マーラ様が降臨なされた翌日、私はマネカタとともに散歩に出かけた。
マネカタだというのに彼らの逸物は隆々としている。
人々の表情は活気と幸福に満ち、力に満ちた陽根を流れる汗が日の光を反射していた。
「萎えてしょんぼりする時代は終わったのだな」
昨日までEDに悩んでいたマネカタが、ほっとしたように私たちに言った。
「ええ、これからは誰もがご立派になる時代なんですよ」
普段は滅多に無駄口を叩かないマネカタが、相手のマネカタのナニに手を置いて優しく言った。
「魔羅という字を御覧なさい。あまりにもご立派じゃないですか」
通りがかりのバフォメットがそう言って微笑んだ。
思念体は長年使ってきたブツに力を込め、黒光りするご立派に変化させた。
「衣服はもう不要だ。これからはご立派なモノを見せびらかせよう」
ご立派な一物から来る自信の表情で思念体は言った。
青空のなかをミシャグジさまが横切っていった。