ハザリア「何故だ・・・何故皆俺の邪魔をする・・・?俺はただ!
>>819が取りたいだけ!それだけだというのに!」
ルル「人徳ですわw」
ハザリア「黙れ!黙れよ!!」
【山間部 川辺】
サラサラサラ
ゼラド「ヴィレアムくーん! どうだったぁー?」
ヴィレアム「う〜ん、ダメだ。釣れなかった。
水キレいだから、魚いると思ったんだけどなぁ」
ゼラド「えぇ〜」
ヴィレアム「『えぇ〜』って、ゼラド、さっき釣ってきてそこで焼いてた川魚三匹は?」
ゼラド「えっと」
ヴィレアム「食べちゃったのか?」
ゼラド「エヘヘ」
ヴィレアム「うん。いいよ。全然いいよ。また釣ってくるから。じゃんじゃん食べてくれよ」
ゼラド「でも、いいトコだよね。来てよかったよね。
水も空気もキレイだし。ね、空気って、味があったんだね」
ヴィレアム「お〜い、アオラ、お前のほうは・・・・・・。
あれ、アオラは?」
ゼラド「えっ? さっきまでそこで、ルルちゃんと魚釣ってたけど」
ヴィレアム「いないぞ。ふたりとも」
サラサラサラ
ゼラド「ちょっと待って! まさか、川に流されちゃったんじゃ!?」
ヴィレアム「えっ!? でも浅いし、流れだって緩やかなのに」
ゼラド「川じゃなにがあるかわかんないよ! 探さないと!」
めきめきめきっ どすーん!
ゼラド「なんだろ、下流から音が!」
ヴィレアム「雑木林の中だ、行ってみよう!」
【下流 雑木林】
ラーナ「あ、こんにちは」
ゼラド「ラーナちゃん、なにやってるの?」
ヴィレアム「作業服着てチェーンソー担いで、完全に林業を営んでる家のお子さんだよ」
ラーナ「思えばわたしは、解体解体また解体で、組んだり作ったりということはまったくできないんです」
ゼラド「あれだけ解体できたら、ちょっとくらい組めそうなものだと思うけど」
ラーナ「その弱点を克服するため、
この夏休みは自分で木材を切り出して、自分でログハウスを組み立ててみようと思い立ったのです」
ゼラド「いきなりハードル高いんじゃないかな」
ヴィレアム「タミヤの木工模型とかから始めた方がいいと思うぞ?」
ラーナ「そういうのを夏休みの工作として提出する人って、軽蔑します」
ゼラド「あっ、そうだラーナちゃん。
こっちに、うちの弟こなかった? ツインテールの女の子と一緒だったと思うんだけど」
ラーナ「えっ、さぁ。わたしはずっとこのあたりで手頃な木を物色してましたから、
誰か流れてきたら気が付くと思いますけど」
ヴィレアム「流れてきたとか、縁起でもないこといわないでくれよ」
ラーナ「普通に歩いてきたなら、気が付かなかったかもわかんないです。
わたしが見てたのは木であってひとじゃありませんから」
ゼラド「アオラ、どこ行っちゃったんだろ」
ラーナ「あ、上流の方にかかってる吊り橋の上に誰かいます。
あそこからなら、このへん一帯見渡せるんじゃないですか?」
【上流 吊り橋の上】
フィリオ「ミナトくん。君は、実写版ひぐらしにおけるエレピョンの扱いを不満に思っているかも知れない」
ミナト「当たり前っすよ、なんすかあれ!
撮影に強力してくださった地元の子供と見分けつかなかったじゃないっすか!」
フィリオ「だが、待って欲しい。
君も知っているだろう。すでに、実写版第2弾の制作が決定していることを!」
ミナト「うっす! 鉄とブームは熱いうちに打てってことっすねっ!?」
フィリオ「つまり、エレピョンをハリツケにしてあんなことした挙げ句にあんな粗相してみたり、
バスタオル一枚のエレピョンに吊り橋の上から
あんなことされるという希望と絶望が用意されているということさ!」
ミナト「さすがフィリオ先生! 一歩二歩先を読んでおられる!」
カル「どうしよう。なにいってるんだろうこのひとたち」
フィリオ「じゃ、イメージトレーニングを開始しようか」
ミナト「うっす! レッツ・バンジー!」
カル「ミナトが! あのフ抜けきっていたミナトが嬉々としてバンジーに挑むなんて!
ひょっとしてフィリオさんは、ものすごい名トレーナーなのかもしれない!」
フィリオ「君はなんというか、都合がいいね」
ヴィレアム「なにをやってるんだお前たちは」
ゼラド「川、わりと浅いからバンジー失敗したら危ないよ?」
ミナト「見られたぁっ! 知り合いに見られたぁっ!? なんだか無性に恥ずかしい!」
フィリオ「落ちろー! 落ちてしまえーっ!」
ミナト「しかしフィリオ先生は躊躇することなくひぐらしごっこを続行ーっ!
スゴいぞこのひとはぁーっ!?」
カル「どうしよう」
ヴィレアム「どうしようっていわれても」
ゼラド「あっちにあるマウンテンバイク2台とママチャリ1台、ミナトくんたちの?」
ヴィレアム「ホッカイドー行ったんじゃなかったのか、お前たち」
ミナト「ああ、帰り道のトーキョー下町で、
ゴマキ弟の嫁とゴマキ姉が骨肉の争い繰り広げてる居酒屋に寄ったら予想以上にテンション下がってさ」
カル「居酒屋とは思えない凍り付いた空気でした」
ヴィレアム「なんでそんなイヤな居酒屋行っちゃったんだよ」
ゼラド「とりあえず、未成年なんだから居酒屋行ったらダメだと思うよ?」
ミナト「それで、厄醒しのために、ここ巡礼しようかって話になってさ」
ヴィレアム「相当離れてる上に、山奥だぞ。よく自転車で来れたな。しかもミナトはママチャリなのに」
フィリオ「ボクは地元の林業の子かな? 撮影は見学したかい?」
ラーナ「なんですか撮影って。あと、わたしボクじゃありません」
ゼラド「ねえミナトくん! アオラとルルちゃん見なかった?
ここからなら、下、見渡せるでしょ?」
ミナト「え? 見てねぇぞ」
カル「我々も、ついさっきここに着いたばかりなんです」
ミナト「木が倒れるみたいなでっかい音がしたと思って下見たら
一心不乱に魚食ってる女の子がいたけど、あれはゼラドだろ? 銀髪だったし」
ゼラド「えっと、ゴメン」
カル「そうだミナト。さっき山道を登るとき、茂みの向こうでガサガサしている人影を見なかったか?」
ミナト「え、いたか? そんなの」
カル「あれは、男女のカップルだったように思うんだが」
ゼラド「それホント!?」
ラーナ「それは、見に行って大丈夫なのでしょうか問題ないのでしょうか。
茂みの中でガサゴソって、中学生の脳には1択の連想ゲームしかできないのですけど」
ゼラド「やめてラーナちゃん! そういうこといわないで!
お姉ちゃん、お姉ちゃんだから、アオラがそんなことになってたらどんな顔したらいいかわかんないよぉっ!」
ラーナ「急ぎましょう! 過ちが終わるその前に!」
ヴィレアム「普段からは考えられない溌剌とした笑顔だ!」
ゼラド「終わる前じゃなくて、始まる前にだよぉーっ!」
【川の東側 山道】
ガサッ ガサガサッ
ハザリア「おっ、なんだ貴様ら、どうした」
マリ「奇遇だな」
ヴィレアム「お前らだったのか」
ゼラド「茂みの中でなにやってたの?」
ラーナ「過ちですか? 過ちを終えたあとなのですか?」
ハザリア「このオシャレメガネはなにをいっておるのだ?
この近くにある廃村で、一風変わった土着信仰の祭具が手つかずでほったらかされていると聞いたのでな。
この俺が、金目のものを見繕って売っぱ・・・・・・保管しようと」
マリ「エッ、そういう主旨だったのか? 山菜狩りツアーじゃなかったのか?」
ハザリア「ジギタリス、オトギリソウ、クサヨシ、マムシグサ、イラクサ。
食うか? どれも毒だがな」
マリ「山道外れてそんなもの摘んでたのか、お前は!」
ヴィレアム「今回、キャリコさんどうしたんだ」
ハザリア「おや? そういえばおらんな。麓のあたりではたしかにいたのだが」
マリ「どうせそのへんでビール飲んでるよ」
ラーナ「旅慣れてます、このひとたち」
ゼラド「そうだハザリアくん! アオラとルルちゃん見なかった!?」
ハザリア「ルルだと? あやつは今日、女友達の家で勉強会をしているはずだが」
ゼラド「えっ、聞いてないの?
わたしとヴィレアムくんとアオラとルルちゃんで、魚釣りに来てたんだけど」
ハザリア「なんだと、あの、バランガ弟め!
異性とお手々つないで旅行など、なんと破廉恥な男だ!」
ヴィレアム「お前が横に連れてるそれはなんだよ」
マリ「つないでないよ? 手はつないでないよ?」
ハザリア「ルルもルルだ! 男と旅行に行くとはどういうことなのか、覚悟はできているのだろうな!」
マリ「やめろよ、そういうの求めるなよ。戸惑うよ」
ゼラド「旅行っていうか、日帰りの魚釣りなんだけど。
ほんとはルナちゃんとキャクトラくんも来るはずだったんだけど、生徒会の仕事があるとかで」
ハザリア「待たんか貴様ァッ! それは、寮で俺だけ誘われてないという悲しい事実発覚ではないか!?」
ゼラド「えぇ〜、だって、ハザリアくんは3日前から留守にしてるっていうし」
ハザリア「うむ、ちょっとニホンカイに足を伸ばしていたからな!」
ラーナ「いろいろと理不尽です、このひと」
ゼラド「ほんとアオラったら、どこ行っちゃったんだろ」
マリ「事故なんかに遭ってなきゃいいけど。
さっき、なんかドスーンて、地響きみたいな音してたし」
ラーナ「あ、それはわたしが木を切り倒した音です」
ゼラド「もう! わたしがちょっと川魚食べてる間に!」
ハザリア「待て、川魚だと? 貴様、何匹食べた」
ゼラド「え、3匹だけど」
ハザリア「3匹! まずいな、そいつはまずい!
このあたりは廃村になる前から貧しくてな、助け合って生きていくため、食い物は必ず分け合っていたものだ。
そんな中でだ! 川魚を三匹も独り占めする欲張りは、
タタリガミのバチがあたって、たちまちその身が竜に変わるという伝説が!」
ゼラド「えぇっ!?」
マリ「それ、伝説じゃなくて児童文学じゃないか?」
ハザリア「いやいや、大本になった伝承がだな」
ヴィレアム「お前たち、そういう議論は1年くらい前に済ませとけよ」
ゼラド「どうしよう! わたし、竜になっちゃうの!?」
ヴィレアム「落ち着けゼラド。なるはずないだろ」
ハザリア「おっとどうかな。調べた限りでは、このあたりのタタリガミは大層根性が曲がっているそうでな。
近しいものから順番に神隠しにしていくと」
ゼラド「アオラーっ!」
ヴィレアム「お前な! 不安をあおるようなこといってどうするんだ!?」
ハザリア「なに、そう慌てることはなかろう。
川のこちら側にいないなら、向こう側を探せばよいだけだ」
カル「えっ、向こうは崖が切り立っていて、危ないですよ?」
ゼラド「じゃ、急がなくちゃじゃない!」
【川の西側 森深く】
ガサッ ゴソッ
マリ「ほんとに森が深いな、こっち側は!」
ゼラド「あっ、あれ!」
ハザリア「煙? いや、湯気か?」
フィリオ「毒ガスでも吹き出しているのかもしれないね」
ヴィレアム「ゼラド、下がってろ! 俺が様子を見てくる!」
フィリオ「あ、待ちなさい。危ないよ」
ダーン! ダーン! ダーン!
ミナト「銃声だ!」
ゼラド「ヴィレアムくん! 大丈夫!?」
ダーン!
ユウカ「来るか、まだ来るか! オーライ、次来たヤツから挽き肉だっ!」
ゼラド「ユウカさん? 素っ裸でなにしてるの?」
マリ「取りあえず、お湯に浸かりましょうよ。そこにある、不自然に濁ったお湯」
【数分経過】
ヴィレアム「う〜ん」
ラーナ「ダメですねこれは。鼻血噴いて倒れたひとって、初めて見ました」つんつん
ハザリア「湯に浸かって身体が隠れるやつもな」
ゼラド「これ、天然の温泉?」
フィリオ「秘湯ってところかな。なかなかいい趣味かもしれない」
マリ「ユウカさん、こんなとこでなにしてるんですか」
チャプーン
ユウカ「大怪我したから湯治に来たんだけど、『タトゥーお断り』の貼り紙から逃れ逃れて、
気が付けば山奥の秘湯に浸かってるトラジディ、もしくはコメディ」
ヴィレアム「入ってるのか、タトゥーが」
ハザリア「なるほど。いままでに倒した正義超人の姿を彫ったモンモンが災いしたか」パシャパシャ
ユウカ「そんな大げさなモノ入れてないし、タトゥーを入れ墨と一緒にするのやめて
タトゥーはファッション、入れ墨は刑罰」
ラーナ「ねぇねぇユウカさん、スカート貸してくださいよスカート。
あそこにいる歩く死体のおじさんがわたしのことボクとかいうんです」パシャパシャ
ユウカ「・・・・・・根に持たれてる。こないだぶん殴ったこと、相当根に持たれてる」
マリ「お前たち、お湯かけるのやめろ。ユウカさん、普段はわりとヘナチョコなんだから」
ユウカ「ヒドいこといわれた」
ゼラド「ワンポイントタトゥーくらいなら大丈夫なんじゃないかな」
ユウカ「温泉宿のおばちゃんに呼び止められるストレス考えたら、
ちょっとのハイキングなんか苦にならない」
マリ「なんで妙なとこで妙に弱気なんですか」
ゼラド「ね、ユウカさん。アオラとルルちゃん見なかった?」
ユウカ「知らない」
ゼラド「知らないって」
ユウカ「アオラとルルって、なに。怪獣の名前?」
ゼラド「あ、会ったことなかったっけ? わたしの弟と、ハザリアくんの妹なんだけど」
ハザリア「バランガ弟の方は、ま、見ればバランガの弟だとわかる。
『あ、性格悪そうな女のガキがいる』と思ったら、それは間違いなくうちの妹だ」
ユウカ「やっぱり知らない。
ここに登ってくる途中、『なんだこの女、山頂で悪魔呼び出す儀式でもするのか』
って目で見てくる老夫婦とすれ違ったほかは、誰とも会ってない。
いつだって、パンクは世間からつまはじき」
ハザリア「チェーンだの安全ピンだのジャラジャラさせたパンクファッションの女が、
洗面器片手に山道ウロウロしてたら、そりゃ見るだろう」
ユウカ「一応、湯に浸かる前にこのあたりぐるりと見たけど、誰も見てないよ。
あ、そうだ。ドスーンて、ノイジーな音が遠くからしたけど」
ラーナ「あ、それはわたしです。かなり響いてたんですね」
ミナト「うん、あれは響いてた」
ゼラド「どうしよう。アオラたち、どこにもいない」
ハザリア「うむ、面白い。東西南北、いずれでも目撃されずか。
これは、広義での密室といえないこともないな、なぁ?」
マリ「『なぁ』じゃないよ。ならないよ。
わたしたちは山道から外れてたんだし、ラーナちゃんひとりで雑木林全体カバーできるわけないし。
ユウカさんは温泉入ってたんだし、いくらでも穴があるよ」
ユウカ「ここで会議始めないでくれる?」
フィリオ「君、そうじゃない。手はこうやって組んで、岩の上に寝そべるかたちで、
お尻がギリギリお湯から出ないように」
ミナト「いやいやフィリオ先生。俺はこう、胴体にタオルかぶせて仰向けになったポーズの方が」
ユウカ「撃つよ。撃っていいよね? 撃つべきだよね、あたし」
ハザリア「黙れグラドル体型」
ユウカ「そんな体型、知らないし」
マリ「ミナトたちは、あんなんだし」
ゼラド「う〜ん」
カル「俺は、どうしたらいいんでしょうか」
マリ「そんなこと、わたしに相談されたって知らないよ」
ハザリア「そうだな。手はこう、湯の中で着いて、背中を弓なりに反らし、
ケツのテッペンが微妙に湯から突き出すようなポーズにするべきだ」
マリ「お前までなにいってるんだ!」
ユウカ「あたし的には、この美脚をアピールすべきだと思うんだけど」
マリ「ユウカさんまでなにちょっとノリ気になってるんですか!?」
ユウカ「これだけひとがいると、逆に恥ずかしくないというか、銭湯気分というか」
マリ「だから、銭湯に入れないからこんな山奥の秘湯まで来る羽目になったんでしょう!?
ユウカさん銭湯入ったことないでしょう!
違いますから! 銭湯でポージング指導されるなんて、聞いたことありませんから!」
ユウカ「敬語で叱られるのって、なんか傷付く」
ゼラド「ハザリアくんも! ルルちゃんのこと心配じゃないの!?」
ハザリア「なんだ貴様、まさか神隠し云々を信じていたのか?
あんなものはな、貧しい村にはよくある話だ。
貧しさに負けて我が子を口減らしする罪悪感から逃れるための、方便に過ぎん。
現代ニホンにおいて、そんなものがありえるか」
ゼラド「でも、ルルちゃんになにかあったら!」
ハザリア「貴様、少し大げさなのではないか。
ルルとて、いい歳だ。自分の意志で消えたなら、自分の意志で出てくるだろう。
出てきたところで、ケツをひっぱたいてやればよい」
マリ「行こう。こいつらアテにならない」
ラーナ「きっとどこかに見落としがありますよ」
ゼラド「うん」
ハザリア「おお、そうだグラマーインパクト。
貴様がすれ違ったという老夫婦、ひょっとするとルルめらの変装かもしれんな」
ユウカ「そういえばあの老夫婦、老夫婦のくせに手なんか繋いでた」
マリ「ユウカさん、その老夫婦とすれ違ったの、どのくらい前ですか?」
ユウカ「2時間くらい前?」
マリ「ゼラド、アオラたちが消えたのはいつなんだ?」
ゼラド「えっと、30分くらい前にはいたと思うけど」
マリ「ほら見ろ、食い違いがあるじゃないか。
だいたいな、年寄りの演技って、それなりの小道具とテクが必要なんだよ」
ゼラド「え?」
ラーナ「どうしたんですか?」
ゼラド「あ、そっか」
マリ「なにかわかったのか」
ゼラド「この中に、『嘘』をついたひとがいるんだ」
ザワァァァァァァー
これはかなり期待
一応、予想はしてみたけど…
解答キボンヌ
ヴィレアム「・・・・・・う〜ん。あれ、俺?」
ゼラド「状況を整理しよう。ヴィレアムくん、ヴィレアムくんが釣りから帰ってきたとき、
もう川岸にはわたししかいなかったんだよね?」
ヴィレアム「え? ああ、そうだけど」
ゼラド「そして、木を切り倒す音がして、行ってみたらラーナちゃんがいた」
ラーナ「そうです」
ゼラド「木が倒れる音は相当大きくて、マリちゃんたちもユウカさんも聞いてる」
ユウカ「そうね」
ミナト「俺たちも聞いてるぜ?」
カル「そうです。それで下を見たら、ゼラドさんが」
ゼラド「嘘だッ!!」
バサッ! バサッバサッ!
ハザリア「おぉおぉ、こだまする叫びに驚いた鳥どもが、羽ばたいていくわ」
マリ「茶化すなよ。ゼラドがあんなに怒るなんて、滅多にないんだぞ?」
ミナト「おいおい、なにいってるんだよ」
ゼラド「『木が倒れる』音を聞いたとき、『魚を食べてる女の子』を見た。
ミナトくん、そういってたよね? よね?
でもね、木が倒れたとき、わたしはヴィレアムくんといたんだよ?」
ミナト「それは、ちょっと言い漏らしただけで」
ゼラド「ううん。ミナトくんは、『嘘』をついた。
木が倒れたとき、わたしはもう魚を食べ終わってたの。
つまり、ミナトくんは木が倒れる前からわたしの姿を確認していたんだよ!」
ミナト「落ち着けって。
音のインパクトが大きすぎて、記憶が前後しちゃってたんだよ、きっと」
ゼラド「カルくん、茂みの奥でガサガサしてるハザリアくんたちを見かけたっていってたよね。
つまり、東側の山道を登ってきたってことだよね?」
カル「ええ。それは間違いありません」
ユウカ「あたしが登ってたのは西の道ね」
ゼラド「でもカルくん、この西側に来るとき、『向こうは崖が切り立っていて危ない』っていってたよ。
東側から来たのに、どうして西側の様子を知ってるのかな、かな?」
カル「それは、少し足を伸ばしてですね」
ゼラド「フィリオさんは、この温泉の湯気を見たときに、
『毒ガスでも吹き出しているのかもしれない』っていっていましたよね。
あれは、わたしたちを怖がらせて、こちら側に来させないためじゃないんですか?」
フィリオ「考えすぎだよ」
ゼラド「フィリオさんたちが1人だったら、勘違いや思い違いで済むと思います。
でも、3人が1人ずつちぐはぐなこといってるのに、
ほかの2人が否定しないのって、おかしいんじゃないかな? かなッ?」
マリ「あ、そう、だよな。うん」
フィリオ「ふふふ」
ゼラド「どうなんですか、フィリオさん!」
フィリオ「あはははは、とんだところに、とんだ名探偵がいたのかもしれないね」
ミナト「フィリオ先生! ムダに悪ぶった笑い方しないでください!」
カル「そうですよ! べつに悪いことしたわけじゃないんですから!」
ゼラド「フィリオさん、わたし、いまちょっと怒ってますよ?
アオラたちになにかあったら!」
フィリオ「来なさい。そうすればわかるから」
【神社】
ハザリア「なんだ、ここは我々が目指していた神社ではないか」
ヴィレアム「そっか。お前たち、西に向かってたもんな」
ラーナ「わぁー、痛々しいイラスト入りの絵馬がいっぱいあります。なんですかこれ」
フィリオ「アオラくんたちは、あの祭具殿の中だよ」
ゼラド「アオラーっ!」
【祭具殿】
ゼラド「アオラっ! 大丈夫!?」
ルル「ゼラドさま! アオラさまが!」
アオラ「・・・・・・うぐ」
ハザリア「なんだ、これは? 狩猟用の罠か? いやしかし、このサイズは、まさか」
ゼラド「ラーナちゃん! これ、分解できる!?」
ラーナ「かなり古いものですね。資料的な価値とかありそうな感じなんですけど、いいんですか?」
ハザリア「待て、もったいない」
ゼラド「やって! 早くッ!」
ラーナ「ぴぃっ!」
キンッ
アオラ「うぅっ!」
ルル「あぁ、アオラさま、よかった!」
ハザリア「なんなのだ、この倉の中は! 拷問器具、しかも人間用ばかりではないか!
まったく! ニホンの田舎者は、たまに猟奇趣味に走るから困る!」
ゼラド「フィリオさん、許しませんよ! アオラをこんなとこに閉じこめて!」
アオラ「・・・・・・やめてくれ姉ちゃん。フィリオさんは悪くない。
・・・・・・俺が勝手に来て、勝手に罠に引っかかっただけなんだ」
ゼラド「アオラ? なにいってるの?」
マリ「それより、早く手当しないと!」
ハザリア「ああ、そうだな。おい貴様、
魚釣りに来ていたなら、ハンゴウくらい持ってきているだろう。
湯を300ミリリットルほど沸かして、こいつが半分ほどになるまで煮詰めて来い」
ヴィレアム「え? うん」
マリ「待てよ! それ、毒なんじゃ!?」
ハザリア「貴様は、なんだ。俺が無意味に毒草を摘んで歩く変質者だとでも思っていたのか?」
マリ「エ?」
ハザリア「オトギリソウはたしかに強力なヒペリシンなどが含まれておるが、
適切に使えば傷薬や咳止めになる。
炎症を起こすマムシグサやイラクサも、一方では腫れ物薬や毒蛇の解毒剤になる。
毒草など、たいがいそんなものだ」
ルル「だったら初めから薬草といってくださいまし!」
ハザリア「ん〜、おいバランガ弟、ついでにクサヨシもやっておくか?
痛みがなくなるついでに、現実も捨てられるぞ?」
ゼラド「貸してハザリアくん! わたしが手当するから!」
ハザリア「ああ、そうだ、そうしろそうしろ。
だいたい、俺が貴様の弟を手当する義理なんぞ」
パシンッ
ゼラド「アオラ?」
アオラ「・・・・・・やめろよ、姉ちゃん、恥ずかしい」
ゼラド「アオラ! お姉ちゃん怒るよ! 勝手にいなくなって勝手に怪我して! どれだけ心配したと」
アオラ「うるさいんだよ! 俺をいくつだと思ってるんだ!?」
ゼラド「なにいってるの! ルルちゃんまで連れ出して!
ルルちゃんになにかあったら、どうするつもりだったの!?」
アオラ「それがウザいっていってるんだよ!」
アオラ「アオラッ!」
フィリオ「そのくらいにしておきなさい。
罠にかかったのは予想外だったけれど、彼だって悪気があったわけじゃない」
ゼラド「フィリオさんは黙っててください!」
フィリオ「彼のいうことも聞きなさい。アオラくんは小学生の子供じゃない。
たった1つしか違わない姉に世話を焼かれ続けるなんて、男の子にはものすごい屈辱なんだよ?」
ゼラド「え・・・・・・」
アオラ「そうだよ。だから、見せてやりたかったんだよ。俺だけでもできるって」
ルル「兄上がこの村の祭具を狙っていることは知っていました。
それで、先回りして祭具を見つけてしまおうと」
ハザリア「その挙げ句にこのザマか。いい格好だなぁ、ええ? バランガ弟」
アオラ「・・・・・・くっ」
マリ「お前は黙ってろ」
アオラ「最初は吊り橋の下に隠れてて、姉ちゃんたちが離れたら抜けだそうとしてたんだ。
でもフィリオさんたちに会っちゃって、それで、頼んだんだ。
俺たちのことは、見なかったことにしてくれって」
ミナト「ゴメンな。ずいぶん真剣に頼まれたから」
カル「まさか、怪我をすることになるとは思わなくて」
フィリオ「それに、君たち姉弟には必要なことだと思ったからね」
ゼラド「じゃ、わたしたちと会ったときにフィリオさんが吊り橋の上で騒ぎ続けてたのは、
アオラたちにわたしたちが来たことを知らせるためだったんですか?」
フィリオ「ふふふ、それはどうだろうね」
ミナト「底知れねぇ! やっぱフィリオ先生は底知れねぇ!」
カル「やはり、名トレーナーなのでは」
マリ「演技には見えなかったけどなぁ」
ゼラド「アオラ、ごめんね。アオラがそんなふうに思ってるなんて、知らなかった。
でもね、アオラはわたしの弟で、わたしはお姉ちゃんなんだよ?
アオラがどれだけ大きくなっても、お姉ちゃんなんだよ?
心配しないなんて、そんなの、ムリだよ」
アオラ「・・・・・・うん」
ゼラド「たったひとりの、弟なんだから」
アオラ「・・・・・・うん」
ハザリア「そうだぞルルよ。貴様も、俺にとってはたったひとりの、
かけがえのない政治的駒なのだからな」
ルル「まぁ兄上、わかっておりますわ」
マリ「台無しだよ!」
ルル「でも兄上、ルルはひとつだけ、兄上に勝ったんですのよ?」
ハザリア「ほぉう、面白い冗談だ」
ルル「残り容量を見てごらんなさいまし! もはや
>>819ラン獲得は絶望的!」
ハザリア「くけぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
ヴィレアム「おーい! お湯沸かしてきたけど!」
ハザリア「あぁ、テンション下がった。もうどうでもよいわ。
おい、適当にオトギリソウを手もみして、バランガ弟の足になすりつけてやれ。
いっておくが、応急処置だからな。さっさときちんとした手当をせよ」
ラーナ「錆びた刃物でやられてますから、精密検査とか必要だと思います」
フィリオ「早く病院に運ぶことだね」
???「その役目、私たちに任せてもらいましょうか」
ゼラド「あなたたちは!?」
マリ「ユウカさんがすれ違ったっていう老夫婦?」
???「その実態は!」
バリッ! バリッ! バリッ!
キャリコ「キャリコ!」
スペクトラ「スペクトラ!」
キャリコ「ふたりは!」
スペクトラ「おしどり夫婦!」
カァー カァー カァー
ハザリア「なにをやっとるかこの中年夫婦は」
キャリコ「もう、せっかく夫婦水入らずの旅行楽しんでたんですから、
面倒ごとに巻き込まれないでくださいよ」
マリ「なんで変装なんかしてたんですか」
キャリコ「いいですかマリ嬢、20年近くも夫婦やってると、ときには変わった刺激が必要なんですよ」
ラーナ「奥が深すぎて意味がわかりません」
ババババババ
キャリコ「はいはい、メギロートヘリが到着しましたよ。怪我人をこちらに」
マリ「メギロート単体で飛べるじゃないですか。なんですかあのムダなヘリ装備」
ゼラド「じゃ、アオラ」
アオラ「うん」
ゼラド「迷惑かもしれないけど、病院まで付き添わせてね?」
アオラ「・・・・・・迷惑なんかじゃ」
ゼラド「え?」
アオラ「・・・・・・ゴメン」
ゼラド「・・・・・・お姉ちゃんも」
アオラ「・・・・・・うん」
ヴィレアム「あ、俺も付き添うよ!」
ルル「もちろん私も参りますわ!」
ゼラド「ハザリアくんたちは、どうするの?」
ハザリア「ああ、どうやら
>>819ランは取れそうもないし、
もう少しこの廃村を散策してみるわ。まだ面白いものがあるかもわからんしな」ボリボリ
マリ「な、お前、さっきから首掻いてるけど、虫にでも刺されたのか?」
ハザリア「いや、なんだかわからんが、痒くてたまらん」
マリ「掻くなよ、跡になるぞ」
フィリオ「じゃ、僕たちも行こうか」
カル「え、帰るのでは?」
フィリオ「ミナトくん、九州の名産といえば?」
ミナト「明太子! チャンポン! サツマアゲ! アイドル!」
フィリオ「さぁ行こうか。レイニャ生誕の地、そして元ハマサキクルミ現ハマサキアユミ生誕の地へ!」
ミナト「さすがフィリオ先生だ! いまだにアユをアイドルに数えてる!」
カル「どうしよう。この旅が続けば続くほど、ミナトがわからなくなる」
ゼラド「あのっ、フィリオさん、もうしわけありませんでした!
その、失礼なこといっちゃって!」
フィリオ「忘れたさ。アユが龍虎の拳に出ていた経歴は決して忘れないけれどね」
ラーナ「あ、じゃあわたしは、ログハウス制作に戻りますので」
ゼラド「あれ、ラーナちゃん、いつスカートにはきかえたの?」
ラーナ「さっき借りてきました」
【森深く 秘湯】
ユウカ「・・・・・・じゅーはち・・・・・・ごせんさんじゅーきゅー・・・・・・ごせん・・・・・・」
長編、GJですっ!
ラーナ、何気にユウカのスカート盗っちゃってるしwww 茹でグラマーインパクトが出来ちゃうww
フィリオ、ミナト、カルのトリオは更正不可の気がする
そして久々にスペクトラが出た!
むぅ、いつのまにかいつもの推理モノに変わっているとは
自然な流れに完全に油断していて理解が追いつかなかったぜ
職人様GJ! いい刺激になった!
本当にここは良き職人達に恵まれてるぜ…
それにしても病ん目のゼラドも見てみたい
なぜか老夫婦だ正体だけが正解だったww
おもしろかったよ、GJ
ゼラド…がんばり物語フラグ
ユウカ…生爪剥いで目明かしフラグ
ハザリア…時報フラグ
マリ…おじいちゃんの論文持ってっちゃヤダフラグ
ルル…落ちちゃえにーにーフラグ
フィリオ…監督フラグ
惨劇は回避出来る!
クォヴレー「お前を助けに来た!」
ヴィレアム? あぁ、いたじゃん、坊主頭の…
テスト
誰だバイト中にハザリアとマリとリトゥとユウカでガドルヴァンドレッドなんて電波送信したやつは
ゾンビ兵「う゛ぁー」
エリート兵の子(男)「はいっ!」
ゾンビ兵「う゛ぁー」
ポセイダル兵の子(女)「はい」
ゾンビ兵「う゛ぁー」
修羅兵の子(女)「ちぃーす」
ゾンビ兵「う゛ぁー」
暗黒鳥人の子(男)「こっけこっこー」
ゾンビ兵「う゛ぁっ!」
暗黒鳥人の子(男)「あ、すんません、ふざけて」
リトゥ「えっと」
ゾンビ兵「エリトゥ」
リトゥ「はっきりと発音していただいたとこ悪いんですけれど、名前間違えてますから」
キーン コーン カーン
リトゥ「・・・・・・わたし、どうして特進科クラス向けの夏季講習に混じってるんだろう」
エリート兵の子(男)「大丈夫かい、エリトゥくん。
よそのクラスのひとじゃ、うちの授業に着いていくのは大変だろう?
わからないことがあったら、遠慮なく聞いてくれたまえ!」
リトゥ「あの、だから」
修羅兵の子(女)「固い話してんじゃないよー。エリトゥちゃん困ってんじゃーん」
リトゥ「わたしの名前は」
修羅兵の子(女)「ねね、エリトゥちゃんのクラスさ、カッコいい男の子いる?」
エリート兵の子(男)「修羅兵の子(女)クン!
夏季講習中とはいえ、学舎の中だぞ! 浮ついた話をするのは慎みたまえ!」
修羅兵の子(女)「ヘヘン、級長サマったらおカタいでやんの」
暗黒鳥人の子(男)「おいおーい、修羅兵の子(女)ー。
エジュニアが別のコに話しかけたくらいで妬くなよー?」
修羅兵の子(女)「そっ、そんなんじゃ」
エリート兵の子(男)「おかしな冗談はやめたまえ暗黒鳥人の子(男)クン!
修羅兵の子(女)クンが迷惑してるじゃないか!」
修羅兵の子(女)「えっ、ううん、迷惑、なんかじゃ」
エリート兵の子(男)「えっ」
ポセイダル兵の子(女)「うふふっ! お暑いじゃないサ、おふたりサン!」
暗黒鳥人の子(男)「ヒューヒュー、ふたり、付き合っちゃえよぉー!」
修羅兵の子(女)「も、もう!」
どっ!
リトゥ「なんなのかしら、この、昔の学園ドラマみたいに温かい空気」
まて!ガドルヴァンドレッド的には宇宙人さん好きのかかずボイスが必要だ!
っとそろそろ次スレになるのか?
暗黒鳥人の子がいいヤツだな
やたら稲田声でうるさいギガノス兵の子を入れてもまったく問題ないな
っていうか異次元世界のクラスだコレー!?
ポセイダル兵の子(女)は今時タイムリーな話題でポニョってあだ名つけられるんだろうなぁ
鶏内声のギガノス兵も忘れないで下さい
741 :
それも名無しだ:2008/07/25(金) 16:39:23 ID:I29c7Xkl
ドイツの人って暑さに弱いと聞いたがゼラドとか平気なんだろうか
ドイツの人(?)其の一
ゼラド「暑いよ〜」(ぴとっ)
クォヴレー「・・・暑いといながら何故抱きついてくるんだ?」
ゼラド「えへへーwそれは暑いからでーすw」
イングラム『どうせお前も暑いも寒いも平気なんだろう久保よ』
ルナ「私も暑いです父様!」
クォヴレー「いやどういう論理で「暑い」から「抱きつく」になるのか(ムニュッ
イングレッタ「私も暑いでーす」
ルナ「ま、真似をするでない!そなたはひっこんでおれ!」
ゼラド「ルナちゃんダメだよそんなこと言っちゃ」
イングレッタ「たまには仲良くしましょう?とイングラムが言えと言っていたから言っておくわ、とりあえず」
クォヴレー「仲が良いのは結構だが何故ムギュ」
アオラ「(暑苦しいなぁ・・・)」
其の二
ゼフィア「(ダラダラダラダラ)」
ラン「うわっ!ゼフィアちゃんすごい汗やな!」
ゼフィア「今年は特に暑さが厳しい・・・」
ラン「民族的に暑さに弱そうやもんなぁ」
ゼフィア「あんたは平気なのか・・・?」
ラン「ウチを誰やと思うとるんかなゼフィアちゃん!心頭滅却すれば火もまた涼し!や!」
ゼフィア「おお・・・・」
ラン「・・・・・・・」
ゼフィア「・・・・・・・・」
ラン「・・・暑っ」
ゼフィア「おい」
ラン「あ、あははははは・・・w」
ゼフィア「まったく・・・?」
ラン「(ゴソゴソ)」
ゼフィア「なんだ?そのシャワー付きホースは?」
ラン「うふふ・・・そんなわけで今日の稽古は「水浴び」に決定ー!さあ見事降りかかる水を避けてみゼフィアちゃん!」
ゼフィア「そんな稽古は聞いたことが
ラン「うりゃーーーw」
ゼフィア「ま、まてブワッ!?冷た!?」
ラン「あははははははw!」
アイミ「なんか、すごい楽しそうだったけど」
スレイチェル「ヴィルベル!?」
>>742 アラドとソフィア博士って何人だっけ?
ゼラドは暑がりはしても夏バテはなさそう
なによりも、なんかはしゃいでるラン姉に萌えたのは俺だけでいい…
>>742 水浴びで服スケスケですね、わかります
>>743 ソフィア博士、ドイツ語ならゾフィーアって読む名前だし、ドイツ人じゃないんでない?
あとおまいだけじゃないよ・・・
ランに水がかかってブラが透けて見えるんですね
ラン「ああ、ゼフィアちゃんが水浸しになって下着が丸見えや!」
トン テン カン
ディストラ「27時間テレビですね! 27時間テレビですね!」
クォヴレー「27時間も喋り倒すとは、彼は異能者なのではないだろうか」
イングラム『一種の病気なんだと思うよ、あれは』
ディストラ「一緒に見ましょうね! 一緒に見ましょうね!」
イングラム『なんでお前、そんなに27時間テレビが楽しみなんだ』
ディストラ「27時間、片時も離れることなく見ましょうね!」
クォヴレー「それはムリだ」
ディストラ「じゃ! じゃ! 深夜! 深夜の部だけでいいですから!」
トン テン カン
クォヴレー「それで、お前はどうして水車にハケを打ち付けているんだ?」
イングラム『今さらやらないと思うよ、ハケ水車』
ゼフィア「……!!」
ラン「?どないしたの?顔赤いけど…暑さあたり?」
ゼフィア「(み、水に濡れて!肌が!ボディーラインが!透けて見える…!)」
ラン「ん?」
ゼフィアってじつはムッツリスk(一刀両断
ラン「えっちなのはアカンよ」
ゼフィア「むぅ…」
ラン「…でも…ウチにえっちなのはええかな」
ゼフィア「なっ!?(////」
ラン「何うろたえてんの?冗談やよ」
ゼフィア「………(////」
なんかラン姐さん見てるとTODのマリーさん思い出す
ハザリア「ハハハ、まるでキャベツが緑のロールケーキだ・・・・・・」
マリ「うぉい、なんで廃村でケータイでニコニコを虚ろな見てるんだ?てかここちゃんと電波入るんだな」
ハザリア「キャベツこと夜明け前より瑠璃色な・・・・・もはや伝説とも言える作画崩壊っぷりに
ファンの阿鼻叫喚が毎話響き渡ったという逸話つきだ。見てみろあの宙を舞う包丁の動き
まるでコマ送りだ」
マリ「目が死んでる。ギャグマンガ日和のオープニングより死んでる」
ハザリア「何を言う、ギャグマンガ日和のオープニングは馬越嘉彦氏による巧みな作画にココロ躍るではないか」
マリ「滑る様な動きが気持ち悪いよあれ。てか誰だよそいつ。もうロボゲー板的にそれ分かる奴いないよ
あとお前の目がまるでココロ踊ってない」
ハザリア「大丈夫。ロボゲー版にはそれなりに萌えオタ、しかも広い世代をカバーした者が多い。
その連中ならおジャ魔女どれみのキャラクターデザインを手がけた人物といえば通じる。
もしくは、マーマレードボーイのアニメ板キャラデザ」
マリ「なんであえてロボット関係ないの挙げて、そういうところプッシュするかな。ロボットと関係ある人の事にしろよ」
ハザリア「いや、新しいほうのガイキングとかグレンラガンで原画描いてたなあ確か。しかし、
どうやったら
>>819ラン取れるのだろうなあ。いっそ一行レスで荒らしてみるか?」
マリ「その後凄い勢いで要領の大きなAA荒らしが現れて、一気に要領オーバーという落ちなら見えた」
ハザリア「くっ・・・・・それよりさっきから後ろからちょっと立ち止まるたび余計に一つ足音がしないか?」
マリ「なんだ?そんなんじゃ私はビビらないぞ」
ハザリア「お前をビビらせて何か得でもあるなら、年がら年中ホラーやらグロやら、少尉殿の娘に見せられない
趣味を見せてやっているぞ」
マリ「なんだよ!父さんにいったいどんな趣味があるって言うんだよ!」
ハザリア「それは・・・・まああれだ・・・何とか理解は示せるが、俺でも思わずちょっと半歩距離を
取ってしまうというか・・・・・あ・・・・うん・・・・なんというか正直ごめんなさい」
マリ「なんだよ!なんであやまるんだよ!なんか妙に気になるよ!でも知りたくないよ!
いやむしろ何かしらそういう面があること自体知りたくなかったよ!」
ハザリア「ああ、正直俺もあれを知った時は父上と母上がガドル・ヴァイクランしているのを
目撃した時よりきつかった」
マリ「それより上なのか!うわぁぁぁぁぁ!父さんの事だから何かあるとは思ってたけどいったい
何をしてるんだぁぁぁぁ!」
ハザリア「さあな。うーむ、しかしアクエリオン19話の作画は本当に創世しているなあ」
ミツハル「さあこれは作画崩壊と見るべきか、はたまたそういう作画と見るべきか悩みますね」
マリ「あんだけ話題振っといて、やっぱり作画の話に戻るんだな!そしてなんで
ミツハルさんはこんな所に前フリも無く自然に現れるんだ!」
ミツハル「いえ、ひぐらしがギャルゲー化したときに備えて予行演習的なものをね
ただ、ratoの絵柄がギャルゲー的にはどうなのかなと思うのでそこはちょっと考え物ですね」
マリ「あるかどうかも分からない物の予行演習とか絵描き批判とか、あんた相当だな!」
ハザリア「私的にはratoにはアニメーターのままで居てほしかったな」
ミツハル「まほろまてぃっくの11話の作画監督でしたね確か」
マリ「こいつら実はアニメ見てるとき本編よりエンディングのテロップを熱心に眺めてないか?」
ハザリア「まあ、本当ならウチで作画について語り明かすのが通例なんだが」
マリ「なんかそれを通例にするのやめてくれない。あとさらっと私の家をウチって言うな」
ミツハル「ええ。昨日そろそろ容量がやばいと思って顔を出したら今でリトゥさんが鏡を見ながら
『私はリトゥ・・・・私はリトゥ・・・・私はリトゥ・・・・エリトゥじゃない・・・よし、明日もがんばろう』
とか言っていて、思わず逆再生したみたいに床扉を閉めて帰ってしまいました」
マリ「今さらっとなんか変な単語が出なかった?なあどこの床に穴開けた?」
ハザリア「ふむ、しかしあえて当て付けに作画崩壊ものばかり見ているが、なんとも言えない気分になってきたぞ
脳みそが1kg無さそうなギャルが、不細工な生き物を見てキモカワイイとか言うのはこういう感覚か?」
ミツハル「なるほど。なんとなく分かりますよ。ちなみに私は脳みそが1kg無さそうなギャルに振られた事があります
くそぉ・・・・何が「おじさんつまんな〜い。わたしかえるね〜」ですか!帰るくらい漢字をつかってください!」
マリ「こんな廃村まできてこぼす愚痴がそれですか。あと不満の所在がおかしくないですか?」
ハザリア「この男、十度のフェミ公だからな。女自体を否定することがない。まあそれでゲームに時々逃げてるわけだ」
マリ「でも2次元にはまり込んで3次元へのサルベージが不可能になったりはしないんだな」
ミツハル「当然ですよ。というか世間の
「恋愛ゲームをすると現実の恋愛に興味が無くなる」
「暴力ゲームをすると現実で人を殺したくなる」という矛盾たっぷりの図式に文句を言いたいですね」
マリ「あー、それは確かに」
ハザリア「だがスパロボをやるとロボットに乗りたくならないか?」
ミツハル「あなたみたいに、読んだ本、見たアニメ、やったゲームには大抵興味をしめす人ならそうでしょうね。
試しに精神科で検診を受けてみてはどうでしょうか。注意欠陥多動性症候群とか診断されそうですが」
ハザリア「あんな、言う事を聞かない子供をもてあました親と、およそ何にでも病名を付けたがる
目立ちたがりな医者の利害が一致してできた行動障害を俺に当てはめるな」
マリ「なんでわざわざ普通の人間に分からない会話でお互いを罵倒しあうかな。
所でさっきお前が言っていた足音が多いって言うのはミツハルさんの足音か?」
ミツハル「それは違いますね。わたしはマリさんのリュックにしかけた盗聴器で二人を会話を聞きつつ
横の茂みの中を移動して出て行くタイミングを窺っていましたから。後ろから足音が聞こえる事は無いはずです」
マリ「どこだ!どこにつけた!てかなんてことしてくれた!盗聴器をしかけるとか、訴えますよ!」
ミツハル「現行の法令では盗聴器で盗み聞きするだけでは犯罪にはならないんですよね。それをしかけるために
家宅、および持ち物への侵入があれば侵入罪。聞いた内容で脅迫等行えば脅迫罪。後はそれで知りえた個人情報を
漏洩すれば個人情報保護法違反で直接的損害が出た場合刑事罰があるという程度です。
まあどうやって仕掛けたかノーコメントで。一応法には触れないようにしてありますから」
マリ「いや、あなた家宅侵入いつもしてるでしょう」
ハザリア「家主の許可をとってあるから無駄だろう。お前の部屋に勝手に入ったなら別だがな。
まあコヤツが適当に別件逮捕したらいくらでもホコリが出てくるのは確かだがな」
ミツハル「酷い言い様ですね。しかしとなると足音というのは何なんでしょうね」
マリ「そういえば首がかゆいとも言ってなかったか?」
ハザリア「うむ。無性にかゆい」
ミツハル「ん〜・・・・・失礼ですが、昨日風呂には入りましたか?」
ハザリア「・・・・・おお!そういえば!」
マリ「ぎゃぁぁぁっ!近づくな!この汚タクめ!あれか!首がかゆいのは汗疹か!」
ハザリア「しょうがないだろう。ニホンカイの当てつけるような塩の香りに慣れて自分の体から発する塩の臭いなど
無いに等しいものになっていたのだからな」
ミツハル「というか、マリさんもそこそこ香ばしいにおいがしますよ」
マリ「私はただ山を歩いて汗かいたから!そこの物理的にも心理的にも汚れた奴と一緒にするな!」
ハザリア「しかし、首がかゆい理由は分かったとして、足音は何なのだろうな」
マリ「そもそも私はその音を聞いていないぞ」
ミツハル「あれですか!L5ですか!L5発症なんですか!?」
ハザリア「エルゴって何だ?スパロボZにちなんでグラヴィオンか?それとも無敵凶刃ロザリオーの絶対者か?」
マリ「マイナーを通り越してる!ロザリオーなんてこのスレに分かる奴いるのかよ!?」
ハザリア「いや、自由書き込み型人物辞典にSRCの項目があるし、いるんじゃないか?
あれはあれで面白いんだぞ。人間の負の部分をあそこまで集約してあそこまで後ろ向きな作品をよく作れたな
というほど暗いシナリオでありながら、ロボット物らしい燃える展開。さらに4体合体そして追加2体による
6体合体というギミックまであるしな。まあ同人作品らしく荒い部分も確かに多いがな」
ミツハル「私はあれでAI萌えに目覚めました。画面の向こう側に恋をしてもいいんですよね!」
マリ「それは色々駄目だと思うぞ」
ミツハル「まあそれはともかく、おそらく足音は幻聴でしょう。ではまたのんびり動画鑑賞といきましょう。
たまには小林治の作画で複雑な気分になってみたりするのもいいですね」
ハザリア「いや、オサム作画は別に崩壊はしていないだろう。BECKのオープニングなどすばらしいではないか。
グレンラガン4話も色々言われているが俺はいいと思ったぞ。まあ全部吉成が持ってたけどな」
ミツハル「いや、ですがあそこで吉成は注力せずにもっと重要なところに力を入れるべきでしたね。
14話でなぜ竜巻を描いていたのかもわかりませんし」
ハザリア「もともと吉成はならぱにぽにだっしゅのオープニングで、もっとどうでもいい花火描いたりしてただろう」
ミツハル「・・・・・・ふぅ。あなたと二人だけだと意見がいつも平行線ですね」
マリ「私の意識もあんたらと平行線で交わらないよ。理解できない度合いはアイドルの話してるミナトと同じだよ」
ハザリア「ここでいつもならわれわれの議論など吹き飛ばす勢いですばらしい意見が飛び込んでくるのだが
ミツハル「やはりあの方が居ないと駄目ですね」
リュウセイ「俺を呼んだかぁぁぁぁっ!」
マリ「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!父さんが白いスク水に妙なニーソックス、そしてコードみたいな尻尾
さらに頭にへんな飾りをつけて突然現れた!」
ハザリア「その格好は、ストライクウィッチーズ・・・・いや違う・・・そうだ!スカイガールズのモーションスリットですね!」
ミツハル「スカイガールズ!透けそうなほど薄い水着姿の女の子をむき出しで空を滑空させるためだけに科学考察した
とか言われている珍作。ロボット物だというのに、戦闘シーンが戦隊物並みに短いだとか
なんかいっつも入浴シーンがあって気分的には戦った回数より入浴した回数のほうが多そうだとか
ブラジャー持って基地の中走り回る話が一番面白いとか色々言われているが私は大好きです!」
リュウセイ「解説ありがとな!いやぁ、アクエリオンが参戦したしいよいよCGロボット物も来るかなと思ってさ。
でも普通のロボット物ならいつも見てるし、あえてスカイガールズに目を付けてみたわけだ。
んでこのモーションスリット(ステルス機能付き)で聖地巡礼に追浜まで行って来て家に帰ったら
お前ら居ないから追いかけてきて、ステルスモードで尾行してたのさ」
マリ「足音の正体は父さんかぁぁぁぁぁ!てかこれ!?これがお前の言っていた娘に喋れない趣味か?!」
ハザリア「は?いやこれくらい普通だろう?」
マリ「これが普通とか言うやつがドン引きする秘密ってなんだ!」
ミツハル「しかしリュウセイさんはやはり目の付け所が違いますね。同時期にグレンラガン、ヒロイックエイジ
ギガンティックフォーミュラー、アイドルマスターXENOGLOSSIA、ぼくらのとロボット物が目白押しで
どの作品でも大なり小なりCGは使われていたというのに、あえてスカイガールズですか!」
リュウセイ「でもお前らの目の付け所も悪くない。ロザリオーやオサム作画みたいなクセのある物に挑むのは良い事だぜ
それはそうとミツハルは、放送当時、スカイガールズにメインスタッフを取られてゼロの使い魔二期が死んだとか
わめいていなかったか?」
ミツハル「過ぎたことです。三期が始まった今となってはどうでもいいのですよ」
マリ「どうでもいいけど、スカイガールズのモーションスリットにはステルス機能とかなかったはずだけど」
ハザリア「おいおい、スカイガールズにおいてそんな科学考察は無駄だぞ。すべてナノスキンで解決できる」
ミツハル「きっとスパロボ参戦しても宇宙空間をナノスキンすいすい活動してますよ。まあ問題はコナミの壁ですけどね」
リュウセイ「ああ。ある意味ラ・ギアスより面倒かもな。ふう、しかしこの格好かなり蒸れるんだよな」
マリ「やめてください。そういいながら股間の部分の布を引っ張るのほんとやめてください。
親子じゃなかったら通報してるよ!」
リュウセイ「さてとそれじゃあ俺はそろそろ帰るぜ。今度はBLASSREITERがスパロボ参戦可能か家でじっくり考察してるから」
ハザリア「それは是非ともお付き合いさせてください!」
ミツハル「私も興味がありますね。それに板野サーカスがCGでも通じるかというのもついでに議論しませんか?」
リュウセイ「おう!じゃあ早いとこ帰ろうぜ」
ミツハル「ではすぐにヘリを手配します」
リュウセイ「いや、そんなもんは必要ないぜ。帰りの足はこいつだ!」
ハザリア「これは!オトメディウス風に改造されたR-1!」
リュウセイ「バンプレイオスとかアルタードとか出て、もうぶっちゃけ旧式だしロブに頼んで改造してもらったんだ!
一人乗りだけど3人くらい余裕で運べるぜ!」
マリ「え?つかまるって?それに・・・・・・」
ハザリア「何をしている、ほら手をかしてやるから」
マリ「え・・・・あ・・・・うん・・・・・」
リュウセイ「発進!」
マリ「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
リトゥ「あれ、お姉ちゃんおかえり・・・・・・どうしたの?なんか顔が青いけど・・・・って冷た!」
マリ「高度数千メートルってさ、凍えるように寒いんだよね・・・・」
ハザリア「情けない。この程度で音を上げるとは」
マリ「私はお前みたいに皮下脂肪豊かじゃないんだよ!手をさわった瞬間ヌメッとしてたぞ」
ミツハル「それは風呂に入っていないからですね」
マリ「うわぁぁぁぁ!そうだった!お前今すぐ風呂に入れ!てか、よく見たら首の下以外も汗疹になってるぞ!」
リュウセイ「そうそう、入ってけ入ってけ。年末年始もうちに居たんだし風呂の勝手も分かるだろ」
ハザリア「わかりました少尉殿」
リトゥ「じゃあすぐにお風呂沸かすね」
マリ「なあリトゥ。父さんの姿を見て何か言う事は無いのか?」
リトゥ「えっと・・・・・お父さん。ソニックダイバーには体重50s以下じゃないと乗れないよ」
リュウセイ「なんてこった!娘にそんな私的をされるとは俺もまだまだだな!」
ハザリア「そんな事よりはやく風呂をいれんか。なんか指摘されると無性にかゆくなる」
リトゥ「うん。わかった」
マリ「・・・・・・・」
マリ「この家でまともなのは私だけなのか?いや・・・・もしかして私がまともじゃないのか?」
小林は魔法使い二期で馬鹿やってるからな
ストパンは地味にCGも作画も良く、兵器考察もしっかりしてるんだよなあ
まあ、なにが言いたいかと言うと、若い女性キャラはみんなスカートとズボンを脱ぎましょうってことだ
4話だけは今石がわざと真面目に作らなかったらしいからなwww
それはそうと、GJ!
本当にここの職人はレベルが高いなぁ
760 :
758:2008/07/27(日) 00:11:32 ID:a52hHkfX
とりあえず、もう寝るんで登場人物は修正したの張っておきます。
まさか、ここでブラスレの名前が出るとは・・・
あれはいいアニメだ
【カル・ノールバック】
・テュッティ・ノールバックの息子。父親は不明。
・爽やかなスポーツ少年であり、お菓子作りが得意。
・一人称は「俺」だったり「僕」だったり「私」だったりする。
たいていの相手には丁寧語で喋るが、ミナトに対してはタメ口であり、なおかつ乱暴な口調になる。
ミナト以外の相手は「さん」付けで呼ぶ。ミナトのことは呼び捨てにする。
・スポーツ選手として長い間強化合宿に行っていたが、最近帰ってきた。
・アイミのことが好きである。過去にラブレターを渡したりデートに誘うなど、積極的に行動している。
ただし、アイミがなぜかミナトに想いを寄せているため、ミナトと決着を着けるまで交際はできないと考えている。
ところが当のミナトがフ抜けたアイドルオタクになっていたため、なんとか更正させようと努力することになる。
・ミナトを更正させることに一生懸命なあまり、ホモくさい言動になってしまうことがある。
現時点では本当にホモなわけではない。
・覚えていなくてもいいスレ初期の記憶を持っている。
【ラーナ・モントーヤ】
・ラージとフィオナの娘。
・背は低く、痩せている。胸はぺったんこである。
スカートを穿いていないと間違いなく男の子に見間違われる。
中学2年生だが、小学5年生男子とおなじくらいの体格などといわれている。
緑がかった色の髪を短く切りそろえている。
・オシャレメガネをかけている。フレームの色は毎日違うらしい。
中学生にしてはオシャレだが、ワンピースにズック靴を合わせるなど、年相応の隙が残っている。
・一人称は「わたし」で、丁寧な口調で喋る。
「ぴぃ」、「ぷんぷん」など、感情を声に出すことがある。
たいていの相手は「さん」付けで呼ぶ。
体育会系ではないため、上級生に対しても「先輩」ではなく「さん」付けで呼ぶ。
・愛用のチェーンソーや工具の数々を駆使して機動兵器、重機、建築物、マーズなどをたちどころに解体してしまう。
解体の技量は非常に高く、『からくりサーカス』に登場するフェイスレス並といわれている。
また、解体時に「気持ちいい」、「痺れに似た甘い感覚」など、妙にエロい言葉を使う。
ナマモノを解体するのは苦手。また、ものを作ったり修理したりということはほとんどできない。
・両親の意向により、時流エンジンやエクサランスについての情報をいっさい知らされていない。
本人はこれを「出来の悪い娘だから」だと思い込んでいる。
父親のような天才ではなく、母親のようにロボットを乗り回すこともできない。
そのため、非常に劣等意識の強い性格となる。
・両親たちが経営するL&Eという会社でビルの解体などを請け負っている。
なお、L&Eは本来解体業者ではなく、ラーナが勝手に依頼を受けているだけである。
トラブルが起こったときなどにマーズの元を訪ねる。
・マーズを「ロボくん」と呼び、挨拶代わりに脚をもぐ。
マーズに対して抱いている感情は「コンプレックスの一種に近い」らしい。
・同世代の男の子を「子供っぽい」と断ずる割に、本人もかなり子供っぽい性格である。
・ミズルという従兄弟がいる。また幼いころからデスピニスに面倒を見てもらっている。
・性の意識が芽生える年頃であるため、性が絡んだ話になると挙動不審になる。
ディス・アストラナガンを「エッチなメイドさん」と認識している。
・ぺったんこのくせに、やたらフリルの付いた下着を愛用している。
羞恥心が薄いらしく、「ぺろん」とブラを見せてしまうことがある。
『ギャンブルフィッシュ』に登場する中学生を世界標準だと思っている節がある。
・わざわざ幽霊ビルの解体を請け負うなど、オカルトにも興味があるらしい。