スパロボK アンジェリカ・シャルティールは最低の屑可愛い

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321それも名無しだ
32話後編でのミストとアンジェリカの会話その1(ガズムが隊長の場合)

ミスト「アンジェリカ!待って!」
アンジェリカ「…………」
      「みんなひどいわね。あんなに薄情者だとは思わなかったわ」
ミスト「みんな悪気があったわけじゃないさ。士気が上がった勢いで…」
アンジェリカ「そんなの頭じゃわかってる。でも、陰口の一つくらいは叩かせて…!」
ミスト「確かに、俺がアンジェリカの立場だったら、同じ事を思うかもしれないけど…」
アンジェリカ「ねえ、ミスト。お父さんからガズムの心を追い出す事ってできないのかしら…」
      「このままじゃ、お父さんが殺されちゃうわ…!」
ミスト「う、うん…。でも、そんな方法なんて…」
アンジェリカ「ガズムがイディクスを裏切る可能性はないのかしら…」
ミスト「ゼロとは言わないけど、そのつもりがあるなら俺達に決戦は挑まないと思うよ」
アンジェリカ「それなら、ガズムを冷凍すればいいのよ!鉄獣とオーバーデビルを使って…。その間にサコン先生にお願いして…」
ミスト「…自分で何言ってるかわかってるか?俺以上にテンパってどうするんだよ…」
アンジェリカ「じゃあ、どうすればいいのよ!ミストも考えてよ!お父さんがどうなってもいいの!?」
ミスト「そんな事言ってないだろ!?いいから落ち着けって!俺だって考えてるんだ…!」
   「でも、アトリームに移民してきた人にだって肉体を乗っ取れる奴はいなかったし、どうすればいいかなんて…」
アンジェリカ「…私、戦うのやめていい…?」
ミスト「えっ?」
アンジェリカ「もしもみんながお父さんを殺そうとするなら…私がお父さんを守ってみせる!」
ミスト「お、おい!それって俺達を裏切るって事か?」
アンジェリカ「お父さんを守れるなら、みんなを敵にしたって構わない!」
      「あなただって、合体する時は死ぬ覚悟をしたんでしょ!?私も同じよ!」
ミスト「隊長を思う君の気持ちはわかるし、できる事なら隊長を救いたい。でも助ける方法がないんだ…!」
   「二つの地球を守るためには、最悪の場合、隊長に犠牲になってもらうしかない…!」
アンジェリカ「嫌よ!私はもう二度とお父さんを失いたくない!」
      「目の前でお父さんがやられるのを見るくらいなら…死んだ方がマシだわ!」
ミスト「馬鹿ッ!」 平手打ち
アンジェリカ「何するのよ!」
ミスト「…これは戦いなんだ。二つの地球と、そこに住むたくさんの命を守るための…!」
   「一番大事な事は、地球を…俺達の新しい故郷を守る事なんだ」
   「そのために隊長が犠牲にならなければいけないなら、それを受け入れるしかないんだよ!」
アンジェリカ「…以前の私なら、その考えに納得できたかもしれないわ…」
ミスト「えっ?」
アンジェリカ「防衛隊で働いていた時は、アトリームを守るためなら命を捨てる覚悟はできていた…」
      「それは、お父さんからずっと言われ続けた事だから…」
      「だからお父さんは、侵略者の手先になるくらいなら、死を選ぶだろうって思う…」
ミスト「だったらどうして…?」
アンジェリカ「あなたのせいよ…」
ミスト「えっ?」
アンジェリカ「アトリームから地球に飛ばされて、私はひとりぼっちで生きてきた…」
      「ものすごく寂しくて、不安だったけど何とか頑張っていた…」
      「そんな時、あなたが目の前に現れた。私はその時思ったわ」
      「私はミストのパートナーとして、これからも一緒に戦っていこうって…」
ミスト「パートナーとして…」
アンジェリカ「ところがあなたは、シェルディアが現れたとたん、あの子の方に…」
ミスト「そ、それは…」
アンジェリカ「確かにあなたは私の事をパートナーと呼んでくれた…」
      「でもあなたにとってのパートナーはただの同僚、仲間でしかなかった…」
      「私にとってのパートナーはいつでもそばにいてくれる…家族のような存在なのに…!」
ミスト「うっ…」
アンジェリカ「あなたを失った私はまた孤独になってしまったわ…」
      「だから、お父さんだけは絶対に…絶対に失いたくないの!」
ミスト「アンジェリカ…」
アンジェリカ「私はもうひとりぼっちには耐えられない!」
      「ひろりぼっちになるくらいなら死んだ方がマシよ!う、ううっ…」
322それも名無しだ:2009/04/20(月) 02:35:06 ID:vsiOtfNr
32話後編でのミストとアンジェリカの会話その2(ガズムが隊長の場合)

ミスト「…すまなかった。俺、君のそんな気持ちを全然わかってなかった…」
アンジェリカ「いいわよ。あなたが鈍感なのはよく知ってるから…」
ミスト「死んだ方がマシなんて言うな。君には生きてて欲しい!」
アンジェリカ「ミスト…」
ミスト「シェルディアへの気持ちは否定しない」
   「でも、俺は君の事もすごく大事に思ってる。だから、絶対に失いたくない!」
アンジェリカ「…ずいぶん勝手なのね」
ミスト「そうだな…」
アンジェリカ「…わかったわ。死んだ方がマシなんて言わない」
      「その代わり、私にチャンスをくれないかしら?」
ミスト「チャンス?」
アンジェリカ「お父さんと…いえ、ガズムと話がしたい。お父さんを返してくれないかって…」
      「もちろん無駄だって事はわかってるわ。でも、最後の決断をするためにどうしても話したいの…」
ミスト「最後の決断?」
アンジェリカ「私の手でガズムを倒す。その決断よ…!」
ミスト「アンジェリカ、お前…」
アンジェリカ「私だって、自分のわがままで、二つの地球が滅ぶなんて事があってはならないのはわかってる」
      「私だって、防衛隊のメンバーだったんだから…」
ミスト「ああ…」
アンジェリカ「だから私も、地球を…新しい故郷を守るために最後まで戦うわ」
      「ただ、これだけは聞いて欲しい…。お父さんの事は、私の手で決着をつけたいの!」
      「お父さんも、私が倒すなら納得してくれると思うから…」
ミスト「…わかった。アスハ代表にお願いしてみよう」
   「戦闘中にそんな勝手は許さないって怒られるかもしれないけど…」
アンジェリカ「その時は勝手にやらせてもらうわ…」
ミスト「おいおい…!」
アンジェリカ「嘘よ。みんなの足を引っ張るような事は絶対にしないわ…」
ミスト「約束だぞ」
アンジェリカ「ええ…」
ミスト「それじゃ、俺達も戦いに備えようぜ」
アンジェリカ「そうね、行きましょう…」