僕は、ベッドに座る彼女の胸部装甲に手を当てた。
───チョバムアーマー。
旧世紀の複合装甲とは違う、リアクティブアーマーの一種であるそれは
乱暴に扱ってしまえばいつ反応するかわからない。
そんな吊り橋効果に似た緊張を感じながら両手で装甲を優しく包み込み、剥いで行く。
胸部装甲を外すと、彼女の排熱ダクトが見えた。
満月にうっすらと照らされたダクトは綺麗な黄色で、
3枚のダクトフィンはピンッと立っていた。
そして僕は静かにダクトに手を重ねる。
───温かい。
リボーコロニーを強襲されてスクランブル発進したときの熱が治まらないのだろう。
僕は掌の中に確かな熱量を感じながら、彼女の頭部に設置されたセンサーにそっと囁く。
「君のジェネレータ出力、もうこんなに大きくなってるよ・・・・」
1420kw・・・・・・・
名機ザク2の1.5倍以上だ。
一年戦争後期のタキム社製ミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉は、
開戦初期のそれに比べ、飛躍的に出力を向上させていた。
胸部上方にダクトを増設しても排熱が追いつかないのだろう。
そんな僕の声を聞いた彼女は、恥ずかしそうにサブモニターをアラートで染め、
赤くなったサブモニタを隠すようにビンゴ・フューエルを表示した。
そんな彼女が尚更愛しくて、僕は抱きしめ、静かにベッドに押し倒す。
彼女は僕のリードに体を委ね、ゆっくりとバックパックをベッドに沈める。
コア・ブロック・システムを廃し、球体コクピットと全天周囲モニターを採用した彼女の可動域は従来のRXシリーズを凌駕している。
腰のスイングができるのだ。
ベッドに体を沈め、綺麗なグラモニカ社製サブモニタで見つめる
彼女の右手に僕の左手、左手に僕の右手を重ね、指を絡める。
マグネットコーティングされた間接は追従性が極めて高い。
僕が力を込めて握ると、彼女も力を込め、
静まり返った部屋の中に、アクチュエーターの音が、微かに響いた。
───ウィンキーなら、限界反応+20だ。
そんな愛しさの中で彼女に体を重ねていると、僕自身の硬直を感じた。
もう我慢できない。
既に、僕のカイラス・ギリーはいつでもビルケナウだった。
彼女の股間のスラスターノズルに指を這わせる。
RX-78よりいっそう三次元戦闘を意識した彼女の股間には
スラスターノズルが3基増設されている。
ノズルに指が触れると彼女の体がビクンと跳ねた。
ニュータイプ専用にチューンされた彼女の体は、とても敏k