ぼくの かんがえた ロボット8ごうき

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1それも名無しだ
《限界ギリギリ ゲンカイザー》

ド根性高校生「突破(つき・やぶる)」が欠陥だらけのスーパーロボ「ゲンカイザー」に搭乗し、毎度降り掛かるさまざまな限界を突破しながら「皇帝リ・タイヤ」の軍勢と戦う物語。

『いくぜ! GENKAITOPPA!!』

つうことで君達も幼少のころ考えたロボットを思い切って晒してみないか?

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ぼくの かんがえた ロボット
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2それも名無しだ:2008/03/15(土) 15:41:09 ID:QF7ssq0n
>>1
乙だぜ!
3それも名無しだ:2008/03/15(土) 17:21:33 ID:fO/w/qyL
4それも名無しだ:2008/03/16(日) 01:28:49 ID:k6hhdmsl
アルティメットカスタマー


かつて、世界の終わりと呼ばれる厄災から世界を救った十機の機械人形があった。
その十機の機械人形は英雄機と呼ばれ伝説の機体として、各地に保管されることとなる。
そしてその百年後からこの物語は始まる。


英雄機博物館
第二展示室


ここにはかつて世界を厄災から救ったと言われる英雄機の一つが納められている。
一つの観光客の群れ、ガイドさんらしき人が説明をしている。
「これがかつて世界を救ったといわれる英雄機『レツガイオー』です。この機体は英雄機の中でもリーダー格だった人物が登場していた機体と言われており、かのグランフラン大戦線では―――」
そんなガイドさんの説明の横で無邪気な子供が一人。
「ねぇ、ねぇ、パパこのロボットって凄いんだね。」
「うん、そうだよ、世界を救った、凄い機体なのさ。」
「うーん、なら今、テレビによく出てる、グラシャラボラスとかいう機体よりも凄いの?」
グラシャラボラス、世界政府が今、一戦で使っているという、最先端技術の粋を集めた機体だ。
昨今はテレビで猛烈アピールをされているので知らない人はいないだろう。
その横で、年増なおじさんが笑って父親に代わって答える。
「ははは、坊主、流石にそれは無いよ、この機体は凄いことをした機体だけれど、所詮は100年前の機体さ、大体、こんな昔の機体動くかすら怪しいな、もはや記念すべきオブジェクトだな、これは、ははは。」
おじさんは豪快に笑っていう。
「えー、じゃあ、このロボットは弱いの。」
子供は残念そうに言った。
「まあ、そうだな、たとえ動いたところでグラシャラボラスの前には瞬殺だろうさ、ガハハハ。」
その発言を聞いて子供は泣き出しそうになる。
ショックを受けたのだろう。
そんな子供にポンと肩を叩いてやさしい語りかける男がいた。
「心配するな坊主、こいつは今は眠っているだけだ…伝説の英雄機だぜ、そんな弱い筈ないじゃないか・・・。」
男は黒いマントに黒髪の長髪が特徴だった。
「お兄ちゃん、本当?」
「ああ、本当だ。」
子供に笑顔が戻る…。
「よか―――」

子供がその青年に対して返答しようとした時、大きな爆発音が鳴り響いた。
「きゃああああああああああああああ!!」
その爆発をみてガイドさんが金切り声が上がる。
そうこれがこの英雄博物館を襲う災難の始まりだった。


5それも名無しだ:2008/03/16(日) 01:30:18 ID:k6hhdmsl
「はーはっはは、この博物館はこの世界最高にして最悪、そして美しき盗賊団『黒い薔薇には棘がある』が占拠させてもらうよー。」
爆発音の原因、大きなロボットから女性の声がスピーカー越しに鳴り響く・・・。
「あ、あれはグラシャラボラス!!それに黒薔薇だって!!」
観光客の一人が、叫びあげる。
世にも有名な盗賊団、黒薔薇、世界のあらゆるものを盗み、闇市で売り金に変える世界最大の盗賊組織。
世界政府軍の最新鋭機であるグラシャラボラスを持っているのも彼らがそれを盗んだからであるだろう。
さらにグラシャラボラスの中の女性がスピーカー越しに言う。
「さて、私達の要求は一つ、英雄機『レツガイオー』だ。勿論、機体のセキュリティーも含めてだね。」
英雄機はブラックマーケットでは非常に高値で取引されている。
既に二機盗まれており、そのどちらもがブラックマーケットで国二つ買うほどの値段で取引されていた。
そこで黒薔薇もその英雄機に目をつけたのだろう。
付け加えるように女は言う。
「タイムリミットは3分。ああ、勿論、抵抗は無駄だよ?ちょっとは知識があるなら知ってんだろ?この機体の強さをさ!、大人しく機体を渡せばこれ以上、危害を加えない・・・良心的だろう?」
アハハハと女は笑う。
当然だ、我々にはもう盗賊に抵抗する術が無いのだから。
「うわあああああああん、助けて!助けてよ!」
さきほどまで笑っていた子供が泣き出す。
そんな男に再び黒マントの男は優しく語りかけた。
「落ち着け、こんなときの為にこいつがいるんだろう?」
「えっ?」
黒マントの男は英雄機『レツガイオー』の方へと歩み始めた。
観光客のおじさんが言う。
「おい、兄ちゃん!!何をするつもりだ!!!」
「レツガイオーを動かす。」
「何を言っているんだ、兄ちゃん!!、こんな100年近くも整備も何もされていない機体が動くわけがないだろう!それに動いたところでグラシャラボラスとのスペック差は――」
おじさんが大声で忠告する。
だがその声に向けてか、既にレツガイオーの近くまで歩み寄った黒マントの男は言う。
「あんたには聞こえないのか?こいつの叫びが、人を救うために生まれてきたのに目の前で泣く子供の一人すら救えない自分の無力さに泣き叫ぶこいつの叫びが!!」
「な、何を・・・」
言っているとおじさんは続けようとする・
「ああ、泣くな、レツガイオー、今、俺が!この俺が!!お前を闘えるようにしてやる!!!」
男は黒マントを投げる。
黒マントの下から銀色の服が現れる、いや、それは銀色の服なのではない。
その服には数多の工具が付いており、それが銀色の服だと錯覚させるのだ。
「さあ、レツガイオー、俺の技術(ワザ)で蘇れ!!」
男の腕が消える、いや、目に見えぬほどの速さで動いているのだ。
廃れたスプリングには新しいスプリングを、廃れたオイルには新しいオイルを!
超高速で機体が修理されていく、その間わずか20秒。
たったの20秒でこの男は全ての作業を終えたのだ。
そうして男はレツガイオーに乗り込んだ。
即座に起動モードに入り、レツガイオーは起動し、立ち上がった。
「あ、あの兄ちゃんカスタマーやったんかいな。」
おじさんが言う。
カスタマー、機械人形の整備士でも常軌を逸した能力を持つもののことだ。
あのような早業が出来るのはカスタマーしかいないだろう。
その様を見たグラシャラボラスの中にいる盗賊は笑った。
「アハハハハハ、いやぁー凄いもん見せてもらいましたわ、動く英雄機だって?凄いはこれは本当に凄いわ、とんでもない高値で売れるのは間違いないわ。
 あんさん、その機体、私らに譲ってもらえんだろか?命の保障に加え、お金もそれなりに出してもええで?」
男はその言葉に対して告げる。
「そんな事はどうでもいい、お前はこの機体の前で子供を泣かした…。そのことでこいつはおまえを許せない・・・だそうだ。だから俺はこいつの望みを叶えてやろうと思う。」
「もしかしてそのオンボロで私のグラシャラボラスを倒そうとしてはるん?
 アハハ、無理や、絶対に無理や、たとえあんさんがどんだけすんごいカスタマーでもな機体にはどうしても変えられん性能の差ってもんがあるんや。
 性能差は軽く見積もっても20倍、そんな機体で私に勝てるわけあらへんやろ、アハハハハハ!」
グラシャラボラスはその高性能さを生かした、高速移動でレツガイオーに接近してくる。
その速さはとても旧型のレツガイオーが反応できる速さではなかった。
6それも名無しだ:2008/03/16(日) 01:32:18 ID:k6hhdmsl
「ぐっ・・・。」
機体に大きな衝撃が走る。
グラシャラボラスに蹴飛ばされたのだろう。
「ほらな?戦いにすらなりまへん。大人しく機体渡してくれーな、出来ればその機体傷つけたくないんや、値も下がるなぁ。」
だが、そんな事はどうでもいいかというようにレツガイオーは立ち上がる。
「まだ、闘う気なんかーもう、ええわ、あんた聞き分けわるそうやし、その機体ごと無理矢理もっていく事にするわ。」
そうして再びグラシャラボラスはレツガイオーを捕縛するために再び襲いかかる。
だが、その時、グラシャラボラスは何かの壁のようなものに弾き飛ばされた。
「うう、なんだいこれは!!」
突然の事に盗賊が叫ぶ・・・。
再び、グラシャラボラスを動かそうとするがまた何かの壁に弾き飛ばされた。
「確かに性能差はあるな…だがな、この機体には二つ名があることを知っているか?」
「二つ名ぁ?」
「この機体はな「世界の終わり」と呼ばれた厄災の時に立ち向かうとき、人から旋風のレツガイオーと呼ばれていた…。」
「それがなやいうねん。」
「この機体・・・いや、英雄機と呼ばれる機体にはなロストテクノロジーが使われているという事さ!!」
「ロストテクノロジーだと?」
「ああ、この機体に積まれたロストテクノロジーが可能とするのは・・・・・・。」
盗賊の耳に音が聞こえる、ゴォー、ゴォーとした音が・・・。
「こ、これは・・・」
「そうだ、この機体は確かに現行にいるような機体と比べれると性能面じゃ遥かに劣っている・・・だがなこの機体は風を操ることが出来るんだ。」
「そんな事が機械に!!」
「できるさ、知ってるだろう?『世界の終わり』は天災だったんだ。その天災に立ち向かうのに必要だったのは戦う為の力じゃあない・・・。」
レツガイオーは腕に風を集める、少しずつ風が腕のところで渦を巻き始めていく…。
「その天災から守るための力だった、その為に研究されたものの一つが天候を操る技術だった…そうこの機体のように風を操るような技術をな!!」
「なあにぃ!!」
レツガイオーはグラシャラボラスに向けて拳を突き出す。
風は竜巻となってグラシャラボラスに向けて向かう。
「きぃぃぃぃぃぃ!!」
グラシャラボラスを逃がすために盗賊は必死に機体を操作するが、風の壁にはじかれ身動きがとれない。
竜巻にレツガイオーが突っ込む、そうして竜巻を纏ったレツガイオーはグラシャラボラスに向けて突撃する。
「これで終わりだ!!トルネードォォォォォォォォォブレイカァァァァァァー!!!!!」
「ば、馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
竜巻となったレツガイオーはグラシャラボラスの胴体を貫いた。
そうしてレツガイオーは竜巻を断ち、着地する。
「どうだい?これがあんたが馬鹿にしたオンボロの力だ…。」
そしてグラシャラボラスは爆発した。
7それも名無しだ:2008/03/16(日) 01:32:59 ID:k6hhdmsl
観光客の子供はそうして立つレツガイオーの姿を見る。
コックピットの部分から男がレツガイオーから降りてきた。
そうして子供はいう。
「助けてくれてありがとう、お兄ちゃん!」
男は笑う…。
「いや、お礼はこいつにいってくれ・・・。」
男はレツガイオーを指差した。
「うん、ありがとう!レツガイオー!」
錯覚なのかもしれない・・・だが
子供の目にはレツガイオーがその言葉に対して笑ったように見えた。



アルティメットカスタマー 「第一話 英雄機『レツガイオー』」 完



運命の悪戯が男に振り捧ぐ
それは誘惑と言う名の美酒か?


次回 アルティメットカスタマー第二話「英雄機『エンレツオー』」


男はその歪みをカスタムする!!


つづかない

以下設定集(裏ネタとか含んだり若干ネタに走ってます)


・黒マントの男

主人公
かつてアルティメットカスタマーと呼ばれた伝説のカスタマー
英雄機の修復と英雄機の対となる反英雄機を捜し求めている
機械の表情を読み取るという特異な特技をもっている
名前は考えようかと思ったけれど即興ネタなのでまあ、この程度でいいかとぶん投げ
逆にそれで味が出た気もするから結果オーライで
シリーズ化したら名前が付くかな?
候補としてはクロいのでクロでいいかななんて思ってたりもする。


・盗賊団『黒い薔薇には棘がある』

略して黒薔薇、けしてブラックバラエティーではない。
名のある盗賊団でグラシャラボラスを10機盗んでいる。
今回、やってきたのはその幹部の一人
とりあえず今回の敵が方言臭かったのは、龍が如く見参を筆者がやっていたせいだろう


・英雄機

かつて世界を厄災から救った十機の機体
現代ではその能力のあまりの危険さゆえに封印されたロストテクノロジーが使われたブラックボックスがある
レツガイオーは気候を操る能力の一つである風の能力だったが
気候以外の事象を操る英雄機も存在する
最初は次元とか時空とかやろうとしたけど、それは別のネタで使っているので却下となった
コジンマリとした話だし、そんな大層な設定は必要ないよね
8それも名無しだ:2008/03/16(日) 01:33:30 ID:k6hhdmsl
・レツガイオー

旋風のレツガイオー
全長6mの機体であり、英雄機
10機の英雄機の中でもリーダー格であったと言われ
世界の終わりにおける事象をおこした反英雄機と闘った機体の一つ
風を操るロストテクノロジーを搭載しており
風を自由自在に操ることができる
だが規模の大きさまで自由と言うわけではなく
今回のような風の壁を作るのにはそれなりの時間を必要とする
必殺技は風の壁で四方を包み動けなくして竜巻を纏って突撃するトルネードブレイカー


・反英雄機

機とつくがそれは天災である
かつて世界を滅ぼす異常気象、天変地異を起したシステム
ロストテクノロジーの暴走ともいえる
英雄機と同じく10機存在し、『世界の終わり』と呼ばれる大災害を起した
だがその事実はただ『世界の終わり』という言葉だけで説明される
10機の英雄機の活躍によりその大半は『世界の終わり』の時に破壊されているが
まだ、数機現存しているとされる黒マントの男の目的はこれを探し出すことである
となんか深刻な話を作ってはみたものの
作中にはその名前がちょびっととも出てこないので涙目である



あとがきじみたもの(こういうの嫌いな人は読み飛ばし推奨)

新スレだしー新しいものを作ってみるかと新スレ立てた後に即興で設定作って
軽いSS書いて投下しようとかやってたら、こんな事になってしまいました・・・orz
設定が半分ネタなのは遊び半分、モチベ保つためにやってるの半分というところです
いやぁー某作品の息抜きで書いたら、全然息抜きにならなかったなぁーとか思ってたり
まあ、あれはあれで最初にいった宣言字数を超えてしまったんだけだけれど・・・
とまあ、私情はここまでおいていおいて
自分は古いロボットで新しいロボットに勝つという展開が好きな人間だったりします
勿論、∀VSターンXやジェフティVSアヌビスのようなスペックはほぼ互角みたいなバトルも大好きなんですが
劣る能力で、高性能の機体を倒す展開はもう楽しくて楽しくてたまんないという点が出発点だったり
ただ、そういうバトルって字にすると物凄く長くなるんでちょっと魔法的な要素をいれて解決しちゃいました
本音をいえばもっと濃くしたかったんですが、流石にスレ投稿となると尺がぁ〜(これでも長すぎるな…)
ちなみに圧勝したようには見えるかもしれませんが、相手が最初から全力でこちらを壊しに来てたら負けてたという背景を想定しています
ようは捕縛しようとしてたんで、それが逆に功を成したという感じです
結構長くなったのでこの辺で、駄文読んでくださった方ありがとうございましたー
9それも名無しだ:2008/03/16(日) 12:48:20 ID:/YfG2G8u
戦争は終わったのか?厳密には終わってはいない。しかし終わったも同然だった。
自治権争いで6年間戦争をしてきた地球と宇宙。しかし物資にも限りがある。戦争はこう着状態となった。
既にどちらも疲れきり地球では環境復興活動が行われていた。その活動に地球軍の兵士が参加している始末である。
ほぼ休戦といった状態で月日は過ぎていった。戦争から開放された一時の平和。それも絶望へと変わる。

「この地球!我らが大帝国がいただく!」

得体の知れない化け物が地球へと降りてきたのだ。戦争する兵器でしかない地球のロボットは食い尽くされていった。
人々は恐怖に怯え地球全体が闇に包まれていく・・・。まさに『絶望』であった・・・。

英雄兵器ヴァーンサイク 第一話「英雄大作戦002」

全く人気のない山。鳥のさえずりが響き渡る。その奥にはミスマッチな研究所があった。
その中の一室。テレビのニュースでは日本海の潜水艦が巨大な化け物に沈められたというニュースが映っている。
見羅国「また被害出たのか?」
中年の男性が牛乳を飲みながらつぶやく。この研究所の主である見羅国 進だ。
研究員「はい。潜水艦が二隻沈められたそうです。」
見羅国「大帝国の奴らめついに日本への侵攻を開始しようとしているな。油断を許せない状況だ。早くアレのパイロットをそろえなければ。」

暗い大きな部屋がある。そこには大きなイスに座った仮面をつけた男が座っていた。
ユギオン「抵抗する可能性がある研究所があると?」
兵士「はいそうです。1ヶ月前ほど偵察に向かわせた機怪獣(きっかいじゅう)が謎の爆発により消滅しています。」
ユギオン「我らの機怪獣を破壊できるような兵器でもあるのか?核兵器などかすりもしないはずだ。」
兵士「近くに研究所があります。そこが怪しいかと。」
ユギオン「抵抗分子はいち早く殲滅した方がいいだろう。機怪獣を発進させい!」

森の中をボロのジープが走っている。乗っているのは若い男二人だ。
克哉「大した森だな。迷ったら出れないぜ。」
外に身を乗り出している男。彼の名は如月 克哉である。
チェイン「・・・。」
何も言わず車を走らせる男。彼の名はチェイン=ルーフェイである。
克哉「本当にこんな所に見羅国研究所ってのがあるのか?」
チェイン「情報は確かだ。行ってみなければ分からん。」
克哉「もう4日も探してるんだ。そろそろ見つかってもいいのにな。ん?何だ?」

大空に鷹のような姿をした大きな物体が超高速で飛行している。しかしよくみればまるでロボットのような無機質なボディをしている。
ジャーク「研究所を制圧したら釈放どころか大帝国軍の大隊長にするとな。あのユギオンって奴の下に付くのは気に入らねぇが俺のストレス晴らしには丁度いいぜ。」
それを旋回するロボット。大帝国の機怪獣ジャークフォークだ。レーダーを光らせ研究所の居場所を捜索している。
ジャーク「フン!見つけたぞ。降下!」

ドガーン!見羅国研究所が爆撃された!
見羅国「攻撃か?大帝国め!研究所を狙ってくるとは!ヴァーザス君だけでも出撃させろ!」

ヴァーザス「完璧に人手不足だよな。俺みたいな技術屋すらパイロットに駆り出されるとは。」
メガネをかけたインテリ風の男。彼の名はヴァーザス=ロゥクである。
ヴァーザス「こいつ。ヴァーンサイクの性能なら戦える。」
ヴァーザスは3機並んだヴァーンメカの内二番目の青い機体に乗り込んだ。高速戦闘機ヴァーンフライヤーである。
ヴァーザス「ヴァーンフライヤーGO!」
研究員「ファイター号!フォートレス号!続けて自動操縦で発進!」
フライヤーを先頭に2機の戦闘機が発進していった。
見羅国「しかしやはり3人のパイロットがいなければ力が引き出せんか・・・。厳しいな・・・。」

ヴァーザス「ドッキングサイク!」
ヴァーザスの合図と同時に3機の戦闘機が合体を開始する!フライヤーを先頭にフォートレス、ファイターが連結していく!
ヴァーザス「オープンケルベロスヴァーンサイク!」
さらにヴァーザスの合図によりみるみる装甲が変形し人型の形へとなっていく!ヴァーンサイクケルベロスの登場だ!
ヴァーザス「やってやる!こんな化け物!」
そしてジープに乗った克哉とチェインはヴァーンサイクケルベロスを発見した。
チェイン「あれがヴァーンサイク!」
克哉「待ってやがれよ!大帝国の化け物!そしてヴァーンサイク!」 第一話 完
10それも名無しだ:2008/03/16(日) 12:59:02 ID:/YfG2G8u
ヴァーンサイクリメイク1話書き終わった。
前の無駄な文章を省いて分かりやすくなるようにしてみた。前の無駄な厨臭い長文は省いて会話を増やした。
敵の存在を大帝国と明確にした。名前は単純すぎるが堪忍してくれ。丁度いい名前が思いつかなかった。
あと若い男とか大柄な男とか前もったいぶって名前を出さなかったけど今回は最初から名前を出した。
まとまりをよくするため今回のヴァーンサイクは変形合体だけ。残り行数に苦しんでやっつけで戦闘書くよりこっちの方がいいと思った。
サブタイトルが「英雄大作戦002」の理由は今後明らかにします。

まだやっぱグダグダ感が拭えないヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
11それも名無しだ:2008/03/16(日) 15:36:06 ID:VAj9vKsr
>>1乙。荒廃系で適当にスパロボっぽく。

西暦2xxx年。地球を壊滅寸前まで追い込んだ第3次世界大戦から幾年の月日が流れていた。
しかし未だその傷跡は地球に住む人々を苦しめていた。
大戦の最中に力尽きた太陽。代わりとして新たに作られた人工太陽「アマテラス」の光は全ての者に届かせる事はできない。
地上の大半は荒野と化し、光り届く大地は、権力者達に奪われた。
地球は力により支配される世界となっていたのだ。


「力あるものが正義?上等だ、その概念、力でもって切伏せてやるよ!」
荒廃し、無法地帯となった地上に名を轟かす賞金首、ジャン=クレアード。

「地上に緑を、平和を取り戻す。それが戦争に加担した者の責任だ。」
世界再生機関の一人として再び戦地に赴く大戦の英雄、大和大地。

「レディ・オールコンバット!チャージ・アサルト・イズナ改!」
傭兵は支配の為の道具。そんな現状と戦う愛に生きる傭兵、竜。

「AAやオウルに比べてTTに乗る奴は屑が多いんだよ。俺みたいにな。」
犯罪の蔓延する地で、それらを斬る謎の何でも屋、シャンク。

「このザンレイガーが、地球が絶望しきっちゃいない証だ!」
疲弊した地球が生み出した負の力、アースペインと戦う少年、陽。

「こんな戦いさっさと終わらせるさ。晩飯の用意、しなきゃいけないからな。」
二分化された二つの勢力の狭間で生きる運び屋の一人、ジン。

「どうやら先ずてめぇ等の脳味噌からぶち直さなきゃならないみてーだなぁ!!」
再生機関とは別に一人地球環境のために突っ走る男、直十。

「目の前が暗闇だろうと信念と共に突き進む。それがワイルド隊の掟だ、ススム。」
希望の残された地下で悪意に立ち向かう鋼鉄の戦士W−1。


強大な力に立ち向かう為、地球の平和の為、交じわる事の無かった彼等の道が一つになる。
 SUPER BOKUROBO WAR WILDS

参戦作品(もとい引用元
・星神救機ザンレイガー(2スレ目171
・紀行戦記(2スレ目319
・浮遊照星アマテラス(2スレ目608
・鋼鉄の賞金首アクセルザン(3スレ目240
・イズナコンバット・竜!(4スレ目394
・ワールド・ワイド・リサイクラー(4スレ目400
・激穿機ワイルドキング(6スレ目415
・ジャンク・ザ・シャンク(7スレ目84
・資源転生サイクラフト(7スレ目255

もっと詰め込みたかったがこの辺で。世界観共有できそうな作品探すと面白いなぁ。
皆色々考えてるから星間系とかファンタジー系とか学園系とか本家スパロボ以上にネタが豊富だ。
12それも名無しだ:2008/03/16(日) 20:25:59 ID:/YfG2G8u
ビュィィィィィィィィィンンン!
ジャークフォークが高速で旋回していく!ジャークがヴァーンサイクを肉眼で捉えた!
ジャーク「あれが・・・?抵抗分子ぃ!?ハハハハハ!もっとすごいものかと思っていたがただのロボットとはな!」
翼のような部分から鋭い刃が飛び出る!そしてヴァーンサイクに向けて急降下を開始する!
ヴァーザス「来るか!チェーンワイヤー!」
ケルベロスの左腕から鋭いワイヤーが伸びていく!そしてジャークフォークに当たった!しかし威力は相殺された!
ジャーク「ちぃ・・。邪魔をするぅ!」
くちばし部分からレーザーが発射されるがケルベロスは飛びのく!
ジャーク「ちぃ!すばしっこい!」
ヴァーザス「ドリルで空中の敵にどうやって攻撃する!?パイロット不足で十分な出力が出せん!そうだ!山に登って!」
ケルベロスは突如ダッシュを開始する!そして近くにあった山に登るとブースターを吹かしジャークフォークに跳びかかる!
ヴァーザス「ヴァーンドリル!」
右腕のドリルがフル回転しジャークフォークに迫る!しかしその刹那急速にジャークフォークがタックルをしかける!
バキィ!
ヴァーザス「なっ!ああっ!」
奮戦空しくケルベロスは地上へと落下してしまう!

英雄兵器ヴァーンサイク 第2話「ナイトの咆哮!」

克哉「くそ!研究所は後回しだ!」
チェイン「どうすると言うのだ?」
克哉「今倒れたろ!チャンスだ!」
克哉とチェインはヴァーンサイクが倒れた場所に向かい走り出した!

ヴァーザス「ぐぅ・・・。無様だ・・・。技術屋がパイロットになれるわけ・・・ないのか・・・。」
その時突如ヴァーンサイク内部の侵入者アラームがなった!ヴァーザスは心臓が激しく高鳴るのを感じた・・・!
ヴァーザス「な・・・。俺捕虜になるのかよ・・・。初出撃で・・・終わりかよ・・・。」
克哉「おおい!俺を乗せろ!」
ヴァーザス「断る!捕虜なんてごめんだ!」
克哉「はっ!?意味分からねぇことばっか言ってねぇで早く開けろ!パイロットにしろ!俺らを!」
ヴァーザス「ハァ?パイロットだと?ヴァーンサイクを明け渡すものか!」
克哉「元地球軍だ!早く開けろ!壊しやしねぇよ!」
ヴァーザス「地球軍?フン!まぁいい!開ける!」

ヴァーンサイクのファイター、フォートレスのコックピット内部に克哉とチェインが乗り込む。
その瞬間パイロット認証が自動的に行われ自動操縦が解除された。そしてレバーを引き起動した瞬間ヴァーンサイクの出力が上昇した!
克哉「おお!なんだなんだ?すげぇなおい!」
ヴァーザス「ファイターのパイロット!」
克哉「ん?ファイター?俺か!何だ?」
ヴァーザス「奴は空を飛んでいる!これじゃ勝てん!君を先頭に形態を変える!」
克哉「よし分かった。見様見真似だがやってやる!」
ヴァーザス「ドッキングオフ!」
克哉「ドッキイイイイイング!サーイクッ!」
克哉の叫ぶ合図を受けてファイターを先頭に連結する3機!
克哉「オープーンナイト!ヴァーンサーイク!」
そして3機が変形をはじめ人型でまるで筋肉のごとくたくましい手足が組み上がっていく!そして鍵穴のような紋章の付いた胸が組み上がる!
そして頭部が浮き上がり人間の瞳のような強い光が目に灯り3本の力強いブレードアンテナが立ち上がる!
ヴァーンサイクナイトの登場だ
13それも名無しだ:2008/03/16(日) 20:56:32 ID:/YfG2G8u
克哉「間違って射撃ボタンを押してしまった!ええい!やり直しだ!」

ヴァーンサイクナイトの登場だ!
克哉「空を飛ぶんだな。これだ!ヴァンスカイウィンンンンングッ!」
ナイトは空中へと飛翔した!そして研究所へ向かったジャークフォークに向かい速度を上げる!
ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!

ジャーク「何だ!さっきの奴と違う!飛んでいる!速い!」
ジャークフォークは旋回するとナイトに向かい特攻を開始した!
克哉「させるか!ヴァーンパーンチッ!」
ダガァーン!
ナイトのパンチが炸裂し地上へと落下していくジャークフォーク!
ジャーク「フン!奥の手だ!トランスメカ!」
なんと!フォークジャークが変形し人型となり刃を構えた!ジャークトランスの出現だ!
克哉「なんと卑怯な!ちぃ!」
ナイトは地面に降り立ち構えた!

見羅国「ナイトだと!ヴァーザスが操っているのか?」
研究員「パイロット反応が3人になっています!これは!今まで測定していない出力数値です!」
見羅国「そうか!秀樹・・・成功したぞ!」
見羅国は胸ポケットから笑顔で映る青年の写真を取り出した。
その見羅国を見つめる18歳くらいの少女がいた。

ブゥン!ブゥン!ブゥン!
ジャーク「おらぁ!おらぁ!いい加減くたばれやぁ!」
ジャークトランスは容赦なくブレードをヴァーンサイクに向け振り回す!
克哉「武器は・・・武器はねぇのかよ・・・。」
少女「ショットブレード・・・。」
突然通信がかかる。大人びているがまだ子供っぽい女の声だ。
克哉「な・・・なにぃ?」
少女「ショットブレード・・・。背中にある・・・。それなら勝てる・・・。」
克哉「背中、背中・・・。あったぁ!サンキュ!うし!」
ジャーク「何をするんだ・・・?」

克哉「ショットブレード!」
克哉は背中のジョイントから勢いよく剣を引き抜いた!ショットブレードの登場だ!
ジャーク「剣だとぉ!?奴め武器を持っていたのか?」
ナイトは前に踏み出した!ジャークトランスはブレードを振り下ろすが・・・
ガキィィィィィィィィィン!
ジャーク「弾き飛ばされた!なんと!これではやられる!」
克哉「よぉし今考えた必殺技だ!喰らえ!」
ショットブレードが光りだす!そして剣を高らかに上げるナイト!
克哉「ひぃぃぃぃっさつ!ショットブレェェェェェド!ブゥレェイッ!!」
ズバシィィィィィィ!
ジャーク「グ・・・グギャアアアアアアアアアアアアアアア!!俺の出世ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ドッガァァァァァァァン!!

ヴァーザス「倒しちまいやがったぜ。とんだ大物だ。」
克哉「ありがとさん。お、通信だ。ん?おっさん?さっきの女は?」
見羅国「話は後だ。帰還してくれたまえ。」
克哉「さっきの女の声は何だったんだ?まぁいいか。ドッキングオフ!」
夕日が森を、研究所を照らす。これから3人の若者の激しい戦いと青春が始まるのだ!

第2話 完 次回へ続く!
14それも名無しだ:2008/03/16(日) 21:07:32 ID:/YfG2G8u
あとがき
調子に乗って2話目投下。
1話はなんとか1レスで収められたが戦闘シーンが下手なのが仇となり間違ってエンターを押してしまったのと重なり2レスもかかってしまった。
前はヴァーザス君がとことん駄目人間だったが今回は一応顔を立ててやった。ヘタレじゃかわいそうだし。
ただ鳥ロボット相手に飛び回ってドカーン、ババーンとかやるのもつまらないので変形させてみた。こっちも変形、敵も変形って感じ。ってかビーストウォーズと被るし。
前はヒロインの登場が遅すぎて無理矢理出した感があったので早めに絡めてみた。無口キャラで2代目の綾波を狙う(無理っすwwサーセンww)。
とりあえず前書いてたときよりも俺自身が楽しくかけてるのでよかった。ってか自己満?

って感じにグダグダで無理矢理なヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
15それも名無しだ:2008/03/16(日) 22:46:09 ID:nM9yNxw/
推敲するためにもメモ帳か何かに書いていっぺんに貼ってください
16それも名無しだ:2008/03/17(月) 05:34:26 ID:ZBSi2Y2W
今日という日を暮らす中で
昨日という日が過ぎた事を忘れていく
そして明日という日に希望を抱いて、その日を終える
これが当たり前の日常だった

だけれど、未来を喰らう怪物、「削除者」達が少しづつ未来を喰らい
未来を奪っていく、そして人類がこの怪物の存在に気づいた時
明日なんてこの世界には無かったんだ




現象機 セージブレイド




人は明日を取り戻せるのだろうか?



以下設定集

・削除者
デリーターと読む
未来を喰らう現象という名の怪物
どれほど先の未来からかはわからないが
未来の人間が自身にとっての過去を滅ぼすために送り込んだ怪物と言われる
これが明日を喰らい、そして現在すら喰う
現在が喰われてしまえば、その時間は時間軸から消滅し、無かった事になってします
つまりその時間に生きるものの死を意味する


・セージブレイド
次元共振により、削除者と呼ばれる存在のいる次元にいける対「削除者」決戦用兵器
外から次元コントローラーというものを用いて動かす事になる



という一風変わった遠隔操作ロボモノ
17それも名無しだ:2008/03/17(月) 22:40:39 ID:CKk0kzXU
キャラも話の流れも考えたのに、肝心のロボットを絞れないという
18それも名無しだ:2008/03/18(火) 11:21:03 ID:LAhmNTWE
前回見事に敵の機怪獣を撃破したヴァーンサイク。博士の指示により研究所へと帰還していくヴァーンサイク。その様子を見つめる一機の円盤が飛び去っていった。

英雄兵器ヴァーンサイク 第3話「森が危ない!伐採獣を倒せ」

見羅国「どういうことか説明して欲しいものだな。ヴァーザス君。」
ヴァーザス「はい。戦闘中落下して態勢が崩れているところにこちらの2人が搭乗許可を申し出たため許可しました。」
克哉「なにうまくまとめてんだよ。俺らを敵の兵士だと勘違いして焦ってたくせに。」
チェイン「全くだ。」
ヴァーザス「あ、あれは・・・あの状況では仕方ないだろう。・・・初出撃だったんだしな・・・。」
克哉「何だよ。そんなに自信がないんじゃこっちも不安になっちまうぜ。」
見羅国「まぁまぁ。で、提案だが君達2人はこれからもヴァーンサイクのパイロットとして戦ってくれるのか?」
克哉「もちろんだ。そのために来たんだ。飯もそんな食ってねぇし腹へって死にそうだぜ。」
見羅国「ハハハ。目立たないようになっているからなこの研究所は。まぁいいごちそうしよう。」

兵士「偵察兵、帰還しました。」
ユギオン「うむ。で、ジャークは撃墜されたのだな。」
偵察兵「はい。敵はロボット2機が確認されています。」
ユギオン「抵抗分子が何かと思えばロボットか。しかしあの凶暴なジャークを撃破したロボットだ。ただものではないと言える。新型の機怪獣を出撃させい!」

研究所の居住区域だ。個室の部屋だが設備は整っているため研究員など多くの人員がこの中で生活し研究を続けている。
克哉「ええっと。ここだな。結構いい部屋と聞いたがどんなんもんかな。」
明日美「・・・あの・・・。」
克哉「ん?」
克哉に話しかけてきたのは前回の戦闘のとき通信をかけヴァーンサイクを助けた声と同じ声の少女だった。高校3年生くらいの少女だ。横に目を逸らしている。
克哉「君昨日助けてくれたよな。あれは本当に危なかったぜ。感謝するよ。」
明日美「・・・これこのマンションの規則とか書いてあるから・・・じゃぁ・・・。」
克哉「あ、ああ。ありがとう。(案外無口な子だな・・・。)」
克哉が部屋のドアに消えていく姿を明日美は見つめ続けていた。
明日美「・・・兄さん・・・。」

ガガガガガガガガ・・・ズザン!ズザン!
森の中を敵の機怪獣が高速で移動している。そして森を容赦なく倒していく。
マルコウ「ヌフフ・・・つい私の出番ね。邪魔な木々なんて伐採してくれるわ。」
オカマのようだ。それはさておきマルコウの乗る機怪獣カマギラスは研究所に向かっていた。

パトリック「だから翔くん危ないって!早く降りてくれ!」
整備員がヴァーンファイターの上に乗っている少年に向かい叫んでいる。名札にパトリックと書いてある。
翔「わぁ!やっぱりかっこいいや!まだ降りないよ!戦闘機の掃除するって約束したじゃないか!」
少年は10歳くらいの少年だ。小学4,5年生といったくらいの少年だ。洗浄用スプレーと雑巾を持っている。
パトリック「確かに約束したさ!だけど機体の側面だけでいいだろう!そんな高いところ君じゃ危ないよ!」
翔「大丈夫だよ!あ、うわぁ!」
翔は滑り落ちてしまった。その時。
ガシッ!
間一髪地面に落ちる前にチェインが翔を受け止めた。
チェイン「あまり無茶なことはしないことだな。」
翔「あ、ありがとう。」
パトリック「あ、あのう・・・すいません。」
チェイン「子守りぐらいしっかりやるんだな。」
チェインは去っていった。その後姿を翔は見つめ続けていた。
翔「お兄ちゃん・・・。」

プゥー!プゥー!プゥー!プゥー!
研究所のサイレンが突然鳴った。レーダーが機怪獣を察知したのだ!
見羅国「よし!ヴァーンサイク発進!」

克哉「よぉし!チームヴァーンサイク、ファイターGO!」
ヴァーザス「フライヤーGO!」
チェイン「フォートレスGO!」
ビュィィィィン!ビュィィィイン!ビュイイイイン!
続く
19それも名無しだ:2008/03/18(火) 12:00:59 ID:LAhmNTWE
カマギラスは相変わらず木を倒しながら侵攻を続けていた。
克哉「お!いやがったな!あいつ木を伐採してやがる!研究所を丸裸にする気か!」
ヴァーザス「やっかいだな。環境保護団体が黙っちゃいないぞ。」
チェイン「これ以上伐採させると動物の命にも関わるな。止めなければなるまい。」
マルコウ「来たわね!あら?戦闘機3機?ロボットって聞いたのに?でもそんな雑魚なら落としてやるわよ!」
カマギラスの背中からミサイルが発射される!難なく回避す3機。しかしうかつに合体できない!
克哉「ちぃ!タイミングが見つからねぇぜ。合体してると中に撃破されるとか冗談じゃねぇ!」
ヴァーザス「フライヤーに煙幕弾が装備されている!それで隙を作れるはずだ!」
チェイン「俺にやらせろ!奴の動きを止めてみせる!」
克哉「任せた!ヴァーザス煙幕弾発射だ!」
ヴァーザス「ああ!煙幕弾発射!」
煙幕弾がフライヤーから発射される!地面に着弾後灰色の煙を出しカマギラスの視線を遮った!
マルコウ「な・・・見えない!冗談じゃないわよ!」

チェイン「今だ!ドッキングゥサァイク!」
ギュィィィィィィ・・・ガシィン!ガシィン!
フォートレスを先頭に3機のヴァーンメカが連結する!
チェイン「オゥプン!ブル!ヴァーンサイクゥ!」
ヴァーンメカが変形を始める!
ギュイイイイイン・・・ビュイイイイイイイン・・・ガシン!ガシン!ガシン!グググ・・・ガキィン!
そして太い豪腕を持ったミサイルポッドを6つ持つホバー戦車型のロボットが組みあがる!ヴァーンサイクブルの登場だ!
ゴォー!
ホバーが轟音を上げ吹き上げる!そして灰色の煙の中を突っ込みカマギラスに強力なタックルをお見舞いした!
ガキィン!
マルコウ「ああん!チッ・・・もう怒ったわよ・・・ぜってぇぶっ殺す!トランスゥゥゥゥメカァァァァァァ!!」
カマギラスが人型に変形を始める!カマギトランスの出現だ!

克哉「また変形しやがったぜ!ヴァーザス早い奴にゃ速さだ!変われ!」
ヴァーザス「あ、ああ!チェイン!」
チェイン「うむ。ドッキィングオフ!」
ヴァーザス「よし!ドッキングサイク!」
ギュイイイイイ・・・ガシン!ガシン!
ヴァーザス「オープンケルベロス!ヴァーンサイク!」
ギュイイイイイイイイイイイイイイン・・・ガシン!ガシン!ビュイイイイイイイイン・・・ギャキーン!
ヴァーンサイクケルベロスの登場だ!

シュダダダダダダダダダダダダダダダダダダ・・・ズザザザザザザザザザ・・・
ヴァーザス「機動良好だ!これ以上森は切らさせん!」
超高速で走るケルベロス!カマギトランスは森に侵入しまた伐採を行うつもりだ!
ヴァーザス「させん!チェーンワイヤー!」
ビュイイイイイイイインバキィッ!
ワイヤーがカマギラスの足を捕らえた!
マルコウ「いやん!離しなさいよ!でないと殺すぞオラァ!」
もうマルコウは怒り狂い自分がオカマであったことも忘れてしまっている。
ヴァーザス「これで決めてやる!ヴァーンサイク!ドリルブレイカー!」
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!
ドリルが唸る!そして・・・
ガ!ガガガガガガガガガガガ!ギュイイイイイイン!ドガン!ドガン!ドガン!
ドリルが貫いた!
マルコウ「ぎゃあああああああああああああああああああああ・・・生まれ変われるなら・・・次は・・・女が・・・いい・・・わ・・・」
ドゴォォォォォォォォン!!
マルコウ。男にして最期は女として散っていった・・・
ヴァーザス「よし!やった!」
克哉「今日は出番がないなぁ・・・まぁいい。帰還だ帰還。」
チェイン「ふん。やるじゃないか。」
ヴァーザス「今日勝てたのは君おかげだよ。感謝する。よしドッキングオフ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・

英雄兵器ヴァーンサイク 第3話完 次回に続く!
20それも名無しだ:2008/03/18(火) 12:08:13 ID:LAhmNTWE
あとがき
カマギラス・・・ググってみたら実在した・・・円谷プロダクション様申し訳ございません・・・。
って訳で第3話書き終わった。効果音大げさすぎ。うるさいな実際。
前のときは影も形もなかった不遇なヴァーンサイクブルが初登場。ナイトもパワー系だから違う個性をどう出すか考え中。
設定的に言えば一般市民はヴァーンサイクのことは全く知らないからそのうち市街地に出るかも。

グダグダで読みにくいヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
21それも名無しだ:2008/03/19(水) 12:46:30 ID:O13q61dx
夜棲神種(ナイトライブ)ヴァーザイト
軌道が狂い、一日の大半が夜の闇に包まれるようになった地球。
何千年にも及んだ暗闇の時代の中で、その闇に対応した進化を遂げた超人類「夜棲人種(ナイトライブ)」は、次第に進化できない人類「否聖人種(バッドライフ)」を卑下、「生存の為の淘汰」の名目の元に、虐殺し始める。
ナイトライブとバッドライブの混血児、クロノ・アールは、二つの種族の共存を願い、ナイトライブの虐殺部隊と戦い続ける。

夜棲神種(ナイトライブ)
闇の世界に対応、進化した人種。パッと見は普通の人間と変わりないが、全身に発光する紋様があり、夜の闇を体に纏わせ、巨大な異形となる「神種化(ライブ・オン)」という能力を持つ事が特徴。
ナイトライブ及びバッドライフ(後述)という呼称は物語の時間から数千年前の指導者の発言がきっかけで成立、この言葉が出来た事をきっかけに差別が明確化、激化する事になる。

否聖人種(バッドライフ)
現在の人間と同じ種族。バッドライフはナイトライブ側からの一方的な蔑称だが、長い時の間に「人類」という言葉と蔑称的な意味が忘れられた為、今や普通に使用される。
特殊能力を持たない為、生身ではナイトライブやそれと同じ力を持つ進化を遂げた野生動物には太刀打ち出来ないが、防衛用重機「アウローラ」を用い、反抗を試みている。

アウローラ
バッドライフ側の兵器。ナイトライブの異形形態に対抗し得る力を持った重機をこう総称する為、人型から戦車型まで姿は幅広い。
対抗しうる、とは言うが実際には「無いよりはマシ」程度であり、訓練された虐殺部隊には歯が立たない事が多い。

クロノ・アール
主人公。ナイトライブの父とバッドライフの母親の間に生まれた少年。半身にナイトライブの紋様を持つ。無口で無表情なので冷たく見えるが、二つの種族の共存を願い戦う、静かに燃えるタイプの熱血漢。
両親は両方の種族に迫害され、彼にヴァーザイトを託し、逃がした後に殺害されている。
若いながら世界をさすらいつつ何度もナイトライブに反抗し、「禁忌の命」の異名とともにナイトライブに恐れられるが、その外見からバッドライフにも畏怖される存在。
ハーフであるせいか、神種化は完全には使えず、体の一部分に武器、防具を具現化させる程度。

ヴァーザイト
クロノの両親が、生まれのせいで迫害を受けるであろう息子を守るために作り出したもの。
科学者であった母の開発したアウローラのフレームに、優れた力を持つ父が神種化の能力を擬似的に持たせたもので、普段は人型のアウローラだが、神種化後は相乗効果によりその力はライブ・オンしたナイトライブの力さえ大きく上回る。
起動にはクロノの生体反応が必要。
「往くぞ…ライブ・オン!ヴァーザイトォォォ!」


で、このスレには絵が足りないと思うんだ。最近SSも多いし。
http://www2.uploda.org/uporg1314104.jpg.html
パスは確かbokurobo。落書き程度だけどね。
22それも名無しだ:2008/03/19(水) 15:19:25 ID:TU72oe2H
>>1
早退魔装乙カレオン

新卒社員の墺間我太郎(おうまがたろう)は新卒でありながら早退を繰り返す駄目社員だ!
でも実は……この世に蔓延る悪鬼を討つ、乙カレオンを駆る戦士だったのだ!
戦え、帰れ乙カレオン!
23それも名無しだ:2008/03/19(水) 19:58:39 ID:qPxRnWsT
>>21
ゲゲェーッ!!もう流れてやがる!!

トーダイマン
その名のごとく灯台が変形するそこそこ大きいロボット。
回転レーザービームが使えるが必殺技と言うほどでもない。
足元がお留守。

真面目に考えたのに灯台から強さを引き出せない…orz
24それも名無しだ:2008/03/19(水) 20:54:19 ID:e90drxM/
>>16
未来からの侵略者物は俺も考えてたけど
俺が考えてたのよりよっぽどおもしろそうだ。

>>20
楽しみにしてるから無理しない程度に頑張ってくれ。

>>21
流れてた……。
かっこよさそうな設定だけに残念

>>23
武器名とかにちょっと邪気眼とか厨二病入れると
強そうに見えるよ。

回転レーザービームなんてまんまな名前じゃなくて
スペクトルフラッシュとか。
25それも名無しだ:2008/03/19(水) 21:07:47 ID:O13q61dx
…また晒せと。泣くよ?期待すんなよ。
http://www2.uploda.org/uporg1315088.jpg.html
パスは多分bokuroboね。
26それも名無しだ:2008/03/19(水) 21:45:05 ID:e90drxM/
>>25
左右非対称の頭部デザインとか普通にかっこいいじゃないか
27それも名無しだ:2008/03/20(木) 02:37:00 ID:RCUPLH4n
多次元遊交記イナズマ

旅は男のロマン!その言葉の下に集まった連中がいた。奴らの名前は多次元旅団ジャックレイン。ただの旅じゃあ面白くねぇ!そう、彼等の旅はただの旅じゃない。あらゆる次元を行く、その道に何が待ち受けようとどこまでも突き進む!
行け!果てしないその旅路へと!!


クルーの一部を紹介しよう

キャプテン
アルバ=スゥトナ 年齢34歳

中央政府に追われるお尋ね者。悪名高く、その名を知らない者はいない。その実は義賊で人々は表面の部分しか知らない。ある日、地球を飛び出し旅をしようと決意する。そして結成されたのがジャックレイン。
性格は器が大きく、大胆不敵でなんでもこいの人。趣味は賭博


繰舵手
ギリム=ナクツァ 年齢31歳

次元跳躍旅艦イナズマの繰舵手を務める。アルバとは昔からつるんでいて、腐れ縁みたいなもの。ついて来いの一言でジャックレインのメンバーになる。
性格はおしとよしで世話好き
28それも名無しだ:2008/03/20(木) 02:38:30 ID:RCUPLH4n
戦闘員
ジノ=ミコルネア 年齢14歳

アルバに憧れジャックレインのメンバーになる少年、本作の主人公(?)
旅に困難は付き物だと言うことで用意した高機動戦闘兵器デフラインのパイロット。大人ぶる時が多々あり、アルバから言わせればまだまだお子様らしい。この旅で一人前に認められることが目的、子供扱いされる事が嫌い。
おっちょこちょいでドジを踏むことがたまにある


砲撃手
エミリアン=ナオラ 年齢23歳

次元跳躍旅艦イナズマの砲撃手を務める。元貴族、今は落ちぶれて行く宛のない時にアルバと出会いジャックレインに加入。
狙撃の腕は一流、女を相手にしたら三流。貴族の時の癖で言葉使いが直らなくジャックレインの皆からは敬遠されがち。しかし根はいいやつ


航海士
エルドバ=クリーチン 年齢27歳

次元跳躍旅艦イナズマの航海士を務める。過去に中央政府に務めていたエルドバがアルバを敵対し、追う側と追われる側に分かれていたが、ある事がきっかけでジャックレインのメンバーとなる。
頑固でこうと決めたことは貫く固い意識を持っている。若干27歳で親父くさい一面がある
29それも名無しだ:2008/03/20(木) 02:39:54 ID:RCUPLH4n
戦闘員
タツヤ=オカダ 年齢19歳

アルバが日本を彷徨いてた時に、剣の修行をしていたタツヤに興味がわいてジャックレインにスカウトする。ジノと同じくデフラインのパイロット、ジノのデフラインとは違い刀を携えている。
武士道を重んじるのが侍、なのだがタツヤの場合は違う。ノリがよく非常にきさく、いつも着物を着ている


メイド型ヒューマノイドアリス

アルバがメイドがいれば便利ということでメカニックに作らせたヒューマノイド、火事全般が得意


次元跳躍旅艦イナズマ

スペック
全長280.0m
質量1500.0t
最大収容人数約六百人

アルバが賭けで手に入れた旅艦、旅をするためだけに造られた艦だがアルバが武装を施す。人工食料栽培プラントがあり、自給自足できる。カジノまでありまさに豪華絢爛。次元を跳躍できるのがこの艦の最大の魅力、ワープアウト先は出たとこ勝負


高機動戦闘兵器デフライン

スペック
全長20.5m
質量32.0t

アルバが旅は困難がつき物だということで用意された機体。火力は少なめその代わり機動性、追従性に優れている。デフラインもイナズマに劣るが、次元跳躍できる
30それも名無しだ:2008/03/20(木) 02:40:20 ID:RCUPLH4n
世界観

宇宙開拓時代真っ只中、中央政府が世界を取り仕切る。その中央政府に追われているのがアルバ。何か因縁があるようだが、その話はストーリーが進むに連れて判明する。
次元跳躍できる艦はイナズマだけでなく、次元を跳躍するといっても別の世界に跳ぶと言う訳ではない。あくまで同じ宇宙空間をワープするというだけ。しかし一回の跳躍できる距離はハンパじゃない


中央政府

ジャックレインの道中邪魔をする、ひとえにアルバを捕まえるため。宇宙開拓時代当初に設立され、世界を束ねるのが役目。法と秩序を重んじ、法を乱す者は容赦しない
31それも名無しだ:2008/03/20(木) 04:19:04 ID:RCUPLH4n
やべ、ギアスR2のジノ・ヴァインベルグと被った。意識してないのにorz
32それも名無しだ:2008/03/20(木) 11:22:08 ID:F9+JWE3I
>>邪気眼とか厨二病


ライトニング  ダイダロス
 灯 火 の 塔 神 ―アルカナ16                 デウスエクスマキナ
かつてのエデンに存在していた「監視者」の役割を担っていた機械仕掛けの神。
純粋な命と炎が次元レベルで融合したエネルギー体「マーズ」により永久的に稼動する。
しかしそのエネルギーの殆どをこの次元における自身の存在確立の固定に消費している為、本来の力は発揮できない。
装甲は常に硬度を高め続ける物質、オレクァリウム。
破損が起きても瞬時にその直前の物質の原子の状態に書き換える。
塔の暗示の通り災難が周囲を襲うが、これは塔神の本来の存在である4次元体が不安定なプレーンに存在している為である。
唯一の武装である超光波回転砲・レーヴォリュートタキオンは周囲を一瞬で焼き尽くす。
本来機械仕掛けの神としてしか同じ空間に存在できないはずの4次元体の本体の存在するプレーンが何らかの原因によって繋がったため、対消滅を避けるために監視を破棄。
対存在の機械仕掛けの神を消滅させ、因果律を維持するために起動した。
「マーズ」はプレーンを共有する機械仕掛けの神同士なら離れていても感知できる為、出力の調整により地球外の者を呼び寄せる狼煙の役目を果たす。


こうですか?わかりません><
33それも名無しだ:2008/03/20(木) 16:17:35 ID:WEghZFLK
>>31
気にしてはいけないぜ
そんなこと言ったらオレを全否定することになっちまう
>>32
名前がジョジョっぽいな
「4次元体〜」やら「地球外〜」クロスオーバーの作品にうってつけのメカだな
34それも名無しだ:2008/03/20(木) 20:03:02 ID:9OK+yIjw
英雄兵器ヴァーンサイク第4話「大地揺れて」

ブルルルルルルル・・・・・
立ち入り禁止の看板が立っている森の入り口からバイクが出てきた。克哉が運転し明日美が後ろに乗っている。
バイクで年下の女性を後ろに乗せて走るのは小恥ずかしいものがあるが鈍感な克哉は気にもとめていなかった。
克哉「博士めパシリやがって。で、マーケットは何処だ?」
明日美「・・・。」
克哉「はぁ・・・。まだ遠くってことだな・・・。」
克哉は異性に対しては鈍感だが人間観察は得意であった。明日美がまだスーパーは遠くで教える必要がないため喋りたくないのだと考察したのだ。
木々の隙間から町の様子が徐々に見えてきた。田園が広がっている。マーケットなどの店は一部に密集しているようだ。
克哉「田舎だなぁ・・・。」

兵士「ヴァーンサイクは目立った動きを見せておらんようです。」
ユギオン「防戦を繰り返しているだけか。こちらの基地を攻めるような動きは微塵も見せてはいないようだな。地球軍にしては妙だ。」
ザック「軍の兵器ではないのではないか?」
ユギオンの前に長いマントを着てインド地区のタリバンのようなものものを頭にかぶる男が現れた。
ユギオン「ザックか、長旅ご苦労だった。」
ザック「たいしたことはない。我らの地球征服を邪魔するヴァーンサイクを狩るための作戦をいくつか練ってきた。」
ユギオン「ほぉ・・・。お手並み拝見といこうか。」

店員「ありがとうございましたー。」
克哉と明日美は買い物を終え帰ろうとしていた。大型バックには日用品などや牛乳好きの見羅国博士の頼みにより5本の牛乳が入っていた。
克哉「はぁ。博士の牛乳好きには困ったもんだ。荷物が重いぜ。」
グラグラグラ・・・
明日美「地震・・・。」
克哉「地震?ああちょっと揺れてんな。早く帰ろうぜ。」
ブゥンブゥンブゥン・・・ブルルルルルル・・・

―その頃研究所では
グラグラグラグラグラグラグラグラ・・・
ヴァーザス「うあっとと・・・地震か?ちょっと大きいなぁ。」
翔「わぁートランプ崩れたぁ!もう少しでタワー完成するところだったのにぃ・・・。」
見羅国「おかしいな・・・。ここらの地域ではあまり地震は起きないはずだが。」
チェイン「・・・いつもそうとは限らん。」
克哉たちが出かけている間、研究所のメンバーは休憩時間となっており博士達はくつろいでいた。しかし平穏は一気に崩れた。
ガガァン!バゴォン!ドガガン!
ヴァーザス「う・・・わ!こりゃ地震どこじゃないぞ!」
見羅国「翔!テーブルの下に隠れなさい!」
翔「お父さん大げさだよ・・・うわ!隠れる!」
チェイン「これは・・・地震じゃぁない!外のカメラを回してくれ!」
研究員「は・・・はい!あ・・・これは・・・敵です!敵ロボットです!」
見羅国「くっ!克哉君がまだ帰らんというのに・・・。よぉし!チームヴァーンサイク出撃だ!」

研究所の外ではモグラ型機怪獣ゴゥップが研究所の周辺で暴れまわっていた!
ガイゲン「ギャアッハッハァ!地震と見せかけてレーダーを狂わせ研究所を直接襲うぅ!おぉもしれぇ作戦だぜぇ!」
ゴゥップの頭部から伸びたドリルが木々をなぎ倒し研究所に迫りつつあった!その時!
ヴァーザス「させないぞ!オープンケルベロス!ヴァーンサイク!」
ケルベロスの超高速移動によりゴゥップに追いついた!
ヴァーザス「チェーンワイヤー!」
ビュィィィィィィィン・・・ガキィン!
ケルベロスのチェーンワイヤーがゴゥップに絡まる!ゴゥップは動きを止めた!
ヴァーザス「どうだ!」
ガイゲン「フッフッフ・・・。ゴゥップのパワーを舐めるなぁ!」
ググググ・・・ガガァン!
突然ゴゥップがフルパワーで起動する!強烈に振動でケルベロスは倒れ引きずられる!
ヴァーザス「うわぁ!引っ張られる!こうなればワイヤーカット!」
ケルベロスのチェーンワイヤーが解除されケルベロスの腕から離脱する!
ヴァーザス「今だ!ドッキングオフ!ちぃ克哉がいないから出力が上がらないか!」
チェイン「何をしている克哉は!まだ戻らないのか!」
ガイゲン「フン!思ったより強くないじゃねぇか!ウワッハッハッハッハァ!」
35それも名無しだ:2008/03/20(木) 20:37:19 ID:9OK+yIjw
その頃克哉のバイクは土砂崩れで立ち往生していた。
克哉「ちくそ!岩が邪魔で通れねぇ!」
明日美「・・・。」
明日美は突然バイクを降り走り出した。
克哉「どこ行くんだ!おい待てよ!」
克哉もバイクを降り明日美を引き止めた。すると明日美は克哉に振り向く。
明日美「・・・近道知ってる・・・。」
克哉「マジか!助かったぜ。上が騒がしい・・・早く行かなければ!」

ギュィィィィン・・・!グググググググググググ・・・
研究所へ向かおうとするゴゥップをヴァーンサイクブルが必死に押さえ込んでいた。
チェイン「出力が上がらんからぁ・・・止めることしか・・・出来ん!克哉・・・早く来い!」
その時木々の深いところから・・・!
ガサァン!ブルルルルルルルルル・・・
克哉のバイクが勢いよく飛び出してきた!相当酷い道だったらしく克哉も明日美も泥だらけだ。
克哉「うし!間に合ったぁ!」
ヴァーザス「あいつ!来た!」
チェイン「遅いぞ!早く乗れ!」
克哉はバイクを降りるとヴァーンサイクの下部進入ハッチからヴァーンサイクに搭乗した。ヴァーンサイクの出力が上がっていく!
チェイン「だああああああああ!」
バキィン!
ガイゲン「ぎゃあああああああ!くっそ!」
チェイン「ドッキングゥオーッフ!」
ギャキィィィィィィィン!
克哉「ドッキン・・・サーイク!」
ギュィィィィィィィィン・・・ガシィン!ガシィン!ガシィン!
克哉「オープンナイトォォ!ヴァーンサァァァイク!」
ギャキィィィィィン!ギュィィィィィィィン・・・
3機が変形を始め腕、脚が組みあがる!
グィィィィィィン・・・ドゥン!
頭部がせり上がり目に瞳が灯る!
シュキィィィィィィィン!
3本のブレードアンテナが立ち上がった!ヴァーンサイクナイトの登場だ!

ガイゲン「く・・・くそぉ!あれがナイトかぁ・・・!こっちも変形だ!トランスメカ!」
ゴゥップは変形をはじめ人型となる!トランスゴゥップの出現だ!
頭部のドリルは二つに割れ両腕に移っている!
克哉「んなろぉ!ショットブレェド!」
ビュゥッン!ガキィン!ガキィン!
ショットブレードとトランスゴゥップのドリルの激しいぶつかりあい!
克哉「くそ!このままじゃらちがあかない!何か手は・・・?」
通信が入る!明日美だ!
明日美「・・・ショットブレードキャノン・・・。」
克哉「何だそんなのもあんのか!よぉし!何だか分からんが撃ってやる!ショットブレェド・・・キャノン!」
ショットブレードの刃の先にパワーが集まっていく!そして電撃が走る!
ビィィィン・・・バチィン!
剣から超音速のスピードで高威力のエネルギーがトランスゴゥップの動力部に直撃した!
ガイゲン「ぎゃああああああああああああああああああ・・・やぁーらぁーれぇーたぁー・・・!」
ドッゴオオオオオオン!!

克哉「ハァ・・・。今日は疲れたぜ・・・休むわ・・・。」
ヴァーザス「おい!克哉!博士が怒ってるぞ!」
克哉「え!?」
見羅国「牛乳がないとはどういうことだ!頼んどいたはずだぞ!」
克哉「あ・・・やべぇ・・・重いから置いてきた・・・。で・・・でも大変だったんだし・・・戦闘終わったから・・・ね?ね?許してくださいよぉ。」
見羅国「戦闘終わったならいいだろ!今から取りに行ってこぉい!」
克哉「えええ!荷物置いていこうって言ったのは明日美だぞ・・・。」
戦闘が終わっても研究所はいろんな意味で揺れまくっていた。

英雄兵器ヴァーンサイク第4話完 次回に続く!
36それも名無しだ:2008/03/20(木) 20:43:16 ID:9OK+yIjw
あとがき
第4話書き終わった。
俺なりのコミカルを書いてみた。いつまでも無理してシリアス続けるとグダグダで気分悪くなるから。
今回の機怪獣ゴゥップの名前の由来はガン○ムのジャブ○ーのモグラ。俺なりにマニアックなところパロってみた。
博士の牛乳好きは俺と同じ。あのコクがいいんだよなぁ。

話はそれたがヴァーンサイク。よろしくお願いします。
37それも名無しだ:2008/03/20(木) 20:51:38 ID:x/A1DqlV
>>32
wordでルビ振ろうとしてやり方わかんなくて断念した経験がある俺がいるw

しかし次元とか時間軸とかいうある種の超設定が上手い具合に出来る世界観作れてる感があるなぁ・・・それ
38それも名無しだ:2008/03/20(木) 21:06:14 ID:9OK+yIjw
>>24
ありがとう。
ちょっと前まではパソコンでも長文を書くというのは苦痛でしかなかったけど今はとても楽しいよ。
39それも名無しだ:2008/03/20(木) 23:25:34 ID:9OK+yIjw
ヴァーンサイクの作者だがリメイク後明らかに初期設定と違う設定が多すぎるので初めて読んでくださる人のためにも設定を書くことにした。

ヴァーンメカ
3体の飛行体(戦闘機ではない)。
ファイターが指揮官機タイプ、フライヤーが高速機タイプ、フォートレスが重武装タイプとなっている。

ヴァーンサイク
ヴァーンメカ3体が合体した形態。
ナイト、ケルベロス共通で全高:47メートル、重量:327トン、ブルは下半身が間に合わずホバー戦車にされたため全高が違ってしまった。

ヴァーンサイクナイト
ファイターを先頭に合体した形態。
戦闘力が最も優れている。背中のヴァーンスカイウィングにより空での戦闘も可能。
ナイトのみ起動した瞬間、頭部のヘッドアイの部分に人間の瞳のような光が灯る。
ナイトのみ胸に鍵穴のような穴が彫り込まれた謎の紋章がある。

ヴァーンサイクケルベロス
フライヤーを先頭に合体した形態。
スピードが最も優れている。ヴァーンブースターをフル稼働させた状態の機体の速度は測定不能。
サブ武装に多用途な武装、チェーンワイヤーがある。振り回すことでムチのように使うことも出来る。
フル稼働状態でドリルをフル回転させて敵に突っ込むドリルブレイカーは強力。

ヴァーンサイクブル
フォートレスを先頭に合体した形態。
パワーが最も優れている。強力な"豪腕"を使った格闘技と体中に装備されたミサイルポッドで最強の攻撃力を誇る。
肩アーマーなどのパーツを変形させ海中モードになることができる。ミサイルポッドも魚雷モードにチェンジする。
下半身のヴァーンホバーをフル稼働させた状態で殴りつけるヘビィクラッシュパンチは山を砕く。

ショットブレード
ヴァーンサイクが合体した時に同時に完成する剣。
ヴァーンサイクに秘められたエネルギーを受け強力な技を放つ。
ナイトのみでなく他の形態でも使えないことはないが必殺技などを使いこなせるのはナイトのみである。
ショットブレードブレイは刃全体にエネルギーを満たせた状態で切りつける技。
ショットブレードキャノンは刃の先端部にエネルギーを溜め瞬間的にエネルギーをぶち当てる技。

機怪獣(きっかいじゅう)
大帝国が開発量産している未知のメカ。
生き物がモデルになっているのことが多い。
トランスマシン機能により人型になることができる。

ジャークフォーク
鷹がモデルの機怪獣。
翼の先端に強力な刃が装着されている。くちばしの部分からは強力なレーザーを発射する。

トランスフォーク
ジャークフォークがトランスマシンした状態。
超高速移動が可能。翼の刃はブレードに変形し使用できる。くちばしは頭部に移動しレーザーを使用できる。

カマギラス
カマキリがモデルの機怪獣。
両腕に強力な鎌を装備している。肩からミサイルが発射できる。

カマギトランス
カマギラスがトランスマシンした形態。
鎌はブーメランとなりより強力になっている。

ゴゥップ
モグラがモデルの機怪獣。
頭部の鼻に当たる部分にドリルがあり地中を自由自在に移動できる。突進能力は強力で地震を起こすことも出来る。
40それも名無しだ:2008/03/20(木) 23:55:35 ID:9OK+yIjw
トランスゴゥップ
ゴゥップがトランスマシンした形態。
ドリルが半分に分解し両腕に装備されている。突進能力は半減されたが攻撃力が増加した。

世界観
地球と宇宙は6年間の間戦争を続けてきた。
両軍とも疲弊し戦争が続けられなくなっている。ほぼ休戦状態。
地球の環境の劣化は激しかったが復興計画により回復しつつある。
多くの人口が失われており宇宙のスペースコロニーは廃墟化しゴーストスペースと言われ宇宙に憧れる人間はいないといってもいい。
年配の人間が多く死亡したため戦場に若い人間が出撃したことも少なくなかった。そのため地球では若者の比率が高い。

大帝国
突然宇宙征服をすると宣言し地球に侵攻してきた軍団。
ユギオンが地球攻撃を仕切っている。

何か色々とヤバくなってきたので今日はここで終わり。
41それも名無しだ:2008/03/21(金) 00:24:15 ID:NhR5GIbK
滅神ロボ キルクロスなんてのはどうでしょ?
すまん、変な電波受信した
42それも名無しだ:2008/03/21(金) 00:30:05 ID:Feje0c7x
>>41
いや、どうでしょ・・・っていわれても
どういうロボなのかでないとなんともいえない
43それも名無しだ:2008/03/21(金) 00:51:13 ID:NhR5GIbK
>>42
すまん、ホントに何も考えずにノリで投稿してしまった
44それも名無しだ:2008/03/21(金) 07:38:09 ID:woUPtSmK
変幻闘者ゲキテキジン

宇宙の死と新生の輪廻、そのメビウスの輪からは何も逃れられない。唯一永遠に変わらずその姿をとどめるものがある。ゲキテキジン、彼の使命は宇宙の理を乱すものから平和を守ること。それは永遠の命を与えられた者の運命、悠久の宇宙をその大いなる力で守れゲキテキジン
45それも名無しだ:2008/03/22(土) 17:35:59 ID:Wo9VrYOa
大帝国の地球基地。ヴァーンサイクという思わぬ抵抗により機怪獣を3機も失い基地内は慌しい空気に包まれていた。
ユギオン「ザックよ。親愛なる友である貴様を疑うわけではない。だが聞きたい。貴様の作戦うまくいくのであろうな?」
ザック「案ずるなユギオンよ。次の作戦はもうできている。必ずやヴァーンサイクを倒して見せよう。」
ユギオン「フッ。大帝国一の策士である貴様の活躍に期待してよいのだな?ならば新型の機怪獣を渡してくれよう。」
ザック「うむ、助かる。必ずやヴァーンサイクを血祭りに上げてくれる。」

英雄兵器ヴァーンサイク 第5話「怪物騒動!季節外れの肝試し!」

翔「いってきま〜す!」
翔が元気に研究所の裏口から出て行った。こんなご時勢でも小学校には通わなければいけない。エネルギー学の権威である見羅国博士の息子なら尚更だ。
克哉「おぅ!気をつけろよ〜。」
克哉とヴァーザスと明日美が翔を見送った。チェインは修行してくると言って昨日の夜から帰ってこない。ヴァーザスは翔の走っていくところ見ながら懐かしそうに呟いた。
ヴァーザス「テキサスに残してきたあいつら元気にやってるかな。」
克哉「兄弟でもいんのか?」
ヴァーザス「ああ、故郷に弟と妹を残してるんだ。親が死んじまったから3人で暮らしてきたが俺は技術士になりたくてな。そんで日本に来たんだ。」
克哉「へぇー。大変だっただろ3人じゃ。」
ヴァーザス「まぁな。今は次男が働いて稼いでるらしいし妹も小学校に入れた。だがこのご時勢だ。敵がいつアメリカに攻めてくるかも分からん。」
克哉「確かに。アメリカにゃあヴァーンサイクねぇしな。」

ブゥン!ブゥン!バキィ!
チェインが森の奥深くで修行を続けていた。チェインは軍人になる前から武闘家の息子であったため腕を磨き続けていた。今のキックで木に大きな割れ目が入った。
翔「わぁ!チェインさんかっこいい!」
チェイン「ん?ああ翔か。学校の時間だな。しっかり勉強してくるがいい。」
翔「うん!チェインさんも修行頑張ってね!」
チェイン「フッ。」
チェインはさらに森の奥深くへ入っていった。

翔の通う小学校は山を研究所から少し降りたところにある。あまり大きな学校ではないが下の町の子ども達も通っているこの町で唯一の小学校である。
翔「みのる君おはよう!」
みのる「ああ、翔か。なぁ知ってるか?山に怪物がいるってうわさ。」
勉「あっほらしい!でっかいキツネの怪物なんているわけないじゃないか!」
みのる「チッ!勉のビビりが!行ってみねぇと分からないだろ!」
翔「聞かせてよ。怪物の話。」
みのる「分かった。聞かせてやる。夜中に森に行くと変などでかいキツネみたいのがいて山を歩いてる人を食っちまうってうわさだよ。」
勉「生物学上そんなでかいキツネなんてありえない!根拠のないうわさを流すのはやめろ!」
みのる「いちいちうるせぇな!勉は!もういい!決めた!今夜肝試しをやるぞ!翔と勉も来いよ!」
翔&勉「え〜!?そんなぁ!」
みのる「今夜決行だ!ぜってぇ来いよ!」

夜になった。虫の声が辺りに響き不気味な雰囲気を出している。翔たちは研究所から遠く離れたところに集合していた。
みのる「よし集まったか。行くぞ!」
勉「どこにだよ?単なるうわさ話だろ?場所なんか分かるもんか!」
みのる「うっせぇなぁお前は。なんとなくこんな深そうなところにいるかもしれないじゃねぇか。さっさと行くぞ。」
深い森の中を進んでいく。しょせんうわさ話である。いるわけがない。翔と勉は帰りたくてしょうがない。
勉「もお帰ろうよ。いるわけないじゃない。」
翔「そうだよ。だってただのうわさ話だろ?」
ガサァ・・・
勉「うわああああああああ!!」
みのる「ギャッハッハ!勉のビビりぃ〜!」
翔「違うよ!何かいるよ!」
翔が指を指した。その先には巨大な黒い影があった。耳や体のシルエットはキツネそのものであった。その影は翔たちを発見するとゆっくりと近づいてきた!
みのる「うわあああああああああああああ!!」
みのるが一番ビビりであった。翔や勉より先に逃げ出していってしまった!翔は見羅国に持たされていた子ども用通信機を鳴らし研究所に連絡をとろうとする。しかし電波が届かない!
翔「あ・・・電波が・・・つながらない・・・。」
勉「あ・・・ど・・・どうすればいいんだよ・・・。」
その時森の中から人影が現れた!たくましい体つきの男、チェインだ!
チェイン「貴様ら何してる?機怪獣か?ここからは電波は届かん!早く逃げろ!」
翔「は・・・はい!」
ダッダッダッダッダ・・・
チェイン「さぁてどうしたものか・・・。」
46それも名無しだ:2008/03/22(土) 18:12:05 ID:Wo9VrYOa
研究所はまだ遠い。
勉「ハァハァ・・・お前んちどこだよ!まだなのかよ・・・。」
翔「ハァハァ・・・いいから走れよ・・・。」
その時突然バイクが来た。克哉だ!
克哉「翔!それと連れ!てめぇら何してたんだ?」
翔「か、克哉さん!機怪獣が!」
克哉「なんだって?ん?通信?」
研究員「大変です!研究所に機怪獣接近!」
勉「は・・・はやい・・・。」

コテックス「ぐ・・・ぐそぉ!クソガキ共のせいで作戦が台無しだぁ!変な奴には逃げられるし!研究所だけでもぶっ壊してやる!」
キツネの姿をした機怪獣フォックテクスが研究所に向けて攻撃を開始する!強力な爪を使い木々を倒しまくる!

克哉「ちくしょう・・・好きにさせねぇぞ!チームヴァーンサイク!ファイターGO!」
ヴァーザス「フライヤーGO!」
研究員「自動操縦モード、フォートレス発進!」
バシュゥン!バシュゥン!バシュゥン!

克哉「ミッサイル!」
ブゥゥゥゥゥン・・・ドゴーン!
フォックテクスは軽々とミサイルを避け爪を振り下ろす!
コテックス「ちぃ!来やがったか!ヴァーンサイクめ!」
ヴァーザス「ドッキングサイク!」
ガシィン!ガシィン!ガシィン!
ヴァーザス「オープンケルベロス!ヴァーンサイク!」
ギュイイイイイイイイイイイイイイン・・・ガシン!ガシン!ビュイイイイイイイイン・・・ギャキーン!
ヴァーンサイクケルベロスの登場だ!

ヴァーザス「ヴァーンドリル!とぉ!」
ガキィィィィィィィィィィン!
ドリルが爪に弾かれる!体制を崩すケルベロス!そして片方の爪に切り裂かれる!
ヴァーザス「うああ!くそぉ!反撃だ!チェーンワイヤー!そしてドリルブレイカー!」
ビュイイイイイイイインガキィン!ギュイイイイイイイイイイイン・・・ドガァン!
チェーンワイヤーが爪を封じる!もう片方の腕がドリルで貫かれる!
コテックス「このぉ!トランスメカ!」
フォックテクスが人型へと変形していく!トランステクスの出現だ!
コテックス「テクスの速さについて来れるか!」
トランステクスが素早い移動を始める!ケルベロスは出力不足で追いかけられない!その時!
チェイン「おぉーい!」
ヴァーザス「チェインか!よし!」
チェインの近くまでケルベロスが移動しチェインが飛び乗りハッチに入った!出力が上昇する!

コテックス「ふぅ・・・。ここまで来れば・・・ん?うわあああああああ!!」
ヴァーザス「とどめ!ヴァーンサイク!ドリルブレイク!」
ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
コテックス「あぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!ガキめええええええええええええええええええええ!!」
ドッゴーン!

翔&勉「ごめんなさい・・・。」
克哉「分かればいいんだ。もう二度と夜中に危ないことはするなよ。」
翔&勉「はぁい・・・。」
見羅国「翔も勉君もお腹がすいただろう。晩御飯を用意してある。いただきなさい。」
勉「わぁ!ありがとうございます!」
翔「お腹すいたよぉ・・・。ん?何か忘れてるような・・・?」

その頃・・・
みのる「しょおおおおおおおおお!つとむううううううううううううう!どっこだよぉー!うえええええええええええええん!」
翌日みのるが怖い母ちゃんや学校の先生、警察のおじさんに叱られたのは言うまでもない。

英雄兵器ヴァーンサイク 第5話完 次回へ続く!
47それも名無しだ:2008/03/22(土) 18:19:41 ID:Wo9VrYOa
あとがき
第5話終わりました。
ベタなストーリー書くにも下手すぎる。つうか描写不足で機怪獣とチェインがまるでテレポートしたみたいだ。
前スレ版のヴァーンサイクに登場しなかった翔くんは少しでもシリアスを薄くするために投入した。容姿は脳内設定では妖怪大戦争のころの神木君みたいな感じ。
そろそろストーリーが飽きっぽくなってくるので新展開に持っていきたいがユギオン殺すには早すぎるし迷ってる。そんな訳でザックが登場。しかし蛇足だったかな。
展開が早すぎるからもっと丁寧に書きたいな。

いろいろと模索中のヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
48それも名無しだ:2008/03/23(日) 05:10:21 ID:Yx0Zmwe9
バクザンオーをちょっとお休みします、そのかわりといってはなんですが代わりのSS投下します


鎮魂覇者ゴスペルク
1話「神に愛されし者」

花の町ベルフェニウム
付近の丘
マルク「この町もか…」
バルン「アニキ、大丈夫?」
マルク「すぐに終わらせるさ」

ベルフェニウム広場
セイナ「ふぅ、ついたー。もう歩き疲れちゃった、それにしてもここは花がいっぱいで綺麗な町(この町で何かお兄ちゃんの情報が聞ければばいいな)
あっ、おばさんちょっといいですか?」
おばさん「あらあなたこの町の子じゃないわね?」
セイナ「はい、ちょっと旅をしてまして。聞きたいことがあるんですけど」
おばさん「まー大変なのねぇ、なんだい?」
セイナ「この町の酒場ってどこにあるんですか?」
おばさん「酒場はここからまっすぐ行って路地裏を抜けたところよ、昼からお酒?体に気をつけなさいよ」
セイナ「ちっ違いますよ、捜している人がいるの…。酒場で何か聞ければいいと思いまして」
おばさん「そうかい、見つかるといいわね」
セイナ「はいっ!ありがとうおばさん」
49それも名無しだ:2008/03/23(日) 05:12:38 ID:Yx0Zmwe9
路地裏
セイナ「薄暗いなぁ、ちょっと怖いかも」ブワッ、セイナの頭上をマルクが通過
セイナ「キャッ!…何?」二人の目が合う
セイナ「(綺麗な瞳、でも何か哀しくて冷たいって感じが…じゃなくて)こら!危ないじゃない」
マルク「……」
セイナ「ちょっと!何とか言いなさい」
バルン「あっ、アニキ」
セイナ「しゃ、しゃべる鳥!?」
バルン「ごめんなさい、アニキは耳が聞こえないんです」
セイナ「なんだそうだったんだ」
バルン「おいらが通訳しないとだめなんです、心の会話で」
セイナ「ふーん、もうあんな危ない事しちゃだめよ」
マルク「……」
バルン「あっアニキィ、すいませんアニキは無口なんもんで」
マルク「…今夜は外に出ないほうがいい、命が惜しければな」
セイナ「え?」
バルン「じゃおいら達はこれで、さようならお姉さん」ブワッ、いきよいよくジャンプし屋根をつたい姿を消すマルク
セイナ「何だったの?もう!今度あの子に会ったらちゃんと地面歩きなさいって言い聞かせなきゃ」

そしてその夜宿にて
セイナ「結局今日は何にも成果がなかったなぁ、お兄ちゃん…」窓越しで風にあたるセイナ、ふと何かに気づく
セイナ「なんだろあれ?」
50それも名無しだ:2008/03/23(日) 05:15:22 ID:Yx0Zmwe9
回想
マルク「…今夜は外に出ないほうがいい、命が惜しければな」

セイナ「なによ、はいそうですかって従うセイナ様じゃないんだから」宿をでるセイナ、そして目的地に到着
セイナ「真っ暗で何も見えない、月明かりだけがたよりだわ(さっきの動く物影はあの子の言ってた事に関係あるのかしら…)
どこかな…っ!」路地裏に行く物影を見送る
セイナ「あそこね!」路地裏に到着

セイナ「キャー!!」そこでセイナが見た物は、まるで影が独立してこの世の物とは思えない物体。セイナは深い畏怖の念に捕らわれた

セイナ「にっ、逃げなきゃ!」振り返ればもう一体いる、路地裏に挟み撃ちにされるセイナ
セイナ「あ…あぁ…」
ジェノム「ククク、タマシイヲヨコセ。オマエノタマシイヲヨコセ」
セイナ「いやぁ…いやー!!」刹那、マルク見参
マルク「下がれ」
セイナ「あなたは…」
マルク「聖なる意志よ、その力我に示したまえ」十字架の神具が輝き、剣へと形状を変える
マルク「はぁ!」ジェノムを一刀両断、残りの一体に間合いを詰める
マルク「終わりだ」ジェノムの腕が刃物に変化し、鍔迫り合いになる
ジェノム「キサマ、アマデウスダナ?」
51それも名無しだ:2008/03/23(日) 05:17:52 ID:Yx0Zmwe9
マルク「ほう、アマデウスを知っているのか?ならばこれを知っているか?」マルクの手から蒼い炎がほとばしる
マルク「浄化の火、セントフレイア」
ジェノム「グァー!!」ジェノムが炎に包まれ消える
セイナ「あっという間にやっつけっちゃった、あなた何者?」
マルク「……」
セイナ「(そっか、聞こえないんだった)助けてくれてありがとう」
マルク「伏せろ!」
セイナ「え?キャー!!」巨大なジェノムの手がセイナをかすめる
ジェノム「タマシイガホシイ…」
マルク「ジェノム…」
バルン「アーニキー!」マルクの肩にのるバルン
バルン「やるんだねアニキ」
マルク「あぁ、行くぞしっかりつかまっていろバルン」神具を元のサイズに戻して、天にかざし右腕の聖痕が輝く
マルク「〜神の名の下に命ずる、魂を鎮めし覇者よ我との契約を果たせ
ならば我もお前の願いを聞かん、解き放て聖なるその白き波動〜ゴスペルク!」輝きが頂点に達し、ゴスペルク召喚

セイナ「おっきい…、ここにいたら巻き込まれちゃう。逃げなきゃ」

マルク「ジェノム!アマデウスは、俺はお前達を許さない!!」胸部からクロスブレードを切り離し、構えるゴスペルク
52それも名無しだ:2008/03/23(日) 05:19:46 ID:Yx0Zmwe9
マルク「行くぞバルン!」
バルン「うっ、うん」ジェノムとの間合いを一気に詰めるゴスペルク、ジェノムの鋭い爪がゴスペルクを襲う
マルク「甘い!」ジェノムの攻撃を寸前にかわし、宙に翻り後ろをとるゴスペルク
マルク「はぁ!」ジェノムを斬りつけ、ひるんだところで十字架の剣を地面にさす
マルク「我が怒りの焔よ愚者を旋律の彼方へと導け、セイントフィスト!!」掌から光の波動をジェノムに放つ、しかしジェノムは健在
バルン「しぶといやつだなぁ」
ジェノム「アマデウスー!クラウ、オマエノタマシイヲクラッテヤル」
ジェノムの反撃、爪でゴスペルクを攻撃。しかしゴスペルクの硬度な装甲の前では無力、ジェノムはその事実を知り脱力し、攻撃の手を鈍らせる
バルン「今だよアニキ!」
マルク「これで決める!魂よ集え我の下へ。輪廻の果て、鎖をとき放たん。命を越えし鼓動今ここに、セイントクロス!!」クロスブレードを横一線に斬りつけた後、縦に全力で振り下ろし十文字を描く
マルク「還れ、正しき場所へ…」十文字に描かれた剣閃がジェノムを浄化

セイナ「夢なの?現実なの?私どうかしちゃったのかしら、はぁ…」気を失うセイナ、戦いを終えたマルクがセイナを抱える
53それも名無しだ:2008/03/23(日) 05:20:46 ID:Yx0Zmwe9
マルク「……」
バルン「気を失ったみたいだね、この人どうするのアニキ」
マルク「ジェノムの被害者か…」
バルン「そっかアニキも…」
マルク「ジェノム、俺はお前達を許さない」


5432:2008/03/23(日) 10:04:22 ID:X2lsBr/I
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『ボケたつもりがボケが殺されていた』

スレの空気を読み違えたけどまぁ結果的にいいか(´・ω・`)
55前スレ>>419-424より:2008/03/23(日) 19:32:31 ID:cNgBC58I
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
これまでのあらすじ

 時は20XX年。人類は、回転するブラックホールの中に異なる宇宙への路が開けるという
『アインシュタイン-ローゼン・ブリッジ』の理論に基づき、無限に存在する
平行宇宙とのコンタクトを試みていた。
 しかし幾度目かの実験に際し、ワームホールの向こうから現れてくるものがあった。
 それは、珪素質の身体を持つ巨大な人型。現用兵器では歯が立たぬ戦闘力と、
全てを破壊しつくす意志のみを持った存在。光の中より際限なく湧いてくるそれら
悪鬼の軍団により、人類は存亡の危機に立たされる。
 この脅威を排除すべく、敵の本拠地たる『向こう側の世界』への突入を敢行し
大元を叩く目的で結成された特殊部隊がある。
 これを率いるは、かつて英雄と名を馳せた退役軍人・藤原隆道。齢、すでに老兵。
 突入作戦が敢行され、大いなる犠牲を出しながらも、彼と四人の部下だけは
ワームホールを通過し平行宇宙への侵入を成功させた。

 彼らが降り立った世界は、時代にして千年前。そこには平安京があった。
 右も左もわからぬまま惑う彼らを、一人の少年がある男の元へ導く。その男とは
死神を欺いて生き続け、未来を覗き見、天下無双の大陰陽師を自称する奇人・安倍清明だった。
 隆道らの世界を襲撃した謎の軍団は、『土蜘蛛』と呼ばれる式機だった。
 式機とは、陰陽師や呪い師が操るロボットのようなもので、土蜘蛛はある一体の
特別な式機が作り出しているものだという。
 その機体は“地”の三位式機・土忌<ツチイミ>。三位式機とは、人の手に
なる通常の式機とは桁外れの力を秘めた三体の式機であるらしい。
 清明が生涯の禁を破り、ただ一人の弟子とした少年がいる。名はヒオムシといい、
彼はその時点でツチイミに対抗しうる唯一の機体、“天”の三位式機・天圧<アメオス>を
扱うことのできる、これまた唯一の操手だった。
 ヒオムシは隆道らの目の前で、羅城門に殺到していた土蜘蛛の大軍を一蹴してみせる。
しかしそこにツチイミの操手・紅蓮が現れ、なんと生身でアメオスを圧倒。
清明が駆けつけ事なきを得たが、一同は見逃されたという事実に無力感を覚える。

 戦う力を求める隆道と部下らに、清明は式機を貸し与える。
 隊のメンバー四人には陰陽寮の制式機・晴峰<ハルミネ>を。そして、隆道には
最後の三位式機・星影<ホシカゲ>を。
 彼らはさっそく模擬戦を行い、隆道はホシカゲを見事乗りこなす。その強さに
未来からの来訪者たちは、ささやかな希望を抱くのだった。

 ホシカゲの近接戦闘用装備として、鹿島神宮に安置されている神剣
『佐士布都神<さじふつしん>』を取りに行く隆道。
 神宮は土蜘蛛の大群に襲われており、そこに紅蓮までもが現れる。隆道は
神剣を手に戦うも、一蹴され土蜘蛛の群れに呑まれてしまう。
 駆けつけたヒオムシの呼びかけに闘志を取り戻した隆道は、連携攻撃で紅蓮を
追い詰めたかに思えたが、紅蓮はついにツチイミを呼び出す。その圧倒的な力に
二人は再び圧倒される。清明が隆道の部下を連れて戦場に到着するが、紅蓮は
邪神・八岐大蛇を召喚し応戦。戦いの最中、大蛇は紅蓮のコントロールを脱し
暴走し始める。乱戦の様相を呈す戦場で、部下の奮起に過去の過ちを繰り返すまいと
覚悟を決めた隆道、ヒオムシと再度の連携攻撃を敢行。ツチイミを討ったかと
思われたその瞬間、都の方角で謎の光が天へと伸びる。
 一瞬の隙に紅蓮は隆道とヒオムシを拘束し、自分の制御を受け付けなくなった大蛇を処分。
動きを止めた二人をも抹殺せんと振り返ると、既に清明が全員を連れてその場から去っていた。
56ここから本編:2008/03/23(日) 19:36:52 ID:cNgBC58I
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の四後半 「いのち短し蜻蛉 汝の名は」

「……何故、離脱したのだ。神宮を守らなくてよかったのか?」
「神官たちは連れてきた。建物など、後で再建すればいい。今は、より差し迫った
 問題について話す必要がある」
 隆道らは清明の屋敷にいた。連れてきた鹿島の神官たちは、今ごろ陰陽寮に
出頭しているはずだ。
 清明は、紅蓮が本気で戦わなかった理由がわかったと言う。
「紅蓮の目的について以前言ったことを、覚えているかい」
「未来の科学技術を手に入れ、上位次元に侵攻する……」
「そう。我々平安人が『高天原』と呼ぶ、神の世界だ。そのためにはまず、
 ツチイミと共に君たちの世界へ行かねばならない」
 土蜘蛛だけでも手に負えなかったのに、紅蓮が自分たちの時代にやってきたら
――想像するだけで気分が悪くなる。
「しかし、だ。彼はなぜ、さっさと未来へ行ってしまわなかったと思う?」
 そう聞かれると、隆道には解らなかった。目線で部下に問うも、反応は芳しくない。
「こっちの時代で、まだやることがあったとか……?」
 控えめに藤枝が発言する。あり得そうな答えのひとつだが
「うーん、いろいろ考えてはみたのだけど、こっちでやることなんて無さそうだね」
 清明はやんわりと否定する。
「ならば、何らかの理由で未来へ行けないから留まっている――ということか?」
「そっちが正解。土蜘蛛を未来に送り込む時空の虫食い穴も、ツチイミが
 通るには小さすぎたんだ」
 平岡が首を傾げている。
「……サイズにそれほど差があるとは、思えねーんだけど?」
「ああ、見かけの大きさの問題じゃないんだ。つまり何と言うか……ツチイミは
 『えねるぎー』が大きすぎて抜け道に入れない、というのかな。連結された
 二つの世界が均衡を保とうと働いて、巨大な力のやり取りを制限している。
 だからツチイミに乗って未来へ行くためには、道を広げる必要があった」
 徐々に隆道は事情を理解し始めていた。
「何らかの手段で我々を利用し、通路の拡張を成そうと企んだのか……?」
57ここから本編:2008/03/23(日) 19:38:48 ID:cNgBC58I
「もう実行されてしまったけど、当たってるよ。道を広げるには非常に大きな
 『えねるぎー』が必要だった。しかし紅蓮は、独力ではその力を引き出せなかった。
 ツチイミでさえ、単機ではその力を出すに足らない。しかし、三位式機同士が戦い
 際限なく高め合う力を互いにぶつければ……」
 情報端末で何かのシミュレーションを行っていた芦野が、顔を上げずに引き継ぐ。
「繋がりを持った二つの宇宙のエネルギーバランスに、致命的な崩壊がもたらされる
 ……その状態なら、三位式機でもワームホールを通過できる。それがあの男の
 策略であり、私たちはまんまと乗せられたことになりますね」
「じゃあ、紅蓮はもう俺たちの世界へ――?」
 戦慄すべき可能性に青ざめる平岡。恐慌を起こす寸前で、なんとか留まっている
といった表情である。
 清明は「落ち着け」と手で制し、窓外に見える光の柱を指差した。
「あれが抜け道だ。あれがまだ残っていると言うことは、紅蓮はこちらの世界に居る。
 もし既に彼奴が行ってしまったのなら、通路は閉じられているだろうからね」
「道が開いたのに、まだ行かぬのはどういうことだ?」
「あれはね、私たちを待ち伏せしているのさ」

 清明によると、この屋敷の場所は清明が許可した人物でない限り――たとえ
紅蓮とツチイミほどの強敵であっても――絶対に見つけられない。古の呪術に
よって守られ、たとえ直前まで尾行していたとしても、この屋敷の存在そのものが
認識できないのだという。
「だから、残った脅威である二体の三位式機と、この大陰陽師・安倍清明を葬って
 後顧の憂いを断つためには、あの光の下で待っているのが最も確実な方法という
 わけさ――あんまり待たせるわけにも行かないな。さっさと未来に飛んでから
 通路をすっかり破壊し、私たちをこっちの世界に閉じ込めてもいいのに、わざわざ
 待ち構えていてくれるのだから」
 紅蓮が自分たちを待っている。そう思うと、隆道は自然と身の引き締まるような
気がした。たった二度しか戦っていない相手だが、その所業によってどれほどの
人間が命を奪われたかを考えれば、共に天を戴かざる間柄であるのは明らかだ。
「決戦、ということになるか?」
「いいや、君たちが紅蓮の挑戦を大真面目に受けることはない」
 清明には策があった。
「たとえ紅蓮が私たちをこの世界に置き去りにしても、こちらには二体の三位式機が
 ある。二体あれば、あるいは充分に大きな穴を穿てるやもしれん。しかし
 三位式機と言えど、単機では世界の壁を破れない。だから……」
58それも名無しだ:2008/03/23(日) 19:41:31 ID:cNgBC58I
「我々が先に未来へ戻り、通路を破壊してしまえば、奴はもう我々の世界へは
 来ることができない……そういうことだな」
 土蜘蛛が隆道らの世界に襲来したのは、人工ブラックホールを作り出す実験が
原因であった。時空に開けられたごく微細な穴が、異なる平行宇宙でその時を
待っていた紅蓮によって拡げられ、災厄湧き出ずる魔穴と化したのだ。こちらから
道を作ろうとせねば、さしもの紅蓮とて新たに道を架け、宇宙の境界を再び踏み越える
ことはできない。
「ヒオムシ、隆道どのに付いて行きなさい。土蜘蛛の駆逐には手が必要だ」
「だが清明、締め出された紅蓮がこの世界で暴れるのではないか。そうなった時、
 三位式機が無くば困るだろう? アメオスは残した方が――」
 清明以外の全員が心配そうな顔をしていたが、彼の決意は既に揺るがしがたい
古木の如く、その心に根を張っていた。
「この世界が生んだ災厄は、この世界で解決するのが理というもの。異界の
 人である君たちに、これ以上の迷惑は掛けぬ」
 なおもヒオムシは食い下がろうとしたが、清明は不敵に笑う。
「私を誰だと思っているんだ。当代最強、天下無双の大陰陽師という肩書きを
 伊達に自称しているのではないよ」
 清明に勝算があろうと、未来へ渡ってしまえばヒオムシは二度と彼に会うことはない。
自分を救ってくれた恩師との今生の別れが、唐突にやってこようとしていた。

「やはり唐突過ぎたのではないか、清明」
 月を見上げる大陰陽師と、杯を交わす老兵。
「産みの親を亡くしてからの、育ての親ではないか。二度も親を失う子の気持ちを
 少しでも慮る心があるなら、もっと早くから心の準備をさせておくべきだった」
 隆道はもちろん、ヒオムシのことを言っている。彼はあの後、自室にこもったきり
出てこようとしないのだ。
「育ての親――そうだな、あの子は私をそんなふうに思っているかもしれない」
 だが、と清明は続ける。
「私には少なくとも、親を名乗る資格もそう呼ばれる資格もないよ」
「なぜだ」
「私はあの子を、親切心から助けたわけではないんだ」
 隆道にだけ明かすのだ――そう言って清明は、ヒオムシと出会った震災の日に
起きたことを、ぽつりぽつりと語り始める。
59それも名無しだ:2008/03/23(日) 19:54:42 ID:cNgBC58I
あれ? なんか書き込めないな
エラーもなしに弾かれるって始めてだ。連投規制か。
60それも名無しだ:2008/03/23(日) 20:02:09 ID:EJhJIvtx
>>59
60行過ぎたんじゃないですか?
僕も時々やってしまうし。
61再試行:2008/03/23(日) 20:08:01 ID:cNgBC58I

 その日は見渡す限り、瓦礫と黒煙が都の全てだった。
 死者も生者もみな黒く煤け、動かなければ周囲のモノと区別が付かない。生きていても
ちろちろと揺れる残り火に向かってうわ言を呟いているような者は、清明のような
陰陽師が見れば、既に魂が毀たれた生ける屍であることが解ってしまう。
 神々がまったくの気まぐれで地上に描き出した、これは現世の地獄か。
「否、地獄は人が夢想した虚構に過ぎない――」
 これは戒めのために作られた嘘などではない。否定しようのないリアルだ。
目をつぶって何秒待ったとて、消えてはくれない無限の悪夢だ。
「歯がゆいな、地獄よりもなお悪いこの光景を表す言葉が見つからぬとは」
 そんなことを言いながら、この機に乗じて人々の呪詛を喰らわんと瓦礫の影に
潜んでいる魑魅魍魎を駆逐していた清明が、その親子を見つけたのは運命だったか。
 中年の女性が、ぴくりとも動かぬ少年を胸に抱いて、倒壊した家屋の傍らに座り込んでいた。
「あ、あなた様は――?」
 狩衣姿で歩いていたため、貴族か何かと勘違いされたらしい。清明が、自分は
陰陽師であると言うと、女性は血相を変えて叫んだ。
「お願いです! 息子を助けてください!」
 請願されても、彼女の腕の中に命の輝きは見て取れない。恐らくは流行病だろう。
 人には肉体と精神の二要素がある。肉体を動かす力は命、精神を動かす力は
魂と定義される。その少年は、肉体に魂を残したまま命が燃え尽きていた。遠からず
魂も肉体の死を感じ取り、この世界から消滅してしまうだろう。
 命も魂も、失われてしまえば取り戻すことはできない。
 だが――清明は気づいてしまった。
 その少年の魂が持つ、清廉な輝き。それは長年求め続けたものではないのか。
「ちょっと、いいかな」
 少年の胸に手を当て、じかにその精神に触れることで、彼は確信する。
 この子こそ、アメオスの適合者だと。

 失われた命そのものを取り戻す術はない。
 だが、命が失われた身体を蘇生させる方法ならある。清明はそこで、非情きわまる
選択をする――そのときの彼は、躊躇いながらも自分を止めることができなかった。
「お気の毒ですが、息子さんはもう死んでいます。ただし、彼を生き返らせる
 方法が一つだけある――」
62再試行:2008/03/23(日) 20:19:13 ID:cNgBC58I
 “泰山府君の祭り”。
 それは、生者の命を死者に与える秘術。大陰陽師が、子を亡くした母親に
問うのだ。このまま息子を逝かせるか、あなたの命を彼に譲るか、と。
 母の答えに迷いは無かった。
「私の命でこの子が助かるなら、どうか、やってください」
「一つの命が生きられる時間は決まっている。この術で蘇らせた息子さんは、
 あなたの生きるはずだった余命と同じだけしか生きられないが、それでも?」
 彼女の決意は揺るがなかった。平均寿命が五十前後という時代にあって、彼女の
命を受け取った子供が、果たして十年も生きられるか解らないと知ってなお。
 それは親のエゴだった。一分一秒でも長く我が子を生かしてやりたいという、
時の流れへのささやかな反抗。母から子への、空虚で尊い愛だった。
「わかりました。彼は私が引き取り、責任を持って育てましょう。では、彼の
 魂が消えてしまわぬうちに……息子さんを、しっかり抱いて」
 印を結び、呪文を唱え、母の身体を律する生命のパルスを、その腕に抱かれた
子供の中へと導く。安らかな顔で眠るように絶命した女性の腕の中、第二の命を
宿された少年が目を開ける。
 打算だ。母の愛に心打たれたわけでも、憐憫の情に動かされたわけでもない。
自分はただこの少年を、来るべき戦いに利用するためだけに生かしたのだ。
 罪悪感が頭をもたげる清明の心中など知らぬ様子で、その子はぼんやりと彼を見上げた。
「始めまして、私の名は安倍清明。今日から私は、君を陰陽師として鍛える。
 君の名を、教えてくれるかな」
「……ひよし。日吉と言います」
 生まれて始めに与えられた名は『真名』と呼ばれ、術者が最も他人に知られては
ならない情報となる。清明は新たな生を受けた日吉に、新たな名を授けた。
「そうか、日吉。その名は今後、誰にも言わずに心の中にしまっておくんだ。
 今この瞬間より、君の名は『ヒオムシ』となる。いいね」
 ヒオムシ。それは、蜻蛉の類といわれる短命の虫。朝に生まれ、夕に死ぬという
儚い存在。長くは生きられないその子の宿命を表す、刹那の仮名であった。

 親子の情に付け込んで他人の子をまんまと連れ去った清明は、ヒオムシに術者としての
訓練を施し、やがて式機――アメオスに乗って戦うことを教え込む。
 先がない命に情など移すまい、と心に決めていた。常人に倍する時を生きてきた
彼だからこそ、人と深く関わるほど、訪れる別れが心を傷めると知っていたから。
 心に決めていたのに――まるで親のような感情を抱いてしまった。
 だから彼は、ヒオムシを未来へと送り出さねばならなかった。手元に残しておけば
必ずやその最期を看取らねばならなくなる。長らく心の痛みなど忘れて過ごしてきた
清明には、そのとき自分が悲嘆に押しつぶされずにいられる自信が無かったのだ。
63再試行:2008/03/23(日) 20:27:26 ID:cNgBC58I

 隆道は衝撃のあまり、酒盃を取り落としてしまう。あの皮肉屋の、涼しげな
顔の、それでいて闘志は誰より熱い少年に、僅かな寿命しか残されていないだと?
「私はあの子を、アメオスに乗せて戦わせるためだけに生かしたのさ。そんな男が
 どんな顔をして、彼の育ての親を名乗ればいい」
「待て、清明。ヒオムシは……あいつは、あとどれくらい生きられる?」
 大陰陽師はかぶりを振った。
「わからない。そう長くはないと思うが、あの子にまつわる未来は見ないことに
 していてね……」
 杯に映った月を飲み干し、清明はしなやかな手の一振りで酒を片付けた。
「正直に言って、今の隆道どのなら一人でも土蜘蛛の掃討をこなせるだろうと
 思う。そうしなかったのは、最後に残された少しの時間くらい、あの子を
 戦いのない場所で生かしてやりたかったからなのかもしれない」
 だから、と清明は続ける。
「ヒオムシを、どうか頼むよ」
「……任されよう」
 子を手放す親の悲しみなど、欠片も見せないで。それでも感情を隠しきれないで。
自分より遥かに老成しているはずの清明が、この時ばかりは幼く、不器用に見えた。
「ああ、それから――」
 立ち上がりながら清明が言うので、隆道も立ち上がりながら聞いた。
「ヒオムシは自分が一度死んで、母親の命と引き換えにこの世に戻ってきたのだと
 いうことを知らない。両親を震災後の疫病で失い、自分だけが運良く助かったのだと
 教えてある。……これ以上、要らぬ心労を背負わせたくないんだ」
「わかった。今の話は誰にも言わん。俺の心の中にだけ、しまっておくとしよう」
「ありがたい」
 月が美しい時間だったが、二人は各々の寝床へ戻った。目覚めればその時は、
全てが決する朝なのだから。
 床の中で目を閉じながら、隆道は己に新たな誓いを立てる。
 ――必ずや、ヒオムシが「生き長らえて良かった」と思えるようにしてやる。
 ヒオムシが戦うことしか知らぬままで短い命を終えたのでは、清明は本当に
自身の言葉どおり、戦わせるためだけに少年の命を引き伸ばすような酷薄な男に
なってしまう。
 決して、決して彼をそんな人間にはするまい。

<其の五へ続く>
64それも名無しだ:2008/03/23(日) 20:33:49 ID:cNgBC58I
あらすじにすると、前スレ投下分のなんと内容の薄いことか!
自己嫌悪のループに足首掴まれかけてる、陰陽式機伝の作者です。

何とビックリ今回は、ぼくロボスレに投下してる文章のくせに
戦闘がありません。それどころかロボが一回も出てきません!
何たる暴挙。しかし必要な話なのです。予定通りに進めば次回で
激戦が展開されるので、戦闘が見たいという方はそこまでお待ちあれ。

>>32
ブレーンとか、超ひも理論やM理論に出てくる語句は使おうと思ってたのに……
ネタに先を越されるなんて、くやしい……ッ!
65それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:15:25 ID:unc5fkIe
鎮魂覇者ゴスペルク
2話「この世界の真実」

ベルヘェニウム宿
セイナ「はっ!ここは…宿?(もしかしてあの子がここに連れてきてくれたのかしら?)
でも本当に夢みたいだったなぁ、そうだ!あの子に助けてもらったお礼を言わなきゃ」宿をでて街中でマルクの事を聞き回るセイナ

セイナ「あの、右腕に痕があって小さな十字架を首に掛けた男の子見ませんでしたか?」
おじさん「みてないねぇ」

セイナ「十字架を首に掛けた男の子見ませんでしたか?」
おじいさん「わしゃ知らんのう」

セイナ「あっ、昨日のおばさん」
おばさん「あら、お嬢さん。酒場でいい情報は聞けたかい?」
セイナ「うんん、残念だけど…。おばさん!十字架を首に掛けた男の子みなかった?」
おばさん「んー、十字架を身につけた子ならさっき広場で見かけたよ。あの子が捜していた子かい?」
セイナ「捜していた人じゃないけど、今はその子にちょっと用があるの。ありがとうおばさん」
おばさん「そうかい、街を出ようとしていたとこだから早くしたほうがいいよ」
セイナ「うんっ、バイバイおばさん!」
66それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:17:48 ID:unc5fkIe
街の出口付近
セイナ「ちょっと待ってー!」
バルン「アニキ、昨日のお姉さんだよ」
セイナ「はぁはぁ、やっと見つけた。一言お礼が言いたかったの」
マルク「……」
バルン「昨日のお礼がしたいんだって」
セイナ「昨日は助けてくれてありがとう、あと忠告してもらったのに言うこと聞かずにあんな事になっちゃって…ごめんなさい」
マルク「ジェノムから人を守るのが俺の使命だ、気にする事はない」
セイナ「そっ、そうなんだ?それと私もあなた達について行くわ」
バルン「え!?」
マルク「駄目だ、これは危険な旅だ。お前を巻き込む訳にはいかない」
セイナ「もう決めたの、お願い!連れてって」
マルク「駄目だと言うのがわからないのか」
バルン「アニキ、この人も連れてってあげようよ」
マルク「…?バルン」
セイナ「ありがとうバルン君」
バルン「何でおいら達と一緒に行きたいの?」
マルク「捜している人がいるの…私のお兄ちゃんなんだけど小さい頃生き別れてね。君達について行ったら見つかる気がするの」
バルン「それは大変だね、ねっアニキ一緒に捜してあげようよ?」
マルク「…過酷な旅だぞ、お前のような子供には危険すぎる」
セイナ「何よ〜、あなただって子供でしょ?」
67それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:22:31 ID:unc5fkIe
マルク「人を見た目でしか判断できないとは…やはりまだ子供だな」
セイナ「子供、子供って!私はねー…」
バルン「話が脱線してるよ〜、アニキおいらからもお願いするよ。お姉さんを連れてってあげて」
セイナ「お願い!」
マルク「…勝手にしろ」
セイナ「やった!ありがと〜」マルクをハグハグするセイナ
バルン「よかったねお姉さん」
マルク「うっ、やめろ。足を引っ張るようなら容赦なくおいて行くらな」
セイナ「はいはい、それに貴方みたいな小さい子ほっとけないし。私みたいなお姉さんがいないと心配だわ、そうだ!自己紹介がまだだったね、私の名前はセイナ=ラングレット、よろしくね」
バルン「おいらバルン、よろしくねお姉さん」
マルク「俺は…マルク」
セイナ「下の名前はぁ?」
マルク「むぅ…テリアス、マルク=テリアスだ」
セイナ「そうそう、そんじゃ行きましょっか」こうして三人の旅が始まった…

並木道
セイナ「ねぇマルクって魔法使いなの」ずさぁ、空を飛んでいるにも関わらず盛大にコケるバルン
マルク「どうした?バルン」
バルン「なっ、何でもないよ(今のは言わない方がいいかも…)
アニキはアマデウスと言って魂の力を自在に操る能力を持っているんだよ」
68それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:25:14 ID:unc5fkIe
セイナ「へ〜、あのおっきいのも?」
バルン「あれはソウルロード、ゴスペルクって言うの」
セイナ「ソッソウル?ゴスペラペラ?」
バルン「ソウルロードはアニキみたいな魂の収束力が極めて高いアマデウスのみに許された高等戦術なんだ。アニキはその一点において特に秀でてるから、みんなはアニキの事を覇者ってよんでるんだ」

セイナ「とっとりあえずマルクは凄いって事ね」
バルン「そ…そうなんだけど(いまいち伝わってないな…)」
セイナ「あの人影みたいのは何?」
バルン「あれは…」
マルク「それについては俺が説明する、あれはジェノムといって人の魂が闇に捕らわれ邪悪な物になりはてた姿だ。アマデウスとジェノムの戦いの歴史は長い、それは千年前…」

千年前、突如現れた闇によりジェノムが発生した。人々は混乱の渦に飲み込まれ一度人類滅亡の危機にさえ瀕した。
しかしある一人の魂の覚醒を契機に人々はジェノムに対抗する力を得た。これにより、人とジェノムによる壮大な戦いが始まる、後にこれを聖ルクシュナの日とよばれることになる。
力を得た人々は自らをアマデウスと命名した

妖精の住む森イルタバウ
マルク「…と言うことだ」
セイナ「そんな事が私の知らない所で…」
69それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:26:22 ID:unc5fkIe
マルク「お前だけではない、アマデウス以外のおおよその人間はこの真実を知らない。知らないほうがいい、その方が幸せなんだ…」
セイナ「そんなのだめよ!」
マルク「…?」
セイナ「確かにこんな事知らない方が幸せかもしれない、でも貴方はどうなの?誰かの犠牲の上に成り立つ幸せなんてそんなの嘘よ」
マルク「アマデウスはその事を受諾した上で戦っている、俺もその一人だ。例え何があっても全てを失ったとしてもただジェノムを倒すために戦う、それだけだ…」
バルン「アニキ…」
セイナ「そんなの悲しすぎるわ、私は貴方が傷付いて戦っているのにのうのうと生きるなんてできない」
マルク「気にするな、アマデウスにしかジェノムは倒せない。他の者にはできない事をできる人間がすればいい、これでいいんだ」
セイナ「ちっともよくなんかない!」
マルク「……」
セイナ「……」
マルク「今夜はもう遅い、寝ろ」
セイナ「…うん」

三時間後
セイナ「ムニャムニャ、お兄ちゃん…」
マルク「寝言か、そうして安らかに眠れ。十字架を背負うのは俺一人で充分だ……っ!?」ジェノムの気配を感じるマルク
バルン「アニキ、もしかして?」
マルク「あぁ、ジェノムだ!」マルク達を囲む多数のジェノム
70それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:27:59 ID:unc5fkIe
マルク「聖なる意志よ、その力我に示したまえ」十字架の剣でジェノムをなぎはらう
バルン「数が多いよアニキ…ぶるぶる」
マルク「心配するなバルン俺が守ってやる」十字架の剣を掲げる
マルク「天空より射でし閃光よ、今汝らに問う。ラーシリウス」激しい光と衝撃波がジェノムを襲う、たちまち浄化するジェノム
マルク「はぁはぁ…」
バルン「(アニキの消耗が著しい、あれはそうゆう術なんだ…)
終わったのアニキ?」
マルク「まだだ!」巨大なジェノムが二体
セイナ「うん…どうしたの?」
71それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:30:03 ID:unc5fkIe
マルク「お前はここでじっとしていろ、来いバルン!」神具を元のサイズに戻して、天にかざし右腕の聖痕が輝く
マルク「〜神の名の下に命ずる、魂を鎮めし覇者よ我との契約を果たせ
ならば我もお前の願いを聞かん、解き放て聖なるその白き波動〜いでよゴスペルク!」ゴスペルク召喚

マルク「ジェノム…倒す!」胸部からクロスブレードを切り離し、構え一直線にジェノムに向かい、斬りかかるゴスペルク
ジェノムA「グギャー、アマデウス!」二体のジェノムによる同時攻撃により流石のゴスペルクでも後ずさる
バルン「アニキ〜、このままじゃまずいよ」
マルク「ならば!」二体のジェノムの頭を鷲掴みすりゴスペルク
マルク「我が怒りの焔よ愚者を旋律の彼方へと導け、セイントフィスト!!」掌から光の波動を二体のジェノムに放つしかし…
ジェノムB「ククク、アマデウス。キサマニジゴクヲミセテヤル」二体のジェノムが折り重なり一つに
合体ジェノム「ふふっ、こんばんはアマデウスさん」


72それも名無しだ:2008/03/24(月) 06:39:26 ID:unc5fkIe
一部の会話に見覚えが…、は!バクザンオーの過去の親子会話とだぶる。俺の作ったキャラは頭ごなしに否定する奴ばっか…。もうちょっと心の広いキャラを取り入れねば
73それも名無しだ:2008/03/24(月) 15:57:05 ID:lU8NsdKp
朝の時間だ。外からは小鳥のさえずりが聞こえてくる。居住区廊下の廊下を克哉が歩いていた。
克哉「どうも寝不足だな。朝風呂にでも入って目を覚ますか。」
居住区には大浴場がある。しかし予算を回せず一つしかない。つまり混浴だ。どうしても一人で入りたい時は貸切の札を出せばいい。
克哉は服を脱ぐと腰にタオルを巻き浴場の戸を開けた。しかし克哉はすぐに戻ってきてしまった。思わぬ先客であった。
克哉「あ・・・明日美かよ・・・。あいつこんな朝早くに風呂入ってるのか?」
先客とは明日美であった。貸切の札を出し忘れてしまったらしい。克哉と目が合うと顔を赤くして動揺していた。
克哉も顔を真っ赤にしながら服を着て足早に脱衣所を後にした。
克哉「なってこった・・・。それにしても・・・おっぱい・・・でかかったなぁ・・・むふふ・・・っつ!いてぇ!」
天罰である。足の小指を柱にぶつけるの刑。

英雄兵器ヴァーンサイク 第6話「非情!大帝国町を襲う!」

ピィーピィーピィーピィーピィー・・・
突然サイレンが鳴る!研究所は朝早くも慌しい空気に包まれる!
見羅国「チッ!奇襲か!チームヴァーンサイク発進!」
ヴァーザス「克哉どうした?足を引きずって?顔色も悪いな。」
克哉「聞かないでくれ・・・みじめすぎる・・・言うならばいいことといやなことが同時に起こった気分だ・・・敵にぶつけてやる・・・。」
チェイン「フッ。敵さんも大変なこった。」
克哉「るせぇ!チームヴァーンサイク!ファイターGO!」
ヴァーザス「フライヤーGO!」
チェイン「フォートレスGO!」
バシュン!バシュン!バシュン!ゴォォォォォォォォォ・・・!

大帝国の機怪獣による強襲作戦。しかし基地は思わぬ事態に混迷していた。
兵士「ザック様は最新鋭の機怪獣を持って数機の量産型機怪獣と共に出撃した模様です!」
ユギオン「ザックめ。失敗続きで手柄を立てられないのを焦ったな。機怪獣部隊を持っていかれたのは痛いが・・・いい!放っておけ!そのかわり奴が不利な時支援は出さん!」
兵士「な!?ザック様を切り捨てるおつもりで・・・!?」
ユギオン「奴はいい友人であった。だがこちらの貴重な戦力を浪費させる者は邪魔でしかないのだよ。」

ヴァーンサイクナイトは多数の機怪獣に囲まれていた。
ヴァーザス「敵は・・・5機もいる。」
チェイン「数で攻めようというわけか。さながら戦争だな。」
克哉「んだが敵は隊長機以外は倒したことある奴ばかりだ。容易だぜ!」
ジャークフォークの量産型2機が特攻をかけてきた!すばやくかわすナイト!そして振り向きざまに・・・
克哉「後ろがガラ開きだぜ!ショットブレェェェド!キャノン!」
ジジジ・・・キュゥン・・・ズババァン!
ジャークフォーク1機が直撃を受け墜落していく!着地するナイトにカマギラスの量産型が切りかかる!しかしナイトはカマギラスの斬撃を軽くいなしキックをかます!
バランスを崩したところに・・・
克哉「ショットブレード・・・ブレイッ!」
ズバァン!
轟音を上げ崩れ落ちるカマギラス!そこにゴゥップをしっかりつかみジャークフォークが特攻をかけてくる!ドリルが回っている!
克哉「あ・・・卑怯だぞ!こんにゃろう!ドッキングオッフ!」
分離するヴァーンサイク!そしてゴゥップのドリルを避ける!

チェイン「ドッキィング!サァイク!」
フォートレスを先頭に合体する3機!
チェイン「オゥプゥンブル!ヴァーンサァイク!」
3機は変形した!ヴァーンサイクブルの登場だ!
ジャークフォークがブルめがけてゴゥップを落としてくる!
チェイン「上空か・・・ムン!ハァァァァァァッ・・・!」
どんどん速度を上げて降下してくるゴゥップ!ブルの頭部は静かに上を見据える!そして・・・
チェイン「ヘビィィィィィィィィ・・・クラァァァッシュ・・・パァァァァァァンチ!!」
バッキィィィィィィィィンッ・・・!
初登場!ブルの必殺パワー、ヘビィクラッシュパンチの直撃を受けたゴゥップは少し上空に跳ね上がるとハンマーで割られた鈍器のごとく崩壊した!
チェイン「スゥ・・・。ハァ・・・あとは3機・・・。ヴァーザス!任せた。ドッキングオゥフ!」

ヴァーザス「任せろ!ドッキングオフ!」
フライヤーを先頭に合体する3機!
ヴァーザス「オープンケルベロス!ヴァーンサイク!」
3機は変形した!ヴァーンサイクケルベロスの登場だ!
74それも名無しだ:2008/03/24(月) 16:04:16 ID:lU8NsdKp
ヴァーザス「1機逃げた?いや!町へ行くつもりだ!」
ケルベロスは目の前のジャークフォークとあと1機を無視すると存在を感じ取った町を向かう何かへと速度を上げる!
克哉「馬鹿な?レーダーには反応はない・・・まさかレーダーをかく乱しているのか?」
チェイン「ってことはレーダーを狂わせ存在を勘付かせない。そして俺達を雑魚で陽動する・・・大した作戦だ。」
ヴァーザス「で、俺達はまんまと乗せられちまったってわけか。残った2機が気になるが大帝国が近くにいるのを知らない下の住民が奴を見たらパニックになるぞ。」
ケルベロスは坂を一気に飛び上がった!すると森の中を駆け抜ける巨大な物体が肉眼で確認できた!
サイ型の機怪獣サイターンだ
75それも名無しだ:2008/03/24(月) 16:46:38 ID:lU8NsdKp
克哉「ちくしょう!エンターキー押しちまった!」チェイン「馬鹿!やり直せ!」

サイ型機怪獣のサイターンだ!ものすごい速度で町へ向かっている!
ヴァーザス「ああ・・・もう!いや・・・待てよ・・・俺達の注意が町に回っている隙に研究所を潰す気じゃ・・・?」
克哉「ややこしいこと考えんな!町がやられたら大変なことになる!田舎に迅速な避難体制がしけるとは思えん!」
チェイン「ん・・・?フッ。そのまさかだな・・・よぉく聞いてみろ。」
克哉「は?ん?町のアナウンスか?」
アナウンス『住民の地下シュルターへの避難は無事完了しました。チームヴァーンサイクの皆様、心置きなく戦ってください。』
克哉「え・・・ええええ!?なんと・・・。まぁいい!これで先に上の雑魚を蹴散らせる!ヴァーザス!上がれ!」
ヴァーザス「あ、ああ!」
急展開に困惑する2人であったが研究所防衛のため上に上がるケルベロス!

見羅国「これで町は安心だな・・・。しかし残りの2機がここに来るな・・・。」
明日美「父さん・・・。」
見羅国「ああ、無理しない程度にな。」
パイロットスーツを着た明日美は司令部を後にする。
研究員「博士・・・。本当にお嬢さんをあれで出すんですか?あれは試作機で・・・。」
見羅国「・・・仕方あるまい。それに自信がないメカに自分の娘を乗せて出す者がいるものか。」
ヴァーンメカの発射口のすぐ下のハッチが開いていく。そしてランチャーみたいなものに飛行機が合体したようなメカが現れた。
明日美「ランチャーバード・・・行きます・・・。」
ギュゥゥゥゥゥゥゥゥン!

量産型フォックテクスはランチャーバードを発見した!
明日美「・・・当たれ!」
明日美はいつもの無口さが嘘のように叫ぶとランチャーを発射した!頭部に直撃するフォックテクス!目を失いフラフラとうろつきまわる!
明日美「・・・今度こそ・・・堕ちろ!」
続けざまに撃たれたランチャーにより轟音を上げ爆発するフォックテクス!
明日美は爆発していくフォックテクスを冷たく睨むと次はジャークフォークに標準を向けた!
明日美「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!」
明日美の激しい叫びと同時に高出力のランチャーとミサイル3発が発射された!ミサイルが翼に命中し墜落していくジャークフォーク!
しかしまだジャークフォークは撃墜できていない!まるで瀕死の生き物のように翼を散らしながらのたうちまわるジャークフォーク!
そこにランチャーバードが急降下しミサイルを発射する!
明日美「・・・いい加減くたばれよ。」

ヴァーザス「な・・・何の爆発だ?通信?」
研究員「機怪獣2機は破壊された!ヴァーンサイクは下の奴を倒してくれ!」
ヴァーザス「破壊って・・・そんな戦力あるはずが・・・まぁいい、仕上げだ!」

ザック「むぅ・・・4機は破壊されたか・・・。支援を頼まなければ・・・基地応答してくれ。こちらザックだ。」
ザックは基地への通信を何度も呼びかけた。
ザック「おい!応答しろと言っている!こちらザック!応答を!ん?・・・な!?」
上空から突如ヴァーンサイクケルベロスが急降下してきた!
ヴァーザス「ボーっとしてんな!ヴァーンサイク!ドリルブレイク!」
ギュィィィィィィィィィィィン!ガガガガガガガガガガ・・・
ザック「ぐおおおおおお!死ねん!ここでは・・・死ねん!」
ヴァーザス「んなろぉ!はなせぇ!あ!そうだ!ドッキングサイク!」
サイターンの腕を軽く抜けると3機のヴァーンメカは飛び去っていった。
ザック「このようなところで・・・覚えていろぉ!ヴァーンサイク!そして・・・ユギオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」
ドッゴオオオオオオオオオオオン!!

戦いを終え帰還するチームヴァーンサイク。
克哉「ふぅ・・・終わったな・・・ああ明日美!さっきはごめ・・・!?」
恐ろしい目で克哉を睨みつけ去っていく明日美。さっきまでの清純さはひとかけらもない。
克哉「な・・・なんだよ・・・おっぱい見られたのそんなにキレてんのかよ・・・。」
ヴァーザス「克哉よぉ・・・今なんて言った?」
チェイン「おっぱいみたとか・・・言ってたな?」
克哉「そ・・・それはその・・・。」
その後の克哉の顔はしばらく腫れていたとか・・・

英雄兵器ヴァーンサイク 第6話完 次回に続く!
76それも名無しだ:2008/03/24(月) 16:53:50 ID:lU8NsdKp
あとがき
例にもよってまたエンターキーを押してしまった・・・。専ブラの唯一の欠点だよな・・・。
とにかく間違っているセリフがあったんで訂正。

ヴァーザス「んなろぉ!はなせぇ!あ!そうだ!ドッキングサイク!」
ドッキングサイク× ドッキングオフ○
失礼しました。

ザックあぼーん。ちょっと早すぎたかな。
いきなりサービスシーンを慣れない文才で書いてみた。ちゃんとスケベな克哉君には天罰を与えといた。
新兵器登場。種のランチャー付けたスカイグラスパーみたいな戦闘機って感じ。設定ではショットブレードキャノン並のランチャーが撃てる。
唯一のヒロイン明日美ちゃんが凶暴化。ちゃんと理由は次に書く予定です。

急ぎ足過ぎて自分でもついていけないヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
77それも名無しだ:2008/03/24(月) 23:31:48 ID:lU8NsdKp
朝の時間だ。今日も翔は学校に通う時間だ。克哉と明日美が見送っている。
翔「いってきまぁす!」
克哉「おう!気をつけろよ!」
明日美「・・・いってらっしゃい。」
克哉「ふぅ・・・朝飯でも食うか。」
明日美「・・・。」
前以来、克哉と明日美の間には大きな溝ができてしまったようだ。

英雄兵器ヴァーンサイク 第8話「無口の真実、悲劇は繰り返させない」

克哉「ふぅ・・・ごちそうさん。ん?博士何してんだろ?」
見羅国はFAX機の前で試行錯誤を繰り返している。エネルギー学の権威でも機械音痴はいるようだ。
克哉「何してんすか?博士。」
見羅国「ああ克哉君か。ちょっとな送りたい資料があるんだが送れなくてな。」
克哉「へぇ大変そうっすね。じゃ。」
見羅国「下の町に住んでるんだがね。ショットブレードを始めいろんな兵器の開発を手伝ってくれたんだ。」
克哉「へぇそうなんすか。すごいっすね。じゃ。」
見羅国「まぁ待て。でなとても気さくな人で美人なんだ。」
克哉「へぇ。なるほど。じゃ。」
見羅国「これだけ言っても分からんのか?」
克哉「はいはい!届けてくりゃぁいんでしょ!?分かった分かった行って来ますよ!チクショウ!」

克哉「ふぅ・・・(全く御遣いかよ俺は・・・しかも・・・)」
明日美「・・・。」
克哉「はぁ・・・。(なんでこいつと一緒なんだ・・・)」

バイクで坂を下りていくとエメラルドグリーンの田園風景が見えてきた。農業用ロボットを使用して耕す農家もいれば昔ながらの方法で田畑をたがやす農家もいる。
克哉「田舎だなぁ・・・。まぁこれもいいかな・・・。本当・・・ちょっと前までは戦争やってたんだよな・・・。」
田園風景にミスマッチな豪邸が見えてきた。わざと狙って建てたんじゃないかという疑問すらでてくる佇まいだ。
エレガントなワンピースを着た女性がこちらに手を振っている。田舎にミスマッチなお嬢様って感じの女性だ。こちらもわざと狙って住んでるんじゃないかという疑問がでる。
みどり「待ってたわ。あなたがかっちゃんね?」
克哉「か・・・かっちゃぁん!?笑うな明日美!」
みどり「さぁ上がって。ほら明日美ちゃんも。」
克哉「は・・・はい・・・。おじゃまします。(無視かよ・・・とんでもねぇことになってきやがった・・・)」

ユギオン「研究所の人員が少ない?」
兵士「ハッ!研究所からの外出を確認しました。」
ユギオン「うむ。ザック殺害の疑いがかけられている今少しでも戦果を上げねばな。機怪獣を発進させい!」

豪華な外見とは裏腹に豪邸の中には兵器の設計図や武器の写真などギャップを覚えるのに十分な空間であった。
みどり「ふぅん。これがみったんの資料ね。」
克哉「は・・・はい(み・・・みったぁん!?博士のことか・・・)」
明日美「・・・コーヒー上がりました・・・。」
みどり「ありがとぉ。明日美ちゃん。ほらかっちゃんも。」
克哉「いや・・・俺コーヒー苦手なんで・・・。」
みどり「あらそう。残念ね。」
明日美はそれを聞きながらも強い力で克哉の前にコーヒーを置いていってしまった。
克哉「・・・いただきます。」

ガムザン「とうとう大帝国機動隊の出番だ!機怪獣などただの足手まといだ!我々の力でヴァーンサイクを倒すぞ!」
兵士「おー!」
ガムザン「はぁ・・・やっぱり部下一人しかいないのね・・・。まぁいい行くぞ!」

チェイン「ブッ!」
ヴァーザス「うわ!きたねぇ!水吐くなよ!」
チェイン「ああ、ついな・・・スマン。」
ヴァーザス「ちぇ・・・克哉の野郎今ごろ明日美ちゃんと美人の技術士さんと茶でもしてんのかなぁ・・・。」
戦闘の鬼の二人も敵が来ないとふぬけの若者であった。

克哉「ブワックシュン!誰か俺のこと噂したかな・・・?」
78それも名無しだ:2008/03/25(火) 00:09:56 ID:IUqXeSZi
明日美は外で知り合いのおばさんが野菜をおすそ分けしてくれるというのでいただきにいった。克哉とみどり、執事が1名、メイドが1名家に残った。
克哉「う・・・にげぇ・・・。」
みどり「あらコーヒーが苦いのね。砂糖を入れたらどうかしら。」
ザザァー
克哉「ちょ・・・入れすぎ・・・まぁいい飲むか。」
ゴクッ
克哉「ブッ!あっま!」
メイドがすぐに駆けつけ克哉の服とイス、近くの掃除を始める。
克哉「す・・・すいません。」
メイド「いえ。お気にされないでください。」
メイドに頭を下げる克哉であった。

ガムザン「突入!」
兵士「へい!」
ガムザン「・・・。」

克哉「聞きたいことがあります。」
みどり「何?」
克哉「戦闘が終わり帰還したあと明日美にすごく睨まれて・・・確かに不可抗力で風呂入ってる覗いちまったのは悪いと思ってるんですよ。でもそんな恨まれるいわれないし・・・。」
みどり「・・・あまり言いたくなかったんだけどね・・・あんた明日美ちゃんのお兄さんに似てるのよ。」
克哉「へ?」
みどり「実はかっちゃんたちがパイロットとしてくる前にプロトタイプの実験があってね・・・。」

―1ヶ月前・・・
森の奥深く。見羅国やみどり、無口じゃない明日美、見慣れないヴァーンサイクが起動テストを行っていた。
明日美「お兄さん気をつけてね!」
秀樹「おお。絶対帰ってくるよ。」
見羅国「ヴァーンサイクの出力・・・上がっている!秀樹飛べ!」
秀樹「よぉし!行けるぜ!ヴァァンスカイウィンンンングッ!!」
ギュイイイイイイイン!
秀樹「マスィィィィィィィィィンッブレェェェェェェェェェェェド!」
ズバァァァァァァァァンッ!!
みどり「たいした性能よ。プロトタイプだけど。」
秀樹「みどりさぁん!そろいっちまったらおしめぇよぉ!」
ギュィィィィィィィィィィィィィン!!

機怪獣「ん?なんだあれはぁ?ロボット?骨慣らしにはちょうどいい!」
秀樹「ん?あれは・・・敵ロボット?やってやるよ!」
見羅国「秀樹どうした秀樹ぃ?」
機怪獣「そんなやわな攻撃ぃ!」
ズバァァァァァァァン!
秀樹「ぐわああああああああ!な?ヴァーンサイクの装甲が・・・馬鹿なぁ!」
バキ!バキ!
みどり「ヴァーンサイクが・・・やられて・・・」
見羅国「秀樹ぃ!逃げろぉ!」
秀樹「逃げられっか・・・逃げられるもんか・・・チックショウ!」
機怪獣「無駄よぉ!死ねぇ!」
ズバァァァァァァァァァァン!
秀樹「う・・・嘘だろ・・・俺とヴァーンサイクが負け・・・うわ!チクショウ!あきらめるものか絶対てめぇを・・・倒す!」
研究員「博士!プロトヴァーンサイクの出力が・・・あ!お嬢さん!」
明日美「兄さん!逃げてぇ!」

秀樹「だめなんだ・・・明日美。じゃぁな。親父と翔を頼んだぜ・・・うっ・・・うらああああああああああああああああああああああああああっ!!」
研究員「出力限界!だめです!爆発します!」
見羅国「秀樹ぃ!やめろおおおおおおおお!」
明日美「兄さん!兄さん!やめて・・・お母さんのところに行かないで!」
機怪獣「こいつ!こいつ!何をする気だ!やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
秀樹「くっ・・・意識が遠のいてきやがらぁ・・・死ぬのか俺・・・あれ・・・何だ・・・ヴァーンサイク?赤いぞ・・・?幻か?いやちげぇ。とりあえず・・・がんばれよ・・・後輩・・・!」

英雄兵器ヴァーンサイク 第8話完 次回へ続く!
79それも名無しだ:2008/03/25(火) 00:16:34 ID:IUqXeSZi
あとがき
調子に乗ってこち亀を見ながら第8話投下。
過去編的なものを書いてみた。秀樹の名前のモデルは帰ってきたウルトラマンの郷さん、喋り方や江戸っ子気質はマジンガーの甲児くん。
もっと書きたいことあったが行数には勝てなかった。戦闘シーンは少なかった。それはごめん。
これからも過去編は何となく続く予定。でも今回よりは戦闘シーンは増やしていく。

読みにくいうえにスレの容量を奪っていくヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
80それも名無しだ:2008/03/25(火) 01:03:23 ID:hg2LxBRJ
>>79
もうすぐ2クール突入だな、そのいきよいで頑張ってくれ
81それも名無しだ:2008/03/25(火) 02:48:13 ID:IUqXeSZi
>>80
ありがとう。頑張る。
ところで気になってたんだが1クール=10話ってこと?
82それも名無しだ:2008/03/25(火) 14:51:21 ID:hg2LxBRJ
俺も詳しくは知らないけど、物語の折り返し地点までが1クールで折り返し地点からが2クールだと思ってる。知ったかすんません
83それも名無しだ:2008/03/25(火) 15:04:06 ID:HuuhiNkD
>>81
1クール=13話。
2クールだと26話辺りになるんで、その辺でパワーアップイベントが起こったりする。
84それも名無しだ:2008/03/25(火) 15:25:07 ID:hg2LxBRJ
>>83
補完ありがとう、あなたは俺に手をさしのべる神様か

そうだよな〜、最も燃えるイベントそれがパワーアップ、ヴァーンサイクのパワーアップ期待してるぜ!
85それも名無しだ:2008/03/25(火) 20:13:53 ID:IUqXeSZi
>>83
ありがとう。
今までどうしてもそれだけがわからなくて引っかかってた。
86それも名無しだ:2008/03/25(火) 20:16:26 ID:IUqXeSZi
>>84
待っててくれ。
絶対すごいものにしてみせる。

何か知らないけどこち亀見ながら書くとスラスラ進むんだよな。
87それも名無しだ:2008/03/25(火) 20:24:07 ID:IUqXeSZi
しまった。
>>82-83
2人ともありがとう。
アニメの話するときもクールとかだけ分からなくて話に入れなくて困ってた。
88それも名無しだ:2008/03/26(水) 00:08:37 ID:lq0pVs3X
ゴォォォォォォォォォォ・・・・・・・
まだ上空ではまだ激しい爆発が続いていた。見羅国は自分自身の研究により愛すべき息子が命を落としたことに恐怖と絶望と後悔を覚えていた。
明日美「に・・・ぃ・・・さ・・・あ・・・あ・・・」
バタッ
明日美は突然倒れてしまう。肌は激しいショックで青白く変色していた。
みどり「明日美ちゃん!明日美ちゃん!」
研究員達も失意で何も話せなかった。ただ絶望だけがそこにあった。

英雄兵器ヴァーンサイク 第8話「決心の日、俺の誓い」

克哉「・・・そんな・・・ことが・・・。」
克哉はその話を聞き言葉が出なかった。ショックを受けたのだ。
みどり「それから明日美ちゃんは変わってしまった。口数も少なくなってしまって・・・明るい子だったのに・・・。」
みどりは涙を流しているようだ。克哉は悪いと思った。しかし気休めもいえない自分に苛立ちを覚えた。
克哉「俺は・・・俺は・・・何も・・・知らずに・・・。」

ダイバン「フッハッハッハッハ!研究所はガラ開きと聞いたぁ!今ヴァーンサイクごと潰してくれるぅ!」
見羅国研究所に敵が近づきつつあった。後ろには敵の量産型機怪獣が3体いる。敵は機怪獣の量産に成功したようだ。
ダイバン「ハァッ!?通信?」
ガムザン「おい!研究所は我々大帝国機動隊が占拠する手はずのはずだぞ?」
ダイバン「機動隊?・・・初めて聞いた。そんなのあったんだ・・・。」
ガムザン「機怪獣は撤退させろ!敵に気づかれる!」
ダイバン「2人しかいないくせに機動隊とかほざくな!貴様らこそ邪魔だ!帰れ!」
ガムザン「何を!我々が先に来たんだぞ!我々が占拠する!」
ダイバン「フン!機怪獣も持たずに占拠できるものか!」
ガムザン「ちぃ!見てろぉ!行くぞ!」
ダイバン「馬鹿が!・・・しばらく様子見か。つまらんなぁ。」

ガムザン「側面から突入だ!行くぞ!」
兵士「ハッ!」
ダダダダダダダダダダダ・・・ゾボォ!
ガムザン「なにぃ!落とし穴だと!うわあああああああああ!」
兵士「せ!狭くてでれません!」
みのる「へっへっへっへだれかかかったぞ!みものだぜ!」
ガムザン「な!?ガキが来る?」
勉「うわ!何だこの人ら?変な服着てるぞ!」
翔「だれ?克哉さんじゃないよね?」
ガムザン「な、何を言ってるんだい?お、おれはか、克哉だぞぉ。」
兵士「隊長殿!怪しすぎますよぉ・・・。」
翔「えええ?う〜ん・・・。もう一人の人だれ?ヴァーザスさん?」
兵士「ギクッ!」
ガムザン「あ、ああ、そ、そうだよ。こいつはヴァ、ヴァーザスだぁ。」
翔「あれあれ〜ヴァーザスさんさっき研究所で仕事してたんだけどなぁ?」
兵士「もうごまかしきれませんよぉ・・・。」
ガムザン「ええい!まどろっこしい!ガキ共!わしは大帝国機動隊のガムザンだ!研究所を今から占拠してやる!しかし穴から出られん!出せ!」
みのる「ぷっ・・・」
兵士「笑うなぁ!わ、我々は怖いんだぞ〜ライフルも持ってるぞ〜。」
ヴァーザス「お〜い!どうした〜?ん?何だこいつら?」
ガムザン「やっかいなことになってきやがったぜ・・・。」
兵士「どうするんですかぁ・・・?隊長殿ぉ・・・。」
ガムザン「こうなりゃぁやけくそだ!穴を掘って逃げるぞ!」
兵士「ええええええええ?」
ガムザン「いいから掘れ!堀りまくれ!」
兵士「はぁい・・・。」
ヴァーザス「すげぇ・・・あいつら穴掘って逃げていきやがった。」
みのる「感心するのかよ。」

みどり「か・・・克哉君?」
克哉はみどりの家を飛び出していった。そしてひたすら走っていった。
克哉「俺の・・・俺の戦う理由・・・!」
89それも名無しだ:2008/03/26(水) 00:55:25 ID:lq0pVs3X
ダイバン「機動隊なんてもういい!前進開始!」
敵の機怪獣部隊が前進を開始した!先頭に立つ機怪獣はゴリラ型機怪獣ゴリランボーだ!

ピィーピィーピィーピィーピィー
克哉「研究所からサイレンが?急がなければ!ん?明日美か?」
明日美「・・・研究所まで・・・早く!」
克哉「ああ、飛ばすぞ!」

チェイン「ブルのパワー!思い知れ!」
ブルが腕を高速で振り回し機怪獣に飛び込んだ!敵の編隊は崩れ腕の直撃を受けたフォックテクスが爆発した!
チェイン「敵も安上がりになったもんだ!次!ミサイル!」
ゴォン!
逃げようとしたジャークフォークにミサイルが直撃した!無残にも墜落していくジャークフォーク!

研究所からランチャーバードが出撃しようとしていた。克哉をヴァーンサイクへ届けるためだ。
明日美「行きます・・・。」
ビュィィィィィィィン!
克哉「フン!あいつら俺がいなくても余裕で2機倒しやがったぜ。ん?どうした?」
ブルブルブルブルブルブルブルブル・・・
明日美の体が小刻みに震えている。まるで何かに怯えているように。
克哉「おい!体でもおかしいのか?痙攣か?何か病気・・・」
明日美「うるさい!」
克哉「!」

チェイン「出力は足りないがこれじゃ克哉なしでも勝てるな。ん?」
バァァン!
突然どこから飛んできたレーザーによりブルの目の前の機怪獣の片腕が吹き飛んだ!
チェイン「レーザー砲?どこから?あれは戦闘機?」
明日美「あああああああああああああああああああああああ!!」
バァァァン!
ヴァーザス「あぶない!何だ!あの戦闘機は!見たことないぞ!」
克哉「明日美!明日美やめるんだ!落ち着け!味方に当たるぞ!」
明日美「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!お前はいつも!」
克哉「何てこった!これじゃヴァーンサイクに行けない!」
明日美「うあああああああああああああああ!!死ね死ね死ね死ね死ね死ねしねぇ!」
ババババババババババ!!
克哉「明日美!やめろおおおおおお!」
明日美「うるさい!黙れと言っている!」
克哉「俺が・・・守ってやっから・・・」
明日美「何を!?」
克哉「俺がお前を守ってやっから・・・やめろおおおおおおおおおおおおおおお!」
明日美「え・・・!?」
克哉「だから・・・やめてくれ・・・。」
克哉はそういうとコックピットから飛び降りた!
明日美「待って・・・にいさん!」

チェイン「克哉?くそ!乗れ!」
ブルの手に克哉が飛び乗った!
チェイン「ドッキングオフ!」
克哉「ドッキングサーイク!オープーンナイト!ヴァーンサーイク!」

ダイバン「何てことだ・・・あんな戦闘機知らんぞ・・・トランスマシン!」
ゴリランボーは人型にチェンジした!トランスボーの出現だ!
トランスボーは腕を振り回し攻撃してくるがナイトは軽々と避けていく!そしてトランスボーの腕をつかんだ!
ダイバン「な!?」
グググググ・・・ギギギギギ・・・バキィン!
トランスボーの手は砕けた!
克哉「俺は・・・ようやく見つけられたのかもしれない・・・戦う理由が・・・ショットブレェェェェェェェェド!!」

英雄兵器ヴァーンサイク第8話完 次回へ続く!
90それも名無しだ:2008/03/26(水) 00:58:14 ID:lq0pVs3X
あとがき
もう支離滅裂だな。詰め込みすぎて訳が分からなくなってる。
もうノリで書いてる感じかな?システム上仕方がないんだが60行以内に収めるのは結構きついもんだ。

明らかにスレの容量を奪ってるヴァーンサイクですがどうかよろしくお願いします。
91それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:26:51 ID:KpW2eRWV
鎮魂覇者ゴスペルク
3話「それぞれの戦い」

あらすじ
新たにセイナを加えた三人は再び旅に出るのであった、そこでセイナは世界の真実を知る。
再びジェノムの魔の手が襲う、果たして三人は無事に森を抜けられるのだろうか…

イルタバウ
マルク「はぁ!」合体したジェノムに斬りかかるゴスペルク
ジェノム「ふふっ」受け流し即座に攻撃
マルク「くっ!」
バルン「アニキー!」
ジェノム「今度は私から行きますよ」ジェノムの強化された鋭利な爪がゴスペルクを襲う、ダウンするゴスペルク
マルク「ぐはぁー!」クロスブレードを地面にさし、立ち上がるゴスペルク
ジェノム「ふふふ、ははははは」
マルク「何がおかしい?」
ジェノム「ふふっ、いえねあなたが哀れに見えまして」
マルク「なに?」
ジェノム「アマデウスさん、あなたは一人きりですね。まるで一人きりで舞台の上で踊る哀れな人形のようだ」
マルク「俺から見ればお前の方がよっぽど哀れに見えるがな」
ジェノム「何故?私が?貴方より強いこの私が?」
マルク「闇の鎖に囚われし魂、しかも己の力を過信し。狂酔するお前の姿、哀れ以外他にどんな表現があるというのだ?」
ジェノム「……」
92それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:29:08 ID:KpW2eRWV
マルク「俺を哀れむならお門違いだ、何故なら今から俺がお前を倒すのだからな」
ジェノム「調子に乗らないでくださいよアマデウス!」ジェノムの鞭のようなしなる腕がゴスペルクを攻撃
マルク「ぐはっ!」攻撃の手を緩めず、激化するジェノムの攻撃
ジェノム「はははっ、倒されるのは貴方の方ですよアマデウス!」ドス黒いエネルギーがジェノムにチャージされる
マルク「…!?」
ジェノム「これで終わりですアマデウス、さようなら」
マルク「大いなる大地よその恩恵により我を護る壁となれ。ソウルフィールド!」ジェノムの無情な一撃が炸裂、硝煙が巻き上がりゴスペルクの姿を見失うジェノム
ジェノム「口ほどにもないですねアマデウス」

マルク「笑止!」煙りが明ける、ゴスペルク健在
ジェノム「…!」
マルク「俺がお前達ジェノムごときに負けるとでも思ったか?」
ジェノム「面白いですね、しかし貴方はもはや虫の息。加えて、貴方は私にかなわない」
マルク「お前は己の力を過信していると言ったはずだ、俺がお前のようなジェノムを初めて見たと思うか?」
ジェノム「初めてではないのですか?」
93それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:31:41 ID:KpW2eRWV
マルク「笑わせるな、この何千何万とお前の同胞達の血を吸ってきた十字架が見えないか?よく知っているさ、お前達深化したジェノムはアウロスジェノム」
ジェノム「だっ、だからどうしたと言うのですか?そんな事知っていたからといって私とあなたの実力差は変わりませんよ」
マルク「呆れて物も言えんな、俺が最初から本気で戦っていたと思うか?よく見ておけ、これがアマデウスの昇歌だ!」
バルン「アニキ、昇歌するの?」
マルク「あぁ!行くぞ!はぁー!!歌えゴスペルク、お前の歌を!!」光がゴスペルクを纏う
ジェノム「なっ何だというのですか?なにが起きているのです!?」
マルク「なんていうことはない、ただ本来の実力で戦うと言うだけだ」

セイナ「何が起こってるの?マルク、お願い勝って!」

マルク「さぁこれから本当の意味で、戦いの幕を上げようか」
ジェノム「ははは!何も変わってはいないですか、幕は私がすぐに下げてあげますよアマデウスさん!」ジェノムがゴスペルクに突進、ズバ!ジェノムの右腕を切断
ジェノム「…!?」事態を受け入れる事ができないジェノム
94それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:32:43 ID:Y+hs1Zh8
SSはワードか何かにまとめて上げらんないかなぁ。
つっても適したろだとかはさっぱり分からないのだが。
95それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:33:06 ID:KpW2eRWV
マルク「もはやお前は盲目だ、俺の力を見誤る程にな。光を与えてやるよ」ゴスペルクがジェノムとの距離をおき、クロスブレードを掲げる
マルク「照星よ我と無垢なる者を照らせ、されど地上の星は輝かん。閃け夢幻の刃、シャイニングテラ」夜空に一面の輝きが支配し、光の雨がジェノムに降りそそぐ
ジェノム「うぐぁー、ひっ光が!痛いぃー!!」
マルク「お前は俺の事を舞台の上で踊る人形と言ったな、そのとうりかもしれん。だが俺はお前達ジェノム倒すためなら喜んで哀れな人形となろう」
ジェノム「嫌だ、消えたくない!消えたくないー!」
マルク「終わりだジェノム!魂よ集え我の下へ。輪廻の果て、鎖をとき放たん。命を越えし鼓動今ここに、セイントクロス!!」クロスブレードを横一線に斬りつけた後、縦に全力で振り下ろし十文字を描く
マルク「還れ、正しき場所へ…」十文字に描かれた剣閃がジェノムを浄化

セイナ「お疲れ様」
マルク「どうということはない、これが俺の戦いだ…」フラッ、マルクが倒れる
バルン「アニキ!」
セイナ「大丈夫!?マルク!マルク!!」
96それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:37:23 ID:KpW2eRWV
数分後
セイナ「ずっとこんな調子なの?」
バルン「うん、ここ最近アニキは寝ずにジェノムを討伐してるんだ。それにゴスペルクに乗って戦うのは身体にとっても負荷が掛かるんだよ」
セイナ「そんな、なんでそこまでして戦うの?こんな小さい体で…、マルクが命を掛けて戦う必要なんてどこにもないのに」
バルン「それは違うよお姉さん、アニキは自分の命を削ってでも戦う覚悟があるんだよ、おいらやお姉さんや他の人を守るために。アニキは折れないそして強い心の持ち主なんだよ、何度倒れても立ち上がって戦う。それがアニキなんだ、アニキの事わかってあげてお姉さん」
セイナ「バルン君…」
バルン「おいらもアニキを見てて辛いよ、アニキの為に何もしてあげれない自分がとても情けない。そんなおいらでもアニキの側にいてあげる事はできる、それがおいらなりの戦いさ」
マルク「バルン君の戦い…」
バルン「うん!」
セイナ「(マルク…私は貴方に何がしてあげれるの?)」そっとマルクの頭を優しくなでる

そして夜が明ける
マルク「…ん、寝てしまったか」
セイナ「おはようマルク!ご飯できてるよ」
バルン「美味しいよアニキ!」
マルク「俺はいい…」
97それも名無しだ:2008/03/26(水) 01:40:11 ID:KpW2eRWV
セイナ「なーに言ってんの?ちゃんと食べなきゃ駄目よ!」無理矢理マルクを食卓に連れ込むセイナ
マルク「むぅ…」一口スープを飲むマルク
マルク「…美味い」
セイナ「でしょ?私の料理の腕は超一流よ!」
マルク「最近ろくな物を食べてないから舌が麻痺して美味いと感じたのかもな」
セイナ「なんですってー!この口がそんな事言わせてるのかな?」マルクのほっぺたを引っ張るセイナ
マルク「ひゃめほ、おへのほっへはであほふな!(訳:やめろ、俺のほっぺたで遊ぶな)」
セイナ「うふふ、何て言ってるかわかりませんよーだ」
バルン「あのアニキがまるで子供の様に弄ばれている」

セイナ「さっ!行きましょ」
マルク「俺の荷物がまとまっている」
セイナ「あっ、私がやっといたわよ」
マルク「…?」
セイナ「これが私なりの戦いだからね、ふふっ」


98それも名無しだ:2008/03/26(水) 04:40:20 ID:UpvjYcXS
シャドウミラージュの第二話が2万7千字近くになりそうな件(´・ω・`)
まだ、ラストの仕上げや校正、見直し、その他色々の作成が残ってるから投稿には数日かかりそうなんだが
これ読んでもらえるのだろうか…
99それも名無しだ:2008/03/26(水) 08:08:31 ID:lw/AHuM/
なぜその文章を前スレの埋めに使わないのか
100それも名無しだ:2008/03/26(水) 08:15:19 ID:UpvjYcXS
現状でも行数にして1400近くあるのに埋めになんか使えねえよww
普通にカキコしたらそれだけでたぶんスレを埋めてしまうw
HTMLにして前回と同じく斧にうpするつもり
勿論1話や色々同梱するんで、初めての人も楽しめる><な作品を心がけてるつもり

とりあえず同じ内容を前スレに書いたんで色々回答や相談のってくれるとありがたい
101それも名無しだ:2008/03/26(水) 10:18:16 ID:rJ7pnTTj
前スレって容量いっぱいなんじゃなかったのかw
102それも名無しだ:2008/03/27(木) 00:50:51 ID:LqXNHqwn
ヴァーンサイクの作者です。2日間予定が出来て書けないので初めて読んでくださる方にも向けて簡単な時系列説明をして去っていきます。

本編より6年前
地球側と宇宙に強制移民させられた人々が戦争を始める

本編より4年前
克哉が家族を失い地球軍に入隊、ヴァーザスは故郷に残した肉親の生活のため軍属で開発の仕事に就く、チェインは地球軍の中国にある補給基地に配属となる。

本編より2年前
地球軍、宇宙軍共に疲弊が始まる。克哉は優秀な戦果を上げ続け伝説のパイロットと呼ばれるようになる、ヴァーザスは地球軍開発部のエリートとなる、
チェインは補給基地防衛隊隊長に就任する。

本編より1年前
地球環境復興活動活発化。克哉は謎の事故により軍を辞める、ヴァーザス軍を辞める。未知のエネルギー「ヴァーン力」発見。ヴァーンサイク開発開始。

本編より6ヶ月前
大帝国が突如地球に侵略。地球軍壊滅状態、宇宙軍宇宙へ逃亡。中国補給基地防衛隊はチェインを残して全滅。チェインは地球軍を脱走。見羅国博士の妻が死亡。

本編より5ヶ月前
ヴァーザスは見羅国研究所のヴァーンサイク開発計画のスタッフに就任する。克哉とチェイン知り合う。

本編より3ヶ月前
見羅国研究所が本格的に機能を開始する。

本編より2ヶ月前
プロトヴァーンサイク完成。ヴァーンサイク開発難航。

本編より1ヶ月前
プロトヴァーンサイク起動実験中に大帝国の襲撃。見羅国 秀樹死亡。ヴァーンサイク未完成中に突如一部機能起動開始。

本編より1日前
ヴァーンサイクほぼ完成。ヴァーザスがパイロットに選定される。

本編スタート!
大帝国がヴァーンサイク偵察のため侵攻。ヴァーンサイクに克哉、ヴァーザス、チェインが搭乗。ヴァーンサイク初勝利!

本編第4話
ザック地球に就任。

本編第6話
ザック功を焦り出撃。ユギオンに謀殺される。

本編
これから大帝国の大規模な作戦が予定される。

本編13話くらい
ヴァーンサイクの新たな武器登場!お楽しみに!
103それも名無しだ:2008/03/27(木) 00:58:26 ID:ikcSBio4
>>100
ここで公開して終わりにするんじゃなくて、HP作ってここにリンク張ったほうがいろんな人に見てもらえるんじゃないかな?

>>102
ペース早いなぁ。そのパトスはぜひとも見習いたい。
104それも名無しだ:2008/03/27(木) 22:49:39 ID:qsDDsDkt
>>103
HPかぁー
作るとなると色々勉強しないといけないしな…
ブログ辺りをテキトー借りてそこを中心にやってみるかなぁー
105それも名無しだ:2008/03/30(日) 05:04:51 ID:0O4eWI2z
リリーブマイソロジー

長きにわたる戦争、そして世界は荒廃
激しい戦いの果て争いは世界を焼いた。荒廃した世界でなお人は過ちを繰り返す。悲しみが覆う世界で1人の男が立つ、愚かな戦争を終わらせるために。はたして人の未来にまだ希望はのこっているのか?

   「行動開始」


主人公
グレイ=R=ゲーザ
年齢25歳

かつて軍で名を馳せた兵士、アトラーク戦線において13機落としその功績を讃えられ後にアトラークの火と呼ばれる。
しかし現在ある事がきっかけでは軍を退役し、かつての栄光は見る影もなく、堕落し酒に溺れギャンブルに明け暮れる日々を送る。ある日、軍人クトナの依頼を受け再び戦場に駆り出されることになる。
とても変わり者だが、真面目な一面もありしっかり芯が通っている。指揮官としての能力も長けており、部隊の隊長を務める
106それも名無しだ:2008/03/30(日) 05:06:43 ID:0O4eWI2z
クトナ=アンディール
年齢22歳

軍人、自軍の戦況が不利になりこの戦況を打開すべくかつての上官グレイに軍隊復帰を依頼する。グレイを信頼し憧れを抱いていたが堕落したグレイを見て失望する、しかしまだかつての面影がのこっていたグレイにいちるの望みを託す。
一人前の軍人を目指し切磋琢磨している努力家、強気な性格から一編しグレイの前では素直な一面をさらけ出す


GG08 ギラスティング

スペック
全長18.0m
質量29.5t

ファストフレームとよばれる量産型戦闘兵器、通称白き翼。かつてグレイが使用ていた、同型機にカスタムチューンされた機体。旧式だがグレイの腕により本来のスペック以上の能力が引き出され決して最新型に引けを取らない。
動力はファストエンジンを使用、出力は低めだが馬力はある。
ファストブースターを二基搭載

武器
機関砲
20mmハンドガン二丁
37mmアサルトブレイク
イオンブレード
5連ホーミングレーザー
107それも名無しだ:2008/03/30(日) 05:07:17 ID:0O4eWI2z
世界観

現代の地球がもし戦争で荒廃してしまったらといったアナザーストーリー。
二十年に続く新体制連邦軍と旧統総軍による戦争で世界は荒廃してしまう。かつては一つの軍だったが古い思想に捕らわれた人々により軍が二分する、当初は旧統総軍を抑え黙殺させる方向だったが思いのほか旧統総軍の軍事力が圧倒的で戦争に発展する。
グレイは新体制連邦軍に所属している。この戦争は人々が思っているより根が深い何かがあるようだが…
108それも名無しだ:2008/03/30(日) 05:13:25 ID:0O4eWI2z
久々の新作っす、SSは今ゴスペルクで手一杯だから要望があったら死に物狂いで頑張るよ
109それも名無しだ:2008/03/30(日) 11:03:21 ID:Jv/08AJQ
シャドウミラージュ第二話「飛翔する鋼」

目的地イアナーラへの道まであと少しというところで
クーガ達は妖魔の強襲を受ける
先の戦いでダメージを受けたスラッシュゲイルでクーガは単身、妖魔に立ち向かうことになる
この戦い、勝つことなど出来ない


ttp://www11.axfc.net/uploader/20/so/He_86606.zip.html



PASSはroboです

1話も同梱してるので1話はもう読んだという人
初めて読むという人も安心?なようにしてあります
とりあえず同封してある【はじめには】必ず読んでください
また色々設定が入ってますが、そんなもん無視していきなり物語を読み進めてくださっても結構です
文量にして3万字程度ありますので、それなりに時間がかかると思います
とりあえず1万5千字程度のところで区切って前後編形式にしてありますが出来れば一気に読むのを推奨したいです
つたない文章で書かれたシャドウミラージュですがよろしくお願いします
色々感想等をいただけるとありがたいです
110それも名無しだ:2008/03/30(日) 11:26:35 ID:0O4eWI2z
やば、意味間違えた。切磋琢磨じゃなくて日々精進で、すんませんした
111それも名無しだ:2008/03/30(日) 16:21:34 ID:3D+NPGoF
戦場の国のアリス

近未来、お姉さんと一緒の人工療養地ピクニックの間、アリスという名前の女の子は退屈しどおしです。
外套に身をつつんで「遅れちまった!」とつぶやいてるウサギ型ロボットに興味をひかれたアリスは、
白ウサギを追いかけて穴の中に飛び込みます。
アリスはパラドクスと不条理と非現実と兵器と戦いが支配する、地下世界の夢の中へと落っこちてしまいます。

こうしてアリスの戦場の国での大冒険が始まったのでした。

112それも名無しだ:2008/03/30(日) 19:16:22 ID:Hmhstr/z
こんばんわ。ヴァーンサイクの作者です。
第8話が支離滅裂で納得いかないので自分なりに書き直したいと思います。
あと前スレで言った主題歌の件ですがMIDIの作り方が分からないので歌詞だけ乗せても中途半端なので断念しました。
すいません。
113それも名無しだ:2008/03/31(月) 19:21:40 ID:8rQ6BJpJ
前スレ埋まりましたね
114それも名無しだ:2008/04/02(水) 03:08:00 ID:+0a8cpYH
test
115それも名無しだ:2008/04/02(水) 03:09:58 ID:+0a8cpYH
何故か長文が書き込めない(´・ω・`)
なんか規制くらったのかな・・・
116それも名無しだ:2008/04/02(水) 05:14:29 ID:+0a8cpYH
西暦2125年
この世は絶望の廃墟だ
人は死に、死に、死に
もはや人が安息できる地などありはしない
この絶望から逃れたいか?
この暗闇から逃げ出したいか?
希望のある中へと戻りたいか?
ならば己の剣にて己を刺して死ね


零光のギガンテス


だが、巨人は男に死ぬことを許さない…



明野 拓真

19歳
体内にナノマシン515を投入され不死の体を得たネオヒューマン。
体にナイフを突き刺す事で体が拓真の生命の危機と判断し、巨人機ギガンテスをナノマシンが呼び出す。
ちなみに不死ではあるが痛みは受けるし、ナノマシンが傷の治癒をしてくれるとはいえ、即座に傷が癒えるわけではない。
風来坊な性格が特徴。
自分に投与されたナノマシンを作った組織、フィーニスを追っている。


ギガンテス

零光と呼ばれる機械巨人
拓真の体内にあるナノマシンとシンクロしており
拓真の危機になると自動的に拓真自身を取り込む合身を行う
零光とは「この世に光など無いゆえに我が光となる」という意味と
「この世にある光を無とするモノ」の二つの意味
斧がメインアーム



あとあとにARMSっぽくなってることに気づく・・・駄目だこりゃと感じてここで設定作成終了
117それも名無しだ:2008/04/02(水) 14:14:38 ID:NsCsWv0z
超ロボ マスィンブレーダー

薔薇県の桜市の春が丘町。その場所は全国でも結婚の確率が高く近年のラブストーリーの聖地ともいわれている。
しかしその町にとんでもない奴らが現れた!

・世界観
ほぼ現代と同じ。ちょっと自衛隊の設備とか近代化してる程度。空中に車なんて走ってません。日本の政府の無能さも現実と変わらない。
アメリカとかは?それも現代と同じ。まだ大統領選でもめているという設定。ター○メーターなんていません。
宇宙?それも現代と同じだが冥王星は存在してるという設定。コロニーのコの字もありません。
あまり設定に夢はないが舞台は恋溢れる町である春が丘。しかし私は恋愛描写は苦手なのでわかりませんよ。

・主役ロボ
マシンブレーダー
春が丘町の地下で活動している組織、桜市平和防衛自衛隊が秘密裏に開発していた次世代技術満点のロボット。
アメリカに見つかれば欲しがられるのがオチなので桜市以外ではあまり活躍できない。
主人公が中途半端に言葉がなまっておりよくマスィンブレーダーと呼ばれているかわいそうなロボットである。
桜市全体に警察の交番のような佇まいのブレーダーステーションというコックピットがあり空中を勝手に飛び回っている本体と合体。
それで起動する。

・登場人物
日丹玖 比呂史(ひにく ひろし)
ニート。本当に主人公?
太っていない。むしろイケメン?
だが性格が偏屈で頭も弱く、服装もダサいためモテない。しかもどこの出身だかわからないぐらいになまっている。
その変な性格とニートにしては異常な運動神経をかわれマシンブレーダーの操縦人にスカウトされる。
うぜぇ。

吉岡 春子
比呂史をスカウトした少女。春が丘高等学校の3年生である。全力でヒロイン。
容姿端麗で頭もよく運動神経もよく性格もいいためモテるがあまり本人はその気でない。
実は桜市平和防衛自衛隊のエージェントであり上司の司令で比呂史をスカウトしサポートするよう命令を受けている。
実は隠れガン○ムマニア。

さざき いさお
桜市平和防衛自衛隊の長官。
厳格な性格だが時より温厚な面も見せる。司令官としてはとても優秀であり人望も高い。
実は妻子を持ちながら隠れ「と○メモ」オタクである・・・。

・敵
エイリアンたち
エ○ァの使○みたいな巨大な化け物の形をした車に乗って地球を襲ってくる宇宙人。
なぜかその使○みたいな形をした車には比呂史の攻撃しか当たらない。

エイリアン首領
エイリアンたちを束ねるエイリアン。
極度のエ○ァオタクであり特に○波○イが大好きらしい。

・桜市平和防衛自衛隊
春が丘町にあるオタクの聖地、春葉原(はるはばら)にあるイトウヨーコドーに本部を構える組織。
桜市の全ての町の地下に基地を構えており警察、自衛隊が気づくよりも先に秘密裏に事件を解決したりしている。
エイリアンたちが襲来してきた際こんなこともあろうかと開発していたロボ、マシンブレーダーを出撃させる。
実は所属するエージェント全員が何かしらのオタクである。
118それも名無しだ:2008/04/03(木) 04:19:17 ID:BV708tIs
遅れたけど前スレ投票結果(順不同)

すあまのキモチ 2
わがままメルティ・ハーツ 2
英雄兵器ヴァーンサイク 2
希望勇者メタルホープ 2
バイオファイター バイキング 2

祭祀天神 ミョウジンジャー 1
資源転生サイクラフト 1
ガイア(仮) 1
鋼殻聖者ザリオン 1
限界ギリギリ ゲンカイザーG 1
巨大!デッカイオー(歌詞のみ?) 1
機力上々  ライジンGOOD! 1
鉄拳聖砕ブライオン 1
精錬ロボ セイレンガ 1

総合
セイカイオー 1
星空(そら)のステライト 1
銀河武将ブーメラン 1


全体的に投票数少なくて寂しいなぁという感じ。
すあまの人=メルティの人ということを考えれば、
同じ人のぼくロボが両方一位になるってのは(投票数が少ないとはいえ)なかなか凄いことなんじゃないだろうか。


>>109
すごいのが来てた。
じっくり読ませていただきます。

>>112
無理しない程度にがんばって
119それも名無しだ:2008/04/03(木) 04:33:06 ID:JktnO6Sz
118
乙!
120それも名無しだ:2008/04/03(木) 21:51:10 ID:yOyRGPWY
超ロボ マスィンブレーダー
登場人物紹介カスタム

日丹玖 比呂史(20)
ニート。何故か主人公。
体は痩せてはいるが筋肉もついているがっしりとした体型。顔はさわやか系。
しかし性格がとことん偏屈で女性にもてない。しかも言葉がなまっており聞き取りにくい。
桜市平和防衛自衛隊にスカウトされマシンブレーダーに乗ることになる。
うぜぇ。

岡本 春子(17)
女子高生。全力でヒロイン。
容姿端麗で頭もよく、運動神経も抜群で性格もいいというクラスのマドンナ的存在。
そのため男子によくモテるが、本人はそういうのに全く興味がないようだ。
実は桜市平和防衛自衛隊のエージョントであり比呂史をスカウトし共にマシンブレーダーに乗り戦う。

さざき ひさお(56)
桜市平和防衛自衛隊の長官。
とても厳格な性格だが時折、温厚な面も見せる。
長官としても優秀であり、事態によっては自ら前線で指揮を取ることもある。

葛島 麗奈(17)
女子高生。春子の同級生そして同僚。
春子と同じく容姿端麗だが少し天然が入ってる性格。
彼女も桜市平和防衛自衛隊の一員でありオペレーターとしてマシンブレーダーを支援する。

ジェーン・シルフィ(18)
桜市平和防衛自衛隊に所属する技術士。アメリカ人。
金髪美女だが引っ込み思案のメガネっ子である。片言の日本語を話す。
マシンブレーダーの開発を手伝っており、完成後も整備、修理、補充を先頭に立って行う。

日丹玖 倶智夫(49)
比呂史の父。自らを超ニートと名乗る。
かなりの変人であり世界征服をたくらんでいるという。
その変人を比呂史が受け継いだが比呂史は彼を殺すために全国に指名手配をしているらしい。

如月 克哉(20)
英雄兵器ヴァーンサイクの主人公。
記憶喪失になっており何故か春が丘町に住んでいる。
かなり引っ込み思案で弱気だが他人を思いやる優しい心を持っており綺麗好き。
桜市平和防衛自衛隊でトイレ掃除のアルバイトをしている。

作者(?)
会話以外の文章を担当する陰の人物。
ヴァーンサイクを放っておいて何をしてるんですか?
121それも名無しだ:2008/04/03(木) 22:04:55 ID:yOyRGPWY
マスィンブレーダー(正式名称はマシンブレーダー)
桜市の平和を宇宙からやってきた未知の生物エイリアンたちから守るために結成された桜市平和防衛自衛隊が創り上げた次世代風ロボット。
コックピットは桜市の各地に配置されている交番型コックピットであるブレーダーステーションである。
そしてステルス機能を使って上空を飛び回っているマシンブレーダーの本体の胸部のブレーダーコアにドッキングすることで機動する。
エルガ○ムとイデ○ンのイメージが合体したような容姿だが反応速度はロボットと思えないほど速い。

マスィンブレード(正式名称はマシンブレード)
右腕に格納されている刃。どんなエイリアンでも切り裂ける。

マスィンカノン(正式名所はマシンカノン)
左腕に装備されている小型のカノン砲。エイリアンに強力なダメージを与えられるが町に被害を出さないために出力は大幅に制限されている。

フラッシュヘッド
頭部から強力な破壊光線を放つ技。町に被害が出るためめったに使われない。これを使用するとコックピット2に被害が出る。

ブレーダーステーション
警察が使用している交番を元に改造して造られたコックピット。
ブレーダーモードにすると内部が変形し2つのスペースができ2名まで登場できる。
1つめのコックピット1は機体の機動、移動、格闘などメインの操縦を担当する。
2つめのコックピット2は機体の武装の操縦、メインパイロットのサポートを担当する。頭部に近いためフラッシュヘッドの余波を受ける危険性がある。
エイリアンが来ない時は普通に交番、又は派出所として使用されている。
122それも名無しだ:2008/04/03(木) 22:13:49 ID:yOyRGPWY
桜市平和防衛自衛隊
さざきひさおが桜市がエイリアンに滅ぼされるのを防ぐために結成した組織。
桜市の有志が多く集まっている。町を愛する者がほとんどで未成年も多く所属している。
本部は桜市市役所の地下60階。

世界情勢
現代と全く同じ。
自衛隊の装備が近代化しているだけ。
ロボットもマシンブレーダー以外はニュースとかで見るような地雷撤去用の小さいロボットとかそういう程度しか存在していない。
そのためマシンブレーダーを日本政府や外国の軍隊に見つかるとやばいことになるのでステルスをかけて見えないようにしている。

エイリアンたち
日本を征服するためにやってきたエイリアン。

エイリアン首領
エイリアンたちを束ねる首領。何となく桜市を最初のターゲットに決めた。
123それも名無しだ:2008/04/03(木) 22:15:18 ID:o3CBfpwO
せめて訂正が要らないくらい練ってから貼れ
124それも名無しだ:2008/04/03(木) 23:14:17 ID:yOyRGPWY
超ロボ マスィンブレーダー パイロット版「マスィンブレーダーVSエイリアン!」

ここは桜市春が丘町。日本全国でも一番結婚率が高いといわれてる町である。そのためラブロマンスの聖地ともいわれている。
しかし最近困ったことがあった。実はこの町・・・ エ イ リ ア ン が出るのだ・・・!

ガラガラガラガラ・・・ガッシャン!
市民「キャアアアアアアア!」
市民「助けてくれ!うわぁ!」
崩れていくビル!人々は目の前の惨劇に恐怖していた!ビルを壊している奴!そいつがエイリアンだ!
エイリアン「ちーす。この町もらうよー。」
日本語が喋れるようだ!しかも若者みたいだ!なんだんだこのエイリアン!

町の交番がある。一人の老人が交番にいるはずの警官に助けを呼ぼうとしていた!
老人「おまわりさんやー助けておくれ。腰が抜けて歩けないんじゃー。おるんじゃろ?おまわりさーん?」
その時!突然交番がゆれ始める!すると突然交番が空を飛び出した!
老人「ひゃああああああ!また腰が抜けてしもうた!」
空を飛ぶ交番は突然回転をすると形が変わっていった!すると上空にでかい人型の物体が現れる!交番がその人型の胸に吸い込まれていく!
すると突然人型は地上にむけて降下を始める!ロボットのようだ!地上に降り立つとポーズをとった!右腕を顔にかざし左腕でガッツポーズをとっているようだ!ダサい!
比呂史「マスィィィィィンブレーダー参上ってか!」
春子「そのポーズなんとかしてよぉ。」
比呂史「うるせぇ!行くぞ!とりゃああああああ!」

エイリアンとマスィンブレーダーの取っ組み合いが始まった!
エイリアン「くそ・・・また邪魔が入ったか!負けないよ!」
エイリアンは触手のような腕でマスィンブレーダーを弾き飛ばした!
比呂史「が!こんのぉなかなかやるなぁ!春ちゃん!ブレード頼む!」
春子「もぉ・・・しっかりしてよぉ・・・はい。」
比呂史「よし来た!マスィィィィィィブレード!!」
ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!
触手を切り落としていくブレード!エイリアンは少し退いた!
エイリアン「くそぉ・・・負けてたまるか・・・クロスミシステム発射!」
エイリアンの頭部の丸い口の部分から黒い液体が発射された!それがマスィンブレーダーの頭部に付着する!
春子「ひゃあ・・・きったなーい!もう私が頭の部分に近いってわかってるの?もう怒ったわよぉ!カノンよ!」
比呂史「無茶言うなよぉ・・・。こんな視界が限られた状態で撃てるか馬鹿が!」
春子「馬鹿とは何よ!早くあの化け物野郎を倒しなさいよ!この馬鹿ニート!」
比呂史「ニートって・・・言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥン・・・ドッカァァァァァァァァァン!
エイリアン「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!」
春子「あ・・・当たった・・・。」

戦闘を終えコックピットをマスィンブレーダーの胸から射出し帰還する2人。交番を元の場所に戻すだけだ。地上では春子の親友の麗奈が待っていた。
麗奈「2人ともご苦労様!相変わらずのバカップルぶりね!」
春子「なぁにがバカップルですってぇ?この!」
麗奈「きゃ!いたたた!ごめんごめん!耳引っ張らないでぇ!」
比呂史「勝手にやってろ!ったく!」
比呂史の近くに倒れている人が見えたさっきの老人だ。
老人「あ・・・あのぅ・・・おまわりさん・・・腰がぁ・・・。」
比呂史「俺はおまわりなんかじゃねぇ!まぁしゃあねぇな肩に掴まんな!あんたんちどこだ!」
老人「ありがとさん。そこを左よ・・・。」
比呂史は老人の肩を掴んだまま歩いていってしまった。
春子「あ、ちょっとぉ・・・。」
麗奈「いいとこあんじゃん。あいつ。」
春子「・・・まぁね。」
125それも名無しだ:2008/04/05(土) 17:25:38 ID:55XuJ19k
割り込み失礼
最近このスレに来ることが少なかったため、新しく作った自分のロボットを公開する前に
まずおもいきってレスを付けることにします

>>11
やっぱりコラボ企画は燃えますね
ジャンル別で、他にもなにかクロスオーバーできそうなヤツを探していくと面白そう

>>109
シャドウミラージュお疲れ様です
これを機に思い切って読んでみようかと思います
それにしても恐ろしいほどの気合の入りようですね…

>>111
設定がシンプルで色々な話のバリエーションが作れそうなので、個人的に非常に
気に入っています
もし詳細な設定などを引き続き作られるのであれば、全力で支援させていただきますヨ

>>117
ヴァーンサイクと同じ人なんでしたっけ?
二作で毛色は違うようですが、けっこうコミカルで面白そうですねw
ところで、そちらのSSは長さこそ極端に長いわけではないのですが、非常に
たくさん投下されるため、今後はtxtデータをアップローダーに載せるやりかたを
お勧めします
そのときには、今までのロボットや世界観などの設定を、あらためてひとまとめに
書いてもらえると助かります

>>118
まとめお疲れ様です
ここ数ヶ月の間で、「ぼくロボ」もずいぶん情報量が多くなってきましたよね
126それも名無しだ:2008/04/05(土) 17:27:23 ID:55XuJ19k
友情勇者ユウレイザー


機械に心を与えることが出来る「自律回路」の発明は、日本にさらなる繁栄をもたらすはずであった。
だが、「機械は人間に無条件で絶対服従するものだ」という甘い考えを持っていた科学者たちが
機械たちの心のケアを怠った結果、彼らは反乱をはじめ、無軌道な暴走をしはじめた。
自律回路の開発は関係者たちの間で秘密裏に行われていたため、何も知らされていない民間人たちは
突如として襲い掛かってきた機械たちから、わけもわからず逃げ回るしかなかった。
これらの暴れる機械たちに対抗出来るのは、同じく自律回路を搭載した可変型ロボット「勇者T型」
だけだ。しかし、「勇者T型」はとある事情により、10年も前から行方不明。
もはや人々は、いつ襲われるとも分からぬ恐怖におびえながら、日々を過ごすしかなかった。

そんなある日、機械たちによって壊滅させられた瓦礫の街で、とある事件をきっかけにして出会った
二人……いや、一人と一機がいた。
両親を失い、天涯孤独の身となった少年・安藤 実(あんどう みのる)。
そして、自らを「ユウレイザー」と名乗る、生きている車。
二人は友達になり、一緒に安心して暮らせる場所を探すために旅に出た。
「ぼく」と「きみ」、さびしい二人による奇妙な珍道中。
行く先々で起こる、機械たちによる大事件。
誰にも、「ぼくたち」の幸せの邪魔はさせない。「ぼくたち」は、「ともだち」なんだ。


チェンジ!!ユウレイザー!!
127それも名無しだ:2008/04/05(土) 17:28:03 ID:55XuJ19k
・登場人物紹介

安藤 実(あんどう みのる)
10歳。通称「みぃ」。今まで平凡な人生を歩んでいたが、住んでいた街を機械たちに襲撃され、
家族も住む場所も無くしてしまった。
一面の廃墟の中で、ただただのたれ死ぬのを待つ運命であったが、たまたま近くに停まっていた
ユウレイザーを見つけ、雨風をしのぐために車内で一夜を過ごしたことがきっかけで彼と知り合った。
両親や友人を亡くしたショックで半分我を失いかけてはいるものの、本当は優しく正義感にあふれる
少年である。両親の命を奪った敵を討ってくれたユウレイザーに深く感謝しており、彼のためなら
その小さな命も投げ出せるほどの覚悟を持っている。

ユウレイザー
形式番号「勇者T型」。彼こそが、10年前に行方不明になった可変型ロボットである。
彼はもともと、自律回路が開発されたかなり初期の段階で製作されたロボットであり、その強い力で
人々を守るために働く予定であった。
だが、関係者からはその力の強大さを危険視され、民間人からは「喋る車だ」と好奇の目で見られ、
そんな毎日に耐えられず、彼はある日、とうとう倉庫から脱走してしまったのだ。
以来、彼は10年もの間、ひとりぼっちで日本中をあてどなく彷徨い続け、「誰も乗っていないはずの
車がひとりでに走る」という「幽霊車」の伝説をあちこちに残してしまったのだった。
今までの経験から人間不信気味ではあるものの、初めて自分の心に触れてくれた実(みぃ)を誰よりも
強く信頼している。

春日井 礼&春日井 仁(かすがい れい・かすがい じん)
14歳。実が旅の途中で出会った、一卵性双生児の兄弟。
実家は、国内随一の技術力を誇る大企業「春日井工業」である。
幼い頃に受けた過剰な英才教育によって心を閉ざしてしまったらしく、天才としか言いようがないほどの
脅威的な頭脳を持っているものの、自分たち二人以外の物事には一切関心を示さない。また、会話も
二人の間でのみしか行わない。当然、感情らしい感情も持ってはいないが、二人の間を引き裂こうとする
存在が現れたときのみ、激しい怒りを露わにする。
兄の礼はアウトドア派で、親が与えてくれたバイク型ロボット・ウレイザーに乗って、仁と一緒に
外に出かけていくのが好き。弟の仁はインドア派だが、礼が一緒にいるときのみ、同じくバイク型の
ロボット・イレイザーで行動をともにする。

小野 愛(おの あい)
11歳。実が旅先で出会った少女。
詳細は不明だが、彼女もまた、高度な技術を持った企業の生まれであるらしい。
幼いながらも武芸全般に通じており、非常に無口かつ高圧的な雰囲気の漂う「鋼鉄の少女」。
本人いわく「両親の命令」により、強力な戦闘ロボット・アイレイザーで破壊活動を行う。
だが、本当は自分の意思で行っているわけではなく、ただ自分の心を抑え込んでいるだけである。
そのため、ふとしたことがきっかけで、敵にも味方にも変わったりする。
生まれてこのかた誰にも心を開いたことが無く、彼女の本当の心はまだ誰も知らない。
腕につけた変身ブレスレットを作動させることにより、「コーテッド・アイ」にプロテクト・アップ
(変身)することが出来る。
128それも名無しだ:2008/04/05(土) 17:28:51 ID:55XuJ19k
・ロボット紹介

ユウレイザー(勇者T型)
全長約5メートル。普段は自動車の姿をしており、緊急時には人型形態に変形して敵と戦う。
主な武器は「レイザーソード」、「レイザーフレイム」など。
彼の車内は生命維持装置になっており、中に乗り込んだ人間の体力を回復させ、健康状態を増進させる
ことが出来る(ただ、この機能を使った人間がまだ誰もいなかったため、実と出会うまでは本人も
知らなかった)。
倉庫からは裸一貫で逃げ出したため、本来装着されるはずであった拡張パーツを色々とそこに忘れてきて
しまった。もしそれらと合体することが出来れば、「シンユウレイザー」にパワーアップすることが
出来るようだ。

ウレイザー&イレイザー(勇者W‐T型&勇者W‐U型)
全長約4メートル。普段はバイクの姿をしており(といっても、実際のバイクより非常に大きく、中身が
空っぽになっており、バイクシートはコックピットへのハッチである)人型形態にも変形出来る。
ユウレイザーのような自律回路は搭載されておらず、礼と仁による手動操縦である。
二人が「レイジング・フォーメーション」をとったとき、二機は合体して「ウィレイザー」にパワーアップ
することが出来る。ウィレイザーはバイクならではの俊敏かつ小回りの利いた戦法を得意とし、特に
必殺技の「レイジングクラッシュ」は圧倒的な威力を誇る。
もともとは世界征服を企んでいた春日井工業が破壊活動のために造ったメカだったのだが、せっかく
息子たちにしか操縦出来ないようにプロテクトをかけたにもかかわらず、礼と仁が自分達にしか興味を
示さなかったため計画は頓挫し、長い間「おもちゃ代わり」に使われていた。

アイレイザー(勇者]型)
全長約20メートル。ユウレイザーやウィレイザーと違い純粋な戦闘用・破壊用に造られたロボットで、
戦闘機形態から人型形態に変形することが出来る。
コーテッド・アイに変身した愛が「ハイパーコート」(フュージョン)することによって動き出す。
戦闘用だけあって基本性能は非常に高く、特にその鉄壁の防御力は並大抵の攻撃では歯が立たないほど。
ドリルを使った攻撃を得意としており、「アメイジングスピナー」という必殺技を持つ。
このロボットを造ったのは愛の両親であると思われるが、やはり詳細は謎に包まれている。
129それも名無しだ:2008/04/05(土) 17:32:17 ID:55XuJ19k
・ユウレイザーの敵とは?

実と幸せに暮らしていくために、そして、未だ知らない「人の心」に触れるため、ユウレイザーは
各地で暴れるはぐれ機械たちと戦う。
だが、機械たちは企業から逃げ出してきたものばかりではなく、混乱に乗じて自分たちが日本を征服する
ために、各企業が自ら放ったタイプのものもいる。
人々の平和を壊そうと企んでいる者たちは誰だ?すさんだ毎日を送っていたとはいえ、ユウレイザーは
くさっても「正義の味方」なのだ。不届き者たちを、なんとしてでも成敗しなければならない。


現在進行しているほかの作品があるため、このロボットの詳細なストーリーを書くことは
おそらく無理っぽそうです
割り込み失礼しました、引き続き「マスィンブレーダー」の続きをお書きください…
130それも名無しだ:2008/04/05(土) 20:26:14 ID:NcXB5Z9e
サラリーマン機族デイブレイカー

波的孝二31歳。さえない女性用下着のセールスマンなどやっているが、実は機族だ。
昔風に「サイボーグ」と呼ばれるのも嫌いじゃない。
機族はプライドが高い。だから同族の悪事を、見逃してはおけないんだ!
「茹で卵、ハードボイルドで」

俺の相棒、サンライズ号。小型ロケットと18mmミニガン装備のコンピュータ・カーだ。
俺のハードボイルドに水を差すのが玉に瑕だが、頼りになる奴だ。
「どうせドッキングするなら綺麗なお姉さんがいいぜ……」
『私もきれいで女性人格ですが何か?』

俺とサンライズがドッキング、変形した人型形態、デイブレイカー。
スタン・フィストやナックル・ランチャーで悪い同族を始末するぜ。
「カモンサンライズ!ウェイクアップ、デイ・ブレイカー!!」
「フィニッシュだ……コール・デイブレイク!!」

さて、夜明けのブレンドコーヒーと洒落こむか……。
131それも名無しだ:2008/04/05(土) 21:47:56 ID:XPhmzd8p
>>130
これはおもしれえwwwwww
132それも名無しだ:2008/04/05(土) 21:50:35 ID:tgSsc9OC
>>125
シャドウミラージュは気合が入ってるというよりは設定が無駄に大きくなりはじめたのと
他のSS職人のように短く話をまとめることができないという作者の力量の無さがry


とりあえず書き始めると最初に大きなここにいきたいという終点があって
そこにいくにはどうするか?という過程作りをしていくとこう長くなってしまいます、読む人には申し訳ないなぁとか思ってはいるのですが…
テキトーに面白そうだと思って考えてたら、やたらとそれが長くなってしまったり、書くのが腕に不相応なぐらい難易度の高いものだったり…
2話序盤に二度同じ事かいてることに気づき若干欝期間はいってます
なんで同じような事二度繰り返すんだ?という違和感を感じた方もいらっしゃるかもしれませんがそれは作者の凡ミスです
伏線でも意図した演出でもなんでもありません、ここでお詫びさせていただきます
次にあげる際には修正してると思いますが(苦笑)

>>126
ちっちゃめのロボって結構このスレで見ないタイプなんで新鮮でした
人間と機械の関係を丁寧に書き始めると脳汁がとまらなそうなネタだなぁ

>>130
逆転のゴドーをなんとなく思い浮かべてしまったw
ハードボイルドチックなのが素敵です
133130:2008/04/06(日) 00:38:13 ID:lO0/HWuK
レスが付いて嬉しいので追記。

機族とはサイボーグのこと。ブルジョワジー階級の間で一種のステイタスとして流行したため貴族とかけてこう呼ばれるようになった。
社会的にも肉体的にも強く警察などの手に負えないため、悪事を働かれても泣き寝入りするしかない。

波的孝二(はまとこうじ)はルーツのCMの坂口憲二のようなイメージ。ハードボイルドぶってはいるが実際は真面目で情に流されやすく、
むしろ正反対の性格。ゆで卵も本当は半熟が好き。

サンライズ号。波的の冗句に冷酷なツッコミを入れるため一見非人間的にも見えるが、「そういう性格」なだけで情緒性は豊かである。
波的への思いは恋心に近く、女性云々の冗談には実は傷ついている。

デイブレイクが夜明けのことだから、デイブレイカーは「夜明けを呼ぶ者」。
サンライズが真っ黒な車で、変形によって露出した部分は赤なので、黒の随所に赤ラインが入ったような外見になる。
スタンフィストは電流を流す掌。ナックルランチャーは拳を飛ばす。コールデイブレイクは日の出の時間を見計らって出す光るパンチ。

波的の機族化やサンライズ入手の経緯は不明(というか、未定)。
134それも名無しだ:2008/04/06(日) 09:32:44 ID:Mbyy0Ckx
サイクセーバー・0

人間の生活をロボットが支えるようになった近未来。
「機械に取り憑くオバケが出るらしい」
そんな都市伝説を耳にした記者・ジョンは特集記事を書くため噂の港に向かう。


サイクセーバー
とある大企業で極秘で進められていたサイバープロジェクト。
自分の脳とシンクロした電脳を機械にサイバーロードするとでリアルタイムでの遠隔操作及び情報のフィードバックを直接可能にする。
さらに電脳が精神の指向性を感知し、それを反映した肉体に機械を瞬時に改造するのだ。
サイバーロードした機械が停止しても、電脳さえ残ればこれを射出して別の機械に再びロードしなおすことが可能(サイバーシフトと呼ばれる)
お約束的に実験中の事故で計画は破棄された。

レイジ
自分の肉体を失い電脳状態で生き続ける男。
普段はホバーカー・ZEROにサイバーロードしており、戦闘となると人型ロボットに変形し暴走したサイクセーバーをなぎ倒す。
ZEROの中で長年機能停止していた為サイバーシフトが苦手。



人型の理由=動かすやつが人だからって感じで作っていったら憑き物系になってしまった。
でもまぁ非科学的な物を科学で置き換えて設定作ると面白い気もせんでもない。
135それも名無しだ:2008/04/06(日) 10:35:24 ID:+OgaujzM
なにやらカッコ良さげだな
136それも名無しだ:2008/04/07(月) 11:35:26 ID:vDpn8GhS
とうとう前スレが消えちまった
さらば、俺の青春
137それも名無しだ:2008/04/07(月) 14:29:28 ID:EQQHU9pt
ユニクオン戦記

人はロボットと共存し、お互いが掛け替えのないパートナーだった。そのはずだった…
ロボットの氾濫、遂に戦争にまで発展してする。この物語は第6母星の惑星デューラで、ロボットが好きな少年によるロボットとの友情を取り戻す物語である。人の未来とロボットの未来を掛けて今、物語が加速する
138それも名無しだ:2008/04/07(月) 14:30:42 ID:EQQHU9pt
主人公
狩葉 優人(かりば まさと)
年齢 13歳

ビッグシティーの工科学校に通う普通の少年、ロボットが好きでこの戦争で深い心の傷を受ける。
ある日特殊なロボット、ユウジンと出会う。そしてビッグシティーが戦火にみまわれユニクオン(人機融合)し、ユウジンカリバとなる。ユウジンに説得されロボットと戦うことを決意する。
性格はとてもナイーブで繊細な心の持ち主、性格とは裏腹に一度熱くなるとブレーキがきかなくなる


ユウジン

ある日優人と出会い、優人に共闘を求める。
自律思考回路、通称超AIを有し自分で考え感情がある。ユニクオンできる特殊なロボット、謎が多い。かつての人とロボットが幸せに暮らしていた時代を焦がれ、同じ思いの優人と友達になり共に戦う


ユウジンカリバ

優人とユウジンがユニクオンした姿、サイズは人並みだがパワーは人とロボット以上。機動力に長け、火力も申し分ない。しかし装甲は脆弱で打たれ弱い。


武装
ウエイブセイバー
超荷電子ライフル
ミサイル×4
139それも名無しだ:2008/04/07(月) 15:22:06 ID:vEdT1ELP
ビギニング・イーズ
〜living dead and living dead〜

「…参ったな。中途半端だ」
無為に人生を過ごしていた青年、羽村猶助(はむら・ゆうすけ)は、突然倒れ、原因不明ながら余命三ヶ月と宣告された。
百日にも満たない残りの生じゃ、何も出来ない。かと言って、百日弱の時間があるので、泣きわめくにも早すぎる。死にたくないとは思うのだけど。
「…中途半端だ」
結局、代わり映え無く生きて、死ぬしかないのだ。

二日ほど過ぎて、彼は気付いた。
「…この娘は何なのだろう」
服といい、肌といい、髪といい、白い。白い少女。
無為に過ごした二日の間、イヤと言うほど視界に入るこの幼い少女は、何なのだろう。
「…なんだ、その。名前、聞いていいかな?」
「…サキ。私は…」
「何で俺に付きまとうんだ」
「…帰りたい、お家に…」
いまいち的を射ないながら聞き出した「お家」は、地球の裏側のような場所だった。
「いや、俺にゃ無理だよコレ…」
「…ある。シグニフト…」
突然光を放った白い少女は、目を開けると白い巨人に変じていた。今や女神像のような彼女は言う。
「…帰りたい、お家に…」

訳が分からない。
多分これは夢や幻の類なのだ。

しかし。

今これを拒否したら、彼女が去ったら、また俺は無為な九十日を過ごし、死ぬんだろ?
なら、「夢」を見ながら過ごした方が、面白く死ねるんじゃないか?

彼は彼女と旅立つことにした。
彼も彼女もまだ知らない。生が、死が、鮮烈である辛さを。
140それも名無しだ:2008/04/07(月) 15:38:40 ID:vEdT1ELP
>>139設定
・羽村猶助
平凡な日本の男子学生。余命宣告されてもまだ平凡でいようとした辺りは非凡。
めんどくさがり、低テンションで、生き死にに対しても何とも思わなかったが、この旅やシグニフトと触れる事が、彼に生の喜びと死への恐れを知覚させる事になる。

・サキ
猶助の前に現れた白く美しい少女。
無表情かつ無口な上に常識が無く、見た目と併せて町中だとかなり目立つため、道中猶助の気苦労は耐えない。
名前とシグニフトを出せる(と言うか、なれる)こと、それから大まかな帰る場所くらいしか分からないようで、素性は全く分からない。

・シグニフトイーズ
シグニフトは巨人態の総称であり、イーズがサキのシグニフトの個別名称。
飛行を含めた高速移動が可能だが、行動時間がサキの体力に依存する上、何故か他のシグニフトに妨害をされる為、中盤以降移動手段としては使えなくなる。
最大の特徴は「感覚の拡大・増幅」であり、足下の大地や花の匂いから、空の青さ、雲の僅かな揺らめきまで、全ての事象が残酷なほど鮮烈に感じてしまう。


〜設定面、ネタバラし、イメージノート〜
sgniht.
シグニフト
ies
イーズ

・余命三ヶ月の主人公→1クールの終わり=旅と命の終わりを端的に。

・死精
サキの正体(もっともサキは後述の「はぐれ死精」)。死を控えた生物の側に現れる精。現れるだけ。
人間の前では女性的な見た目を持つ。基本的には人間に姿は見えないが、死精として機能不全を起こしているため普通に見える。
シグニフトは死精の本来の姿。死精は死した魂を取り込む。取り込むだけ。

・実はサキがはぐれた理由は「感情の発露」。それに感化されて死精全体がおかしくなることを懸念した造物主により、サキは記憶を失い、追放された。

・感覚を拡張する巨人→「拡大された人体」という巨大ロボットの売りを強調、これまで知らなかった生の躍動を知らせるエグさ

・死精の故郷を目指す→死へ向かう

・「死にたくない」から「生きたい」へ

・敵は→同じく死精のシグニフト。サキを故郷に帰すまいと、造物主の命で妨害に出る
141それも名無しだ:2008/04/07(月) 21:07:27 ID:RdQtxCmU
>>139
なんか面白そうだな。続きに期待するぜ
142それも名無しだ:2008/04/07(月) 21:29:14 ID:Ptlx8zOj
ところで、似たようなコンセプトのロボットが結構近くで固まってるのね
>>126>>134>>137ならコラボとか出来そう
143それも名無しだ:2008/04/07(月) 21:43:59 ID:EQQHU9pt
>>142
俺もあっ!似てる(やべっ、ネタ被った)って投下してから気づいた。確かにコラボしたら面白そう
144それも名無しだ:2008/04/08(火) 06:42:16 ID:SADeV58W
ぼくロボ大戦ならぬ、ぼくブレイブサーガってことか。
いや、本質はほんとんど一緒だけど。
145それも名無しだ:2008/04/08(火) 08:42:33 ID:xBcJQvUN
劇場予告風

「リベジオン、確かにこの機体は人類最期の切り札だ…だが、だがこの機体果たして、人にって救世主なのか…」

―2350年…異星人の到来によって

「これ以上、この機体に乗っちゃ駄目だ!!淳也が壊れちゃうよ!!!」

―地球は未曾有の危機に瀕していた…

「リベジオン、リベジオン、ハハハ、これこそが人の持ちうるべき力だ!!!」

―人がそれに対して取った一つの策

「虐殺?いや、これは生け贄だよ、我々人間が生き残る為のなぁ!!」

―かつて人を恐怖のどん底へ叩き落とした…

「人の怨念、それこそが究極のエネルギー……そう、世界を救うのは怨嗟なのだ!!」

―かつて、世界を滅ぼしかけたといわれる怨嗟の魔王の解放である

「なんで、なんで淳也だけがあんなに辛い目に会わないといけないの!」

―怨嗟の魔王と呼ばれる機兵と家族を殺された若き復讐鬼が出会う時

「俺は…俺は………」

―物語は始まる

「人類は過去より、少数の犠牲によって生きながらえてきた、今更なんで犠牲を払うのに何のためらいがあろうか…」

怨念機 リベジオン Re-take

―今、復讐の咆哮が木霊する…
146それも名無しだ:2008/04/08(火) 08:43:05 ID:xBcJQvUN
思いついたらやってみたなリベジオンのリメイク
とはいえ元が元なので
劇場版風にまとめて
なんとなくワードから展開の想像が膨らむような感じにしてみました
設定は一緒なので3スレ目の77のあたりを見てみてください
147それも名無しだ:2008/04/08(火) 09:10:27 ID:BOW+DlXQ
>>144
略してぼくサガか
148それも名無しだ:2008/04/08(火) 11:45:50 ID:SADeV58W
>>147
―最終決戦―

かみ「やっときましたね。おめでとう! このゲームを かちぬいたのは きみたちがはじめてです

みのる「ゲーム?

かみ「わたしが つくった そうだいな ストーリーの ゲームです!

れい「どういうことだ?

かみ「わたしは へいわなせかいに あきあきしていました。 そこでエーアイをぼうそうさせたのです

じん「なに かんがえてんだ!

かみ「ぼうそうエーアイは せかいをみだし おもしろくしてくれました。 
   だが それもつかのまのこと かれらにもたいくつしてきました。

ユウジン「そこで ゲーム‥か?

かみ「そう!そのとうり!! わたしは あくまを うちたおす ヒーローが ほしかったのです!

ユウレイザー「なにもかも あんたが かいたすじがきだったわけだ

かみ「なかなか りかいが はやい。 おおくの モノたちが ヒーローになれずに きえていきました。
   しすべき うんめいをせおった ちっぽけなそんざいが ひっしにいきぬいていく すがたは
   わたしさえも かんどうさせるものがありました。わたしは このかんどうを
   あたえてくれた きみたちにおれいがしたい! どんなのぞみでもかなえてあげましょう

レイジ「おまえのために ここまできたんじゃねえ!よくも おれたちを みんなをおもちゃにしてくれたな!(タカラ てきないみで)

かみ「それが どうかしましたか?すべては わたしが つくった モノなのです

まさと「おれたちは モノじゃない!

かみ「かみに ケンカをうるとは‥‥どこまでも たのしい ひとたちだ!
   どうしても やるつもりですね これも ゆうしゃのサガか‥‥
   よろしい しぬまえに かみのちから とくと めに やきつけておけ!!
149それも名無しだ:2008/04/08(火) 12:08:00 ID:BOW+DlXQ
>>148
いっ、いい!凄くいい!
150それも名無しだ:2008/04/08(火) 19:59:23 ID:5xblh4CS
マイトガインじゃねーかw
151それも名無しだ:2008/04/08(火) 20:57:29 ID:fgKiFBwW
>>148
元ネタはゲームボーイの「サガ」かなんかだっけ?
152スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第14話:2008/04/08(火) 23:00:01 ID:9ZVuofKS
哲夫「拳児、お前政府の援助断ったんだってな……」

テッケン「ああ。それがどうした」

哲夫「どうしたって、お前なぁ……この家を経済的に支えてるのは父さんなんだぞ?その私に黙って……」

テッケン「うるせえな!テッケンオーは政府の言いなりになんかならねえんだ!!」

哲夫「しかし、我が家の家計は……」

テッケン「だったら二度とテッケンオーは壊さねえ!それでいいだろ!?」


宇宙に浮かぶ魔皇帝サタデスの城、魔帝城。今ここに1体のウツノイドが運び込まれていた。

リ・タイア『こちらには不良品を掴ませておいて、いい面の皮だ』

サタデス「自分の出した不良品にやられ続けている奴の言うことなど聞こえんな」

リ・タイア『ふ……言ってくれる』

サタデス「成果は出す。文句は終わってから聞こう」


第14話「脅威・魔闘ウツノイド軍団!テッケンオー夕陽に死す!!」

鉄野家地下。テッケンの祖父、鉄野鍛造博士の研究所。

鍛造「……左ヒザの損耗が激しいな」

テッケン「何でだ?攻撃受けた覚えは無いけどな」

鍛造「おそらくお前のトドメの鉄拳だな。支えになる左脚に負担がかかるんだろう」

テッケン「だって俺の脚は何ともないぜ?」

鍛造「人間の体は使えば使うほど、言い替えれば痛めつけるほど強くなる。だが機械はそうはいかん」

テッケン「機械、か。テッケンオーも」

鍛造「そういうことだ」

テッケン「でも修理はできるんだろ?強化だって」

鍛造「理屈じゃあな。だが、できん」

テッケン「何で?」

鍛造「金が無い」

テッケン「チェッ、じいさんまでそれ言うのかよ?もういい。今のままでもやってやるさ!」

鍛造(すまん拳児。お前が命を預ける機体、完璧な状態にしてやりたいが……俺も、テッケンオーを政府にくれてやる気にはなれん)
153スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第14話:2008/04/08(火) 23:02:20 ID:9ZVuofKS
益子「ウツノイド……いえ、魔闘ウツノイド出現!ヤブルくん、出撃して!」

ヤブル「おっしゃあ!いぃぃぃくぜぇぇぇえ!!」

カイザートッパーが胸に!
カイザーハッサンが腕に!
カイザーリンカーが脚に!
ヤブル「ゲェェェェェンカァァァァイザァァァァァ!!」

秀一「カモン、ヨユ―――――ウダァ――――ッ!」

ゲンカイザーとヨユウダーが魔闘ウツノイドに立ち向かう!

ヤブル「相変わらずデケェな……」

秀一「怖れをなしたか?」

ヤブル「バカ言え!行くぜ!」


テッケン「魔闘ウツノイドだと?すぐに行く!」

鍛造「待て拳児。テッケンオーの整備は不完全だ」

テッケン「そんなこと言ってられねえ!魔闘ウツノイドは3人がかりでやっと倒した相手なんだ!」

鍛造「……わかった、行ってこい。だが、気をつけるんだぞ」

テッケン「ああ、任しといてくれ!」

テッケンオーが発進する。

鍛造「どうか、無事で戻ってくれ……」

154スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第14話:2008/04/08(火) 23:03:28 ID:9ZVuofKS
披露院家から離陸したロザリウスと合流し、テッケンオーは現場を目指す。

テッケン「……なるほどな」

外目にはわからないが、確かにテッケンオーの動きはどこかぎこちない。

乙女「どうしたの?」

テッケン「いや、何でも無い」

乙女「変なの。……あら?拳児くん、あれ!」

テッケンオーとロザリウスの針路に2体の魔闘メカが降下してくる!

テッケン「ち……悪いなヤブル、すぐには行けないかも知れん」

1体は頭に剣のような鋭く長い角を、もう1体は開閉する2本の角を生やしている。丁度カブトムシとクワガタのようだ。

ヤブル『どうした!?』

テッケン「足止めを喰ってる。乙女、お前は先にヤブルたちの所へ。空なら奴らも追えないはずだ!」

乙女「でも……」

テッケン「ヤブルたちの相手は魔闘ウツノイドなんだ。早く行ってやれ」

乙女「……わかったわ」

ロザリウスが上昇し、飛び去っていく。

テッケン「そうさ。今のテッケンオーだって、ただの魔闘メカの2匹くらい!」


ロザリウスの閃光弾が魔闘ウツノイドの目を眩ませる!

乙女「応援に参りましたわ!」

ヤブル「ありがてえ!ハァァァァァッ、げぇぇぇきぜぇぇぇぇんけぇぇぇぇぇぇん!!」

――撃善拳!ドォン!!魔闘ウツノイドが大きく傾いだ!

ヤブル「効いてる……?秀一、こいつギバップの奴ほど強くないぜ!」

秀一「ああ、一気に畳み掛けよう。披露院嬢、援護を頼む!」

乙女「わかりました!」

GENKAITOPPA!
ZENZENYOYU!

ヤブル「ゲェェェェンカァァァァイケェェェェェン!!!」
秀一「シャクトゥーソード……メテオ―――――――ルッ!!」
155スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第14話:2008/04/08(火) 23:04:52 ID:9ZVuofKS
テッケン「遊んでる暇は無え……さっさと落ちやがれ!!」

テッケンオーが早くも決めの鉄拳を放つ!しかしカブトムシ型魔闘メカの甲羅はそれを弾いた!

テッケン「ちっ、頑丈さが自慢かよ?いや……」

拳は真芯を捉えたのに手応えが無かった。敵が堅いだけでなく、こちらの攻撃が弱っているのか?
考える間もなく今度はクワガタが角を開き、テッケンオーに向け突進してくる。テッケンオーはそれを両腕で掴み、受け止めた!
だが、掴まれた角はそれでも徐々に締まっていく……。

テッケン「クッ……結構なパワーじゃねえか!」


限界拳とメテオールを受け、魔闘ウツノイドは爆散した。

ヤブル「なんか呆気なかったな。拍子抜けだぜ」

秀一「うむ……披露院嬢、テッケンが受けた足止めというのは?」

乙女「はい、2体の魔闘メカですわ。魔闘ウツノイドの方が危険だからと、こちらに参りましたが……」

秀一「2体。では早く応援に行った方がいいかも知れんな……待て。妙に脆い魔闘ウツノイド……まさか、今回の敵の狙いは!?」


テッケン「ウゥゥ、な・め・る・なぁ―――――っ!!」

フルパワーを出したテッケンオーがクワガタの角を押し広げる!
しかし、その背後からカブトが!

ザキッ!

テッケン「な……何だ?」

カブトの角が、テッケンオーの腹を貫いていた。
魔闘メカの攻勢はそれだけにとどまらない。正面のクワガタがテッケンオーの左ヒザを踏むように蹴りつける!

テッケン「こっ、こいつ、テッケンオーの弱点を!?」


サタデス「フハハハ、そいつらはただの魔闘メカではない。リ・タイアのウツノイドをばらして一部を組み込んだ、立派な魔闘ウツノイドだ。
      たった一人でそいつらに当たろうとした時点で、もうお前の負けだったんだよ、テッケンオー!」
156スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第14話:2008/04/08(火) 23:05:50 ID:9ZVuofKS
ドン、ドン!

続いてクワガタの角を押さえていた両腕が悲鳴をあげ、肘で爆発が起こる。
抵抗をなくしたクワガタの角が一気にテッケンオーを締め付ける!

テッケン「そんな、そんなバカな!?テッケンオー!」

左ヒザが完全に破壊されると、カブトはテッケンオーを貫く角を振るった。
ズシャ、ガシャン
胴体を上下に両断されたテッケンオーは地面に落下する。

テッケン「立て、立つんだテッケンオー……」
ドォン!
コクピットでも爆発が起こった……。


鍛造「拳児!くそぅっ、俺がもっとしっかり整備していれば!」

テッケンは重傷を負ったものの命に別状は無く、救出後病院に搬送された。
鍛造と鉄野夫妻は急ぎ病院へ駆けつけた。

哲夫「……父さんの責任じゃないですよ」

鍛造「なんだと哲夫!だったらテメェ、誰のせいだってんだ!拳児が悪かったとでも!?」

哲夫「……」

「テッケンくん!」
突然病室に駆け込んできたのは、内閣総理大臣・民荷尽だった。
哲夫たちが唖然としていると、尽は土下座を始めた。

尽「申し訳ありませんでした!善意の協力者である彼に、こんな怪我をさせてしまって……」

テッケンの母「あ、あ、あ、あの、どうかお顔をお上げになって。息子が好きでやったことですから……」

哲夫「……総理、場所を変えてお話したいことがあります。よろしいですか?」

尽「……はい」

尽と哲夫が病室から出て行くとほどなく、テッケンが目を覚ました。

テッケン「ン……ここは……そうか、俺、負けて……。じいさん、魔闘メカは、どうした?」

鍛造「ああ、ゲンカイザーたちが追い払ってくれた」

テッケン「すまねえ、テッケンオー壊しちまった……」

鍛造「そんな事はいい。いいから休め」

テッケン「ああ……」
157スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第14話:2008/04/08(火) 23:07:11 ID:9ZVuofKS
サタデス「まあ、ざっとこんなもんだ」

リ・タイア『囮まで使ってたった一機倒した程度でいい気になるな』

サタデス「その一機も倒せなかった奴がいきがるんじゃねえ。さて、地球のロボットは片付けてやった。あとは出来損ないのウツノイドだ、お前の所で始末をつけろ。俺はしばらく休む」

リ・タイア「ククク、まあ、よかろう……」(つづく)


次回予告
?「朗報よ!テッケンオーが倒れたわ!」

??「……思いっきり不謹慎ですけど」

?「次から次に正義のロボットが出てくるから一時はどうなるかと思ったけど、
  もう今しか無い!動くわよっ、せ〜の、絶対征服っ!!」

??「次回、スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand『野望の女神たち』」

?「見ないと将来、ハゲちゃうわよっ♪」

??「あ、信じなくていいですから」
158それも名無しだ:2008/04/10(木) 08:05:38 ID:wXdwIXPe
「ぼくSa・Ga」もとい「ぼくサガ」、真面目にリベンジしようと思ったが高橋作品分をどうするかで混乱してきた。

あと勇者に欠かせないAI持ちは探すとかなり出てきて整理が大変だ…
159それも名無しだ:2008/04/10(木) 08:31:59 ID:mCQbrk0Q
>>158
頑張ってくれ!なんなら俺の勇気をあんたに預けるぜ!!
160それも名無しだ:2008/04/11(金) 19:31:19 ID:lWCLZ5bQ
ミラクル6

人気アイドルメンバー『ガッド』それは面の顔、裏の顔は悪と戦う正義のアイドルなのだ。
リーダー啓(けい)を始め、宗(そう)、泰(だい)、千(ぜん)、仁(じん)、光(こう)は特殊な力を持っている。ロボットをどこからともなく呼び出すライブオンエアという不思議な力がある。そして六体合体アイドル、エンタースターとなる。
視聴率がいやみんなの夢が危ない、戦え輝ける星々達よ!
161それも名無しだ:2008/04/11(金) 20:23:17 ID:qj/QMaJn
>>160
ロボット戦がある「クリィミーマミ」シリーズみたいなもんか
もし「あずまんが」や「らき☆すた」にロボットがくっついたらどんな風になるだろう
162それも名無しだ:2008/04/12(土) 01:39:15 ID:x+aAlDpS
ヴァーンサイク&新作マスィンブレーダーの作者です。アップしてみました。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org16019.zip.html
163それも名無しだ:2008/04/12(土) 01:46:21 ID:x+aAlDpS
克哉「パス忘れるとはうかつな!」
比呂史「悪い、悪い。」
パスワードは「boku」です。
164それも名無しだ:2008/04/12(土) 04:33:41 ID:YolxlGlf
>>161
オレは超者ライディーンを思い出した

水刺す事を言うが「アイドル」と言うより「スタァ」じゃないか
165それも名無しだ:2008/04/12(土) 09:16:00 ID:JodFEgEY
>>164
俺自身まんま超者じゃんて思った、でも最終回しか知らないから全く同じとは言えないんだよな。あとゴットマーズにも似てね?
166それも名無しだ:2008/04/12(土) 20:45:47 ID:Ie0MoFSH
>>189
よっしゃああああああぁぁ!!

僕勇戦記ブレイブサーガ
・勇者開拓シュレイダー (4-410
・勇者企業シャインゲイザー (3-325
・勇者探偵ディプロテクター (6-267
・合成勇者キメライガー (5-415
・希望勇者メタルホープ (7-221
・闇勇者ダイオー (1-225
・友情勇者ユウレイザー (8-127
・お願い!お星様! (6-543
・鋼神機ザンタイガー (1-232
・無名 (1-280
・ユニクオン戦記 (8-137
・鉄騎兵ブラディアーズ (1-431
・逃亡記シャロン (2-216


数々の困難を乗り越え、人間とロボットが共に作り上げた平和。
しかしその平和は大きく歪められようとしていた。
侵略の影、暴走するロボット、邪悪なる生命体、そして争いは時空を超えて―

信じるもののために立ち上がれ、勇気ある者たちよ!



過去にブレサガに参戦した版権作品をかなり意識して絞ったからオリジナリティに欠けるのがアレだ。
もう少し頑張ってみるぜ。
167それも名無しだ:2008/04/12(土) 22:16:16 ID:JodFEgEY
>>166
勇者よ、よくやった。激しく乙だ!
168それも名無しだ:2008/04/13(日) 00:22:40 ID:R5+TCOL1
最後の三つがそれぞれダグラム、ガリアン、ボトムズか?
シャロンのぼくロボとのダブル参戦おめ

あとテッケンオーの脇メカ考えた

シナイダー
パイロットが冷静になるほど高熱を発生させる竹刀状の武器「ミラーソード(心を写す鏡、ってことで)」が武器の剣道ロボ。
必殺技は超高熱を帯びたミラーソードで切り刻む「シナイシュナイデン」。

剣 道明(つるぎ みちあき)
愛称アキラ(けんどう あきらが本名だと思われていることが多い)。剣道100段フェンシング100段で剣で戦えばテッケンより強い。
武器(竹刀でも木刀でも真剣でも何でも良いのだが)を取られると非常に弱気な子になってしまう。
普段は沈着冷静で礼儀正しい。
169それも名無しだ:2008/04/13(日) 01:18:34 ID:veCtJmOH
某所で晒したぼくロボ。
ttp://akm.cx/2d2/src/1207843380068.png
フルパワーになると角とか肩とかがガパンと開く。
モチーフの時計らしく、時を越えたりする。
170それも名無しだ:2008/04/13(日) 01:21:39 ID:R5+TCOL1
ダイナミック系でイカスぜ!
171それも名無しだ:2008/04/13(日) 08:06:42 ID:OTWMpCGg
>>169
かっこいいけどポコイダーとか思い出しちゃうぜ!
172それも名無しだ:2008/04/14(月) 01:12:21 ID:X/OTvZUK
まあ、反応無しという事は駄目だったという事なんですね(´・ω・`)
原因は大体わかってるからいいけど
1話のノリで作ったほうがいいかー俺もそっちのが好きだし
173それも名無しだ:2008/04/14(月) 01:12:44 ID:X/OTvZUK
>>172はシャドウミラージュに関して
174それも名無しだ:2008/04/14(月) 04:37:37 ID:47pO/6hX
>172-173
そんなことはない
時間をかけた分評価も後から出てくるぞ
175それも名無しだ:2008/04/14(月) 12:10:57 ID:YblSBIIl
D・O・K・U・R・O

人類の敵の敵、それがドクロ。決して人の骨とかではない。人ならざる人、彼らの名を人々はゴスターナと呼ぶ。ドクロを駆り人の敵、タマトリ(魂取り)と戦う。
この物語の舞台は陽影暦2010年、異なる歴史を歩んだ荒廃した地球。突如現れたタマトリに怯える人達、人の魂を糧とするタマトリをドクロは容赦はしない。さぁショーの幕を開けるとしよう



主人公
ジョアリー 年齢183歳(人間でいえば約18歳)

ドクロのメインパイロットを務めている、昔は人を嫌っていたがある人物との出会いがジョアリーを変える。
ゴスターナは人間と祖先が一緒だが進化の過程で道が別れる。容姿は似ているが羽があり空を飛べれる。耳が大きくシッポがはえているのが大きな特徴。身体能力は人間よりはるかに高い。
性格は短気だけど、正義感が強く人間より人間くさい一面がある


ジュヤ 年齢158歳(人間でいえば約16歳)

ドクロのサブパイロットを務めている、ジョアリーとは血はつながっていないが兄弟みたいな間柄。性格はドジをふむことが多々ありいつもジョアリーに怒られている、かなりおっとりしている
176それも名無しだ:2008/04/14(月) 12:12:08 ID:YblSBIIl
デュオラ 年齢176歳(人間でいえば約18歳)

ドクロのサブパイロットを務めている。人間との間に生まれたハーフ、ゴスターナの血が濃いためほとんどゴスターナと変わりはない。
愛が有れば何もいらないというのが持論。人間の女性もゴスターナの女性もみさかいなく好きになる程女好き。愛のために戦う愛の戦士。根はとてもいい人


ドクロ

悪魔のようなシルエットのスーパーロボット、さしずめダークヒーローといよう。闇魔術の錬金術により産み出され、ゾワの心臓というコアを搭載している。
近距離の武装を主眼としているため遠距離の攻撃にはめっぽう弱い。分離機能によりドクロ1、ドクロ2、ドクロ3に分離できる
177それも名無しだ:2008/04/14(月) 18:15:15 ID:X/OTvZUK
>>174
そうなのかー
実は意見参考にして色々次を考えようと思ってたんで2週間ぐらい音沙汰ないと
なんか遠慮してるのかなぁーと思ってしまうネガティブ思考なせいで早まってしまったw

まあ、小説にして70Pぐらいはあるから片手間で読むには辛いもんなぁー
178それも名無しだ:2008/04/16(水) 23:58:07 ID:myowpww4
>>177
今一話読み終わったんだぜ。
一人称(って言うんだっけ?)であれだけ書けるってのはすごいなぁってのと、
戦闘描写が、細かいんで場面が想像できて読んでておもしろいし、精神的に苦にならない。(肉体的にはさすがに画面見続けるせいかちときつかったけどw)

なんか読んでる俺に文才無いんでアレな感想になったけど、今から二話読んで見るよ。
179それも名無しだ:2008/04/17(木) 00:17:27 ID:E+i+NjQR
>>178
感想サンクスです
1話は結構話の流れを単純にしたので戦闘はいるときは
さあ、やるかー貯めてた分を一気に書きました

画面を見続けるのが辛いってのは・・・なんというか物凄く申し訳ないですw
目に優しい方法考えるかなぁー
体の毒にならない程度にのんびりと読んでもらえればいいんで無理はしないでくださいね><

印札してもらうのが一番楽だけど紙代とインク代はアレだし(´・ω・`)

実は二話は一人称で1対多との戦いを書くのに無理を感じて途中から1人称に近い3人称になってます
次回からどうするかは現在考え中なのですが
180それも名無しだ:2008/04/17(木) 00:54:54 ID:E+i+NjQR
あと補足、2話は誤字脱字、そして矛盾があるので後ほど修正版をあげます・・・orz
読み直してて気づいたよ(´;ω;`)

さて矛盾点の補足

前半の重複部分は既にいったので割合

終盤のシュナイザーの撃破宣言当初は「30秒で余裕だぜ」なのりでした
それを後々流石に30秒じゃ嘘くさいかなぁーと思って修正したのですが
まさか……1分なんてわけのわからん脳内変換してるとは・・・
セイムのボケがクーガのボケになってしまってる…
小説の構成は一度書き上げたら、その場で見直すのではなく少し時間をあけてから
見直すべきだといっていた某氏の言葉が身に染みます・・・
181それも名無しだ:2008/04/20(日) 02:34:00 ID:df6UdfR7
遅くなりましたがシャドウミラージュ2話修正版です
今回は特別のおまけのようなものはなく先にいったようなミスを修正したものですので
ぶっちゃけ既に読んだ人は読み直すような価値はないかも・・・
ttp://www11.axfc.net/uploader/20/so/He_93337.zip.html
182それも名無しだ:2008/04/22(火) 00:08:24 ID:U7gAX7cJ
因果合体 インガリオン


なんの因果か
同じ日、同じ時間、同じ秒数に生まれた少年少女達
その時間は悪魔が生まれた時間だった
悪魔が生まれた時間、世界から瘴気が噴出し世界は人間の住めるものではなくなってしまった
だが、悪魔が生まれた時間に生まれた人間だけはその瘴気の中でも動く事が出来る


地下に潜った人々が作り上げた因果メカ達を背負い闘え少年少女達!!

そして見せろ!人の因果が作り上げたパワーを!!
因果合体 インガリオン!!!

今冬放送予定!!!


なわけがない
183それも名無しだ:2008/04/23(水) 01:37:43 ID:ss2qc50Z
表裏世界インスパクタァー

二つでありながら一つである
そんな矛盾を抱えた世界

表層とよばれる世界は日の当たる世界、永遠の光・・・そこには大自然が広がっていた
裏層とよばれる世界は日の当たらない世界、永遠の闇・・・そこには腐敗した空気と機会仕掛けの町がそびえていた

かつて表層に住む人間達と、裏層に住む人間達は何度も戦いを繰りかした
表層の人間達は植物を使った生物兵器を使い
裏層の人間達は機械兵器を使った

戦いは熾烈を極めたが、表層の太陽兵器の前に裏層は破れた

それから数年、太陽兵器に打ち勝つために人はインスパクタァーを開発する

そして開幕する再びの戦い

勝利するのはどちらか?

その答えはあなただけが知る



設定

インスパクタァ

太陽兵器に対抗するために開発された人型ロボット
鏡鉄装甲と呼ばれる特殊な装甲でつくられているのが特徴

主人公

光の世界に憧れ
インスパクタァに乗り込む
184それも名無しだ:2008/04/23(水) 01:59:38 ID:e5HQUeDQ
憤慨帝王 スカトロン

誰が呼んだか、誰が呼んだかスカトロン!!
泣く子も黙るマッドなやつら
次なる悪事を企む所へ次々襲う大災難
恐怖の惑星コレクター
星の表面むしり取り
あっという間の瓶詰めに
宇宙をさ迷う変なヤツ、宇宙性物カピカピスズーキ
税金払えば皆市民!!


さぁ!!いよいよ戦いだアッ―――――!!
戦え!スカトロン!!!
185それも名無しだ:2008/04/23(水) 02:49:57 ID:mIKX/UQJ
某所で晒した設定をちょっと改編して投下

着用型機動兵器【紅月(ベニヅキ)】

型式番号:TC-19
建造:オウミ重工
生産形態:試作機
頭頂高:3.7m
本体重量:130kg(バッテリー搭載時:190kg)
動力源:充電式大容量バッテリー×2
最大稼働時間:75分
センサー有効半径:340m
装甲材質:超々ジュラルミン、強化ベークライト、カーボンファイバー
主な武装:専用9mmマシンガン「キクスイ」
     13mm対物ライフル「イイチコ」
     専用52mm汎用速射砲「ハクツル」
     専用超高周波ブレード「マキリ」
     熱伝導溶断ワイヤー(ヒートワイヤー)他
【機体解説】
パワードスーツとロボットの中間に位置する、敵性異形対策機構の機動兵器。
場所を選ばず運用でき、砂漠や寒冷地、水中でも活動できる。
装甲はそこそこ硬く、ダイナマイトの直撃にも耐える。
内蔵武器はないが専用の装備が充実しており、局面によって使い分けられる。
もちろん通常用いられるパワードスーツと同様にマスター・トレース方式の採用、筋力も増強されるため一般成人男性が装着してもタンクローリー程度なら軽々持ち上げられる

デザインはバイクに乗って戦う某特撮ヒーローのそれを意識している。
186それも名無しだ:2008/04/23(水) 07:31:31 ID:tCv4IUBf
武器の名前がなんでやねんwな感じだな
187185:2008/04/23(水) 16:20:25 ID:mIKX/UQJ
>>186
それはあれだ
1.)飲兵衛な開発者の趣味
2.)飲み会で適当に命名
3.)あれ、日本酒の名前ってかっこよくね?
理由はこのどれか
188それも名無しだ:2008/04/24(木) 00:24:03 ID:Z1ek68M1
ここは思い付いたら即投下していいの?
189それも名無しだ:2008/04/24(木) 00:27:17 ID:hli0+JF7
ばっちこい!
190それも名無しだ:2008/04/24(木) 00:30:07 ID:Z1ek68M1
許可も出たので投下します。

The Gate of“THENDER”〜ザ・ゲート・オブ・ゼンダー〜

【あらすじ】
県立高校に通う普通の少年、源渡(みなもと わたる)は、ある夜夢をみる。
「――この世界が終わるか終わらないかは、君次第だ。」
何て事のないただの夢。その声をはっきりと覚えているがどうせただの夢、そう思っていた。
数日後、琵琶湖で大規模の爆発があり、クレーターが出来たというニュースが流れた。その直後に渡の町に巨大なロボットが現れる。
無差別に破壊活動をする、胸に“門”を携える巨大ロボット。逃げ遅れた渡。
そこにもう一機の“門”のロボットが現れる。
「――この世界が終わるか終わらないかは、君次第だ。」
あの声、夢で聞いた、確かに覚えているあの声。
導かれるようにロボットへ乗り込む渡。頭の中に次々と浮かぶ言葉を紡ぐ。
「コール、ユアネーム、ゲートオブ……ゼンダー!!」
呼び掛けに応じ動き出すゲートロボ、ゼンダー。
今、世界を終わらせ、新たなる世界を呼ぶ戦いが始まる。


次、主人公と主人公機いきます
191それも名無しだ:2008/04/24(木) 00:31:36 ID:Z1ek68M1
源 渡[Wataru Minamoto]
17歳男性
この物語の主人公。
県立の高校に通う普通の少年。
容姿も勉強も運動も人並み。得意なこともあまりなく、ごくごく平凡。彼女いない歴=童貞歴=年齢。
ある日、偶然ザ・ゲートと呼ばれるロボット同士の戦いに巻き込まれ、なし崩しにゼンダーのキーパー(操縦者)になる。

ゼンダー[Thender]
謎の巨大ロボット、ザ・ゲートシリーズの1号機。その為「The gate of 1st」もしくは「最初の門」と呼ばれる。
通常は基本的に格闘しか出来ない。ぶっちゃけ弱い。
が、胸にあたる部分の門扉を展開させると実弾兵器以外の全ての攻撃を吸収、再加速させ倍以上の威力で撃ち返し全てを消滅させる「ゲートキャノン」という必殺武器が使えるようになる。
ただしこれはあくまで『受け身』の兵器、敵からの攻撃がないと使うことが出来ない。
渡の肉声による命令にのみ反応する。
名前は「その時(then)」「終わり(The end)」に「〜する者」を意味するerをつけた造語。
後の話で、今の世界を終わらせ新しい世界を作れる力の片割れということが明かされる。



自分文才ないわ
192それも名無しだ:2008/04/24(木) 01:53:46 ID:F1BguIAQ
白銀烈火シルムゾン

遥か未来―
寒冷地帯にある小さな村のはずれに突如飛来してきた白銀のロボット
村の住民である少年が発見し、自分の物にしようと考える
発見からの数日間、彼は他人に内緒で、そのロボットでの空中散歩を楽しんでいた
彼はロボットを自由自在に動かせるまでになっていたのだ

しかし

ある日、周辺地域を牛耳る悪名高い空軍から目をつけられ、楽しい空中散歩の日々から一転、追われる身になってしまう
どうやら彼の乗るロボットに大きな秘密が隠されているようなのだ
果たして、少年は迫り来る空軍を振り切り、故郷である村へ帰ることが出来るのか…?

―その数日前、遥か彼方の地に走る山脈に異変が起こっていた
その異変を、少年は知る由も無い

うん…ストーリーはこんな感じ…
193それも名無しだ:2008/04/24(木) 02:10:16 ID:hli0+JF7
>>181
乙。修正版、今から読ませてもらうよ。

>>191
文才無いなんてとんでもない。
設定も、門とかこの世界の終わりとか謎ちりばめてるし
とてもおもしろそうだ。

あと、なんかビッグオー思い出した。

>>192
白銀のロボの秘密、空軍との関係、山脈の異変……
この三つがどう絡むのか気になる。



学生時代の落書きがでてきたので雑ながら描いてみたり。
ATのような乗り捨て前提の量産機にかっこよさを感じていた頃のやつ。
ttp://sky.geocities.jp/kakunohi/gan.html
194188=190:2008/04/25(金) 00:44:06 ID:W99ubcpF
>>193
レスありがとうございます。
おもしろそうと言っていただき大変恐縮です。
頭の中にはこれ以降のストーリーの流れはあるのにそれを本格的に形にすることが出来ないので文才ないなぁと嘆いている次第です。
これからもあらすじだけで投下していってもいいですかね?
195それも名無しだ:2008/04/26(土) 13:52:33 ID:rXFRk3bU
コックピットとカメラが左右で分かれてるのも珍しいな。
ダグラムのコンバットアーマーっぽいけどなんか愛嬌があっていい。
196それも名無しだ:2008/04/27(日) 23:47:55 ID:p9xtPAkB
地獄のフィブロイン

最終戦争の後、地獄と化した地上。跋扈する自律戦闘マシン。残された人間達の阿鼻叫喚。
発見されたそれは仏の遣わした救いか、それとも更なる地獄をもたらす鬼なのか。

フィブロイン
地面から掘り出されたマニュアル式人型戦闘マシン。赤黒く爛れた大地に鮮明に映る白と青のボディ。
背中には4本のサブアームを装備。顔には目が4つある。
両手の指の付け根やサブアームから発射するワイヤー、「ストリングランチャー」が主な武器。
自律戦闘マシンに対して圧倒的な強さを誇る。
コクピットは絶対安全なシェルター構造であり、搭乗している限りパイロットの安全は保証される。

カンダ
フィブロインを発見した男。自分本位な性格。
フィブロインの価値を主にシェルター性に見出しており、生活のほとんどをコクピット内で過ごす。
自律戦闘メカよりむしろフィブロインを奪おうとする人間を警戒している。


鬱系。名前でググると元ネタとかだいたいの展開とかわかると思います。
197それも名無しだ:2008/04/28(月) 01:13:09 ID:xORyjP5n
白銀勇者シルバリオン

西暦2050年……人類はとうとう宇宙に進出した。
月に住居ができ、火星の開発も順調に進んでいる時代。
宇宙にはたくさんのスペーうコロニーができ、人類は平和を保っていた。
そんな時、宇宙から太陽系のはるか外、ダーク銀河からやって来たハンター星のならず者集団「デスチーム」が地球を襲うようになった。
彼らは地球とは比べ物にならないくらいの技術力を誇り、またたくまに地球を荒らしていった。
地球側も防衛組織「D・G・E(ダイナミック・ガード・アース)」を中心に活動を続けるものの、次第に劣勢となっていった。
そんな時だった。ダーク銀河の隣のライト銀河・ブレイブ星から、ある一人の勇者が現れた。
彼の名は、白銀の勇者シルバリオン。
彼はハンター星から地球を襲おうとやって来た悪者を捕らえようと、地球に来たのだ。
そして今、シルバリオンに選ばれた3人の少年少女とシルバリオンの戦い。
そして「D・G・E」の新たなる戦いが始まろうとしていた。

シルバリオン
全長75m 体重650t
ハンター星の悪者を捕らえようと、ライト銀河・ブレイブ星からやって来た白銀の勇者。
地球では、姿を変えて宇宙船として住んでいる。
彼が勇気があるとみとめた三人の少年少女に自らの分身である「シルバーレオン」「シルバーウルフ」「シルバーコンドル」を与えた。
地球では先にあげた三つの分身がエネルギーを開放した時のみ活動できる。
武装は胸にある結晶体から発射される「シルバリオンブラスト」
自らの腕を飛ばして攻撃する、「シルバリオンジェットパンチ」
エネルギーを実体化して使う巨大な弓「シルバリオンゴーガン」
そして、自らの背中にある超巨大な剣「シルバリオンブレード」

闘野結城(とうのゆうき) 14歳
白銀の勇者シルバリオンに選ばれた少年。
自らの住んでるコロニーが、「デスチーム」に襲われた際に防衛隊基地に残されていた戦闘機で街を守ろうとして戦おうとした。
純真で真っ直ぐな性格で、曲がったが事が大嫌いな熱血漢。
相棒は「シルバーレオン」で、シルバーレオンのエネルギーを解放し自らの体に装着できる。
(シルバリオンはシルバーレオンを自らの体に装着して、操縦するのだ)

響冷矢(ひびきれいや) 15歳
白銀の勇者シルバリオンに選ばれた少年
結城と同じコロニーに住んでいて、彼もまた戦闘に巻き込まれ、避難活動を円滑に進めるために率先して避難活動を指示していた。
合理的に物事を進めることを好み、無駄を好まない性格である。
それゆえに、結城とソリが合わずに意見が対立することもしばしばある。
「シルバーウルフ」と共に、合理的に物事を解決しようとし、ウルフを装着することでシルバリオンを操縦する

高槻春(たかつきはる) 14歳
白銀の勇者シルバリオンに選ばれた少女
他の二人と同じく戦闘に巻き込まれ、逃げ遅れた人々を助けようと頑張っていた。
一見して物静かだが、自らの意見はハッキリと言う少女である。
「シルバーコンドル」と共に活動し、緊急時にはシルバーコンドルを装着して戦う。

野神浩太(のがみこうた) 25歳
「希望勇者 メタルホープ」の野神コウタと同一人物。
大学を卒業した後に、「D・G・E」に入り教官として活動している。
温和で優しい性格だが、いざと言うときには頼りになる頼もしい人物である。
戦闘では、「サイバーエレファント」に乗りシルバリオンを援護する。


こんなん思いついた。
ちなみに、メタルホープの設定考えた人と同一人物ですよ
198それも名無しだ:2008/04/28(月) 07:50:52 ID:1MxkEgNj
>>197
勇者ロボは良くも悪くもスケールが小さいイメージが強いのにいきなり宇宙規模の
スケールがあるのは斬新ですね、ガガガ以上じゃないですかwww
自分がこのスレで投下した「友情勇者ユウレイザー」というヤツは極限まで
スケールを小さくして「セカイ系勇者ロボ」みたいな作風を目指したんですが、
それとは真逆のベクトルで進化していったんですね〜
ネーミングセンスもストレートな感じで好きです、たぶん自分のヤツよりも
センスが良いと思いますw

ところで、「勇者探偵ディプロテクター」を作ったのも>>197さんですか?
現在前スレで頼まれたテーマソングの製作に取り掛かり始めたところで、
歌詞だけならひととおり出来たのですが、やっぱり途中で公表せずに、
曲が完成するまで発表は控えたほうが良いですかね?
199それも名無しだ:2008/04/28(月) 07:58:16 ID:lpCg6bMp
>>198
ディプロテクターは私です。歌詞だけあるとつい自分で勝手に曲をつけてしまいそうなので秘密にして頂けるとありがたいです・・・

>>197
あの・・・その名前は・・・
200それも名無しだ:2008/04/28(月) 20:26:29 ID:xORyjP5n
……どうやら、前に似たようなのがあったみたいですね。

本当にすいませんでした。特に>>199さん、本当に吸いません
201それも名無しだ:2008/04/28(月) 20:29:35 ID:T+RSlBNT
>>200
いや、そういうレベルではなく・・・試しにシルバリオンで検索してみてください
202それも名無しだ:2008/04/28(月) 20:34:15 ID:xORyjP5n
>>201
あぁ、ゴルドランに出てたのか!!
どうりでどっかで聞いたような名前だったわけだぜ。
多分、昔ゴルドラン見てたからちょっと記憶に残ってたんだろうな。

名前付ける時はちゃんと調べるべきだなぁ……。
203それも名無しだ:2008/04/30(水) 00:41:34 ID:90lR3KSb
世紀末機械伝 ヤマトマル(せいきまつからくりでんせつやまとまる)

人類が宇宙に進出して数十年がたった。
人類はその活動範囲を太陽系全域に広げ、正に太陽系の支配者となっていた。
そんな時のことだ。
「黒船」と呼ばれる未知の技術を使った異性からの侵略者が突如として現れる。
彼らは瞬く間に地球、火星以外の太陽系の惑星を支配し、その支配下に置いた。
地球に滅亡の危機が迫っていた……。
しかし、人類も手をこまねいているわけではなかった。
世界各国で協力し、地球を防衛するために7機のロボットを作ったのだ。
そして、そのうちの一機である「ヤマトマル」
その機体が起動するところから物語は始まる……。

ヤマトマル
日本が自らの技術を結集して作成した戦闘用機械(からくり)
高機動で高い近接戦闘能力を誇り、完成度は地球のロボットの中でもピカイチを誇る
腰に携えた太刀「ヤマトノタチ」でどんな敵でも薙ぎ払い、同じく腰に携えた打刀「ヤマタノオロチ」でどんな敵もぶった切る。
他にも脇差や短刀、手裏剣に弓矢が装備されている。
侍を思わせるようなフォルムが特徴。

日ノ本武士(ひのもとたけし)
ヤマトマルのパイロットである16歳の日本人
礼儀正しく目上の人を敬い、悪は厳しく罰する武士である。
それゆえに堅物すぎて融通が聞かないことが多々ある。
204それも名無しだ:2008/04/30(水) 01:37:08 ID:Emk3kj2T
>>194
ストーリーを投下してくれるのは大歓迎
最初から気合入れてSS作ると詰んでしまうことも多い(自分もそんな感じw)から、
慣れないうちはあらすじだけにしておいたほうがいい

さて、自分も新しく考えたやつを…


・逆転のエイテルオン ‐栄輝音‐

<ストーリー>

時に西暦2008年。父親によって、自らが理事長を務める私立・栄輝学園に無理やり転入させられた
主人公・大沢ひゅうがは、同じく父が運営している謎の防衛組織・エイテルフォースにも引き込まれ、
そのままあれよあれよという間に巨大ロボット・エイテルオンのパイロットにさせられてしまった。
だが、ひゅうがはこの組織が何のために存在しているのか、エイテルオンでいったい何と戦わなければ
ならないのか、そして、何故父が自分をここに呼び寄せたのかもわからないままであった。
悶々とした気持ちを抱えながら、栄輝学園の中学生・エイテルフォースの隊員という二重生活を
送り続けるひゅうが。そんな彼はある日、亡き母とよく似た面影を持つ二人の人物と出会う。
同じクラスの隣の席に座る、無口な少女・岡村いぶき。そして、学校の近くでいつも顔をあわせる
優しいお姉さん・岡田高美。
二人にふれあい、ときに見守られながら、ひゅうがはこの嵐の海のような現実に、もがきながらも
なんとか立ち向かってゆくであった。

そして………ついにその時は来た。

「栄光に輝く福音、逆転勝利のエイテルオン!」
205それも名無しだ:2008/04/30(水) 01:37:44 ID:Emk3kj2T
<登場人物>

・大沢ひゅうが:13歳の中学一年生。幼い頃に母を亡くし、親戚の間をたらいまわしにされながら育った。
長い間誰にも心を開くことが出来ず、幼い頃の母の思い出だけを心のよりどころにして生きてきたが、
いぶきと出会ったことにより少しずつ変わり始める。
非常に内気で臆病な性格だが、常にほんとうの自分と向き合える素直な心と、争いごとを好まない
優しい心を持っている。

「確かに、ロボットとかは好きだけど……昔、お母さんが言ってた。夢と現実は違うんだって。
だから、争いで人を傷つけるようなことは絶対にしちゃいけませんって」

・岡村いぶき:13歳の中学一年生。ひゅうがと同じクラスの女子生徒で、席は彼のとなり。
非常に無口かつ無反応で、どことなく人間離れしており、常に他人のことを意識せずに行動するなど
奇行が目立つためクラスメートからは敬遠されていたが、自分がエイテルフォースの隊員であることを
知ったひゅうがと親しくなり、無口ながらもいつも彼の話し相手になっている。
本人は自覚していないが、じつは非常に繊細かつ無防備な心を持っており、誰にでも簡単に心を許して
しまう危ういところがある。

「ひゅうが君、一緒にいて」

・岡田高美:年齢は不明(おそらく30代前半くらい)。栄輝学園のすぐ近くに住んでいるらしく、
何かにつけてひゅうがと鉢合わせになる謎の女性。優しくて面倒見がよく、悩めるひゅうがに
公私両面の様々なアドバイスを送る。
ひゅうがの亡き母によく似た雰囲気を持ち、彼女もまたひゅうがを「なんとなく他人とは思えない」と
感じている。

「夢を忘れないで生きるのって、私は良いことだと思うわ」

・大沢榊:46歳。エイテルフォースの総指揮官であり、ひゅうがの父親。だが、彼が幼い頃から
仕事に明け暮れてばかりだったため、ひゅうがには顔すら覚えられていない。そのことを本人も
意識しているのかいないのか、自分の運営する組織に加えたというのに息子には未だ顔を見せないまま。
エイテルフォースの関係者のみがその素顔を知っているが、「仕事以外では付き合いたくない」ような
人物らしい。

「夢と現実は違う?確かにそのとおりだ。ひゅうが、お前の母さんは死んだんだ!
いい加減に目をさまして現実を認めろ!わかったら、口答えせずにこの俺の言うことをきけ!」

・大江のり子:26歳。普段は栄輝学園の教師をしており、エイテルフォースの関係者でもある。
ひゅうがにとっては担任の先生であり、エイテルフォースでの直属の上司。
明るい性格の持ち主で学園の生徒たちからは慕われており、ひゅうがの事情も良く知っているため
彼ともなるべく積極的に接しようとするものの、接し方がわからずやや持て余し気味である。
が、彼がいぶきと接触したことに興味を抱き、二人の動向を陰ながら見守っている。

「ひゅうが君。きみ男の子なんだし、ロボットとか好きでしょ?悪いんだけど、その、えーと、
……頼まれてくれないかなぁ?」

・尾崎あおば:13歳の中学一年生。ある日突然ひゅうがのクラスに転入してきては、あっという間に
学級委員長の座を勝ち取った謎の少女。実は、彼女もまたエイテルフォースの関係者である。
勉強もスポーツも非常に優秀。勝気な性格で、いつもひゅうがやいぶきをバカにしているが、それでも
どこか満たされないような気持ちを抱えているらしく、自分に反発するひゅうがにも、自分の才能を
素直に賞賛してくれるいぶきにも不満を持っているようだ。

「この武器は、みんなが私のために用意してくれたのよ。私だって、そのくらいわかってるわよ…」
206それも名無しだ:2008/04/30(水) 01:38:18 ID:Emk3kj2T
<ロボット紹介>

エイテルフォースの秘密兵器・エイテルオン(栄輝音)は巨大な人型ロボットであり、それぞれ
やや異なった特徴を持つ三機が造られている。その能力は関係者でも詳しくは知らないものばかりで、
多くが謎に包まれているが、少なくともパイロットの「感情」と「意志」を読み取って動くことは
確かなようである。「敵を攻撃しようとする心」で必殺技が、「敵を拒絶する心」でバリアが、
そして、「危機に対して救いを求める心」によって、一発逆転の超パワーが発動される。
だが「感情」を持っているだけではダメで、感情を基に己を動かそうとする「意志」が備わって初めて
その力を発揮できる。そのため、技を使うときは、なるべく声に出したほうが力を出しやすい。

・エイテルオン一号:通称「エーテルオン」。パイロットはひゅうが。三機のエイテルオンのなかで
最も早く完成した機体であり、ややリミッター等の完成度が不十分であるため、安定性には欠けている
ものの、そのぶん三機のなかで最も強力なパワーを出すことが出来る。
「鋭輝剣(エイテルソード)」「影輝線(エイテルビーム)」「衛輝壁(エイテルバリア)」などの
武器・能力を持ち、「栄輝音速拳(エイテルオンパンチ)」は一撃必殺の破壊力を誇る。
まだ武器の運用方法の方向性が定まっていない時期に開発されたため、三機のなかで唯一武器が内臓式。

・エイテルオン三号:通称「シーテルオン」。パイロットはいぶき。量産を前提に設計され、一号の
約半分のコストで製造された。「鋭輝刃(エイテルナイフ)」「栄輝銃(エイテルショット)」などの
武器を持っているが、戦闘力は一号に比べると非力極まりなく、エイテルバリアを張ることも出来ない。
それはひとえにいぶきの人格的傾向(自分の心に無自覚で、感情を実践する方法を知らない)から
きているのだが、ひゅうがを除いてそのことに気づいている者は誰もいない。
果たして真の力を発揮したらどのくらい強いのか。それはまだ、誰も知らない。

・エイテルオン二号:通称「ビーテルオン」。パイロットはあおば。きたる日にそなえ海外の工場で
改修作業をうけていたため、実戦に投入されるのがやや遅れた。そのぶん基本性能は充実しており、
エイテルソードやエイテルバリアのほかに「鋭輝槍(エイテルランス)」「鋭輝爪(エイテルクロー)」
「栄輝弾(エイテルミサイル)」「栄輝砲(エイテルバズーカ)」などの様々な武器を持っている。
が、ひゅうがからは「これだけ武器が多いなら強くて当然じゃないか」と非難されており、そういった
意味では、この機体もまた真の力を発揮してはいないと言える。
207それも名無しだ:2008/04/30(水) 01:39:10 ID:Emk3kj2T
<エイテルフォースとは?>

漢字で書くと「栄輝隊」。地下に存在する完全なる秘密組織であり、一般人にはその名前はおろか
存在すら知られていない。その実体は、かつて政治家として働いていた経験のある榊がその権力と
財力のすべてをつぎ込んで設立した私設軍隊である。防衛省を中心とした政府関係者のほとんどを
味方につけているため、物資が途絶えたり情報が漏れたりすることは無い。
エイテルフォースのメンバーはほとんど栄輝学園の職員と共通しており、ひゅうがのように強制的に
連れてこられた者も多く、また運営目的などもほとんど知らされないまま働かされているため、
じつは榊を心から信頼しているメンバーは誰もいない。


<エイテルオンの敵とは?>

ひゅうがたちがエイテルフォースに連れてこられた数日後、それらは突然現れ、榊のみがその出現を
予測していた。その外見から、おそらくロボットであると推測される。まるで何かを探すかのように
周囲の街を手当たりしだいに破壊するその戦闘力は、エイテルオンにもけっして劣らない。
マスコミを含む一般人たちも、そしてもちろんひゅうがもそれらの正体を知りたがっているが、どうやら
榊にはそれを知られてはまずい理由があるらしく、政府を引き込んで徹底的に情報を規制させている。
それゆえに、エイテルオンは「民衆のために正体不明の悪と戦うヒーロー」でいられるのである。
208それも名無しだ:2008/05/01(木) 02:26:08 ID:VZAN7sXF
錬成機兵アルミオン

様々なエネルギー問題が間近に迫る昨今に、
「近代錬金術」と称して、永久機関を開発しようと企む、
マッドサイエンティスト「足持 愛座(あしも あいざ)」はいた。
世間から眉唾物と蔑められる日々だったが、ついにはソレを完成させる。
「賢者の石」と名付けられた赤く四角い箱。
まるで心臓のように脈打つソレは、物体に取り付けるだけで対象を活性化させ、
強力なものへと変貌させる力を秘めていた。
しかし、大々的に発表される展覧会への移送途中、突如輸送機が爆発。
「賢者の石」は行方知らずとなってしまった。
同時期に、補習中の高校生「小金井 鋼(こがねい はがね)」の頭も爆発。
脳みそが要領オーバーしてしまった。
やっとのことで補習を終え帰宅する途中、
鋼は、赤く四角い、脈打つ不思議な箱を拾った……。


小金井 鋼
高校生。男。
成績は悪く、さらには運動オンチ。
所属する部活でも戦力にはならないが、熱く燃える闘志だけは持っている。
そのため応援団からの勧誘が絶えない。

足持 愛座
マッドサイエンティスト。女。
齢16歳にして永久機関を完成させた天才である。
高校に在席してはいるが、登校はしていない。
セーラー服の上に白衣を羽織るというファッションがトレードマークである。


アルミオン
永久機関「賢者の石」が、アルミ(ジュースの空き缶)を大量に取り込み誕生した、
10メートルほどの金属生命体。愛座は「ホムンクルス」と呼んでいる。
アルミオンという名前は鋼によるもの。
赤を基調としたカラーリングは鮮やかだが、
全身から、若干コーラの匂いが漂っている。
僅かばかりの自我を持ち、テレビを見ることが趣味である。
まるで食事するかのように、毎日200キロのアルミを摂取する。
209それも名無しだ:2008/05/01(木) 21:09:12 ID:yo9RJcbV
勇者ロボデザイン面倒臭えぇぇぇぇ!!
車タイプは変形の形被るし合体時のパーツ、特に腕とか何処から持ってくればいいんだ…orz
動物メカ絡むと余計難しい。構造上あんまり真っ二つにできないけど肩や手足は足りないし…

レゴ買ってきた方が良いかなぁ…
210それも名無しだ:2008/05/01(木) 23:04:49 ID:XtYA3oZq
デザインまでやってるのか!?お疲れ様でやんす
211それも名無しだ:2008/05/02(金) 05:30:57 ID:Xy/hpUyF
>>209
変形合体勇者組むとして、必要なパーツを満たすには多分万超えるぞ。
第一あんな器用な真似出来るのは河森某みたいな変態だけだw
もしPCの性能が良いなら3Dで好きなようにレゴ組めるソフトもあるから、試してみれば?

・バラす
・パーツ間に挟む
・穴が空く事にしておく

あたりが勝利の鍵だ。
212それも名無しだ:2008/05/03(土) 17:12:23 ID:Z7KHiKrP
合体変形メカって、基本は「切貼OKな折り紙」で「中身は空っぽ」だからね。
213それも名無しだ:2008/05/04(日) 12:46:42 ID:WJ1PrcMk
なんとなく形を把握したいだけなんだけど

例えばスポーツカーのフロントを胸に持ってきたとき(胸部)、前輪付近のサイドを横に開いて(肩)内部の腕軸をスライドさせて90°回転、筒収納式に伸ばす(腕部)、
余った車体後ろを垂直に傾け車軸とその周りを残してカバーを左右に展開(背部)、フロントの真下からハッチ式に腹のパーツAを引き出し背部の車軸周りのパーツBと張り合わせて車軸をずらして後輪で挟む(腹部)

と上半身を作った時、肩の厚みを出せるかとかスポーツカーに収納しておける腕の大きさの限界とか折ったり曲げたりする部分がパーツを支えきれるかとか考える時に質量が感じ取れないと内部構造に頼ってスタイル重視な無理デザインになってしまう。
そうなるとちょっとした動きや配色、変形バリエーションや元のビークルの形に悪影響がでるし…




本当はぼくサガの偽パッケージ作ろうと思っただけなんだが予想を裏切りたいのと被らないようにしたいのとで難航中。
GW中にと思ったがこれは無理だ。

まだ仮だが某ボーナス合体勇者なんか鳥メカが脚でジェット機組んでるのに翼は飾りパーツという邪道なデザインだぜ!
214それも名無しだ:2008/05/04(日) 12:59:19 ID:Qf+OX3pI
>>213
自分のぼくロボ立体化した事があるからアドバイス

この際組み換え変形組み換え合体でも良いや、って考えるんだ!
215それも名無しだ:2008/05/04(日) 21:45:49 ID:74SbE1YS
機動少女伝マサト

「きゃあああ!!」
少女、谷口麻里の眼前で爆発が起こる。人の、いや、人だったものの残骸が宙に舞う。
その残骸の一つを踏みつけながら禿頭の大男が呟く。
「……この星の人間はもろいな。肉体も、精神も……特に」
「な、なんなのよアンタ……異星人!?」
少女は男を睨みつける。
「貴様らの言葉を借りるならば、『宇宙からの悪の侵略者』……とでも言ったところか」
「侵略者……!?なんで地球を襲うのよ!?」
「我らが帝王様のご意思……私は知る必要のないこと……」
「ヒュウゥ、楽しそうなことやってんナァ、ブザン」
男の後ろにもう一人、細身で長髪の男が現れた。
「デガスか。楽しそうとは、何がだ?」
「とぼけんナヨォ、女、今から殺んダロォ?俺に殺らせロヨォ」
「女子供は殺すなと、帝王様は仰っていたが?」
「いぃんダヨ、一人くれぇ構やしねェヨ。帝王様とジュバフの奴にさえバレなきゃアナァ」
「……好きにしろ。私は帰る。報告はしないでおいてやる」
そういいブザンはデガスに背を向け去った。
「ヒャハッ、あんがトヨォ。……っつう訳で女、てめぇを今から殺ル」
「ちょ、ちょっと待ってよ!あんたらの帝王様は女殺すなって言ってたんじゃ……」
「バレねぇっつってんだろぉがヨォ、一人くれエナァ」
「――――ッ!!こいつ、ただ殺したいだけじゃないか!!」
「その通リサァ!!じゃあ、死ニナァ!!!」
デガスは麻里の胸目掛けナイフを振りかざす。
「い……いやっ!」

―――――物語は、これから数日後から始まる。
216それも名無しだ:2008/05/04(日) 22:10:31 ID:74SbE1YS
「……う、ううん……あ、あれ……!?あたし……死んだんじゃ……!?」
『死んださ……一度はな』
「あ…あんた、誰!?それに……ここは!?」
『質問は一つづつ行うものだ』
「え、はい……えっと、あんたは、誰?」
『悪いが、それはまだ教えられない』
「むう……じゃあ、ここはどこ!?」
『悪いが、それもまだ教えられない』
「何よそれ!教えられないことばっかりじゃない!」
『君の運が悪かっただけだ。ならば三つだけ教えておこう』
「三つ……?」
『一つは、彼らはカリグラと呼ばれる異星人で、地球の支配を目指している』
「それは……大体わかるけど」
『もう二つ目は、私は君に戦う力を与えられること』
「戦う……力?」
『そして……三つ目は君にとって辛い現実を突きつけることになるが……聞きたいか?』
「そこまで言われたら……逆に聞きたくなっちゃうじゃない」
『分かった。ならば言おう……』
「…………」
『君は一度死んで、サイボーグとして再びこの世に生を受けた』
「ッ!?あたしが……サイボーグ!?」
『私は……君に戦う力を授けるために君の前に現れた。どうだ?この現実を知っても……戦うかい?』
「……上等よ!!あたしを殺したデガスとかいう奴、一回ブン殴らなきゃ気がすまないわ!!」
『分かった。ならばこの二つの言葉を覚えておけ。君が戦うとき役に立つだろう……』
「二つの言葉?」
『【ボーグ・オン】と【アテナス・バーン・ナウ】だ。絶対に覚えておけ……』
217それも名無しだ:2008/05/04(日) 22:26:26 ID:74SbE1YS
キャラ

谷口 麻里(たにぐち まさと)
17歳の現役女子高生。異星人カリグラの攻撃で一度死亡するが何者かに改造されサイボーグとして
復活する。好きな食べ物はコロッケで、嫌いな食べ物はキャベツ。

ブザン
カリグラ幹部の一人。巨体に禿頭という凶暴そうな風貌をしているが、実際は至って冷静。
闘牛を象った戦闘兵『マルタルド』を駆る。

デガス
カリグラ幹部の一人。細身で長髪、おまけに美形だが、性格は至って残忍で女子供を殺すのが何より好き。
コンドルを象った戦闘兵『ダルーカ』を駆る。

メカ

アテナス
36m・870t
麻里が搭乗する巨大ロボット。接近戦・遠距離戦問わずに戦える。
必殺技は二本の剣を合わせ巨大な光の剣にして振り下ろす『ファイナル・エクスカリバー』。

マルタルド
37m・1250t
ブザンが搭乗する戦闘兵。接近戦特化仕様だが、装甲に内蔵火器を仕込んでいるためある程度遠距離もこなせる。
必殺技は角で突き刺した相手に内蔵火器を発射する『ビッグ・エクスプロージョン』。

ダルーカ
34m・630t
デガスが搭乗する戦闘兵。高機動戦闘に優れ、そのため戦闘兵中で最も軽量である。
必殺技はスピードで敵を翻弄しつつ切り刻む『ザ・マッドファントム』。

長々と失礼しましたorz
218それも名無しだ:2008/05/07(水) 21:10:21 ID:MvvQVXig
>>215-217
「気が付いたらサイボーグになっていた」っていう主人公が多いなかで、
冒頭で主人公が死んじゃうところを実際に描写してるというのは面白いなぁ
しかし、コロッケが好きでキャベツが嫌いってアンタ……ww
219それも名無しだ:2008/05/08(木) 21:44:11 ID:v9ZUt7lj
今更ながらシャドウミラージュの感想だが

満足に動かない機体で、もてる装備をフルに使って限界まで戦う駆け引きがいいね
しかし、いくら援護が来て(クーゴが)強がりを見せたかったとは言え、会話が長すぎたんじゃないかと思う感はある

続編楽しみに待ってるよ



220それも名無しだ:2008/05/08(木) 22:30:32 ID:f6Q27rxA
>>219
感想アリです
うん、ぶっちゃけ長すぎたとは思うw
戦闘会話なんだからもっとコンパクトにまとめようとしたんだけれど
その時うしとら読んでてそこからなんとなく振りを考えてたから
ついついやってしまいました、戦闘描写はもうちょい流れるようなものにしたいなぁー
今回は耐久戦ゆえに逆に長すぎた感がありありで(´・ω・`)


次の話はまだ構成の煮詰め状態
現在、オチをどう繋げるか・・・・一話完結もそろそろ飽きてきたのかもなーと思って
ギアス風の引きをかけてみようかなと思ってはいるんですが
まあ、遅筆ゆえにやめといたほうがいいのかなーとかも思ってますw(待たせる方に迷惑な意味)

ノリ的には1話に近くなります
221204:2008/05/09(金) 15:54:42 ID:CoY9Udey
>>204です
これから、「逆転のエイテルオン」のストーリーのほうを(頼まれてもいないのに)
書き込もうと思います
OVAくらいのペース配分を意識して作ったので、たぶん話数は少ないと思います

・第一話

 栄輝学園に、そしてエイテルフォースに入れられてから一週間が経過したひゅうが。
彼は、来るべき戦いにそなえて、大江のり子の指導のもとエイテルオンの操縦訓練を続けていた。
しかし、彼の心はまさに波間に漂う小舟のようなもの。栄輝学園での彼の担任でもあるのり子は、
「非常に素質があり、本来ならばすぐに上達するはずなのに、消極的な精神がそれを妨げている」
というひゅうがの本質を見抜いていた。が、だからといって、彼の心に踏み込むことは出来ない。
なぜなら、彼女はひゅうがの「先生」であっても「肉親」ではないからだ。ひゅうがとのり子は、
お互いのそんな距離感を肌で感じあっていた。
 栄輝学園で中学生として過ごしている間でも、心の晴れないひゅうが。そんな彼に近づこうとする
ひとりの少女がいた。無口なため周りからつまはじきにされている少女、岡村いぶきである。
彼女は普段他人に一切興味を示さないが、何故かひゅうがにだけは目を向け、黙ったままではあるが
彼の助けになるようなことを勧んで何でもやってくれる。が、「どうせ転校生の自分が珍しいだけだ」
と、ひゅうがはそのことを喜ぶことも出来なかった。
 八方塞がりに追い込まれたひゅうがは、ある日の帰り道、通りすがりの女性に亡き母の面影を感じ
思わず声をかけた。彼女の名は岡田高美。赤の他人ではあるが、彼女はほんとうにひゅうがの母に
良く似ていた。
ふたりはたちまち意気投合し、その場に腰をおろして、ひゅうがはその思いの丈を…といっても、
エイテルフォースのことは機密事項なので、そのことは隠したままで…打ち明けた。
高美はとても優しい女性であった。ひゅうがの話を一通り聴いたあと、「あなたに今何があるのかは
知らないけれど、それは自分でこなすしかない。あなたは自分の本当の心に気づいている。それが
出来ているなら、どんな困難も乗り越えられる」とだけ告げた。ひゅうがは初めて、自分の問題は
自分で解決しなければならないということに気づいた。
 そして、いよいよ訪れた戦いの時。突如現れ街を襲う巨大ロボットに、エイテルオンが立ち向う。
ひゅうがの持っている頑なな心は、衛輝壁(エイテルバリア)となって現れ、敵の攻撃を受け止めた。
しかし、このままでは敵を倒すことは出来ない。壁はいずれ破られてしまうものなのだ。
追いつめられたひゅうがの脳裏に浮かんだのは、亡き母の面影…と、その時、エイテルオンに奇跡が
起こった。エイテルオンは、「救いを求める心」によって真の力を発揮するのだ。
鋭輝剣(エイテルソード)に影輝線(エイテルビーム)、そして栄輝音速拳(エイテルオンパンチ)。
傷つきながらも、エイテルオンは逆転勝利したのだった。
 しかし、不思議なことがある。エイテルフォースの指揮官…つまり、ひゅうがの父・榊は、何故
敵が現れることに気づいていたのか?そして、エイテルフォースにまたひとり、新たな訪問者が……

つづく
222それも名無しだ:2008/05/09(金) 19:49:57 ID:GVyCcfoJ
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
前スレを過去ログに格納
俺もそろそろ書かんといかんね
223それも名無しだ:2008/05/09(金) 20:13:36 ID:lGS7Iz9t
お疲れ様です。
224それも名無しだ:2008/05/09(金) 20:16:52 ID:9bHKrDrD
>>222


これでまた、伝説に新たな一ページが…
225それも名無しだ:2008/05/09(金) 23:07:38 ID:UYxZ1HU/
>>218
「いやあのね、別にコロッケだけが好きでキャベツだけが嫌いってわけじゃいのよ。
   コロッケってどこかフワッっとしてるじゃん?そこが好きなの。だからフワッとしてるものは全般的に好き。
   ただキャベツってなんかパリッとしてるじゃん?そこが嫌いなの。パリッとしてるものは全般的に嫌い。分かる?」
好物のコロッケを口に運びながら麻里は兄、神夜に力説する。
「ああもう分かったから。飯食いながら話すなよ」
「ふん、そーゆうお兄ちゃんだって食べながら……」
「あーもううるさい!俺は無限ループが麺類の次に嫌いなんだよ!!」
「はぁい……」
食卓は一時静寂となった。
麻里の両親は共働きで帰りが遅く、兄妹二人きりの食卓、というのは別段珍しいことでもなかった。
「……普通に食べられる。やっぱサイボーグなんて夢だったか」
「ん?なんか言ったか?」
「ううん、別に」
「飯食ったらとっとと寝ろ。明日も学校だろ?」
「はーい」

機動少女伝マサト 第一話「女神、降臨!」

「おっはよー、マッちゃん」
「おお、ユズリン。おはよ」
麻里はいつもの調子で親友の笠桐柚子に挨拶する。
「マッちゃんもさぁ、そろそろ彼氏の一人や二人作ったほうがいいよぉ?」
「遠慮しとく。特に一人や二人って部分を」
「えぇ、何で?バレなきゃオールオッケーだよ?」
「……ユズリン相変わらず黒いわね。あんただから学年のイケメンツートップ二股なんてできるのよ」
柚子の発言に麻里は毒づいた。

「あれ、青崎くん?早いね」
麻里は教室で一人で本を読むクラスメイト、青崎亜紀斗に話しかける。
「ほんと、いつもこんくらいに来るの?」
「まあね。本、読みたいから」
「へー、さっすが哲学少年。末は博士か大臣かってね」
「どうかな。10で神童なんとやら、20過ぎればただの人、とも言うよ?」
「あはは、手厳しいね、谷口さんは」
「褒め言葉として受け取ってもOK?」
三人はそのまましばらく談笑した。
226それも名無しだ:2008/05/09(金) 23:27:43 ID:UYxZ1HU/
「おーい、お前ら席に着け……あら?」
「あっ、オッサン」
「オッサン言うな!!」
この男は乙津三郎。麻里達のクラスの担任である。20代だがあだ名は「オッサン」。
「しかし、お前らだけか?もう八時だってのに」
「え、もう八時ですか?」
「ああ。しかも、全員連絡が入っていない」
「あら、乙津先生に谷口さんと笠桐さん。青崎君も」
「梁空せんせーおはよーございまーす」
隣のクラスの担任、梁空魅春が教室に入ってきた。
「どうなさったんです?今日は開校記念日でお休みですよ?」
「「「「え…………!!?」」」」
四人のリアクションは綺麗にシンクロした。
「お兄ちゃんの馬鹿ー!!お兄ちゃんが『明日も学校だろ?』とか言わなけりゃぁー!!」
「あぁ、金古君も銅雲訓もいないわけだわ……」
「図書館に誰もいないと思ったら……」
「で、では、梁空先生は一体……?」
「お恥ずかしながら、私も間違えてきてしまったんです」
梁空先生は少し照れながら言う。
「じゃあ、もう帰りますか。貴重な休日が潰れる……」
麻里の提案に、反対する人はいなかった。

「本当、まいっちゃうよねぇ」
「そういえば開校記念日の通知、きのうもらってたね」
「ごめん、今週末銅雲君とのデートで浮かれてた……」
三人は愚痴をこぼしながら歩いていた。
「じゃ、あたしこの角右だから」
「うん、マッちゃん、またねー」
麻里は角で二人と別れた。と、そこに。
「ヒュウゥ、女ァ、また会っタナァ」
「あんたッ……デガス!?」
「ホホォウ、覚えていタカァ、ダガァ、それも意味のない事ォ。今度こそ死ネェ!!」
デガスは「あの日」のように麻里の胸にナイフを振り下ろす。
「…………ッ!」
そして、麻里は思い出した。「あの日」「あの時」「あの後」。あの男から囁かれた言葉を。
「……ボーグ、オンッ……!!」
227それも名無しだ:2008/05/09(金) 23:46:14 ID:UYxZ1HU/
ギィィン、という鈍い音が響く。
「ンンン?感触がおかしイナァ」
デガスが呟いた次の瞬間、デガスの肩にナイフの刃が突き刺さった。
「ギャアアアアア!!?な、何者ダァァ!?」
「おいおい、もう忘れちゃったの?『目の前にいた』人間を?」
「…………ッ!!」
デガスは痛みも忘れて目の前の異形に呆然としている。
「あんたがあの日刺し殺して、今日も刺し殺そうとした、谷口麻里だよ」
「あの……女ダトォ!?」
「さあ、第2ラウンドのスタートよ!電磁ウェェッブ!!」
麻里の右前腕からワイヤーが飛び出しデガスに突き刺さる。そして、高圧電流が流れる。
「ガァァァァァァ!!」
「まだまだよ!フィンガァァァバルカン!!」
両手指から弾丸が飛び出しデガスを追い詰める。
「クウウウウウウウウ!!」
「これで決まりね!アァーム!ミサイィィル!!」
左前腕から発射されたミサイルが、デガスに直撃する。
「ヅァァァァァァ!!?こ、こうなっタラ……来やガレ!!ダルーカ!!」
デガスが叫ぶと、巨大な鳥のようなロボットが出現した。
「何、こいつ!?」
「ヒャハハハハ!!踏み潰してやルゼェ!!」
麻里は様々な武装を撃つが、どれも全く効いていない。
「くっそ……打つ手なしか!? ッ、そうか!」
麻里はもう一つ思い出した。あの男の言葉を。
「アテナス!バァァーン、ナァァァーウッ!!!」
すると、麻里の背後に白い巨人が出現した。
「これが……あたしのもう一つの力……アテナス、行くよ!!」
麻里は勇んでアテナスのコックピットに乗り込む。
「な、なんだってんダヨォォ!!?」
デガスは情けない悲鳴を上げる。
「隙あり!!アタッカーパァァンチ!!」
アテナスの前腕が飛び、ダルーカの胴にめり込む。
「フガァッ!?ふ、不意を突かれたとはイエ……カリグラ5幹部の一人デガスがこんな小娘ニ……一撃デェ!?」
直後、ダルーカは大きな爆発をあげた。
「…………凄い。これが……アテナス……」
麻里は、恐れとも敬いともとれる奇妙な感覚にとらわれていた…………。

第一話 完
228それも名無しだ:2008/05/09(金) 23:48:26 ID:UYxZ1HU/
読んでくださった皆さん、いたらありがとうございます。
是非感想が欲しいです。できればお聞かせ下さい。
あと3/3読みづらい&詰め込みすぎでごめんなさい。
229それも名無しだ:2008/05/11(日) 22:04:41 ID:85n284++
面白かったよ、GJ
ただちょっとキャラ多すぎかね
230それも名無しだ:2008/05/13(火) 23:50:03 ID:XGoykLuR
タイトル未定の思いつき。

21世紀末、宇宙から降ってきた、不特定宇宙活動生物群共同体「レギオノーツ」
彼等は、「X共振波」という、情報模倣子に共鳴した多種多様な生物などの集まりであり、
機械であり生物である、宇宙船生命体だった。

彼等が南太平洋に落下(というよりは降下、減速着水したので)して以降、
地球上の陸上生物の中で、「共鳴」を起こしたもの達は「宇宙へ行きたい」という願望を抱く。
もちろん、人間も例外ではなかった。

落下した当初の段階で、全世界で約数百万もの人間が共鳴を起こし、
一度起こしてしまった殆どの者達はは、洋上のレギオノーツ本体に向かい、そのまま“レギオノーツになってしまった”。
「死」こそ稀で、少なかったが、望まない別離は、十分に悲劇だった。

「精神に対する侵略」、共鳴を起こさなかった人類はレギオノーツの行為をこう判断。
すぐさま対策が採られ、まだレギオノーツに向かっていない、
最も共鳴力の強い少年少女達、「第一種共鳴者」達を、レギオノーツから得られた技術である、
Xフリージングにて凍結保存を行い、そして、環太平洋に巨大な防衛線を敷いた。

それから8年、
レギオノーツはフラクタルルートと呼ばれる、完全にワンパターンな進攻線を構築して、地球を覆うべくして勢力を拡大。
そんなレギオノーツの大攻勢を受け止める為に、日本の東南海岸線は、
対レギオノーツ特務隊「リオン」の指揮の元、地下格納式要塞化が進められていた。
そんな中、第一種共鳴者達が、共鳴操作措置を受け、目覚めの時を迎える。
231それも名無しだ:2008/05/13(火) 23:53:12 ID:XGoykLuR
「中二子(仮)」
本編の主人公。歳の割に成長の遅めな普通の中学生だったのだが、
第一種共鳴者になってしまい、そのまま凍結されてしまった。
本人にとっては凍結時の時間経過は一瞬の事だったのだが、周りの人間は思いっきり加齢していた。
ショックを受けるかに思われたが、案外、普通に受け入れる。
のほほんでまったりな、小さくて可愛い純情田舎娘。
その共鳴能力の強さをリオンに買われ、「大二子(仮)」のパイロットとなる。

「大二子(仮)」
レギオノーツの破壊的攻撃型斥候種、“バスタード・タイプ”に、
共鳴操作措置を施し、人間の形質(「中二子(仮)」の遺伝子)を加えた、ハイブリッドサイボーグ兵器。
見た目は、「身長50m強の、機械的な鎧で武装したロケットおっぱい女戦士」
全地形・全状況対応型完全汎用兵器ではあるが、決戦兵器ではなく、戦場での雑用係である!
なお、共鳴作用のせいで、「中二子(仮)」は、搭乗している時だけ、微妙に好戦的・開放的になり、
また、降りた時に、搭乗時の記憶が薄れる、という、レギオノーツの記憶感情共有嘱託現象を起こしてしまうので…。

「中三太(仮)」
「中二子(仮)」が一目惚れした少年。こちらも第一種共鳴者(より強度の)である。
天然・天才・鈍感。リオンでは、共鳴を利用した広域兵器制御を行っている。
学校でも基地でも、常に専用ペンでホログラフィックアートを前衛的に作って、上手くいったり上手くいかなかったり。


恋する「中二子(仮)」と、気が付かない「中三太(仮)」の、ほのぼの田舎中学生恋愛ライフと、
気まぐれな頻度で、手を変え品を変え“怪獣型侵略体”で襲ってくるレギオノーツと、
それを 特 撮 的 防 衛 軍 ! に対処するリオンの戦いを平行してゆくジュブナイルストーリー。

…といった辺りを狙ってみた。
書いた後で気が付いたが、これなんて「かみちゅ+ゲリオン」?
232それも名無しだ:2008/05/15(木) 18:45:06 ID:19WB4kKA
>>230-231なんか見てると凄い面白そうだ

そして誰も待ってないよね!「マサト」第ニ話投下だよ!

「――――無様だな、デガス」
男はデガスを見下し言った。
「う、うるせえ!あんな小娘にあれほどのちからがあるなんて、誰が……」
デガスが言いかけたところで別の男が口を挟む。
「そこじゃないよ。帝王様の命に逆らい女を手にかけようとしたことさ」
「う、それは……」
『もうよい、ジュバフ、ヴァギト』
地を這うような低い声が二人をたしなめる。
「グラーマン帝王様!?し、しかし……」
「ジュバフ、帝王様はもういいってさ」
「……腑に落ちぬが、帝王様がおっしゃるならば」
ジュバフは半歩ひいて呟いた。
『しかしデガスよ、面白いものを見つけおったな』
「は、と申しますと……?」
『あの鎧の女だ。あの力は間違いなく奴ぞ……』

機動少女伝マサト 第2話「聖剣、無限!」

「あ〜、強かったなー、さっきの私」
麻里は先ほどデガスを倒した自分に酔いしれていた。
「よーし、帰ったらお兄ちゃんにいいもん作ってやろ……お?」
麻里が目を向けた先には、黒山の人だかりがあった。パトカーも数台止まっている。
麻里は近くにいた初老の男性に尋ねた。
「あの、何かあったんですか?」
「ああ、銀行強盗だとよ。全く、このご時世にのんきなもんだ」
「銀行強盗……」
麻里は何かを思いつくと近くのビルを駆け上がっていった。

数分後、銀行内。我慢の限界に来ていた犯人が吼えた。
「おい!この人質がどうなってもいいのか!?早く車を用意しろ!!」
「その必要はないわ」
「な、なんだと!?てめえ、何者だ!!」
「え?私は……う〜ん……本名はさすがにまずいだろうから……あ、これでいこう。
正義のサイボーグヒロイン、マサキー参上!!」
「…………え?」
「……え、えぇーい!覚悟ぉー!!」
麻里は顔を真っ赤にしながら犯人に右ストレートをかました。
233それも名無しだ:2008/05/15(木) 19:04:40 ID:19WB4kKA
「突撃ー!!」
直後、警官隊が突入してきた。そして、『とんでもないもの』を目撃した。
「あ、おまわりさーん」
「ききき、貴様が犯人かぁー!!」
「あうっ!!」
警官のひとりが発砲した。当然、威嚇のつもりだったが、この警官が新人だったこと、緊張、麻里が
鈍感だったこと全てが重なって弾丸は麻里に直撃した。
「……だ、弾丸喰らっても生きてるー!!?」
警官は凄く驚いた。そして、
「……い、いきなり発砲してきたー!!?」
麻里も凄く驚いた。違う意味で。
「と、とにかく!このオッサンが犯人だから、確保よろしく。じゃあね!!」
言うが早いか麻里は壁を突き破って逃げた。
「え、えぇぇぇぇぇぇぇ……」
その後しばらく、警官達はそこに立ち尽くした。

「ふー、危ないとこだった……」
麻里は変身を解き家へと急いでいた。と、急に空が暗くなった。
雲でも出たかと麻里は空を見上げた。が、そこにいたのは巨大な牛、のような機械だった。
『デガスの話ではこの辺りにいるはずだが……奴の力を次ぐ女……』
闘牛型戦闘兵、マルタルドのコクピットでブザンは呟く。
「あ、あいつってまさか……あのデガスの仲間!?こうしちゃいられない!ボォォーグ・オォン!!」
麻里は掛け声と共に装甲を身に包む。そして、
「今日はしょっぱなから行くよ!アテナス・バァァーン・ナァァァーウ!!!」
鋼鉄の女神が大地に降り立つ。
「これは……貴様がそうか。私はブザン。カリグラ五幹部の一人だ」
「ブザン!?やっぱり、あの時デガスと一緒にいたハゲか!」
「……まさか、あの時の少女か。名は、なんと言う……?」
「……麻里よ。それがどうかした?」
「いや、私は敵の名前は知っておかねば気がすまない性質でな……行くぞ、麻里」
マルタルドがアテナスめがけ突進してくる。
「カウンター食らわしてやる!アタッカーパァァンチ!!」
アテナスの拳がマルタルドを狙う。しかし、
「効かぬわ!!」
ギィン、と音が響き拳はアテナスの元へ戻ってきた。
234それも名無しだ:2008/05/15(木) 19:35:55 ID:19WB4kKA
「え、えぇ〜!?どうすればいいのよぉ!?きゃぁっ!!」
アテナスはマルタルドに吹き飛ばされた。
「弱いな。デガスが五幹部から落ちる日も近いか」
「くっそ、効くまでやってやる!スプリット・ビィィィィム!!」
肩から放射されたビームも、マルタルドには弾かれる。
「ショルダァァ・カッタァァァ!!」
投げたブーメランも、刃が曲がりかえってくる。
「ナックルビーム!!ヘビーアンカー!!」
拳からの光線も腰から放たれたイカリも全て跳ね返される。
「諦めろ、勝ち目はない。ミサイルアーマゲドン!!」
マルタルドの背中から放たれた無数のミサイルが空からアテナスを襲う。
「きゃああああああ!!!」
負ける。麻里がそう悟ったとき、『あの声』が聞こえた。
『麻里……』
「……ッ、あんた!?どうすんのよ!これじゃあ私死んじゃうじゃない!!」
『ああ、先程から見ていた。……仕方ない。聖剣を解放する』
「聖剣?」
『コードEX・Fだ。早く唱えろ!』
「こ、コードEX・F!!」
アテナスの腰のパーツが離れ、空中でドッキングした。
「何をする気かは知らんが、そう見逃すと思うな。スタンホーン!!」
マルタルドの角から電流が流れる。しかし、放たれるより先にアテナスはパーツを掴み、構えていた。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
麻里の叫びに応えるように、パーツから光が伸びる。それはさながら巨大な剣のようだった。
「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!ファイナル・エクスカリバァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
麻里は光の剣を一気に振り下ろす。電流は真っ二つに裂かれ、直線状にいたマルタルドをほぼ左右に分断した。
「くっ……まだあのような隠し玉があったとは……脱出する!!」
マルタルドが大きな爆発をあげる。それを見てアテナスはエクスカリバーを肩に掛けポーズを決めた。
「…どんなもんよぉっ!!」
麻里は意気込み高らかに叫んだ。

第2話 完
235それも名無しだ:2008/05/15(木) 19:37:45 ID:19WB4kKA
見てくれた人もそうでない人もありがとうございます。
皆様の感想をヒントに、「マサト」をより良作へ近づけるよう努力いたします。
待っていてくれる方がいらっしゃるかは分かりませんが、第3話も現在製作中です。
236230:2008/05/15(木) 21:01:04 ID:q7tIYTnj
>>232
ベタもベッタベタ極まる路線だからねぇ。

正直、これじゃ既存の映像娯楽、創作娯楽を、ただ寄せ集めただけ。
「宇宙怪獣と戦う防衛軍」「秘密基地に巨大ロボット」「中学生の淡い恋愛」

唯一、個人趣味があるとすれば、「戦場の雑用係」の部分程度だし。

重要なのは、これをどう纏めるか、なんだよ…。
237221:2008/05/16(金) 17:10:06 ID:JmpmnvNU
>>236
自分の考えたやつも、寄せ集め……っていうか、「この作品を自分なりに改造
してみよう」って思い立って出来たやつがほとんどだからなぁ…悪く言えば
「丸ぱくり」だ
今書いてる「逆転のエイテルオン」なんか、モチーフはエヴァンゲリオンだし…
仲間内からも「それだけはやめとけw」って言われたんだけどね

……というわけで、>>221の続き

・第二話

 初陣に勝利したひゅうがは、少しずつではあるが活気を取り戻し、新しい生活にも馴染み始めた。
エイテルオンの操縦もみるみる上達し、自分を気にかけてくれるいぶきのことを邪険に扱ったりも
しなくなった。学校の帰りに、高美に自分の近況を話すことが、彼の何よりの楽しみとなっていた。
岡村いぶきという娘は、つくづく不思議な少女だ。彼女は、たとえクラスメイトの何気ない一言で
あっても、そのまま受け止めてそのたびに一喜一憂したりしている。ひゅうがは、そんな彼女を
危なっかしく思いつつも、この無口な少女に少しずつ友愛の情を感じ始めていた。
 一方そのころ、「次の敵はおそらく二体一組で襲ってくるだろう」との見解を示した榊の命令で、
ひゅうがの乗る「エイテルオン一号」に続き、「エイテルオン三号」が実戦に投入されることが
決まった。そのエイテルオン三号のパイロットとは、じつは他でもなくいぶきその人である。
だが、前々から彼女の指導にあたっていたのり子は、そのことに対して一抹の不安を抱えていた。
いぶきはエイテルオン三号の装備をまったく使いこなすことが出来ず、エイテルバリアを張ることも
出来なかったのだ。「三号が出たところで、どうせ一号の足を引っ張るだけに決まっている」
……それが、エイテルフォースに所属するすべての人間の共通の見解であった。
 そして、いよいよその時は訪れた。榊の予測どおり二体現れた敵ロボットに立ち向う、エイテルオン
一号と三号。いぶきの乗る三号は無謀にも前に飛び出して行ったため、二体のロボットに徹底的に
痛めつけられてしまう。そのことに怒ったひゅうがは敵の一体をたちまち倒したが、残る一体には
逃げられてしまった。エイテルオン三号は大破し活動不能。いぶきも病院へと運ばれていった。
 いぶきの見舞いに来た者は、ひゅうがを除いて誰もいなかった。何故あんなことをしたのか、と
問い掛けたひゅうがに、いぶきは意外な答えを口にした。
じつは、自分が期待されてはいないことに、いぶきは最初から気づいていたのだ。「それならば」と、
彼女は仲間であるひゅうがにすべてを託すため、わざと攻撃を受けて敵の手の内を彼に知らせようと
していたのである。これほどまでに心が優しすぎるなら、エイテルバリアを張れないのも当然だ。
 「戦うってどういうこと?自分のしていることが何なのかよくわからない」…いぶきの問い掛けに、
ひゅうがは言葉を詰まらせた。そんなことは自分だって考えたことはないが、なるべく早く自分なりに
答えを出せないと、彼女に申し訳が立たない。悩みに悩んだひゅうがの出した結論はこうだった。
 「栄え輝け福音よ、永遠(とわ)に照らせよ陽の光。逆転の戦士、エイテルオン参上!」
……それは、病床のいぶきに向かって、「徹底的にヒーローとして振舞う」こと。ひゅうがの作戦は
功を奏し、乗り手の意思の力を受けたエイテルオンは、再び現れた敵をたちまち打ち倒した。
 いぶきは、ひゅうがのこの心遣いをとても喜んでくれた。だが、この「名乗り口上」が思わぬ波乱を
呼ぶことになろうとは、ひゅうがはその時まだ知る由もなかった……。

つづく
238それも名無しだ:2008/05/17(土) 23:13:11 ID:kPjV0VOc
西暦2499年、国際関係は悪化し世界戦争が勃発し、人類の大半が死滅した。
生き残った人々はこれを第三次世界大戦、通称「24世紀の悲劇」と呼んだ。
そして残ったのは枯れた大地と心の荒んだ人々であった。
弱肉強食。25世紀からの地球情勢はこの一言でしか表せないほどになっていた。
20m弱のロボット兵器「ネオ・アーツ」で略奪や虐殺を行う者を、だれも止められなかった。
ある数人を除いては。

25戦記

アレフィ 男 推定19
主人公。接近戦型ネオ・アーツ「ZAN」に搭乗する。
表面上はクールだが心の奥底で静かに燃える熱血漢。
両親と妹を殺した組織への復讐のためネオ・アーツに乗り込む。

カミュナ 女 推定17
支援型ネオ・アーツ「FAN」に搭乗する。
普段は明るい少女だが、戦闘になると冷酷で過激な一面を見せる。
戦いのスリルを好みネオ・アーツに乗り込む。

ユウスケ 男 推定18
砲撃戦型ネオ・アーツ「GAN」に搭乗する。
大らかな性格で滅多な事では怒らない。元は盗品を売りさばく「イェーガー」として活動していた。
売るより戦うほうが金になると思いネオ・アーツに乗り込む。

リンリン 女 推定20
高機動型ネオ・アーツ「JAN」に搭乗する。
弱肉強食のこの世界に嫌気が差しアレフィらと行動を共にする。元は踊り子。
アレフィに「戦力が欲しい」と頼まれネオ・アーツに乗り込む。

ネオ・アーツ サイズ17〜22m(基本)
この世界で主に使用されるロボット。「NA」と略されるが、パイロットは各機の頭文字を逆に読むことが多い。
例えば、アレフィは「ネオ・アーツ・タイプZ」で「Z・A・N」となる。

ビッグ・ホーム サイズ400〜700m(基本)
空母とも呼べる小型移動都市。戦艦などの役割も果たす。
なお、アレフィたちはこれの残骸を本拠としている。

あまりに厨すぎる……orz
239それも名無しだ:2008/05/17(土) 23:48:58 ID:/cVpdloO
いいじゃん、いいじゃん

厨ってのは褒め言葉だって思うぜ
240それも名無しだ:2008/05/18(日) 00:01:21 ID:r+LQBQEJ
このスレに厨でないネタがあるとでも言うのかね
241それも名無しだ:2008/05/18(日) 09:20:06 ID:GTpdd46q
まぁ一見クールだが根は熱い悲惨な過去を持つ主人公ってのは厨が好むタイプだよな。
でも厨要素に特化できればそういう層からの受けとネタ成分が両立できるから面白いジャンルではある。

ギアスなんかは良い例だと思うんだけどな。
242それも名無しだ:2008/05/18(日) 09:39:15 ID:WNoyHWf/
以前誰かが「熱血ぶっているが根はクール」というキャラを出していたような記憶がある
「熱くなりきれないことにコンプレックスを持っている」とか。掘り下げて欲しかったが展開しなかった
243それも名無しだ:2008/05/18(日) 10:06:20 ID:U58rjcJU
それは・・・おもしろそうだな
244スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand第15話:2008/05/18(日) 11:14:47 ID:Xa1ZEDOY
 某商社。昼休みを告げるチャイムが鳴りました。
神代さんが席を離れ、私の所にやってくると、声を潜めて告げました。

神代「本日終業後、基地に集合」

鈴村「……わかりました」

神代「おぉぉぉぉしっ!そうと決まれば今日の昼は豪勢にトンカツよぉ―――!!」

神代さんは大声で独り言を言いながらオフィスを出て行きました。
ハァ、ついにこの日が来てしまった。さようなら清廉潔白な日々……。


第15話「野望の女神たち」

 さて、私の自己紹介から聞いていただきましょうか。
鈴村遥19歳。今の会社には熱烈なスカウトを受けて、高校出てからすぐの入社となりました。
バリバリのキャリアウーマンです。進学にも興味はあったけど……

ミネルバ「ユノォッ、あんたはユノだって何べん言ったらわかるの!?」

ユノ「なんでナレーションの内容まで伝わってるんですか」

ミネルバ「気配よ、気配でわかるわ!」

この人は私の先輩社員で今では部下の神代瑠美さん。職場ではごく普通のOLですが実は……

ミネルバ「ミーネールーバー!!」

はいはい。副業で日本征服をもくろむ悪の天才科学者、Dr.ミネルバもやっています。
今日は彼女が密かに建造した巨大ロボット、オリンポスでいよいよ計画を実行に移そうというのです。
今までは何をしてたのかというと、異星人の襲来で世界が大変な時期だったのでさすがに自粛して……

ミネルバ「違うわ!異星人に合わせて正義のロボットがぞろぞろ現れたから、ちょっと様子を見ていただけよ!
 で、テンサイダーとテッケンオーが倒れた今が狙い目と動き出したってわけ!」

ユノ「ドクター、言ってて情けなくなりませんか?」

ミネルバ「う、うるさい!それよりユノ、エンジンの調子はどう?」

ユノ「サンライトオーバーエンジン順調に稼動中。出力、問題なし」

ミネルバ「よぉし、いくわよぉぉぉぉ、絶対征服!!」

ユノ「……オリンポース」

悪のスーパーロボットオリンポス、発進です。


オリンポスが飛来して街中に着地する。突然現れた巨大ロボットに慌てる群衆。

ミネルバ「さぁて、街に出てきたけどどうしようか、ユノ?」

ユノ「したいことがあって出てきたんじゃないんですか?」

ミネルバ「そうね、それじゃまずゲンカイザーから血祭りに上げて、あっ、そのためにはまず、街を破壊して
     相手を呼び出さなきゃ!」

ユノ「いきあたりばったり……」
245それも名無しだ:2008/05/18(日) 11:16:06 ID:Xa1ZEDOY
首相官邸。国会の休憩時間に慌てて抜け出してきた尽たちが、モニターに見入っている。

尽「何だあのロボットは……」

さくら「見たところ地球のメカのようですが……」

電話が鳴り、新村が取る。
「はい、新村です。……何ですって?総理、現地にウツノイドです」

尽「!あのロボットは、ウツノイドの出現を予知したのか?」


ユノ「言っておきますが、偶然ですから」

オリンポスから見える位置に出現したウツノイド。

ミネルバ「何よあれ?空から降りてきたけど」

ユノ「ダウナー線を感知。ウツノイドです」

ミネルバ「何ィ?おのれ許さん!私は24年も前から日本を狙っていたのよ!?
     今さら異星人なんかに渡さないわ!」

ユノ「動き出したのは向こうが先ですけどね」

ミネルバ「うっさいわね!ミサイル発射よ!」

ユノ「了解。オリンポスミサイル発射」

ドドドドゥ!
オリンポスの腹部から数発のミサイルが飛んでいき、ウツノイドに命中する。しかし。

ミネルバ「そんな!オリンポスミサイルが効かない!?」

ユノ「……爆薬ケチるからです」

ピカッ!ピカッ!ドドォゥ!!
ウツノイドが光線を乱射し、周囲のビルが崩れる!

ユノ「これじゃ近づけませんね。ミサイルも効かないし……どうします?」

ミネルバ「ぬぅぅ……こうなれば、オリンポスアァ――ックス!」

ガシャン。オリンポスが戦斧を構える!

ユノ「近づけないのに格闘戦用の武器なんかどうするんですか?」

ミネルバ「こうするのよっ、でぇぇりゃぁぁぁぁっ!!」

オリンポスは大きく振りかぶって斧を、投げた!
斧が飛ぶ!あさっての方向へ!

ユノ「ちょっとドクター、自棄を起こさないでください。武器を投げちゃうなんて……
   しかも外れてれば世話無いですよ」

ミネルバ「甘い!まだまだこれからよ!」

ユノ「……?」
246それも名無しだ:2008/05/18(日) 11:16:57 ID:Xa1ZEDOY
ウツノイドの横を通り過ぎていったオリンポスアックスは輪を描くようにUターンし、
戻りしなにウツノイドの腕を切り落とした!

ミネルバ「見たか!斧だろうが鎌だろうが、L字型の刃物はみーんなブーメランになるようにできてるのよ!」

ユノ「へぇー、すごいですね。……で、あれ、受け止められるんですか?」

ミネルバ「へ?」

オリンポスアックスは回転しながら一直線に。

ミネルバ「うわぁ―――、斧が、斧が飛んでくるわ!!」

ユノ「後先を考えてくださいね。ハァ……もっと親孝行すればよかった」

ゴビ―――……ン。グラァ、ズシ――ン。
アックスが頭部に直撃し、オリンポスは倒れた。

ミネルバ「アイタタタ……」

ユノ「当たったのが柄の部分で助かりましたね。刃だったら真っ二つでしたよ」

ミネルバ「フッ、運も実力のうちよ!さぁオリンポス、反撃開始!」

ユノ「そうもいきません。今の衝撃で電子頭脳がやられました」

ミネルバ「な、何ィ!?」

ズン。ズン。ズン。ウツノイドが近づいてくる!

ユノ「万事休すですね。戦闘は無理でも撤退はできますけど」

ミネルバ「撤退ですって?ミネルバ印の辞書にそんな言葉は無いわ!」

ユノ「そんな辞書はただの落丁です……」

と、そこへ。

ヤブル「うおぉぉぉぉぉっ待ァちやがれェェッ!!」

三機のカイザーマシンが飛来する!カイザーマシンは一つになり――
ヤブル「ゲェェェェェンカァァァァァイザァァァァアアッッ!!!誰か知らんが動けないみたいだな!
    ここは俺に任せて逃げろ!」

ユノ「あ、ドクター、ゲンカイザーですよ」

ミネルバ「おおっ、いい所に来たわね!ここであったが百年目ぇっ!!」

ユノ「だから闘えないんですって。もう撤退しますよ。いいですね?」

ミネルバ「ちっ……わかったわよ!覚えてなさいゲンカイザー!次こそその命貰うわ!!」

ユノ「違うでしょ。……撤退します」

オリンポスが去っていく。

ヤブル「行ったか。さぁて、ここからは俺が相手だぜ!!」

ピカッ、ピカッ!ボォンボォン!!ウツノイドの光線がゲンカイザーを襲う!
247それも名無しだ:2008/05/18(日) 11:17:33 ID:Xa1ZEDOY
ヤブル「くっそぉぉぉぉぉっ!近づけねえ!?」

「私に任せろ!」

ヤブル「秀一か!?」

秀一「シャクトゥーソ――――ドッ、メテオォォォォォル!」

ドォォォォォン!!天空より降下してきたヨユウダーに切り裂かれ、ウツノイドは破壊された。

秀一「余裕……綽々!」


リ・タイア「ずいぶんとあっさりやられおったな、フ・カノー」

フ・カノー「恐れながら皇帝陛下。今回のウツノイドはギバップが忘れ形見。データ採集のための
      捨て駒にございます」

リ・タイア「フム。して、そのデータとやらは?」

フ・カノー「……残念ながら。所詮は彼奴のウツノイドという所ですな」

リ・タイア「フフフ、相変わらずうまく言い逃れるものよ。まあいい、貴様には期待しておるぞ、フ・カノー」

フ・カノー「ハッ。光栄に存じます」


尽「結局、あの赤いロボットは何だったんでしょう?我々より早くウツノイドの出現を察知した」

新村「公安が動いていますが、なかなか掴めません。ゲンカイザーやテッケンオーのときはすぐに
   突き止められたのですが……そう、どちらかといえば」

尽「……テロボットを思い出しますか?」

新村「はい」

尽「そっちの可能性も、考えておかなければいけませんね」


ミネルバ「ぶぇっくしょい!!……誰か噂してんなぁ?おっちゃん、皮とつくね6本ずつ頂戴!」

屋台のおっちゃん「姉ちゃん、もうやめといたら?」

ミネルバ「うっさいなぁ、もうやけ食いよ!ちっくしょうあそこでウツノイドさえ出てこなきゃなぁ……
     ヒック。ユノー酒が無えぞー!」

ユノ「あんまり飲むと電子頭脳の予算無くなりますよ?」

ミネルバ「チェッ……世知辛いなぁまったくよぉ!」

ユノ「誰が見ても自業自得です……」(つづく)
248それも名無しだ:2008/05/19(月) 01:01:54 ID:WkLjlLdm
ブルーナンバーズ

青くすんだ母なる海、人が生きていく世界。そう、地球はある日を境に地上を失った。
しかし人類は地上から海中に場所を変えただけでまだ滅んではいなかった。それどころか文明は進歩をとげる、「海エネルギー」無限にひろがる海からそれを抽出し人は生きていく糧とした。
平和である思われたが禁断の扉が開かれる。そして人類は未曽有の危機に陥った…


主人公
青羽 賢人(あおばね けんと)
16歳

海底都市アトランティスに住む旧日本人、ひょんなことから高速潜水人型兵器ブルヴァンブルー(BVB)に乗り正体不明の敵と戦う事になる。
周りからはけんちゃんと呼ばれている、普段はきさくで明るい性格だがやるときはやる男。


高速潜水人型兵器ブルヴァンブルー(BVB)

賢人は量産型試作機のBVBに乗ることになる、高濃度の海エネルギー使用している。装甲は海底山脈の鉱石を加工したアクア03を使用し、4000m以上もの海底でも活動できる。
武器はブルーカッター、ブルーショット、ソニックダイブなどがある。水中の戦闘では無類の強さを誇る。
249それも名無しだ:2008/05/19(月) 01:03:59 ID:WkLjlLdm
デク=マーキス
48歳

旧アメリカ人、潜水戦艦サヴァイブシフトの艦長を務めている。サヴァイブシフトは四隻あるがその内の三番艦をまかされている。人望が厚く、部下からは信頼されている。女癖が悪く奥さんからは見放されている。そんな艦長だが統率力と指揮官としての能力は皆が認める。


潜水戦艦サヴァイブシフト

本来は海底探索用に造られたが謎の敵の襲来により戦闘用に改修される。四隻あり、それぞれ微妙な点で性能が違う。


ゲートロム

大西洋付近で発見された巨大な扉から現れた謎の機体、全てにおいて謎に包まれているため扉からでてきたからゲートロムと呼称される。知的生命体ではなくただ無差別に破壊を繰り返すやっかいな存在、際限なく扉から表れる。
250それも名無しだ:2008/05/19(月) 07:32:45 ID:RolNBhNC
ブルヴァンブルーってなんか新鮮な響きのロボットだな
251それも名無しだ:2008/05/19(月) 14:37:39 ID:WkLjlLdm
>>250
最初BVBを元に考えてたらブルヴァンブルーに行き着いた。海が舞台だから新鮮というか爽やかとというかそんなイメージで見てくれたら嬉しいな
252それも名無しだ:2008/05/19(月) 16:26:57 ID:kTVWN2dz
ぼくロボ大戦WHの更新GJ、やっぱり登場人物が増えていくワクワク感がたまらない
それとモードァメデスに踏まれてから雷場が出なくなったけれど・・・死んじゃったのか?

253それも名無しだ:2008/05/19(月) 17:06:42 ID:8XSVYxav
>>251
いいねぇ海洋ロボ、これからの展開に期待

そういや昔、マグロ+磁力+モーターボートをモチーフにした「マグロック」というロボットを
思い付いたことがあったが、細かい設定まで作れずに頓挫したことがあるな…
254それも名無しだ:2008/05/19(月) 19:44:55 ID:fT6B08gZ
最近、エヴァっぽいけど主人公が熱血バカで黒幕の計画がどんどん崩れ去って行くロボットの妄想が止まらないぜ
255それも名無しだ:2008/05/19(月) 20:22:52 ID:Tlz9xaJR
>>252
レス感謝。雷場はねぇ……あいつはあいつで苦労してんのよ(笑)。

>>254
それ面白いな。発表を待ってるよ
256それも名無しだ:2008/05/19(月) 21:11:32 ID:CoDtO9Ac
エイテルオン、ネオ・アーツ、ブルヴァンブルー……俺には思いつかないような素敵ロボばかりです。
俺も頑張りたいです。この皆が読み飛ばしているであろうマサトで!!

「ふぃ〜、さすがに一日に二回戦闘は疲れるわ〜」
麻里は食卓に突っ伏し小声でぼやいた。
「おい、麻里。だれてないでとっとと寝ろ。明日は折角の休みだぞ?」
神夜の言葉を受け、麻里はカレンダーを凝視している。
「どうした?」
麻里は神夜の問いに不機嫌そうに、
「別に。ただ、お兄ちゃん日付間違ってないかなぁって。」
「う、うるせえ!いいから寝ちまえ、お前は!!」

第3話「獅子、疾走!」

『よもやブザンのマルタルドすら敗れるとはな』
「グラーマン帝王様……面目次第もございません」
片膝をつき謝罪するブザンの後ろでヴァギトが軽くフォローする。
「いいんじゃないですか、帝王様?ブザンは頑張りましたよ」
「ヴァギト!貴様帝王様に対しなんという馴れ馴れしい態度を!」
『…まあよい。ジュバフ、貴様もそう腹を立てるな』
「……はっ。時に帝王様、デガスは何処に?」
『彼奴ならダルーカの強化をしているわ。あの鎧の女に一撃で負けたのがさぞ悔しかったのだろうて。
さて、次は誰が行く?』
「その役目、このジュバフにお任せを!」
「…でもさ、ジュバフ?君勝てるのかい、あのロボットに?」
「勝って見せよう!私のドラウグラで!!」
熱のこもる口調で訴えるジュバフに対し、ヴァギトは実に冷ややかに答えた。
「ふうん……帝王様、僕に行かせてくださいよ」
「何っ!?」
『ほう、勝算は……?』
「まあそんなに高くはないですね。でも、先の二人みたいに情けなく負ける気はないですよ。で、
マーヒュンを数体貸してほしいんですが」
『……任せよう』
「了解。じゃ、準備にかかります」
わざとらしく足音を高らかに鳴らせ、ヴァギトは背を向け歩いていった。
「帝王様!何故あやつに……」
『なあに、彼奴の自信の程を見せてもらうのよ』
(まずいぞ…折角ウィリスがいないというのに……このままでは手柄が上げられぬ!)
257それも名無しだ:2008/05/19(月) 21:33:59 ID:CoDtO9Ac
「じゃ、行ってきまーす」
「夕方には帰って来いよ」
麻里は、保障できかねまーす、と言って小走りで出て行った。
今日は近所のひからびたような映画館で麻里が楽しみにしていた映画の上映があるのだ。
麻里は全力疾走に小走りとスキップを混ぜたようなよく分からない走り方で映画館へ向かった。
「おっす、おっちゃん♪」
麻里はチケットを売る中年の男に呼びかけた。
「おう、マサちゃんかい。相変わらず胸ちっちぇえな。そんなんじゃあ彼氏できねえぞ?」
麻里にいきなりセクハラ発言をしたのはこの映画館の責任者で、ほぼ唯一の客である谷口兄妹とは
最早親友のような間柄である。
「ふーんだ、それはおっちゃんがオッパイ星人なだけだろ?それよりさ、チケットチケット」
「はいよ、『銀河三銃士』な。はいよ、サービスで3割引きしてやるよ。えーと、だから……」
「はい、こんだけだよ。じゃ、また後でね」
「お、おう……相変わらず計算はええな、マサちゃんは」

「……あー、楽しかった♪まさかポルトスがあんな壮絶な最期を遂げるとは……おう?」
ご満悦で出てきた麻里は、すぐに外の異変に気付いた。
「おっちゃん、何かあったの?」
「ああ、よく分からんが、銃を持った人間らしい影が六つほど近づいてきてるらしい。見つかった奴は
女だけブチ殺されてるらしい」
麻里には一つ、思い当たる節があった。
「……おっちゃん、また後でね」
「お、おいおいマサちゃん。まさかこの状態で帰る気か?影が通り過ぎるまで隠れていけよ」
「いいの。私、逃げ足だけは人並み以上だから。じゃ、また見に来るよ」
そう言って麻里は映画館を後にした。
「……女ってえのは、知らねえ内に成長してるもんだねえ」

「……いた!」
麻里は物陰から向こうの様子を伺っていた。
確かに六つ、人の姿をした影がいる。
しかし、それは人と呼ぶにはあまりに異様であった。まず、全身が黒一色だ。肌と思われる
部分まで金属光沢のある黒で覆われている。さらに言うなら、顔もない。時折口のようなものが開くが、
そこからは短機関銃が顔をのぞかせる。
258それも名無しだ:2008/05/19(月) 21:55:48 ID:CoDtO9Ac
と、異形のうち一体が一人の女性を髪を掴んで引きずってきた。そして、
ダダダダダダダ、と銃声が連続で聞こえたかと思うと、女性の顔の部分がみるみるなくなっていった。
「――――――――ッ!!」
気付けば麻里は、物陰から飛び出していた。
「おい!そこのビックリ人間ども!あんたたちの狙いは私だろ?撃てよ!その人じゃなく私を!!」
六体の異形は一斉に短機関銃を麻里に向け、発射する。
「ボォォーグ・オォォォーン!!」
麻里は叫びながら異形に突撃していった。
鎧をまとった麻里の前に、機関銃の弾丸はことごとく跳ね返されていった。
「HVJMHVKYKTYDKYVYV!?」
「HJUILHLYVTFCRYXCUKL!!」
異形は何か叫んでいるが、内容は全く分からない。
「そこの女の人の仇だ!!フィンガーバルカァァァン!!」
指のバルカン乱射で異形二体を早々に破壊した。
「FMYBKLUJUL+OINYYIVUKY!!」
「YRSDTAEJGIUI<LGGYGK<JT!?」
「IOGUTDXUTESTJDTYCTKJVCY!!」
三体の異形が同時に殴りかかる、が、麻里はこれを素早くかわし電磁ウェッブを射出。三体同時に無力化した。
「JHHJGFFTYDYDYRDTYCR>LOLO!!」
「残りはお前だけか!フラァァァッシュセイバァァァァァ!!」
麻里は腹から刀の柄を出し、それを力強く握った。すると、アテナスのF・エクスカリバーのように光が伸びる。
「でりゃああああ!!」
残った異形は真っ二つにされ、その場に倒れた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「いやぁ、すごいねえ」
気付けば麻里の肩に手をまわす謎の男がいた。顔は良く分からない。麻里のように色付きのバイザーがついた
鎧を着込んでいる。
「!?」
「おっと、驚かせちゃった?僕はカリグラ五幹部のヴァギト。以降、よろしく」
「あんたがこれをけしかけたのか!?なんでこんな手段を!?」
「だって君が誰だか分からなかったんだもの。なら女を皆殺しにしたほうが手っ取り早いだろう?」
「…………っ!!」
「でもひどいのは君も一緒だろう?あの女見捨てて、顔がなくなるさまを見てたんだから」
「ッ!」
「君のためにもう何人も死んでるんだ。君のせいだよ?君が大人しくデガスやブザンに殺されていれば……ふふふ」
不気味な笑いを残しヴァギトは去った。
後に残された麻里の胸中にあったのは、言いようのない絶望感だけだった。

第3話 完
259それも名無しだ:2008/05/19(月) 21:57:24 ID:CoDtO9Ac
これで第3話終了しました。
なんだか今日はグロい描写を書いてしまいました。すいません。
グロ苦手な方いれば今後自重します。
そういったことも含め意見をいただけたら幸いです。
260それも名無しだ:2008/05/20(火) 01:09:58 ID:yW+KDUJv
>>253
そう言ってもらえるとありがてーぜ、現在SS制作中だけどあんまり期待しないでね
261それも名無しだ:2008/05/20(火) 01:23:05 ID:lvtR5SV0
>>259


別にこのぐらいでグロイとかいうような人はきっとロボゲ板にいないでしょ><
御大の作品とかだって見てるだろうし
全然OKだからもっとやってもいいよ〜
ただ、なんの作品の3話なのか書いてくれないと最初なんの作品なのかわからなかったかなー
あともうちょいロボに乗るシーンを分かりやすくしてくれるとありがたい
最初パワードスーツかと感じたかも


てかこんな事でグロイのヤバイとか言われたら
血の海で細切れ死体がわんさかあるような描写した俺は物凄い自重をしないといけないのではとか感じてしまうwww
262それも名無しだ:2008/05/20(火) 03:54:32 ID:zQbknqJp
The gate of“THENDER”
【Order.2〜その名はザ・ゲートオブ〜あらすじ】
突然の事に戸惑いながらもゼンダーに乗り込み応戦する渡。
巨体と巨体がぶつかり合い、街を揺らす。
殴り合いの末追い詰められる渡だったが、放たれた熱線砲を吸い込み、増幅させ撃ち返すゲートキャノンの一撃で、
なんとか敵ロボットの撃退した。しかしまだ終りではなかった。
支援者を名乗る胡散臭い男の登場。渡に突きつけられた現実。ゼンダーとは、The gateとはなんなのか。
謎が謎を呼ぶままに、新たな敵のThe gateが現れる。
支援者を名乗る男は言う。「乗っちゃったからには責任持って戦え」と。
渡は唱える。「コール ユアネーム、『gate of THENDER』!!」と。
目の前には蒼い四肢の機体。性能は未知。
「コール オーダー」の言葉で再びゼンダーは動き出す。

                 続く
263それも名無しだ:2008/05/20(火) 03:55:53 ID:zQbknqJp
アークイト[The gate of arcquit]
渡の住む町を襲ったザ・ゲート。
三番機のため『The gate of 3rd』と呼ばれていたらしい。
チェストゲートから風を取り込み背面に展開させた後光の様な輪を回転させ極太ビームを発射する『ラウンドブラスター』なる武器を持つ。(これはゲートキャノンとは違い、いつでも使うことができる)
実戦に不慣れな渡とゼンダーを追い詰めラウンドブラスターで止めを指そうとするが、
逆にそれを吸収され数倍の威力で返されるのゲートキャノンの直撃を受け消滅する。
264それも名無しだ:2008/05/20(火) 04:00:50 ID:zQbknqJp
以上、ゼンダー第二話でした。
本気でSS書けないので、しばらくとりあえずこの形で投下していきたいと思います。
かなりの乱文ですがよろしくお願いします。
265それも名無しだ:2008/05/20(火) 20:31:30 ID:6GNla76i
>>261
感想ありがとうございます。
もっとやっていい……うーむ、でも今後これ以上のグロはあまり出そうにないのですが……
まあそれはそれでいいか。とりあえず覚えておきます。
タイトルは……すいません、以後善処します。
ロボに乗るシーン……そうですね、今読み返したらほとんど気付いたらコクピットにいますからね。
第四話では乗り込む描写を明確に書いてみたいと思います。
今後も頑張りますので応援よろしくお願いします。
266それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:00:27 ID:yW+KDUJv
ブルーナンバーズ
第1話「地球の海は青い心」

海底都市アトランティス
賢人「あー…」
ユーガ「どうしたのけんちゃん?空なんか見上げちゃってさ」
花「ばかね、賢人の事だから何も考えてないに決まってるじゃない」
賢人「いやさ、昔って陸ってのがあったろ?土があって木があって。どんなのだったのかなってさ」
花「少なくともここよりはずっと住ずらそう、先生が歴史の授業でいってた、地上には紫外線てのがあって肌に悪いって。あんなに濃い化粧してるのにね」
ユーガ「地上にはウォーターサッカーもないしね、あっ!いっけね今日はベイウェーブスの試合があったんだ。けんちゃん、花ちゃんまた明日学校でね!バイバイ」
賢人「またなユーガ」
花「私も塾があるからまたね賢人」
賢人「あぁまた明日な花」
花「?(いつもの賢人らしくない…きどっちゃってさばっかみたい)」二人が去った後行く宛もなく彷徨く賢人
賢人「はぁ…(じっちゃんは何であんなこといったんだろう?)」ドォン!突然ビルが爆破
賢人「隔壁に穴があいている!なんだありゃあ!?」謎の機体出現
賢人「シェルターに逃げないと(ユーガや花やみんなは大丈夫だろうか…)」
267それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:01:55 ID:yW+KDUJv
防衛基地
ギュスト「アンノウン出現!居住区に被害が及んでいます」
重蔵「もはやこのアトランティスまで…艦長どうする?サヴァイブシフトを出すんか?」
デク「敵はアトランティス内にいる、サヴァイブシフトでは活動できん。あれはだせんのか?」
ギュスト「BVBですか?」
沙弥「艦長のあれっていったらあれしかないじゃないですか、ね艦長?」
デク「あっあぁ、そのとうり」
ギュスト「残念ながらパイロットがいません」
デク「何!?テストパイロットはどうした?」 ギュスト「アミュレット中尉ですか?彼は西のクレセントに左官されてここにはいません」
デク「なんだと!?」
シャオリン「大変です、新手がきます」
デク「仕方ない外の敵だけでも我々で叩くぞ、重蔵副艦長サヴァイブシフトをだす、関係各所に通達してくれ!」
重蔵「承知した」
268それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:03:45 ID:yW+KDUJv
アトランティス
賢人「うわー!」シェルターへの道が瓦礫で塞がれる
賢人「こいつはやべー…緊急用の通路なら」そして来たことのない施設に迷い込む、関係者以外立ち入り禁止の文字
賢人「こんな時に関係あるか!…なんだこりゃ」ふと不思議な感覚に捕らわれる賢人、賢人の目の前には高速潜水人型戦闘兵器ブルヴァンブルーが
賢人「今のは?そんな事より軍の兵器かなんかか?」ピーガー
賢人「通信?」
ギュスト『誰かいますか?誰かいませんか?』
賢人「軍の人か?」
ギュスト『誰だ君は?』
賢人「俺は賢人、青羽賢人」
ギュスト『年は、そんな事よりそこは関係者以外立ち入り禁止のはずだ』
賢人「非常時なんだからケチケチすんなよ軍人さん」
ギュスト『なっ!貴様!!事の重大さがわかってないようだな』
賢人「ところでこいつはいったいなんなんだ」
ギュスト『お前が知る必要はない』
賢人「動くのかい?俺がこいつであの野郎をぶっ飛ばしてやらぁ」
ギュスト『ふざけるな!絶対どこにもさわるなよ、もしさわったら…』
デク『いけるのか?』
賢人「あんたは誰だ?」
デク『私の名前はデク=マーキス、そんな事よりこのブルヴァンブルーを操縦できるのかと聞いている』
269それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:05:58 ID:yW+KDUJv
ギュスト『何をいっているんですか艦長?』
デク『今奴を倒せる可能性があるとすれば彼しかいない、託そうではないか、アトランティスの命運を』
ギュスト『…、え〜い知りませんからね』
賢人「そうこなくっちゃ、話がわかる人がいて助かるぜ」
ギュスト『大口を叩いたからにはいけるんだろうな?帰る場所がなくなったなんて洒落にならんぞ』
賢人「誰に言ってるんだい?まかせときなって」
シャオリン『起動シークエンスの指示は私にまかせてください。まずはモニターをみてください、次に起動コードを入力してくださいパスワードはB・L・U・E』
賢人「オッケー、次は」
シャオリン『次は上のエンジン稼働スイッチを海エネルギーゲージの安定域に気をつけながら入れてください』
賢人「これか」
シャオリン『最後にセーフティーシグナルが赤から青にかわったらスロットルを思いっきり引いてください』
賢人「わかった、青羽賢人行くぜー!」
シャオリン『アイヤー!起動成功ネ!!』
ギュスト『敵は一機だ、健闘を祈る』
賢人「まかせときなって行こうぜブルヴァンブルー!」建物を突き破りアンノウンと対峙するBVB
270それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:08:04 ID:yW+KDUJv
賢人「俺達の街を滅茶苦茶にしてくれたツケは払ってもらうぜ」アンノウンに体当たりするBVB、だがカニバサミのようなものではさまれる
賢人「ぐぅ!何か武器は無いのか?」
シャオリン『ブルーカッターがあります』
賢人「これか、うおおー!!」カニバサミを両断
賢人「へっ!一気に決めてやる」アンノウンに押し返され海中にでる
賢人「ぐあっ、でもこれで暴れやすくなったぜ」
シャオリン『えぇ、とても都合がよいです。海中ならブルーショットがつかえます』
賢人「こいつか、くらいなシュート!」アンノウンに直撃、たちまちひるむアンノウン
賢人「覚悟しやがれ、うおおー!!」ブルーカッターでアンノウンを撃破
シャオリン『お疲れ様ですミッションコンプリートデスネ』
デク『我々の帰る場所を守ってくれてありがとう賢人君、ちょうど帰還したところだ君を保護する。こちらの誘導に従いたまえ』
賢人「あいつはいったいなんなんだ」
デク『それはこちらで調査中だ、君はよくやってくれた今は休んでくれ』
賢人「…あぁ」


続く
271それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:10:01 ID:8cbUp4Sf
台本型か、これはこれでいいですね
内容も面白いし
272それも名無しだ:2008/05/20(火) 22:39:43 ID:yW+KDUJv
>>271
感想どうもです、なんかわけのわからん伏線ばっかりですんません。なるべく早く二話目を仕上げます
273それも名無しだ:2008/05/23(金) 01:09:13 ID:LdgDQE1f
月下の闘騎士 (げっかのとぅないと)


・ストーリー紹介

舞台は、地球と良く似た環境を持つ、とある惑星の乾燥地帯・ロックベイ。
色とりどりの美しい宝石を特産物とし、日ごろから様々な人々が行き交うこの一角に、
最近になって雨季が訪れた。そして、それと呼応するかのように、
宝石を狙って人々を襲う良からぬ者どもが現れるようになっていった。
そんな中、人々の間で、ある噂がまことしやかに語られるようになる。
‘霧雨の降る夜、地を這う巨大な怪物が通り過ぎるのを見た’というのだ。
だが、それを目撃した者は幸いである。なぜならば、それは近いうちに正義の使者が
現れる前触れだからだ。
はたして、それはいったい何者なのであろうか?

「私は、何者でもありませんよ…」


・主人公紹介

アル

フルネームは‘アルグレイ=スラッグス’。いつも日傘を手に持った謎の麗人。
非常に中性的な容姿や声色をしているため、その性別は不明。もちろん、年齢も不明である。
性格は良く言えば謙虚で穏やか、悪く言えば自虐的で皮肉屋。
じつはその正体は、各地の悪党どもから恐れらている無敵の戦士である。
いつも決まって「自分は何者でもない」と言いながら、悪事を働く者の前に姿を現すため、
‘ストレンジャー・アルグレイ’という仇名で呼ばれている。

「お黙りなさい。その御口は何のために付いているのですか?愛を語らうためではないですか?」


・アイテム紹介

グレイシェル

アルが愛用している、柄の部分に大きな宝石のはめ込まれた‘魔法の傘’。
太古の昔に、ミスリル銀製の骨組みと、蜘蛛(くも)の糸と蛞蝓(なめくじ)の粘液を
織り交ぜて作った生地を組み合わせて出来た傘だといわれており、すさまじく頑丈。
ちなみに仕込み傘でもあり、上部と下部を分離させると、仕込まれたサーベルが露わになる。
アルの武器であり、また、その精神力を増幅させる魔法器でもある。
傘が開閉され、そのエネルギーが周囲に拡散したとき、アルの忠実なる僕(しもべ)が
そこに姿を現すのだ。

「いでよ、クメイナー!!」
274それも名無しだ:2008/05/23(金) 01:11:55 ID:LdgDQE1f
・ロボット紹介

クメイナー(ジークメイナー)

全長約20メートルの‘機怪’生命体。
蛞蝓によく似た姿をした戦車形態が‘クメイナー’であり、それが人型に変形したものが
‘ジークメイナー’である。
人々を騒がせた‘地を這う怪物’とは、このクメイナーのことである。
普段は地中に身を潜めているが、アルが呼びかければたちまち地面を突き破って姿を現し、
グレイシェルから放たれたアルの精神の波長を読み取って動き出す。
明るい場所や乾いた場所は苦手のようであり、夜間や曇りの日でなければ真の力を発揮できない。
ちなみに、アルの命令を受けると「ウィィィーッ!!」という鳴き声を発する。


・クメイナーの武器

電光線:触覚から放たれる電撃ビーム。
眼光拳:触覚を伸ばして、相手を殴り飛ばす。

「クメイナー・イン・トゥナイト。微力ながら、正義のために戦わさせていただきます」


・ジークメイナーの武器

超速拳:いわゆる‘ロケットパンチ’。
大旋風:辺り一面に突風を起こす。
稲妻落とし:ジークメイナーの最大の技。アルがフリスビーのように放り投げたグレイシェルが
目標の頭上に達した瞬間、その箇所めがけて電撃を落とし攻撃する。威力は抜群だがリスクが大きい。

「ジークメイナー・イン・トゥナイト。あなたのことは、何者でもなく、この私が許しません」


・宝石の謎

ロックベイで採れる宝石には魔法の力が秘められていると言われており、人間の思念を増幅させたり、
物体に命を与えることもあるとされている。それゆえに、宝石を狙う悪党も多いのである。
だが、宝石の魔力は生半可な人間にコントロール出来るものではなく、たとえ物体に命を与えても、
無秩序な‘怪獣’と化して持ち主の手を離れ、暴れてしまうことがほとんどである。
グレイシェルにはめ込まれた宝石の魔力は、他のものと比べてとりわけ強力であり、それゆえに
クメイナーは、何が暴れていても鎮圧できるほど強いのである。
そんなものを操ることが出来るアルグレイもまた、只者ではないといえる。


……アルグレイやクメイナーの本当の正体、みたいなものはもう考えてあるのですが、
今は言わないでおきます
どうも、長々と失礼しました
275それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:33:44 ID:iUwsN3G3
ブルーナンバーズ
第2話「晴れ後曇り」

サヴァイブシフト医務室
賢人「(人が海で暮らすようになって230年、じっちゃんのじっちゃんつまりひいひいじっちゃんの代から海の中で住むようになったらしい。俺は4世にあたる。
移住当初争いが絶えなかった、当然の話だ。いきなり違う国同士の人達が同じ所で住むってんだから、違う文化や思想、宗教や政治。
それでも海の中で争っても醜いだけだってんで意志統一法ってのが制定された。文字どうり世界は一つになった。過去の文化も宗教も今はない、みんな平等だ。今じゃ当たり前なことなのに昔の人は何でこんな簡単な事に気づかなかったんだろうか)」

「それはね、愚か故の過ちってやつよ。その結果が今、人は一度痛い目みないと目が覚めないのよ」
賢人「うわーっ!あんた心の声が聞こえんのかよ」
ジュリア「うふふ、何となくそんな事考えてるんじゃないかってね。でも元気になってくれて良かったわ」
賢人「心なしかはずかしーぜ」
ギュスト「元気になってなにりよりだな」
賢人「いやーお陰様で」ガチャ銃口を向けられる賢人
276それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:36:44 ID:iUwsN3G3
ギュスト「貴様のしたことは重罪だ、あまつさえ無断で軍の立ち入り禁止施設に入ったあげく。機密レベルSランクで軍の重要秘密機材に触れた罪は軽くないと思え」
賢人「くっ」
デク「そんな物騒な物はおろせギュスト、もっともお前が引き金を引かない事はわかっているがな」
ギュスト「艦長に免じて見逃してやる、命拾いしたな。アトランティスを救ってくれて感謝する、お前の行動は敬意に値する」
賢人「あっ、いやっそれほどでも」
デク「それほどの事をしたんだ誇りたまえ、君はアトランティスを救ってくれた英雄だ。我々は危うく帰る家を失うところだった」
賢人「英雄だなんて…」
「ここ?」ゾロゾロ
シャオリン「あら可愛い」
沙弥「パイロットは子供だったのね、でも全然ストライクゾーン」
賢人「なっ!あんたらだって年あんまり変わんねーじゃねーか」
「ここか」「どんなツラしてんのか拝んどかねーとな」ゾロゾロ
マスタ「おっまだ子供じゃねーか」
アレハンド「よう大将、よく家のじゃじゃ馬を無傷で返してくれたな」
デク「君は機体の操縦をしたことがあるのか?」
賢人「サルベージコンテナのアルバイトした事があって…」
マージュ「それにしたってすげーな」
277それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:39:41 ID:iUwsN3G3
ジュリア「あんたたちここはパーティー会場じゃないわよ、野次馬はでていきなさい」
デク「堅いこと言うなジュリア」
ジュリア「また奥さんにいいつけるわよ」
デク「そっそれだけは勘弁してくれ」
沙弥「離婚も秒読みですね艦長」
デク「笑えないジョークだな…」
賢人「(なんだこの騒がしい連中は、あっそうだ)聞くの忘れてたけどあんたら一体なんなんだ?」全員静まる
デク「ゴホンッ!我々は海洋連邦軍所属第03小隊だ!!」全員がさっきまでは嘘のような精悍な顔立ちで敬礼をする、圧倒された賢人も敬礼する
シャオリン「マーキス隊と呼んでください、またの名を軍のお荷物部隊デスネ」
デク「せっかくかっちょよく決めたんだから、それはいわないでくれシャオリン」
賢人「おっお荷物?」
マスタ「あながち間違ってないな、ここにいる連中はそれぞれが専門のスペシャリスト揃いだ、だか他の分野はからっきしなごろつきの集まりさ。そんな俺達をを拾ってくれたのが艦長さ。俺は索敵担当のマスタ=エンディア小尉だよろしくな」
賢人「どうも」
シャオリン「私はオペレーターのチョウ=シャオリン伍長デス」
賢人「あの時の人か助かったぜ」
シャオリン「あの時まさか君みたいな子供だと思ってなくて緊張しました」
278それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:42:31 ID:iUwsN3G3
沙弥「同じくオペレーターの水無月沙弥曹長でーす、同じ旧日本人同士なかよくしてね」
賢人「おっおうよ!」
アレハンド「俺はメカニックの整備班、班長のアレハンド=ムファタだ」
マージュ「んで俺はアレハンドの旦那の一番弟子、マージュ=コペルニクス」
ギュスト「私は繰舵手のギュスト=オールストラ大尉だ、艦長の右腕を務めさせてもらっている」
賢人「オールストラ…、オールストラってまさかあんたあのギュスト=オールストラか?」
ギュスト「なんだ私はお前とは初対面だぞ」
賢人「いや…気のせいだ」
ギュスト「…?」
デク「最後に、俺はこいつらのボス、デク=マーキス階級は大佐だ」
賢人「あんときゃ世話になったぜ艦長さん(あの堅物を説得してくれて)」
デク「ん?気にするな俺は懐のデカイ男だからな」
マスタ「ちげーねぇ、懐が小さかったら俺らみたいな厄介者引き取ってくれねーぜ」医務室に笑いが響く
重蔵「なんじゃ騒がしいのう」
シャオリン「あっ副キャプテンのご登場ですね」
賢人「副?……あぁぁぁぁぁー!!!!!!!」
重蔵「お、おぉぉぉぉぉー!!!!!!!!!」
賢人「じっちゃん!!!」
重蔵「賢人!!!なんでお前がサヴァイブシフトにおるんじゃ!」
279それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:46:44 ID:iUwsN3G3
マスタ「副艦長の孫…」
沙弥「あの鬼の少佐の孫…」
シャオリン「じっちゃん…」
重蔵「なっ、んん。賢人!最早問答無用じゃ!神妙にお縄を頂戴せい!!」
賢人「じっちゃん、なんか勘違いしてるぜ」
重蔵「えぇーい見苦しいぞ賢人!!ワシが骨の髄まで鍛えなおしてやるわ!!!」

10分後
重蔵「なんじゃ、てっきりワシは賢人がなんかの罪でしょっぴかれた物とばかり」
賢人「はぁはぁ、なんかの罪でしょっぴかれてもこんなとここねーよ普通」
重蔵「血は争えんということか…」
デク「ではやはり宗谷殿の…」
賢人「おっちゃん、親父の事知ってんのか?」
重蔵「これ賢人、艦長になんて口の効き方じゃ」
デク「知っているとも、宗谷殿は俺の憧れの上官だった」
賢人「……にしてもじっちゃんが軍のお偉いさんだったなんて驚いたぜ」
重蔵「当たり前じゃワシを誰だと思っとる」グッ、親指を突き立てる二人
デク「賢人君、折り入って話があるんだが」
賢人「なんだい?」
デク「君にBVBの正式なパイロットになってほしい」
賢人「俺に?」
デク「君以外に考えられない」
重蔵「そうじゃな、奴の血を引いたお前なら。いやお前しかできん」
賢人「…考えさせてくれ」
280それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:51:36 ID:iUwsN3G3
翌日、アトランティスハイスクール
花「ちょっと!賢人!昨日大事件があったから心配してあなたのケータイに電話したのになんででないのよ、元気もなかったし何かあったの?」
賢人「そりゃ肉親の衝撃的な事実を知りゃへこむっつうーの」
花「なによそれ、あなたのお祖父様がどうかしたっていうの?」
賢人「お前には関係ない」
花「なによ!私はあなたにとってなんなの?てゆーかなんでもないに決まってるじゃない、そうよ何でもないんだからね!」
賢人「ごちゃごちゃうるせーやつだなー」
ユーガ「やぁけんちゃん昨日の試合は最高だったぜ」
賢人「そりゃ良かったな」
ウイナ「けんちゃんが元気ない、熱でもあるんじゃないの?」
ギア「明日はシースノウかも」
ユーガ「でたっ!海ジョーク」
賢人「俺が元気ないのがそんなに珍しい事かよ!」
花「本当に大丈夫なの?」
賢人「なんでもねーよ、そんなに俺が気になんのか?」
花「ばっばっかじゃなーい!」
賢人「顔真っ赤だぜ!あははは!!」
花「もう知らない!」
281それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:53:48 ID:iUwsN3G3
青羽家
重蔵「賢人や、答えは決まったか?」
賢人「その前に親父の事を聞かせてくれ」
重蔵「…秘密にしてて悪かったのう、時期がくればお前に話すつもりじゃった」
賢人「別にいいよ、隠し事は誰にでもあるさ。じっちゃんの秘蔵コレクションの内の一つをわったのが俺だってこともな」
重蔵「なんじゃと、…これをお前に渡す。お前の親父の片見じゃ」青い高価な宝石のネックレスを渡す重蔵
賢人「これは?」
重蔵「オーシャンハーツ、大海の心じゃ。昨日お前に話したことは覚えているな?」
賢人「あぁ覚えているさ、いやでもな…」
282それも名無しだ:2008/05/23(金) 17:56:13 ID:iUwsN3G3
昨日
賢人「話ってなんだい?じっちゃん」
重蔵「実はお前に大事な話があるんじゃ」
賢人「なんだい?あらたまってさ」
重蔵「よく聞け賢人、お前には特殊な力がやどっておる、ブルーナンバーズとしてのな!」
賢人「ブル、ブルー何?」
重蔵「ブルーナンバーズ、それは限られた者のみに発現出来る力、潮の流れを自在に操る事ができる」
賢人「へーそいつはすげーや、その力でウォーターサーフィンでもしろってか?」
重蔵「ふぅー、心して聞け賢人よ。ブルーナンバーズのみに許された力、タイダルウェーブによってかつて地上は消しとばされた。230年前の大災厄は人為的に引き起こされた物なんじゃ」


続く
283それも名無しだ:2008/05/23(金) 22:52:45 ID:m9EFX7yt
『見事であったな、ヴァギト』
「お褒めに預かり光栄です、グラーマン帝王様」
ヴァギトは帝王に跪き、少し大袈裟に振舞った。
「私は認めぬぞ、あのような作戦は!」
ジュバフがヴァギトに吼える。
「ハッ、いいんじゃあネエノ?俺ァ嫌いじゃナイゼ?こういう作戦ハ」
『おお、デガス戻ったか。ダルーカの強化は完了したようだな』
「エエ、で、帝王様。次の出撃は是非俺ニ!汚名を雪ぐ機会を何卒この俺ニ!」
『よかろう、ならばやってみせよ』

機動少女伝マサト 第四話「少女、失意!」

あの日――一人の女性を見殺しにした日から、麻里は頭の中が真っ白になっていた。
ヴァギト。あの男の言葉で麻里の戦意は完全に削がれていた。
「……私の、せい……?」
麻里は兄、神夜に「ユズリン家に泊まる」とだけメールを送った。
しかし、実際柚子に確認をとったわけではなく、麻里の「一人でいたい」という思いの募った末の行動であった。
麻里は今、誰もいない公園で一人、項垂れていた。
「……私、もう駄目かもな……」
「あれ、谷口さん。どうしたの、こんなところで」
失意にくれる麻里に話しかけたのは、亜紀斗だった。
「青崎くん……なんでもないよ。ちょっとボーっとしてただけ」
「そうかな?いつもの谷口さんらしくないよ。話してみてよ」
亜紀斗の言葉に心を動かされたのか、麻里はつらつらと喋りだす。
「……例えばね、自分を狙った奴が自分が分からないから似た奴を殺していった。自分には殺される人を
救えるだけの力があるのに、救わなかった……。こういう時って、どうすればいいのかな……なんて、思っちゃってさ」
「……救えたのに、救わなかった……まあ、それは酷いよね」
亜紀斗は少し顔をしかめた後、言った。
「……やっぱり?」
「うん。僕はそう思うよ。でもね、」
「でも?」
284それも名無しだ:2008/05/23(金) 23:06:52 ID:m9EFX7yt
「僕ならこうするな。後悔なんて一切無し。とにかく目の前の自分が出来ることを精一杯やる。
そうすれば、最悪な結果だけは回避できるはずだよ」
麻里は、亜紀斗の話を黙って聞いている。
「ゲームか、何かかな?僕のがアドバイスになるか分からないけれど、頑張ってね、谷口さん」
「うん、また、明日ね」
麻里が言うと、亜紀斗は少しうつむいて、
「……ごめんね、明日からは会えそうにないんだ」
「え?どういうこと?」
「みんなにはまだ言ってないけど、実は僕、転校するんだ」
「え――――」
麻里はあまりに唐突な出来事に絶句する。
「このことは、みんなには明日まで黙っていて欲しい。縁があったら、また会おう」
亜紀斗はそう言って去っていった。
「……青崎くん……」
麻里がふと空を見上げると、
「!!」
見覚えのある影が降ってきた。
『オラァァァ!あの野郎ォォォォ!!どこダァァァァ!?』
「あれは……デガスのメカ!?こうしちゃいられない!ボー…」
言いかけて、麻里は迷った。
また、私は誰も、何も守れずに死なせていくだけじゃないのか。
迷いのある私が言って、無駄に犠牲が増えるだけじゃないだろうか。
そう思った時、亜紀斗の言葉が脳内でよみがえった。
『とにかく目の前の自分が出来ることを精一杯やる。そうすれば、最悪な結果だけは回避できるはずだよ』
その瞬間、麻里は吹っ切れた。
「…ボォォーグ・オォォーン!!アテナス!バァァーン・ナァァァァーウ!!!」
麻里は鋼鉄の女神を呼び出す。
アテナスの額から放たれる光が麻里を包むと、麻里は一瞬でアテナスの操縦席へ送られた。
操縦席にはスイッチやレバーの類のものは一切ない。四肢の動きを伝達する回路が両手足に絡みつき、
麻里の意思、行動に反応してアテナスは動き出すのだ。
285それも名無しだ:2008/05/23(金) 23:19:24 ID:m9EFX7yt
「出たな、女ァ!!引導渡シタラァ!!フェザーミサイル!!」
「かわせ、アテナス!」
ダルーカの翼から射出された羽根状のミサイルをアテナスは全て回避した。ミサイルは空の彼方へ消え去っていく。
「やるナァ!!ダガ、これはどうかナァ!?ザ・マッドダンス!!」
ダルーカが超高速でステップをみせると、麻里の目にはダルーカが五体ほどに見えた。
ダルーカそのままアテナスを取り囲み、ミサイルや格闘の連打を繰り出す。
「「「「「ハッハッハッハッハッハァ!!終わりダァァァァ!!!」」」」」
デガスの憎たらしい声も五重になって聞こえる。
「……助かったわ、あなたが狙いを私に集中させてくれて」
「「「「「アァ?何言ってンダァ?」」」」」
麻里の言葉にデガスは首をひねる。
「これなら、周りに被害は出ないもの。思いっきり行くわよ!」
アテナスは腰から二本の剣…の柄を抜き出した。
「やるわよ!エクスカリバァァァ!!!」
麻里が叫ぶと、柄から光の刃が伸びる。
「エクスカリバー・乱舞斬!!」
アテナスは二本のエクスカリバーを振り回し、一体づつ確実にダルーカの分身を片付けていく。
「……外れ!……外れ!……外れ!……外れ!……外れ!?」
五体斬っても、本物は見当たらない。
「……そこかぁ!!ヘビーアンカー!!」
麻里は空にヘビーアンカーを発射する。
そこには、特殊迷彩で姿を消したダルーカがいたのだ。
「グガガッ!!」
「もう逃がさないわよ。エクスカリバー・X斬り!!」
「ま、またカヨォォォォォ!!!」
ダルーカは爆発、炎上した。
「……青崎くん。私、やってみたよ。今自分にできること……」
麻里は遠い空を見上げながら呟いた。

機動少女伝マサト 第四話 完
286それも名無しだ:2008/05/23(金) 23:20:26 ID:m9EFX7yt
第四話終了です。
頑張っては見ましたが、ドラマパートって難しいですね。
皆さんはどういう風にか投げてるんでしょうか。
良かったらその当たりもお聞かせ願いたいです。
287それも名無しだ:2008/05/24(土) 20:37:54 ID:M7H8f66X
ハニワ幻人
288それも名無しだ:2008/05/24(土) 20:56:07 ID:wLBoMAlH
>>286
ドラマパートに関しては
むしろそっちばっか思いついてしまい戦闘がいらない子になったりする事もある俺ガイル
今度のバトル挿入は結構無理矢理チックになりそうだし(´・ω・`)
戦闘演出はいくらでも出てくるんだけどなぁー


>>287
sine!!!!!!!!!!!!!!!!!!
289それも名無しだ:2008/05/24(土) 21:26:34 ID:9hFWp7Ng
僕の考えるロボットはまんまなパロディが殆どだなあ
どっかのアニメの劇中劇って設定の
ゲキガンガーとかみたいなね
290それも名無しだ:2008/05/25(日) 13:09:36 ID:SD1jmjbJ
西暦2098年、未来都市東京
とある病院での事件・・・・

白血病の治療に用いられるナノマシンを
体内に注入された患者が突如、精神異常を起こして発狂。

病院を脱走し、道行く人々を無差別に殺害。
そして心臓発作で死んでしまった。

この事件の捜査を担当している刑事は
ナノマシンを製造する会社の裏に
恐るべき陰謀があることを知ってしまう。

疑惑の糸を紡ぐワード
ナノマシン、在日アメリカ軍、強化人間・・・・
291それも名無しだ:2008/05/25(日) 21:30:37 ID:x+AcmVhy
>>288むう…気をつけないといけないですね

「も、申し訳ございません帝王様!どうか、処分だケハ……!」
デガスがグラーマン帝王に向かって土下座している。
「ははは、あの子、僕の精神攻撃打ち破ったんだ。やるねぇ」
「ふん、当然だ。貴様の作戦ではな!」
ふざけた口調で言うヴァギトに、ジュバフが噛み付く。
『まあ、よい。デガス、貴様はしばらくの出撃禁止で勘弁してやろう』
「あ、ありがたき幸せと存じます!」
そう言い残すとデガスは踵を返し退室していった。
「帝王様!次こそ私に奴を討ち取る機会を!」
ジュバフが帝王に言い寄る。
『ふふ、手柄を焦っておるな、ジュバフ?良かろう。存分に手柄を立ててくるといい』
「ありがとうございます。では、量産機を数機お借りします」
ジュバフは一礼して格納庫へ向かった。

機動少女伝マサト 第五話「炎龍、出陣!」

「はい、お兄ちゃん。今夜は奮発しちゃうよ」
神夜の目の前には大皿が4〜5枚並び、いずれも上には豪勢な料理が乗っている。
「……今日は何かの記念日だったか?てかそれ以前に今日は柚子ちゃん家に泊まるんじゃ……」
「はいはい、細かいことは気にしないの。ほら、お料理冷めちゃうよ?」
麻里は神夜の問いを無視して茶碗大盛りのご飯を運んできた。
「……いただきます」
神夜は質問をうやむやにされたことにも大して動じず夕食を食べ始める。
「どう、お兄ちゃん、おいしい?」
「……うん、うまい。これ全部麻里が作ったのか?」
「まあね。どうかな、これで私、もういつでもお嫁にいけちゃうよ?」
「調子のんな。掃除や洗濯もろくにできねえくせに」
「う、うぐぅ…ま、いいや。いっただっきまーす」
麻里は項垂れた直後に復活して食事を始めた。
292それも名無しだ:2008/05/25(日) 21:46:02 ID:x+AcmVhy
翌朝。
麻里は神夜の寝室にいた。ちなみに時間は午前四時。学校へ行くには早すぎる。
神夜が遅刻しそうだから起こしに来たわけではない。
「……そぉれ」
麻里は掛け声を呟くという奇妙な行為をした後、神夜の布団にもぐりこんだ。
「……起きなよ、お兄ちゃん。でないと……お兄ちゃんの貞(ピー)、もらっちゃうよ?」
「う、うわああああああああああ!!!?」
神夜が突然何かに脅されたように跳ね起きる。いや、実際脅されたのだが。
「ま、麻里ぉ!その起こし方やめろっつったろーがっ!!」
「えー、楽しいのに」
青ざめ叫ぶ神夜に麻里はつまらなそうな顔を向ける。
「…ったく、お前はそういつもいつも……っと、何だ!?」
神夜が言いかけた時、突然大きな震動が起こる。
地震にしては震動が不自然である。
「まさか……!」
麻里はハッとしたようにカーテンを開ける。すると、
「やっぱり、カリグラの連中か!」
暗がりにカリグラのものと思われる影が動いているのが見えた。
「か、カリグラ?何だよ、それ……」
問いかける神夜に、麻里は静かに答える。
「……異星人だよ。地球を狙ってるの」
「異星人!?…って、何でお前がそんな知ってるんだよ!?」
「私、あいつらと何度か戦ったことあるから。……私、今あいつらと戦ってるの」
「お前が……異星人と戦ってる!?」
「黙っててごめんね、お兄ちゃん。でも、これは私にしか出来ないことなの。待ってて、片付けてくる」
「片付けるって……っておい!飛び降りる気か!?ここ二階だぞ!」
「心配ないわ!ボォォーグ・オォォォーン!!アテナス・バァァァーン!!ナァァァァーウ!!!」
麻里は体をサイボーグ化させ、アテナスに乗り込んだ。
「…………麻里…………」
神夜は不安げに窓から外を見つめていた。
293それも名無しだ:2008/05/25(日) 22:01:42 ID:x+AcmVhy
「って……今度は亀に、鶏!?」
麻里は目の前の敵を見て若干あきれていた。
目の前の敵というのは陸亀型戦闘兵「ドタメーガ」と鶏型戦闘兵「クルコック」であった。
「鶏や亀が相手って……私馬鹿にされてんのかなぁ。ま、いいや。ヘビーアンカー!!」
アテナスはヘビーアンカーを空中のクルコック二体に突き刺し、刺さった二体を空中衝突させ破壊した。
「次ぃ!アタッカーパァァァァンチ!!」
射出された両前腕が二体のドタメーガの腹を突き破った。
「FCRAULKYYFGDFLEDL+(UIF(&EDP!!」
ドタメーガのパイロット――マーヒュンが吼え、甲羅から無数のミサイルを発射する。
「喰らうかぁぁ!!」
アテナスは両腰のエクスカリバーでミサイルを切り払い、その勢いでドタメーガ一体を両断した。
「残りは……亀二匹に鶏三羽か!一気に片付ける!!スプリット・ビィィィィム!!」
肩のクリスタルから四方に放たれたビームは、ドタメーガを全滅させ、クルコックも二体撃墜した。
「ラスト一体!ナックルビィィィム!!」
アテナスの拳から放たれた光はクルコックの少し右へそれる。
「外した!?」
「DSTUI+FVUF&PGJK+FPI+I+VUOIF*!!」
ナックルビームをかわしたクルコックは上空から卵型の爆弾を投下する。
「ッ!させるかぁ!!」
麻里はスプリットビームでこれを全て焼き払い、
「ショルダァァァァ・カッタァァァァァァ!!」
ブーメランでクルコックを撃墜する。
「はぁ、はぁ、はぁ……これで全部ね」
「いや、あと一体いるぞ?」
「ッ!?」
麻里の眼前に、巨大な龍が現れた。
「こいつ……お前もカリグラか!?」
麻里は敵意むき出しで問いかける。
「……どうやら、本当に年端もいかぬ少女のようだな」
「答えろ!カリグラの幹部なんだろう!?」
「いいだろう、答えよう。私はカリグラ五幹部の一人、ジュバフ。そして、これこそ我が愛機、『ドラウグラ』だ」

機動少女伝マサト 第五話 完
294それも名無しだ:2008/05/25(日) 22:03:23 ID:x+AcmVhy
第五話終了です。
初めて話を2話に繋いでみたのですが、やはり難しいですね。
こういった経験を生かし、今後も頑張りたいと思っています。
295それも名無しだ:2008/05/27(火) 18:18:41 ID:WijHRo5U
とりあえず、最初と終わりが出来て、
あとは全編的な一話ごとの敵とか、中盤の盛り上げや、
2号ロボ設定を煮詰める程度で完成する。

そんな感じです。
296295:2008/05/27(火) 20:34:22 ID:WijHRo5U
あ、>>294の方とは関係ありません。
分かり辛いレス失礼。
297それも名無しだ:2008/05/27(火) 22:54:23 ID:kDrCTqII
話をどう考えるかかぁー

俺は最初に結末から考えるな
こういうシーンを書きたい、こういう活躍を書きたい
という感じにとにかく考えて
それにあわせてテキトーにキャラに対話をさせる

そしてそこに辿り着くにはどういう流れが必要か
どういう風にそれを展開していくかを考えてお話を考えてる
当然、毎回困るのが戦闘シーンの挿入の仕方
自然なバトルへの突入って中々に難しいんだよね

あと、俺の構想、実現可能なレベルをあんまり考えてない為
想像力だけで無駄に広く難しい描写が必須になってくる
俺としては早く戦闘しながら対話するという富野チックな箇所に行きたいんだけれど

まあ、まだプロローグなのでそんな話にも持っていけない
298それも名無しだ:2008/05/27(火) 23:08:46 ID:8iOuzewG
小学生のとき、ベルマークで集めた苗木が成長するのを見て
蒔いた種がロボットになったらな〜なんて妄想しててたなぁ
小説は描けないけど設定考えるのは大好きだw


フラワーガーディアン
地裏の世界において植物とは世界を支える柱であり
その強き生命力によって万物を守り続ける存在である

地裏の世界は春・夏・秋・冬の国分かれているが
地表、いわゆる地上の世界での温暖化の影響を受け
秋・冬の国が衰退、夏の国はその力を否応無しに強めていくことになる
自分達の存在が星から絶えることを懸念した2国は
花守護神を用いた強制交配による品種変換・支配を春・夏の国対して展開することになる
あくまで4つの国の力を合わせ地裏の未来を模索することを春・夏の2国は進めるが
温暖による侵食は進まず、両国は争うことになる・・・・

299それも名無しだ:2008/05/27(火) 23:17:55 ID:8iOuzewG
フラワーガーディアンとは生命力の種から星の雨と呼ばれる
清らかな雫によって成長する巨大な兵士
圧倒的な戦闘力を誇るがデメリットも多々存在する

・フラワーガーディアンの性能は土・日光・水などにより変化する
・活動時間が長くなるにつれ成長→開花→硬化し、最終的には植物と化す
・硬化後種を残す、また相手の種を直接取り込むことでその特性を取り込む
 ことも可能(強制交配)
・『肥料』と呼ばれる特殊な道具を用いることで様々な能力を身に着けることも可能
・日光が必要ではあるが、水分が不足すると硬化は著しく加速する
・種自体を改良する「品種改良」を行うことで性能の改良・上昇が可能である
・植物であるため、養分を必要とする大地から離れた場合能力は大きく低下する
・搭乗者を必要としないが、その場合簡単な行動しかとれない
300それも名無しだ:2008/05/27(火) 23:21:47 ID:qmRI7JMy
バッサイオーのライバルですな
301それも名無しだ:2008/05/27(火) 23:38:50 ID:8iOuzewG
春の国 フラワーガーディアン『カエルデ』

形態 カエデ属
武装 針葉十手「メープル・ジャマバダル」
    鳥眼目盾「バーズアイ・メープル」
    針葉硬弾「ボックス・エルダー」
    広範囲索敵能力「ロドンデール」

春の国の王子スイレン・スゥが持つ種であり搭乗する
春・夏・秋での活動が可能であり、秋には一般量産型も紅葉に染まるが
王族のカエルデは一年中美しい紅葉を保つ特殊な種である(品種改良による)
スイレンと意思の疎通が可能であり春・夏の国の中枢戦力として活躍する

フラワーガーディアン『サクラ』

形態 サクラ属
武装 桜桃剣「ソメイヨシノ」
    桜桃砲「サクランボ」
    充填式桜桃砲「サクヤビメ」

春の国の主戦力とも言えるガーディアン
単体での活動時間が短いため、集団での戦法を基本とする

フラワーガーディアン『ブンゴウメ』

形態 サクラ属
武装 硬化爪「ワームイ」
    防御壁「香散見草」

春の国の主戦力の一角、高速戦闘・一撃離脱を得意とする



302それも名無しだ:2008/05/28(水) 23:11:37 ID:7BMwwW0E
無限軌道トレイザー

線路からでは見えない世界に憧れて脱線したAI搭載電車の旅物語

トレイザー
人間で言うと10歳程度の心を持ったAI搭載電車。トーマスのじいちゃんにエンジンやタイヤ、
そして変形機構をつけてもらい旅をする

トーマス
トレイザーは脱線する前に安全に乗客を降ろしていたが、一人だけ自分の意志で降車しなかった少年がいた。
それがトーマス。一緒に旅をする。
303それも名無しだ:2008/05/30(金) 08:15:20 ID:EqBQJlL7
闍櫃巖鏖サーガ〜暗黒を這う傀儡〜

荒廃した闇の中に突如生まれた救済の閃光、その姿は神か悪魔か…

主人公
勘由之小路夜叉麿呂(かでのこうじやしゃまろ)
中学2年生。呪われた一族の末裔であり、「万物を淘汰する者」の1人。本名は吉田卓。

JACKY:GUN-O
苛めや暴力、シカトやハブりとか恐喝とか陰口は絶対に許さない。主人公の感情の昂りを察知するとマッハ100で脳内に飛来する。

敵は全て。全ては敵。
304それも名無しだ:2008/05/31(土) 20:38:21 ID:ZNrxKJ56
>>303
これは「みらくるサーガ」って読むのかな?だとしたら凄まじい当て字だ…
まあ、自分も「闘騎士(とぅないと)」なんて当て字を作ってしまったが
305それも名無しだ:2008/06/01(日) 01:54:09 ID:LenUU1Bl
>>304
「じゃきがんおう」じゃ?
今はヘソ能登の方を思い出すけど
306それも名無しだ:2008/06/01(日) 18:12:46 ID:5Nty3IVl
ブルーナンバーズ
第3話「受け継がれる力」

賢人「じっちゃん、何言ってんだよ…
何のジョークだよ…」
重蔵「真実じゃよ」
賢人「じゃ、俺は人殺しの力があるってことかよ。俺はっ!」
重蔵「違う、違うぞ賢人。ブルーナンバーズの力は本来人を守る為にあるんじゃ、230年前のあの大災厄はしかたなかったんじゃ」
賢人「何でそんな事、今じゃなくたって。わけわかんねーよ」家を出て行く賢人
重蔵「賢人…」


現在
重蔵「お前の親父もブルーナンバーズの力を持っていた、そしてBVBに初めて乗った男でもある」
賢人「親父があのメカに?」
307それも名無しだ:2008/06/01(日) 18:15:37 ID:5Nty3IVl
重蔵「そうじゃ、あれは二十年前ワシらが海洋連邦軍に所属していた頃の話じゃ、ワシは上官でやつは部下じゃった。ワシらはある任務を上から任されておってな、内容は海底調査。それ程危険な内容ではなかった。じゃが事故が起きた、整備不良でな。
艦のコントロールがきかなくなりワシらは絶体絶命のピンチに陥った、その時奇跡のような現象が起こった。潮の流れが変わり、艦は上昇し始めた。それはやつがブルーナンバーズとして覚醒したという事じゃよ。
ワシらは難をのがれ無事アトランティスに帰る事ができた、しかし軍の上層部がやつを拘束した。軍はブルーナンバーズの事を知っていたんじゃ、そこで初めてワシは歴史の真実をしった」

賢人「それが230年前の大災厄…
軍は隠蔽していたのか」
重蔵「人には知らない方が良いこともある、そしてあの任務の後、宗谷は何事もなく帰ってきてな、ワシはあえて何も聞かなかった。それからまもなくしてやつはワシの娘と結婚してお前が生まれた」
賢人「その二年後、二人は事故に巻き込まれ帰らぬ人となった」
308それも名無しだ:2008/06/01(日) 18:17:35 ID:5Nty3IVl
重蔵「そうお前に教えたが真実はこうじゃ、家族旅行に行ったお前たち三人は海流の激しい流域に入ってしまってな、やむなく脱出艇でお前だけを逃がし二人の乗った潜水艇は大破。
ブルーナンバーズの最後の力を使いお前を安全地帯まで送り、散っていった…、
お前を引き取った時お前の首にそのオーシャンハーツが掛かっていた」
賢人「……」
重蔵「昨日の一件でワシは確信した、お前は宗谷の血を色濃く受け継いでおる。今度はお前がやつの意志を受け継ぎ人を守る番じゃ」
賢人「俺は…」

『緊急事態発令、緊急事態発令。至急青羽小佐は基地に戻ってください』

重蔵「例のアンノウンか。賢人、最早何も言うまい。今自分が何をすべきかよく考えろ!」
賢人「じっちゃん、答えがでるまで待ってくれ。頭がごっちゃごちゃして何がなんだかわからないんだ」
重蔵「よかろう、しかし時間はあまり待ってくれんぞ、賢人や」

サヴァイブシフト
重蔵「敵襲か!?」
マスタ「はい、敵は広域に展開しています」
デク「ただちにこれを全滅する、サヴァイブシフト発進!!」

賢人『待ってくれ』
重蔵「賢人!」
賢人『はぁはぁ、主役は遅れてくるものだろ?』
重蔵「ばかもんが!早くのらんか」
309それも名無しだ:2008/06/01(日) 18:18:49 ID:5Nty3IVl
サヴァイブシフト格納庫
アレハンド「整備は完璧だぜ」
賢人「サンキューおっちゃん。
じっちゃん聞いてるか」
重蔵『なんじゃ賢人』
賢人「親父は…親父はこのブルヴァンブルーを上手く扱えてたのか?」
重蔵『当たり前じゃ、お前の親父だからな』
賢人「親父は立派な最後だったのか?」
重蔵『あぁ、命を掛けて息子を救ったお前の親父は立派じゃったぞ』涙を払う賢人
賢人「へへっ…そうか、ここは一つ命を掛けるとしますか!
ブルヴァンブルーでるぜ!!」

戦闘海域
賢人「こりゃあすげぇ数だな、だけど数が多くたってー!!」アンノウンに切りかかるBVB、一つまた一つと打ち落としていくが孤軍奮闘も虚しくいっこうに数は減らない
賢人「きりがねぇ!」

サヴァイブシフト
デク「こう数が多くてはなしかたない、ダイブユニットを射出しろ」
沙弥「わかりました、ダイブユニット射出します、賢人君これからダイブユニットをそっちに送ります」
賢人『ダイブユニット?何だそれ、俺はどうすりゃいいんだ』
沙弥「操縦桿をにぎってるだけでいいの、喚装のタイミングはこちらで合わせます」
賢人『わかった!』
沙弥「ダイブユニット射出!」サヴァイブシフトからダイブユニットが射出され喚装完了
310それも名無しだ:2008/06/01(日) 18:20:07 ID:5Nty3IVl
賢人「これがダイブユニット、パワーがだんちだぜ。これならいける、うぉぉお!ソニックダイブ!!」敵の懐にBVBが突撃、みるみるうちに数が減るアンノウン
デク「よし我々も攻勢にでるぞ、コードスプラッシュ」
重蔵「ギュスト任せたぞ」
ギュスト「了解コードスプラッシュ」サヴァイブシフトから無数の水圧波が発射される、サヴァイブシフトを囲んでいたアンノウンは全滅

賢人「急に散らばりやがって、それなら!ダイブネット発射」ダイブネットに絡まってぶつかり合うアンノウン
賢人「大漁だぜ!!」周辺の機体は一掃、そして…
賢人「そこらへんのはだいたい片づけたぜ」
デク『待機だ、新手がくるかもしれんからな』その時海面付近から轟音が聞こえる、それはまるで不吉な予兆を告げる音のようだった…


続く
311それも名無しだ:2008/06/07(土) 15:54:05 ID:J+cPm4EY
テッカマンというよりは、仮面ライダーRX的なダークヒーローものを

超絶戦記ブッソウル

突如現れた邪悪な魔物魑魅魍魎。奴らは殺戮を繰り返し、人の心まで蝕んでいく。
坊主として日々人々を助けるタダシは人を守る為に命を落としてしまうも、神によって生き返らされたタダシはブッソウルとして悪と戦うこととなる。


タダシ
「どんな弱者にだって命はあるんだ。俺は人を守る・・・貴様らのような悪党を・・・生かすわけにはいかん!!」
「どんな手段を使ってでも貴様らを根絶やしにしてくれる!!」

主人公、職業が坊主な為か今日日珍しい井出達をしている。
子供の頃から正義感が強く、弱者や困っている人を見かけたら放っておけない人間だが、反面悪や、人の心をもてあそぶような人間には容赦ない。
オンネンザーで悪と戦う姿はまるで恨みつらみで戦っているかにも見えるが、「人の思い」を守る心が戦わせているのだ。

ブッソウル

巨大な仏像が転身した姿。丸みを帯び、薄いブルーグレーの穏やかな顔をしたヒーロー。
装甲は陶器のような光沢と質感を持つが、強度は戦車砲をも通さない。
「人の思いを
本体を包む光のオーラは全ての攻撃を無に返し、その範囲は人々の願いとタダシ自体の人を愛する心によって決まる。
しかし、ブッソウル自体には相手の邪悪な心を「浄化」する以外戦う手段を持たず、
彼の平常心が崩れると光のオーラが消え、「オンネンザー」に変貌する。

オンネンザー
ブッソウルのもうひとつの姿。隆々とした筋肉(が、ブッソウルと材質は同じ)に鬼のような形相は金剛力士立像をも髣髴させる。
人の無念や憎しみ(こちらはタダシだけでなく人々の心も含む)によってパワーが変動する
卒塔婆状の太刀(刃はノコギリ)、無限に切り刻むという荒っぽい武器。
これは、「悪党を無限に苦しませる為」とも言える


マサトにブルーナンバーズ・・・
ロボットの対決がアッサリしてるのが残念です。話そのものが好きなだけにもう少し苦戦してほしかったり
これからの話に期待してます
312それも名無しだ:2008/06/07(土) 16:01:08 ID:WmAP4fL7
>>311
戦う自分自身の邪悪さを自覚してるヒーローか。こういう精神的に出来上がったキャラは好きだな。
しかしこれロボットか?
313それも名無しだ:2008/06/07(土) 16:34:25 ID:W5lBe8ut
>>311
ブルーナンバーズの作者だけどここまでドラマパートばっかですんません、これからライバル登場と主人公の不思議な力が覚醒するとこだから期待しててね

後ブッソウルのストーリー見てみたいな
314それも名無しだ:2008/06/08(日) 02:20:15 ID:RZGrNJl3
グラディウス

・世界観
地上は荒廃し、紛争が続く世界。
地下は科学の粋により発展し、選民思想の国家が作られている。
イメージ的には天国と地獄のような関係で地下国家は地上の人々や争いを野蛮な行為として相手にしない。
地上の秩序と支配を狙う者や地下に憧れる者に気まぐれに力を与え、
その対価に地下の番人として使うが、あくまで自分が戦わない為である。

・主人公
ターナー・セクトゥール
地下の都市ポリスでは娯楽としてのマシンによる戦い『剣闘』が人気を博しており、その中でも人気の非常に高い闘士。
ターナーは愛称、セクトゥールは闘士カテゴリ兼階級。
娯楽の為だけに地下の人々に戦わされる彼は戦闘奴隷で、競技外では皮膚に焼き付けれらたバーコードによる登録ナンバーで管理されている。
非常に冷静で計算高い男であるのは闘士として大成するために必要であった為であり、戦闘奴隷としての人生が人格の形成に大きく影響している。
生と自由に対する執着心が凄まじく、とある事件をきっかけに地上へ脱走。
戦闘センスはズバ抜けているが、生死の近くで魅せる勝利に一人従事し続けていたことから戦場で思うような戦いが出来ず、
無意識に戦いがアイデンティティとなっていた彼は精神に大きな負担を抱える。
始めは生き残る為だけに追っ手と戦ってきたが、追われる意味と世界の構造、そして敗北を知ると本当の生と自由を得るため自らポリスと戦うことを決意する。


・主役機
グラディウス
闘士時代からターナーが駆る、闘士の扱うものとしては最高クラスのマシン。
一般的に闘士のマシンはバトルスレイブと呼ばれるが、本来はマシンにパイロットをパーツ的に含めた意味でも使われている。
剣闘においての戦闘は死と隣り合わせのものでありながら、娯楽という性質上観る物を魅了する戦いを行わなければならない為、
バトルスレイブの設計は通常の戦闘用のマシンとは異なる。
様々な武装や非効率的装備、偏った性能バランス、トリッキーなギミックなどである。
特に異質なのはリミッターシステムで、戦闘の盛り上がりに連動している。
脱走後、ある程度の解除は施せたものの不完全で、敵対の想定も含めて設計されたものと思われる。
それでも性能は地上のマシンを凌駕しているが、仕様の違いから汎用性が低く、短時間しか動けないことが弱点だが、
ターナーの持ち前の経験・センスと仲間のサポート、巧妙な運用戦術により補われている。

・主装備
ファルカタ
グラディウスの右手に装備するやや大振りの曲刀。圧倒的な切れ味を誇り、ターナー曰く「俺のエモノ」。

スタナーガン
数少ない小型銃。単純な射撃戦は人気を取りづらく、これは相手の一部を一時的に鈍らせる為の抑え武器である。

ベゼルシールド
左手に装備された円型の盾。高速回転が可能で、攻撃を弾いたり突撃に使用可能。
縁には刃が複数取り付けられており、回転鋸になる他、ガトリングガンのように射出できる。

ハウリングキャノン
腕に装着しジェネレータに直結して放つエネルギー砲。
高い破壊力を持つが、それよりも過剰に衝撃及び反動が発生するようにできており、至近距離離脱など変則的な応用が可能。

スパイダーアーム
背部に装備された武装スロット及びマニュピレータ。
アーム自体は頑丈だが細くパワーが無い為、鞭の様な動きで手持ち型の武装を引っ掛け回収・または手元に垂らし、
グラディウスはアームの撓りを含めた動きを行い流れるように武器を受け取る。

オーバーブレス
胸部に有る緊急用の武装。
バトルスレイブは短期決戦用であり、グラディウスが出力を全開にして稼動し続けると廃熱・廃エネルギーが追いつかず、オーバーヒートする。
その過剰熱・エネルギーを圧縮して至近距離で放出・爆発させる武装なのだが排出量やそのバランスにより威力が左右される上、一発限りの武装である。


折角のリア厨時代からのお気に入りネタなので自重せずに長々と書いた。反論は認める。
315それも名無しだ:2008/06/08(日) 21:43:42 ID:Sc79IAnO
>>311お久しぶりのマサト作者です。
対決がアッサリしているというのは自分でも何とかしなきゃなと思っていました。
では、第六話のスタートです。

機動少女伝マサト 第六話「光輪、演舞!」

「よろしくな、鋼鉄の乙女よ」
ドラウグラのパイロット、ジュバフが口を開く。
「……そう、あんたも幹部か。なら!アタッカーパァァァンチ!!」
麻里が叫ぶ。アテナスの拳が飛ぶ。
「挨拶もそこそこに……せわしない事だな。ヘビークロー!!」
ジュバフはため息をついてから力を込めて叫んだ。振り下ろされた爪がアテナスの拳を弾く。
どういうわけか、ドラウグラのコクピットもアテナスと同じ構造をしているのだ。
「やるじゃん!エクスカリバー!」
アテナスはすかさず飛ばさなかった方の手でエクスカリバーを抜き、ドラウグラに斬りかかる。
「甘い!ヘルファイア!!」
ドラウグラが噴いた炎にアテナスの身が焼かれる。
「きゃああ!?」
「このまま行くぞ!プラズマファング!!」
ドラウグラはアテナスに噛み付いた。その直後、アテナスの体全体に電流が走った。
「う…くっ…ゲホッ、ゲホッ…!駄目だ、喰らいすぎた……」
口から血を流している。その時、頭の中に声が響いた。
『麻里……逃げろ。こいつはこれまでの幹部とは段違いだ。今のお前では勝ち目は無い』
「勝てないって……逃げろって!?冗談じゃないわよ!今私の後ろには、私の家が在るのよ!?
そこで待ってるの!お兄ちゃんが、私が帰ってくるのを!まだ、状況を飲み込むのに精一杯のはずなのに……!!」
泣き崩れる麻里に声が呟く。
『……せめて、G・デストロイヤーが使えればな……』
「G・デストロイヤー…?何それ、武器?」
『ああ。だが、今は封印している。搭乗者に多大な負担がかかる。最悪、死ぬぞ』
「死んだって構わない!お兄ちゃんを守るの!そのためだったら……」
『兄は、待っているのだろう?お前の帰りを。それでも死ねるか?』
「!!……でも、このままじゃあ、どうすることもできないじゃない……」
316それも名無しだ:2008/06/08(日) 22:04:05 ID:Sc79IAnO
「さあ、止めを刺すぞ」
「ッ!?」
ジュバフの声に麻里は一瞬たじろぐ。
「お終いだな、鋼鉄の乙女よ。テールビーム!」
ドラウグラの尻尾の先端に搭載されたビーム砲が輝き、光を放……たなかった。
先端が綺麗に切り落とされていたのだ。
「「な、何だ!?」」
麻里とジュバフの声が重なる。
二人の頭上には一つの巨大な光のリングが浮かんでいた。
「な、何よ…あれ……」
麻里は不思議そうにそのリングを見つめていた。
「あ……あれは、まさか……電光輪……!?」
ジュバフは浮かんでいるリングを畏怖にも似た目で睨んでいた。
「ということは……やはりか!」
ジュバフは空を睨みつける。そこには、巨大な影が浮かんでいた。
大きな二対の白い翼を持ち、肩から深紅のマントをさげた、さながら鋼鉄の大天使である。
「え、え、何なのよ、あいつは!?」
「エアジェス……間違いない。ということは……帰ってきたのか」
ジュバフはエアジェスと呼ばれた天使を指差し叫んだ。
「ウィリスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
「……相変わらずだな、ジュバフ」
エアジェスから女の声が聞こえた。麻里より少し年上といった辺りであろうか。
「貴様、何故私の邪魔をする!それより、何故今になって帰ってきた!!ウィリス!!」
ジュバフは怒り狂っている。ウィリスは、
「帰ってきた理由は私にも分からない。だが、貴様の邪魔をする理由なら答えよう……。
カリグラはこの星から去るべきだったのだ。この星は誰にも冒せるものではない」
「黙れ黙れ黙れぇぇ!!これはグラーマン帝王様がお決めになったこと!それを今更曲げられるかぁぁぁ!!!」
ジュバフは叫びながらヘルファイアを放つ。
「まったく、うるさい奴だな……電光輪、射出」
エアジェスが両手で大きく円を描くと、そこに巨大な光輪が出現し、ドラウグラ目掛け飛んだ。
ドラウグラに一直線に向かう電光輪は、その首を一閃、切り落とした。
「うっ、しまった!!」
ジュバフが一瞬たじろぐ。
「……立てるか?」
ウィリスは麻里に手を差し伸べる。
「ええ、大丈夫。……あの、あなたは?」
「私は故あってカリグラを裏切った身だ。協力させてもらうぞ」
317それも名無しだ:2008/06/08(日) 22:17:43 ID:Sc79IAnO
「ええい!こうなればウィリスもろとも奴を吹き飛ばしてやる!!ダークロン・ノヴァ、セット!!」
ドラウグラの胸に穴が開き、そこから砲塔がせり出してきた。
「まずいな、ダークロン・ノヴァを使う気か。ここら一帯吹き飛ぶぞ」
「ええっ!?そんな、どうすれば……あ!そうだ、アンタ!」
麻里に呼ばれたと思い、ウィリスはキョトンとしてアテナスを見つめる。
「?どうかしたか?」
「あ、いやそっちじゃなくて……」
必至に両手を振る麻里の脳内に、また声が響く。
『私か?』
「そう、アンタ!あの、何だっけ、Q・ホットペッパーだっけ?」
『G・デストロイヤーだ』
「そうそう、それ!それならあれ、相殺できるんじゃない!?」
『可能かもしれんが……本気か?死ぬかもしれないというのに』
「死なないわ。私は絶対に」
『……信じよう。……よし、G・デストロイヤーの封印を解いた。思う存分使うといい』
「ありがと。じゃあ、行くわよ!!」
麻里が構えると、アテナスの胸の結晶の周囲に五本の棒のようなものがせり出し、結晶がまばゆく輝き始めた。
「な、何をする気だ!?…まあいい、消えろ!ダークロン・ノヴァ!!シュゥゥゥート!!!」
ドラウグラの胸から暗い色の光球が放たれる。
「いっけぇぇぇぇぇ!!!ギガント・デストロイヤァァァァー!!!」
アテナスの胸から白い光が伸びる。
両者の距離は徐々に、縮まってゆく。

神夜の目には、そこがまるでスローモーションのように見えていた。
10……9……8……7……神夜は心の中でカウントダウンしていた。
6……5……4……3……二つの光がぶつかるまでのカウントを。
2……1……そして、二つは――――ぶつかった。

機動少女伝マサト 第六話 完
318それも名無しだ:2008/06/08(日) 22:19:10 ID:Sc79IAnO
第六話はここで終了です。
今回は少し短めになってしまいました。
それに指摘された対決シーンアッサリ問題もあまり解決されていないし……。
やはり難しいですね。今後も頑張りたいです。
319それも名無しだ:2008/06/08(日) 22:38:24 ID:fJ5Rf3qQ
>>318
結構緊張感出てると思うし引きも結構良い感じ 
順調にうまくなってるね
戦闘シーン難しいよねぇ
必殺技の応酬にするとどうも薄っぺらになっちゃう事もあるのが悩ましいところなんだよなぁ


戦闘シーンといえばシャドウミラージュが
戦闘良いと誉められてたけどどんな感じの戦闘なの?
前から気になってたんだけれど携帯だから見れないんだ・・・
320それも名無しだ:2008/06/08(日) 22:46:48 ID:ju6e2u0k
>>318
いや、良かった
攻撃の打ち合いがしっかりなされてるのが良い感じに作用してるね
特にテールビームの失敗の辺りが上手く戦闘に引き込んでる感じがある

単にA→Bの攻撃ってなるんじゃなくて
A⇔Bの攻撃の打ち合いみたいな感じがいいね
321それも名無しだ:2008/06/08(日) 23:57:30 ID:VXwOJ+HZ
ソウルダイバーズ

 2032年、人間の精神を解析する実験を行っていた科学者の一部が暴走を起こし、人間の脳に取り付き
 その思考を読み取り、操る上で肉体を戦闘用に変容させる悪魔の兵器「ブレンアームド」を開発し地球に反旗を翻した。

 国連所属の特務機関の兵士である青年、コウスケはその兵器を停止させられる戦闘ロボット「ソウルダイバー」にて第一の作戦に望む。

 悪魔のような姿に変えられた被害者たちに次々と兵器を破壊するナノマシンを突入させていくコウスケ。
 しかし、人間の脳中枢と完全に融合しているBAを破壊することは被害者の死と同義であった。

 苦しみの声をあげながら死んでいく被害者の亡霊にさいなまれながら、
保身のために民を裏切る国の要職たちを見て、コウスケは人は愚か過ぎると嘆く
  そんな彼は戦功を挙げたことから、人類の「切り札」ともいえるSDを託される。望まずして強大な力を手にしてしまったコウスケは、どこへ向かい、何を行い、人類に何をもたらすのか・・・

 
322それも名無しだ:2008/06/09(月) 00:04:26 ID:rBdmPVHs
これは・・・いい意味で厨くさい
323それも名無しだ:2008/06/09(月) 01:48:15 ID:EOkAhuGs
うむ!実に「テレ東深夜ロボ?アニ」的中二病!
324それも名無しだ:2008/06/09(月) 22:25:45 ID:nVCpHOm+
黄金要塞パレスティア

近未来、世界中そこらで紛争が多発していた。
そこに現れて双方を壊滅させる黄金の移動要塞、それがパレスティアだ。
今日もキャプテン・カネジロの指揮の下、ゆくゆく僕らのパレスティア……と思ったら。

できたばっかの新型ロボット「ゴールディン」をジャンク屋の少年、リョウに奪われ大騒動!
その後はリョウを説得したりリョウに逃げられたりリョウが無茶な戦闘でゴールディン傷つけまくったり……
果たして、キャプテン・カネジロと仲間達の心休まる日は来るのか!?
325それも名無しだ:2008/06/09(月) 22:47:51 ID:4BqsCjwe
SSを二話連続で投下ってだめですか?
326それも名無しだ:2008/06/09(月) 23:05:54 ID:1PneWAJC
くっつけて1話にまとめれば何の問題もなかろうて
327それも名無しだ:2008/06/09(月) 23:17:18 ID:4BqsCjwe
ナルホド、そんな発想は考えてなかった。やってみる
328それも名無しだ:2008/06/10(火) 21:02:27 ID:5GRPCpIM
クロヒメ。

ある日、呪術マニアの少女黒淵鼎(くろぶちかなえ)はちょっとした黒魔術の応用で魔方陣から
悪魔を呼び出そうとしていた。すると魔方陣に雷が落ちて実際に巨大な悪魔が13体飛び出してきた。
慌てふためく鼎の前に一つ巨大な影が降りてきて、「奴らを止めるのを協力してやるから契約しろ」と
交換条件を突き出してきた。鼎はしぶしぶ承諾、残る12体の悪魔と戦う。

★悪魔……人間と「契約」するまでは実体が無い影だけの存在。能力や強さなどは主に契約した人間に左右される。
★契約……人間と悪魔の間で交わされる儀式。これにより悪魔は姿を得、人間は特殊な能力と「対価」を得る。
★対価……悪魔と契約した人間が負うもの。能力の強弱で対価の内容も変化する。

★黒淵鼎……主人公。呪術マニア。でも社交的で明るい性格の中学二年生。悪魔「ルシフェル」と契約する。
★魅嶋隼……みしまじゅん。高校生。学校では危険思想の持ち主として疎まれている。悪魔「ベルゼブブ」と契約する。
★鬼酉啓・丈……きとりけい・じょう。双子の中学生。自分達以外の人間を見下す。悪魔「ハールート」「マールート」と契約する。
★沙羅響子……さらきょうこ。OL。見た目は美しいが性格は最悪。悪魔「ベリアル」と契約する。
★胡魂涼……こだまりょう。小学生。駄菓子屋での万引き常習犯。悪魔「マーラ」と契約する。
★エアン=辰川……エアン=たつかわ。中学校の英語教師。事故で家族を亡くす。悪魔「ティアマト」と契約する。
★悲川愛……ひかわあい。中学生。自分を振った男を逆恨みする。悪魔「メドゥーサ」と契約する。

★ルシフェル……鼎と契約した悪魔。主に呪術による攻撃を得意とする。
★ベルゼブブ……隼と契約した悪魔。高速戦闘を得意とする。
★ハールート……啓と契約した悪魔。炎・高熱を操る。
★マールート……丈と契約した悪魔。氷・低温を操る。
★ベリアル……響子と契約した悪魔。接近戦を得意とする。
★マーラ……涼と契約した悪魔。三つのビットでの遠距離戦を得意とする。
★ティアマト……エアンと契約した悪魔。水を操り、水中を高速で移動する。
★メドゥーサ……愛と契約した悪魔。攻撃力は低いが手数の多さでカバーしている。

……駄目だ、マンネリだ。
329それも名無しだ:2008/06/11(水) 04:25:20 ID:GPmiPWWk
大上段に中二病振りかざすんじゃなく、物凄く単純な所から考えてみるべさ。
330それも名無しだ:2008/06/11(水) 14:41:25 ID:6zy/8h4F
究極占機 ダイシンショウ

『「手相」には運命を引き寄せる力があり、その力はエネルギーとして利用できる。』

天才科学者・大手平博士が提唱した、『ハンドパワー理論』
その理論を用いた『ハンドパワージェネレーター』の実用化により、世の中は急速に発展を遂げた。

ある日、大手平博士は一人の少年と出会う。

大神 拳。
一見普通の少年である彼は、実は一万年に一人現れるとされる神の手相、
その名も『大神掌』の持ち主だったのだ。
拳は大手平博士が極秘裏に開発した、『究極占機 ダイシンショウ』に乗り、
世界中の人間から手相を奪う謎のハンドパワー能力者集団、『アンラク団』と戦う!

用語

○ハンドパワー理論
剣を振る、銃を撃つ、瓦を割り砕く。『手』はあらゆる力の基本である。
ではその手に力を与えるのは何なのか。それは『手相』である。
手相には運命を引き寄せる力があり、その力が手に力を与えるのだ。
……という理論。

○ハンドパワージェネレーター
手相の持つ力をエネルギーに変換する装置。

○ハンドパワー能力者
運命を引き寄せる力をコントロールすることで
超常現象すら引き起こす力を持った人々。

○占機
手相の力で動くロボットのこと。
331それも名無しだ:2008/06/11(水) 14:43:00 ID:6zy/8h4F
登場人物

○大神 拳
おおがみけん。中学一年生。割りとよくあるタイプの熱血少年。
あらゆる運勢を引きつける神の手相、『大神掌』の持ち主。
幸運も不運も引きつけてしまうために、かなり波乱万丈の人生を送ってきた。
ひょんなことからダイシンショウに乗って戦うことに。

○大手平博士
おおてのたいらはかせ。ジジイ。ハンドパワー理論を提唱した天才科学者。
ダイシンショウを作ってアンラク団に対抗しようとしていたが、
操縦に必要なだけの力をもったハンドパワーの持ち主がおらず、困っていたときに拳と出会った。
普段は駅前で手相占いのジジイをやって小金を稼いでいる。

○ダイシンショウ
拳が乗り込む『究極占機』で、動かすのに必要なハンドパワーが膨大なため、拳にしか動かせない。
その分そこらの占機を遥かに越えるパワーを持っている。
必殺技はハンドパワーで引き寄せた不幸な運命を敵に叩きつける『God Show Take!(ゴッド掌底)』

○アンラク団
世界中の人間の手相を奪う謎の組織。
青龍掌・白虎掌・朱雀掌・玄武掌の『四神掌』を筆頭に、多数のハンドパワー能力者で構成されている。


思いついたので書いてみた。反省はしていない。
332それも名無しだ:2008/06/11(水) 18:30:15 ID:LqZwnamn
ブルーナンバーズ
第4話「暁に染まる海」

デク「回収班の報告はまだか?」
シャオリン「未だ、報告はありません」
マスタ「敵は引いたようだが何かきな臭いな」
重蔵「罠の可能性は否めん」
沙弥「開けたとたんドカン!じゃ洒落になんないですよね」
デク「だからアトランティスに帰還せずここで開けると決めた、しかしまだあれが敵の物だと決まったわけではない」
賢人『回収完了!このカプセルみたいなんどうすんの?』
デク「ご苦労、ここで開ける。アトランティスに被害を及ばせない為にな」
賢人『うげ!マジかよ!?』
デク「大マジだ」

サヴァイブシフト格納庫
アレハンド「見たところこいつは地球の技術じゃねぇ」
マージュ「親方!バーナーで真っ二つにしちまいますか?」
ギュスト「穏やかではないな、他に方法はないのか?」
賢人「ん?なんだこのボタン」ポチッ!ゴゴゴ…ただらぬ音が格納庫内に響き渡る
ギュスト「なっ何をした?」
賢人「ボタン押しただけ…」
ギュスト「なんで押したー!」
賢人「そこにボタンがあったから…」
ギュスト「ちょっとはマシな言い訳はないのか!」
賢人「人間の本能に逆らえと言うのかー!」ハッチのような物が開く、そこに現れたのは…
333それも名無しだ:2008/06/11(水) 18:32:41 ID:LqZwnamn
?「…ここは?(はっ!私ったらいけない。素性がバレないようにしなきゃ)
あの、ここどこですか」
賢人「ここはサヴァイブシフト、軍の艦だぜ。あんたはいったい…」
アンリス「私は、私の名前はアンリス=フェーダ、それしか覚えていません」
ギュスト「もしや」
賢人「記憶喪失!?」
デク「本当に覚えて無いのか?」
アレハンド「艦長こいつぁ…」
デク「あぁ、おおやけにしないほうがいいだろうな。軍の方は俺がなんとかしよう」
賢人「どうすんだおっちゃん?」
デク「とりあえずジュリアを呼んできてくれ、一時的な記憶喪失かもしれん」
アンリス「あの、私がその方の所に行きます」
賢人「大丈夫なのか?」
デク「もし歩けないようならおぶって差し上げろ。レディーには優しく、それがマーキス隊のルールだ」
賢人「それはおっちゃんのルールだろ?」
アンリス「あっ、歩けます!このとうり…
キャ!」
賢人「やっぱり立てないんじゃん、無理すんなよ」アンリスをおんぶする賢人
アンリス「ごめんなさい」
賢人「じゃ、行ってくる」二人は格納庫を出る
ギュスト「妙ですね艦長、というより怪しすぎる」
デク「女性を疑うのは本意ではないが警戒はしておくべきだな」
334それも名無しだ:2008/06/11(水) 18:35:15 ID:LqZwnamn
サヴァイブシフト一般通路
賢人「俺の名前まだ言ってなかったな」
アンリス「え?あっ、はい」
賢人「俺は青羽賢人、旧日本人の高校生」
アンリス「旧ニホン?」
賢人「そこまで忘れちまったのか、これは重症だな。旧日本ってのは昔あった国で、極東に位置し世界で唯一季節を感じることができて、義理人情を重んじる大和魂のある国だってじっちゃんが言ってた」
アンリス「はぁ〜」
賢人「記憶喪失だ無理もない、ゆっくり思い出してけよ。あぁここだジュリアさーん!」

サヴァイブシフト医務室
ジュリア「あら、可愛いガールフレンドね」
賢人「さっき知り合ったばっかりなんだけど…
じゃなくて、この娘は例の変なカプセルの中にいた女の子なんだけど記憶喪失らしいんだ」
ジュリア「それは困ったわね、後は私にまかせておいていいわよ」
賢人「わかった、じゃ俺は…」
アンリス「あのっ、ありがとうございます」
賢人「あ、あ〜…へへっ」見つめ会う二人
ジュリア「ゴホンッ!」
賢人&アンリス「はっ!」
ジュリア「艦長に報告、でしょ?」
賢人「おう、ははは…」医務室をでる賢人
ジュリア「青春ね…」

サヴァイブシフトブリッジ
賢人「ただいま戻りましたよっと、あれ?どうしたのみんな?」
335それも名無しだ:2008/06/11(水) 18:36:49 ID:LqZwnamn
デク「青羽賢人、貴官を正式に海洋連邦軍所属第03小隊に任命する。なお階級はこれまでの功績により曹長とする。何か質問はあるか!?」
賢人「あっありません…」
デク「そうか、これからは俺達の仲間だ、よろしく賢人」がっしりと握手する二人、そして拍手が響きわたる
シャオリン「入隊おめでとうございます賢人さん、これからよろしくお願いしますネ!後これ海洋連邦軍の制服です、きっと賢人さんならお似合いですよ」
賢人「どうも」
マスタ「副艦長の孫だからって手加減せずにビシビシいかせてもらうぜ」
沙弥「よろしく賢人君」
重蔵「ワシは嬉しいぞ賢人や、お前の親父もきっと喜んでおるぞ」
賢人「じっちゃん大げさだぜ」
デク「よーし、野郎ども基地にもどるぞ!進路20、面舵いっぱい!!」
ギュスト「進路20よーそろ、面舵いっぱい!」

???
?「65号、お前をゲートから地球に送る。必ず地球を我らの手に取り戻すのだ」
?「要は殺せばいいんでしょ?いっぱい…」


翌日
デク「敵襲!?」
重蔵「艦長!サヴァイブシフトを」
デク「わかっている、サヴァイブシフト発進!」
ギュスト「了解」

マスタ「敵は北のシャングリラ周辺に展開しているぜ」
336それも名無しだ:2008/06/11(水) 18:38:54 ID:LqZwnamn
デク「みんな聞け、軍上層部より敵は以後ゲートロムと呼称する」
沙弥「扉から出てくるからゲートロムかぁ」
デク「それと今回の任務は01小隊と合同作戦を展開する」
シャオリン「お父様の隊と!?」
コウメイ『そのとうりだ我が愛しの愛娘よ』
シャオリン「お父様!」
コウメイ『やぁデク、久し振りだな。娘がいつも世話になっている』
デク「コウメイ、お前の娘は良くやっている」
コウメイ『この作戦が終わったらまた飲みに行かないか?』
デク「そうだな、しかし作戦前にプライベートの通信はあまりよくないな」
コウメイ『おぉ、すまなかった。シャオリン、また今度ゆっくり話そう』
シャオリン「ハイッ!お父様」
沙弥「シャオリンのお父様ったらまだ子離れできてないのね」
シャオリン「うんっ、でもそんなお父様が好き」
賢人「父親かぁ…」
重蔵「こら!お前ら、もうすぐ戦闘がはじまるんじゃぞ身を引き締めんか」
沙弥「はーい!」
デク「賢人はBVBで待機」
賢人「おう!」
マスタ「ゲートロム第二防衛ライン突破、なんだあの紫色のは、新型か?」
デク「拡散魚雷の一斉放射で牽制すると、アブソリュートレインボー(1番艦)に通達」
沙弥「了解」
デク「よし拡散魚雷てー!!」両艦による一斉放射
337それも名無しだ:2008/06/11(水) 18:42:07 ID:LqZwnamn
戦闘海域
?「ふふふ、だめだめこんなんじゃ僕は落とせないよ」

サヴァイブシフトブリッジ
マスタ「半数を撃破、未だあの紫は健在」
重蔵「速い!」
シャオリン「アブソリュートレインボーから通達、こちらは潜水機動兵器で仕掛けるとのこと」
デク「よし、我々も仕掛けるぞBVB出撃!」
賢人『へへっ、待ってました!ブルヴァンブルーでるぜ!!』
沙弥「うわー、01小隊の潜水機動兵器いっぱい出てきた。少しはこっちに回してくれてもいいのに」
重蔵「贅沢を言ってないでちゃんとオペレーションせんか」

戦闘海域
「よりどりみどり、みんな僕が壊してあげる」紫色の機体が次々と味方の機体を破壊

サヴァイブシフト医務室
アンリス「この感じ、もしかして…、だめー!!」
戦闘海域
「あの舟に何人乗ってるのかな、ふふふ…
逝っちゃいなよー!」無情な一撃がアブソリュートレインボーに突き刺さる。そしてアブソリュートレインボーは轟沈


続く



多少暴力的な発言があったことをお詫びします、ごめんなさい
338それも名無しだ:2008/06/11(水) 19:48:05 ID:zn//LkK2
いつぞやのブッソウルの人です。
ブッソウルの方はほぼ思いつきの奴だったのでまだ話は考えてませんが
もうひとつあたためてあったネタがあるので文章が完成次第アップします
逃げっぽいですがどうかそれで
>>318
レスが遅くなってゴメン
これはいいバトルもの。戦闘のテンポがよくて、キャラ同士の会話がいい
こまかな描写があるからわかりやすいし
それに文才があるのが羨ましいな
>>319
まぁ、簡単に言うと主人公が前の戦闘で十分に動かなくなった機体で、自分の技量ともてる装備をフルに使って、敵の戦力差を埋める話
個人的に好きだからと言うのもあるけど泥臭い展開は結構燃える展開かと
>>332
戦闘モノである以上これくらいの文章は普通じゃない?結構人と人のやり取りが好きだな
キャラの個性が出ているのもいいな。特にライバル(?)キャラの壊れ具合が好き
やられ役や敵メカが大好きな私としてはどんな武装で、どんな戦い方だったのかが知りたかったりなんなりw

なんだかこれじゃあ審査員だなァ、われながらコレはひどい
こういう意見は自粛すべきか・・・
339それも名無しだ:2008/06/11(水) 20:06:07 ID:LqZwnamn
>>338
感想どうもっす、6話でもライバルの暴力的発言あるんだけど本当にすんません。

意見を言ってもらったら俺は助かるな、自分の駄目なとことかわかるし、なにより次にいかせるからありがたい
340それも名無しだ:2008/06/11(水) 20:06:15 ID:T+Qe8kIE
むしろそういう意見のが参考になるww
悪い点と良い点両方あげてもらえると
次の指針決めやすいしねw
341それも名無しだ:2008/06/11(水) 20:55:59 ID:CIxPxw97
お久しゅう、陰陽式機伝の作者です。
受験生ってのはおちおち小説書く時間も取れないから困ります。

陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の五前半 「僕はさよならを言わない」

 件の光は、都の北東、艮<うしとら>の方角に位置する山の中腹から立ち上っていた。
 式機で列を成し、そこへ向かう道中。周囲は朝方とは思えぬ暗さで、一同は
式機の暗視機能に頼り、濁った水の上を滑るように往く。先頭は清明だ。
「まさか鬼門の方に庵を置いてるとはね……まあ、憎しみの力を高めるには丁度いい
 隠れ家だったのかもしれないけど、それにしたって常識外だ」
「誰よりも常識を持ち合わせないあなたがそれを言いますか」
 いつも通り、打てば響くような憎まれ口が飛んできたことに清明は驚いた。
アメオスの装甲越しに透かし見たヒオムシの顔に、悲愴は見受けられない。
 この子は強くなった。自分の元へ来たばかりの頃、夜中に彼の部屋を覗くと
肉親を亡くした孤独にすすり泣いていた少年。その彼が、心中穏やかであるはずが
ないにも関わらず、師たる清明との永別に表向きは平静でいる。
 ――それでこそ、陰陽師だ。
「いやはや……こんなに嬉しいことはない」

「どうした?」
 平岡が怪訝そうに首をひねった。傍から聞いていれば、ヒオムシにきつい一言を
言われた清明が、暫くぼんやりしたと思うと、突然涙ぐんで「こんなに嬉しいことはない」
と呟いた――それだけのやり取りだ。不審といえば不審である。
 しかし隆道は彼の気持ちを手に取るように解しえていた。きっと今の清明は、
存外立ち直りの早い愛弟子を誇らしく思っているのだろう。

 山の中腹に、ぽっかりと洞穴が口を空けていた。そこから流れ出てくる、どす黒い
『気』のようなものが、隆道ら未来の人間にもはっきりと視えていた。
「以前より遥かに強力な……これは、敵意か?」
「違うね。もっと濃密で、醸成された“殺意”――もう君たちに手加減する必要が
 無くなった。だから今回は紅蓮も、本気で掛かってくると思った方がいい」
342それも名無しだ:2008/06/11(水) 20:58:53 ID:CIxPxw97
 作戦は単純だった。清明が紅蓮を足止めし、隆道と部下四人、及びヒオムシは
“道”を通って現代へ急行。ブラックホール発生器を破壊し、二つの世界を切り離す。
 しかし清明が全力の紅蓮を満足に足止めできる保証は無く、向こうに着いたとして
この世界へ来たときのように、出現ポイントがずれる可能性もある。
 危険な賭けではあった。しかし、清明は頑としてプランの変更を聞き入れなかった。
ヒオムシの余生を慮ってのことであろう、彼は決まってこう言うのだ。
「私ひとりでは心もとないかい? なに、伊達に大陰陽師を名乗ってたわけじゃない。
 ツチイミは破壊できないが、どうにかして紅蓮を討ち取ればそれで終いさ」

 それが出来ぬから、お前は罪も無い少年を戦わせねばならなかったのだろう――
隆道が思ったことはしかし、口をついて出ることは無かった。
 彼の覚悟を、いまさら無駄にするものか。
 隆道は誓いを立てた。それを守ることこそ、清明の決意に報いる最善の道で
あるように思えたのだ。
「心の準備はいいかい?」
「いつでも」
「行けます、師匠」
 清明を先頭に、彼らは魔窟への突入を開始した。

 内部に入った途端、出迎えるのは強烈な砲撃。黒い火柱が虚空を貫き、隆道と
ヒオムシが神剣でそれを弾く。
 二機の影から十二神将が飛び出し、反撃の砲火を放った。
「ツチイミは抑える! 手はずどおり、時空の抜け道を探すんだ!」
 多角的に入り乱れる火線を縫うようにツチイミが向かってくる。その手に握られた
最後の神剣・天叢雲が隆道を襲おうというところで、割り込んだ十二神将によって
その突進は止められた。
「早く!」
「……行くぞ、お前たち」
 別れの言葉は無かった。ヒオムシがどんな顔でこの瞬間を迎えたのか、それを
知る者はいない。
343それも名無しだ:2008/06/11(水) 21:01:51 ID:CIxPxw97
 六機が戦線を離脱し、開けた洞窟の奥へ向かう。紅蓮はそちらを追わんと機体を
翻したが、神将機に押し勝つことができない。
「いくら数が多いとは言え……このツチイミと拮抗するだと?」
「仮にも神性が宿る式機ぞ。それに、術者の差が圧倒的じゃあないか……!」
「驕慢な!」

 不意に一歩下がり、神剣を横薙ぎに振るう紅蓮。十二神将はぱっと散開し、
弧を描いて反転、各々が膨大な霊力を弾としてツチイミに砲撃を浴びせる。
 降り注ぐ光条が、呪詛を刻まれた装甲に弾ける。しかし損傷はない。神剣を
上段に構え、砲火の雨を意にも介さず、紅蓮は清明を乗せた機体に向かってきた。
「この程度の攻撃で、足止めが果たせると思うか」
「なんだ、解ってるんじゃないか」
 巨大な剣が正確に清明の身体を引き裂く――と、貫かれた体が紙に変じた。
「式か!」
「私とて、このままで三位式機と張り合おうなどとは思っておらぬよ」

 別の機体の頭上に、ゆらりと清明が現れる。その手が複雑な印を結び、薄い唇が
一言、二言と呪を唱えた。
 それを合図に、神将機が三機ずつ集まって四つの塊に分かれる。それぞれの機体が
輝き出し、式機を構成するパーツが見えざる力で分解されていく。
「何をする気か知らんが、終わるまで待ってやる義理はない」
 正面の塊に、ツチイミが突進した。しかし神剣の切っ先は、三機が合わさって発する
力場のようなものに阻まれ、機体まで届かない。
「たった三機分の力で、天叢雲を止めるだと!」
 紅蓮の目の前で、バラバラになったパーツが新たな式機を再構築していく。
「知ってるかい、未来では変形合体する機体が人気だそうな。そして、合体中は
 攻撃してはならない――という、暗黙の了解があるらしい」
 自分も流行に乗ってみた、と清明は嘯く。それから急に真顔になり、
「実を言うと、これを戦いに使うのは初めてだ。だから――光栄に思えよ、紅蓮。
 大陰陽師・安倍清明の、最初で最後の本気を見せてやる」

 そう言うと同時に再構築が終わり、光の中から四体の式機が現れた。
344それも名無しだ:2008/06/11(水) 21:04:26 ID:CIxPxw97
「あれが“穴”……か?」
「穴と言うよりは、柱だな」
 洞窟の奥に、それはあった。
 地の底から天へと、山を貫いて伸びる光の塔。その根元に土蜘蛛が行列を成し、
次々と光の中へ飛び込んでいく。
「うーむ……こちらに来るときは、入り口は球状に見えたはずなのですが。
 道自体は高次元空間にあるものですから、重力の影響を受けるのでしょうか……?」
「芦野、こんな時ぐらい自重してくれ」
「とりあえず、隊長、私たちも飛び込めばいいんでしょうか?」
 藤枝の問いに答えるより早く、いくつもの列になっていた土蜘蛛が一斉に
こちらを向いた。
「気づかれたぞ、隆道」
「確認した。……来た時と同じだ。シュバルツシルト面が無いから、飛び込んでも
 潮汐力で原子分解される恐れはない。こいつらを蹴散らし、突入する!」
「了解!」

 敵の強さが桁違いだったために活躍の場が無かった鬱憤を晴らすが如く、部隊の
四人がハルミネで先陣を切った。土蜘蛛の砲撃は数が多いものの単調で、彼らは
巧みに機体を操ってそれを避ける。上月の精確な応射が敵の陣形に穴を穿ち、
残る三人がそこへ雪崩れ込み、長刀と短刀の乱舞が始まる。
 彼らを包囲し、数の暴力で押し潰さんと動き出した土蜘蛛たちは、数的有利が
意味を成さないイレギュラーに直面する。即ちそれは左右から突っ込んできた
アメオスとホシカゲであり、その圧倒的な火力と神剣の威力によって瞬く間に
殲滅されていく。

 内と外からの攻撃に混乱した土蜘蛛らが光の柱に向かって敗走を始めたとき、
勝負は決した。示し合わせたように、隆道とヒオムシは逃げ出す敵群に剣を向ける。
「囚われし魂たちに、せめて久遠の安らぎを与えん」
「肉体の死と共に、魂もまた無に還るが理。許せ」
 切っ先から放たれた、眩いばかりの光条。白い輝きが全てを呑み込み、土蜘蛛の中に
縛されていた人々をも消し飛ばしてゆく。
 その照射が終わったとき、広大な地下空洞を埋め尽くしていた土蜘蛛は、もはや
一機たりとも残っていなかった。

「……救えんことは解っている。解っているんだが…………」
「少なくとも、彼らはもう苦しまぬよ。あれがたった一つの救済だったのだ、隆道」
 胸の痛みを無理矢理に無視し、隆道は屹立する光輝を見上げた。
「行こう。我々の世界へ」
345それも名無しだ:2008/06/11(水) 21:18:14 ID:CIxPxw97
↑(書き忘れてましたが、第五話前半はここまで。後半に続きます)
以下だらだらと毒抜き。

・前回戦闘がまったく無かったので第五話は全編戦闘だらけです。
とは言え、あんまり描写が上手くないので単調になってるかもしれませんが……。

・ブラックホールを利用した平行世界移動機関は中3の時に考えただけあって穴が多いです。
最近じゃ、ブレーンの接触を使えば潮汐破壊の危険を冒さなくても平行宇宙にいける
という考えがハーバード大あたりで大真面目に取りざたされてるとか。
ブレーンワールド理論がもうちょっと早く出回ってれば良かったのに……。

・私的な読者から「伝説の陰陽師は安倍『晴』明じゃね?」と突っ込まれました。
同じ疑問を持ってる方がいる可能性もあるので、これは誤字ではない旨をば。
実在した人物は「安倍晴明」なのですが、これとは別に、古くからフィクションに度々登場する
より神秘性の高いスーパーヒーロー的な人物としての「安倍清明」が存在します。
間違いなく「晴明」をモデルにしているのですが、本作では生身でロボットバトルに介入したり
十二機のマシンを同時に操作したりとやりたい放題なので、あえて実在の方の
名前は使わず、創作色の強い「清明」とした次第です。

・新しいSS職人が増えてきたようで、活気付いてきましたね。
皆さん筆が速いようで羨ましいです。自分、元来凄まじく遅筆なもので。

ではまた次回。
346それも名無しだ:2008/06/12(木) 18:43:26 ID:jL798hZy
ブルーナンバーズ
第5話「青の胎動」

シャオリン「あ、あぁ…」
デク「辛かったら医務室に行くといい…」
シャオリン「いいえ、まだ戦闘は終わってません」
沙弥「シャオリン…」
シャオリン「大丈夫です、最後までオペレーションできます、それが私の務めですから…」
デク「無理をするな!!」
シャオリン「…!?」
デク「泣きたいときは泣けばいい、正直俺も辛い。だが一番辛いのはお前だろ」
シャオリン「…すいません」ブリッジを後にするシャオリン
デク「よき軍人だった」
重蔵「あぁ…」
マスタ「紫急速接近!?」
デク「弾幕をはれ」
ギュスト「了解!」

サヴァイブシフト近海
?「今楽にしてあげるよ」
賢人「このやろー!!」
?「…?」
賢人「てめぇ!よくもあの艦を沈めやがったな!?あの艦にはな、シャオリンの親父が乗ってたんだぞ!」鍔迫り合うサヴァイブシフトと紫色の機体
?「割り込みはいけないよ、きちんと後で殺してあげるから順番守らないと」なぎはらわれるBVB
賢人「なんてパワーだ」
デク『ならばパワーにはパワーだ!』
ギュスト『艦長アンカーユニットですね』
賢人「アンカーユニット?」
デク『そうだ、一発ぶちかましてやれ。アンカーユニット射出!』
347それも名無しだ:2008/06/12(木) 18:46:03 ID:jL798hZy
沙弥『了解、アンカーユニット射出』アンカーユニット喚装完了
賢人「こいつはいい、いっくぜブルーアンカー!」巨大なアンカーで斬りかかるBVB、ガキンッ!まともに受けるが圧倒される紫色の機体
?「なんて馬鹿力、でも…」距離を置き、右腕と一体となった剣が開放しエネルギーが蓄積される
賢人「なんだ?」
?「溶けちゃえよ、メルトオーブ」強力なγ線が照射される
賢人「あっ、あちー!?」
?「ちぇ、海の中だから威力はいまいちか」
賢人「やっろー!」ひるまず斬りかかるBVB
?「バカな、有り得ない、この強力なγ線の中突っ込んでくるなんて」たまらずメルトオーブを止める紫色の機体、再び鍔迫り合いに
?「あははは!面白い、面白いよ君」
賢人「はぁー!!」
?「でも残念だけどここまで、わかるんだよね。君素人なんでしょ?」紫色の機体の速いコンビネーションが炸裂
賢人「うわー!?」更に追い討ちをかけられるBVB、そして海底に叩きつけられる
?「終わりだよ、埋めようのない実力の差に絶望しながら死になよ。あははは!」今まさに剣が振り下ろされようとしたその時
348それも名無しだ:2008/06/12(木) 18:48:41 ID:jL798hZy
ドクンッ!

賢人「なんだこの感覚は、あの時の」

ドクンッ!

賢人「はじめてこいつと出会った時の」

ドクンッ!

賢人「頭ぼーっとする」

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

賢人「うぁー!!」ドカァー!!凄まじい衝撃波がBVBから放たれる

サヴァイブシフトブリッジ
デク「総員対ショック!」サヴァイブシフトに衝撃が走る
ギュスト「何が起きたとゆうんだ」
重蔵「目覚めたんじゃよ、古の青き力が…」

海底
?「へぇー、同類か…」そこには青い衣のような物を纏ったBVBが
賢人「わからないけど、今なら負ける気がしねぇ」
?「ますます面白くなってきた、さぁ僕をもっと喜ばせてよ!」斬りかかり合う二機、斬り合う毎に衝撃が迸る。そして壮絶な殺陣が繰り広げられる
賢人「……」
?「あははは!いいよ、こんな感覚初めてだ。これが生きてるってことなんだね」ガキンッ!バキッ!一進一退攻防が続きそして…
?「ゲイルスパーダ!」無数の刃が紫色の機体から放たれる、しかしブルーカッターで弾くBVB
?「あれぇ、いいのかなほっといて?」複数の刃がサヴァイブシフトへ向かう
賢人「…甘い」潮の流れを操り直撃寸前のところで刃を吹き飛ばす
349それも名無しだ:2008/06/12(木) 18:51:25 ID:jL798hZy
?「そんな事できるんだ、でも!」すかさずBVBに斬りかかりる紫色の機体、しかし受け止めるBVB
?「いい反応」
賢人「てめぇ!」
?「ふふっ」ピッ!
賢人「通信?」
?「君強いね、特にその青いのが纏ってから」
賢人「人間?人が乗ってたのか?何もんだ!?」
シバ「僕?僕の名前はシバ、君と同類さ」
賢人「同類?てめぇと一緒にすんな!」
シバ「同類だよ、そんな人殺しの力を持ってるんだから」
賢人「この力は人殺しの力じゃねぇ!」
シバ「230年前…この地球から地上を奪い、沢山の人の命を奪ったブルーナンバーズの力が人殺しの力じゃなかったら一体何だって言うの?」
賢人「うっ、この力は人殺しの力じゃ…」
シバ「ふふっ、最も僕には興味ないけどね。過去に何人死のうが」
賢人「何だって!?」
シバ「僕は星の使者、君達水底の民から地球を取り返しにきた。でも今はどうでもいいや、君みたいな強い人と殺し合いできるんだから」
賢人「さっきから黙って聞いてりゃいい気になりやがって!人の命を何だと思ってやがる!?」
シバ「さぁ?ただ僕は人を殺すためだけに生まれてきたんだ、哀れでしょ?」
賢人「何だと!?」
350それも名無しだ:2008/06/12(木) 18:53:51 ID:jL798hZy
シバ「じゃお話はおしまい、さっきの続きしようよ…
うわぁー!頭が!痛いぃ!!タイムリミットか…残念だけどこの続きはまた今度、恐怖で身を焦がしながら待っててね」紫色の機体が戦線を離脱
賢人「逃がすか!」
デク『深追いはよすんだ』
賢人「だけど…、あいつはシャオリンの親父の、コウメイさんの仇だ…」
デク『もういい、もういいんだ賢人』
賢人「くっそー!!」ガンッ!

サヴァイブシフト医務室
デク「もう大丈夫か?」
沙弥「シャオリン…」
シャオリン「もう大丈夫です…、いっぱい泣きましたから」
デク「コウメイを見送ってやろう」
シャオリン「はい」
アンリス「(なんてこと、犠牲者がでてしまった。あのパイロットはi計画の…
こんな事を起こさせないために私はここに来たというのに)」
351それも名無しだ:2008/06/12(木) 18:55:34 ID:jL798hZy
サヴァイブシフトブリッジ
デク「君達は01小隊の」
隊員A「はい、生き残りです」
隊員B「あなたのお父さんはとても勇敢でしたよ、シャオリンさん」
シャオリン「……」
隊員C「俺達にも見送らせてください」
重蔵「もちろんじゃとも」
デク「死んでいった仲間達に、友に、哀悼の意をこめて黙祷」

賢人「じっちゃんなんなんだこの気持ち…」
重蔵「賢人、お前の力は人殺しの力なんかじゃない」
賢人「くやしいよ、くやしいんだよ!!」


続く
352それも名無しだ:2008/06/14(土) 14:36:47 ID:R28g6lFT
クモノス
〜闇夜に輝く一輪の花〜

人の手に歴史が取り戻されて約3000年、今何気なく無事平穏に過ごせているが疑問に思ったことはないか?それはひとえに一人の男のお陰であると言っても過言ではない。今、闇に葬られた歴史の真実を語ろう。

ガルタ=ガレダ著
忘却のレクイエムより抜粋


主人公
ゾーア 年齢?

妖邪と言う種族の蜘蛛人間、羅生拳の使い手。漂依粘着という奥義により巨大なロボット、クモノスと一体化する。
初め人間の天敵、妖邪軍のダークサイドとして闘っていたが、そこに疑問を持ち反旗を翻し、ジャスティスサイドとして人間と共に闘う事になる。羅生拳は殺さずの精神、ただ相手を己の拳で倒す事に全力を尽くす。
六本の腕を持ち、その腕を巧みに駆使して技を繰り出す。目つきが悪く恐がれることがあるが優しい心の持ち主、赤い髪が特徴。
353それも名無しだ:2008/06/14(土) 14:38:24 ID:R28g6lFT
クモノス

ゾーアの奥義、漂依粘着により現れる蜘蛛の化神。コクピットがあり、操縦方法はダイレクトモーションシステムみたいな物。妖邪軍の中でもポテンシャルの高さはずば抜けており、人間からも妖邪軍からも恐れられている。黒色と黄色の斑模様が特徴


光波剛蓮拳
光波獣神拳
蓮華掌
阿修羅閃空拳
阿修羅闘舞
暁魔猛掌
…etc.


世界観

妖邪と言う種族が地球を支配している平行世界、時代背景は平安時代に近い。
妖邪の一人ゾーアによる反乱から物語が始まる。これにより人間と妖邪の戦争が勃発、後にこれを妖邪大戦と呼ぶ。これは格闘物である、ゾーアだけ武闘家というわけではない。


いかん、技が厨すぎるな…
354それも名無しだ:2008/06/14(土) 15:21:40 ID:AnSbKVwT
技に限った話では・・・
355スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第16話:2008/06/14(土) 21:34:10 ID:WwdeiG2a
入院中のテッケンには個室があてがわれていた。見舞いにやってきたヤブル、秀一、乙女。

ヤブル「テッケン、具合はどうだ?……おい、開けろよ」

戸が開かない。

テッケン「俺は動けねえ。テッケンオーも壊れた。もうお前らとは関係ない」

秀一「君はすぐに治る。テッケンオーもだ。関係ないことは無いぞ」

テッケン「うるせえな。俺はもう駄目なんだ、帰ってくれよ」

乙女「もう!あなたがこんなに弱虫だったなんて知らなかったわ!」

テッケン「そうさ、俺は弱い。だから、負けた……」

ヤブル「何言ってんだよテッケン、どんな強い奴だって」

言いかけたヤブルを秀一が制した。

秀一「帰ろう。こういうときは、待つしかないものだ」


帰り道。

乙女「申し訳ございません。せっかく来て頂いたのに」

ヤブル「何か信じらんねぇな、あれがテッケンだなんて……」

秀一「そうか?私にはわかる気がするがな」

ヤブル「どういうことだよ?」

秀一「彼は世界最強の男だ。勝って当然、圧倒的な力に屈したことなど一度もなかったのだろう。
   落ち込みもするさ。いつも一度負けてからが勝負のお前にはわからんかも知れんが」

ヤブル「……なんか癪にさわる言い方だぜ」

秀一「フ。だが、敗けを知らない強さには限界がある。これを機に彼は更に強くなる、ヤブルみたいにな」

乙女「まあ、良いことをおっしゃいますのね、涼茂様」

ヤブル「何たって生き地獄の住人だからな!」

ヤブルは逆襲とばかりに言う。もちろん褒め言葉なのだが、秀一は自分の努力をひどく恥ずかしがる。

秀一「その話はやめてくれ……」
356それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:40:10 ID:WwdeiG2a
乙女「では、私はこれで」

秀一「私もこれから遠出しなければならない。ここで解散だ」

ヤブル「ああ、じゃあな」

一人歩き出すヤブル。

「敗けを知らない強さの限界か……悔しいが確かによくわからんぜ」

ぼろぼろの学生服を着た顔色の悪い少年がふらふらと歩いてくる。ヤブルは何気なくすれ違おうとしたが、
少年が突然つまづき、肩がぶつかった。

抜人「あっ、すみません」

ヤブル「気をつけろよ……って、おい大丈夫か!?」

少年はそのまま座り込み、気を失ってしまったのだった。


第16話「抜人とヤブル」

突家の居間。

抜人「すみません、おかわり……」

益子「はい、どうぞ」

じいちゃん「それにしてもよく食うのう。よほど腹が減ってたようじゃな」

益子「服もぼろぼろだし。君、いったい何があったの?」

抜人「……」

バンパイオーが「吸血機」と呼ばれ恐れられていることを、抜人は既に知っている。
まして地球のロボットであるテンサイダーに撃たれたのだ。本当のことなど話せるわけが無い。

じいちゃん「無理に答えんでも良い。よほど辛い目に遭ったんじゃろうな」

抜人「……すみません」

ヤブル「ところでさ、お前どっかで会った事ないか?なんか覚えがあるんだが……」

抜人「え?うーん……俺の方は覚えてないですけど」

ヤブル「そうか。じゃ、人違いだな。悪い」

抜人「いえ、別に……あの、なんでこんなに親切にしてくれるんです?」

ヤブル「気にすんなよ。困ったときはお互い様じゃねえか」

抜人は不思議なものでも見るように、ヤブルを見つめた。
357それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:41:57 ID:WwdeiG2a
ヤブル「どうした?」

抜人「あ、いや、その言葉TVとかじゃよく聞くけど、実際に聞いたのは初めてだから」

ヤブル「ああ、実は俺も一度言ってみたかったんだ」

抜人は一瞬きょとんとしたが、やがて笑い出した。
「ハハッ。そうですよね」

ヤブル「はははは!そうなんだよ!」

ピー、ピー!
司令室にいるダンから通信が入った!
『伝くん戻ってくれ、ウツノイドだ。ヤブルは戦闘準備!』

――急に皆の顔つきが変わった。

益子「わかりました、すぐ行きます!」

ヤブル「おっしゃ、俺も行くぜぇ!!」

ヤブルと益子が居間を駆け出していく!

抜人「な、何ですか?」

じいちゃん「すまんの、騒々しくて。この家は少々訳アリでな」

窓の外にどこかで見たような飛行機が飛んでいくのが見えた。

抜人「あれはゲンカイザーの……まさか、ヤブルさんが」

ならば自分に見覚えがあってもおかしくは無い。治水市で、ヤブルはゲンカイザーの眼を通して、確かに自分を見たことがあったのだ。

じいちゃん「そのまさかじゃ。だがまあ、気にせんとゆっくりしておれ。君の体は弱っとる」

知らなければ、そうしていたかもしれない、しかし。

抜人「おじいさん、俺……ちょっと出てきます!」


現場に急行したゲンカイザーを待ち受けていたのは、8本の腕を持つ大型のウツノイドだった!

フ・カノー「フフフフ、これがギバップのデータから魔闘メカの長所を取り込んだ擬似魔闘ウツノイド
      レコンサイルだ。突破、わがデータによって地獄に落ちるがいい!」

益子『秀一くんから連絡があったわ。お父様の仕事で今海外ですって!』

ヤブル「俺一人でこのデカイのと闘るのか……面白え!いくぜフ・カノー!!」
358それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:46:09 ID:WwdeiG2a
巨大な敵と対峙するゲンカイザーを遠目に見ながら、抜人はバンパイオーの元へ走った。

抜人「あんなでかいのと、たった一人で」

ハッチを開きコクピットに滑り込む。治水市でゲンカイザーに救われてから、ずっと考えていた。
あのパイロットはなぜ、何のために命をかけて戦うのか?

抜人「……困ったときはお互い様、か」

答えはごく単純だった。ただ純粋に、自分の中の何かのために。

抜人「俺には戦う理由なんて無い。戦いたくなんてない。だけど……この気持ちだけで、十分だったんだ!」

もう誰も喪いたくない。針が首筋に食い込んだ。


ガガガガガガガッ!

ヤブル「うおぁあああああああっ!!」

何しろ8本も腕があるのだ。そこから繰り出されるラッシュは半端ではない。
仰向けに倒れたゲンカイザーは起き上がる隙すら無く、間断なく襲い来るパンチを浴び続けていた。

益子『し、司令、何かアドバイスしてあげてください!』

ダン『伝くん無茶振りはやめろ!腕が8本だろ?え〜とえ〜と……』

フ・カノー「フフフ、手も足も出まい!さあ、そろそろ……ム?」

その時。
突風が吹き荒れ、太陽には厚い雲がかかり、辺りはにわかに暗くなった。

ザッ、ザッ、ザッ……

足音が聞こえてくる。そして薄闇の向こうから現れたのは、黒いマントに身を包んだ巨大ロボット。

フ・カノー「あれは」

ヤブル「吸血機!?」


血液を通わせたマントを外し、筒状に硬化させると槍になった。

抜人「おぉぉぉっ、ブラッッディ・ランサァァァァ!!」

バンパイオーが大きく振りかぶり、助走をつけて槍を投擲する。ウツノイドはその腕で槍をはじいたが、その隙にゲンカイザーが立ち上がっていた!

ヤブル「今だッ!てぁりゃぁ!!」

ゲンカイザーのアッパーカットを受け、ウツノイドが姿勢を崩す。

抜人「ぅわあああああああっ!!」

バンパイオーが疾走し、ウツノイドに跳び蹴りをかけた!
ウツノイドがよろけ、のけぞる。バンパイオーは素早く槍を拾い、マントとして再び身に着けた。

抜人「通信ができないんなら、態度で示すだけだ!」

フ・カノー「おのれ、邪魔をするな蝙蝠ロボォォォォ!!」
359それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:47:39 ID:WwdeiG2a
抜人「!?」

レコンサイルの4本の右腕が一斉にバンパイオーを襲った!

ゴァァァン!

抜人「うう……」

吹き飛ばされ、ビルに叩きつけられたバンパイオーはうなだれ、そのまま沈黙した。


ヤブル「あいつ……助けてくれたのか?」

フ・カノー「ち、驚かせおって。さあゲンカイザー、続きを始めようか」

レコンサイルがゲンカイザーに見下ろし、戦闘姿勢をとった。

ヤブル「くっ……」

そして最初のパンチが繰り出されようとしたその時、モニターにダンの姿が!
『ヤブルゥゥゥゥ!ラッシュ時には事故に注意だ!!』

ヤブル「!そうか、うぉぉぉぉおお!!」

バシィン!

ゲンカイザーが渾身の力でパンチを受け止める!

フ・カノー「何!?」

あまりにも速いラッシュだったため、レコンサイルは続くパンチを止められなかった。

ガガンガガンガガンガガン!

受け止められた腕が盾にされ、肘から下でもげる。

ヤブル「覚えとくんだなフ・カノー!俺の戦いはいつも2回戦からだぜ!!」

もげた腕を投げ捨て、ヤブルが叫んだ。

フ・カノー「いい気になるな、戦い方はまだ幾らでもあるわァァァァッ!」

そうして構え直したレコンサイルの腕を、突如後ろから伸びた無数の腕が縛りつけた!

フ・カノー「な、何!?」

吸血機のマントだった。


抜人「わかってくれ、ヤブルさん!」
360それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:50:18 ID:WwdeiG2a
ヤブル「おっしゃあ!はっきりわかったぜ吸血機、お前は敵じゃねえ!」

フ・カノー「おのれ、離せ!う、うおあぁぁぁぁ!?」

ヤブル「限!界!ケェェェェェェェェェン!!」

限界拳がヒットし、レコンサイルが弾き飛ばされる。そしてその先で待ち構えるバンパイオー!

抜人「ブラッディ……ブレ――――ド!」

バンパイオーが腰だめに構えた剣を縦一文字に振り上げると、レコンサイルは両断された。

フ・カノー「ク……不確定要素だ、撤退する!」

ドゴォォォォォァァァァンン!!

レコンサイルが爆発した。


ゲンカイザーが歩いてきて手を差し出した。握手を求めているようだ。

抜人「ロボット同士で……そういうもんなのか?」

パイロットのマナーはわからないが、ともかく敵でないことは伝わったらしい。抜人はバンパイオーの右手を伸ばそうとした。その瞬間。

(――ワガ敵を滅ボセ)

抜人「!?」

思わずバンパイオーの手を引っ込めていた。

抜人「何を、何を言うんだ!ゲンカイザーが敵のわけ無い!」

(ワガ敵を滅ボセワガ敵を滅ボセワガ敵を滅ボセ)

抜人「く、ゲンカイザーに手を出すな!……ここにいちゃいけない」

バンパイオーは数歩後ずさりして飛び上がり、体をマントで包むと虚空に消えた。


ヤブルには吸血機が、突然苦しみだして慌てて逃げたように見えていた。

「いったい何なんだ……」

だが、敵ではない。そう思えた。


その一部始終を影から監視していた男がいる。黒づくめの服に身を包んだ筋肉質の身体。

一見してギャングか何かのようだが、どこか聖職者のようでもある。

???「対象ロスト。テレポートです」

???『仕方が無い、状況を終了する。テレポート先もじきに掴めるだろう」

???「了解」
361それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:51:51 ID:WwdeiG2a
国会議事堂、総理大臣控え室で、尽は公安委員長の甲賀公康と面会していた。

公康「尽、最新の要チェック組織リストだ」

尽「ありがとう。それで、例の赤いロボットの目星は?」

公康「いや、これが奇妙なほどわからない。よほど小さな組織なのか」

尽「それであんな巨大ロボが作れるものなのか?」

公康「個人で巨大ロボットを作った鉄野博士という前例がある。天才科学者なら可能だろう。
   それよりここを見ろ」

尽「……水面下で20機以上の中型ロボットを入手?何て組織だ?」

公康「ヴァイスキルヒェ。カトリックを母体にしたカルトだ」


抜人は突家に戻るや否や、貧血で倒れこんだ。

じいちゃん「どうした小森くん!ひどい貧血じゃないか」

益子「それにこの傷。まるで吸血……」

益子が首筋の二つの針の痕を見て言いかけると、抜人は思わず傷を隠した。これだけでバンパイオーとの繋がりが明らかになるわけもなかろうが、見られたくはなかった。

抜人「これは……虫刺され、です」

益子「ごめん、気に障った?」

抜人「……少し」

これからもバンパイオーは凶悪な侵略者と恐れられ、追われるのだろうか。
それでも、何かがふっ切れた気がした。(つづく)
362それも名無しだ:2008/06/14(土) 21:55:40 ID:dyR5rncL
そういやスーパーぼくロボ大戦の参戦作品ってどう決めてるんだ?
基準とかあるの?
363それも名無しだ:2008/06/15(日) 00:25:19 ID:nC+uLzAX
>>362
特にありません。過去スレを見てビッグネームっぽいのを集めただけです。

ただスパロボというよりは劇場版マジンガーシリーズのノリを目指してるのでリアル系は避けてますね。
ロボットが多すぎると動かすのが大変だし(実際何かと理由をつけては全員揃うことを避けてます)。
セイカイオーがリメイク版なのはそういう理由からです。

あと個人的好みから「なぜ戦うのか」が気になってしまうのでその辺バラエティが出るようにやってます。
だからオリンポス組や雷場竜がお気に入り。
364それも名無しだ:2008/06/15(日) 22:31:28 ID:+iLFaeZQ
>>363dクス。
じゃあこのスレからは何が来るのかね?
ブルーナンバーズは世界観が難しそうだから……絡めやすさで言えばマサト?
まあいいや。今後も楽しみにしてるよ。
365それも名無しだ:2008/06/15(日) 22:55:25 ID:+3XJLili
誰が新しく登場するかも作者の気持ち次第というわけか…
これから新しくキャラを増やす予定はありますかー?
366それも名無しだ:2008/06/15(日) 23:27:13 ID:TBlPsCKW
>>364-365
モウシワケナイ!
実は作品単位ではもう増えない予定です。

続編があったらヴァジュライザーとバッサイオーかなー、くらいに考えてましたが、そもそも投げずに完結できるのか……
367それも名無しだ:2008/06/16(月) 15:36:19 ID:cIbkfOlD
超絶美味キャプテン・クック

2010年、地球は命を奪うことを絶対悪とし料理を滅ぼし栄養注入のみで生きるべきと提唱する団体に支配されようとしていた。

しかし、日本にはまだ命への感謝を忘れない精神を持つ男女5人がいた。
彼らが、科学者にして凄腕の料理人であるプロフェッサー・味良(みよし)の開発した
巨大料理ロボット・キャプテンクックに搭乗し、食の悦びと自然と人の接点を取り戻すため、立ち上がる!
368それも名無しだ:2008/06/17(火) 13:32:54 ID:bIFBl0Im
>>367
とりあえずロボを一体何に使うのか教えてくれ
369それも名無しだ:2008/06/17(火) 21:23:52 ID:+kvlU8qx
「申し訳ありません、グラーマン帝王様。奴に止めを刺せませなんだ……!」
ジュバフはただグラーマンに頭を下げている。
『まあよい、ジュバフよ。結果的にあの鋼鉄の乙女は大破した。それでよい』
「…有難き幸せと存じます」
ジュバフはさらに頭を下げた。
「…………?」
その一方で、ヴァギトは疑問の目をグラーマンに向けていた。
(おかしい……地球侵攻に来てからというもの、帝王様が変に甘い気がする……
普段の帝王様なら、作戦失敗や乗機大破は厳罰だったのに……何があった?
僕がカリグラ本星を離れたほんの五年間で一体何が……?)

機動少女伝マサト 第7話「戦士、休養!」

「……あ、あれ?ここは……私の部屋……!?」
「おお、気がついたか。おい、神夜。目を覚ましたぞ」
麻里の隣には、どこかで聞いたような声の長髪の女性が座っていた。
そして女性の声で神夜が部屋に入ってきた。
「ああ、すまんな。…ウィリスっつったか。大丈夫か、麻里?」
「お、お兄ちゃん……って、ウィリス……?」
麻里は『ウィリス』という言葉を必至で脳内から探る。……数秒後。
「あ、あーーーーー!!あのエアジェスのパイロット!」
「思い出したか、割と遅いな」
「こういう奴なんだよ、麻里は。この様子だと、大丈夫そうだな」
神夜は麻里を気遣ったつもりで発言した。
「あなたが……カリグラ?でも……私があった幹部とは随分違うわね。アーマーもないし」
「私があった幹部……アーマー……ヴァギトの事か」
「そうそう、そいつ。あー、腹立つ!変な心理攻撃してきやがって……あー!」
麻里が突然何かを思い出し叫んだ。
「ど、どうした!?」
反射的に神夜が尋ねる。
「今何時!?」
「え、えーと……10時30分だけど?お前5時間近くあのロボの中で気絶してたんだぜ?」
それを聞いた麻里はこの世の終わりのような顔をして叫んだ。
「じゅうじはん!!?」
370それも名無しだ:2008/06/17(火) 21:46:29 ID:+kvlU8qx
「ああ、10時30分だけど、それが?…ああ、学校なら俺が電話入れておいた。休むってな」
麻里はそれを受けて神夜の胸倉を掴んだ。
「なにしてくれとんじゃドアホーーーーーーーー!!今日は青崎くんと会える最後の日だったのにーー!!」
「あ、青崎くん?…ああ、クラスメイトの。最後の日って…転校でもするのか?」
「……うん」
麻里は少ししょげて答える。
「……好きだったのか?」
「……少しね」
一気に兄妹は気まずい空気となった。とそこへ、
「……すまない。さっきからずっと蚊帳の外なのだが」
ウィリスが少し膨れて割り込む。
「え!?あ、ああ!」
「す、すいません!」
二人は大急ぎで謝罪する。
「…まあいい、あの後アテナスは大破した。ドラウグラと相打ちでな」
「よく分かんねえけど、二つの光がぶつかった衝撃波でお前のロボもあの龍もブッ壊れたんじゃねえかな」
「ああ、それで正解だ」
「た、大破!?それじゃあこの先どうするのよ!!」
麻里が悲鳴にも似た声を上げるとあの声が響いた。
『落ち着け、麻里』
「え!?あ、あんたか。落ち着けったって……」
麻里が言いかけたところで神夜とウィリスが割って入る。
「おい、麻里。この声誰だ?」
「姿はまるで見えないぞ?」
「え!?お兄ちゃん達にも聞こえてるの?さっきまで私にしか聞こえてなかったはずなのに……」
『いや、そんなことは無いぞ。私の声は他人にも普通に聞こえる。ただ私が話すとき近くにお前しか居なかっただけだ』
「あ……」
麻里は声に妙に納得した。
「……と、とりあえず。あんたさ、そろそろ名前教えてくれない?いいかげん不便なのよ。アンタとかコイツとか」
『……まあ、いいだろう。G・デストロイヤーを使い生きていたなら、私の名を伝えても問題ないだろう』
と、声は前置きをしてから続けた。
『私の名はラシュア。ラシュアとはカリグラの言葉で『猛き者』という意味だ』
「カ…カリグラ!?アンタってカリグラだったの!?」
371それも名無しだ:2008/06/17(火) 22:05:01 ID:+kvlU8qx
『……そこは話せば長くなる。また次の機会にそれを話そう』
「ラシュアとやら……先程アテナスが動けないといった状況に落ち着けと言ったな。……根拠は?」
ウィリスが天を睨みつけ尋ねる。
『アテナスの装甲には自己修復装置が搭載されている。大破状態でも7日ほどおいておけばきれいに直る』
ラシュアは少し早口気味で三人に伝えた。
「なあんだ、それなら……って、7日!?そんなに動けないの!?」
「その間にまたカリグラが来たらどすうるんだよ!?」
麻里と神夜が騒ぎ立てる。ラシュアは一間おいて、
『そこは、だ……。ウィリス、7日ほど、カリグラの相手を頼めるかな?』
「……成る程、理解した。途中エアジェスの操縦が利かないと思ったら、ラシュア。貴様が操作を奪ったか」
『さあ、何のことだかな。偶然ではないのか?』
ラシュアはとぼけた口調で返す。
「チッ……まあいい。アテナスが修復終了するまでの7日間、このウィリスと愛機エアジェスが
カリグラの侵攻を阻止してみせよう」
「あ、ありがとうございます、ウィリスさん」
麻里が頭を下げると、ウィリスは、
「ウィリスでいいよ、麻里」
と微笑みかけ一階へ降りていった。
『さあ、麻里。お前のアーマーも大分傷ついている。お前自身も休むといい』
「うん、ありがと。そうさせてもらうよ、ラシュア」
『うむ。では、私はアテナスの修復装置を機動させておくのでな。7日後までお別れだ』
ラシュアの声は次第に小さくなっていった。
「さあて、俺は部屋で二度寝でもすっかな」
「……お兄ちゃん」
麻里は部屋を出ようとする神夜を呼び止めた。
「お?どうした?」
「お兄ちゃんさ、さっきからずっとウィリスの胸元見てたよね?」
「うっ!?き、気のせいだ、気のせい!」
「いや、ずっと見てたよ?ウィリス時々お兄ちゃんのほうちょっと迷惑そうに見てたもん」
「あ…いや、だってさ、俺だって男だぜ?あんな服着て横にいられたら……」
「お兄ちゃんの……オッパイ星人がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ぎゃふっ!!?」
朝の谷口家が、少し静かになった……。

機動少女伝マサト 第7話 完
372それも名無しだ:2008/06/17(火) 22:08:10 ID:+kvlU8qx
今回はここまでです。
ちょっと趣向を変えて会話パートのみにしてみましたが……う〜ん、むずい。
たまにはこういうのも……と思いつきでやったのがまずかったか、反省。
次回はウィリスとエアジェスが主役の番外編的な話の予定です。頑張ります。
373それも名無しだ:2008/06/18(水) 04:25:12 ID:bb9ZkojZ
思いつき単発。ロボット物か微妙。
悪役★プリンセス 〜彼女がその眼を開いたら、〜

西暦21XX年、世界は、

…征服されてから既に20年が経過していた。

征服者は「アークノ帝国」、地球人と宇宙人による混成組織であり、
銀河腕間航行を悪用したため、地球上の技術では傷一つ付けられない超兵器「ロボ獣メカ」を用い、
勢いで地球をまるごと支配してしまったのだ!

政治形態は専ら地方分権投げっぱなしジャーマン。
ただし面倒事(武力抗争から夫婦喧嘩まで)を起こしたが最後、
即、ロボ獣メカが空の果てから飛んできて、嫌がらせといっていいような微妙な破壊を行う
(その場にある兵器を全部お菓子に変えたり、その場にある車全部に十円傷を付けたり。)
ロボ獣メカが去って行った後には、(いろんな意味で)人々の涙しか残らない、という残虐非道の限りを尽くすのだ!

※アークノ・ファイナル・姫野・レイ・シャルロット・ダイヤモンド・遥・エレクトラ・ドラゴン・ダイ・マオー・アスカ・スーパー・デラックス姫
中心人物であり、アークノ帝国のお姫様であり、先代皇帝(父親)がいきなり引退した現在、アークノ帝国のトップだ!
責任感に溢れる姉御肌であり、トラブルメーカーであり、悪の美学を追及する可憐な女子中学生。
額の生体次元デバイスである第三の目が開く時、何処からともなくロボ獣メカが現れるぞ!
最近、大体週一のペースで現れる正義のヒーローロボット「ガンバイン」の襲来に頭を悩ませている。

※戸分エイタ
下校途中、アークノ(中略)姫に拉致監禁人体改造を受け、変身式の獣人にされた挙句、
メカ獣ロボ開発者にされた可愛い系のメガネ少年。たぶん、主人公。アニメ特撮オタク。
姫に振り回されつつも、健気に悪役業を頑張っては、酷い目にあう気の毒な少年。

※下葉イチゴ
下校途中、アークノ(中略)姫に拉致監禁人体改造を受け、変身式の獣人にされた挙句、
メカ獣ロボ操縦者にされたおしとやか系しっかり者の少女。ヒロイン…か?おっぱいおっぱい。
姫に振り回されつつも、健気に悪役業を頑張って、しかしあんまり酷い目にあわない。

他数名、今日も世界征服維持のため頑張るぞ!
374それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:12:03 ID:hnsLsjzU
ブルーナンバーズ
第6話「嵐の後に」

???
シバ「……」大広間のような部屋に入るシバ、そこには4人の影が
?「よう、シバァ。任務失敗したんだって?ダセェ野郎だ」
?「いやねぇ、自分が選ばれなかったからってひがまないでよ」
?「お疲れ様シバ、あなたが苦戦するなんて珍しいわね」
?「………」
シバ「僕は楽しく人殺しできればそれでいいんだよ」
?「何言ってやがんだ、皆殺しが基本だろ、テメェは遊びが過ぎるんだよ」
シバ「単細胞の君に僕のやり方を理解しろとは言わないよ」
?「あぁん?」
シバ「言っておくけど彼は僕の獲物だよ、手を出したら誰であろうと殺す」
?「ハンッ、どうだろうなうっかり手が滑って殺してしまうかもな」目にも止まらぬ速さで移動し少年の喉元を鷲掴みにするシバ
?「アハハ!やっちゃえ」
シバ「僕を怒らせればどうなるかぐらい知ってるよね?」
?「上等だやんのか?あ!?」
?「そこら辺にしておかないか二人とも」背の高く位の高そうな男が二人の間に割ってはいる
?「あ〜ん、閣下〜」少女が閣下と呼ぶ男に抱きつく
閣下と呼ばれた男「私の子供達よ、いい子にしていたかい?」
375それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:14:08 ID:hnsLsjzU
?「おかえりなさいませヴィクセム閣下、お年寄りばかり相手にしていては流石に疲れたでしょう?」
ヴィクセム「そうだな、元老院の方々には早々に引退してもらいたいものだ、おっとこれは失言だったかな?」
?「別にいいじゃない閣下、今に閣下は全てを支配する存在になるんだもの。それより聞いてぇ閣下、シバったら任務ほっぽりだして敵前逃亡しちゃったんだよ?」
ヴィクセム「しかたがないじゃないか、シバは持病を抱えて戦っているんだ、余り無茶を言ってはいけないよ」
?「閣下はいつもシバに甘い、気にくわねぇ」
ヴィクセム「フフッ、そう私を困らせないでくれ。ところで初めての地球はどうだったかなシバ?」
シバ「想像していたのと全然違いました、そんな事より僕達の遺伝子に刻まれた奴らへの殺戮反応を抑えるのが大変でした」
ヴィクセム「そうだね、彼らは決して許されない。許してはいけない」


海洋連邦軍防衛基地、作戦会議室
デク「当面の間はその形で…」
重蔵「ふむ、そうじゃなその方がいい」
ギュスト「ではよろしくお願いします」
重蔵「任せておけい」ドアが開き賢人が部屋に入る
賢人「話ってなに?じっちゃん」
376それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:16:24 ID:hnsLsjzU
重蔵「おぉちょうどよいところに来たな賢人、アンリスは家で預かる事になった」
賢人「へ?」
重蔵「学校も通わせる、お前と同じ学校にな。ちゃんと面倒を見てやるんじゃぞ」
賢人「なんだって!?」

青羽家
アンリス「あのっ、お世話になります」
重蔵「そう堅くならんでよい、自分の家と思ってくれて構わんぞ」
アンリス「はいっ」
重蔵「たいしたもてなしはできんがな、あっはっはっは」
賢人「偉そうに言うことかよ」
重蔵「部屋は賢人の部屋を使うといい」
賢人「はぁー!?」
重蔵「嫌ならばお前はリビングで寝るんじゃな」
賢人「どうしてじっちゃんは俺の断りもなくそうぽんぽん物事を決めるんだよ!?」
アンリス「あの…嫌ですか?」
賢人「あ、いやそうゆうことじゃなくて…」
重蔵「もうこんな時間じゃぞ、うだうだ言っとらんと学校へ行く支度をせんか!」
花「賢人ー、遅刻するわよー…」
賢人「よう花!」
花「誰よその娘…」
賢人「あーその、なんだ?」
花「……」
賢人「えーと」
アンリス「初めまして私の名前はアンリス=フェーダです、今日から賢人さんの家で住まわせて貰うことになりました」
花「一緒に…?一つ屋根の下で…?」
アンリス「はい、一緒です」
花「け〜ん〜とぉ〜!!」
賢人「うぉー!」
377それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:18:05 ID:hnsLsjzU
通学路
賢人「アンリスが勘違いされるような言い方するから」
アンリス「ごめんなさい…」
花「あんたも説明不足なのよ、本当に何でもないんでしょうね」
賢人「何度も言わせんなよ、と言うかお前に関係無いじゃん」
花「そっ、そうよね別に関係無いわよ、関係ないんだから!」
賢人「何だ?朝っぱらから元気なやつ」
花「あは、あははは」ひきつった顔で笑う花

ハイスクール
ユーガ「わぁー、誰々?君転校生?」
賢人「この娘の名前はアンリス、親の事情で今日から俺の家に住む事になった」
アンリス「よろしくお願いします」
ギア「賢ちゃんも隅に置けないね〜、花ちゃんという者がありながら」
賢人「バーカ、言ってろ」
ユーガ「へー、アンリスちゃんかぁ」
賢人「あぁそうそう、俺の友達の紹介をするぜ。こいつはユーガ、ウォーターサッカーバカだ」
ユーガ「よろしくね」
賢人「こいつはギア、かなりのお調子者な奴」
ギア「へへっ、よろしく」
賢人「こいつは物知りのウイナ」
ウイナ「よろしくお願いします」
賢人「最後に委員長のリーファ、一番俺達の中でまともな奴だから分からないことがあったらリーファに聞くといいぜ」
リーファ「ふふっ、よろしくねアンリスちゃん」
378それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:20:35 ID:hnsLsjzU
ギア「ちょっと賢ちゃん、俺達がまともな奴等じゃないってどういことだよ」
ユーガ「そうだそうだ聞きづてなんないよ」
賢人「本当の事じゃん」
ギア「なんだってー!?」
ユーガ「ウォーターサッカーバカで悪かったね!!」
アンリス「うふふ、皆さん仲がいいんですね」
ウイナ「このクラス、この学校に限った話じゃないよ。この街は一種のコミニュティで形成されてるからね、みんな家族のような物さ」
花「子供の頃から見慣れた顔ばっかで飽き飽きしちゃうのよね」
ウイナ「兄弟って言っても語弊はないね、一番上のお兄ちゃんは賢ちゃんかな」
アンリス「賢人さんは皆さんから信頼されているのですね」
リーファ「賢ちゃんは自覚してないけどね、そこが賢ちゃんのいいとこかな。いつもみんなを引っ張ってくれる存在」
先生「HR始めるわよー、みんなはもう知ってるかも知れないけど転校生を紹介します」
アンリス「アンリス=フェーダです、よろしくお願いします」

放課後
ユーガ「賢ちゃーん、ウォーターサッカーの練習付き合ってよ」
賢人「悪い、俺はアンリスを家まで送ってやんなきゃなんないんだ」
ユーガ「えー、賢ちゃーん」
賢人「また今度な」
アンリス「いいですよ、行ってあげてください」
賢人「だけど…」
379それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:23:28 ID:hnsLsjzU
花「アンリスちゃんは私が送ってあげるからあんたはユーガに付き合ってやんなさいよ」
賢人「そっか、んじゃ頼んだぜ花」
ユーガ「花ちゃんありがとう」
花「ふーんだ、あんた達なんか一生ウォーターサッカーやってれば!行きましょアンリスちゃん」
アンリス「あっはい!」
賢人「何だ?花の奴」
ユーガ「女心は秋の空かぁー」

帰り道
花「あっあの、本当の所その、賢人とは…」
アンリス「賢人さんとは4日前に知り合ったばかりですよ」
花「そうよね、最近知り合ったばかりなのに何もあるわけないわよね。私ったらバカみたい、あはっ、あははは!」
アンリス「賢人さんの事が好きなんですね」壁にぶつかる花
アンリス「大丈夫ですか!?」
花「そっ、そんなわけないじゃない!誰があんな賢人なんか」
アンリス「(とてもわかりやすい人…)
初めて賢人さんと出会った時の話を教えてくれませんか?」
花「初めて?初めて賢人と出会ったのは…」ドカァ!ゲートロムがアトランティスに侵入
アンリス&花「キャアァー!!」

サヴァイブシフトブリッジ
デク「索敵!何をやっている」
マスタ「すいません、敵は特殊な光学ステルスを使用してる模様」
ギュスト「賢人を呼びますか?」
380それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:26:49 ID:hnsLsjzU
重蔵「いやそれじゃ遅い、BVBをアトランティスに射出するんじゃ」
デク「アンカーユニットを喚装後BVBを射出」
シャオリン「了解!」

アトランティス
花「うぅ…、賢人!?」そこにはのしかかる瓦礫の盾となる賢人が
賢人「嫌な予感がして二人の後追いかけて正解だったぜ」瓦礫を払いのける賢人
アンリス「賢人さん血が出てます、早く手当てしないと!」
賢人「大したこと無いから心配するな」
花「バカ!!」
賢人「!?」
花「大したこと無いですって?そんなに血が出てるのに大したこと無いわけ無いじゃない」滝のように涙を流す花
賢人「…ごめん、大したことあるよな」
アンリス「すぐに傷口を圧迫して止血しましょう、それと消毒が必要です」
花「うぅ…うぅ、…賢人」
賢人「何だ?」
花「助けてくれてありがとう」
賢人「…どういたしまして」ドガァ!破壊活動を続けるゲートロムを見て立ち上がる賢人
賢人「それでも俺がやるしかないんだー!!」立ち去る賢人
アンリス「待ってください賢人さん!無茶ですそんな体では」
花「行っちゃだめー!賢人ー!!」


賢人「あの野郎…」BVBを発見する
賢人「よう相棒」
381それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:29:30 ID:hnsLsjzU
シャオリン『パイロット搭乗確認、よく見つけてくれましたね賢人さん、賢人さん?
イャァー!血が、血が…』
賢人「大丈夫、このままいけるぜ」
重蔵『どうしたんじゃ賢人!?』
デク『頭から血が出てるじゃないか!無茶はよせ!!』
賢人「…ブルヴァンブルー出る!」BVB起動
重蔵『よさんか賢人!』
賢人「街の奴らを見殺しにしろって言うのかじっちゃんは!?」
重蔵『お前が死んだら本末転倒じゃ、わしゃお前に何かあったら宗谷に顔向けできん』
賢人「俺はこの間からあいつらに頭きてんだよ、命を何とも思ってないあいつらのやり方が!」
重蔵『賢人…』
デク『小佐、もう何を言っても無駄だ。今の賢人には』
賢人「へへっ…、さすが艦長」
デク『生きてまた会おう、賢人』
賢人「おう…」ゲートロムを発見
賢人「許さねぇ、お前らは絶対許さねぇ!」


続く
382それも名無しだ:2008/06/18(水) 21:31:50 ID:hnsLsjzU
戦闘が少ない上にまた暴力的な台詞が、反省します
383それも名無しだ:2008/06/19(木) 23:15:24 ID:vcEn7FlR
妄想同然の糞作品を晒してみる。

宇宙ロボ スペースタッカー

飾りっ気のない現代。知らぬうちにこの世は未知なる危機に晒されていた。
太陽系の遥かかなた。強制的な自治権を主張し自らの気に入らない星を征服する宇宙の独裁組織「ユギオン」。
現代ではまるで古いマンガのような存在でしかない彼らは実在していた。彼らのターゲットは地球。
誰も信じるはずのない絵空事のような出来事。それが現に襲来する!

○遥かかなたの生物
太陽系から遥か離れた星雲には別の人類が存在しており独自の文明を築いてきた。

○ユギオン
ムッキング提督が率いるサイボーグ武装集団。
生物のDNAを機械化するテクノクリーチャーによる武力でムッキングが気に入らないとする星を次々に滅ぼしてきた。

○アンチユギオン軍団
ユギオンの暴力的な独裁に反対するために有志が集い結成された軍団。しかしユギオンの技術力に敵わず苦戦している。
起死回生のために敵のテクノクリーチャーを基にし最新技術などをふんだんに使われたロボットスペースタッカーを建造する。

○地球。
地球。
384それも名無しだ:2008/06/19(木) 23:56:35 ID:vcEn7FlR
第一話「空想の襲来」

現代。何も書くことも無いであろうただの現代。
地球はいつもと同じ時を刻んでいた。退屈感すら漂わせるいつもと同じ時間。
例えばこんなことを言ってみる。

地球は今とてつもない大きなロボットで武装した武装集団に狙われている!

あなたは笑うだろう。そんなこと書店の奥にあるマンガコーナーを覗けばいくらでも書いてある絵空事だ。
それが現実で起こったら・・・?怪物のような巨大なロボットが国会議事堂やら東京タワーを滅ぼしたら・・・?
あなたは・・・?

ガバッ
荘矢「う・・・あ・・・。またこの夢か・・・。二度目だよ・・・。」
汗だくの少年がいま起床した。彼の名は安達荘矢。高校生である。
深夜の2時。多忙な高校生がこの時間に起きるのは不幸としかいいようがない。
荘矢「マンガみたいな夢だな。実際こんなこと起きたらどんなに楽しいだろうか。」
彼は普通の高校生とすこし考えの軸がズレている面があるようだ。彼はひねくれ者である。

朝。荘矢は親にたたき起こされ仕方なく家を出、学校へと向かう。
彼は中学時代は友人もおり充実した毎日を送っていた。彼が理想を胸に入った高校。それは彼を変えてしまう。
周りが大人になっていくなか彼だけは大人になりきれなかった。つまり置き去りにされた。彼は無気力な人間となっていた。
無気力な彼を次第に回りの人間は嫌っていく。つまり嫌われ者である。彼は周りにとってつまらない男でしかないのだ。
彼の理解者であり中学時代の親友である葛城淳一。彼がいなければ荘矢は学校をやめていたことであろう。

昼休み。みな昼食をとっている。たいてい大人数なのだが荘矢は二人で昼食をとっていた。
淳一「お前修学旅行を休むって本当かよ。」
荘矢「俺なんて行ってもしょうがないさ。勉強してる方がいいに決まってる。」
淳一「修学旅行ぐらいは行ったほうがいいと思うんだけどな。」
荘矢「俺なんかが行ってもつまらないだけだよ。」
淳一「ハァ。お前去年の遠足もサボったじゃねぇか。少しはクラスと一緒に・・・」
荘矢「イヤだって言ってるんだ。俺はもう帰る。」
淳一「おい!またかよ・・・。」

担任「また早退ですか。少しは先のことを考えたらどうですか?」
荘矢「・・・すいません。」
担任「まぁいい。もう帰りなさい。お大事に。」

結局荘矢はまた逃げ出した。いつものことである。彼はいやなことがあると逃げ出すのだ。彼はそんな自分が嫌いであった。
まだ昼間である太陽がさんさんと辺りを照らす。荘矢はうつむいたままバスを待っていた。

太陽はまだ光っていた。
385それも名無しだ:2008/06/20(金) 00:26:03 ID:LAQuGJpW
現実とは非情である。毎日いつもと変わらない日常を与え続ける。人々は平凡に毎日を送っていく。
マンガの世界は破天荒かつ奇天烈である。突然見ず知らずの相手が恋に落ちたり、悪い人間を屈強なヒーローが退治したり。
そんなことは同じ日常を繰り返す現実にとって皆無でありそれは”空想”と呼ばれる。
その日常に耐え切れない人々はマンガのような幸せなど現実で起こるはずが無い。と口々に言う。
それで例えばだ。日常にマンガのような幸せが起きないとする。その代わり、

マンガのような地獄が起きたら・・・?

ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!
荘矢の目の前。突如町を空から強い光が照らす。それは太陽の光ではなかった。赤く神々しい一筋の光。町を覆いつくしていく・・・。
その刹那・・・!
ズババババババ!ドドドドドドド!ババーン!
荘矢「!」
光りに包まれた町は瞬く間に炎と化していく!辺りの景色が急激に一変していく!
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアギャアアアアアアアアアアアアアアアアアウワアアアアアアアアアアアア
街中から金切り声のような悲鳴が鳴り響く!死の叫びである。
荘矢の座るベンチの目の前。我を忘れ奇声を上げながら大人たちが逃げ惑っていく。押しては押され。転ばしては転ばされ。
まさに地獄絵図であった。荘矢はわけも分からずその光景をただひたすら見つめ続けていた。

町を覆うほどの火柱、炎、煙。その煙の中から巨大な未知の影がうっすら現れる。
ドシン!ドシン!ドシン!ドシン!ドシン!
この世の物ではないような巨大な轟音を轟かせながらその影は徐々にはっきりとした形となっていく。

これが”現実”か?

まるでマンガで見たような巨大なロボットが立ち尽くしていた・・・!腕を大きく上げ頭の部分の目のようなところから赤い光を放ち町を焼き尽くしていた!
それを見た人々はまるで石像のごとく動きもせず目を大きく見開かせ、口を大きく開け、涙、唾液、はたまた血などの体液が流れているのにも全く気にせずその姿を見て全く動かなかった・・・!
そしてすぐその後町のあちらこちらからまさに死の直前といった感じの人々の悲鳴がこだまする!

荘矢「これじゃ・・・マンガだよ・・・。」

第一話 完
386それも名無しだ:2008/06/20(金) 00:34:41 ID:LAQuGJpW
あとがき
主人公をだめ人間にしたロボット作品っていったらいろいろでてくると思うけど本当に友達がいない主人公っていないと思ったんだ。
実際俺の高校時代は友人といえば一人ぐらいしかいなくて修学旅行も実際休んだ。ひねくれだめ人間としての生活を俺は実際送ってきたんだ。
前からこういう感じで何か創作してみたいなとは思ってたけど俺の境遇のせいかまともな物は思い浮かばない。作ってるうちにその物語に嫉妬してむなしくなってくる。
そこで俺みたいな奴を主人公にしたらいいんじゃね?と軽い気持ちで考えたのがこの作品。
あまり難しい設定とか苦手なんでスーパーロボットっぽい設定を少しアレンジしてパクって改悪した酷いものになった。
一応第一話は前後編になってて前編は主人公のひねくれた日常(ほぼ自伝)。後編は事件発生感じ分けてみた。
ロボット登場してないのは都合。次の話で出す予定。でも書くかどうかも分からない。
さすがにつまらなすぎるので盛り上がる展開をいろいろと考察中。いやなら出て行くよ。
387それも名無しだ:2008/06/20(金) 14:50:35 ID:pftcfYkr
386
文章が心なしか苦しんでるようにも見えるぜ

だが、子供の頃は悪役を応援してたオレにとってこんな流れも好きだ。
だから自分の事を悪く言わないで
388それも名無しだ:2008/06/20(金) 14:59:53 ID:4Wv1Wawy
俺は早くスペースタッカーの性能が知りたいな、だから2話ブリーズ!
389それも名無しだ:2008/06/20(金) 20:15:36 ID:kcJ2TQ2d
珍しくSSにレスが付いたってことは、期待されてるってことだ。
390それも名無しだ:2008/06/20(金) 22:48:09 ID:LAQuGJpW
第2話 「空想に目覚めさせられて 前編」

目の前に広がる惨状。荘矢は落ち着きを取り戻そうと必死に自分に向き直る。しかし心臓の動揺は止まらない。
荘矢「・・・とりあえず・・・学校に戻ろう・・。」

学校は町の外れにあるためか被害はほとんどなかった。被害といえば避難目的でまだ混乱しており状況が判断で期待いない学校に退去で乗り込んでくる住民達であった。
教師「体育館はまだ準備が整っていません!まだ入れ・・・」
市民「俺たちに死ねっていうのかよぉ!」
市民「どけぇ!入れろ!」
いーーーーーーれーーーーーーーーろーーーーーーーーいーーーーーーーーれーーーーーーーろーーーーーーーーーいーーーーーーーれーーーーーーーーろーーーーーーーーーー
市民は合唱のごとく同じ言葉を繰り返し始めた。教師はたじろいで顔を真っ青にしてその状況を理解できず立ち尽くしていた。異様な光景に荘矢は目を疑った。
荘矢「・・・これは・・・とりあず・・・裏から・・・。」
荘矢は裏口に向かい走り始めた。

体育館。中には生徒が一時的に避難していた。この状況で市民がなだれ込めば生徒達の精神も混乱するであろう。
生徒「あれ・・・あれなんなのよ・・・」
生徒「かあさん!かあさん!電話に出てよぉ・・・」
生徒「早くかえらせろぉ!」
生徒達は混乱していた。早く家に帰りたい。親の無事が確かめたい。みな同じ気持ちであった。そのなか淳一は荘矢の携帯に向けて何度も発信をかけていた。
淳一「くそ・・・電話に出ない・・・電源を切ってやがるのか・・・?荘矢無事なのか?」
混乱する生徒達の前に同じく混乱した様子の教師が出るとマイクで呼びかけた。
教師「生徒諸君!教室に戻りなさい!」
生徒「ふざけんな!早く帰らせろ!」
生徒「死ぬのはイヤだ・・・」
教師の発言に生徒達は怒りたじろいだ。その中で淳一が一人立ち上がった。
淳一「みんな!ひとまず教室に戻ろう!状況が少し分かるかもしれない。」
生徒「冗談じゃないぜ・・・死にに行くのかよ。」
???「俺は賛成だ。」

荘矢「ちくしょう・・・裏口も人だらけじゃないか・・・どうやって中に入ればいいんだよ・・・。」
既に学校全体を市民が囲んでおりある意味閉鎖状態であった。そんななかたった一人のしかも早退した生徒を入れるために彼らがどくなど到底考えられなかった。
荘矢「くそ・・・もう学校には入れないのか・・・。」
???「待って!」
391それも名無しだ:2008/06/20(金) 23:15:38 ID:LAQuGJpW
荘矢があきらめて引き返そうとするのを引き止めたのは荘矢と同じぐらいの少女であった。
荘矢「何だよ君は?」
少女「学校に入れるわ。見ていて。」
少女はその場を離れるといらだちどなりちらしている一人の男性に話しかけていった。男性は怒りの形相をしていたが少女に話しかけられるとその場をどいていった。
少女「今よ。」
荘矢「待ってくれ。あんなにキレてる大人をどうやってどかしたんだ?」
少女「いいから早く。」
荘矢「ちょ・・・待てよ!」

荘矢は少女に言われるままついていった。彼女が向かっていったのは体育館でも校舎でもグランドだった。
荘矢「待てよ!避難するために来たんだろう。何でグランドに行くんだ?」
少女はグランドの真ん中に立つと言う。
少女「あなたには辛い運命かもしれない。だけどあなたは選ばれてしまった。」
荘矢「な・・・!?何を言っているんだ!・・・!?」
いつの間に少女は消えていた。ガン!と頭に突然強い衝撃が襲う。
荘矢「何だって・・・いうんだよ・・・。」
バタッ

淳一についていった生徒はごく少数であった。
淳一「まさかお前が俺の意見を聞くとはな。」
淳一に進んで付いていった大柄の生徒。大門剛一である。俗に言うガキ大将のような存在である。顔のよくモテる淳一に嫉妬しており激しく対立していた。
剛一「フン!誰だって生きるのに必死なんだよ。」
生徒「おい!外を見ろ!」
窓から見える外の景色。巨大ロボットは既に町を焼きつきしておりゆっきりと学校に向けて歩み始めていた。
淳一「こっちに来るのか!?

ゆっくりと目を覚ました。ぼーっとした暗い空間が広がっていた。
荘矢「・・・ここ・・・は・・・?・・・!」
目の前には先刻のような巨大なロボットが立ち尽くしていた。さっきとは姿は違うが恐怖の存在であることに変わりは無かった。
荘矢「・・・お前は・・・誰だ・・・!」
ロボット「・・・我が名は・・・スペース・・・タッカー・・・。」
荘矢「スペース・・・タッカー・・・?」
巨大なロボットはしずかにうなずいた。
スペースタッカー「お前は選ばれたのだ。」
荘矢「・・・何に・・・?」
スペースタッカー「我を操りし戦士にだ。」
荘矢はその言葉に驚愕した。操る。つまりこのロボットに乗るということなのか。
荘矢「俺がお前に・・・?いやだ・・・冗談じゃない・・・誰が乗る物か・・・!」
スペースタッカー「お前はどちらにせよ乗らねばならん。我に乗らねばこの空間からは出られん。」
荘矢「何・・・?これじゃ・・・脅しじゃないか・・・。何で・・・なんで俺なんだよ・・・。俺より適任者はいるはずだ・・・。」
スペースタッカー「いや。お前でなければならない。」
荘矢「訳が・・・訳が分からないよ・・・。俺はこの世界を守る意義なんて無いのに。誰も俺を必要としていないんだ。そんな世界・・・。」
スペースタッカー「・・・だがお前は乗る。この世界を守るために。」
荘矢「冗談じゃ・・・冗談じゃないよ!」

ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!
剛一「あの野郎!こっちにどんどん迫ってきやがる!」
淳一「このままじゃ・・・。」
生徒「いやだー!死にたくない!体育館に残ってればよかった・・・。」
剛一「るせぇ!黙ってろい!どっちにしろ・・・死んじまうじゃねぇか・・・。」
淳一「このまま終わりなのか・・・。」

スペースタッカー「お前の仲間が。町に人々が死ぬぞ?いいのか?見殺しにするのか?」
荘矢「俺は・・・怖い・・・怖くて仕方がない・・・何で・・・俺が・・・。」
暗闇の空間のなか光の中から外の光景が見える。ロボットの恐怖におそれおののく人々。神に助けを求める大人たち。
スペースタッカー「どうする?早くしろ。」

荘矢「俺は・・・俺は・・・!」

第二話完
392それも名無しだ:2008/06/20(金) 23:26:21 ID:LAQuGJpW
あとがき
超展開連発のまとまりのないストーリーになった第二話。
ロボットは登場したものの戦闘シーンは先延ばしスマン。一応スペースタッカーの性能は練ってある。
次回覚醒予定。ちょっと主人公がグダグダすぎてイライラすることこの上ない。このグダグダな性格は俺その物である。
書いてるうちに自分のどうしようもなさがどんどん分かってきて悲しくなってくる。
高校時代は本当に学校をやめるか死ぬかの究極の選択であった。やめれば一時的に楽になるが将来の補償が出来ない。死ねば完全に楽になるがそれと同時に全ても終わる。
そのときの俺の心理状態と同じ感じで描いてる。ロボットに乗り世界を守るか。乗らずに自分の嫌な世の中を見殺しにするか。つうか主人公かわいそす。

>>387
本当に。俺にとって高校時代は苦しみでしかなかったし。
ちょっと自虐入ってるかもな。ありがとう。

>>388
ごめん。まだ戦闘までいけなかった。
次でやりたい予定。すごい鬼畜ロボットにする予定。ありがとう。

>>389
そうなのかな。人に期待されるの初めてだからよく分からない・・・。ありがとう。
393それも名無しだ:2008/06/20(金) 23:55:58 ID:Lz2B8ZGM
久々に来れたらいっぱいぼくロボ来てた。
みんなGJ。SS書いてる人頑張って。


これだけじゃあれなんで
高校時代のファイルからひっぱりだしてみた。

重甲機 カブトロンガー

昆虫の持つ脅威のパワーに目をつけた科学者、T博士は
昆虫の筋肉・外骨格を移植した巨大ロボ、重甲機を造りだし、世界へと宣戦布告する。

T博士の野望を知った重甲機のパイロット、オオバ少年はカブトムシの強大なパワーと装甲を持ったカブトロンガーを奪い逃走、
T博士の野望を叩き潰すために敢然と立ち上がった。

登場人物とか
・T博士
重甲機を作り出し、またそれを使い世界の支配を企む極悪人

・オオバ少年
重甲機のパイロットとしてT博士の元で訓練をつんでいたが、T博士の目的を知り
カブトロンガーと共に脱出、S博士と共にT博士の野望を砕くために戦うことを誓う。

・S博士
T博士とはなにかと因縁のある科学者。両博士の名は共にコードネームのような物で、
TとかSが本名というわけではない。
実はT博士の双子の兄である。(だから本名を明かしたくないとか)

重甲機
・カブトロンガー
全長10m、カブトムシの装甲と筋力を持った重甲機。
全身を覆う装甲と、顔面のカブトムシをそのまま上から見たようなデザインが特徴。羽の部分に顔がある。
顔を覆う羽は開くことができ、その下には醜い素顔がある。
速度は遅いながらも空を飛ぶことができる。
エネルギー源は黒砂糖を煮込んだもの。


ファイルみたら他にも重甲機タガメタスとか重甲機トンボーグとかいきなり甲虫から離れててワロタ
当時の俺もっと図鑑とか見ろよ
394それも名無しだ:2008/06/21(土) 00:37:03 ID:u6Rz5zO/
>>393
俺はこういうのの方が好きだぜw
395237:2008/06/21(土) 04:58:27 ID:fMfRiE5u
最近気合の入ったSSが増えてきたんで、なんだか圧倒されちゃいますね
と、いうわけで、「逆転のエイテルオン」第三話
今まではほとんど「エヴァンゲリオン」のストーリーをなぞってるだけだったので、
そろそろ独自色も出せればいいな、とおもっています

・第三話

 その後、怪我から回復したいぶきは、ひゅうがとの絆をよりいっそう深め、エイテルオンの
操縦訓練にも今まで以上に真剣に取り組むようになった。そんな折、二人の通うクラスに、
尾崎あおばという女子生徒が転校してきた。彼女は非常に勝気な性格で、ひゅうがやいぶきにも
傍若無人な態度ばかりを見せるが、クラスの皆から慕われる魅力あふれる生徒で、ひゅうがは
そんな彼女に振り回されつつも、不思議と悪い気はしないのだった。
 だが、日常が賑やかになっていく反面、エイテルフォースでのひゅうがの立場は、どういうわけか
急激に悪化していった。職員の態度もよそよそしくなり、自分を見る目つきも今までと明らかに違う。
自分の知らないところで、何かが起こっている…まだ子どものひゅうがにも、そのことはすぐに
伝わってきた。思い切ってそのことをのり子に相談すると、彼女の口から返ってきたのは恐ろしい
言葉だった。
 じつは、この前の戦いでひゅうがの行った「名乗り口上」のおかげで、今まで機密にしていた
エイテルフォースの存在が一般市民の間にばれてしまったのだ。しかも、それだけではない。
「栄え輝け福音よ、永遠に照らせよ陽の光」という、彼の口上にあった一節……じつは、かつて
同じスローガンを標榜する、過激派の革命団体が存在したのだ。それこそが、エイテルフォースの
基となった団体、「栄輝騎士団(エイテルナイツ)」だったのである。人々がその素性を知らぬ間は
「正義の味方」でいられたものの、これからの風当たりが強くなることは必至。そのきっかけを
作ってしまったひゅうがには、これからどんな厳罰が下るかもわからない……のり子の言葉に、
ひゅうがは血の気が引くような思いを感じたのだった。
 ひゅうがは、この絶望を高美に打ち明けたかった。しかし、それは出来ない。どういうわけか、
ある日突然、高美はその姿を消してしまったのだ。追い詰められてゆくひゅうがに声をかけたのは、
この騒ぎのきっかけを作った少女、いぶきであった。彼女は当然、ひゅうがの事情など知っては
いない。だが、苦しんでいるひゅうがの姿にただならぬものを感じ取り、彼の支えになりたいという
気持ちを強めていたのだ。
「もしかしたら、ぼくは近いうちにいなくなるかもしれない」……そうつぶやいたひゅうがに、
「そんなのいや。ひゅうが君、一緒にいて。私、いつでもひゅうが君のそばにいる」……いぶきは
こう答えた。二人の絆は、いよいよ本物になろうとしていた。
 そして、事態は急展開を迎える。敵のロボットが、エイテルフォースの本拠地に乗り込んで
きたのだ。エイテルフォースの基地の場所は、関係者以外誰も知るはずがない。情報が漏洩している
のは、誰の目にも明らかだった。すぐさま、エイテルオン一号・三号が迎撃に向かう。
今回の敵は、今までとは雰囲気がどこか違う。その恐るべき正体とは……

つづく
396それも名無しだ:2008/06/21(土) 16:52:46 ID:SeR234y0
ブルーナンバーズのOPテーマ考えてみました、できれば女性が歌っているところを想像してください



「君のいたあの場所へ」

晴れの午後の日
突然でした
あの青い景色から
君は来てくれた
迷っていたの
心のどこかで

夢かな?
幻かな?

どうして僕はここにいるの?
君は教えてくれた
だから行きたい
つれてってください
大好きだった
君のいたあの場所へ


こんなに遠いのに
近くに感じるよ
それはきっと
流れ星が声を運んでくれるからだね

見えるかな?
聞こえるかな?

あの時二人で見つけた音楽が
届きますように
だから行きたい
つれてってください
大好きだった
君のいたあの場所へ
夢かな?
幻かな?

どうして僕はここにいるの?
君は教えてくれた
だから行きたい
つれてってください

あの時二人で見つけた音楽が
きっと届くように
だから行きたい
つれてってください
大好きだった
君のいたあの場所へ

二人だけのあの場所へ



あ〜恥ずかしい、我ながら何考えてるんだ俺は。才能の無さを痛感しました、あと文才もない…
397それも名無しだ:2008/06/21(土) 17:41:26 ID:u95KTKN7
そろそろぼくろぼの最期の投票にSS部門作ってもよさげだなw
398それも名無しだ:2008/06/21(土) 17:41:48 ID:u95KTKN7
ってageてしまったスマソ
399それも名無しだ:2008/06/21(土) 23:03:48 ID:r2GCsFB9
>>396自作品OPなら俺も考えてましたが……

機動少女伝マサトOP「思春期戦士!」

幾千幾夜超えてでも 伝えたいことがある
私君のことが 大好きなんだ

私あの日見つけた 君の横顔
まっすぐ見らんないほど 眩しくて
気付けば君はそこにいる 私の視界
私が勝手に見つめてる だけなんだけど

今想い伝えなきゃ 絶対後悔する
後悔だけはしたくない だから走るよ

幾千幾夜超えてでも 伝えたいことがある
私君のことが 大好きなんだ
玉砕覚悟で叫んでた 思春期戦士
君は私のこと どう思うの?



歌詞がもうアレなうえに一番しかできてないし
あかん、なんか俺のほうが恥ずかしい
400それも名無しだ:2008/06/21(土) 23:22:09 ID:SeR234y0
>>399
いいすなー、熱いすなー、燃えるすなー


一応EDもあるんだけど…やめときましょう、こればっかりは本当に恥ずかしすぎるから封印しときます
401それも名無しだ:2008/06/21(土) 23:46:29 ID:u95KTKN7
歌詞ってぶっちゃけ一番はずかしいよねw
書くのは楽しいんだけどさw
402それも名無しだ:2008/06/22(日) 00:39:54 ID:DArZ36s8
以前ゲンカイザーのEDに挑戦すると宣言しておきながら何もしてませんでした、ダメな方のMidi作者です。
Midiソフトの不調の原因がようやくわかったので製作再開できそうです。……再開するだけで完成できるかは怪しいですけど。
だいたい楽譜読めないし……
403それも名無しだ:2008/06/22(日) 03:39:42 ID:dSibu7bk
うわっ、ついに歌とか出てきたか
しかも自虐しながら誘い受けとか高等技術併用
見てるこっちが顔熱くなるのがいい感じ

もっとやれ
もっと厨二を吐き出すんだ
404それも名無しだ:2008/06/22(日) 10:15:39 ID:0EUQyp+d
>403
ホメコトバのつもりだろーが、言い過ぎだぞ
405スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand 第17話:2008/06/22(日) 23:16:48 ID:TMJUf18Y
第17話「ヴァイスキルヒェ」

テッケンの見舞いに来たヤブルと乙女。だが、テッケンは相変わらず扉を開けようとはしなかった。
帰り道、別の友人も入院していると言うヤブルが行ってしまうと、乙女は呟いた。

「こうなったらあの方に頼むしかないかしら」


ヤブルの言っていた友人、抜人は自衛隊の病院にいた。突然起こった重度の貧血、それに抜人の素性を
怪しんだダンが、コネを使って入院させたのだ。
見舞いにやってきたヤブルに、抜人は自分が治水市にいたこと、そこでゲンカイザーに助けられたことを話す。
そのままバンパイオーの操縦者であることも話そうかと迷う抜人。

「あの、ヤブルさん。実は俺……」

「なぁに?男同士で」

妙に目を輝かせた益子が入ってきた。

「伝さん、変な意味合いを込めないでください……」

結局言えなかった。


その夜、またしてもウツノイドが町に現れた。ゲンカイザーが出撃するが、苦戦する。
病院を抜け出した抜人がバンパイオーで援護しウツノイドを撃退したものの、抜人の頭にはまたあの声が。

(――ワガ敵ヲ滅ボセ)

「またかよ!いつもいつも、いったいどこに敵なんか……」

その瞬間、突如現れた銀色の中型ロボットの集団がバンパイオーを取り囲み、一斉に攻撃を始めた!

「うがぁぁぁぁぁっ!こ、これは!?」

銀色のロボットの放つ光線を浴び、バンパイオーが思うように動かない。抜人自身も異常な脱力感に
襲われていた。


その報せはリアルタイムで甲賀公安委員長の耳に入っていた。

「くっ……遂に動き出したか、ヴァイスキルヒェ!」

そう、バンパイオーを襲った銀色のロボットこそ、総理と公安委員長が懸念していた組織ヴァイスキルヒェの
メカ、ズィルバークーゲルだったのである。
406ショートバージョンでお送りしました:2008/06/22(日) 23:18:34 ID:TMJUf18Y
「ぃぃやぁめろぉぉぉぉぉっ!!」

その時ズィルバークーゲルの1体を蹴り飛ばしたのは、ゲンカイザーだった!

「何者か知らんが、吸血機は味方だ!手出しは俺がさせないぜ!」

しかしズィルバークーゲルは怯むことなくバンパイオーに攻撃を続ける。

「くそっ、話を聞けェェェェッ!!」

結局バンパイオーがからがら逃げ出すまでに、その大半をゲンカイザーが叩き潰した恰好になった。


そんな光景を遥か高空、衛星軌道上の戦艦アキラーメから見下ろして不敵に笑う者がいた。フ・カノーだ。

「とんだイレギュラーだったが、使えるな。ククク、ゲンカイザー、これで貴様も終わりだ!」

フ・カノーの企みとは一体何なのか!?(つづく)
407それも名無しだ:2008/06/23(月) 00:05:58 ID:zwuT6GAM
次元飛翔ディメンセイバー

多次元宇宙。こことは異なる次元に存在する別の世界。
科学の発達した人類は宇宙だけでなく、次元の壁を越え別世界へとシフトした。
異なる文化を持つ他の宇宙と関係を持ち、人類は新たな世界関係を築き上げようとしていた。

しかし、新たな時代の到来は新たな戦乱の到来でもあった。

次元を繋ぐ転移施設『クロノゲート』の制圧。
首謀者達は自らを『ユネイター(統率者)』と名乗る。
彼らは世界の統一を叫び、多くの世界へと侵略をしかける。
次元移動を断たれた世界は技術レベルの差に制圧されていく中、
力の有る世界の一つ『バロック』は単体で次元移動を可能とする次元機人『ベラスケス』を完成させる。
そしてほぼ同時期に同じく完成する他世界の次元機人。
それぞれの戦士たちは世界をかけて統率者達に戦いを挑む。


・ベラスケス
バロック所属の次元機人。次元機人とは単体で次元移動を可能とする機体のこと。ディメンセイバー。
単体で次元移動が可能とするクロノドライブユニットを搭載している。
見た目はクロノカラーリングで厚い装甲が鈍重そうに見えるが、重力制御による推進で高い機動力を誇る。
強力な重力フィールドは攻撃にも防御にも使用できる。
単体での運用を前提としている為、自動修復・永久機関等を備えている。
高出力レーザー砲、Eブレード、レーザーバルカン、胸部内臓大型レーザー砲などの武器を持つ。
威力の高い射撃武器を持つが、基本戦術は装甲と機動力を生かした「体当たり」である。

・ディル
ベラスケスのパイロット。男性。バロック世界を担う人物のはずだが、戦闘以外はどうも頼りない。
バロック世界での数少ないクロノドライブユニットの(パイロットでの)適合者である。
クロノドライブユニットは適合者でなければ制御できず、機体ごとつぶれてしまう。
一級のパイロットであり、戦闘能力は高いが生活能力が低い為、自活の為に他世界の施設を襲うことも。
正義の為では無く世界の為に戦っているので他世界の連中には割と容赦ない。

・ローリエ
ベラスケスの擬似人格AI。女性型の性格を持つ。
本来ならAIだけで戦うはずだったが、クロノドライブユニットの欠陥によってパイロットが必要になる。
戦闘だけなら彼女だけで十分であり、遠距離で連絡を取り合って作戦を行うこともある。
パイロット搭乗に伴い、長期単独行動の孤独感を逃れる為に擬似人格を入力された。
明るく楽しい性格であり、かなり能動的。ディルを戦力面、精神面でサポートする。
408それも名無しだ:2008/06/23(月) 00:07:16 ID:w7UtF1Et
・ヴィンチ
ルネサンス所属の次元機人。ベラスケス同様CDU(クロノドライブユニット)を持つ。
白を基調としたカラーリングで神秘的な印象を受ける万能機。
近接、遠距離ともに攻撃可能な武装を持ち、機動力、火力、装甲全てが高スペックである。
汎用機で有るが故に特出した能力は無い。全てが特出しているともいえる。
ただし、その高性能を維持する為に自己修復等に時間がかかる為、継続戦闘は得意ではない。
その為、次元移動戦艦フィレンツェと共に行動する。
主な武装はレーザーライフルとEブレード、迎撃追尾Lファランクス、ホーミングミサイルなど。

・シルバニア
ヴィンチのパイロット。愛称はバニー。十台半ばの女性。
CDUの適正があった為、パイロットに選定される。彼女は元々は聖職者のような者だった。
ルネサンス世界では既に半壊滅状態であり、彼女のような若いものでもパイロットになっている。
性格は温厚で大人しい。戦闘は好まないが、世界の為とあれば戦うことをためらわない。
目的を同じくするディルと出会い、以後戦艦フィレンツェと共に共闘することになる。
生活能力の低いディルを仕様の無い兄のように思っている。ローリエとは仲が良い。

・マルティーニ
ゴシック所属の次元機人。他と同じくCDUや修復機能を搭載している。
他の機体よりも、かなり曲線的なフォルムをしており、その姿はファンタジーの戦士や魔術師を思わせる。
実際、ゴシックの技術には魔法の力があり、それを利用している。
物理法則では考えられないような動きや、機械ではなく対人に幻覚を見せるような攻撃をする。
遠距離火力に長け、殲滅戦を得意とするが、反面機動力は低い。
武装はレーザーライフル、ホーミングミサイル、ジャベリン、広域レーザーキャノン、誘導射出砲台フェアリー。
魔術による幻覚攻撃、電撃、爆撃、凍結、閃光など。

・赤木
マルティーニのパイロット。初老の男性。見た目はメガネをかけていて渋い。
歳の割には屈強な爺さんであり、次元機人の激しい戦闘もものともしない。
自身が魔術師であり、他のパイロットと同じくCDUの適合者である。
世の中はハッタリだと言ってはばからない。戦法も嘘とハッタリで裏をかくことを特意とする。
マッドウィザードだったり、火力バカだったり、しかし策士だったりといろいろとすごい人。
敵の罠でディルやシルバニアと対峙するが、和解して共闘することになる。
409次元飛翔ディメンセイバー:2008/06/23(月) 01:06:45 ID:zwuT6GAM
飛び交う悲鳴と爆発音。
空には硝煙と火の粉が飛び散っていた。
人が水のように流れていくさまをディルはゆったりと見ていた。

「せっかく見つけた町だっていうのに、どうしてこう敵があらわれるんだろうねぇ」

砂漠のなかにあった町をようやく見つけ、食事にありついたのだ。
というのに、こうも襲われてしまってはたまらない。
既に店主は非難した後だ。店にいた客も逃げている。
ディルは防寒と日避けのマントを羽織り、テント型の住居を出た。
逃げ惑う人の波は少なくなっている。そして爆音がどんどん近づいてくる。

「やれやれ。ヤツらめ、こんな末端の町まで襲うなんて、何考えてるんだか」

侵略とは相手の持っているものが欲しいから行うのだ。
しかし、これではただの殺戮である。
ディルは正義の為に戦っているわけではないが、人が死ぬのもごめんだと思っている。
とは言え、彼は人助けにはあまり積極的でない。だからまだここにいるのだが。

「うわっ!!」
「おっと。坊主、大丈夫か?」

ぼうっとしていると、近くを逃げていた少年が転んでいた。
そして――その後ろには敵がいる。

「た、助け……」

振りあげられる腕。次の瞬間には少年はメチャクチャになっているだろう。
この距離からではまず間に合わないなあ、なんてディルは思いながら、言った。

「やれ、ローリエ」
『了解ー』

人間ならね、と心の中に付け加えて。

振り下ろされるはずの腕は吹き飛び、少年を守るように黒い影が立ちはだかる。

『――なんで、てめえは!?』
『――貴様に名乗る名は無いってね』

そして次の瞬間、敵機は何もせずに吹き飛んだ。ベラスケスの重力波を浴びたのだろう。
他の敵を倒しに行くベラスケスをよそに、ディルは少年に駆け寄った。

「おい、無事か?」
「助かったの?」
「ああ。さっさと逃げるぞ」
「ねえ、さっきの黒いのは何?」

ディルは大袈裟なかぶりを振って答えた。

「ディメンセイバー。通りすがりの正義の味方……だといいね」
410次元飛翔ディメンセイバー:2008/06/23(月) 01:28:39 ID:zwuT6GAM
『ディルー、これからどうするのさー』

耳に直に聞こえる電子音声。
人間の少女と変わりなく聞こえるその声は人工知能ローリエのものだ。
ディルは砂だらけになった町中をベラスケスに乗って空から見下ろしていた。

「食事も補給も済んだし、敵の基地を叩こうかね」
『え!?そんな情報何時手に入れたの?』
「お前が丁寧に敵のパイロットを生かしておいてくれたからな」
『おイタして聞きだした、と』
「ちょっと指の骨の2、3折っただけだ。一月もすれば治る」
『グロいなー』

そもそもこれから基地を襲うのだ。
ちょっとした虐殺である。そのことを踏まえれば、先のことなど些細なことだ。

「この星の地上における拠点は次で最後だ。宇宙のは蹴散らしてきたから終わりだな」
『今回もゲートに近づく情報は無かったねー』

そうなのだ。俺達は制圧された時空転移施設『クロノゲート』へ近づくための情報を探している。
クロノゲートはどの次元世界にも存在するが、内側から閉められていて、入ることができない。
ゲート内の施設は『ユネイター』が押さえているはずだ。
だが、ユネイターがこちらへ干渉してくる以上、ゲートを開かなければならない。
しかし、技術力が高く反撃の可能性がある世界へは干渉しない。
だから俺達は他の世界からアプローチをかけなければいけないのだ。
この世界のゲートが閉じられているかは、まだ分からない。

「とにかく、まだ行って見なければ分からないさ。関係があればテレポーターが存在するはずだ」

ディルは機体を高速で移動させ、敵基地へと向かった。
411それも名無しだ:2008/06/23(月) 01:59:38 ID:zwuT6GAM
この世界における主要な星は既に回っていた。
ディルは訪れた星をそれなりに開放し、各地をめぐっていた。
しかし、今回の世界も『外れ』であるようだ。
既に2回ほど、世界を次元移動してきたが、既にゲートは閉じてしまっていた。
次にゲートを開く時を待とうかとも思ったが、自分の情報は既に行き渡っているだろうと思い次の世界を目指した。
わざわざ脅威のいる世界へ道を開くバカはいない。
とはいえ奴らの目的を達成するには世界を侵略しなければいけない。
だから侵略している最中のところを狙うか、侵略される前の世界へ移動しなければならない。

『さーて、そろそろ警戒ラインだと思うんだけどッ……!?』
「なっ!?攻撃だと!?」

ウィンドウには被弾の文字。直ぐに報告が返ってきてダメージが軽微だと知らせてくれる。
だが、同時に次の攻撃の予測も来る。

『二時の方向!』
「そこか!」

敵の攻撃をかわし、代わりにレーザーキャノンで返事をする――直撃。

「ちっ!結構高性能なレーダーだな。射程もある」
『多数の機影を確認。本隊が来るよ』
「Gブラスターを使うぞ。照準は頼む」
『OK、最大効果範囲算出。どうぞ」

トリガーを引く。開かれた胸部から極太の赤い閃光が敵部隊目掛けて突き抜ける。
爆発が巻き起こる。敵の大半を削れたようだ。

『Gブラスター冷却。再使用まで130秒』
「もう今回は使わねーよ。突撃する!」
『ういういー』

スラスターを出力全開にして突進する。10秒足らずで敵部隊に到達し、そのまま――体当たり。

「おりゃあッ!!」

重力フィールドを展開しているから4、5体は倒せただろう。
続けざまにレーザーキャノンで機影を落とす。
しかし、敵もやられるだけではない。手にしたライフルやバズーカでこちらを狙ってくる!!
――が、それはベラスケスには届かない。重力フィールドの前には敵の攻撃は城壁に対する小石のようなものだ。
412次元飛翔ディメンセイバー:2008/06/23(月) 02:16:25 ID:zwuT6GAM
「雑魚には用は無い!」
『敵拠点、見つけたよ!……まって、これって!?』
「どうした?」
『テレポーターだよ!!』
「何ぃ!?」

レーダーに目を凝らす。反応は確かにテレポーターだ。
テレポーターとはクロノゲートの存在を示すシンボルのような施設だ。
やつらはこれを使ってクロノゲートから自軍を送り込んできているのだ。
つまり、こちらからテレポーターに乗り込めば……

「行ける!ゲートまで突入するぞ!」

雑魚の群れをエネルギーブレードでなぎ払い、テレポーターへと猛進する。
阻む敵などいやしない!ベラスケスの敵になどなりようがない!!

『起動してる!チャンスだよ!!』
「言われなくても!」


ついには、敵にテレポーターを破壊される前に到着した。
空間が歪み、転移が始まり、そして―――――――宇宙。


「――ッ!ゲートは!?」
『コンディション、コスモモードへ以降。えーと、ゲートは……』
「あれか!?」

遥か遠くに見える巨大な輪上の物体。
自分の世界でも見たことの有るあれは間違いなくクロノゲートだ。
そのとき、機体が大きく揺れた!

『わ!!ディル!攻撃が!』
「くぅ!ここまで来て、みすみす逃すか!!」

敵の攻撃が直撃する。
地上の敵では相手にすらならなかったベラスケスのフィールドを貫通できるほどの機体だ。バカにはできない。
しかし、構っている暇は無い。敵の攻撃も構わず、一直線にゲートを目ざす。
ゲートの光はゆっくりと落ちていく。おそらく閉じようとしているのだ。

「間に合えぇぇぇぇッ!!!」

推力を最大にして機体を飛ばす!
既に機体の限界速度へと達しようとしていた!
ゲートまでの距離はあと少し――3000、2000、1000!!

「おおおおおおお!!!」



――――ゼロ。



光が全て消え去る。ゲートは既にその機能を失い――――――漆黒の機人は、まだそこにいた。
413次元飛翔ディメンセイバー:2008/06/23(月) 02:36:57 ID:zwuT6GAM
戦闘から1時間後。ゲート付近の敵を憂さ晴らしに片付け、ようやく終わった。

「……っくしょう!!あと少しだったのに!!」

コンソールを叩きながら悪態を付く。しかし、感情は収まらない。

『まあ、まだ終わったわけじゃないし』
「うるさい!今こうしてる間にも敵は進行しているって言うのに!」
『だったらこんなことしてるわけにはいかないでしょ。言い訳をすることくらい私にだってできるわよ』
「く……」
『だいたい、普段真面目にやらないからこういうときに限って運を無くすんだよ』
「はあ、もういいよ」

彼女の言うとおりだ。自分は戦闘は得意だが、情報収集や物資調達に時間をかけすぎてしまう傾向がある。
これではゲートも閉じてしまう。疾風迅雷の如きスピードで任務を遂行しなければ。

「それに、今回の敵は……」

手強かった。
まだまだベラスケスには及ばないが……

『ゲートの内側に近づけば近づくほど、敵は強くなっていくでしょうね』

今のままでは勝てないかもしれない。
いくらベラスケスが高性能で単独戦闘が可能だからといって、無敵ではないのだ。
やつらがその気になったら、物量で押されてしまうかもしれない。

「……次の世界へ跳ぼう。そして、今度は共に戦えそうな協力者を探そう」
『ええ?無理じゃない?他の世界にベラスケスみたいなCDUがあるとも思えないけど』
「噂じゃ俺たちみたいなのがいるらしいじゃないか。世界を跳んで回っていれば、そのうち会えるさ」
『楽天的だなぁ……」

そうでなければこんな任務はやってられない。
楽天的でなければ、世界を背負う運命などにとっくに潰されている。
だからディルは常に楽天的であろうとしてきたのだ。

「行くぞ」
『了解。クロノドライブユニット、ノーマルモードからディメンションシフトモードへ以降』
「次は……この世界へ行ってみるか」
『空間座標固定。続いて転移後の空間座標を固定……完了。出力安定!いつでもどうぞ!!』
「よし、行くぞ!!次元飛翔<ディメンションシフト>!!」

光が、次元を突き破る。
漆黒の機人は光を貫き、次の次元へと飛翔した――――


01.END ……つづく?
414それも名無しだ:2008/06/23(月) 19:04:55 ID:b8XorYuQ
ディメンセイバーいいね。基本設定のスケールが異常w
SS続けるなら応援するよ。
415それも名無しだ:2008/06/23(月) 21:19:45 ID:ThLprCZQ
絶対暴君ゼッタイオー

天は一人の君臨者を造った、絶対的独裁、繰り返される圧政。反逆者が現れないわけがない、君臨者に与えられた力、ゼッタイオーは反逆者を悉く粉砕する。
そんな恐怖の大王的独裁者の正体はなんと…、そんなイメージもぶっ飛ぶただのわがままな子供だった!!
何者も彼の支配から逃れることはできない、幼稚で無垢な彼の鎖からは…


主人公
タイラント・ゾディ=デルヴィ
年齢6歳

君臨者、デルヴィ王家のみ扱えるゼッタイオーに乗り反逆者を粉砕するのが日課。普段はわがままで幼稚なお子様、政治はわからないため家来に任せている。好きなお菓子はペロペロキャンディー、嫌いな食べ物はピーマン。


暴君ロボゼッタイオー

スーパー系ロボット、デルヴィ王家の象徴。全長90m、重量1000t。
その巨体ゆえ動かすのは並大抵ではない、出力は申し分ないが殆どが攻撃に回されているため駆動系は百人の家来達が搭乗し自家発電によりまかなわれている。
全長の二倍以上もの巨大な武器、絶対王剣の一振りで大地が割れる。当たることは滅多にないが振るうことに意味がある。
416それも名無しだ:2008/06/24(火) 03:14:52 ID:+mbBemcE
ディメンセイバー面白いね
なんつーか俺がやりたいけどやれなくて
結果的にそれをやるために長くなってることをコンパクトにまとめてる感じだ
ぶっちゃけ羨ましい

ただ、ちょっと問題点をあげるなら――を多用しすぎかな
>そのまま――体当たり。
例えばここの――はいらないとかは思った

あと書くときはwordかなんかに一回全部書いてからのがいいと思う

次回作にも期待してるよー
417それも名無しだ:2008/06/24(火) 22:51:43 ID:81jbMkrL
地球は青く、そしてもろく

近未来、地球に未曾有の危機が押し寄せた。
宇宙の彼方や地の底からの侵略者、人類同士の戦争、謎の生体兵器……。
それらに対し四体のスーパーロボット達が立ち上がった。
異星人には「ダイバレル」、地底人には「舞‐零壱式」、テロリストには「アヴァレイオー」、生体兵器には「ザンガー」が立ちはだかる。
人類の未来のため、戦え、四体の勇者たちよ!

リック・ダグラス
18歳、ダイバレルのパイロット。ニヒルで、他人を見下す傾向がある。

ダイバレル
50m級の巨大ロボット。格闘武器は一切無いが、その火力で敵を焼き尽くす。必殺技は「フル・シュートキャノン」。

チャオ・レイレイ
17歳、「舞‐零壱式」のパイロット。悩みを知らない能天気な正確。

舞‐零壱式
20m級の巨大ロボット。そのスピードで敵を翻弄する。必殺技は「斬打撃演舞」。

ジュン・ツバカワ
20歳、アヴァレイオーのパイロット。アヴァレイオーの格闘能力は彼の格闘センスによるところが大きい。

アヴァレイオー
30mの巨大ロボット。内蔵火器を一切持たず、その身一つを武器に戦う。必殺技は「千連五月雨アタック」(命名、ジュン)。

ムサシ・コウヅカ
25歳、ザンガーのパイロット。横文字が苦手な熱血漢で、自機の名前すら発音がおかしくなる。

ザンガー
40m級の巨大ロボット。全ての攻撃を剣一本で行う。必殺技は「居合・一閃斬」。

天馬党
30m級の巨大ロボットでテロを行う集団。格闘戦用スーパーロボット「アヴァレイオー」に邪魔される。

ガルデュア星人
50m級の巨大ロボットで地球侵略を行う異星人。砲撃戦用スーパーロボット「ダイバレル」に侵略を阻まれる。

ローガン人
20m級の巨大ロボットで地上征服を企む地底人。女性型スーパーロボット「舞‐零壱式」に征服を阻まれる。

アンノーン
全てが不明で人類殺戮を行う生体兵器。剣戟戦用スーパーロボット「ザンガー」が対応する。

???
全ての黒幕。アンノーン以上に正体不明。
418それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:09:57 ID:2Fx2cmYy
ブルーナンバーズ
第7話「静かな痛み」

市民公園、ウォーターサッカー球場

ユーガ「今日はコンビネーションフローの練習だよ、なんてったって夏の大会はすぐそこなんだからね、行くよー」
賢人「(なんか引っかかるんだよな)あいたっ!」
ユーガ「賢ちゃーん!真面目にやってよ!賢ちゃんにはレギュラーとしての自覚が…」
賢人「…悪いユーガ、やっぱり俺行ってくる。この埋め合わせは水たこ焼き(学生の間で流行っているお菓子)奢るから勘弁してくれ」
ユーガ「ちょっと賢ちゃん!ったく色男は大変だね」


現在
賢人「許さねぇー!!」
マスタ『奴は光学ステルスを使用している、レーダーは使い物にならないと思え。肉眼で奴を捉えろ!』
賢人「関係ねぇぜ!」ガキン!ブルーアンカーを的確に命中させるBVB

サヴァイブシフト
ギュスト「なぜ当てられるんだ!?」
重蔵「野生の感じゃな」
マスタ「野生の?」
沙弥「感?」
重蔵「それとも、ブルーナンバーズは五感を研ぎ澄まし、驚異的な集中力を産み出す事ができるのか?」

アトランティス
賢人「うぉー!」終始圧倒する賢人、口のような物が開口し熱線を照射するゲートロム
419それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:12:38 ID:2Fx2cmYy
賢人「こんな口!」ガガッ、バキッ!口を握り潰すBVB、そして距離を置くゲートロム
賢人「これで終わりだ!!」構わず突撃するが…
AI「ミラージュシステム作動」ゲートロムが消え空振りするBVBのブルーアンカー
賢人「何!?どこだ!!」一変し沈黙が辺りを覆う
賢人「はぁ、はぁ…」
沙弥『大丈夫?賢人君』
シャオリン『出血が致死量に至る前にお医者様に見て貰わないと、取り返しのつかないことになります』
賢人「へへっ、あいにく俺の体は鈍く出来てるみたいでちょっとやそっとじゃ死なない造りになってるんでね」服の一部を破り出血箇所に巻き応急措置をする賢人
賢人「これで少しはましになったぜ…」ゲートロムの体当たりがBVBを襲う
賢人「うぁー!野郎、狩りをしてるつもりかよ」再び襲撃
賢人「ぐあー!」BVBの装甲も賢人も限界に近い
賢人「(このままじゃ駄目…だ、何とか…しない…と)」ふと頭の中にシバの言葉がよぎる

シバ「君と同類さ」

シバ「ブルーナンバーズの力が人殺しの力じゃなかったら一体何だって言うの?」


賢人「駄目だ!あんな力にもう二度と頼らない」首に掛けてあるオーシャンハーツに手をあてる賢人
賢人「はぁ、はぁ…親父、俺はどうすればいいんだ」再びゲートロムの襲撃
420それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:15:53 ID:2Fx2cmYy
賢人「うわぁー!」一環の終わりかと思われたその時
花「けーんと」
賢人「(花…)」

ドクンッ!

重蔵「しっかりせんか賢人!」
賢人「(じっちゃん…)」

ドクンッ!ドクンッ!

デク「賢人」
ギュスト「賢人」
沙弥「賢君」
シャオリン「賢人さん」
マスタ「賢人」
ユーガ「賢ちゃん」
ギア「賢ちゃん」
ウイナ「賢ちゃん」
リーファ「賢ちゃん」
アンリス「賢人さん」
賢人「(皆…)」

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

BVBに青い衣が纏う
賢人「しょーがねぇな、みんなまとめて守ってやらぁ」集中力が増し、意識を研ぎ澄ます賢人
賢人「ふぅー…、(感じる)そこだぁー!!」ブルーアンカーのフルスイングが直撃、ミラージュシステムが解除されゲートロムの姿が現れる
賢人「これで、フィニッシュ!」更にブルーカッターを突き刺し留めをさす、ゲートロム撃墜
賢人「終わったのか…」しかし非情にもゲートロムが更に5機出現、どうやらミラージュシステムで姿を消していたらしい
賢人「うそだろ…」

デク『伏兵か!』
重蔵『引けぃ!賢人!!』
421それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:18:38 ID:2Fx2cmYy
賢人「(敵の狙いはブルヴァンブルーか?ならこのまま街の中で戦ったら駄目だ、海中にでないと)
こっちだアメンボ野郎」BVBが隔壁のハッチを開け海中へ、賢人の策に乗りゲートロムも後を追う
賢人「よし、ここならドンパチやっても街に被害が及ばないはず…」一斉にBVBにゲートロムが飛びつき身動きがとれなくなる
賢人「はなせっ!こんにゃろう!!」その間にゲートロムは移動を始める、BVBを捕獲し扉の向こう側に連れていこうとしているようだ
賢人「はなせ!こうなったら、アンカーユニットパージ」装甲がはじけ飛びゲートロムが剥がれる
賢人「これで終わりじゃないぜ!ブルーショット!!」怯んだ隙に2機撃墜するがまだ3機残っているため楽観視はできない
賢人「もう消えさせねぇぜ!」海中のBVBは水を得た魚状態だった、最早BVBを止められる物はない
賢人「遅い遅い!」ゲートロムは熱線を一斉に放つもBVBに当てる事ができない、そしてお返しとばかりにブルーショットで1機撃墜、残り2機
AI「ミラージュシステム発…」
賢人「うぉー、させるかー!」消えかける瞬間ブルーカッターで真っ二つに、残り1機
賢人「ラストォ!」ゲートロムは戦線離脱を計る
422それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:20:23 ID:2Fx2cmYy
賢人「逃がすかぁ!」近くの岩盤をえぐり取りゲートロムに向けて投げ飛ばす、ゲートロム全機撃墜
賢人「流石にもういないよな…?」
沙弥『賢人君、基地に帰還してください』
賢人「わかった」
シャオリン『あれっ?賢人さん怪我はもう大丈夫なんですか?』
賢人「あれ?そう言えば何ともない」
重蔵『(なんじゃと!?まさかブルーナンバーズは治癒能力まで兼ね備えいるのか?むぅ、どうにもブルーナンバーズの力は賢人自身を守護しているようにも見える…)』

青羽家
アンリス「賢人さん、無事だったんですね!?」
花「賢人ぉー!」賢人に抱き付く花
賢人「おっと!もうなんともないぜ」
重蔵「ワシが常日頃から鍛えてやってるおかげじゃな」
花「お祖父様、お邪魔してます」
重蔵「はっはっ、賢人を心配してくれてありがとうのう。ほれ賢人もお礼せんか!幼なじみを心配させおって」賢人の頭を無理矢理下げさせる
賢人「花、アンリス。心配かけさせてごめん、ありがとう…」
花「ったく、バカァ…」
アンリス「うふふ」


アンリス「そういえばまだ聞いてませんでしたね、お二人の初めて出会った時の話」
賢人「なんだよそれ、何でそんな話になったんだ?」
423それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:23:31 ID:2Fx2cmYy
花「あっ、あんたには別に関係ないでしょ。初めて賢人と出会ったのは私が初めて公園で遊んだ時、私は箱入り娘だったから外に出たことがなかったの」
賢人「花は名家の一人娘で両親に大事にされてたんだ」
花「それで私は甘やかされて育てられたせいで、子供の頃はよくずけずけと物を言う性格だったの」
賢人「今もな」
花「おだまり!初めての公園は私にとって新鮮だった、同時に私だけの物と誤解していたの。
遊具を独占して周りの子共達に批判されたわ、そして耐えかねた男の子がスコップを振り上げて殴りかかろうとした時、ある男の子が私を庇ってスコップで殴られた、血を出しながらもその男の子は言ったの」
男の子『スコップは殴るための物じゃないぞ!』
アンリス「その男の子というのは賢人さんですね」
花「うん…、それから私は賢人とよく遊ぶようになって今に至るっていうわけ」
424それも名無しだ:2008/06/25(水) 00:26:28 ID:2Fx2cmYy
アンリス「素敵です、まるで今日の賢人さんみたいですね」
花「私がピンチの時はいつも私を助けてくれるのよね、口にはださないけど賢人は人が困ってると見過ごせないのよ」
アンリス「お姫様を守るナイト様のようですね、とっても素敵です」
賢人「そんなんじゃないよ、俺はただのしがない高校生さ」
花「うふっ、謙遜しちゃって!」
賢人「ばっ!別に謙遜なんかしてねぇよ」
アンリス「(このお二人ならきっとお似合いのカップルになれますね。いいなぁ、私も…)」


アトランティス近海
?「中々やるじゃねぇか。無断でこっちに来た甲斐があるってもんだぜ、ははっ!ははははは!あっはははは!!」


続く
425それも名無しだ:2008/06/25(水) 16:08:32 ID:6JXmZQWx
ちょっと前に主題歌の話題が出てきたので、自分も以前出しそびれたのを投下しようと思います
前スレ530-536、「わがままメルティ・ハーツ」の主題歌です
多分、歌詞の恥ずかしさではコレがブッチギリではないかと……w

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org11034.mid.html

「わがままメルティ・ハーツ」

きみの きみの きみの気持ちを わかってあげたい
ぼくの ぼくの ぼくの気持ちを わかってくれたら

ただ ただ わがままな 気持ちの 裏返し
ほんとうの優しさは まだ わからないまま…

いま、暴かれる ぼくのワルい部分(トコ)

わがままメルティ・ハーツ きみとぼくとが 一緒に溶けて
わがままメルティ・ハーツ ひとつになってしまえたらいいのに…

値打ちも無いぼくで いいのなら
何もかも投げ捨てて きみのモノになりたい

きみが きみが そばにいるなら 何にもいらない
ぼくは ぼくは きみのことしか 目に入らない

きみ以外の人は いないのと同じさ!
ほんとうの この胸のうち 打ち明けたいよ…

いま、裁かれる ぼくのワルい部分(トコ)

わがままメルティ・ハーツ きみがぼくから 離れるまえに
わがままメルティ・ハーツ ひとつになってしまえたら よかった…

やり場のないぼくの 気持ちなんか
下水道に流して 世界中にくれてやる!

わがままメルティ・ハーツ きみとぼくとが 一緒に溶けて
わがままメルティ・ハーツ ひとつになってしまえたらいいのに…

値打ちも無いぼくで いいのなら
何もかも投げ捨てて きみのモノになりたい

きみのモノになりたい………


ここに載っていた主題歌群は結構面白そうだったので、もし余裕があったらメロディとか
つけてみたいですねぇw
そのまえに、いま取り掛かってるやつを片付けなきゃなりませんが……
426それも名無しだ:2008/06/25(水) 21:58:52 ID:njyk7qbB
歌詞は難しいよなー
俺が書くとどうも猟奇的なものになってしまう

洋楽の聞きすぎか・・・
427それも名無しだ:2008/06/25(水) 22:37:07 ID:++ZEjYGi
待ってました大将!
エイテルオン(も、大将ですよね?)もお待ちしてます・・・
428それも名無しだ:2008/06/25(水) 22:58:48 ID:7u1GAZaD
>>427
なんでバレてるンスかwwwサーセンwww
「エイテルオン」の主題歌は新しく勉強した新技術(実は、今まで音楽理論をほとんど知りませんでした)
をふんだんに導入しているんで、いつになく手間がかかっているんですよ。
知り合いで音楽に詳しい人にテスト版を聴いてもらったら、駄目出し喰らったこともありますし…
早いところ完成させたいですね。
もちろん、前のスレで引き受けた楽曲群も……w
429それも名無しだ:2008/06/25(水) 23:23:17 ID:++ZEjYGi
>>428
実は作風や文体で作者を当てる遊びをやっていまして・・・(笑)
430それも名無しだ:2008/06/26(木) 23:26:46 ID:qcAdbgrk
>>429
これまでの作品で同じ人が書いたと思われるのはどれ?
431それも名無しだ:2008/06/27(金) 00:03:41 ID:2Qt3zxzl
>>430
いや、正直よくわからないんですけど。プラティロイドの先生は特別わかりやすいんですよ
432それも名無しだ:2008/06/27(金) 00:09:48 ID:G93xG3gX
>>430
勇者系がベースになってる作品なら、「たぶん同じ人が書いたんだろうな」と思ったことも
あったけど……
……って、流れを中断して申し訳ない、「逆転のエイテルオン」第四話をこれから投下します

・第四話

 エイテルフォースの基地に、突如現れた敵ロボット。その外部スピーカーから聞こえてきた声は、
ひゅうがの聞き覚えのある声であった。
「エイテルフォース総指揮官、大沢 榊に話がある。これに応じぬならば、実力行使に出る!」……
なんと、ロボットに乗っていたのは、姿を見せなくなった高美であった。
じつは高美は、亡くなったひゅうがの母の実妹であった。だからこそ二人は、互いを「他人とは
思えない」と感じていたのである。彼女は、以前の「名乗り口上」によって初めてひゅうがの正体と
エイテルフォースの存在を知り、この機会をうかがって着々と準備を進めていたのだ。
 ひゅうがの両親、そして高美は、三人とも「栄輝騎士団」のメンバーだった。この組織は各大学の
有識者の学生たちから構成された革命団体であり、日本のみならず、世界、いや、「この世」を
覆すという目的を持ち活動していた。彼らは「次元に干渉して無限のエネルギーを取り出す」という
技術を編み出しており、それを実用化すれば、この世のあらゆる「秩序」を思いのままに操ることも
出来たという。メンバーの大多数は、この力を平和のために使おうとしていたが、ひゅうがの父・榊が
そのことを政府に密告してしまったため、栄輝騎士団は警察に介入され解散。榊はこの功績を認められ
政治家への道を進み、その後、現在の地位を手にしたのであった。
 「私たちは、あなたに一言謝ってほしかったのよ。だから、みんなこの場所を探していたのよ。
本当はやりたくないのに、無理やり戦わされた仲間だっていたのよ!」……高美の叫びに、
「君は誤解をしている。私が栄輝騎士団のことを話したのは、あの力がいかに危険かということに
気づいたからだ。だからこそ、あの力を使って造りあげたエイテルオンで、私や君の過去を完全に
消し去るべきだと考えたのだ」……榊はこう返したが、
「嘘よ!あなたのような人が、そんな崇高な理念を持っているはずなんか無い!それに気づいてさえ
いれば、姉さんだってもっと幸せになれたのに!」……彼女は聞く耳を持たなかった。
 自分は、父の「都合の悪い過去」をもみ消すための手伝いをさせられていたのか?……ひゅうがは
絶望し、戦いを放棄しようとした。すると突如として、海外で改修作業を受けていると聞かされていた
エイテルオン二号が現れ、彼を制止しにかかった。そのパイロットは、なんとあおばであった。
彼女は榊の命令によりやって来た、いわばスパイであり、ひゅうがの行動を監視し、場合によっては
彼を抹殺することが任務だったのだ。
エイテルオン二号の武装は、一号よりも遥かに多い。が、ひゅうがは怖気づいたりはしない。
「あおば、ぼくと戦うならそんなの捨てろ。おまえにエイテルオンパンチが使えるのか?ぼくと同じ
技が使えるのか!?出来ないだろ!おまえは、ただ武器に頼ってるだけだ!」
その言葉に激昂するあおば。彼女とひゅうがの戦いの火蓋が、いま、切って落とされた!

つづく
433それも名無しだ:2008/06/27(金) 02:35:32 ID:HnwGt7U5
pixivで行われてるピクロボってユーザー企画が凄いことになってるwwww
まさにこのスレにうってつけだwwwww
434それも名無しだ:2008/06/27(金) 16:27:41 ID:kBZ/1yQR
こうやって茶化してくる奴がいると創作意欲とかなくなるよな。
435それも名無しだ:2008/06/27(金) 18:25:12 ID:SDToR54Z
すでに創作とは呼べないものばかりになってるがな
436それも名無しだ:2008/06/27(金) 20:58:24 ID:/OP2w/5J
ここに書いてる中で自作に茶化されないだけのクオリティがあると思ってる奴は結構やばいぞ
437それも名無しだ:2008/06/27(金) 21:52:12 ID:kPsfWFEA
>>436
それは頭の隅に留めておかなきゃならん言葉だな〜

でも、アニメとかヒーローものって、例えどんなに真面目に作られた物であっても、どこかは
茶化したり出来る要素が無かったら面白くないと思わない?最近のガンダムや仮面ライダーは
真面目に作りすぎなんだよ…。
438それも名無しだ:2008/06/27(金) 22:15:59 ID:XeULqHCt
ジョジョバキカイジ、あと覚悟のススメとかか
439それも名無しだ:2008/06/27(金) 22:38:01 ID:k0MwjjXG
>>436
むしろ面白おかしく茶化して欲しいんだけれどねw

>>437
00とか電王は結構その気はあると思うけれどな
440それも名無しだ:2008/06/27(金) 22:41:39 ID:M6FApGKr
ネタキャラ的なのはいるけど、なんか違うんだよなぁ。
いかにもネタにしてくださいって感じでさ……
441それも名無しだ:2008/06/27(金) 22:45:22 ID:k0MwjjXG
>>440
むしろ昔からそういうのは結構いる
かなり昔ならシャアもその手のキャラだ

天然で作れてないって意味ならもう完全に作者のセンスだし・・・

たとえば漫画板スクライドのジグマール隊長とかは
もうやりたくてやりたくて仕方なかったからやったという感じだけれど
アレをネタ臭きつくて嫌だとか言われても
単に懐古じゃねとか言われかねない(´・ω・`)

そもそも種も設定諸々で叩かれまくったしー
442それも名無しだ:2008/06/27(金) 22:53:35 ID:SDToR54Z
表でやる力のないやつは結局趣味の範囲でも面白いことなんてできない
443それも名無しだ:2008/06/27(金) 23:03:10 ID:k0MwjjXG
この話題無駄に荒れそうだなw

>>442
表って何処のことだ?
そもそも何を根拠に?
なんかもっともらしい事言ってるだけ?
444それも名無しだ:2008/06/27(金) 23:55:22 ID:XeULqHCt
無限のフロンティアとか、主人公達はネタにしてくださいと言わんばかりの
ネタキャラ「のみ」で構成されていて、それでいて面白いと来たもんだ
個人的に、あぁいうのは憧れるね
445それも名無しだ:2008/06/28(土) 00:21:07 ID:BNdup0ii
物凄いネタを投下しづらい空気なわけですが・・・
446それも名無しだ:2008/06/28(土) 00:29:27 ID:rvsb1vOC
>>445
バッチコーイ!空気なんて関係ないぜ
447私は445の人じゃ無いですヨ:2008/06/28(土) 14:41:57 ID:O01XqHSg
空気がどうのこうの、と言われて、「ケイワイオー(KY王)」というロボットを思いついた
悪事を働く者の前に、空気を読まずに颯爽と現れる正義の味方
ちなみに漢字で書くと「型歪王」で、時空をねじ曲げることが出来る(だから、どこにでも
現れることが出来る)
ガンダムSEEDにおける「G.U.N.D.A.M.」みたいに、「K.Y.O」で何か正式名称みたいなのが
あったらいいかなー、とも思ったが、それは思いつかなかった
448それも名無しだ:2008/06/28(土) 16:02:12 ID:AXQtD1Ob
>>443
ID見る限り、批評っぽいこと言って悦に入りたいだけの人のようです
なんでこのスレにいるんでしょうね。
449それも名無しだ:2008/06/28(土) 18:18:01 ID:h20WYDL4
>>338です
作品の方はまだ難航中
景気づけにロボットかいてみました
間違えてパスをつけてしまったのでお手数ですがパス欄に5656を入れてください

ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up64060.jpg_5maF6mCI8Ac6KrH2TEL6/Lv.1_up64060.jpg
450それも名無しだ:2008/06/28(土) 20:19:52 ID:rjsK7316
いいね。スカートでか。
451それも名無しだ:2008/06/28(土) 21:25:00 ID:HPAphWU+
>>448
書き手だから
452それも名無しだ:2008/06/28(土) 23:05:14 ID:ByZ+Z4b/
昔のファイルからちんこモチーフロボ描いてみた
ttp://akm.cx/2d2/src/1214661673483.png

>>449
兜っぽい頭部と太くて逞しい足がかっこいいな
453それも名無しだ:2008/06/28(土) 23:26:33 ID:wvW7uFLq
>>452
ちんこよりも先に真ゲッター2思い出した
454それも名無しだ:2008/06/28(土) 23:42:41 ID:ffRU3afL
なんか主役がこういう頭巾かぶった時代劇あったよね
455それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:00:13 ID:DrQfucXM
頭見た瞬間それも私だが
456それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:05:02 ID:XzDQD+qB
>>446
投稿しようとして色々訂正してたら凄い遅れたのはここだけの秘密だ
以下、そのネタ(長いです)


紅き機神 血塗れの歯車 紅蓮の勇者 真紅の薔薇 ブラッドレイン 傷だらけの赤



それはこの物語における重要な名である

時は3××××年
人間達は太陽系を手中に収め、外宇宙への進出を開始していた
だが、その時、一つの現象が起こる
その現象の名は宇宙喪失現象
宇宙とよばれた世界は地球から謎の消失を遂げた
人は空の上を目指そうとするが
そこには空以上の上など存在はしなかった
そう、地球から宇宙は失われたのだ
だがそれと同時、一つの大きなエナジーが人類に与えられる
「スペースノード」
宇宙が消滅した事で誕生したと考察される宇宙そのもののエネルギー
このエネルギーは人という種の文明をさらに急成長させた
そして生まれたのがブレイカーと呼ばれる人型機動兵器である
「スペースノード」を用いて作られるこれは一機で国を取れるといわれるほどのモノであった
これにより各地で戦争が勃発した・・・
だがこの戦いは予想外の形で終末を迎える事になる
空からやってきた異形『来訪者』達の登場によって
体を高濃度の「スペースノード」で構成されたそれは人の人型兵器をことごとく破壊し取り込んでいく
そう、『来訪者』達は元々は確固した体を持たないものだった
だから、こそ人間達にスペースノードを与え文明を発展させ、自身らの器となるものを作らせたのだ
そして用済みになった人間達は『来訪者』達に掃除されることになる
戦力差は圧倒的だった・・・そんな中、人類はたった一つの希望を完成させる
あらゆる人型兵器を越える究極の機神・・・そのコードネームは


      『バースト・ブレイカー』



数代に渡って描かれるスーパーロボットサーガ
ここに開幕する


最強の力
それは使うものがその真価を決める
457それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:05:55 ID:XzDQD+qB
『バースト・ブレイカー』設定集

機体紹介

バースト・ブレイカー

運命を破壊するものという意味を込められた人型兵器
純度99%スペースノードを使用されており、その精製の難解さからまったく同じ機体は作れないとされる
この機体を操るものには波長が合わなければならず、波長が合わなければ登場後30分で死ぬこととなる
右腕に装着されている大鋏が特徴的
その他にも三連装バズーカキャノン、レールガン、プラズマダガー等の武装を持っている
イメージカラーは真紅
非憑装甲と呼ばれる対『来訪者』用の装甲が使われているために『来訪者』に取り込まれるという事は無い
現存するあらゆる人型兵器を超越する性能を持っており
その力を完全に破壊のみに使用するのならば星ひとつを消滅させることすら可能とされている(無論リミッターがかかっている)
ゆえにこの機体を手に入れたものこそが世界を支配する力を持つものだといっても過言ではない
数々の数奇な運命によってたぐりよせられた搭乗者はこの機体の持つ力という魔の前に変貌を遂げていく
この機体は人を救うためのモノにもなりえ、人を滅ぼす存在にもなる
その搭乗者によってこの機体はその搭乗者が行ったことを象徴とする二つ名を持つ
全リミッターを解除した究極形態が存在する
だが、その能力は人間では扱うことはできない



登場人物紹介&エピソード


ジャック・ブレイダー(二つ名:紅き機神)

バースト・ブレイカー最初の搭乗者
軍のエキスパートであり、その技能、知能、全てにおいて最上と称され
最初にして最高、完璧なる男
その男とバースト・ブレイカーの二つの力が合わさればまさに無敵であり
人類の希望の名の通りの戦果を挙げることに成功した
だが、完璧であるが故に彼自身はストレスを多く抱え込む性質があった
休みの無い『来訪者』との戦いの中、そのストレスから数々の心労が彼に振りかかり
少しづつそれは彼の心を苦しめていく
「なんで俺が命がけで闘わなきゃいけないんだ…」
ふと彼にそんな疑問が降りかかる
徐々にその疑問が彼を侵食していく、追い詰められた精神はじょじょに崩壊をし始め
その正義感と悪意ゆえに彼の精神は死を選び廃人となった
458それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:07:01 ID:XzDQD+qB
ティーク・レイジス(二つ名:血塗れの歯車) 

二人目の搭乗者にしてブラッディギアと呼ばれる元となった狂人であり殺人犯とされる
それは間違いでは無いが正解でもない
元々は監禁された家族を殺されたくなければと脅迫殺人をさせられていた
その家族を助けるために見ず知らず人間を殺したその日
家族が解放されたという場所にいくと、そこには家族の死体が転がっていた
発狂
その日から彼は見境無しに人を殺す殺人鬼となり、人々を恐怖の底に陥れた重犯罪人とされた
投獄後、当然彼は死刑となり、ただ執行を待つ身だった
ジャック・ブレイダーの死後、新たなバースト・ブレイカーの搭乗者の適正者と判明し
他に適正者は見つからず背に腹は変えられないという事で彼が搭乗することになった
人々はいう、彼が『来訪者』を滅ぼすのが先か、彼が私達をその力で殺すのが先かと
だが少なくとも彼自身はこのバースト・ブレイカーを『来訪者』を倒すために使おうとした
もし、これが償いになるのなら…とその信念の元に人の為に戦い続けた
守るべき人間から誹謗中傷を受けながらも戦い続けた
死んでもおかしくないような戦場に送り込まれても『来訪者』と戦った
その戦果は決して評価されないものであるが、全搭乗者の中でも1、2を争うほどのものであっただろう
だがとある日、新たな適正者が見つかる
用済みと判断され暗殺される
腹部をナイフで刺された彼は最後に告げる
「僕は本当に誰かを守ることが出来たのだろうか…」



チャック・ロマリアス(二つ名:紅蓮の勇者)

三人目の搭乗者にしてもっとも英雄視された男
夢はロックミュージシャンだったのだが、バンド編成の最中
適正があることが判明し、バンドを無理矢理解散させられ、搭乗者にされる
当初はまったくをもってやる気が無かったのだが
少しづつ、彼をとりまく環境が彼を闘う方向に向かわせる
いわゆる熱血タイプでかなり明るいまさに正統派主人公
ただし、2重人格者である
それは過去、彼がいわゆる陰湿な苛めを受けていたことからなったとされる
もう一人の人格は人を守るためでは無く
「殺すのを楽しむ」為にバースト・ブレイカーに搭乗している
これが非常に悪質であり、殺戮対象は『来訪者』だけではなく、『人間』も対象内であった
つまりはわざと戦いに民間人を巻き込むようにして、事故に見せかけ殺すのである
とはいえ、それは見方を変えると民間人を守る為に『来訪者』と闘う姿にとして直接的に見え
バースト・ブレイカーをそれから紅蓮の勇者と呼ばれるようになる
だが、この事態に当然の事ながらチャックは苦悩することになる
そもそもがもう一人のチャックは過去、自分で抑圧していた感情が表に出ているだけなのだ
「俺は…皆が思ってるような英雄なんかじゃない…」
彼はそう呻く
とはいえ彼がバースト・ブレイカーに乗らなければもう一人の自分が殺す量の数倍もの人間が死んでいく
そんなジレンマの中で戦いに身を投じていくことになる
彼の活躍によって劣勢だった人類は『来訪者』との攻勢を五分にまで持ち込むことに成功したとされる
そして新たな適正者の発見の報告と共に彼は闇の中へ消えていった
459それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:07:30 ID:XzDQD+qB
ミラン・ソーマ(二つ名:真紅の薔薇)

男でありながら男の精神を持たぬもの
いってしまえばホ……ゲフン、ゲフン
見た人間がその美貌に吸い込まれるような美しさを持つ青年
非常に好色化でバースト・ブレイカーの搭乗者であるという権力を振りかざして
あらゆる[禁則事項です]と[だから・・・らめぇ]を喰いまくった(両刀の意味)
まあ、同意の上でってところが良心的ではある?のだが
それより美しきもの・・・真紅の貴公子、真紅の薔薇と呼ばれるようになる
「僕の愛する人たちが誰一人死なせたくないから」という信念の元『来訪者』達と戦った(ネタじゃなくてマジで言ってるから困る)
そんなわけでジャックのようなストレスを感じる事も無く闘った
地味に戦果は血塗れの歯車ことティークと同程度だったりするのが恐ろしい
来訪者達が占拠していた拠点でもかなり大きかったアメリカ大陸をたった一人で取り返してしまった
まあ、悲しい事に美形キャラの宿命というか病気にかかって若くして死んでしまわれるのですが・・・
ちなみに彼の葬儀は彼と[ぷにぷに]した人間3万人が式場の外で泣いていたのだとか



レイス(二つ名:ブラッドレイン)

5人目の搭乗者にしてもっとも魔なるもの
本名不明、本人はレイス(亡霊)と名乗る為、それが浸透した
もっとも長い間このバースト・ブレイカーに搭乗したモノである
その実体は人を取り込み人として新生したはぐれ『来訪者』
偶然であったのだがその取り込んだ人間が適正者であったがために
人類は「それ」を新たな搭乗者として選ぶ、無論「それ」が元が『来訪者』だという事は誰も知らない
「それ」は言われるがまま同胞であった『来訪者』と闘うことになる
「それ」は死地を求めていた為、特別な抵抗もせずそれを受け入れた(とはいえ必要以上に同胞を殺す事は無かったとされる)
だが人と触れ合う仲であまりにも不安定な存在である人の心の動きを知る
そしてあまりに完全な精神であった「それ」は少しづつ不安定であったそれに惹かれ始める事になる
そうして少しづつ人の心を理解し始める
そんな中で一人の女と出会い心を通わせる事になる
二人は恋愛し、結婚する事になった
そんな生活を送る中で『来訪者』達だった頃には無かった幸福感を知る
そしてこれを同胞であった『来訪者』達に伝えようとするのだが
それはまったく理解される事は無かった
とある日、『来訪者』達はレイスの隣人達の多くを殺し、妻である女にまで重傷を負わせる事になる
それが怒りというレイスの中にこれまで無かった怒りという感情の引き金を引かせることになる
かつてレイスは『来訪者』達を出来るだけ殺さないような戦いを行ってきた
そして説得も行った、だがその日、その時からレイスはそれをしなくなった
ただ、ただ、ただ怒りという名の衝動が彼を動かす
その行動は余りに狂気じみて人の目に映り
『来訪者』を血の雨にする亡霊『ブレッドレイン』バースト・ブレイカーはその二つ名を得ることになる
そんな戦いを続ける中、レイスが元は『来訪者』であった事が判明してしまう
糾弾されるレイス、レイスは人からすればそうだと思いそれを当然として受け入れる
そしてそんな中でも『来訪者』と戦い続けることになった
だが、孤独な中、彼にも疲弊は訪れる限界が迫り始めるそんな中、意識を取り戻した妻が現れることになる
意識を取り戻した妻「そんなのずっと前から知ってたよ」と笑って彼を赦した
それがどんなに彼を救った事か…再び我を思い出したレイスは『来訪者』達の説得を試みる事になる
だが、そもそも根源が違う『来訪者』達に理解させることは成功しなかった
無理だとしても諦めずにそれを続けるレイスのその姿に人々は少しづつ感化されていき
彼を認めていかれる事になる
しかし、いくら『来訪者』とはいえ、人間がベースであるために体の限界が訪れる事になる
「人というものよ、、ただ、そう、私はただの意志のない亡霊だった…だが、今は違う私は私であるという確固とした
確信がある、これはあなた方のおかげだ、ありがとう」
そう、言い残し、彼は残された寿命を全て使い『来訪者』を『彼方』へと封印する
そして、物語は15年が過ぎ、また『彼方』の封印が破られるところから始まる
460それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:08:06 ID:XzDQD+qB
ルナ・マルガース(二つ名:傷だらけの赤)

唯一の女性搭乗者にしてバースト・ブレイカー最期の搭乗者
全ての決着を付けるもの、傷だらけの赤、ブレッドレインの娘
人間でありながら『来訪者』の超人的な能力をいくつか持つ(高い治癒能力であったり、テレパスであったり)
父が『来訪者』であったがために迫害を受けていたが、それと同時にレイスの偉業から敬愛されてもいた
彼女はその得意な存在ゆえに様々な人体実験をされており、体中に傷が絶えなかった
それゆえに傷だらけの赤とされた
だが、彼女はその境遇をまったく恨んではいなかった
「だって、私・・・皆が大好きだもん」
そうしてルナは『来訪者』達と人類の架け橋となる
ルナを通じて『来訪者』達の一部は愛というものを理解する
ルナの存在はどんな時、どんな状況、どんな隔たりの中でも愛は存在するという事を示すのだ
そうして人というものを理解した時、自らがその愛というものを壊していたのだと知り
それをこれ以上壊さない為に『来訪者』は自らの滅びることを選択することになる
(ルナはこの際必死に共存の道を探そうとしたが既に長きに渡る因縁はそれを不可にしていた)
この際、それを拒むものも出た、人間など死ねばいいと、そしてそれとの戦いがラグナロクと呼ばれる最終決戦である
全ての戦いのあと、ルナは役目を終えたバースト・ブレイカーを一人爆破した




『来訪者』

宇宙の彼方
宇宙であったモノ
その構成をしていた霊子が意識体となったものである
宇宙の寿命が尽きるときに宇宙の生きたいという意志が
ばらばらになって意志を帯びたものとでもいうべきか
ただ、感情は持たない
生きたいという思いは持っているがそれ以上のモノは持っていない
だが、人間との戦いの中で少しづつ感情を学習していく事になった
彼らは人の持つ愛の感情を理解した時、自らがそれを壊していたことを悟る
とはいえ彼らは自らが生きるためには他を滅ぼさなければならないという本能を持っていた
それを自分で認識していた彼らは自らを消滅させる事でそれを守る決意を固める
だがこれは理性がなそうとしたことであり、本能は死にたくないという生存本能で動くものも多かった
これが最終決戦まで響く事になる
最終決戦にて全リミッターを解除したバースト・ブレイカーによって滅ぼされることとなる

余談だが、なんで地球が宇宙消滅の際、残っていたのかというと
来訪者が自身の体を生ませるのにもっとも優秀な生物が住む星を探し
それだけを宇宙の消滅から守ったというもの
461それも名無しだ:2008/06/29(日) 03:08:51 ID:XzDQD+qB
あとがきじみたモノ(いやな人は読み飛ばし推奨)


某馬鹿長いロボットモノのSSとはいえないモノから脱線して書いたネタ
息抜きにと思って書いたら全然息抜きになってないのが困りだったりして・・・
もう、自分こんなのばっかです、書いてて楽しかったのは事実ですがw
テーマは数代に渡るロボットサーガであること、愛を示す話であること、兵器は使うものによって性質が変わる事
結構、追い詰められていたのか自分の精神状況が丸ごと出たキャラが少々いたりします(苦笑)
設定背景が妙に重くなってしまいした、とはいえ重い話ではあるのでこれぐらいが良い塩梅かなと
一人だけ変なのいますが、まあ、手元が狂ったとしかw
ラストはちょっと臭いかなと思ったんですが
まあ、これぐらい臭いほうがいいかなとも思いましてこんな感じに
『来訪者』のタイプ分けとかも考えてたんですが長すぎるのでカットしました
あー、待ってる人いるかもしれないので某馬鹿長いロボットモノの近況報告を
とりあえず3話は来月を目処に製作してます、できれば夏休み中に2話ほど書き上げたいので
またその時はご感想をいただけると幸いです

てか色々構成してたら・・・ZのPV見忘れた・・・orz
462それも名無しだ:2008/06/29(日) 21:12:27 ID:9ddxc+4/
わざわざ二つ名まで付いた主人公達の設定がどれも凄まじいな
思わず身悶えしたわw

ああ、褒めてんだぜ。
463それも名無しだ:2008/06/29(日) 22:50:52 ID:XzDQD+qB
>>462
キャラ設定はかなり趣味に走ったので受け入れてもらえるかなとちょっと心配だったのですが
そういってもらえると幸いですw
464それも名無しだ:2008/06/30(月) 01:24:23 ID:n3H3v4EB
絶対挽回バンカイダーってのを考えたけど、ゲンカイザーのパクリくさくなることに気づいた
465それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:12:05 ID:OoOOc53M
>>464
どっち名前似てるー!でも手直しは加えません、悪しからず


破攻神 ヴァンガイザー

それは枯れ葉舞い散る秋のことでした…、萩介(しゅうすけ)は怠惰な日々を送りその日もいつもと変わり映えのない1日を過ごしていた。
心のどこかで変化を求めていたのかも知れない。
その日少女との出会いが少年の世界を変える、それは偶然かあるいは必然か?昨日とは違う今日が今始まる。

運命を破れ、ヴァンガイザー!
園河 萩介(そのが しゅうすけ)
17歳

どこにでもいる普通な高校生、ある日を境に人類の敵ガブリルとヴァンガイザーに乗って戦う事になってしまう、過去の記憶が一部欠落していてそれがヴァンガイザーと関係しているかは不明。
赤毛だが地毛なのに先輩や教員に目立ちその事で酷く罵られる。性格はどこか冷めていて人を見下すところがあるが、悪を見過ごす事ができず自らを省みず戦う一面がある。


紫風 楊香(しふう ようか)
15歳

謎の少女、萩介との関係は不明。ガブリルを全て倒すことが目的。髪の色は黒色で肩まであるロング、性格は一見大人しいように見えるがとても大胆。年の割にはしっかりしている。
466それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:13:23 ID:OoOOc53M
機体紹介
ヴァンガイザー

全長82.0m、重量70.0tのスーパーロボット。
四機のアタッカーの合体によりヴァンカイザーとなる、それぞれ胸部のエースアタッカー、可変翼のジャックアタッカー、脚部のキングアタッカー、腕部のクイーンアタッカーとある。
揚香がどこからともなくエースアタッカーを呼び寄せ。「クロス・ヴァンガイザー」の叫びとともに合体する。武器は4th(フォース)ブレード、シルエットブラストなどがある。決め技はファイナルストレイト。
467それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:21:44 ID:OoOOc53M
破攻神 ヴァンガイザー第一話「戦いの幕開け」

都内電車
それは突然の事だった

萩介
「うぅ〜」
揚香
「はっー、…思い出した?」
萩介
「いっ、いきなり何するんだよ!?ていうかこの俺がキス?ありえない」
向いのおばさん
「コソコソ…
や〜ね〜、今時の若い子は」
隣のおじさん
「お若いね公衆の面前で、はっはっはっ」
萩介
「何言ってるんだよおじさん、俺は被害者だ!おいっ!お前!何だってこんな事を!?」
揚香
「あなたは忘れていても私はあなたの事を決して忘れなかった…」
萩介
「何を訳の分からんことを」
揚香
「…!!
来る!伏せて!!」
萩介
「何!?うわぁー!!」

爆発が周辺で起こり、電車が急停止する

萩介
「痛っ、なんなんだよ」
揚香
「怪我はない萩介?」
萩介
「さわるな!」
揚香
「…!」
萩介
「…なんで俺の名前知ってるんだよ」
揚香
「……」
萩介
「教えろよ!」
揚香
「今はまだ言えないわ」
萩介
「訳わかんねぇ」
揚香
「そんな事より外に出ましょう」
萩介
「待てよ、この人達放って置いておけるかよ!」
揚香
「私とあなたにはやるべき事がある」
萩介
「何だよ」
揚香
「それは…」
468それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:25:22 ID:OoOOc53M
萩介
「また言えないのか、何も話してくれない奴を信じられるか」
おじさん
「若いの…」
萩介
「おじさん、大丈夫か?」
おじさん
「そのお嬢さんの事を信じてあげてやれ」
萩介
「おじさん…」
おじさん
「お嬢さん、何をするのか知らんが頑張ってな」
揚香
「安心してください、すぐ助けが来ますから」
萩介
「おじさん、待っててくれ必ず助けを呼んでくるから」
おじさん
「頼んだぞ」
萩介
「おいお前、なんて名前だ?」
揚香
「揚香、紫風 揚香」
萩介
「揚香、ここは一旦お前の事を信じてやる。外に出よう」
揚香
「えぇ」


萩介&揚香
「せ〜のっ!」

ドアを蹴破り、二人が外に出て見た物は

萩介
「なっ、何だあの化け物は!?」
揚香
「凶悪生命体ガブリル、私達人間の…、敵よ!」
萩介
「揚香お前一体何者なんだ?」
揚香
「対ガブリル組織GFT(ジフト)の戦闘要員、それが私」
萩介
「じっ、GFT?」
揚香
「私にしっかり捕まってて」
萩介
「え?」
揚香
「お願い来て、エースアタッカー」
どこからともなくエースアタッカーが現れる
萩介
「うぁ〜、吹き飛ばされる」
揚香
「乗って!」
萩介
「こいつに?何で俺が」
469それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:29:41 ID:OoOOc53M
揚香
「私と一緒に戦って、今ガブリルを倒せれるのは私達しかいないの」
萩介
「訳が分からない、助けを呼びに行くんじゃないのか?ちゃんと説明してくれ」
揚香
「お願い!」
萩介
「うっ…」

渋々エースアタッカーに搭乗し離陸

萩介
「こんな戦闘機じゃあいつを倒せない、勝算はあるんだろうな?」
揚香
「任せて、クロス・ヴァンガイザー!」

そしてどこからともなくアタッカーが現れる、それぞれのアタッカーが合体。ヴァンガイザー見参
萩介
「ロボットになった?」
揚香
「これが対ガブリル最終兵器ヴァンガイザー」
萩介
「ヴァンガイザー…?俺は知っている?この感覚、初めてじゃない」
揚香
「(段々思い出している、萩介…)
…!来るわ!!」
萩介
「何!うわぁ!」

ガブリルの体当たりが直撃

萩介
「こっ、この!」
揚香
「私は戦闘補助しかできないの、攻撃は任せたわ」
萩介
「攻撃?どうすりゃ…、うわぁ!!」
ガブリルの怪光線が襲う

萩介
「俺には、できない」
揚香
「聞いて萩介、あなたにはできる。私を信じて」
萩介
「さっきから一方的な意見ばかり押し付けて、俺は素人なんだ」
揚香
「あなたは素人なんかじゃない、あなたは私の知っているあなたは…」
470それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:34:26 ID:OoOOc53M
萩介
「…?」

ガブリルがヴァンガイザーん掴み上げる

萩介
「ぐはぁ!」

ガブリルの一方的な攻撃が容赦なくヴァンガイザーに降り注ぐ

萩介
「俺には、俺にはできない!」
揚香
「お願い萩介ー!」
萩介
「うおぉぉー!!」

ガブリルをパンチで吹き飛ばす

萩介
「武器は!?」
揚香
「はっ、はい!4thブレードがあるわ、今だす」

両肩から半分づつ剣の柄を取り出し繋ぎ会わせ、刀身が現れる

萩介
「さぁ、ここから反撃だ!」

ガブリルに斬りかかり、反撃の隙を与えず連撃を繰り出す

萩介
「他には?」
揚香
「シルエットブラストがあるわ」
萩介
「こいつか!シルエット!ブラストォォ!!」

胸部から強力なシルエットブラストが発射される、ガブリルに直撃

揚香
「今よ!」
萩介
「ファイナルストレイト!!」

4thブレードによる強力な斬撃によりガブリル撃破


エースアタッカーから降りる二人

揚香
「お疲れ様萩…」

揚香に倒れ込む萩介

揚香
「久しぶりだもんね、これから二人で頑張りましょう」


続く
471それも名無しだ:2008/06/30(月) 02:38:30 ID:OoOOc53M
>>464
名前かぶっちゃってすいません、ヴァンガイザーには挽回の意味合いはないのでご安心を(そんな問題じゃないか、あははは…)
472それも名無しだ:2008/06/30(月) 07:25:45 ID:q7GcilnL
重突ロボ ヒラメキング

近未来、地球は機械によって生物を合理的に管理、運営することを企む機械帝国『リーロ・セイゼン』の侵略を受けていた。
この侵略を予期していた(自称)天才科学者『園場 志乃木』(そのば しのぎ)は、極秘裏に建造していた重突ロボ ヒラメキングでこれに立ち向かおうとする。
しかし、ヒラメキングは地上では自重に耐えられない欠陥機だった!
パイロットの『平 冥汰』(ひら めいた)は、毎回完璧に計算されつくした完璧な侵略方法で襲ってくるリーロ・セイゼンの巨大メカ『マリーキ・ゴッド』を、その場凌ぎや咄嗟の閃きで水中へ誘いこみ、ヒラメキングで叩きつぶす!

ヒラメキング
志乃木博士が建造していた戦闘用スーパーロボット。
ヒラメ型の高速移動形態に変形可能で、水中では無敵の強さを誇る。
どっこい下手な海溝なら底まで潜っても平気なくせに、自重で潰れてしまうため地上へ上がることはできない恐るべき欠陥機でもある。
武装は魚雷、スクリューを利用した竜巻攻撃『スピンスクリューストーム』、巨大な銛『スパークハープン』など。
必殺技は超高速で相手に突撃してスパークハープンを突き刺す『重突スパーククラッシュ』。
なお、これらの技は全て地上へ放つ事ができないのでまともに敵と戦うためには何が何でも水中へ引きずり込む必要がある。

平 冥汰(ひら めいた)
男 16歳
予定や決まり事などによって自分が拘束されることを何よりも嫌うちょっと痛い高校二年生。
……の割に、水中でしか戦えないという完璧な決まり事に縛られているヒラメキングの現状に文句を言わなかったり、マリーキ・ゴッドを倒す際に「カマボコにしてやるぜ!」と毎回同じ決めゼリフを叫んでいる。
突拍子もない思いつきと破滅的なネーミングセンスが最大の武器。

リーロ・セイゼン
生命体が生きていくためには機械による管理が最も効率よく、かつ有益であるという考えをもった万能コンピュータ『テーンプレト』を頂点に組織されている機械帝国。
『完璧な』侵略方法で人類を危機に陥れるが、機械であるため不測の事態に遭遇すると非常に脆いという共通の欠点を持つ。



ゲンカイザーのパクリっぽいとは思いつつも、唐突に閃いたので投下してみた。
473それも名無しだ:2008/06/30(月) 12:07:10 ID:qLflm3Ek
>>472
「ひらめロボ」とは面白い
今までに無いようなバトルスタイルが展開できるかも
それにしても、ネーミングセンスが某奇面組みたいだなwww

……と、ここで、「逆転のエイテルオン」第五話(>>432のつづき)をお送りします

・第五話

 エイテルフォースが襲われようとしているこの緊急事態に、思わぬきっかけで始まった同士討ち。
エイテルバズーカにエイテルミサイル、あおばのエイテルオン二号はあらゆる武器を使ってひゅうがの
一号を攻撃するが、一号のエイテルバリアには、いかなる攻撃も通用しない。とうとう、二機の戦いは
体と体のぶつかり合いとなった。
「私がここまで本気を出すのは、これが初めてだわ!」……二号のパワーは、一号のそれとまったくの
互角であった。が、ひゅうがのエイテルオンパンチが決まり手となり、あおばのエイテルオン二号は
ついに大地に倒れ伏した。
 ひゅうがは仇敵に勝った。いままで自分のことを、ずっと弱虫だと思っていたのに。もう、彼に
勝てる者など、世界の何処にもいやしないだろう。しかし…ひゅうがは、ちっとも嬉しくはなかった。
無理に笑おうと思っても、涙がこぼれるばかり。どうして、こんなことになってしまったのか…。
「さよなら……いぶき」……ひゅうがはエイテルフォースに背を向け、エイテルオン一号に乗ったまま
何処へともなく去っていってしまった。この一部始終を見ていた高美は、戦意を喪失して退却。
いぶきの乗ったエイテルオン三号は、事の顛末をただ呆然と見ていただけであった。
 ひゅうがを追いかけようとする者は、誰ひとりとしていなかった。皆、返り討ちにあうのを恐れた
からだ。だが、一号を失ったからといって、これですべてが終わったわけではない。高美の再来に
備え、榊は恐るべき計画を練っていた。
それは、「二号は修理に専念させ、三号のみが敵と戦う」というものだった。現状を考えれば
それしか手段が無いのは事実だが、のり子はこの案に猛反対した。実力の劣る三号が、一機だけで
戦っても勝てるはずが無い。これでは、ただの「公開処刑」だ。のり子は、今まで榊の信念を信じる
つもりでいたが、いよいよもって、彼のやり方に不信感を抱き始めた。
「何も出来ない役立たずなど死んでしまえ」……それが、榊の真の思惑に違いない。しかし、事態は
もう後戻りできないところまで来ていた。高美の乗る敵ロボットが、すぐそこまで来ていたからだ。
 「もうあなたと話し合いをしようなどとは思わない。この基地を徹底的に破壊する!」……高美は
堂々と宣言し、攻撃にかかった。それに立ち向う、いぶきのエイテルオン三号。
「栄え輝け福音よ、永遠に輝け陽の光。逆転の戦士……エイテルオン!」……ひゅうがの口上を
不器用に真似て、いぶきはこの絶望的な戦いへと、今まさに飛び込んだ。
 いぶきは、じつに良く戦った。彼女は、あの日から確実に成長していたのだ。しかし、やはり実力の
差は明らかで、次第に追い詰められてゆく。彼女を助けてくれる者は誰もいない。そう、自分にとって
いちばん大切な、あの少年でさえも……
「いや……助けて…助けて!ひゅうが君ーっ!!」……その時、三号の真の力が覚醒した!

つづく
474それも名無しだ:2008/06/30(月) 21:37:43 ID:jOCE+Bir
>>456
久しぶりに力の入ったシリアスもの見たな
キャラ設定の力のいれようが凄いし、面白い
特に二人目のキャラとかはかなりツボだ
贖罪の為に闘うヒーローはいいよね

>>472
ゲッター3が主役な作品ってのは面白い
何げにロボットの水中戦やってるのは少ないんだよね
475それも名無しだ:2008/06/30(月) 22:27:49 ID:auWxgE7K
>>472
なんか久々に見るノリだよなぁ。少し前はこんなのばっかだったのに
もっとやってくれ
476それも名無しだ:2008/06/30(月) 22:39:28 ID:RxJiAO8L
…となると、「ぼくロボ」の二大ジャンルは「スーパーorリアル」ではなく、「ネタor真面目」
なのだろうか
477それも名無しだ:2008/06/30(月) 22:53:51 ID:gI5RnXuB
英雄兵器ヴァーンサイク

遥か未来。地球と宇宙による戦争の後安息に包まれたかのように思えた地球に大帝国の牙が迫る!

・ヴァーンサイク
地球軍の新兵器テストの事故により偶然発見された超エネルギー「ヴァーン力」と共に発見された謎の設計図をベースに作られた次世代機動兵器。
大帝国に対する偽装と様々な戦局に対応するため3機のメカに分離している。総称して「ヴァーンメカ」と呼ぶ。
1号機が人型ロボットの「ヴァーンファイター」、2号機が戦闘機の「ヴァーンフライヤー」、3号機が戦車の「ヴァーンフォートレス」である。
3機が合体することによりスーパーロボット「ヴァーンサイク」は完成する。合体する際のフォーメーションよって形態が変わる。
ファイターフォーメーションによる合体で「ヴァーンサイクナイト」となる。ウィングを使用した空戦が得意である。
フライヤーフォーメーションによる合体で「ヴァーンサイクケルベロス」となる。ジェットブースターを使用した地上での高速戦闘が得意である。
フォートレスフォーメーションによる合体で「ヴァーンサイクブル」となる。戦車としての馬力と積載された多数の武器によるパワー戦が得意である。
遺跡から発見されただけあってかなり曰くつきのロボットであり多くの謎が秘められている。

・ヴァーン力
遺跡より発見された未知のエネルギー。
収縮させることにより超高温の熱量を出したり金属にコーティングすることにより超硬質な金属の生成に成功したりなどの結果から戦力に用いられると判断された。

・如月 克哉
謎多き風来坊。義理人情に厚い熱血漢でおっちょこちょいである。
運動神経が高度に発達しており毎日バイクを乗り回す。
リーダーという立場に慣れていないらしく突っ走る面がある。

・ヴァーザス ロゥク
研究員。真面目だが弱気な性格。責任感が強い。
100年に一度と呼ばれる頭脳を持ち冷静沈着に物事を理解できる。
パイロット経験が皆無でありチームの足を引っ張りがちである。

・チェイン ルーフェイ
大柄な男。無口で無愛想。
格闘家の血筋らしく武術に優れている。
あまり他人を信用していないらしく独自行動が多い。

大帝国
宇宙の遥かかなたから地球での終戦から満たない時期に侵略してきた。
多くの分隊に分かれており巧妙な戦略で地球の征服を狙う。姿は人間に似ているが性格は好戦的である。
ユギオン率いる日本侵略分隊が狙ってくる!

覚えてる人いないかもしれませんが逃げていたヴァーンサイクの作者です。
言い訳になるかもしれませんが当時書いてる途中に急にうつ状態になってしまい極度の無気力状態に陥りネット事態も全くやる気がしなくなる時期がありました。
一度リメイクした本作でしたがそれでも自分が書いてて楽しいという感覚が切羽詰っていく中で薄れてしまいうやむやとなってしまいました。
今回なんとか精神的に落ち着いてきたので勝手にフルモデルチェンジ(というか簡略化)して書いていきたいと思います。迷惑になるかもしれませんがよろしくお願いします。
従来のゲッター風の3機の戦闘機による構成からゴッドシグマやコンバトラーVなどの合体物を参考にしてロボ+戦闘機+戦車という構成に変えました。
主人公は今までどおりの面子ですが存在しながら空気であった元軍人設定を取り除きました。

これからは細々とまた第1話から不定期に書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
478それも名無しだ:2008/06/30(月) 23:07:14 ID:RxJiAO8L
>>477
おひさ〜
しばらく姿を見てなかったが、やはり特別な事情があったのか
これからも、お互い頑張りましょう
479それも名無しだ:2008/06/30(月) 23:46:14 ID:Krq2pYYL
>>472
水中戦闘は演出考えるだけでも面白いと思う
上手くやれば駆け引きもありそうな


>>474
ティークは個人的にかなり気に入ってる設定だったりするのでそういってもらえると本当に嬉しいですw
どうも自分は善意だけで人を守ろうとするヒーローってのがしっくり来なくて
キャラにトラウマなり、逃げられぬ過去なりをつけてしまう癖があれります(シャドウミラージュだと主人公のおせっかいはトラウマから来る病気設定ですし)
なんで俺の書く作品は大抵キャラに暗い過去なり、痛い現実に直面するケースが…


>>476
かもねw
俺の場合、両方好きだから出来る限り両方の要素を出来るだけ取り込もうとしてるけど
そうすると毎回長くなるんだぜw


さて、そろそろ470KBが近づいてきたな
一回ageとく
480!omikuji:2008/07/01(火) 00:02:52 ID:IzfgMHjH
481それも名無しだ:2008/07/01(火) 01:08:20 ID:MdpTFWGx
ネタが被ってもいいやと、バンカイダーの設定投下

絶対挽回バンカイダー
宇宙から突如攻めてきた「エリート帝国」
自らを宇宙の優勢種と呼ぶ彼らは、突如として劣勢種と呼んでいる地球人を支配しようと地球に責めてくる
エリート帝国の圧倒的科学力の前に、地球防衛軍は壊滅
地球はもはやエリート帝国に渡るしかないのか・・・・・・?
誰もがそう思い始めたころ、地球の切札がやってくる。
そう、どんなピンチでも絶対に挽回する熱き正義のスーパーロボット
その名も・・・・・・バンカイダー!

バンカイダー
地球側の最後の切札であるスーパーロボット
全長55m、重さ780t
己の拳と、さまざまな武装を用いて戦う
ピンチになるとリミッターが解除される「バンカイシステム」が、つけられている。
バンカイシステムを発動したバンカイダーは、通常の三倍の出力・機動力・防御力を誇る
必殺武器ははバンカイナックル・絶
主な武装は
バンカイナックル(絶・対・挽・回の四種類存在)
バンカイサーベル
バンカイビーム
バンカイランチャー

平バン(17)
バンカイダーのパイロット
勉強はできないが、ギリギリの追い込みでいつも挽回している。
正義感が強い熱い少年

海江田ゼツ(19)
もう一人のバンカイダーのパイロット
バンとは逆に、何事も完璧に済まし、ピンチに陥ることはない
性格はクールで、何事にも動じない精神力を持つ青年

福田カツミ(17)
バンカイダーパイロットをサポートするマネージャー
仕事をそつなくこなし、彼女のサポートがないとバンカイダーは成り立たないとさえ言われる
無口だが、心の中には静かに正義の炎が燃えている少女

ラクショウダン
エリート帝国が誇るスーパーロボット
バンカイダーと互角の能力を誇る
「エリートシステム」を搭載し、発動後は敵の動きを先読みできるようになる
必殺技はエリートキック
主な武装は
エリートライフル
エリートサーベル
エリートブーメラン
エリートフット

ラク将軍
エリート帝国の四天王の一人であり。ラクショウダンのパイロット
プライドが高く、目的を達成するには手段を選ばない非情な性格
いずれは自らが王になろうとしている
男性の将軍

ショウ将軍
エリート帝国四天王の一人であり。同じくラクショウダンのパイロット
義を優先し、筋の通っていないことはたとえ肯定の命令であっても拒否する
女性の将軍
482それも名無しだ:2008/07/01(火) 01:31:04 ID:Eaoovn/l
>>481
バンカイナックル以外の武器がリアル系っぽくて何故か吹いた
2号ロボもしくはパワーアップ形態は是非ともギャクテンジン辺りでお願いしたい
483それも名無しだ:2008/07/01(火) 02:41:30 ID:MRJZk3KO
とりあえず、500kb辺りになったら今回のまとめ貼ろうかと思ってるけど
設定へのアンカーとタイトルだけでおk?

上でSS部門がどうとかってあった気がするんで、必要ならSSへのアンカーリスト作る必要があるかなぁ……と。
484それも名無しだ:2008/07/01(火) 02:44:10 ID:oDipnC8/
>>483
SSが増えてきたからせっかくだし部門作ってもいいとは思う
だが昔一回やってかなりしんどいのは知ってるんで、余裕があれば程度でお願いしときますw
投票は480辺りからでいいだろうし
485それも名無しだ:2008/07/01(火) 05:14:12 ID:jrfvqCny
鋼鉄の7人を見て思いついたMSV

スカルハートガンダム
ドゥガチ財団総帥テテニス・ドゥガチの直属のモビルスーツ。
財団の所有ではないのと同時に、同財団の所属でもない
あくまでテテニス・ドゥガチが個人所有している機体。
大戦中のX2から得られたデータや、アマクサ、コルクニグスから
得たれた実戦データを元に開発されたており、
古い体制を打破するという想いを込めて、
敢えて敵であるクロスボーンガンダムと似せてあるとされている機体。

実際には、ミッション「鋼鉄の7人」でトビアたちが木星に向かった後、
クロスボーンガンダムシリーズの実戦データと
サナリィからちょろまかしたクロスボーンガンダムの設計図を元に
ウモン・サモンらクロスボーン・バンガードが設計した機体である。
時間があれば、フルクロスをどのようにカスタムしたかという
考えの基に設計されており、ある意味クロスボーンガンダムX1フルクロスの完成形。

クロスボーンガンダムX1フルクロスとの相違点
@ 両掌部にIフィールド発生装置を内蔵し、同時に両腕部にビームシールド発生装置も併設する。
A 両肩アーマ部に実弾兵器防御用のビームシールド発生装置を併設。
B マント状の装甲内にヒートカッターを内蔵し(射出することも可能)、
  隠し武器としてビームキャノンも内蔵している。
C 長距離狙撃用のバスタービームランチャーを装備
D 目の見えないパイロットの感覚を補助するため
  フレームの一部にサイコフレームを使用(これはウモン・サモンらの設計ではない)
  
パイロット:キンケドゥ・ナウ
テテニスの前に現れた記憶喪失で盲目の青年で
古い体制を打破するという意思の表れとして、
木星の敵であったキンケドゥ・ナウを名乗った。
(偽名であり、本人も偽名であると認めている。)
実際には、記憶を失っておらず、ベルナデットを捨てたテテニスを
守るため、かつての名を捨てたトビア・アロナクスである。
486485:2008/07/01(火) 05:33:58 ID:jrfvqCny
ちと補足

ベルナデット・ブリエットが地球を発つ際、
ウモンからトビアのためにと設計図を託され、
テテニスの名を使い木星で製造され、テテニスが所有するという形で
ベルナデットからトビアに託された。
487それも名無しだ:2008/07/01(火) 06:26:16 ID:kJM4AbNb
とりあえずヒラメキングの本編っぽいものを投下してみる
っつても三分位で考えたネタなんでかなりgdgdですが…
ちなみに話数は適当です


第八話「恐るべきライオンゴッドの日本改革政策!」

 リーロ・セイゼンの送り込んだ新たなロボ、ライオンゴッドが電撃作戦で国会議事堂を制圧してしまった!
 議員達を人質にしたライオンゴッドは次々と新たな政策を打ち出していく。
 どんな恐怖政治が行われるのかと恐れおののく国民達であったが、ライオンゴッドの政策、外交案はどれもこれも完璧な善政であった。
 そう! ライオンゴッドは破壊活動ではなく、善政を敷くことによって国民の信頼を勝ち得、合法的に日本を支配するつもりなのだ!


「不味い……不味いぞ。昨日婆さんが作った夕飯のゴーヤチャンプル並に不味い」
 日本海洋科学研究所の所長室で、志乃木博士は頭を抱えていた。
「何が不味いってんだよ爺さん。奴ら国会を制圧したとはいっても打ち出す政策はみんな完璧なんだろ? このままなら万事めでたしじゃねえか」
 一方、博士に呼び出された冥汰の法はライオンゴッドの行動に興味などまるでないらしい。政治に無頓着な現代の若者の縮図である。
「馬鹿者め。奴らがこのままおとなしく政治活動をしているわけがあるまい。恐らく信頼を得た後、徐々に自分たちに都合の良いような政策を推し進める計画じゃろう。国民に気付かれぬように……な」
「なるほど、確かに完璧な侵略方法だ。で、どうすんだよ爺さん? だとしてもヒラメキングで国会へ殴り込むのは絵面的にも物理的にも無理があるぜ」
「だから今それを考えておる! 冥汰、お前もいつもみたいに悪知恵を働かせんかい!」
 言われて冥汰も腕組みをする。敵は政治を行っているのだ。このまま何もしなければ議事堂の外へ出てくることはないだろう。……そうしてしばらくの後、冥汰が大きく叫んだ。
「ひらめいたぜ!」


 数日後、国会にある報告が送られてきた。
 『謎のヒラメロボが船を無差別に襲撃し、漁業と貿易に多大な被害が出ている』と……
 政治を行っている以上、国民が被害を受けていると聞いて黙って見過ごすことはできない。支持率が下がるからだ。
 そう、たとえこれが冥汰の仕掛けた罠だと分かっていても、ライオンゴッドには戦う以外の選択肢は存在しないのである。
 そして決戦が始まった。
「へっ、来やがったな」
 海中で待ちかまえていたヒラメキングに向けて、ライオンゴッドが爪ミサイルを放つ。
 ヒラメキングはそれを魚雷で相殺し、瞬時にヒラメ形態に変形して背後に回る。
「食らえ、スピンスクリューストォォォムッ!!」
 再びロボット形態に変形したヒラメキングが、腕のスクリューから竜巻を放つ。
 竜巻に巻き込まれ、ライオンゴッドが海底へと吹き飛ばされる。
「とどめだ、カマボコにしてやるぜ! 重突! スパァァァククラァァァッシュッ!!」
 機体の全スクリューをフル回転させ、ヒラメキングがライオンゴッドへ突撃、スパークハープンでライオンゴッドを貫いた。


 こうしてライオンゴッドは倒され、リーロ・セイゼンの計画はまたしても阻止された。
 だが、次の侵略計画はすぐそこに迫っているだろう。
 油断するなヒラメキング! 戦えヒラメキング!
 今回の作戦で失墜した国民の信頼を再び勝ち得るために!

続くかどうかは閃き次第…
488それも名無しだ:2008/07/01(火) 07:32:56 ID:KBTmG5dx
これだよこういうのを待ってたんだよ!
船を襲撃しておびき出すって・・・完全に悪者やん!解決になってるのかコレ?
489それも名無しだ:2008/07/01(火) 18:00:45 ID:PsEDUGiD
遥か未来・・・人間は宇宙へと進出していた。しかしその宇宙進出も腐敗した政治のために最悪の結果となった。
地球側と宇宙側による自治権争いから地球の自治権争いへと拡大していき多くの尊い命を食いつぶしていった。
その戦争も物資の困窮により両軍とも休戦状態となった。人々は安堵した。しかし本当の恐怖が迫りつつあったのだ。
大帝国。そう名乗る者達の宣戦布告であった。人々は恐怖におののき休戦の癒しを奪われたのであった。

英雄兵器ヴァーンサイク 第1話「プロローグ英雄大作戦 第1章」

日本のある森の中に研究所があった。その名は見羅国研究所。最近発見された超エネルギー「ヴァーン力」の研究を主にしている。
ヴァーザス「最終チェックは完了しました。あとパイロットだけです。」
見羅国博士「パイロットか・・・。早く決めなければな。大帝国はいつ攻めてくるか分からんし・・・。」
研究員「博士。例の書類です。」
見羅国博士「おお結果が上がったか・・・ふむふむ・・・なるほど。」
ヴァーザス(何の結果なんだ・・・?)
見羅国博士「ヴァーザス君話がある来てくれ。」

宇宙。地球の周りをぐるぐる回る巨大な要塞があった。大帝国の基地である。
中の謁見室。巨大な扉の前に一人の美青年が座り礼をした。
???「ユギオンよ。日本侵略の作戦指揮は貴様に任せたぞ。」
ユギオン「ハッ!」

ヴァーザス「ぼ、僕をパイロットに!?」
見羅国博士「ああ、そうだ。シュミレーションの結果で君が一番よかった。」
ヴァーザス「な・・・冗談でしょ?僕は戦闘の経験なんてこれっぽっちもないのに・・・。」
見羅国博士「キミには頭脳がある。期待しているぞ。」
ヴァーザス「そんな・・・勝手すぎる!」

ビィー!ビィー!ビィー!
突如研究所のサイレンが鳴り響いた!
見羅国博士「何事だ!」
研究員「レーダーが反応をキャッチしました!見たことのない反応です!」
見羅国博士「まさか・・・大帝国が来たというのか・・・!?」
研究員「あ!?モニターがジャックされます!」
ピィン・・・
モニターにこちらに奇怪な笑みを浮かべるユギオンの姿が映った。
ユギオン「やぁ初めまして地球の諸君。」
見羅国博士「!?貴様は何者だ!」
ユギオン「我が名はユギオン。大帝国の日本攻撃の指揮を執る者。」
見羅国博士「日本攻撃だと!?目的は何だ!」
ユギオン「そちらの基地のヴァーン力というエネルギーを頂きたい。」
見羅国博士「貴様らなんぞに渡しはせん!」
ユギオン「ほぉ・・・なるほど。じゃぁ実力で行きますか。目に物を見せてやるよ。」
見羅国博士「うぅむ・・・。ヴァーザス君!」

街の上空。ある物体が高速で飛行していた。
ジャーク「俺が地球攻撃の第1号かぁ!ぶっ壊してやるぜ!ハッハッハッハッハッハ!」
鷹のようなそのフォルム・・・大帝国の機怪獣第1号「ジャークフォーク」の襲来だ!
目からビームが発射され街を焼く!そして急降下してビルに風穴を空けていく!
逃げ惑い悲鳴を上げる人々。それを一人のマントを羽織った一人の男が見上げていた。

研究所の裏にある格納庫。そこに1台の巨大ロボットが立っていた。赤い姿をしたそのボディ。ヴァーザスが乗り込む。
ヴァーザス「なんてことを・・・僕が行くしかないのか・・・。」
研究員「ハッチオープン!」
ヴァーザス「くっ・・・ヴァーンサイク・・・ファイター発進します!」
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

ヴァーザス「街が・・・ん?あれが敵か!まるで鷹だ・・・あれがロボットなのか?」
ジャーク「んだあのヘンテコなロボットは!?ぶっ壊してやる!」
二機が対峙する!

英雄兵器ヴァーンサイク 第1話完 次回へ続く!
490それも名無しだ:2008/07/01(火) 18:04:21 ID:PsEDUGiD
あとがき
前よりシンプルにしようと思ったのですがグダグダになってしまいました。
いろいろとすいません。
491それも名無しだ:2008/07/01(火) 18:05:19 ID:PsEDUGiD
>>478
ありがとうございます。
こちらこそお互いに頑張りましょう。
492それも名無しだ:2008/07/03(木) 01:31:19 ID:CdUKpYJK
これだけ色々増えたとなると、そろそろwikiあれば便利かねぇ
493それも名無しだ:2008/07/03(木) 19:34:13 ID:7ZKKjKjh
SSまとめ終わった
今回のぼくロボリストトと共に、いつごろ貼ればいいだろうか
494それも名無しだ:2008/07/03(木) 19:51:42 ID:ZoX85RMz
>>493
乙かれさまです
495それも名無しだ:2008/07/03(木) 20:20:04 ID:kC4pvd+3
>>493

もう480kbこえてるしはってもいいんじゃね
ついでに>>500踏んだ人に次スレ入って貰う感じで
496それも名無しだ:2008/07/03(木) 20:20:28 ID:kC4pvd+3
スマソ、ageてしまった・・・(´・ω・`)
497それも名無しだ:2008/07/03(木) 21:00:51 ID:7ZKKjKjh
それじゃあ貼らせてもらいます。
今スレ投下ぼくロボ

>4-8 アルティメットカスタマー
>11 荒廃系で適当にスパロボっぽいの(仮)
>16 現象機 セージブレイド
>21 夜棲神種(ナイトライブ)ヴァーザイト(仮)
>22 早退魔装乙カレオン
>23 トーダイマン
>27-30 多次元遊交記イナズマ
>32 灯火の塔神 ―アルカナ16
>41 滅神ロボ キルクロス
>44 変幻闘者ゲキテキジン
>48-53 鎮魂覇者ゴスペルク
>105-107 リリーブマイソロジー
>111 戦場の国のアリス
>116 零光のギガンテス
>117>120-122 超ロボ マスィンブレーダー
>126-129 友情勇者ユウレイザー
>130>133 サラリーマン機族デイブレイカー
>134 サイクセーバー・0
>137-138 ユニクオン戦記
>139-140>263 ビギニング・イーズ 〜living dead and living dead〜
>160 ミラクル6
>168 テッケンオーの脇メカ
>175-176 D・O・K・U・R・O
>182 因果合体 インガリオン
>183 表裏世界インスパクタァー
>184 憤慨帝王 スカトロン
>185 着用型機動兵器【紅月(ベニヅキ)】
>190-191 The Gate of“THENDER”〜ザ・ゲート・オブ・ゼンダー〜
>192 白銀烈火シルムゾン
>193 ATっぽい量産機(MCガンバレル)
>196 地獄のフィブロイン
>197 白銀勇者シルバリオン
>203 世紀末機械伝 ヤマトマル
>204-207 逆転のエイテルオン ‐栄輝音‐
>208 錬成機兵アルミオン
>215-217>399 機動少女伝マサト
>230-231 タイトル未定の思いつき。
>238 25戦記
>248-249>396 ブルーナンバーズ
>273-274 月下の闘騎士
>290 ホラー?っぽいの(仮)
>298-299>301 フラワーガーディアン
>302 無限軌道トレイザー
>303 闍櫃巖鏖サーガ〜暗黒を這う傀儡〜
>311 超絶戦記ブッソウル
>314 グラディウス
>321 ソウルダイバーズ
>324 黄金要塞パレスティア
>328 クロヒメ。
>330-331 究極占機 ダイシンショウ
>352-353 クモノス 〜闇夜に輝く一輪の花〜
>367 超絶美味キャプテン・クック
>373 悪役★プリンセス 〜彼女がその眼を開いたら、〜
>383 宇宙ロボ スペースタッカー
>393 重甲機 カブトロンガー
>407-408 次元飛翔ディメンセイバー
>415 絶対暴君ゼッタイオー
498それも名無しだ:2008/07/03(木) 21:02:02 ID:7ZKKjKjh
>417 4体の勇者たち(仮)
>447 ケイワイオー(KY王)
>456-460 バースト・ブレイカー
>465-466 破攻神 ヴァンガイザー
>472 重突ロボ ヒラメキング
>477 英雄兵器ヴァーンサイク(フルモデルチェンジ)
>481 絶対挽回バンカイダー
>485-486 鋼鉄の7人を見て思いついたMSV

今スレ初発表のロボをまとめたんで
設定は前スレ、本編は今スレから〜ってのは除かせてもらいました。
タイトルに(仮)のついてるものはこちらで勝手につけさせてもらったものです。
リベジオンのリメイク劇場版風予告は設定一緒らしいんで除外。
イラスト関係はアプロダ系はたぶん消えてると思われるんで除外。
寝ぼけ眼でまとめてたんで抜けてるのあったらごめんなさい


次からSS関係
499SSのみ抜粋。設定などは先のリスト参照:2008/07/03(木) 21:04:10 ID:7ZKKjKjh
シャドーミラージュ外部ロダだし消えてるしどうしようか迷ったけど一応アンカだけでもつけときます。
>4-7 アルティメットカスタマー
英雄兵器ヴァーンサイク(リメイク)
>9   第一話「英雄大作戦002」
>12-13 第2話「ナイトの咆哮!」
>18-19 第3話「森が危ない!伐採獣を倒せ」
>34-35 第4話「大地揺れて」
>45-46 第5話「怪物騒動!季節外れの肝試し!」
>73-75 第6話「非情!大帝国町を襲う!」
>77-78 第8話「無口の真実、悲劇は繰り返させない」(7話の間違い?)
>88-89 第8話「決心の日、俺の誓い」
英雄兵器ヴァーンサイク(フルモデルチェンジ)
>489  1話「プロローグ英雄大作戦 第1章」
鎮魂覇者ゴスペルク
>48-53 1話「神に愛されし者」
>65-71  2話「この世界の真実」
>91-93>95-97 3話「それぞれの戦い」
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
>55-58>61-63 其の四後半 「いのち短し蜻蛉 汝の名は」
>341-344 其の五前半 「僕はさよならを言わない」
>109 シャドウミラージュ第二話「飛翔する鋼」
>124 超ロボ マスィンブレーダー パイロット版「マスィンブレーダーVSエイリアン!」
スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand
>152-157 第14話
>244-247 第15話
>355-361 第16話
>405-406 第17話「ヴァイスキルヒェ」
逆転のエイテルオン
>221 第一話
>237 第二話
>395 第三話
>432 第四話
>473 第五話
機動少女伝マサト
>225-227 第一話「女神、降臨!」
>232-234 第2話「聖剣、無限!」
>256-258 第3話「獅子、疾走!」
>283-285 第四話「少女、失意!」
>291-293 第五話「炎龍、出陣!」
>315-317 第六話「光輪、演舞!」
>369-371 第7話「戦士、休養!」
The gate of“THENDER”
>262 Order.2〜その名はザ・ゲートオブ〜
ブルーナンバーズ
>266-270 第1話「地球の海は青い心」
>275-282 第2話「晴れ後曇り」
>306-310 第3話「受け継がれる力」
>332-337 第4話「暁に染まる海」
>346-351 第5話「青の胎動」
>374-381 第6話「嵐の後に」
>418-424 第7話「静かな痛み」
宇宙ロボ スペースタッカー
>384-385 第一話「空想の襲来」
>390-391 第2話 「空想に目覚めさせられて 前編」
次元飛翔ディメンセイバー
>409-413 01
破攻神 ヴァンガイザー
>467-470 第一話「戦いの幕開け」
重突ロボ ヒラメキング
>487 第八話「恐るべきライオンゴッドの日本改革政策!」
500それも名無しだ:2008/07/03(木) 21:19:28 ID:/pC84gr6
乙。
こうして見ると、SSのサブタイも色々と凝ってるんだな。
501それも名無しだ:2008/07/03(木) 22:23:02 ID:vKKSrip2
>>497-499

人気投票に備えて、今まで読んでなかったSSとかを急いで読んでおかなくっちゃな
…っていうか、自分の作品、このスレひとつで完結させられなかったよ……orz
502それも名無しだ:2008/07/03(木) 22:37:45 ID:ZoX85RMz
すご!マジでSSもまとめたんですか?超乙です
503それも名無しだ:2008/07/03(木) 23:03:32 ID:kC4pvd+3
>>497-499
超乙

うpろだのシャドウミラージュ消えてるのか・・・
再うp希望とかあればするけれど、必要かな?
504それも名無しだ:2008/07/03(木) 23:11:01 ID:kC4pvd+3
次スレ立てる気配無いので立ててこようかと思う
テンプレは>>1のまんまがいい?それとも
>>1のロボ変える?
昔そんな話が出てた気がするが
505それも名無しだ:2008/07/04(金) 20:31:38 ID:LcD7wNhY
《限界ギリギリ ゲンカイザー》

ド根性高校生「突破(つき・やぶる)」が欠陥だらけのスーパーロボ「ゲンカイザー」に搭乗し、毎度降り掛かるさまざまな限界を突破しながら「皇帝リ・タイヤ」の軍勢と戦う物語。

『いくぜ! GENKAITOPPA!!』

つうことで君達も幼少のころ考えたロボットを思い切って晒してみないか?

前スレ
ぼくの かんがえた ロボット8ごうき
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1205562706/

過去スレ

ぼくの かんがえた ロボット7ごうき
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1187059054/

ぼくの かんがえた ロボット6ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1174620303/

ぼくの かんがえた ロボット5ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1168085111/

ぼくの かんがえた ロボット4ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1156197961/

ぼくの かんがえた ロボット3ごうき
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1143073391/

ぼくの かんがえた ロボット2ごうき
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1135685525/

ぼくの かんがえた ロボット
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1127957132/

そくろWEB(保管庫・SRCぼくロボ大戦・Bジェネ)
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/


ミスしたから↓頼む
てか投票する容量あるのかなw
506それも名無しだ:2008/07/04(金) 23:37:16 ID:/M+Bj+LO
次スレたました
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1215182097/l50
スレ立て初めてだったから無駄に緊張した
507それも名無しだ:2008/07/04(金) 23:50:46 ID:Ev3G+4Z3
>たました
うん、緊張してたんだな……。
508それも名無しだ:2008/07/05(土) 02:06:34 ID:/CzonVBu
投票しまーす!

総評価
途中皆さんの作品を評価してくれた人いますよね?その人みたいに上手く評価できないんですが、今回一言でいえば真面目にそれでいてストレートな作品が圧倒的に多いですね。皆さんのロボットに対して真面目な姿勢がひしひしと伝わりました。
最後に今回は結構新人さんもいましたね、その人達も今後頑張ってください


作品
>4-8 アルティメットカスタマー
>204-207 逆転のエイテルオン - 栄輝音 -
>215-217>399 機動少女伝マサト
>302 無限軌道トレイザー
>328 クロヒメ。
>373 悪役★プリンセス 〜彼女がその目を開いたら、〜


SS
>4-7 アルティメットカスタマー
>221 逆転のエイテルオン
>225-227 機動少女伝マサト
>384-385 宇宙ロボ スペースタッカー
>487 重突ロボ ヒラメキング
509それも名無しだ:2008/07/05(土) 16:50:22 ID:noU4DNCX
な、あんた何票持ってんだよw

さて投票。今回は好きなのがほとんどなかった

>>472 重突ロボ ヒラメキング   こういうのが好きなのよ
>>130 サラリーマン機族 デイブレイカー   これ拙作なので気が引けるんだけど、お気に入りなんで・・・
もうひとつは無記名

SS部門はヒラメキング

総合は・・・今回はゲンカイザーにしよう
510それも名無しだ:2008/07/05(土) 19:52:22 ID:NicjRsm0

今スレの投下物

>4-8 アルティメットカスタマー
>16 現象機 セージブレイド
>109 シャドウミラージュ第二話「飛翔する鋼」
>116 零光のギガンテス
>182 因果合体 インガリオン
>456-460 バースト・ブレイカー

読み直すと誤字脱字の多さに絶望するな・・・orz
前回実質シャドウミラージュのみだったので
即興で書いたわりには結構はじけたバーストブレイカーがお気に入り
シャドウミラージュは現在進行形で書いてますのでお待ちを・・・
俺の趣味が爆裂してるのでぶっちゃけ長いですが、前よりは短くするよう心がけてます(苦笑)
あとリベジオンの劇場版も俺ですー

今回のスレは真面目なものが総じて多かったね
個人的にはネタがちょっと食傷気味だったので結構面白かった

以下投票

作品

>32 灯火の塔神 ―アルカナ16
厨二、邪気眼?ごめん、大好きです

>407-408 次元飛翔ディメンセイバー
物凄いスケールの大きな作品、設定が好きだ

>472 重突ロボ ヒラメキング
水圧とか使った戦術とか入れてくと面白そう
意外と無いからなぁー水中戦がメインのロボットは・・・


SS

>>9 英雄兵器ヴァーンサイク
ゲッターモジュールだった作品として非常に好きな作品
リメイク版にも負担にならない程度に期待してますんで頑張ってください

>109 シャドウミラージュ
ごめんなさい、かけてる時間と労力が半端無いんで許してください・・・
これのせいでいくつ単位を落とした事か・・・orz(といっても好きでやってるんだけどね)

>409-413 次元飛翔ディメンセイバー 
話もさることながら設定をいかせてるといのも面白かった 


総合 決められないので無しで
511それも名無しだ:2008/07/05(土) 21:47:58 ID:y4BDhyC3
投票しますか

作品
>215-217>399 機動少女伝マサト 個人的に久々のヒット作。
>324 黄金要塞パレスティア SSが見たくなるストーリーだと思う。
>373 悪役★プリンセス 〜彼女がその眼を開いたら、〜 とにもかくにも斬新。

SS
>>9 英雄兵器ヴァーンサイク これは……すげえ。上手く感想が書けない。
>225-227 機動少女伝マサト 書きながら上手くなっていくところがなんかいい。
>478 重突ロボ ヒラメキング マンネリと見せかけた斬新さにやられた。

総合 いいのがたくさんありすぎて決められないが、あえてあげるならバッサイオー
512それも名無しだ:2008/07/05(土) 23:12:53 ID:ZhnOVqzr
ちょっと待ってくれ、SS部門って3票なのか?
513それも名無しだ:2008/07/06(日) 07:55:16 ID:KKPxqQd0
とりあえずは3票だと思ったけれど
514それも名無しだ:2008/07/07(月) 14:08:29 ID:wvm+gM1x
投票ってもなんとなく好きな奴の列挙。

・サラリーマン機族デイブレイカー
シンプルにイメージしやすい。王道系とはちょっと毛色が違った感じでなんか印象に残った。

・ユニクオン戦記
綺麗にまとまってて良いと思った。直接関係ない分作者に失礼なんだがこの辺りのスレの流れがツボ。

・ブルーナンバーズ
ちょっと荒っぽいけど熱血成分が伝わってきて応援したくなる感じかも。

SSは甲乙付けがたいというか努力自体を賞賛したい作品が多いんで絞りきれん。
好みだけでいえば
・スーパーぼくロボ大戦Winner's Hand
オリンポスのキャラが妙に好き。
515それも名無しだ:2008/07/09(水) 19:20:47 ID:3pqEZluB
およ。
悪役プリンセス、ネタと中二病パロディ全開で書き込んだ割には反響あるんだな。

思いつきのを貼った後、完全スルーされてたからボツにしようかと思ってたけど、
ちゃんと完成させて、もう一回貼ってみるか。
516それも名無しだ:2008/07/09(水) 20:54:50 ID:bUNOBE5w
レスが付かないなんてのはしょっちゅうだから
あくまでメインは自己満足で行くのがスタンス的には吉かと。
例え批評でも、感想なんて付けば儲けモンだよ。
517それも名無しだ:2008/07/09(水) 21:03:58 ID:PlqIvZ7b
むしろ自己完結型の人多いからなぁw
このスレw
518それも名無しだ:2008/07/09(水) 23:40:02 ID:3pqEZluB
個人的には、批評が付けば最高。
519それも名無しだ:2008/07/09(水) 23:43:11 ID:PlqIvZ7b
だね
批評される作品は読ませる内容だったという事だしね
520それも名無しだ:2008/07/09(水) 23:59:38 ID:+exSft7m
基本的にほとんど読んでない俺もいる
521それも名無しだ:2008/07/10(木) 00:04:39 ID:pBnYnvKC
ていうか投票ってもう終わったの?
522それも名無しだ:2008/07/10(木) 00:24:22 ID:7MW9E9ph
終わってないよ
500KB到達するまでが有効票
523それも名無しだ:2008/07/10(木) 00:30:04 ID:zeTy0VD6
>>522
なーる、失礼しましたでは引き続き投票どうぞ
524それも名無しだ:2008/07/10(木) 00:30:55 ID:7MW9E9ph
逆に言えば自演無いと仮定すると
ここの固定住人の数がスレの投票者でわかるよなw
525それも名無しだ:2008/07/10(木) 09:49:07 ID:b/IptgCy
投票してるかは別として今スレにいた人で俺が判別できる住人

・ゲンカイザーの人
1スレ目から毎回大量にネタ投下してる人。
SSも多く、まとめもやってるっぽい。

・シャドウミラージュの人
設定の凝ったリアル系・荒廃系の作品が多い。
長編であるシャドウミラージュに注ぐ情熱は凄まじい。

・プラティロイドの人
どこか優しいというか不思議な作風のものが多い。
SSだけでなくMIDIも手掛ける。

・ヴァーンサイクの人
突如現れたSS職人。一つに絞っている事を考慮しても筆が速い。

・ブルーナンバーズの人
ヴァーンサイクの人と同じくSSの筆が速い。

・式機伝の人
緻密な設定とそれを裏切らないSSを展開する。

・俺
微妙なネタをちょくちょく投下していたがスレを重ねるごとに投下率低下。
ごく稀に落書きをうpしたりする。代表作?なにそれおいしいの?

正直SS書き以外判別できてないorz
526それも名無しだ:2008/07/11(金) 01:16:21 ID:dgnrEKXn
ゲンカイザーの先生は最近ご無沙汰だけどな。
もっとご無沙汰だがエヴォリウムシリーズの先生は一番わかりやすい
527それも名無しだ:2008/07/12(土) 22:46:51 ID:L2H7+hT3
今スレ投票

>130>133 サラリーマン機族デイブレイカー
大人「っぽい」雰囲気が良いなぁ。

>290 ホラー?っぽいの(仮)
Xファイルっぽくて良いね。
ちゃんとロボットもでてるし

>298-299>301 フラワーガーディアン
いままでのぼくロボの中で一番好きかもしれない。
とにかく全体の雰囲気が良いね。

SS

・陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
読み応えがあって、毎回毎回楽しみにしてたり。

・シャドウミラージュ
こちらも文章量が多くて読み応えがあって楽しめました
卒業できる程度にがんばってw

・重突ロボ ヒラメキング
「ひらめいたぜ!」でワラタ
こういう話大好きだ。

ぼくロボ・SS共にどれに入れようか悩んだけど
とりあえずこの面子で。総合は好きなの多すぎるんで辞退で
528それも名無しだ:2008/07/13(日) 00:15:31 ID:1G8Mo3sM
みなさんお疲れ様です、私も投票させていたきます
ちなみに、自分が今回投下したロボットは、

・>126-129 友情勇者ユウレイザー
・>204-207 逆転のエイテルオン ‐栄輝音‐
・>273-274 月下の闘騎士(とぅないと)

の三つです。ちなみに、>447の「ケイワイオー」を作ったのも自分ですw
自分は「月下の〜」がいちばん気に入っていたのですが、全然皆さんの反応が無かったので
ちょっとショックでした(涙)
「逆転のエイテルオン」は、あともう少しで完結します
その頃には、主題歌のほうも完成させたいです
それでは、投票のほうを……

・>111 戦場の国のアリス :シュールでメルヘンチックなものは大好きです

・>465-466 破攻神 ヴァンガイザー :ロボットや、その技のネーミングセンスが気に入りました

・>481 絶対挽回バンカイダー :妙な親近感を感じたのでww
「逆転勝利」はやっぱり、一度は追求してみたいテーマですよね


(以下、SS部門)

・アルティメットカスタマー :ストレートな燃え作品で面白かったです
もし続きがあったら読んでみたいですね

・英雄兵器ヴァーンサイクシリーズ :今回の投票にあたって改めて読み返してみたんですが、
面白いんですよねぇ〜、これが……
個人的には初期シリーズのほうが面白いと感じましたが、リメイク版もリメイク版で前作には無い
良さがあったと思いますので、これからも是非応援させてください

・機動少女伝マサト :今回の投票にあたって(ry、とんでもねェくらい面白かったので
思わずぶっ続けで読んでしまいましたw
コメディ、アクションなどの使い分けが上手い具合に利いていると思います
ただ、第三話で、ついさっきまで自分の目の前で大惨事が起きていただろうに、
映画館のおっちゃんが「女が殺されているらしい」なんて平然と状況を説明していたり、
第四話で麻里が亜紀斗に‘たとえば…’と話すシーンが、例え話であるにもかかわらず
妙に内容が具体的だったのはちょっとツッコミたくなりましたww
529それも名無しだ:2008/07/15(火) 00:02:23 ID:Jnuck1MW
埋めage
530それも名無しだ:2008/07/15(火) 00:05:50 ID:FKc2oR/7
あっ、もう投票終わったんだ
531それも名無しだ:2008/07/15(火) 00:09:01 ID:TkFYdhuw
アルティメットカスタマーが意外と受けててびっくりだ
当時、反応無かったから設定全部破棄したのにw

シャドウミラージュ優先だからどうしてもそっちの続きはかけないのだけれど(´・ω・`)
余裕が出来たらまた即興で書いてみるかなぁー

>>525の指摘で初めて自分が荒廃系の作品が多いことに気づいたw
532それも名無しだ:2008/07/15(火) 00:48:01 ID:4tE1FxUB
前にここに投下したのを改めて投下しなおしてもいいかな…?
話の流れ変えたとかリメイクしたとかじゃないけど、結構前の投下だったから今一度見て欲しくて…
ずっと忙しくて創作できなかったんだけど、最近になって読み直したらまた続き書きたくなってきたってのもあるけどw

もしよかったら今一度投下させてください(´・ω・)
533それも名無しだ
再投下分はうpにすればいいんじゃね?