ぼくの かんがえた ロボット12ごうき

このエントリーをはてなブックマークに追加
1それも名無しだ
《限界ギリギリ ゲンカイザー》

ド根性高校生「突破(つき・やぶる)」が欠陥だらけのスーパーロボ「ゲンカイザー」に搭乗し、毎度降り掛かるさまざまな限界を突破しながら「皇帝リ・タイヤ」の軍勢と戦う物語。

『いくぜ! GENKAITOPPA!!』

つうことで君達も幼少のころ考えたロボットを思い切って晒してみないか?

前スレ
ぼくの かんがえた ロボット11ごうき
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1254662450/

そくろWEB(保管庫・SRCぼくロボ大戦・Bジェネ)
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
2それも名無しだ:2010/11/08(月) 20:36:20 ID:e2T8c27S
wiki(SSまとめ、他未完)
ttp://www21.atwiki.jp/bokurobo/

今新たに考えたものや、昔考えたものを弄ったもの、
あらすじ・設定・SS・イラスト・音楽にゲーム、なんでもござれ。
3それも名無しだ:2010/11/09(火) 18:33:06 ID:tu7N7vCK
どんな究極兵器でもチンポミサイルが付いてるとそれだけで間抜けになるよね
4それも名無しだ:2010/11/11(木) 08:37:48 ID:5HkLRr+j
乙カレードZ

利用者数的にこのスレが最後になりそうな悪寒
5それも名無しだ:2010/11/12(金) 08:02:26 ID:tMGwxk6V
スレタイを変えて存続させるってどうですか?スーパーぼくロボット大戦とか
6それも名無しだ:2010/11/12(金) 18:48:08 ID:1lU0+MDO
何度も同じようなことを言われているが、伸びるときは伸び、なんとなく生存し続けているのがこのスレだ
7それも名無しだ:2010/11/12(金) 19:05:03 ID:VEGwtr7D
久々に未だ捨てきれないノート軍団を漁るか
8それも名無しだ:2010/11/13(土) 20:44:53 ID:huDClF3n
案外早かった。
そこそこの会社に入って、半年。僕はその無難な人生をドロップアウトした。
業績も安定している商社だったが、春に入って秋には不完全燃焼をおこしてしまった。
周囲には気に入られていたし、仕事もすいすい覚えていったつもりだったけど、なんでだ

ろうか。
なにかと気にかけてくれていた部長に辞めますと朝礼の前に言っていた。
故郷<クニ>へは帰らなかった。生活するためだけに借りた借家で壁を眺める毎日が始ま

っていた。
自由になった解放感も無職になった不安感もなかった。
だが仕事もしないまま廃人となるのには抵抗があった。なにかのためになにかをするとい

う情熱は学生のころからあった。
ボランティアなど進んで参加していた。就職活動のためではなかった。やりたいからやっ

たんだ。それは楽しかった。
そうだ。商社の仕事に魅力がなかっただけだ。
ひと月壁を眺めたが、ある日ばっと目覚めるようにバイトを探した。焦燥や不安からでは

ない。
ただ、何かに呼びつけられたような感覚だった。
求人誌をめくるとある仕事が目に留まった。コンビニであった。ごく普通のコンビニだ。
そのコンビニが僕を呼びつけたのかもしれない。

24時間、年中無休で戦争を平和へ。
戦いを終結させる兵器を揃えております―

[コンビニエンスストア F&P<フリーダム&ピース>]

年齢・性別・その他もろもろ不問
9それも名無しだ:2010/11/14(日) 09:31:15 ID:P08JWEQj
人が宇宙に第二の大地を求めざるを得なくなってから、幾世紀かの経過。
ある日。
地球を知らない地球の子らは、ついに発見する。
それはA星とB星、小さいながらも人の定住が充分に望める二重惑星。
しかし。

A星はミミズに似た獰猛な巨大生物が支配。
B星は大変動により殆どの資源が滅び去った後であった。

そこで彼等が取った手段とは……


・セクターマシン
B星にも生物は存在していた。過去形。
それは昆虫のような外骨格をもつ巨大生物。
その堅牢さたるや、地の底に閉ざされ数百年の時を経てなお地球にあったいずれの物質より優れる。
彼等は朽ちた内蔵筋肉に代わり機械を用いることでこれに命を再び吹き込む。
なんのためか。
A星への侵略だ。
10それも名無しだ:2010/11/17(水) 20:44:28 ID:hRG5eklO
さて俺様の最強ロボ?を公開するぜえええ

(暗黒巨神機ディファルス・カイザー)
全高   5555km
重量   不明
動力源  巨大質量ブラックホール×1・小質量ブラックホール×4を内包

天の川銀河から6億5000万光年離れた場所にある
シャプレー超銀河団全域を支配している、暗黒帝国ディファルスの皇帝専用機
ダークフォルン族と呼ばれる、エネルギー生命体が帝国を牛耳っており
ダークフォルン族の族長が皇帝を務めている
11それも名無しだ:2010/11/17(水) 20:48:00 ID:hRG5eklO
↑イメージねw
http://imepita.jp/20101117/747650
12それも名無しだ:2010/11/17(水) 21:20:18 ID:yVMpc/Lm
よくあるゴテゴテ系の厨二ロボかと思ったらそう攻めてきたか。
いいセンスだ。
13それも名無しだ:2010/11/18(木) 12:21:33 ID:NV3wxMv+
じゃあ俺も便乗して。
ttp://imepita.jp/20101118/439700

ハサミンガー
オービタルリング上からケーブルを使って降りてきては、相手を真っ二つにして戻っていく恐ろしいやつだ!
14それも名無しだ:2010/11/18(木) 18:05:38 ID:OuQEGpfm
>>12
どうもです
簡素な奴しか描けないんですorz

>>13
良いなw
左腕のハサミが上手く融合してるが気に入った
15それも名無しだ:2010/11/18(木) 18:33:56 ID:OuQEGpfm
ttp://imepita.jp/20101118/663960
これで最後にしときます
16それも名無しだ:2010/11/20(土) 12:30:30 ID:P7eAm3iq
前スレ落ちたか
17それも名無しだ:2010/11/22(月) 20:14:51 ID:TkVrUMEy
12月2日はゲンカイザー五周年プロジェクト
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/GenkaizerSRC.html
18それも名無しだ:2010/11/22(月) 20:46:13 ID:k2k7D52T
この年になってもね、懐古だとか考えてもね、やっぱり好きなんだよ。

つまりは最高だぜ、アンタ。
19それも名無しだ:2010/11/22(月) 23:52:53 ID:Wc6jKVP5
X・PLUS
ってタイトルの、「五人のパイロットが操縦するロボットが、毎回いろんな助っ人ゲストキャラと一緒に戦う物語」ってのはどうだろうか。
20それも名無しだ:2010/11/23(火) 09:45:49 ID:TM1ZnBvd
割と普通に戦隊モノっぽいスタンスじゃないか?
毎回やるってのをうまく話に組み込めれば面白いんだろうが。
21それも名無しだ:2010/11/23(火) 14:44:46 ID:pVdUu/KW
投票前にスレが落ちるとは……
ともあれ>>1
22それも名無しだ:2010/11/27(土) 11:42:50 ID:gbVwmc/b
敵集団が洗脳された身内で、

中盤に主人公が命と引換きえに子供の洗脳を解く

敵の支配からのがれたその子が新主人公になり物語が続く

って流れの作品がみたい。
23それも名無しだ:2010/11/28(日) 08:06:33 ID:tUJvNKJT
このスレはリクエストに答える趣旨じゃないんだ
お前の作ったものを待ってるぞ
24それも名無しだ:2010/12/04(土) 15:41:01 ID:361VPncX
  ヘルダイバー

コンピュータ上に作り出された電脳空間は、技術の発展とともに融合と肥大化を繰り返す。
2504年、ついに電脳空間は全世界の全コンピュータと一つになり、超巨大ネットワークが完成する。
それは見方を変えれば現実世界を完全に取り込んだという事でもあった。

2508年、かつての日本首都であったトウキョウを中心に奇妙な事件が発生する。
実脳破壊事件。脳を擬似的にネットワークと接続する技術は200年も前からあったし、それによる事故もなかったワケではない。
しかし今回の事件の特異な点は、コンピュータにより脳波パターンから再現された「擬似人格」自体にはなんの問題もなく、干渉されるはずのない「現実の人間」の脳が破壊されているという点。

次々と増えていく事件の犠牲者。事態の重さにようやく気付いた電脳警察機構は、ついに秘密兵器を投入する。
ヘルダイバー。
史上最大のサイバーテロリスト、処刑されたその男の擬似人格から作られた究極のハッキングロボット。
廃棄されたはずのデータの集合エリア、現実には死んだはずの擬似人格たち。
地獄からの刺客が、新たな地獄へと突入する。


 ヘルダイバー/00ダイン
電脳空間だけに存在できる自律ロボ。
アバターとしての姿形は変幻自在に近いが、手・足・首に命令文が羅列されたリングが必ず巻きついている。
AIにはテロリストの人格が色濃く反映されているが、一部の記憶などは改竄されている。

実は電脳世界と現実世界は気付かないうちにとっくにひっくり返ってましたというオチ。
もっとも電脳世界側が現実というわけではなく、大本の現実世界が滅びしてしまった電脳世界が、自分の中に新たな電脳世界(=劇中で現実だと思われている世界)を作って代替にしていた。
これは人間を支配しようというものではなく、そもそも人間がいなくなった世界で取り残された擬似人格の集合意識が本能的に造り上げたもの。夢の中の夢。
ところが電脳世界を支えている巨大コンピュータが経年劣化で駄目になってきたため世界の再現維持が困難になり事件が起きた。
最終的に世界は消滅するが、擬似現実世界で生まれた新しい電脳世界が残る。
25それも名無しだ:2010/12/05(日) 23:47:34 ID:ltkiNNQU
タイトルと簡単な設定だけ

デコイの翼は
・戦場で重要な機体の身代わりとして出撃する「デコイ部隊」。
スケープゴートとして終わる運命か、それとも・・・
悲劇系。

鋼猿伝
・超機動遊撃部隊「鋼猿隊<メタルハヌマン>」の戦い

鉄風!
・運び屋さんの話

トップギア!
・きめ台詞「ぶっ飛ばしていくぜ!」。バトルレース系。

星の海の仔どもたち
・宇宙に捨てたゴミが魔物となって地球に襲い掛かる。
それを迎撃する軍隊「フィルター」。そこに配属された天才少女。
純粋無垢な新人と周囲の人生ドラマ中心。
26それも名無しだ:2010/12/10(金) 12:27:14 ID:qB93Lhwq
ロボット作品の設定づくり用のテンプレを考え中
27それも名無しだ:2010/12/11(土) 16:27:06 ID:OtcfishZ
>>26
頭悪いから困ってた
期待
28それも名無しだ:2010/12/13(月) 20:53:05 ID:NuPN7SN4
>>27
結局かったるくて作んなかったぜ!
29それも名無しだ:2010/12/14(火) 06:12:10 ID:wdEvE5s/
METAL VA_VER

極めて平凡な小学生ハルキは、大好きなおばあちゃんの家に向かっていた。
そこで突如襲いかかるのは3メートルはあろう巨大な鎧男達。
彼等はワイズバッグなるものを差し出せと迫るが、ハルキには覚えがない。
ならばと拷問を始めようとする男達。
その時――


太陽を背に飛来する一つの影、それは疾風のごとく。
鎧をいとも簡単に砕き、火花と中のケーブルとをまき散らす。

「METAL……VA_VER……」

その正体を認識した時には、鎧男最後の一人。
それも成す術なく、プラズマジェットに斬り捨てられた。
「大丈夫かい?」

鉛色したヘルメットのバイザーが上がると、そこにはおばあちゃんの笑顔があった。
30それも名無しだ:2010/12/15(水) 17:22:01 ID:9lvFFmf5
Iボール、Fボール
インコム、ファンネルを内蔵装備した、ボール後継機。
本体も再設計され、ビームコートも施された。
敵を油断させるため、外見は初代ボールに一致させてある。

スーパーボール
Bディフェンダーという野球グローブ型アタッチメントを付けたボール。
最初はジオングの手のようなマニピュレータ型ビーム砲を装備する発想だったが、
開発の過程でなぜか野球グローブにボールを収める方にシフトしてしまった。
五連装大型指先ビーム砲と、上部、左右、後背に対する防御力を得られたが、
ボール本体に装備を施せないため、脱出ポッドが常時露出しているようなものと見なされ、
欠陥機として破棄される。
31それも名無しだ:2010/12/17(金) 22:44:41 ID:zNGn2e1K
語幹特捜ゴジューオン

ゴジューオン
「言葉」と「存在」の繋がりを破壊できるスーパーロボット

必殺技はエネルギーを溜めたパンチなりキックなりで相手の名前から一文字打ち砕く「スペルブレイク」
名前を破壊された敵は世界とのよすがを失って消滅したり別のものになったりする。
ただし破壊できるのはカナだけなので、日本語で発音できない名前の敵は倒せない。

相上藍男(あいうえあいお)
ゴジューオンのパイロット。「いろは」という妹がいる。
「アイアムナンバーワン(出席番号的な意味で)!」
32それも名無しだ:2010/12/19(日) 00:11:18 ID:mFvwFZ73
>>31
すげぇ面白そうだけど何やってもギャグになりそうだ
33スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第28話:2010/12/23(木) 09:52:57 ID:IamGHo6g
前回までのあらすじ
ゲンカイザーに似た敵、ゼンカイダーの集団が地球を襲った。

第28話「迫る臨界!その名はエクシード!!」

 記者会見。ゼンカイダー部隊の襲撃による混乱に対応するため、内閣はゲンカイザーに関する情報の一部を公表することを決めていた。

記者1「今回襲撃してきたメカはゲンカイザーによく似ていました。ゲンカイザーは以前異星人製のものだと
   いう噂が立ったことがありますが、実際どうなのですか?」

尽「……ゲンカイザーが地球で作られたものではないのは、事実です。」

記者2「では、そのパイロットも地球人ではないということですか?」

尽「そんな事はありませんっ!彼は、間違いなく地球人です!」

記者2「彼、ということは、パイロットの方は男性ということですか?」

尽「あ……そうです、男性です」

失言から余計な情報を漏らしてしまった。ちらりと舞台袖にいる新村秘書官を見やると、眉間に皺を寄せている。

記者3「今回の襲撃では、ゲンカイザーがまともな戦闘を行っていなかったように見えましたが、やはり
    何か敵との関係が?」

尽「あるわけ無いでしょう!?戦闘にならなかったのは敵が逃げ回ったからじゃないですか!」

記者3「しかし、敵がゲンカイザーからだけ逃げ回ったのは……」

尽「いい加減にしてください!それだけの事で、彼の今までの戦いが嘘になるとでも言うんですか!?」


『しかし、敵がゲンカイザーからだけ逃げ回ったのは……』

『いい加減にしてください!それだけの事で、彼の今までの戦いが嘘になるとでも言うんですか!?』

「参ったな、完全にクロ扱いだぜ」
リモコンでTVを消し、ダンが洩らした。

『ほとぼりが――今度は長くなるかも知れないが――冷めるまで、テッケン達に頑張ってもらうしかないな。
 ちょうど今、ヨユウダーのコンピュータから興味深いデータが見つかってな。解析に専念させたいのだ』
通信ごしに話しているのは秀一だ。

益子「興味深いデータって、何です?」

秀一『ゲンカイザーの設計図だ。完全とはいかなくとも、いくらかは『本来の姿』に近づけられるかも
   知れない』

南極で発見された異星のメカ、ゲンカイザーは現在、あくまで地球人にわかる範囲での修復が行われて運用されている状態である。本来の性能はいまだ、未知数。

ダン「なるほど。今の状況なら、そっちを優先するのもいいかもな。ヤブルはどう思……おい、ヤブル」

ヤブル「……ちょっと俺、上の掃除にでも行ってくるわ」

益子「ヤブルくん……」
34それも名無しだ:2010/12/23(木) 09:57:19 ID:IamGHo6g
フ・カノー「ゲンカイザーは操縦者の精神をエネルギーにするウツノイド。突破の心を掻き乱せば、その力は
      激減します」

皇帝リ・タイアが満足げに頷きかけたそのとき。

「あのゲンカイザーを操る者の精神が、それほど脆いとは思えんが」

カツーン、カツーン、カツーン。
硬い足音を響かせながら入室してきたのは、一人の仮面の武人。

フ・カノー「貴様は!」

その武人、エクシードは皇帝の前までくると跪き、頭を垂れる。

リ・タイア「エクシード。そうか、千日間の拘禁、今日までであったな」

エクシード「ゲンカイザー。一度手合わせしてみたく存じます」

フ・カノー「ふざけるな!指揮官は俺だ、まして今は作戦の最中!」

エクシード「……」

リ・タイア「よかろう。ゆくがいいエクシード。だが、遊びが過ぎるなよ?」

エクシード「有り難う御座います」

再び足音を響かせ退室していくエクシードを、横目で見送るフ・カノー。
「陛下、これはどういう……」

「余は、誰でも構わんのだよ。無限の力の可能性を摘むことができるなら、誰でもな」
リ・タイアの目がフ・カノーをじろりと睨む。

フ・カノー「ク……では、私はアキラーメ砲の改造に着手致しましょう。今のままでは威力がありすぎて
      使い所が限られますからな」

リ・タイア「ほう、面白い。許可しよう」

フ・カノー「エクシードめが戻るまでに、試射までこぎつけて見せましょうぞ」


 ギリギリ遊園地の外壁には既に「人類の敵」「出ていけ」などの心無い落書きがされている。
ゲンカイザーの基地がこの遊園地であることは公には発表されていないが、カイザーマシンが敷地内に堂々と飾られているほどだ。近隣の住民には周知の事実である。
つまり、この落書きをしたのは近所の顔見知りだということになる。

ヤブル「落書きも早いとこ消さないとな……」

箒とちり取りを持って外に出ると、即座に空き缶が飛んできてヤブルの頭にぶつかった。

「出てけよこのスパイ野郎!」

ヤブル「……痛ぇなぁ」

呟きながら転がった缶を拾い、投げた男の方を見る。それだけだったが、男は怯んだようだった。

「ひ……助けてくれぇ!」

叫びながら男は走り去った。

ヤブル「まったく……」
35それも名無しだ:2010/12/23(木) 09:58:20 ID:IamGHo6g
益子「司令、降下してくる物体があります。これは、ウツノイドなの?微弱なダウナー線を感知」

ダン「……この波形、ゲンカイザーにそっくりだな」

益子「どういう意味です?」

ダン「いや、わからんが」

『何ブツブツ言ってんだ!どうせ敵で、出られんのは俺だけなんだろ!?』

テッケンが通信に割り込んできた。

秀一『この場合に限っては、最も建設的な意見だろう。すまないテッケン、よろしく頼む』

テッケン『おう!』


 ゲンカイザー基地が感知した物体、それはエクシードの駆るウツノイド、リンカイオーだった!
リンカイオーが地上に降り立ち、驚いた人々が逃げ惑う。

エクシード「さて、どうすればゲンカイザーは呼び出せるのかな?」

テッケン「そこまでだぜ、ゲンカイザーの偽物!」

スーパーテッケンオーが駆けつけた!

エクシード「地球のロボットに用は無い。俺の狙いは……ほう」

テッケン「こいつ、前のうじゃうじゃいた連中とは、違う」

エクシード「できる相手と見た。地球のロボットよ、名は?」

テッケン「俺の名は鉄野拳児、こいつはテッケンオーだ!」

エクシード「エクシード、リンカイオー参る……!」
36それも名無しだ:2010/12/23(木) 09:59:37 ID:IamGHo6g
 ヤブルは遊園地内を掃除していた。ジェットコースター、観覧車と、遊具の周りを丁寧に箒で掃く。落ちているのは枯葉ばかりで、ゴミは少ない。入場客が激減したからだ。
続いてコーヒーカップ、そしてカイザーマシンの周りを掃いていると、益子が走ってやってきた。

益子「ヤブルくん、ここにいたの……」

ヤブル「おいおい益子さん、制服のままこっちに出てきちゃダメだよ……って、客なんか一人もいねぇけどな

!」

益子「ヤブルくん、大丈夫……?なんだか、ヤブルくんらしくないよ?」

ヤブル「何言ってんだよ、俺が俺以外の何になるってんだ!で、どうしたんだよ?」

益子「それが……テッケンオーが負けたわ」

ヤブル「!」

益子「敵はカイザータイプ、この間とは別のタイプが、1機だけ」

ヤブル「一騎打ちで、テッケンが負けたって……?」

益子「ヤブルくん、いける?コンディションが悪いなら……」

ヤブル「いいんだな?」

益子「え?」

ヤブル「俺が出てもいいんだな?テッケンを倒すような相手じゃ、他に手はないもんな!」

目が輝きだしている。ヤブルは箒とちり取りを益子に押し付けると、

「じゃ、後頼むぜ!トップ・イン!」

ハッサン、リンカーを連れカイザートッパーで飛び立っていった。

益子「やっぱりヤブルくんは、ヤブルくんだよね……?」


到着したゲンカイザー、ヤブルの見たものは、翼をもがれたロザリウスと、無残に破壊されたテッケンオーだった。

ヤブル「テッケン!乙女さん!」

乙女「私は大丈夫。翼をやられただけですわ。でも、拳児くんが……」

テッケン「う……すまねえ、負けちまった」

テッケンの声は苦痛と屈辱にまみれてはいたが、どこか満足げであった。

エクシード「待ちわびたぞ、ゲンカイザー」

リンカイオーがゲンカイザーを睨め上げる。その眼が笑うように光る。

テッケン「気をつけろ、こいつは、お前に似ている」
37それも名無しだ:2010/12/23(木) 10:00:28 ID:IamGHo6g
ヤブル・エクシード「「うおおおおおおおおっ!!」」

それぞれ最初の一撃が互いの顔面にヒットした!だが、派手に弾き飛ばされたゲンカイザーに対し、リンカイオーはその場に踏みとどまっている。

ヤブル「くっ、さすがにテッケンを倒しただけのことはあるぜ!」

エクシード「この気迫……いいぞ、突破!」

ヤブル「なめんなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ゲンカイザーが再び飛びかかるものの、攻撃は軽くいなされ手痛い反撃を受ける。そんな攻防が何度か繰り返され。

エクシード「技量はテッケンオーの方が上か。なのに何なのだろうなこの高揚感は。楽しくてたまらんぞ、
      ゲンカイザー!」

ヤブル「ハァ、ハァ、ハァ……何なんだこの感じは……?」


益子「司令、ヤブルくんのやる気がぐんぐん下がっています!」

ダン「ああ、何か変だ。ヤブル、どうしたんだ!?」

テッケン『ダン、こっちの映像を回す。ちょっと見てみろ』

司令室のディスプレイに映る映像がゲンカイザー視点のものからテッケンオーのものに変わった。
ゲンカイザーとリンカイオーの闘いが傍目から確認できる。

益子「そんな、完全に腰が引けちゃってる!」

ダン「……やる気低下の原因は、恐怖か」

益子「嘘。ヤブルくんに限って……」

エクシード『どうした突破、気が削がれたか。集中しろ!』

じいちゃん「これは……この声、あの動き、まるで……」

ダン「じいさん、心当たりがあるのか?」

じいちゃん「バカな、あいつは確かに死んだはずだ……」

ダンの問いも耳に入らない様子で、じいちゃんは顔を真っ青にして司令室から出ていった。

ダン(じいさんが知っている、死んだはずの男?そしてヤブルの恐怖……まさかな)

益子「司令、ボーっとしてないでヤブルくんにアドバイスを」

ダン「ぬう……無理だ!がんばれヤブル!気合で何とかしろ!!」

益子「そんな〜!」
38それも名無しだ:2010/12/23(木) 10:01:43 ID:IamGHo6g
ヤブル「くそっ、何でだ、ぜんぜん力が入らねえ。うおああああああっ!」

叫びでごまかしながら繰り出したゲンカイザーのパンチを、リンカイオーはもはやかわそうとすらしなかった。直立したままゲンカイザーの攻撃を受け、平然としている。

エクシード「本調子ではないようだな。まさかフ・カノーの目論見どおり、心を掻き乱されている訳でも
      あるまい?」

ヤブル「そいつは……どういう意味だ?」

エクシード「フ・カノーはゼンカイダーを使い、地球人の不信を煽ってお前を追いつめた。そこまでは計算
      どおりに運んだのだろう。それから、お前はどうした?奴の目論見どおりに心に傷を受け、
      力を発揮できなくなったのか?」

ヤブル「……だったらどうだってんだよ」

エクシード「……落胆した」

ヤブル「なに?」

エクシード「ゲンカイザーは我が愛機リンカイオーをプロトタイプとした、いわば息子ともいえる機体だ。
      その選んだ者が、そんな小賢しい手に乗るような男とはな。リンカイオーも嘆いておるわ」

ヤブル「うるせえ……じいちゃんと父さんが作った遊園地をあんなふうに汚されて、平気でいろっていうの
    かよ」

エクシード「くだらねえ!」

ヤブル「!?」

エクシード「祖父と父が作った?そんな古くせえもんのためにお前は戦えねえってのか?ちっちぇえなぁ!」

ヤブル「な・ん・だ・と……?」

エクシード「!?」

それは一瞬だった。ゲンカイザーはものすごいスピードでリンカイオーに殴りかかっていた。さしものエクシードも対しきれず、限界拳がリンカイオーを捉えようとした最後の刹那。

ヤブル「……………か………はっ……」

天から降りた光の柱が、ゲンカイザーを貫いて大地に突き刺さっていた。


フ・カノー「俺が、俺がゲンカイザーを弱らせたのだ。今更エクシードなどに渡すものか。皇帝の寵愛を
      受けるのは、この俺なのだ!」
39それも名無しだ:2010/12/23(木) 10:03:03 ID:IamGHo6g
ビームに貫かれたゲンカイザーはすぐさま爆発し、四散した。その突然の出来事に、エクシードも茫然としている。

『ヤブル!ヤブルゥッ!!』
『ヤブルさん、そんな……いやぁぁぁぁぁっ!!』

エクシード「……勝負は預けた」

仲間たちの悲痛な叫びを背に、リンカイオーは帰還していった。


記者「外務相とは、どんなお話を」

尽「異星人の侵攻に対する諸外国、特に米国との連携方策について。それから円安への……」

参内「総理」

後ろで携帯に出ていた参内が尽の隣に入り、耳打ちした。

尽「何ですって!?……たった今、情報が入りました……ゲンカイザーが、戦闘中に上空からのビーム攻撃
  を受け、大破……」

外務大臣との会談の取材に来た記者たちなら、この件の担当ではあるまい。だが当然個人的な興味はあるようで、一堂はざわめいた。

尽「……くそっ、チクショォォォォォォォォッ!!」

民荷尽のこの叫びは、夕刊各紙の一面を飾った。(次回はいったいいつになるんだろう)
40あとがき:2010/12/23(木) 10:17:58 ID:IamGHo6g
さて、ものすごい間が空いてしまいました、ぼくロボWHです。
他のことに現を抜かしていたというのもあるんですが、今回は壁が二つありまして。

一つ、「引き」のために撒いた伏線がぶつかり合って展開が詰んだ。
もうしょうがないと開き直ってなんとか越えました。出来が悪いと言われたらもうしょうがないんです。

二つ、初といっていい原作再現エピソードだったこと。
今まで原作と同じ内容の回はダイジェストで済ませてたんですよね。しかし今回は重要な話であり、書かないわけにもいかない。
とはいえスパロボと違い媒体まで原作と同じである本作、原作をそのままなぞっても仕方がない。
で、結局。「話の運びがまったく同じなのに無意味に別の話になっている」ことに。原作レイプと言われたらもうしょうがないんです。

では、またいつか
41それも名無しだ:2010/12/23(木) 12:16:16 ID:YNHXhGoZ
いや、これはこれでニヤニヤできた。乙だぜ
42それも名無しだ:2010/12/25(土) 01:10:47 ID:ybUSqhYo
ま……まだやっていたのかゲンカイザー!!

原案レスをポットリ落とした俺が通るぜ
もうあれから5年も経つのかー……
43それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:40:56 ID:uK28hNPf
規制されてて書き込めなかったユンガーの人です。初めての人も忘れた人もいると思いますがこれからもどうぞご贔屓に。それじゃー第4話いってみよ〜!


行け!!ユンガー50
4話「銭湯の戦闘」

前回までのお話
涼介
「明日から天国だぜ!」
戦闘後
涼介
「明日から地獄だぜ…」
十束家の食卓とみんなの平和を守れ!ユンガー50


源三郎
「銭湯って言うのはな、男の戦場なんだ涼介」

俺は今顔馴染みの銭湯『心の湯』にきている。戦士の束の間の休息という奴だ。
俺もユンガーのパイロットになってすっかり有名人になった。
だもんで顔パスでいけるかなって思って番台素通りで行こうと思ったら―――

源三郎
「この番台を素通りして、風呂に入ろうたぁいい度胸してやがる」
涼介
「ほら、有名人になったし。タダで入らしてくれるかなーって…」
源三郎
「はぁー…、アタタタタタタタタ!!ホォタア!!」
涼介
「あべし!」
源三郎
「例え○ョニー・デップでも、例え○ディー・ガガでも。何人たりとも湯代を払わずして門をくぐることはできん!」


案の定源さんにボッコボコにされた。
人生そんなに甘く行かないよね。
源さんは昔気質で職人肌だ、そんな人は決まって頑固一徹と相場が決まっている。
オヤジがそうだからだ。
44それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:43:34 ID:uK28hNPf
涼介
「源さん、話はもういいでしょ?これ以上浸かってたらのぼせちゃうよ」
源三郎
「バッキャロウ!!限界を迎えても。あれ?これまだいける、と思えたらまだまだいけるもんなんだ」
涼介
「生命の限界迎えちゃうよ…」

アキラ
『情けないわね、男のくせに』

壁一枚の向こうからアキラの声が聞こえた。
そう、アキラも一緒に心の湯に来ているのだ。
俺は壁をよじ登り女湯を覗いた。

涼介
「男湯の温度はな、そっちより熱く設定されてんの!」
アキラ
「な、な、なにやってんのよおおおおおお!!」
涼介
「そんな薄っぺらいのになに気にしてんだよ」

その瞬間桶という桶が俺の顔面めがけて飛んできた。

涼介
「あだ、あだ、う、うあああああ!」

俺は壁の頂上から真っ逆様、おかげで頭上でお星様が回っている。

源三郎
「よくやった涼介、覗きは銭湯の醍醐味だ!」
涼介
「や、注意しないんかい!?」

戦場とはこういうことだったのかな?…
45それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:44:39 ID:uK28hNPf
銭湯からの帰り際アキラは不機嫌極まりなかった。
ま、そりゃあそうだよな。
今回ばっかりは俺が悪いってことでご機嫌とりに勤しむことにした。

涼介
「なあ悪かったって、小さいときは一緒に入ってたんだし別にいいだろ?」
アキラ
「…」
涼介
「それにあの頃よりはほんのちょっと大きくなってたと思うぞ」

ピクッと立ち止まりゆっくり振り向いたアキラ、その顔は満面の笑みだった。
と言うことは許してくれたのか?

アキラ
「サイッッテー!」

…悪化した。
これ以上なんか言ったら顔面にパンチが飛んできそうなのでやめとこう。

と、ここで俺が有名人になった実感がわく出来事が。

青年A
「あー!君ってユンガー50のパイロットじゃない?」
青年B
「握手してくれ!」
涼介
「まいったな」
青年A
「頑張れよ、応援してるから!」

ギャルA
「あれユなんとかの子じゃね?」
涼介
「ユンガー50です」
ギャルB
「まじで!?ウケるwてか写メとろーよ」
ギャルC
「てゆーか結構可愛いじゃん」

道行く人々が俺を期待の声と尊敬の眼差しで迎えてくれる、これが有名人ってやつか。

涼介
「なっハッハッハ!」
アキラ
「…」
46それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:45:48 ID:uK28hNPf
家まで後少しという所でオヤジがすっ飛んで来た。と言うことはつまり―――

工造
「涼介、バケモノがでたぞ!」
涼介
「でやがったか、すぐでられるのか?オヤジ」
工造
「それが今回は少しばかり勝手が違うんだ、とにかく家に行くぞ」
涼介
「アキラ!お前は避難していろ」
アキラ
「りょ、涼介…もう」

俺はアキラをその場に残し家へ急いだ、今思うと何故アキラを連れて行かなかったのか?後になって後悔する事になるのだった。

家についた俺はオヤジに促されるままテレビを見た。
そこにはこの町の上空三千メートル以上もの高さに飛んでいる鳥の形をしたバケモノの姿があった。

涼介
「こんな高いとこにいたら戦えねぇ」
工造
「そう言うことだ、こっちも空を飛ばない限り倒すことは不可能だ」
涼介
「じゃどうすれば…」
工造
「安心しろ、幸い遠距離の敵に備えて狙撃兵器を造っていたんだが」
涼介
「だが?」
工造
「砲身がまだ完成してない」
涼介
「あちゃー!」
工造
「なにか代用できるものがあればいいんだが」
涼介
「んー…あ!あれがあるじゃん!!」
工造
「あれ?」
47それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:47:27 ID:uK28hNPf
俺は今さっき来た道を引き返し、心の湯に到着した。
あるものを貸して貰うために。

源三郎
「なんだ、忘れ物か涼介?」
涼介
「源さん、煙突貸してくれ!」
源三郎
「なんだと!?」
涼介
「テレビ見ただろ?この町の空にバケモノがいるんだ、そいつを撃ち落とすには町一番のでっかい筒がいるんだ!お願い源さん」
源三郎
「うーむ、よっしゃ!持ってけ!」
涼介
「いいの?あれがなくなったら銭湯が」
源三郎
「煙突がなくなる前にこの町がなくなれば本末転倒だ、それになくなりはせん。お前が使うんだからな」
涼介
「げ、源さん!!」

俺は源さんの信頼に応えるためにも、この町を守るためにもバケモノを倒す!

こうして借りた煙突をトラックで家の工場に運んで急ピッチで作業に取りかかった。
殆ど完成していたからそれ程時間はかからなかった。
そして出来上がったのがユンガー・マネー・ホットウォーター・バスターだ!砲身が長いだけあって名前も長い、なんちゃって。
とにかく、こいつは名前負けしない物凄い武器だぜ。
なんてったって源さんの熱い魂も篭もってるからな。
俺は新兵器を携え出撃した。
48それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:49:05 ID:uK28hNPf
工造
『前回の戦闘を踏まえ、ヘルメットを作っておいた。お前の操縦じゃ危なっかしくてしかたがねえや』
涼介
「サンキューオヤジ!」

これか、なかなかイカしてんじゃん。
俺は操縦席の脇にあるヘルメットかぶった。

工造
『いいか?一撃でしとめろよ?あと頼むから無傷で倒してくれよ』
涼介
「誰に言ってんだオヤジ?」
工造
『ふん!いっちょ前なこと言いやがって、ユンガーGO!』

外にでた俺はオヤジの指示を受けながらスナイパースコープでバケモノの位置を把握した。
そしてロックオン、後は狙いを定めて引き金を引くだけ。

涼介
「こいつを食らいやがれ!ユンガー・マネー・ホットウォーター・バスタァーーー!!!」
バケモノ
「ギャーーースッ!!」

バケモノはひらりとかわし、お返しとばかりに羽を飛ばしてきた。
その羽は鋼鉄の弾丸となりユンガーに襲いかかる。
俺はそれを間一髪で避けることに成功、煙突しょってるから動くのにも一苦労だぜ。

涼介
「ふぅー、危なかった」
工造
『バカヤロウ!一撃でしとめろって言っただろうが!』
涼介
「次は当てるって、…ん?」
49それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:50:19 ID:uK28hNPf
俺はユンガーの足元に逃げ遅れたアキラを発見した。

涼介
「お前そんなとこでなにやってんだよ!?」
アキラ
「あんたが心配だから、来たんでしょ」
涼介
「逃げろっていったろ!」

そうこうしてる内に第二波の攻撃が飛んできた。

涼介
「く、危ない!」
アキラ
「キャーーー!!」

ドゴォォォォオオ!!

涼介
「大丈夫かアキラ?」
アキラ
「涼介、…うん」

俺はユンガーでアキラを覆い被さり盾となった。
ユンガーの背中には無数の羽が突き刺さっている。
アキラを非難させようにもここは家の近くの河川敷、アキラを家に連れて行く暇はない。
仕方なくコクピットにアキラを入れることにした。

涼介
「何で言うこと聞かなかったんだよ!?」
アキラ
「あ、あんたが心配だったから」
涼介
「逆にこっちが心配したぜ!最近お前なんかおかしいぞ」
アキラ
「おかしくなんかない」
涼介
「じゃあなんでそんな冷たい態度なんだよ!」
アキラ
「私は、私は…」ポロポロ
50それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:51:09 ID:uK28hNPf
あ、あっちゃー。
泣かせちまった、昔っから女の子の涙と母ちゃんの説教は苦手なんだよなぁ…

涼介
「胸のことなら謝るから、な?このとうり」
アキラ
「私はそんな事で怒ってるんじゃない!」
涼介
「え、違うの?」
アキラ
「あんたが最近ちやほやされて調子乗ってるから、うっ…うっ………」
涼介
「…ごめん」
アキラ
「別にちやほやされるのはいい、私昨日町で聞いたの。ユンガーのせいで家を滅茶苦茶にされたとか、ユンガーが助けてくれなかったから娘が怪我したとか…」
涼介
「え…!?」
アキラ
「私それ聞いて無性に腹が立った、でもこれはあんたが有名になるにつれて、戦うことでもっと増えると思ったら私…。あんたこうなること考えたことあんの!?」
涼介
「それは…」

確かに、俺は有名になることで少し調子に乗ってたかも。
俺のやってることは必ずしも正しいことじゃないかもしれない、ただの自己満足なのかもしれない。
町の被害や守れなかった人のことを考えもしなかった。

アキラ
「それだけじゃない、あんたが前の戦いでケガしたとき心臓が止まるかもって思った。もうあんな思いするの私はごめんよ!!」
涼介
「…アキラ」
51それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:52:27 ID:uK28hNPf
こんな時どうすればいいかわからない、ただアキラに泣いてほしくないってことは確かなことだ。
俺が戦って誰かが傷つくなら俺はもう戦わない方がいいのかもしれない。
だけど、だけど!

バッ!
涼介
「俺は負けないぜ。ちゃ、ちゃんとお前を守ってやっからよ」
アキラ
「涼…介………」

所謂一つのハグってやつだな、ちっさいときからアキラはこうしたら泣き止んでくれたんだ。

アキラ
「バカ!スーパーバカ!!あーもう心配して損した」
涼介
「あははは…」
工造
『お二人さん、いいとこじゃまして悪いんだけどよ。空の上にいるやつなんとかしてくれねえかな?』
涼介
「よっしゃ、じゃあ仕切り直しといきますか?」
アキラ
「絶対勝ちなさいよ!涼介」
涼介
「おう!」

俺は再びバケモノに照準をセットした、さっきはロックオンをしたたまま撃ったから外したんだ。
風向きや奴の行動を計算して撃たなきゃだめだ。
俺はあえてロックオンせず、奴の上方を狙った。
今度は何故か当たる自信しかなかった、根拠はないが次は当てる!
52それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:53:44 ID:uK28hNPf
涼介
「いっくぜえええ!!ユンガー・マネー・ホットウォーター・バスタァーーー!!!」

ドゴォォォオオ!!

見事命中、奴の腹に風穴を開けてやったぜ。
バケモノはゆっくり落下しながら徐々に空で燃え尽きた。

バタッ!
涼介
「アキラ?おいアキラ!!アキラァーーー!!」
53それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:56:32 ID:uK28hNPf
春平
「もう大丈夫、心配かけてすまなかったね涼介君」

俺はあの後倒れたアキラを青海病院に連れて行った、アキラの家は病院の自営業をしている。
俺もよくお世話になってる。
アキラはケガしていたらしく疲労も相まって倒れたんだそうだ。
俺は病室にいるアキラにお見舞いしにいった。

アキラ
「なんて顔してんのよ」
涼介
「俺はお前に合わせる顔がねえ」
アキラ
「これは私の自業自得だし、たいしたことなかったんだから」
涼介
「本当に悪かった」
アキラ
「バカ…」

俺は今回自分の無力を痛感させられた。
テレビアニメのヒーローはカッコ良く勝って万事解決、でも現実はそう簡単に上手くいかないよな。
幼なじみ一人守れないんじゃヒーロー失格だぜ。
自覚が足りなかったみたいだ。
戦う者の自覚が…。
54それも名無しだ:2010/12/25(土) 03:58:09 ID:uK28hNPf
それから一日立って、煙突を源さんのもとに返しにいくことにした。
流石に煙突返さないとマズいだろ。
と、なぜか心の湯はすごい人だかりができていた。

源三郎
「よう、涼介。お前のおかげですげぇ商売繁盛だ。お前は特別タダで入れてやらぁ」

すげー現金だなぁ…
騒ぎに駆けつけたテレビ局のリポーターが俺にインタビューしてきた。
ちょっと前の俺なら浮かれ気分で答えてたけど今は違う。

リポーター
「この町のヒーロー、あのユンガー50のパイロット十束 涼介君です、カメラに向かって何か一言お願いします!」
涼介
「…ごめんなさい!」
リポーター
「ふえ?」
涼介
「守りきれなかった人や、俺のせいで家を壊してしまった人。すいませんでした!だけど、俺は約束します、絶対負けないって』


ピッ

「―――以上がユンガーのパイロットの調査結果です、首相」
首相
「…」

「私はこれ以上彼だけに任せるのはいささか危険だと判断しました。よって我が社のプロジェクトを推進させたいと思います」
首相
「わかった、早急に手を打ってくれたまえ。次にあの謎の生物についてわかったことはないかね?」

「ええ、判明したことがいくつか。彼らは未知の細胞で生成されていて驚くことに全ての数値においてマイナスを示しています。よってこれからはこの怪獣のことを『マイナス獣』と呼称することに決定しました」


続く
55それも名無しだ:2010/12/25(土) 06:22:08 ID:fPbSCAky
ニヤニヤしてしまう
56それも名無しだ:2010/12/27(月) 03:52:58 ID:111RTPoA
ぼくロボWHの人、ユンガーの人、それぞれ乙です。
そして前スレの投票しそこなった分、いま書いておく!
たとえ無効票でも作者さんに届けばいい!

<一般> 〜この投票は私の独断と偏見以外の何物にも基づいておりません〜
>166 『勧善懲悪ダンザイン』
とにかくネーミングセンスの妙。断罪員……なんてカッコいい駄洒落なんだ……。
なぜか弐瓶勉デザインでイメージされたのは世界観のダークさからか。
どんなエピソードがあるかだけでも知りたいと思った。

>192-193 『合金貴族 エクセレンダー』
設定だけで既に魅力的なキャラクター。地味に凄い。どういうことだ。
基本的にコミカルなノリになりそうだけど、一回ぐらいシリアスなノリで
成層圏までそびえ立つアルマの鼻っ柱がブチ折れる話が見たいかも……
というのは私が変態だからであろうか!?

>245 『スクランブラー・ケイオス』
設定はカオス(この場合ケイオスと言うべきであろうか)そのものながら
因果律歪曲事件そのものや、消えた少女などの謎が気になり過ぎて生きてるのが辛い。
この壮大なヒロイック・サーガ(?)がどう展開し、どこに着地するのか?
その想像力と創造力、5%でいいから分けてくれ。

<SS>
>263他 『桜華絢爛ベルフェリオン』
デイブレイカーと迷ったのだけれど……
自分がSS書く時に参考にさせてもらったこともあり、こちらに。
掛け合いのテンポが良く、シリアスとギャグの取り混ぜ方は見習いたいところ。
あと殺陣。なんと言ってもこれ。状況説明と戦闘描写と心情の言葉選び、
そのバランス感覚はたぶん書き手の天稟なんだろう。羨ましい限り。

<総合>
>148 『ハマルタ機械黙示録』
11号機における隠れた良作、だと個人的には思っている逸品。
迸るセンス・オブ・ワンダーにSF者見習いとして食いつかないわけにはいかない。
精緻でありながら本編に出てくる部分はシンプルにまとめられた設定が秀逸。
これは是非何らかの形でビジュアルを見たい。そして想像を絶する異界に圧倒されたい。
余談ながら、“機械”には何か特別な読み方があるのだろうか?

<選外> ←投票枠から惜しくも漏れた作品たちへ
>78他 『火龍震天 バクロンザー』
世界観とネーミングセンスがいい。設定作り慣れてると見た。
>93 『カミヤドリ』
人物・組織の設定が好み。メカが物語にどう絡んでくるのかもっと知りたいところ。
>110 『鋼鉄戦姫ウィクトリア』
これまた設定作りに熟れている感じ。ドラマの片鱗を見せてくれているのがグッド。
>412 『アクマな掟』
とりあえず深夜アニメで見たくなった。あと“マーズ・ポット”がツボ。
>414 『スクラップ・マスター』
カッコ付きの固有名詞がクール。ええ、韻踏んでるの大好きです。
>462 『マクロマシン』
SFに通じた人の書いた設定、という印象。抜粋形式いいじゃない。
>464他 『サラリーマン機族デイブレイカー』
脳内アニメ再生可能。やだ……カッコいい……。
シリーズ化してくれた暁には、サンライズ号はADAに匹敵する萌えキャラとなる
ポテンシャルを秘めているのではないかと思う。レオ=ステンバック量産の危機。
こういう洒脱な文章を書いてみたいものだなあ。

まさかここまで嗜好がモロに出るとは……長々とすみませんでした。
さて、またぞろ規制が始まるまでに私も投下せねば。
57それも名無しだ:2010/12/27(月) 08:28:06 ID:N9XmbqaI
いつの間にやら規制解除されてた。皆さん乙です。
そしてこのままだとお蔵入りしそうだから書きかけだが晒してしまおう。共闘もの予定SS。
キャラ崩壊とかしてるかも。あと大戦じゃなくて大決戦なんで設定のクロスオーバーとかはあんまり期待しないでくださいな

58EP1 1/2:2010/12/27(月) 08:29:07 ID:N9XmbqaI
いつもと同じような朝、いつもと同じ平和な毎日。
だが、突如としてその平和は崩れ去った。
次元からの侵略者によって町は焼かれ、人々は嘆き、脅えそして逃げ惑う。
平和な日常は一変して地獄絵図と化してしまった。


ぼくのかんがえたロボット大決戦!


「くっそぉぉ……」
上空から雨あられのようにレーザーをばら撒く円盤軍に対して少年は力なくつぶやいた。
彼はこの町に住む、何処にでも居るようなありふれた少年だった。
今日という日に、両親の偶の休日に、胸を躍らせていた。今日は遊園地へと連れて行ってもらえるはずだったのだ。
だが、少年の楽しみは突如として訪れた来訪者たちによって粉々に粉砕されてしまった。
侵略者の襲来により次々と建物が破壊される中、町中に避難警報が出された。
両親たちは少年の手をとり、避難場所に指定された地下シェルターへと向かった。
だが、両親たちと地下シェルターへと逃げ込む途中、思い出したように両親の手を払い、少年は踵を返し家へと走った。
炎と黒煙の上がる中、少年は家へと向かった。家への通路は無残にも破壊されつくしていたものの、家付近はいまだ手付かずの状態であったる
少年は扉を開けると靴を脱ぐ暇も惜しみ二階にある自らの部屋へと向かった。
階段を駆け上がり、部屋への扉を開ける。綺麗に整理された部屋を見渡しベッドへと駆け寄る。
そして枕もとよりなにかを取り出すと、急いで今来た通路を駆け出した。
階段を段飛ばしで駆け下り開け放した扉を抜ける。少年が家を出た瞬間、閃光が走り家が爆炎を発した。
危機一髪。少年はしばし燃え上がる家を眺めたが、頭を振る両親の待つ地下シェルターへと駆け出した。
シェルターへと向かう最中、町の惨状を嫌というほど目にした。
少年の日常が音を立て崩壊していく。理不尽な侵略者たちに少年の拳に力が入る。
だが、自分は何もできない。その現実にふと拳の中の物へと目をやる。
少年が危険を冒してまで取りに戻った物……それは手垢がつき、塗装は所々剥げたボロボロの人形だった。
テレビアニメに登場する巨大ロボット。何年も遊んだせいでもはや当初の綺麗な面影を留めていないが、
少年にとっては宝物だった。正義を信じ、弱気を助け悪を挫く。無敵のヒーローは少年の憧れであった。
他の子供たちはそんな少年を「子供っぽい」「アニメなんて所詮作り話だ」と馬鹿にした。
それでもこのロボットは少年にとっての唯一無二のヒーローなのだ。
「こんなときこそ、助けに来てくれたらなぁ……」拳の中の人形へと思いをはせた。
その時だ。少年の耳に不快感を煽る嫌な音が飛び込んできた。空を覆う円盤の飛行音。
さきほど我が家が爆破されたように、とうとうこの辺りにまで魔の手が伸びてきたのだ。
慌てた少年が逃げだそうと駆け出した瞬間、吹き飛んだ建物の破片に足をとられてしまった。
「あっ!」駆け出した勢いそのままに、少年は地面へと転げだした。
膝小僧には擦り傷ができ血が流れ出る。膝の痛みに少年が顔をゆがめる。
痛みを堪え立ち上がった少年の付近で爆発が起こった。円盤の一機が少年に気づいたのだ。
爆発の勢いで再び地面を転がる少年、今度は額を擦りむきそこからも血を流した。
円盤は少年自体を狙わず、弄ぶかのように少年の付近ばかりを狙ってレーザーを発射した。
「あぐぅ、くそっ……このままじゃ、殺されるっ」
全身傷だらけになりながら少年が喘いだ。自然と手に持った人形へと力が入る。
少年は祈った。理不尽な侵略者を、理不尽な暴力を排する存在を。
獲物が動きを止めたのに気づいたのか、獲物に止めをさそうと円盤よりレーザーが発射された。
レーザーは確実に少年の胸を捉えていた。迫りくるレーザーに少年は目を瞑り、人形を胸に抱きしめた。
少年は死を覚悟した。
59EP1 2/2:2010/12/27(月) 08:33:09 ID:N9XmbqaI

……レーザーはたしかに少年を貫くはずだった。だが一向に痛みも衝撃も来ない。
少年は恐る恐るを目を開け、映った光景に驚愕した。
巨大な拳、それが自分を優しく包んでいる。まるでレーザーから庇うように。
少年は視線を上方へと向けた。そこには黒金色のボディを燃えるような赤い装甲で包んだロボットがいた。
「……大丈夫か?」
黒と赤のロボットから声が聞こえた。力強い意思を感じさせる声だ。
「うんっ!」少年の返答に黒と赤のロボットは頷くと地下シェルターの方角を指差した。
行け……ということなのだろう。「……ありがとう!」少年は律儀に頭を下げると地下シェルターの方角へと走り出した。
少年の姿が見えなくなるのを確認すると、黒と赤のロボットは円盤の方へと向き直った。その背中は少年を庇っている間受けたレーザーでボロボロだった。
円盤も巨大ロボットの出現に驚いたのか、いつの間にか増援を呼んでいた。合わせてその数20機。
「男なら……常に限界突破を目指せ……ってな」黒とか赤のロボットのパイロットが呟き、そして叫んだ。
「行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!ゲェェェェェェェンカァァァァァイザァァァァァァァァァァァ!!」

つづく


書き忘れたけどオリ敵注意とかいれといたほうがよかったかな
いつも日常シーンで挫折してるからじゃあ本編丸々戦闘シーンなら良いんじゃねとか思ったら
結局つなぎのシーンで苦戦するという……
60それも名無しだ:2010/12/30(木) 16:49:48 ID:3OpITFnl
続々とSSが復活してさらには新作……なんという胸熱
61それも名無しだ:2010/12/30(木) 17:33:20 ID:GbpfIGSL
まだだ、まだ終わらんよ…!

このスレ
62それも名無しだ:2010/12/31(金) 04:19:19 ID:komLRsw9
>>58-59
投下乙!
クロスオーバーに期待するなって、そりゃあ……無理というもの(キリッ
EP2(になるのだろうか)の投下、お待ちしてますよ。
63それも名無しだ:2010/12/31(金) 22:21:54 ID:GFApsGo1
正月をテーマにした短編SSつくってみようかな?
64それも名無しだ:2010/12/31(金) 22:24:38 ID:GFApsGo1
あ、ユンガーのです
65 【中吉】 【1941円】 :2011/01/01(土) 00:14:29 ID:n8NAVrXt
突破「今年の正月も限界突破だ!!」

秀一「結果がよければいいがな」

益子「今年は冷えるようですから、皆さん気をつけてくださいね!」

赤井「俺たちの明日はどっちだやぶるぅう!!!」
66それも名無しだ:2011/01/01(土) 07:09:22 ID:IL6nqkoW
うーん、なんもせんとあけてもうた。
今年の抱負で完結めざそ。
67それも名無しだ:2011/01/02(日) 22:32:05 ID:11wkP0BC
闇攻機甲インダーク

突如宇宙からやってきた光り輝くロボット軍団。
彼らは宇宙中の星という星から「夜」や「闇」を奪ってきた、その名は「ソル」。
「心の闇」さえも奪っていくソルへの対処で、人類の意見は大きく分かれた。
そんな喧騒を無視するかのように現れ、ソルのロボットを破壊し去っていくロボット集団が現れた。
人々は彼らに尊敬、憤怒、様々な念を抱き、彼らをこう呼んだ。
闇の住人――――「インダーク」と。

朝日奈碇(あさひな・いかり)17歳・男
インダークの一員。汎用ロボット「デュラハーン」のパイロット。
お調子者の高校生で、非公式だったインダークの名を採用したのは彼。
「なあ、みっちぃ…美少女と美女の境目ってどこだろ?」

紅堂道乃(くどう・みちの)17歳・女
インダークの一員。補助ロボット「ジャック・オー・ランタン」のパイロット。
クセのある人物が集まるインダークの良きツッコミ役。愛称みっちぃ。
「お前らは私のカバンで何やってんだぁー!!?」

曽我茂粂(そか・もくめ)15歳・男
インダークの一員。砲撃ロボット「ゴーレム」のパイロット。
頭脳明晰元気一杯中二病。ロボット整備ミニマシン「グレムリン」は彼の作品。
「やっぱりさ、ぜーんぶドイツ語がいいと思うんだよ。ね?ね?」

キャシィ・F・ダグラス(キャシイ・深元・ダグラス)24歳・女
インダークの一員。空戦ロボット「ハルピュイア」のパイロット。
元ファッション雑誌のトップモデル。漫画みたいな日本文化勘違いをかます。
「Oh、みっちぃ!アレアレ!セキトーリじゃないデスかー?」

竜美咲(たつ・みさく)29歳・男
インダークの一員。海戦ロボット「リヴァイアサン」のパイロット。
寡黙だがたまに喋ると大体はしょうもない駄洒落か下ネタ。稀にドッキングすることも。
「…………おっぱいが…いっぱい」
68それも名無しだ:2011/01/02(日) 22:33:40 ID:11wkP0BC
デュラハーン
碇が搭乗する人型ロボット。最後に製作され、予算の都合で頭部が作られなかった。
接近戦、遠距離戦共にそれなりにこなす汎用機。
●デュラ・ブレイド (腰に収納された二本の実体剣)
●デュラ・ショット (デュラ・ブレイドを変形させて撃つ拳銃)

ジャック・オー・ランタン
道乃が搭乗する人型ロボット。右胸部と頭部の南瓜風デザインがなんとも愛らしい。
鎌を用いた接近戦の他、様々な弾頭ミサイルで戦場をかく乱する。
●ジャック・オー・サイス (スカートに収納した大鎌)
●ジャック・オー・ジャム (右胸部から放つ強力なジャミング効果を持ったミサイル)

ゴーレム
茂粂が登場する人型ロボット。インダーク随一の巨体を誇る。
超長距離戦を得意とする他、強固なバリアも備える。
●ゴーレム・クレイモア (発射から一定時間で破裂する炸裂弾)
●ゴーレム・ブラスター (衛星軌道まで狙える大型エネルギー砲)

ハルピュイア
キャシィが搭乗する鳥人型ロボット。そのビビッドな色使いは所見ではまず吐き気を催す。
高速移動を活かした攻撃や、高空からの爆撃を得意とする。
●ハルピー・エッグ (はるか高空から投下する卵型爆弾)
●ハルピー・ボイス (口から発射する超音波。生半端な装甲ならすぐに剥げる)

リヴァイアサン
美咲が搭乗する海竜型ロボット。ホバリングにより地上でも多少は行動可能。
水中では無類の強さを誇り、トラップ型の武装を多数搭載している。
●リヴァイ・バイト (高圧電流の流れる牙で噛み付く)
●リヴァイ・マイン (敵が近づくと連鎖爆発を起こす機雷)

ハーディス
デュラハーンを頭部、ジャック・オー・ランタンを胸部、ゴーレムを両腕と腹部、
ハルピュイアを背中と両肩、リヴァイアサンを下半身として合体した姿。
強大なパワーを誇るが合体維持に膨大なパワーを食い、基本的には格闘しか出来ない。
●ホラー・テラー・ノヴァ
(ハーディスの口から前方へ向けてエネルギーの95%を放出する大技。発射後は強制分離のうえまともに動けない)

だらだらとすまんかった
69それも名無しだ:2011/01/02(日) 22:56:18 ID:uhEUmgmx
>>68
武器が機体の名前を冠しているのはgood
70それも名無しだ:2011/01/04(火) 18:53:21 ID:2j8mKO7Q
いい面子だw
71それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:40:04 ID:PijpHbK6
まだ乗り遅れじゃないと信じるぜ!

ちょっと長くなったくせにあんまり進まないけど、『マグマダイバー・プラグマ』その6。


これまでのあらすじ:訓玉市に住む割とふつーな男子高生・大塚豪は叔父の作った(?)巨大ロボットに乗り謎の怪獣を退けた。

しかし怪獣は立て続けに襲いかかって来る。
謎の人物の助力もあり、強力バゴラ獣をなんとか撃破した豪であったがそれから。
72それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:46:12 ID:PijpHbK6

『――訓玉市にて起こった謎の怪獣連続襲撃事件から早くも一週間が経とうとしていますが、その爪あとは残されたまま。
今も地域住人たちは自衛隊の派遣部隊と協力し復興に努めています。
専門家によって襲撃の危険性も指摘されていますが正確な情報はつかめず、いまだ主要都市部の対応に追われる政府は、
現段階での大規模な防衛部隊の編成に難色を示しており、衛防衛ち――』

「あーも、毎日おんなし特番しかやってねー。」

チャンネル回すのはヤメ、やむなくプツンと電源を切る。
こんな時にフキンシンだけど、すごく暇だ。
んにゃ、こんな時なのに動けないので余計に暇なのだ。

「よー豪、差し入れもってきてやったぜー。」

ベッドの上でくさっている所、やって来たのは同級の賢。いわゆる親友とか悪友とか。
俺が安静ちゅーなのをいい事に勝手に雑誌読み出すわ、最終的には差し入れも自分で食うようなヤツだ。
自分ではもう元気なんでボディーブローの一発でも食らわせてやりたいけど、相部屋だから見張りが多い。

「そういやお前んとこ来てた日焼けの女の子さ、アレって誰?お前のコレ?」

「ぶーっ!ちげえ、あれは叔父さんの知り合いだ、研究関係の!」

「マンガみたいな反応するな。ひょっとして気になっちゃう系か、お前あの手のアクティブなタイプに弱いもんなー。」

「勝手にあれこれ言うな、ってか今日で学校再開すんじゃねーのかよ。」

「見合わせだとよ、中央がまた忙しくなってこっちのシエンの目どがどーたら。」

「うれしいやら悲しいやらだなあ……。」
なぜなら勉強、先に進んだのにすぐ追いつける程俺はカシコくないから。
73それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:47:03 ID:PijpHbK6

もう一週間が経ってる。あれからそんなにの時間が経ってるのに。
俺は骨折その他で入院(内側からやられてるらしい。多分操縦の仕組みのせい)。
叔父さんはお偉いさんとかへの説明とかでテンテコ舞い。

プラグマはぶっ続けの無理がたたってボロボロ。
で、コロナがそれに付きっきりの修理。

バゴラ獣も出てこないし、氷みたいなロボも一回ぽっきりだ。
学校はずっと休校で、町のみんなもずっと復興作業。

時間が止まってるっていうか、足ぶみしてるっていうか。
あれだけ色んな事がいっぺんにあった後だから感覚がマヒしてるんだろうか、なんか違和感。

「じゃあまた明日来るなー。」

「お前は来すぎだって。」

窓から見送る賢の後姿、影が長い。もう夕方って事だ。
ビルのすき間にある夕日のほうを見上げると、なんだか変にゆらめいている気がしてしまった。
不安ではないけど、なんだろ、違和感。

「!?」

やっぱりゆらっとした気がする。それでその中になにか映ったような。
でもシンキロウなんてここらである訳がない。
結局それもよく分からないまま、その日はいまだ慣れないベッドで眠りについた。
74それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:49:41 ID:PijpHbK6

キーン……キーン……

ただでさえ眠りが浅いのに、そこで頭にひびく高い音。
目が覚めた。午前三時とちょっとだ、早起きが過ぎる。

しかしそんな事はどうでもいいぐらい気になるのが音だ。
スリッパひっかけて、部屋を出て音のするほうに行く。
歩くのはまだ用心しろと言われてるが平気だ。いや、痛いから平気じゃないけど。

キーン……キーン……

とにかく歩くと病院の裏口に。例の音が外で鳴っている。
結構遠いんだけど、はっきり聞こえる。でも、外を見る限り特にさわがれていない。
見通しが悪いからいったん非常階段に登ろう、そうしよう。すると……

「あっ!えーと……あれだ、アイスマン!!」

山側のほう、明かりがほとんどなくて見えにくいが、あんな大きいシルエットなんて普通はない。
バゴラ獣だったらもっとデブいし、何よりあの怪獣があんなそろそろ動く気がしない。
違和感ってまた敵が来るのの知らせか!

とりあえず、動こうって意思がちょっとでもあるんなら、まず動く。動いて、動きながら考える。
走りにくいんでスリッパを脱ぎ捨て裸足ダッシュ。
そんでおなじみの貸しチャリ置き場(ボロ過ぎて借りパクすらされないやつが置いてあるというか、すててある場所)で一台拝借。

キーン……キーン……

なんであんな慎重に動いてるくせに、こんな耳障りな音を出すんだ?
と、考えてると大事なことを忘れるところだった。直接あっちいっちゃダメだって。

「『さくら建設工場』……ここだ!」

「……え……豪くん!?」

工場には明かりが付いてて、そこにはギリギリ収まってるプラグマとそれからコロナ。
いかにも今起こされたといった表情。見るにきっと夜おそくまで作業を続けてたんだろう。

「えっと、あの……」
一瞬言葉に詰まる。実を言うとあの日からまともに顔を合わせてなかったので非常に気まずい。
なんでと言われてもよく分からないけど、とにかく。
75それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:50:56 ID:PijpHbK6

「あー、もうどうでもいい!それより今、山車山のほうにアイスマンが出て来てるんだ!」

「うそ!?…………でも反応がないよ!」
何かしらの機械をチェックしているが、はた目から見てもダンマリなのが分かる。

「でも実際見てきたんだよ、それにこの音……音?」

あれ、音が鳴り止んでいる。いつの間に?しかしそれも気にしている場合じゃない。

「プラグマは今動かせるのか?」

「九割がたは一応、大丈夫。やっぱりマグマ・ダイブが使えないけど……ちょっと待ってよ!」

「だったら決まりだ。時間は動く、あっちも動く!」

「だって、あなた良いの!?」
すぐさまハシゴで駆け上がり乗り込む俺に、コロナがついて来る。
俺は気にするなという意味も含めて包帯をほどいてから、ボクサーのテーピングみたいに巻き付けてみせた。

「良いか悪いかは、分かんない。」

「ならなんで……。」

「分かんないから、やる。やったら分かるかもしれない。やらなきゃ、多分何もわかんない。」

ブォン。グゴゴゴゴ……

「……まあカッコつけで言ったけどさ、今動けるの俺ぐらいだろ、寝てた分は働かなきゃな!」

乗って数日で、たったの一週間ぶり。でもなんか懐かしい。プラグマ、発進。
76それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:51:42 ID:PijpHbK6

「プラグマだと……馬鹿な、もう気付いたというのか!?」

山車山。この前のバゴラと戦った場所よりさらに奥のほうだ。
山といっても滅茶苦茶低くて、さらにほとんど人の手が届いてないので、遠くまでがよく見える。
……はずなのだが見渡してもさっきのアイスマンが見つからない。

「うーん……もしかして頭がやられてんのか、俺?」

「ちょっと待って、微弱だけど反応が出てる。」

その方向。景色が一瞬揺らいだかと思ったら。

「まあいい相手になってやろう、どの道手間は変わらんからなあ!!」

現れたのはやはりのアイスマン!
暗くて見えにくいが、前のと同じように透き通った部分と、鏡のように景色が映りこんでいる部分とがある。
どういう事情か分からないまま勢いで敵って決め付けてたけど、相手も似たように思っているみたいだ。
飛んでくるのは右ストレート!

「だったらまずぶん殴って、止めて、それからだ!」

「止められるか、裏切り者の『でく』ごときに!」

「!!」

夜の山に、激しい音が響く。

つづく
77それも名無しだ:2011/01/07(金) 19:57:49 ID:PijpHbK6
……とゆーわけで、5レス分も使ってしまった。短くするのは難しい。
えーと前回から半年以上経ってる……?
覚えている人がいないなら、新しく覚えてもらうぐらいの気持ちで頑張ろう。
78それも名無しだ:2011/01/07(金) 20:42:04 ID:1j1ftSME
乙なんだぜ!
進みもスローだから新規さん以外はたぶん覚えてるぞ!
79それも名無しだ:2011/01/08(土) 08:16:26 ID:ZTVp5tha
プラグマは読みやすいよな
80それも名無しだ:2011/01/11(火) 09:20:55 ID:xnTdWMbA
ロボット物の日常系4コマ描く漫画家でないかな
81それも名無しだ:2011/01/22(土) 14:12:35 ID:kF/2T2D0
獣機王バルキバス

獣の凶暴性・反射能力に機械の防御力・精密さを備える
普段は巨大な四足獣の形態だが、ケンタウルスが如き半人形態も持っている
オリジンコードと呼ばれる特殊なDNAデータを読み込む事で、その動物の特徴を部分的に発現させることができる
前述のケンタウルス形態も、パイロットである人間のオリジンコードを読み込ませていることによるものである

キメラドライヴ:特定のオリジンコードを組み合わせる事で発生するバルキバスの必殺形態
強力な一撃を放つことが出来るが、30秒しか持たない上使用したコードが一定時間使用不可になる

一例)
グリフォンドライヴ:鳥と獅子のコードによって発生。圧倒的加速力とそれを生かした爪撃を得意とする

マンティコアドライヴ:獅子・虫・蝙蝠のコードによって発生。毒針と牙による攻撃が強力
キメラドライヴは使用コードが多い程パイロットの負担も大きくなり、同時に強力なものとなる

ドラゴンドライウ:蛇・クジラ・蝙蝠・鳥のコードによって発生。炎を吐くといった超常能力もドライヴの特権
82それも名無しだ:2011/01/22(土) 23:05:24 ID:eb5wmTVH
ttp://nagamochi.info/src/up52138.jpg
「マジンガーZくらいシンプルなら『○○に似てる』とか言われないんじゃね?」をコンセプトにだいぶ前に
描いたロボをリファインした。

まず画ありきだったので超適当なんだけど、設定

駿馬ハヤテガー

ガンダムXみたいな感じの弱肉強食の世界。用心棒などで金を稼ぐ腕利きのロボット乗りである主人公は
世界に12種あるという「スーパーロボット」の一つ、ハヤテガーの設計図を手に入れ、これを完成させる。
仕事上の敵、あるいは伝説のスーパーロボットを奪おうとする敵たちと、主人公は戦う。そして宿命付けら
れていたかのように他の11機のスーパーロボットと戦うことになっていく……。

スーパーロボット――数百年前の天才科学者が、当時まだ実現していなかった技術を用いることを前提と
して趣味で設計したロボットたち。現代の技術が設計図の前提とした「未来の技術」を上回っているため、
想像をはるかに超えた性能を誇る。

駿馬ハヤテガー
「駆」のスーパーロボット。両脚に組み込まれた燃料発火式跳躍シリンダーによって圧倒的な走力、跳躍力
を持つ。さらに主人公は得意の射撃を活かすため、専用の2丁拳銃を作成した。全力で走るとき以外は
防塵防弾シートをマントのように被っている。
必殺技は全力疾走による助走をつけた跳び蹴り「ライフルキック」、ヒットの瞬間跳躍シリンダーを使用することで威力を高めた立ち蹴り「リボルバーキック」、この二つを組み合わせた「ショットガンキック」。

ほかのスーパーロボット
鉄鼠アラシガー
蛮角クロスガー
雷虎デルタガー
狡兎シークガー
竜皇ドラゴガー
牙剣ドクジャガー
煙羊ハイドガー
剛腕スティンガー
天舞ヒエンガー
闘拳ボクスガー
突覇ゴードガー
83それも名無しだ:2011/01/24(月) 07:29:21 ID:iBjQZUZy
いいなコレ
84それも名無しだ:2011/01/25(火) 11:36:48 ID:brxdQK//
ありじゃないか、貴様
脚に激発機構仕込んで超強力キック、は結構な人数が通る道
85それも名無しだ:2011/01/29(土) 21:29:21 ID:g6qohOi1
装甲殻機クラビアル
強固な装甲に身を包むスーパーロボ。
凄まじい怪力を誇り、ギガシザースでどんな金属でも粉砕。
でもじゃんけんだけは勘弁な。
86それも名無しだ:2011/02/03(木) 02:41:29 ID:ykIDcD6w
>>29
俺これ好きだが
なんだろうな、知ってる人のような気がw
87それも名無しだ:2011/02/03(木) 15:03:26 ID:6bYENihv
きっと気のせいよ、サイボーグGちゃんとかそんな感じのって普通にあるでしょ
88それも名無しだ:2011/02/05(土) 20:31:40 ID:0yKKAXu5
機械魔アシュタロス

魔界。この世界の隣にあって干渉することのない世界。
もっとも一から十までがそうとは限らない、というのは歴史の端々からも読み取る事ができる。

この魔界というものは皆が言葉通りに想像するであろう魔界そのもの、
悪魔の住む世界であるが、まあ彼等とて――いや彼等だからこそと言うべきか―ー
常に一枚岩を保てている訳ではない。

悪魔アスタロトは所謂『魔王』階級の存在であったが、
ある日部下と他の魔王の謀略に嵌められ重傷を負う。
彼等は駄目押しと辱めの意味を込め、アスタロトをバラバラに裂き魔界から捨て去った。

ところがアスタロトは虫の息ながら生きており、
さらには奇跡的に、魔界の狭間がこの世界と繋がる。
この世界に『堕ちた』アスタロトの核は機械と融合し、『機械魔アシュタロス』としての命を得た。
同じように機械と融合、負の思念を吸って再生する己の身体を回収し、復活と復讐を決意するアシュタロス。

しかしあまりにも多すぎる負の思念は、身体の一部を暴走させ一つの個として振舞わせた。
さらには魔界の悪魔達もアシュタロスの復活を阻止すべく強引な干渉を開始する。
この世界を舞台にアシュタロスの、聖戦ならぬ『邪戦』が今、始まろうとしていた……
89それも名無しだ:2011/02/19(土) 09:40:22 ID:ADiMntuB
保守がてら雑談

小学校の図書室のシートン動物記を読み漁った頃があったんだよな
理由は兄がファーブル昆虫記を読んでたからw

「灰色狼のロボ」
こいつには目を惹かれたね
俺昔からだったんだなぁ・・・
90それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:05:07 ID:i1+3lMvc
書き方が安定しない『マグマダイバー・プラグマ』その7

・前回(>>71)のあらすじ
入院していた豪は、夜中謎の音を聞き、ザルガン帝国のロボット・アイスマンを発見。
プラグマに乗り込み迎撃に向かうのだった。
91それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:07:43 ID:i1+3lMvc
山車山に激しい音が響く。
ぶつかり合うのはプラグマとアイスマン、二体の巨大ロボット!

「くそっ、動きが全然見えない!」

アイスマンの攻撃は突然消えたり現れたり。
なんとか弾き返してるけど、全部なんて到底無理だ。

「落ち着いて、そんなに威力のある攻撃じゃない!」

「それはどうかな!」

ザクシ!!

氷の槍がプラグマの肩に突き刺さる!
バゴラ獣はそのままにぶつかって来るけど、こいつはこっちと同じ人間。
弱点を考えて攻めてくるんだ。
このまま押し込まれたら一たまりもない!

「こなくそっ!!」

振り払いながらの下段げり。そこからの体重移動で!
――けれどアイスマンはもう回避に入ってたんだ。

「いない!?」
「いるぞ。」

クシザシャーッ!!

一瞬見失ったところをやられた。
最初がそうだったんだから、全身透明になるなんてワケない事じゃないか!

「くそっ……卑怯だぞ!!」

『フン、ケダモノを倒すのに道具を使うのは当たり前。そしてその勝敗は、初めから決まっているのだ』

「にゃにおーっ!」
「待って、そんな挑発なんかにのっちゃダメ!」

殴り掛かろうとした所をコロナが止めてくれた。
あやうくカウンターをもらう所、くそう冷静にならなきゃ。
92それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:08:25 ID:i1+3lMvc
「とはいえ、どうすりゃいいんだ。あんなの無敵じゃないか」

ついついグチが出てしまう。
攻撃をスカしたのが悔しかったのか、あいつはまた姿をくらました。
反応はあるけれど、動き回られちゃ結局追いきれない。

(大丈夫、『無敵』じゃないから『透明』になる必要があるの。それにずっと隠れていられるならそうしてるはず……。)

落ち着かせるように小声で喋るコロナ。
そうだ。今見えるものだけで判断しちゃいけない。
なにかあるはずだ、あいつの弱点。

(そうだ、攻撃の瞬間……!)

「浅知恵を働かせても無駄だ。その時間を私はさらに有効に使う!」

飛んできたのは岩!
なんとか受け止めたけれど、そっちに気をとられている間にアイスマンは背後に回っていた。
やっぱりあいつは透明のまま攻撃できないらしい。
だけどその先の手をすでに打たれていた。

ズガガガガッ!!

背骨までひびく連打に耐えてプラグマをひねらせ、フック。
けれどそれは罠で、また肩に食らわせるために相手は狙いを定めていた。

「ぐううっ!!」

コックピットがめちゃくちゃに揺れる。
ほとんどが吸収されててこれなんだから、実際のダメージは深刻。
左腕の反応がかなり怪しい。
その間にアイスマンはまたまた姿を隠している。
どうする、どうすりゃ、どうすれば……

「ねえ聞いて、もしかしたらあのアイスマンの攻撃は――
「死ぬ前の安息すら与えん!さあトドメだ!」

攻撃は?
攻撃は!
93それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:09:20 ID:i1+3lMvc
「どおりゃっ!!」

受け止めた岩を思いっきり叩いて砕く。
飛び散るツブテが弾き返される場所にあいつが居る!

「なにかと思えばおろかしい。それをやっている時点でなあ!」

そうだ、どこから来るかを気付けたって相手は速い。
かわすのも受け止めるのも間に合わない。
けどこれが唯一のチャンス。だから!

「豪くん行っちゃえ!!」
「分かってらあ!」

メガッキャアア!!!

「こいつ、自分からぶつかって来ただと!? しまっ――
「でえいっ!!」

アイスマンの攻撃、深追いしないんじゃなくて、深追いできないんだ。
ヒット&アウェイじゃないと、刺さり過ぎて動けなくなる。
だから自分からぶつかってやりゃあ肉は切られるけど、骨は断てる!

ガシャアアン!!

鼓膜をつんざくような音を立て吹き飛ぶアイスマン。
でもあれはきっと半分はわざとだ。
回転着地して距離をとってくる。

「まさかここまで野蛮な奴だとはな。しかしもう油断はせん!!」

走りながら移動するアイスマンの身体が、残像まじりに消えていく。
流石に次にやれる肉はない。けど!

「終わりだプラグマぁ!」
「今っ!」
「うおおっ!!」

グラッシャアアアーッ!!!

「馬鹿なっ!なぜ見える!!」

「あなたが姿を消そうとするあまりに、自分を見てなかったからよ。」
94それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:10:38 ID:i1+3lMvc
アイスマンの槍の腕を、プラグマの拳が横殴りに砕く。
染み付いたオイルと装甲の欠片を目印にして。
もちろんこの程度じゃ針穴に糸通すみたいなハナシだけど、アイスマンがあの戦法をとってた理由がもう一つある。

「透明になるってことは、攻撃を受けにくくするためだ。
逆を言えば、そんな事をするのは攻撃を受けちゃいけないって意味だろ。」

受けても完全に消える事ができるなら最初から姿を見せやしない。
わざと姿を印象づけて、プレッシャーを与えてたのもあるかもしれないけど。

「ケダモノがちょこざいな……。」

「けど道具が壊れたら、そのケダモノには勝てないぜっ。」

アイスマンを力任せで押さえ込む。

「ふん、調子に乗るなよ地上人。お前との戦いなどただのついでに過ぎんのだからな。」

負け惜しみを!そう思った時凄い地鳴りと共に『あの』熱波が押し寄せてきた。

「機能も戦法も、時間稼ぎの理由で選択されただけよ。
しかしお前のお陰で『逆動マグマ』を活性化させる事ができた。」

「あげげげげーっ!」「うぐるぐー!」

「バゴラ獣が二体も……どこかに残っている可能性はあったけどまさか……!」

パキパキッ

「しまったっ!」

「ケダモノ同士で争っているがいい、大地を燃やしてなあ!!」

爆風に気をとられている間に、アイスマンが身体を分解して逃げてしまった。
捨て台詞にイラ立っているヒマもありゃしない、バゴラが早速こっちに来てるんだ。

「調子に乗ってるってんなら、それで乗り切るしかないぜ!」

辺りが少しずつ、明るんできた。


つづく
95それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:15:36 ID:i1+3lMvc
終わり。また殴り合いが続くんじゃよ
96それも名無しだ:2011/02/19(土) 19:39:49 ID:ADiMntuB
良いなープラグマ
97それも名無しだ:2011/02/20(日) 09:50:00.07 ID:80/wocLx
ぼくていゆひとは ガキか頭が小学生レベルの人
98それも名無しだ:2011/02/21(月) 17:00:27.34 ID:yZelUUCE
プラグマ乙なんだぜ。
擬音語のセンスがものすっげえw
99それも名無しだ:2011/02/27(日) 00:56:20.78 ID:wZX6X5BE
戦闘ママ ジュエンザーX1(クロスワン)

西暦20XX年。人類とマグマ文明人との戦争は人類の勝利で幕を閉じた。
勝利に貢献した機甲ロボット戦隊の隊員たちは一人、また一人とグスクを去り……

10年後、マグマ文明人の操る地底怪獣が再び地上を襲ったとき、戦士は一人しかいなかった。


グスク(GSK Grave Strike Knights(地底攻撃部隊))の機甲ロボット戦隊「寿宛(じゅえん)隊」は女性だけで構成された戦闘部隊で、10年前の戦闘終結以後、隊員は結婚や出産を機に次々と除隊。最後に残ったタダノ隊長の産休をもって解散するはずだったのだが……

タダノ・マミ 35歳。寿宛隊最後にして最強の隊員。隊員たちの「卒業」を見届けた後、かつての鬼教官と
      結婚。産休後復職せずに除隊する予定だったが、出産前に夫が若いオペレータと駆け落ち。
      食い扶持を稼ぐため除隊を撤回し、隊に居座っていたことがマグマ文明人の再侵略時、人類の希望
      となるのだが、本人は既に人類を守ることの意義を失っており、ただ職業として任務をこなす。
      そんな経緯のため基本的に人間、特に男性を信用しておらず、厳しくも優しいかつての面影を
      見せるのは、息子タダシ(6歳)に対してのみである。

ジュエンザーX1 寿宛隊の機甲ロボット・ジュエンザーのタダノ専用機、ジュエンザー1を復職後のマミが
        カスタムした。ジュエンザーは白いフレームに着物風の朱い装甲を施した機体だが、その胸に
        でっかく黒いバッテンが描きこまれている。夫の失踪後、狂ったように笑いながらその作業を
        行うマミを目撃した作業員は、今でも夢に見てうなされるという。
        ・ジュエントー 鍔の無い長刀
        ・スパイラルニードル 袖口から発射する鋭利なワイヤー。両腕に3本ずつ装備
        ・ロケットシュート 肩から発射する小型ミサイル
        ・ジュエントンファー 背中から展開するトンファー
        ・グレンフレイム ジュエントンファーに装備された火炎放射器
        ・ジュエンフレイムロンド 火炎を噴き出すトンファーを回転させ敵に突進する必殺技

第1話「グスクの戦士」 マグマ文明人が再び地球侵攻。残っていた戦士はただ一人。
第2話「騎士はバツイチママ!?」 人間不信のマミ、首相相手にすげない態度。
第3話「幸福は敵だ」 市街戦。苦戦に見せかけて街を破壊。
第4話「役立たずに用はない」 かつての仲間が駆けつけるも、ブランクのため大苦戦。それを見て大笑い。
第5話「ちょっとそこに座りなさい」 タダシのいたずらを叱って喧嘩。やる気をなくす。
第9話「子供が熱出しちゃって」 タダシの看病のため出撃拒否。
第21話「遂に見つけた元亭主は防衛省の官僚に納まっていた」 復讐が始まる。
第23話「心溶かす情熱の炎」 マミのわがままに付き合ってきた若きメカマン、想いのたけを打ち明ける。
第24話「クヨクヨオンリーワンデイ」 メカマンを思わず振ってしまい、一日だけ後悔する。
第25話「共存の可能性」 マグマ文明人が人類と人種程度の差しかない種族であることが判明。
第26話「あとは勝手にやっとくれ」 マグマ文明人との和平交渉が開始。マミはタダシと姿を消した。
100それも名無しだ:2011/02/27(日) 23:50:17.98 ID:Ptuy320g
ロボって女こどもに持たせられるのがミソなのかな
101それも名無しだ:2011/02/27(日) 23:57:43.47 ID:wZX6X5BE
それは違うでしょう。女子供に力を持たせたいならロボに限らず「強い」という設定にすればいいだけなんだから。
102それも名無しだ:2011/02/28(月) 04:22:40.79 ID:FNKw7Y4+
でも、本体に力がある、だと、
それをあらゆる意味で捨てるのは結構難しいぜ。

ロボットなら降りればただの人、でもいいわけだしさ。
103それも名無しだ:2011/02/28(月) 06:31:30.37 ID:28kcUw26
でもまあ鉄人にせよマジンガーにせよそこら辺ある種の依存性ができててそこから展開している話もあるわな
104それも名無しだ:2011/03/01(火) 01:05:52.19 ID:5AtRq4gf
オマケロボ ゼッター

ある日、白永テツはスーパーの玩具コーナーでとある決心していた。それは今子供の間で大流行しているロボチョコを買う決心だ。
そして意を決して購入したロボチョコの中身はなんと幻のロボゼッターだった!
侵略者の魔の手から地球を守れオマケロボ ゼッター!

白永テツ
10歳、まだレアなロボを手に入れてないテツはクラスで仲間外れにされていた。そしてある日遂に幻のレアロボ・ゼッターを手に入れたのだが、そのオマケロボのゼッターは不思議な力を持っていてなんと巨大化し、テツはそのパイロットとなってしまう。
そして突如現れた悪の侵略者ドザーンと地球の存亡を賭けゼッターと共に戦う戦士となる。
普段は臆病で泣き虫でなよなよしているテツだが、大切な人々の為に立ち上がる勇気を持っているぞ!
「ゼッタァアアアーレィザァアアアアー!!!」

ゼッター
ロボチョコのオマケのフィギュアだったが不思議な力を持っていて、巨大化して戦う事ができる。2p程のフィギュアだが一気に30mまで巨大化する。
普段はテツの胸ポケットに大事にしまわれているぞ!



105それも名無しだ:2011/03/08(火) 00:12:07.44 ID:Cns2h9eq
http://imepita.jp/20110307/832130
整理してたらちょっとだけ懐かしいものが出てきたのでピタ終了記念に

【機体名】
エクスナイト(またはヨルキリ) ツクヨミ

空-陸A海C宇C
移動力:ちょっと高い
HP:小さいので低い
運動性:少しだけ避けるほう
装甲:盾込みならそれなり

【特殊能力】
剣・盾装備
特殊効果耐性:時間系←そういう環境がなければガラクタ

【武装】
陰の剣:陰から作り出す剣で攻撃
陰の剣(瘴波):遠距離攻撃。弱い。放つと当たるまで不可視
陰の剣(分裂):砕けた刃が針となって飛散。動きを封じる
陰の剣(投擲):剣を包んだオーラが変形して車輪のように変形、投げる
陰の剣(射撃):オーラを振り払い攻撃。進むと徐々に消える
陰の剣(収束):相手に突き立てた剣から陰を吸い上げて極太のオーラで再度貫く

【備考】
遥か古、人類創世の頃よりある機体だが通常時間帯ではただの金属塊に過ぎない
24:00と0:00分の狭間に存在する特殊な時間帯・真夜において、通常時間帯に侵食せんとする真夜という時間概念そのものを退ける
そのままでは戦いようがないのだが、真夜からアバターとして夢魔と呼ばれる怪物を抽出して破壊する事でこれを成す

真夜は通常時間に内包されるが、それが持つ時空的連続性は認識によってのみ存在する特殊なものであり、この機体は拡散する多くの意識を象徴化したヴィジョンとして共有する事で収束させ、真夜に干渉している
平たく言うと宇宙全体を通して同時に存在する夢の中で戦い、世界を覚醒へと導いているわけである
106それも名無しだ:2011/03/10(木) 15:09:53.24 ID:9Uce0nKc
>>105
ガチや、これはガチやで!
デザインから設定までクリティカルヒット。
周辺設定とかストーリーの構想あったら見たいかも。
107ぼくのかんがえたロボット大決戦!EP2 1/3:2011/03/16(水) 00:10:41.44 ID:wRr6r3v1
「うおぉぉぉぉぉっ!」
するどい手刀が繰り出され、目の前の円盤を叩き落す。そして勢いをつけ振り向き様に横に払いさらに数機の円盤を叩き落す。
だが数機を落したところで相手にはさしたる痛手ではないらしく、ひるむことなく次々と残った円盤からレーザーが発射された。
両腕を顔面でクロスし、背を丸め防御姿勢をとるも、次々と矢のように放たれるレーザーの前に装甲は削れ、むき出しになった部分からは爆発が起こる。
「ぐっおおおお……!」
爆発の勢いでゆらぐ機体を追撃のレーザーがさらに別方向へと仰け反らせた。
操縦桿を引き、なんとか体勢を立て直すとゲンカイザーは再び拳を振るった。
正面の円盤を中心から貫き、上空へと逃げようとした円盤の一機を引き抜いた拳で掴み、握りつぶす。
そして拳に残った破片を背を見せた敵円盤の群へと投げつける。
円盤の残骸は散弾銃のごとき威力で次々と円盤を撃墜していく。
破片にその身を貫かれ、爆発を起こす円盤群の中、爆発による明かりに照らされたゲンカイザーが拳を上げる。
「限界突破!」


「……一体どうなっているんだ」
ゲンカイザーが円盤群と戦闘を繰り広げていた頃、住宅地を貫くようにして作られた道路を巨大なロボットが歩いていた。
この辺りはいまだ円盤の手も伸びておらず元の状態を保っていたが、避難勧告が出たからだろうか住宅地だというのに人の姿は全く見えない。
辺りを見渡しながら巨大ロボットが足を動かす。ロボットが足を下ろすたびに足音が響き大地を揺るがす。
強大なボディに、威厳溢れる巨大ロボット。
巨大ロボットは辺りを伺いながら歩を進めた。歩き進めるうちに住宅地を抜け、なおも進むといまだ開発の手がつけられていないであろう野原へと出た。
風が吹き生え茂った草をカサカサと揺らす。
「気がついたら僕はこんなところに居た……」巨大ロボットの中の男が誰に聞かせるでもなく呟くと、
巨大ロボットを停止させ、コックピット内に灯るランプやゲージ、表示される情報をチェックしていく。
一通りチェックすると、ディスプレイのひとつに表示されたパーセンテージを見つめそこに表示される数字に疑念の念を抱いた。
「支持率が表示されない……?」
おかしい……と男は思った。確かに自分はこれまでもさまざまな無茶をしてきたが、それでも民は自分を信じ、支えてくれた。
この男の乗っている巨大ロボット……セイカイオーは人々の支持率をエネルギーにして稼動する。
支持率とはその名のとおりセイカイオーを、そしてパイロットをどれだけ支持するかというものであり、いわば人々の信頼、そして願いでもある。
平和を愛する心が、セイカイオーという希望の象徴の原動力となる。
その支持率が表示されないということは、殆どの人間は平和を諦め、絶望に浸っているということであった。
計器が故障しているのではないか?それを確かめようとセイカイオーのパイロット……民荷 尽が計器をチェックしようとしたとき、コックピット内に衝撃が走った。
なにごとかと正面のディスプレイへと目を向けると、そこにはゲンカイザーを襲ったのと同型の円盤が数機と、セイカイオーと同程度の大きさの巨大ロボットが一機存在していた。
円盤はふよふよと不気味に漂い、巨大ロボットはシルバーボディーが怪しい輝きを放っている。
「あいつらが攻撃してきたのか……?」
ダメージ自体は大したことはない。だが支持率が極端に低下している今、未知の相手との戦闘は危険である。
だが、相手はセイカイオーの事情などおかまいなしといった感じにセイカイオーへと向かい突進してきた。
「くっ、お構いなしということか……聖界機兵、出馬!!」
108ぼくのかんがえたロボット大決戦!EP2 2/3:2011/03/16(水) 00:12:16.83 ID:wRr6r3v1
「ぐぁぁ……」
シルバーボディーの巨大ロボットは、両腕を触手のように変化させるとセイカイオーのボディーを滅多打ちにしてきた。
円盤もセイカイオーを取り囲むように浮遊しシルバーボディのロボットの攻撃の隙をぬぐってレーザーを撃ちこんでくる。
強烈なラッシュと円盤達のレーザーによる波状攻撃にセイカイオーはきりきり舞いだ。
やはりモニターに表示されないほど出力が落ちているせいだろうか、セイカイオーの動きは鈍い。
普段なららくらくと捌けるであろう攻撃も今では脅威だった。
だが、それでも動けるということはモニターに表示されないほど極僅かだが、平和を信じている人たちがいるということだ。
その人たちの希望が消えない限り、セイカイオーは戦い続けられる。そしてその希望を消さないためにも、セイカイオーは負けるわけにはいかない。
「くっ、アクセル・ナイフッ!」
敵ロボットの攻撃を片腕でガードしながらも腰からセラミック製のナイフを取り出すと、顔面へと振り下ろされる触手へと突き上げた。
振り下ろされた触手の勢いと、突き上げられたナイフとの勢いで紫の液体を噴出しながら触手が千切れ飛ぶ。
千切れ飛んだ傷口を腕へと変化させた片腕で押さえ、後ずさるシルバーボディのロボット。
その様子にセイカイオーを取り囲むように飛行し、攻撃を仕掛けてきた円盤たちの動きが変わった。
先ほどまでは触手の隙を狙った断続的な攻撃だった。だからこそ一発一発の攻撃は対したことなく、装甲で防ぐことができた。
だが今度の攻撃は違った。レーザーを持続的に発射しつつ円盤たちがセイカイオーの周りを高速回転し始めた。
「これは……ぐぅぅぅっ!」
円盤たちによる全方位からのレーザーカッター。セイカイオーの装甲がじりじりと溶け始めた。このままでは胴体は真っ二つだ。
「このぉぉぉっ!」
アクセル・ナイフを振りかざすものの現在の支持率の下がったセイカイオーでは円盤の動きにはついていけず、高度を上げ回避されてしまった。
その間にもレーザーは止まずじりじりとセイカイオーのボデイを刻んでいく。
「くそぉぉっ、このままじゃ……」

セイカイオーがついに膝をついた。その時だ。
109ぼくのかんがえたロボット大決戦!EP2 3/3:2011/03/16(水) 00:14:52.34 ID:wRr6r3v1
「アシッド・レイン!カンサレイトッ!」
どこからか強力な勢いで発射された水流が回転する円盤のひとつへと直撃した。
水撃を浴びた円盤はジュウジュウと音を立て溶解していく。さきほどの水流は強力な酸だったのだ。
かさかさとゆれる草木の間から、シルバーボディのロボットとは別の、もう一体のロボットが姿を現した。
黄緑色のボディに銀の胸板、額からは金色に輝く二本の巨大なアンテナが伸びている。
謎のロボットの出現に円盤達の動きが止まった。謎のロボットを警戒しているようだ。
黄緑色のロボットは、そんな円盤達の間を抜けセイカイオーに歩み寄ると片手を差し出した。
その手をつかみ立ち上がるセイカイオー。
「……ありがとう。君は?」
「俺は緑木護。そしてこいつはバッサイオー」
尽の通信に黄緑のロボット……バッサイオーのパイロット、緑木護が答える。
「緑木護……バッサイオー……」
「細かい話は後にして、まずはあいつらを倒しましょう!」
「……ああ!」
護の提案に尽が頷く。そうだ、まだ事態は解決していないのだ。
「円盤は俺に任せて、あなたはあのロボットを!」
「分かった!」
力強く答え、バッサイオーを背にセイカイオーが駆け出す。
円盤たちもようやく事態を飲み込んだのか、セイカイオーを追いかけようとバッサイオーの頭上を通り抜けようとする。
その内の一機を強酸性の水撃で撃ち落すと、バッサイオーは改めて円盤達の前に立ちふさがった。
「お前たちの相手はこのバッサイオーだ!」
仲間を2機も撃ち落され、円盤たちも先にバッサイオーを倒すことにしたのだろう。
セイカイオーの時と同じくバッサイオーを取り囲むとぐるぐるとその周りを回転し始めた。
先ほどよりも高速回転だ。
「一機一機潰すのは面倒くせぇ!まとめて溶かしてやる!アシッド・レイン!」
人差し指と中指、二本の指を揃え片手を天空へと突き出すと、先ほどの円盤を撃ち落した強酸性の液体が上空高く発射された。

上空高く発射された液体は拡散し、雨のように円盤郡へと降りかかった。
音と煙を上げ、そして装甲だったものを撒き散らし落ちていく円盤郡。
アシッド・レイン――酸の雨は円盤郡を一機残らず、跡形も無く溶解させてしまった。

一方その頃、セイカイオーとシルバーボディのロボットとの戦いも終結を迎えようとしていた。
敵ロボットへと駆け出したセイカイオーはアクセル・ナイフを構えるとその勢いのまま敵ロボットの頭部へと突き出した。
切断された傷口を変化させ、紫の液体の放出を食い止めた敵ロボットは、残った触手を振り上げ、アクセル・ナイフを叩き落した。
が、敵ロボットが次に見たのはアクセル・ナイフを持った手とは別の、もう片手での渾身の拳だった。
「うおおおおおおおおおっ!」
渾身の一撃に顔面を大きくへしゃがせ、くるくると宙を舞う敵ロボット。そして地面へと激突。だが勢いは消えず地を削りながらなおも進み、
ようやくその勢いが収まった頃にはその身はズタボロだった。
地面に転がりピクピクと動いていた敵ロボットは、残っていた触手を目の前に突き出すと、ガクンと頭を垂れた。つられて突き出した触手も垂れる。


渾身の一撃を放った勢いで前のめりに折れそうになり、またもや片膝をつくセイカイオーの元へとバッサイオーが駆け寄る。
セイカイオーは再びその手を借り立ち上がると、その場で改めて礼を言い、自己紹介と元の世界での自分の立場、自分が気付くとこの世界に居たことを話した。


つづく
110それも名無しだ:2011/03/16(水) 00:19:12.88 ID:wRr6r3v1
気付いたら三ヶ月ですよ。まあでも、しばらく寝かせたおかげか割りとすんなり書けた気がする。
そして話の都合で別世界召還にしちゃったけど、そしたらセイカイオー支持率無いし判子やサポートも無いしでセイカイオー相当苦戦しそうなことに……orz
なんとか終盤で巻き返したいところ。相変わらずキャラ崩壊してたらごめんね。
111それも名無しだ:2011/03/16(水) 21:16:35.84 ID:rVyNE1xv
役者が揃ったな、たまらんぜ乙
112それも名無しだ:2011/03/17(木) 20:26:46.54 ID:kp2jT3cb
この世界でも人々の信頼を得たら支持率になるのかね?
そもそもセイカイオーの支持率集計システムって詳細謎だからな・・・
113それも名無しだ:2011/03/18(金) 13:50:06.82 ID:ZQZAwYg3
何作ぐらい登場するのか今からwktk
投下乙ですた
114それも名無しだ:2011/04/03(日) 22:30:23.35 ID:sJgqiZrv
こういう設定だったら未完結作品も出せるから夢が広がりんぐだな
とにかく投下乙
115それも名無しだ:2011/04/04(月) 15:15:19.43 ID:yRbswlyB
>>111
基本的なメンツはこの三人辺りで固めて、脇でいろいろできればいいなぁと思う

>>112
支持率集計システム無いとセイカイオー動かせないから
なんとか独自解釈で参戦してもらった
逆に詳細決まってたら出せれなかったかも

>>113
>>114
大決戦の名に恥じないぐらいいっぱい出したい。基本戦うだけのお話だし
でもそうすると技叫ぶだけのロボットとか、ヤラレ役的なロボットが出ちゃうんだよなぁ……
なんとかみんなに見せ場は与えてあげたいけれど……
116それも名無しだ:2011/04/06(水) 17:35:56.54 ID:wdmdGKYm
闘綱!ガクエンガー

これは学校を守る使命をもった熱き男、峠校(とうげ こう)と仲間たちの物語である!


峠 校(とうげ こう)
主人公
生徒会長であり熱血家
ひょんなことからガクエンガーにのりPTAと闘うことになる

学円 才(がくえん さい)
主人公のライバルで親友
副会長であり寡黙
二号機ガクサイガーのパイロット
主人公との相性が良いという理由でガクサイガーのパイロットに選ばれる

峠 攻(とうげ せめる)
表の顔は学園長、裏の顔は天才博士な主人公の父
ひょんなことからPTAの野望を知り来るべき戦いに供えてガクエンガーを製造した

私立峠学園
主人公が通う学園であり秘密基地
先生は全員攻の部下の科学者
全国に何か所もあるのが売りの有名校
PTAが狙う科学技術を全国にバラしている
本部は東京にあり、ガクエンガーとガクサイガーは本部から出撃する
グラウンドが割れてガクエンガーが出撃する
プールからは二号機ロボガクサイガーが出撃する

PTA
世界征服のために攻博士が持つ技術を狙う組織
ペアレント・モンスターという生態兵器を主力にして襲ってくる

ガクエンガー
主人公機
青を基調とし所々白くなっている
武装は2本の剣とロケットパンチのみ
巨大なローラーが付いており地上戦では無敵といえる

ガクサイガー
二号機
赤を基調とし所々白くなっている
武装は2丁のライフルと誘導式ビット
巨大な翼が付いており空中戦では無敵


グレートガクエンガー
ガクエンガーとガクサイガーが合体した最終形態
合体システムの開発が遅れ終盤からの出番になる
最終回ではシステムが壊れ手動で合体する

性能が桁違いで一言で言えば最強
117それも名無しだ:2011/04/14(木) 09:31:48.03 ID:BGoJSS/P
エルディオン・アーク
ttp://torofuwa.com/data/1302740608_1.gif

バッサイオー
ttp://torofuwa.com/data/1302740608_2.gif

プラグマ
ttp://torofuwa.com/data/1302740608_3.gif

深い意味はない
118それも名無しだ:2011/04/14(木) 20:29:25.28 ID:DyO6+41n
>>117
SD素晴らしいな!そしてカッコイイ
119その中だとエルディオン描いた奴:2011/04/14(木) 20:45:27.25 ID:RB0AKKm9
うおおっ、やったぜ(何が?)!!
こういうのがあるからこのスレはやめられんなぁ
120それも名無しだ:2011/04/18(月) 00:46:05.79 ID:Dpk5kJFZ
虚ろな瞳


昔々、一人の極悪人がいた。そちらこちらで悪さをし、人々を困らせておった
見兼ねた神様は罰を下した。しかし、極悪人はどんなことをやっても人を殺さなかったので神様は情をかけた
催眠術をかけて、善人にしたて世に放ったのじゃ


これはそんな極悪で、善人な一人の悪党の物語




主人公
催眠術により善人になっている
全国を周り悪人を懲らしめて行く
人々と触れ合って行く内に真の意識も善い方向に向かって行く


無黒
主人公が乗る機械巨人
名前のとうり黒い部位が無く、白一色で影も無い
物語が進む度に黒くなって行くがいったい……?
白い木刀で戦う
物語が進む度に木刀には罅が入っていく
罅から中を見ると金属のような物が見えるがいったい……?
121それも名無しだ:2011/04/20(水) 03:14:58.47 ID:Rt9NJgWT
O2ガンダム
鬼を想起させる風貌のガンダム。
ブレードアンテナが左右側頭部に分割装備されていて、その先端は前方上45°を向いている。
機体の色は赤ベースだが、機体カラーを予め登録されたものから選択して変更することができる。
また、全高が30メートルあり、腕や脚、胴のパーツも太く、OOのヴァーチェのような風貌。
武器はそのほとんどがビルトインで頭にバルカン、肘にビームガン、腹にメガビーム砲を装備する。
唯一の手持ち武器は、金棒のようなビームスパイク・ロッド。
ヒートロッドのような多節武器だが、各節が回転するようになっており、ビーム発射孔を備えている。
稼働時には各発射孔から短いサーベルを発振しながら節が回転する。
その回転のトルクは非常に大きく、かつ節ごとに回転方向・速度が異なるため、ロッドを押しつけているだけでも目標を切り刻む。
ロッドは基本的に直線状態で振り回す。目標にロッドが衝突すると、節によってたわみができ、ロッド自身へのダメージを緩衝する。
名前にちなんで設定に酸素を絡ませたいと思っていたが、いつの間にかこの機体のことをすっかり忘れてしまった。
122それも名無しだ:2011/04/25(月) 07:41:22.35 ID:ncuMBKil
『吹き荒べよ神風』

 九州北部で謎の遺跡が見つかった!
 若き考古学者である竹崎ジンは、帰省していた旧知の友人・機械工学者の菊池フウカと共にその地へ向かう
 二人の恩師である大西の案内の下、特別に遺跡の一部に踏み入る二人
 まるで複数の文明が混在しているかのようなその場所で、フウカは奇妙な仕掛けの存在に気付く
 その時突如地震が発生、遺跡を揺さぶり天井壁を崩壊させる
 そのはずみで作動する謎の仕掛け。床が抜け落ちると、三人はそこへ飲み込まれていった
 気を失ったジンが目を覚ましたのはそれから一時のこと、どうやら仕掛けは脱出口のようなもので外部に吐き出されてしまったらしい
 崩れた遺跡から這い出し二人を探すジン
 ところが見渡す外の光景は彼の想像を絶するものだった!
 それは本来歴史書の中だけのもの、時は1274年の日本――彼は鎌倉時代へとタイムスリップしていたのだ!!

【竹崎ジン】
 物語の主人公。肥前にて身柄を拘束されるも元軍襲来の混乱に乗じ脱出、その際にフウカと再会を果たす
 遺跡に眠っていた謎のからくり像を用いて、撤退したかに思われた元軍の潜伏兵を威嚇し町を救う
 その際、元軍が史実として記されたものと全く異質のものである事を知る

【菊池フウカ】
 女主人公。ジンと共に遺跡、からくり像、そして元軍の残した装備を解析しこれらが自分達の時代よりさらに先を行く文明のものである事を突き止める
 元軍の侵略に並々ならぬ危機を感じ取った彼女らは幕府・朝廷の協力の下に軍整備とからくり像の兵器化を行う

【神風】
 未知のオーバーテクノロジーによって支えられる武神を模した巨大からくり
 その姿活躍は元軍に恐怖を抱かせ日本軍の士気を大いに高めた
 全高八メートル、体重二百三十トン。火器以外にもマニュピュレータによる投石など人型ならではの対応力で数々の作戦をこなす

【元軍】
 オーバーテクノロジーを保有する謎の侵略者。近年急激に勢力を伸ばし遂には日本にも手を伸ばす
 遺跡の奪取を狙っているようだが、末端の兵士らはただ与えられた装備を使っているに過ぎず、その概要はなかなかに掴めない
 果たしてその正体は……
123それも名無しだ:2011/04/28(木) 20:20:06.97 ID:FtygC0PU
風車の街のウィンガルデ


のどかな街があった
野原には風車が広がり
海岸には砂浜が広がって
街には電柱一つ無い
そんな村の少ない娯楽
誰もが熱狂し、誰もが感動するロボットレース「スピード・ハイ」


シャラク・トムソン
チャンピオンを夢見るレーサー候補
気弱だがレース中は頑固な一面がありビリーに呆れられることも。しかしのせられやすく騙されやすい
機体を持っていなかったが中古屋に運ばれて来たオンボロを騙されて買ってしまう
幼い頃レスカに助けられ、レーサーの才能があると言われチャンピオンを目指す。
特殊な高所恐怖症であり、レースで空を飛ぶことは無いが壁や水面を走ったりはする。本人曰く「足がついていれば怖くない」とのこと
愛機のウィンガルデは魔改造を繰り返しヒロイックなデザインに仕上がっている

ビリガルド・レイシャ
通称ビリー。シャラクの幼馴染みにしてメカニック
ちゃらんぽらんな性格だが腕は一流
ウィンガルデにあらゆる魔改造をほどこしていく
趣味は旧時代のロボットアニメ観賞

レスカ・キャルオット
現チャンピオン
愛機は紅の機体「ガルフエオ」
困った子共をほおっておけない性格だがただのショタコンという噂も
地面スレスレを滑るように飛び、その姿から真紅の燕の異名をもっている


キャッシュ・ヴィネッチ
金に物をいわせた最新鋭の機体「キャッシュスペシャル」を使うがレーサーとしての腕が余り無く順位は伸びない

ビルトルブ・マーシィ
パワーこそ全ての理念に基づいた機体「ボアクエイク」を使う
直線ではレスカよりも速いが障害物にぶち当たりながら進みカーブも上手く曲がれないので順位は低い
ザーライトとは犬猿の仲

ザーライト・ブルウ
曲がることこそ命の理念に基づきコーナリング重視の機体「トップスター」を使う
カーブが多いステージならば順位が伸びるが直線では力を発揮できない
ビルドルブとは犬猿の仲

ドゥリ・ルーカス
ドリルは女のロマンと叫びながら地中を堀進む
愛機「ドリライザー」はゴツくそこらにドリルがついているが本人は華奢
以外に速度は速く上位に毎回食い込んでいる

「デスベルス」
違法レースの有名なチーム
ことあることに主人公達に襲いかかってくる
武装を積み込み黒い堕天使のようなデザインの量産機に乗っている
124それも名無しだ:2011/05/01(日) 22:29:12.19 ID:/q7vco1o
ある日、宇宙から巨大な生命体が多数飛来した。
その生命体は街を、人を破壊しながら地上を闊歩する。
人々は地下へと逃れ、生命体が餓死するか、去るのを待った。
しかし、それから何十年経とうと生命体が減ることは無かった。
業を煮やした各国は結託し、特務組織「ES(アースシールド)」を設立した。
そして、ESの「決戦兵器」が、建造されようとしていた……。

「これが、地球を救う救世主になるわけですか」
「ええ……地球が持てる技術、それを全てつぎ込みました」
「百年かかったこの計画が、ようやく実を結ぶわけですね。……ところで」
「何でしょう?」
「この兵器の名前は何ですか? 救世主なのですから、やはり名前くらいはあった方が……」
「……一応、案はあります。かつて私の祖国を幾度と無く救ってくれた、銀の英雄……彼の名をつけようかと」
「ほう。で、その銀の英雄とは?」

「その英雄の名は――――――――――――――――ウルトラマン」


ウルトラマンマキナ


・ウルトラマンマキナ
ESの対巨大生命体用決戦兵器。身長45m、体重43000t。
「グラビティウム光線」や「ウルトラチェンソー」などの兵装を備える。

・トウマ
山中で倒れていた記憶喪失の少年。言葉の発し方すら忘れていた。
ESの保護を受けたが、手違いからウルトラマンマキナに搭乗、生命体と戦った。
その後はESの隊員となり、ミユキのサポートを受けながら生活する。

・ミユキ
ES衛生班の一員。トウマの身の回りの世話を押し付けられる。
面倒見のいい姉御肌で、トウマを実の弟のように可愛がる。
125それも名無しだ:2011/05/05(木) 14:38:21.34 ID:yR4kYjBY
魔法堕天使ムラマサ☆ラヴリィ

私ちょっとHな女子中学生、村正正宗(むらまさ まさむね)
今日は憧れの徳川家光先輩の初ストーカー中☆
ところがどっこい、なんと先輩は悪の組織の首領「ドン・イエミツ」だったの!
こうなったら仕方ない、正義の味方として滅ぼしちゃう☆
変身しようピッコロン。おいで、ムラマサ☆ドライヴァー
魔法堕天使の名に於いて悪の組織をぶっつぶしちゃう☆


村正正宗
花も恥じらう14才
ある日ひょんなことからヤクザの組をぶっつぶしたらその腕を見込まれ妖精帝国のピッコロンと契約
魔法堕天使ムラマサ☆ラヴリィになり人間界の悪党供を愛機のムラマサ☆ドライヴァーとともに片っ端からぶっつぶすことに


ピッコロン
なんか偉そうな変身アイテム兼マスコット
妖精帝国の次期帝王
修行の一環で異世界の悪党供をげぼk……ゲフンゲフンパートナーとともに駆逐することに


ムラマサ☆ドライヴァー
正宗が自らの武装に作り出した搭乗型の機械巨人
圧倒的な数の重火器で敵を圧倒していく
必殺のムラマサ☆フルバーストは町を2、3個軽く壊滅させるほどの威力
その性能から劇中では27話中50回しか使われていない……あれ?



徳川家光
一話で壊滅させられた悪の首領
1話以降名前すら出てこない
126それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:18:50.89 ID:X8HlyI1y
よーやく落ち着いたので『マグマダイバー・プラグマ』その8

・前回(>>91)のあらすじ
アイスマンを撃退した豪とコロナだったが、それも敵の計算内だった!
二体のバゴラ獣が同時に目覚める!
127それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:19:35.48 ID:X8HlyI1y

『豪くん、よく聞いてくれ。自衛隊の派遣部隊に出動許可が下りたけど、到着には早くても30分は掛かる。それまでの間、何とか持ちこたえてくれ。』

ようやく繋がった叔父さんとの通信。でも二体のバゴラ獣相手に30分も持ちこたえられるのか?
答えは「やるしかない」だ。後先考えるヒマなんてありゃしないって!

「あげぐげーっ」「このっ!」

「うぎが」「くそお!!」

さっきの戦いで左腕は馬鹿になってしまった。
プラグマの武器は二本の腕と足だけど、両腕をフルに使えないんだからやれることも限られてしまう。
単純に四分の一のパワーダウンですみゃあしない。

「落ち着いて、豪くん。あなたもプラグマも何度も戦って、勝って、ここに居るんでしょ。簡単には負けやしないわ。」

「そうは言っても、二体イッペンは面倒みきれないって!」

ガギャン!!

言ってる側から突っ込んで来やがって!
身体全体を使って反らしはしたものの、もう一匹が待ってちゃくれない……ってもう一匹はどこいった!?

「あがごぉーーっ!!」

「まずっ!」「うしろっ! 左側から回り込んでる!!」
「!!」

ミギャッ

振り向きざまの裏拳が鼻っつらに丁度よく決まった!

「うごぉーっ」

今度はさっき反らしたほう、またまた突っ込んでくる気だ。

「このまま殴ったほうとの距離つめて! 今度はこっちが背後をとってやればっ……」

「あいつを盾にできるってワケか!」

今さら背中見せるのに怖さなんてない。一旦無視してダッシュ!
よろめく一匹目へぶちかまし気味に後ろをとって、お互いに体勢崩れてるのを良いことによりかかりで押し出す!

「あがっ」「うぐぐぉーっ!!」
128それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:20:22.02 ID:X8HlyI1y

ドッシィィン!!

上手く間に合った! バゴラがバゴラのクッションになってプラグマへの衝撃を吸収する。

「一辺に相手しちゃあダメだけど、バゴラは群れで行動できるタイプじゃない。そこにスキがあるの。」

「簡単に言ってくれるぜ!!」

「あぎぎっ!」

起き上がりの尻尾一発をさばく。反転しての爪は一旦退いてやり過ごす。
固まってるうちは正面で捉えたいところだげど……

「くそっ……片手じゃ力負けしちまうか!」

ポワーーーーッ

「上半身に回す出力を上げておいたから、これで少しはカバーできるはず。」

「おお……。」

「大丈夫だよ、豪くんは豪くんの思うように戦えば。私がそれをサポートするから!」

そうだ、俺は一人じゃないんだ。一人じゃないから戦えるし、一人じゃないから戦おうって思えるんだ!

「あぎゃがぁっ!!」

「来る!!」「させるかっ!!」

団子になるのを嫌ってか、突進が遅れたところに左をカウンターで突き出す。
激しい衝撃が伝わってくるけど、どうせそれぐらいしかできない腕だ。
食いたいなら食わせてやるっ!

「一時的にリミッター外したから! 目一杯踏みこんで!!」

「うおっしゃああ!!」

バッギャアアア!!

力いっぱいになぐり飛ばして、玉突きで後ろのバゴラに激突させる!
んでもってまとめてっ!!

「ブレイザアァッ!! ナックルァアア!!!」
129それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:21:39.05 ID:X8HlyI1y

ドッゴオオオオオオム!!

プラグマ必殺の一撃が炸裂する、が――

「ぐっ……待って、反応がまだ残ってるっ……!」

「あぐあーーっ!」

こっちがそうだったんだからあっちだって同じだ。二体分に衝撃がわかれた分で、トドメにはならなかったんだ!

「強い熱反応っ……豪くん!!」

「うるがあっ」

「なっ!」

忘れてたワケじゃないけど完っ全に油断はしてた。
バゴラってば口からの火球があるじゃないか!!

ズゴゴン!

「くっそ! まずいって!!」

距離を空けすぎたのが裏目にでた。
そいでもって先に地面につっぷしてるバゴラが支えになって、固定砲台みたいにバカスカうってきやがる。
流石に弱ってるのか威力はそこそこだけど、こっちだって五体満足じゃあない。

「飛び道具ってこっちにゃないのか!?」

「ごめん、まだそんな余裕なくて……けど、手がない訳じゃないわ。」

「どんっなっ!!」

ズゴゴン!

「……プラグマが熱エネルギーを攻撃に使えるのは分かるよね。」

「んああ。さっきみたいな感じだろっ!!」

「バゴラの火球は酸素を取り込んで燃焼してるの……だから、先に超高熱でそれを焼き尽くせば、無力化とは言わないまでも……大幅にダメージを減らすことができる。」
130それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:22:22.59 ID:X8HlyI1y
「つまり、俺はどうすりゃいいんだ!?」

ズゴン!

やばい、視界もふさがれて文字どーり手一杯だ。どっちかのトドメ刺さなきゃ休み時間与えるだけってのに!

「さっきの一撃をイメージしてっ……それを継続させる。それしかない……うぐっ!!」

プラグマが大きくゆさぶられる。ダメージが直に効いてきてる証拠だ。
だったらもう、恐れたり迷ったりしてるヨユーはない!

「だありゃあああああっ!!!」

拳とともに突き進む!

ぶわっ

「!!」

火球がローソクの火みたいに消えた。反動なのか、キンチョーなのか、手から汗がふき出す。
まだだ、これから。これを続けて、あいつの――

ズガガガァッ

「んぐっ! ダメだぁっ!!」

「あきらめないでっ! 二匹目も起き上がってきてるっ!!」

「うごごおっ!」「あぎぃ!」

「んな事っ! 言ったって!!」

どうすりゃいい。さっきみたいって、それを続けるってどうすりゃいいんだ!?
俺ってどういう風にプラグマ使ってたんだよ。
くそおっ! 考えたくないのに、考えないと動けねえ!

「……豪くん危ない!!」

ドッゴオオオオオオウ!!!

何やってんだ、って分かってるつもりだったのに。
すっげぇ音。目の前が急にひっくり返って、それから……


つづく
131それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:25:27.06 ID:X8HlyI1y
遅くて長ったらしいけど、今年中には絶対完結させると意気込んでる。
132それも名無しだ:2011/05/06(金) 00:30:44.69 ID:yYlOq2Te
おおプラグマだ乙

後継機とか出たりするのか気になる
133それも名無しだ:2011/05/16(月) 20:38:25.87 ID:uUC4veFN
封神機グレンマ

古来よりヤオヨロズの神々は人を苦しめてきた。しかしそれに反発した一部の人間はヤオヨロズの神々に対抗する力を手にする。
―――「黒玉」
理をまげ、邪を退けるその黒玉はヤオヨロズを打ち倒す唯一の武器であった。しかし逆にヤオヨロズがそれを手にすれば、人間を滅ぼしかねない災厄を引き起こす両刃の刃となる。

〜物語〜
千年の周期で戦いを繰り返している人間とヤオヨロズの神々。前回の戦いから千年後の現代から物語は始まる。ヤオヨロズを倒すには日本の最南端にある黄泉島と呼ばれる島に祀られているヤオヨロズの御霊(みたま)を破壊しなければならない。
主人公は北海道に住んでいるため、日本列島横断の旅ということになる。
なお、いつヤオヨロズにいつ襲われるかわからないため公共の乗り物に乗ることはできず、行脚の旅となる。宿泊施設も公共の物ではなく、日本各地の神社仏閣に宿泊する。

〜登場人物〜
月アカリ
主人公。16歳。古より「黒玉」を守ってきた一族、月家の一人娘。月家には、宗家である月家を守護する分家が存在する。
幼い頃からヤオヨロズに狙われている彼女を守る人達の死に直面してきたため、心は深く傷つき閉ざしている。
本心では黒玉などどうでもよく、月家の使命を投げ出して普通の女の子として生きたいと思う一方で。自分のせいで人類を危険に晒したくないという思いの間で揺れている。
某有名大学を若干14歳の若さで卒業する所謂天才。(月家には稀にアカリのような才能を持った子が生まれる)

月ユキオ
46歳、月家の主でありアカリの父。宗家である月家の長として分家を束ねる身におかれて忙しく、子供の頃からろくにアカリの相手をしてやれなかったことに罪悪感を感じている。
ヤオヨロズに襲撃されアカリの飼っている雀に魂を移されて雀の姿になってしまう。厨臭い発言をたまにすることがある。

凪タカヒコ
17歳、月家を守護する分家の一つである凪家の長男。子供の頃アカリを一目見て憧れ、「アカリを死んでも守る」という強い信念を持つ。
ヤオヨロズを倒す旅に出てからは、一変して一つ年下の彼女にこき使われる日々を送る苦労人。
ヤオヨロズ襲撃の際にグレンマのパイロットとなる。

黒玉
人がヤオヨロズに対抗する事を可能にする宝珠。その名のとおり、10cm程の小さな黒い玉。
理を曲げ、触れることのできない物を触れる事ができる。
元々はヤオヨロズの物だったが月家が奪取し、使用している。そのため、奪い返された場合一方的に人は滅ぼされる。

〜メカニック〜
グレンマ
黒玉の中に眠っている、ヤオヨロズを封印することの出来るロボット。
元々は御神体である樹齢千年の木を彫って造られいるため、ロボットというより傀儡の人形。凪家の者でしか操縦出来ない。カラーリングは白で統一している。
武器は破魔の剣・ナユタ、この剣は封印したヤオヨロズの力を引き出して戦うことができる。

ヤオヨロズ
日本古来より伝わる想像上の神を模した化物。神と言うよりは妖怪やもののけの類に近い。実体がないため人間に触れることはできず、実体はないが黒玉の半径1kmにいる場合実体化することができる。


書いていて、元々黒玉がヤオヨロズの物だったらとっくに人類滅んでんじゃん!っと言う矛盾点に気づいてしまいました。
人類を滅ぼすことはできたが、あえて滅ぼさず黒玉を奪われたことで逆鱗に触れ、今回取り返されたら滅ぼされると言う設定を付け加えます。
134それも名無しだ:2011/05/20(金) 10:08:23.70 ID:FAP2Iiy0
どうでもいいけど尊皇攘夷って響きがロボットアニメっぽいよね

尊皇攘夷!ダイショウトクてきな
135それも名無しだ:2011/05/21(土) 15:12:19.50 ID:qa8D1OPJ
四字熟語ならそんなもんじゃ……そうでもないか
136それも名無しだ:2011/05/21(土) 15:28:52.06 ID:zCZw2kyd
竜頭蛇尾はダメだけど羊頭狗肉ならなんとなく・・・7音以上は欲しいかな。よりによって「機動戦士」が例外になるけどw
でも字面なら前者だなぁ
137それも名無しだ:2011/05/21(土) 15:54:31.57 ID:srADB6V9
発光戦士ダイオードだろ
138それも名無しだ:2011/05/21(土) 16:25:16.16 ID:HJ4/Iy+V
七天抜刀ペインアイ

というしょうもないタイトルが浮かんだ
139それも名無しだ:2011/05/22(日) 22:54:43.06 ID:tCmvyCEx
ソルジャー・ドリトル

ひょんなことから兵器の気持ちがわかるようになったエースパイロット。
世界戦争真っ只中、爆音以上に戦闘兵やミサイルのたわ言がうるさすぎて仕方がない。
140それも名無しだ:2011/05/23(月) 12:15:10.46 ID:Sn6IHXJp
地雷「できることなら美人に踏まれたいが、美人の足を吹っ飛ばしたくはないというジレンマ」
不発弾「YOU俺らの仲間入りしちゃいなよ」
残骸「澄み渡る未来がきたら草花も兵器に宿るらしいよ」
地雷「だまれジャニー&ラルク厨」
141それも名無しだ:2011/05/23(月) 15:55:30.32 ID:bGDsr67D
四言霊機アザイディオ

周囲の意識から抽出した字(アザ)エネルギーを四つのドライブに装填、そこから字ごとの性質を部分的に引き出して戦う。
この四つが特定の組み合わせ(四字熟語)になると、機体自体の性質を変化させる四光状態となり、凄まじいパワーを発揮する。
142スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第29話:2011/05/25(水) 23:19:15.74 ID:m0jv4OJ+
前回までのあらすじ 強敵エクシード登場。ゲンカイザーがいい所までいくものの、フ・カノーの横槍で機体爆散。ヤブルの運命やいかに!?

第29話「ストレンジ・トライアングル」

戦艦アキラーメに戻り、皇帝の間に入ったエクシードを、フ・カノーが待ち受けていた。

エクシード「フ・カノー、あのビームは何だ」

フ・カノー「貴様も喜べ、アキラーメ砲の試射が成功した。貴様がやられそうだったので、援護を兼ねてな」

エクシード「フ・カノー……!」

リ・タイア「エクシードよ。余は『遊びが過ぎるな』と言ったはずだぞ?」

エクシード「……申し訳ございません」
     (確かにあの最後の一撃、あのまま受けていれば危なかった。突破……死ぬな。そしてもう一度
      俺と戦え!)


大破したゲンカイザーから何とか救出されたヤブルは病院に運ばれた。全身が包帯で巻かれたヤブルのベッドを、一堂に会した仲間たちが囲んでいる。

「「「「ヤブル!!」」」」
「「ヤブルくん!!」」
「「ヤブルさん!!」」

ヤブル「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!」

こうして生死の限界をも突破した。


ヤブルの病室の前。

テッケン「まあ、峠は越えたな。よかったぜ」

秀一「ヤブル自身はな。ゲンカイザーが直るかどうか……テッケン、君は大丈夫なのか?」

テッケン「急所を一撃でやられたんだ。あの時は動けなかったが、今は大したことはない。相手の腕に救われた
     恰好、か」

秀一「あまり悔しくなさそうだな?」

テッケン「悔しいさ。だが、憎んだり落ち込んだりする気にはならないな。あれだけ真っ直ぐにやられると」

抜人「ふざけんなよ。何が真っ直ぐだ、ヤブルさんは……!」

ゲンカイザーは、リンカイオーとの戦闘中、突然の空からの狙撃によって倒された。

テッケン「わかってる、けどあれをエクシードって奴がやらせたとは……お前何でヤブルには敬語で俺には
     タメ口なんだ?」

抜人「アンタは同い年だろうが!」

テッケン「細けえことを……」

秀一「そういえば、高校生で一歳差は普通大きいものだな。気にしない人間ばかりなので忘れていた」

遅れて尽が、議員ブレスで話しながら病室から出てくる。
143それも名無しだ:2011/05/25(水) 23:20:42.06 ID:m0jv4OJ+
尽「……はい、今目の前にいます……わかりました。みんな、敵だ。量産型のカイザータイプ」

テッケン「よし、ヤブルの仇討ちだ!」

尽「あの空からビームをどうする気だ?」

テッケン「く……そんなこと心配して、放っておけるかよ!」

尽「おい、テッケンくん、待て!」

秀一「総理、ヨユウダーに対抗策があります。それでフォローしますよ。それに、テッケンの言うことも
   もっともです。ゲンカイザーがやられた今、我々が怖気づいたら、完全に人類の負けではないですか」

尽「……わかった、頼む。秀一くん、なんというか……熱い性格になったな」

秀一「フッ、ヤブルの影響でしょうか」

秀一とテッケンを見送る尽、そして抜人。

尽「小森抜人くん。こんな初対面になってしまって残念だ。本当はきちんとお見舞いに行きたかったんだけど」

抜人「お見舞いなんて要りません。それより、俺にも行かせてください。バンパイオーに貼り付いてる研究員、
   誰が仕切ってるのか知らないけど、あなたなら退かせられますよね?」

尽「あれにはまだ謎が多い。危険だ」

抜人「あの2人は、それにヤブルさんは危険じゃないとでも言うんですか?みんな自分にできる精一杯をやって
   るんだ。俺にはまだやれることがある!」

尽「……君も、強いな」

抜人「そんなんじゃないです。もしそうだとしたら……それはヤブルさん達のおかげです」

尽「それでか……現場に一報入れておく。行ってこい」

抜人「ありがとうございます」

抜人も走っていった。

尽「みんな自分の精一杯を、か。僕の精一杯とは、何だろうな……?」

内閣総理大臣にはできることが、すべきことが多すぎる。
144それも名無しだ:2011/05/25(水) 23:23:19.02 ID:m0jv4OJ+
 ゼンカイダーのビームを潜り抜け、テッケンオーはその顔面を殴りつけた。
吹き飛ばされた機体が他の機体にぶつかり、2機のゼンカイダーが折り重なって倒れる。その上に馬乗りになり、テッケンオーがさらに殴りかかろうとした時、空からゲンカイザーを破壊したあのビームがテッケンオーを狙い撃った。

テッケン「しまった……!?」

しかしビームは命中せず、テッケンオーの直近で大爆発が起こる。その傍らに着地したのは、二丁の剣を構えたヨユウダーだった。

秀一「シャクトゥーソードはビームを弾くのだ」

テッケン「そのままだったら直撃だったのかよ。ったく、とんでもねえ狙撃だぜ」

今度は横から、ゼンカイダーのビームがテッケンオーをかすめた。

テッケン「くそっ、数が違う上に相手は飛び道具、こっちは素手と剣。分が悪いぜ」

秀一「ぼやくな。こういう使い方もある」

またも飛んできたビームをシャクトゥーソードが逸らし、斜め後ろにいた別のゼンカイダーに当てた。撃った方のゼンカイダーも、これにはたじろぐ。ヨユウダーはシャクトゥーソードの一本をテッケンオーに差し出した。

秀一「やってみるか?」

テッケン「面白そうだな」


研究員「君、臨床実験の予定はまだ先だぞ?」

抜人「総理大臣の許可を取ってきた!バンパイオーで異星人を追い払います。どいてください」

研究員「いや、我々は聞いていないが……」

もう殴り倒して突破しようか。腕っ節に自信はないがこんな中年の一人や二人……抜人が考えていると、山村が研究員たちを退けた。

山村「連絡は受けている。行け」

コクピットハッチを開けると、生物の体内のように有機的だった内装が、いかにもコクピット然としたものに様変わりしていた。

抜人「これは……」

山村「研究員たちだってただお前の邪魔をしてたわけじゃない。コクピット周りのインターフェースは重点的に
   調べて、人間向きに改修したんだ。前の方が良かったのなら悪かったがな」

バンパイオーは「ロボット」で、自分は「パイロット」なのだという実感が湧いて、抜人は顔をほころばせた。

抜人「いえ、こっちの方がいいです」

山村「通信機も付けといたからな。それから、これだ」
145それも名無しだ:2011/05/25(水) 23:24:48.40 ID:m0jv4OJ+
山村「輸血パックだよ。こいつとマシンと直接繋げればいいんだが、やはり血液は生体から吸い上げないと
   動かないらしい。お前さんには余計に針を刺すことになるが、貧血で倒れるよりマシだろう」

医師がコクピットに入ってきて器具をセットし、輸血用の針を左腕に刺した。針は太く、痛かった。

医師「君の血圧が下がると自動で血が入っていくから。――こんなの意識がはっきりしてるときに刺すものじゃ
   ないけどねぇ、麻酔でも使ってこのあと影響あったら大変だし」

抜人「いろいろありがとうございます。痛いですけどね」

医師が外に出て、抜人はコクピットを閉じた。軍人、研究員、医師、それからこの血の主。支えられている。
この思いがあれば、バンパイオーに振り回されたりはしない。

抜人「吸血機、バンパイオー!俺の力になれ!」


 倒した数、3。残り7。シャクトゥーソードによるビームの反射を恐れたゼンカイダー達は、全機空中に浮かび上がり、空から一斉射撃を仕掛けた。直撃こそ避け続けているものの、反射によって相手を攻撃するだけの隙はもう無い。

テッケン「こりゃ……やばいんじゃねえのか」

秀一「むう、空からのビームを利用して一掃を、などと考えていたのだが、撃ってこないな」

テッケン「そりゃ敵だって自分とこのメカは……何だ?増援……いや、こいつは!」

抜人「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

上空から急降下してきたバンパイオーは、ゼンカイダーの一団を通り抜ける瞬間、その一機の腕を斬り飛ばした。ゼンカイダーは驚いて散開し、バンパイオーは地上すれすれで翼を広げ、空中で停止した。

秀一「来てくれたのか」

抜人「俺だって、やれますよ!」

テッケン「へっ、助かったぜ。飛べる奴がいなかったからきつかった」

事態を把握したゼンカイダーがテッケンオー達を狙い再び密集し始める。

秀一「なんだか妙な感じだな、この取り合わせは」

テッケン「ああ、俺たちの間には、いつもヤブルがいた気がする」

抜人「負けられない、ヤブルさんがいなくたって」

ゼンカイダーの一斉射撃が始まる!三機は三方に散り、これをかわした。三機がいた場所で大爆発が起こる。

秀一「抜人!倒さなくていい、奴らを地面に落としてくれ。それを私とテッケンで捌く!」

抜人「了解!」

十分距離をとった後急上昇し、ゼンカイダーの上を取る。数機が狙いをバンパイオーに変えるが、かわすのは難しくない。バンパイオーは翼の一部を外し、ブーメランに変形させると、投げた。

抜人「ブラッディ・ブーーメラン!」

ブラッディブーメランがゼンカイダーの群れの中に飛び込んでいく。直撃する機体はなかったが、かすめて姿勢を崩した一機に向かって、バンパイオーは突撃した。

抜人「おりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」

ズゴォォッ!

上空からのキックを受け落下していったゼンカイダーが地上でテッケンオーに両断されるのを目の端で確認しながら、抜人は戻ってきたブーメランをキャッチし、背後から掴みかかろうとした一機を翼で叩き落す。
落下したゼンカイダーは地上でヨユウダーとテッケンオーの餌食になっていく。
146それも名無しだ:2011/05/25(水) 23:25:52.96 ID:m0jv4OJ+

宇宙からそれを見下ろす戦艦アキラーメ。フ・カノーはその艦首、アキラーメ砲制御室にいた。

フ・カノー「ククク、ゼンカイダーなどくれてやる。俺の改造したアキラーメ砲の精密射撃さえあれば、もう
      ロボット同士の戦闘など不要!」

「……」
その背後から忍び寄る影に、フ・カノーは気づかない。

フ・カノー「チャージ完了。今度はかわせるか、地球のロボットども?」

フ・カノーの指が発射ボタンに伸びる。


抜人「あと一機!」

最後の一機にはバンパイオーが正面から接近し、ブラッディブレードを突き刺した。10機のゼンカイダーは、全壊した。

秀一「いや、八面六臂だったな、抜人」

抜人「俺一人の力じゃありませんから。……空からのビーム、撃ってきませんでしたね」

テッケン「連発できないんじゃねえか?こないだだって1発きりだ」

秀一「それなら対策が立てやすいのだがな、他の可能性も捨てるのは早い」

テッケン「まぁな」


 フ・カノーが意識を取り戻すと、アキラーメ砲の操作パネルは煙を上げており、地上のゼンカイダー軍団は全滅していた。痛む顔を押さえながら、彼は自分を襲った相手を見た。

フ・カノー「裏切ったか、エクシード……!」

エクシード「勘違いするな。俺の皇帝への忠誠は変わらない」

もう用はないという風に、エクシードは背を向けて歩き出した。

エクシード「ただ、貴様のやり方は、つまらん」

フ・カノー「こ、この事は、皇帝に報告するぞ!」

エクシード「好きにするがいい」


死の商人「バンパイオー。完全に敵に回りましたか……何か、手を打たねばなりませんね」(つづく?)
147それも名無しだ:2011/05/25(水) 23:49:23.12 ID:R4Lk12zD
おおう、つっけんどんな感じだけどしっかり仲間してて感慨深いものすらあるわさ。
これだけ長期のシリーズは大変でしょうが、毎回すごい楽しみにしてます。
148それも名無しだ:2011/06/10(金) 23:59:32.42 ID:+8QbGHd+
WHに続けやと思ったらもうこんな日にち! 『マグマダイバー・プラグマ』その9

・近いけど一応前回(>>127)のあらすじ
なんとかスキをみつけて二体のバゴラをいなすけれど、プラグマの力をうまく発揮できない豪!
いつもの事だけど結構ピンチだ!!
149それも名無しだ:2011/06/11(土) 00:00:34.20 ID:+8QbGHd+
――ドッゴオオオオオオウ!!!

色んな音がごっちゃになって、カミナリみたいに遅れての衝撃。そっからさらに遅れて、ようやく事態が飲み込めてくる。

ドッシャアアア……

一コは足場が崩れたもの。火山灰とか地下水がどうとかで山車山には崩れやすい場所があるのだ。
バゴラの火球にふんばるところ、その足場を引いて派手にずっこけてしまったワケ。
じゃあもう一コはなんだ?
考えるよりまず体勢。プラグマを急いで起こして、できたてホヤホヤの斜面の上をにらむ。

「豪くん……あれ!」

「戦車?」

……のような違うような。ブツブツと音が聞こえてくるのは通信があるみたいで、コロナがそれに急いで周波数(多分)をあわせる。

『ザザ……あー、応答せよ応答せよ。こちら東部第一師団34番隊第一中隊・雨城二等陸曹。災派および有害鳥獣駆除緊急特例により応援に参りましたどーぞー。』

「えっと自衛隊の人?」

なんだがよく分からない単語がずららと出てきたけど、どうにもそうらしい。
さっきのもう一コはどうやら砲撃と、それで倒れたバゴラの音だったよう。

『おお繋がった。俺は近場から直接来たんだが、他……ってか正式の救援隊はまだ時間がかかる。グロッキーなところ悪いが、もう少し――』
「あぎぃーーーっ!!」

バゴラ獣が雄叫びとともに起き上がる。
しぶといのはお互いさまか!
横槍に腹を立てたのか、戦車モドキに早々突進を仕掛ける!

『まだおしゃべり中だろうに! 混ざりたいか!?』

ズダン!

「あぎょぎょっ!!」

『あれま、確実にブチ抜いたと思ったが流石は大怪獣。んじゃもう一発』

「うごうっ!」「危ないっ!!」

その時だ。もう一匹、やっぱりこいつもまだくたばってなかった。
起き上がりに大口を開けたところへ肩から激突して、なんとか戦車狙いの火球を反らす。
150それも名無しだ:2011/06/11(土) 00:01:15.44 ID:+8QbGHd+

『おうスマン、助けに来て助けられるたぁ格好悪いな。格好悪いついででそっちの世話を頼んでいいか?』

「当然!」

元はと言えば俺の相手、俺がうちもらしたお陰でこれなんだ。

「やらない理由がないっ!」

ガシィ

体重をかけて押さえ込む。殴りあうのが無理なら組み付きゃちょっとはマシだ!

「うぐぐぎっ……!」

ミシミシ

「くそっ対抗してきやがって!」

相手も腕を突き出して、がっぷり四つ。こっちが押してはいるけれど。

グラッ

あと一息のところでバランスが崩れる。左をかばい過ぎたせいで足に来たんだ……!

「やばっ」

ズダン!

「っと自衛隊の人!?」

バゴラの足元に着弾。なんとかそのスキに持ち直す!

「助かりました!」

「まぁだ助かってない! 毎度面倒みきれるほど俺も余裕ないぜ!?」

「雨城さん、後ろ!」

「サンキュー嬢ちゃんッ! 一旦離れるぜ!」

どかどかと追って来るもう一体のバゴラを引き付けてからの急旋回、戦車モドキが一気に突き抜けた。
151それも名無しだ:2011/06/11(土) 00:01:57.63 ID:+8QbGHd+

そうだお礼なんて言ってられない。状況は悪いまんま、組み付きなおしたのはいいけど、押し負けるのも時間の問題だ。

「うぎゃがっ!!!」

「火事バカかよっ!」

「豪くんっ……そのまま姿勢低くして!」

「何!?」

グググッ

「バゴラ獣のお腹!」

「ああ! なる……」

ガクン!!

「ホドっ!!!」

力一杯を込めて即、今度は抜く!
押し返しにきたバゴラの勢いを外して自分から思いっきりかがむと、バゴラが一瞬ぐらついた!
チャンスは一回、かがんで、かがんで、ドテッパラに――

「うげるげげっ!」

「手も足も出ないなら……」

ズズッ ズズッ

「頭使えばぁっ!!」

ズッツキャアア!!

仕留めそこないの傷口に、プラグマの角を押し込む! ねじ込む! 突き破る!!
ロボットだって火事馬鹿なら負けてられるか!

「うがぎゃあああああ!!!!」

ようやく、ようやく一体。だけどまだ終わりじゃない!
プラグマを反転させるついでに時計を流し見る。
残り15分。丁度半分ピッタシやってやらぁ!!
152それも名無しだ:2011/06/11(土) 00:05:07.97 ID:SWr9hAtM
ま だ 戦 っ て る の か よ

予定よりずるずる伸びる。急げ急げ
153それも名無しだ:2011/06/19(日) 21:30:50.93 ID:wa91vdzo
-忠犬イガラシと未確認兵器と地球外生命体-

宇宙からの侵略者に対抗できる唯一の存在はうちの犬でした――

宇宙より飛来した悪の生命体UVO、それと同時に降ってきた正義の兵器USO。
USOの起動キーと操縦権を持つ地球上唯一つの生命体、秋村イガラシ。

秋山さんちと破壊生命体の、地球の存亡を掛けた戦いが始まる――

UVO(Unidentified Violence Object)
 地球に突如流星の如く降り注ぎ、タマゴから孵化、覚醒と共に暴れだす巨大生命体。
 人類の兵器ではそれほど効果的なダメージが与えられない。(がんばったら倒せるがお金が掛かる)
 宇宙の果ての封印施設から職員の手違いで解放されたものらしい。グロイのからかわいいのまで様々な形態があり、特性も様々。

USO(Unidentified Saviour Object)
 UVOに対し絶大な攻撃力と防御能力をもつアンチUVO。UVOが脱走した場合、万が一のために
 彼らに追随させるようにシステム付けられた宇宙兵器。 ありとあらゆる惑星、環境下で活動できるが
 その代わりその環境下で生きる生命体を起動キー、およびパイロットとするという起動条件がある。
 一度選ばれたパイロットは変更不可。これは宇宙管理局が経費けちってOSのヴァージョンが古いものを採用したため。
 見た目は古臭ーい昭和ロボット。だがものっすごいスピードで飛んだり強力なビームを放てる。
 
 兵装:コロナジェネレイド×1、シリウスレーザーブレイド×2、チェインゾディアックガン×4、グラビティカノン×2、アンタレスバスター×1
     クエイサーシールド×1(内臓ホワイトホールリフレクター×1、セイファートブレイド×1)
 
154それも名無しだ:2011/06/19(日) 21:35:06.02 ID:wa91vdzo
【秋山イガラシ】
 主人公。柴っぽい雑種。オス8歳。去勢済み。流星群にテンション爆上げして脱走、山でUSOを発見してしまい選ばれし犬となってしまう。
 お手おかわりは出来るが伏せは出来ない。元野良犬で秋山家に拾われた。秋山家ではお爺ちゃんだけにへめちゃくちゃ吠える。
 割かしお利口で人間のいっていることがそこそこ解っているようだ。縄張りを荒らされたと思ってUVOと割と戦う。

【秋山水菜】
 イガラシの飼い主。17歳の女子高生。経験無し。犬が死ぬほど好きなフツウの女子高生。イガラシの朝の散歩係。

【秋山孝雄】
 水菜の父。イガラシは好きだが犬アレルギー。

【秋山和歌子】
 水菜の母。どちらかというと猫派。

【秋山俊三】
 水菜の祖父。イガラシにいろいろおやつをやったりするが滅茶苦茶嫌われている、かわいそうな人。

【秋山陽太】
 水菜の弟。イガラシの夜の散歩係。

【国連の人たち】
 秋山家をバックアップしようとしているが、特に活躍はしない。とりあえずUVOに攻撃するがたいていやられてヘラヘラ帰ってくる。

【琴平音美】
 水菜の友達。死ぬほど犬が嫌い。だが家では自分以外が犬好きで4匹犬を飼っている。毎回犬がらみやUVOがらみでかわいそうなことになる人。

【桧垣宗太】
 水菜の片思い(両思い?)のカレ。かっこいいがそこそこ犬が怖い。音美が出ない回はこの人が替わりにかわいそうなことになる。

UVOたち(各名称は水菜命名。地球上での正式な呼び名になる)
 タコさん:初めに出てきたヤツ。海から襲撃してきた。巨大な8本の触手で暴れまわる。正式名称はアムタバレス。宇宙語で断罪者の意。
 G:2番目に出てきたアレ。すさまじい繁殖力での人海戦術をもつ最悪の敵。正式名称はゼグファイロン。宇宙語で不浄軍の意。
 シケモク:3番目のやつ。雲のように空中に浮かび雷や暴風を使う。雲の中にコアがある。正式名称ミュレテ。宇宙語で天帝の意。
 ショッカー:4番目。巨大な黒ずくめ。すさまじい身体能力と格闘能力を持つ人型。正式名称ガラム。宇宙語で暗黒の意。
 木ぃみたいなヤツ:5番目。巨大な樹木。根から大地の養分を吸収しまくり、攻撃してくる。正式名称ヤズレオス。宇宙語で命の母の意。
 黄金バット:6番目。宇宙空間から持っている鈍器でデブリをバンバン叩き落してくる怪人。名称は適当。正式名称ゲルマニオン。宇宙語で将軍の意。 
 金沢先生:7番目。体育の金沢先生の姿をコピーした巨大生物。汗臭い。かなり残酷に撃破された。正式名称ロンヴェルトーム。宇宙語で偽者の意。
 ぷっちん:8番目。街一つ飲み込む巨大なスライム。取り込まれても呼吸できたりしてたいして被害は無かったが、
       倒すのに時間がかかりスライムの中で3ヶ月間街の人たちは生活することになった。倒す際は名残惜しむ人もいた。正式名称ルアム。宇宙語で宇宙の意。 
 雪だるま:9番目。クリスマスに襲撃した来た。雪を受けてどんどん大きくなる。正式名称キュラムス。宇宙語で零の意。

 ほかいろいろ、一話一匹でてくる。





155それも名無しだ:2011/06/22(水) 00:10:20.43 ID:PEibV2yy
「やつが来たぞーっ!!」

ざわめきどよめく人だかり。否これをよく見てみれば人にあらず。
なにせ身の丈皆して4、5メートルはゆうにある。

「もたもたするなっ!!」
その巨人たちがそろいもそろって怯えるふるえる逃げ惑う。
何故だろう何故かしら。その答えは彼らの口から。

「早くしろ、早くしないと――」

一寸を遮り。

―― 操縦されちまう!」

『いんや、もう遅いぜ』

鈍い音がしたかと思えばそれは既にこの場に。
そして恐怖はさらに拡大。

「やめろっ! こんなところでバーナーを使うな!!」
「身体が……俺の身体が言うことを聞かないんだよぉ!!」

巨人の内に秘められた力が暴れ狂うと、他の巨人を飲み込んでいく。

「くっそぉ!許せフィッツジェラルド!!」
「ぐわぁあああああ!!」

苦渋の決断がくろがねのよろいを絶つ。よろいに宿った命ごと。
だがしかし、恐怖は終わらなかった!

『あんたいい剣をもってるな。使わせてもらうぜ』
「なっ……いつの間に俺の中に!!」

瞬く間にその切っ先は大衆へと向けられる。
そして切る。

「ぬおおおっ」

斬る。

「助けっ……!」

KILL。

「があああああっ!!!」

『なんだもう刃こぼれか。じゃあこの機体もいらねえや』

「やめろ……俺に兄弟を殺させないでくれ!」

そうして恐怖の根源は殺戮の限りを尽くす。
巨人が巨人の屍を積み上げどす黒い血油が吹き荒れる。
異形の地獄絵図だ。

『なんだまた一機残ってたのか』

「ち……近寄るな……」

「近寄るな人間!!!」
156それも名無しだ:2011/06/22(水) 00:32:07.94 ID:PEibV2yy

はるか昔、人間たちは自分の身体のように操れる巨大な兵器を作った。
兵器にはサポート用の学習AIが搭載され、高い適応能力と汎用性から瞬く間に普及した。

そうしてさらに戦争は激化し、兵器は発達し。しかしそのイタチごっこに人間の肉体は耐え切れなかった。
それでもうらみつらみだけは肥大化し、星全体を包み込む。焼く。
残ったのは、乗り手を失った巨大な兵器たちと、わずかばかりに保護された植物の種だけ。

何百年と時が経つと憎しみ争いなどなかったかのように、穏やかな凪が草木をなでていた。
取り残された兵器たちも、生み出された意味も敵味方の境界も忘れ、また捨て去り、平和なコミュニティを形成していた。

ところが、そんな世界に暗雲が立ち込める。
一体なぜ壊すのか。きっとそこに別の人間がいれば分かっただろう。
あれは狂気。快楽を得るためだけに他者を無慈悲に貪る。エゴの塊。道理なんてない。
けれど、そんなもの彼らにはわからないのだ。
唯一理解できる感情は、恐怖。刻み込まれた絶対服従の機構がそれを再現する。

《ザ・パイロット》

全てが敵となるこの世界に、逃げ場は無い。
157それも名無しだ:2011/06/24(金) 08:42:46.73 ID:zdisxiZM
遠隔操作ロボ・リモコンガー

リモコンガーはその名の通り、あらゆる機械のリモコンとなる強力なロボだ!
毎回迫り来る侵略ロボの周波数をあの手この手で調べあげ、被害を出させずに停止させるんだ。
けれどそんなリモコンガーでも、やっぱり人間たちだけはどうにも出来なかったんだ……
158それも名無しだ:2011/06/29(水) 21:49:19.89 ID:JHsm9GQH
女帝 ベンプレス 

女王蜂ロボ。bee+empress→Bempress。
胸部と腰部の膨らみが大きく、ガッシリした体格の女性を思わせるシルエットのデザイン。
武装は携行武器に狙撃型レーザービームライフル、
腰部の膨れたリア・スカート内部に28基の六角筒<ビー・ハイブ>を格納しており、
六角筒1つ1つには更に蜂型の砲塔兼バリア子機<ワーカー>を収納している。
リア・スカートには隠し腕も格納しており、
先端には高い貫通力の長刀身(最大12m)ビームランサー<スティンガー>が据え付けられている。
胸部の膨らみには砲塔子機<ワーカー>に無線給電する装置を備え、
このため子機は(機体前面の給電範囲にいる限り)<ビー・ハイブ>に帰投することなく
長時間遊離砲撃、もしくはバリア展開することが可能になっている。

兵隊 ビソルジャー

兵隊蜂ロボ。
基本的なデザイン・構成は女王機と同じだが、その性能は兵隊機の方が総じて上回る。
武装は携行武器に多機能レーザービームライフル、
頭部に大顎<ジョウ・クラッシャー>、
腰部の比較的薄いリア・スカート内部に隠し腕を格納しており、
先端にはやはり高い貫通力の長刀身(最大18m)ビームランサー<ハード・スティンガー>が据え付けられている。
胸の膨らみには女王機、他の兵隊機や、女王の子機<ワーカー>に無線給電する装置を備え、
機体間でエネルギーの融通が可能になっている。
159それも名無しだ:2011/07/10(日) 09:34:22.88 ID:wypvggRu
またのお騒がせ『マグマダイバー・プラグマ』その10。

・前回(>>149)までのあらすじ
いちはやく駆けつけた自衛隊隊員・雨城竜の助けによりバゴラとの闘いはタッグマッチに!
そして一体を撃破したが……?
160それも名無しだ:2011/07/10(日) 09:35:03.70 ID:wypvggRu
あと一匹、最後の一匹。
もう止まらない、止まっちゃダメだ。この勢いを突き通す!

「いっくぜええええ!!」

「どっけえええええ!!」

――ってえええええ!?

「あぎゅーーーっ!」

振り向いたら突っ込んできたのは自衛隊の戦車モドキ、そんで追ってのバゴラ獣!
あわてて回れ右で最初の向きに戻るっては走るほかない。

「そっちは任せろって話じゃないんですか!」

「すまん、格好つけすぎた! 無理!」

「んなばななぁーっ!」

「あごっごごがぁーっ!!!」

少し前まではへばってたのにどしどしバゴラが迫ってくる。
止まってたらダメの意味が違ってくる。
自衛隊の、えっと「ウジョウさん(多分)」と並んでとにかくダッシュ、棒になってるプラグマの足にムチを打つ。

「元気が過ぎるだろ!」

「あ……バゴラのアゴの下、砲弾がそのまま突き刺さってる……。」

コロナが四畳半のコックピットに拡大画面を表示させる。そういやそんな機能あったか!

「いやあハズレの不発を引いちまってよ。しかも当たり所、ありゃまさしく逆鱗って奴か」

「のんきに言ってる場合じゃないって!」

ドゴッ……!

火の玉がすぐ近くでサクレツする。怒って暴れ回ってるなら長くは持たないだろうけどそりゃこっちに余裕があればの話。
しかも夢中で走ってたもんだから、またまたマズい事になった。

ボワッ

「げっ……火が!」

「おいおいこっちのが足速いぞ。」
161それも名無しだ:2011/07/10(日) 09:35:50.43 ID:wypvggRu

さっきまで戦ってた所はハダカだったけど、いつの間にやらそうでない所まで突っ込んでいた。
飛び移った火で草木がじゃんじゃん燃えるのを大あわてで踏み消すけど、このままじゃキリなし。

「んならここで食い止めるっきゃないだろが!」

片足軸に斜面蹴ってのクイックターン。
正面からやりあいたくないけど、身体ごとで拳を思いっきり振りぬく!

ボカアッ!

「おうナイスパンチ!」

急な動きにあっちもつられたのか体重移動しようとしたけど、そんなの間に合わせやしない。
むしろそいつがスキになって、バゴラを吹っ飛ばす。
いや、吹っ飛んでる分浅いか?

「だったらこいつでケリつける!」
「豪くんストップ! 左足!!」

「んあ!?」

ズルズザアアッ!!!

「またかよって……ええええええ!」

崩れた足場もそうだけど、無理やりの体勢も悪かった。
拳が思い切りすっぽ抜けてしまったのだ。

ドゴム!

「あごおっ!」

本当に、文字通り。

「すげえ、ロケットパンチだ。」

「あぐぐぐぐぐ……」

もちろんプラグマにそんな武器がついてたわけじゃない。
野球選手のバットが折れて飛んでったのと一緒で、必殺技になるわけもない。

「やべえ……どうしよう!?」
162それも名無しだ:2011/07/10(日) 09:36:31.78 ID:wypvggRu

左手駄目で右手飛んでって、足には大分ガタきてるし……っていうかまずバランスが最悪だ!
さっきの頭突きをやるしかないが、なにぶん遠い。

「あごるごおおお……!!」

しかもまた怒ってるしあれ火の球くるし!

「あはは、助けにきといて何だが後ろに隠れててもいいかな?」

ゴゴゴゴゴ

「……!! 豪くん、戦車抱えて逃げて!」

「何だって!?」

いきなりコロナが叫ぶ。そんな事やってたら火球をもろに――

「いいから急いで!」

「やるのはやってるって!」

「二人ともどうした……ってのわっ揺れる!」

「あぎゃあっ!!!」

――カッ

バクゴオオオオオオオン!!!!

「のわあああああ!」「うぐっ……!」「うえっ!」

大爆発。それはいきなり、じゃないか。バゴラ獣の前振り自体はあった。
プラグマがめちゃくちゃに揺らされる。

「バゴラ獣って自爆するのか!!?」

「違う違う……さっき、雨城さんが撃ち込んだ不発弾があったでしょ……。」

「おいおい、ウチのはあんな派手な花火にゃならんぞ。」

「だから多分だけど、バゴラが作る火球の種に直接引火して反応したんだと思う。」

種、ねえ。そりゃ何もないところから出てくるわけないか。ん? という事は……
163それも名無しだ:2011/07/10(日) 09:37:16.52 ID:wypvggRu

「それってさっきのが玉突きやったって事か?」

「ばっかりだけど、多分。」

「ほお、お手柄じゃないか。それじゃあ技名は爆裂ロケットパンチって所か。」

いや技っていうかほとんど事故だし……。なんていうか、この人ホントに自衛隊の人だろうか?
ちょっと不安に思っているといつの間にかアラームが鳴っている。

「ああ、それよりちょっとコレ、そろそろ降ろしてくれないか?」

「え?」

「いや上下に凄ぇ揺られるから滅茶苦茶酔ってっ……オエエエエエエエ!!」

……スピーカーがぺしゃぺしゃと嫌な音を拾った。ようやくさわやかな朝を迎えられたと思ったら。

バババババ……

いまさらで約束の時間になり自衛隊がやって来た。
うん。悪いけど、とりあえずこの人お願いします。
プラグマがゆっくりとひざを落とす。窓を開くと朝の日差しも、ゆっくりとと降り注いできた。

「げほっ……そうだ、バゴラ獣! あれって追いかけなきゃいけないんだよな!?」

バゴラは倒すと液状化(?)して母体となった大バゴラのトコに戻っていくって話。
親玉を倒せなきゃまた戦う羽目になる。

「でも今のプラグマじゃ無理だよ。『はぐれ』だったら良いんだけどね……。」

「『はぐれ』? そんなのがいるのか。」

「この前戦った一匹で強いバゴラ獣いたでしょ、あれは『はぐれ』。親は先にやっつけちゃったからね」

「わかるモンなの?」

「後で調べてからだけどね。一番最初に戦ったバゴラ獣と似てたでしょう? それが再構成されたバゴラだからなの」

「え……復活してパワーアップしたヤツだったって事か!? じゃあ今回のも……。」

「同じ親なら心配ないし、本来なら大バゴラ同士はもっと時間と距離があくはずなんだけど……帝国の動きが気になるわ。」

「そっか………。」

ザルガン帝国。バゴラ獣を使って地上を支配しようとしている奴ら。
だけど、コロナの故郷でもあるんだよな……。
164それも名無しだ:2011/07/10(日) 09:38:31.25 ID:wypvggRu
3話もかけてようやくひと段落!
1クールで考えてた気がするけどまるで間に合わないんだぜ
165それも名無しだ:2011/07/20(水) 07:18:28.19 ID:+xXDjCcw
轟GOギガグルマ

スパイラル宇宙の果てからやってきた超異次元ロボット
地球上の特定物質にギャラクシー歯車ドライブをセットする事で顕現し、物質に応じた輪廻力を引き出すことが出来るゾ!

《ファスト・フィスト・ファースト》
F1カーを媒体とした時に使える必殺技。超高速の拳で敵を粉砕

《グレート・アクト・クラッシャー》
トラクターを媒体とした時に使える必殺技。相手を引き寄せ車輪に巻き込んで破壊する

《A・T・Volcano》
バギーカーを媒体とした時に使える必殺技。相手を踏み潰したまま引きずり回す

《ブレイズ・イレイザー》
消防車を媒体とした時に使える必殺技。螺旋回転するライフル水流で貫く

《マキシマム・ミキシング》
コンクリートミキサーを媒体とした時に使える必殺技。コンクリートの渦潮に閉じ込める

《ポチョムキン地獄車》
ベビーカーを媒体とした時に使える必殺技。敵を掴み崖から回転落下する捨身の技
166それも名無しだ:2011/07/23(土) 02:41:15.13 ID:0hQMllRi

ゲンカイザー再指導、もとい"再始動"!

アホみたいに更新されなかったゲンカイザーSRCが、ようやく再開!!


突破「って、第一話からまったく進んでねぇじゃねえか!!」

秀一「大人の事情というやつだな」

男「やぁぶる!! 見た目にだまされるな、中身はいろいろ変わっている!!」

突破「な、なに!? どこが変わったんだ、ダン!!」

男「そいつはプレイしてからのお楽しみだな!!」


つづかない
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/GenkaizerSRC.html
167それも名無しだ:2011/07/23(土) 08:48:53.79 ID:6wZGIPgr
プラグマも作者氏もお疲れ様です。
長い規制だなぁと思ってたら、専ブラのバージョンが古すぎてておかしくなってただけらしい。俺の2ヶ月・・・
そんなわけで次回ぼくロボWH、近日公開。
168それも名無しだ:2011/07/23(土) 09:27:24.64 ID:isj/KlZI
わくわくしてきた
169それも名無しだ:2011/07/24(日) 21:37:10.63 ID:45pV1p4L
日曜洋画劇場「トランスフォーマー」★6
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/liveanb/1311510579/
170それも名無しだ:2011/07/24(日) 23:38:42.07 ID:czdZCmO7
ハイブリッド戦士!!ハイドロゲンガー!!

水素エンジンとモーター、ソーラー電池を組み合わせたスーパーエコ戦士!
究極の半永久機関を搭載し、低速トルクから高速まで最適な動力を選択!
徹底的にエネルギーの無駄を省き、なおかつ環境にもやさしい!

安全対策?こまけぇこたぁいいんだよ!
いけ!ハイドロゲンガー!いけ!SHINTRO!
悪の組織、「ブラックスモーク」から地球の環境を守るんだ!!
171スーパーぼくロボ大戦Winnere's Hand 第30話:2011/07/25(月) 09:58:38.97 ID:S60soEOp
第30話「月光」
ttp://www.age2.tv/rd05/src/up3857.txt

字数制限が厳しくなって何レス必要になるかわからなかったのでロダで上げさせて頂きました。
ご不満ありましたら何か考えます。
172それも名無しだ:2011/07/25(月) 10:04:56.41 ID:j099+WuB
機鋼聖王 エルカイン

等身大ヒーローの闘いを描いたシリーズ前作「超甲聖者 レイゼリオン」「超甲闘士 カナタ」に続き、初のロボット作品となる今作。
その主人公たる獅子神番が駆るスーパーロボットが、機鋼聖王 エルカインだ!

旧約戦士達の闘いによって滅ぼされたはずの"歪(いびつ)"が、"アノニマス・ディオ"と名乗るテロリストによって復活。世界は混沌と破壊に支配されようとしていた。
しかし、カトリック・アークエネミー対策本部は改造人間、マキネストルを完成させていた。悪魔を狩る超兵器、エルカインの合身デバイスとして・・・
173それも名無しだ:2011/07/25(月) 10:17:51.39 ID:j099+WuB
悪魔が叫ぶエルカインの性能だ!

音速で飛行する悪魔を、「バーニアウィング」を使い光速で追い詰める!
都市壊滅級の魔兵器をものともしない超甲「エクスアダマーメイル」
水爆を防ぐ悪魔の外骨格を貫き、砕く聖剣「イビルデリート」と、バスターキャノン「ゴルドパニッシャー」
そして秘密兵器、「アカシック・ディザスター」!その力は他のどの武装も到底及ばない!
174それも名無しだ:2011/07/25(月) 14:02:40.91 ID:urKd87Hs
>>171
乙だ! 乙だと言った!
ゆっくり進行なスレなんでSSも生投下でいいと俺は思ってるんだけど
まあ自分の文章でスレが埋まってると実は落ち着かないもんだよね
175それも名無しだ:2011/07/25(月) 21:38:26.64 ID:S60soEOp
>>174
どうも。いろいろ言い訳めいたあとがきを書きたかったのだけど、この形式だとどこに書くか困りますね。
とりあえず間を空けてから記述。

ワーウルフェンはBジェネで異常に強かったので特別な機体という事にしてみましたとか、
抜人の扱いに困ってたんだけど意外と納まるところに納まったとか。
176それも名無しだ:2011/07/28(木) 07:03:26.19 ID:CEmVjrrV
おー乙ー。やっぱ共闘っていいなあ
177それも名無しだ:2011/07/28(木) 21:02:59.46 ID:/qzehLuD
バスターミナルという単語を見るといつも一瞬「バスター・ミナル」と読んでしまう
178それも名無しだ:2011/07/29(金) 19:11:00.80 ID:lQaCobvg
厳戒坂に現れた赤き巨人、ゲンカイザー!
激戦を終えた突破だったが……?

フルリメイク完全新作でお送りする、
限界ギリギリゲンカイザー、ついに登場・第02話!
次回も限界ギリギリだぜ!

ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
179それも名無しだ:2011/07/31(日) 10:29:08.44 ID:Ja0Epv+s
なんかドラマっぽい感じに
180それも名無しだ:2011/07/31(日) 15:29:39.15 ID:c6tO/muD
脱臼ネタだけは残して欲しかった
181それも名無しだ:2011/08/01(月) 00:19:33.81 ID:tZdvyuq9
>>179
SSから脱却を図ってるから仕方ないね
秀一と突破の過去の因縁をきっちり描くとか描かないとか

>>180
そんなにダン司令の腕を外してほしいのならどこかでやれるか検討します

今後はミニゲーム・スコアハンターにBジェネの反省点を踏まえた内容が搭載される予定ダヨ
182それも名無しだ:2011/08/02(火) 00:29:04.47 ID:4zy2Et/N
星が見えない世界
人々は伝承でしかしらず不思議に思う者もいなかった
そんな世界に一人の少女が現れる
彼女は言った
星は、いつでもそこにある。ただ、忘れているだけ
そして僕らの冒険が始まった
【満天の星空】


主人公
名前は無い。あなた、とかおまえ、とかおいとか呼ばれる
巨人「ステラ」で気ままな宅配業をしていたところ彼女と出会い星を見るためプラネタリウムを目指す旅に出る


彼女
ヒロイン
物語の鍵を握ってる
主人公と同じく名前は無くキミ、とかあんた、とかねえとか呼ばれる
主人公に自分をプラネタリウムまで宅配するように依頼する


ステラ
主人公が宅配業に使っていた巨人
族や危険生物対策に武装を積んでおりそこそこ戦える
バックパックは居住スペースになっており中々快適に住める
来客も想定しているため5、6人は住めるようになっている



プラネタリウム
世界のどこかにある星を思い出すための遺跡
183それも名無しだ:2011/08/05(金) 11:51:44.36 ID:cvl/lLEN
「戦国戦隊ダイミョウジャー」

宇宙から飛来した巨大戦艦「ネーフ・ロック」。
ネーフ・ロックの中に住む「バーンナ人」は地球を侵略して植民地にすると宣言。
地上へと尖兵である「戦凶士」を送り込んだ。
しかし、戦凶士の前に現れた三人の若者は突如眩い光と共に姿を変え、戦凶士を撃破したのだった。

……口喧嘩をしながら。

ダイミョウジャー
●織田 五木・ダイミョウレッド(おだ いつき)
ダイミョウジャーのリーダー(自称)。
身体能力が高く、情に厚い熱血漢。
得意技は炎を纏った剣で斬りつける『焼討斬』。

●豊臣 桐哉・ダイミョウイエロー(とよとみ きりや)
ダイミョウジャーのリーダー(自称)。
関西出身でいつの明るく笑顔を絶やさない。
得意技は敵から武器を奪ってそれで攻撃する『必殺刀狩』。

●徳川 葵・ダイミョウブルー(とくがわ あおい)
ダイミョウジャーのリーダー(自称)。
クールで頭の切れる天才少女。
得意技は四体のビットで敵を全方位から狙い打つ『怒涛四天王』。

●ダイダイミョウ
三人のメカ「レッドエンブレム」「イエローエンブレム」「ブルーエンブレム」が
「戦国合体」した戦国大機甲。
一体が胴体、残る二体が右半身、左半身となる合体システムで、どの機体が胴体になるかで性能が変化する。
・レッド……格闘
・イエロー…高機動
・ブルー……射撃
184それも名無しだ:2011/08/11(木) 23:05:22.11 ID:SiUK/xGu
暗黒鉄斬光魔(あんこく・くろがね・ざんこうま)
七本の腕に七本の剣をもつ巨大ロボット。全高8750メートル
全身は結晶化したダークマターで覆われておりあらゆる衝撃を吸収する
さらにはワームホール・フィールドにより吸収した衝撃を転送・量子分解しダークマターへと再構築する事が可能
七本の剣にはそれぞれ七つの隣接宇宙が内包されており、フルパワーで解放すると局所的なビッグバンを起こす事が出来る
また七本を組み合わせ、共振させる事で次元軸に働きかける事も可能

ただし地球では本来の五十億分の一のパワーも発揮できない
185それも名無しだ:2011/08/14(日) 15:43:48.38 ID:1zEs/gYr
一発ネタ
「超水神クリスタルガイザー」
☆あらすじ
 西暦20XX年異界より突如として現れた知的生命体ヘドロニアン
 奴らは自らの僕「汚染獣」によって地球を自分たちの住みやすい環境に作り変えようとしていた
 六甲市に暮らす普通の高校生、色蓮純は謎の少女エビアンに導かれ古代文明が残した人類の希望
 「超水神(ミネラ・ワータ)クリスタルガイザー」に乗り込むのだった

☆登場人物
・色蓮 純(いろはす じゅん)
 主人公、妹思いで熱血漢な高校生

・エビアン
 ヒロイン、古代人の末裔で純にクリスタルガイザーを託す

・色蓮 蜜柑(いろはす みかん)
 純の妹、明るいのがとりえの中学生

・ボルヴィック
 エビアンの兄、地球環境を汚染する地球人に不信感を持つ

・ペリエ司令
 対汚染獣組織「A・Q・U・A」司令、普段は冷静だがいざというときにはハジける

・コントレックス
 「A・Q・U・A」所属のカルキ部隊の隊長、思うように戦果が挙げられないのが悩み

・大帝ダイオキシン
 ヘドロニアンの皇帝、残虐で冷酷しかし一方で武人でもある

☆機体
・クリスタルガイザー
 主人公機、古代文明が残した遺産、超水神(ミネラ・ワータ)の一機
 エビアンに導かれた純を主として認める、必殺技はマウント・シャスタ

・ゲロルシュタイナー
 ボルヴィックが搭乗する超水神、必殺技はラインラント=プファルツ

・カルキ
 彗堂粋重工が開発した戦闘用ロボ、主に「A・Q・U・A」が使うがあまり強くない

186それも名無しだ:2011/08/14(日) 16:11:08.63 ID:T0WJXFvE
>>185
過去スレで似たネタを見たが違う人かな?
主人公の名前とかは今風になってるけどw
187それも名無しだ:2011/08/14(日) 16:17:58.89 ID:1zEs/gYr
>>186
すでにあったネタだったのか…
まぁ思いつきだけの一発ネタだから勘弁してくれ
188それも名無しだ:2011/08/14(日) 16:57:41.36 ID:T0WJXFvE
>>187
いやいや、もう四年も前に出たネタだから気にせんでもw
ちなみに6スレ目、こんなん↓

203 :それも名無しだ:2007/05/10(木) 13:04:48 ID:9NUOxkAE
超硬水クリスタルガイザー

 六甲流(ろっこうながる)、クリス・エビアン、イワン・ボルビックの3人が体内のナノマシンによって水の中の鉱物を結晶化させ完成する人型。
地球すべての水から不純物を取り除こうとするジョウリュウと戦うぞ!
「京料理にミネラルは邪魔なんじゃああああああ!」
「あんたは純水すぎるんだよおおおおお!」
189それも名無しだ:2011/08/14(日) 19:45:17.97 ID:OdbVdN4k
それの作者です
SSも書いた(wikiに載ってる)のでよかったら見てねw

ちなみに超硬水とかいってるけどクリスタルガイザーは軟水だw
190それも名無しだ:2011/08/15(月) 07:36:33.41 ID:kkGJzhyN
友人のクリスタルガイザーはヒーローものだった
やっぱそういう語感だよなあw
191それも名無しだ:2011/08/21(日) 16:55:32.57 ID:veTrGFSD
夕闇のレガシー

ここに二対の剣がある。
名をバルムンク、エクスカリバー。
二つの剣は世界を滅ぼす事も創ることもできる。
世界を創るも壊すもそれしだい。
是を知りながらにして非を行い、非を知りながらも是を行う。
それは正義か悪か?
ただ己に問え。
己の命じるままに!

【登場人物】
アンカー・クエイス
36歳、主人公。悪の限りを尽くし、世界中に悪名を轟かせてきた指名手配人。バルムンクのオーナー(パイロット)。バベルという老人に捕まり、ほぼ強引にとある依頼をされ旅に出ることに。

ゼム・スフィアード
18歳、もう一人の主人公。鉄界兵団バロンの兵士。アンカーとは真逆の人間。正義を愛し、弱きを助け悪をくじく。エクスカリバーのオーナー。銀界兵団の命令でアンカーについて行くことになる。

ターネア・クエイス
16歳、アンカーの娘。アンカーの後をついて回り女房役をしている。父が極悪人ということは気にしていない。ゼムが一目惚れするが、アンカーの娘と知りゼムの葛藤が始まる。

バベル・ガリガフォイル
71歳。プラチナムシティにあるGF財閥の総帥。世界を牛耳っていて、お飾りの大統領を裏で操っている。表では市民に人気がある老人を演じ、裏では何かを企んでおり、目的を達成するには手段を選ばない冷酷な一面がある。

ドローナ・ファントム
29歳。GF財団の影の部隊の男、汚れ役の引受人。バベルに三人の監視役を命じれる。陰ながら追跡しているがアンカーには見抜かれている。キルクラインと呼ばれる機体のオーナー。
192それも名無しだ:2011/08/21(日) 16:58:04.74 ID:veTrGFSD
夕闇のレガシー

【機体】
バルムンク
レガシーと呼ばれる機体、その名の通り何者かが残した遺産。レガシーは自分の認めたオーナーしか乗せない。
武装は機体の名を冠した剣バルムンクのみ。対象を斬った瞬間爆発する『ソードパニッシャー』という剣技がある。ボディカラーは赤と白を基調としている。

エクスカリバー
もう一つのレガシー。その昔、金界の正義王アレクサンダーが乗っていたという伝説がある。
武器は騎士剣エクスカリバー、自然を操る能力を有する。ボディカラーは白と緑を基調としている。


【銀界】
この物語の世界のことを銀界という。一つ前の世界は金界と呼ばれ、金で栄えた世界だったが、滅んでしまい現在の銀界へといたる。
銀界は冬になると辺り一面を銀世界に覆われる特徴をもち、金界は砂漠が広がる世界だった。現在でもその名残として一部砂漠がる。次の世界は青銅界という青い海と茶の大地が広がる世界と予想されている。
金界を金歴、銀界を銀歴と呼ぶ。現在は銀歴260年

界律
世界のバランスを調整しているもの。それは世界そのものであって、そこにあるがどこにもいないもの。金界から銀界へと移り変わる際、発現されたと言われているが詳細は不明。

救世の門
この世を救済する門といわれている。開く鍵はレガシー。現在はGF財団が所有している。この門を開けるべくバベルはもう一つのレガシーがあると言われている黄金郷ジャパングに三人を差し向ける。
193それも名無しだ:2011/08/21(日) 23:13:32.96 ID:+6+PvlEK
走行機ア・ルーク

ロボット……それは人類のロマン
しかし、開発過程に置いて一つの問題が発生した
なんとかこうにか開発したオートバランサーのプログラムをウッカリ者が削除してしまったのだ!
かくして、一か月後の納期に間に合わせるためウッカリ者一人のオートバランサー開発の戦いが始まった!



空刈(うつ かり)
うっかり者の主人公
間違ってプログラムを消してしまったため一か月後の納期までに一から作るはめに
資料と言いつつ鉄○大戦をプレイしている


ア・ルーク
後はパーツを組み合わせて各プログラムを入力すれば完成する試作型人形重機
特に戦ったりはしない
194それも名無しだ:2011/08/21(日) 23:17:22.61 ID:jBhrFexq
わろすw
195それも名無しだ:2011/08/22(月) 00:45:34.81 ID:f2zRfu9u
時は未来!!
母なる大地、母なる自然の命は燃え尽きようとしていた!!

だがその子供らは、出来損ないのマザファッカ共は!
親の身体の上に、鋼鉄の楔を打ち込み、鋼鉄の要塞を作り上げる!!

重機動都市The Metal――そこにあるのは、鉄と油と、欲望と……

【HM(Humanoid Machine)】

この超巨大都市を作り上げたのは誰だ?
それは巨人だ。地上のあらゆる物質より重く、硬く、速い。
それが人形拡張機械体・HM!!
仕事を終えたはずの巨人だが、生憎創造主気取りのクソッタレ共は眠らない。


「斬撃じゃねえ鞭打だクソッタレ。トレーラーで引きずり回すぞコラ」

「これが実戦だイケメン野郎! 家に引きこもってパックマンでもやってろ!!」

「こんな監獄島みたいな所じゃ僕の王の血を抑える事は出来ないね!」


今日も薄汚れた鋼鉄の揺り篭の中で、所狭しと踊り続ける!!
196それも名無しだ:2011/08/26(金) 07:02:08.37 ID:cp9hjFQr
時は2073年、次世代型人工島「勾竜」は、その移動式海上要塞という軍事的本質を隠したまま無事竣工式を迎えようとしていた。
ところが時を同じくして、日本列島の地下深くから巨大な生物が目覚める。
それはまさしく古代の人々が描いた龍そのもので、圧倒的な力によって日本は瞬く間に沈没した。
僅かに生き延びた日本人はメガフロートと海軍の保有する軍艦を使い勾竜を拡張、これを新たなる国土とした。
なおも暴れ回り、他国を破壊していく龍に対し、生存をかけ日本は戦闘をしかける。

太古より蘇りし大自然の「龍」と現代科学の粋を集めた機械の「竜」。
太平洋を舞台に二つの日本が咆哮をあげる……

『日本激突』
197それも名無しだ:2011/08/26(金) 19:12:07.10 ID:zlJ2z04Q

益子「厳戒坂って不思議な街ですね。新しいところと古いところが混ざってて」

赤井「ああ、しかしそれには深ぁ〜いわけがあってだな……」

秀一「……時事ネタは風化すると以前も忠告したぞ」

赤井「んなこと知るか、そんなことより更新だぞやぁぶるううう!!」

ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
198それも名無しだ:2011/08/28(日) 09:49:18.90 ID:J4J1IKKL
ゲンカイザーで遊んでたら時間がごりごり減っていくよ!

間が空いてしまった『マグマダイバー・プラグマ』その11。

・前回(>>160)までのあらすじ
地底からの侵略者・ザルガン帝国のロボットアイスマンに、帝国が利用を企む怪獣バゴラ。
立て続けの戦いになんとか勝利し、束の間の平穏が…?
199それも名無しだ:2011/08/28(日) 09:50:06.31 ID:J4J1IKKL

「目立った外傷はないが、実際はあちこちに疲労が蓄積されて諸症状を起こしているようだ。それと脳と心臓――健康的には問題ないレベルだが、この二つに偏ってこんな負荷がかかる状態なんて今までに類がないぞ。一体何をしたんだ?」
「それを調べるために、バイタルデータをとってもらっているんですよ。心苦しいけど、ゆったりテストをしている時間はもうない。」
「……それじゃあ、手配はしておくぞ――マサル。」
暗がりの一室で演算処理を繰り返す機械装置、画面の光とともにその駆動音が消えると、室内は夜の闇と静寂に同化した。
僅かに聞こえる息遣いも重い鉄扉の開閉とともに、遠くへと離れていく。


「それでまた筋違えて一週間? だっはっはっは! なんじゃそりゃ!!」

ようやく出てきたんだから退院祝いの一つでもくれりゃあいいのに、やっぱり賢には期待するだけ無駄だった。
笑い事じゃないっての、笑いすぎて脱腸しろ。

「それにしてもお前がロボットの、ねえ。」

「お前にゃ信じてもらわなくてもケッコーだ。」

「別に疑っちゃねえさ、あんな怪獣間近でみた後だし、例の叔父さんもテレビに引っ張りダコだし。」

俺をプラグマのパイロットに選んだ……と言っていいんだろーか、その叔父さんは色んな所に飛んでバゴラ獣についての説明をやっていた。
最近ようやく家(つってもウチの居候)に帰れるほどに落ち着いてきたとか。

「……じゃあもっとねぎらえよ。」

「ふてぶてしい奴だなあ。折角の大役なんだからそういうのは黙って隠しとけよ。」

「うるせぇ、良いんだよ別に俺はヒーローやってる訳じゃねーし。俺は正当に評価されたいだけなの。」

「ははは、じゃあ内申書にでも書いてもらえ。じゃあな。」

くそう最後まで人を小バカにしやがって、相変わらず過ぎる奴だ。

「あーせっかく退院したってのにヒマだぁー!!」

学校もようやく再開して町の復興もひと段落はついてる。
だから一応はいつも通りの日常のはずなんだけど、なんかなあ。



「あ……そうだコロナちゃんこれ。この前出先でもらったんだけど折角だから息抜きしてきなよ、最近根つめすぎだし、どうせ今はバゴラ獣の調査とプラグマの修理ですぐ動く事ないから。」

「でも……」

「大丈夫大丈夫、お偉いさんに掛け合って必要な人員は補充してもらったし。それにコロナちゃん地上に来てからゆっくりしてないでしょ、見学みたいなものだと思って! ああ、そうだ。多分今頃――」
200それも名無しだ:2011/08/28(日) 09:50:48.69 ID:J4J1IKKL

「――暇そうにしてるだろうって、コレ。」

こっちは入院あっちはプラグマ周りであんまり会ってなかったけど、家に帰るとコロナも居候しているワケで。
んで、いきなり目の前に出てきたのが遊園地のペアチケット。
うん……ペア……?

「でっ……えっ……デ、デートかぁ!!?」

テンパって思わず口走ってしまった。

「え? あっ……そっか、これデートになっちゃうよね!? えっ、どうしよう!!?」

つられてなのか遅れて気づいたからなのか、コロナまで顔赤くしてしまう。
そうか、コロナは地底生まれだからやっぱ文化とかビミョーに違ったりするんだ。

「どうするって、でもホラ! 叔父さんが見学って言ってるならそれでいいんじゃないか。そういうので遊んだこととかないんだろ?」

「じゃあ、その……一緒に来てもらっても大丈夫?」

「だっ大丈夫! そこ小さい頃行ったことあるし、案内するよ!!」

全然大丈夫じゃない。
いや、だって今までほとんど意識してなかったし、っていうか一杯一杯でそんなヨユーなかったし。
逆に意識しすぎなのはわかってるけど、その日の夜は小学生ばりに寝れなかった。
よくよく考えればコロナ隣の部屋で寝てるわけだし!
で、次の日の朝。

「おうプラグマの少年少女! 朝から早いな。」

「あれ、自衛隊のえっと……雨城さん。なんでこんな所ブラついてるんですか」

「ああ、この前のアレ、独断で機体持ち出してやったもんだから謹慎食らってるんだわ。お前等こそなんだ? まあデートって柄じゃないよな、がはは。」

返す言葉が見つからない。俺の周りはこんなのばっかりか。

それから何年かぶりに電車を乗り継いで目的の遊園地に。
チケットがタダとは言えこれなら近場を探したほうが良かった気もしなくはない。


「あ、でもすごいね。私こういう建築物データでも見たことなかった。」

「とりあえずなんか乗ってみる? ベタにジェットコースターとか。」

入り口からすぐに見えるものをそのまんまチョイス。しかし……
201それも名無しだ:2011/08/28(日) 09:51:33.15 ID:J4J1IKKL

「……なんか、思ったほどでもなかった、かな?」

「うん、まあ短かったしね……。」

別にしょぼいわけじゃないけど、まあ、なんていうか……慣れてしまったのだ。
巨大ロボットの後じゃかすむ。

「じゃ、じゃあ次いこ次!」

「あ、これ面白そう。」

指差したのはガン・シューティングのアトラクション。どうやら割と新しい奴らしい。
っていうかやっぱコロナはこういう系が好きなんだろうか。
初めて会ったときもバズーカ持ってたし。

バシュバシュッ!

「よっしゃ12機!」

バシュバシュバシュッバシュ!

「右2の上から流れて1、乱数調整入って次でた所からズレてループが3パターンってトコかな。」

「マジかよ……。」

まあこんなでいいトコ見せようというのが土台無理なハナシ。
コロナのぶっちぎりハイスコアを残して適当に次を探し歩く。

「よ、よし……じゃあお化け屋敷行こう、お化け屋敷!」

別にきゃーって抱きつかれる展開を期待しているわけじゃない。
だってコロナの反応がまず「お化けってどういうものだっけ?」だ。

「――つまりえっと、アディーマ……じゃなくて霊魂の事ね。」

「なんか説明すると変な感じだなあ。しかも作り物見に行くわけだし。」

言いながらずいずいと前に進む。
コロナは興味津々、さらに先へと進んだかと思えば立ち止まってじろじろとセットやお化け役の人やらをながめてて、やっぱ怖がる気配なんてない。

「あ、あそこ隠れてる。なにかな?」

「え、暗くて何にも見えないけど……。」

「うーん私たちザルガンの人間は地底生まれで育ちだから、暗視能力が高いみたい。逆に明る過ぎる場所だと色とかの区別が弱いんだけど。」

「へぇ、やっぱ違うんだ。お……お疲れ様です。」

そのままスタンバってた最後のお化けに挨拶して出口へ。なんだこれ。
202それも名無しだ:2011/08/28(日) 09:52:21.82 ID:J4J1IKKL

「あっ……いや、違うってのはなんていうかその、見た目普通に一緒だと思ってたから……悪い意味じゃなくて、全然!」

「あはは……気使ってくれてありがと。」

「いや、変な事言ったの俺だし。でもやっぱ、同じ人間だよな……地底とか地上とか関係なしに。」

「そうなんだよね、元をたどればそう変わりなんかないはずだもの。違うのは中身だけ。それだけなのに……。」

うつむくコロナ。当たり前だよな、誰だって戦争みたいな事望んじゃいない。
まして、コロナは一人で自分の生まれ育ったトコを飛び出してきたんだ。
それって誰よりも、戦いをして欲しくないって事じゃないか?

「……中身ならさ、地上のみんなだって違うよ。それでも一緒に……コロナともこうやって、遊んだりアイス食べたりできるわけだからさ、他の人たちとだってできない理由はないだろ?」

んなクサい台詞で片付かれらるような話じゃないのは分かってるけど、そういう理想、あってもいいはずだ。

「うん、そうだね……そうだよね。目の前の事ばっかで、大事な事忘れてたのかも。」

時刻の変わり目ぴったりに、広場の噴水が動き出した。

「豪くん、今日はありがとう。こんな事言うと迷惑かもしれないけど……。」

「……?」

「プラグマに乗ってくれてたのが豪くんで良かったなって、そんな気がする。」

「えっ……あっ……あはは、そう、そうかな!!」

危ねー……ちょっとドキッとしてしまった……。
いや、そういうの来ないって、ね。丁度その時。

TELLLLLLLL! TELLLLLLLL!

『もしもしコロナちゃん、緊急事態だ。街が攻撃を受けている。急いで戻ってきてくれ!』

「まさか、もうバゴラ獣が復活して!?」

『いや、違う。街を攻撃してるのは……ザルガン帝国のアイスマンだ!!』

――最悪のタイミングだった。


つづく
203それも名無しだ:2011/08/28(日) 09:59:11.47 ID:J4J1IKKL
復習的な所をちょいちょい入れてたらロボットが出てこないまま終わってしまった。ナンテコッタイ。

ストーリー自体はべたべた。
204それも名無しだ:2011/08/29(月) 01:09:08.64 ID:AE4QW+6i
>>197
おお、他作品キャラが使えるBジェネ仕様が入ってたのね!
ユニットごとの個性が練られてて普通にゲームとして面白い。
でもアイアンキングのグラ決めてやってよw
205それも名無しだ:2011/08/31(水) 19:14:52.50 ID:PY5ItexP
ネタスレかと思ったら予想以上にマジスレw
いいなw
206それも名無しだ:2011/09/01(木) 18:35:36.46 ID:W7CJqH/0
次元騎士サンダー
身長 1m90〜40m(巨大化後)
必殺技 ハリケーンサンダー
悪の秘密星雲ZAJIと戦う
207それも名無しだ:2011/09/02(金) 01:22:43.38 ID:bITKRCcn
ブーメランの後釜か?
208それも名無しだ:2011/09/02(金) 10:57:35.81 ID:0dpC2Ilf
>>207
ブーメラン知ってるんだw何年も前に書き込んだのに
サンダーはブーメランの仲間だよ。今考えた設定だけど
209それも名無しだ:2011/09/02(金) 20:43:46.34 ID:4TIHENLQ
ブーメランの存在感は異常
210それも名無しだ:2011/09/03(土) 00:15:42.96 ID:UB+W2tzW
同じ作者だったのかw
211それも名無しだ:2011/09/03(土) 01:08:08.77 ID:l95Jesj9
ブーメランは想像力掻き立てられる
212それも名無しだ:2011/09/04(日) 23:22:40.22 ID:Yodg1DJc
初出は何スレ目だっけ?
タイトルは確か「銀河武将ブーメラン」だったかな……?名前以外にブーメラン要素が無かったことは覚えてる
213それも名無しだ:2011/09/05(月) 00:05:43.07 ID:zOvTPg8W

ぼくの かんがえた ロボット3ごうき

547 :それも名無しだ :2006/07/10(月) 17:38:55 ID:XDJjcpUL
銀河武将ブーメラン
身長1m65〜40m(巨体化後) 
必殺技ソニックビーム
悪の秘密星雲ドメスースと闘う。


これは確かにパンチあるな
214それも名無しだ:2011/09/05(月) 02:20:28.62 ID:TNxSWl/N
ハードルがあがってネタ投下しずらいぜw
215それも名無しだ:2011/09/05(月) 10:37:52.75 ID:AOO2t/HY
>>213
サンクス。5年も前だったのか。
懐かしい。覚えていてくれてありがとう。
216それも名無しだ:2011/09/05(月) 14:07:29.02 ID:rHZvMqsW
ここか。

…量産機メインでもおk?
っていうかその方が楽
217それも名無しだ:2011/09/05(月) 14:18:34.57 ID:AOO2t/HY
>>216
おkおk。

R3
量産型ロボット、宇宙中に5兆機ほど存在する。
218それも名無しだ:2011/09/05(月) 16:51:58.65 ID:rHZvMqsW
ロボットの設定を書きなぐるスレなのか
SSを書くスレなのか
219それも名無しだ:2011/09/05(月) 17:35:29.41 ID:ZIAjbevE
書いてもいいし、描いてもいい。ロボでなくてもいいとなんでもありのスレです

ただ、真面目にSSを書いて評価してもらいたいなら創作発表板のロボット物SS総合スレの方が機能している
220それも名無しだ:2011/09/06(火) 00:20:33.24 ID:Wozn14UD
雷光超人メガバイツ

その日地球の光景は一変する。
惑星バルディシアから攻めてきた侵略者の手によって…
バルディシア軍の圧倒的なまでの力で、日本の軍隊はなすすべはなかった。
そんな彼らが銀河の辺境にあるこの星に攻めてきた理由は何か?
『コンパクトクラフト』これを手にしたものは全宇宙を支配できると言われている。
その持ち主はどこにでもいる少女日向小由里、そしてそれを守るのは雷光の力を手にした凱凰ゼン。
かくして宇宙の命運は二人の少年少女にゆだねられた!

凱凰ゼン(がいおうぜん)
先代から受け継がれし力『アーマル・エボリューション』を使い、幼なじみ日向小由里を守る為に戦う。

日向小由里(ひなたこゆり)
ゼンの幼なじみ、何故か体の中にコンパクトクラフトが埋め込まれていて災厄に巻き込まれてしまう。

メガバイツ
全長5m
ゼンがアーマル・エボリューションをする事によって変身可能になる。
動力は雷光(ライトニングスパーク)
必殺技は拳にエネルギーをこめたパンチ「ブレストナックル」や、両手のエネルギーを解放する「ブレストウェーブ」がある。
限界(容量)を超えろ、メガバイツ!!
221ぼくのかんがえたロボット大決戦!EP3 1/1:2011/09/06(火) 00:48:04.00 ID:tC+nUIAW
セイカイオーとバッサイオーが銀の敵と円盤軍を相手に戦っている頃、町の片隅でも戦闘が行われていた。
家の屋根の上を飛びまわり、高速で動く影。そしてそれを追う円盤が三機。
円盤のレーザー攻撃を屋根を飛び移り軽やかに交わすと、影は屋根を蹴りひときわ高く飛んだ。
日の光に照らされ影の正体が明らかになる。
大きさは成人男性ぐらい。そしてライトブルーの全身は東洋の鎧を連想させる。
これまた東洋の兜を連想させる頭部には、口の辺りから三日月のような、髭とでも呼べるものが装着されている。
背中に背負った刀がカチャリと音をたてる。
まさに侍といえるその姿……銀河武将ブーメランは円盤を見据えると背中の刀を抜いた。
抜かれた刀身が太陽の光を浴びきらりと輝く。
「…………」
ブーメランは刀を円盤の一機へと目にも留まらぬスピードで振り下ろした。
その瞬間、円盤が真っ二つに切断され爆発四散した。
ブーメランにより音よりも速く振るわれた刀から、衝撃波が発生し円盤を切断したのだ。
轟音と共に爆発する円盤を背に、別の屋根へと着地したブーメランは再び屋根を蹴り移動し始めた。
残る二機が再びブーメランを追尾する。

そしてまた、別の場所でも……

…………

「……なるほど。ということは尽さんも俺と同じく、気がついたらここに居たということなんですね」
「ああ、気がついたらここに居た。見たところ支持率が動いていないし、ここは僕がいた世界とは違うらしい」
護と尽が辺りを見渡す。
少し遠くに先ほどまでセイカイオーが歩いてきた町が見える。
ところどころから煙が立ち、時たま光が放たれ続いて爆発音が響く。
どちらのパイロットも知らない、遠い遠い世界の町。
その遠い遠い世界の、ひとつの町が危険にさらされている。
二人は顔を見合わせた。二人が同時にうなづく。
「セイカイオーは大丈夫ですか」
「ああ」
護に力強くうなづく尽。
二人はそれぞれのロボットへと歩み寄った。
「「どこにいようとも」」
「俺の」「僕の」
「「することはひとつ。悪は……許さない!」」
二体のロボットは町へと走り出した。

…………

町の中央広場に、銀色のボールがあった。
大きさはバスケットボールよりも少し大きい程度。
普段は大勢の人で賑わう町の中央広場。
今は人一人いない広場に転がる銀色のボール。
そのボールがひとりでに動き出した。
ボールは二・三度左右に転がると、徐々に空中へと浮き出した。
最初は遅く、だが段々とスピードを増した銀のボールは町を見渡せるほどの高さにまで浮上した。
銀のボールは数回その場で回転すると、その中心に、すっと線を引いたような縦筋が現れた。
その縦筋は閉じられた目だった。ゆっくりと開かれた目は、数回瞬くと辺りを見渡すようにボール状の全身を左右へと向けた。
「ぬぅぅぅぅぅ……我の侵略を妨害する邪魔物共め……」
上がる黒煙と炎を見つめ忌々しく呟くと、銀のボールはその身体をぐねぐねと変形させだした。
まるで粘土のようにその身体を変形させるボール。やがてその身体の一部がこぶ状に膨れだした。
こぶはどんどん膨れ、ボール本体の十倍もの大きさになると、ぷつんと本体から千切れ落下した。
こぶは地面にぶつかるとはじけ飛び、幾多の破片へとその姿を変える。そしてその破片一つ一つが姿を変えだした。
あるものは円盤へ、そしてあるものはセイカイオー達と戦った銀のロボットへ
そしてセイカイオー達が知らぬ未知の姿へと……。
それらは変形を終えると、各自町へと散っていった。
暴力を振るい、破壊と悲しみをばら撒くために。
「行けぇい!我が分身たちよ!我の野望を邪魔する愚か者どもを粉砕するのだ!」
ボールが吼えた。
つづく
222それも名無しだ:2011/09/06(火) 00:53:10.62 ID:tC+nUIAW
大決戦続きどうしようと思ってたら、ブーメランの製作者本人登場、仲間登場ときっかけが出来たので。
ブーメラン大好きだけど詳細わかんないのでこっちで想像。個人的には飛影的なイメージ。
大きな戦闘無しなつなぎ話なので短い
223それも名無しだ:2011/09/06(火) 07:14:33.46 ID:b7ogqj9I
>>221
おおっ乙!!
まさかブーメランを登場させてくれるなんて!!
ブーメランは好きなように解釈して使ってください。
ブーメランよりも音よりものとこかっこよかったですよ。
224それも名無しだ:2011/09/06(火) 08:20:49.06 ID:CQ7ztL2m
225それも名無しだ:2011/09/07(水) 07:00:46.50 ID:lLgcVjgs
すげええええ!
作者氏のSRCにチートして使っちゃう
226それも名無しだ:2011/09/15(木) 22:01:36.21 ID:n/uJPn+m
学生時代の友人がタカラトミー就職してTF開発の要職についてやがった・・・
なんで「ぼくのかんがえたサラリーマン機族デイブレイカーデザインしてよ!」と訴えたら「ギャラもらうぞ、80万くらい」と。

いや、80万でプロがやってくれるなら払ってもいいなぁ、俺
227それも名無しだ:2011/09/16(金) 02:12:57.04 ID:Bx1nAXW4
>>224
丸ロボ想像してたから侍型は意外
でもかっこいい!

>>226
プロにデザインしてくれは思ったことないが、プロがリファインしてくんねーかなぁとは何度も思ったw
やっぱ自分のロボだしデザイン自体は自分で考えたいぜ
228それも名無しだ:2011/09/16(金) 08:05:02.12 ID:uuXmoRG6
自分で見た目考えたロボあったけどちゃんと変形できるかわからなくて諦めた
やっぱ眉毛とかプロすげーや
229226:2011/09/17(土) 01:24:00.65 ID:UOMKJbk/
>>227
デイブレイカーはね、ちょっと未来的なくらいの普通のデザインの車から完全変形するTFっぽいイメージなのよ。

だけど自分で描くとこういうのしかできないから
ttp://nagamochi.info/src/up85240.jpg
「イメージどおりにするには人に頼むしかない」という切ない状況
230それも名無しだ:2011/09/17(土) 08:00:20.77 ID:m0zXfKW9
おまえだったのか
231それも名無しだ:2011/09/17(土) 11:51:35.19 ID:HnfdcyoH
俺もブーメラン書きたいけど、どんな姿なのかイメージもしてない。
名前はリングにかけろから取ったんだけどさ
232それも名無しだ:2011/09/17(土) 14:00:53.36 ID:UOMKJbk/
>>231
そうだったのかw
個人的には>>224のがまさにブーメランのイメージだったから困る
233それも名無しだ:2011/09/18(日) 16:43:24.54 ID:P8TirUoL
糞バカゆとりロボゲオタが描く幻想をぶっ壊す

「ぬるいよう!」
ビームライフルを始めとする攻撃を悉く重装甲とバリアに弾かれ弾切れになって沈黙する ガンダム勢

「遅すぎるっての!」
攻撃の悉くを避けられ、関節という急所を攻められダウンする スーパー系

素体1

重装甲をスタンスとした設計。ニューガンダム級の攻撃ですらびくともしない


素体2
高機動をスタントした設計。真ゲッター2級の攻撃も避ける事が可能
234それも名無しだ:2011/09/18(日) 16:46:04.01 ID:P8TirUoL
×スタントした
○スタンスとした
235それも名無しだ:2011/09/18(日) 23:54:27.16 ID:KqItpU0o
作品名が無い作品があってもいい。自由とはそうゆうことだ


時は数えるのも馬鹿らしい未来
地球はなんか宇宙人に責められていた
最初は穏便に話合いで済まそうとした地球人だが、ねちねちうるさい宇宙人どもについにぶち切れ殲滅戦争をぶっかけた
これは戦争を地球勝利に導いた、作品名なんて無い悲しい発掘兵器たちの物語である


工ノレガ仏
発掘された古代兵器
白い装甲を持ち巨大な砲を装備している
名前と思われる文字が発見されたが損傷が激しく解読が困難であり、無理矢理解読した結果こうなった

フヅンガー2
工ノレガ仏と同じ遺跡から発掘された古代兵器
黒い装甲を持ち頭にコクピットと思われる飛行機がついている
武器は無かったが内蔵武装が多く鐵の城と言っても過言ではない
名前と思われる文字が発見されたが損傷が激しく(以下略)

ダT毛ス
工ノレガ仏と同じ遺跡から発掘された古代兵器
パイロットの動きを機体に伝達をしておりトレーラーに変形する機構を備えている
発掘された資料によると異星人専用の僚機もあった可能性がある
名前と思われ(以下略)


マワ口ヌ
工ノレガ仏とは別の遺跡から発掘された古代戦艦
人型への変形機構を備えており強力なキャノンを装備している。全長約一kmだが内部の時空は歪んでおり街一つが入るくらいに広がっている
名前と思わ(以下略)


ガ件ノグ
マワ口ヌと同じ遺跡から発掘された古代戦艦
頭部は専用メカと合体することにより一体のロボットになる
ブラックホールの重力にも耐える装甲を持っているが同じく発掘された資料によると同型機と合体することにより更なる力を手に入れられる
名前と思(以下略)
236それも名無しだ:2011/09/19(月) 11:08:23.02 ID:mWiWcaC5
ロボットオタク共にとっては「きついなー」と思えるであろう敵ロボ

素体α 相手ロボの炉心やエンジンを強制停止させるビームを出す

237それも名無しだ:2011/09/19(月) 12:03:48.36 ID:mWiWcaC5
ロボットオタクの幻想をぶっ壊すには「つよい ろぼっと」の否定が一番いいんだよなー
238それも名無しだ:2011/09/19(月) 12:23:24.12 ID:mWiWcaC5
スパロボには絶対出られないであろう系統のロボット


特性
・エネルギーで分身を作り攻撃する事が可能(光の像が出現、物理攻撃を仕掛ける)



239それも名無しだ:2011/09/19(月) 14:58:53.00 ID:vKOVXlFB
デザートガーディアン

とある砂漠の下に眠る遺跡の古代兵器。
昔から伝わる古い歌がある。
それは、たった一機で古代の生物から砂漠を守ったという伝説。
その古代の守護者が蘇る時、砂漠に嵐が吹き荒ぶ。

ジ・エイド
爬虫類ロボ。
右腕がワニ、左腕がコブラ、胴体がオオトカゲ。

テット
14歳、現地コーディネーターの息子。遺跡は子供の頃から見て回っているから詳しい。
右手に不思議な痣がある。
とある遺跡にてジ・エイドにパイロットに選ばれる。

シムソン
44歳、考古学教授。若干天然なところがありトラブルに巻き込まれる癖がある。
240それも名無しだ:2011/09/19(月) 15:06:33.79 ID:BJYglHTW
>>239

ごめん、ワニ、コブラ、トカゲでブラカワニコンボ連想した
241それも名無しだ:2011/09/19(月) 19:06:37.31 ID:/TN1+Sw1
先見天明ダイエイダン

突如地球を次々遅い来る宇宙人、怪獣、異次元人etc.etc.
主人公 崎尾 詠(さきお よみ)は「たまたまそこにあった」巨大ロボット・ダイエイダンの
さまざまな隠された能力を使って迎え撃つ。

ダイエイダン
40年の歳月をかけて建造され、最初の敵である宇宙怪獣ベムモンスの出現のわずか1週間前に完成した巨大ロボ
どんな特殊な敵が現れても常に対応できる何かしらの機能が装備されている。
が、あまりに多機能であるためそれを見つけるまでの間いつも苦戦する。
あまりにも都合がよすぎないか?作った博士は黒幕じゃないのか?黒い噂は尽きない。

ポッシビリティアーム(発現させた機能ごとに〜アームという名前がある)
基本形態で、唯一他の形態へのシフトが可能。つまり一度シフトすると戻せないし、他の形態にもできない。
そのため形態のシフトは大バクチであり、いつもこの形態でボコボコにされながら、敵に対して有利な形態を探ることになる。

スラッシュアーム
全身から刃を突出させた序盤の必殺形態で、単純な攻撃力ならかなり高い。
敵を切り刻んだ後「天命剣」で真っ二つにする「千剣大鋭断(せんけんだいえいだん)」という必殺技が
あるが、とにかく敵が多様なため最初の数回しか通用しなかった。
242それも名無しだ:2011/09/21(水) 01:59:54.91 ID:r1G/qTXK

秀一「……ときに司令、ゲンカイザーSRCでは登場人物が何人増えたのだ?」

男「ざっと12人だな」

突破「な、何!? いつのまにそんなに増えやがったんだ!?」

男「1話限りのゲストとか含めりゃ、今後はもっと増えるぞ」

益子「お話のスケールが大きくなると、だいたいこうなってしまいますね」

男「やぶるの学友なんて、原作じゃ出たこともねぇしな」

秀一(果たして、余裕でシナリオを把握しきれるのだろうか……)

ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
243それも名無しだ:2011/09/21(水) 14:09:40.05 ID:bosNJZHk
乙。毎度楽しみにさせてもらってるぜ
244それも名無しだ:2011/09/21(水) 18:16:38.16 ID:gWSGffxC
280 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2011/09/21(水) 18:11:18.90 ID:SRGiGFxz0 [7/7]
メアリー・スーにすら成り切れない半端を通り越した塵だったんだもの
痛さとか言うレベル以下、毒にも薬にもならない唯の塵


あ〜・・・くっそーアレをもっとパワーアップさせないとダメなのか


じゃあやってみるわ

「それが全力かぁ?」
∀タイプも含めたUCガンダムとおよびリアル系の攻撃をバリアと重装甲で全て受けきり、片腕で半分 もう片方で残りを殲滅した パワー系の巨体ロボット

「ドンガメ!」
マジンカイザーは愚か真ライガーの攻撃すら避け、ゼオライマー、イデオン、ガンバスター 全てのスーパー系を同時に相手に避けを行い、
カウンターで一機ずつ沈めた スピード系のミドルサイズロボット

だがパイロット同士が「最強のロボットは一機 最強のパイロットは一人 だけでいい」といがみ合いをおこし、二機が激突。
余りの熱量とエネルギーにより二機は激突直後に爆発した

二機のコードネームは「ム」と「ジュン」であった・・・

どうだ メアリー・スーっぽいだろ!
245それも名無しだ:2011/09/21(水) 18:18:19.02 ID:gWSGffxC
あのさーこのスレって設定もそうだけど「機能」とかそういうの詳しく述べないといかんの?
246それも名無しだ:2011/09/21(水) 18:54:19.62 ID:6aUV+i1z
妄想が妄想の範疇である限り、そこに良いも悪いもなかろう。

他人に評価を求めるなら、それはそれで基準も変わるが、俺はスレの代弁に立てる訳でもないので「かくあるべき」とは言ってやれん。
247それも名無しだ:2011/09/21(水) 19:00:17.40 ID:IbaFMyYW
>>246
ぶっちゃけID:gWSGffxCは荒らしだから相手にしないほうがいい
そいつの悪行は下のwikiに詳しく書いてある
ttp://www35.atwiki.jp/obutsu/
248それも名無しだ:2011/09/21(水) 19:20:14.02 ID:GnL+rEhd
荒らしでもなんでも作品がすべて
249それも名無しだ:2011/09/21(水) 22:02:02.66 ID:bf0qYtE2
拒絶、それは最高の攻撃


人類と超能力者の戦争の最中、一人の英雄が死んだ
彼は殺す人間の悲鳴に耐えられなかった。だから世界の理不尽を理解し、絶望し、拒絶し、自ら命をたった
しかし科学者は彼を眠らせなかった
最高最低最善最悪最終最初の殲滅兵器【YAMA-ARASI】のコアとして生き返らせたのだ




世界に対する深い絶望と拒絶以外を忘れてた元英雄の名も無き男
超能力者への憎しみを植え付けられYAMA-ARASIのコアとして生き返る
超能力者と戦ううちに自分の憎しみの矛盾に気付いて行くが……


YAMA-ARASI
人類が開発した対超能力者用最高最低最善最悪最終最初の殲滅兵器
体中の刺にはあらゆる超能力に対抗する能力が秘められており戦況に応じて使い分ける
250それも名無しだ:2011/09/22(木) 02:48:24.10 ID:ESdnIMbu
ついにこのスレも荒らしに目を付けられたか、ロボゲ版に平和なとこはないのか?
251それも名無しだ:2011/09/22(木) 04:12:37.56 ID:w3ANA6YB
荒らしだろうが何だろうが、ネタの評価がすべて
ないならそれまで、今までと何も変わらない
252それも名無しだ:2011/09/22(木) 07:32:52.08 ID:uikdc0BS
まあこの程度で荒らしならあいつも荒らし、って奴は真面目に書いてたらしい奴の中にもいたわな
253それも名無しだ:2011/09/22(木) 14:27:31.58 ID:GDjR8LYy
遥か未来、人類は突如現れたインベーダーとの全面戦争に突入。
地球全土を焼く尽くす激しい攻防の中、兵隊インベーダーの生産プラントを人口ウイルス兵器により殲滅。
これにより人類はインベーダーとの生存競争に打ち勝ったかに見えた。

しかし、戦いはまだ終わっていなかった。
いや、これこそが長い地獄のような戦いの始まりであったのだ。

ウイルスは確かにインベーダーの駆逐に成功していた。しかし変異したウイルスはその駆逐したインベーダーを吸収し、自らの新たな依り代として作り替えたのだった。
あらゆる生物を、エネルギーを吸収し繁殖していくウイルス体。
必死に抵抗する人類だが、疲弊し、地上の資源が枯渇した状況ではそれも虚しい足掻きであった。

食料も住む場所も、希望すらも失われた地上。
だがこの地獄にあって、尽きることのない生への欲望が、人類に一筋の光を灯した。

ベヒモト
鋼で造られた異形。分子レベルにすら干渉する細胞様の金属集合は形状記憶合金であったはずだが、もはやこれが過去を省みることはなく、ひたすらに進化の先を求め姿を変異させていく。
かつてはそうであったが、それも尽きたこの機体には重火器や化学兵器といった装備はなく、ただ獣のように振るまい、己が爪と牙を以てウイルス体を喰らう。
そして喰らったウイルス体は分解され、再び怨敵を討つための糧となるのだ。
その様は人類の描く救世主像とかけ離れ、悪魔のように恐れられている。
ただ一人、この機体を操る幼きものを除いて。





254それも名無しだ:2011/09/22(木) 23:52:10.49 ID:mAnU6+LS
人天道 DS


人の身にありながら天の道を行く男、奴の名は人天道!

人天 道(ひとあま どう)
秘密結社【祖新】に親を殺された一人っ子
親の敵を討つため親が残した遺産【DS】で戦う


Dual Slot
道の親が残したロボット
四つのコアユニットと五つのサブユニットを組み合わせて戦う


コアソフト 四つの形態の機動プログラムが入っている
エアロソフト 空戦用ソフト
マリンソフト 水中戦用ソフト
コスモソフト 宇宙戦用ソフト
ガイアソフト 地上戦用ソフト

サブユニット 五つの戦闘形態のプログラムが入っている
ソニク 高速戦闘装備
ギャラン 重火器装備
ナーイツ 非物理装備
キリク 近接装備
ハツネミ 支援装備
255それも名無しだ:2011/09/23(金) 20:12:18.42 ID:qkPeGlop
整備班とか医療班のお話がメインの作品きぼん
256それも名無しだ:2011/09/23(金) 20:25:47.27 ID:QOa6Ldad
>>255
昔考えてたな
外面だけ良くて性格最悪のパイロット三人に整備が悪いと殴られ罵られながらも
日夜平和のためになんのノウハウも無い未知のロボット相手に完璧な整備を求められる整備士の話
257それも名無しだ:2011/09/29(木) 09:12:12.77 ID:iXeJLBqU
使徒とかフェストゥムとかヘテロダインみたいなタイプの敵で、
人類を襲う理由が、要約すると「誰かと一緒に居たかった」って理由な奴って、もういるんだろうか
258それも名無しだ:2011/09/29(木) 18:40:19.08 ID:MBH3GXdc
基本的にロボットを考えるスレなので敵の目的まで言及してるネタ自体が多くないよ
259それも名無しだ:2011/09/30(金) 14:26:44.35 ID:EyEudpYL
機動防衛陣ヴァンガレオン

外宇宙から転移してきた敵性金属甲殻体に対抗するべく建造されたBG(バンカー・ガード)
鈍重であるものの、その防御力は圧倒的であり現行兵器を苦しめた「質量のない攻撃」に対しても高い耐性を誇る。
投影面積の大きい巨人体型は、これを引き寄せ、周辺被害を縮小させる目的が大きいが、人類の象徴とするプロパガンダの役割も小さくない。
常識を覆す出力の高さには金属甲殻体の転移や「質量のない攻撃」との関連性があるというが……
攻撃を行うのはヴァンガレオン自身に搭載された火器類の他、至近距離においては機動砲撃マシンや搭乗した工作部隊によっても行われる。
そのため攻撃能力をもつ陸上艦といった位置づけで運用される事が多い。
260それも名無しだ:2011/10/04(火) 23:56:16.96 ID:ezPJR4Rw
『マグマダイバー・プラグマ』その12

・前回(>>199)までのあらすじ
水面下で色々と動いている間に遊園地でイチャコラ……できてない豪。
コロナの立場を改めて認識したところにアイスマン襲撃の知らせが!
261それも名無しだ:2011/10/04(火) 23:57:24.77 ID:ezPJR4Rw

「こっちだ豪君、コロナちゃん!」

アイスマン出現にトンボ帰りでやってきたけど、時間はもう結構過ぎている。
訓玉駅は人でごった返しになってるらしく、一個前の駅で降りて叔父さんのオンボロカーにお世話になった。

「状況はどうなの?」
「街の人たちが散った後はあまり積極的には動いてないね。何かを待っているのか、探しているのか。今は現地に残った自衛隊が応戦しているけど――」

「けど、プラグマが要るんでしょ。俺行きますよ。」

「無茶いうなあ。まだ完全に修理できてないんだよ?」

そういいつつ、叔父さんは突貫で作られたプラグマの修理所にハンドルを切る。
つまりは一応の保証がついたってことだ。

「私も一緒に行く。帝国の狙いを確かめなきゃ。」
「いいのかい?」

「なりふり構っていられる時間はないもの。もうたくさんの被害が出てる……同じ地底人の私が黙ってなんかいられないよ。」

「……分かった。豪くん、彼女を頼んだよ。」

「おう!」

 修理所に着いたらば、即行乗り込む。目指すは十二時の方角、街中のアイスマンだ。


ピキキッ……ボトッボトッ

『クソっまた凍らされた!! やはり大型火器かミサイルでなければ……』
『しかし周囲への被害が……路面を凍結させられ避難用の交通手段も確保できていません!!』
『ぬう、相手があれでは駆除法も即座には適用されない……応援が来るまで時間はかかるか!』

『どうした……さっさと集中砲火でもかければこのアイスマン・フリージール、落とせるやもしれんぞ?』
ジリリッ……

『くっ、機体上部を狙え! 榴弾は使うな!!』

『遅い!』

周りを凍らせながらに霜柱が地面を走って戦車の足を止める。
その隙にアイスマンが一気に自衛隊の隊列に接近してくる。
262それも名無しだ:2011/10/04(火) 23:58:18.74 ID:ezPJR4Rw
――やらせるかよ!!

『むん、急激な熱源反応……新手か!』

「悪いが毎度お馴染みのプラグマだぜ、氷野郎! 」

ダッシャアッ!!

「豪くん、相手は強力な冷却システムを持ってるから気を付けて!」
「承知の助っ!」

挨拶早々ブチカマシでまずは攻撃をさえぎる。
さっきの声には覚えがある。最初に出てきたアイスマンと同じ奴だっ!!

『ほほう、また貴様か……つくづく邪魔をしてくれるなァ。』

「自分の住む街で好き勝手やられちゃあ邪魔だってするさ! 嫌なら諦めて帰るか!?」

さっきの今で気は進まないけど、この状況じゃ戦うしかない。
アイスマンの気を引きつけて、なんとか場所を移さないと!

『あのロボットを援護しろ! 総員砲撃開始!!』

『チッ……ちょこざいなッ!!』

バズン! ガッシャアア!!

自衛隊の攻撃を防いだのはアイスマンが崩した建物だ。
あの野郎、街をなんだと思ってるんだ!
だけど狙いはそれだけじゃなかった。

『隙ありだ地上の!!』

ブシャアアア!!!

「なんだこれっ! 水道管を壊したのか!?」
「豪くん避けて!」

『逃がすかッ! フルドライブ!!』
263それも名無しだ:2011/10/04(火) 23:59:05.38 ID:ezPJR4Rw

バキキキカキガキィィィン!

噴き出す水が氷になって襲ってくる。
同時に、壊された部分を中心に、地面の下の水道管を伝って辺り一帯からもつららのようなものが突き出してきた。
上のアスファルトもシャンパンのコルク栓みたいに吹き飛ばされていく。

「こなくそっ!!!」

凍り付いてくるのはプラグマだって例外じゃない。なら全身に回る前に一発お見舞いしてやる!!

バゴォッ!

コロナに助けられた分、一手先が奪えた。
相手も大技の後ですぐには対応できない。

『ぬおうっ……始めから……その巨体を止めようなどとは……思わん!』

「!?」

『やはり――プロムの報告通り肩にダメージを負っていると見える!』

ビキキキッ!!

プラグマを通して俺に伝わってくる、突き刺すような感覚。
アイスマンの技はまだ修理が不完全な肩の隙間をぬって、間接を封鎖していた!
これじゃあまともな打撃なんて打ち込めない!!

『よく聞けプラグマの――いや、地上の人間どもよ!!』

唐突にアイスマンから大きな声が響き渡る。
避難する人たちも足を止めて振り返る。

『我が名はアレフ・ザルガン! ザルガン帝国の誇り高き地天将が一人である!!』

ビキビキバキッ

そう言い放つアイスマンを中心に、水道管の位置に沿って氷結範囲が広がっていく。

『もはやこの街は我が手に落ちた……命が惜しくば撤退するがいい。こちらとていちいち逃げる鼠を潰すために労力を使っているわけにはいかん。』

「出力110パーセント…行けるよ、豪くん!」
「勝利宣言にゃ早いぜこのヤロウ!!」

足場が固められたんなら、足場ごと動けばいい!
まわりのコンクリをぶっこわして無理やり突撃!
264それも名無しだ:2011/10/05(水) 00:01:56.85 ID:ezPJR4Rw

『ふん、そんな直線的な動きが通用するのは獣相手だけだ』

スゥッ――

『力が集約されるその一点、これを封じてしまえば全てを止めると同じ!』

ガキィン!!

『前回は苦渋を舐めたが今回はそうはいかん。大人しくそこで、街が炎に飲まれるまでを待っているがいい。』

完全に一枚上をとられた。
無理に動かそうとすると、その隙を突かれてしまう。
どうする……?
深呼吸して打破する算段を考えるけど、こんなドタンバでそう降りてきやしない。
やばい。やばい。
冷や汗まで、伝わる冷気で凍りそうに思えてくる。

『逆動マグマとの共振反応……手間取ったがようやく第一段階クリアだな。頂くぞ、ガイアコ――』

『――あ?』

音に気付くよりも先に、空気が裂けた。
それがなにか考える前にアイスマンが崩れて、それが助け船だって分かる前に、一声。


『東部第一師団34番隊第一中隊・雨城竜二等陸曹、これより武力攻撃に対する国民保護ならび迎撃支援を開始する!! 今度こそ名前覚えとけよ、少年!!!』

砲塔から煙が上っていく煙は、まるで西部劇のガンマンみたいだった。


つづく。
265それも名無しだ:2011/10/05(水) 01:14:38.16 ID:N0//PHKF
ひゃあ投下乙だァ!
「上のアスファルトもシャンパンのコルク栓みたいに吹き飛ばされていく」って表現好きだぜ
266それも名無しだ:2011/10/06(木) 23:24:15.74 ID:OpUvyUr5
んじゃ俺も中学の時に考えた物を一つ   1/2  
「不完全兵器」
惑星「轟天」それは自然豊かで人々が豊かにくらしてい・甘かった
自然が豊かどころがちょっとした奥地に行けば巨大な植物、怪奇生命体やら異常な自然現象の連続
「豊かすぎて逆に人類が生きてゆくことができない過酷な環境」なのだった。
しかし先祖はそれを知恵と勇気で開拓をして何百年もたった。
やがてある程度が開拓が終わり生活も中世のように何とか自然と共存して暮らすことに成功した。
開拓で主に役に立ったのがある人物が発見した。「鉄」先祖たちはこれを加工して道具を作り
乗り物、開拓が終われば娯楽としての造形品、やがて乗り物の技術を応用して「重機」
のちに「兵器」と呼ばれる発明が生まれ、発展が加速し始めた。しかし、
その開拓地でいきなり降り注ぎ始めた。彗星が降り始めてきた。
主人公 コータは、どこの誰かもわからない謎の旅人 
そんな旅人がある一つの王国についた。そこは鉄の発掘が盛んで兵器の発明も盛んだった。

267それも名無しだ:2011/10/06(木) 23:41:17.75 ID:OpUvyUr5
続き 2/2
だがそんなことは関係なかった。旅人は、ただ酒を飲み肉を食い
旅人にとっては宿があればどこでもよかった。しかしここでも彗星が降ってきたのである
彗星はコータの宿に直撃に自分の部屋で落下を止めた。高熱の薄青い発光煙を吐きづつコータを見ていた。
コータはその彗星に興味をそそられある金稼ぎの知恵が思いついた。
彗星を運びだし王国の兵器を買い、彗星をその兵器に組み込んだのだった
予想をはるかに超えていた。その兵器を見世物にしようとしたが、記念に作った金の起動キーを回した瞬間
兵器は青い発光煙を吐きながら突如として暴れ始めた。暴走 暴虐 それに乗ったコータがのちに考える
暴論的な言い訳・・時空しくして王国の3分の1が崩壊してしまう
崩壊が終わると暴走しきった兵器は見るも無残なボロ屑鉄に成り下がり見る影もない
そそくさと金を持って逃げようとしたが突如現れた、二人の白い男に拉致されてしまう。
目が覚めるとそこは兵器が発展して移動及び巨大、戦闘に優れた「戦艦」だった。
戦艦の人間は「あれはなんで作った?!」「キーはどこだ!」と執拗に尋問してくる
コータは答えない!悪用される危険性があったのだった。なんとしてもあの兵器を破壊してこの謎だらけの戦艦から脱出しないと・・・
だがすでに戦艦の人間たちは、あの兵器を改造して腕と脚4本さらに巨大な大砲3つも付けた
おまけにコータの部屋、廊下、ありとあらゆるところに監視カメラがついてあり
それを除く一人の人物がこうつぶやいた
「先ほど調べましたがあのコータと言う人物 仮名です。すべての記録帳にも乗ってません」
長文失礼いたしました。
268それも名無しだ:2011/10/07(金) 06:05:15.97 ID:/28QvJGT
文章がおかしいが妙な味があるな
269それも名無しだ:2011/10/07(金) 09:02:23.52 ID:GHv1VZAZ
>>266
ん?ロボットは?
270それも名無しだ:2011/10/07(金) 19:00:21.58 ID:QlRT91Am
>>269
すいません 世界観だけ熱中してしまい。ロボを書き忘れてしましました。すいません

では
端的に言えば「主人公が破壊兵器を捨てる」話なんです。
では機械の方を、
ちなみにこの世界観で「兵器」と言えばボトムズで例えればATだと思ってください

Qなぜ「兵器」か? Aまだ「物を破壊する産業機械」と言う技術がまだ生まれたばかりで
           とりあえず「兵器」と呼んでるが兵器に名前を付けるという概念がまだないという 
           ことです。

各兵器集

戦艦 全長1K200メートル 重量???
   武装 ピッチマニュピレーター「元ネタピッチカッター)
      300o砲台×200
      90tアンカー4丁
      ダイナマイト
      乗組員による白兵、銃撃戦  
      硫酸吹き出し
コータを拉致した謎の戦艦 館内は自由に行き来して思想も自由「選挙もある」
しかしありとあらゆることに監視カメラやスパイが存在しており、脱走がほぼ不可能
しかも乗組員は機械よりも心理学、薬学に精通しているものが多く洗脳技術が高い
戦艦の移動方法は。ローラーやキャタピラ式ではなく10本の巨大な足で移動をする

不完全兵器 全長4m77cm 重量3000t
      武装 剛腕
         タールバーニング「火のついた特殊オイルを敵に掛ける」
         350o巨大大砲「長さ5m」
         防衛用ショットガン、ショートガン×4「ショートガン=ハンドガン)
         寸止め貫通スピア「装甲を貫通して中で火薬を爆破させるもの」
         まきびし
         波動砲「剛腕から出る」
王国を破壊した。彗星を搭載した兵器の残骸を回収、改造を極めた化け物
右に太いアームを付けて左にタールオイル発射装置、元ネタが戦車なのか
足を4本「ローラー付き」を利用して臨時戦車形態に変形可能
コクピットの中にもショットガンが危機的状況にも対応
最後にコータしか知らないが黄金のキーをある方法で使えば彗星の力を利用でき
機体も以上に機敏になり剛腕から発光煙と友に波動砲「衝撃波」を撃つことができる
ただ戦艦の人間は馬鹿じゃなくコクピットにコッソリと拡張ラジオと監視カメラが搭載されている

ちなみにこの世界の武器技術はマシンガンやガトリングと言った連射銃が発明されてない。
設定の1部ですが長文ありがとうございました         
         
        
271それも名無しだ:2011/10/07(金) 19:12:44.03 ID:ucceiwh2
とりあえずsageとけ
272それも名無しだ:2011/10/07(金) 19:18:20.73 ID:geND/jOn
  【電脳進化ガラケイザー】

「念願のスマートフォンを手に入れたぞ!」

バイト漬けの貧乏生活から費用を捻出し、ようやく時代の波に乗ることができたと感嘆の声を上げるのは、ごくごく平凡な大学生男子・鎧照男。
しかし彼のスマートフォンは電脳種族メタトロン星人の侵略兵器『スマフォリアス』だったのだ!
メタトロン星人は全世界のコンピュータ・ネットワークを瞬く間に掌握、人類は未曽有の危機に立たされた。
そんな折、照男の使用していた古い型落ち携帯に異変が……


『ガラケイザー』
メタトロン星人に滅ぼされた電脳種族グレゴランの生き残りが照男の携帯と融合した姿。
スマフォリアスと同じく、端末を媒体に電脳世界のデータを現実に書き起こす「フォー・ディメンジョン」の能力を持ち、武装巨人として顕現する事ができる。
地球にやって来たばかりでその文化には疎いが、ネットワークを徘徊して日々学習を行なっているようだ。
照男の使用履歴等を中心に学習しているため、変な知識ばかりがついてしまう。
後に電脳ハッキング能力を持つ武装鳥人『ピッチバード』、高速機動による偵察に優れる武装小人『ベルポックル』、ゲリラ戦に特化した武装蛇竜『トランバイパー』を仲間に加える。

『スマフォリアス』
ガラケイザーの宿敵たる武装巨人。あらゆるデータを分析し、最適な装備をインストールする事が可能。
ネットワークとの連携により圧倒的な戦闘能力を持ち、スペックもガラケイザーを大きく上回る。
さらに上位種の武装巨神タブリアスというタイプも確認されている。
273それも名無しだ:2011/10/07(金) 21:26:32.46 ID:GHv1VZAZ
>>270
波動砲吹いたw
274それも名無しだ:2011/10/07(金) 21:28:48.44 ID:/28QvJGT
>>270
やべえこれブーメラン以来のインパクトだw
275それも名無しだ:2011/10/07(金) 22:20:37.31 ID:k76t0jGC
俺も見つかったノートから写すわ

機体【クロスオーガ】
パイロット【クリスミナ・桜香】
サブパイA【デモ】
サブパイB【プロト】
必殺技【一貫砲】

普通の高校生活を送る主人公の日常は、
ある日を堺に急変する事になる…
内容は…ちょい割愛するわ。

主人公の先祖にあたる人物が【想像力】(想像で物質を生み出す特殊能力で、まだネーミング未定だったみたい)で、
機体や人間を作っていたのが、主人公のピンチに目覚める。
機体内でしか存在を許されないよう生み出されていたサブパイ二人は、
想像者とその血筋である主人公を憎んでいるも、
敵の想像者に存在を消されそうになるのを
主人公が新しい名前と体を与えた事で生き伸びたりして
主人公に好意を持つようになったりしながら敵と戦う話。
276それも名無しだ:2011/10/08(土) 06:47:33.24 ID:bibuF8BB
主人公の名前が見事に厨くさいなw
277それも名無しだ:2011/10/08(土) 08:11:24.88 ID:gwV0Lfzl
サブパイ二人は女の子の姉妹で姉妹丼展開がって頭に過ぎってしまった……
278それも名無しだ:2011/10/08(土) 10:19:09.98 ID:la6rO/gO
あったあった。
こんなんでよければ投下。
・タイトルなし
・ストーリー
「いつだってそうだ、力を持った人間のわがままでみんなが苦労する。」

企業が戦争をコントロールし、世界を支配する世界。
この世界では自らの利益を貪るための「死の商売」が公然と行われ、
それは日増しに激しくなっていった。
この中で、実質的に世界をリードする世界的売上1位のイオ・グループは、
戦争という手段を巧みに用い、新国連加盟国の内20%強を牛耳っていた。

この事態を重く見た世界的売上2,3,4位のガニメデ、エウロパ、カリストの各社は、
打倒イオを掲げ戦略的合併を秘密裡に決定。
これにより、イオ・グループ系列の各国家に宣戦布告すると共に、
世界最大の企業ビッグバン・グループが誕生した。
こうして世界の覇権を賭け、イオとビッグバンの全面戦争の火蓋が切って落とされた。

しかし、優秀なエンジニア達を除けば、
誰もこの時気付いていなかっただろう。
この戦争は、致命的なバグを含んでいるという事に…。
この作品は自らが生み出したバグに生命を脅かされる人類の恐怖、
そして人類は如何にしてバグと付き合っていかねばならないかを描いた、
ある意味リアルロボットな物語である。

・機体
「BBN-001 アウテージ」
ビッグバン・グループが開発した2足歩行型戦闘用ロボットの試作型。
世界的に多脚型・キャタピラ型の移動形式が主流にも関わらず、
2足型を選んだ原因としてはジャパニメーションに慣れ親しんだ多くの人間たちへの
プロパガンダという側面が強い。
これはビッグバン・グループが「悪のイオ・グループを倒す正義の超新星企業」
というイメージを強調させたことに起因する。
カタログ上のスペックでは次世代兵器すら超えた次々世代兵器とも言うべき機体だが、
ビッグバン・グループの内部事情によりこの機体は空前の欠陥機となってしまっている。

この頃の時代では一部のカリスマではなく、
システムという名のソフトウェアが会社の中核であった。
つまり、会社の合併とはシステム・ソフトウェアの統合そのものであり、
ビッグバン・グループはそれに大々的に失敗してしまったのだ。
新会社を牛耳りたいという、各3社の重役たちの水面下の醜い争いによって。

そのため、このアウテージはスペック面こそ最強の機体に相応しいが、
3社の兵器用OSを無理矢理統合したしわ寄せがくっきり出てしまっている。
後の調べによれば最初の起動実験で、、
機体そのものの不具合は大小合わせておよそ3万件、
外部オペレーティングシステムによるシステム障害およびロジスティクスの欠陥はおよそ14万件、
検出されたという。
元々無理に統合されたシステム故にバグの修正は容易ではなく、
原因の特定がほぼ不可能であったり、
バグの修正作業で新たなバグを作り込んでしまった。
結果的には上記の不具合の良くて半分が解消されたのみでロールアウト、
その後量産化までされてしまい、最悪の戦果を挙げることとなる。
279碇シンジφ ◆.NERVpDWGM :2011/10/08(土) 19:28:51.25 ID:Grj87lvp
エヴァンゲリオン初号機以外は何も興味はない。
エヴァを大事にすることは最も大切なんだ。
280それも名無しだ:2011/10/08(土) 23:28:34.40 ID:dE9q7CTg
>>279
よくわからんから、ソニックビーム食らっとけ
281それも名無しだ:2011/10/09(日) 11:35:59.00 ID:5ldPVf55
題名 スーパー大仏ロボ ブッダ
ストーリー
15世紀後期
十数年にも及ぶ応仁の乱から戦国時代に突入するまでの空白の期間
人々は空から来た「ホシビト」
と呼ばれた異星人の機動兵器によって侵略を受けていた…
敵の機動兵器の鹵獲に成功した将軍は
当時学力に秀でていた僧侶「利風」に研究を依頼
結果は鉛50%、生体金属50%で出来ていることが判明された
そこで利風は全国に建立された1000体の大仏に生体金属を融合させ起動させる事に成功した
そして大仏の大半を犠牲にホシビトとの戦いを見事勝利する事が出来た
282それも名無しだ:2011/10/09(日) 11:58:21.33 ID:5ldPVf55
>>286の基本スペック

大仏(一般僧用)
操縦者一名
祈りパワーか何かで起動、遠隔操作可能

動力源
皆の願い(お布施)

ウェポン
怒りの鉄槌×1、念仏ビーム小×1

大仏ヘブンカスタム(高僧仕様)
動力源は大仏と同様

ウェポン
悟りの境地(ATフィールド)
経典鞭、念仏キャノン、アフロミサイル多数

283それも名無しだ:2011/10/09(日) 12:00:49.31 ID:5ldPVf55
連投スマソ…

しかも>>286じゃなくて
>>281だった
284それも名無しだ:2011/10/09(日) 12:56:19.90 ID:EcTuorxD
>> 273
一応そうじゃないと敵側も奪おうと思わないので

そんじゃもう一発

電記破壊ゲイド
中国 雲南省 深夜3時 グリッツゲイド暗殺作戦開始
本作戦はフリーメイソン本支社及び関係者抹殺と友に
中国政府との連携でフリーメイソン第5支部研究所所長グリッツ・G・ゲイド
暗殺を開始する 尚第5支部研究所でグリッツ本人が開発したものは重要破壊目標として
破壊されたし
任務が開始された。ニコはこの作戦の一般兵士として徴兵制度によって
しぶしぶ軍人をやって3年。これが終われば給料が上がるとほめのかされて、
これが終われば退役して退職金と友に田舎へ帰れる
AM3・34 研究所に侵入したが本社よりも防衛が激しく部隊の半分が破壊され
AM4・00 ライバル「クソッタレ」機が表れてより激戦に
AM4・45 激戦により敵味方ともにニコとクソッタレ機に乗ってるパイロットのみになる

ニコははんばキレながらも、作戦をごり押しで何とかグリッツ博士が発明した者の前に到着
しかし同時期にクソッタレも現れて激戦になるが2機とも機体が大破、白兵戦に入る
あと少し!・・・!もうチョイ!
AM5・00 発明品からまばゆく光とともに電流が広がる 尚この研究所同様フリーメイソンの子会社は世界中にあり
研究所も世界中にあった。
とりあえず設定だけ ロボ 発明は夜ぐらいに書きます。
   
285それも名無しだ:2011/10/09(日) 19:43:41.49 ID:sSvVul3s
>>275だけど、続きあったから投下

タイトル
【守護鬼神クロスオーガ】
STORY
【平和だった日本。だが、
突如出現した機兵団《クロウズ》により、その環境は破壊された。
主人公・桜香は高校の帰り道、クロウズによる戦闘に巻き込まれる。
だがその眼前に出現した謎の巨影は桜香を守るかのように
クロウズに相対する。】

敵ボス
【神帝・黒薔薇】
《機兵団・クロウズ》の頂点に君臨する女帝。
神帝を名乗り、自らを世界の支配者だと豪語する。
桜香と同じく《想像者》の血筋にあたり、専用の守護兵器《ブラック・ローズ》を持つ。
クロスオーガの戦力を削ぐため、サブパイ二人をデリートしようとしたりする。

機体【ブラック・ローズ】
クロスオーガより遥かに巨大な機体。
黒薔薇の想像力で生み出された守護兵器で、
無数の触手を有し、圧倒的な攻撃性能を持つ。

機体【クロスオーガ】
強力な防御力を誇る守護兵器。
額からの《クロスレーザー》
命中率の高い《サーチレーザー》
巨大剣《クロスソード》などが基本武装。
必殺技は、左腕を外し、右腕と合体させた衝撃を放つ《一貫砲》。

桜香がキレると機体の外装が吹き飛び、
《鬼》の姿をした生物的なフォルムになる。
286それも名無しだ:2011/10/09(日) 21:09:49.96 ID:sSvVul3s
さらに続き。

※パイロット※
【リフティブクリャイ・イーヤクライ】
通称リフティ。
デモやプロトと同じく祖先によって作られた。
しかし存在はかなり過去のもので地中に埋もれていた。
赤い髪の女性で、楽天家。
攻撃専用兵器《スカイバース》を駆る。

【レイテルダル・ラルダルクル】
通称レイティ。
リフティと基本は同じ。
青い髪の女性で、冷静。
守備専用兵器《リアロック》を駆る。

【闇姫】
黒薔薇の娘。
桜香を憎悪する復讐鬼。
後に闇鬼兵団《ダークロウズ》を率いて、桜香に相対する。

【星空アマタ】
目を覆うほどの長髪をしており、非常に無口で暗い性格。
《黒薔薇》と同じく、想像者の血筋の分岐にあたる。
強い想像力をその内に秘めている。
新たに出現した《闇鬼兵団》から家族を守るため、《クロスゲイザー》で戦う。

※機体※
【スカイバース】
攻撃専用に作られた、小柄な守護兵器。
武装は長刀一本だが、あらゆる物質を切り裂く。
強化後⇒【スカイヴレイズ】

【リアロック】
防御専用に作られた、小柄な守護兵器。
武装はミサイルのみだが、特殊障壁を張ることが出来る。
強化後⇒【リアディヴァイト】

【クロスゲイザー】
アマタが家族を守るため想像した守護兵器。
性能はクロスオーガとほぼ同じ。闇姫の守護兵器《ダーク・クイーン》と激戦を繰り広げる。
必殺技は、機体をばらばらにして特攻をかける《トーテム・ゼロ》
287それも名無しだ:2011/10/09(日) 21:27:15.41 ID:Pa6aDBdX
《アックスマン》
偶然発見した古いノートに記されていた機体
鎧のような形状をしているため純粋な機械であるかは判断できないが、記されていた他のものと比較すると人型ロボットである事に間違いはないようだ
一切の情報が記されていないのでその詳細は不明
斧のような武器をもっているのでとりあえずアックスマンと命名
手首をはじめとする間接は独立した可動軸をもつのかかなり特異な動きができるようである

ttp://up.img5.net/src/up40318.jpg
288それも名無しだ:2011/10/09(日) 21:31:34.28 ID:bhGGQ9rg
遅くなりました>>284

グリッツの発明
限定記憶高周波装置
こいつを発生させれば半径1500圏以内の人間の記憶を書き換える最終洗脳兵器
しかしグリッツ博士は自殺していた。本来戦争反対平和主義者で家族を人質にされしぶしぶ
発明してしまったことが今回の問題のメインポイント、しかし、博士は軍部にある復讐をこの発明に託した。
「すべての人間の記憶を失えば戦争は無い」

能力 今回の発明で起動した。プログラムは「半径内にいる人間すべての「過去」の抹消」
   すなわち 思いで、今まで習った学習、羞恥心 思想 概念のすべてを抹消

主人公 ニコ 徴兵制度によって仕方なく軍人になったしょうもない男、一応家族思いで退職金を糧に何か事業をしようと算段していた。
       性格は、多少女嫌いで大酒のみ、ヘビースモーカー悪魔で孤独を愛すが周りから人望が厚いと思われていて飲み会によく誘われる
       所属基地 沖縄 在米アメリカ人2世 24歳
       歌が大好きで機体に乗っても戦闘中に歌いだす始末
       ちなみにライバル機にクソッタレとつけたのはこいつスパムサンドが好物

ヒロイン ナオミ ロシア生まれのフランス人 赤ん坊の頃両親がロシア旅行の際にフリーメイソンに拉致され
         特殊部隊に育てられ 戦闘訓練やらいろいろされて16歳で立派なエリートになった「初殺人は8歳」
         大の猫好きで猫グッズを集めている。「好きな猫 最近日本で買った「恋のマイヤヒーのあの猫」
         ワインも少々好きだがボジョレー大嫌い 
         性格は明るく天真爛漫で任務時の時はそれをうまく使う
         ただ愛機チョロ「昔買っていた猫の名前」に乗ると無口になり殺人鬼になる
         誰かが言ったが知らないが噂で自分の愛機を「クソッタレ」と呼ばれてムカついている

289それも名無しだ:2011/10/09(日) 21:39:11.36 ID:bhGGQ9rg
連スレすいません
ペア社作製 スタリオン98式 全高3192Cm 重量120t
            武装 ハンドガトリング
               ヒートハンド「リアル版シャイニングフィンガー」
               温度操作レーザーライト「レーザー機能付きライト」
               収束衝撃音装置「音を集中させて敵に打ち出す対人兵器」
               その他カスタム可能
軽人型兵器5台産業の一社の兵器、如何せん癖が強くかなりマニアックな機体だがステルス、ジャミング、残留分身機能に強く
                スピードが断然早いが燃費が悪く短期決戦用
                ニコは乗ってる奴はカスタム機で燃料タンクに左肩に超小型無音ミサイルポッド「500発」
                付けている
パンケーキ社製 プーチンベアナオミカスタム 全高2895Cm 重量95t
        武装 ウイング電磁弾倉マシンガン「弾一つ々々にICチップにウイング付けた物」
           ヘッドスナイパーライフル
           指にドリル収納「見た目は工業用のドリル」
           デコイヘリ「残像で作り上げた自機を見せる」
           デコイヘリクラスター磁自爆
           簡易地雷
見た目がシンプルだが質量分身に特化したパンケーキ社の目星商品
戦略オンラインに特化しており契約があれば衛星兵器もおまけでついてくる
元は土木用なのだが社長の一言で軍人用にカスタマイズされたが土木時代の名残を持つ

だが発明が発動されてしまった。何もかも記憶が吹き飛ばされてしまった。機械の操縦すらも
 
異常です 長文ありがとうございます。
290それも名無しだ:2011/10/09(日) 22:05:57.40 ID:7BUWYcjy
ほめ言葉のつもりだが、厨全開の長ネタの末「異常です」超ワロタw
291それも名無しだ:2011/10/09(日) 22:09:21.64 ID:Pa6aDBdX
途中だったのか悪かった
292それも名無しだ:2011/10/10(月) 00:05:51.30 ID:r2B7FFrG
新作続々、胸熱がとまらない!
293それも名無しだ:2011/10/10(月) 06:56:43.81 ID:us2sgsgC
続き 設定のみ

記憶装置が発動した後、
あるものは車の中にいたまま記憶を破壊され、自分でドアロックした事も記憶に無く
そのまま中で餓死した者 またある人たちは飢えに耐えきれなくそのまま人食に走り人食い鬼、
今まで仲が悪かったものが仲良くなり 過去の罪の意識がなくなり新しい人生を追うもの
ニコとナオミも偶然機体が破損されて良かったもののまるで初めて会うかのように、と言うか
言葉が通じなかった。言葉からお互いの理解を探る他なかった。
協力して何とか機体も修理「未完成」ながらも移動だけに使い記憶が無い世界を永久に彷徨う事となる
ただ、この頃最近地震が多く 電気整備もできないまま果たして記憶装置は維持できるだろうか?
維持装置は電気がすぐにその効力も一瞬に切れてしまう。
また、仮にあとから記憶破壊エリアから後で入ってもその本人の記憶は破壊できない。
1から付け直す必要がある、とにかく2人は生きなければならない、たとえ自分の子供を食おうとも
294それも名無しだ:2011/10/10(月) 12:51:19.60 ID:VYv+BgYe
リュウロウキ
量産型。オーソドックスなコンセプトな開発された機体
総合評価は良くて平均的。

パイロット
谷佐 英宏 (タニサ ヒデヒロ)
士官学校に一度浪人して入った。
人柄は「広く浅く」がモットーであり交友関係は広い。太っており漫画やゲームを好む 趣味は絵を描く事。
友人にはオタクが多くゲームや漫画の話題で盛り上がる事が多い。
操縦レベルは並の下。ベテランの足を引っ張る事が多い。


ゲンシン
ワンオフ。エースパイロット向けに開発された高機動・高火力な期待。
総合評価は「一機で戦況を変える」

パイロット
山和 秀光 (ヤマワ ヒデミツ)
士官学校に現役新卒で合格し首席として卒業。
人柄は狭く深く。痩せておりニュースが趣味。
株価に詳しく一日一回は先物や株式市場を見る。
操縦レベルは上の上。新人達から羨望の的。
295それも名無しだ:2011/10/15(土) 18:31:12.46 ID:it373yQ4
次回予告
つかえ「こんにちは、次回予告を務めさせていただく尽楠つかえです。
    ……覚えてますか?秀一さまの秘書の。
    誰ですか、私のこと『裏設定』とか言うの……ハッ、これじゃ予告になってない!?

    次回スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand
    第31話『実はギリギリ?余裕崩壊10秒前!!』

    えっ、何ですかこのタイトル?秀一さま、秀一さまぁぁぁぁぁ!?」
296それも名無しだ:2011/10/15(土) 20:51:47.16 ID:5xwzE0rs
ロボの性能だけ考えた。

ビクトリーホーク

武器
5連ガトリングキャノン
スパイラルレーザー
ロングソード
パワードボム
ギャラクシーブレイザー
ファイナルレボリューションブレード

特殊能力
空間転移(30%の確率で敵の攻撃を回避する。)
コスモパワー(発動すると火力が増加。)
ギャラクシーウォール(ビームを無効化。宇宙でのみ発動。)
297それも名無しだ:2011/10/18(火) 02:15:49.71 ID:vMqH6HXx
昔の恥を書き捨てておく。

 貴志 優介
 《矯正プログラム》に反抗したティナ・ダイヤムーン・ユアルの従者その一。エリオン及びジュエリオンの操縦者。

 ティナ・ダイヤムーン・ユアル
 《矯正プログラム》に反抗した元王女。ダイヤリオンの操縦者。

 マナ・リューベルト
 《矯正プログラム》に反抗したティナの従者その二。ルビオンの操縦者。

 サージ・サーフィア
 《矯正プログラム》に反抗したティナの従者――だったが、思うところあって寝返ったユアル正教会の司祭。サファイオンの操縦者。

 エリオン
 スーパーロボット・ジュエリオンの主機となる機体。この上半身・下半身に各一機のジュエルアームが合体した状態をジュエリオンと呼ぶ。両手両脚に有
線発射可能なエリアル・カッター、額にエリオン・ビームを持ち、単体でも汎用機動兵器として成立している。ユアル星王国の制式主力機であり、量産され
ている。
 ジュエリオン・プロジェクトの真の目的は「三機合体のスーパーロボット」を開発することではなく、「汎用から一歩踏み込んだ『万能』機動兵器」を開
発することである。ジュエリオンは合体するジュエルアームを交換することで、刻一刻と変化するあらゆる戦況に最適な形で対応できる。しかもジュエルア
ームを有人機とすることで、母艦や中継基地へ一度帰還というプロセスを踏まずに、最前線で、さらに言えば戦闘中にでも分離・換装を行うことができる。
(無人機や自動制御では不可能なフレキシブルな対応が可能となる)また、一つの機体に複数の機能を付与すると、それを制御するパイロットの育成にそれ
だけ多くの時間がかかるが、ジュエルアームを有人機とし、付加機能の制御をジュエルアーム・コクピットに分担することで、余分な時間をかけずにパイロ
ットを育成できる。また、ジュエルアームはそれ一機でも宇宙戦闘機として成立しうるため、費用対戦力の面からもデメリットとはなりにくい。(エリオン
よりは弱いが、エリオンよりも低いコストで整備・生産が可能)また、ジュエルアームは主機であるエリオンをほぼ完全に防護する形で合体するため、中央
のエリオンが無事ならば、ジュエルアームを換装することで戦闘を継続することもできる。「どんな戦場でも80点以上を叩き出せる高性能汎用機」ではな
く、「分離・換装を駆使すればどんな戦場でも100点満点以上が取れる万能スーパーロボット」を開発することが、ジュエリオン・プロジェクトの真の目
的である。
 …ここだけ全然面倒くさがってないね。

 というスーパーロボットと見せかけた無気力連中のまったりコメディをやろうとしたけど、挫折した。
 しかもキャラの元ネタが某エロゲ
298それも名無しだ:2011/10/21(金) 22:26:30.42 ID:HAWtlZK8
なんとなく思いついたもの

「飢餓のセレナ」
197]年大阪J町 通称「ボヤ街」
この町は多くの浮浪者と大金持ちの格差が大阪でもトップクラスな街、
だが国の助成金により少しづつ立ち退きが進んでいる町
のちの空港のなり より未来が見える糞の空
主人公 玲芹菜「セレナは当て字」駅のホームの裏の使われない倉庫で勝手に暮らしていた。
仲間のヒッピーどもと一緒にラブ&ピースを歌い、乞食のマネして金を集めてそれで酒を買う毎日だった。
この頃、この町に空港の工事のために集められた出稼ぎの奴らが増え自分たちの縄張りを荒らしてきて
そのための抗争が強くなっていた。喧嘩に明け暮れるセレナ 空腹の飢え 喧嘩の快楽
もっと欲しい、もっと得たいエタイ、しかしそんなことしている家に金がなくなり
とうとう体を売ろうと考えた頃、ある日突如として海から落ちた謎の棺桶、
時同じくして 倉庫から突如として現れた。「セレナ」と書かれた小さな巻物
その巻物の中には自分過去、未来、そして現代 分ごとにありとあらゆることが書いてあった。
「狼に乗る」と・・・・生きるためにと

セレナ 玲芹菜 祖母がパンパン(戦後アメリカ軍専門の街娼)
        なのかアメリカ人の血をひいてるが目が灰色
        生活環境なのか喧嘩っ早いが陰で泣くタイプ
        喧嘩の時に剃刀を愛用している

ガロジン  海に落ちてきた棺桶の中に出てきた女性型ロボット
      主人公の指岩でいつでもどこでも召喚可能
      見た目はどこからどう見ても人間の女性で狼の毛皮を羽織っている
      武器
      怪力、目から火炎放射 
      狼の毛皮を羽織ると狼に変身
      獣らしい攻撃
      噛み千切る
敵 1宇宙侵略者 2異次元から来た魔法大魔王軍団 3犯罪者が操る機械
299それも名無しだ:2011/10/22(土) 00:30:18.67 ID:yt0BYag7
【機体名】DEXM(ディクスム)・アルスル
【全長】11.2m
【総重量】17.2t
【最高速度】6000q/時 マビノギオン発動時 光速の約90%
【主兵装】多目的突撃槍型複合兵装「ロンゴミニアド」×1
     重力子通信制御式遠隔操作兵装「カルンウェナン」×8
     指向性重力子弾射出式大型銃剣「カレドヴルフ」×2
多目的防盾型複合兵装「アルビオン」×2
指向性半物質射出遠隔操作衛星「エクスカリバー」
【特殊機能】マビノギオン
      機体周囲の重力子を完全に制御する事により擬似的な
      時流加速、あらゆる攻撃に高い耐性を持つ重力波バリ      ア、更に高重力場を機体内部に作り出しそこから膨大
      なエネルギーを半永久的に生み出す事も可能となって
      いる。
      余りにも強力な機能で有るため、通常時はこの機能は
      凍結されている。

若き日の過ちを上げてみた…こうして見ると某騎士王とか某マスクドライダーからダイレクトに影響受けてたなぁ…
300真希波・マリ・イラストリアス ◆.NERVpDWGM :2011/10/22(土) 08:35:25.74 ID:XjOpHE8p
なかなかよくやるわね。

まあ、私はエヴァンゲリオンの方を重視しているがな。
やっぱり、エヴァ以外のロボットって、匂いが違うからにゃー。
301それも名無しだ:2011/10/22(土) 17:54:45.11 ID:LDFoxjIe

突破「おいダン!! なんかタイトルロゴが変わってるぞ!?」

赤井「なに馬鹿いってんだ、そんなわけが――な、なに!? こいつはどういうこった!?」

突破「ダンですらわからねぇ事態だなんて、いったい何が起こってやがるんだ……!?」

秀一「……貴様ら、わざとやっているだろう」

益子「皆さん、次回から新章ですよー!」


第05話も つづかない
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
302それも名無しだ:2011/10/23(日) 13:34:05.45 ID:eEPh5AGN
なんかロボ増えてんなw
303渚カヲルψ ◆.EVA/SQSUg :2011/10/23(日) 14:51:46.81 ID:T3W6n80d
排泄をするロボットはエヴァしかいないな。

エヴァは人間と同じ内臓があり、消化器もあるので、便意を感じ、大便を排泄します。
戦闘中に便意を感じたら、エヴァ用のトイレまで駆け込まなければなりません。
304ざっくり設定、不備多し:2011/10/23(日) 23:12:30.50 ID:G6RvEwz2
■作品タイトル→『ねこねずみ』


■作品媒体の分類と作品コンセプト
 絵本。
 文体は児童文学とラノベとサブカル雑誌の中間のような文体。
 文章中の漢字や外来文字には必ずふりがながふってある親切設計。

 工業デザイナーが手がけたようなリアルなロボットの絵柄、劇画調の人物の絵柄、
 小学生が鼻くそをほじくりながら描いた絵の、ようないわゆる「謎の敵系」の巨大敵クリーチャー『DISPAIN(ディスペイン)』、
 そして時代劇ヒーローテイストにあふれた無敵感の漂うゆるキャラ調の主要キャラクター、『ねこねずみ』。

 出オチの波状攻撃で作品内容全般はほとんど埋め尽くされている。
 ストーリーの骨組みは、あまり泥臭くないリアルロボット作品に近く、わりと熱血系。
 そしてだいたいどっかで見たような設定。


■あらすじ
 舞台は近未来。人類は宇宙より飛来した謎の人工生命体『DISPAIN』の襲撃を受け、人口やその勢力の多くを殲滅された。
 辛くも『DISPAIN』の襲撃から落ち延びた人類の生き残りたちであったが、
 彼等を救ったのは、かつて人口爆発と迫害によって海底へと追いやられた人々の末裔、
 『海洋都市開発公団』の面々と、彼等の保有する多様な機動兵器群であった。
 だが、地上の人類はさまざまな事情から彼等と対立し、
 公団の技術を奪いつくりあげた機動兵器群により、公団と『DISPAIN』双方へと戦いを挑む。
 戦いは泥沼の様相をみせ、そのさなか、
 公団所属の一介の民間人であった男子高校生『秦岳人(はた たけひと)』は、
 ある日公団軍部の特務部隊に追われていた地上人と思わしきのひとりの少女を助ける。
 岳人と少女を追い詰めた公団軍部であったが、突如として襲来した未確認タイプの『DISPAIN』により、
 その場にいた人間すべてが窮地へとおいやられる。
 そこに一機の機動兵器が駆けつけた。
 それは『3年前の大反乱』にて『DISPAIN』の主力を葬り去り、
 自らもその機体を散らしたはずの、人類共通の英雄的存在となっていた自立型機動兵器『月天鳳』であった。
 絶体絶命の危機に陥った岳人を救った『月天鳳』であったが、
 その機体はすでに傷つき消耗しており、未確認タイプの強大な『DISPAIN』の前には、ただの囮にしかならなかった。
 だが、人類の英雄の最期を覚悟したその場の人々を尻目に、
 「ちゅんじゅめ、いなくなった……」
 と人語で呟きながらうろうろする、ほっかむり姿の直立した猫のような、
 身長60センチにも満たない謎の生き物(?)が現れた。
 謎の生き物は、ネコパンチだけで一瞬にして『DISPAIN』を殲滅すると、
 「これ、にゃんにゃの〜」スリスリ と、一方的に『月天鳳』の所有権を主張し始めた。
 岳人はこうして、『ねこねずみ』を名乗るこの変な生き物に振り回されることとなる……。
305ざっくり設定、不備多し:2011/10/23(日) 23:14:07.13 ID:G6RvEwz2
■登場人物
『秦岳人(はた たけひと)』
 主人公。男子高校生。内気。頑張るけど空回り。

『少女』
 ヒロイン。名前は不明。真面目で心優しいが世間知らず。巨乳。重要人物っぽい描写が目立つが、作中では結局オチがつかない。

『公団のボス』
 地上人と公団側の和解を望んでいる人格者の皮をかぶったエゴイスト。実質ラスボス。

『人類のボス』
 特殊能力者の集団である特異な人類たる公団側の人間を脅威とみなし、
 人類保護の観点から目の敵にしているレイシスト。

『ねこねずみ』
 ほっかむり姿の直立した猫のような、身長60センチにも満たない正体不明の謎の生き物。
 黒目がちでつぶらな瞳をしており常に・∀・な表情を崩さない。
 自分のことはねこねずみと名乗っているが、その名前や自分の正体はよくわかっていない。
 神出鬼没でどの勢力にもなびかないが、自分をかわいがってくれない者には容赦がなく、
 岳人や人類のことは所有物だと思い、非常に大切に思っているため、
 それを襲う『DISPAIN』のことは「むかつく」と思っている。
 自らを「にゃんにゃ」と呼び、空を飛ぶもの全般を「ちゅんじゅめ」と呼ぶ。
 人類軍の一個師団をものの数分で壊滅させ、通常兵器の殆どが通じない『DISPAIN』を一撃で葬り去る凄まじい格闘能力や、
 人語を話し人類の使う機動兵器を乗りこなすなど極めて高度とおもわれる知能を持つが、
 喋る時は「くるま、はやい」「そーか、よかったなー」など、幼児のような語法でしか話さない。
 あらゆることによく感動し「すごいねー!すごいねー!」と目を輝かせていることが多い。

 あとは未定。こんな感じの作品をつくりたい。
306それも名無しだ:2011/10/24(月) 00:09:35.63 ID:SWAm/xHG
割と連載(?)も長い方になってきた『マグマダイバー・プラグマ』その13

・前回(>>261)までのあらすじ
地底帝国であるザルガンの少女コロナ。彼女の協力で帝国に対抗するプラグマに乗る豪であったが、強力な帝国のロボット・アイスマンが立ちはだかる。
圧倒的なパワーに追い詰められるプラグマと自衛隊だが、そこへ駆けつけたのは……
307それも名無しだ:2011/10/24(月) 00:10:18.03 ID:SWAm/xHG

ズゴオオオオオン

鋭い一撃にアイスマンが崩れた。それをやったのは自衛隊の雨城さんだ。

『――という訳で、謹慎処分の身ではありますがこの非常事態に馳せ参じた次第でーあります……命令違反に付きましては何卒便宜のほどを。』
『そのためには無事にこの場を乗り切らねばな……雨城二等陸曹!』
『サーイエッサー!』

「あれって確か遠距離武器開発の!?」
『そうだ、コロナちゃん。あの簡易電磁投射砲は検証・研究用に組み上げた段階のものを無理やり稼動させてる状態だから、いつ駄目になるか分からない。とはいえ接近戦で決定打をたたき出せない以上――』
「あれに頼るしかないって訳でしょう。だったらそこまでのお膳立てはこっちが引き受けるって!」

雨城さんのマシンは叔父さんの手によるものだった。
その叔父さんに強気のサインを返して、気合を入れ直す。
アイスマンにダメージが入ったお陰で凍結効果も緩んで、振りほどけるレベルだ。
ここから一気にたたみ返す!

「でりゃあっ!!」
『ぬぅっ……勢い付いたか!』
『動ける機体は援護!! そうでないものは速やかに離脱し救援に回れ!!』

ドウン! ドウン!

追い風の支援砲撃を受けながらアイスマンに飛び込みのラリアット。あっちは守りに入ったけど、バゴラと違って単純な力比べならこっちに分がある。
つかずはなれずで動き回って、凍結を少しでも遅らせなきゃ!

『……だが貴様らが見出した勝機など幻想に過ぎん!!』

「来るっ!」
「いよぉしっ!!」

コロナの予測通り、次の一手は足元狙い。
地面の下の水道管を突き破って氷柱が生えてくるけど、それよりも高く跳んで、飛び越えて、その先には!

『何っ!』
「捕まえたぜアイスマン!」

ガシイィィン!!!

プラグマの重心を相手のほうへ一気にかたむける。
これだけ近けりゃ凍るのも早いけど、がっちり組み合った今それも遅い!
308それも名無しだ:2011/10/24(月) 00:11:07.41 ID:SWAm/xHG

「さあ、止めれるモンなら止めて見やがれ! ただしお前ごとになるけどな!!」
『オウケイ第二射充填完了だ、照準も良しだぜ坊主!!』

『おのれ離っ……』

『ファイヤッ!!』

バチバチとけたたましい音を立てながら、砲身が火を吹く!

が――

『なっ……! ふざけろまた不発かよっ!!!』

『ふ、ふはははは!! 驚かせてくれおってとんだ道化よ! ――凍結粉砕!!』

ドガッシャアア!!

『くそっエネルギーが足りねえっ……のわああああああっ!!!』

抵抗しようとするけど、ザルガンのアイスマンはプラグマの腕関節を破壊。
さらに、再度の発射を試みるナントカ砲を吹き飛ばしやがった。

『さてうるさい小蝿共にも退場してもらおうか!』

バキバキバキカキィイイン!!

『ぐっ……全車両行動不能だと……!? 』

ダメ押しの氷柱攻撃が戦車隊にも襲い掛かる。
直撃を避けた車両も、瓦礫で封鎖されて閉じ込められてしまった!

「……こうなったら玉砕覚悟で突っ込むしかないか!?」
「待って、それじゃあ同じ轍を踏むだけだよ。」

飛び出そうとするところをコロナが制止。そりゃあガムシャラにやったって駄目なのは俺もわかってる。
でもプラグマの腕もろくに動かせず、戦車隊も、なんとか砲も発射できない今、残ったものはなにもないじゃないか。

「……ちょっと待って。あの電磁投射砲、確かプラグマでデータを取れるように共通規格のバイパス・ユニットを取り付けてたはずよね?」
『ああ……ってまさかコロナちゃん!?』

何か思いついたのか、叔父さんに確認を取るコロナ。その表情は真剣そのものだ。
309それも名無しだ:2011/10/24(月) 00:11:52.06 ID:SWAm/xHG

「オーバーロードさせた炉心からエネルギーを直接流し込めば、電離化膨張圧だけで弾丸を無理矢理押し出せるはず……!!」
「えーとつまり、俺はどうすればいい!?」
「とにかく、あの投射砲の前までもぐりこんで! そこからは私がやる!」
『まてまて少年少女。少しは大人にも頼ってくれよ。』

通信に割り込んできたのは雨城さんだ。派手に吹き飛ばされたけど、どうやら無事だったようだ。
でもプラグマとの間にはアイスマンが立ち塞がっている。
だったらやっぱ、突っ込むしかないぜ!


ガラガラッ

『ぬっ……死んだフリをすれば良かったものを。いいだろう、引導を渡してくれる!!』

かかとを返し、振りかぶる。今だ!
後ろで倒れているビルに足をかけ、思いっきり飛び込む!
アイスマンは避ける。
でもそれでいい。いや、それがいい!!

「合図したら出力を解放! それまでは最大のまま抑え込んで!!」

そう言い放ってプラグマのハッチを勢いよく開ける。
他人の心配あれだけしといて、この状況でロープ片手に飛び移るってんだから一番無茶してるのはコロナだ。

「よしオーライ、オーラ……ムギャッ!」
「ご、ごめんなさい!」

それを顔面で受け止めるのは、プラグマが突っ込んだ先――ナントカ砲の前で構える雨城さん。

『なにをコソコソやっている!!』
「レーザー変換OK、電磁回路カット、強制冷却システムスタンバイ、演算データリンク……!」
「坊主、急いで拾い上げろっ!!」

ギュオッ――バギガキィッ!!!

間一髪! ロープを使ってコロナが再びプラグマへ。
こっちは片手でどうにか砲塔を抱えて、アイスマンの攻撃をやり過ごす。
その間にケーブルの接続をやるってんだから、もうこれは無茶どころの騒ぎじゃない。

「くっ……あとちょっと、あとちょっとなのにっ!!」
「手を離すなっ……振り落とされるぞ!」
『今度こそ終いだァッッ!!!』
310それも名無しだ:2011/10/24(月) 00:12:46.77 ID:SWAm/xHG

冷却装置が青く怪しく輝く。その時!

ドウン!

砲撃。それはアイスマンの背後から!

『馬鹿な! 戦車隊は全て潰したはず!?』

『ああ、お陰様で今も潰れているよ!! さあ、早く!!』

それは自衛隊の生身のパイロットによる、迫撃弾の攻撃だった!
危険を省みず作ってくれたチャンス、逃しゃしない!!

ガッシイイイン!!

「豪くん、エネルギー!!」
「おうっ!! いくぜえええぇぇぇ!!!!!」

ギュロロロロロロロ……

「200……350…550%!? おいおい、どういう出力してんだ!!」
『馬鹿なっ……この状況でこいつらッ!!!』

「チャージ完了! 行っけえ!!」


ズギュオオオオオオオオオオン!!!!!!


今度こそ間違いない。氷を一瞬で蒸発させる熱を周りに吐き出し、弾丸はサクレツした。
強敵、アレフの駆るアイスマン。その冷たく光る結晶のような装甲も!!


『まさか、フリージールを破壊するとは!! だが、威力偵察の任務は果たした……覚えておけよ地上人、最後に勝つのは……我らザルガン帝国だ!!!』

分厚い雲を突き抜けて飛んでいく脱出艇。負け惜しみかっての。
そう言ってやりたかったけど、実際一機にひどくやられたのも事実だ。
ザルガン帝国。本気で動き出すっていうならこの先どうなるんだ……。
開け放ったコックピットに冷たい風が流れ込んだ。


つづく
311ぼくロボWH 第31話:2011/10/25(火) 22:08:23.66 ID:D+qcGY/i
 巨大な敵を前にして、並び立つゲンカイザー、テッケンオー、ヨユウダー。
突然、空から放たれたビームに呑まれ消えるゲンカイザー!

秀一「ヤブルゥゥゥゥゥゥッ!」

ヤブル「いやぁ、死ぬかと思った」

黒焦げになってゲンカイザーから這い出してくるヤブル。

秀一「無事か、よかった……テッケン、あぶない!」

同じビームが今度はテッケンオーを襲う!

テッケン「うおぉぉぉぉぉっ!」

ヨユウダーの貸したシャクトゥーソードを使って、テッケンオーはビームをはじき返す!

秀一「すごいな、もう使いこなしているのか。次は、私か!」

空からビームがヨユウダーに向け放たれる。テッケンオーと同じようにシャクトゥーソードを構えようとするヨ

ユウダー。そこへ。

秀一「何っ!?」

突如現れたワーウルフェンに腕を噛み付かれ、ヨユウダーが剣を取り落とす。ビームの閃光が目前に迫り――


「うわあああああああああああああっ!!」

秀一は自分の叫び声で目を覚ました。茫然と周囲を見回す。自室のベッドの上、シーツは汗でぐっしょりと濡れ

ている。窓の外では小鳥がさえずる、いつもどおりの朝。

「夢……か」

サイドボードの水差しからコップに注いで一息ついていると、ドアがノックされ、返事も待たずに慌て気味の声

がかけられた。

つかえ「秀一さま、どうかなさいましたか!?」

秀一「ああ……少し夢見が悪かっただけだ。心配かけてすまない」

つかえ「何か、お持ちいたしましょうか?」

秀一「いや、大丈夫……朝食を少し遅らせてもらえるかな、気分を落ち着けたい」

つかえ「かしこまりました」

つかえの足音が遠ざかっていったのを確認して、溜め息をつく。

「こんなんじゃ、パパの役になんか立てないよ……!」
312それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:12:51.38 ID:D+qcGY/i
第31話「実はギリギリ?余裕崩壊10秒前!!」

秀一「なぜだヤブル、なぜ合体が失敗した!!」

ヤブル「……すまねぇ、なんか、俺……」

秀一「貴様がやらねば、誰が……何がお前をそうさせているんだ!」

ヤブルは修理と強化改造の済んだゲンカイザーの合体訓練に幾度もトライしていたが、そのたび失敗していた。

益子「やめて秀一くん!ヤブルくんの身体はまだ」

秀一「ゲンカイザーはテッケンオーではない!全快しなくても操縦はできるはずだ!」

ヤブル「……くそっ」

益子「ヤブルくん!」

ヤブルが駆け出し、益子が追いかけていく。

秀一「あいつは、あいつの限界はあんなものじゃないはずだ……!」

ダン「お前はどうなんだ。らしくないな、そんなに声を荒げて」

秀一「くっ……失礼する!」


死の商人「まさかワーウルフェンでも駄目とは、予想外でしたよ」

サタデス「だが、奴らも無傷じゃねえ。たたみ掛けるときだな」

『ならば、魔闘メカを1体譲り受けたい、魔皇帝サタデス』

サタデス「フ・カノーか。お前がリ・タイアの頭ごしなんて珍しいな、ええ?」

フ・カノー『そんなことはよろしい。魔闘ウツノイドの作戦、賛同頂けるのか』

サタデス「わかったよ。こちらにとってもチャンスだ、選りすぐりを贈ってやる」

フ・カノー『感謝する』
313それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:14:54.21 ID:D+qcGY/i
「熱傷といっても実際に焼けたわけじゃなく、そういう感覚を受けたことによる精神的なものが原因なんだ。
 拳児のことは心配ない。それより、もう一人の子の容態はどうなんだ?」

秀一が病院を見舞うと、鉄野鍛造博士はそう説明した。
ワーウルフェンとの戦いで大気圏再突入並の摩擦熱を体感したテッケンは、重度の熱傷を負って入院している。
そしてバンパイオーのエネルギーである血液を使い果たした抜人は、失血死寸前の状態で収容された。

秀一「一命は取り留めましたが、当分は目を覚まさないでしょうね……」

鍛造「あんたの相方の、あの元気のいい奴は?」

秀一「あいつも今は……」

そこへ、携帯電話使用可能エリアで待機していたつかえがやってきた。

つかえ「秀一さま、敵襲です。種別は、魔闘ウツノイド」

秀一「……こんな時に、いや、だからか」


 触手の生えた城。それが魔闘ウツノイド・ウェアリネスの姿だった。抜刀し駆け寄ろうとするヨユウダー。

秀一「移動する脚をもたないようだな。手数で補うタイプなのだろうが――ぬ!?」

すぐ側の崖を突き破り、触手がヨユウダーに襲い掛かった!これを切り払い、崖から距離を取ると、今度は地面

から触手が飛び出した。

秀一「なるほど、既に辺り一面に根を張っているというわけか」

超高速の剣さばきで襲ってくる触手をなぎ払い続けているものの、その数はあまりにも多く、既に周囲がほとん

ど見えない。その隙間に一瞬見えたのは、飛来する大型のミサイル!

秀一「!?」

ドッッグワァァァァアアアン!!

周囲の触手が吹き飛んで一時的に攻撃が止んだ中、黒焦げになったヨユウダーが立っていた。持ちこたえたもの

の、損傷は小さくない。

秀一「数で押さえ込んでミサイルで攻撃、か。強引だがなかなか手ごわいな」

「ハハハハハ、苦戦しているようだな涼茂の跡取り!」

地中の触手の5、6本をちぎりながら、地面を割って飛び出したのは漆黒のスーパーロボット!

秀一「……君か」

リュウ「漆黒の薔薇の騎士、テンサイダー見ッ参!!」

名乗る間にも襲い掛かる触手を、テンサイダーは鋭い手刀でつぎつぎと叩き切る!

リュウ「フム、たしかに扱いやすさが違う」

秀一「上機嫌だな、雷場の御曹司?」

リュウ「うむ、実はこんなことがあってな……」
314それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:18:01.32 ID:D+qcGY/i
 わが邸の門を叩く老人の姿があった。警備員が声をかけても「御曹司を呼んでもらおう」の一点張りだ。
じいやは普段ならそんな客は取り次がないのだが、そのあまりのしつこさにただならぬ気配を感じ、私を呼んだ

わけだ。私が出向いていくと、老人は言った。

「あのスペシャルデラックスかっこいいテンサイダーのパイロットの雷場竜様でいらっしゃいますね?」


秀一「……君の思い込み、捏造、願望を除いて話してくれないか」

リュウ「すべて事実なのだが……」


鍛造「あの役に立たないテンサイダーとかいうののパイロットはお前だな?」

リュウ「そんなテンサイダーは存在しないが、テンサイダーのパイロットはいかにもこの私だ」

鍛造「俺は鉄野鍛造。テッケンオーを作ったのが俺だ。お前のも強化してやるから、見せろ」

リュウ「無礼な老人だな。テンサイダーはコンツェルンの機密でもある。おいそれと見せるわけにはいかない」

鍛造「拳児は今動けん。俺に今できるのは、似たタイプのお前さんの機体の強化くらいなんだ。……頼む」

鍛造は深々と頭を下げた。


リュウ「どうだ、我が完璧なテンサイダーをこれ以上強くなどできたのか?」

ふん、と鍛造は鼻を鳴らした。

鍛造「操縦者の動きをトレースするのが『マスタースレイブ』方式だが、俺のは感覚までリンクする『ツイン
   バディ』システムだ。武道の腕前を活かすなら段違いになる。お前も、拳児ほどじゃなくとも腕は
   立つんだろう」

リュウ「そんなことはない、私はテッケンに劣りなどしないぞ?」

鍛造「もっとも、こいつにはビームだのミサイルだの積んでいるせいで完全なものを搭載できなかったんだが。
   まったく腕一つで勝負すればいいものを、しょせんは黒帯どまり」

リュウ「い、いちいち奴と比べるな!」

鍛造「だいたい、複数の技師に作らせたんだろう、接合部に非効率的な箇所がいくつもあった」

リュウ「ほう?そこまでわかるものか」

鍛造「まあ、それなりに腕ききのに作らせたみたいだが、結局は秀才どまりだな。天才の俺にはかなわんよ」
315それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:21:48.82 ID:D+qcGY/i
リュウ「――というわけで、悔しいが事実テンサイダーはパワーアップしたわけだ。まあ天才の私には、天才の
    作ったマシンこそが相応しい。それがたまたまテッケンの祖父であっただけのこと。
    テンサイダービィィィィム!」

飛来した2発目のミサイルを、テンサイダーのビームが撃ち落とす。遠くで爆発したミサイルはヨユウダーたちに被害を与えなかった。

リュウ「見ろ、剣しかない貴様の機体にはこんな芸当はできまい?」

秀一「そう、だな……」

その瞬間だった。
触手を切り払うヨユウダーの腕の動きがわずかに鈍り、仕留め損ねた触手がヨユウダーの腕に巻きついた!

秀一「しまった――ぬぅわっ!」

腕に巻きついた触手はそのまま地面に引っ込み、引きずられたヨユウダーが倒れこむ。

リュウ「おい……ええいっ、邪魔だ!」

テンサイダーとヨユウダーを遮るように無数の触手が地面から伸び、テンサイダーの援護を阻む。ミサイルがヨユウダーを襲う!

秀一「くぅっ!」

ドォォォォォォォォン!!
大爆発。
爆心地には、うつ伏せで無防備に倒れたままのヨユウダー。


基地で戦闘の様子を見ているヤブルたち。

秀一『壊れたのか?動け、動けヨユウダー!』

ヤブル「そんなに慌てて、ヨユウダーが動くわけねえだろ!?」

秀一「私の、余裕が……?」

ヤブル「秀一、いったいどうしたってんだよ?」

ダン「……お前のせいだ、ヤブル」

ヤブル「俺の?」

ダン「秀才は天才には、それがトリガーだったんだな」

リュウ『なんだ、私のせいか?また私のせいか!』

益子「雷場くん、邪魔」

ヤブル「……どういうことだ」

ダン「奴がヨユウダーを操るためにどうしているか、憶えてるな?」

ヤブル「当たり前だ」

――奴は自分で余裕であるために、日頃の努力を惜しんだことはない。余裕でいることは即ち、地獄だ、生き地獄だ。真の余裕とは、天才なんかじゃ、無い。
316それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:25:58.35 ID:D+qcGY/i
ダン「奴の余裕は矛盾してるんだ。結局は戦闘中に余裕が崩れないように、普段の自分を追い詰めているだけ」

ヤブル「お前が言ったんじゃねえか!」

ダン「本物の天才であるテッケンとの出会いもあり、奴は努力が必要なこと自体に、余裕を失いかけていた。
   そこに、お前だ。毎度毎度ギリギリと言いつつも土壇場で限界を超えてみせるお前は、秀一にとって
   コンプレックスであり、支えでもあった」

ヤブル「俺が……?」

ダン「そのお前が、限界にぶつかったままいつまでも飛べねえから!奴は、余裕の拠りどころを失くしちまった
   んだよ」

ヤブル「……俺、行ってくる!」


秀一「……私が、ヤブルに依存しているだと?」

ヤブル『うわぁぁぁぁぁぁっ!』

ズドガガバガァァァァン!

秀一「ヤブル!」

ヤブル『ちっくしょぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!何でだ、何でできねえんだっ!?』

秀一「……」

ヤブル『すまねえっ、秀一。お前の期待に応えてやれねえ……でもよぉ!何で俺なんかに引きずられてんだよ。
    お前はすげえ奴じゃねえかよ。天才とか秀才とか、そんなどうにもならねえこと無理矢理ねじ伏せて、
    いつも余裕で笑ってやがる。
    お前の方がずっと、限界に挑んでる男じゃねえかよ!!』

秀一「私が、限界に挑んでいた……?そうか」

ヨユウダーの指先が動いた。

秀一「余裕とは、信じる心から生まれる……努力も才能も、最終的にはそれを裏打ちする目安でしかないのだ。
   自分を、限りなく信じ抜くことができれば、余裕は、枯れることはない」

ヤブル『秀一!』

巻きついた触手を引きちぎりながら、ヨユウダーが、立ち上がる!

秀一「やっと気づいた。真の余裕もまた、限界を超えた先にある……フッ、限界突破、だな。それからヤブル」

ヤブル『なんだ?』

秀一「お前などに責任を感じてもらうほど、私は落ちぶれてはいない」

ヤブル『……へっ、そうこなくっちゃな!』
317それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:29:13.30 ID:D+qcGY/i
リュウ「……話は終わったかね?」

秀一「何をやっているのだ君は?」

全身に巻きついた触手に引きずり込まれ、半分土に埋まったテンサイダーが、どうにか右手を動かしてヨユウダーを指差す。

リュウ「ご挨拶だな。貴様の方に飛んでいったミサイルをすべて撃ち落としていたのはこの私だぞ?涼茂秀一」

秀一「それは助かった。恩に着ておくよ、雷場竜」

リュウ「わかればよいのだ、とうっ!」

絡まった触手をヨユウダーが切り解くと、テンサイダーが跳ね起きた。

リュウ「さあ、どうやって料理する?」

秀一「考えるまでも無い。つかえ、あれを落としてくれ」

つかえ『秀一さま?しかしあれは、出力不足で一度も試射に成功して……』

秀一「平気だ、今の私に撃てないわけが無い」

つかえ『……では。3、2、1、投下!』

秀一「つかえは話が早くて助かるよ。雷場、受け取るから援護を頼む」

リュウ「何だかわからんが、よかろう!」

テンサイダーがビームを乱射して触手をけん制し、その隙をついて跳び上がったヨユウダーの手が、上空の飛行船から投下されたそれを掴む!

――次の瞬間。
ビビビビッ!ドワゥ!!
空中にいるヨユウダーから放たれた無数のビームが、テンサイダーの周囲の触手を一掃していた。

リュウ「何だ?それは」

秀一「ヨユウダーに隠されていたゲンカイザーの内部火器の設計図を基に、ヨユウダー用にも作ってみたのだ。
   名づけて……」

ヨユウダーが両手に持った2丁拳銃をかざす。

秀一・つかえ「『シャクトゥー・マグナム!』」

つかえ『きゃっ、きれいにハモっちゃった!』

秀一「つかえ、はしゃぎ過ぎだぞ」

つかえ『申し訳ございません』

リュウ「なんだ、余裕だな」

秀一「ヨユウダーだからな」

リュウ「フッ、ならば私もテンサイダーの天才ぶりを見せ付けねばな!見よ、科学力アターック!!」

魔闘ウツノイド本体に向け、テンサイダーのビームとミサイルが乱れ飛ぶ。それらはすべて触手によってブロックされたが、触手が吹き飛んでから次が生えてくるまでの、まばらになる一瞬……

リュウ「バカめ。今のはまだまだ食前酒だ!テンサイダー・ビッグ・ミサァァァァイルッ!!」

大型ミサイルが発射され、残った触手を根こそぎ吹き飛ばす!テンサイダー、ヨユウダーと魔闘ウツノイドの間に生まれた、開けた一本の、道!
318それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:31:31.08 ID:D+qcGY/i
リュウ「これがオードブル!涼茂、メインディッシュのシェフは譲るぞ!」

ZENZENYOYU!

秀一「了解した!ヨユウダー、メテオォォォォォォォォル!!」

装甲を赤熱させ、燃える風となったヨユウダーが、疾る!
魔闘ウツノイドの懐に飛び込み、シャクトゥーマグナムを撃ち込む。魔闘ウツノイドが、わずかに体をくねらせた。

秀一「つかえ、レプリカ射出だ、15本ほど頼む!」

つかえ『了解!レプリカ投下、いきます!』

秀一「よし!」

ボウ!ボウ!ボウ!ボウ!ボウ!
魔闘ウツノイドの体を駆け上がりながら、連続してシャクトゥーマグナムを撃ち込んでいく!
堅い体表にいくつも穴を開けられた魔闘ウツノイドは、鳴き声らしき音を発しながらムチのように触手をしならせ、ヨユウダーを払おうとする。
ヨユウダーは魔闘ウツノイドの体を蹴り、後ろに飛び退いてこれをかわすと、離れた場所に着地した。

リュウ「おい、せっかく近づいたのに離れてどうする!」

秀一「慌てるな。もう、終わっている……3、2、1」

ゼロ。空から落下してきた無数の剣が、装甲を破られた魔闘ウツノイドの本体を刺し貫いた。

秀一「わが財閥で開発していたシャクトゥーソードのレプリカだ」

魔闘ウツノイド本体が沈黙、爆発し、周囲の触手は塵と化していく。

リュウ「本体から伸びていたのではなく、土壌を触手に変質させていたわけだな。せっかく強化してきたのに、
    援護で終わってしまった……」

テンサイダーが帰っていく。

秀一「……つかえ」

つかえ『はい?』

秀一「自分を信じることが余裕になる。それは、仲間を信じることでも同じだ」

つかえ『ヤブルさん達のことでしょうか』

秀一「それもあるがな。……つかえ、いつもありがとう」

つかえ『なっ、そんな秀一さま、も、もったいないです!』

秀一「フッ、我々も帰ろうか」
319それも名無しだ:2011/10/25(火) 22:43:15.86 ID:D+qcGY/i
その晩、ゲンカイザー秘密基地。ダンは一人、通信をしていた。一枚の文書を破りながら。

ダン「人にこんな伝言押し付けて、さっさと自分から言わないから、ヤブルに取られっちまいましたよ?」

???『それならその方が良かったのだ。彼の口から出た方が重みがあったし、できれば私からあいつを認める
    発言は避けたい』

画面の中の相手は微笑んだ。

???『私の跡を任せるには、秀一にはもっともっと励んでもらわなければならないからな』

ダン「……厳しい親父さんだ」(つづく)


あとがき
なぜヨユウダーに拳銃なのか?
実は原作のヨユウダー登場前にこんなレスがあったのです。私はまだいなかった頃だけど
1スレ目
682 名前: それも名無しだ 2005/12/07(水) 14:17:10 ID:t6Fr0vhH

ファイトスタイルはこんな感じ?

ゲンカイザー:殴る蹴るの格闘戦
ヨユウダー:双剣と二挺拳銃
ムゲンカイザー:両機の特徴+強力な内蔵武器
320それも名無しだ:2011/10/25(火) 23:22:47.37 ID:Vaf/3SCg
SS投下乙
気の利いた事は言えんが頑張ってくれ
321それも名無しだ:2011/10/26(水) 18:52:27.01 ID:K+QM1faR
独身機族 シングリオン

独身にしか操れない悲しい防衛兵器シングリオン…
今日もまた、街を破壊する破壊生物カップリオンから
人々の平和を守るため、独身は独り、戦い続けるのだ…!

破壊生物 カップリオン
人間の住んでるところに突如現れ破壊の限りを尽くす雌雄一対のモンスター。
既存兵器では少々手に余る、強大なパワーを持っている。絶対二匹で出てくるのも鬱陶しい。

対カップリオン用決戦兵器 シングリオン
シングル因子という、独身にしか持ち得ない未知のパワーを使って起動、戦闘を行える人型兵器。
シングル因子による装甲などの強化・出力増幅により、性能の割に結構安上がりで予算にも優しい。

シングル因子
独身の人間の体内で生成されていることが発見された未知のパワー。シングリオンに直接接続され、
機体の起動、パワーアップに作用・供給される。
三十路を超えていたり、周囲が既婚であるとそのパワーはさらに増幅されるようだ。
四十路を超えると諦めからか、逆に衰えていく制約がある。

主人公・宮本崇弘
36歳独身。元々は軍の新型兵器のテストパイロットをしていた。シングリオンのテストパイロットもしたのだが、
周囲に独身の優秀な戦士が居なかったため、そのまま正式パイロットとなる。
一人っ子で寿司屋を営む下町の実家暮らし。うだつの上がらない風貌だが色々と几帳面で潔癖症で完璧主義。
結婚はしたいと思っているのだが女性に免疫がなく、職業が職業なので普通の出会いもない。お金は持ってる。

ヒロイン・天目秋乃
32歳独身。学生時代から高度な設計力と発想で注目されており、卒業と同時に軍の兵器開発部門に入った天才。
シングル因子を発見しそれを使って対カップリオン用兵器を開発するなど、女性ながら現在世界で最も有名な科学者となっている。
一般人で既婚者の姉がおり、実家は農家。普段の生活はとんでもなくズボラでオフの日の食事はコンビニ弁当一択。テレビつけっぱで
ビールを飲みながら亀のようにボケーッとしている。巨乳でルックスもパッと見そこそこだが、身だしなみもそれほど気にせず、
ダッサイ丸メガネをかけている、シミーズがはみ出てる、大口開けてあくびなど、結婚にはほど遠い女。
というか自身、現時点では結婚どころか男性にさえ大して興味を持ってないようだ。ちなみにメガネを外すと美人になるが何も見えない。

対カップリオン対策司令室
宮本と天目を除き全員既婚者である。

天目・姉
既婚者子持ち。雲のように天衣無縫な妹とは違ってしっかりしている。科学の研究が人生のすべてとなっている妹を心配している。
偶然知り合った宮本のことを気に入り、なんとか妹とくっつけようとするが、国家規模で邪魔される。

宮本・親
老舗の寿司屋を営む。家業を継がずに良くわからない職に付いた息子に厳しい態度を取る反面、将来を心配する堅物の父と
ここ10年見合いの話しかしてこない母で構成されている。
322それも名無しだ:2011/10/26(水) 21:54:18.75 ID:JA9OZQLS
絶対合体グランドクロス

 異界より現れた異能。
 それはこの世界を強制的に巻き込み、争いへと駆り立てた!
 物質次元結合能力(マテリオーム)。
 岩を金属を草木を火を水を、一つの存在として同居させるこの世の理より上位にある技。
 それが人の業と結びついた時、破壊の化学反応が起こる!
 汚染物、廃棄物、危険物…命を得、欲望のままにそれを燃やす魔獣。
 外道に堕ちた同胞を打ち滅ぼし、『終末のサタンデイ』を阻止するべくと立ち上がったのは――

――変な勇者だった。

【グラン・ドラン】
 対角世界(人つながりの宇宙グループのうち最も遠い世界)からやって来たマテリオーム・マスター。
 宇宙のビッグバンに巻き込まれて彼らの世界は消滅したはずであったが、なぜかこの世界にたどり着いた(どうやら人為的に起こされたビッグバンだったようだ)。
 イレギュラーである彼らは元の世界における能力含め、世界転移の際に相似するこの世界の"近しい何か"に置換あるいは同化したようで、グラン本人が人間の姿でその言語を操れるのもこれによるものである。
 他のマスターが生物等に感応・結合し、暴走したのに対し、自身の能力が金属にのみ適応されるよう変異した事で自我を保持している(あるいは初めて接触した石原山家の人格に起因しているのかもしれない)。
 貪欲に結合を繰り返し破壊を繰り返す元マスター(=マテリオーム・モンスター)を前に完膚なきまでに叩きのめされたが、
 石原山家に居候する中、長男の見ていたロボットアニメにヒントを得、周囲の機械を強制的に作り替えて合体させ、巨大な鎧の擬似マテリオーム・モンスター(自称グランドクロス)とする事で対抗手段を得た。
 電子レンジから自動車、工場のゴミ焼却炉から宇宙衛星まで体力の限り何でも変形合体させてしまえるのだが、
 本来別世界の能力であるマテリオームを許容し、さらに戦闘までをこなすとなれば、その耐久性は言わずもがな。
 毎度毎度、勝手にパーツとして奪われる周囲はいい迷惑だが、やってる事は彼らのためでもあるのでなんとも言えない。
「そうか! あのミキサー車はドリルになる!!」
323それも名無しだ:2011/10/27(木) 14:28:23.69 ID:qpcJNl/n
最強鉄人録GO→ONE

人間が宇宙にコロニーを作り、火星やらなんやらで生活をし始めはや数十年。
発達したロボット産業に人々は過激な娯楽を求め、ついには世界最強のロボットを決定するバーリ・トゥード(なんでもあり)大会が開催される事になる。
伝説の技師と謳われたアイル・ザックマンのひ孫であるゼロ・ザックマンは、見る影もないほどに衰退した一家の工場再建のためこれに出場を決意。
しかし大会前日、パートナーとなるロボット・グロントスは卑劣な出場者の手によって破壊されてしまう。
賞金と宣伝効果で参加費・開発費を回収するはずだったザックマン一家。
資金も底を付きもはやこれまでと思われたが、ゼロは大会の参加条件を確認に妙案を思いつく。
それはなんと、一家が代々使っていた作業用のロボットアームを装備し、ゼロ自らが戦うという方法だった。
鍛えあげられた肉体と工場魂、ロボットへの知識・技術を武器に、一家の快進撃が始まる。


324それも名無しだ:2011/10/29(土) 01:20:54.09 ID:+ZL6xNis
SSにチャレンジしてるんだけどロボ出るまでが長くなって困る
てか普通なら数行で住むようなシーンを長くやってしまう
325それも名無しだ:2011/10/29(土) 02:01:07.45 ID:j3xqt5j2
説明が長くなるなら、説明文で人を楽しませる術を考える
それも嫌なら覚悟決めて自分で文章を削るべき
326それも名無しだ:2011/10/29(土) 06:56:50.22 ID:gUJ4YafH
必殺・ロボ出して回想、とか

ロボットものは大抵、世界観が特殊だから短くするのは難しいね
どんなリアルタイプの話であってもロボな時点で一番大事なのはロマンだから、
基本的には勢いで引っ張る構成が良いのかもしれない
素人考えだけど
327それも名無しだ:2011/10/29(土) 10:57:34.90 ID:nFaUS+ik
東国のヒレンカのナナミちゃん 昔(過去スレ漁ったら4年も前だった)描いたアイコンをちょっといじった
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2195014.bmp

おかしい、色の塗り方とか同じようにしてるはずのになぜこうも見劣りするのか・・・あ、画力か
元デザインを確認しようとしたらまとめサイトがなくなっとった・・・
328それも名無しだ:2011/10/31(月) 23:04:08.76 ID:Tw+XOpDS
魔壊機星ディスペランサ

科学が隆盛を極めた時、それはバベルの塔がごとく崩れ去る。
人の思念はもはや脳内に留まらず、現象として世界に力を振るう。
物理法則の概念すらも塗り替える超常の力は、かつて人が描き、そして科学に埋もれていったアニミズム的・魔術的概念を復活させた。

増大した思念が集積し、一つの個としての力を持った時、人々はそこから共有されるイメージを通す事で力を還元する魔術の体系を編み出した。
新たな世界の理に弾かれた機械や加工金属といった科学の申し子達は、旧時代の遺物として埋もれていった。
あがき続けた科学大国の最終戦争も、世界に大きな爪痕を残すも死の炎で自らを焼き尽くし滅びる。

それから時は流れ、一度退廃した世界が再生したとき、そこに根付いていたのはやはり魔術であった。
集合思念といかに同調できるか。いかに干渉する力の数々を読み取れるか。
いかに自らの思念を色濃く反映させれるか。いかに周囲へそのイメージを共有させられるか。
想像力が何者にも勝る世界に、鈍く輝く反逆者ただ一人。

ディスペランサ。
それは全ての意識を排除する、魔術にもっとも近く、もっとも遠い、旧時代の化身。
彼の者が願うはただ一つ、科学による否定だ。


-魔術
集合思念に働きかける事で行使できる物理現象。
この世界に溢れる集合思念が素粒子的に振る舞う事で発現し、その効力は周囲の意識状態に激しく左右される。
全くの無から生み出している訳ではなく、イメージを共有できる媒体が必要。
例えばマッチは火をイメージさせ、実際に火を生むが、魔術はさらに火から炎、爆発へと発展させる。
条件さえ合致すれば、赤い布だけでも山火事を起こせる。
ただし媒体として金属や機械装置は利用できない。
利用する魔術により異なる精霊への同調が必要となる。
精霊とは集合思念の持つ情報を細分化してカテゴライズした架空存在であり、人々が利用しやすいよう共通のイメージを付与されている。
魔術が過去の想像物である魔術のイメージと合致しているのは、誰もが共有できる事が結果的に集合思念の本質に近づく事だからである。

-ディスペランサ
全身を金属で覆った2メートル余りの鎧の魔人。魔術の根本である思念そのものを破壊する能力を持つ。
機動力、防御力、攻撃力いずれをとっても純粋な物理学としては最高の性能を持ち、魔術から離れた自然現象に対しても互角以上に渡り合える。
直接個の思念に干渉する(=人対人)魔術・黒魔術に完全な耐性を誇るが、これはディスペランサが完全な自律機械であるため思念として認識されないためである。
あらゆる思念を取り込んで力とする集合思念・魔術に対し、人々の持つ最適のみを抽出したこのAIは対極の存在といっても過言ではない。
しかしあまりにも歪んだその行動はまるで邪念に取り憑かれたかのよう。
彼の復讐劇こそ統合された思念に飼い慣らされた世界で最も感情的な物語であると言える。


そんな厨二似非SFファンタジィ。
329それも名無しだ:2011/11/09(水) 19:50:49.86 ID:QSrkexCQ
守護合機人アダマスカー

時は未来。「破壊」のみを求め、戦争はエスカレート。
大地を薙ぎ抉り取る壮絶な戦いは神罰とも思える隕石の衝突によって終幕を迎える。
生き残った人類はかつての愚行を顧み、破壊の力を封印。
以来世界を「守る」ために尽力する事となる。
隕石や掘り返された大地から発見された物質の数々は、新たな技術と合わさり、「最硬」の合金を生み出した。
そしてあくる年、平和の守護者として合金の巨人達が咆哮をあげる。
それは地下深くで蠢く「破壊」者の復活を予期しているかのようであった。
330それも名無しだ:2011/11/09(水) 19:57:57.73 ID:QSrkexCQ
・守護合機人
8メートル前後でパイロットの神経系を利用して稼働する特殊なロボット
全機がそれぞれ異なる合金で作られており、動物的な疑似人格を持つ。
戦闘用だが火器類は持たず、固有の武器を使う。

-剣戟のアダマスカー
その名の通り、剣による近接戦闘を得意とする守護合機人。
アダマスカーの剣が絶対不朽と呼ばれる秘密は、
あらゆる刀剣を自身の手によって即座に「打ち直す」能力にある。

-誇り高きオレイファルコン
結晶体装甲の内部を液体金属が走る美しき守護合機人。
空気中の水分子を取り込んで自身の液体金属と合成させ、
ナノマシン制御により武器を生成できる。

-勇猛なるヒヒイロナルカミ
あらゆる高熱を受け付けず、同時にそれを支配する守護合機人。
熱運動を加速させ核融合によるプラズマ化を引き起こし、
それを膜のように纏うことで脅威の切断能力を発揮する。

-空虚のミスティリィール
鏡のように磨かれた装甲が鱗状に連なるトリッキーな守護合機人。
相手の攻撃に対し身体をばらばらに分離して衝撃を吸収、
再構築時に伝搬したエネルギーを放出し変幻自在の攻撃を行う。
331それも名無しだ:2011/11/09(水) 20:02:31.06 ID:QSrkexCQ

-背徳のエリクステル
あらゆる物質を無限に取り込むさながら生きた守護合機人。
素粒子レベルまで分解し結合を繰り返したその装甲は、
その硬度を変化させながら、相手を捕食せんと襲いかかる。

-閃光のトランス・ハドロン
生物の精神に介入可能な一風変わった守護合機人。
特定範囲内の神経発電を収束あるいは分散させる事で、
電波塔のような役割を果たし幻覚などを見せる。

-深淵のダーク・メテリオ
宇宙の暗黒物質を取り込んだ特異なる守護合機人。
しばし重力や物理法則をねじ曲げるかのような動きを見せるが、
その詳細はパイロットですら分かっていない。

・破壊者
核物質とバイオ兵器により変異した生物、さらに旧時代の人工知能兵器が一つとなって進化した生機融合体。
母体から役割に応じたカースト体を生成し軍隊を形成する。
その目的は原始的な衝動と人工知能の殲滅命令が合わさった純然たる破壊行為。
332それも名無しだ:2011/11/13(日) 20:23:02.04 ID:NnEzQtHW
『マグマダイバー・プラグマ』その14

・前回(>>307)までのあらすじ
地天将アレフ駆るアイスマンをなんとか撃退した豪達。
本格的な動きを見せ始めた帝国に訓玉市全体が不安の中にあった。
333それも名無しだ:2011/11/13(日) 20:23:46.16 ID:NnEzQtHW
何処とも知れない闇の中、揺れる明かりが浮き上がらせるカゲ3つ。

「製造に余力を割けない今、地上を攻める駒が不足している。強攻型のアイスマンを失ったのは痛いぞアレフ!」
「落ち着け、過ぎた事を責めても仕方ない。それより作戦の効果を評するべきだ……次に繋ぐために、な。」
「……かたじけない。してそちらの進行状況は。」
「八割といったところかね。もうすぐ地上の連中も気付く頃だ。」

それは悪魔の企てか。怪しげな言葉をかわすのは、プラグマと激闘を演じたザルガン帝国の将プロムとアレフ、二人を取りまとめる謎の三人目。その人物が再び開口。

「さて、その前にプラグマといったか、初めはただの排除要素の一つに過ぎんと思っていたがこう何度も邪魔されるとはな。」
「あの娘、伊達に賢人プラージュの血を引いている訳ではないようだな……。」
「馬鹿をいえ、奴は裏切り者の出来損ないだ。そんな事より何か案があるのだろう? 奴を倒すための。」

プロムが踏み込むと、明かりの炎もカゲも揺れる。
それを受けてか反対に落ち着きはらった様で、ゆっくりと腰をあげローブをはためかせるのは――

「フフフ、そう急くな。だが……拝むついでにきゃつらの首、持ち帰るのも面白かろう。そのための駒は、ある!」

――ザルガン地天将コクテン。女の怪しい微笑が風も吹きこめない地の底をかすかに振るわせる。



「うへっ! なんだこりゃ!?」

あまりのオドロキに変な声をあげてしまうと、それがやたら響いてこっぱずかしい。
なんだといっても目の前に突っ立ってるのはプラグマなわけだけど、問題はそこじゃない。

「ああ、豪くんおかえり、プラグマなら見ての通り、ほとんど修理終わってるよ。あとは右腕を接続するだけみたい。」
「は、はやくない!?」

なにせアイスマンとの激闘からたったの二日しかたってないのにこの様だ。
自分で乗ってるときはわかんないがチェーンで吊り下げられている腕を見上げるとやっぱデカい。
こんなの、そう簡単に直せるもんなのか?
まあ設計したコロナが言ってるんだから信用していいんだろうけどさ。

「いやあね、お国がなんと資金援助してくれたんだよ、これが。それで本職の人も来てくれて修理が早い早い。」

どこからかフラっと叔父さんがあらわれて、超スピードのからくりを明かしてくれた。
言われてみると周りにはそんな感じの人たちがちらほら。
うむむ……餅は餅屋、なのか。と、なにやら見覚えのあるブツが目の前を横切った。

「あれ、撤去しちゃうんですか? えーと電磁とう、とう……」
「電磁投射砲、ね。この前のは無理矢理サーマルガンみたいな使い方したけど。」

「そうそう。それで中が焼き切れて使い物にならなくなったんだよねー。」
「そんな事言ったって、あの構造とプラグマの状態じゃどの道駄目になってたでしょ。」
334それも名無しだ:2011/11/13(日) 20:24:27.55 ID:NnEzQtHW
叔父さんに突っ込まれたのに少しムッとしてコロナが答える。
なにが駄目なのか知る由もないが、とにかくプラグマの武器もしばらくはお預けという事か。
バゴラ獣タッグマッチの時もひどい壊しっぷりだったし、しょうがないといえばしょうがない。
ところでその時からの付き合いになる雨城さんは転属になったとかいって帰っていったらしい。
それって命令違反で左遷ってオチじゃないだろうな。

「……まあ武器はそのうちねー。それよか出力制御が当面の問題だよ。あ、それとね豪くん。」
「?」

「自衛隊が近々大規模な作戦をするから、その間プラグマはあまり動かせなくなるよ。覚えておいてね。」
「え、それプラグマ関係あるんですか?」
「あーそれはだね……」

ドガラゴシャァァァン!!!

突然、耳をつんざくような激しい音。しかもメチャクチャ近いんじゃないか!?
場所が場所だけに野次馬根性だといって無視するわけにもいかない。
コロナに遅れて俺も駆け急ぐ。


「フフフ。隠す気がないなら守りを固めるべきではないかね地上人。」

「し……侵入者だ! 至急歩兵部隊を!!」

ザワザワ……

「おっと、悪いが少しばかり通信妨害をさせてもらったよ。人生の最期ぐらいあわてず穏やかにいこうじゃないか、ええ?」

あの女が壁に風穴あけたってのか!? っていうか地上人ってまさか!

「コクテン!」
「久しいなコロナ。そしてさよなら、かな?」

『ギギギ……シネッ!』

答えは2個イッペン。どうやらあいつはザルガンの人間で、もう一つ壁をぶっ壊したのは目の前に迫ってきてる変な奴だってこと!

「コロナっ!」

ガキィイン!!

間一髪。バールのような腕がすぐそばで振り下ろされる。
プラグマで戦ってた時の感覚でそのまま飛び込んだけど、一歩間違えりゃ腕一本どころじゃすまない。

「フフフ、今のは軽いジョークだ。一つ聞こう、プラグマのパイロットはどいつだ。今日はそいつを殺しに来た。」

「!!」
335それも名無しだ:2011/11/13(日) 20:25:25.96 ID:NnEzQtHW
「……答えないか? ならここにいる人間を順繰りに殺させよう。安心しろコロナ、お前は殺さない。ただ見ているだけでいい。」
『ターゲット……ゼンイキヨリサイセッテイ。』

ロボット? サイボーグ!? そいつが不気味なカメラ眼で周囲を見渡す。
狙いを絞り込んで飛び込んだ先は……叔父さんだ!

「……ざけんな、バカヤロウッ!!」

ゴンッ!

『ギギ?』

そこいらに落ちていたスパナを後ろからブン投げる。
好き放題いいやがって、黙ってられるかよ。

「俺がプラグマのパイロットだポンコツ! 殺せるモンなら殺してみやがれ!!」

「ちょっ!」「ご、豪くん!?」

「ほぉ、お前か。ただのガキにしか見えないが……ソラド。」
『ユウセンジュンイヘンコウ。』

ジャキッ!

「!!」

腰から上が180度回転してこっちに跳んできやがった!
予想外の動きに避けるタイミングを見失ってしまった。
けど、ここでビビったら意味がない。

「へへ、そうだよ俺は特別でもなんでもない『ただのガキ』さ……けどよ、バゴラ獣もお前らのアイスマンも、その『ただのガキ』に今までやられて来てるんだぜ!!」

「この状況で挑発とは……ただの命知らずか、それとも本物を庇っているのか? 」

冷たい声にあわせるように、ロボットが例のバールを俺の眼前に構える。
近くで見ればこいつは本当に人を殺せるんだって感じがビシビシ伝わってくる。
落ち着け。落ち着いて言い返すんだ。

「……そんなんじゃねえ、本当のことさ。プラグマは訓練してないガキでも誰でも動かせるようにできてンだよ。だから俺を……いや、ここにいる人間全員殺したって無駄なのさ。それとも、地上の人間全員を片っ端から殺して回るか?」

「…………。」

「できる訳ない。できたら最初っからやってるはずだもんな! さあどうする……今だって無事で帰れる保証なんかないんだぜ!!」
336それも名無しだ:2011/11/13(日) 20:26:29.57 ID:NnEzQtHW
「フフ……なるほど、そうか、これは一本とられたな! ソラド、放せ。」
『アイ・アイ・マム』

「それが嘘か真かはさておき、お前の度胸に免じてパイロット殺しはやめておこう。地上の兵隊どもただのマヌケではなさそうだしな?」

脂汗べったりな俺の首筋からバールが離れる。
話が通じたって事でいいのか? しかし。

「ただこちらも危険を冒してやってきて手ぶらで帰るわけにはいかん。器のほうには少し……黙ってもらおうか!」
『コウドウサイセッテイ・テキセイオオガタヘイキノハカイ。』

ギュオン!

ソラドとかいう奴が凄い速度で跳びあがる。狙いはプラグマ、そりゃそうだ!
助けってまだこないのかよ!?

ピピッ……ズドン!!

爆風が周りの機材やらを吹っ飛ばし、棒立ちだったプラグマがバランスを崩して傾いていく。

『ツヅイテキャクブカンセツバクハ。』


「――いや、そうは……いかないなっ!」


バゴオオオッ!!


煙と爆発の反響音がおさまりきらない中、それを切り裂いての一撃。
その場の誰もがソラドを蹴り飛ばした謎のカゲに目を奪われた。

「くっ……パワードスーツだと!?」

「久しぶりだな。」

「あれはっ……!」

流星のように銀色が走る赤いプロテクター。
再びピンチに現れたのは、炎のヒーロー・ブレイザー1だった。
鬼気迫るその声が、侵入者たちに浴びせられる。

「さあ、次はお前が覚悟を決める番だ!!」


つづく
337それも名無しだ:2011/11/14(月) 06:08:55.44 ID:mEEaoQA+
電記破壊ゲイド

1ニコ&ミッキー

「インガッテュウォントゥバデー ザッツ☆ライフォービューディーアイエイ☆」
「おい、犬のしょんべんみてぇな歌やめろよ!うっせぇぞ」
「じゃかあしい・・ンなこと言ってるならその紐きれやあ・・・めんどいな」
「神に泣きながら頼まれてな、いやいやながら馬鹿犬の首輪見てないオレの気持ちもわかってほしいんだがな」
「馬鹿犬を見てるだけの哀れな飼い主の顔も見てみたいものだがな」
海の中からでも基地の照明ライトがきらめき、海底のそこが照らし合わせていた。
互いに慣れた言葉遊びを言いつつ、己の声すら雑音にも聞こえる狭さの中、鉄のマニュピレーターを動かす
野郎2人、後からまたぞろぞろ来るのだと。彼らからのちょっと下プレゼントだ。
「ん?おいニコ!潜水艦から贈り物だ。へへっ大将も来るってさ!」
「マジで!?わー・・わー・・・」
「なんだよ?」
「いや、ラッキーだなと思ってねー、ミッキー時間わかるか?急ぐわ!」
「OK、ヌードルでも作ってくれや、」
マニュピレーターは急いだ。潜水艦から持ち込んだライトジャミングのプログラムの解除及び機動
すぐさまパスコード入力 2456887 無音の中クリア、幾ら海底の中でほんのちょっとの音を拾われればあっという間に瞬殺だ
「あと3分で来るぞ」
肩を震わせながら冷静に答えるミッキー
「サンクス、ふー麺が伸び・・・」
「今晩の夕食なあに?★」
「うわ!!着た・・じゃなくリーダァア!」
あとから来たリーダー+チーム5人、ミッキー含め大爆笑、外からでは見えないが中から盛大な笑顔が見えるのをニコは想像した。
「ミッキー・・・」
「ダックス5、そのご自慢の美人の調子はどうだ?」
「はい・・見ててください、この美脚で」
ジャミングボックスの機動ジョイントを麗しき美脚で踏み、感じながらジャミングが起動した。
ダックス5はニコ、6ミッキーともにコンビで活躍し、今日で解散日だ。
この部屋はスイートルームだ。防音も完璧、特定の無線でなければつながらないセレブ電話
「よしバーナー12 13は後方の海上ホバーの遠距離援護 14 15 16は俺に続け、鉄の雨に気つけろ
チーム、バーナーの4人は「了解!」と勢いよく声を合わせ上半身にあるウェットスーツを空気を入れ膨らませ足についてるジェットスクリューの補助で浮上し始めた。
338それも名無しだ:2011/11/14(月) 06:09:51.25 ID:mEEaoQA+
リーダーはダックスチームに「お互い最後に「あばよ!」ってしっかりいうんだぞ」と激励をかけて4人の部下より早く地上めざし浮上する
「・・・・・・・」「・・・・・・」2人はただ黙るのみ、互いに目を合わせることはできないが互いの思い出は忘れない。美人の握手、互いの思い出を感じる
「行くか・・・」
「ああ・・・」
ジャミングがあと数秒で発動し敵の軍団は少しの時間だがメクラになる、無駄ができない
互いのスクリューを高速で回した
キアツジュウゴ チジョウマデ3プンスコシトビマス
バーナー1213ミサイルエンゴ リーダーチジョウマデアト5フン
ピーガーガ・・デマス!ジュウゲキキマス!
「一等ショー――!」
ニコとミッキーのロボットは海底から勢いよく飛び立ち持ち手のライフルで敵機を一掃してゆく
そして、地上の明かりも赤くなり、赤くなった光は海底を色鮮やかにした。
ピラミッドをコロシテクダサイ
一応短編です。まだ続く予定です。
339それも名無しだ:2011/11/15(火) 00:45:26.75 ID:4l2nV451
電記破壊ゲイド

2 突撃ボンバー!

戦法2機はホバーといっしょにミサイルの弾幕を張り 後方の援護を司る
リーダーと残りの2人はじりじりと陸地へ向かう、爆撃はすさまじく敵側も砲台やロボットの反撃がすさまじく
海中である程度は身を隠してるが敵が撃ってきた爆撃が外れれば海中で爆発して軽く照明弾のような役割を持ち
むしろダーツの真ん中に立つような気分だった。それのおかげか、ほかの部隊はその照明弾もどきによって
海の藻屑になるのを数多く見てきた。さらに外れたのはいいが波が余計に立って標準も外しやすくなる
ほっと安心した。今後方部隊が撃ってるのは散弾性の武器で外れても周りに飛び散るのでむしろ敵に当たりやすい
「・・・?!13!来るぞ、来たぞおい2人とも!未来を託すぞ」
「負かしとけ!」ニコとミッキーは海面に飛び上がる
ライフルで、まず護衛砲塔を3機破壊 続いてロボット5機、地上に落ちる
対ショック体制 成功「ヒューッ!」2機は互いに背を重ねる足のスクリューを外し
ダッシュローラーを温め始める、入り口はどっちだ?
「ニコ!こっちも何とか這い上がってきた。入り口はこのまままっすぐだ!まだハッキングもすんでないがぶっ飛ばし中に自然に開くから心配するな!行け」
右肩の無音ミサイルをはち切れんばかりに踏み込んで撃ちまくってる、ニコの無線も抜かりなく
「・・・ミッキー!聞いたか!」「待ってろニコ!残留を出す。出したらすぐに行くぜ!」
背中を合した2人は回転して残りの敵を粉々になるまで微塵にした。それでも吹雪いてくる銃弾
爆撃もかわせるが一番怖いのは爆風によ石の破片だ。音速を超える
ミッキーの胸部分から黄色い粒子をニコも同等に胸から吹き出すがお釣りに右肩のミサイルポッドを捨てた。
リーダーは悟った。部隊を敵にばれないように ダックスとの距離を離れた。
「よし・・・あとはレンジでチンだ!」「合点だ!」
残留でできたニコ、ミッキー機は外見も瓜二つ、くっついたガムもそのままだ。
2人は合図を3!2!1!
「「GO!」」
もうダッシュで走りぬく鉄の種馬
一機が後ろを向いて捨てといポッドを撃ち花火を挙げた。
爆発の中、すべての敵機には、赤いピラミッドの真ん中に大きな目が入ったマークが入ってた。
340それも名無しだ:2011/11/16(水) 05:36:33.92 ID:G8Qv7bGm
電記ゲイド

3ピラミッドと百合

基地の奥深くから爆風が流れてゆく、狭い通路から追ってゆく鋭い銃弾
ピラミッドマークのロボット部隊も攻め込んだ弾幕を張ってるが匠にかわされて
右肩が何か外れている機体は左手が赤くなり通路の壁を溶かし、溶けた通路の鉄片を相手に投げつけた。
部隊の一機に引っ付いて身動きが取れない!右手のライフルをぶち込みながら接近し、左手でとどめの手刀
貫通 熱気 臭気 ドドッ ドドッ ドド― 轟音、憎音・・・・・!!

ヒュー・ヒューハー 深い深呼吸
「おい、もうこっちに来るのか!まだ2部隊が残ってたはずだ」
ンク・・・・フウ・・ハー・ハー・・自分の唾と舌で唇を潤わすしかなかった。
「とっさにやられたさ・・・2つが先に来て後からぞろぞろと・・ボンだってよ。」
アクッアクッアクップー 非常用の水稲缶を顔にかけた。体にも水が滴りラインが筋肉質の上に甘い丸みさが被った太もも下腹部を照らし合わせる
「ねえ・あんたたち」
荒々しい罵声が無線を誇示あげる、不安がってる野郎にささげた。
「「はい?」」
「あのね!あんたたち!あいつ等は犬なんだぞ そんなことビクビクしてどうするの!」
「いや・びびっては・・」
「嘘よそんなダサイの乗ってるからおっさんの心拍数があたしのこの!この!この!小耳に聞こえんだよ
 ほんっとーに使われるわ!もう半分掃除してるんだからさーいいわよねー!あたし含めてこの場所結構楽なの!ええ?ふざけてんの・・ふざけてんのぉ?
冗談じゃないわよ。体たらくめピラミッドのご加護を受けた人間が症もない!」
「かぁ!うち等は宗教には染まってないぞ!」
「じゃあその染まってないピラミッド!汚すんじゃないよ!あと半分なんだらから菊文字引き締めろよ!」
「その歳でいうセリフか!」
「だったら黙ってやれや!えーお前さん!」
彼女の名はナオミ・10代の生粋の処女だ。
「・・掃討作戦・・こっちのほうが情報早いのに・・奇襲とはやるねぇ、ツーツー」
ナオミは外にいる部隊に連絡をつなげる少し時間が係るがつながることができた
「あ!あたしだけど、ネネネネね!今半分ってホント・・・あっそうなんだ、よかった。もし手空いてるんだったらこっちにも来てくれない?一番の大御所が来てるの」
暇な部隊は来い!この命令は逆らえない一部は、命令どうりに働いた。
彼女も背中に背負ってる自機より長いライフルをうっとりしながら眺めながら暗い、暗いホールのような部屋へ潜った。
そのホールの中には一人の老人が身を隠しながら泣いていた。
名はグリッツ・G・ゲイド、電装機の発明者であり、滅殺のターゲットだった。
341それも名無しだ:2011/11/17(木) 14:06:17.15 ID:lAlKuMYx
変わった文体だな。なんつーかアメリカ映画なノリだ
342それも名無しだ:2011/11/18(金) 07:32:11.43 ID:N68XyrQI
電記破壊ゲイド

4 ガチンコ

煙の中に火が混じっていた。ホールの入り口から鈍い赤い光が光る
近い!彼女は感じていた。脈々ならぬ興奮が歯茎から広がり、唇が歪む
ちょっとお遊びしよう・・・
「はぁ・・はぁ・・もう少しだ。ミッキーそっちはどうだ。」
「大丈夫だけど、右アームに敵の腕が握りすぎたのか、全然取れないよ」
「わかった、ちょっと待ってろ」
ニコ機は。右手のヒートハンドでミッキーの右アームについた敵の腕を溶かした。
「サンキュ・・・もう終わりに近いな、連絡のほうはどうなってる」
「・・・・・ダメだ、リーダーの反応がない・・」
「・・・っか、お前、これ終わったら退職ってマジか・」
「おおマジ、田舎でゆっくりしたら、地元で日本語教室でも開こうと思ってんだ。」
「ふうん、あとさ、お前ほんとに無口なのか?」
ニコの機体のローラーはホールへ直行した。
「おい!どうなんだよ」後を追いかける
「ターゲットは近いんだ、早く退職金も貰いたい、あと俺は「無口はするときはする」タイプだ。」
「なんじゃそりゃ」
50キロでローラーを血走る愛機2機、名はスタリオン 種馬と言う意味だ。
しかし、ニコは、気づいて止まる「どうした?!」ミッキーもスピードを落とす、ニコのアームが指をさす。
小さなヘリだった。直径130pの物でプロペラ部分が何かに被ってるんで羽の部分が見えない
「撃て!」ニコは叫ぶ、「初めてかもしれないがあいつは「クソッタレ」よりやばい」衝撃を受けたミッキーはすぐにライフルのトリガーを引く
時すでに遅かった。ガスと共に放たれた。槍みたいなものがミッキーっ機の腰に刺さった。爆発もない。
ニコはライフルで急いで破壊して急遽離れた、ミッキーも離れようとしたがローラーが遅い
煙が噴き上げてきた。ローラーが進まない、冷や汗が流れ始めたが
!グオッ!爆発が始まった。焦ったミッキーは近くにあった敵機の残骸を盾に凌いだ
濃厚なクリームみたいな煙が広がる、鼻で息をして舌をなめずるナオミ
・・・収まりがつくと爆発の首位には無数の散弾の跡が残った。藻屑となった機体は細かい散弾が貫通してちりとなり、通路が銃痕でどす黒くなった。
「おい!」 無線に手を伸ばすが
「ザー・・ザー・あ・・だ・・」雑音で一杯になるがニコの声だけは一方通行のみ聞こえるみたいだ。
一応動けているみたいだがもう駄目だった。軽快よくミッキーのアームが動くが「お前・・そこで救難信号発信してろ、必ず来る」
アームの動きが止まり、握りこぶしを作り親指を立てた。ホールまで安否を願いながらローラーを滑走させた。
・・・赤外線カメラが、明らかにロボットのエンジンの熱反応が見えた。暗い広場の中偶然見つけた高台に隠れていた。
早速頭をねらうことにした。なあに簡単だった。首をひねればいいのだから
ヘッド部分に装備された。スナイパーライフルが種馬のエンジン部分をねらう
標準を狙うことのみに集中、彼女のつぶらな右眼球が力み、頭の中で水の一滴を想像する
「ポタン・・ポタン・・一滴・・・3滴・・5滴・3滴ピチャ・・ピチャ・撃(う)ッ!!!!」
撃ったが拍子抜けしてしまって外れた。
「おい!クソッタレ!いるか?ニコは操縦席のハッチを上げ、右腕に照明器を持ち、かかげながら大声で怒鳴った。
「俺の声が聞こえるか?!この美声に覚えてるか!くそったれ!今日でフィナーレ付けるぞ!」
打ち込んだ弾は。外れて壁にぶつかったのか、跳弾の音がすさまじかった。
343それも名無しだ:2011/11/19(土) 00:47:22.68 ID:IexQsfuq
ダイヨウガ
ハンマーヘッド型の1号機とノコギリザメ型の2号機が変形合体して誕生する半鮫人型海戦ロボ。
漢字では「大洋牙」、英語では「DIY-ogre」と表記。
水中からエネルギーを取り込み三つのドライブユニットで分解・プラズマ化させることで出力を得るトライホイール・システムを搭載。
高速振動波により「海を斬る」ビッグ・ソーと、流体制御により水分子を結合させ「海を砕く」ジャイガント・ハンマーが武器。
他にもオプションでイッカクマシン・ドリルやロブスターマシン・ニッパー、ウツボマシン・プライヤーなどの装備が存在する。
344それも名無しだ:2011/11/19(土) 00:51:26.93 ID:S44O3fsD
ゴーカイジャー劇場版見たらやりたかったことほぼやられててワロタ……ワロタ・・・・・・
345それも名無しだ:2011/11/19(土) 21:18:15.33 ID:id9e3lQB
別にいいじゃん
やってみなよやりたかったこと
346それも名無しだ:2011/11/20(日) 01:40:37.88 ID:j+3vjXnw
電記破壊ゲイド 略してデゲ

5 ガチンコ2

「クソッタレ―!聞こえるか? お前の手なんかはっきりわかるんだよ!」
ニコは操縦席に戻るとライフルを地面に ナオミの
「まずは地雷、お前は簡単に地雷が大好きで!狭いところやこういうところが大好きだ」
ナオミのこめかみが力む 撃った弾丸が地雷に当たり 爆風の爆光が広がる 音が連続的に暴発するが一瞬で消え 床に落とした照明塔が燃え続けたままだった。
ナオミの
「場所だって丸見えだ!お前は高いとこが好きだッたな!」
ナオミの顔がこの年にふさわしくないほどしわが広がる 少しづつ、天井から撃ち始めて段々角度を下に向けて撃ち始めた。
天井に撃ったのはいいが、ヒビが入り始める ドンドン下がる角度、近づいてく距離 そして
「・・・・ほう、わかったよ・・・」
鈍い反響音が耳につんざく、ナオミのロボットのヘッド部分をかすった。額の筋肉が震え、汗が止まらない
「最後に、お待ちかねだミュージックすたー・・」
「ニコォォォォォオオオオオオオオ」
「ニコ・・・おおおう・・にこおおおお」
ナオミの怒声が響いたが、ニコのロボットからロック調のBGMを爆音で流した。
ゲイツ博士もこの爆音に耐えられるはずもなかったがそれ以前に博士にとって「ニコ」とは?
老いらくの恋で生まれた。まだ5歳だがクロケットがうまい自慢の息子だった。
今どうしているのか? もう会えないのか?胸にしまいこんだ家族の写真が入ったロケットを両手に必死につかんでいた。
しかしBGMが鳴り響き、ナオミも忍耐がはち切れてしまった。
「いい加減にしろよ!テメー、なめてんのか?それにフィナーレってなんだよ」
「これが終わったら退職すんだよ!お前の首をボーナスの代わりにする」
「はぁ・・はぁ!・・ははははははははは」
「ははははははは」
2人は少し笑い続けた。ナオミのロボットは少しづつ高台から降りてニコのロボットに近づいた
降りたナオミのロボはニコと同じ高さの床に就いた。ゆっくりローラーをふかしながらあるスイッチを押す、
地雷の解除スイッチ、押すとブスッっと陽炎音が流れる一部火が漏れるがたいしたことない
「退職ね、おめでとさん、これであんたのきもい声がきこえ・・音止めろ!」
「なんだよ・・」
「えっ!いや・・うるさいわよ・・普通に・ 本気出してあげる。祝杯お・・」
「・・・カチ・・」
また爆音を流し始めた。「早くしろ!お互い本気で行こうぜ」ロボットに乗ってローラーから火花が上がった。
ナオミは逆に一切動かない、いや、ローラーを使わないで歩合で動く、背中に背負いこんだ巨大なライフルを手に掛けた
・・・否、ライフルじゃなかった。ガトリング、いやミサイルライフル?違った
「・・・・・」ニコは、覚悟を決めた。今、ホールの中かすかな照明灯と地雷から吹き出てっくる光のみだった。
周りに見えるのはローラーで巻き上げられた砂塵と床に落ちていたかすかな鉄の破片が影のみだが揺らぎながら伸びている
ナオミのロボットは銃口をニコに向けなかった。向ける気がなかった。
ニコのローラーがさらに速度を上げる、
ガトリング、ライフル、ミサイルシューター、すべてが違っていた。何物でもなかった
それが「すべて」だったからだ。
その「すべて」の銃が高速連射を始めた。 高速で走っていたローラーのおかげで避け・・・!
無理だった。抵抗してニコは離れているのにもかかわらず 相手の銃の軌道に向けてライフル、腰についてる音波砲を片っ端から撃った。
ナオミが放った銃弾が軌道を曲げた。蜂が襲ってくるように機動がニコの機体に向けてさし始めてきた。
「bee85Q」 重連射性小型誘導機銃 弾一つ一つにウイングとICチップを付けた。
いわば小型ホーミングミサイル(爆発はしないが)だった。
よけきれなかったニコは幸いにも左腕がもぎ取れるしかなかった。
ナオミの顔に久しぶりのさわやかな笑顔を見せた。
347それも名無しだ:2011/11/22(火) 15:04:04.16 ID:t+jucVTY
電記破壊ゲイド

6 リンゴ

ロックな音楽が盲目的に広がる、軌道を歪曲しながら、それを避ける鋼鉄の、ただ陽炎の中で 影 影 影
笑う顔の老人、息子を想い涙の顔は隠せない 蜂はドンドン追っかけてさしちゃうぞ

両目が左右に高速で回している。ニコは軌道の弱点だけは、あと少しでわかるところ
ナオミもナオミで相手をねらいわずかに機体の角度を変えながら、だがこれでは足りない
デコイがヘリだけでは物足りなかった。はっきり言って無用の長物だったものだが仕方がない
朧火の陰に隠れてデコイ試作用(初期)のブルトーザーをエンジンをゴウゴウと吹かしていた。
「ああ、主よ、私はとても哀れでもう駄目です。妻はどうなっていますか?息子は生きていますか?
今の私には何一つわかりません。私はこのまま死ぬでしょう。」
博士は涙ながらさびしくつぶやいた。同時に横になった体を立ち上がり、ある装置の場所まであるくことになった。
「ドゥワ♪ドゥワ♪シャワワ・・だー♪」
両目を左右に素早く動かしながら足のアクセルペダルで軌道を計り歌いながらタイミングを計る
「せっせっせーのっさ♪、せっせっせーのっさ♪おいPCこっから先の音声は全部録音しとけ、」
ワカリマシタ・録音の開始だ。退職後の土産話の証拠に残したかった。
「はー・・はー・・そろそろ時間的にも・くるみたいね、 頼むわよデコイ!出撃!」
「ツーツ・レ・・ドン!」
ニコのロボットはナオミが一瞬、動きが止まったのを感じ軌道歪曲銃に当たるのも覚悟し彼女めがけて全速全身し始めた。
輪 次第に上げてゆくスピード 顔が引きつり口からリズムのビートを上げるがたが付き始めたローラーによって振動のブレが猛絶に襲い掛かる
「主よ感謝します。私に知恵を与えすぎたことを、家族のぬくもりも与え毎日の食事・・」
ナオミも「しまった!」と察した。急遽ブルドーザーのエンジンの吹き上がらせて列に並んで突進してくる、ニコの前に立ち肌らかせた。
「・・・この世界はもう駄目です。いや!ああ、違う違うなんて事を言うのだ。でもダメなんですここは荒れ果ててます。知恵がありふれ腐ってしまったんです。」
ニコのロボットは右手に持った。ライフルを捨て、ヒートハンドを限界にまで上げ、いやすべてを限界にまで上げた。
ローラーの振動がさらに上がり装甲も外れかけていた。自分の視点がもはやわからなくなる
348それも名無しだ:2011/11/22(火) 15:04:38.72 ID:t+jucVTY
目の前のブルドーザー?は? 2機同時に向かってきた、片方は楽勝、ヒートハンドで右のほうからシャベルを融解させ片手で弾く
「あなたにリンゴをお返しします。大丈夫です。これは全世界で量産してありますから」
ドンドン近づいてくる
「うわああああ!」すかさずbeeの連射速度を上げ、打ち上げた。銃身の先が真っ赤になり初め赤くなり始める、
ここまで本気になるニコの姿は初めてだ無線から流れるリズムとビート、それを無視した、ナオミの口から雄たけびが始まる
「こなくそぉ!」まっすぐ撃ちつけてきた銃弾を右手でつかむ、この意志は揺るぎ無かった。
銃弾が右手についた。だが、弾一つ々々融解し始めて速度と熱に負けた銃弾は溶鉱炉の鉛のように飛び散る、いや・・空を切るのだった。
「・・・・・・・」
深い深呼吸し、起動装置の準備が終わった。この悪夢をすべての忘れるために・・涙をのみ、最後のレバーを引く
暗黒の中からどこかにあると思う、重量感あるケーブルが熱を持ち上げる、湯気がもうもうと立ち、周りのかすかな水蒸気を吹き飛ばす
ブゥイイイン、電流の高温の鈍い音が流動してくる、それと同時にホール本来ある明るさが取り戻してくる
銃身まで右手で銃弾を融解させてまま近づけたのはいいんだがなぜかホール中にまばゆい光が襲ってきた。ナオミも時同じくして
一瞬の光が赤外線カメラに対応できなく過剰に反応してしまい、ナオミの目は怯んだ。
だが時間は無駄にできないすかさずbeeの持ってない手で殴るが、
ニコの目の前に手が見えた。しゃがむモーションを掛けるが間に合わない
ケーブルの一部が電流逆流をはじめ死にぞこないの蛇みたいに暴れ始め、床にきしみを、天井にきしみを機械にもきしみ始める
壁には外れたbeeの弾丸が食い込んで埋まっていた。1mm・・2mmと壁から出ようとしてる
暴れ狂っているケーブルがホールすべてを飲み込もう、振動でゆっくり溶かそうとした。
!ごるうぅう!静寂なナオミの操縦席の中で響いた。目も何とか開けるような状態だがまだ見えにくい
カメラを通常モードに戻し外を眺める・・衝撃を受ける、ニコのロボットのコクピットハッチが蜂の巣のまま浮いていた。
魔法?異次元?いや、彼女の体内時計異常に早くなり周りが遅くなることに彼女は気づいていない
下に見ようとしても「なんで遅い!」と頭の中で50回以上もつぶやいた。
自分の銃身が見える、少しただれていただけでほっとする、股下を見る、何か人毛が見えてくる
また下を見た。赤く焼けたぼろぼろの手が見え足を狙ってるのか?人毛の下を除くと
ニコが手持ちのショットガンこちらに向けて笑顔で撃ってきた。散弾が空を切る瞬間もこの目でハッキリと
開けた口が次第に早く閉じれるみたいだ。ギョッとした目は依然下を見たままだが力んで上げ
手慣れた操縦で
「・・・・・はは、」
光が漏れだす操縦席の中に何か太い指みたいなものが入って上へとつぶしてゆく
こじ開けられ光があふれた。天井が見えた。太い鉄筋がわずかに錆び気持ちいいぐらいに歪んでいる
臨時用にあった。ショットガンを隙を逃さず、隙間があればいい・・あそこにコイツを入れる
と隙間においといた手榴弾を目に入れ。狙いを定め真正面を見る
すると、ナオミのロボットの後ろに何かが見えた。絵画?ずいぶん鉄にまみれている
「(・・でかい・・100や200なんてものじゃない)」
老人がそこに立っていた。2〜30ぐらいの距離があるのだろうか?泣きながら笑っていた。
「ゲイツゥゥゥゥゥ」
その瞬間、その鉄にまみれた絵画は光り始めた。青白い電流が走りあらゆる鉄に流れ込む
通り過ぎてしまったブルドーザーの一つも電流にまみれて動きが遅く鈍足、そしてとまる。
そう真っ白にな・て来た。ナオ…ロボット・・のハ・・・も・・爆・・はさ・・れ
な・・・・・・か・も・・・・し・・・・・ろ・・・く・・

しろく   消えていった。
349それも名無しだ:2011/11/22(火) 15:55:49.20 ID:t+jucVTY
電記破壊ゲイド

7 「      」

ありのままで答えなきゃいけなかった。沈んだ影が男に多いかぶっている要にも見える
天井らしき穴から空が次第に明るくなったのが見えた。頭からほこりをかぶっている、何かに座りながら眠っているみたいだった。
瞼の裏にある黒いものはなんだろう 誇りをかぶった男は鉛の目を鈍重に上げる
「あー・・・ここ・・うー」
自分を見るものに衝撃を受けた。狭かった。両手を広げられないぐらいの物で足も自由に移動できない
右足から出ようとするが何せ尖ったものが多い特に上の部分がひどかった。何かにもがれたにも見える
男は、何かに出ようとして自分が何かに閉じ込められて、びっくりして腰を抜かした。
人間だった。自分が入って他のが巨大な人間だった。右手が少し溶けていて足のほうを見ているが
何か丸いものが多少ばらつきがあるが列に並んでいる
「・・どういうことなんだ?このでっかい人・??それに、なんだこれ」
男は頭が掻き毟った。ポチャン、上から小さな水が落ちやがて連続に無限に降ってきた。
雨だった。この男はその名前にも気づかない、自分が来ている服も違和感持ち始めたが
寒くなってきたのか脱ぐのをやめる、
「少し・・・歩いてみるか・何かあるだろう」
とりあえず歩いてみたが何分何も見えない、また大きな人間も死んでいるのだろうか?
黒い巨人の中身だが「あれに・・何か入ったのだろうか?」何もない
広く暗い洞窟の中の奥に向かった。がそこに老人の腕があった。しかし体は石みたいに挟まった。
「・・ゴクッ」食えるかどうかはまだ早い、そう思った男は。さらに進む
そういえばやけに首が痒い、男は力づくで痒さの元を探った。細い!
そのまま引きちぎった。ちょうど上には空が見えるところだったので細い物の真ん中あたりに
小さな板が何かくぼんだ線が入ってた。「N・T・C・O」
男には読めなかったが珍しかったのでポケットにしまった。
そしてさらに歩くと左足の裏に何かやわらかい物を踏んだ。ひらひらしてあり
匂いもかぐ、何か甘い芳醇な病み付きになる匂い、ズボンがなぜか膨れ上がった。
空から降ってくる水がさらに落ち始めてきた。仕方なく元の場所まで歩いて戻ろうと
するが途中の曲がり角に一つの広い空間があった。そこは明るくやたらと白い
そこでも水が流れている、特にここは量が多い
「・・ラ・・ラ・ラララー♪」
何か聞こえた。綺麗な音だ、もっと聞きたい、何か懐かしい物を感じていた。
男は静かにその空間に入っていった。
するとそこには床が何か肉が置いてありそこから赤い汁を流れているが
その上で降ってくる水を体中に浴びている全裸の女性が笑顔で立っていた。
そこから流れる匂いはあのひらひらから出ているものと同じだった。
350それも名無しだ:2011/11/22(火) 17:51:05.50 ID:OP7iFP7X
なんで冒頭で少年と少女が運命的に出会わないかんの?
キャラ枠の事もあるが、とりあえず女の子だそうとかあまりに安直すぎる。
定番の安定した設定ではあるけど、使い古しでコテコテすぎてその時点で
ああこれもか、となって面白くないよ。
すべての作品に適用しろとは思ってないけど、ヒロインの立場が重要な作品が多すぎる。
351それも名無しだ:2011/11/22(火) 19:24:11.52 ID:locEoRHc
批評でなく作品をだしてくれ
352それも名無しだ:2011/11/22(火) 19:55:33.21 ID:KaxzEij4
ていうかそれこのスレじゃなくてアニメ業界とかラノベ業界全体に言ってやれよ
353それも名無しだ:2011/11/22(火) 22:23:25.14 ID:t+jucVTY
>>350
確かにあなたのおっしゃるとうり都合よく男と女と都合よく出会わすのは
はっきり言って腐った生ゴミ以上にゲロ以下のマンネリかもしれない
悔しいけど正論です。ちょっと目が覚めましたよ。ありがとう、
でもとりあえず最後まで読んでほしいです。お願いします。
たとえ腐ったお約束だとしても。妄想でもいい 
ちなみに貶してるわけじゃなくむしろ感謝してます
最後に、結構後半部分です。 あの、マジレスですいません

電記破壊ゲイド

8-1 男と女

 芳醇な香りが雨の中で輝いていた。鳴き声に誘われた男がいた。
 水に流れる体のラインは処女の丸みを持ったやわらかさを保ち、その乳房は
 これから熟すであろう完熟な桃みたいだった。男はただ座ってその匂いをずっと嗅ぎ続けた。
 しかし、女も誰かの視線に感づいていた。背中にいることはわかっていた。
 赴くまま走った。男は光の中を捨ててまでも女を追い回した。
 何とか朝に近づいてはいるがそれでも5メートル以上は暗闇で見えなかった。
 両足が何か硬い物が刺さり足が血だらけになった。男もそうだった。涎を垂らしながら血だらけになりながら追いかけたが
 女は叫んだが誰にも聞こえなかった。やがて消えた。女が、叫び声は別だが
 音は聞こえた。ガタン、ドガタン!向こうからこける音や痛みに耐える声も聞こえた。
 すると、男から段々手からしびれが起きた。激しく嘔吐もする、周りからも青い電光が光り初め
 体中の震えも止まらない、男から音が消えた。耳にはかすかに響く、なんの音だろう?
 無音を見ているのだろうか? ゆがみが聞こえてくる、だがそれは一瞬は一瞬しかなかった。
 しびれが止まった。体はまだ痙攣して胃が膨張する、しかし男はただ立ち上がり
 またホールに戻った。ロボットの修理するためにあの黒いロボットからパーツをいただくことにする
 「(あの・・しびれが来たとき何かを見た。何を、ああ、また消えてゆく)」
 次第に消えてゆく頭の中のビジョンから逃げ出そうと必死に自分でもわからない機材を集め
 ただやみくもに集め 自分が乗っていたとさせている席の中の道具を取り出し、作業を始めた。
 あの女の体が見たくて仕方がなかった。
354それも名無しだ:2011/11/23(水) 09:37:09.60 ID:kZ8E7BtJ
特別戦闘部隊アトラス

Vコマンダー 頭部になる哨戒機。小型で索敵能力と運動性が高いが、攻撃力と航続距離で劣る。
Vファイヤー 胸と両腕になる戦闘ヘリ。武装が充実しているが、最高速度で劣る。
Vポーター 胴になる輸送機。搭載量と航続距離に優れ、他の機体への空中給油も可能。戦闘力は皆無。
Vアーマー 胸から腰を覆う装甲になる。単体では巨大な車両に変形でき、装甲車に分類される。
Vブースター 腰から下になるジェット機。航続距離に優れる。

Vファイター コマンダー+ファイヤー。探知能力、攻撃力、運動性に優れた戦闘機。
Vシーカー コマンダー+ブースター。探知能力と航続距離に長けた偵察機。
Vボマー コマンダー+ポーター。爆撃機。
Vアタッカー ファイヤー+ブースター。
Vトラベラー コマンダー+ファイヤー+ブースター。高い戦闘能力を持つが、運動性はVアタッカーに劣る。
Vフォロワー ポーターをアーマーで覆った状態。能力としての利点はあまりないが、全機で移動する際
       トラベラーとフォロワーの2機とするのが速度、航続距離の面から最も効率がいい。

Vアトラス 5機が合体した巨大ロボット。全高140m。弾薬を用いない格闘による攻撃、そして敵への心理的
      威圧感が大きな武器となる。
      合体後、5人のパイロットはアーマーに守られたポーター内のコマンダールームに移動する。
      飛行は不可能になるが、地上を歩行するため外部の損傷による作戦行動への影響が少ないのも利点
      である。また、Vブースターのエンジンを使用した高々度ジャンプが可能。
武装
 機銃掃射:コマンダー、ファイヤー、アーマーの機銃はすべて使用可能
 ロケットランチャー:ファイヤーの10門のロケットランチャー(Vアトラスの10指)はすべて使用可能
 アトラスロッド:ポーターに格納されている伸縮する棍棒。ロケットランチャーでもある拳による直接打撃
         を避けるため作られた。
 ミサイル:ファイヤーに最大4基装備可能なミサイル。非常に強力だが高価なため使用は限定される。
 300mmキャノン:ポーターに搭載され、アーマーの車両形態に装備される大砲。手に持って使用する。


ギミック的にはコンバトラー+Gアーマー、設定的には合体するサンダーバードみたいな
355それも名無しだ:2011/11/27(日) 02:38:25.81 ID:g/bVNAUH
電記破壊ゲイド

8−2 男と女

ガーンガーン  おーうおうおうおう
鉄の影しかない細道で何か叩いてる音が聞こえる、黙々と一部を溶かし、細い線をつなぎ合わせ動きを確認する
段々と頭の中から霞が増えて白くなり始めた。あと少しでこれができる、まだ立てて握ることしか・・できない
あの自分よりも上の人間が教えてくれたことを、帰りたい、何をてにいれるんだ・・
「帰りたい・・」この「帰りたい」という言葉をつぶやいたときにハッ!っと気づいたことがあった。
男はさっきまでやったことを投げ捨てて猛然と走り出した。しかし冷たい地面には何分ゴミや破片があったためか
足についていたものはすべて捨て去ってしまい、怪我のことも兼ねてうまく走りぬけなかった。
増える靄を、体を動かしながら振り払おうとしても濃霧が激しくなり、消え去った。
「・・・・くそ!!はあ・はあ・・」
重度の濃霧からはもう何も見えなかったが、何も見えてなかったのか、男の荒い息がただの汗と共に響いてた。
「・・・・・」
また無口になり始めた男の目にはまた巨人が壁に背を突き、くたばっていた。
ただ変なことにこの巨人の右手の親指だけが立っていた。そこから鳴き声と鈍い音がこだまする
さて、一方女のほうはどうなったのだろう? あの時女は、全裸で逃げていた。体についた鬱陶しい物をとり偶然見つけた。空の水で汗を流したということだけなのに、
走りすぎて何とか難をを逃れたものの、寒い、疲れ果て、濡れたからだから陰毛から水を滴る、
その時のことだった。突如として
「ああう・・・ああ!」
怯えすくむが誰もそんな声など人間すらいるかわからないが人っ子一人さえ聞きはしなかった。
立ち上がり、濡れた体で走り抜ける女、しかし青い電流は彼女に向かって迫ってくる。何時どこで受けたがわからないが足の裏から血が垂れていた。
一歩一歩血がたれ落ち床の水面が炭酸の様に波紋を受ける。しかし間に合わなくなり電流が青白い光が縛り始める
目が分身してるように高速で動いたが何かが見えた。一瞬、衝撃でロボットから放り投げられた、色は黒、起きたとき離れたところから男がロボットの中に座っていた。こと
過去は。大事な拳銃、老人、電流が消えた後、頭の中に何か見えたようだけど。
女は電流の衝撃から残っているのにもかかわらず、あのホールへと走っていた。十字路のとこまで走ったが。
ガーンガーン、おうおうおう すすり泣く声と鈍い音が聞こえるが少し経つと
「うるせえぞ!」と罵倒と共に猛烈に何かが叩いてる音、最後に悲鳴とも言える声が上げ、弱くなった。
女は女で大変でその叩く音の中、急に明かりが垂らされた。
「てめー誰だ!・・お前ナオミか?大丈夫だったか?!」
「あ・・うう・・ああ・・」
「どうしたナオミ、ちゃんと「お前さん」が来てやったんだぜかんしゃ・」
それは巨人だった。自分の背丈の倍ぐらいにあろうかという無骨な人だった。が
瞬時、極太の太く、電流をまとった線がその巨人を弾き飛ばした。またすばやく。線は消えた。
「いったいなんだったんだ?」と女は思いつつホールへと向かって歩き始めた。
ホールに近づけば近づくほど鼻が圧縮するようなひどい匂いがしていた。
356それも名無しだ:2011/11/27(日) 03:14:03.00 ID:LP9sB9tW
僕の考えたロボット
「カッキーロボ」
とにかくカッコイイ、ひたすらカッコイイ


パイロットは3人、それぞれ『過去、現在、未来』に対して『肯定的、否定的、無関心』の
3つの感情を持ち合わせている

パイロット1(少年)
早く大人になりたいと『未来』の自分に対して希望を抱いているのは(肯定的)
『現在』今の非力な自分に嫌悪しているから(否定的)
人生経験も浅く振り返るような『過去』はまだない(無関心)

パイロット2(青年)
希望を抱けない『未来』に不安を感じているが(否定的)
今『現在』の自分を変えようとも思わない(無関心)
子供の頃は良かったなぁと『過去』ばかり振り返っている(肯定的)

パイロット3(中年)
もはや『未来』から目を背け(無関心)
タバコ酒ギャンブルと『今』を存分に楽しみ(肯定的)
酒が回っては『過去』の自分に嫌悪する(否定的)
357それも名無しだ:2011/11/29(火) 22:57:15.76 ID:wYNgU5dS
電脳神曲

サイバーネットワークが発達した未来。しかし電子が電子を生む急激な進化は、人々の肉体を置いてけぼりにし、現実世界の侵食にまで至っていた。
2999年。世紀末に訪れた大規模テロは二つの世界を混乱の中に叩き落した。
しかし首謀者たる電子によって構築された電子の子、電脳知性体とでもいうべきその存在には、決してシンギュラリティとなりえない重大な欠陥を抱えていた。
それはイカロスの翼か、バベルの塔か。登りつめるまで登りつめた所で彼らは毒に蝕まれ姿を消した。
人々はこの惨劇を二度と引き起こさぬよう世界を分断し封印する事を決断した。
エネルギー供給先を失ったサイバーネットワークは、そのまま二度とさめぬ眠りにつくはずであったが……

この物語はサイバーネットワークに取り残された唯一の人間を名乗る男の、数奇なる人生を綴った詩である。
358それも名無しだ:2011/11/30(水) 16:14:03.21 ID:xU0ot2rN
電記破壊ゲイド

9 逆突撃ボンバー!!

・・ザザ・・ザーオ・・ハョ・ゥ ゴザイマ・ス・・ニコサマ・・今キドウ・イタシマスネ・・
ゲンザイミギテハソン、フットローラー右部分故障、修理する・・必要あり
巨人が寝たまましゃべった。なんとなく意味は分かるのだが後半はしゃべり方が流暢になり、意味がさっぱりわからなくなってしまった。
何とか屑鉄やほこりをどかして頭の中まであった映像を元にただ一心不乱に、足らしき物の1部を溶解させてはくっつけ手の表面が軽く黒ずんで黄色い汁が少し垂れてるぐらいだが痛みがない
震えが止まらないが、中の回線ははじめは衝撃があったのだろう。淫らに荒れていたので一つ々々、一つ々々をばつなげて外しての繰り返し
「お前、立てるか?」
無口な男はこの一言から次第にしゃべり始めことになる、「ハイ、お任せをば」やっぱり意味が分からない。
暗くなった空間から明かりが次第にふうっと優しくかぶせてくれる、奥のほうまでまだだが、男が自分自身に床に自分と同じに動く何かがあり始めたと気づいた。
水たまり水色になり始めたが波紋で鈍り、ほこりがダイヤモンドの様にきらきらと小粒程に壮大に輝いている
肝心の己はというと自分の色が白いとわかるし右手が黒い、顔も痩せこけ、皮膚の上からあばら骨が浮き上がっている
ドドドドド・・「わ・・!」男がかすかな声で驚くがあわてる必要がなかった。巨人が目覚め始めた。
水の波紋がさらに広がるゴゴゴゴ!・・巨人は体の上にあったゴミを振動でどかし少し溶けて指と指がくっついた右手が大地を踏み上半身を起こす
起こす瞬間、部品が外れる音がするが問答無用に下半身の膝をお越し、ふらつきながらも仁王立ちになる
空から降ってくる明かりがさらに増してくるとその鋼鉄の気骨ある無骨の肌が見えてくる。小さな穴からぽつぽつと水がしたたり落ちるが動きには問題ないみたいだ。
起き上がった巨人からは湯気が立ち込めていた。周りが温かい、
「うう・・あ・・あ・・」
女はホールの入り口の所にあるガレキの影に隠れながらその巨人の様子をつぶやきながら見ていた。言葉は発せないが、
「あたたかい」服も着ないで震えている体を癒すかのように腰を下ろす。
しかしこの場での空からの光が女の体を見せた。白銀の髪に赤みがかった細い眉が目立つ
流水の様にしなやかな皮膚は少し痩せこけていて骨のくぼみの影が目立つ、おまけに体中からの何らかの傷があるが牡丹の花の様にピンク色の皮膚からは
まだ丸みを保っておりまだつぼみだと見る。だが、そんな裕著なことは許されなかった。
「ギッ?」電流 女は倒れる、気絶だ、倒れた彼女の右腕が振動で床から弾む
また匂いが激しくなるあの鼻が?げる匂いを放ちながら。
男も「・・・・う・」と吐き気を催したが問答無用に悪臭が近づいてくる
・・!!、、デコイハンノウ!アラートアラートレレレレレッド!ニコサマ!ノッテクダサイ!
巨人から発する言葉「ノッテクダサイ」この言葉だけが忘れきれない、男は疑問を持ちながらもそれに気づいた。
振動が近づいてくる。ぎゅらりぎゅらりと轟音と共に迫ってくる
男は巨人の正当な乗り方を知らなかったがよじ登って上ることにした。席に着いたが・・いや覚えていた。
頭の中には何もなかった。枯れ果てた砂漠の様に無残に砂塵が吹いているだが、だが!!
体の血潮は刻んであった。席に座ると自然に足のペダルを踏むがどの方向に向こうが知らないがわずかに動く
ペダル、動く、レバー、手足が握り動く ボタンが使えるのも僅かだが押すたんびに熱流が増え 怒濤が激しくなる
ぎゅらりぎゅらり、ぎゅらりぎゅらり 振動が過ぎ去っていった。女は女で目覚めるのではなくナオミとして目覚めた。
「・・ん・・痛い・あくしゅっ!・・はぁ!あたしが裸・・いやあ!なんで、なんで・・
お腹もすいてたし何か着なきゃ・・・なんでここにいる・・あ、ニコ」
ナオミが見たのは太いケーブルに絡みついたショベルカーがニコのロボットを襲っていたが、なぜか乗り方下手だった。
口を歪みながらもナオミはその場から離れてある程度の補給しようと考えた。
359それも名無しだ:2011/11/30(水) 22:46:51.06 ID:xU0ot2rN
電記破壊ゲイド

10−1 ニコ&ナオミ

ぎゅらりぎゅらり 太い物を絡みついた「何か」はその移動は鈍重だが絡みついている極太の「線」は
猛スピードでニコが乗る巨人に襲い掛かった。幸い席の上の部分がが何かがもがれて見晴らしがいいおまけに日がどんどん明るくなり敵の攻撃も見えやすくなった。
一回避けることにローラーの癖をよみがえり、物を投げて反撃するたびに手の握力の加減を体が気づき始める。
センスは光るが、すべてではなかった。右 左 真正面 下 それぞれの方向で襲いは避け、高熱の右手で少しずつ溶かし、左手に鉄棒を持ち、「線」の軌道をずらしていた。
「く・・っぎぃい」男は額に汗が止まらなかった。幾ら両手だからと言ったって悪魔でも「軌道をずらす」ことに精いっぱいだった。運が良くても機体をカスルぐらいの物で悪くても男の頭がカスルぐらいだった。
おかげで右耳から血だ出てきて止まらない。
左足のローラーもガタが着始めておと・・
「あった!・・・大丈夫かな・・」
・・この顎がまともに口が収まらない、ぎゅるり、ぎゅるり、じりじりと足を進める・・「何か」
「しっかし馬鹿だよなぁぁ・・あんな雑魚に手間取るなんて・・まあいいや・寒い・」
細い手でbeeの標準を手動でニコに狙いを定めた。目つきと眉間の皺が凝固し始める
右!右!真下!下!天井ながら地下ながらの「線」からの攻防が続くがナオミの目が瞬間に引き金を引く
ズガガ!ガガガ! 赤みがかった朝焼けの中に光る銃弾が高速で連射してくる
「く・・・やばいか、もってよね!・・!」舌打ちしながら願をかける。
銃弾の一つが男が乗るロボットのエンジンに反応した。ウイングを調整するしかし、
やはり衝撃のせいか調整できるのはほんの一部だけで全弾中2分の1が狙いどうりの軌道にならずにそのまま真っ直ぐ向けて壁にぶつかる
曲がり終えたものも加速力がすべて出し切れるわけなく自然に赤い地面に埋もれる
ロボットは攻防の末何とか「線」を少しづつ溶けてきている右手で半分まで切った。
「ふう・・・ふう・・」血が止まらない耳が風を切る、呼吸しようとしても肺に血が回らない、吸っても吸っても
反動によるものなのか吸う空気以上に履いてしまう、襲われるなか仕方なくスピード落とすが
ぎゅるり、ぎゅり どおお!!ショベルカーが突進してくる。男のロボットの目の前で
男は失態した。「線」ばかり気を使ったばかりに「本体?」にまで目が届かなかった。ロボットは「何か」のすぐ後ろに立っていたのだった。
銃弾はさらに数が減ってきた。速度はそのままだがガレキがぶつかり、反射するさらに4分の1までも減ってくる
ナオミの顔は一つも変えないが、右目にたまった涙が漏れる。
銃弾が、届く ショベルが食らう「線」がこっちに向けて迫ってくる
ガォォン!

次でラストです。
360それも名無しだ:2011/12/01(木) 02:36:58.09 ID:qbgMZDZB
電記破壊ゲイド

10−2

ニコ&ナオミ

男の目の前に銃弾が朝焼けの光に反射して赤く輝いていてそれが無数に輝いていてすごくまぶしかった。
左に眼球を寄せると「線」が青い電流をまとって血走りながらこちらに向かってくる
「・・・・・」男は考えた。右に行けば「線」に追い詰められそのままつぶれてしまう
左を向けば一応「線」から避けられるが銃弾が左カーブ撚りな軌道だ。いったら蜂の巣だ。
周りを見る右足にペダルを踏んでいるローラーが蚊でも止まるような速さで回っている
「ん?・・なんだこれ・・止まっている!」
気づいてしまった。自分の体、周りの脅威 空間、そして女と銃
「あの女、裸じゃない・・何を来ているんだ?・女・銃・!」
男は感付き行動を示した。自分の体がさっきまでは1mmすら動かなかったが
2mm ふわっと柔らかく血脈が加速し 3mm 銃弾、「線」の速度を増した。
男 男は!首を右側ですぐさま傾ける銃弾のすさまじい風圧が左頭に襲ってくる。風圧と衝撃で一瞬めまいがするがその余裕も許されない
ロボットを右に傾けてすぐさましゃがむ、銃弾が上に通り越して「何か」に当たり火花がほとばしる
「線」も下にくぐってその隙に右手の熱で強引に「線」にぶつけていた。じゅぶじゅぶと沸騰する音が聞こえ青い電流がショートして電光を走らせる。
ぶちぶちと鳴り響く音は男は爽快な笑顔を見せて「線」を溶かしきった。さらに「何か」が突進する衝撃を利用し滑り台の様にすべりローラーで加速してさらに距離を話す
ナオミも「まさか!」と驚愕する物の、ニコのロボットがこちらに向かっている
やはりローラーが原因なのだろうか?距離を話した後左足のローラーが等々壊れ突進するショベルカーとロボットの軌道と別れてしまった。
ショベルカーはケーブルがぶつ切りになってしまったのか、ジャンプしながらそのまま突進し壁にぶつかる、しかしその壁は多少薄かった。
この空間はどこまで壊れているのか?どこまで荒んでいるのか?その答えは壁の中にあった。
ナオミはガラガラっと音にビビり、しかも前にはニコのロボットがせめて粉塵を巻き上がる
「いや!来ないでぎゃああ!」猛烈な粉塵の中に食われてしまった。しかし彼女はその前に一瞬だけ背中に光を感じていた。
粉塵に入る前に僅か一瞬だけ目の中には粉塵と粉塵の間に赤い朝が降り注ぎニコとその後ろには巨大な機械があった。彼女も初めて見たものだった。軽く2〜300を超える巨大な機械
初めは暗闇を利用してニコを殺そうとしたのだが・・まさか
「ニコォォォ!!」
ナオミは周りの音にかき消されたが怒号と共に飲み込まれてしまった。
361それも名無しだ:2011/12/01(木) 02:37:17.43 ID:qbgMZDZB
「はぁ・・!・はあ!・・!」
・・ギギギ・・ザザ・・ローラー・・破損・・ギギギギサヨ・・・サラ
機械からぼそぼそと流れてゆく、別れの声、男は何一つ聞いていなかった。目を細めてその光景を見ていた。
まぶしさがあふれている、その先には大きな水たまりがあった。よく見ると空を飛ぶ小さな影があった。
ほんやりした時間が流れた。暖かな、穏やかな包まれたものがそこにはあった。多少黒鉛と機械音、人の声もあったが
それを忘れさせるものだった。赤みがかった光がだんだんと黄色くなり、水たまりに反射して美しかった。
粉塵も収まった。その中には。また女がいた。ひどく怯えているみたいだが何やら砲塔らしき物の近くいた。
もうナオミはまた「女」に戻ってい待ったのである
「うう・・ひぐ・あああああ!」大声で泣き叫んでいた。男はそれに気づくが何もかける言葉もなかった。
ぎゅらり、ぎゅるり 音がかすかに響き始める、震動が立った。男と女は「何か」に顔を振り向けた。
ずんぐりと足で体を回転しこちらに向かってくる。男もローラーを機動させようとするが右足のローラーしか動かなく回転も右のみだった。
女もそれを見たのか「あああ!ああ・あ!」金切声で男にこちらを向かせ 体全体で砲塔を叩いている
男もこれが「使える」物としてはわかった物の「何に使えるんだ?」男は考えた。
「何か」はゆっくり近づいてくる一足、一足と砂塵を少しづつ巻き上げる力も上がりつつある
明るい空を前にして女も行動を起こした。女は男が乗っているロボットによじ登り操縦を横取りしてすぐさま左腕の鉄棒を投げ捨てすぐさまに砲塔を持たせた。
「おい!何するんだ」男の罵声を無視して女は砲塔をじっとにらんだ。「おい!」さらに罵声を浴びせるが
粉塵に巻き込まれたの体中が白く粉っぽくなってる女は勢いよく「何か」から違う角度に向けて指差した。
「?・・逃げるのか?」女は黙ってにらんだ、男に席にあるトリガーを無理やり握らせ「指を引け!」という合図を
体でパントマイムした。男もまだわからなかった。女は男の指を誘導して
男と女は2人同時でトリガーを引いた。
すると砲塔から無数の弾が乱射していた。明らかに外れていた。しかし不思議なことに弾の軌道が大きく曲がり
「何か」に当たる、ズガガガガ! 小刻みに震えながら段々と穴だらけになり黒鉛がもうもうと立ち込めてゆき
それまで撃たれながらも少しづつ進んできたが一部が爆発し、
ぎゅらり、ぎゅる・・ぎゅ。。る 動きが止まり炎が全体へと広がるのだった。
「・・あはは・・あばよ・・クソッタレめ・」男はそうつぶやいたが女は顔の皺を寄せてにらみ始めた。
「うわ!なに!」
女ははじめは睨んだが男の間抜けな顔に黄色い歯を見せながらそっと笑顔を見せた。
ロボットは「何か」を通り越し明るい空に向かって歩き始め、明るい光は白くなり始めて
その白い光のなか男と女は巨大な水たまりの音を聞きながら消えていった。

あー終わったー!!どこが短編なんだよ!短編じゃなくなっちゃったよ!
もし宜しければ感想とかあればうれしいです。
後まで読んでくれた人、本当に ありがとうございました!!
長文失礼
362それも名無しだ:2011/12/01(木) 06:31:15.09 ID:LALnwiVI
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/seikaioh2.bmp

素材提供感謝しております
提供されたアイコンに関しては、ぼくロボスレ有志提供品として預からせております
ゲンカイザーSRCへの製作者名表記などの希望がある場合は作者HPのweb拍手等でお知らせください
あとヒレンカの顔アイコン拾うの忘れてた
363それも名無しだ:2011/12/01(木) 08:08:36.60 ID:k/nQRCWa
うますぎワロタ 
364327:2011/12/01(木) 20:06:11.13 ID:Ax3ZnJLv
ナナミちゃんのアイコンが使ってもらえないのは下手だからだと思ってたわ
後生だから使ってやってください
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1005.bmp
365それも名無しだ:2011/12/02(金) 07:08:15.80 ID:2KJ0Dols
ゲイド完結おつかれ&アイコン作成者SUGEEE!!!

うかうかしてらんない『マグマダイバー・プラグマ』その15

・前回(>>333)までのあらすじ
プラグマの修理施設に、突如ザルガン帝国の女将軍コクテンが襲来。
人型大のロボ? まで引き連れてんやわんやの中駆けつけたのはあのヒーロー!
日曜朝のノリになってるがプラグマに出番はあるのか!?
366それも名無しだ:2011/12/02(金) 07:09:47.57 ID:2KJ0Dols

「しっかり悩んで、考えているか、少年!」

語る来訪者ブレイザー1の背にはプロテクタと一体のジェットノズル。
答える間もなくそいつが煙を噴き出して、大きかった背中も一瞬で小さくなる。

『テキセイセンリョクレベル3……コンバットデータサイコウチク。』

下半身だけで体を支えて、吹っ飛ばされた敵ロボ? のソラドがムクリと立ち上がる。
だけどブレイザー1のほうが速い! 構えた側から顔面への高速パンチ!

ズザザドカアァッ!!

「ちぃ、どこから沸いたかは知らんが、邪魔をするなら消えてもらおう! ソラド、お前は破壊を優先しろ!!」
『アイアイマム。』

コクテンの腕の包帯がほどけて、刃つきの機械腕が現れる!

「むぅっ!」

迫る攻撃を冷静にさばく孤高のヒーロー、ブレイザー1。
それでも守りながらに追いつつ追われつつ、不利なのは確かだ。
すでに割って入れる次元じゃないけど、黙って見てていいはずもない!

「豪くん、今のうちにプラグマを動かすんだ!」
「システム起動はこっちにまかせて!」

「おう!」

あっちがプラグマ狙いなら、このままサンドバッグやらせるより何倍もいい。
急いで金属板の足場を駆け上る。

「……させるかッ!」
「いや、させるさ!」

ガキィッ!!

踵を返すコクテンをブレイザー1が阻む。手刀が伸びる。
衝撃で機械腕のネジが飛びちった。それでも相手は。

「それでも……させん!!」

ブチブチギリャアッ!!

怯まずに突き進む。いや、怯まないとかじゃなく、あれは自分から機械腕の接続部分をくれてやったんだ!
そのまま回転しながら、肘から先が飛んでいき……
367それも名無しだ:2011/12/02(金) 07:10:40.85 ID:2KJ0Dols

カランカラン……

「これは! ――下がれ豪ッ!!!」
「え!?」

バクオオォォォン!!!

おいおい、腕に爆弾なんてどういう神経してンだよ!?
大した威力じゃなくったって、組み立て式の簡単足場相手なら関係ない。
金属パイプがうるさくわめきながら崩れていく!

「つかまって!!」
「ちょっと待っ……ぬわああああああ!!!」

ガラガラガシャァァーン!

落ちると思ったその時、差し伸べられたのはコロナの手だった。
修理所にあった固定用のチェーンと滑車を使って、こっちまでやってきたのだ。
変な体勢のまま引っ張られて滑車が戻ると、足場が直後に根を上げる。

「ふう……サ、サンキュー。」
「でもこれじゃプラグマに近づけないよ。」

反対側まで一気に渡って、目標地点を見返す。
確かに、こうなるとあのロボの真ん前に割って入らない限り無理だ。
冷や汗でチェーンが余計に冷たい。

「ん? 待てよ確かこのチェーンもう一本……。」

バクハアァァァッァッ!!

『フェイズ2、メインコンピュータノハカイヲカイシ。』

プラグマの固定装置が破壊されて倒れこむ!
地響きが余計に鉄パイプをぐらつかせて、連鎖で足場も完全崩壊。

「よくやったソラド! そのまま作戦を続行しろ!!」
「ぐっ……あの機体をやらせる訳には……いかんッ!!!」

ボグシャアッ!!

阻むコクテンに正拳突き。けどおかしい。
ダメージを受けたのはブレイザー1だ!
368それも名無しだ:2011/12/02(金) 07:11:28.89 ID:2KJ0Dols

「手負いの兎は獅子の喉元を全力で食い破る……だったか?」

「ゲホッ……仕込み武器かっ!?」
「スペアの義手だがね。相手に隙があればそういう使い方もできる!」

後ろに倒れこむブレイザー1をよそに、目的であるプラグマの破壊に加勢しようとするコクテン。
こんな状況じゃいくら強力なロボットだってウドの大木だ。
その距離は縮まって、縮まって………… 今 だ ! !

「うおおおおおおっ!!」
「何!?」

ギュオンッ!!

振りかぶろうとする腕に横からターザンキックをお見舞い!
もちろん、あのチェーンを使ってだ。われながらオドロキの命中率だぜ!

「非力な餓鬼が今更なにしようぞ!」
「ああ非力だよ悪かったな! だからアンタとはやり合わねー!!」

邪魔するだけしといてスタコラサッサ。
狙いはもう一本のチェーン。こいつに飛びつく!

「よし、サブシステムで遠隔起動に成功した。今だよ!」

「機体に飛び移る気か! だが!!」

ギュオンッ

「マジかよっ!!」

一世一代の曲芸に義手のブーメラン避けまでプラスされてしまった。
でも問題は俺が避けれても。

ジャキイイイン!!!

チェーンは避けられないって事!

ズドオーーーン

「フフフ惜しかったな………ん、何の音だ!?」

ギギギ……
369それも名無しだ:2011/12/02(金) 07:12:16.58 ID:2KJ0Dols

「はぁ……はぁ……豪くんなんとか、こっちの固定具外しといたよ……。」

ブチブチッ………

『ホゴシールドハカイ、サイシュウダンカイニウツル。』
「しまっ……避けろソラドッ!!」

「行けええぇぇプラグマ――の、腕ぇえええ!!!」

ドゴオオオオオオオン!!!!!

そう、もう一本のチェーンってのは接続待ちの右腕を固定してたやつの事だ。
ぶっ千切ってくれなきゃどうしようかと思ったが、見事にハンマーパンチが炸裂した。

『ガ……ギアlガエbw……zゥイガウァ……ブスン』

「さて……残った貴様は生身の片腕だけでどこまでやれるかな……!」

機械のゾンビみたいにタフな奴だったけど流石にこれでダウン取れなきゃ困る。
背後で立ち上がるブレイザー1。これで形成逆転だ!

「フフフ、どうやらゲームセットらしいな。だが、私はボードから降りさせてもらう!」
「何だと!?」

ブス……ピピピ……ピー―――――――

潰れたロボットから変な音……ってまさかあれまで爆弾!?


カッ!!!!


次の瞬間、所内を光が埋め尽くした。なだれ込む足音が聞こえるのはこれが爆発じゃないって証拠。
閃光弾というやつか!? 威力の代わりなのか、まぶたの上からも焼け付くような光に誰もがボーゾンと立ちつくす。

「また会おう、地上人よ!!」
「待てっ!! 逃がさんぞ!!!」

遠くなっていく声はコクテンとブレイザー1。
全員が目を開けたとき、そこに二人の姿はなかった。


つづく
370それも名無しだ:2011/12/03(土) 18:35:05.73 ID:J7rV11lT
プラグマ作者氏いつも乙
この際なんで豪くんのアイコンも作っちゃおうと思うのだけど、色指定を教えてもらえますか?
髪と瞳と襟、ついでに肌も浅黒いなどの指定あれば。

以前投下された絵は持ってます。線がくっきりしてるので塗り絵だけでできそう。
371それも名無しだ:2011/12/03(土) 20:45:10.07 ID:RQ2SsXJ5
な、なんですとー!!?

えっと瞳は濃い茶色で髪は黒、肌もまあ健康的なレベルぐらいのフツーなモンゴロイドです。
襟も学生服っぽい何かなので、多分黒です。あんまり考えてなかった……。
作ってもらえるだけで感謝感激雨アラレなので都合のいいようにやっちゃってください。
372それも名無しだ:2011/12/03(土) 20:53:12.60 ID:J7rV11lT
了解。ま、あんま期待しないどいてください
373それも名無しだ:2011/12/05(月) 00:45:04.04 ID:P3fxa/5+
アイコンが流行っているようなので便乗
6号機「シャドウミラージュ」から「D−42 スラッシュゲイル」
作者がいてNoと言われればそれまでだが謝らない

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2345083.bmp
374それも名無しだ:2011/12/05(月) 07:05:42.05 ID:RLRtZb6V
うああ、かっこいい
375それも名無しだ:2011/12/05(月) 21:52:12.55 ID:P3fxa/5+
10号機「行け!ユンガー50」から「ユンガー50」

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2348202.bmp
作者が(ry
376張り合っても負ける:2011/12/05(月) 23:19:35.02 ID:RLRtZb6V
大塚豪 本当に塗っただけ
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1025.bmp

ついでに征界巨人セイカイオーを修正
http://neo.vc/uploader/src/neo1026.bmp
377それも名無しだ:2011/12/06(火) 04:53:37.07 ID:JnWYHoSz
桜華絢爛ベルフェリオンの作者です。
私的な事情でHP更新不能のまま離れてましたが、
10話の制作は完了していますので、近いうちに投稿します。
10話以降のうpはwikiに頼ることになりそうです。

ちょっと忍法帳に慣れていないほどに離れていたので、
次の更新はwikiに頼ることになると思います。
378それも名無しだ:2011/12/06(火) 07:58:14.60 ID:JnWYHoSz
10話投下します。
事情によりまとめwikiをお借りしました。

http://www21.atwiki.jp/bokurobo/pages/535.html

えっらい久しぶりですが、覚えてる人いるのかなあ……
379それも名無しだ:2011/12/06(火) 18:44:48.73 ID:czumTxQi
スレが微妙に盛り上がっているだと……

>>378
お久しぶり。やっぱ文章うまいなw
380それも名無しだ:2011/12/07(水) 01:00:08.40 ID:pComJ8qp
>>375
うおおあ!?ユンガーだ!!
これは嬉しい、創作意欲わいてきた。近日中にユンガー五話仕上げるぜ!!
381それも名無しだ:2011/12/07(水) 19:01:44.32 ID:JaO4/5Lv
>>376
おお、なんかアニメっぽい! ありがとうございますウヒョーイ!

>>378
広瀬さんカッコイイ!!
キャラも勿論だけど今回は構成に唸らされた。落して上げて次回への流れが熱すぎるぜ。
382それも名無しだ:2011/12/08(木) 00:46:55.25 ID:RFrqHj29

 『エクスブレイカー・ジ・オペレーション』

 X機関。それは、人の感情によりエネルギーを際限なく引き出す永久機関。
今より遠い未来、実用化に向けて研究を重ねている最中のそれは、
研究施設の壊滅により、失われていたはずだった。

 だが8年後、失われたはずのX機関の技術をもって、武力蜂起する組織があった。
成すすべもなく倒されていく現行兵器。
強大なX機関に対抗するには、同じくX機関による兵器でなければならない。

だが、X機関への道は失われてはいなかった。
立ち上がるのはロボット系企業最大手、エクスファーデンの一族。
彼らと共に降り立った少年、カイ。
彼は唯一、X機関の機密を託された人間だった―――。

○キャラクター
・カイ=ミズキ 男/17歳
 エクスファーデン家に従事する少年であり、エクスブレイカーのパイロット。
ラフな服装を好む黒髪ウルフカット。
常に身に着けているロケットは母の形見。
内部にはX機関の詳細データが詰まっており、これによりエクスファーデンはX機関の実用化に成功した。
人当たりはよくないが、何だかんだで実は優しいツンデレ。
一人称はワイ、語尾に「〜や」がつく特徴がある。エセ関西弁。
ネーミングはギリシャ文字の「χ(カイ)」から。
383それも名無しだ:2011/12/08(木) 00:55:41.97 ID:RFrqHj29
・エミリア=エクスファーデン 女/19歳
 エクスファーデン家子息の長女。対組織の為にカイや妹たちを率いて動く、実質上のリーダー。
金髪で髪先を若干巻いている。外見には非常に拘り、よく服装を変えるが、基本ドレススタイル。
いかにもお嬢様らしく、一人称は「わたくし」、「〜ですわ」などとお嬢様言葉を用いる。
若干自信過剰ではあるが、礼儀正しく他人への敬意も忘れない。

・アリシア=エクスファーデン 女/16歳
 エクスファーデン家子息の次女。X−1を駆り、カイに並んで前線を張る。
肩ほどまで金髪を伸ばしている。エミリアとは逆に、外見には特に頓着しておらず、正装が苦手。
一人称は「私」だが、女言葉は用いず、「〜だぞ」「〜だ」など。
おそらく味方中一番の脳筋。自分もそれを自覚しているのか、他人には寛容的。

・ティエル=エクスファーデン 女/13歳
 エクスファーデン家子息の末っ子。X−Pに搭乗し、後方支援を担当する。
若干ふわりとした金髪ショート。どちらかというと服装は気にする。
一人称は「ボク」、「〜だよ」などと子供っぽい口調。
次女アリシアのミスをフォローしたりと、姉妹の後詰め役に収まっているしっかり者。
384それも名無しだ:2011/12/08(木) 00:59:44.45 ID:RFrqHj29
○ロボット
・エクスブレイカー
 青をメインに白のポイントが入った色合いの、全長23mの人型ロボット。
X機関を用いた「X兵器」最初の機体。
後述の2079モデルを母体に、X機関を組み込み調整した。
X機関の能力を引き出すために、様々な要素が一通り組み込まれているのが特徴。
不安定な性質を考慮し、2079モデルの動力を予備として組み込んでいる。

X−レイガン :X機関より引き出したエネルギーを光線状に撃ちだす射撃武器。
X−プレート :X機関のエネルギーを使用できるように内部機関を組み込んだシールド。
X−キャリバー:同実体剣。片手剣サイズ。

X機関から引き出されるエネルギーが一定量を超えると、外装と装備が展開し、余剰エネルギーを排出する。
この時、エクスブレイカーは虹色の光に包まれ、さらに以下の機能が追加される。

X−フィールド           :排出したエネルギーで敵からのエネルギー攻撃を減衰させる。
ゼノ・ブレイカー・ジ・アンリミテッド:X−キャリバーを敵に刺した状態で展開、
                   エネルギーの奔流で敵を焼き切る。
                   また、エネルギーを纏った状態で巨大なエネルギー刃を使う攻撃全般。
ゼノ・イクリプス・バースト     :展開したX−レイガンによる、強化された一撃。
                   初使用時は武器自体の耐久度の問題で一撃しか使えなかった。
385それも名無しだ:2011/12/08(木) 01:04:00.20 ID:RFrqHj29
・X−1(エクスワン)
 全体を黒で塗装した、X兵器正式投入1号機。
X機関を機動力補助に活用するため、X機関直結のブースターが背部=肩部にかけて存在する。
厚い装甲をX機関の大出力により動かすというコンセプトで制作されているため、
エクスブレイカーより大重量となっている。
X機関の出力をそこまでアテにしておらず、対エネルギー用コーティングを装甲に施している。
そのため、X機関の出力が想定を超えると、コーティングが完全に吹き飛び、全身銀色になってしまう。

マシンキャノン       :肩部装甲に内蔵されている実弾の機関銃。
X−レイガン        :エクスブレイカーと互換性のある標準装備。
X−レーザー・ソード    :取り回しの効く非実体剣。腕にマウントしたままでも使用可能。
ゼノ・チャージング・ランサー:X機関により強化された体当たり。
               装甲が吹き飛ぶ代わりに、機体周囲にフィールドが発生し、
               通過する余波すら攻撃に転用できる。

・X−P(エクスピー)
 白を基調にライトグリーンで塗装を施した、電子戦を想定したX兵器。
護身用のX−レイガン以外に武装はないように見えるが、
その実、防御力をX−フィールドに依存しきった特殊な機体。

X−レイガン        :エクスブレイカーと互換性のある標準装備。
X−フィールド       :エクスブレイカーと原理は同様だが、防御に意識を向けると性能が高まるためか、
               発生装置を設けるなど性能の向上が図られている。
X−ガン・ランチャー    :X−レイガンの性能を高めた長距離武器。

・2079モデル
 世界に浸透している一般的な機動兵器。
組織の用いるX兵器には手も足も出ていない。
基本は手持ちの実弾銃一本、本格的な戦闘を想定している機体はいくつか追加装備もある。
386それも名無しだ:2011/12/08(木) 01:12:21.83 ID:RFrqHj29
というわけでロボットではよくある精神感応をメインなお話。
敵組織のことなんも考えてなかった。
387それも名無しだ:2011/12/08(木) 01:22:56.82 ID:84ZRCijg
>>386
Xという単語を多様するのはグッド
388それも名無しだ:2011/12/08(木) 19:58:09.04 ID:PUelmPiX
大気万星マスターホープ

動物や植物にも魂と呼べるものがあるように大気にもそれはあった。
古くからの精霊信仰で謳われた概念は科学の発達とともに薄れていったが、
科学が天を突き抜け宇宙にまで達した時、それは現れた。

火星でのテラフォーミングがようやく開始され始めた頃、人工的に作るはずの大気に異変。
周囲の物質を吸い込んで現れた謎の怪物は瘴気獣と名付けられる。
地球への撤退を余儀なくされた人類だが、そもそも火星での計画は地球環境の悪化を発端として行われていたもの。
温暖化をはじめ竜巻やスコールなど異常気象の数々はまるで瘴気獣の出現に呼応するかのように猛威を振るっていた。

それもそのはず、火星で自然消滅したと思われていた瘴気獣はすでに地球に現れていたのだ。
彼らの本質は超古代――それこそ太陽系の誕生に近い時代より外宇宙からもたらされた原子サイズのナノマシン「RIAMETAL」だった。
生物が棲む世界を作るという目的を全うし、周りを漂うだけの気体と化したはずのRIAMETALは、人間達の修復不能な活動により、
再び環境を作りなおす、つまりリセットするべく行動を開始したのだ。

対話など不能、問答無用の瘴気獣に対抗し、地球全土の生命を守るため、人間たちは自分たちのエゴを自覚しながらも立ち向かう。
その切り札こそ、全高100メートルの巨大ロボ、マスターホープだ!!


【瘴気獣】
大気に含まれる極微量の原子型ナノマシンが増殖を繰り返して進化した惑星上生命活動強制停止システム。
獣などの形をとっているのは取り込んだ生物のDNA情報を読み取っているからだと考えられていたが、
実際は生命がRIAMETALから進化の道筋を与えられていたため似たような形の獣が現存しているに過ぎない。
それぞれ異常気象を操る技を持つ。

【マスターホープ】
瘴気獣のナノマシンを解析して造られた地球製の瘴気獣とも呼べる存在。
ただしこれに由来するシステムを殆ど攻撃と自身の維持に使用している。
これには装甲や通常兵器を利用した安定性の向上と、
瘴気獣の異常気象操作に干渉できるリソースを多く確保する目的がある。
大気中の原子をコントロールし電気や熱気、冷気等を武器にする。
ちなみに「master hope」という名前は大気を意味する「atmosphere」のアナグラムでもある。

【コクゥ】
マスターホープのパイロットである少年。
瘴気獣の襲撃により瀕死の重傷を追った所を、試作型ナノマシンによる人体実験とも言える手術で一命を取り留める。
記憶を失っており精神状態も不安定だが、操縦技術はもはや人類の域を超え、
彼なくして戦いを勝ち抜くことは不可能となっている。
戦うたび感応するかのように記憶を取り戻すが、精神を少しずつ蝕まれていく。
389それも名無しだ:2011/12/08(木) 23:50:04.65 ID:aWmuzbT/
アナグラムいいなあ
390それも名無しだ:2011/12/09(金) 01:16:34.16 ID:0gHZFsFI
アトモスフィアとかけた上でそれっぽい名前になるとか素晴らしいわ
391それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:31:04.93 ID:0gHZFsFI
ベルフェエリオン11話できました。
何だかんだで僅か3日で出来てしまいました。
鉄は熱いうちになんたらと言いますが、一日10kb以上は熱がこもり過ぎていたかも。

では、忍法帳や連投規制と戦いながら投下はじめます。
392それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:35:35.36 ID:0gHZFsFI
「頼む」
片手を突き出す。それは、命を預ける相棒への、珍しい願い。
「力、貸してくれ」
その言葉に、なさそうでそれなりにはある胸を張りながら、勢いよく自身のそれを重ねる相棒、パール。
「喜んで!」
一切ブレない彼女の言葉に元気づけられ……唱えるは無窮の誓い。

逆境、窮地、それがどうした!
あの人はそれを何度も覆し、踏み砕いてきた!
ならば自分も応えよう! 最初で最後の華舞台、舞って散らせる絢爛舞台!
―――天城総一、大立ち回り!
「「デバイス・オン!!」」


  桜華絢爛ベルフェリオン
    第十一話「ベルフェリオンVSベルフェリオン! 裂光の捕食者クライガイスト」


『謎ロボ無罪確定!血迷った広瀬涼』
『エールフランベルジュ再臨』
紙面を見ると、昨日の騒ぎで一面が占領されている。
無理もない。久々の逆転合体による大立ち回りなのだから。
だが、紙面に食い入るように見入る男の興味は、そこではなかった。
『お騒がせ男・天城総一』
『遂に暴いた! 公務執行妨害常習犯』
記事にあるのは、天城総一の姿。
時折事件に出撃する謎ロボ―――ベルフェリオンの所持者が彼であることが、公になっているのだ。
それも、最大限悪意をつぎ込み、否定的解釈で埋め尽くした紙面で。
「……私怨丸出しやな」
紙面を見つめながら、男は呟く。
食堂で昼飯を摂りながら、苦い表情で。
おそらく「天城総一」は、何者かに睨まれ、簡単に干されたのだろう。
何故かあの英雄・広瀬涼と同時に姿を見ることが多いと話を聞くが、
紙面では「血迷った」「庇う相手を間違えた」「お人よしにも程がある」等と、散々。
その言葉の羅列を見ると、ひとつの事実に若干不安が押し寄せる。

「―――いつか、他人事ではなくなるだろう」
393それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:40:05.64 ID:0gHZFsFI
「……な!?」
後ろを振り返る男。男の背後には、中性的な容姿の人影がひとつ。
灰色の長髪を下げた、一見柔和そうな、少年とも少女ともおぼつかぬそれが。
明確に、彼を『デバイスの所持者』として認識したような発言を零している。
「お前、何モンや?」
眼鏡をくいと上げ、男は警戒する。
「僕のことはどうでもいいよ。それより……いい話を持ってきたんだ」
「お断りや。帰れ」
突っぱねる男。しかし、その人影は欠片も驚きもせず、一言。
「息子さんが、どうなってもいいのかい?」
その言葉とともに、男にちらつかせる写真。
顔半分が醜く爛れた姿―――その写真を見るだけで、男ははっとして、唇を噛む。
「そうそう。ちゃんと聞いてくれれば、それでいい」
愉快そうに笑いながら、まるで手品のように、一瞬で写真を片付ける。
そして、近づくその人物が示すのは……広瀬涼の出陣する、判決の決定戦が、明日存在するという、予定記事。
「……ワイに何をしろと」
「この予定、今日中には面子変更の知らせが入る予定だよ。代わりに出るのは……天城総一。こいつだ」
指さして示す、紙面内の天城総一の写真。
広瀬涼が出ず、代わりにこの男が出る。そして、一般公開された事実―――
「ワイに潰せと?」
「そういうこと。無事に済めば、息子さんの修理費は出してあげるよ」
どこまでも足元を見る、嫌な奴だ。
その視線を褒め言葉とばかりに、張り付いた笑みを浮かべる、少年だか少女だか。
「お前の話、どこまで信用したらええねん」
デバイスを知っているような口ぶりに、話はとりあえず聞いたが。
男の言う通り、いきなり現れたこの人間に、何ができるのだろうか……疑念はないといえば嘘になる。
確かに、何か人とは違うものは感じる。だが、それだけだ。
彼だか彼女だかに、何ができるのだろうか。権力か、人脈か、それとも。
下手をすれば、人質にできそうな口ぶりも、嘘に―――

ズゴンッ!!

突如、店の外の道路に突き刺さる何か。
窓が割れ、客も従業員も驚きを隠せず、テーブルの下などに潜る。
その混乱の中で、男は見た。
それは、巨大な脚。それも、似たようなものを見たことのある足が。
膝のあたりから虚空に形成され、踏みしめている様を。
「―――というわけ。お願いするよ、井上轟さん」
人影は去っていく。名を呼ばれた、立ち尽くす男―――井上轟の手元には。
対戦カード変更の確認を促す、メールを受信した携帯端末が残されていた。
394それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:44:48.97 ID:0gHZFsFI
「誠二、ほんとに大丈夫?」
「まあな。今となってはお前の方が重病人だ」
結局、休養と検査を経て数日で退院となった誠二。
親に心配され、色々気を使われ……ひと段落した今、向かうのは総一の家。
あれから三人揃う機会が皆無であったため、晴れて刑事上無罪となった今、
数日ぶりに集まろうと考えたのだ。
涼とは連絡が取れず、転送先だった俊暁の話によれば、広瀬法律相談事務所は今日は店休にする、と。
「仕方ないじゃない、あんな事態じゃ傘なんて……くしゅんっ」
一方、春緋はどうしたのかというと……単なる風邪である。
傘もささず、冷たい雨に打たれ、総一逮捕の瞬間に直面したのだから、仕方ないといえば仕方ないのだが。
おそらく精神面での問題もあるのだろう、微妙に涙の後も残っていなくもない。
無罪の知らせを受け、漸く体調も落ち着いてきたのだそうな。病は気から、ともいうが。
「……まったく。総一も総一で、もう少ししっかりしてくれるとありがたいんだが」
彼だけが悪いとは言えないし、刑事上でも無罪ではあるのだが。
逮捕を受けてからの、春緋の崩れようを見ると、どうしても彼にはしっかりしてほしいと思ってしまう。
「本当よね。まったく、毎度毎度迷惑かけてばっかで」
「お前が言うな」
そこはジト目で返す。
いつも通りのやり取り……だが、一人かけるだけで、こうも脆く見えるのか。
春緋はずっと、携帯電話を握り締めている。
総一が逮捕された時、その場に置き去りになった携帯だ。
寝込んでいる間、春緋はずっとその携帯を握り締めて離さなかったのだという。
どれだけ支えになっているのか。
総一は気づいているのか知らないが、細かな仕草でこうもはっきり分かるものだと、
そこまではどうでもいいとも思いながら、誠二は感じていた。
395それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:49:31.63 ID:0gHZFsFI
そうこうしているうちに、総一の家に到着。
そこには、まるで食べ物に群がる蟻のように、
ひたすらマスコミの人間が張り付いている姿が見えた。
「……うわあ」
これには思わず春緋も絶句。
動きが出た瞬間、どう考えても無理矢理記事にする気満々である。
いくらなんでも、これでは動けない。
思案している中、突如この緊張した空気を、駆動音が引き裂く。
家の中で停止したのはバイク。ヘルメットを上げると、そこにいたのは予想通り―――
「トシ兄さん!」
「定着させたいのかな、それわ」
早々の歓迎にため息をつきながら。確かに俊暁だった。
「……君達も入るか?」
「お願いします」
状況的には非常に心強い味方。
警官という場馴れした先導者が味方に加わったことで、多少強引にマスコミの包囲網を潜り抜け、
総一の家に入ることができた。

「誠二! それにハル、トシ兄さん!」
「だからねえ……」
もはや総一と春緋の間では統一された感のあるお出迎え。
三人を迎え入れた瞬間、鍵とチェーンをかけ、念入りにドアを閉めた。
「全く、この状況じゃ買い出しにも行けやしねえ」
ため息をつきながら、居間に三人を通し、ソファーに座る。
「災難だな。一応、3〜4日持つ分は買い込んだよ」
「あざっス」
買い物袋を受け取る総一。
いつも通りパールも居り、これで最初の事件に関わった主要人物は集合したことになる。
……未だ意識の戻らない、広瀬涼を含めて。
「あ、パールちゃん……って、え」
固まる空気。ソファのひとつを占領し、寝かされているその姿は、
下手したらマスコミの格好の餌になりそうだ。
「……総一、まさか広瀬さんに変なコト」
「してねーって!?」
勿論、必死に否定する。万にひとつ、そんな事をしでかしたりしたら、今度こそ刑事罰でアウトだ。
それ以上に社会的に、肉体的に、あらゆる手段で殺戮対象になる。
396それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:54:04.74 ID:0gHZFsFI
「まあ、そもそもマスターにそんなことする度胸なんてありませんし」
「おいテメエ今なんつったよ」
「こんなに可愛い私達が近くにいるのにまだ夜のお相手の一人もいないってどういうことですか」
相変わらずの雰囲気ブレイカーである。
というか何ですか、隙あらば下ネタに走るって。一応年頃といえばまだその範疇にいないこともないが。
「はいはい自画自賛自画自賛」
「そんなだからまだ関係持てないんですよチェリーボーイ!」
かちん。男として尊厳を傷つけられる言葉が飛んできたような気がする。
後で覚えてろよてめェ。
「そうよ、気のある娘一回がーっと襲っちゃえばいいのよ! 私とか!」
「やはりエロインだった!!」
「エロインって何よ。もしかして、ヒロインって認めてくれた?」
「一文字抜けてンだよ、ばーたれ」
露骨に身体を売ってくる……いやらしい。
女性陣との、どこまでも脱線しそうな会話を聞くと、ああ、やっと三人揃ったんだな、と誠二は自覚する。
「……全く。で、これからどうするんだ?」
「っとと、悪い。誰かさんのせいで話がこじれちまった」
「誰かって誰よ?」
春緋の抗議をよそに、総一は俊暁とともに、現状の説明をする……。

「……また随分、大役を引き受けたわね」
春緋の口から漏れる言葉もご最も。
「しゃーねーわ。俺以外に動ける奴探せってのも厳しいし、買収の疑いもある。
 広瀬さんとの約束もあるし……最初の最後って奴だよ」
そもそも、涼を潰してまで閉鎖地区の住民追放を敢行するということは、
政治面での裏がないという方がおかしい。
そういった介入がない総一が出なければ、あとは八百長だ何だでどうとでもできる。
「……最初の最後?」
「この状態の俺が表立って動くのはまずいだろ。
 JDAの事件で状況共有してなかったら、お前らとも距離置いてるぜ?」
397それも名無しだ:2011/12/09(金) 08:58:14.93 ID:0gHZFsFI
確かに。マスコミに囲まれ、あらぬことを書かれ続ける男の関係者だと知れたら。
それこそ今の総一のような話題の餌にされたり、社会的地位を暴落されたり。
総一の考えも最もだ、と納得する誠二。だが、彼の懸念はもう一つ。
「あまり自分を追い込むな。広瀬さんも不本意かもしれないぞ」
……周囲に気を使い過ぎる。
迷惑をかけたくないという気持ちも分かるが……そのまま外界と関係を絶ち続けてしまえば。
誠二の頭に浮かぶ光景。それは、自ら全ての関係を断ち、社会の闇へと消えていくイメージ―――。
「善処するわ」
その言葉にも、どうにも安心できなかった。
「……天城君。決まったぞ、今回のマッチングが」
誠二の不安をよそに、ミニサイズの情報端末で俊暁が開いた画面。
そこには、次の公判決定戦の予定が表示されていた。
明日昼、設定は1対1。
対戦者の名前には、確かに天城総一の名前があった。
「何とか1対1になったよ。広瀬が動けない以上SLGは使えないし、
 実質の人数上ハンデを背負うのは厳しいだろう?」
安心したように肩を撫で下ろす俊暁。

明日昼の公判決定戦。
対戦カード、弁護側:天城総一VS検事側:井上轟。
総一当人は知る由もなかったが―――エルヴィン公式で、ベルフェリオン同士の対決が、実現してしまった。

その後、マスコミに気を使うように。
雨戸までも閉め、ほぼ密閉された空間で一日を過ごすことになってしまった。
本当はもう一度、ベルフェリオンで戦闘経験をしておきたかったのだが、マスコミにこうも囲まれては仕方ない。
意識の戻らない涼を除き、各々が割り振られた部屋で過ごす中で。
自らの部屋で一人、天井を見上げる総一。
ここまで、色々なことがあった。
JDAに捕まり、死にかけて。広瀬さんに拾ってもらって。
逮捕され、また広瀬さんに助けてもらって。
「……全く」
この力が呪わしい。
パールを拾い、デバイスと契約して。それ以降、自分を取り巻く状況が急変しすぎている。
誰に狙われているか、と聞けば多分、JDAにマスコミなのだろうが。
だが……その力で、何ができるのだろう、と考える。
今まで状況に振り回されるまま、あるいは状況を変えるために使ってきたデバイスの力。
今、その力を自らの意思で使おうとしている。
それは、望んで魔道に落ちるということかもしれない。
此処まで睨まれた以上、既に「普通の一学生」として過ごすことは不可能に近い。
ならばせめて。この力を、自らの望むままに過ごせたら。
398それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:02:19.62 ID:0gHZFsFI
思い出す。最初にデバイスに込めた願いを。
『俺ァな、友達が苦しむのは見たくねェんだよ。誰かが近くで困ってると何かしたくなるんだよ』
自分の言葉を反芻する。
『今ここで手が届かなかったら自分が許せない! 何もできなかった無力な自分が!』
今は、不本意ながら力がある。そして、守りたいものが確かにある。

思い出す。自らを苛む真紅の記憶を。
炎の中、あの少女を―――自らの妹を、助けられなかった記憶を。
もし、この力で誰かの未来を変えられたら。

思い出す。拘置所で出会った少年のことを。
彼もまた、弟を守るために戦っていた。
行動の是非はあるにしても、守るための行為は、間違いではない。
そう願って起こした行動ではないにしろ、あの少年に道を作ることはできるのかもしれない。

呪わしい力を、誰かの未来のために使う。
その為には、自分が犠牲を払おうとも構わない。
社会的に言えば、今これ以上動けば、自分がどうなるか悪い意味で分からない。
だからこそ、表舞台は最初で最後。
自分から決定戦に出ると言い出した時、一度は俊暁に止められた。
『馬鹿を言うな。君が表舞台に出ることが、どういう状況か分かっているのか?』
最もな話である。
だが、それでも止められなかった。何かをしたいという衝動。
必死に頼み込んで、ようやく聞いてもらえたチャンス。これが最初で最後になろうとも。
自身のためにその身を削ってくれた涼に、何かしら報いることができたら、もう何があっても構わない。

だが、正直怖い。
自分が表舞台に立ち、非難を覚悟で真っ向勝負を押し通す。
下手をすれば、エルヴィンの大半を敵に回す行為になりかねない。
自分には、広瀬涼のような「正義」の免罪符がないのだから。
だからこそ、怖くないはずがない。
あと一押しの勇気を。
幼い日の、「父親」に借りる。
―――机を開く。大事に残されていた、特注の手袋。
幼いころ、自分を残して消えてしまった、「父親」の唯一の遺品。
「……借りるよ、父さん」
その右手だけの手袋を嵌めると、自然としっくりなじむ気がした―――。
399それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:06:38.54 ID:0gHZFsFI
そして、運命の時。
今回は偶然か、それとも嫌がらせか、廃墟を障害物に逆用した、屋外の巨大戦闘スペースが舞台に選ばれていた。
ご丁寧にも、いくつか設けられている「観戦塔」だけは整備が行き届いていて。
春緋と誠二は、その観戦塔のチケットを配布されていた。
本来二人で行くことは避けたいが、事件から時間が経ち、総一のみが中心で巻き込まれていることと、
俊暁が涼についていなくてはならないという事実と、二人にとっての総一の存在を考え、こういう形になった。
「……勝つかな、総一」
「BMM相手なら勝てるだろ。今までは相手が相手だったんだ」
予定席に座りながら、いつもの観戦とは全く違う心境で、戦闘スペースを見つめる二人。
その横の空席に、また一人座る。
「……あら、井上君?」
「あ、藍澤さんに高見君。君達も観戦?」
井上純。けっこう衝撃的な復学を果たした、顔面の半分が包帯で覆われた少年だ。
総一も含めた三人とはクラスが一緒で、二人は覚えていないはずがない。
「まあな。ところで井上……大丈夫なのか、その顔?」
「ああ、うん。もう収まってきてるし……外傷はひどいけど」
「あまり無理はするなよ」
気遣う誠二。だが、そんな彼の心配を、一瞬で別の心配に変えてしまう一言が、直後。
「うん。でも今日、父さんが出るみたいだから……」

―――父さん?
驚愕の表情で、顔を見合わせる二人。
「え、父さん? どういうこと?」
「うん……父さんが、昨日いきなりエントリーしてて、気づいて……
 でも、僕には一言も言ってくれなかったんだ。だけど、折角の父さんの晴れ舞台、見たいし……」
再び、顔を見合わせる二人。
まさか、まさか。
クラスメイトの父親と、一応スポーツのような規則があるとはいえ、ガチで対立し戦うことになるなど―――。
400それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:10:57.23 ID:0gHZFsFI
「……ぅ、げふ、げほっ!」
一方。総一の家。突如咳き込む声に、驚き駆け込む俊暁。
「大丈夫か、広瀬!?」
顔面蒼白、どう見ても病人のそれ。
病に引き込まれながらも、彼の予想通り、意地と気力で無理に意識を引き戻したのだ。
息も途切れ途切れ、意識も確かなものではない。
動くのがやっとといった感じで、ソファーから一歩も動けるような状態ではない。
「ぅ、あ……今、何日……」
「無茶しすぎなんだよ! 今○○日!」
だというのに。
今の日付を聞いた瞬間、無理矢理身体を捩る。立ち上がろうとでもいうのか。
「ぃ、か……なきゃ……」
「寝てろ!」
肩を抑え、彼女の動きを制止する俊暁。そうでなければ、この女はどこまでも無茶をする。
それを分かっているからこそ、俊暁は今日の公判決定戦を彼に託したのだ。
「公……判……」
「代理立てといた。今からじゃ間に合わないぜ」
「誰に……っ」
顎で示す、テレビ画面。試合開始前の特番では、総一の顔が写っていた。
『さて、ここまで迷惑なことに世間を騒がせてきた天城総一ですが。
 先日あの広瀬涼に無罪にしてもらったようですね?』
『昨日の今日とまでは言えませんが、面っ皮厚いですね。
 将来は政治家にでもなった方がいいんじゃないですかね?』
事情を知る二人には全く面白くない冗談を交えながら、トークが進んでいく。
愕然とする涼、見つめる俊暁の顔は真剣そのもので。
「……寝られないなら見とけ。あいつなりに考えて、結論出したんだ」
「…………っ」
決して良くない身体。二日は寝たきりでいたのに、まだ身体が回復しきっていない。
追いつかない脳を、吐き気の止まらない身体を必死で抑えながら、画面を食い入るように見つめる……。
401それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:15:56.86 ID:0gHZFsFI
廃墟に立つ男女の姿。
正体が割れている以上、隠す必要もない。
非難の視線を四方から浴びながら、天城総一は相棒と共に立っていた。
「……マスター」
「ああ」
口数少なめに、前を見つめる。
同じく立っている男。おそらく、彼が今回戦う相手なのだろう。周囲に機動兵器の類は用意されていない。
ということは……似たようなものなのだろうか。
召喚系の機体などそうそうない。フランベルジュだって、意思があるからか、呼ぶことができるわけで。
漫画やアニメの類でなら、他にいくらでもありそうだが、現実を考える―――。
「……ベルフェリオン」
まさかとは思うが、こんな公式の場で対立することになるとは。
とはいえ現状を考えれば、わざとベルフェリオンを当ててきたと考えるのが妥当か。
同じベルフェリオンを相手に、勝つ自信は、ない。

―――ほら、できるじゃないか。最初から諦めるからできないんだ

同位の存在に気圧されそうな心に、ふと「父親」の言葉が響き渡る。
右手を見る。自身が左寄りのため、利き手と逆の手に嵌められた手袋。
折れそうな言葉を支える、「父」の声。
「頼む」
片手を突き出す。それは、命を預ける相棒への、珍しい願い。
「力、貸してくれ」
その言葉に、なさそうでそれなりにはある胸を張りながら、勢いよく自身のそれを重ねる相棒、パール。
「喜んで!」
一切ブレない彼女の言葉に元気づけられ……唱えるは無窮の誓い。

逆境、窮地、それがどうした!
あの人はそれを何度も覆し、踏み砕いてきた!
ならば自分も応えよう! 最初で最後の華舞台、舞って散らせる絢爛舞台!
―――天城総一、大立ち回り!
「「デバイス・オン!!」」
402それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:20:27.10 ID:0gHZFsFI
「……マジか」
想定外の出来事に、それしか言えない誠二。友人と、別の友人の父親が、同じ条件で戦う。
本人が知らないのが不幸中の幸いか。
「ちょっと、これって……」
だが、事態は最悪。
大会規定では、どちらかが戦闘不能になるか、機能停止と判断されるかで勝敗が決定する。
ベルフェリオンには、コアがない。故に、機能停止の判断材料が、ない。
つまりそれは、本人が危険な状態に陥ろうと―――
「止まらないって、ことか」
文字通りの公開処刑もあり得る……考えうる限りで、最悪の事態に陥った。
背負うものがある以上、逃げ場もない。
不安げに誠二を見上げ、腕をきゅ、と掴む春緋。
振りほどくことなく、外の光景を食い入るように見つめる……。

『悪いが、仕事なんでな。個人的感傷はナシや』
対立する巨体。以前助けた光のベルフェリオンが、今総一の目の前にいる。
まさかこんな形で、敵対することになろうとは。
「恩知らず」
『何言っても無駄や、お前の場合』
もう世論上、どちらが悪でどちらが正義か、決まったようなもの。
上等だ。一度限りの大舞台、真正面から世論にぶち当たって勝ちを決めるのも悪くない。
「そうかい。なら、遠慮なくいかせてもらうぜ……」
構え、気合十分。
『裂光の奔走者、クライガイスト。お前を葬る名や、覚えとき!』
「中二臭ェ!」

試合開始―――互いの戦意が、放たれる!

「速攻!」
全速力で突っ込み、拳を振りかざす。
思い切り振り抜く、ストレートの一撃……だが、次の瞬間。
躱されることは考えていたが、事態はそれを大きく上回る。
「消えた!?」
一瞬で、姿が掻き消えた。
次の瞬間、気づく間もなく背後から蹴りいれられたことで、把握する。
自身の認識も追いつかぬ、瞬間的な移動。
どんなタネを使ったのかは知らないが、あのベルフェリオンは自身に与えられた特性を理解しているのだと思い知らされる。
その思考に至るまで、追撃で何度蹴られ、殴られ。
「あんたも素手かい……!」
ダウンしたまま好き放題された状況は、身を捩り一発の拳を回避し、相手の身体を突き飛ばしたことで振り出しに戻す。
代償として、相当の痛手を喰らってしまったが。
『男なら拳ひとつで勝負せんかいってことですかね?』
「ならこいつだ!」
わざわざ相手の土俵に上ってやる道理もない。
以前覚えた爆発の技術……若干後ろに跳び、起こした爆発で急速に後方移動、距離を取る!
脳裏に流れる情報、イメージが顕現される……
光のベルフェリオン、クライガイストにはないアドバンテージ。
それは今手元に宿ったこの鋼鉄。拳銃を純白の機体に向け、容赦なく放つ―――
403それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:24:34.92 ID:0gHZFsFI
『甘ェわ』
跳びながら照準を合わせていた、そのはずだった。
引いた引鉄、だが距離をとり狙いを定めていたことで、明確になるその力。
一瞬にして消えた。それだけならまだよかったのだが―――瞬間移動!?
背後に現れたその機体に、思い切り蹴りを入れられ、廃墟に激突。
『もう一発!』
追撃とばかりに急降下、がら空きの背中に―――全重量を込めた一撃が、突き刺さる!
「が、ふ……っ」
またしても脚で蹴り払われ、地に落ちる身体。だが、相手は手を緩めない。
追い打ちとばかりに、手元に顕現した黄金の槍。
『喰らいや!』
一瞬脳裏に思い描いた最悪のビジョンが、近い形で実現する。
勢いよく投げつけられたそれは、胸の辺りを大きく抉り、地面に突き刺さる。
「ぁ……が……がああ……ッ」
人間ならば確実に、心臓を貫き絶命させていたであろう一撃。
ベルフェリオンの硬さ故か、致命傷には至らず。それでも大きな深手となった一撃。
よろよろと立ちあがろうとする身体―――よりにもよって、顔面を思い切り蹴りつけられて。
『どや! 泣け、叫べ、喚け!』
何度も、何度も。踏みつけながら、追い打ちとばかりに槍が手元に戻る……。


「……っ、死んじゃう、総一が死んじゃう!」
もう見ていられない、と言わんばかりに、腕に抱きついて顔を伏せる春緋。
「え。死ぬってまさか……競技でしょう?」
そんな大袈裟な、と宥めようとする純。だが、二人は知っていた。知っているからこそ、深刻なのだ。
契約者同士の戦いに敗れた後、力尽きた側はデバイスに魂を飲まれ、封じられる。
それは、デバイス本人であるパールから公言された情報。
何より、あんな調子で深手を喰らっていれば、仮に勝利から逃れられても……。
二人の心配をよそに、大多数の人間は湧き上がり、歓声を響かせている。
「いいぞ、やっちまえー!」
「ざまぁねーぞ! そのまま消えちまいな!」
「そのまま勝てー! 2万かけてんだぞ俺はー!!」
孤立無援の地獄絵図。
不安に駆られる春緋を受け止めながら、誠二はただ黙って見守るしかできない。
404それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:30:26.83 ID:0gHZFsFI
「いい加減に……ッ!」
苦し紛れの一発。
槍を構えた瞬間、フリーの両腕から必死に片方を動かし、意趣返しと言わんばかりに顔面を狙い、撃鉄!
小気味よい音とともに、弾けた銃弾は、顔面クリーンヒット。
『当たった!?』
パールの驚きも当然。今まで調子よく避けていたクライガイストに、初めての直撃が加わったのだから。
そのまま肘でクライガイストを突き離し、再び五分に戻す。
とはいえ、やはり外傷は比較にならない。どう考えても、総一のダメージが遥かに大きい。

だが、収穫はあった。
ひとつは、反応が人並みであること。これは確実。
苦し紛れながらも、無理やりに反撃した今の攻撃に反応できなかった事実。
つまり、どんなに能力があったところで、使えなければ意味がないということ。
もうひとつ……これは予測だが、連続で何度も瞬間移動?できないということ。
そうでなければ、わざわざ槍を投げてから普通に移動する必要はなかった。
刺さった槍のところに現れ、引き抜いて確実に心臓を刺せば、それだけで終わりそうなものだ。
だが、クライガイストは確かに走って総一のもとに向かい、蹴りつけた。

まだ判断材料が足りないが、初見でここまでの情報が手に入ったのは貴重だ。
思考を必死に絞り出し、打開策を考える―――だが、それを破る言葉が。
『……殺すぞ』
怒りを露わにした、クライガイストの姿。
向かってくる。そう思った時には、既に拳銃を構えていた。
撃つ直前……やはり、またしても姿は消える。

『ッ!?』
だが、天城総一もただでは終わらなかった。
消える姿に反応して……死角を狙い過ぎたのが失敗したか。
一瞬ながら、完全にクライガイストを視界に捉えた。
攻撃を避けるまでにはいかなかったが、反応が追いつき始めた。
そして、もうひとつ収穫。
これだけの攻撃をしながら、瞬間移動?後は、わざわざ予備動作をしての攻撃しかしていない。
明確にその瞬間を見た今ならわかる。行動まで瞬間的にはならず、移動と攻撃が両立しないこと。
受け身を取り、横っ飛び。元いた場所に槍が突き刺さる。
そして……仮説が真実だと証明するかのように、クライガイストはこちらに向けて突進してきた!
『マスター、手袋!』
迎え撃つ体制に差し掛かったところで、水をさすかのようなパールの言葉。
悪態をつこうとした瞬間―――パールの思考が、流れ込んでくる。
GS01追走の時と同じ。言葉を超えて繋がる、瞬間的な意識の交感。

……まさか、そんなことが。
405それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:35:12.00 ID:0gHZFsFI
理解しながら、瞬時に行動に移る。
牽制とばかりに、片手で拳銃を放つ。普通に反応、回避され、距離を詰められる。
密着しそうな距離―――強烈なアッパー。直撃だけは避け、顔面を掠れる。
だが、肉弾戦となればこちらのもの。伊達に格闘一本で、広瀬涼から戦闘の手ほどきを受けてはいない。
お返しにこちらも顔面を狙い、右で一発。
続けて動こうとした瞬間―――

クライガイストの思考速度が、爆発的に上昇する。
ここはクライガイストのみが辿りつける境地。
左に拳銃をホールドしたまま、制止する総一のベルフェリオンの姿。
『悪いが、貰うたで』
この状態であれば、反応できるほどの余裕はないだろう。
あとは背中に回り、ダウンさせたところで槍の一撃を見舞えば、一方的に終わるだろう。
見込みを立てて、動こうとするクライガイスト―――

だが。
『何やコレェ!?』
気づけば顔面が、何か訳のわからないもので縛られていた。

拳銃を突きつけながら、総一は思う。
パールの思考。どうやら、身に着けていた手袋が、ベルフェリオンの装備に反映されていたのだろう。
そこはいい。そこはいいとして。
形見の手袋に、何故こんなものが仕込んであったのか。
クライガイストの頭に絡めた、右手のワイヤーを引きながら、頭の片隅で思っていた。
鳩尾はがら空き。相手はなぜか移動しない。
「父親」に助けられ、得ることができた一世一代のチャンス。
モノにできなければ、誰に顔向けできようか。
「クライング・バーストッ!!」
零距離、鳩尾目掛け、閃光とともに弾丸が迸る。
二発、三発、四発。ありったけの弾が、全力で吐き出される。
「行けよォォーッ!!」
最後の一発。鳩尾に直接突き立て、密着状態の一撃―――!!
『が、ふ……っ、うがああああああ……っ!?』
苦悶の声を上げ、膝がよろめくクライガイスト。
無茶をさせすぎた拳銃を引込め、もう一度素手になった左……容赦なく、鳩尾にブチ込む!
406それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:39:58.33 ID:0gHZFsFI
クライガイストの特殊能力―――それは、瞬間移動ではない。
正確に言うと、「光速移動」。
あらゆる物質を上回るスピードで駆ける光と自分を化し、瞬時の移動を可能とする能力。
だが、光はその性質上、物質に与える影響力が極めて小さい特徴がある。
故に、どんな些細な物質だろうと、光速のクライガイストが干渉することは許されない。
だからこそ、光速での移動と攻撃が両立せず。
だからこそ、こんな細いワイヤーを絡められただけで、光速で抜けることは叶わない。

厳密な意味で正解に達したわけではないが。
移動と攻撃の両立が不可能な点、そしてパールの助言、「父親」の遺物。
それら全てが重なり―――光速の神域は、天城総一により、崩された!
「こちとら、伊達に……背負っちゃ、いねえんだよオオオオッ!!」
回し蹴りのクリーンヒット! 頭を揺さぶる強烈な刺激、たまらずクライガイストも後退する。

『背負ってる……やと……』
だが……彼の、井上轟にも、意地はあった。
『それが自分だけと思わんことやなーっ!!』
返す拳。右手でクライガイストを縛っているということは、総一も逃れられる場所がないということ。
再び顔面を狙われ、クリーンヒット。今までの傷もあってか、戻りが鈍い。
『ワイかて背負っとるわ! 息子の手術代かかっとるんやで!?』
調子づいたのか、殴る、蹴る。
『だから……往生しぃや!!』
そして、容赦なく構える黄金の槍―――


「……まさ、か?」
思わず、包帯の上から自身の頬に触れる純。
「僕のために、こんな……?」
状況はわからないが、自分の為に戦っているのは間違いない。
でなければ、どうしてこんなに必死になれるものか。
―――相手が友人でなければ、応援できていたのかもしれない。
生死の関わる状態であれば、尚更。
「嫌……総一……っ!」
涙まで浮かべ、戦闘を見ては顔を伏せの繰り返しの春緋。
ただ、早く、無事に終わってくれることを祈り、微動だにしない誠二。

優勢になれば歓喜の嵐。劣勢になればブーイング。
わかりやすい総一完全アウェイの状況の中、ぽつんと三人だけ取り残される……。
407それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:44:33.90 ID:0gHZFsFI
「それをなあっ!」
突き込む槍を、左手で弾く。
リーチが長い特徴はあるが、懐に潜られては、槍のその長所が殺されてしまう。
ほぼ密着状態の今、偶然にも槍の機能しない位置をとっていた。
「それを否定したりできるかよ!」
飛び込んできた、槍を持つ手を……左の肘と膝で、挟み込むような一撃!
『ぐ……っ』
たまらず、槍が落ちる。これで双方徒手空拳、残されたのは己の身体のみ。
「背負ってる人間は! 他者の背負うものを馬鹿にしたりはしねェ!」
拾われないように、槍を思い切り蹴飛ばし。
先に踏み込んだのは、やはり総一だった。
脳裏に浮かぶ真紅の記憶。轟が何を想い、息子のために命を張ったのかは理解できる。
肉親の力になりたい、その想いを否定することは、自身の原動力を否定することにつながる。
「だから、正面ぶつかって!」
左だけで、一発、二発、三発。拳が舞う。
「俺の力だけで、勝ち取ってやる!」
さらに振りかぶる、もう一撃―――
『ワイもや』
―――さながら、クロスカウンター。
同時に顔面に突き刺さった拳。両者倒れず、再び拳をぶつけあう姿勢をとる。
『負けんで、天城総一!』
「やってみろや!!」
なおも交差する拳、脚。
ワイヤーに絡んだ二人が、何度も激突し、折れそうになる身体を支えて。
それは、戦闘という形式を最早投げ捨てた。
―――子供の、喧嘩。

ただ殴り合い、蹴りつけるだけの戦い。
インターバルもなく、ただひたすら、己の背負うものをぶつけ合う。
『とどめぇ!!』
「潰えろッッ!!」
タイマン最長記録を軽く更新する、長い長い激闘の果て―――

最後の拳の交差、両者ともに直撃。
足が崩れ、折り重なるように倒れ―――消える。
後に残ったのは、文字通り精根尽き果てた二人に、一人立ち尽くす少女。

判定、不能。
まさかの結末に、観戦塔は騒然とした空気に包まれた。
初めての「引き分け」。今まで戦闘において、寸分狂いなく同時に倒れるなんてことはなかった。
ベルフェリオンの特殊な仕様が生み出した、まさかの結果。
―――それは図らずとも、デバイスの無情な仕様の穴を突いた。
両者相打ち、精根尽きた状態で生存。デバイスの移動は発生しない。
つまり、両者の魂も、無事に残り続けている。

「よか……ったぁ……!」
ぎゅ、と腕にしがみついたのも束の間、火が点いたように走り出す春緋。
「……お前も、来るか?」
呆然とした純を見かね、誠二が出した言葉……純は、迷うことなく頷いた。
408それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:49:24.90 ID:0gHZFsFI
「……引き分けか」
想定外の事態にひやっとしたが、ようやっと肩を下ろすことができた。
テレビで観戦していた俊暁は、ほっと一息。
毎度のことながらまたボロボロになっているが、総一なら生きているだろう。
「……ば、か……」
そう言い残し……気力だけで保っていた涼は、意識を手放す。
だが、彼女にも伝わっただろう。総一の応えた結果を。
だからこそ、最後に意識を手放すとき……ふ、と笑みを浮かべていたのだから。
そして、そんな彼女に一言だけ、言っておくべきことがあった。
「お前が言うな」
同じく無茶をし続ける涼の頭を、優しく小突いてやる。


「……っ、父さん!」
三人が着いた頃は、ちょうど轟だけがタンカで運ばれるところだった。
「純……お前……」
「何やってるんだよ……こんな命がけのこと……!
 僕、父さんの命かけてまで、治してほしくはないよ……っ!」
涙を浮かべながら、轟を追う純。
自身のした行為がいかに無茶であったか、それで何を失うところだったか、改めて理解した。
その上で、彼を助けるために必死であったのだが。
「……悪かったな。迷惑、かけてもうた」
力なく笑う。だが、生きている。
見る限り外傷は浅く、命に別状はなさそうだ。
「本当だよ、もう……っ」
でも、生きててよかった。
その言葉は、湧き上がる感情にしゃくりあげてしまい、すぐ口には出せなかった。

「……ねーわ、この扱いの差」
明確に胸に傷を負い、血がだくだくと溢れている。
またしても傷だらけ。生傷が絶えないというレベルでは済まされない。
「何やってんのよ馬鹿ーっ!!」
駆けてきた春緋に、涙を落とされながら、上から覗かれて。
「……生きてただけ儲けもの、とでも言えばいいのか?」
誠二も入ってきたところで、二人に肩を貸され、よろよろと立ちあがる。
「……どうなるんだ、これは?」
「規定では再試合だ。とはいえ、お前らの今の状況で、まともな試合はできないがな……」
ボロボロに傷ついた身体をよそに、結果の心配ばかりをする総一に、助け舟。
とりあえず、現状最悪の事態は回避できた。それだけで、よしとしよう。
409それも名無しだ:2011/12/09(金) 09:53:49.02 ID:0gHZFsFI
「意地張った甲斐がありましたね、マスター」
ひょっこりと横から顔を出すパール。
ベルフェリオンがあれだけ傷ついて、こいつは無傷なのが妬ましい。ぱるぱる。
「まあな。再試合とはいえ、これだけ傷ついたんだから、代理くらい立てられるだろ」
「また出る気か?」
「あー……日時設定による」
今後の心配ばかりする総一。本当に、人の為ならどんな無茶だろうと平気でする男だ、と改めて誠二は思う。
だが。
「馬鹿ぁ……もうやめてよこんなぁ……っ!」
「やめてやれ。あまり女を泣かせるな」
肩を貸しながらマジ泣きに入っている春緋を見かねて、きつく総一を諌める。
命がいくつあっても足りやしない。
「あのさあ。今回、ぶっちゃけ言えば特例ベリーハードだぜ?
 本来もうちょい何とかなるレベルだったんだよ、最悪でも」
それがご覧のルナティックである。
とはいえ、仕組まれた一戦を乗り切り、二人がリアル戦闘不能に追い込まれた以上、
再試合にしても双方が代理を組むことになるのだろうか。
どちらにせよ、当面の閉鎖地区の危機は回避されたことになる。
「……父さん」
ふいに見やる、右手の手袋。
何故、形見のそれにワイヤーが仕込まれていたのか。そこまで考えられる余裕はなかった。
今は素直に、ありがとう。


だが。
「えぐ……ずず……っ」
「わー馬鹿それ使うなそれー!?」
手袋で涙や鼻水を拭おうとした春緋に抗おうとし、崩れ落ちる総一。
綺麗に終わらせてくれなかったのも、総一らしいというか。
410それも名無しだ:2011/12/09(金) 10:05:41.96 ID:0gHZFsFI
というわけで11話投下終了。
序盤の山場を死ぬ気で乗り切る感じですね。
アニメ換算でそろそろ1クールに近い話数なんで、次の話で一区切りはつく予定です。
それ以降もどんどん続くわけですが。

以下10〜11話の設定を1レスにまとめ投下終了とします。

・エールフランベルジュ
 涼に従うSLG3機が合体した、エルヴィンの希望であるスーパーロボット。
フランベルジュが中心核となり胸部と腕を構成。
ツヴァイがその背部に合体、一部装甲が分離し、肩を構成。
ドライが装甲を展開、足を引き出して下半身を生成し、合体。
以上のプロセスをもって完成する、巨大な紅の機体。
生体金属で構成されている3機が同調することにより、機体の色が変化し、
基本性能は3機合計を大きく上回る荒唐無稽な数値に達する。
その名の通り空中戦が可能になっており、水中でも推力を損なわないが、
重量バランスの変化から地上では若干動きにくい。
何よりの欠点は、フランベルジュと同じ操縦システムで、
重い上に出力の高い機体を動かすため、パイロットに膨大な負担がかかるところ。
ツヴァイのレーザーキャノンは背部搭載のまま使用可能。
腰に格納されている柄に生体金属を通し形成する、
長いねじ錐状の「ウェストドリル」、
一般的なロボット搭載武器の形状をした「リヴァースドリル」の2種が主武装。
必殺技は有り余る膨大なエネルギーを直接波動に変え放射する「メテオクラスター」。

・裂光の奔走者クライガイスト
 作中初めて正式名称が公開されたベルフェリオン。
武器は黄金色の槍であるが、能力の特性上徒手空拳を主な戦法とする。
特殊能力は「光速移動」。
体感時間で数秒の間、文字通りの光速での機動が可能になる反面、
連続使用不可能である程度のインターバルを要する、
光速移動中は一切の物理干渉がほぼ不可能になる等の弱点がある。
天城総一に後者の弱点を突かれ、光速移動を破られるものの、
最終的に引き分けで終わった。

・井上轟(いのうえ・ごう) 37歳、男
光のベルフェリオン「裂光の奔走者クライガイスト」の契約者。
総一たちのクラスメイトである井上純を息子に持っている。
逆立てた金髪に眼鏡の男、一人称は「ワイ」。
息子のことを大切に思っており、ある理由で総一と対立することになるが……。
411それも名無しだ:2011/12/09(金) 10:10:25.44 ID:0gHZFsFI
あ、忘れてた。
しっくりくる言葉が思いついたんで、
BMMの略称を「ベーシカル」・モビル・マニピュレータに変更します。
元々の構想から随分外れたせいで、「ブラスティング」が似合わなくなった。
412それも名無しだ:2011/12/10(土) 19:46:11.62 ID:3XFU2GvR
> 824 名前: それも名無しだ 2005/12/14(水) 00:42:40 ID:ZHDpiiEK

> 【炎斬―カザン―】
> 全長 40m
> 重量 4万5000t
>  宇宙戦団「武裸都度☆無一(ぶらっどないつ)」が建造した新型のジャイアントウォーリアー。
> 炎をかたどったカラーリングと、背中の巨大剣「墳炎―フンカ―」が特徴。
> 手違いで旗艦「黒疾風(グロシップ)」から落下、 火ノ山爆破に強奪される。
> 必殺技は、噴炎で相手を両断する「炎斬断」。超高温で斬りつける為、実体があるものなら何でも斬れる。

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2364374.bmp
413それも名無しだ:2011/12/10(土) 21:38:58.61 ID:oAwpb/2r
うお、名前のかっこよさで印象に残っているあの炎斬か!
414それも名無しだ:2011/12/11(日) 17:19:36.80 ID:f2HinA57
2号機「掃討機獣ガングリフォン」

胸のライオンの都合で頭身を上げざるを得なかったので大変見づらい
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2368449.bmp
415それも名無しだ:2011/12/11(日) 17:57:05.12 ID:ASZhn12q
ガングリフォンってSOMABの奴だっけ
416それも名無しだ:2011/12/11(日) 21:15:15.28 ID:f2HinA57
それがすぐに出てくる事が驚きだよ

見返すと下絵の段階で既にゴチャゴチャして見づらい
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2369438.jpg
417それも名無しだ:2011/12/11(日) 22:31:30.32 ID:ASZhn12q
おー、こうやって作るのか
418それも名無しだ:2011/12/11(日) 23:38:46.51 ID:f2HinA57
いや、下絵は初めてやった。慣れてないから色々試行錯誤してる
難しいね
419それも名無しだ:2011/12/12(月) 03:18:29.79 ID:r1Jl0Xd6

 『蒼界のシャングリア』

○ストーリー
 海や島が空に浮いて存在している「蒼界」。
そこに暮らす人々の間には、ひとつ伝説があった。
始まりの地「シャングリア」、そこには人類の到達しえない秘宝があると―――。

主人公・セインは空の男を目指す少年。
ひょんなことから空賊クラッドと出会ったセインは、
成り行きのまま、夢にまで見たシャングリアを求めクラッドに同行することになる……。

○主要キャラ設定
登場人物は天気など、空関連の単語をもじった名前である。

・セイン(語源:太陽)
 シャングリアの伝説を信じる、表裏のない明るい少年。
ひょんなことから停泊したベルシェロン号に紛れ込み、空賊として冒険することになる。

・クラッド(語源:雲)
 ベルシェロン号の船長であり、諸国に活動を認可されているベルシェロン空賊団の頭。
細かいことは気にしない豪快な男であるが、同時に空賊の頭だけあり鋭い部分を持っている。
二つ返事でセインの入団を認め、彼の旅を先導する。

・レイミ(語源:雨)
 ある空賊に捕まっていた少女。
ベルシェロン空賊団に救出され、彼女を送り届けるのが当面の目的となる。
実は蒼界にある小国・ロゾル国の統治者の娘であり、
彼女を保護したことでロゾル国のちょっとした権力争いに巻き込まれることとなる。

○機体設定
・ベルシェロン号(語源:雲物理学の父「トール・ベルシェロン」)
 クラッドの所有する母艦。連続航行可能期間が他の艦と比べて非常に長い反面、
機銃・副砲・主砲とすべての使用武器が光学兵器に偏っているため、
空賊同士の戦闘には不向き。

・シーラス(語源:巻雲)
 別の空賊の襲撃を返り討ちにした際、クラッドが接収した新型ST。
当初の予定にはなかった臨時収入のため、搭乗者が不在だったが、
船内で仕事を探していたセインが起動できたため、そのまま彼の担当する機体となる。
風に対して非常に強く、ある程度影響を無視するどころか、
間を縫うように飛行することができるのが最大の強み。
ワイヤーつきのアンカーと、出力を3段階に調整できる光学兵器「ストリークガン」が主要武器。
本体の機動力を確保するためか、トルクが足りないのが難点であり、
重量のある武器を装備すると安定性を著しく欠くことになる。
420それも名無しだ:2011/12/12(月) 03:29:00.51 ID:r1Jl0Xd6
○世界観
・蒼界
 かつて環境汚染や戦争により危機に瀕した地球人類は、
とある科学者の発見した「穹素(きゅうそ)」により、空中に巨大な物質を浮かべる技術を手に入れることに成功した。
一部の裕福な人類は、この穹素を利用した巨大な人工の島に移住、地上を離れる。
それ以後、地球人類は「蒼界」に住む人類と、
荒廃した地上に取り残された人類の2種類に分けられることになってしまった。
やがて長い年月が立ち、蒼界の人々は地上のことを忘れ去ってしまった。
蒼界の人工島から排出された廃棄物は時折地上に流されており、
その廃棄により地上の人間には不利益が起こり続けている。

・シャングリア
 穹素を発見した科学者の辿りついた、「自然のまま空に浮かぶ」唯一の島。
人類が地上から逃れるために作った蒼界の島は、穹素を制御するための人工物が含まれており、
地上は過去の人類によって汚染の被害に晒され続けているため、
「人工物のない自然」こそがシャングリアにある秘宝である。

・空賊
 様々なタイプが存在するが、基本的に国家間を超えて空で活動する者達のこと。
ベルシェロン空賊団のように、後述のはぐれSTや他の空賊を狩り、報酬を受けたりする者も存在すれば、
単純に悪事を働く空賊も存在する。

・ST(ストラトス・トルーパー)
 空中での使用を前提とした機動兵器の中でも、人型兵器の総称。
穹素を利用した飛行機構を備えており、小回りが利くため空戦の主力のひとつとして活躍している。
穹素の研究中、穹素を用いて人体を飛行させる実験が発想の元となっている。

・はぐれST
 突発的に各地に出現するST。性能はまちまち。
地上から蒼界に上ってきた地上製STが主となっており、目的はまちまち。
後述の場所から生まれたもの以外は、大抵蒼界製のSTと比べると性能は落ちる。

・デッドロック
 英語で「行き詰まり」を意味する。
蒼界の廃棄物から技術を解析し、全自動で兵器を生産する、「知能をもった工場」。
元は地上人が蒼界人への復讐のために作った最大級の拠点なのだが、
制御をつかさどるAIが「地上人も蒼界人も変わりなく害悪」と判断したことにより、
その場にいた地上人を全滅させてしまった。
現在も成長を重ね、より高性能の兵器が蒼界に侵略を始めている。


どっちかというと世界観が先行する形になってしまった
なんかドロドロした作品ばかりになっていやん
421それも名無しだ:2011/12/12(月) 11:25:06.83 ID:1Eo6pjVT
>>414
もう五年前になるのか、懐かしいはずだ……

ありがとう、失ったはずの熱いものがこみ上げてきた
422それも名無しだ:2011/12/12(月) 13:53:17.66 ID:LDfKuUED
意外と住人が多いのか一部がやたら手広いのか

どっちにせよ不死身なスレだ
423それも名無しだ:2011/12/13(火) 08:10:53.48 ID:liq/WoHM
4号機「重電機人 バイラストームX」

コテコテの配色にするだけで驚きの既視感
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2375213.bmp
424それも名無しだ:2011/12/13(火) 11:36:58.97 ID:vq8dpube
なんだこの過去作発掘ラッシュは

いいぞもっとやってくれお願いします
425それも名無しだ:2011/12/13(火) 12:15:14.86 ID:wmHh9XAZ
これを本にスパロボのパケ絵風にしてほしい
426それも名無しだ:2011/12/13(火) 12:22:19.17 ID:x7nAAyTA
427それも名無しだ:2011/12/13(火) 13:21:02.49 ID:wmHh9XAZ
>>426
これはすごい燃える!!
428それも名無しだ:2011/12/13(火) 14:22:17.10 ID:GiLA9AXi
なにこれかっこいい
429それも名無しだ:2011/12/13(火) 20:00:51.59 ID:SpqwFL53
>>423
うわぁぁバイラだ!これ好きだった!

そして作者氏の先読みぶりもさすが
430それも名無しだ:2011/12/13(火) 20:49:48.74 ID:7aiXevAl
>>426
なんだと……

左上は初見だ。バンパイオー?
431それも名無しだ:2011/12/15(木) 00:31:17.17 ID:Qnf2gESI
2号機「絶対征服オリンポス」
全体的に人選がかなり趣味

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2381674.bmp
432それも名無しだ:2011/12/15(木) 19:19:55.44 ID:PIN/4CkU
百機夜甲クロスナイン

九十九の「物質の魂」が封印された太古のオーパーツ「アヤカシック・レコード」。
それは「物質の体」と感応し、この世に様々な影響を及ぼしていた。
決して表舞台に立つことのないレコードだが、魂と体が一体となった存在、すなわち生物の危機により状況は一変する。

消耗していく物質世界に限界を感じた生物は、電脳制御による魂エネルギーの抽出と統合を試みたのである。
しかし生物全ての意思が統一されぬままに、電脳の暴走により計画を強行。
肉体と魂の強制的な破壊・分離・結合が繰り返され、地上には半生物・半精神体の異形たちが溢れかえったのだ。

不完全な状態から脱しようと、残る生物や地上の物質に対しても破壊・融合を繰り返す異形。
そんな彼らを、ひいては星全体を救うべく、レコードはその力を一つの機械と一人の少年に託す。


・クロスナイン
うち捨てられた旧時代の遺産・機械鎧をベースに人の魂を元にして再構成されたホロウ・マシン。
「物質の魂」をエネルギーに稼働し、対応する物質との同調に成功すると、その物質が持つ性質を拡張して行使できる。
例)ダイヤと同調すると装甲が超硬度になる、ネオジムなら超磁力を操れるようになる、など。
ただし機体の稼働と維持に一部の物質魂は常時利用されているので全ての能力を武器として使えるわけではない。
普段は白いカラーリングだが、パイロットである足立和一が乗り込むことで銀とナイトブルーの「百機夜甲」モードに変化する。
433それも名無しだ:2011/12/15(木) 20:38:29.26 ID:DoDA3ckr
ロボットと憑喪神の融合か、ありそうで無かった感じだな
434それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:05:04.26 ID:ZRDGssKy
よっしゅあ!!
諦めていたまとめページの編集が蘇ったベルフェリオン作者です。
12話が出来たんで投下参りますね。

samba規制って何なんだよ……。
435それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:10:10.75 ID:ZRDGssKy

「畜……っ、生―――ッ!!」
あらゆる意味で、押し潰されてしまいそうな状況。
その全てを振り切るように、力を解放する。
わかっている。これで最後。もう二度と、彼らに表で会うこともないだろう。
己の責任もある。しっかりとけじめをつけて、終わろう。
左手をかざし、一歩踏み出し、全速力。
放たれる機銃、ミサイル、レーザー―――その全てが、着弾する直前、左手の輝きに消える。
飲み込まれる覚悟で放つ銀色の光。
其が触れるあらゆるものを分解・抹消する究極のご都合主義、此処に極まる―――

  桜華絢爛ベルフェリオン
    第十二話「絶望の果てに」
436それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:15:24.90 ID:ZRDGssKy
 ―――あの公判の翌日。
その日、天城総一は友人たちと待ち合わせず、一人で高校に出発した。
理由はたった一つ。それを恐れ、傷も治らぬまま一人で登校しているのだ。

誰一人として、自分に近寄ろうとしない。
意図的に避け、中には得体の知れない目で見ている視線まで感じる。
それはそうだろう。
今まで散々吊し上げられてきた状態にも関わらず、今回の騒動で、
よりによって広瀬涼の仕事であるはずの重要な戦闘を受け持ったのだから。
だから春緋も、誠二も呼んでいない。

(マスター、誠二さんの……)
(わかってる)
腕輪の状態であるパールと直接意思交換をする。
誠二には、自分を追い込むなと釘を刺された。
おそらく自分の考えている行動を察していたからの言動なのだろう。
だが、今回の騒動ではっきりしたことがひとつある。
それは、デバイスを所持している以上、誰を巻き込むかわからないということ。
最早、どんな方向から、どんな手段で自分に干渉してくるか分からない。
現に社会的な地位は、致命的に傷つけられているのだろう。
だからこそ、はっきりとけじめをつけるために。
胸に一つ決めて、今日は登校することに決めたのだ。
(……悪いな、誠二)
約束は、果たせそうにない。
437それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:20:20.61 ID:ZRDGssKy
その日、二人が最初に見た天城総一は。
顔が出た直後、全力で投擲された鞄が顔面を直撃し、仰け反る姿だった。
「おう帰れよてめぇ!」
「来んじゃねえよ!」
気の荒い男子生徒が、なおも立つ総一に掴みかかる。
周囲を見渡すと、視線はどれも嫌なものを見る目で。
この中で、どれほどの人間が男子生徒に賛成の立場でいるのだろうか。
「……っ」
「よせ」
席を立とうとする春緋を制する誠二。
この中で彼らの行動を止めてしまえば、それはこの教室の世論に真っ向から反抗すること。
そうなれば、今後彼女までも何をされることか。だからこそ、総一は二人と一緒に登校しなかったのだろう。
これまであれだけ派手に報道されていれば仕方ないとはいえ、
何の対抗策も持たないことに歯噛みしながら……。

だが。
「ちょっと、やめなさいよ!」
そんな彼らに声を荒げ、立ちふさがる長髪の女子生徒。
「何だ灰原、おめえ犯罪者の味方するってのか!?」
「失望したよ。公平に判断してくれるかと思ったのに」
そんな男達の罵声も気にも留めずに立ちふさがる。
灰原ほのか。クラス内でも委員長を務める少女だ。
「してるわよ、公平に! どんな事情があったって、教室で暴れたら他の人に迷惑でしょう!?」
現に彼女の意見は一理ある。
いくら拘留沙汰を起こした人間相手であっても、皆が通う教室で暴力沙汰になっていいという理由にはならない。
「……チッ」
面倒そうに、掴んだ総一を強引に突き飛ばし、男は席に戻った。
明らかに刺々しい視線が周囲から向けられているものの、ほのかは気にもせず、壁に激突した総一に手を伸ばす。
「ほら、立てる?」
「……一人でいい」
だが、その手を振り払い、一人で立ち上がる総一。
明らかに孤立した雰囲気……介入があろうと、ギスギスした雰囲気は抜けないながら、席に座る。
(マスター、今の手を取っても……)
(俺と同類に見られンだろーが)
本気で心配してくれた彼女に取る態度ではない。分かっている。
自分の置ける状況がこんなものでなければ、迷わず取っていただろう。
その後、先生が来てホームルームが始まっても、雰囲気が抜けることはなかった。
438それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:24:22.65 ID:ZRDGssKy
「……先生」
「何だ、天城。また何かやらかしたのか?」
その後、ホームルームが終わり、廊下。
去ろうとする先生を、わざわざ呼び止めた総一の手には、封筒がひとつ。
「これを」
渡したその封筒―――中身は、見ないでもわかる。
封筒の表側に書かれている三文字は、『退学届』。
「お前……」
「失礼しました」
渡した後、先生の呼び止めも聞かず、急ぎ教室に戻る総一。
「待て」
だが、やはり首根っこを掴まれる。
予想していた行為だが……振り向くと、意外にも自分に絡んできたのは……
「誠二?」
「言ったはずだ。自分を追い込むなと」
まさか、動くのが誠二だったとは。
予想外ながらも、手を払い席に戻ろうとする。
「おい、総一!」
「分かってンだよ!」
怒鳴りつける、その表情は見せない。
本当は分かっているのだろう。状況が状況である以上、仕方なくの選択でもあった。
だが、それでも言っておかなければなかった。
誠二の見る最悪の未来が、現実になろうとしている。
だからこそ止めようとしたのだが、説得するための言葉が出てこない。
「総一……」
かける言葉が見つからない。時間だけが過ぎていく。

―――そんな雰囲気をぶち壊しにしてくれたのは、よりによって最悪の来客だった。

大地を揺らす衝撃。校舎に響く着弾音。
窓からも見える巨大な威容。
突如現れたそれは、学校の近くに着弾するように、明確な攻撃行為を行ったのだ。
どよめくクラス内。突然の事態に、混乱しないほうがおかしい。
―――もう一撃。何らかの威嚇行為だと思われるが、それでも学校が突如襲撃を受けるなど誰が想像できようか。
そもそも、病院と同じく非戦闘区域に含まれているここで、どうして……。
439それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:29:12.94 ID:ZRDGssKy
「……なあ。やっぱり今回も、あいつのせいじゃないか?」
誰が言ったか、その言葉。
クラスの中から唐突に放たれた言葉は、意識を一つに纏めるには十分のものだった。
今まで、様々な事象の中心人物にいた男がいる。
ならば今回も、彼が居るせいで学校が襲撃されたと考えれば、否定できる材料はあるのだろうか。
「……そうだ」
「お前しかいねえじゃねえか!」
細々とした同意の言葉は、やがて集まり、巨大なうねりとなる。
四方八方からの敵意が突きつけられる。
理解していた、いずれはこうなると。
情報を敵に回すということは、どこから信頼を崩されてもおかしくないと。
だからこそ、窓の方へと歩みを進める。

「悪いな、みんな。もう二度とここには来ねェ」
窓をかけ、枠に足をかける。
「……今まで、ありがとうな」
振り向いて見せる、精一杯の笑顔―――それは、感情を極限まで押し込めた、一秒と持たないものだった。
そのまま、飛び降りる。
今の表情は、とても他人に見せられるものではない。
今まで当たり前だったものが、崩れていく。
おそらく、今回の襲撃の目的は自分で間違いないだろう。
だからこそ、これからどうなろうと、学校への被害だけは防がなければならない。
そう。これから、どうなろうと。

「……デバイス・オン!」
呼び出すその声は、理不尽を振り切るような、苛烈。
440それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:34:10.41 ID:ZRDGssKy
「―――ぅ、ぐ」
着地の衝撃だけで、突然の痛みが身体を襲う。
無理もない。昨日の今日で、常識はずれの性能といえど自然治癒に任せて、病院にも行ってないのだ。
この調子では、今後も行けるかどうかすら怪しいが。
胸のあたりが痛み出す。先日、槍が掠めた部分だ。
だが、それがどうした。
巨大な威容は刻々と迫ってきている。
下半身がキャタピラで、巨大な砲塔を構え―――。
「ガチターン」
「何ですかそれ?」
「そういう俗称なんだよ」
だが、ベルフェリオンと比べてもさらに大きなその機体。
学校までは一直線に大通りがあるが、その幅ギリギリを占有する。
とにかく、でかい。だがそれは、逆を返せばいい的だということで。
「Freeze(動くな)!!」
宣告し、わざとかすめるように拳銃を放つ。
一応の礼儀、学校が被害を受けそうな状況といえど、一方的にこちらから仕掛けるわけにはいかない。
そうでなければ、またマスコミに変なことを書かれかねない。
「次は当てるぜ」
そう言って、返答を待つ。
瞬間、わかりきった答えが待ち構えていた。
「マスター、相手に高エネルギー反応!」
「ですよねー!?」
警告無視。真っ直ぐ構えた巨大な砲塔に、エネルギーが充填していく。
どうせそんなことだろうと、身体を翻して回避―――

待て。
真っ直ぐ、構えた?

―――バシュウウウッ!!
放たれる光の奔流。あろうことか、それを真正面から受け止めた!
「う、ぐぐぐぐ……!」
熱い。身体が焼ける。膨大な熱量の塊を、自ら受け止める。
「ま、マスター!? どうしてそんな無茶な……はっ!?」
遅れて、パールも気づく。
相手は真っ直ぐ砲塔を構えている。背後には学校。
自分がもしこの砲撃を避ければ……言うまでもない、大惨事。
前言を撤回する。いい的なのは、己自身だった。
441それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:38:24.12 ID:ZRDGssKy
「ひゃああああ!? 当たる、当たるーっ!?」
「レーザーだ! 撃ってきたぞ!?」
「逃げろ!」
「もう遅いぞ! 逃げる間に直撃する!」
混乱状態のクラス。
騒ぎ出す周囲に、もはや制止など通用しない。
学校生活は完全に混乱し、逃げ惑う、縮こまる、阿鼻叫喚……。
「……な、何なのこれ?」
混乱の隙間を縫って、ほのかは誠二たちと接触する。
ニュースでは聞いているが、実際に直面するのはこれが初めて。
友人関係以上に、事件への関与が深い二人に聞くのは自然といえる。
「俺も断定はできない……」
「あれが『本物』なら、もう形振り構わなくなってきてるわね」
本物。春緋と誠二の間でなら通じるが、既に病院でJDAの襲撃を受けている前例がある。
ならば、こんな場所でも奴らの息のかかった何者かが出現するのはおかしくないことではある。
最近大人しくなっていたと思いきや、これだ。
「でも、どうしてこんなところに……」
春緋が思わず呟いた、その言葉を実例で返すかのように。

『……だから、あれって学校を狙うんじゃなくて、天城総一を狙ってるんじゃないかって』
放送が、流れる。
『ってことは何だ。決着つけばあいつは帰ると?』
『そうかもしれない』
偶然拾ったかのような雑談が、校内に流れる。
『そもそも、出来過ぎなんだよ。あいつが出席した日に突然あんなのが出てきて。
 もしかしたら、自分で呼んで自分で倒して、正当性を示そうってマッチポンプなんじゃないか?』
『あー、その線もあるな。だとしたら、あれも単なるパフォーマンスってことか』
『くだらないだろ?』
442それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:43:08.71 ID:ZRDGssKy
実際戦っている者の身にもなってほしいくらい、身勝手極まりない推論。
しかし。実際自分たちの目の前で、ありえない戦闘が起こっている以上。
まして、自分たちが巻き込まれる可能性が高く、非常に危険な身にいる以上。
その推論を、否定しきれる人間がいないわけもなく。

「……そうだ」
「何だよ、全部あいつのせいじゃねえか!」
「何度騒ぎ起こせばいいと思ってるんだよ!」
「ふざけんな! そんな馬鹿で死んだとか笑えねえぞ!」
「そうだ、帰れ!」

吹き出た疑惑は、不満となり、爆発する。
見える不安に向けて、少なくとも口で攻撃が通用する相手に向けて、爆発する。

「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
ね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ー
「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
ね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ー

湧き起こるネガティブコール。
その全てが、目に見える不安に突きつけられていた。
相手の攻撃を避けることもできずその身に受け、盾に徹している男の背中に。
443それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:47:09.99 ID:ZRDGssKy
「が、あが―――どあああああっ!!」
ミサイルの着弾。大きく後ろに吹き飛ばされる。
よろよろと起き上がるものの、そのたびに距離は詰められていて。
何の目的で狙っているかは知らない。あるいは、本当に天城総一のみが狙いなのかもしれない。
それでも、関係のない学校に、破壊者の手が少しずつ伸びているのは間違いない。
少しでも避けたら、容赦なく狙われる。狙わなくても、流れ弾が着弾するかもしれない。
頼れるものは何もなく、必死に受けて、傷ついて。
目に見えて削れ、罅の目立つベルフェリオン。確実に、生命の危機は、迫っている。
『マスター……っ』
パールでさえも、あまりに苛烈な戦況に言葉を失う。
最初のような、ある種余裕を持った会話すらも交わすことができない。

だのに。

「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
ね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ー
「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
ね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ー
「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
ね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ー
「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
ね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ー
「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」「死ーね!」
444それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:52:05.27 ID:ZRDGssKy
湧き上がる怒号。一心不乱に突き刺さる、怒りの念。
一度耳に入ったそれは、守りたいと思った人々からの、憎悪。
予想はしていた。覚悟はしていた。なのに、痛い。
胸も痛い、手足も痛い。なのに、それでも必死に保ってきた、心が、痛い。
「畜……っ、生―――ッ!!」
あらゆる意味で、押し潰されてしまいそうな状況。
その全てを振り切るように、力を解放する。
わかっている。これで最後。もう二度と、彼らに表で会うこともないだろう。
己の責任もある。しっかりとけじめをつけて、終わろう。
左手をかざし、一歩踏み出し、全速力。
放たれる機銃、ミサイル、レーザー―――その全てが、着弾する直前、左手の輝きに消える。
飲み込まれる覚悟で放つ銀色の光。
其が触れるあらゆるものを分解・抹消する究極のご都合主義、此処に極まる―――

―――はず、だったのに。

「ぐ、が―――ッ!?」
突然の圧力。
自身の身体を大きく弾くように、力が生まれる。
脚を前に動かせない。身体が弾かれるのをこらえるだけで精一杯。
動かせるのは、唯一左手だけ。
この未知の現象、それを覆せるのは、この左手の輝きのみ。
堪えながら、過去に思考を巡らせる。光のベルフェリオン、クライガイストを助けた時。
両腕にこの力を行き届かせて、バリアを砕いた。
ならば、右手だけでなく、自身の全てを光と化せば、あるいは。
必死に想いをつなぐ。届け、届け、届け。
思った通りに光は浸食し、身体にかかる反発は薄らぎ、かざした左手は、手は、手は―――

砕けた。
445それも名無しだ:2011/12/19(月) 03:57:10.76 ID:ZRDGssKy
「ぁ、あ……ああ、ああああ゛あ゛あ゛あ゛――――――!!」
入った罅から、左手が割れていく。腕が割れていく。身体が割かれていく。
想像を絶する痛み、同時に打ち消す力を失い、大きく後ろに吹き飛ばされていく。
校舎に激突―――する寸前。無意識の成せる業か、意地でも後ろを傷つけさせない必死の願いか。
不完全ながら片手で受け身を取ろうとした結果、ギリギリで校舎を飛び越え。
校舎の後ろ、ロボットの実動授業のための巨大スペースへと、転げ落ちる。
仰向けになった身体は見るも無残、散発的に見られる罅は全身に深く。
砕け散った左腕の破片は完全に消滅、今も緩やかに、肩のあたりから……。

だが。
そんな彼の願いを踏み砕くかのように。
巨大な悪鬼は銃口を向ける。
それは真っ直ぐ自分に―――校舎を貫き、自分に当たる位置に。

終わる。終わってしまう。
理不尽な言葉の暴力、機体の圧倒的な火力、全てが、全てが、自分から何もかもを奪ってしまう。
もはや、その感覚すら遠くなっていく。
完全なる、敗北。敗北は、死。その死は、自らだけではなく、周囲全てを巻き込んで。
願った力は、それを退けるはずのものだったのに。
その全てに終わりを告げるように、巨大な砲塔に、無情にも火が―――


『……っざけるなぁぁッ!!』

唐突の、着弾。
それは、奇跡的に火の入った砲塔の中に滑り込む。
エネルギーの行き場を荒らされ、暴走したそれは、いともあっさり爆散した。

立ちはだかるは、銀色の巨体。
要所に青の塗装を施した、この街では特徴のない、普遍的なもの。
訓練用の実体銃にレーザーソードと、およそ戦う装備ではないはずの。
BMM−01、マズルカ。
どこにでもある機体を駆り、どこにでもいるような少年が、生命をかけて咆哮する。
446それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:01:36.40 ID:ZRDGssKy
『お前たちが何を見て、聞いて、何を感じたのかは知らない!
 だがな、後ろを見てみろ、お前達の!!』
教室に響く、茶番な放送を上塗りするかのような言葉。
下手したら裏返りそうなほどの、熱の入った必死な言葉。
「……高見君?」
包帯の手放せない少年が、その声の主に気づく。
現れた脅威に立ち向かい、訓練用の武器で一矢報いたその勇姿は。
紛れもない、ただの高校生。

『少しでも外したら学校に直撃する! お前たちにも被害が出る!
 あいつはそれを理解して、お前たちの盾になってたんだ!
 あそこまでボロボロになって、左手まで失くして!
 命賭けてまで人気取りする奴がどこにいるんだよ!?』
響き渡る誠二の声。格納庫のコンソールにもたれかかり、ため息をつく人間がひとり。
「ふう、成功ー」
「……すごい、本当にできちゃった」
春緋の後ろで、呆然とするほのか。

事のあらましはこうだ。
放送が入り、それが種となって批判の風潮が作られてしまったとき。
三人は教室をこっそり抜け出し、格納庫に直行していたのだ。
訓練用の機体でも弾避けにはなるだろうと、誠二は授業に使用するBMMに乗り込み。
春緋は学校中に彼や自分達の声を伝えるために、この格納庫のコンソールを通じてハッキングを仕掛けたのだ。
幸い、精密機械を扱う都合上、格納庫には高性能のコンピュータがあり、
そこなら最速で学校中の放送をジャックできるのではと考えた。
ほのかを連れていたのは、HR前の騒動で彼女が総一の味方をしたため、
批判の風潮で被害を受ける可能性があったため。
結果的に、即席ながらそれらの考えは上手くいった……
「……総一、大丈夫かな。生きてるよね」
そう、総一の容態を除いて。
自分の手を握り締める春緋。
格納庫からベルフェリオンの全容を確認することはできない。
「もうやだよ、私、こんなの……!」
そのまま頭を抱え、春緋。
いつ誰と死別するか分からない、危険の連続。
一体いつから、こうなってしまったのだろう……。
「……信じよう」
弱気な背中に手を置くのは、ほのか。
「二人なら大丈夫だって、信じよう」
根拠はない。でも、今はそれしかできない。
今は託すだけ。学校中に流れる、彼の決死の声に。
447それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:06:13.63 ID:ZRDGssKy
「何を信じてるんだ!? テレビか!? 新聞か!? ネットか!?
 もっと簡単なものが、すぐ近くにあるだろ!!」
必死になって叫ぶ。春緋はおそらく、やってくれたのだろう。
ならば、今の自分は、この怪物の足止めをするだけ。
警察への連絡は一応した。総一のことを考えると、間に合うかどうか怪しいが。
未だ総一の家に留まり続けている、俊暁への連絡もした。
無茶をしたせいか、まだ涼はまともに立てず、彼自身も彼女のため動けないという。
正直、望みは薄い。遅かったのだろうか。
いや、総一が吹き飛ばされているのを見るに、遅かれ早かれだったのだろうか。
それでも。
それでも、切望する。
「現実を見ろ! お前たちの為に、必死で頑張ったのは誰なんだ!?」
放つ火砲。訓練弾でも、ミサイルを撃ち落とすだけの威力はある。
分厚い盾。ある程度は、機銃の嵐にも耐えられる。
「認めてやれよ、いい加減!
 死にかけてまでお前たちを守ったのは、他の誰でもない、天城総一なんだぞ!?
 せめてそいつを殺すような声だけは、やめてくれよ……っ!!」

響く言葉。
切実なその声と、行為は、言葉の暴力で襲撃者に加担していただけの生徒たちに波紋のように広がる。
静まり返る教室。そんな中、ひとつだけ駆けだす、包帯に顔の一部を包んだ影。
デスコールに参加もできず、ただあたふたするだけだった少年は、弾けるように廊下へと飛び出す。
窓の外に見える、傷だらけのベルフェリオン。
井上純は、一瞬ためらうように息を吐き、意を決するかのように大きく吸って。
「天城君ーっ! 死なないでー!! もう僕たちは、大丈夫だから―――!!」
何が大丈夫なのか、自分でも言っててわからない。
だけど、何か声はかけたかった。
公判のときは、実感できなかったけど、自分達の命を懸けられ、命がけで戦った彼の姿を見て。
そして、同じく命を懸けて、自分たちの暴走を止めてくれた誠二の姿を見て。
何もできない僕だけど、せめて声はかけさせて。

そんな、自己満足にも似た小さな声は。

「総一ー!」
「寝てんじゃねえぞー!」
「返事してー、総一君ー!!」

小さいながらも、連鎖を巻き起こし。

「ごめんなー! 俺達が悪かったー!!」
「起きてくれー!」
「天城ー! 生きてくれー!!」

やがてそれは、大きな波となり、伝わっていく。
疑念すら過去のものとし、大きな波が押し流していく。
それは絶望に向かうものではなく。最後に一つ、大きく残った……切望。
448それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:10:41.99 ID:ZRDGssKy
「……皆」
聞こえる。聞こえてくる。皆の声が。
望まれる声。希望を求める声。
今までの非難は、正論だったのかもしれない。正直、そこは諦めていた。
だけど。今は、皆が望んでいる。自分が生きることを。
赤黒く霞んでいく視界を、無理やりに開く。
残った片腕だけで身体を支え、立ち上がる。
最初に視界に映ったのは、跳ね跳ぶ金属の塊。
攻撃を耐えきれず崩れ、機能を失っていくBMMの姿。
誠二。ありがとう。お前がいてくれたから、皆は無事でいられた。
もう一度だけ、たった一つだけ、チャンスがある。
お前も、皆も、守り通してみせる。
確かに一度、何もかもが通じず敗れた。
だが、それでも、貫き通したい意思がある。
心に湧き上がる渇望/切望/希望。
それは、天城総一を突き動かす、最後の力。

ベルフェリオンは『がんぼうき』。望みを叶える『がんぼうき』。
―――叶えてみせろ、この切望! 叶えてみせろ、『がんぼうき』!!

「願望(ねがい)に応えろ、ベルフェリオンッッ!」

光の奔流。感じるのは力の脈動。
失った感覚が、戻ってくる。
浸食された左腕が、光と共に顕れる。
身体を包む蒼の鎧が、より大きく強く強調される。
背には深紅のマント。切望するは「守る」力、故に生まれる「騎士」の姿。

(……桜)
周囲を包む光の粒は、まるで早咲きの桜のように。
舞い散る様が、鮮烈に目に焼き付いていく。
確信した。この手に残った最後のチャンス、それを掴む力は宿っていると。
故に、宣言する。決して臆さず、窮まず、最後のチャンスを手に入れる。

「天破壌砕の脅威に無窮! 桜華絢爛、ベルフェリオン!!」
449それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:16:25.17 ID:ZRDGssKy
そして、飛び出す。
願いを一身に背負い、それを叶えるために。
段違いに速く、鋭く。誰の目から見ても、見違えるような動きで。
左手をかざす。放たれる光は、機械的に攻撃を続ける兵器から、全てを遮り。
そして、再び訪れる反発力。おそらく、それは眼前の兵器から発せられる、特殊な力場。
力の流れまで、鮮明に見えるような感覚。
中心を見据え、全速力で駆ける……それは最早、力場などに遮れるものではない。
全てを覆すご都合主義、銀色に輝く光―――それは、いくら復活したといえど、そう持つものではないと理解している。
だから、一刻も早く。その中心を崩すために、右手を伸ばし―――

静寂。

一瞬、全ての時が制止したような。
誰もが見守っていた。固唾を呑んで。
希望を背負い、ご都合主義を成さんと敢行した、最後の突撃。
貫いた右手を、ゆっくりと引き抜く。
光とともに現れる、大きな金属の塊。
少しずつ抜けるそれは、剣の形。
望んだ「騎士」の形を成す、最後のピース。

それを成した当人でさえ、何をどうしたのかは分からない。
ただ夢中に、力を望み、この兵器の力の中枢を、握りしめた。
反発力は生まれない。きっと、これも自分が望んだご都合主義なのだろう。
自分がすべきは、最後の幕引き。陳腐なご都合主義で突き進んだ舞台を降ろす、最後の一撃。
「天城総一、大立ち回り!」
振り上げたそれを、叩き潰すように振り下ろす。
綺麗に中心を貫いたそれに、神経のように思考を巡らせる。
爆発のイメージ。内部の全てを呑みこみ膨れ上がる、巨大な爆発のイメージ。
「この世の不条理―――ぶった斬りぃッ!!」
擦るように引き抜く。
内部に飛び散る火花、それが契機となり、兵器の内部に広がる小爆発。
やがてそれは大きなものとなり、上空に火を噴くように、大きな爆発。
それを見届け、振り返る。
たなびくマント。青の巨体。地面に擦れる、身の丈ほどある巨大な剣。
それは、戦いの終わり。
ご都合主義の極まった、勝利という二文字による幕引きだった。

ttp://napateck.web.fc2.com/bfo.jpg
450それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:20:45.11 ID:ZRDGssKy
事態を収束させた後、天城総一が真っ先に取った行動は。
今回の件の謝罪と……正式な別れのため、教室に向かうことだった。
既に今回、前代未聞の事件に発展してしまった以上、ただでさえ危うかった自分がここにいるのはまずい。
だが、それでも一言、言っておきたかった。
それは、折れそうな自分を支えてくれた一言をくれた、皆だからこそ。
「……今までありがとう。俺、今日でここ、抜けます」
感謝の意とともに一礼。
万一本心でなかったとしても、その場だけだったとしても。
あの言葉で、どれだけ自分が勇気を貰ったことか。
自分には、この機会で最後だとしても十分だと、本気で思っていた。
担任の教師が、机の前に移動する。

……次の瞬間、総一の考えていたことは、思い切り破られることになる。
物理的に。自分が出した退学届を、全力で引き裂いたのだ。
「というわけで、明日から授業は再開します。
 天城は間違えて遅刻しないように」
突然の事態。呆気にとられた総一をよそに、流れが進んでいく。
「ちょ、ちょいちょい。大丈夫なんですか!? 今日みたいなことがいつ起こるか……」
流石に焦って抗議する。学校に迷惑をかけた以上、この場にいたらこれ以上のことは十分に起こり得ると。
だが、担任は軽くその言葉を流す。
「生徒全員を無事に卒業させるのが教師の義務だ。
 これは職員会議でも決定した事項だから、よろしく」
つまり、たった一回の奇跡で、退学届を無にしたと。
呆然とする総一に、投げかけられる声が……。

「ここはエルヴィンだからな。トラブルの一つや二つ、皆覚悟の上だ」
全力で手を貸してくれた誠二が、肩をすくめながら。
「そうよ。諦めてちゃんと学校生活送りなさい」
陰で支えてくれた春緋が、うんうん、と頷きながら。
「大丈夫。陰口なんて言わせないから」
「他の誰でもない、天城君と一緒にいたいって。皆もそう思ってるよ」
自身の味方を貫き通してくれた、ほのかと純も。
皆、変わらず笑顔で迎えてくれて。

「……あり、がとう」
今、実感する。
普段通りに過ごしていた生活は、周囲の誰もに支えられていて。
それは、本当に幸せなことなんだと。
だから総一の方も、精一杯の笑顔で、皆に返す。
451それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:26:06.04 ID:ZRDGssKy
「―――『アルカエスト』の目覚め、か」
学校の屋上で、呟く人影。
中性的な容姿を、昏い服装に包んだ何者かが、その呑気な様子を眺めていた。
「それにしても、ベルフェリオンであの機体を破るなんてね。
 予想以上に頑張ってくれたよ」
愉快そうにくつくつと笑いながら、ひとりごちる。
自身の手駒であろうものを、一つ失ったにも関わらず。
「君にはもっと踊ってもらわなきゃならないからね。
 まだ本格的なステージに上がったばかりで、調子に乗ってもらっちゃ困るよ」
立ち上がり、歩いていく。その足から、まるで影が払われるように、急速に消え失せて。
「さあ、次はどんなネタを使おうかな?」
消え失せる、哄笑とともに。
屋上には何もなく、ただ冷たい風だけが吹いていた……。
452それも名無しだ:2011/12/19(月) 04:30:58.76 ID:ZRDGssKy
というわけで投下終了。
なんだかんだで12話まで来ました。1クール分か。
……ここまで来てようやく、主要形態の登場です。長かった。

明日にはまとめページと両方更新するつもりです。
本日は以上で名無しに戻ります。
453それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:29:43.32 ID:na8mwLay
ベルフェリオンの人乙!もうじきクリスマスだけど今年も一人…。そんなん関係ないぜ!と言うわけで行け!!ユンガー50、5話スタート!


行け!!ユンガー50
5話「母の日」

前回までのお話
涼介
「あの頃よりはほんのちょっと大きくなってたと思うぞ」
アキラ
「サイッッテー!」

帳「よってこれからはこの怪獣のことを『マイナス獣』と呼称することに決定しました」
マイナス獣から平和を守れ!ユンガー50


朝、俺達はテレビを見ながら食卓を囲んでいる。これが毎朝の日課だ。朝メシのメニューはごはん、焼き魚、味噌汁、以上。なんとしょぼいライナップだ、泣けてくるぜ。
それもこれも俺がユンガーの右腕を破損させちまったばっかりに…。母ちゃんがいた頃はもっとマシだったんけどなぁ。

工造
「お、ユンガー映ってるぞ」

この光景を見るのも馴れれてきたな、前回の戦闘で思い知らされたからもう調子にのったりしない。
でも自分が有名になるのはやっぱり嬉しいもんだ。アナウンサーの口からマイナス獣という言葉がでた、はて?マイナス?以後あのバケモノの事をマイナス獣と呼称する事が決まったみたいだ。

工造
「ほーう、あのバケモノ、マイナス獣っていうんだな」
涼介
「なんだか噛みそうな名前だなぁ…。オヤジ、マイナス獣って十回言ってみて」
工造
「おう、マイナス獣、マイナス獣、マイナス獣、マイナス獣、マイナス獣、マイナル…うっ!」
鋳鉄
「まだまだじゃな、よいか。…アカサカサカス!」
涼介
「全然違うよ!!」

そんなこんなでしょぼい朝メシを終えて俺はユンガーの整備をする事にした、どっちかっていうとこっちの方が本職なんだよなぁ…。じいちゃんは散歩、オヤジの奴はというとVH(ビクトリーヘブン)社に行く予定だ。
なんか商談するとかなんとか言ってたけどオヤジのやつあの社長に資金をせびるつもりだな。は〜セコい…、魂の底まで貧乏人根性がこびりついてやがるぜ。

今日は5月8日、母の日か、今頃母ちゃんなにやってんのかな…?
ここで母ちゃんの事を少し紹介しよう。現在別居中の母ちゃんなんだが、理由は言わずもがなだから割愛。
町内一の別嬪で若い頃はミス夢ヶ崎(涼介が住んでいる町の名前)だったらしい。そんな人をどうやってあのオヤジがみそめたのかはオヤジは教えてくれない。
俺はそんな母ちゃんに早くカムバックしてほしい。家事に置いては神レベル、だが怒らせたら魔神レベル。あのアキラですら震え上がるほどちょーおかっかないんだ。
だけど今の俺たちに必要なのは生活水準の向上、こればっかりはユンガーを運営する上でも死活問題だ、はぁ…母ちゃんどこにいるんだろう。
454それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:30:33.71 ID:na8mwLay
場所は変わってここはビクトリーヘブン本社ビル、社長室。
工造
「とまあ、今回は予算の相談だけじゃねぇんだ」

「なるほど、首相とパイプを持っている私にこの夢ヶ崎の防衛を強化してほしいと?」
工造
「ああ、ユンガーだけじゃ対応できない時もあるはずなんだ」

「実は私からもその件はすでに政府に依頼しているのです。マイナス獣はこの町だけを狙っている、ならばそれを逆手にとってこの町の防衛を強化すれば対応も早くなる」
工造
「この町だけを狙っているってのはきな臭ぇ話だが。間違いなく奴らのねらいはユンガーだ」

「私も同意見です、首相は自衛隊員数名と機体数機を配備てくれるおっしゃていました」
工造
「おお、そうか!」

「お子さんが乗っているのですからその心配も無理はありません、親の愛情ですね。私にも一人息子がいるのでわかります」
工造
「ちげぇよ、あいつは俺の息子だから簡単にはくたばらねえ事はわかってる。ただあいつにしてやれることをしてやる。それだけだ」

「…、では以上ですね。秘書の者をよこします」

あいつにしてやれることか…、本当は俺もマイナス獣と戦う力があればあいつの力になってやれるんだが。

???
「社長、失礼します」

「紹介しましょう秘書の―――」
工造
「夏美!?」
夏美
「あ、あんた!?」

シーン…


「お知り合いでしたか?」
工造&夏美
「妻です!」「赤の他人です!」
工造
「なんでだよ〜、夏美〜」
夏美
「なんであんたがこんなとこにいんのよ?」
工造
「ユンガー、ユンガーだよ。あれが完成したんだ、知ってるだろ?」
夏美
「まだあのポンコツ解体してなかったのね?私が出て行った理由覚えてる?」
工造
「そんなこと言わないで帰ってきてくれ、頼む。涼介も待ってるから」
夏美
「涼ちゃんが…、ううん私はここで働くって決めたの。帰らないわよ!」
工造
「ユンガーで涼介は頑張って町を守ってるんだよ、だから――」
夏美
「っ!?ちょっと待って、あんな危険な物に涼ちゃんを乗せてるの?」
工造
「あ、あぁ…」
455それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:32:50.65 ID:na8mwLay
ゴゴゴゴゴ…

夏美
「よーし、この50階建てのビルからヒモ無しバンジー行ってみようか」
工造
「夏美、やめっ死ぬ!ヒモ無いから帰ってこれない!!」
夏美
「帰ってくんな!」

「落ち着きたまえ夏美君!」
夏美
「…は、申し訳ありません社長。つい取り乱してしまいました」

ハァハァハァ…、死ぬかと思ったぜ。夏美の奴窓から俺を突き落とそうとして、ありゃ本気で殺るつもりだったな。
しかしなんでまたこんな所で働いてるんだ?

工造
「夏美、なんでここで働いてるんだ?しかも秘書って」
夏美
「私が家をでた後、私を雇ってくれそうなところを探して、たどりついたのがこのVH社なの。そこで平社員だった私を社長は声をかけてくれたのよ」

「我が社は有能な社員がいたら適材適所にするのがもっとうですからね、特に夏美君は器用で何でもこなせるので秘書に置きました。まさかあなたの奥さんだったとは驚きましたよ」
工造
「そうだったのか、家の経理が役にたったってのか」
夏美
「あんなのが経理ですって?収入がない月が2、3ヶ月続くのがあたりまえ。おまけに支出は全部あのポンコツにつぎ込んで、よく成り立ってたなって今の私もびっくりよ!」

うぅ…、確かに百回くらい工場がつぶれかけたこともあったが。


「と、とりあえず今日はもう仕事を切り上げて君は久しぶりに家族と過ごしたまえ」
夏美
「社長、お気遣いなく」

「今日は母の日、息子さんにも顔合わせてあげてもいいのではないかね?」
夏美
「は、はぁ…。ではお言葉に甘えさせてもらいます」
工造
「ひゃっほーい!今夜は久々のご馳走だぁーい!」
夏美
「あんたねぇー…」

バキッ!!

工造
「うぎゃー!!」

背中をハイヒールで抉られました…

夏美
「では社長、私は先に失礼します」
456それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:36:41.41 ID:na8mwLay
バタン
…ピ、プルルルル、ガチャ

「私だが、例の件はどうなっている?」
???
「プロジェクト『ZERO』ですか?順調です、来月には仕上がる予定です」

「わかった、パイロットはこちらで選定してある。作業を急ぎたまえ」
???
「了解です」

ガチャ


(まもなく、『ZERO』がロールアウトされる。彼らの出番はもうじき無くなるだろう、それまでの時間稼ぎをせいぜい頑張ってもらうとしよう)

帰る途中のこと。ビクトリーヘブンズ社噴水広場にて。

夏美
「涼ちゃんが戦ってるって本当なの?」
工造
「おう、涼介のやつ自分から戦いにでるんだ。我が息子ながらなんて勇ましいんだ」
夏美
「もう、そんな危険なこと止めさせて」
工造
「しかしだなぁ、親としてここはあいつを見守ってやるのが俺の務めであって…」

夏美の目つきが急にかわった、コイツはいやな予感。

夏美
「ふーん、わかったわ。明日離婚届送るからよろしく」

予感的中ー!

工造
「ま、まってくれ!それだけは、それだけは勘弁してくれ」
夏美
「約束してくれるのね?涼ちゃんに危ないことさせないって」
工造
「うぅ…、わかった」

背に腹は代えられねぇ、ごめんな涼介。ぐっと親指を立てぺろっと舌を出しウインク。

夏美
(これでいいのよ、涼ちゃんは平和に暮らすのが一番なんだから)
工造
「夏美…」

場所は変わって十塚家。
涼介
「アキラ、それ母の日のプレゼントか?」
アキラ
「そうよ、いつもお世話になっているお母さんに心を込めて恩返しするの」

カーネーションの花束を持ってなんだか嬉しそうにしてるアキラ。
457それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:46:23.51 ID:na8mwLay
涼介
「へぇ…、家には恩を返す人がいないからなぁ…」
アキラ
「あー、まだおばさん帰ってこないのね。手紙でも送ったらいいんじゃないかしら」
涼介
「手紙て、この近代社会でメールという文明の力がありながら手紙て。それに住所知らんし」

そう言いながらアキラに携帯電話を見せつける俺。

アキラ
「な・な・なによー!だったらメール送れば!?」
涼介
「母ちゃんでてったすぐ後アドレス変えて、もう八方塞がりだ」

頭を抱えて悶え苦しむ俺をアキラは残念そうな眼差しを送る。アキラよ、そんな目で俺を見ないでくれ…

アキラ
「そうなんだ…、今でも会いたいって思ってる?」
涼介
「そりゃもちろん、俺がユンガーに乗って戦ってる晴れ姿を見せてやりてえんだ!」
アキラ
「ふーん…」
涼介
「それに、また母ちゃんの手料理食いたいしな」
???
「食べさせてあげる涼ちゃん!」

縁側に座ってる俺達に呼びかけるこの声は!

涼介
「母ちゃん!」
夏美
「涼ちゃーん!会いたかった」

玄関の先からこの縁側まで約10m、母ちゃんはボルトも真っ青な速さで俺の元にきて抱きつく。あまりに一瞬の出来事で流石の俺も身構えることができなかった。

アキラ
「うわぁ…、相変わらずのムスコン(息子コンプレックス)…」
涼介
「かあ…死ぬ……」
夏美
「ああ、ごめんなさい涼ちゃん。あんまり嬉しくて、つい力が入っちゃった」

俺はヘッドロック状態になり、危うく落ちるとこだったぜ。

涼介
「ぶは…!アキラの前で抱きつくなよな、もうガキじゃないんだから!」
夏美
「まぁすっかりたくましくなっちゃって」
涼介
(聞いてねぇ…)
アキラ
「おばさん、お久しぶりです」
夏美
「あらアキラちゃん、涼ちゃんはあげないわよ。私のだから」
アキラ
「いらんわ!」
涼介
「母ちゃんのでもねぇし!」
458それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:48:24.85 ID:na8mwLay
母ちゃんが帰ってきた、全員が縁側で腰を下ろしてオヤジがニヤニヤしながらいきさつを説明してくれた。

涼介
「まさか、母ちゃんがVH社で働いてたなんてな」
夏美
「ごめんね、今まで連絡もなしに」
工造
「東京スカイツリー下暗しとはこのことだな、ガッハッハッハッ!」
涼介
「灯台下暗しだろオヤジ…」
夏美
「でも本当にたくましくて益々カッコ良くなったわね、涼ちゃん。お母さん惚れ直しちゃった」
涼介
「出てってから一年しかたってないだろ、あんまり変わってねぇよ!それに俺はユンガーに乗って戦ってる姿が一番カッコ良んだぜ」
アキラ
(自分で言うか…)
夏美
「そのことなんだけどね涼ちゃん…」

母ちゃんがいきなり深刻な顔になり始めた。

夏美
「ロボットに乗って戦うのはやめてほしいの」
涼介
「な、なに言ってんだよ母ちゃん」
夏美
「私は涼ちゃんに安全で快適な生活をおくってほしいの、だってもし戦いに負けて涼ちゃんがいなくなったら私、私…」
涼介
「俺は負けねぇー!!」

俺はすくっと立ち上がり母ちゃんに言い放った。

夏美
「涼ちゃん」
涼介
「俺はこの町やオヤジ、じいちゃん、アキラ、それに母ちゃんも守りてぇんだ!その為にはユンガーに乗って戦うしかねぇんだ!!」
夏美
「お願い、涼ちゃん私の言うことを聞いて」
工造
「涼介、母ちゃんの気持ちもわかってやってくれ」
涼介
「オヤジまで、なに言ってやがんだ!なんだよ、自分の都合ばっかり押し付けやがって!」
夏美
「わかったわ、涼ちゃんそんなに言うことを聞かないなら…」

バキッベキッ

ひぃ!やべぇ、母ちゃんが指の骨ならして鬼の形相だ、これは地獄の説教&地獄の修正モードだよ。こうなった母ちゃんは誰にも止められねぇ。

その時だった、向こうの方から爆音が響きわたったのは。
これは間違いなくマイナス獣の仕業。
459それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:50:27.23 ID:na8mwLay
涼介
「マイナス獣がでた、オヤジ!」
工造
「お、おう!」
夏美
「待って涼ちゃん、行かないで」

ユンガーの所へ向かおうとした瞬間、母ちゃんが俺の手を掴んだ。

涼介
「はなしてくれ母ちゃん、アキラと安全な所で待っててくれ」
夏美
「いや!涼ちゃんも一緒に行くの!」
涼介
「確かに俺は負けるかもしれない、母ちゃんが心配するのはもっともだ。でもこうしている間にも刻一刻と失われる命があるんだ、俺はそいつを守りたい!」
夏美
「涼ちゃん!」
涼介
「母ちゃんも守から!!」
夏美
「っ!!?」

そう言うと母ちゃんは解ってくれたのか、俺の手をするっとはなしてくれた。
俺はそのまま振り返ることなくユンガーの元へ。

アキラ
「おばさん、安全な場所に避難しましょう。大丈夫、あいつは約束してくれたの。絶対負けないって」
夏美
「アキラちゃん…」
アキラ
「だから行こ」

俺はユンガーに乗り込み、ヘルメットを被って操縦桿を握りしめた。

工造
「行くぞ、涼介!ユンガーリフトオン!」
涼介
「いっくぜー!!」
工造
「ユンガーGO!」

ユンガーはリフトから発射して地面へ着地。マイナス獣を眼前に捉えた。
やつは蜘蛛の姿をしていた、俺蜘蛛苦手なんだよな。

涼介
「待たせたな、マイナス獣!倒してやっから覚悟しな!!」

俺はスロットルレバーを思いっきり引いた。最初から全力で行くぜ!マイナス獣との距離を詰め、挨拶代わりの一発をお見舞いしてやる!
460それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:51:26.67 ID:na8mwLay
涼介
「ユンガァーパンチ!!」

ドゴォッ!!

マイナス獣の顔面にクリーンヒット!

マイナス獣
「グオオォーー!!」

マイナス獣は苦しみながら後方に下がった。よほどユンガーのパンチがこたえたらしい。
俺はそのまま立て続けにパンチを繰り出す。たまらずマイナス獣は前脚を器用にクロスして防御の体制をとる。

涼介
「関係ないぜ!ウオオオォっ!!!」

俺はガードの上からパンチを浴びせ続ける。やがて怯んだマイナス獣は少しづつガードが緩くなっていった。俺はそこを見逃さない。
ガードの合間を縫って俺はアッパーを繰り出す。

涼介
「町工場なめんなアッパー!!」

バキッ!!

見事にマイナス獣の顎を捉えたアッパーはマイナス獣を空中に放り投げる程の威力だった。
そのまま背中から地面に激突。

マイナス獣
「グオオォーー!!」
涼介
「へん!楽勝だぜ!」
工造
『油断するな涼介!』

マイナス獣は体制を立て直し、距離をとってユンガー目掛けてお尻から蜘蛛の糸を発射した。

涼介
「なに!?」

マイナス獣の蜘蛛の糸がユンガーを絡め取る、俺はたちまち身動きがとれなくなった。これだから蜘蛛は苦手なんだ!
しめたとばかりに奴はユンガーの元へやってきて前脚で攻撃する。なすすべ無しとはこの事か、俺は一方的に攻撃を受けるしかなかった。

マイナス獣
「グオオォーー!!」

ズガン!スガガガガ!!

涼介
「チキショー!これじゃサンドバックだぜ、…うわぁー!!」
461それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:52:43.54 ID:na8mwLay
その頃工場では

工造
「くそ!これじゃ手も足もでねぇぜ、どうずれば…」
夏美
「あんた!」
工造
「夏美!ここは危険だ」
夏美
「そんな事より涼ちゃんは大丈夫なの?」
工造
「うぅ、このままだとやべぇかもしれねぇ」
夏美
「何か手はないの?新兵器とかなんとか」
工造
「新兵器、新兵器、そうだ!あれがあった!」


そして場面はユンガーとマイナス獣の戦場へ

いまだに手を出せないでいる俺とユンガー、こうなりゃ頭突きで勝負だ。幸い脚部だけは動く。

涼介
「ユンガーヘッドバッド!」

スカッ、スカッ

あたんねーよ!どうすりゃいいんだ。万事休すか…。そう思ったその時、工場の方から何かが飛んできた。ミサイル?いやハサミか!?その巨大ハサミはユンガーをかすめ、ユンガーを縛っていた糸を切り、解き放たれた。
これで自由だ!これなら戦える。

涼介
「こっ、これは!?」

工造
『涼介、今送ったそいつはユンガーシザーだ。もう一度糸を発射されたらそいつで対応しろ!』
夏美
『涼ちゃん、思い出して。私の裁縫テクニックを!』
涼介
「母ちゃん、でも…」
夏美
『私涼ちゃんに言われて気づいたの、確かに自分の都合ばっかり涼ちゃんに押しつけてたわ。いつまでも涼ちゃんは子供のままだと思ってたから…。
でも涼ちゃんの戦う姿を見て思ったの、涼ちゃんは強くなったんだね。だから私決心したの、私も応援する。だから頑張りなさい、涼ちゃん!』

母ちゃん…、そう言えば昔アクティブな俺はしょっちゅう服を破って母ちゃんに叱られたっけな。思えば服を破ったから怒ったんじゃない。俺のこと心配してたから怒ったんだよな。
そんな時は決まって服を縫ってくれたんだ。俺はそれを母ちゃんの横で目を輝かせながら見ていた。母ちゃんの指はまるで魔法の指みたいだった。
俺達メカニックはマシンを直すが、母ちゃんは服を直す。同じなんだなってちょっと嬉しかったな。
そうだ、俺達は今家族で戦ってるんだ。俺は一人じゃねえ!
マイナス獣はお尻をユンガーに向け、糸の発射体制に入る。それを確認した俺はユンガーシザーを拾い上げ、構える。糸がユンガー目掛けて発射した。
462それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:53:34.08 ID:na8mwLay
マイナス獣
「グオオォーー!!」
涼介
「うおおぉ!!!」

俺は母ちゃんのテクニックを思い出してリズミカルにハサミを入れる。ユンガーシザーは糸を見事に切り刻み今度は無事防御する事ができた。

涼介
「お返しだー!」

俺はマイナス獣まで一気に迫るが、その最中も奴は糸を発射する。しかしもはや意味は無し!発射される糸を俺はことごとく切り、マイナス獣との間合いを詰め、ユンガーシザーで前脚をちょんぎった。

涼介
「ユンガァーシザー!!」

チョキンッ!!

続けて中の脚、後ろ脚と切っては退き、切っては退きのヒット&アウェイ戦法でマイナスを攪乱した。ついに八本あった脚を全てちょんぎる事に成功した。案の定奴は身動きをとることができず、ただもがくしかなかった。

涼介
「今だ!必殺!ユンガーァァァ・トルネードォォォ・パァァーーンチ!!」
マイナス獣
「グオオォーー!!」

ドガガガガガ!!ドカーンッ!

助走をつけたユンガーのパンチはマイナス獣を捉え、巻き起こる竜巻によって空中に放り込まれて爆発した。
大勝利!これで一件落着。

工場にて

工造
「ふー、今回はヒヤヒヤしたぜ。よくやったな涼介」
夏美
「本当、ドキドキしっぱなしよ」
工造
「しかし、涼介の奴も言うようになったじゃねえか。お前を守るだとよ。いっぱしの口を聞きやがって」
夏美
「そうね、男って本当にバカなんだから。もう…」

工場に帰ってきた俺をアキラが出迎えた。

アキラ
「お帰り」
涼介
「おう!」
アキラ
「これ、おばちゃんにプレゼントしてあげて」

そう言ってアキラは花束からカーネーションを一輪とって俺に手渡した。

涼介
「え!?これいいの?」
アキラ
「うん、おばちゃんも喜ぶだろうし」
涼介
「ありがとな、アキラ」
463それも名無しだ:2011/12/19(月) 17:54:58.59 ID:na8mwLay
そして夜ご飯、今回の食卓は朝と打って変わって豪華だ。何たって母ちゃんの作ったカレーだからな。このカレーは世界一うまいんだ!

工造
「んじゃあ食うか!いただ――」
涼介
「ちょっとその前に、母ちゃんにプレゼント」

俺はアキラからもらったカーネーションを母ちゃんに手渡した。

夏美
「涼ちゃん…、ありがとう」

チュ

俺はお返しにほっぺたにキスをされた。なんだか照れるな。

鋳鉄
「涼介、顔が赤いぞい。熱でもあるんかいのう」
夏美
「よーし!涼ちゃんも頑張ってるんだから私も頑張る!」
工造
「お!帰ってきてくれるのか夏美!?」
涼介
「おぉ!!」
夏美
「VH社で!」
涼介
「あちゃー!」

ま、いっか。


続く
464それも名無しだ:2011/12/19(月) 18:04:40.22 ID:na8mwLay
以上でユンガー5話終了です、なんだか季節感がずれてますが。
母を出したかったので無理やり母の日の話にしました(苦)話変わってユンガーのアイコン作ってくれた作者様には大変感謝してます。
おかげで5話書き上げることができました。これからも頑張って書いていくんでどうぞよろしくお願いします。
465それも名無しだ:2011/12/20(火) 06:05:43.64 ID:gVpNRmQF
ユンガーの人乙です。
相変わらずの雰囲気で安心できる。

ベルフェリオンまとめ更新しました。
12話になって本形態が出てきたので、それに合わせて外見情報を追加。

……と追記して思ったけど、ユニットのアイコン元の人がサイト閉めちゃってるんだよなあ。
色々な意味でSRC関係には起用しづらいかもしれない。
466それも名無しだ:2011/12/20(火) 18:58:11.92 ID:EwlyNrxR
ガチタンワロタw そして遂に覚醒か。
お決まりの展開だとか、勝手で調子よすぎな連中だとか、そういうものも織り込んでなお熱くさせる。
いや、そういう所があるから、この世界観でこの大見得切りが活きるんだな……勉強になるぜ。

久しぶりのユンガーも乙だぜ。この家族にしてこの母ありというか、良い家族だ。
涼介が等身大でかっこ良すぎる。
467それも名無しだ:2011/12/21(水) 02:29:09.26 ID:WCG7uf3j
ベルフェリオン作者です。
天城総一のアイコン使用許可を改めて取りました。
まとめサイトにある天城総一のアイコンは、
ここの関連作品で使用することができるようになりました。
アイコン作者様に感謝の限りです。

それだけでは何なので、以下にベルフェリオンの前日談的な作品でも置いておきます。


『Flamberge(フランベルジュ)逆転凱歌 創世事変』

○ストーリー
 今より未来、人型ロボットが実用化した時代。
高度な技術により独立した都市「エルヴィン」では、独自の常識、社会が形成されていた。
技術の発達、その分野を伸ばすために構築された非常識な社会。
しかしそれは、多くの市民たちを弱者にするような脆弱なものであった。
その社会において、新米弁護士「広瀬 涼」は、ある少女を保護したことがきっかけとなり、
無限の可能性を秘めた力「フランベルジュ」を手に入れることになる……。

○既存作品との関係
 『桜華絢爛ベルフェリオン』の2年前に位置する作品であり、
同作の過去話ともなっている。

○キャラクター
・広瀬 涼
 当時20歳、孤児院出の新米女性弁護士。
とある出来事でナルミを拾ってから数奇な事件に遭遇し、
同時に絶対無敗の「弁護士」として一躍有名になるのだが……。
この時はまだ、「ベルフェリオン」作中のような睡眠障害は発症していない。

・神崎 ナルミ(かんざき〜) 女、5歳
 涼に拾われたちんまい幼女。
フランベルジュなどのSLGとの意思疎通を取ることができるなど、謎めいた一面を持つ。
何らかの組織に身柄を狙われているようなのだが……?

・角川 俊暁
 当時21歳の新米警官。
ナルミ絡みの事件で涼と出会ってから、切っても切れない縁になる。

・岩村 由希子(いわむら・ゆきこ) 女、20歳
 孤児院に居た頃からの、涼の親友。
若くしてエルヴィン内のロボット会社「ハヤブサ・コーポレーション」の社長となっている。
涼がロボットを所有することになった縁で、忙しい身ながら再会することに。
その後も涼や、おまけで俊暁もサポートすることになるが……。

・カストロ 男、??歳
 「未来を見ることができる」能力をもった、謎めいた青年。
自身の能力に絶対の自信を持っている。
過去に涼と深い関わりがあった様子であり、何度か涼と対峙することになる。
468それも名無しだ:2011/12/21(水) 02:37:52.91 ID:WCG7uf3j
○機体
・フランベルジュ、ツヴァイドリル、ドライフォート、エールフランベルジュ
 「ベルフェリオン」時代の性能と大半同一。
強いて言えば、涼本人の病が発症していないため、まったく制限のない戦いが可能である。
既存ロボットに比べ大半の性能で上回っており、当時から無敵のロボットとして認識されていた。
本作に出てくる神崎ナルミと意思疎通が可能。

・ライズバスター(ライズブレイザー)
 岩村由希子渾身の一作。角川俊暁に贈呈されたが、由希子自身も乗って2ケツすることも。
大型バイクの「ライズバスター」が、変形して人型ロボットの「ライズブレイザー」となる。
サイズが小さいため、装備可能な武器がBMMより劣るが、
小回りのきく戦い方が可能となっている。
BMM級の機体が所持している機銃をそのまま主要武器として流用している。
独自の武装としては、ライズブレイザー状態で
エネルギー濃度の高いレーザー刃を飛ばす「ライズスマッシャー」がある。
同様にエネルギー濃度の非常に高いレーザーキャノンである
「ルミナリュードキャノン」が開発され、これも搭載される。
通常のバイクと比べると重装甲かつ大型だが、これにはある理由が隠されていて……。

・BMM
 ベーシカル・モビル・マニピュレータ。
「ベルフェリオン」にて日常に溶け込んでいるエルヴィン内共通規格。
BMM−01マズルカ、02サラバンド、03ストラディバリウスの3種を主に指す。
既にシェアを勝ち取っている状態ではあるが、涼の対峙する相手の都合上、
BMM以外にも様々な種類のロボットが存在しているのが明かされている。
だが、大抵登場ロボットは所持する会社独自の規格を用いているため、
共通規格を設けて以降はそれほど独自ロボットは目立たなくなる。

・エーリヴァーガル
 カストロの所持する機体で、涼のものと同様SLGであると推測される。
本体自体は、腕部に内蔵した片腕3基のレーザーブレードに
手持ちのレーザーガンと、ルミナ粒子系の武器で纏まったシンプルなものだが、
背部に大型のレーザー砲台を6基装備しており、切り離して遠隔操作することも可能。
カストロの能力とあわせこれが最大の脅威であり、涼でさえ苦戦するほど。


前日談OVA的なタイトルにしたけど、いずれ短編で書こうと思う。
469それも名無しだ:2011/12/21(水) 19:54:22.37 ID:HMJX3oCX
出来がいいとはいえ、自己主張が強すぎるとヨンシンオーになっちゃうよ
470それも名無しだ:2011/12/21(水) 20:30:12.79 ID:51KRZ06S
もう許してやれよ……
471それも名無しだ:2011/12/22(木) 19:21:34.66 ID:anV0QApa

時は未来。人々はオゾン層より飛来する謎の害鳥「ナイトクロウ」の襲撃に悩まされていた。
現行兵器での撃退こそ可能なものの、高い知能と機動力を持つ彼らを殲滅することは到底不可能であった。
個別に撃退するにはきりがなく、しかし警戒心の強さから包囲も困難。
さらには撃退したはずのナイトクロウが無防備な別の地域を襲撃するといった事態も頻発した。
出現より20年。世界連合政府はナイトクロウに対抗するべく彼らの習性を利用し、世界各地の重要拠点に「目立つ」広範囲防衛兵器の建造を開始した。

カカシ
日本国は東京に配備されたスケア・スケイル・スケルトン(強行鱗状装甲外骨格)。
ナイトクロウの筋繊維を利用した特殊ナノチューブ人工筋肉と擬似磁気浮遊システムにより実現した全高100メートルの巨大兵器。
二足歩行だが両脚後部にはそれぞれ補助脚が備えられており、システムと併せ複雑な体重移動を可能にしている。
まさに歩く的であり、遠方よりナイトクロウの攻撃を引き付け、また威嚇の役割を果たす。

両肩の眼球の様な球状砲塔より放たれる「フォトン・アイ」
激しい光と熱を放つ電磁鞭「スパーク・ストリング」
設置式の半浮遊音響爆発機雷「ショック・ボーイ」
空気中の水素をチャージして発射する爆撃砲「ライオットキラー」
などの派手な武装の数々を備える。
複数を装備するのはナイトクロウの持つ瞬間学習の習性に対応するためである。
この機体が暴れまわることでナイトクロウを撤退・散開させ、
別働の討伐隊が個別撃破するというのが一連の流れだが、肝心の討伐隊が完全とはいえずイタチごっこの専守防衛を続けている
472それも名無しだ:2011/12/23(金) 18:22:46.35 ID:rBDVRR8Z
wiki弄ってたら日が暮れた
登場順リストのメンテが非常に面倒(全タイトル直書き)なのでなんとかタグのソートで済ませたいのだけど、
なんかいい方法ないかね。詳しい人いる?
あと五十音順が全然ソートになってねえ
473それも名無しだ:2011/12/23(金) 19:32:01.45 ID:SL5CE0at
あまり煮詰めずに手探りで作り始めてたから正直どうすべきかわかっていない。
wikiのソートはファイル名で吐かせようとすると最大100件までしかできないので渋々個別ページ毎に50音+αのタグ(ア〜ン)ひっ付けて無理矢理表示させてる。
それでも限界があるので理想を言えばエクセルファイルで管理していつでもwiki書式に吐き出せるようにするってのが最善策かね……。

あとは多分javaスクリプト組んで埋め込むしかない。

50音順は多分ページ名にフリガナ(そういうプラグインがある)振っていないのが原因。
この場合ページ名に左右されるらしいので安心と踏んだがwikiの場合優先順位がひらがな>カタカナ>漢字になってるらしい。
こればっかりは個別に振るしかない。

放置しててすまん。
474それも名無しだ:2011/12/23(金) 19:36:11.34 ID:rBDVRR8Z
ためしにフリガナを入れてみたんだがソートがぜんぜん変わらないんだ
意味がわからん
475それも名無しだ:2011/12/24(土) 19:28:15.03 ID:gksnZJCZ
確かに変わらんな。困った。
どの道管理ファイル作るしかないか、正月休みになんとかするわ。
476それも名無しだ:2011/12/24(土) 23:30:26.46 ID:5vqSGS/L
やってくれるのか。よろしく頼みます
477それも名無しだ:2011/12/26(月) 23:03:00.32 ID:ug5Vv0bw
希望だと思ったものは実は絶望で敷かなかった的なバッドエンドの物語考えてたらいつの間にかご都合主義全開のハッピーエンドになっていた
うん、よくあるよね
478それも名無しだ:2011/12/26(月) 23:12:13.32 ID:8dRPFwj9
大団円にしたいが、敵に責任押し付けてるみたいになりそうで難しい。
479それも名無しだ:2011/12/27(火) 22:01:55.10 ID:WZb735qA
最終決戦のパターン・強大なラスボス、どうやって倒す?

1.普通に勝てる
 A.特に説明なし
 B.それまでの戦いの積み重ねがあるから
 C.ボスに辿り着くまでが決戦で、ボス自身は弱い

2.主人公パワーアップ
 A.あきらめないから
 B.土壇場で新兵器
 C.仲間の犠牲で
  C−1.仲間を盾にして力ずく
  C−2.命がけで届けたり発動させたアイテム

3.ボスが弱くなる
 A.弱点を発見する
 B.論破することで小悪党のように見せ、勝てる雰囲気に持ち込む

4.特攻で倒せない相手はいない

5.勝てない
 A.デウス・エクス・マキナ登場
 B.敵もろとも世界が滅ぶ
 C.完全敗北
480それも名無しだ:2011/12/27(火) 22:08:12.87 ID:WdSAfFhl
>>479
俺は2のAで
特殊能力や武器の使い方が実はこう使うのが真の使い方なんだよ!な展開多いわ
481それも名無しだ:2011/12/27(火) 22:36:54.20 ID:WZb735qA
個人的にはインフレが好きじゃないので3のパターンが好きです。特に3−B。長谷川裕一が得意とするパターンね。
でも自分でやると難しいんだこれ
482それも名無しだ:2011/12/27(火) 23:06:00.11 ID:cMmZ7Pvu
4一択だ
多分好きな作品が特攻エンドだからもろに影響受けてるんだろうな
あと死をも恐れず、誰かのために悪と戦うってのはヒーローとしての基本だと思う
483それも名無しだ:2011/12/28(水) 00:21:09.39 ID:uBIT+/Um
2のC+実はその人は生きていたパターン。ゴテゴテのスーパーロボット物だから
484それも名無しだ:2011/12/28(水) 01:01:00.27 ID:VywaHI5S
1のB、2のAかC−2、3のA
複合パターンもいいかもしれない
2のBはしっかり伏線張っておかないとあんまり燃えられないかも
485それも名無しだ:2011/12/28(水) 06:55:49.60 ID:ydd3iO/R
2−Bと5−Aは大して変わらないからね
ちなみに書いた当人の頭にあったのはそれぞれゴーゴーVとコンバトラーV
486それも名無しだ:2011/12/29(木) 18:11:55.71 ID:njgQgQ2R
ttp://sokuro.blog105.fc2.com/
寄せられた意見に関する返信を。
487それも名無しだ:2012/01/01(日) 09:51:48.34 ID:/c0iX1wq
正月神オーショウガーU

年によって代わる干支の力を借りて日本を守るスーパーロボットオーショウガーU!
馬鹿なことに12周期のうち一番力が強くなる辰年に侵略者が攻めて来た!
戦えオーショウガーU!悪から平和を守るのだ!


オーショウガーU
干支の動物達の力を借りて戦うスーパーロボット
数十年は人間相手に暴れていたが侵略者ボーンが襲来したことにより本来の闘いに赴いて行く。

正月(マサヅキ)と元旦(モトアキ)の二人の不良少年和尚が動かす

干支によるパワーアップ
子 クイックブースト用のバーニアが付き機動力が最強になる。
丑 特殊兵装【ビーフ・ウォーク】を装備することにより敵の行動を極限まで遅くできる。
寅 両手にクロー、頭部に突き出した牙を装備して攻撃力が最強になる。
卯 特殊兵装【ラビット・イヤー】を着けることにより攻撃力は最弱になるが索敵能力が最強になる。
辰 全ての形態の上位段階とも言える形態だが基本的なのうり以外は使えない龍撃砲とか龍砲とかそんな感じの必殺技が撃てる。総合的に最強になる。
巳 全身から脳波操作の鞭を出し絡めて最強になる。
午 風と名のついたものより必ず速く走ることができる。 速度最強になる。
未 特殊兵装【スリーピングシープ】により相手を休眠状態に強制行こうできる。制圧力最強になる。
申 犬に対する攻撃力が最強になる。
飛行ユニットが付きどんな空でも墜落せず飛べ切れる。空中戦最強になる。
戌 猿に対する攻撃力が最強になる
亥 直線での突進力、破壊力が最強になる。


ボーン
侵略者
煩悩獣を使ったり冥世の釜の蓋を開いて悪霊を呼び寄せたりする
488それも名無しだ:2012/01/01(日) 14:14:11.46 ID:CeDFD1O/
定番ギャグがロボットになったのか
この発想はなかったわ
敵は盆と煩がかかってる?

ちなみに説明しなかったのでわかりにくいですが>>82も干支モチーフです
489それも名無しだ:2012/01/01(日) 21:36:04.33 ID:tDwNJenm
最強ゴリ押しワロタ
490それも名無しだ:2012/01/02(月) 01:40:40.81 ID:6/IG9hE4
>>487
うお、いろいろやって帰ってきたら誤字脱字ありすぎ





× 丑 特殊兵装【ビーフ・ウォーク】を装備することにより敵の行動を極限まで遅くできる。
◯丑 特殊兵装【ビーフ・ウォーク】を装備することにより敵の行動を極限まで遅くできる。ある意味速度最強になる。
× 辰 全ての形態の上位段階とも言える形態だが基本的なのうり以外は使えない龍撃砲とか龍砲とかそんな感じの必殺技が撃てる。総合的に最強になる
◯ 辰 全ての形態の上位段階とも言える形態だが基本的な能力以外は使えない。龍撃砲とか龍砲とかそんな感じの必殺技が撃てる。総合的に最強になる

×飛行ユニットが付きどんな空でも墜落せず飛べ切れる。空中戦最強になる。
◯酉 飛行ユニットが付きどんな空でも墜落せず飛べ切れる。空中戦最強になる。


誤字脱字もゴルゴムって奴の仕業なんだ……!
491それも名無しだ:2012/01/06(金) 11:25:42.85 ID:hYAFgTZe
>>123
亀だけどこれすごく良いですね。
読んでで何か嬉しくなってきてニヤニヤしちゃった。
492それも名無しだ:2012/01/06(金) 14:25:40.77 ID:NoVATG56
真面目に読むと掘り出し物が結構あったりする

掘り出してそれまでなんだが
493それも名無しだ:2012/01/06(金) 21:10:59.99 ID:SoZ04IBp
掘り出したらレスぐらい付けてやろうぜ
494それも名無しだ:2012/01/07(土) 00:32:46.48 ID:pJEJJkBn
天使装甲グローディアン

かつてこの世界を恐怖のどん底に陥れた魔神ベリアルは天使の装甲を持つロボットによって滅ぼされた。そして時は過ぎ、グリモア教会はベリアル復活を企み、世界を恐怖で支配しようとしている。
ベリアル復活を阻止するために結成された特務機関V-K(ヴァルハラ・ナイツ)。
次に勝つのは魔神か人間か。

――悪魔来たりて天使飛翔ぶ


グローディアン
全長35m
質量92t
天使装甲(エンジェルアーマー)と呼ばれている機体。その姿は天使のごとく、純白に金色のラインが入った鎧を身にまとう。翼のようなスラスターが左右に3枚ずつつている。機動性を極端に重視したため、機動力を得る代わりに防御力を犠牲にした。
武装は刺突剣のマスカレイド、光子翼から繰り出されるフォトンフェザー。必殺技は頭上にあるフォトンリングを展開して放つ光速の突き、ニルヴァーナライト。
マテリアルデバイスという特殊な装置を搭載し、アビリティコアをセットすることによりあらゆる環境に適応する事が可能となる。エデンというアビリティコアが最初からセットされている。
アビリティコアは異世界である七世界(セブンスワールド)各地に点在していて、それを捜索するために超AIのローレライを搭載している。
アビリティコア
・ラプンツェル
炎のフィールドに適応したコア、ボディーカラーが赤色に変わる。
・アリエル
海のフィールドに適応したコア、ボディーカラーが青色に変わる。
・ムーラン
宇宙のフィールドに対応したコア、ボディーカラーが銀色に変わる。
・オーロラ
雪のフィールドに適応したコア、ボディーカラーが蒼白色に変わる。
・ジャスティス
砂漠のフィールドに適応したコア、ボディーカラーがカーキ色に変わる。
メインパイロットは山吹汰助、サブパイロットはアキ・レモネイア。

アキ・レモネイア
推定26歳、特務機関VーKの戦闘要員。汰助をグローディアンのパイロットに誘う。思った事をはっきり言う性格でどこか浮き世離れしている。名は体を現して髪の色は檸檬色。
実はジャンヌと言う名の天使。母と汰助の祖先がグローディアンに乗って戦っていた。

山吹 汰助(やまぶきたすき)
主人公17歳、高校生。アキにグローディアンに乗ることは運命の一言で片付けられ無理矢理パイロットになる。
サッカー部のFWを務めているが、補欠で今一冴えない。明るくムードメーカーな性格だがやると決めたことはとことんやり抜く芯の強さを持っている。名は体を現して髪の色は山吹色。

倉越 真未(くらこしまみ)
16歳、サッカー部のマネージャー、汰助に一方的に好意を寄せている。アプローチしてはいるがいつも空回り終わる。

川村 棟士(かわむらとうし)
50歳、特務機関VーK局長。汰助の父とは古い仲で生きていれば同じ年の汰助を本当の息子のように慕う。息子の仇であるグリモア教会を憎んでいる。

グリモア教会
魔神ベリアルの教えを祖とする。邪悪なアビリティコアによってベリアル復活を目論んでいる。

ファミリアン
グリモア教会の雑兵、小悪魔的なフォルムをした生物兵器。

アシタロト
全長50m
質量145t
グリモア教会のペイン・クリフォルテの駆る悪魔装甲(デビルメイル)の機動兵器。羊の骸骨を模したフォルムはまるで悪魔。蹄から繰り出される一撃は鋼をもたやすく砕き、角は全てを貫く。

ペイン・クリフォルテ
グリモア教会のエースパイロット。アキとはなにかしら因縁がある。
495それも名無しだ:2012/01/08(日) 22:42:45.75 ID:YMNVBlsM
小鉄人コテツ

ついに勃発してしまった最悪の世界大戦も終局に向かわんとしていた2xxx年。
日本から亡命した「百年先の機械工学を行く男」金垂博士は世界の勢力図を大きく塗り替えるあるものを開発していた。

1,5メートルにも満たない体でありながら、戦車より堅牢で、ヘリより速く、人間より柔軟な究極の自律人造兵士。
某国の支援のもと、その起動実験が開始される。
それは国中の電力を集めて行われる、まさに国家の存続を賭けた一瞬。しかしここで思いもよらない事態が起こる。
なんと、どんなに電力を注いでも人造兵士は起動しないのである。
そればかりか人造兵士は衛星電磁ビームによる電力ネットワークシステムを書き換え、隣国、大陸、果ては全世界の電力を吸い始めたのだ。

そうしてようやく人造兵士が起動した時、既に彼が果たすべき使命は消滅していた。
時は3xxx年。荒野と廃墟とイカれた自律機械だけの世界で、当てのないフーテン生活がはじまる。



コテツ STR-28
地球上の全電力を500年に渡り絞りつくして起動した究極の自律人造兵士。
しかし戦うべき相手のいない現在の地上では無用の長物。

武器の保存状態が悪かったり目覚めた勢いで火器類をフルバーストしてしまったりで実際の戦闘力は激しく低下しているが、基本スペックだけでも十分に強い
売られたケンカは買う主義だが、自分から攻撃する事はない。

それでも地上にはケンカを売ってくる機械がほとんどだったり、天然なのかうっかり力加減を間違ったりと、行く先々で破壊の跡が絶えない。
タランティーノ映画のディスクを見つけて以来日本刀を武器にするようになったが、錆付いて鞘から抜けないのでそのまま殴り倒す。

少年の姿をしており、知能も相応な程度である。
リンクするための外部データベースが壊れており、運よく拾えても間違った知識である事が多い。

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2489325.jpg
496それも名無しだ:2012/01/09(月) 19:15:20.92 ID:1B60ZK+1
なにこれかわいい
497それも名無しだ:2012/01/10(火) 18:51:55.67 ID:pzG7y8j0
ショタ好きを喜ばせるネタを出したのはどこのどいつじゃ
498それも名無しだ:2012/01/11(水) 21:58:18.21 ID:FTJzCS3m
地味にwikiを増やしてますよ
499それも名無しだ:2012/01/14(土) 01:07:56.65 ID:YCJo7xiT
         \   ∩─ー、    ====
           \/ ● 、_ `ヽ   ======
           / \( ●  ● |つ
           |   X_入__ノ   ミ   そんな餌で俺様が釣られクマ――
            、 (_/   ノ /⌒l
            /\___ノ゙_/  /  =====
            〈         __ノ  ====
            \ \_    \
             \___)     \   ======   (´⌒
                \   ___ \__  (´⌒;;(´⌒;;
                  \___)___)(´;;⌒  (´⌒;;  ズザザザ


ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2512369.bmp
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2512372.bmp
500それも名無しだ:2012/01/14(土) 12:25:52.23 ID:5kVqJImd
きゃー!コテツきゅーん!!
髪をオレンジにしたバージョン作ってくれまいか?
501495:2012/01/14(土) 18:48:21.25 ID:w8TEnnxx
何 故 そ う な っ た

いや、好き勝手やってもらって構わんけどさ……というかむしろお願いしますw
502それも名無しだ:2012/01/15(日) 16:49:18.97 ID:/q77HSwC
クレクレのショタコン野郎だと思われるのもなんなので
プラティロイドとマドロン
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1419.bmp
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1420.bmp
名前の由来が真っ赤な熱帯魚だし、やっぱ赤なんでしょう

製作者に無断で光沢など出したレディカレード
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1421.bmp
503それも名無しだ:2012/01/15(日) 19:15:14.44 ID:8opAG0CI
何に使うかわからんが頼まれてしまったので
ttp://www.uproda.net/down/uproda428813.bmp
ttp://www.uproda.net/down/uproda428814.bmp
504それも名無しだ:2012/01/15(日) 19:23:08.55 ID:/q77HSwC
Oh,ベリーサンキューね!こっちの方が好みだわ
何に使うのかって、何だろうなぁ・・・
505それも名無しだ:2012/01/15(日) 21:44:09.02 ID:oBZa6cW+
__________________
        <○√(ここはショタスレだ!俺が支えている内に早く逃げろ!)
         く >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
506それも名無しだ:2012/01/15(日) 23:29:13.97 ID:z4KecL5/
正直ひく
507それも名無しだ:2012/01/15(日) 23:37:51.21 ID:8opAG0CI
レパートリ模索中に取り掛かっただけで実際他意はなかったんだが、悪ノリが過ぎたのは謝る
変な流れにして申し訳ない
508それも名無しだ:2012/01/15(日) 23:50:41.80 ID:z4KecL5/
俺も言い過ぎた、ごめん
509それも名無しだ:2012/01/16(月) 07:49:18.12 ID:3iH/IJ34
俺が一番悪かった
510それも名無しだ:2012/01/17(火) 14:02:06.18 ID:o+UBH96W
機甲殲滅パニッシャー魁
高分子振動剣ライト・ブレードと超炎熱電解剣レフト・ソード、その二つを交差させ次元エネルギィ加速装置と連結させたクロス・エッジ・シザーが武器。
格好つけでマントを羽織っているが、自分でよく斬ってしまうので予備が大量にある。
賞金首ロボットを親の敵のようにひたすら切断処刑していくが、自身もロボットである。
ロボット処刑の動機を毎回聞かれずとも語りだすが、毎回内容が違う。
食べ物を食べる事はないが、鶏卵に限り何故か動力源に変換できる。
世界中に養鶏場を作る野望があり、賞金はもっぱらそれらに使われる。
511それも名無しだ:2012/01/17(火) 23:41:14.80 ID:J/U4qkDX
ロケットパンチが本体なので、自由自在にコントロールできる
相手は攻撃に気をとられて本体と思っているほうがその間自動プログラムだけで動いている事に気づかない

ってロボを考えてたが改めて見るとまったく意味が分からん
512それも名無しだ:2012/01/18(水) 07:09:52.62 ID:QPGR9omU
>>511
そういうバカバカしいの久しぶりに見たわ
なんかホッとするw
513それも名無しだ:2012/01/18(水) 12:41:16.98 ID:ljESUwu9
>>511
いいなこれ
でもバリア持ってる相手だったら……
514それも名無しだ:2012/01/18(水) 19:38:56.50 ID:iQJzCUa5
切り払いにガクブルするロボットアニメか
515それも名無しだ:2012/01/19(木) 23:37:50.90 ID:ZB2KMIen
鉄壁兵機士シルバリエ
巨大な盾とバリアによる無敵の防御力を誇る防衛ロボ
展開した盾を使った突進攻撃「シールドプレッシャー」
貫通した場所にバリアを発生させて強制切断する「オーバーウォール」
相手の攻撃エネルギーをバリアで閉じ込めて反射増幅させ、盾で撃ち返す「エコーズカウンター」
盾を分解してバリアで接合し、全身に纏う「ガードオブガード」などを駆使して戦う

敵は問答無用の超攻撃性金属宇宙人「ハルバドロイ」
516それも名無しだ:2012/01/20(金) 20:24:23.24 ID:PRrmx9rF
輪駆廻異人(リンカネイト)リバイア

「もうすぐ世界が一巡するそうです」
突如報じられた電波な知らせは、その証明と共に世界中を駆けた
終末だ。アーマゲドンだ。最後の審判だ。ラグナレクだ

死者が一斉に蘇れば、世界はパンクしてしまう
だけどまだ僕らは生きている。何故だろう?
それは僕らの魂が死者の魂とひとつなぎになっているお陰だ

繰り返す転生のはじまりとなる前世、そこからこの世を生きて来た全ての魂やその記憶
それらが連なり結晶化し、物質として出現した魂の集合体を、誰が死者だと言うのだろう
だってあれはどう見てもロボットじゃないか
それでもひとつなぎになっている人間には、その魂一つ一つが感覚で理解できるそうだ

隣のタカシと繋がっている魂は「ヘイムダル」で幼馴染のハヤトは「スサノオ」だという
「それ神じゃん」と言ったら、霊魂が集合した結果より高い次元の存在として神と呼ばれる程の力を持つんだと
何故か、僕の周りはそういう凄い連中ばっかりだった

一方の僕はと言うと、件の集合体・リンカネイトという奴が現れる気配まったくなし
そうか、きっともうすぐ死ぬんだ。そうして霊魂の1つとして、他のリンカネイトに取り込まれていくんだな
ある日、よくわからない戦いのとばっちりを受ける中で、そんな考えが頭をよぎった

けれど丁度その時、僕の前に奴は現れた。神々しい光と共に、暴走する出来損ないのリンカネイトを一蹴
いや、一蹴って言っても例えだから、別に蹴ってるわけじゃない
奴には蹴る脚なんかない。おまけに腕も、格好良い角や翼もありゃしない

どうやら僕のスタート地点は、馬鹿でかいミミズだったようだ
こんなので僕は、次の世界に辿りつけるのだろうか


・リバイア
主人公「僕」と一蓮托生の運命を背負う、神性リンカネイト
神性とはリンカネイトのクラスであり、歴史の中高い密度で生を繰り返してきた転生の終着点ともいうべき存在
魂が持つ記憶や言霊すらも取り込み、この世の事象をもねじ曲げる力で伝承の神としての姿を取る
しかしこのリバイアに限っては何故か誰も見聞きしたことのないミミズのような姿をしている
乗り込む際は口からで大変気持ち悪い。必殺技は「聖光で怯んだ所に飛ばす謎の汁」と何処までも異様
517それも名無しだ:2012/01/21(土) 12:13:24.33 ID:noGVq1AE
三丁目のオリハルコン

折笠春子は養子であることと少々箱入りであることくらいしか目立ったところの無いごく普通の女子高生。
しかし宇宙人の襲来したその日から、彼女の運命は変わる――いや、戻るというべきか。
助けを求める人々の祈りを受けて、春子は突然巨大ロボットに変身してしまう。
実は彼女は、18年前折笠夫婦に拾われた精神感応宇宙金属『オリハルコン』から生まれたアンドロイドだったのである。

オリハルコン・折笠春子
オリハルコンは周囲の生物の精神や願望に反応して姿を変える宇宙金属である。
竹の子狩り中に拾った金属塊が突然人間の子供に変化してそのことに気づいた折笠夫婦は、それがどんな悪事にも
使われないよう、人間の子として大切に育てたのだ。


○○(漢字)の△△△(カタカナ)ってタイトルが流行ってるのかな、と思ってから5秒で考えたタイトルに肉付けしたらこうなった
518それも名無しだ:2012/01/21(土) 12:59:42.31 ID:oG+cW/Q7
>>517
なんかほのぼのするwオールウェイズ効果か
519それも名無しだ:2012/01/22(日) 10:17:14.55 ID:YjVFu6rq
タイトルがどんな印象を与えるか様子を見ようと思って書く量を絞ってみたけど、ほのぼのイメージっすか
結構シリアスというか、しんみりムードを考えてたんですけどね。
まあ三丁目だし竹の子狩りだし、そりゃそうか。レス感謝

ちなみに竹の子狩りは竹取物語意識してのことでした
520それも名無しだ:2012/01/22(日) 11:19:28.99 ID:k1OM0sb5
俺は何故かマリンとメラン連想したな
521それも名無しだ:2012/01/22(日) 23:50:31.86 ID:jf6nBB6i
深紅のネメシス

回廊暦5年、争いに満ちた世界は終わり新たに復興の兆しを見せていた。
しかし戦争の傷跡は致命的な過ちを産んでいた。
ネメシス――
人はそれを「兵器」と呼んだ。


ネメシス・クロヴァリス
復讐の女神の名を冠する深紅の機体、外観は獣の様な姿をしている。
強靭な爪と尻尾、掌から放たれるエネルギー弾が武器。
何のために造られたのかは不明。

ロイス・イースト
ネメシスのパイロット。名前も記憶も全て失った少年、名前は付けてもらった名で本名は不明。ファフ家の使用人であるお爺さんに引き取られる。
繊細で争いを好まない優しい性格、不思議な雰囲気が漂っている。

イリーナ・ファフ
ファフ家の跡取り娘。父がネメシス製造に携わっていたが、謎の秘密結社に殺され、秘密結社を追う事になる。
勝ち気でわがままな性格、加えて世間知らず。ロイスの前では素直。

秘密結社J
ネメシスを執拗に付け狙い、関係者を抹殺して回る謎の組織、ネメシスを過ちだと言う。
522それも名無しだ:2012/02/01(水) 01:13:37.19 ID:KblK0YG+
引かれ、惹かれ、魅かれ、轢かれ、やっと僕は、光れた

鐡の国との軍事同盟が締結して数100年、蒸気技術の流入により二足歩行型系蒸機、縮めて歩蒸と呼ばれる数キロの石炭で数日の活動が可能な高性能機械が登場し桜の国は成長期を迎えていた……
これはそんな時代の小さな町の小さな交番から始まるおとぎ話
光と闇とか、悪と正義とか、そんなたいそうな話しにはならず、ダイナミックな冒険もしない
あるとすれば小さな町のいつもより少し騒がしい日々の物語






とでも思ったか?
残念だったな
これはそんな桜の国の友国海の国で女の子のパンチラに見とれて歩蒸に轢かれた少年の物語
何時の間にか次世代機のパイロットになって暴走メカと戦っていた少年はどうなるのか!?乞うご期待

桜の国とはうってかわった少年冒険活劇、【海から光った苦学生】始まるよ!

空為逆善(からなり ぎぜん)
自分は光れないといつもぐちぐち言っている海の国の苦学生
蒸気バイクの宅配業で生計を立てていた
女子高生のパンチラに見とれながらよそ見運転をし、新型歩蒸にぶつかってしまう。歩蒸が破壊されるような事故でも怪我一つ無い丈夫な体を見込まれ歩蒸修理の借金返済のためパイロットにされてしまう
初めはテストパイロットとして様々な機体に乗っていたが謎の暴走歩蒸駆逐のためにあっちこっち駆け回ることになってしまう


523それも名無しだ:2012/02/02(木) 19:19:40.59 ID:y8X8Gnnh
七天八機ダルマイザー
絶対不屈の精神がある限り、どんな攻撃も「虚」とし耐え忍ぶ完禅装甲に身を包む
炎と共存した「ヒダルマ」、冷気と共存した「ユキダルマ」へのモード変化も可能
524それも名無しだ:2012/02/04(土) 00:18:46.99 ID:l+7gDJJP
>>523
手も足も出なそうだな
525渚カヲルψ ◆.NERVpDWGM :2012/02/04(土) 09:55:01.02 ID:Q2Omr37X
素直に、EVANGELION EVA-08 Metro.08

Mark.06の次のエヴァンゲリオン。
Metroの由来は、Microsft Windows 8のMetoro UIから来ている。
526それも名無しだ:2012/02/05(日) 15:50:10.25 ID:iv7EF//n
SRCのスコアハンターやっとクリアできたよ
バランスがガチすぎるww
527それも名無しだ:2012/02/05(日) 18:53:57.84 ID:mXE4a3NO
攻略記事書けそうなぐらいやりこんでしまった
528名無しさん:2012/02/05(日) 20:52:08.53 ID:v28EjIZz
ロボット好きの人に読んでほしいコント。

http://jisatsusitaiyo.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-c98f.html
529それも名無しだ:2012/02/06(月) 00:26:47.68 ID:07gTIXyT
粘動機神ゲルカイザー
衝撃吸収・変形再生による無敵の防御を誇る
しかしパンチもへなちょこなのでいつも泥仕合になる
コックピット回りはこんにゃくになっているので長期戦でも安心
530それも名無しだ:2012/02/09(木) 14:23:59.79 ID:pG7f0Q74
プライマスタ猿王我
「グラン・ウータン」「ドリル・マンドリル」「パンチャー・パンジー」「ゴリ・ライナー」が構成する機体に、
頭脳となる「サピエンダー」がドッキングして完成するBANANA(Berserk ANAlyzation NAturalloid)と呼ばれる巨大ロボ。
追加パーツ「バブーン・マント」により飛行が可能。

531それも名無しだ:2012/02/14(火) 22:05:20.52 ID:6EK1pAXP

 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 00:25:27.06 ID:X8HlyI1y
 遅くて長ったらしいけど、今年中には絶対完結させると意気込んでる。

どうしてこうなった『マグマダイバー・プラグマ』その16

・前回(>>366)までのあらすじ
ブレイザー1の助けとプラグマの活躍(一応)によりスーパー特撮タイムを乗り切った豪たち。
帝国による宣戦布告や度重なる襲撃に、なにやら政府も動き出しているようだが……?
532それも名無しだ:2012/02/14(火) 22:05:55.59 ID:6EK1pAXP

『・破壊性超獣群体・バゴラ獣についての報告
 X年○月×日から、同月△日までの間、訓玉市において連続して出
 現。周囲に対する無差別破壊活動を行ったが、いずれも現地の対
 策機関ならび自衛隊の出動により鎮圧に成功。現時点において確
 認された個体数は5体*とみられ、交戦記録と対策機関の情報提供
 により解析が進められている。本資料に記すのはあくまで現時点に
 おけるものであり――』

仰々しい表紙はおろか装丁と呼べるものもない、ただ綴られただけの紙束がめくられる。そこには均等な文字数と間隔で、情報がびっしりと記されていた。

『超獣分類法による第三未分類区分に属し、生物・非生物の両特徴
 を備えており解析が進み次第再分類す。通常体の他、変異種であ
 る強化体、生殖を行う大型母体の存在を確認。研究結果から真社
 会性構造を持った群体である可能性が高い。通常体においては全
 高14mから20m前後、尾長含めた全長は――』

『マントル上部岩石圏を移動しながら、付近のマグマ運動に便乗す
 る形で地上に出現。直前から熱反応の増加が地上でも検出され
 るが、大型母体の活動が活発化している場合、慢性的に高温状
 態となり、事前予測の材料としては不十分。』

『耐久力も高く、化学噴流弾では有効な結果を残せず。ただし外部か
 ら高い衝撃を与える圧縮侵徹甲弾等では、内部圧迫による間接的
 な負荷の蓄積に一定の効果があったとの報告。超高温による電離
 体燃焼は、自身の化学反応およびその材料となる燃料組織に――』

急ごしらえのアナログ媒体を見つめる眼は、中心における全体像から入り、小刻みに動き情報を読み取る。その充血具合から、相当な疲労が伺えるが、それでもスピードを緩める事はしない。項目を一つずつ確実に消化していく。

『一定の負荷を受けると、体内中心部における反応が増大、粘性の半
 溶岩体として溶解す。出現時のマグマ溜まりに浸透し流体制御によ
 り帰巣。その後母体に吸収され、これを基に強化体が誕生。強化体
 は実質的に通常体と同一個体であり、以前の特徴が強化された姿形
 をとる。この性質から、バゴラ獣対策において大型母体の早急なる
 駆除が必要不可欠となるが、大型母体そのものも地下移動を繰り返
 しており、地上からの位置特定は困難。よって通常体を駆除した後
 半溶岩体を追跡する事で特定する方法が有効とみられる。』

「……それで先の作戦が必要になるわけか。わざわざまとめてもらってすまないね。」
「いえ、必要業務ですので。」
 元の順に揃えなおし、机の上に丁寧に置く。黒く磨かれた上等な木材も、資料に埋もれ輝きを放つ余裕もない。それだけ、状況が切迫している事がうかがえる。目の前に積み上げれた問題の数は一つどころではない。

「では承認のほうを。与野党の合意は既に得ています。」
「ああ。ならば次の議会……いや、先に会見の準備をはじめてくれ。それと残りの案件も進めておく必要があるな……。」
 眉間に皺を作りながら、押しやられて倒れていたプレートを起こす。それは机の所有者がいかなる人物かを証明する。

『―内閣総理大臣―』
533それも名無しだ:2012/02/14(火) 22:07:40.35 ID:6EK1pAXP

「――というわけで豪くん、自衛隊のバゴラ獣せん滅作戦がスタートする事になったんだ。」

ザルガンの直接襲撃からもう一週間。といっても周りがバタバタしてて落ち着くまもなくといった具合、未だに時間の感覚がヘンだ。

「まさか、それに参加しろって事ですか?」

「いや、その逆だよ。君は何もする必要はない。」
「へ? だってプラグマは……」

今度こそ準備万端、修理が終わった機体をあらためて、横目で確認する。

「プラグマはもちろん、参加する。だけど今回は――いや、もうこれからは豪くん、君が戦う必要はないんだ。政府のほうから、訓練プログラムを積んだ専属のパイロットが来る事になった。」

……。
…………。
…………ああ、なるほどそういう事か。
別にプラグマは個人専用のものでもなんでもない。だったら、プロに任せるのが真っ当なやり方。
そりゃあ今までやってきたけど、自分から突っ込んでるフリして、結局はなし崩しだ。

「そりゃあ……そりゃ良かったじゃないですか! いやー良かった。なら安心ですね、俺もこの前みたいな危険なコトにならなくて済むし!!」

「あ、ああ……。」
「じゃ、帰りにタイムセールの卵買ってこなきゃいけないんでおいとまします。」

……ほんと、それが一番だろ。
逃げるように走る帰り道、道路も周りの建物もぐちゃぐちゃのまんま。
バゴラもアイスマンもなんとか撃退し続けてきたけど、実際やられ放題。
とてもうまくやれてるなんて言えない。

だのに俺は、今悔しがってる。力不足だからってのも勿論ある。
だけどこの悔しさはプラグマのパイロットをお払い箱になったからじゃないのか?
命がかかってる真剣なモンだってのは、身をもって体感したはずなのに。
そんな風に思うところがあるってのも、余計に悔しい。

「俺のバカヤロー!!!」
「古臭ぇ青春してんじゃねーよ、うるせえな!!!」

……腹いせに川原で叫んでみたらめっちゃ怒られた。
ごもっとも。
534それも名無しだ:2012/02/14(火) 22:08:21.32 ID:6EK1pAXP

『地表付近での熱反応レベル増加を確認。マグマ運動、活性化しているようです!』
『早いな……止むを得ん、厳戒態勢発令だ。』

ウーーー ウーーー

それから数日、のんべんだらりと空なんかながめてたら、突然サイレンが鳴り響いた。
別にバゴラ獣が出たわけじゃないらしいけど、周りは一気にあわてふためく。
前に聞いたところじゃ、バゴラ出現の前兆はわかっても特定できないみたいだったけど、じゃあどうすんだ。

バラララララ……

思ってるそばから、なにやらバカでかい筒がヘリに運ばれていく。
先には自衛隊の車両が先行してるうえに、遠くからでも一目で分かる「人影」があった。

……見せ付けられたら、やっぱ気になる。そりゃワガママだってのは百も承知。
ただ、自分でもクサいと思うけど、無理なら無理ってあきらめるきっかけが欲しい。
事を見届けるくらいの権利はあっていいはずだ。一人勝手に、走る。


『ボウリングソナー起動!』

ズゴオオオオオン!!!!

でっかい筒が地面に深々と突き刺さって、土煙に蒸気を散らしながら回転している。
おまけにさっきからキンキン耳鳴りがしてうるさいったらありゃしねえ。

『予測ポイントの算出が完了……かなり近いところまで来ていますね。』
『警戒レベル引き上げだ、候補地作戦圏内の地域住人を完全避難させろ。』

『強制共振弾、ポイント内での作動を確認しました。バゴラ獣接触予想時間、およそ140分後との事です。』
『厳戒レベル強化、各員戦闘態勢につけ。』

 ズッゴウウゥン!!

空けた穴に妙ちくりんな機械を撃ち込んだかと思えば、今度は穴からはなれた何ヶ所かで、小さな火柱が。
……って、見とれてる場合じゃねえ、一個は俺んとこのすぐ近いじゃないか!

「おい放送聞けよ少年ッ! 立ち入り禁止だっての、危ないのが間近で見てわからんか!!」
「げっ、見つかった……ってあれ?」

「雨城さん!」
「お前か! んな所でなにやってんだあ!?」

『なにやってんだはこっちの台詞だ。雨城隊員、ただちに出撃準備をしたまえ!』

端末からの音割れ気味な一喝が、こっちにまで聞こえてきた。
しょうがねえといった顔で手招きする雨城さんの後を追い、テントとプレハブ造りの本部(?)へ。
535それも名無しだ:2012/02/14(火) 22:13:43.98 ID:6EK1pAXP

「雨城隊員、その少年は。」

ピリピリした空気のそこに、明らかに場違いな俺。強面お偉いさんの視線が突き刺さる。

「彼は民間の協力者です。一連の襲撃事件において、プラグマによる撃退を成し遂げた最大の功労者といって良いでしょう。勝手な行動ではありますが、自分が懇願し、アドバイザーとして協力を依頼した次第であります。」

「……ここでなにを言っても仕方あるまい、今優先すべきは作戦だ。」

――!? 縮こまる俺に、アドリブでフォローを入れる雨城さん。
自分勝手に行動しといて、早速他人の世話になってしまった。
見知らぬ機械がずらずら並ぶ、その脇を申し訳なく通る。

『接触まで120分です。』

「そこまで分かるようになってるんスね。」
「マグマ溜まりに刺激を与えて、あの怪獣を無理やりたたき起こしてるって話だがな。」

なんつー無茶苦茶な。

キイィィィーーーーン……

その時、ひと際大きい金切り声みたいな音が飛び込んできた。
思わず場所もはばからず、うるせえと叫びそうになったが、それも次には喉の奥に引っ込んでった。
というのも――

ドジャジャアーーッ!
「あ゛んがぁーーーーーーーーっつ゛!!!」

『バ、バゴラ獣出現しました……ポイント北北西、距離2000です!』

予測できてねーーっ!
なんて野暮な事言ってる場合じゃない。緊急アナウンスと指令をバックに自衛隊の人達が一斉に動き出す。
もちろん、ここであの「人影」もだ。

「くそ、出撃前の一杯ぐらいひっかけさせろよ。少年、直前の報告で悪いが、借りるぜ!!」
「借りるって!?」

慌てて突っ走り向かう先は一つ、立ち上がる巨大ロボ。
マグマダイバー・プラグマ……でえええぇぇぇぇぇえ!!? それじゃあ、まさか!?

『――これより、バゴラ獣掃討作戦を開始する!!!』

ブオオオオン!!!

エンジンの駆動音が、ホラ貝のように響いて戦いの幕開けを知らせる。


つづく
536それも名無しだ:2012/02/14(火) 22:19:00.26 ID:6EK1pAXP
1レス目は読み飛ばさせるために詰め込んでいるだけなので、ものっそい出鱈目ですまる
そんなこんなで明けましておめでとう
537それも名無しだ:2012/02/15(水) 20:57:23.32 ID:Rr+DOYpT
機甲分離ディバイザーズ

超巨大ロボ・バインディアスに搭載された、五基のエレメーテルエンジンが最大出力で同調した時、最強の機甲軍団・ディバイザーズに分離する事ができるのだ!
パイロットは一人だが気にするな! 統率された抜群のコンビネーションにより敵を圧倒しろ、ディバイザーズ!

バインディアス/ディバイザーズ
空間相転移式エネルギー機関であるエレメーテルエンジンと、量子サイバーニューロネットワークシステムを搭載したスーパーロボ。
流体生成御『ハイドラコ』、分子圧縮結合『クリスタイガー』、空間気象掌握『ゲイルーダ』、電離力場融合『プラズマタス』の四種四機に司令塔となる『オーレム』から成る。
普段合体しているのは、エレメーテルシンジン運用上の制約と各種税金・国際法対策である。
538それも名無しだ:2012/02/16(木) 19:00:49.75 ID:BrDECLxi
電筋戦士ノウキング

人口筋肉で動く小型ロボット・マッスルブレイナーが頭部に合体することで起動する、超強力パワーのスーパーロボット
ただしブレイナーは特に制御装置の類にはなっていないので、起動後は勝手に暴れまわる
539それも名無しだ:2012/02/16(木) 19:25:13.35 ID:I/l0oVU6
兄貴が俺のロボットの主題歌を歌ってくれる夢を見たのに
どんな歌詞だったか思い出せない
とりあえず鉄人28号FXのOPの曲調で
歌詞にぶちまけられてぇかーっ!って入ってて叫んでたのは覚えてる
540それも名無しだ:2012/02/16(木) 19:56:13.48 ID:fLYZSqSj
甲殻鋼鋏極シザース・クライシス

惑星ジャンク。移住先を求め宇宙に散った一団が発見したのは、すでに廃棄された機械惑星だった。
だが廃棄されて何億年、奇妙というか皮肉というか、そこには新たな生物系が誕生していた。
甲殻種と名付けられたそれらは、地球でいう外骨格生物を肥大化させたような存在で、惑星を包む高濃度元素「鋼素」を取り込む事で、
その巨体にパワーとスピードを同居させていた。

だがそんな甲殻種も絶滅の危機に瀕していた。それは人間達が惑星に辿り着く数年前、突如出現した不定形鉱石生物「グコツ」である。
人間たちは、甲殻種と過去の遺産を活用しながら、グコツの撃退と惑星開拓に乗り出すのであった……

・シザース
甲殻種の死骸や化石、惑星中に散らばる廃材などを利用して作られる巨大作業機械。
基本的に甲殻種をそのまま再現して制御している状態に近いが、出力や防御力は生来のものより高い。
個体差が激しいため、パーツ単位で加工してある程度の互換性を付与している。

ローケンバー?イゾタ
ジャンク北第三大陸ベルタワー地区における開拓チームの一人。
チャラチャラした服装に感情的なマシンガントークが特徴のエンジニア。
人手が足りないので渋々シザースのパイロットとなっている。
愛称ローク。搭乗機体名キャンサ・キャノン。

ヴィジー?アルバリーチ?ビーズィー
ロークと同じ開拓チームの一人で、探索などでは度々コンビを組む。
シザース最年少パイロットにしてグコツ撃墜数最多を誇る撃退のプロ。
いわゆる天才少年であり、シニカルなツッコミでロークをいなす。
搭乗機体名スコープ・スティンガー。

アクルイ?アクセプト
ロークが鉄面皮と揶揄する開拓チームのリーダー。
現場で直接行動を共にする事は少ないが、その少ない機会でもきっちり結果を残す男。
放任主義に見えるが、チームの動きはしっかりと把握している。
搭乗機体インジャ。
541それも名無しだ:2012/02/16(木) 23:31:51.64 ID:zLGa2h+k
>>539
ガラ悪いなw
542ラッタッ太:2012/02/18(土) 21:56:24.76 ID:4LAzI3bK
天空仙女メイリン
奇鋼仙女ロウランの屍解仙女と戦いから25年後の話。神子上ヤマトの息子、神
子上タカシはネオASYの隊員であり、地球を闇の世界にしようと目論む、九尾の
狐率いる中国妖怪軍団とネオASYは激しい苦戦を強いられていた。ある日、タカシ
は巨大ロボット・神鋼仙「空神」と刑天との激しい苦戦を強いられていた所に、
謎の少女メイリンと出会う。タカシはメイリンと共に空神を駆使して、ネオASY
や中国妖怪軍団の激しい戦いに続く。

メイリン
ロウランと死んだ建智鉄也の娘。髪型はツインテール。タカシに好意を付くように
なる。通常は天然かつ穏やかな人格で茶髪。真鋼仙や中国妖怪を感知すると変身して、
戦闘はひたすら破壊を求めるようになる。戦闘時は金髪
天空仙女
変身したメイリンが精神世界から召喚する女性型メカ。炎の龍を繰り出す。ネオASYの
鋼仙や中国妖怪すら容易く破壊できる力を持つ。空神仙女の上半身分と構成される。
神子上タカシ
神子上ヤマトの息子。でネオASYの隊員。高校生にして神鋼仙・空神のパイロット
を務める少年。刑天に仙骨を破壊され、再起不能になり、死ぬところだったが、
メイリンに助けられ、ネオASYの総司令官権藤龍三郎に女を愛した男に迫害され、
メイリンと共にネオASYを出る。
空神
タカシが操縦する神鋼仙。銀子と同じ姿しており、空中戦が得意。仙骨は股間部
に搭載している。空神斬りという真空斬りを使う。ジェット機に変形する。刑天
に仙骨を砕かれ、再起不能にされるが、天空仙女に再生され、空神仙女の下半身
と主翼分と構成される。
空神仙女
天空仙女と空神が合体した姿。巨大な剣で中国妖怪や神鋼仙を破壊する。
中国妖怪軍団
地球を闇の世界に変えようとする、異形の者。その目的はロウランの抹殺である。
九尾の狐
中国妖怪軍団の女首領。かつて、500年前、ロウランとの戦いの末、目を斬られ、
ロウランに復讐するため不老不死のため、異形の者である中国妖怪を送り込み、
人間達を喰らう。
中国妖怪
九尾の狐が作り出した異形の者。九尾の狐を不老不死の妖怪にするため、人間を喰らう。
登場した妖怪が登場する。
(刑天、夜叉、一目五先生、神画、燭陰、脳味噌取り、三頭の幻人、壁神、貫匈人、
窮奇、魚頭、跂踵、麒麟、僵尸、江豚、太歳)
543ラッタッ太:2012/02/18(土) 22:42:08.12 ID:4LAzI3bK
無敵獅子トウジョウダー
それはある青年とある巨大ロボットとの出会いだった。とある町に住む、推朝
レイは、妹愛利や父母と共に、四人暮しであった。しかし、メカ猛獣ガララワニ
に父母を殺され、アイリだけが消息してしまう。死ぬ間に、父母はロフウ博士が
作った巨大ロボットをレイに託し息を引き取る、アイリを探すため旅に出るが、
弟コウをガララワニに殺された女マミヤと共に、バミア率いる楽園の塔との戦いが
始まる。
トウジョウダー
全高56メートルを持つ巨大ロボット。ライオンに変形する。モデルは東条英虎
牙財団
楽園の塔の援護している財団。牙会長に資金を与えてくれる。
楽園の塔
魔王ユダを蘇らせようと目論むバミアが完成を試みた。悪の組織。バミアは、
楽園の塔建設のため、SKETDANCEに登場した学園の生徒達を強制労働させていた。
レッドテイル
べるぜバブに登場した烈怒帝瑠に似た女性諜報部隊。SKETDANCEに登場した学園の生徒を
痛めつける。
メカ猛獣
猛獣が強化した姿。奴隷達が操縦する。
(ガララワニ、トロルコング、デビル大蛇、フグ鯨、シルバーバック、ゲロルド、
ガウチ、エレファントザウルス、リーガルマンモス、ロックドラム、ルバンダ等)
544それも名無しだ:2012/02/19(日) 01:27:14.37 ID:SBXjNUlN
インセクターハンターズ

奴らが来た!応戦用意!新型殺虫剤散布!
駄目です!聞いていません!やつら、適応しました!
ちくしょうまたかよ!早すぎるぜ糞虫ども!
その日、第七支部 通称「東京」が壊滅した。

2040年!バイオテクノロジーの進歩により昆虫は兵器として使役されていた
しかし、とある女王蜂を改造したとき、それは起こった!
強化された能力を使い、虫たちが人類、いや、虫以外の生物の殲滅を開始したのだ!
初めは有利に戦っていた人類であったが虫の適応力は凄まじく地球の兵器を次々無効かし、世界は崩壊した!

この世界崩壊から10年、ついに奴らが現れた!

ホットでクールな2体組!
世紀末もなんのその!クールな火炎放射器使い、フレイマー!
絶対零度のダジャレマスター!熱血窒素使い、フロウスター!

さあ!殲滅ショーの開幕だ!


フレイマー
特殊な燃料を使用した火炎放射器を使う機体。
普通の火炎放射器の1兆倍(当社比)の威力で相手を燃やす。
しかしAIは常に冷静でありデータだけを信じている。

フロウスター
特殊な窒素を使用した冷凍装置を使う機体
絶対零度以下の温度で相手を凍らせる。
しかしAIは熱血で息を吸うように寒いダジャレを放つ。

途中で合体して炎と氷が合わさって最強になったりする。


女王蜂に従える敵。酸を飛ばすアリや絡まる糸を吐くクモなどを主戦力に増殖している。
紅くなったりメタルになったりする。
ラスボスはクマムシ
545それも名無しだ:2012/02/19(日) 09:18:14.62 ID:wHRv9cBU
www
546それも名無しだ:2012/02/19(日) 23:21:55.51 ID:ILwlROjy
ワロタw
547それも名無しだ:2012/02/21(火) 02:58:10.91 ID:u6WBzCrI
モバイルハンターズ

モバイルハンター、略してモバハン。
突如現れた謎の生命体『メタルクリーチャー』の容赦ない攻撃により一時は世界が壊滅する寸前まで追い込まれた。
しかし対抗しうる力として『モバイルギア(MG)』が開発された。
それは携帯電話に眠る力『エキサイトパワー』を解放する事でモバイルギアを具現化することができるというもの。
モバイルギアでメタルクリーチャーに対抗できる力を手に入れた人々は一時の安息を手に入れる。
その中で優秀なモバハンが集められた集団、『ファンサイト』が立ち上げれた。
彼らはゲーム感覚でメタルクリーチャーを狩り、その姿は若者の間で爆発的な人気を得、カリスマ的な存在となった。
そしてまた一人、今日もモバイルハンターがファンサイトのドアを叩く。

神宮寺 丈(じんぐうじじょう)
15歳、ファンサイトの中でも最上位のクラス『king』
丈に憧れてモバハンになる者も多い。
ラフな性格で、物事に関心がなく冷めている。
カジュアルなコーディネートを着こなす。
ドーナツが大の好物。

メリノ・ルーティス
16歳、クラスは『queen』
スイス人のハーフ、女子の中ではメリノに並ぶ者はいない。
破天荒で男勝りな性格をしている。学校の制服を普段から着ている。

泰 慶一(だいけいいち)
17歳、ファンサイトに入ったばかりの新人。元軍人。分けあってファンサイトに入る。
ゲーム感覚で戦っているファンサイトのやり方を認めていない。
コーディネートはマジメな感じの白い生地に二本の青いストライプが入ったロングスリーブTシャツ。
青臭い。

ハンス・ルーティス
メリノの父でファンサイトのオーナー。
政界に顔が利き、その道ではかなり有名な人物。娘には他の子供達と同じ態度で特別な待遇はしない。


クォータム
神宮寺 丈の駆るMG。MGの強さは携帯電話のエキサイトパワーに依存する。
エキサイトパワーはどれだけ携帯電話を使っているかで決まる。
武器はヒートチャクラムの『ライジングサン』

メタルクリーチャー
突如現れた謎の怪物、神出鬼没でその行動は全く予想できない。

ファンサイト
優秀なモバハンが集められた集団、廃工場跡に居住を構えている。集められたのは曲のある子供達ばかり。
メタルクリーチャーを倒す事によってポイントを与えられ、溜めたポイントによってクラスが割り振られている。
他にもポイントを使うことによってご褒美が与えられる。
548それも名無しだ:2012/02/22(水) 23:06:33.79 ID:WREGP6ZO
浪漫凱殻ディザイオン

宇宙からの侵略者は予測不能の精神生物。人の欲を喰らっては糧とし、超常の力を発揮する。
時の権力者たちはあれよあれよという間に奴らの餌食。
社会の機能は麻痺し肥大化する欲だけがのさばる混沌。
だが、だがその中でこそ、輝くものも存在する。時代が求めた救世主、希望をのせ今ここに降臨!

毒を以って毒を制す、精神生物ジーラムを解析し誕生したのは「人の夢」をエネルギーに変換する超エネルギー炉心「ディドライブ」
遠い果ての宇宙から、奴らがわざわざ人を求めたのは、その精神に宿る無限の力に惹かれたからにほかならない。
強大過ぎる力を封じ、そして行使する器こそ、ロマンの塊「巨大ロボット」だ!


-ディザイオン
巨大肉食竜型ロボ「ディノザイン」と地底軍艦「ジオノート」が合体して完成する近距離専用スーパーロボ。
大剣「ドラゴ・クレイモア」、ドリルバンカー「零穿」、二挺拳銃「迅雷/石火」破城光砲「ヤマトカノン」などの大味過ぎる武装を持つ。
こんな無茶が許されるのも、ロマンであるからにほかならない。

-白鐘アキラ
ディザイオンのパイロットとなった、巻き込まれ系微熱血少年。
幼馴染や血の繋がらない妹、亡国の姫君などといい感じになるというとてつもない女運を発揮。
だがそれもDNAレベルで組み込まれた変異ジーラム因子による奇跡と、ロマン増幅を狙うディザイオン所有特殊機関「ゾルゲ」暗躍のおかげである。
第十六話「燃え上がる嫉妬の炎!リア充を爆殺せよ!!」で死亡したかに思えたが、第十九話「朝起きたら息子が息子じゃなくなっていた件」で奇跡の復活を遂げた。
この際「巨乳」、「百合属性」、「戦うヒロイン」というロマンポイントが付加されたため、ディザイオンの出力が20%ほど強化された。
549それも名無しだ:2012/02/24(金) 03:15:20.40 ID:7nhBYtkk
>>548
サブタイトルとロマンポイントから察するに……

アキラTSしたんかいwwwwwww
550それも名無しだ:2012/02/28(火) 22:32:57.27 ID:tkrfghxy
願い事だと? そんなものは自分で叶えろ!
そのための3つの力は与えてやる!!

擦ると変形メタルボディ! 魔法の力で巨大化!
ランプのマシーン・イフリート、その豪腕で願いを勝ち取れ!!
551それも名無しだ:2012/02/29(水) 14:26:00.03 ID:5/C6bPrQ
攻硬鋼甲ブレイコール

公立光港農耕工業高校(略称・光工)に通う男子学生・広口弘幸(こうぐちひろゆき)はひょんな事から校長の大事な壷を割ってしまう。
慌てふためく弘幸だが、偶然にも校長室の秘密のスイッチを発見、うっかり押してしまい、隠し部屋に落ちてしまった。

しかし落ちた場所はなんと巨大ロボット基地! そこでも困った事に機械を故障させてしまい、最終的にはロボットを勝手に動かしてしまう。
ちょうどその頃やってきた謎のロボットと成り行きで戦う事になり、その戦いで今度は学校の施設をも破壊。

追い詰められた弘幸は、よく分らないまま光工所有の巨大ロボ「ブレイコール」のパイロットとして登録される。
進む先は闇だが、もはや後に道もない。となればヤケクソ、全て吹っ切って突き進むのみ!
戦え、ブレイコール! とりあえず戦っておけばなんとかなる! 世の中そんなもんだ!!


ブレイコール
校長の莫大なポケットマネーで光工が秘密裏に制作していた巨大人形ロボ。
パイロット認証式で、専用デバイスにコールをかけると5分以内に出撃する(ように職員が頑張る)。
身体のいたる所に穴のようなものがあり、そこから特定のモーションと連動してブレードを展開できるが、そのモーションデータが壊れてしまい制御不能。
プール地下に収納された大剣「バイ・ブレイブ・ブレイバー」は、振動と熱により高い切断力を発揮する切り札だが、稼働時間が2分しかない。

毎度襲い来る謎のロボットを撃退するが、肝心の校長が海外出張中であまり連絡がつかず、なんのために作られたか誰も把握できていない。
552それも名無しだ:2012/03/01(木) 20:59:55.51 ID:9BLQCn48
「超機甲日常録黒田家」

 突如現れた宇宙からの侵略者! 彼らは地球を我が物にせんとある都市の焦土化作戦を実行していた。
しかし侵略者マプソン星人の熱線砲はまったく効いておらず、周囲の気温が少し蒸し暑くなるぐらいの効果しか発揮出来なかった。
マプソン星人の故郷はあらゆる物質の沸点・融点が低く、これを前提としていたため地球の環境に適さなかったのである。
しぶしぶ白兵戦に切り替えるマプソン星人は、地球に眠る未知のエネルギーとそのスポットを発見。
これを採取せんとするのだが、その場所には既に一軒家が建っていた。しかも、その住人は――

・黒田時郎
一家の大黒柱であり、天才的な頭脳と変態的精神を併せ持つ科学者。
エネルギー事故より自らを改造することで一命を取り留めた義手義足のサイボーグ。
「今だ成司、家族の愛の力を見せてやれいっ!!」

・黒田武六
脳以外を捨て去った高性能コンピューターおじいちゃん。
しかしボケ始めており、自分がメタルボディーである事を度々忘れる。
「近子さん、わしのキャタピラを知らんかね」

・黒田近子
事故により亡くなった時郎の母……の生前の思考データを基にしたAI。
実体はなくホログラム投影だが電脳世界でこっそりアイドルをやってたりする。
「もうドラマはじまっちゃうからこの回線クラックしちゃっていい?」

・黒田蘭
黒田家の長女だが実は子供の産めない近子を想い時朗が制作したアンドロイド。
見た目はほとんど人間だが、メンテに時間がかかるのが嫌で動きたがらずグータラしている。
「寝れないからもう少し静かに戦ってよー」

・黒田勝成
出稼ぎから帰ってきた黒田家長男らしいが、どう見ても鎧型の特殊重機。
中に人が入っているのか、元からそうなのかは謎で誰も触れない。性格イケメン。
「泣きたい時があれば泣いてもいいんだ。そうやって俺も大きくなった」

・黒田成司
次男にして唯一生身の人間……と思いきや、実はナノマシンにより造られたバイオロイド。
平和に暮らしたいにも関わらずマプソン星人との戦いに駆り出される羽目に。
「いやいやいや、パイロットってどういう事だよ!?」

・カンパチ
黒田家で飼っているデブ猫。機械を操作できるような節があり、度々窮地を救う。
「なーん」

・黒田邸
変形して巨大ロボになる一戸建てマイホーム(35年ローン)。
複雑なデータ処理に操縦技術が必要であり、成司はこのために造られたらしい。
しかし実際は黒田邸のほうが後に出来た事を本人は知らない。
調子がいいと必殺パンチが炸裂するが、不安定なうえマプソン星人もあまり強くないので、むしろご近所とのいざこざのほうが大変。
553それも名無しだ:2012/03/02(金) 18:55:43.03 ID:G7Wis/iD

×事故により亡くなった時郎の母
◯事故により亡くなった時郎の妻


……訂正する程のアレでもないか
554それも名無しだ:2012/03/02(金) 23:58:58.08 ID:IQ+kEIvz
突破「く、くそっ! 敵の戦法がイマイチ理解できねぇぜ!」

赤井「何をやってんだやぁぶる!! そんなときはこれで頭を鍛えろ!!」

ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/HikuOsu_Genkaizer.JPG

突破「なっ、なんだこりゃ!?」

赤井「今流行りの引ク押スって奴よ!! このパズルを解けりゃ少しは頭もよくなるってもんだ!!」

突破「なんだかわからねぇが、わかったぜダン!! おおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおお!!!」


===

秀一「……さっきから画面をじっと見つめて何がしたいのだ奴らは」

益子「そもそも引ク押スが3DS専用ソフトだってわかってないらしいですよ?」

ミチル「やっぱりアホか」
555それも名無しだ:2012/03/03(土) 02:41:08.29 ID:UfTFTKs6
結構サンライズ顔してるのね
556それも名無しだ:2012/03/03(土) 10:09:41.04 ID:lbfcbil1
7スレ目「すあまのキモチ」より
ブラスターロボ
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1660.bmp
青野星児
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1661.bmp
ブラスターレディ(スプリングブレード有無)
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1662.bmp
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1663.bmp
すあま
ttp://neo.vc/uploader/src/neo1664.bmp

星児は実は美少年だけど70年代ヘアのせいでなかなかそうは見えないというイメージ
すあまさんはすごい好きなキャラなんであーでもないこーでもないとやたら考えましたよ
・あんまりロリっぽくならないように
・栗色の短髪(髪を染めるくらいのオシャレはします)
・背は高い
・普段の移動はスクーター
・そんで体のラインがぴっちり出るトレーナーやセーターを無造作に着て、照れた星児が目を合わせないのを見て「嫌われてる」と思い込む感じだな!

何やってんだろう俺は・・・
557それも名無しだ:2012/03/03(土) 14:19:10.84 ID:+HcL2NZc
紅白まんじゅうロボのムチムチ感がいいな。ちょっとうまそう
558それも名無しだ:2012/03/03(土) 22:21:34.34 ID:sPkI2KWx
バリアマシーンバリアント

手持ち武装のあらゆるものにバリアを張っている
打ち落とされず命中するバリアミサイル
受け止めることができないバリアサーベルスラッシャーブレイド
壊されないことをいいことに敵を囲むバリアフィールド
バリアフィールドで逃げれない敵を潰すバリアハンマー
バリアをバリアするバリアバリバリバリア
バリアでコーティングされたバリアビーム


しかしバリアは防御に使わない
559それも名無しだ:2012/03/05(月) 19:40:58.98 ID:x2ZgXeSU
地獄のサタンも金次第。

うまい話には裏がある。駆け出しの運び屋アレックス・サンドライトはある依頼物を運ぶ最中に命を落とす事となる。
依頼物をこの世から抹消することこそが、主の真の目的だったのだ。
何も知らない青年は、片道切符で地獄へのエスコートをやらされたという訳だ。
ただ一つ誤算だったのは、彼が本当に「地獄」へ落ちてしまったという事。
そしてその地獄で、最凶の魔王が目覚めた事だ。
「どんな極悪人かと思えばいきなり小便漏らしちまうような奴だとはな。だが度胸もある。活力もある。そして何より金がある」

アレックス
文字通りの地獄に、しかも最深層に一気に落ちたイレギュラー。
とにかく死にたくないという一心で、「存在してはならない50億$」を以って魔王と契約し、地上を目指す。
小心者で何の欲よりまず生きたいと考える少し変わった性格である事が、魔王の興味を引いたようだ。

サタニウム
拘束され氷漬けにされた大魔王の意識が時間をかけ氷と鎖と原子レベルで融合し再誕した姿。
彼自身は新しく芽生えた自我に過ぎず、その深部には別の意識として「搾りかす」となった純粋な破壊衝動だけが封じられている。
自分のためでなく必ず「誰かのため」に動く必要があるため、再誕したまま暇を持て余していたが、予期せぬ来訪者と契約を交わしついに腰をあげる。
欲望を糧に動くため、その結晶とも呼べる「金」が最適の食料と化す。

地獄
人々が思い描くような鬼や悪魔のいる世界。
ただ彼らとていつまでも原始的な生活をしているわけではなく、近代化の波で非常にハイテクな機械都市になっている。
560それも名無しだ:2012/03/05(月) 22:45:38.01 ID:3b2CsHnI
そろそろまとめましょう
561今スレ新ロボ:2012/03/06(火) 20:11:58.77 ID:Ia2nK1r8
>>4 乙カレードZ
>>8 コンビニエンスストア F&P
>>9 セクターマシン
>>10 暗黒巨神機ディファルス・カイザー
>>13 ハサミンガー
>>15 ロボ画像2
>>19 X・PLUS
>>24 ヘルダイバー
>>25 デコイの翼は
>>29 METALVA_VER
>>30 Iボール、Fボール
>>31 語幹特捜ゴジューオン
>>67-68 闇攻機甲インダーク
>>81 獣機王バルキバス
>>82 駿馬ハヤテガー
>>85 装甲殻機クラビアル
>>88 機械魔アシュタロス
>>99 戦闘ママ ジュエンザーX1
>>104 オマケロボゼッター
>>105 エクスナイトツクヨミ
>>116 闘綱!ガクエンガー
>>120 虚ろな瞳
>>121 O2ガンダム
>>122 吹き荒べよ神風
>>123 風車の街のウィンガルデ
>>124 ウルトラマンマキナ
>>125 魔法堕天使ムラマサ☆ラヴリィ
>>133 封神機グレンマ
>>134 尊皇攘夷!ダイショウトク
>>137 発光戦士ダイオード
>>138 七天抜刀ペインアイ
>>139-140 ソルジャー・ドリトル
>>141 四言霊機アザイディオ
>>153-154 忠犬イガラシと未確認兵器と地球外生命体
>>155-156 ザ・パイロット
>>157 遠隔操作ロボ・リモコンガー
>>158 女帝 ベンプレス
>>165 轟GOギガグルマ
562それも名無しだ:2012/03/06(火) 20:14:00.93 ID:Ia2nK1r8
>>170 ハイブリッド戦士!!ハイドロゲンガー!!
>>172-173 機鋼聖王エルカイン
>>182 星が見えない世界
>>183 戦国戦隊ダイミョウジャー
>>184 暗黒鉄斬光魔
>>185 超水神クリスタルガイザー
>>191-192 夕闇のレガシー
>>193 走行機ア・ルーク
>>195 HumanoidMachine
>>196 日本激突
>>206 次元騎士サンダー
>>217 R3
>>220 雷光超人メガバイツ
>>233 素体
>>235 作品名がない作品
>>236 素体α
>>238 スパロボには絶対出られないであろう系統のロボット
>>239 デザートガーディアン
>>241 先見天明ダイエイダン
>>244 ムとジュン
>>249 YAMA-ARASI
>>253 ベヒモト
>>254 人天道DS
>>259 機動防衛陣ヴァンガレオン
>>266-267,>>270 不完全兵器
>>272 電脳進化ガラケイザー
>>275,>>278,>>285-286 守護鬼神クロスオーガ
563それも名無しだ:2012/03/06(火) 20:15:28.15 ID:Ia2nK1r8
>>278 タイトルなし
>>281-282 スーパー大仏ロボブッダ
>>284,>>288-289,>>293 電記破壊ゲイド
>>287 アックスマン
>>294 リュウロウキ
>>296 ビクトリーホーク
>>297 ジュエリオン
>>298 飢餓のセレナ>>299 DEXM・アルスル
>>304-305 ねこねずみ
>>321 独身機族 シングリオン
>>322 絶対合体グランドクロス
>>323 最強鉄人録GO→ONE
>>328 魔壊機星ディスペランサ
>>329-331 守護合機人アダマスカー
>>343 ダイヨウガ
>>354 特別戦闘部隊アトラス
>>356 カッキーロボ
>>357 電脳神曲
>>382-385 エクスブレイカー・ジ・オペレーション
>>388 大気万星マスターホープ
>>419-420 蒼界のシャングリア
>>432 百機夜甲クロスナイン
>>467-468 Flamberge逆転凱歌 創世事変
>>471 カカシ
>>487 正月神オーショウガーU
>>494 天使装甲グローディアン
>>495 小鉄人コテツ
>>510 機甲殲滅パニッシャー魁
>>511 ロケットパンチロボ
>>515 鉄壁兵機士シルバリエ
564それも名無しだ:2012/03/06(火) 20:15:56.22 ID:Ia2nK1r8
>>516 輪駆廻異人リバイア
>>517 三丁目のオリハルコン
>>521 深紅のネメシス
>>522 海から光った苦学生
>>523 七天八機ダルマイザー
>>525 素直に、EVANGELIONEVA-08Metro.08
>>529 粘動機神ゲルカイザー
>>530 プライマスタ猿王我
>>537 機甲分離ディバイザーズ
>>538 電筋戦士ノウキング
>>540 甲殻鋼鋏極シザース・クライシス
>>542 天空仙女メイリン
>>543 無敵獅子トウジョウダー
>>544 インセクターハンターズ
>>547 モバイルハンターズ
>>548 浪漫凱殻ディザイオン
>>550 ランプのマシーン・イフリート
>>551 攻硬鋼甲ブレイコール
>>552 超機甲日常録黒田家
>>558 バリアマシーンバリアント
>>559 地獄のサタンも金次第。
565それも名無しだ:2012/03/06(火) 20:16:13.61 ID:Ia2nK1r8
SS

スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand
第28話「迫る臨界!その名はエクシード!!」 >>33-39
第29話「ストレンジ・トライアングル」 >>142-146
第30話「月光」>>171

行け!!ユンガー50
4話「銭湯の戦闘」 >>43-54 
5話「母の日」 >>453-463

ぼくのかんがえたロボット大決戦!
EP1 >>58-59 
EP2 >>107-109 
EP3 >>221

マグマダイバー・プラグマ
その6 >>72-76
その7 >>91-94
その8 >>127-130
その9 >>149-151
その10 >>160-163
その11 >>199-202
その12 >>261-264
その13 >>307-310
その14 >>333-336
その15 >>366-369
その16 >>532-535

電記破壊ゲイド
1 ニコ&ミッキー >>337-338
2 突撃ボンバー! >>339
3 ピラミッドと百合 >>340
4 ガチンコ >>342
5 ガチンコ2 >>346
6 リンゴ >>347-348
7 「      」 >>349
8-1 男と女 >>353
8-2 男と女 >>355
9 逆突撃ボンバー!! >>358
10-1 ニコ&ナオミ >>359
10-2 ニコ&ナオミ >>360-361

桜華絢爛ベルフェリオン
第十話「最強の証明 逆転合体・エールフランベルジュ」 >>378
第十一話「ベルフェリオンVSベルフェリオン! 裂光の捕食者クライガイスト」 >>392-409
第十二話「絶望の果てに」 >>435-451
566それも名無しだ:2012/03/06(火) 20:17:11.09 ID:Ia2nK1r8
過去作品その他

>>17 限界ギリギリ ゲンカイザーSRC
>>117 エルディオン・アーク/バッサイオー/プラグマ
>>224 アイアンキング
>>327 ナナミ(東国のヒレンカ)
>>362 セイカイオー
>>373 スラッシュゲイル
>>375 ユンガー50
>>376 大塚豪(マグマダイバー・プラグマ)
>>412 炎斬―カザン―
>>414 ガングリフォン
>>423 バイラストームX
>>426 スパロボ風パッケージ
>>431 オリンポス
>>499 コテツ
>>502 プラティロイド/マドロン(超戦闘士プラティロイド)
>>556 ブラスターロボ/ブラスターレディ/青野星児/すあま(すあまのキモチ)

以上。
567それも名無しだ:2012/03/06(火) 20:31:08.48 ID:eeFLaLZp
容量使いすぎたので新スレ
ぼくの かんがえた ロボット13ごうき
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1331032910/
568それも名無しだ
>>561
>>25とか何個か作品あるけどそれは入れないのか?