ゼオラとアラドの子供マダァー? 二十七代目

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1それも名無しだ
ここは、スパロボオリジナルキャラの子供達の成長を暖かく見守るスレです。
子供の設定(年齢性別や立ち絵)及び他キャラの両親の設定、搭乗メカの設定等、 各職人さんにお任せします。
が、>>2に記載されている禁止事項、推奨事項、更に議論討論板などには目を通しておいてください。
※ 重要事項 ※
現在、新キャラ規制及びサルベージ対象キャラは一時的に解放されています。
新キャラの乱立や無理のあるサルベージにならないよう気をつけてください。

<<まとめサイト>>
ttp://banpresto-srw.com/
ttp://www.geocities.jp/soremowatashida/
≪議論討論板≫
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/5816/
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/otaku/5816/
<<人物辞典>>
ttp://www.geocities.jp/zeradlove2005/index.html
ttp://zeradlove2005.hp.infoseek.co.jp/index.html
<<お絵かき掲示板>>
ttp://bbs4.oebit.jp/zeradlove2005/bbsnote.cgi
ttp://banpresto-srw.com/bbsnote/bbsnote.cgi
<<前スレ>>
ゼオラとアラドの子供マダァー? 二十六代目
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1222070514/
2それも名無しだ:2008/12/01(月) 00:31:02 ID:U7rHGIrS
3それも名無しだ:2008/12/01(月) 00:31:42 ID:U7rHGIrS
4それも名無しだ:2008/12/01(月) 00:33:59 ID:U7rHGIrS
現在までの登場人物
アラド&ゼオラ→ゼラド(姉)&アオラ(弟)
ゼンガー&ソフィア→ゼフィア(♂)
トロンベ&スレイ→スレイチェル(イグニッション)
イルイ&???→イルス(♀)
ブリット&クスハ→クリハ(♀)
セレーナ&ルアフ→レイナ(♀)
アイビス&???→アイミ(♀)
トウマ&ミナキ→トウキ(兄)&ミナト(弟)
ギリアム&ヴィレッタ→ヴィレアム(♂)
リュウセイ&マイ→マリ(♀)
リュウセイ&ラトゥーニ→リトゥ(♀)
キョウスケ&エクセレン→レモン(長女)&アルフィミィ(次女)&タカヤ(長男)
ハザル&ルリア→ハザリア(兄)&ルル(妹)
アルマナ&クォヴレー(?)→ルナ(♀)
キャリコ&スペクトラ→キャクトラ(♂)
シュウ&サフィーネ→シュウヤ(♂)
シュウ&モニカ→クリストファー(♀)
孫光龍&孫龍王(真・龍王機)→孫真龍(♀)
ジョッシュ&グラキエース→ラッシュ(弟)&ラキア(姉)
イングラム&ヴィレッタ(未確定項)→イングレッタ(♀)
アークライト&セレイン→レラ(♀)
ジーク&光珠→アークorジキミ(♂)
秋水&サリー→咲美(♀)
タスク&レオナ→レタス(♀)
ケイサル・エフェスの孫→ルサイケ(♀)
バラン・ドバンの孫→ラン(♀)
カズマ・アーディガンのライフデータ→マーズ(ロボ)
マサキ&リューネ→マキネ
ユウキ&カーラ→ユウカ

その他
アラド、ゼオラ、クォヴレー、イングラム、ゼンガー、トロンベ 他保護者の方々
ディストラ姉さん、アストラ兄さん、龍王姐さん、ガンスレメイド隊(A〜F) 、龍鱗機、XNガイスト など人格持ち機動兵器
αビンボーズ、αユーレーズ などディス・レヴに住まう方々
ラミア、ヒューゴ、アクア、アクセル、ルアフ 他教師の方々
その他、因果地平の彼方へ消えていったキャラ達等は人物辞典参照

※禁止事項※
・新キャラの追加は一時的に解放されています。(新キャラと既存キャラの基準は人物辞典に登録されているか否かです)
・放置キャラのサルベージも同様に開放中です。過去に名前だけあるいは一発ネタだけでしか登場していないキャラクターの再利用も可能となっています。
・新キャラ規制についての意見は議論板にてお願いします
推奨事項他
・主役は子供達全員です。でも、バランガ一家が中心にいる方がいいかも。
・嫌なネタはスルーの方向でお願いします。
・過去のネタと矛盾は極力抑えましょう(過去ログに事前にしっかり目を通しましょう)
・版権キャラは…まあ、控えめにね、あくまで主役は子供達なんで。
・その他議論は本スレではなく議論板で
・ハザリアが好きな職人さんはなるべく半角を使って819ランをさせてあげましょう
・職人の自分語り、投下に対しての質問も議論板でお願いします
5それも名無しだ:2008/12/01(月) 01:51:16 ID:s/SulNLR
無限乙
6それも名無しだ:2008/12/01(月) 02:11:09 ID:UQbYRRxn
7それも名無しだ:2008/12/01(月) 02:23:37 ID:hxqs6ISN
ガドル・ヴァイク乙


しかし二十七代目……こんな長寿なネタスレ他にあるんだろうか
8それも名無しだ:2008/12/01(月) 08:56:13 ID:E3GasgB0
>>1
最初にスレができたのは2005年か・・・
9それも名無しだ:2008/12/01(月) 10:19:08 ID:ZDZgeKrd
>>1

まさか3年も続く事になるとは…
これもすべては偉大な職人さん達の功績の賜物だな
10それも名無しだ:2008/12/01(月) 22:06:11 ID:BboIvYoQ
フフフ・・・>>1

第二世代を妄想して萌えるという設定だけ見れば正直同人以下のこのスレがここまで続くとは…

つまりこのスレ自体が次元の歪みが生み出した特異点そのものだったんだよ!
11それも名無しだ:2008/12/01(月) 23:49:14 ID:F6kbw8TQ
【前スレの流れ】
26代目スレ始動!そして闇鍋キャラ紹介! →エリトゥさんは何組か!ひとの話を聞け!
→スパロボZ発売!主人公は誰を使う!? →理科準備室の魔術師!ゼラドの頭は酢入り
だからね! →ヤンデレ!それは誰!? →只今Zプレイ中!ぶちギレ金剛で心安らぐラ
ーナ! →スレイチェルのいらない工夫!味将軍グループは実在するか! →ラーナを教
育!犠牲にされるゼフィアのマイカー! →太れ!スタイルいいヤツぞろいの第2世代の中で!
→恋する惑星!潤うユウカのファーストデート! →加齢!親たちの体格はどんななってるのか!
→父帰る!父親を越えていないハザリア! →宇都宮を守れ!でも熊谷はらめぇっ! →
体育の日!クリハを見つけた方が勝ちだ! →時刻表トリック!クリハはどこに行った!
→リア・ディソンデキ婚!学習能力のないアイドルオタク! →なにをやろうというのだ!
虚無るクリハ! →大阪ストラット!味覚が大阪人化しているハザリア! →だどー!気を
付けろ敵のスタンド攻撃だ! →ハロプロ大量解雇!特に騒がないモーヲタども! →武装ポー
カー!面倒くさい家族を抱えるタカヤ! →モー娘。ドンジャラ!レタス絶体絶命! →
Zネタ解禁!来るかZ第2世代! →ブクロ最高!OG町ラーメン戦争! →デブ専!なにが
なんでもランディを太らせたいマキネ! →何者!?近所に超してきた薄幸独身女性! →
膝枕で耳かき!デリカシーがないぞタカヤ! →TK逮捕!激ヤセするマキネ! →酒癖!
お前ら未成年だろうが! →ラブ・ファイト!ボクシングによる会話! →厳寒!猫体質化
が進むルナ! →苦労性!堅実すぎるタカヤの人生設計! →ハッピーバースディ!祝福さ
れるべき誕生! →エプロンが似合う!タカヤの心の中にいるおばちゃん! →料理の腕!
問題外が若干名! →商いと子作りは法律を守ってやれ!そして当たっていないラーナ!
→刑事バランガ!あなたを捕まえてみせる! →反逆のハザリア!世は歌に満ちて! →
特殊技能!微妙に役に立たない鬼畜ども! →レパートリー!君はなにを歌うのか! →
公安ヴィレアム24時!怪盗シャドウゼラドを追え! →黒アーク!世界なんか壊してやる!
→第2世代三国志!あと武者頑駄無真悪参! →またしても819到達ならず!小出し小出しに
帰ってくる紫雲三兄妹! →アニメ話と解像度!そして二十七代目スレへ!

ルアフ「ハガくんが無罪になったねえ」
ラミア「経済事件の判決など、弁護士の腕次第でどうとでもなるからな」
アクア「あ、じゃあTKさんも」
ラミア「アクア先生が『キャンユーセレブレイト』を歌えるころには、あるいは」
アクア「どういう意味ですか!」
ヒューゴ「あっ、マズいっすよ。もうカメラまわってますよ」
ルアフ「おやおや、おだやかじゃないねえ」

ルアフ「やあ、よい子のみんな、
 全国の居酒屋でオッサンたちが3の倍数でバカになってる今日この頃、
 イマイチ世間のノリに着いていけずにいるかい?
 僕は君の味方だよ、ルアフ・ガンエデンさ」
ラミア「うっかりおっぱっぴーとかいってしまっているオッサンには薄ら笑いを忘れない。
 ラミア・ラヴレスだ」
ヒューゴ「店員さんを呼ぶとき、『スタッフゥー』っていってくれないとちょっとガッカリする。
 ヒューゴ・メディオです」
アクア「あ、あの、スタッフゥー!」
ラミア「どうせガッカリするに違いないという期待には
 決してガッカリさせてくれないことは請け合い、アクア・ケントルム先生だ」
12それも名無しだ:2008/12/01(月) 23:50:37 ID:F6kbw8TQ
ヒューゴ「ちょりーっす。
 えっとここはですね、なんやかんやで痩せた鰹とか鍵穴に刺したりするところです」
アクア「ヒューゴ! どうしてたまに投げやりになるの!?」
ラミア「アラド・バランガとゼオラ・シュバイツァーを始め、
 バンプレストオリジナルキャラクターの子供たちを捏造して、
 雁字搦めの愛で縛るところだ」
ルアフ「僕たちは、子供たちが通う学校の先生ってことになってるよ」
アクア「あぁっ、私に始末をつけさせて欲しかった!」
ヒューゴ「いやぁ、なんかしのびないっすねえ」
ラミア「構わんよ」

ルアフ「それじゃあ皆の衆に、子供たちの紹介をしていこうか」
アクア「何目線なんですか、その言い草」
ゼラド「えっと、空に輝くよキラッ☆」
ヒューゴ「マジパねぇハイブリッドだな」
ラミア「もはや浮世離れしているな」
アクア「なんなんですか、このノリは!?」
ヒューゴ「えーと、彼女の名前はゼラド・バランガ。
 アラドさんとゼオラさんの娘です。
 銀髪でほっぺでおっぱいで生き別れの弟とは全然生き別れてませんでした」
ラミア「のんびり屋で勉強は苦手だが、ときに奇妙な鋭さを見せる。
 それで事件を解決してみたり、人の心を抉ってみたりの大活躍だ」
ルアフ「ここの主人公的な存在なのに、
 9月5日乙女座の誕生日をこってりと忘れられてみたり、
 時空を越えて誕生日を祝われてみたり、
 将来探偵になったり刑事になったり怪盗になったりしそうな、そんな女の子さ」
ゼラド「あの、ほんとにわたし、誕生日忘れられてたんですか?」
ラミア「まあ友達には恵まれている」
13それも名無しだ:2008/12/01(月) 23:52:09 ID:F6kbw8TQ
クリハ「わたしは汁のカリスマ、創汁の芸術家」
アクア「クリハさんでしょう? 学校にそんな仮面してきちゃいけません!」
ラミア「クリハ・ミズハ、
 元はといえば『ゼラドの友達』として最初に登場したド貧乳だ」
ルアフ「ド貧乳なのとカレシ持ちなのが災いして、どんどん存在が虚無っていったのさ」
クリハ「カレシがいたら、いけませんか」
ラミア「いけないのか?」
アクア「いけなくなんかないのよ!」
ヒューゴ「いよいよ本格的に虚無に呑み込まれたと思っていたら、
 虚無属性ひっさげて帰ってきたんです」
クリハ「汁の汁々しさを味あわせてあげるわ!」
アクア「その帰ってき方はどうなの!?」
ルアフ「泣いて嫌がる超機人を汁責めにした結果誕生した汁機人・汁虎王を引き連れ、
 汁をまき散らす毎日さ」
ラミア「汁虎王は、基本濃緑色の虎龍王だが、
 身体の一部をゲル状にしてみたり、謎の地底一族と戦ってみたり、
 汁をまき散らしてみたり、汁をばらまいてみたり、理不尽なまでの汁っぷりを発揮している」
ヒューゴ「汁虎王の潜在能力は雑学クイズ番組ブームの冬をもたらし、
 健康バラエティブームを復活させてしまう可能性すらあるそうです、ぶるる」
アクア「どうしてみんな、そんなに健康バラエティブームを警戒してるの!?」
クリハ「必ずや、ミノさんのレギュラーをあと5本ほど増やしてみせるわ」
アクア「この上ミノさんになにをさせる気なの!?」
クリハ「手始めに、『秘密のケンミンSHOW』を健康バラエティ番組に差し替えてみせる」
アクア「どうしてピンポイントで『秘密のケンミンSHOW』をターゲットに!?」
ルアフ「あの番組さ、地元の人間が見たことも聞いたこともない名産品紹介したりするよね」
アクア「ルアフ先生はいったいどこの出身なんですか!?」

ルアフ「はい、レイナ・ガンエデン」
レイナ「その名前継ぐ気はまったくないから」
ヒューゴ「レイナ・レシタール。
 不思議なことにセレーナ・レシタールさんとルアフ・ガンエデン先生との間にできた娘です」
レイナ「不思議すぎて信じられないんですけど」
ラミア「突っ込み入れるのと、ダイエットするのと、ダイエットに失敗することが仕事だ」
レイナ「失敗なんかしてませんよ!」
ルアフ「ボクシングをしてみたり、僕の名前だか称号だかを継いでみたり、
 家族一緒にクリスマスを祝ったりすることが仕事さ!」
レイナ「自分に都合いいことばっか!」
ルアフ「ええ、家族一緒でクリスマスパーティしないのかい?」
レイナ「しないわよ、高校生にもなって!」
ルアフ「えぇ〜、もうレストランのクリスマスディナー予約しちゃったのにぃ」
レイナ「普段家にお金入れないくせに、そんなことにばっかり使って!」
ヒューゴ「親子仲は悪くないんですよ」
レイナ「悪いんですよ!」
14それも名無しだ:2008/12/01(月) 23:54:46 ID:F6kbw8TQ
ミナト「あり得ねえよ、マジあり得ねえよ、
 ハロプロもAKB48もいねえ紅白なんて」
ラミア「カノウ兄弟のノッチといったらPerfumeの方、
 ミナト・カノウだ」
ルアフ「サトダくんがいるじゃないか」
ミナト「ハロプロユニットじゃないじゃないっすか!
 サトダはハナバタケ牧場で働いてるリンネさんに説教されればいいんだ!」
ルアフ「元カントリー娘。のリンネくんはもうハナバタケ牧場で働いてないし、
 サトダくんと面識あるかどうか怪しいと思うよ」
ミナト「そんなことないっすよ!
 きっといまでもけっこう気軽に楽屋とか遊びに来てるんすよ!」
ルアフ「サトダくんもさ、長年音痴のバックコーラスなんてやらされてたんだから、
 ブレイクを温かく見守ってあげなよ」
アクア「だから、ルアフ先生は何様目線なんですか」
ヒューゴ「ミナト・カノウ、
 トウマさんとミナキさんの息子さんです」
ラミア「残念なことに重度のアイドルオタクだ」
ルアフ「残念なことにカラテが強いんだ」
ミナト「カラテすらも残念なんすか!?」
ルアフ「イヤなんだよねえ、どんな人間にもひとつは取り柄がある的な考え方。
 ダメならダメで、突き抜けてダメであるべきなんだよ。
 クズ手も極めれば国士無双になるみたいな」
ミナト「あ、すんません。麻雀はよくわかんないんすよ」
アクア「モー娘。ドンジャラはできるのに?」
ミナト「だって、麻雀牌じゃ萌えられないじゃないっすか」
ラミア「修行が足りないな」
アクア「なにを修行したっていうんですか、ラミア先生は」

トウキ「え、わ、やべっ、ピンで映ってるよ。
 えっと、えっと、え〜っと、ゲッツ」
アクア「落ち着きなさい、トウキ・カノウくん」
ヒューゴ「カノウ兄弟のノッチといえばデンジャラスの方、
 そしてクリハさんのカレシです」
ルアフ「ま、クリハくんのカレシだね」
ラミア「クリハのカレシとしかいいようがない」
トウキ「ほかに言い様はないんですかっ!?」
ルアフ「オバマ氏のモノマネでノッチ兄さん再ブレイクって、
 前のブレイクはいつ来てたんだろうね」
ラミア「『ノッチでーす』とかいってたころではないのか」
ヒューゴ「え、あれブレイクだったんすか?」
トウキ「俺のことどうでもよくなっちゃってるじゃないっすか!」
アクア「そうですよ、ノッチ兄さんはローカルとかで人気ありましたよ!」
トウキ「俺のことは!?」
ラミア「そんなにローカルが好きならローカルに引っ込んでいればいのに」
トウキ「なんてこというんすか!」
ルアフ「カノジョとも別れたらいいよ」
トウキ「なんてこと勧めるんすか!」
ヒューゴ「そして、また出会うところから初めてみるなんて、素敵じゃないか?」
トウキ「素敵じゃないかっていわれても、なんでちょっと深イイ話みたいにいってるんすか!?」
アクア「恋人がいるって、どんな感じ?」
トウキ「やめてくださいよ、なんか泣けてきますよ!」
15それも名無しだ:2008/12/01(月) 23:55:36 ID:F6kbw8TQ
ルアフ「おっといけない、そろそろ金田一君との録りだ」
ラミア「例のコラボ企画か」
ヒューゴ「『名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵』っすね!」
ルアフ「ふふふ、おだやかじゃないよ」
アクア「いったい何人の犠牲が出るんですか、それ」

ルアフ「じゃ、年末に向けて、一本締めで締めようかぁ〜!」
ラミア「どうしてオッサンは、なにがなんでも一本締めや三本締めで締めようとするのだろうな」
ルアフ「売上アップを願ってぇ〜!」
アクア「なんの売上ですか!?」
ルアフ「え、『名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵』の」
アクア「自分のことばっかりじゃないですか!」
ルアフ「じゃあ、あと、DSiとスパロボZファンディスクの売上好調を願ってぇ〜!」
アクア「スパロボ最後になっちゃってるじゃないですか!」
ラミア「売れないだろうな」
ヒューゴ「存在意義がわかんないっすよね」
アクア「わーっ、わーっ、わーっ!
 締めましょう締めましょう!」

ルアフ「おっぱいは常にふたつ!」
アクア「最低ですよ!」
 パンッ
16それも名無しだ:2008/12/02(火) 00:09:44 ID:A6eR1Pb/
キャラサルベージはほどほどにお願いします
・・・そんなのもいたっけ、という微妙な気持ちになってくるからさ
17それも名無しだ:2008/12/02(火) 00:10:29 ID:R7ycq3Ie
>>11ー乙。
やっぱりこれがないと新スレって感じがしないな。
18それも名無しだ:2008/12/02(火) 00:32:03 ID:dVS1536u
先生達のこれがあって初めてスレが立ったって気がするな。

さあ、そして今回こそ>>819ランは・・・・・・ダメかな?
19それも名無しだ:2008/12/02(火) 07:09:14 ID:cdmE1ePv
ハザリア「ダメかな?」

マリ「ダメだよ」
20それも名無しだ:2008/12/02(火) 08:05:47 ID:W6ylsZ9N
マリ、ダメなのかよw
21それも名無しだ:2008/12/02(火) 08:41:57 ID:mWMDntm/
先生方お疲れ様!

やっぱ新スレの始まりは先生方がいねーとしまらねーす!
22それも名無しだ:2008/12/02(火) 09:34:46 ID:UJMVgohc
ラッシュ「冬コミはどんなのでいく予定なんだ?」
アオラ「ヴィレカイザー様×レミュ様のワカメタル本、賭博手品録ナンブ、駅弁女優探偵マイマイの三本立てでいこうかと」
ラッシュ「お、おー。大分気張るなぁ。大丈夫なのか?」
アオラ「まぁな。ワカメタル本と賭博手品録はほぼ完成してあとは刷るだけ。駅弁女優探偵がまだな………」
ルル「お兄様への尾行が出来る範囲の外に駅弁食い逃げされたら、取材出来ません………」
真龍「まぁいざという時は、ルルちゃんの描いたBL系の原稿もありますし」
ラッシュ「あー………うん………なるべく協力するよ。取材とか………」
23それも名無しだ:2008/12/02(火) 10:18:38 ID:PRxW6dQA
前スレ501KBのAAはもしかしたらアオラたちの仕業か?
24それも名無しだ:2008/12/02(火) 19:50:34 ID:sGljKXtM
トウキ「でも、今更ながら0.0000000009%って凄いよな」
クリハ「よく生まれたわよね、あの姉弟。やっぱり愛の力かしら」
ルアフ「まあ確率なんていくら低くても、試行回数が充分多ければね」
ゼラド「試行…………?」
アクア「なんでもありません。愛よ、愛の力なの」
ゼラド「はあ」
25それも名無しだ:2008/12/02(火) 21:01:36 ID:UJMVgohc
>>24
それは一人あたり?
2人て………


久保田「因果率の操作で造(ry」
26それも名無しだ:2008/12/02(火) 21:19:07 ID:dVS1536u
数学的にいうと30万分の1以下は0%として扱うって某格闘漫画で言ってたなあ

27それも名無しだ:2008/12/02(火) 23:17:57 ID:+wsdA4Pe
なに0.0000000009%だって?
OK、足りない分は勇気で補えばいいのさ
28それも名無しだ:2008/12/03(水) 09:36:23 ID:sQ4MarHC
アラド「まあ、あの頃は」
ゼオラ「新婚ほやほやだったし、子供も欲しかったし」
アラド「あれだ、趣味と実益をかねてといいますか」
トウマ「君らもう黙れ」
ルアフ「性教育も大事だよ?パパさん」
トウマ「こんな量的に間違った性教育をうちの子に施されてたまるか!」←意外と淡泊な方
29それも名無しだ:2008/12/03(水) 12:29:22 ID:XR6h8eZU
みんな戦後すぐに結婚→出産だとしたら戦時中からかなり行為をしてたって事だよなぁ

…ゴクリ
30それも名無しだ:2008/12/03(水) 14:41:03 ID:+GOu+/AN
いやほら、三年組がいる以上、少なくとも一年のブランクはあるわけですよ。
31それも名無しだ:2008/12/03(水) 15:01:13 ID:pfadcq7g
トロンベなんかは物凄いスピードでスレイとフラグ立ててスレイチェル作ったことになるもんなあ
32それも名無しだ:2008/12/03(水) 15:31:35 ID:WlwyDJIj
よい子のスパロボだし、襲ったり襲われたりという非合法手段はなかったと思いたい
33それも名無しだ:2008/12/03(水) 15:52:45 ID:+GOu+/AN
そうなのか?
俺、てっきりリュウセイはラトマイに襲われたんだと思ってたが。
そうでもなきゃ、あんな甲斐性ありえないし。
34それも名無しだ:2008/12/03(水) 16:45:45 ID:pfadcq7g
シュランがレーベン襲いました
35それも名無しだ:2008/12/03(水) 21:46:03 ID:+GOu+/AN
ナンブ家
タカヤ「ふわあ〜……ってミィ姉さんがこの時間から台所に立ってる!?」
ミィ「おはようですの、タカヤ。味噌汁のダシは取りましたから、卵焼きをまかせますの」
タカヤ「わ、分かったよ、姉さん」

タカヤ「ミィ姉さん」
ミィ「何か?」
タカヤ「朝食にしちゃ、少しおかずが多すぎないかな?」
ミィ「そっちは弁当の分ですの」
タカヤ「あ、そうなんだ」
レモン「う〜、お早う。お、いい匂いね」
ミィ「ようやく起きましたかこの愚姉。せめて弁当を詰めるくらい手伝いやがれですの」
レモン「わ、分かってるわよそれくらい」
タカヤ(あれ、弁当箱が一つ多いような?)
36それも名無しだ:2008/12/03(水) 21:48:54 ID:+GOu+/AN
用務員室

アクセル「今日は真っ昼間から来たのか。まったくいい迷惑だ」
ミィ「給湯室の故障でカップラーメンも作れないと聞いて、弁当の差し入れにきましたの」
アクセル「余計なお世話なんだな、こいつが」
ミィ「いいから黙って食いやがれですの」

アクセル「なぜ、お前の献立は、いつも和食が中心なんだ?」
ミィ「得意なものを作っただけですの。で、お味の方は?」
アクセル「……悪くない。芋の煮っ転がしは、中々だ」
ミィ「それはよかったですの(満面の笑み)」

タカヤ「あの味、俺にはまだ出せないんだよなあ」
レモン「……一度、詳細な成分分析しないとねえ」
37それも名無しだ:2008/12/04(木) 01:52:39 ID:asbgrX+y
その時ラミア先生は……
38それも名無しだ:2008/12/04(木) 03:22:26 ID:/bG/L4tD
ラミア「シンセツスレに誤爆した奴いるだろ。そこのお前だ、お前!」
39それも名無しだ:2008/12/04(木) 16:29:01 ID:86tIIMFi
どうもご親切に
40それも名無しだ:2008/12/04(木) 19:33:28 ID:h9dg5x+4
くっばれたか!ああ、そうさそうだよ。
ここだと思って書き込みボタン押して一旦中断して再度来てみたら誤爆してたよ。
こんなのOG萌えスレ以来の失態だったよ。
41それも名無しだ:2008/12/04(木) 22:32:06 ID:PNZDXHST
>>38
kwskww
42それも名無しだ:2008/12/04(木) 22:40:07 ID:01o4ld6g
マリ「シンセツ…………?」
ハザリア「また、新キャラみたいな名前だな………」
リュウセイ「薙ぎ払いそうな、味覚障害とかありそうな名前だな………」
ルル「飴とかくれそうな名前ですわね………」
真龍「はっ!?まさに親せt」
ラッシュ「いや、流石にそれはない……」
アオラ「無駄に被害妄想高そうだよね………」
ハザリア「そこから転じて、ものすごい怖がりだったりしてな………よし、今回はそんな主人公を軸に脚本を書いてみるか」
マリ「別に演るのは構わないけど、あんまり役に入り込むと後が怖いな、ソレ」
 
リトゥ「あたしの存在………一緒にいるのに触れてもらえない………」
エリート兵の子「エリトゥ、それドロップやない!おハジキや!」
43それも名無しだ:2008/12/05(金) 01:27:33 ID:8N+VjXPs
リトゥ「……」
ハザリア「リトゥ!」
リトゥ「…え?今名前で
ハザリア「茶!」
リトゥ「えと…うん、今淹れてくるね!」



マリ「何が「茶!」だ!お前リトゥをなんだと思ってる!」
ハザリア「ぬあああああ!?念動力で締め上げるな!」
リトゥ「はい、コーヒーw」
ハザリア「助けろ眼鏡!ああ、ミルクと砂糖は
マリ「締め上げ方が足りないようだなぁ!」
リトゥ「まあまあマリ、…私は、嫌じゃないしw」
ハザリア「ふん!名前もまともに覚えれん凡人どもとつるむ暇があったらこの俺に茶の一つでも
マリ「お・前・と・い・う・や・つ・は!」
ハザリア「ぐあああああ!?」
リトゥ「(もしかして…気を使ってくれるの…かな?)」
44それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:48:07 ID:3QmndIbP
 〜〜かなり昔〜〜
 【幼稚園】
ゼラド「やーん、オママゴト、ぜぁどが ヴィェアンくんの オクさんなのー!」
レイナ「だめー! ヴィェアムくんは れーなの ダンナさんー!」
ヴィレアム「・・・・・・ぼく、ヴィレアム」
レイナ「じゃ、ヴィェアムくんのお名前ちゃんといえたほうがオクさんね!」
ゼラド「いーよ! 
 えーと、えーと、ベアウンくん? ベアウゥ?」
レイナ「ちがうよー。ヴィェアムよ、ヴィェァム」
ヴィレアム「・・・・・・ちがってる」
ゼラド「べあ、べあ、べーやん?」
レイナ「べーやん?」
ヴィレアム「べーやんじゃないよ」

 【砂場】
トウキ「やーいやーい! お前のかーちゃんおっぱいおばけー!」
クリハ「ばかー、ばかー! トウキくん、きらーい!」
トウキ「クリハもしょーらいおっぱいおばけー!」
クリハ「ちがうもんちがうもん!
 クリハおっぱいなんかふくらまないもーん!」
トウキ「なるよー! なるに決まってるよー、お前のしょーらいFカップー!」
クリハ「えーんえーん」

 【幼稚園のグラウンド】
アイミ「すとらーいっく! ミナト、すごーい!」
ミナト「カンタンだよ」
カル「・・・・・・むぅ」
ミナト「肘のカタチにコツがあるんだよ。
 来いよ、カルにも教えてあげるから」
カル「・・・・・・いらないもん」
アイミ「カルくん?」
カル「ミナトのばーかばーか!」
ミナト「カルって、ヘンなヤツだなあ」

 【喫茶店】
ユウカ「さんばー!」
カーラ「あはは、よーしよし、あんた筋がいいよ?」
ユウカ「ばもす・ばいら!」
カーラ「いいかいユウカ?
 いつだってサンバの心を忘れちゃいけないよ。
 人間、ステップが刻めてる限り大概のことは大丈夫なんだからさ」
ユウカ「ばもす・だんさーる!」
45それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:49:18 ID:3QmndIbP
 【コロニー】
タスク「よっ、と。これがパームな?
 面白ぇだろ、手の中にあるのに、全然見えなくなるんだ」
レタス「おとーさますごーい、これさえあればトランプはムテキでしてね!」
タスク「ははは、無敵か。そりゃあつまんねえなあ」
レタス「かつのは おもしろく ないのでして?」
タスク「いいか? 最後までとっとくもんだ。
 絶対に負けられないひと勝負のためにな」
レタス「それでは、まけてしまいますわ?」
タスク「まだわからねえかなあ? 負ける方が面白ぇ勝負もあるんだぜ?」

 【竜巻亭一号店】
スレイ「もう一度訊こう、エル。この子の性別はいったいなんだ」
レーツェル「イグニションだ」
スレイ「いったい何者を産んでしまったんだ、わたしは!」

 【バルマー 森の中】
ハザリア「ついてくるな! ついてくるなよー!」
ルナ「まってよー、はざりあ まってよー!」
ハザリア「ここからさきは えだが おおいんだ!
 なきむしルナは つれていかない!」
ルナ「・・・・・・はざりあ、るなのこと、きらいー?」
ハザリア「けっこうキライだ!」
ルナ「ふぇ、わーんわーん!」
ハザリア「うるさいうるさいっ!」

 【宇宙のどっか】
キャリコ「いいかい、キャクトラ。
 我々バルシェムが今日あるのも、アルマナ陛下のご尽力のおかげなのだ」
キャクトラ「はいっ、おとうさん!」
キャリコ「たしか、陛下のご息女がお前と同い年だったな。
 そのうち引き合わせることもあるだろう。
 よくお仕えするんだよ?」
キャクトラ「おひめさま・・・・・・、ぼくと おないどしの・・・・・・」

 【公立小学校】
女子「ミツハルくんがビックリマンチョコ箱買いして、
 シールだけ抜き取ってお菓子捨てていましたー。
 いけないと思いまーす!」
女子一同「いけないと思いまーす!」
ミツハル「帰りの会なんか大嫌いです。いつもつるし上げられるだけだから」
教師「はい、みんな落ち着いてー。
 ミツハルくんがお金持ちだからって調子こいててムカつくのはわかるけどー」
ミツハル「僕お金持ちなのに、なんで公立小学校通ってるんでしょう」

 【鳥取砂丘】
ランディ「・・・・・・ここは、どこだ」
マキネ「ばかー、ランディのばかー!
 ちょーないのスーパー行くだけだったのにー!」
46それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:50:37 ID:3QmndIbP
 〜〜数年前〜〜
 【路上】
ゼラド「あ、待ってよヴィレアムくーん!」
ヴィレアム「あ、ゼラド、早いな」
ゼラド「ヴィレアムくんこそ、中学入ってからやけに早いじゃない。
 なにか部活でも始めたの?」
ヴィレアム「いや、そんなんじゃないんだけど」
ゼラド「前は、いつも一緒に学校行ってたのに」
ヴィレアム「その、ゼラド、朝にシャンプーするようになったろ?」
ゼラド「え、そんなに時間かかってる?」
ヴィレアム「そうじゃなくて、リンスの匂いが」

 【中学校】
トウキ「最近女子たちが発育してきちゃってるよなあ。
 ゼラドなんか、もう明らかにD越えてるぜ!
 たまんねえよなあ!」
ミナト「やめろよ兄貴、同級生をそんな目で見るもんじゃない」
トウキ「お前はほんとお堅いなあ、
 誰か、気になるコでもいねえのか?」
ミナト「俺の恋人は、このカタナだ」
トウキ「は、お前、剣道かなんかやってたっけ?」
ミナト「やってないけど」
トウキ「なんだそりゃ」

 【ヴァルストーク】
カズマ「う〜ん、ここは思い切って、
 ピンク髪にメイド服なんか着せちゃって、ですぅますぅ調で喋らせちゃうかぁ!
 うはっ、テンション上がって来たぁ!
 は、はは、ははは・・・・・・、なにやってるんだろ、俺」
アリア「ほんとになにやってるの、あんたは」
カズマ「うわ、ビックリしたぁ、来てたのかお前」
アリア「これ、ロボット?」
カズマ「ああ、姉さんたちもミヒロも嫁に行っちまって手が足りねえからな。
 サポートロボットでも作ろうと思ってさあ」
アリア「ねえ、これ、生体部分の設計、あたしとおなじじゃない?」
カズマ「え、そうなのか?
 キャレットの中に入ってたシステム使ってるだけなんだけど。
 作ってるのはほとんどキャレットで、俺は髪の色とかエディットしてるだけだからよくわかんねえよ」
アリア「まさか、これ、女の子にするつもりじゃないでしょうね」
カズマ「そのつもりだけど?
 むさ苦しい男なんかより、女の子がいた方が仕事のテンション上がるだろ?」
アリア「バカズマッ!
 女の子型ロボットなんて規制厳しいし、税金だって高くなるんだからねっ!」
カズマ「え、そりゃまずいなあ。
 すでにパーツ足りなくて子供サイズになっちまってるし、
 下半身なんかキャレットのスペアパーツで間に合わそうとしてる始末だし」
アリア「男の子にしときな、ね?」
カズマ「そういえば、お前はそもそも何しに来たんだ?」
アリア「知らないっ!」
47それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:51:40 ID:3QmndIbP
 【L&E】
ミズル「わーんわーん、ラーナがおれのラジコンこわしたぁ〜!」
デスピニス「いけませんよ、ラーナさん」
ラーナ「もう、飽きました」

 【アメリカかどっかの大学キャンパス】
金髪ギャル「ゴメンねミツハル、
 うち、クリスマスにとイブには毎年家族でパーティすることになってるから」
ミツハル「オーケイ、じゃあ23日だね?」
金髪ギャル「ね、どこに連れて行ってくれるの?」
ミツハル「あまり期待しないでくれよ?
 たしかに僕はお金持ちの家の子だけど、
 母の教育方針で在学中はカードが使えないんだ。
 だから、今日のためにバーガーショップで一生懸命アルバイトを」
金髪ギャル「ぺっ!」
ミツハル「ぺっ? え、ちょっと、ジェシカ?
 なにかの間違いだよね? ジェシカ、ジェシカぁ!」
金髪ギャル「クソがっ!」
ミツハル「ジェシカぁ〜!?」
 ↓
 【暗い室内】
藤崎詩織『あなたと幼馴染みだっていうだけで嫌なのに。それじゃ、さよなら』
ミツハル「あぁ、なんだろう、バッドエンドのはずなのに、
 この不思議な胸の高まりは・・・・・・!」

 【中学校 購買】
タスク「焼きそばパンはもらったぁ〜!」
ランディ「タスクさん? なんで中学の購買部に!?」
タスク「すまねえな、マサキの子。
 俺はどうしてだか、お前から焼きそばパンをかっ払わなけりゃならねえ気がするんだ!」
ランディ「なにいってるんですかタスクさん!
 あなた今年いくつですか、なんで中華風にアレンジした学ラン着てるんですかぁ〜!?」
 ↓
 【中国 青海省 バヤンカラ山脈の奥】
ガイド「アイヤー、この湖には、1000年前、
 大罪を犯して肉体に痛みと恐怖を刻み込むのが趣味になってしまった男が溺れたという、
 悲劇的伝説あるのたよ」
ランディ「あんた、どっかで聞いた声だな」
48それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:52:39 ID:3QmndIbP
 〜〜ちょっと前〜〜
 【バルマー 小屋】
ルナ「やはりここか。まったく、学校にも行かないで」
ハザリア「バルマーの学校はつまらん。
 ロシア文学も、露助がカニ味噌を食わん理由も教えてくれぬ」
ルナ「また地球の書物か」
ハザリア「ドストエフスキー、ゴーリキー、太宰治、谷崎潤一郎、富野由悠季、
 文化文芸において、地球の右に出るものはない。
 ボアザンの貴族文学など、くだらん金メッキだ」
ルナ「ルリア殿は心配しておられる。お前が、地球の思想に影響されてしまうのではと」
ハザリア「言論の自由、思想の自由、そういうものだ」
ルナ「しかし、過激な劇を上演し続けたお主の叔父は」
ハザリア「エイス叔父か、どこでなにをしているやら。
 向こうで会えるやもわからんが」
ルナ「やはり、行くのか」
ハザリア「母上は反対されておるが、なに、適当に目を盗んで現地に行ってしまえばこちらのもの。
 地球の文化を、この目と舌で味わう。
 俺は俺の欲求を抑える術を知らぬ」
ルナ「勘当されても知らぬぞ」
ハザリア「連れていかぬぞ。貴様は泣き虫で邪魔だからな」
ルナ「黙れっ、いつまでも昔のことを」
ハザリア「貴様の父親とも会うかも知れぬな。
 なにか伝言でもあるか、ええ?」
ルナ「なにもないっ、わたしと母上を捨て置いた男などっ!」
ハザリア「それはそうと貴様、そのくだらん男装はやめたらどうだ。
 まわりの者がリアクションに困っておる」
ルナ「連絡先くらいは、教えていけ」
ハザリア「なんといったかな、町の名前は。
 ああ、そうだ、たしか、OG町と」

 【荒野】
タカヤ「もしもし、ジョブナンバー18369のナンブです。
 ただいま、アインストの駆除を完了しました。
 これよりミルトカイル紅石の焼却に入ります」
オペレーター『了解しました。なにか問題は』
タカヤ「えっと、脚を噛まれて」
オペレーター『労災の申請をしてください』
タカヤ「あっ」
 ガチャン

タカヤ「なにをしてるんだろう、俺は。
 今さら特に害もないアインストたちを、
 『なんとなくキモいから』ってだけの理由で駆除するバイトなんて。
 日給8500円・・・・・・、
 命がけの仕事っ・・・・・・、得られるのはっ・・・・・・、はした金っ・・・・・・!
 ないっ・・・・・・、充足など、ないっ・・・・・・!」
49それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:53:47 ID:3QmndIbP
 キチキチキチ
タカヤ「そのために、親戚っていってもいいアインストたちを犠牲にしてっ・・・・・・。
 やめよう
 こんなバイトっ・・・・・・! こんな人生っ・・・・・・!
 もう、こんなスイッチブレードの上を歩くような人生はたくさんだ。
 分の悪い賭けなんて、大嫌いだ。
 帰ろう、家に。家に帰って、ご飯を作ろう。
 白いご飯っ・・・・・・、あったかいみそ汁っ・・・・・・、
 勉強してっ・・・・・・、手に入れる・・・・・・、
 三度三度の食事っ・・・・・・! 人生っ・・・・・・、安定した生活っ・・・・・・!
 できたら、かわいいお嫁さん・・・・・・」

 ゴォォオォォォ
タカヤ「いや、それはやめよう。
 あまり贅沢を言ったら、いまここで灰になっていく同胞に申し訳が立たない」

 ザッ ザッ
タカヤ「帰ろう、あの家に、あの町に、OG町に」

 【マカオ】
男「鬼っ、悪魔っ、人でなしぃ〜っ!」
マーズ「あーまー、ご覧のとーり、ヒトじゃーねーなー?」
男「くそっ、ちくしょうっ、
 渡さねえっ、このカイシャは、俺が心血を注いだっ・・・・・・!」
マーズ「下のモンはそーじゃねーみてーよ。
 ムノーなシャチョーはいらねーってさ。
 さー、ちゃっちゃとそのイスをあけな。
 シンパイしねーでも、おれがテキトーにこざっぱりさせて高値で売れるカイシャにしてやんよ」
男「このハゲタカがぁぁっ!」
マーズ「ひひひひひ!」

マーズ「あーあ、ツッマんねーの。
 どいつもこいつもヌルいシノギしやがってよー。
 もっと、こー、ショーネンはみんなアシタの勇者オウヘーみてーなこと、起こらねーかなー?
 さーて、ツギはどこにいこーかなー。
 華僑がいねーとこがいーなー。あいつらドコにでもいるかんなー。
 あ、そーだ、前のセンソーの英雄たちがいっぱい住んでる町があるってゆーぞ。
 ちぃーっと、冷やかしてくっかー。
 なぁーに、ツマんなかったらテキトーにカモって、ツギぁブルーグラードにでも行きゃーいーや。
 きひひひ」
50それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:54:28 ID:3QmndIbP
 【ロンドン】
女教師「お宅のお嬢さんは野犬です!」
ユウキ「どうも、もうしわけない」
女教師「度重なる寄宿舎からの脱走! 暴力事件!
 今回はイートン校の子弟さんと問題を起こして!」
ユウキ「よくいって聞かせますから」
女教師「これだから、反逆者の父親を持つと!」
ユウキ「・・・・・・DCは、反乱軍ではありませんよ」

 ギィィィィ
ユウキ「どうも、お前はロンドンが合っていないようだな」
ユウキ「この街には、ケツの穴しかない」
ユウキ「歴史がある分、凝り固まっているのがロンドンだ。
 どうだろう、帰ってみるか」
ユウカ「帰る?」
ユウキ「小さい頃暮らしてただろう、あの町だ」
ユウカ「ああ、ボロい喫茶店があった」
ユウキ「そう、OG町だ」

 【コロニー カジノ】
客「ドロップ」
レタス「勝負を投げるのですね? よろしくてよ、それでは、わたくしの勝ちということで」

レタス(ああ、お父様、あなたはいまどこにいるのですの?
 レタスは退屈です。
 お父様は負けることの面白さを仰っておりましたが、
 ここにはもう、わたくしにそれを教えてくださる方はおりませんの。
 ああ、飢えております、乾いております。
 全身全霊を賭けたギャンブルを、わたくしの肉体はどうしようもなく求めてやまないのですの。
 地球には、あの広大で豊かな大地の上には、そうした方がいらっしゃるのでしょうか)

 【L&E】
デスピニス「お出かけですか?」
ラーナ「ええ、解体依頼が入って」
デスピニス「また、勝手に依頼を受けて」
ラーナ「ネジやプラグを見るのが好きな子供でした。
 ラジコンからゲーム機、テレビ、自動車、
 やがて機動兵器にも手が伸びましたがそろそろ飽きてきました。
 ああ、もっとこう、ゴリッとしたものを解体したい」
デスピニス「ラーナさん、あなた、それではまるで猟期殺人犯の独白です」
ラーナ「うふふ」
51それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:55:20 ID:3QmndIbP
 【商店街】
ミナト「俺は、なにをやってるんだろう。
 剣道やってるわけでもないのにカタナが恋人だっていってみたり、
 特別得意ってわけでもないパンチを得意だっていってみたり。
 俺は、このまま心にもない言葉ばかり吐きながら生きていくんだろうか。
 兄貴は、最近目が活き活きしてる。
 たぶん、恋をしてるんだろう。
 俺は・・・・・・」

 チュッチュッチュッ サマーパーティ〜♪
ミナト「なんだ、テレビか?
 たしか、モー娘。のなんかの曲だよな。
 くっだらねえ曲だなあ。PVもバカみてえだし」

 チュッチュッ キタイ シチャウワ〜♪
ミナト「なんだろう。くだらねえ、くだらねえはずなのに、脚が動かねえっ・・・・・・!
 マツウラの圧倒的歌唱力に、脳天に響くようなイシカワのアニメ声・・・・・・!
 これは、間違いなく不協和音!
 でも、まったく不快じゃねえ、むしろドーパミンがじゃぶじゃぶ出るような!
 それに、この、カゴちゃんの毛髪の薄さはどうしたことだ!?
 水にでも濡れたら頭皮が透けてしまいそうなほどの危機感っ・・・・・・!
 なんだろう、なんだろう! これ、なんなんだろう!
 この少女たちを目にしたときの、胸の高まりは!」

 オテンキニ メグマレテ♪
ミナト「三人祭! 『チュッ!夏パ〜ティ』!」

 パーティ パーティ!
ミナト「あいぼん、萌えぇぇぇぇっ!」

 【イスルギ重工本社】
ミツハル「お母さん! マルチ作りましょうマルチ! お漏らし機能付きの!
 売れますよぉ、これは!」
ミツコ「ミツハル、あなた明日から食品部門に行きなさい」
52それも名無しだ:2008/12/05(金) 03:56:03 ID:3QmndIbP
 〜〜現在〜〜
ゼラド「べーやん」
ヴィレアム「は?」
レイナ「なにいってんの、あんたは」
ゼラド「なんか、思い出しちゃって。
 すごくちっちゃいころ、ヴィレアムくんて『べーやん』てあだ名じゃなかった?」
ヴィレアム「そうだったか?」
レイナ「違うわよ、あんたヴィレアムの名前ちゃんと発音できなくて
 『べーやん』になってただけだから」
ゼラド「ええ、わたし、そんな噛み方してた?」
レイナ「してたわよ。あんた、自分の名前もよくいえなかったじゃない。
 『ぜぁど』とか『えぁど』とか」
ヴィレアム「あ、思い出した。『エイド』っていってたこともあったよな」
ゼラド「えぇ〜!?」

タカヤ「エイドだって!?」
レイナ「いや、なんに食い付いてるの?」
タカヤ「エイド、か。あいつは、きっと俺のことを許してくれないだろう」
クリハ「大丈夫よタカヤくん。
 エイドは、笑顔であなたを見守っているから」
タカヤ「そんな、都合のいい話」
クリハ「でも、エイドUはあなたのこと絶対許さないっていってるけど」
タカヤ「そうさっ、俺の罪が、許されることなんてないんだ!」

ゼラド「タカヤくん、いったいなんの罪を犯してきたの?」
レイナ「それより、クリハは何ポジションなの?」
ヴィレアム「とりあえず、デトネイターオーガンに出てたエイドとタカヤになんの関係が」

 【山中の工事現場】
土木修行者「いやなこと考えて気を重くしよう。ほらできた」
ランディ「いや、獅子咆吼弾のやり方とか教えてくれなくていいから」
53それも名無しだ:2008/12/05(金) 09:16:00 ID:tcDUhnTE
バルマー組って
まずルナが留学(久保に会いに来る)→それを追ってカイツ兄妹留学→さらに護衛役でキャクトラ登場→ちょっと遅れてラン登場

じゃなかったか?
54それも名無しだ:2008/12/05(金) 10:04:34 ID:gS3TSZCQ
>>53
つ平行世界
55それも名無しだ:2008/12/05(金) 11:29:52 ID:fWoSs7rS
クォヴレー「過去の記憶など、都合のいいように取捨選択され改変されるものだ」
ディストラ「うふふ」
クォヴレー「どうした?」
ディストラ「ゼラドちゃん、小さい頃にご主人さまのお乳吸おうとしたことなんて覚えてないでしょうね」
クォヴレー「お前の中でおもらししたこともな」
ディストラ「いいですね・・・思い出にできるって」
イングラム『感傷的になってるところ悪いがまた次元震だ。仕事だぞ』
クォヴレー「ああ、行くぞ」
ディストラ「久しぶりにシリアスモードですね」


ゼラド「(お兄ちゃん、また黙って言っちゃったね・・・でも待ってるよ。たとえ歴史がその存在を認めなくても、私は忘れないから)」
56それも名無しだ:2008/12/05(金) 12:01:26 ID:hpzBbah6
>>44-52
改めて考えるとオリジナルなのにここまで設定ができてるのもすごいよなぁ

何はともあれGJ
57それも名無しだ:2008/12/05(金) 12:51:19 ID:8Lm3fnnh
設定と言うか歴史とか足跡、軌跡とかとも言えるかも。


最初の誰かが(多分)適当な話題提供な感じで始まったスレがここまで伸びるとは思わなかったww
58それも名無しだ:2008/12/05(金) 15:53:44 ID:rsAATNaL
堅物だったミナト、
変な生き物と戦ってたタカヤ、
ド外道だったマーズ


この当時だと、アークはレイプ魔だったりするんかな
59それも名無しだ:2008/12/05(金) 17:57:36 ID:P5ZJ5vK2
アークは出番出番でとにかく目立ちたい、目立つことしか考えてない
スーバースターマン状態だったな。体質だけはいまだにスーパースターマンだが
60それも名無しだ:2008/12/06(土) 00:14:14 ID:1U0m9SMz
いや、なんか見つけちゃったからさ・・・

MAD自体はそんな面白くないんだけどさ、親父の影響なのかなって思ってさ・・・

なんというかその・・・ すまない・・・

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5076391
61それも名無しだ:2008/12/07(日) 06:36:04 ID:roucLUex
ぱんつ
62それも名無しだ:2008/12/07(日) 11:02:00 ID:4uFcJg9t
キーンコーンカーンコーン
アーク「やべ、授業の準備してねぇや。咲美ー、次何だっけー?」
咲美「んーと、ルアフ先生の世界史みたいだけど」
アーク「世界史かあ。ルアフ先生はおもしれーからいいんだけど、歴史ってどうも眠くなるんだよな」
レタス「あなたは起きている方が珍しいのではなくて?」
アーク「まあ、そうなんだけど」
シュウヤ「ルアフ先生なら大した心配は無いでしょう。あの人は評定をサイコロで決めるような人ですから」
咲美「って、嘘!?それは、ちょっ、おかしいっていうか!訴えられてもいいレベルじゃない!」
レタス「じゃあテストで90点だったにもかかわらずわたくしの前期の評定が2だったのも……?」
ルアフ「それも私だ」
アーク「うっわビビった!いきなりかよ!」
ルアフ「ほらほら、チャイムは鳴ってるんだからもう席ついてー」
63それも名無しだ:2008/12/07(日) 11:16:10 ID:4uFcJg9t
咲美(さっきの話本当なのかしら?いや、いくらルアフ先生でもそんなこと……。っていうかユウカさん今日も来てないし……それでシュウヤは自然にユウカさんの席座るし!A組だから!お前A組だから!)
ルアフ「じゃあ今日はインカ帝国の成立を勉強するよー。ペルー南部のクスコで王国を開いたマンコ・カパックは……」
咲美「って待て待て待て待て!」
ルアフ「アレどしたの咲美くん。顔真っ赤だけど?」
咲美「なななな何いきなりそんな卑猥な………」
アーク「はぁ?ただの人名じゃないか、お前ちょっと動揺しすぎだって」
咲美「兄さんは何も思わないの!?いきなりこんなワード出されたらそりゃ動揺もしますわよ!」
レラ「……咲……みっ……もない……」
レタス「取り敢えず席に着いてはいかが?呼吸が荒々しくてよ」
シュウヤ「やれやれ、真面目な人間ほど過敏に反応するものですからね」
咲美「……え〜と、もしかして凄いアウェー?」
64それも名無しだ:2008/12/07(日) 11:28:09 ID:4uFcJg9t
ルアフ「ひどいなー咲美くん。僕は学術的にマンコの偉業を説明しようとしただけなのに。彼は太陽神の子と名乗ってクスコを治めた人物でね……」
アーク「ヘー、マンコすげーな」
レタス「クスコでマンコの名声は開かれたのですね」
シュウヤ「マンコはクスコで開かれたということですか」
レラ「マン……凄い……」
咲美「え、え、なんで皆さん口に出して言えるのかしら?」
アーク「お前こそ何はずかしがってんの?」
咲美「あたしのほうがおかしいの?過剰に反応してるあたしってもしかしたらはしたない子なの?」
ルアフ「咲美くんもその名を唱えてみたらいいじゃないか。皆言えるでしょ?」
アーク「マンコ・カパック」
シュウヤ「マンコ・カパック」
レタス「マンコ・カパック」
レラ「……マンコ……カパック……」
ルアフ「ほら、咲美くんも!」
咲美「………マン……マン……カパック……」
アーク「あ?聞こえねえよ」
シュウヤ「いけませんね、しっかりと発音しなければ」
65それも名無しだ:2008/12/07(日) 11:37:00 ID:4uFcJg9t
ルアフ「さあ!咲美くん、己の殻を打破るんだ!本当の自分を見せつけてやれ!」
咲美「………マン…マン…マンマンマンマンマン〜〜〜〜!」
ガターン
咲美「うわ〜ん、もう許して〜!咲美はすぐ妄想しちゃうはしたない子なんですぅー!だから許して〜!あ〜ん!」
アーク「いや、何も泣き出さなくても……」
シュウヤ「ええ、人名を言うだけですから」
レタス「わざわざ性癖を公開しなくてもいいのではなくて?」
レラ「……ちょ……引く……」
ルアフ「やれやれ。それじゃ妄想大好きな咲美くんはほっといて授業を進めよう」
咲美「みんなバカ〜!」





読みづらくてゴメン
66それも名無しだ:2008/12/07(日) 14:14:06 ID:8ie4fJb3
インカ帝国の歴史とかテレビで見れないのはカパックのこいつがいるから
・・・という憶測があるのは確か
67それも名無しだ:2008/12/07(日) 17:48:26 ID:M1m0x+Pb
>>65
なんという羞恥プレイwww
68それも名無しだ:2008/12/07(日) 21:27:57 ID:wewdyPQw
モスクワの英国大使館設置場所の地名がヤキマンコで
場所的には一等地だから日本も大使館作らないかって話になったが
断ったという話があるな。

まあしょせん地名。エロマンガ島みたいなもんだよ。
69それも名無しだ:2008/12/08(月) 11:02:25 ID:04jyVLqG
旧大毎のマンコビッチは放送コードに引っかかるからと日本ではマニーと登録させられたらしい。
70それも名無しだ:2008/12/08(月) 12:21:31 ID:MaFj8Ng6
なんだこの流れww
71それも名無しだ:2008/12/08(月) 15:59:07 ID:3ffhkjm5
中二病と一般中学生男子の性欲を無礼るな
72それも名無しだ:2008/12/08(月) 16:51:27 ID:KnzOdWJq
ミツハル「ふぅん、まぁエロ地名なんて誰もが通る道さ。ほら、意味も無く
     エロイ単語を辞書でひいちゃったりした事ってあるだろ?そういうもんさ」
73それも名無しだ:2008/12/08(月) 17:03:48 ID:efe2RdW8
うっせぇ、アメリカ版ときメモでもやってろミツハル
74それも名無しだ:2008/12/08(月) 17:41:24 ID:YeKS4d5P
ミツハル「あんな地底世界か何処かのクリーチャみたいなキャラクターに萌えられるわけないだろ!
75それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:29:36 ID:0KRVeDdT
アクアとかヒョーゴって何の先生だっけ?
76それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:34:08 ID:6caxuYuC
 【ジェグナンの喫茶店】
ユウカ「は、作曲?」
キャクトラ「ええ」
ユウカ「ま、たまにやるけど」
キャクトラ「できましたら、あの、その」
ユウカ「コーチしてできるもんじゃないと思うけど」
キャクトラ「いえ、コーチというか、その、アドバイスなどいただけたら、そのうぅ、幸いかと」
ユウカ「そういうのは、自分とこのバンドメンバーに頼むのが筋なんじゃない?」
キャクトラ「あ、いえ、彼らは、その、常に一緒にいるので、気恥ずかしいというか」
ユウカ「オーライ、それほど仲良しじゃないあたしだったら、
 ツアーの恥はかき捨て的な都合のいいオンナ扱いできるって、そういうテイストね」
キャクトラ「いえっ、いえいえっ! 決してそのような!」
ユウカ「自分とこのメンバーにはひと言いっといた方がいいんじゃない?
 ミュージシャンなんて嫉妬深い生き物なんだから、
 案外そんなとこから軋轢生まれるもんよ」
キャクトラ「はあ、では連絡だけ」
イングレッタ「いいからガンガンやりなさい」
キャクトラ「イングレッタ殿!? どこからっ!?」
イングレッタ「ネギ味噌ラーメン、モヤシ大盛りで」
ユウカ「ハイまいどありぃ」
ユウキ「ユウカ、うちはラーメン屋じゃない」

ユウカ「で、どういうのを演りたいの?」
キャクトラ「その、クリスマスに」
ユウカ「アー、ハイハイ、クリスマスにラブソングこしらえてプレゼントって、
 案外ベタなこと考えるのね、あんたも」
キャクトラ「・・・・・・恐縮です」
ユウカ「なんか古めでマイナーなラブソング、わかんないようにパクればオーライなんじゃない?」
ユウキ「ユウカ、そのアドバイスはあまりにも投げやりだ」
ユウカ「素人が急に作曲なんかしたって、どうせどっかで聴いたようなモンになるだけじゃない。
 だったらハナからターゲット定めて、自分テイストにアレンジする方が近道よ。
 ね、あんた、なんか好きなラブソングとかないの?」
キャクトラ「えっ、急にいわれても」
ユウキ「お父さん、サワダケンジとか好きだ」
ユウカ「ダディは黙ってて」
ユウキ「お父さん、『サムライ』が好きだ」
ユウカ「ダディうるさい」
ユウキ「お父さん、空びゅんびゅん飛ぶ機体とは縁がないのに空適応Aなんだ」
ユウカ「ダディクール」
キャクトラ「線引きがよくわかりませんが」
ユウカ「それで、あんた要するにホーリーナイトにオンナ口説いてぬくぬくしたいんでしょ。
 で、どんな感じよ」
キャクトラ「くっ、口説くなどと、そのような!
 わ、私はただ、敬愛の情というか忠義心というか」
ユウカ「アー、めんどくさいめんどくさい。
 ほら、試しにあたしを口説いてごらん」
キャクトラ「え、ええ、いや、でも」
ユウカ「口説きたい相手だと思って」
77それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:36:34 ID:6caxuYuC
キャクトラ「ええと、その、わ、わわわ、私は、
 さささ、最初、お父さんによって引き合わされたときに、ああああ、淡くも」
ユウカ「まだるっこし! キスでもしてきなよ、ほら」
キャクトラ「い、いえっ! そんなわけには!」
ユウカ「ニホン人じゃあるまいし、キスのひとつやふたつで騒がないでよ」
キャクトラ「あなたは何分の一かはニホン人でしょう!」
イングレッタ「ああ、彼女キスの習慣があるのよ。
 わたしにもちょいちょいしてくるわよね」
ユウカ「毎朝ダディのほっぺにもキスしてるし」
ユウキ「ユウカ、いおういおうと思っていたが、
 お父さん、2、3年ほど前から抵抗を感じている」
ユウカ「だからしてるんじゃない」
ユウキ「なあお嬢さん、うちの娘は根性曲がっているのだろうか」
イングレッタ「曲がってるわね」
ユウカ「ほら、ベロでも入れてこない限り騒がないから」
キャクトラ「べべべべ、べっ!?」
ユウカ「あんたさ、ほんとにオンナ口説きたいの?
 口説いた然る後にどうしたいの」
キャクトラ「ですから、口説くとか口説かないとか、そういうのではなく」
ユウカ「ボンヤリしてんのね」
イングレッタ「あなたたち、デートでもしてきたら」
ユウカ「アー、そうね。イメージトレーニング的な」
キャクトラ「いや、そのようなことをお願いするわけにはっ!」
ユウカ「ダディ、あしたデートしてくるから」
ユウキ「警察のお世話にはなるんじゃないぞ」
キャクトラ「いままでどのような学生生活を送ってこられたのですかっ!?」

 【翌日 生徒会室】
ルナ「キャクトラ、キャクトラー。これ、おらぬのか」
ラーナ「先ほど、なにかあたりを気にしながら保健室に行かれましたが」
ルナ「お主はなぜ生徒会室にいる」
ラーナ「だってわたし、あなたの前に生徒会長やってたじゃないですか」
ルナ「なぜ中等部の人間が高等部の生徒会長をやっていたのだ?」
ラーナ「さあ、よっぽど高等部の方には任せられないと思われたんじゃないでしょうか」
ルナ「反論できないところが悲しいな」
ラーナ「正直、高等部には近づくなといわれていました」
ルナ「しかしキャクトラが保健室とは、どこか悪くしているのだろうか」
ハザリア「保健室といえば、今日は午後からグラマーインパクトめが来ているはずだな」
ルナ「グラマー?」
ハザリア「ああ、そういえば貴様はあまり面識がなかったな。
 ほれ、いただろう、B組なのにB組に行かない、改造し倒した制服を着た褐色の肌をした女が」
ルナ「いたようないないような、
 して、お主はなぜ生徒会室にいる」
ハザリア「暖房が効いておるからだ」
ルナ「ま、よい。しかしキャクトラめ、生徒会の仕事を放り出して女のところとは。
 いったいなにを考えておるのだ!」
ハザリア「それはまあ、エロいことだろう」
ラーナ「エロいことですエロいことに決まっています放課後の保健室でほかになにがあるんですか」
ルナ「なにをいうか、お主らは!」
78それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:38:20 ID:6caxuYuC
 【保健室】
キャクトラ「ベースで、大丈夫なのでしょうか」
ユウカ「また、ずいぶん根っこからブレてるのね、あんた」
キャクトラ「ソロでやるのならギターの方がよいのではないかと考えたのですが」
ユウカ「あんたベーシストでしょ、じゃベースでイイじゃない。
 急に鞍替えするのはベターじゃないよ。
 それにね、オンナを口説くならベースよ」
キャクトラ「そういうものなのでしょうか」
ユウカ「ベースのサウンドはね、子宮に響くのよ」
キャクトラ「しっ!?」
ユウカ「ベースの上に指を這わせて奏でられる音はね、
 内臓を揺らして血液を踊らせるの。
 言い換えれば、欲情させるのよ。
 バンドの紅一点がベースって、よくあるでしょ?」

 【廊下】
ルナ「しししし、子宮にっ!? 指を這わせ・・・・・・っ!?」
ハザリア「ははあ、それはまた、ずいぶんと奥深くまで」
ラーナ「指ふやけますね指」
ルナ「なにをやっておるのだ、あやつはっ!」
ハザリア「こらこら、待たぬか。なにをする気だ、貴様は」
ルナ「とっちめてやる!」
ラーナ「いけません。せっかくのエロティックタイムを」
ルナ「いま思い出したが、あの娘には想い人がいるのではないのかっ!?」
ハザリア「ああ、いつ帰ってくるかもわからんオトコがな」
ラーナ「そんなひとをずっと待っていろなんて、酷じゃないですか」
ハザリア「しかも、あのとおりのグラマラスボディだ」
ラーナ「きっと、夜な夜なその肉体を持て余し、自主練に励んでいるに違いありません」
ルナ「好き勝手なことをいうでないっ!
 キャクトラはお主らとは違う!」
ハザリア「こらこら、だから、貴様はなんの権限があってあやつらの邪魔をしようとする」
ルナ「決まっておる、主として!」
ハザリア「貴様はいつキャクトラめの飼い主になった。
 いいか、あやつはまだ、正式に近衛隊なりなんなりに入ってるわけではない。
 貴様の護衛をしているのは、あやつの趣味というか性癖というか、
 持たずともよい義務感というか、ボランティア精神というか、海岸のゴミ拾いというか」
ルナ「む、むぅ・・・・・・」
ハザリア「まあ、俺なら、泣き虫ルナの面倒を見るよりも海岸のゴミ拾いをするがな。
 地球に優しく!」
ラーナ「へえ、泣き虫だったんですか」
ルナ「黙れっ! いつまでも昔のことを!」
ハザリア「しかも、ゴミ拾いしたあと焚き火をしてやる!」
ラーナ「ダメじゃないですか、無許可で焚き火しちゃ」
ハザリア「だが、その焚き火で芋を焼くとしたらどうだ」
ラーナ「素敵です」
ルナ「なんの話をしておる、お主らっ!」
ハザリア「焼き芋の話だ」
ラーナ「あ、お二人が出て行きます」
79それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:39:40 ID:6caxuYuC
 【道】
ユウカ「腕ぐらい組みなさいよ」
キャクトラ「はぁ」
ユウカ「で、どこ連れてってくれんの」
キャクトラ「ええと、特に、は。あなたのお好きなところで」
ユウカ「あんたと行きたいとこなんか1ヶ所もないんだけど」
キャクトラ「・・・・・・もうしわけありません」

 【電柱の影】
ルナ「うっ、腕をっ!?」
ハザリア「ああ、あれは当たっておるな。がっつり当たっておるな」
ラーナ「ユウカさんのおっぱいは弾力ありますから」
ルナ「どこに行くつもりなのだ、あやつらはっ!?」
ラーナ「あそこは」

 【パチンコ屋】
 チーン ジャラジャラジャラ
キャクトラ「姫さまはこのようなところに出入りしませんっ!」
ユウカ「いいから目押ししてよ。あんた動体視力いいんでしょ」
キャクトラ「学校にも来ないで、こんなところに」
ユウカ「苦手なのよね、ガッコって。
 特に教室、あれダメ、近づきたくない」
キャクトラ「なぜそれほどまでに」
ユウカ「あたしが前に住んでたイギリスってところは、身分制度の厳しいとこでね。
 もちろん現代で貴族なんて成立するわけないから、
 先祖の土地だの屋敷だの切り売りしてて、むしろ平民より貧乏だったりするんだけどね。
 でも、やっぱり貴族は貴族なのよ。えばってるのよ。
 社会の方でもそれを受け入れちゃって、進学でも就職でも家柄っていうもんがついてまわってくる。
 似たようなイヌばっかり集めるもんだから、ちょっと毛並みが変わったのは徹底的に排除されるのよ。
 あたしは、このとおり何人なのかもわかんない混ざりモンでしょ。
 生きてくためには、へつらうかツッパるかのふたつにひとつだった。
 あたしは、ツッパった」
キャクトラ「OG学園は、そのような場所ではありませんよ」
ユウカ「わかっててもね、一度植わった苦手意識は抜けてかないのよ」
キャクトラ「しかし」
ユウカ「ほら」ポン
キャクトラ「チョコレート?」
ユウカ「景品、替えてきた。ハッピーバレンタイン」
キャクトラ「まだクリスマスも来ていませんが」
80それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:40:48 ID:6caxuYuC
 【隅っこの台】
ルナ「制服でこんなところにっ!」
ハザリア「ほほう、劇場版演出か、激アツだな」チーン
ルナ「お主もなにを打っておるかっ!」
ラーナ「あ、そろいますよ」ポン
ハザリア「ほほう、眼鏡をしているくせに動体視力がいいな」
ラーナ「わたしのはオシャレ眼鏡ですよ?」
ハザリア「どいつもこいつも!」
ルナ「なんの話をしておるっ!」

 【公園のベンチ】
ユウカ「ど、イメージ湧いた?」
キャクトラ「それが、いざ考え始めると」
ユウカ「あっそ、あのね、あたしいま、想像以上に退屈してるからね」
キャクトラ「あの、あなたは、好きな方がいらっしゃるのですよね?」
ユウカ「そうよ」
キャクトラ「どのようなところが」
ユウカ「そうね」
 ぐいっ

ユウカ「薄い胸板が好き、尖った顎が好き、まっすぐな眉が好き、
 喉仏で突っ張った皮膚の筋が好き」
キャクトラ「あ、なにを」
ユウカ「彼は優しかったけれど、どこか不安定だった。
 本当は不安で不安で仕方ないのに、無理して善人面して見せるの。
 その偽善者っぷりが危うくて、キュートで、ときめいたの」
キャクトラ「あの、息が」
ユウカ「やさしくされると、切なくなるの。
 冷たくされると、泣きたくなるの。
 心はざわめくばかり」
キャクトラ「素敵な、方だったのですね」
ユウカ「ちょっとイジワルだった、あたしにはね」
キャクトラ「あなたは」
ユウカ「ン、なぁに」
キャクトラ「あなたは、私を見ていない」
ユウカ「ハ?」
キャクトラ「私の向こうに、別の方を見ていらっしゃる」
ユウカ「あったり前じゃない。あたしがストレートにあんたを口説く理由、1コもないもの」
キャクトラ「申し訳ありません。
 しかし、私を透かして別の方を見るその目線が、どこかあの方と似ていて」
ユウカ「アー、じゃ、ダメなんじゃないの」
キャクトラ「あっさりいってくださるのですね」
ユウカ「だって、あたしにとってあんたは彼の足元にも及ばないもの」
キャクトラ「私だって、そんなことくらいはわかっているのです」
ユウカ「でも、あたしはあんまり他人のハートの内なんか考える方じゃないから、
 あの方だかその方だかのことはわかんないよ」
キャクトラ「え」
ユウカ「こうやって、息がかかるほどの距離で訊いたことがあるの?」
81それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:42:05 ID:6caxuYuC
 【茂みの陰】
ルナ「ああああっ、あの娘っ、ししししし、しなだれかかっ!」
ハザリア「うろたえるな。よし、怪しまれないように、仲良し兄妹を装うぞ」

 ピーポー ヤァキィモー
ラーナ「焼き芋買ってくださいよ、お兄ちゃん」
ハザリア「自分で買わぬかバカ妹が」
ルナ「逆にリアルな兄妹のようになっているからよさぬかっ!」
ラーナ「早くしないと焼き芋屋さん行っちゃいますよお兄ちゃん」
ハザリア「お兄ちゃんはもういいから、カネを出さぬか」
ラーナ「女子中学生にたからないでください」
ルナ「焼き芋のことで頭がいっぱいかお主らっ!」
イングレッタ「はい、一割り増しでいいわ」ガサッ
ハザリア「おお、かたじけぬ」
ルナ「お主もなぜどこからともなく現れるっ!?」
イングレッタ「あえていうなら、そこのコンビニで焼き芋味アイスが売っていたから」
ハザリア「リアル焼き芋と焼き芋アイスの同時食いだと・・・・・・!
 貴様、正気か」
ラーナ「知覚過敏がキーンてなったりしないんですか」
イングレッタ「知覚過敏がキーンてなるわ」
ラーナ「なんという蛮勇」
ルナ「お主らはいったいなにをしに来ておるのだっ!?」
ハザリア「物見遊山だ」
ルナ「もうよいっ!」
ハザリア「こらこら、どこに行くか」
イングレッタ「馬に蹴られるわよ」
ラーナ「修羅場ですか、ね、修羅場ですか」
ルナ「そっ、そそそ、そのようなものではないっ!」
ハザリア「ではなんだというのだ。どうせ、貴様にとっても他人事だろうが」
ルナ「わたしはっ、生徒会長、そう、生徒会長として!」
ハザリア「あ、コラっ! なにをするか!」

 ガサガサガサッ!

キャクトラ「ひっ、姫さまっ!?」
ルナ「キャクトラっ! お主という者は生徒会の仕事も放り出してっ!」
キャクトラ「こ、これは、その、決してやましいことなど!」
イングレッタ「なにしてたの?」
ユウカ「ンー、デート」
ルナ「キャクトラぁっ!」
キャクトラ「姫さま!」
 がしっ

ルナ「な、なんだ」
キャクトラ「私は、いままであなた様の後ろを着いてまいりました!
 しかし、わかったのです! それではいけないと!」
ルナ「こ、これ、痛い、肩から手を離さぬか」
キャクトラ「聴いてください!」
 ヴォウンッ!
82それも名無しだ:2008/12/09(火) 03:43:29 ID:6caxuYuC
 〜ネビーイーム 東南方面 ヘルモーズに乗って 200宇宙海里
  寂しい星ひとつ あなた様の故郷
  バルマーはあなた様の星!
  ほかの誰のものでもない あなた様の星!
  共に 御代とこしえにぃ〜♪

キャクトラ「ハァ、ハァッ、まだ未完成ですが、これが」
ルナ「キャクトラ」
キャクトラ「はっ」
ルナ「お主の考えは、よくわかった」
キャクトラ「えっ」
ルナ「いままで気付かなんだ。済まなかったな」
キャクトラ「い、いえっ、私はっ!」
ルナ「いわれてみれば、バルマーには国歌がなかった!」
キャクトラ「・・・・・・は?」

ユウカ「アー、国歌、国歌ね」
ハザリア「国歌というか、校歌のような」
イングレッタ「軍歌のような」
ラーナ「無人島の領有権を訴えているような曲でした」

ルナ「こうしてはおれぬ。すぐさま母上を通して国歌の件を議会に提案させよう!
 来るのだキャクトラ!」
キャクトラ「は、はは、ははははは・・・・・・」

ラーナ「行っちゃいましたね」
イングレッタ「どうだった?」
ユウカ「アァー、つまんなかった」
ハザリア「軽く失恋した気分なのではないのか、んん?」
ユウカ「べつにぃ」
イングレッタ「ところで、向こうで焼き芋ラーメンというノボリを見かけたのだけれど」
ユウカ「あらエクセレント」
ハザリア「ほほう、胸躍る提案だ」
ラーナ「高確率でダメっぽいってわかっているのに」
ユウカ「こういうとき、オトコが全部ペイするもんでしょ」
ハザリア「バカをいってもらっては困るな」

 【その頃 練習スタジオ】
レラ「・・・・・・、・・・・・・、・・・・・・」
ヴィレアム(キャクトラっ、キャクトラっ・・・・・・!
 どこに、どこに行ったんだ、早く来てくれっ・・・・・・!
 ふたりじゃ、ふたりじゃ会話が続かないっ・・・・・・!)
83それも名無しだ:2008/12/09(火) 11:01:17 ID:TQ6Npk8B
焼き芋食べ過ぎだwwwww

てかヴィレキャクコンビは闘う相手が久保だもんなぁきついよなぁ
84それも名無しだ:2008/12/09(火) 14:55:54 ID:KeX7Daix
アルマナ「だからハザリアから送られてきたデータを参考に「ルナ萌え萌えw」なソングを我が新生ゼ・バルマリィ国歌にですね
ルリア「ウチの息子は何を…とにかくダメです」
アルマナ「えーーー、だってよその国に自慢したいではないですか。民草も喜びますし」
ルリア「ちょ
エペソ「陛下、そのようなことなさらずとも姫様は国民的アイドルです」
サルデス「我が国においては姫様関連グッズの売り上げはゼラド・バランガ関連を凌いでおります」
ヒラデルヒア「むしろ今上がっている問題は「また男装の麗人ver.の姫様が見たい」という声があちらこちらであがっていることです」
アルマナ「難しいところですね…女の子らしいルナももちろん有りなのですが…ああ、クォヴレーに意見を」
ルリア「お暇なのですか!?」
アルマナ「何を言うのですかルリア!このことを話し合うため三日間休まずに他の議題を片付けてきたのですよ!」
ルリア「最近やけに気合が入っていると思ったら…」
85それも名無しだ:2008/12/09(火) 15:35:02 ID:qxRNT3QL
いかん、焼き芋食いたくなってきたww
86それも名無しだ:2008/12/09(火) 16:29:02 ID:USIZ0npe
焼き芋を食べれば必然ガスがたまるのだが、一番ガス問題が似合うのは…

レイナだな。なんとなく
87それも名無しだ:2008/12/09(火) 17:30:22 ID:tAub7ke+
一介の学生にすぎんゼラドがなぜグッズ化されるんだw

アオラ「お願いします会長、ニーズには最大限応えるのが自分たちのモットーなんです!」
ルナ「し、しかしだな・・・もともと私としては学生がこのような商業活動をすることを認めるのは」
アオラ「そこまで言うのなら・・・ヒソヒソ」
ルナ「なっ!?」
アオラ「どうです?」
ルナ「もっと頑丈なサラシはないのか!?」
ルル「こちらにZ.O合金製のサラシがございましてよ」
真龍「じゃあ着替えてもらうから男子は出て行ってください」


【数日後、市内某所】
アルマナ「わたくしの知らない間にルナはこのような格好をしていたのですか・・・でもカワイー!」
ルリア「姫様、鼻血が出ておられます」
アルマナ「でもあの子がよく許可したものですね」
ルル「ええ、最初は『あの頃のことは思い出しとうもない』ってお断りに。ですけどクォヴレーさまのプライベート生写真をラミネートで提供する、と言うとすぐに乗り気に」
アルマナ「な、なんですって?」
ルリア「姫様?」
アルマナ「その写真、焼き増しはできますか?」
ルル「ええ、こちらにありますわ」
アルマナ「ルリア!至急彼らに資金を!もっと重版させるのよ!」
ルリア「そんな余裕はありません」

アオラ「う〜ん」
ラッシュ「どした?」
アオラ「儲かったのは確かなんだけど、このためにクォヴレー兄ちゃんとキャクトラ先輩をストーカーしたのはまずかったかな」
ラッシュ「いいんじゃないか?会長も喜んでくれたみたいだしさ」
アオラ「そッスか・・・」
ラッシュ「どっちの写真に喜んでるのか気になるところではあるが」
88それも名無しだ:2008/12/09(火) 17:43:20 ID:KeX7Daix
>>87
きっと「キャクトラがバナナの皮でダイナミックにずっこけてる写真」を見て笑いを堪えてるんだろう>姫様

「父様のプライベート生写真」は辞書に挿んで隠してあるんだよ


アオラ「キャクトラ先輩も期待を裏切らない人だよなぁ…古典的すぎる罠を成功させるルルが凄いのかな…」
ラッシュ「まあ人生ずっこけ気味だもんな」
89それも名無しだ:2008/12/10(水) 01:00:02 ID:CiW1bypP
そういえば今日昼寝しててルアフ先生とラミア先生が夢の中に出てきた。
なんかミニ四駆について熱く語ってたな。

ルアフ「まぁ、僕は出始めの頃から素組、鑑賞、改造用のをいくつか買い集めてたけどね。
    おかげで近所の玩具から僕購入禁止の張り紙が出されちゃって」

みたいな事言ってた。
ちなみにラミア先生のは一回り大きいってゆうか明らかにラジコンだった(でも型はマグナム)

なんであんな夢みたんだろうなぁ…
90それも名無しだ:2008/12/10(水) 03:42:27 ID:KMa4ATAx
 【バランガ家】
ゼラド「お芋、お芋、おっいもーだよー」ホクホク
ルナ「ゼラドはなんでもよく食べるのぅ」
ゼラド「ルナちゃんもお芋食べなよ!」
ルナ「いや、わたしは」
イングレッタ「頻尿は頻尿らしく、芋を食べて盛大に放屁するがいいわ」
ルナ「頻尿ではないし、放屁などせぬ!」
イングレッタ「放屁しない人間なんかいるのかしら」
ルナ「小学生かっ!」
ゼラド「ルナちゃん、我慢はよくないよ!
 誰にもいわないから、ブーッとしちゃっていいよブーッて!」
ルナ「放屁などせぬ!」

ミツハル「わあ、イングレッタさんじゃないですかぁ〜!
 どうしたんですか最近お見限りだったじゃないですか」
イングレッタ「芋を食べなさい」
ミツハル「はっ、ありがたくいただきます!
 見返りは世界征服ロボとかでいいでしょうか!
 ぜひ紐緒さんのカッコして世界征服ロボを駆ってください!
 そして僕を罵ってください!」
イングレッタ「最後だけ快諾するわ」
ミツハル「ありがたき幸せぇ〜!」

ルナ「あやつの交友関係は意味が分からぬ」
ゼラド「イングレッタちゃん、けっこういろんなひとと仲良しだよ?」
ルナ「意味が分からぬ」
ゼラド「そういえばミツハルさん、いくつなんですか」
ミツハル「おやおや、年上に興味を抱く年頃かい?
 大学は出させてもらってるけど、僕は」
ゼラド「わたしたちとだいぶ歳が離れてるんですけど、いつ産まれたんですか?」
ミツハル「さあ、君らのお父さんたちが一生懸命戦争やってる影で、ポロッと産まれたんじゃないのかい?」
ルナ「戦争やってる影で、いったいなにを」
ミツハル「どうせ僕は私生児だしぃ、
 出生届にもなんかズレがあるとかいわれたことありましたしぃ」
イングレッタ「貰われ子かもね」
ミツハル「それだったらどんなに幸せでしょうか!」
91それも名無しだ:2008/12/10(水) 04:09:06 ID:F83hkhlJ
チラシ裏話だが
深夜でこの芋の流れなら言える


1ヶ月ほど前に
後輩♂が
「俺の芋食う〜?」
って後輩♀言ってた。

多分男のシンボル的なアレの隠語なつもりだったんだろう。



後輩♀は何故か解ってたのか
「いいよー……パキッ(芋真っ二つ)………半分こね?」


後輩♂はかなり痛そうにしてた。
そりゃあアレが真っ二つじゃあなぁ………
92それも名無しだ:2008/12/10(水) 09:59:06 ID:iAmDBg8m
去勢でもしてやればいいよ
93それも名無しだ:2008/12/11(木) 03:54:45 ID:RS2PD87v
 【調理室】
ゼラド「わぁぁ〜、甘い匂いがするぅ〜。
 誰かお菓子でも作ってるのかな? 作ってるのかな?」

 ガラッ
カル「あっ、バランガさん」
ゼラド「やっぱりカルくんだ。ねえねえ、お菓子作ってたの?」
カル「いえ・・・・・・っ!」

ミナト「キッスしてよハニーパァイ〜♪ あぁまいあまいキッスを♪」
ゼラド「ミナトくん、なにその踊り」
ミナト「ふふふ、カントリー娘。にコンノとフジモト、『浮気なハニーパイ』。
 実質歌ってたのはミキサマだけっていうか、
 この当時のサトダマイは本気でただのバックコーラスっていうか、
 あとなんか脚をパカパカさせる恥ずかしいダンスが特徴だ」
カル「無駄に強靱な足腰を要求されるダンスなんですっ・・・・・・!」
ゼラド「そんなパカパカしたダンスしながらパイ作っちゃったの?」
ミナト「美味いぞ?」
カル「無駄に美味しいんですっ!」
ゼラド「ほんとだ、無駄に美味しい」
カル「いったい、いったい俺がいままでお菓子作りに捧げてきた時間はなんだったというのでしょうかっ!」
 がしっ!
ゼラド「落ち着いてカルくんっ!
 抱きつかれたりなんかしたら、わたし困るよぉ〜!」

 がらっ
アイミ「あ」
ゼラド「え」
カル「あ」

アイミ「ごっ、ゴメン、わたし、そんな、邪魔するつもりじゃ・・・・・・っ!
 その、ゼラドとカルくんがそうだったなんて、全然知らなくて」
ゼラド「えぇ〜!?」
アイミ「よ、よかったねカルくん。
 ゼラドは、ちょっと大食らいだけどカワイイし甘いもの好きだし、
 わたし、友達として嬉しいよ」
カル「あっ、アイミさん、これはっ!」

ミナト「何度かマジの悔し涙〜♪」
ゼラド「なんでミナトくんは思いっきり外野みたいな顔してるのっ!」
ミナト「え、だって外野だもん」
カル「お前のバカーっ!」
94それも名無しだ:2008/12/11(木) 18:09:16 ID:ocutvyP6
アイミwwwww不幸すぎるwwww

ゼラドとの友達関係がギクシャクしそうだが何故か
達観してる虚乳の汁の人の助言で丸く収まりそうだな
95それも名無しだ:2008/12/11(木) 23:35:18 ID:AzhParQd
マキネはベッキーっぽいと、今日思った
96それも名無しだ:2008/12/12(金) 11:47:38 ID:f+jtRglE
>>95
その心は?
97それも名無しだ:2008/12/12(金) 16:58:44 ID:J6Xsp++v
元気の押し売り
説明じじい

って元猿岩石の有吉が言ってた
そういえばヴィレアム最近解説しないな
やる気あんのか父親の跡継ぐ気あんのか
98それも名無しだ:2008/12/13(土) 01:47:56 ID:dSHldYFW
ヴィレアム「最近も何も俺は解説なんてほとんどした覚えはないぞ!?」
レイナ「どっちかていうと当事者だしねあんた。しかも巻き込まれ型の」
ヴィレアム「俺は普通の学生でいいんだけどな…」
レイナ「じゃあ学生らしいことしましょ?」
ヴィレアム「なんだそれ?」
レイナ「学校新聞の取材よ!クリスマス向けデートスポットの特集記事用の取材!」
ヴィレアム「なあ、ひとつ気づいたんだが」
レイナ「な、なによ」
ヴィレアム「毎年やってないかそれ?しかもクリスマスギリギリに」
レイナ「…いいから黙って付き合いなさいよ!」
ヴィレアム「わかったよ…」
99それも名無しだ:2008/12/13(土) 20:22:33 ID:lrH48+tv
毎年毎年レイナはほんとかわいいなぁ
100それも名無しだ:2008/12/13(土) 21:37:52 ID:s0Phfl8C
俺の嫁なんだからかわいくて当たり前だろ
101それも名無しだ:2008/12/14(日) 00:37:03 ID:zIvMTHU1
>>100はコナン&金田一の被害者になるに違いない
102それも名無しだ:2008/12/14(日) 00:40:20 ID:NcHrgA9U
ルアフ「ヤダヤダ〜!レイナはお嫁になんか行かないもん!ずっと僕のそばにいるんだから〜!」
103それも名無しだ:2008/12/14(日) 01:47:46 ID:RW7iGAbn
じゃあ俺ルアフと結婚する
104それも名無しだ:2008/12/14(日) 02:17:22 ID:lOuolgUL
OG町の親父は娘を嫁に行かせたがらないやつばっかだな

リュウセイ「やっぱ寂しいもんなぁ…でも好きだって奴がいるんなら認めてやるのも父親の務めっていうかさ」
クォヴレー「………」
イングラム『………』
アラド「(好きな奴候補ナンバーワンが隣でなんともいえない顔してる奴だしなぁ)」
ゼンガー「(嫁の貰い手があるのだろうか)」
キョウスケ「(嫁の貰い手あるんだろうか)」
ユウキ「(嫁の(ry)」
トロンベ「(そもそも嫁だろうか婿だろうか)」
105それも名無しだ:2008/12/14(日) 02:27:03 ID:NOFU29BJ
いや久保やイングラムの場合認めたら下手すると近親s(無限光&無限筒
106それも名無しだ:2008/12/14(日) 02:47:38 ID:lOuolgUL
久保はともかくイングラムはどうなんだろうか

そういえば前に出てきた「グレちゃんの一番大切な存在」はイングラムだったが
107それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:26:41 ID:luVJ1HgY
 【教室】
ゼラド「だから、アイミちゃぁ〜ん、誤解なんだってば〜」
アイミ「恥ずかしがることないよ。
 カルくんいいひとなのに全然カノジョできないから、わたしちょっと心配してたんだ。
 ゼラドだったらお似合いだよ」
ゼラド「だからぁ〜!」
マキネ「うん、まあさ、カルはイイやつだよ?」
ゼラド「いいひとなのは知ってるけどぉ〜!」
レイナ「お菓子作りも美味いし」
ゼラド「なんで、みんなしてちょっとわたしとカルくんくっつけようとしてるのぉ〜!?」
クリハ「案外悪くないかもよ」
ゼラド「だからぁ〜!」

ヴィレアム「ゼラドたちは、なに騒いでるんだ?」
キャクトラ「なんでも、軽くテンパったカル殿がうっかりゼラド殿に抱きついてしまったところを、
 アイミ殿が目撃してしまい、話がこじれてしまっているらしい」
ヴィレアム「なんだって! ゼラドを、抱き・・・・・・っ!?」

 【グラウンド】
ヴィレアム「俺と勝負しろ!」
カル「ですから、誤解だと」
キャクトラ「友よ、みな誤解だと薄々わかっているぞ友よ」
ヴィレアム「たとえ誤解でも、ゼラドをっ、そのっ、抱き、抱きっ・・・・・・、
 バカーっ!」
キャクトラ「友よ、少々がっかりしたぞ友よ」
カル「だから、申し訳なかったと」
ヴィレアム「構えろ、カル!」

ルナ「なにをやっておるのだ、お主たちは!」
カル「あ、生徒会長」
ルナ「キャクトラ! お主が着いていながらなんという様だ!」
キャクトラ「は、しかし姫さま、これは友が妙に盛り上がっているだけで」
ヴィレアム「口を出さないでくれ! これは男と男の!」
カル「ほんと、どうにかしてください」
ルナ「わかった! 男と男というのなら、正々堂々と決着を着けい!」
カル「あぁ、俺はどうしてあのときあんなことを」
108それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:28:23 ID:luVJ1HgY
 【特設会場】
 パーン パーン パーン
トウキ「はい、始まりました。
 恐ろしく取って付けたようなOG学園格闘大会。
 あまりの取って付けた感に、観客席もまったく埋まっておりません!
 私、解説のトウキ・カノウです!」
ラーナ「え、わたし今回司会なんですか?」
トウキ「だって君、格闘技の知識なんてないだろ?」
ラーナ「ええ、はい。格闘技とか興味ないです。
 筋肉マッチョとかちょっとキモいです」
トウキ「俺はカラテを始め、格闘技のことはひと通り知ってるから、解説なの」
ラーナ「むしろ、なんで自分で出場しなかったんですか?」
トウキ「だって、カラテ使いが二人もいると、なんかダレるからって運営側が」
ラーナ「世知辛いですね」

 【1回戦 第1試合 ヴィレアムvsカル】
ラーナ「いいんですか、発端のひとたちがこんな初っぱなの試合で」
トウキ「武器さえ使わなければ、あとはなにをやってもいいよというザルルール!
 いいから、ちゃっちゃとやっちゃってください!」

 カーン!
カル「どうしてこんなことに」
ヴィレアム「負けないぞっ!」

トウキ「え〜、ふたりとも、前にちょっとテコンドーをやったくらいで、
 格闘技の類を専門に学んだことはないようです!」
ラーナ「手元の資料によると、カル・ノールバックさんは
 ひと頃なにかの強化選手として海外に行っていたそうです。
 そうすると、運動神経自体はかなりいいんですよね」
トウキ「一方ヴィレアム・イェーガーは、自分ちの隣りに居候してる
 クォヴレー・ゴードンさんに何度も組み手を挑んでは負かされるということを
 もう何年間も続けているていたらくです!」
ラーナ「何年も負け続けているのなら、なぜ格闘技を学ぼうとしなかったんでしょう」
トウキ「そこらへんは理解に苦しみます!」

 ビッ ビッ ビッ
ヴィレアム「悪いがそちらの勝ち星をいただく!」
カル「・・・・・・くっ!」

ラーナ「ただいま1分経過。
 ヴィレアム選手、カル選手の攻撃をすべて紙一重で避けていますが」
トウキ「しかしですね、格闘技は全身競技なので、
 3分1ラウンド1本勝負といっても、ものすごく体力を使うんです」
ラーナ「スタミナが必要だということですね」

ヴィレアム「・・・・・・くっ!」
カル「ヴィレアムさんの脚がもつれてきた?」
109それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:29:54 ID:luVJ1HgY
ラーナ「2分経過です」
トウキ「カル選手は強化選手にも選ばれるほどのスポーツマン、
 対するヴィレアムは、竜巻亭でバイトしてたりしていなかったりと、
 わりとダラダラした生活を送っています!」
ラーナ「3分経過、はいそれまでです」

 カンカンカーン!
ラーナ「カル選手の優勢勝ちです」
トウキ「カルとヴィレアムでは普段の運動量が違います。
 加えて、避けてばっかりというのは審判の心証を損ねます。
 こうなることは、なんとなくわかっていました!」
ラーナ「発端になったひとたちの試合が、こんなあっさりした感じでいいんですか?」
トウキ「格闘技の試合なんて、案外こんなものです!」

 【1回戦 第2試合 ゼフィアvsミナト】
ゼフィア「ぬぅん」

ラーナ「きゃあ」
トウキ「さすがはゼフィア先輩です!
 女子中学生が正視できないほどの筋肉です!」
ラーナ「相手は、なんかキモいアイドルオタクのひと。
 これ、勝負は見えてるんじゃないですか?」
トウキ「いえ、この試合、ルール無用とはいえ武器の使用は禁止ですので」

 カーン!
ミナト「せぁぁっ!」
ゼフィア「ぬっ!?」
 ビシッ! ビシッ! ビシッビシッ!

ラーナ「あれ、あれあれ?
 ゼフィア選手、打たれっぱなしです。
 なんですか、あれ。あの筋肉は見かけ倒しですか」
トウキ「ああ、いえ、この場合、単に剣道とカラテの相性の問題です。
 ゼフィア選手は本来剣道のひとなので、
 日頃の稽古が仇となって、背筋がこう、ピンと伸びて身体が正面に向いてしまうんですね。
 この姿勢は柔軟な突きや蹴りを繰り出すには適していません!
 対するミナト選手は打撃格闘の専門家!
 竹刀がない剣術家なんていいカモです!
 水月、肺中、村雨、月影、脇陰、松風、尺沢と、
 人体急所を的確に打っていきます!」

ミナト「パーパパラっの、あちゃぁ〜っ!」
ゼフィア「ぐうぅっ・・・・・・!」
110それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:31:39 ID:luVJ1HgY
 カンカンカーン!
ラーナ「あれ、勝っちゃいましたよ」
トウキ「まあ勝って当然ていうか、どうせ剣道だったらゼフィア先輩が普通に勝つだろうからな。
 それはいいんだけど、おい、ミナト、ちょっと来い」
ミナト「なんだよ、勝っただろ」
トウキ「勝って当たり前だバカ、こっちに有利な条件だったんだから。
 それより、なんだ、最後のあれ」
ミナト「え、『ハッピーサマーウェディング』のときヤグッチがやってたアチャー」
トウキ「この際かけ声はどうでもいい!
 あれ、中国拳法の二起脚じゃねえか!
 お前カラテ屋だろ、なんでカラテを使わねえっ!?」
ミナト「だって、タカダヒカリちゃんが
 『殺陣の参考にしたいから中国拳法教えてください』
 って訪ねてきたときにカラテしか使えねえのは困るだろ?」
ラーナ「なにをいっているんですか、このひとは」
トウキ「俺がなんのために解説役引き受けたと思ってるんだよ。
 お前さぁ、お願い、道歩いてるとき石投げられてくんねえ!?」

 【1回戦 第3試合 キャクトラvsハザリア】
ラーナ「え?」
トウキ「いや、信じられないけど何故かエントリーしてるんだよ、ハザリアが」
ラーナ「あのひとは、格闘技なんかできるんですか?」
トウキ「えー、エントリーシートによりますと、
 『最近思い出したんだが、俺はルナの武術の好敵手だったらしい』ということです」
ラーナ「らしいとかいってる時点で、本人も忘れてたんじゃないですか」
トウキ「正直、あいつが武術とか格闘技とかやってるとこなんて見たことがありません」
ラーナ「仮にやってたとしても、女性とライバルだったとかいっているあたりで、大したことないんじゃないでしょうか」
トウキ「おそらく大したことないんでしょう!」
ラーナ「えーと、双方、すでに構えています。
 あれ、あのひとたちサウスポーでしたっけ?」
トウキ「ああ、ああいう極端な右半身は、実戦的な古流武術のセオリーですね。
 理屈は単純で、心臓は左にあるから少しでも相手より遠くに置こうとしているんです。
 それから、より筋力のある利き腕を相手の近くにしているんです」
ラーナ「一応、二人は同門ということになるんでしょうか」
トウキ「身長、及びリーチはハザリア選手が少し上。
 ほか、筋力、基礎体力、根気、ひととしてのなにかはすべてキャクトラ選手が勝っています」
ラーナ「勝負は目に見えているんですけれど」

キャクトラ「なにを考えているんですか、あなたは」
ハザリア「ま、ま、たまには汗を流そうとな」
 カーン
111それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:33:33 ID:luVJ1HgY
ラーナ「開始ゴング直後、ハザリア選手右の手の平を開いてキャクトラ選手の顔面を打ちます」
トウキ「手首のスナップで指を叩きつける目つぶしですね。
 ハザリア選手、ルール無用なのをいいことにえげつない!」
ラーナ「間髪入れずに右腕を振りまわして、えっと」
トウキ「金的打ちですね」
ラーナ「卑怯にも程があるんですけど」
トウキ「いやいや、金的打ちっていうのは案外高度な技術なんです。
 ええと、こういうの、女子中学生相手に解説していいのかな」
ラーナ「ヘンに気を遣うと逆にやらしいから、さっさとしてください」
トウキ「ええ、男性は常時急所をぶら下げているので、本能的に守るようにできているんです。
 金的蹴りなんて、実際はほとんど当たりません。
 脚より精密に動く腕を使って打つっていうのは、理にかなっているわけですね」
ラーナ「あれ、でも」

ハザリア「悪いな。俺は勝てるケンカしかするつもりはないのだ」
キャクトラ「いうことはそれで終わりですか」
 ガンッ ガンッ

ラーナ「スネへの鋭い蹴り2発、ハザリア選手あっさりくずれおちます」
トウキ「キャクトラ選手、金的打ちがまったく効いていないようです。
 沖縄唐手のコツカケなどを使うまでもなく、人間高度な集中状態では金的が極端に縮み上がるようにできています。
 たとえば戦闘機のパイロットなんかはもう、ほとんどなくなってる状態になるといわれています。
 ようするに、集中法を身に付けている相手に金的打ちは大して効かないんです!」

 【1回戦 第4試合 タカヤvsランディ】
トウキ「えー、1回戦最終試合、赤コーナー、無差別格闘アンドー流ランディ1/2」
ランディ「ボクシングだよボクシング! 俺の父親アマチュアボクシングのチャンピオン!」
ラーナ「でも、ボクシンググローブじゃないんですね」
トウキ「ボクシンググローブっていうのは防具であると同時に武器なんです。
 脳震盪を起こしやすいようにできてるんですね。
 KOがポンポン出たほうが観客が喜ぶからです。
 ボクシングがいかにショウに特化した格闘技なのかわかります!
 今回はそういんじゃないので、総合なんかで使うパンチグローブを使ってもらっています」

 カーン!
ランディ「やあぁっ!」

ラーナ「開始一番、ランディ1/2選手怒濤の火中天津甘栗拳です」
ランディ「ただのジャブだよ!」
トウキ「ランディ1/2選手、すでに髪が赤くなっていますが、大丈夫なんでしょうか」
ラーナ「ああ、ユウカさんなら今日ハナから学校来ていません」

タカヤ「えやぁっ!」

ラーナ「タカヤ選手、右の前蹴りから軸足を浮き上がらせて、上段への2段蹴り。
 あれ、なんですかこの動き」
トウキ「あ、テコンドーのトゥーボン・トルリョチャギと呼ばれる二段蹴りですね。
 手元のエントリーシートによると、
 『前にやったテコンドーがなんか気に入って、折を見て練習してたんだ』だそうです」
ラーナ「それはそうと、試合中もわたしたち喋りすぎじゃないでしょうか」
トウキ「だってあいつらに任せとくと、『せやぁ』とかズガッバシッの連続になってしまうから!」
112それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:34:39 ID:luVJ1HgY
タカヤ「せやぁっ!」
 スガッバシッ! スガッバシッ!

トウキ「タカヤ、怒濤のトルリョチャギ連打!」
ラーナ「ランディ1/2選手、渦巻き状のステップを踏みつつ、飛龍昇天破です」
ランディ「アッパーカットだよ!」
タカヤ「えいっ!」
 ばこんっ

 カンカンカーン!
トウキ「ネリチャギ一閃! ランディ1/2選手、ダウーン!」
ラーナ「ダメじゃないですか。
 ちゃんと、人差し指と小指をピンと立てた高橋留美子作品独特の倒れ方をしてください」
ランディ「横からちょいちょい『らんま1/2』ネタでいじるのやめろ!」

 【2回戦 第1試合 カルvsミナト】
カル「ようやく、お前と決着を着けるときが来た!」
ミナト「うんまあ、よろしく頼むわ」

 カーン!
ラーナ「カル選手、ゴング直後から猛ラッシュです!」
トウキ「カル選手っていうのは昔から温厚なやつなんですけど、
 ミナト相手にはああなんですね」
ラーナ「でも、カル選手は格闘技が専門ていうわけじゃないんですよね」
トウキ「まあ、日ごろの運動量ではカル選手が上まわっていると思いますが」

 ピッ
ヒューゴ「待て」

ラーナ「いままで、いないようでいて実はいた審判のヒューゴ先生から『待て』が入ります」
トウキ「あ、指導ですね。
 異様なまでに消極的な攻めをしていたミナト選手、ここで教育的指導です。
 なにやってんだ、あいつは!」

 カンカンカーン!
ラーナ「制限時間いっぱい、カル選手の優勢勝ちです」
トウキ「ほんとなにやってるんだお前はぁっ!」

カル「俺をバカにしているのか、ミナト!」
ミナト「や、だってさ、俺が勝ったって誰も喜ばないだろ」
カル「は?」
ミナト「わかってるぜ。アイミに、カッコいいとこ見せてやれよ」
カル「あのなぁっ!」
トウキ「なぜ読まなくていいときに読んじゃいけない空気を読む、ミナトぉっ!」
113それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:35:55 ID:luVJ1HgY
 【2回戦 第2試合 キャクトラvsタカヤ】
トウキ「ええと、なんかもう凄くテンションが上がりませんが」
ラーナ「あ、キャクトラ選手、タカヤ選手の蹴り技をつかんで、持ち上げます」
トウキ「キャクトラ選手、そのままバックドロップ気味にタカヤ選手を投げ落とし、
 腕ひしぎに移行します!」
ラーナ「タカヤ選手、関節技が決まる前に、力任せに腕を引っこ抜きます」
トウキ「キャクトラ選手が起き上がるより前にネリチャギ!」
ラーナ「なんか、ムダに高度なことやってるんですけど」
トウキ「ムダとかいわないでください!
 けっこう凄いことやっています!」
ラーナ「でも格闘技とかよくわかんないので、『あ、なんかいろいろやってる』くらいの感想しか出てきません」
トウキ「司会席でものすごい温度差が発生しています!」

キャクトラ「やりますね」
タカヤ「ふふ、ちょっと楽しいよ」

トウキ「タカヤ選手、距離を取ってトラ・ヨプチャチルギーっ!」
ラーナ「跳び後ろ回し蹴りっていってください、わかりにくいから」
トウキ「キャクトラ選手、ガードを固めて、ふたたび腕ひしぎに入ろうとする!
 タカヤ選手逆らう!
 キャクトラ選手、長い脚を動かし、タカヤ選手の首を捕らえるっ!
 三角締めっ! ガッチリと入っています、これは外せないーっ!」
ラーナ「なんか、人体がぐにぐに動いて若干キモいです」
トウキ「司会席、気まずいカップルみたいになっていますーっ!」
ラーナ「カノジョさん向こうにいるんだから、妙なこといわないでください」

 カンカンカーン!
トウキ「ここでゴング! 勝者、キャクトラーっ!」
ラーナ「すでに飽きてきました」

 【決勝戦 カルvsキャクトラ】
カル「ええと」
キャクトラ「ま、その、正々堂々戦いましょう」

ラーナ「なんでしょう、この地味な取り合わせは」
トウキ「盛り上がりません! 不安になるほど盛り上がりません!」
ラーナ「え、えと、どうしましょう。わたし、上までなら脱げますけど」
トウキ「児童ポルノ法に触れそうなうろたえ方をしないでください!」
114それも名無しだ:2008/12/14(日) 04:37:36 ID:luVJ1HgY
 ザワザワ
レイナ「あのさ、あんたほんと、格闘技向いてないんじゃないの?」
ヴィレアム「うるさいようるさいよ! 俺だって頑張ってるよ!」
レイナ「だってあんた、日常的に格闘技のレッスンしてるわけじゃないじゃない。
 なんでクォヴレーさんに格闘で勝とうなんて考えちゃったの?」
ヴィレアム「男には、引っ込みのつかないときがあるんだよ!」
レイナ「まずさ、ロードワークから始めましょうよ、あたしも付き合うから」

ゼフィア「・・・・・・まだ、修行が足りんっ!」
ミナト「そんな気にしないでくださいよ。剣道だったらゼフィア先輩が勝つに決まってるんすから」
ゼフィア「これで武芸十八般を極めるなど、夢のまた夢っ!」
ミナト「え、そんなこと考えてたんすか?
 無理に決まってるじゃないっすか、競技ごとに身体の使い方違うんすから」
ゼフィア「そこであきらめるのがお前のダメなところだ!」
ミナト「そういえばゼフィア先輩、武芸十八般って、鉄砲術も入ってるんすよ」
ゼフィア「道は・・・・・・、まだ遠い」
ミナト「妙なポリシー捨てたらどうっすか」

マリ「この卑怯者」
ハザリア「正直、本星で武術の稽古とかしているとき、
 どうやってトンズラしようかとばかり考えていた」
マリ「たまには身体をつかうことをしようよ!」
ハザリア「肉体労働とか、大嫌いだ」
タカヤ「俺は、けっこう好きだけどな」
ハザリア「だから、貴様は若干左がかっている!」

マキネ「なんであそこで狼牙襲背態をやんないのさ」
ランディ「だから、俺無差別格闘なんか納めてねえよ」
マキネ「でもいま、猛虎落地勢やってるじゃん」
ランディ「うなだれてんだよ!」
マキネ「そういやさ、リンかけってあれ、一応アマチュアボクシングの試合だよね」
ランディ「そんなこと誰も気にしてねえよ!」

ラーナ「会場、すでに『あー終わった終わった』ムードが漂っています」
トウキ「リング上では、キャクトラとカルがなんかいろいろやっています」
ラーナ「とうとう解説役が解説を放棄しました」

ルナ「キャクトラー、頑張れ、頑張るのだぞー!」
ゼラド「キャクトラくん、がんばってー!」
アイミ「えっと、カルくーん!」

ラーナ「パラパラと送られる声援が、逆にもの悲しい感じになっています」
トウキ「ラミア先生、椅子を片付けるのやめてください。
 せめて最後まで見てあげてください!」
スレイチェル「打ち上げの人数なのだが」
ラーナ「あ、開始時刻は」
トウキ「打ち上げの打ち合わせをするのをやめてください!」
ラーナ「あ、時間です。キャクトラ選手の優勢勝ちです。
 優勝、キャクトラ選手ー」
 かんかんかーん

キャクトラ「なんでしょう、この、ムダな体力を使った感は」
カル「本当に、なぜこのようなことに」
115それも名無しだ:2008/12/14(日) 14:20:39 ID:QwxkNoYH
ディス「ふぅ、お昼の家事も済んだしお出かけのアオラちゃんに頼まれた00録画予約してお昼寝しますか」
ガンスレ「だぶるおーだぶるおー!」
ディス「私もたまにアオラちゃんと一緒に見るけど結構面白いわよね?」
ガンスレ「おもしろいー!」
久保「所で知っているか?0ジュデッカでアイン、00ジュデッカでアインソフ、
0ライザーと合体して000でアインソフオウル…つまりお前の最強兵装と元ネタは同じだ」
ディス「へー、そうなんですかぁ……ハッ!!」

私のディスレヴとアストラ兄のティプラーを両肩に装備でツインドライブ化!
更に支援機と合体で全てのアストラナガンを超越した存在に!!

ディス「という強化プランを提案します!!」
久保「…それやるとお前顔半分と左腕吹っ飛ばされた後、ディスレヴ取り出されて廃棄処分だぞ」
ディス「ご主人の鬼悪魔王!銃神ディスー!!」
久保「鬼から先は全部お前の事だろ」
116それも名無しだ:2008/12/14(日) 17:56:22 ID:nHeiTTTN
誰とドッキングするつもりだ?
いや言い方が悪かったな・・・
誰と合体するつもりだい?
117それも名無しだ:2008/12/14(日) 18:26:46 ID:TMv6UC/B
>>108-114

なんかもう色々笑った
GJ

>>116
R-GUNリヴァーレあたりじゃね?
てか、そのプランだとアストラ兄さんもティプラー抜かれて廃棄か?
118それも名無しだ:2008/12/14(日) 22:35:18 ID:/dEqMcOm
>>107-114
なんかもうミナトがダメすぎるwwww

>>115
こんだけ因子が不足で出れなかったんだしOGではまさかの
悪魔合体して出てくるかもなディス姉
119それも名無しだ:2008/12/14(日) 23:26:03 ID:PkVGMwdQ
GJ、それにしてもなんで格闘大会になってんだwww しかも発端のビレアム初戦でまけてるしみんなグダグダになってるしww
120それも名無しだ:2008/12/15(月) 15:17:24 ID:H9qHIjG+
らぶらぶ
121それも名無しだ:2008/12/15(月) 22:25:25 ID:jhM9Yosz
>>114
キャクトラとハザリアが同じ構え、という描写にちょっと燃えてしまったのも私だ

もうちょい粘れよハザリアもゼフィアもw
ラン姉泣くぞw

ヴィレアムは予知能力と久保に倒され慣れてるから回避は出来そうではあるのにな
122それも名無しだ:2008/12/15(月) 22:51:19 ID:P3fudK25
不良A「てめぇ、この!」
ガスッ
ヴィレアム「っ!!…って痛くない?」
キャクトラ「おそらく久保さんに倒され慣れした事で痛みへの耐性ができてしまったのだろう」
マキネ「だめだよ!そんなランディのアイデンティティをとっちゃ」
ランディ「だからいちいちらんま1/2ネタを絡めるなと言っているだろう!!」
123それも名無しだ:2008/12/16(火) 07:56:49 ID:AA7gmjXx
アイミ「ダメだな、わたし。
 ちょっと考えれば誤解だってわかるのに。
 それであんなわけのわかんない格闘大会騒ぎにまで発展して、
 しかもあんな残念な終わり方して。
 わたし、このままじゃいけないよね。
 もっとこう、自分から行かないと」

 【商店街】
ミナト「ケーキの予約受け付けてまーす」
アイミ「あっ、ミナト」
ミナト「よぉ、ケーキ買ってかね?」
アイミ「み、ミナトはバイト?」
ミナト「ああ、『お前どうせクリスマスまで暇だろ』とかいわれて、
 がっつりシフト入れられちゃってさ」
アイミ「あ、あの・・・・・・」

アイミ(自分から・・・・・・、自分からっ・・・・・・!
 アイミ、ガンバ、チャチャチャ! 略してアバチャ!)

アイミ「わっ、わたしもできるかな、バイト!」
ミナト「え、でもお前、陸上部なのか水泳部なのかイマイチわかんねえ部活は大丈夫なのか?」
アイミ「大丈夫だよ、陸上部なのか水泳部なのかイマイチわかんないし!」
ミナト「お前、なんかあったのか?」
アイミ「え」
ミナト「なんか、やけっぱちみたいな顔してる」
アイミ「そんなこと」
ミナト「隠すなよ、わかってるって」
アイミ「え、まさか」
ミナト「カルと上手くいってないんだろ?」
アイミ「・・・・・・うん、たしかに上手くいってないことはいってないんだけど」
ミナト「あいつはほんとしょうがねえな!」
アイミ「うん・・・・・・、ほんと、なんか、しょうもないよね」

アイミ(このひとは、ひょっとして自分が好かれるっていう可能性を考えられないのかも知れない)
124それも名無しだ:2008/12/16(火) 22:40:46 ID:072uHnnG
アバ茶はらめぇww

まぁ、俺はこのスレの女性陣のアバ茶なら嬉々として飲み干しますがね
125それも名無しだ:2008/12/16(火) 23:30:57 ID:hCO7DOPQ
>>121
回避しまくった結果判定負けた模様ですぜべーやんはw
>>123
なぜか略してアバ茶ww そしてミナトはなぜにこう変に鋭くそして鈍いんだw つうか自分でキモオタだって自覚あるだろこいつ、と言うよりあえてキモオタを演じてるようにすら俺には幻視できたんだがw
ともかくアイミかわいいな。
126それも名無しだ:2008/12/16(火) 23:58:04 ID:FfqZqHpw
ハザリア「さて、一年ももう残り少ない」
ルル「ええ、そうですわね、兄上」
ハザリア「では、今年の目標を決めるか」
ルル「まあ兄上、毎年毎年、年の瀬が迫ってからその年の目標を決めるのをやめてくださいまし!」
ハザリア「黙れ、黙れよ!
 目標など、1月に決めようが6月に決めようが、どうせひと月もすれば忘れているものだから、
 もういっそ12月に決めるほうが効率的だろうが!」
ルル「まあ兄上! いったいなにが効率的なのでしょうか」
ハザリア「さて、ではなんにしようか。
 なるべく1月足らずで実行可能なものがよい」
ルル「まあ兄上、それはもはや目標でもなんでもなく、
 『近いうちにやっておこうかな』的な思いつきではないでしょうか」
ハザリア「俺の方でやりたいというモチベーションが上がらんと意味がないからな」
ルル「兄上、兄上は根本的に一年の目標というものを勘違いしていると思いますわ」
ハザリア「おお、そうだ! 貴様とバランガ弟を別れさせよう!」
ルル「ま、兄上、いやですわ!
 わたくしたち、そんな、まだ、別れるとか別れないとか、そんな関係では」
ハザリア「なに、貴様らまさか、付き合っておらぬのかっ!?」

 【バランガ家】
ハザリア「貴様はいったいなにを考えておるのだ!
 付き合うなら付き合う! 付き合わないのなら付き合わない!
 男としての責任を果たさぬか!」
アオラ「うわぁ、どの口がいってるんすか、それ」
ハザリア「もう、いいから! ちょっと一瞬付き合ってしまえ!
 年内に別れさせてやるから!」
アオラ「いったいなにがしたいんすか」
127それも名無しだ:2008/12/17(水) 01:21:46 ID:gKx36aJm
マリ「バランガくん、ちょっと来ようかな?かな?」
ハザリア「ちなみにマリは今、新春公開予定の『念動力のなく頃に』の稽古中だ。もちろん役作りは完璧!」
アオラ「結局マリ先輩はハザリア先輩の何になりたいんだぁぁ〜………」ズルズル


ルル「はっ!?新作タイトルが思い浮かびましたわ!その名も『鉈とババシャツとタカヤ』!」
真龍「………完全にパチモン臭いですね」
ラッシュ「おいおい、鉈は模造品の刃引きしてある奴に変えてあるが、一応助けに行くぞ」
真龍「あら準備が良いじゃないですか」
ラッシュ「新ジャンル『裏方』だからな、俺は」
ルル「ニュー速VIP!?」
128それも名無しだ:2008/12/17(水) 15:31:37 ID:WhG6Lqjk
裁縫が出来そうなのはだれだろう
ルルはコスプレ衣装縫うから出来そう
ユウカは制服改造したりする

ゼラドは全然出来なさそうだ。久保がやってくれるだろうし

タカヤは穴あいた靴下とかめっさ縫う

タカヤ「レタスさん、パンスト電線しちゃってるよ」
レタス「あら、本当に」
タカヤ「貸しなよ。縫ってあげるから」
レタス「初めて見ましてよ、パンストを縫おうとする方!」
129それも名無しだ:2008/12/17(水) 16:44:27 ID:5hlk2/ed
>>128
ゼフィアあたりはできそうだ。
スレイチェル「すまんがこのレースのほつれ、なんとかならんか」
ゼフィア「……俺は知らんぞ」
スレイチェル「むー。針に糸が通らない。むー。糸通し糸通し。
むー。この糸をこーして、あーして」
ゼフィア「……」
スレイチェル「むー。糸をこーして、切って、
 むー?止める玉がつくれない。
 こーだったか?」
ゼフィア「……」
スレイチェル「むー。ほつれが大きくなってしまった」
ゼフィア「ああああああ貸せ鬱陶しい!
 ほら、こんなもんすぐにできるだろうが!
 人の端くれならこの程度できるようになっておけ!」

ゼラド「スレイチェル先輩って、天才技能もちじゃなかった?」
アオラ「天才技能もちだからだと思うよ」
130それも名無しだ:2008/12/17(水) 18:16:29 ID:CTskc+OB
構ってもらいたがるスレイチェル可愛いなww
131それも名無しだ:2008/12/17(水) 18:45:36 ID:us0MLHuf
策士か!>ヴィルベル
132それも名無しだ:2008/12/18(木) 01:24:47 ID:qK2zohcf
ゼフィアに「寂しい者同士フランクにクリスマスを祝うか」とか言われたらどう思うんだろうなw>スレイチェル
133それも名無しだ:2008/12/18(木) 02:11:11 ID:ncAr0dUO
 【竜巻亭】
ミツハル「いやぁ! スレイチェルくん、
 クリスマスも近い今日この頃、ぶーたれてるかーい?」
スレイチェル「失せろ」
ミツハル「いやぁ、はっはっはっはっは、
 僕なんか昨日から23日まで、びっしりデートの予定が入っててねえ!
 なんか、かたじけないねえ」
スレイチェル「24日と25日はどうした」
ミツハル「あ、なんか、どの子も親孝行でね。
 家族と過ごすって」
スレイチェル「お前のようなのがいるから、世間を舐めたバカ女が消えないのだ」
ミツハル「ヤダなあ、スレイチェルくん。
 異性に賢さなんか求めちゃいけないよ」
スレイチェル「お前はつくづく最低だな」

アイミ「クリスマス、ですか」
ミツハル「おやアイミちゃん、どうしたんだい、たそがれて」
アイミ「ミナトのことなんですけれど」
ミツハル「え、まだ見限ってなかったの?」
スレイチェル「不思議なことに、まだ見限っていないのだ」
アイミ「どうも、ミナトは顔見知りをそういうふうに見られないタイプらしくて」
ミツハル「ああ、合コンとかじゃないとカノジョ作れないタイプ」
アイミ「わたし、もう一度ミナトと知り合うところからやり直したい」
スレイチェル「むしろ、知り合ってからの記憶をなかったことにして、
 今後の人生を送った方が幸せになれると思うぞ」
ミツハル「よしよし、この、主に金銭面で頼りになるお兄ちゃんに任せたまえ」
スレイチェル「アイミ、聞く耳を持ってはいかん」
ミツハル「この住所に行ってごらん?
 きっとキミを新しいキミに変えてくれるから」
アイミ「ここって」
ミツハル「ああ、うちのプロダクションで使ってる整形科医」
 ばこんっ!
スレイチェル「お前、出禁だ!」
134それも名無しだ:2008/12/18(木) 03:01:53 ID:BX9663H5
 【無人の教室】
レタス「それで、パンストを脱げと?
 あなたの目の前で? 腰をくねらせながら?」
タカヤ「別に目の前じゃなくていいし、くねらせる必要は全然ないよ」
レタス「脱がせてどうするおつもりなのでしてっ?」
タカヤ「だから、縫うんだよ」
レタス「パンストを縫うひとだなんて、聞いたこともなくってよ!」
タカヤ「え、縫わない?」
レタス「縫いません!
 やはりあなた、言葉巧みにパンストを脱がしたいだけなんですのね!
タカヤ「パンストなんてそんな、家のそこら中に転がってるものだから、
 別にヘンな気なんか起こらないよ」
レタス「そこらじゅうにパンストが転がっている家というのも、いかがなものですの?」
タカヤ「だって、いくらいっても片付けないから」
レタス「どうしょうもないんですのね、あなたのお姉さま方は」
タカヤ「一番散らかしてるのは母さんなんだけど」
レタス「本当にどうしようもないじゃないですの!」
タカヤ「脱ぐのがイヤならそのままで大丈夫だよ、できるから」
レタス「あっ、なにを」

 タカヤさんがわたくの前で跪いてポケットからソーイングセットを出します。
 パンストがきゅっと引っ張られて、わたくしの腿を軽く締め付けますの。
 殿方にしては繊細な、しかし女のそれよりも体温の高い指がひらひらと器用に動き始めました。
 どうしてでしょう。
 ここで「わたくしの脚をお舐め」と命令してみたらどんなことになるか。
 わたくしの頭はそんなことでいっぱいになるのです。

レタス「横からなにをいっていますの!?」
ラーナ「え、舐めさせないんですか?」
レタス「舐めさせません!」

 【保健室】
ユウカ「ネ、あんた、上着のボタン取れかかってるよ」
キャクトラ「あ、これはどうも、家に帰ったら直さねば」
ユウカ「ちょっと見せて。やったげるから」
キャクトラ「いえ、そのようなことをしていただくわけには」
ユウカ「脱がなくていいから、そこに突っ立って。
 ハイ、動かないで。すぐにフィニッシュするから」
 チクチク

 【ドアの陰】
ルナ「なにをやっておるのだ、あやつは!」
ハザリア「それはもう、いかがわいいことだろう。
 いかがわしいことに決まっておる」
ルナ「なな、なにをいうかっ!?」
135それも名無しだ:2008/12/18(木) 03:35:06 ID:qK2zohcf
ならば!

ヴィレアム「………」
レイナ「うわ、今日は一段とボロボロね…また久保さん?」
ヴィレアム「トウキにちょっとな。クソ…あいつ初心者に手加減なしか…」
レイナ「あんた出番多いもんね」
ヴィレアム「な、何の話だ?」
レイナ「いやこっちの…あ、上着、破けてるわよ?」
ヴィレアム「ああ…すぐ直せるな。後で繕っとくか」
レイナ「ちょっとかしなさいよ」
ヴィレアム「なんだよ?」
レイナ「それくらいやったげるわよ。裁縫道具なら持ってるし」
ヴィレアム「……お前が?」
レイナ「なによ!私だってそれくらいのことできるわよ!」
ヴィレアム「別にいい。これくらいなら家庭科でやった
レイナ「いいから脱いでかせっつーの!」
ヴィレアム「なにムキになってるんだよ!?」

レイナ「よっ……この……あ…」
ヴィレアム「なあ」
レイナ「黙ってて気が散るから」
ヴィレアム「……」
レイナ「こんの……痛っ…」
ヴィレアム「大丈夫か?」
レイナ「なにがよ」
ヴィレアム「何がって、指刺しただろ?」
レイナ「…刺してないもん」
ヴィレアム「いま痛って言っただろ」
レイナ「刺してません」
ヴィレアム「お前なんか変だぞ…ってけっこう血が出てるぞ!?」
レイナ「……平気よこんなの」
ヴィレアム「なんか変な菌に感染したらどうするんだよ!レモン先輩が妙なことしてたぞ!ちょっと見せてみろ」
レイナ「だから!
ヴィレアム「(パク)」
レイナ「あ」
ヴィレアム「(何やってるんだ俺は!?)」
ゼラド「ワワワ忘れ物ーwあ、レイナにヴィレ…」
レイナ「あ」
ヴィレアム「あ」
ゼラド「え…?」

ゼラド「えと…あ、あはは!忘れものなんてしてなかったの忘れてた!」
ヴィレアム「ちょ
レイナ「こ、これは
ゼラド「あの…ごめんね!二人とも!」(バタン)


レイナ「……も、もしかして変な誤解しちゃったかな?あの子」
ヴィレアム「ち、違うぞ!俺は別にやましいことはしてない!」
レイナ「分かってるわよそんなこと!」


ゼラド「……」
ルナ「ゼラド?どうしたのだ?ボーっとして」
ゼラド「へ?ううん、なんでもないよ?」
ルナ「?」
ゼラド「なんでもないよ…たぶん…」
136それも名無しだ:2008/12/18(木) 09:39:18 ID:qiJlkj6k
レイナを取られてやきもちですね
137それも名無しだ:2008/12/18(木) 12:18:33 ID:5c72JQW5
マリ「オイ、上着忘れてるぞ」
ハザリア「ああ、それはもういらん」
マリ「いらんてことはないだろ」
ハザリア「袖口のボタンが取れかけていたはずだが、なにか知らんうちに直っておる!
不気味だ!気味が悪いから捨てる!」
マリ「知らんうちに直ってるってお前それ」
138それも名無しだ:2008/12/18(木) 14:17:21 ID:CDy3zoIt
>>137
いくらなんでもリトゥが不憫すぎるだろwww
139それも名無しだ:2008/12/19(金) 01:30:05 ID:+IJL0ge6
 【ヴァルストーク】
マーズ「うぃーっす、おっやじー!」
カズマ「カズマ・アーディガンはクリスマスデートのプランニングで多忙です。
 御用の方はピーという発信音のあとに」
マーズ「おやじおやじ、しょーもねーウソを留守電に吹き込むのはよそーよ」
カズマ「なんだよ、なにしに来たんだよ。
 お前がこのシーズンに帰ってくるとろくなことしねえからヤなんだよ」
マーズ「ヤとかゆーなよ。ちゃんとユーイギなモン持ってきたよ。
 はいこれー」
カズマ「なんだこれ?」
マーズ「やー、紫雲統夜サンにゃー会えなかったんだけんども、
 こないだ紫雲サンの息子さんと会ったもんだから、
 このヒトでいーやーってなモンで爪の垢もらってきた。
 煎じて飲んでよ」
カズマ「帰れーっ!」
マーズ「わーっ、なにすんだよーっ!
 ショタイメンのひとに、『うちのおやじモテないんで爪の垢ください』
 ってお願いすんのが、どんだけのシューチシンだったと思ってんだよぉーっ!?」
カズマ「俺は独身なだけでモテないわけじゃねえっ!」
マーズ「じゃーなんでドクシンなんだよ!」
カズマ「それは、ほら、その、ちょっと、機会がな」
マーズ「おやじー、おやじー、
 どーしてうちにゃー、美少女3人も積んだロボが空から降ってくるよーな
 シチュエーションがソンザイしねーのぉー」
カズマ「そんなに紫雲さんちがいいなら紫雲さんちの子になっちまえ!」
マーズ「なれるもんならなりてーよぉー!
 えーんえーん! 紫雲サンちにはおかーさんが3人もいんのに、
 うちにゃー1人もいねーよぉーっ!」
カズマ「うちはうち! 紫雲さんちは紫雲さんち!」
マーズ「もー、おやじなんか、なんやかんやでプレスフィールドおじーちゃんが
 エ=セルダ・シューンと同一人物だとゆーことになって、
 『おいおい生き別れの兄弟っていうだけでずいぶん境遇が違うな』
 っていじられりゃーいーんだぁーっ!」
カズマ「俺をいじるためだけに紫雲さんとこの家系図を書き換えるな!」
マーズ「だって、だって、紫雲サンちは、紫雲サンちはぁ〜」
カズマ「お前は俺を見くびりすぎてる!」
マーズ「だってよぉーっ!」

 プルルルル
留守電『カズマ・アーディガンはクリスマスデートのプランニングで〜』
女の声『あっ、あのっ、わたし、先日宇宙港でお世話になったものなんですけれど。
 あのときのお礼をさせていただこうとお電話差し上げたんですけれど、
 ごめんなさい、予定、ありますよね。
 忘れてください。それじゃ』ガチャ

カズマ「そら見ろ」
マーズ「や、そら見ろじゃねーだろ」
カズマ「あ!」
マーズ「『あ』じゃねーよ! どーしてあーゆー誰も得しねーウソをついたんだよぉーっ!」
カズマ「ま、クリスマスっていっても仕事あるしな」
マーズ「仕事に逃げるんじゃねーっ!」
140それも名無しだ:2008/12/19(金) 01:45:23 ID:ru1eh5pA
カwwズwwマww
なんでこうお前ってやつはww
141それも名無しだ:2008/12/19(金) 02:58:25 ID:ESGjZlbv
 【B組】
 ガラッ
ミズル「Pちゃーん、迎えに来たよー、帰ろー!」
ランディ「おーう」
咲美「Pちゃんくん、ほんとに1人じゃ帰れないのね」
ランディ「なあ、なんでだろう。
 俺、自分のこと本名で呼んでくれる女の子がいたら、メチャクチャ大事にすると思うんだ」
咲美「そう、頑張ってね、ランディ1/2くん」
ランディ「あ、出そう、メチャクチャ獅子咆吼弾出そう」

ミズル「うわあぁぁっ、サッキーさん、なにしてんの、なんしてんのぉっ!?」
咲美「え、どうしたの?」
ミズル「ウェストがっ、サッキーさんのウェストが若干引き締まっちゃってる!」
咲美「あ、わかる? これから年末年始で誘惑が多いから、
 逆に気を引き締めてダイエットしたのよ」
ミズル「なんてことするんだよ、なんてことするんだよ!
 サッキーさんは、自分の魅力っていうものが全然わかってないよ!」
咲美「え、魅力って」
ミズル「サッキーさんの贅肉はね、サッキーさんのふかふかした贅肉はね!
 芸術的なんだよ!
 ひとの業というものを必要十分以上に表現したたるみっぷりなんだよ!
 その美しさを自分で踏みにじるなんて、正気の沙汰じゃないよ!」
咲美「えぇ、なんだか、褒められてるのかどうかよくわからないんだけど」

ランディ「なんだ、お前、サッキーみたいの好きなのか?」
ミズル「え、ううん。魅力的って言うのは素材としての話で、
 異性としてなら、そんなもんボンキュッボーンのほうがいいに決まってるじゃん」
ランディ「だよなあ」

咲美「取りあえず、わたしを当たり前のようにサッキーて呼ぶのやめて!」
ミズル「え、元祖デビルガンダムでしょ?」
ランディ「違うぞ。あれは正式名称ブラッディマリーっていうんだ」
咲美「サッキー竹田は全然関係ないから!」
142それも名無しだ:2008/12/20(土) 16:28:13 ID:/msDAtBD
咲美がスレンダーな美少女でもいいじゃない
143それも名無しだ:2008/12/21(日) 01:20:31 ID:f9PK35/p
一般基準なら美少女だろうが、この町はレベルが高すぎる
しかし一方で一般人も異星人だったりする時があるから困る
144それも名無しだ:2008/12/21(日) 09:31:43 ID:sIOpe/CG
アーク「ボンキュッボーンばかりが美少女じゃねえ!キュッキュッキューだって認められる!それが自由ってもんだ!」
シュウヤ「流石アーク…他人が言えないことを平然と言ってのける…!」

レラ「……」
咲美「あの、レラ?全然太ってなんかないって言ってくれるのは嬉しいんだけど…あなたはもうちょっと食べたほうが…」
145それも名無しだ:2008/12/21(日) 11:27:53 ID:RSqbIfAm
ボンキュッボーンはゼラド、ルナ、あとアイミあたりもかな
キュッキュッキューはクリ(ry
146それも名無しだ:2008/12/21(日) 11:48:00 ID:FZpNWSx5
アイミはボンッキュッキュッだと思う。小尻萌えだと思う。

レタスとかユウカは全体的なバランスがいい感じ。
147それも名無しだ:2008/12/21(日) 11:53:48 ID:v4GG6Bsw
ユウカはダンスで鍛えたヒップラインが魅惑的なんだっけ?
そして一卵性双生児なのに、バストに露骨な貧富の差があるナンブ姉妹。
148それも名無しだ:2008/12/21(日) 12:07:37 ID:sIOpe/CG
鍛えてる系としては
イングレッタ:イングラムが絶妙かつ完璧に計算し尽くしたトレーニングメニューおよび栄養学に基づいて鍛えてる
ラン:マッチョというより全身の細かい筋肉まで無駄なく鍛えられてる。あと尻。柳腰な

マリも演劇してるんならそれなりに鍛えられてるんじゃないだろうか
149それも名無しだ:2008/12/21(日) 15:07:23 ID:Tohn1OV4
リトゥ上から普通、平均的、可もなく不可もなく
150それも名無しだ:2008/12/21(日) 17:27:57 ID:xcQf56j6
だがそれがいい
151それも名無しだ:2008/12/21(日) 19:52:54 ID:vrgH1eaX
 【竜巻亭】
マーズ「こんちゃー。スレイチェルちゃーん、ミルクちょーだい」
スレイチェル「そら」コトン
マーズ「やー、ギューニューじゃなくって」
スレイチェル「馬乳か、豆乳か」
マーズ「ジンニュー」
スレイチェル「は?」
マーズ「えーと、母乳?」
スレイチェル「失せろ」

マーズ「わーんわーん! 母乳だよー、母乳を吸いてーんだよーっ!
 なんだかムショーに母乳が吸いてーんだよーっ!」
スレイチェル「子供のくせになにをいっているか」
マーズ「子供だからだよー!
 おれ、見た目こんなんだけど、まだ3歳にもなっちゃいねーよぉーっ!」
スレイチェル「人間の子供でも、3歳にもなれば乳離れしているものだ」
マーズ「おれは母乳なんざー飲んだことねーんだよぉー!
 飲んでもねーもんから離れるこたぁーできねーよぉーっ!」
スレイチェル「スレイチェルにいったところで仕方がないだろう」
マーズ「だーってこの店、いやぁーなんだって出てくんし、
 ひょっとしたらと思ったんだもーん!」
スレイチェル「あきらめろ。母乳など、売っているようなものではない」

ミツハル「え、売ってるよ」
スレイチェル「お前出禁だ」
マーズ「まじでーっ!? どこで売ってんのぉーっ!?」
ミツハル「シンオークボとか」
マーズ「よし、行こー行こー!」
スレイチェル「行ってはならん!」
マーズ「じゃーどーすりゃいーのさ!」
スレイチェル「人間でも母乳で育たない者はたくさんいる!」
ミツハル「そういえば、僕はどうだったんだろう」
 プルルル
ミツハル「もしもーし、お母さーん?
 あのですね、僕って母乳で・・・・・・はい、はい、ええ、わかりました」
 ガチャッ
ミツハル「僕はニューヨークで拾ってきた素性のよくわかんないひとのお乳で育ったんだって」
スレイチェル「母親の愛は大事なのだな」
マーズ「ほらー! やっぱ母乳はヒツヨーなんじゃんかよー!」
ミツハル「でも、このへんに赤ちゃんのいるお母さんなんていないからねえ」
スレイチェル「こんなトラウマになるような四本脚を赤ん坊の前に出すわけにはいかないし」
マーズ「へんっ! なんだいなんだい!
 ふんじゃーいーよ! 自分でなんとかすらぁーっ!」
スレイチェル「あ、待て、待つのだ!」
152それも名無しだ:2008/12/21(日) 19:54:25 ID:vrgH1eaX
 【バランガ家】
マーズ「ゼラドちゃーん、牛肉、牛肉食べるー?」
ゼラド「うん、食べるけど」パクパク
レイナ「なんの疑問もなく食べちゃダメよ!
 高い代金ふっかけられるわよ!」
マーズ「やだなー、もー、おカネなんざぁーいらねーよぉー」
レイナ「あんた、どうしちゃったの?」
マーズ「美味しー? ね、美味しー?」
ゼラド「うん。柔らかいお肉だね」
マーズ「もー出てくる? もー出てくる?」
ゼラド「え、なにが?」
マーズ「うんしょ」むぎゅっ

ゼラド「う〜んと、どうしよう。
 胸つかまれちゃってるんだけど、これ叱った方がいいのかなあ?
 でも相手子供だし」
レイナ「引っぱたいていいと思うわよ」
 ぱしんっ! ぱしんっ!

マーズ「あーんあーん、なんだよーなんだよー!」
レイナ「あんたなに考えてんの!?」
マーズ「母乳が吸いてーのぉーっ!」
ゼラド「えぇっ!?」
レイナ「なにいってんの! ゼラドから母乳が出るわけないでしょう!」
マーズ「だから牛肉食わさせてんじゃんかよぉーっ!
 女性ホルモンてんこもりに注射されたアメリカ産牛肉食わさせりゃー、
 赤ん坊でも脇毛が生えたりセーリが来たり母乳が出たりーっ!」
レイナ「ゼラド、吐きなさい! すぐにその肉吐きなさい!
 あんた、人間に危害加えられないはずじゃなかったのっ!?」
マーズ「キガイなのぉーっ!?
 そりゃーダンセーの女性化乳房症とかは困るだろーけどぉー、
 ジョセーがよりジョセーらしくなるのはいーじゃねーのぉーっ!?」
レイナ「だからって、子供もいないのに母乳出させられてたまりますか!」
マーズ「じゃーおれぁーどーしたらいーんだよぉーっ!」
レイナ「そういうことはお父さんにいいなさいよ!」
マーズ「そんなん、ゆったってムダだってわかってっから、
 知ってる中でイチバンおっぱいでけーゼラドちゃんとこ来たんだよぉーっ!」
ゼラド「えぇ、そんなことで頼られても」
153それも名無しだ:2008/12/21(日) 19:56:00 ID:vrgH1eaX
マーズ「んー! んー!」ジタバタ
ゼラド「どうしちゃったんだろ。マーズくん、普段こんなぐずる子じゃないのに」
レイナ「いっても、データ量が異常なだけで情緒面は赤ん坊みたいなもんだしねえ」
ゼラド「お母さーん! 母乳ってまだ出るー?」
ゼオラ「出るわけないでしょう、いまさら」
マーズ「んー! んー! んー!」ジタバタ
ゼオラ「あらあら、疳の虫が憑いちゃってるみたいね。
 ゼラドも昔、よくこんなふうになってたっけ」
ゼラド「え、そうだったの?」
レイナ「うん、そうだった。いま思い出した。
 あんたは、幼稚園のお遊戯中に突然泣き出したり、
 フラ〜っとどっか行っちゃったりする子だった」
ゼラド「えぇ〜!?」
ゼオラ「ええと、ゼラドのときは、こう抱っこして」
レイナ「あっ、ちょっと待ってください!」
 ずしっ

ゼオラ「重っ・・・・・・!」
レイナ「その子重いんですよ」
マーズ「んーっ! んーっ!」
ゼラド「う〜ん、どうしたらいいんだろう」
レイナ「ほっときゃいいんじゃないの?」

クリハ「発想を変えるのよ。飲ませるのはお乳じゃなくていいじゃない」
 どぼどぼどぼ

マーズ「drちゅhじこlp@;ーっ!」
レイナ「汁ーっ!」
ゼラド「バグってる、バグってるから!」
クリハ「おかしいわ。わたしは汁で産湯を使い、
 母さんから滲み出す汁をすすって成長したのに」
レイナ「それもはや軽い児童虐待だから!
 むしろ重い児童虐待だから!」

スレイチェル「ああ、いたいた」
ミツハル「まったく、他人様に迷惑かけて」
マーズ「んー! んー!」ジタバタ
ミツハル「最終手段だ。シンオークボのお店に連れてくよ」
ゼラド「シンオークボなら、どうにかなるんですか!?」
レイナ「そういう方法でどうにかしていいわけありますか!」
ミツハル「だって、ほかにどうしようもないじゃないか」
スレイチェル「待て、ひとを連れてきた」
154それも名無しだ:2008/12/21(日) 19:57:41 ID:vrgH1eaX
シホミ「はいはい、マーズちゃん、いい子ですねー?」ヒョイ
マーズ「むぎゅっ」
ゼラド「えぇっ!?」
マーズ「ちゅうちゅう」
レイナ「ほ乳瓶でよかったんですか!?」
シホミ「わたしのところにいた頃から、たまにぐずることがあったのよ。
 世の中がなんとなく浮かれてるときなんかにね、気分が緩むことがあるみたい。
 でも、ようするに抱っこされてチュウチュウ吸いたいっていうのがメインみたいなのよ」
ゼラド「あのぉ、それより」
レイナ「その子もの凄く重いのに、よく片腕で抱え上げられますね」
シホミ「宇宙育ちのトレイラーですから」
レイナ「疑問は深まるばかりですよ!」

シホミ「カズマちゃんがさっさとお嫁さん貰ってくれれば解決なのにねえ」
レイナ「そのコブは致命的なんじゃないでしょうか」
155それも名無しだ:2008/12/21(日) 22:12:28 ID:c2/F9T/L
ってかカズマに言う前に自分も結婚しないと
いいかげんいいと、うわ何をする!よせ!開眼するな!たすけてええええ
156それも名無しだ:2008/12/21(日) 22:32:02 ID:h/PciLu5
そういやオウカ伯母さんは……
157それも名無しだ:2008/12/22(月) 00:47:09 ID:I/9jUTtV
このスレのシホミは結婚してなかったっけ?

158それも名無しだ:2008/12/22(月) 00:55:47 ID:rYEHCSnf
>>157
してる。
ていうか姉妹が全員嫁に行っちゃって手が足りないから作られたのがマーズ。

ただし、結婚相手が白銀聖闘士だったりビッグボルフォッグだったり元OZだったりするので偽装結婚の可能性もある。
159それも名無しだ:2008/12/22(月) 00:55:47 ID:wBtULR+R
知っているか
このセカイにはこんな言葉がある

平行世界
160それも名無しだ:2008/12/22(月) 01:38:10 ID:O1T1tl6X
>>158
待ったwww元OΖは偽装じゃなくて公式だよw
161それも名無しだ:2008/12/22(月) 05:13:53 ID:1KFn3Sd+
ソフィア「ゼ・フィ・アーちゃーん。
 ちょっとこのウェブページの
 ビーズアクセ素敵だと思わない?
 思うわよね、それも私に似合うって。
 今月中に作ってくれないかしら?」
ゼフィア「ちょっと稽古してくる」
ソフィア「今日はホワイトシチューにしよーかしら。
 冷凍庫にあるあんたが吸ってた母乳、解凍して」
ゼフィア「……そんなもん捨ててくれ!
 というか冷凍庫の掃除はこないだやった!
 怪しいものはすべて捨てたぞ!」
ソフィア「ふふーん。
 私の研究用冷凍庫は108個まであるわよ。
 人間だってゼンガーだって冷凍してたんだから」
ゼフィア「……。
 承りました母上さま。何用でも仕ります」
ソフィア「じゃ、これとこれとこれとこれとこれとこれ、六つね。
 はいこれ軍資金。ビーズは通販で買いなさいね、
 あんた店行ったらシノギと間違えられるから。
 今月中にお願いねー」
ゼフィア「……六つも?なんで六つもいるんですか!」
ソフィア「イルスとイルイと私の分。選ぶ楽しみも欲しいもの♪
 それともホワイトシチューにしよーかしら。
 ちょっと足りないかなー?」
 それともあんた、今度こそ弟がほしい?」
ゼフィア「作ります作らせていただきます」
162それも名無しだ:2008/12/22(月) 05:14:44 ID:1KFn3Sd+
ゼフィア「おーい」
スレイチェル「どうした」
ゼフィア「ここにビーズ細工が三つある。すきなの選べ。やる」
スレイチェル「……ヴィルベル!
 わが友がビーズ細工をプレゼントだと?ちょっと待て、今着替える!
 天変地異がおきて世界が破滅する前に!」
ゼフィア「……どういう意味だ!」
スレイチェル「冬らしく白甘ロリでせめてみた。
 どうだ、このラビットファーのついたケープに、たっぷりと膨らんだスカート」
ゼフィア「動きにくそうだな。早く選べ」
スレイチェル「……この、銀と真珠で作った
 クラウン形モチーフのネックレスをいただこう。
 しかし素人の細工とは思えないな、どっかの貧乏喫茶におろしてみたらどうだ?」
ゼフィア「お前、そんなことより受験はどうするんだ。
 俺は推薦決まってるからいいが」
スレイチェル「どうせ来年も高三に決まってるだろう友よ。
 いい加減その時空になじんだらどうだ」
ゼフィア「毎年毎年貴様の受験勉強につき合わされてる身にもなれ!」
163それも名無しだ:2008/12/22(月) 05:15:46 ID:1KFn3Sd+
レモン「めっずらしーこともあるもんねー。
 じゃ、この黒いのもらうわ。シンプルでどこにでもつけられそーだし」
ゼフィア「そうか」
レモン「ありがとねー。ソフィアさんにお礼言っといて」
ゼフィア「なんだ、母さんに頼んだのお前か」
レモン「そういう意味じゃないけど。
 ま、残り二人はスレイチェルとランさんでしょ」
ゼフィア「なんでわかったんだ?」
レモン「いいから行ってきなさいよ」

ラン「ええの?こないな繊細な細工物もらってしもて?」
ゼフィア「ええ。母に作らされたあまりものですから」
ラン「……。
 まあええわ。きれいやなあ、日に透かすと桜の模様がきらきらしてる。
 皮ひもにつけるブレスレットやから、どこにでもつけてけるし。
 ありがとな、ゼフィアちゃん。
 うちこういうの買うの苦手やからすごいうれしいわ」
ゼフィア「……。あの。
 修行のために、もうひとつ作ります。
 俺はセンスがないみたいなんで、すきなデザイン選んでください」
ラン「修行てゼフィアちゃんビーズ細工の修行までしてるの?」
ゼフィア「あー。そのー。
 集中力と目の感覚を養うためです」
ラン「そっかー。ならうちもやろうかなー。
 教えてくれる?」
ゼフィア「お、俺ごときでよければ喜んでいくらでも!」
164それも名無しだ:2008/12/22(月) 05:16:23 ID:1KFn3Sd+
マーズ「つーことで、ショップにおいてみない?
 馬鹿なコーコーセーや暇な主婦が買ってくかもよー。
 マージンは最初三パーセントでいいからさー」
ユウキ「うちはそういう店じゃないんだけどな。
 まあいいか、ゼンガー少佐にはクロガネ時代の恩もある」
ユウカ「……著作権は?
 他人のデザインで売るのはまずいんじゃないの?」
マーズ「スレイチェルちゃんがデザインしてるよー。
 あの三人でなんだかんだやってる」

スレイチェル「ええい、ビーズ編みの真髄とはこうだ!(天才技能持ち)
 みよ、レース用の鍵編み針を使ったシルバーワイヤー編みこみ技!」
ラン「すごいなー。うち、いまだにモチーフひとつ作れへん」
ゼフィア「あ、貸してみてください。これはこーやって…。
 ってスレイチェルお前受験勉強本当にいいのか?」
スレイチェル「何を隠そうこのスレイチェル、z会の模試で全国一位の実力だ!」
ゼフィア「じゃなんでいちいち俺んとこに今更英語の受動態なんか
 聞きにくるんだ!」
スレイチェル「時に物忘れするのだ!」
ラン「えーなー、仲良くて」
ゼフィア「仲なんかよくありません!」
スレイチェル「その通り!ごく普通の仲だ!」
ラン「また二人してそないいうてー。仲良しやなあ」
ゼフィア「ですからこいつとは唯の幼馴染でして」
スレイチェル「全くです、恋愛感情などかけらもありません!」
ラン「はいはい。うち邪魔やな、お茶もってくるさかいにまっててや」
マーズ「今日分の取りに来たよー。
 つか策士だねヴィルベルの人」
スレイチェル「なんのことだ?」
マーズ「あーいっとけば、嫌でも仲良しアピールだもんね。
 ランさん当分誤解してるよなー」
ゼフィア「スレイチェル……」
スレイチェル「スレイチェルはひとっことも嘘なんぞいってないぞ?」
ゼフィア「いや、そうじゃなくて。
 目にごみでも入ったのかお前、涙ぐんでるんだが」
スレイチェル「そうだな。すこし目を酷使しすぎた。
 今日は早めに帰るとしよう」
ゼフィア「ちょっと待て。そんなに涙ぐんでるなら痛くてつらいだろう、
車で送ってやる。
 ラン殿ー、後で戻ってきますから待っていてください」
ラン「えーよ今日は、うちも疲れたし」
ゼフィア「じゃあ、あとで夕飯のおかずでも一品持ってきます」
マーズ「……にーちゃん。
 あんた、天然とかいわれたことない?」
ゼフィア「はあ?」

ユウカ「陳腐なストーリー。退屈すぎてあくびが出る」
マーズ「まーあの三人、どこのギャルゲだって感じだねー。
 顔ヤクザのくせになんでだろ」
ユウキ(大・中・小とそろえてた父親の血だな……)
165それも名無しだ:2008/12/22(月) 05:40:25 ID:1KFn3Sd+
レモン「それにしても、なんで関係ない私にまでくれたんです?」
ソフィア「ランさんとスレイチェルちゃん二人じゃ、
 流石にあの子も私の意図に気づくでしょうから」
レモン「あ、なるほど」
ソフィア「伊達に朴念仁の妻をやってるわけじゃないのよ」
ゼンガー「誰がなんだって?」
166それも名無しだ:2008/12/22(月) 10:44:56 ID:Q1iiBWGc
ゼフィア…

てか色恋沙汰に縁のない男がいないな
最近はヘタレで変な前髪って印象しかないヴィレにさえレイナがいるからなぁ
167それも名無しだ:2008/12/22(月) 13:48:03 ID:biYYg9yw
ゼラドもなんだかんだでヴィの字の事は意識してるしなw
168それも名無しだ:2008/12/22(月) 21:37:16 ID:zqQrUS/8
そして、カップル成立してるっぽい、後輩。

ヴィレ「なんで、後輩のあいつらには彼女がいるんだろう」
ハザ「顔と性格ではないか?」
トウキ「それを言うな、ハザリア。ヴィレアムの心はズタボロだ」

トウキとクリハ、ラッシュと真龍。先にカップル成立したのはどっちだっけ?
169それも名無しだ:2008/12/22(月) 22:19:30 ID:I/9jUTtV
>>166

シュウヤ「思春期の男女なんて、恋愛と勉強と遊び以外にいったい脳の容量をどう使うというのですか?
     みんな大なり小なり色恋沙汰の一つも経験していますよ」
アーク「俺はオマエが恋愛しているのを見たことが無い」
シュウヤ「そんなバカな、私だって・・・・・・それはそうと、あなたは勉強に脳の容量を使っていませんね」
アーク「分かりやすいくらい話題そらしただろ。そして一応使ってるよ。ほら保健体育75点」
咲美「うう・・・・・・」
アーク「え!?なんで泣くの?喜べよ!赤点じゃないんだぞ!」
咲美「こういう兄さんみたいなキャラは保健体育だけは妙に良い点とるのが定石なのに、その点数が・・・・・・
   クラス平均80点台、先生がテストで点数付ける気ゼロな保健体育で75点って・・・・・・」
シュウヤ「100点が学年で10人以上いるという、後で職員会議で問題になりかねない状況でしたしねえ。
     まあ私も点数の上では百点でしたが」
アーク「オマエ、テストだけは自分の教室で受けろよ。そのせいでまた0点だったんだろ?
    さすがに進級怪しいんじゃないのか?」
シュウヤ「あなたも進級怪しいでしょう。それと、アークは恋愛についてなにか考えるところは?」
アーク「ハーレムの中心で愛を叫びたい」
シュウヤ「どう思いますか、咲美さん」
咲美「おめでとう、死ねばいいと思うわ」
アーク「ホホウ、これは先月のペンギンクラブの澤野氏の漫画の展開を期待してもいいのかな?
    あれですか、クリスマスに「プレゼントは私」をやってくれるのですか?
    やっべ、なんかヌルヌル・・・・・・じゃなくてドキドキしてきた」
シュウヤ「どう思いますか、咲美さん」
咲美「本当に死ねばいいと思うわ」
アーク「なんで二回言うの?なんで二回言うの?」
咲美「こんな時どうすればいいのかな?」
シュウヤ「間違ったものを直すことをどういいますか?そう、修正といいます。
     そして間違いは正されなければいけませんね?つまり」
咲美「こんな兄さん修正してやる!」
アーク「うわ!久々に殴られオチ・・・・・・ぎやああああああああ!」
170それも名無しだ:2008/12/23(火) 01:44:23 ID:fKRP0dLp
>>164
ゼフィア、スレイチェルとランへの対応の差が結構酷いw


>>168
ヴィレアムだって相当前髪が鬱陶しいだけでイケメンのはず!前髪がうっとうしいけど!
171それも名無しだ:2008/12/23(火) 01:46:53 ID:dhN60P1y
 【放課後の教室】
ランディ「マキネお前さあ、カレシでも作れよ」
マキネ「は、やだよめんどくさい」
ランディ「いいから作れよ、門限とか気にしなくていいから」
マキネ「ランディ1/2にあたしの門限決める権限なんかあると思ってんの?」
ランディ「いいからカレシ作ってカレシに構えよ!
 俺に構うな! 俺を太らせようとするな!
 あ、でも帰るときは俺の手を引いてくれ、ひとりじゃ帰れないから!」
マキネ「めんどくさい兄ちゃんだか弟だかだなあ」
ランディ「お前だって女子高生の端くれだろ!
 いつまでもデブ養成メニューの研究なんかしてるわけにはいかないだろ!」
マキネ「そう思うんならさあ、さっさと太って幼女に手ぇ出してきなよ」
ランディ「お前俺をどうしたいんだよ!」

 ガラッ
ミズル「Pちゃーん、迎えに来たよー、帰ろー!」
ランディ「いやちょっと待て、いま大事な話を」
ミズル「はいはい、いいから、わかったから、
 ちゃあんとおれの手ぇ握ってるんだよ。離すと迷子になっちゃうからね。
 じゃあ帰ろうか。
 あ、マキネさん、ばいばーい」
マキネ「あいよ、ランディをよろしくねー」
ランディ「お前ら俺を若干ボケ老人のように扱うのやめろ!」
 ガラガラ ピシャンッ

マキネ「しっかしモテないねえ、うちのランディは」
172それも名無しだ:2008/12/23(火) 10:30:48 ID:tmBg31jz
ランディもててるじゃないか

芸術少年とロボっ子と叶兄弟の末っ子のような存在に
173それも名無しだ:2008/12/23(火) 23:48:13 ID:lWXYG8Dq
クリスマスにはちと早いがSS書いたんで投下してOK?
当日には仕事で投下できないので・・・
174それも名無しだ:2008/12/23(火) 23:53:20 ID:DDR0juvW
>>173
いいんでね
175それも名無しだ:2008/12/23(火) 23:59:25 ID:lWXYG8Dq
>>174
了解、投下!投下!誤字脱字があってもかんべんな
176それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:03:52 ID:0QEyFMHE
【イスルギ社 機動兵器試験場】
アイミ「航行システム及び、管制塔とのデータリンク完了。ミナトそっちは?」
ミナト「テスラドライブの推力偏向装置、各種フラップも異常無しOKだ!」
アイミ「了解、管制塔こちらアステリオンAXX、アイミ・ダグラスです。
   テスラドライブの出力安定、システムオールグリーンいけます!」
ミツハル「んー、非常にてぎわがいいねー。うちのテストパイロットとは段違いだよー」
アイミ「そんな、発進準備なんてこれ位は普通ですよ」
ミナト「機動兵器の推進装置のチェックなんてバイトでよくやるし普通だろ?」

ミツハル「はっはっは、今回のテストに必要な資格を全部持ってたミナト君が、
    今までどんなバイトをしていたのか個人的に気になる所だが、時間が無いので手短にすませるよ。
    まず今回のテストの目的は、わが社が開発した新型テスラドライブとGコントローラーの
    運用テストをしてデータを収集する事だねー」
アイミ「了解、でも次世代型のテスラドライブは、各企業の共同開発でテスラ研で作られているって・・・」
ミナト「まー、自分の所で作った技術を全部教えたりはしないよな普通」
ミツハル「そういう事だね、技術は結局の所イタチごっこで競争の最先端にいた方が有利だからねー」
アイミ「そのおかげで私は宇宙に上がれるんですけど、ちょっとずるい事をしているような気が・・・」
ミナト「そうか? わりと普通だと思うぞ」
ミツハル「そうだよー、資本主義と女の子ってのは非情だからねー。
    クリスマスプレゼントは豪華な物じゃないと後ろから包丁でブスリだよ」
アイミ「それは何か違う気が・・・」
177それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:05:42 ID:0QEyFMHE
フィリオ「やあ、メリークリスマス。ずいぶん楽しそうだね準備は終わったのかい?
ミツハル「今までどこにいってたんですかフィリオ先生、いいかげん仕事して下さい」
フィリオ「イスルギ宇宙開発課一働かない男、フィリオ・プレスティ!」
ミツハル「いい笑顔でさらっとダメな事言わないで!ほんと働きましょうよ!」
フィリオ「まあ、それは置いといてアイミ君、ミナト君、まだそのテスラドライブは試作品だ。
    いきなり爆発したりはしないだろうが、あまり無理はさせないでくれよ。」
アイミ「はい!!」
ミナト「了解だ!フィリオ先生」
フィリオ「ふふ、よい返事だ。宇宙は広い・・・、気おつけていっておいで」
ミツハル「では、発射カウントスタート! 5・4・3・2・1・0!」
ミナト「テスラドライブ出力最大、やーってやるぜ!!」
アイミ「アステリオンAXX、発進します!」
フィリオ「管制塔了解、よい旅を」

ミツハル「・・・後から来て、おいしい所だけもっていきましたね」
フィリオ「フフ、伊達に2時間も出待ちしてた訳じゃないよ」
ミツハル(駄目だコイツ早く何とかしないと・・・)
フィリオ(やはり蛙の子は蛙なのかな、あの子の純粋さはキミによく似ているよアイビス・・・)
178それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:10:13 ID:Y3FgFSF+
フィリオ元気過ぎるー?!


…いつものことだけど。
179それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:10:41 ID:0QEyFMHE
【衛星軌道上 静止軌道】

アイミ「高度35,786kmに到達、静止軌道に入ります。機体及び乗員に異常なし。
   テスラドライブの冷却完了を待って次のテストに入ります」
ミナト「ヒュー、衛星軌道まで36秒とはゴキゲンだぜ!」
アイミ「でも、かなりのGがかかったけど本当に大丈夫?」
ミナト「大丈夫、大丈夫、元から鍛えてたしそれに夏休み入ってからすぐに、
   フィリオ先生とカルと一緒に自転車で日本縦断したり沖縄で修行したりしてたからさ」
アイミ「はあ、色々してるのね・・・」
ミナト「それよりアイミこそ平気なのか?」
アイミ「えっ、わっ私は、そっその慣れてるから」
ミナト「そっか、いやーでもびっくりしたよ。AKB48のライブ帰りにフィリオ先生から、
『クリスマスにバイトで宇宙行ってみない?』って言われてさー」
アイミ「フィリオさん相変わらずなのね・・・」
ミナト「割りもいいし、危険手当も付くし非売品のアイドルグッズもくれるって言うし・・・」
アイミ(・・・ミナト君も相変わらずなのね)

ミナト「アイミってさ、やっぱりすごいのな」
アイミ「えっ!?」
ミナト「フィリオ先生から聞いたんだ。土日とかの休みを使って何回もテストパイロットとして宇宙に上がって、
   飛行時間が結構あってもうルーキーじゃないレベルだって言ってたぜ」
アイミ「そ、そっんな事ないよ。まだまだ私なんて・・・」
ミナト「『私なんて・・・』って言うなよ。アイミは、外宇宙に行きたいって言う夢に向かってがんばって来たんだろ?
   ずっと努力するって格好いいじゃん。だからその結果には胸をはってくれよ。」

アイミ「えっと、その、うん、ありがとう」(///)

ミツハル「えー、非常に声をかけにくい空気なんだけど、ずっと映像と音声が来てるんでいい加減にしてくれないかな君達。」
フィリオ「いやー青春だねー、いいデータも取れたよ。でも悪いんだけどお客さんが来たみたいだから、続きは後でしたまえミナト君」
180それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:16:54 ID:0QEyFMHE

チャーチャラーラーラーラーチャチャーチャチャーチャラー

ミナト「うっ、空気がない宇宙でも空気を読まないこのBGMは・・・」
アイミ「あれは、スレイチェル先輩のカリオンでもなんでこんな所に・・・。あれっ?通信が入ったよ」
???「クリスマスに若い男女が狭い密封空間でキャッキャッウフフする、人それを不純異性行為と呼ぶでヴィルベル!」
ミナト「変な犬のかぶり物つけて何やってんすか、スレイチェル先輩」
スレイチェル?「ちっ、違うぞ私はOG町の風紀とアイミの貞操を守るドギー仮面、スレイチェルではなーい!!」
アイミ「て、貞操ってまだそんなんじゃないのに・・・・・・」

ミナト「俺は近くに女の子がいたらとりあえず襲い掛かる様な変態じゃねー!」
スレイチェル?「ふむ、それではアイドル好きの妙に腕っぷしの強い変態という事で・・・」
ミナト「だから変態じゃねーって、仮にアイドル好きの変態だとしても変態という名の紳士だから!」
ミツハル「変態だね」
スレイチェル?「変態だな」
アイミ「さすがにちょっと・・・」
フィリオ「その若さで・・・、よくぞそこまで練り上げた!感動した!!」

ミナト「若干1名以外ドン引きかよ、て言うかミツハルさんには言われたくねーーー!」
ミツハル「失礼な事を言うね君も、それでそのドギー仮面君は何の様でいらっしゃったのかな?」

スレイチェル?「ふむ、イスルギ社が新型のテスラドライブの試験を行うと噂に聞きいたのでね。この私のカリオンヴィルベルとどちらがより駆け抜けられるか、我が友と共に試しに来たのだよ」
ミナト「我が友って事は・・・、まさかゼフィア先輩もいるのか?」
スレイチェル?「うむ、我が心の友、ウォーダン仮面だ」
アイミ「あ、やっぱり」
ゼフィア?「・・・・・・」
アイミ「あれっ様子が・・・、ゼフィア先輩だいじょぶですか?」
ゼフィア?「・・・・・・・・・気っ、気持ち悪い・・・・・・」
スレイチェル?「友よ、あれしきの加速とシャインスパーク軌道で気分が悪くなるとは情けないぞ」

ミツハル「ふふふふふ、ふはははは、はーっはーっはーっ、何かと思えば個人所有の旧式機体が大企業の試作機にケンカ売りに来たって?僕を笑い死にさせる気かい?」
フィリオ「面白いね、いつの時代でも新しい技術はチャレンジ精神から生まれる。勝算はあるのかい?」
スレイチェル?「ヴィルベル、この機体は某マッドサイエンティストの手で徹底的に改造されているので、中身は全くの別物なのだ。
   さらに試作段階では自称天才脚本家をお星さまにする位の能力だったテスラドライブも出力のみを大幅にアップし、いまなら自由ーに空も飛べるはずーな位になっているのだ」
181それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:26:00 ID:0QEyFMHE
【同時刻 OG町南部家】

レモン「あらっ、これは・・・」
アルフィミィ「どうかしたんですの?」
レモン「ん〜、なんか見覚えのあるネジがあるのよ」
アルフィミィ「レモンの持ち物だから見た事があって当然ですの」
レモン「そうなんだけど、何〜かひっかかるのよね〜。足りないって言うか余ってるって言うか?そんな感じなのよね」

アルフィミィ「タカヤの愛が足りなくて、いらない姉が余っているのはいつもの事ですの」
レモン「・・・あら偶然ね、私も邪魔な妹が余っているかなって思っていたとこなの」
アルフィミィ「・・・・・・」
レモン「・・・・・・」
アルフィミィ「表に出やがれですの・・・」
レモン「上等よ、姉より優れた妹など存在しない事をその身に刻んで逝きなさい」

【エルピス近海宙域】

ミナト「なーんか妙な展開になってきたな」
アイミ「うん、まさかこんな事になるなんてごめんねミナト君」
ミナト「気にすんなって特別ボーナスも出るって言うし、それに面白そうじゃん。アイミがあやまる事なんて全然ないぜ」
アイミ「ミナト君・・・、ありがとう」

ミツハル「おおっと、それ以上はアイミ君の兄的存在である僕を倒してからにしてもらおうか」
ミナト「いつからアイミの兄的存在になったんっすか?ミツハルさん。それにそれ以上ってオレ何にもしてないっすけど」
ミツハル「はっはっはっ、殴るぞこのやろう」
フィリオ「準備はできたかな」
アイミ「はい、でもどうやって勝負するんですか?」
ミナト「まさか鬼ごっことかじゃないですよね先生?」

フィリオ「いや、もっとシンプルな事で決めるよ。向こうからの提案でねキャンノンボールスタイルで衛星軌道上まで帰ってきてもらう」
ミツハル「何でもアリアリの早い者勝ちさ」
アイミ「そんな・・・、危険すぎます!!」
ミナト「おいおい、そんなに怒んなくても・・・」
アイミ「もし何か事故が起きたら私はともかくミナトまで巻きこみます。そんな事・・・」

ミナト「・・・アイミ心配してくれるのは嬉しいだけどさ、何か軽く見てないか俺の事も自分の事も」
アイミ「えっ」
ミナト「フィリオ先生達がその条件で勝負を受けたって事は、俺達の実力なら十分勝算があるって事だろ」
フィリオ「もちろん全く危険が無い訳ではないれけど君達ならうまくできると判断させてもらったよ」
ミツハル「負けそうになったら機体トラブルをよそおっていいからねー、こっちは試作機だしー」

アイミ「フィリオさん・・・、ミツハルさん・・・」
ミナト「了解だ!先生、報酬分はきっちり働いてみせるぜ!」
アイミ「ミナト・・・」
ミナト「アイミ、もっと信じてくれ俺の事もフィリオ先生の事も、そして自分の事も。俺達ならできる問題無しってやつさ。」

アイミ「・・・私、私しあわせ者だね、こんなに支えてもらっている・・・。ダメダメな私でもここで出来ないって言って逃げるのはダメだって解る!」

フィリオ「気合が入った様だね、むこうも準備OKの様だ始めようか」
182それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:31:32 ID:0QEyFMHE
【エルピスコロニー 航行安全領域】

ミナト「まさかスタート合図が、クリスマスのスターマイン(星間花火)とはね・・・」
アイミ「エルピスの人達は悲しい事があった時やおめでたい時には、必ず花火をあげるんだって・・・。
    何もない宇宙でもせめて花を捧げる為にあげるんだって・・・。」

ミナト「へー、ロマンティックな話だな。まっ彼女いない俺にはかんけーねーけどなー」

アイミ(なっ、なにかいい雰囲気、もしかしていま誘えばクリスマス一緒にすごせる?)

アイミ「あのー、ミナトもしよかったら地球に戻ったあとn」
ミナト「お、始まる見たいだぞアイミ、スタート準備!」
アイミ「・・・・・・了解。」

【エルピスコロニー内 ガーシュタイン家】

レオナ「今年は一人で見る事になりそうね・・・。全く家族がそろって見れた事なんてほとんど無いんだから・・・」
???「そりゃー無いぜお姫様、わざわざ君と過ごす為に飛んで来たって言うのにさ」
レオナ「・・・あら連絡もよこさず、家にも居つかない人が言うセリフかしらタスク。」

タスク「とっ、きびしいなーレオナちゃん」
レオナ「本当の事でしょう当然よ!」
タスク(まいったね、ご機嫌斜めのツンツンだよ)

タスク&レオナ「あっ」

タスク「始まったな音の無い花火が・・・」
レオナ「ええ・・・、キレイね・・・」
タスク「レオナちゃんのほうがキレイさ」
レオナ「・・・そのセリフ聞くの何度目かしら?」
タスク「何度言ってもいいだろ?本気でそう思ってんだからさ・・・」
レオナ「ふふ、お帰りなさいタスク。メリークリスマス!」
183それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:40:01 ID:0QEyFMHE
【暗礁宇宙域 小惑星群地帯】

ミナト「いくら最短ルートだからっていきなり小惑星群に突っ込むかふつー!!」
アイミ「先輩達の普段の行動見てたらおどろかないよ!!」
ミナト「ブレイクフィールドがあるっていってもデカイ破片に当ったら終わりなのによ!!」
アイミ「先輩達の事言えないよ、私達もほとんど同じルート飛んでるんだから!!」

ミナト「アイミ、隕石の軌道予測だ。テスラドライブ出力安定まだ余裕がある!」
アイミ「了解、マニューバー入力、余剰出力はフィールドに回して!」
スレイチェル「ふむ、なかなかどうしてついて来るではないか直線だけが速いかと思えばそうではない様だな」
アイミ「先輩!?」

ミナト「この軌道中に通信とかどんだけ人間離れしてんだあの人は・・・」
スレイチェル「なかなか息の合った連携だが、私と我が友の連携にはかなうまい」
ミナト「画面の隅にぐったりしたゼフィア先輩が転がってるぞ」
アイミ「ゼフィア先輩だいじょうぶかな?」
スレイチェル「ヴィルベル、私と友は一心同体、呉越同舟、創聖合体アクエリオンなので心配無用」

ミナト「色々と間違ってんだが取り合えず。なんで通信まで入れて絡んでくるんすか?速さ勝負ならこんな事必要ないでしょ」

ヴィルベル「それはクリスマスだからといって一緒にいる男女が嫌いだからである!!」
ミナト「はっ?」
アイミ「えっ?」
ヴィルベル「クリスマスが近くなるとイチャイチャしてチュッチュッしているのが我慢ならないのである!我が友を誘おうにも『クリスマスは家族で過ごすものだ』とつれないのだ!!」
アイミ「えーっと・・・」
ミナト「・・・・・・」

スレイチェル「まったく今年のクリスマスは中止である。友と過ごせないクリスマスに意味は無いのである。
   そう思いぶーたれていたらイスルギのボンボンが面白い事をすると言うので我が友と一緒に見に来たのである」

ミナト「んっなーー、下らない理由っでこんな事になってんのか!クリスマス中止は賛成だが、スレイチェル先輩が結果的においしい思いしてるってのが気にくわねー!!」
アイミ「ミ、ミナト落ち着いてー」
ミナト「一人身ってのはもっと沈んでなきゃダメだ、一人静かに穏やかな心でカップルに怨念を送らないといけないんだー!!」

アイミ「ミナト狭いからあばれないでって、ああっ、もうどうにかしてー」
184それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:46:58 ID:0QEyFMHE
【地球近海 衛星軌道付近】

スレイチェル「友よ、見えるかあれが地球の灯だ」
アイミ「ミナト、このままじゃ追いつけないよ!」
ミナト「えー、もーどーでもいんじゃね。俺なんか生きてんの嫌になってきたし・・・」
アイミ「自分でいった事でへこんでないでよー、私の事を信じてくれたじゃないの?」

ミナト「ああ、信じてるよアイミなら何があっても絶対負けない。でも俺はダメだ、こんなアイドル好きのダメ男に彼女できるわきゃねーし」
アイミ「できるよ」
ミナト「そうそう、無理だよなー・・・。えっ?」

アイミ「俺なんかって言わないで、ミナトには良いところたくさんあるよ。私知ってる空手だけじゃなくて色々な格闘技の練習したり、体育指導員の資格取るために勉強してるって」
ミナト「いや、でもよー・・・」
アイミ「ミナトはダメじゃない、だから『俺なんて・・・』って言わないで胸をはって!!」

ミナト「・・・・・・やっぱりダメだな俺は・・・」

アイミ「ミナト・・・」

ミナト「アイミにこんなに心配させるなんてダメ男だ、だから・・・。スレイチェル先輩まだ勝負は付いてないぜ!!」
スレイチェル「ヴィルベル、面白いそうでなくては」
アイミ「そろそろ減速しないと・・・」
ミナト「アイミ、減速は考えるな!」
アイミ「そんな! こんな速度と角度で大気圏に突入したら・・・」
ミナト「大丈夫、俺を信じろ!」
アイミ「・・・了解、ミナトを信じる!」

スレイチェル「む、静止限界点が近いはずだが減速しない。チキンレースが最後の手段か、常にギリギリのスレイチェルに勝負を挑むとは笑止」

ミナト「スレイチェル先輩・・・、流星は空を切り裂いて飛ぶ止まりはしないぜ!」
アイミ「いっけっえーーーーーー!!」

スレイチェル「ヴィルベル!?」

ミナト「テスラドライブ出力最大、リミッター解除、ブレイクフィールドを機体前方に集中展開!!」
アイミ「Gコントロール、マイナス値負荷設定最大!!」
ミナト「じゃーな、先輩先に地上でまってるぜー!」

【同刻 OG町バランガ家】

ゼラド「うわー、お兄ちゃんすごいよー。あんなにキレイな流れ星見たことない!」
クォヴレー「ずいぶんと尾が長いな、かなり高速で飛んできたんだろう落下して被害がでないと良いが・・・」
ゼラド「もー、お兄ちゃんたらこんなときは『お前のほうがキレイだよ』とか言ってくれたら良いのに」
クォヴレー「?」
185それも名無しだ:2008/12/24(水) 00:53:15 ID:0QEyFMHE
【太平洋 上空15,000m】

ミナト「いやー、正面からでも30Gってけっこうきつかったなー」
アイミ「えーと、普通は20秒もてばいいほうなんだけど・・・」
ミナト「足りない分は闘志で補えば大丈夫!問題無し!!」
アイミ「まったく・・・。でも試作機なのにボロボロにしちゃったね」
ミナト「フィリオ先生がすぐに直してくれるさ、心配すんなって」
アイミ「もう、ミナトらしいんだから」

ミナト「さあ、フィリオ先生達が待ってる帰んなきゃな!」
アイミ「うん!」
ミナト「あー、スレイチェル先輩のせいでひどい目にあったぜ!」
アイミ「クリスマスなんてもうこりごり?」
ミナト「んー、そうだなカワイイ女の子が隣にいるクリスマスなら大歓迎」

アイミ「そうっ、じゃあメリークリスマス!ミナト!!」

【成層圏上部 上空50,000m】

ゼフィア「むっ、ここは・・・」
スレイチェル「気がついたか我が友よ。いま地球に降下しているところだ」
ゼフィア「スレイチェル、全く無茶ばかりしてたまには付き合う身にもなってくれ」
スレイチェル「ああ、すまないな我が友よ・・・」
ゼフィア「どうした、勝負に負けたか?」
スレイチェル「完敗だ、ああも見事に負けると清々しい」

ゼフィア「むこうはイスルギの新型テスラドライブを積んでいたんだ負けても・・・」
スレイチェル「違う、スレイチェルは信じ合う心に負けた」
ゼフィア「信じ合う心?」
スレイチェル「パートナーを信じ助け合う絆の深さに負けたのだ。笑ってくれ我が友よ」
ゼフィア「むっ、それは済まない事をした俺が気を失わなければ結果は違ったかもしれん」

スレイチェル「・・・我が友よ、スレイチェルはお前の誰にでも優しいところが少しキライだ」

ゼフィア「ところでスレイチェル、降下速度が少し速い様だが・・・」
スレイチェル「最後の急制動で無理をさせすぎた様でさっきドライブが止まった」
ゼフィア「・・・なんだと」
スレイチェル「現在絶賛降下中である、我が友よドコに落ちたい?」
ゼフィア「スレイチェルーーーー!!」

【同刻 OG町伊達家】

リトゥ「あっ、流れ星」
マリ「今日は多いな、2個目だな」
ハザリア「どっかのバカが宇宙に捨てたゴミが降って来ただけだろうに何を騒いでおるか」
マリ「おいリトゥ、空から家の庭に降って来たゴミがなにか言ってるぞ」

リトゥ(今年はハザリア君とクリスマスを過ごせましたできれば来年もお願いします)


クリスマスは聖なる日、万人が幸せである様にメリークリスマス
186それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:12:21 ID:d3TSpcf3
 【オーストラリア】
マリ「暑いよ!」
ハザリア「肉だーっ!
 低脂肪高タンパクのオージービーフを、束にして持ってこーいっ!」
キャリコ「ビールを! XXXXとかいう商品名が伏せ字っぽくてドキドキする
 オーストラリア名物フォーエックスビールを樽に入れて持ってきてください!」
ハザリア「カンガルー肉、エミュー肉、ワニ肉!
 次々と持ってこい! オーストラリアの肉という肉をを食い尽くしてくれる!」
キャリコ「サマーヌーヴォーも一本あけちゃいましょうか!」
マリ「なんでクリスマスシーズンまっただ中に真夏の国なんかに来ちゃうんだよ!」
ハザリア「なんだ、夏は嫌いか」
マリ「嫌いじゃないけど、クリスマスは寒くあって欲しいよ!」
キャリコ「でもマリ嬢、ビキニ風のサンタ服着た金髪のチャンネーって、ありじゃないですか?」
マリ「奥さんに言いつけますよ」
キャリコ「おお、そうだ!
 奥さんへのお土産に買っていきましょう!」
ハザリア「待てオッサン、早まるな。
 着るのか、ビキニ風サンタ服を、スペクトラのおばちゃんが」
マリ「だから、なんでビキニ風サンタ服なんか存在する国に」
ハザリア「真冬にミニスカサンタがうろちょろしてる国の人間がなにをいっておるか」
マリ「返す言葉もないよ!」
ハザリア「危険極まりない米国牛や、バカ高い和牛など食えるか。
 安価でボリューム満点のオージービーフ!
 オージービーフ第2世代として!」
マリ「わたしたちのお父さんがオージービーフで育ったようなこというなよ」
キャリコ「え、オージービーフで育ったんじゃないんですか?」
マリ「知らないですけど」
キャリコ「ヤバイですよ坊、マリ嬢がなんかご機嫌斜めです」
ハザリア「やっぱ、オーストラリアには駅弁とかないから」
マリ「そういうことじゃないよ!」
ハザリア「まあそうむくれるな。
 そら、カンガルーの缶詰をくれてやるから」
マリ「ずいぶん気前がいいじゃないか、ふたつも」
ハザリア「やったぞオッサン、なぜか誤魔化せそうな雰囲気だ」
キャリコ「乙女心は複雑ですからね」
ハザリア「ああ、その缶詰だが、
 片方にはカンガルー肉が、片方にはカンガルーのヌイグルミが入っておる」
マリ「そのふたつを並べるなよ! やるせないよ!」
187それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:14:35 ID:d3TSpcf3
 【グレートバリアリーフ】
マリ「そりゃあ、夏は海に行ったけど、
 あれは行ったっていうか遭難して流れ着いたようなもので、
 わたしは水着着なかったけどさ。
 あ、なんだ、お前ひょっとして」
ハザリア「ふぅ〜、やはり砂風呂はいい。
 体中の毒素がぐいぐい抜けていくようだ」
マリ「・・・・・・どっこいしょっと」
ハザリア「こらこら! 頭の上に座るでない!」
キャリコ「そうですよマリ嬢!
 坊がヘンな性癖に目覚めたりなんかしちゃって、苦労するのはあなたですよ!」
マリ「苦労する筋合いなんかありませんよ!」
ハザリア「しかしゴリゴリしておるな、貴様のケツは」
マリ「ああ、そうか」
ハザリア「左右に振るな! 首が折れる!」
マリ「オーストラリアくんだりまで来て砂風呂入りに来ただけなら、
 わたしは適当にダイビングでもして帰るからな!」
ハザリア「まあ待て、見てみぬか、この青い海、広がるサンゴ礁を」
マリ「まあ、普通にキレイだけど」
ハザリア「この、ずうっと向こうの、南太平洋マーケサズ諸島沖アイドネウス島に、
 新西暦179年、我らがバルマーがメテオ3を落としただろう」
マリ「ああ、地球人にEOT与えて、お前のとこの先兵にしようっていう迷惑な計画の第1弾な」
ハザリア「実は、それよりもかなり前、西暦にして1790年前後、
 俺の何代か前のお祖父さまが、ここになにかしら持ち込んだらしい」
マリ「なにかしらって、なんだよ」
ハザリア「なにかしらはなにかしらだ」
マリ「そのなにかしらを訊いてるんだ!」
ハザリア「それを調べに来ておるのだ!」
キャリコ「前の母星が吹っ飛ぶとき、引っ越しでバタバタしてましたからね。
 けっこう失われた記録が多いんですよ」
ハザリア「宇宙的にかなりレアなトロニウムとまではいかなくても、
 それに準ずるなにかしらであった可能性がある」
マリ「そんなもの、危ないじゃないか」
ハザリア「そう、危ないのだ。うっかり地球のテロリストにでも拾われた日には、面倒なことになる」
キャリコ「ですから、うちうちに回収しときたいんですよ」
マリ「ウン、まあ、メテオ3だったらうちの母さんも無関係じゃないし。
 そういうことなら手伝いますけど。
 それで、どこにあるんですか?」
ハザリア「南半球の大陸と記録されていたから、おそらくオーストラリアだと思うのだが」
キャリコ「細かい場所がさっぱりでして」
ハザリア「1790年ごろといえば、紅茶と香辛料欲しさに世界征服を企んでいた
 大英帝国がアボリジニをいびり倒していた時代だ。
 地球側の資料も混乱していて調べることができん」
キャリコ「発信器がついていたはずなんですが、まったく反応がないんですよ」
マリ「ずいぶん昔のことだし、壊れてなくなっちゃったんじゃないのか」
ハザリア「いや、『宇宙の終わりが来ても決して壊れない』だの、
 『この硬さは永遠のもの』だの『星々のぶつかり合いもこの結びつきの前には無力』
 だのと記されていたから、数百年程度で壊れるものではないだろう。
 可能性が高いのは、なにか生き物の腹に入ってしまっていることだ」
マリ「腹って」
ハザリア「ブツはかなりの高エネルギーを放射していると予想される。
 それを食っても平気で生きているとすると、
 相当巨大なサイズであると思われる!」
マリ「待て、まさか」
ハザリア「クジラだ! クジラを捕るぞーっ!」
マリ「やめろーっ!」
188それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:16:30 ID:d3TSpcf3
キャリコ「ヴァルク・ベン捕鯨装備、すでにスタンバイしてあります」
マリ「なあ、よそうよ。
 お前異星人だから知らないだろうけど、
 オーストラリアのひとってカンガルーにも先住民族にも容赦ないけど、
 なぜかクジラだけは異様に大切にしてるんだ」
ハザリア「そのようなことは百も承知。
 血に飢えたイギリスのブタどもに侵略され、
 ひところは30万人以上いたアボリジニは、わずか数年で実に数万人にまで激減してしまった!
 いまや、わずかな数が居住区に住み着いている程度だ。
 純血のアボリジニはほとんど残っておらず、
 融和といえば聞こえはいいが、とっかかりは強姦だ!
 そんな彼らだが、なぜかクジラだけはやたら大事にしている。
 19世紀ごろまでは自分らも捕鯨していたにもかかわらず!」
マリ「わかりすぎるほどにわかってるなら、なんでわざわざオーストラリアで捕鯨しようとするんだよ!」
ハザリア「なんだ、貴様はそれでも捕鯨民族か」
マリ「クジラなんて食べたことないし、特に食べたいとも思わないよ!
 そんなに美味しくないっていうし!」
ハザリア「食ってみないことには美味いかまずいかもわからんだろうが!」
マリ「捕鯨メインになっちゃってるじゃないか!
 祖先の宝はどうした!」
ハザリア「貴様こそ、民族の誇りはどこにやった!」
マリ「いうほど捕鯨文化に誇り持ってないよ」
ハザリア「嘆かわしい!
 食物連鎖の頂点に立つ身として、最大の海洋生物を食らうことになんのためらいがあろうか!」

 ドーン! ドーン! ドーン!
シーシェパート『しょうこりもなく捕鯨してんじゃねーぞ色つきどもがぁーっ!』
マリ「そら見ろ、シーシェパードが来た!」
ハザリア「白豪主義の白ブタどもが!
 真っ昼間から暇なことだ! 仕事はしていないのか仕事は!
 なんだ、無職が暇つぶしに反捕鯨しているという噂は本当か!?
 そんなことで老後はどうするつもりだ!?」
マリ「シーシェパードの老後なんか気にしてる場合か!?」
ハザリア「あのような者ども、しょせん国際捕鯨委員会からもハブられた海賊だ!
 オッサン、構わんから撃沈してやれ!」
キャリコ「大変です、坊!」
ハザリア「どうした!?」
キャリコ「ヴァルク・ベンて、海適応Cでした!」
ハザリア「なぜヴァルク・ベンをチョイスしてしまったのだオッサン!」
キャリコ「しかも捕鯨装備だから、大銛くらいしか持っていませんよ!」

シーシェパード『すぐに捕鯨装備を解除せよっ!
 そして砂浜に額をすりつけて頭よくてカワイイクジラさんに謝れーっ!』

 パーン! パーン! パーン!
マリ「うわっ、照明弾なんか投げてきた!」
ハザリア「チッ、エコテロリストどもが。
 クジラなど、リアルで見るとグロいだけだろうが」
キャリコ「とりあえず、大銛でできるだけやってみます!」
マリ「なんでそんな無謀な挑戦を!」
???「こちらへ!」
189それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:19:05 ID:d3TSpcf3
 【森の中】
FBz-99G「キャリコ・マクレディ氏からは聞いています」
ハザリア「オッサンが事前調査に使っていた現地の人間か」
FBz-99G「白人たちの宝を探しているとか」
ハザリア「白人、ということは貴様アボリジニか」
FBz-99G「父の代に居住区に移りました」
ハザリア「一度は都市で白人社会に溶け込んだが、
 その後民族のアイデンティティに目覚めて回帰していったクチか」
マリ「ちょっと待て、何代前か知らないけど、お前のお祖父さん白人だったのか?
 親父さんもお母さんも、肌の色は濃かったじゃないか」
ハザリア「アボリジニは長い間オーストラリア大陸に隔絶されてきた存在だ。
 どうやら、異邦人という概念がなかったらしい。
 侵略する気満々で乗り込んできた英国人を前に、呑気に魚釣りなどしていたといわれている。
 異邦人は全部ひっくるめて白人扱いなのだろう」
FBz-99G「アボリジニは文字を持ちません。
 歴史はドリーミングストーリーと呼ばれる寓話で伝承されます。
 長い期間のうちに、あちこちあやふやになっているんですよ」
マリ「そっか、異星人なんて、理解もできなかったろうな」
FBz-99G「『親切な白人』というドリーミングストーリーが残っています。
 ”奇妙な仮面を被った白人あり。
  天にも届く光の柱を立て、邪悪な白人たちを追い払った”と」
ハザリア「さすがは俺の祖先だ。粋なことをする」
マリ「何十年か前に地球を侵略に来てたのはどこの星のひとだっけな」
FBz-99G「『優しい白人』は、キラキラと光る石を宝物にしていたと伝えられています」
マリ「そうすると、『親切な白人』はあなたたちの英雄なんですよね。
 いいんですか? こいつ、その宝を回収するつもりなんですよ」
FBz-99G「『親切な白人』を本物のイギリス人だと思っている層もいます。
 そういう人種に、宝を渡したくないだけです」
ハザリア「白人のブタどもにイヤガラセができれば、それでいいということか」
FBz-99G「彼らは、我々の祖先からあらゆるものを奪っていきました。
 だから、いま我々は白人から宝を奪うのです」
ハザリア「マルコムXはおなじようなことをいって白人のメスブタどもを食い散らかしたそうだな」
マリ「取りあえず、デフォルトで白人をブタ呼ばわりするのやめようよ」
FBz-99G「私も、若い頃は白人の女たちを食い散らかしました。
 それも飽きたので、今度は宝を奪います」
ハザリア「俺は、地球に来て初めて尊敬できる相手に出会えたのかも知れぬ」
マリ「尊敬しちゃダメだ!」

 【洞窟の中】
マリ「この絵は?」
ハザリア「アボリジニが残した壁画だな。
 近年ではアボリジナル・アートといって、高く評価されておる」
FBz-99G「『親切な白人』の伝説を描き残したものだといわれています」
マリ「仮面かぶってる。明らかにお前とこの星のひとだな。
 それにこれ、なんだろ、沼から、ネッシーみたいな」
FBz-99G「『優しい白人』は乙女を伴い、巨大な怪物を使役していたといわれていますが」
ハザリア「ふぅむ、機動兵器の類だろうか」
マリ「なあ、こういう伝説があるって知ってたんなら、
 なんで最初海なんかに行ったんだよ」
ハザリア「なんでもいいからクジラが捕りたかった!」
マリ「お前みたいのがいるから反捕鯨運動が加熱するんだよ!」
190それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:20:34 ID:d3TSpcf3
ハザリア「フム、この、横に描かれているのはウォンバットだな」
マリ「ウォンバット?」
ハザリア「マダム・ウォンという中年中国人女性がコウモリのコスプレをしたスーパーヒロインで」
マリ「嘘はいいから」
FBz-99G「モコモコしたフクロネズミです。カワイイですよ」
ハザリア「カワイさはいい、食えるのか」
FBz-99G「まあ、食べていた部族もあります」
ハザリア「舌なめずりをせずにはおれんな」
マリ「なんでもかんでも食べようとするなよ!」
ハザリア「ウォンバットは、遠目にはファンシーだが、近くで見ると潰れたイノシシのようなツラをしておる。
 草食で、平原や低木林に住んでいるはずだ。
 おい、この近くにそういった場所はないか」

 【低木林】
ハザリア「喉が渇いてきたな。おい貴様、水は持っているか」
FBz-99G「すいません、持ち合わせがなくて」
ハザリア「ふん」

 【沼】
マリ「ここが、絵に描かれてたところなのかな」
FBz-99G「この中に、『優しい白人』が使ったという怪物が眠っているのでしょうか」
マリ「でも、あの絵が描かれたのは何百年も前だし」
ハザリア「貴様、まだ下に水着を着ているか」
マリ「お前、わたしにこんな泥沼泳がせるつもりなんじゃないだろうな」
ハザリア「イヤか」
マリ「イヤだよ!」
ハザリア「泥まみれでのっぺりするのはイヤか!」
マリ「なんでわたしを泥まみれにしたいんだ!」
ハザリア「なんだか、いっているうちに貴様をもの凄く泥まみれにしたくなってきた!」
マリ「やめろよ! リアクションに困るよ!」
FBz-99G「私が潜って来ましょうか」
ハザリア「ほぉう」クチャクチャ
マリ「おい、なに噛んでるんだ」
ハザリア「ドゥボイシアという木から作られた噛み煙草だ。やるか」
マリ「お前みたいのは煙草ひと箱1000円時代に泣け!」
ハザリア「オーストラリアは、すでに煙草がひと箱1000円ほどするぞ」
マリ「どんどん高くすればいいんだよ」
ハザリア「あまり高くなると喫煙者が減って税収が下がるから、ならんようだぞ。
 見ろ、たばこ増税も見送られた」
マリ「煙草事情に詳しくなるのやめろ!」
ハザリア「まあ見ていろ、これをだ」パラパラ
マリ「おいおい、そういうものを池に捨てるなよ」
ハザリア「見ろ、なにも起こらん」
マリ「地球を汚すな!」
ハザリア「ドゥボイシアの成分は、人間にとってはイイ感じにアタマをクラクラさせてくれるだけだが、
 魚にとっては全身をシビレさせる猛毒だ。
 アボリジニは、そこらへんを知っていたらしい。
 池や川などにドゥボイシアの枝を浮かべて魚を捕っていたそうだ」
マリ「そういう危ないものを、よく口に入れる気になるよな、お前は」
ハザリア「タバコとて、うっかりコーヒーかなにかの中に落としたのを、
 まあいいや的に飲んだりするとぶっ倒れるぞ」
191それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:22:21 ID:d3TSpcf3
マリ「お前は、自分が未成年だっていうことを思い出せ」
ハザリア「バルマーではすでに成人だ」
マリ「地球に来たら地球の法律に従え!」
ハザリア「ドゥボイシアに無反応ということは、この沼に魚などおらぬということだ。
 そして、アボリジニのくせにアボリジニの漁獲法を知らない貴様は、いったいなんだ」
FBz-99G「それは」
マリ「だってそのひと、お父さんの代に居住区に移ったっていってたじゃないか。
 そんな昔の魚獲りの方法、知らなくても」
ハザリア「それだけではない。
 貴様、水の持ち合わせがないといっていたな。
 乾期のあるオーストラリアで暮らしていたアボリジニは、さまざまなやり方で水を確保していた。
 ブッシュに溜まった朝露、デザートオークの木の根、
 さらには穴掘りガエルが腹にため込んでいる水!
 どのような民族であっても水の確保は最重要課題!
 その知恵をまったく知らんとはどういうことだ!」
FBz-99G「く」
ハザリア「貴様、アボリジニではないな」
FBz-99G「くくく」

 バリッ
凄くイイ声のベガ兵「勇気など通用せんぞ!」
マリ「凄くイイ声だ!」
ハザリア「なんと勇気みなぎる声なのだ!」
凄くイイ声のベガ兵「宝の所在さえわかれば、もう用はない」
ハザリア「どうせ白人女性を食い散らかしたというのもハッタリだろう!」
凄くイイ声のベガ兵「それは本当だ!」
ハザリア「うぅ・・・・・・っ!」
マリ「ひるむなよ!」

 ターンッ!
ハザリア「ぐっ!」
凄くイイ声のベガ兵「倍返し、いや4倍返しだぁーっ!」ドカッ
ハザリア「なんのだぁーっ!?」

 バシャーンッ!
マリ「ハザリアーっ!」
凄くイイ声のベガ兵「心配か、心配だろう。
 さあ、潜って探したらどうだ。宝より先に男を引き上げてくれば、お前も撃つがな」
マリ「卑怯だぞ!」
凄くイイ声のベガ兵「勇気など通用すると思うな!」
マリ「勇気の権化みたいな声して何いってるんだ!」
凄くイイ声のベガ兵「ゴッツォ家秘蔵のお宝か。
 それさえあれば、『ガイゾックにどん引きしている姿がなんかカワイイ』
 などといわれているベガ大王も、覇気をお取り戻しになられるだろう。
 祖国のためなら、泥すらもかぶるさ!」
マリ「くそぅ、カッコいい声だなあ」
凄くイイ声のベガ兵「さあ、沈め。泥まみれになれ! 着衣のままな!」
マリ「イイ声で変態的な要求するなよ!」
192それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:23:32 ID:d3TSpcf3
 ブクッ ブクブクッ
凄くイイ声のベガ兵「なんだ、あぶくが」

 ザパーンッ!
凄くイイ声のベガ兵「なんだぁっ!?」
マリ「怪獣!? いや、あれは」
凄くイイ声のベガ兵「バカな! これが、こんなものが!
 ゴッツォ家が使役した怪物だというのか!?」
ハザリア「なぁに、ちょっとした手品だ。
 沼の底に沈んでいた古木が、時折噴き上がるメタンガスによって浮き上がっていたのだ。
 迷信深いアボリジニどもには、古木の影が怪物に見えたのだろうよ」ポタポタ
凄くイイ声のベガ兵「うぅ、貴様」
ハザリア「まんまと度肝を抜いてくれたものだな。
 背中ががら空きだったぞ、んん?」
凄くイイ声のベガ兵「待てっ、話せばわかる!」
ハザリア「なぁに、そう怖がるな」
 がしっ

凄くイイ声のベガ兵「なにをする、放せっ!」
ハザリア「暴れるな暴れるな。
 なるほど、たしかに腕力では貴様の方が上だろう。
 しかしこの姿勢からでは、貴様は鼻をつまむ俺の手すら払いのけられない。
 人体とは面白い具合にできているではないか」
凄くイイ声のベガ兵「むぐっ、むぐっ!」
ハザリア「おや、急に黙り込んでどうした。
 鼻をつままれては苦しかろう? 口をあけたらどうだ」
凄くイイ声のベガ兵「うぐ〜っ!」
ハザリア「こいつを口の中に放り込んでやる。
 見ろ、ドゥボイシアの枝だ」
凄くイイ声のベガ兵「んっ、んぐ〜っ!」
ハザリア「なぁに、死にはせん。
 嘔吐、腹痛、下痢、目まい、痙攣などの諸症状がやって来るだけだ」
凄くイイ声のベガ兵「いくら俺でも、ここまではせんぞ・・・・・・」
ハザリア「誰に着衣の泥まみれを命じたか、貴様は」

 どさっ
193それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:24:36 ID:d3TSpcf3
ハザリア「ふぅ」ペタン
マリ「おい、血が出てるじゃないか!」
ハザリア「銃弾がかすっただけだ」
マリ「なにいってるんだ、貸してみろ」ペロ
ハザリア「あっ、こら、なにをする!」
マリ「恥ずかしがってる場合かよ。
 泥沼に浸かったんだろ。キレイにしないと」
ハザリア「・・・・・・フン」
マリ「おい、なにするんだよ」
ハザリア「借りを作るのはご免だからな。毛繕いしてやる」
マリ「なにいってるんだ、泥まみれの手で」
ハザリア「なんだ貴様、髪がキシキシしておるな
マリ「弄ぶなよ」
ハザリア「ちょうどよい、泥パックだ」
マリ「ヘンな言い訳するなよ」
ハザリア「なにがヘンないいわけだ!」
マリ「素直にいえよ、ようするにお前はさ」
ハザリア「なんだ」

 ガサッ
キャリコ「あのですね、ちょっとした後戯みたいになってますから」
マリ「ワッ!」
ハザリア「オッサン! なんだいまごろ!」
キャリコ「やぁ、すいません。
 なんか異様にイイ声出してくるドートレスが妙に手強くて」
ハザリア「では、やむを得んか」
キャリコ「恐縮です」
マリ「どんだけイイ声のひといるんだよ、オーストラリア大陸!」
キャリコ「あと、なんか強いムラサメいるなあと思ってたら、中にババさん乗ってたり」
ハザリア「ああ、あるな」
マリ「なんだこのあるあるネタ」
194それも名無しだ:2008/12/24(水) 03:26:07 ID:d3TSpcf3
 【日没後】
ハザリア「よし、あったぞ。古木の中に埋まっていた」
マリ「宝石? 水晶玉みたいだけど」
キャリコ「ん〜?」
マリ「どうしたんですか?」
キャリコ「いえ、これ、特になんのエネルギーも検知されないんですけど」ピッピッ
ハザリア「そんなことはないだろう」
マリ「じゃ、これ、単なる水晶玉ですか?」
キャリコ「そりゃあ、地球のとは成分が違うんでしょうけど」
ハザリア「う〜む、蓄光塗料のようなものが塗ってあるが」
マリ「あっ」

 カッ
マリ「夜空に」
ハザリア「えぇ〜と」
キャリコ「なんですか、これ」
ハザリア「南十字星に沿って、プラネタリウム的な絵を映し出しておる」
マリ「このあと、なにか起こるのか?」
ハザリア「いや、台座の中に入っている装置は、地球でいうところの学研の付録程度のものだ。
 これ以上のことができるとは思えん」
キャリコ「じゃあ、なんですか。これ、ただのプラネタリウム装置ですか」
ハザリア「どうも、そうらしい。
 位置をずらすと竜骨座が映る。いや、時代を考えるとまだアルゴ座か」
マリ「なにをやってるんだ、お前の祖先は」
ハザリア「バルマー人のくせに地球の星座に精通しているとは、さすが俺の祖先だ」
マリ「そういうとこじゃなくて!」
キャリコ「あっ、なんか書いてありますよ。
 かすれててほとんど見えませんが、ははあ、バルマーの文字ですねえ」
ハザリア「・・・・・・これは!」
キャリコ「ああ、宇宙の終わりが来ても決してとかなんとかっていうのは、
 なるほど、そういう」
ハザリア「やかましい!」
マリ「なにが書いてあったんですか?」
キャリコ「ああ、それは」
ハザリア「黙れ、黙れよ!」
キャリコ「はははは、どうやら坊のご先祖さま、
 白人追っ払うとかなんとかとは全然関係なく、
 単に南十字星の下で奥さん口説いてただけみたいですね」
ハザリア「アホかぁーっ!」
マリ「こらこら! 投げ捨てようとするなよ! 一応祖先の宝だろ!」
ハザリア「このようなもの、欲しければくれてやる!」ポイッ
マリ「エ」
キャリコ「もらっといた方がいいですよ。縁起のいいものですから」
マリ「うん、まあもらっとくよ。フツーにキレイだし」
ハザリア「気分がくさくさしてたまらん!
 クジラだ! クジラを捕りに行くぞぉーっ!」
マリ「だから、クジラはあきらめろって!」
195それも名無しだ:2008/12/24(水) 20:57:49 ID:vxvazV8r
>>175-185
ミナトが…ミナトが女の子と仲良くなるなんて…そんなの嘘だァァアア!

とりあえず町中に突然あふれ出すカップルをどうにかしてくれミツハル

>>186-194
なんかゴッツォ家はお笑い一家にしか思えんなwひとりゴッツォみたいな感じで

てかホントにハザリア達に振り回されてるマリは可愛いな
196それも名無しだ:2008/12/24(水) 22:53:39 ID:Qy8g+g0y
 ■
 クリスマスシーズンの夜だった。
 ブロック塀の向こうに建ち並ぶ文化住宅からは、ぽつぽつと明かりが消え始めている。
 いまごろ、あの家の中ではニンゲンの子供たちがサンタクロースのプレゼントに想いを
馳せながらふかふかの布団に包まれているに違いない。
 そういうことを考えると、眼球ユニットの奥がツンと痛む。
 よせ。マーズは自分に言い聞かせた。
 父親のところを飛び出してきたのは自分自身の選択だ。
 泣き言をいえる筋合いなんかない。

「ごーごーキャレットストリングス!」
 両手首から伸びたベルトはしかし、あっさりと打ち払われる。
「ごーごーキャレットネット!」
 4本ある脚の1本がぴんと伸びる。先端に穴があいて、投網が勢いよく飛び出した。

 マーズはロボットだ。『ロボット三原則』の制約によって、ニンゲンに危害を与える
ことができない。そのマーズが攻撃をしている。
 つまり相手はニンゲンではないということだ。
 投網の下で人影がもぞもぞと動く。その右腕が、ぼこりと異様に膨れ上がった。紺色
をしたジャケットの袖が散り散りになって落ちる。あっという間に人体としてのバラン
スを欠くほどに巨大化したその腕には、鈍く光る4本のカギヅメが生えていた。

「ロボなのかニンゲンなのかもわかんねーハンパモンがよぉーっ!」
 わずかなシンパシーを抱きながら、マーズは怒鳴った。
 カギヅメが音を立てて網を引き裂く。
 夜目にも鮮やかな赤毛を揺らしながら、フィオル・グレーデンが立ち上がった。
「4人の想いが、4人分の肉体と2体の機動兵器を融合させた。
 俺は、4人の願いの結晶だ」
「そーかいそーかい、おれぁーおやじがバンシャクしながら組み立てたんだってよー!」
「そうか」
 フィオルの姿がブレた。猛烈な勢いで踏み込んでくる。
 マーズの眼前で、四本のカギヅメがぐわと展開した。
 マーズは、逃げようとした。下半身が重い。間に合わない。カギヅメにがっちりと上半
身をつかまれる。成人男性2人分以上の重さがある身体が、ふわりと浮き上がった。持っ
て行かれる。抵抗できない。背中からブロック塀に叩きつけられる。
 肺から空気が絞り出される。
 合成カルシウム製の肋骨が軋み、ブロック塀の破片がぱらぱらと落ちた。
 フィオルの眼差しはどこまでも真摯だった。まるで、重大な使命でも帯びているかの
ような顔つきだ。気に食わない。
197それも名無しだ:2008/12/24(水) 22:55:13 ID:Qy8g+g0y
「この近くに、修理工場はあるか」
「さー、知らねーな」
「思い出しておけ。いったん、君の脚をもぐ」
「いひひひひ! なーんだそりゃー、オドシかけてるつもりかよぉー!
 甘く見てくれたもんじゃねーの。
 脚がなくなりゃーな、這いずってくに決まってんだろーがよぉーっ!」
「よせ。生体部分の腕までちぎりたくはない」
「きゃはははははっ!
 よぉーキョーダイ、エンリョはいらねーよ。クビでも刎ねに来いよぉーっ!
 アタマひとつで転がってったらぁーっ!」
「やめるんだ! 命を賭けるほどのことでもないだろう!」
「ハンカツーなこといってんじゃねーぞドサンピンがぁーっ!
 こちとらアキナイにイノチ張ってんだぁーっ!」

 ぎゅうと、マーズは懐に入れた荷物を握りしめた。
「『聖闘士星矢ロストキャンパス』のOVA!
 このマスターデータを、トムス・エンタテイメントさんに届けるったら、届けんだよぉーっ!」
「自分がしようとしていることがわかっているのか!
 再び聖闘士星矢ブームなどが来れば、まだ半ズボンをはいているような男子小学生が、
 全国のブックオフ等で『メイドイン星矢』を立ち読みしてしまう!
 かつて起こった数々の悲劇を再現したいのか、君は!」
「べらぼーめ!
 そんなこたぁー、おれやあんたみてーなハンパモンが心配するこっちゃねーだろーがよ!
 全国のブックオフ等で『メイドイン星矢』を立ち読みしちまった
 男子ショーガクセーがなんかに目覚めちまう!
 ニンゲンてなぁー、そーゆーもんだろーがよぉーっ!」
「好きこのんで『メイドイン星矢』に目覚めさせる必要はない!」
「そんならキョーコー突破だこんにゃろーっ!」

 戦闘向けではないマーズが、まともにやって勝ち目などあるはずがない。全身に仕込ん
である数々の秘密道具も、面白半分に付けてあるだけで実用性など皆無に近い。
 マーズの武器は口先だ。挑発して、無理矢理隙を作り出すしかない。
「戦闘用がなんぼのもんだってーの、べらぼーめ!」
 フィオルの眉毛がわずかに吊り上がる。
「間違えるな。エクサランスはレスキュー用だ」
「きひひひひ! ブッソーなレスキュー用具もあったもんじゃねーの、なぁーっ!?」
 マーズの上半身に、カギヅメがぎちりと食い込んだ。
198それも名無しだ:2008/12/24(水) 22:56:55 ID:Qy8g+g0y
 ■
 マーズの頭上を、激しい銃声が通過していった。
 遠くに瞬く繁華街のネオンサインをバックに、マズルフラッシュの凶暴な光が飛び散っている。
 民家の屋根の上を、恐ろしいスピードで駆ける二人の女性がいた。
 イングレッタ・バディム、そしてユウカ・ジェグナンだった。
 いったいなにをしている途中だったのか、イングレッタは背中がざっくりと開いた黒い
ドレス姿だった。首からは濃紺のストールをぶら下げている。針金を思わせる細い腕の先
では、2丁のデザートイーグルが銃口から白い硝煙を立ち昇らせていた。
 一方のユウカは、元からそういうデザインなのか、ここに来るまでにそうなったのか、
ボロボロに破けたワインレッドのドレスを着ていた。剥き出しの肩にも太腿にも、赤黒い
アザが無数に浮き上がっている。だらりとぶら下げた手にはマテバオートリボルバーを握
りしめていた。

「時間に干渉するのはやめなさい。
 この世界は『メイドイン星矢』を受け入れられるようにできているのよ。
 むしろ、『メイドイン星矢』を待ち望んでいるといってもいい」
 イングレッタが冷え冷えとした声で告げる。
「リアルな話、あたしは男子小学生が半ズボン突っ張らせようが突き破ろうが知ったことじゃないの。
 ただね」
 ユウカはすでに肩で息をしていた。両の瞳だけが闘志にたぎっている。
「彼のロードを邪魔なんかさせない」
 ユウカが動く。バックブロー気味にマテバの銃把をイングレッタに叩きつけようとする。
イングレッタがするりと身を沈める。マテバが空を切った。
 ユウカはすでに次の動作を開始していた。月明かりを褐色に照らし返す脚を振り上げる。
回し蹴り。吸い込まれるようにイングレッタの側頭部に襲いかかる。
 イングレッタの対応は速かった。片腕をスッと上げる。ブロック、どころのものではない。
強烈な肘打ちだった。打ち落とした脚を捕らえ、すくい上げる。姿勢を崩したところに、突
き飛ばすような前蹴りを入れる。
 屋根から転げ落ちるユウカを追って、イングレッタが跳んだ。しなやかな脚を空中で鋭
角に折りたたむ。情けも容赦もない。尖った両膝をユウカの胴体に突き立てた。
 ユウカは、悲鳴もない。身体をくの字に曲げて悶絶するだけだ。

「ユウカぁっ!」
 マーズを投げ捨て、フィオルが叫ぶ。
 イングレッタは顔色ひとつ変えない。立ち上がると同時にベルトからマガジンを抜き出
し、淀みない動作でデザートイーグルに差し込む。スライドを弾いて初弾を装填すると、
間を置かず引き金を引いた。
 立て続けに3発、大口径を胴体に食らいながらもフィオルは低く呻いただけだった。
 フィオルの身体がメキメキと軋みながら巨大化していく。ジャケットが破れ落ち、道路
いっぱいを埋め尽くす巨大な足に踏み潰された。オレンジ色に染まった皮膚の下で筋肉が
急激に発達し始め、鉛色の物体を押し出した。チリンチリンと風鈴のような音さえさせて、
カリフラワー状に変形した銃弾がアスファルトの上に転がり落ちる。
「アストラナガンを呼べ」
 フィオルの口から、真っ白な蒸気が大量に吐き出される。
「さもないと、生身のまま引き裂くことになるぞ!」
 赤毛がざわざわと荒れくるう。額がめりめりと盛り上がり、皮膚を突き破って巨大な
一本角が現れた。全身の皮膚はすでに外骨格と化し、金属のような光沢を放っていた。
 イングレッタはひと言も発しない。その瞳に、細く鋭い針のような光が宿る。
199それも名無しだ:2008/12/24(水) 22:59:06 ID:Qy8g+g0y
 ■
「うろたえるんじゃありません子供たち!!」
 張り詰めた空気を打ち砕くような一喝だった。
「うぅっ!」
 ユウカが倒れたまま小さく呻いた。
「あなたは」
 イングレッタがデザートイーグルを両手に構える。
「この、とてつもなくスケールのでけーコスモはぁーっ!」
 マーズの全身に震えが走った。
「誰だっ!」
「フッ、わたしよ」
 フィオルが声を飛ばした先に、忽然とひとりの女性が現れていた。豊かな黒髪が背中
の上で波打っている。東洋の仏像にも似た微笑みを浮かべる唇の横にはホクロがひとつ
ある。長いまつ毛を生やした目は、ふたつとも静かに閉じられてた。
「シホミおばちゃーん!」
「やっピー、そ〜れ、ふぁいと」
 シホミ・アーディガン、ヴァルストークファミリーの長女、もっともタカの目に近い女、
マーズにとっては『おやじのアネは我が師もドーゼン』という存在だった。
 マーズは事態の大きさを知った。
 シホミ・アーディガンはすでにアーディガンファミリーを出て嫁に行った身だ。白銀聖
闘士孔雀座パーヴォのシヴァと結婚したといっているけれど、おそらくデタラメだ。なん
の意味があるのか常にガンジス川流域に座して動かなかったシホミおばちゃんがここまで
出張ってくるなんて、タダゴトじゃない。
 凜として立つその姿には、あの、ヘラクレス猛襲拳の使い手でありながらヘラクレス座
の聖闘士ではなかったドクラテスにも匹敵する風格があった。

「この子を通してやってくれないかしら、フィオル・グレーデン。
 『メイドイン星矢』がふたたび全国のブックオフ等に並ぶ未来を、
 あなたに潰す権利はないのよ」
 フィオルは、言葉を発しなかった。
 モアイに似た顔から蒸気と唸り声とが迸る。
 地面が揺れる。
 アスファルトの破片をまき散らしながらオレンジ色の巨体が動く。
 巨大なカギヅメがシホミおばちゃんの頭上に降り注いだ。
 シホミおばちゃんはするりと身体を翻す。たったそれだけでカギヅメの一撃を避けてし
まう。ボリュームのある胸のすれすれを通ってカギヅメがアスファルトに激突した。
「そう」
 シホミおばちゃんの微笑みは、もはや神仏が行う拈華微笑の域にまで達しつつあった。
 たおやかな指が、湯気を上げる外骨格の表面をそっと撫でる。
「あなたも多少は地獄の底を見てきた少年。
 そんな相手に優しく言って聞かそうなんて、むしろ侮辱だったようね。
 あなたにはそれなりの対応を行います」
「うぅーっ!?」
 マーズの全センサーが異常を告げていた。
 この眼球ユニットは、真実しか映し出さないはずだ。なら、この、辺り一面に浮かび
上がる曼荼羅のような魔法陣のような極彩色の模様は、いったいどう説明すればいいのだろう。
200それも名無しだ:2008/12/24(水) 23:00:45 ID:Qy8g+g0y
「オカルトチックなバックボーンがあるわけじゃないのに
 何故か現れるこの魔法陣はいわば宇宙の真理、完璧にさだめられた不条理の世界。
 このエクサノヴァにかかった以上、あなたにわたしを攻撃することは不可能。
 そしてまた逃げることも不可能。
 いわば攻防一体の戦陣といえるのよ」
「う、うぅ・・・・・・、シホミおばちゃんの目が、目がぁ〜・・・・・・!」
 マーズの中に埋め込まれているカズマ・アーディガンのライフデータが激しく震え始める。
「このシホミ・アーディガン」
「シホミおばちゃんの目がぁーっ!」
「一命を賭してあなたにお説教をします!」

 カッ、とシホミおばちゃんの双眸が大きく見開かれる。
 ヴァルストークファミリーにおいて、シホミおばちゃんの目について語るのは絶対の
タブーだった。
 常に瞑目している、ひょっとしたら開いているのかも知れないけれどだいたい閉じて
いるように見えるシホミおばちゃんが、目を開く。そのとき、食卓の上からはいっさい
のマヨネーズ臭が消え去るといわれている。
 マーズは、シホミおばちゃんが目を開いている姿を見るのは初めてだった。
 なにが起こるのか想像も付かない。
「プロトンドライブ・フルチャージ!」
 シホミがどこからか取り出した数珠を振り上げる。
「フォーカス!」
 辺り一面を眩いばかりの白光が包み込む。
 一瞬ののち、微動だもしないまま同じ場所に立ち尽くすフィオルの姿が現れる。オレ
ンジ色をした外骨格には傷ひとつ付いていない。
 マーズには白光の正体がわかっていた。超長距離、おそらくは衛生軌道上から放たれた
プロトンキャノンだ。大気によって拡散し、威力などはほとんどない。しかし、全員の足
を止めるには十分だった。

「フィオル・グレーデン!」
 フィオルは、ぴくりとも動かない。まるで蛇に睨まれた蛙だ。
「女の子を放っておいてケンカに夢中なんて、マンモス愚かな男!」
 Pi、Piと、シホミの指が不思議な音を出す。
「そんなことで時間を守ろうだなんて、笑止千万、片腹痛いわ!」
「む、むぅ〜!」
 フィオルの身体がしゅるしゅるとしぼんでいく。ふたたび少年の姿を取り戻したその
顔では、驚愕と焦燥、そして自己嫌悪といった複数の感情がない交ぜになっていた。

「花は咲き、そして散る。星は輝き、いつか消える。
 この地球も太陽も銀河系も、そして大いなる大宇宙もいつかは死する時が来るのよ。
 人間の一生なんて、それらに比べれば瞬きほどのわずかなもの。
 そのわずかなひとときにひとは生まれ、
 誰かを愛し、誰かを憎み、笑い、涙し、戦い、傷付き、喜び、悲しむ」
「ユウカ!」
 滔滔と語るシホミおばちゃんの前を素通りして、フィオルがユウカに駆け寄っていく。
 ユウカを助け起こすその腕は、すでに光の粒子に包まれ輪郭がぼやけ始めていた。
201それも名無しだ:2008/12/24(水) 23:02:37 ID:Qy8g+g0y
「済まない、済まない! 俺は、また間違えていた!」
「いいのよ、あんたはしたいことすれば」
「消耗してしまった。また、じきに消えてしまう」
「そう、じゃ、キスはお預けね」
「済まない。俺は、まだ幸せになるわけにはいかない」
「ねえ、クリスマスなのよ」
「え」
「ちょうだいよ、プレゼント」
「でも、俺はなにも」
 フィオルの言葉が途切れる。
 ユウカがフィオルの背中に手をまわし、胸板に顔を埋めていた。
「あんたの、ね、胸板が好きなの。この香りをあたしの中に置いてって」
「あ、あぁ」
 フィオルの両腕が手持ちぶさたな風に宙を泳ぐ。
「抱きしめてっていってんの」
「済まない」
「もっと、タイトに」
「きっと、満足な身体で戻ってくるから」
「バーカ」
 ユウカの声は、マーズのボキャブラリーにない種類の湿り気を帯びていた。

 ■
「見ちゃいらんねーや」
 ぼそと呟いて、マーズはふたりに背中を向けた。
 イングレッタがどこかつまらなそうな顔をしてアスファルトの上に座り込んでいるのが見える。
「お手数をかけちゃったわね、タイムダイバーのお嬢ちゃん」
 シホミおばちゃんに声をかけられて、イングレッタはなぜか拗ねたような顔をする。
「べつに。わたしは、『メイドイン星矢』を守る使命を帯びていただけよ」
「大丈夫かしら、マーズちゃん」
 シホミおばちゃんが身をかがませて、ぽんとマーズの胸元を人差し指で突いた。
「血止めの急所真央点を突いたわ」
「あんがとー。特に流血はしてねーけども」
「じゃあ、行きましょうか」
 きゅうと、シホミおばちゃんに手を握られる。
「全国のブックオフ等で、まだ半ズボンをはいているような男子小学生が
 『メイドイン星矢』を立ち読みしてしまってなにかに目覚める、そんな未来のために」

 本当のところを言うと、『メイドイン星矢』を立ち読みした男子小学生が半ズボンの中
でなにかに目覚める未来が幸せなものなのかどうか、マーズには判断できない。
 でも、シホミおばちゃんはこんなにもニコニコしているんだから、きっと幸せな時間に
違いない。
 フィオルの姿はすでにほとんど消え失せ、夜の空気に滲むような淡い光が漂っているだけだった。
 儚い輝きに照らされて、泣いているような微笑んでいるような顔をしているユウカを、
マーズはキレイだと思った。
 『聖闘士星矢ロストキャンパス』のOVAがリリースされたら、『メイドイン星矢』
が全国のブックオフに並ぶようになったら、あんなにキレイなものが世界中に生まれる
に違いない。男子小学生の半ズボンの奥には、ああいうキレイなものがたくさん眠って
いるに違いない。
 そんなことを考えながら、マーズはシホミおばちゃんと手を繋いで歩き始めた。
202それも名無しだ:2008/12/25(木) 01:05:16 ID:r04zjx7G
ルナ「……」
クォヴレー「?どうしたルナ」
ルナ「い、いえ!少し考え事をしていただけです!」
ゼラド「あははははは!ルナちゃ〜んwコレおいしーよ〜?」
ルナ「ゼラド…そなたはノンアルコールのシャンパンにしておけとあれほど…」
ゼラド「え〜にゃに〜?」
ルナ「よ、よせ抱きつくでない!」
イングレッタ「…もう一杯いけるでしょう?」
キャクトラ「…勘弁してください…視界が…視界が回る…」
ルナ「ツリ目女!キャクトラに何をしておるか!」
イングレッタ「祝いの日までニャーニャーうるさい娘ね」
ゼラド「あははーwグレちゃん私も〜w」
イングレッタ「あなたはいい加減…や…脱がせようとしないで!」
ヴィレアム「ちょっとゼラドを止めて来ぐえ!?」
レイナ「あたしの注いだお酒が飲めないっての!?」
ヴィレアム「なんでこんなことに…」
ルル「ああアオラ様、私少し酔ってしまったみたいですwでもなんだか幸せな気分…w」
アオラ「ルル、それシャンパンじゃなくてウォッカ…」

クォヴレー「ふ、皆楽しそうで何よりだ」
ディストラ「知ってますクォヴレー様?クリスマスイブの午後9時から午前3時にかけて
アストラ&イングラム「『やめんか!!』」
ディストラ「あひゃん!?」

ルナ「(あの三人組、今年は姿を見せぬのかのぅ…)」
203それも名無しだ:2008/12/25(木) 02:16:13 ID:kpZNM2ox
 【ジェグナンの喫茶店】
ハザリア「うぉーい、いるか、海賊の末裔が!」
マリ「だから、お父さんの代ですでに4分の1しか残ってないって」

ユウカ「ハーイ、メリー・クリスマース」チュッチュッ
マリ「ワッ、突然ほっぺになにするんですか!?」
ユウカ「ンー、あんたもついでに」チュッチュッ
ハザリア「なんだ、気味が悪いほどにご機嫌だな」
ユウカ「べつにぃ〜」
ハザリア「にへらにへらするなぁっ! クールでハードな貴様はどこへ行った!?」
ユウカ「ン〜、彼が溶かしちゃった、トロッと」
ハザリア「生々しくいうなぁっ!」
マリ「や、普段からいうほどクールでもハードでもないよ、ユウカさんは」

ユウキ「なにかいいことがあったらしい」
ハザリア「ところで大将、クジラ肉を大量に持ってきた。
 調理してはくれぬか」
ユウキ「うちは寿司屋ではないし、俺は寿司屋の大将ではない」
ユウカ「ンー、オーライオーライ、竜田揚げにする? 酢で締める?」
ユウキ「あぁっ、ユウカ、やめてくれ、厨房が生臭く・・・・・・っ!」
ハザリア「貴様のケツより分厚いステーキにせよ」
ユウカ「ンフフ、バーカ」
マリ「今日のユウカさん、心広っ!」

ユウカ「ン、でもこれ、いくらなんでも多すぎるんじゃない?」
ハザリア「大部分は海に捨ててきたのだがなあ」
マリ「ああ、クジラさんごめんなさいクジラさんごめんなさい」
ハザリア「よろしい! ではこの大量のクジラ肉、街中にばらまくとするか!」
マリ「イヤだよ、こんな生臭いクリスマスプレゼント!」
ユウカ「オーライ、恋人はサンタクロース♪ 生臭いサンタクロース♪
 ラーズアングリフに乗ぉってぇ〜♪」プシュー
ユウキ「ああ、よせユウカ、ラーズアングリフをクリスマスカラーに塗るんじゃない!」
マリ「あの、これ、ユウカさん酔っぱらってませんか」
ユウカ「酔ってるよ、ラヴに」
マリ「あ、どうしよう、ユウカさん、蹴り入れていいですか」
204それも名無しだ:2008/12/25(木) 02:17:19 ID:kpZNM2ox
 【カノウ家】
トウキ「おう、お前らどうした。って生臭っ!」
ハザリア「メリクリだ」
ユウカ「ハッピー」チュッ
トウキ「わ、なんだよ!」
マリ「なんか、ゴメン」

クリハ「あら、クジラ肉? ありがとう。ちょうどひと味足りなかったのよね」
トウキ「よせ、やめろクリハ、そのミキサーはなんだ、
 やめろ、やめるんだ、この上なにを混ぜるつもりなんだぁっ!」

 ががががががががががががっ

ハザリア「では、メリークリスマス」
トウキ「待て、置いてくな! 俺も、俺も連れてってくれぇぇぇっ!」

ハザリア「さて、と、
 マキネめには絞ればロウソクが作れそうなほど大量のクジラ肉を渡したことだし、
 次はどこに向かおうか」
マリ「わかった、お前わざと面倒事が起こりそうなとこチョイスしてるだろ」

 【道路】
レイナ「い、や、よ! 放してよ!
 なんでこの歳にもなって親とクリスマス過ごさなくちゃならないのよ!」
セレーナ「あらいやだ、小さい頃は『ままといたーい!』ってうるさかったのに。
 母さん、ずいぶん無理して時間作ったのよ?」
ルアフ「お父さん、ずいぶん無理してお店探したんだよ?」
レイナ「あんたは、あらゆる店を出禁になってるだけじゃない!」
ルアフ「さあ家族仲良くファミレスでワイワイガヤガヤしようじゃないか!」
レイナ「クリスマスに家族でファミレスって、あり得ないから!」
セレーナ「ドリンクバー飲み放題よ」
レイナ「いったい、家族で何時間ファミレスに粘るつもりなのよ!」
205それも名無しだ:2008/12/25(木) 02:18:03 ID:VFwDj88C
取りあえず素敵なクリスマスSSの皆様GJ。
まあ一言言わせて欲しい。
なんて突っ込みどころのありすぎるクリスマスイブなんだww
寝る前にスレ覗いてみたら笑いすぎて腹筋がつるかとおもたwww
206それも名無しだ:2008/12/25(木) 02:18:53 ID:kpZNM2ox
 【バランガ家】
テレビ『オーストラリア海域で所属不明の機動兵器が無断で捕鯨を行ったという件を
 受け、オーストラリア政府では〜』

ルナ「悪い人間がおるものだのぉ」
キャリコ「いや、まったく」
スペクトラ「ほんとにねえ」
ルナ「わ、キャリコはいつからいたのだスペクトラのなんだその格好」
クォヴレー「お前たち、入ってくるなら玄関からスペクトラなんだその格好」
スペクトラ「スペクトラ・マクレディ、一児の母、
 聖なる夜にはサンタ風ビキニで愛され上手な自分らしさを演出」くねっ
クォヴレー「それは演出してはいけない自分らしさだ」
キャリコ「キャリコ・マクレディ、一児のパパ、
 聖なる夜にはサンタ風ビキニパンツで愛し上手なチョイ悪オッサンを演出」ぐいっ
ルナ「脱ぐな脱ぐな脱ぐでない」
クォヴレー「お前たち、出て行け」
キャリコ「ところでアイン、宅のセガレ知らない?
 親子三人、サンタ風ビキニで決めようと思ってたんだけど」
クォヴレー「考えを改めろ」
キャリコ「フフフ、拗ねるなよ。もちろんお前の分のサンタ風ビキニパンツも準備してあるから」
スペクトラ「凄く男前な顔になってるわキャリコ!」
クォヴレー「出て行け」
スペクトラ「姫さまの分もありますのよ? サンタ風ビキニ」
ルナ「そんなものを、どうやって着ろというのだ」
キャリコ「あ♪ スッペちゃんその服、どぉ着るの♪」
スペクトラ「あ♪ こうして♪ こうして♪ こう着るの♪」くいっくいっくいっ
ルナ「尻文字で答えるでない!」

ヴィレアム「あれ、ゼラド、ゼラドは?」
ディストラ「ゴメンねヴィレアムくん。
 ゼラドちゃん、いまちょっと出たくないって引っ込んじゃってるのよ」
ヴィレアム「え?」

ヴィレアム(どどど、どうしたんだろう、ゼラド。
 なにもいわずに引っ込んじゃうなんて! 具合が悪いのかな!
 それとも、ひょっとして、俺がそれとなくゼラドをチラチラ見てることに気付いたんじゃ、
 顔も見たくないほど嫌いになっちゃったんじゃ・・・・・・!)

 【ゼラドの部屋】
クォヴレー「いいのか、イェーガーの子が心配しているぞ」
ゼラド「だってだって、
 ハザリアくんたちが持ってきたクジラ肉食べ過ぎて、お腹ぽっこりしちゃってるんだもん!
 こんなんじゃ人前に出られないよぉ〜!」

クォヴレー「ゼラドはどうしたんだろう。
 あんなものはすぐに引っ込むし、いままで、誰の前でも気にしたことはないのに」
ディストラ「うふふ、ゼラドちゃんも大きくなったということですよ」
207それも名無しだ:2008/12/25(木) 04:29:06 ID:8rVCND0v
寝る前に来たら、し、新作が多すぎる!
また今度!
208それも名無しだ:2008/12/25(木) 11:34:50 ID:bLzJgPLS
年末に向かって良作SSが怒涛の如く押し寄せてますな♪
皆様方、G.Jです!!
そしてスペクトラのサンタビキニを見たいと思ってしまった私はエロスに飢えてますw
209それも名無しだ:2008/12/25(木) 12:38:13 ID:1l0BgxCN
>>185
ゼフィア「……」(全身包帯ぐるぐる巻き)
スレイ「まっっっったく申し訳ない。うちの愚息……いや愚娘が、
またしてもご迷惑をおかけしてなんといったらいいか」
ゼンガー「気にするな。60Gごときで死に掛けるというのが情けないのだ」
スレイ「いや、それにしたってうちの…えーと」
ソフィア「いろいろご苦労おありでしょうけど、うちの子でよろしいんじゃないですか」
スレイ「ありがとうございます。うちの馬鹿な子が小さいときからご迷惑を。
これは大したものじゃありませんが果物籠です」
ソフィア「あらあらお気遣いいただかなくても。うちの主人は甘いもの苦手ですし」
スレイ「そう思ってレモン、メイヤーレモン、ヒラミレモン、キワノ、アボカド、グレープフルーツなど、
甘くないものを厳選して持ってまいりました」
レーツェル「それはゼンガー以外の人間には嫌味じゃないのか」
スレイ「黙れっっ!だいたいお前が育児は任せて空を飛べなどといっときながら、
この子をほったらかしにしたせいで人様に迷惑をかけて……」
レーツェル「おかげで自分だけはきちんと助かる立派な子に育ったではないか」
スレイ「貴様という奴は貴様という奴は……」
ゼンガー「あー、奥方、刀というのは素人にはそうそう簡単にぬけんぞ」
ソフィア「そうそう、鞘に入れたままでも十分凶器になりますよ」
レーツェル「お前ら私を助ける気はないのか」
ゼンガー「夫婦喧嘩はソレスタルビーイングでも介入せんわい」
レーツェル「こないだ撃墜された私に対する嫌味かそれは!」
ソフィア「はいはい皆さん、喧嘩はお外でやってくださいね。
アストラちゃん皆をお外にだしてちょうだいねー」
アストラ「しくしくしくしくしくしく」
ゼフィア「……」
ソフィア「お正月は寝正月だわね、あんた」
ゼフィア「……ほっといてくれ」
ソフィア「あら、あんたは偉いわよ。最後の最後でスレイチェルちゃんを庇ったんでしょ?
 だから自分だけ大怪我して」
ゼフィア「そんなことはしていない」
ソフィア「いいから胸を張りなさい。
あなたのお父さんは、無茶すぎるからって誰とも一緒の機体に乗ったことないのよ?
それをしないで人を助けただけでも、あんたはお父さんより立派だったわよ」
ゼフィア「……そんなことはない。
あの馬鹿をなんとかするのは俺くらいしかいないから」
ソフィア「はいはい」
210それも名無しだ:2008/12/25(木) 13:24:14 ID:TfI2UWQ+
ブックオフ行ったけど、メイドイン星矢なかったよ……
211それも名無しだ:2008/12/26(金) 18:18:10 ID:+oRJ+Lll
ちょwwwクリスマス明けでスレ見たらすごいことになってるwww

一個一個にレスつけられないがみんなGJだ!!!
212それも名無しだ:2008/12/26(金) 20:50:40 ID:0iV5TJg5
よし、泡盛奢ってやる
213それも名無しだ:2008/12/27(土) 06:45:35 ID:+KDUX8Tq
命に別状はない
214それも名無しだ:2008/12/27(土) 17:30:02 ID:AACq9EXV
いるわけないだろ
215それも名無しだ:2008/12/27(土) 19:06:24 ID:ooNxt6q2
>>212-214の流れを見て
>>212でキャリコがヴィレアムに酒を薦め、
>>213で酔っ払ったヴィレアムを見てクォヴレーが天然気味に判断し、
>>214でイングラムがクォヴレーにツッコミを入れたと脳内変換してしまったよ…
キャリコ「いやぁ宅の息子といつも仲良くしてくれてありがとね♪ まぁ泡盛でも奢っちゃうよ、ヴィレアム君♪」すでにデキアガっている
ヴィレアム「ムゴーーーーーー!!!!」ゴキュゴキュゴキュゴキュ バターン!!!
ゼラド「ヴィレアム君っ!!」
キャクトラ「と、友よっ!しっかりしろ!」
クォヴレー「大丈夫だ。命に別状は無い」至ってマジメ
イングラム「たかだか泡盛一杯で命に別状ある奴いる訳ないだろ」

こんな感じで
216それも名無しだ:2008/12/28(日) 04:35:20 ID:o1grLy9g
>>215
>イングラム「たかだか泡盛一杯で命に別状ある奴いる訳ないだろ」

ゼフィア・ゼンガー「……」
217それも名無しだ:2008/12/28(日) 17:05:53 ID:piKyrZPa
 ◇
 お日様は、黄色かオレンジ色をしているものだと思っていました。
 だからわたしは、黄色とオレンジ色のクレヨンをぐいぐいと画用紙に押しつけたものです。
 あら上手。
 そう褒められるのは、いつもあの子の方でした。
 わたしには、どうしてなのかわかりませんでした。
 あの子の描くお日様は、てんでメチャクチャなんです。青空にぽっかりと白い穴があ
いていて、中に黒や茶色の小さな点々がパラパラと散らばっているんです。お日様があ
んなふうに見えるなんて、あの子は目が悪いんじゃないでしょうか。
 わたしの描くお日様の方が、ずっと正確に決まっているのに。
 褒められるのは、いつもあの子の方です。
 だから、あの日のことはよく覚えています。
 初めて解体をしたのは、幼稚園でスケッチ遠足に行った日のことです。
 わたしは、あの子が自慢げに首からぶら下げていた双眼鏡をバラバラにして池に投げ
捨てました。

 ◇
「そーいやさ」
 あまり日当たりのよくない事務所の中です。
 ソファにひっくり返って書類に埋もれていたロボくんがぽつりと呟きました。
「あんま一緒にいねーよね」
「なにがですか」
「キミとミズッちゃん」
 わたしは無言でクロスワードパズルに向かいました。
 ミズッちゃんというのは、わたし、ラーナ・モントーヤの従兄弟であるミズル・グレ
ーデンのことでしょう。チビで、成績は中の下、運動はからっきし、赤茶けた髪の毛を
ボサボサに伸ばして寝癖を直そうともしません。絵を描くしか能がなくて、フラッとど
こかへ行ったかと思えば無断で民家の壁かなにかにラクガキをしては苦情と一緒に帰っ
てくる、そういう男の子です。
「従兄弟というだけで、べつに仲がいいわけじゃありませんから」
「めずらしーんじゃねーの」
「なにが」
「だってさ、このカイワイ、
 キョーダイとかイトコとか、やけに仲よかったりすんじゃねーの」
「血が繋がっていようがいまいが、そりが合わない相手というのはいるものです」

 あの子の絵が上手いのは、わたしが小さい頃からオモチャというオモチャを解体して
しまうからだと、そういうことになっているようです。
 わたしにいわせれば逆で、あの子の絵の上手いことに無性に腹が立って、
解体せずにはいられないのです。
「ん〜」
 ロボくんはなにかいいかけて、書類を顔の上にかぶせました。
「やーんぴ。
 おやじンとこ、おん出てきたおれのいうこっちゃねーや」
218それも名無しだ:2008/12/28(日) 17:07:04 ID:piKyrZPa
「ほんというとですね、ロボくんとミズルを会わせたくなかったんですよ」
「あー、それで、ミズッちゃんのこと、ラクガキしか能のねー子供みてーにいってたんだ」
「現にラクガキしか能がないじゃないですか」
「あーゆーなぁー、芸とゆーんだよ」

 わたしにはまったく意味が分かりませんが、あの子の描く落書きにはずいぶんな値段
が付くそうです。商人を自称するロボくんが気に入るのは想像がついていました。
 案の定、あの子はあっさりと『ミズッちゃん』だなんて呼ばれています。
「あの子はずるいんです。
 わたしの方が勉強ができるのに、褒められるのはいつもあの子。
 わたしの方が運動できるのに、褒められるのはいつもあの子。
 わたしの方がカワイイのに、好かれるのはいつもあの子」
「や、カワイさで張り合うのは、なんか違ってねー?」
「なんですか、ミズッちゃんというのは」
 わたしはロボくんに向かってマイナスドライバーを投げつけました。

 ◇
 師走です。
 先生方が、まだ出禁されていない飲み屋を探して走りまわる季節です。
 嘘です。
 でも期末テストの答案にそう書いたら3点もらえました。
 世の中はかくも理不尽に充ち満ちています。

 解体業者にとっても忙しい季節です。
 年末に向けて、建築物の解体依頼が何件も舞い込んでいます。
 わたしのやり方だと鉄材にほとんど傷を付けないので、お客さんに喜ばれています。
 ライトグリーンのダッフルコートを着て、町外れの山を登ります。
 お日様はずいぶん西に傾いて、枯葉の溜まった山肌を赤く照らしていました。
 日没まで間がありません。
 今日は1本2本解体できればいいほうでしょう。
 あってないような山道の奥で、くすんだ色をした鉄塔が一本、錆の浮いた金網に囲ま
れています。
 『よいこは ここで あそばない!』という看板に誰かがもたれかかっているのが見
えました。
 柔らかそうな黒い布地で柔らかそうな肢体を包み込んだメイドさんでした。漆黒のロ
ングヘアは夕陽を浴びて淫靡な輝きを帯び、うっすらと砂利の積もった地面を踏みしめ
る足は、性に対する奔放さを暗に物語るように靴を履いていませんでした。
「あら、どうしたんですか」
「メイドさんこそ、なにをしているんですか」
「なんでスカートをまくり上げるんですか」
「どうして今日はパンツ穿いてるんですか」
「私にだって、パンツ穿いてる日くらいありますよ」
「裏切られた気分です」
「なんに対する信頼を寄せられていたんですか、私は」
219それも名無しだ:2008/12/28(日) 17:08:24 ID:piKyrZPa
 バランガさんの家にいるメイドさん、ディストラさんでした。メイドさんのくせに家
事はあまりできなくて、パンツを穿いている日と穿いていない日では圧倒的に穿いてい
ない日の方が多いに決まっている、そういう人物です。
「どうしたんです、こんなところで」
「ああ、それは」
「あ、いいです。わかりましたから」
 わたしは工具ベルトからマイナスドライバーを引き抜いて投げつけました。

「ふぎゃっ!」
 そろそろとその場から立ち去ろうとしていた男の子がひっくり返ります。ベルトのバ
ックルを解体されて、真っ白なブリーフのお尻をこちらに向けていました。
「逃げることないじゃないですか、ミズル」
「だって、ラーナはおれにイジワルするじゃないか」
 ミズルはスケッチブックと木炭を持っていました。紙の上では黒い線がぐちゃぐちゃ
に重なっています。たぶん、鉄塔とメイドさんを描いたものなんだと思います。この子
の絵は、スケッチ段階ではなにが描いてあるのかまるでわからないんです。
「またラクガキですか」
「いいだろ、ラーナには関係ないじゃないか」
 ミズルはふてくされたような顔をして、わたしと目を合わせようとしません。
「関係なくもありません。場所を移してください」
「え、どうして」
「この鉄塔は、いまから解体します」
「なんでそんなことするの、やめてよ」
「なんでって、それは仕事だからです。
 鉄塔だったら、向こうにも生えているでしょう。
 そこだったらあと2、3日はそのままですから」
「ここがいいんだよう」
 ミズルはばたばたと地面を手の平で叩きます。
「どこだっておなじじゃないですか」
「わっかんないかな。
 この、山肌と、金網のサビ具合とまわりの木の生え具合と、斜面の斜めってるとこ。
 こういう風景、なくなっちゃうのイヤだよ」
「ミズル」
 わたしは、寝癖も直していない赤茶けた髪の毛をわしづかみにしてミズルの顔を上げ
させました。
「小さい頃からずっとですけれど、
 わたしにはあなたのいうことがまったくわからないんですよ」
「そりゃあ、ラーナにはわからないかもしれないけど」

「ああ、よしなさいよしなさい」
 メイドさんがわたしたちの間に割って入ります。
「あなたたち、いとこ同士なんじゃないんですか?
 仲良くしなきゃダメじゃないですか」
「ダメっていうことはないでしょう」
「ラーナはおれのこと嫌いなんだよ」
「わかってるじゃないですか」
「もう、ダメじゃないですか」
 メイドさんがひょいと腕を伸ばしてわたしをミズルから遠ざけます。
220それも名無しだ:2008/12/28(日) 17:09:53 ID:piKyrZPa
「どうしてその子をかばうんですか」
「かばうっていうんじゃないんですけれど」
「可愛がられるのは、いつもその子なんです。
 褒められるのはいつもその子なんです。
 まったく頑張ってないくせに。
 好きなように絵を描いてるだけの子のくせに」
 メイドさんが眉間にシワを寄せて困った顔をしているのがわかりました。
「おれは、世話を焼かれてるだけだよ。
 ラーナはしっかりしてるから、1人でも大丈夫だって思われてるんだよ」
「わたしはしっかりなんてしていません」
「うん、考えてみると全然しっかりしてないんだけど、
 ぱっと見しっかりしてるように見えるから」
「ミズル、わたしはあなたが嫌いです」
「改めていってくれなくていいよ」
「あっ、いけません。やめなさい!」

 メイドさんが突然叫んだと思った、そのときです。
 フッと、あたりが急に真っ暗になりました。
 まだ夕方だったはずです。いったい、なにが起こったのでしょうか。
「動かないでください!」
 メイドさんの声と一緒に、バシッバシッとなにかを叩くような音が聞こえます。
「逃げてください!」
 わたしの肩を、なにかがかすめていきました。
 いつの間に現れたのでしょう。
 バサッバサッ、とカラスの羽音に似た気配がわたしたちを囲んでいます。
「ミズル」
「え」
「下がっていてください」
「待ってラーナ、そっち行くと」
 わたしは工具ベルトからペンチを抜いて手近な気配に飛びかかりました。
 空振りです。羽音があざ笑うように遠ざかってきます。
 着地と同時に、次は右手に。
 そう思った矢先、なにか丸いものを踏みつけました。あやうく転びそうになります。
「そっち、大きめの枝が転がってるから」
「ミズル」
 わたしは苛立ちを隠そうともせずに声のする方に手を伸ばしました。髪の毛らしきも
のに触れると、むんずとつかみます。
「見えているなら見えているといってください」
 あたりは真っ暗で、視界はまるで効きません。
「おれだって見えてないよ。
 でも、さっきまでずっとここでスケッチしてたから」
221それも名無しだ:2008/12/28(日) 17:11:55 ID:piKyrZPa
 ああ、なるほど。
 ミズルが小学生のころのスケッチブックを見ると、当時まだ読めるはずの無かった難し
い漢字や、いまでも読めるはずのない異国の文字がそのまま書き込まれているということ
がよくあります。
 どうやら、ミズルは見たものを映像として記憶にとどめて置くというような芸当がで
きるらしいです。
 映像記憶といって、本来は人間が誰しも持ち合わせている能力なんだそうです。たい
ていは成長するうちに忘れてしまうものなのですが、画家のように右脳の発達した人種
はいつまでも持ち続けていることがあるようです。
 いま、ミズルの頭の中にはこのあたりの地図ができあがっているのでしょう。

 ギャアギャアと、カラスの鳴くような声があたりにこだましています。
「ミズル」
 わたしはミズルの顔を引き寄せました。
「わたしはあなたが嫌いです」
「それはわかってるよ」
「でも、役に立ってもらいますよ」

 ミズルを小脇に抱え、右に跳びます。
「えっと、そっちにはおっきな樫の木が」
 わたしは木の幹を蹴飛ばし、わたしたちに追いすがって来た羽音に襲いかかりました。
 ペンチに、がっきりと手応えがあります。
 つかまえた。こうなればこちらのものです。
 マイナスドライバーを振り下ろしました。
 金属製の羽根をかき分け、相手の構造を手探りで調べます。カラスに似た鳥型のメカ
ニック、ミタール・ザパト博士制作のフロンスと同系統のシステムのようです。これな
ら知っています。手が届きさえすれば、目をつむっていても解体できます。
 地面に落ちた残骸を踏んで、わたしはまたミズルを引っ張りました。
「そっちには金網が」
「そうですか」
 ミズルを前方に放り投げます。ガシャンと金網にぶつかる音を追って、わたしは金網
を駆け上がりました。右手にモンキーレンチを、左手にドライバーを。一度に2羽、ま
とめて解体します。
 真正面から1羽、肩で受け止めて、糸ノコを振り上げます。
 あとからあとから、羽音は無数に現れます。
 鉄材に傷を付けないため、愛用のチェーンソーを持ってきていないことが少しだけ悔やまれます。
 わたしはミズルを背中に隠し、工具ベルトに手を走らせました。
「いけません、そういうやり方は!」
 メイドさんの声が飛びます。
 ゴウッと強烈な突風が吹き付けました。
 ギャアギャアという悲鳴を上げながらカラスたちが巻き上げられていきます。
 のみならず、わたしまで。
 わたしの靴の底がふわと地面から離れました。
 頭上に、なにか恐ろしいものがぽっかりと口を開けているのがわかりました。
 吸い込まれてしまう。
 わたしは空中で身を竦ませました。
「あ、ラーナ!」
 がしと、わたしの手をつかむものがありました。
 ああ、この子は、こういう手の形をしていたのかと、そう思いました。
222それも名無しだ:2008/12/28(日) 17:13:40 ID:piKyrZPa
 ◇
 本当の日没が近づいています。
 薄暗くなった林の中を歩くメイドさんの姿は、企画物のエロビデオみたいでした。
「ここは、もともと霊的磁場の不安定な場所なんです。
 ちょっと様子を見に来たら、その子に会って」
「あれは、なんだったんでしょう」
「負のエネルギーに引き寄せられる、モノノケのようなものです。
 きっと、私の気配に寄ってきたんでしょう」
「メイドさんは、負のエネルギーなんか出しているんですか」
「いっていませんでしたか?
 わたしは悪霊をエネルギーにして動く人型機動兵器なんです」
「陰陽師のようなものなんでしょうか」
「あなたは、いまいち私が何者なのか理解していないんじゃないでしょうか」
「そんなことないですよ」
 メイドさんが言葉を選んでいるのがわかりました。
 あのカラスたちを引き寄せたのは、きっとわたしでしょう。
 天衣無縫な従兄弟に対して妙なコンプレックスを持ち続けるわたしの心が、
あのバケモノたちを呼んだのに違いありません。
「それでもね、ミズル、わたしはあなたが好きじゃありません」
「うん」
 ミズルがおずおずと頷きます。
「おれだって、ラーナは苦手だよ」
「それでいいじゃないですか。
 どうせ、いとこ同士、縁の切れるものじゃありません」

 メイドさんが困ったような顔をして微笑んでいるのが見えました。
 ミズルが、目を見開いて立ちすくんでいます。
 あのカラスにやられたのでしょう。メイドさんのメイド服は胸元が破れて、真っ白な
おっぱいが片方寒風にさらされていました。
 でもメイドさんはなぜか気付いていないようなので、まあいいやと思いました。
223それも名無しだ:2008/12/28(日) 18:58:12 ID:DUsw/Nwt
その光景をありのままスケッチブックに叩きつけるんだっ!
224それも名無しだ:2008/12/28(日) 19:18:34 ID:vfngUcRl
だが、無駄に芸術的に仕上げられてガッカリする罠
225それも名無しだ:2008/12/29(月) 01:20:22 ID:OHmVcNeN
クリスマスのSSラッシュも今回のもGJだぜぃ。
まさか解体現場にミズルがいるとは思わなかったなぁ。そしてやはりディストラさんをものすごくエロく表現してるのは毎回すげーなと思う。
そして、片乳もろだしのディストラさんをがんばって幻視しようと試みる俺がいるw
226それも名無しだ:2008/12/29(月) 06:20:11 ID:Qet6l5uj
ディストラ「ディストラ・オブ・ザ・イヤー」
ラーナ「わかちこわかちこ」

 ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち

ラーナ「なにをやらせるんですか」
ディストラ「わかちこわかちこなんて要求していませんよ!?」
ラーナ「なんですか、オブ・ザ・イヤーって」
ディストラ「年の瀬も迫ってきたじゃないですか。
 このあたりでですね、
 ひとつ、この1年でもっとも皆さんの記憶に残っている私の活躍をお聞きしてみたいな、なんて」
ラーナ「もっとももなにも、メイドさんは、
 わたしと一緒に幽霊物件に行ってブラしてなかったりパンツ穿いてなかったり、
 そのくらいしかないじゃないですか」
ディストラ「そのくらいってなんですか!
 私が何年バランガ家でメイドやってると思ってるんですか。
 ほかにもなにかありますよ、なにか!
 にわかには出てきませんけれども!」

ラーナ「え、つまり、ここ1年でもっとも皆さんの印象に残ったパンツ穿いてないエピソードを」
ディストラ「対象が私ですらなくなってるじゃないですか!」
ラーナ「もう、パンツも穿いてていいので」
ディストラ「今年一年でもっともあなたの印象に残っているお話はなんですか?」
227それも名無しだ:2008/12/29(月) 11:57:24 ID:pJ8wxCXI
ビンボーズの冥王の影が薄くて悲しい
228それも名無しだ:2008/12/29(月) 19:00:08 ID:1H+Od7QY
申し訳ないけど、ディストラ姉さんはパンツ穿いてない印象しかないな。
ゼラドは、夏のひぐらしネタがお姉ちゃんしててよかった
レイナはボクシングネタが熱かった
ハザリアは平安時代で鬼やってたのが面白かった
ミナトは巨根バレた

ヴィレアムは・・・、あれお前、出てるわりに活躍してなくね?
229それも名無しだ:2008/12/29(月) 19:34:02 ID:qJUUykk9
ヴィレカイザーさんは別人物みたいなもんだからなぁ
230それも名無しだ:2008/12/29(月) 22:11:11 ID:8Q1LoUWZ
ちょっと未来の話のヴィレやんはまあまあ輝いてた気がするんだ、ヘタレだけど。
231それも名無しだ:2008/12/30(火) 00:17:23 ID:drL4FtC5
クォヴレーの真似して人助け始めたヴィレアムが、調子に乗って道を踏み外しそうになっ
たところをクォヴレーにとっちめられる話って今年だっけ?
ヴィレアムとキャクトラの青臭い友情がたまらんかった
232それも名無しだ:2008/12/30(火) 03:49:53 ID:CDcPXshI
 【竜巻亭】
ミツハル「しかしだね、荒木・姫野の二柱の神を欠いた
 『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS』にどれほどの価値があるのかと」
スレイチェル「暮れだというのに暇そうだな、イスルギの道楽息子は」
ミツハル「そろそろ仕事納めだろ。
 僕も、見せ場というものを作ろうと思ってね」
スレイチェル「またろくでもないことを考えているのか」
ミツハル「まあ、クリスマス前後には
 この冬にトカゲの尻尾切りした派遣のオッサンを1ダースほど養えるだけの額を
 三次元女性たちにばらまいたこの僕さ」
スレイチェル「お前、刺されろ。
 後ろからでなく前から刺されろ」
ミツハル「これから僕が挑む苦行を聞いてくれないかい」
スレイチェル「なんだ、その自信ありげな顔は」
ミツハル「『魔法少女アイ参』!
 エロゲーにも関わらずCG枚数14枚! エロシーンでの画像なし!
 プレイ時間30分! 定価9240円! 買い取り価格脅威のダブルオー!
 これで、抜いてやる!」

スレイチェル「フ、フフ・・・・・・、このブランデーは奢りだ、飲んでいけ」
ミツハル「武運を祈っていてくれたまえよ」
スレイチェル「悔しいが、今年一番男前な顔だ」
233それも名無しだ:2008/12/30(火) 09:59:29 ID:bsQ5hxbd
御覧の・・・いや、見せなくていい
234それも名無しだ:2008/12/30(火) 15:13:55 ID:HyL9p9UI
>>232
御覧の有り様だよ!

気になってググってみたら、なんというか、スゴいな…
はじめてミツハルが男らしく感じられたぜ
235それも名無しだ:2008/12/30(火) 18:42:20 ID:3k3qD+q+
イングラム『キャクトラはクーデター時にキャリコとガチンコやってたな』
ディストラ「成長を感じられました」
イングラム『ユウカ・ジェグナンはWRシリーズ相手に単身戦ってたし』
ディストラ「切なかったです」
イングラム『タカヤ・ナンブは武装ポーカーでざわざわいってたし』
ディストラ「実は・・・・・・ポテチも」
イングラム『赤月咲美こと秋月咲実は存在自体消えかけたし』
ディストラ「NGギリギリじゃないですか」
イングラム『かと思えばクリハ・ミズハは突き抜けた虚乳属性をひっさげて帰ってきた』
ディストラ「突き抜け過ぎじゃないでしょうか」
イングラム『え〜と、あと』
ディストラ「あのぅ」
イングラム『あそこんとこの子は・・・・・・』
ディストラ「私の活躍はどうなっちゃってるですか」
イングラム『いいからパンツ穿けよ』
236それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:33:38 ID:i+XMicX6
 【草原】
ゼラド「ヴィレアムくん、ヴィレアムくん!」ユサユサ
ヴィレアム「ん? ここは」
ゼラド「どうしちゃったんだろ。
 わたしたち、なんでこんなところに」

 ガサガサッ
ゼラド「え、なに!?」
ヴィレアム「下がれっ!」

 バッ
ミナト「せやぁっ!」
ヴィレアム「ミナト、いったいどういうことだ!?」
ミナト「カラテの奥義を見せてやる!」
ヴィレアム「なっ!?」

 スッ
マリ「なに斬るかわかんないよ。見えないんだからさ」
 ズバッ
ヴィレアム「うわっ! あっ! 斬られ・・・・・・、
 え、斬れてない?」

 パァーン! パァーン! パァーン!
イングレッタ「動かないで。照準が定まらないわ」
ヴィレアム「若い母さんまで! いったい」
ミナト「エルフは脱がぁーす!」

 ズシャッ
ヴィレアム「待てよ、空手家、女優、ミリタリー少女、この組み合わせ!
 ミナト! これはまさか、
 今年2月26日を最後に休刊された『月刊電撃コミックガオ!』で、
 かつて連載されていた『エルフを狩るモノたち』となにか関係があるのか!?」
ミナト「休刊記念に『エルフを狩るモノたちリターンズ』を掲載した
 『月刊電撃コミックガオ!』と関係あるかどうかわからねえが、
 どういうわけか俺はエルフを脱がさなくちゃいけないっていう使命感に突き動かされてるんだ!」
ヴィレアム「俺の目の前で、そんなことさせると思うのか!」
ミナト「は、お前の目の前?」
ゼラド「ヴィレアムくん、耳、耳」

 ちょんちょん
ヴィレアム「なんで俺の耳がとんがってるんだっ!?」
イングレッタ「そういえばあなたの父親、長命種とかいう死に設定があったじゃない」
ヴィレアム「死に設定とかいわないでくれ!」
ミナト「そういうわけだヴィレアム。
 正直気は進まねえが、お前を脱がす!」
ヴィレアム「脱がされてたまるか!」
237それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:35:41 ID:i+XMicX6
 ビシッ! ビシッ! ビシッ!
ミナト「諦めろヴィレアム! 格闘戦に持ち込んだ時点で、もうお前に勝ち目はねえ!
 加えて、いまの俺には珍しく女の子が二人も付いてる!」

マリ「おー、強い強い。がんばれー」
イングレッタ「ふぁーいと」

ヴィレアム「ミナト、うしろ見てみろ。
 おそろしく冷めた声援飛ばしてるひとたちがいるぞ」
ミナト「見てたまるか! 現実なんか!」
ヴィレアム「くっ、なんて力強く現実から目を逸らすヤツなんだ!」

 ビリィッ!
ヴィレアム「くぅっ」
ミナト「次は下半身だな」

ゼラド「待って! ヴィレアムくんの背中に!」
ヴィレアム「なんだ、なにがあるんだ!」
ゼラド「呪文?
 54875873536゙ 16777216 16777216 78310985281 852891037441・・・・・・?」
ミナト「読めるのか!?」
ゼラド「11019960576゙ 11688200277601 7984925229121 53459728531456!」

 【新幹線】
 どさっ
ヴィレアム「うぅ、いったい、どうなってるんだ?」
ゼラド「わかんない。ヴィレアムくんの背中に浮かんでる呪文を読んだら」
ヴィレアム「呪文? 呪文が書いてあるのか?」
ゼラド「ううん、文字じゃなくて、なにかの模様みたいなんだけど。
 わたし、なんで読めるんだろ?」

ゼラド「ここは、新幹線の中?」
イングレッタ「今年11月30日、足かけ44年にもわたって運用されてきた
 0系新幹線車両が旅客運転を終了したわ」
ヴィレアム「若い母さん、なぜ0系新幹線に詳しいんだ」
イングレッタ「いうなれば、多重内的宇宙」
ゼラド「多重?」
イングレッタ「そう、今年に起こった中で各人の印象に強く残った出来事が世界を作り、
 しかも複数重なり合っているのよ」
ヴィレアム「じゃあ、さっきの『エルフを狩るモノたち』世界は、
 『月刊電撃コミックガオ!』の休刊が残念でならなかったミナトの深層心理から作られたってことか」
イングレッタ「そしてここは、0系新幹線の引退に
 涙を禁じ得なかったわたしが作り上げた世界」
ヴィレアム「若い母さん、0系新幹線にどんな思い出を持っていたんだ」
イングレッタ「そして、この事態を引き起こした呪文は複数に分解されて、
 何人かの肌の上にプリントされているはずよ」
ヴィレアム「そのひとりが、俺だったっていうことか」
ゼラド「でも、なんでわたしに呪文が読めるの?」
イングレッタ「呪文が複数人にわかれたように、解読法はあなたに貼り付いた、そういうことでしょう」

 ぐにゃ〜
ヴィレアム「なんだ? まわりの景色が!」
イングレッタ「呪文の破片を集めるのよ、そして、世界をあるべき姿に」
238それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:36:48 ID:i+XMicX6
 【桜の木の下】
ヴィレアム「うぅ・・・・・・、ここは?」
ゼラド「見て、もの凄く大きな桜の木」

 ザッ
???「いつからだろう」
???「この世界が組み上げられ始めたのは」

ヴィレアム「誰だッ!?」

タカヤ「未知なる開拓地の歴史」
レタス「様々な世界が」
タカヤ「あらゆる人が」
レタス「そして時すらも混じり合う」
タカヤ「ここが、無限のフロンティア!」

ゼラド「うわ、レタスちゃん、ガンマンみたいでカッコいい!」
ヴィレアム「なぜだ! タカヤ、なぜまたそのコスチュームを身に纏ってしまった!?
 5月29日に発売され、せいぜいSFCクォリティなマップ画面と、
 まったく自重しない森住節が炸裂した『無限のフロンティア』!
 そのヒロイン、楠舞神夜の、もはや服と呼んでいいのかどうか自信がなくなってくる
 股下1センチのコスチュームを、なぜお前が着てしまったんだ!?
 ひょっとして気に入ってるのか!?」
タカヤ「気に入ってるわけないだろ!
 だからヴィレアム、呪文の破片を回収させてもらうぞ」
レタス「この、とちくるった多重内的宇宙を修復するために!」
タカヤ「そしてなんか穿くために!」

ヴィレアム「べつに、普通になんか穿けよ」

タカヤ「元気よく行くぞ、ちょいなぁっ!」
レタス「そこっ、ハイロー・ドロウ! テキサス・ホールデム!」
 ズバッズバッ! バンバンバンッ!

ヴィレアム「待て、こっちには呪文を解読できる人間が!」
タカヤ「徹砲!」
レタス「ラスト・ショウダウン、でしてよ」

 ズシャァッ
ゼラド「ヴィレアムくん!」
ヴィレアム「うぅ、なんてことだ」
ゼラド「うん」
ヴィレアム「脱がせるまでもなく、タカヤのナマ足にくっきり呪文が浮き上がってるじゃないか!」
ゼラド「えぇっと、
 54875873536゛ 16777216 377801998336 852891037441・・・・・・?」
239それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:38:17 ID:i+XMicX6
 【花畑牧場】
マーズ「生キャラメルはどーだい」
レイナ「朝バナナダイエットを試してみる?」
スレイチェル「それとも、スレイチェルとザギンのH&Mに行くか」
ゼラド「えっと、呪文の破片は?」
スレイチェル「そこのナマ足に書いてあるものではないのか?」
マーズ「ナマ足っちゅーか、ロボ足ね」

ゼラド「ふふっ」
ヴィレアム「どうしたんだ?」
ゼラド「思い出しちゃって。
 タカヤくんがあの格好していたとき、ヴィレアムくんがいったこと」
ヴィレアム「え」
ゼラド「あのとき、ヴィレアムくんいってくれたよね。
 『おれに・・・・・・」

 ぐにゃ〜

 【北京国家体育場】
レラ「五星紅旗迎風飄揚 勝利歌聲多麼響亮〜♪」

ゼラド「ここって、オリンピックの開会式会場?」
ヴィレアム「8月8日、当日の天候が心配されてたけど
 開催国が空にロケット撃ちまくって天候操作した結果、
 無事開催に漕ぎ着けたと主張して譲らない北京オリンピックの開会式会場か」

レラ「歌唱我們親愛的祖國 從今走向繁榮富強〜♪」
ゼラド「この歌声、レラちゃんが歌ってるの?」
ヴィレアム「いや、これほどの声量、これほどの時間、レラが続けられるはずがない。
 そこだ!」
 ズシャッ

 ガサッ
キャクトラ「さすがだ友よ、私という伏兵の存在に気付くとはな」
ヴィレアム「『微笑の天使』と呼ばれた9歳の女の子の歌声がクチパクで、
 実際に歌ってたのは政府の公式見解においてビジュアルが若干劣るとされた
 7歳の少女だったっていうトンデモニュースくらい、覚えてるさ!」

キャクトラ「そこまでわかっているなら話は早い」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「呪文の破片を回収させて貰うぞ、とレラどのも宣言なさっている!」
ヴィレアム「待てよ! こうやって、呪文の破片を奪い合ってなんになるっていうんだ!」
キャクトラ「持っているのは、友の方だな」
ヴィレアム「お前たちは」
キャクトラ「さあ、どちらだろうな」
ヴィレアム「なるほど、そういうことか!」

 びりいぃぃぃぃぃっ!

ヴィレアム「悪く思うな。時間をかければ、この多重内的宇宙は広がっていく一方なんだ」
キャクトラ「・・・・・・なぜ、私を脱がせた」
ヴィレアム「呪文の破片を持ってるのがレラだったら、お前はレラをこの場に出してない。
 お前はそういうやつだ」
キャクトラ「喜ばしいぞ、友よ」バタッ
240それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:39:46 ID:i+XMicX6
 【理容室】
ユウカ「No place like London♪
 There's a hole in the world Like a great black pit〜♪」

 しゃこしゃこしゃこしゃこ
ヴィレアム「ん?」
ユウカ「痒いとこはある?」
ゼラド「えっと」
ユウカ「いらっしゃいませ、そしてグッバイ・フォーエヴァー」

 ばたーん!

 【地下】
ゼラド「うぅ、いきなり椅子がひっくり返って」
ヴィレアム「1月19日に公開され、そのあまりの凶暴なユーモアと流血で、
 『パイレーツ・オブ・カリビアン』からジョニデに入った女性ファンをどん引きさせた
 『スィーニー・トッド』、フリート街の悪魔の理髪師か!」
???「フリート街? 違うな」

ハザリア「なにをそう、マジになっておるのだ?」
ヴィレアム「お前ッ!」
ハザリア「おなじこと、おなじことだ。
 檻の内側も外側も等しくアサイラム。
 なぁに、鍵などあってないようなもの。
 アーカムの回転ドアはいつでも出入り自由だ。
 貴様の席は常に用意されているとも。
 よぉーこそゴッサムへ!
 ここは狭っくるしい精神病院、もしくはただっぴろい精神病棟!
 サイコ野郎とコウモリ野郎の社交場バンザイだ!」

ヴィレアム「ジョーカー!
 8月9日に公開され、ヒース・レジャーの演技が高く評価されてなんかいろいろ賞取った、
 『ダークナイト』気取りか!」
ハザリア「ヒース? ヒース? ヒィィィィィィース?
 気に食わんな。
 フランク・ミラーがいやがってスタッフから抜けるはずだ。
 コミックからギャグを引っこ抜いてなんとする!
 バットマンはもっと安っぽくバカバカしいものだ。
 ジャック・ニコルソンのジョーカーは最高だった、体型以外はな」
ヴィレアム「くそっ、ムダに長いバレルしたリボルバーがそんなに好きか!」
ハザリア「闇夜に悪魔と踊ったことはあるか?」

ゼラド「待って」
ハザリア「ム?」
ゼラド「おかしい、なにかおかしいよ?
 どうしてみんな、まずヴィレアムくんを狙うの?
 呪文のカケラを持ってるっていう条件は、ヴィレアムくんもタカヤくんもキャクトラくんもおなじだったはず。
 解読法を知っているっていう点では、わたしの方がレアなはず。
 なのに、どうしてレアな方には見向きもせずにヴィレアムくんに襲いかかるの?」
ヴィレアム「それは、みんな解読法の存在を知らなかったから」
241それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:42:19 ID:i+XMicX6
ゼラド「嘘だッ!」

 ザザ...

ヴィレアム「なにが」
ゼラド「だって、読めもしないものがどうして呪文だってわかるの? わかるの?
 みんなは、知ってた、この模様の正体が呪文だって!」
ヴィレアム「やめろ!」
ゼラド「そうだよ、なんであのとき、気が付かなかったんだろう。
 あのとき、『ゼラド』にヴィレアムくんのいったことが理解できたはずないのに。
 なんでもっと早く気が付かなかったんだろう」
ハザリア「よせ! この謎を解いても、誰も幸せにはならん!」
ヴィレアム「こんなときに今年10月4日に公開された『容疑者Xの献身』を混ぜるな!」
ゼラド「誰も、わたしを『ゼラド』って呼んでないじゃない!」

 ゴオォォォォォォォォォォォー!

ゼラド「そうだ、わたしは」
 バチバチバチーッ!
テラゼラド『テラゼラド!』

 ゴオォォォォォォォォォォォー!

ハザリア「チッ、しくじったな。
 どうも記憶を失っているようだったから、
 この多重内的宇宙を作り出した本人に修復させるはずが!」
ヴィレアム「やっぱり、こんな方法よくなかったんだよ。
 きちんと話をするべきだったんだ!」
ハザリア「たわけ! 相手を誰だと思っている。
 8次元のねじれた宇宙に潜む怪物だぞ!
 貴様は、2次元に話しかけられて聞く耳を持つのか!」
ヴィレアム「2次元が話しかけてきたらびっくりするから、一応は聞くと思うぞ」
ハザリア「こちらとおなじ価値観を持ち合わせていると思うな!」
ヴィレアム「8次元だろうが16次元だろうが、あれもゼラドだろ!」
ハザリア「あれは面白半分にバランガの姿をしているだけだ!」
ヴィレアム「ここまで一緒にいたんだぞ。それくらいわかるさ!」
ハザリア「語るではないか、ヴィレアム・イェーガー」
ヴィレアム「彼女と、話す」
ハザリア「愛くるしいぞ、貴様。口づけをしてやろうか、ええ?」
ヴィレアム「冗談いってる場合か」

 バチバチバチバチバチバチーッ!

ハザリア「時空の歪みが加速度的に進んでおる。
 試すことがあるなら、さっさとやれ。
 ダメそうなら、現存するディーン・レヴをすべてブチ込む」

 ゴオォォォォォォォォォォォー!

テラゼラド『こないで!』
ヴィレアム「話を聞いてくれ!」
テラゼラド『せいぜい4次元の世界でじたばたしてるあなたたちに、
 8次元のねじれた宇宙を漂うわたしのいうことなんかわかるはずない!』
ヴィレアム「じたばたしてる内容なんて、どうせ似たようなものだろう!」
テラゼラド『見くびるな、低次元なウジムシめ!』
 ゴウッ!
242それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:44:20 ID:i+XMicX6
ヴィレアム「寂しかったんだな、羨んでいたんだな。それで、俺たちを眺めていたんだな!」
テラゼラド『違う、違う違う! そんなんじゃない!』
ヴィレアム「あのときの俺の言葉が、なにか関係しているのか!」
テラゼラド『うぬぼれないで!』
ヴィレアム「君は、8次元のゼラドというより8次元の俺なのかも知れない!
 君は、8次元の俺を探すべきなんだ!
 8次元のヴィレアム・イェーガーは、絶対に8次元のゼラド・バランガが大好きなはずだから!」
テラゼラド『あなたにそんなことがいえた義理なの!」
ヴィレアム「約束する、約束するから!
 俺も頑張るから! 俺も、きっとゼラドを射止めてみせる!」
テラゼラド『だったら手始めに、わたしからゼラドを救ってみなさい!』

ヴィレアム「やってやる、やってやるさ!
 俺は『ゼラドを狩るモノ』だ!」
 ダッ

ヴィレアム「ゼラドは脱がぁーっす!!」

 ビリィ――――――――ッ!

ゼラド「え」
ヴィレアム「ゼラド!」
ゼラド「なんで、わたし、脱げて?」
ヴィレアム「いぃ!?」
ゼラド「ヴィレアムくんの、ばかぁーっ!」

 ぱしーんっ!

243それも名無しだ:2008/12/31(水) 01:45:37 ID:i+XMicX6
 【12月31日 OG町内の寺】

 ごぉ〜ん ごぉ〜ん ごぉ〜ん

ハザリア「除夜の鐘が鳴る、か」
ヴィレアム「あぁ、俺は俺は俺は、なんてこと・・・・・・」
マリ「結局、しょっぱなの『エルフを狩るモノたち』世界は
 ミナトの内的宇宙じゃなかったっていうことか?」
ミナト「おかしいとは思ったんだよなあ。
 俺、『月刊電撃コミックガオ!』なんてたまに立ち読みする程度だったし、
 なんか最近見ねえなあって思ってたら休刊してたってくらいの思い入れしかないし」
ハザリア「つまり貴様の深層心理には、
 自らがエルフになって脱がされたいという歪んだ願望があるということか」
ヴィレアム「深層心理のことで文句付けられたって困るよ!」
ミナト「いやぁ、エルフはないわ」
ハザリア「しかも自ら脱がされたいとは」
イングレッタ「とんだド変態ね」
ヴィレアム「なんなんだよ、もう!
 毎年毎年、年が明けるたびに強くなる『もうダメかも』感!」
ハザリア「12月21日にM−1を取ったNON STYLEは、いまいちブレイクしそうもないな」
マリ「オードリーに期待だな」
ミナト「俺はザ・パンチを見捨てねえぜ!」
イングレッタ「そんなことよりアッキーナーはいつごろスキャンダルを起こすかよ」
ヴィレアム「なんの話してるんだよ!」

ゼラド「あ、ヴィレアムくん、こんなとこにいた!」
ヴィレアム「は、はひっ!」
ゼラド「除夜の鐘突きに行くよ!
 ヴィレアムくんエッチだから、煩悩払わないと!」
ヴィレアム「あ、あぁ・・・・・・」

 ごぉ〜ん ごぉ〜ん ごぉ〜ん

ディストラ「んっ、よいしょっ、と。
 あ、ご主人様、除夜の鐘が鳴ってますよ。
 よかったですね、年明けに間に合って!」
クォヴレー「時空に妙な残滓があるな。
 どうやら、俺たちがいない間になにかあったらしい」
ディストラ「え、ちょっと待ってくださいよ、私、まだなにもしてませんよ?」
イングラム『しなくていいよ、もう解決済みみたいだから』
ディストラ「え、えぇと、わかりました!
 じゃ、ちょっと見ててください! いまからここでパンツ脱ぎますから!」
クォヴレー「除夜の鐘を叩きに行くぞ」
ディストラ「えぇっと、新年あけましておめでとうございまぁ〜す!」
244それも名無しだ:2008/12/31(水) 09:06:07 ID:IuOBTOyM
エロアニメの服は薄紙でできてるから破けやすい
それでいて破れるSEが衣服っぽいからオーバーテクノロジー
おっと、年越し脱衣とは風邪をひかぬよう、皆の衆よいお年を
245それも名無しだ:2008/12/31(水) 14:53:53 ID:IgBDZVeT
まさか年の暮れに新たにSSが投下されるとは、GJだ。
そして、OG町のみんなも、ここの住民たちもよいおとしをだぜ
246それも名無しだ:2008/12/31(水) 20:44:44 ID:o34A8uFE
ピンポーン♪
キャクトラ「はいはいただいま…ああ、お二人とも」
マリ「お邪魔します」
リトゥ「します」
ハザリア「ジャマだ帰れオウフッ!?」(天地投げ)
ラン「ささ、遠慮せず入ってな〜w」

ハザリア「くそ…鉄腕女め何の前触れもなく人をポンポン投げおって!で、貴様ら何の用だ?」
マリ「なにって」
リトゥ「大掃除に来たんだよ?」
ハザリア「なんで貴様らが俺の部屋を大掃除せねばならんのだ!」
マリ「毎回お前の部屋に入る度にあの汚さに閉口させられてるんだ」
リトゥ「ハザリア君掃除なんかしてないでしょ?」
ハザリア「大きなお世話というものだ!…だがどうしてもというなら部屋に入れてやらんこともない!」

ラン「……」
ルル「まあお姉さまw聴診器片手に壁に張り付いてどうなさったのですか?」
ラン「な、なあなあ…坊ってあの子たちをそんなに頻繁に部屋に入れとるの?」
ルル「はいw」
ラン「なん…やと…?じゃあひょっとしてウチが坊の部屋片付けるって言うのにあれほど抵抗しとったのも…」
ルル「あのお二人が来ることをだいたい予想していたのでしょうねw」
ラン「はぁ…お姉ちゃん複雑やわぁ…」

マリ「しかしこの寮はお前以外の人間の生活空間は綺麗だな」
リトゥ「そういえばルナが『我が愛猫アルがハザリアの奴の部屋に入って妙な菌を拾わぬか心配だ…』とか言ってたよね」
ハザリア「ひ、人をドブネズミ扱いしおって!あのファザコン猫娘が!」
マリ「そういえばルナいないな」
ハザリア「どうせ『この寮は掃除しようにも汚れておらぬ!父様の部屋を掃除する!』とかいって出かけたんだろう。違うかキャクトラ?」
キャクトラ「少しくらい汚しとくんだった…orz」
マリ「さて、まずその不自然に扉の膨らんだ押入れを片付けよう。ビデオとか出てくると面白い。ね?そう思うよねリトゥ君?」
リトゥ「そ、そうだねマリ君」
ハザリア「貴様らバルマー貴族の押入れを見ることが何を意味するか分かっているのか!?」
マリ「安心しろ。お前がどんな変態性癖を持っててもいまさらという感じだ」
リトゥ「むしろ枯れてなかったって安心するかも」
ハザリア「ち、ちがう!これは掃除などではあらぬ!なにゆえ!?」

ラン「押入れを!?」
ルル「お姉さま、デバガメしてないで普通にあちらに行ったらどうですw?」
247それも名無しだ:2008/12/31(水) 20:46:05 ID:o34A8uFE
バランガ家
クォヴレー「ふむ。俺の部屋の掃除はルナがしてくれるようだしな。アストラナガン、お前を綺麗にするとしよう」
ディストラ「そ、そんなwwwこんな日も高いうちからなんてwww」
クォヴレー「なにをクネクネしている。ただの掃除だ」
イングラム『そこのギャオスヘッドもとい我が黒天使よ。いつもグレちゃんの世話をしてもらっている恨みもとい感謝の気持ちとしてZO装甲を綺麗に掃除にかこつけて魔改造
アストラ「黒い感情がまるで隠し切れていないぞ!?」

ルナ「父様の部屋…意外と散らかっておるな…いや、よく見ると散らかり方に規則性があるような…」
ルナ「銃器類の棚は近づかぬよう言っておられたし……まずは本から始めるか」
ルナ「狙撃技術の教本…電子工学…哲学書…料理のレシピ集…これは?…育児…か」

ゼオラ「ゼラドにアオラ!それからアラド!クォヴレーやルナちゃんたちを見習って家の掃除をしなさい!まずは自分の部屋から!終わったらゼラドはリビング!アオラは玄関!アラドは廊下とトイレの掃除!」
「「「え〜〜〜!」」」
ゼラド「日本人じゃないからなんて言い訳は聞きいれません!さっさとしないとお正月おせちもお雑煮も抜きよ!」
「「「は〜い……」」」

ルナ「ふぅ…思っていたより疲れるものだな。少し休憩するか」
ルナ「(もふっ)」
ルナ「父様のベッド…」
ルナ「匂いがする…」
ルナ「…………」
ルナ「いやいや、何バカなことを考えておるのだ私は!」


ルナ「ああ…そんなwいけません父様……私たちは…www」(じたばた)
イングレッタ「ああ、そんないけません父様、私はたちは
ルナ「!?」
イングレッタ「ああ、気にせず続けて」
ルナ「そ、そなたいつからみておった!?」
イングレッタ「父様…wどうかこのすぐに妄想してしまうイケナイ娘にお仕置きしてください…www」(じたばた)
ルナ「やめんかぁーーー!!」
イングレッタ「遅い!妄想猫娘の投げる枕になど!
ゼラド「なんの騒ぎ(ばふっ)
ルナ「あ…」
ディストラ「うわーーーん!クォヴレー様の馬鹿!そマブ!洗剤液ぶっかけるなんてあんまりです!!」
イングラム『まて▼!人の厚意は素直に受けろ!』
アストラ「元主の厚意は厚意とは呼ばん!」
クォヴレー「なぜおまえたちは俺の部屋に逃げ込むんだ」
アラド「クォヴレー!トイレ詰まっちまった!助けてくれ!」
ゼラド「二人ともまた喧嘩して!」
イングレッタ「………」
ルナ「ああ!掃除ができーん!」
248それも名無しだ:2009/01/01(木) 00:05:06 ID:r/iDex8H
明けましておめでとう

これが今年初カキコならゼラド、レイナ、ルナ、マリ、リトゥは俺の嫁
249 【208円】 【大吉】 :2009/01/01(木) 00:26:34 ID:jjiFaXDK
ディストラ姉さんに、お年玉と今年の運勢
250それも名無しだ:2009/01/01(木) 00:32:39 ID:VhDx3fG3
お年玉とか運勢って結構見かけるけど、やり方ってあるんですか?
251それも名無しだ:2009/01/01(木) 09:27:07 ID:0hyaVUf+
その後、>>248の姿を見た者は、誰もいなかった
252それも名無しだ:2009/01/01(木) 13:49:20 ID:q8VFAmky
>>248
どんだけ贅沢なのかと
主要キャラほとんどじゃねーか!

俺は慎み深く咲美とラン姉を
253 【末吉】 【832円】 :2009/01/01(木) 16:29:14 ID:b5j4F8Pn
名前欄に「!dama」と「!omikuji」で
子供たちにお年玉と今年の運勢を上げられるぞ!

そしてこれはカノウ家の末っ子の分だァーッ!
254それも名無しだ:2009/01/01(木) 16:42:11 ID:Da5151oU
あけましておめでとう。
で、みんなが目をつけてないアイミをいただいていきますよっと
255 【小吉】 【561円】 :2009/01/01(木) 20:55:28 ID:IafUFx+I
皆にお年玉、儚くも消えていった彼らにも
256「 【1622円】 」「 【大吉】 」:2009/01/01(木) 22:04:32 ID:VhDx3fG3
>>253ありがとうございます♪
ではレイナとヴィレアムにお年玉と今年の運勢を!
257 【206円】 【豚】 :2009/01/01(木) 22:46:20 ID:k5p0bZUf
 【江駆須帝矛神社】
ゼラド「百人一首?」
ヴィレアム「あ、ああ。
 この神社で、修羅界主催の百人一首大会があるんだ」
アオラ「なんで修羅界のひとが百人一首大会主催するんすか?」

重震のマグナス「知ってのとおり修羅は血で血を洗う戦いの日々を送る種族だ。
 じゃあどうやって増えてんだっていうと、
 この、毎年新年に催される百人一首大会の存在が大きいのよ。
 優勝者に送られる『押し倒してヤルダバ百人一首カルタ』にゃあ縁結びの御利益があるといわれていてよ。
 かくいう俺様とうちの母ちゃんも、グフフ」

ゼラド「縁結び?」
ヴィレアム「わーわーわー!」
ゼラド「どうしたの?」
ヴィレアム「い、いや、縁結びを始め家内安全、交通安全、安産祈願なんかの御利益が」
重震のマグナス「いや、欲張っちゃいけねえなあ、縁結びだけ」
ヴィレアム「わーわーわー!」
ゼラド「とにかく、縁起のいいものなんだね?」
重震のマグナス「まあ頑張れよ、坊主たち。ぐわっはっはっは」

ルナ「ほう、和歌が100首もなあ」
キャクトラ「はっ、地球の文化を学ぶ上で有意義かと」
ルル「あら、素敵な歌が多いんですのね」

 ぶろろろろ。。。
ランディ「出雲大社は、どこだ・・・・・・」
ミズル「うん、ごめん。
 途中ちょっと眠くなったからって、Pちゃんにハンドル握らせたのが悪かった」
咲美「あなたたちは、また無免許でクルマ乗り回して」

ゼラド「Pちゃんくんたちだ」
ヴィレアム「なんでサッキーまで一緒にいるんだ?」
ミズル「うん、なんか、正月からコンビニでサンドイッチなんか買おうとしてたから」
ランディ「不憫になって、連れてきた」
咲美「同情なんか、されたくない・・・・・・っ!」
258 【435円】 【小吉】 :2009/01/01(木) 22:47:55 ID:k5p0bZUf
ハザリア「ふぁ〜、なんだなんだ、せっかくお屠蘇という名の清酒を飲んでいい気分だったのに」
マリ「それはお屠蘇でもなんでもない、ただの清酒だからな!」
ユウカ「せっかくイイ淫夢見てたのに」
ハザリア「してその淫夢の詳細は」
ユウカ「ンー、ホットでロングな指が繊細にかつワイルドにリズミカルに動いて」
マリ「新年最初の会話がそれかよ! ガッカリだよ!」

マーズ「やだやだやだ! 気が進まねーよー。おれ、松の内は働きたくねーんだよー!」
スレイチェル「正月くらい子供らしくカルタ遊びでもしたらどうだ!」ズルズル
レイナ「そして優勝するのよ!」
マーズ「なんかおかしーよー、なんでカルタ遊びにそんな必死なんだよー!?」ズルズル

ミナト「あ〜ぁ、こんなことより、AKB48の元旦ライブ行きたかったぜ」
アイミ「そんなこといわないで、頑張ろうよ!」
カル「・・・・・・っ、この男は、そろそろぶん殴っていいのかもしれない」

重震のマグナス「ルールは3対3の源平戦。
 取り札を50枚ずつに分けて、自分の陣に3段にならべて取り合ってもらう。
 それじゃあ、行くぜえ?」
259 【695円】 【大吉】 :2009/01/01(木) 22:49:57 ID:k5p0bZUf
 【予選 ゼラドチームvsミナトチーム】
重震のマグナス「あきのたの〜」

ヴィレアム「はいっ!」パシンッ
カル「くっ!」

ゼラド「ヴィレアムくん、すごい、また取った!」
ヴィレアム「難しいことなんかしてないさ。
 『あきのたの』で始まる歌は1首きり。
 下の句は『我が衣手は 露に濡れつつ』に決まってるからな」
アオラ「全部覚えてるんだ!?」
ヴィレアム(フフフ、今日のために、一生懸命百人一首を暗記してきたんだ!)

ミナト「ダーマエあっちゃんのファースト写真集発売も近いんだよなぁ」
アイミ(ミナト、ひょっとして迷惑だったのかな?)
カル(仮に優勝できたとして商品の『押し倒してヤルダバ百人一首カルタ』は・・・・・・、
 いや、いかんいかんカル・ノールバック!
 よこしまなことを考えるな! 俺は、ミナトと正々堂々勝負を付けた上で!)

ヴィレアム(向こうチームは、ミナトはやる気がなく、アイミは気が散ってる。
 さらに、カルは気に迷いがある!
 いける、いけるぞ!)

 【予選2回 ハザリアチームvsルナチーム】
キャクトラ「・・・・・・ええと」

ユウカ「スー」
マリ「ユウカさん、起きて、起きてくださいよ」
ハザリア「寝かせておいてやれ。
 見よ、その顔を。さぞかし幸せな淫夢を見ているのだろう」
ユウカ「ンンッ」ブルルッ
マリ「起きてください! エロい寝言言い出す前に起きてください!」
ユウカ「起きたとこで、ロンドン暮らし長いあたしに百人一首なんかできると思ってるの」ムクッ
ハザリア「それとも、異星人の俺になにかできると思ってるのか」トクトク
マリ「お前は普通に飲酒するのをやめろ!」

ルナ「取りあえず、飲酒については報告するからな」
重震のマグナス「はるすぎて〜」
キャクトラ「はいっ!」パシンッ
ルル「まあキャクトラ、お見事ですこと!」
キャクトラ「日ごろから、百人一首の勉強を進めておりましたから!」
ルナ「見事だキャクトラ!」
ルル「しかし、いったいなんのために日ごろから百人一首の勉強などしていたのやら!」
260 【1455円】 【大吉】 :2009/01/01(木) 22:51:51 ID:k5p0bZUf
 【予選 マーズチームvsランディ1/2チーム】
重震のマグナス「め」

マーズ「うりゃっ!」パシン!
ミズル「わー、やられたー」
マーズ「いひひひ、ショーハイはツネにカオで決まんのよ」
ミズル「マーくん、海ヘビ座ヒドラ市さん並のイケメンになってるよ!」
マーズ「小倉百人一首っちゅーなぁー、あれでしょ。
 藤原定家っちゅーのが天智天皇から順徳院までのイケてる和歌を年代順に100首選んだもんでしょー。
 うち、『め』で始まんのは
 『めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな』だけじゃねーの」
ランディ「くっ、ザ・データベースは小倉百人一首までフォローしてるのか!」
マーズ「アリアおばちゃんがイッショーケンメー集めたそーだよ」
ミズル「頑張り屋さんだね、アリアさん!」
マーズ「そー、頑張り屋さんなんだアリアおばちゃんは。
 そーゆーわけさミズッちゃん、
 エンムスビの御利益があるとかゆーカルタが欲しけりゃー、おれから買うんだね」
スレイチェル「売られてたまるか!」
レイナ「あんた松の内は商売したくないっていってたじゃない!」
マーズ「なんでそんなに必死なのぉーっ!?」

ランディ「こりゃ勝てねえな。
 たしかに俺は日系人の端くれだけど、百人一首なんてろくに覚えてねえし」
ミズル「おれは日系人じゃないし」
ランディ「お前、自分の母親の名前忘れてるんじゃないだろうな」
咲美「いいえ」
ランディ「ん?」
咲美「覚えてさえいれば勝てるほど単純じゃないのよ、百人一首は」

重震のマグナス「あさぼらけ〜 あ」
咲美「はいっ!」パシンッ
マーズ「うえっ!?」
咲美「『あさぼらけ』から始まる句は2つ。
 5文字まで読み上げられた時点で位置を把握し、6文字目が読まれた瞬間に取る。
 この散らばったカルタから2ヶ所をフォローするには、あなたの短い手足は致命的よ」
マーズ「うぅ〜、サッキーさんから、かつてねーほどにコーゲキ的なコスモが放たれてるー!」
咲美「覚えておきなさい。百人一首、それは畳の上の格闘技なのよ」
261 【604円】 【大吉】 :2009/01/01(木) 22:53:33 ID:k5p0bZUf
 【昼休み】
重震のマグナス「よぉ〜し、昆布巻き食いながら聞いてくれ、皆の衆」
ゼラド「は〜い」モチャモチャ
ヴィレアム「なぜ、昆布巻きのみ山積みに!」モチャモチャ
重震のマグナス「予選の結果から、決勝で戦ってもらう2チームを発表する。
 まずは、ゼラド・ヴィレアム・アオラチーム」

ヴィレアム「よっしゃ!」
ゼラド「ヴィレアムくんのおかげだね!」
アオラ「凄かったっす!」
キャクトラ「やったな、友よ」
ヴィレアム「ああ、キャクトラ、決勝戦では堂々と」

重震のマグナス「そして、咲美・ミズル・ランディチーム」
キャクトラ「は?」

重震のマグナス「得失点差でこっちのチームが選ばれたんだよ」
ランディ「や、なんかサッキー、妙に強いんだよ」
ミズル「うん。不自然に強いの」
咲美「不自然てなによ。
 わたし日系人だし、百人一首はちっちゃいころからやってて、ちょっと得意なのよ」

ハザリア「世の中には、勉学に優れる者もいれば武芸に優れる者もいる。
 それとおなじだけ、やけにヨーヨーが上手いとかベーゴマが上手いとか
 ミニ四駆の改造が巧みだとか、特に役に立たない才能に恵まれてしまった者もいる」
マーズ「ヨノナカ的にゃーまったくムダなサイノーとゆーことだね!」
ランディ「生きてく上で、なんかアドバンテージがあるとは思えないよなあ」
ミズル「あ、でも1年に1回、お正月だけはえばれるよ」
咲美「なによよってたかって!
 競技かるただって、けっこう大きな大会やってるんだからね!」
マーズ「どーやってウンエーしてんだろーね、大会主催してる協会は」

キャクトラ「うっ、うっうっ・・・・・・」
ヴィレアム「泣くなキャクトラ」
キャクトラ「しかし友よ、私は、友との約束を」
ルナ「お主が頑張っていたこと、しかとこの目で見させてもらったぞ」
キャクトラ「は、ははぁーっ!」
咲美「やめてよ、なんだか罪悪感があるから!」
262 【109円】 【中吉】 :2009/01/01(木) 22:54:22 ID:k5p0bZUf
 【決勝戦 ゼラドチームvs咲美チーム】
重震のマグナス「なにはがた〜」
咲美「はいっ!」パシッ
重震のマグナス「こころあてに〜」
ヴィレアム「はいっ!」パシンッ

咲美「ハァ、ハァ」
ヴィレアム「やるなサッキー。
 でもな、100首全部を覚えてるっていう点じゃ互角。
 そして、カルタを取るために必要な反射神経、そしてリーチの長さは俺が優位だ。
 遅かれ早かれ、俺が勝つことになるぞ」
ゼラド「うぅ、全然入っていけない!」
アオラ「俺たち、まったく役に立ってないね!」

ランディ「おいミズル」
ミズル「なんだいPちゃん」
ランディ「勝たせてやろうや、サッキーにさ」
ミズル「そりゃまあ、勝てるものなら勝たせてあげたいけどさ」
ランディ「サッキーはさ、特別なにかが得意ってわけじゃないし、
 人より秀でてるっていうところがちょっと見つからないだろ。
 でも、だからさ、だからこそさ、せめて正月くらいはイイ気分にさせてやりてえじゃねえか」
ミズル「うん、そうだねPちゃん!
 百人一首が強いとこで、今後の人生でなんらプラスがあるとは思えないけど」
咲美「ふたりとも、聞こえてるからね」
ミズル「でもさPちゃん、勝たせたげるっていっても、具体的にどうすればいいのかな。
 おれとPちゃん、覚えてる歌なんて二人合わせて50枚くらいじゃない」
ランディ「ばか、源平合戦ていうのは、チーム戦だろ?
 だったら、協力しあえるってことじゃないか」
263 【738円】 【凶】 :2009/01/01(木) 22:55:29 ID:k5p0bZUf
重震のマグナス「きみがためぇ〜」
ミズル(君がため!)
ランディ(『君がため』で始まる歌は2首!
 いわゆる大山札! 6文字目を聞いた瞬間が勝負所になる!
 でも、ここで!)
ランディ「はいっ!」パシンッ
ヴィレアム「え、えっ!?」オタオタ

重震のマグナス「おしからざりし」
咲美「はい」パシン

ヴィレアム「お手つき!
 『君がため 惜しからざりし 命さへ』の下句は『長くもがなと 思ひけるかな』!
 ランディが取ったのは『我が衣手に 雪は降りつつ』! お手つきだ!」
ランディ「お手つきっていうのは、間違えた札を取ったときにいうんだろ?」スゥッ
ヴィレアム「あっ!?」
ゼラド「カルタに、手を触れてない!」
アオラ「取ったように見せかけて、手の平でカルタを覆っただけだ!」
ヴィレアム「ズルいぞランディ1/2!
 あんな大声でブラフ出されたら、俺、キョドちゃうじゃないか!
 これは明らかな妨害行為だ!」
重震のマグナス「いいや。こいつァ、『囲み手』っていって、百人一首の立派なテクニックだ。
 きちんと注意してりゃあ、引っかかるような手じゃあ、ねえぜ」
ヴィレアム「くっ!」
ランディ「勝っちまえサッキー! せめて正月くらいは勝利の美酒を飲め!」
ミズル「ここを逃したら、もう二度とチャンスはないよ!」
ランディ「ああ、金輪際ないに決まってる!」
咲美「いちいち失礼なんだけど、あなたたち!」
264 【893円】 【大吉】 :2009/01/01(木) 22:57:44 ID:k5p0bZUf
 【試合終了】
重震のマグナス「よってここに、『押し倒してヤルダバ百人一首カルタ』を進呈するぅ〜」
ランディ「どうも」

重震のマグナス「百人一首は畳の上の格闘技だっていったろ?
 負けるのは、精神修行が足りてねえってことだよ」
ヴィレアム「うっ、うぅっ・・・・・・!」
ゼラド「元気出して! ヴィレアムくん、がんばった、がんばったよ!」
ヴィレアム「ダメだ! こんなんじゃ、こんなんじゃ俺はまだダメだ!」

ハザリア「さてと、ついでに初詣でもして帰るか」
マリ「お前が違法なものやめるようにお祈りしてやるよ」
ハザリア「俺は、貴様を思うがままにしてやると神に誓ってやる!」
マリ「や、やめろよ。神さまに向かって・・・・・・なに宣言してるんだよ」
ハザリア「あ・・・・・・、いや、思うがままとは、
 つまり、いい加減貴様に台本を守らせるという・・・・・・、な」
マリ「バ、バカ、それならそうと、ヘンなふうにいうなよ」
ユウカ「バッカなんじゃない、あんたたち」

ミナト「俺も、初詣くらいしてこうかな」
アイミ「ミナト、5円玉持ってる? ご縁がありますようにって」
ミナト「毎年思うんだけどさあ、ご縁っていっても、いったいなんの縁なんだろうなあ」
アイミ「なんのって」
カル「二十五円入れたら二重にご縁があるというが、果たして・・・・・・」

マーズ「あー、終わった終わった。『WALL・E』観に行こーっと!」
スレイチェル「前も観たといっていなかったか?」
マーズ「何度でも観んのぉーっ! カンドーの涙が止まんねーのぉー!
 おれも700年ゴミ拾いしてたら、ピカピカのカノジョが出来っかなー?」
スレイチェル「ゴミ拾いしたくらいで恋人ができると思うな!」
レイナ「そんなことなら誰も苦労しないのよ!」
マーズ「返す返すも、新年ソーソーマジ過ぎてヒクよぉー!」

ランディ「ほら、これはサッキーのもんだ」
ミズル「サッキーさんひとりで取ったようなもんだしね」
咲美「ううん、そんなことないよ」
ランディ「どうせ俺たち、縁結んで欲しい相手なんかいないしな」
ミズル「Pちゃんはロリ声声優との家庭を修復するほうが先決だもんね」
ランディ「だからロリ声声優と結婚も離婚もしてねえよ!」

咲美「ありがとう、ありがとう。
 わたし、こういう、賞状とかトロフィーとかもらったの、生まれて初めてかもしれない」
ランディ「その『押し倒してヤルダバ百人一首カルタ』の御利益で、
 ジュンとかいう頭モジャモジャのガールフレンドと仲良くな!」
ミズル「薩摩模型同人界から魔改造パクったらダメだよ!」
咲美「感謝はしてるけど、これだけはいわせて!
 わたしをサッキー竹田呼ばわりするのやめて!」
265 【1618円】 【豚】 :2009/01/01(木) 23:56:50 ID:oQXF4vok
レタスとユウカに
266それも名無しだ:2009/01/02(金) 00:00:58 ID:qC3tPwYt
>>256-264
ウケたw
ほんとみんな恋愛ごとになると必死になるなぁww

それにしても、だめだなぁヴィレアム…何をやっているんだ…
267!dama !omikuji:2009/01/02(金) 13:14:58 ID:CZXU5LOB
>>256-264
年明け早々GJです。俺はてっきり予知能力で相手が取る位置を見てそこに先回りしてるんだと思ったぜビレアム、すごくまっとうだったのねw
たしかにみんな恋愛ごとにゃ必死だなw ハザリアとマリの不器用コンビとかいいな。ところでたまにレイナが誰の子供かわかんなくなるのは俺だけだろうか?
268それも名無しだ:2009/01/02(金) 16:08:02 ID:ujpmNIYi
実はレイナはフィリオの子なんだよ
269それも名無しだ:2009/01/02(金) 22:01:59 ID:YL2If0uW
>>256-264
ハザリア・マリはトウキ・クリハよりも遥かに濃密な間柄になってきたなw
270それも名無しだ:2009/01/03(土) 00:25:57 ID:W3xCOPmf
>>269
その2人を寂しそうに見ているリトゥは俺がもらってく
271それも名無しだ:2009/01/03(土) 00:55:00 ID:D8Z9/Rty
ヒューゴ「あー、まあ冬休みも明けて」
アーク「明けてません。まだ三箇日です。大絶賛冬休み真っ最中です」
ヒューゴ「明けたんだよ。別に右上の日付どおりにあわせるルールなんて無いだろ
     今日はもう冬休みが開けたんだ」
シュウヤ「まだ家におせちが残ってるのに冬休みが明けたとか言われても理不尽です」
ヒューゴ「うちはもう食いきった。だから正月も終わりだ」
シュウヤ「百歩譲って正月が終わりでも冬休みはまだ終わってません
     個人的には冬休みに強引に登校日設定されたくらいの感覚です」
ヒューゴ「ならもう登校日でも構わないから、まず座って話を聞け」
アーク「なんすか?俺とりあえず補習は去年のうちに済ませましたよ」
ヒューゴ「そうだな。で?補習の終わりに提出して言ったこれはなんだ?」
欠席届。1月○日 アーク・アルトリート シュウヤ・シラカワ 体調不良により欠席
アーク「欠席届ですよ。他の何に見えるんですか?ラブレターにでも見えたんすか?止めてくださいマジで」
ヒューゴ「誰もそんな事いってないぞー。てかふざけるな。なんで事前に体調不良により欠席とかいう届けが
     出されてるんだ?しかもちょうどマラソン大会の日だな、この日は。サボりか」
アーク「あの日です」
ヒューゴ「は?」
シュウヤ「あの日って言ってるのに、詮索するとかなんですか?セクハラですか?」
ヒューゴ「いや、何の日だ?」
シュウヤ「男の子の日に決まってるでしょう」
ヒューゴ「いったいなんだそれは!あれか?お前らはなんかの周期でドバドバ放出してんのか?!」
アーク「ドバドバ毎日自分で放出してるけど、それとは別になんかこう男の子の日なんです」
ヒューゴ「たのむ!先生若干からだが普通じゃない人だからわかんないんだけど、最近なんか環境ホルモンとか
     食品添加物の影響で人類の体の構造は変化でもしたのか!?」
シュウヤ「じゃあ、とりあえずそれでお願いします」
ヒューゴ「じゃあって言ったよな今。てかとりあえずって言ったよな。お前らホントに何があったんだ」
アーク「だってさ・・・・・・マラソンとか、あれ拷問じゃん」
シュウヤ「通常の授業形態を捻じ曲げて、1日ただ走ることに費やす意味を真剣に問いますよ」
ヒューゴ「あれも体育の時間数だから別にいいだろう。ただ走るだけだぞ」
アーク「嫌です。つーか体力の平均値が高いせいで、男子20キロってなんすかそれ?
    一日かけてハーフマラソンって。ぜんぜんただじゃないし」
シュウヤ「それ以前に寒いです。なんですかこの寒空の下で走り回るって。犬じゃないんですから」
ヒューゴ「お前らなー。これ走らないと保健体育の成績壊滅するぞ。一日全部が体育の時間数だからな」
アーク「じゃあ見学で。もう最後尾追いかける車の中で、暖かくさせてください」
ヒューゴ「どんだけ甘えてるんだ!?というか、アーク。お前、従妹の咲美は
     百人一首で大活躍だったって言うのに一応兄さんとか呼ばれてるのに情けないと思わないのか?」
アーク「ぶっちゃけ従妹とか近しい他人じゃん。片親が兄弟ってだけじゃん。もう血のつながりクォーターなのに
    そこ比べることないじゃないですか。あと兄がしっかりしてない方が萌える妹が育つという宇宙の法則が」
ヒューゴ「その宇宙の法則は乱れてるぞー。そして隣で、『あー、そうかー。家事の手を抜けばもう少しは・・・・・・』
     的な顔するのやめなさいシュウヤ。クリスもあれでもいい所があるぞ・・・・・・たぶん何か!」
シュウヤ「ええ。まあ愛玩動物としてなら、喋るしコミュニケーションは取りやすいですね・・・・・・」
272それも名無しだ:2009/01/03(土) 00:57:56 ID:D8Z9/Rty
ヒューゴ「とにかくなあ。見学なんてよっぽどの理由でもないと認められないぞ。せめてそれなりに走って
     限界になったらリタイアとか」
アーク「外寒いから走り出す前から終わりです」
ヒューゴ「諦めたらそこで試合終了ですよー!」
アーク「始めなけりゃよくね?試合開始しなけりゃよくね?」
シュウヤ「そもそも、私達体調不良で見学するんで、走るとか走らないとか関係ないですねぇ」
ヒューゴ「だんだん先生へのタメ口が酷くなってきたぞお前ら!」
アーク「あーもう、俺その日死ぬわ」
ヒューゴ「この生徒、とんでもないこと言い出したぞ!」
アーク「大丈夫、次の日には生き返るから」
ヒューゴ「大丈夫、髪の毛切ってもまた生えてくるから、みたいなノリで生き返るとか言い出す生徒への対処法の
     マニュアルを教育委員会が作ってくれ!」
シュウヤ「私はその日家のランジェリーショップが忌むべきノーパン主義者達に襲われるので心労で走れません」
ヒューゴ「お前はいったい何と戦ってるんだ?」
アーク「とりあえず咲美の下着を学校の窓からばら撒けば程よく殺されるかな?」
ヒューゴ「とりあえず落ち着けアーク!それやると翌日の新聞に咲美が少女A従兄を殺害とか乗っちゃうぞ!」
シュウヤ「もういいです。とりあえず足でも折りますよ。それで見学できますよね」
ヒューゴ「お前は普通の人間並みの回復力だから本当にやめなさい」
アーク「いい事思いついた。学校が爆破されたら良くない?」
シュウヤ「そうなると爆弾ですか。まあこんな町ですから探せばどっかの台所の棚の中にありますよ」
アーク「タンスとかどうよ?」
ヒューゴ「どんな町だよ。てかどういう認識だ、お前らの中でこの町は。いやなんかありそうだけど
     いや、それ以前にどっかの台所とかタンスをあさるのかお前らは」
アーク「俺達今日から勇者一行なんで、普通に家宅侵入して壷の中とかあさります」
ヒューゴ「迷惑だ。行く先々で殺人事件が起こる探偵と同じくらい迷惑だ!」
ルアフ「おーっと、金田一少年の事件簿の悪口はそこまでだ」
シュウヤ「そこは名探偵コナンじゃないんですか?」
ルアフ「君達!軟弱だぞ。僕を見たまえ、この正月開けの寒さの中でもこの半裸スタイル」
シュウヤ「とりあえず、その皮下脂肪も脱いでください」
ルアフ「無茶は言わないで。正月太りで僕もレイナもじゃっかんモッチリなんだから」
アーク「さらっと娘のプライバシーが侵害されてる!」
ルアフ「まあともかく。20キロのマラソンがキツイのは分かる。だけどね、考えてごらん
    必死で自分の足で走りきった20キロ、走り終えたとき、辛さと共に訪れる奇妙な達成感
    そこでさ、女の子に出迎えてもらって、タオルをポンッと渡されるんだ
    ずっとタオルを持って待ってた女の子の手のぬくもりが、ほんのり感じられるタオルが
    20キロ分の汗と疲れを拭い去ってくれるんだよ。どうだい20キロくらい屁でもないだろう」
アーク「ウヒョー!!ちょ、マジで!やべー、ワクワクしてきた!」
シュウヤ「待ちなさい!これは孔明の罠です!距離は違いますが(女子は10キロ)男女合同のマラソンですよ!
     女子のほうが先にゴールしますが、その時女子はクタクタ!タオルを持って男子を待つ余裕は皆無!
     それに仮にそういう女子がいても、先にゴールした体力のある集団がタオルを独占する
     タオル格差が生まれます。そしてそのヒエラルキーの最下層は間違いなく私達のような人種です!」
アーク「なっなんだってー!!ちぃ、だまされるところだったぜ」
273それも名無しだ:2009/01/03(土) 01:06:15 ID:D8Z9/Rty
ルアフ「ふむ。安易な説得は受け付けないか。でもまあ
    本気で頑張ってタオルを勝ち取るというのは考えないのかい?」
アーク「いや、どう考えても俺とか運動能力男子の中じゃ底辺じゃん」
シュウヤ「私はタオルよりパンツが欲しいですね」
ルアフ「とりあえず星の着いてる玉を7つ集めるといいんじゃないかな?」
ヒューゴ「いや、というかなんでお前らがマラソン大会をサボろうとしていることに対して追及するだけで
     すでに3レス目に突入してるんだ?普通1レス目で導入、2レス目で説得で
     3レス目はそろそろ走り出してないか?」
シュウヤ「いいんですよ。こっちは走らないこと前提で話を進めていますから」
アーク「つーか、さっさと家に帰らせてくれねえ?ヒューゴ先生いわくできのいい従妹が
    正月なのにコンビニで飯済ませようとするから。てか正月にちょっと家に戻らなかったら
    冷蔵庫の中まで大掃除完了されててビビッたんすけど」
ヒューゴ「この欠席届を訂正したらすぐに帰れるぞ」
シュウヤ「いいですか?チカン等の犯罪を犯したとき、このように警察はこうしたら帰すといいますが
     それに乗るとまず間違いなく人生の終局ですからね」
ヒューゴ「お前らの中でマラソン大会は人生の中でどれだけ重要な意味合いをもってるんだ」
アーク「とりあえず最前列で眠ってた入学式よりは一大事です」
ヒューゴ「何をやってんだ。せめて俺みたいに受付を引き受けて、誰も受付に来ない式の最中寝とくとかにしろ」
ルアフ「いやいや、そこは僕みたいに放送室にこもってフライデーを読むとかね」
シュウヤ「教員交えてどんだけ入学式を軽視してるんですか?」
ルアフ「正直高校生にとって入学式とかさほど意味無いでしょ。ぜったいその後のHRとか
    翌日の自己紹介とかのほうが一大イベントでだよね」
アーク「そうっすねー。ちなみに俺は入学直後の自己紹介で彼女募集中といったけど未だに彼女が出来ない」
ヒューゴ「俺はその時に『ああ、こいつは絶対在学中に彼女できないなあ』と思った」
アーク「うへ、ヒデェ!」
シュウヤ「まあ、入学式の話はその辺にして、じゃあ私達はもう帰るので、欠席届お願いしますね」
アーク「さよなら、先生ー」
ヒューゴ「おーう・・・・・・ってそうは行くか。なんかスルッと話をそらされたが、そこまで先生甘くないぞ」
シュウヤ「チッ」
アーク「ケッ」
ヒューゴ「お前ら、どんどんフランクになってくな!」
ルアフ「まあ、あれだよ。こうやってマラソンとか言って走れるのも高校生のうちだよ
    大学は言ったら、何かサークル入ったりしないと走ることもなくなるし
    社会に出たら当然そんな運動する余裕もないし。今を楽しむことが何よりじゃないかな?」
アーク「今を楽しむために休みます。そして最後尾を追いかける車の中で女子の尻とか眺めます
    マジ楽しそうじゃないっすか」
シュウヤ「それに走り終わった女子が、走ってからだが火照り、ジャージの上を脱いだとします
     すると、この冬場にブラが透けて見えるのですよ。走ったら、とてもそれを眺める余裕は無いですよ」
ルアフ「個人的に、それはそれで青春臭いけど、ちょっと不健康に思えてくるね」
274それも名無しだ:2009/01/03(土) 01:08:43 ID:D8Z9/Rty
ヒューゴ「ていうかルアフ先生。俺の今のポジションって普段アクア先生じゃないんでしょうか」
ルアフ「アクア先生、いま実家に帰省してるしね。まあ、おそらく食って寝てばかりでウエストが増えて
    今頃正月太りに気づいて必死にシェイプアップしてる頃じゃないの?」

アクア「クシュン!うーん、汗かきすぎたかしら。でもあと500calは燃やさないと!
    ええーい!」ガシャン、ガシャン

ヒューゴ「あと冷静に考えたらシュウヤって俺、別に担任してないですよね」
シュウヤ「でも最近は朝のSHRとかで伝達事項を聞く回数は担任のラミア先生よりヒューゴ先生の方が多いですよ」
ヒューゴ「ラミア先生はどこにいるんでしょうか」
ルアフ「年末はナンブ家に押しかけて、飽きたらアクア先生の所に行くとか行ってたね」

アクア「いちに、いちに、いちに、いちに!」ガシャン、ガシャン
ラミア「ニヤニヤ」
アクア「ヒィィ!なんでラミア先生がここに!」
ラミア「遊びに来たぞ。それにしても(ビュイーン)ふむウエスト+6pと」
アクア「なんかスキャンされた!ていうか、なんで勝手に部屋に入ってるんですか!
    せめて許可を」
ラミア「なんだ?同じカマで飯を食べることもある仲なのに」
アクア「親しき仲にも礼儀ありって知ってますか!?」
ラミア「礼儀か。じゃあ、まず挨拶を。あけましておめでたいな、頭が」
アクア「何ですかその、超強引なけなし方は!いっそ普通にけなしてください」
ラミア「食って寝るばかりだから太ったか。肝臓でフォアグラでも作成するのか?」
アクア「ストレートすぎます!あと普通のけなしじゃないです、重度のSですよそれ!」

ルアフ「まあ、ラミア先生もアクア先生と居るのに飽きたらそのうち帰ってくるでしょ。
    でさあ、君達とりあえずマラソン大会は走らない方向でもう貫くのかい?」
アーク「貫くというかそれしかないっつーか、もう走らない事に果てしないデステニーを感じます」
シュウヤ「というか、走ると家の店が襲撃されます。ノーパンに」
ヒューゴ「だからお前はいったいどういう集団と戦ってるんだ。そしてどこに走ることと関係があるんだ」
ルアフ「まあまあ、ヒューゴ先生。ここは彼らの自由意志を尊重して
    走らないという方向で行きましょうか」
アーク「マジっすか!さすがルアフ先生!でも授業中に咲美に隠語っぽい名前を言わせるのは止めてね
    家で機嫌悪くした咲美が、俺が靴下脱ぎっぱにしただけでフライングニー決めてくれるから」
シュウヤ「・・・・・・何か裏がありませんか?」
ルアフ「ん?別に。ちゃんと走らなくていいようにするよ。大丈夫、先生に任せなさい」
275それも名無しだ:2009/01/03(土) 01:14:09 ID:D8Z9/Rty
マラソン大会当日

アーク「任せない・・・・・・なんて言葉、なんで俺あの時信じたんだろう」
シュウヤ「さあ。まあ少なくとも走らなくていいポジションですよ」
アーク「まあな。何しろな(指を指す↓)だぜ」
           『運営本部集計部』
アーク「20キロ走り終わって戻ってくる奴がいるまで、俺ら仕事無しだぞ!この寒空の下で!」
シュウヤ「あと、このストーブ火力弱くないですか」
ルナ「お前達!ルアフ先生からの推薦で集計部に置いたのだぞ。もう少し真面目にしたらどうだ」
アーク「会長はふっつーにでっかいストーブの前なんだよな。てか意図的に集計部のストーブだけ小さくね?」
ルナ「学校の備品のストーブが少なくてな、そのストーブもギリギリだったのだ。
   それに、もともとはキャクトラが集計部で集計をするはずで
   自分は火力の弱いこれで十分といっていたから、そこだけストーブが小さい」
アーク「マジかよ。てかマジで何時間待つんだよ、ここで」
ルナ「そんなに待つこともなかろう。何しろ、ほれ」
アクア「えーっと、じゃあ今から自由距離組が出発します」
アーク「は?」
シュウヤ「自由距離組?」
レラ「・・・・・・・・・」
アーク「てかレラ走るのかよ!って、あ?何?500メートルだけだがな・・・・・・だって!?」
ルナ「当たり前だろう。男子にしろ女子にしろ、平均値は高いが当然走るのが苦手な者もおる
   第一女子に普通10キロはきつい。だからこうして体力の低い面々は無理ない距離を設定して
   走っておる。というか昨年のうちにHRで言ってあるはずだぞ?」
アーク「マジデ?じゃあ、俺らだったら」
ルナ「まあ、せいぜい5キロ。うまくすれば3キロとかで良かったんじゃないのか?」
アーク「うわあああああああ!そんなんで良かったのかよ!」
ルナ「あと、走り終わった生徒の休憩所には一番いいストーブが置いてある」
シュウヤ「なんですって!」
ルナ「まあ、そういう事だから、1キロ未満の面々はすぐにゴールするから集計の準備をしておくんだぞ」
アーク「・・・・・・」
シュウヤ「・・・・・・」
ルアフ「やあやあお二人さん。どうだい?走らないでいいポジションだよ」
アーク「でもキツイっすよ!最後尾の車の中とかはなかったんすか!?」
ルアフ「だって、車も走ってるじゃないか。走らないのがいいんだよね」
シュウヤ「どんなトンチですか!」
ルアフ「まあね。て、いうかそういうの全部建前でね、実は二人にね、ある言葉を知ってほしくてさ」
シュウヤ「なんですか?」

ルアフ「因果応報。善行を行った者には良い報いが、悪行を行った者には悪い報いがあるという意味さ
    まあ、僕は本当は国語は専門外なんだけどね。あとさ、自由距離組とかさHRで先生の話
    ちゃんと聞いてれば知ってるはずだからね。まあそういうの含めて因果応報だね」
アーク&シュウヤ「・・・・・・ギャフン!」
276それも名無しだ:2009/01/03(土) 02:11:06 ID:vNsKfJuR
ヒューゴとルアフが新年早々意外とまともにティーチャーしているだと…?!

まさか正月ボケ!?
277!dama!omikuji:2009/01/03(土) 07:00:40 ID:HE/Goryo
 【ダテ家】
リトゥ「お父さーん。
 TVKでやってたガンダム、ディスクに焼いておいたけど」
リュウセイ「おお、ありがとな。
 じゃ、このラベル貼っといてくれ」
リトゥ「うん」

リトゥ「新年て、なんであけるんだろう・・・・・・?」
278それも名無しだ:2009/01/03(土) 08:12:07 ID:dMap6hRA
なるほど……アクア先生が居ないとヒューゴ先生がつっこみになるのか……
279それも名無しだ:2009/01/03(土) 09:45:28 ID:tpgzYvPm
ゼラド「マラソンて楽しいよねw」
レイナ「素でんなこといってんのはあんたくらいよ…」
280それも名無しだ:2009/01/03(土) 16:47:04 ID:D/Oho5fk
たゆんたゆんですね
281それも名無しだ:2009/01/03(土) 17:11:14 ID:r5Rjw4md
ゼラドは燃費は悪いけど、燃料(食い物)さえあれば寒さとは無縁そうだなw
282それも名無しだ:2009/01/03(土) 17:46:53 ID:N3EOnw8o
揺らしすぎると胸の毛細血管がちぎれる事もあるらしいぞ、怖いな!
夢を見るのもいいがほどほどにな!
283それも名無しだ:2009/01/03(土) 18:04:25 ID:CQzAXPp3
ゼラドなら食べ物与えながらならいつまでも走り続けてられそうだな

横を通り過ぎると男どもが前かがみになるが
284それも名無しだ:2009/01/03(土) 20:15:49 ID:JzTUedSF
一方ディストラ姉さんは羽子板で負けて乳首以外真っ黒に塗られました
285それも名無しだ:2009/01/03(土) 20:51:31 ID:hbSjo8iW
ディス『きゃあん!?』
クォヴレー『これで116対0だ』
ディス『も、もう墨入れできるところが』
クォヴレー『私が勝つまで続ける、と言ったのはお前だ』
ディス『じゃ、じゃあ・・・』
シュルル・・・
ディス『ご主人様のお好きな所に・・・筆を下ろしてくださいませ・・・・・・』


アオラ「こ、こんな感じ?」
ラッシュ「コミケで疲れてるのはわかるが初詣行ってこいよ」
286それも名無しだ:2009/01/03(土) 23:53:21 ID:CQzAXPp3
ヴィレの字、球技系はかなり強いんじゃないか?
予知を使いこなせれば無敵だろう
287それも名無しだ:2009/01/04(日) 00:19:16 ID:lv6bStzC
使いこなせれば、ね・・・

レイナ「使いこなせないのよねぇ、これがまた」
ヴィレアム「・・・・・・」
288それも名無しだ:2009/01/04(日) 18:28:22 ID:gKaZqUIh
ヴィレアム「ふん、これでも多少は使いこなせる様になったんだぞ」
レイナ「例えば?」
ヴィレアム「そうだな…」

トウキ「パス!、いけ、タカヤ!」
タカヤ「よっし」
ヴィレアム「(むっ!この感覚!!
       …あれ?俺、顔面で…)」
タカヤ「っし!」
ヴィレアム「ちょ、スト…ヘブッ!(顔面にスパイク直撃)」


ヴィレアム「とまぁ、結果を予知できるように…」
レイナ「自分のそれなりに不幸な結果だけ予知できてもね」
注:直前なので回避はできない
289それも名無しだ:2009/01/05(月) 01:42:38 ID:pngE+v00
クリハ「今年は丑年かぁ」
ゼラド「?」
クリハ「丑…」
ゼラド「??」
クリハ「牛なのよね…」
ゼラド「???」
290それも名無しだ:2009/01/05(月) 03:35:11 ID:T06H55tw
 【マーズの事務所】
 モエアガレ オレノ コスモ〜
マーズ「セーヤはカッコいーなー。ぜってーあきらめねーもんなー、すげーなー」
ラーナ「お正月中ずっと聖闘士星矢のDVD見てるって、どういうことなんですか」
マーズ「年末にシホミおばちゃんのお遣いしたギャランティでもらったんだもん」
ラーナ「お年玉みたいなものですか」
マーズ「お年玉なんていらねーよ。
 働いてこねーのにカネもらうなんざーおれのシンギに反してらー」
ラーナ「めんどくさい子供ですね」
マーズ「ドクラテスはでっけーなーカッコいーなー
 ベアー激なんて赤子ドーゼンだなー」
ラーナ「ヘラクレス猛襲拳の使い手のくせにヘラクレス座の聖闘士じゃないって、どういうことなんですか」
マーズ「だって、ヘラクレス座の白銀聖闘士はアルゲティがいるし」
ラーナ「アイキャッチの真ん中に居座ってる、原作で影も形もない3人は何者なんですか」
マーズ「鋼鉄聖闘士巨嘴鳥座スカイクロスの橘翔さんと
 子狐座ランドクロスの大地さんと旗魚座マリンクロスの蒼月潮さんだよ」
ラーナ「すらすら答えられても困るんですけれど」

 がちゃっ
ミズル「マーくんマーくん、あけましておめでとー」
マーズ「あ、ミズッちゃん、おめでとー」
ミズル「これね、お正月に描いたの。あげる」
マーズ「んーっとさ、ミズッちゃん、ちぃーっとそこに座ろーや。
 キミの作品てなぁーさ、そーとーな価値があるわけで、そーほいほいひとに上げるもんじゃねーよ。
 自分で自分の商品価値下げるよーなマネしてどーすんの」
ミズル「え〜、受け取ってくれないの?
 もう『マーくんへ』ってサインしちゃったよ」
マーズ「へっ、んっ、んもーっ、ばっかだなぁー!
 宛名なんて、そんなもん入れたら、売れなくなっちゃうじゃんよぉ〜、えへ。
 んも〜、しょーがねーなぁー! え、えへ」
ミズル「マーくん、泣いてるの?」
マーズ「ばっ、ばかいってんじゃねーよ!」
ラーナ「む〜」
291それも名無しだ:2009/01/05(月) 04:06:54 ID:1D7jXGMz
ディストラ姉さんの乳首は黒いのかな。
黒いパンツはいてるのは誰なのかな
292それも名無しだ:2009/01/05(月) 17:54:18 ID:+5cjrl69
ドクラテス以外の名前がさっぱりわからねぇw
293それも名無しだ:2009/01/05(月) 21:45:48 ID:fWKXzN+d
そんなこたぁないだろう
294それも名無しだ:2009/01/06(火) 03:16:03 ID:vm87NS6z
 【伊豆の温泉】
ルナ「軍事基地の側にこのような温泉があるとはな」
ゼラド「伊豆は極東基地と海Aのゲシュペンストと温泉で有名なんだよ!」
スレイチェル「よいか姫君。
 いかに頻尿姫とはいえ、温泉の中で尿してはならん。
 そればかりはマナーに反しているのである」
ルナ「ウェットスーツで温泉に浸かるのはマナーに反しておらぬのか」
ゼラド「ルナちゃん!
 おしっこしたいなら、あっちの排水口のとこでこっそりすればいいよ!」
ルナ「わたしが頻尿であることを確定事項のように扱うでない!」
ゼラド「だってルナちゃん、わりとおしっこの回数多いし」
スレイチェル「さあ、見ていてやるから存分に尿するがよい!」
ルナ「この者は、ひょっとしたら男なのかもしれぬ・・・・・・っ!」

 ちゃぷーん
フィリオ「ふぅ、生き返る思いだよ」
ゼラド「きゃあっ!」
ルナ「女湯であるぞ!」
フィリオ「君たちが大人になるまで、僕は生きていられないかもしれない」
スレイチェル「叔父様カッコいい!」
ルナ「一族郎党そろってこれか!」
295それも名無しだ:2009/01/06(火) 07:03:02 ID:POlpcqwp
クォヴレー「フィリオ・プレスティ…奴を完全に滅ぼすにはどうすればいい…」
イングラム『マジになったら負けだぞ久保よ』
296それも名無しだ:2009/01/06(火) 19:06:15 ID:CwJIAC9o
フィリオ「僕のライフはあと9000弱しかない」
297それも名無しだ:2009/01/06(火) 19:45:45 ID:pJmdupX0
ライ「どうして俺の親戚にはこんなんしかおらんのだろーか……」
ヴィレッタ「あら、あなたまだ独身だった?」

アヤとかどーしてんだっけ。
298それも名無しだ:2009/01/07(水) 00:21:49 ID:yLOxb645
ライはバイオリニストだかなんだかの子供がいたような気がする
アヤは玉になってそして考えることをやめた
299それも名無しだ:2009/01/08(木) 04:01:37 ID:a4Dyfxuf
いねーよ
300それも名無しだ:2009/01/09(金) 03:08:50 ID:iA+svyK7
そろそろ終わりだな
301それも名無しだ:2009/01/09(金) 07:31:27 ID:Sn9IXQEA
てす
302それも名無しだ:2009/01/09(金) 07:44:09 ID:tTiwJc2K
ライは九州でアクアと声のそっくりな雪女とイチャイチャしながら小学校の先生やってます。
303それも名無しだ:2009/01/09(金) 14:53:59 ID:tPdV7gSt
>>294
ルナが排水溝におしっこして綺麗なアーチを描いたり、お湯につかりながらおしっこして股のまわりが黄色く染まっていくのを想像すると
もはやこれは、優れた芸術にも似た全ての価値観を越え万人に美を感じさせるような美そのものがそこにあると言っても過言ではないであろう
つまり、私が何を言いたいのかというと、















ルナたまのおしっこ飲みたい
304それも名無しだ:2009/01/09(金) 23:51:48 ID:WWkiHkWI
お前は人生と尿について頭から考え直す必要がある
305それも名無しだ:2009/01/10(土) 11:27:09 ID:aVtmwQAz
だからお前はアホなのだ
306それも名無しだ:2009/01/10(土) 16:58:25 ID:5czQw4+i
>>303マジキチwww
















僕にも飲ませて下さい(^q^)
307それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:32:28 ID:JEtc4a4e
 ザワザワ
ゼラド「あれ? ここどこ? わたし」
ヴィレアム「どうしたんだ?」
ゼラド「ヴィレアムくん?
 なにその、カタナ? ナギナタ? ほんとなに?」
ヴィレアム「おいおい、俺の青龍偃月刀を見忘れたんじゃないだろうな?」
ゼラド「せ? なにいってるの?」
レイナ「あらあら、またうちの兄者がヘンなこといってるわよ?」
ゼラド「兄者ぁ〜?」
ヴィレアム「まさか、桃園の誓いを忘れたわけじゃないだろ?」
レイナ「そぉそ、我ら3人生まれたときは違えども、死すべきときはおなじとぉ〜!」
ヴィレアム「飲み過ぎだぞ、張飛レイナ」
ゼラド「ちょうひ?」
ヴィレアム「しっかりしてくれよ。
 俺たちの長兄、劉備ゼラドがそんなことじゃ困るぞ?」
ゼラド「りゅうびぃ〜?」

レイナ「義勇軍の方々は、いったいなにを騒いでいるのでして?」
ハザリア「フハハハ、俺のとこの自家製酒が美味とはいえ、分量を間違えてはいかんな」
ゼラド「えぇっ、みんなが飲んでるこれ、お酒なのぉっ!?」
ヴィレアム「本当に、大丈夫か?」
レタス「臆病風にでも吹かれたのではなくて?」
レイナ「ちょっとぉ、うちの長兄に失礼なこといったら許さないわよ!」
ゼラド「わたし、長兄なの? お姉ちゃんじゃないの?」
レラ「・・・・・・」サラサラ
タカヤ「『洛陽で暴虐の限りを尽くす董卓マキネを討伐するため、
 袁紹レタスの招集に応じて集まってきたのはお前たちじゃないか』
 って文醜レラが書いてるとおり」
ヴィレアム「って文醜レラ、字ぃ汚っ!」
タカヤ「日ペンでもやったらいいんじゃないのか?」
ヴィレアム「なに勧めてるんだよ、顔良タカヤ」
タカヤ「だって、字が汚いばっかりに文醜なんて呼ばれてるって説があるくらいだし」
ハザリア「そういえば最近見ぬな、日ペンの美子ちゃんを」
レタス「日ペンの美子ちゃんにもいくつかバージョンというものがありまして」
ゼラド「いったいなにがどうなってるの!?
 ここはどこ!? いまはいつ!?
 なんでみんな日ペンの美子ちゃんの話題で持ちきりなのぉ〜!?」
308それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:33:56 ID:JEtc4a4e
 バンッ
マリ「誰か、手を貸してくれっ!」
ハザリア「なにごとだっ!?」
レタス「騒がしくてよ、夏候淵マリさん」
マリ「董卓軍の奇襲だ!
 華雄暗黒鳥人の子部隊が出てきてる! 手が足りないんだ!」
ヴィレアム「よし、俺が行こう」スック
レタス「お待ちなさい!
 義勇団のごとぎに出しゃばられては、規律に関わりましてよ!」
ハザリア「黙れ袁紹レタス。おい前髪、名乗ってやったらどうだ?」
ヴィレアム「関羽ヴィレアム」
レラ「・・・・・・!」サラサラッ
タカヤ「『げぇっ、関羽!』って、字ぃ汚いくせに筆マメだな文醜レラ」
レタス「いわれてみればその前髪」
マリ「美前髪公と称される」
ハザリア「先の黄海藻党征伐での働きはよく知られたところ。
 隊の士気が上がりこそすれ、規律を乱すということはないだろう」

ヴィレアム「問題がないなら、俺は行くぞ」
ハザリア「景気づけだ、飲んでいけ」
ヴィレアム「いらないよ。すぐに戻ってくるから」
ハザリア「吹くではないか、前髪が」

 バサッ

 バサッ

ヴィレアム「終わったぞ」
ハザリア「本当に早かったではないか おお、先ほどの酒がまだ温かいわ」
ヴィレアム「もらおうか、曹操ハザリア」
ハザリア「フハハハハ! 俺の名を知っているのなら話は早い!
 おい前髪、貴様、それほどの腕で草鞋売りとつるんで日雇い派遣同然の身とは情けない。
 どうだ、俺の下に就かぬか。
 2日おきに小宴会、4日おきに大宴会の厚遇をしてやろうではないか」
ヴィレアム「そんな、ひっきりなしに宴会やられたって疲れるだけだ」
ハザリア「よし、天下の名馬をくれてやろう!」
マリ「ああ、また始まった。おい、よせよ、ものすごい迷惑そうな顔してるじゃないか」
ヴィレアム「悪いな。俺、草鞋が好きなんだ」
ハザリア「ふん、だが、覚えておけ。
 この曹操ハザリア、欲しいと思ったものはどんな手を使ってでも手に入れ、
 そうでもないものに対しては徹頭徹尾どうでもいい態度を貫く男!」
ヴィレアム「その生き方は、改めたほうがいいと思うぞ」

 バンッ!
リトゥ「誰か、誰か!」
マリ「どうした夏候惇リトゥ!」
リトゥ「・・・・・・っ! 北から、奇襲がっ・・・・・・!」ハァハァ
レタス「まさか、先ほどのは陽動でしたの!?」
タカヤ「でも、華雄暗黒鳥人の子ほどの暗黒鳥人をオトリに使うなんて、
 いったい本体を率いてるのは何者なんだ!」
リトゥ「それが」
309それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:35:28 ID:JEtc4a4e
 ビュッ! ビュッ! ビュッ!
クリハ「音速! 汁風っ! 方天画戟!」

 バァーンッ!
レタス「そんな、幕舎が一瞬で崩されるなんて!」
タカヤ「袁紹レタスさん、下がるんだ!」
ハザリア「いかん、撤退だ撤退! 相手にするな!」
ゼラド「あれ、クリハ?」
ハザリア「そう、クリハ! 三汁無菜の呂布クリハだ!」
マリ「なんてことだ、食卓が汁物ばっかりだ!」
ハザリア「くそぉ、惣菜も食わせろ!」
マリ「しかも、三角食べしないとものすごい叱ってくるってもっぱらの評判だ!」
ヴィレアム「小学校の先生か!」
ハザリア「なぜ小学生は牛乳と白米を一緒に食えるのだっ!」
レタス「あまつさえ、白米に牛乳をぶっかけるなどしていた
 頭のよろしくない男子は、いったいどんな大人になっているのやら!」
ゼラド「なんの話してるのぉっ!」

クリハ「汁兎王プレッシャーっ!」
 ドシィィィィィンッ!

タカヤ「まずい、汁兎王までいるじゃないか!」
ハザリア「汁中に呂布クリハあり! 什器の中に汁兎王あり!
 なんと壮絶なまでに乳のない組み合わせなのだ。
 くぅ、貴奴が汁機人を率い、俺が歩兵を率いれば天下など軽く平らげてやれるものを!」
マリ「こんなときになにいってるんだ、お前は!」
リトゥ「早く撤退しなきゃ!」

 ズシャッ
レイナ「引けばぁ? 怖がりの皆さんは」
ハザリア「貴様はなにをやっておるか、この酔っ払いが!」
レタス「ひとたび呂布クリハに触れようものなら、たちまち虚乳に取り込まれましてよ!」
ヴィレアム「俺たちが食い止める。袁紹レタスたち本隊は撤退してくれ」
ゼラド「ヴィレアムくん、なにするつもりなの!」
ヴィレアム「劉備ゼラドも引いてくれ。気を付けてな」
ゼラド「まさか、戦うつもりなの!」
ヴィレアム「そうだ」
ゼラド「どうして、あれ、クリハなんだよ!」
ヴィレアム「そうだ、三汁無菜の呂布クリハだ。
 董卓マキネ軍と戦うなら、どのみちぶつからなくちゃならない相手なんだ。
 ここでやっちゃいけないって法はないだろう!」
ゼラド「なにいってるの! おかしい、おかしいよ!」
ヴィレアム「曹操ハザリア! 顔良タカヤ! うちの長兄を頼む!」
タカヤ「わかった!」
ハザリア「ふん、勘違いするな、関羽ヴィレアム! 俺は貴様が欲しいだけだ!」
マリ「お前、ツンデレ失敗してるぞ」
ヴィレアム「行けるな、張飛レイナ」
レイナ「誰にものいってるのよ、関羽ヴィレアム」
ヴィレアム「やぁぁぁぁっ!」

 ぎぃんっ!
クリハ「肉屋と前髪ね。ちょっと物足りない」
ヴィレアム「この青龍偃月刀を受けても、そんなことをいえるか!」
レイナ「張飛レイナさんのスタン蛇矛を食らいなっ!」
310それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:36:25 ID:JEtc4a4e
 がしっ!
クリハ「まずはその乳、汁まみれにしてあげる」
レイナ「くっ!」
ヴィレアム「張飛レイナ!」
ゼラド「だめぇっ!」

 ぎぃんっ!
クリハ「うん?」
ゼラド「おかしいよ、こんなのおかしいよ!
 なんでみんな戦ってるの! なんで刃物振りまわしてるの!?」
レイナ「あんたなにいってんの!?」
ヴィレアム「下がるんだ!」
クリハ「ふふ、3人ね。いいわ、三角食べと行きましょうか!」
 ぶわっ

クリハ「汁!」ズンッ
クリハ「汁!」バシッ
クリハ「汁!」ベシッ
ヴィレアム「全部汁じゃないかぁーっ!?」

 ずしゃあぁぁぁっ!
ゼラド「おかしい、やっぱりおかしいよ!」フラッ
クリハ「あら、立てるの」
ゼラド「全部汁物なんて、やっぱりおかしいよ!
 いつも健康のことを考えるクリハがこんなことするわけない!
 きちんと、お肉もご飯も食べないと栄養のバランスがかたよっちゃうよ!」
レイナ「劉備ゼラド、あんたって子は・・・・・・っ」
ヴィレアム「なんで感動してるんだ!?」
クリハ「ふふ、少し、心が揺れたわ」
レイナ「胸は揺れてないけどね」
クリハ「また会いましょう」
 ざっざっざっ

ゼラド「クリハ」

 【虎牢関】
ルナ「済まない、遅れた」
レタス「まあまあ、長沙の孫策殿、待ちかねておりましてよ」
ルナ「いや、わたしは」
キャクトラ「こちらは孫権ルナ様。私めは周瑜キャクトラにございます」
レタス「あら、それでは孫策ラン殿は?」
ルナ「ええと、あちらに」

ラン「う〜ん」
ゼラド「わぁっ、ランさん!?」
ヴィレアム「なんで服ビリビリに破れてるんですか!?」
ラン「なんかな、なんかな、頭ン中で一騎当千がどうのこうのって」
ゼラド「なんでランさんだけ高校の制服みたいなの着てるんですか!?」
ハザリア「あらゆる意味でキツいぞ」
レイナ「いいからさっさと服を着てください!」
ラン「面目ないわぁ」
レイナ「デフォルトでパンツ見えてるし!」

レタス「なにをやっているんですの、お宅の殿様は」
キャクトラ「孫策ラン殿があんななので、孫権ルナ様が補佐に参ったという次第でして」
レタス「すでに殿様に様付けしていないじゃありませんの」
ルナ「よろしい、それでは長沙軍出陣! 虎牢関を攻め落とすぞ!」
311それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:37:24 ID:JEtc4a4e
 【洛陽】
マキネ「へえ、虎牢関が落ちたって?」
ミズル「うん。袁紹軍に曹操軍に長沙軍まで加わって、それはもう、しゅばばーって感じに」
マキネ「あい、ごくろうさん。下がっていいよ、賈駆ミズル」

クリハ「あと、面白いのが3人」
マキネ「あんたを撤退させたって連中? 面白いじゃん」
ユウカ「で、どうするの董卓マキネ」
マキネ「ん〜、張遼ユウカリンはどう思う?」
ユウカ「洛陽は捨てたらいんじゃない?」
マキネ「だよねえ、ここ、なんか守りにくいし」
クリハ「じゃあ、長安にでも行きましょうか」
マキネ「そんじゃ、献帝をお連れしてぇ〜、それから火を放って」
ユウカ「どこに?」
マキネ「どこにって、そりゃここによ」
クリハ「いいの?」
マキネ「あたしを誰だと思ってんの。魔王董卓マキネさんよ。
 とっくの昔に覚悟はできてるって」
ユウカ「じゃ、あたしはちょっと行って宦官どもを皆殺しにしてくる」
マキネ「悪いね、付き合わせちゃって」
ユウカ「べつにぃ」

 【洛陽の前】
 ゴォォォォォォォ
レタス「なんということ」
タカヤ「洛陽が火の海だ!」
ゼラド「早く消さないと!」

ハザリア「ふん、董卓マキネはすでに逃げ出しているだろう。
 おい、追撃だ」
レタス「なにをいっていますの、消火活動が先でしょう!」
ハザリア「貴様らでやれるだろう」
レタス「連合軍の盟主はわたくしです! 指示に従ってくださいまし!」
ハザリア「黙れよ、どうせでっち上げた詔勅だろうが」
レタス「わっ、わたくしは代々三公を輩出した家の者として!」
ハザリア「黙れよ、袁紹レタス。貴様の食料庫に火を点けてやろうか?」
レタス「無礼な!」
ハザリア「宦官共に好き勝手にされた都など、灰燼に帰してやった方がスッキリするわ。
 董卓めがやっておらなんだら、俺がやっていた」
レタス「この、奸賊め!」
ハザリア「目覚まし占いによると、俺は奸雄になるのだそうだ」
312それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:38:39 ID:JEtc4a4e
 パカラッ パカラッ パカラッ
イングレッタ「伝令、伝令ーっ!」
ゼラド「あ、イングレッタちゃんだ」
イングレッタ「常山の趙雲イングレッタ、公孫賛イングラムからの伝令を持ってきたわ。
 董卓マキネは、いま長安にいる」
ヴィレアム「そうか」
ルナ「よし、消火活動を終え次第、進軍! 董卓マキネを追い詰めるぞ!」
ゼラド「うぅ〜ん、おかしいよ。やっぱおかしいよ」

 【長安城】
マキネ「ここも時間の問題だよねえ」
クリハ「すでに連合軍はすぐそこまで迫ってるわ」
マキネ「じゃ、こっからの段取り決めとこっか。
 貂蝉トウキ貂蝉トウキ、ちょっとおいで」
トウキ「なんだよ」
マキネ「ちゅっ」
トウキ「わぁぁぁっ! なにすんだよ!」
マキネ「んじゃあ、あたしが貂蝉トウキに手ぇ出したのに呂布クリハがキレたっていうテイでお願い」
クリハ「いいのね」
マキネ「とっくの昔に命運尽きちゃってる漢朝にしがみついてる宦官どもを一掃するにゃあ、
 ちょっとやそっとの荒療治じゃ効かないからね。
 英雄ってやつをでっち上げる必要があるのよ。
 英雄が世に出るにゃあ、まず悪党が必要じゃん。
 ま、それなりにイイ目見させてもらったし、このへんが潮時でしょう」
クリハ「そうね」
マキネ「あと、あたしの遺言聞いてくれんの、あんただけだもんね」
クリハ「わかってる」
マキネ「そこの檻に放り込んである王允ランディ1/2をあたしの影武者として、
 ヘソに火ぃつけたら三日三晩燃え続けるほどにデブらせて」
ランディ「考えなおせぇ〜っ!」ガシャガシャッ
クリハ「快諾するわ」
ランディ「快諾するなぁ〜っ!」ガシャガシャッ
クリハ「わたしの汁術にかかればたやすいことよ」
ランディ「たやすくするなぁ〜っ!」ガシャガシャッ
トウキ「なあ、親父ぃ〜、俺たち、なんでこんなことになっちゃったんだよぉ〜!?」
ランディ「お前もなんで俺の娘ってことになってんだよっ!」
トウキ「もうお前、水かぶってパンダになれよぉ〜!」
ランディ「いっそパンダになりてぇよぉ〜!」

 【長安の門】
 ジャーンジャーン!

ルナ「進め、進めぇ〜い! すでに趨勢は決まっておる!
 逆賊董卓マキネを引っ捕らえるのだ!」
レタス「あの、総大将はわたくしでして」
レラ「・・・・・・」
タカヤ「『器の違いが明らかだな』って文醜レラ、汚い字で毒吐くなよ」
レタス「あなた方はわたくしの家臣なのではないんですの!?」
ルナ「孫策ラン殿は!?」
キャクトラ「は、向こうで服ビリビリに!」
レタス「あの方は本当になにをしに来たんですの!?」
313それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:39:28 ID:JEtc4a4e
マキネ「さあ、皆の衆、目ン玉かっぽじってご覧じな!
 天下の逆賊董卓マキネさん、最後の大舞台だよ!
 メガ・グラビトンウェーブっ!」

 びゅんっ! びゅんっ! びゅんっ!

ゼラド「わわっ!」
ヴィレアム「だから、ゼラドは下がってろって!」
レタス「いっぺんにあれほど大量の矢を放つなんて!」
ヴィレアム「誰だよ、董卓マキネは放蕩三昧で激太りしてるから物の役に立たないっていったのは!」
レイナ「そういえば、昔は武勇、人格共に優れた武将だっていわれてたんだっけ?」
ヴィレアム「どうして道を誤ってしまったんだ、董卓マキネ!」
ゼラド「マキネちゃん! 話を、話を聞いて! どうしてこんなことを!」
マキネ「は、あんたなにいってんの?
 時代の空気読もうよ。この乱世にねえ、言葉なんてなんの役にも立たないんだよ!」

 びゅんっ! びゅんっ! びゅんっ!

マキネ「さあ、あたしに挑んできな! 魔王董卓マキネさんは、ここにいるよぉーっ!」

 パリーン!

リトゥ「きゃあっ!」
マリ「大変だ! 夏候惇リトゥが眼鏡割られた!」
ハザリア「捨て置け」
マリ「なんだって!」
ハザリア「この程度の戦でくたばるようなら、そこまでの人物だということ。
 そのような者は我が陣営にいらぬ!」
リトゥ「くっ」
マリ「リトゥ」
リトゥ「大丈夫、まだやれるから」
ハザリア「それよりも、目の前の戦場だ」

 ぎぃんっ! ぎぃんっ! ぎぃんっ!

ユウカ「さあ、あたしらに挑んできな」
マリ「なぜですか張遼ユウカさん!
 あなたほどのひとが、董卓マキネのごとき逆賊に仕える必要がどこにあるんですか!」
ユウカ「あんたにゃわかんないよ。泥をひっかぶって死にに行く覚悟ってもんが」
ハザリア「ふん、それでこの茶番か。投網!」

 ばさっ!
ユウカ「くっ!」
ハザリア「続いて、油瓶!」
314それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:41:27 ID:JEtc4a4e
 ばしゃっ!
ユウカ「っ!」
ハザリア「動くな。自分が油を被ったことくらいわかるだろう。
 そのケツ、丸焼きにされたくはないだろう、んん?」
ユウカ「そう、あんたが曹操ハザリア」
ハザリア「ま、聞け。信じずともよいが、俺は戦というものが嫌いだ」
ユウカ「なにいってんの。乱世の奸雄と呼ばれる男が」
ハザリア「本来俺は、酒造が好きだ、詩歌が好きだ。
 ゆえに、このような乱世は俺がさっさと終わらせてしまおう。
 俺が天下を平らげた暁には、国は軍師にでもくれてやり俺は酒色にふけろうと思う」
ユウカ「とんでもない愚帝宣言ね」
ハザリア「この俺が酒色にふけるということは、天下がよほど泰平だということだろう」
ユウカ「それは」
ハザリア「我が身を犠牲にするなどという考え方には反吐が出る。
 我が身ひとつを喜ばせずして、他人を、まして天下を幸福にできるものか。
 俺は我欲をもって天下を平らげてやる」
ユウカ「あんたは、董卓マキネの真意を」
ハザリア「俺の元につけ張遼ユウカ。
 なに、漢王朝の残りカスは、俺が美味しくいただいたあとで潰してやる」
ユウカ「でも、覚えておきな。
 くだらないことをするようなら、あたしがあんたを背中から突いてやる」
ハザリア「それもまた、一種の道楽だ」

 ずしゃっ!

ゼラド「どうして」
マキネ「ふふ、・・・・・・ぐふっ」
クリハ「これで、よかったのね」
マキネ「ありがとさん」
クリハ「あとは任せて」
マキネ「あははっ、死ぬにはいい日だったよ、今日は」

 ばたっ

レイナ「自分の主君を殺すなんて!」
ヴィレアム「どういうことだ呂布クリハ!
 お前は、董卓マキネと義理の親子だか兄弟だかじゃなかったのか!」
クリハ「天下の逆賊、董卓マキネは呂布クリハが討ち取った。
 諸侯方、文句があるなら剣か、もしくは汁か乳をもって語りなさい!」
ヴィレアム「なんだその三択!」
315それも名無しだ:2009/01/11(日) 05:42:11 ID:JEtc4a4e
ゼラド「ダメだよクリハ! どうしてわざわざケンカになるようなこというの!
 どうして仲良くご飯食べようとしないの!」
クリハ「わたしには白米も惣菜も乳も不要。
 あるのは、ただ汁のみ!」
ヴィレアム「やめるんだ劉備ゼラド」
レイナ「あの主君殺しに、ひとの声なんか届くわけないでしょう」
ゼラド「ふたりも、そんなこといったらダメだよ!」
クリハ「見なさい、すでに天下は乱れに乱れ、漢王朝の威光は遠い昔。
 この世を平定するには強力な剣が必要なのよ。
 董卓マキネでないなら、わたしが。
 わたしでないなら、あなたが。
 あなたでないなら、向こうにいる誰かかあそこにいる誰かか」
ゼラド「違うよ、そういうのは違うよ!」
クリハ「あなたのその言葉を、いったい誰が肯定するっていうの」
ヴィレアム「もうよせゼラド!」
レイナ「あいつに聞く乳はないわ!」

 どすっ!

ゼラド「あっ」
クリハ「ふふっ」
ヴィレアム「そんな、バカな」
クリハ「ぐふっ」
レイナ「誰が矢を放ったの?」
ポセイダル兵の子「虚乳将呂布クリハめ!
 華雄暗黒鳥人の子を捨て石扱いにした報いをうけるがいい!」
ゼラド「クリハーっ!」
クリハ「そう、この有様よ」

 ばたっ

ゼラド「うっ、うっ、こんな、こんな!」
ヴィレアム「まさか、あの呂布クリハの最期がこんなにあっけないなんて」
ゼラド「違うよ! そうじゃない! そういうことじゃない!」

 【中原】
ハザリア「我々はこれから徐州にでも向かうが、貴様らはどうする」
ルナ「我々は長沙に戻る」
ヴィレアム「俺たちは、またしばらく旅を続けるつもりだ」
ハザリア「ふん、また会うかもしれぬな」
ルナ「そのときは、戦争になるかもしれぬな」
ハザリア「そのときは、潰してやる」
ルナ「そちらこそ、壁を真っ赤に染められないようにな」

ゼラド「いけないよ、やっぱり、このままじゃ」

 ⇒CONTINUE 赤壁の戦いに!
316それも名無しだ:2009/01/11(日) 09:49:41 ID:FI2GMRyI
三国志はさっぱりわからんが武術の生きざま格好いいなw特に曹操w

そして髭じゃなく前髪が美しいのに笑った
317それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:30:30 ID:FimapJ8R
 【荊州】
ヴィレアム「今日も行くのか?」
レイナ「もうよしたほうがいいんじゃない?
 1回目は明らかに家にいるっぽかったのに居留守使われるし、
 2回目はなぜかパンダが出てきたし」
ヴィレアム「なんだったんだろうな、あのパンダは」
ゼラド「だってさ、わたしたち、そんなに賢くないでしょ!」
ヴィレアム「あ、うん・・・・・・」
ゼラド「こんなメチャクチャな世の中、どうにかしたいけど、
 なにをどうしたらいいのかわからないんだもん。
 だから、頭イイひとに聞いてみるの!」
ヴィレアム「諸葛亮孔明か、ほんとにそんなスゴいひとなのかなあ」
レイナ「いっても、10年近くも引きこもってるひとでしょ?」

 【臥竜岡】
ランディ「なにお前ら、また来たの?」
レイナ「正直もう、やめにしたいんだけどね」
ゼラド「諸葛亮先生は?」
ランディ「ああ、いま昼寝してるよ」
レイナ「ちょっとちょっと、いくらなんでもバカにしてるんじゃない!
 叩き起こしてやる!」
ヴィレアム「待てよ張飛レイナ!」
ゼラド「待つから! わたし、待つから!」

???「玄馬ランディさん」
ランディ「俺、もはや三国志でもなんでもなくなってるよ」
???「その子たちをお通しして」

ゼラド「あっ、あなたが諸葛亮孔明!?」
玉アヤ「そうよ」
レイナ「玉じゃない」
ヴィレアム「玉だなあ」
玉アヤ「私のような玉に3度も礼を尽くしてくれるなんて、あなたという人物を見せてもらったわ」
レイナ「いや、玉だってわかってたら礼尽くしてないと思うんだけど」

ゼラド「孔明玉アヤ先生、わたし、世の中このままじゃダメなんだと思うんです!
 だから先生のお知恵を借りたいんです!」
玉アヤ「私はただのしがない玉よ」
ゼラド「でも、天才軍師だって聞いてます!」
玉アヤ「玉と聖人は違うのよ」
レイナ「軍師と玉も違うわよね」
玉アヤ「でも軍師だから、あなたの敵を皆殺しにして天下をあなたにあげる方法は教えられるわ」
ゼラド「わたしがいっているのは、そういうことじゃありません!」
玉アヤ「ふふ、やはり、あなたは人物のようね。
 いいでしょう、あなたが魚だとしたら、私はあなたという玉が泳ぐ水となりましょう」
レイナ「こんな玉がザラザラ流れてる川で泳いだら、ゴリゴリしちゃうわよ!」
ゼラド「泳いで見せます! たとえどんなにゴリゴリした川だって!」
レイナ「もはやただの罰ゲームなんじゃない!?」
318それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:31:34 ID:FimapJ8R
 【江東】
ルナ「天下三分の計、とな」
ゼラド「うん、わたしと孫権ルナちゃん、あと曹操ハザリアくんで天下を仲良く分けっこするの!」
キャクトラ「天下統一を目指す孫権ルナ様の御前でそのようなこと!
 貴君は命がいらないのか!」
ルナ「待て、周瑜キャクトラ。話だけでも聞こうではないか」

レイナ「あれ、ねえ、孫策ランさんは?」
キャクトラ「あそこで服ビリビリになっておられる」
ラン「うぅ〜ん」
ヴィレアム「国主がものすごいないがしろにされてるじゃないか!」

ゼラド「ナカゴは脚が三本あるから倒れないでしょ? 天下だっておなじだよ」
ルナ「それはそうだが、それにしてはそなたの国は小さすぎるし、
 曹操ハザリアは強力過ぎる」
キャクトラ「帝を傀儡として権力を掌握し、徐州で虐殺を行うなど、やりたい放題!」
ゼラド「そういうときは、ほかの2国が協力して1国に力が集中するのを抑えればいいんだよ!」
キャクトラ「それは、国力の足りないそちらが、
 我が国を利用するための方便なのではないか!」
ゼラド「これ以上戦争が起こらないようにするためだよ!
 わたしはもう人が死ぬのはイヤなの!」
キャクトラ「むむむ」
ルナ「しかし、曹操ハザリアの軍勢は強大だ。これをどうするというのだ」
ゼラド「それはこっちの、孔明玉アヤ先生にいい考えがあるって!」
ルナ「玉ではないか」
玉アヤ「ええ、玉よ」
ゼラド「玉だけどエラいんだよ!」
キャクトラ「玉などに天下の趨勢を託すとは!」

 【長江】
ゼラド「うわぁ〜」
玉アヤ「曹操ハザリアの水上要塞、これほどのものとはね」
キャクトラ「本来曹操ハザリアの兵は北部の出身で水上戦は不得手でした。
 しかしここで荊州水軍を組み込み、ますます手が付けられなく」
玉アヤ「これは一計を講じる必要がありそうね」
キャクトラ「玉ごときに頼ることはありません」
玉アヤ「私が信じられないようね、美周郎さん」
キャクトラ「世辞をいっているおつもりですか」
玉アヤ「それでは、この場で10万本の矢でもプレゼントしようかしら」
キャクトラ「なにを馬鹿な」
玉アヤ「玉アヤイリュージョン!」

 【水上要塞】
ハザリア「何事だ!」
マリ「わからない、突然霧が起こって!」
リトゥ「霧の向こうに、船の大群が!」
ハザリア「江東軍の奇襲か! 矢だ、矢を射かけい!」
319それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:32:46 ID:FimapJ8R
 【長江】
玉アヤ「どうかしら。10万本はあるでしょう」
キャクトラ「め、面妖な」
玉アヤ「少しは私を殺すことに躊躇したかしら」
キャクトラ「殺すというか、割った方がいいのではないかと」
玉アヤ「それは、美周郎とあだ名されるあなたが、いまだ妻も取らずにいる理由と関係があうのかしら?」
キャクトラ「よ、妖術を使い人心を惑わす妖怪め!」
玉アヤ「ねえ、周瑜キャクトラ殿。
 あなたがそんなふうに迷う必要のなくなる世の中が来るって考えることはないかしら。
 そう、人間に身分というものがない世界。
 たとえば、玉と幽霊との垣根すら取り払われる」
キャクトラ「そこまで平等にされても困るのですが」
玉アヤ「私は、この劉備ゼラド殿ならそんな世の中を作れるものと確信しているわ」
ゼラド「孔明玉アヤ先生・・・・・・!」
キャクトラ「天下を乱しに乱しまくるおつもりか、あなた方は!」

ラン「すべては取るに足らんことなんや!」
ゼラド「孫策ランさん!」
キャクトラ「また服ビリビリではないですか!」
ラン「うちはもはや気にせん!」
キャクトラ「一応国主なのですから気にしてください!」
ラン「玉であること、服ビリビリであること、なんも気にするこっちゃないんやわ!」
ゼラド「なにか悟ったふうなこと言い出した!」
キャクトラ「その悟り方は間違っています!」
ゼラド「でも周瑜キャクトラくん、曹操ハザリアくんはこの国に攻めてくるつもりなんだよ!
 そうなったら、孫権ルナちゃんはどうなるの!」
キャクトラ「うぅっ!」
ラン「そのためには孔明玉アヤはんのお力が必要やって、わからんあんたやないはずや」
キャクトラ「しかし、曹操ハザリア軍は強大」
玉アヤ「あなたの中には、すでに策があるはずよ」
キャクトラ「というと」
玉アヤ「どうかしら。お互いの策を手の平に書いて、『いっせーので』で見せ合いっこしましょう」
キャクトラ「手?」
ゼラド「でも玉アヤ先生、手って」
玉アヤ「いくわよ、いっせーの」
キャクトラ「いやしかし」
玉アヤ「でっ!」にゅっ
キャクトラ「うわあぁぁぁぁっ!」

ゼラド「火! 火攻めを使うつもりなんですね!」
キャクトラ「・・・・・・腕が、腕が」
ラン「そんでも、あの大要塞を焼き落とすのは並大抵の火じゃあかんのやないやろか」
キャクトラ「・・・・・・にゅって、にゅって」
玉アヤ「先日、蔡和エリート兵の子が江東軍に投降してきたでしょう」
ラン「ああ、あれはでも、蔡仲修羅兵の子が曹操軍に残ったままや。
 蔡和エリート兵の子があの子を置いて敵方に寝返るわけがない。
 おそらく、間者やろう」
ゼラド「じゃあ、逆に蔡和エリート兵の子を利用することができるね」
キャクトラ「・・・・・・なぜ、あなた方は平然としておられるのです」
ラン「しかし曹操ハザリアは猜疑心の強い男。
 そうそう上手くいくやろか」
玉アヤ「そう、誰かに辛い役目をやってもらわないといけないわ。
 頑丈なひとはいるかしら」
ラン「そんならうってつけのがおるわ!」
320それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:34:11 ID:FimapJ8R
 【江東軍の陣】
アーク「いやだぁぁぁぁっ!」
ラン「すまんのぉ、黄蓋アーク」
ルナ「黄蓋アークは三代にわたって仕えてくれた忠臣だが」
アーク「三代も仕えた覚えねえよ!」
ゼラド「・・・・・・」
アーク「なんかいえよ! 『こんなのよくないよ』とかなんとかいうとこでしょ、ここは!」
ゼラド「それが、なんかしっくりくるっていうか」
アーク「俺、どんなイメージ!?」
ゼラド「ごめんね、ごめんね、黄蓋アークくん。
 でも、忠臣アークくんが曹操ハザリアくんに寝返るとなると、相当のことしなくちゃいけないの」
アーク「だからって100叩きなんかされてたまるかよ!」
レラ「・・・・・・」
アーク「『せめてもの情け、わたしがやってやろう』
 って字ぃ汚っ! 文醜レラなんでいるんだよ!」
ヴィレアム「官渡の戦いで俺に降伏して、いま周倉レラって改名してるんだ」
レラ「・・・・・・」
アーク「『どうせ実在しない人物なんだし気にするな』
 ってうるせえよこのドーベンウルフ!」
レラ「・・・・・・インコム」

 ずばばばばばばばばばば!

アーク「ぎゃあああっ!」
ヴィレアム「おお、あれが周倉レラのインコム100叩き」
レイナ「って怖っ! 打ってる先から傷が回復してるんだけど」
キャクトラ「どういうわけか、なにをやっても死なないんです黄蓋アークは」
ラン「三代うちに仕えてるって、三代前から歳も取らずにいるっちゅう説もあるしな」
アーク「誰か一人くらい心配しろよ!」
ルナ「それっ! 傷が回復しないうちに運び込むのだ!」

 【水上要塞】
ハザリア「で、うちに寝返ると」
アーク「うっ、うっ、あいつら信じらんねえよ!
 ちょっと意見しただけで100叩きされるし誰も心配しねえし」
ハザリア「怪我などしておらぬではないか」
アーク「ここに来るまでに治っちまったんだよ!」
ハザリア「キモッ」
アーク「天下の奸雄がなにいってんだ!」
ハザリア「なんかキモいので、お引き取り願えないでしょうか」
アーク「敬語になった! 怖がりだなこの曹操!
 なあ、頼むよ、俺、もうあんな国にいられねえよ!
 国主は常時服ビリビリだし、孫権はヘンな目の色してるし、軍師はイケメンだし、
 みょうちくりんな玉のいいなりになっちまってよぉ!」
ハザリア「待て、玉だと?」
アーク「SD三国伝の公式サイトはいっさい自重しねえし!」
ハザリア「SD三国伝の公式はいいぞもっとやれ。
 それよりも、玉だ」
アーク「ああ、ほっぺぷくぷくした武将に連れられて」
ハザリア「その玉は、流暢に喋った上に妖術を使うのではないだろうな?」
アーク「ああそうだよ。そんなことよりなんでこの時代にインコムがあるのか」
321それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:36:09 ID:FimapJ8R
ハザリア「劉備ゼラドに孔明玉アヤがついたか。
 まずいな。玉アヤの策謀は天下を治めると叔父上から聞いたことがある」
アーク「な? な? そうだろ、お前のとこもヤバいんだろ?」
ハザリア「即刻対策を考えねば。おい、貴様は帰っていいぞ」
アーク「ちょっと待てよ、お前は有能な武将を集めてるんだろ!?」
ハザリア「ああだから貴様はいらん」
アーク「あっさりとひでえこといわれた!」
ハザリア「貴様を受け入れたとして、我が方になんの得がある」
アーク「財宝! 家財なげうって、物資や食料を納めるよ!
 じゃないと俺なんのために」
ハザリア「なんのためにだ?」
アーク「あ、いや、なんでもねえ」
ハザリア「フム、貴様はいらんが軍資金はいくらあっても困るものではない」
アーク「俺、徹底的にどうでもいい扱いされてる!
 なんだよ、お前! 前に関羽ヴィレアムを客将にしてたときは、えらく優遇してたっていうじゃねえか!」
ハザリア「馬鹿者! あやつはな、あやつはなぁ!
 この俺手ずからの馳走を山のように出してやってもだなあ!
 腕組みをしたまま、まったく手を付けようとしないのだ!
 それではと放置しておくと、空腹には耐えられんのか
 わざわざ一番小さな唐揚げを選んで、コソッと口に入れるのだ!
 そのときの悔しそうな恥ずかしそうな表情といったらだなあ!」
アーク「あれ、お前妙な方向に進んでねえ?」
ルル「曹操ハザリア様」
ハザリア「なんだ、司馬懿ルルよ」
ルル「お客さまが」

 【客間】
ハザリア「司馬懿ルルよ」
ルル「なんでしょう曹操ハザリア様」
ハザリア「貴様も軍師だろう」
ルル「それがなにか」
ハザリア「どうやら、このあたりでは軍師といえばモノノケと決まっているらしい」
ルル「わかりました。
 この司馬懿ルル、明日からネコ耳と尻尾を着けて過ごしましょう」

マーズ「それはモノノケたぁー違うんじゃねーかな」
ハザリア「ホウトウマーズ、
 怪異な容貌ゆえにどこにも仕官できず、姿を消した四本脚がどうした風の吹きまわしだ」
マーズ「やー、おれはショージキ天下のスーセーなんざーどっちだっていーから、
 あと250年ばかっちブルーグラードで寝てるつもりだったんだけどさー、
 天雄星ガルーダの水鏡先生に起こされちまってねー。
 天猛星ワイバーンのラダマンティスさんもなんかガッカリな感じで消えちまったし、
 もー誰でもいーから、さっさと乱世終わらせて欲しくってねー」
ハザリア「こやつはなにをいっておるのだ」
ルル「軍師といえば星の動きを見るものでしてよ」
ハザリア「こやつは星の動きというか、『聖闘士星矢』読んでるだけだろう」
ルル「まあ、軍師にとって『聖闘士星矢』と『鎧伝サムライトルーパー』はもはや原点!」
ハザリア「軍師というものの生態がよくわからなくなってきた」
322それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:38:01 ID:FimapJ8R
マーズ「で、どーすんだい。俺を雇うの雇わねーの。
 おれはどっちでもいーんだよ」
ハザリア「タカの雛と称される貴様を使ってみるのもまた一興。
 よかろう、我が陣営についての意見を聞こうか」
マーズ「ずいぶんゴタイソーな要塞だけど、兵隊さんの顔色見りゃー、ずいぶん具合が悪そうじゃねーの」
ハザリア「わかるか。話が兵は船に慣れておらず、船酔いに悩まされておるのだ」
マーズ「ひひひひ、そんならさ、船を鎖で繋いじまって、
 ついでに地面との間に橋でも渡しちまやー、揺れやしねーよ」
ルル「しかし、船を繋いでしまったら、火を放たれたときに困るんじゃありませんの?」
マーズ「ヘイヘイヘイ、あんたらここに陣築いてどんだけ経つのよ。
 東南の風なんざー吹いたこたーねーでしょーが。
 火なんざ放ちゃー、燃え上がんなぁー向こーがわだよ」
ルル「たしかに」
ハザリア「よかろう、すぐに手配せよ!」

 【江東軍】
アーク「じゃ、行ってくらぁー」

ゼラド「大丈夫かなあ」
玉アヤ「私の師匠筋である白銀聖闘士杯座クラテリスの水鏡先生の依頼を受けて、
 ホウトウマーズちゃんが向こうに行っているはずよ。
 あの子は孔雀座とか髪の毛座とかヘンな星座の聖闘士大好きだから、きっと上手くやってくれるはずよ」
キャクトラ「身内を打つ苦肉の計、敵軍の船を鎖で繋ぐ連環の計、
 しかし、風向きは大丈夫でしょうか。
 このあたりで東南の風など吹いた試しがありませんが」
玉アヤ「そうね。こればっかりは私が祈祷なんかしてもどうにもならないわ」
ゼラド「ええ、ものすごく御利益ありそうだけど」
玉アヤ「そんなことより周瑜キャクトラさん。
 あなたは知っているかしら、『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION』の存在を」
キャクトラ「はあ、クルマダ御大自らの執筆とオールカラーを売りに
 『THE LOST CANVAS』と同時に連載が開始されたにも関わらず、
 不定期休載というか不定期掲載というか、
 とにかくびっくりするほど掲載されることが無く、
 このままでは本誌チャンピオンに移動することになっている
 『バキ外伝疵顔〜スカーフェイス〜』に話数を追い越されてしまうのではないかと危惧されている」
玉アヤ「それがね、発売されるのよ。
 『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION』の単行本が!」
キャクトラ「バカな! まだ連載が100ページ溜まっているかどうか怪しいというのに!」
玉アヤ「しかもフルカラーだからお値段高めよ」
ラン「原作がそんなに進んでないっちゅうのにうっかりアニメ化してもうて、
 なんや残念な感じに終わった『B'T X』の悲劇を思い出すやないの!」
玉アヤ「それだけの奇跡が起こるのなら、東南の風くらい吹くでしょう」
キャクトラ「うぅ、理屈はまったくわからないが、なぜか説得力がある!」
323それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:39:33 ID:FimapJ8R
 【水上要塞】
マリ「おい、なんか江東軍の船がこっちに来てるんだけど」
ハザリア「ああ、黄蓋アークの船だろう。
 こちらに降伏してくるそうだから、積み荷だけ奪って本人は海にでも落としておけ」
マリ「イヤでも、黄蓋アークってインコム100叩きの刑にされても死ななかったっていうし、
 海に落としても死なずに報復にくるんじゃないのか?」
ハザリア「フハハハハ! よし、幽幻道士を呼べ!」
マリ「キョンシー扱いかよ!」
ハザリア「いいからテンテンちゃんを呼べ!」
マリ「呼んで来るならわたしだって会いたいよ!」
ハザリア「いまなにをやっておるのだテンテンちゃんは!」

ハザリア「おい、待て、風向きが変わっておらぬか?」
マリ「ウン? そういえば」
ハザリア「どういうことだ、ここで東南の風が吹くとは!」

 バサッ
アーク「わはははは! 引っかかったな!
 船にゃ物資なんて積んでねえ、油と硫黄でいっぱいだぁっ!」
レラ「・・・・・・」
アーク「あれ、ちょっと待って?
 俺が乗ってる船に油とか硫黄とか積んであるって、それ俺も危なくねえ?」
レラ「・・・・・・インコム」
アーク「やめてー! 命を粗末にしないでー!」

 ずばばばばばばばばばばば!

 【江東軍】
キャクトラ「火が点いた!」
ルナ「全軍、進撃! 曹操軍を追っ払えーっ!」
ラン「平和を手にするんや!」
 ジャーンジャーン

 【水上要塞】
 ゴォォォォォォ
ハザリア「ええい、なにをしておる!
 火が回る前に船の鎖を解くのだ!」
マリ「ダメだ間に合わない!」
リトゥ「幸い地上との間に橋を渡してあるから、兵たちはすぐに避難を!」
ハザリア「どういうことだ?
 これでは、まるで最初から逃げ道が用意されていたようではないか!
 ホウトウマーズ! ホウトウマーズはどこだ!」
ルル「『なんか眠くなっちゃったから、やっぱ200年くれー寝直してくる。
 起こしにくるシードラゴンがソガベさんボイスかアキアユさんボイスか興味津々』
 と言い残して出て行ってしまいましたが」
ハザリア「謀られたかッ!」
ルル「待て慌てるなこれは孔明の罠ですわ!」
324それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:40:35 ID:FimapJ8R
 ジャーンジャーン

マリ「江東軍が押し寄せてくる!
 ここはもうダメだ、撤退しよう!」
ハザリア「ええい、玉アヤめ!」

 【華容】
ハザリア「ハァ・・・・・・、ハァ・・・・・・、この俺が、ここまで追い込まれるとは」
マリ「ここに来るまでも趙雲はいるわ張飛は出てくるわ」
リトゥ「でも、ここを抜ければ」

ジャーン!ジャーン!ジャーン!

ハザリア「げえっ、関羽!」

ゼラド「玉アヤ先生のいうとおりだったね!」
ヴィレアム「曹操ハザリア、その首もらいうけるぞ!」
ハザリア「チッ、この小勢で戦っても結果は知れておるか。
 ええい、わかったわかった、この首、くれてやる!」どっか!
マリ「おい!」
ヴィレアム「怖ろしくあきらめがいいな」
ハザリア「その代わり、兵共は見逃してやれ」
ヴィレアム「いまさら賢君ぶるな、虐殺上等の大悪人め!」
ハザリア「俺はなんら恥じることなどしておらぬ。
 徹底的な虐殺は恐怖を呼び、よけいな争いを消す!
 万の殺戮が10万の命を救うのなら、なにを迷うことがあるか!」
ヴィレアム「この、外道め!」
ゼラド「待ってヴィレアムくん!」
ヴィレアム「どうして止めるんだ!」
ハザリア「斬るのか斬らぬのか、はっきりせい!」
ゼラド「もう死んじゃった命より、いま生きてる命だよ!
 ここでハザリアくんを殺せば、仇討ちをするひとが出るよ!
 そしたら、また戦争になる!」
ヴィレアム「ゼラド」
ゼラド「わたし、ここをどかないから!」
ヴィレアム「君は、劉備ゼラドではないな」
ゼラド「えっ?」
ヴィレアム「俺が知っている劉備ゼラドもたいがいお人好しだけど、
 君はさらに輪をかけてお人好しだ。
 この乱世で、そういう人間が出てくるはずがない。
 いずれ、この世のものではないだろう」
ゼラド「う〜んっと、たぶん」
玉アヤ「どうやら、あなたの役目は完了したようね」
ゼラド「玉アヤ先生!」
玉アヤ「私が元の世界まで送っていくわ。
 もうこの世界は大丈夫。天下を三つに分けて、末永く共存していくでしょう」
ヴィレアム「あなたたちは、いったい」
玉アヤ「うふふ、私は、ただの玉よ」
ヴィレアム「それは見ればわかりますが!」
325それも名無しだ:2009/01/11(日) 12:41:19 ID:FimapJ8R
 カッ!

 【学校】
ハザリア「かっ、勘違いするなっ!
 べつに貴様の両親が留守中で弁当を作る人間がいないという話を小耳にはさんだわけではないのだからなっ!
 ちょっと弁当を多めに作りすぎてしまっただけなのだからな!」
ヴィレアム「お前、普段弁当なんか作らないだろ」
ハザリア「いっ、イヤなら食うな!」
ゼラド「ヴィレアムくん、食べてあげなよ!」
ヴィレアム「なにいってるんだ、ゼラド!」
ゼラド「食べてあげた方が、あとあとイイことが起こるよ!」
ヴィレアム「いや、こいつとイイことが起こっても困るんだけど」
ハザリア「ふ、ふんっ、美味いなら美味いといっていいのだからなっ!」
ヴィレアム「俺が食べようとするのをじっと見るなよ」
ゼラド「ふふ、仲良くするのが一番だよ!」
326それも名無しだ:2009/01/11(日) 16:19:54 ID:visrPdzC
やられた、これは孔明の罠だ、退け!退け!
327それも名無しだ:2009/01/11(日) 16:27:54 ID:OZ3URZdY
wikiによると、久保の中の人はテンテンちゃんと親交があるらしい
さすが久保だ!幽霊対策も万全だね!
328それも名無しだ:2009/01/11(日) 18:24:30 ID:CM7UcTF7
というか久保、幽霊・ゾンビ相手にはディス・レヴ回してりゃ何もしなくても勝てるんじゃね?
329それも名無しだ:2009/01/11(日) 19:06:48 ID:8nsdiMAu
イングラム『だよなぁ、勝てるよなぁ』
クォヴレー「テンテンちゃんにも匙を投げられるなんて、
 いったいどうしたらこいつを除霊できるんだ」
330それも名無しだ:2009/01/11(日) 21:48:51 ID:aQ8iPZ61
家庭でできる簡単強力除霊法
カーテンを高速で開閉しつつファブリーズを散布しながら「ビックリするほどユートピア!ビックリするほどユートピア!」と唱える。
331それも名無しだ:2009/01/12(月) 01:15:08 ID:ZJiFT16o
ヤバいな。
年明けてからネタが来ないと思ってたらついにハザリアの特殊技能『ツンデレ』が発動したか…
しかもマリやリトゥではなくヴィレアムとは…
いずれヴィレアムをディバリウムの後継機に乗る事を誘う気がしてきた
332それも名無しだ:2009/01/12(月) 01:17:52 ID:3unb2zbs
ハザリアがなんかの拍子に女体化したらヴィレアムにくっついて離れなくなるな
333それも名無しだ:2009/01/12(月) 05:32:59 ID:o6ANpGpE
>>330
練馬の光画部行って幽霊吸い込める掃除機借りて来る。
出てこれるけど、プライドはずたぼろだろ。ごみと一緒になるんだから。
あとはディス姉の色気で煩悩GSをたらしこむ。
334それも名無しだ:2009/01/12(月) 18:09:54 ID:OqGXzwV/
>>317-325
小ネタの一つ一つにも凝っててすげー面白かった!GJ!

てかまさかの玉アヤ登場に盛大にふいたw
335それも名無しだ:2009/01/13(火) 02:26:07 ID:dC5e/oRI
1 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:01
新作発表出たよーヽ(゚∀゚)ノ ワー

 20009年3月3日発売予定 6,090円(税込)

 参戦作品
 ・頬噛探偵ゼラド・バランガ
 ・前髪人
 ・虚乳戦記KURIHA
 ・銀河お姫様伝説ルナ
 ・職業アイドルオタク
 ・レイナちゃんの執事
 ・ハザリア島奇譚
 ・MARI-千の仮面を持つのも私だ
 ・タカヤ〜小狼と呼ばれた男
 ・時空を駆けるイングレッタ ワカメが報酬
 ・晴れた日は学校をサボって
 ☆銭ゲバ四本脚 New!
 ☆ネガティブ・ハッピー・チェーンソー中学生 New!
 ☆デトロイト・ワカメ・シティ New!

2 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:05
 メガネデラックス!が外れてるなんて_| ̄|○

3 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:10
 まあ空気だったし >メガネ

4 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:10
 デトロイトワカメシティ参戦ってなによ
 第2世代出てねえだろうがゴルァ

5 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:10
 黙れ! あらゆる第2世代はヴィレカイザーさんにワカメられてるんだぁー!

6 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:10
 テメー、ヴィレカイザーさんをディスRXったなぁー!

7 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 01:01:10
 あれ、そういえばディストラ姉さん、出てなくね・・・・・・?
336それも名無しだ:2009/01/13(火) 09:17:42 ID:j3fuOwgy
咲美スペシャルとマジックレタスとランディ1/2とるろうにゼフィアが無いなんて…
337それも名無しだ:2009/01/13(火) 22:34:53 ID:gxCiSXmG
夜 演劇部
ハザリア「ええい、ダメだダメだ!」
マリ「何だと、今の演技にケチをつけるのか?」
ハザリア「当たり前だ。そもそも脚本の解釈がなっとらん。いいか、そもそもこのシーンは――」
リトゥ「マリもハザリアくんも、根を詰めすぎだよ。
せっかく泊まり込みで練習の許可もらえたんだし、休憩も取らなきゃ」
ハザリア「むう、言われてみれば少々小腹がすいた。おいメガネ、夜食はないか?」
マリ「お前は人の妹を何だと思ってる?」
リトゥ「だから私の方が姉だって――それより、いいもの用意してるから、ついてきて」
ハザリア・マリ「?」
338それも名無しだ:2009/01/13(火) 22:36:28 ID:gxCiSXmG
用務員室
リトゥ「失礼します」
アクセル「遅かったな。コンロの用意はできてるぞ」
ハザリア「ほう、鍋か」
マリ「どうしたんだ、これ?」
リトゥ「今晩は冷えると思ったから。アクセルさんに場所を借りたの」
アクセル「ま、これぐらいの面倒はみてやるさ」
マリ「寄せ鍋か、確かにいいな。温まる」
ハザリア「ふん、お前にしては気がきいてるな、メガ――リトゥ」
リトゥ「……ありがとう、ハザリアくん」
339それも名無しだ:2009/01/13(火) 22:39:27 ID:gxCiSXmG
レモン「うーさむさむ。アクセル、熱いお茶ちょうだいお茶――って何このメンツ?」
マリ「レモン先輩?」
レモン「お、鍋なんてやってるんだ。私もまぜてよ」
リトゥ「はあ、具は多目に用意してますから、一人なら増えても大丈夫ですけど」
レモン「じゃあ決まりね。おじゃましまーす」
アクセル「俺の意見は無視か。まあいい、上れ」

マリ「先輩も学校に残ってたんですか?」
レモン「連邦大学の入試論文の仕上げよ。もうすぐ受験本番だし」
ハザリア「ふん、そこまでして既製の権威にすりよるのか。下らん」
レモン「ま、せっかくのチャンスだしね。利用できるステップは利用しないと、もったいないでしょ?」
340それも名無しだ:2009/01/13(火) 22:41:27 ID:gxCiSXmG
ミィ「おじゃましますの、アクセル……ずいぶんにぎやかですのね」
マリ「今度はミィ先輩ですか」
アクセル「何だ一体」
ミィ「アクセルとレモンに、お夜食のお弁当の差入ですの」
レモン「へえ、あんたにしちゃ気が利くじゃない」
リトゥ「あの先輩、よろしければ一緒にどうですか、お鍋?」
ミィ「え、ですが……」
レモン「父さん母さんは出張、タカヤはバイトの夜勤でしょ。空っぽの家に帰っても仕方ないじゃない」
アクセル「俺なら構わん。今さら一人増えようがもう同じだ」
ミィ「では、お相伴に与かりますの。そういうことなら、このお弁当もみんなでどうぞ」
マリ「おお!」
リトゥ「うわぁ、おいしそう」
341それも名無しだ:2009/01/13(火) 22:43:33 ID:gxCiSXmG
ハザリア「そこ、まだそのヒラメは煮えてない! こら、豆腐はレンゲですくわんと汁が濁るだろうが!」
レモン「煩いわねえ。鍋奉行は嫌われるわよ」
リトゥ「先輩、この卵焼きすごくおいしいです!」
ミィ「それはどうも。レシピを教えましょうか?」
リトゥ「はい、ぜひ」

ハザリア「むう、しかしこうなると一杯ほしくなるな。ぬる燗でこう、キューッと」
マリ「またお前はそんな無茶を……」
アクセル「(ゴソゴソ)一杯やるか?」
マリ「へ?」
ハザリア「フハハハハ、話が分かるな」
ミィ「実は私も(ゴソゴソ)家から一本くすねてきましたの」
リトゥ「ちょ、ちょっと先輩」
レモン「実験室に隠してた寝酒、今から取ってくるか」
342それも名無しだ:2009/01/13(火) 22:45:37 ID:gxCiSXmG
ハザリア「フハハハハ、宴もたけなわだな!」
リトゥ「ハ、ハザリアくん、劇の練習は……」
レモン「かぁーっ、やっぱり久しぶりの一杯は利くわね」
リトゥ「先輩、受験受験!」
マリ「こらリトゥ、お前私の酒が飲めんのかぁ〜っ?」
リトゥ「もうできあがってるし! しかも酒癖悪っ!」
ミィ「今さらですが、良かったんですの?」
アクセル「構わんだろう。俺が酒を覚えたのは、もっと餓鬼のころだった」
ミィ「はあ」


翌朝
両手に花×2 爆睡中

ラミア「……いい度胸だな、貴様ら」
タカヤ「ね、姉さん達……orz」
ルル「まあ、さすがお兄様www 酒池肉林は貴族の甲斐性ですわwww」
343それも名無しだ:2009/01/14(水) 03:26:25 ID:wFoB6208
ラーナ「つーるり、つーるり、ぴーかぴかぴか」
ルナ「なにをしている」
ラーナ「ズルいです。おっぱい大きいくせに、こんなにキレイな髪の毛してるなんて」
ルナ「ズルいといわれても、この髪は父上から賜った」
ラーナ「わたしの髪だってお父さん似ですけれど、うれしくもなんともありません。
 かといってお母さんに似ていても、キレイな髪にはなれそうもありません。
 どうせわたしなんか、どう転んでもゴワゴワの髪から逃げられないんです」
ルナ「そんなことをいうものではない。
 お主は、どうしてそう卑屈なのだ。
 能力を見れば、普通に優秀ではないか」
ラーナ「能力なんかどうでもいいんです。
 わたしはただ、そのサラサラヘアが妬ましいのです」
ルナ「この中学生は、どうしてこう」

キャクトラ「姫さま、それよりもなによりも、なぜこの少女が『つるピカハゲ丸くん』を知っていうのかの方が」
ルナ「なんだ、それは」
キャクトラ「姫さま! まさか、『つるピカハゲ丸くん』を知らないのでは!」
ルナ「知らぬ」
キャクトラ「なんということか! 姫さまが『つるピカハゲ丸くん』を知らないとは!」
ルナ「お主は、なぜ『つるピカハゲ丸くん』とやらにそんな思い入れを持ち合わせているのだ」
ラーナ「なんですか、髪サラサラのくせに『つるピカハゲ丸くん』を知らないんですか」
ルナ「ばっ、バカにするでない!
 『つるピカハゲ丸くん』くらい! えーと、その」
ラーナ「髪の毛にすりすりしていいですか?」
344それも名無しだ:2009/01/14(水) 07:28:43 ID:JyFjmijr
>>343
ヴィレアム「しっかし」
345それも名無しだ:2009/01/15(木) 21:06:07 ID:TG7YdX6R
センター試験近いけどゼフィアん達大丈夫かな
346それも名無しだ:2009/01/15(木) 21:44:16 ID:aGgTIvTd
OG学園、能力は高いが人間性に問題のある生徒が集まってくるらしいが…

入るの難しい割に進学率低そうだなw
347それも名無しだ:2009/01/15(木) 22:16:54 ID:3HlRGffX
基本的に、エスカレーター式でOG大学に進学じゃね?
レモンは連邦大学を受験するみたいだけど。
……ゼフィアは、士官学校かなあ。
まあ、一般大学卒業でも、職業軍人になる道はあるが。
348それも名無しだ:2009/01/15(木) 22:51:07 ID:DOf4aZvR
ゼフィアは、第一希望は職業軍人だろうけで
2か3希望には母と同じ研究者の道があって悩んでたりするんじゃないかと予想
349それも名無しだ:2009/01/15(木) 23:48:37 ID:aGgTIvTd
悩んだ挙句どっちつかずでダメダメ男になってるネタもあたなw>ゼフィア

バルマーに渡ってみればいいかもしれないな
まだまだ復興途中で優秀な人材なら歓迎されそうだし
350それも名無しだ:2009/01/16(金) 03:22:27 ID:npjV0MtM
全入寺代っていっても大学に価値見出してない人間は進学しないと思う。
ユウカなんかはものすごく高校中退しそうだ。

タカヤは学費を安く上げるためだけに国立に入りそう。
351それも名無しだ:2009/01/16(金) 19:08:48 ID:xNupMZ6l
OG大・体育課、実技試験
イルス「あはははは〜」
受験生「ちくしょう!もうもたねぇ!」
受験生「化け物か!あいつは!」
受験生「くそ!なんで入試にドッジボールでサバイバラなきゃいけねぇんだ!!」
担当官(若)「先輩!試験中止にしましょう!これじゃあ定員割れは必死です!」
担当官(古)「ならん!」
352それも名無しだ:2009/01/17(土) 01:12:58 ID:z4bMPYlc
誰だお前
353それも名無しだ:2009/01/17(土) 02:11:00 ID:Dp3VGeQt
イルス、地下格闘技場で直立原人とバトってたんじゃなかったのか
354それも名無しだ:2009/01/17(土) 03:35:36 ID:g7WHLSJl
サルベージするならもう少し気を遣え
355それも名無しだ:2009/01/17(土) 06:01:38 ID:r/h9nQKc
>>4
356それも名無しだ:2009/01/17(土) 06:29:24 ID:sLzNA1KX
ゼラド「みんなぁ〜、スパロボの新作が出るんだって!」
レイナ「あら、出るのね」
カズマ「問題は、誰と誰の乳が揺れるのかっていう話だ」
ゼラド「アーディガンさん、なんでいるんですか」
カズマ「フッ、ふたたび俺がデュエルスクリーンで大暴れすると聞いて、はせ参じた次第さ。
 お嬢ちゃん」
マーズ「ねーよ。
 『スパロボWやってなくてもヘーキ』って、公式ブログでゆわれてたよ」
カズマ「えっ、じゃあ俺の人生のヒロインは!?」
マーズ「携帯機でゾクヘンとかあるわけねーだろ!」
カズマ「そんなことねえよ、当初WはJの続編だったっていう噂があるじゃねえか。
 見ろ、参戦作被り放題じゃねえか」
マーズ「その場合さ、おやじの存在、消えるんだけど。
 ひょっとしたら、おやじって急ごしらえのキャラなんじゃねーの」
カズマ「急ごしらえであんな縦横無尽のクロスオーバーができると思ってんのかバカヤロー!」

ゼラド「えっと、タイトルは『スーパーロボット大戦K』で」
シホミ「フッ、ローディストがネタにしそうなタイトルね」
カズマ「げ、シホミ姉」
マーズ「わーい、シホミおばちゃんだーっ!
 やっぱシホミおばちゃんの『フッ』はハンパねーっ!」
シホミ「このシホミ・アーディガン、月刊OUTの全盛期を知っている女」
マーズ「すげー! なんやらよくわかんねーけど、たぶんすげー!」
ゼラド「月刊OUTって、なんですか?」
カズマ「シホミ姉、いくつなんだ」
レイナ「なに続々と集まってるんですか、ヴァルストークファミリー」

シホミ「それで、どれだけの乳が揺れるのかという話よ」
レイナ「揺らさなかったひとがなにいってるんですか」
シホミ「揺らせるけれど、あえて揺らさなかった!
 そしてやきもきしてるプレイヤーを想像してゾクゾクしていた。
 シホミ・アーディガンとは、そういう女よ」
レイナ「ドSじゃないですか」
カズマ「Jで揺らしまくった反動だろ」
マーズ「えーんえーん、紫雲さんなんて、髪の毛まで揺れるのにー!」
カズマ「髪の毛くらい、俺だって揺れるよ!」
シホミ「私たち一家がそろいもそろって自重した結果、
 今回どれだけの乳が揺れるのかよ」

ゼラド「えっと、まず『破邪巨星ダンガイオー』」
カズマ「揺れるな」
シホミ「アトランダムで揺れるわね」
レイナ「なに乳のみに注目してるんですか!」
マーズ「えー、おっぱいって、揺れるモンなの?」
シホミ「揺れるのよ」
レイナ「じゃあなんでカットインで背中向けたんですか」
357それも名無しだ:2009/01/17(土) 06:32:27 ID:sLzNA1KX
ゼラド「それから、『OVERMAN キングゲイナー』」
カズマ「ま、なんか揺れるんじゃねえの」
シホミ「キングゲイナーの髪の毛とか揺れるわね、ユサユサと」
マーズ「紫雲サンはオーバーマンだったんだーっ!」
カズマ「お前はどうしてそんなに紫雲統夜に憧れてるんだ!」

ゼラド「『蒼穹のファフナー』」
カズマ「えっと」
シホミ「ほっぺに付いてるギザギザが揺れるわね」
レイナ「誰が喜ぶんですか、それは!」

ゼラド「『電脳戦機バーチャロンマーズ』は」
カズマ「なんか揺れるよ」
シホミ「フェイ・イェンの部品とかガチャガチャと」
マーズ「どーせいるだけ参戦なんじゃねーのぉ〜?」
レイナ「あんたそんな名前してなにいってんのよ!」
マーズ「おやじが付けそーな厨ネームだし、ショージキ気に入ってねー」
カズマ「気に入ってなかったのかよ、なんだかやたらショックだぞ!」

ゼラド「『機動戦士ガンダムSEED』シリーズから、無印とDESTINYとスターゲイザー」
カズマ「なんか揺れるよ」
マーズ「おやじはどーしてフレイさんとハンパなフラグ立てちゃったのー?」
カズマ「ちょっと相談に乗っただけだろ?」
レイナ「すでに飽き始めていませんか?」

ゼラド「『マジンガーZ』!」
カズマ「あの、なんだっけ、ロールとローリィっていう双子のお姉ちゃんが揺れるよ!」
シホミ「間違っているわカズマちゃん。
 今回はOVAじゃないから、ロール姉妹は出ないわ、たぶん」
カズマ「そういや、今回新規参戦ばっかだなあ。
 開発スタッフさん大変だったんじゃねえのかな」
マーズ「『破邪巨星ダンガイオー』のみCOMPACTクォリティとかで労力サクゲンとか」
レイナ「なによそのダンガイオー冷遇!」
マーズ「しかもモノクロ」
レイナ「逆にカッコよくなってるじゃない!」

ゼラド「『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』」
カズマ「ええと、あれ?」
シホミ「大空魔竜の演出でシズカさんが揺らしかもしれないけど」

ゼラド「『鋼鉄神ジーグ』
カズマ「揺らすな、ヒミカ様が」
マーズ「ミッチーおばーちゃんもー!」
レイナ「誰が喜ぶのよ、それ!」
シホミ「ミッチーおばあちゃんは、あの歳でナマ脚よ」
カズマ「くそっ、ミッチーおばあちゃんめ!」
レイナ「なにを悔しがっているんですか!」

ゼラド「『機獣創世記ゾイドジェネシス』」
カズマ「まあ、なんか揺れるんじゃねえの」
シホミ「ゾイドの牙とか」
レイナ「虫歯です、それはただの虫歯です」
358それも名無しだ:2009/01/17(土) 06:33:31 ID:sLzNA1KX
ゼラド「『神魂合体ゴーダンナー!!』のセカンドシーズン含めて!」
カズマ「おっぱいおっぱい!」
シホミ「むしろ逆に揺らさない方針で」
レイナ「そんな方針が会議で通るわけないじゃないですか!」

ゼラド「最後に『ガン×ソード』なんですけど」
カズマ「なんか、ものすごく荒野を旅してそうなスパロボだなあ」
シホミ「『機甲創世記モスピーダ』を混ぜても、誰も不審に思わないわね:
レイナ「なぜあえて『機甲創世記モスピーダ』なんですか」

ゼラド「今度の主人公さんはどんな感じなのかなあ」
カズマ「女の子だ。カレシが欲しくて仕方ない女の子だ。
 そしてOGシリーズで俺とドラマチックに結ばれるのさ。
 そして合体攻撃で乳ばいんばいん揺らすんだ」
レイナ「アーディガンさん、割といい歳なんだから残念なこといわないでください」
シホミ「今度のコたちは、どうやってプレイヤーさんをガッカリさせてくれるのかしら」
レイナ「ドSじゃないですか!」
マーズ「シホミおばちゃんはかっけー!」
カズマ「お前は、どうしてそんなにシホミ姉に懐いてるんだ?」
マーズ「だーって、アリアおばちゃんは外宇宙にいること多いし
 ミヒロおばちゃんはベアクローとかしてきておっかねーし、
 アカネおばちゃんは真っ先に嫁に行っちまったもんだからあんま交流ねーし」
シホミ「カズマちゃん、さっさとお嫁さんをもらいなさい」
カズマ「シホミ姉も、孔雀座パーヴォのシヴァと結婚したとかヘンな嘘つき続けるのやめてくれ:
レイナ「旦那さんがなにものなのかはともかくとして、なんでガンジス川流域に住んでるんですか」
シホミ「次の主人公たちに助言を与えてくれるお姉さんポジションを得るためよ」
カズマ「そんなこと考えてたのかよ!」
フィリオ「まあ、僕はKに参戦するけどね」
レイナ「あなたに参戦されてたまりますか!」
359それも名無しだ:2009/01/17(土) 12:18:18 ID:E3tioUlB
男主人公はヘタレな前髪ワカメ、女主人公は天然巨乳元気っ子でこのスレに衝撃が走ると予想
360それも名無しだ:2009/01/17(土) 12:31:26 ID:kgoODR5m
シリーズ初の貧乳かもしれないぞ
Kってのはクリh
361それも名無しだ:2009/01/17(土) 13:06:41 ID:zp0mzV9u
>>360
アイミのお母さんを忘れてるぞ〜
362それも名無しだ:2009/01/17(土) 13:46:24 ID:+ujjawPL
アーディガン一家が出たら絶対に買っちゃうなぁ
363それも名無しだ:2009/01/17(土) 18:34:55 ID:CNbv6NSc
ゾイドジェネシスはコト姉が揺れ要因確定だろjk

スレ違いですねそうですね
364それも名無しだ:2009/01/17(土) 19:04:05 ID:Dp3VGeQt
イングレッタ「・・・・・・」
アストラ「お嬢、どうした?」
イングレッタ「まさか、ZOIDが来るとは・・・」
アストラ「なにか思うことでもあるのか?」

イングラム『いやグレちゃんが昔「この子飼いたい」って野生のZOID連れて来た時は流石の俺もびっくりしたなぁ・・・』
クォヴレー「動物好きなところがあるからな」
イングラム『「元の所に返してきなさい」って言ったら家出しちゃってな・・・あの子が本気で姿を隠そうとすると冗談抜きで捕捉出来ないからなぁ』
クォヴレー「・・・。お前も意外に普通に父親をしているところもあるんだな・・・」
365それも名無しだ:2009/01/17(土) 20:43:10 ID:kMkJaEij
マキネ「ファフナーといえば前半は面白くないと評判を聞いて、レンタルショップで前半は総集編を借りてそれ以降は順番に借りたら、
 それが総集編でも何でも無くイメージビデオで内容がまったく把握できず、でも今更借り直すために店まで行くのもメンドー臭くて、
 そのまま最後まで見て微妙な気持ちになったのも良い思い出だよね」
クリス「そんなのはマキネだけなのです」
カル「相変わらずマキネさんは何かに迷ってらっしゃるのですね」
バタンッ
ミズル「ほーい、マキネさん間違いなくPちゃん連れてきたよ。今日はマー君と河原でエロ本探索する約束してるからもう行くよ。
 じゃあ、マキネさん夕飯までにはちゃんとPちゃん返してね。Pちゃんもいい子にしてるんだよ、じゃあね」
バタンッ
マキネ「まったく情けない兄だか弟だよ。その年になって中学生に連れ添ってもらわないと外出できないなんて」
ランディ「マキネ、迷子って設定お前にも在ったよな。ていうか、お前の設定だったよな。いつの間に俺のモノになってんだよ」
マキネ「キャラは何かを『捨てて』サルベージする。
 あたしは迷子という設定をランディ1/2に『おっかぶせる』ことによって『清め』られサルベージすることができた。
 OG町の子供たちは自らの不要な設定を家族に『おっかぶせる』ことによって『清め』られサルベージする権利を得る」
ランディ「意味わからない設定を捏造するんじゃない」
マキネ「だからイルスも♪や☆を語尾につける設定やタカヤにべた惚れな設定や挨拶代わりにハグする設定やガンエデンに変身できる設定を
 ゼフィア先輩に『おっかぶせて』サルベージするといいよ」
ランディ「お前はゼフィア先輩を何者にしたいんだ。戻ってきたけりゃ勝手に戻ってくれば良いんだ。
 現に俺はマキネに何も『おっかぶせて』ないけど、戻って来てるぞ」
マキネ「『おっかぶせた』じゃない人生の迷い子っていう設定」
ランディ「元々持ってねえ!それに俺だって相当人生に迷ってるよ。
 武者修行の旅に出て帰ってきたのに特に鍛えてないパンク少女に負けたり、趣味程度でやってるテコンドーに負けたり、家族から同級から年下から全方位でいじられたり」
クリス「でもランディ1/2にはボイスアクターとしての進むべき『光輝く道』があるのです」
ランディ「だから俺はヤマちゃんとは何の関係もねえー!」
366それも名無しだ:2009/01/17(土) 20:47:45 ID:kMkJaEij
クリス「ところでボクたちはなんで集められたのですか」
カル「マキネのランディいじりを見せるためじゃないかな」
マキネ「そんなことはどうでもいい!みんなスパロボKの参戦作品はもう見たよね?」
ランディ「どうでもいいってイジられ損かよ」
クリス「冒頭のアレはそのためのネタ振りだったのですか?」
カル「確かに斬新なラインナップですけど、それがどうかしたのですか?」
マキネ「90年代からの参戦作品が1作も無い!」
ランディ「そりゃ、90年代フューチャーのお前からしたら大問題かもしれないけど、俺達には関係ないじゃん」
マキネ「ランディの馬鹿!」バキィッ
ランディ「ぐわ」
マキネ「Zに引続きこの所業、遂にスパロボが寺田Pが90年代への冷遇を本格的に始めたということ事だよ。
 本家で90年代への冷遇が始まったという事は、このスレでも90年代生まれの親を持つあたし達への冷遇が始まるのは必至」
カル「必至ではないと思いますが」
クリス「非道い論理の飛躍なのです」
ランディ「殴られ損も追加か」
マキネ「そこでその冷遇の時代をどう生きるべきかを教えるために、このマキネさんは皆を集めたってわけさ」
カル「だからそれはただの杞憂だと・・・」
クリス「カルっ、ここは大人しく聞き流すのが得策なのです。早く開放してもらうために」
マキネ「ここは心意気を見せるべき時だよ、90年代生まれの親を持つ子として!
 時代の流れなんて関係ない、より90年代付いていく。これっきゃない」
ランディ「だから90年代なんて言ってんのお前だけだろ。俺達には関係な・・・ありますっ、だから殴らないでください」
マキネ「まずはカル!あんたは母親を殺した罪の意識につけこまれヴォルクルスに心を支配されるも、話が進むにつれ休載が増え、
 連載雑誌を代え今度こそ真面目に連載されると見せかけてやっぱり休載ばっかりで何が完全版なのかわからない完全版を出してお茶を濁すキャラに!
 続いてクリス!あんたはOVAや製品版DVDでもないのにパンチラや乳首見せまくるキャラに!
 最後はランディ!あんたは太ってカレー好きなキャラに!」
ランディ「最後の言いたかっただけだろ!90年代関係ないし。よく考えないでも他の二人のキャラも90年代関係ねえ」
マキネ「では各々精進するように解散!」
367それも名無しだ:2009/01/18(日) 00:31:00 ID:vtLg8t2j
>>364
ZOID懐かしいな
昔はギルベイダーとかの厨設定な奴が好きだったが

ハザリアとかリュウセイが熱く語ってそうだなw
368それも名無しだ:2009/01/18(日) 02:59:47 ID:xSy2KOQN
>>356
遅レスで、スレチかもしれんがこれだけは言わせてくれ。
破邪巨星じゃない、破邪大星だ。
巨星だとGになるから…。
369それも名無しだ:2009/01/18(日) 11:04:34 ID:DBC9fxS0
それはカル違いだwそっちはバスタードだマキネw
370それも名無しだ:2009/01/18(日) 11:54:10 ID:zdDU3mfM
らんまも夕方とかに放送してたのに普通に乳首出てたな
371それも名無しだ:2009/01/18(日) 20:05:19 ID:9oiilI8e
SSの皆様GJ。そうか、ゾイドが参戦するのか。そしてダンガイオー復活にだんなが本編初参戦と。
ゾイドをどうやってストーリーに絡めるのか気になるな。
372それも名無しだ:2009/01/19(月) 03:39:19 ID:Vv+E37sU
マキネ「『VS騎士ラムネ&40FRESH』が参戦したら、全部解決するのに」
ランディ「マキネ、それでなにが解決するっていうんだ」
373それも名無しだ:2009/01/19(月) 07:39:02 ID:C3eFTHoS
ランディの大好物はメロンパン
そして愛用のポン刀が

















いや、何でもない
374それも名無しだ:2009/01/20(火) 14:06:17 ID:jopZ9Y3X
>>371
ゾイドはJの頃から出てるだろ
キラ准将に散々屠られてるけど、ラゴゥライガーとか
375それも名無しだ:2009/01/20(火) 17:02:28 ID:b4AkAebh
無印とスラッシュゼロは出ないのか…

初期のあか抜けない感じのゾイドが好みだが

第2世代の皆々様はどんなのが好みだろうな
376それも名無しだ:2009/01/21(水) 00:23:33 ID:4i281d6w
タカヤ→ベーオウルフ→コマンドウルフ
クリハ→獅子王ブレード→ムラサメライガー

姫様→ぬこ好き→ヘルキャット


結構難しいな
377それも名無しだ:2009/01/21(水) 00:55:33 ID:Wr5S0BmO
グレちゃん→まんまシャドーフォックス

ゼラド→でかい→ウルトラサウルス・・・デスザウラー・・・とか?

ハザリア→フハハハハ!→バーサクフューラー(「厨臭い好みだな」「黙れ!黙れよ!」)

姫様→ネコ科で王様→ライガーゼロ

ヴィの字とかなんか想像しづらいなw
378それも名無しだ:2009/01/21(水) 02:57:15 ID:QfFhAYK0
 【練習スタジオ】
ヴィレアム「逆チョコ、というものがあるそうだ」
キャクトラ「友よ、藪から棒になんだ」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『四国四十八ヶ所を逆にまわり相手を呪い殺す儀式か』ですと!
 友よ、突然なにを縁起の悪いことを言い出すのだ!」
ヴィレアム「そんな手間暇かかる呪い知らないよ!
 ビックリしたよ、なんだよそれ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『逆打ちとは本来弘法大師に会える御利益のあるまじないだが、
 クリヤマチアキとかがこれで生き返ったりしたものだからすっかり呪いのイメージが定着して』
 と、ふむふむ」
ヴィレアム「呪いに興味を持つな!
 逆チョコっていうのはなぁ!
 男でもバレンタインにチョコ上げたっていいじゃないかっていう、
 今年になってから突然発祥した風習なんだよ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『お前、お菓子会社の思うつぼだな』と、レラ殿のご指摘通りだと思うぞ、友よ」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『逆って付いてるのがなんか縁起悪そうで、
 仮にもらっても嬉しくないな』と、レラ殿女性ならではのご意見だ」
ヴィレアム「お前の意見なんかどうでもいいよ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『今さらだけど、もうちょっと頼りにしてくれてもいいんじゃないのか?』
 と、レラ殿もさすがに心配そうなお顔だ」
ヴィレアム「これはなぁ、天のお告げなんだよ!
 もはや、バレンタインだからってドギマギして待ってる時代じゃないんだ!
 こちらからなんだ! 男からチョコを渡す時代なんだよ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『それは天からじゃなくて、お菓子会社にそそのかされてるだけだ』
 と、レラ殿かなり呆れ顔だ」

 【ジェグナンの喫茶店】
ハザリア「ん〜、チョコレートだとぉ〜」
ユウカ「甘い話してんのね」
ヴィレアム「お前、最近さっぱり料理しないとはいっても、料理上手いだろ?」
ハザリア「貴様はなにか勘違いしている。
 俺は、自分の好きなものしか作らん」
キャクトラ「栄養が偏りますよ」
ハザリア「甘いモノより辛いモノが好きだ!」
ユウカ「カシューナッツが好き!」
ヴィレアム「酒飲みの味覚じゃないか!」
キャクトラ「ハザリア様的に、なんですか、ユウカ殿は飲み友達かなにかの感覚なのですか」
ユウカ「サラミ食べる?」
キャクトラ「はあ、どうも」
ハザリア「チョコレートなぞ、適当にいい材料集めてどうこうすれば
 どれなりのものができるだろう」
ヴィレアム「料理マンガとかで、絶対論破される言い草だな」
379それも名無しだ:2009/01/21(水) 02:58:50 ID:QfFhAYK0
 【マーズの事務所】
ヴィレアム「あれ、鍵がかかってる」
キャクトラ「留守なのでしょうか」
ラーナ「あ、ロボくんなら
 『造船会社を乗っ取ってやるズラ、ミムラの顔にマカロンぶつけてやるズラ』
 っていって出かけてますよ」
キャクトラ「どこの言葉なんですか、それは」
ヴィレアム「あいつならなんか、怪しいルートでいいカカオ仕入れてくれると思ったんだけどなあ」
ラーナ「はあ、カカオですか」
ヴィレアム「君だって、女の子なんだからバレンタインのことくらい考えるだろ?」
ラーナ「まだ1月中旬なんですけども」
ヴィレアム「なにいってるんだ!
 スーパーだってコンビニだってもうバレンタインコーナー作ってるじゃないか!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『お前は実にみっともない』と、
 レラ殿、行列ができるラーメン屋さんに行列してる人々を見るような目だ」
ヴィレアム「君は、チョコレート作ったりしないのか?」
ラーナ「え、ええと、ええと、スーパーで大きな板チョコ買ってきて、
 刻んで刻んで刻んで切り刻んで、それから、えっと、それから」
ヴィレアム「うん、悪かった。切り刻んだだけで満足しちゃうんだな、君は」

 【道ばた】
ヴィレアム「参ったなあ、それじゃあ」
キャクトラ「スレイチェル先輩にでも尋ねてみたらどうだ」
ヴィレアム「ダメだよ、あのひと、クリスマスとかバレンタインの話するとむくれるから」

ミツハル「ふふふ、逆チョコか。
 面白いじゃないか。いったい僕は、桜が咲くまでにどれだけの額を費やすことになるのやら」
キャクトラ「なんでいるんですか、ミツハルさん」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『べつにどうしても費やさなきゃいけない行事じゃないだろ』
 と、レラ殿はいたって淡々としていらっしゃいます」
ミツハル「しょうがないね、この思春期クンたちは。
 いいかい、たとえ取るに足らないイベントごとでも、
 贈り物を忘れようものなら、次の日にはお別れメールが来るものと覚悟したまえ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『その程度で別れるっていうのは、もうカンペキに最初からモノ目当てじゃないか』
 と、レラ殿が若干憐れんだ顔をしてらっしゃいます」
ミツハル「それがどうしたんだい?
 僕からおカネを取っ払って、まさか人間的魅力が残るとでも思っているのかい?」
キャクトラ「意外とご自分を理解していらっしゃるのですね」
ミツハル「よく聞きたまえ、思春期クンたち。
 女の子というのはね、純愛も好きだけどそれ以上におカネが好きなんだ!」
キャクトラ「すみません。私たち思春期なので、まだそういう現実的な話は」
ミツハル「プレゼントにはね、中身はもちろん包装にも気を遣わなけりゃいけないよ。
 そうだね、僕の場合、最大でマンション付けちゃったよ」
キャクトラ「それのどこが包装ですか」
ミツハル「さすがにマンション付けたら、3ヶ月もったよ」
380それも名無しだ:2009/01/21(水) 03:00:54 ID:QfFhAYK0
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『マンションをもってしても3ヶ月って、どれだけ人間的魅力がないんだ』
 と、レラ殿は途方に暮れております」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『あんたは、どうして大人しく二次元に引きこもっていないんだ』
 と、訳しておいてなんですがレラ殿のご指摘はしてはいけないご指摘なのではないかと」
ミツハル「二次元は二次元でつらいものさ。
 『魔法少女アイ参』は、手強い敵だった!
 でも、僕はくじけないのさ。
 二次元で負けたら三次元に逃げ、三次元で負けたら二次元に逃げる!
 そうやって僕は日々の活力を得ているのさ」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『二次元でも三次元でも負けっ放しじゃないか』
 と、レラ殿それはいってはいけないことです」
ミツハル「だってさ、僕、それなりに英才教育受けてるし、
 家お金持ちだし、けっこう仕事できるし、放っとくとぐいぐい貯金が増えちゃうんだもん。
 でも、どうにも散財っていうことができなくてね。
 じゃあムダ遣いのプロみたいな人種に投げ与えちゃってことで」
キャクトラ「その財力で、派遣村の皆さんを救おうとは考えないのですか」
ミツハル「救ってるよ?
 派遣村で10人ほど拾ってきて、『真・恋姫無双』のどうでもいいルート埋めさせる仕事させてるもの」
ヴィレアム「派遣村のオッサンになにをやらせてるんです!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『誰なんだ、『真・恋姫無双』のどうでもいいルートって誰のことなんだ』
 と、レラ殿が思わぬところに食い付いていらっしゃいます」
ミツハル「だってあのオッサンたち、介護とか農業の仕事はイヤだっていうんだもの。
 じゃあ『真・恋姫無双』やらせるくらいしかないじゃないか」
ヴィレアム「なんですかその選択肢のなさ!」

 【校舎の中】
ヒューゴ「農業かあ、いいなあ」
タカヤ「憧れますよね」
ヒューゴ「やっぱなあ、人間土と共に生きるのがあるべき姿だよなあ」
タカヤ「でも、徒手空拳で農業の世界に飛び込むのはあまりにも分の悪い賭けじゃないですか」
ヒューゴ「地方の農家の方は、一片の悪気もなく労働基準法無視してくれるからなあ」
タカヤ「自分で農業やるのは、けっこう元手がいりますよね」
ヒューゴ「先生もなあ、コツコツ貯金して、定年後は田舎で田んぼやろうと思ってるんだ」
タカヤ「いいですねえ」
ヒューゴ「ナンブもさあ、リタイアしたら来いよ」
タカヤ「いいんですか?」

キャクトラ「まだ就職もしてない生徒相手に、老後の計画立てるのはやめてください」
ヴィレアム「タカヤ! お前はチョコレート作ったりしないのか?」
タカヤ「チョコレートより、白菜の方が身体にいいよ」
ヒューゴ「白菜いいよなあ、芯が無くなるまで煮込んでさあ」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『おじいちゃんかお前ら』、とレラ殿芯から呆れていらっしゃいます」
ヒューゴ「チョコレートより、ヤモリの方が精付くぞ」
キャクトラ「ヒューゴ先生は、精を付けてどうなさるのです」
ヒューゴ「ほんとだ! 俺、精付けてどうするんだろ!」
ヴィレアム「どうにかすればいいでしょう!」
381それも名無しだ:2009/01/21(水) 03:02:31 ID:QfFhAYK0
ヴィレアム「なんだよ、誰も彼も、なんでもっと真面目に逆チョコのことを考えないんだ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『どうせ定着しないで忘れ去られるに決まっているからだ』
 と、私もレラ殿と同感だ」
ヴィレアム「そうだ、お菓子作りの得意なヤツがいた!」
キャクトラ「友よ、友はひょっとして、バカなのではないだろうか」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「は、レラ殿、たしかに今さらなのですが」

 【調理室】
カル「イェーガーさん、マクレディさん!」
ヴィレアム「わっ、なんだよ、どうしたんだよ!」
カル「ミナトが、ミナトがっ!」

ミナト「やぁ〜しさね、それはやぁ〜しさね。
 ビィ〜ナスのよぉなココロ持ぉってるぅ〜♪」

ヴィレアム「なにやってんだお前」
ミナト「ビーナスムース!
 華やかさではポッキーガールズに劣るものの、
 デビュー以来冷遇されっぱなしなのにムダに完璧なプロポーションを維持し続けた
 いいらさんを始め、卒業直後のごっちん、しっとりモードのまりっぺとよっすぃによる
 容赦なくハイクォリティなビジュアルは、そりゃもうムースポッキー手作りしたくもなるよ!」
カル「あんなこといいながら、ムダに美味しいムースポッキーを手作りするんですぅ〜!」
キャクトラ「お菓子作りが得意なカル殿のアイデンティティを踏みにじるような行為を
 平然と行うとは、なんと血も涙もない!」
ヴィレアム「ミナト! お前はどうして伸ばさなくていいスキルばっかりムダに伸ばすんだ!」

カル「・・・・・・私の、私のお菓子作りに賭けてきた年月は」
キャクトラ「しっかりしてください、どうせ向こうは放っておけば飽きます」
ヴィレアム「参ったなあ、これじゃカルにチョコレートの作り方聞くどこじゃないよ」

フィリオ「お困りのようだね」
ヴィレアム「フィリオさん!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『落ち着け、お前はすでに少し錯乱している』
 と、レラ殿、レラ殿の御言葉は友に届いていない様子です」
フィリオ「美味しいカカオをお探しのようだね」

 【富士山】
 びゅおおおおおおっ
ヴィレアム「ほんとにここなんでしょおねぇーっ!?」
レラ「・・・・・・ぜひ」
キャクトラ「友よ! レラ殿が高山病の症状を出していらっしゃる!」
ヴィレアム「レラ、なんで着いて来ちゃったんだよ!」

フィリオ「ははは、最近の若い子はだらしがないなあ」スッサスッサ
キャクトラ「あんなにスッサスッサ登るとは、なんたる健脚!」
ヴィレアム「あなたはいったいなんの病気なんですか!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『死ねない病気なんじゃね?』とレラ殿が新説を提唱していらっしゃる」
382それも名無しだ:2009/01/21(水) 03:04:29 ID:QfFhAYK0
フィリオ「さて、日本で初めて富士山に登ったのが聖徳太子だということは有名だけれど」
ヴィレアム「そうだったんですか!?」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「友よ、レラ殿が『騙されるな』と諦め半分に呟いていらっしゃる」
フィリオ「その聖徳太子が、登山記念に富士山山頂から微妙に外れたところに
 カカオを植えたという伝説があるのさ」
ヴィレアム「なぜぴったり山頂じゃないんだ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『聖徳太子、登れてないんじゃね?』とレラ殿も推察していらっしゃるが、
 友よ、カカオというのは暖かい地方に生えるのではないか?」
フィリオ「だからこそ希少価値があると、そうは思わないかい?」
ヴィレアム「それもそうだ! よぉし、やるぞ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「レラ殿、申し訳ありませんがこのキャクトラ、そろそろ訳す気力すら萎えてきました」

 ずさっ ずさっ
ランディ「ウエノノモリ美術館は、どこだ・・・・・・」
ミズル「Pちゃぁ〜ん、つかれたぁ〜、おんぶぅ〜!」
ランディ「甘えるな」

ヴィレアム「Pちゃん、どうしたんだPちゃん」
キャクトラ「Pちゃんさんも伝説のカカオを求めているのですか?」
ランディ「当たり前のように俺をPちゃんと呼ぶな」
ミズル「ウエノノモリ美術館に行こうと思ってたんだけど、
 途中からPちゃんにハンドル握らせたら、ごらんの有様だよ」
キャクトラ「Pちゃんさんは極度の方向音痴だとわかっているのに、
 どうしてハンドルを握らせるんですか」
ミズル「Pちゃんにハンドル握らせると予想だもしない場所に行けるから面白いよ」
ランディ「面白がるな」
ヴィレアム「Pちゃんもカカオ探しに行くか?」
ランディ「は? なんでカカオなんか」
ヴィレアム「知らないのか? 逆チョコっていってな、最近は男からもチョコレートを渡すんだ!」
キャクトラ「友よ、得意げな顔が若干鼻につく」
ランディ「俺、しばらく海外にいたりラ・ギアスにいたりしたからなあ。
 いつの間にそんな風習ができたんだ」
キャクトラ「具体的にいうと、あまりの不景気にお菓子会社の社員さんが頭おかしくなってからだ」
ミズル「Pちゃん! やめてPちゃん!
 ラ・ギアスとか、ネトゲ世界を現実にあるものみたいにいわないで!」
ランディ「お前はいい加減ラ・ギアスの存在を信じろ!」
ヴィレアム「でも、ネトゲは大概にしとけよ」
ランディ「親父にいえ、そういうことは!」
フィリオ「シッ、あまり騒ぐと」
383それも名無しだ:2009/01/21(水) 03:06:10 ID:QfFhAYK0
 ごろごろごろごろごろごろ!

キャクトラ「なんと! 雪玉が転がってくる!」
ヴィレアム「怯むなキャクトラ! こっちにはランディ1/2がいる!」
キャクトラ「そうか、爆砕点穴がある!」
ランディ「ねえよ!」
ヴィレアム「じゃあ獅子咆吼弾だな!」
ランディ「だな、じゃねえよ!」
フィリオ「ランディ1/2君の気分が重くなるようなことをいうんだ」
ランディ「重くなっても獅子咆吼弾なんか出ないから!」
ヴィレアム「Pちゃんお前、ビックリするくらい色恋沙汰の匂いがしないな!」
ランディ「お前ら見てるとその気もなくすよ!」
キャクトラ「あの雪玉をシンゴママだと思って撃つのです!」
ランディ「俺はシンゴママなんかになんの遺恨も持ってねえ!」
ヴィレアム「アーディガンさんとこのアカネさんは元OZと結婚したらしいぞ!」
ランディ「それがどうしたぁっ!」
フィリオ「やはり、アカネさんを呼んできて直に『大っ嫌い』といってもらわないとダメなようだね」
ランディ「そりゃ一面識もないひとにいきなり『大っ嫌い』っていわれりゃヘコむだろうけど、
 アーディガンさんとこのアカネさんがどこの誰と結婚してても俺の知ったことじゃねえっ!」
キャクトラ「一途なのですね、Pちゃんさん!」
ランディ「なぜ感動する!?」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「なんですレラ殿、は、
 『カウボーイ・ビバップがカラサワさん主演でハリウッド映画化するらしいぞ』ですと!?」
ランディ「ハリウッドまで巻き込んでヤマちゃん個人にイヤガラセをしようとするなぁっ!」
ヴィレアム「でも、カラサワさんならやってくれるかもしれないぞ!」
キャクトラ「たしかに、カラサワさんは凄い役者さんです!」
ランディ「カラサワさんの役者としての実力は俺も認めるところだけど、
 だからってスパイク役はねえよっ!」
フィリオ「でも、嫁勝負ではカラサワさんの圧勝だよね」
キャクトラ「たしかに、ヤマグチトモコさんはいくつになってもキレイで素敵です!」
ヴィレアム「かたやこっちはロリ声声優と離婚してるしなあ」
ランディ「たまには『犬夜叉』でいじれっ!」
ヴィレアム「それはムリだ」
キャクトラ「ええと、奈落がまた逃げたそうです」
フィリオ「『人魚』シリーズなら詳しいんだけど」
ヴィレアム「なぜ『人魚』シリーズに詳しいんだフィリオさん!」
フィリオ「さあどうしてかな」
キャクトラ「やはりどこかで人魚の肉を食べたのですかフィリオ殿!」
ランディ「お前ら、『犬夜叉』をないがしろにするなぁっ!」
 ばっ

ランディ「風の精霊よぉっ!」

 びゅおおおおおおーっ!
384それも名無しだ:2009/01/21(水) 03:07:25 ID:QfFhAYK0
ランディ「どうだ、これで文句ないだろ」
キャクトラ「はぁ」
フィリオ「君にはガッカリだよ」
ヴィレアム「Pちゃん空気読めよPちゃん」
ランディ「あのなぁ! 俺が爆砕点穴とか獅子咆吼弾とかできる方がよっぽどおかしいからな!」
レラ「・・・・・・!」バンッバンッ
キャクトラ「『風の精霊よって、風の精霊ってお前』
 と、レラ殿、かなりツボにハマったご様子」
ランディ「笑うなよ! そこを笑うなよ!」
フィリオ「風の精霊なんて、君のお父さんだって使ったことないのに」
ランディ「一概に否定もできないから困る!」

ヴィレアム「あっ、見ろ、雪煙の向こうに!」

 【平地】
 ぐつぐつぐつ

ランディ「なにをしているんだお前は」
ミズル「あっ、Pちゃん。スゴくイイ色出しそうな草見つけたからさ、
 いま煮込んで染料にしてるの」
ヴィレアム「煮込まれてたまるかぁーっ!」

ミズル「えーんえーん、おれの染料がぁ〜」
ランディ「雪玉が転がってきたあたりから見ないと思ってたら、お前ってやつは」
キャクトラ「はい、Pちゃんさんたちにもカカオを分けてあげますから」
ランディ「こんなもんもらっても、カカオからチョコレート作る方法なんか知らねえよ」
ミズル「Pちゃんは逆チョコなんかしなくても、
 マキネさんからキロ単位の煮えたぎるホットチョコレートを口に流し込んでもらえるからいいじゃん」
ランディ「量もさることながら煮えたぎってるのかよ!」
ミズル「すごい煮えたぎらせるって張り切ってたよ」
ランディ「俺、ちょっと四魂の玉探す旅に出るよ」
ミズル「そういえばおれ、バレンタインにチョコレートってもらったことないなあ。
 毎年デスピニスさんがくれるのと、あと知らないうちに枕元に一個置いてある怪奇現象が」
ランディ「お母さんだ、それはお前のお母さんからだ」
ヴィレアム「たしかにお前のお母さんは若干影が薄いけど」
キャクトラ「従姉妹さんは、くれないのですか?」
ミズル「ラーナはダメだよ。おれのことキライだもん」
385それも名無しだ:2009/01/21(水) 03:09:03 ID:QfFhAYK0
 【翌日 学校】
ヴィレアム「なんとか作り上げてきたわけだけど」
キャクトラ「友よ、よくわからないが、ひと晩でカカオからチョコレートを作れるものなのだろうか」
ヴィレアム「ところで、逆チョコって何日に渡すんだ?」
キャクトラ「友よ、なんという詰めの甘さだ」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『バレンタインが2月14日でホワイトデーが3月14日なんだから、
 1月14日か4月14日なんじゃないのか』とレラ殿が当てずっぽうにおっしゃっている」
ヴィレアム「1月14日じゃ、もう過ぎてるじゃないか」
キャクトラ「しかし、4月14日は韓国でいうところのブラックデーで」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『じゃ、5月14日なんじゃね』と、レラ殿、相当どうでもよさげだ」
ヴィレアム「どんどん延びてるじゃないか!
 構うもんか、思い立ったが吉日だ!」

ゼラド「え、くれるの?」
ヴィレアム「あ、うん、受け取って、くれるかな?」
ゼラド「みんなぁ〜、ヴィレアムくんからチョコもらったよぉ〜!」
レイナ「あら、気が利くじゃない」

ヴィレアム「あれ?」
キャクトラ「友よ、単に日常的にお菓子をくれただけだと思われたのではないだろうか」
ヴィレアム「そんな! じゃあ俺はなんのために!」
キャクトラ「友の努力は、割と実ったことがない」
レラ「・・・・・・カカオ」
ヴィレアム「なんでレラだけホクホク顔なんだよ!」

キャクトラ「おや、そういえばハザリア様は欠席なのでしょうか」

 【ガテマラ】
ハザリア「クリオロ種だ!
 数あるカカオの中でも特に希少で香り高いクリオロ種を出せ!
 今年獲れた中で一番出来のいいものだ!」
カカオ農家のエルダー兵「ぺろぴれぽるぽっぽ」
ハザリア「現地の古い言葉で喋ってもムダだ!
 俺の語学力を舐めるな!
 なに、一番出来がいいのは神への供物だから渡せない?
 知るかそんなもの! 出せといったら出せ!」

マリ「なぁ、やめろよ。カカオ農家のエルダー兵が困ってるじゃないか」
ハザリア「猛虎高飛車出すぞ、猛虎高飛車!」
マリ「いや、できそうだけどさあ」
ハザリア「かっ、勘違いするなっ!
 べつに、あやつに持っていってやろうなどと考えているのではないのだからなっ!
マリ「なあ、そろそろぶっ飛ばすぞ」
386それも名無しだ:2009/01/21(水) 08:10:36 ID:aI/vfwjV
つくづく誰にツンデレしてんだよ、ハザリアはwww
387それも名無しだ:2009/01/21(水) 17:25:55 ID:JiDKwzCr
ヴィレとキャクのポジションが普段と逆になってるなw
意味不明なことで本気出すよなぁw
388それも名無しだ:2009/01/21(水) 19:25:08 ID:v5iwNm7T
ゼフィア「校内菓子持ち込み禁止、と……」
スレイチェル
389それも名無しだ:2009/01/21(水) 19:42:41 ID:v5iwNm7T
投稿ミスった、すまん。

ゼフィア「校内菓子持ち込み禁止、と……」
スレイチェル「素晴らしい提案だな、友よ。
 受験生とは思えぬ行動力だ!」
ゼフィア「去年のうちに推薦が決まった。
航空大学だ。それならパイロットにもなれるし、機械もいじれる」
スレイチェル「いかにもモラトリアムして博士になりそーな奴の言い分だな」
ゼフィア「俺はいいんだ俺は!お前、いいたかないがセンター直前だろうが!
対策しなくていいのか?」
スレイチェル「ふっ。Z会模試一位、駿台模試でも一位の
このスレイチェル・ファインシュメッカーに死角なし。
航空大だろうがどこだろうがつきあおうぞ友よ」
ゼフィア「……今から軍学校受験したくなってきた」
スレイチェル「友よ、身体検査なんぞ金でどーにでもなるぞ。
今までそうしてなかったとでも思うのか」
ゼフィア「聞きたくない聞きたくない!
せめて俺の前でそういう話はするな!」
スレイチェル「ところで、此所は校門の前だな」
ゼフィア「ああ」
スレイチェル「友チョコだ。
ああ、カカオ99パーセントで作った甘くないショコラだ」
ゼフィア「……今ここに校内持ち込み禁止と書いた俺の立場は?」
スレイチェル「今ここで食べればすむ話だろう。今放課後だし。
 なにか、放課後校門前でチョコレートを食べてはいけない、という
 校則でもあるのか?
 それともお前は友達を校則違反でとっ捕まえる気か?」
ゼフィア「……食べればいいんだろう食べれば。
 全く、せっかくの旨い菓子だというのになんで
ほこりまみれの校門で食わなきゃならんのだ」
スレイチェル「安心しろ友よ。自宅用も用意してある。
 ソフィア殿に作り方を教えるといったら簡単に許可がでた」
ゼフィア「お前、頼むから法科だけは行くなよ。
 その屁理屈で法律家になられたらえらいことだ」
スレイチェル「もうすでになってるが。18才でoKだろう?
 事前試験はトップで受かり、法曹資格は得ているぞ。
 あとは司法修習を受けるだけだ……って友よどこにいくんだ」

ラミア「推薦取り消してほしいだと?」
ヒューゴ「そらお前の成績なら、国立法科も平気だけど」
ルアフ「今時の弁護士はあふれかえってるから就職大変だよー」
アクア「ね、思いとどまりましょうよ。ただでさえ低いうちの進学率が」
ゼフィア「自分には倒さねばならぬ強敵と書いて友とよぶ、がいることに
 やっと気付きました。
 これもまた、我が使命……」
390それも名無しだ:2009/01/22(木) 00:26:05 ID:EJR0dXb8
この二人が法廷で争ったら逆転裁判なみに派手で奇天烈になりそうだww
391それも名無しだ:2009/01/22(木) 03:23:11 ID:z4CCvGsZ
ランディ1/2が普通に良牙のビジュアルと声で脳内再生されるから困る
392それも名無しだ:2009/01/23(金) 02:17:27 ID:xGcvgwrS
ランディ1/2とか別に面白くもないな
393それも名無しだ:2009/01/23(金) 03:27:54 ID:GP/0zXST
 ガラッ
ルナ「キャクトラか? 先ほどの書類だが」
ラーナ「運動不足です」

ルナ「お主も、普通に生徒会室に入ってくるでない」
ラーナ「だって、前生徒会長ですし」
ルナ「よく見たらスルー推奨などと書かれていたではないか」
ラーナ「そんなことより、運動不足です」
ルナ「運動すればよいだろう」
ラーナ「わたしは、こう見えても力持ちなんですよ。
 毎日重いチェーンソーを振りまわしていますから」
ルナ「毎日重いチェーンソーを振りまわすでない」
ラーナ「わたしのことじゃありません、あなたのことです」
ルナ「わたしが?」

ラーナ「文部科学省の発表によると、女子中学生の30.7パーセントが
 一週間で60分も運動しないそうなんです」
ルナ「わたしは高校生だぞ」
ラーナ「運動していますか?」
ルナ「しかし、運動部でもないなら女子はそんなものだろう」
ラーナ「あなたときたら、毎日毎日生徒会室で雑務ばかりです。
 せっかく留学してるのに、お国でもできることしてどうするんですか」
ルナ「そうはいわれても、選挙で選ばれたのだし」
ラーナ「そんなことでは、
 『最近の子供はひ弱でなってないから軍隊に入れて鍛え直してやればいい』
 とかメチャクチャいうオジサンをのさばらせることになってしまいます」
ルナ「運動しない子供を軍隊に入れても、役に立たないと思うが」
ラーナ「きっとオジサンたちの世代には、
 運動部でもないのに週にきっかり60分間ゲラゲラ笑いながら町中を駆けずりまわっていた
 女子中学生が大量にいたに違いありません」
ルナ「きっかり60分間ゲラゲラ笑う必要はないのではないのだろうか」
ラーナ「思春期の女の子として、わたしはオジサンたちに好き勝手いわれるのが我慢ならないのです。
 さあ、走ってください。
 週にきっかり60分間、タガが外れたよういケタケタ笑いながら町中を駆けずりまわってください」
ルナ「タガが外れたようにケタケタ笑う必要はあるまい。
 いくらオジサン世代でも、そのように60分間ケタケタ笑いながら走り回るのは
 キツネ憑きだとご近所で噂を立てられてしまうものだろう」
ラーナ「そのおっぱいの肉が下がってきてもいいんですか」
ルナ「なにをいう!」

イングレッタ「いいから、60分間けたたましく笑いながらご近所を走り回ってきなさい」
ルナ「どこから現れた、お主は!」
394それも名無しだ:2009/01/23(金) 12:35:36 ID:JX3CKSko
実際運動してそうなのってアイミとかサッキーとかラン姉ちゃんぐらいだもんな
395それも名無しだ:2009/01/23(金) 23:19:19 ID:wa5jy4TQ
pgr
396それも名無しだ:2009/01/24(土) 00:14:35 ID:UZKvBUx+
咲美の運動…

ああ、豊胸運(メメタァ
397それも名無しだ:2009/01/24(土) 02:14:27 ID:ce7VeEcR
398それも名無しだ:2009/01/24(土) 11:56:37 ID:lT0DX711
うはwwww
399それも名無しだ:2009/01/24(土) 13:12:50 ID:fm/ue6GN
>>396
呼吸するだけで揺れるような駄乳より一生懸命揺れようとする控えめな乳の方が萌えるじゃないか!
400それも名無しだ:2009/01/25(日) 02:16:34 ID:o9DOX5wW
ゼラド「すぅ〜はぁ〜・・・」
ヴィレアム「?」
ゼラド「ねえねえ!今揺れた!?」
ヴィレアム「え?」
ゼラド「胸だよ!私の!揺れてた?」
ヴィレアム「わ、悪い・・・見てなかった」
ゼラド「じゃあ今度は見ててね!」(深呼吸)
ヴィレアム「・・・///」
ゼラド「どうかな?」
ヴィレアム「ゆ、揺れてなかったぞ!」
ゼラド「良かったぁ・・・揺れるのは駄目だって・・・・ヴィレアム君?なんで前かがみなの?」
ヴィレアム「ちょっと足がつったんだ!」
ゼラド「そうなの?」
レイナ「・・・ばーか」
401それも名無しだ:2009/01/25(日) 03:17:58 ID:uW8ASBHx
 【レシタール家】
ルアフ「ごろごろしーたーいー」
ゼラド「ダメだよレイナ! ごろごろしてばっかじゃ!」
レイナ「あたしがごろごろしてんじゃないわよ!」
ルアフ「あれれ〜? みんな、どうしてごろごろしながら動物さんとご飯食べないのかな〜?」
レイナ「そんな、ごろごろしながら動物とご飯食べてたら、
 毛皮にご飯粒付いちゃうじゃない!」
ルアフ「だってお父さん、高齢だから」
レイナ「ごろごろしたままご飯食べるって、もう介護が必要なレベルの高齢じゃない!」
ゼラド「でもレイナだって、12月の始めくらいまでランニングとかしてたでしょ?」
レイナ「え、あ、うん、まあ、ね」
ゼラド「でも、いましてないでしょ?」
レイナ「や、年末で、呼ばれることが多かったし。
 お正月もあったし」
ゼラド「いまはお正月じゃないよ?」
レイナ「それはそうだけど、寒いし」
ルアフ「ダイエット失敗するひとの典型だね、うちの娘は」
ゼラド「ごろごろしてるばっかじゃダメだよ!」ムシャムシャ
レイナ「ひとんちのご飯むしゃむしゃ食べながらいわれたくないわよ!」
ゼラド「やっぱりご飯の基本は白いお米だよね!」
レイナ「あんたはどこの国のひとよ!」
ゼラド「むしゃむしゃご飯食べて、元気よく動くのが人間のあるべき姿だよ!」

 【竜巻亭】
スレイチェル「特別、これといって運動はしていないのである」
ゼラド「そうだったんですか」
スレイチェル「スレイチェルもなにかと忙しいのだ。
 先日も、モンゴルの大平原でモンゴル古来のプシュバルスキー馬を追って駆け抜けてきたばかりである」
レイナ「なにをしているんですか」
スレイチェル「最初はその場でさばいてやろうと思っていたのだが、
 首にしがみついて乗りこなしているうちに、情が移ってしまった。
 元々、プシュバルスキー馬は小柄で引き締まりすぎていて、食うには向かん」
レイナ「そもそもなにをしに行ったんですか」
スレイチェル「はてこれでは無駄足になってしまうのであるとスレイチェルがあごを撫でたときだ。
 プシュバルスキー馬がブルルと鼻で鳴いて自分で歩き始める。
 馬に任せて森深くまで行くと、そこには天然の茶畑が一面に広がっていたのであった」
ゼラド「心温まるお話ですね!」
レイナ「馬をさばきに行ったんじゃないんですか!」
スレイチェル「その茶葉と、モンゴル岩塩、そしてあの愛らしい馬から絞った乳で作ったのが、
 このスー・テー・ツァイである」

クリハ「不思議なことに、いくら食べても飲んでもいっさい肉が付かないのよ」
レイナ「汁飲むのやめたら?」
ゼラド「わたしも、どうして食べても飲んでも太らないんだろう」
レイナ「いつか天罰が下ればいいのよ」
402それも名無しだ:2009/01/25(日) 03:19:13 ID:uW8ASBHx
ミナト「太らないことが幸せってわけじゃねえんだ。
 娘。も、メンバーの誰かが必ず太ってる時期があった。
 あんだけ歌って踊ってなんで太るのかってずっと不思議だったんだけど、
 娘。の楽屋には常に大量のお菓子が用意されていたらしい。
 元々あそこは、タレントの管理が恐ろしく雑なことで有名な事務所だ。
 あまりの殺人的スケジュールにメンバーが文句いわないように、
 要求されるままにお菓子を与えてたそうなんだ」
レイナ「養豚場のブタみたいな扱いね」
ミナト「でも、いまはどうだ?
 みんなスリムだ。スリムだけど、そのスリムさを見かける機会もない。
 太ってないんじゃないんだ。太れねえんだ。
 太れる幸せってのも、あるんじゃねえのかな」
レイナ「そのキモい講釈は、まさかフォローしてるつもりなんじゃないでしょうね!」

 【ジェグナンの喫茶店】
マリ「腹筋と発声練習は毎日欠かしてないけど」
ユウカ「シャワー浴びる前にダンベルやったりはするんだけど」
レイナ「結構、みんな運動してるのね」
ゼラド「あ、ユウカさん。これ、スレイチェル先輩にもらった茶葉」
ユウカ「あ、うん。サンクス」
レイナ「あっさり脇に置いた!」

 【体育館】
レラ「・・・・・・っ、・・・・・・っ」
キャクトラ「頑張りくださいレラ殿! あと少しです!」
レラ「〜っ!」

キャクトラ「友よ、やったぞ友よ!
 レラ殿が、ついに腹筋10回の大台を突破した!」
ヴィレアム「ハードル低いな」
レラ「・・・・・・エヘン」
ヴィレアム「大いばりでヘソを見せてくれなくていいから。
 いっさい割れてないし。
 どうやったらそこまで鍛えられてない腹を持てるんだ」

ゼラド「わたし、運動しない!」
レイナ「突然どうしちゃったのよ!」
ゼラド「レラちゃんみたいにのっぺりした感じのお腹、なんだか憧れちゃう!」
レイナ「あんたになにがあったの!?」
ゼラド「とりあえずごろごろすればいいのかな!」
レイナ「ごろごろするのはダメ!」

 【バランガ家】
イングラム『ごろごろしーたーいー』
クォヴレー「幽霊のくせにごろごろするな」
ディストラ「わっ、私とごろごろしませんか!?」
クォヴレー「なにをいっているんだ?」
403それも名無しだ:2009/01/25(日) 18:49:35 ID:7WGsbBi6
正月太りした身としてはレイナの気持ちはすごいわかるな

てか女の子はガリガリよりちょい肉が付いてた方がいいよな。ゼラドみたいに
404それも名無しだ:2009/01/25(日) 20:58:51 ID:XzonufON
>>403
ヴィレアム、乙
405それも名無しだ:2009/01/27(火) 02:34:37 ID:aSg/fmcI
筋肉ついてるとむしろ冬場は痩せるそうだな・・・

見える!上半身裸で素振りしてるゼフィアが見えるぞ!
406それも名無しだ:2009/01/27(火) 03:04:38 ID:y2duSMAa
パンツじゃないから生き恥じゃないもん!
407それも名無しだ:2009/01/27(火) 07:42:14 ID:CTQ+gUzD
フンドシですね解ります
408それも名無しだ:2009/01/27(火) 13:18:43 ID:lJfmyDV3
おいおい
袴はいたマッチョが上半身はだけるのはジャパニーズエロスだろ
409それも名無しだ:2009/01/27(火) 20:42:44 ID:7dZovZUN
クォヴレー「・・・・そろそろ結婚しようと思う」
ディストラ「ご、ご主人様!?」
ルナ「いったい何を!!?」
ゼラド「ついに私の気持ちに!!!?」
クォヴレー(ビクンッ!!)
3人「「「寝言か・・・orz」」」
410それも名無しだ:2009/01/27(火) 22:21:15 ID:w2II4YWc
待て、ルナとゼラドが一緒にいるとはバランガ家でパジャマパーティーでも開催中なのか
411それも名無しだ:2009/01/28(水) 00:41:04 ID:4aPxUCM6
>>410
ゼラド「zzz…」
ゼオラ「それでねー…アラドったらそのときあんなとこで…」
ルナ「そ、そのような…(///)」
イングレッタ「………(///)」


クォヴレー「ゼオラがあの子達のパジャマパーティーに参加するとは…」
アラド「おい!なんだこの空き缶!?まさかゼオラのやつ酔っぱらってんのか!?」
412それも名無しだ:2009/01/28(水) 00:43:17 ID:mPxbQLD8
にゃもだ!酔ったにゃも先生がいる!
413それも名無しだ:2009/01/28(水) 01:17:09 ID:ivafuXyP
もしこのスレのアラドが某姉さんスレのアラドと同等のエロイ人だったらグレちゃんですら鼻血吹くなw ルナに至っては失神しそうだwww
しかし翌日にゃもちゃんなゼオラに内容を確認にくるちよちゃんポジションな人が居ないなぁ
414それも名無しだ:2009/01/28(水) 02:55:18 ID:SnjOLYs4
ゼラド「お母さんのわからず屋っ!」
ゼオラ「あっ、待ちなさいゼラド!」
ゼラド「もう、出てってやるんだからっ!」
 ばたんっ

 【レシタール家】
ゼラド「レイナぁー、いるー?」

 ばたばたばたばた
ルアフ「や、バランガくん、いらっしゃい」
レイナ「あっ、ゼラド! そのオッサン捕まえて!」
ゼラド「先生、出かけるんですか? こんな夜中に?」
ルアフ「ふふふ、実は今度、ルパン三世と共演することになってね」
ゼラド「えっ、ほんとですか!」
レイナ「実現されてたまりますか!」
ルアフ「来てる! 来てるよぉー! 時代の波が僕に来てる!
 行ける! この勢いなら!
 実写版ドラゴンボールの悟空役!」
レイナ「なんでノザワさんのポジションを虎視眈々と狙ってるのよ!」
ルアフ「鬼太郎はノザワさんかトダさんじゃないと認めないとか、うるさいんだよ!」
レイナ「視聴率獲れてるんだからいいじゃない!」
ゼラド「映画面白かったですよ、映画!」
ルアフ「五大鬼太郎共演の撮りでもマジダメ出しだよ!」
レイナ「だからって、ルパン三世と共演てなによ!
 なんで誰も止めなかったのよ!」
ルアフ「平成ライダーが無理矢理共演するこのご時世、
 ルパン三世とコナンが共演したって不思議はないじゃないか!」
レイナ「不思議でいっぱいよ!」
ゼラド「あ、レイナ、今夜ね」
レイナ「え、なに? 悪いけど、明日にして!
 あのオッサン止めないと!」
ルアフ「最終的には天才少年ドギー・ハウザーと共演してやるよ!」
レイナ「なんでよりにもよって天才少年ドギー・ハウザーなのよっ!」
415それも名無しだ:2009/01/28(水) 02:56:30 ID:SnjOLYs4
 【バルマー寮】
ルナ「家出をしてきたと?」
ゼラド「だってお母さんが」
ルナ「それはいかぬな。家族は大事にしないと」
ゼラド「う〜、それはそうだけどぉ〜」

ハザリア「おぅおぅ、反抗期に入ったとたんバレバレの男装をするという謎の反抗ぶりを見せ、
 『あれはどういうことでしょう』、
 『オレは男だとか言い出す始末ですし』、
 『しかしここのところ、お胸はますます膨らむ一方』、
 『なるほど自身の急激な性徴に戸惑っておられるというところですかな』、
 『単に地球のマンガかなんかの真似してるだけかもわかりませんよ』、
 『まあルナも思春期ですし』
 と議会で話しあった結果、放っとけば目も冷めるだろうから、
 とりあえず何枚か写真を撮っておいて生温かく見守っていこうと決定された女が語るではないか」
ルナ「そんなふうに思われていたのか!?」
ハザリア「フハハハハ!
 議員どもの間では、『ルナ姫青春の過ち男装編』写真集が出まわっていたと思い知れ!」
ルナ「写真集にするでない! 忘れろ! 忘れてくれ!」
キャクトラ「そんなものが出まわっていたのですか!」
ルナ「お主も、興味を持つでない!」

ゼラド「お母さんとは明日話し合うから、今夜だけでも泊めてもらえないかなぁ」
ルナ「それは構わないが、生憎と部屋がな」
ハザリア「フハハハ! よかろう。
 気を利かせて、俺が出てってやろう」
ルナ「出て行かれたからとて、お主の部屋などゼラドに使わせるわけにはいかぬだろう!」
キャクトラ「そうです! どれだけお掃除をしておられないのですか!」
ルナ「お主の部屋ときたら、最後に畳が見られたのはいつなのだ!」
ハザリア「ああ、右から左からやいのやいの喚くな!」
ゼラド「畳なんだ、バルマー寮」
ハザリア「このような口やかましい連中のいる場所にいられるか!
 俺は夜遊びに出るぞ!」
ルナ「放っておいてもお主は週の半分も寮にいないではないか!」
キャクトラ「毎晩毎晩、どこに行っておられるのですか!」
ハザリア「やかましやかましい!」

ゼラド「なんか、泊めてもらえる状況じゃなさそうだね」
キャクトラ「申し訳ありません。
 空き部屋はいくらかあるのですが、あのご兄妹のものでいっぱいで」
ルナ「母上と、よく話し合うのだぞ?」
416それも名無しだ:2009/01/28(水) 02:57:44 ID:SnjOLYs4
 【ダグラス家】
ゼラド「アイミちゃーん」

アイミ「きっと〜♪ きっと〜♪ しあわせにぃ〜♪
 もっと〜もっと〜♪ お互いに〜♪
 生まれてきたからは〜♪ 一生かけて幸せにぃ〜♪」

ゼラド「なにしてるの?」
アイミ「わっ、ゼラド! どうして!」
ゼラド「ドア開いてたし、なんか音してたから」
アイミ「こっ、これは違うのよ!
 ア、アイっ、じゃなくて、アバチャ! そう、略してアバチャで!」
ゼラド「なにを略してアバチャなの?」

フィリオ「アイミちゃんガンバ、チャチャチャ、略してアバチャさ」
ゼラド「フィリオさん、アイミちゃんちに住んでたんですか?」
アイミ「そうじゃないんだけど。そういえば、普段どこに住んでるんですか?」
フィリオ「ふふふ、なにしろ、住宅ローンを支払い終えるまで生きてはいられない身だからね」
アイミ「うちのローンなら、もうすぐ払い終わるってツグミお母さんがいってましたけど」
フィリオ「払っていないことは事実さ」
アイミ「払っていないんですね」
ゼラド「じゃ、どうして今日はアイミちゃんちにいるんですか?」
フィリオ「ああ、アイミちゃんが
 『コンセプトはちょい悪美少女6人組』って、
 おいおいハロプロはもともと地方の軽ヤンの集まりじゃないかって思ってたら、
 意外と初期娘。とEE JUMPを足したようなサウンドが魅力の
 THEポッシボー、『幸せの形』をマスターしたいって言い出したのでね」
アイミ「わっ、わっ! フィリオさん、しーっ、しーっ!
 ゼラド、ゴメン! ちょっと外して!」
ゼラド「うん、なんか、ゴメン」
417それも名無しだ:2009/01/28(水) 02:59:28 ID:SnjOLYs4
 【道ばた】
ゼラド「う〜ん、どこも、泊めてもらえそうもないなあ」

 プップー
ランディ「おーい、どうしたんだよ、こんな時間に。
 女の子ひとりじゃ危ないぞ」
ゼラド「Pちゃんくんたちも、いい加減無免許でクルマ運転するのやめないと捕まるよ?」
ランディ「送ってってやろうか。
 おいミズル、ドアあけろ」
ミズル「・・・・・・ぐずっ、ぐずっ」
ランディ「わっ、どうしたんだよ」
ミズル「・・・・・・ぐすっ、あのね」
ランディ「はぁ、ふんふん」
ゼラド「どうしたの?」
ランディ「なんか、ゼラドはシンメトリー過ぎて、見てて怖いんだって」
ゼラド「よくわかんないポイントで怖がられた!」
ランディ「こいつの感性ってちょっとヘンだから、気にしなくていいよ。
 ほら、乗れって」

 ぶろろろろろ
ランディ「ふ〜ん、家出ね」
ゼラド「だってね、お母さんたら!」
ランディ「帰る家があるだけ、いいじゃないか」
ゼラド「えっ、あの!」
ミズル「Pちゃんだって帰る家はあるんだけどね。
 辿り着かないだけで」
ランディ「辿り着いてもマキネが家に入れてくれねえんだよ!」
ミズル「ダメもとでアンドーさんち行ってみる?
 たぶんムダだろうけど」

 【アンドー家】
マキネ「はあ、家出ね」
ゼラド「うん、悪いんだけど、今夜泊めてもらえないかなあ」
ランディ「ダメもとでいってみるけど、いい加減俺を家に上げてくれねえかなあ?」
マキネ「ダメもとってわかってんじゃん?
 油そば食って帰んなよ」
ランディ「俺はもう、カロリーカットヌードルしか食わねえ!」
ミズル「さっぱりしててけっこう美味しいよ!」

マキネ「まあ、このとおり古くてでっかいだけの家だから、空き部屋なんかいくらでもあるけどさ」
ゼラド「いいの?」
マキネ「ムラタ、おーいムラタぁー! お客さんだよー、挨拶しなー。
 あれ、いないや。
 えっと、ベッドの下とかでムラタが雌伏してるけどいいよね?」
ゼラド「えぇっ、それはちょっと!」
マキネ「まったくもう、ブラッシングしてやるっつったから逃げたな」
ランディ「返す返すもいうけど、ムラタはイヌやネコじゃねえ! オッサンだ!」
418それも名無しだ:2009/01/28(水) 03:01:09 ID:SnjOLYs4
 【マーズの事務所】
マーズ「そりゃまー、おれはゲンミツにいやぁーオスでもメスでもねーわけで、
 ロボット三原則があっからゼラドちゃんに危害くわえられるわけねーけどもさ」
ゼラド「うん、なんだか、どこの家も事情があるみたいで」
マーズ「家出ね。そーいやーおれも家出中みてーなもんだ。
 うわっ、おれ、住所あるじゃん!
 やたっ! 住所不定のおやじを越えた!
 あれ、でもトレイラー心得『何事にも束縛されず自由であれ』的には負けだ!
 ちくしょー!」
ゼラド「複雑な勝ち負けなんだね」
マーズ「泊めるなぁー構わねーよ。聖闘士聖衣体系コレクションに触んねーなら」
ゼラド「触らないよ、触らないから!」
マーズ「え、触るくらいはいーよ?」
ゼラド「触って欲しいの?」
マーズ「でも、金メッキに指紋つけちゃヤダよ」
ゼラド「見せたいんだね、つまり」

マーズ「ん〜、でもさ、ダイジョーブなの?
 おれァーこのとーりの4本脚で寝転がれねーからベッドなんかねーし。
 ナマ野菜しか食わねーからおリョーリなんかねーし。
 あと、忘れてた。まず空調がねーや。
 あんま、ニンゲンが快適に夜を明かせるトコじゃねーと思うよ」
ゼラド「う〜ん、この寒さで空調がないのは、ちょっと」

 【道ばた】
 ひゅるるるるる

ゼラド「ぶるるっ、寒いなあ。
 でも、どこの家もいろいろ事情があるみたいだし」

ゼラド「ううん! でも、家になんか帰らないんだから!」

ゼラド「わたし、ワガママいってるのかなぁ」
???「お悩みのようね」
ゼラド「あっ、あなたは!」
玉アヤ「お久しぶりね」
ゼラド「玉アヤ先生!」
玉アヤ「どうしたのかしら、こんな夜更けに」
ゼラド「玉アヤ先生こそ、どうしてブロック塀の角っこに絶妙な感じに立ってるんですか?」
玉アヤ「寝ころんでいるのよ」

ゼラド「玉アヤ先生はすごいなあ。
 ブロック塀の角っこでそんなにくつろげて」
玉アヤ「人間、なにごとも修行よ。私は玉ですけれどね」
ゼラド「玉アヤ先生は、ふだんどこで寝泊まりしてるんですか?」
玉アヤ「小さいころ、川べりで拾ったキラキラ光る石を宝物にして持って帰ったことはない?」
ゼラド「ありますけど。そういえば、あれどこ行っちゃったんだろ」
玉アヤ「その中のどれかが、私よ」
ゼラド「あれ、玉アヤ先生だったんだ!」
玉アヤ「勝手気ままな玉ですからね。
 私はね、なにも背負うものがないの。手足もないんだけれどね」
419それも名無しだ:2009/01/28(水) 03:02:18 ID:SnjOLYs4
ゼラド「わたしは、なんかダメです。
 こう寒いところで考えてると、ちっちゃいことで家飛び出して来ちゃったなあってわかるし。
 家出っていっても、明日には帰ろうと思っちゃってるし。
 そんなことで、夜中みんなの家に押し掛けて迷惑かけちゃってるし」
玉アヤ「そうね迷惑ね」
ゼラド「あぅ」
玉アヤ「そうやって落ち込んで、すごすご家に帰るようなら、
 あなたは昨日までとなにも変わらないあなたのままよ」
ゼラド「え」
玉アヤ「子供はね、みんな一度は家出するものなの。
 時間にして10時間にも満たないかも知れない。
 でも、その数時間で、数年間分も成長できるものなのよ。
 親たちも、それはわかっているの。自分も経験したことですからね。
 あなたのお母さんは、いま嬉しいような寂しいような、そんな気持ちのはずよ」
ゼラド「成長? わたしが?」
玉アヤ「子供もいない玉が、無責任にいっているだけですけれどね」
ゼラド「そんなことないです! 玉アヤ先生は立派です!」
玉アヤ「ふふ、こんな玉を先生だなんて呼んでくれたお礼に、ひとつだけ教えてあげるわ」
ゼラド「なんですか?」
玉アヤ「段ボールは、意外と温かいのよ」
ゼラド「わかりました、玉アヤ先生!」

アオラ「姉ちゃーん」
ゼラド「あ、アオラ!」
アオラ「やっと見つけた。あちこちでなにしてるんだよ。
 なんかすごい言い合ってたけど、あれなにを怒ってたの?」
ゼラド「だってお母さん、お茶碗に大盛りで食べるなら最初からドンブリで食べなさいなんていうんだもん!」
アオラ「想像以上のどうでもよさだね」
ゼラド「風情が違うの、風情が!」
アオラ「も、いいから、わかったから。ほら、帰るよ。
 母さんたちだって心配してるよ」
ゼラド「ううん! ゴメン、アオラ、お姉ちゃん、帰んない!」
アオラ「お茶碗とかドンブリのことで、なにムキになってるんだよ」
ゼラド「違うの、そうじゃないの!
 ゴメン、お母さんには謝っといて。
 でもね、わたし、いつまでもみんなを頼りにしてるようじゃダメだと思うの。
 だからお姉ちゃん、今夜成長する!
 誰の力も借りない!
 ひとりで立派に、段ボールにくるまって夜を明かせる女の子に成長する!」
アオラ「姉ちゃん、世間一般でそれは、成長じゃなくて転落っていうよ」
420それも名無しだ:2009/01/28(水) 03:03:02 ID:SnjOLYs4
 【イェーガー家】
ハザリア「勘違いするなっ! 俺は、夜遊びのついでに寄っただけなのだからなっ!
 決して、貴様のとこは両親が留守がちで晩飯など困っているだろう
 などと考えているわけではないのだからなっ!」
ヴィレアム「勘違いなんかしないから、毎晩来るなよ。
 母さんだって、あれで台所いじられると不機嫌になるんだから」
ハザリア「なに、では、やむを得ないな!
 台所を片しておいてやろう!」
ヴィレアム「なにがやむを得ないんだよ!」
ハザリア「昨日作っておいたカレーはどうなっておる!
 ひと晩おいて、旨くなっているころだろう!
 かっ、勘違いするなっ! 俺は、あくまでも自分で食うために作ったに過ぎんっ!
 貴様のとこの台所に置いていったのは、イヤガラセだと思え!」
ヴィレアム「ああ、イヤガラセだと思ってるから」
ハザリア「は・・・・・・?」
ヴィレアム「涙目になるなよ。俺、どうリアクションしたらいいのかわかんないよ」
421それも名無しだ:2009/01/28(水) 08:30:39 ID:LFGljBdo
久しぶりに覗きにきたら・・・
ハザリアくんが浮気をしているっ!?
422それも名無しだ:2009/01/28(水) 09:12:00 ID:ivafuXyP
G.J!
ゼラドが迷走しててワロタw 何だかキャラ全体が初期設定から変な三枚目化してるな。 そしてお隣にも関わらずヴィレアムはゼラドに全く頼りにされてない事が分かった。
ハザリアはハザリアでゼラドの家出を伝えないのはそっちに関心が向くのは嫌なんだなw 本格的にヴィレアムに依存しつつあるツンデレw
そして『ルナ姫青春の過ち男装編』写真集が欲しいのも私だ。
423それも名無しだ:2009/01/28(水) 10:19:55 ID:47qLg//b
新キャラ規制って今どうなってんの?
Zキャラの子供が出てきてもいい時期だとおもうんだか
424それも名無しだ:2009/01/28(水) 11:28:20 ID:ivafuXyP
新キャラはちょっと微妙だな
旧キャラですら初期設定から大分外れてイタイ子に変わったりしてるし、ある意味マキネはアサキム入ってる部分あるし
425それも名無しだ:2009/01/28(水) 12:42:19 ID:LFGljBdo
てか本当にルパンとコナン共演するのか
426それも名無しだ:2009/01/28(水) 15:18:50 ID:qDZaxKLc
紺碧の棺冒頭で、ルパンの覆面付けた強盗を佐藤と高木が追っかけてたことはあったよね
427それも名無しだ:2009/01/28(水) 17:41:13 ID:d7FR48dq
>>414
G.Jです
玉アヤ先生は昔の男を引きずってるのかどうなのかいまだに独り身のしっとりとしたイイ感じのおば…お姉さんになってるイカロス・アヤとはどういう関係なんですか?

>>423
テンプレには解除って書いてるし、出しても問題ないと思う
設定だけとかではなく、軌道に乗るまできっちり自分で面倒見るなら
428それも名無しだ:2009/01/28(水) 17:44:51 ID:d7FR48dq
ヴァン「何だよ。全部終わったんじゃなかったのか?これ以上無職を働かせるな」
メイリン「月から何かが溢れ出てきます」
ジョシュア「これは流体?」
ルル「違います、これは!そんな!」
サコン「分析結果でました。これは”汁”です」
甲児・剣児・光司「なんだってー」
セレーネ「汁って、そんな彼女はあの時・・・」
メイリン「汁の中心に機影を確認。モニターに映します」
ミア「うそ・・・でしょ」
一騎「何であの機体があそこにあるんだ」
ダイヤ「生きてたのかよ、汁の姉ちゃん」
ゲイナー「再会を喜び合うって状況じゃあないですよね、これって」
杏奈「ウソだよね、こんなの?ゴオちん、ねえ、ウソだよね、ゴオちん!」
ゴオ「待ってる人がいるって言ったじゃねえか。だから、こんな戦争終わらせるんだってそう言ってたじゃねえか」
シン「何をやってるんだ。あんたはそこでー」
ルージ「何故なんですか?あなたも平和のために戦ってたんじゃなかったんですか?」
「創汁の芸術家」「ミスター汁ドー」「胸に虚無を抱く女」「汁かけ判事」「汁剣(バヨネット)」
            『クリハ・ミズハ!』
クリハ「私たちはすでに銃口と汁口を突きつけ合っている。言葉は無粋。そうじゃない、ラクス・クライン?」
ラクス「決めたのですね、あなたも自分の進む道を。分かたれてしまったのですね、私たちとあなたの進む道は。
 私たちは本来戦わなくてもよかった存在、それでも互いが相手の道を阻むなら、戦っても良いのです、私たちは」
カイジ「今のガールはさ、自分にOKって言える者の顔してる。あんな顔した奴にかける言葉なんてナッシング。
 トークするならガールの野望をブレイクしてから、OK?」
クリハ「来なさい、自らの未来を勝ち取るために」

クリハ「・・・と、これがスーパーロボット大戦Kを255ターン以内にクリアしたときに出現する隠しステージのインターミッションのさわりの部分よ」
レイナ「あんたはいきなり現れて何言ってんの」
クリハ「発売日の前後一ヶ月はネタばれ禁止じゃない。だから今のうちにしとこうと思って。
 あとガイキングのフェイスオープンは10回以上使うと、ガイキングが最終話使用不能になるから気をつけて」
レイナ「前ってなによ。そんな妄言はいいから説明しなさいよ。
 何でボロボロの汁虎王で墜落して来てんのよ?
 汁虎王についてるいろんな種類の刀傷や鯖折りされたみたいな傷や拳の跡のへこみや中から破裂させられたような跡は何なのよ!?」
クリハ「世界はまだ健康ブームの再来を許してはいない、それだけのことよ。
 じゃあ皆四月二日に会いましょう」
429それも名無しだ:2009/01/29(木) 02:03:52 ID:cJ5GCc7j
さ○子「…貧乳のラスボスって斬新だわっ!」

T田「そういう問題なのか…?」
430それも名無しだ:2009/01/29(木) 02:27:16 ID:PZ9/9yuj
ハザリア「実写版のキャスティングを考えてみよう」
マリ「なんだよ、実写版て」

ハザリア「まずはバランガめだな」
マリ「いざいわれてみると、難しいなあ」
ミナト「ほっぺでおっぱいなんだから、コンコンにやってもらえばいいじゃねえか」
ハザリア「そんな、いわれてもぱっと顔が出てこないメンバーを出されても困るわ」
マリ「イノウエマオとかかなあ」
ハザリア「フクダサキなどだろうか」
フィリオ「若いころのアマチマリとかでいいんじゃないのかな?」
マリ「いや、若いころっていわれても」
ハザリア「いくら昔は美人だったといわれても、ただの気のいいオバチャンのイメージしかない」

ハザリア「うん、貴様ら兄弟は、あれだ。
 テンシンの、エロ詩吟とオタク話芸」
トウキ「完全にミナトに合わせた配役じゃねえか!」
ミナト「そうだ! 兄貴にエロ詩吟なんて上等な芸はねえ!」
トウキ「もうちょっとほかに言いようあるだろう!」
ミナト「俺も、ムカイ兄さんほどのオタク話芸は無理だよ」
マリ「なに褒められたみたいな顔してるんだよ」
ミナト「俺、シャ乱Qのマコトさんとかでいいよ」
トウキ「お前はアイドルのイベント司会したいだけだろ!」
ハザリア「ではそちらは、あれだな。ベースの」
トウキ「捕まっちゃってるじゃねえかよ! 世間的に消えちゃってるじゃねえかよ!」

ハザリア「で、俺はオダギリジョーと」
トウキ「ずりぃっ!」
マリ「正確にいうと、オダギリジョーからオシャレ成分引っこ抜いたような感じだよ、お前は」
ハザリア「オダギリジョーからオシャレ成分引っこ抜いたら、ただの変人ではないか!」
マリ「つまりそういうことだよ!」
トウキ「監督作品は酷評の嵐だそうだな」
ハザリア「黙れ、黙れよ! 貴様なんぞ、適当にキタノキイでも当てはめられろ!」
ミナト「お前それ、罵ってんの?」
431それも名無しだ:2009/01/29(木) 02:28:42 ID:PZ9/9yuj
ハザリア「で、あれは、え〜と、あ、い、う、え〜」
マリ「なんだ?」
ハザリア「ぼんやり眼鏡かけているような」
マリ「お前、いまのは『あいうえお』から順番にリトゥの名前思い出そうとしてたんじゃないだろうな!」
トウキ「正解に辿り着くまでに相当かかるぞ!」
ミナト「しかも、かなりはっきり眼鏡かけてるよ!」
ハザリア「ラジニカーントだな」
マリ「なんでリトゥの名前がぱっと出てこないで、
 『ムトゥ踊るマハラジャ』が滑らかに出てくるんだよ!」
ハザリア「インドのキムタクだぞ!」
ミナト「だったら、『ナトゥ踊る!ニンジャ伝説』でもいいんじゃねえか!」
トウキ「なにをいってるんだ!」
ハザリア「トモエのほうのシノハラでどうだ!」
マリ「どうだっていわれても、無性に懐かしいだけだよ!」
ハザリア「男を見る目はなかったな、シノラー」
マリ「まったくだよ!」

ハザリア「ランディ1/2はヤマちゃんを連れてくればいいとして」
ランディ「ヤマちゃんが、そうほいほい呼べる人物だと思ったら大間違いだからな」
マーズ「おれは? おれは? やっぱマツヤマケンイチ?」
キャクトラ「マツケン枠はもう埋まっています!」
マーズ「えぇ〜? トツゼンものすげーケンマクで怒られた〜」
ハザリア「マツケンとは背丈がだいぶ違うだろう」
マーズ「銭ゲバなのにぃ〜」
ハザリア「マツケンはなんでもやってしまいそうだから禁止だ、禁止!」
トウキ「禁止って、なんだよこの、小学校の教室なんかで見られた光景」
マーズ「じゃーカミキリューノスケくんとかでいーよ」
マリ「カミキくんも、もうだいぶ育っちゃってるから」
ハザリア「数年後の、マエダマエダだな」
マーズ「なんで数年をケーカさせちゃったんだよー!
 コーカクリツでザンネンなことになってるじゃねーの!」
ハザリア「やかましい! 貴様なぞ、現在のリアルキッズだ!」
マーズ「ゲンザイシンコーケーでザンネンだーっ!」
432それも名無しだ:2009/01/29(木) 02:30:41 ID:PZ9/9yuj
ハザリア「グラマーインパクトは」
ユウカ「リアーナとか、ハル・ベリーとか?」
ハザリア「ヤングチャンピオンのグラビアだな」
ユウカ「なにそのアバウトなイメージ」
マリ「あぁ〜」
トウキ「いわれてみると、ヤングチャンピオンのグラビアっぽいな」
ミナト「ひところ、マエダアイとマエダアキがかわりばんこに表紙やってたよな」
ユウカ「なんか、口々に納得された」
ハザリア「少なくとも、ヤングマガジンのグラビアではあるまい」
ユウカ「たしかに、ビッグコミックスピリッツのグラビアはちょっと荷がヘビィよ」
マリ「グラビアである必要はないんですけれど」
マキネ「じゃああたしは週プレのグラビアでいいよ」
マリ「そんなイメージいっさいないんだけど」
マキネ「ヤマモトモナでいいよ」
マリ「マキネはヤマモトモナが好きなだけじゃないか!」
ミナト「ヤングサンデーのグラビアはさわやかだったよな」
ハザリア「どうにかならなかったのか、ヤングサンデー」
マリ「なんの話になってるんだよ!」

ハザリア「そして金髪ブタ野郎」
レタス「わたくしのなにを見てそんなことをいっているのでして?」
ハザリア「ヤスハが憑いてきたら困るから、サンドウィッチマンの方の金髪ブタ野郎で」
レタス「金髪しか見えていないのでしてね?」
スレイチェル「やむを得まい。ではスレイチェルはツバキアヤナで行こう」
ハザリア「黙れハルナアイ」
マリ「まず、大前提がズレて来てる!」

フィリオ「それで? 僕はなんだい?」
マリ「なんか参加してきた!」
ハザリア「なぜかいると思っておったら、参加したかったのか!」
トウキ「いい歳して、なんてワクワクした顔なんだ!」
ミナト「元猿岩石アリヨシにあだ名付けてもらいたがってる芸能人みたいな顔だ!」
フィリオ「モリシゲヒサヤさんには、負けられないかな」
マリ「もう安らかにさせてあげてください!」
433それも名無しだ:2009/01/29(木) 15:48:32 ID:w+fZxffe
いくらなんでもハルナアイはひどいwキャラ的にはまぁありなんだがw
434それも名無しだ:2009/01/30(金) 00:48:37 ID:owK+N4b4
アーク→山崎邦正
シュウヤ→湯浅弁護士
ゼフィア→ボビー・オロゴン
435それも名無しだ:2009/01/30(金) 03:28:21 ID:HMJIpMhr
咲美は?
436それも名無しだ:2009/01/30(金) 14:54:56 ID:9KZDUClS
咲美なら俺の隣で寝技かけてるよ
437それも名無しだ:2009/01/30(金) 16:24:25 ID:E6dsb2/Q
誰に?最近アークは無茶してないぞ?
438それも名無しだ:2009/01/30(金) 17:30:19 ID:ZHx5jV8V
>>437
ユーゼス「だが、それも私だ」
シュウ「グランゾンの力をもってすれば位相をずらして変装する事など造作もありません」

ゼラド「どうしたのお姉ちゃん」
ディストラ「ん〜なんか少し体がむずむずしたような気が…」
439それも名無しだ:2009/01/31(土) 02:11:44 ID:uLXCd3Qu
夜空の星が輝く影でジ・エーデルの笑いがこだまする・・・とでも?
なんの怪談だよ怖ぇよ
440それも名無しだ:2009/02/01(日) 17:07:55 ID:7V7Q+jUD
タイムダイバーゼラド!
カードを使って仲間たちの能力を手に入れるぞ!

 ◆ヴィレアムカード!
  前髪が長くなるぞ! べつにいぶし銀的要素はいっさいないぞ!

 ◆クリハカード!
  乳がなくなるぞ! べつに汁は作れないぞ!

 ◆ハザリアカード!
  馬鹿笑いがあげられるようになるぞ! べつに脚本が書けるとかそういうことはないぞ!

 ◆マリカード!
  駅弁に詳しくなっちゃうぞ! とくに演技ができるとかはないぞ!

 ◆リトゥカード!
  得になにも起こらないぞ! もちろん眼鏡もナシだ!

 ◆マーズカード!
  4本脚になるぞ! とくに商売が出来るようになるとかはないぞ!

 ◆タカヤカード!
  エプロンが似合うようになるぞ! ギャンブルができるとかはないぞ!

ゼラド「だいたいわかった! 取りあえず、タカヤくんカード!」
レイナ「エプロン似合ってどうするの!?」
441それも名無しだ:2009/02/01(日) 17:48:35 ID:XFn+JIul
あれだな

◆レイナカード
胸が大きくなるぞ!
ムチが使えるとかはないぞ!
◆ラーナカード
コンプレックスのかたまりになるぞ!
解体が出来るようにはならないぞ!
◆マキネカード
場を混乱させるぞ!
80年代に詳しくはならないぞ!
442それも名無しだ:2009/02/01(日) 17:54:22 ID:XFn+JIul
書き忘れたorz

そしてトウキとミナトは地獄兄弟として復活する!

ミナト「兄貴ぃ… ここにもいたぜ… タイムダイバーが」
トウキ「あぁ… いくぜ、ミナト」
443それも名無しだ:2009/02/01(日) 19:21:20 ID:+FgyTM10
タカヤカードでエプロンが似合うようになって、
マリカードで駅弁が上手くなる!
このコンボなら勝つる!!
444それも名無しだ:2009/02/01(日) 19:52:26 ID:pBDVrtmo
ゼラド「皮剥くよ!」

ヴィレアム「ひっ!」
ミナト「なにお前青ざめてんの?」
ヴィレアム「ムダにズルムケのお前にはわかんないよ!」
ミナト「ムダじゃねえよ、有意義だよ!」
445それも名無しだ:2009/02/01(日) 19:53:58 ID:5U2sufEQ
クリハ「『レイナカード』がでない!いったいどうなってるの!?」
446それも名無しだ:2009/02/01(日) 20:08:20 ID:gitF2V2T
ゼラド「なんでうまく写真が撮れないんだろう・・・世界が私に撮られたがってないみたい・・・」

ゼラド「私は戦い方を知っている・・・?」

ゼラド(ハザリアカード)「フハハハハ!!わたしをどうこうしようなど片腹痛いというのよ!凡俗ども!!」
ゼラド(ゼフィアカード)「もはや・・・問答は無用!!」
ゼラド(レラカード)「お腹・・・・っぱい・・・・」
ゼラド(ルルカード)「・・・うふふw壊れるまで、愛して差し上げますw」

ゼラド「いったい何がどうなってるの・・・?」
イングレッタ「じきにこの世界は終わる。それを止めるためには・・・ゼラド、あなたは9つの世界を旅しなければならない」


ルナ「私は・・・人のために闘ってなどいない」

ヴィレアム「ふざけてる場合じゃないだろゼラド!笑いのツボ!」(ドス)
ゼラド「あはははははは!!なにするのワカメ君!あははははは!」
ヴィレアム「夏ミカンよりひどいなそれ!?」


イングラム『すべてを破壊し、すべてをつなげろ!』
447それも名無しだ:2009/02/01(日) 20:21:02 ID:iz7wrAuV
配役が微妙に合ってるw
448それも名無しだ:2009/02/01(日) 21:03:04 ID:dHlQQPj5
クリハ「いま、わたしの汁が芳醇のときを迎えるわ!」

クリハ「食前汁はなにがいい?
 ローヤルゼリー? セイヨウサンザシ?」

クリハ「受け取ってもらうわ。汁と虚乳のマリアージュ!」

ゼラド「あ、あなたはいったい」
クリハ「スターター務めます」
ゼラド「戦ったりはしないの!?」
クリハ「警察沙汰になったとき大丈夫なように、メモ取るから」

 【坂】
レイナ「ハー、ハー、ハー、全力で坂走ってる場合じゃないわよ」
449それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:05:27 ID:J9hXaOTC
 ●
 作られてから半年足らずで、マーズは父親のもとを飛び出した。
 その後、インドのガンジス川流域に住んでいたシホミおばちゃんのところに転がり込んだ。
 宇宙で生まれ、宇宙で生きることを誇りとするトレイラーであるところのシホミおば
ちゃんが、どうして悠久の時を生きるインドに住む気になったのか、詳しいことは分か
らない。
「究極まで行けば、宇宙も地球も原子でできているのよ。
 どちらもおなじようなものでしょう」
 と、シホミおばちゃんはそういっていた。

 ◆
 悠久の時を生きるインドの朝は、なんというかスットロい。
 ドライヤーの熱風のような風を、ハエの波がかきわけて、オート三輪がトロトロと走
る横で、牛と野良犬とオッサンが野グソをしている。悠久の時を生きるインド人は、便
器のあるなしを大して気にしない。
「なんでだよぉーっ!」
 ぶっといモップの柄に突かれて、マーズはガラス扉から外に転がり出た。
 頭の上では、赤と黄色の看板が輝いている。
 アメリカ人が世界中にチェーン店を建てているファーストフード店だった。
「カネはあるってゆってんだろぉー!」
 実際、カネはあった。
 インドでは象がカネになる。象で町中を行進して、寄ってきた客にエサを売りつける。
売りつけたエサはその場で象の口に入る。自分のとこの家畜にエサを与えさせてカネを
取るというのもおかしな話だけれど、インドでは昔からある商売だ。
 インドでは象は神さまの遣いなので、いるだけでカネになる。
 たとえ、地方の象村で処分寸前だったのを引き取ってきた年寄り象でもだ。
「ハンバーガーをちょーだいっていってんだよぉーっ!」
 黒々としたヒゲを持つインド人は、返事もしないままマーズを突いたモップで床を磨いている。
「聞こえてんのか、聞こえてねーのか!」
 マーズは2本の腕と4本の脚をじたばたさせた。
「おめェのその脚はなんだ。おめェみてェのは、店に入れらんね」
 ガラス製のドア一枚隔てた向こうでは、スーツ姿のインド人たちがモーニングセットを
食べている。携帯電話を開いている者もいる。
 ふつう、インドの飲食店といえば羽虫がぶんぶん飛んでいて、皿の上には虫の1匹2匹
もモゾモゾしているものだ。
 薄っぺらな窓ガラス一枚隔てた向こうは、先進国のようだった。
450それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:07:17 ID:J9hXaOTC
 ●
 観光客も寄りつかない、荒れ果てた寺院に戻る。
「マーズちゃん、マーズちゃん」
 どこからともなく、シホミおばちゃんの穏やかな声が響いてくる。
「まだ1歳にもならないあなたが、なにをそう嘆いているの?」
「イミがわかんねーんだ。カネはあるのに、売らねーってゆーんだ」
「なにを買いに行ったの?」
「おれぁー味覚がねーし、そんなにハンバーガーが食いたかったわけじゃねーんだ。
 オマケのオモチャが欲しかっただけなんだよー」
 シホミおばちゃんがため息をついた。
「この国にはね、ファーストフードのお店にも入れないひとたちがいるのよ」
 カースト制度のことなら、マーズのデータベースにも入っていた。
 インドで根付いている身分制度だ。家柄だとか信仰だとかで決まっているらしい。
カーストは親から子に受け継がれ、下のカーストから上のカーストに移ることはまずない。
カーストごとに就ける職業就けない職業就かざるを得ない職業というものが決まっている。
結婚も同カースト内でしか行えない。
「でもカースト制度ってなぁー、1950年に憲法でキンシされてるはずじゃんよー」
「それがね、いまでも残っているのよ」
 だんだん、マーズにも事情が飲み込めてきた。
「おばちゃんおばちゃん、町を歩いてっと、腕のない子や脚のない子が落っこちてるよね」
「あれは落ちてるんじゃないのよ」
「ありゃー、センソーでなくしたわけじゃーねーんだよね」
「そうね」
 カーストにも組み込まれない人間というものがいる。そういう人間は人間扱いされない
ので、人間に雇ってはもらえない。たぶん、先進国のテレビに出ているペットタレントの
ほうがまだ上等な扱いを受けているだろう。
 仕事に就けない人間が食べていくには、お恵みをもらうしかない。可愛そうな見た目
のほうがお恵みをもらえる確率が高い。だから、彼らは子供が生まれるとすぐに腕や脚
を切り落としてしまう。
 マーズには脚が四本ある。頭部が重い上に身長が低いため、2本の脚では支えきれないのだ。
 手足が足りないのも多すぎるのも、似たようなものだ。
 マーズは、カースト外の子供だと思われたに違いない。
「おれぁーずっとフシギだったんだ。
 どーしてあのコたちのオヤは、コドモの手足ちょん切る前に、
 こんな国から出ていかねーの」
「彼らはヒンドゥー教のシステムの中で、かろうじて生きていけるからよ。
 よその国に行っても、生きていける保証はないわ」
「ギャー! ギャー! ギャー!」
 マーズは奇声を上げながら石床の上を転がりまわった。
「ダメじゃん! ダメじゃんダメじゃん!
 そんなルールがあっちゃーダメじゃん!
 おれぁーどーせこのとーりのスガタカタチさ。
 ハナからまっとーに扱ってもらおーなんざー思っちゃいねー!
 でもよ、カネはちげー!
 カネはビョードーだ、カネは差別をしねー!
 カネがありゃー、でっけー象さんだって買えるんだ!
 象さんが買えるのに、ハンバーガーが買えねーなんて、そんなことはあっちゃなんねー!」
451それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:09:08 ID:J9hXaOTC
「マーズちゃん、マーズちゃん」
 シホミおばちゃんの声は、なんだか悲しそうだった。
「おカネもまた、たくさんあるルールのひとつに過ぎないのよ」
「でも、イチバンぶっといルールでしょーが!
 資本主義っちゅーくれーなんだから!」
「あなたのお祖父さんは、タカの目と呼ばれるとても誇り高い男性だったわ。
 その誇りを悟るとき、あなたは機械として生まれながら、
 もっともとタカの目に近い少年になれるのよ」
「泣き寝入りすることがホコリだってーなら、おれぁーそんなモンはいらねーや!」
 マーズは両手でもって石床を叩いた。
「銭ズラ!
 銭がありゃー、こんな国はオン出て、外国でいくらでもオモシロおかしく過ごせるじゃねーの!
 コドモの手足ちょん切ってんじゃねーよ!
 銭ズラ! なにをしてでも、銭を作るべきなんだ!
 負けだ! マケイヌだ!
 レンチューは銭に負けたんだ!
 おれぁーイヤだ! 負けんなぁーヤだ!
 戦う! 戦って、勝ってやらぁー!」
 マーズは4本の脚で立ち上がった。
「銭のためなら、なんでもするズラ」
 その日を限りに、マーズはインドから出た。

 ●
 年月が流れた。
 マーズは、そろそろ3歳になる。
 インドの首都、ニューデリーに建っている高層ホテルの一室だった。
 ニューヨークやトーキョーとは比べものにならないけれど、ニューデリーにもそれなり
の摩天楼がある。
 キラキラと瞬く輝きを眺めて、マーズはにぃと微笑んだ。
「おれぁーこのとーり醜ぃーからよ。
 キラキラしたモンがスキなんだ。
 だから、この国はキライだよ。
 いつだって、ハエとバフンとションベンと牛と野良犬とオッサンとオカマとオシロイ
とカレーの匂いばっかしだ。
 見るのもイヤだ。寒気がする。
 でもよ、だからテーキテキに帰ってくるんだ。
 この国に受けた仕打ち、この国で受けたクツジョク、そーゆーもんを忘れねーためによ」
 ふかふかのカーペットを四本の脚で踏みしめて振り返る。
 ひとりがけのソファの上に、ネクタイを締めたインド人が座っていた。緊張しているの
か、浅黒い肌は汗でてらてらと光っている。
452それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:11:20 ID:J9hXaOTC
 インド人が座っているテーブルの上には、キラキラと光るオモチャがずらりと並んでいた。
マーズ自慢の、聖闘士聖衣大系シリーズだ。造形が優れている聖闘士聖衣神話シリーズより、
ずっしりと重みのある聖闘士大系シリーズのほうが、マーズの好みだった。

「青銅製闘士、白銀聖闘士、黄金聖闘士。
 最底辺の青銅にもなれねー暗黒聖闘士。
 でもよ、このヒエラルキーはゼッタイじゃねーんだ。
 星矢はさ、ぜってーあきらめねーんだ、くじけねーんだ。
 どんなにおっかねー相手でも、何度でも立ち上がってキセキを起こすんだ。
 だから、スーパーヒーローなんだよ。
 牡羊座アリエスのシオンさんと天秤座ライブラの童虎サンも青銅から黄金にショーカクしたんだしさ。
 神話の時代から守護星座が決まってるっちゅーのにショーカクなんざーあっていーのかとも思うけど、
 クルマダ御大ミズカらがゆってんだからしょーがねーよ。
 なんにでもレーガイはあるモンさ。
 風魔の小次郎だって、アキラめずにがんばったから、仮面ライダークウガになれたろ?
 世の中、そーじゃねーといけねーよ。
 がんばる前に踏み潰すよーなシャカイはあっちゃいけねーよ」
 マーズの話を聞いているのかいないのか、インド人はハンカチでしきりに額の汗を拭う。
「なーに、ビビるこたぁーなんもねーさ。
 グローバル的に見ても、あんたのやるこたぁー人道的なんだ。
 なに恥じるこたぁーねー、胸張って行こーや」
 浅く、おずおずとインド人が頷いた。
「ひひひひひひ!」
「では、こちらにサインを」
 柔らかそうな金色の巻き毛を持つ青年が静かに歩いてきて、インド人の前に書類を置いた。
 インド人は震える手でサインをすると、逃げるように部屋から出て行った。

 ●
 金髪に緑がかった瞳、白い肌と、きれいな顔をしているくせに、青年の食べ方はやた
らに汚らしかった。
 カレー色のなにかをわしづかみにして、グチャグチャと音を立てて噛む。マンゴージ
ュースをひっつかんで一気にあおる。桜色をした唇の端からジュースがダラダラとこぼれていた。
「そりゃまー、晩餐会に出すわけじゃねーけどさ」
 無理もない。仕立てのいいスーツを着ていかにもビジネスマン然とさせているけれど、
もともとは街をウロウロしていただけの若者だ。
「あんた見た目はキレーなんだからさ、インタビューのときゃー気を付けてよね。
 既得利権の上にアグラかいてるオイボレどもをチェンジするとかブレイクスルーするとか、
 先進国のお茶の間にいるオクさんがたに気に入られるよーなのを頼むよ。
 おれぁーコドモで、このとーりの見た目だからね。
 外に出てくわけにゃーいかねーんだ」
 青年は盛大なゲップをしながらコップを置くと、ネクタイを締めながら顔を引き締めた。
「僕の母親は、昔大災害に巻き込まれてこの国に流れ着いた。
 悪いことに、僕の母親は同性愛者だった」
「ふーん、レズだったの」
「ホモだ」
 インドでは、法律で同性愛が禁止されている。
 しかしインドにも同性愛者はいる。しかも大量にいる。彼らヒジュラと呼ばれ、カー
ストから除外される。
 ヒジュラは本来半陰陽でなければならないはずだけれど、単に去勢しただけだったり、
去勢もしていなかったり、女装すらしていなかったり、神さまのお遣いであったり、病気
をまき散らす畏怖の対象であったり、要約するとカレー臭いオカマだ。
453それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:12:45 ID:J9hXaOTC
「おかーさんがヒジュラだったってんなら、キミはどっから生まれて来たの」
「さあ」
 たぶん、拾われてきたのだろう。
 現在のテクノロジーなら、同性同士のカップルでも子供を作ることはできる。マーズが
普段根城にしている町にも、たしかいた。しかし、それなりの料金を支払うよりもそのへ
んの道に落ちているストリートチルドレンを拾ってきた方がはるかに手っ取り早い。イン
ドのストリートチルドレン問題は深刻だ。
「おれぁー、あっちこっちの国とかコロニーに行ってきたよ。
 華僑はユダンならねー、ナニワのアキンドはタチがわりー。
 ユダヤ人にゃーぜってーケンカを売っちゃなんねー。
 でもよ、イチバン信用なんねーなぁーインド商人だよ。
 あいつら、納期が遅れよーが発注数間違えよーが、
 前世から決まってただの神さまの思し召しだのわけのわかんねーこといーやがって。
 話しゃわかっけど、インド人てメチャクチャ頭いーのよ?
 頭いーのに、そのザマだよ?
 カーストに守られて悠久の時を生き続けた結果がこのアリサマだよ」
「母は、この国で正統な扱いを受けられなかった。
 僕はこの国に怒っている」
 青年の涼しげな目元が、わずかに吊り上がる。
「おれぁーべつに、セカイジンルイがビョードーでなくっちゃいけねーたぁー考えてねーよ。
 格差はいつだってあらぁー、なかったことなんかねーよ。
 勝ったニンゲンは笑やぁーいー。
 負けたニンゲンは踏みにじられりゃーいー。
 でもよ、土俵にも上がれねーなぁーダメだ。
 そんなのぁー自由競争のゲンソクから外れてる。
 あっちゃいけねー、許しちゃいけねー」
 東の空が、うっすらと明るくなり始めていた。
「食べるかい?」
 金髪の青年がカレー色のなにかを差し出してくる。
「うんにゃ。
 今日は味覚をくっつけてるけど、まだ使うときじゃねー。
 出来たてのよ、ふかふかのハンバーガーを食うんだよー」

 さっきサインをさせたインド人は、大手ファーストフードチェーンのインド子会社の社
長だった。もっとも、あと少しで社長ではなくなる。
 あのときに追い出されたファーストフード店の株を、マーズは買い集めていた。
 いまは深夜だ。証券取引所はまだ開いていない。しかし、時間外取引というものがある。
「敵対的TOBっていやぁーイメージ悪ぃーけど、ルールにゃー外れちゃいねーよ。
 ダレにもモンクはゆわせねー」
 人間の作ったルールには必ず抜け道がある。ルールを作る側がいつでも有利にことを
運べるようにするためだ。とかく、人間の社会はカネを持っている側に都合がよくでき
ている。
 目覚まし時計が鳴り響く。
 証券取引所が開いた。
 とたんに、株価ボードに表示されている数字が異常な数値で上がり始めた。
「さー、買収タイムだ!」
 マーズはオーディオのスイッチを入れた。
 スピーカーから大音響の『ペガサス幻想』が流れ出す。
「株価が上がり始めたもんだから、そこらの木っ端投資家が売りにまわってんだ。
 ひと株も漏らさねー、ゼンブ買い占めたらぁー!
 市場を燃やせ! キセキを起こせ!
 そーさ夢だきゃー、ダレも奪えねーココロのツバサなんだ!」
454それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:14:21 ID:J9hXaOTC
 オンラインの向こう側で、相手の経営陣が慌てふためている姿が見える。
 必死で浮動株の回収にまわっているようだけれど、遅い。マーズの情報処理能力は
人間を凌駕している。
「リフジンだろー?
 でも、このリフジンさがニンゲンシャカイってもんさ。
 おもしれーだろぉー、ジユーってなぁーっ!」
 株価はかつてないスピードで上がり続けている。ストップ高になるのも時間の問題だろう。
「銭の塊ズラ!」
 現在の資産なら、マーズはいくらでも高級なボディを買うことができる。でも、どん
なに完璧なボディを手に入れても、生きるべき社会が半端では意味がない。資本主義の
原則が通じる社会でなければ、マーズはどんな外見をしていても潰される。
「いくらトップがアメリカ人でも、従業員がインド人だからカーストから逃れらんねーんだ。
 悠久の時を生き過ぎてる従業員は、ゼンイン追い出しちゃる!
 銭ズラ!
 銭がありゃー、いー。
 ウマレが卑しかろーが、腕がなかろーが脚が多かろーが、
 銭さえ出しゃーハンバーガーが買えるよーにしちゃる!
 カースト制度はカネで潰せるってことを、悠久の時を生きるインド人に教えちゃる!
 コドモの手足ちょん切る前に、銭を作るべきだってことを!」
 売りに出された株を、片っ端から買い占める。
 マーズの持株は、すでに全体の3分の2を突破していた。株式会社とは株主の持ち物だ。
 今この瞬間、あのファーストフード店はマーズの持ち物となった。
「傷付いたままじゃいねーって、ハルカな銀河に誓ったんだよぉーっ!」
 象のオモチャがオマケに付いてくるバリューセットでも売らせようかと考える。もちろ
んタダでくばるような真似はしない。相手が何者であろうと平等にカネを取る。それがマ
ーズの考える平等だった。
「ふふふ」
 金髪の青年が涼しげな微笑みを漏らした。
「笑うなぁーまだ早ぇーよ。手を動かしな!」
「お前は、落ちろぉぉぉーっ!」
 青年が突如豹変した。真っ白な歯を剥き出しにした、獰猛な表情になっている。
 突然、株の値動きが止まった。ストップ高か。違う。少しずつ、下がっている。
「なにをしやーがった!」
 株が、新規に発行されている。母数が変わってしまった。もう、マーズの持株は3分の2
ではない。
「ポイズンビルだ!」
 敵対的買収者が一定の株式を取得した場合、新株を毒薬として発行する策だ。敵対的
TOBの予防策としては一般的なものだ。もちろんマーズも予測した上で買収を仕掛け
ている。新株が発行されるのなら、全部買ってしまえばいい。もともとポイズンビルとは、
買収にかかる労力を突然増やすことによって買収者のテンションを下げさせるという、
非常に精神的なものだ。あきらめさえしなければ、決して怖い毒ではない。
 今回は異常だ。新株が発行された途端に買い付けられてしまった。奇襲を受けて即座に
できるようなことではない。
「バカがっ!」
 下腹を蹴られて、マーズはソファから転がり落ちた。転がり落ちたところに、胴体を
踏みつけられる。
「のぼせあがってんじゃねえよ」
 金髪の青年が擦過音混じりの発音で笑う。
「てめー、裏切ったのかっ!」
「誰がおめぇみてえなキモい4本脚のガキのいいなりになるかよ」
455それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:16:10 ID:J9hXaOTC
「おかーさんの無念を晴らすんじゃなかったのかよぉーっ!」
「お母さんだって?」
 青年は憎々しげに舌打ちをした。
「ああ、息子よ!
 君はなんて利発なんだ! 彼にも劣らない!
 そうだ、君は彼になるんだ!」
 ドアから長髪の男が飛び込んできて、わけのわからないことを喚いた。
「あんなだぞ? 恥だとは思っても親だなんて思ったことはねえ」
「ああ、息子よ! 君はなんて素直じゃないんだ! さあお母さんの胸に飛び込んでおいで!」
「うるせえ、ホモ親父」
 背中にひたとくっついてくる父親を、金髪の青年は邪魔そうに突き飛ばした。
「そのヘンなホモが、あんたの後ろにいたのかよ」
「は? インドで育ったってのは嘘だけど、
 このホモのオッサンが災害に巻き込まれた流れ者なのは本当だ。
 会社買えるようなカネを持ってるわけねえだろ」
「じゃー、誰が」
「僕だよ」
 ひょろりと背の高い男が部屋に入ってくる。
 アルマーニに対する冒涜のような趣味の悪い緑色のスーツを着ている。黒々とした髪
をのっぺりとオールバックに撫で付けて、額の真ん中には縦長のホクロがあった。
 ミツハル・イスルギ。利益のためなら異星人とでも取り引きをするイスルギ重工の御
曹司だった。
「いつだったか、君にポイズンビルを仕掛けられたことがあったね。
 今回は逆ってわけだ。
 ま、君のあきらめの悪さは知ってるからね。
 ほかにも手を打っておいたよ。
 メインの事業部は、もうほかの子会社に移してある。
 君が大得意で買い占めてたのは、単なる資料倉庫管理会社の株だったってわけだ」
「スコーチド・アースなんざーやってねーで、おとなしくギャルゲーやってろよ、あんたは!」
「君こそ、大人しく『聖闘士星矢』読んでりゃあよかったのに」
 ミツハルはどっかりとソファに座ると、マーズを見下した。
「なにかイタズラしてると思ったら、とんでもないことをしてくれるじゃないか。
 君は国を滅ぼすつもりかい?」
「滅ぼすんじゃねー。カースト制度をぶっ潰してーだけだ」
「カースト制度なら、とっくの昔に滅んでるじゃないか。
 西暦の1950年に憲法で禁止されてるの、知らないのかい?
 憲法だよ、憲法!
 平和憲法のある国が、戦争したことがあるかい?」
「法律で禁止されてたって、あるモンはあるんだからしょーがねーじゃねーか!」
「ないよ。文書として存在していないんなら、そんなものはないんだ。
 仮にあるとしたら、インド人のほうが勝手に思い込んでるだけさ。
 なんのことはない。
 負けるべき人間が負けてるだけだ。まったく普通なことじゃないか」
「ふざけたこといってんじゃねーぞ!」
「それはこちらの台詞だよ」
 ミツハル・イスルギは、ゲームショップをぶらついているときには決して見せない顔になった。
「現地の従業員を追い出すとか口走ってたね。
 君は、どれだけの失業者を出すつもりなんだい」
456それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:19:01 ID:J9hXaOTC
「失業したんなら、また再就職すりゃーいーだけのハナシじゃねーの。
 メンバーのピンチにキックしねーし絶叫マシンにも乗らねー、でも女性警官はぶっ飛ばす
 イナガキメンバーだって仮面ライダーになれるんだ!
 就職ぐれー、できねーはずがねーだろーがよ!」
「誰もが君のように身軽な身分じゃないんだよ。
 子供が産まれたばっかりの従業員もいれば、年老いた親御さんのいる従業員もいるんだ。
 そして、経営者には従業員を守る義務がある」
「ミツハルさんにゃーカンケーねーだろーがよ!」
「どこの軍事施設にだって、ファーストフード店はあるだろう?
 僕と関係ないなんて、なんで考えられるのさ」
「ジャマをするんじゃねー!
 いつだって、銭だきゃービョードーでなくっちゃいけねー!
 この世に公正なモンがあるとしたら、そいつぁ銭でなくっちゃなんねー!
 銭と戦わなくちゃーならねーんだ!
 銭に勝たねーといけねーんだ!」
「ヤキがまわったんじゃないのかい?」
 ミツハルは失望したような顔をしていた。
「君は、そんな理念を振りまわすような子供じゃなかったはずだ」
 おい君、とミツハルは金髪の青年に声をかける。
「どうして僕の側についたのか、聞かせてやりたまえ」
「そっちの方が、たくさんカネをもらえるからだ」
「というわけだ」
 ミツハルはのそりと椅子から起き上がると、マーズの顔を覗き込んだ。
「足りないんだよ。
 社会にケンカを売るのに、君のカネは少なすぎた。
 いっぱしのことを吠えたいんなら、
 もっとカネを増やして出直してきたまえ」
 反論の余地がない。
 反論をすれば、マーズは自分の哲学を否定することになる。
「あー」
 全身から急激に力が抜けていく。
「おれぁー、おれのルールん中で負けたんだ。
 そんなら、なんもゆーこたーねーや」
「素直で結構」
 ドアが開いて、黒服の男たちがぞろぞろと入ってくる。全員、おそろしく体格がいい。
「でも、ケジメはつけてもらうよ」
「ひひひひ。
 そーやっておれをまっとーに扱ってくれるから、ミツハルさんのことスキだよ」
「情けはかけないよ。僕たちの哲学に反しているからね」
 マーズは左右から腕をつかまれた。
457それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:20:38 ID:J9hXaOTC
 ●
 マーズは海水から顔を上げて、コンクリートの壁にしがみついた。
 壁をよじ登って、地上に出る。
 マーズの胴体はヘソから下がなくなっていた。下半身は、6時間かけて千切られた。
 アスファルトの上にごろりと転がる。
 空になった左の眼下から海水がどぼどぼとこぼれ落ちた。
「ムチャクチャしやがる」
 痛覚は最初から切ってある。ただ動きにくいだけだ。
 右腕がマーズの意志を離れてじたばたと暴れ始めた。油で揚げられたときに神経系統
がいかれてしまったのだろう。ここまで保っただけで十分だ。右腕をパージして、海の
中に蹴りこんだ。生体部品は高いけれど、役にも立たないものをぶら下げていても仕方
がない。魚のエサにでもなったほうが有意義だ。
「ミツハルさんも案外あめーな。
 おれをヘコませてーなら、まずこの舌を引っこ抜かねーと」

 マーズは左腕一本でアスファルトの上を這い始めた。
 潮に乗って、なんとかこの国まで帰り着くことができた。あとは事務所にさえ行けば
スペアのパーツがある。
 上空から水滴が落ちてくる。雨だ。冷たい水滴が、容赦なくマーズの体力を奪ってい
く。傷口から剥き出しになったコード類がバチバチと火花を上げた。
「あー」
 左腕が動かない。
 面倒くさくなって、マーズは寝返りを打った。
 星ひとつ無い、真っ暗な空が広がっている。
 地球の空は、どうしてあんなに広いんだろう。そんなことを考える。
「生まれてこねーほーが、よかったのかもね」
 ミツハル・イスルギに対する恨みはない。
 マーズはカネで勝負をしようとした。そしてミツハルはカネで対抗した。以前にも似た
ようなことでやりあった。そのときはマーズが勝って、今度はミツハルが勝ったというだけだ。
「ほんとにヤキがまわったのかもね。
 おれ、けっこーマンゾクしてらぁー」
 21世紀初頭のニホンにも、既得利権にケンカを売ろうとした男がいた。
 彼は、結局ケンカを売りすぎて潰された。
 マーズも、似たような扱いを受けるだろう。
 拝金主義者のバカな子供がバカなことをした。新聞はそう書くだろう。
 しかし、インドには10億人もの人間がいるのだ。
 記事を読んだ中に、体制にケンカを売れることを理解できる子供が何人かは出るかも
しれない。そのうち何人かは実際にケンカを売るかもしれない。半分以上は負けるだろう。
でも半分以下は勝つかもしれない。
「そーだ、そーでなくちゃーいけねーよ。
 勝つんだ。戦って勝たにゃーなんねーんだ。
 いつか、きっと勝てるから」
 視界がぐらぐらと揺れる。もう、頭が動かない。
 そろそろか。マーズは片方だけになった瞼を閉じた。
「マーズくん!」
 悲鳴に似た声が飛んだ。
 誰だろう。もう目が見えない。ふわふわと温かいなにかがマーズを持ち上げた。
 そんなことはしなくていい。放っておいてくれ。
 そうは思うけれど、口を動かす体力もない。
 人間はズルいな。どうしてこんなに柔らかくて温かいんだろう。そう考えられるだけだ。
458それも名無しだ:2009/02/02(月) 03:21:50 ID:J9hXaOTC
 ●
 目が覚めると、ぷくぷくしたほっぺを持つ顔がマーズを覗き込んでいた。
「ゼラドちゃん」
「よかったぁ、目が覚めて」
 ゼラド・バランガは大げさにため息をついた。
「いったい、どうしたの? メチャクチャじゃない」
「メチャクチャじゃねーよ。
 ものすげーシンプルな勝負をして、負けただけ」
 蛍光灯が黄色い明かりを放っている。
 マーズは、畳に敷かれたタオルケットの上に寝かされていた。
 身体が重い。容積はだいぶ減ったのに、重いというのもおかしなものだ。
 畳に指を引っかけて、タオルケットから這いずり出す。
 ゼラド・バランガは日系人でもないのに、どうして畳部屋のある家に住んでいるんだろう。
「マーズくん、まだ動いちゃダメだよ!」
「あー、タタミが傷んじゃったんなら、あとで新しいの入れっから」
「そういうこといってるんじゃないよ!」
「おれぁー、そーゆーことゆってるんだよ」
「あ、そうだ! ハンバーガー、ハンバーガー食べない!?」
 マーズはのたりと振り返った。
「マーズくん、寝言でハンバーガーがどうこうっていってたから、食べたいのかなって思って。
 お兄ちゃんが手作りしてくれたんだよ?」
「いらねー」
 マーズはまた匍匐前進に戻った。
「美味しいんだよ!」
「そーだね、美味しーんだろーね。
 でもね、違うんだよ。
 おれが食いてーなぁーそーゆー、カネで買えねーハンバーガーじゃねー。
 カネで買えなきゃダメなんだよ、カネで買えねーと」
 ミツハルに負けたことで、マーズの資産額はだいぶ目減りしていた。
 また、明日から稼がないといけない。
 今度はもっとたくさんの軍資金を持って、またケンカを仕掛けよう。
 次は負けない。負けられない。
 一文の得にもならないかもしれない。それでもケンカをやめるわけにはいかない。
 シホミおばちゃんは、誇り高くなればタカの目に近くなれるといっていた。
 マーズには、まだ誇りというものの意味がまだよくわかっていない。
 ただ、次は負けるもんかと思うだけだ。
 
459それも名無しだ:2009/02/02(月) 12:36:17 ID:772uNASE
本当にここの書き手さん達の書く話達は面白い
こういう話達が読めるスレにいる俺は、スゲー幸せだ
460それも名無しだ:2009/02/02(月) 14:54:28 ID:Z3kFxKTm
レーベンジュニアはお父上にそっくりですね
461それも名無しだ:2009/02/03(火) 02:05:40 ID:6F6x5wVl
 【教室】
ルアフ「さぁ男子諸君、燕尾服は着たかい?」
ヴィレアム「はーい」
ルアフ「じゃあ、執事実習、はっじめっるよぉー!」

タカヤ「待ってください先生!」
ルアフ「なんだいタカヤくん」
タカヤ「昨今の少子高齢化を考えて、
 執事実習なんかより介護実習をするべきだと思います!」
ミナト「タカヤ空気読め」
ヴィレアム「お前のいうことはもの凄く立派だけど生命体として間違ってる」
ルアフ「いいかいタカヤくん。こう考えるんだ。
 執事なんて、ほとんど老人介護みたいなものじゃないか!」
タカヤ「そうか、たしかに!」
ヴィレアム「タカヤお前最近のほんのり執事ブーム的に間違ってる」
ルアフ「ロココ時代のお嬢様なんて、脚の筋肉が退化して自力で歩けなかったからね!」
タカヤ「やっぱり、人間甘やかしちゃいけないんですね!」
ヴィレアム「じゃあ姉ちゃん甘やかすのやめろよ!」

 【実習開始】
ルナ「なんだこれは」
ハザリア「尿瓶だ」
ルナ「お茶の準備をしようというときに、尿瓶とはどういう了見だ」
ハザリア「いいから思う存分放尿するがいいわ、この頻尿姫が」
ルナ「じわじわとわたしに頻尿イメージをなすりつけようとするのをよせ!」
ハザリア「貧乳がいるなら頻尿がいてもいいだろう!」
ルナ「わたしに押し付けるでない!」

カル「はい、ゼラドさん。
 大豆を粉にして豆乳、ごまペーストで作った精進アイスですよ」
ゼラド「わあ、美味しそう!」
カル「カロリー控えめですから、ダイエット中の女性の方でも安心ですよ」
ゼラド「ええ〜、わたし、すぐお腹空いちゃうからカロリーこってりでいいんだけど」

レイナ「いつかバチがあたるんだから」
スレイチェル「ミト産の高級豆を天然水で茹でた後きっかり24時間発酵させ、
 優雅に、あくまでも涼やかにかきまわす。
 さあお嬢様、口のまわりネバネバにしながら納豆を食してくださいませ」
レイナ「わざわざ男性verになってなにやってるんですか」
スレイチェル「放課後まで納豆臭い口臭をまき散らしくださいませお嬢様」
レイナ「なんなのよ、この組み合わせ!」

ルアフ「あみだくじで組み合わせ決めたからね。
 これを機に異性と親しくなろうと目論んでたよい子の諸君、おあいにく様〜」
レイナ「どうしてそういうことをするのよ!」
ルアフ「日系人として節分は大事にしなくちゃね!」
レイナ「じゃあなんて執事なのよ!」
462それも名無しだ:2009/02/03(火) 02:08:24 ID:6F6x5wVl
ミナト「だってさ、残念だったな」
アイミ「えっ、えと、わたしは、べつにっ」
ミナト「ほれ、大豆入りはんぺん」
アイミ「美味し・・・・・・、美味しいよ・・・・・・」

ランディ「いっさいココロときめかねえんだけど」
マキネ「あたしだって、たまにゃあイケメンと絡みたいよ」

キャクトラ「どうぞ。ユウカ殿は紅茶がお嫌いだそうですから、お飲み物はコーヒーを」
ユウカ「プーアル茶がいい」

トウキ「給仕のバイトだったら散々したからな。
 ほら、あじと大豆の香草焼!」
リトゥ「うん、立派だね」

ゼフィア「・・・・・・・・・・・・」
マリ「なにか喋ってください」
ゼフィア「むむむ」
マリ「なにがむむむですか」

ヴィレアム「ああ・・・・・・、あみだくじはどうして俺を見捨てたんだ」
咲美「なんていうか、ゴメン」
ヴィレアム「ええと、大豆でパーフェクトジオング作ればいいのか?」
咲美「謝るから、ヘンな落ち込み方しないで!」

タカヤ「全弾持ってけ!」
 ざらざらざらざらっ!
タカヤ「さ、レタスさん、固い炒り豆もちゃんとよく噛んで食べないとダメだよ」
レタス「お母さんですの? あなたはお母さんなんですの?」
タカヤ「いつまでもそんな、触ったら割れそうに繊細なアゴじゃダメだよ!」
レタス「あなたは、いつかこっぴどい目に遭うに違いなくってよ!」

レイナ「ねえ、節分よねえ? 鬼太郎に豆ぶつけてもいいわよねえ!」
ルアフ「間違っているよレイナ。
 お父さんのためを思うなら、ノザワさんに豆をぶつけるんだ!」
レイナ「この、やたらよく粘る納豆を食らいなさい!」

ラミア「静かに。全員、注目せよ」パンパン
ゼラド「なんですか?」
ラミア「アクア先生がこれから歳の数だけ豆を食べるので、全員心してガン見すること」
アクア「ああ、なんとなく予想はしていたけれど!」
ルアフ「ああ、また今年もこの季節かあ。
 何百粒も豆食べるの、いい加減キツいんだよ」ザラザラザラ
アクア「律儀に食べなくてもいいんですよ?」
フィリオ「来年にはもう、僕は節分の豆を食べられないかもしれない」モシャモシャ
アクア「何年食べ続けるつもりなんですか!」
463それも名無しだ:2009/02/04(水) 00:34:06 ID:9nueuTvF
>>462
やめて、ルアフ先生ッ! いくら先生でもその数はッ!!
464それも名無しだ:2009/02/04(水) 02:33:42 ID:+iyQQPp8
ヴィレアム「スレイチェル先輩ってさぁ」
レイナ「なによ」
ヴィレアム「レイナのこと、好きなんじゃないのか?」
レイナ「はぁ〜!?」
ゼラド「うん、けっこう好きだと思うよ?」
レイナ「やめてよ! あんな、性別もよくわかんないひとが!」
ヴィレアム「でも男性だとしたら、スレイチェル先輩はかなりカッコいいぞ?」
ゼラド「背ぇ高いし美味しいもの作ってくれるし、
 顔キレイだし辛いものも作ってくれるし、
 いい匂いするし甘いものも得意だし」
レイナ「じゃああんたが付き合いなさいよ!」
ゼラド「あ、そっか」
レイナ「『ありかも』みたいな顔をしないの!」

スレイチェル「フフフ、とうとうバレてしまったようだなレイナ」
レイナ「なにもバレてません。
 わざわざ男性verになってなにかあったみたいなこというのやめてください」
スレイチェル「心配せずとも、レイナが年老いてどうしようもない感じになったら、
 スレイチェルがお嫁さんにしてやろう。
 そして満場の拍手の中、『新郎の方が美人ね』と祝福されてみせる!」
レイナ「人生をかけてあたしをからかおうとするのやめてください!
 あたしが年老いてるんなら、先輩だって老いぼれてるじゃないですかっ!」
スレイチェル「スレイチェルはいつまでも若く美しいままである!」
レイナ「そんなわけありますかっ!」

ゼラド「やっぱけっこう好きなんだと思うんだよね」
ヴィレアム「『ありかも』なのか? どのくらい『ありかも』なんだ?」
465それも名無しだ:2009/02/04(水) 02:54:14 ID:JSuzRJtX
ランディ「だから、お前早くカレシ作れって」
マキネ「うっさいなあ、弟かもしんないくせに兄ちゃんぶんないでよ」
ミズル「大丈夫! マキネさんが嫁き遅れてどうしょうもない感じだったら、
 おれがお嫁さんにもらってあげるよ!」
マキネ「はいはい、ありがと。マキネさん、嫁き遅れないように一生懸命がんばるから」
ミズル「そしたらさ、嫁入り道具にPちゃんちょうだいね!」
マキネ「べつにあたしが嫁に来ないでも、ランディ1/2はずっとあんたの家にいるから」
ミズル「うん、そうだよねっ!」
ランディ「そうであってたまるか!」
466それも名無しだ:2009/02/04(水) 03:19:23 ID:rc++7nYC
ぱんつが散乱している
467それも名無しだ:2009/02/04(水) 17:44:01 ID:W6+0a1ys
ヴィレアム「あ〜イチャつきてぇ!!」
468それも名無しだ:2009/02/04(水) 18:59:47 ID:uyeHaSm7
お前ヴィレアムじゃないな
最近咲美のほうが出番多いアイツだな
469それも名無しだ:2009/02/04(水) 22:33:03 ID:zPxM9+te
>>468
.奴なら今「片手で何回レラ・ブルーを頭の上まで持ち上げられるか」にチャレンジしてるよ
470それも名無しだ:2009/02/05(木) 00:03:09 ID:hZNZuas5
>>461-462
タカヤって、真面目でそれなりに優秀で、かなりの優良物件だよなあw
空気が全く読めてないがwww

……あと、非常に厄介な小姑が二人もいるな。
471それも名無しだ:2009/02/05(木) 01:59:09 ID:unTUL8JF
第2世代三国志
 【劉備】
 漢王朝の血を引く元草鞋売り。40過ぎまでフラフラしつつも蜀を建国する。
 人徳が非常に優れていたとも、実際には傲慢な人物だったともいわれている。
 風にたなびくほど長い耳を持っていたことは世に知られるところ。
 AS ゼラド
 ブーステッドチルドレンの血を引くほっぺ。
 突然三国志的な世界に来てしまったものの、みんなの笑顔を守るために奮闘するいい子。
 風に吹かれてぷるぷる揺れるほっぺを持っていることは世に知られるところ。

 【関羽】
 中国では熱狂的な人気を集める武将。
 美髯公とあだ名されるほど長く美しいヒゲが特徴。
 戦闘時にはヒゲが傷まないようにヒゲ袋に入れていたらしい。
 AS ヴィレアム
 美前髪公とあだ名されるほど美しい前髪が特徴。
 戦闘時には前髪が傷付かないように前髪袋に入れていたに違いない。
 華雄暗黒鳥人の子を一瞬でへち倒すなど、武勇に優れている。

 【張飛】
 虎ヒゲにギョロ目を持つ武将。蛇矛という武器を使う。
 酒での失敗が多く、そのせいで残念な最期を迎える。
 ASレイナ
 虎ヒゲでもギョロ目でもない義兄弟の末弟。スタン蛇矛という武器を使う。
 アル中呼ばわりされるものの、肝っ玉はけっこう据わっている模様。

 【趙雲】
 劉備の子を抱えて敵陣を単騎で突破してしまったことで有名。
 AS イングレッタ
 アオラのほっぺをプニりつつも敵陣を単騎で突破しようと目論んでいることで有名。

 【諸葛亮孔明】
 中国では神格化されるほど偉い軍師。
 実際には主に内政面で活躍し、戦場の指揮を執ったのは相当歳を取ってからだといわれている。
 AS 玉アヤ
 サルファでは玉のように扱われる玉。
 実際には主に精神タンクを担当し、相当歳を取っても戦場で活躍しなかったといわれている。

 【曹操】
 平時では能臣、乱世では奸雄になるといわれていた。
 凶暴なイメージが強いが、酒造や詩歌に通じるなど文化的な一面も持っている。
 AS ハザリア
 鉄拳宰相の孫として産まれ、国なんて軍師にでもくれてやれと考えている武将。
 人材発掘に余念が無く、関羽ヴィレアムに対しては必死すぎるきらいがある。

 【夏候惇】
 戦場で目に矢を受けたものの、もったいないので眼球をくりぬいて食べてしまったことで有名。
 質素な人物で、遺品は剣一本切りだったといわれている。
 AS リトゥ
 戦場で眼鏡を割られるものの、もったいないのでバリバリ食べてしまったりはしない。
 キャラの薄い人物で、遺品どころか墓も見つかっていない。
472それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:00:45 ID:unTUL8JF
 【夏候淵】
 夏候惇の従兄弟。
 指揮官としてはわりと無能で『白地将軍』と呼ばれていた。
 AS マリ
 夏候惇リトゥの姉もしくは妹。
 指揮官としてはわりと仕事をしておらず、もっぱらツッコミ役に徹している。

 【司馬懿】
 魏の軍師。
 三国がそれぞれ残念な結末を迎える中、魏を乗っ取って晋を建国してしまう。
 AS ルル
 そんなことよりネコ耳と尻尾を着けて生活しようとしている軍師。

 【董卓】
 献帝を傀儡として暴虐の限りを尽くした人物。
 肥満体で、火を点けるといつまでも燃え続けたといわれている。
 AS マキネ
 英雄を産み出すため、あえて暴君を演じた。
 兄または弟であるランディを激太りさせようともくろんでいる。

 【呂布】
 『人中に呂布あり』と称される暴将。
 個人的な武勇では三国一だが、人望が皆無だったためにあっけない最期を迎える。
 AS クリハ
 『汁中に呂布クリハあり』と称される虚乳暴将。
 ジューシーさでは三国一だが、乳が皆無なためあっけない最期を迎える。

 【貂蝉】
 呂布をたらしこみつつ董卓のところに嫁に行って二人の仲を裂いた傾国の美女。
 AS トウキ
 呂布クリハが董卓マキネを裏切るにあたり口実に使われた傾国のフリーター。

 【張遼】
 董卓の部下、後に曹操の配下となる。
 関羽と友達だったので中国での人気が高い。
 AS ユウカ
 董卓マキネに協力し、後に曹操ハザリアに投降する。
 関羽ヴィレアムとはべつに友達ではないし友達なんかいない。

 【孫策】
 戦上手で、『小覇王』と呼ばれていた王様。
 大橋という美女と結婚したとされる。
 AS ラン
 常時服がビリビリになっているパンチラアニメの主人公。
 大胸筋の立派な男と結婚したと思われる。
473それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:02:14 ID:unTUL8JF
 【孫権】
 孫策の弟。赤毛で青い眼を持っていたといわれている。
 AS ルナ
 孫策ランの妹。銀髪だが眼の色はよくわらない。
 孫策ランが常時服ビリビリで役に立たないので実質国主のようになっていた。

 【周瑜】
 美周郎とあだ名されるほどのイケメン軍師。
 『断金の交わり』といわれるほど孫策と仲が良く、大橋の妹の小橋を妻とした。
 AS キャクトラ
 孫策ランのことはスルー気味でもっぱら孫権ルナに仕えていた軍師。
 小胸筋の立派な女性と結婚したかどうかは定かではない。

 【鳳統】
 孔明が伏龍であれば鳳統は鳳雛とまで呼ばれた軍師。
 不細工だったので就職に苦労した。
 AS マーズ
 タカの雛と呼ばれ、伏龍といわれても暗黒龍星座のことしか思いつかない軍師。
 4本脚という異形のため仕官ができず、ブルーグラードで眠りに就く気満々だった。

 【袁紹】
 偉い人を次々と輩出した名門の出身。
 優柔不断な性格で、跡継ぎをちゃんと決めておかなかったために子孫が残念なことになる。
 AS レタス
 名門の出身らしい。
 優柔不断ではないが、周囲からは若干舐められている。

 【顔良】
 袁紹の部下。武勇を誇った武将だが、『匹夫の勇』と称されるなど悪名が高い。
 AS タカヤ
 袁紹レタスの部下。とくに悪名はないが名声もない。
 
 【文醜】
 袁紹の部下。不細工だから文醜だとも、字が汚いから文醜だともいわれている。
 AS レラ
 小声で喋るが、筆談してくれるので比較的コミュニケーションが取りやすい。
 ただし字は汚い。
 
 【黄蓋】
 赤壁の戦いで、曹操を欺くために自分から棒打ちの刑を望んだドM。
 トイレに頭突っ込んで死にかけたことでも有名。
 AS アーク
 曹操ハザリアを欺くためにインコム100叩きにされるものの死ななかったキョンシー。
 いままさにトイレに頭突っ込んでいると思われる。
 
 【周倉】
 実在はしていないが人気がある関羽の従者。
 馬と互角に走るほど足が速かったといわれている。
 AS レラ
 官渡の戦いで関羽ヴィレアムに降伏し、文醜レラが改名した。
 SD三国伝でドーベンウルフが周倉を演じていたため、インコムを使える。
474それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:03:22 ID:unTUL8JF
 ザンッ
ユウカ「諦めな関羽ヴィレアム。あんたの義兄弟たちも、全員ランナウェイしてったよ」
ヴィレアム「虜囚の辱めは受けない、斬れ!」
ユウカ「ここで死ぬのも、忠義に反してるんじゃない?」
ヴィレアム「なんだと?」
ユウカ「あたしにも義侠心みたいなものはあってね。
 ヤツに拾ってもらった恩をペイしたいとも思うのよ」

 【曹操の砦】
ハザリア「フハハハハ! でかしたぞ張遼ユウカ!」
ユウカ「誰が尻に頬ずりしていいっていったの」
ハザリア「して張遼ユウカよ、
 果たして、いかにすれば関羽ヴィレアムを我が配下に加えられるであろうか」
ユウカ「あんたが劉備ゼラドよりスケールのビッグなキャプテンだってこと、
 見せてやればいいんじゃない?」
ハザリア「フハハハハ! よし、俺は器のデカい男!」

 【謁見の間】
ヴィレアム「いっとくけど、俺は行方不明の劉備ゼラドが見つかったらすぐに出ていくからな」
ハザリア「なんだと貴様!
 俺と劉備ゼラドとどちらが大切だ!」
ヴィレアム「劉備ゼラドに決まってるだろ」
ハザリア「なにおぅっ!」
ユウカ「キャプテン」
ハザリア「ウ、ウム、貴様は忠義に厚い男だ、無理もない」
ヴィレアム「それから、劉備ゼラドの弟アオラの身の安全を保証してもらう!」
ハザリア「フム、しかし貴様は義理堅い男でもある。
 俺のところにいる限りは、俺の役に立ってもらうぞ?」
マリ「なんて注文の多い捕虜なんだ」
ハザリア「捕虜などではない! 俺は関羽ヴィレアムを客将として扱う!
 関羽ヴィレアム、なにか不自由があればなんでもいえ!」
ヴィレアム「ああ、そういえば、さっきの戦闘で腕に矢傷を」
ハザリア「なぜそれを早くいわぬ!
 医者だ! 医者を呼べ! 
 海の向こうではヒミカがハニワで国を治めている時代に全身麻酔やらかしてた華陀を呼べ!」
マリ「落ち着け、お前は関羽ヴィレアムに必死過ぎる」
リトゥ「わたしが眼鏡割られたときは平然としてたのに」
475それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:04:36 ID:unTUL8JF
 【医務室】
ラーナ「どうも、華陀ラーナちゃんです」
 ががががががががっ

ヴィレアム「なんだ、その、どうしても医療器具に見えない物騒な器物は」
ラーナ「ああ、これはいけませんね。毒矢です。
 骨を少し削らないと」
ハザリア「そそそ、そんなことをしてっ!
 関羽ヴィレアムは痛くはないか? 泣いたりしないか? ちびったりしないか?」
マリ「落ち着け、お前ツンデレ通り越してお母さんみたいになってる」
ラーナ「放っておくと毒が回って、腕を切断しなくちゃなりませんよ」
ヴィレアム「なら、やむを得ない。やってくれ」
マリ「肝っ玉座ってるなあ、この関羽ヴィレアムは」

 がががががががががっ

ヴィレアム「うぅっ!」
ラーナ「痛くはないでしょう。麻酔が効いてますから」
ハザリア「あわわわわ、痛くはないか? なにか俺に出来ることはないか」
ヴィレアム「痛くないものも痛くなってくるから黙っててくれ」
ハザリア「そうだ、碁を打とう! 痛みを紛らわすために碁を打とう!」
ヴィレアム「なにをいっているんだお前は」
リトゥ「うろたえ過ぎだから」
マリ「なあ、華陀ラーナ。こいつどうにか処置できないかな」
ラーナ「大麻でも与えておいてください」

 【給湯室】
マリ「早いとこ、劉備ゼラドを見つけよう」
リトゥ「うん、でないとハザリアくん、関羽ヴィレアムくんにデレる一方で」
マリ「でも、どこ行ったんだろうなあ、劉備ゼラドは」
リトゥ「漢王朝の血を引いてるっていっても、
 董卓征伐とかで少し活躍したよな程度の印象で、
 本拠地もなしにあっちこっちフラフラしてるだけのひとだし」
マリ「とにかく、探し人のチラシをまわそう」
476それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:06:01 ID:unTUL8JF
 【窓口】
タカヤ「おーい、チラシを見て来たんだけどー」
マリ「あ、顔良タカヤだ」
タカヤ「劉備ゼラドなら、いまうちの袁紹レタスさんのところに身を寄せてるよ」
マリ「本当か!」
リトゥ「よかったぁ、ほんとによかったぁ!」
タカヤ「意外だな。曹操軍のひとが、そんなに劉備ゼラドを心配してるとは思わなかった」
マリ「関羽ヴィレアムがいまうちで客将やってるから、すぐに連れて帰ってくれ!」
リトゥ「手遅れにならないうちに!」
レラ「・・・・・・」サラサラ
タカヤ「『曹操軍の連中は全体的に必死すぎるな』だって?
 よせよ文醜レラ」

 【調理室】
ハザリア「なに、劉備ゼラドが」
ユウカ「袁紹軍にいるってさ」
ハザリア「ふざけるな! 俺はまだ、前髪袋を縫い上げておらぬぞ!」
ユウカ「縫い上げたとこで、そんなダサいの着けないと思う」
ハザリア「劉備ゼラドめ、そう易々と関羽ヴィレアムを返すと思ったら大間違いだ!」
ユウカ「しょうもないことに、なんてダーティなカオしてんの」
ハザリア「役に立ってもらうぞ張遼ユウカ!
 ヘマをしてみろ、そのケツ無事で済むとは思うな!」
ユウカ「しまった、あたしのアナルが大ピンチだ」

 【城内】
ヴィレアム「顔良タカヤが?」
ユウカ「城下で偵察してるの見かけたんだって。
 行ってへち倒してきて」
ヴィレアム「たかが偵察に、わざわざ顔良タカヤほどの将軍が来るものかなあ」
ユウカ「いいから、さっさと行ってきな。
 あんただって、いつまでも接待攻めにされてるわけにはいかないでしょう。
 紹介した手前、あんたが役に立ってくんないとあたしのアナルがピンチなのよ」
ヴィレアム「なんでアナルがピンチなんだ?」
477それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:07:07 ID:unTUL8JF
 【城下町】
タカヤ「あ、いたいた。おーい、関羽ヴィレアム」
ヴィレアム「顔良タカヤ、すぐに立ち去るんだ」
タカヤ「え、どうしたんだよ」
ヴィレアム「警告はしたぞ!」

 ぺちーん!

タカヤ「きゅう」
ヴィレアム「文醜レラもいるのか」
レラ「・・・・・・」サラサラッ
ヴィレアム「『降参』? えらくあきらめがいいな」
レラ「・・・・・・」サラサラ
ヴィレアム「『主君の無事を伝えに来ただけなのにいきなり斬りかかってる来るような
 サイコ野郎なんて相手にしてられるか』だって!?」

 【城内】
ヴィレアム「いったいどういうことだ曹操ハザリア!」
ハザリア「フハハハハ! ちょっとした情報の行き違いがあったようだな。
 どうあれ、貴様は主君が世話になっている人間の部下をへち倒してしまったのだ!
 この儒教社会でそんなことをして、ただで済むとは思うな!」
ヴィレアム「そういうハカリゴトをするから、お前を信用できないんだ!」
ハザリア「黙れ! 貴様は一万のカットモデルにも匹敵する前髪!
 草鞋売り風情には宝の持ち腐れ、
 天下のことを考えるのならば、俺に着け!」
ヴィレアム「約束だったな。劉備ゼラドの居場所がわかったから、俺は出て行くぞ」
ハザリア「正気か!
 劉備ゼラドのお人好しが許しても、部下をへち倒された袁紹レタスが黙ってはおらぬぞ!」
ヴィレアム「それでも行くさ」
ハザリア「なぜだ! あの草鞋売りが、どれほどのものだというのだ!」
ヴィレアム「俺たちはな、あの桃園で誓ったんだよ。
 生まれたときは違っても、死ぬときは一緒だって」
ユウカ「決まりね、行きな」
ハザリア「なにをする、そこをどかぬか張遼ユウカ!」
ヴィレアム「いいのか?」
ユウカ「一万のカットモデルに匹敵する前髪に恩を売ったとなったら、
 あたしのアナルにも箔が付くってもんよ」
ヴィレアム「若干汚らしいぞ、その言い回しは」
478それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:07:58 ID:unTUL8JF
 【執務室】
ハザリア「あの恩知らずめ! 俺になんの不満があるというのだ!」
ユウカ「主に、人格面だと思う」
ハザリア「この前髪袋をどうすればよいのだ!」
ユウカ「どうしょうもないんじゃないの?」

 バタン!
マリ「おい! 関羽ヴィレアムがうちの関所次々と破ってるって報告が来てるぞ!」
ハザリア「捨て置け」
ユウカ「いいの?」
ハザリア「かっ、勘違いするな!
 劉備ゼラドのごとき草鞋売り、放っておいても失脚するに決まっておるわ!
 そのときのために、恩を売ってやるだけだ!
 この前髪袋、必ずムダにはせぬぞ!」
マリ「なんだよ、その長細い袋」
ユウカ「たぶん、人類史上もっとも使い道のない物体」

 【平原】
ヴィレアム「なにも、お前まで袁紹軍を抜けるなんていうことないじゃないか」
レラ「・・・・・・」
ヴィレアム「『袁紹軍も飽きたし、これからは周倉レラと改名する』だって?
 気軽に改名してくれるなあ」
レラ「・・・・・・」
ヴィレアム「『わたしが口添えすれば、袁紹レタスもそう大したこともできないだろう』
 だって? そりゃあ、ありがたい話だけど」
レラ「・・・・・・」
ヴィレアム「『馬かついで走るとかないから、お前馬かついでくれ』
 って、お前ほんとに俺の従者になる気あるのか!?」
479それも名無しだ:2009/02/05(木) 02:08:58 ID:unTUL8JF
 【竜巻亭】
ラーナ「こうして、関羽は無事劉備のところに戻っていったのです。
 これが世にいう、関羽の千里行です」
スレイチェル「不満である」
ラーナ「なにがですか?」
スレイチェル「なぜスレイチェルが出ていないのだ!」
ラーナ「なぜといわれても」
スレイチェル「スレイチェルは、あれだな。
 常にきらびやかなヨロイを身に着け、騎馬でもって戦場を駆け抜けた馬超こそがふさわしい」
ラーナ「誰ですか、それは」
スレイチェル「ブルーディスティニーである!」
ラーナ「馬超でブルーディスティニーでしかも主役って、
 バンダイはなにか悪いものでも食べたんじゃないでしょうか」
スレイチェル「そして老将黄忠は!」
ラーナ「あ、でも、馬超ブルーディスティニーには馬付いてこないそうですよ」
スレイチェル「なら、別のでいい」
ラーナ「諦めいいですね。
 スレイチェルさんは、呂蒙とかじゃないでしょうか」
スレイチェル「ふむ、若いころはヤンチャし放題だったが、
 その後勉学に撃ち込み、文武両道の軍師となったことで
 『三日会わざれば刮目せよ』といわれた人物か」
ラーナ「スレイチェルさんの場合、3日合わなかったら性別変わってるじゃないですか」
スレイチェル「3日もかかると思うな!」
ラーナ「なんですか、その反論」
480それも名無しだ:2009/02/06(金) 03:21:28 ID:JCCL30sV
ダブルゼラドちゃんここにあり!
481それも名無しだ:2009/02/06(金) 12:37:56 ID:JflyKPNy
ゼラド「ねぇ、レイナの『ぐもらごもも』ってなに?」
レイナ「…突然何を言い出すのよ。」
482それも名無しだ:2009/02/06(金) 15:11:16 ID:O47WG4pA
周倉って山賊じゃなかったっけ?
483それも名無しだ:2009/02/07(土) 13:50:28 ID:7BitGy7N
落ちがスレイチェルかよ!
そしてハザリアのツンデレっぷりはもはやただのデレデレになってるな!

ブルーディスティーは3号機が一番好きなんだがやっぱりあれも1号機か…
484それも名無しだ:2009/02/08(日) 17:52:20 ID:sUhRK0Ko
皆様GJ。しかし、ラーナとスレイチェルとは意外な組み合わせだなw
485それも名無しだ:2009/02/09(月) 21:27:54 ID:U1xGFYKx
今日ゼミの女の子からノロウィルスにかかっちゃったから発表の順番変わって、って電話があったのよ

声が弱った感じだったんだけど、うんこぶりぶり出して電話かけてきたと思うとすごい興奮した
486それも名無しだ:2009/02/09(月) 21:31:57 ID:U1xGFYKx
誤爆しました。大変申し訳ありません('A`)
487それも名無しだ:2009/02/09(月) 23:23:19 ID:iqEfsJR0
これはヒドイ
488それも名無しだ:2009/02/10(火) 00:58:37 ID:qB2BZMI3
イングラム『まあノロウイルスには気をつけろということだ』
クォヴレー「食事の前には手を洗い。生モノ、特に二枚貝はよく加熱してから食べるんだぞ」
ゼラド「うん!」
ルナ「はい」
イングレッタ「了解」
イングラム『まあ三人とも綺麗好きだ。改めて言わなくても大丈夫だろう』
489それも名無しだ:2009/02/10(火) 10:34:11 ID:DdCw557n
マキネ「ヴィレアムは興奮しそうだよね」
レイナ「何を言い出してるのよ、あんたは!?」
クリハ「キャクトラ君はしそうにないよね」
マキネ「まあ、あの頻尿姫様相手にそうだったら、仕事どころじゃないだろうし」
クリハ「トウキ君は割りとそういうとこあるかも」
マキネ「ミナトは・・・レイナ以外の女の子はそういうことしないと思ってそうだから、無しか」
レイナ「ねえ、ミナトの中でわたしは何だと思われてるの?」
クリハ「ランディ君はどうなの?」
マキネ「アイツはダメだね。潔癖症なとこあるし。
 映画のレオンでも言ってたじゃない、犬より豚の方が綺麗好きだって」
クリハ「そっか、もう後はキそうな人、誰もいなさそうだね」
レイナ「ねえ、あんた達はその統計をとって何がしたいの?」
490それも名無しだ:2009/02/10(火) 10:54:30 ID:prQQCb5w
ルナ「まったく…なぜ私が頻尿扱いされねばならないのだ…私は寒いのが苦手なだけだぞ!」
レイナ「まあ事実無根でたちの悪い噂広めるのが好きだしね、スレイチェル先輩」
キャクトラ「(アルマナ様に知れたら拉致られかねないことをしているな…)」
レイナ「ルナ、ここは我慢しないで「下衆な趣味だな」とかいってもいいのよ?」
ルナ「いやなにもそこまで…というかそなた、あの先輩が嫌いなのか?」
491それも名無しだ:2009/02/10(火) 14:07:45 ID:0j5w1fkr
>>489
バレンタイン間近にこのトーク、この符合が意味するところは一つ・・!


ざわ・・
492それも名無しだ:2009/02/10(火) 18:55:58 ID:7I3I4PRR
ディストラ「二枚貝は加熱するんですね。
かしこまりました。さあ、どうか私めの二枚貝を熱く熱くしてくださいませ」
493それも名無しだ:2009/02/10(火) 20:14:03 ID:n2wfNgwj
残念、鮑は一枚貝だ
494それも名無しだ:2009/02/10(火) 23:08:42 ID:x7F/5Wb4
ディストラ「そうでした、アワビでしたね。
 私のアワビを熱く熱くしてください!ウネウネ動きますよ!」
495それも名無しだ:2009/02/11(水) 01:15:06 ID:PsOIjH40
クォヴレー「ゼラドたちとアワビを食べに行ってくる。お前は留守番だ。」
496それも名無しだ:2009/02/11(水) 15:25:53 ID:0xGenckU
じゃあ姉さんのアワビは俺が
497それも名無しだ:2009/02/11(水) 18:42:20 ID:qRtrcQBq
中からビンボーズがコンニチワ
498それも名無しだ:2009/02/11(水) 19:35:14 ID:JZPafSG4
ユーゼス「ソテーにするのも私だ」


シュウ「刺身にするなど造作もありません」


マサキ「スライスなどさせるか!だが乾燥ならさせてやってもいい」


ギャーギャー ギャーギャー

ディストラ「あぁん!すごっ、すごく、疼くぅー!」
499それも名無しだ:2009/02/11(水) 22:52:47 ID:J93W8Cka
無駄にエロい状況だなぁ
500それも名無しだ:2009/02/12(木) 11:35:34 ID:61tAizhX
エッチなのはいけないと思います!
501それも名無しだ:2009/02/12(木) 12:15:04 ID:s21/pQbe
嘘つけっ!
502それも名無しだ:2009/02/12(木) 22:10:55 ID:iFEDjuls
まさか下痢便スレの誤爆がこんなにあとを引くとは思わなかったよ…正直すまんかった











いいぞ、もっとやれ
503それも名無しだ:2009/02/12(木) 22:41:10 ID:o0cm1hwT
うそじゃないよ えろいのは よくないよ (*´ω`*)
504それも名無しだ:2009/02/13(金) 01:27:37 ID:B+gi44NF
>>490
スレイチェル「堅物過ぎて周りに馴染めていないルナに、親しみやすい属性を付け早く皆と仲良くなって貰いたい
 そんなスレイチェルの性別イグニション心は確実にルナの精神を蝕んでいた」
レイナ「蝕んでると解ってるなら今すぐその悪ふざけは止めて下さい」
ルナ「そなた、私の事を想ってこのような事を・・・」
レイナ「ルナもスレイチェル先輩の口から出任せに騙されない!」
スレイチェル「完璧な人間に人は尊敬や畏れは抱けても、共感を持つことはない。
 このスレイチェルを見ろ!余りに完璧すぎるから、皆近寄りがたく友人が少ない!」
レイナ「先輩が友達が居ないのは、別の問題だと思います!」
スレイチェル「友とは対等の立場の者である。人は共感を持つことで同じ目線に立ち、友情が生まれる素地が出来る。
 ルナ!確かにお前はこの地球にただ遊びに来たわけではないだろう。
 だが為政者たる予行として生徒会長の仕事をこなしているだけでは駄目だ。
 泣き笑い、一学生として青春をすごす、共に学ぶ友人達と!
 その経験こそがこの留学期間中お前が真に学ぶべきものであり、お前を送り出したアルマナ様も望むものであろう」
 故にこのスレイチェル心を鬼にしてデマを流し皆との距離を一歩詰める一助としたのだ」
ルナ「すまぬ、私は完全にそなたの事を誤解していた。許してくれ」
レイナ「スレイチェル先輩にそんな深い考えがあっただなんて信じられない」
スレイチェル「納得できんか、さもありなん。だが例えばキラ・ヤマトを見るが良い。
 あらゆることが可能なほどの能力を与えられたスーパーコーディネーターであり。
 国家元首の弟であり、軍においては准将の地位を持つ。戦場においても一騎当千。
 暗示された争い絶えない世界においても諦めず戦い抜く覚悟を決めた強い意思を持つ、そんな完璧なキャラクターでありながら
 ラクス・クラインの操り人形という欠点を持つことで親しみやすさをアップし、アニメ誌等でも人気上位にランクインしている」
レイナ「確かにキラは人気者みたいですけど、先輩のキラ評は間違ってます!
 やっぱりただ悪ふざけがしたかっただけなんですね?
 もういいです!帰ってください!」
ルナ「・・・」
レイナ「全くあの人は・・・人をからかう事にだけ全力を傾けて」
ルナ「レイナ、我々はあの人に対し認識を改める必要がありそうだな」
レイナ「ん?なに言ってるのルナ」
ルナ「地球留学・・・学生の本分・・・私がここにいる意味、もう一度よく考えてみる必要がありそうだな」
レイナ「何感化されてんの!あんなの口から出任せだからね。気にする事ないんだからね」
505それも名無しだ:2009/02/13(金) 12:32:03 ID:YX7tAO08
なんかルナはゼロの使い魔のビッチ姫みたいだな
悪い奴に簡単に騙されそう
506それも名無しだ:2009/02/13(金) 15:02:49 ID:9qF8O5Rq
姫さん最近は結構周りと馴染んでるんでないか?

ユウカとか以外には丁寧語使ってないし。
507それも名無しだ:2009/02/13(金) 15:56:40 ID:B+gi44NF
スレイチェル「ルナが周りと馴染みだしたのは、何者かの手により悪質なデマを流され始めた時期とぴたりと符号する」
レイナ「何者かってスレイチェル先輩でしょ、デマ流してるのは!
 何自分の手柄にしようとしてるんです。
 ルナが皆と仲良くなったのは、ルナの努力であってスレイチェル先輩とは関係ありませんからね!」
508それも名無しだ:2009/02/13(金) 18:20:27 ID:kLEKWYez
ルナの交友関係は

ゼラド…仲良し
久保…お父様
レイナ…まあ仲良し
イングレッタ…どこからともなく現れる
キャクトラ…たまにレラとかと仲良しで気になる
ヴィレアム…キャクトラとよく一緒にいる人
スレイチェル…頻尿呼ばわりされる
ハザリア…うるさい
ユウカ…ごくまれに校内で見かける人
ラーナ…なぜか生徒会室に現れる女子中学生
トウキ…カノウ兄弟の彼女いるほう
ミナト…カノウ兄弟の彼女いないほう


結構狭くね?
509それも名無しだ:2009/02/13(金) 22:03:44 ID:EDGVBnTM
>>508
一つ肝心なのを忘れてる

ねこのアル→大事な大事な人生の伴侶


ハザリア「フハハ、今日はHGセラフィムジュデッカを買いにさくほびまで来たぞ!」
マリ「絶対あれ背中のジュデッカがヘルモーズに合体してソレスタルヴァイクランになると思ってたのに」
ハザリア「意外や意外!まさか最初からガドルヴァイクランしてたとわ!父上もビックリだ!」
マリ「二個買いして六刀流!六刀流!」
キャクトラ「いや六刀流は良いんですがね、プラモ買うのに荷物持ちの私は要らんでしょ?」
ハザリア「ハァ!?塗料とか色々物入りだろうが!!それにPG衝動買いしたら金が足らんだろうが!!」
キャクトラ「福沢先生一人でも足らないもの衝動買いすんなよ!アホの坊っちゃん!!」
ハザリア「だから仮にだ!仮に!」
マリ「……衝動買いは別に良いんだけどさ、珍しい人が、ホラ、そこに」
キャクトラ「あれは姫様?」
ハザリア「はて、あの猫娘さくほびに何用か?つけるぞ…」

マリ「…ここは、フィギュア売場!?」
キャクトラ「馬鹿なっ!?姫様が美少女フィギュアだとぅ!!」
ハザリア「いやいや、きっとルルと同じでお耽美界の住人なのだ、貴様とヴィレアムもそういう目で…」
キャクトラ「そんな…まさかそんな…」
マリ「お、何か予約用紙書いてる」
ハザリア「気になるから無理矢理確かめに行くぞ!面白いから!」
マリ「面白いから!」

店員「え〜と入荷は今月下旬になりますね、入荷しだいお電話しますので」
ルナ「了承した、宜しく頼む」
ハザリア「ハッハー!よう腐女子!今日も腐ってるかい!!」
ルナ「!!しまった!ここは貴様の行動範囲内であったか!!」
マリ「そして華麗にフィギュアの予約用紙を奪い取る!」
ルナ「な!やめろ、見るなぁ!」
キャクトラ「あぁ…姫様…どのような趣味があろうとも私は…私は……」
マリ「え〜と、オトモアイルーフィギュア(アイルー柄)…つまんね」
ハザリア「つまんね」
ルナ「黙れ馬鹿供が!貴様等に私とタマちゃんとの熱い冒険の日々が理解できるものか!
  黒のファランクス残り五分で罠閃光音爆使い切って諦めかけた時に、タマちゃんが寝かしつけて
  タメ3の一撃で沈めた時など思わずモフりたくなる愛らしさなのだぞ!!」
ハザリア「……行くぞマリ、セラフィムだセラフィム」
マリ「六刀流だな六刀流」
ルナ「待て貴様等!まだタマちゃんの武勇伝は終わらんぞ!クシャの角折ったりだなぁ…!」
キャクトラ「姫様…今度一狩り行きましょう!」
ルナ「断固拒否する!!貴様と一緒ではタマちゃんを双眼鏡で観察できんではないか!!」
キャクトラ orz
510それも名無しだ:2009/02/13(金) 23:27:21 ID:nLkxO/oB
久保が狩りに行こうと言うとどうなるのだろう
511それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:28:24 ID:xzvvYayb
>>510
のどを鳴らすんでない?ゴロゴロと

クォヴレー「よし・・・アストラナガン!渡るぞ!」
ディストラ「モンスターがいる世界ですね〜w」
ルナ「え・・・父様?ゲームの話では
クォヴレー「今の俺なら古代龍でも狩れる・・・」
イングレッタ「(気合入っているわね)」
イングラム『(カッコいいところを見せたいんだろう)』
イングレッタ「(ゼラドが膨らまなければいいけど・・・)」
クォヴレー「ルナ、俺のそばから離れるな」
ルナ「とても素晴らしいお申し出なのですが私はゲーm
ディストラ「じゃあ行きますよー」
ルナ「ちょっ
512それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:30:53 ID:I78Abq07
 【学校】
ヴィレアム「あのさあタカヤ、お前的に、女性っていうのはどういう存在なんだ?」
タカヤ「なんだよ、藪から棒に」
ヴィレアム「だってお前、種の存続的に間違ってるもん」
タカヤ「ひとを人格破綻者みたいにいうなよ」
ヴィレアム「一種のそれだろ。お前の女性に対する態度、ちょっとおかしいもん」
タカヤ「べつに、俺だって女の人が嫌いなわけじゃないよ。
 ただ、手のかかる生き物だなと思ってるだけで」
ヴィレアム「わかった。お前が若干可愛そうなヤツだってことはわかった」
ハザリア「フム、よろしくないな。
 産めよ増やせよ地に満ちよの、聖書の教えに反しておる」
ヴィレアム「お前はいつ聖書の教えを信仰するようになったんだよ」
ハザリア「そんな貴様に質問だ。
 視聴者参加型のクイズバラエティにでも出ているつもりでいろ。
 3つの扉がある。1つの向こうには新車、あとの2つは泥プールだ」
ヴィレアム「ずいぶん昔のタイプのクイズバラエティだな」
ハザリア「貴様は1番を選ぶ。
 すると司会者は3番の扉を開き、向こうが泥プールであることを見せる。
 そして貴様に聞く。
 『本当に1番でよろしいのですか』と。
 司会者は正答を知っている。さて、貴様はどうする?」
タカヤ「そりゃ、2番に変えるよ」
ハザリア「フム、初志を貫徹しないというのだな?」
タカヤ「単に、確率の問題だろ?
 俺が1番を選んだ時点で、正解を引く確率は33.3%。
 でも、正解を知ってる司会者が俺の選んだ以外の2枚からハズレを出した。
 そうすると、2番がアタリな確率に33.3%上乗せされるだろ?
 そしたら、2番を選んだ方がアタリの可能性が高いじゃないか」
ヴィレアム「え、でも中がわからないドアが2枚なら、50%になるだけじゃ」
ハザリア「フム、貴様、モンティ・ホール問題の理屈を知っていたか?」
タカヤ「コメディ映画のことか?」
ハザリア「よろしい! ちと、遊びにいかぬか」

 【ラスベガス】
ヴィレアム「ちとっていって、ラスベガスまで来るヤツがあるか!」
タカヤ「なにするんだよ、こんなとこで」
ハザリア「なにといわれても、ブリトニーと結婚しに来たとでもいうと思うか?」
ヴィレアム「忘れてやれよ、ブリトニーの酔った勢い婚は」
ハザリア「先にこのペンダントを着けておけ。
 予知能力や念動力の働きを抑制するものだ。
 これがないと、店に入れてもらえんぞ」
タカヤ「俺は、念動力者でも予知能力者でもないけど」
ハザリア「妙な因子が紛れ込んではいるだろう。
 いいから、目立つところに着けておけ。
 あとでやいのやいのいわれてもウザいだけだ」
513それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:33:40 ID:I78Abq07
 【カジノ】
赤いメカブースト「おい、あっちの台、見たか?」
青いメカブースト「ド金髪の女がバカ勝ちしてるらしいぜ!」
タカヤ「なんだって!」
ヴィレアム「あ、おい、タカヤ!」

金髪ギャル「ラッキぃ〜、また当たりぃ?
 今夜はツイてるぅ、どうしようかしら、また思い切って」
タカヤ「レタスさん! 君はまたこんなことを!」
金髪ギャル「は?」
タカヤ「あ、人違い?」
金髪ギャル「えぇ〜、なにこのひとぉ〜」
タカヤ「いや、ちょっと待て」
金髪ギャル「う」
タカヤ「君、コバヤシさんじゃないか?」
金髪ギャル「わっ、わっ、しぃ、しぃー!」
タカヤ「なにやってるんだよ、ヘンな演技までして」
金髪ギャル「いやだから、ちょっと事情が」
ハザリア「邪魔しおって。おい、今夜はこれまでだ。切り上げるぞ」

 【ホテル】
ミズル「ねえねえド金髪さん。
 ド金髪さんのお父さんがハリウッド版悟空の声あてるってほんと?」
レタス「さすがは、わたくしのお父様でしてよ」
ミズル「ルアフ先生が狙ってたのにぃ〜」
レタス「こればっかりは実力の世界ですもの」
ミズル「でも、5、6周まわってワクワクしてくるね!
 どんな想像を絶するドラゴンボールが観られるんだろう!」
レタス「うふふ、乞うご期待でしてよ」

タカヤ「やっぱり、いるんじゃないか、レタスさん」
ヴィレアム「グレーデンさんとこの子は、なんでいるんだ?」
ハザリア「ああ、おい」ポン
ミズル「ん〜、ハートの10スペードのA、ダイヤの3ハートの6ハートのクイーン
 ハートのキングスペードの6クラブの8、ダイヤの2ダイヤのAスペードの7」
ヴィレアム「なんだ?」
マリ「さっきわたしがやってたゲームの使用済みカードだ」
ハザリア「この中学生、妙に記憶力がいい。
 『レインマン』でもダスティン・ホフマンがバカ勝ちしていただろう。
 右脳の発達した人間には、たまにこういう芸当ができる。
 もっともこやつの場合、本当にただ記憶しているだけで、論理的思考というものが欠如しておるからな。
 指示してやる必要がある」
タカヤ「指示ってなんだよ」
ハザリア「ブラックジャックというゲームは、
 使用済みのカードを記憶することによって期待値を算出することが可能だ」
ヴィレアム「イカサマか、それ」
ハザリア「イカサマではない。期待値といっただろう、100%ではない。
 しかし、あるのかないのかわからん財宝を探すよりは率がはるかに高い。
 俺はカードで稼ぐことにした。
 どうだ、貴様らも一枚噛まないか」
タカヤ「俺は、ギャンブルなんてしないぞ」
ハザリア「ギャンブルではない、ただの数学だ」
タカヤ「帰る」
ハザリア「そうか。では帰れ。足代は出さぬがな」
タカヤ「汚いぞ!」
514それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:34:53 ID:I78Abq07
ヴィレアム「俺は、どうしよう」
ハザリア「まあフルーツ盛りでも食っていろ」
ヴィレアム「あまり俺に期待していないのか!」
マリ「だって、抑制ペンダント着けてないとカジノに入れないし。
 予知能力は期待できないからな」
ハザリア「ブドウがいいか? イチゴがいいか?」
マリ「にもかかわらず、この厚遇はどういうことだ」
ミズル「おれ、パイナップル食べる!」
ハザリア「貴様に勧めた覚えはないがな!」
ヴィレアム「なあミズル、いつも一緒のランディ1/2はどうしたんだよ」
ミズル「あれ、ほんとだ! Pちゃんいない!
 どこいったんだろ!」
マリ「そういえばいないな。昨日まではそのへんにいたんだけど」
ハザリア「また迷子だろう」
ミズル「しょうがないな、Pちゃんは。
 いったん見えなくなるとタクラマカン砂漠とかに行っちゃうからなあ」
ハザリア「カウンティングにより、通常のギャンブルよりもリスクは極端に低い。
 タネ銭は俺が管理する。配当はくれてやる。 悪い話ではないだろう?
 稼いだカネは好きに使え」
ヴィレアム「うぅ〜ん」

レタス「おめおめと逃げ帰るのでして?」
タカヤ「逃げてるつもりなんかないよ」
レタス「では怖じ気づいたのでして?」
タカヤ「俺はギャンブルってものが嫌いなんだ。
 父さんがギャンブルをやると、いつもろくなことがない。
 だから、俺は分の悪い賭けなんかしないんだよ」
レタス「あなたは、お父上の戦績を知らないのでして?」
タカヤ「若いころの話だろ。
 しょっちゅう上層部に盾突くから出世はしないし、
 実戦がない最近じゃ、単なる変わり者でしかないよ」
レタス「しかし、いざというときには必ず勝っていたのでしょう」
タカヤ「その、いざっていうときがないんだろ」
レタス「あるのかないのかわからない機会のために、つねに判断力を磨いている。
 それがあなたのお父上ではなくて?」
タカヤ「俺は軍人になるつもりなんかないし、父さんみたいなことするつもりもない」
レタス「農家であろうと介護士であろうと、判断力は常に求められるもの。
 いまのあなた、行く手がすすけていましてよ」

ハザリア「決まったようだな。ではサインを伝えよう。
 さあ、ラスベガスをぶっつぶすとしようか!」
515それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:36:16 ID:I78Abq07
 【カジノ】
ハザリア「変装をしろ。おなじ顔が勝ち続けるとカジノ側に警戒される」

ミズル「スペードの3ハートのジャッククラブの4」
ハザリア「プラス1、マイナス1、プラス1」
ディーラー「ヒット・オア・ステイ?」
マリ「ヒット」

ハザリア「勝ちすぎるな。
 酔ったブリトニーを見物に来たおのぼりさんを装え」

ミズル「ハートのエースクラブの10ダイヤのクイーン」
ハザリア「ゼロ、マイナス1、マイナス1」
ヴィレアム「えっと、えっと、ステイ」

ハザリア「ギャンブルをやっているつもりになるな。
 数学のペーパーテストに臨むような気持ちでいろ」

ミズル「スペードの6ハートの4クラブの3」
ハザリア「プラス1、プラス1、プラス1」
タカヤ「ベッド」

 【レストラン】
ハザリア「フハハハハ! ウィナーウィナー、今夜はチキンディナー!」
ヴィレアム「カネを作るんじゃなかったのかよ、お前」
ハザリア「貯蓄に興味はない。
 悪銭は身に付かないものだ。さっさと使ってしまった方が健康にいい」
マリ「ああ、こいつはひょっとして、一生貧乏なのかもしれない」

ミズル「おれはおカネとかギャンブルのことよくわかんないけど、
 ラスベガスはピカピカジャラジャラギャンギャンしてて好きさ」
ハザリア「フハハハハ、食え! 飲め! 歌え!」
タカヤ「ハザリア、肉ばっかり食べるなよ。栄養が偏るぞ」
ハザリア「やぁっしいわ、この男おばさんが。
 そら飲め!」
タカヤ「や、俺、お酒なんか!」
ハザリア「貴様の薄っぺらい聖人君子ぶりには、常日頃からイラついておったのだ!
 だいたい貴様、考えてみたら両親のどちらにも似ておらぬではないか!」
タカヤ「俺が恵まれてるものっていえば反面教師だけだからだよ!」
マリ「そういえば、お前もけっこう両親と似てないぞ」
ハザリア「飲みたい食いたい遊びたい。人間とはそういうものだ。
 清らかでありたいなど、それこそ一文にもならないナルシズムに過ぎん。
 そういうものはな、食い潰してしまいたくなる」
タカヤ「近い、顔が近い」
ハザリア「ラスベガスではすべてが変わる。
 貴様の薄皮一枚底で、どんなツラがイビキをかいていることか」
タカヤ「俺は別に、そんな聖人ぶってるわけじゃないよ」
ハザリア「ふん、谷間に札束を突っ込む店に行っても、そのようなことがいえるかな」
マリ「いかせないよ!」
レタス「浮かない顔をしていますのね」
タカヤ「こういう、分のいい賭けばっかりしてるのは」
ハザリア「おいおい貴様、まさかギャンブルをしているつもりではなかろうな。
 これはただの数学だぞ」
516それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:37:45 ID:I78Abq07
 【カジノ】
ミズル「ハートの2と、ええと」
ハザリア「どうした」
ミズル「8時の方向、こっちをじっと見てるひとたちがいるよ」
ハザリア「カジノ側の人間か。
 おい、今夜はもう撤収するぞ」
ヴィレアム「チップはどうするんだ?」
ハザリア「損切りだ。換金は諦めろ。
 そのへんで適当にスロットでもして、溶かしてしまえ」
タカヤ「そんなことしなくても、誰かに換金を頼めばいいんじゃないのかな」
ハザリア「ここはラスベガスだぞ。持ち逃げされるのがオチだ」
タカヤ「カジノで賭け事してないひとだっているだろ?」

 Hit me baby one more time〜♪

ハザリア「なるほど、ダンサーか」
ミズル「ユウカねえ〜」
マリ「なにをやってるんですか、ユウカさん」
ユウカ「ポールダンサー?」
イングレッタ「どう、いかがわしいでしょう」
マリ「なんでOGクロニクル3巻のカラーイラストみたいな格好してるんですか!」
ハザリア「それで、どこに札束をはさめばよいのだ」
マリ「主旨が変わってきてる!」
ユウカ「顔の上にでも置いたら?」
イングレッタ「踏んであげる」
ミズル「マジで!」
ハザリア「それは、いくらからだ!」
マリ「そういう店じゃないから、ここ!」

レタス「うふふふ」
タカヤ「なんだよ」
レタス「少し、楽しそうなお顔をしていらっしゃるのね」
タカヤ「べつに、せっかくのチップをみすみす捨てるのはもったいないと思っただけだよ」

 【カジノ】
ミズル「ハートのジャックスペードのクイーン」
ハザリア「ステイだ」

タカヤ「ヒット」
ハザリア「おい!」
タカヤ「ダイヤのエース。ブラックジャックだ」
517それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:39:05 ID:I78Abq07
 【ホテル】
ハザリア「なんのつもりだ、今日のあれは!」
タカヤ「勝てると思ったから張っただけだよ。
 現に勝ったじゃないか」
ハザリア「思い上がるな! 我々はチームで数学に取り組んでいるだけだ!
 個人のヒキの強さなど、問題にしておらん!」
タカヤ「テーブルから指示出してるだけのお前にはわからないさ」
ハザリア「出て行け。ギャンブラーに用はない」
ヴィレアム「おい、そんなにいうことないじゃないか」
ハザリア「黙れ! さもないと、リンゴをウサギさん型に剥いて食わせるぞ!」
ヴィレアム「なんて恐ろしい脅迫なんだ!」
ハザリア「古来から、数学者はカネ持ちに雇われてギャンブルの必勝法を編み出そうとしていた。
 しかし、カウンティングの手法が確立したのは西暦1962年のことだ。
 なぜそうも時間がかかったかわかるか?
 ギャンブラーと数学者は必ず仲違いしてしまうからだ。
 要するに、バカなのだ。ギャンブラーという人種は」
タカヤ「こんなヒリヒリしないゲームを続けるくらいなら、俺はバカでいい」
ハザリア「待て。タネ銭を置いていけ。元々俺のカネだ」
タカヤ「構わないさ。帰りの足代くらい、自分で稼ぐ」

レタス「いいお顔になりましたのね」
タカヤ「こうなって欲しかったから、俺を引き込んだんだろう?」
レタス「否定はしなくてよ」

 【カジノ】
 カララララララ...
タカヤ「ルージュの5、一点張りだ」
レタス「今度は、ルーレットに宗旨変え?」
タカヤ「なんだよ」
レタス「ノワールの35番」

 カララララララ...
レタス「わたくし、ワクワクしてきましてよ」
タカヤ「それ、ハリウッド版の悟空はいうのかな」
レタス「わたくしがこの世でもっとも尊敬しているのはお父様。
 あんなお声をして、案外人間評は厳しくていらっしゃるのよ。
 そのお父様が、唯一手放しで賞賛していたのが、あなたのお父上。
 いつもは負け戦ばかりなのに、いざというときには必ず勝ちを引く。
 あなたのお父上の話をするとき、お父様の瞳は少年のような憧憬で輝いておりました」
タカヤ「軍の関係者からは煙たがられてるよ、命令違反ばっかりするから」
レタス「嫉妬に似た感情でしたの」
タカヤ「なんの話をしてるんだよ」
レタス「だから、あなたのお顔を見たときには落胆しましてよ。
 あなたときたら、てんでつまらない。勝負をなさろうともしない」
タカヤ「だったら、いまの俺には満足なんじゃないのか」
レタス「帯に短したすきに長し、というのでしたか?」

 カララララララ...
 がしっ
黒いメカブースト「ちょっと、来てもらおうか」
518それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:40:03 ID:I78Abq07
 【事務所】
黒いメカブースト「先日からあちこちでカウンティングを働いてたのはてめぇらだな」
レタス「ええ、いかにも。
 ただし、そちらの方はもうチームを抜けております。
 ケジメをつけるのなら、わたくしひとりになさってくださいまし」
タカヤ「なにをいっているんだ、君は!」
レタス「イカサマでないとはいえ、カジノ側にしてみれば面白くはないことは確かでしてよ。
 カウンティングを続けていれば、こうなることはわかりきったことでしょう」
 ガンッ
黒いメカブースト「うるせえ。
 チームから抜けてようがなんだろうが関係ねえ。
 カウンティングはな、カジノにとっちゃ侮辱なんだよ。
 てめぇら、五体満足で帰れると思うんじゃねえぞ」

ハザリア「吹くではないか。バンサー風情が」
黒いメカブースト「監視カメラに写ってたボスか。
 よくもヌケヌケと顔を出せたもんだな」
 どさっ
黒いメカブースト「なんだ?」
ハザリア「100万ドルある、持っていけ」
黒いメカブースト「舐められたもんだな」
ハザリア「舐めてはおらぬ。むしろ評価している。
 このご時世に、その歳で、バンサーなどを続けていられるのは相当なものだ。
 最近では顔認識システムが導入され、
 貴様らのような生身のバンサーは失業の危機にさらされているのだろう。
 しかし、どうする。
 このまま定年まで勤め上げて、100万ドルに達するのか?
 貴様の職業は年金も出ないだろう。
 失業の恐怖に震えながらパンサー業を続けるか。
 それとも、100万ドル持って西海岸あたりで金髪のバアさんと老いらくの恋でもしてみるか」
黒いメカブースト「ふん」
ハザリア「おっと、待て。
 そやつら2人の身柄に、100万ドルはいかにも高すぎる。
 釣りを払ってもらうぞ」
黒いメカブースト「なんだと?」
ハザリア「なに、そう高価なものではない」
519それも名無しだ:2009/02/14(土) 00:41:39 ID:I78Abq07
 【空港】
ヴィレアム「結局、儲けはゼロかあ」
ミズル「おれはなんか面白かったから、どうでもいいよ」
マリ「それで? お前の目当ては最初からそれだったのか?」
ハザリア「昔々、地球を訪れた俺の祖先がラスベガスにはまりおってな。
 負け金代わりに、この首飾りを置いていった。
 どこぞの倉庫でホコリをかぶっていたのだろうが、場所が場所だ。
 うかつに忍び込みでもすれば危険が危ない」
タカヤ「俺たちをエサにしたのか?」
ハザリア「たわけが。本来なら、引っ張られるのは俺の予定だった。
 なにしろ、カジノでゲームもせずに安ワインをあおっているだけなのだからな。
 それを貴様、目立つことをしおって!」
タカヤ「悪かったよ」
ハザリア「ふん、ではマンゴーでも買って帰るとするか」
 ガシャン!
マリ「おい、そのペンダント、壊しちゃっていいのかよ」
ハザリア「べつに高価なものではない。
 このような一族の恥、最初から壊すつもりだったのだ。
 石が欲しければくれてやる。
 細工し直せば、それなりに貴様と合う色だろう」
マリ「お前さあ、そういう、催促みたいのはどうかと思うよ」
ハザリア「なにをいっておるのだ?」
マリ「今日が何日なのか知らないわけじゃないだろ?」
ハザリア「そういえば、何日だったろうな。曜日感覚がなくなっている」
マリ「しようがないやつだな、お前は。ほら、来いよ!」

レタス「わたくしの負けでしたのね」
タカヤ「いや、ルーレットの結果は」
レタス「わたくしがルーレットのテーブルについた途端、パンサーが来た。
 つまりは、わたくしのヒキが弱かったということでしょう」
タカヤ「ギャンブラーの流儀で話をするなよ」
レタス「べつに、他意はなくってよ。
 負ければ支払う。それがわたくしの誇りであるというだけですのよ」

ヴィレアム「しまった! 今日、2月14日じゃないか!」
ミズル「ホールに出てたチョコぱちってきたけど、あげようか」
ヴィレアム「いらないよ!」
520それも名無しだ:2009/02/14(土) 09:51:21 ID:PawEFnRP
安心しろヴィレアム
貴様にゼラドからのチョコはない

てか面白かった!
銭ゲバマーズの話もそうだがここの職人さんはホントに面白い話をかけて尊敬する!
521それも名無しだ:2009/02/14(土) 11:33:21 ID:R+rXejVM
話の登場人物にもっとバリエーションがあればいいのにな
522それも名無しだ:2009/02/14(土) 13:38:12 ID:RGz2g+IB
ハザリアとマリどうして付き合わないん?
523それも名無しだ:2009/02/14(土) 15:03:37 ID:XbIQgBkK
異性として認識できない以上進展はありえん
524それも名無しだ:2009/02/14(土) 15:44:59 ID:7cSWovLN
>>523
少なくともマリは最近意識してね?
525それも名無しだ:2009/02/14(土) 18:33:44 ID:HzpJPuQN
GJ、ほんとに尊敬するぜ。
今回はタカヤとレタスのギャンブルコンビにハザリアたちが混ざって新鮮だったな。
526それも名無しだ:2009/02/14(土) 18:51:50 ID:xzvvYayb
ツンデレ同士だと永遠にデレ期が来ないんじゃ・・・

ツンデレにはクールな対応が効果的らしいぞ
527それも名無しだ:2009/02/14(土) 22:15:44 ID:VDh9v4BJ
【グランドキャニオン】
ランディ「ここは・・・・・・、どこだ」

ヴィレアム「あ、いたいた!」
ミズル「Pちゃぁ〜ん!」
マリ「おーい、ゾロリ先生がいたぞー」
ハザリア「手間をかけさせるな、ピースケ」
ランディ「とうとうドクタースランプになっちまってるじゃねえか!」

ランディ「ちょっとコンビニにジュース買いにいくだけのつもりだったんだけど」
ヴィレアム「まず、なんでラスベガスでコンビニ探そうとしちゃったんだよ」
ランディ「探しに来てくれて、ありがたいよ」
ヴィレアム「まあ、捨てとくわけにもいかないからな」
ランディ「あ、そうだ。これ、せめてもの礼に受け取ってくれ」
ヴィレアム「なんだよ、これ」
ランディ「チョコレートだよ。
 うっかり雪山なんかで遭難しても、それさえかじってれば結構生きていけるからな」
ミズル「やったねPちゃん!
 その知恵を地図を読むことにはいっさい使わない!」
ヴィレアム「受け取れないよ!」
ランディ「え、なんだよ、遠慮するなよ」
ヴィレアム「遠慮とかじゃない!」
ハザリア「わかったわかった、俺がもっと美味いチョコレートを作ってやるから」
ヴィレアム「早く帰ろう!
 でないと、今年のバレンタインの成果が男からのチョコのみという悲惨な結果に!」

ハザリア「このあと、マカオに寄っていきたいやつー」
ミズル「はーい!」
ランディ「マカオか、行ったことないな」
マリ「まあこのあとなんか用事があるわけじゃないし」
ヴィレアム「全員一丸となって俺のバレンタインを邪魔しようとするな!」
528それも名無しだ:2009/02/14(土) 23:58:03 ID:K0Tqcz+U
アーク「シュウヤ、ほらチョコ」
シュウヤ「これはどうも。では私からも」
アーク「おう」
ヒューゴ「キモッ!なにお前ら、最近みかけないと思ったら
     二人で愛でもはぐくんでたのか!もう教育指導マニュアルの
     どのページを見たらいいか分かりませんよ先生は!」
アーク「は……?愛?なにそれ、てかキモイっすよ先生」
シュウヤ「きっと、軍属時代に上官に男同士の愛し合い方を叩き込まれたのでしょう
     文字通り体に。ズッコンバッコンとか擬音つきで」
アーク「先生、さすがの俺でも引きますよ」
ヒューゴ「勝手なことをいうな。それとお前ら今の状況が分かってるのか?」
アーク「補習っすよね。てか、そうじゃなきゃなんで土曜に学校に来るんすか?」
ヒューゴ「来る理由だけなら部活とかいろいろあるだろ」
アーク「いや、ウチの学校のほとんどの面子が帰宅部じゃね?」
シュウヤ「そういえば、誰かが部活に入っているという話をあまり聞きませんね
     まあ、私は家の手伝いがありますから」
ヒューゴ「部活動にあまり熱心ってわけじゃ無いからなぁ、ウチの教師陣も
     個々の個性がありすぎて、正直他校と接触するとトラブルになるから
     あんまりそういうのはしたくないってルアフ先生も言ってたな」
アーク「ウチの連中が対外試合とかすると、確かに酷い事になりそうだしなあ
    レモン先輩とかイルス先輩とか」
ヒューゴ「個人的にはお前もよそ様にあまりさらしたくないな
     いろいろ酷いから」
アーク「ヒデェ。担任が言うことじゃねえ」
シュウヤ「で、結局補習がどうかしたんですか?」
ヒューゴ「急に戻るなよ。まあ、あれだ。お前ら二人そろってテストボイコットして
     今こうして補習を受けているわけだ。再試だとアークが確実に進級不能に
     陥るからな」
アーク「九九で躓いた人間に、いったい何を期待してるんですか、とね」
シュウヤ「何を偉そうに言ってるんですか。あとヒューゴ先生は結局
     授業中にチョコを交換しているのが気に食わないと?」
ヒューゴ「そのとおりだけどな。お前ら、そもそもなんで男同士でチョコを?」
アーク「まず、チョコを貰えなかったら惨めじゃん?」
ヒューゴ「まあなあ。俺なんか職員室で義理をもらえるけどな」
シュウヤ「そして去年は貰えたら貰えたで、ホワイトデーに苦労しましたし
     ならいっそ、バレンタインのうちに面倒なこと全部終わらせようと思ったのですよ」
アーク「そこで、男がチョコを送る逆チョコっつーのに乗っかり、かつ互いに渡す事で
    面倒なことをすべて解決する、このチョコレート交換作戦を実行したんっすよ!」
ヒューゴ「・・・・・・なあ」
シュウヤ「何ですか?」
ヒューゴ「それでお前らうれしいか?」
アーク&シュウヤ「・・・・・・アレ?」
529それも名無しだ:2009/02/14(土) 23:58:09 ID:Z4Gz48wo


ゼラド「はい、お兄ちゃん!いつもお疲れ様!」

久保「これは……チョコか?すまないな、ゼラド」




ゼラド(他に誰か渡す人がいたはずなんだけど……。ま、いっか!)
530それも名無しだ:2009/02/14(土) 23:59:03 ID:K0Tqcz+U
アーク「ま、まあチョコ0よりはマシだし」
シュウヤ「平日なら義理でももらえるんですがねえ。休日は」
ヒューゴ「前日に渡すとか無かったのか?あとアークは咲美、シュウヤはクリスからもらえるだろ」
シュウヤ「前日に義理チョコを配るほど殊勝な方がいればよかったのですがねぇ」
アーク「期待するだけ無駄だったなぁ。あと家族からはノーカウントじゃね?
    あと食ったら死ぬ」
シュウヤ「アークは別に死んでも大丈夫ですが、私は食べたら死ぬ類の暗黒物質を
     摂取する気にはなれませんね」
ヒューゴ「どんだけだよ。……って、お前らなんで鍋を出してんだ?」
アーク「いや、これからチョコレートフォンデュを作ろうかなって」
シュウヤ「材料も持ってきてありますし」
ヒューゴ「お前ら、先生舐めてるだろ。補習舐めてるだろ」
シュウヤ「まあまあ、先生はこちらのフルーツを串にさしてください」
アーク「シュウヤ、ミルクってどれくらい入れる?」
シュウヤ「入れすぎるとチョコレートっぽくないですが、無いなら無いでくどいですから
     それなりに入れておいてください」
アーク「ほいっと」ドボドボドボドボ
ヒューゴ「何でお前ら手際よくフォンデュ作ってるんだよ!」
シュウヤ「まあ完成したら先生もどうぞ」
ヒューゴ「馬鹿なことをいうな。俺は食わないぞ。絶対に食わないぞ!」

10分後

ヒューゴ「うまいなコレ!」
アーク「まあ、そりゃ作り方間違えなきゃうまいですよ」
シュウヤ「普通フォンデュと言えばチーズフォンデュなのですが、バレンタインですし
     ちなみにチョコレートフォンデュにチーズはあまり合いません」
ヒューゴ「本当か?俺はけっこうチーズ好きだから期待してたんだけどな」
アーク「ただ逆に、なんか変な物でも合いますよ。辛いスナックとか焼き芋とか」
シュウヤ「揚げ物やサトイモを入れても意外といけますしね。生臭いものはだめですが」
ヒューゴ「どんだけチャレンジャーなんだよ。お!でも確かにキムチと意外に合うぞ!」
シュウヤ「躊躇無くキムチをチョコに突っ込めるヒューゴ先生も凄いですよ」
アーク「そう言いながら、シュウヤも辛味暴君ハバネロをつけてんじゃねーか」
シュウヤ「まあおいしいですし。ただ、最近最初からチョコに包んである
     のも売ってありますね」
アーク「あれ高いだろ。まあフォンデュもけっこう材料幅広くそろえたから金かかったけどさ」
531それも名無しだ:2009/02/15(日) 00:00:45 ID:K0Tqcz+U
キーンコーンカーンコーン
アクア「ヒューゴ先生、もう交代ですよー……って何!チョコ臭っ!」
ヒューゴ「あれアクア先生?何してるんですか?」
アクア「いや、アーク君とシュウヤ君の補習が次にあるから来たんですよ
    って、そしたら何チョコレートフォンデュ食べてるんですか!」
ヒューゴ「補習……しまった!そうだった!」
アーク「あらら〜、こりゃ残念。ヒューゴ先生の時間はもう終わりっすか」
シュウヤ「あっという間でしたねえ、ククク」
ヒューゴ「まさか、お前らコレを計算して。くそっ!……ま、いっか。続けて食うか」
アクア「やめてください!」
シュウヤ「まあまあ、ほらアクア先生もこのキウイとかどうですか?」
アクア「でも……ウッ(すごいチョコの匂いが。ああ、もうダメっ……)
    そうね、ひとつくらいなら」

10分後

アクア「ですからねぇ、私らってねぇ、女らしく恋に愛にと生きたいんですよ〜
    でもねぇ、こうやって補習ほしゅうってこの『バカ!』ふたりがぁ〜」
アーク「おいシュウヤ。ブランデーとか混ぜたか?」
シュウヤ「まさか」
アーク「なら、なんだよこの尋常じゃないアクア先生の状態は」
ヒューゴ「アクア先生、少し落ち着いて」
アクア「うるひゃい!BLCD見たいな声出してんじゃないですよ!」
ヒューゴ「いや、中の人は確かにBLCDにも出てるけど
     それを言ったらもっと凄いのが」
アーク「タカヤの所のオヤジさんとか?」
シュウヤ「それをいったらウチの父親も相当な事になりますね。しかしアクア先生
     いったいどうしたんですか?いつもは受身でツッコミ型な先生なのに」
アクア「五月蝿い、黙れ、服を脱ぐぞ!乳を揺らすぞ!何かと融合するぞ!」
アーク「どういう脅しだよ。てか融合って」
ヒューゴ「今のアクア先生の後ろにはなんかミッテ先生に近い何かが宿っている
     ような気がする」
532それも名無しだ:2009/02/15(日) 00:07:09 ID:SJTuMGjv
キーンコーンカーンコーン
ラミア「アクア先生、補習交代に来たぞ。ん?チョコ臭い?」
アクア「アハハハハハ、どうしたんですかヒューゴ先生?腹筋にしまりが無いですよ」
ヒューゴ「ヒィィィ!なんで俺は脱がされて腹筋を撫で回されているんだ!
     この状況をなんとかしてくれ、シュウヤ、アーク!」
アーク&シュウヤ「まっぴらごめんのすけ」
ヒューゴ「薄情者だよお前らは。先生は心底落胆した!」
アーク「いや、近づいたら俺らも被害者の仲間入りっぽいし」
ラミア「なんだこれは?」
アーク「ああ、ラミア先生。あのですね、なぜかチョコレートフォンデュを食べた
    アクア先生がなぜかあんな事に」
ラミア「なるほどな。だったら」ツカツカツカ
ラミア「目を覚ませ!」ブンッ
アクア「とう」ヒョイッ
アーク「アクア先生の容赦ない打撃をいとも簡単に避けた!?」
ラミア「なんだと。ウグッ!」
シュウヤ「ラミア先生がバックを取られた!?」
アクア「ウフフフ、ラミア先生。いつもいつも攻められるばかりの私じゃないんですよ〜」
ラミア「なんだと、グッ!ちょっと、止めっ・・・・・あぁ〜っ!」
ヒューゴ「いったい、これは」
シュウヤ「む、もしや。アーク、アクア先生は何をどれくらい食べたかわかりますか?」
アーク「最初のキウイがツボに入ったみたいで5個とあとはいろいろ」
シュウヤ「キウイ……分かりました!まずキウイはマタタビ科の植物です
     そして猫科の動物はマタタビに含まれるマタタビラクトンやアクチニジンに酔います」
ヒューゴ「それがいったいどうしたんだ?」
シュウヤ「女性同士の行為において受けの側はネコと呼ばれます
     つまり、日ごろラミア先生との会話において受けになっているアクア先生の属性は
     ネコであり、そのためマタタビ科であるキウイで酔ってしまったのです!」
アーク&ヒューゴ「な、なんだってーっ!」AA略
アクア「ウフフフ。この胸がそんなに偉いんですか?ナイスバディでクールキャラは受けて
    年上、露出、天然そろった私はなんでダメなんですかぁーっ?」
シュウヤ「自分で天然言ったらおしまいですよね」
アーク「あとさ、属性は多けりゃいいってもんじゃないと、二重人格、妹、巨乳、勝気
    弱気、とかいろいろそろえたけど人気ない某スパロボ主人公が証明してるよな」
ヒューゴ「お前消されるぞ」

キーンコーンカーンコーン
ルアフ「なるほどね。つまりそんなこんなで、アクア先生のオンステージだったわけだと」
ヒューゴ「とりあえずショックで倒れたラミア先生と
     続けていきなり『アラサー!』とか叫んで倒れたアクア先生は今保健室で寝てます」
ルアフ「ラミア先生がショック状態に陥るってどんなプレイがあったんだい?」
アーク「ラミア先生の胸がもはやバスケットボールのドリブルでした」
シュウヤ「アクア先生も凄いことになっていましたね」
ルアフ「それはそれで見たかったなあ。しかし君らもやってくれたねえ」
アーク「つい調子にのってやりました」(まあこれで補習はうやむやだな)
シュウヤ「今は反省したいます」(チョロイものですね)
ルアフ「まあいいんだけどね。とりあえず君ら明日も補習ね」
アーク&シュウヤ「エッ!?」
533それも名無しだ:2009/02/15(日) 00:08:57 ID:SJTuMGjv
ミスった

アクア先生の容赦ない打撃 ×

ラミア先生の容赦ない打撃 ○

だった
534それも名無しだ:2009/02/15(日) 01:30:26 ID:TU5kAvMm
 【OG町】
ゼラド「はい、キャクトラくん、義理チョコ」
キャクトラ「は、ありがたく頂戴いたします」
ゼラド「Pちゃんくんも、はい」
ランディ「ああ、悪いな」
ゼラド「ミズルくんも」
ミズル「わーい、けっこううれしい!」
ゼラド「ハザリアくんも、いつもお世話になってるから」
ハザリア「ふん、受け取ってやるか」
ヴィラム「ゴホン! おれは、べつに、こんなイベント楽しみにしてるわけじゃないんだけどな。
 もともと、甘いものあんまり好きじゃないしな。
 まあでも、年中行事だから」
ゼラド「え、ヴィレアムくん、いたの?」
ヴィレアム「いちゃいけないみたいに!」
ゼラド「いけないってことはないけど、
 ヴィレアムくんてバレンタインとかわたしの誕生日とか、
 イベントのときは必ずいないから、今年もきっとって思ってて」
ヴィレアム「バカ! 俺のバカ! 俺の積み重ねてきたものバカ!」
535それも名無しだ:2009/02/15(日) 02:57:01 ID:/Fj4oYUW
ルサイケはいまナヴィアちゃんのお店にいる。
そしてルサイケの目の前にはバレンタインネタがある。

話はけっこう前にもどる。
スレに写らないところでルサイケはナヴィアちゃんのお店でアルバイトを始めた。

ナヴィアちゃんは弟と二人ぐらしだ。
ナヴィアちゃんは一回目の新キャラ規制解除のときにOG町にやってきた。
せっかくの規制解除という事で今までのキャラにない設定をいっぱい持ってやってきた。
でもレズとゆう設定がおもいっきりルサイケとかぶっていた。

ナヴィアちゃんはTUTAYA的な店をやっている。
マーズ君やミツハル君が出てきて商売ネタが盛り上がり、それに便乗しようとして始めたのだ。
ナヴィアちゃんはアルバイトの女の子にセクハラをする。
だからナヴィアちゃんのお店のアルバイトは長続きをしない。
いいかげんアルバイトも集まらなくなってルサイケにお鉢がまわってきた。

ナヴィアちゃんは返却されたDVDなんかをかたづけながらルサイケにゆった。
「出番て、あると思う?」
それはルサイケにはとてもむずかしい質問だった。
ルサイケは心の中ではいつも「出番があるといいのにな」と思っている。
でも出番がまわってくるなあと感じた事はない。
「アタシは出番はあると思ってる。ただし、職人さんのお気に入りの人気キャラ専用のね。
 だから人気キャラはどんな設定持ちでもうまいこと出番がまわってくるんだ。
 職人さんのいないアタシたち不人気キャラは出番を得ようと思ったら、自分の力でなんとかしなきゃいけない。
 けどやっぱり職人さんがいないから、どんな設定をつけても上手くいかない
 アタシの弟みたいにね」
ナヴィアちゃんの弟は4スレ以上出番がまわってきてない。
最後に見た人の話では学校に協会もどきをつくり相談にのっていたとゆう。

そしてルサイケたちの目の前にはバレンタインネタがある。

「職人さん」ボソッ
ルサイケも気がついたら心の中で何度も何度も職人さんって言ってた。

バレンタインネタにルサイケたちの出番はなかった。
ルサイケたちは長いことフューリーの神様を祀ってある神棚の上にむかって手をあわせた。
もしかしたら職人さんはいるのかもしれない。
536それも名無しだ:2009/02/15(日) 03:31:17 ID:g9w2y6g6
ねだるな
537それも名無しだ:2009/02/15(日) 10:03:29 ID:QKYnPdHD
>>535
出番があまりないキャラが出番ねだるネタはNGだぞ
昔キャラが飽和状態の時に『出番ない』『出番くれ』叫ぶだけの面白みも何もない
ネタが氾濫していた時期があって、そのせいでスレ荒れたり議論が紛糾したりしたから
新キャラ登場規制が出来た、という背景がある。だから出番ネタはよした方がいい
538535:2009/02/15(日) 11:41:52 ID:/Fj4oYUW
失礼しました
弁解は愚痴スレでします

以後、スレは通常進行をお続けください
スレ汚し失礼しました
539それも名無しだ:2009/02/15(日) 18:08:32 ID:2AXfG+e1
>>529のタイミングが絶妙すぎる
図った様にしか思えない
540それも名無しだ:2009/02/15(日) 19:08:01 ID:3pIrge4X
ミナト「ほれ」
マーズ「なにこれ、チョコ? くれんの? おれに?
 イミがわかんねーんだけど」
ミナト「やるわけじゃねえ。
 いったんお前が受け取って、そして俺に渡すんだ」
マーズ「ますますもってイミがわかんねーんだけども」
ミナト「女の子ボイスになって俺に渡すんだ!」
マーズ「シホミおばちゃーん!
 ここにマンモス哀れなひとがいるよぉーっ!」
ミナト「いいからさっさと女の子ボイスになれ!」
マーズ(ミヒロvo)「おやじー!
 いまこそおれぁーこの機能をつけたあんたをウラむぜぇーっ!
 そしてスパロボKのシュジンコーもなんかギャルゲっぽいよおやじーっ!」
ミナト「俺もいつか、自分でプロデュースしたアイドルにきゃいきゃいいわれるギャルゲ的人生を!」
マーズ(ミヒロvo)「ミノタケに合わねーユメみてんじゃねーよぉーっ!」

ラーナ「ねえねえ」
マーズ(ミヒロvo)「なーに」
ラーナ「いつまでその声なんですか」
マーズ「この機能、いいカゲン外そーかな。
 イタズラにしか使えねーし」
ラーナ「ロボくんがわたしに手を出してるのは」
マーズ「手ぇ出したオボえねーよ。むしろ脚をもがれてるよ」
ラーナ「わたしをたらし込んでうちの会社を乗っ取るつもりなんですね。
 そして然る後にビルから札束ばらまいて銭ゲバのマツケンさんみたいに
 悪カッコよく高笑いするつもりなんですね」
マーズ「おれぁーゲンサク寄りだから、ばらまいたあとに
 『それはわたしの銭ズラ、返すズラ』ってやるだろーね」
ラーナ「やっぱりばらまくんですね!
 そしてわたしの耳をふさいでいちゃいつくフリをして毒を吐くんですね」
マーズ「キミんちはさー、カイシャっつっても
 ラージさんとミズホさんでもってる家族経営の工場みてーなもんじゃねーの。
 仮に乗っ取ったって、その2人に出てかれたらオシマイじゃねーの」
ラーナ「そんなことありません。
 デスピニスさんが会計やって、うちのお母さんがレスキューの傍ら営業で飛び回って、
 あとラウル叔父さんもなにかしています」
ミナト「もうちょっとラウルさんに興味持てよ」
ラーナ「それでバレンタインのチョコレートなんですけれども」
マーズ「おれぁーそーゆーカネで買えねーモノはいらねーよ。
 出先で事務のおばちゃんとかにもらうなぁーアキナイのイッカンだしね」
ラーナ「昨日のうちに後ろ足の関節にねじ込んであります」
マーズ「どーして音もさせずにそーゆー職人芸をヒロウしちゃうの、キミはぁー!」
ラーナ「動作不具合が怖ければ、さあわたしに解体を依頼しなさい」
ミナト「お前らのやりとり、めんどくせえよ!」
541それも名無しだ:2009/02/15(日) 19:42:45 ID:H4LsyRGk
なんだろう
一種のヤンデレなんだろうか?
542それも名無しだ:2009/02/15(日) 19:53:37 ID:SJTuMGjv
>>539

確かにすごいタイミングだけどさあ
SSの間に入った別のSSに絶妙っていうのはどうなんだ?
普通は間が悪かったって言わない?
543それも名無しだ:2009/02/15(日) 20:47:08 ID:3pIrge4X
面白かったからいいんじゃね
544それも名無しだ:2009/02/15(日) 21:02:51 ID:Vkr97nPv
ミナト…そこまでするなら普通に女の子に「チョコ欲しい」と言えば案外普通に貰えそうなのに…

ゼラドなら「はい、どーぞw」とかいってくれるのでは

「…私の他に貰わなきゃいけないひとがいるでしょ?」とか冷たい態度とられる可能性もあるが
545529:2009/02/15(日) 21:10:25 ID:gAEXtt22
絶妙な
546529:2009/02/15(日) 21:12:51 ID:gAEXtt22
うわミスった、上のレスは見なかったことにして



「ギリギリのタイミングでチョコを貰えないヴィレアム」を表現したかったんだ。

間が悪かったのは正直ゴメン
547それも名無しだ:2009/02/15(日) 22:48:38 ID:K/jv36Oc
>>535
ナヴィアの弟(アルヴィ?)は耽美ホモって独特設定有ったと思うが
このスレ基本的に男率高いんで使いどころ無いんだよなぁ
548それも名無しだ:2009/02/16(月) 01:03:45 ID:B+mDALdp
>>547
確かナヴィアは男嫌いで女の子大好きって設定はあったが
弟アルヴィって別にホモじゃなかったぞ?姉に毒気を全て吸い取られたかのような善人なだけで
善人嫌いなハザリアと仲良くなりたがってたシーンはあったけど
549それも名無しだ:2009/02/16(月) 03:47:27 ID:oR+HA7dR
 【朝】
エリート兵の子(♂)「あれ、どうしたんだい修羅兵の子(♀)クン」
修羅兵の子(♀)「これ」
エリート兵の子(♂)「え、これ、チョコレート?」
修羅兵の子(♀)「かっ、勘違いしないでよねっ!
 今年はバレンタインデーが休日と重なっちゃったし、
 どうせあんたは義理チョコももらえないだろうから寂しいだろうと思っただけなんだからねっ!
 べっ、べつに土日の間中渡そうかどうしようかなんて悩んでなんかないんだからねっ!」
エリート兵の子(♂)「あ、ありがとう。すごく嬉しいよ」
修羅兵の子(♀)「勘違いしないでっていってるでしょっ!
 義理! 義理なんだからね!」
エリート兵の子(♂)「うん、でも、お礼に、ご飯でも奢らせてもらえないかな」
修羅兵の子(♀)「バッ、バカッ! そういうのは、ホワイトデーに!」
エリート兵の子(♂)「え?」
修羅兵の子(♀)「あ、いや、べつに、そういうんじゃ」
エリート兵の子(♂)「あの、その」
修羅兵の子(♀)「もうっ! 学校始まっちゃうよ!」
エリート兵の子(♂)「あ、そうだよね! じゃ、一緒に行こうか。
 僕が車道側を歩くから」
修羅兵の子(♀)「もうっ、ほんと踏み込みが甘いんだからっ!」




リトゥ「空はこんなに青いのに、風はこんなに心地いいのに、
 太陽はあんなに明るいのに」
550それも名無しだ:2009/02/16(月) 04:36:35 ID:8ls+QjMu
マリ「戸締り良し、ヤツラの進入経路は完全に遮断したわ」
リトゥ「ヤツラって何?まさかゴキ」
マリ「あいにくGよりたちが悪いヤツラよ。人の家に侵入し、コタツを占領し
   さらには食卓までも荒らしていくわ」
リトゥ「コタツ・・・・・・。そういえば、お父さんと一緒にハザリア君がコタツで
    スパロボK参戦作品の見直しをしてたような」
マリ「遅かったぁー!あいつら、もう入り込んでたか!」

ハザリア「ゾイドジェネシスは、やっぱり作画の乱れが気になりますね」
リュウセイ「一年放送だからしょうがないな。しかし、個人的には序盤のCGクオリティに
      対して物申したいな。ただしハヤテ、ムゲンライガーへのエヴォルトシーンは
      BGMとの同調も相まって評価できる。終盤はCGクオリティも高まったし」
ハザリア「ちなみに、2期3期エンディングの作画を崩壊とみますか、個性とみますか?」
リュウセイ「作画監督の個性だな。むしろ個人的に1期エンディングのほうが特徴なくてさ」
マリ「何でうちのコタツはこの時期アニメ鑑賞会で埋まるんだよ
   あとミツハルさんは今日はいないのか」
ハザリア「ふん。もはや残り容量的に埋める以外やりようもない状況を
     アニメ鑑賞でつぶして何が悪い」
マリ「確かに>>819ランはもう最近絶望的だからな。1000なんて最後いつだったけ?」
ハザリア「言うなよ!そういう事を言うなよ!悲しくなるから」
マリ「いいけどさ。てかさ、スパロボK参戦までに参戦作品全部見直すのか」
リュウセイ「無理じゃないだろ。2クール作品が大半だし、ジーグなんて1クール
      あと、Zの時にマジンガーとキングゲイナー、SEED2作品は見たし
      全然楽勝だろ」
マリ「まあそれなら大丈夫だとは思うけど。てか今回最近の作品ばっかりだよな」
ハザリア「新規層の取り込みが目的だそうだがな。ただ、個人的に作品は新しいが
     コア過ぎて新規が取り込めるのかは疑問だな
     ゾイドくらいか?もっともバルマー的には参戦作品の多くが
     本国でも1週送れ程度で放送されているから、かなりあり難いがな」
マリ「でもさ、いきなりなんでジェネシスなんだよ」
リュウセイ「テッカマンもいきなりテッカマンブレードからだぞ。
      勇者シリーズも最終作品のガオガイガーからだしな」
ハザリア「アメリカで最初のガンダムがWだった、とかそんなものだ
     というか、ゾイドが参戦できたこと自体が奇跡みたいなものだぞ」
551それも名無しだ:2009/02/16(月) 04:37:04 ID:8ls+QjMu
ミツハル「しかし、今回のオリジナルはまた個性的ですね。さて、どちらから落すか」
マリ「コタツの中から出てきた!?いや、てか二人がすでに足を突っ込んでる
   コタツに大の大人がもう一人は入れるのか?」
ミツハル「そこはこう、イリュージョンというか、なんというか」
マリ「だったら種かしかけが(ゴソゴソ)コタツの中に穴が開いてるぞ!なんてもんを作ったんだよ」
ミツハル「君が玄関に鍵をかけるからだよ」
マリ「お前みたいなのが普通に侵入してくるからだろ!家に帰ったら
   父さんもハザリアも居ないのにおまえがコタツに入ってた事もあっただろ!」
リュウセイ「で?ミツハルはどっちのヒロインが好み?」
ミツハル「容姿については二人とも個性がはっきりしているのであまり
     ただ名前的には圧倒的にアンジェリカですね」
ハザリア「陵辱ゲーでもやっていろ。としか言えんな。
     まあ、Jの時以上に個性ははっきりしているな。
     少なくとも最終話直前の出撃前イベントでヒロイン3人のうち
     二人との会話の内容がほぼ同じという罠もないだろう」
ミツハル「あれには本気で激怒しましたね。まあエンディングはさすがに違いましたが
     そこまで同じだったら、バンプレストに抗議文を社員総出で送りましたよ
     ファックス、メール、郵便問わずね!」
マリ「もう、こいつスパロボKをギャルゲーとしか考えてないだろ!
   いや、たぶんオリジナルを見たときはみんなそう思っただろうけど
   あとミツハルさんを食品部門に追いやったのは普通に正解だと思ったよ!」

ハザリア「ガンソを見て、童貞も悪くないと思うようになった」
ミツハル「いったい何を貢いだら結婚までいけるんだろうね」
マリ「貢がなくても結婚してもらえるように頑張ってください」
ミツハル「いったい、どうしろというんだい?デートだけでも数十万かかるのに」
ハザリア「普通に風俗に行ったほうが安くないか?」
ミツハル「病気だけは嫌だからね。しかし結婚なんてどうすればできるのだろう」
リュウセイ「俺の場合は気づいたら書類一式そろってて、2枚にサインしてハンコ押したら
      もう結婚してたな」
マリ「母さん達、結婚の準備全部自分達でやってたって言ってたなあ」
552それも名無しだ:2009/02/16(月) 04:38:15 ID:8ls+QjMu
リトゥ「えっと、晩御飯はどうする?」
リュウセイ「人数も多いし鍋にするか。母さん達もそろそろ帰ってくるしな
      で、マリはさっきから何をしてるんだ?
マリ「コタツの穴をうめようとしてるんだよ!
   もう、こんなもの作らせないぞ」
ハザリア「そこを埋めてもどうせ、あと他にもあるのだがな」
マリ「どこだ!吐け!そして埋めろ!」
リュウセイ「落ち着けマリ。でだ、後どうする?とりあえず次ズレの目標でも
      言って見るか?」
ハザリア「とりあえずもう、>>81クランでもいいからとろうかと
     だからお前ら、>>81近くなったら譲れよ!それくらい夢を見させろよ!」
マリ「とりあえず、こいつらにこれ以上好き勝手させない方向で」
ミツハル「女性関係の出費を1000万円以下には抑えたいかな」
リュウセイ「俺はまあ出しゃばらないように後ろに引っ込んどくか」

リトゥ「みんなと同じクラスに戻りって・・・・・・・・あ、特進クラスから補習のメールが」
553それも名無しだ:2009/02/16(月) 04:54:26 ID:Jr6d8tmh
>>549
特進科の方々はいまの日本人が忘れた古き良き学生って感じがいいなぁ

>>550
ゾイドは初代じゃなくてホントガッカリだ

てかミツハルさんはリュウセイを妬ましくならんのかね?
554それも名無しだ:2009/02/16(月) 04:58:19 ID:8ls+QjMu
とりあえず次スレ立てたよ

ゼオラとアラドの子供マダァー? 二十八代目
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1234726902/

ミズルとラーナを足しといた。
ルサイケとか削った方がよかったかな?

>>529
間が悪かったけど数秒差だからリロードを怠ったわけでもないし
避けられなかった事故だからそんなに気にやむことはないだろ

ただそれよりも>>543のいうおもしろかったからとかはどうなんだ?
SS書く人間なら、途中で別の何かが入るのはやっぱりいい気分じゃないとは思うぞ
連投規制かかるほどの長編ならともかく

そりゃ、アークとシュウヤが不毛なバレンタインのやりとりをした直後に
チョコをもらえないヴィレアムというネタが入って
また直後にアークがもらえないよりマシって言った構図が面白かったって言うなら
まあ分からないでもないけどさ
555それも名無しだ:2009/02/16(月) 15:52:01 ID:0EPCF+q2
そういう意味でもある意味絶妙な、奇跡的なタイミングだったな
556それも名無しだ:2009/02/16(月) 22:33:43 ID:gQYu+fa1
今日はみんなで動物パンツ
557それも名無しだ:2009/02/17(火) 01:16:24 ID:yBsdJPLr
【ヴァルストーク備品No123 マーズ】
 ・カズマ・アーディガンのライフデータとキャレットのシステムを組み合わせて作られたロボ。
 ・上半身は10歳前後の男の子、下半身はロボ丸出しの四本脚。実年齢は3歳にも満たない。
 ・四本脚、四つ足、ロボ、銭ゲバなどと呼ばれる。
 ・一人称は平仮名で「おれ」。
  母音を伸ばしたり、ところどころカタカナ表記になるなど幼い口調で喋る。
  「ざけんじゃねーよ」など、べらんめえ調に近い荒っぽい言葉遣いをする。
 ・「きゃー」など奇声を上げることが多く、容姿も含めて妖怪呼ばわりされることがある。
 ・男性や年長者は「さん」付け、女子は「ちゃん」で呼ぶ。
 ・非常に重いため、だっこやおんぶをされたことが少ない。
  また寝ころぶことができないため、立ったまま眠る。
 ・書類上は備品扱いであるため、アーディガン姓は名乗っていない。
 ・姉妹が全員嫁に行ってしまったため手が足りなくなったカズマが会計用に作った。
 ・人情で商売をしてしまうカズマを嫌がり、出奔してしまう。
 ・自分でお金を稼いで大人のボディを買おうとしている。
 ・食品や貴金属の仕入れ販売のほか、経営改善や節税指南など中小企業診断士のようなことをやる。
  取引相手はアンダーグラウンド寄りであることが多い。
 ・商売については非常に厳しく、タカヤのバイト先を告発しようとするなど融通の利かないところがある。
 ・ロボット三原則を積んでいるため、人間の命令には逆らえない。
  ただし、人間に忠誠を使っているわけではなく、むしろ小馬鹿にしている。
 ・カズマを父親と認識しているため、「おやじ」と呼ぶ。
 ・シホミ、ミヒロなどのことを「おばちゃん」と呼ぶ。
  シホミには非常に懐いており、ミヒロのことは怖がっている。
 ・シホミによって「聖闘士星矢」の知識を植え付けられる。
  鋼鉄聖闘士や水晶聖闘士など、テレビアニメオリジナル聖闘士が大好き。
 ・当初は女の子型ロボとして作られる予定だったため、ミヒロの声で喋ることが出来る。
 ・「ごーごーキャレット○○」のかけ声とともに、数々の秘密道具を使える。
  趣味半分に付けている装備で、あまり実用性はないらしい。
 ・中国人は椅子と机以外の四本脚はなんでも食べてしまうと思っているため、中国人が嫌い。

【フィオル・グレーデン】
 ・赤毛の少年。顔の造りはラウルに似ているらしい。
 ・時空のねじれに巻き込まれたエクサランスチームの4人と
  エクサランス2体が押しつぶされた結果産まれた少年。
 ・エクサランスチームの子供といえば子供だし、本人といえば本人、
  エクサランスそのものといえばそのものである。
 ・常に時空をさまよっている。
  肉体が非常に不安定な状態であるため、下手をすると対消滅に匹敵する破壊をもたらしてしまう。
  そうでなくとも長時間おなじ世界にいると弾き出されてしまう。
  そのため、イングレッタなどから危険視されている。
 ・OG町に現れた際、ユウカと出会い恋に落ちる。
  「未練があれば未来がある」という理由でキスもしていない。
 ・基本的には善良な少年だが、情緒不安定なところがあり、ときに激昂する。
  また、健康バラエティブームや聖闘士星矢ブームを危険視するなど、判断力も怪しい。
 ・いつか完全な肉体を手に入れ、ユウカのもとに戻ってくることを夢見ている。
 ・ユウカいわく、「いじわる」な「偽善者」。
 ・エクサランスの姿に変身することがある。
  頻度としてはストライカーになることが多い。
  フライヤーなどに一瞬でフォームチェンジしてしまうため、
  敵に回すと非常にやっかいである。
  変身は大量のエネルギーを消費するため、長くひとつの世界にとどまれなくなってしまう。
558それも名無しだ
                 ,. . : : ´ ̄ : ;>< ̄:>: . 、
               ,.イ: : : : : :,. <.: : : : : : : : : : : :.:\
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           ,'.;':l : /L:./L.Ll」:.l||l.: : :.l: :.l V: : : :l: : : :l: : : : : : :.l: l
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         l:.l: l:l/l_ハ!:心.l:.! l:l l V: :|l:.:l`ヽ!: : l: : : l、: : l: : :.l: ;'
        ├(ヽf小下爻l、l. l!  ヽxlムL.、V: l: : : l: ヽ: l: : ;': ;'
           } !.|l: ,いゝニリL..__f ̄/下冬ミハ.Vl: :!: レ' ヽ:l: :/:/     
            」 !.l`it- _ソ  .セ.   にlふ)リ\:l: :l:.l'ヽ`/: /:/ .    
            l i l. l lヽ"""    ヽ、 `亠 ヲ' !:.l: l: l_,ノ/:l:/  .    
            |. l レ'´ `\  `   `ー-‐,,,′l: l: l :l:彡iィテ!       
        /l l、  l  \  _      ,. 斗:l :l: K /: : :.l       
        ,l::ハ  `  ヽ   !`ー:::;:オ "´  l:.l: l|: !::::ヽl: :.!
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