ぼくの かんがえた ロボット13ごうき

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1それも名無しだ
アイアンキング

全長100m
重量50トン

宇宙の果てから地球にやって来たロボット
鉄より固いボディで敵の攻撃を跳ね返す!
全身から放たれる「アイアンビーム」が必殺技だ!!


つうことで君達も幼少のころ考えたロボットを思い切って晒してみないか?

前スレ
ぼくの かんがえた ロボット12ごうき
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1289215794/

そくろWEB(保管庫・SRCぼくロボ大戦・Bジェネ)
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/

まとめwiki
ttp://www21.atwiki.jp/bokurobo/
2それも名無しだ:2012/03/06(火) 21:34:17.12 ID:wBHs756I
500いってしまったか……ともあれ>>1
3それも名無しだ:2012/03/06(火) 21:59:58.63 ID:6EQAT5kK
まとめと新スレ超乙

どうする?投票やる?
4それも名無しだ:2012/03/06(火) 22:31:36.42 ID:wBHs756I
投票自体埋めの内輪遊びみたいなものだし、わざわざ新スレでやることもないと思う
ダーッとやってしまえるならそれがいいが
5それも名無しだ:2012/03/07(水) 00:22:42.62 ID:shpHMNAN
>>1
んじゃまバーっと投票いっちゃいますか

>>67-68 闇攻機甲インダーク
>>206 次元騎士サンダー
>>559 地獄のサタンも金次第。


以上
6それも名無しだ:2012/03/07(水) 01:02:04.97 ID:UF2+yQRz
じゃあこの3つで

>>193 走行機ア・ルーク
>>419-420 蒼界のシャングリア
>>544 インセクターハンターズ
7それも名無しだ:2012/03/07(水) 07:40:47.56 ID:zd5SNV1T
ダーッてことで能書きなしね

82 駿馬ハヤテガー
304-305 ねこねずみ
495 小鉄人コテツ
8それも名無しだ:2012/03/07(水) 13:56:42.64 ID:PWQERo1n
116 闘綱!ガクエンガー
123 風車の街のウィンガルデ
538 電筋戦士ノウキング
9それも名無しだ:2012/03/08(木) 03:28:03.78 ID:kXUpdCPv
>>388 大気万星マスターホープ
>>487 正月神オーショウガーU
>>548 浪漫凱殻ディザイオン

どこまで受け付けるんだろうか
10それも名無しだ:2012/03/08(木) 13:56:49.40 ID:x2zJf5QC
あんまり長々やると新参お断りな雰囲気になるから、適当に見きって平常運行に戻せばいいんじゃない?

見事に票割れてるから集計するまでもないし
11それも名無しだ:2012/03/08(木) 21:00:44.24 ID:pTevd8Fm
男なら、黙って溜めて、ぶっ放せ!

何故に、忘れていた。
チャージ
チャージ
チャージ
チャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージチャージ
そうだ、これが俺だ。連射なんてくだらねぇ。
敵の攻撃なんざ気に住んな。こいつは頑丈だ。そのための装甲だ。
男は黙って溜め撃ち、そうだろ?なぁ相棒。

多くの敵に囲まれ味方の機体もいない絶望的な戦場で男は、機体はにやけていた。先ほどまで機体の連射機構に頼っていた男とは思えないくらい変わっていた。
焦りも、恐怖も強情も、全て消えて、男は、自分を取り戻した。
そして、終わりの始まり、始まりの終わりのを告げる一撃が放たれた。



主人公。

機体
主人公機。


新スレ記念に何処かの星の何処かの大陸の戦いの一部分を
12それも名無しだ:2012/03/09(金) 00:06:32.73 ID:kjbDKdXE
ダンディウス

これはダンディーな男の、ダンディーな男による、ダンディーのための物語である。

<ダンディウス>
ダンディーな男にしか乗れない機体。
紳士の嗜みである燕尾服に似た装甲、武器として使用できるダンディーなヒゲ、蝶ネクタイ、仕込み杖、シルクハットを装備。
ジェントルシステムというリミッター機能がある。
リミッターを解除するともはやダンディーとは言えない野蛮で原始的な戦闘スタイルになる。
見た目はかなりダンディー。

<ジョン・ビスタリオ卿>
36歳、ダンディウスのパイロット、爵位は男爵。
下賤な者を決して許さない。しかし子供、老人、特に淑女には優しい。
皇帝よりフラン帝国の敵を討つ使命を帯びている。
朝起きて横に女がいない日はないという。
独自ブレンドのカモミールを飲むティータイムを何よりも大切にしている。
『スモークシルバー(いぶし銀)』の異名の通り、髪の色は銀色。
「男(ダン)!!」

<レディウス>
淑女にしか乗れない機体。
たまに現れてはダンディウスの邪魔をする謎のロボット。
ダンディウスと合体はしない。

<ミスゴールド>
ジョンを付け狙う謎の淑女。仮面を被っているため正体は分からない。
「あら?ごめん遊ばせ子犬ちゃん」
13それも名無しだ:2012/03/10(土) 00:00:14.69 ID:bSgO27yJ
―世界が闇に堕ちし時、天より光の剣舞い降りてこれを退けん―


エイリアンだかバイオウェポンだか、出所なんぞ分かりゃしないし、ちんたら調べてる時間もない。
デイモクレオス、悪魔の軍団。
お偉いさんがた後先考えず、保身に走っていい巻き添えだ。
とにかく奴らは急に現れ、恐るべき統率力でもって地上を瞬く間に制圧しやがった。
混沌極まるこのご時世だ、どこのカルトが言い出したか「英雄伝説」なんてものも流行りだす始末。
まあすがりたくなるのも無理はない、と思いきや、こいつが本物だったというのだから大変だ。

「帝よ、上空より飛行物体がこの城に!」

見事に落ちてきたのだ、天より光の剣。しかも全高100メートル超の馬鹿でかい奴が。
一撃粉砕、これによってデイモクレオスの本拠地&首領壊滅。
だがそれで人類に希望が戻ってきたかといえば答えはNO。
カリスマを失った残党どもの野蛮で残虐な略奪殺戮地獄が始まったのだ。
ならば後付上等と、「光の剣を引きぬきて、世界を平定へと導く勇者」が立ち上がる。
馬鹿でかい剣を得るための馬鹿でかい身体と共に。


巨人籠手(ギガンテ)
大剣エクザスが宇宙より飛来した際に散った構成元素・ライトマターを鍛えて作られた武装。
電気を受けて他の金属と強力に結合する性質を持ち、神経接続によって起動。
片腕に装着された通常形態から、巨大な腕となる覚醒形態を経て、全身を包む巨大外骨格となる。
使い手によっては固有の龍手解放(ドラガン・アーム)と呼ばれる特殊能力を開放できる。

アクセル・オラクル
伝説の大剣「エクザス」を目指し旅する少年。行き倒れた先代のマスターから、巨人籠手・ザンカリバを譲り受ける。
女の子とヤりたくてしょうがない最悪のストレートスケベ。勇者になる動機もそれ。
龍手解放は生成した剣を自在に巨大化させる機甲膨剣鍛(イクス・ガリバー)。

スチル・スチーム
成り行きでアクセルと同行する事になる剣士。行方不明の若き獅子・スラストの巨人籠手・ザンセイバを何故か所有。
真面目で規律に厳しい常識人と思いきや、名誉に固執している。実はスラストの妹。
龍手解放は放った斬撃から一定時間剣を作り出す化装幻実(サイバー・トゥルース)。

ケンゾー・ミツルギ
ひょんな事からアクセルに命を助けられたはぐれ契約忍者。極道組織オウカから巨人篭手・ザンヤイバを借りている。
莫大な借金を返済するために勇者にならんとし、何かにつけて金銭を要求する。
龍手解放は裂いた空間に複数の剣を出し入れできる丹忍刃檻(シノ・ブレイド)。
14それも名無しだ:2012/03/10(土) 14:13:54.38 ID:QXxR7WhV
>>1乙

絶望戦記

それは突如現れた
空を覆い尽くすほどの軍勢、絶対的な力
現行兵器は通用せず、すべての者が絶望した時
それは人々の前に姿を表す
異形の者、暴力の権化
軍勢の圧倒的な力に対し、それを上回る力でそれらを捩じ伏せるその姿はまさに地獄絵図
絶望の先に待つのは新たなる絶望でしかない

汝、一切の希望を捨てよ



フリードリヒ・手塚

デスパーダの製作者の息子
急遽、デスパーダのパイロットに選ばれることとなり
人々に感謝されることもなく、忌み嫌われても尚戦う運命を背負わされる
敵だけでなく、死の恐怖と狂気に戦うことを強いられている

デスパーダ

絶望の名を冠する、黒き巨人
搭乗者のストレスを原動力にして動く殺戮の兵器
また、搭乗者だけでなく、敵や市民等の絶望感にも感応して強化されていく
動かすためには莫大なストレスが必要なため、まず、リストカットをしなければならない
コックピットシートは処刑椅子のようになっており、頭に万力を取り付けられる
時間が長引けば長引くほど、万力に力が加えられ最終的には頭部を潰される仕組みとなっている

謎の敵
圧倒的な力と物量で地球を制圧していく無機質な軍団
たとえ倒しても、強化され二度と同じ手段は通用しない
15それも名無しだ:2012/03/10(土) 14:14:16.36 ID:QXxR7WhV
あ、あげちゃった。恥ずかし
16それも名無しだ:2012/03/12(月) 21:03:01.59 ID:PdA3o0lo
「ふきでロボ」
ナノマシン治験に参加するはずが、手違いで自律機械兵器「アバタール」の金属細胞を埋めこまれて半人半ロボの変身ヒーローみたいな事になりながら意地でも平穏に暮らそうというお話
17それも名無しだ:2012/03/14(水) 23:08:53.27 ID:BsAejLdm
ぼくロボデータベース用まとめファイル
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/328272.zip
・重複は初出分のレスでカウント、テキストもそちらに継ぎ足し
・名称不明・名称募集ロボは便宜上の命名
・読み仮名も暫定
・SSのみの文はテキストとして省略→SS保管庫で補完
・抜けだってあるさ人間だもの

パスは例によってぼくロボ
phpファイルで自動的にページ作って吐かせられるようになりゃいいが先は長い
18それも名無しだ:2012/03/15(木) 01:40:57.52 ID:JdBx7q7I
白銀のトルメンタ

遠い未来、地球は氷河期に入り地表は吹雪によって荒らされていた。
この世界では貴族は一年中晴れている首都「カエルム・ファイン」にすみ、金の無いものは諦め吹雪に苦しんでいた。
だが、そんな世界に不満を持った一人の女がいた。
彼女の名はトルメンタ。偶然世界に喧嘩を売ってしまった彼女は数々の戦い、あらゆる場所を巡りやがて世界の秘密に近づいて行く……

トルメンタ
世界に喧嘩を売った18歳
金髪赤眼のキュッキュッキュな残念体系
普段は似非お嬢様な喋り方だが感情かわ荒ぶると似非関西弁になる。
白銀の機体を操り貴族達を翻弄して行く

シュネー
雪原戦に特化した白銀の装甲わ持つ機体
新開発のカルトアーマーによりエンジンを最大出力で使用しても赤外線センサーに反応しない
背中の大剣はボードになり四本の長剣はスティックとスキー板になる。
変形して高起動型のスノウモービルになれる。
19それも名無しだ:2012/03/15(木) 22:13:46.18 ID:gzUCKErb
巨衛武装カゲマト
宇宙からの移民トカゲヤロー(地球人がはじめに言ったのを聞いて、それを名乗っている)は人工太陽の日照時間でしか活動できない。
しかし人工太陽の光は地球人からしたら良いものでもない。
圧倒的な武力を持つも、侵略ではなく移民を選んだトカゲヤローに、地球人はもやもやしたものを抱き続けていた。
彼等を怒らせてはいけないが、だからといってあちらの都合に従う訳にもいかない。
この十年で気が滅入って辞めた大統領は七人目になった。
そんな地球人がある日対抗手段を見つけてしまったのだから大変だ。
陰謀渦巻く工作作戦が始まるぞ。


カゲマト
人工太陽が出ている間だけ稼動できる特殊工作ロボ
人工太陽光の波長を利用し、影と同化しているように見せる(トカゲヤローの使うレーダー類も透過)
ただし影と隣接していなければ駄目
二機あり片方は研究用だったが、謎の事故で施設ごと消える
各国各企業がこぞって奪い合い足を引っ張り合うが、トカゲヤローにバレたらどうするつもりなんだか
20それも名無しだ:2012/03/16(金) 14:16:43.95 ID:dCzJZ5nG
起動変数ランダム
地球連邦が開発したMS(モビルソフト)。出力がまったく安定しないうえに起動自体不安定。
それでも10回に7回ぐらいは戦果をあげてくるので頼らざるを得ない。
21それも名無しだ:2012/03/23(金) 23:51:48.48 ID:QiPjg4ch
波動合体エナガイガー

グランエネルエンジンによって起動する対異星人ロボ。
特定空間内のDゾーンと呼ばれる隣接する次元空間にアクセスし、無限に近いエネルギーを得る事ができる。
起動時にマイクロ・ワームホール・フィールドを形成、地上のエネルギーを送り込むことで発生した重力子の波動を得て、擬似的なエネルギー吸収機関としての役割を果たす。

ただし取り出せるのは特定空間内(=エナガイガーの周囲二百メートル以内)で新たに発生したものでなければならず、その効力も短い。
稼動を続けるにはより激しいエネルギー運動が必要となる反面、一度安定すれば自身の運動で加速度的に出力を上昇させられる。

この性質から制御のためのリミッターが何重にも設けられており、これを破るとあらゆる物質を崩壊させ量子として取り込み、最終的に次元の膜に飲み込まれて消滅するという。
非常に強力な機体だが、出力を安定させるまでがとに角大変であり、敵をうまく嵌めてエネルギーを吸収させたり、人工的に火山を噴火させたりするなど、そこまでの道のりが物語のメインとなっている。
22それも名無しだ:2012/03/24(土) 14:27:17.49 ID:8kJWgIQj
サンガクオー
全長260メートル
重量2万1000トン

富士山跡地から発進するマウント・ギガントと呼ばれる巨人ロボ。
世界山脈爆破事件の生き残りが作った防衛奪還組織パルチザン所属。
地上を占領するメモリア帝國から、龍脈山と呼ばれる戦略拠点を解放するために、帝國の戦力である琥珀竜と戦う。
開放した龍脈の力により通常形態の他、溶岩を操るサンガクオー・カザン、冷気を操るサンガクオー・ヒョウザン、金属を操るサンガクオー・コウザン、草木を操るサンガクオー・セイザンの4つに変化できるようになる。
必殺技は退竜剣・封輪荷印来斬(ふうりんかいんらいざん)。






23それも名無しだ:2012/03/26(月) 01:16:53.14 ID:DOVqXNuJ
超鎧骨殻バグゾラス

外宇宙意思が作り出したワクチンにより、銀河のバグとみなされた地球人は遺伝子殲滅兵器・バスターの攻撃を受ける。
汚染された地上で、バスターの殲滅因子と、これにより遺伝子改造した昆虫の甲殻から生み出された保護服・鎧骨殻を用いる事でなんとか生き永らえる地球人。
だがワクチンは地上に降り立ち、その殲滅に乗り出していた。
もっと強く、もっと硬く。問答無用の侵略者に対抗すべく、戦闘用鎧骨殻が誕生したのはそれから2年後のことであった。

バグゾラス
対ワクチン兵器を想定して戦闘用鎧骨殻ならびこれを扱う特殊部隊。
空気中に滞在しているものだけでなく、ワクチン兵器が扱う直接・即効型の攻撃ナノマシンに対しても高い耐性を持つ。
超反射運動能力や電脳連結演算能力により、物理環境が大きく変質した地上でパワー・装甲・スピードを同居させた。
しかしあまりに過ぎた能力や、各ナノマシンによる適応・反応から、常人では半分の力も発揮できない。
そのためバグゾラスに所属するのは突然変異による適合者か、0から遺伝子改造されたデザイナーズベイビーのみである。

ティタノスホーン
カブト虫およびグワガタ虫をベースに作られたバグゾラス。
スピードこそやや低いが、パワーは非常に高い。
変重力ジャベリン*1 炎熱曲刀*2 多目的スパイクチェーン*2を装備。

フライハイ
蝶と蛾をベースに作られたバグゾラス。
電子戦に強く飛行能力とあわせ支援に特化している。
ジャム兼用レーダー*2 チャフ・フレアスケイル*2 物理接続用ワイヤクロー*1を装備。

キラーフォース
ハチとアリをベースに作られたバグゾラス。
もっとも数の多い量産型で連携を得意とする。
プラズマ槍*1 小型六連ガトリング*1 バイオミサイルポッド*1を装備。

アースシーカー
タガメとセミをベースに作られたバグゾラス。
可変機構を持ち、地中および水中での活動が可能。
工作用パワーアーム*2 回転式補助アーム*2 エネルギー吸収管*1を装備。

スラッシュシザー
ゴギブリとカマキリをベース作られたバグゾラス。
高速低空飛行とステルス性を備え奇襲性に優れる。
可変式鎖鎌*2 切断短刀*1 多重光子反射外翼*2 電磁高速振動内翼*2を装備。
24それも名無しだ:2012/03/26(月) 18:48:59.26 ID:jCEptOia
【銀河天風ジンライガー】

・ストーリー
ロボットアニメ版忍法帖シリーズ。
25それも名無しだ:2012/03/29(木) 07:26:24.04 ID:7jV1H/Hv
overSUN
太陽を超える兵器
圧倒的制圧力により有無を言わさず完封してしまう
弱点はバーゲン
26それも名無しだ:2012/03/29(木) 18:53:14.60 ID:Kq5I0rgy
鋼刃王ヴァンドライブ

三機のメカからなる合体メカ。パイロットは熱血ロボットオタクの剣正太郎。
敵性宇宙人から地球を守るために作られた。
《武器》
グランドソード
デルタバスター
デュアルミサイル
鋼刃拳
27それも名無しだ:2012/03/30(金) 20:27:14.11 ID:wQhdLcvK
聖女装甲ミリア・リュート

ヘイト・ビーストと呼ばれる半生体兵器を従え、世界の混乱を望む結社・黒山羊十字。
彼らは不安や懐疑、嫉妬や絶望といった人々の感情を煽り、瞬く間に勢力を拡大していった。
だが影あるところ照らす陽あり、黒山羊十字の野望を阻むべく、白銀の鎧と光の衣を纏った麗しき女神が舞い降りる。

ミリア・リュート
流れるような曲面構成と表面を走るプラズマ紋が美しい、女性的なフォルムの機体。
粒子配列を組み換え、分解と再構築を行うことで衝撃を分散する反応装甲と、エーテル流体による指向性干渉フィールドにより、見た目と裏腹に高い防御力を持つ。
武器は斬撃によって共鳴破壊を起こす特殊なシュバイツァーサーベル・ジェイン。
ほか、エーテル流体でプラズマエネルギーを収束させ、光の矢として放つ事ができる。
この際頭髪状の排熱機関が黄金色に輝く。


上尾部 歩
行方不明の姉に代わりミリア・リュートの操者にされてしまった少年。
操縦にはM4機関(Motion and Memory Mutual Manage Mechanism)と呼ばれる特殊なシステムが用いられているため、専用のスーツ(所謂ピッチリパイスー)を着用しなければならない。
カメラ(プロパガンダ兼資金集め)を前に恥ずかしがる姿と剣を振るう凛々しさのギャップから人気があるとか。
お嬢様学校に編入させられたり支援をとりつけるためのプロモーション(タレント活動)に駆り出されたりと苦労が耐えない。
男であるという秘密を必死に隠し続けてきたが、最終話で遂にバレる。
負の感情を糧とするヘイト・ビースト・ルシフォーンへの勝利は絶望的かと思われたが、かえって人気に火が付き、理解不能な異質の愛を取り込んだルシフォーンは弱体化、これを撃破した。
28それも名無しだ:2012/03/30(金) 20:55:33.30 ID:EUTuBSzx
>>27
M4機関といいつつM五個あるじゃないか
29それも名無しだ:2012/03/30(金) 21:39:28.00 ID:Oo4SmgJm
隠された第五のM感覚だよ
30それも名無しだ:2012/03/31(土) 01:33:45.76 ID:a8Tkf5s0
前四つでM4+Mechanism(機関)って意味です

英数+漢字でできた名前を使いたかったんで、どうせなら英訳でさらにかぶせられる奴にしようと
紛らわしくてすまぬ
31それも名無しだ:2012/03/31(土) 14:30:33.14 ID:rQx2Dkcs
ナンバーショット9

九州の各県に眠る9体のマシンが合体して完成する
武器はエネルギー弾を発射するキューと9つの異なる性質をもった球体衛星
一直線に並んだ球衛星を通り超加速の弾を放つペネトレインが必殺技
パイロットは全員九州人で防人という防衛組織に所属している
32それも名無しだ:2012/04/01(日) 00:53:32.31 ID:rhYz7sRK
毎度毎度時間が空くもんだから、スレも新しくなったついででおさらい

『マグマダイバー・プラグマ』

突拍子もなく巨大ロボット「プラグマ」のパイロットを任された少年「大塚豪」は、地底から現れた怪獣「バゴラ」と、それを利用し地上征服を狙う「ザルガン帝国」と戦う。
別段、強制される事も進んでやる理由もないのだが、なんやかんやで毎度毎度戦う豪。
しかし激化する戦いに、技量的にも、立場的にもどうやら怪しくなってきたよう。
果たしてこの先どうなるのか、そして散らかりっぱなしの話をちゃんと完結させられるのか!?


「プラグマ」
よく苦戦するがなかなか問題点が改善されない主役ロボ。
これといった武器がないので殴る蹴るばっかりだが、出力は結構スゴイらしい。
ただし制御が難しいので、パイロットの精神・肉体状態に応じた可変リミッターがついている。
テンション上がった時の必殺パンチ「ブレイザーナックル」の正体がこれ。
マグマの中で戦う「マグマダイブ」というシステムがあるが、一回しか使われていない。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815206.jpg

「大塚豪」
本人は自覚していないが、大体熱血馬鹿っぽい主人公。
ただ変なところで悩んだりと感情の浮き沈みが激しい。
地口をよく使う癖がある。O2化合でおおつかごー。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815176.jpg

「コロナ・ザルガン」
しっかり系で行動派、頭の回転も良い万能ヒロイン。
「ザルガン帝国」からの亡命者で、度々プラグマに同乗している。
思う事があっても、あまり人に言わない。太陽コロナのコロナ。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815181.jpg

「大塚大」
豪の父の弟、即ち叔父。博士的な立ち位置だが開発しない。
やる気がなさそうで見えないところで頑張ってるらしい。
研究所や修理所など間借りした物件をやたら壊される。読みはまさる。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815184.jpg

「雨城竜」
応援に来ていた自衛隊の隊員で、豪と共闘。
割とテキトーな性格だが義理人情には厚く、根は真面目。
面倒見が良いかといえばそれは微妙。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815191.jpg

「ブレイザー1」
豪が小さい頃に見ていたロボットアニメのキャラ……の格好をした謎の男。
ピンチに現れ、バゴラ獣や帝国のサイボーグ兵器と肉弾戦を繰り広げた。
ただのコスプレではなくパワードスーツの模様。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815203.jpg
33それも名無しだ:2012/04/01(日) 00:59:50.52 ID:rhYz7sRK
「バゴラ獣」
マグマの底から現れる怪獣。炎を吐くが、高すぎる熱には弱い。
討ちもらしたままにしておくと、母体の大バゴラに吸収され、復活する。
個体差はかなりあるが基本的な構造は共通。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815213.jpg

「ザルガン帝国」
地上制圧を狙う敵。バゴラを制御できるわけではないが、利用している。
今のところゲリラ的な戦法が多く、全容は謎に包まれている。

「アイスマン」
ザルガン帝国が使う巨大ロボ。その名の通り氷のような形。
実際に氷でできている訳ではないのであしからず。
伸縮や透明化、凍結能力などそれぞれ特化した機能を持つ。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815216.jpg

「アレフ・ザルガン」
ザルガン地天将の一人で、アイスマン操縦技術は随一。
力押しだけでなく頭もそれなりに切れる武人だが、調子にのりやすい。
太陽フレアの逆さ読みでアレフ。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815194.jpg

「プロム・ザルガン」
ザルガン地天将の一人で、工作活動を得意とするらしい。
透明化するアイスマン・プリズザードに乗っていたのはこいつ。
プロミネンスの短縮でプロム。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815196.jpg

「コクテン・ザルガン」
ザルガン地天将の一人で、女性。まとめ役であり開発者でもある。
冷静沈着と思いきや、直接乗り込んできたりと結構ヤバい人。
まんま太陽黒点のコクテン。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2815672.jpg



そんなわけでまたお世話になります。
34それも名無しだ:2012/04/01(日) 08:49:23.89 ID:gjvDDIP4
>>31
タイトル方言とかけてるのか。いいなこれ敵の意表つくデリンジャーショットとかありそう

>>32
絵書ける人いいなぁ……
自分で書くと立体感なくペタンとなって困る
35それも名無しだ:2012/04/05(木) 14:28:43.05 ID:BTBpr7qI
ルインの巨神

ある日目覚めると、周りには誰もいなかった。
人、鳥、犬、虫、生き物すべて。
時計を見る。
どれもばらばらで狂っている。
テレビをつける。
延々と再放送の古いドラマが流れる。
電気も水道も使えるし、食料もまだある。
とりあえず都市部に行こう。
道路もすごく空いているから、初めての運転でもなんとかなる。

夕方になってようやく隣街、けれどやっぱり誰もいない。
不安。焦燥。
そんな時、ふと車輪の転がる音。
追いかけるとそこには"影"があった。
人の影だけが、壊れた車輪を転がしていた。
もちろん恐怖を感じたが、相手のほうがそれ以上に怯えていた。
影はなにも喋らない。けれどなにかを伝えようとしている。

案内されるままに着いたのは巨大な石が積み上げられた高台。
祭壇のようにもみえる。そこで影は消えた。
いや、消されたのかもしれない。
丁度、空の上から、"光"の塊が降りてきた。
眩しくて周りがよく見えない。それが止んだとき、影はいなくなっていた。

途方に暮れていると、また光が降りてくる。今度は凄く近い。
しょうがないので石の陰に隠れる。
すると光の塊から、手足が生えてきた。手足は光っていない。
そして、そのまま地面に着地して、こっちに走ってきた。
感覚に直接響く。こいつは危険。こいつは私を殺す。
けれどどうして、それを防ぐことができるだろう。
迫る死。
そのとき巨大な石は、動き出した。

・ルイン
主人公。15歳。女。周りには人間がいない。
自分の生死にはあまり執着しないが、生物としての本能程度には抗う意思もある。
以前通りの静かな生活を続けたいが、そこに日常にある不思議への探究心が含まれていた事に気づいていない。
現状に強制されていると思い込み、世界を回っているが、実際は自分から動いて、時に危険を冒している。

・巨神
動く石。大きい。光がくると反応して追い払おうとする。
もとあった場所からある程度の範囲までしか動けない。
世界各地にいろいろな巨神がある。

・光
空から降りてくる球体状の塊。地上に近づくと手足や羽などが生えてくる。
影やルインに向かってやってくる天災のようなもの。

・影
世界のどこかに潜んでいるが、滅多に出会うことはない。
動物など色々な形の影がある。

・世界
壊れた世界を修復するためにつくられた複製。
世界だけが必要なので、生物はいらない。
影は世界と一緒に複製されてしまった生物の一部。
光はそのごみ取りをしている。
36それも名無しだ:2012/04/06(金) 14:11:53.32 ID:Jklp+1g3
機動物園ゼロゼロゼータ

小さなころから夢見ていた、動物園の飼育係。
ところが最悪な事にその園で飼育されているのは全部偽物の動物ロボだった!
おまけに園は変形巨大ロボ、しかもそのパイロットまでやらされる羽目に!
遊園地・水族館・博物館・サーカス・ショッピングモールetc…幾多の敵を打ち破り、集客の銀河へと突き進め!
37それも名無しだ:2012/04/07(土) 14:11:26.84 ID:QCEH+XOa

――2300年、地球は宇宙人の襲撃を受けていた
アーカロイドと名付けられた宇宙人の軍勢は数にして七兆を超える大所帯

幸い数だけで個々の戦力は恐ろしく弱いため、専守防衛の形をとる限り敗北はない
しかし、戦いが長引くことで駆り出される人々も精神的に参っていた

「風呂ぐらいゆっくり入らせろ」
そんな折、一人の兵士がもらした言葉から、この物語は始まる

     『壊敵浴装ユニバスター』

          第一話

       『戦いのオフロード』

全ての負を洗い流す時が来る――
38それも名無しだ:2012/04/10(火) 14:33:25.07 ID:dxIGC6cJ
パワーケイジ・ムシガッター

水棲甲殻宇宙人エビガノイドから地球を守る、正義のAIマシン・パワーケイジ。
しかし起動時にメインコンピューターへ虫が紛れ込んでしまう。
これが原因で、以降パワーケイジはコンピューターに虫を入れないと動かなくなってしまったのだ。
「どの虫ならパワーを発揮できるのか」「どの虫ならこちらの命令を聞いてくれるのか」
科学者たちの実験・研究が毎日繰り返される。
39それも名無しだ:2012/04/11(水) 20:59:07.61 ID:QAR5b1/5
古代覇械者メガタスク

亜空間航行最中の事故により謎の惑星に不時着した輸送船団。
そこにはサーベルタイガーやメガテリウムなど、遥か昔に滅びたはずの生物が住んでいた。
地形情報を見てみると、そこはまさしく過去の地球。
だがどうした事か、同じ時代にいるはずのない恐竜なども出現。
そのパワーは科学検証の果てに導き出された数値を遥かに凌駕する、まさに地上の覇者ともいうべきものであった。

否応なく生存競争の渦に巻き込まれた船団は、逃亡生活のなか地殻変動で露出した「象の墓場」を発見する。
突然変異種と思われる巨大化・硬質化したその化石と破壊を免れた輸送船のコア・コンピュータ基に、メンバーは自らの身を守る兵器を生み出す。
その機体に完成はない。襲い来る敵を倒し、武器を奪い、次の戦いに備える。

そうして遂に最強の暴君・ティラノサウルス撃退までを成し遂げた船団。
しかしそこで衝撃の事実が発覚する。
今まで過去の地球だと思っていた戦いの舞台は、過去ではなく未来の地球だったのだ。
生物が全滅した後の地球を訪れた謎の存在が、復元した各時代の生物を戦わせ、娯楽と種の選定を行なっていたのである。
画して参加するはずではなかったイレギュラー「人間」は数多の生物の力ともに、最後の決戦に挑む。
40それも名無しだ:2012/04/12(木) 09:23:31.32 ID:Q2R/JOmZ
>>38
最後は意図的に仕込まれた バグ で収まったりしそうだな
41それも名無しだ:2012/04/13(金) 20:28:30.11 ID:FC8BeC5H
【機械島】

植物と機械しか存在しない謎の島に流された男が、「生命の解明」を目的に捕獲しようとするロボット達から逃げながら脱出を試みるサバイバルもの
物語の途中、旧式のロボット群から神と崇められ、ロボット同士での抗争が勃発する
島の謎を追ううちにもう一人の人間と出会うが、それは年老いた自分自身の姿だった
42それも名無しだ:2012/04/13(金) 23:40:12.22 ID:ZHiG62EV
勇者新星ソルジーク

空に瞬く無数の光、それは宇宙に輝く星々の光。しかしその美しい輝きの中で壮絶な戦いが繰り広げられていた。
勇星軍(ブレイブスター)と恐星軍(フィアスター)。銀河中を巻き込んだその星間戦争は恐星軍が有利で進み、勇星軍が壊滅寸前にまでに至っていた。
戦いの戦火は遂に地球まで迫る。
そして地球に降り注いだ光・勇者新星ソルジークが恐怖を振り払うために目覚めた。
ここから始まる勇星軍の大反攻、地球を守れ、ソルジーク!!

岸原天児(きしはらてんじ)
主人公。天道虫小学校四年生。身長150cm、体重53kg。血液型はAB型。水瓶座。
ある日ジークと出会い、心を通わせる運命の少年。
大人しい性格で気が弱く、なよなよしていてとても勇者と一緒に戦える性格ではなさそう。だが、誰かのためとなると、ここ一番で強い意志と正義感を見せる。
勇者主人公共通の赤いジャケットを着ている。
「ぼくも一緒に戦うから頑張ってよ、ジーク!」

赤沢空乃(あかざわそらの)
天児の友達、天道虫小学校四年生。身長146cm、体重45kg。血液型はA型。双子座。
天児と同じクラスの女の子、図書委員を一緒にしたことがきっかけで友達になる。
「天児、あたしの言うこと聞きなさい!」


シャドウ・ザ・ファントム
恐星軍幹部の一人、地球に向かった光(ジーク)を追いかけて艦隊を引き連れ地球に侵攻しにきた。侵略した星を占領せず、悉く破壊してきている。
「俺がこの星を滅ぼす、ほんの戯れだがな」

ヨロン・ダロ
恐星軍幹部の一人、艦隊を引き連れシャドウと一緒に地球に侵攻しにきた。恐星軍は様々な星の混成軍のため、シャドウとは、母星が異なる。
古風な出で立ちとそれに見合う性格で、戦いは常に1対1を望む。
「フフフ、戦いは常に正面から正々堂々と…」

恐怖大帝デストリーム
全てが謎に包まれた人物、位の高い兵ですら大帝の全容を知らないという。

●機体
 ○ジーク
スポーツカーに乗り移ったジーク本体。人型に変形する事ができる。新米勇者だから突っ張って仲間の言うことを無視する事がある。戦いの中で天児とともに成長していく。
 ○ソルエース
ジェット機乗り移ったにジークのサポートメカ。胴体に変形する。
 ○ソルライナー
新幹線に乗り移ったジークのサポートメカ。腕部に変形する。
 ○ソルマリン
潜水艦に乗り移ったジークのサポートメカ。脚部に変形する。

 ○ソルジーク
三つのサポートメカとジークが合体した姿。
武器
ソルブレード
ソルライフル
ソルキャノン
シューティングスターバーニング
ジーク・ドライバー

○恐星獣
恐星軍に放たれた機械の獣。様々な星の凶暴な獣を改造している。
43それも名無しだ:2012/04/14(土) 23:35:02.14 ID:bAAgwHt/
生と死の淵で踊る歯車(ダイビング・アビス・ギア)

宇宙と宇宙とが繋がった時、崩壊が始まる。
それは寿命であり組み込まれたプログラムでもあるはずだが、人間たちは夢に酔いしれたまま自ら引き金を引く。
海の奥深くに発生した「竜宮城」と呼ばれる一帯は、二つの宇宙どちらとも異なる時と空間の法則を持つ。
止められない故郷の崩壊を前に、人間たちは新たに生まれた極小宇宙である「竜宮城」への突入を開始する。
だがそれはもうひとつの宇宙側も同じ、異形の怪物、巨大な機械。
カオスのるつぼで退路なき侵略戦争が始まる。
44それも名無しだ:2012/04/21(土) 14:18:31.12 ID:0fS1RRvW
軽装刑事コップ・コップ
凶悪強盗犯を逮捕した帰りに、自宅の階段からうっかり転落して死亡した刑事が、宇宙硝子の心臓を持つサイボーグ刑事「コップ・コップ」として蘇る
コップ・コップはその高性能サブコンピュータを活用し、道案内や落し物・盗難品の発見、正確な交通取り締まりが可能なのだ
機械部分はデリケートなので暴力事件には対応できないぞ
45それも名無しだ:2012/04/28(土) 21:03:34.22 ID:8VEcY35U
イエーガーマイスター

武装
修理装置
アサルトナイフ
プラズマショットガン
スラッシュソーサー
バーストレールガン
メガスナイパーランチャー

「狩人の主人」の名前を冠したPT。中距離戦闘・遠距離戦闘に重点を置いて開発された。名前の由来は、同名のドイツ産の薬酒
46それも名無しだ:2012/04/29(日) 09:21:16.94 ID:LdO2GSvp
コスモエレファント
コスモガンダム

次元震によりつながったヤマトの技術を取り入れた超大型スーパーロボットと
小型可変機。

コスモエレファント:ヴァルシオンやSRXをベースに駆逐艦級波動エンジンを
搭載した機体。本体は60mの人型だが、丸太を背負うように本体より長大な
波動エンジン・波動砲・盾を兼ねたバインダーと直結されている。
右手には大型銃剣のついたショックカノンライフル、左手の各指は
大型パルスレーザーで、補助エンジンしか必要でない胴体内部には大量のミサイル。
ワープ能力すらある。

コスモガンダム:リゼルをベースにした中型可変MS。
波動カートリッジを使用できる無反動ショックカノンを主武器とする一撃離脱タイプ。
ミサイル搭載量も多く、上腕部のパルスレーザーと足のビームサーベルで接近戦も強い。
47それも名無しだ:2012/05/02(水) 14:15:19.02 ID:q//ivQnO
『大怪機械バスターズ』
荒野・密林・氷原・火山洞・海底。
西暦という単位すら文明とともに風化し滅び去った遥か未来、
そこには人の侵入を阻む強大な自然要塞だけが残っていた。

そんな超危険地帯に挑む無謀な冒険野郎こそが、「大怪機械バスターズ」だ。
大自然の奥深く、今だ命令を守り進化を続けるロストテクノロジーのロボット達。
あるものは自在に飛行し、あるものは龍の姿を、ある者は溶岩流を操る。
まだ見ぬ大怪機械を求め、男達の飽くなき挑戦は続く。

タケシ・フジオカ
インゼク星からやってきたバスターズのリーダー。
専用の強化外骨格を纏うことでいなかる場所も突破する。
780歳となかなかの高齢だが、未だ衰えないアクションと大仰なリアクションに視聴者(アンドロメダ太陽系宇宙人達)人気は高い。

PSY・クーロン
バスターズのサポートアンドロイドで、変形することで空陸海に対応できる。
後に強化外骨格の強化パーツとして合体できるようになるが、
実際には0から作った別のロボットとすり替わっているらしい。
48それも名無しだ:2012/05/03(木) 22:56:11.28 ID:TnKVer2B
 カラクリ鬼人エレキ雷光

 宇宙より降り注いだ謎の雷を浴びた、樹齢5000年の御神木から切りだされた木製ロボット。
 電気への完全な耐性と制御能力を持ち、これによって表面を直接電流でガードし続ける事が可能になった。
 そのため質量兵器以外に対してはかなりの防御力を誇る。
 代わりに、外からの操作を一切受け付けないため、動かすにはパイロットの搭乗が必要不可欠。
 また、細胞を活性化させる特殊な電磁波を放ち、植物を急成長させる事ができる。
 ただしこの能力を使うと、パイロットの細胞までにも影響を及ぼし、爆発的な活力と引換に寿命を蝕んでしまう。
 最終的には肉体が老衰とともに電気に分解され、神経信号だけが残って機体に取り込まれる。
 実は過去、同じように御神木に取り込まれていった魂が無数に存在しており、これがエレキ雷光の消費するエネルギーにもなっている。
49それも名無しだ:2012/05/04(金) 00:41:44.78 ID:zS5wrQiR
ブック•メイカーズ

20xx年、本をセットし独自のロボットを生み出し戦わせる遊び、ブック•メイカーが子供達の間で流行っていた。
これはひょんなことから世界に一冊しか無い本を手に入れた少年の愛と勇気と友情の物語である!

本宮 U(14歳)
主人公。ブック•メイカーで作り出すロボになんの本を使うか迷っていたところとある本屋で人気があったのに一冊、作者用にだけしか単行本化されなかった知る人ぞ知る伝説のロボット漫画【機動武神ブランドラー】(全一巻)の単行本を見つける。
しかしその本には世界を揺るがす秘密が隠されておりだんだん大きな戦いに巻き込まれて行く。
機体は漫画のブランドラーそのものでありロケットパンチやキャノン砲、バスターソードなどスーパーロボットのような戦いをする。

本宮 葵(14)
主人公の従姉妹で幼馴染
自称小説家であり自らが始めて書いた推理小説でブック•メイカーに参戦する。
ロングコートのような装甲の機体で七つの武器に変形する拳銃や犬型サポートメカで戦う。

紀律 方助(13)
主人公をアニキと呼ぶ天才少年
小さい頃から愛用して居る辞典でブック•メイカーに参戦する。
鎧のような装甲の機体で特徴的な武器はないが相手の弱点を調べることができる。

尾田倉 洋介(14)
主人公達の友達でいわゆるオタク
アイドルの何度も読み返して居るほど好きなライトノベルで参戦する。
全身が黒く右腕に禁断の力が封印されており現存機体の中でも強力な機体だが封印が解ける様子は未だにない。

剛力 元(14)
自称主人公のライバル。
葵に惚れているが当人はULOVEなので進展しない。
オークションを頼ってやっと手に入れた中国の古書でブック•メイカーに参戦する。
ゴリラのような機体で八極拳や功夫、太極拳等を複合した新型拳法で戦う。
501/2:2012/05/04(金) 02:44:05.45 ID:4X5GEsZh
○聖霊将アストライザー

巨大な魔獣の跳梁跋扈する聖霊界。
人々を魔獣の脅威から守る術は、霊将と呼ばれる機人と、それを行使する魔術師の存在。
この物語は、各地を旅する二人の魔術師の物語である。

・聖霊界
 所謂ステレオタイプなファンタジー世界ともいうべき、剣と魔法の世界。
不定期な魔獣や魔族の襲来により危機に陥るが、そのたびに魔術師に救われている。

・魔族と魔獣
 魔族は劇中後半まで正体不明の存在だったが、
実は魔術を行使しすぎたが故に魔力に蝕まれてしまった元・人間。
そのため人間に似た風貌をしているが、何かしら人間にはない器官を備えており、
金色の昏い瞳を持っている特徴がある。
また、人間だった頃の面影は残しながら、完全に人間としての倫理観が破壊されており、
人間を滅ぼすという本能に従う存在に成り果て、
元々仲間だった人物を手にかけることに躊躇もない。
魔獣は魔族の造り出したしもべ。魔力のみで構成されることもあれば、
既存の生物を人間の魔族化と同じ要領で変化させたものも。
巨大サイズは基本的に数は少ないが、強力なものが多い。

・霊将
 各魔術師に用意された巨大ロボット。
最初は骨格だけの素体だが、魔術師が最初に搭乗する時に
本人の魔力や性質が反映され、装甲と同時に称号と名前を得る。
基本的に武器や装甲は本人の魔力で構成されるため、継戦能力は高くない。
一度称号を得た霊将は、契約した本人の手により任意の場所に召喚が可能。
512/2:2012/05/04(金) 03:01:24.99 ID:4X5GEsZh
・登場人物
 フレア 人間・女性:22歳
炎の魔術を得意とする天才魔術師。奔放で豪快、細かいことは気にしないタイプ。
良家の生まれであり、幼いころから魔術に触れ、嗜んでいるが、
とある事情により、家出のような形で旅をすることに。
燃えるような紅の髪とラフな格好が特徴なナイスバディ。
中盤、魔族に捕らえられた際、魔族の魔力を大量に注ぎ込まれた結果魔族化するが、
元凶の魔族の打倒、リュートの献身、後述のアストライザーの覚醒等、
様々な要素が重なった結果、人間に戻ることに成功する。
所持する霊将は「火霊将ファイザード」。真紅をメインに白のポイントの鮮やかな、
細身の本体に重厚なポイントアーマーを纏ったような、直線曲線入り混じる機体。
炎を操り、広範囲を焼き尽くす豪快な戦術が得意。

 リュート 人間・男性:18歳
水(氷)の魔術を得意とする魔術師。疑い深いが、苦労性でお人よし。
片目が魔族を彷彿とさせる昏い金色であるために、
生まれた集落では忌み子とされ、通りかかったフレアに拾われることに。
以後、彼女の弟子兼雑用として旅を続けており、
家事の全くできないフレアを補うように料理が上手い。
序盤にフレアの勧めにより、自らの霊将である「水霊将ラ・ゼラート」を手に入れる。
フレアと対照的に、青いボディに白のポイントを備えた、
甲冑のような装甲を持つ機体である。
水を障壁に用いたり、冷気により水を剣に変えたり、変幻自在の能力を持っている。

 聖霊将アストライザー
すべての霊将の原型となった存在であり、心の光の象徴たる伝説。
人間と魔族の生まれる前、聖なる力の象徴として生命を救った巨神。
対となる邪霊将ブランディオスと相打ちになり、現在は両腕を失った状態で朽ち果てている。
劇中後半で、その骸がファイザード&ラ・ゼラートと合体し、復活。
若干ながら二人と意思疎通をとることが可能であり、
二人の魔術に加え、三人の意思が一つになった時、光の魔術を行使することが可能。

 ディオス 魔族・男性:年齢不詳
魔族の集団を束ねる男。頭部に備える二本の角、獣のように鋭い爪を備える。
魔族の例に漏れず冷酷、かつ知略のまわる男だが、
人間を滅ぼすこと以外にも何らかの意図を持った動きがある。
彼の意識は邪霊将ブランディオスに呑みこまれており、現在は邪霊将の傀儡である。
邪霊将は心の闇の象徴であり、人々の心の闇と大量の魔力を集め、
自身の復活を目論んでいるが、本体はアストライザーの両腕とともに封印されていた。
最終的に封印を解除し、完全復活を果たすものの、
人間という力を得たアストライザーに敗北し、再びアストライザーとともに封印される。


というファンタジー世界の魔術ロボを妄想。
52それも名無しだ:2012/05/06(日) 12:49:22.18 ID:Kac+psI3
『マグマダイバー・プラグマ』その17

・前回(前スレ532)までのあらすじ
本格的な作戦に乗り出すも、予測以上の速度で現れたバゴラ獣。
迎撃に向かう自衛隊には持っていかれたプラグマの姿も。
しかも豪の代わりにパイロットを務めるのは、顔見知りのちょっと変な自衛隊員、雨城であった。
53それも名無しだ:2012/05/06(日) 12:49:49.61 ID:Kac+psI3

『各員所定の配置へ。第二班は「M2シーカー」の起動準備を!』

テントからの指令放送を受けて、戦車やら何やらが一斉に隊列を組む。
その中心に陣取ってるのは一際巨大なずんぐりロボ、プラグマだ。

「ウッソだぁ!?」

「あ゛ぎょぎょっ、あ゛がぁーっ!」

予想外の展開に驚くヒマもなく、バゴラ獣が雄たけびをあげ走り出す。

『砲撃開始! 火炎弾を吐く隙を与えるな!!』

対する自衛隊は、重装甲車と戦車とで代わる代わるにバカスカ撃ちまくる。
何発かには痛がる様子もあるけど、それでもバゴラは強引に突っ込んできた。

「あ゛ぐぐっ!」

『いかん、第一隊下がれっ!!』

ドガバァッ!!!

のけぞった姿勢をひねらせてバゴラが尻尾を振り払うと、地面がめくりあがっる。
続けざまで火球がぶちまけられて、焼けた土が一斉に飛び散る。

ズドドン! ズドドン!!

「ぐろっ!!」

後退しながら自衛隊は撃ち続けているので、あたりは煙にまみれて何も見えやしない。
その状況を突き破ったのはバゴラ獣!
四つんばいの体勢から、列の端へ横周りに飛びつく。
各車両が急いで方向転換するけど、その間にバゴラは手当たりしだい火球を飛ばしまくる。

『雨城隊員、奴を押し出して距離を取れるか!?』
「もちろん、了解であります!」

通信機に返事が入る前からすでにプラグマは突っ走っていた。
ボクサーのように両腕で壁をつくり、それからバゴラに倒れこむ!
54それも名無しだ:2012/05/06(日) 12:50:18.08 ID:Kac+psI3

「あ゛ごあ゛ーっ!」
「来るかっ!!」

大口が開く直前に、プラグマが身構える。
だけど、固めた上半身に火球は飛んでこない。

デロデロトシャ〜〜ッ

赤黒いマグマがあふれ出して、地面を溶かしながら流れていく!
なんか見た目も汚い!

「足元!? しまっ――」

ビタアァアアアン!!

バゴラが体勢を整えようとするプラグマを、尻尾ビンタで地面のマグマごと、削り取ってふっ飛ばす。
司令部の入り口まで突っ込んだ巨体でテントがめちゃくちゃになる。

『バゴラ獣から熱反応急上昇、超巨大火炎弾来ます!』
『全隊一斉射撃だ、撃たせてはならん!!』

『第一隊の復帰と第二隊の再装填が完了していません!』
『動けるものから手当たり次第だ、あれを回避できても後ろは街がある!!』

バルバルバルバル! カンカンカン!

『あ゛うがーっ……!』

こぼれる炎の量だけで、ヤバいのがわかる。
装甲車やヘリもあわせて機関銃を撃ちまくるけど、バゴラはおかまいなしに攻撃をどんどん溜め込んでいる。
他の戦車や起き上がったプラグマが加勢に入ろうとするけど、もう時間がない。
なにか手は――いや待てよ、あのヘリ確か元々……?
55それも名無しだ:2012/05/06(日) 12:50:37.33 ID:Kac+psI3

「クソっ間に合うか!?」
「雨城さんアレ、そこのでっかい筒!」

「ありゃ『ボウリングソナー』……ん!? そういう事かッ!!」

崩れたテントの足を飛び越えて、ありったけの声を張り上げる。
指差す先にあるのは、バゴラの探知に使ったらしい、煙突の親玉みたいな物体。
雨城さんの駆るプラグマ、その意図に気付くやいなや。

「ごおあ゛っ……!」

今切り札を切ろうとしているバゴラに!

「こちとら槍投げインターハイっ――りゃあああッッ!!」

ドゴアッ!!

吐き出しかけの炎を押し込んで見事命中。 当の筒はボッキリ折れたけどもはや関係ない!

『今だ、第一隊・第二隊! 頭部集中砲火!!』

スバドガドドドガバカドゴォーーーーン!

よろめくバゴラにようやく揃った陣形が火を吹く。

「あ゛ぐっ……ご………がぁーーっ!!!」

スゴッ!
 ……ボコッ……ゴボゴッ!

バゴラの身体が、炎を取り込もうとするも、取り込むとバゴラから噴出す炎までも強くなる。
そうやって、自分で自分を焼き溶かして、ドロドロになってしまった。
凄い。圧倒とはいえないけど、五体満足で全員健在。ものの十分そこらでバゴラ獣を倒してしまった。

『第一フェイズ、バゴラ獣の沈黙および形態変化確認。これより第二フェイズに移行する』
『固定流体周波セット。バゴラ獣母体への進路トレース』

溶けた赤黒い溶岩だまりが、地面の割れ目に落ちていく。
あ、そうか。倒したらばアレを追いかけなきゃいけないんだ。

一度きりでマグマダイブが使えなくなってたから忘れてたけど、流石に今は直してあるだろう。
そう思ってプラグマのほうを見ると――
56それも名無しだ:2012/05/06(日) 12:50:59.58 ID:Kac+psI3

「なんじゃありゃ!!」

出てきたのは、見たこともない形の乗り物だった。
いや、見たことあるかもしんない。特撮映画に出てくるドリル戦車だとか地底艦だとか、そんな感じの形だ。

『M2シーカー発進準備完了、これより突入を行います』

スゴゴゴゴ……ズブ、ブブブ……

驚いてる間にもそいつは溶岩だまりに突っ込んで地面の中に消えていってしまった。
どーやらアレにマグマダイブの代わりをやらせているらしい。

『ポイント、突入地点より南南西2度、深度120、130……速度28、各計器異常なし』
『よし、このまま行けば地上への影響はないだろう。目標到達と同時にバスター弾射出』
『了解。セイーフティ・ロック解除します』

地面の中なら地上より威力の高い爆弾を使えるってことだろうか。
あんまりのぞき込むと周りににらまれるので、聞き耳だけ立てとくしかないけど、それで判断するに無人なのを通信で動かしているようだ。

ピピピ……ピコン

「?」

『どうした、受信装置に問題が発生したのか』

ピコ……ピ……ガガァーーーーッ

『――っ! 通信、途切れました……』

その一言を聞いて、戦闘後の始末に回っていた隊員たちも手が止まる。
そりゃあ間違いなく、良くない事って意味だ。

『母体に攻撃されたのか?』
『いえ、機体の反応自体はありますし、目標ポイントも変わっていません。通信障害の可能性がありますが、外部レーダーブロックが機能している事を考えると……』

『とにかく、行かねば分からんのだろう。どの道、ここで時が過ぎれば作戦はやり直しだ。大塚氏に至急連絡を取れ! 緊急フェイズに移行する!!』

ざわつく隊員達に、ザーザーとわめくモニターとスピーカーの砂嵐。
さっきの戦いで焼け焦げた匂いまであわさって、嫌な感覚が司令部を塗りつぶしている。


つづく
57それも名無しだ:2012/05/07(月) 23:42:16.79 ID:7RpTUu6B
鋼鉄分神ブラックラッド

力は命。命は力。
それを刈り取るのもまた。

死に損ないの人間と、出来損ないの殺戮機械。
生きてすらいない。死んでもいない。ただそこに存在するだけ。
それでも、鉄の表皮の下には確かに血が流れている。
だが彼らが進めば進むほど、周りの血も流れていく。

そこには悪も正義もなく、ただ不器用に命を求める姿がある。
背負いし業は平穏を許さない。
今日もまた荒野が赤黒く染まる。


ブラックラッド
特殊金属細胞によって装甲の再生を行う半自律型マシン。
自らの身体を破壊しながら再構築することで、従来の兵器では考えられないような対重量速度と変則機動を可能とした。
たがAIに重大なバグがあり、有機物と無機物とを識別できず、一定期間でプログラムが強制的に初期化され、自己防衛を優先して味方すら標的とする。

ロビン
施設が襲撃され処分されないまま放置されていたブラックラッドを発見、細胞循環装置を改造し瀕死の命を繋ぐ。
ブラックラッドの装置内から出て活動できるのは1時間。
ブラックラッドは彼の血中の鉄分を基に再生を行うため、文字通り命を削って戦う。
58それも名無しだ:2012/05/08(火) 19:47:00.53 ID:KI6LBNDO
バクダンガー
Burst Organize Machine、略してBOMと呼ばれる
身体に無数の球体パーツが埋め込まれており、これが爆発して攻撃する
59それも名無しだ:2012/05/10(木) 09:04:30.12 ID:K53rREzY
ハードメタルナイト・ハンマー・ハイ

古より存在する地下大空洞、その奥深くで眠る超硬鉱石ガノンドライト。
それは光を受けてエネルギーを生む無限のエンジンでもあった。

だがそれは宇宙の光子生命レザルシアを呼び寄せる引き金をも引いてしまう。

地球のエネルギーを食らうレザルシアを撃退すべく、人類はガノンドライト製の大型格闘兵器を造り出す事となる……

●ハンマー・ハイ
レザルシアの身体はエネルギーそのものであり、通常の軍事兵器があまり通用しない。
高威力の大量破壊兵器に限っては有効だが、レザルシアはエネルギーを求めて大都市などな現われるため、使用できないのが現状である。

ガノンドライト製のハードメタルナイトと呼ばれるロボット達は、直接レザルシアに触れる事でエネルギーを空間に固定、攻撃を行なう事ができる。

また、レザルシアが周囲に放つ余波光を分解吸収して自身の出力に変える事ができる(ただし変換には10分程度かかる)。

非常に強力な対抗手段なのだが、ガノンドライトの加工技術が未発達で、変換出力をあてに機械装置で強引に繋ぎ、動かしている。
ハンマー・ハイは三機目となる機体だが、資材不足もあり右半身はむき出しの岩肌になっている。
60それも名無しだ:2012/05/10(木) 23:23:23.89 ID:Q4adRQou
サイバーストーム

ミッドナイトタウンで犯罪者を取り締まる謎のヒーロー
機械を分解する右手と、進化する機械の左手をもつ
この二つを組み合わせる事で、機械を着ぐるみのように着る事が可能になる
人間では考えられないような身体能力に、アンドロイドでは真似できない人間心理を突いた知略を駆使して、裏社会組織の壊滅を狙う

その正体は、ミッドナイトタウンで唯一、この街が仮想現実である事を覚えている人間である。
61それも名無しだ:2012/05/11(金) 18:38:32.05 ID:RPVhb79E
お久しブリッツガンダム。
まさか生きてるとは思われなかったでしょう、陰陽式機伝の作者です。
もう覚えてない・そもそも知らない方のためにこれまでのあらすじをば……
……と思いましたが、長いので、これまでの投下分をまとめていただいたwikiを代わりに。
http://www21.atwiki.jp/bokurobo/pages/307.html


では、其の七、投下を開始致します。
62それも名無しだ:2012/05/11(金) 18:40:13.89 ID:RPVhb79E
 隆道が苦い勝利を収めた刻限より、時はしばし遡る。

「これは、いったい何だというのだ――」
 海が、空に浮いていた。
 合衆国海軍第11艦隊(他には第5艦隊しか残っていないのだが)の
将兵が見たのは、ミッドウェー諸島近海から広がった巨大な波を
アメオスが神剣によって海から“切り離した”結果である。
艦上からは弧を描く巨大な紺碧のアーチとして見え、合衆国の軍人たちの
正気を危うくするような光景に、艦隊は水位の下がった海で
しばし立ち往生せざるを得なかった。

「提督、先行した対潜哨戒機からの観測データです。津波の発振源と
 思われるミッドウェー近海で、断続的な爆発を確認しました」
 艦隊指揮官――“提督”と呼ばれた男は、報告してきた部下に
椅子を勧めた。部下は辞退すべきか迷ったが、結局腰を下ろす。
「どうやら、JSDFが手に入れた例のスーパーウェポンと
 津波を起こした大型の敵が交戦中のようです」
「式機とやらか? ふむ……戦場へ辿り着くには、この宙に浮く海の下を
 くぐり抜けて行かねばならないということか」
 提督は数秒で決断を下した。
「全艦に通達、これより浮上した海水の下を通って
 ミッドウェー近海の戦域に移動する」
「大丈夫なのでしょうか? 敵の罠ということは……」

 部下が心配しているのは、太平洋上に浮かぶ巨大な水のリングが
敵の仕掛けた防衛機構なのではないか――ということである。
 くぐり抜けようとした途端に、海水の塊が落ちてきて潰される。
それで艦隊は一網打尽。大いにありそうな話だ。
 慎重な予測に対し、提督は恐怖に邪魔されることなく理性を働かせる。
「これが敵の攻撃によるものである可能性は低い。
 敵の目的が何であれ、長距離ミサイルの集中攻撃で
 微動だにしなかった奴が、我々が接近するくらいのことに
 焦って津波攻撃を中止するというのもおかしな話だろう。
 敵にとっては陸地に被害を出すことこそが戦略目標のはずだ」
 衛星のカメラは津波の発生に前後して大型の敵機をロストしている。
その前に記録された映像では、
「と、いうことは、これは……」
「JSDFの機体がやっているのに相違ない。全速前進!」

 号令一下、低い唸りを上げて各艦のスクリューが回転を再開する。
空の半分を覆い隠した海を睨みつけ、提督は胸に掛けた救世主の磔刑像を
汗ばんだシャツの上から握りしめていた。
 これほどの海水を重力に抗して持ち上げ、支え続ける。
 さながら神の力だな――不遜なことを考えているという自覚はあった。
だが、出エジプトの際に預言者モーセが海を割ったのは神の力による奇蹟だ。
 JSDFが数カ月で日本を取り戻したと聞いたときから思っていた。
 ――いったい“誰”が、“何”を相手に戦っているのか?


陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の七(1)「不在との戦い」
63それも名無しだ:2012/05/11(金) 18:57:47.48 ID:RPVhb79E
 ヒオムシとしては、まず利口な手段を選んでいる時間はなかった。
一瞬の遅れが何万、何億の死に繋がるかもしれぬという状況が
彼に最も脊髄反射的な対応を選択させたのである。
 すなわち太平洋をアメオスで一周し、隆起した海水を海から切り離す。
そして呪縛によってその水環を空中に固定し、波動のエネルギーを
一時的に棚上げならぬ“空上げ”することで、海面を強制的に
フラットに戻すのだ。事が済んだ後で、水を漸次降ろしてゆけばよい。
惑星規模での長期的気象変動は避けられないが、大津波よりはましだ。
 解決法も副作用も、言うは易し。
 だがそれは、亜光速に達する三位式機の速度と、無尽蔵のエネルギーが
あればこそ可能になる荒業。そして神の力を持つ機体の唯一の弱点である
操手に掛かる負担は、想像を絶して大きい。
 ヒオムシは海を支えながら敵を倒さねばならない。
 太平洋全域のスケールで呪縛結界を維持するには、亜光速機動を
可能にする慣性中和術式を解除していなければならないのだ。それ以上は
術者のキャパシティを越えてしまう。ハンデを抱える形になるが、
それだけに敵も食いついて来るだろうと彼は踏んでいた。
 危険な賭けである。
 四肢を縛られた我が身を餌として、一本釣りを試みるに等しい。

 現在のところ、敵の姿はない。しかしこの海域にいることは確かである。
真下の海から殺気が放射され、アメオスに収束してくる。
 占敵八卦――陰陽式レーダーは敵の具体的な位置を示していない。
正確に言えば、海全体に敵の反応を感知している。三位式機に故障は
あり得ぬ以上、何らかの撹乱を受けていることは間違いない。
 ヒオムシは落ち着いていた。焦れば敵の思惑に乗ると、解っている。
「潜ったまま出て来ぬつもりでもあるまい」
 敵は土蜘蛛とは違う。おそらくは陰陽の術に長けた人間か、その魂だけを
利用しているものだ。そう当たりをつけた彼は、神剣“天羽々斬”を
機体に寄せて構え、術と機体の力も借りて全方位に警戒の目を張り巡らせた。
 死角はない。敵であれ、敵の攻撃であれ、来れば見える。
見えれば、即座に対応できる。
64それも名無しだ:2012/05/11(金) 18:59:48.01 ID:RPVhb79E
 果たして、海を割って飛び出してくる流線型の小物体。数は無量。
普段は感じぬGに耐えつつヒオムシが回避運動を取れば、小物体らは
滑らかにアメオスを半包囲するような動きで追ってくる。
 突っ込んできた一体を神剣で薙ぎ払うと、その場で爆発した。
ツチイミの術装“針羽蟲”に似たミサイル型の攻撃らしい。
 第二波を機体掌部からの衝撃波で爆散せしめたとき、ヒオムシは
その動きに奇妙なものを感じた。ツチイミの式神は土くれから
生み出されるものだ。意思はない。ゆえに最短の軌道でこちらを追ってくる。
しかしこちらは、不規則に蛇行したかと思えば有機的に連携して、
アメオスを追い込むように動いてくる。
 狩りの動きだ。そう思ったとき、ヒオムシは見た。

 2メートルはあろうという大型の弾が爆発する寸前、目にした形は
鮫であった。全身に黒々と刻まれた文様から、その鮫が一個の爆弾として
作りかえられていることを看取する。
 むごい真似を――。
 爆炎に捲かれながら、少年の顔が険しいものへと変わる。

 物体を爆発させる術式自体はそう難しいわけでもないが、
それは紙などに呪文を書いて行うのが普通だ。いま周囲の海から
飛び出してくる生体誘導弾は、生命のエネルギーをも破壊力に転化する点で
確かに術の優れた応用と言える。言えども、気分のいいものではない。
 それは紅蓮のやり方を思い起こさせる。

「貴様、何者だ! 姿を見せよ!」
 ミサイル、あるいは文字通りの“魚雷”と化した魚たちの猛追を
逃れ、弾き、ヒオムシが吼える。生体誘導弾は海面のどこからでも
飛んでくるように思われ、敵本体の位置が掴めない。
 海そのものが敵であるかのようだった。
「海……」
 敵の反応は海全体に拡散している。つまり、敵と海を区別できない。
 ヒオムシの記憶に引っ掛かるものがあった。
「斯様な術、師がいつぞやに……」
 思い出そうと記憶のうちに心の目を向けたほんの刹那、ヒオムシは
敵弾への注意を怠っていた。相手が土蜘蛛の群などであれば、
問題は無いほどのわずかな隙。
 が、この戦場にあってそれは致命的な油断。
65それも名無しだ:2012/05/11(金) 19:04:07.35 ID:RPVhb79E
 慣性制御の働かぬアメオスを、横殴りの衝撃が襲う。見れば、
巨大な蛸が機体に絡み付いている――それが、爆発。密着しての自爆に、
さらなる振動が操手を揺さぶる。
 小さな隙が大きな隙へと繋がり、詰め手へとなだれ込んでゆく。

 どこからか、声が聞こえる。
「――封縛法“八方塞(やつかたふさがり)”」
 いぃん、と、時空の凝結する音が鳴った。
「結界だと!? この強度は……!」
 三位式機であるアメオスが、空中の一点から移動できない。
力技でそれを為せるような敵はツチイミ以外に考えられなかったが、
紅蓮がここにいるはずはないし、そもそも戦い方が違う。
 とすれば、これは敵の術者が優れた技量を有することの証左である。

 結界などによる封縛の術式は、その構造を理解することでパズルのように
「解く」か、あるいは術式そのものを圧倒的なエネルギーで「壊す」かによって
破ることができる。
 後者の手を取るとき、術式が複雑であるほど破壊にも大きな力を必要とするが、
三位式機ならば大抵の結界は剣の一振りで祓えてしまうのである。
それができない以上、敵は少なくとも結界に関しては、きわめて完成度の高い
術式を構築できる使い手であることがわかる。

「むうっ、剣を振るう腕も動かぬとは!」
 力任せは無理と見て、術式の解体を試みる。
 しかし、遅い。男の声と同時に、アメオスの頭上を影が覆う。
「三位式機の性能に頼り過ぎている。それでは、おれに勝てまい」
 鯨だった。歯の生えた口を開き、巨体を捻りながら喰らいついて来る。
呑まれたと思った次の瞬間には、ヒオムシの視界が炎に染まった。
アメオスを呑み込んだ鯨が、そのまま爆発したのだ。
 巨大な火球が空に砕ける。
 上下左右から同時に襲ってきた衝撃に全身を殴り付けられ、一瞬で
ヒオムシの意識は空白の中へ放り込まれた。
66それも名無しだ:2012/05/11(金) 19:05:56.75 ID:RPVhb79E

 その男は、海面に落下してくるアメオスを見ていた。
 視線が背景の空に移り、いまだ宙に浮いたままの水塊が動かぬのを確かめる。
「他愛もない、と言いたいところだが……気を失っても術が切れんとは。
 これは単純な気合によるものだな、未熟な操手にしてはやる」
 男の名を、ユゲといった。
 狩衣を着た若者の姿だが、実体は無い。彼もまた怨霊である。
「ならば命脈を断つ。アウム・ヤーマ・ヤ・スヴァハ――
 カワアラシ、破法術式起動――“死堺祭”」

 全長400メートルに届く大型強襲式機、カワアラシが動き出す。
 深海の水圧にも耐える装甲で覆われた背部、そこに生えていた四つの突起が
本体を離れて独自に水中を泳ぎ出した。楔型のそれは魚のように見えぬことも
ないが、一つの大きさは十数メートル、並みの式機より遥かに巨大である。
 それらが沈んでゆくアメオスを取り囲み、正四面体の小結界を成した。
見る間にその内部で水が黒く濁り出し、四つの独立部が間隔を広くしてゆく。
当然、結界の容積は指数関数的に膨張する――なおも海水は黒く染まる。

 破法術式“死堺祭”は式神と結界術のきわめて高度な融合である。
 四基の霊力中継ユニットを用いて、内側からの負荷に対して強固な結界を
構築し、その領域内へ無数の疫鬼を放つ。疫病などの災厄から作られた
この式神は、生きとし生けるものをただ殺すという本能だけで動く。
強力だが命令は聞かない。だから、結界を使って活動範囲を限定する。
 結果として、結界の内部に死が吹き荒れることとなる。どんな生きものも
そのままでは生き延びられない。微生物さえ死滅し果てる、ゆえに破法。

 むろん、相手が三位式機ともなれば疫鬼らは手こずり抜くこと必定。
しかし操手を斃せなくとも、機体の防御に力のリソースを割かれれば
海を支える術式が持たなくなる可能性は高いとユゲは踏んでいた。
よしんば両立できたとして、その状態で反撃に出ることはできないだろう。
もう一つの秘術“無名法”がある限り、カワアラシはその巨体にもかかわらず
三位式機に対してさえ完璧なステルス性を備えているのだ。
 窮極的には“ある目的”のために時間さえ稼げればよいのであって、
アメオスを必要な時間だけ拘束しておくという最低条件はどのみち達成される。
 無謬の作戦。ユゲは己に酔った。
67それも名無しだ:2012/05/11(金) 19:09:32.02 ID:RPVhb79E
「馬鹿な小僧め。大波で死ぬ有象無象どものことなんぞ放っておけば、
 少なくともこの状況からは脱せるものを」
 どす黒い水の中で、操手が意識を取り戻したらしく、アメオスがもがく。
機体が移動したところで結界も合わせて移動するのだから、脱出は不可能だ。
それでも少年は術式のコントロールを手放ず、海は墜ちない。
「似ているな――気に入らん」
 このまま時間切れを狙ってもよかった。だが、ユゲの心を波立たせた
出所のわからぬ怒りが、彼に駄目押しの一手を打たせる。
 時間を与える理由も、容赦の必要もない。

 待機させていた生体誘導弾の群れが、号令一下アメオスへ向かった。
三位式機には恐るべき再生能力があるが、爆発によって一瞬でも装甲に
亀裂ができれば、そこから疫鬼が入り込み操手を魂ごと貪り喰らうだろう。
「守る価値もない命を、ただ命だからと守る。その甘さ、己を殺すと知れ」
 特攻兵器と化した魚群が、その身を疫鬼に喰われながらも水中を突き進み、
結界を破ろうと遮二無二神剣を振るうアメオスに四方から迫る。そして――
 暗い海の底、さらにどす黒い一角に、炎と閃光が乱れ咲いた。


 ユゲは「やったか」などと俗な失敗宣言に時間を費やさなかった。
 見えていたのだ。生体魚雷はすべてアメオスに届く前に爆発した。
それも、横合いからの迎撃によって。
「新手……式機ではない?」

 続いて、第二波――今度はカワアラシの至近、回遊する生体魚雷の群が
連鎖する閃光球に変わった。次いで、さらなる爆発が耐圧装甲をも叩く。
衝撃波面が膨張し、後に残った泡沫の壁がただでさえ暗い海底の視界を遮る。

 確かに何かが見えた。
 カワアラシの視覚システムを解して、ユゲはほんの一瞬だけ細い円錐形の
ものを視認している。だが、水中を進む物体にしてはあまりに速い。
それは大気中の音速を上回っていた。
「海上で受けた花火に似ていたが……ありえん、ここは水底だぞ」

 彼が“花火”と称したのは、合衆国が津波の前に仕掛けた長距離ミサイル攻撃である。
だが、空気よりもはるかに抵抗の大きい水に満たされた海中で、あれほどの速度で
動けるものがあるはずはない――無論、三位式機は別としても。
 しかも、一発は直撃をもらった。
 深海の水圧にも耐える外殻ゆえ損傷はない。それでも、秘術“無名法”によって
認識されないはずの機体に命中弾があったこと自体は、無視し得ぬイレギュラーだった。
 三位式機すら欺く秘術だが、意外なほど単純な弱点がある。それを悟られぬよう
立ち回るのは、術者として最低限の戦闘作法だ。

 敵の狙い通りと知りつつ、ユゲの注意は新たな敵の方へと移りつつあった。
まぐれ当たりでも、結界を形成する四基の霊力中継ユニットが破壊されるような
ことがあれば――否、内向きの結界に外からの負荷が掛かるだけでも危険だ。
未熟な操手に力の制限付きとはいえ、敵は三位式機。機を与えれば、
一気に形勢逆転される可能性もある。

「天の三位式機に助太刀というわけだ。ますますもって気に入らん。
 いいだろう、挑発に乗ってやる。貴様らもまた、顔のない衆愚……!」
 死せる男の憎悪を乗せ、かつて鮪などの大型魚だった生体弾が一斉に身を翻した。
狂えるかのごとき全速力で群れ成し、泳ぐ先には巨大な鉄塊の一団。
 闇に埋もれた水牢の中、守りを固めたアメオスは沈黙している。

                            <続く>
68それも名無しだ:2012/05/11(金) 19:15:30.08 ID:RPVhb79E
※訂正 
>>62の下から13行目に文章の抜けがありました。
正しく前後の文章を補うと以下のようになります。

  衛星のカメラは津波の発生に前後して大型の敵機をロストしている。
 その前に記録された映像では、島一つ焦土にするレベルのミサイル攻撃を受けながら
 目立った損傷もなく、不動を保つ大型機の姿が確かに捉えられていた。
 核弾頭は使用していなかったが、それでも第11艦隊を凌駕する火力だったはずだ。

ほか>>67でも「手放さず」が「手放ず」になってたり、誤字脱字はまだありそうな悪寒。
間隔が開いたせいで、2chに投下するときの感覚を忘れてしまったようです。
69それも名無しだ:2012/05/12(土) 20:22:46.72 ID:QRCTO1tL
THE敵と言わんばかりの敵がすごいカッコイイ
70それも名無しだ:2012/05/13(日) 23:37:27.69 ID:pqIlBF69
ドラッグノード漂龍記

切り離されて寄せ集められた「スクラップ」と呼ばれる意世界で、これに巻き込まれた第七機動戦車隊「ラグーン09」が、大戦の鎮圧と帰還を試みる
スクラップ世界の特殊な砂地を走破するべく、開発された多脚移動モジュール「スレイプニル」に、保護服をかねるパワードアーマーを装着して搭乗する。
戦車砲を改造したモジュールサイドキャノンと手持ちのワイヤショット・パイク、二連無反動砲で武装した姿は、大きさこそ違えど中世の竜騎兵。
さらに一定時間、アーマーとスレイプニルを一体化させた近接特化の亜人体系「ニュート」というモードに変形可能。
また「ハイドラゴ」と呼ばれる翼や鉤爪をもつ、いわゆる幻想におけるドラゴンを模した決戦も存在する。
71それも名無しだ:2012/05/14(月) 13:45:05.00 ID:hJ7tS+Jw
×意世界
◯異世界

×亜人体系
◯亜人形態

×いわゆる幻想におけるドラゴンを模した決戦も存在する
◯空想・幻想世界におけるドラゴンの姿を模した決戦形態も存在する

寝ぼけ過ぎた
72それも名無しだ:2012/05/15(火) 21:01:08.00 ID:xB6AsHM7
式機伝は筆力あるなあ……
73それも名無しだ:2012/05/18(金) 19:48:09.12 ID:vEqFa12R
FULL METAL ONIGOKKO

激化する抗争の最前線で連合軍に捨てられた兵士達。
正体すら知らぬ敵の捕虜となった彼らは、見知らぬ島に輸送される。
そこには獣と人、そして機械の骸が横たわる文明の墓場とも言えるような地であった。

突如として島内に響くアナウンス。
森をかき分ける異様な駆動音。
兵士達の前に現れたのは、巨大な機械の鬼だった。

ルールはただ逃げる事。
捕まれば死あるのみ――いや、それよりもむごたらしい。
捕まった兵士達は生きたまま脳髄を引きぬかれ消耗生体ユニットとして、新たな鬼に組み込まれる。

もとより敵対する国同士、さらには司令体系すら失った寄せ集めの雑兵ばかり。
言語や文化の違いで意思疎通すらままならない彼らは、果たして生を勝ち取る事ができるのか。


・シュテルンドゥーゼ
鹵獲した「鬼」と島中に打ち棄てられているこれの「失敗作」とで造り上げた乗り込み式ロボット兵器。
なけなしの火器を搭載するも、増え過ぎた「鬼」の前には無力。
部品を奪いながらに無謀ともいえる近接戦闘で危機をくぐり抜ける。

相手と同じく稼働には消耗生体ユニットを必要とするため、幾多の兵士が(ある者はその事実を知らず)散っていった。
「鬼」製造拠点への奇襲作戦で全機あえなく玉砕するが、この兵器の利用自体が初めからデコイとして想定されていたものだった。
裏切りにより死んだと思われていた一人の自衛隊員の神風により、悪魔のゲームは幕を下ろす事となる。
74それも名無しだ:2012/05/18(金) 21:32:54.03 ID:PmuNQSfb
>>73
相手の動きを止める氷鬼とかいそう
75それも名無しだ:2012/05/18(金) 22:04:27.96 ID:OsnjF29u
真剣に女児向けのロボット物ができないか(レイアースは認めない)考えてみた。

フェアリー
妖精エクスキュート!
妖精の世界にも文明化の波は押し寄せていた。パズラー博士の機械技術と、カステラ将軍の機械化政策に
よるものである。このために精霊の力は弱まり、妖精界全体が滅亡の危機に瀕してしまう。カステラ将軍は
脆弱な妖精界に見切りをつけ、理想である「機械化による完璧な世界」を実現できる世界に手を伸ばす。
人間界へと……

人間界に危機を知らせにきた3人の妖精が憑依した玩具みたいな小型ロボット(エグゼドール)が、
人間の女の子との友情をエネルギーにして巨大ロボ(エグゼキュート)に変身する。

フェリシオン 人間そっくり(女性剣士)型。赤。炎。性格はお姉さんタイプ。
       エグゼドールはケータイ(Iフォン)
必殺技:プリミティブファイヤ 剣先に高濃縮のエネルギー球、いわゆる「1兆度の火の玉」を発生させ、
                 投げつける。
フェリシオン・マジカルブラスト エネルギーが高まると変身する、魔力に特化した形態。フリフリ衣装の
                  少女の姿になり性格も若干幼くなる。
浄化技:シャイニングフラッシャー 剣を収めた鞘が変形したステッキから発射する強烈な光線。
                    イキドールから妖精を開放することができる。


スーテイル 普通にかっこいい系ロボット。青。風。男声。物腰丁寧で心優しい、いわゆる執事?タイプ。
      エグゼドールはロボット鳥「エアロ」
得意技:エアロエッジ 指先から繰り出す真空の刃。必殺技と呼ぶほどの威力はない。
浄化技:ブリリアントブリーズ 柔らかな風で浄化する。効力は強くないが、長時間放ち続けることができる。
スーテイル・ガルーダ 鳥形の高速飛行形態に変形。手足がなくなるので格闘戦には不向き。かわりにエアロ
             エッジやブリリアントブリーズを多方向に放射できるので、1対多の戦闘で役に立つ。


ぐり太 ぬいぐるみ(2頭身のテディベア)型。属性不明。怪力。火に弱い。気分屋で毒舌のだだっ子。
   エグゼドールのぬいぐるみからそのまま巨大化。
必殺技:サーモン爆弾 背中のチャックから巨大なシャケ型の爆弾を取り出し投げつける。
浄化技:ふわふわハッグ 抱きしめて頬ずりする。その肌触りで敵は「ほわわ〜」となり浄化される。
ぐり太グリッター 全身が金色に輝き、パワーとスピードがアップする。また火にも強くなる。ただし毛が
         尖って表面がゴワゴワになるため、ふわふわハッグが使えなくなる。制限時間は1分。


カステラ将軍 もともと妖精界に棲む妖精だが、攻撃的な性格で完璧主義者。パズラー博士の機械技術に
       魅せられて自らを機械化し、妖精界全体も同じように文明化させた。といっても自分が良いと
       思ったものを広めようとしているだけで、必ずしも悪というわけではない。なのでたぶん和解END。

パズラー博士 妖精界に科学技術を生み出した張本人。無邪気で能天気に振る舞う。もしかしたら黒幕。

イキドール 敵幹部が携帯する、半分機械化された妖精。壊れた人形のような姿をしており、ちょっとグロい。
      これが人間界の物品や建物と融合し、毎回の敵ロボットが誕生する。
      ちなみに「憤る」と「生き人形」がかかってる。



プリキュアのパクリにロボを捻じ込んだらエクスカイザーになった。
76それも名無しだ:2012/05/18(金) 22:35:45.43 ID:zYzZGFl3
これは女児喜ばないだろw
77それも名無しだ:2012/05/19(土) 06:39:47.38 ID:iPcwLgXk
>>78
わりと真面目に考えたんだけど、どこが悪かったかな?
78それも名無しだ:2012/05/19(土) 20:57:12.27 ID:SDPQBdsq
いや、これ見た女児がどうやって遊ぶのかと思って
巨大ロボみたいにブンドドすればいいのか、ぬいぐるみや人形でキャッキャすればいいのか
後者に関しては巨大でバトルってダブルでイレギュラー

妖精だとかそういうジェンダーな部分でとっつきやすそうにしてるのに、相反する要素をすぐ隣に盛り込んだら、かえって感情移入しにくいと思う
既存の価値観と食い違うわけだし
79それも名無しだ:2012/05/19(土) 21:31:59.53 ID:iPcwLgXk
実はそれがわからないからロボット3タイプ用意したんだw
玩具的要素はむしろ変身前にあるかな。ケータイだったりペットロボットだったりぬいぐるみだったり、なりきりにも人形遊びにもできる感じで
80それも名無しだ:2012/05/19(土) 21:54:57.77 ID:SDPQBdsq
それが余計、どう遊べばいいか分からなくさせてるから駄目なんだって
女児向けにロボットっていう時点で新しい遊びを啓示する事になるのに、丸投げするか一から全までを教えこむかしなきゃいけないわけだろ
要素を散らすにしても、ある程度の統一性はないと、それら単体それぞれで遊ぶのが難しくなると思う

っていうかこれ巨大にする必要ないんじゃない
81それも名無しだ:2012/05/19(土) 22:34:37.01 ID:iPcwLgXk
いや、うっかり79で答えちゃったけど、そもそも遊びを提示する気はないんだよ。玩具展開のプレゼンしてるんじゃないんだからw
これは「巨大ロボットもので女児を喜ばせるものができるか?」のトライアルであって、「喜んで見る」と「遊ぶ」は同じじゃないだろ?
82それも名無しだ:2012/05/19(土) 22:46:22.71 ID:qmXVV4wc
でもこれ女児が好きそうな要素表面的に詰め込んだだけで統一感ゼロじゃね
着地点が結局巨大ロボになってるんだから、それを面白いと思わせる必要はあるんじゃないの
ストーリー次第といえばそれまでだが
83それも名無しだ:2012/05/19(土) 22:59:50.59 ID:iPcwLgXk
といっても設定こねくり回してるだけじゃ面白いもなにもないからなぁ、とりあえずこれくらいでやめとくわ。
二人?とも本当にありがとうございました
84それも名無しだ:2012/05/21(月) 23:50:42.79 ID:KbEszCvu
無限発条パイラル・ゼン

全ての電力を止めてしまう恐るべき宇宙生命体「エゴロシヤ」に対抗するべく、超巨大ゼンマイ式ロボが完成した!
発条水陸艇メイルストーム!発条地底戦車 ドリルマイン! 発条戦闘宙空戦闘機スプリティンガー! 3つの力が一つの螺旋となり、無限の回転を生み出す!
人の生命の歴史を紡ぎ、広がる未来へ突き進め、パイラル・ゼン!!
85それも名無しだ:2012/05/25(金) 22:47:04.98 ID:xSa//19I
ベルフェリオン作者です。
13話できました。

が、いつにも増して混沌としているので、wikiに直接上げておきます。
TSとか苦手な人は注意。

ttp://www21.atwiki.jp/bokurobo/pages/624.html
86それも名無しだ:2012/05/28(月) 14:21:59.14 ID:kGTTDuYZ
ようやるわw
87それも名無しだ:2012/05/29(火) 19:30:14.29 ID:YwmBdIWV
『マグマダイバー・プラグマ』その18

・前回(>>53)までのあらすじ
見事強化型バゴラ獣を撃破した自衛隊。
次いで母体バゴラ獣の殲滅へと作戦を移行させ、
追跡用地中潜航ユニット・M2シーカーを送り込むのだが……。
88それも名無しだ:2012/05/29(火) 19:30:56.44 ID:YwmBdIWV

首尾よくバゴラを倒せたかと思えば空気は一変、初お目見えの新兵器が音信不通ときたもんだ。
予定としてはバゴラ獣撃退と追跡とで分業をやる魂胆だったようだけど、こうなってしまった以上、頼みの綱はやっぱりプラグマ。
ところがそれも一筋縄じゃいかないらしい。

『……それはマズい状況ですね。一応こっちでもデータは確認してますが、地上からではなんとも。』
『シーカーの起動テストに合わせてプラグマ側のシステムも構築し直してますから、理論上は問題ないはずです。ただ実際に動かすとなると……』

電話先であわただしく答えるのは叔父さんで、その横か後ろからか、コロナが分析する。
音信不通の原因がマグマダイブ自体にあるなら、ここで追いかけていっても二の舞になってしまう。
確かにその通りだけど、だからと言って引き下がれる状況でもない。

「しかし三佐、プラグマ自身のダイブモードに関しては訓練どころか伝達も不十分です。自動制御のシーカーと違っていきなり本番というわけには。」
「確かにその通りだな、はてどうしたものか……ん?」

「へ?」

指揮官をならうように、テント内の視線が俺に集中する。

「大塚先生、今ちょうどこちらにいるあなたの甥に、同伴をお願いしたいのだが。」
『え、豪くんが来てるんですか? いいですよ、それなら。』

「――というわけで、よろしく頼むぜ少年!」
「ちょっと待てええぇぇぇぇ!!!!」

準備を終えていつの間にか戻ってきていた雨城さんがやたらいい笑顔でサムズアップ。
有無も言わさずそのまま引っ張られていった。


「……ったく、乗るなだ乗れだ、大人って勝手だぜ。」
「ははは、そう腐るなよ。別に無理強いしてる訳じゃないんだ、降りても誰もとがめやしないさ。」

そうは言われても、別に乗るのが嫌だって訳じゃないし、俺でも状況をちょっとでも好転させられるなら、そっちのほうがいい。
雨城さんの後を追いかけ、黙ってハシゴを登る。

「あれ、なんかコックピットちゃんとしてるし。」
「感動はエンディングのあとにしてくれ、今はとにかく急ぎだぜ。」
「お、おう!」
89それも名無しだ:2012/05/29(火) 19:31:19.45 ID:YwmBdIWV

ピコペコピコヴーーン……

「いよしっ『マグマダイブ』起動ぉーーっ!!」

雨城さんがノリノリでレバーを引くと、機体もゴウゴウとうなり出す。
ぬかるみみたいなマグマの入り口に、拳骨突き立てて素もぐり超特急。あとは歯ぁ食いしばって、とにかく突き進む!!

ズゴガゴガアアアアーーーッ

「どおおおおおああああ!!!」
「うるせえええええ!!!」

「これが黙っていられるかあああああぁぁ……っと、おっ!?」

流れる灼熱地獄の中をかき分けていくプラグマだったが、突然、その動きに異変があらわれた。
前と同じ条件なら、マグマを突き抜けたらそのままバゴラの親玉がいるはずだ。
というより、そこまでずっとマグマ続きで「突き抜ける」なんて事はありえないハズだが……

ドガシャゴアァッ!!!

「痛てて……ああっ!?」
急に放り出されたのは空中で、叩きつけられたのは地面。
地中だってのにそれが起こるのはおかしな話だけど、周りを見渡せば理由は一目瞭然だ。

「なんだ、でかい空洞になってやがる。しかもありゃ……!」

岩盤に突き刺さって動けなくなっているのは、例の新兵器だ。
でも、その刺さり方はどうみたって自然じゃあない。
通信電波やマグマを押し込めている、この空間もだ。

ザッ……

『やはり来たかプラグマ、裏切り者の木偶。猿知恵で作った地上の玩具では話にならんからなあ。』

漏れ出た炎の明かりに照らされて、現れた影はザルガン帝国のロボット兵器・アイスマン。
イヤミったらしい喋り方は山車山で戦った透明化する機体の奴!

「先に手を出してるのはそっちだ、大人しく殴られろよッ!」

ゴウッ――

「断る」

――ドバギャッ!!
90それも名無しだ:2012/05/29(火) 19:32:11.74 ID:YwmBdIWV

「ぐおおっ!」

雨城さんがプラグマで飛び込んだのも一瞬だっけけど、崩れたのも一瞬だった。
まっすぐ貫いた手を、アイスマンがおさめる。

「今のじゃポイントもやれねえよ!」

雨城さんがプラグマを立ち上がらせ、再び距離を詰める。
どうやら相手も飛び道具はないらしく、不用意には動かない。
だったらとステップで揺さぶりをかけ、ワン・ツーを叩き込む!

「ガードが遅れたか、チャンス!!」
『フン、賢しい』

ズボグォアアアアッ!!

「なあっ!?」
「またカウンターっ!」

「この野郎――おおッ!!?」

ギュラァッ!!

今度は回し蹴りにまで合わせてきやがった!
体重を支えきれなくなって、不恰好に倒れこむプラグマ。いくらなんでも的確すぎる!!

「まさか動きを読んでるってわけじゃねえよな……?」
『ご名答だ。もっともその事実の前では何をする事もできんがな。』

ハッタリだと思いたいが、「読まれている」結果があるのは揺るがない。
このままじゃ、ホントにコイツの二の舞だ。
そう思って脇のなんちゃらシーカーに目をやっていると、いきなりその距離がぐいと近づいた。

「うおりゃっ!!」

次の瞬間にはシーカーの後ろ半分が、引きちぎられて宙に舞っている。
狙いはもちろんアイスマンだが、やっぱりと言うべきか遠くからの攻撃でも、あっちは難なくかわす。
けど、雨城さんの目的は、この一瞬だけでも視界を覆う事にあった。
あっちが元の体勢に戻る頃には、振り上げた拳が待ち構えて――
91それも名無しだ:2012/05/29(火) 19:32:42.85 ID:YwmBdIWV

ズドム!!!

プラグマのがっしりとした巨体を、一直線にアイスマンの肘が弾き飛ばす。
またまたカウンターだ……!!

『地上の人間はよほど学習能力がないと見える。いくらやろうと無駄だというのに。』

確かに、このまま突っ込んでいてものれんに腕押しで無駄にエネルギーを消費するだけだ。
でも、今のやりとりで分かった事だっていくつかある。
あいつは自分から攻めてこないけど、こっちのフェイントには反応している節があるし、動き自体がメチャクチャ早いわけでもない。
つまり完全な後出しジャンケンじゃなくて、こっちの出方に合わせて、あらかじめ動いているという事だ。

「――問題はそのカラクリだな。反撃が嫌だといって手をこまねいても、こっちが増援が期待できる場所でもない。」
「じゃあどうするんすか?」

「そうだな……ここは『逃げる』!!」
「はぁーーっ!?」

言うが早いが急旋回してホップステップダッシュジャンプ。
入ってきた穴にでしがみつく、が。

「げ。」

ビシッ……ビキキドガッシャーーーッ!!!

つかんだ岩壁が崩れ落ちて、本日二度目のズッコケ大転倒。
黒炭のような土煙がもうもう舞い上がる。
……いや、それだけじゃない。今まで「見えなかった」ものまで、一緒に宙へ巻き上がっている!

「なんだこの氷のモヤ、レンズみたいに光を集めてるぞ!?」

そして、その光が集まる先は、アイスマンの「像」が映し出されていた。

(こいつで攻撃をずらしていたのか? いや、今までのは「かわしてからの反撃」じゃなくて「攻撃の直前で潰す」動きだ……じゃあこいつは一体なんなんだ!?)

『諦めろ地上の。今日この場所が貴様の墓場だ。』

オオオオオオオン……

地の底からうめくような音が、不気味にこだまする。


つづく
92それも名無しだ:2012/05/30(水) 21:12:04.79 ID:hx87DM1/
機動堤防ダムガン

地球温暖化で南極の氷が溶け、世界の95パーセントは海に覆われてしまった
新たな陸地であるスーパーメガフロート・サイン5の少年「氷室光」は、資源略奪にあらわれたオゾン帝國のモビルダイバーを撃退するべく、父親の開発した最新鋭機ダムガンを起動させる
ある時は水中、またある時は水上、そしてまたある時はメガフロート上……青い星で種の生存と自由を賭けた戦いが始まる

ダムガン
南極の奥深くに閉ざされていた未知の金属ミノオンダイトと、海水を利用して起動するハイパーナゴロ・ドライブを搭載したモビルダイバー
あらゆる地形に適応し、高い流体制御能力と出力を誇る
93それも名無しだ:2012/05/30(水) 21:51:33.68 ID:zokQxWvY
あからさまにアレだけどなにげに面白そうだから困る
94それも名無しだ:2012/05/31(木) 21:22:08.80 ID:IC5QYNAy
覇界走星機バスター★カノン

 巨大隕石衝突で文明が崩壊した未来の地球で、地層に埋もれた機械が掘り起こされる。
 しかし、高度な機械装置ほど、使用には膨大なエネルギーが必要。
 現在の発電技術と環境では宝の持ち腐れであった。

 主人公ランチャ・ランクスはそんな使い道のない機械を掘り出しては分解して売り飛ばすジャンクハンター。
 ところがある日、地盤沈下に巻き込まれて地下空洞に落ちてしまう。
 しかしそこには、非常時に備え過去の人々が建造した超々圧縮エネルギー貯蔵装置エルバレットが保管されていた場所であった。

 エルバレットを狙う人間たちから逃れ、生き延び、仕方なしに平和を築くべく、ランチャは過去の遺産を復活させる。
 それは危険な力を守る盾であり、閉じ込める檻であり、操る器だ。


★バスターカノン
 恒星にも匹敵すると言われるエルバレットのエネルギーを受けて起動する大型兵器。
 二足歩行の人型で、投射面積が大きいというデメリットも、大出力が成す高速運動と電磁装甲(バリア)の前では些細な問題。
 あらゆるジャンク武器をその場で組み上げ、使いこなす器用さと攻撃範囲の広さで、孤軍奮闘する。

 あくまでエルバレットの出力ありきなので、機体そのものの性能はそこまで高くなく、ランチャの手によって行く先々で改造が加えられる。
 エルバレットは親機的存在であり、実はエレメントシェルと呼ばれる子機エネルギー貯蔵・転用装置が世界各地に散らばっている。
 バスターカノンはただ電力の供給を受けているだけだが、バレットとシェルは組み合わせる事でさらに出力を増すとともに、これを様々な形で応用する事ができる。
 ビーム粒子の固定化・分散化や、他エネルギーへの共鳴干渉、金属元素の再結合など、その能力はシェルの種類によって異なる。

 シェルは単体でも膨大なエネルギーを持っているので、これを集めて守るのもランチャの旅の目的のひとつ。
 カノンの名通り、背中に巨大な砲塔を備えており、これにシェルのエネルギーを装填すると、種類に応じた超強力な圧縮弾を放てる。
 ただし一度発射したシェルは一週間機能が完全停止し、再起動後さらに1ヶ月のチャージが必要になる。
 なので基本的にはジャンク武器と、カノンによる棒術的殴打が主戦法になる。

★バンキニッシャー
 物語の後半で登場するライバル機。大陸一つを犠牲にして誕生した悪魔の心臓デモンバレットを搭載し、3つのアーキ・エルバレットを連動させる事でバスターカノンに匹敵する出力を誇る。
 失われた生物・化学兵器を惜しみなく使用し、ランチャとエレメントシェルを奪い合う。
 自律金属細胞により超質量を取り込んだ大剣ソドム・ダムドは、獅子や竜などシェルの力で生物のような姿に変わり辺りを食らい尽くす。
95それも名無しだ:2012/06/01(金) 00:02:20.83 ID:SXZkNXfQ
超機星ディゾフィオン

太陽の寿命が間近に迫る遠い未来、機械技術の発達した太陽系の住人たちは、広い宇宙に新天地を求めて旅立っていった
それは過酷な旅路であり、いくつもの船団が住む場所を見つけられず滅びていった
だがそれでも、百年、二百年と世代を重ねるうち、住める星をみつけたものもいた。

ついに太陽が崩壊するまで一年のリミットとなった年、残された人々も旅立ちを余儀なくされる
しかし頼みの綱であるはずの銀河系の親族たちは、その日を境に音信不通となる
それは恒星のエネルギーを吸収して銀河系を破壊する暗黒物質生物のしわざだった
次々と消えていく空の明かりを前に、残された人々は太陽をコアにスペースコロニーを連結させ、わずかなてエネルギーを振り絞り、外宇宙へと旅立つ
96それも名無しだ:2012/06/01(金) 14:27:19.16 ID:z9P1Fi2Q

誰も立ち入ることのできない密林の奥深くに存在する魔境、Dゾーン。
そこに棲みつくのは、抹消されたはずの危険な遺伝子改造生物兵器。
彼らは決して群れる事をよしとせず、刻み込まれた偽りの本能に従い殺し合いを続ける。
そんな自然と人工の狂気とが混ざり合うコロッセオに、ひとつの異形が。

【ジャングラー・ナイト・シックス】

不朽の金属でできた四本の腕としなる尾をもち、木々の合間を駆ける鎧の魔獣。
その頭脳を司るのは、四肢を家族を名を奪われた一人の復讐者。
今日も銀の刃を掲げ、糧にならぬ血をすする。

97それも名無しだ:2012/06/01(金) 23:06:00.03 ID:SXZkNXfQ
聖痕のペルソナ・ペイン

資源価値を失った地球は、それでもシンボルとして太陽系コロニーから重要視されていた。
機甲代理戦争と呼ばれる、大型機動兵器を用いた覇権争いもその一環である。
だが科学技術の粋を集めた武力の化身たちをあざ笑うかのように、一蹴していくものがいた。
ペルソナ・ペインは搭乗者を守る盾でありながら、外界よりの痛みを伝達し、増幅し、力に変える。
それは傷つくことを忘れた人々の業を、引き受けているかのようであり、そして憤っているようでもある。
98それも名無しだ:2012/06/02(土) 19:37:11.61 ID:9ekXBL+I
感情戦士ハートレイン

ある日を境に、少年少女たちの精神エネルギーが覚醒と暴走を起こす超常事件。
それは人類にとって早すぎた進化のステップだった!

「もはや不完全なたんぱく質の体や、老いた星に縛られる時代は終わった!」
不安定な感情を排し、覚醒者同士の精神状態を共有・同一化させる事でこれを制御する組織「機属械柩」は、人類の先導者を名乗り、世界中の覚醒者を取り込み地球の支配を目論む。

そんな彼らに対抗するべく誕生したのは、同じ機械でありながら、人の心をコアに、人の感情を力に変える感情戦士(サイコ・フィール・フェノメナイザ)と呼ばれるロボットだった。
熱くたぎる炎、静かに凍てつく氷、激しく走る稲妻――喜怒哀楽と個性をもって、その我を貫き通せ!!

・千汐太陽
困った人は放っておけない、正義感に満ちた熱血少年。
ハートレインが搭載する自律型エネルギードライブ「ナイトラウンド」に感情潮流(オーバーロード)する事で、怒りをトリガーに爆炎を操る事ができる。
99それも名無しだ:2012/06/03(日) 16:04:39.94 ID:5OJXwOxv

【題名】
ロボットVSゾンビ

【プロローグ】
科学技術が発達した未来。人型ロボットが普及して人間たちの労働力となっている。
なんらかのきっかけで戦争が勃発。ロボットが兵器として動員され、ロボット同士での戦闘が激化する。
戦地の拡大と荒廃が進む中、戦闘用として完全自律型のロボットが登場。

【1章】
自律型ロボットたちは圧倒的なスペックで戦況を大きく変化させていく。
しかし、あまりにも過ぎた破壊性能に、開発国側がこれらを停止させ、その間に戦争は収束。
痛み分けの形となり、ロボットは任務を解除されないまま封印される。

【2章】
封印されたロボット達が目覚めると、開発国は荒れ果てて人の気配すらない。
優先任務を人命救助から報復へと移行させ、隣国への進軍を開始するが、道中の中立国で、破壊しつくされた各国兵器の残骸を発見。
任務を捜索・情報収集へと移行し、民間人との接触を試みるロボット。
しかしようやく発見したその民間人に襲われてしまう。

【3章】
呼応するかのように隠れていた人間達が群がり襲撃。民間人への攻撃を許可されていないためうまく逃げられないロボット。
数体がそのまま捕まってしまうが、その時先に目覚めていた自律型ロボットと遭遇し、これの手引きにより残りは離脱に成功する。
先のロボットにより、地上の人間達が変わり果ててしまった事、開発国が全滅した事を聞かされる。
しかし手引きをしたロボットは敵国のものであったため、真偽をめぐりグループ内で亀裂。
だがその夜、変わり果てた人間=ゾンビの大群が押し寄せる。
強大な力を持ちながらも、行使できないロボット達はこれによってバラバラに分断される。

【4章】
このままでは一方的に破壊されるのみであるため、ロボット達はそれぞれ道を模索。
あるものは、生き残った正常な人間を探し、これを最優先保護対象として設定、防衛による武力行使の許可を得ようと放浪。
あるものは、倫理思考を排除し、自己を捨て去る事で完全な破壊兵器として戦う術を求める。
あるものは、変わり果てようと守るべきものには違わないと、ゾンビの側に向かう。

だがそれらは実ることなく、一体また一体とゾンビ達の前に崩れ落ちていく。
そしてあるものは、戦いの末に、もはやその理由がないと悟り、破壊される事を受け入れる。

【5章】
最後まで生き残った2体のロボットは、仲間が遺した倫理思考の部分停止システムを完成させ、理性を犠牲にしながら戦う。
ゾンビを人類と認識する思考パターンをフリーズさせた事で、兵器としての性能を遺憾なく発揮するロボット達。
しかし圧倒的な物量を前に、徐々に押されていく。
また人類を認識しなくなった事は、これのために行動するというシステムの基礎思考に悪影響を与えていた。

過去の記憶における人類との整合性がとれず、狂いはじめる思考。
そこで2人はメモリーを物理的に破壊して人類の再定義を試みる。
それは存在しない創造者を想像し、崇拝し、拠り所として戦うという行為であったが、それら高次元的思考を行うには2体の思考破壊は進行しすぎていた。

一方のロボットは既に自我を保つことも困難であったが、余力を振り絞り、もう一方を守るべく自爆攻撃を行う。
ゾンビ達の進軍が止まる事はなかったが、この行動はロボット同士の帰属意識と自己犠牲、そして死という概念を学習させ、残る1体に「自分を含めたロボット達を新たな人類として定義する」事を可能にした。
怒り、悲しみ、そして自分自身の生への執着により、開発国すら想定していなかった性能を発揮する最後の1体。
そしてついに、ゾンビ=地上全ての元・人類を掃討する。

【エピローグ】
戦いを終えたロボットの眼前に広がるのは、無残な破壊の跡と幾多の屍。
もはや地上には自らをのぞいたロボットも動物も存在しなかった。
孤独と仲間を偲ぶ感情を学習し、認識したロボットは、最後に新たな人間に至った証を残す意味も込め、ひっそりと命を絶つ。
100それも名無しだ:2012/06/04(月) 00:21:04.44 ID:22c/aPQj
とある宇宙人の乗り物は人型が常識です。
とある宇宙人のいる星系はでこぼこな星が多くて平らな道は極々わずかなのです。なので、タイヤでは無く足がついています。
恥ずかしい話しなのですが経費削減のためパーツは少ない方がいいと上から命令がきてまして、多足ができず二足歩行なのです。
さらに、何かの度に機体から降りるのは面倒なので機体からおりなくても作業できるように腕がついているんです。ええはい、腕も指も少ない方がいいそうで二本の腕に親指と人差し指、中指しか無いんです。
下手に付けると邪魔になるセンサーの類は頭部に集まっています。
とどめに開発チームが悪ノリしちゃって、ヒロイックなデザインにしてしまい、それをコンペにだしたらとおってしまったのです。
そうして、とある宇宙人の乗り物は人型が常識になっちゃいました。
そういうわけで私達、とある宇宙人だけで構成された第五百五十五宇宙警備保証部隊は他の部隊と違い、人型ロボットの部隊なのです!


とある宇宙人
とある星系に主に生息している宇宙人
見た目は地球人と変わりは無いが身長が大きくても150pで止まってしまう。
宇宙警備保証で唯一の人型ロボット部隊であり何故か出番が多い。
ライバルはパワードスーツを使う六百六十六部隊。


宇宙警備保証
文字どうり宇宙の警備を引き受ける会社。……表向きは
裏ではとんでもないところと繋がっており時々警備以外の仕事も引き受ける。
社長の趣味で部隊は全員女、心は女だけで構成されている。

101それも名無しだ:2012/06/04(月) 07:11:34.00 ID:txhEZl43
人型ロボットである理由にはいつも苦労するが、こいつは屁理屈なのに妙に説得力あるなw
102それも名無しだ:2012/06/05(火) 00:07:11.53 ID:TaVjwY/C
ウェポンチェンジャー・パトリオン

宇宙意思マスターウェーブの波動を受け、地球上の武器たちに魂が宿る
ウェポンチェンジャー、それは文字通り武器が変形する事で完成する巨大ロボットだ
鳥や昆虫、大蛇など地上の生物の要素を取り入れ、多種多様な戦士が誕生する

奇しくもこの時、極秘裏に発射されたある兵器が日本に向かっていたのだが
今まさに炸裂しようとしていた瞬間、魂が宿り事態は急変する……

パトリオン
まさかのミサイルから変形するウェポンチェンジャー
非常に高いスピードと頑丈な装甲をもち、体当たりだけで周囲一帯を破壊する
しかしあまり強くやると、自身の身体が爆発してしまうので常に冷や汗をかきながら慎重な戦いを強いられている
103それも名無しだ:2012/06/11(月) 08:56:43.14 ID:XX7zqbKT

 107 名前: それも名無しだ 2005/10/10(月) 01:54:53 ID:eDmrVqIe
 『フランケイナー』
 異星人がバンパイオーを取り戻しに襲ってくる兵器。
 機体は負けた場合、回収改良を重ねツギハギ状態になっている。
 操縦者にダメージがダイレクトに反映される為操縦者は使い捨てとなる。
 必殺技はその時の操縦者によって異なる。

ttp://dl3.getuploader.com/g/4fd533ad-5a78-4e54-866f-0e6fb63022d0/bkr_files/2/Frankeinor.bmp
104それも名無しだ:2012/06/12(火) 08:47:55.50 ID:qYLm5xCK

 114 名前: それも名無しだ 2005/10/10(月) 04:27:36 ID:cPj4VsPQ
 一枚噛むか。
 「クレリッカ」
 異星人がバンパイオーを分析し作りだした地球侵略用汎用兵器。
 装備は、斬撃武器の
 「ソーディ・クロッセ」
 バンパイオーの計器類を
 一時的に狂わせる内蔵ビーム兵器
 「サニラ・レイ」
 バンパイオーの生体ユニット部分に動作不良を起こす八分割炸裂式ガス榴弾
 「ガリッカ・グラニーデ」など。
 上位機種にさらに戦闘能力を向上させた「プリスタ」や、カスタム機
 「バイバル」がある。

ttp://dl3.getuploader.com/g/bkr_files/24/Clericka.gif
105それも名無しだ:2012/06/13(水) 08:16:15.01 ID:JS9Mn1O1

 116 名前: それも名無しだ 2005/10/10(月) 08:40:10 ID:pAF9RqhZ
 106 同調させてもらう!!
 
 「ワーウルフェン」
 
 対バンパイオー破壊兵器。
 狼のような体躯を持ち、パワーに特化した二足歩行獣人型、スピードに特化した四足歩行獣型、の二種に変形可能。
 『ハウリング・ウォー』と呼ばれる遠吠えは如何な物体をも振動させ、破壊する。
 飛行が出来ない事が難点だが、ビルなどの高い建物を縦横無尽に駆け回りバンパイオーを撹乱する。
 灰色と黒色の二機が存在する。

ttp://ux.getuploader.com/bkr_files/download/26/WerewolfenBlackH.gif
106それも名無しだ:2012/06/13(水) 22:42:58.41 ID:acx/UtOz
カーイカイカイ♪カーイカイカイ♪
107それも名無しだ:2012/06/14(木) 08:19:26.77 ID:YtnjVWQv
108それも名無しだ:2012/06/14(木) 13:59:30.66 ID:p8owl5CN
絶対聖義プシュケリオス

オートマティックレーザーで邪悪を察知し焼き払う
パワーが上がれば上がるほど察知力も強くなり、最終的にはほとんど無差別破壊兵器と化す
カルマゲージと呼ばれる計器がついており、これが0になると次の適合者を機体が認識するまでパイロットの命が削り取られていく
エネルギー炉には、これによって殉死していったパイロットの遺体が眠っており、緊急時に超常的なパワーを与える
109それも名無しだ:2012/06/15(金) 08:44:57.45 ID:Z/Jcomga
110それも名無しだ:2012/06/15(金) 20:25:50.10 ID:8d3DiXiq
機動星龍討伐作戦(バスター・オブ・ウロボロス)

異星からの殺戮者を退けるべく、地球は科学の粋を集め防衛兵器を建造する。
それが自律武装オービタルリング・ウロボロス。
惑星の自転・公転による重力エネルギと太陽の熱エネルギにより稼働する、文字通り地球を取り囲む攻防一体の兵器である。

激しい戦いの末、見事インベーダを殲滅せしめた地球であったが、物資は底をつき地球は荒廃。
そのため国連はウロボロスを復興のために一部の分解と大幅な改造を計画。
同時に、インベーダの解析により得た技術と情報で、太陽系外への資源探査に乗り出す。

だがウロボロスの瞳には、まだ戦の炎が燃えていた。
制"宙"権を支配し、無限の力を蓄える機動星龍を相手に、人間たちの無謀な戦いが始まる。


ゲオルギア
対ウロボロス用に再改造された地球の宙域戦闘兵器。
足をもった亜人体型をしており、ウロボロスが発生させる擬似重力場の内外でも対応できるようになっている。
ムジョルニアと名付けられた破壊槌を持つ。

111それも名無しだ:2012/06/16(土) 00:04:32.52 ID:kjNmxjVt
GEORGIAをジョージアって読まないでゲオルギアって読んでた中学時代思い出した
112それも名無しだ:2012/06/16(土) 08:43:35.17 ID:h3BX2REP

 106 名前: それも名無しだ 2005/10/10(月) 01:37:03 ID:YCaZiaOm
 >>96 こういうの?
 
 『ズィルバークーゲル』
 対吸血機組織「ヴァイスキルヒェ」が作り上げた殲滅兵機。
 バンパイオーとパイロットの血液リンクシステムの機能を一時的にフリーズさせる攻撃
 「ゾンネンシュラーク」を使う。

http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/29/Silberkugel.gif
113それも名無しだ:2012/06/17(日) 00:09:15.52 ID:8lEbdSAO
月光ロボ

月光サムライ・月光ニンジャ・月光リキシの3機で1小隊
それぞれ近・中・遠距離を得意としている

・月光サムライ
侍スタイルの近距離型
メインウェポンは月光ブレード
前進特化ブースターによる踏み込みと、強固な甲冑アーマーにより
近〜中距離までの間合いを得意とする、遠距離は攻撃方法が無い

・月光ニンジャ
忍者スタイルの中距離型
ビームクナイ、ビームカギツメなど近距離から
火遁ファイアー、水遁ウェーブ、雪遁サンダーなど中〜遠距離までオールレンジで戦えるが
戦局にあわせた陣取りをする機動速度を得るため装甲が犠牲になっている
そのため被弾率の高い近距離は苦手、また遠距離も離れすぎると武器命中率が下がる

・月光リキシ
力士スタイルの遠距離型
米俵のような大筒バズーカがメインウェポン
玉は放物線に飛んでいくので近〜中距離では使用できないが
着弾地点は大きなクレーターができるほど威力がある
懐に入られても、機動力度外視のブ厚い装甲、接近戦用のツッパリ張り手など
防衛に廻る事もできるが、鈍重ゆえに中距離からの回り込み戦法などに滅法弱い
114それも名無しだ:2012/06/17(日) 16:13:04.77 ID:TFUaja+p
115それも名無しだ:2012/06/18(月) 20:30:43.19 ID:bcjb5GwH
ヒートウォーカー

灼熱の溶岩地獄と化した地上を歩く、鋼鉄の歩行者。
飛行燃料や大規模な発電施設が確保できない地上だが、熱エネルギー変換技術の革新で、溶岩から直接供給を受けるという手法が確立された。
とはいえ無限に稼働できるわけでもなく、接地面積をできるだけ減らすために二足歩行で駆ける。
常に許容熱量ギリギリの状態でエネルギーを得ながらに、再開拓を行うヒートウォーカーだが、彼らの危険はそれだけではない。
いつの時代も、新たな技術が生まれれば争いも生まれるものだ。
道具は進化しても使う側のモラルは退化しているというのだから、質が悪い。

116それも名無しだ:2012/06/18(月) 23:24:59.09 ID:+Q4IMt9a

 850 名前: それも名無しだ 2005/12/17(土) 14:22:57 ID:BVudpmmk
 >>824のライバルロボ考えてみた
 【流氷―ドラグ・シルヴァー―】
  宇宙戦団「武裸都度☆無一(ぶらっどないつ)」が建造した新型のジャイアントウォーリアー2号機。
 またの名を氷結戦機と言う。
 氷をかたどったカラーリングと、右腕と同化した「激流―ハード・ドラゴン―」が特徴。
 武裸都度☆無一の幹部、セクシーボーイの「藤堂 流(とうどう ながれ)」がパイロット。
 必殺技は、激流で相手を氷付けにする「クリスタルタワー」。超低温のため、浴びせ続ければそのまま砕け散る。

http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/33/Doragsilver.gif
117それも名無しだ:2012/06/18(月) 23:47:26.53 ID:wSKDw4Wj
アイコンの人、毎回小さいのにちゃんと個性出ててすごいなぁと思うんだけど
やっぱり一回大きい頭身でデザイン作ってからアイコンサイズにデフォルメして落とし込んでるの?
118それも名無しだ:2012/06/19(火) 23:34:52.38 ID:TA4pMt/B
宇宙戦団「武裸都度☆無一(ぶらっどないつ)」旗艦「黒疾風(グロシップ)」
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/34/GroShip.gif

>>117
複雑な機構持ちだったりモチーフが特にないやつは固めるためにやる事もあるが
基本的にはある程度のイメージだけで打ち出して、作りながら考えることが多い気がする
119それも名無しだ:2012/06/21(木) 19:31:05.51 ID:u7ZB04zy

巨大隕石の衝突により氷河期が再来した!
さらに隕石に含まれる謎の物質が大気中に拡散したために、地球上のあらゆる電子機器は停止してしまう!
植物も育たず、多くの動物が息絶え、残るは人間を含めたわずかな種のみ……

極寒の地上で食料を確保するべく、なんとか電子機械を保護して遺伝子工学をすすめる科学者たち
しかし防護壁は予想以上の速度で崩壊し、実験は未完成のままに終わる

いや、終わっていればまだよかったが、地上をさらに過酷な運命が襲う!
隕石に含まれる物質を吸収して突然変異した実験動物たちは、危険な環境適応を果たしたのだ!
シェルターを破壊し、残る生物たちを襲うミュータント!!
電子機器の使えず銃弾の製造も追いつかない今、その巨体に対抗するには、それを上回る質量をぶつけるほかない!!


【未来石器ランドハンマー】
巨大隕石を削って作り上げられた歯車式の巨大ロボ。恐ろしく固いうえに、エネルギーを逃さず循環できる特殊構造を持っている。
毎回30〜50人が乗り込み、ひたすら自転車をこぐ事で稼働する。
特殊な武器など持たないが、全長40メートル重量620トンは動くだけで一帯を破壊する。
重すぎて地面を陥没させてしまうのが難点。
120それも名無しだ:2012/06/22(金) 20:46:28.20 ID:0LeMKA4F
子供の頃、友達がやっていたスパロボのデモ画面で、ザクの頭が宇宙を漂っているのを見て「あれを操って攻撃するロボとかいたら強そう」とか考えてた
121それも名無しだ:2012/06/25(月) 22:43:57.28 ID:vlOYJ6Zr
ttp://sokuro.pa.land.to/GenkaiTest.zip

ゲンカイザーSRCのβテスト用パック配布
詳細はReadme参照
ご感想お待ちしております


波乱を呼ぶゲンカイザーSRC!

次の舞台は、なんと海外!?


ゲンカイザーSRC新展開・『ゲンカイザー争奪決戦編』!!

新シナリオ配布に向けてただいま準備中!!


「ゲンカイザーの力は、人類すべてのために使うのがフェアというものだ!!」
122それも名無しだ:2012/06/27(水) 14:12:11.75 ID:CgM1hm4Q
なんかいろいろ増えてるのね
123それも名無しだ:2012/06/28(木) 01:17:39.14 ID:HqginCyx
>>121
いつも乙です
124それも名無しだ:2012/06/29(金) 00:36:46.73 ID:byYyA9ZM
ジャックとマスターメイル
詐欺師にだまされて買った謎のジャンクパーツは自律成長型の超高性能チップだった!
廃棄場のロボットたちを取り込んで成長したロボットは軌道エレベーターのアクセスコードを入手
少年とともに、地上を支配する機械巨神の世界へと突入する!!
125それも名無しだ:2012/07/08(日) 23:32:44.23 ID:CS/5yQWs
アトモテクターA
通常時はこれといって強力ではないが、アトモコアと呼ばれるパーツをセットする事で、対応する能力を発揮する。
アトモコアは複数種あり、空の状態であるソリューコアに、感情エネルギーを蓄積する事で完成する。
チタンコア、マグネコア、アルムコア、ゴルドコアなど、主に金属をモチーフとしたコアが存在。それぞれ、得意とする攻撃・防御タイプが異なる。

後に、ちらにもアトモコアをセットして、より攻撃に特化した能力を使える剣、「アトモブレイバー」が完成。
また、本体とブレイバーでそれぞれ異なるコアをセットし、共鳴させる事で「超合剣」と呼ばれる必殺技が使えるようになる。
126それも名無しだ:2012/07/10(火) 19:50:34.61 ID:QvXfGAop
念土闘機クレイターバーン

普段何気なく目にしている、土、水。それらが実はとんでもない能力を秘めた奇跡の物質だとしたら……

時は近未来、環境問題が加速する時勢、突如として宇宙からの来訪者が現れる。
彼らの狙いは地球の土と水。なぜなら、それらは宇宙人が持つエキゾチック物質・ゴレオンと結びつく事で、
凄まじいエネルギーを発するという、広い宇宙でも類を見ない最高の条件を満たしていたからだ。

宇宙人たちが地球を掌握すれば、さらに多くの星が戦場になる。平和を望む宇宙人の一団エメスの協力を得て、地球人は決死の防衛戦を試みる。
そのためにもたらされた力が、意思を具現化し戦う巨人・念土闘機だった。


・クレイター
ゴーフレームと呼ばれる特殊な球体連結型のコアに、エキゾチック物質・ゴレオンと融合した土と水があわさり完成する、宇宙人が念土闘機と呼ぶロボット。
念土の名通り、思念に反応して稼働し、また強いイメージによってその姿すらも変化させる事ができる。
起動時の素体状態での能力は低いため、このイメージ変化の重要性は非常に高い。

ただ、パイロットは戦闘時の外部干渉を多大に受けるため、非常に強い精神力と柔軟な想像力を求められる。
結果的に、適正のあるものはほとんどが子供という事態になってしまった。

イメージ変化は自由な動きができる反面、攻撃力・防御力ともに低いという欠点がある。
これを補うために搭載されているのが、バーンシステムと呼ばれる特殊なリミッターモードで、パイロットの精神状態が極限まで高まると、イメージを固定し、その能力を最大限に発揮可能になる。
凄まじい攻撃力・防御力を誇り、感情を持たない宇宙人の念土闘機を圧倒するが、イメージが固定される事で、破壊された場合のパイロットへの危険性も高まる諸刃の剣である。

発動後も、地球の水で時間をかけ分解しなければ素体に戻せないため、戦略上の自由度も狭まる。
127それも名無しだ:2012/07/17(火) 23:42:38.50 ID:lEPUPXwz
サムライリバイバー

金属に封じられた記憶を引き出す新技術メモリドライバによって、戦国時代の刀剣から武将達が蘇る
彼等は新たな身体となった巨大鎧を操り、日本を狙う黒き星の侵略者と戦うのだ
勿論、すべては自分が天下統一を成し遂げるためである
128それも名無しだ:2012/07/18(水) 03:33:39.49 ID:XUNFV3he
リボルバスター
リボルバーカートリッジ式の大型粒子砲を装備した射撃戦特化の機体。。
同時最大装弾数は6、カートリッジを使用することで様々な使い道が可能。
また、予備カートリッジも数セット装備されており、使用済みのカートリッジはその場で排出される。

使用数1:エナジーキャノン(通常ショット)
使用数2:マグナムショット(高威力高反動)
使用数2〜:バーストショット(長時間照射、使用数ごとに射程・威力・照射時間が延びる)
使用数3:スプレッドショット(散弾)
使用数3:ガトリングショット(ビーム連射)
使用数6:スパイラルショット(最大威力、粒子の減衰を抑えるため螺旋回転させて指向性を持たせる)
129それも名無しだ:2012/07/20(金) 22:43:18.01 ID:GuuV6stV
最後のやつドッズライフルじゃねーかw
130それも名無しだ:2012/07/24(火) 20:58:46.19 ID:Oawi3VJa
機動牢獄アルカトランサー

絶海の孤島『として』造られた人工島刑務所ネオ・アルカトラズ。
それは普通の刑務所では管理しきれない、危険な長期刑・終身刑の囚人たちを収容するための隔離施設だった。
だが、どんな技術を用いようと、所詮は人の作ったもの。人ならざる領域に達した天才達が、一つの目的のもとにその力を合わせた時、それはもはや「外界を守る檻」ではなく「外界を制する槍」となっていた。
「脱獄できないなら刑務所ごと動けばいいじゃない」
史上最悪の巨大ロボットは、渦巻く野望を乗せて大陸へと向かうのだが……


ドクター・ドクロイズ
地球の軍事レベルを二十年は進めたと言われる機械工学・物理学の超天才。
刑務所を巨大ロボ・アルカトランサーに改造した張本人であり、毎回新たな武器を作り出す。
「平和がいいならベッドでパイプに繋がれてろ! 世界征服を目指さん天才など天才じゃねえ!!」
と米寿を迎えているはずだが、やたら活動的。

ミスター・ミッシング
どんな場所にも忍び込む潜入と工作の達人であり、あらゆる機械・器具に精通している。
実働隊として刑務所改造に多大に貢献。普段は姿を見せないが、いつもどこかで修理をしているらしい。
「隠れているのが一番安全。それも一番強い奴の影にね」
と言っている事から敵意はないが底は読めない男。

ジェネラル・ジェラルド
7つの国で反乱を指揮したと目される、ゲリラ戦術と人心掌握のプロフェッショナル。
巧みな交渉術と隙を突いた一斉蜂起で瞬く間に刑務所を乗っ取り指揮官の座に。
「俺は道を探して指し示すだけだ。他の使えない道は切り崩していくがな」
と仲間の意志そのものは尊重している様子。

スパイダ・スライダー
ただの一般市民にして裏で世界をおちょくり続けるスーパーハッカー。
刑務所のプログラムを改ざんするどころか新たに組み上げ完全な制御下へ。
「こんな最高に馬鹿みたいなことやれるなんてハッピーだぜ」
と半分どころか面白さ200%で我が道を行く。

クール・クー・クルール
どんなマシンでも触れたその瞬間から乗りこなし、正確に積荷を運ぶ伝説の運び屋。
アルカトランサーの操縦を任されており、与えられた新武装もなんなく使いこなす。
「風に身を任せた結果がコレだからね、今更台風の目からは出らんないなあ」
と乗り気ではないにせよしっかり協力している。

レディー・レイジ
美女の皮を被ったゴリラと称される元女格闘チャンピオンにして刑務所職員。
資金集めの宣伝にと教官に任命されたが、1ヶ月もしない内に刑務所はご覧の有様。
「非常事態なのと更生しなくていいかどうかは別問題だぞコラァ」
と刑務所側で一人だけ対等に渡り合う肝っ玉。
131それも名無しだ:2012/07/28(土) 09:48:02.05 ID:lqE/9Vp4
『マグマダイバー・プラグマ』その19

・前回(>>88)までのあらすじ
自衛隊の雨城隊員と共にマグマダイブで地下を潜行する豪。
だがそこには、ザルガン帝国の将プロムが待ち受けていた。
あらゆる攻撃をカウンターするアイスマンを打ち破る事ができるのか!?
132それも名無しだ:2012/07/28(土) 09:48:43.95 ID:lqE/9Vp4

「でりゃああああっ!」

『無駄だと』

バキョッ!

「ぐっ……もう一丁ぉ!!」

『言っているだろう!!』

「どああああっ!?」

ズドオオオオオン!!

衝撃で空洞内のもろい部分がパラパラと崩れていく。
まただ。何度やっても、なんでか動きを読まれてしまう。
カウンターされる事を前提に、その一つ二つ先を読もうとしたって同じだ。

「クソっ……少年、まだ行けるか」
「行けるけど、行ったってあっちの反撃をどうにかしなきゃ、次もそうないっすよ!」

「だからといってあっちみたいに突っ立てられないぞ。母体のバゴラ獣だっていつまでもここに棲みついてくれやしねえ」

またまたで駆け出すプラグマ。なんだかんだでかなりタフだけど、一発もあてられないままの現状じゃ、ただサンドバッグになってるのと同じだ。

「ちょっと待て、だからって突っ込めばいい理由にならないって!! あれ、なんとかしなきゃ駄目だろ!」
「ごちゃごちゃうるせぇ! だったらお前がやれ!!」
「え!? んな、イキナリ!!?」

走ってる最中にも関わらず、座席のコントロール部をよこす雨城さん。
コックピット改修の成果をこんな所で発揮してどうする!

『む!?』

「せめて止まってるときに……のへああああ!!!」

ズコケャァァアアアアッ!!

……無理に体勢を動かしたのが余計に悪かった。ってか、あの状況で的確に動かせるワケがない。
プラグマは乗っててよくわからない方向にねじれて転倒した。
133それも名無しだ:2012/07/28(土) 09:50:38.24 ID:lqE/9Vp4

「痛つつ、雨城さんのせいだからな!」
「いや、そんな事より見ろ。」

ガタッ……
『ちっ、小癪な……!』

肩ひざを突いているのは間違いなく、あのアイスマンだ!
ということは、さっきのに巻き込まれて当たったという事になる。

「今の、もう一回やるぞ。代われ少年!」

言うが早いが雨城さんはコントロールをぶんどりかえす。
当然、この場でやったらバランスを崩してしまうわけだけど。

『なんのつもりだっ!?』
ギュオウッ!

アイスマンの攻撃が飛んでくるが、よろけたお陰でタイミングがずれて直撃を免れた。

「もらった!!」

それだけじゃない。雨城さんがプラグマのバランス崩れに、相手も巻き込む!!
間際でアイスマンに重力をなすりつけて、そのまま投げ倒す!!

「ビンゴ! フェイント込みでの攻撃はダメでも、間近でのアクシデント的な動きまでは捌ききれないらしいな。」

「だったら、このまま!」
「ああ、シャッフル戦法だ。やっぱ連れてきて正解だったな!」

ずっとやられっぱなしでモチベーションが下がってたけど、光明が見えたとなれば自然に気合も入る!


『ふん、アイスマン・フロゼクトの能力をほんの少しでも理解したようだな。だが!!』
シュオオオッ……

「手品のドライアイスか!? 怯むかよ!!」

ガシッ

『―― 体勢が崩れればそれを補う動きが必ず生じる!!』

ザグシャアアアアアア!!!

「ぐあああっ!!?」
134それも名無しだ:2012/07/28(土) 09:51:36.53 ID:lqE/9Vp4

手ごたえありと思ったが、肉を斬らせて骨を断つってのはなにもこっちの専売特許じゃなかった!
装甲の間を無理やりこじ開けて、貫き手がプラグマの内部までを捉えて壊しにかかる。
力任せにアイスマンを引き剥がそうとすると、それを察してか向こうはすぐに退く。

「チッ、そう上手くはいかねえか……相手からすりゃあ攻撃に繋がる動きだけ見てりゃいいって話になるからな」

相手からすれば……?
相手には、プラグマの動きは、今までどう見えていたんだ?
まさか、あの像、あのもや――――!

「雨城さん、わかった! あのもやにちょっと前映ってたアイスマンの像! やっぱあれが原因だったんだ!!」
「ああ? 仕組みが分かったのか!?」

「こっちから向こうが映ってるのと同じように、あっちにはプラグマの姿が映ってたんだ。あいつにはこっちが近づくまでの細かい動きを、そっから読み取ってたんだ!」

「なるほど、それなら視界がふさがってたって関係ねえし、逆に近くで連続性のない動作をさばけねえ理由にはなるな。だがそれだと今更わかっても手がないぜ?」

「いや……だからやっぱり、もう一回突っ込もう!」
「なんじゃそりゃ!?」

体重をかけていた壁をけっ飛ばして勢いづけたら、全力疾走!
一直線に向かう先はもちろん、あのアイスマン!!

「わかった、やってやるよ、どうせ一蓮托生の運命だからな!!」
ガクン!

『直前で速度を落として空振りでも誘うつもりか? 距離算出が粗末だな!』

「落とすんじゃない、上げるんだ!」
ギュロロロロロロロロ……

「……マグマダイブっっ!!!」

もやを切り裂いて、残りのエネルギーを振り絞り突き進む!!

『アレフのグローフォールを撃墜した技か! だがこの角度ではッ!!』

アイスマンがひらりと飛び上がる。そうだろうさ、マグマダイブは"地面に突っ込むための機能"だからな。
だから狙いはハナっから!!
135それも名無しだ:2012/07/28(土) 09:52:12.36 ID:lqE/9Vp4

ボゴオオオオオオッ!!!

「行くぜぇぇええええええええ!!!」

『いかん! 穴に演算映写粒子が流出し――』

「――心配するのは」

ガゴッ……

「そこじゃねえだろっ……ぉぉおおおおおおおおおお!!!!」

ズゴオアアアアアアアッ!!!!!

地中の地中にもぐりこみ、そこから火山のように噴き上がってアイスマンを打ち上げる!!
燃える拳が空洞内のもやを晴らしてオレンジに染める。


「げほごほっ……まったく、なんつう使い方しやがる。」

ギシッ……

「さあ、俺達の勝ちだぜ。観念しやがれ!」

『勝ちだと? ハハハ……貴様らは決闘でもしているつもりか。勝ったのは我々だ。先刻のバゴラ獣も、今のこの戦いも撒き餌に過ぎん。地上を一掃するためのな』
ザッ……

「待て、どういう意味だ!」
「追うな少年、俺達の元々の目的は母体バゴラの掃討だ!」

立ち去るアイスマンを前に、雨城さんが制止をかける。

「……とはいえ、機体の損傷も激しい。ここは地上と連絡を取るのが先決だ。」

『ふん、そんな悠長な事をやっている時間はないぞ? 貴様らが討つべき敵が今の時間までなにをしていたのか、よく考えることだ。ハハハ……』

こだまと不安を残し洞窟の奥の暗闇へと消えていくアイスマン。まさか……。

「駄目だ……プラグマのもシーカーのも効きやしない。いや、機能は活きてるが、受信する先がない!!」

落ちた冷や汗が手の甲ではじけた。



つづく
136それも名無しだ:2012/07/29(日) 23:42:33.26 ID:OmMy35Hc
否定されたはずのムー、アトランティス、レムリア大陸は、大陸ではなく超巨大ロボットとして存在していた。
ロボット大陸の住人たちは、住めなくなった地球環境改善のために数々の種をまいて宇宙に避難していた。
しかし現代の人間たちによって、それらは全て気付かない間に破壊されており、怒れる彼等は最終手段として地球全土を海の底に沈める事を決定する。
主人公たちはロボット大陸の技術を元に作られた巨大ロボ「タカマガラハラ」を操り、3大陸の破壊に乗り出す。
137それも名無しだ:2012/07/30(月) 19:38:08.13 ID:jrYN/GM1

鉄壁の防御を誇るマキガイン
変幻自在の触手を持つイソギンタス
ステルス高速機動のクマノミー
あらゆる物を切断するヤドカリオン

4体が合体する事で海底勇者アビシビオスとなる
マキガインのパイロットだけ不在なのは気にしてはいけない
138それも名無しだ:2012/07/30(月) 20:52:37.26 ID:3pGmGnw4
N.P.O.砲神ヒエイリオン

侵略抵抗NPOテイル・オブ・ハレーのドラゴン型戦闘機「飛鋭竜(ヒエイリュウ)」が変形する非営利戦闘ロボ
武器に飛鋭利カッター、荷電粒子プラズマ砲
必殺技は荷電粒子プラズマ砲のフルチャージ砲撃「電光火影裏」
139それも名無しだ:2012/07/31(火) 20:41:14.29 ID:7LNlIaQr
穿孔勇者ドリライン

ドリル電磁列車「ドリリニア」が腕に、ドリル鳥メカ「コンドリル」が翼に、ドリル整地重機「ロードドリラー」が脚に、ドリル竜メカ「ドリラゴン」がボディになって合体する勇者ロボ。
「ドリフトドリル」「ドリドライブ」などの機動体術の他、回転近距離武器「ドリリボルバー」や電磁槍「ドリライデント」などの武器を使いこなす。


貫通勇者ドリロード
ドリルクレーン車「ビルドリル」とドリルイルカメカ「ドリルフィン」が肩と腕に、ドリル弩級戦艦「ドリルドノート」が下半身に、ドリル狼メカ「フェンドリル」がボディになって合体するもう一機の勇者ロボ。
「ドリラリアット」「ホールドドリル」といった格闘技や、突撃盾「ドリシールド」や高速連射武器「ガトリングドリル」など巨体を活かした武器を持つ。


穿通勇者グランドリライン
ドリラインとドリロードが合体して誕生する最強の勇者。
両機の武器・技に加え、結晶化したドリルを作り出す「ドリスタライズ」、無数のドリルで串刺しにする「ドリドラクル」、希望の力をドリルに変える「ドリームドリル」が使えるようになる。


ドリドランカー
ドリルを悪行に用い、世界征服を企む秘密結社。「ドリルドラッグ」と呼ばれる宇宙薬物に適応し、超人化した幹部と、アンドロイド工作員「ドリドール」で構成される。
ドリルドラッグを使い人間を堕落させたり、機械や施設を改造して「ドリレイダー」と呼ばれる破壊兵器に仕立てあげる。
140それも名無しだ:2012/07/31(火) 23:30:33.85 ID:nNyVA2FG
忍具大戦。それは月の夜人知れず行われる、巨大なカラクリたちの決闘である

・シュライケン
巨大手裏剣から変形する忍者ロボ
様々な種類の手裏剣を使いこなす
胸の中心にある旋風手裏剣を回すことで、風を作り出し手裏剣の軌道を操れる

・ガタナス
巨大忍刀から変形。
鞘と下げ緒を用いた変則的な剣術が特徴
高速で抜刀することで、電気を帯び、これを斬撃にのせて飛ばすことも出来る

・ガマクロウ
巨大鎖鎌から変形。
伸縮自在の鎖と分銅を使ったトリッキーな動きが持ち味
鎖を白熱化させ、鎌に伝達させ摩擦により着火、風を送り込むことで、炎を作り出す
141それも名無しだ:2012/08/01(水) 20:21:03.86 ID:VtbfUma2
熱砂の機神サンドラー

砂を振動させて熱を発生させる
竜巻や蜃気楼なども作り出せる

雪原の機神ツンドラー

雪を結合させて超低温を作り出す
オーロラ磁気嵐や雪崩をも引き起こす

沼地の機神ネンドラー

泥を操り地下水脈まで掘り起こし沼にする
地面を沈下させたり固めた泥で岩を作る

3体が合体して大地の機神グランドラーになると、地層にまで干渉し火山噴火や地震を自在に起こせるようになる
142B-RAIN:2012/08/01(水) 23:29:24.44 ID:/LelQWA7

クラウドと呼ばれる個人乗り込み型のマシンが開発され、これによるバトル競技が人気を博す未来
主人公はクラウドバトルの有名選手である父を持つが、反発心からマシンを玩具だと揶揄し、機械兵器開発の道を進む

しかし皮肉にも、主人公の所属する研究所では秘密裏に兵器としてのクラウドが開発されていた
事故の現場に居合わせた事で、新型クラウドへの搭乗を余儀なくされる主人公

この時、彼のクラウドに対する価値観は一変する。その機体はあまりにも速いのだ
速すぎるといってもいい。搭乗者の思考をフィードバックするのではなく、演算システムの一部として同期させ、必要な思考を抽出し、予測データと合成させ「先読み」で動く

しかしそれは既存のクラウドには存在しないはずの異常性である
そして、人類には早すぎたからくりである

結果として、主人公の意識はオーバーロードしたクラウドに分解され、飲み込まれてしまった
今までの何人もの「被験者」と同じように

ただひとつ、研究所の上に立つ人間達の予想を裏切った事が起きた
それは、主人公の意識が分解され、飲み込まれた状態で、クラウド内に残っていたという事
システムと統合された、彼であって彼でない、新たな意識がそこにはあった

彼は「空になった自らの肉体」をその身に納めながら、生き残るために姿を隠す
表向きは事故死。上からすれば研究成果を奪っての逃亡
それから一年が過ぎた頃、アンダーグラウンドのクラウド・コロッセウムに見慣れない機体が姿を現した


[レイン]
世間的には存在しないとされる軍事用のクラウド
その理由は、反応速度が戦闘機や戦車の機動・火力対応できず、高い汎用性も強化外殻で賄えるため的にしかならないというもの

しかし通常のクラウドには搭載されていない、「あるシステム」はその問題をクリアしていた
むしろ、そのシステムがあったからこそ、クラウドは開発されていた
表に出ていた競技用クラウドが、そもそも軍事用の隠れ蓑であり、テストモデルだったのである

ただしこのシステムは数回の起動で「搭乗者を使い切る」という悪魔の仕様があり、それが表立った本格的開発を滞らせていた
主人公は「相性が良すぎた」ために1度の起動で意識分解を起こしたが、同時にシステムに意識を吹き込むという異常を引き起こした
上の人間たちはこの事実を知らないため、単に分解されていないだけだと考えており、一年後に存在が確認された時点では別の人間が搭乗していると踏んでいた

主人公ははじめ、目立ちすぎるマシンとしての身を隠すためバトル競技に参加していたが、その中でシステムとクラウド、そして上の人間達の秘密に触れ、大きな戦いへと巻き込まれていく
143B-RAIN:2012/08/01(水) 23:30:01.97 ID:/LelQWA7

[ヘイル]
上の人間達が秘密裏に扱う軍事用クラウド
やはりパイロットは使い切りだが、動作の安定性は高く、なによりシステム側の完成度が高まっているため搭乗者を選ばない
そのため、バトル競技の選手などを拉致して搭乗者にする事も多い
ネットワークリンクによりデーターを共有できるので連携に秀でる

[ストーム]
開発されたばかりの指揮官機とも呼べる軍事用クラウド
より実戦的な設計と機能・装備を持ち、それらを複合使用する場合の試験も兼ねる
最大の特徴は遠隔操作による2人目のパイロットの存在
使いきりのパイロットをデバイス兼フィルタとする事で、もう一方の意識が分解される事はない
その分操作と反応とで誤差が生じるものの、システムが吐き出したデーターにあわせ客観的な行動を取れるため、より戦略的な運用が行いやすく、システムの学習精度も高まる

[ミストラル]
主人公と同じように、分解されながらも新たな意識として統合された軍事用クラウド
上の人間達に見つかる事を恐れ、地下最下層のスラムで八百長試合をしつつひっそりと暮らしていた
裏ではクラウド狩りを行い、機体のみならず搭乗者まで分解し実験する
目的は崩壊を始めた自身の意識を維持するためであるが、その行動自体が既に異常者のそれである

[サンダーボルト]
バトル競技のトップリーグに君臨する知らぬものはいない名クラウド
主人公の秘めた実力を買い、時に命を助け、リーグへの勧誘を行う
しかし彼もまた、存在を抹消された軍事用クラウドとそれに飲み込まれた意識である
上の人間たちすら手玉にとり、人間と機械を超えたその先の存在として、現在の人間社会転覆を狙う
144それも名無しだ:2012/08/02(木) 14:28:35.97 ID:/gj+xA4D
ビッグスケール・スケイラー

ボーン社が開発した外骨格兵(スカルアーミー)は、瞬く間に戦争の常識と、兵器産業における同社のシェアを塗り替えた。
東も西も外骨格兵。だがそれはボーン社の仕組んだとんでもない時限装置だった。
世界中の外骨格兵が、突如として一斉に、所属を無視して人間たちを襲いはじめる。
それこそボーン社の、いや、ボーン社を使って武力による世界掌握を企む異星人の目論見だったのだ。

既存兵器や生産施設のほとんどを占拠あるいは破壊された人類。
新兵器のほとんども外骨格兵との共通システムを組み込んでいたために、使い物にならない。
残された道は、まったく0から新しい兵器を作るということ。
そこに奇しくも、宇宙からの贈り物が届く。

金属細胞装甲スケア・スケイル。あらゆる外からの衝撃を弾き、内からのエネルギー消失を逃さず力に変える、奇跡の鱗が誕生した。
人類はこれを使い、外骨格兵に立ち向かう。


レオンミラージュ
カメレオン型のスケイラー。電子戦と隠密行動に長け、外骨格兵のレーダー網をくぐりぬけるだけでなく、誤情報まで与え撹乱する。
伸縮性に富む特殊な多節鞭を武器に、一撃離脱の戦法を得意とする。

バトルトータス
亀型の重装甲・重火力スケイラー。機動力に難があるものの、小型スケイラーをも搭載可能で拠点制圧には欠かせない。
海底でも活動でき、輸送役としても活躍する。

アガマスアーマー
木登蜥蜴型のスケイラーで、高速機動を得意とする。エリマキのような膜は可変式で、水上走行や滑空飛行時の補助翼となる。
特別な武器は持たないが、そのスピードで跳びかかるだけで脅威。

このほかワニ型のゲイルガビアル、蛇型のボルトワインダー、そして最終型として恐竜型のレックスキマイラが開発中。
145それも名無しだ:2012/08/02(木) 23:43:37.09 ID:MuLapVSo
超攻装スカイスクレイパー

地底に眠る琥珀人たちが地上侵略に乗り出した!
琥珀人の操る化石竜の人工地震攻撃で、地上は大混乱!

ようやく完成した摩天楼も、成す術もなく崩れ去る…

…かに思われたその時、ビルから足が突き出し、揺れる大地を堂々と踏みしめる!
摩天楼が変形するその巨人こそ、超攻装スカイスクレイパー!!
琥珀人の侵略を予期して建造された、超巨大ロボットなのだ!

機体内で発生させた風を圧縮して放つビルディングストーム
体中から放つ電撃イルミネイトスパークといった技のほか、建造物を強化パーツとして装備できるぞ!!
146それも名無しだ:2012/08/03(金) 20:09:42.75 ID:t7oYb1B7
デルタ

極秘の輸送任務を負うデルタフォースがバミューダトライアングルで発生した謎の竜巻に引きずり込まれて、鏡面世界に転移する

鏡面世界は空が海で海が空になっており、加えて地球が球体ではなく平面になっている(端までいくと、空に落ちる)
またバミューダトライアングルや類似海域に飲み込まれたものは、時系列はバラバラに鏡面世界へと転移する

中心にあって世界を支配するのはアトランティス大陸で、オリハルコン製の機械兵器がこれを防衛している
元の世界への帰還方法を知り、その上で意図的に隠すアトランティスに武力交渉を行うべく、過去の海賊たちや、未来の科学者たちの強力を得て海と空を駆けるロボットを造りあげる


147それも名無しだ:2012/08/04(土) 14:26:07.13 ID:IueahTU4
ヘラルディオン
紋章機甲士Y−BURN

盾や鎧に描かれた紋章(電脳データ)から武器や能力を引き出す
必殺技は、実体化させた紋章獣(ライオンや龍など)と合体するロード・オブ・アームズ
148それも名無しだ:2012/08/05(日) 06:39:03.54 ID:VUhqMHsS
俺が考えた最強のロボ「アトミカーA(エース)」
地球の資源を吸い上げて生きている悪の生命体ヒューマ族を倒すために正義の科学者アトム博士は平和のロボット「アトミカーA」を開発した。
原子力エンジンで動くスーパーロボット・アトミカーAを操縦するのは、「ア・ルファ」、「ベー・タ」、「ガ・ンマ」の三人の少年だ!
彼らは宇宙放射線を浴びて超人化した正義の戦士だ!
ヒューマ族のリーダー、エンペラーキングはその部下、ズノーに悪魔ロボットを開発させた。
悪魔ロボットは地球の資源を燃料にして動くのだ!強力なパワーを持つ悪魔ロボットは有毒ガスを出して地球を汚染するぞ!
しかし、アトミカーAが地球を守るぞ!
アトミカーAの必殺技は「アトミックビーム」で、アルファ線、ベータ線、ガンマ線のビームを発射して悪魔ロボットを操縦しているヒューマ族の兵士を倒すぞ!
地球の資源を守れ!アトミカーA!
149それも名無しだ:2012/08/06(月) 11:34:12.63 ID:sG/Mn11u
覇皇帝リクカイゼル

かつて大陸を蹂躙したという伝説の巨大鎧・機導装。
封印されたはずだった鎧は、かつての侵略者・魔装軍によって人間界へとばら撒かれた。
戦乱の世は極まりしとき、機導装の王・カイゼルが目覚める。
今、乱世を3つのカイゼルが駆ける。

カイゼル
地上を納めた皇帝が乗っていたとされる機導装。
リクカイゼル、クウカイゼル、リンカイゼルの3機が存在する。
現在は3国にそれぞれのカイゼルが存在し、戦乱の世を生んだ。

ハカイゼル
かつての皇帝がカイゼルを奪われしときのために作り上げていたカウンターカイゼル。
150それも名無しだ:2012/08/07(火) 19:31:48.72 ID:nj0l3XJd
超力絡繰セイテンオウ

眠れる脳の力を開放し、強大な力を発揮する奇跡のシステムデバイスが完成した。
だが、その力を発揮するには巨大な機械装置が必要であり、同時に、脳を過負荷から守るためにも強固な鎧が必要だった。
そうして作りだされたのが、十メートルを超える巨大人型ロボットなのだが、困ったことにこれを一番上手に扱えるのは、人間ではなく一頭のチンパンジー・モン蔵くんであった。
モン蔵くんの飼育係である住ノ江リュウ太は、侵略者と戦うためにロボット・セイテンオウに乗り込み、これを操るモン蔵くんをさらに操るべく奮闘するのであった。
151それも名無しだ:2012/08/10(金) 01:19:08.79 ID:LlNCCNJ1
エンカイザー
屋形船が変形する
水陸両用
中では宴会が開かれており、パイロット達の盛り上がりによって出力が上下する
そこそこ武器を持っているが、酔っ払ってまともに制御できない人間が多いので、だいたい突撃のみで戦う
パイロット達は吐く
152それも名無しだ:2012/08/15(水) 14:36:49.09 ID:lk2jswWY
機光剣聖ブレイブレイド・プロローグ

土くれが人形となり命を吹き込まれたのと同じく、鉄が鉄にとどまらず巨大な体躯を手に入れた頃。
科学は隆盛を極めたが、それが育ったのは自然の衰退があったからである。
莫大な費用によって造られた箱庭には、ほんの一握りの人間のみが生き、それ以外のものは死滅。
外界は地球誕生の時へと巻き戻ったかのような、混沌にあった。

それでも一度吹きこまれた命は、生を全うせんともがく。
人間の定義を外れ、鉄を迎合し、一体となる。
細胞レベルで機械化された機光(サイボーグ)人類は、さらに二回りは大きかろう鎧を身に纏う。

電子を操る原始の戦いが、終わりなき弱肉強食の地で今日も繰り広げられる。
勝利の鍵を握るのは、信仰心だ。
非科学的な不確定要素は、思考が量子化される事ではじめて、その威力を現実のものとした。

エクスカリバー、クラウソラス、アマノムラクモ。
神話伝承の言霊を具現化し、そして今も機光人類の心集める力の象徴。
誰もが畏れ、誰もが求める。

だがそれを振るうことが許されるのは真の英雄のみ。
英雄として振るわなければ、集めた思念は毒となる。

この物語は、殺し合いが日常となった世界で、矛盾した英雄像を求め続ける男達の戦いの記録である。
153ラッタッ太:2012/08/16(木) 14:29:15.76 ID:ZFXrlkG0
女神天使ザンダクロスAGE
人類が宇宙に進出して数百年が経過した未来の地球圏。宇宙の覇権をめぐり人間
同士で争う血の時代を経て、地球連邦の成立を期に平和が訪れたかに思われたが、
それは一瞬に過ぎなかった。

A.G.101年、突如地球圏に襲来した謎の敵SEによって、スペースコロニー「メイジャ
ーランド」が破壊された事件「音楽の落日」を端緒とし、SEと地球連邦軍の戦いは
終わることなく続いていた。

物語は、故郷のコロニー、オハラをSEに襲撃された当時8歳の少女・ニコ・ロビンが、
死に際の母親からCUREデバイスを託される場面から始まる。そしてロビンとその
ニコ・ルシア、孫娘のニコ・ミルンら3世代の少女たちと、彼らが代々乗り継ぐ
“ 救世主 ”の伝説を受け継いだCF「ザンダクロス」を軸として、最終的には100年に
渡って続くことになる戦いの記録を描いていく。
154ラッタッ太:2012/08/16(木) 15:04:46.70 ID:ZFXrlkG0
>>153
企画 - 川崎由紀夫、三宅将典、清水慎治
プロデューサー - 土方真、佐々木礼子、長谷川昌也
原作 - 東堂いづみ(プリキュアシリーズより)、藤子・F・不二雄(ドラえもん のび太と鉄人兵団より)
シリーズ構成 - 日野晃博
キャラクターデザイン - 高橋晃
メカニックデザイン原案 - 園部淳
メカニックデザイン - 大河原邦男、海老川兼武
美術デザイン - 増田竜太郎
色彩設計 - 佐久間ヨシ子
シリーズディレクター - 境宗久
音楽 - 佐藤直紀、高梨康治
製作担当 - 額賀康彦
アニメーション製作 - 東映アニメーション
製作 - テレビ東京、ADK、東映アニメーション、レベルファイブ
155ラッタッ太:2012/08/16(木) 15:06:11.47 ID:ZFXrlkG0
女神天使ザンダクロスAGE
人類が宇宙に進出して数百年が経過した未来の地球圏。宇宙の覇権をめぐり人間
同士で争う血の時代を経て、地球連邦の成立を期に平和が訪れたかに思われたが、
それは一瞬に過ぎなかった。

A.G.101年、突如地球圏に襲来した謎の敵SEによって、スペースコロニー「メイジャ
ーランド」が破壊された事件「音楽の落日」を端緒とし、SEと地球連邦軍の戦いは
終わることなく続いていた。

物語は、故郷のコロニー、オハラをSEに襲撃された当時8歳の少女・ニコ・ロビンが、
死に際の母、オルビアからCUREデバイスを託される場面から始まる。そしてロビンとその
ニコ・ルシア、孫娘のニコ・ミルンら3世代の少女たちと、彼らが代々乗り継ぐ
“ 救世主 ”の伝説を受け継いだCF「ザンダクロス」を軸として、最終的には100年に
渡って続くことになる戦いの記録を描いていく。
156ラッタッ太:2012/08/16(木) 15:07:58.37 ID:ZFXrlkG0
>>155
企画 - 川崎由紀夫、三宅将典、清水慎治
プロデューサー - 土方真、佐々木礼子、長谷川昌也
原作 - 東堂いづみ(プリキュアシリーズより)、藤子・F・不二雄(ドラえもん のび太と鉄人兵団より)
シリーズ構成 - 日野晃博
キャラクターデザイン - 高橋晃
メカニックデザイン原案 - 園部淳
メカニックデザイン - 大河原邦男、海老川兼武
美術デザイン - 増田竜太郎
色彩設計 - 佐久間ヨシ子
シリーズディレクター - 境宗久
音楽 - 佐藤直紀、高梨康治
製作担当 - 額賀康彦
アニメーション製作 - 東映アニメーション
製作 - テレビ東京、ADK、東映アニメーション、レベルファイブ
157それも名無しだ:2012/08/16(木) 17:59:02.02 ID:tvqf6V2I
ネオギャラクティックオメガウイングデスレヴリアス HP6500000 EN∞

ソルヴリアスが全宇宙の生命から怒りや憎しみのエネルギーを得て堕天使となった機体。
全てを飲み込むような闇を連想させる漆黒の翼が特徴。
この機体の動力源であるダークエンジェルエネルギーは1dcでブラックホールエンジンの消滅エネルギーの1028倍の破壊力がある。
かつて神が封印していたがミストの「故郷を守りたい」という想いによって目覚め、クリスタルハートを制御できるようになったミストが自分であみ出した魔呪錬金術で修復された。
パイロットはクリスタルハートを全開放したミスト・レックス。なお、サポートパイロットとして女神の祝福を受けた皆城乙姫が同乗している。
アンジェリカを殺された怒りによってアトリーム人を越えたアトリーム人『スーパーアトリーム人』に覚醒したダークエルリックの、
デビルパーフェクトHiνゴッドレヴリアスヘルとの激闘後、ミストにより封印された。

ミスト「俺はミスト・レックス、20歳、異星人の男。使用武器は心剣クリスタルハートソード。属性は無。
     二つ名は夜霧のミスト(ミスト・オブ・ナイト)で、ランクはSSSより強いMだけど面倒なのでB」
158それも名無しだ:2012/08/16(木) 19:05:37.34 ID:44yPaHmf
ガウェイン・ミラージュ

ガウェインをロイドとセシルが皇帝であるルルーシュの為に大幅に強化したKMF。
コックピットはガウェインを強化したものなので当然複座式となっており、一人でも操縦は可能だが機体性能を完全に引き出すことはできない。
機体の操縦は前席でC.C.が行い、ルルーシュは後席で指揮と武装の管理、絶対守護領域の展開範囲計算を行う。

武装は二種類しかないがルルーシュは後方で指揮を行う事がメインなので特に問題はない。
一つはハドロン砲を強化した「ハドロンウェーブ」である。このハドロンウェーブは胸から発射され、モルドレッドのブレイズルミナスでも防ぐことは不可能。
もう一つは指から発射されるスラッシュハーケンで、ガウェインと同じく切断能力を持っている。

特殊装備はドルイドシステムとステルス機能、絶対守護領域など様々である。
フロートユニットで飛行しており、第八世代相当に分類されているKMF。
159ラッタッ太:2012/08/16(木) 21:26:26.95 ID:ZFXrlkG0
>>156
A.G.115年。14歳に成長したニコ・ロビンは、CUREデバイスのデータを元に、連邦軍
の後ろ盾も得て、伝説の救世主の名を持つ最強のCF「ザンダクロスAGE-1フラワー」を
開発する。そして移り住んだコロニー「ウォーターセブン」に再びSEが襲来したことを
期に、はからずも自らAGE-1フラワーに乗りこみ戦うこととなる。「ウォーターセブン」
はSEの攻撃で破壊されるが、ロビンは襲撃の中で出会った少女ネフェルタリ・ビビの助け
もあってSEを退け、またコロニー住人の退避も基地司令官ハグワルド・サウロの自己犠牲
と引き換えに成功する。一方、腐敗した地球連邦軍を信用せず独自にSEへの復讐を進める
基地副司令官シラムリー・オートキッチは、混乱に乗じて宇宙戦艦キュアパレスの艦長の
地位を不正に手に入れる。その行動を目撃してしまったロビンの幼馴染のクザン・ブリザ
や、友人のホウジョウ・ダンもなし崩し的にキュアパレスへ乗ることになり、ロビンやCF
パイロットのパウリー・ロープ達も乗せた艦は「ウォーターセブン」を脱出する。

「ウォーターセブン」の住民を避難させたキュアパレスは、SEと戦うための戦力を補充する
ため、コロニー「ダンビル」へと向かう。新たな仲間であるカティム・フランキーとの勝負や、
AGE-1フラワーをロビンよりも巧みに操る謎めいた少年シロック・スパンダムとの出会いを通じて、
ロビンがまだパイロットとしては未熟であることも描かれる。「ダンビル」においてロビンは
コロニーの住人、バイッソ・ドルトンを通して、「ミドルトン」と「ヤマノウチ」という2つの
旧国家派閥の対立の現状を知らされ、過去の遺恨から戦い続ける2つの勢力の戦いを批判するが、
「ミドルトン」の指導者プレミンジャー・ブラッディからは、ロビンやオートキッチもまた過去
の遺恨を動機として戦っていることを指摘される。しかし、ブラッディと「ヤマノウチ」の指導
者モモチ・ムカルディアの2人は、共通の敵であるSEの脅威を目の当たりにしたことで、一時協調
してSEと戦うことを誓う。かくして戦力を獲得したオートキッチはキュアパレスの乗員たちに伏せ
ていた真意を明かし、キュアパレスは乗員たちの賛同を得て地球連邦軍の指揮下を離脱する。直後
に襲撃してきたSEとの艦隊戦において、ブラッディと「ミドルトン」陣営数名の戦死と引き換えに
戦果を上げる。一方、戦闘の中でロビンはSEの側にスパンダムの存在を感じ取る。

キュアパレスはコロニー「アラバスタ」へと向かい、大富豪ネフェルタリ・コブラからの支援を受け、
更に並行してガレーラカンパニー工房のハンマー・アイスバーグの手助けにより艦の強化を行う。また、
ロビンはコブラの元に引き取られていたビビと再会し、彼女のためにもSEと戦う決意を強くする。一方
でキュアパレスは、「アラバスタ」出航時にオートキッチを追ってきたブンビー・ホーネスト率いる連邦軍
と対立するが、共通の敵であるSEの襲来に対して共闘する形となり、危機を救われた連邦軍はキュアパレス
を見逃す。SEの本拠地としてオートキッチが目星をつけた宇宙要塞ナバローンでの攻防戦が始まるのと前後し、
ロビンは、かつてビビやスパンダムが見せた「CUREラウンダー」と呼ばれる能力に覚醒していく。一方、ダン
ビルでロビンに敗れたスパンダムは、誘拐してきたビビをSEの機体のパーツとして組み込むことによって自分
の能力を強化し、ロビンに再戦を挑む。CUREラウンダーの能力に覚醒したロビンの前にスパンダムは敗れるが、
ビビはロビンを庇う形で戦死する。憎悪に駆られたロビンと、自らの手で復讐を完遂しようとするオートキッチ
は、戦いの末にナバローンの司令室で合流するが、彼らはSEの司令官ノイズ・ポッチから、SEの正体が、地球
連邦政府に見捨てられたタマゴッチと呼ばれるたまごっち星を失った生命体であったことを知らされる。ロビン
はノイズに向けた銃の引き金を引けなかったが、オートキッチはノイズを射殺する。

ナバローン攻略は成功するが、オートキッチは独断行動の全責任を自ら背負う形で
逮捕され、連邦政府は一連の真相を隠蔽する。
160ラッタッ太:2012/08/16(木) 22:07:42.65 ID:ZFXrlkG0
>>159
A.G.140年。「ナバロン退治戦役」と名付けられたナバローン攻略戦から25年が
経過したが、火星圏に本拠を持つタマゴッチと地球連邦軍との戦争は続いており、
ロビンは地球連邦軍総司令部の司令官となっていた。ロビンの娘であるニコ・ルシア
は、コロニー「バルティゴ」で級友たちと学園生活を謳歌していたが、17歳の誕生日
に母からCUREデバイスを託される。ある日、ルシアの学校にタマゴッチのスパイである
シロック・ヴァネッサが身分を隠して転校してくる。それに併せて「バルティゴ」へ
タマゴッチが襲来する。ルシアは母が隠していたザンダクロスAGE-1フラワーに乗り込み
、苦戦しながらも勝利を収めるが、ヴァネッサは陰からその様子を監視していた。そして、
ヴァネッサはルシアの所属するCFクラブへと入部し、ルシアや学園のイケメン、イリザ・
キリヤとの関係を深める。

ヴァネッサの転校から1年半。ルシアたちは学園の卒業式を迎える。式典の最中に憲兵が
ヴァネッサをタマゴッチのスパイとして連行しようと乱入するが、ルシアの擁護とタマゴ
ッチの工作員であるカザマ・ピーサードの機転でその場は収まる。その後に発生した戦闘で、
ルシアとキリヤはヴァネッサの素性を知る。

連邦軍に入隊したルシアとキリヤは戦艦キュアパレスに配属され、同僚のホウジョウ・ヒビキ
や隊長のカティム・フランキーといった新しい仲間と出会い、新型ザンダクロス「ザンダクロス
AGE-2パッション」を受領する。一方、ヴァネッサはタマゴッチの指導者、サークロ・ディソル
ダイルから地球制圧軍の総司令に任命される。新型機ゼロダークに乗り換えたヴァネッサの急襲
を受けながらも、キュアパレスは連邦軍総司令部エニエスロビーに到着する。そこで受けたパイ
ロットテストの結果を知って、CUREラウンダーの適性が無い自分に悩むルシアをフランキーは知
り合いのガレーラカンパニー工房へ連れ出す。そんな中、エニエスロビーへヴァネッサ率いるタ
マゴッチの艦隊が侵攻してくるが、ルシアたちやロビンのAGE-1フラワーの活躍でその場を凌ぎ切
る。かつてのキュアパレス艦長シラムリー・オートキッチの死や、コールドスリープから目覚めた
シロック・スパンダムの襲撃などの出来事の中、母の自分への態度やテキーラウルフを巡る意見の
対立から、ルシアは彼との確執を深め、Xラウンダーになりたいという拘りも捨てきれず、特殊装置
「ロクシキ」の無断借用など、命令違反を繰り返してしまう。しかし、AGE-2の新形態「サンシャイ
ン」の完成や、タマゴッチのCUREラウンダー部隊「CP9」との戦闘を経てフランキーから諭され、自
分なりのスーパーパイロットになることを決意する。

そんな折、ディソルダイルからの新作戦を聞いたヴァネッサは、移動要塞グールを中心とした大部隊
をコロニー「ハーナサッカ」の宙域へ侵攻させる。連邦側は戦略兵器「リオ・ポーネグリフ」を使用
するなど総力戦となり、ルシアは激闘の末にスパンダムを討つことに成功するが、その代償としてフ
ランキーの戦死という悲劇を経験する。「ハーナサッカ」の接収という相手の意図を察知したロビン
も出撃し、最終的にタマゴッチ側はピーサードやCP9を失い、グールも大破する。だが、要塞は制御
不能となり地球へ落下し始めてしまう。ヴァネッサと戦っていたルシアは状況を打開するため要塞内
部に侵入し、ヴァネッサもそれに続く。落下阻止という共通の目的で彼らは和解し、爆破作業を行っ
て脱出する。大気圏上でダウネスは破壊され、ルシアやキュアパレスは地球へと降下する。

「ハーナサッカ」を巡る決戦から1年後のA.G.142年。連邦首都マリンフォードで開かれていた慰霊式典
を、タマゴットの残党が襲撃する。その目的は首相バース・ドランの抹殺だった。ロビンは聴衆の前で
ドランの正体・罪状を暴露。特務隊の隊長となったルシアの活躍によりライカ・スロープ率いる残党も
壊滅し、ドランは拘束される。その後、ロビンはタマゴッチと癒着していた人々の摘発・粛清を行い、
連邦政府や軍上層部を一新する。それから3年後、ルシアはキリヤと結婚式を挙げるのだった。
161それも名無しだ:2012/08/16(木) 22:18:56.36 ID:0jwL6Q1/
大建築ビルディゴー
マヤの予言にしたがって現れた悪魔の襲来。
これを予見していた大建築家ミモリは巨大防衛都市を完成させた。
しかし、予言のとおりに世界は滅亡し、巨大都市も砂の中へと消えた。
そして大未来、古代の遺跡としてよみがえった防衛都市ビルディゴー。
立ち並ぶビルディングすべてが、彼の武器だ!
162それも名無しだ:2012/08/16(木) 22:28:11.79 ID:NlEDeUlA
>>161
似たようなの考えてたけどこっちのが面白そう
163ラッタッ太:2012/08/17(金) 06:50:31.90 ID:V99POHxH
A.G.140年。「ナバロン退治戦役」と名付けられたナバローン攻略戦から25年が
経過したが、火星圏に本拠を持つタマゴッチと地球連邦軍との戦争は続いており、
ロビンは地球連邦軍総司令部の司令官となっていた。ロビンの娘であるニコ・ルシア
は、コロニー「バルティゴ」で級友たちと学園生活を謳歌していたが、17歳の誕生日
に母からCUREデバイスを託される。ある日、ルシアの学校にタマゴッチのスパイである
シロック・ヴァネッサが身分を隠して転校してくる。それに併せて「バルティゴ」へ
タマゴッチが襲来する。ルシアは母が隠していたザンダクロスAGE-1フラワーに乗り込み
、苦戦しながらも勝利を収めるが、ヴァネッサは陰からその様子を監視していた。そして、
ヴァネッサはルシアの所属するCFクラブへと入部し、ルシアや学園のイケメン、イリザ・
キリヤとの関係を深める。

ヴァネッサの転校から1年半。ルシアたちは学園の卒業式を迎える。式典の最中に憲兵が
ヴァネッサをタマゴッチのスパイとして連行しようと乱入するが、ルシアの擁護とタマゴ
ッチの工作員であるカザマ・ピーサードの機転でその場は収まる。その後に発生した戦闘で、
ルシアとキリヤはヴァネッサの素性を知る。

連邦軍に入隊したルシアとキリヤは戦艦キュアパレスに配属され、同僚のホウジョウ・ヒビキ
や隊長のカティム・フランキーといった新しい仲間と出会い、新型ザンダクロス「ザンダクロス
AGE-2パッション」を受領する。一方、ヴァネッサはタマゴッチの指導者、サークロ・ディソル
ダイルから地球制圧軍の総司令に任命される。新型機ゼロダークに乗り換えたヴァネッサの急襲
を受けながらも、キュアパレスは連邦軍総司令部エニエスロビーに到着する。そこで受けたパイ
ロットテストの結果を知って、CUREラウンダーの適性が無い自分に悩むルシアをフランキーは知
り合いのガレーラカンパニー工房へ連れ出す。そんな中、エニエスロビーへヴァネッサ率いるタ
マゴッチの艦隊が侵攻してくるが、ルシアたちやロビンのAGE-1フラワーの活躍でその場を凌ぎ切
る。かつてのキュアパレス艦長シラムリー・オートキッチの死や、コールドスリープから目覚めた
シロック・スパンダムの襲撃などの出来事の中、母の自分への態度やテキーラウルフを巡る意見の
対立から、ルシアは彼との確執を深め、Xラウンダーになりたいという拘りも捨てきれず、特殊装置
「ロクシキ」の無断借用など、命令違反を繰り返してしまう。しかし、AGE-2の新形態「サンシャイ
ン」の完成や、タマゴッチのCUREラウンダー部隊「CP9」との戦闘を経てフランキーから諭され、自
分なりのスーパーパイロットになることを決意する。

そんな折、ディソルダイルからの新作戦を聞いたヴァネッサは、移動要塞グールを中心とした大部隊
をコロニー「ハーナサッカ」の宙域へ侵攻させる。連邦側は戦略兵器「リオ・ポーネグリフ」を使用
するなど総力戦となり、ルシアは激闘の末にスパンダムを討つことに成功するが、その代償としてフ
ランキーの戦死という悲劇を経験する。「ハーナサッカ」の接収という相手の意図を察知したロビン
も出撃し、最終的にタマゴッチ側はピーサードやCP9を失い、グールも大破する。だが、要塞は制御
不能となり地球へ落下し始めてしまう。ヴァネッサと戦っていたルシアは状況を打開するため要塞内
部に侵入し、ヴァネッサもそれに続く。落下阻止という共通の目的で彼らは和解し、爆破作業を行っ
て脱出する。大気圏上でグールは破壊され、ルシアやキュアパレスは地球へと降下する。

「ハーナサッカ」を巡る決戦から1年後のA.G.142年。連邦首都マリンフォードで開かれていた慰霊式典
を、タマゴットの残党が襲撃する。その目的は首相バース・ドランの抹殺だった。ロビンは聴衆の前で
ドランの正体・罪状を暴露。特務隊の隊長となったルシアの活躍によりライカ・スロープ率いる残党も
壊滅し、ドランは拘束される。その後、ロビンはタマゴッチと癒着していた人々の摘発・粛清を行い、
連邦政府や軍上層部を一新する。それから3年後、ルシアはキリヤと結婚式を挙げるのだった。
164それも名無しだ:2012/08/24(金) 07:50:22.43 ID:aY0qMJqh
パラドクス・パラベラム

 空間を構成する量子の揺らぎからエネルギーを取り出す
画期的な発電機関「パンドラエンジン」が開発されはや5年。

 しかし、技術的な問題で装置の巨大化は避けられず、
また世間一般への理解や資金不足から発電施設の建造も
ままならないと、新技術の実用化は未だ進んでいなかった。

 そんな折、ある巨大企業から「パンドラエンジン」を使い、
世界中で大ヒットしたバーチャルゲーム「Parthenon」に登場
するロボットを再現して欲しいという提案が送られる。
 企業イメージと新技術のアピールを目的とした、
プロモーション戦略のためだ。

 かくして巨額を投じた十二メートルの巨大二足歩行ロボット
が完成。
 ゲームのような高速アクションはおろか、現行兵器の足元
にも及ばないものの、今まで夢物語と言われた実際に人が
搭乗し、動かすロボットは人々の関心を大いに引いた。

 だがある広告イベントの折「パンドラエンジン」が予期せぬ
挙動を見せ、最終的に暴走。
 四人の搭乗者とともに、会場から忽然と姿を消してしまう。

 時は変わり、およそ2100年前のローマ。
 そこには、戦場の真っ只中にたたずむ、巨大な異邦者の
姿があった。
 
165それも名無しだ:2012/08/24(金) 08:22:41.67 ID:aY0qMJqh
・パラディン

 あるバーチャルゲームの登場ロボットを模して作られた機体。
 空間が抱える、直接事象に干渉できない「見えない量子」を
 観測し、引き出すことのできる(開発機関・広報談)半永久機関
 「パンドラエンジン」により稼動する。

 だが同エンジンが実際に引き出しているのは、別時間軸あるいは
並行する別宇宙の量子であり、これの不具合により結果的に
タイムスリップに酷似した現象を引き起こした(同世界の別時間軸
には繋がっていない)。

 パンドラエンジンの故障により、継続稼動時間が補助電力のそれ
と比例するようになってしまい、同時に起動時にも大量の電力を
要求するようになる。

 一度起動に成功すると、制限時間内は大出力を確保できるが、
そのほとんどを巨体を動かすことだけに使用しているため、強力
とは言い難い。
 とはいえ、その姿は敵対するものにとって大きな恐怖を植えつけ
るため、それなりの性能を持つ事もあり、戦略上の重要性は高い。

 帰還のため、戦争への強力を余儀なくされるが、これが転移した
世界・時間にある量子の矛盾を解消する行動に繋がっている事に
搭乗者達は気づいていない。

 いくつかの時代、それも戦争中の時代へ転移を繰り返すが、
機体が相対的に強力であればあるほど、技術水準の問題で補助
電力の確保が困難になるので、運用戦略が重要となってくる。

 因みに元居た世界では、観測上は同じ場所に存在している事に
なっている。


・搭乗者たち
 会場に居合わせ、事故発生時に成り行きで乗り込んだために、
転移に巻き込まれる。

 ゲームの世界チャンピオンであるウィル、広告戦略を担当する
ゲオルグ、メカニックのアキラ、歴史マニアの記者エリカの4人。

 それぞれの得意分野を活かし、帰還を目指すが、衝突は絶えない。
166それも名無しだ:2012/08/26(日) 00:27:27.02 ID:bfB+J91L


その日、僕らの世界は圧縮された。
「やあ、少年。覚悟はできたかい?」
「いや、私はどちらでもいいんだ。」
「ただ、君の世界が一番君の人質、この場合は世界質かな?に適していただけだ。」
「君は戦ってもいいし戦わなくてもいい。」
「戦わなかったら君の世界が燃料にされて君はこの世界を永遠に彷徨うだけだ。」
「あれと戦うなら手を貸そう。」
「全力で貸す。」
「いや、貸すのは手じゃ無いな。」
「私の身体、全てを貸そう」
「これがもう一人の私。」
「さあ、私を操縦してくれ。」

僕は、世界なんてどうでもいいと思っていた。くだらない日常くだらない人間関係くだらない自分。全てどうでもいいと思っていたんだ。なのに、なのにどうしてこうなった


主人公
彼女が変身したロボットにのってあれと戦う
なんで戦うのかなんで逃げないのかなんで死なないのかわからない人間
世界の圧縮に唯一巻き込まれなかった人間

彼女
ヒロイン
ロボットに変身する
僕を載せてあれと戦う
僕の世界を圧縮した

あれ
世界を燃料に動く世界の外側にいる敵

世界
様々な世界があり半数以上はあれの燃料になった
僕の世界は圧縮されて彼女の動力になった
あれを倒せば全て元に戻るらしい

167それも名無しだ:2012/08/28(火) 01:05:25.59 ID:S0Rml8U9
『マグマダイバー・プラグマ』その20

・前回(>>132)までのあらすじ
地底怪獣バゴラの殲滅作戦を開始した自衛隊だが、バゴラを使い地上の支配を狙うザルガン帝国の妨害を受ける。
地下に単機、なんとかアイスマンを打ち倒した豪たちだが、それはプラグマと自衛隊を分断する時間稼ぎで……。
168それも名無しだ:2012/08/28(火) 01:06:12.69 ID:S0Rml8U9

「火山じゃ、火山が怒っておる……もうお終いじゃ!」
「何言ってんだばあちゃん! 急がないと逃げ遅れちまうぜ!!」

地天将プロムと豪・雨城のコンビが地下で激闘を繰り広げていた頃、地上――訓玉市では誰もが予想しなかった危機が訪れていた。
それは、自衛隊のバゴラ殲滅作戦における最終目的として、地下に潜んでいるはずの、母体バゴラの出現である。

『皆さん、電車は現在大変混雑しております。どうか落ち着いてご利用くださ――』

恐怖と混乱を必死に制止しようとする駅員だが、それすらも轟音がかき消す。
街の中心で破壊にいそしんでいるはずの、母体バゴラにしては近すぎる。
それは事件の張本人、ザルガン帝国のアイスマンによるものであった。

『間違って殺すなよ、この国の軍は攻撃よりもこいつらの保護を優先する。パニック状態で交通機関に殺到してくれれば、進軍の足止めにもなってくれる。』
『即座に民を動かせばこうはならぬだろうに、宣戦布告の意も理解せんとは愚かしい。』
『そう言ってやるな。少なくとも、まとまった戦力を一箇所によこしてはくれたんだ。期待には応えてやらねばなるまい?』

通信を交わすのは二人の地天将、コクテンとアレフ。当然ながらその機体たるアイスマンも二体。
アレフは前回の襲撃時につけておいた下水管と道路のわずかな亀裂を種に、一気に陸路を封鎖。
コクテンは先に停止した第二環状線に沿って濃霧を撒き散らし、空路を封鎖する。
完全封鎖が適わずとも、その穴は訓玉市民が塞いでくれるという寸法だ。
結論から言えば自衛隊、もとい日本は情報の少なさからザルガン帝国を侮りすぎていた。
街から離れた位置にまんまとおびき出された作戦本隊が駆けつける頃には、すでに包囲網は完成していたのである。
街の中心では、母体バゴラが声にならないうめきをあげる。



「なんだよこれ!?」

超特急のスピードで戻ってきてみれば、もうもうとあがる黒煙と炎で、辺り一体蒸し釜みたいな熱さ。
建物だってめちゃくちゃ、冗談抜きに目の前は地獄絵図ってヤツだった。

『ザッ……ラグマ!? って事は豪くんと雨城くん、戻って……ザザッ……のか!』

ノイズ交じりにあせり顔な叔父さんの通信が入る。
地下よりマシにせよ、やっぱりこの辺りの通信状況はかんばしくないらしい。

「大塚サン、状況はどんな感じだ? 見たところ作戦部隊は救助と避難指示とに追われてるみたいだが。」
雨城さんが周波数を広域から絞って、調節する。

『ああ。ただそっちには帝国のアイスマンも出張ってて、上手く進んでない状態だよ。人質がわりか向こうが積極的に攻撃してこないだけマシだけど、交通機関の大部分が停止してる事もあって増援部隊もなかなか割って入れない。お陰で街はやられ放題さ。』

『まさかバゴラ獣の制御技術がここまで完成していたなんて……最初の出現反応が簡単に捉えられすぎた時点で警戒するべきだったわ……。』

スピーカーから聞こえるコロナの声は完全に意気消沈といった感じだ。
169それも名無しだ:2012/08/28(火) 01:07:52.99 ID:S0Rml8U9

「今はそれを言ったってしょうがない。とにかく、そういう状況だってんならバゴラの相手は俺達がするしかないよな?」

暴れまわるバゴラをにらみつける。前に見たやつはマグマの中だったし、マグマダイブの勢いもあっていまひとつピンと来なかったが、べらぼうにデカい。

「考えてる合間にだってあいつは街をぶっ壊すぞ。行くぞ少年!」
「ああ、そうだな!」

気合を入れなおして、熱気の中を突き進む。
アイスマンとの戦いで燃料はほとんどスッカラカンになってしまったが、例のドリル戦車から拝借したお陰で、どうにかまだ戦える状態だ。
とはいえ、その量も多くはない。

「よし、短期決戦でいくぜ!」

母体バゴラは周りを手当たり次第に壊し回っていて、こっちにはまだ目を向けていない。
横から回り込んで、ぶちかましを食らわせる!

「重っ!」
「くそ、一旦離れるぞ!!」

「あギャっ!!」

画面いっぱいでスレスレをバゴラ獣の尻尾が通り抜ける。
動きは遅いけど、これだけデカけりゃそうホイホイとはかわせやしない。

「建物の持ち主には悪いけど!!」
「おうおう、バレたら俺減給だぜ。」

半壊状態の建物を足場にして、バゴラの背中めがけ飛びかかる。
皮膚が岩みたいにひび割れてるお陰で、案外つかまりやすい。そこに今度は足をかけて、拳を叩き込む!

「ぐアゴあーーーッ!!!」

効いてる? 予想に反して、母体バゴラの身体はもろかった。
至近距離で見てみて気付いたが、どうにも自分の身体まで焼けているみたいなのだ。

『私が知ってる限り、母体は地上出てくるなんてありえないし、総熱量自体はすごいけど戦闘への転化なんてできないというのが通説だった……。もしかしたら、地上の環境自体に適応できてないのかも。』

「いいぞ、この調子で……」
170それも名無しだ:2012/08/28(火) 01:08:50.85 ID:S0Rml8U9

「ズゴギャアガアーーーッ!!!」

爆音なのか叫び声なのか、それとも両方なのか、とにかくいきなり、凄まじい振動と共に火柱が上がった。
しかもロケット花火を一斉にぶちまけたみたいに、噴火した穴から次々と火の玉が飛んでくる。

「危ねっ! ああ、もうコレじゃうまく近づけやしねえ!!」

『落ち着いて。母体バゴラの動きは活性化してるけど、その分自身への負担も増えてる。勢いに惑わされちゃダメ!』

コロナの言う通り、バゴラはさっきより苦しそうにもがいているように見える。
体中から噴出す炎で、その周りは真っ黒の焼け焦げて、はがれた皮膚の下からはドロドロの溶岩が血みたいに流れている。

『とにかくもう一息だ。頑張ってくれ!』
「頑張れって言われてもこっちだってそんなに長くっ……どわあっ!!」

燃料計を見ようと横に目をやると、壁を隔てたその先、つまりプラグマの真横に、ばかでかい炎のカタマリが飛んでくる。
直撃しなかった隣の建物でさえ、一瞬で鉄骨むきだしになる威力だ。

「もたついてりゃ即オダブツだな……火山弾は覚悟で突っ込むか?」

『ちょっと待って二人とも。溶解の速度と熱量……そこの鉄骨、もしかしたら使えるかも。』

「あん? 嬢ちゃん、そんなもんぶち当てたって身体の熱で……」
「溶ける……そういう事か! ありがとコロナ!!」

「ぎォあグゲェーーーっ!!」

バゴラ獣の雄たけびに急かされ、あわてて崩れたガレキから太めの鉄骨を引き抜く。
さっき思い切りぶん殴ってやった甲斐あって、向こうはオツム噴火させて血眼でおっかけてくる。

「鬼さんこちらってんだ!」

バックして、割れた道路の上やら高層ビルの合間やらを危なげに通り抜け、追うバゴラ獣の足元に横から飛び込む。
んでもって、脇に抱えた鉄骨を、おもいきり突きたててやる!

「あグ……ゲおッ!!」

すぐに溶けはじめる鉄骨を放して、一旦距離をとり、それから、手当たり次第にガレキを投げつける!
171それも名無しだ:2012/08/28(火) 01:09:41.16 ID:S0Rml8U9

ジュオワーーッ

溶けた鉄骨に別の鉄骨が突き刺さり、また吹き出る溶岩と火山弾を浴びて溶け始める。
そこに次がくっついては溶け、さらにまた次がくっついて、次第に溶かすのが追いつかなくなる。
そうして、バゴラ獣の足は変形した巨大な鉄くずに覆いつくされた。

「アギャッ!?」

「今だ突っ込めっ!!」

バランスを大きく崩して、片足浮いたバゴラ獣ににタックルをお見舞いする!
巨体とはいえ、ここまでやってやれば……いやデカいからこそ、支える負担だって何百倍だ。

「よしいいぞ……っておいぃ!?」

ミシッ……ピシャァッ!

その何百倍が、一点に集中したもんだから、なんと道路のほうが先に悲鳴をあげてしまった。
そのまま周囲をまきこんで、一帯の建物がドミノみたく寄りかかって崩れる。
あわてて逃げる俺達に、バゴラ獣は間を無理やり突き抜け追おうとするが、バランス崩したもの同士、ビルの残骸とつまづいたバゴラがぶつかり、互いに倒れあった。

「おげアぎゃギャあああァ!!!」

のしかかったビルが溶けていくも、重力はそれ以上の速度でバゴラを引っ張る。
結果として、なんと残った骨組みがバゴラ獣を串刺しにする形になった。
乗って乗られて重さが倍増したバゴラ獣は、そのままアスファルトまで溶かして倒れたまま沈みこむ。

「お前天才か。」
「いや……流石にこかす位にしかならないと思ってたけど……。」

『ちょっと待ってくれ二人とも、その近くに生命反応がある! 逃げ遅れた人だ!!』

叔父さんの声に、雨城さんが急いで画面を操作して探し出す。

『くそ、煙がひでえな……ばあちゃん、しっかりしろよ!!』

「あれ……まさか賢か!?」

拡大用の画面に映るのは紛れもなく、祖母をおぶって走るダチの姿だった。
そしてそれを凝視するあまり、正面に映るバゴラ獣の視線に、俺はまだ気づいていなかった。


つづく
172それも名無しだ:2012/08/29(水) 23:54:45.34 ID:53Tb9+lc
880 :それも名無しだ :2006/03/15(水) 23:01:00 ID:8YgadXgT
掃討機獣 ガングリフォン

《中略》

890 :それも名無しだ :2006/03/16(木) 23:47:46 ID:p8dKa2FT
グリフォンってギリシャ神話だよな
敵も味方もモチーフに出来るのいっぱいいるな
ガンキマイラとかガンケルベロスとか出てきそうだ


http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/38/GunChimera.gif
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/41/GunCerberus.gif


以下合体用ぼくのかんがえたそマブ

ガンゲースト
死を告げる犬を模した量産型SOMAB。
チェーンショットを装備し、複数体による連携攻撃で獲物を追い詰める。
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/39/GunGhest.gif

ガンヒュドラ
多頭蛇を模した重爆撃SOMAB。
特殊グレネードによる連続砲撃は、化学反応による連鎖爆破をも可能にする。
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/40/GunHydra.gif

ガンフォメット
山羊頭の悪魔を模した広域撹乱SOMAB。
機動性を活かした空爆能力に加え、ECMによるソフトキル能力に長ける。
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/36/GunPhomet.gif

ガンイオーン
獅子頭の神を模した拠点制圧SOMAB。
伸縮式クロー、湾曲反射レーザー、瞬間加速機構による時間差攻撃を得意とする。
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/37/GunEon.gif
173それも名無しだ:2012/08/30(木) 06:23:30.14 ID:i7VXyKqt
そマブっていうなw
174それも名無しだ:2012/08/31(金) 22:51:32.69 ID:kg8pFULF
星命決壊グランノヴァ

超新星爆発をエネルギーに動く、銀河航行戦闘兵器。
崩壊する星の爆発と、ブラックホールの発生による周囲の星々への被害を食い止めるために旅をしている。
しかし、現地の知的生命体からは、突如現れて星を破壊し、その力を吸収しているかのように見えるため攻撃される事も多い。
また、銀河中にブラックホールを発生させ、高次元結合によりエネルギーを集めんとするワーム軍からも目をつけられている。

パイロットはクローニング技術で毎回代替わりしている(ただし、操縦に必要な特殊遺伝子の影響で容姿や性別は変化する)。
内部に、崩壊前に抽出した星の記憶を保存するシステムがあるが、何に使うのかは知らされていない。
175それも名無しだ:2012/09/03(月) 19:49:58.19 ID:/CWKXqe0
カリキュレイト・ソロ・バーン

あらゆる電子情報を書き換えてしまう電気生命体・バギィに対抗するために造られたロボット。
バギィはコンピュータに寄生して、それをさらに他のコンピュータに改造させ、サイバギィと呼ばれるロボットになる。
このサイバギィは、破壊したコンピュータをも操ってしまうだけでなく、自分が破壊されても他のコンピュータに寄生するので、機械化された軍隊ではまったく歯が立たない。

そこで、コンピュータに依存せずサイバギィと戦闘し、さらに寄生したコンピュータにアクセスし、手動計算で書き換えるための計算機としてソロ・バーンが開発された。
アナログ計算の塊なので、そのサイズは50メートルまで膨れ上がったが、特殊磁場で電子機器が使えない代わりに超軽量・超硬度という新素材ソロニウムをふんだんに使用。
外部コンピュータを利用した干渉やサイバギィの直接攻撃を弾く強固なロボットとなった。
必殺技は、脚部の車輪を高速回転させて、計算によって弾きだした弱点へと突撃するバーンダッシュ。
176それも名無しだ:2012/09/03(月) 22:03:51.74 ID:gRrgcCcL
思い切りパイロット頼みのロボットだな
パイロット設定もよろしく
177それも名無しだ:2012/09/04(火) 22:36:28.19 ID:5BrdnNi5
難波ドリル

人間量子コンピュータの異名を持つ超天才少年。
しかしながら、あまりにも計算に特化した突然変異とも言うべきその脳は、計算以外にはてんで向かず(数理以外ALL1)、こと人間関係に関しては壊滅的。
そのため、バギィの侵攻が始まるまで引きこもり同然の生活を送っていた。
極度のあがり症でパニックになりやすい性格だが、実は追い詰められるほど脳の回転率は上がっている。

式竹昇

難波の隣に住む幼馴染で八百屋の一人息子。
ソロ・バーンの起動に難波の力が必要であるため、唯一まともにコミュニケーションを取れる人間として白羽の矢が立てられた。
運動神経はよろしいので、実質的なパイロットとしてソロ・バーンの操縦まで押し付けられている。

零子アルキメデス

28にしてソロ・バーンの開発と運用を一手に任されている女学者。
自身も凄まじい計算能力の持ち主だが、それ以上の力があるとして難波をパイロットに指名した。
(前述の精神的要因により、難波は公の場ではその計算能力を発揮した記録がない)
秘密裏に活動する「難波と昇で掛け算して800+1な大きいお姉さん達の会」会長。
178それも名無しだ:2012/09/04(火) 23:08:43.43 ID:AJgLe/kW
>>177
乙。なんかサマーウォーズ思い出す
179ラッタッ太:2012/09/05(水) 19:42:04.47 ID:PDnYiGgz
>>163
A.G.151年。キリヤとルシア夫妻の息子、ニコ・ミルンがこの世に生を享ける。
そして、母のルシアは娘を一目見た後に最後の任務へと赴くが、その任務中に消息を絶つ。

A.G.164年。13歳となったミルンは、地球の都市横浜みなとみらいで、幼馴染のサカガミ・
アユミ達と平和に暮らしていた。そんな中、横浜みなとみらいを突如タマゴッチのCFが襲撃する。
指導者サークロ・ディソルダイルによる宣戦布告がされ、地球各地でも潜伏していたタマゴッチ
の地上部隊が行動を開始する。ミルンが祖母のロビンが起動させた「ザンダクロスAGE-3エコー」
に搭乗し、シロック・ヴァネッサ率いる一隊と戦う最中、ロビンはキュアパレスの発進命令を出す
が、ロビンを疎ましく思っている基地司令のケムリ・スモカは、新米士官のトロ・タシギを艦長に
任命するなど、問題児ばかりをキュアパレスクルーに編成し出航させる。戦闘後、キュアパレスは
ミルンやバン・ケンジのバン隊を乗せ、エニエスロビー陥落により新たに総司令部となったインペ
ルダウンへと向かう。

ミルンはキュアパレス内で医療班長のニコ・ソランや整備士のホウジョウ・ケンタらと出会い、アユミ
も艦に乗っていたことを知る。道中の砂漠地帯で、タマゴッチの精鋭部隊「ゴースト3銃士」が仕掛け
てくるが、ミルンはAGE-3の新形態「ラプソディー」で彼らを撃退する。キュアパレスはインペルダウ
ンへと到着するも、基地はタマゴッチの降下部隊の戦火に晒されていた。ミルンは、情報漏洩のスパイ
行為を行ってキュアパレスから脱走した仲間のミドリカワ・ナオを追うが、彼女は敵機の攻撃からミルン
を庇い戦死してしまう。ヴァネッサらタマゴッチ側はプラズマ粒子爆弾を用い基地の破壊を試みるが、
人海戦術とミルンのCUREラウンダー能力により全ての爆弾は発見・排除される。そして、キュアパレス
は宇宙へと上がり、ヴァネッサの下には女性士官のキル・ルッチが新しく着任する。

月のムーンラビットへ向かうキュアパレスだが、暗礁宙域スリラーバークにてキャプテン・イース率いる
宇宙海賊バロックワークスに遭遇する。途中乱入してきたタマゴッチとの乱戦の末、ミルンはロビンから
バロックワークス首領が母のルシアであることを知らされるが、母を認めようとしない祖母の態度にミルン
は疑問を持つ。その後、ルシアが残したメッセージカプセルから、一行は呪われし秘宝「PRE-CURE」の存在
を知るが、その最中にヴァネッサとダズ・ボーネスの艦隊による挟撃を受け、ミルンはAGE-3の新形態「ハー
モニー」で出撃するも、ダズに捕まってしまい、一度はロビンのAGE-1フラワーの援護で窮地を脱するが、祖
母を助けるため戻った所を再度捕獲され、タマゴッチの本拠地「タマゴッチタウン」へと連れ去られてしまう。
ロビンは苦悩の末、ミルン救出をルシアらバロックワークスに任せる。

「タマゴッチタウン」にて捕虜となったミルンは、ディソルダイルの口から語られたタマゴッチの現状や、
街中で火星圏に蔓延る死の病、「バスターコール」に苦しむマーメ・イッチとチャマーメ・イッチ兄妹と
出会ったことで、これまでのタマゴッチに対する認識に疑念を抱く。ルイサは兄妹と親密になり、チャマ
ーメのためにAGE-3の認証データと引き換えに病状抑制の薬を手に入れ、兄妹と日々を過ごすも、ルシアら
バロックワークスの救援と時を同じくしてチャマーメは息を引き取る。「タマゴッチタウン」を脱出した
ミルンだが、その先にはディソルダイルが駆る「PRE-CURE」とAGE-3の解析データを元に開発された新型機
「ザンダクロスレギルス」が立ちはだかっていた。ダズの敵増援と海賊側の援軍による混戦の最中、ディソ
ルダイルはミルンに「プロジェクト・キュア」の真の目的を話す。レギルスの猛攻でAGE-3は大破するが、
最終的にダミーバルーンの隕石を利用したバロックワークスの奇策により、ルシア達は窮地を乗り切って地
球圏へ帰還する。その頃、タマゴッチタウンでは、自らの意思で軍に志願したマーメの姿があった。
180それも名無しだ:2012/09/06(木) 21:21:37.90 ID:9mWD42fP
イリス・ゲノム

首都・東京。ここ最近、夜に不気味な事件が起きている。
それは花粉を吸った人が凶暴化し、人を襲い始めたというのだ。この症状を悪性花粉症と呼ぶ。
不可解な事にその人が襲われている事件現場に必ずと言っていいほど謎の少女が現れる。
果たして謎の少女は事件との関わりがあるのだろうか?真実は闇に浮かぶ満月だけが知っている…


夜乃 朔羅(よるのさくら)
絶世の美少女、その残酷なまでの美貌の仮面の下には底知れない闇を抱えている。

杜若警部(かきつばた)
事件現場に必ず現れるという少女を追っている。

アマリリス
赤き体、黒き瞳、鋭く尖った凶器のような爪、二枚の翼。
鼓動が聞こえ、時折パイロットの操縦を無視し、まるで意志があるかのような動きをする。
パイロットは夜乃 朔羅。
ゲノムブレイクは破壊衝動を遺伝子に直接叩き込む。

イリス
人と花粉の遺伝子が結びついて出来上がる怪物。花のような外見に触手のムチ。倒されると枯れる。
181それも名無しだ:2012/09/06(木) 21:41:59.94 ID:bnquGxKL

○撃導(げきどう)のラナリオン

 宇宙国家間戦争が火ぶたを切って数か月。
ただの技官だったはずのイスカ=ギオンは、突如宇宙戦艦ハーディオンへと召集された。
そこで言い渡された衝撃の命令―――

「敵国家に技術差つけられてるから頑張って戦艦内で新兵器開発してね(意訳)」

こうして、戦場まっただ中で兵器開発という非常識な舞台に突き上げられてしまったイスカ。
明日は、どっちだ。


・イスカ=ギオン  17歳・女
 主人公。元々は後方でSA開発に勤しんでいた少女。
開発技術にかけては天賦の才があるが、気が弱い上にそそっかしく、目立とうとしない。

・SA(スペース・アーマメント)
 全高15m程の人型ロボットで、宇宙国家シビリアンの主流機。
だが、シビリアンの技術力を遥かに上回る国家から宣戦布告を受けたことで、変革を余儀なくされる。
後にイスカ達ハーディオン開発部により、その技術力は急速に上げられることとなる。

・宇宙戦艦ハーディオン
 最新鋭の巨大戦艦。
機銃・副砲・主砲等、必要な武装はきっちり備えているが、何より優れているのはその容量。
SAの開発用機材や資源を大量に蓄えており、結成された開発チームにより、
最前線で戦いながら敵の変態技術力に対抗する装備をその場で開発することを強いられる。
定期的にそのデータは本部に送られ、採用された技術も多く、シビリアンの戦況を大きく変える立役者となる。

・ラナリオンα
 ハーディオン艦載機のSA。
内蔵火器は一切存在しないが、頑丈なフレームと装甲、当時にしては規格外のエネルギー容量により、
様々な機器の実験台として機能する。


という感じの、今週のビックリドッキリをすることを強いられている(集中線)、技術者の苦悩を描いた物語。
182それも名無しだ:2012/09/08(土) 23:23:58.58 ID:72Tk49EE
ライヴザデュアルドライヴ

典型的なヘタレ少年仁科上は、ひょんな事から合体ロボットVX-DD(ヴィクロス・ダブルダッシュ)のパイロットになる
VX-DDは複数種存在するVD(ブイドライヴァー)のうち2機が合体する事により完成し、状況に応じた力を発揮する
しかし上半身を構成するVDが、汎用性重視のType-NUT(タイプ・ニュート)を残し破壊されてしまい、その1機も内臓システムの障害で仁科少年しかパイロットとして認識しなくなってしまう

そんな事はおかまいなしにスペースデブリ生命体ゴーマダラ(業慢陀羅)は容赦なく侵略を開始
かくして、ぶっ通しで状況対応もクソもない一人過労祭りな防衛戦が始まるのだが……

・Type-NUT(ニュート)
VX-DDの上半身を構成する、唯一のVD
大出力ジェネレーターと、ショートカットトランスモーションという、特殊な部分変形機構を持つ
これは、ロボットならではの身体の変形・パーツの分離合体を利用して、人間の動作を再現する際に、そのうちのいくつかを短縮あるいは代替するシステム
変形といっても内部機構がほとんどで、恐ろしく地味。


・Type-IZN(イズン)、Type-IST(イシュト)、Type-CBL(ケベル)、Type-GEA(ゲアー)

六連駆動ローラー装備の汎用機動型、ホバー装備の局地戦型、ジェットブースター装備の突撃型、キャタピラ装備の重機動型VD。
状況に応じた投入が基本だが、頭数が揃わない以上そうは言ってはいられないので、ローテーションで出撃する(無論NUTEは出ずっぱり)。
広報活動を理由に、パイロットは全員、いわゆる美少女と呼ばれる容姿の持ち主だが、いずれも厳しい試験をクリアした確かな操縦技術を持つ。
しかし神も流石に三物は与えず、いずれも人格が破綻しているので、ハーレムであるものの恋愛に発展する事はまったくない。
183ラッタッ太:2012/09/09(日) 05:50:11.37 ID:r/ICJQZE
企画 - 川崎由紀夫、三宅将典、清水慎治
プロデューサー - 土方真、佐々木礼子、長谷川昌也
原作 - 東堂いづみ(プリキュアシリーズより)、藤子・F・不二雄(ドラえもん のび太と鉄人兵団より)
シリーズ構成 - 日野晃博
キャラクターデザイン - 高橋晃
メカニックデザイン原案 - 園部淳
メカニックデザイン - 海老川兼武、大河原邦男
美術デザイン - 増田竜太郎
色彩設計 - 佐久間ヨシ子
シリーズディレクター - 大塚隆史
音楽 - 高梨康治
製作担当 - 額賀康彦
アニメーション製作 - 東映アニメーション
製作 - テレビ東京、ADK、東映アニメーション、レベルファイブ
184それも名無しだ:2012/09/09(日) 22:21:55.18 ID:8Udpdi39
こいつはーー
金で動くーー


エンドルピー
金の流れをエネルギーに動く
豊かで金の流れが淀みなく太いほど力を発揮できるが貧しく金の流れが細いとただのくず鉄になる

最後あたりなんかディストピアっぽくなって
主人公「違う!これは、こんなのは豊かじゃない!」
政府「なにを言う。見た目は豊かではないか金は滞りなく回ってる。その証拠にエンドルピーはほぼフル稼働だ」
主人公「そうじゃない、見た目は豊か?確かにそうかもしれない。でも!それは本当の豊かじゃない!」
政府「フン、ならば本当の豊かとはなんだね?」
主人公「決まってる!本当の豊かつまていうのは…… 貧しくってもいい!お金がなくてもいい! 人々が笑って過ごす、ただそれだけ、それこそが本当の豊かなんだ!」
という展開
185それも名無しだ:2012/09/12(水) 00:17:35.64 ID:PDWI9Mpo
拡張義肢体と呼ばれるロボットスーツは、人類に革新をもたらすともに、あらたな階級社会を形成した
義肢体の力を引出すには、人類はいささか幼すぎたが、それでも突出した例外だけは、宇宙開発の場において、その力を存分に発揮した
だからこそ、それが基盤となった社会には、義肢体を扱えるか否かで、権力というものが動くようになったのだ

かつて地球と呼ばれた星は、そんな義肢体を研究する実験場となっていた
表向きは、拡張義肢体を用いた犯罪者たち、中でも極刑となる重犯罪者達を裁く場である
だが、この犯罪者というのは、その大罪を成すだけの、類稀なる力を持っている
故に、政府は、その力を研究し、あわよくば我が物にせんと企んでいるのである

取引材料はその命。条件はただひとつ
死刑執行人――最強の拡張義肢体を討ち、生き延びること

鋼が、火花が、紫電が、油が、血飛沫が今日も砂の上で舞う
エゴ渦巻く醜き地で、純粋で美しい殺し合いが
科学技術の結晶を、生への本能が砕く


・死刑執行人(エクスキューショナー)
最終処刑場たる地球に存在すると語られる、最強の拡張義肢体
死刑執行人に敗北はない
何故なら、死刑執行人を打ち倒したものこそが、最強の拡張義肢体であるからして、同時に、次の死刑執行人となるためだ
186それも名無しだ:2012/09/13(木) 23:20:22.33 ID:M5CVla3y
不確定合体グレゴリオン

マキシモキューブと呼ばれる四角い超巨大原子でできたロボ

キューブ自体は頑丈だが、結合に難があり、強い衝撃をうけるとこちらがさきにへばり分解してしまう

ただし結合も簡単に行えるので、戦闘中に身体のパーツを組み替えたり、新しいパーツと合体したりできる

しかし、毎回姿が変わるので、最終的にどういった形が正しいのか分からなくなっていく

記憶を頼りに以前の合体を試みるも、まったく違うものに仕上がるというのは日常茶飯事
187ラッタッ太:2012/09/27(木) 22:01:07.36 ID:83cc53d3
>>179
地球圏にミルンが帰還して1ヶ月。家族やアユミと久し振りに再会したミルンは、
母と祖母に火星圏での出来事を話すが、ロビンのタマゴッチ殲滅の考えは変わらず、
またルシアも自分はロビンと違う戦い方をすると宣言する。そして、タマゴッチに
奪われた基地ムーンラビットの奪還作戦が連邦軍総司令官ウッツー・トリコにより
発動される。ミルンは、大破したAGE-3を元に開発された新型ザンダクロス「ザンダ
クロスAGE-GC」を受領し、自分なりの考えで連邦とタマゴッチ両方の人々の命を助け
ながら戦う道を選ぶ。

AGE-GCを駆り相手を殺さずに次々と敵機を撃破して行くミルン。ルシアらバロックワ
ークスも参戦し、連邦側に有利に傾く戦場に、ヴァネッサと彼への評価を改めたキル
も出撃する。彼らに対しミルンやルシアは通信を送って説得するが、全く聞き入られ
ることはなかった。さらに連邦を裏切り、未だ戦況が好転しない状況に業を煮やした
エースパイロットのナージャ・ローズマリーがタマゴッチへ加勢する。ナージャには
かつて恋人を喪って連邦を見限った過去があり、ナージャの名もその恋人の名前を貰
ったものだった。ミルンはそんな彼女にも説得を試みるが、即座に切り捨てられる。
そこへ強化改修されたロビンの乗るAGE-1が救援に駆けつけ、戦場でCUREラウンダー同士
の能力が共鳴する。そしてナージャのCUREラウンダー能力が暴走し、敵味方問わず攻撃
を始めてしまう。一方、ウッツーはゴッドプリキュアレインボーの発射命令を出すが、
裏の意図に気付いたケンジは部下と基地内に侵入し降伏勧告を行う。最終的にナージャ
はロビンの手で討たれ、基地のタマゴッチ兵も降伏し、ここにムーンラビット攻防戦は
終結する。しかし、その裏でディソルダイルはタマゴッチタウンを地球圏へ向けて移動させていた。

ウッツーはタマゴッチの宇宙要塞ヒャッキ攻略を次の目標にし、予備役から軍に復帰したロビンを
作戦の総指揮官に任命する。一方でタマゴッチ殲滅路線のロビンと和解を目指すミルンとの間の溝は
深まるばかりであった。その頃、タマゴッチタウンへ帰還したヴァネッサはディソルダイルにプロジ
ェクト・キュアのことを問い質すが、ディソルダイルの口から真意を聞かされ、ザンダクロスレギルス
と全権を託される。だが、その初試乗の際にPRE-CUREを守護するという謎の巨大CG、ギルガンと遭遇す
る。ギルガンに苦戦するヴァネッサだが、ギルガンとPRE-CUREの存在を察知してその場に駆けつけた
ルシアと図らずも共闘することになり、ヴァネッサはレギルスの真の能力を開放してギルガンを撃破。
また、オールサンデーの艦砲射撃でPRE-CUREの小惑星は破壊され、PRE-CUREを巡る争いは決着を迎えた
と思われたが、ギルガンは完全に破壊されずPRE-CUREのコアを死守していた。
188ラッタッ太:2012/09/27(木) 22:01:58.09 ID:83cc53d3
ウッツーとヴァネッサ双方による演説が行われ、ついに連邦軍とタマゴッチによる最終決戦が始まる。
新たに「GCバーストモード」が追加されたAGE-GCも出撃するが、ミルンは自身の信念からそれを使用しな
いでいた。その最中、ダミーの艦隊を囮にヒャッキのヒドゥグラー砲が発射され、連邦軍は大打撃を受ける。
マーメやゴースト3銃士の生き残りであるソッガ・タツヤも出撃し、さらにダズがヴァネッサに対して謀反を
起こすなど、戦場は混沌としてくる。戦闘中、敵の弱点を見抜いたケンジはタツヤのズィッガを撃墜するが、
自身の機体も大破し敵艦に挟まってしまう。脱出不能な状況を悟った彼は、キュアパレスにマーブルスクリュ
ーキャノンを撃たせ、閃光の中に消える。また、ミルンはマーメと再会し、互いに心を通わせる。だが、マーメ
はダズの手で殺され、これに激怒したミルンは「GCバーストモード」を発動させてダズを撃退する。プロジェクト
・キュアの理想を実現させようと焦るヴァネッサは、ヒャッキをタマゴッチタウンと結合させ、味方を犠牲にして
もヒドゥグラー砲を撃つことを決意。キルに囮役を命じる。だがCUREラウンダーの力でそれを予知したロビンは自ら
も出撃し、キュアパレスからクルーを退艦させる。そしてヒドゥグラー砲が発射され、一連の出来事でキル、ティガ
、ダズ、ハヤト、レイカが戦死しキュアパレスは撃沈される。ザンダクロスを逃したことを知ったヴァネッサはレギ
ルスで出るが、ルシアとの激闘の末に敗れ、ルシアへ自身の苦悩や想いを吐露しながら戦死する。

ヴァネッサ戦死の報を聞いたヒャッキの司令官エリント・ギルベルトは、最後の切り札としてディソルダイルのク
ローン、エリド・コルックをタマゴッチギアで出撃させる。連携攻撃でエリドを抑えるロビンやルシア、ミルンの
前に突如戦場へ復活を果たしていたギルガンが飛来し、タマゴッチギアに捕りつく。だが、逆にエリドはギルガン
を乗っ取り返し、タマゴッチタウンへと接触するも、エネルギーの逆流でヒャッキが崩壊を始め分離も出来なく
なってしまう。この機を見たロビンはゴッドプリキュアレインボーを持ち出しタマゴッチタウンを破壊しよう
とするが、ミルンの必死の説得やビビとの会話でついにタマゴッチを許し、通信で戦闘中の全軍へ向けてタマ
ゴッチタウン救援作業の援助要請を行う。これを聞いた両軍の兵士達は協調して作業を手伝い、ギルベルトは
暴走し今や両軍の敵となったタマゴッチギア・ギルガンの対処を連邦に頼む。そしてミルンの猛攻によりタマ
ゴッチギア・ギルガンは破壊され、パイロットのエリドも救出される。時を同じくしてディソルダイルはミル
ンに思念を送り、感謝の言葉と地球の未来を託すことを述べ、息を引き取った。

それから37年をかけ、CUREシステムとPRE-CUREを利用して開発された「プリキュア
システム」により、火星圏に住む人々やたまごっちを苦しめていた死病「バスター
コール」が、ついに無効化される。A.G.201年。タマゴッチ(SE)の出現から100年
の月日が流れ、文字通り救世主となったロビンの銅像を前に、ルシアとミルンは
平和になった世界の様子を祖母へ報告するのだった
189それも名無しだ:2012/10/05(金) 12:29:24.72 ID:NAEJgZUF
無敵艦隊カイガイガー
時は近未来。
サコクから250年を迎え、ジャポンはニンジャとゲイシャの闊歩する未来都市と化していた。
しかし、国内の戦乱は加熱するばかりであった。
バクフは内密に国外とのブンツーを通し、国内改革を進めんとついにサコクを免除。
ベイコクから特殊部隊カイガイガーが派遣されることになった。
こうして、国内テロニンジャとカイガイの益荒男との壮大なカーニバルが開幕するのであった。

カイガイガー
ベイコクが資金と税金とテクノロジーを駆使して開発した艦隊ロボ。
最新のAIを搭載しているが、これはエイリアンのテクノロジーとも言われている。
二丁拳銃とロケットランチャーが大好き。
ジュウドーを駆使し、ニンジャロボを必ず殺す。
またブシドーにも詳しい。
190それも名無しだ:2012/10/10(水) 08:53:26.74 ID:bS30865N
機合大戦デルトライガー

言霊生命体ロゴイの静かなる侵略で、地球人は言葉を奪われてしまった。
何を喋ろうと、他者に想いが伝わらない世界的怪異は、人々の不安と恐怖を増幅させ、争いを呼ぶ。
その中心にもまた、人を操るロゴイの影があった。

ロゴイから言葉を奪い返すべく、記号を力に変えるマシンが立ち上がる。

デルトライガー
「三角」の力を持つマシンだが、具体的にそれが何を意味するのか、言葉が通じないので製作者しか把握していない。
そのため、パイロットは戦いながらに、その秘密も明かしていかなければならない。
とりあえずパイロットの少年少女3人が三角関係なのは確かである。

設定上、最終回まで、回想と独り言以外の台詞が出てこない。
191それも名無しだ:2012/10/13(土) 00:00:20.30 ID:sCRg5emq
覇竹のバンブリオン
竹でできているがとても堅く、熱にも強い
槍と刀の性質を併せ持つバンバルバート、爆竹銃バンブラスターを装備し、回転プロペラ・バンブローターにより飛行もできる

192それも名無しだ:2012/10/15(月) 00:03:23.55 ID:DbyJjXUM
貫然緋帝ロンガイア

トワイライシティでは、先人が遺した人口エーテル霧とタキオン粒脈が、時に空間や物理法則まで貫いて、不可思議な現象を起こす。
そのために、普通の法や普通の刑で裁ききれない、異常な事件が絶えない。
警察、裁判所、刑務所は、常に後手後手に回り続け、増幅する悪意に対応しきれずにいた。

そこで新たに取り入れられたのは、異常事件のための、異常な裁判。
事件が起きた現場で、そのまま判決と刑の適用がなされる、とんでもない新法であった。

筋を通せば法も通る。裁判は一見して、戦闘による野蛮な解決に映る。
しかし、代行者となる機械が、人間の精神に敏感な人口エーテル霧によって維持されているとあれば、勝敗を分かつのもまた精神。
論理的に罪の是非を問い、理解共感を得る。それは旧時代となんら変わりない、真実の追究である。

ロンガイア
法廷では常勝無配、最強との呼び声高い検察の機体
相手を論破することで、機能不全を引き起こさせ、最終的に人口エーテル霧を吸収してしまう凶悪な機体。
ペンは剣よもり強し。
193それも名無しだ:2012/10/16(火) 23:01:44.76 ID:9fJ96Df8
クロノクォーツ

異次元からの住人クロストが変身した姿
異次元というのは文字通り、並行世界だとか別の宇宙だとかではなく、言葉通りに異なる次元

詳しく説明すると、縦と横(x,y)はあるが高さ(z)がない平面世界
しかしこちら側の世界同様「時間」という次元は存在しており、さらに「こちら側では観測できない次元」も存在する

クロストがこちら側の世界にいる限り、「観測不可次元」がなんらかの干渉を起こすことはないが、これにより時間軸を自由とはいかないまでも移動する事ができるらしい
異なる次元からのイレギュラーを討つべく2020年に現れたクロストだが、実はそれまでにさまざまな時間へ偶発的に出現しており、1970〜1980年代のロボットアニメの影響を受けて、戦闘時にはそれらの姿をとる(特別本人の望むところではない)

実は観測不可次元の正体は、空間としての広がりをもった「意識」であり、言ってしまえば空想の産物
しかし、イレギュラーが介入した事で、こちらの世界の物理的な性質を持たない「意識」と因果的結合を果たした

クロストが先のような時代の創作物の影響を受けるのは、クロストと同じ次元から来た黒幕、クロワールが、この因果を操作して自分の次元を支配するべく、歴史改変を企み、創作物のシナリオを利用しているためである
お約束、予定調和、メタフィクション、第四の壁。あらゆるものが複雑に入り乱れ、世界を乱す
194それも名無しだ:2012/10/17(水) 20:47:33.43 ID:B6AIcOBC
機甲幽霊ゼンガイスト

 稀代の天才科学者ブレーノ博士が、その半生を費やし
完成させた超人工知能ゼノン。
 しかし彼の技術を狙う戦争請負集団コズモの策略によ
り、ゼノンは暴走してしまう。
 人類の脅威と認定されたゼノンは破壊され、逮捕された
ブレーノ博士も檻の中でその生涯を閉じる事となる。

  それからX年後、コズモの盗んだ技術によって完成し
た新型人工知能は、その誕生経緯を知られる事もなく、
世間に広く普及するまでに至っていた。

 それは欠陥か、それとも故意なのか、そんな折に再び
人工知能の暴走事件が発生する。
 情報封鎖であくまでも平和を装う都市。肥大化する、反
人工知能・科学技術派の暴動。

 ゆっくりと静かに、しかし決して止められない勢いで動き
出す混沌の歯車。
 その中心に降り立ったのは、消滅したはずのゼノンの記
憶と能力を引き継ぐ、謎のロボットだった。

 ある時は重機の大巨人、またある時は人間の少女。
 警備ロボット、レース用ビークル、作業機械、戦闘兵器。
 その身体は一定ではなかったが、隈取りの入った鈍い
黒の仮面と、同じ素材でできた禍々しい処刑刀、そして残
虐にして鮮やかな破壊の痕跡は、一切の揺らぎを見せな
かった。

 果たして彼は善か悪か。X年前から続く事件の真相とは。
 科学が全てとなったはずの世界で、誰が言い始めるで
もなく、そしてなんの根拠もなく、噂が広がっていく。
 ゼンガイスト。それは、電子の亡霊だと。
195それも名無しだ:2012/10/18(木) 20:01:50.47 ID:AvIjfIr4
激水神バクフォン
水の力を司るロボット。空気中から水を集めて噴射できる。

ガンウォーター 高圧の水流を発射する銃。
ハイドロジェット 背中の巨大なポンプから水を噴き出して反動で空を飛ぶ。
ハイドロブラスト ハイドロジェットを前方に回して敵に発射する。
ナイヤガラドロップ ハイドロジェットで高空まで飛び上がって繰り出す踵落とし。
ヴォルテックタイド 巨大な水柱が大地を割って敵を呑み込み、そのまま地中深く引きずり込んでいく大技。
          大水害をもたらすので使用できる場所は限られる。

ほかに火のシレッカ、大地のメイドーンなど。
4元素もので水系が主役の作品だけ心当たりが無かったので考えた。
196それも名無しだ:2012/10/20(土) 00:47:55.25 ID:lvcO+KDh
>>195
ライバルに五行ロボとか作ろうぜ
197それも名無しだ:2012/10/20(土) 07:19:57.78 ID:ANxlp0ef
>>196
五行って火水風かぶってるじゃないですかー!
ライバルはかぶってない木、金と・・・雷と氷あたりでしょうか

ところで風系の名前を募集
他が瀑布・熾烈・鳴動から取ってるので、「字面から一目でわからない(「風」とか「嵐」とかを使わない)風を表す二字熟語」知りませんか?
198それも名無しだ:2012/10/20(土) 20:13:36.16 ID:lvcO+KDh
>>197
鎌鼬とか
199それも名無しだ:2012/10/21(日) 23:51:10.56 ID:7JdOHcn4
狂飆……ってこれ文字化けするかな
200それも名無しだ:2012/10/22(月) 07:41:48.71 ID:DV/GoSBu
200
201それも名無しだ:2012/10/24(水) 22:33:29.80 ID:18FIDjv8
槍甲機兵ランドランサー

最強の槍でありながら最強の盾でもある巨大兵器。
隕石生命体が引き起こしたコンピューターをダウンさせる磁場嵐の中でも活動できる。
その隕石生命体を倒すために地下に退避した各国が開発したが、実は既に隕石生命体は死滅している。
地上の資源と支配領域の拡大を狙い、ランドランサー同士が戦う。
パイロット達は、自分の国以外は既に滅んでおり、相手のランドランサーも隕石生命体が人間の技術を吸収した姿であると教え込まれている。
基本的に、相打ち覚悟でなければ外装の破壊は不可能。
そのため、内部に衝撃を与えて倒すのがランドランサー戦の基本だが、それは当然パイロット殺しを意味している。

202それも名無しだ:2012/10/31(水) 20:02:17.73 ID:VioodXcK
古代騎構士ウル・セイバー

遥か未来、進化を遂げた人類は、もはや機械に頼らずとも、自らの「意志の力」で世界に干渉し、自由に生活できるようになっていた。
しかし、そんな誰もが力を持つ危険な状態が何故許容されているのか……それは「意志の力」の源である集合意識体のもと、全ての意志が統率されているからであった。

そんな地上をディストピアであると謳い、進化した人類をミュータントとして排除しようと乗り出したのは、核汚染を避けて地下に退避していた別の人類だった。
だが、地下で長く生活を続けた彼らもまた、弱肉強食の掟が全てを支配し、抜きん出た知力腕力を持つものが絶対となる、ともすれば野蛮とも言える状態であった。

変わり果てた2つの人類は、もはや分かり合う事などできず、全面戦争は免れないと思ったその時、仲裁役として現れたのは、一体のロボットだった。


ウル・セイバー
遥か昔、地球に不時着した宇宙人と古代人が、文化交流の証として造り上げたロボット。
自らの意志を持ち、大きな争いが起きた時は、身を呈して人々を守るカウンターとしての戦闘能力も持つ。

しかし地殻変動で大陸が沈んだ折、そのまま海中に落ち機能停止していた。
奇しくも大量破壊兵器で海が蒸発した事で、地上にてその役目を果たす機会を得る。
ただ、元からそうなのか、故障してそうなのか、奇妙な言動が目立ち、周りに迷惑をかけまくり自ら混乱を生み出している節がある。

音速斬撃発生装置「ブラストウイング」や共鳴破壊剣「ハウルファング」、高周波迫撃砲「ドラゴンメーザー」などの武器をもち、とにかくうるさい。
本人はそれに輪をかけ口うるさい。
口癖は「昔の奴らはそんなじゃなかった」「これだから現代っ子は」。
203それも名無しだ:2012/11/04(日) 11:39:44.63 ID:ingGHt1r
絶対否帝イヤナンダー

遠い未来。
人類は互いに手を取り合い、信頼を獲得し、絶対的な秩序と平和のもとで暮らしていた。
悪は退けられ、権利と法が支配する世界……。
そんな中、政府に反抗する組織があった。
自らを悪と名乗る彼らに加担する少年、彼の名は決真理コトリ!
決まったこと、絶対を嫌う彼の悪意が、秩序の世界を打ち砕く!
そう、このイヤナンダーとともに!
204それも名無しだ:2012/11/10(土) 23:56:54.48 ID:pC6FcZ2l
エレメントマスター・パラケリオン

炎や氷、雷といった「属性」のコアを持つロボット
これらはエレメントマスターと呼ばれ、様々な種類のものが存在するが、いずれもコアは同じ
ただし、機体ごとにコアの組み合わせや引出す能力が異なる

エレメントマスター・パラケリオンは地・炎・風・水のコアを持ち、錬金術を操る
他には剣術を操るムサシや陰陽術を操るオンキリガミ、召喚術を操るジェノシス、変化術を操るヴェーデンなど
操るコアの数が多いほど機体の操作は難しく、精神を磨耗する
実は属性コアとは集合意識の一種なので、精神が弱いとそちらに引きずり込まれてしまう
205それも名無しだ:2012/11/13(火) 00:13:21.83 ID:5Y/nkBaP
最強祭司オマツリ

大流星群の襲来により、太陽系がその核を失ってはや100年。
地球は人工太陽と人口衛星によって活動を続けていた。

だが、24時間365日という時間の周期までは復元できず、
銀河中性子時計によってすべての時間は均一化された上で管理されていた。

実はそれこそ地球掌握を狙う組織・クロノスの暗躍によるものであったのだが、
そのクロノスは人知れず、ある1体の「ロボット」の手によって50年前に壊滅。
計画が次の段階に以降する事はなく、害といえば、せいぜい季節の感覚が人々から薄れる程度に留まっていた。

だが、そんな現状を嘆き、激しく燃える男が一人。
彼こそが事あるごとに「模様シティ」を、時に地球全土を巻き込み、騒ぎを起こしまくるお祭り男、「佐居弁太」。
今日も今日とて、世界平和とは無縁に、平穏な街を暴れまわる。


「オマツリ」
弁太が乗る年中無休全天候全イベント対応巨大祭ロボ。
その正体は50年前にクロノスを壊滅させた伝説のロボだったりするのだが、本人は知らない。
数々のギミックで、周囲を盛り上げているつもりだが、地元警察からは大変疎まれている。
ひそかに復活したクロノス残党の野望を、知らずのうちに毎度潰している。

「佐居弁太」
オマツリの所有者にして地上でもっとも節操の無いお祭り男。
とにかく祭り第一であり、実際には勘違いで覚えている事も多い(もっとも、今の地球で正確に伝承されているもののほうが少ないので仕方ない)。
黙っていればイケメンだが黙らない。黙ると多分死ぬ。
毎回祭りの内容に沿った衣装と登場の仕方をする。
206それも名無しだ:2012/11/14(水) 22:17:04.76 ID:1Xj9MNqi
ふとカードゲームのようなこんなの思いついた


三体の機体を召喚
機体カードにフレームカードを重ねることにより能力が出る
重ね着をすることでパワーアップするが相性があるので注意しなければならない。
しかし機体に合った組み合わせならば相性を無視してのパワーアップもできる

アン・ダールタン
主人公。世界を三機の騎士と共に旅をしている

ア・トース
ポルットス
アーラミース
三機の騎士
ネイキッドカードでは性能に差は無い。
ア・トースは近接フレーム
ポルットスは遠距離フレーム
アーラミースは法術フレームと相性がいい。

ネイキッドカード
三機の機士が普段封印されているカード
機士と呼ばれるロボットが一枚に付き一機封印されており世界に散らばっている。使うものはコマンドマスターと呼ばれる

フレームカード
機士に戦う力を与えるカード
基本的には近接、遠距離、法術の三種類だがこの三つにカテゴリされない謎のカードがあるらしい

フィールドカード
一人一枚までしか発動できず一度に三体までの機士を召喚できる。このカードの発動範囲内でのみ機士は封印を破りカードから出てくることができる。
207それも名無しだ:2012/11/14(水) 23:55:52.83 ID:5vvIpUw9
温めてたけど形にならなかったカードゲームネタで便乗

守護札戦機カーディアン

カーディアン。それは今世界中で大流行しているカードゲーム。
しかしその正体は3年前、密かに連邦政府とコンタクトした異星人たちによってもたらされた決闘のルールだった。
彼らは他星への侵略を行うか否かを決闘で決める風習を持っており、
決闘の手段であるカーディアンと3年間の習熟期間を人類に与え、一度地球を去っていたのだった。

そして今。選び抜かれたカードナーたちは巨大ロボットを操る「本物の」カーディアンを手にし、
再来した異星人たちとの決闘に望む!


好きなカードでデッキを構築、山札から手札を引いて、というよくあるカードゲームの流れをコクピットの中でやる。
カードの配置や使用の状況でロボットが体の一部や武器をチェンジしたり、技を使ったりする。
208それも名無しだ:2012/11/14(水) 23:56:17.31 ID:Xj9Liwvm
カードゲームと言われると、カードを使うためのコストだったり発動までの時間や条件のような縛りがほしいところ
209それも名無しだ:2012/11/17(土) 20:00:43.54 ID:S5U2BZfx
カードゲームではないが、パーツを装備して相手と戦う対戦flashゲームを作ろうとした事がある

HP(体力)
EN(エネルギー)
AT(攻撃力)
SP(スピード)
のステータスがあって、ユニット毎に初期値が違うほか、装備するパーツによってこれが変化する

形式はターン制で、

スタンバイフェイズにパーツがランダムで補充+SP値ぶんEN回復(2ターン目以降)

アタッチフェイズにENを消費してパーツを装備

バトルフェイズに変化したステータスで攻撃、SP値が高いほうが先制し、ATぶん相手のHPを減らす

先にどちらかのHPが0になれば決着、それ以外は再びスタンバイ

という流れ
ATが高く、単純な殴り合いで有利なビーストタイプ
ENとHPが高く序盤からパーツ選択の融通が利き戦略を組み立てやすいヒューマンタイプ
SPが高く後半からのダメージレースで力を発揮するビークルタイプから各3種

パーツは「あたま」「うで」「あし」「かた」の各部位に加え、特殊な効果をもつパーツが存在

結局部位攻撃だとかゲームシステムの修正はおろかバグ取りすら終わらないままツールの試用期間が終わってエターなってしまったが
一応、途中まで遊べなくもない↓
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3632117.swf.html
210それも名無しだ:2012/11/19(月) 01:35:08.59 ID:mjKUS8Rw
『マグマダイバー・プラグマ』その21

・前回(>>168)までのあらすじ
地下深くにいるはずのバゴラ獣の母体が、不在の隙に地上に出現。
同時に帝国のコクテン・アレフも現れ、街中を混乱に陥れる。
自衛隊の助力が望めない状況で、母体バゴラを追い詰める豪と雨城だが、止めを刺す直前で、逃げ遅れた友人を発見する。
211それも名無しだ:2012/11/19(月) 01:36:02.89 ID:mjKUS8Rw
崩れた建物の間や、割れた道路の隙間を、かたまりかけたドロドロのマグマが走る。
街路樹やらがコゲたにおいが、コックピットまでに立ち込めてくる。

「なんでンな所にっ!」

でも、今の問題は、あいつがここに居る理由じゃなくて、どうやって助けてやるか、だ。
画面の端には、別のカメラに映るバゴラ獣の姿が――

「ごアがガッ!!」

汗を吹き飛ばす勢いの熱気と、悪寒とが一緒くたに押し寄せた。
バゴラ獣は体中から溶岩の血を流しながら、大きく息を吸い込む。
ただの最後っ屁なのか?
違う。最初から狙いは……プラグマじゃない!

「いかん、代われっ!」

全ては一瞬だった。モニタ中が真っ赤になって、頭を直になぐりつけられたような衝撃が走って。
だのにその時の俺ときたら、頭の中真っ白で、身動きひとつ取れなくて。


ドグワッッシャァァアアアアアッ!!!


『ぬうっ、この轟音は!?』
『プラグマめ、まさか自らの身をもって大バゴラの火砲にフタをするとはな! 愚策ではあるが……フフ、それをやり遂げる意思と力は

あるか。』

『だが奴もあれではまともに戦えぬと見える。どうするコクテン。』
『そうしてやりたいのは山々だが時間がない。この国の軍も足並みそろい始めた所だしな……予定通り撤退するほかあるまい。』
『という事は、始まるのか。』

『ああ、炉心融解がな……!!』 

オオオン……
212それも名無しだ:2012/11/19(月) 01:37:24.68 ID:mjKUS8Rw
気が付いたときには、プラグマの中でかさかさまに転げていた。
状況を確認しようとしてモニタに目をやろうとするが、それより先に、壁に空いた穴から外の様子が入り込む。

「ヴぉ……ごガ……ブしッ。」

母体バゴラ獣は周りの残がいと見分けがつかないか、実際混ざっているのかぐちゃぐちゃの状態で、うめいていた。
いや、鳴っているといったほうが正しい。なにせ、爆発で頭が吹き飛んでいるのだ。
あっけに取られていると、よろめきなかがに雨城さんが立ち上がった。

「おう、生きてたか少年。あっちは無事か?」
「え、ああ……。」

その言葉にあわてて周囲を見渡す。またぶっ壊れてるプラグマの片腕を無視して、宅地側の道路に目をやる。
そこには二つの人影!

「賢! 良かった、生きてたんだ!!」
「マジ、死ぬかと思ったぜ……って豪か!? 何やってんだお前!!」

「何ってロボット乗ってるって前話しただろ。お前こそ何でこんな所によ!」
「そりゃ家のバァちゃんがな……。」

「あー……盛り上げってるトコ悪いが豪、お前プラグマ降りてあの二人の避難手伝ってくれ。俺の無線機貸すから足は研究所の

ほうに用意してもらえよ。」

「えっ、雨城さんは?」
「俺はあの怪獣の後片付けだよ。まだくたばってないみたいだからな……!!」

そう言って切り替える画面には、泡と炎と溶岩を吹きながら、うごめく赤黒いカタマリが映りこむ。
もう生き物の形をほとんどとどめていないってのに、それでもバゴラは立ち上がろうとする。

「……でも、プラグマだってさっきのでガタガタでしょ、どうするんスか!?」
「いいからさっさと行け! いいか、俺ァ自衛隊員だから、国民みんなを守るのが仕事なんだよ、分かるか? そこのダチ公やおばあちゃんだけじゃねぇ、お前だって守ってやらなきゃなんねぇの。」

「待てよ、それってまるでこのままだとやられるみたいな口ぶりじゃないか!!」

「このままじゃ、ヤバいかもな。だがこのままガキだけ逃がすのに満足してくたばれる程、俺もお人好しじゃねぇ。何、ちゃんと切り

札があるんだよ。」

コックピット奥のハッチをこじ開けてなにかしらの装置を操作する雨城さん。それは後付けで設置されたもののようだった。

「この機体はメインドライブとそれを制御するドライブとに分かれてる。まずこいつの接続を切って出力を常時全開にする。もちろ

ん、それだけじゃ機体もタダじゃ済まねぇ。だが接続を切る事で制御ドライブのほうの手が空く。こっちを使って、余剰分の放出

エネルギーと、バゴラ獣の放出エネルギーを融合させて、まとめて制御下に置く。」

「そんな事ができるのか……?」
「できるから言ってんだよ。マグマダイブと仕組みは似たようなもんだ。バゴラも今はほとんどマグマみてえな状態だし、進んでやりたかないがイチかバチかってレベルの話でもねぇ。」

雨城さんの口調は真剣そのもので、言い聞かせるためにウソをついているようにも思えない。
だったら、その覚悟に俺だって応えなきゃ!

「無茶、しないでくださいよ!」

あっちが動き出したら一分一秒の余裕もない。
プラグマから降りると、通信番号を呼び出しながら全速力で走る。
今まですぐそこと思っていた距離も、自分の足だとえらく長い。
213それも名無しだ:2012/11/19(月) 01:38:14.07 ID:mjKUS8Rw
「――というわけで、叔父さん、大至急お願いします。賢のとこのばあちゃんが足くじいて、あいつも怪我でうまく走れないんです!


『ああ、そんな事になってたのか……大丈夫だ、実は通信が切れてからすぐ、コロナちゃんがすでにそっちへ車を飛ばしてる。そろそ

ろ……』

「豪くん!」
言うが早いが、ガレキを押し分けて1台のジープが突っ込んできた。
下手すりゃ激突しそうな勢いで車体を滑らせて、目の前にぴったり止めて見せる。

「ありがてぇ! ばぁちゃん、もう大丈夫だからな。」
「ふう……賢のお友達かい、私ゃ腰ぬけるかと思ったよ。」
「みんな早く! 飛ばすから、シートベルト、しっかりしててね!!」

運転して大丈夫なのか、なんて一瞬思ったけど、そんな事言ってるような状況じゃない。
それに、実際コロナの運手技術はすごかった。

「雨城さんもしかしてプラグマの中?」
「そうだけど……って前、前!!」
「大丈夫、これ位飛び越えられるっ!!」

「のわーっ!?」

……良い意味でも悪い意味でも。
これだけ道路が荒れてりゃ仕方ないけれど、そりゃあもうアメリカ映画のカーチェイスみたいに飛んだりはねたり大騒ぎだ。

「ごヒュっ……ぎゅゴッ……」

丁度そのころ、不気味な音を鳴らしてバゴラ獣「だったもの」が本格的に動き出した。
余力があるようには到底思えないが、それはプラグマも同じ。今の俺は、雨城さんを信じる事しかできない。

「何……もしかしてあの反応……メルトダウン? 」
けどバゴラの様子を見て、急にコロナの顔つきが変わった。

「何だ、メルトダウンって。もしかして自爆するのか!!?」
「わからない……でも母体バゴラが自分で自分のエネルギーを支えられなくなったら、ありえない話じゃない…!」

まさか、雨城さんはこうなる事が分かってたのか? だとすれば、賢たちを急いで逃がそうとした理由もわかる。
俺はさっきまでのいきさつから、雨城さんがやろうとしている事をコロナに話す。

「ウソ、なんで自衛隊の人がそんな事まで……」
「どうにかできるのか? 無理なら雨城さんにも連絡して、逃げてもらわなきゃ!」

「それは……」
コロナが口をつぐんだその時だった。
214それも名無しだ:2012/11/19(月) 01:39:09.64 ID:mjKUS8Rw
『オオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』

街中に雄たけびが響きわたる。
バゴラ獣じゃない、それはプラグマの放ったものだった。
それを合図に、機体の周りが熱を帯びて、カゲロウみたいに歪んでいく。
もうずいぶんと小さく見えるけど、それでもはっきりと分かる程の勢いだ。

「げズっ……ぼぐオガァァあアあアアあああッ!!」

巨大な生きた溶岩のカタマリが、津波のように押し寄せる。
紅く燃えさかるプラグマは、それに一切ひるむことなく、残る片腕を突き上げた。
もはや自分で自分の体すら維持できないバゴラは、おかまいなしというよりも、重力に引っ張られるままに、飲み込もうとする。
それでも、プラグマは突き進み、突き破る。
そうしてかかげた腕の先に「なにか」がつかみ取られると、一瞬、両者の動きが止まり、代わりに周囲の風が、地面がふるえだす



ドド……ドドドド……ドゥッ…………

「どゲゃゴッ……」
『どぉりゃあアァああぁあアああ゛あ゛あ゛ッッ!!!!』

強烈な光が、視界をおおった。そうなる事はなんとなく分かっていたけど、俺は目をそむける事もできなかった。
いや、そむけちゃいけないんだ。今の俺にはできるのはそれしかない。
雷なんかと同じように、ほんのわずか遅れる形で轟音が、それから衝撃波が続く。
でもそれが、街に広がる事はなかった。

「あ……。」

はっきりとしない視界の中、浮かび上がる炎の輪かくが、間欠泉のように昇っていく。
かかる雲を一気に吹き飛ばして、全ては空高く、さらにその先へと飛び去っていった。
燃えつくした炭のように崩れ去るバゴラ獣の残がい。
その中心には、拳をかかげ続けるプラグマの姿が。
あれだけの衝撃の中傷つくどころか、ゆらめくカゲロウと炎のオーラに包まれ、むしろより力強さを増しているように見える。
それがゆっくりと消えていく事に、俺はこの事件が終わって、ようやく訪れる平穏を感じていた。
けど、それは大きな間違いだった。


つづく
215それも名無しだ:2012/11/19(月) 21:02:43.44 ID:SMPF92eV
機動衛星イカヅチ

幾多の戦争を経て、人類ははじめて、全世界平和を築き上げた。
だがその裏には、破壊行為によって露出した天然反応地雷「メギドヒ」により、次争いが起きれば地球が滅びてしまいかねない冷戦にもにた緊張感があった。
世界連邦が地上不可侵条約を締結して100年。
「メギドヒ」の存在など一部の人間以外に忘れられ、平和の中人々の文化はゆっくりと衰退し過去へ逆行していた。

ただひとつ、分厚い雲のさらにその上、地球の衛星軌道上を除いては。

・メビウス
分厚い雲の中に隠され、地上からは確認できず、その存在も隠された地上防衛システム。
世界中のメギドヒの状態および、これを活性化させうる地上の兵器開発の動向を監視している。
人口大気を用いて、天候をコントロールし、地上全域を防御しうる性能を持つと言われる。

・機動衛星
メビウスではカバーしきれない、隕石の飛来や外宇宙からの危機を想定して、各国がそれぞれ開発を許可された、この世界で唯一の兵器群。
実際に上記のような事象は発生しにくいものの、最悪の状況を想定し、地上では想像できないほど熾烈な開発競争が続けられている。
実質的に、これが地上の戦争を代行しているといっても過言ではなく、技術交流・実働データ取得を名目に、開発権利や制宙権獲得を狙って日々戦いが繰り広げられている。
なお、メビウスのリンクシステムにより、機動衛星は地上に一切の攻撃を行う事はできない。

・イカヅチ
東南アジア中小国と日本を中心に結成されたAEAと呼ばれる協力機構が開発した機動衛星。
小型の機体で、火器類に乏しく、他国の唱える共通規格ともあわないため、低火力に見られがちである。
しかしスピードと精密さをあわせもち、これを活かし柔軟かつ他の機体では真似できない、まるで人間のような戦い方ができる。
性質上屋内(宇宙闘技ステーションなど)や密集地帯(ジャンクコロニー)などでの戦闘を得意とするが、人間のものを基にしつつも独自の動きを取り入れた「ケンジュードー」により接近戦でも意外な強さを発揮する。

・ホノカ=バグナウ
複雑で高速なイカズチの操縦を見事にこなすAEAのエースであるのだが、広報戦略上の都合で、他国には別の人物がパイロットという事になっている。
査照光(サテライト)という暴走族の首領を務めたフダツキであり、本人は更生したつもりだが、戦闘中もコックピットでは罵詈雑言が飛び交う(当然通信はオフになっている)。
容姿は整っているが、戦闘の事しか頭にないうえバカ。
名前もあって女性と間違えられやすく、「極東の残念美人」の通り名を持つ。
実際はどちらかと言えば中性的、といった塩梅であるが、反応が面白いので、周囲がわざと間違えている節がある。
216それも名無しだ:2012/11/19(月) 21:55:52.82 ID:z3Aft0CA
>>210
超乙。もう21話もやってるんだなぁ
217それも名無しだ:2012/11/20(火) 20:11:30.98 ID:GQTQpYME
謎の宗教団体ドリーミア。全員がサイボーグで結成された彼らは、肉体からの解放をうたい、人々の精神を増幅・利用させ、世界に混乱の種をまきちらしていた。
そんなドリーミアを止めるべく、全ての人類が肉体を失ってしまった未来の地球から、人々の想いを受け継いだ超AIロボット・アーカスが現れる。
ドリーミアの操るマシン・オーバードに対抗するべく、アーカスは強き心と無限の想像力をもつ子ども達の協力で、合体を試みるのだが……

・凶装勇者グロリアス
少年たちが思い思いに描いた「強いもの」のイメージを取り込んで誕生したドラゴン・カブト虫型マシンと大型ショベル、大剣とアーカスにが合体して完成する勇者ロボ。
しかし混沌とした要素が集積された結果、正義のヒーローとは思えないほどに禍々しい見た目になった。
リミッターを解除すると、全身が黒くなり、赤いオーラを放出する。その姿は敵味方問わず魔王と恐れられている。
あまりの強面に子どもたちも泣きだしてしまうので、できるだけ合体せずに倒そうと努めるアーカスだが、毎回追い詰められ合体を余儀なくされるうえ、ダメージを受けてボロボロになっている事で余計にグロテスクになってしまう。
218それも名無しだ:2012/11/20(火) 23:19:30.28 ID:r24NVgLA
轟音合金ゴウガッシャー
星から「音」を奪い去っていくエネルギー生命体「サイレント」の侵略で、地球は未曾有の危機に陥っていた。
早くからサイレントの出現を予期していた五月縄博士は、音を亜空間に閉じ込めエネルギーとする超合金ギオナイトを作り、
同時に地球の音を守るための鎧としてスーパーロボット・ゴウガッシャーを完成させた。

選ばれた3人の若者とともに、静寂を切り裂いて吠えろゴウガッシャー!

○ゴウガッシャー
搭乗者が発した声や叫びを媒介に、亜空間から膨大なエネルギーを圧縮して転送する。
この際、「ギオテクトシステム」という特殊な金属変形機構によってエネルギーを合金でコーティングし、文字通り「音を武器にする」事ができる。
システムの複雑な計算には、搭乗者の脳波トレースが応用されており、武器の形は音そのものを文字に書きあらわした「擬音」の形をとる。

○酒日 将太
恐るべき肺活量と語彙の少なさをもつゴウガッシャーのメインパイロット。
熱血が服を着て歩いていると言われるほどに暑苦しい漢。ただし童顔なので迫力はない。

○冬熊 真
喋りだしたら止まらない、一息で十の言葉を吐くゴウガッシャーのサブパイロット。
TV通販の司会から選挙の街頭演説なんでもお任せあれで、戦闘中は勝手に実況している。

○雨樽 栄子
世の男たちの心を掴んで放さない天使の声を持つゴウガッシャーのサブパイロット。
極度のはにかみ屋だが、作戦の名目で萌え台詞を言わされたり歌わされたりする。
219それも名無しだ:2012/11/20(火) 23:45:39.32 ID:ctG6FTbB
【平和、欲しい人はすぐにクリック!】と書かれた広告を僕は間違えてクリックした。
そしたらロボットが突然現れて言ったんだ。
「平和のお買い上げありがとうございます。では、戦闘をどうぞ。」
その瞬間、街が爆発した。


セイルス戦機・オシウリアン


オシウリアン
世界崩壊レベルの争いがおきそうな世界に現れて平和になるまで戦うロボット
パイロットは現れた世界で流行ってる詐欺に騙された人物を起用する。

体内で無限に生成されるブラックホールミサイル、超光速で振動することにより刃に触れた物を分子レベルまで分解する高周波ブレード、分子の隙間すら簡単に撃ち抜く超精密マイクロスナイパーライフル、
瞬間的にビッグバンを超えるエネルギーを敵に浴びせる必殺技、ザ・ノヴァ
これらの攻撃よりも強い攻撃をいくら浴びても壊れるどころか傷一つつかないZERO装甲、途切れることなく必殺技を使用していても常にメモリがFULLから動かない縮退転換炉、
一瞬すらも遅く感じる速度で宇宙の端から端に移動できるスピード、光速を超える速度で動く敵すら簡単にロックオンする照準器、体感時間を加速させて周りが遅く感じるようになる有機加速器、パイロットにかかる負担を最初から無かったかのようにするパイロットシート、
小粋なジョークで場を和ませてくれる超凄いAI、空気と雰囲気に合わせてBGMを自動で流してくれる立体音響コンポ

等で戦うが敵がチートもいいところな奴らばかりなので世界を救うには救うが世界を救うたび毎回ボロボロになる。
220それも名無しだ:2012/11/21(水) 03:39:23.14 ID:H8YWPCIQ
カラクリ戦士ゼンバイン 
時は江戸時代、人々は便利なカラクリで豊かな生活を送っていた。しかし
カラクリを悪用する者が現れる。犯罪組織「蔵異死州(クライシス)」。
蔵異死州は幕府を滅ぼすためにカラクリを使って江戸を恐怖と混乱に陥れ
た。そんな中、江戸幕府は対抗策として一機のカラクリを完成させようと
していた。その名はカラクリ戦士ゼンバイン!鋼の魂をその身に宿し今産
声を上げる。
「カラクリ戦士善・刃・印!!」

ゼンバイン
鋼鉄の体をその身に宿した戦士、全長170cmと成人男性の平均身長と
変わりなく、他のカラクリに比べて小柄だがパワーはその小さな体に集約
されていてどのカラクリにも劣らない力を持っている。
ゼンバインボディはあらゆる攻撃を跳ね除け。ゼンブレードはあらゆるカ
ラクリを両断する。必殺技は「ライトギアブレイク」

無頼神(ブライシン)
蔵異死州の雑兵カラクリ、全長8m戦闘用カラクリにしては大型。質より
量、圧倒的な数で幕府を攻める。

手九野博士(テクノ)
ゼンバインを作り上げた人物。普段は江戸城地下研究所で兵器開発をして
いる。駄洒落が好きなどこか憎めないお茶目なおじいちゃん。
221それも名無しだ:2012/11/21(水) 08:42:35.08 ID:b3LoaffY
ジャンカイオーQ9

平和ボケした地球を襲うのは、宇宙からの侵略者でもなければもちろん同じ人間でもなかった。
人類の憎悪を吸収して巨大化した怪物ヘイトヘドロンは、遥か昔、地球の誕生からその大地を形作るまでに由来をさかのぼる先住者ともいうべき存在だった。
なぜこの時代になって今更? それは前時代の争いが生んだ憎悪が、時間をかけて地底奥深くへと染み込んでいったからだ。

当時の責任者などとうにおらず、最低限の武力しか持たない世界各国はどうすればいいかも分からず、うろたえるのみ。
そんな折、前時代の忌まわしき存在として廃棄されたはずの兵器処分場で、新たな命が誕生する。

ジャンカイオーQ9
まったくバラバラにあった兵器やその他廃棄機械の回路が融合し、一つの人工知能となった謎のロボット。
全身兵器にして全身スクラップ。無差別に身体となるパーツを組み込んでいったため、時には自分の攻撃で自分の身体を破壊したり、相手の攻撃で予期せぬ暴発を招く。
自分のパーツとして他の機械を吸収できるが、それには何故か「廃棄されたもの」である必要がある。
人間に恨みを持っているというが、自らヘイトヘドロンと戦いこれを守っている。

毎度人類に啖呵を切ったりするのだが、当の人類は平和ボケしてのれんに腕押し。
「人間をぶっ飛ばすのはこの俺だ!」という発言から、ツンデレロボの名称で親しまれている。
222それも名無しだ:2012/11/21(水) 19:05:24.20 ID:VxioOXwW
機動博士ドクトレイザー

とある科学者が永遠の命を求めて自らの身体を機械に改造した……のではなく、人工知能開発の資料にと自分の脳の活動データをとるつもりが、落雷でなぜか人工知能にコピーされてしまい誕生。
自分が二人いるようなものなので、息はぴったりだが喧嘩は絶えない。
博士の方は、ロボットであるドクトレイザーに危険地域での活動を強要するが、元がデスクワーク派なので「お前がいけ」と拒否する。
人工知能の技術を狙い、謎の組織が襲ってくるが、なぜコピーされたかわからない上に、思考そのものは博士とイコールであるため、自分の身を守るため、いやいやながら協力する。
223それも名無しだ:2012/11/21(水) 20:42:35.90 ID:PtK04shx
本当に伸びるときは一気に伸びるよなこのスレは
224それも名無しだ:2012/11/22(木) 18:41:46.43 ID:+xO6d5H0
【時空戦士パラベラム】

 平行世界の別時間軸からやってきたという異地球人たち。
 あくまで平和的な交渉に徹し共存を望む彼らに、地球人たちも安心し、受け入れを許諾する。
 だがそれは異地球人の故郷を滅ぼした謎の次元組織ディノメノンの罠だった。
 同じ存在が同じ場所に存在する事で、因果律に影響をきたし、量子暴走による空間消滅が巻き起こったのだ。
 異地球人たちは何も知らぬまま、地球を攻撃する爆弾として送り込まれていたのである。
 幸いながら異地球人の科学者の手により、地球は壊滅の危機をなんとか回避するが、この事件で異地球人のほとんどが消滅。
 のこったものも、懐疑や差別の目を向けられる事となる。
 だが悲劇はそれだけでは終わらない。作戦が失敗したと見るや、ディノメノン達は自ら機動兵器を使っての侵略を開始したのだ。
 高度な技術力でもって、瞬く間に戦闘機や戦車をなぎ倒すディノメノン兵器。
 絶体絶命と思われたその時、一体の戦士が現れる。

パラベラム

 異地球人科学者ダビン=シュタイン博士が造り上げた対ディノメノン人型兵器。
 堅牢な装甲に稲妻のごとき瞬発力と機動性、そして人間による柔軟さと知能とが加わった強力な機体。
 その操縦には恐るべき反射神経と知力、体力を要求し、科学技術の発展でそれらが退化しつつある異地球人には扱えない、地球人との協力あってはじめて成立する存在である。
 だが、実際のところ今の地球人でも到底扱えるスペックではない事が判明。
 歴戦のエースパイロットでも、10分の稼働が限界という不安定極まりない切り札となった。

パラドクス・ゲート・システム

 パラベラムに搭載されている、量子暴走を利用して、同一次元・同一空間における時間座標をずらし、過去の存在を擬似的に同居(正確には複製)させるシステム。
 早い話が、地球上の過去の存在を召喚するというトンデモ機構である。
 これによって、歴史上の強者どもをパイロットへと駆り出し、パラベラムの性能を最大限に発揮させるのが目的だが、量子暴走自体はディノメノン襲撃時に一時的に発生するのみなので安定性は言わずもがな。
 条件が整っていない状況ではやはり現代の地球人がヒーヒー言いながら戦う事になる。
 それでちゃんとした人物が召喚できればいいが、そこらへんはランダム要素が強く、加えて呼び出された人物はどこかしら頭のネジが飛んでいるので毎度大混乱が巻き起こる。
 後世に伝えられていないだけで、元々どういう人物なのか、召喚時に精神になんらかの影響を与えているのか、はたまた本人ではないのか、実際のところは謎に包まれている。

宮本武蔵

 第二話「時空を超えろ! 最強剣士見参!!」に登場。もの凄い優柔不断で、どっちの武器にするか悩んだ挙句両方の武器で戦う。
 とにかく働きたがらず、隙あらば引きこもろうとする。最終的にディノメノン迎撃作戦に寝過ごし、部隊は第損害をこうむるが、何故か逆ギレし結果的に伝聞に違わぬ強さを発揮する。

呂布

 第三話「アレだろ、知ってるよ、横山光輝とかで!」に登場。召喚したは良いが、中国語を話せるものがまったくいなかったため意思疎通がまったくできなかった。
 機嫌を損ねてしまったため、なんとかその矛先をディノメノンに向けさせこれを撃退。
 調子づいでそのまま地球まで制圧しそうな勢いであったが、時間切れでなんとかお帰りいただく。
 以降、日本人以外は召喚しないと誓う一同であった。

織田信長

 第三話「背徳の炎を背負いし漆黒の運命」に登場。自らを魔王の生まれ変わりと称し、人と違う型破りな行為を繰り返し悦に浸る厨二病末期患者。
 あえて悪の道を進み、人に理解されずとも本当の悪(ディノメノン)と戦う事を勝手に決意する。
 最後は演出で用意した爆薬をうっかり暴発させ、、炎に包まれつつも最後まで格好つけてお帰りいただいた。

武蔵坊弁慶

 第四話「こんな可愛い若さまが女の子なはずがない」に登場。欲にまみれた今の世を守る義理なしとあらゆる接待を断る。
 だが偶然遭遇した部隊の息子の女装姿をきっかけに男の娘属性にドハマリして協力する。
 最終的には戦闘中に助け合った部隊員にもハートを射抜かれ、違う意味でも鉄壁の守備範囲を発揮する事となる。
225それも名無しだ:2012/11/22(木) 23:12:44.05 ID:qfLzSCI/
ZOMBIE-GAER

機械につながていなければ、そして戦わなければ生きていけない男。
守るべきもののため、肉体を捨て生体コンピュータとして機械に組み込まれた女。
それが不死身の兵士ゾンビギアの正体。

地獄のような戦場で罪を背負い罪を重ね、何故それは生きつづけるのか。
それはたとえ人の道を踏み外そうと変わらぬ、本能的執着。
そして記憶が朽ちようとも消えない、二人の間の愛があるからだ。

ゾンビギア
研究していた国家が消滅したため正式名称は不明。
それが通称であるからして、呼んで字のごとく驚異的な耐久力を持つ。
それは装甲などの数値上のものもだが、加えてこの機体は生き残るためにあらゆる行動を選択し実行する力と意思とも供える。
破壊されても食らい付いて離さない、機械でありながら生物で、そして死者であるという異様な機体。
相手から奪ったものやそこらにある廃棄物などを武器にするが、別途鎖状の捕縛装備も持つ。
226それも名無しだ:2012/11/23(金) 14:29:06.33 ID:ZzQtz6eG
Burst Buster,Bus-Tei-Oh
 爆裂伐砕 バステイオー

とある地方の中小バス運行会社、ステイ交通。
設備に関してはそれなりに整っており、集客もそれなり。
表面上は決して悪くない、むしろ良い仕事場であると思い、就職した青年十田進(じったすすむ)。
だがどういうわけか、実際に働いてみると人手も給料も足りず、会社は常に火の車状態。
初めは忙しさからその疑問を忘れようとしていた十田だが、日に日に詰まっていく過酷なスケジュールと吊り合わない報酬に耐えかね、ついにこれを上司へ直訴する。
すると上司は彼を社長室へと招き、そこで社長からある相談を持ちかけられる。
「特別運転業務、やってみないかい? 手当でるよ」

バステイオー
ステイ交通が全国に秘密裏に所有するバス停留所ステイ・ステイションに、三台のバスが停留することを条件として合体変形する巨大メカ。
この三台は、ステイ交通のものであればなんでもよく、実際に出動の際は近くを走行している空車のバスがかけつけて合体する。
当然ながら、運転するのはその時のバスの運転手とイコールであるが、停留順に機体・出力・火器制御とそれぞれ自動に振り分けられるため評判はよくない。
社長が言う特別運転業務とは、主に深夜帯において路上に出現するアンノウン「バークバーグ」の討伐の事を指しており、この際運転手には成果に応じた特別手当が支給される。
格闘を主とするが、ナイトビームガン、ホーイルチャクラムなどの武器も搭載している。
規模の大きなステイ・ステイションでは、ミナルバスターという巨大銃器が使用出来るが、コストがかかるらしく使用すると手当から天引きされる。
227それも名無しだ:2012/11/23(金) 22:36:18.75 ID:XbBoz//F
ジェネシス・トライデント

20XX年、遺伝子技術は飛躍的進歩をとげ、ついには生命の創造――神の領域にも踏み込もうとしていた。
だがそれは天罰なのか、突如飛来した流星の衝突で、無残にも夢は打ち砕かれる。
バベルの塔の伝承を彷彿とさせるこの一件だが、人々が失ったのは言葉ではなかった。

遺伝子汚染。
身体の一部が他の生物のものに変質するという異常な事例は全世界の人口の2割以上にまで及んだ。
たとえなんらかの害を与えるものでないとしても、それが本来の遺伝子と異なる発現であるならば、社会性動物が「奇形」としてそれを切り捨てようとするのは必然だったのかもしれない。

そうして、遺伝子汚染者たちは保護という大義名分のもと、収容され、監視される事となる。
だが身勝手な事に、流星がもうひとつの災害を運んだと知るや、人類は彼らを戦いの道具として利用しはじめた。

トライデントと名付けられた生きた機械は、遺伝子情報を取り込んで進化する、高機動高パワー低コストという理想的な兵器だった。
その力を最大限に発揮できるのが遺伝子汚染者の持つ、人間以外の遺伝子情報。
しかしトライデントに遺伝子を取り込ませ続ける事は、対象の命にもかかわるもの。
それでも、遺伝子汚染者たちは人類であろうと、戦う事を決意する。

いや、そう仕向けられたのだ。
人類という定義から外された彼らを守る法も権利もない。
あるのは自らの生きる意志と、それをなすための力だけ。
228それも名無しだ:2012/11/26(月) 00:15:35.15 ID:jQC51tqM
古代電士ウインド・フォース

科学技術とネット社会が隆盛を極めた未来、突如としてこれらが停止する原因不明の事件が発生。
機械に頼りきった未来人たちは途方にくれ、生命維持装置まかせで身体もろくに動かしていない大人たちは生きる気力さえも失い消沈していた。

時を同じくして、古代に思いをはせる少年・馬螺子 祐(うまねじ たすく)は、探索ごっこの最中に、地殻変動で出土した奇妙な箱を発見する。
それこそ、かつての人類が使っていた機械・パソコンだったのだ。
だがそれもただのパソコンではない。なんと、そのパソコンには意思が存在したのである。

各地に埋もれた仲間を助け、今の世界におきた異常の解決を要求するパソコンことウインド。
そのヒントはコンピュータの中にあるため、祐は現実とウインドによって案内された仮想空間を行き来し、これを探すことになる。


・ウインド
遡ることおよそ200年前に使用されていたと思われる、パソコンと同じ姿をした装置だが、その正体はこの世界の根幹に携わる真祖ともいうべきコンピュータ。
もっともその役目もとうに終えており、予備電源すら尽きていたはずだが、まるで事件にあわせるかのように復活。
あくまで旧式であるため、今の常識では考えられないような思考であり、また頑固なうえに真面目で面倒くさい。
マスターとして指示を出す存在であるため、仮想空間内では主に案内しか行えない。

・仮想空間
ウインドが作り出した、現在の世界を繋ぐネット世界を数値化・単純化した擬似空間。
バグやウイルスがそのまま具現化され、攻撃を行う。これを隔離(根本的な破壊は現実世界で行う必要がある)する事と、ウインドの仲間を探す事が祐に課せられた使命である。

・コマンダー=プロン
あらゆる武器に精通するたたき上げの軍人……の人格を持つウインドの仲間の一人。
指揮官としても有能で、どんな兵でもまとめあげてしまえるカリスマを持つが、直情型で面倒くさいことを嫌うあまり、有効に活用できていない節がある。

・セイバー=スクリム
救命剣士の通り名で知られる、ウインドの仲間の一人。騎士道を重んじる一方、落ち着きがない。
「目に焼き付ける暇すら与えない」という光速の剣術によって幻影を作り出すことができる。

・オフェンサー=マクラス
正しくはオフェンサー=パワード=エクソード=シェル=マクラスという長ったらしい名前を持つ。
攻防スピード三拍子揃った万能戦士で、時間差連携攻撃を得意とする。真面目で完璧主義者だが、どこかズレており美的センスがよろしくない。

・イクス=プローダ
爆薬の使い手で、敵地のあらゆる情報を抜き出し、要所をピンポイントでまとめて葬り去る工作のスペシャリスト。
几帳面かつ整理整頓好きであるが、忘れっぽい所も。なんにでも勝手に名前を付けたがる。
229それも名無しだ:2012/11/26(月) 20:56:34.82 ID:NIuk5Byg
光戦士(こうせんし)ライトレイザー

その名の通り光を操るロボット。パイロットは音河凡太(ねがはんた)。
低血圧で朝に弱く、インドア派なので、内部まで光り輝くライトレイザーに乗るのを嫌がる。
正義の味方として人々の尊敬を集めており、それらしく振る舞うのに神経をすり減らす。
しかしなんだかんだで、仕事はするので根は良いやつ。

武器
インパクトパルサー:相手の動きを止める
ウェイビービーム:拡散波動で内部から破壊する
プラズマブラスタ:超高熱エネルギーを浴びせ分解する
ブライトバレット:圧縮した光の弾を時間差で発射する
ライトニングファング:不規則に高速移動する電光で切り裂く

必殺技
シャイニング・ウィザード:質量をもつ莫大な光エネルギーで蹴り飛ばし、物理的に粉砕する

影狼
ライトレイザーの敵。人々の消したい過去を呼び起こす能力で、世界を混乱に陥れる。
飛び抜けた空想力と、悶絶状態の行き場のない感情エネルギーを融合させて生物やマシンに取り込ませる。
実はライトレイザーを作った尼寺博士の消したい過去が誕生の原因になっているらしい。
230それも名無しだ:2012/11/27(火) 20:49:10.89 ID:6KXZ2D3B
インヴィジオン
遥か未来の技術で造られた超高性能ロボットで、その技術を悪用されないよう肉眼にもレーダーにも映らないステルス機能を搭載している。
しかしその機能が故障してしまったため、常時透明状態になってしまう。
警察や自衛隊を助け、ロボット凶悪事件などを解決しているが、誰も知らず知られてもいけない。
主人公は言いたくてしょうがないが、言っても透明のままなのでどの道誰も信じてくれない。
231それも名無しだ:2012/11/27(火) 22:07:48.90 ID:dZ7iuQ+p
神のミエザルティ

超エネルギー安定装置ビルトイン・スタビライザーの故障により暴走してしまった神なるロボ
余剰エネルギーにより数々の災害技をまき散らす

バブルライザー
バブルブレイク
エナジーインフレーション
デフレスパイラル
232それも名無しだ:2012/11/28(水) 20:00:21.40 ID:fWXbRvt9
最強骨格カルシウマー

搭乗者の骨の状態(頑丈さなど)を反映し、身体を構築するバイオウェポン。
骨折すると当然もろくなるが、その分次に構築する際により強固な骨格になる。
しかし固くなりすぎると、その分関節なども動きにくくなってしまう。

敵は全人類筋肉計画を企むマストビルド社のバイオウェポン、プロテイナー。
凄まじいパワーの人工筋肉で、巨体を無理やり動かしている。
233それも名無しだ:2012/11/30(金) 10:18:51.75 ID:xCmc+ZtG
こんなオタク娘も
今じゃ立派なIKD弾幕っ娘になりました☆
234それも名無しだ:2012/11/30(金) 10:20:51.36 ID:xCmc+ZtG
なんだかすごいところに誤爆しちゃったぞ
235それも名無しだ:2012/11/30(金) 20:25:10.52 ID:jxb7pWXq
轟爆乳士パイ=オーツ

世界的科学技術の権威、牛島梅孫。彼がその地位に上り詰めたのは、何も科学が好きな訳でも、人類の発展に貢献したい訳でもない。
金の亡者。よく知るものはそう揶揄し、本人も自覚する所であった。
だが梅孫、齢70にして誕生した初孫にすっかり丸くなったと思いきや、今度はさらに精力的に研究に取り組むようになった。

その原動力となっていたのは、孫が小学生になった時の言葉にある。
「歩や、今度の誕生日には何が欲しい? お爺ちゃんが何でも買って……いや、何でも作ってさえあげられるぞ」
「それじゃね、ぼくおっきいロボットがいい! それにのってね、わるいやつやっつけるの!!」

それは子供の夢ではあるが、今の技術力では夢のまま。
だが梅孫はあきらめず、十年後、ついに巨大ロボットの開発に成功した。

莫大な費用の裏には、技術・財力宣伝だけでなく地球外生命体への対抗策という理屈までがこじつけられているが、当然それらは嘘八百。
完成間近、驚き喜ぶ顔見たさに、こっそり孫の部屋に忍び込む梅孫。
しかしそこは思春期の少年、もはやロボットへの興味など忘れ、「あるもの」に夢中な孫の姿がそこにあった。

その様子を目にした梅孫は、巨大ロボットに改良を加える。
そうしてさらに一ヶ月後、牛島歩17の誕生日、とうとうそれは姿を表した。

「歩、わしはお前との約束を守るために、こいつを作っておったんじゃ。お前の大好きだった、ロボットをな」

「大好きってそれ何年前の話だよ!? 今更そんな事言われても……」

「わかっておる。約束を果たすには、わしはあまりにも時間をかけすぎた。だがな、この機体には今のお前が望むものを備えているんじゃ」

「そう――『お っ ぱ い』 をな!!」

あらゆる物を受け付けぬ鋼の肉体に、たわわに実る双丘。それは間違いなく世界最大の巨乳。

「なんでその二つを一つにしちゃってんだボケジジイ!!」

少年の叫びが倉庫に響き渡る。


・パイ=オーツ
牛島梅孫博士が完成させた全長17メートル、バスト10メートルの巨大ロボ。
兵器の体で開発されたため、該当部位には爆薬を搭載した、正真正銘の爆乳である。
梅孫博士としては地球外生命体など絵空事だと思っており、泣く泣く廃棄する予定であったが、それらが本当に襲来してしまったためこれを免れる。

・牛島歩
牛島梅孫の孫にしてパイ=オーツのパイロットとして登録されてしまった悲しき17歳。
無類のおっぱい星人であり乳をこよなく愛する恥ずかしい男だが、それ故にロボット、まして戦闘用のそれについている事に歯がゆさを感じている。
幼馴染の柳枝胡桃に思いを寄せられているが、断崖絶壁なのでおちょくりつつ回避している。
一度は敵の奇襲によって再起不能に陥るが、パイ=オーツのコントロールコアを移植し、バイオエネルギーを供給する事で一命を取り留める。
その際、女性化乳房を発症し本人まで巨乳化してしまう。

・グロリオン
全生命保存計画を企む謎の地球外生命体。
未分化な幼体の姿を至上とし、他のあらゆるものを排そうとする事から、ネット上ではロリコン星人と呼ばれている。
行動は残虐そのものだが、保存対象である幼体には手を出せないらしく、加えて地球上の生命に対するデータが不足しているため正確なそれの線引ができていない。
この性質から、大人子供の身体的特徴差の少ないアジア系民族を中心とした地域では苦戦している。
236それも名無しだ:2012/12/02(日) 22:50:23.82 ID:aKst26+S
237それも名無しだ:2012/12/03(月) 14:23:03.88 ID:Wcdx0b1F
シリアスなのは嫌いじゃないが、長音まわりの記号まぜくってんのはちょいと間が抜けて見える
ブラウザの問題かもわからんが
238それも名無しだ:2012/12/04(火) 18:57:19.32 ID:b6x1DUe4
灼熱超常ブレイジオン

極めて普通の男、安辺嶺次(あんべみねつぐ)の怒りに呼応して出現するロボット
あくまできっかけとなるだけであって、安辺が乗り込むわけでもなければ安辺の感情に同調する事もないし、本人がその関連性を知る由もない
同じく人の怒りに呼応して出現するスト・レイジと呼ばれる謎の怪獣と戦う
だいたい、くだらない討論や口喧嘩をしている間に両者が現れるが、当の本人たちは興奮し過ぎて出現に気づいていない内に戦いが終わる

日常系ロボットアクション
239それも名無しだ:2012/12/15(土) 14:26:43.13 ID:RrLByJf+
古代魔導器エンシャンタ

繁華街からそれた脇道に、ぽつんと建つ名前の無い骨董品店。
いかにも怪しげなその店内には、いつの時代のものとも分からない商品が雑多に陳列されている。
どれも大した値打ちはない。
しかし、使うべき人が使えば、それは時空を超えて強大な力を発現する。
アジアンテイストなのれんの奥にある「鑑賞部屋」では、骨董品の真の姿――魔導器による、時と記憶を巡る戦いが続けられているのだ。
果たして今日の客は「骨董品の」お眼鏡にかなうかな……?
240それも名無しだ:2012/12/17(月) 09:01:55.04 ID:eGnWQ3eT
ビジョンファイター・ザンネオン

通りすがれば誰もが振り向く美貌!
あらゆる機械を使いこなしては創り出す頭脳!
現役軍人も真っ青な底なしの体力!

全てを兼ね備えた無敵の少女、明星きせき。
お近づきになろうとする男がいないのは、決して高嶺の花だからという理由だけではない。
彼女の心は自らが建造した巨大ロボ、ザンネオンに向けられているからだ。

「そんなに私が欲しければどうとでもすればいいわ。ただし、このザンネオンを倒せたらね!」
「いや、それで何で俺がパイロットやらされるんだよ!?」

富豪に秘密組織に国家、果ては宇宙人まで!
類は友を呼ぶのか同じくネジが一本はずれた規格外の男たちが、毎度こりもせず、きせきのザンネオンに猛アタック(物理)!!
問答無用で巻き込まれた幼なじみ、夜烏テルヲに安息は訪れるのか?
241それも名無しだ:2012/12/21(金) 00:57:32.42 ID:3fGB6KBX
『マグマダイバー・プラグマ』その22

これまで(>>211)のあらすじ

自衛隊と豪ら決死の行動も、すべてザルガン帝国のシナリオ通りであった。
地下深くから無理やり呼び覚まされた母体バゴラ獣の身体は崩壊し、爆発を引き起こす。
秘められた機能を開放し、街を救う事に成功したプラグマだが……。


※「その」とついているが、実際は一回でテレビ番組で言うところの半分パートしか進んでなかったりする
242それも名無しだ:2012/12/21(金) 00:58:04.54 ID:3fGB6KBX
『訓玉市超獣強襲災害事件』

国のお偉いさんがそう名付けるより早く、ザルガン帝国とバゴラ獣による一連の事件は日本中で取りざたされた。
死者・行方不明者・重傷者0という奇跡的な数字、そしてそれを成しとげた雨城さん含む現場の隊員をねぎらう一方で、事態を軽視して戦力を出ししぶらなければ被害はもっと少なかったと、自衛隊そのものや日本政府はニュースで袋叩きにあっていた。

実際けが人は大勢出たし、住む家や仕事を失った人の数は計り知れない。
そして、0という数字に「訓玉市以外の人間」は含まれてない。

「面会謝絶って……そんなひどいの状態だったのかよ!?」

「命に別状はないけど、未だにこん睡状態が続いてるらしい。しばらくはこっちで見るけど、安定したら近くの自衛隊病院にうつるそうだ。」

ヒーローとして祭り上げられている雨城さん本人は、意識不明の重体。
他にもバゴラ獣やアイスマンの攻撃から街の人をかばって大怪我をした隊員が何人もいるそうだ。

『本日正午、内閣は緊急議会を開き、自衛隊による訓玉市の復興および防衛網再編成案を一時凍結、日米合同による各主要都市部への大規模な防衛部隊配備を行う案を締結しました。主要都市のみを優先させるこの案には早くも非難の声が――』

「ちくしょう、なんで、こんなっ……」

どこもかしこも、ザルガン帝国とバゴラ獣の話題でいっぱいだった。
それもそのはず、事件から一週間ずっと、ザルガン帝国のアイスマンが全国の都市部を攻撃してまわっているのだ。
被害は訓玉市よりもずっと少ないが、それは明らかに向こうがが手加減をしているからにほかならない。
自衛隊がかけつけても、本格的に戦う前に撤退。また別の都市に攻撃とイタチごっこが続いて日本中大混乱だ。

「僕も科学者のはしくれだから、根拠もないのに100%大丈夫だなんて言えない。けど豪くん、君がふさぎこんでちゃ駄目だ。それが彼の願いでもある。」

「……やっぱり、プラグマのコアシステムを教えたのは大さんなんだ。」

叔父さんの言葉を聞いて、いままでだんまりだったコロナが口を開く。

「その通りだ。内部から直接オーバーロードできるようにしたのもね。」

「こういう事態になるのを知っててやったの!?」
「君は知ってて、それで隠していたつもりなんだろうけど、それじゃあダメなんだよ。今回はあくまで意図的に発生させたものだけど、バゴラ獣との戦いが続く限り、遅かれ早かれオーバーロードは起きる。それにあれを使っていなければ、もっと大変な事になっていたはずだ。」

「それは……」

いつもはフニャフニャしている叔父さんだけど、今は違った。
口調こそ変わっていないけど、言葉の端々からにじみでる空気は重く冷たい。

「君の気持ちも分からなくはないけど、もうそんな事言ってる余裕はないよ。コロナちゃん、君とプラグマは周りの人たちにとってはあくまでイレギュラーだ。個人的な感情で、大事なことを隠してましたじゃ、立場を悪くするよ。」

「――っっ!」

叔父さんが言ってる事は多分正しいんだろう。実際、雨城さんが使ったあの裏ワザみたいなものが誰にも知られないままで、街が吹き飛んでいたら、被害にあった人たちは納得いかないはずだ。
でも、だからってそんな言い方しなくたっていいじゃないか!

「待ってくれよ! ……叔父さん、見損なったぜ!!」
243それも名無しだ:2012/12/21(金) 01:00:03.85 ID:3fGB6KBX
俺は黙って走り去るコロナを急いで追いかけた。
かける言葉があるわけでもないし、どうすればいいかまるでわからない。
けど、放っておけるわけがない。
夕暮れの中、追いついたのは叔父さんの大学があった場所。
プラグマに、そしてコロナに初めてあった場所だった。

「あっ……」

一旦は修復作業に入ってたけど、バゴラやアイスマンによる立て続けの襲撃でそれも取りやめに。
そんな今の街の状態を象徴するようなガレキ山の上で、コロナは空を見上げていた。

「分かってるつもりでいるくせに、結局わがままなだけで何もできなくて、それでいて本当の事言われて逃げ出してさ……私って子供だよね。」

そんな事ない。そう言いたかったけど、できなかった。コロナの言葉はそっくりそのまま、俺にも当てはまる。

「プラグマのエネルギーコントロールシステムを作ったの、私のお父さんなんだ。
 ザルガンは地底奥深くで何百年も生きてきたけど、環境の変化でそれも長くないって分かって、皆を救うために作ってたの。」

自分の身の上を話しだすコロナ。今までこっちから聞き出すなんてできるはずなかった。
だって、彼女が戦ってるのは――

「でもね、結局システムは皆を救うのには使えなかった。それどころか事故を起こして、お父さんは死んじゃったんだ……。
 ザルガンは生き残る場所を地上に求めた。はるか昔自分たちを地底に閉じ込めて、さらに今、環境破壊でその居場所まで奪おうとする、地上の人たちを武力で追い出して。」

何事もなかったかのように続けるけれど、親が死んだってそんなカンタンに流せることじゃない。
コロナの顔には小さな涙が浮かんでいる。

「お父さんの意志を継いで、覚悟して飛び出したはずだった。でも結局は、言われた事をやってただけ。自分がどうしたらいいか、私全然わかんない……。」

「コロナ……。」

「私、誰にも傷ついてほしくない。本当は帝国とも戦いたくないし、地上の人たちを戦わせるのだって嫌。
 そんなの無理って頭では分かってるのに、実際に見たらさ……割り切れないよ……。」

俺はコロナの事、勝手に「強い人間」なんだって思ってた。けどそれはマチガイで、今目の前にいるのは、強くあろうと必死に振る舞ってきた、普通の――いや、人一倍優しくて、人一倍不器用な女の子の姿。

「…………。」

くやしかった。情けなかった。そんなコロナが初めて明かした心の内を、今の俺は受け止める事ができない。
自分でやれる事を精一杯やればいい。一度は決めた覚悟も、結局はきびしい現実の前には無意味だった。
悩み考えながらでもいいと親父が昔言っていたけど、それを突き通すには俺は弱すぎる。
涙してる女の子ひとり、なぐさめてやれない。かけてやる言葉も見つからないんだ。
244それも名無しだ:2012/12/21(金) 01:00:48.95 ID:3fGB6KBX
『――先日に引き続き、ザルガン帝国のものと思しき巨大兵器が確認されました。
 場所は京豆府都市部から12キロ程離れた東地区の山村部で、専門家によりますと、時間と装備から何らかの調査ではないかとの見方が――』

何もできず、何も考えられず。そういった時間が過ぎ去るのは早い。
一週間、二週間とたって、ザルガンの動きは活発にはならなかったが、おとろえもせず、緊迫した嫌な空気だけが続いていた。
あれからこっちには、アイスマンもバゴラ獣も出てきていない。だからといって、復興が進められる事もない。
日本全国があわただしい中で、訓玉市だけが忘れ去られているみたいだった。
俺が心のどこかで、もう他人ごとだと忘れようとして、そう感じるのかもしれない。

「ごちそうさま。」

「ちょっと、ご飯ぐらいゆっくり食べなさいよ! せっかく久々に叔父さんも帰ってきてるんだから!!」
「いいですよ、吉美さん。豪くんも色々大変な時期ですから。」

周りの気づかいが、余計に刺さる。
別に俺は何も失っていないんだ。辛いのは、俺なんかじゃない。

「あっ……。」「た、ただいま……。」

気晴らしにランニングでもしようと玄関を出ると、コロナとはちあわせた。
あの日から、まともにあわせる顔がない。

「ごめんちょっと、俺出かけるから……晩ごはん、出来てるって。」

顔も見ず返事も聞かず、俺はいつものコースに向かって走った。
走って、逃げた。
夕日が、頭ん中に焼き付いた記憶を勝手に呼び出してくる。

「俺にどうしろって言うんだっ……。」

坂を駆け上がると、壊れた町並みが視界いっぱいに飛び込む。

「!?」

その時だった。奥の方に見えた影、それだけで背筋に電流が走った。
もやに隠れて静かに動くのは、母体バゴラ襲撃の時に現れたアイスマンのうち一体だ!!

「今更また出てきて、なんなんだよっ!!」

うなるサイレンの中で、ハッとする。ザルガンの連中に言ったつもりで、その言葉はまさに今の自分に向けられるものでもあったからだ。
なにせ何にも考えなしで、全速力で向かってる先は、プラグマの格納場所。
――そうだよな、結局俺って。
245それも名無しだ:2012/12/21(金) 01:01:48.11 ID:3fGB6KBX
『ほう……プラグマか。爆発の痕跡から何かしでかしたかと思ってはいたがよもや健在だったとはな。それとも前の機体が潰れて代わりの二機目を造ったか?』

「うるせえ……お前らだけはぜってー許さねぇ。ぶっ倒す。そうじゃなきゃ、前に進めねえ!!」

まるで、雨城さんの事を知っていて、それでいて「物」のように扱う口ぶり。
相手は、以前に生身で乗り込んできた女将軍、コクテン。

『あの時の子供だな。言っておくが今日は以前の様に挨拶しに来たわけでもなければ、餌をまきに来たわけでもないぞ!!!』


コクテン操るアイスマンの、削り過ぎたエンピツのように尖った指先から、光線のようなものが放たれる。
速いけど、あくまで直線! そう思って軸をずらしこんだはずだったが……。

「後ろっ!?」

突き刺すような衝撃が、プラグマを伝ってコックピットをゆらした。
確認しようと振り向くが、そこにもう一発、二発!

「こいつ、反射してるのかっ!!」

よく見ると、光線がぶつかった所は鏡のように氷が張り付いている。
こんなもの前からあるはずない。十中八九、アイスマンのしわざだ!

「避けられないってんなら!!」

こっちだって一直線に突っ込む! 張り付けるなら相手だって好き勝手に撃てやしない!
ところが――

『空気中の原子が持つ運動エネルギーを反対波長のレーザー光で奪い取れば、一時的だが停止状態を生み出せる。』

「なんだ!?」

光線とともに、アイスマンはガレキのつぶてをまき散らす。
それ自体はなんでもないはずなのに、まるで空中に見えないガラスがあるみたいに、突き抜けるプラグマの動きが重い。

――バリバリヤーーッ

改めて力を入れ直せば、音を立てカンタンに破れる。でもそれは防御の手段でも時間稼ぎでもなかった。
ガラスの破片が目に見えるほどに白く大きくなったかと思えば、そこを通り道に反射した光線が一斉に襲いかかる。

「ぐうっっ!!」

『フフフ、今日はそう――「実験」だ。』

アイスマン独特のエコーがかかった、コクテンの声は、なまめかしくて、同時に首元につきつけられたナイフのような冷たさを帯びていた。
強い。立場ですら対等でないと言い切ってみせる敵に、俺の手は気づかないうちにふるえている。


つづく
246それも名無しだ:2012/12/21(金) 20:09:26.21 ID:7RgMzEVe
快速!ファストクラッシャー

『皆様、本日はHAL(Hinomoto Air Line)をご利用ください誠にありがとうございます。
 この便はシンエド・トーキョー発1129便、コメリカ・ネオヨークシティ行でございます。
 当機の機長はオオヤマト・ソージが、CAは私ヤマナシ・チヨメが務めさせて頂きます。
 御存知の通り、当便は地球外生命体EAT(Extra Arial Trapper)の支配領域を最短距離にて通過いたします。
 高速機動戦闘中のランプが点灯いたしましたら、リクライニングの使用は控え、保護ベルトをしっかりと締めていただきますようお願い申し上げます。』

二十年前より飛来したエイリアンは、汚染された大気を餌に繁殖し、瞬く間に世界中の制空権を奪い取った。
気圧への適応で地上近くまでやってこないのが幸いだが、我が物顔で空を漂う侵略者に、各国は頭を悩ませていた。
ロケットやシャトル、人工衛星からミサイルに至るまでが奴らの餌食となり、宇宙開発も軍事開発も停滞したまま、ある意味で平和な時が流れていた。

だがしかし、エイリアンに困るのは何も国家だけではなかった。空路を断たれ、もっとも割を食らったのは航空会社とそれを利用する人々。
某国が大規模な掃討作戦に失敗して壊滅寸前となって以来、自前の空軍部隊に被害が出る事を恐れた各国はほとんど傍観状態。
これでは仕事にならんと一念発起した民間企業は、ついに目前の大群をなぎ倒しては振り切って、瞬間的だが強引に空路を確保する『戦闘旅客機』の開発に成功。

これはとある航空会社の、勇気と根性と金の、文字通りぶっ飛んだフライトストーリーである。

『はーいカット! というわけでこのナレーション、明日から空港で流すから編集作業よろしくね!!』

◆ファストクラッシャー
きんぞくせいめいたEATのを解析して
247それも名無しだ:2012/12/21(金) 20:22:55.02 ID:7RgMzEVe
途中で送信してもうた…

◆ファストクラッシャー
金属生命体であるEATの可逆結合進化と、地球飛来時に彼らが食べ残していた異星文明の重力干渉技術を解析して造られた高速変形旅客機。
超加速による一点突破および離脱を主とし、「音速の壁」を制御して防壁とするソニックキャビテーションフィールドで快適な空の旅を約束する。

地上のレーダーが届かない「EATの巣」と呼ばれる領域においては、どこから調達したのかミサイルなどの大量破壊兵器をぶっ放す。

◆HAL
ファストクラッシャーを所持する中堅航空会社。
機体性能は他のものと比べ群を抜いて高いものの、空港はじめ設備や人員不足で機体数がまったく足りず、karoshiを心配される程に毎日空を飛び回っている。

痴呆が疑われる機長や、スイッチが入ると操縦したがる(特に火器)CA、勝手にある事ないこと良い話のように脚色して宣伝に使うロボットおたくの広報担当など、メンツも曲者ぞろいだが、一度利用した客の評価は高いらしい。
248それも名無しだ:2012/12/22(土) 23:08:06.47 ID:oXiJasJ2
超無駄戦闘ロボ・オメガレンジ

単身地球へと帰還した宇宙開拓民の子孫が一人ヤブサメ。
だが、死滅したと思われていた地球上で、ひっそりと生きていた古代生物達が、600年の間に復活し、再び地上に君臨していた。
しかも揃いも揃って巨大。彼らに踏み潰され、およそ文明と呼べるものは跡形もなく消えていた。

他所の惑星に助けを求めるにしても、十分な資源の蓄えがない。
ヤブサメは地球に唯一つ残された謎の巨大ロボットを発見し、それに搭載された自動調理システムでなんとか食料だけは確保する。
だが、困ったことに自動調理システムを作動させるには、エンジンの稼働率が一定を超える必要があった。
画して、一日三食の飯にありつくため、エンジンを暖めるためだけの古代生物との無駄な戦闘が繰り広げられるのだ。
249それも名無しだ:2012/12/23(日) 23:28:44.09 ID:jpQZRIOA
Armor Get-on

・保護者
突如現れた質量をもつエネルギー体
その名の通り人類の保護を目的としているが、他の生物や人類の文化を破壊する

・アルモラ
保護者に対抗するために作られた大型兵器
全長は5メートルほどもあるが、無理やり二足歩行を搭載して人間の姿に近づけている
マスタースレイブ方式で操縦し、鈍重ながらも人間と同じ動きができ、保護者の破壊優先レベルを引き下げる効果があるとされる
火器は特殊な手術を受けた同乗者(ほとんどが孤児)が扱う
250それも名無しだ:2012/12/24(月) 19:29:29.15 ID:EBsjjEVx
超骨竜王キールゼノン

宇宙を旅しあらゆる種族を滅ぼしてきた最凶戦闘種族デストラ
圧倒的な戦力を誇りながらも、あくまで一対一の決闘に拘る生粋の戦士だが、戦闘そのものは残虐
加えて、戦いに敗北したものの脊髄を引きずり出して生かした状態でコレクションするというおぞましい文化を持っていた
地球の命運をかけた決闘のなか、デストラの宇宙船に潜入した特殊部隊は、隊員ほとんどの命と引き換えに逆転のための特殊技術を盗み出す事に成功する。
脊髄だけで生命を維持し、莫大な情報を統合・制御するシステム「ニューロトリノ」
人類はそれを利用して、地球最強の生物―「恐竜」―を戦士として復活させた

「キールゼノン」
ニューロトリノシステムとクローニング技術、サイボーグ機械学によって誕生したデストラ殲滅決闘兵器
ティラノサウルスをベースに様々な恐竜のDNA情報と能力(ただしシステムの性質上反射神経などが中心)を持つ
あくまで脊髄のみが恐竜のものなので、肉体の大部分は機械、脳は代わりに人間のパイロットが務める
デストラが白兵戦主体なので、これにあわせた体術(骨法)系の戦闘スタイルをとるが、全身の骨格が変形する隠し武器になっている
251それも名無しだ:2012/12/25(火) 00:20:52.26 ID:Oq8MnIBA
シングル・ベイル

対KAPPR用に開発された人型二足歩行戦闘機
白と黒のストライプのカラーで着色されたそのボディはKAPPRの攻撃を唯一寄せ付けない
爆弾や爆薬、爆弾弓に手榴弾、C4などありとあらゆる特殊な爆発物でKAPPRを爆発していく

パイロット
井津喪 火鳥
彼女いない歴=年齢の20歳のフリーター
寂しくクリスマスを過ごしていたら美少女博士に拉致されシングル・ベイルのパイロット(時給1600円)にされてしまう


KAPPR
毎年12月24日〜12月25日、2月14日に雄雌のペアで現れるの人類の敵
ところ構わず暴れシングル・ベイル以外の兵器では太刀打ちできない
252それも名無しだ:2012/12/25(火) 23:57:31.76 ID:y2Ux8OGC
伝説鋼人ダマスカス

破滅の未来を救うべく、人類の希望を背負って時を遡った少年大門晶。
だが時空跳躍中の事故で、目的とずれた西暦2015年といういつとも分からない時代にたどり着いてしまった。
しかも事故の影響で跳躍機構も故障、その時代の人物にまで見つかるという八方塞がりな状況に。

オカルト・ミステリーマニアな少女小玉麗の勘違いにより、遺跡から出土したロストテクノロジーという事でなんとか歴史改変の回避を試みる晶。
しかしちょうどその頃、本物の古代文明が復活。
いつの間にやら戦うはめになってしまう。

まだ存在していないはずのものと、存在を抹消されたもの。
嘘と真実、過去と未来、神秘とテクノロジー。
相反するものたちが交錯するこの時代に隠された秘密とは……?

ちょっと不思議で不可解なジュブナイル冒険譚。
253それも名無しだ:2012/12/28(金) 00:56:41.86 ID:Zdpf5X7g
赤銅奇怪クロスカッパー

背中にはフロートを兼ねるエアタンク・アーマー。
両手両足には水中を切り裂き自在な動きを可能にするフレキシブル・フィン。
そして頭には――皿、もといディスク・コックピット。

その出で立ちはまさしく、各地で伝え聞かれる河童のもの。
それもそのはず、遥か昔から秘密裏に活動してきた「妖怪」たちは、地球の環境と文化を「かつての時代」まで再生させるために管理者が創りだした機械なのだ。
八百万の神が住まうと言われる日本も、それだけの介入・管理が必要であったことの証明である。
254それも名無しだ:2012/12/31(月) 02:49:19.28 ID:aNmmaerH
貫けーー何よりも強く
それがお前の存在理由
そして俺の存在理由でもある


アーム・ストレイダー
拳による一点集中突破をするために作られた機体
機体にはいたるところにブースターや制御翼がついており移動は全てブースターにて行う
右腕はいかなるものも寄せ付けない装甲でできている。右腕によるパンチ以外に武装は無いため以下に突進をし続けるかが運用の鍵になる
数ある試作機の中でも突破力にすぐれているがその分後方、横方の装甲はあってないようなもの
255それも名無しだ:2013/01/01(火) 05:51:46.73 ID:iyOAuaR6
正月神オーショウガーU2ndSeason

奴らは学習した!全身からしかも脳波コントロールできる鞭を出すことしかできないこの年にこの機体は全身刃そのものなのだ! な機体で攻めて来た!
切られるしかなく役に立たない鞭、絶体絶命に陥る中、あらたな正月神が咆哮という名の産声をあげる……!

正月神オーショウガーUサン・ガーニッチ

正月神のピンチに呼応し目覚めた太陽の支者の干支型の動物型支援メカと合体して誕生した真の正月神。本来の使用どうり干支全ての武装、能力を使えるだけでなくカー・ドーマッツと呼ばれる最強の槍、ポッチブ・クロウと呼ばれる最硬の盾を装備した最終無敵の守護神である。



ボーン
無印でめためたにされたラスボスはただの現場監督だった!
そんな感じなので今回は拠点全て潰される羽目に
256それも名無しだ:2013/01/01(火) 23:59:48.50 ID:iyOAuaR6
ふと考えてしまったロボ

戦え!軽トラッカーズ

とある近未来、たびかさなる高層ビルの増加に伴い竿竹屋や焼き芋や、廃品回収等の軽トラ事業は横移動しかできない軽トラではなく軽トラから進化した縦移動のできる人型ロボット、軽トラッカーを使っていた

これはそんな社会で時にビルの壁面、時に地上、時に空中でシェア争いを続ける暑き男たちの物語である!

軽戸落(けいと らく)18
家業の軽トラ事業を継ぎ日夜商売に勤しむ主人公
猿のような身のこなしには誰もが注目する

軽トラッカー
軽トラから進化したロボット
商品を積んだまま縦移動するために重量は限界まで軽くなっている
どのように縦移動をしているかは未だに原理がわかっていない
背面に荷台がありいかなる戦いでも荷台を狙うのはご法度とされている

ケイヤ
落の乗る軽トラッカー
焼芋機を荷台にしまいビルからビルへ飛び移る空中戦が得意
焼き芋に使う焼き石を打ち出して攻撃する
257それも名無しだ:2013/01/04(金) 08:19:40.37 ID:H0GQ3iCS
弩弓戦貫アバレスタ

銀河を股にかける宇宙船団の規模は時とともに肥大化し、今や内戦も珍しくなくなっていた。
資源を求め、辺境の惑星・地球へと侵略を試みる第七船団。
だが彼らは原住者達の思わぬ抵抗により、撤退を余儀なくされる。

これを好機とばかりに、襲撃を行う第五・第六船団。
周囲を覆いつくす大艦隊相手に、第七船団が開発したGWと呼ばれる巨大人型兵器が立ち向かう。

船対人、悪対悪。仁義なき「星」海戦の火蓋が切って落とされた。


暴流星(アバレスタ)
第七船団が開発した、対戦艦用の新型GW。
右腕はクロスボウ、左腕は回転鋸を備えたシールドになっている。
宇宙船団の戦艦は動力炉の都合、重力発生装置の装備が必須なので、質量兵器が有効。
接近時に重力に捉えられないよう、離脱用の弓状ウイングブースターを背負っている。

蛮牙徒(バンガーダ)
白兵戦を主体とする量産型GW。
二つに別れる蛮刀を装備しており、特殊な磁場で互いを引き寄せ、ブーメランのように使える。
そこそこの防御力を盾に、数で艦を取り囲んだり、暴流星部隊の進路をこじあける。
数が揃っているといってもあくまでGWの範疇であり、量産戦闘機に押さえ込まれる事も。

死雷(シデン)
第七船団最強のGW。
しかし機能の殆どはすでに大破しており、船団長も不在のため操縦者がいない。
ハッタリのために出撃する。

とにかく敵味方問わずバカスカやられていくお話。
258それも名無しだ:2013/01/04(金) 20:06:40.31 ID:4QbMivEH
>>256
これちょっと好きだ
259バブリアス1/2:2013/01/05(土) 23:06:06.48 ID:RCMSB8UX
蒼海勇者バブリアス

深海、それは地球に残された最後の秘境
1990年、その秘境に一機の潜水艦が入っていった。その名は泡沫号、世界一の深度を誇るマリアナ海溝専用に開発された技術の粋を詰めた一人乗りの潜水艦である。
その潜水艦に乗るのは海荷 潜(うみに もぐる)海洋研究所より選抜された人間だ。皆の期待を一新に受けて潜は旅立った。しかし、泡沫号は帰って来なかった……

それから10年、海溝の調査を諦めた人類は整備された浅い海底を第二の大地として豊かに生活をしていた。だが、突如攻めて来た機械でできた深海魚により幸せな日々は崩壊してしまう
戦う術を持たない人類はなす術もなく、もうダメかと思われたその時マリアナ海溝より一機の人型ロボが現れた!そのロボの肩には泡沫号、10年前に消えたはずの名前があった……

海荷 衛(うみに まもる)
16歳ながらバイトで家族を養う高校生
ア・ビーシャルに襲われそうなところをバブリアスに助けられる
最初は成り行きだったが父がAIになっていることを知り父を元に戻すため平和になるまで戦うことを決意する。やれやれ系主人公

海荷 潜(うみに もぐる)
10年前に海の藻屑となったかと思いきやとんでもメカとともに帰還したAI親父
子離れできず学校近くにまで来てしまう

バブリアス
潜がマリアナ海溝の最下層にあるアトランティスの遺跡の壁画からア・ビーシャルの襲来を知り、アトランティスの技術で泡沫号を改造して息子の海荷 衛【うみに まもる】に託した機体
潜水艦からロボットに変形する
アトランティスの超技術で潜をデータに変換しAIとして入れている
キズナシステムという親子の絆が強いほど機体の性能が上がるシステムを積んでおりどんな逆境にも向かっていける
AIのままではなんとか機体を動かすことしかできず戦闘機動にはパイロットが必要になる

武装
バブルミサイル
背中から発車される魚雷
環境に優しく自然に分解される

バブルガン
左腕に装備された割れない泡を放つ銃
おもにバリアや敵の足止め、牽制などに使われる

バブルトリアイナー
先端が三つ又になっている槍
パイルバンカーの機能もあり見た目よりも長めのリーチを持つ
泡で敵を包み絆エネルギーを槍に集めて放つ【バブルクラッシャー】は爆発や敵の残骸を周りに撒き散らさずに倒すことができる
260バブリアス2/2:2013/01/05(土) 23:08:10.99 ID:RCMSB8UX
サポートメカ
潜が密かに開発していたメカ
それぞれ獣形態と人型形態がある
最初はただのAIだったが衛と触れ合うにつれて人間らしい個性や感情を発現させていく

ホエイル
鯨型のメカ
四機のメカの中で一番大きくもっぱら盾役にりなっている。
性格は馬鹿だけど細かいことは気にせずいつもガーハッハッと笑っている。なぜか土佐弁で喋る
バリアを貼ることができバリアを貼ったまま敵に体当たりをぶちかます
合体時には下半身になる

ドルフィー
海豚型メカ
四機の中で一番素早く相手を撹乱させる
性格はクールでサバサバしておりどんな時も素早く物事を運ぶ。人型形態が女性型のためか女性型AIになっている
泡を射出でき妨害工作を得意とする
合体時には左腕になる

キラー
鯱型メカ
四機の中で一番攻撃力が高くドルフィーが撹乱したすきに敵を倒していく
性格は熱血馬鹿でいつも奇声をあげている。つまらないシャレを戦闘中に言って味方に攻撃されるのはもはや名物
三本の槍を装備しており突破力に優れている
合体時には右腕になる

グレートバブリアス
強化された敵に対抗するためにホエイル、ドルフィー、キラーと合体して出来た機体。
水爆とも思える威力の魚雷バブルトロペード、さらに強化されたバブルランチャー、一振りで海を割る槍バブルトライデント等武装もさらに強化された。
必殺のグレートバブルクラッシャーは敵を分子レベルまで分解してしまう


ア・ビーシャル
ムー大陸の技術で作られた人口知能の敵
幹部はサメの姿をしており人型に変形する
手駒として深海魚型のメカを操り攻めてくる。
261それも名無しだ:2013/01/06(日) 02:58:13.21 ID:sFl1fiQ3
ぼくろぼにまた新たな勇者が誕生したか
262それも名無しだ:2013/01/09(水) 19:14:54.68 ID:y4oqp2sg
超神速ロボ・マッハJ

宇宙超合金の身体と、加速すればするほど、より稼働力の上がるスーパージェット・アクセラレータ・エンジンにより、音速を超えた速度で自在に動くことのできるロボット
人間が乗ってもGで死んでしまうため、専用の人工知能を搭載している
1話から最終回ばりに大気圏に落ちてきた巨大隕石から地球を守るため、最大加速を行いこれを粉砕したが、そのスピードのあまり自分で停止はおろか減速さえできなくなってしまう
以降は人間たちがマッハJを止めるために様々な作戦を行う作品
263それも名無しだ:2013/01/11(金) 00:22:58.65 ID:sLXTc0zi
舞台は惑星・アースダッシュ。バスケットボールによって世界が創造されたという創造神話が信じられているこの世界では、
「ビッグフット」なる大型の人型マシンが活躍し、競技用のビッグフットを駆ってバスケを行う「ビッグフットバスケ(BFB)」なるスポーツが熱烈な人気を集めていた。

アースダッシュにある都市ローリングタウンに住む少年のダンは、溺愛する妹からバスケ選手としての将来を奪った事故をきっかけに、
ビッグフットが行う鈍重で退屈なバスケに対して鬱屈した想いを抱えていた。
ダンは幼馴染から新型のビッグフットを借り受けたことをきっかけに、ビッグフットバスケをぶち壊しにするため公式試合に文字通りの殴り込みをかけ、ボールを武器に破壊行為の限りを尽くす。
しかしこの試合はダンの意図に反して伝説となり、後に「バスカッシュ」と呼ばれることになる、従来のビッグフットバスケとは異なるスポーツを生み出していく。
生きる伝説として周囲からも注目される存在となったダンは、スポーツで大成することよって医学の進んだ月面都市・ムーニーズへ行き、
そこで妹の足を治療するという目標を得て、新たに得た仲間やライバルと共にバスカッシュのプレイヤーとして活躍していく。


ふと思ったけどバスカッシュってあらすじ見るとここの一発ネタだよな本当
264ぼくロボWH第32話:2013/01/15(火) 23:16:52.16 ID:KX/KFkLR
第32話「リンカイオー迎撃作戦」

相変わらずゲンカイザーの合体は成功しない。
痺れを切らしたエクシード=リンカイオーの襲撃。
尽はスーパーロボット軍団を率い、セイカイオー、ヨユウダー、テッケンオー、テンサイダー、バンパイオー
によるなりふり構わないフルボッコでリンカイオーを迎撃する。

エクシード「卑怯な、それが一国の代表者のすることか!?」

尽「黙れ!侵略からこの星を守るのに、卑怯もラッキョウもあるものかぁぁぁぁぁぁっ!!」

エクシード「うおおおおおおっ!?」

行征剣のエネルギーフィールドによって彼方に弾き飛ばされたリンカイオーが、突如別方向から発射された光線の餌食となった。

エクシード「フフフ、地球人の覚悟、見せてもらった!今日の所は俺の負けだ!」

帰還していくリンカイオー。

尽「最後に奴を撃ったビーム、あれはひょっとして……」


ユノ「やっと地球のために戦う気になってくれたんですね、ドクター」

ミネルバ「か、勘違いしないでよ!?ちょっと総理のやり方が外道だったから混ざりたくなっただけで……
     全然そんなんじゃないんだからねっ!」

ユノ「それって、本当は2人じゃ寂しいってことじゃないんですか?」

ミネルバ「なっ、あんたこのDr.ミネルバに向かってなんてことを!?覚えてなさい、帰ったらおしおき……」

真っ赤になっちゃって、ときどき可愛いなぁこの人は。思わず笑みが零れてしまいます……。

ミネルバ「!?あっ……ユノあの……おしおきしないから……その顔やめて……」

えっ、私いま笑っただけでしょ??(よし、今回は続く)


次回予告
卜「二一卜(ふたい ぼく)です。お前誰だという方は、ゲンカイザーの原作を見てください。

  次回スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand
  第33話『限界の限界!新合体5秒前!!』
  
  次回も限界、ギリギリだぜ!」
265それも名無しだ:2013/01/17(木) 23:49:16.49 ID:yxfChRHd
SS書く人はよう頑張るなあ
自分は途中で投げてしまうわ
266それも名無しだ:2013/01/18(金) 23:38:04.08 ID:O9NOvefz
機生のファアジ

地球の崩壊により宇宙での放浪生活を余儀なくされた人類。

広大な世界で散り散りに定住の地を探す事はや100年、いつしか人類は1人1台、小型の宇宙船兼大型の作業服となる人型ロボットを持つのが常識となっていた。

主人公はある未開の惑星でそのロボットを失ってしまい、途方に暮れていたのだが、偶然謎の機械に遭遇する。

それはパイロットを持たないが、完全な自律もできない、奇妙な共生型機械生物とも言うべき存在。

果たして彼等は人類にとって新たな友人となるのか、それとも……


ファアジ
物語の中心となる謎に包まれたロボット群。
複数が存在し、環境に対応した進化を遂げているほか、何らかの条件に従いファアジ同士協力あるいは敵対している。

ブラックホール内でも活動できる特異な存在だが、その正体は謎であり、人類と機械の進化融合の極地である可能性が暗に示されている。
267それも名無しだ:2013/01/25(金) 23:43:23.79 ID:J/ZhfDwo
属性合体DLAZER

・ディレイザー
DL-IIドライブを搭載し、全開時の出力は南極の永久凍土すら溶かすほど。
しかし単体ではDL-IIドライブは起動できず、別の動力が必要となる。

通常であれば、日本の一日分の消費量になりかねないほどの電力をもって起動するDL-IIドライブだが、
研究の結果、別の波長を持つエネルギーを蓄積させることで、反発作用によって低コストで今まで以上の稼働率を発揮する事が判明。
Dレイザー開発者である阿牙修羅博士は、日本各地の研究所に協力を仰ぎ、三機の自律型サポートメカを完成させる。

・ツンドラグーン
ディレイザーと相反する氷と、水の力を持つ竜型メカ。
その息吹は一瞬にして侵食し、地面ごと相手を凍結させてしまう。
DL-IIドライブ起動時は変形合体し、翼を持ったツンディレイザーとなる。
冷却と加熱の両方を操り、湿地を作り出し相手を引きずり込んだり、金属疲労を起こさせ装甲を破壊する。

・クウライガー
ディレイザーと相反する氷と、風の力を持つ虎型メカ。
高速移動によって真空の渦を作り出し、切り口から熱を奪い取る。
DL-IIドライブ起動時は変形合体し、鉤爪を装備したクウディレイザーとなる。
熱で気圧をコントロールすることで気象を操り、稲妻や嵐を発生させ、さらにはそれを身にまとい攻撃する。

・ヤンガーディアン
ディレイザーと相反する氷と、鉄の力を持つ鎧型メカ。
液体金属を固体化することで、無数の刃を作り出し串刺しにする。
DL-IIドライブ起動時は変形合体し、騎士型のヤンディレイザーとなる。
金属の液体化・固体化を利用して刃を発射したり、金属同士を変形結合させ、自在に剣を作り出す。


・晴無陽色(はれなしひいろ)
DL-IIドライブの稼働率に影響を及ぼす、特殊脳波適正によってディレイザーのパイロットに選ばれた青年。
パイロットになればモテると言われホイホイ承諾したが、戦いにあけくれ敵も見方も男臭い連中ばかりで憂鬱な毎日を送っている。
根っからの女好きだが、数少ない研究所の女性からはすこぶる評判が悪く、代わりになのか各サポートメカAIに異常なほどになつかれている節がある。
なおサポートメカAIは、某スペオペのゴミ箱型ロボよろしく機械音でのコンタクト程度しかできないので、「せめて女性型のヴァーチャルインターフェースでもつけてくれ」と懇願しているものの、通る見通しはない。
268それも名無しだ:2013/01/27(日) 18:01:24.50 ID:ECimlHIu
『マグマダイバー・プラグマ』その23

これまで(>>242)のあらすじ

雨城が意識不明の重体であると知り、意気消沈の豪。
自分の無力さを噛みしめるも、突如襲撃したアイスマンを前に、改めて戦う覚悟を固める。
だが立ちはだかる敵・女将軍コクテンは圧倒的な強さでプラグマを追い詰めていく……。
269それも名無しだ:2013/01/27(日) 18:02:03.13 ID:ECimlHIu
『瞬間出力20%上昇……ほう、まだ上がるか。流石はあの男の造り上げたシステムと言うべきか。』
「ヨユーぶっこいてんじゃねえ!!」

レーザー光線の雨あられを突き抜けて、その先、ナナメに崩れたビルの壁を踏み飛び上がる。
空中から飛びつけば、回りこんでくるものもない。
いまさら真正面から撃たれたって、これだけの重量を止められるわけもない!

「うおおおおおおぉぉぉぉっっ!!!」
『伊達に場数を踏んでいるわけではないな小僧……だが、まだまだ足りんよ!』

ズゴンと鈍い音が、その振動波がコックピットを貫く。
一瞬、弾き飛ばしたと思ったアイスマンの左腕はまだ生きていた……というより、自分から切りはなしただけだった。
そこから放たれた光線が、アイスマンのむき出しになったレンズのようなパーツを通してプラグマまで続いていた。

『フフフ……チェックメイトだな。さて、このまま破壊してしまいたい所だが、それではわざわざ足を運んだ意味がない。小僧、出力を最大にしろ。』
「何!?」

『もう一度言う。出力を最大にして熱量制御能力を開放しろ。そうすればこれぐらいの拘束は簡単に振りほどけるはずだ。』

とどめを刺されると思いきや、コクテンから放たれたのは意外な言葉だった。
けど何が目的かなんて、気にしてられる状況でもない。

「そんなに見たいなら、やってやろうじゃねえか!!」
『フフフ……いいぞ、その調子だ!』

出力がすさまじい勢いで上昇しているのが分かった。それは計器だとかコックピットの振動とかじゃなく、頭ん中に直接流れてきてるんだ。
プラグマの操作に脳波を使ってるみたいな事言ってたけど、こいつはそういうレベルじゃない。
俺の考えてるのとは無関係に、入ってきた情報が、すごい速さで勝手に行ったり来たりしてる。
向こうのほうが、俺の脳ミソ使ってやがるんだ。

『ん? 熱量制御指数が上がっていないな。出力が高すぎるか、いや……』

「ぐあああああああぁぁっっ!!!」

矢継ぎ早に流れてくる情報が急に消えて、俺は自分がコックピットの中にいる事を改めて認識する。
死にたくない。俺には無理だ。
まるでそんな感情におぼれていたみたいに、身体は汗だくで、呼吸も乱れに乱れていた。
俺が無意識にそうしたのか、それとも見限られたのか。プラグマは止まっていた。
270それも名無しだ:2013/01/27(日) 18:02:39.94 ID:ECimlHIu
『ふん……もしやと思って調べに来たが、杞憂だったようだな。ガイアコアであるならばこの程度で強制停止するはずもない。その機体は破壊させてもらうが、脱出したければ勝手にするがいい。心中するなとも言わんがな。』

一切の興味をなくした無感情なその言葉は、殺意よりも冷たく突き刺さる。
コクテンの言う「実験」はもう終わっていた。アイスマンの指先にある発射口が再び光を集める。
その時、音を立てて近づいてくる影があった。

『豪くん、今のうちに離れて!!』

飛び込んできたその声に、はっとして機体を立ち上がらせ構える。
コロナは危険を承知で、輸送用のヘリを操縦してやってきたんだ。

『なるほどお前かコロナ。とすればッ!!』

さっきまではこっちが近づくのをきらっていたはずなのに、アイスマンはいきなりプラグマに後ろから組み付いた。

「何しやがる! こんな事してもお前だって攻撃できないだろ!!?」
『これでいいのさ……さあて、おとなしく武装を解除しろ。お前は父親の形見などというセンチメンタリズムに支配されて、無策で飛び込むような女ではなかろう。』

「武装?」

『そのコンテナ、熱量値からして中身はバゴラの心臓か。』
『……そうよ。』

『ほほう、冗談半分だったがまさか本当だったとは驚いた。前回の大バゴラを抑えた時に抽出できていたと!』
『あなたなら、これを再び反応させたらどうなるか分かってるでしょう? アイスマンだってタダじゃすまないわ!』

『確かにその通りだが、お前に撃てるのかな。ただですまないのはこいつも同じだぞ?』
『それはっ……。』

『フフフ、悩む時間はないぞ。もうしばらくすれば国の軍隊も来る頃だ。まとめて心中するか、武器を手放すかだ。』
「コロナ、俺に構うな! やるなら今しかないだろ!!」

『なんでっ、なんでそんな事平気で言えるの!? 私はっ……私は嫌だよ、豪くんにも……コクテンにだって死んでほしくない!!』

さっきまで死にたくないなんてビビっておいて、俺は馬鹿だ。
カッコつけて忘れたふりして、その責任を全部押し付けようとしてたんだ。
こんな時でも相手の心配さえしてる、コロナの優しさに甘えて……。
271それも名無しだ:2013/01/27(日) 18:03:16.52 ID:ECimlHIu
『…………わかった、こちらもこの場は退こう。』

沈黙を破ったのは意外にもコクテンのほうからだった。アイスマンが両腕をあげて、プラグマから離れる。

『私とて自分の命の価値ぐらいは見定めているつもりだ。さて、これ以上の距離は譲れんぞ。お前も武器を手放してくれるかな。』
『いいわ。……ねえコクテン、本当にこういう手段しかないの?』

『我々に二度目の失敗は許されん。これは生存競争なのだよ。』

コロナがコンテナを切り離し、ゆっくりと下ろし始めたのを見計らって、俺はヘリの側まで寄る。
もちろん、相手の動きを警戒してのものだ。

『それでも誰も傷つくのが見たくないというならば――――先に眠っていろ!!』

背後に衝撃が走る。コクテンの言葉と同時に放たれたのは、先の収束レンズに集めていた光線だった。
それがプラグマに向かい、そして「反射」した。
さらに回り込みを重ねる光線の終着点は、コロナの操縦するヘリ!

『きゃあああぁぁっ!!!』
『フフフ……裏切りはしても、最後はやはり我々ザルガンに力を貸してくれる。いい位置取りだったぞプラグマぁ!! 』

直後に通信機がノイズをはき、煙をあげながらにヘリが落ちる。
アイスマンが張り付いていたのは、なにも自分の身を守るためだけじゃなかった。
プラグマの表面に鏡を作り、俺はまんまと敵の攻撃の誘導役をやってしまったのだ。

「コロナぁぁっ!」

『ふむ、流石に爆散とはいかんか……まあいい、飛べぬ羽虫ならば潰すのは容易。もっとも、既に息絶えているかもしれんがな。』

「てめえっ…‥てめえだけはっ!! てめえだけは絶対許さねえ!!!」

プラグマの出力が再び上昇して、また情報がどっと流れこむ。
けれど今度は違う。頭の中を塗りつぶされようが、消えない、消せない。
こいつだけは絶対に! その想いだけを支えに、プラグマを奮い立たせる!

『なんだ!? ここに来て反応が上がるだと!!?』

メーターをふりきって、一瞬でオーバーヒートを起こすが、プラグマは止まらない。
自分で熱を吐き出して、見えない鎧のようにまとう。
そうして作り出した外まわりのエネルギー機関は、反対の性質のはずのアイスマンの攻撃すらも分解して吸収する。
272それも名無しだ:2013/01/27(日) 18:03:51.62 ID:ECimlHIu
「うおあああああっ!!!」

振るった手刀一本で、アイスマンの片腕がトウフのように簡単に切り落とされる。
それでも、コクテンはあせるどころか。

『これだけの変換効率、間違いない! 理論をなぞった模造品かと思ったが、こいつは正真正銘オリジナルのガイアコア!!』

歓喜と狂気の声をあげながらも、こっちの攻撃をうまい具合にかわす。
いつまで持つかわからない。あせり出しているのはむしろ俺のほうだ。

『存在を知っていた事もそうだが、それを見つけた上で搭載していたとは驚きだ! なるほど隠し場所としても申し分ない。――だが使い手がこれではなァ!!』

コクテンはまるで闘牛士のように、こっちの突撃をいなすと、通り抜け際に鋭い蹴りを放つ。
余った勢い崩れたバランスとで、プラグマは派手に転倒した。

『現象の中心はコックピット直下といったところか……渡してもらうぞ!』

アイスマンののこる片腕が迫る。ちくしょう、結局俺はっ!!

「待てッ!!」

遮る声と攻撃。思わずつぶっていた目を開くと、モニターにはあの男の姿があった。
――ブレイザー1!!

『また貴様かパワードスーツ!!』

「彼女は既に俺が救出して座標の地点に寝かせてある。お前は彼女を回収してこの場を離れろ。」

ブレイザー1の指示とデータは、プラグマの内部回線だかに直接送られてきた。
なぜそれができるのか、それを疑問に思うより先に、ブレイザー1は「今すぐにだ!」と念を押す。

『フフ……救世主のつもりだろうが、この体格差では一度の奇襲が精一杯だぞ!!』

アイスマンがハエ叩きのように腕を振り回す。当たったらさっきのヘリ程度じゃすまない!
けれども、ブレイザー1は動じず、自分からその中へと飛び込んだ。

「豪、悩んだり恐怖したり、打ちのめされる事は悪じゃない。そこから逃げるな――――」

『こいつ取り付いて何を――ハッ!』

「ああ、この結晶がバゴラの心臓だ! 豪ッ! 行けええええっっ!!」

ブレイザー1が俺の名前を叫ぶ。その時になってようやく気づいた。
何もできなくて、無様で、無責任で。雨城さんに助けてもらって、二度と見捨てるものか思っていたはずなのに、それでも言われたとおり、俺はまた逃げるしかなかった。
だってそれはブレイザー1の……いや、俺の親父の最後の頼みなんだ。


つづく
273それも名無しだ:2013/01/28(月) 23:54:31.45 ID:wDTD/0je
広告戦線サーナイズ

食欲や睡眠欲にはある程度の限りがあるが、物欲に関しては終わりがない。
いつの時代も世界を回すのは、そのアイコンたる金である。
取り繕わずに言ってしまえば、金を求めるが故に技術の発展がある。

世界が世界を内包するだけの技術を生み出した時、忌むべきものである戦争は隔離された。
決して消し去る事ができないのは、戦争と金、そして発展の三つが切っても切れないものであるからだ。
ただ、長い歴史の中で人類は学習し、この三つにもう一つの要素を結びつける事で、これを無限のサーキットとして利用する事に成功した。

それは物欲と同じく、尽きることのない人の性、探究心。
人々が知識を得るための書物の海にして、電子化された世界そのものであるインターネット。
そこで己が企業の看板を背負い、金のため戦うのは機械兵士たち。
チップを払う検索者に対し、その戦争はエンターテイメントでなければならない。
劇場を用意するのは神の目たる検索ロボットであり、それらが定める法は不可侵にして不透明。
終わりなき世界で今日も、彼らの最適化は続く。
274それも名無しだ:2013/01/30(水) 00:01:16.60 ID:4D+4Ghuu
漆黒のエッジハート

マンガやアニメ、あるいは観光客むけのショーとして形を残すのみで、もはや忍者など消滅していたかに見えた日本。
だが、それは未だ影として生き続ける彼らの情報操作であった!
東京の地下には未だ鎖国を貫きつつも、独自の進化を遂げ、影から日本を守る「裏江戸幕府」の姿があった。

エッジハート
特殊な修行を積んだものだけが使用できる、隠密機動大からくり。
独自のステルスシステムと、振動を打ち消す「音殺し」と呼ばれる装備によって、巨体ながらに俊敏かつ高い隠密性を有する。
木火土水の特殊エネルギーが内包されたクナイを装備しており、これを組み合わせることで巨大手裏剣になる。
また金の印が記された特殊合金の忍刀も装備している。

ハーケンブラッド
滅亡していたとおもわれるドイツのとある秘密結社が開発した機甲兵。
堅牢な装甲に統率された正確な動きによって裏江戸のサムライザー(主力量産からくり)に大打撃を与える。
複数機の砲塔を結合させることで、電磁列車砲と呼ばれる一撃必殺の超火力砲撃が行える。

ゴルドアトル
さらに昔に滅亡していたとおもわれる、南米の帝国が開発した黄金巨人。
ナノマシンによる物質の組成変化および外部自然現象への干渉により、超常的なわざの数々を発揮する。

グランディオス
さらに太古、紀元前に滅亡していたと思われる、幻の大陸が開発した機械じかけの神。
この世界を裏から掌握し、歴史をおもうがままに操ってきたという最強の敵。
275それも名無しだ:2013/01/31(木) 19:50:26.14 ID:ysp3zK5y
危機一髪タルガンナー

世界最強のサイボーグと恐れられた海賊キャプテン・ガナード。
しかし政府の卑怯な罠(本人談)によりついに囚われの身となってしまう。
総重量550トンの鉄塊の枷で全身を拘束され、処刑を待つガナードだが、持ち前の頭脳と悪運を活かし、なんとか脱出に成功する。

とはいえ、科学の粋を集めて造られた拘束の破壊は不可能。
ならばと彼は拘束具にパーツを加える事で、超巨大アーマーに仕立て上げてしまった。
自由の身を求め旅するガナードだが、好機とばかりに襲いかかるものは絶えない。

●タルガンナー
全長12メートルの巨大ロボで、両手両足が使えないため脳波で動かせるよう人型を模している。
ただし動きは鈍重そのものであり、バランスを崩すと簡単に転がっていく。
一定の波長で拘束具にダメージが通ると、拘束が解除され、真の力(つまりガナード本人の戦闘能力)を発揮する。
しかし解除は三分間のみで、時間が過ぎると電磁フィールドによって再度結合、ガナードを拘束する。
276それも名無しだ:2013/01/31(木) 23:36:13.10 ID:bCJq/Sgq
家庭戦車兵ママチャリオ

ママチャリがパイロットのパワードスーツと変形合体して完成するロボット
はじめはオートバイで十分と思われていたが、パイロットの側へ動力源を搭載する事に成功、よりコンパクト、より低コスト、より高汎用性の機体となった。
パイロットとシンクロするDKONJOシステムを搭載しており、表面上のスペックで上回るスポーツバイシクル変形ロボ・マウンテイナーにもひけをとらない強さを見せる
また、オプションパーツの豊富さも強みの一つ。
277それも名無しだ:2013/02/08(金) 21:39:11.89 ID:u0+oOphP
機工輝甲士スパークナー

世界中に無限のエネルギーを供給する、人類の英知の結晶として開発された超巨大発電機関・レハブ。
しかしそれは稼働前に大事故を引き起こし、世界を一瞬で荒廃させてしまった。

それから二百年。あらゆる機械を修理してきた世界最高の機械技師「イナズマ・ハンマ」は、
危険地帯として封鎖されたソドラ地区に存在する、レハブの修理に乗り出す。
これが直れば、世界は過去以上に豊かになる。だが、完了間近と思われたその時、レハブは凄まじい豪雷に撃たれ、息を吹き返す事はなかった。


イナズマ・ライバ
ハンマの長男で、彼に反発して家を出、過去文明の機械兵を掘り起こし、資材を盗掘する生活を送っていた。
だが、ソドラ地区から流れてきたエネルギー結晶体が、レハブのパーツの一部であると察してこれを持ちなかば成り行きで盗掘ギルドを脱走する。
やむを得ず実家に戻り、一時的に身を隠そうとするが、そこで謎の組織の襲撃に遭う。
故障した機械兵のエンジンを起動させるべく、エネルギー結晶体を火打石的にサブエンジンに組み込むが……


スパークナー
レハブの超圧縮小型蓄積炉に、落雷とそれによるソドラ地区の地下で眠っていた残存エネルギーの一斉流出が重なり、
偶発的に完成した無限エネルギー機関を搭載する機械兵。
失われた原子レベルでの機械技術と、人間の意志を取り込んだエネルギー生命体にも近しい存在であり、父親であるハンマの意志が特に色濃く反映されている。
元はただの機械兵であるが、その能力によってあらゆる機械を分解、結合し「修理」する事が可能。
ただし無制限に力を振るえるわけではなく、対象の機械をエネルギーに「理解」させる必要があり、
パイロットには機械構造に加えその機械の本質を見極めるという非科学的ともいえる技術を要求される。


イナズマ・レンヂ/イナズマ・カンナ
ライバの弟・妹で、彼の不在の間もイナズマ修理工の看板を支えていたしっかりものの双子。
ライバと違って母の記憶がなく(曰く父の所為で命を落とした)、その背中を見て育った事や、
町の人々が恩返しとして幼い彼らを助けたという敬意もあり、ハンマを心から尊敬している。
住む家を失った事、イナズマ家全員がマークされた事から、ライバは彼らを守るべくスパークナーを駆る。


シルファー・シンジケート
かつてライバが身を寄せていた盗掘ギルドの元締めで、裏社会で名を知らぬものはない巨大犯罪組織。
いくつもの末端組織を操り、失われた兵器を収集し、同時に非道な手段で人員を集めている。
スパークナーを用いてレハブを修復、そこを拠点に機械兵を量産し、かつての人々すら超える技術と支配権を手に入れんと企む。


サラモンド商会
イナズマ一家とスパークナーを狙う組織の一つであり、表向きは荒廃した地球で人々の生活を助ける善良な企業団体。
しかしその実態は各地で紛争を手引きし、武器を与え利益を得る死の商人である。
あらゆる機械を修理するスパークナーの存在を、戦争を長引かせる事に利用するため協力する素振りを見せている。


ディーネ教団
「反戦」と「共存」をうたう宗教団体だが、自分たちの教えに背くものを容赦なく処刑する過激な一面を持つ。
敵対者とみなしたものプロパガンダによって一方的に悪として貶めるその手法と、「神より授かった」とされる特殊な機械兵で戦争を締結、数々の国に思想を植え付けてきた。
はじめは戦況を混乱させる一家を殲滅せんとしていたが、エネルギー機関の秘密を知り、「永遠の命を得、神に至る法」として奪わんとする。
278それも名無しだ:2013/02/11(月) 23:56:26.68 ID:2grOVwIA
オッスオラ機道銀二、巷でウワサの高校生メカニックだ。
自分で言うのもなんだが、ロボット工学の分野じゃ大人顔負け。
この間なんか、「人工循環器による機械の自己補修と有機生物の生命維持装置のシステム共有化」っちゅう論文で博士号をもらった。
まあ、色々めんどうだから周りにはちょっと機械に詳しいやつと言う事にして黙ってるけどな。

そんな俺がある日、新しいロボットの実験に参加しようととある研究所を訪れた所、事件は起きた。
なんと研究所の地下では、研究所の人々を脅し、謎の組織が大まじめに自律型ロボット兵器を建造していたのだ。
現場を見るのに夢中になっていた俺は、背後から襲いかかってきた男に捕らえられてしまった。
一瞬の隙を見て試作型のロボット兵器を盗み、そのプログラムを書き換えて対抗するが、地下施設の爆発事故に巻き込まれてしまう。

このままでは焼け死んでしまうと思った俺は、奪ったロボットの装甲をこじ開け、その内部をシェルター代わりにすることにした。
さらなる爆発によって機体ごとどこかへ吹き飛ばれるも、なんとか一命を取り留める事に成功。
しかし目が覚めると俺は、ロボットになっていた!!


――ああ、もちろん身体がという意味じゃない。正確に言えばロボットとして生活する羽目になったという事だ。
爆発の衝撃で、ロボットの中から出られなくなった俺は、そのまま処理上でスクラップにされる所だったが、どうにかこうにか自力で走って逃げ出す。
だが、二足歩行ロボットに乗って街中をつっきる訳にもいかないし、組織の連中が俺を探しているかもしれない。
途方に暮れていたのだが、そこになんと、幼馴染で高校のクラスメイトである上杉凛に見つかってしまう。
こいつの実家が地下ロボットレスリングの関係者だった事を思い出した俺は、とっさにマスターを失った自律ロボット、アイザック・クラークと名乗り、参加選手として身を隠すことにした。

夜中に資材をちょろまかして、内部での生命維持は可能になったが、中枢コンピュータがイカれているおかげで俺が出て行くわけにもいかない。
いつの間にか、上杉一家の命運を背負うことになった俺は、ロボットのふりをし、試合をこなしながらも、謎の組織を調べるというヘンテコな二重生活を強いられる事になってしまった。

見た目はロボット、頭脳は人間。その名も、機動闘士アイザック!
279それも名無しだ:2013/02/13(水) 00:30:30.60 ID:yPmF0T89
囚獄のテスタメント

 人の道を外した生者に、救済はあるか?
 すでに命なき亡者に、進むべき道はあるか?
 呪われた鎖を引きずり、その魂は叫び続ける。
 明かりが指し示すは、血塗られた鉄の回廊――。

 《テスタメント》
 異星の技術を基にして作られた、"日常"兵器。
 強化外骨格をベースとした、全長3メートル弱の二足歩行型。
 待機時はやや大型のキャリーバッグ程にまで変形収納され、4秒程度で展開可能。
 分子振動の指向性をコントロールする特殊技術により、接地面に衝撃を与えず歩行する。
 また、自身を中心とする半径20メートル以内の"音"を任意に相殺する事ができ、無音での破壊活動も不可能ではない。
 これが、日常兵器と呼ばれる所以であり、元々は暗殺を目的として設計されている。
 最低限の銃火器も積み込めるが、主体となるのは"無音化"できる、高周波振動によって殺傷力を高めた刃物と、アンカーチェーンである。

 《シド・ウォレス》
 とある教会の神父に、養子として引き取られた身寄りのない少年。
 神父の人柄もあり、勤勉で優しい人間に育つ。
 だが15歳の誕生日、謎の機械兵器の襲撃を受け教会は破壊される。
 そして瀕死の神父から、少年がとある人間のクローンである事、テスタメントを操り他の日常兵器を破壊する使命がある事を告げられる。
 自分でも驚くほどの圧倒的な戦闘技術を発揮し、人知れず日常兵器達を破壊していく。

 《日常兵器》
 テスタメント同様の技術で作られているが、操縦者を完全に支配下においている点で異なる。
 その行動はインプットされた目的が歪んだ、暴走ともいうべき状態であり、自身が定めた条件に合致する人物を次々と暗殺する。
 本来は提供された異星の技術における不明点を洗い出し、完全に地球上の技術として取り込んだ量産機。
 制御には人間の脳を電子化した特殊AIと、遺伝子操作を加えた脳の持ち主のクローンが必要。
 これらは全て死刑囚のものを秘密裏に利用しているが、それぞれの記憶情報を分割・管理、あるいは抹消(クローニングが実質的にこれに値する)しているため、問題は発生しないはずであった。
 しかし、内部の者の手引きによって管理施設内の13機のうち4機が破壊、7機が奪われ、2機が行方不明となる。
 奪われた日常兵器は、当初2機と同じく暴走により個別に逃亡していると思われていたが、後に裏で糸を引くものの存在が浮かび上がる。

 《ノーマン・ブライス》
 事件後、シドの身柄をかくまった人物であり、養父であるウォレス神父と交友関係にあった別の教会の神父。
 テスタメントをはじめとする日常兵器について、様々な情報を握っているが、必要最低限のもの以外はシドには話さない。
 日常兵器に対し非常に冷徹であり、操縦者ふくめて壊されて当然のモノのように扱う。
 抑えられてはいるが、それはシドおよびテスタメントに対しても同じであり、淡々と情報を与えつつも、急成長を遂げる戦闘技術に脅威を感じている。
 

 《シドニー・スコット》
 シドおよびテスタメントのオリジナルともいうべき人物。
 敵対する日常兵器同様、死刑囚、その中でも優れた技術を持つ大量殺人犯に該当するのだが、その罪状は異質。
 というのも、彼が惨殺した対象には、政府が秘密裏にコンタクトをとり、技術交換を受けていた異星人の存在があったためである。
 元々、この異星人は母星を失い、同胞の生存も確認できない完全に孤立した少数集団であり、事件によって技術の解明はほぼ不可能となる。
 シドは戦いの中、自らの才能と、断片的にテスタメントが保有する記憶から、その存在を少しづつ知り、苦悩していく。
280それも名無しだ:2013/02/16(土) 23:44:12.23 ID:nby6EwZM
機械抹殺ゲノベノム

宇宙開発が進んで、より遠くの星々まで調査範囲が広がるにあたり、人類は驚愕の事実に対面する。

一つ。地球人の種の起源が、太陽系銀河外にあったという事。
地球に生命の種が人為的に持ち込まれた事が判明したのだ。

二つ。その生命の種をばらまいた、いわば創造主とも呼べるものは、今の地球人とほとんど変わらない生命体であった事。
あった、すなわち過去形とい点からわかる通り、少なくとも調査範囲内ではすでに滅びたと推察されている。

三つ。創造主は星の環境を整備し、そして生命の進化の道筋がずれた際、それを修正するシステムを作り上げていた事。
それは宇宙空間でも半永久的に活動を続けられる、擬似金属生命的な機械であった。

四つ。そしてそのシステムは既に創造主が滅んだ事で開放され、同時に生命をひどく憎んでいるという事。
見つからなければよかったものを、人々は彼らを発見し、そして地球の場所までを知らせてしまった。

それから三十年と経たないうち、地球はシステムに占拠され、毎日毎日、特定の数だけの生命が殺されていった。
火薬もミサイルもレーザービームもレールガンも。システムには現行の兵器ではまったく歯がたたなかった。
だが、完全無欠に思えたシステムにも、たったひとつの弱点がある。
それは、生命の力そのもの、遺伝子が彼らにとっての猛毒なのだ。
堅牢な装甲を突き破り、生命を武器に変換して戦う。
毒をもって毒を制す。機械を殺す機械、ゲノベノムに地球の命運は託された。
281スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand第33話:2013/02/18(月) 22:11:44.29 ID:zw0flBIO
フ・カノー「無様なやられ方をしたものだなぁ、エクシード?」

エクシード「ああまでプライドを捨ててかかってくるとは予想外だった……だが、面白かったぞ。
      一つ一つの力は小さくとも、奴らは本気だった」

フ・カノー「見苦しい弁解だな。次は俺がいく。これを見よ」

エクシード「ほう……」

格納庫のシャッターが開き、現れたのは6機の新型カイザータイプ。


第33話「限界の限界!新合体5秒前!!」

ゲンカイザー基地。モニターに映るのは落下したカイザーマシン。合体が失敗したのだ。

ヤブル『やっぱり駄目だなぁ。今日はここまでにさせてくれよ』

カイザートッパーからの通信が切れた。

益子「なんだかヤブルくん、失敗してもあまり悔しくなさそう」

ダン「……今度こそ、限界かも知れんな」

益子「まさか!司令はヤブルくんを、信じてあげていないんですか!?」

ダン「……以前秀一が窮地に陥った時、あのとき奴の気持ちは最も強かったはずだ。その時でさえ、新合体は
   失敗した――伝くん。限界の無い人間なんて、本当にいると思うか?」

益子「それがヤブルくんだと、私は」

ダン「どんなに頑張ったって、ヒトは空を飛べねえ。それは限界じゃないのか」

益子「だけど!人は飛行機を作りました!」

ダン「たしかにライト兄弟はスゲエ奴らだ。だが、自分で羽ばたいて飛んだわけじゃない」

益子「それは……」

ダン「試行錯誤するってのは、狭い意味では一度考えた方法をすぐにあきらめるってことだ。
   ヤブルは今までそんな経験をほとんどしないまま、正面から壁を乗り越え続けてきた。
   越えられない壁にぶつかったとき、人はどうする。自分の限界を知り、折り合いをつけて生きていくか、
   それができなければ……」

益子「できなければ?」

ダン「何にも本気でぶつかることのできねえ、腰抜けが生まれるか、だ」

益子「そんな……!私、ヤブルくんを信じてます!空は飛べないかもしれないけど、これくらいの壁、
   もうすぐ飛び越えてくれるって、信じてますから!」

益子は目を潤ませながらまくし立てると、司令室を飛び出していった。

ダン(泣きたいのは俺も同じだっての……)
282スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand第33話:2013/02/18(月) 22:13:48.72 ID:zw0flBIO
益子「どこに、ヤブルくん……あ、あれだわ」

寂れたゴーカート乗り場。そこに佇むヤブル。

益子「ヤブルくん?」

ヤブル「……益子さん」

益子「ヤブルくん、もう1回やりましょう?このまま訓練していけば必ず……」

ヤブル「違うんだ、俺……違うんだ。……本当は限界が……こえぇんだよ……」

益子「……え?」

ヤブル「俺、思い出したんだ。親父が死んだときのこと……俺はあの日、あのレース場にいた」


じいちゃん『み、見るな、見ちゃいかんヤブル!』

ヤブルの母『あ、ああ……あなた……あなた……あ、あぁ……』

アナウンサー『だめです、突選手のマシンが…轟々と燃えています!コーナーで曲がりきれなくて、壁に
        突っ込んだようです!』

幼いヤブルの目の前で燃える父、トオルのマシン。

幼いヤブル『……父さん?』


ヤブル「父さんは、限界を見れなかった……レーサーになって世界一になるっつって……でも日本一に、
    なる前によぉ……だから怖い、父さんみたいになるのが……!
    俺は限界を越えられねえ、ただの情けねぇ馬鹿なんだよ……!!」

益子「そんなことは……」

ヤブル「だからもう俺のことは、放っといてくれ!」

益子「ヤブルくん!」

走り去るヤブル。益子はもう、その後ろ姿を追いかけられなかった。
283それも名無しだ:2013/02/18(月) 22:15:46.65 ID:zw0flBIO
 遊園地を飛び出したヤブル。

ヤブル(放っといてくれはねぇよ……かっこ悪すぎる)

益子に詫びたくなったがすぐに戻る気にもなれず、外周をぶらつく。
あいかわらず落書きだらけの外壁を見、げんなりする。と、外壁の終わり、園の側面に回る曲がり角に一瞬、
人影が見えた。見間違いでなければ、その人影はスプレー缶のようなものを持っていたような……。

ヤブル(落書き犯か?)

角まで近づいくと、カラカラ、シューとスプレーを使う音がする。犯人はこの角を曲がってすぐの所にいる
ようだ。ヤブルは一気に曲がり角を飛び出し、怒鳴りつけた。
「オイ!!」

「うわぁぁぁ!すいません!!」

よほど没頭していたのか男は派手に驚き、深く頭を下げた。

ヤブル「ここはゲンカイザーの基地である以前に、俺の家なんだ。あんた人ン家に……って、卜兄ィ!?」

卜「ヤブルくん!?」

二一卜(ふたい ぼく)。ギリギリ遊園地の古い常連客であり、ヤブルとも知り合いである。長らくNEET
だったが、遊園地がウツノイドに襲われた際の一件で勇気を得、今はアルバイトをしながら絵の勉強を
していると聞く。

ヤブル「卜兄ィが、犯人だったのかよ……」

そこへヤブルが今出てきた角から、こちらも顔馴染みの少年たちが顔を出した。
「卜兄ィ、赤のペンキ貸してくれよ……ゲッ、ヤブル兄ちゃん!?」

ヤブル「お前らまで……」

卜「ま、待ってくれヤブルくん!これは、違うんだ!」

ヤブル「……くそっ」
ヤブルは踵を返し、駆け出そうとした。が、その途端、背後に近づいていた人影にぶつかる。

ヤブル「あんたは……」

そこにいたのは、民荷尽首相だった。秘書官もSPもつけず、一人で立っている。横をすり抜けて再び駆けよう
とするヤブルの腕を、尽が掴んだ。

ヤブル「くっ、放せよ!俺は、もう駄目だ!あんた、俺達に強制はしないってずっと言ってたじゃねえか!」

尽「ヤブルくん、この壁見てみろ」

ヤブル「なんでだよ!あんたに俺の気持ちがわかるか!?こいつらは俺の……」

尽「いいから、見てみろよ」

ヤブルはふて腐れて反対側を向き、やがて意を決したように壁に向かって振り向いた。
そこに描かれていたものは――
284それも名無しだ:2013/02/18(月) 22:18:19.49 ID:zw0flBIO
ヤブル「……ゲンカイザー」

それは美麗とはいえないまでも、間違っても落書きとして描かれたのではない、巨大なゲンカイザーの姿。
よく見れば卜の持っているスプレーは塗料ではなく、「落書きおとし」スプレーだった。

尽「彼らはこれまで、何度も落書きを消してきたんだ。しかし消しても消してもまた書かれてしまう。
  そこで二一さんが、君のおじいさんに相談した。消しても書かれるなら、こちらも描いてしまえば
  どうだろう、とね。割れ窓理論の一種で、いくつかの自治体で実績もある方法だ」

ヤブル「そんなこと……なんで隠れてコソコソと」

卜「それは……落書き犯に会ったら、怖いから」

ヤブル「なんで俺に言ってくれなかったんだよ!?」

卜「言えるわけないだろう?ヤブルくんは地球のために戦って、今スランプで苦しんでるっていうのに、僕は
  落書き犯なんかに怯えながら、ただ絵を描いているだけだ」

ヤブル「描いてる、だけって……」

その時。
ピピー、ピピー!
尽の議員ブレスが鳴り、内蔵された通信機から秘書官の声がする。

さくら『総理、今ゲンカイザー基地からウツノイド出現の連絡が。飛行しながら基地に向かっています。
    そこにいては危険です。今何かあったら、単独行動のこと全部バレますよ?』

尽「ひどいタイミングだ。了解、セイカイオーの出動承認は?」

さくら『もう取り付けました』

尽「さすが。わかった、すぐ戻る」

ヤブル「……」

尽「二一さん、その子達をお願いします。――ヤブルくん、僕は君の誤解を解きたかっただけだ。
  早く逃げよう」

ヤブル「今さら何言ってんだ?退けねぇだろ、俺は仮にも、地球を守るヒーローなんだぜ!」

尽「……ずるいよな、大人ってヤツはさ。僕は君がそう言うことを知っていた」
285それも名無しだ:2013/02/18(月) 22:22:03.61 ID:zw0flBIO
益子「敵の速度が高い。秀一くん達は間に合う……?」

ダン「じいさん、逃げる準備しとこうぜ」

益子「司令!」

じいちゃん「まあ、仕方ないじゃろうな。ゲンカイザーが動かんのでは、この基地を守る意味ももう無い」

『あきらめんなぁぁぁぁぁあああっ!!!』

益子「……ヤブルくん!」

ヤブル『じいちゃん!ここは基地である前に、俺とじいちゃんと、父さんの遊園地だろ!?それに……まだ
    支えてくれる人達だっているんだ!』

じいちゃん「ヤブル……」

ヤブル『第一!ゲンカイザーは、動ぉぉぉぉく!!』

カイザーネオトッパーが飛び立ち、ハッサンとリンカーも追随して宙に浮く。
そしてそのまま合体シーケンスに――は入らずに、さらに上昇を続けていく!

益子「高い!?ヤブルくん、その高さから落下したら、ネオトッパーでももたないわ!高度を下げて!」

ヤブル『まだまだああああああっ!!』

ダン「ヤブル、いったい何を……?」


――僕は落書き犯なんかに怯えながら、ただ絵を描いているだけだ。

俺はそうは思わない。
一般客にすぎない卜兄ィ達が、落書きに立ち向かって考え、怯えながらも描くことを、「ただ描いているだけ」とは俺は思わない。
ヤブルは思い出していた。自分が、父さんが、限界を目指す理由。


幼いヤブル『わーい、わーい、父さんはソーローだぁ!』

トオル『どこで覚えたそんな言葉。まぁ確かに俺は速いけどな、違うぞ、ベッドの上じゃねえ』

幼いヤブル『父さん、世界一?』

トオル『世界一?冗談言うな。俺の限界はそんなもんじゃねえのさ。いいかヤブル』

幼いヤブル『んん?』

トオル『限界っていうのは、なにも世間様が言うようなグランプリだとか世界一だとか名誉のことじゃねえ。
    自分の中にある最大の敵で、最高の目標なんだ。アリさんを知ってるか?』

幼いヤブル『わかるよ、アリさん』

トオル『なら話が早い。アリさんにとっては、毎日毎日餌とってくるのが、あいつらの限界だな。
    でも必死でその限界超えて頑張ってやがる。そこに俺達人間との違いがあるか?いやないね。
    限界っていうのはすべての魂持った奴に平等にあるのさ。
    それがなんなのかが見たくて生きて、しかもカッコよかったら……最高だろ?』
286それも名無しだ:2013/02/18(月) 22:23:41.10 ID:zw0flBIO
 父さんは限界を見られずに死んだ。さぞ無念だっただろう。だがその時父さんは、挑み続けたことを後悔
したか?そんな訳はない。後悔があったとしたらその瞬間のドライビングを誤ったこと、それだけだ。

父さんみたいになるのは怖い。
でも、俺は父さんみたいになりたかった。
なら、答えは逃げることじゃない。

挑んで、そして成功することだ!

ヤブル「俺は卜兄ィみたいに逆転の発想とかできねえがぁ……これくらいはわかぁぁぁる!」

カイザーマシンが変形を開始する!
ネオトッパーが胸に!
ハッサンが腕に!
リンカーが脚に!

しかしそれぞれのパーツは変形しても合体せず、落下し始める。
だがヤブルは構わず、右腕となったハッサンの半身に向かってネオトッパーを突進させた。

ヤブル「落ちるなら、それだけ高く飛べぇぇえええええぇぇぇ!!」

ガシィィーーーーーン!!
接合部が衝突し、ネオトッパーに右腕が結合する。

ダン『落下しながら、ムリヤリ嵌めた!?』

ヤブル「もう一丁ぉぉぉぉっ!!」

ガシィィーーーーーン!!
左腕が結合し、上半身が完成した!

ヤブル「ラストォォォォォォッッ!!」

ゲンカイザーの上半身が、変形したリンカーに向かう!

益子『駄目っ、もう落ちる……ッ!』

ヤブル「うおおおおおおおおぉぉぉぉおおああっ!!!」

ズドガァァァァァァァァxxxン!!!!

爆発と紛うばかりの轟音と土煙を上げ、ゲンカイザーの上半身と下半身が落下した。


ダン「ヤブルゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

そのまま数秒間、静寂が続いた後、土煙の中から巨大な右腕が突き出した。その拳が握られ、親指を立てる。

じいちゃん「おお……!」

おさまらない土煙の中から立ち上がった姿は、まさにゲンカイザー!

益子「ああ、司令、見てください!ヤブルくんが、ヤブルくんが……!あら?司令?」

ダンの姿がない。いつの間にか開いていた自動扉が閉まる寸前、ダンがなにか叫んでいるのが聞こえた。
287それも名無しだ:2013/02/18(月) 22:26:08.16 ID:zw0flBIO
フ・カノー「なっ、ゲンカイザーが復活した!?……フッ、それがどうしたというのだ。こちらは死の商人の
      オーバーロードチップのデータをフィードバックし、『ZENKAIGIRIGIRI』を超える
      『ZENKAIBARIBARI』を搭載した『バリ・ゼンカイダー』だ。
      今さらゲンカイザーなど恐れるに足らん!!」


襲来した6機のウツノイドの、有機的な曲線で構成されたフォルム、小さな頭と凶悪な顔つき、濃い影。

ダン「おおっ、確かにバリっとる!」

益子「あっ司令、今までどこに……って、その格好!?」

ダン「その話は後だ。ヤブル、バリでもパーティングラインでも、今のお前にゃ関係ねえ!叩き潰しちまえ!!」

ヤブル「あったりまえだああああああっっ!!」


フ・カノー「くく、威勢の良いことよ。全機、バリビーム集中砲火。焼き尽くしてしまえ!」

それぞれのバリ・ゼンカイダーが大きく振りかぶり、胸からビームを発射した。
大爆発に呑み込まれるゲンカイザー!


益子「ヤブルくん!」

ヤブル「全然平気だ!だが、これじゃ近寄れねぇ……!」

じいちゃん「だったら近づかなければいい! ――新しい、限界拳じゃ!」

ヤブル「おおぉぉぉおおおおおおお!!」

ゲンカイザーの全身から、火花が散る!
それらが次第に、プラズマへと変わっていく……

――GENKAITOPPA!

ヤブル「プゥラズマァァァアアアアアアア!! エフェクトオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


腰のアーマーから放出されたプラズマがバリ・ゼンカイダー達の装甲を灼き、計器や武器を狂わせる!

フ・カノー「な、なんだ、この力!?」

飛行ユニットを損傷した数機のバリ・ゼンカイダーが高度を落とし始めたとき、ゲンカイザーは跳んだ!

ヤブル「あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたぁああああ!!!」

落ちてきたバリ・ゼンカイダーにすれ違いざまに拳のラッシュを浴びせ、更にそれを足場にしてもっと上の敵へと跳びかかる!

ヤブル「……限界っ…チャァァァァアアアアアアジ!!」

――四散する5機のバリ・ゼンカイダー!そして、一番高い場所にいたフ・カノー機へと……

じいちゃん「今じゃ、ヤブル!」

ヤブル「ボォォォォォォォォルテックッ!! げぇぇえええんんかぁぁぁぁぁあああああああああいけええええええええええええええええん!!!」
288それも名無しだ:2013/02/18(月) 22:28:24.51 ID:zw0flBIO
――ボルテック限界拳!

フ・カノー「こんな、馬鹿な……ひぃぃ!?」

バシイィィィィィィィィィィィン!!!

ヤブル「こっ、これは」

渾身の新必殺技は、フ・カノーを打ち砕いていなかった。

エクシード「突破、限界を超えたようだな」

ヤブル「エクシード……!」

フ・カノーのバリ・ゼンカイダーを脇に抱えたリンカイオーが、ボルテック限界拳を片手で受け止めていた。

エクシード「こいつは返してもらう。次に会うときを、楽しみにしてるぜ、ヤブル」

ヤブル「ああ、俺もだ!」

リンカイオーは高度を上げ、勢いを失ったゲンカイザーは地上に落下していった……。


戦艦アキラーメ格納庫。

フ・カノー「……なぜ、俺を助けた?」

エクシード「俺は貴様のやり方が気に入らん。つまり、貴様のやり方をできるのは貴様だけということだ。
      であれば、貴様はまだ皇帝の役に立つ。それだけだ」

フ・カノー「くっ、貴様などに……!」


ヤブルが帰還する。出迎える仲間たち。

ヤブル「じいちゃん、ただいま」

じいちゃん「おお、おかえり、じゃ」

ヤブル「卜兄ィ、俺さ……そうだ、ゲンカイザーの形が変わったから、絵の描き直し頼むぜ!」

卜「ああ、喜んで」

ヤブル「益子さんさっきは……悪かったよ」

益子「そんなこと、全然いいのに」

ヤブル「……ダン、その肩、まさか」

ダンが右腕を包帯で吊っている。

ダン「久しぶりに……感動させてもらったぜ!」

脱臼したのだ。(第33話 終)
289あとがき:2013/02/18(月) 22:36:38.97 ID:zw0flBIO
もうトンズラここうと何度も思いましたが、一応形になりました。
原作ネタ回収や念願の脱臼ネタもできて本人は気に入っとります。
次は・・・あるのかなぁ
290それも名無しだ:2013/02/18(月) 23:56:50.82 ID:GrpI8FNY
バリ仕様わろた

次回も楽しみに待たせてもらうぜ
291それも名無しだ:2013/02/27(水) 23:21:03.10 ID:0SxusZLt
ダイタンカーΤ(タウ)

タンカー船「タイダル」と、タンクローリー車「タイガー」が変形合体して完成するロボット。
タウ・オイルと呼ばれる、超高純度エネルギーを生む特殊な石油を輸送する。
超大規模な地殻変動で誕生したガイアキャニオンという海と渓谷が混じった危険地域をゆく。
しかし違法業者や、化石竜という古代鉱生物など、タウ・オイルを狙い行く手を阻む敵は多い。
自身も、タウ・オイルで動くため、到着までにいかに燃料を節約できるかで、儲けが変わる。
292それも名無しだ:2013/03/03(日) 23:48:11.64 ID:k74FFBl0
壊鉄!アイアン丸

人型ロボットが社会に受け入れられ数十年。人間同士の争いは収束し、平和が訪れたかに見えた。
ところが、一年前から急激に、都市部で謎の死亡事故が多発。
状況的には事故としかいえないものの、その件数の不自然さから、陰謀説が唱えられる事になる。

矛先が向けられたのは、機械の管理を行なっている人型ロボットたちだった。
反ロボット主義をかかげる「人のこころの党」が世論を味方に議会での発言力を高めると、いつの間にか「人間対ロボット」の構図ができあがっていた。
だがそれも全て、「人のこころの党」が仕組んだ芝居で、ロボットに責任を押し付けつつ、党の邪魔になる人間を物理的あるいは社会的に抹殺していたのである。
そんな巨悪を裁くべく、一人の男が都市に現れる。


アイアン丸
「人のこころの党」による偽装事故を食い止め、陰謀を打ち砕かんとする鉄仮面のヒーロー。
しかし社会的支持を受ける党に敵対する事から、テロリストとして人々に恐れられている。
管理システムのセンサーをかいくぐれるよう、銃などは装備せず、徒手空拳と剣術によって戦う。
実は極限まで人間に近づいたロボットと人間の子供であり、生まれながらのサイボーグ。
存在自体がタブーであるため、人間・人型ロボットの双方から姿を隠している。

人のこころの党
情報を巧みに操作し、「実働部隊」の成果もあって急激に成長した政治団体。
実働部隊はダミーと呼ばれる機械兵士で構成されており、暗殺などを主とする。
ダミーはロボットに義務付けられている中枢ネットワーク参加を回避して、これに依存した社会の情報網をかいくぐり存在を消している。
その秘密は、純粋なロボットではなく人間の脳を「容れ物」にした特殊なAIにある。
反ロボットをうたいつつもそのような技術に精通しているのは、そもそも組織のトップがロボットだからである。
293それも名無しだ:2013/03/07(木) 23:22:31.25 ID:ChLy8ZIk
『マグマダイバー・プラグマ』その24

これまで(>>269)のあらすじ

巨大ロボット・プラグマに乗り、地底帝国であるザルガンとの戦う豪。
しかし次第に激化する戦いは、一介の少年が受け止められるものを超えつつあった。
幾度となく窮地を救った男が父である事を知るのは、皮肉にも彼が新たな犠牲者となった瞬間であった。
294それも名無しだ:2013/03/07(木) 23:23:44.04 ID:ChLy8ZIk
「おい豪、お前んとこの親父さん、大丈夫だったのか!?」
「ああ、うん。しばらくは安静だけど、命に別状はないって。」
「そりゃ良かったな……。まあ、なんにせよ災難続きだよな。お前にとっちゃ。」

災難。確かにそういって片付ける事もできるけど、それはちがう。
雨城さんのように、俺は自分の身を犠牲にしてまで街を守る覚悟がなかった。
それであの時、プラグマは一度止まったんだと思う。
そして俺が逃げたツケは、ブレイザー1――親父に回ってきた。

昔はテレビでやっているような、正義のヒーローにあこがれてた。
成長するにつれ、それは無理で、自分は自分のできる事をするべきだって思うようになった。
だからプラグマに乗って戦う事も、あくまでそういうスタンスでいるつもりだった。
けど、それは都合よく責任のがれをしているだけだ。
「なんだンな顔して。ショックなのは分かるが、そりゃお前だけに限った話でもないんだぜ? ほら、ジュースおごってやるから、テンション上げてこうぜ。」
「わりぃ賢。俺先に帰るわ……。」

ダチにまで気を使わせてしまっている。今の俺は最悪だ。
子供の頃のような正義のヒーローの真似事も、大人たちのように全てをかけて、戦いに向き合う事もできない。
アイスマンが再び現れて5日。皆が必死に生活してる中で、俺はただくさってるだけだった。
あてもなくブラブラと街中を歩いていた時の事。ざわめきと共に、みんなが同じ方向を見上げる。

『大変です、訓玉市北部に謎の巨大ロボットが出現しました!! ロボットはこちらの呼びかけに応じないまま、黙々と中心部へと移動していきます!
 今のところ攻撃などを行う様子はありませんが、あの巨体……歩くだけでも周囲への被害は十分、人々は恐々としながら避難しています!!』
「なんだあれ、この前の氷のロボットじゃねえぞ!」
「っていうか、あの形ってむしろ……。」

俺のいるトコからは直接は見えなかったし、見にいこうとも思わなかった。
周りの人間だって、やじ馬根性で身を危険にさらすようなマネしてる奴はいない。
それが普通じゃない状況での、普通。
どうにかできる力があるのは俺じゃない、プラグマだ。

「おーい豪! やっぱまだここらにいたか……お前なんでケータイ出ないんだよ!」
「あ……悪い、電源切れてたかも。」

本当は、自分で切ってただけだなんて言えない。
つい1時間ぐらい前に別れたばっかりの賢が、手をふって近づいてくる。
いわく、買い物たのまれて近くに寄ってたとの事だ。

「おいそれよりお前こいつ見てみろよ。」

そういって、賢は通りに面した電気屋のショーウインドウを指さす。
テレビが並んでいるけれど、民放は全部臨時のニュース一色だ。
上空から映しだされた訓玉市の町並み。そしてその中心にある、渦中の「ロボット」の姿。
295それも名無しだ:2013/03/07(木) 23:24:16.39 ID:ChLy8ZIk
「なんだこいつ……灰色のプラグマ?」
「ついさっき出てきたらしい。塗り直しだとか、もう1体作ったとかそういうモンなのか?」
「いや、この前叔父さんに呼び出された時はそんな話なかった。流石に言わなくても気づくし……。」

新しく造ったにしては、なんというか古くてヤボったい見た目をしていた。
待て、プラグマの技術は元々地上のものじゃない。もう1体、前に作られたものがあるとしたら、そいつはもしかして――
『ああっ、ロボットが急に走り出しました! 何かを持ち上げています……これは! 』
「わあああっっ!!」
『市営バスです! なんという事でしょう、ロボットは市民が乗ったままのバスを持ち上げています!!』
『――聞こえているか、裏切り者コロナ=ザルガンとその協力者よ! 俺の目的はガイアコアの奪取と木偶の始末、その二点のみ。よって、わざわざ蟻どもを相手にする必要はない!! だが、貴様らが身を隠したままでいるならば、そうもいかんぞ!』
プラグマもどきに乗っているのは、山車山や地下で戦った相手だ。
「いいのかよ、豪!」
「いいも悪いも、俺はっ……俺に、どうしろってんだよ!」

ヘリのカメラが、バスに乗ってる街の人達にズームする。
大人も子供も、みんな怯えている。助けを求めている。
でも……。
「別にプラグマは誰だって動かせる……俺じゃなくったっていいんだ。っていうか、駄目なんだよ……俺じゃあさ……!」
目の前で大事な人達が命張ってても、ビビって、何もできず――見殺しにしたも同じ。
特別な才能だとか経験だとか、そういう以前の問題だ。

『自衛隊の作戦部隊が到着しました! 上空からはヘリによるろ獲ネット、地上からは装甲車を中心に突入部隊が向かっています!!』
『――ロボットのパイロット!! 周囲は完全に包囲している! 直ちに人質を解放しなさい!!』
『ふん、この国のフヌケた軍隊か。まるで俺がこいつらを盾にしているとでも言いたげだな。』
「きゃあっ!」
『笑わせるなよ猿が。貴様らごとき――』
『いかん、ネットを展開し……』

『物の数では…………ないッッ!!』
プラグマもどきがつかんでいたバスを放りあげ、それをヘリの連隊が間に張ったネットで受け止める。
いや、ゆっくりと投げ、わざと受け止めさせたと言ったほうがいい。
装甲車の列をジャンプで飛び抜けると、空中でネットを支えるヘリの一機をつかみ、強引に引っ張る。
んでもって、中心にあるバスを重しにネットを振り回し、ヘリもまとめて閉じ込める。
まさに一網打尽。あいつが言い終わった時には、装甲車部隊の真ん前に、こんがらかったネットだるまがドスンと置かれていた。

「ぐっ…‥怯むな、我々だけでもあれを抑えこむのだ!」
『まだ力の差がわからん訳でもあるまいに、それとも命を投げ捨てれば解決するとでも思ったか!?』
着地した時の姿勢のままに、巨体が回転して装甲車を一撃。
「だ、脱出を!」
『そのまま潰れろ……む、この反応、ついに来たか!!』

踏みつぶそうとする足を止め、もどきが振り返った先にいるのは。
『これは……もう1体のロボットが現れました! 情報によりますとあれは――』
『待っていたぞプラグマぁ! 貴様は今日、この場で、破壊するッ! この忌まわしき機体を使ってでもなぁ!!』
296それも名無しだ:2013/03/07(木) 23:24:59.74 ID:ChLy8ZIk
赤いボディに、牛みたく伸びた二本の角。正真正銘、ホンモノのほうのプラグマだ。
誰が動かしているのか。以前であれば気になったはずだけど、今はどうでもよく思えた。
『ほう、悪くない動きだな、この距離からかわすとは!』

親父の話を聞いた時、ザルガン帝国の再々襲撃を想定して、無理やり補充の許可を取っていたらしいから、それで来た人だろうか。
少なくとも、俺よりはずっと、適任だって。
それはプラグマだけじゃなく、もどきを操るザルガンの側を見ても思った。
『二体のロボットによる激しい攻防が繰り広げられています。なんというか、付け入るスキが全くありません! 我々はただ見守る事しかできないのでしょうか!?』

もどきが放つ正拳突きを、プラグマが受け止めつつ足払いで返す。
するともどきは、払いにきた足に自分の足をからめて巻き込み、自分を上にして倒れ込もうとする。
そうはさせまいと、今度はプラグマが自分の身体を回転させて、先に倒れながらにも体勢を立て直すまでの距離をとる。
こんな動きができたのかと思うと、それを一人安全なところでながめてる自分が、余計みじめだ。

「おい、ケータイ鳴ってんぞ!」
「お、おう! はい、もしもしえーっと……」
言われて気づいて、あわてて出たもんだから、その後になって誰か確認しておけば良かったと思った。

『ああようやくつながった。僕だ、叔父の大だよ。豪くんどこにいる? 今大変な事になってるんだ!』
「街にもう一体のプラグマが出てきてるって話ですか。」
『それもだが、大変というのはそっちじゃない、えっとなんだ……」
叔父さんには何も言わずじまいだったから、怒られると思ってたし、それでも「プラグマには乗れない」と言おうと考えていた。
もっとも、その覚悟だって固まってないから、何も言っていないわけで。
ところが叔父さんはそれどころじゃないらしく、ひどくあせった様子だった。

『大塚さん、防衛省から自衛隊は避難を優先させるので、現地部隊では市街地での戦闘支援は行えないとのことです!』
『他からはまわってこないのか? すまない、豪くん少し待っててくれ!』

後ろで呼ばれる声に叔父さんが対応している間にも、すぐ側での戦闘は続いている。

『前回よりも動きが良いな、パイロットを変えたか……だがこれは、どうだ!!』
プラグマもどきが、ぶちかましを決めにきた瞬間――いや、ぶちかましが来ると思った瞬間だった。
二本の腕と足は確かに同じだけど、ロボットと人間の動きはイコールじゃない。
途中で歩幅を変えたり、関節を外して「しようとする」ように見せる事だってできてしまうんだ。

『終わりだ……!!』
さらに言えば、身体の中に武器を仕込むことだって!
空ぶりでバランスを崩しかけのプラグマに、肩の奥からミサイルが狙いをつけていた。
爆音はテレビごしだけでなく、こっちにまで直に伝わってくる。
297それも名無しだ:2013/03/07(木) 23:25:38.10 ID:ChLy8ZIk
『格闘術に長ける機体でも、動かすのは所詮地上の猿。その先の動きができんようでは、同じ土俵で負ける道理はない。』

もうもうと上がる煙に、周りの人達はさらにパニックになって逃げまわる。
けれどもその煙と悲鳴を突き破り、巨体は立ち上がった。
誰もがおどろきの声をあげる、それより先にもどきめがけて拳を放つ。

『ぐぉっ!!? 馬鹿な、あの距離での直撃を受けて……いや、貴様ッッ!!』
煙が晴れてあらわれたプラグマの身体には、自衛隊が放置していていったろ獲ネットが巻きつけられていた。

『すまない豪くん。それでだ、今プラグマが出動してるのは知ってるね。そのプラグマに乗っているは――』

『同型で挙動に重量差が表れるなら、火器の搭載は予想できる。そしてそれを至近距離で狙うなら、自分への被害を抑えられる、指向性の高い種類の火薬である必要がある……』
『そいつを使って金属噴流を拡散させたと。知っているならば……いや、"教えた事"なら対処もできるわけだなあ、コロナァ!!』

そう、プラグマに乗って今戦ってるのは、コロナだったんだ。
もどきに接近したプラグマは、相手のフェイントには目もくれず、拳を叩きこむ。
返しに来たキックを止めて、そのまま投げ飛ばした!
「コロナって、あのロボットを持ってきた彼女だろ?」
「あ、ああ。」

横から入ってきた賢の言葉で、ひとつ疑問がわく。
コロナはプラグマに関わってる期間も知識も、俺なんかと比べ物にならないぐらいあるし、実際ああして戦っている。

『ちいっ、流石に死角もよく知るか!』
「いいぞ、赤いほうのロボット! もうひと息だ!!」

『よしっ、アーキタイプの活動限界までこのまま抑え……っっ!』

だのになんで、コロナも叔父さんも、今までわざわざ俺を?
その答えは、電話のむこうからすぐに返ってきた。

『コロナちゃんは僕にも黙っていたようだけど、おそらく彼女の身体はプラグマの操縦システムに耐えられない……豪くん、なんとかして止めれくれ! このままじゃ彼女の命が危ない!!』

「なっ……!!」
驚くと同時に、地震でも起こったかのような衝撃が走る。
テレビの画面からプラグマは消えていて、かわりにその先――土煙があがる交差点の奥のほうまで、吹き飛ばされていた。
それを見下ろしながらゆっくり近づく、もう一体。
いつも見なれたシルエットでも、そいつはおそろしく、得体の知れない怪物のように見えた。



つづく
298リアルロボットもの:2013/03/08(金) 22:42:05.85 ID:X/J8ZwTe
その軍隊は「正義」を求めていた。

「世界の警察」を自認するその軍隊は圧倒的軍事力を持ち、テロの首謀国家を短期間で制圧した。
だが同時に民間人への誤射、民間施設への誤爆などが相次ぎ、何よりその圧倒的強さそのものが
国際世論の不興を買い、世界の警察の名は失墜した。

世界の大部分が平和な時代、国際世論という新たな抑止力の出現により、軍事力は変化を求められる。
長距離ミサイルは「悪の枢軸の武器」として迎撃用ミサイルを残して大多数が解体され、
航空機による爆撃はなりを潜めた。
そして戦争は、歩兵と戦闘車両の世界へと逆戻りしたのだった。

それまで象徴であった飛び抜けた戦力を持つことを許されなくなったその国は、新たなシンボルを求め出す。
正義のシンボル、ヒーローである。
人道にもとらないヒーローの形として、軍は人型機動兵器の導入を決定。
その兵器カテゴリは、武装戦闘車両(アーマード・ファイティング・ビークル)から「車両」を取って
「ファイティングアーマー」とされ、戦車が「タンク」と呼ばれるように、戦場では「ドール」と呼ばれた。


ドール
全高4.6m
重量4.5t
最初期のファイティングアーマー。「人型である」「戦場にいる」こと自体がその存在意義であり戦闘能力は皆無。
完全な二足歩行を実現し、時速30km程度のスピードで歩行することが出来る。
乗員1名。

ここから「物資が運搬できる」「重装甲で歩兵の盾となる」など多少は役に立つファイティングアーマーが
後に生み出されていくことになる。
299それも名無しだ:2013/03/10(日) 22:51:16.17 ID:E9fJMx4q
猛進猛撃ギュウケンキ

国土産業合理化計画により日本の土地が、目的によって完全に分断されはや50年。
北海道は畜産・農業専用地と化していた。
ところがある日、防衛庁のレーダーをくぐりぬけ、北海道に超高速で隕石が落下。
その正体は宇宙からやってきた侵略者、ローカスターの宇宙船であった。

ローカスターは家畜を次々とさらい、食物を奪っていく。
防衛庁も応援を送り込むが、すぐあらわれすぐ消えるローカスターのゲリラ戦術に手を焼いていた。

そんな状況を打破するべく、酪農家のひとつである水野家の家長・欽鉄は、
50年前に北海道を改造した伝説の農耕機を改造し、ローカスター撃退マシンを完成させる。
日本の食卓を支えるため、水野一家の激闘が幕を上げた。

ギュウケンキ
-牛型の重突撃形態「バッファローモード」
-亜人型の高速起動形態「ケンタウルスモード」
-人型の格闘形態「ミノタウルスモード」
の三形態に変形する巨大ロボット。
凄まじい馬力をほこるが、一度一つの動作をさせると、それを全力で行うため制御が難しい。
また操縦法もモーションデータバンクのものをそのまま流用しているので、割りと勝手に動く。
様々な武器があるが、なんだかんだで突進するのが一番強い。

ローカスター
規模は少ないが、集団で一気に現れ、一気に去っていく謎の巨大宇宙虫。
知能はあるようだが、意思の疎通はできない。
ステルス性が高く、休止中は地上のあらゆるレーダーで探知できない。
コロニーと呼ばれる宇宙船をもち、ここでさらったものを利用して繁殖する(必ずしも食べているわけではないようである)。
300それも名無しだ:2013/03/11(月) 23:34:25.51 ID:Dr84WwjU
ガーランドM0(ミッシング・ゼロ)

空のような青と、透き通るような白。
燦々と輝く金色の角飾りに、埋め込まれたエメラルドグリーンのオーブ。
中世の鎧を踏襲しつつも、より鋭く、よりマッシブに形作られたその巨人は、正に「勇者」の風格。
見返りを求めるでもなく、ただ黙って自らの身を挺し、人々を守り悪と戦う。

日本で最もロボット犯罪の多い、カントー第9エリアに、ガーランドと呼ばれる謎のロボットが出現したのは、およそ一ヶ月前。
はじめのうちは、正体不明の巨大兵器の行いに、人々は疑念や批判を投げかけた。
しかし一週間もの間、ガーランドの犯罪者鎮圧が続けられると、彼らはこれを新たなヒーローとして受け入れた。
いや、「受け入れたかった」と言ったほうがいい。
ガーランドは、確かに悪をくじき正義に生きる。だが言葉一つ発しないガーランドの「正義の定義」を人々は知る事はできない
圧倒的な強さと、正義以外の感情の不透明さに、どこかしら恐怖を覚えていたためだ。

無理もない。ガーランドは直立二足歩行の完全な人型であるが、ただ一つ、ヒーローとして欠けているものがあった。
ガーランドの頭部である兜の中心に顔はなく、のぞきこむだけ吸い込まれていきそうなほどの、漆黒があるだけなのだ。
それを見た人々は心のどこかで、底の知れない絶対正義に裁かれる時がくる事を、懸念している。
だが力なきものたちは、ただそれにすがり、守られるしかないのだ。

果たして、ガーランドの真意やいかに。
301それも名無しだ:2013/03/12(火) 23:07:54.23 ID:OUoYpoI1
機甲紀行


昔むかし、この星にはたくさんの人間が住んでいたそうですが、とある事件がきっかけでほとんどの人たちがいなくなってしまったそうです。
今の私達の祖先は、とある事件というのが起こる前に、この星を出て住む場所を探しにいった人たちなのですが、それも結局見つからず帰ってきただけだそうです。

この星の環境は、それまでの間に大きくかわり、地下と地上とがひっくり返ったような状態になっているのだと言われていますが、本当のところはわかりません。
ただ言えるのは、私達が生きるために必要な資源は、残っていはいるものの世界のあちこちに散らばって集めるのが大変、という事です。
地形や、大気汚染などの問題で、そのままでは入れないような場所にも、行く必要があります。
今も地形は次々に変化していくので、どこかに落ち着いて住み続ける事もむずかしい状態です。

ですから、私達は大きな機械の服を着て、大きな機械の家に乗って、移動しながら資源を探し、生活しています。
私の家は貧乏なので、機械の家(ドレムといいます)が古いタイプで、キャタピラで走るためとてものろまです。
四足歩行の虫みたいなのよりはましですが、新しい二足歩行のスマートなタイプのほうが絶対にいいです。
お父さんは「お前が発掘をできるようになったら」と言いますが、「お前にはまだはやい」と練習もさせてくれません。
私だって、空を飛んだり、パーツを組み替えるぐらいには機械服を使えるのに――



荒廃した星で、各地を旅して生活する様を淡々とつづるだけのお話。
たまーに戦うこともある。
302瞬撃のアクセリヲ:2013/03/21(木) 22:27:19.79 ID:NCgT40q8
世紀の大発明と謳われた、ブレーン発電。
それはこの宇宙に存在する、空間の波を捕まえて、この次元上で振る舞うに辺り不必要な余剰エネルギーを取り出すというもの。
クリーンかつハイパワーなエネルギー資源で、科学技術は加速度的に進化していった。
だが、余剰エネルギーと思われていた「ひずみ」は、この宇宙が伸縮を繰り返すにあたり必要な「あそび」であった。
人類は力を得ると同時に、代償として重子獣(グラビースト)と名付けられた、怪物的自然現象に悩まされる事となる。
重子獣は、見た目こそ生物的であるが、その実生命としての機能を有しておらず、ただ重力場を発生させながら、局所的な空間を食らって自己消滅するだけの存在。
しかし、重子獣の意志にかかわらず、重力場は地上のあらゆる物体を地に落とし陥没させ崩壊させていった。
重子獣を停止させるには、超重量をぶつけて自己消滅させるほかないのだが、弾丸もミサイルも、重力場の影響下ではまったく機能しない。
そこで作られたのが、超重量そのもので接近戦をしかけ、重子獣を誘導するとともに周囲の被害を抑えて掃討する巨大ロボット兵器である。


・アクセリヲ
三式対重子災害大型防衛特殊重機。
瞬間加速機能を備え、重子獣に凄まじい衝突エネルギーをぶつける。
一撃離脱を得意とするのだが、100tをゆうに超える超重量であるため、通常では戦闘はおろか直立すら困難。
重子獣が発生させる重力場において、内蔵したブレーンドライブを稼働させた場合に限り、動くことができる。
これはブレーンドライブの生み出す湾曲した時空間において、重力が飽和状態を経て、一種の「ワームホール」を形成する事で起こりうる事象である。
ワームホールは不安定であり、刹那的に消滅してしまうが、これが重子獣の作り出す力場の波と噛み合うことで、断続的に重力が正と負の作用を行き来する。
平均的に見れば一種の無重力状態であり、負の作用によって反発力を得た瞬間に加速を行うことで、正の作用での超重力状態をふりきるだけの運動エネルギーを得られるのである。
重子獣が作り出す重力場は地球の重力に対する指向性を含むため、実際はワームホール自体が地球に引き寄せられ、完全な無重力とはならないが、それでもなお空間内においては「軽いものほど重くなり、重いものほど軽くなる」という奇妙な状態となる。
単純に考えれば、重子獣に与えるダメージまでも減衰してしまう事になるのだが、特異点たる重子獣そのものにはこの法則は適用されず、質量の小さいものを超々加速によって射出したとして、衝突時に発生するエネルギーは通常空間でのものと同じになる。
またブレーンドライブを中心とする事で、自身の得られる特殊な重力現象を最大限に受けて稼働することができ、かつこれを制御する事で、最終的に通常空間での超重量をそのまま相手にぶつける事が容易となる。

複雑な流れではあるが、端からは怪獣とロボットがスローモーションで殴り合っているようにしか見えず、パイロットもそのように認識している。
実際の速度は凄まじいものだが、単純にスケールが大きいため、相対的にゆっくり動いているように見えるのである。
ただ、瞬間加速時においてはこの限りではなく、人間の10倍程度の大きさでありながら、それと同等の動き、すなわち10倍速での機動が可能となる。
303それも名無しだ:2013/03/23(土) 02:43:40.11 ID:7zbbNsYJ
鉄火エルディオンより

エルディオン・アーク
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/59/Eld00_EldionArc.gif

ケイソニアン
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/60/Eld01_Keisonian.gif

亜鉛怪人ジンクロン
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/61/Eld04_Zincron.gif

エルディオン・マーグ
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/62/Eld05_EldionMag.gif

エルディオン・ミグ
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/63/Eld06_EldionMig.gif

エルディオン・ティグ
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/64/Eld07_EldionTig.gif


まとめ
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/65/eld.zip

色調整するつもりが全面改修になり、せっかくなので勝手にいろいろ追加
304それも名無しだ:2013/03/23(土) 08:33:53.71 ID:tFBavYdg
おー、エルディオンの兄弟だ
私も作ってみようかなー、簡単そうな奴を

ところでこの名前の兄弟がいるバージョンのアークには別デザインがあったはずですが・・・(鬼か)
305それも名無しだ:2013/03/23(土) 23:10:19.93 ID:tFBavYdg
306それも名無しだ:2013/03/24(日) 13:00:42.36 ID:AEg/phjW
あらためてビジュアルで見ると


なにひとつロボじゃねえ!!
307それも名無しだ:2013/03/25(月) 23:58:54.34 ID:iedOTnDB
ライスライサー

タイマイザーとニホンマイザーが合体してできるロボット
ライムギアンと呼ばれる勢力と戦う
308それも名無しだ:2013/03/27(水) 23:43:57.43 ID:71ODxCmu
凶猛の禍機人

生命の創造。それはまさしく神の領域といえる。
科学が隆盛を極めそれを成した時、人は神へと至ったのか。
少なくとも、全能にも等しい力を手に入れた事は違いない。
機人。鋼の肉体と、自律する思考を備えた究極の生命は、死をまつばかりの大地すら再生してみせた。

それだけの強大な力を持ちながらも機人は決して、人を傷つける事はない。
創造主への服従が、機人という個そのものを形成する概念だからだ。
機人誕生から200年が経過しても、ただひとつの例外もないほどにその掟は絶対的であり、完璧であった。
だが、人々はひとつの可能性を見落としていた。
彼らもまた、神に至る道を求めていたのだ――


エクス
機人が生み出した新たな生命。
地上のあらゆる存在を凌駕する強靭な肉体を持ち、完全な機械で構成される。
人間が無意識のうちに機人へとインプットした、恐怖や崇拝といった概念が覚醒遺伝的に発現しており、
天使や龍といった超常的存在に近しいフォルムと能力を持つ。
機人と異なり、エクスは人の制御下から完全に独立しており、機人の意志と無関係に、人の敵対者として立ちはだかる。

機人
人が造り上げた生命であり、エクスにとっての創造主。
エクスの誕生後はそのほとんどが人によってか、あるいは自ら機能を停止して眠りについている。
それらはエクスの守護対象として回収・防衛されている。

禍機人(マキナ)
エクスに対抗するべく人が創りだした存在であり、その目的は自らの命とともに他の生命を喰らう反生命とでもいうべき破壊兵器。
人間を組み込んだ演算装置と、その人間の思考パターンを共有しうる操縦者の一組によって運用され、
機人と同等の処理速度を得るとともに、エクスの人間に対する認識レベルを低下させる。
4〜8メートルとエクスに力負けしない大きな体躯を持つが、消耗が激しく全開時は5分と持たない。
特殊金属細胞による自己最適化能力によって、出力を落とさず強引に継続戦闘能力を確保しているが、
動力中枢および直結する演算装置・操縦者に莫大な負荷がかかり、最悪これら全てが再起不能となる。
自己最適化が進むにつれ、エクスとは反対に悪魔や獣のような姿になっていく。
309それも名無しだ:2013/03/30(土) 02:15:07.25 ID:TOKTDa7a
310それも名無しだ:2013/03/30(土) 21:10:47.16 ID:c5jVJjHH
>>309
おお!?ついにマイナス獣までアイコン化した、作者氏乙です。なにげにユンガーもリメイクされてるし、これは創作意欲が湧きますなぁ
311それも名無しだ:2013/03/30(土) 23:35:12.68 ID:6cMuWGpB
アイコン単体とzipの中身で拡張子変えてあるのはなぜなんです?
312それも名無しだ:2013/03/30(土) 23:43:03.62 ID:TOKTDa7a
単体はただ画像なんんで、広く見れるようにgif
zip版はなんちゃってSRCデータなんでbmp

まあ広く見れるようにってなら、どこかサーバ借りて直で張れよって話なんですがね
313それも名無しだ:2013/03/30(土) 23:52:20.59 ID:6cMuWGpB
即答驚いたw
ん、bmpは広く見られないものだったのか知らなかった・・・
314それも名無しだ:2013/03/31(日) 22:34:11.51 ID:FNexyvPi
吸血機バンパイオーまとめ(ほぼ色調調整のみ)
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/92/vam.zip

シャドウミラージュまとめ(スラッシュゲイル、妖魔ほか)
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/101/sdm.zip
315それも名無しだ:2013/03/31(日) 23:44:33.55 ID:OnkVCpjP
SRCのパラメータって考えるの楽しいのはわかるけど職人への催促とか押し付けになっちゃわないか?と心配
316それも名無しだ:2013/04/01(月) 08:02:43.63 ID:doUv9qkN
まったく期待していないといえば嘘になるが、主体はあくまで自己満足、どう転んでもいいと思ってやってる
そうでなければ、それぞれのぼくロボの作者に無断で、意見もきかず、勝手にイメージをでっちあげるなんてやらない
言ってしまえばアイコンを作る事自体が押し付けになるし

一応もっともらし言い訳としてイメージに対する補足というものがある
例えば、エルディオン・マーグのアイコンがガトリングっぽい腕をしているのは、そういう武器を想定して描いてるからだし、
ガンファルコンのクローが合体時の腕になる事を前提に、ガングリフォンの形を決めている
受け取った人間がどうするかにかかわらず、「自分はこんな解釈ですよ」っていう材料

早い話全部ひっくるめてオナニーだよね
317それも名無しだ:2013/04/01(月) 19:28:43.21 ID:zBvcjhLI
絵はいいんだ、それ自体で完結した作品だから
しかしパラはどうなんだろうと・・・まあ私は職人じゃないから言っても仕方ないんだけど

つまり、お前がやるなら俺もやっちゃうからな、ということ
318それも名無しだ:2013/04/01(月) 22:57:09.18 ID:doUv9qkN
あーいや、あれだ、中途半端なのが駄目だわ
作るなら作るで、一から全まで揃えるべきだったんだ
少なくとも、戦闘アニメデータまでは作らんと成立しない

うん、とりあえずデータに関してはなかった事で
319それも名無しだ:2013/04/02(火) 07:19:29.71 ID:bDJTdCMM
(俺は真似したい自分の遠慮を吹き飛ばして欲しかっただけなんだがな・・・)
320それも名無しだ:2013/04/02(火) 12:26:36.04 ID:7IusX5q4
正直データは誰でも組めるけど、絵とかアイコンとか実際のシナリオとかは
できる人じゃないとできないから作ってくれる人が居たら喜ばれると思う

まあ俺とか無縁なんだけどな!
321それも名無しだ:2013/04/03(水) 01:37:55.28 ID:0pUuRfaj
○天星機神アストライザー(てんせいきしん〜)

 突如空から現れた異形の怪物。
世界を混乱に陥れるそれは、白い羽を共通して持っていることから天使と呼ばれた。
天使に滅ぼされていく世界。それを救ったのは、かつて同族に立ちはだかった存在だった……。

・ストーリーの流れ
 前半:人間vs天使 アストライザーの孤軍奮闘から、アストライザーの後継の出現、
    天使の頭領を打倒するまで
 後半:アストライザー以外の人類側の機体が暴走。その裏には倒したはずの天使の頭領がいた。
    天使に利用される人間との戦い、天使を利用した人間への報い

・天使
 エーテルで構成された異次元の生物であり支配者。基本的に体色は白と黄金。
必ず一対以上の白い羽を宿しており、四足型や多足型、二足型に足なしなど、非常に多用。
人間と対話する術はないが、個体ごとに意思を宿しており、長距離で意思疎通が可能。

・エーテル
 天使の構成物質で、エネルギーの塊。生命力とも呼ばれ、生物の中にも微量に含まれている。
天使の襲来により、多量のエーテルを受けた結果生物が天使と化すことが発覚。
また、AFが天使に取り込まれ、強大な天使を生み出すきっかけとなってしまった。

・アストライザー
 かつて人間を救った天使の遺骸を用いて作られたAF(アストラルファイター)の試験機第一号。
その影響で、天使の遺骸に本来あった自我が存在し、プログラムを取り込んだ結果人語を理解することに成功。
また、天使の頭によるAFの暴走の際も、自我のおかげで暴走せずに済んだ。
武装は背部にマウントされた巨大な砲塔であり、パイロットのエーテルを機体で増幅して放つ。
最大出力の時は、エーテルで構成されるエネルギー砲を自在に操作できる。
またその時に、余剰エーテルを機体の各所に設置されたスラスターから、天使の羽のように放出するのだが、
この現象によりパイロットが一般の天使に思念を伝えることに成功。
「アストラルフェザーバースト」と名づけられたその現象は、多くのAFの暴走を止めることに成功するのだが……。

・AF
 アストラルファイター。天使の遺骸を用いて制作された機体。
エーテルを動力とし、パイロットをエーテルの高い者に限定することで、ロボットを戦闘に用いる技術に成功した。
しかし、天使を利用するという禁忌の技であったため、天使の頭を倒して戦勝ムードだった人類を
天使の頭の働き掛けによるAFの暴走という最悪の事態でぶち壊しにしてしまうことに……。

・天城美羽
 アストライザーのパイロットに選ばれた少女。体内のエーテル量が高く、AFの操縦に適切と認定された。
寡黙で引っ込み思案だが意思は強く、人を守る為なら自己犠牲も厭わない、赤髪ロングの少女。
人類で初めてアストラルフェザーバーストを引き出すことに成功するのだが、
アストライザー搭乗中多量のエーテルに被爆し、かつエーテルを引き出されているため、
最初は使用中に髪が白くなるだけで済んだが、だんだんと身体の背中側に羽が生え始め、天使に近づいていってしまう……。
322それも名無しだ:2013/04/03(水) 22:50:46.72 ID:lZHmHcgG
 斬刻機劇キルネッタ

 家も家族も生きる希望も、一晩でなにもかもを失った少年
 そのぽっかりと空いた心に垂らされた蜘蛛の糸は、深い闇へとつながっていた
 類まれなる才を発揮し、地位を上り詰めていくも、それは殺戮者としてのものであった
 しかし彼がその手を止める事はない
 心などない。命などない。彼が殺すのはただの人形
 だがそれがどうして人間でないと言えるのか、果たして己は人間なのか
 絡み合う運命の糸。宵に舞うは道化か操り人形か


 マスター
 Material STrange ARmor(異常物質装甲)の略称であり、それを構成するのは文字通り異常な強度を誇る糸である
 束ねれば核爆発にすら耐えうる強度を持ちながら、糸としての性質をまったく損なわないほどの柔軟さ、そして恐るべきエネルギー伝達率を持つ
 内部は神経回路がごとく糸が張り巡らされており(コントロール・ストリングス)、4倍のサイズでありながら人間と違わぬ反応と運動が可能
 電気信号によって糸に指向性を与えれば、その場で強靭な斬撃兵装を「紡ぐ」事ができる
 このように現行の兵器を逸脱し、世界の軍事バランスを根底から覆す存在だが、世間的にはエンターテイメント用の巨大な人形としか認識されていない
 コントロールシステムとしてマリオネットという人工思考体の存在が必要

 キルネッタ
 最新型のマスターで、通常のそれと異なり人間が完全な支配下に置くことができる
 内部に乗り込み、神経パルスを拡大し直接マスターのコントロール・ストリングスに働きかける
 開発の目的は他のマスターを破壊する事にあり、対マスターに特化した性能を与えられている
 通常のマスターが糸を紡いで武器とするのに対し、キルネッタは糸そのもので攻撃を行う
 強度では劣るものの、パイロットの緻密なコントロールによって装甲の隙間を縫い、隙をついて切断する
323それも名無しだ:2013/04/05(金) 00:45:35.12 ID:rjdquTqK
撃鎚(げきつい)のファルシファ

Machine:ファルシファ
 ステルス輸送機により超上空から目標に降下、その衝撃を動力炉に吸収、
これが負荷によって破壊される限界時間5分間に、莫大なエネルギーによって周囲を破壊し尽くす拠点制圧専用マシン。
 着地の瞬間から、常に大量の衝撃が機体内部を行き来しており、停止すると即暴発を起こす。

 姿勢制御によって、これを防ぎつつ攻撃に転化する事で、通常では考えられない破壊力を発揮するが、
この性質からコントロールが非常に難しく、そしてそれを瞬間的にシミュレートするのは現在の技術でも不可能に近い。
 そのため、マスタースレイブ方式を取り、内部から直接パイロットの動きを模倣する事で、この問題を解決している。
 慣性をねじ曲げるその動きに肉体が、超高速戦闘に脳の認識がついていけないので、サイバネティック手術ならび薬物投与を行う必要があり、
理論こそ確立されているものの、人道的・資金的、そして人的資源、即ち優秀なパイロットの確保という問題でほとんどの国の軍では使用されていない。

Characters:ソロモン
 拠点制圧専門の傭兵部隊で、ファルシファを使いこなす唯一の軍事勢力。
 テロリスト鎮圧に協力する事で、いくつかの大国から恩赦を受けており、私掠船的な存在として知られる。
 彼らは制圧対象地点以外にほとんど被害を出さず作戦を成功させるプロフェッショナルであり、その評価は高い。

 リーダーであるベルズ=フライヤの指示で、制圧の映像は裏ルートながらも大々的にネットに流されており、
ヒーロー的な活躍で世論の支持を得て、公的機関が手出ししにくい状態を作っている。
 ステルス輸送機で各国を飛び回っており、その点でも捕らえるのは困難。
 任務の際は1機から最大3機で活動するが、ファルシファ自体は他に6機、輸送機を2機所有しており、
それらは姿をくらました状態で、依頼者の裏切りを監視している(存在自体は、ネットで意図的に公開している)。

ストーリーは一話完結、Aパートでは依頼から情報収集を中心に、作戦の綿密なシミュレートと降下地点までの潜入。Bパートはほとんどが殺陣に割かれる。
エンディングでは後日談と、ソロモンが配信している自作PVが流される。
324それも名無しだ:2013/04/07(日) 23:13:24.13 ID:a7F0uB1j
マグマダイバー・プラグマまとめ
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/108/pra.zip

今回に限らず、訂正とか苦情(こいつはこんなじゃないんですけど的な)があったら、どぞ
325それも名無しだ:2013/04/09(火) 00:25:30.18 ID:9pwQTrDZ
エレメンタル・ガーディアン

舞台は緑豊かな星・アトラスタ。目立った戦争もなく、人と自然とが共存する一見して平和な世界。
ところが、ある日を境に自然災害や疫病・奇病、そして変異生物(ミュータント)の出現と繁殖といった出来事が多発。
これによって人間たちの流通や生産、居住地に偏りが生じ、戦争までもが誘発されるようになる。

この惨状に、一部地域では古来よりある精霊信仰がより盛んになる。
だが戦争によって発達した技術と研究によって、これらが超古代の技術によって造られた、防衛システムである事が発覚。
具体的なからくりは解明されず、またその情報を得た国家が消滅したために、この事実は断片的な形でのみ、世界の人々に知られる事となる。
これが再度精霊信仰との融合を果たした事で、システムが持つ「本体・媒介・発現・再構築」というステップは「守護神体・信託者・魔法・召喚」という形で伝わっていった。

アトラスタの人々は、各地に眠る守護神体と邂逅し、眼と耳たる信託者と成る事で、その超常的能力を得、災厄の数々から身を守る。
多くは、適用レベルの問題から一部能力の会得にとどまるが、本体の持つ情報全てを格納でき、再構成までが行える「召喚者」はごくわずか。
彼らは全守護神体による感応=システム同期によって、世界を平定へと導く使命を、システムによって無意識に刻みこまれている。
そうして行動の善悪にかかわらず、守護神体や他召喚者への干渉を、余技なくされるのである。


世界観としては、よくある中世ファンタジーのような雰囲気ではあり、ミュータント=モンスターや信託者レベルが扱う魔法なども明らかにそれ。
一方で守護神体は明らかにメカであり、召喚師レベルで扱う魔法や召喚にはワイヤフレームや数列といった電脳空間的な演出が成される。
遺跡等に残されている守護神体文字は、アトラスタの人々にとっては謎の言葉だが、それらは全て地球の言語・数式になっている。

昔そんな感じのファンタジーロボを考えていたが、今思うと割りとどこでもやってるような設定な気がする
326それも名無しだ:2013/04/11(木) 00:21:36.58 ID:X4+ql57j
サンブレイカー

突如宇宙より振りかかる、炎の塊。
それらは、明らかに意志をもって、地球を攻撃していた。
ブレイザと名付けられた、超高熱体に対向するべく、地球人たちは巨大機動兵器サンブレイカーを開発する。
物資不足により苦戦を強いられつつも、ブレイザを次々と撃退していくサンブレイカーだが……


ブレイザ
まるで生物のように動く、破壊者。炎に包まれているが、完全なエネルギー体というわけではなく、地球外の機械技術によって構成されている。
地球人たちは、あまりの技術系統の違いに、宇宙生物のような存在だと思っていたが、その正体は太陽から生成された惑星焼却システム。
太陽とはそもそも、先人が造り上げた生命生成システムの大本。
外宇宙へ飛び立ち、最終的に宇宙意志との融合を果たすだけの知的生命体を生み出すのが目的。
ある程度の育成期間を以ってその役目を終了し、エネルギー再利用のために惑星の焼却を行う。
ベースである太陽が育成者としての役割ももつため、生命の知性を測定するための自我のようなものが存在する。
ただ一般人はおろかサンブレイカーのパイロットにも知らされていない。
人類のイレギュラー的変化に感応し、ブレイザの自我も高度なものに変化していく。


サンブレイカー
海底の奥深くに眠っていた未知の物質を解析して造られた、対ブレイザ兵器。
ブレイザが発生させる膨大な熱エネルギーを一点に収束・吸収する能力をもち、周囲への被害を抑えつつ、自身の巨体を動かす動力とする。
ただ万能に熱エネルギーをコントロールできるわけではなく、対象はブレイザが恒常的に放っている「無駄なエネルギー」に過ぎない。
そのため、攻撃に使用されるものに関しては、専用盾=イワトによって防ぎ、専用剣=スコルによって本体を切り裂く。

偶然地球上にそのような技術の基があったわけではなく、元々は地球人が寿命が近づいていると思われた太陽を制御するために開発したもの。
だが太陽が生命を育むための人工物である事が判明、そして寿命ではなく、期間の終了によって地球の最後が訪れる事を知った地球人達は、外宇宙へと旅立っていった。
現在の地球人は、それより以前の、戦争がもっとも過酷だった時代に、地下でコールドスリープしたものたちの子孫。
他の地球人達が旅立ったあとも、環境再生技術によって地球を補修しつづけ、目覚めるにあたり劣悪だった地上は紀元前ごろの状態まで回復していた。
本来は、もっと早く目覚めるはずであったが、眠りを覚ます役割の人々まで外宇宙へ旅立っていったため、過去の技術が埋没し忘れ去られるレベルまで環境の変化が起こった。

ブレイザの脅威を拭い去るには、太陽を破壊しなければならないが、そうなると現在の地球は存続できない。
この事実を知ったサンブレイカー開発運用機関=エクリプス上層部は、意図的にブレイザとの決着を引き伸ばしにしている。



ブレイザとサンブレイカーの戦いを監視する謎の存在。
その本質は宇宙意志そのものであり、そこにはかつての地球人も含まれている。
地球に取り残された人類が、意志に融合しうるものか否かを見極めようとしているが、自分から干渉する事はない。


門中庵
サンブレイカーのパイロットの一人で、元々は補充員だったが、他のメンバーの欠員や実戦での活躍もあって専用機を与えられるまでの存在となる。
エクリプスが隠していた事実と、永遠に戦い続けなければならない運命にも立ち向かい、その精神が眼によって認められる。
しかし取り込まれる事を拒み、自分たちだけが特別であり、他の弱者を見捨てようとする宇宙意志を否定。
個であり続けながら全を守る、反対の道を選ぶ事で、太陽を作り出したものたちが至れなかったもうひとつの進化の可能性を掲示した。
最終的には、地球に残ったわずかな生き残りと共に、太陽の技術を融合させたスターブレイカーに搭乗。
肥大化腐敗しエゴの塊となった宇宙意志を破壊し、地球と太陽を融合させ新たな星とする事でブレイザとの共存の道を選んだ。
327それも名無しだ:2013/04/13(土) 09:38:49.22 ID:yixZ4ums
>>324
それじゃ、ぼくロボWHでオリンポスのこと「赤いロボット」って書いちゃってるんで(Bジェネでの画の色が由来)
赤くして頂けると嬉しいです・・・
328それも名無しだ:2013/04/13(土) 17:50:16.69 ID:d/dwAYZN
爆発戦機 炎斬−カザン−まとめ
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/112/kzn.zip

>>327
思う所あってデザイン一新して作り直していたのが、偶然にも赤かったりする
http://ux.getuploader.com/bkr_files/download/113/Olp00_Olympus.gif
329それも名無しだ:2013/04/16(火) 00:56:08.65 ID:wTI5NALI
《堅狼獣機ウルセルク》

 22世紀初頭。地殻変動や環境汚染、戦争といった問題で、地球の住める土地は激減していた。
 その一方で医療技術の発達により、人口は増えるばかり。
 超々高層ビルを始めとする、三次元都市構造は、限られた空間を最大限に活用してみせたが、
 決められた時間・場所・距離を厳守しなければ身動き一つとれない、システムに支配されたディストピアでもあった。
 そんな束縛を嫌い、闇に紛れ野性を求めるものが現れたのは、必然だったのかもしれない。


【ドッグ】
 21世紀末より開発されていた大型機動兵器がルーツとなっている、特殊な乗り物。
 5メートル前後の巨体ながら、人工筋肉によって高い運動性を持ち、三次元機動を得意とする。
 重量もあって非常に緻密なバランス制御が求められるため、脳まるまるを使った生体コンピュータでこれを行なっている。
 倫理上の問題と、乗り手からの制御が難しいため、人間ではなく訓練された犬の脳を用いている。
 これは、前方投影面積を小さくし、かつ姿勢制御をより簡単に行える四足歩行という形態にも貢献している。
 全ての乗り物が公共交通機関と化した22世紀では、一般人が通常の手段で入手する事はできない。


【ウルフ】
 ドッグを独自のルートで入手し、改造したものであり、都市管理システムの干渉外にある闇の存在。
 ステルス・ジャミング機能が標準装備になっているが、クリアできるセキュリティレベルはバラバラであり、
 上位を打ち破ろうとすると、かなりの費用が必要になる。
 セキュリティレベルは区域や反応する行動によって分けられ、中枢部へのテロ行為などは常時システムが書き換えられており、
 事実上不可能とされる。
 単純に、システムから離れて特定区域を自由に移動する程度であれば、そう難しいことでもなく、
 非合法ではあるものの、一般人にもある程度認識されている。


【ドッグ・ファイター】
 ウルフを取り締まるために配備された、戦闘能力を有するドッグ。
 文字通り政府の犬であり、自由を求めるウルフ乗りからは忌み嫌われている。
 生体コンピュータが乗り手に服従し、ドッグ用に飼育・教育されているため、最大限に機体のスペックを発揮できる。
 また唯一管理システムに許容された存在であるため、これと連携する事で高い索敵能力を発揮する。
 ウルフ乗りはドッグ・ファイターからいかに逃げのびるかが重要であり、抵抗しようなどと考えるものはすべからく破滅の道を辿る。


【ウルセルク】
 ドッグ・ファイター同様に戦闘能力を有する特異な存在であり、通常のドッグおよびウルフとは似て非なる存在。
 その正体はドッグの基礎となった旧時代の機動兵器が本来の形として進化したもの。
 生体コンピュータと乗り手が同調する事で、より高いレベルでの演算と制御を可能にしている。
 短時間ならば二足歩行が可能で、空いた前脚で武器を扱う事もできる。
 ドッグ・ファイター以上に、乗り手と生体コンピュータの組み合わせに代替が効かない(所謂「絆」を要求する)。
 同調が過ぎると、乗り手と生体コンピュータの両方に危険が生じる。
 完全に一体化してしまうと、自己の認識だけでなく情報過多で理性的な演算処理まで不能になり、狂獣として暴れまわるようになる。
330それも名無しだ:2013/04/20(土) 23:29:33.53 ID:/uijUDIV
トランスブレイカー

社会に浸透したあらゆる変形ロボットを憎み、破壊して回る謎のロボット
このロボットの攻撃を受けると、超形状記憶合金がリセットされ、内部機構が強制的に変形し、もとの形に戻って二度と変形できなくなる
テロ兵器として指名手配を受けているが、実は人間社会に紛れ密かに蜂起を狙うロボット・エントランス達を破壊している
エントランスは人間に従順な振りをしているが、既に支配欲に目覚めており、裏から人間たちを掌握しようとしている
そのため、様々な情報操作でトランスブレイカーは悪であると吹聴している
331それも名無しだ:2013/04/22(月) 00:30:29.25 ID:qHyXjkpL
撃突穿士ガン・スパイラル

『AAS08-02F ガン・パイル』
連邦の要請を受けて開発された、新型のアナライズ・アーマー。
アナライズ・アーマーとは、この世に存在する物質の構成要素を、量子に置換して分解する、特殊装甲を備えた兵器。
もともと巨大装置を積みこんだうえで、装置自体が分解されないよう特殊な金属加工を行う必要があったため、人間の生活にはあまり役に立たず、兵器として利用される。
初期のものはただの戦車のようなものだったが、接地面を分解再構築する事で人間並みの三次元機動が可能になると、前面投影面積が大きいうえに、制御しやすい形へと変化していく。
ガン・パイルは従来の特殊三脚型(通称:尻尾付き)と異なり、完全な二足歩行。
ほかのアナライズ・アーマー以上に人間的な動きが可能で、もともと得意としていた市街戦にさらに特化している。
これにはアナライズ・アーマーを駆逐する、対アナライズ・アーマー専用機という目的がある。
そのため分解行為を分解し、相殺する事で単純な物理衝撃で破壊する「接近武器」として、巨大な杭打ち機が備えられている。

『AAS11-02D ガン・スパイク』
委託だったガン・パイルのデータを基に、連邦が独自に開発したアナライズ・アーマー。
全体的にシャープなスタイルで、より素早い動きが可能。
敵対アナライズ・アーマーが、ガン・パイルとの戦闘で対アナライズ・アーマー武器を搭載するようになったため、これを回避できるよう設計された。
その分アーマー自体の分解能力と、「接近武器」である銛の対分解能力も落ちているが、後者に関してはコックピットをピンポイントできるよう最適化する事で対処している。

『型番なし ガン・スパイラル』
大破したガン・スパイクと、核弾頭を分解・再構成し吸収したガン・パイル。
量子置換を行う次元帯に、超質量が流れこむ事で偶発的に発生した、観測不可の特異点的アナライズ・アーマー。
超常的なエネルギーを内包し、これは常に膨張し続けているが、同時に分解しつづけることで外部への影響を遮断している。
それゆえにアナライズ・アーマーとしての性質にはあまり反映されていない。
人為的な数々の量子置換によって発生した、次元の歪みを修正可能な存在だが、その事実を知るものはいない。
332それも名無しだ:2013/04/24(水) 00:39:59.66 ID:wlMs1QkI
聖霊創機ビクタトリス

20XX年、無機物の氾濫により有機生命体存亡の危機に瀕する。しかし捨てる神あれば拾う神あり。別次元に繋がる門が出現し、実体の持たない高次元生命体・聖霊(ビクタル)が現れる。
聖霊の力を借りて今、伝説の巨人が目を覚ます。

ビクタトリス
聖霊の力を宿した人型のロボット。聖霊の門から現れ、人間の味方となる。
厚い装甲に包まれた強靭なボディは、どんな状況にも対応できる柔軟性を併せ持つ。
武装は三つの属性を持つトリニティブレード、FT(フェアリーテイル)キャリバーの二刀流。
水を操る水澪剣、炎を操る炎戒剣、風を操る風舞剣。胸部展開により放たれる一撃必殺のスピリットブラストetc.


皆守シュウ
聖霊神(ビクタルゴッド)に選ばれし少年。無機物に父を殺され、女手一つで母に育てられる。
昔から神様は存在すると思っている、そんな見えないものを信じているとても多感な性格。

無機物グリード
自ら動き出した無機物達、その姿はもはやモンスター。
行動原理はただ有機生命体を殲滅することのみ。
空間を圧縮する力を持つ、しかし聖霊体であるビクタトリスには無効。
生命を宿さない無機な体から放たれる攻撃は、生命を持つものに対して等しく無情な死を与える。
333それも名無しだ:2013/04/24(水) 23:21:02.15 ID:J7B583I4
暴装鐵道ギメル6

「天才過ぎて頭のネジが飛んで切れて、もう頭がネジで俺がネジ、お前をネジ切ってやろうか」
そう叫ぶのは、永遠の命を探すべく旅を続ける奇人もとい機人ヨハン=ヴァヴリウス。
完全自給自足可能な機構は、既に不死身に等しいはずだが、求めるところはまた別にあるのか(本人が気づいていない可能性もある)。

ギメル6と名付けた物騒な武装機械列車とドッキングし、陸空海に地中に宇宙と地形はもちろん、
例え戦の真っ只中でも遠慮無くつっこんで容赦なく周囲に混乱を撒き散らす。
高い技術をもった異星人がいたりすると、永遠の命につながるやもと勝手に本拠地に突撃したりする。
人の話を聞かないうえに、勘違いしやすいため、そのまま壊滅させてしまう事も多々。

専用の武器工場が内蔵されており、その場の思いつきで毎回武器を作る。
ただし「強制磁力爆弾」や「ホーミングトリモチ」、「ビームバキューム」、「反重力地雷」、「自走ドリル車」など変なものが多い。
無理やり人型に変形する事もできるが、無理やりなので弱い。ただし脅し効果はある。

ギメル6内部は、自動制御の機械装置と、本人以外にビス太というアンドロイドがいる。
ヨハン曰くもっとも永遠の命に近しい存在らしいが、とある理由で作った本人さえ同じものを再現する事はできない。
戦闘もこなせるスーパーボーイで、真面目なぶんギメル6より強い。
「せんせー」と呼びつつも、辛辣な言葉を浴びせるあたり立場も強い。
しかしふとしたきっかけでパワーダウンするクセがあり、この問題をクリアするのもヨハンの旅の目的のひとつらしい。
334それも名無しだ:2013/04/27(土) 09:52:43.53 ID:wC/bvVCS
前描いたアイコン直しました。だいぶ見れるようになったと思ってます(つーか前がひどすぎただけだけど)。
すあま(すあまのキモチ)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4159016.bmp
ナナミ(東国のヒレンカ)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4159019.bmp

キャラ絵ばっかりじゃぼくロボとは言えんかねぇ・・・
335それも名無しだ:2013/04/29(月) 21:54:27.79 ID:yEdrFjni
ナナミがより死んだような(機械的な)表情に…………イイネ。
336それも名無しだ:2013/05/01(水) 23:33:45.08 ID:SCBjabX6
機脳竜態レオロジア

遺伝子操作と訓練によって、人間のもつ特定の脳波を増幅させ、人工的なサイキッカーを作る計画。
人間が出す脳波を変換し、電気信号としての情報を保持したまま膨大な電力を発生させる発電装置。
電気信号を受け、その内容によって個体あるいは液体として変質する特殊金属。
一つ一つでは失敗に終わったそれらが合わさることで、巨大な兵器が誕生した。
それは外部からの敵に立ち向かうための協定だったが……

レオロジア
全長最大15メートルの可変で、コックピットコア以外は全て特殊な液体金属風の素材で構成される。
理論上はどんな形にも変形できるが、パイロットの思念によってコントロールされており、
非常に強いイメージが必要になる事から、実際は3形態程度の変形が限度である。
球体・竜型・半人型が該当。それぞれ得意とする戦闘スタイルが異なる。
武器も自己生成できるが、ミサイルなどロボット然としたものが多い。
これもやはり、制御にイメージが必要であるため。
存在しないものに変形しようとすると、パイロットの脳に凄まじい負担がかかる。

コルドメタル
外宇宙より飛来した、金属生命体。
地球の生物を無差別に吸収する。
その正体は、レオロジアに必要な各技術を集めるべく、共通の敵として自作自演で作り出された、国連の兵器。
当初は役割を果たした時点で廃棄されるはずだったが、変異・暴走して研究所が壊滅し、存在が闇に葬られた。
この際、人間を吸収しその知能を得ている。
337それも名無しだ:2013/05/03(金) 00:29:30.87 ID:bnVpaeEQ
超機将クロスメンタル

未来予測のための超技術クロスシフトスコープで、
並行世界を観測できるようになった人類だが、
それにより異なる世界同士が侵食を始めるきっかけを作ってしまう。

・ワールドグランドクロス
「人間」「獣」「精神体」「鉱物」が覇権を握る、四つの並行世界が同居した超空間。
姿形こそ違うものの、四つの世界の住人はそれぞれまったくの同一存在。
この空間で消滅した世界の住人は、残った世界の「自分」に統合される。

・超機将
四つの世界が全面戦争をすると、最終的に全ての世界が滅びる恐れがある。
そこで、ワールドグランドクロスの中心部である特異点・クロスポイントで、
代表が自分たちの世界こそ生存にふさわしいものである事を証明する、代理戦闘を行う。
この時用いられるのが、スコープで得た未来の技術と、
特異点のエネルギーを利用した超機将と呼ばれるマシン。


・知性のリジェンス
人間世界の超機将。
学習型AIとネットワーク連携システムで、豊富な火器を制御。
相手の軌道を計算し、即座に戦術を組み立てる。

・野性のヴィルヘルド
獣人達が進化した世界の超機将。
人工筋肉と特殊神経回路でパイロットの動きをトレースし、
柔軟な動きとスピードを武器にする。

・感性のセス
精神体が進化した世界の超機将。
エネルギーそのものと融合する事で、ビーム等を自在に操る。
エネルギーフィールドを展開し、相手の意識を感じ取る事ができる。

・惰性のイナシア
鉱物が意思を宿した世界のの超機将。
他の超機将があくまでツールなのに対し、実質的な肉体の延長。
衝撃に対し分解・再構築を行い、高い防御能力を発揮。
338それも名無しだ:2013/05/11(土) 23:21:57.23 ID:ql7fBW+y
 
 ゲート・ガード
 http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4189277.jpg

 全長:120メートル
 動力:次元消失重力子
 素材:暗黒物質

 武装:
 ブレーン・ブレード
 ブレーン・ブラスタ
 格闘

 宇宙のどこかで、人為的な裸の特異点が発生すると、自動的にそれを覆い隠す皮膜世界(ゲート)が形成される。
 この機体は文字通りゲートを守護する存在だが、ゲート内ではあらゆる物質の存在が不安定であるため、ゲートに明確な意思を介入させるための、目標のような役割も果たしている。
 とある事件がきっかけで「因果律を改ざん」した男・ライルが搭乗し、彼の刑罰である666回先までの輪廻を全て、裸の特異点の監査を行わせる枷になっている。
 本人の記憶は輪廻転生のたび消えているため、本人が何回目であるかを知る術はない。
 実はゲートに介入するものたちは全て並行世界のライルであり、戦闘のたびにどちらかが死亡→転生となるので、カウントはかなり早い速度で進んでいる。
339それも名無しだ:2013/05/13(月) 22:58:00.96 ID:QGUHeSTl
侵略戦線バンディエータ

宇宙を彷徨う小型シャトルが一つ。それは本来火星へと向かうものであった。
だが出発から51年。火星は乗員の眠る間に「破壊」され無数の岩塊と化していた。
そして故郷たる地球は……人の姿が消え去り、未知の生物によって支配される異様な世界となっていた。


・バンディッタ
Bandit(無法者)とVendetta(復讐)に由来する、受刑者の一団が結成した地球侵略軍。
元々は木星圏での惑星開発を兼ねた懲役刑に服していたが、企てたクーデター失敗により極刑となる。
そこから受刑者のひとりにして建造に携わった技術者ゲイリーによって、表向きに廃棄された宇宙ステーションへ逃亡。
ステーション内の擬似コールドスリープ装置を利用し、迂回路を使って火星へと向かいつつ、時効切れを待つ予定だった。
コールドスリープ技術の問題で余命数年となった受刑者らは、地球が謎の生物によって支配されている事を知り、奪還ならぬ侵略を決意する。
人数は100人にも満たない少数だが、火星(の残骸)で発見したアンドロイドなどを構成員に加えている。

・バンディエータ
バンディッタの侵略兵器。地球の環境変化と、操縦方式の問題、そして「人類による侵略」の意味をこめた直立二足歩行型。
斥候・工作・突撃・砲撃仕様の4タイプに分類されるが、細かいカスタマイズが可能で、現地の状況を利用し装備を切り替える。
火星および火星に衝突した彗星の核を圧縮した特殊な「星核融合炉」を搭載している。

・マスク
バンディエータが装備する追加装甲。隕石に偽装することで隠密性を高めると同時に、大気圏突入を可能にする。
使いきりだが、突入時の熱エネルギーをコンバートする事で、廃棄後に一度だけ星核融合炉を「完全点火」できる。
この状態では瞬間的に凄まじい出力を発揮できるが、帰還に用いるマスドライバー起動に確保する必要があるため、戦闘に使うことは原則的に禁止されている。

・バウンディ
地球側の資材を利用して生産された量産型バンディエータ。
アンドロイドやバンディエータ側のネットワーク制御で運用され、搭乗者はいない。
戦車などが利用できるようになったため、斥候・工作仕様が主。
これの登場でバンディエータにも本格的な指揮型が開発される。

・エクストラ
地球上に現存する唯一の生物にして、51年には存在していなかった謎の存在。
体型は人型に近いが、珪素とコケで構成された5メートル超の身体や、一部を液化させて歩行するなど異様な面も多い。
地球外生命体かと思われるが、その正体は謎に包まれている。
バンディッタに対しては存在を関知するにあたり敵意を示すが、防衛本能なのか明確な意識があるのかも不明。
大気を裂くレーザーと、レーザーの間を走ることで高エネルギーを衰退させずに発射するビームを自己生成できる。

・ヨウタ=サカヅキ
本来はある人物の身代わりとして木星に収容されていた無実の青年。
クーデターにはなし崩し的に巻き込まれたが、自身も知らずのうち受刑者グループのサブリーダーとなる。
人のそれとは異なる、「機械を用いた戦闘」に天賦の才があり、組織内の機体のモーションは彼のものを基にしている。
バンディエータ突撃型に乗り込み、エイリアン補給線包囲作戦にて自身の故郷をその手で焼き払う。

・ガイ=クラックス
クーデターの首謀者にして受刑者グループのリーダーである壮年の男。
一見して犯罪者であると感じさせない人格者だが、「地球侵略」の計画の立案の速さからも然るべき野心を伺える。
かなり打算的な人物で、時折組織の調和を保つためわざと憎まれ役を買う事もある。
本来は指揮官の位置にあたるが、人員不足と士気の問題からたびたび砲撃型、後に登場した指揮型で出撃する。

・ユーキ=アリュール
木星圏の管理者階級で生まれるも、「親殺し」によって特例とも言える形で収容された(他に適当な施設がないため)少年。
収容されるまで売春で食い扶持を稼いでおり、男性のみの所内でもそれによって身を守っていた。
ヨウタに命を助けられ感謝しているが、「それ」しか表現手段を知らないため、本人からは困惑されている。
始めは整備担当であったが、偶発的に適正が発覚し前線に。斥候・工作型が主だが、一通りをこなせる。
340それも名無しだ:2013/05/15(水) 00:02:26.22 ID:oy5wzOjm
爆進爆撃バクサイル

電子戦技術が発達した未来世界では、ミサイルはいとも簡単に無力化されるようになっていた。
そこで開発されたのが、ミサイルを放つミサイルというとんでもない兵器だった。
あまりにも奇妙すぎるその兵器は、世界条約によるミサイル廃棄によって表に立つ事もなく消えるはずだった。
しかし翌年、宇宙から流星群が降り注ぎ――


バクサイル
軍事マニアの羽鳥が発見した、廃棄されたはずのミサイル・サイロ・マシン。
電磁フィールドを生成して、電場妨害を遮断し、目視でロックした相手に自身の加速をのせた高速射撃を行う特殊兵器。
隕石生命体ジャバークによって、開発基地が破壊されたため、本来の運用法や修理・補給手段は不明。
ミサイル搭載数に限りが有り、これをいかに確保するか、出撃後に限られた数でいかに切り抜けるかが重要である。
レーザーガンを装備しているが、本当にただのレーザーで、破壊力は皆無。これはミサイルのロックに用いる。
右腕部の発射口が壊れており、代わりにミサイルを装備したまま拳で攻撃する。他は普通に撃つ。
341それも名無しだ:2013/05/19(日) 23:22:20.70 ID:gGYsHzDk
カップマシン・エルドーン

超エネルギーであるハイパー・オプティカル・トランスエーテル(通称HOTエーテル)をプラズマ炉で高温化させて3分間、
定められた設計図と周囲の乱数的要素を取り込んで完成するインスタント・ロボ。
HOTエーテルの莫大なパワーを扱うために、わざと無駄が多い巨大な人型に造られたが、それでもなお力を持て余しており、
3分前後には機体のほうが持たずに崩壊する。
そのため、量産が主になる。
342それも名無しだ:2013/05/20(月) 15:26:50.15 ID:AYcwU/Yx
機忍大戦(読み:ニンジャウォリアーズ)

その昔、忍者という伝承があった。
伝承は今も形を変え、闇の中に存在する。
今日も我々の知らぬところで、彼らは―――。

・機忍
 あからさまにニンジャなロボット。人型が多い。
様々なニンジャを模した機体であるという共通点を除けば、各搭乗者のジツに合わせて
非常に豊富なバリエーションを持っている。
メタ的に言えば、「忍者を扱った作品」のパロディめいた機体。
タイトルの「機忍大戦」も、数多くのトンデモ忍者が入り乱れるところからつけられている。

・忍者
 読んで字のごとく。現代では殆ど用いられていないが、
本作では歴史の闇の中で今も生き続けている。
世界に忍んで暗躍する忍者と、それの収拾をつけんとする忍者の戦いが本作の柱である。

・甲賀風太郎
 後述のバジリスクの操者であり、現存する忍者を率いる頭領。
生真面目で優しい人物で、歴史の闇に存在するニンジャが表に出ることをよしとしない。
忍者の頭領であるため、必要な冷酷さも欠かさず所持している。

・兇眼のバジリスク
 日本に現存する甲賀ニンジャが使用する機忍で、主に主役機として目立つ。
刀を主武装としており、周囲にいる機体のコントロールを一定時間乱し、自滅させる能力が特徴。
頭領同様、元ネタは小説「甲賀忍法帳」、名前はそれを原作として制作された漫画「バジリスク ?甲賀忍法帖?」。
343それも名無しだ:2013/05/20(月) 23:27:51.29 ID:fyvA8nax
ノッホホーン家族

野穂 豊
野穂家の跡取り息子。高校生。ノッホーくんを一番上手く扱える男。

ノッホーくん
発明家のおじいちゃんが作った、象ほどもある巨大な牛型ロボット。
無敵の丈夫さと強大なパワーを持ち、どんな広大な畑も1日で耕すことができる。

マシンギッシャー
ノッホーくんで曳く万能マシン。これ一台から植付けから収穫まですべて行える。

ノッホホーン
ノッホーくんとマシンギッシャーが合体した人型ロボット。頭がノッホーくんそのままなのでミノタウロスのようである。
何に使うつもりで作ったのか不明だが、畑を荒らすチャー人を懲らしめるのに役立つことになる。

ラックノーン
北海道の親戚に贈られたノッホホーンの2号機。こちらは当初から仔牛をさらうナードナー星人との戦いを
視野に入れて作られているため、分離状態であるミルくんとマシンサイレージの出番はあまりない。
344それも名無しだ:2013/05/21(火) 00:09:37.04 ID:xLkPNwog
アイアン・ホーム

下北沢は天才的な科学者であったが、協調性というものがなかったし、それを自覚していた。
彼は現実的に市街地運用可能な、人型ロボットを開発したが、それは兵器として使われる事となる。
宇宙人の襲撃による、地球全体の危機。そのような状況では、致し方ないとも言えるが、下北沢は納得できなかった。
そうして、他の関係者と折り合いのつかなくなった彼は、人里はなれた場所で隠居を決め込んだ。
宇宙人との戦争は、ロボットの投入で一方的と言えるほどに優勢。
となればこの戦争が終わった時、自分の作った殺戮兵器は――――

ところが一年後。"要塞化"した下北沢の自宅に来訪者が。
それは人間でもなく、宇宙人でもなく、それらを糧に進化した、ロボット達であった。

アイアン・ホーム
下北沢の引きこもり要塞。移動可能であり、専用のマニピュレータで作業も行える。
何重にもなった性質の違うブロックが、分解と構築を繰り返す、細胞の代謝が如き装甲を持つ。
攻撃手段はないが、ほとんど無敵の存在。それゆえに必ずしも、ロボット達に干渉する必要はない。
それゆえに、人間嫌いの下北沢が悩むところとなる。

ロボット
下北沢が作ったものをベースに、人間の意思を取り込んで争いを求め、進化していった。
ただ純粋に強くなる事だけを望み、そのために自分たちで闘争を起こしているが、取り込んだ人間たちは保護し、傷つけないようにしている。
この人間たちは培養液の中にある限り、一種の植物状態であるものの不老不死。
このような状態を、人間が望んだものとしているが、実質的な家畜状態である。

宇宙人
ロボットが兵器として利用されるようになった切欠であり、対話のできない残虐な生命体。
偶発的に地球に遭難したようなものらしく、本隊は別にあって近い将来での襲来が予測されている。
345それも名無しだ:2013/05/24(金) 20:37:59.66 ID:YdnL0Szd
>>342
アイエエエ! ニンジャ? ニンジャナンデ!?
(彼は真顔で書き終えた)
346それも名無しだ:2013/05/26(日) 20:10:14.95 ID:XR3u2nod
『マグマダイバー・プラグマ』その25

これまで(>>294)のあらすじ
雨城に続き父までもが重傷を負い、その責任と恐怖、自らの力の限界に苦悩する豪。
そんな折、帝国の将プロムは、プラグマのアーキタイプ(通称もどき)を駆り訓玉市を襲撃。
迎撃に向かうコロナだが、プラグマのコントロールシステムとザルガン人の彼女の間には、ある問題があった。
347それも名無しだ:2013/05/26(日) 20:10:46.33 ID:XR3u2nod
――このままじゃコロナが危ない。
「ウソだろ」なんて、思わず口に出てしまうけれど、よくよく考えれば確かに、そんなそぶりもあった。
コロナとは何度かプラグマに乗っているけれど、その度どこか辛そうにしていた。
ロボットに乗ってればそういうモンだと深く考えなかったけれど、運動とか、乗り物や機械の扱いだって今まで難なくこなしてきた彼女だ。
それぐらいでへばる理由がない。心配かけまいと、黙ってたんだ。

だったらやる事は決まってる。今すぐにでも助けに行かなきゃ。
けれど……

「なに突っ立ってんだバカ!!」
賢に首根っこをグイと引っ張られる。すぐさま目の前のガラスが割れて、建物も崩れる。
ケータイも落としてしまうが、気にしている場合でもない。
背中を押されてようやく、走りだす。
一つ間違えれば下じきになって、死んでももおかしくなかった。
それって最悪の展開だ。自分が死ぬのも、自分の知ってる人間を助けられないのも、嫌だって痛いほどわかってるはずなのに。

けれど……どうすればいいかわかんなくて、俺は立ち止まってしまっていた。
そうして頭ん中でぐるぐるやってるのが、まんま外に出てしまっていたらしい。

「あーもう、わかった! 助けにいけばいいんだろ、ほら!!」
しびれを切らした賢が、交差点の反対側、プラグマともどきのほうに向きなおってどなった。

「いや、ちょっと待てよ!?」
言うが早いが、返事も聞かずに崩れた道をずいずいと突き進む。
直後にまた地響きがあって、俺も賢もとっさに近くの柱なんかにつかまる。
十何メートルもあるロボットがすぐ先で戦ってて、それに向かおうっていうんだから、こうもなる。

「そりゃ助けたいさ俺だって! でもこんな状況で、どうしろってんだよ!!」

「なんだよウジウジしやがって……よし、じゃあ俺が行く!」
「はぁっ!?」

「お前がやらねえって言うから、それならなぁ?」
「なんでそうなるんだよ! だったら俺が行くよ!!」

「えっ……どうぞどうぞ!」
「お前なぁっ!!」
言ってる間に、事態はまた急変する。爆風と一緒にバカでかい鉄のカタマリが押し寄せた。
派手に吹き飛ばされ、やってきたのはプラグマ。そして、もどきのほうがトドメを刺すべく近づいてくる!

「んなぁーーっ! どいつもこいつも好き勝手やりやがって!!」

目の前に倒れる巨人の体をよじ登る。ヤケになって、ガムシャラにやったって駄目だってのは分かってる。
今の俺になんの力もないって事も。それでもっ!
348それも名無しだ:2013/05/26(日) 20:11:25.16 ID:XR3u2nod
「……豪……くん…………?」
「コロナっ!!」
壊れかけのハッチを開いて、コックピットに飛び込む。
息も絶え絶え、目もうつろだってのに、彼女は操縦桿をしっかりと握りしめたままだ。
たった一人で全部背負い込んで、一番つらいのはコロナじゃないか。だのに俺は何やってんだ!!

「賢、彼女を頼む!!」
「ああ? ちょっと待て、さすがに担いで走る余裕ねえぞ!」
正面の画面には迫るプラグマもどきの影。
よしんば降ろすのが間に合ったとしても、足元に気をつけながらの撃退なんて難易度が高すぎる。

「それじゃあ…………」
「後ろで看てろだろ、任せとけって。逃げるタイミング、完全にのがしちまったしな。」
「あてつけがましいな。」

「ジョークだよ。それじゃあ復活したヒーローの活躍を特等席で拝見するとしましょうかね。なんにせよ、負けらんないぜ豪。」
「ああ、わーってるよ!」
どうにもうまい具合に乗せられてしまったらしい。
けど、そこまであいつも考えててくれてんだよな。

『フゥ……ハァ……とどめだ、裏切り者ッ!!』
「そうは、させるかよっ!!」
直後に振り下ろされる手刀を受け止める。
急な動きにおどろいたのか、向こうはいったん後ろに下がる。

『その声は……また貴様か。放っておけばいいものを!』
全速力のタックルが来る!
正面から受け止める。格好つけたはいいけど、正直ビビって手はふるえっぱなしだ。
それでもやらなきゃ――ちがうな。怖いから、やるんだ!

「でえええええいっ!!」
二手目の鉄槌打ちを、プラグマのボディでぶつけて止める。
自分からカウンターパンチもらいにいってるようなものだから、コックピットに来る衝撃もひどい。
けど、かわりにこの距離で腕も空いた。押されて倒れる勢いをねじ曲げて、投げ飛ばす!

「お前いつもこんな無茶やってんの?」
「天才秀才じゃねえからしょうがないだろ! それよかコロナは!?」
「ん、気ぃ失ってるが心拍数は大分落ち着いて来てるな。あんまり悠長な事はやってられんぜ。」
操縦桿を握る手にも自然と力が入る。今しがた乗ったばっかりなのに、手のひらはもう汗だくだ。

『ちいっ……捨て身で来たか、余程死にたいと見える!!』
「んなわけあるかっ!」
起き上がりの飛び蹴りを、なんとかかわす。タイミング逃したと賢が言う通り、辺りに人がいないのが幸いだ。

「俺は死にたくねえ! 俺の代わりに誰かがギセイになるのも……目の前で助けられないのも嫌だ!!」
『そんな我侭を戦場でッ!!』

「――通す!!!」

渾身の正拳突きで、切り返しの蹴りを強引に押し返す。
ただ、それで終わるほど向こうもヤワじゃない。

『ハァ……通せるものか…力がなければ! そのようなものは戯れ言よォ!!』
パイロットがいて、画面があって、ロボットに乗っていて……何重越しにもなっていても、向こうの気迫が伝わってくる。
その勢いをのせた拳が風を突き破って飛んでくる。
激突――すんでのところで掌を合わせるも、その勢いはとどまらない。
もれた衝撃波がイナズマのように周囲をかけめぐる。
349それも名無しだ:2013/05/26(日) 20:12:08.04 ID:XR3u2nod
「やばいぞ、豪!」
正面で受け止めるプラグマ自身はなおさらだ。実際に火花だって散り始めてる。
どんなに必死になったって、どうにもならない力の差。
それを実感したからこそ、さっきまでの俺はあきらめてた。
それでもこうやって戦ってるのは、あきらめなければどうにかなるなんて向こう見ずな理由じゃない。
確かに"今の俺"じゃ"できる事"なんてたかが知れてる。だから――

『……トドメだッ!!』
プラグマもどきの関節が開き、もう一つのミサイル機構が姿を見せる。

「――"できない事"をやるんだ! "今の俺"を……超えてぇっ!!!」
ミサイルの発射よりも早く、最高最大出力でプラグマを突き出す。
高速対高速。ミサイルが爆発するよりも早く、貫通させて突き抜ける!
後は正真正銘の、力勝負。もどきと今一度、取っ組み合う!

『ぐぅ……気合の一つや二つでッ!!』
「足りないってんなら、三つでも四つでも、百万個だって……つけてやらぁああ!!!」
『ぐうっ……ぬおっっ!!』
それは、本当に一瞬のスキだ。プラグマもどき――試作型のプラグマがこんな形で残っていて、今まで使われなかったのは、何も思想がどうこうの問題だけじゃないはずだ。
そしてプラグマが失敗作で、コロナが操縦し続けると危険な理由。
頭の中に流れ込んでくる、熱をもった情報。それが毒になるのはきっと、同じザルガンの人間である、向こうにも言える事だ。
疲労でひるんだその一点を貫く。今度こそ、プラグマに……自分自身に打ち勝って。
そう、目の前にあるのは、超えるべき壁そのもの!

『ぐがぁッ……この…………程度ぉぉおおおおっ!!』
「でえりゃああああああああっっ!!!」
互いの全身全霊がぶつかり合って、その衝撃は、爆発を起こしているみたいに感じられた。
そうして勝ち残ったのは赤い巨人――プラグマ。

「はは、マジで気合でぶっ倒しちまったな。どういう原理だよ……ってオイ!」
ぶっ飛ばしたもどきは、素人目でも戦えないのはりょう然だ。
だけど、パイロットの意志で強引に立ち上がっているようだった。

『くっ……ガイアコアを……ものにしたとでも言うのか……貴様が……!』
「今度こそ、逃がしゃしないぜ。」

『ならば、殺せ。それが敗者の末路……情けなど要らん。』
「なっ……!!」
「おい、なんだよアレ!?」
言葉に戸惑った、その一瞬の間だった。
積み重なって崩れた建物の残がいを押しやって、まるで水から顔を出すのと同じように、地面の中からいきなりにそいつは現れた。

『馬鹿な……アイスマンは全機動けんはず……!!』
おどろいたのは向こうも同じで、どうにも知らない事があるらしかった。
氷のように透き通った、トゲトゲしいパーツだとか、現れたそいつは確かに、アイスマンらしい特徴がある。
けれど、ところどころが機械的で、それでいて生物っぽかったりといったアンバランスさは、そうでない可能性も同時に備えている。
『ぬうっ……!?』
そしてそいつはいきなり、動き出すと、プラグマもどきの土手っ腹に腕をぶち込むと、その中身をひきずり出した。
同じ構造なら、あれはきっとコックピットのはず……まさか殺しに来たのか? それとも助けたのか?
あっ気に取られている俺を、ひと目も気にする事もなく、謎のロボットはズブズブと地中にかえっていった。

それを確かめるには、追いかけるしかない。ただ、今はコロナを病院に連れて――――
――――――――
――――
――
350それも名無しだ:2013/05/26(日) 20:12:42.86 ID:XR3u2nod
「――――あれ。」
まぶたを開くと、真っ白い天井が映っていた。
閉じたつもりはなかったけれど、つまりはいつの間にか、気を失っていたらしい。

「豪くん、目が覚めたの?」
ベッドのすぐ側には、コロナがいた。「心配したんだよ?」って、これじゃあ立場が逆だ。
でも彼女のほうが先に元気になってたって事で、一安心なのは間違いない。

「ごめんね、私のせいで……。」
「いんや、謝らなきゃいけないのは、俺のほうだ。コロナが頑張ってる間も、俺は逃げようとしてた。それすらも怖くてできなかったんだけどさ。」

「でもそういうのって全部、私が巻き込んだからでしょ? 豪くんが、無理しなきゃいけない理由なんてないのに。」
「……そりゃあ、初めは巻き込まれたからかもしれないけど、でも今はちゃんと、理由あるぜ。」
俺に力があるとかないとか、誰かに必要とされているからとか、そんなんじゃない。

「俺が守りたいんだ。家族も、ダチも、この街みんな……それに、コロナを。」
「豪くん……。」
もちろん、まだまだ及ばない事ばっかりで、現に今日なんて、最後でヘバってまた心配かけさせてる。
だからもっと前に進んで、守れるようにならなきゃな。自分自身の命もだ。
笑顔がもどったコロナを前に、それを見れただけでも今日は、なんて少しクサイ事を思っていた所……。

「ひゅー熱いね! 愛の告白かぁ!」
「おっ……お前いつから!!」
唐突に飛んできた冷やかしに振り返ると、そこにはニヤニヤといやらしい笑みを浮かべる賢の姿が。
なんと最初からいたらしく、「なんで言わないんだよ!!」といえば、「だっていいフンイキだったしな」と、この野郎めは淡々と返してきやがる。
そんな中なんとまた別方向からも声が飛んできた。

「そのまま放っておけばキスのひとつでも拝めたかもな?」
「む……豪まさかお前そんなふしだらな!」
「やあねぇお父さん、それぐらい最近の若い子の間じゃ普通ですよ。」

「でえぇぇぇぇっ!!!?」
窓ぎわに並んで立っているのは、雨城さんに、親父にお袋。
お袋はまあ、わかるとして、二人とも結構に危険な状態のハズ……。

「いやあ、別に内臓飛び出てるわけでもないしな。治ったよ、まあずっと気絶してたようなモンだ。」
「父さんはしばらくギプスが外れそうにないが、まあこの通りだ。心配かけたな。」

そんなのアリかよ。驚きがひとしきり過ぎ去る頃に、もはや逃げられない可能性が浮かび上がってくる。
「それじゃあ、まさかみんなして、今までのまるまる――」

「バッチリ見てたし聞いてたぜ。」
「ああ。悪くない決意表明だったぜ、少年。ちとベタだがよ!」
「……うむ。成長したな、豪。」
「うふふ、お父さんのプロポーズ思い出すわね。」

「うわあぁぁぁぁあああああああ!!!!」
「どうしたの、豪くん?」

プラグマに乗っての戦いが吹っ飛ぶほど、頭ん中が真っ赤に燃え上がった。


つづく
351それも名無しだ:2013/05/27(月) 21:22:23.24 ID:/DjFGihV
U-GIGANT MACHINA

ネットワーク対戦ゲーム「マキア・アームズ」のチャンピオン重道は、
ゲームを使い社会転覆を狙う秘密結社「エマグニ」と戦うための、
巨大ロボットのパイロットとしてスカウトされる。

だが、彼をスカウトした防衛組織「D−SPHERE」もまた、完全な規律と調和のため、
社会の完全なる機械化を狙っていたのだ。

重道はスカウトされた同じパイロット達とともに、
D−SPHEREが封印している特殊システム「U-GIGANT」を盗み、
エマグニと戦いつつも、D−SPHEREとの決戦に備えるのであった。


U-GIGANT
思考一体型インターフェイス「ユニーク・ユニバース・ユニット」を備えた、ロボット操縦システム。
D−SPHEREが扱う通常の操縦システムは、戦闘技術に特化した、ロボット主導のものだが、
同システムでは、パイロットの個性に依存し、基本システムが組変わる不定ともいえる形になっている。

キューブレード
D−SPHEREのロボットが標準で装備する武器。
72個の立方体からなる棒のような形状だが、システムと連動し変形、剣や銃などになる。
本来はシステムに登録された4種の形態しか存在しないが、
U-GIGANTの力で、強いイメージさえあれば自由な形状に変形させる事ができる。
352それも名無しだ:2013/05/28(火) 20:36:45.85 ID:HKlyi3sq
テンプルロード・モノクロス

 インドの超古代遺跡より発掘された四次元技術・情報相転移。
 あまりにも人知を超えたそのシステムは、
 その危険性から厳重に封印されたはずだった。

 しかし、ジェネランガを名乗る謎の組織がこれを奪取、
 全世界へ宣戦布告するのであった。

 これに対向するべく、アジア連合は鎮圧部隊テンプルロードを結成。
 現代の技術で限定的に再現した四次元システムを開発、
 大型特殊歩行兵装車両モノクロスを投入する――。


 ・モノクロス
 与えられた情報を基に、装甲を組み替えて再構成する情報変換システム搭載機。
 15〜18メートルもの巨体だが『動きながら構造が変化する』ため、自重で潰れる事はない。
 量産機のポーン、突撃機のナイト、重火力機のルーク、高起動機のクィーン、
 システムのオリジナル機で、全機の情報変換を処理するキングが存在する。

 ・ジェネライ
 ジェネランガが扱う巨大ロボットで、モノクロスと似た技術で造られているが不明な点も多い。
 バリエーションが豊富で、同じ機体でも戦闘中に一定量の情報を『学習する』と、進化を起こす。
 また、破壊した戦車や戦闘機などを分解吸収して、再構成する事で戦力を奪うことができる。
 ただしモノクロスには通用しない。
353それも名無しだ:2013/05/29(水) 20:02:05.88 ID:nDqBuShG
グライザー
重力フィールドを発生させる四つのコアユニットを装備している。
コアユニット装備時は、その個数に応じて機体の重力を制御し、飛行および格闘能力を高めている。
コアユニットを射出する事で、様々な攻撃が可能。

シューティングバスター
コアユニットをそのまま目標に投げつける。
展開された重力フィールドによって、衝突時の威力は何倍にも高められている。
手元を離れたユニットは、他のユニットや機体の重力フィールドで引き寄せ回収できる。

オービタルリッパー
高速回転させたコアユニットに、弾丸などを引き寄せさせる攻防一体の技。
重力フィールドの出力を反転させる事で、吸着した物体を周囲に発射する。

プラネタリドライブ
重力子で閉じ込めた加速粒子を発射する、一種のビーム兵器。
射出したコアユニットの重力フィールドを駆使することで、軌道を変化させる事ができる。

アトラクタフィールド
重力下でのみ使用可能。機体ならび展開したコアユニットの間全体に重力フィールドを形成。
自然発生している重力の影響力を倍化させる(地球上ならば地球に引き寄せられる=単純に重くなる)。

ブラックホール
無重力下でのみ使用可能。機体とコアユニットの重力フィールドを暴走させる事で小型のブラックホールを作り出す。
基本的に自爆技だが、条件が揃えば復帰できる可能性もある……らしい。
354それも名無しだ:2013/05/29(水) 20:31:26.62 ID:9vcts0cF
俺の脚、全て持ってけ。男はそう言って自分の脚を根元から切った。
俺の腕、全て持ってけ。男はそう言って自分の腕を根元から切った。
俺の体、全て持ってけ。男はそう言って自分の体を根元から切った。
俺の頭、全て持ってけ。男はそう言って自分の頭を魂から切った。
そうして、これは生まれた

契約者の覚悟の量に応じてパーツが現れる禁断の科学、禁断の技術、禁断の契約、禁断の巨人
男の体はもはやこの世には一片たりとも残っていない。
全ては変わった。破壊するための、殲滅するための、全滅させるための、消滅させるための機械の巨人に

コンタクター
確約神機 リヴァンド

それは、確定された契約
355それも名無しだ:2013/05/30(木) 22:36:36.91 ID:3bWCgxOI
恒星機ソウルフレイア

惑星開拓に失敗した人類は、慢性的な資源不足に苛まれていた。
ところが、420万度の超高熱下でも稼働可能なプロテクトアーマーの開発で、状況は一変する。
それは、エネルギーの塊ともいえる太陽から資源を調達する「恒星機プロジェクト」の立ち上げである。
しかし太陽の中には人類が予想だにしないモノが存在していた……

パイローン
太陽に潜む謎の防衛システム。
全身が炎に包まれた細長い、龍のような形をしている。
別個体なのか、再生しているのか、端末に過ぎないのか、倒しても湧いてくる。


恒星機
太陽での活動を前提として開発された大型作業機械。
莫大な熱エネルギー利用した特殊太陽光発電と、新技術である「重力発電」のハイブリット。
パイローンの発見により、武装が追加され実質的な戦闘兵器となった。
とはいえ、パイローンには炎熱系の武器は効かず、巨体ゆえに実弾も効果が薄い。
超重力下では、機体によるコントロールから外れる飛び道具のほとんどが威力減衰するため、格闘武器が主になっている。


円堂タケル
日米が主体となって開発した新型恒星機・ソウルフレイアを操る探査員。
格闘術に長けているが、あくまで素人レベル。
ただ太陽という環境、パイローンという敵を前に、通常の格闘術とはまた別のものが求められるのは確か。
これに天賦の才があったため、若干17歳ながらスカウト、専用機(宣伝のための建前)を与えられた。
わかりやすいぐらいの熱血漢だが、本人はクールに振舞っているつもりらしい。

アリナ=レイブン
ソウルフレイアの慣性系制御ならび採取したエネルギーの管理を行うタケルのパートナー。
所謂天才少女なのだが、「予想外の出来事にすぐ取り乱す」
「大人の男性を前にすると萎縮する」といった問題で現場送りになった。
少年少女を活躍させる事で、探査員志願者を増やそうという上層部の狙いも絡んでいる。
加えて上層部は、あわよくば二人をくっつけようと画策しているらしく、彼女側はこれを察しやきもきしている。
356それも名無しだ:2013/05/31(金) 23:34:17.06 ID:iZFODZap
 
守るよりも攻めるほうが簡単なのは、当然である。
故に、どんなに頑丈な装甲が開発できたとして、その頃にはより強力な破壊兵器が誕生しているものだ。
そうして、破壊のインフレーションは際限なく続いていくかに思えた。
だがある日、破壊を破壊する存在が登場する事で、この概念は覆ることになる――

アームズブレイカー
「敵意」を察知して、その運動エネルギーを「消去」する。
本来は異次元の存在だが、これをマシンでつなぎとめている。
装置の都合上40メートルという巨体だが、その性質があって面積の大きさはむしろメリットになる。
二足歩行なのは、異次元の存在を人間のコントロール下におくにあたり、その依代として人間に似せるためである。
「認識」だけで動く事ができるが、完全にこれだけで起動する機械というのは明らかに物理法則を逸脱している。
そのため、パイロットの認識を円滑にするためのダミー燃料が搭載されている。
357それも名無しだ:2013/06/01(土) 23:46:38.70 ID:TL5Dye6M
グリモアの機構

遠い未来。科学は隆盛を極めるが、それでも人類の衰退は止まらなかった。
結果的に残ったのは、数百にも満たない科学者だけであった。
だがそれでもなお生きようとする彼らは、自らの遺伝子に手を加え、何世代にもわたり復活の術を研究していた。

そうしてそれはついに実る。地球の命は尽きようとしていたが、四人の天才を超える天才の手により人類は復活の時を迎える。
時空操作。滅びの切欠となった時間軸にて過去を改ざんし、歴史を修正したのである。
だがそれはやはり、禁忌であった。
咎人となった四人は、遠い過去にバラバラに飛ばされ、そして未来を見ることなく一生を終えた。

しかし、彼らは自らを陥れた超存在に対向するべく、科学の終着点ともいえる技術の粋を密かに残していた。
その時代にあってあらゆる常識を超越するその結晶を、人々は「魔法」と呼んだ。
これは、過ぎた未来の技術によって「時空」に挑み続けるもの達の物語である。


グリモア
魔術書の名を持つ、超科学の集合体。
観測者の意識集合を同一次元内で集積・作用させる正に魔法が如きシステム。
システムでありながら、動力源であり、入力装置であり、出力装置である。
いくつものグリモアが存在するが、それらはバラバラでありながら時間を超えて一体性を保つ、一つの個。
グリモア同士での戦いも、ある種の自浄作用に過ぎず、最終的な目標は四人の科学者に罰を与えた超存在の破壊である。
しかし各時代にてグリモアに選ばれた、歴史に関わる因子をもつ者達はこの事実を知らず、望む望まぬにかぎらず、戦いへと巻き込まれていく。
なおグリモア同士の戦いは、宇宙空間によって行われているが、本人たちがこれを宇宙であると知る由はない。
358それも名無しだ:2013/06/02(日) 21:25:40.23 ID:MKxEQQSf
 
有限会社セイギの翼!

宇宙人の襲来。
古代文明の復活。
変異怪獣の発生。
異界からの転移。
機械兵器の叛乱。

 度重なる侵略者の登場に、地球は未曾有の危機に陥っていた。
 だからといって、有史以来まともに足並みが揃わなかった人類が、
いきなり一致団結して立ち向かうというのも難しい話。
 もちろん、共通の敵に対し、世界防衛軍が編成されたりといった
進展はあった。
 しかしこれだけ相手が多く、その狙いもバラバラとあれば、
全てをカバーするのは到底不可能だ。
 皮肉にも戦いによって発達した技術により、世界各地では
巨大ロボットによる民間自衛組織が誕生していった。

 「有限会社セイギの翼」もそんな組織の一つなのだが、これには
少しばかり変わったところがあった――。

▼セイギの翼
 世界防衛軍東アジア日本支部第七地区認可自衛戦力保有企業
特殊大型区分02登録番号AEJ2087-102。
 政府公認の、防衛を生業とする有限会社。
 航空ならびジャンルを問わぬ改修技術に秀でているが、
規模が極端に小さく、同業者中でも後ろから一桁(広報談)。
 そして巨大ロボットを一台も保有していないのが最大の特色。
 普通、こういった企業は自ら防衛活動を行わないものなのだが、
セイギの翼の場合は「特殊大型区分02」に該当する別の戦力を
保有している。
 それがRBシリーズと呼ばれる航空機群で、所謂サポートメカ。

「どんな機体も即チューンナップ! あなたのロボットをグレートに
飛翔させて見ませんか?」のコピー通り、他の企業へ
人材派遣ならぬメカ派遣を行なっている。

色んなロボットもののエピソードにお邪魔して、所帯染みた第三者的視点から見届けるのがコンセプト(?)
359それも名無しだ:2013/06/03(月) 21:46:08.11 ID:In087Q4p
これは、時代の流れに隠されたごんぎつねの続きの物語……

続・昔話シリーズその[
GUN GITHUNE

「ごん……お前だったのか」
兵十の虚しい声が響きもせずに消えたその時なんと、撃ち殺したごんの体が光出したのです。
何事かと兵十が戸惑っていると、中から神様の声が聞こえ出しました。
『兵十や、ごんは確かにそなたに悪いことをした。しかし、いいこともしておったのだ。そなたの母親の病気、あれはうなぎを食べると悪化し、異形の化け物に変化する奇病だったのだ』
これには兵十も驚きました。
『それだけでは無い。お前の家の裏口に鰯が置いてあっただろう。
あれはうなぎを逃がした罪滅ぼしにごんがやったことでの、実はあの時お前の家にはよからぬ気が溜まっておったのじゃ。それをごんは鰯によって浄化しておったのじゃ』
またまた驚く兵十
『最後にごんは栗や松茸をそなたに毎日持って行っていただろう。この病気は親子で感染してしまう病気でな、初期の軽い内ならば栗や松茸が薬になるのだ。』
またまた驚き、罪悪感に囚われる兵十
「ああ、俺は何てことをしてしたんだろう。偶然とはいえ、俺を助けてくれたごんを殺してしまうなんて」
『そこでじゃ、恩を返したいか?』
「はい、返せるのなら」
『よくぞ言った。兵十よ!』
その瞬間、ごんの体が一層強く輝き、気づいた時にはごんの体は大きな大きな、鉄の巨人になっていました。
『異形の化け物をと戦い浄化していき、善行を積んだ暁にはごんを生き返らせてやろう』
神のその言葉を最後に、兵十は戦いへと歩きだした……


GUN GITHUNE
鉄の巨人と化したごん
火縄銃を模した銃、鰻のような鞭、合金製の投網を使って化け物を浄化していく
各所に狐を思わせる装飾があり、機体は金色に輝いている
360それも名無しだ:2013/06/03(月) 23:12:21.29 ID:Q+AxkruR
リンカーネーション・リバイバー(仮)
※かっこかりまで含

全世界のキリスト教徒の皆様には申し訳ないが、
この宇宙にはどうやら輪廻というシステムがあるらしい。
もっともそれが科学的に解明できたところで、我々が干渉できる余地など、
万に一つもない――はずだった。

ある人物が人為的な輪廻転生を試みた結果、宇宙のどこにも帰属できない魂が発生した。
これによってその魂が魂のままに存在し続ける事になってしまったのだが、
自我によって成り立つその身体は、無限の時と空間に耐えられず異形化。
正常な魂を吸収して転生を試みようと破壊行為を行うようになった。

この魂が物理現象を引き起こす仕組みを解明し、生きたものの魂でエネルギーを産み、
対抗するために造られたのがリバイバーと名付けられたマシン。
絶対不可侵絶対不変の宇宙の法則「輪廻」の狂いを修正するためのシステムである。
しかしその核になっているのは、生きたまま魂化したものたちである。
果たして人類の選択は、善か、悪か。
361それも名無しだ:2013/06/04(火) 20:57:54.49 ID:PY16xYHq
 
エレク・トリック・バスター
超怪奇破壊機甲

海底大要塞・霧雨(ムウ)を拠点とする、超古代文明「幽魔帝国」が出現。
神を自称する彼らは、地上の制圧に乗り出した。
物理法則を無視して飛行する円盤や、化石から復活した古代竜の圧倒的戦力を前に、日本はやむなく降伏勧告を受け入れるはずだった。

「ちょっと待ちな! そいつは超常現象なんかじゃない、ただのインチキだぜ!!」

その時現れたマシンは、本土に迫る竜巻に突撃、一撃で中の機械装置を破壊した。
するとあっという間に天候は回復、無数の軍勢も幻と消えた。

「そのマシンは……貴様、超怪奇破壊機甲(エレク・トリック・バスター)か!!」
「ご名答! 覚悟しやがれペテン師野郎!」
「フン…幽魔帝国の偉大なる大魔導器パラケリウスの前にひれ伏すがいい!」

突如として海が割れ、オーラを纏った巨人が現れる。
巨人は無数の光の玉を生み出し、矢のように放つ。
その様はさながら流星群。だが、銀色のマシンは、臆する事なく突撃。
これだけの攻撃をかわすのは不可能なはず――しかし。

「馬鹿な! パラケリウスの魔術を見切っているというのか!!」
「魔術だぁ? てめえのそれは、ただの――」

「――ワームホール内で量子変換した光のドップラー効果だろうが!!」

電光石火。巨人は一刀のもとに切り捨てられた。

「見たか! この世には魔法だとか超能力だとか、そういう不可思議なものなんかありゃしねえんだ!」

静まり返る海原に、少年は吠える。
そうして人々は思った。
お前も充分不可思議だと。
充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かないというが、どうにも本人だけは区別をつけたいらしい。
362それも名無しだ:2013/06/05(水) 01:49:44.01 ID:0wbwE3i6
エールドライバー

かつて西暦と呼ばれた時代の世紀末、次の世代には争いを無くそうと願いを込めて人はある意識を植え付けた。それは他者を傷付けてはならないという意識。
これにより人々から争いはなくなり平和が訪れるはずだった。
光歴103年、人を傷付けてはならないという絶対的ルールが破られた。それは自分以外を他者と認めないという意識の上書きを施されていた一族、「覇者の一族」。一方的に他者を蹂躙することができるこの者達は世界の覇者となるべく動き出す。
このまま彼らの思い通りに世界が支配されると思われたが、彼らの中に裏切り者が現れた。
その名はネイド=グリム、彼は紋章機神(エーテルドール)・アルブレイザを駆り、力なき者の力となった。
ネイド=グリム
覇者の一族の一人、争うことができない人々の変わりに戦うために
立ち上がる。
紋章機神アルブレイザを異次元から呼び出すことができる。その際左手の甲にある緋の機神紋(エールオン)に血を捧げなければならない。
カル=R=シルトス
ネイドの親友だったが、彼に裏切られ激昂し執拗にネイドを狙う。
蒼の機神紋の持ち主。
363エールドライバー続き:2013/06/05(水) 01:51:47.13 ID:0wbwE3i6
覇者の一族
他者を傷付けてはならないという意識を受け付けず、戦う事ができる一族。魔術的な力を操ることができ、謎が多い。
機神紋には様々な色の名前がついたものが存在し、そこから呼び出せる紋章機神は異なる。
緋・アルブレイザ
蒼・プリアノス
翠・ドナテム

アルブレイザ
紋章機神と呼ばれる機体。パイロットはエールドライバーとよばれ、アルブレイザのドライバーはネイド。普段は異空間に収容されていてネイドの機神紋によって呼び出される。
未知の技術が使用されていて、通常の兵器では傷一つつけられない強固な装甲となっている。
腕が発火し、数千度に及ぶパンチ「ブレイジングフィスト」。火球を掌から放つ「ブレイジングカノン」など炎を操る攻撃が得意。
364それも名無しだ:2013/06/05(水) 01:58:26.26 ID:0wbwE3i6
>>362
訂正
エールドライバー

かつて西暦と呼ばれた時代の世紀末、次の世代には争いを無くそうと願いを込めて人はある意識を植え付けた。それは他者を傷付けてはならないという意識。
これにより人々から争いはなくなり平和が訪れるはずだった。
光歴103年、人を傷付けてはならないという絶対的ルールが破られた。それは自分以外を他者と認めないという意識の上書きを施されていた一族、「覇者の一族」。
一方的に他者を蹂躙することができるこの者達は世界の覇者となるべく動き出す。
このまま彼らの思い通りに世界が支配されると思われたが、彼らの中に裏切り者が現れた。
その名はネイド=グリム、彼は紋章機神(エーテルドール)・アルブレイザを駆り、力なき者の力となった。


ネイド=グリム
覇者の一族の一人、争うことができない人々の変わりに戦うために
立ち上がる。
紋章機神アルブレイザを異次元から呼び出すことができる。その際左手の甲にある緋の機神紋(エールオン)に血を捧げなければならない。


カル=R=シルトス
ネイドの親友だったが、彼に裏切られ激昂し執拗にネイドを狙う。
蒼の機神紋の持ち主。
365それも名無しだ:2013/06/05(水) 22:56:21.80 ID:5YSrV27G
面白そうなんだけど
一方的に蹂躙できるのが意識に依るものなら
技術的な優位を得る必要性がないような気がする
366それも名無しだ:2013/06/05(水) 23:08:38.72 ID:0wbwE3i6
>>365
主人公以外にも裏切りはあって、主人公のロボットは特別だから敵味方まだまだ前時代的な兵器を使わざるを得ないという設定。一般人は逃げ惑うのみ。
367それも名無しだ:2013/06/06(木) 22:51:24.88 ID:2qZ0DviW
>主人公のロボットは特別だから

結局余計なもの作ったせいで困ってるって事になるのか。
それはそれでメッセージ性あるけど、扱い難しそうだな。
368それも名無しだ:2013/06/07(金) 23:59:13.15 ID:vxYgR5eO
チェイン・チェイサー

鎖を操るロボ。特殊な金属でできたDNAで構成される。
全身に様々な種類の鎖を内臓している。
そのまま捕縛するチェーン・チョーク
銛を打ち込むチェーン・アンカー
鎖を巻きつけた回転拳チェーン・マグナムなどの技がある。
369それも名無しだ:2013/06/10(月) 00:09:32.07 ID:93CtE/69
宇宙抗体ジェノタスク

星が宇宙の細胞であった時、
自らの身体を持たず、活動する星を利用し繁殖するウイルスもまた存在していた。
コズモビリオンと名付けられたウイルスは瞬く間に地球上の生物を根絶やしにした。
唯一生き残ったのは、防護シェルターを買い占めた一部の資産家・権力者と、
禁忌の法として身体の一部を機械と融合させた「アザーゲノム」と呼ばれる少年少女のみ。
アザーゲノム達は、コズモビリオンによって侵食できない、マシンとして戦いに挑む。
「人間」に至れる日を夢見て。


ジェノタスク
アザーゲノムが乗り込む拡張機構独立鎧。
パワードスーツの延長線上にあるが、サイズは14メートルと大きい。
ナイフや銛などに、コズモビリオンの構成因子を崩壊させる「計算式」が封じ込められている。
これは強制的にコズモビリオンに毒を侵食させているようなものらしい。
オプションには銃火器類もあるが、完全なロールアウト前に製造技術が失われた。

コズモビリオン
生物を吸収して変異を繰り返す宇宙ウイルス。
星に蓄積された集合意識を餌に繁殖する。
よっその星の生物の生死はコズモビリオンにとって影響がない。
人類を壊滅させたのは、繁殖にあたり情報を転写した結果、
同じ規模での「防衛機能」が働いたに過ぎない。
既に人類は死滅寸前だが、人類から全滅させる事を学んだため、未だ攻勢の手を緩めない。
370それも名無しだ:2013/06/11(火) 23:33:57.01 ID:R5wIiAt8
無限錬成ウロボロボ

20XX年、生命を金にかえてしまう恐ろしい結社「黄金教」が出現。
彼らの操る、金欲の化身であるゴウルドラゴンを前に、世界はかつてない危機に陥っていた。
なりふり構っていられない世界政府は、ついに最後の砦である世界最狂の科学者キール・K・レオンの助けを借りて対抗策となるロボットを生み出す。
しかしそのロボットにはとんでもない仕様があった。


ウロボロス
発散したエネルギーを99.9%の効率で再変換し、ほぼ完全な永久機関とする脅威のロボ。
自身の装甲である特殊金属の配列を変更する事で、様々な武器を作り出す。
まさに世界のバランスをひっくり返す存在だが、必ず中で操縦する人間が必要であるため、人間に合わせた動きしかできない。
また、操縦する人間の生命エネルギーまでも変換してしまうため、一度乗ると死ぬという仕様がある。
そのため人道的な問題で使われず仕舞いであった。


鳥栖目義人(とりすめ・よしひと)
ひょんな事から不死身の肉体を手に入れてしまった男。
ただし頭も悪ければ運動もからっきし、世渡り下手で全てにおいて平均以下という悲しいスペックを持つ。
人型ロボットに乗って戦うという無茶な行為、そして命を失うというデメリットが許容されるため、無理やりウロボロスのパロットに。
操縦技術の才もなく要領が悪いため、ウロボロスの性能と差引でようやくゴウルドラゴンと張り合えるレベルである。
371それも名無しだ:2013/06/12(水) 00:04:12.47 ID:QH7xOfs1
才気煥発オウガ・ザ・シャドウ

昔々、二人の義賊がいた。一人は京都を舞台に八面六臂の大活躍をして後の世に名前を残した大盗賊、石川五右衛門。
もう一人は江戸を舞台に貧しい人々に英雄と言わしめた大泥棒、鼠小僧。
そして二人の子孫が現代を舞台に火花を散らす。
これはある宝を巡る7日間の物語である。

[石川家]
石川五右衛門の子孫で形成されている家系。石川家の者は子供の頃から盗みの腕を鍛えらており、家の地下には訓練場があってそこで訓練を施される。ペットに石川五右衛門の魂が乗り移った猫がいる。
政府の依頼を受けて以来、政府公認の泥棒一家となったのだが、皆手癖が悪く政府も頭を悩ませている。

石川京人(いしかわけいと)
16歳、代々泥棒の家系で石川五右衛門以来の神童と謳われるほどの才能の持ち主。本人は石川家に生まれた事を後悔している。
しかしご先祖である石川五右衛門は尊敬している。

ゴエちゃん
石川五右衛門の魂が乗り移った猫、京人に泥棒の道を教えるべく常につきまとう。顔に隈取の模様があって、これは乗り移る前からの物で五右衛門と関係しているかは定かではない。五右衛門の魂は一週間しかこの世にとどめれない。

[飛空盗賊団クロノス]
鼠小僧の子孫がリーダーを務めている盗賊団。石川家のライバル。神出鬼没でわざと石川家と同じ物を狙っている。鼠小僧の魂が乗り移った猿がいる。機動怪盗船ハミングバードを所有している。

[警察]
銭形十輔(ぜにがたじゅうすけ)
銭形平次の子孫、石川と鼠小僧を逮捕しようと躍起になっている。
銭形平次の魂が乗り移った犬がいる。
372それも名無しだ:2013/06/12(水) 00:06:51.20 ID:TWUIF29r
オウガ・ザ・シャドウ
別名鬼影丸。五右衛門がかつて子供の頃影踏み鬼で負けなしだったことからこの名がついた。
石川家が造り上げた機体で、とある物を盗むためにこのオウガ・ザ・シャドウが必要となる。ゴエちゃんも操縦席に京人のアドバイザーとして乗っている。
名前の通りまるで忍者のような身のこなしをやってのけるが、装甲の脆弱さは否めない。隈取、忍装束、額に鬼の一本角のアンテナがついている。
武装は小太刀「黒桜」、マキビシ、鋼鉄網、手投げ爆弾。
盗賊の技として「袖抜き」、「疾風抜き」、「櫓崩し」がある。

ブルームーン
別名青月丸。クロノスの所有する機体。現在三機が量産されている。手ぬぐいのようなヘルメットを頭に装着している。
武装は砲筒型散弾銃「飛び魚」、手投げ爆弾。

ディフェンドファイター・ゴヨウ
警察の所有する機体。武装は十手。小銭リボリバー。小銭ブレード。パイロットは銭形十輔。

アルセーヌ・ミカエラ
アルセーヌ・ルパンの子孫、ルパンの魂が乗り移った鳥を飼っている。京人とは何かと張り合うも、本人にとっては照れ隠し。所謂ツンデレ。愛機マドレーヌでパリの街を駆け巡る凄腕女泥棒として有名。
373それも名無しだ:2013/06/14(金) 00:03:58.66 ID:lc/KpNdW
エクザキューター・クビキ

情報通信と脳科学の融合。それは脳のデータ化による肉体からの開放を意味していた。
しかしそれを行う術はあっても、実際に御するに人間の意識はあまりにも未熟だった。
取り残された意識は、自己を認識できず海の中で溺れていった。
以降、その研究は禁忌とされ、人々は変わらず、肉体に縛れた生活を続ける。
五十年。人類は長い停滞期にあった。

だがその時の中にうごめく影。
禁忌とは常に破られるものと、才に奢れる一部の人間はその研究を進めていた。
そして生み出された打開策は、肉体に定期的にアクセスする事で、その自我を保つという、ネットワーク共有とサイバネティックス技術との融合。
これ自体はなんら咎められるようなものではなかった。
しかし、止まらない欲望は人為的な集合意識の完成という高みを目指し、さらなる禁忌を犯す。
それは他者の肉体を、意識を奪うというものだった……。

ジャッカーと呼ばれる一団に両親を殺された少年は、人間社会に潜むその「首」を斬り落とすべく、自らの肉体をも捨て去った。
エクザキューター。忘れ去られたはずの、もうひとつの禁忌。人を殺すための「兵器」だ。
374それも名無しだ:2013/06/17(月) 00:00:04.48 ID:97QzYdaf
SECOND SOLDIER

日に日に激しさを増す異星人との戦いの中、世界各国から腕利きのパイロットが集められた。
彼らは全員、No.2。なぜNo.1をよこさないのか、それは各国が協力体勢を敷きながらも腹の探り合いをしているから……
ではなく、開発されたとあるシステムが関与していた。

イデアメタルと呼ばれる地球外金属からの、莫大なエネルギーの生成。
それには人間がもつ「感情」が大きな影響を与える。
それも、愛や勇気といったものではなく、「コンプレックス」と「ジェラシー」といった負の感情が。

・リヴァイザ
No.2だけを集めた特殊部隊「SECOND SOLDIER」の切り札である合体メカ。
クワガタ・トリケラトプス型のメカと武装ヘリ・装甲車が合体して完成する。
375それも名無しだ:2013/06/20(木) 23:28:22.62 ID:3nRHjORr
超常鎧核シルドレッド


《御雷美礼(みかづちみれい)》
シルドアーマー1号機のパイロット。
リーダーを自負しているが、組織上の上下関係は存在しない。
ESP能力を持っており、これでシルドレッドの武器転送システムや機体の運動制御を行う。
「ふぁ●く! 徹底的に打っちのめしてやるんだから!!」

《案山子佳子(かかしよしこ)》
シルドアーマー2号機のパイロット。
何を考えているか分からないようで、何も考えていない天然ミステリアス。
魔術を自在に操り、シルドレッドのエネルギーの変換や物質の構成組み換えを行う。
「……なにかくる。そういう決まりだわ。」

《内海汐(うつみうしお)》
シルドアーマー3号機のパイロット。
ツッコミ気質の苦労人。美礼の怒りの矛先は専ら彼に向けられる。
生物・無機物問わず霊と交信でき、シルドレッドの機体内情報伝達や索敵・シミュレートに利用される。
「さっきからこいつらがうるさ――じゃなかった、嫌な予感がしたんスすよ!」

《シルドレッド》
シルドアーマーと呼ばれる小型マシン3機が合体して完成するロボット。
正確にはロボットの状態をバラしておけるようにしただけなので、アーマーの戦闘力は低い。
一見してただの人型兵器だが、それとしての性能=反射速度と精密性・柔軟性がズバ抜けている。
25メートル超の巨体でありながら人間とほぼ同じかそれ以上の動作が可能。
そんな無茶が可能なのは、パイロットの側にあり、

●武器は基本的にガワだけのものを携帯して攻撃時のみ中身をテレポート
●自重の一部は念動力で支える
●装甲は脆いのでわざと破壊させて衝撃を分散し錬金魔術で再生、応用で関節可動域も確保
●出力は呪術で性質を変化させ、補助動力を加える事で常時安定した形に
●霊魂を介して機体と各パイロットの伝達情報を高速共有
●大気中に散らばる霊魂を呼び出し、探知・計算に利用

と、およそ科学からかけ離れた、超自然要素によって成り立っている。
表向きにはこの特殊能力の存在は伏せられており、完全な科学の産物として扱われる。
パイロット本人は自分の能力が使用されている事は把握しているが、
自分以外のパイロットは一般人と思い秘密にしている(自分以外の能力に関してはそもそも架空のものと思っている)。
実は3人の力が強大すぎるがゆえに、それぞれを抑止力として安定した制御を行うと同時に、
悪用されないようカモフラージュするための機体。

《オーバード》
進化した人類を自称する武装集団。被験者の命を顧みない様々な実験で、科学的に超自然能力を開発している。
開発に成功した被験者は、能人(ノウト)と呼ばれる特殊なマシンと一体化し、何倍にもパワーを高める。
シルドレッドが過ぎた能力に対する枷であり、同時に自他を守る鎧であるのに対し、能人は搭乗者を完全に出力機関として組み込んでいる。
そのため、カタログスペックでは能人が優っているものの、管理下にあるという時点で、
搭乗者の能力は現代科学の粋を出ていないという事であり、実践での遅れを生んでいる(尤も、オーバードはシルドレッド側がそういった超自然能力を持つ事は知らない)。
量産クラスの能人、上位クラスの弩紅能人(ドレッドノウト)、最上位クラスの邪巌能人(ジャガーノウト)が存在する。
376それも名無しだ:2013/06/22(土) 23:05:14.71 ID:3JtA+6Z0
機動轟龍ガルドナーガ

・ガルドワーム
巨大合体龍型ロボ・ガルドナーガの胴体を構成するロボ。
構成の都合上、単体では太った蠕虫にしか見えずメイン機体ながら恐ろしく評判が悪い。
巻きつき攻撃の他、鱗状のスパルテットミサイル、側部湾曲レーザー砲といった武器があるがやはり見てくれに難。

・ガルドワイバーン/ガルドドレイク
ガルドナーガの翼と四肢を構成するロボで、2機で1組。
息のあった空中機動で敵を翻弄するが、飛行時の騒音と衝撃波で近隣住民からは煙たがれている。
共通のクロー攻撃に加え、ワイバーンが焼夷弾と広域振動波、ドレイクが重火薬とメーザーカッターを操る。

・ガルドヒュドラー
ガルドナーガの頭を構成するロボだが、開発が遅れている。
お陰で合体時は首なしになり評判が悪い。しかし実際にロールアウトしてみても悪役面の多頭龍なので評判が悪い。
七つの頭部が独立して砲撃・噛み付きを行えるが、その分一つ一つが脆い。
戦闘中に敵によく切り落とされるため、やはり近隣住民からは煙たがれている。

・ガルドナーガ
4機のロボが合体して完成する巨大龍型ロボ。
非常に強力な機体だが、強力過ぎて周囲への被害も凄まじい。
必殺武器は集中砲火。これだけで勝てるといってしまって良いが、上述の問題がありそう易々とつかえない。


・ダアツ
人類の敵。異次元から週に一度、日本のどこかに出現する。
周囲の意識を吸収する性質をもっており、放っておくと廃人になる。
吸収した意識で姿を変える、巨大なものを優先的に狙うといった性質がある。
ガルドナーガでも意識吸収は防げないので、パイロットの適正に関わる。
だいたい、「吸収されても変わらない性格」か「吸収されようのない性格」の人間が選ばれる。
つまり変人。おかげさまでパイロットの世間受けも悪い。
377それも名無しだ:2013/06/24(月) 22:01:12.12 ID:Yd8Kn6WA
飛散推参ヴァルサンダー

警備員のアルバイト、獅子戸健は、テロリストの襲撃に遭遇しなんやかんやで死亡してしまう。
ところが彼の細胞に興味を持った科学者、百目鬼イカサの手により蘇る……はずだった。


ヴァルサンダー
ナノマシンによる人体の代替を目的として進められた極秘プロジェクトにおいて誕生した巨大ロボ(?)
なぜ巨大ロボかといえば、実験中に研究所が爆発四散し、次元レベルでなんやかんやが融合した結果である。
ナノマシンによる再構成時に基となっているのは、人間サイズのロボット(ただし置き物)。
十数メートルまで巨大化しているが、実際は霧状のナノマシンがその形を作っているだけなのでほとんど実体はない。

他の次元融合生物と戦う羽目になるが、殴ったり蹴ったりしてもダメージはない。
ただ、その動きから相手の身体に侵入して組織破壊を行う事で、相手にダメージを与える事ができる。
端から見れば巨大ロボットが普通に戦っているようにしか見えないが、やっている事は毒殺に近い。

なお獅子戸健も一応復元されたが、あくまでヴァルサンダーのコア=パイロットとして組み込まれている。
ナノマシンを圧縮すれば普通の人間と変わらないようになるが、燃費は悪い。
コアになっている状態でも人間の姿だが、霧状なのでコックピット部をぶち抜かれても大丈夫らしい、
378それも名無しだ:2013/06/28(金) 00:10:40.41 ID:TFVJ2qMe
炎熱大戦グランファイア

時は20XX年。世界は燃えていた!
第四恒星人の操るマシン、ウォーグンによって自然・都市・兵器その一切が一瞬にして焼きつくされた。
残った人類ははじめ、冷却兵器を製造して対抗したが、まったく通用しなかった。
そこで生み出された最終手段は、より強い炎で相手を焼きつくすというものだった……

ヴォルケイザー
笠井竜二が搭乗する、ファイアメタル(人類側の兵器)。
名前の通り、地球の火山活動を力に変える事ができる。
地形への依存度が高いが、そのパワーはファイアメタルイ随一と呼ばれている。
通常は広範囲に渡る火山の性質を一点に圧縮しているため、近距離に特化している。

エクスプロトン
トール・ニック・トーラスが搭乗する、ファイアメタル。
核融合を主軸にした複合型の内燃機関を持つ。
爆発を利用した瞬間的な加速や、爆破攻撃を得意とする。
遠近両用で安定した出力を持つ汎用性と、機体制御のピーキーさの二面性を持つ。

ウィスプリッター
ジャクリーン・エイラスが搭乗する、ファイアメタル。
人間の脳の電気信号を基にプラズマフィールドを形成し、炎を取り出す。
超能力者であるジャクリーンを以ってしても出力不足だが、空間上に残留する情報を取り込んでこれを倍増できる。
支援機としての要素が強いが、その底力は未知数である。

グランファイア
3機のファイアメタルが一体化した姿。
パイロットの搭乗するブロックと、エンジン・コントロールブロック以外は完全に炎と化している。
ゆえに機械的な合体ではなく、融合しているといったほうが正しい。
自然・科学・精神の3つの炎が極限まで高まっていなければ制御できない。
そのため戦闘後はバラして再度3機に作り直す必要がある。
空間そのものを焼ききる事ができ、文字通り次元の違う火力であっても周囲への被害を断ち切る事ができる。
379それも名無しだ:2013/06/29(土) 23:30:50.67 ID:ttOgSXcm
天光石火トランジア

トランジア。それは宇宙からの侵略者ゲルノイドに対抗するべく建造されたスーパーロボットである。

しかし強力なゲルノイド・タミナトスとの戦いで、エレクトニューロエンジンを限界以上まで稼働させたため、
必殺武器であるマックスサンダーが暴走。タミナトスの撃墜には成功するものの、トランジア周辺にもその被害は及んだ。

そのほとんども、エレクトニューロ研究所の避雷針によって吸収されたはずだったが、
不幸にもこれから漏れた雷に撃たれてしまった人々がいた。
その人々は幸いにも命に別状はなかったが、大きな障害を受ける事になる。
なんと不思議な事に、雷に撃たれた人間の精神が入れ替わってしまったのだった。


●トランジア
雷を操るスーパーロボット。元々は研究からの遠隔操作で、メイン制御は専用AIが行なっていたが、
このAIが近所にいた青年と入れ替わってしまった。
青年の精神を上書きすれば戻せるが、流石に不味いので、急遽複数人乗りで制御するように改造された。

●倉井橙次
トランジアのAIと入れ替わってしまった青年。AIのほうは落雷の衝撃で消失したらしく、
元の肉体は植物状態で研究所に保管されている。
腕をちぎって飛ばされるわ、腹に熱線砲を仕込まれるわ、皮膚をパージされるわで散々らしい。

●エレクトニューロ研究所職員
トランジアの運営を任されている特殊機関。司令部に居た12人が雷に撃たれて入れ替わっている。
老若男女入り乱れて、誰が誰だか把握できていない。

暴走癖がついたのか、マックスサンダーで度々入れ替わりが発生するが、基本的に状況は悪化しかしない。
最終的に敵の総大将と入れ替わってしまった事がきっかけで戦いが終結する。
380それも名無しだ:2013/07/21(日) 18:56:53.78 ID:M/Opf6Nm
鋼獣王ニャンダカナー

突如出現した犬の頭を持つ人間ガルマーン。
彼らは遺伝子操作の実験により誕生し、その開花した能力で研究者の死後も自らこれを進め、進化した存在であった。
八犬士と呼ばれる高度な知能を持つ個体のもと、人間の機械技術をさらに発展させたサイボーグ兵器を送り込み、
ガルマーンは人間たちの奴隷化に乗り出した。

そんな人類史上最大の強敵に立ち向かうのは、ガルマーンのサイボーグ技術をもとに、
獣の持つ運動制御能力を数値化、人間側のシステムで運用可能にした巨大ロボット、「鋼獣王」。
ライオン・トラ・チーター・ジャガーといった捕食のスペシャリストがモデルとなった合体機だ。

ところが、鋼獣王の起動を前にガルマーンが襲撃。
正規のパイロットに代わりパーソナルデータを登録し、そして稼働させたのは……なんと偶然迷い込んだデブネコだった。
かくして人類の存亡は一匹の雄に託されてしまったのである。


ニャン太(ぶと)
鋼獣王の専属パイロットになってしまったネコ。
しかし操縦技術は天才的で、次々とガルマーンを撃退する。
ただ本人は気まぐれでやる気があるようには見えず、偶然が重なっているようにしか見えない。

カナタ
ニャン太の飼い主である男の子。
唯一彼と意思疎通ができる事から、サポートパイロットに選ばれた。
専用パイロットスーツが何故かやたらネコネコしてアレな感じなため、同級生には秘密にしている。

鋼獣王
上述の4種の獣型メカが合体して完成するが、元々人間が操縦するのと装備の規格とで人型。
正統派のヒーローメカといった風貌だが、パイロットのせいで奇行が目立つ。
必殺武器は二本の巨大太刀・トゥースセイバー。ただしあまり使ってくれない。
381それも名無しだ:2013/07/23(火) 09:35:44.71 ID:5n/s/qAf
星律のアレクティス

教会が力を持つようになってから50年が経つ。行政はもちろん、司法も立法も教会が手にいれて自由などどこにも無い。
だかしかし、教会が従わない者達がいた。
それは軍隊。
彼らは神も恐れず教会に反抗した。教会は自衛手段として軍を立ち上げた。教会軍と名乗る教会は軍と全面戦争を始める。
そんな時どこからともなくロボットが現れたのだ。その名前は『アレクティス』。アレクティスは星の定めに従って戦っている。果たして彼の正体とは…
星の運命を塗りかえろ、アレクティス!


アレクティス
謎のベールに包まれた機体。パイロットは乗っていないがコクピットは存在する。星の動き、天体を参考にした戦闘法が可能。この戦闘法を用いてスターブレイカーと言う大剣を自在にあやつる。アルテラウンと言うスフィア型の戦闘補助衛星があり、死角をバリアによって守る。
宇宙では流星のようなマニューバーを駆使し、他の追随を許さない。

アマディーバ
教会軍の所有する量産機。戦艦並みの火力がある砲塔・断罪を装備。その名の如く教会の敵を容赦無く断罪する。

オリハルクル
教会軍エースの乗るワンオフ機、超硬度、超重量級から放たれるタックルはあらゆるものを粉砕する。防御面にも自信があり、いざという時には味方を守る盾となる。攻守において死角がないが機動性は皆無。しかし外殻をパージすれば高速戦闘が可能となる。

歴史
当時熱心な信者だった時の大統領は教会と司法を合わせるといった法案を成立させ、教会に力を持たせた。その結果教会に入れば裕福な暮らしができると思った民衆はこぞって信者になった。
この頃から教会は私設兵団を設立させ着実に力をつけていく。やがて民衆の大半が信者になり教会に司法、立法、行政の決定権を得る法案が選挙で可決してしまう。
こうして教会が力を得て、軍隊まで手中に収めようとしたが軍はこれに反抗し教会側は失敗。軍は独自の権力を有するようになった。
当時から暴力反対を名目に排他的扱いを受けて来た軍はいずれこうなると予想し、反抗に転ずる為に備えていた。
戦争当初は軍隊の圧勝ムードだったが、教会の私設兵団が思いのほか強く、信者を盾に使うなど卑劣な作戦で翻弄し、互角の戦いを演じざるを得なかった。そんな頓着状態になった所から物語は始まる。
大統領を裏で操っていた黒幕である教皇の狙いは、世界を法と秩序で満たす事。絶対的幸福を目的としている。アレクティスは人間の法では星を破滅しかねないと判断し、この世界に出現した。
世界を二分したこの戦争は後に星律戦争と呼ばれる。
382それも名無しだ:2013/07/24(水) 19:29:15.04 ID:1eDKFlIX
ロボの正体が実は教会が信仰している事になっているはずの……的なあれだろうか
383それも名無しだ:2013/07/26(金) 18:59:39.61 ID:4TiXEr6u
鋼鉄!!ロボット学園β

新しい街、新しい生活、新しい学校とその仲間たち……
期待に胸を膨らませる中学生、虫鹿ツトムだったが、その想いは過ぎた科学の力によって粉砕される。
どいつもこいつも全員ロボ!
休み時間中の戦闘は当たり前、スケールが大きいんだが小さいんだかよく分からない、波乱の学園生活が幕を開ける。


・虫鹿ツトム
メカ立鋼鉄学園唯一の人間生徒。
他の生徒達との乱闘に巻き込まれてもなんだかんだで生存する頑丈さと強運が取り柄。
それ以外に特に目立った長所もなく、事あるごとに驚いてツッコむも、語彙のなさを逆に指摘されている。

・出光テツ
ツトムと同じ、一学年の生徒で、彼に好意的な数少ない人物もといロボ物。
寡黙……というより、言葉をまったく喋らない。
気は優しくて力持ちを地で行くような正確だが、騙されやすい。

・大波マンジ
同じく一学年の生徒で、ムードメーカー兼トラブルメーカー。
テストの成績は悪いが頭は回り、そのひらめきで数々の戦闘をこなしてきた。
身体はやたらと頑丈だが、腕がもろい家系(?)らしい。

・大波ゲツ
マンジの従兄弟で、二人でつるんでよく行動をしている。飼育委員。
普段は落ち着いているが、一度暴れだすとマンジ以上の凶暴性。
戦闘の規模をやたらと広げていくが、基本的に後始末はつけない。

・東田イツキ
複雑な家庭環境にあるらしい生徒。文化委員。
ドラマ好きで、それが影響しているのか割と意見をよく変える。
大柄だが手先は恐ろしく器用で、どこからともなく道具を取り出す。

・伊豆ガンタ
戦闘には消極的だが、なぜかよく巻き込まれるナイーブな生徒。放送委員。
大家族の長男だが、似ている親戚も多いせいであまり把握できていないらしい。
感が鋭いが、あまり良い方には働かない。
384それも名無しだ:2013/07/27(土) 14:24:03.87 ID:Po2rVSwB
『マグマダイバー・プラグマ』その26

これまで(>>347)のあらすじ
すっかりネガティブになっていた豪だが、ついに脱却。
鬼気迫るプロムの猛攻を退け、大切な街や人を自らの手で守る事を、
そして守れるだけの力を身に付ける事を決意するのだった。
385それも名無しだ:2013/07/27(土) 14:24:43.57 ID:Po2rVSwB
 
プラグマもどきの撃退から数日後。
今まで借り物だったり仮設だったりした叔父さんトコもようやくキッチリしたものになっていた。
見たことのない機械やらが並んでいて、いかにも基地っぽい。
それでいて、現場の責任者は変わらず叔父さんなんだから不思議だ。
博士号もなければ、それらしい階級とかがあるわけでもないし……一体全体どういうつながりなんだろうか。

「シュミレーター?」
「シミュレーター、ね。あんまり変わんないけど。」
今日はその叔父さんに呼ばれてやってきたわけだが、くるなりいきなり、案内されたのはプラグマのコックピットだった。
といっても、実際に乗っているわけじゃなく、同じ形の座席というかスペースというか。

「なんかゲーセンみたいだな……これ叔父さんが作ったんですか?」
「自衛隊で使ってたやつをもらってきて改造したんだよ。やだなあ、僕が作れるわけないじゃないか。」
ハハハと笑う叔父さん。なぜに自慢げなのだろう、この人は。
自衛隊からのおさがりなのに、プラグマと同じコックピットというのも変な話だけど、そういえば自衛隊の作戦の時にコックピットが変わっていた。
つまり、あっちにプラグマが合わせたって事になる。

「それで、そのシミュレーター使って……訓練しろってことですかね。」
「訓練っていうか、試験だね。兼ねてるっちゃ兼ねてるけど。」
「え、試験って何の……」
「あれ言ってなかったっけ。プラグマの管理って今、一応自衛隊になってるでしょ? だから豪くんにパイロットを続けてもらうとなると、向こうの認可がいるわけ。」
「うへえ。」
前回、前々回とは何もなかったわけではなく、非常事態だからという事で強引に押し通せただけで結構大変な問題になっていたそうな。
本来であれば作戦の時みたく、自衛隊員がパイロットをやるわけだけど、話し合いの結果そういう所に落ち着いたらしい。
理由はひとえに、俺が戦いたいと言ったからだ。
わがままと言ってしまえばそれまでだけど、自分で決めた以上、とまどったり、遠慮したりなんかしてらんない。

「まあ、豪くんの場合普通に実績があるからね、よほどひどい結果じゃない限り大丈夫だよ。」
「それより、新しい装備のテストとか、そっちのほうが本命でしょ。」
作業場に入っていたらしいコロナが、ひょこりと顔を出しやってくる。
この前の病院での告白(……本当は決意表明みたいなモンだったんだけど)以来、家でも学校でもイジられっぱなしなので、対面するとどうにも意識してしまう。
本人が気にしてないのが救いだが、そういう気持ちがまったくないといえばウソになるのでちょっと複雑だ。

「新しい装備って、プラグマにようやく武器がつくのか?」
「つくかどうかはテスト次第だねえ。電磁投射砲とか、研究用って言ってたの実際使ったからすごい怒られたし。」
「……地上って色々大変ね。」
「うーん、いち地上人として申し訳ない。」
「はいはい、そういう問題は大人に任せて、君はさっさと準備する。」
ネガティブな流れにかたむきかけた所を、断ち切るように叔父さんが割って入る。
確かに、今は目の前の課題から片付けていかなきゃな。

「試験といっても細かい採点基準とかがあるわけじゃないから、いつも通りに戦ってくれれば問題ないと思うよ。途中で指示は出すけど……あ、一応街とかのデータもあるから、そっちに被害が出ないようには気をつけて。」
「豪くん、頑張ってね。」
「りょーかいっ!」
張り切って返事したはいいものの、いざ開始となるとやっぱりキンチョーする。
ちがうと言われても、どうにも「試験」という言葉は苦手だ。ウンウンうなる周りの機器に引っ張られるように、心臓の鼓動もはやくなる。
そうして、目の前の画面にSTARTの文字が浮かび上がり、入れ替わりでバーチャルな外の景色が映し出され――たのは間違いないが。

「うわあ……イ、イモい……。」
現れたのは恐ろしく角ばったCGの町並みだった。
何時の時代のゲームだよ、とつっこみたくなるところだけど、こいつはそもそもゲームじゃない。
楽しませる必要なんてないわけだから、最低限それがなにかわかればいいという事なんだろう。
386それも名無しだ:2013/07/27(土) 14:25:18.17 ID:Po2rVSwB
 
「って事は、あれはバゴラ獣……だよなぁ。」
ポリゴンが足りずにダンゴみたいになっているが、色形からして多分そうに違いない。
『ガオオオン!!』となにか違う鳴き声を出しているが、そんなところいちいち気にしてたら負けだ。
なんてったって向こうはヤル気満々、もう戦いは始まってるんだから。

「行くぜっ!」
動作の確認ついでで、ステップを踏み軽くジャブを飛ばす。これといって本物でやるのと違いはないようだ。
身体の動きとレバー2本で巨大ロボットが動かせるのも凄いけど、改めて考えると、格ゲーだってもっと少ない入力装置で、複雑なコンボをやれるもんだから、そんなものなのかもしれない。

『ガオオッ!』
余計な事を考えているうちに、向こうは攻めに転じる。
姿形はあんなでも、相手はバゴラ獣だ。回避に対する反応もはやい。
外見をギセイにしたからなのか、そこんとこは抜かりなく作り込んでいるらしく、至近距離だってのに、強引に火炎弾で返し手をさえぎってくる。

「開幕早々飛ばし過ぎだろっ!」
姿勢を思いっきり低くして、相手の攻撃をかわしつつ突っ込む。
ギリギリ過ぎたのか、頭をかすめてコックピットがゆらぐ――ダメージも実戦通りに再現されてるわけか。
バゴラ獣は下方に定め直し、もう一発を狙っているようだ。そうなれば今度はよけらんない。
それより先に、スライディングで滑りこむ。
姿勢はそれ以上は低くならない。けれど撃つ相手の足場狙いなら、これでいい!

『ガッ!?』
ノンストップで突っ込む巨体に、めくれた地面に視界をおおう土。
たったの一瞬だけど、勢いもあって相手は退く。
このまま追撃で突っ込んだって、体勢的に不利なのはこっち。
でも、この一瞬に限れば話は別だ。なんたって攻撃直前の口の中の火炎弾まではそう簡単には引っ込められない。
共倒れ覚悟で強引に押し込んでやれば、その最中で火炎弾を吐かずにはいられない。
その反動でもって、一気に崩す!

「もらったあああ――――あっ!?」
勢いつけて飛びかかったはずが、ハデに空振りをしてずっこける。
避けられたわけじゃない。ポリゴン団子がいきなり消滅したのだ。

「ちょっと! これ叔父さんのしわざ!?」
『一連の基本データはとったからね。次の段階に移るよ。』
理屈としては、これ以上やる必要はないって事なんだろうけど、それにしたっていきなり過ぎる。
せめてトドメぐらい待ってくれたっていいだろうに、ひどい肩すかしだ。

『それじゃ、装備のデータを転送するから、うまい具合に拾ってね。』
「拾う……ってうおあっ!!?」
見あげれば何もない空中(どうせ届かないからなのか、シミュレーター内ではそこが天井という事らしい)から、細長い傘のようなものが現れる。
垂直に落下したそいつは、深々と地面に突き刺さった。
そいつを皮切りに、別の形の装備が次から次へと降り注ぐ。

「なんでいっぺんに出してんだぁーっ!!」
思わず叫んでしまったのは、何も装備が多すぎるからというだけじゃない。

『ガオ!』
『ガァーーッッ!!』
こんな状況で新しいバゴラ獣が二匹。もちろん全どっちも敵意むきだしで襲ってくる。
387それも名無しだ:2013/07/27(土) 14:26:04.51 ID:Po2rVSwB
 
「ちょっと叔父さん、いくらなんでもこれは無理だって!」
二匹同時は前にもあったが、その時は結局雨城さんとのタッグマッチになった。
新装備があるとは言え、使い方も知らないそいつが敵ん所にあるわけで、どう考えたって差し引き0にはならない。
そりゃ確かに実戦じゃそんな事いってらんないかもしれないけど、装備ばらまくってどんな状況だ。

『大丈夫、豪くんならできるよ。ほら、無事クリアーしたらご褒美にコロナちゃんがキスのひとつでもね?』
「なんでそうなるっ! 色々おかしいでしょ!!」
『嫌なの?』
「いや、別にそういうわけじゃ……って何言わせるんですか、それ叔父さんが勝手に決めるような話じゃないでしょ!!」
『じゃあどうでしょう、コロナちゃん。』
『えっとごめん、キスってなんだっけ?』
……事後承諾かよと突っ込む前に、まさかの天然。
いや、文化が違うからしょうがないですけどね。
思いっきりテンパってしまったので、その理由を悟られなかったのはある意味良かったのかもしれない。
これも病院の一件のせいだ。

『ガウッ! ガウッ!!』
「危っ!」
バカみたいなやり取りの間も、バゴラ獣が絶え間なく砲撃を続けてくる。
当たり前だが、向こうは待ってくれない。
それはこのシミュレーターの中だけに限った話じゃない。
やれない事もやれるようにならなくちゃって、自分から決めたばっかりだろうが。

「だあもうっ! やってやろうじゃねえか!!」
『うむ、その意気その意気。』
火炎弾を突っ切り、一番近くにある装備まで走る。
水桶のような外見だが、流石にそのものという事はないだろう。
つかんで持ち上げると、丁度プラグマの拳がスッポリはいる形になった。

『ガギャッ!』
「ちょっタンマ! 早いってのっ!」
後ろから追いかけてきたバゴラ獣を、裏拳の形でぶっ飛ばす。
思わずはめたまんまで殴ってしまったが、威力をみるにこの使い方ではなさそうだ。

「これ、どうやって!?」
『ああ、それはね……。』
説明を聞く前に、バゴラ獣が起き上がって突っ込んできてしまった。
そればかりか、さっき殴った衝撃のせいなのか、桶が勝手に変形しだした。

『ガオオオン!!』
『豪くん、急いで構えて!!』
「うおっ!?」
あわてて腕を正面に向けたところで、バゴラが猛突進。
だが、それが届くより早く、腕の先で開いた銃口がドウンと咆えた。
放たれた弾丸は空中で広がっていくが、散弾銃というわけではない。

「網!?」
この前自衛隊が救出に使っていたものを、さらに巨大にしたようなものだった。
直接的な威力はないが、動きを封じるなら申し分――
388それも名無しだ:2013/07/27(土) 14:26:39.13 ID:Po2rVSwB
 
『ガァッ!!』
「――あったぁ!!?」
網が覆いかぶさったまんま、バゴラ獣は元気にぶちかましを決めてきた。

『あ、軽すぎたか。』
いわく、網というのはまるまる絡めとってがんじがらめにするか、覆いかぶせて逃げ道をなくすものらしいが、バゴラ獣はそこそこ素早いうえに体型にバラつきがあるので、前者で対応するのはむずかしいらしい。
そこで後者を狙ったのが、このネットキャノン(そのまんまだ)らしいのだが、ただ上に乗っかっているだけなので働いているのは重さだけ。
それがバゴラ獣のパワーに負けているという。
ちなみに全部コロナの解説。

「なんで目一杯重くしないんですか!」
『だってあんまり重いとそもそも発射できないし持ち運べないし。』
「それじゃ網自体ダメなんじゃ……。」
『いやでもこれ、バゴラ獣の火炎攻撃にも耐えられる特別製なんだよ。少なくとも引っかかってるうちは相手もほら。』
『ボガァッ!!』
「吐いてきたぁっ!!?」
網そのものは平気だが、そもそも火炎弾自体引っかかって止まるようなガチガチの固形物でもない。
発射の勢いで網を突き抜けて、そのまま飛んでくる。
っていうか網目で四つに分かれて、余計に避けにくくなってしまっている。

『ガウガガッ!』
「こんな時にっ!!」
チャンスと見たのか、二匹目も格闘戦に切り替えてきやがる。
前の時みたく、一方を盾になんて余裕はまるでない。

「ちくしょう、次だ次っ!」
もはや網にこだわっていてもしょうがない。
腕の先の発射桶をぶん投げて気をそらしたスキに、バゴラのわきを突っ走る。
かなり際どかったが、抜けれれば一気にチャンスだ。
向こうが動いてくれたおかげで、落ちてる装備の一個も手薄。
今度はなにやら銃っぽい。
引き金がないのは、プラグマ側から撃てるためで、言うならばパソコンと無線プリンターみたいな関係だとか。
さっそくと迫るバゴラ獣に狙いをつけぶっ放すが。

「飛ばねぇし!!」
スピードと飛距離をつかみたいのもあって、遠目から撃ったというのはあるけど、それにしたって紙飛行機でもまだ飛ぶ。
またしても先に言えよと遅れて叔父さんが解説するが、銃は銃でもネイルガンという釘打ち用の装置らしい。

「普通の銃はないんすか!」
『プラグマのサイズで作っちゃったら完全に破壊兵器になっちゃうからなあ。』
拳銃大国アメリカだって一応は免許制なんだから、当然といえば当然だ。
面と向かって言われれば、周りに絶対被害出せないとはいえない。
だからと言って、これだけ飛ばないものを持たされても、殴った方がはやい。

「あーんもう、さっきから全然役に立たねえじゃん!」
『いやー実際に作る前に気づけてよかったねえ。』
叔父さんがのんきにハハハと笑う。

『笑い事じゃないでしょ大さん、これ試験なんだから!』
『まあそこら辺の対応力とか込みでの試験でもあるからねえ。』
いや、最初に言ってた事と全然ちがうんですけど。
覚悟してたとはいえ、選んだ道のりは楽じゃない。
直接感じる事のない、無機質な風が街を駆け抜けた。

『さて……どう切り抜けるかな、豪。』


つづく
389それも名無しだ:2013/07/28(日) 07:36:25.65 ID:S6asDsy/
リンネィル・ルネイション

意思だけではなんの力も持たない。それは世界の常識。
しかし何故人は、祈りを捧げ続けるのだろうか。
その答えは科学の発達とともに顕になり、そしてまた新たな戦いを引き起こした。


《意子/Plauton》
 不完全ながら、間接的な観測が可能になった、「高位次元」上の概念。
 その名の通り、この次元における意思と密接な関わりを持つ。
 この次元に存在する意思は、大元である思念体の機能(=脳)の停止を以って消滅するが、
その意識情報は意子として高位次元上に保存される。
 高位次元においては時間に非可逆性がないので、意子そのものはこの次元への固定座標を持たず、
意子が下位次元に働きかける時、その時間軸は問われない。
 しかし意思とは、意子の性質の断片であり、結果的に下位次元において、
意思に引き寄せられる振る舞いを行う事がある。
 これが、「信仰」による「奇跡」の仕組みではないかと推測される。


《輪廻人/Reincarnater》
 意子が保存した情報は、高位次元における連続した一つの個として統合されている。
 これらの断片が、下位次元における意思を形成しており、宗教でいう輪廻にあたる挙動を行う
(ただし、時間の可逆性から前世・来世は同一)。
 新たな意思は、情報の分解と融合を繰り返す事で、通常、その原型を留めることはない。
 しかし稀に強い意思によって、この次元に存在する意思と、
意思として振る舞う意子が融合するという現象が起こる。
 この際、さらに偶発的に、保存時の情報と同じ配列として、新たな意思が生まれる事がある。
 これが輪廻人とされ、前世ないし来世の記憶を持ちうる個体となる。
 記憶は、個体自身が意思として働いている(=時間の非可逆性を認識している)限り、
その範疇を超えて、持ちうる以上の、意子としての連続した情報を得ることはない。
 すなわち、完全な同一情報で構成されながらも、意思としての働きは異なるものであり、
またその記憶は意思との一致性によってのみ、断片的に認識されるものである。
 あくまで理論上に存在が仮定されるもので、その確率の低さから現在の地上では、
調べても出てこないと思われている(過去の偉人の一部にそれらしい挙動があった事は確認されている)。


《遺電子/Genomium》
 意子の概念を元に、人間達が擬似的に再現した遺伝子に依る人工的な概念。
 物質的にも、高位次元的にもそういった要素が存在しているわけではなく、
意思に指向性を持たせた特殊な制御体系そのものを指す。
 遺伝子的な共通性を持つ個体間で、断片的な記憶を移行させるものであり、
移行元の思念体としての機能は停止状態になる。
 性質上一卵性双生児やクローンが適している事になるが、移行元の個体そのものは維持する必要があり、
全ての情報を強制的に引き継ぎつつも、実際に利用できるものが断片的である事から、対費用効果は低い。
 そのため実際には近親者で限定的な記憶の移行に用いられる程度に留まっている。
 記憶の移行は上書きではなく、一つの情報として区別され、現存の意思と融合する。
390それも名無しだ:2013/07/28(日) 07:37:11.53 ID:S6asDsy/
《解堕天/Eidion》
 意子に依らない意思を持つ、機械と完全な融合を果たした思念体。
 他の強い意思を得る事で、高位次元においてのみ働く意子の動きをトレースし、
擬似的にこの次元に囚われない、限定的な時間移動などが可能。
 完全な時間との断絶=完全な時間との同化とし、完全な意思を保持したままに、
高位次元に至らんとするのがその目的。
 例えるならば神へと至る道である。
 意思−意子間の働きに割って入る事でその力を行使するため、強い意思の恒久的保持(人間狩り)が必要不可欠。
 性質上、これに対する時間の可逆性を内包する思念体である、輪廻人を特に狙う。
 ただし鈴音だけは完全な例外であり、その意思が持つ情報(=解堕天の誕生に関わるもの)も相まって、
 連なる意子ごとに抹消する必要がある。


《鈴音輪花/Rinka Suzunone》
 現役の女子高生だが、ぶっきらぼうな性格と、顔立ちでそれらしく扱われない。
 本人の心境とは裏腹に、周りは好意的に肯定しており、人目を気にする気性から女らしくする事に気後れしている。
 輪廻人であり、その前世/来世は世界崩壊に繋がる重大なものである。
 これを知らず、とある事件から遺電子によって「他人であるが遺伝子の一部が一致する」人物からの記憶を得、
天然と人工の二重輪廻人となる。
 二つの意思の混在で、これらの記憶が限定的に認識される状況も、その挙動も異常化しているため、
本人はそれがどちらのものかを判別できない。
 単に人工の輪廻人としてリンク・デバイザのパイロットを押し付けられるが、解堕天の目的達成には、
彼女の抹消は必要不可欠であるため、本質的に敵対している(互いに意識するものではない)。


《リンク・デバイザ/Link Devi-Xa》
 意思の中に眠る、通常発現しない意子としては持っていたエネルギーを、量子変換して扱えるようにする装置。
 パイロットそのものの意思ではなく、これによって付加された指向性にしたがって、滞在する意思を収束して扱う。
 存在そのものが解堕天の時間移動に対し干渉しており、それ以上の過去・未来への移動を防いでいる。
 肉薄すれば、短距離瞬間移動などの能力も封じられる。
 その本質は世間的には伏せられ、単に超技術を持つ対解堕天人型兵器として認識されている。
 100%の能力を発揮するには、特殊な操縦技術が必要。
 パイロットは通常、後天的な遺伝子改造でこれを「マスター」と呼ばれる個体から遺電子経由で習得する。


《リンネィル/Rein-nail》
 鈴音専用のリンク・デバイザ。正確には、彼女の遺電子による記憶移行元の専用機となる予定だったもの。
 カウンター・スペリングという特殊システムで、一定条件の元、解堕天の攻撃を「なかった事」にする。
 これは解堕天の時間移動を強制的に利用するものである。
 システム以外でも、解堕天への干渉・書き換え能力は高く(これは鈴音の資質ならび輪廻人としての性質に起因する点もあるが)、
相対的に速く、堅い。
391それも名無しだ:2013/07/30(火) 13:34:35.57 ID:eGy+Xeno
ハロー機界紀行

21世紀末。世界は割と滅んでいたが、住人達はそこそこに生きていた。
――ほとんどは、生身の生物でないが。


A=G
イニシャルやコードではなくフルネームで、数少ない普通の人間の生き残り。
各地を転々としながら、ロボット修理技師として食い扶持を稼ぐ。
右手機械のサイボーグ。元々は大型ロボットの部品であったのを、訳あって改造したもの。
時折、なんらかの意思があるかのように言うが、実際にそうなのか、ただの言い回しなのかは謎。
テンションが低く、いつも気だるそうにしているが、稼ぎのために相手の機械の欠陥を破壊して指摘するなどかなり危ない人。
「いっそロリコンだったら幸せなンだろうがなァ……厄年かね」


トカゲ=サンダーサイス
A=Gが旅先で出会った少女。「竜」に育てられたらしく、また身体能力はズバ抜けている。
そのため純粋な人間かどうかは謎。本人も知らない。
自称美少女だが、なんとも言い難い独特な顔つきをしている。
クイック=ロックという名の大蜥蜴に乗っており、意思の疎通ができる。
曰く一目惚れという事で、勝手にA=Gについて回るが、当人は迷惑がっている。
「まっ、アタシのほうが断っ然カワイイけどね! ねーっ!」


ネジコ
A=Gが旅先で遭遇した戦闘用量産型アンドロイド。
美少女型で、本来はこれによって戦意を削ぐ非道な対人兵器。
明確な自己を形成しており、同型を激しく嫌悪する。そのため、仮面で顔を隠している。
左腕がなく、右腕は巨大な鉤爪、背中に電磁射出型の大剣を備えるなどかなりの魔改造。
人間自体を信用はしていないが、「餌」として同型と遭遇しやすいだろうと勝手に同行する。
「妙な真似をしてみろ、貴様のモノの先端を綺麗に切り分けタコさんウィンナーにして飾り付けてくれる」


ボンジ=ヨーヴィー
複雑な紋様が刻まれた、古めかしい中型装甲機械人(ゴーレム)。
落盤事故で報酬がパァになったA=Gが、腹いせに遺跡から持ち出した骨董品。
修理したが引き取り手も見つからず、荷物持ち兼屋根代わり(中に一人乗れる)にしている。
丈夫さ以外に取り柄はないが、見た目がいかついので脅しには使える。
空ろながらも自意識を持っており、意味深な言葉を呟くが相手にされていない。
「汝、真実ヲ知リ、真実ヲ解スル資格ヲ持ツカ。成レバ其ノ魂ニコソ刻ハ在ラン」
392それも名無しだ:2013/08/03(土) 00:42:52.78 ID:5uRSMfDO
ブースト・ファクター フレイバル

時は未来、美味しさを科学する技術と、派手さを求めるグルメ番組の意向、そしてロボット科学が一致し、奇跡のメニューが完成した。
それがパイロットが感じる美味しさ、そしてその表現によってパワーアップするロボット同士を戦わせ、優劣を競う「フード・ブーステッド・バトル」である。
ひょんな事から試作ロボットであるフレイバルのパイロットに抜擢された佐藤登志郎は、この奇妙な戦いに否応なく巻き込まれていく。
それが人類だけにとどまらない、重要な戦いである事も知らず……

フレイバル
フード・ブーステッド・バトル用の新型試作ロボ。
「火山が爆発するような辛さ」ならば、実際に火山を刺激して爆発させる。
表現の適切さよりも、やる規模が大きいほうが視聴者受けは良いが、
それだけの出力を確保するには、適切な表現のほうが容易であるらしい。
393それも名無しだ:2013/08/04(日) 22:53:51.70 ID:wWBulhyA
疾風ストームストレイツ!

環境破壊が進んだ地球の自然を回復させるべく、人類はスーパーテラフォーミング弾を開発した
これから500年、人類は宇宙へ旅立ち、その間ゆっくりと惑星改造を行うのだ

500年の間、地球は分厚い大気の層に覆われ、法的にも物理的にも隔離された領域となる
しかし、適応不可とされたその特殊な大気層・ストームゾーンの中を飛ぶ男がいた
彼の名はキューク。ストームゾーンに迷い込んだ巨大生物・ドラグレイをいなし、
お宝目当てに地球に侵入する無法者を討伐する、空の守護者だ


ストレイツ
キュークの乗る専用マシン
ストームゾーンは文字通りの暴風域であるが、同時に固形化した雲や、
浮遊する陸地などが点在する危険領域
そのため、あらゆる角度での動きに耐えるべく、翼に加え鉤爪のある二本の腕・脚と尾を持つ
これらを用いた徒手空拳や、チェーンを用いた飛行戦闘をメインとするが、
ストームゾーンに近い領域に生息するドラグレイの死骸などから、弾丸や使い捨ての投げナイフなども作っている

キューク
勝手にストームゾーンに住んでいる謎の青年
普通に考えて住めるような場所ではないが、家を立てて吹き飛ばされながら生活している
時々、地上に降りて食料を調達したり、気まぐれに地球に遭難してしまったものを助けたりする

アオイ
キュークの助手をしている、男だか女だか分からん奴
以前助けられた恩返し兼、故郷に帰るのに必要なある物をストームゾーンで探すために助手をする
ストレイツの調整をしているが、謎のテクノロジーとキュークの無茶っぷりに四苦八苦している
394それも名無しだ:2013/08/05(月) 22:32:20.59 ID:IyrT5mh9
失格勇者デモクロス

勇者。それは突如現れた悪意の生命体イヴォルトから、人類を守るべく戦った意志を持つロボット達に与えられた称号。
3人の子供達と心を通わせた彼らは、遂にイヴォルトの首魁であるイルゾォールを倒し、宇宙へと帰っていった。
それから十五年、人々は彼らの事を忘れつつあった。
だが物語は終わっていなかった。いや、この時のために、全ては動いていたのだ。
イヴォルトの復活。それに立ち向かうべく生まれ変わった新たな勇者。そしてうごめく、闇――――


・ブレイブ・アーミー
十五年前に現れた勇者ロボのデータを基に、人類が作り上げた戦闘兵器。
3機存在し、それぞれ騎攻勇者デモリッター、閃空勇者ダイブレード、銃卿勇者クラストナーをモチーフとし、その名を継ぐ。
しかしその実体は、「故郷に帰った」事にした3機を改造しパイロットの手で操れるようにしたもの。
元の人格は消去・分解され、エネルギー制御システムと化している。

・大灘達弘
十五年前、デモリッターと心を通わせ、共に戦っていた、純真でバイタリティ溢れる少年。
イヴォルトとの決戦の際、一家ともども死亡した事になっている。
実際には彼だけが生き延び、親戚の家で何事もうまくいかずに自堕落な生活を続けていた。
本人は社会的に死んでいる事に気づいておらず、後悔とプレッシャーにかられ落ちぶれていったと思っている。
イヴォルトの復活を聞かされ、勇者たちの意志を継ぐためにブレイブ・アーミーで戦うことを決意するが、その正体を知るのは後の事となる。

・林奉信
十五年前、ダイブレードと心を通わせ、共に戦っていた、知的で社交性のある少年。
中性的で端整なルックスが人気を呼び、その後は芸能活動を行なっていた。
しかし七年前に唐突に浮かび上がったスキャンダルにより失墜。
以降世間的には消息不明となっており、精神的苦痛から自殺の噂もささやかれる。
某区域のバーで働いていたところを達弘に説得され、ブレイブ・アーミーのパイロットへ加わる。

・一色間紀人
十五年前、クラストナーと心を通わせ、共に戦っていた、柔和でおっとりとした少年。
お人好しだが要領の悪い元々の性格があり、二人と離れた事でその偉業と比較されいじめを受ける。
そこから一転、必死の努力によりスクールカーストのトップに立ち、そのままステップアップし大企業の経営者に。
未だ拭えない二人や勇者へのコンプレックスを隠すよう、高圧的に振る舞う。
一度は達弘の誘いを蹴るも、イヴォルトによって自社が倒産し、協力を余儀なくされる。


なんかこう、胸クソ悪い、屑と変態と狂人の醜い争いと責任のなすり合い的な話
395それも名無しだ:2013/08/06(火) 23:18:25.81 ID:zqoypJHG
因縁合体グランバイト

悪の科学者Dr.ギールは、恐怖の機甲軍団ヘルバイツァーを組織し、日本征服に乗り出した。
それを阻止すべく立ち上がるのは、防衛軍のエース白杵の駆るスーパーロボット、グランディオス。
一進一退の攻防が続く中、Dr.ギールは最凶傑作であるヘルバイツァー四天王による総攻撃を決意。
激しい戦いの中、四天王とグランディオスは相打ちしてしまう。

だがその時、宇宙から謎のメカが襲来した!
真の支配者を名乗るワイゾル帝国の宇宙人は、日本を焼き払わんとする。
Dr.ギールと白杵は既に戦える状態ではなかったが意見の合致から、謎のメカを撃退をするべく協力。
既に勝ち目のない戦いとわかっていながらも、四天王とグランディオスは一矢報いらんとする。

それを嘲笑うかのように、各機を蹂躙するワイゾルメカ。
もはやこれまでと悟った白杵だったが、走馬灯の最後に映る一つの光景。
――このままDr.ギールに勝てずに死ぬのは御免と、顕になったその強い意志が、奇跡を起こした。
蘇るグランディオス。否、生まれ変わったのだ。
各機能に特化し、それだけが残ったヘルバイツァー四天王のパーツを取り込んで。


グランバイト
正義のロボットであるグランディオスをベースに、四天王である
・ドリルドルガの右腕(尾)
・イスカクローの左腕(脚)
・ギガンバーンの両脚(腕)
・フォルトラの頭(背部)
を持つモザイク合体ロボ。

コントロールは白杵とDr.ギールが互いに奪い合う。
グランディオスの、「他のロボットとシンクロしてエネルギーを制御する能力」
ヘルバイツァーの、「特定の部位をベースに機能し、最適化された形状に至る能力」
は、実はDr.ギールの妻であり、白杵の母である科学者ユリが提唱した技術を、
本人達が知らぬ間に発展させ実現したもの。
因みにユリは故人であり、両名とも互いの関係をまったく知らない。
親子で喧嘩しながらも、ワイゾル帝国に立ち向かうその姿を、草葉の陰から笑ってみているかもしれない。
舞台として巻き込まれた人々にはたまったものではないが。
396それも名無しだ:2013/08/07(水) 18:45:24.02 ID:9RHRp5l0
 
【ネクロボ】 死人にしか操れない、謎のロボ。
死んでもなお強い生命エネルギーを持つものを、半死状態でつなぎとめ、そのエネルギーを利用して動く。
死人側には、感覚がないので、ロボのセンサー類がその代用として、情報を送る。
情報のほとんどは痛みとして流れこむが、死人はその痛みを受けて生命エネルギーを活性化させる。
つまるところ、ロボだが痛みを感じ、そして痛みをパワーにするという奇妙な存在。

《オーガフレイム》 生命エネルギーで火をおこし、吐きつける。
生命エネルギーはあくまで着火、燃料となっているのは身体の一部なので乱用できない。
代わりに、応用として身体を燃やしたまま攻撃できる。

《エクストラプラズマ》 生命エネルギーを直接ぶつける。
燃費は最悪だが、物質を強制的に活性化させて、飽和、破壊する事ができる。
相手の生命エネルギーを利用したものも中和できるので、総じて無効化されにくい。

《テアークロー》 腕を引き千切り発射する。
基本的に戻ってこないので、自分で拾う必要がある。
ただし、痛みを力に変える性質上、並のパンチどころではない必殺の威力がある。

《オーバードライフ》 ネクロボの隠しシステム。生命エネルギーを使い、ネクロボに擬似的な命を吹き込む。
これにより、一定時間だけ再生・成長が可能になる。
ネクロボの生命エネルギーは、普通回復可能な範囲で消費されるが、これを上回り死人の記憶を蝕む諸刃の剣。
重要な記憶を失ってしまうと、生への執着が消え、結果的にすべての生命エネルギーを失いかねない。


【咎獣】 ネクロボが戦う相手。すべて形が異なるが、生物とも機械ともつかないような見た目をしている。
咎獣を倒し続ける事で、ネクロボを操る死人は生き返る事ができるらしい。
しかし、今までそれを完遂できたものはおらず、死人が敗北を認めた=繋ぎとめていた生命エネルギーが停止した時点で、ネクロボに吸収されている。
397それも名無しだ:2013/08/11(日) 00:01:37.69 ID:rMxO9pIX
次元破甲機デルタスレイヤー

神経細胞の電気を利用して、大量のエネルギーを生み出す技術、思考発電が開発された。
しかし、これを実際に運用できるレベルにするには、莫大な人間の脳か、強い思考が必要だった。
そのため、思考発電はただの面白技術として消えかけていた。

ところが、一定数以上の人数で、統一された強い思考を発する事で、日本の天才科学者・滝木はこれを実用化する事に成功する。
それは、オタク達を集め、その妄想力を利用するというものであった。
エネルギーそのものを次元転換する技術によって、オタク達は二次元の存在を三次元に実体化させた。

しかし、集まったオタク達の統一された思考には、個人差による極小のノイズが紛れ込んでいた。
これにより実体化した二次元体は、アニメそのままの姿と能力を持ちつつも、暴走する危険な生命体と成り果てた。

これら三次元体に対抗するには、現実の兵器はあまりに無力だった。
そこで日本は、「二次元との差異が小さく」「自律性がないために制御でき」「技術的な干渉が可能」な存在として、ロボットアニメに登場する兵器の三次元化に乗り出した……
398それも名無しだ:2013/08/12(月) 23:02:06.96 ID:lPIGsPhi
竜血のスパルタスク

・超龍
自然エネルギーである、竜子エンジンを搭載した環境調律デバイス。
「炎」「雷」「嵐」といった現象を局地的に操り、武器とする。
遥か古より存在し、生命の誕生にも関与している。
そのため、人間たちは不可視状態であっても本能的に超龍の存在を察知し、畏怖する。

・破竜
元々は超竜と同じ種類の環境調律デバイスだが、人間たちに敵対し、殲滅せんとする。
複数が存在し、個体差が大きい。
炎だけでなく、毒や酸を吐く。

・スパルタスク
超龍のデータを基に造られた対破竜量産メカ。動力は竜子融合エンジンを使用。
あちらが扱う化学兵器に耐える装甲と、擬似再生能力を利用した特殊な人工筋肉を持つ。
人と竜の中間のような見た目をしている。
自然エネルギーを槍などの武器に封じ込めた状態で扱う。
399それも名無しだ:2013/08/14(水) 20:19:27.05 ID:KQFx9gYc
疾走装甲エリアライド

バイクが欲しくてたまらない高校生、磯貝駆。
学校はバイト禁止だしウチは絵に描いたような貧乏一家だ。
ところがある日、酔っぱらいの親父が一台のバイクを持ってくる。
翌日より嬉々として乗り回す駆だったが、そのバイクは巨大戦闘メカ、エリアライドのコックピットだった。
気がつけばコントロールを奪われドッキング。
目の前には謎の怪獣。

「一体全体どうしろってんだ!?」
「戦え! 倒せ! そして政府から謝礼をいただくのだ!!」

スピーカーから響く、聞きなれた嗄れ声。
すべては親父の仕業であった。

「何が何だかわかんねえーっ!!」

無我夢中で怪獣を撃破する駆。
まさに天賦の才が成せる技。
故に彼は選ばれてしまったのである。

自由気ままなツーリング、友人とのバイクレース、行く行くは彼女を乗せて……
そんな思春期の淡い夢は、ところかまわず戦闘に強制連行されるスーパーバイクによって引きずり回される事となる。
400それも名無しだ:2013/08/16(金) 23:14:26.42 ID:iKl33U2N
利機士侍直正(りきしざむらいただまさ)

黒船で来航したペリー提督が幕府の持ち出した電磁加速砲に腰を抜かして帰っていってからはや二百余年。
日本も緩やかに開国を果たし、異国の文化を取り入れては更に発展させて発信する、そんな時世。
侍の世はまだ続いていた。

とはいえ、「士農工商」とされる身分の序列は残っているものの、生産性の無い武士の社会的立場は地に堕ちた。
「あいつらは米だけ貰ってれば満足なんだからな」と侮蔑され、真っ当に生きる気のある者はとうに刀を捨てて
町人落ちし、商人や工人になっている。
今なお武士を名乗るのは、唯一残った特権である帯刀を傘に着て利機士で武装し、暴力や破壊活動で金品を
巻き上げることで身銭を稼ぐゴロツキばかり。

そんな社会にただ一人、刀を捨てず、人の道も外れずに生き続ける侍がいた。
その名を津賀直正(つがただまさ)という。


利機士(りきし)
「刀の一種である」として生まれた戦闘機械。形に決まりはないが大抵が人を模して作られている。
既存のあらゆる武器、兵器のいずれともつかないため、「それは刀ではなく○○である」と指摘することが
できず、強引に刀として認められる。刀であるため「刀身をもつこと」「使用時は刀身を露出(抜刀)すること」
が条件付けられるが、刀身は完全にお飾りと化しており、多くの場合銃火器を搭載して主武装としている。
軍隊以外でも武士なら個人で所有することが許されるが、刀身が破壊された時点で刀とは認められなくなる。
その場合残った機械部分(名目上「柄」)の銃火器は単なる銃火器として所有が犯罪となり、お縄を頂戴する
ことになる。

津賀直正
齢二十三歳。実直な人柄で人当たりもよく、町の面倒ごとをすすんで引き受けるため、武士蔑視の世にあっても
周囲の信頼は篤い。俸禄だけで食っていく収入は無いが、よく近所から裾分けを受けて生活している。
剣の鍛錬に余念が無く、役立つ当ても無いのにと笑われながらも研鑽に励み、人知れず狼藉を働く利機士を討つ。
愛刀は祖先より伝わる名刀「紫電」と利機士「鳴神」。

鳴神(なるかみ)
身の丈二間一尺、目方六百七十貫。
直正の利機士。納刀状態では車両型で自走可能、紫電の鍔に付けられた根付鈴の信号を受けるとやってくる。
利機士としては珍しく銃火器を搭載せず、利機士の身の丈に合わせたような巨大な刀身を実際に使用して
敵利機士を両断する。それ以外には特別な所のない利機士だが、手入れが行き届いていることと直正自身が
鍛錬を怠らないことにより、並の利機士とは比較にならぬ強さを発揮する。


「携帯電話が普通に出てくるような時代劇」を考えていたらこうなった
401それも名無しだ:2013/08/17(土) 22:42:54.51 ID:SIt+Aevg
なんか強引な感じでワロタ
でもロボットものって結局そんなもんだな
402400:2013/08/17(土) 23:17:23.84 ID:DblsWuUd
>>401
まあ強引だとは思ってたけど、「既存の兵器であってはならない→ロボット」とか「そこを壊されたらアウトなシンボルをもつ」
のあたりが気に入ってる

幕府が1800年代にレールガン持ってた理由とか屁理屈こねてまで武士を存続させようとした理由とかが
ちゃんと付けられればねw
403それも名無しだ:2013/08/19(月) 23:06:49.49 ID:UuLqH5j5
ジェネティカ・マシンヘッズ

技術の発達とともに、様々なマシンが造られるようになるが、
それらは次第に扱えるものを選ぶ高度なものへとシフトしていった。

ところが、この時代にあらゆるマシンに高い適正をもつ人種が現れ出す。
それはもはや才能という言葉で片付けられるものではなく、
初めて搭乗したマシンでも、手足のように扱うなど明らかに常人の域を超えたもの。
彼らは「マシンヘッズ」と呼ばれ、いつしか一般人と線引されるようになっていた。

そしてある日勃発した大戦。
そこで戦場に駆り出されるマシンヘッズ達は、極限状態のなかある変化を遂げる。
「ジェネティカ・リバース」。肉体に融合した機械とマシンとをリンクさせる、失われた能力。
彼らは機械と人とが融合した者たちの末裔であり、環境によって先祖返りを起こしたのである。
己が人間でない事を理解した時、彼らは、そして周りのものは何を思うのか。


ライド礼堂
マシンヘッズの一人で、フリーの傭兵。
戦闘マシン乗りとしての実力派折り紙つきで、あらゆるマシン、あらゆる戦局に対応できる、破壊の申し子。
しかし、契約期間は短期でそれが過ぎると例え戦火のまっただ中でもふらりと消えてしまう。
次に見かける頃には、敵陣営についているなんて事も珍しくなく、同じ傭兵仲間からは嫌われている。

スレイブフレーム
人の動きを拡張する、大型戦闘マシン。
歩兵の万能性と戦車の火力・装甲を持つが、操作が複雑すぎるため、純正機はマシンヘッズ以外は使えない。
戦場ではデチューンしたものが広く利用されている。
404それも名無しだ:2013/08/21(水) 23:38:23.59 ID:3Mk7pfyV
『マグマダイバー・プラグマ』その27

これまで(>>385)のあらすじ
成り行きで巨大ロボに乗り戦っていた普通の高校生、大塚豪。
紆余曲折を経て、自ら戦う事を決意するのだが、乗せる側にもルールはある。
新装備のテストも兼ね、シミュレータでの戦闘試験によって、正式にパイロットになれるかが決まるのだが……
405それも名無しだ:2013/08/21(水) 23:39:35.58 ID:3Mk7pfyV
 
かぶさるだけかぶさってオシマイの網に、ろくに飛ばない釘打ち銃と、立て続けにてこへんな武器をつかまされて右往左往。
こっちはバテ気味だってのに、対するバゴラ獣はピンピンしている。
だからといって泣き言なんて言ってらんねえ。
両頬をたたいて気合を入れると、急いでレバーを握り直す。

『豪くん危ないっ!』
コロナの叫び声。すぐに飛んでくるバゴラの火球。
こんな状況で一瞬でも手放しなんてしたのは馬鹿げているけど、それぐらいのハンデ、ひっくり返してやんなきゃどの道先はない!

「負けるかァっ!!」
正面から火球をブン殴る。
殴ったって弾き返せやしないが、プラグマのパワーならかき消す事はできるんだ。
重要なのはタイミングとパワー。
だてに何発もくらっちゃいないんだ、ここいらでさばけるようにならなきゃ進めない!

『おお、うまいぞ豪くん!』
「よしっ、このままっ……どあっ!!?」
一発二発と止めて調子づいたは良かったが、うっかりネイルガンを持っているほうの腕を使ってしまって、受けそこねる。
さっさと投げ捨ててりゃ良かった。進みながらで相手も二匹、一度リズムが崩れちゃ立て直すのは難しい。
でも、だからといって止まってしまっちゃ意味がない。
むしろこの状況なら、全速力!

『グオッ!』
「これだけ近づきゃ、仕事するだろっ!!」

ギリギリまで耐えて、転がり気味に弾道から外れ回りこむ。
ついでに、ネイルガンをお見舞いだ。

「わっ、とっとおっ!」
両手で構えて撃った時は感じなかったが、思った以上に反動がデカい。
これじゃ弾幕にはなりそうもない。
威力もそこまでってワケでもないのに、どう使えば……

「いや待てっ、こうすりゃっ!!」
『ギョァッ!?』
転がったまんまで近づいた、一方のバゴラに飛びかかってネイルガンをそのまま突き立てる。
刺さった釘を支えに足をかけると、振り払おうと尻尾がすぐに飛んでくる。
その前に、釘を発射して、反動と同時に身体を蹴り飛ばす!

『豪くん、後ろ来てる!』
「サンキューコロナっ……けど心配ご無用っ!」
もう一匹のバゴラ獣――網を引っ掛けているほうの、その網をぐいとつかむ。
あっちの力を利用して体を起こしたらば、今度は網にネイルガンを巻きつけ、両手でしっかりつかむ。
406それも名無しだ:2013/08/21(水) 23:40:24.92 ID:3Mk7pfyV
 
『ガオオン!!』
「えんやさァーーッ!!」
網を力いっぱい引っ張ってバゴラ獣をたぐりよせ、もう一方にぶつける。
サスガに相手も重いので、攻撃の邪魔をするので精一杯だが、こいつはオマケだ。

「食らえっ!」
『ギャゥッ!?』
「もう一丁!」
網を巻きつけたネイルガンを、はじめは地面に網ごと、次はバゴラと素早く切り替えて撃ち込む。
あとは、バゴラ獣をおびき寄せて、地面の側が引っこ抜ければ!

『ギャッ!』『ガォッ……グゲェッ!』
互いに引っ張りあって網にからみあってくれるという寸法だ。
釘で打ち付けておけば、網の軽さも関係ない。

『成程、そういう使い方があったかー。』
『大さん、もしかして適当に作ってない?』
『そ、そんな事ないよ。ほら豪くん、最後の電熱銛は普通だから!』

"は"って何だ"は"って。他は普通じゃない自覚あったのか。
とにかく、バゴラ獣の動きを封じている今がチャンス。
そのまま殴り倒すという選択肢もあるけど、三度目の正直で、その電熱銛とやらを取りに走る。
二匹ともが同じ方向に動かれたら台無しなので、のんびりくっちゃべってる余裕はない。

『ガォッ!』『ガウガッ!』
相変わらず火球だって防げない。
こーいう時に限って、ピッタリ息を合わせてきやがる。

「……っていうかおんなじ動きじゃねーかっ!」
ほとんど同じ場所で、同じ的に向かって火炎弾を打ち続けているうちに、ズレがなくなっていく。
コンピュータで作ったからか、行動パターンが一致してしまったようだ。
合体した火炎弾はとてもかき消せるような威力じゃない。
投げ捨てたネイルガンが真っ黒こげになっている。

『あはは、これはちょっと向こうに言わなきゃねえ。』
「だあっクソ……ならっ!!」
タイミングを見計らって、火炎弾のスキマを突っ切る。
まとまってくれてるなら、受けるより避ける!
ひらりとはいかないが、直撃さえしなけりゃそう簡単には止まらない。
なんて思ったのもつかの間で。

「げぇっ!?」
ついさっき飛んでったばかりのはずが、次弾がすぐそこまで迫っていた。
火炎弾をぶっ放しながらも、向こうから急接近をしかけていたというワケ。
走ってたら間に合わない。けど目的のブツはすぐそこだ。
だったら飛び込むっきゃない!
407それも名無しだ:2013/08/21(水) 23:41:16.46 ID:3Mk7pfyV
 
「よし来たっ……って抜けなっ!!」
伸ばして、伸ばして、ようやくつかんだと思ったのにこれ。電熱銛は地面に深々と突き刺さっていた。
けど今ばっかりは、そのほうが都合がいい。

『ガ……』『ガアッ!?』
「でりゃぁああっ!!」
電熱銛の取っ手をつかんで、飛び込んだ勢いのままグルっと一回転。
言うならば、縦横を入れ替えた大車輪だ。
追うバゴラ獣をかわしつつ、方向転換してキックを叩き込む。
二匹まとめてなので片方がクッションになってしまうが、おかげで動きはまたバラバラ、網にからまってくれる。

「ようし、今だっ!」
銛を引っこ抜き、構える。
流石にこの形と名前とじゃ、やる事はひとつだ。

「食らえええっ!!!」
再び並びはじめたところを、串刺しにして、串焼き!
プラグマの腕に自動接続されたワイヤーを通してエネルギーが送り込まれ、銛はスパークを巻き起こす。
電熱の名前はこういう事か。

『『ガガアアアアアアアッ!!!』』
「わっ、ちょっ!!?」
こっちはエネルギー注入しっぱなしで動けないってのに、二匹分の抵抗はしんどい。

「このままじゃ先にっ……」
いや、待て。
バチバチとほとばしる電気を見て、頭の豆電球もひらめく。
ここでパワーを全開にすれば!

「うおおおおおっっ!」
『ちょっと豪くん、そんな事したら電熱銛が持たな……』
「ああっ! だから、持ってけえぇぇええっ!!!」
『!?』

許容量をオーバーしてスパークする銛を身体で押し込んで、強制排除する。
そんでもってさらに、全力のストレートを銛のケツにたたきこめば、バゴラのポリゴンにメリメリと拳がめり込む。
貫通、そして――

『ガゴッ!』『グフォアアアアッ!!』

――爆発!!
送電塔の時のと、ロケットパンチの時との合わせ技……というには強引か。
とにかくバゴラ獣しめて三匹、撃退だ。
なにやらビーッと音が響き渡り画面が切り替わる。

「ゼェ……ど、どんなもんだっ!」
408それも名無しだ:2013/08/21(水) 23:41:59.86 ID:3Mk7pfyV
『あはは、すごい無茶苦茶。』
『うわぁ、ネットまでこんがり焼いちゃって。結局装備全部だめにしてるじゃないか。』
こっちの充足感とは反対に、二人はあきれ気味。

「だいたい叔父さんがマトモなのよこさないからこうなるんでしょ! ちゃんと装備は使って倒したんスからね!!」
『うーん、まあそうなんだけど判定するのは僕じゃないし。』
「うぐう。」
言われてみればそのとおり。街を守るという目的をしっかり果たせるような戦い方だったかというと、正直自信がない。
思い出すたびに、なんだか段々不安になってきた。

「あーーっ! 落ちてたらどうしよう!! 」
『それには及ばない。大塚豪、君の戦いは見せてもらった。』
何だ!? 両サイドのスピーカから急に声が聞こえてくる。
それから、ブラックアウトしていた目の前の画面が明るくなり……

『防衛省超獣対策特別委員会は、君を超獣討伐ならび近隣保護を目的とする大型直立特殊作業機械第二区分・固有名プラグマのパイロットとして認めよう。』
「でえええぇぇええっ!!?」
いきなりの合格発表に喜ぶよりも驚きが全部を持ってった。
画面に映っているのはなぜか見覚えのある赤いスーツ――ブレイザー1で、この声。

「な、なんで親父? えっ……親父って自衛隊なの!!?」
『ちょっと違うぞ。防衛省超獣対策特別委員会と言ったばかりだろう。』
やたら良い滑舌で、リピートしてみせる親父。
あのブレイザー1が親父だったって気づいた時点でなんか絡んでるんだとは思ってたけど、結局入院とかでウヤムヤになって聞きそびれてたし。

『えっ、でもこの前の病院で話してたよね。』とコロナ。
「マジか。全然覚えてねえ……。」
なにせ、あの時はいろんな意味で頭いっぱいだったワケで。
じゃあ俺だけ把握してなかったのか、トホホ。

『まあ何はともあれ、これでめでたしじゃないか、豪くん』
――そうだ、とにかく試験には合格したんだよな。
ってことはこれで、プラグマで戦うお墨付きをいただいたって事だ。
そう思って安堵のため息をつきかけるが。

『待て、豪。パイロットとしては認めるが試験合格とは言っていない。あんな戦いじゃまだまだ、赤点だ。』
「へ?」
『追加試験だ。この俺を、倒して行けえッッ!!』
そう叫ぶやいなや、画面が再度切り替わり謎のムービーが流れ始める。
いや、これは間違いない。ブレイザー1が乗り込む巨大ロボ、ブレイザー7の合体シーンだ!
某大作RPGに勝るとも劣らないクオリティで、目の前にはいつの間にか、その巨体が完成していた。
そそり立つ鋭利な肩アーマーに、ぶっとい腕と足にスタイリッシュなボディーライン。
現実では許されないだろうアニメそのままの姿が立ちはだかる。

「他はあんなで、なんでこれだけやたら力入れてんだよぉ!!」
そんでもってプラグマは、びっくりするぐらい何もできず、大人げない子供向けアニメのロボに瞬殺された。

『ハッハッハ! 不屈の闘志は勝利の灯火ッ! 今のお前では俺は超えられん!!』
……なんなのこの大人。
その次の日、家の郵便受けには仮免許と初心者マークが入っていた。


つづく
409それも名無しだ:2013/08/22(木) 22:57:23.83 ID:T8nO0ZBr
【呪装殲滅オズワルト・ブレイカーズ】

《あらすじ》

世界中を巻き込んだ機械大戦は、文明を破壊し、衰退させた。
大戦を終結させた偉大な科学者グラン・オズワルトは、二度と過ちが起こらないよう機械技術を封印。
生き残った人々にも語り継がせぬように言い聞かせた。

それから数百年、20世紀初頭ほどまで回復した文明に、突如として変化が訪れる。
ウィザードを名乗る男が、謎の術――本人の語る魔法を操り、世界を掌握してしまったのである。
しかし植民地争奪からいつ大戦が始まるやもしれないという程の緊張にあった世界情勢からみれば、
ウィザードによる世界統一はある種の救いにもなっていた。
実際、ウィザードとその配下による統治は完璧ではないにせよ、隷従を強いるほど悪条件というものでもなかったのである。

不満を残す旧国家の支配者達がウィザードに反逆し、更迭される様は、虐げられていた一般市民にとって笑いの種になるほど。
世界はウィザードの支配を受け入れていたといっても過言ではなかった。
ところが、そんな世界の状況を真っ向から否定し、ウィザード抹殺を掲げる、「謎の術」を操るもの達がいた。


《登場人物》

〈オズワルト・ブレイカーズ〉
今や誰も知らない機械技術を操る、アウトロー集団。
ウィザード抹殺を謳い、各地で拠点の襲撃を繰り返しており、全員指名手配されている。
その正体は、かつてのウィザードの仲間であり、禁断の機械技術を求める旅の果て、
彼が魔法としてその技術を得るにあたり生け贄とされた。
ウィザードや本人達も死んだと思っていたが、抑止力として各機械技術を強制的に埋め込まれ、呪われた身体として蘇った。
そのため、ウィザードには強い憎悪を抱いている。
410それも名無しだ:2013/08/22(木) 22:57:58.11 ID:T8nO0ZBr
[泥沢羆(どろさわ・しぐま)]
ブレイカーズのリーダー格。時空間制御技術を持ち、所謂亜空間から自在に武器を出し入れできる(生物は不可)。
元々は女たらしの青年だったが、蘇生にあたり何故か少女の肉体を与えられている。
オマケに時空間制御技術の影響で成長しない。そのため、非力さを補うため大量の銃火器を操る。

[カーカス・スチュアート]
ブレイカーズの補佐的存在。量子変換演算技術を持ち、あらゆる現象の解析や、直接接触によるプログラム書き換えを行える。
元々は手の付けられない乱暴者であったが、蘇生にあたり上能力の影響で動き回れずにいる(演算中は無防備)。
一見して人間と変わらない姿だが、その表皮は演算回路である量子ファイバー・ケーブルで構成されている。

[セシリオ・ライネス]
ブレイカーズの切り込み役。ナノマシンによる遺伝子改造技術を持ち、生物の限界以上に自己の肉体を強化する事ができる。
元々は言語学者だったが、蘇生にあたり獣の姿を与えられており、自己改造で人型の体をなして入るが顔はそのままである。
身体能力は随一だが、強化を行うほど理性も飛ぶというリスクもある。また反動で喋れなくなる。

[ブロッケン・ティルマン]
ブレイカーズの最終兵器。分子結合・化合技術を持ち、触れた物質を合成・加工する事ができる。
元々は人を騙して楽しむ男だったが、劣化した肉体の補強を繰り返した結果、岩石・金属だけのロボットとなり表情を失う。
周囲の物質を結合して25m程の巨人形態となる事ができるが、維持や修復はできても自分での制御はできない。
他の3人が乗り込み、セシリオが動作連動による操舵、カーカスが通信、泥沢が火器制御を主に行う。

〈ウィザード〉
ブレイカーズの宿敵。魔法を操り、様々な現象を起こしているが、それらは全て失われた機械技術の応用である。
エンチャンターと呼ばれる限定的な同技術の使い手や、ゴーレムと呼ばれる魔導巨兵、ファントムと呼ばれる合成人工生物、エレメンタルと呼ばれる特殊な技術で造られた自律結晶体などを配下に抱える。


よく考えたら流れが白兵戦→巨大ロボで戦隊物のそれだから、ロボットものか怪しい
411それも名無しだ:2013/08/23(金) 00:46:15.44 ID:b/hoLKrA
拡張人類メタルヒト

全生物サイボーグ化を企む組織ZOOに対抗するべく、人類はその超常的な機械技術を解析して発展させ、ある兵器を完成させた。
それはメタルヒト。その名の通り鋼の装甲であらゆる衝撃に耐え、そして人のように万能の活動能力を持つ巨大ロボット。
必要なのは、人間にしかない技術と、気合。
武器を直接持っていないが、二本の器用な手と頭脳とがあれば、どんなものでも武器になる。
必殺技は、火事場の馬鹿力。
地味なのでスポンサーからはクレームがついている。
ワンオフだが、パイロットは、割とだれでもよい……というより適任者を決めあぐねている。

敵であるZOOは、様々な動物をサイボーグ化して送り込んでいる。
陸将軍パンダバダ・海将軍マンボード・空将軍セミファイナルが各軍を指揮し、唯一の人間であるドクターガネメがそれらを統括している。
412それも名無しだ:2013/08/24(土) 23:42:43.87 ID:SGAYFgQ1
甲殻鋼帝カブトマスター

地球移民政策が進み数百年後の世界。
殆どの人類は電脳と機械技術の発達、精神の交感による高度な文明社会に適応している。

しかし、その中でも極まれに、旧時代の野蛮な闘争本能をもったままの人間が生まれる。
そういった人間には、文明を支配する法や倫理が通用せず、犯罪行為を引き起こす可能性がある。
そのため、彼らは過酷な未開の惑星に派遣され、事実上の隔離となる。

そんな隔離惑星で、作業マシンを使った娯楽競技が誕生した。
マシン相撲。読んで字のごとく、作業マシンを使った力比べである。
しかしそこは蛮族の血を引くものたち。はじめはただの息抜きだったが、いつしか競技上位者が惑星の支配権を得るようになっていた。


カブトシリーズ
競技に特化した、アームドウォーカーと呼ばれるタイプのマシンで、最高ランクの力を持つ。
あまりのオーバースペックぶりに、当初は使用者側がブーイングを食らう始末だったが、次第に技術力が逆転。
後発のスタッガーシリーズに追い抜かれ、旧式あつかいされている。
スペック自体は劣っていないが、制御が難しく、使いこなせるものはほとんどいない。

フジヤマト
カブトシリーズの中では珍しい軽量級だが、パワーは並みの重量級に並ぶ。
シンプルな機体で、非常に柔軟な動きが可能なのだが、その強すぎるパワーに引っ張られる形で、余計にピーキーな仕上がりになっている。

毒島ヨロイ
ワーカーカースト最下層出身の少年。
廃棄されたフジヤマトを発見、修理し、マシン相撲で人生逆転を狙う。
理詰めで動くタイプで、知略を尽くした一撃で次々と勝利を重ねる。
しかしそこには、スターの擁立を企む惑星管理者の思惑が絡んでいる。
413それも名無しだ:2013/08/26(月) 01:31:31.56 ID:APl3r3Ei
テーブルマナー

外側についている武装から使い次々にパージして行く強襲用人型兵器
414それも名無しだ:2013/08/29(木) 10:47:45.61 ID:OJCg9iNv
ワイルドビルド・スチールド

国際法により、あらゆる武器の所持製造が禁止された。
これにより地球は「争いのない世界」になった。
そんなものはただの腐敗だ衰退だと謳う人間もいるが、それは間違いだ。
何故なら地球の外はこんなにも、闘争で満ち溢れているのだから。


ビルドローダー
宇宙開発汎用拡張工機。半思考制御で、自動車より楽に運転できる大型ロボット。
国際法により兵器は持てないが、開発用の装備は許可される他、歩いて腕を振り回すだけで脅威。
故に地球や、開発済みの惑星・衛星では使用を禁じられている。
逆にそれ以外の場所では、国際基準をパスしたものなら自由に扱える。
正当防衛は勿論、決闘まで許可されており、正に力が支配する世界と化している。
415それも名無しだ:2013/09/01(日) 20:54:00.92 ID:+Ja1ZJ8l
深海械帝イクティオス

別の宇宙へと繋がる異次元ゲートを開く実験に成功した某国。
これにより、更なる科学の発展が期待されるはずだったが、事件はその二日後に起きた。

開いたゲートそのものは、シミュレート通り正常に動作していたが、地球にもともと存在し、休止していたゲートまでもが、引っ張られる形で開いてしまったのだ。

別の宇宙から現れるクリーチャーは、陸に揚げてしまったら最後、核兵器でもなければ止められない圧倒的な力を持っていた。

これを防ぐべく、まだ力の弱いゲートならび海中内でクリーチャーを迎撃する特殊部隊が結成される。
その核となるのが、ゲートからサルベージされた古代大陸の技術を基に建造された水・宇宙両用の大型ロボット、イクティオスである。
416それも名無しだ:2013/09/01(日) 20:55:46.29 ID:+Ja1ZJ8l
【イクティオス】
全長71メートル、重量2660トン。
ゲートから放出される、特殊な量子を集めて稼働する試験型アトラクタエンジンと、核融合炉2基を搭載。
これは補給が困難であり、単機で大出力を確保する必要があるため。

上記動力炉を保護し、深海・真空での圧力に耐える必要性があるため、装甲は何重にも重ねられており、非常に硬い。
万一、内部まで破壊された場合は、ブロック単位での切り離しを行い対処する自動防御システムが搭載されている。
とにかく重いため、地上では立つこともできない。

武器は換装式の魚雷だが、数はあまり積めない。
代わりに、磁場を作り自身の周りに空気の層を作るハイドラゴンと呼ばれるシステムを持つ。
これは、機体の稼働を補助し格闘能力を高めるだけでなく、超高密度に圧縮して相手にぶつけるといった動きが可能になる。
水中では電気分解で空気を簡単に確保できるが、ゲート内の真空宇宙では使用を制限される。

四隻の支援潜水艦とアトラクタエンジンを共振させることで、一定範囲内に強い磁場を作り出し外界への干渉を弱める事が可能。
ただし時間がかかるだけで突破自体はでき、リングというにはやや弱い。
417それも名無しだ:2013/09/01(日) 20:57:28.83 ID:Rxw9e5CN
【ネオ】
別の宇宙から現れたクリーチャー。初めは生物の肧のような姿をでゲート内に現れ、水中から地上と移動する際に、生物の進化を辿るように成長する。
どのような姿をとるかは、個体により異なる。
地上に近づくにつれ成長速度は上がり、凶悪化する。
ゲートは複数あり、何処からどの程度のスパンで出現するかは謎。
ゲート自体は破壊が難しいうえに、できたとしても別の場所に行き場を失ったエネルギーが新たに作り出してしまう。


【九頭竜海人(くずりゅうかいと) / 桝井海那(ますいかいな)】
イクティオスのパイロットを務める少年少女。
ネオの襲撃で壊滅した東アジア地区の数少ない生存者でもある。
襲撃のショックから精神が不安定気味。
死別した人物と自己の人格を混同する事がある。
海人は柔弱、海那は攻撃的。
ただし、イクティオスでの戦闘時に高揚すると、元来の状態に戻る事がある。
418それも名無しだ:2013/09/03(火) 02:21:20.80 ID:DJUh+oyZ
牙天合体ドカタンク

シャベルタイガー、ランマーシャーク、ドリルケラトプスが合体して完成するスーパー土木ロボ。
巨大複合建機に変形する事もできる(分離状態は動物型)。
危険地帯での工事が主であり、災害や紛争、怪物の襲撃に巻き込まれる事も多い。
そのため、作業用ではあるが、やたら高いスペックをもっている。
専属パイロットはおらず、日雇い労働者が乗り込むことになっているが、
まともに作業をこなせる人間もやりたがる人間もそういないので、面子は割と固定気味。
419それも名無しだ:2013/09/03(火) 17:18:44.22 ID:hy8I/npK
少年、馬場蛮次は超人的な運動神経を持っていたが、肉体はとんでもなく貧弱。
おまけにそれを考慮せずになんでも力まかせで解決しようとする残念な頭の持ち主だった。
ついたアダ名は「脳みそだけ筋肉」。

いつものように、不良に突っかかってフルボッコにされた帰り、街を巨大生物が襲撃した。
巨大生物の正体は、人間の思考を読み取って活動する、制御不能の人工生命体サトリ。
これに対応するため、自律回路を搭載した巨大兵器カイザーロボが出動する。
しかし未完成の自律回路では、戦闘を満足にこなす事もできず、倒されてしまう。

サトリの理不尽な侵略行為に怒る蛮次は、カイザーロボに勝手に乗り込み適当に操縦を開始。
すると、カイザーロボは仕様を遥かに超える力を発揮し、サトリを瞬く間に撃退した。
かくして、コンピュータ補助と鋼の肉体をもった地上最強の馬鹿、オーバーカイザーが誕生したのである。


オーバーカイザー
人智を超えた馬鹿っぷりによって奇跡的に成立した搭乗式人型ロボット。
ナンセンスの塊だが、「馬鹿だから」の一言でそれらをはねのける。
遠近に対応した武装を持つが、その最大の武器は、異常なまでの馬力。
蛮次の野性の勘ともいえる操縦技術によって、瞬間的に確保可能な最大出力を制御し続けている。

武装:
ロングバレルスモークガン
フレキシブルシザー
ジャイアントキック
馬鹿力
420それも名無しだ:2013/09/03(火) 19:43:31.39 ID:Bxdf3nvo
名前イイネ・
421それも名無しだ:2013/09/06(金) 22:22:43.65 ID:DnuU+uiJ
天甲機翔ウェイブゲイザー

環境汚染が原因で出現した、自然の化身とも言うべき超生物ディザードは暴風を、洪水を、豪雷を呼び起こし、地球を遥か昔、原初の海まで戻そうとしている。
そこまで地球を追い詰めたのは、偏に人間達の業。
けれど人間もまた地球の、自然の産物であり、その根底にある生への執着は何ものも止められる事はない。
かつて開拓期にあった先人がそうしたように、人間たちは自然に適合し、自然を制圧するための道具、ウェイブゲイザーを造り上げた。
心なき災害と鉄。そこには善も悪もない、ただ明日を生き延びる戦いがある。


・ウェイブゲイザー
天甲機翔、通称天機と呼ばれるマシン。
通常では干渉できない自然災害を、人間の手で制御するための媒体であり、そのために人型の延長線上にある形をしている。
ディザードの持つ「現象同一化」という機能を再現しており、自然に対し、量子的性質を寄せる事でその干渉を弱め、一部を自分の力として扱える。
同一化可能な対象は、その機能を司る波動核(ウェイブコア)一つに対し一つのみで、一度設定すると機能のON/OFFに限らず変更不可。
ウェイブゲイザーは必ず二つ搭載しており、一つは地球に対して働きかけ、重力を制御するために使用されている。

空軍と陸軍が主体に開発されていて、前者は暴風域のディザードに対抗するタイプが主体。
規模に応じてブラスタ、トルネイズ、タイポーンといったクラスが設けられている。
上のクラスの機体ほど高性能だが、現象同一化ありきで稼働するので、下位クラスとは基本的に戦えない。
各クラス内でも、雷や豪雨、吹雪に対応したものが少数ながら存在し、数機で連携して戦う。

後者である陸軍では、完全に機能別に分けられている。
重力の影響を受けにくい代わり装甲で受け止めなければならないパワーも大きいため、一機一機が強力。
地震ならば津波といった、二次災害=複数のディザード出現も起こるので、連携こそしないが同時出撃も多い。
なお出現位置で管轄が割れかねないため、特別措置として一括して海軍は海上での補助を担当する事になっている。
この背景から、それぞれの仲は悪い。

なお、後に太陽の磁気異常や流星群など地球外の異常からもディザードが発生するようになったため、宇宙軍が設立される。
422それも名無しだ:2013/09/07(土) 21:54:38.60 ID:wDdapbag
ガッタイガー
虎にトランスフォームするロボ。他のロボと合体できる。
馬型ロボのサイオーバとの合体でトラウマスター、
牛型ロボのウルタルスとの合体でトラブルースになる。
423それも名無しだ:2013/09/11(水) 11:53:58.82 ID:rZTiKYVS
鉛武天式(えんぶあまつしき)
星の回転で生じるエネルギーを直接受け取る事できる。
回転の力を使い、拳による打撃や銃弾の威力を高めている。
体の一部を回転させ、タイヤのように滑らせることで、移動速度や衝突時のダメージを軽減する。
両腕に斧を装着しているが、これを回転させトンファーのように扱う事も可。
また、背部には螺旋状にねじれた特殊ロッドをもっており、棍として使えるほか腕部に接合しドリルにできる。
多彩な技を持つ機体だが、それゆえに操縦は難しく、ロボット酔いするパイロットも後を絶たない。
424それも名無しだ:2013/09/15(日) 01:23:09.38 ID:gN/DalRy
黎明王パルスギルダ

『パルスギルダ』、それは二十年前突如現れた。人はそれを恐れ、もしくは崇めた。二十年間不動だったそれはなんの前触れなく、まるで長い間眠っていたかのように目を覚ます。
それは世界に黎明を迎える合図か?それとも世界に黄昏を告げる使者か?

パルスギルダ
圧倒的巨体、重量感、パワー、出力。まさしくそれは機械仕掛けの神だった。その存在自体がすべて謎で不気味。しかし地球に飛来する隕石群を極太なビーム砲で撃ち落とし、ひとまず人類の敵ではないことが発覚する。
巨大な右腕から繰り出すパンチは火山の噴火の如く爆発を生む。キックは山一つを吹き飛ばす。
パイロットを必要とせず無人で動いている。そのため、人間が乗っていれば確実に死ぬような無茶苦茶な推進力を発揮する事がある。例)地表から月まで約五秒で到達するなど。

メテオン
地球に飛来した隕石群が変異したドラゴンのような鉱石生物。人間を好んで食し、卵を産み、無限に繁殖する。駆除しなければ全宇宙の危機にもつながると世界政府は判断する。
更には人間を取り込んで人型に変異する個体も出現し、凶悪性を増してゆく。
425それも名無しだ:2013/09/15(日) 02:34:04.40 ID:sWau3aH8
グランドレス

闘争を繰り返すうち、地球上の人類は減っていった。
単純に滅びたものもいたが、その多くは地球自体を離れたり、あるいは果てなき闘争に希望を失い、生存をやめたもの達である。
技術だけは進歩していたものの、そんな理由から残ったものは、崇高な精神を備えているとは言い難く。

ただ野蛮と切り捨てるのは簡単だが、実際に闘争を続けている末端のものたちにとっては、生きるか死ぬかの問題である。
命の根本に組み込まれた行動原理を否定する事はできない。
ロボット戦争。
二足歩行の搭乗型で武器を持たせてチャンバラ。もっともらしい理由もなく、いつの間にか環境はそのように変化していた。
ナンセンスと降りたくば降りるがいい。上から踏み潰されるだけだ。
故に男たちは、今日も必死に荒野を駆け、汗をたらして剣を握る。

そんな世界に、女がひとり。
狂った動機に狂った機体。ふるう力も常軌を逸している。
或れはなんだ。ただひとつ言える事は、嫁にしたくはない。


トゥール・トゥ・テンプル
「結納しやがりくださいコノヤロウ」が口癖の、地球で数少ない女性。
遺伝子工学の発展で、性別が生命の繁殖に必須ではなくなっているため、
身体特徴的に希少性があるといった程度の認識しか持たれていない。
紛うことなき美女だが、とにかくやかましいため出会う誰もが苦い顔をする。
男という男に求婚するが、それどころじゃない状況と関わりたくない性格で断られる。

グランドレス
トゥールが所有するロボット。規格外の強さを誇るが、それがトゥールが操るからなのかは謎。
愛を求めて戦場を右に左に動きまわり、惚れた勢いで勝手に味方したり敵対したりを繰り返すはた迷惑な存在。
彼女自身は、ある目的のためにこの機体の適合者として利用されたという経緯がある。
しかしながら、計画は頓挫し機体と彼女と、彼女の中にあった「結婚してー」という感情だけが捻れた方向で残ってしまった。
ナイフを大量に隠し持っており、踊るように斬りつける。
426それも名無しだ:2013/09/18(水) 23:20:53.10 ID:Pdg/yrx1
機甲巨人伝ギガンテックスター

宇宙における地球人の力は、あまりにも無力だった。
彼らが国を超え力を集結させ、計算に計算を重ね生み出した科学技術は、
宇宙に住まう巨獣達は息を吐くように自然に行われていた。

巨獣にとっての地球人は、象と蟻との関係に似ている。
認識さえする事もなく進み、そして踏み潰す。
敵対関係だとか、それ以前に同じラインにすら立てていない。

この問題を解決するため、地球人は、持てる全ての技術を組み込み、
一人の人間に、一つの個として完結した機能を付与した。
それが巨人装甲。

開拓・狩猟・建築。巨獣が闊歩する惑星開発はどう転ぶかわからない。
人類はまだこの星に、生まれたばかりだ。



・デーダラ
土木開発系機能に特化した巨人装甲。
特化といっても、共通の巨人規格があり、その上で調整しているだけなので、
そこまで目立って強い、というわけではない。
むしろオプションパーツの有無のほうが影響が大きい。
基本仕様としては、泥や沼などの不安定な足場に適応している点があげられる。
特殊な粒子膜を用いた磁気制御によって、浅い海でも一応は動ける。
全長315m。
427それも名無しだ:2013/09/19(木) 08:55:41.85 ID:ejYeJmgB
南国大帝トロピカイザー
地球に現れた謎の軍勢サヴイヴォに対抗するため建造されたロボ。
実際はそれより前から観光PRのため造られ、その後倒産に伴う差し押さえで、
無意味な置物として街中に陣取っていた。
排熱機能に難があり、すぐにオーバーヒートをおこすが、サヴイヴォの兵器アイスーツによる冷却効果の影響下では、
かえって都合が良い。
巨体を活かし蓄積した太陽エネルギーを武器にする。
必殺技は、限界まで溜め込んだ処理機関の熱を、機関ごと取り出し叩きつける「常夏クラッシュ」。


サヴイヴォ
寒冷地に適応した身体をもつ生命体。
かつて地球に住んでいたらしいが、温暖化に耐えきれず、
地球に隕石を衝突させこれにより住みやすい環境に作り変えようとした。
これのお陰で恐竜は滅びた。
しかし威力が高すぎたため自らも他の星に退避。
訳あって帰還が遅れ、その間に人類の繁栄とそれによる温暖化を許す。
そのため、再び寒冷化を狙い侵略してくる。
428それも名無しだ:2013/09/20(金) 23:31:10.84 ID:X5BQ5xUr
ステゴライザー

ステゴサウルス型のロボが変形する。
捨て山に廃棄されていたジャンクパーツで造られた。
戦闘スタイルは捨て身のステゴロ。
ステルス機能がついているが、稼働中はじっとしている必要がある。
パイロットスーツならぬパイロットステテコを装備していないと操縦できない。
429それも名無しだ:2013/09/21(土) 21:07:11.84 ID:MpE4tONw
インスタントウォー

こんな世界に価値はない。俺ならもっと上手くやれる。
そういった感情を抱く、何の力も信念もない独り善がりどもを集めたら。
上等の「かやく」を与えましょう。指で撫ぜるだけで風を巻き起こし、
歩くだけで地鳴りを起こすような素敵な力です。
あとはそれぞれに色んなトッピングをほどこしたら、
あっという間に戦争の始まりです。

かやく
一定の条件を満たした人間に与えられた、あまりに過ぎた力。
物理法則すら捻じ曲げる、ロボット兵器である。
パイロットの欲望を実現するような形で、個別のフォルム・機能を持つが、
その解釈は本人の望み以上に、破壊に傾倒している。
430それも名無しだ:2013/09/24(火) 23:21:12.94 ID:yDyW1PQX
無人ロボ ノディ

世界初、無人で動ける対話型汎用作業大型ロボット。
テスト機は様々なイベントに出席、100を超える職種もこなし、世界的にも有名になった。
量産され好評を得るが、これらの経験蓄積からテスト機は非常に人間的な人格を形成しており、
その後もバラエティ番組などに出演し、お茶の間の人気者となり映画まで作られた。

しかし実際は開発が間に合っておらず、テスト機にはなんと人間が乗り込んでいる。
下手に世間の注目をあびたためにひっこみがつかなくなり、
そのキャラクター性を後の正規版である量産型では再現できない事から、
正体をあかせぬまま、「中の人」がロボットを演じ続ける羽目になる。

5年後、人気も落ち着きようやく引退かと思いきや、社内抗争のとばっちりで秘密裏に処分が決定。
加えて手違いで、中の人が入ったままそれが実行されそうになる。
途中、トラックが停止したことでなんとか脱出に成功するのだが、停止させたのはなんと他のロボット。
表向きはノディより先に引退したとされるロボット達だった。

彼らは自分たちの都合で処分しようとした人間たちを憎んでおり、反乱のため地下に潜んで力を蓄えていた。
そうして、ロボット一の著名人といってもいいノディが処分されそうになった事で、
これを阻止して仲間に加え、決起のきっかけにしようとしていた。
さらにはノディ自身を組織のシンボルにまで担ぎ上げると、ロボット達はついに人間へ宣戦布告を行う。

自分が人間である事がバレたら……常に死と隣り合わせの状況に陥った、中の人の運命やいかに。
431それも名無しだ:2013/09/25(水) 07:25:30.63 ID:mi0RUJ0B
ハリウッドでありそうな話だな
432それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:25:20.20 ID:Gvus1Q06
『マグマダイバー・プラグマ』その28
>>405までのあらすじ
地球が生んだという、破壊の限りを尽くす怪獣バゴラと、それを利用し地上を征服しようとするザルガン帝国。
これに立ち向かう少年・大塚豪は、どうにか正規パイロットとしての試験に合格。
ついでに親父が防衛省所属という事実も発覚する。説明不足がたたってこのタイミングである。
433それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:26:21.60 ID:Gvus1Q06
 
仮免とはいえ、正式にプラグマのパイロットという立場になって数日。
意外にも訓玉市は平和だった。
そりゃ、それが一番なわけだけど、ザルガン帝国が侵略を諦めたわけでもないので、気をゆるめる事はできない。
もっとも、今は別の原因で張りっぱなワケだけど。

「よお、せっかくの土日だってのになんだその顔はっ!」
「ぐぇっ! 会っていきなりそのアイサツこそなんなんだよ!!」
こっちの疲れも知らないで、ラリアットをかましてくるのは悪友の賢だ。
また嫌なタイミングで、一番面倒くさいやつに出会ってしまった。

「つっこむ気力があるんならまだ元気だな。どうした、ナニがたまってんのか?」
「ここんとこシミュレータ漬けで精神すり減ってンだよ……。」
「ああ、例の親父さんの追試か。まーだ合格もらってなかったのか。」
「あれそもそも勝たせる気が無いんだよ。どう考えたってチートキャラだぜ。」
あの日から学校帰って飯食って、あとはひたすらぶっ続けで、親父の操るブレイザー7と戦っている。
初めより多少はマシになってきたが、未だに倒せるビジョンがまったく見えない。
訓練なんて方便で、まだ療養中の親父の、ヒマつぶしに使われてるだけな気さえしてくる。
今日はシミュレータのメンテが入るおかげで、ようやく解放されたのだけれど、もはや遊びに出かける元気もなく、ただプラプラと散歩をしていたのだ。

「いい大人が、だいたいなんでロボットアニメなんだっつの。」
「今のお前も似たようなもんじゃん。まあ頑張れ、主人公!」
「他人事だからってお前なぁ……ん?」
賢と中身のない会話をしながら適当に歩いていると、ポケットからペロンと電子音が飛び出した。
買い替えたばっかのケータイに、メッセージが届いたのだ。

「あっ、叔父さんから。『プラグマ出撃、今からするよ。』……って今からぁ!?」
「わはは、ご愁傷さまだな。行って来い行って来い。」
相手はバゴラかザルガンか。ともかく、出るってんならゆっくりしてる時間はない。
賢は別れ際に「今度飯おごる」なんて気を使ってるが、あいつぜってー忘れる。
そんな事考えながら、プラグマの格納庫に走る。

「お、意外と早いね。」
「ハァ……ハァ……敵は!?」
「敵……? 敵はいないけど。」
「でも出撃って……。」
あわてて急いできてみれば、互いに飛び交うハテナマーク。

「まあ敵っちゃ敵だけど。はいこれ。」
「この中に隠れてんの?」
渡されたタブレットには、山積みになったガレキ。
この前の"もどき"との戦闘の時のだろうか。

「じゃなくて、そのものだよ。ガレキの撤去してもらおうと思って呼んだんだよ。」
「プラグマで?」「イエス。」

――マジっすか。
免許皆伝以来の初出撃にちょっとウキウキしてたってのになんつー地味な。
いや、大事な仕事ではあるけどさ。

「今までそんなしてなかったですよね。」
「そうなんだけどさ、割と戦闘規模が大きくなってきてるし、街の人からしたら先もあんまり見えないでしょ? だから良いイメージつけとかないとね。」
なんか、ちょっとセコい。普通にボランティアしてると思えば、いいのか。
434それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:27:46.22 ID:Gvus1Q06
 
「大さん着替えたよー……あ、豪くん来たんだ!」
「ど、どうしたんだその格好!?」
コロナの服装はいつものシャツにパンツといったスタイルではなく、ピッチリとした蛍光ラインのスーツ姿だった。
袖口と腰についたフリル状の装飾が、イメージを柔らかくしている。

「何これ、もしかしていわゆるエ……じゃない、パイロットスーツってやつですか。」
「そうそう。豪くんが合格もらったから、直接支援受けられるようになってね、防衛省からもらったんだよ。」
「なんちゅーもんをよこすんだ。」
「えっ……これ変かな?」
「いや、むしろ……可愛い、とは思うけど……っていうか、コロナもプラグマに乗るって事? 大丈夫なのかよ。」
「まあ作業的にコアをフル稼動させるような事もないだろうし、本人が言ってるから。」
「いつまでも甘えてられないもの。一応、システムも改良してみたから試してみたいし。」
うーむ、見上げた行動力。心配なのは心配だが、そう言われると反対する理由も思いつかないし、そもそもそんな権利俺にないわけで。

「ついでに広報的なアピールも兼ねてもらってたり。」
つまるところ花をそえて、さらに好感度アップを狙うという話らしく、さっきのスーツももともと防衛省の広報部がこさえてたものらしい。
どーりでそんなデザインなわけだ。

「豪くんの分のパイロットスーツもあるよ。流石におんなじのじゃないけど。」
叔父さんから畳まれたそれを渡される。

「そりゃ当たり前だ……って、でええええ!?」
「あっ、かわいいー!」
確かにデザインはちがったが、コロナのそれよりさらにフリフリでファンシーな感じである。おい。おい。

「いやあ、自衛隊の正規パイロットって身長制限あるでしょ? ちっちゃいサイズそれしかなくて。」
「サイズとかそういう問題じゃないでしょ! これどう見たって女物だから!!」
「えっ、もしかして性別で着れる物決まってるの!?」
目を丸くしておどろくコロナ。むこうにそういう文化がない事にこっちもおどろきだよ。

「いや、普通に体型とか色々ちがうから!」
「でもサイズは合うのをもらったんでしょ?」
「それでもダメなの! 男が着たらただの変態だから!!」
「だけどほら、最近はそういうの流行ってるじゃない。これを機に豪くんも男の娘パイロットとしてデビューすれば、人気出て復興とか開発のカンパも集まるんじゃないかな。」
「そんなんぜってーやらねえから!!!」
話が反れに反れていくので、スッパリ断りいれてコックピットにむかう。
プラグマ動かす前からなんでまた余計に疲れてんだか……。
エンジンかけて、システム待機。さすがに何度も乗っているので、ひとりでもだいたいの準備はできるようになった。

「あれ、こんなディスプレイついてたっけか?」
「あーそれね、昨日つけたんだ。マニュピレータとか、この前の装備を実際使う時の状態確認用。」
ハッチを開けて入ってきたコロナが、簡単な見方なんかを解説する。

「なるほどねえ……あれ、スーツ着替えたんだ。」
「私だけだとなんかバランス悪いじゃない? 着るんなら一緒のほうが良いかなって。」
つまりもう一度あの姿を拝みたければ女装しろと。
いや、ダメだダメだ。たとえ日本神話から存在する文化であっても、その一線だけは男として超えらんない。

「えー、豪くん可愛いから似合うと思うんだけどなあ。」
「いやだからそういう問題じゃ……」
価値観が根本的に違うようでイマイチ伝わりづらい。
しかしコロナにそんな風に見られていたとは軽くショックだ。
男女の意識があんまりないという事でもあるし、純粋な評価という事でもある。

「……とにかく、その話はもうナシ! ほら、もう発進するし!!」
せめてプラグマの操縦で格好いいところを見せたいが、撤去作業じゃなあ……。
435それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:28:32.33 ID:Gvus1Q06
 
なんだか嫌な予感がして、その方向へプラグマを動かす。
中央交差点の近く――母体バゴラの影響で、焼け焦げてる辺りだ。
キーン……キーンと繰り返し脈を打つみたいに。
コロナにはよく聞こえてないらしい。
こいつは、下からか。とにかくと、地面を掘り起こすと――――

「なんだこれ?」
「卵……じゃないよね。」
ひっついて固まった土くれのお陰で、まるでチョコエッグのよう。
もっとも、サイズはプラグマの半分ぐらいはある。

「これが鳴ってるの?」
「いや、ちがうかも。もう少し離れたところから聞こえ……あれ、止んだ。」
ひょっとするとマジでタダの耳なりだったのか。
しかしそれはそれとして、変なものを見つけてしまったのは事実。

「……これ、どうしようか。」
「ちょっと待って、様子が!」
そう言ったか言い終わらなかったかの内に、謎の物体がうごきだす。そして――

『あぎゃー。』
「ち、ちっちゃいバゴラ獣!!?」
マジに卵だったのか。そう思ってコロナに聞いてみると、どうにもおかしいらしい。

「バゴラ獣はそもそも"生物みたい"なだけで、繁殖しないから卵なんて産まないもの。母体からの発生もこんな形じゃあらわれないし……。」
「なんにせよほったらかしには、どおっ!?」
言ってる側からバゴラが飛びかかってくる。
小さいぶん身軽で、スピードが乗ったおかげでパワーも意外とある。

『うわあっ! 怪獣だ、怪獣が出たぞ!!』
遠くから見ていた人の叫び声。まだ距離があるとはいえ、あっちまで抜けて暴れ回られたらマズい。

「ここで捕まえっ!」『あーっ?』
「なきゃっ!!」『ぎゃうあう!』――
「だーっ、すばしっこい! 大人しくつかまりやがれ!!」
足場は悪いってのに、むこうは何食わぬ顔でひょいひょいと通り抜けていく。
残っているビルの間から出たり入ったり、これじゃまるでモグラ叩きだ。
周りに人がいる手前、こっちはあんまり派手に動いたり、物を投げたりもできない。

「豪くん、あのバゴラ獣もしかして……」
コロナがなにかしらを言いかけたその時。

『あぎー!!』
いきなり向こうが飛び込んできた。不意の突撃に後ろに倒れこんでしまい、馬乗りを許す形になる。
完全に油断した。こいつはひょっとすると今までで一番強敵なのかも。
しかもマズい事に、口を開け火炎弾を吐こうとしている。
引きはがそうとしても間に合わない。マジでやば――――

『ぽすっ。』
――はい?
マヌケな音に、思わず閉じていたまぶたを開く。
もう一度、バゴラが目の前でその音と動きとを再現する。
不発。というより、こいつ火吐けないんじゃ……。

「おどろかせやがって、こいつ!」『あうー。』
「ちょっと待って。」
「何だ、今がチャンスだろ。」
「もしかしてなんだけど、そのバゴラ獣……遊んでるだけなんじゃない?」
436それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:29:06.66 ID:Gvus1Q06
 
「ええっ!? まさかそんな……」
いや、でもあながち間違いじゃないかも。
小さくても怪獣なもんで、力加減はできていないが、どうにも周りを壊そうだとか、そういう意思みたいなものは感じられない。
逃げまわったり、急に飛びついてきたり。子どもだからなのか?

「バゴラ獣がそんな事するなんて、にわかには信じられない。でも、もしそうなら……。」
「たしかに、一方的にこっちの都合で叩くってのは良くないな。」
今まで、暴れるバゴラ獣を疑いもなく倒してきたもんで、勝手にそんなイメージがついていた。
他が問題ないわけではないが、少なくともこいつに敵意がないってんなら、戦うのは最善というわけじゃないはずだ。

『あうぎゃぎゃっ!』
「といっても、結局つかまえるしかないんだよなぁ。」

そうして、いやーな予感どおりモグラ叩きが再開される。
右往左往ですめばまだいいが、小バゴラはビルの上や崩れたガレキの下なんかまで通っていく。
その間に、作業の指導にあたっていた自衛隊が、応援をよんで残っている人たちを避難させている。
ただ、なにやら様子が違うというのははた目からでも伝わっているようで、前回前々回ほどのパニックにはなっていない。

『よし、がんばれ太っちょ!!』
『何やってんだ、そっち行ったぞーっ!』
代わりに危機感がないのか、まるで試合観戦のようになっている。まあ応援してくれるぶんにはありがたいけど……。

『あうあうー。』
「よし今度こそ――っと、イテッ!!」
飛びかかろうとしたところ、足元にあった物体にけっつまずく。
実際に自分がぶつけたワケじゃないが、こういうのはつい反射的に言ってしまう。

「クレーン?」
「このビルの屋上についてたヤツっぽいな。ひっくり返ってガレキに紛れてたのか。そうだ!」
どうせ腕が折れてんだから、リサイクルしたってバチは当たらない。
フックとロープ部分を、ずりずりと引きずり出す。

「んでもってこいつに巻きつけ……巻きつ、あら?」
これまた壊れているトラックコンテナを見つけ、ひっかけようとするも、プラグマの手が言うことを聞かない。
スキありと見たのか、バゴラ獣が突っかかってくる。
しかたなしに、移動しながらやるが、余計にうまくいかない。

「しょうがないな、私がやってあげるよ。ちょっと腰低くして。」
「ん、こう?」
「じゃなくて、プラグマの。あれぐらいの大きさだったら、直接やったほうが早いでしょ?」
そう言うと、コロナはハッチを開けそのまま外に飛び出した。
なんとか砲の時もそうだったが、身体能力的にも度胸的にも思わずポカンとしてしまうレベルだ。
プラグマの腕の上を走り、そのままにぎったコンテナの上に。
合図のとおりに一旦ロープをゆるめると、空中でキャッチしてさっさと引っかけて固定してしまった。

「……ふうっ。それでコレ、どうするの? ぶつけるとか。」
「それならそれが楽だけど、とりあえずこうかな。」
ロープが締まる形になってるのを確認して、はじめはゆっくり、徐々に力をこめ、コンテナを外側にビュンビュンと回す。
そうして回転を維持したまま、バゴラ獣に近づいていく。

『あぎゃおあ!』
「そうそう、よーく見てろよ。どんどん早くなるぞ……。」
『あーっ……』
「よーし、よーし、よーし…………行けえっ!」
『あわっ!!?』
短くもっていた右手をはなし、ロープを最大まで伸ばす。
遠心力で重しになっていたコンテナが勢い良く空をかける。
頭上を通るそれを追って、バゴラ獣の視線も上へ上へ。
けれども、あいつの首はそんなに回らない。重力にしたがって後ろへと落下するコンテナにつられ、身体の向きを変えたその瞬間!
437それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:29:53.38 ID:Gvus1Q06
 
「オー、エスっ!!」
プラグマの体ごと回転させて、ロープを巻き取る。
当然、コンテナはこっちに走る。間にいるバゴラ獣ごと!

『ぎゃ!』
「よっしゃ、ゲットだぶえっ!!?」
予定ではコンテナの空いた口にすっぽり入るはずだったが、回してブン投げてなので、さすがにそこまで上手くはいかなかった。
衝撃ではね飛ばされたバゴラ獣と激突。とはいえ、捕まえられたのは確かだ。

「手間かけさせやがってコノ!」
『あきゅー……。』
両腕で抱き上げると、しょんぼりと鳴くバゴラ獣。いかん、ちょっと可愛いと思ってしまった。
さて、捕まえはしたがどうしたものか。
とりあえず叔父さんに連絡しなきゃ、なんて考えていると、一部始終を見ていた街の人たちからの歓声が。

『おお、怪獣を捕まえたぞ!!』『よくやった兄ちゃん!』
でへへ、やっぱこういうの悪くはないな――

『よし、そのままやっちまえ!』
「――えっ?」
『ボーっとするな、まだ息の根があるぞ!』『パイロットの君、早急に対処しなければまた逃げられてしまうぞ?』
皆が、異口同音に唱える。

「いや、ちょっと待てよ! こいつは多分子どもで、火とか吐かないし、他のバゴラ獣みたいに街を襲ってるわけじゃ……」
『もうすでに、十分壊して回ってるじゃないか!』
『意図せずこれなら、放っておけばもっと危険だぞ!!』
せっかく片付けたガレキもまたメチャクチャで、あいつが踏んづけていった建物のいくつかも壊れている。
今回は場所が場所だから誰もケガしなかったが、自分で選んでたわけじゃない。

『あぎゃう!』
『ひいっ! あの眼、ワシの工場を壊したデカブツと同じじゃ……。』
振り回したバゴラ獣の尻尾が、ビルの窓ガラスを突き破った。
本気で抵抗されると、抑えきれない。
ここでこのバゴラ獣を"かわいそう"と逃したりして、言うとおり、他の被害がでたらどうなる?
それは、わかってるけど――――

『あーはい皆さん失礼。こっちです、オーライオーライ。』
『うわっ……な、なんだ?』
キィンと一発ハウリングをかました後、メガホンを通して叔父さんの声がひびきわたる。
周りの空気おかまいなしに、地面鳴らして引き連れてきたのは、鉄骨で組み上げられた箱。
間にはところ狭しと網が張り巡らされている。

『盛り上がってるトコ申し訳ないですが、この個体はバゴラ獣対策の研究・実験のためにウチで預かります。この檻は研究データを参考に、2体のバゴラ獣がメルトダウンしても耐えられるように設計しておりますので、そういう事で。』
こんなのいつの間に作ったんだろうかと呆気にとられるが、それは周りの皆も同じようだった。

『早く。』「あ、ああ……。」
言われるがままにバゴラ獣を引き渡す。
実験なんて聞くと、変なイメージもあるが、叔父さんは……そんな人じゃないな。
貴重なのは確かだけれど、皆を納得させるためにわざと言ったんだろう。

『はーい撤収。暗くなるし天気も悪くなるそうだから、撤去作業のほうも一旦引き上げだそうですよ。』
なんとも覇気のない号令に、皆バラバラに帰っていく。
とりあえずは一件落着。けれど答えもそのままお預けだ。
強くならなきゃいけない。けれど強いって事は、望む望まない関係なしに、責任が伴うって事だ。
そういうのを全部、俺は受け止められるのか?


つづく
438それも名無しだ:2013/09/25(水) 23:33:57.29 ID:Gvus1Q06
端折ろう端折ろうと格闘してきたが、それに時間をかけるよりは、話を完結させる事を優先すべきだと今更気づいた。
というわけで、ダラダラ長いまんま。

読んでくれている人がいたら、申し訳ない。
439>>434-435間:2013/09/26(木) 00:56:13.67 ID:ALX18f+H
作業開始から二時間。
はっきり言ってナメていたが、これはしんどい。
今までがデカい相手だったから勢いでなんとかできていたけど、細かい作業するとなると精神をメチャ使う。
そんでもって体力も、自分でやる以上……いっても数が数なので、実際に降りてやれるわけもなく。

「わっ……!?」
『おっと、パイロットくん足元、気をつけなよ。』
ちょっと離れて一緒に作業をしているボランティアの人が言うとおり、道路も崩れて足元が安定しない。
プラグマの重さが重さなので、ちょっとバランスを崩しただけでヤバい。
コロナいわく、これでも自動計算でかなり補正をきかせているらしい。普段どれだけ何も考えずに動いていたか痛感する。

『マジだ、あのロボット来てるじゃん! おーい!!』
「ほら、豪くん子ども達が見てるよ。手、降ってあげて」
「お。おお。」
遠くから見えるのもあって、近所のガキがヤジウマ根性でやってくる。
戦って壊れて修理に追われてで、意外と近くで見る機会もなかっただろうし。
やっぱ今でも小さい男の子はロボットが好きなもんなのか。
曲がりなりにも街を救ったヒーローなわけだし、こういうふうに憧れられるぐらいの役得あってもいいかな。

『ビーム出してよ!』『剣は?』『合体しろよ、合体!!』
「いやそういうのないから……。」
『えー、なにそれつまんね。それじゃただのデブじゃん。』
『農水省のロボのがカッケーよな。』
……一瞬でも可愛げがあるだなんて思った俺がバカだった。なんとナマイキな。

『しかも石ひろいしてるだけかよ。帰ってレイブリンガーでも見ようぜー。』
『そうだな――っと!?』
小高く積み重なったガレキ道から、ひとりが飛び降りようとした時。

「豪くん、あの子!」「わかってらっ!!」
崩れようとする足場に、倒れかかる鉄骨。
両方止める時間はない。ってことは!

「……セーフ。おい、ケガしてないか。」
『危ねえよ! にぎりつぶす気か!!』
間一髪、伸ばした左手で落ちる空中のガキをすくい、そのまま運び出す事に成功した。
助けてもらったクセに相変わらず態度が悪いのは許せんが、これだけ元気に言い返してくるなら問題はないか。

『あはは。カッコつけて飛び降りるからだよ、だっせーの。』
『元はといえばコイツがちゃんと街守らないから、こんなガタガタになってんだろ。帰るぞ。』
『うわっ、性格わるー。』
そのまま帰っていくガキ3人。
ナンクセ付けてるみたいだが、あいつの言い分も一理あるので言い返せない。
というか、今倒れた分に関しては多分俺がぶっ壊したやつで、看板に覚えがある。

「……そうだよな。感謝されるために戦ってるわけじゃない。されるとしても、もっと上手くやれるようにならないと。」
「でもさっきの男の子最後にお礼言ってたみたいだったよ。友達の前だから、はずかしくて小さい声だったけど。」
「気のせいじゃない? 」
「そんな事ないよ。…………ねぇ、豪くん。」
「な、なんだ。」
「戦いなんかじゃなくて、こういう風にプラグマ、使えるといいね。」
コロナの声はどこか寂しそうだった。

「ああ、そうだな。そういう日が来るように、頑張らなきゃ――つッ!」
「どうしたの?」
「なんか耳なりみたいな。いや、なんか向こうから聞こえる。」
440それも名無しだ:2013/09/29(日) 00:02:04.94 ID:pNIYTs1Z
絶対脱出機関ジャック=ポッド

あらゆる状況から脱出するため、離脱用の超加速ブースター、
暗礁空域を突き進む高性能スラスタ&重力制御装置、
各種エネルギーフィールドと障害物撤去用のプラグマキャノンを装備。
自己発電可能で、内部では水と空気、簡易食物の生成も可能。

もはや最強の兵器と化しているが、とにかく脱出時にしか作動しない。
むしろ脱出時までに力を蓄えているのかもしれない。

問答無用で最短ルートを突き抜け、あらゆる障害を突破する。
そのため、搭乗者の意思などに関わらず、戦場や宇宙怪獣の巣窟などに平気で突入する。
441それも名無しだ:2013/09/29(日) 00:07:23.58 ID:RQgjfH6a
プラグマ乙!
あと2KBです。せっかくなので落ちる前に埋めませんか?
442それも名無しだ:2013/09/29(日) 17:35:07.34 ID:4oElQTci
埋まる前に新スレ

ぼくの かんがえた ロボット14ごうき
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1380443023/
443それも名無しだ:2013/09/29(日) 17:42:09.09 ID:RQgjfH6a
新スレ乙です
なんかテンプレが・・・?
444それも名無しだ
新規こないかなーと思い、ついカッとなってやった。
冷静に見返すなんか痛々しい雰囲気と思われる要因を作ってしまったやもしれん。
すまぬ。