化する遺跡資源であるギアの争奪戦とは無縁の、国境付近にある小さな農村、
ラハンから始まる……。
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【はじまりは、山奥の村ラハン】
ある嵐の夜、ラハンに大怪我をしたフェイが運び込まれた。
仮面をつけた不気味な男に抱きかかえられたフェイは、うわ言でその男のことを父さんと呼んでいた。
仮面の男は、フェイをラハンの村長に預け、いずこかへ消えていった。

それから三年の月日が流れた。
フェイは、あの時の怪我が原因か、それ以前の記憶を失っていた。
しかし彼は、優しい村長や村人、親友のティモシーとアルルに囲まれ、穏やかに暮らしていた。

そのアルルとティモシーの結婚式を明日に控えた日、フェイはアルルの弟、ダンに呼び出された。
アルルが本当に好きなのはフェイだとダンに聞かされ、フェイはアルルに会いに行った。
アルルは明日身につける花嫁装束を縫い終わったばかりだった。
それを眺めながら彼女は、フェイがもし生まれた時からこの村にいれば、とつぶやいた。
その言葉を無理やり茶化した彼女は、フェイに山の上で医院を開いているシタン先生から、
明日使うカメラを借りてきて欲しいと頼んだ。
フェイは複雑な思いを抱えたまま、山道に足を踏み出した。
575ゼノギアス オープニング 2/4:04/03/28 07:33 ID:4jZoOTme
【谷をこえ、ひとり山道をゆけば/つかのまの平穏 山頂の家にて】
あらゆる学問に精通した学者であるシタンは、数年ほど前から、妻子と共に山の頂上に住んでいた。
そのシタンの家に着いたフェイは、シタンの妻であるユイに教えられて裏庭に向かった。
シタンは、裏庭でアヴェ軍の残していった小型飛行輸送機ランドクラブをいじっていた。
先に輸送機の修理をしてしまいたいと言うシタンを待つ間、フェイは倉庫の中にある、
遺跡から発掘された音響装置を見に行った。
フェイがあちこちいじっているとやがて装置が動き出し、美しい音楽が流れ始めた。
その音楽を聴いて理由も無く切ない気持ちになったフェイは、困惑し、
修理を終えたシタンにその気持ちを打ち明けた。
シタンは、この曲を好きだった昔の誰かがフェイの中で生きているからかも知れない、
と意味深な事を口にした。
やがて、シタンに促されたフェイが夕食を食べに倉庫を出ると、シタンは一人に思案にくれた。
そのとき、オルゴールが突然砕け散った。
それを見たシタンは「始まるのか?」と呟いた。
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【夜道で見た! 闇にふるもの】
夜。シタンの家で夕食を取ったフェイは、村に帰るためにシタン家を後にして暗い山道を戻り始めた。
彼が谷間にかかる橋を渡ろうとしたとき、突然谷底から数機のギアが現れ、飛び去った。
その飛行音に気づいたシタンが山道を駆け、フェイに追いついた時、ラハン村の方角から爆発音が響いた。

二人がラハン村に着くと、そこでは数機のギアが戦闘をしており、ラハン村は火の海となっていた。
村人が逃げ惑う中、ティモシーとアルルからダンが行方不明になったと聞いたフェイとシタンは、
二人を避難させて探し始めた。
ダンを探して駆け回るフェイの前に、敵機の攻撃を受けたギアがうずくまった。
パイロットが転がり落ちてきたコックピットを見上げたフェイは、そこに年端も行かぬ少年の姿を認めた。
ニタリと笑った少年にハッとしたフェイは、魅入られたようにそのギアに乗り込み、
操縦の難しい軍用ギアをまるで自分の手足のように操って戦い始めた。
フェイの戦いぶりを見たシタンは「彼が目覚めては……」とつぶやき、を必死に止めようとした。
そのとき、アルルの家からダンが飛び出してきた。彼は、アルルの花嫁装束をとりに戻っていたのだった。
シタンがダンを連れて逃げようとすると、ティモシーが戻ってきた。
そのティモシーに、一機のギアが銃口を向けた。
止めようとするフェイだったが、突然現れた黒い翼のギアに邪魔され、ティモシーを助けられなかった。
弾丸に貫かれ倒れるティモシーを見てうめき声を上げるフェイ。
彼の脳裏には、血を浴びた幼い頃の自分が浮かんだ。
その自分が、あの少年と同じようにニタリと笑ったとき、フェイもその笑いを口元に浮かべていた。
次の瞬間、彼の乗るギアは青い閃光を放ち、それによってティモシーやアルル、村人たちは消滅し、
ラハン村は壊滅した。
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【旅立ち 樹海にのがれて…】
フェイが目覚めると、あたりは一面焼け野原になっていた。
そこここには、焼け出された村人が力なく座り込んでいる。
フェイは訳が分からず、そばにいたシタンに事情を聞こうとした。
すると、ダンがフェイを激しく罵り始めた。彼の指差す先には、フェイが操縦したギアが
静かに佇立していた。
村人の恐れおののく声がフェイの耳に届く。
シタンは激昂するダンを、ギアのシステム暴走では…となだめようとしたが、
彼はその手を振り払って走り去ってしまう。
フェイは呆然としながらも、一旦村を離れてはどうかと言うシタンの言葉に頷き、
彼に教えられてアヴェへ向かうことにした。
俯いて歩く彼の耳にダンの罵声が蘇り、彼はそれを振り払うように、草原に向かって走り出した。
576ゼノギアス オープニング 3/4:04/03/28 07:38 ID:4jZoOTme
【出会い 緑の森の少女】
ラハン村を後にし、草原を抜け、フェイは迷いの森とも呼ばれる黒月の森に入っていった。
沈うつな表情で森を行く彼の背中に、突然異国の言葉で声がかかった。
振り向くと、オレンジの髪を長く垂らした少女が銃を突きつけていた。
彼女はフェイを脅迫し、森の出口を教えるよう言ったが、強気な言葉とは裏腹にその銃口は震えていた。
フェイは撃つなら早く撃てと少女に迫っていった。
その行動に動じた少女は思わず引き金を引くが、弾は外れてしまう。
発砲にもひるまないフェイに恐怖する少女に、突如怪物が襲い掛かった。
「やめろーっ! "エリィ"に手を出すなーっ!」
フェイはそう口走り、怪物を打ち倒した。

夜。目を覚ました少女に話しかけるフェイだが、彼女は地上人<ラムズ>に素性は明かせないと警戒する。
しかし、手当てをされたことに気づいた彼女は、森を出るまで共に行動しようと言うフェイの提案を
受け入れ、エリィと名乗った。
「ああ、そうか。そうだったよな、"確か"」
「??」
彼らは夜が明けるのを待つ事にした。
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【緑の静寂をやぶるもの】
フェイは夢を見ていた。砂漠の真ん中で幼い彼が泣いている。
そんな彼にエリィに良く似た女性が手を差し伸べた。
「ひとりじゃ、寂しいものね…」
彼女の優しい微笑みに、幼いフェイは泣き止んで手をとろうとした。
そこで彼はエリィに起こされた。
二人は、念のためメモリーキューブ(註1)に記録し、森の出口を探し始めた。

道すがら、エリィはフェイに自殺志願のような昨日の行動について尋ねた。
フェイはラハン村で起こった出来事を話し、最初のギアさえ村に来なければと吐き捨てた。
それを聞いたエリィは、その夜の事を思い出していた。
キスレブから最新型のギアを奪取した彼女は、帰還途中、追撃機の弾丸を受け、
ラハン村に小隊と共に不時着したのだった。
そんな彼女の行動など露知らず、フェイは奴らさえ来なければと罵り続けた。
耐え切れなくなったエリィは、責任転嫁していると彼を断じ、激しく責めた。
血が騒いでどうしようも無かったと嘆いたフェイは、親しい人達を自ら殺めた悲しみと苦しみを
吐き出してへたり込んだ。
そんな彼にかける言葉が見つからず、エリィは一人で歩き出した。

彼女は彼を責めた事を悔やんだ。
彼女の脳裏に、数人の死体に囲まれ、返り血を浴びて呆然とする自分の姿を見ていた。
俯きながら歩く彼女の前に、突然巨大な地竜が現れた。

うずくまっていたフェイは、エリィの悲鳴を聞いて駆け出した。
彼は地竜の前で気を失っている彼女を見つけると、無謀にも地竜に挑みかかっていった。
そこへ、シタンが現れた。彼はランドクラブであのギアを運んできたのだ。
フェイはエリィを助けるためにやむなくそのギアに乗り、地竜を撃退した。
彼はそのヴェルトールと言うギアを持ってきたシタンを責め、もう乗りたくないと話を切り上げて
エリィの介抱に向かった。

夜。ヴェルトールの整備をしていたシタンは、眠らずにいるエリィにソラリスの言葉で語りかけた。
シタンは、彼女がゲブラーの士官だと分かっている事を仄めかし、
フェイが眠っているうちに去って欲しいと彼女に告げた。
彼は、フェイを不毛な争いに巻き込みたくないのだ。
エリィは、フェイに謝っておいて欲しいと彼に伝言を頼んだ。
シタンは、選民思想のソラリスの人間らしくないと疑問を口にした。
『牧羊者<アバル>は地上人<ラムズ>を管理統制し、その生殺与奪の権利も持つ……』
彼女は、フェイを見て、地上人がソラリスの人間となんら変わりないと言う事に気づいたのだ。
エリィは、隊に復帰した後、どうするか悩みながら、夜の中へ去って行った。

註1・・・メモリーキューブとは、ゲーム中のセーブポイントの事です。
577ゼノギアス オープニング 4/4:04/03/28 07:40 ID:4jZoOTme
【森を抜けて、王国アヴェ領土へ】
翌朝。昨夜の話を途中から聞いていたフェイは、エリィを責めたことを恥じた。
シタンはそんな彼を励まし、森を出るように促した。
そのとき、森に轟音が響いた。
空を見上げた二人は、アヴェへ向かうゲブラーの巨大な空中戦艦を見た。
シタンは大きな戦闘が始まるのではないかと不安を口にした。

ってなわけで、とても中途半端に残ってしまいましたがorz、
これでオープニング編終了です。
行数制限の事、すっかり忘れてました、トホホ……。
次回からはアヴェ編に入ります。
578名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 08:55 ID:DcHGGL4T
ゼノ乙
長いんだよな、これ。
話が幾重に絡み合ってるから端折ることもできないし
大変な作業になると思われますが、がんがってください。
ゼノサーガにこれから手を出す人の指南になればいいっすね。
579名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 11:36 ID:gP+RZxAz
おまいらそろそろ移動時期ですよー。
只今503KB。
580名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 13:40 ID:fqsaNWl3
486KBだよ。確かに移動時期だけど
581名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 18:56 ID:o7awsDKQ
ゼノの人乙・・・
そしてガンガレ

>>578
サーガはまだ本編が終わってないしな
582名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/28 19:28 ID:Ih/mzjVD
つくづく思うんだけど、最近のファンタジーはみんなSF要素が入ってるのね。
583名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 10:16 ID:rkqBtLgw
次スレ立ちました。

【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part6【面倒】
http://game5.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1080522704/
584名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 10:19 ID:rkqBtLgw
>>582
ファンタジー一本ではネタ切れなんじゃないですかね。
もうやりつくされた感があるし。
いろんなジャンルに手を出さなきゃ目新しさがないのでは?
その内、純文学RPGとか出たりして。
んで、製作者が自殺するんだ、きっと。
585名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 10:39 ID:x3jIeTpI
>>413
適当かくなよ
1作目の主人公はグレイ
2作目がウエイブ ライバルがブレイク
ブレイドって誰?狂って暴発したのウエイブだろ?
586名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 13:49 ID:1H+HzuTP
>>419-420で既出気味
587名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 19:32 ID:LhI6IoNm
春なんですよ。
588名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 20:25 ID:KnSvmXvo
>>585
適当かいてスマン
自分でもあれはどうかとおもうので
貴様がきちんとしたものを書いてくれ
589名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/04 22:28 ID:d2Xy1RQG
>582
そもそも海外では「ファンタジー」というジャンルと
「SF」というジャンルは明確に区別されなかったような希ガス
590名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/04 23:40 ID:wUi4SMSz
ファンタジーもフィクションの一部だしなぁ
591名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/06 00:32 ID:aHJufXdF
「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」を予約してもいいですか?
Part.2で依頼を出した方が今もいるかどうかは分かりませんが。
592名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/06 02:13 ID:ZF2GOVey
>>591
念のため、スレpart6でも宣言したほうがいいのでは。
依頼出てから時間たってるみたいだし、大丈夫だとは思うけど。
593591:04/04/06 04:50 ID:aHJufXdF
>>592
ですね、あっちでも宣言してきます。

というか、 >>583タソのカキコを見逃してた・・・
どうりで最近スレに動きがないと思ったw
594名無しさん@お腹いっぱい。
こっちも有効利用されてるのが(・∀・)イイね