ぼくの かんがえた ロボット6ごうき

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1それも名無しだ
《限界ギリギリ ゲンカイザー》

ド根性高校生「突破(つき・やぶる)」が欠陥だらけのスーパーロボ「ゲンカイザー」に搭乗し、毎度降り掛かるさまざまな限界を突破しながら「皇帝リ・タイヤ」の軍勢と戦う物語。

『いくぜ! GENKAITOPPA!!』

つうことで君達も幼少のころ考えたロボットを思い切って晒してみないか?

前スレ
ぼくの かんがえた ロボット5ごうき
http://c-au.2ch.net/test/-/gamerobo/1168085111/
前々スレ
ぼくの かんがえた ロボット4ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1156197961/
前々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット3ごうき
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1143073391/
前々々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット2ごうき
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1135685525/
前々々々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1127957132/

そくろWEB(保管庫・SRCぼくロボ大戦)
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/
2それも名無しだ:2007/03/23(金) 12:37:52 ID:QoHus7cu
>>1
激乙
3それも名無しだ:2007/03/23(金) 14:35:15 ID:lI5Z+v0B
>>1

即死回避の為に>>30くらいまで乙で埋めて、それから前スレを埋めよう
4それも名無しだ:2007/03/23(金) 15:27:57 ID:Xm+vEBED
おつ
5それも名無しだ:2007/03/23(金) 15:43:04 ID:op/ZDHSo
>>1
6それも名無しだ:2007/03/23(金) 18:41:49 ID:svTJdLdU
>>1
乙です
7それも名無しだ:2007/03/23(金) 19:33:45 ID:HFh+QyO5
>>1
乙カレード
8それも名無しだ:2007/03/23(金) 20:28:07 ID:94qiU5h3
乙マックス
9それも名無しだ:2007/03/24(土) 00:13:50 ID:bNE4j8kI
>>1
大感謝祭機乙カイレイザー
10それも名無しだ:2007/03/24(土) 00:38:54 ID:odGCKKWf
艦車戦記>>1オーツ
11それも名無しだ:2007/03/24(土) 00:51:43 ID:AkhbWuqT
乙の魔法使い
12それも名無しだ:2007/03/25(日) 10:58:21 ID:v59kZ3uA
>>1

ttp://higat-a.hp.infoseek.co.jp/hirenka/HOE.htm
結局前スレ投下が間に合わなかった…
13それも名無しだ:2007/03/25(日) 17:14:48 ID:taAox8K6
やるな
14それも名無しだ:2007/03/25(日) 18:54:08 ID:/nd2p0FN
>>1乙!
15それも名無しだ:2007/03/25(日) 22:08:00 ID:zr6vjJnW
ゲンカイザー叩いてる奴ウザいな
そんなに嫌ならNGにでもしとけよ
16それも名無しだ:2007/03/25(日) 22:09:30 ID:zr6vjJnW
微妙に誤爆
すまん
17それも名無しだ:2007/03/25(日) 22:41:26 ID:fQsHI9EW
暁のミカルゲイザー

ある日裏山でロボットを見つけた少年
コクピットの画面から流れるガイダンスの音声
「Give me call together.」
だが少年は全く英語が出来なかった!!
「ギブ…え?なに?ミカルゲイザー?」
ものすごい聞き間違いから名付けられたスーパーロボ・ミカルゲイザー

戦え、少年よ!
くじけるな、ミカルゲイザー(正式名称ドンマイザー)!
18それも名無しだ:2007/03/27(火) 20:11:39 ID:sWhkdGQ4
最強家族ファミリオン

最強の家族・・・大河家
家を基地兼研究所兼巨大ロボに改造し
近所からは気味悪がられていた
だがこれからはそうはいかない!
何故なら平和を脅かす悪の組織が現れたからだ!
戦えファミリオン!今までの汚名を返上するのだ!

ファミリオン
家族がパイロットの巨大ロボだ!
家がそのままロボットになるから居住性も持っていて
長期の外出も可能だ!
家族全員が揃わなければその真価を発揮できないぞ!

大河家
爺さん婆さん兄ちゃん姉ちゃん
父さん母さん弟妹犬猫
全てが揃わないと(ry
19それも名無しだ:2007/03/27(火) 21:00:55 ID:OICoTVg2
お話とか考えられなくて、システムの方から考えてしまうぜ。

プロレスロボット
HP・装甲高め EN普通 移動力5〜6
運動性を改造できない。
射程短め 最大5 移動後は最大3
攻撃力高め 格闘武器only

攻撃は全部受ける。回避は選べない。反撃か防御だけ。
自分の気力・相手の気力・自分のHP・EN・相手の気力・ターンなど
様々な条件で使える武器が変っていく。威力も。
プロレスラーが搭乗。モビルとレースシステムみたいなので動く。

底力L9 ガード 闘争心
必中 鉄壁 闘志 ド根性 気迫 熱血
格闘S 射撃E 防御S 技量B 命中B 回避E SP高め

ダメージを食らうと「はっはー、盛り上がってきたぜ」てよく言う。
20それも名無しだ:2007/03/27(火) 22:49:34 ID:DMyRfPMf
・メディオ 最後の24時

時は2XXX年。
人類が居住型人工衛星を成功させ、火星のテラフォーミングを視野に入れていた時代。
太陽系圏外からとある隕石が発見された。
当初はただの隕石だと思った。誰もが。
だが。
それは有り得ない軌道を描き、地球に向かっていた。
人類が気づいた時、残された推定7日。
その超巨大質量が地球に落下すれば、地球は滅ぶ。
それと時を同じくして、人工衛星に襲いかかる謎の怪物。
それは隕石周辺に、隕石を守るように位置していた。
絶望的な中、外宇宙開発用に造られていた「ジャンヌダルク」が怪物の撃退に成功。
人類は、その機体に賭けた。
理論上核に耐えられる装甲を持つジャンヌダルクが、
怪物からその身を守りながら核ミサイルを隕石に撃ち込む作戦。
最早人類には、その手しかなかった。

残り一日の大戦争。
幕は切って落とされた。

・ジャンヌダルク
宇宙開発用の人型ロボット。
人類ができる中で最も硬く、宇宙では機動力も高い。
武器になるものは、当初作業用のドリルだけだったが、
今回の作戦にあたり核ミサイルを二機と開発中だった追加装甲、
専用の無反動キャノンを搭載することになった。

・メディオ
隕石の暫定的コードネーム。
有り得ない軌道を描き地球に向かっている。
遠くからではミサイルを余裕で回避してしまう恐るべき化け物。
21それも名無しだ:2007/03/28(水) 15:32:01 ID:l5qqUEh7
薔薇機人ブランクローゼ

その男の往く所、花の嵐が巻き起こる!

「あなたはなぜ、旅をするの?」

「花を……俺だけの花を探して」

ゾフィ・ガーデンフィールド 行く先々で揉め事に首を突っ込む騒動屋。脈絡なく袖口から花を出し、花言葉を語りながら相手に手渡す癖がある
「ワスレナグサの花言葉は“真実の友情”」

ブランクローゼ 暴力沙汰になるとゾフィが持ち出す真っ白なロボット。当たると爆発する謎の花吹雪が必殺武器。中には花束が詰まっているという噂がある

ルージュローゼ ゾフィのハートが情熱に燃えたとき、ブランクローゼは深紅に染まる!さらにこの上にもう一段階変色するらしい

水戸黄門というよりは裸の大将みたいなノリ。探してる花は「花嫁」っていうオチ
22それも名無しだ:2007/03/29(木) 21:45:14 ID:5/3sWl7n
月帝ノ唄
其ノ三「ツバキとリユウ」

PM2:10、私立路掛学園高等、屋上。
昼時でありながら、辺りには誰一人いない。瑠那以外は。

瑠那「……あたしが…戦う理由………」

瑠那は先日の対侵略者戦を思い出した。
猛禽類の翼を持った百足型侵略者に月帝の攻撃は全く当たらず、苦戦した。
そこに現れたのが2年B組学級委員長の星野昴と、その乗機「星神」だった。
昴と星神は瑠那と月帝があれほど苦戦した百足型をいとも簡単にあしらってみせたのだ。
それで瑠那の中に「自分でなくても侵略者を倒せるのではないか」という考えが生まれた。

???「あれ、月乃輪さん?どうしたのこんな所で?」
瑠那「あ、立花…さん?」
椿「椿でいいよ。で、何か悩んでるみたいだけど?」
瑠那「うん。あのね……」

瑠那は話した。月帝の事、マンゲツの事、蜘蛛型の事、百足型の事、星神の事……。
星神のパイロットが昴であることは黙っておいた。彼女は学級副委員長。恐らくショックを受けるだろうと思ったのだ。

瑠那「…でね、ふと思ったんだ。あたしが戦う理由って何なのかなぁ、ってさ」
椿「うーん……瑠那ってさ、今恋してる?」
瑠那「えっ!?」

椿がいつの間にか自分を呼び捨てにしていることもさることながら、椿の突然の質問に瑠那は少し焦った。
その反応を見た椿はニヤリと笑ってこう言った。

椿「あるんだ」
瑠那「…うん、多分……」
椿「そりゃあ、恐らく自分も相手も無自覚、ってタイプね。それよ」
瑠那「え?」
椿「だから、瑠那が戦う理由。多分瑠那には守りたいモノがあるんだよ。自分で気付いてないだけでさ」
瑠那「守りたい……モノ…」
椿「そ。それを見つけだすのは瑠那自身。あたしにできるのはここまでよ」
瑠那「ありがとう、椿。なんかちょっと自信出てきた」
椿「よし。じゃ、あたし親戚の法事だからさ。先に帰るよ」
瑠那「うん。また明日ね」
23それも名無しだ:2007/03/29(木) 22:01:51 ID:5/3sWl7n
>>22

その日の放課後、瑠那の足取りは軽かった。

瑠那「いやー、思い切って話してみるもんだね。でも、あたしが守りたいモノ……かぁ」

瑠那は立ち止まり少し考えてみた。

瑠那(お父さんかお母さんかな?それともじーちゃん?もしかしたら人じゃなくて物かも…)
秦月「瑠那、急に立ち止まって何やってんだ?」
瑠那「あ、秦月。いたの?」
秦月「ひでぇな。さっきからいたじゃねえか」
瑠那「あ、そうだっけ?」
瑠那(守りたいモノ……まさかね)

その時、黒い服を着た男が悲鳴を上げながら走ってきた。

秦月「どうかしたんですか?」
男「はっ花が、花の化け物が……!」
瑠那「侵略者!」
秦月「間違いねぇな。あなたは逃げて」
男「は、はい……!」

男はほぼ四つん這いの姿勢で逃げ出していった。

瑠那「来い、月帝!」
秦月「…お前なに叫んでんだ?」
瑠那「えへへ、星野君に影響されてちょっとね」
秦月「やれやれ」

そんなミニコントをしている内に月帝とマンゲツが現れた。

マンゲツ「いきますよ、瑠那様。装甲変形!」
瑠那「行こう、月帝!」

そして、白い巨人が舞い降りた。
その直後に、巨大な花が出現した。侵略者である。

瑠那「おう、今日は花型か。いいねぇ」
秦月「言ってる場合か、バカ」
瑠那「はいはい。じゃ、その綺麗な花びらむしり取ってやるわよ!」

言うが早いか月帝は花型の花びらを掴み手始めに二枚むしり取った。

瑠那「はい、次!……ん?」

次に掛かろうとしたとき、瑠那が花の中に何か見つけた。
真っ白な胸像。しかし、瑠那はその胸像の顔に見覚えがあった。

瑠那「…嘘……まさか……椿!?」

其ノ三 完
24それも名無しだ:2007/03/29(木) 23:46:29 ID:gXsN3gQ3
金級合体ゴルデンジー

進暦1007年、反地球統一軍「イシマタ」が統一軍に宣戦布告。彼らの電撃作戦により
月は完全制圧。地球に降下したイシマタ軍の勢いも凄まじく中華、ヨーロッパ、アメリカ
などの主要地域も制圧されてしまった。それも、イシマタ軍の緊急戦闘人型兵器「EG(エマージェンシーギア)」
のパワーによるものであった。EGはたった一機で小国なら全滅できるほどの力を持っている。
実際にも月で運用されたものは3機、地球で運用されたものは9機であった。

そんな混沌とした戦場に、一人の若者と一機のEGが運命的な出会いを果たしていた。(あ、ガンダムぽくてサーセン

○ゴルデンジー
 イシマタ軍の開発した緊急戦闘人型兵器の12号機。猛禽類型AI搭載メカ「カガヤキ」と戦闘機「センコー」と
自動二輪車「キラメキ」が「金級合体」することで完成する黄金のEG。
必殺技以外の特殊な機能は一切無くパイロットの技量がそのまま戦闘力となる。
その代わり、性能面は他のEGより劣る点は無い。
必殺技は、光熱線を頭部から発射する「シャイニングエボリューション」

○磯下輝金(いそげ かがやき)
 日本制圧に向かったゴルデンジーの猛禽類型AI搭載メカ「カガヤキ」に襲われるが、何故か一目ぼれされてしまい
イシマタ軍と戦うことになる。熱血で素直で正義を愛する16歳。
自動二輪車「キラメキ」を愛用する。戦闘機「センコー」はオートパイロット
25それも名無しだ:2007/03/30(金) 01:04:04 ID:gICfpjje
機動校舎スターディア

来るべき戦争に備え常人を遥かに凌ぐ能力を持つ若者を育成する学校が存在した。

しかしその学校の理事長は国の軍事の在り方から徴収を拒んだ。

校訓『自らの生き方は自ら学び選べ。』

そのための力は結集し、そして生徒会に託された!


スターディア
生徒達の総力より生まれ変わった人型可変機動校舎。
戦闘時のパイロットは各生徒会役員、各委員長が務める。
教員は教える事はしても決定はしない。それが校訓の意味でもありこの校訓こそスターディアの存在理由である。
26それも名無しだ:2007/03/30(金) 12:27:34 ID:OeTN+D8Q
うーん、エルドランパレードマーチとでも形容するべきか。
27それも名無しだ:2007/03/30(金) 18:20:13 ID:Brq9RnoS
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の一前半 「初めに詞ありき」

 天地の詞をとなえよ。
 みな人おののき 恐れしときこそ祈り給え。
 されば神なるモノは遣わさん 救いの使者――赦しの剣――裁定の天秤――。
 彼のもの 三位式機。名づけられし神の三位なり!

 藤原隆道が胡散臭い思いを隠そうとしていたのは、最後に残った礼儀の切れ端が
己を堕落させまいと必死に自己主張を続けた結果である。
 他の突入メンバーらはそうした疑念を隠しえないようであった。即ち、目の前に座す
平安という時代におよそそぐわない奇人に対しての。
 大陰陽師・安倍清明。
 多くの鬼神を使役し、未来を識り、天変地異をも意のままに起こしたと伝えられる
伝説の存在。一般的な資料と照らし合わせる限りでは、この年代――西暦1060年前後、
既に没後五十年程が経過しているはずなのだが……大陰陽師は死神をも欺くのか。
 しかしながらこの男は、そんな肩書きから連想される半神的な人物像とはかけ離れた
性格の持ち主だった。
 まず、平安京の住人のくせに現代語や異国語を連発する。
 弟子の少年、ヒオムシ曰く「師は未来を視ることができる。ゆえに、異なる時や国の
言語をも解する」のだそうだが、屋敷に上げた客を開口一番『はろぅ』とイントネーションの
おかしい英語で出迎える陰陽師が居るなど予期し得ようか。
 あっけに取られる我々に追い討ちが掛けられる。
「君達の来訪は予期していた――未来を視ることによってね。現出座標が割れていれば
 被害を減らすことも出来たのだが……詮無いことか」
 ……いかん。手玉に取られている。
「ここへ――この時代へ来た目的は承知している。というか、当の君達以上に私は
 この件に深く関わっているからね。“土蜘蛛”については?」
 唐突に場の空気が引き締まるのを感じた。
「そこの少年……ヒオムシから聞いている。例の巨兵だな?」
「然り、ご名答。あれは土や岩ある限りいくらでも量産が効き、千年後の軍人達が
 考えたとおり元締めを叩かなければ止まらない悪鬼の軍団だ。
 私とヒオムシはここ数年来、その元締め――“土忌<ツチイミ>”と戦い続けている」
28それも名無しだ:2007/03/30(金) 18:33:05 ID:Brq9RnoS
「土忌……?」
 必要だったとはいえ、ろくな情報も無いまま異世界に飛び込んだ無謀が悔やまれる。
「土蜘蛛のような、陰陽術で操られる戦人形を『式機<しき>』と呼ぶのだが、土忌は
 この世界に三体のみ存在する特別な式機のひとつなのだ」
 落ち着きを取り戻し始めたチームの若手・平岡がどうにか質問を滑り込ませる。
「どう特別なんだ。その、土忌とか言うのは……」
 清明の薄い唇が歪んだ。
「特別な三体、『三位式機』は四次元宇宙の武器で破壊することができぬ。操手は
 殺せても、存在の本質にダメージを与えることができないからだ。
 また、その戦闘力も強力無比――私の式機・十二神将を以てしても勝つことは叶わぬ」
 重苦しい沈黙。別の誰かが問う。
「……じゃあ、どうやってそいつを倒せばいいんだ」
 半ばは絶望の吐息が声になったかのようであった。だが、奇妙な師弟は笑みを消さず。
「操手を討てば、ひとまずはこの災禍も収まろう。だが、それにしても通常の武器では
 土忌にかすり傷一つ与えることも至難。そこで我がただ一人の弟子、ヒオムシの
 出番というわけさ」
「師より賜りし我が式機・“天圧<アメオス>”は土忌と同じ三位式機のひとつだ。
 三位式機同士であれば、互いを破壊することもできる」
 一筋の光明。
 皆の顔に希望が射したところで、驚くほど機敏に清明が立ち上がった。
「ふむ、羅城門に土蜘蛛の一団が押し寄せておるとな。丁度いい機会だ。
 ヒオムシ。客人にアメオスの力を見せて差し上げなさい」
「はい、すぐに」
 芸の無い答えを返す弟子に、清明は膨れっつらを作って見せた。
「なんだ、『さー・いえっさー』と言ってくれぬのか」
「ご冗談を。何処ぞの変人ほど芸風は広くありませんよ」
 隆道は額に手を当てる。大丈夫なのか、こいつら。
「隆道どの、こういうのを英語で『でもんすとれいしょん』と言うのでしたか?
 それにしても、そろそろあの羅城門はぶっ壊れるやもしれんな」
 ……やっぱりダメかも知れん。

「改めて見るとまた、デカいな」
 先に現地へ向かっていてくれとヒオムシに言われ、羅城門まで朱雀大路を走りぬけたが
誰一人都の住人に会わなかった。もう平安の治世が退廃的になってきている頃だっただろうか?
いや、そもそも自分達の習った歴史と違う世界に既存の知識を当てはめようというのが愚挙か……。
 羅城門は清明の言葉どおりいつ崩壊してもおかしくないような様相を呈していたが
どういうわけか土蜘蛛の大群を都に入れようとはしなかった。恐らくは結界の類――。
「待たせたな」
 振り返ると、空の淡青色をそのまま映したような金属の装甲を身に纏った式機が
そこに立っていた。背から伸びる長大な羽飾りが呼吸を忘れるほどに美しい。
「これが三位式機・アメオス……」
「しかと見るがいい、“天”の三位式機が舞う姿を」

<後編へ続くのだろうか>
29それも名無しだ:2007/03/30(金) 18:35:39 ID:Brq9RnoS
調子に乗ってSS化してみたりする。
いきなり戦闘シーン無しかよ、というツッコミを入れたいのはほかならぬ自分自身だったりする…w
30それも名無しだ:2007/03/30(金) 21:28:39 ID:ZrQrB/Bm
>>29
グッジョブ。ここまででも結構おもろいよ。
31それも名無しだ:2007/03/30(金) 22:01:37 ID:ZrQrB/Bm
戦国誌―ナナミの将―

二十一世紀初頭、小惑星の衝突により氷河期が到来した。
地球規模の災害は、世界的な文明の衰退と小惑星の有害物質『メテオフラグメント』による地上の汚染をもたらした。
それから300年。かつて日本と呼ばれた国は既に無く、前近代的な武将の台頭する小国家群の乱立していた。
彼らの求めるものは『浄域』――氷河期の影響で水位が下がり、姿を現した汚染されていない大地。
そして人類は、この『浄域』の覇権をめぐり、争いを繰り広げることとなる。

希望と絶望が入り混じる戦乱の時代。小国ナナミの武将ナグモ=アスマの数奇な運命が始まる――


○ナグモ=アスマ
小国ナナミの将軍家長男。先代将軍トウマの戦死により、若干15歳の若さで将軍になる。
(もっとも、年齢の若さはこの世界では珍しいことではない)
幼い頃から貧しい国の現状を見て来ており、国を豊かにするために浄域を求める。
やや豪快な性格で文武に長けるが、年齢の割りに子供っぽいところがあり落ち着きが無い。
しかし、その性格ゆえか奇抜な発想で敵将の裏を欠く戦いをする。
戦いの最中、誰もが忌み嫌う有害物質『メテオフラグメント』を改良した『ナナミュウム』を使い、
今までの兵器とは一線を画する強力な軍団を作り出したことから後に『星屑の将軍』と呼ばれる。
ちなみに、ナグモが苗字でアスマが名前。

○ナナミ将軍専用戦甲『テンハ』
アスマ専用の戦甲(いくさこう)。有害物質『メテオフラグメント』を改良した『ナナミュウム』の装甲を持つ。
『ナナミュウム』の圧倒的な防御力と、同じく『ナナミュウム』を使用した剣『七波の剣』の攻撃力により、
通常の戦甲を束で相手にするほどの戦闘力を有する。

○メテオフラグメント/ナナミュウム
小惑星の断片『メテオフラグメント』は人体や自然に有害な物質。
汚染された土壌は作物が育たなくなり、枯れた大地へと変わる。
『ナナミ』は汚染された土地がすぐ側にある国で、『メテオフラグメント』が風や川から流れてくるなどの被害が耐えなかった。
しかしそのため、解析が進みメテオフラグメントそのものの有害成分を取り除くことには成功する。
それによって得られた副産物が『ナナミュウム』である。
衝撃や熱に強く耐久性に優れる。特に、銃器の弾丸に対しては圧倒的な防御力を誇る。
また、数少ない光学兵器に対しては殆どダメージを受けない。
しかし、鋭い攻撃には弱く、剣などの斬撃にはダメージを見せる。
32それも名無しだ:2007/03/31(土) 01:31:05 ID:MGFtf8pZ
フュージョン・リミット


機械はヒトのようには、なれない

でも俺は、機械になることが出来る

冷たい身体と冷たい命で

俺を純粋なヒトでなくした奴らを、

―――つぶしてやる

多久島 雪耶 (たくしま ゆきや)
平凡な大学生だった青年。肉親、親族などはすでにおらず孤児だった。
ある日、日本軍の工作員に拉致され人間を白兵戦兵器アラストルと融合させるという実験の被験者となる。
激しい苦痛を伴う実験を数ヶ月にわたり施され、精神に異常をきたす。
そのことより実験は失敗、中止と研究部は判断するが直後、雪耶は
暴走しアラストルと融合を成功させたとともに軍の研究部を破壊し脱走。
常軌を逸した彼の復讐と逃亡、苦悩と悔恨の半生が始まる。

機械(兵器)に触れることでその機械のメインシステムの一部となり、兵器を完全自在に操ることが出来るようになる。
兵器がダメージを受けると当然ダメージも彼自身に振りかかる。ただ体組織の異常変化により回復などは
生物としては尋常でないスピードをもつ。また運動神経、知能なども恐るべきものとなっている。
拉致さえる前までは性格も性質も特に問題の無いただのヒトであったが、脱走後、知り合いの前に現れた彼は
まるで別人のように変わり果てた人間になっていた。記憶こそはしっかりしているものの、耐えかねる実験と
追撃を恐れる事情が彼をまるで狼のように仕立て上げてしまった。
自身の性質には幼なじみの千佳にしか知られていない。
脱走に成功してアパート(数ヶ月たっていたためすでに取り払われていた)があった場所の近くの廃ビルに身を潜める。
が、すぐに軍の工作員が現れ、戦闘となる。圧倒的な戦闘力で撃退しその場に居合わせていた千佳を連れ再び逃亡するが
軍のアラストルが待ち伏せており窮地に立たされる。しかし捕獲されそうになった瞬間に敵のアラストルに触れ、敵パイロットが
いるにもかかわらず融合・乗っ取りを成功させ残りを撃退する。
人間を殺すことに躊躇しなくなった雪耶に千佳はおびえるが、雪耶はこうつぶやいた。

「・・軍の奴ら・・・出て来いよ・・・男だろうが女だろうがなんだろうが一人残らず、お前らが俺に与えた力で、殺してやる」

33それも名無しだ:2007/03/31(土) 03:41:14 ID:MjL79yld
機動政府レイブリンガー

時は2099年、人類は異星人との交信に成功した!
しかし、異星人から届いたメッセージは「地球を我々の新たな居住地にする」という内容だった。
そして2100年、ついに異星人が東京に現れる。
政府は万が一に備えて造っていた巨大ロボットで異星人の撃退に成功したが、人々の混乱は激しかった。
このままでは人々に異星人のことを隠していたのがバレてしまう……
そんな中、一つの案が出された。

「特撮の撮影をしてたってことにすれば誤魔化せるんじゃね?」

そして2100年4月17日より『機動政府レイブリンガー』の放送が始まったのだった……
34それも名無しだ:2007/03/31(土) 21:47:54 ID:Qt1XXJ6z
>>33
そのネタ貰った
35それも名無しだ:2007/03/31(土) 22:23:10 ID:jEvoHWli
素晴らしき自作自演

20XX年・・・天才科学者にして
キモオタである畠山やすしは来るべき(?)第三次世界大戦や
異星人の襲来にそなえて巨大人型ロボ「ダイナスト」を作成するが
何も起こらなくて退屈なので自ら死の商人の元締めX氏
と手を組み、自立稼動式大量破壊兵器を作成し、それをダイナストで破壊してまわるという
自作自演を始める。格好つける場が出来て嬉しいやすし、世界中がきな臭くなって
大もうけできてうれしいX氏・・・だがばれたら間違いなく後世の教科書に
億単位の虐殺者として名を残す羽目になる・・・さて、どう収拾をつけるのやら?
36それも名無しだ:2007/04/01(日) 07:50:21 ID:DVEED4Ze
>>33>>35
皮肉が利いている・・・星新一みたいだな
3733:2007/04/02(月) 00:10:07 ID:1L8YL9WU
>>34
どうぞどうぞ
38それも名無しだ:2007/04/02(月) 17:49:28 ID:eFmCx9YM
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の一後半

 式機・土蜘蛛は未来から来た隆道らにとって恐怖そのものであった。
 いくら攻撃しても、中心の呪符へのラッキーヒットが無ければ完全破壊はできず
常に味方に五倍以上の被害を出してやっと倒せるというほどのキルレシオ。
科学の粋を集めた戦車も、ヘリも、戦闘機も、易々と破壊されていった。

 それが当然だったため、目の前の光景は彼らに少なからぬ衝撃を叩き付けた。
 三位式機・アメオスが飛ぶ――燃え立つ炎のような光彩を放つ、背中の羽飾り
の力で空を駆ける。その縦横無尽の機動は慣性も空気抵抗も無視し、巨大な手から
放たれる折り紙の鳥――式神『焔燕<ほむらつばめ>』は的確に土蜘蛛を捉え、
その核となっている呪符を破壊する。土蜘蛛が放つ邪悪なる波動は悉く空色の装甲に
弾かれ、蒼穹の閃光となったアメオスが的中に飛び込み剣閃を振るう。
 神剣・天羽々斬<あめのはばきり>――八岐大蛇を切り刻んだとして知られる、
日本が誇る三霊剣のひとつ。一振り毎、その太刀筋に触れた者のみならず神剣が
巻き起こす烈風が強大な魔力の波動をぶち撒け、間合いの外にまで破壊を広げる。
「なんだ……何なんだ、あいつは」
 怜悧に過ぎる眼光がなければ少女と見紛えたかもしれない、綺麗な顔からは
この驚異的に尽きる戦闘力はおよそ想像できない。これが安倍清明のただ一人の弟子、
ヒオムシの力だというのか。
 ――だが、何故清明自身がこの機体に乗らない?

「爆ぜよ!」
 ヒオムシが言霊とともに発した裂帛の気合はアメオスの機関によって増幅され
対象の物理系に干渉、その位相を書き換え彼のイメージを顕現させる。
 最後の土蜘蛛が盛大に爆発した。

「隊長、これなら!」
 平岡ら、隊の部下が希望に目を輝かせている。しかし老いぼれの勘は告げるのだ――
『そう簡単には行くまい』、と。

「何だ、この貧弱な連中が未来より送り込まれし兵だというのか」

 不意に、青く澄み渡っていた空が禍々しく澱んだ。
 不意に、周囲の空間が殺気に――あまりに圧倒的で、それだけで死の瞬間を
幻視するほど濃密な殺気に押し包まれた。
 誰だ――隆道は凍りつく身体を強靭な意志で制御し、声の主を探す。
 羅城門の上に、人が立っていた。
39それも名無しだ:2007/04/02(月) 17:50:08 ID:eFmCx9YM

「我が手を下すまでもないと見えるな、この程度……」
「――紅蓮ッ!」
 土色の衣がはためき、その男が居た空間をアメオスの剣が薙ぐ。易々回避した男は
超然と宙に浮かび、彼らを睥睨する。
「ヒオムシ、あの男は何だ」
「彼奴の名は『紅蓮』――“地”の三位式機、土忌の操手だ!」
 あれが我々の“敵”か。 隆道はその顔と名を脳裏に刻んだ。
「だが、奴の機体はどうした」
「土忌か? 要らぬさ。その童が駆る天圧など、三位式機であろうと恐るるに値わず」
 遥かな高みから嘲弄する悪魔。
「……生身でアメオスを捌くつもりか? 正気か、この男!」
 だがヒオムシは先ほどまでの余裕を何処かへ捨て去り、神剣の切っ先を
紅蓮に向けて慎重に間合いを測っていた。
「どうした、小童。いつでも仕掛けて来い。それとも――貴様の頼れる師匠が
 助けに来てくれるまで待つか」
 アメオスが動いた。
 その挙動は恐らく光速への漸近を辿るほどの速さだったはずだ。物理法則に忠実であれば
衝撃波が周囲の大地を割り、操手はGによって瞬く間に『赤い何か』に成り果てる。
 大地は依然堅固であったし、ヒオムシが肉片となった様子も無かった。
 ただ、一瞬と呼ぶのも長すぎる間に紅蓮へと肉薄したアメオスの剣先は――
「……笑止、前回の方がまだましであった」
 指二本。式機が持って丁度いいという巨大な神剣が、紅蓮の片手に――それも、
指二本の力で止められている。ヒオムシは全力で剣を引いたが、アメオスは
微動だにできない。ならばと剣から手を離し、上昇しつつ焔燕を放つ。
「おお、心得ているな? 自らの役割が“時間稼ぎ”に過ぎぬということを――」
 全ての式神は命中し、文字通り紅蓮の爆炎に彼を飲み込んだかに見えた。しかし
炎の中から土色の寛衣が焦げ一つ無く現れるに至って、部下達の絶望は頂点に達する。
「案ずるな、貴様らなど屠るために指を動かすのも面倒だ。それより」
 ついと、紅蓮の視線が移ろった。
「貴様の師も喰えない奴よ、童」
 刹那――秩序なく飛来した十二枚の呪符が環状に紅蓮を取り巻いた。それらは
目も眩む輝きを発し、十二体の異なる式機へと変貌する。
「あれは……干支か?」
 子、丑、寅――十二支に冠された神獣たち。いつの間にやら、アメオスの肩に
『天下無双の大陰陽師』安倍清明が乗っているではないか。
「これが、私の式機『十二神将』。三位式機を相手取るには不足だが、生身の彼ぐらいなら
 退かせるも易し……さ」
「退かせる? くくく――のぼせ上がるな、清明。いまここで土忌を招来し、貴様らを
 久遠の彼方へ埋葬するなぞ容易いこと。我がそうせぬは偏に退屈しのぎのためよ」
 清明はたおやかな笑みを浮かべたまま、言葉によってでなく行動で返事をした。
十二神将を紅蓮に向けて一斉に突撃させたのである。
「ふん――そちらは本気というわけか。せいぜい、その哀れな雑兵どもを守ってやることだな」
 巨大なエネルギーの渦が消え、紅蓮の姿もまたなかった。彼がその攻撃で消滅したと
楽観の極地に至れる人間は、その場にいなかった。

<其の一 了>
40それも名無しだ:2007/04/02(月) 17:53:02 ID:eFmCx9YM
うは…
文章力ねー(;^ω^)
41それも名無しだ:2007/04/02(月) 18:17:23 ID:XtHhMZmo
食料飢餓問題 リョウリオー

地球に現れた宇宙人
その名もビショック星人!
奴らは行く星の料理を食べ
まずかったら星を滅ぼす悪の宇宙人だ!
そして奴らに対抗できる力はただひとつ!

最高の食材と画期的な調理法であっとおどろく料理を製造
その名もリョウリオー
戦え!リョウリオー!その料理で奴らの舌を溶かせ!そして全ての食を極めるのだ!
42それも名無しだ:2007/04/02(月) 21:58:21 ID:KGI0C6I4
リメイク版セイカイオー
色がつきました
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi83194.jpg.html
43それも名無しだ:2007/04/02(月) 23:41:35 ID:R15p0mq/
かっこよすぎ
44それも名無しだ:2007/04/02(月) 23:48:22 ID:OcARoNOw
発進カッコいい
ジジジはどういうメロディーなんだろう
とりあえず水戸黄門のop最初のアレで再生されるから困るw
45それも名無しだ:2007/04/03(火) 09:16:29 ID:sA4g5rQh
爆心王ダイガンオー
現在の日本謎の侵略者ガルバイヤー帝国の襲来で人類は混戦の一歩をたどる
こととなる。だが謎の侵略者を倒すため秘かにあるスーパーロボットを
開発していた。その名は爆心王ダイ・ガン・オー
これは地球の平和を守るためスーパーロボットダイガンオーに乗って戦う
4人の高校生の熱き青春の物語である。

ロボやキャラは少したったら書き込みますできれば感想ください。
46ダイガンオーの作者:2007/04/03(火) 11:30:26 ID:sA4g5rQh
すみません。設定を変えます。4人の少年たちの物語に変えます。
本当にすみません。
47ダイガンオーの作者:2007/04/03(火) 11:31:50 ID:sA4g5rQh
すみません。設定を変えます。4人の少年たちの物語に変えます。
本当にすみません。
48それも名無しだ:2007/04/03(火) 16:13:22 ID:NBEO3ePB
福音の剣 ゴスペリオン

「俺たち【教会】は、罪深い悪魔どもから罪無き
 人々を守る。それだけだ。」

異形の破壊者、悪魔から罪無き人々を守る。
それだけを信じて、彼らは今日も巨大な鋼鉄の神兵<クワイア>に乗り闘う。

【教会】
世界的な統一機関。圧倒的な技術力を持ち、クワイアと呼ばれる巨大な人型兵器を生み出した。
それを行使し悪魔と呼ばれる世界を混乱させる異形の怪物を倒す。
現在の最高司令はマリア・アベ。機関の発足・最深部などについては謎に包まれている。

【悪魔】
10年前に突如世界中に出現した、数十メートルの巨体を持つ異形の生物。
様々なタイプがおり、いずれも人間が生活する地域に出現し、破壊行動を繰り返す。
知能は高くないようだが稀に人間に匹敵する個体もいる。

【クワイア】
教会が対悪魔用に、その異常な科学力を駆使し開発した人型兵器。
体長15〜20メートルほど。様々なタイプのクワイアが存在しており、
状況などに応じて出撃させる。パイロットは基本的に一体につき一人。
彼らは天使と呼ばれる。

ゴスペリオン
八つの羽根を持つ、緑のラインが入った白銀の機体。伸縮可能のビームランスを武器とする

オラトリオン
青いラインの入った白銀の機体緑色に輝く光学シールドを持つ。新素材オルカニウム製の大型剛剣を持つ

グレゴリオン
真紅のラインが入った白銀の機体。圧倒的射程を持つライフルを装備
49それも名無しだ:2007/04/03(火) 18:26:43 ID:eVZRMxKc
>>42-43
よかった、ウケてよかった…

ジャジャジャは特にメロディは考えてません。強いて言えば水戸黄門で正解
50それも名無しだ:2007/04/03(火) 18:30:47 ID:6F1GFSl7
>>40
ちょおま…
これで文章力ないってどんな環境だよ
51それも名無しだ:2007/04/05(木) 17:27:30 ID:/s4SkWuA
全宇宙戦闘ロボット監査委員会承認適正装備監査機体 テキセイガー

【ストーリー】
時は25世紀。
便利な便利な戦闘ロボ。
親父のカタキの復讐から強盗、テロ、戦争、星間侵略、なんでもございの科学のお力。
でもでもやっぱりそんな便利で自由な戦闘ロボにもルールってのがある。
地球一個ぶっこわす自爆装置はつけちゃいけない、とか
冥王星まで届く巨大ビームキャノンを装着しちゃいけないとか
非人道的実験にて生まれた装置とかオーバーテクノロジー駆使とか、とにかく
いっぱい禁止装備やらなにやらがある。
しかし!悪人たちはそんなことお構いなし。ほっとけばやりたい放題だ。
そんなわけで「全宇宙戦闘ロボット監査委員会」が発足した。
彼らの任務はただひとつ!非合法のロボをとにかく始末!
絶対無敵じゃない合法ロボ、全宇宙戦闘ロボット監査委員会承認適正装備監査機体・テキセイガーが
今日も広大な世界を駆ける!!

【全宇宙戦闘ロボット監査委員会とは!】
やることはだいたいその名のとおりである!構成人員は宇宙的に多い!

【全宇宙戦闘ロボット監査委員会承認適正装備監査機体 テキセイガー ってなに!?】
役割はその名のとおりである!スペックは低くは無い!高くも無い!
合法的な戦闘力とパイロットの力で非合法な奴らを叩きのめすのだ!
全〜から〜ガーまでが正式名称だ!

【主要キャラクター】
イセキ・アナール
19歳の超絶元気監査委員。役職は戦闘委員。つまり全宇宙〜ガーにのって悪人を裁く仕事をしている。
女だが戦闘力は高い。身体は25世紀セラミックミスリルアダマンタイト合金並に頑丈。仕事熱心だがやりすぎ・暴走・
空回りは彼女の仕様。自分のファミリーネームを大声で叫ぶので周りは結構恥ずかしい。
火星出身で火星エリア21182の公立普通科高校卒業後おもしろそうだったから委員に入った。
機体は常識的だが彼女自身が非常識。

アスカ・ワクイ
19歳女。監査委員幹部。戦闘委員総司令。イセキとは幼なじみ。昔からイセキに振り回されていた。
火星エリア21182の私立メカニックアカデミーを主席で卒業後に委員会に入りその異常な情報処理能力から幹部に抜擢された。

ダイ・ツゥオムムニッヌャー
33歳男。地球の太平洋合衆国出身。発音が難しいファミリーネームを持つ。第132戦闘部部長でイセキを部下とする。
アフロのなかになにか住んでいる。既婚者。

ガン・ガンガンガ
非合法戦闘ロボ開発・援助・提供組織【ブラックホウル】のボス。
非合法、というか非常識・設定崩壊的な装備や機体を作り出す天才科学者でもある。
52それも名無しだ:2007/04/05(木) 21:32:22 ID:5AzsT853
バントラインの続きまだかな
いつまでも待っているぜ
53それも名無しだ:2007/04/08(日) 18:41:31 ID:iekqZAG1
暫定投票結果
今スレ

9票 大貫巨砲バントライン
6票 クインティー
5票 鋼鉄巨人ハガネ
   信条発声カクゲンオー
   激穿機ワイルドキング
4票 月帝ノ唄
2票 陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
1票 内心触発ゲキセイバー
   戦刃異聞サムライナー
   電脳守護神サイバディオン
   ビハインダーシェイド
   機動探偵ウェイガード
   電脳戦士サイバリオン
   三衆神機ヤマテライト
   永輝戦吼ジュエリオン
   旋空のリブレイド
   超常戦士バイオレットセブン
   神仰崩壊ポリゴリアン
   戦場のディーバ

総合
4票 聖界機兵セイカイオー
3票 大貫巨砲バントライン
   限界ギリギリゲンカイザー
2票 東国のヒレンカ
以下1票
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
森林伐採バッサイオー
鋼鉄巨人ハガネ
54それも名無しだ:2007/04/09(月) 02:35:37 ID:PjkzGnjS
( д )   ゚ ゚
バントラインSUGEEEEEE!!

他のネタもあんま浮かばないし、某SSと平行作業ではありますが
バントラインの続きを頑張ってみます
55それも名無しだ:2007/04/09(月) 11:52:03 ID:XiAZPQlY
ってか、前スレは全体的にクオリティ高かったような。
56それも名無しだ:2007/04/09(月) 12:01:49 ID:EHUNJmR/
だったらさっさと埋めろ
57それも名無しだ:2007/04/09(月) 13:46:18 ID:9WDKYE2A
反撃鋼帝 バンカイザー

 今から数千年後の世界。地球環境はなんかもう全部改善されて争いごとも無く平和な日々が続いていた。
しかし、光と影が対になるように、巨大な悪が動き出したのである。「ブラッドフォース」である。
彼らは独自に人型戦闘兵器を開発。世界各地に送り込み地球を征服せんと企んでいた矢先、未来の世界から
地球を守るために一機のロボットと少年が送り込まれてきた!
 熱稲本気(あついな まじ)と名乗る少年。実は全くこのロボット「バンカイザー」を操縦したことが無いという。
果たして地球の未来は!?人々の希望を乗せて、羽ばたけ!バンカイザー!

バンカイザー
 武装は一切無し。あえて言えば翼状の姿勢制御スラスター。必殺のエネルギー砲「バンカイビーム」が
アタマに付いているのみ。パイロットの「想い」をパワーに換えて戦う。ブラッドフォースから送り込まれる
ロボットの武器を奪ったり、特徴をヒントにしたりしてだんだん改良されていく予定。

 熱稲本気(あついな まじ)
未来から送り込まれた熱血パイロット。しかし全くロボットを動かしたことが無い。ぶっつけ本番。
強敵に会い倒された時はそいつを倒すために猛訓練したり作戦を練ったりする。
彼を保護してくれたとある研究所の女性所員「矢指一桃(やさし いつも)」に恋をする。
悪い奴らとニンジンが嫌い。好きなものは正義とピザ。弱点は女性のおっぱい。

 矢指一桃(やさし いつも)
いつも優しい女性所員。身長164、上から97、55、89のナイスバディ。一文無しの本気の面倒を見る。
研究所ではバンカイザーを整備している。悪い奴らは許せない性格で、本気の使命に強力をする。
不良が嫌い、可愛いものが好き。弱点は(自分の)おっぱい
58それも名無しだ:2007/04/09(月) 17:20:52 ID:j2X0haGT
>>56
お前がそんなことを言うから粘着されるんだよ
ここはお前の日記帳じゃないし家でもない。
後悔自慰なら他所でやってくれ
59それも名無しだ:2007/04/09(月) 18:23:35 ID:6l+Pswm0
>>57
おっぱいワロタ
60それも名無しだ:2007/04/09(月) 19:40:09 ID:RhD469at
>>54
楽しみに待っているぜ
早くしないとバントラインのレールが増えてしまうぜ
61それも名無しだ:2007/04/09(月) 21:28:24 ID:EHUNJmR/
スレを消化するのは板を借りてる上で守る最低限のルールだ
ルールを守れない奴が面白い作品書けるわけないだろ
62それも名無しだ:2007/04/09(月) 22:18:13 ID:EHUNJmR/
元々ゲームと関連のない板違いのスレがここまで機能してスレを重ねてきたのは、純粋に素晴らしいロボット作品を作ろうとする投稿者やただのオナニーの積み重ねが互いに評価できる環境を作り上げてきたからだろ
それなのに新スレが出来ればそれで良しっていうのはどうなんだ
結局そこらの糞スレと変わらないんじゃないか
63それも名無しだ:2007/04/09(月) 23:27:48 ID:X+EUGs7I
自分では行動もせずただ文句を言うだけ
文句を言う資格が自分にあるとお思いですかね?
64それも名無しだ:2007/04/09(月) 23:51:50 ID:aIkJp5oa
>>63
お疲れ様です。
埋めに使おうかとリメイク版セイカイオーの裏設定かいてたんですが、いらなかったみたいですね。
65それも名無しだ:2007/04/10(火) 00:05:10 ID:cBhu+4a/
>>63
ここで埋められなければレイブリンガーの正式一話と残りのお倉作品を出すつもりだった
言い訳にしかならないが
66それも名無しだ:2007/04/10(火) 01:38:47 ID:M6WSp3Et
突破「今日は水泳持久泳!」
メダ「見学理由が泳げない はい!」
二人「ぶゆーでんぶゆーでん ぶゆーでんでんででんでん」
メダ「レッツゴー!」

秀一「泳げない者にとって、真夏の水泳の時間は地獄なのだ……!」

突破「海パンないから親父の借りた!」
メダ「幅2センチの超ハイレグ はい!」
二人「ぶゆーでんぶゆーでん ぶゆーでんでんででんでん」
メダ「レッツゴー」

秀一「いざ泳げるようになってすぐあれだ……だから夏はぶつぶつ……」

突破「1日1回……限界突破!!」
メダ「1日100回ヤブルへアタック!」
二人「ぶゆーでんぶゆーでん ぶゆーでんでんででんでん」

突破「カッキーン!」
メダ「すごい……ヤブル凄すぎるよ!
 あ、流れ星だ、ヤブル、お願いごとしよ!
 えっと、はやくヤブルと結婚できるくらいに
 胸が大きくなれますように!!」
男「しゃらくさいぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
メダ「ぎゃー! なにするのよこの沸騰親父!!」
男「そもそもやぶるは女性の良さを胸で判断してはいない。
  益子君を見たまえ、彼女はふcじぇjvっぺmvpふじこ@」
益子「……カッキン」
突破「益子さん、すげぇな……」
メダ「Let's Go!」

突破「ダンの実力は未知数だ!!」
メダ「奥さんとの距離も未知数だ! はい!」
二人「ぶゆーでんぶゆーでん ぶゆーでんでんででんでん」
男「うるせぇ!! ちゃんと子供もいるぞ!!」
益子「ええっ!?」
秀一「……意外というほどでもない、か」
メダ「レッツゴー!」

突破「秀一のモットーは一日一進!」
メダ「つかえとの距離も進みます はい!」
二人「ぶゆーでんぶゆーでん ぶゆーでんでんででんでん」
秀一「ば、馬鹿を言うな……私はそんな……」
メダ「レッツゴー!」
67それも名無しだ:2007/04/10(火) 01:39:27 ID:M6WSp3Et
秀一「中学のときの将来設計」
メダ「こともの名前は進にする はい!」
二人「ぶゆーでんぶゆーでん ぶゆーでんでんででんでん」

突破「ちょっと待てえぇぇぇ!! お、俺の学級文集を勝手に……!」
秀一「相変わらず、名前が二文字熟語になるんだな……」
益子「あ、娘だったらどうするんです?」
突破「い、いや……その……風って漢字が付けられりゃいいかなって」
男「誰の子供になるのやら……だな」

二人「意味はないけれどむしゃくしゃしたから
   敵のまぶたに限界拳!!
   でんでんででんでん!
   意味はないけれどむしゃくしゃしたから
   リタイア倒しに東京へ!
   でんでんででんでんでんででんでん
   でんでんででんでんでんででんでん
   人間の限界は無限大!!
   ぺけぽん!」
   
突破「ネタの鮮度がギリギリじゃねぇぇぇかぁぁぁぁぁぁ!!!」



――GENKAITOPPA!!

突破「げぇぇぇぇぇぇぇぇぇんかぁぁぁぁぁぁぁいけぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」


――おあとがよろしいようで。

突破「限界……突破!!」
68それも名無しだ:2007/04/10(火) 06:39:10 ID:BPxlpMZX
>>63
作品批判するのに資格も権利も必要ないぞ
69それも名無しだ:2007/04/10(火) 07:08:24 ID:8giE71sA
批判関係ないだろ
お前は自分じゃ埋めないくせによく他人に埋めろ埋めろと文句が言えるな、ってことで
70それも名無しだ:2007/04/10(火) 12:17:15 ID:54ngJyBq
久々にゲンカイザー北と思ったらオリエンタルラジオ・・・

埋め云々はこれでケッチャコついたな。以下、ぼくのかんがえたロボット再開だ↓
71それも名無しだ:2007/04/10(火) 20:59:22 ID:GV/KOUdw
メタルダーとかの等身大ロボものはあり?
さすがにテッカマン系はスレ違いだと思うけど。
72それも名無しだ:2007/04/10(火) 21:06:54 ID:cBhu+4a/
いきなりゲンカイザーにネタ振られたからロリエロもといオリラジ思いついてちゃっちゃとちっちぱいぱんのページから書式コピーして必死でネタを書いた
死ぬかと思った

>>71
問題ない
73それも名無しだ:2007/04/10(火) 21:08:42 ID:/4E97qip
>>71
むしろテッカマン系も許容範囲と思われる
74それも名無しだ:2007/04/11(水) 16:48:55 ID:OJeZofvy
時間跳躍トキレイル

人類の際限無き欲望により搾取されつづけ、
荒廃した遠い『未来』の地球。
人々は荒れ果てた『現在』を捨て、『過去』への移住及び侵略を決めた。
それに反対する数少ない勢力は、
単体での時間跳躍を可能とする人型ロボ『トキレイル』をひと足早く完成させ、
『過去』へと送り出した。


『時乃 駆(ときの かける)』は、夏休み初日に、
自らを未来人だと名乗る不思議な少女と人型ロボ『トキレイル』と出会う。
その日から、駆の長いようで短い戦いが、幕を開けた!


時乃 駆
無気力でボーッと時間を過ごすのが好きな高校生。
少女と『トキレイル』と出会ったことにより、
否応なく争いへと巻き込まれていく。

跳躍機トキレイル
未来の技術によって生み出された人型ロボ。
莫大な電力を消費して行われる時間跳躍を単体で行える唯一の機体であり、
未来からの侵略に対する唯一の対抗手段。
短針刀と長針刀と呼ばれる二本の刀剣を武器とする。
時間跳躍の連続使用は不可能。
75それも名無しだ:2007/04/11(水) 22:10:18 ID:LPbzTgMN
>>74
俺、参上!
76それも名無しだ:2007/04/12(木) 01:08:19 ID:VrIG6wvh
テッカマン系がOKってことはつまり、ヒーローがいてメカが出ていたら
何でもOKってことか?
77それも名無しだ:2007/04/12(木) 18:16:42 ID:Q6NfhQst
>>76
実際過去スレで生身の男がメカに乗った悪党を素手で倒す話があったからな・・・
過剰に路線がそれない限り大丈夫だと思う
78それも名無しだ:2007/04/12(木) 21:09:50 ID:Kuwwg1M/
でかいティーポット型の乗り物をロボットと主張した挙句人気投票上位を獲得したのもいるしな
79それも名無しだ:2007/04/12(木) 21:39:13 ID:pa19DpR3
ロボットの条件ってこんな感じじゃないかな
・コクピットもしくはAIがある
・闘っている
・Fight for justice.
80それも名無しだ:2007/04/12(木) 21:39:56 ID:S4mnp8jq
月帝もなんかロボっぽくないな
第一話でコブシに変形してたし
81それも名無しだ:2007/04/13(金) 07:36:45 ID:/nYQ8x2S
えーと、とりあえず、装着系の限界は「人間がメカ(っぽいもの)を纏う」って感じかね。
82それも名無しだ:2007/04/14(土) 14:56:14 ID:yzGiCb8T
テッカマンはともかく、オーガンはサイズが小さいだけのロボットか?
パイロットが「搭乗」するんじゃなくて「融合」するってだけで。
83それも名無しだ:2007/04/14(土) 20:01:16 ID:S0c5ze2M
つーか、月帝の続きマダー?
84それも名無しだ:2007/04/14(土) 23:23:02 ID:QFbD+jqT
正直スターブレイズの二話を今か今かと待ってるオレもいる

オレもネタ考えないとな・・・
85それも名無しだ:2007/04/15(日) 02:07:25 ID:Jz1kcsWN
>>84
マジでか
待ってる人いたのね……
実は携帯が水没して書いてたネタが消えちまったんだよなorz
けどもっかい書いてみるよ
86それも名無しだ:2007/04/15(日) 10:20:26 ID:SGBQrkaL
けっ…形態!?
87それも名無しだ:2007/04/15(日) 17:40:44 ID:m0bdqF3I
前スレで「超常戦士バイオレットセブン」という作品を投下した者です
せっかくなので、もう一個作品を投下します


「超戦闘士 プラティロイド」

舞台は、宇宙のとある一角にある命住む星、惑星スーア。この星にはテイルと
いう衛星がある。テイルの回転周期は非常に遅く、スーアに接近するのは
これが千年ぶりであった。
千年の間に発達した科学技術で、テイルには酸素や豊富な資源があることを
突き止めたスーアの人類は、早速この衛星の開拓に乗り出しはじめた。
が、開拓を巡って、人類の意見は真っ二つに分かれた。古来から伝わる伝説を
重んじ、「テイルには先住民がいる」「テイルには恐ろしい魔物が住んでいる」
と主張する開拓漸進派と、あくまでも「伝説は迷信」と主張する開拓急進派。
ふたつの派閥はそれぞれ「キオリー連合」「ヤーマ連合」を名乗り、対立を
繰り返した結果、ここに全面戦争が始まってしまった。
キオリー連合に比べて技術の劣るヤーマ連合は、先手を打って打撃を与える
べきだと考え、土木作業用の大型ヒューマノイド「ロイドマン」に目を付けた。
それに戦闘用装備を付け加えて、「テクノロイド」を作り上げたのである。
テクノロイドの攻撃で劣勢に立たされたキオリー連合も、戦闘用ロイドマンの
開発に着手。
ここに、新しい戦闘用ロイドマン「プラティロイド」が完成したのであった…。
8887:2007/04/15(日) 18:17:12 ID:m0bdqF3I
・ロボット紹介

「プラティロイド」
全長11メートル、重量160トン。学習型コンピューターと豊富なデバイス
ドライバーにより、非常に容易なオートマチック操作を実現した機体。
また、ヤーマ連合のテクノロイドのデータがあらかたインプットされている
ため、敵側の行動パターンを自動的に予測して即座に反応することもできる。
メインウェポンは光線銃「パワーガン(パワーサーベルに変型できる)」。
また、肩にマシンキャノンを、腰にミサイルを内蔵している。
外部装甲に特殊素材を使っているため、ビーム兵器を無効化することが
できるが、実体弾への耐久性はやや弱い。また、背面にスラスターが付いて
いないため、機動力に難がある。

「テトラプラティロイド」
プラティロイドに特殊戦闘機「テトラファイター」が合体した形態。
飛行能力が備わり、機動力が飛躍的に向上したほか、攻撃力も増している。

「プラティエンペラー」
プラティロイドの最終モデル。テトラプラティロイドの合体機構を簡略化する
ことによって拡張性が増し、搭載可能なメモリやエネルギーの容量が爆発的に
増大した。

「テクノロイド」
全長9.8メートル、重量200トン。プラティロイドに比べると操作はマニュアル
式の箇所が多く、その戦闘力はあくまで乗り手次第。
武装は豊富で、メインウェポンの「バイブレード(チェーンソー型の電磁剣)」
のほか、バズーカやビームライフル、ナパーム弾などを装備できる。
ヤーマ軍人の必修科目である古武術を取り入れた操縦法が特徴で、キオリー側の
人間には、コクピットの中で色々なポーズを取らなければならないこの操縦法が
どうも珍妙に見えるらしい。

「メタルロイド」
テクノロイドの後継機。機体のパワーが二倍以上に増したほか、対ビーム兵器用
シールドも備わった。全ての武器を全弾発射する「ウェポンフィーバー」が
最大の技。
8987:2007/04/15(日) 18:49:40 ID:m0bdqF3I
・登場人物紹介

アイ=マードローム
本編の主人公で、愛称はマドロン。キオリー連合でプラティロイドの開発主任を
していた若き技術者。男性であるが非常に家庭的な性格で、世界各国のお茶を
こよなく愛している。だがけして軟弱というわけではなく、その精神力は意外な
ほど強い。
もともと戦闘要員では無かったが、ヤーマ連合に奇襲をうけた際にプラティ
ロイドに乗ったことがきっかけで戦いに巻き込まれることとなる。

ルイ=ルイ=ビー
ヤーマ連合に所属する女性兵士。愛称はルイ。年齢は若いが、実戦経験が豊富で
指導力も優れているため、上司や部下からの信頼は厚い。
性格は生真面目で、常に厳しいことばかり口にするが、まるで堀江由衣みたいな
声をしているため(笑)まるで迫力が無い。また、妙に世話焼きなところが
ある。
プラティロイドに敗れキオリー連合の捕虜となったことがきっかけでマドロンと
知り合い、戦闘に不慣れな彼に獄中から様々なアドバイスを送る。

エル=エル=ジー
ヤーマ連合開拓執行部戦闘部隊総指揮官。もともとは高名な政治家の家柄の
出身であったが、それに頼らずにあくまでも腕っぷしだけで指揮官に成り
上がったたくましき女性。

ロワ=ロワ=ジー
エルの実妹で、いつも姉のサポートをしている副指揮官。任務を遂行するため
非情な命令をすることも多いが、実はそれは本心ではなく、軍のために自分の
優しい心をひた隠しにしているのだ。
90それも名無しだ:2007/04/15(日) 22:50:23 ID:wgGuxYaQ
実際メタルヒーロー系やらの等身大系は過去スレにも結構あった希ガス。

鉄火エルディオン良かったなぁ…。
91それも名無しだ:2007/04/16(月) 03:18:24 ID:7/lmjlJf
目を離すと落ちそうなので一回ageとく

俺、今作ってるのが無駄に長くなってる・・・どうやって貼ろうか・・・
92それも名無しだ:2007/04/16(月) 05:41:51 ID:KAMJ9NCS
情熱戦隊ボルケイザー

突然現れた宇宙海賊。彼らが地球を乗っ取ろうとしてるのは言うまでもない。
そして何故かソレを予期してたかのように巨大ロボットを造っていた博士が一人。
ここまでは良くある流れ。今までも地球は、何度となく宇宙からの脅威を撃退してきた。
そして今回もうまくいくだろうと思われていたが……
しかし大きな問題が一つ。
ソレは、博士の人選ミスだった……


○人選ミス
アンドウ博士は身体能力だけを見て人選したので、「リーダー気質」の人だけが集まってしまった。
チームワークの重要な合体ロボでは致命的なミスである。

○ボルケイザー
アンドウ博士の造った、5体の人型ロボット。合体して一つの巨大ロボット「ビッグボルケイザー」になる。
5体は全て同じ構造なので、一つ一つが頭・胴体、右腕、左腕、右足、左足のどれにでも変形可能。
5体は色分けしてあったが、乗る人全員がリーダーをしたがり、結局全部赤色にされてしまう。


「俺がリーダーをやるからな!みんな俺についてこい!」
「何を馬鹿なことを……リーダーというものは僕みたいに優秀な人間がやるのさ」
「くだらねぇ。強ぇヤツがリーダーになるんだよ」
「はいはい、おしゃべりはおしまい。出撃するよ」
「フン、使えなそうなヤツらだ……足は引っ張るなよ」

博士「バッカモン!!全員胴体で出撃してどうする!!」
93それも名無しだ:2007/04/16(月) 14:30:57 ID:DYMumkfD
電脳機動デジンガー

 近未来、自然と機械がバランスを保った理想の世界となっていた。電子ネットワークが
地球から火星まで隙間無く通った世界。そこに悪魔が現れた。「電脳機動団」彼らは
電脳機動、通称デジンガーと呼ばれる機動兵器を電脳世界から召喚し、現実世界を侵略する。
 電脳機動団の襲撃から一ヶ月、彼らは日本に目をつけた。しかし、彼らを待ち受ける者がいた。
配流 熱斗(はいる ねっと)はヘタレの泣き虫16歳。そんな彼に一通のメールが届く
「君に全てを託した。世界を頼む」と。そのメールには添付ファイルがあった。
中身は最強のデジンガー「フォトンカイザー」だったのである・・・

ネットに駆ける光子の帝、未来を守るため今こそ覚醒の時!

・フォトンカイザー
返信不能の送り先から送り込まれた光子の帝。配流熱斗に渡された。機動団のデジンガーを
電脳世界から現実世界に送り出される前に倒すことを目的として造られた。追跡し切れなかったデジンガーも
追えるように現実世界に出撃することが出来る。パイロットの想いで強くなったり弱くなったりする。
すなわちパイロットの心次第で神にも悪魔にもなれるのだ。
腕を飛ばしてパンチを放つ「オプティカルストレート」、巨大な光子の弾丸を打ち出す大砲「ウィルスバスターキャノン」
脚部を光らせて放つとび蹴り「ジャスティススパイク」などを武器に持つ。
必殺技はフォトンカイザーの動力核から全エネルギーを放出し打ち出す光線「カーネルインパワー」

・配流熱斗
ビビリでヘタレの16歳。女性としゃべるのがニガテでお色気攻撃に弱い。普段はフォトンカイザーを
使いこなせていないがキレると凄まじい操縦テクニックを発揮する。人機一体の極みとなるのだ。
94それも名無しだ:2007/04/16(月) 17:36:48 ID:WE4Tf+kd
懲役千年エンザイダー

星間国家「アルカトラウス」。
主人公「マコト・ツラヌキ」はとある惑星を破壊した罪を問われ
牢獄惑星に収容される。だが彼は無実であり、真犯人は別にいた。
マコトの親友にして稀代の天才科学者「コール・ハザード」こそが事件の真の首謀者。
『俺はあいつを捕まえなければならないんだっ…!』
脱獄囚となったマコトを処刑せんと、執行者「エンフォーサーズ」のロボが迫る。
しかし、「アルカトラウス」は強者を尊ぶ非情の弱肉強食国家。
いかな罪人とて「エンフォーサーズ」を一体倒すごとに一年の減刑がなされるのだ。
マコトに下された懲役は千年――ゆくてに立ち塞がるは千体のロボ軍団。
真犯人をこの手で捕える為、晴れて自由を勝ち取る為に。
『一機撃破っ!これで残るはあと999機!』
マコトと愛機「エンザイダー」は今日も戦う!
95それも名無しだ:2007/04/16(月) 18:18:41 ID:xWdIDxih
>>92-94
凄い俺の好みの王道スーパーロボットなんですけど
96それも名無しだ:2007/04/16(月) 18:34:14 ID:/93Q0mV+
このスレも長いから王道物は設定だけじゃ楽しめないな
97それも名無しだ:2007/04/16(月) 19:35:24 ID:aX7+ugia
>>92
結構好きだ、それ。船頭多くして船山に登る。
98それも名無しだ:2007/04/16(月) 19:39:32 ID:aX7+ugia
>>94
1000体の他にも、検事が駆る「ダンザイダー」とかいう、ナンバー外の敵が居るとかな。
99それも名無しだ:2007/04/16(月) 20:34:35 ID:4IALqUq0
あれ、何かデジュビュが……

>>92
どんなメカなのか絵を希望したい
100それも名無しだ:2007/04/16(月) 20:39:55 ID:2kMTSro6
オリロボって絵と簡単な設定だけとか駄目?
キーボード壊れてスクリーンキーボードでちまちま書いてるが厳しい。
101それも名無しだ:2007/04/16(月) 21:02:37 ID:7/lmjlJf
>>100
全然OK

特別に駄目とかいうのはない
102それも名無しだ:2007/04/16(月) 21:16:57 ID:qVIpIFvw
何この良スレ
103それも名無しだ:2007/04/16(月) 21:27:32 ID:90dk4rf6
>>92は素直に面白そう。
胴+右足の二人が必死にピョンピョン跳ねて囮として動き回って、
胴+両脚組が敵を背後からダッシュ前蹴りで倒す〜みたいなコメディタッチな戦闘も出来るんじゃね?
104それも名無しだ:2007/04/16(月) 21:29:07 ID:BYPfVDdA
ちょっといいか?俺は>>93なんだがレスが来なくてとても悲しい。上下ともにレスが
あるから余計にな。こんな思いの人って今までのスレでも結構いると思うんだよ。
だからさ、これからはぼくロボが投下されたら下のヤツはちゃんと評価をするというルールを
作らないか?俺も>>92にレスしなかったのは謝る。
まあ特撮板のオリジナル龍騎ライダースレみたいな感じでやっていこうぜって思ってるんだよ
このスレも盛り上がると思うぜ?
105それも名無しだ:2007/04/16(月) 21:34:49 ID:2kMTSro6
>>101
ありがとう。
描けたら上げさせて貰います。

>>104
レスがないのが評価。
そんな強制ルールいらないと思う。
106それも名無しだ:2007/04/16(月) 21:37:35 ID:Mg2rx+Q6
>>104
面白くないネタはスルーというのが伝統でな
はっきり言っちゃって悪いが、少なくとも俺にはって事で勘弁してくれよ

俺個人としては面白いと思ったら積極的にレスするようにしている
107それも名無しだ:2007/04/16(月) 22:07:23 ID:Qoa5zSVi
>>104
確かに、私も自分の作品(「バイオレットセブン」「プラティロイド」)に
レスがつかないから気持ちはわかるんだが…まあ、でも、それはしょうがない
ことだよな…。
108それも名無しだ:2007/04/16(月) 22:13:18 ID:Mg2rx+Q6
今更だがバイオレットセブンは好きだったよ
109それも名無しだ:2007/04/16(月) 22:51:47 ID:7/lmjlJf
>>104
気持ちはわからんでもないが諦めて精進しようぜ


個人的には思いつきで作った奴のが好評価されて
数日かけて力入れて作った奴がイマイチ評価されないという
現状は寂しいっていったら寂しいけどw

ええ、未だにグランドアースなんてもんを書いてますよ
ただこれ、機体設定のみならず人物背景まで肥大化してるんだよなぁ・・・
次はSSと同時投下しようと頑張ってるけど何時になるやら・・・
110104:2007/04/16(月) 23:10:05 ID:IsG7XbS6
まあ諦めるしかないよなぁ
今回、自分みたいに寂しいって思ってる人がいるのがわかっただけ良かったよ。次は評価されるよう頑張るさ
111それも名無しだ:2007/04/16(月) 23:44:53 ID:7/lmjlJf
氷砕王 フォルクライザー

水天人と呼ばれる宇宙種族がいた・・・
その種族は体が液体であるが為に
決して死なぬ体であり殺せぬ体を持っていた
だが液体の体を持つゆえに乾いた星では暮らせない
そして彼らは緑と青の星「地球」への侵略を開始した

地球軍は彼らと交戦するが母なる海を根城とした彼らとの戦いは困難を極め
劣勢に追い込まれていく

その時、地球は彼らを倒す為の最後の切札を完成させた

その腕は全てを凍結させ
その拳は全てを砕き
その目は全ての苦難を乗り越える熱き意思持つ

その名は 氷砕王 フォルクライザー

男よ、氷の中に熱き意思を灯せ!!!

以下設定

フォルクライザー(主役ロボ)

地球軍が水天人と闘う為に作り上げた
最後にして最強のロボット兵器である
追い詰めれた人類はあらゆる英知を結集し
海水と異星物質である水天人を判別し液体である水天人だけを氷結させる
特殊な氷結システム、コールティングシステムを開発した
相手を氷結(コールドフリーズ)させ、超振動を起こす拳で砕き倒す事が出来る
人類最強の兵器である

藤野 壮太(主人公)

物語の主人公
−20度の世界を裸で過ごせるという特異体質の持ち主
フォルクライザーは稼動時にコックピットが零度以下の温度になる為
その温度で操縦することが出来る人間を探し出され選ばれた
最初はからっきしの素人だが軍に押し付けられた運命に真っ向から立ち向かい成長していく
熱い場所が苦手で夏はずっと避暑地にいる
無類のギャグ好きだがギャグセンスは無い
仲間を大切にする気の良い奴だが、家族にある種のコンプレックスを持っている

水天人(敵)

異星の種族
体が液体であり、その体を如何様にも変形させる事が出来る
自身の星が乾いた星となり住めなくなったが為に青の星地球への侵略を開始した
共存の二文字は地球人が水を飲む一族な為ない
液体の体のため体を自由に変形させる事ができ並の攻撃では撃退する事が出来ない
また海を根城としているため彼らのエネルギーは海が消滅するまで供給され続けてしまう
彼らを撃退する為の方法は2つ、蒸発させてしまうか、氷結させて砕くか
だが前者の方法は海を蒸発させる事を意味し取れない選択となっている


ここからは駄文というかなんというか
すまんageっぱなしになってた
お詫びというかせっかくなので久しぶりに上のと違うロボ書いてみた、やっぱ設定練るのは楽しいな
112それも名無しだ:2007/04/17(火) 00:28:14 ID:tiilcrJo
>>110
グリッドマンみたいで好きだよ。
ロボの名前もかっこいいし。
113それも名無しだ:2007/04/17(火) 02:01:32 ID:381b/nFC
紅蓮雷撃 サンダークロス

クリスマスを邪魔するブラックサンタ団を倒すため
きたる12月25日のため、世界サンタクロース連盟が神の十字架を持つ
使徒を目覚めさせた・・・!

サンダークロス
背中に光る十字架を持つ紅蓮のロボット。

ブラックサンタ団
サンタはいないよ、という信念を持つ負の集団。

114それも名無しだ:2007/04/17(火) 04:07:37 ID:xeMa7H5q
>>99
結構思い付きで書いたからなぁ……ロボはあんまり深く考えてなかったorz
そして俺は絵が描けないです……orzorz
115それも名無しだ:2007/04/17(火) 08:31:38 ID:5ERGoXeb
>>114
分かった、じゃあデザインは自分で考えて作ります
コンセプトは黒だけのゴライオンっぽい感じでいいですかね
116それも名無しだ:2007/04/17(火) 12:12:23 ID:xeMa7H5q
>>115
あ、色は赤メインでお願いします
やっぱりリーダーの色と言ったら赤なので……



てゆーか何か造ってくれるんですか!
117それも名無しだ:2007/04/17(火) 14:06:39 ID:IaK6DRMR
>>112
ありがとうございます。マジでありがとうございます
118それも名無しだ:2007/04/17(火) 15:35:46 ID:5ERGoXeb
>>117
言い方が悪かった、同じような形から手足胴体に変形する、ってのを言いたかった
ビッグボルケイザー作ってみたいんだが、駄目かな?
119それも名無しだ:2007/04/17(火) 19:09:41 ID:xeMa7H5q
>>118
いやいや、駄目なんてことは……是非お願いします
120それも名無しだ:2007/04/18(水) 12:25:12 ID:62HaAwS2
リア厨の時に考えたガンダム。Wっぽいノリで作ったな。

「機動戦士Bガンダム」
○バトルガンダム
略してBガンダム。寒冷地、熱帯、砂漠、宇宙空間さまざまな場所で
全力を発揮できるように設計されている。主兵装はビームライフルとバトルガジェット。
バトルガジェットは変形することで真のパワーを発揮する。ビームサーベル、
ビームバスターブレイド(大剣)、ビームジャベリン(槍)、ビームツインカリバー(双剣)
この4種類に変形する。パイロットはヒビキ・センドー。バトル好きの熱血野郎だが殺し合いは好まない。

○ガンダムブラックソード
黒い装甲のガンダム。特殊な合金で出来た黒い刀「ブラックソード」のみを武器とする。
センサー、カメラ、肉眼などに反応されずに姿を消す「アルティメットジャマー」という装置が備わっている。
パイロットは、殺し合いを求めて戦場に現れた謎の仮面男、キルリベイト。
121それも名無しだ:2007/04/18(水) 13:06:21 ID:Yu981JB3
ガンダムは、シャア専用板にそういった趣旨のスレってなかったっけ?
122それも名無しだ:2007/04/18(水) 17:19:57 ID:ylqmAO1k
基本は完全オリジナルだが幼少のころに考えたやつなのでアリっちゃアリだろ。
123それも名無しだ:2007/04/18(水) 18:42:38 ID:HzLeTjVB
今考えた俺ガンダムならアウト
124それも名無しだ:2007/04/18(水) 18:48:06 ID:9kvdXoKR
仮に今考えたガンダムだとしたら痛杉www
125それも名無しだ:2007/04/18(水) 18:53:32 ID:lrDNC0Qc
おいおい、痛いのは誰もが変わらないだろ

そこまで叩くなよw
126それも名無しだ:2007/04/18(水) 19:40:43 ID:VaWa1yCK
厨ガンダムテラワロスwwwwwwwwww
127それも名無しだ:2007/04/19(木) 10:43:02 ID:xvBK6dsy
いや、まぁ、厨だと笑われるのは、このスレ全体に言えることなんだけどね。
128それも名無しだ:2007/04/19(木) 11:04:31 ID:Aw04VnpM
そんな事いったらこの板自体……キリがなくなるからもうよそうぜ
129それも名無しだ:2007/04/19(木) 11:26:13 ID:Aw04VnpM
じゃ、流れ戻そうか

超巨大一期一会ロボ グンゾオー

突如として現れた正体不明の怪物体。
街を破壊に陥れるそれらに呼応するかのように現れる機神グンゾオー。
怪物体に敵対するグンゾオーには特定のパイロットはおらず、
その都度そこら辺にいる人間をパイロットに選ぶのだ!

家出少年。リストラサラリーマン。生活に疲れたOL。荒んだ家庭に喘ぐ主婦…

彼等はそれぞれの理由を胸に世界を守る一回きりの戦いに挑む!
130それも名無しだ:2007/04/19(木) 12:22:29 ID:mYTqTzHj
漂流戦士 アステロード

やたらと厄介ごとに巻き込まれる星の元に生まれた主人公は面倒なので人がいない宇宙を漂流する事にした。
しかしそれでも厄介ごとに巻き込まれるので小惑星に偽装したロボット、アステロードと共に普段は宇宙のゴミに混じりながら気まぐれに、それなりに目の前の悪を倒すのだった。
果たして安住の地はあるのか?
131それも名無しだ:2007/04/19(木) 12:51:17 ID:FH5rRi5R
名前までは忘れたけど

砂漠探索してたら敵ロボに襲われて、逃げ込んだ先が何か遺跡
で、ロボットがあって乗ってみたら動いて超強いお!
そして宇宙へ

みたいなすげぇ厨病的なロボットのSS書いてた
外見イメージで言えば、なんだっけ? ブラックなんとかっていう劇場版ナデシコで出たやつみたいな感じ
ついでにその頃EVA見てたから、なんだかんだあって暴走乙みたいな話になってた希ガス
132それも名無しだ:2007/04/19(木) 13:04:50 ID:rpZY7ag/
>>129
明るい「ぼくらの」であってほしいな
ロボに乗った後家出少年が家に帰り、リストラサラリーマンが再就職がんばって
主婦が笑顔を取り戻すような
>>130
なんか浮遊感があって好感
>>131
うp
133それも名無しだ:2007/04/19(木) 19:10:08 ID:cb4CBoS7
>>129
誰か書いてくれ

>>130
やたらテキトーなところが愉快
134それも名無しだ:2007/04/20(金) 23:21:08 ID:/hpECzN7
どうも、「バイオレットセブン」「プラティロイド」を作った者です
せっかくなので、私も自分が中学生の頃に考えたロボットを公開します

「超電説 サンダーリプルD」

時にU.C.0107年(笑)。正義のロボット・ダイナムジェラードが異星人軍団・
スパリナを撃退(この話の前作)してから、10年の月日が経過した。
だが、長い平和によって軍事力が失われた世界で、国際的テロ組織「マーテ
リウス」が暗躍を開始。その圧倒的な力で、あっという間に全世界を掌握した。
もちろん、中にはマーテリウスに立ち向かおうとする者もいたが、力の差は
明らかで、あくまでもその活動はゲリラ的な範疇を超えるものでは無かった。
毎日繰り返されるマーテリウスの絨毯爆撃。それによって、主人公・高木ミク
(12歳)は両親を失った。
しかし、この少女にはふたつの秘密があった。ひとつは、彼女の両親が人間の
精神力・リプルエネルギーを研究する工学者であったこと。もうひとつは、
彼女には豊富なリプルエネルギーが秘められていたということである。
リプルエネルギーを武器にマーテリウスと戦う、「リプルマシン」の目覚めが
近づいていた…。
そして、ミクの友人セイラや、転校生ナギサも仲間に加わり、三体のリプル
マシンが合体。「サンダーリプルD」がここに誕生したのであった!

あんまりくどくなりすぎるといけないので、このへんでやめておきます
それにしても、私が造るロボットものは「超」がつくものが多いですね(笑)
135それも名無しだ:2007/04/21(土) 02:55:34 ID:Ov5UbpsB
「正義の味方ってさ、かっこいいけどさ」



「正義ってなんなんだよ」



【ジャスティスゲーム!】


「ここに7人の正義の味方と、7機の正義のロボットがいる」


「これから彼らに世界中の戦争地に行ってもらい、正義のために闘いに参加してもらう」


「どこの戦場にいってもいい。どういう戦争をしてもいい。どっちの戦力についてもいい」


「用意した正義のロボットたちは最強だ。七機ともな。そしてパイロット7人も甲乙付けがたい最強の正義の味方たちだ」


「さて、この世でもっとも正義の存在となるのは誰かな?」


ジャスティスゲームのルール
・参加者は自他共に認める正義の味方でなければならない。(ただしゲーム開始時のみでよい)
・ゲーム会場は戦場ならばどこでもよい。
・参加者には最強の装備とスペックをもつ超強力なロボットに乗ってもらう。
・自身が自身を正義の味方と確立できなくなると失格となる。また死亡しても同じく失格となる。
・他者(一般人など)が参加者を正義の味方と認識できなくなると「イビルゲージ」というものが蓄積され、100になると失格となる
・最終的に正義の味方として参加し続けられた者が優勝となる。
・また参加者はこのゲームに参加していること、また、正義の味方であること、ロボットに乗ってることなどを他人に話してはいけない。
・ゲーム開始からゲーム終了までゲームの辞退は出来ない。ただし一般生活を営みながら参加は認められる。
・正義の味方同士で戦うことも認められる。
・正義のロボットは破損してもゲームマスターに申請すれば即座に完全に再生されてパイロットのもとに転送される。
・パイロットが破損した場合は再生はされない。

136それも名無しだ:2007/04/21(土) 02:56:18 ID:Ov5UbpsB
参加者プロフィール

東海林 真人 
・日本人。17歳。男性。学生。家族構成、父、妹、犬、金魚。
・身長168cm。体重60kg。
・戦争については?「やってはいけないこと」
・搭乗機体・ドレットノート

熊谷 あきな
・日本人。17歳。女性。学生。家族構成、父、母、兄。
・身長165cm。体重49kg。
・正義とは?「人を助けること」
・搭乗機体・ジャンヌダルク

リチャード・マクレーガー
・アメリカ人。25歳。軍人。家族構成、姉、妹。
・身長187cm。体重85kg。
・悪とは?「正義に刃向かうこと」
・搭乗機体・インデペンデンス

マードルフ・カーナ
・ドイツ出身。23歳。警官。家族構成、父、母。
・身長177cm、体重74kg。
・戦争はなぜ起こる?「もう起こさせませんよ」
・搭乗機体・インビシブル

他、三名。


ゲームマスター
・意識、夢、現実に出没できる超越存在。
・その他一切が謎。

137それも名無しだ:2007/04/21(土) 03:56:03 ID:Ov5UbpsB
他設定

・今回のジャスティスゲームは第三回目。過去のジャスティスゲームについては詳細不明
・参加者は徐々に精神を「正義」にとらわれだす。
・正義にはいくつかの種類・性質がある
・途中参加する者もいる
・「失格」となると即座に悪の存在として存在を書き換えられる
・正義のロボットは最強である。核兵器でもほぼダメージは無い防御力、そして現世における最強の攻撃力を持つ。
・ただし、正義ロボット同士がぶつかると本来以上の力を発揮するようになる。つまり本気で互いを消し去ろうとする。
・その際、戦闘による周囲への被害は想定不可能の領域である。
・優勝者は最高の正義の味方となれると参加者に伝えられている
・参加者はマスターからの招待があり、参加を決定した瞬間から常識と現実からの乖離情報を取得する。
・ジャスティスゲーム開催中は地球上から戦争がなくなることは無い。
・地球が消滅した場合、かつまだ参加者がいた場合は無効試合となる。
・その際、地球は予備のコピーが準備され、そこでゲームの続きをする。
・人間同士の戦争以外でも戦場は用意される。
・最後の一人となった場合優勝者となる権利が与えられる。そしてその時点で地球上の戦場は新たに発生
 しなくなる。優勝権利取得者が全ての戦場で正義を貫き、地球上から戦いを消滅させればその時点で優勝となる。
138それも名無しだ:2007/04/21(土) 08:57:13 ID:A7kOJTi2
なんか壮絶なオチがありそうな
139それも名無しだ:2007/04/21(土) 12:00:13 ID:Dd7kNA+V
そうでなくても皮肉たっぷりだな
140それも名無しだ:2007/04/22(日) 19:36:14 ID:I9DJ6uRf
・恐慌破断ダイカイザー 〜1セントの奇跡〜

かつて世界を騒がせた犯罪組織『ディール』。
奴らが巨大ロボット技術を持って蘇った!
『ニュー・ディール』と名を変えたそれに蹂躙される世界。
しかし、ここに一人の男がいた。
犬養憲次郎。
日本一の財閥となった犬養グループの代表である。
彼はニュー・ディールに対抗しうる手段『ダイカイザー』を起動することを決意する。
しかしこのロボット、たったひとつの欠点がある。
それは、動力自体が莫大な金であることだった。
果たして犬養は、自らが破産する前にニュー・ディールを倒すことができるのか。

・犬養憲次郎
 犬養グループの若代表。常にポーカーフェイスで冷静に見えるが、中身は荒くおまけに強欲。
亡くなった父の遺産を元手にディール壊滅を支援し、
結果膨大な利潤を手にすることに成功した。
そのため彼の中では戦う=ビジネスチャンスという考えであり、
ダイカイザーを動かすことを渋る。

・ダイカイザー
犬養前代表、憲次郎の父が残したスーパーロボット。
ゼネラルモーターというエンジンで動いていて、驚異的な能力を誇るが、動力が莫大な金。
武装はビーム砲『ドルブラスター』、ロケットパンチ『ポンドナックル』、
大剣『フランシュバイカー』、胸部熱量兵器『セントパニッシャー』。
特にセントパニッシャーの威力は無限熱量を誇るが、兆単位の金が飛んでしまう諸刃の剣。
141それも名無しだ:2007/04/22(日) 20:05:01 ID:spuvQj2B
>>140
トライダーG7を彷彿とさせるなぁ
142それも名無しだ:2007/04/22(日) 20:40:31 ID:e2lQ5fyw
月帝ノ唄
其ノ四「カナシミとヨロコビ」

瑠那「嘘でしょ……椿…なの…!?」
秦月「なっ……椿って、D組の立花椿か!?」
マンゲツ『ふむ、どうやら椿さんに寄生した侵略者が花を捕食し現在に至るようですね』
瑠那「そんな……私、戦えない!椿とは戦えない!」
秦月「でもよ……今あいつは侵略者なんだ。倒すしか……」
瑠那「あたしは!椿から教えてもらったの!あたしが戦ってる理由を!」

瑠那は泣きながら力一杯叫んだ。
その隙をついて花型が触手を伸ばしてくる。

花型「クアァァァァァァァァァァァ……」
瑠那「! しまった!縛られた!?」
花型「クアァァァァァァァァァァァ……」
瑠那「……!!」

月帝を縛った花型は月帝を振り回し、ビル街に放り投げた。
そして、その衝撃で瑠那は気を失った。

瑠那(……ここは……?)
???(情けない……戦い一つできんとは……本当にこいつが我の適合者なのか……?)
瑠那(…月…帝……?)
月帝(いかにも。瑠那。貴様は不甲斐ない。戦う覚悟がない)
瑠那(覚悟……)
月帝(貴様は先ほど、友から戦う理由を教えてもらったと言ったな)
瑠那(うん……)
月帝(では、何故戦う?)
瑠那(椿は……私には、守りたい物があるって……それを守りたいから戦うんだって……)
月帝(その守りたい物とは何だ?)
瑠那(分からない……)
月帝(では、駄目だな。それでは貴様はこのまま我と死ぬだけ)
瑠那(そんなこと言ったって……分からないものは分からないわよ)
月帝(見つけるのだ。貴様が守りたい物を見つけたとき、我は貴様に力を貸そう)
瑠那(力……)

秦月「瑠那!おい瑠那!返事しやがれ!!おい!!」

秦月は呼びかけるが、反応はない。
と、花型がツタを寄り合わせ巨大なドリルを作り出した。

秦月「! 瑠那!避けろ!!」
花型「クアァァァァァァァァァァァ……」
瑠那「うおりゃあ!!」
143それも名無しだ:2007/04/22(日) 21:01:36 ID:e2lQ5fyw
>>142

月帝がすんでの所でドリルを受け止めた。
その反動で花型が逆方向に回転しかかっている。
瑠那はそのまま花型を山の方へぶん投げた。
地響きをたてて花型が落下する。

秦月「瑠那!」
瑠那「ごめんね、秦月。あたしってお寝坊さんだからさ」
秦月「…ったく、冷や冷やさせんなよ…」
瑠那「ゴメン……」

瑠那は謝りつつも考えていた。
自分が守りたい物とは何か?
母か、父か、それとも祖父か。
秦月か、昴か。

瑠那「……ああもう!細かく考えるのはやめ!」

何か思いついたらしく、瑠那は大声で叫んだ。

瑠那「聞こえてる、月帝!守りたい物見つかったよ!ちょっとわがままだけど!
  あたし、全部守りたい!パパもママもじーちゃんも秦月も星神くんも椿も地球も全部!
  あたしが守れる物全部守りたい!!」
月帝(……くっははははは!!こいつはいい!そのスケールのでかさ、気に入ったぞ!
  特別に食われた友を助けられる程度に力を押さえておいてやる。存分に使え!)

月帝が口を大きく開いた。
そして、操縦席上部からマイクのような物が垂れ下がってきた。

瑠那「…なるほど、そーゆーわけ?んじゃあ……!」
花型「クアァァァァァァァァァァァ……」
秦月「瑠那!来るぞ!」

花型が再びドリルを作り出し、月帝に飛びかかった。
しかし、瑠那が声を発する方がコンマ一秒早かった。

瑠那「ウワアアアアアアアアアアアア!!」

月帝の口から発されたその声は、花型をばらばらに分解していった。
胸像の椿だけを残して。


瑠那「椿……ねえ、起きてよ、椿!」
秦月「おい、立花!悪い冗談はよせよ、なあ!」

二人の呼びかけも空しく、触れるだけで椿の体は砂のように崩れていく。

マンゲツ「どうやら、侵略者の浸食が異常に早く進んでいたようですね。その結果がこれ……」
瑠那「そんな……じゃあ椿は!?」
マンゲツ「残念ですが……」
椿「……瑠…那…?」
144それも名無しだ:2007/04/22(日) 21:10:09 ID:e2lQ5fyw
>>143
瑠那「! 椿!気がついたの!?」
椿「……瑠那…見つけた…みたいね……あなたが…守りたい…物……」
瑠那「…ちょっと、わがままだけどね……」
椿「……御架付君」
秦月「どうした、立花?」
椿「瑠那、お願いね……この子……強がってるけど……本当は凄く弱いの……」
秦月「……分かった、こいつの面倒は俺が責任もって見る!だから安心しろ」
椿「……そう、それは……よかっ……」

限界が来たのか、椿の体は完全に崩れ去った。

瑠那「……結局、あたしは……椿を守れなかった……」
秦月「…………」

秦月は黙って瑠那を見ていた。見ているしかできなかった。
瑠那の、その悲しそうな背中を見ると、留那に何も話しかけることが出来なかった。
そこに、あの星神が現れた。

昴「君たち、ここで何をしているんだ!」
秦月「委員長……?」
昴「侵略者の大群だ!星神だけじゃあ手に負えない!」
マンゲツ「なんですと!?」

其ノ四 完
145それも名無しだ:2007/04/22(日) 21:11:51 ID:e2lQ5fyw
訂正

2レス目の瑠那の台詞

×星神くん→○星野くん

でした。ごめんなさい。
146それも名無しだ:2007/04/22(日) 22:19:23 ID:raJqkT87
聖界機兵セイカイオーIS
懐疑の弾丸

律子にはその言葉が真実に聞こえた。と言うのも、彼が英武チルドレンのお株を奪い自分の経歴に、日本の歴史に自らの名を残すため画策するような人物とは思えなかったからだ。
新台場計画はきっと日本の政治史に名を残すだろう。故にその席を狙う議員がいるのも当然だった。だが、この男は策するには疲れすぎている――不敵に笑う、深々と皺を刻んだ表情を見るとそう思えた。


疑惑の弾丸、『ブリティッシュファントム』。
巨大な弾頭、それを放つための巨大な撃鉄は、英武展の会場に華やかに展示されている。でたらめな、時代錯誤の粉砕兵器だ。
それが意味するのはもちろん、過去にイギリスとの外交を快く思わなかった人間がいるという事実だ。
しかし、あれだけの兵器を製造出来た過程や経路、そして何者が作り上げたのかは未だに謎のままだった。
弾丸は国産ロボットのコックピットサイズ並の大きさを誇り、それを放つ銃それ自体の大きさも、現行生産されているロボットと同等の身長を持つ。故に『でたらめ』な規格と言われた。それはもはや銃ではなく大砲である。
そもそも現代のロボット戦術において、過度な戦闘力を持つ兵器はデメリットのほうが多い。運用での問題も多く、使用する際のトラブルの発生する可能性も非常に高い。なにより、無駄なのだ。
勝利するためならば、コックピットを破壊する、コンピューター機器を破壊する等、もっとリスクの少ない方法が存在するはずなのだ。
理由があるはずなのだ、そのでたらめさに似合う、よほど強烈な理由が……。

147それも名無しだ:2007/04/22(日) 22:20:54 ID:raJqkT87

コーヒーショップを出た二人は、再び英武展を訪れていた。
国心にはお忍びではなく、公式の来場として記者団を交えた会見に挑まなければならなかったし、レベッカも記事のためのネタ探しが必要だった。
互いの仕事に理解のあった二人はあっさりと別れたあとで、国心はなんとなくの足取りで再びブリティッシュファントムの前へやって来ていた。
時間は昼を少し過ぎ、館内はスタッフによる清掃活動が始まったばかりのようだった。
会見まで時間はあった。退屈しのぎに国心はその巨大な兵器をチェックする男に声をかけた。
「これを毎日掃除してるのかい?」
「え?」
声をかけられた男が振り返り、国心の顔を見て、驚くこともなくあの藍沢国心なのだなと認めた様子だった。
ふむ、まだ自分も有名人とはいかないようだと心の中で呟きながら、男が彼女であることを気づいた。
髪は短く、薄汚れた作業着を着ていて、見えたのが背中だけだったからわからなかったが、彼女は確かに女性らしさを持った女性だった。
彼女は国心にうっとおしいものを見る目を向けていたが、淡々とした口調で答えた。
「ええ、毎日欠かさず点検するのが仕事ですから」
「この仕事はアルバイトで?」
「いえ、家が代々整備工をやっていますから」
英武政権時代より、技術者は重宝されてきた。
量産企業が出来た今でも、整備工と呼ばれる職人は居た。
「君のような女性が、整備工というのは意外だな」
「女が整備工をしては駄目だと?」
「いや、魅力的な職業というのは職に就く人それ自身が輝かせるものさ。たくましい女性は素晴らしい」
「政治家らしい言い方ですね」
そりゃどうも、と呟いて国心は彼女がこの話の中で一度も手を休めず、機械のように正確に動くのを観察し、関心した。
真剣になる人間はいつでも美しい。
148それも名無しだ:2007/04/22(日) 22:22:07 ID:raJqkT87
「こいつとの付き合いは長いのか?」
「ええ、うちは英武展の前から彼女の整備に携わってきてますから」
「彼女?」
ブリティッシュファントムのことだろうと国心は思ったが、こいつを女性と形容したことはなかった。完璧な兵器は美しい、それを女性のように奏でる殺人鬼の話なんかを連想したが、ブリティッシュファントムはその逆だ。これは欠陥兵器なのだから。
「兵器は見た目や振る舞いとは違い、非常に繊細なんです」
国心の疑問に答えるように彼女は言った。
「そうなのか……そういったことにはあまり詳しくないんでね」
「ブリティッシュファントムがなぜ兵器として成功したと思います?」
突然、話題の主導権を奪われた気持ちだが、まだ時間も余っていた国心は、そうだなと考えた。
成功、というのはつまり……自分の先生である有田昇平の殺害を指すのだろう。
「……油断じゃないかな。あの日の監視は完璧だった、そう思いこんだミスだったんだ」
「私は――」
彼女の瞳が国心と交錯した。
「彼女が唯一無二のオリジナルだったからだと思いますけど」


つづかない
149それも名無しだ:2007/04/22(日) 22:52:26 ID:jtxAbheb
今思いついたオリジナルグルンガスト貼っていいか?
150それも名無しだ:2007/04/22(日) 23:56:30 ID:spuvQj2B
どうぞどうぞ
151それも名無しだ:2007/04/22(日) 23:58:46 ID:raJqkT87
際限なくなるからあまり好まない
それとsageろ
152それも名無しだ:2007/04/23(月) 00:32:45 ID:ly6EeYWd
>>149
気にせず貼っていいよ
153それも名無しだ:2007/04/23(月) 01:31:19 ID:yVkoOH9j
スパロボの話なんだが
主人公は男女の2人。

男のほうは落ち着いた優等キャラで女のほうは明るく熱血努力型なキャラ。
逆でもいいんだけど、頑張るのは女の子のほう好感持てるし、

乗る機体は各1機。男が乗るほうは、回避と射撃が得意なリアル系。単独での短距離瞬間移動が可能なんだけど連続使用ができない。性能が不安定。
もう1機は装甲・打撃のスーパー系。装甲こそ厚いものの重量の負担があり精密動作に問題あり。

何故問題があるこの2機を使うか。何故異なるタイプ2機があるのか。
話を通して説明していく。

つまんなかったね
154それも名無しだ:2007/04/23(月) 13:32:34 ID:lTFtLFBc
これで10年は戦えるな
155それも名無しだ:2007/04/23(月) 16:15:50 ID:VsSP33OL
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/

5スレ目を追加
BGのプレリリースを更新
バグ多数、このシナリオの中身はすべて現段階での仕様

ダウンロードページの参戦作品以外にも、第一期更新分として多数のぼくロボが参戦予定
特に正式公開版では主に第1スレの作品がメインの予定
公開日未だ未定
156それも名無しだ:2007/04/23(月) 16:29:28 ID:ZwKgBPvf
>>155
ひとまずGJ
たのしみにしてます
157それも名無しだ:2007/04/23(月) 17:36:39 ID:jofV4MhC
>>155
お疲れ様です
谷が越えられずに詰みました
158前スレ529:2007/04/23(月) 22:10:38 ID:Je0avSmp
退魔機士(エクソシスト)アルジェーン 第2弾

まさかガウディに吸血鬼の血が流れていたなんて!
突如吸血鬼の地が目覚めたガウディ。彼の操るアルジェーンの爪がクルツのコクピットに突き立てられた。マリアは悲鳴をあげる間もなく絶命した…。

ガウディ「マリアを殺したのは俺だ。なのにあんたはなぜ微笑む?」
ヘルシング「儂だってお前の心臓を抉り出してやりたい思いだ。
       だが……少しでも贖罪の意志があるなら、お前はアルジェーンで自分の同類を殺し続けろ。」

――かくしてアルジェーンは十字架を背負う。

クロス・アルジェーン 操縦者を失ったクルツをパーツ化して装備。
             武装強化であると同時にコクピットのガウディが吸血鬼化すれば即座に消滅させる安全装置でもある。
 マグナクルツ 銀の銃弾を撃ち出す機関銃
 シルバー・クロスファイア クルツの能力だった十字架から発する炎

ドゥーォム 聖堂の形をしたエクソシスト。他の2機に比べ大きく、防御力に優れている。
       装甲の一部はアルジェーンに装備させる事も可能。武器は指先から聖水を高圧で発射するセントハイドロブラスター。

レオン・セワード ヘルシング教授の学生。ドゥーォムを操縦する。
159それも名無しだ:2007/04/24(火) 00:06:22 ID:/Y1Uzs/X
終末機兵 レイザリオン

数千年の間地球の存在全てを管理・制御してきた超大型惑星操作コンピュータ・アステアリス。
しかし何者かにより絶対領域とされていたシステムの中枢が侵されてしまう。
事態を重く見た管理組織であるオディアス議会はアステアリスの破棄を決定。
即座に小惑星破壊兵器などの戦力でアステアリスの破壊を試みる。
が、圧倒的な「神」の力の前に人類は絶望するしかなかった。
しかし、そこに使徒が舞い降りる。レイザリオンとメインOsに刻まれたその使徒を
得て、人々はアステアリスを見つめる。


恐るべき力を持つ要塞となった星の母【アステアリス】に対し、星の子たちは剣を引き抜いた。


アステアリス
数千年前、滅亡の危機に瀕した地球を救うため、作り出された惑星管理システム。
半永久稼動の動力と完全演算システムを搭載した、メイン本体の直径30キロ、
全体は直径2千キロという人類史上最高の産物。過去に生命が消滅した大陸ユーラシア中央に建造された。
アステアリスの起動により地球は滅亡を逃れ、アステアリス管理のもと再生されていった。
以後アステアリスは惑星の母として地球の全てを見守り慈しんでいった。
神ともいえる存在に昇華したアステアリスだったが今回、聖域ともいえる中枢に何者かが作用し、
暴走。全ての存在に対して最悪の敵となってしまう。

メインコンピュータには擬似人格としてある女性の人格が投影されている。
彼女が今、どうなっていて何を考えているのかは不明である。


レイザリオン
アステアリスの暴走に伴い、人類の前に召還された巨大人型兵器群。
過去に誰かが事態を予想し用意したのか、はたまたアステアリス自身が
悪魔となった自分を倒させるために人類に転送したのかは不明。

200メートルという巨大な身体と現代科学を超越したスペックを持つ。
だがそれでもアステアリスに立ち向かうには十分とはいえない。
数千体が召還され、一機一機形状が違う。
操縦には遺伝子をキーとしたロックがされており、一機につき世界に一人しかパイロットはいない。
出現後、議会は一機一機の適格者を呼び出し、有無も言わさずパイロットとした。

ズィーガー
アステアリスの防衛プログラムが生み出した機動端末兵器。
様々な種類がおり、レイザリオンのようなロボットからほぼ生物にちかい化け物まで。
圧倒的な数と戦闘力を持ち、地上の生物の全ての天敵。

160それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:02:15 ID:An1KwFNF
>>159
なかなか堅実な造りで好感が持てるな
第一印象で人を惹きつけるような特徴が何かあればもっと面白くなるはず
161それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:20:32 ID:9JnLPeGK
*轟鉄のストライフ


魔法国家アトス―――
それは“こちら側”の世界とは別次元に位置する
“魔法”を技術の根本にすえた国家である。
だがアトスは現在、人口の増加や肥大する次元の歪みによって崩壊の危機を迎えていた。
その未曾有の危機にアトス上層部は
多次元への侵略を行っても生き残ろうとする『急進派』とそれを良しとしない『穏健派』に分裂。
そしてついに『急進派』筆頭・ゲオルグ=ファーレウスが軍事クーデターを起こし、
穏健派を鎮圧。“こちら側”への侵略を開始したのであった。

だがそれに反感を抱いたゲオルグの娘・リイン=ファーレウスは
穏健派の生き残りの力を借り、騎甲人形(マキナドーラー)のうちの一つ『轟鉄のストライフ』を奪取。
次元を繋ぎ合わせる“渡世の門”を渉り、こちら側にやってきたのだ。

だが、下準備無しで“渡世の門”を使用したせいで元々少ない魔力が尽き、
転送先の建物の屋上に倒れこんでしまうリイン。
さらに魔力の枯渇のせいで空腹になり、腹が情けない音を上げる。

「おや、いきなり女の子が降って来たと思ったら空腹で倒れるなんてね。
 たまには一人で昼飯を食べてみるもんだね」

そこで――リインは一人の少年と出会った。
見るからに怪しいリインに対し、少年は整った顔に微笑を浮かべて
手元にもっていた食べ物と飲み物をリインに渡したのである。

魔力の枯渇は他からの摂取によって回復する。
少しいぶかしみながらも受け取り、それらを食するリイン。
そしてそれらは初めて食べるものばかりだったが、嫌いな味ではなかった。

「――ありがとう、その……助かった」
「いえいえ、どういたしまして。
 じゃあお礼の代わりといっては何だけど……教えてくれるかい?
 君はどこから落ちてきたのかな?」

そう言って雲ひとつない空を見上げる少年。
リインは迷った。“こちら側”を守るために協力者は必要だ。
だが、事情を話すということは命がけの世界に巻き込むということに他ならない。
更にいきなりこんなことを話して信じてもらえるとも思えない。
162それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:21:03 ID:9JnLPeGK
だが一飯の恩義もある。説明しないわけにも行くまい。
微笑を浮かべたまま、リインの言葉を待つ少年に、自身の事情を説明する。
そして全てを話し終わったリインが少年の顔を見ると――
そこには真剣な眼差しでこちらを見る少年の姿があった。

「そっか――で、俺には何ができるのかな?」
「……信じるのか? 私の話を?」
「君の目を見れば嘘を言ってるかどうかぐらいわかるさ。
 ならそれは君が真実を言っているか、それとも酷い妄想癖を持っているかしかない。
 そして――どうやら前者みたいだし、ね」

少年の視線の先、黒い獣――追っ手に放たれたのであろう魔獣がグラウンドに出現する。
リインは冷静に戦局を見定める。
都合よく騎甲人形(マキナドーラー)の召喚条件はそろっている。
だが自身の乗る『轟鉄のストライフ』は複座型。
二人の騎士(ライダー)がいなければその真価を発揮できない。
しかし騎士(ライダー)になれということは『命を懸けろ』ということと同義。
いきなりそんな重荷を民間人の少年に背負わせていいものかと躊躇するリイン。
だがしかし少年は笑う。

「――望むところだ。でも一つ“約束”してくれるかな?」
「ああ、私に出来ることなら何でも」
「じゃあ、アイツを倒したら、デートしてくれるかい?」
「“でぇと”が何を指すのか知らないが、私に出来ることなら何なりと言うがいい。
 騎士の名に懸けてその“でぇと”とやらを遂行しよう」
「OK。それじゃあ、あの黒いのを倒しに行こうか!」

グラウンドに召喚される黒の騎甲人形(マキナドーラー)。
リインに操作方法を聞きながら、魔獣に立ち向かうユウ。

こうして少年・村雲ユウとリイン=ファーレウスは最初の“約束”を交わした。
そして二つの世界の命運をかけた戦いが幕が切って落とされたのである。
163それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:21:34 ID:9JnLPeGK
*用語設定
・渡世の門
 魔力を使って異世界間を移動するための装置。
 まだ実験段階であり人間のジャンプ実験は行われていなかった(リインが初)
 なお“こちら側”のゲートは“送られるもの”の特性に左右されるため、
 まず、自身で魔力をコントロールできる人間が送り込まれる
 ⇒その人間が大規模な何らかの魔術的アクションを起こす。
 (ex:巨大な魔方陣を描く、法則にしたがって事件を起こす)
 ⇒騎甲人形(マキナドーラー)召喚! という手順が一般的である。
 なお、一度こちら側に召喚された騎甲人形(マキナドーラー)は
 上記の手順を踏まずに簡易に召喚できるので、
 ユウとリインは魔術的アクションを察知し、
 如何にして最初の出現時に撃破出来るか、が重要になる。

・騎甲人形(マキナドーラー)
 魔術路によって稼動する人型機動兵器。
 精霊炉に封じられた精霊によって、特殊な能力を発揮する。
 搭乗者は騎士(ライダー)と呼ばれる。
164それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:23:41 ID:9JnLPeGK
*人物設定

<“こちら側”>
・村雲ユウ
『――“約束”だ。君が苦しいとき、悲しいとき、俺は必ず駆けつける』
『許婚? ははは、やだなあ。恋愛は自由だっていうのがこの世界のトレンドだよ?』
 ヒーローにして男主人公。
 “道明のスケコマシ”、“道明高校のドン・ファン”の異名をとるほど
 軽い人間だが、現在特定の彼女はいない(というか作っていない模様)。
 基本的には笑顔を絶やさない明るい性格だが、
 時たま諦観にも似た冷徹なリアリストの面も見せる。
 家族とは死別しており、現在は両親の遺産を元に一人暮らしをしている。
 『約束』という言葉にある種、病的なまで固執するが、
 それには母親の死に関係しているらしい。
 昔の事故のせいで激しい運動は出来ないが、頭と口は良く回る。
 また魔術のない“こちら側”の人間でありながら、
 アトスの騎士達と比較してもトップクラスの“魔術の才能”を持つ。

・リイン=ファーレウス
『で、でぇと? “でぇと”とは何なのだ?』
『今の私には何を犠牲にしても成し遂げねばならぬところがある。
 そのためには――他の全てを犠牲にしても構わない』
 ヒロインにして女主人公。
 魔術国家でクーデターを起こした父と兄に反発し、
 『轟鉄のストライフ』を奪取して、こちら側の世界にやってきた。
 なお生身での戦闘力はアトスの騎士の中でもトップクラスであったが
 魔術の才能は平均レベルよりやや下であった。
 性格は真面目で頑固。かつ天然。
 他人に比べて胸の発育が遅いことを気にしている。
 なおこの世界に来て、初めてユウからもらったカレーパンがお気に入りらしい。

・鳴神ミナミ
『ユウの……ユウのエロボケッ! 下半身男ッ!』
 ユウの幼馴染。
 小さい頃からユウのことが好きだが、まったく気付いてもらっていない。
 やってきたリインがユウのところに住む事になり、気が気ではない毎日を送っている。

・迫水リョウヘイ
『今まで彼女は作らなかったのに……これはひょっとしてひょっとするか?』
 ユウの親友。
 ミナミに好意を寄せるが、ミナミの恋を応援するいい奴。
 趣味はバイクであり、バイト代のほぼ全てをつぎ込んでいる。

・鈴村リョーコ
『あー、どっかにワイルド系のいい男いないもんかね……』
 ユウたちの担任教師。
 美人ではあるのだが勝気な性格のせいで長い事男日照り。
 だが騒乱の中でクラウンに出会い、一目ぼれしてしまう。
165それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:24:20 ID:9JnLPeGK
<アトス側>
・クラウン=ボルトヘッド
『雑魚がッ! 魔術も使えない下等生物が俺には向かうんじゃねえッ!』
『畜生! 何で俺がこんなまねを……!』
 追っ手.“斬月”のパラシトリアの騎士(ライダー)
 こちら側の人間を『魔術も仕えない下等生物』として見下すが、
 主人公の乗ったストライフによって最初に撃破される。
 その後は騎士を剥奪され、侵略チームのサポートに回ることに。

・ジェイド=フォート
『よお、久しぶりだなリイン!』
『人の女に手え出すなら、それなりの覚悟は出来てるんだろうな、ああん?』
 追っ手&ライバル。“氷雪”のハキュリアスの騎士(ライダー)。
 リインの婚約者。“熱い氷”の異名を持つほどの騎士である。
 一見ややヤンキーの入った熱血漢だが、冷静な戦略眼をあわせ持つ。

・アルマーレ=アダマンタイン
『ジェイド様のご命令なら全てを実行いたします』
『……ジェイド様の寵愛を受けながら、ジェイド様を裏切ったリイン=ファーレウス……
 許さない……超、個人的に』
 ジェイドの従者。“幻燈”のエルレーンの騎士(ライダー)。
 無口な少女だが頭に血が上りやすい。
 ジェイドに命を救われた過去を持ち、主のためなら命すら投げ出す覚悟がある。
 そのためジェイドの婚約者であるリインに嫉妬している。

・カイン=ファーレウス
『我が妹とはいえ容赦はせん』
『一撃で葬る。それが最後の情けだ、リイン』
 追っ手。リインの実の兄。“断絶”のクロフェノイルの騎士(ライダー)。
 実直な武人であり、侵略に疑問を抱きながらも任務を実行する。

・ゲオルグ=ファーレウス
『我等がアトスに永遠の安らぎを!』
 リインの実父。
 崩壊する魔術国家を憂い、クーデターを起こし政権を奪取。
 “こちら側”への侵略作戦を開始する。
166それも名無しだ:2007/04/24(火) 01:24:52 ID:9JnLPeGK
<ロボ編>
・“轟鉄”のストライフ
 複座型騎甲人形(マキナドーラー)。
 属性は『大地』と『防壁』。戦斧を操るパワー型の機体。
 土を操るほか、広範囲にバリアを発生させることが出来る。
 必殺技は“豪腕爆砕・ディストライドブロー”。
 バリアを右腕に集中させて渾身の力を込めて殴りつける単純な技だがそれ故に威力は強力無比。

・“斬月”のパラシトリア
 属性は『風』と『斬撃』。二刀を操るスピード重視の機体。
 風を刃に宿らせ、超射程を誇る斬撃を放つ“ソニックハーケン”が必殺技。

・“断絶”のクロフェノイル
 属性は『断絶』。巨大な刀を振るうバランス型の機体。
 『断絶』によりありとあらゆる防御を無効化する斬撃“ラムダギロッチン”を放てる。
 ストライフの天敵とも呼べる機体。

・“氷雪”のハキュリアス
 属性は『氷』と『凍結』。
 氷の穂先を持った槍“聖騎士アーデイトの槍”が武器のバランス型の機体。
 “聖騎士アーデイトの槍”は穂先が触れただけで相手を凍結させることが出来る。
 また触れた瞬間絶対零度になるため、物理的な防御は不可能である。

・“幻燈”のエルレーン
 属性は『光』。光の矢を放つ弓を持つ。
 光を操ることで姿を隠したり出来るが
 基礎能力はあまり高くない遠距離支援型の機体。
 ハキュリアスと連携をとることで自在に幻影を発生させることが出来る。
167それも名無しだ:2007/04/24(火) 15:57:26 ID:nU/Ido9c
脳内アニメが展開可能だぞッ!
なんかキャラ設定のところはスパロボオリジナルみたいな印象だがw
168それも名無しだ:2007/04/27(金) 00:39:37 ID:Nor+AUtv
魔神傀儡ギルティロス

地底から蘇る古の機械悪魔達。それはかつて地上を我が物にせんと生み出された物であり、それを率いる「魔神」と共に滅びたはずだった。

しかし長き時をかけ機械悪魔達は自らの体と魔神を人間達の邪悪な心を利用し修復。
そしてついに「魔神の魂」を持つ人間の誕生と共に再び地上制覇に乗り出したのだった。

だが奇跡的に人類は機械悪魔への対抗手段を得た。その名はギルティロス―

明星キョウ
正義感の強い青年。「魔神の魂」を持って生まれた双子の弟を殺めてしまったことから全ての運命は狂いだす。
弟の最期に一瞬魔神と精神が感応した彼は魂を失ってしまった魔神の肉体を発見する。
これを機械悪魔への対抗手段とし人類の兵器として改造する計画に参加、搭乗者となる。

ギルティロス
魂を失った機械の魔神を拘束・改造した人類の切り札。
機械により制御されているものの悪意に感応すると本来の破壊衝動を抑えられず、それは切り札として不完全となる。
そのためを少しでも制御を完全に近づける為、まず魔神の魂に限りなく近い魂を持つキョウがギルティロスを操る。
そして魔神と相打った文明のテクノロジー、「神の洗礼」をキョウに施すことで周囲の悪意を極限まで搭乗者の精神に吸収・抑制させる。
こうして初めて戦闘可能な制御レベルとなるのである。

しかし「洗礼」は使用者の精神を大きく傷つけていく。それでもキョウが戦うのは贖罪の念からかもしれない。



前作った設定の一部を抽出して練り直したが長いな…。
169それも名無しだ:2007/04/28(土) 03:41:03 ID:IOIFnLg/
なーに、この程度では、まだ長い内には入らんよ!

長いというのは、50レスに亘って、
重厚な設定、綿密な展開、メカデザイン、キャラクターイラスト、
そして4クール52話分のシナリオ、演出、コンテを書き綴った場合だけだ!

…流石にそこまでできる奴、やる奴はいねぇか。
170それも名無しだ:2007/04/28(土) 11:19:41 ID:o/PVbnw1
そこまでするなら専用のまとめページ作れww

まぁ、でも連続して設定が長い作品が続くと読みづらいというのはあるかも。
171それも名無しだ:2007/04/28(土) 14:11:45 ID:9Sd/Ev8T
ロボットデザインまで描ける人はうらやましいなぁ。
私は、主題歌なら作れるんだが…。
172それも名無しだ:2007/04/28(土) 14:56:12 ID:1NoQpWHt
曲が作れりゃ偉いもんだ
173171:2007/04/28(土) 15:57:54 ID:9Sd/Ev8T
ちなみに、絵はこれが限界

http://imepita.jp/20070428/573250

以前このスレに書いた「サンダーリプルD」の全身像
174それも名無しだ:2007/04/28(土) 16:53:16 ID:xlVAUmrb
一回自分の書いた絵とかうpしてみたいけど
デジカメの使い方解らない+スキャナぶっ壊れ中という笑劇\(^o^)/
175それも名無しだ:2007/04/28(土) 17:03:29 ID:9Sd/Ev8T
>>174
MIDIデータうpしたいのにパソコンがインターネットに繋がってないという悲劇
176それも名無しだ:2007/04/28(土) 17:38:00 ID:lKx+fAkS
>>174
俺もスキャナぶっ壊れたぜ。
携帯は書き込みできない品・・・どうしたものか。
177それも名無しだ:2007/04/28(土) 18:40:37 ID:I/P/p4Zr
これまでスレに上がった主題歌の歌詞には一通り曲をつけて自転車乗ってる時なんかに歌ってる俺がいる。
何とか表現したいんだけどな
178それも名無しだ:2007/04/29(日) 01:45:37 ID:e/kMtbvU
MIDIに打ち込みだッ!!
179それも名無しだ:2007/04/29(日) 12:01:58 ID:oNlHfwW/
おう!始めたぞ!
180それも名無しだ:2007/04/30(月) 00:04:35 ID:A94tkKr+
なんだこの流れ…。






不覚にも燃えたぜチクショウ!
181それも名無しだ:2007/04/30(月) 00:52:47 ID:BDlUQSDk
限界ギリギリ ゲンカイザー オープニング・テーマ「LIMIT」
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi87430.mid.html

超やっつけですが、とりあえずメロディーできたんで歌ってみて下さい。
前奏がない
182それも名無しだ:2007/04/30(月) 01:19:07 ID:x0xMbWJ2
何コレ・・・・

熱いwwwww
俺も作りたくなってきたw
183それも名無しだ:2007/04/30(月) 09:08:19 ID:7Idomz7w
>>173
限界といわれてもデザインが異質すぎて画力のほどはよくわかりませんがな
184それも名無しだ:2007/05/01(火) 03:39:05 ID:W+dcYZu9
>>169
前二つは出来るけど
後ろ二つは画力を理由に無理

てか今書いてるの長いから一部だけ公開してあとはzipに詰めようかと思うんだが
そういうのってありか?
185それも名無しだ:2007/05/01(火) 05:09:25 ID:Wh8Z6Iew
『終極機関 ファイナルトリガー』

絶対宇宙法理の元では「永遠」とは時間の停滞により未来を消滅させる、
所謂イレギュラー事象である。

名のあるもの、名の無きもの全てには始まりと終わりがある。
もしもその全ての中にひとつでも異質のものがあれば、
現在存在している第1次元から第9次元全てに悪影響を及ぼすことが判明している。

そして、そのイレギュラー事象、「永遠」が時空間の残留思念「過去」が具現化した存在
であることも判明している。
我々管理局UAMはその残留思念を処理し、宇宙の秩序を守ることにある。


・・・以上、朝礼終わり!今日は午後7時から坊ちゃんで今期新人の歓迎宴会を行うから
新人の諸君は必ず出席するように!あとは教育係は今日から指導に当たること!
それじゃ今日も一日全宇宙のためにがんばりましょう!


宇宙法則管理機関 U・A・M(うちゅうの あしたを まもるそしき)
宇宙創世より全時空、全次元を管理する統制機関。
ユークランと呼ばれる超越次元人たちにより運営される。
神とも呼べる存在。日夜全宇宙の安定ために活動している。

「永遠」
主に過ぎ去った時間、消えた次元が残す「デコイ」と呼ばれる残留思念が
作り出すどの時空間にも存在することを認められないイレギュラー物質。発生すると
その時間や空間に停滞し続けるため時間の流れや空間の進化がトラブルを起こしてしまう。
たいていは巨大な化け物とか感じ悪そうなロボット系の姿をしている。

ファイナルトリガー
U・A・Mの「永遠」処理部の通称。正式名称は終極促進専門部。
この部署にはとりわけ情報処理能力に長けたものと、対「永遠」攻略兵器・ファイナリオンの
操縦に長けたものが配属される。

ユークラン
宇宙で最も高位の次元に存在する人々。アプシスと呼ばれる世界で生活する。
宇宙で最も古い有機生命体でいち早く進化し、全宇宙の法則・原理を解明した。

居酒屋 古洲茂洲
終極促進専門部のテリトリー。U・A・M本部から徒歩5分。

186それも名無しだ:2007/05/01(火) 05:10:27 ID:Wh8Z6Iew
ファイナリオン
最新版半永続活動機関ゼファラスエンジンを搭載し、最大出力3500000ユニラ、
最速機動力67000/ゼナンというもはや下位存在にはわけの分からないレベルのスペックを持つ。
「永遠」は様々な形態がいるため、武装もカスタマイズすれば多種多様。
基本装備は物質をかき「消す」インビナータクロー、内装引力砲、「永遠」残骸始末用のクロノホール発生機、
ディストーションシールドなど。

内山 はやひと
ファイナルトリガーに今回配属されることになった青年。
「まだまだ右も左も分からない若造ですががんばりまっス!」
ファイナリオンのパイロット。

シュゼリーザ・タナンゼベッカ
はやひとの上司。酒豪。

高田 みか
同い年だがはやひとよりも1年早く配属されてた幼なじみ。
パイロット・オペレーターどっちも出来るエリート。

マルストクナン
先輩。ファイナリオンの操縦がうまい。
187174:2007/05/01(火) 19:26:24 ID:L7U3Rclz
今数えたら書き溜めてたキャラの絵&設定は14人
メカの方は20機越えてた\(^o^)/
ちくしょう親父、そのデジカメを俺に貸せ!
188それも名無しだ:2007/05/01(火) 19:45:13 ID:W+dcYZu9
>>187
すげえwww
189それも名無しだ:2007/05/01(火) 20:11:05 ID:FIzqhKK/
11次元の宇宙泡、だっけ。
違ったかな。
190それも名無しだ:2007/05/01(火) 20:21:15 ID:HPBXWs0d
ゲンカイザーの三番煎じだが、オレも最終話までの大まかな流れは完成している
絵はまだだが、キャラとメカの設定もな

がんばらないと・・・
191それも名無しだ:2007/05/01(火) 21:19:43 ID:L7U3Rclz
>>189
F理論だと時間軸が一本増えて十二次元になるそうだ。
時間が二つ以上の成分を持つとエネルギーは単なる量じゃなくてベクトルになるんだが
具体的に何が起きるのかは全くワカンネ でも面白そうじゃね?
192それも名無しだ:2007/05/02(水) 01:31:51 ID:Aa+YyMaX
>>181
頑張ってフルでちゃんと曲にしてみ
どうなるか楽しみにしてる
193それも名無しだ:2007/05/02(水) 22:22:34 ID:bz9z/bKJ
>>192
いや、やってはみるけど期待しないでくれよ?MIDIなんてやったことないんだから…
194それも名無しだ:2007/05/04(金) 01:24:04 ID:FNG471OU
久しぶりに変な電波を受信しました。

『タウィル・ヴァリー』

とある種族は自らが一番だと名乗りを上げた。
それに反論する種族も我こそが一番だと名乗りを上げた。
次元すら既に超越した二種族は自らが正しく、美しく、最強であると謳い争いが起こった。
しかし長い争いの間に直接のぶつかり合いでは決着が着かない事を知った。
そこで二つの種族は一つ次元の低い他の種族に自らを与え…
何方がより良きものかを競わせることを決めいくつもの世界に自分達を送り付けたのである。

そして現代。科学技術の進歩が一定を超えた星や世界に彼等は姿を現す。
地球も当然例外ではない。
彼らは願う。自分達を最高だと証明してくれることを。

「戦争開始の条件」
二つの種族に発動者が現れ、その基本設定が組み上がった時に開戦が決まる。
要するに最初に彼等を起動させた者が世界とその種族の新しいルールを作り出すことになる。
当然どちらかのみが機動状態でも問題は無いが両者の準備が整うと戦争が始まる。

板(タイル)
その名の通り板である。世界中に蔓延する物質の商品形態の一つであり、
用途に応じて別の素材同士を張り合わせる事で自身を強化できる種族。
その最高位である板達はタイルコアと言う状態で其処らに転がっており…
人との接触によって合板獣(タイルビースト)として生命を持つ事ができる。
そして合板獣は須らく合板戦士(タイルバトラー)に可変、再結合が可能。
複数のタイルコアの合体により最終的には合板超神となるに到る。
見た目は板張り、タイル張り外装な巨獣や巨人。

ブロック
その名の通りブロックである。(省略)
用途に応じてブロックを繋ぐことにより強固な構造と破損時の交換が容易である。
最高位のブロック達は当然ブロックコアと言う状態で其処らに転がっており…
人との接触によって結合獣(ブロックビースト)として生命を持つ事ができる。
殆どの要素が板と同じであるが此方は緊急分離能力と分裂行動が可能。
結合兵士(ブロックソルジャー)に変形したり結合超神に成ることも可能。
見た目はブロックを(以下略)
ここらのフォーマットは両者共に始まりの戦争の時に手に入れた能力である。

基本設定
発動者の願望やら妄想やらで決定されるその戦争限りの能力。
発動者のそう言った素養が大したことが無い(普通の人)の場合は追加が無い為、
それが原因で各世界や文明間での戦争があっさり終わることも有ったらしい。
基本設定の構築の際に生まれた新たな力はその世界や星で技術となり報酬として与えられる。

実体化
各々のコアに生命体が接触するとその固体の性格や嗜好に応じた素材と姿、性格で実体化する。
素材は当然無機物だろうと有機物だろうと問題無しでその堅さのみが本来のものを遥かに凌駕する。
ただし基本設定が決定されていない種族は実体化せず間違って高度な知能を持たない存在や、
異常精神者が接触し世界や星、文明を滅ぼすことを避けるようにプログラムされている。
195それも名無しだ:2007/05/04(金) 04:07:23 ID:FNG471OU
板側勢力(ブロック側は暇があればまた)

板垣 優
お隣さんの母娘の付き添いでイタリアはヴェネチア観光旅行の旅先でタイルコアに接触してしまう。
大学二年を二浪した男が世界の行く先を担う発動者として板の種族に新たな能力を与える。
なんでか彼のタイルビースト”プラマスティン”は形態が人型で人型二段変形。

楠 小乃葉
優を付き添いにしてヴェネチア観光旅行を行った張本人。母はおまけだったが逸れてしまう。
逸れた原因のみやげ物屋で買ったアクセサリーにタイルコアが混じっていた事により、
タイルビースト”ウッドロウ”を実体化させる。森林浴が好き。

楠 葉月
小乃葉の母。おまけ扱いだったが実際の所一番旅行を楽しんだ人。
どんなときも冷静沈着に食事の準備をする。実家はお金持ち。

ニース・ラグラスマン
ヴェネチアンガラス職人志望のアメリカ人。
がらの悪い男衆に囲まれ逃げた先でタイルコアに躓きタイルビースト”ガラスン”を実体化させる。
初期のメンバーでは色々な意味で一番強いが他人に激辛料理を盛る危険人物。

プラマスティン
プラスチックのタイルビースト。熱に弱いがそれでもロケットやらの耐熱板よりは耐えられる。
大きさは肩に乗るぐらいから30m程に巨大化可能。縮小は1/1000mmまで可能。
ビースト形態は翼の生えた鳥人型。バトラー形態は背中に巨大な剣型ベクトル操作機を装備。
特殊な機能を他にも持っているが大体が優が趣味で書いている三流SF小説のネタである。
彼本人同様戦闘能力は余り高くない。プラスチック製品を大型化し武装可能。

ウッドロウ
樹木のタイルビースト。ビースト形態は歩く巨大樹。
青々と葉を茂らせその葉を射出して攻撃、防御を行うことができる。
その葉は消火酵素を持っており本来の弱点を軽減させるのに役立っている。
バトラー形態になるとボウガンを使用可能になり葉と枝が両肩に集まる。
優自身が扱える能力がよく解らないのでその煽りを受け本来の能力は不明。

ガラスン
ガラスのタイルビースト。ビースト形態は背中にお皿の背鰭を付けた暴君竜。
初期実体化の板では一番熱に弱い。
エッジ部の切断能力に優れお皿型の誘導切断兵器ディスクカッターで隙の無い攻撃を行う。
バトラー形態は恐竜の皮を背負った様な姿になりその恐竜部分が偏光シールドになる。
ガラスの小片を飛ばしてからの光線偏光攻撃は味方にとっても危険。
当然本来の能力は今のところ不明。

ヴァリー
合板超神の形態をこう呼ぶ。最低3体の板が必要になり最大数は現時点では不明。
ヴァリーの前に〇〇と名前が付くが初の合体形態では優の豆知識により…
ヴェネチアンと命名されてしまった。中〜近距離での戦闘を得意とするパワー重視の形態。
名前の由来は特産品のガラスとヴェネチアの町をひっくり返すと森になると言う喩えから。
そう言う意味で直接同都市とは全く以て関係ない。技にとりあえずヴェネチアンの冠詞が付く。

設定を掘り下げると組み上げに時間が掛かる…唯でさえ電波なのに超電波に変換されてる。
196それも名無しだ:2007/05/04(金) 11:59:10 ID:YnXBjmf0
限界ギリギリ ゲンカイザー オープニング・テーマ「LIMIT」
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi88117.mid.html
完成
197それも名無しだ:2007/05/04(金) 12:30:13 ID:n5L1IMIR
神過ぎるだろこれwww
堂々と着信にできるwww
198それも名無しだ:2007/05/04(金) 16:43:12 ID:FNG471OU
>>196
おおおお!?お疲れさまです!
199それも名無しだ:2007/05/05(土) 22:12:19 ID:iqcUJXSw
W・W・II

1939年9月1日早朝(CEST)、ナチスドイツのポーランド侵攻およびイギリス・フランスがドイツに対して
宣戦を布告。次いで、1941年12月8日に日本が当時アメリカの自治領であったハワイの真珠湾を攻撃し、
アメリカに宣戦布告。

このヨーロッパとアジア・太平洋を舞台とした枢軸国と連合国の世紀の大戦争の真っ只中に僕はいた。

機兵
全世界で共通的に使用される機動兵器。
平均体長10メートルほどの乗り込み形兵器。

竹本虎彦
大日本帝国軍の日本人。17歳。空軍に所属。香川県出身。並々ならぬ機兵の操縦能力を持つ

アレン・ラックマン
アメリカの軍人。19歳。軍人としてすばらしい能力を持つ。
1945年、8月に日本に出撃された最終兵器「アルケミック」に搭乗する
200それも名無しだ:2007/05/06(日) 10:34:03 ID:J5mjdSA0
良し!意外と早く次の電波届いたよ!

ブロック側勢力

レンガー・ハルトマン
ドイツ人。優の通っている大学の現国講師。日本語がペラペラである。
優の所属する創作小説サークルの顧問でもあり、随分前にブロックコアと接触している。
ブロックビースト”G・H・カイザー”を実体化させている。

鋼 武士
日本に移住して国籍を取り生活しているスイス人。蒼い目のサムライである。
彼も随分前にブロックコアと接触しており、
ブロックビースト”アーマーカプリコン”を実体化させている。

板垣 玲尾
優の弟。最近ブロックコアに接触し、ブロックビースト”ソルトレオ”を実体化させている。
優との仲は良くこの戦争の事を直接ブロックの指導者に聞かされているので家庭内では問題無い。
戦うときには何時も通り少々凶暴な行動を取る。

テラ・トゥライカ
年齢、国籍不明で性別のみ女性と解るブロック勢力の発動者。
ブロックビースト”アースゲイザー”を使用してブロックの種族を導く。
一般的な能力全てにおいて優よりも優れた存在。ただし…想像力、妄想力は優に及ばない。
これによりブロックの勢力は能力よりも技術重視で戦う。

G・H・カイザー
赤レンガのブロックビースト。名前のG由来は迎賓館。
ビースト形態は迎賓館を引く巨大な牛。その角と蹄のみで戦闘を行う。
ソルジャー形態は現時点でのブロック勢力最大の50m強。
自前の迎賓館をハンマーとして振るう。

アーマーカプリコン
鋼のブロックビースト。和風鎧を身につけた山羊の姿をしており、
角、蹄の他に身につけている刀を口に咥えて戦闘を行う。角と刀の連撃は大した隙が無い。
ソルジャー形態は山羊顔の鎧武者。刀の他に槍、大弓を使用するオールラウンダー。

ソルトレオ
塩のブロックビースト。岩塩で作られたライオンの姿を持つ。
ソルジャー形態では周囲の水分を吸着して質量を劇的に増加。
強力な格闘攻撃を行うことができる。他にも塩化物質の塩素を操り色々な物を飛ばすことも可能。

アースゲイザー
土のブロックビースト。土でできた翼のない竜の姿をしている。
土飛礫や泥団子と言ったどう見ても子供の遊びの様な攻撃で驚異的な攻撃力を叩き出す。
ソルジャー形態になると泥鞭や土製の短剣で更に隙の無い攻撃を行う。

ヴァリー
結合超神も合体時の呼び方は順番以外変わらない。結合超神はヴァリーの後に〇〇と名前が付く。
G・H・カイザーが特に大きいので合体状態では50%程はこの機体である。
四機合体状態のこれはヴァリー・メナスと呼ばれる。巨大でありながら機動性重視の機体である。
ブロック側のこれは板側のそれより合体速度も速く一時的に分離することも容易。
201それも名無しだ:2007/05/07(月) 22:41:09 ID:Fy+dEY4f
停滞してるので雑ネタも投下。

 俺、向井勝也(むかいしょうや)、小学6年生!社会科見学できたロボット研究所が宇宙人に襲われて、
頼みのスーパーロボットが全滅しちまった!くそっ、動かす前に攻撃するなんて汚ねえぞ!
俺が友達になったこの中古ロボット、ガンバリオンが最後の希望……?
新番組、スーパーロボットガンバリオン。第一話「わんぱく小僧と中古ロボ」マジモードでいくぜぇっ!
202それも名無しだ:2007/05/07(月) 23:27:46 ID:3k6YfFnJ
そういえばバントラインの人続きまだかな、どっちも
203それも名無しだ:2007/05/10(木) 13:04:48 ID:9NUOxkAE
超硬水クリスタルガイザー

 六甲流(ろっこうながる)、クリス・エビアン、イワン・ボルビックの3人が体内のナノマシンによって水の中の鉱物を結晶化させ完成する人型。
地球すべての水から不純物を取り除こうとするジョウリュウと戦うぞ!
「京料理にミネラルは邪魔なんじゃああああああ!」
「あんたは純水すぎるんだよおおおおお!」
204それも名無しだ:2007/05/10(木) 14:05:53 ID:fwNCw+DN
これはwwwwww
205それも名無しだ:2007/05/10(木) 14:06:31 ID:fwNCw+DN
>>203
これはwwwwww
206それも名無しだ:2007/05/10(木) 14:16:17 ID:IFIgSIPO
別にあげるほどのものじゃない
207それも名無しだ:2007/05/10(木) 19:15:41 ID:PrWV+AOH
笑えなかったけど
208それも名無しだ:2007/05/10(木) 19:36:04 ID:NW8bjhq7
書いた本人すら面白いと思ってないのに…
ま、レスがついて嬉しい
209それも名無しだ:2007/05/10(木) 22:47:09 ID:6mTLHKi8
機動蒼奏歌シュテルンアドラー

地球とは遠く離れた、――――されど歴史のどこかで人間が棲み始めた惑星ルナールメア。
その地表の多くを水と緑に囲まれた、美しい星。
しかしこの惑星へ移植した人々は、脱出することも、また外宇宙へと連絡を取ることも
出来ないままに、数百年の時を過ごしていた。
この星には、一度侵入したものを逃さず、
また外への連絡も付けさせない檻が存在していたのだ。

果てしなく広く、何処までも澄み渡った蒼穹。
だがしかし、ゆめゆめ注意せよ。
この空には野獣が棲まう。
この空には監獄が広がる。

この星の空には――――海が広がっている。

Memo/用語
ルナールメア
太陽系から遠く離れた宇宙に見つかった惑星。
人類が生存するに相応しい大気と水が観測され、早速殖民船が送り込まれた。
実はこの時期の太陽系は溢れ返る人口に月面都市開発や火星のテラフォーミングだけでは
対応出来なくなりつつあり、半ば棄民のように方々へ殖民船団を組織し、送り込んでいた。
碌な調査もしないままこの星に辿りついた移民を待っていたのは、空中を泳ぐ肉食獣と、
十分な対策が無い機械を破壊するエーテルの空、そして衛星軌道上を飛ぶ飢えた龍であった。


ルナールメアの各上空に存在するエーテル層のことを指す。程度の差はあれ惑星全土を隙間
無く覆い尽くしている。一般に赤道付近ほど層は厚く、地上に近く、両極地付近ほど層は薄く、
地上から遠くなる。機械を破壊し、電波や量子通信を遮断し、地上の生物にとっては大量に
吸い込めば毒物となるエーテル。この物質に関しては、未だ研究の途上にある。
ただ膨大なエネルギーを持っており、これを利用する生物達が数多く存在し、彼らは
『けもの』と呼称される。『けもの』の外見が海生生物に似ているために、偏在するエーテルの
濃い空域などは『海』と呼ばれるようになった。

ムー・トゥーラン
極東に存在する移民国家。殖民船第937号の残骸を中心に築かれた町。
未だに殖民船はある程度機能を保持しており、ここが行政はおろか国家の
中心として据えられている。世襲大統領を中心とする彼らの国家体制は母星に
かつて存在したダス・ライヒ、グレート・インペリアルという国家を模倣しているらしい。

静かの海
ムー・トゥーラン極北の比較的エーテル層の厚い空域。
『けもの』の生息数の少なさからこう呼ばれる。少し離れた地域に液化石炭を利用した工業地帯が
存在するため、それなりには防空体制が整えられている。
210それも名無しだ:2007/05/10(木) 22:49:33 ID:6mTLHKi8
Mechanic/兵器

シュテルンアドラー
名の意味は『星鷹』。半人型航空機、セイレーンギア(以後SG)の一機種。
極東の殖民国家、ムー・トゥーラン空軍の主力SGである。
全高19m(二足歩行時)/9m(飛行形態時)、重量40t。
大気中に濃密に広がるエーテルを前面星気取込孔から吸い込み、後部ノズルから噴射して
巡航時は250ノットで、エーテル燃焼推進時は450ノットで『海中』を推進する。
両腕部に二基ずつ重機関銃を装備し、翼には四基のウェポンベイが装備。
近接戦闘用に電気ショック三又矛ヴァジュラを装備する。
外殻はチタン合金と化学ゴムなどの重層構造から成り立っており、『海』に住む
『けもの』の攻撃にも十二分に耐えることが出来る仕様となっている。

シュテルンファルケン
名の意味は『星隼』。ムー・トゥーラン空軍の最新型SG。
全高23m/9m、重量44t。巡航速度は300ノット、エーテル燃焼推進時は550ノット。
両腕部に三基ずつの重機関銃と、一基ずつのウェポンベイを装備。
翼には四基、胴体内に二基のウェポンベイが設置され、それぞれミサイルなどを搭載可能。
限定的ではあるが、空中のエーテル層を崩壊させ照射した直線上に大被害をもたらす
セレスティアルデストロイヤー(略称セレデス)なる化学兵器を装備する。
近接戦闘用に単分子カッターを両腕及び翼内から展開する。
最新鋭機だけあって静粛性とステルス性は群を抜く。

カラヤアイン
エクスペルテン型空中巡洋艦。重武装、重装甲の飛行船。
SG8機を一度に搭載、運用出来る飛行空母の側面も持つ。
のち主人公らが乗艦することとなる。

震界
空中星気破壊装置(イーサー・デストロイヤー)。
一定空域のエーテルと反応、これを破壊し、エーテルに依存する生物を殺戮する化学兵器。
10年前完成し使用され、大きな威力を発揮したが、その虐殺は『龍』を呼んだ。
211それも名無しだ:2007/05/10(木) 22:52:47 ID:6mTLHKi8
Character/人物
望月ヰツタカ(もちづき-)
ムー・トゥーラン空軍三等空曹。シュテルンアドラーに搭乗。
『フライング・ジャガーノート(空中挽肉機)』、『トビクズリ』の異名を持つ男。
格闘戦に天賦の才を示すも、射撃に大いに難があったため、
『けもの』の現れにくい極北空域『静かの海』の部隊へと配属される。
性格は冷静沈着だが、執念深いところがあり、一度食い付いた敵からは絶対に離れようとしない。
趣味は小銭の貯金と野菜の小鉢の育成。ちみっこく堅実なことが好きで博打が大嫌い。

南ヒカリ(みなみ-)
ムー・トゥーラン空軍一等空曹。シュテルンアドラーに搭乗。
トリガーハッピーの傾向が見られたため、極北部隊へと飛ばされた。
三度の飯より引き金を引くのが大好き。金があれば弾を買って射撃訓練や猟(不許可)をしている。
姉御肌で明るく気前も良く、美人であるがその性向(銃関係)からか近づいた男はみな逃げ出す。
趣味は銃。撃ちまくれればどうでも良いらしい。

佐伯ゲンジ(さえき-)
ムー・トゥーラン空軍準尉。シュテルンファルケンに搭乗。
極北地域での新鋭機の試験のために一時的に配属された。若きエース。
何事もそつなくこなすが、彼が新鋭機テストパイロットに選ばれたのは政治的意味合いがある。
父は空軍中将でかつてのエースオブエースであり、その当りが関係しているらしい。
性格は優柔不断で自己主張が少なく、温厚。趣味は古書(といってもデータだが)収集。

安曇タカヒコ(あずみ-)
ムー・トゥーラン空軍一等空尉。極北空域『静かの海』第307飛行隊、通称『ホッキョクトラ』隊長。
かつては帝都防空部隊のエースであったが、年を取ってすっかり腑抜けたと言われる。
が、それも己の妻と息子を『龍』によって失い、空が恐ろしくなるも、かと言って『龍』に対する
復讐心も捨てきれず、己を見つめ直すために地方への配属を願い出た結果、そのような噂が立った。
性格は温厚だが、ここぞというときは果断。能ある鷹は爪を隠すの好例。
212それも名無しだ:2007/05/10(木) 22:55:26 ID:6mTLHKi8
Kraken/けもの
『けもの』とは、惑星ルナールメア上空に広がる、大変濃いエーテル星気下で生息する生物の総称。
小はプランクトンから、大は小島ほどもある。
形態は海生生物に酷似し、甲殻類の幼生や、イカ・タコ、クラゲなどを彷彿とさせる。
エーテルは通常の肺呼吸を行う動物にとっては毒であるが、それらを克服した生物は空中へと
住処を移し、濃いエーテルが充満する大気の中で、それらを効率良く取り込み、自在に飛行する
能力を獲得した。
結果、その多くは通常の大気中ではありえないほど巨大化し、陸上生物を餌として狙うものも出て来た。
これらが地上における大型生物の生存を妨げて来たのである。
人類にとっても危険な敵であり、けものを退治、或いは排除するためSGが発達した。

『龍』とは確認されている中では最大級、かつ最も危険な『けもの』。
全長は推定2km前後、体重は不明。背中に四対の翅と、四肢に翼を備えた、鯨とも鰐ともつかない
謎の生命体。10年前のイーサー・デストロイヤーの使用に際し帝都付近の上空に出現。
イーサー・デストロイヤーによって死んだ大量の『けもの』の死体を食べることを目的に、
本来の住処である衛星軌道上から降りて来たと推測されている。
空軍の攻撃に対して、高熱かつ強烈なエーテル嵐を口から吐き出して反撃。
空軍・地表に大きな被害を与え、のちのイーサー・デストロイヤー封印に繋がった。
213それも名無しだ:2007/05/12(土) 14:53:23 ID:pM+RceON
俺の中で、スレ末投票で票を入れる作品が今決定した
214それも名無しだ:2007/05/12(土) 16:39:54 ID:yB7ZjwcP
ぁぅぁ…、「空に海がある」は漏れも考えたけど、こんなに高度に纏めて来る人が居るとは。
やはり、練り直せねばならんな…。
215それも名無しだ:2007/05/12(土) 19:09:41 ID:HrbSIERS
この感じはハガネの人か?
216それも名無しだ:2007/05/12(土) 22:39:58 ID:dqgCJPQX
ぬお、スルーされたと思ったらレスが付いてありがたや
自分の好きな要素詰め込んだのに反応があるのはウレシス

タイトルは前スレで投稿した奴の中から流用、
「空に海」はコナンドイルの短編と月の表面の海から思いついたり

>>215
ハガネの人とは別です。
実は設定も物語も書いた以上のことはあんまり考えてません(;´Д`)
217215:2007/05/12(土) 23:26:04 ID:g2k9xq5v
失礼な事言ったね、ごめんなさいね
218それも名無しだ:2007/05/13(日) 09:04:34 ID:c0kvpXWB
ハガネのは214のオイラです(;´Д`)
219セイカイオーリメイク第7話:2007/05/13(日) 16:47:00 ID:egTUDY5p
 内閣が立ちあがって十日あまりが過ぎ、所信表明演説の時がきた。前内閣から引き継いだ路線にテロとの戦いを盛り込んで、
非難を浴びながらも無事に終わらせる。

 だが翌日、各党の代表質問において事は起こった。5人の秘書官たちが徹夜で仕上げた原稿を見事に暗記し、まるで即興か
のように答弁を打っていく尽。これには支持率アップも期待できると喜ぶさくらだが、そこへテロボット出現の報が入ってきて……?

第7話「民荷総理、代表質問中断 原稿暗誦も」

自分で読んでつまらないほどですが、ちゃんと政治家してる所も書きたかったんです……
220それも名無しだ:2007/05/13(日) 21:28:14 ID:KsesYY4e
>>196
お疲れ様
ちゃんと保管庫にあげておこう


設定屋はくそ細かいスペック書けて羨ましいな
そういうのは苦手だ
221それも名無しだ:2007/05/14(月) 01:04:42 ID:LmroUhY8
>>220
むしろ絵を書ける人のがずっとうらやましいぜ・・・・


設定なんて頭こねくりまわしてればいいわけだし
222それも名無しだ:2007/05/14(月) 01:20:36 ID:3Ts6VLt6
どっちもできない俺、参上!
ロボのデザインなんか出来て精々マジンガー系の丸ロボ。
なにげにディティ−ル多い箱ロボ系とか勇者系とか絶対無理。
ましてやリアル系とか一生無理かもしれん。
設定は設定で精々武器とかぐらいだしなァ。名前も○○+オーばっかだし・・・orz
はっはっは、才能の無さが嫌になるぜ
223それも名無しだ:2007/05/14(月) 01:33:48 ID:kRkUVWvx
ところでこのスレに不足している
ロボ成分を教えてくれないか?
自由に妄想するのもいいけどたまには制限つけてそこから考えるのも面白そうなんでね
224それも名無しだ:2007/05/14(月) 01:36:49 ID:3Ts6VLt6
>>223
全体的にリアル系不足?
あとこれは微妙だけど、テッカマン系の変身物とか。
変身物はロボ出てたら有りなんだっけ?
225それも名無しだ:2007/05/14(月) 03:34:04 ID:LmroUhY8
魔天双牙 ゴッドグリフォン

西暦2222年
事件は起こった・・・・
謎の天変地異がセカイを襲い
セカイはその性質を変えてしまった・・・

多くの犠牲を出しながらも生き残った人類は自身にとある力が備わったことに気づき始める
そう、今までは絵空事と思われていた魔法の力である
その魔法はそれまでにあった科学とミックスされることにより(通称魔科学)
より強大な技術、文明を生み出した

そして100年の時が過ぎる
急激な変質によって生まれたセカイにはとある脅威が迫ってり始めていた

カオスビースト

世界の変質によりその隙間から生まれた存在・・・
それは人を襲う化け物だった

人間はそれに対抗すべく魔科学の粋を集めた兵器、魔道機を完成させた

そして50年・・・いまも人間とカオスビーストの戦いは続いている


・白瀬 双太


22歳、主人公の一人
若い年齢ながら天才剣銃士として名高い世界探検者
だが魔法の才能は全く無く、魔導師からは古い時代の遺物と中傷されている
本人はそんなことまったく気にしていないが・・・
日本古来の剣術と銃技を組み合わせた特殊な技を使う
とある出来事に巻き込まれ
天魔の天である巨大ロボット、シャインリオンに乗り込む事になる
皮肉好きだが、その反面自分に言ってるケースが多い
実は一つだけ魔法が使える
限界魔法と呼ばれる秘伝の魔法であり、自身の寿命と引き換えに
自身の能力を限界以上に引き上げる魔法である


・レム・グレイストール


18歳、主人公の一人
天才魔導師の家系、グレイストール家の魔導師
風の魔法を得意とし、非常に難易度の高いといわれる風の高位魔法、飛翔術を使うことが出来る
熟練の魔導師でも難しいといわれる魔法を使いこなす
彼女は将来を約束されているといわれる程の才能を持っている
真面目で融通が利かない性格
天魔の魔である巨大ロボット、ダークホークに乗り込む事になる
226それも名無しだ:2007/05/14(月) 03:35:13 ID:LmroUhY8
レオ・テクノス


20歳
元は孤児だがそこに目を付けられ人体実験に使われていた人間であり十字団のリーダー
かつて受けていた実験は目も当てられぬほど酷いモノで
その影響から情緒不安定な面があるが普段は薬でそれを抑えている
実験の成果により並外れた魔力を持っている
世界を憎んでいる


・カオスビースト

人の心の闇が魔法と共に放出され
変質しつづける世界がその闇をとりこみ
人を憎む生物として作り上げたもの
この事実は世界の重鎮達は知っているが、これの出現を事前に防ぐという事は魔法を捨てるという事なので
決して語られてはならないモノとなっている(世界の暮らしは魔法無しでは生きていけないものになっている)


メカ設定

・魔導機

巨大な魔法加速機でありその身を守るための鎧であり
人類最強の兵器
搭乗者とシンクロし、戦う為の肉体となる
またこの中で使用する魔法は二倍の効力を持つ

・シャインリオン

名工、ゾーン・ブリングスが作り上げた最後の魔導機
双子の一機の一つ
コックピットに「天よ聞け、我が剣はここにあり」という文字が書かれている
これまでの魔導機の能力を凌駕する高性能機
一度登場したものの脳波を登録するシステムを取っているため
双太以外の人間は乗れない

・ダークホーク

名工、ゾーン・ブリングスが作り上げた最後の魔導機
双子の一機の一つ
コックピットに「地よ聞け、我が心はここにあり」という文字が書かれている
魔法加速機としては最高の能力を持つ機体
レムが乗り込む事になる
227それも名無しだ:2007/05/14(月) 03:36:25 ID:LmroUhY8

・ゴッドグリフォン

双子の二機が天魔合体する事により誕生する
最強の魔導機にして禁呪を抱えた魔導書
この魔導機で使う魔法は通常の三倍程度の効果が得られる
この機体のみに与えられた禁呪「ネメシスブレイカー」にたてぬものはない最強の技である
またシャイニングシールドという防御術もある
戦闘においては双太が操縦、レムが詠唱というのが基本

【シャイニングシールド詠唱】

光よ我を守護する結界となれ
シャイニングシールド!!

【ネメシスブレイカー詠唱】

天よ聞け、我が剣はここにあり
地よ聞け、我が心はここにあり
闇の淵より生まれし者に天罰を与えんが為
我は闇を滅ぼす復讐の魔を求めん
ネメシスブレイカー!!!!!

【限界魔法】

我は無きものなり、我は業深きものなり、我は全てを捨てたものなり
故に我は贖罪の為に、我が命を捧げん
リミット・オーバー!!

・テンペスト

世界魔法局がゴッドグリフォンのデータを元に作り上げた魔導機
ネメシスブレイカーの変わりに魔法局の秘法
血の禁呪「ブラッドレイ」を刻まれている(血を操り敵を串刺しにする魔法)
この魔法は周りの人間も巻き込むため使用は禁じられている
スペックはゴッドグリフォン以上と思われる


【ブラッドレイ詠唱】

血よ、笑え
血よ、叫べ
血よ、狂え
我の纏いし鮮血は我が敵を撃つ為の呪いとなりて降りかからん
ブラッドレイ!!!
228それも名無しだ:2007/05/14(月) 03:37:15 ID:LmroUhY8
各話タイトルと一行あらすじ(まとめられなかった場合は二行)

第一話 「邂逅」

全ての始まり、二人が出会う話

第二話 「魔道機」

初の戦闘、双太はいきなりの事にとまどいながらも巨大なカオスビーストと戦う

第三話 「混沌の獣」

設定説明、世界設定説明の話

第四話 「地獄の火炎」

爆炎のカオスビースト「フランベルジュ」との戦い

第五話 「僕の話を聞いてくれ」

魔導師とそうでない者という二人の間の価値観の違いから壁が出来る→コンビ解消

第六話 「魔獣の誕生」

ゴッドグリフォン、初登場回、禁呪であり必殺技ネメシスブレイカー初お目見え

第七話 「空は綺麗に」

疾風のカオスビースト「ヒッポグリフ」との戦い、空中戦にて双太が酔う

第八話 「太古の技術」

休息を取る二人、そんな中、魔法が無かった旧世界、その時代の遺跡を見つける

第九話 「笑い飛ばしてもいいから」

明かされる旧世界から新世界変質が始まった理由、その事実に二人は驚愕する

第十話 「パンドラの箱を開けた者」

知ってはいけないことを知ってしまった二人、世界魔道局の暗部が二人を抹殺しようと動き出す
カオスビーストを生み出したのが人間だという事実を封印するために

第十一話 「水精」

逃亡の最中、濁流のカオスビースト「ウンディーネ」と遭遇し襲われる、そこに暗部きっての魔導機使い集団「十字団」が現れる

第十二話 「限界魔法」

かつて無いほどの混戦、1クール目ラストを意識した盛り上げ、この窮地を乗り越えるため禁忌の魔法を使う
229それも名無しだ:2007/05/14(月) 03:38:11 ID:LmroUhY8

総集編 「とりあえずこんなのいかかがですか?」

第十三話 「鎖」

水精を退けたが双太を逃がすために十字団に捕まったレム、双太は単身でレムを救い出す決意をする

第十四話 「ゾーン・ブリングス」

レムを探し情報を集める双太だったが、その際ゴッドグリフォンを作り上げた今は亡き天才ゾーンの情報を手に入れる

第十五話 「潜入と襲撃」

ゾーンの残した資料から、双太が閉じ込めらた牢獄への非難通路からの潜入ルートを発見し、そこから救いにいく双太、だがそこに

第十六話 「復活の魔獣」

聖歌のカオスビースト「ラファエル」の強襲により混乱に陥れらた街、民衆は絶望をかみ締める
だが・・・だが今ここに我らが最強の魔獣「ゴッドグリフォン」が復活する

第十七話 「十字団」

十字団のリーダー、レオ・テクノス、彼の狂気に歪んだ過去が語られる

第十八話 「歌」

死んだと思われたラファエルはまだ生きていた、再び歌で人々を襲うラファエルに立ち向かう二人だが苦戦する
そこに現れたのは赤い血にぬれた最新鋭の魔道機「テンペスト」、その罪深き剣が敵を切り裂く

第十九話 「罪と罰」

テンペストとの戦い双太の一族の過去、生まれながらい背負わされた業が明かされる
その過去に動揺するレム、そして双太は怒り敗北する

第二十話 「深遠の淵で」

レオ・テクノスの暴走、世界を新たに作り直すために、旧時代の忌むべき者達を次々と血祭りにあげていく

第二十一話 「最強の混沌」

レオの歪んだ狂気は徐々に世界に影響を与えていく、そして闇は生まれた

第二十二話 「一人ぼっち」

人の闇VS世界の闇、テンペストと最強のカオスビースト「ルシフェル」の戦いが始まる
一方その頃、ゾーンの資料から二人はゴッドグリフォンを再生させる事に成功する

第二十三話 「決戦」

世界の闇を数々のカオスビーストを取り込みより巨大な存在になっていく、人間はもう終わるしかないのか
いや、違う・・・その闇に立ち向かう者、二人、神の獣を駆る者、二人

第二十四話 「そして世界は変りゆく」

世界の闇は恐れる、自分が一人である事を、故に同属を取り込み無理矢理自分を多にしようとする
最後の決戦、最後の希望、最後の闇・・・・全てはこの一戦が決める
230それも名無しだ:2007/05/14(月) 03:39:28 ID:LmroUhY8
イロモノに挑戦って軽い気持ちでやってみたら
物凄い難産でした・・・
魔法モノって駄目って思う人もいるでしょうけど
たまにはこんなのもいいかなぁ・・・と
2クールモノを想定して流れを考えてやってみました
231それも名無しだ:2007/05/14(月) 18:34:26 ID:s2Fbrwpl
では俺も特殊な奴を・・・・


終焉神機ゼルガオス

遠い昔、神は母なる大地から人間を作り出した。
神は人に技術を与え、知恵を与え、人はその知恵と技術を使い文明を築き上げてきた。
しかし人は互いを憎み、争い、与えられた知恵を戦争の道具として利用するようになってきた。
神は失望し、人に天罰を与えた。多くの人が死に、限られた者達からまた新たな人が生み出され、
争い、再び天罰を下す。
やがて神は長い年月と共に人々の記憶から忘れ去られていった・・・・。

そして現代、神は再び人々の前に姿を現した。
人に天罰を下す為。地球上から人と言う存在を完全に消し去り争いと言うものを根滅する為。

これに反感を抱いた悪魔たちは総力を決して機械仕掛けの魔神『魔神機ゼルガオス』を作り出した。
ゼルガオスを操る事の出来る『魔の刻印』を持つ物。それは日本に住むごく普通の少年であった・・・・!!
232それも名無しだ:2007/05/14(月) 19:18:48 ID:s2Fbrwpl
【登場メカニック】
・ゼルガオス 頭頂高40m 重量500t
天罰を下そうとする神々を止める為作り出された魔神機。
二人乗りで前部座席操縦者はイメージフィードバック方式で操縦を行い、
後部座席操縦者は火器管制とレーダー索敵によるサポートを行う。
万物をも寄せ付けない強固な装甲と
光をも超越したスピード、
そして全能神に匹敵する程の戦闘能力を持ち合わせる史上最強の兵器である。
通常時は力が5000京分の一に抑えられており、
本来の力を全て解放しようとした時全てが無に帰ると言われている。
【登場人物】
・九条周一郎
17歳。市立の高校に通う高校生。
右手に生まれつき存在するアザ=魔の刻印が存在するが為にゼルガオスの前部座席操縦者として選ばれる事に。
凄まじき戦闘能力を持つ反面、戦うたび地上のありとあらゆる物が木端微塵に砕け散る様を目の当たりにし、
自分は戦うべきなのか苦悩する。
・北條研吾
17歳。周一郎の小学校からの友人。
周一郎はゼルガオスの操縦者になる以前は悩みは彼に打ち明けるようにしてきたが、
ゼルガオスの操縦者として神と戦う事になった途端
悩みを誰にも明かさなくなった為研吾はそれを心配している。
・菅原千華
16歳。周一郎のクラスメイト。周一郎に好意を抱いているが・・・・
・九条伸二郎
周一郎の父。冒険家。イタリアで行方不明になったと言われてはいるが真相は不明のまま。
・メフィストフェレス
周一郎をゼルガオスの操縦者として選んだ張本人。一応女。
当初は周一郎をゼルガオスの部品として扱っていたが、
大切なものの為に戦おうとする周一郎の真っ直ぐな思いに心を動かされていく。
ゼルガオスの後部座席操縦者でもある。
・全能神ゼウス
神々を統べ、人に天罰を下そうとする者。
人類には完全に失望しており、人間や悪魔の如何なる説得にも耳を貸そうとしない。
・大天使ミカエル
神々の使い天使を統べる4大天使の1人。
その実力は神にも匹敵するといわれている。
天罰を妨害するゼルガオスを異様なまでに敵視しており、執拗なまでに勝負を挑んでくる。
彼に限らず神や天使は戦闘時には機械的な外観を持つ戦闘形態へと変身し、戦闘能力を向上させている。
233それも名無しだ:2007/05/14(月) 19:36:14 ID:s2Fbrwpl
タイトルと簡単なあらすじ

・一章「世界の 終わり」
周一郎はある日街中でメフィストフェレスと出会い、こう告げられる。
「貴方は魔の刻印を持つ者。私と共に天罰を止めましょう」と・・・・
・二章「機械の 魔神」
そして始まった天罰の執行。朽ち果てていく街を押しのけ、魔神機ゼルガオスが立ち上がる!
・三章「真実と 天罰」
メフィストフェレスの口から説明される事実に、周一郎は耳を疑う。
・四章「神は 正義か?」
天罰を食い止め、人間を守る為戦うことを決意する周一郎であったが・・・・
・五章「理想と 現実」
ゼルガオスで戦う度町並みは破壊され、人々はそれを非難する。
・六章「4大天使は 踊る」
天罰阻止のために戦うゼルガオスと周一郎の前に4大天使が現れた!
・七章「猛攻 のち覚醒」
4大天使の連携攻撃の前に窮地に立たされる周一郎。その時、ゼルガオスの体が光を放ち…
234それも名無しだ:2007/05/14(月) 19:54:10 ID:wLFfsCXf
超現実的(中略)兵器 リアスティック ―ちょうげんじつてきへいき りあすてぃっく―

今より少しだけ文化が向上した世界
そこでは異様な存在感と圧倒的な力を兼ねそろえた空想生命体が人々の安全を脅かし
着実にその存在を受け入れようとしている
しかし、今までの進化の過程を飛ばして現れた「それ」を否定しようにも否定しきれずにいた人類の前に科学研究班が立ち向かおうとする
これは、超現実的な人間達と空想生命体との存在を賭けた戦いである

空想生命体
突如として現れる「存在してはならない」人類の脅威
進化論に反した容姿と生態、物理を無視した攻撃手段を持つが
唯一存在を否定されることにより弱体化し、最終的には消滅してしまうという弱点を持つ

超現実的(中略)人型戦術兵器
空想生命体に対抗するために開発された、人型のロボット
非現実的な空想生命体に対抗すべく見た目や名前までをも配慮し、
それっぽい長ったらしい名前が付けられており、見た目も古今のリアルロボットに通じるものがある
別にパイロットに制限はないが「否定すれば倒せる」敵を相手にしているため、どちらかといえば現実主義者が適している
河本の機体は【TRX-Z01 リアスティック】で木部は【TRX-Z02 リーゾン】に搭乗しているが性能に大差はない
ちなみに、超現実的(以下略)から名称までが本来の名前である

(略)科学研究班
空想生命体の登場により急遽結成された集団
やはり、国民が「現実的だな」と思わせる言葉を並べている団体
存在そのものがインチキな空想生命体をハナから否定するためものであって、決してネーミングセンスが悪いわけではない(?)
空想生命体の退治から、人民の救助まで行っている

河本 惇(こうもと じゅん)

本編の主人公24歳、超現実的(以下略)TRX-Z01 リアスティックのパイロット
大学の教授だったが、現実的な人間と言うことでスカウトされた
5歳くらいでサンタの存在を否定した

木部 小次郎(きべ こじろう)

本編の主人公32歳、超現(以下略)TRX-Z02 リーゾンのパイロット
やっぱり現実主義者
235それも名無しだ:2007/05/14(月) 20:00:45 ID:s2Fbrwpl
八章「束の間の 休息」
4大天使を何とか退けた周一郎。
戦いの連続で疲れきった体を休めようと旅行へ行くのだが・・・・?
九章「4大天使の 逆襲」
一度打ち負かした4大天使が更にパワーアップして蘇った!!
十章「さらば 愛する友よ」
ついに天罰の最終段階に移行した神々を前に、周一郎はある決断をする。
十一章「極限までの 闘い」
押し寄せる無数の神と天使の前に立ちはだかるゼルガオス。最後の戦いが今始まる!!
最終章「世界の 始まり」
大宇宙を又に架け壮絶な闘いを繰り広げるゼウスとゼルガオス。
死闘の末に待つ物は、果たして‐‐‐‐‐
236それも名無しだ:2007/05/15(火) 17:59:29 ID:RB3oZUM4
やっとパソコンでもインターネットが使えるようになった!
というわけで私も自分の作品の主題歌を公開しようと思います

>>87
超戦闘士プラティロイド
「プラトニック・ファイター」
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi90078.mid.html

(前スレ)
超常戦士バイオレットセブン
「バイオレットセブンのテーマ」(インストゥルメンタル)
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi90079.mid.html
237それも名無しだ:2007/05/15(火) 18:19:09 ID:l2YL8s2P
絵が書ける人がうらやましい
曲を作れる人はもっとうらやましい・・・
238それも名無しだ:2007/05/15(火) 20:43:04 ID:ATSE5H3M
そういえばレディカレを描いてくれた職人はまだ見てるのか
239それも名無しだ:2007/05/16(水) 10:36:31 ID:qji5DOp1
>>236
本物の職人キタ!正直ゲンカイザーの曲などアンタを誘い出すための餌に過ぎなかった
ところで歌詞は晒してくれないんですか?歌いたいですよ
240それも名無しだ:2007/05/16(水) 13:12:23 ID:Kvdz7Rf4
こういう風に各方面に富んでる人がくると、SRCとかで作ってみたくなるよねw
241それも名無しだ:2007/05/16(水) 13:19:46 ID:ImIMK8mJ
>>240
>>1


本当にやりたいのは同人とかボイスドラマなんだが
絵が足りない、キャラが描ける人間が
242それも名無しだ:2007/05/16(水) 14:04:10 ID:IzBVO8LK
壮大な野望(夢?)ですね
243それも名無しだ:2007/05/16(水) 14:47:23 ID:aSoUfQK6
>>238
ノ ただ最近何もしてはいないがいつも顔を出しているよ
ところでレディの原案者?勝手にデザイン考えて少し反省してたんだけど・・・

244236:2007/05/16(水) 16:47:40 ID:O5bh7o/v
>>239
それじゃあ歌詞も書いておきますね
実は私はミュージシャン志望で、よく曲を作ったりしているのですが、
たぶんこの曲を発表するような機会は他に無いでしょうし(笑)

「プラトニック・ファイター」

乾ききったくちびるから紡ぎだされるのは もはや愛の言葉ではなく
少しばかり血のしずくを織り交ぜながら 通り過ぎる生ぬるい風
どうか そのティーカップを壊さないで この心には 腕と足とがある
手を伸ばす プラトニック・ファイター 今のままの世界を信じられない
立ち上がる プラトニック・ファイター いつかきっと戦いのときがくる

乾ききった二つの目が見つめているものは きっと愛の姿ではない
涙さえも流せぬまま何を見るのか その両手を胸にあてよう
心の中 ガラスのかけら手にとって このためになら 何を賭けてもいい
夢を見る プラトニック・ファイター その未来も 過去さえ自分の味方
目を覚ます プラトニック・ファイター その時計が時間をきざむ限り

手を伸ばす プラトニック・ファイター 今のままの世界を信じられない
立ち上がる プラトニック・ファイター いつかきっと戦いのときがくる


ちなみに、「バイオレットセブンのテーマ」は、最後のリフレインのところで

バ・バ・バ・バイオレットセブン あ〜あ〜あ〜〜
Love,Love,VioletSeven You know?

と歌ってください。
245それも名無しだ:2007/05/16(水) 19:30:40 ID:DyDhkJc8
>>244
かっけ――っ!早く覚えて風呂場で歌おう!
なにげにタイトル名が入らない主題歌って初?
246それも名無しだ:2007/05/16(水) 20:35:38 ID:NyW8cQ3u
>>236
これは凄いな。尊敬するわ。

>>241
>>1のは個人が俺設定でやってるだけじゃん。なんかこう、ごちゃまぜ感が無いんだよね。
247それも名無しだ:2007/05/16(水) 21:54:36 ID:9tEdpdC5
みんなロボ考えるときは
1.見た目→設定
2.設定→見た目
どっち?自分は2だ。
1回1でやったら設定考えるの凄い苦労した。
248それも名無しだ:2007/05/16(水) 22:03:17 ID:CSvBVM59
>>247
どういうアクションさせたいか
だから後者かな・・・・


最近は物語がメインになってきてる気がするwww
249それも名無しだ:2007/05/16(水) 22:19:02 ID:bWU3voO9
>>247
ここに貼るネタは名前と設定しか考えてないものばかり
絵を描く時は設定は考えない
250それも名無しだ:2007/05/16(水) 23:00:05 ID:ImIMK8mJ
>>243
レディカレは別にいい物と思ってる
BGに使うユニットアイコンでどうしてもしっくりこない物があるから描いてくれないかなとか思ってた
それなりに作業量があるのわかってるから無理にやってくれとは言わないが

>>246
一本のストーリーとして組み立てようと思ったからああなった
そういう書き方しか出来ないとも言えるが

>>247
設定の軸が何かを考える
コンセプトがないただの設定には魅力を感じない
251それも名無しだ:2007/05/16(水) 23:12:10 ID:Ph8txHoF
仮にこのスレの作品が他メディアに展開する事になった場合

著作権等の権利関係はどうなるのか?
やっぱり作者に許可をとるのか?

故に2ちゃん関連書籍とか電車男とかはどういった経路で作成されたのか

未だこの謎は解明されていない(俺の中で)
252それも名無しだ:2007/05/17(木) 00:38:28 ID:fvqJzGN8
今更ながら>>236の良さに吹いた

>>247
たいていここに上げるときは1だが
思いつきのデザインから話を組み立てることもある
>>250
力になれるかどうかはわかりませんが>デザイン
253それも名無しだ:2007/05/17(木) 00:59:40 ID:doNf3eFy
聖界機兵セイカイオーIS
懐疑の弾丸


彼女の眼は、深く暗い底なしの何かに見えた。何だろう、この冷たい眼はと思いながら、藍沢は言葉の意味を聞いた。
「既知の兵器には、その兵器の弱点が相手にも知られてしまっているという最大のデメリットがあります。対策を練られてしまうでしょうが、まったく知られていない、存在の知れない敵に対策をたてることはできません。それがオリジナルの利点です」
知れない敵を相手にすることほど難しいことはないだろう、というのは藍沢にも想像が出来た。敵の武器は、どれほどのスペックを持つのかがわからない状況。ましてやブリティッシュファントムの超狙撃能力を、誰が予想し得ただろうか。
「……今でもブリティッシュファントムは敵に勝てると思いますか」
「それは、ないさ。兵器の開発はいたちごっこじゃないのかな。知れない敵にはまた新しい兵器で対抗するしかない」
今や藍沢の乗る国務ロボには既知の兵器に対する情報、そして対抗策がデータ入力されていた。国内で生産されたロボット群の全てのスペックは、コッカイダーの頭脳から即座に出し入れできる。
データは日々進化している。コッカイダーの頭脳は日々絶えず対抗戦略の進化を続けていた。それはロボット犯罪者の思考すらもデータとして予測が立てられて、セイカイオーや国務ロボはその情報を頼りにしてきた。
「ブリティッシュファントムも、その進化の先の兵器だってある程度の予測が立てられているし、もしあればだが――次に戦っても負けることはないよ」
「そうでしょうね……」
彼女は作業を終えたらしく、手際よく散らばった工具をボックスにしまいこんで、軽く一礼した。
「私、杉浦恵と言います。ごめんなさい、つまらない話をして」
彼女が微笑むと、先ほどの瞳とのギャップに違和感を感じたが、それを顔には出さなかった。
「ああ、こちらこそ……いい暇つぶしになったよ。これからも頑張ってくれ」
「ええ、あなたも。では、私はこれで」
そう言って彼女は去り、また暇になった藍沢は彼女との会話のことを考えながら、館内をふらふらと歩いて回った。

254それも名無しだ:2007/05/17(木) 01:02:10 ID:doNf3eFy
藍沢の仕事場でもある内閣府には、国務ロボの格納庫が存在している。
そして国務ロボからは直接、コッカイダーのデータベースにアクセスすることが出来た。
藍沢が格納庫に入ると、独特の威圧感を感じた。ずらりと並ぶ国務ロボの姿はいつ見ても壮大だ。
藍沢の乗機『モーファリオン』の隣では、同僚の伊佐吹夕子(藍沢より年上なのだが、可愛い先輩という感じだ)がコックピットから整備員への指示を飛ばしていた。
「……馬鹿、三番スラストコントロールパネルとの噛み合わせがそれじゃ合わないんだよ! アクセルの調整するのは誰だと思ってんだ!」
「姉さん、ついでに今のうち仕事させてもらうよ」
「ん、ああ、いいよ」
藍沢がモーファリオンのコックピットへ乗り込むと、メインコンピューターの電源をオン。機体間のデータリンクを起動させ、モーファリオンは夕子のトランスボイジャーから様々な情報を共有する。
新規、と表示され、届いたそのファイルを展開する。それは先日の新台場市役所の事件の情報だった。
コッカイダーからもたらされる情報以外にも、機体間の情報交換は重要な作業だった。その情報にはコッカイダーの推測ではなく実際に経験した情報が生きている。
そしてそれを考えるのは、パイロットである大臣たちの仕事だった。
決してコンピューターだけを頼りにしてはいけない、情報は考えて使うものだというのは英武時代から言われてきたことで、それは今でも変わらない。
事件の概要を藍沢は読み込んだ。
255それも名無しだ:2007/05/17(木) 01:06:17 ID:doNf3eFy
事件を起こしたのは反合体派の中でも過激な派閥に所属する中堅、所謂微妙な立場の人間であった。上の判断を無視し事件を強行したようだ。
この事件で利賀新総理はセイカイオーで初出撃し、アルテアタイプを三体破壊。
作戦の本意はセイカイオーではなく、地下で展開されていた。新台場には広大な地下の世界が存在していた。
完全なロボット社会のために作られた地下空間は逆に犯人の市役所への侵入を容易にした。
彼らは地下から市役所へと上がる道へ、当然ながら対抗策を講じる。それは外部記憶装置を装備したアルテアタイプ二体であった。
外部記憶装置はコンピューター本体を機体内ではない別の場所に置き、自動遠隔コントロールを可能としている。
これは搭乗者管理法に引っかかる犯罪である。ロボット操縦には重大な責任を持ち、搭乗して操縦することが義務付けられており、これは世界共通の条約であった。
ロボットが本来は絶大な破壊力を持つが故に、それを使う者への責任というのは大きい。故にロボット犯罪は罪が大きく、交通事故一つでも裁判は複雑になってくる。
外部記憶装置の問題点はもう一つあった。
それは統制管理法という法律に引っかかるのだが、これは全てのコンピューターを監視出来るコッカイダーから隔離していることへの問題であった。
ロボットコンピューターにはコッカイダーの介入が可能なような処置を施されており、緊急時にそれを無視することは出来ない、そういうシステムになっていた。
しかし違法のOSや外部記憶装置にはこれらを回避する、言い換えればそういったシステムを積まないことがほとんどだった。
コッカイダーの介入機能は、凄まじい。そのロボットを丸ごと乗っ取り操縦することも、やろうと思えば出来る。
256それも名無しだ:2007/05/17(木) 01:08:21 ID:doNf3eFy
一応は犯罪、事故発生時の迅速な情報管理を行うための機能として社会的に認めさせていたが、反政府的な存在からは最も敵視されていた。彼らの多くはロボットに乗ることはない、所謂『アンチ・ロボテクス』だ。
伊佐吹夕子は地下に展開されたアルテア二体に苦戦する。しかし、定女律子の用意した特殊工作員によって内部から犯人を拘束、これにより駆けつけた警察より早く事件を終結。内閣府は警察より強い捜査権を握った。
定女律子は、内閣府のメンバーでもリーダー的な存在であった。
使った工作員というのは、噂に聞くR法特別調査会だろうか。
今回の事件に内閣府が強引な介入を行ったのは、あの事件への手がかりを警察よりも確保したかったからだろう。
律子が特調を動かしたというのも、それが理由なのだろうと予測がついた。
だが調べてみれば、事件の規模はただのチンピラが騒ぎを起こしただけに過ぎなかった。
市役所を立てこもった連中の装備も貧弱なもので、武装テロと呼ぶにはあまりにも貧相だった。アルテア自体もコピー品で、外部記憶装置の出所は問題になったが、罪状では統制管理法絡みでの懲役のほうが重いくらいだった。
律子さんも、がっかりしているだろう。特調を動かしておいて戦果はゼロに近いのだから。


つづかない
257それも名無しだ:2007/05/17(木) 16:45:50 ID:hJHF6fN2
>>244
どうか そのティーカップを壊さないで
心の中 ガラスのかけら手にとって

の歌い方がわかりません。よろしければ教えて頂けますか?
文字だけで表現できるものなのかはわかりませんが…
258それも名無しだ:2007/05/17(木) 17:09:57 ID:6RO/KMFx
>>257
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi90409.mp3.html

ちなみに、MIDIデータの再生であれば「TMIDI PLAYER」というフリーソフトが
使いやすくてお勧め。
各トラックをミュートにすることも出来るので、カラオケモードも自由自在
というすぐれものです。
259それも名無しだ:2007/05/17(木) 17:25:09 ID:HlwJ5+qI
>>258
肉声うp吹いた
260それも名無しだ:2007/05/17(木) 19:57:47 ID:doNf3eFy
>>252
まだ参戦作品データの整理が色々残っているから、ちゃんと依頼するためのリストは後日作る

要望としてはゲームに使う32*32のbitmap形式のアイコン
SRCの公式ページを見ると詳しくわかると思う
261それも名無しだ:2007/05/17(木) 22:27:25 ID:N0kXy1Rm
>>258
ありがとうございました。いや良い声ですね…
262それも名無しだ:2007/05/17(木) 23:34:13 ID:JJDDOoka
MIDI作れる人までいるのか、すげえ
SS書くと宣言してからSSの筆がめっきり止まっている俺としては
そうやってちゃんと表現できるのはうらやましいんだぜ

どうやら細かく説明するのは苦手なようでorz
263それも名無しだ:2007/05/18(金) 07:04:31 ID:ILTqu7UN
>>262
そんな時のあらすじ+最終回スタート
264それも名無しだ:2007/05/18(金) 22:10:37 ID:6NJ6kWyb
幽鬼帝王 ライオンファントム

僕は忘れない。
あの日、完全な覇王となりつつあった父王を暗殺し、
僕を、歴史から抹殺した奴ら・・・
覇王の力も、最高の支配者の権利も無い者どものクーデターで
僕の人生は闇に落ちた。

だから僕は左胸の黒獅子王の入墨誓う。
アトラーナ家の、怒りと、憎しみを背負い、
ハイエナどもに汚された帝国を、浄化してやろうと。

復讐を、この命尽きるまで。


レオン・アトラーナ3世
幼少の頃から帝王学を徹底的に叩き込まれ、父のアトラーナ2世の
あとを継ぎ覇王としての未来を約束されたはずの皇子。
だが、父王の大陸統一一歩手前にしておきた側近のクーデターにより
暗殺されかける。なんとか生き延びたが、全てを奪われた彼に残されたものは、
深い憎悪だけだった。

圧倒的なカリスマ性と天才軍師のごとき頭脳、冷酷で無情な性格をもつ。
そのため逃げ延びた後は夜盗を利用し自らの専用兵器、「ライオンファントム」
を覚醒させ、復讐に挑む。


ライオンファントム
レオンの愛機。黒獅子の紋章の入墨を持つレオンにしか制御できないシステムを持つ。
現行の兵器としては最高級のスペックをもつ。右腕にはビームチェーンガンと長大なビームソード、
左腕には大型の盾にビームクロウをもつ。非常に硬い特殊合金にて打撃攻撃も得意である。
全体的に青黒いカラーリングに赤いラインや瞳が特徴的。人型であるが四足獣型に変形も可能。

ヴァンデルフ帝国
アトラーナ家によって統治されていた世界でも屈指の巨大軍事国家。
アシュカーナ大陸全土支配を目前に、帝の側近らのクーデターにより政権は奪われた。
そのままクーデターを起こしたものたちの用意した新王により全土支配は完遂されたが、
アトラーナ家のただ一人の生き残りによって、その栄光は崩壊していくことになる。
265それも名無しだ:2007/05/18(金) 22:14:48 ID:omjbCgNm
>>263
つーか普通に今書いてる作品SSにしたら
どこがショートなんだって話になりそうな俺・・・
266それも名無しだ:2007/05/19(土) 08:51:28 ID:Y4pCryK3
時間を置いて読み返す。面白くないと思った所はあらすじにする。見せ場だけ残す。
見せ場がドラマ部分かロボ戦部分かは作者次第
267それも名無しだ:2007/05/19(土) 16:08:02 ID:IB/WTGkL
勇者探偵ディプロテクター

「少年、悩みがあるなら私を雇ってみないか?」
僕、小林翔太に声を掛けてきたのは、ドライバーのいない車だった。

ディプロス ライバルの宇宙怪盗ガンフリートの予告状を受けて地球に張り込みにきた宇宙名探偵。
      捨てられていた車に憑依し、なんとなく翔太に声をかけたが、ナンバープレートを
      つけないと問題になることを教えられたのをきっかけに仲良くなる。

ランドテクター 宇宙での移動にディプロスがつかっているトランスポーター。トレーラーに似た
        形をしているが地球上では大きすぎるため普段は衛星軌道上に駐車してある。
        違法駐車なので宇宙警察に見つかるとヤバイ。

ディプロテクター ディプロスが衛星軌道から呼んだランドテクターと推理合体。
          必殺技は「大発剣 一発快刀」

ガンフリート 脅威の百段変形でどんなものにも化けてしまう、でも大きさは変えられない宇宙怪盗。
       犯行前には必ず予告状を出すが、地球には何を盗みにきたのやら。
268それも名無しだ:2007/05/20(日) 00:14:40 ID:UTeHn2pf
魂の雄たけび ハウリンガー

「うおおおおおおおおおお!!」
269それも名無しだ:2007/05/20(日) 00:29:37 ID:aTxJr5Qh
叫び声が武器になって
パイロットの叫びに同調したりして
さらに喉を壊してピンチになったりするのか
270それも名無しだ:2007/05/20(日) 01:39:16 ID:NQz60hXm
孤高戦士ネイティマナス

古より伝わる戦士のヨロイであるネイティマナスは装着者の精神と同調し、それが100%を超えたとき完全に融合する。
通常時は心臓と同化しており、装着者=融合者の精神の高揚によって通常の血液の代わりに特殊な液体金属と遺伝子情報を流し込む。
これが全体に行き渡ると融合者の体は生体金属と化し、遺伝子情報から強制的に進化をとげその体の表面に元となったネイティマナスのヨロイが生成される。
さらに状況に応じて体の一部を武器として進化させ切り離して使うことができる。
ただし特殊液体金属を流し続けなければ次第に生体金属細胞は還元され通常の肉体にもどる上、特殊液体金属そのものがある程度有害である。



設定だけ考えたが変身モノはだいたい似たような設定に成りがちかも試練。
271それも名無しだ:2007/05/20(日) 16:20:34 ID:aTxJr5Qh
ところでスーパー系を妄想したひとは
やっぱ後継機も妄想するの?
272それも名無しだ:2007/05/20(日) 17:38:11 ID:66T9XKzz
>>271
するけど、いきなり書いちゃうと萎えるのよね
かと言ってSSとかで書こうにもどうしても長くなりそうだし

突然閃いたけど被ってるんじゃないかって感じのロボ

風雷王

世の中の邪気を全て取り除くため風神と雷神は
自らの分身を作成、人間の一族に託した。
それから数百年後・・・

轟 雷児(とどろき らいじ)
若干17歳にして雷神の分身、雷王を操作する熱血漢
機械をいじるのは苦手だが雷王は操縦できる

風祭 楓(かざまつり かえで)
雷児の幼馴染で風王のパイロット
喧嘩っ早い暴力女・・・は一面で本当は大和撫子美人

雷王
雷神の分身で雷を動力源とし
雷を使った技を得意とする。
主な技は
コブシに雷を溜めて殴る雷拳や
コブシの雷を放出する雷撃等
強固な装甲で単機突撃しても帰ってこれる

風王
風神の分身で風を動力源とし
風を使った技を得意とする。
主な技は
自分でも制御できない量の風を発射する暴風と
強烈な風を起こし敵を足止めする向かい風等
支援型のため単体での戦闘は危険

風雷王
雷王と風王が合体して完成する
エネルギーは風と雷の二つで
どちらかが欠けても動けるが武装は使えなくなる。
武装は
向かい風を起こし敵が動けなくなったところを雷で狙う風雷撃
雷拳を放ち相手がよろめいたところを向かい風で
こちら側によろめかせ相手に再び雷拳を打ち込む風雷の地獄
他多数
必殺技は雷を混ぜた竜巻を放つ雷旋風

書き終わって気がついた
中国製のロボにそんなのがいたなぁ
273それも名無しだ:2007/05/20(日) 17:47:46 ID:VrJ5NQ6/
>>271
もちろんあるけど
プロセスが欲しいから、どうしても出しづらい・・・
SS書いてもそこまで辿り着くのがどれほど遠い事か
274それも名無しだ:2007/05/20(日) 21:15:58 ID:GGcfTHvO
>>271
リアル系ならともかく、スーパー系で乗換えがデフォと思われているのはなんだか寂しいぜ。
275それも名無しだ:2007/05/20(日) 22:25:27 ID:wIY9mtRr
>>274
昔のスーパー系しかしらない(70〜80年代ぐらい)けど、最近のスーパー系って乗り換えあるの?
276それも名無しだ:2007/05/20(日) 22:47:10 ID:kzQr2by+
>>275
勇者系とかは乗り換えがあったけどスーパー系の乗り換えはあまり無かった気がする
なんとなくリアル系は乗り換え、スーパー系は強化ってイメージがある
277それも名無しだ:2007/05/20(日) 23:03:07 ID:aTxJr5Qh
混乱させて悪いね
まぁ強化された後の姿って事で
>後継機
278それも名無しだ:2007/05/20(日) 23:15:56 ID:GGcfTHvO
勇者はスーパー系ではなく勇者系だと考えてるという前提だけど

姿変わるパワーアップしてるスーパー系って本当に少ないと思うよ
スーパー系は姿そのまま、新兵器、新技というイメージだ
279それも名無しだ:2007/05/20(日) 23:47:27 ID:sTRU7beZ
帰還惑星ディマイゾン

ゾーン宇宙歴27086年、我々ゾーン人は惑星テラのサンプルを入手した。
これをサンプル102と呼ぶ。
凶刃な肉体を持つ、そのサンプルをゾーン人は検査、実験を繰り返した。
そしてサンプル102は我々の切り札、超兵器『ディマイゾン』として惑星テラへと返還される。

テラ……、人類が呼ぶ地球。
そこにはもはや大地は残っていなかった。
世界戦争は既に何十年の歴史を積み重ね、地球環境再生の理念など今は亡きものとなっていた。

しかし、ディマイゾンは帰ってきた。
地球を愛する者として……。



ZO-102Tディマイゾン
身長約570000タメル(地球で言うと約185センチメートル)
ゾーン人の誇る“巨大兵器”である。
元々のサンプルの特性を生かしたまま、高い戦闘力を確保。
様々な宇宙的火器を有するが、高い戦闘経験を宿した脳細胞こそが最大の武器。
自らの意志を持ち、操縦者の命令を無視することもある。
(元々は単なる地球人の兵士なだけの改造人間なのだが、ゾーン人から見れば人間は巨大生物なのである)
地球の自然を取り戻すため、ゾーン人の配下として世界中を転々とする。
280それも名無しだ:2007/05/21(月) 21:26:21 ID:jpK9bg2t
>>260
レス書かずにいたので一応いるってことだけで ノ
一通りサイト見てきましたが、やっぱり凄かったです、色とか
他のアイコン作りのサイトにも寄ってみて勉強してます
とにかくただ縮める物じゃなく、もっと奥が深い物だと判りました
リストが出来上がるまでには納得のいくものが作れるような腕に慣れるよう頑張りますよ

変な日本語ですいません
ではでは(0дア)ノシ
281それも名無しだ:2007/05/22(火) 18:10:32 ID:BOyCertN
>>279
なんか藤子FのSF短編ぽい空気が。ショートでまとめて落語みたいなオチ付けてほしかったりします。
282最終話タイトルはここに:2007/05/22(火) 21:44:50 ID:0d3CB8Vq
「月帝ノ唄」最終話、今週末にはできます。
待ってくださっている方、もうしわけありませんがもう少しお待ち下さい。
(まあいないだろうけど)
最終話タイトルが知りたい方はメル欄へ
283それも名無しだ:2007/05/23(水) 22:04:32 ID:CM7ouyyU
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/BG.html

BGのプレリリースを更新。
チケット999枚用意してあるからガチャガチャ回しまくるがいい。
ただし闘技場や図鑑は工事中でスタートイベントの文章も適当。

ユニットコマンドのBGは控えメンバーごとに特殊能力を発動。
特殊技能アクティブステップは攻撃後に再行動、ボーナスステップは敵を破壊すると再行動。

SRC持ってないやつもデータの中身でも見れば楽しめるような楽しめないような。
284それも名無しだ:2007/05/24(木) 00:12:47 ID:G8OV8x4c
さっそくデータ見てみました…この知らないロボットの量!なんか小学生の頃初めてスパロボやった感覚が甦りました
うわ、大五郎いるし
285それも名無しだ:2007/05/24(木) 03:15:45 ID:lmKO6kqI
データ見てちょっと感動した俺・・・
俺の書いたロボットが参加してるってのは凄いうれしい・・・・
>>283乙!!!!
286勇者探偵ディプロテクター:2007/05/24(木) 18:00:18 ID:2scfy2UY
第1話「もっとも勇敢な宇宙探偵!」

「少年、悩みがあるなら私を雇ってみないか?」

 下校途中の僕、小林翔太に誰かが声を掛けた。すぐ横に止まっているクラッシックカーに乗っている人かと思ったけど、誰も
乗っていない。

「誰?」

「君の目の前にいる、私だ。」

「だって誰もいないじゃ……?」

声がする時だけ車のヘッドライトが点滅する。誰も乗っていないのに!

「この星での協力者が欲しいのだ。代わりに君の悩みを解決してみせるから。」

「それってもしかして、宇宙人……?」

「そういう事になるかな。この体はこの星で拾ったものだがね。」

「道理で……あのね、ナンバープレート付けないと道は走れないんだよ。」

「何だそれは?」


「ほら、走ってる車の前後に付いてる数字の書いた板。」

「ふ〜む、それは下調べが足りなかったな。では。」

するとバンパーの下がうにょーんと変形し、ナンバープレートができた。

「これでいいんだな?」

「……偽造じゃん。」


「なるほど、キャンプの写真代が無くなって、君が盗んだと思われているわけだ。」

「言ってる事、わかるの?あと、疑われてるのは僕じゃないよ。花咲さん。」

「探偵として、現地の風習を頭に入れてくるくらいは当然の事だ。ところで、その花咲さんとは?君の恋人か?」

「こここ、恋人って!僕まだ小学生だよ!花咲さんは、その……友達だよ。で、え、探偵、なの?」

「そう、もっとも勇敢な宇宙探偵、ディプロスだ。」

「……うさんくさー。」

「とにかく、現場へ行くぞ!」

「え、今から!?」

「当たり前だ。家に帰って事件が解決できるか?」

 ドライバーのいない車は僕を乗せて、小学校へと走り出した。
287勇者探偵ディプロテクター:2007/05/24(木) 18:03:20 ID:2scfy2UY

 学校に着いた。

「写真代は日直が集めて先生に持っていく物だったんだ。だけどそいつが急にもよおしちゃって、お金を置きっぱなしに……。日直が
戻ったらお金が無くなっていて、そこにいたのは花咲さんだけだった。それで彼女が疑われたんだ。まったく濡れ衣もいい所だよ。悪い
のは日直の大泉じゃないか!」

「そんなに怒るという事は、花咲さんは君の大切な友達なんだな。」

「え……まあ、大切といえない事も、ない……かな?」

「まあ、それはいい。とりあえず君の教室に行って、目立つ所から探してみろ。」

「なんで?教室なんてもう探されてるよ?」

「フフ、まあいいから行ってみろ。……そうだ。」

サイドボードが開いて腕時計が飛び出してきた。

「これを着けていくのだ。私の目、耳、口とつながっている。」


 教室に行ってみると、教卓の上に封筒があった。

「……写真代だ。なんで?」

「簡単な事だ。お金を取った誰かが、恐くなってこっそり戻した。」

「誰かって、誰?」

「そんな事はどうでもよかろう。そのお金を先生に届ければ、事件は解決だ。この際、うんと探して意外な所から見つけたことに
 しておくといい。日直の人の置き忘れ。そして君は名探偵だ。」

「どうでもよくないと思うけど……。」


 職員室にお金を届けて事件は解決した。先生には誉められたけど……なんだかすっきりしないのは、犯人がわからないからだ。僕は
ディプロスに乗って見返りについて話していた。

「さて、約束は果たした。今度は私に協力してもらうぞ。」

「……できることならね。」

「エルキーダタとは何か、わかるか?」

「は?ううん、聞いた事ない。」

「そうか。やはりな……。」

「どういうこと?」

「私がこの星にきたのは、宇宙怪盗から犯行予告が来たからだ。地球からエルキーダタを頂く、とな。」

「宇宙怪盗なんているんだ……でも、なんだかわからないんじゃ……。」

「そうなのだ。アイツはいつも、目当ての品に 勝 手 に 名 前 を つ け る から……!」

「それじゃ予告になってない。」
288勇者探偵ディプロテクター:2007/05/24(木) 18:06:13 ID:2scfy2UY
「それどころか、予告状を出してから獲物を決めたとしか思えないような時も……!」

「ひどいな……。」

「今度こそ奴を捕らえたい。そのために張り込みと、情報収集をしたいのだ。」

「犯行予告は、いつ?」

「今日から1年後。」

「まだ、余裕はあるんだ。」

「うむ……!?危ない!」

ディプロスは突然、急カーブを切った。シートベルトしてて良かった!

「何すんだよ!」

「ガンフリート……宇宙怪盗の偵察ロボだ。」

目を前に向けると、いかにも悪そうな巨大ロボットが二機、大通りを歩いてる!

「少年、降りろ。私はあれを倒す!」

「倒すって、こんなボロ車で……。」

「チェ―――――ンジッ!ディプロォ――――スッ!」

ディプロスが、敵と同じくらいの人型ロボットになった!?

「もっとも勇敢な宇宙探偵、ディプロス!」


「ツォア―――ッ!」

ディプロスは走っていって一気に跳び蹴りをかけた!そのまま転がる敵にのしかかって寝技に持ち込む!

「マシン剛術・逆・関・節・固めぇ――っ!」

メキメキメキ、ボン。敵はバラバラになった!

「あっ、もう一機が逃げるよ!」

「逃がさん!フィ―――ルドッ、マグナァム!」

ディプロスは懐から拳銃を取り出すと、続けて二発撃った。その弾は見事命中し、敵のロボットは爆発した……。


「ディプロス、強いんだね。」

「鍛えているからな。――しかし、偵察ロボットが出たということは、ガンフリートの狙いはこの近辺にあるのかもしれないな。」

「エルキータダ、だっけ。」

「ああ。そういうわけで私はこの町に事務所を構えたいのだが、手伝ってもらえるだろうか?」

 ……それは、無理じゃないかな。(つづく)
289勇者探偵ディプロテクター:2007/05/24(木) 18:08:31 ID:2scfy2UY
次回予告
「車のかっこした宇宙人と小学生で探偵事務所なんて、できるわけないよぉ!……次回、勇者探偵ディプロテクター
 『ディプロス探偵事務所開局!』」
「次回は推理合体だ!」

スミマセン、始めてみたら勢い付いてしまいました…
290それも名無しだ:2007/05/24(木) 23:54:45 ID:UvSv0w1l
召喚幻機 サモンレイザー

遥か昔、圧倒的科学力を持って世界に君臨した文明・アクナ。
その文明は機獣兵と呼ばれる星の数ほどの鋼鉄の巨獣・巨人を生み出し、
世界を炎の戦禍に巻き込んだ。
だがある日、文明の力は神の怒りに触れ、地上から残らず異空間へと封印された。
かくして、世界は滅びの力から救われたのだった。

だが、人々から文明の記憶は消えない。

再び強大な力を復活させようと、人々は方法を模索した。

そして見つけたのだ。

神の封印から機獣兵を呼び覚ます、秘術。

その名は・・・サモンレイズ。

そしてそれを行使し、機獣兵を現世に召喚する力を持つもの、サモンレイザー。

彼らを中心として、再 び 世 界 は 炎 の 渦 に 巻 き 込 ま れ よ う と し て い た ・・・


ライオ・ネスカブル
主人公。アシュタ帝国軍の若きサモンレイザー。高機獣兵を呼び出すことの出来るほどの力を持ち、
またそれを操るテクニックの他国に知れ渡るほど。アシュタ帝国の世界征服のために命をささげるほど
帝国を妄信している。

シャンタク・ラスカ
ライバル。アシュタに敵対する連邦国軍のエースサモンレイザー。ライオと同等の力を持つ。
1年前ライオによって家族を殺された経験があり、執拗に彼を狙う。世界平和こそ願っているが、
なによりもライオの抹殺を目標としている。

ミシューラ・レン・アシュタ
アシュタ帝国の皇女。ライオが信頼を寄せている女性。だが、正体は連邦軍が送り込んだ人造人間で
死産となった后妃の娘として工作員によって皇女に仕立て上げられた。幼い頃から自分の役割を認知しており、
「その時」を待ち続けている。

機獣兵
おぞましいまでの力を秘めた、鋼鉄の機械兵器。動物をモチーフにしたものから人間のようなタイプまで
様々。旧文明時代には世界が埋め尽くされるほど製造され、ある日かき消されるように世界から姿を消した。
サモンレイズと呼ばれる魔術によって封印されている異世界から召喚できる。
人工知能により主の命令によって自在に動く、リモート式である。離れていても操作できるが主と密着していれば
さらに巧妙に操ることが出来るため、高い能力を持つレイザー、そして高機能の機獣兵ならば戦場にて召喚者が
背などにのり戦うことが多い。
291それも名無しだ:2007/05/25(金) 12:06:41 ID:CxG/7Eke
ロレイラル的な香りが
292それも名無しだ:2007/05/25(金) 12:46:46 ID:1ui/vj60
>>291
Bt’Xに似たものも感じる
これで機獣兵と会話できれば・・・
293それも名無しだ:2007/05/25(金) 22:38:06 ID:FmV+Li42
幻霊鎧機(げんれいがいき) 麒麟皇
時は23世紀の地球。突如としてやって来た侵略者「使者」の襲撃により、
瀕死の重傷を受けた青年「雷野 隼人(らいのはやと)」。
だが、隼人は死の淵で幻の鎧戦士(がいせんし)「麒麟」と出会う。
「使者」の地球を襲う理由、そして、鎧戦士の使命―。
それを知った隼人は麒麟と契約を結び、蘇る。
…幻霊鎧機「麒麟皇」として、そして、地球を守る刃となって。

麒麟皇
隼人が鎧皇転身(がいおうてんしん)の掛け声と共に変身する人間サイズの鎧戦士。
唯一「使者」へと立ち向かえる力を発揮する。
隼人の精神力・麒麟自身の神力が合わさり、無限の力を発揮する。
必殺技
光刃剣雷鳴落とし
必殺剣「光刃剣」に雷の力を最大限に溜め込み、
一気に叩き斬ると同時に剣に溜め込んだ雷を叩き落す奥義。
この一撃を受け生きられる使者はまずいない。

雷野 隼人
本作の主人公。22歳、大学生。
正義感が非常に強く、困った人がいると放って置けない好青年。
死の淵で麒麟と出会い、麒麟皇となって戦う事を決意する。
生まれつき、霊感が強く「使者」の気配を感じ取れる特技を持つ。

麒麟
古来の時代から「使者」との戦いをして来た鎧戦士。
重傷した隼人の真っ直ぐな性格に感銘を受け、隼人に力を分け与える。
暴走しがちな隼人を止めるのが仕事だが、自分も熱くなる事がある。

使者
突如として現れた侵略者。
その目的は地球を自らの物とすべく活動している。
「鬼穀獣(きこくじゅう)」と呼ばれる戦闘兵器を主力としている。
294勇者探偵ディプロテクター:2007/05/26(土) 22:58:46 ID:hALRx9dZ
第2話「ディプロス探偵事務所開局!」

 次の朝、先生は写真代が見つかったことだけ話し、事件は打ち切りとなった。いや、僕が日直のうっかりという事に

したんだから事件も何もないんだ。そういえば日直だった大泉がちょっと気の毒かも。本当は誰かが盗んだんだもんね。

「あの、小林君。」

「え、ああ、花咲さん。何?」

「写真代、小林君が見つけてくれたって……どこにあったの?」

「うん……男子トイレの、蛇口の上の、明かりの所。まったく大泉の奴ったら、そんな所に置き忘れるんだから困っちゃうよね。」

「……ありがとね。見つけてくれて。私、助かっちゃった。」

「ううん、僕は偶然見つけただけだから。」

「そう……。」

花咲さんは何か言いたそうにも見えたけど、他の女子の所に行ってしまった。

「なるほど、あれが花咲さんか。美しい少女だ。」

「わっ!いきなりしゃべるなよディプロス。誰かに聞かれたらどうするのさ?」

「だから小声でしゃべっている。」

「おい翔太!」

「わわっ!やあ、井上か、何?」

「何慌ててんだお前?それよりお前聞いたか、昨日のロボット騒ぎ?」

「ああ、あれね、うん、僕その場にいたから。」

「何!?すっげえ、いいなあ!」

「そんな……待ってれば、また出るんじゃない?」

「そうか。そうだな、お前いいこと言うよ!」

井上はまた別の友達の所に行って同じ話を始めた。

「井上というのは、翔太の友達か?」

「うん。でも、それほど仲がいいわけじゃ……あいつ、誰とでも話すから。」

「それは、いいことだ。探偵の素質がある。」

「そうだね。僕もそうなれたら……あっ、一時間目始まる。ディプロス、黙っててね。」

「わかっている。学業は大切なものだからな。」
295勇者探偵ディプロテクター:2007/05/26(土) 23:00:56 ID:hALRx9dZ
 いきなりだけど、放課後。

「でもさ、探偵事務所って、そんな簡単に開けるものなの?」

「この星のこの国には、探偵に資格はいらないのだ。そこまでは調べてきたのだが、さて、どうやって事務所を借りるか。」

「お金も無いし……依頼を受けるのだって、小学生としゃべる車じゃあね。」

「小学生でも、二人もいれば何とか……そうだ。」

「……なんか、やな予感がするんだけど。」


「ねえ、花咲さん。」

「……何?」

「ちょっと、話が……一緒に帰らない?」

「そう……仕方ないね。」

 仕方ない?仕方ないって何だ?ディプロスの奴、彼女を誘えだなんて無茶なんだよ!「僕の頼みなら必ず聞く

から」なんて言ってさ!ああ、僕の顔、真っ赤になってたろうな。

「それで?話って……。」

「翔太、ありがとう。後は私に任せろ。」

「?今の声、どこから?」

僕は腕時計を見せた。

「私は宇宙探偵ディプロス。本体は離れた所にあるが、この時計を通じて君に話している。」


「ええと、宇宙探偵さんは私に小林君を手伝えって、言ってるのよね?……でも、何で私なの?私と小林君て、何も……。」

「君は翔太の大切な友達だろう?それに残念ながら翔太には他に特別親しい友人がいないようなので。」

「えっ?」

「ワワワッ、ごめん、何かディプロス勘違いしてるみたいで……もういいよ、ごめんね。」

「少なくとも、君は翔太の頼みを断れないはずだ。違うか?」

「……ひどいわ、小林君。確かに悪かったのは私だけど、こんな風に……!」

 花咲さんは急に涙ぐんで、走っていってしまった。

「え?ちょっと、花咲さん!?ディプロス、これどういうことだよ?」

「……悪いが、その話はあとだ。また何か出てきた!」

「何かって……。」

ズズーン。ズズーン。ドカーン!

ブロンズ像みたいな巨大ロボットが暴れている!
296勇者探偵ディプロテクター:2007/05/26(土) 23:03:05 ID:hALRx9dZ
「あれも、宇宙怪盗のロボットなの!?」

「いや、あんなものは見た事がない。奴かもしれんが、違うのかも……とにかく、放ってはおけん!」

ディプロスは変形し、走っていって跳び蹴りをかけた。でも……効かない!?遠くからだったからわからなかった

けどあのブロンズ、前の偵察ロボより断然大きいんだ!

「ならば、フィ―――ルドッ、マグナァム!」

懐から銃を取り出して撃つ!でも、これも……。

「馬鹿な……ぐうわっ!」

「ディプロス!」

「フッ、慌てるな、翔太。優れた探偵は、いろいろと用意をしているものだ……ラァ―――ンドッ、テクタ―――ッ!」

「な、何?」

ディプロスの叫びに答えるように、空から大きなメカが降ってきた!?

「私がこの星まで乗ってきた体、ランドテクターだ。この星では大きすぎるので宇宙に置いてきたのだがね。とう!」

みるみる人型に変形していくランドテクターに、車型に戻ったディプロスが飛び込んで……!

「合ッッ体!勇者探偵、ディィプロッ、テクタァ――――ッ!!」

ドォ――ンッ!!

「ディプロテクター?」

鋭い眼差し、シックな背広を着たような姿。そして何より、大きい!ディプロスの数倍の大きさだ。

ブロンズの巨大ロボが目から発射する光線をヒラリヒラリとかわしながら、脚からビームを撃つ!

「フィ――――ルドッ、ランチャ―――ッ!!」

ボガン、ボガァン!

「大・発・剣!」

ディプロテクターは剣を抜き、そして、跳んだ!

「イッパァァァァツ、カイ、トォォォォォッッ!!」

ドッッカァ――――ン!!

一発解答?いや、快刀だ!ブロンズのロボットは、真っ二つ!
297勇者探偵ディプロテクター:2007/05/26(土) 23:04:22 ID:hALRx9dZ
「おのれ謎のロボットめ!ワシのブロンズサタンを壊しよってからに!」

 今回のロボット事件の犯人、日曜発明家の旗面博士である。

「旗面さん、郵便でーす。」

「ん、ああどうもご苦労さん。誰じゃワシに手紙など……宇宙怪盗ガンフリート?アメリカ人に知り合いなどおらんがの?」

手紙にはこうあった。「貴方の技術、お借りしたい。無論それなりの謝礼の用意あり。」

「謝礼じゃと!そりゃ嬉しいわい……しかしこう一方的に言われてものう……誰なんじゃ?」

その時、旗面邸の前には大きなトラックが止まっていた。何を隠そう、このトラックこそ宇宙怪盗の変装であった。


 次の日、花咲さんが僕の所に来て言った。

「あの、昨日は、ごめんね。私、探偵さんの仕事、手伝うから……。うち、アパートの大家やってるから、それで

 よければ事務所も何とかなると思う。」

「は……あ、そう。そりゃどうも、ありがとう?」

それだけ言うと花咲さんは行ってしまった。

「……どうなってんの?」

「わからないならわからなくていい。それより、すまん翔太。どうやら私は君たちの関係を誤解していたようだ。」

「……やっと、気付いたの。でも、いいんじゃない?結果オーライだよ。」

「うむ。そう言うと思ったから今素直に非を認めたのだ。」

……コイツ。

次回予告

「ディプロス探偵事務所開局だね!」

「しかし、客がこないな。よし、こんな時はパトロールだ。次回勇者探偵ディプロテクター『最高速の宝』!」

「もっとも速い宇宙探偵が登場するぞ!」

「えっ、きみ誰?」
298それも名無しだ:2007/05/27(日) 20:23:58 ID:rwYu39TY
月帝ノ唄 其ノ終「シンゲツと    」

瑠那「侵略者が集まってきてる!?」
昴「ああ、おそらくは君と月帝を危険視して一斉攻撃をかけるつもりだろう」
マンゲツ「この反応は……!瑠那様!地球上に潜伏していた全ての侵略者がこの地に集まっています!」
瑠那「そんな……でも、やるしかない!地球のために、みんなのために!」
マンゲツ「来ます!」

マンゲツの言葉と同時に、四方八方から大量の侵略者が出現した。
その光景はさながら、黒い津波が押し寄せてくるようであった。

昴「月乃輪さん!僕の背は任せるよ!」
瑠那「う、うん!分かった!」
昴「よし!天川砲!!」

星神の胸部から放たれた光が数体の侵略者をかき消していった。

瑠那「私も負けてられない!月帝!右手ドリルの左手斧!」
侵略者・蠍蛙型「ゲゲギャガアァァァァァァ!!」
侵略者・蛾蜂型「ググゴジェアァァァァァァ!!」

月帝のドリルが蠍蛙型を貫き、斧が蛾蜂型を両断した。

秦月「くそ……委員長も瑠那も戦ってるっていうのに、俺はこんな所で指くわえて見てるしかできねえのかよ!?
俺にも……俺にも力があれば……委員長や瑠那と一緒に戦えるのに……!!」

屋上で秦月は腹を立てていた。
侵略者と戦う力を持たない、無力な自分に。

秦月「……瑠那……」

瑠那「はぁ、はぁ、はぁ……」
昴「…ッ!?弾切れか!月乃輪さん!そっちは!?」
瑠那「月帝には弾切れはないけど……もう、限界かも……数が多すぎるよ……」
昴「くそっ!来やがれ!流星槍!!」
猿蟹型「ビビバァァァァ!!」

星神の流星槍を間一髪で避けた猿蟹型は他の侵略者に向かって咆哮をあげた。
それに反応して多数の侵略者が一つの場所にかたまっていく。

瑠那「な、何……!?」
昴「まさか……それぞれで捕食しあい、一体の巨大な侵略者となる気か……!?」
299それも名無しだ:2007/05/27(日) 20:36:23 ID:rwYu39TY
>>298

その光景はあまりに凄まじく、瑠那も、昴ですらも身動き一つ出来なかった。
やがて、動きが止まり、一つの巨大な影がゆらりと立ち上がった。

融合体「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……」
瑠那「か……勝てない……」
昴「やばいな……月乃輪さん、一八だけど、突っ込むよ」
瑠那「え……?」
昴「こいつは生きて帰ろうなんて甘い覚悟じゃあ倒せない。
 下手すれば僕らが命を散らせてまでしないと倒せないかも、いや、それでも倒せないかもしれない」
瑠那「そんな……」
昴「でも、やるしかないんだ!この星を守るために!僕らの命で助かるなら安いもんさ!」
瑠那「……分かった。一緒に、『逝こう』……」

瑠那は呟いたあと、携帯電話を取り出し、メールを送った。

秦月「な、なんだ……あいつら、様子が変だぞ……!?
  なんか、突撃していきそうな……!?」

そのとき、秦月の携帯電話が鳴った。

秦月「メールだと?こんな時に?」

FROM:瑠那
TITLE: NO TITLE
本文: ごめん

その文章を見たとたん、秦月は表情を一変させた。

秦月「瑠那!?」

瑠那「はああああああああ!!」
昴「おおおおおおおおお!!」
融合体「ヴォオォォォォォォォォ!!」

二人は融合体に向かって全速力で突進していった。
そして、巨大な爆発が起こり、秦月の目の前に星神の前腕が飛んできた。

秦月「………!」
300それも名無しだ:2007/05/27(日) 20:49:13 ID:rwYu39TY
>>299

秦月は地に膝を着いた。
オレンジの炎を上げて燃え盛る星神の巨体が遠めに見える。
あれでは昴が生きている保証が無い。

秦月「う、うわああああああああ!!」
瑠那「……し、秦、げ、つ……」
秦月「!?」

秦月は驚いて声のするほうを向く。
そこには、瑠那が立っていた。左足を大怪我しながらも、彼女はここまで歩いてきたのだ。
秦月に、自分の無事を伝えるために。

秦月「瑠那、生きてたのか……」
瑠那「うん…右手と左足、もってかれちゃったけどね……」

口から血をたらしつつ瑠那は答える。見れば、彼女の右手はなく、そこから血が滴るばかりであった。

秦月「瑠那……もういいんだ。侵略者は倒した。お前の右手と左足は、俺が補う」
瑠那「え……?それって……」

苦しそうな顔で尋ねた瑠那に、秦月はこう言った。

秦月「俺はお前が好きだ。ずっと、一緒にいよう……」
瑠那「秦月……あたし、うれしいよ……」

瑠那は一歩、また一歩と少しづつ秦月に歩み寄っていく。しかし、

侵略者「ミュギルルギャアァァァァァ!!」

ズン、という鈍い音がした。
侵略者の破片の一つがまだ生きており、体の一部を槍のように変化させ、瑠那のムネを突き刺したのだ。

瑠那「あ……れ……?」
301それも名無しだ:2007/05/27(日) 21:05:26 ID:rwYu39TY
>>300

秦月「! 瑠那ァァァァァ!!」

秦月は瑠那に駆け寄っていく。

瑠那「し、秦月……ごめんね……せっかく、星野君が生かしてくれた命なのに……」
秦月「そうか……あいつがお前をかばったから、お前はなんとか生きられたってわけか」
瑠那「うん……星野君は、『やっぱ死ぬのは僕一人で十分だ、君を待っている人がいるだろう』って……」
秦月「……もう、喋るな……。お前は……俺が……護る……絶対に!」
瑠那「……秦月……ごめん、もう、お別れ……だ……よ……」

そう言ったきり瑠那は硬く目を閉じ、もうその輝くような瞳を、秦月は見ることができなかった。
しばらく泣き崩れていた秦月は、侵略者の破片に向かっていった。

秦月「……こいつが、こいつが瑠那をォォォォォォ!!」
破片「ミュギュルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」

秦月は力任せに破片を踏み潰した。
そして、また、泣いた。


それから数年後、秦月は社会に出ていた。
政府は星神の量産化を決定、今後の事態に備えると発表した。

秦月「…………」

バス停でバスを待つ秦月の後ろに、三人の高校生が並んだ。
かつて秦月が通っていた路掛学園の制服であった。

秦月(懐かしいな、あの頃は俺もこうして通ってたっけ)
高校生A「ねえ委員長、宿題見せてくれない?」
高校生B「あのね立花さん。そういうのは自分でやってよね」
高校生C「そーだよ、椿?」
高校生A「なによ、瑠那まで!」
秦月「え……?」

懐かしい声、懐かしい名に、秦月は思わず振り返っていた――――。

    完
302それも名無しだ:2007/05/27(日) 21:07:32 ID:rwYu39TY
これで「月帝ノ唄」は全話終了です。
こんな糞SSに最後まで御付き合いしてくださり、有難う御座いました。
今後の参考としたいので、感想などいただければ幸いです。
303それも名無しだ:2007/05/27(日) 23:42:14 ID:Msy1pVZE
何てこと言うんだ。

糞なわけないじゃないか! GJ!! 完結乙!
304それも名無しだ:2007/05/27(日) 23:58:16 ID:voi17W1S
よく完結してくれたGJ!
話も分かりやすかったんだが、毎回頭にアンカー付けるのはこだわりなの?
305それも名無しだ:2007/05/28(月) 16:16:56 ID:zeOqHlVk
ロボ描こうとするといつも頭で詰まるんだよなぁ……
306それも名無しだ:2007/05/28(月) 18:34:34 ID:1LbbIrno
頭でデザインは出来てても絵には出来ない俺
307それも名無しだ:2007/05/28(月) 19:00:59 ID:DJ16RfTI
言葉で出来ないものは割り切れ
ぐだぐだになるよりはマシだ
308それも名無しだ:2007/05/28(月) 20:19:41 ID:BsCvz8RB
>>306
私もそうなのだが、それは頭にあるつもりだけど本当はそうはっきりしたものじゃなくて、形にしようとするとそれが露見するからなのだ
309それも名無しだ:2007/05/28(月) 21:07:04 ID:Mp+vKd0y
デザインするときは曲とか聞きながらデザインするとインスピレーション沸くよ。

♪吼えろ稲妻〜 なにが起きても〜
あ、稲妻で戦うロボにしよう!肩からだせばかっこいいかも!
だったら肩は尖がらせて…腕は…

自分はこんな感じ。けっしてパクリじゃないよ。
あとは、ストーリーの設定からとか。
310それも名無しだ:2007/05/30(水) 10:08:09 ID:MruGQIPu
デザインはパイロットの性格とかを考えてやってる
こいつは攻撃的だから刺々しいの、こいつはダークヒーロー系だから悪人面って
おかげで王道からそれないってのが玉にキズだが
311それも名無しだ:2007/05/30(水) 20:10:17 ID:YeZa5T4e
自分の場合、イロモノ考えようとするとどうしてもエヴァ臭くなるのが困りモノ

なんか良いアイディア来ないかなぁ・・・
312それも名無しだ:2007/05/30(水) 20:18:53 ID:d1b9HrbB
>>311
既に世に出てる作品の規格で書いてみるとなかなか勉強になるぞ。
たとえば「MS」、たとえば「オルフェノク」とか、そのカテゴリ共通の意匠とかプロポーションを意識しつつ、自分のデザインで書くの。
313それも名無しだ:2007/05/31(木) 01:21:13 ID:Tbi+hMAA
>>312
それやって「獣モチーフロボ」がウルフオルフェノクから抜け出せなくなった俺がいる。
314それも名無しだ:2007/05/31(木) 22:58:55 ID:mY9pZz9v
>>312
それやって共通の意匠が見つけられなくて挫折したorz
315それも名無しだ:2007/06/01(金) 21:37:21 ID:tFIfDeOz
BG参戦作品(データ化済み&未データ化作品一覧)
ttp://i-get.jp/upload500/src/up4388.txt


web拍手に『ぼくロボとBGの参戦作品の選定理由教えてね』とかきたから
めんどいうんでこっちに書く

まず第一に面白いかどうか
第二に人気かどうか
第三に内輪向け、厨向けじゃないかどうか

個人的な好みとしては何レスも渡って書かれた設定より、いかに1レスに綺麗に纏められたかが一番よく見るポイント
ガツンと面白い何かがあれば即採用
一番目の理由はまさにそれ

第二の理由は自分としては好きじゃない作品もなるべく加える

第三の理由は、ちゃんとしたゲームとして遊べるものを目指しているから
当然ひと目見ただけで『おもしろそう』と思われる、プレイされるものしか作る気はない
(ぼくロボは参戦作品を見てプレイしたという意見が多々あるくらいだ)

もうひとつ言うなら、自分はこのスレの閲覧者のためのゲームと思って作ってるわけじゃない
完全個人的な趣味のひとつなわけだし、自分としても楽しんで作りたいという気持ちがないとやってられない
そうなると当然自分の好きなロボは出す、当たり前

しかし趣味というものはガチでやらないと面白くないわけで
なるべく多くのプレイヤーが遊ぶシナリオしか考えてない

『面白そうなロボットが出ている』とか
『あ、この参戦作品出てる!』とスレ閲覧者に思わせることも考えてある

それと大五郎なんかは当時のスレの雰囲気とかですげぇ出したくないけど、
一応は自分の作品でもあるからキャラクターを無駄にはしたくない
それは作者として当然の行為だろう
以上
316それも名無しだ:2007/06/01(金) 23:25:12 ID:pfi3VbDo
貴重な意見ありがとうございました
317それも名無しだ:2007/06/02(土) 02:03:15 ID:CQL6w/Bi
>>315
私の作品もこのリストに入っていますね
もっと積極的に設定を公開したほうがよろしいでしょうか?
318それも名無しだ:2007/06/02(土) 02:35:22 ID:t4U+dwSY
>>315
地味に俺の初めて載せた作品が入っててちょっと嬉しくなってるw
当時は反応無かった筈なのに・・・

リベジオンの時よりうれしいかも
319それも名無しだ:2007/06/02(土) 09:09:05 ID:B7uRqzFa
大五郎の頃は自分まだこのスレにいませんでしたが、あれは面白いと思いますよ。

賛否が極端に分かれて、しかも職人自体が否の方だったみたいですが
320それも名無しだ:2007/06/02(土) 11:36:46 ID:HSJ+CCma
確か同じようなネタだか大五郎ネタが乱立したんだっけ?
321それも名無しだ:2007/06/02(土) 17:59:28 ID:Hi4OMCDY
>>312
先生、オービタルフレームしか描けなくなりました!
322313:2007/06/02(土) 20:11:05 ID:DVLNWyb8
ああ、手遅れだったか…
323それも名無しだ:2007/06/02(土) 21:56:37 ID:/XZZCNNC
DUALISのCMのロボが格好良すぎる
ああいう流線型デザインのロボっていいよな
324勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 09:03:28 ID:D0iAXrV7
第3話「最高速の宝」

「花咲さん、アパートのこと、ありがとうね。お母さんに説明するの、大変だったんじゃない?」

「……ううん、そうでもない。気にしないで。」

 花咲さんにアパートの部屋を借りて、ディプロス探偵事務所は開局した。看板もつけていいし、家賃は出世払い
でいいって、すごいラッキーじゃない?でも……。

「暇ね……。」

「そりゃいきなり看板出しただけで、お客さんが来たりはしないよね。」

「ふむ、仕方ないな。翔太、花咲さん、出かけよう。こんな時はパトロールだ。」

「いえ、私はいいです……。」


「なんか花咲さん、おかしくない?あんなに積極的に協力してくれてるのに、嫌々してるみたい。」

「……翔太、まったく心当たりがないのか?」

 まるであって当然みたいにディプロスは言う。

「ないよ。ディプロスは何か知ってるの?」

「ああ。そのことは、私から話しておくよ。」

「うん……?で、ディプロス、どこへ向かっているの?」

「うむ、エルキーバタが何なのかはわからないが、この近くにあって価値の高いもののはずだ。そういうものの
 場所に向かっている。」

「近くで価値があってこの方向?……リニアモーターカー!」

「ご名答!スピード上げるぞ!」

僕の町の近くにはリニアモーターカーの実験場があるんだ。確かにこの辺じゃ一番宝物らしいかも!


 リニアモーターカー!さすがにすぐそばまでは近付けないけど、自由に見ることはできるんだ。

「でも、宇宙怪盗ってこういうの欲しがるの?すごいメカっていうんなら、ディプロスのランドテクターとかの
 方がずっとすごいじゃない。」

「確かに、宇宙にはもっと優れた技術もある。だが、現在のこの星で最高を目指すもの。そこには技術だけでは
 計れない価値がある。」

「計れない、価値?」

「作った人たちの想い、情熱。奴がもっとも好む至上の宝石さ。」

「へえ、怪盗って、意外とロマンチストなんだ?」

「だからといって、盗んでいいわけがない。」

「そりゃ、わかってるさ。」
325勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 09:06:28 ID:D0iAXrV7
「リニアモーターカーを盗むのか、ガンフリート?」

「そのつもりは無い。まだ予告の時まで時間があるからな。だからただの下見……思わず欲しくなる情熱にあふれてはいるが。」

「なら、ちょっとくらい予定を早めてもいいんじゃないか?」

「え?そう……うん、そうだな!探偵だってもう来てるもんな!」

「では、エレクトロイドを発進させるぞ!」

「よし!頼むぞ旗面博士!」


 ゴゴゴゴ……ドガァ!

「何?」

「あれは!」

地面から、巨大ロボットが!

「リニアモーターカーを狙ってるの!?」

「そのようだ。行くぞ!」

ここからじゃ見えないけど、今ごろ駐車場にあるディプロスの本体は変形して……

「トォッ!」

巨大ロボットに飛び蹴りだ!でも、やっぱり効いてない。

「やっぱりディプロスのままじゃ……。」

「私も今そう思ったところだ。ラァ―――ンドッ、テクタ――――ッ!!」

宇宙からランドテクターが降りて……。

ビシャァァァン!

「ギャアアアーッ!」

「ディプロス!」

敵ロボットの頭から雷が落ちて、ディプロスに直撃してしまった!

「ディプロス、ランドテクターが来てるよ!」

「体が痺れて動けん……。」

「ディプロス〜!」

ああ、どうしよう……リニアモーターカーが盗まれちゃう!と、その時!

「まったく、この僕から一番乗りを奪おうとなんてするからこうなる。」

今の声、誰?

「そうだろ、『勇敢』?」

「お、お前は……。」
326勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 09:08:50 ID:D0iAXrV7
「チェ――ンジッ!もっとも速い宇宙探偵、リニアランナー!!」

リ、リニアモーターカーが……変形した!?

「予告までまだ一年もあるってのに、僕より気が早いんじゃないのかガンフリート?だが残念だったな、こうして僕が乗り
 移ってしまった以上、もう盗めはしない!」

「それでは、代わりにお前が盗んだようなものだろうが……。」

「い、いいんだよ僕は!ことが終わったらちゃんと返すから!……わあああっ!?」

ビシャァァァン!

あ、のんびり話してるからリニアランナーまで雷を……。しかも、連続だ。

ビシャァァァン!ビシャァァァン!

「……フッ!」

あれ、平気、なの?

「僕はリニアモーターカーだぞ……こんな電撃は……いいごちそうだよ!」

フワッ!

リニアランナーが、浮いた!?

「倍返しだ……リニアカタパルト!電撃ッ、キィィ―――ック!!」

巨大ロボットに突っ込んだ……の?見えなかったけど!

「まるで、稲妻……。」

敵ロボットはものすごい衝撃を受けて吹き飛んだ!でも、まだ立ち上がる……。

「チッ、やはり電撃使いにはあまり効かないか。僕と同じだ。」

「よし、痺れが取れてきた……!推理・合体!ディプロテクタァ―――ッ!大発剣、一発快トォ――――ッ!!」

ズバァァァッ!ドッカァァァン!!

……ディプロス、なんか、ずるくない……?
327勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 09:11:06 ID:D0iAXrV7
「ベルキーバタって、リニアモーターカーのことだったんだね。」

「いや、まだ油断はできん。奴は名前だけ付けてモノは後から決めるような奴だからな。」

「やーぁ、ディプロス。さっきはおいしい所をもっていってくれたな。」

「フッ、お前の詰めが甘かっただけだ。」

「言ってくれるなぁ、僕がいなければどうなっていたかわからんものを。」

「怪盗のターゲットを自分で盗む泥棒に私が助けられたとでも?もういいからリニアモーターカーに戻ったらどうだね?」

「……フン!」

リニアランナーは線路の方に歩いていった。

「仲、悪いんだね。」

「私も、ああいう悪漢との付き合いには慣れていなくてね。しかし、確かにリニアモーターカーはもう大丈夫だ。帰ろう。」


「とんだ不良品だったではないか、博士。」

「何をぅ!標的のリニアが突然ロボットになるなどと、誰が予想できたものか!」

「それはまあ確かに、私も予想外だった。無茶な探偵もいたものだ。ともあれ、これからもよろしく頼むぞ、博士。」

「おう、任せておけい。」


次回予告

「よし、人気もないし次で一気に最終回だ!」

「そう……なんだか寂しいね。」

「ちょっと待て!俺たちまだ登場もしてないんだけど!?」

「うるさい。完結だけはさせるんだ!次回勇者探偵ディプロテクター最終話『太陽系ブルース』!」

「待てといっているだろぉ――っ!」


スミマセン。次でやめますから貼らせてください。
328それも名無しだ:2007/06/03(日) 10:36:14 ID:9i/XOCtL
>>327

遠慮はするなとことんやれw
329シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:37:12 ID:9i/XOCtL
その者は強さを渇望していた
その者は戦いを愛していた
その者は勝利に飢えていた

ゆえに己の命の炎が寿命により燃え尽きると知った時
自身の命を寿命ではなく戦いの中で散らすことは決して譲れぬ思いであった
だが彼の強さは既に伝説であり誰も彼に挑んでくる勇者はいなかった

それゆえに彼は凶行を行う事を決心する
全ての人間と妖魔を対象とした無差別の虐殺を
その中で自分を倒しうるものが現れる事を信じて・・・


シャドウミラージュ・プロローグ「戦神」


「お母さん、お母さん・・・」
「助けて・・・死にたくないよ・・・」
「ああ、太陽と月の神よ、我々をお救いください・・・」

それは突然の事だった
王国の一つの都市が妖魔の強襲を受けた
妖魔の数は1
都市を守る騎士団なら容易に対処できる数だった
だがその都市を襲った通常の妖魔とは格が違った
妖魔の中でも最高位に存在する十魔獄に位置する上位妖魔「戦神 オロチ」
人の手には負えないとされる最強種の一体
その絶大な力の前にその都市はもはや壊滅は免れなかった

「いいか、俺達の任務は住民を出来る限り生かして逃がすこと、奴と前からぶつかっても俺達に勝機は無い、てめえらの命は住民を逃がす為にあると思え」
「「了解」」
「いいか、俺はお前達に死ねと言っている、住民を守る為に死ねと言っている、国の為に死ねと言っている、お前らは死ぬのも仕事の内だ!ならば後世に言い伝えられるような死に様を晒せ!!」
「「了解」」
都市に駐在していた騎士隊の隊長が自身の部下達に発破をかける
「H型部隊は奴の足止めをしろ、通常弾では意味が無い、奴の目に閃光弾をぶちかませ、暗闇で生きてきた泥種の奴にはそれなりの足止めになる筈だ!!」
「「了解」」
眼前には一本の長く巨大な頭が存在する、形容するなら巨大な蛇といったところか・・・
それがこの世界においても最大の巨体を誇る妖魔オロチの一部である
オロチは泥種と呼ばれる妖魔であり通常は地下に潜んでいる
よって強烈な光は泥種には泥種の目を暗まし非常に高い効果が得られるのだ
「F型部隊は逃げ遅れた人々を回収して、街の外へ逃がせ、その飛行能力と機動性を活かせ!!」
「「了解、必ず戻ってきます、隊長!」」
5機編成のF型部隊が街の人々の救助活動に入る
「S型部隊は俺に続け、俺達は囮だ、出来るだけ注意を俺達に引き付けろ!!」
「「了解」」
隊長と呼ばれたものは深呼吸をした・・・自身の手にこの街の人々の命の全てが載っているのだ
出来るだけ、生かして返さなければならない
「さあ、俺達の最後の華だ、行くぞ!!」
330シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:38:04 ID:9i/XOCtL
オロチは歓喜していた
決して勝てない戦いだと知りつつ、同族を守る為に自身の命を捨てて戦いを挑んでくる人間達の姿に
そう、命をかけて戦う生物の姿はなんとも美しいのだ
この生への執着と自己犠牲の交じり合った混沌の光景が
そして、その光景を自身の力でねじ伏せるのはなんとも言えない快感を得られる
さあ、もっとそのもがく姿を見せてくれ・・・
オロチは自身の長い胴体で自分の周りに居る鋼機を住居ごとなぎ払った


たった、一薙ぎ、たった、一薙ぎだった・・・・さっきまでいた総勢50もの鋼機達は一瞬で残機数20まで破壊されたのだ・・・
「ば、化け物だ・・・あ、あんなのとどう戦えっていうんですか、隊長!」
あまりの圧倒的な力の差に恐怖した部下が叫ぶ
死の覚悟をしていた騎士達もその恐怖に麻痺させていた自身の死の恐怖を引き出されてしまった
「落ち着け、てめえら!!副隊長、生きてるか!!!」
俺は大声で副隊長に呼びかけた
オロチの哭き声が聞こえる
奴がなぎ払いをかける瞬間にH型による閃光弾頭の一斉放射をしかけることに成功した
すかしっぺだが、奴の視力を奪う事に成功した、当分奴に視力が戻る事はないだろう・・・
「な、なんとか・・・」
副隊長は答える・・・息が切れ切れだ・・・
「生存者の確認、センサーでわかるだけでいい、生きている奴はいるのか」
「・・・か・・くにん・・・しました、行動可能な残機数は20、内戦闘行・・・動可能・・・なのは・・・17、一般の生存者は・・・生体反・・応がありません・・かはっ・・」
血を吐く音を聞こえた・・・
「すみません、隊長、間違った報告をしました、残機数は19です・・・すみません」
「そうか、ご苦労だった・・・そろそろ休んでいいぞ」
「・・・・ありがとうございます」
そして通信は切れた・・・

もはや、守るべき国民達はこの街にはいなくなってしまった・・・ならば俺がすることは一つしかない
無線を開く・・・そう、俺がすることは一つだ・・・
「俺だ、聞こえるか、これから隊長から全部隊に最後の命令を伝える・・・逃げろ、全力でだ!時間稼ぎは俺がする・・・逃げろ!!!」
部隊から動揺の声があがる
それはそうだ、さっき俺は奴らに死ねと言ったのだから・・・・
部隊の一人が答える
「隊長、自分も残ります、この機体はまだ動きます、死んでいった仲間達の為にもここで戦わせてください」
「馬鹿野郎、確かに俺達は国とその礎たる国民を守る為の人間であり、死ぬのも仕事の内だ・・・だがな、守るべきものもないところで無駄死にする為にその命を使うんじゃねえ!無駄死にと国の為に死ぬのはまったく違う、俺の言ってる事がわかるか!」
「はい・・・でも・・・」
「わかったらさっさと行け、てめえらは生きろ!・・・最後なんだ、ちょっとぐらいカッコつけさせろよ・・・」
静かな静寂が訪れる・・・
「隊長、では・・・また・・・」
「おう、また会おうぜ、糞野朗共」
331シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:41:08 ID:9i/XOCtL
『終ったのか?』
その声と同時にさっきまで聞こえていた哭き声がいつの間にか消えている事に気づいた・・・
さっきまでそこで喚いていた怪物が人語を話したことに少々驚いたが、なるほどと俺は納得した
相手は妖魔の中でも最上の十魔獄、そのくらいの芸当が出来てもおかしくはない・・・
「なんだ、優しいんだな・・・待っててくれたのかい?」
『お前を久方に見る勇者と認定した、それゆえの敬意だよ・・・』
なんとおとなしい声なのだろうか・・・さっきまで破壊の限りを尽くした悪魔とは思えない語り方だ・・・
しかし、勇者呼ばわりとはなんとも昔気質な妖魔なのだろうか・・・
「光栄だねぇ、光栄の限りだ、その勇者様がお前さんに一言、言いたい事があるんだとよ・・・」
酒瓶を開けて、そのまま一気に飲む、蒸せたがこんな感覚も悪くない
『ほう、なんだ・・・聞いてやるぞ・・・』
そうかい、と呟きつつ、酒瓶の中身を飲み干す
正直、まずかった・・・だが今は、なんとも酒の力を借りたい気分だ・・・
深呼吸をする
酒は回ってきたが思考は衰えるどころかむしろ冴えてきたように感じる、それでいて冷静沈着、ようし、今の俺は最高にクールだ
そうしてもう一度深呼吸をして、俺は大声で叫んだ
「言っとくがな、俺はとっくにキれてんだよ!!防衛隊長がな、まったく防衛できずに死人を大量に出したってだけで十分すぎるぐらい、大恥なんだ!!
俺の面子に泥を塗りやがって!!!貴様みたいなのが来なければ俺の人生は安泰だったんだ!!よくも人の部下を俺の目の前でゴミのように殺しやがったな!!理不尽な無力感を感じさせやがって!!
てめえなんぞこの俺様がとっちめてボロ雑巾の肥溜めにしてやる!!!!!!」


ようし、確認しよう
頭に血を昇らせて斬りにかかったせいで俺の機体の右腕は大破してしまっていてもう使い物にならない
いや、むしろこの程度で済んだ俺はついているといっても過言では無いだろう
ならばこの幸運を活かし今、俺の有利に立てる点はなんだ・・・
力勝負、もとより勝ち目は無い
速度、奴の巨体は小細工なの無意味と化す
俺の乗るD―33 セルウイングは他のD型と違って特殊な性能は無い
だがそれゆえに余計なものを付けることなど無く総合的な面での高能力を目指した機体だ、それ故に俺は最強を自負してもいる
だが突出した部分がないゆえに奴に勝てる面は見当たらない
ならば、俺の優位性は奴が今、視力を失っているというこの一点
連撃では勝てない、遠距離からの攻撃でも勝てない、優位性を活かした上での一撃必殺
これしかこの絶望的な状況を乗り越える術はない
「へ・・・」
少し笑いがこみ上げる
0. 00001%でも勝つ方法はあるじゃねえか・・・
ならばやるしかない、俺なら出来るはずだ
奴が鼻と耳で俺を追ってきている
『どこにいる!さあ、我にその剣を突き立ててみよ!ハハハハ!!』
そんな中、俺は無音移動により、仕掛けを作り上げる
奴は嗅覚で探してはいるものの土の中にずっといた妖魔である為に嗅覚はあまりよいとはいえない筈だ・・・
そんな奴が今、俺の探し出す為に使う最大の道具は聴覚だ
ならばこの聴覚さえ潰せば奴に近づくことは容易となる
そしてこの切り札を使えば・・・
332シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:42:44 ID:9i/XOCtL
『そうか・・・出て来ぬのか・・・さっきの無謀とはうってかわって慎重な行動をするな・・・ならば・・・』
その掛け声と共に大地が揺れ始めた
「な、なんだ・・・」
『どのような小細工をしているのかは知らぬが無意味と知れ!』
大地の揺れがさらに大きくなる
あの野朗、自分の意思で地震をおこせるのか!
地下にどれだけ体を隠してやがるのかはしらねえがこいつは・・・
どんどんゆれ幅が大きくなる・・・それと同時にバランスを取れなくなり鋼機を立たせておくことすらが出来なくなる
まずい、このままだと移動すら出来なくなる・・・
せめてあと、一つ、あと一つなんだ、これだけでも・・・・
悲鳴を上げる機体に鞭を打つ、いけぇぇぇぇぇぇぇぇ!













『くくく、見つけたぞ・・・今ので地震で貴様の機体はもはや立つ事すら出来ぬだろう・・・さあ、これで最後だ、楽しかったよ』
機体の脚部が壊れている、さっき無理な機動をしたせいか・・・
そこから発せられる電気回路のショート音を奴に聞きつけられたようだ
逃げようにもこの機体は立つ事すら出来ない
絶体絶命、その言葉はこういう時に使うのだろう・・・
しいて言うならオロチが周りの建築物を破壊していたので建物が地震により倒壊してくるという危険性がなかったのは幸運だった
奴が俺の正面に来る、トドメを刺す気なのだろう
だが、既にこの糞野朗は俺の術中に嵌っている
「俺の勝ちだ!!この蛇野朗!!!」
俺はスイッチを押した

暴音爆弾SB
連鎖式起爆

各所で気が狂わんぐらいの暴音が鳴り響く
奴への一つ目の切り札、暴音爆弾SB
元々は耳が良い、獣種への武器なのだが、今、仕掛けた数は俺が12個
これだけの暴音をくらってまともな聴覚を持つできる生物はこの世に存在しないだろう
そう、奴はついに視覚に続き聴覚すら失ったのだ
また、その音により一瞬の隙が出来る
この一瞬、0.1秒に全てをかける
「さあ、気合入れろよ!セルウイング!!!これが俺達の意地だ!!!!!」
背部のブーストを全開にする
一気に奴の頭部へと飛翔する
そして喚いている奴の口の中へ最後の切り札、圧縮爆弾ヘルゲイザーを投げ込んだ
333シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:43:45 ID:9i/XOCtL
圧縮爆弾ヘルゲイザー
爆発を圧縮することによって、更なる高温の爆発を起こす兵器
鋼機の武装では最強の威力を誇る武装の一つ
たとえ、どのような強固な外殻をもっていようともこんなものを内部から爆発させられたならば生きて帰れるモノはいない
そして爆破させたのはオロチの口内、それは頭ごと爆破するということである
つまり一撃必殺
これが隊長と呼ばれた男の切り札であった

爆発、セルウイングはその爆風と共に吹っ飛ばされた






「ん・・・」
俺は目を覚ました
どうやら今の爆発で一瞬気絶していたらしい
奴は、奴はどうなった・・・
即、自分の機体のカメラを奴の頭に合わせる・・・


「くくく、ははは・・・・・」
笑いがこみ上げてくる
見上げた所にあったのは木っ端微塵になった肉塊
そう奴の頭は原型を止めていないほどに破壊されていたのだ
絶対的な戦力さによる絶体絶命、それすらも乗り越えることに成功したのだ
「何が、十魔獄だ・・・ちょろいじゃねえかよ・・・」
気分がいい、先ほどまでの酷い命のやりとりしていたことから来る解放感だろうか
今の俺は空だって飛んでいけそうだ
帰ったら部下共に散々おごらせてやる
そしてお祭り騒ぎだ、とことん楽しまないと





『素晴らしいな・・・』






その時、ありえぬ声を聞いた
「え・・・」
ありえない、ありえない、ありえない、ありえない、ありえない
ありえない、ありえない、ありえない、ありえない、ありえない
『まさか人間が我が頭の一つを持っていくとは・・・二鋼神すら用いずにただの機械人形で・・・我は今、貴様という人間と戦えたことに感動している』
頭をぶっ飛ばしたんだぞ、なんでだ、なんでだよ!
なんで奴の声が聞こえるんだ!!!
『さっきまでの威勢のいい返答がないな・・・絶望に浸っているのか?・・・良いだろう答えを見せてやろう』
地面の中から謎の触手のようなものが出てくる
一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ
遅れてその触手が全て頭なのだと俺は認識した
334シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:44:40 ID:9i/XOCtL
『我が名はオロチ、九つの頭と八つの尾を持つもの、大地の征服者、我を殺したくばこの全ての頭を潰さなければ倒せぬ』
な、なんだよ・・・そんなのありかよ・・・・
『初手から全力でいかなかった非礼を詫びよう、お主ほどの勇者の戦意を失わせるのもどうかと思ってな、そして我が完全なる姿をお見せしよう』
大地が割れる
その中から恐ろしいぐらいの巨体が現れる
全長1000mは超えているだろうか・・・・
その姿は歴史の重みともいうべきものを持つ威圧感を持っていた
圧倒的とでも言うのだろうか、その時、俺は唐突に理解したもとより俺が適うような相手では無かったのだと
勝率0.00001%だって・・・これじゃあ0%じゃねえかよ・・・
『声も出ぬか・・・貴様は自分の無力差を味わっているのだろうが恥じる事はない、貴様この我の頭の一つを破壊したのだ、5000年生きてきた我の人生においてもたったこんなことをしでかした人間は貴様が初めてだよ』
褒めているのだろうか・・・だが勝てなきゃ意味がないんだ、勝たないと意味が・・・
『さて、殺す前に貴様の名前を聞いておきたい・・・』
こんな、こんな理不尽を認められるのか
俺はこんな理不尽を認められるのか
こんな理不尽を認めることが出来るのか
「そ、そんな、そんなこと出来るかぁぁぁぁ!!!!」
そうだ認めることなど出来ない
簡単な話だ、今やったことをあと八回繰り返せばいい
ただ、それだけの事、ただそれだけの事だ!!
「俺の名はトーマ!トーマ・フレイスター!!覚える必要は無いぜ・・・覚える必要が無くなるからな!!」
これが俺の決意、例え可能性が0だろうとそれを打ち破ってみせる
『そうか、忘れぬよ・・・』
335シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:46:04 ID:9i/XOCtL
この世界が生まれた時から
人間は妖魔に捕食されるという宿命を与えられていた
だが妖魔は絶対者であったが為にしつように人間を襲おうとはせず
人を喰らおうと思った時のみに喰われていた
そう、妖魔にとって人間は生物というよりただの餌としか見られていなかったのだ
そんな中で人間はその妖魔に抗う術を手に入れる、それが鋼機であり鋼獣であった
とはいっても妖魔の圧倒的な優位性には変わることは無く
人間は負け続ける日々を送った
だがそんな中で妖魔たちは人間の捕食への考えを改めなおさなければならない事件が起こる
リヴァイアサン事件
スーサウ共和国に乗り込んだ十魔獄の内の一体、リヴァイアサンが人間の扱う鋼獣という兵器の前に敗北したのだ
十魔獄とは妖魔の中でも最上の能力を持つ者であり、畏怖と尊敬の念を持たれる最強の妖魔達のことである
それゆえにその十魔獄が敗れたという報は全妖魔に戦慄を走らせ
それと同時に人間を強力な敵であると再認識されることになる
そして強大な人間達からの反撃を恐れ中枢都市への攻撃をしないようになっていった
だがそんな中で人間達に戦いを仕掛けようとしたものがいた
十魔獄の一である「戦神 オロチ」である
戦いをなによりも渇望していたオロチは自信の強大な敵と出会えた事に歓喜し、さらに人間達への攻撃を過激化させた
だがその戦いもある日唐突に終末を迎える事になる

一瞬だった
これから人間の都市へ戦いを仕掛けようとしていた時にそれは起こった
気配も無く近づいてきた「それ」はオロチの強固な外皮を持つオロチの背中に大きな斬撃放ち、その外皮を切り裂いた
その傷は内部の奥まで浸透し、オロチに命を落としかける程の重傷を負わせた
妖魔の中でも最大といわれる巨体が無ければ間違いなく死んでいただろう・・・
それからオロチは地下に潜り10数年かけてその傷の治癒をすることになる
その屈辱はナニモノにも変えられぬモノであった
そうして傷の治癒が終った時、自身の体が以前ほど生気に満ち溢れてはいないことに気づく
オロチは唐突に理解した、自身の寿命が尽きようとしているのだと
妖魔は長寿の生物ではあるが不死の生物ではない老い、そして死んでいくのは全ての生物に共通することだ
その事実は、オロチにとって耐え難いものであった
自身は戦いによってその存在の証を立ててきたものである
戦い以外の理由で自身が死ぬ事など許すことは出来なかった
そしてオロチは決意をする
全てを敵に回してでも自身は戦いの中で生き、戦いの中で死ぬのだと
それからオロチは同族、人間共に手当たりしだいに戦いを仕掛けることになる
だが、衰えたとはいえ十魔獄、その強大な力に適うモノはいなかった
同じ十魔獄達はオロチが寿命で死ぬ事を知り、自分に被害を受けまいとオロチとの無理な戦いを避けてもいたため
オロチが満足するような戦いをすることは出来なかった
336シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:49:00 ID:9i/XOCtL
だが、だが先の人間はどうだ・・・
圧倒的な力の前に屈することは無く執念と確固たる意思で自身に立ち向かい
ついには自身の頭の一つを爆砕した
その後も執念と意地で戦い我に多大な歓喜を与えてくれた
そこで一つの可能性が思いつく
そう、人間ならば・・・・人間ならば我を殺しうるのではないだろうか.・・・
その答えを得た時、我はついに欲しかったものを手に入れる事が出来るのかもしれないとまた歓喜する
次はこの王国の首都に攻撃をしかけるか・・・
オロチはその時に得られる結果が楽しみで、楽しみで仕方がなかった


「でもね、オロチ・・・君のしようとしている事を叶える事は出来ない」


急にオロチの後ろから声がした
気配すらもなく自身の後ろにたったのだ
デジャブ、過去にこのような経験をしていることをオロチは即、思い出した
現れたのだ・・・己を十数年をも動けなくした重症を負わせた敵が・・・

『待っていたよ、貴様が前に我に攻撃した時も人間に攻撃を仕掛けようとしていた時だったな・・・人間に攻撃を仕掛ければ貴様が現れるのではないかと思っていた』
後ろの敵は前回とは違いすぐには攻撃を仕掛けては来ない
ならばと即、地中に潜り、自身の頭の一つを地面からだし、敵を視認した
それは人間大の大きさであり、全身に黒いマントのような者を着ている
フードに隠れて顔を確認する事すら出来ない
その姿はさながら死神を彷彿とさせた、その異種的な威圧感は人間ではないことを教えてくれる
『貴様さえ、貴様さえいなければ我はもっと闘争の愉悦に踊ることが出来たのだ!この十数年貴様の事を忘れたことなど一度もなかったよ!!』
その言葉には嫌でも怒りの感情が入る
あの時、なまじ生かされたせいで戦いとは無縁な治癒などという時間に自身は身をおかなければならなかったのだとオロチは思う
「そうだね、あの時、僕がきちんとトドメを刺したか確認しておくべきだった・・・あの一撃を受けて生きていられるとは思わなかった、正直な話後悔している」
黒い死神はなんとも平然に呟く
しかし、君が地中に全身埋めてたら僕を攻撃できないよ、さっきの戦いみたいに地震程度で僕を倒せると思っていないよね」
『ふん、浅知恵め!妖魔の誇りを捨て道化『つまり、我を殺すと?不意打ちでしか我に傷を負わせられぬ貴様がか?我を誰だと思っている!戦神にして大地の征服者、臆病者などに負けるわけがなかろう』
「だから、今回は待ったんです・・・僕の名前はトール、君達には道化傀儡という名の方が通りがいいかな・・・さあ、始めよう」
その瞬間トールは腕を振った
それと同時に強烈な光を放たれオロチに向かってくる
トールが放ったのは一度オロチに重傷を負わせた斬撃、だが同じ技を二度も受けるようなオロチではない
その巨体に似合わぬ速度で地中に身を隠すことに成功した
「へぇ、雷閃をかわすのか・・・流石は十魔獄ってところだね」
『いきなり攻撃を仕掛けてくるとはやはり貴様は卑怯者だな・・・それにしても道化傀儡だと・・・・人間に味方する十魔獄か!!』
道化傀儡 トール・・・その名は勿論知っていた
十魔獄の一体と認識される、妖魔の一体
だがその実体を知るものはほとんどいない
十魔獄と呼ばれるほどの強力な力を持つ妖魔であるが何故か、人間に味方する道化であり、大量の同族を殺めているとされている
つまり人間を虐殺する我を殺しにきているのだ、この妖魔は・・・
「本当は道化傀儡ってネーミングはあんまり好きじゃないんだよね、言い得て妙だとは思うけど」
またどうでもいいように呟く
「になった妖魔なぞ我に勝てぬことを知るがいい!!』
大地が揺れる、先の戦いの比較ではない
だがただの地震ではないことをトールは感じ取っていた
これは地震ではなくその先のことを見据えた攻撃なのではないだろうか・・・・
「これは・・・まさか・・・」
『気づいたか、だが気づいたところで貴様は何でも出来まい!我が体は地中にあるのだからな!!!』
最地下層にあるマグマを絞り上げ、高熱の土を精製し、その土を操作し攻撃する
自身は地下にその身をおき誰もが到達できぬ領域におき絶対防御とする
この攻撃と防御を同時に行う型が戦神オロチの必勝の型である
『ハハハハ、貴様如き下賤、この土で死ぬがいいわ!!』
337シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:50:32 ID:9i/XOCtL
リミッター解除・・・申請
SUN認可
LUNA認可
リミッター解除
プログラム起動

徐々に土が熱を帯びて来ている
このまま時間が経てばトールに勝機はない
だが、トールは特に慌てた表情も見せなかった

「リミッター解除、完了、五億回転、左腕形態変化」
ポツポツと呟き始めたトールの声を聞きオロチは笑う
『あまりの絶対的な力と絶望についに気が狂ったか!さあ、ついに完成するぞ!死ね、さっさと死ね、土に圧殺されて死ねええええ!!!』
ついに熱土が完成した
「いや、“俺”の勝ちだ」
トールは腕を地面に突き刺す、トグロを巻いた腕は地下の奥深くまで伸びる
その腕の姿は正にドリル、超高速で地下にいたオロチの元に辿りつきその巨体の強固な外皮を貫いた
『グガア・・・・』
自身を貫かれた痛みでオロチは大声をあげる
「その巨体が仇になったな・・・特に的を絞らなくても命中させる事が出来たよ」
『ググ・・・だがこれがなんだというのだ・・・・この程度で我を殺せると思っているのかぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
所詮はドリルで貫かれただけ
回転によるねじ切られるような痛みこそあったものの、その巨体にはたいしたダメージにはなっていない
つまり、この程度の攻撃でオロチを倒すことなど出来はしないのだ
だが死神は笑う
「い〜や、これでいい、さっき言わなかったか?これで“俺”の勝ちだと・・・」
『グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』
突如、オロチの体に強力な電撃が流される
オロチの体を貫いた腕を起点にして700mもの巨体に強力な電撃を流しているのだ
いくら外皮が強固だろうとも内部は脆い、内部からの電撃による攻撃
この攻撃に耐えられるものはいない、いかなる生物であっても絶対死を与える技
「雷神十六式が一、雷突」
トールは地下にいるオロチを掴み
その700mの巨体を片腕で地下から引っ張りだした
『ガ・・・ァ・・・・』
「ほう、まだ意識があるのか・・・だがもう駄目だな・・・その体ではもう助からん・・・」
そう言ってトールは真横にその巨体を投げつけた
まるでお手玉のように吹っ飛んでいき、絶壁にぶつかった

リミッター再設定・・・ロック

「ふう、オロチさん・・・最後に聞いておきたい事があります、今、あなたの悲願が叶いました、気分はどうですか?」
悲願、そう悲願だった、戦いの中で死ぬことが
手を抜いて敗北するのではない、全力で戦い、全力で敗北する
その時得られる感情が知りたかった・・・
その悲願が今、叶ったのだ・・・
『・・・・最悪だ・・・』
「それはよかった・・・」
そういって死神は闇の中に去っていった・・・


オロチの命はもう尽きようとしている
そんな中でオロチは16の瞳で空を見た・・・
ずっと大地の中にいる泥種であったオロチにはその風景は余りにも新鮮だった
何千もの年数を生きてきながらこんなに真正面から空を見た経験は初めてだった
なんと広いのだろう、なんと美しいのだろう、なんと清らかなのだろう
解放感じみたものを感じる、この世の楔からわが身が解き放たれるのだろうか
『・・・最悪だ・・・だが悪くない・・・・』
そうして戦神はその一生を終えた
338シャドウミラージュ「序章」:2007/06/03(日) 17:51:39 ID:9i/XOCtL
グラナダ襲撃事件

十魔獄の襲撃によってイングラ王国の都市グラナダが破壊された
当然、国に与えた影響は多大なモノで即、厳戒態勢とスーサウ共和国への助勢を申し込む
かつてあった大事件、リヴァイアサン事件の再来と人々は恐れ、恐怖した
だが事件は意外な形で結末を迎える事になる
イングラ王国のとある村落の近くでそのグラナダを崩壊させた妖魔オロチの遺体が発見されたのだ
あまりに謎が多いこの事件は未だに民の語り草になっている・・・

また、これを受けた王国はさらなる脅威から自身を守る為、軍備の強化
手に入れたオロチの遺体の鋼獣化
そして対妖魔を意識したD型のみで編成された特殊部隊「シャドウミラージュ」を編成する

これがこの物語のプロローグである
339それも名無しだ:2007/06/03(日) 18:05:54 ID:9i/XOCtL
心を砕いた日があった・・・
決して消せない過去という名の影に縛られたもの達はそれでも笑うしかなかった
砕けたカケラを集めて、無理矢理接着剤でくっ付ける・・・
でもそれは既に壊れてしまっていてもとに戻す事は出来ないハリボテだ


さあ、舞台の幕をあげよう
これは様々な影を持った者たちの物語


「シャドウミラージュ」


本当の正しい事を知りたかった

登場キャラ

【クーガ・ラグナグ】
主人公
「シャドウミラージュ」へ新たに入隊する新人
字持ちであり、閃刃といわれる特殊な剣術を扱える

【グレイル・レイスター】
伝説の騎士
シャドウミラージュ部隊隊長
星付きの字持ちであり、クーガを導いていく

メカ

【D−42 スラッシュゲイル】
新開発の「PAM」を積んだクーガ専用の鋼機
かつてクーガが使っていた機体から流用している
刀と呼ばれる武装がメインで近接戦に特化している


以上が簡易設定
実は設定が結構な長さなんで
以下のURLにうpってみました
ttp://www.uploda.org/uporg837662.zip.html
PASSはsrwです

注意としては次回予告の項目を入れる予定でしたが、もう少し練りたかったのであえて省きました
340それも名無しだ:2007/06/03(日) 18:08:04 ID:9i/XOCtL
後書きじみたもの


なげえええええええええええ
どこが序章なんだってぐらいなげええええええええ
いやあ、本当にすみません・・・なんかアレもこれもって突っ込んでたら物凄い長さになってしまいました
1万字超えるなんてもう完全に予想外です
一応、戦闘描写の練習も込みでやってみたんですがどうでしょうか?
読み直してみると序盤の展開の巻きの速さ等色々反省点は見つかっているので次回にはまた色々努力してみたいと思います
長さに関しては次からはもう少し短くなるのではいかなぁ・・・とも思います
後半はロボ成分皆無で本当にすんません・・・・てか実は元々前半のロボ戦自体入れる気が無くて
これはまずいと思って入れたりもしてまして(苦笑)
でもある意味あれもロボ(ry
戦闘のバランスの壊れっぷりに関してはシャドウミラージュでこんな戦闘するのはこの話に限りの予定ですので安心してください(何を
とりあえずこの話ではベタベタな話を頑張って書いていこうと思っています
文章力に関しては・・・頑張って向上するように努めます・・・
筆者のリアルの生活がかなり危ないので次回は何時になるかわかりませんが気長に待っていただけると幸いです
色々いたらないところのある文をここまで読んでくださり本当にありがとうございました
次はかなり地味な話になる予定ですが第一話も書きます
5000字ぐらいには収めたい・・・


あ、上のzipにはword形式で設定が詰め込まれています
はじめには読んで欲しいです
341それも名無しだ:2007/06/03(日) 18:26:58 ID:CtIW9BZ4
少しでも読んでもらいたいなら『。』と『……』の基本的な使い方くらい学んだ方がいい
342それも名無しだ:2007/06/03(日) 18:28:27 ID:9i/XOCtL
>>341
すいません
。は使わないほうがいいのかなと思って
実はあとから消したんですよね・・・orz
343それも名無しだ:2007/06/03(日) 18:53:22 ID:tQsrH1A1
長いと思ってたのなら本編もzipにしておけ
344それも名無しだ:2007/06/03(日) 19:12:28 ID:9i/XOCtL
ttp://www.uploda.org/uporg837806.zip.html
本編の句読点付け直したのを再うpしました

急場でやったのでミスあったらすいません

>>343
ですよね・・・orz
実は書き込んでから後悔してたり・・・
345勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 21:11:45 ID:g1vgVREh
最終話「太陽系ブルース」


 死闘の末「もっとも凶暴な宇宙探偵」ゴッドハーケンの逮捕に成功したディプロスたち。ディプロスの親友、

宇宙刑事アレックスはゴッドハーケンを護送して宇宙に帰っていった。そして僕たちにも、別れの時が迫っていた。

 ディプロスたちが地球に来てから一年。――宇宙怪盗ガンフリートの予告の期日まで、あと一日。

「結局予告状なんか関係なしにいろんなもの盗もうとしてたけど、やっぱりやるのかな、明日?」

「やるだろうな。この一年で奴がもっとも貴いと思ったものを。」

「もっとも貴いもの、か……。」


 次の日、予告当日。放課後。

「小林君、事務所行くんでしょ?」

「うん。家にランドセル置いてくるから、先に行っててよ。」

「わかった。じゃ、あとでね。」

花咲さんと別れてから僕は家に向かって駆けた。その途中道に止まっていた大きなトレーラー……。

「……ガンフリート。」

「よく、わかったな。」

「百段変形とか言っといて、実際は大して変わってないからね。」

「フフフ、地球人は目がいいなあ。」

「何を、盗む気なんだ?」

「教えてやってもいいが、聞いても仕方ないぞ?なぜなら……。」

「!?」

トレーラーのコンテナが突然展開して、僕に向かって巨大な腕が伸びた!

「はなさきさぁーん!ディプロスに、伝えて……!!」

「チッ、小僧!」

まだ別れたばかりだ。大声で叫べば、きっと花咲さんにも届くはずだ……。
346勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 21:15:39 ID:g1vgVREh
 ……僕は、どうしたんだろう?変な椅子に縛り付けられて、頭にも何か、付けられてる……?
そうだ、僕はガンフリートにさらわれた。ここは多分、ガンフリートの中。エンジン音が聞こえるし震動もある。
どこかへ移動しているんだ。

「ガンフリート、僕をさらってどうするつもりだ。何を盗む気なんだ?」

「……持ち主には、話しておかなければな。私がこの星で見つけたエルキーダタ。それは君と宇宙探偵たちとの

 ……友情だよ。」

「友情?」

「この星に来てからの私の行動は、全く私らしくないものだった。予告の期日より先に行動を起こしてしまったりね。
 そして、それをいちいち宇宙探偵どもに阻止され続けたのも、これまでには無かったことだ。私はその原因を
 考えた。探偵どもがこの星で新しく得たものは何だったか?」

「それが、僕たち……?でもそんなもの、どうやって盗もうっていうんだ!」

「そう、そこで私も頭を捻ったのだがね……結局、君の中から彼らとの記憶を、頂くことにした。」

「記憶を?」

「今、決戦に相応しい場所に向かって移動している。彼らが君を助け出すのと、君が彼らのことを忘れるのと、
 どちらが早いかね?」

忘れるなんて嫌だ。ディプロス、みんな、助けて……。


 ガンフリートのエンジン音が止んだ。決戦の場所についたんだ。ガンフリートが変形して人型になると、トレーラー
のコンテナは展開してマントになり、僕はそのマントの内側に椅子ごとぶら下がっていた。

「ここは……。」

「君も覚えているだろう?我々が始めて会った港だよ。安心したまえ、名探偵たちだからね。ノーヒントでもすぐに
 嗅ぎつけて来るさ。……と、もう来たか。」

「推理っ合体!勇者探偵……ディィィィィプロッテクタ――――!!!」

「推理合体!超音速探偵、ソニィッック、ランナ―――ッ!!」

「推理合体!豪腕探偵、ディ―――――――プ、バァトラー!!見損なったぜガンフリート!ただのコソ泥なら
 可愛げがあったもんを、人さらいとはな!」

「確かに、私にしてはいささか暴力的だったかもしれん。だがエルキーダタは、彼から直接頂くしかないのでね。」

「翔太から?何を奪おうというんだ!?」

「コイツは、僕の中からみんなとの記憶を盗ろうとしているんだ!」

「翔太!」

ガァン!

ガンフリートの拳銃ワルサーカノンが火を噴き、ディプロテクターの足元に火花を散らす。

「おおっと動くなよ。諸君の大事な翔太君は私の懐にいるのだからね。……翔太君。考えようによっては、
 こんな平和的な取引はないんだよ。君がただ記憶を渡しさえすれば、すべては無事に収まるのだからね。
 それもすべてじゃない。彼らとの記憶だけだ。何も困ることはあるまい?」
347勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 21:19:43 ID:g1vgVREh
そう言われれば、そうかもしれない。でも。

「……嫌だよ。みんなのこと、忘れたくないよ。」

「わがままな子だ。それなら、これでどうだい?」

ガァン!

ワルサーカノンがまた吼えて、……に当たった。……が倒れる。……あれ、誰だっけ!?

「……!?」

「ハハハ、順調に記憶が私のものになっていくよ!歯痒いだろうから教えてあげよう、今倒れたのは
 『ディープバトラー』だ。」

「ディープバトラー……。」

その名前は僕の頭の中で遠く響くだけだった。このまま忘れてしまえば……彼らは無事で済むし、僕だって忘れ
ちゃうんだから悲しいことだって、ない。だけど……涙が零れてきた。

「嫌だっ!ディプロテクター、ソニックランナー、ディープバトラー!リニアランナー、ジャイロランナー、
 スカイランナー、バーンランナー!ロードバトラー、パワーバトラー、エイドバトラー、ドリルバトラー!
 アレックス……ディプロス―――――――ッ!!」

「翔太―――っ!!」

「うるさいんだよ。」

ガァン!

駆け出そうとしたディプロテクターに、またワルサーカノンが放たれる。でもそれをソニックランナーが受け止めた。

「ソニックランナー!?」

「いいから行きな。少年を助けられるのは君だけだろう、『勇敢』?」

ソニックランナーが倒れる。走るディプロテクターを、さらにワルサーカノンは捉えた。

ガァン!

「ディプロテクター!」

「まだだぁぁぁぁっ!!」

崩れ落ちるディプロテクターから飛び出したのは、オンボロのクラッシックカー。

「しつこいな。」

ガァン!

ワルサーカノンが脇腹を抉っても、ディプロスは止まらずに……。

「取ったぞ。」
348勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 21:21:23 ID:g1vgVREh
ズギュン!ズギュン!ズギュン!

ディプロスがガンフリートに、至近距離からフィールドマグナムを撃ちこんだ。

「……く、フフ、やるじゃないか宇宙探偵。だが残念だったな。エルキーダタは既に私の……何ィ!?」

「忘れたくない、絶対に忘れるもんか!」

「吸い取っても吸い取っても、記憶が溢れ出してくるぅ!?や、やめろ小僧、思い出すのをやめろ!」

「嫌だッ!」

「やめろ……マシンの容量が……頭がぁぁぁぁっ!?」

ボンッ!

僕の頭に嵌められていた機械が煙を出して外れると同時に、ガンフリートは頭を抱えて倒れた。

「翔太!」

ディプロスが僕を受け止めてくれた。

「僕は大丈夫……ディープバトラーと、ソニックランナーは?」

「俺たちも、生きてるよ……だが、この体はもう、限界みてェダ、な……。」

「体が、限界?」

「ああ、私もだ……翔太、そろそろ、お別れのようだ。」

「ディプロス?」

「君たちのおかげでガンフリートをつかまえる事もできたし、我々はこの星で少し騒ぎすぎたしな……。」

「待ってよ、みんな、いなくなっちゃうの……?」

「翔太、君のおかげで私達は、この星で……いやきっと宇宙で一番素敵な宝物を分かち合うことができた。そして、
 それを怪盗の手から守り抜いたのは誰でもない、君の力だ。ありがとう。」

「ディプロス……。」

「そうだ、これを……預かっていてくれないか?」

ディプロスは体からナンバープレートを外して僕に差し出した。鉄製だから本物より重い、偽造のナンバープレート。
何で、涙が出るんだよ。笑わなきゃ。

「うん……これが無きゃ、地球の公道は走れないもんね。」

「そうだな。……それでは、さよならだ。」

オンボロ車から、リニアモーターカーから、ヘリコプターから。それぞれ色の違う九つの光がガンフリートの体を
囲み、空に上っていった。あの光の一つ一つが、宇宙の名探偵たちなんだ。

「……さようなら。また、会えるよね……?」
349勇者探偵ディプロテクター:2007/06/03(日) 21:31:21 ID:g1vgVREh
「……あいつ、上手くやったかのぅ?……何じゃ、騒がしいな。」

「旗面 相さん、警察です。違法巨大ロボットを暴れさせた容疑で、あなたに逮捕状が出ています。」

「……そうか。ま、よく一年も見つからなかったもんじゃよ。」

 正直、少し残念だった。目当ての宝が「友情」だと聞かされたときには。そんなもの、お前は既に持っている
じゃないか。なあ、ガンフリート?


「そう、みんな帰っちゃったんだ。……探偵事務所も店じまい、か。」

「そうだね。……そうだ、これ。二枚あるから、一枚は花咲さんが持っててよ。」

「これ、ディプロスの?」

「お、いいとこであった翔太!サッカーやるからお前も来いよ。」

「あ、井上……。うん、僕も行こうかな。花咲さんも来ない?」

「うん、行く!」

「まったくお熱いぜお前らはよ。よぉ、それ、何だ?ナンバープレート?」

「これ?これはねぇ……僕の宝物!」

「お前、6年にもなってそんなもんをさぁ……。」

「わかんなくてもいいよ。でも、これは宝物なんだ。」

僕と、花咲さんと、ディプロスたちとの。いつか、宇宙規模の大事件があったとき、彼らはきっとやってくる。
そうしたらこれを返して、また探偵事務所をやるんだ。そのときは……この井上や野呂たちも、誘ってやろうかな。

勇者探偵ディプロテクター 終


あとがき
 ありがとうございました。大変楽しゅうございました。
350それも名無しだ:2007/06/04(月) 03:39:44 ID:MKFikGK+
351それも名無しだ:2007/06/04(月) 04:10:48 ID:kop3ALM5
>>87-89に関する補足情報を書き込んでおきます

・プロローグ以降のストーリー

プラティロイドを手にしたキオリー連合は、ヤーマ連合が秘密裏に建造していると
思われる開拓用の宇宙戦艦の発見・破壊をこころみたが、プラティロイド以外に
決定的な攻撃手段をもっていなかったため、作戦は遅々として進まず、現状維持が
精一杯であった。
あらたに現れた強敵・メタルロイドに苦しめられ、やっと発見した戦艦を破壊
するも、実はそれはダミー。もはやキオリー連合には、自分たちも宇宙に進出して
ヤーマ連合と戦う以外に道は残されていなかった。
だが、ヤーマ連合側にとっても、メタルロイドや偽装戦艦を造るための費用は
大きな負担となっていた。そのことに責任を感じた副指揮官のロワは、貴族である
自らの爵位を売却することによって軍の財政を立て直す。しかし、非常な命令の
連続で部下の信頼をすっかり失っていたロワはそのことをつけこまれ、左遷
させられてしまうのだった。
そして、戦いの舞台は宇宙へ。ヤーマ連合に救出されて再び敵となってしまった
ルイと戦うマドロン。先輩である彼女にかなうはずもなく、敗れたマドロンは
衛星テイルの引力圏に引き込まれて虚空へと消えていった。
マドロンの死を確信する、ルイとキオリー連合の仲間たち。
だが、マドロンは死んではいなかった。なぜなら、テイルには‘不思議な力’を
持つ先住民族が住んでいたからである……。
352それも名無しだ:2007/06/04(月) 04:38:23 ID:kop3ALM5
・登場ロボットの補足説明

プラティロイドの得意技は、そのオートマティック操作をフルにいかした格闘戦。
だが、パワーガンの射程距離はあまり長くはないため、ミサイルを撃ち尽くすと
距離をおいての戦いは不利になってしまう。
その弱点を補うのが「パワーチャージ」である。
プラティロイドのパワーガンは、機体のエネルギーを直接注入して攻撃に使用する
仕組みになっているため、出力を自在に調節できるのだ。射程距離も、出力に
応じて変化するのである。

テクノロイドの得意技は、その多彩な武器。特にバイブレードの威力は強力で、
集団で一斉に斬りかかられると手も足も出ないほど。ちなみに、プラティロイドの
パワーサーベルは片手持ちだが、テクノロイドのバイブレードは両手持ちである。

プラティロイドが完成するまでは、キオリー連合も、自分たちが撃墜した
テクノロイドを回収・改修して実戦に使用していた。キオリー流にカスタマイズ
された機体も多く、それらはときにプラティロイドの頼もしい味方となる。

ロイドマンが造られたとはいえ、既存の戦闘機や戦車も貴重な戦力である。
戦闘機のほうがロイドマンよりも機動力があるし、戦車のほうがロイドマンよりも
破壊力があるからだ。ちなみに、キオリー連合側の戦闘機・戦車の名称は、
それぞれ「テトラファイター」「コリドラス」という。
353それも名無しだ:2007/06/04(月) 05:04:14 ID:kop3ALM5
・登場人物紹介(2)

アフ=ガニス
テイルの先住民族の少年。愛称はガーニー。冷静な性格と強い精神力をあわせもち、
常に妹のベッキーをリードするしっかり者の兄。

ウズ=ベキス
テイルの先住民族の少女。愛称はベッキー。性格は明るく無邪気で人懐っこい。
テイルの民族が持つ名前の概念はスーアのそれとは異なっているため、兄妹でも
姓は違う。

テイルの民族は、スーアの人類には無い‘不思議な力’を持っている。
キスをすると、相手の心や記憶を読み取ることが出来るのだ。
だがその性質ゆえに、本当にお互いを信頼しあっている者同士しかカップルが
成立せず、出生率は非常に低い。
ちなみに、上記のふたりはテイルの民族のなかでもトップクラスの能力を
持っており、読心術のほかに念動力なども併せ持っている。
テイルでは、遠い昔から「強力な能力を持った男女の子供が、世代が交代
するたびに一組ずつ生まれる」という奇妙な偶然が続いており、何かしら神聖な
意味があると思われている。
ちなみに、未開の星であるテイルには科学技術というものはほとんど存在しないが、
わずかながら機械の存在を知っている者もいる。
354それも名無しだ:2007/06/04(月) 05:24:53 ID:kop3ALM5
・ロボット紹介(2)

「フェアリーロイド」
全長9.9メートル、重量150トン。侵略の危機に直面したテイルの民族が
自衛をすべく、マドロン主導のもと造りあげたハンド・メイドのロイドマン。
パイロットはガーニーとベッキー(二人乗り)。
超能力者であるこの二人が乗り込むことによって、既成のロイドマンでは
不可能とされていたフル・マニュアル操作が可能になった。
メインウェポンは、小型のビーム発射装置を念動力でコントロールして攻撃する
「オールレンジスナイパー」。また、格闘用の武器として「フェアリーダガー」
「スピニングカッター」を持つ。
フル・マニュアル操作であるため高い機動力を持ち、そのスピードに追いつける
機体はまず存在しない。また、短時間であれば空を飛ぶことも出来る。
だが、ろくな技術も使わずに急ごしらえで作り上げた機体であるため非常に動作が
不安定。機体の欠陥を、二人の超能力のエネルギーでなんとか補完して動かして
いるというのが実情である。
355それも名無しだ:2007/06/05(火) 02:07:08 ID:ATM5XQcs
関係ないが何故かエルガイム思い出した。
名前の雰囲気かな?
356それも名無しだ:2007/06/05(火) 02:18:37 ID:OV0djSgP
言われてみれば確かに・・・
357それも名無しだ:2007/06/05(火) 02:34:04 ID:+6iG0G1g
>>355
エルガイムは大好きなので、たしかに意識した箇所は多々あります。
ちなみに、キャラクター等の名前の由来はほとんど駄洒落みたいなもんです。
すごく垂れ目で眠そうな顔をしているから「アイ=マードローム(微睡む目)」
とか…。
ちなみに、キオリー連合とヤーマ連合は少年隊の「錦織」「東山」からきて
います。
「ウェクサー連合」とかも出そうかなぁ…。
358それも名無しだ:2007/06/05(火) 04:39:12 ID:rcf9dIBm
サムライブレイブ! ゴリンカイザー

遠い遠い宇宙の果てにある地球にそっくりの惑星・天珠(テンシュ)。
その星のある島国・日本(ひもと)で今、幾つもに分かれた小国の長たちが
天下統一を目標とする国土全てを巻き込む大合戦を始めようとしておりました。

その戦乱の世に、仏頂面の風来坊が一人・・。
オニギリと釣りが好きなそのぶっきらぼうは今日も空を見て、
海を見て、山を見て、そして人を見る。

男の名は武蔵。我流の極意、五輪剣術を編み出し
先の小合戦で知る人ぞ知る武功を立てたいくさびと。

そんな彼もまた、その戦乱の渦に巻き込まれようとする漢の一人なのです・・。


宮本武蔵 「めんどくせえが、マンマのためだ。そのものほしざお、へし折らせてもらうぜ」
全国を旅して回る傭兵の男。かなりめんどくさがりな性格でおなかがすいたら
雇ってもらってメシ代を稼ぐといった暮らしをしている。ボサボサにのばした髪に
まだ青年なのに随分と年季の入った仏頂面がトレードマーク。
だがその腕は確かで最強の我流と(一部で)呼ばれる五輪剣術という戦闘技術を編み出した、
闘いの天才。ゴリンカイザーと呼ぶサムライ(乗り込み式機械兵)を駆り、戦場を
暴れまわる。サムライの技工にも精通し、霊岩洞とよばれる隠れ家兼ドッグを持つ。
戦闘での必殺技は二刀流から繰り出される一閃「二天一流剣」。
ちなみに結構お尋ねモノなためいくつもの偽名を持つ。
見た目は浮浪者なのでなかなかばれない。

佐々木小次郎 「二刀流!・・間違いあるまい、先の闘いでのケリ、付けさせてもらおう!」
天下の大合戦の数年前に起きた諸国の小競り合いのときに武蔵と対峙した武士(サムライ乗り)。
ガンリュウオーと呼ばれるスマートなサムライを愛機とする。
武蔵と同じく天才的な能力を持つ男。必殺技は備前長船と呼ばれる長刀から繰り出される妙技「ツバメ返し」。

沖田総司 「勇隊長から、ゴッホ!・・・ここは任せたといわれましたからね。お覚悟ください」
新撰組と呼ばれる京都を根城にする武士集団の一員。
ゲキケンザーと呼ばれるサムライを持つ。病弱ながら戦闘の天武の才を持つ。
必殺技は剛剣・加州清光から繰り出される「神速三段突き」。

織田信長 「全てはこの俺にひれふすのだッ!!人もッ!!神もッ!!俺以外全てがッ!!!」
安土の国の領主。「鬼神の信長」の異名を持つ、武将。
テンガフーヴと呼ばれるサムライをもつ。勝利のためならばあらゆる非道を尽くす
残虐かつ冷酷な漢。だがそのカリスマ性は凄まじく、何人もの名のある武士を従えている。

平清盛 「フハハハ!いいだろう!あの信長でさえ震え上がらせた、この私の力、お見せいたしましょう!」
天皇の補佐役として皇族をも影で取り込む、全国に名を轟かせる武将。
いくさびとながらも神や仏を信仰する敬虔な宗教教徒である。
イセヘイジャーという専用サムライを持つが闘いで披露したことは無い。
表立ては丁寧だが、海千山千の策士であり、全国に影響力のある皇族の力を使い天下を狙う。
359それも名無しだ:2007/06/05(火) 11:45:05 ID:nrQ5nULw
和風ロボは多いけどこの乱暴な舞台設定は新鮮。SDガンダムか何かのようだ
360それも名無しだ:2007/06/05(火) 16:22:22 ID:OV0djSgP
信長が某所の影響もあって規夫声になった
361359:2007/06/05(火) 18:47:26 ID:xW4LtVTZ
念のためフォローしておきますが「乱暴」は誉め言葉ですからね
362それも名無しだ:2007/06/05(火) 20:02:51 ID:b6e8qAW9
>>344
消えてる・・・見てみたかったんだけど・・・
363それも名無しだ:2007/06/05(火) 20:06:08 ID:klUtS3UO
>>362
再うpしましょうか?
>>344自体は上の序章が見やすくなった程度ですが
その前にうpった設定も必要なら出しますよ
364それも名無しだ:2007/06/06(水) 10:29:28 ID:LGvvKvre
日本未来話・騎機械塊

西暦2045年…

終戦100周年を記念して
鬼畜大日本帝国は第三次世界大戦の開催を宣言し、

予てから開発していた兵器「サイバージャップ」を投与
世界を敵に回した

迎え撃つのは米・英・独を筆頭とした世界連合軍(一国除く)

果たして世界は危険分子國を駆除出来るのか!?
365それも名無しだ:2007/06/06(水) 12:14:39 ID:s3I8EZsa
>>363
お願いします
設定の方も
366それも名無しだ:2007/06/06(水) 17:35:57 ID:GZXhPbug
>>365さんの要望があったので再うpです
設定とお話を一緒に詰め込みました
一応、基本的にこのスレに張り付いているので、もし興味があるのならいくらでも再掲します
スレに貼り付けるさい一部、貼り付けるのミスっていたところがありまして
修正してちょっと加筆しました(主にトールとオロチの戦いです)
といっても本当にちょっとですがw
何時になるかわかりませんが次回もきっちり書こうと思います

ttp://www.uploda.org/uporg842200.zip.html
Pass srw

うpろだだと1日で消えてしまうのが悩みどころだなぁ・・・
いいところがないものか
367それも名無しだ:2007/06/06(水) 17:59:49 ID:s3I8EZsa
>>366
多謝、ありがとうございます
368それも名無しだ:2007/06/06(水) 19:07:37 ID:UikwidsA
>>364
投与?
369それも名無しだ:2007/06/07(木) 21:57:54 ID:RYLI6KQu
ども、慣れないながらにGレオのアイコン描いてきました
ttp://monoganac2.sakura.ne.jp/src/milktea15514.bmp.html
370357:2007/06/07(木) 22:38:52 ID:Y32NK8XY
>>351の続きを(頼まれてもいないのに)書いておきます

マドロンは、自分を助けてくれたテイルの先住民族たちにこれまでのいきさつを
説明し、初めての侵略の危機に直面して恐怖におののく彼らを助けるために、
自分のプラティロイドを参考にして「フェアリーロイド」を造りあげた。
フェアリーロイドはとてつもなく強く、一足遅れてテイルに到着したヤーマ連合も
キオリー連合もまったく歯が立たなかったため、両陣営はそれぞれの計画を
ストップさせたまま、テイルに留まらざるをえなくなってしまった。
だが、豊かな自然を持つテイルで過ごすうちに両陣営の軍人たちも平和な心を
取り戻し、最終的に「それぞれの代表者が一対一で決闘を行い、勝った方が
テイルと和平的な関係をむすぶ」というルールで合意。早速、キオリー連合の
代表としてマドロン、ヤーマ連合の代表としてルイが、それぞれプラティロイドと
メタルロイドで決闘を開始した。
だが、ここで思わぬ事態が発生した。ルイが劣勢に立たされたことに焦った
ヤーマ連合が、戦いに割って入ってきたのだ。キオリー連合もこれに応戦。
結局、‘他人の庭での全面戦争’となってしまい、そのことに怒ったガーニーと
ベッキーはすべてのエネルギーを開放。各種兵器を徹底的に破壊された両陣営は
スーアに帰らざるをえなくなってしまった。
ベッキーの目は涙で濡れていた。どんな人間とも分かり合える力を持っている
先住民族たちにとって、‘戦争’とは理解しがたい行為だったのである…。
371357:2007/06/07(木) 23:10:19 ID:Y32NK8XY
>>370の続き

思わぬ形で終了したテイルの開拓計画。そのことについて「戦争が終わって
よかった」と肯定的に受け止める者もいれば、「もっとはっきりした形で決着が
つけばよかった」と否定的に受け止める者もいた。
マドロンが前者、ルイが後者である。
平和になったスーアの大地で、久しぶりに顔をあわせた二人。マドロンは
園芸店の店員として充実した毎日を過ごしていたが、縮小の一途をたどる軍を
除隊させられてしまったルイにとって、毎日は空虚なものでしかなかった。
やり場の無いその怒りをマドロンにぶつけるルイ。
と、そのときだった。テイルにいるはずのフェアリーロイドが、突然二人の前に
姿を現したのだ。中から出てきたのは、今にも死にそうなほど衰弱しきった
ガーニーとベッキー。驚いたマドロンとルイは、早速二人に事情を問いかけた。
じつは、これまでのいざこざで二人が力を使いすぎたため、今まで封印されていた
‘怪物(名称未設定)’の封印が解けてしまったのだという。そのことを知らせる
ため、二人は最後の力を振り絞ってここまでワープしてきたのだ。
ルイは早速プライベート用の電話回線でかつての上官・エルにそのことを
伝えたが、かつてのような情熱の無くなったエルには届くはずも無かった。
そうこうしている間に、とうとう怪物の一味がスーアに到着。データに頼って
戦うキオリー連合のメカではそれらにかなうはずも無く、ヤーマ連合が必死に
抵抗を続けたが、それも限界に達しようとしていた。
事態の深刻さをようやく認識したエルは、宇宙の果てにいると思われる怪物の
親玉の討伐に立ち上がった。スーアでたった一機残った宇宙戦艦が、いま旅だつ。
それに乗っているのは、プラティエンペラーを擁するマドロン、メタルロイドを
擁するルイ。そして、改良型フェアリーロイドを擁するガーニーとベッキーだ。
立ち上がれ、プラトニック・ファイターたちよ。
いまこそ、戦いのときがくる!
372それも名無しだ:2007/06/08(金) 23:56:17 ID:I48+N2ys
超鋼人 The・ガーン

9個集めると世界の覇者になれると言われる伝説の秘宝「ナインボール」。
ある日河原で光る球を見つけた少年赤崎 十一は謎の鉄球に追い回された挙げ句、ナインボール争奪戦に巻き込まれることとなった!

・ナインボール
謎の輝きを放つ球。ナインと名が付いているが15個ある。9個集めると世界の覇者になれると言われている
また球を持っている者には一個につき一体ずつ超鋼人が支給され、それを用いて争奪戦を行う

・超鋼人(ちょうこうど)
球を持つ者のみ操縦できるロボット。普段は鉄球形態だが戦闘時は人型形態に変形できる
各超鋼人のカラーリングは球と対応しており、コクピットに球をセットして起動する

・争奪戦
100m×200mのフィールド内で行う。フィールドには四隅、中点に6つの穴が空いている
ルール
一、勝負は二名以上の対戦の意志で行うものとする
一、勝負は「Tech you!」の掛け声で始めるものとする
一、対戦者の内1人がフィールドの穴若しくは場外に落下した時、フィールド上に残っていた者を勝者とする
373それも名無しだ:2007/06/08(金) 23:59:39 ID:I48+N2ys
キャラ紹介

・赤崎 十一(あかさきとおい)
主人公。偶然ナインボールの11番を手に入れ、争奪戦に巻き込まれる事になった
『急に鉄球が来たので』
The・ガーン
十一の超鋼人。カラーリングは赤+白のライン
必殺技は「キャノンボールアタック」

・黄金井 一(こがねいはじめ)
ナインボールの1番の所持者。親が成金のため、金が全てと考えている
『僕は負けないよ、金があるから』
The・ドーン
一の超鋼人。カラーリングは金
必殺技は「オーレイトタックル」

・紫賀基 四郎(しがきしろう)
ナインボール4番の所持者。オカルトマニアで、体中に数珠を付けている。キシローと呼ぶとキレる
『おっお前なんか…消えろ!消えてしまえ!』
The・オーン
四郎の超鋼人。カラーリングは紫
必殺技は「バイオレットバイオレンス」

・群青 庵二(ぐんじょうあんじ)
ナインボール2番の所持者。
『理由や意志はどうでもいい。その球をこっちへ渡すんだ』
The・ブーン
庵二の超鋼人。カラーリングは青
必殺技は「ブルーダイダロス」
残りは次回
374それも名無しだ:2007/06/09(土) 21:53:31 ID:kt79mmAS
>>369
背景部分の色を(255,255,255)の白にしないと白い部分もゲーム上で描写されてしまうから注意。
こっちで直してBGに取り入れてみた、ありがとう。
375それも名無しだ:2007/06/09(土) 22:23:14 ID:YGGMF8JC
>>370
うん、もういっそボイスドラマ作ちゃえばいいんじゃないかな。
376それも名無しだ:2007/06/09(土) 22:44:49 ID:gSwvWQuM
>>370
コンパクトにまとめたネタが好みな私ですが、プラティロイドは贔屓。主題歌のインパクトのせいですね。
しかし大きく三部構成くらいに分かれる壮大な展開を、なかなか綺麗にまとめていると思います
377それも名無しだ:2007/06/10(日) 11:54:01 ID:pPW0cM6S
>>376
「もともとSFだったはずなのに、なんでいつの間にかファンタジーになってる
んだよ」と突っ込まれてしまったらそれまでですけどねw
「プラティロイド」という名前は熱帯魚の「レッドプラティ」からとったもの
なのですが、他にも「(主題歌にあるように)プラトニック」、あと
「プラスティック」という意味合いもあります

せっかく作品を載せていただいているのだから、何か皆さんにちょっとした
お礼をしたいと思っているのですが…
「自分の作品の主題歌を作ってもらいたい」という方はいらっしゃいませんか?
曲調に関して指示をもらえれば、一・二曲くらいなら何とか作れそうです
378それも名無しだ:2007/06/10(日) 13:37:21 ID:O0FpAfw7
>>377
凄いことをしようとしているな
じゃあ試しに>>372をお願いしたい(ビリヤード風の曲調で)
勝手に人の作品をリメイクしたものだけどお願いします
379それも名無しだ:2007/06/10(日) 13:43:40 ID:hNQExr5Z
>>377
凄いなぁw
>>329からのシャドウミラージュを頼んでもいいですか…

設定の再掲が必要なら対応します
考えてるシナリオのネタバレも入れて
380それも名無しだ:2007/06/10(日) 14:58:14 ID:9t8F6SnX
さっさと注文しちまいやがって…遠慮会釈のない連中とは君たちのことだな、くそっ
381それも名無しだ:2007/06/10(日) 15:14:13 ID:r0ojco+B
>>378
スミマセン、自分から振っといて申し訳ないのですが、「ビリヤード風」とは
何ですか…?

とりあえず、五つまで候補をうけつけて、その中から選んで作ることにします。
必要なものは、

・歌詞、もしくは歌詞を新しく書くために参考にすべき資料
・曲調の設定(よくわからないという場合は、以下から適当に選んでください)
@メジャーorマイナー
A重点を置く楽器(ギター、ブラス等)
B時代設定(70年代風、80年代風等)
Cその他の要望(渡辺宙明風、菊池俊輔風にしてほしい等)

どのくらいの時間がかかるかはわかりかねますが、ふるってご応募(?)ください。
382それも名無しだ:2007/06/10(日) 16:29:54 ID:DsqxxOum
Gサンダーのテーマが欲しいかな

ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/boku2.htm

ここで検索すれば自分の書いた歌詞が出てくるはず
山本節(タイムボカンやヤッターマン、J9シリーズの音楽を担当)が希望
383それも名無しだ:2007/06/10(日) 17:57:41 ID:32Bz941z
>>382
ゲンカイザーの作曲した者です。できればそれは私にやらせて頂けませんか?既に曲が頭にあるもので。山本節かどうかは判然と
しませんが水戸黄門や銭形平次の主題歌の調子です。
腕は確実に>>381氏が上なので心苦しいですが…
384それも名無しだ:2007/06/11(月) 23:46:09 ID:OizFQY0m
>>383
腕は関係ない、感じたまま出来た曲を楽しみにしてる

>>381
改めてこっちをお願いしてみる。
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/mugen.html

希望は宙明サウンド
細かい注文をつけるなら、爆煙の中から光り輝き現れるイメージ
最初に壮大なイントロをつけて、歌詞が始まると共に宙明サウンド化していってほしい
できればだけど、採用されればだけど
385それも名無しだ:2007/06/12(火) 01:14:54 ID:vsEA4QBI
>>381
シャドウミラージュの設定(再掲なので中身は一緒)と現行で考えてるラストまでのあらすじ的なものを乗っけました
ttp://www.uploda.org/uporg851098.zip.html
PASSはsrw
時間が無い場合は設定に関してはキャラだけの閲覧でいいと思います
一応、どう展開させるかは微妙にぼかしてますがこんな話なんだってのはわかるんじゃないかなぁと思います

もし採用していただけて、注文付けさせてもらうならば
過酷な運命に立ち向かう戦士達という感じの歌を希望しておきます(最初はゆっくり積み上げていってサビで一気に盛り上げる感じ)
とりあえず歌詞にタイトル名入れるタイプの作品ではないことは確かです
無論可能な限りで結構です

なんとか歌詞を作ってみようと試行錯誤したのですが
自分に歌詞センスが無いことが発覚し、諦めました…すんません
386385:2007/06/12(火) 01:33:34 ID:vsEA4QBI
すいません、>>385のファイルの中にまだ構想中で人に見せられないようなものが入っていましたので削除しました
ttp://www.uploda.org/uporg851195.zip.html

こちらがちゃんとしたものです
PASSも同じです
一応、前々から考えていた予告ネタという奴も入れてみました
シャドウミラージュというファイルに入っています
これも感じを掴むのに使えるのではないかと思いましたので…

あらすじとはちょっと矛盾点ありますが
それは許してください、直してる時間がなかったんです(苦笑)
387それも名無しだ:2007/06/12(火) 09:25:01 ID:hmuKYyYC
>>384
いつの間にこんな歌詞が!ととりあえず適当に口ずさんでみると…こりゃあ難しいですよ。
1番〜3番で各フレーズの字数がバラバラですもん
388それも名無しだ:2007/06/12(火) 19:28:58 ID:PqFhm3MK
>>387
いつの間にというか一時間くらいで書いた
難しいところがあれば勝手に削ってもいいし、こっちに相談してもいい
389それも名無しだ:2007/06/13(水) 20:58:52 ID:gabl+NXN
>>388
でも全部に使える曲ができればそれぞれ変化がついて楽しいですね
390それも名無しだ:2007/06/14(木) 19:27:09 ID:O38HYr/k
お、>>381さんの枠がまだ一つ残ってる!じゃあ>>267の勇者探偵ディプロテクターをお願いします…

・探偵物語のテーマのような曲調で
・女性ボーカル前提の高さで
・「知らないことがあるから探すんだ名探偵!」みたいな内容の
・明るい曲

最初と最後が相反してるような気もしますけど、よろしくどうぞ。
391それも名無しだ:2007/06/14(木) 20:55:50 ID:HjLkj2fM
フリゲート・マン!

人類が宇宙に進出し、地球外惑星の開拓も中途半端に進みつつある新たな時代。
宇宙の運び屋一匹狼「トラ・スポート」は、
今日も今日とて愛艦「トランス虎丸」で、火星に向けて荷物を運んでいた。
そんな折り、突然の宇宙賊(そらぞく)の襲撃。
明らかに通常の宇宙賊の規模を超えたその大船団に、
トラ・スポートは逃げる、逃げる、ひたすら逃げる。
荷物運びの依頼人「フィオ・ユニオン」は、呆れ、閉口、失望必至。
ついに追い詰められたその時、運搬荷物の封が解かれた! 


トラ・スポート
18歳。男。
お気楽極楽能天気、THE・楽天家。
死んだ両親の唯一の遺産「トランス虎丸(旧名:ソウル一撃 by親父)」を駆り、
今日も宇宙の海原を行く!

フィオ・ユニオン
18歳。女。
冷静沈着装った、年相応の女の子。
大事な荷物をトラに預け、後悔先に立たずとは!

トランス虎丸
トラ・スポートの愛艦。
足とバリアは天下一品、武器は無い!

プチゲート
運搬されていた荷物。
世界最小の戦艦、通称「着る戦艦」。
窮地に陥り焦ったトラが開封したことにより、
その存在が世に知られてしまうこととなる。
392それも名無しだ:2007/06/16(土) 00:41:22 ID:+roIa7ks
音獣機声メトロノイザー

突如地球に現れた宇宙貴族ウーガ!
彼らの目的は、美しき文化による地球侵略だった!
次々と彼らの美的センスに汚染されていく人々を救うため、今こそ唄え、メトロノイザー!!

宇宙貴族ウーガ
宇宙美術史に名を刻む名門美術一族。
地球人類をも感動させる素晴らしい美的センスの持ち主。
地球そのものを美術品として手に入れようとやって来た。
美獣と呼ばれる兵器で街を芸術品へと変えていく。


メトロノイザー
もしもの時のために開発された、超重音機獣。
胸と肩に付けられたスピーカーから発する音波で美的センスを破壊する。
必殺技は音波剣メトロノームクラッシュ。



>>389
文字数が違っていても歌い方をかえれば曲に合わせられるだろうし、色々やり方はある
細かく口出しはしない、どう仕上がるのか楽しみにしてる
393それも名無しだ:2007/06/16(土) 01:14:50 ID:+roIa7ks
あとついでだから依頼されてる分の歌詞をこっちが書こうか
そちらで歌詞を書き始めているならやめておくけど
394377:2007/06/16(土) 01:39:53 ID:zPO6V83w
>>393
協力してくださると助かります
パターンがいろいろあった方が製作もはかどりますし

さて、ここまで候補にあがった作品を集計すると、
・The・ガーン
・Gサンダー (>>383さんが担当?)
・シャドウミラージュ
・ムゲンカイザー
・ディプロテクター
ですね。
それでは、これをもちまして受付を締め切らせていただきます
どんなものが出来るのかは楽しみにしていてください。
395それも名無しだ:2007/06/16(土) 20:45:10 ID:6dN6Z+rX
……月帝ノ唄には実は没食らったもう一つのエンディングがあるんです。
こちらはハッピーエンドなんですが……見たいですか?
396それも名無しだ:2007/06/16(土) 20:53:27 ID:kahExfSN
是非。
やってくれ、心のままに
397それも名無しだ:2007/06/16(土) 20:58:34 ID:6dN6Z+rX
らじゃあ。
ハッピーエンドだと話数が一つ増えるので
来週に其ノ五、其ノ終を落とします。
398それも名無しだ:2007/06/16(土) 22:28:22 ID:v/p4/+u2
着神合体Gウォーズ

 西暦100XX年。宇宙の王、神様を決める戦いが始まった。戦いの舞台は地球。
選ばれた12人は神の名を冠する12の獣の力と合体し、争うのであった。

○爆発のヴォルケーノ
熱雲得瀬(あつくも えるぜ)がGビースト「シンフェニックス」と着神することで
誕生するGウォリアー。格闘戦を得意とし、両手に「シンドリル」と呼ばれるドリルを装着できる。
必殺技はシンドリルで相手を貫く「デッドインフェルノ」
○熱雲得瀬
「ヴォルケーノ」になれる少年。神の使い「天使」とよばれる地位の少女「アカリ」から
シンフェニックスを受け取った。優しく、熱い心の持ち主。幼いころからヒーローに憧れており、
他のGウォリアーの命を奪わず神になりたいと願う。女性としゃべるのがニガテ。
○シンフェニックス
普段は携帯電話の待ちうけだが、021(レディ)のコールがかかると現れ、50(ゴー)の
コールで熱雲と合体する。熱雲に従順なGビースト。
○アカリ
神様に生み出された天使。シンフェニックスを熱雲に授け、以後の行動を共にする。
大人しい性格。そして爆乳

テッカマンブレードみたいな等身大作品だがどうか?
399それも名無しだ:2007/06/16(土) 22:44:48 ID:n5N+GowL
すまねぇ。あげちまった
400それも名無しだ:2007/06/16(土) 22:51:50 ID:wFoObpm6
エヴォリウムシリーズっていったい何作あるんだ
過去スレ見ても全貌が見えん
401それも名無しだ:2007/06/16(土) 22:53:01 ID:WvgFKmfJ
>>395
没食らったって誰にだよwww
402それも名無しだ:2007/06/16(土) 22:57:22 ID:n5N+GowL
>>400
作者だが、俺にもわからんw
前作品を一応継承しているが改良しまくっていい作品にしようと心がけています。
うpするのはアイディアを思いついたときだけ。シリーズじゃなく一つの作品として見てもらっておk
403それも名無しだ:2007/06/16(土) 23:31:15 ID:wFoObpm6
>>402
さんくす。でもやっぱシリーズ物って共演を想像したくなるじゃんか?
404それも名無しだ:2007/06/16(土) 23:51:38 ID:n5N+GowL
>>403
はっ!同シリーズの共演まで頭が回らなかった・・・
それはそれで面白いなぁ。次あたりに○○VS○○みたいなの出してみようか
405それも名無しだ:2007/06/17(日) 20:41:38 ID:rxB+Lw+c
英雄人 デビルマン

西暦2155年、マシーン軍団と呼ばれる軍勢がサイボーグやアンドロイドを使った世界征服を画策。
これを察した世界政府のロバート教授は世界中から不特定多数の人員を集め、マシーン軍団と戦える唯一の存在、
「英雄人」を生み出し、これが口外されぬように、英雄人同士を会わせず、
世界に公表することなく、データを消去し、行方をくらませた。

日本に住む青年、黒部影治(くろべえいじ)はその過程で生まれた英雄人、「デビルマン」である。
また、彼の幼馴染みの少女、白川光(しらかわひかり)も英雄人「ホーク」であった。
二人はある戦闘で知り合い、互いに恋に落ちるが、正体はお互いに知らないのであった……。

・黒部影治
日本に住む、ただ少し気弱なだけのごく普通の高校生。
「デビルマスク」を装着し英雄人「デビルマン」に変身する。
ちなみに変身後は性格が豹変する。

・デビルマン
悪魔をモチーフにした近距離高機動戦型の英雄人。
翼により飛行も可能である。
必殺技は仮面から放つ高エネルギー波「キラーフェイス」である。

・白川光
日本に住むただ少し性格がきついだけのごく普通の高校生である。
ペンダントに鍵を差し込むことで英雄人「ホーク」に変身する。
ちなみにドSであり、ことあるごとに影治を蹴飛ばしている。

・ホーク
鷹をモチーフにした遠距離高機動型の英雄人。
翼により飛行も可能である。
必殺技は指先から放つ光で敵をかき消す「セイントレイ」である。

Gウォーズに触発されて書いてみた。
406セイカイオーリメイク:2007/06/18(月) 01:37:04 ID:oPuvsDAk
うーん面白くならない……というわけで一気に最終章に飛びます。

〜支持率が100となったとき、征界巨人の前に敵はない〜
という「征界巨人伝説」の存在と

国家公安委員会委員長 甲賀公康(26) 忍術を修めている最強のチルドレン閣僚。議員になる前はキャリア組警察官。

総理大臣秘書官室
総理大臣秘書官は全部で5人おり、主席秘書官のほか外務省、財務省、経済産業省、警察庁から
それぞれ出向した秘書官が分担して業務を行う。

総理大臣秘書官 新村晋哉 (39) 警察庁から出向の秘書官。テロとの戦いが主となった内閣において
尽の警察と自衛隊関係の仕事をまとめる非常に忙しい立場にいる。

総理大臣秘書官室付主任 岡紅美子 (57) 長年秘書官室で勤め上げた、首相秘書官室の主のような存在。
付き合いの長い職員は姓とかけて「おっかさん」と呼ぶ。

この人達が突然目立つので説明しておきます。では、もう少しお付き合いくださいませ。
407セイカイオーリメイク 第X−2話:2007/06/18(月) 01:42:31 ID:oPuvsDAk
ついに伝家の宝刀、自衛隊治安出動に踏み切った内閣。しかし強化されたテロボットの前に自衛隊は歯が立たず、
逆に被害を拡大させてしまう。この結果支持率は大幅に低下し、20パーセントを大きく割りこむ事態となってしまった。

そんなある日内閣に追い討ちをかける出来事が起きる。なんと総理秘書官垂木さくらの恋人である雑誌記者、
谷仁がテロ組織に通じている事を彼女に告げたのだった。

谷「このことが公表されれば内閣はもちろん、お前の将来も完全に終わりだ。で、相談なんだがな。」

さくら「……。」

谷「内閣の情報を流せ。そうすればこのことは黙ってる。どうだ?」

さくら「そうね……。」

この話を呑めば内閣は確実に倒れる。だが所詮秘書である自分の将来までが絶たれる訳ではない。
内閣と自分の両方が破滅する道と、内閣だけが終わる道。さくらは考える振りをしたが、その心は決まっていた。

さくら「情報は、流しません。好きに書くといいわ。」

谷「おい。」

さくら「テロに屈すれば今までの日本は終わりよ。私の将来なんて問題じゃないでしょう。」

谷「……惚れてるのか、民荷尽に。」

さくら「……あなたには、ゴシップ記事の方が向いているわね。さよなら。」


さくら「私を解雇してください。一刻も早く。」

尽「これのことかい?」

尽は辞表をつき返し、一冊の週刊誌を広げながら言った。開かれたページには「総理大臣主席秘書官はテロ組織に通じていた!」とある。

さくら「そうです。わかっているなら早く。」

尽は首を振る。
「できないよ。さくらさんは知らなかったんだろ?ましてその人に何か喋った訳じゃない。さくらさんの責任じゃないよ。」

さくら「そういう問題じゃありません!」

尽「君を解雇なんてさせない。テロに通じてたなんて事実もない。気にしなくていいよさくらさん、大丈夫。」

さくら「あなた、この状況を……!」

尽「新村さん、この記事を書いた記者の行方は掴めたんですか?」

新村「いえ。徹底的な捜索を行っているんですが。おそらく既に海外か、空の上……でしょうね。」

さくら「……。」
408セイカイオーリメイク 第X−2話:2007/06/18(月) 01:44:18 ID:oPuvsDAk
この報道はたちまち広まり、「テロは内閣の自作自演」とまで囁かれるようになった。当然、日に日に落ちていく支持率。

静「平君、これ、どう思う?」

平「……自作自演で、いままで国民を巻き込んできたっていうんスか。」

静「あ……ごめん。そんな風に思いたくないよね。」

平「別に。あの総理ならあるんじゃないんスか。」

静「そう、そうよね。あの総理だもんね。」

平「そうっスよ。その方が……簡単だ。」


そんな状況下で最も優先される首相の職務は、連立与党をまとめる事である。尽とさくらは各党を回って
今後の方針を確認していった。しかし、どこにいっても投げられる言葉は冷ややかで、これまで抱えてきた
内閣への不信感が一気に噴出したようだった。

党首「いや、我々はマスコミの報道など信じてはいないがね。それはそれとしてどうして彼女、垂木さんを解雇しないんだね?」

尽「潔白なのは彼女も同じです。解雇する理由がありませんから。」

党首「彼女は泥を被った。理由としては十分……彼女自身、そう思っている風だが?」

さくら「……。」

尽「そうかも知れません。しかし、私は嫌なんです。」

党首「……若いな。その若さは確かに君の魅力だ。だがこうも裏目に出てばかりでは、我々もついてはいけんよ。」

さくら「そう言わず、どうか!」

党首「君も、災難続きだな。責任を感じてしまうだろう。」

そこで時間切れだった。次の党に向かう車で、尽は言った。

「君の責任じゃないから。」

さくらはもう、事務以外の言葉を話さなかった。


夕暮れ。国内某所。

幹部「現在の内閣支持率が10.5パーセント。計画の範囲内です。」

???「よし。各部隊に指令。状況を開始せよ。」
409セイカイオーリメイク 第X−2話:2007/06/18(月) 01:46:35 ID:oPuvsDAk
 同じ頃、首相官邸総理大臣秘書官室。5人の秘書官が交代で総理大臣執務室に入り、
尽と打ち合わせをしていた。そこへアラームが鳴る。

新村「テロボット出現。一斉に……う、50を、越えます!」

尽「な……50!?」

開け放しの扉でつながった執務室から尽が駆けてくると、現場の衛星写真がディスプレイに映された。
おびただしい数のテロボット。飛行タイプも確認できる。通信機ごしに閣僚たちが言葉を交わす。

諭子『でもでも、大統領がきた時だって、似たようなものじゃない?』

衛『数だけならな。一機一機の武装が桁違いだぜ。一目でわかるほどな。』

尽「くっ……衛、陸自、空自の……治安出動を。」

衛『わかった。』


だが、装甲車、航空機――出撃した自衛隊のあらゆる装備は成す術も無く、テロボットの群れによって次々と破壊されていった。

四之宮「全く歯が立たない……!」

尽「……衛、隊を撤収させろ。このままじゃ犬死にになる。」

衛『馬鹿野郎!ここで下がって何のための自衛隊だ!』

尽「役に立たないんだから下げろ!嫌なんだ……こんな風に人が死んでくのは、もう!官房長官!」

片原「総理、今の支持率をご存知ですかな?」

尽「11……もう、10を切っているかも知れませんね。でも。」

片原「総理……。」

片原は尽の後ろに立っているさくらに目をやった。

「?……わかりました。承認致しましょう。」

尽「ありがとうございます!」

尽が駆け出していく。

片原「……垂木様。」

さくら「……何ですか?」

さくらは顔面蒼白し緊張に震えていたが、何か奇妙な自信と覚悟に溢れていた。
410セイカイオーリメイク 第X−2話:2007/06/18(月) 01:47:53 ID:oPuvsDAk
撤退していく自衛隊を、テロボット達は追わない。もとより自衛隊は目標では無かったし、本命であるセイカイオーが現れたからだ。

尽「この出力じゃ、行征剣は使えない。素手で、どこまでやれるか!」

数機のテロボットが機関砲を発射する。聖域の弱まったセイカイオーに、成す術はない。

尽「くそぉっ!これぐらい、覚悟はしてきた!」

片原『総理、残念ながら覚悟だけでは勝てませんぞ。』

尽「それでも!」

片原「参りましたな……垂木様、何かいい方法はありませんかな?」

さくら「……一つ、あります。」

片原「それは?」

さくら「支持率集計プログラムにハッキングし、支持率を……改竄します。」

新村「!きみ……。」

さくら「責任は私が取ります。免職でも逮捕でも……」

尽『待ってさくらさん!そんなの国民への裏切りだよ!駄目だ、絶対に駄目だ!』

衛『……本当にできるのか?』

さくら「セキュリティが異常を察知するまでですが。5分か、1分か、30秒か……とにかく、可能です。」

尽『駄目ださくらさん、やめろ!みんな止めてくれよ!』

誰も、何も言わなかった。

さくら「ごめんなさい、総理。あなたは、勝たなければいけないの……一番大切なものを裏切ってでも。」

尽『さくらさ……』

さくら「ごめんなさい。」


しばらく通信機からキーを叩く音が聞こえた後、支持率を示すゲージは急速に上がり始めた。

尽「支持率70パーセント。」

尽はセイカイオーを立ち上がらせた。数十機のテロボットが襲いかかる。しかし。

尽「……無駄だ。そんな攻撃じゃ今のセイカイオーには、傷一つ付けることはできない。」
411セイカイオーリメイク 第X−2話:2007/06/18(月) 01:52:15 ID:oPuvsDAk
 そこからのセイカイオーは、正に鬼神であった。その拳が飛びかかってきたテロボットを
粉砕したのを皮切りに、並み居るテロボットを打ち砕き、引きちぎり、踏み潰していく。

新村「強い。」

宙『あれで70パーセント?100パーセントになったら……そりゃ敵はないわ……。』

諭子『でも、なんだか怖い……。まるで、怒ってるみたい。』

さくら(違う、泣いているんだわ。)

3分30秒後、セキュリティに察知され動力が落とされたときには、50機以上いたテロボットは全て瓦礫と化していた。


さくら「すべては私の独断です。処分を。」

尽「……さくらさんの判断は正しかったよ。ああしなければ、セイカイオーは破壊されていた。」

さくら「総理。」

尽「さくらさんは悪くない!責任はあんな状況でセイカイオーを発進させた僕にあるんだ!」

さくら「……あなたはいつもそう。何でも自分のせいにして、私の責任を追及してはくれなかった。」

尽「何?」

さくら「確かに、私は秘書官に過ぎません。でも、私だって英武チルドレンです。責任を持って職務を全うしたい。
    なのにあなたは……いつでも自分ばかり責めた。」

尽「ちょ、ちょっと待ってよ。」

さくら「あなたの役に立ちたかった。苦しみを分け合いたかった。あなたが責められるなら、私だって……違う
    ……私、本当はあなたの邪魔をしたかったんだわ……。」

尽「な……」

 尽を妬んでいた。それがいつしか彼の実力と個性を認め、彼の補佐に全力を尽くそうと思った。……つもりだった。
しかしやはり自分の根底にはいつでも、尽を出し抜き、蹴落とそうとする意思があったのではないか。そしてそんな
自分が憎いから、さくらは責任を負いたがった。

岡「……ま、いっか。言わせて頂きます、総理。守るだけが愛情じゃないのですよ、時には罰せられる事で救われる
  事だってあります。特にこういう女の子はね。」

尽・さくら「岡さん?」

岡「三十ン年この仕事させて頂いてきましたが、総理にこんなことを申し上げたのは初めてです。
  ですから――四の五の言わず言う通りなさい!」

尽「は、はい!……さくらさん。」

さくら「……はい。」
412セイカイオーリメイク 第X−2話:2007/06/18(月) 01:54:31 ID:oPuvsDAk
手を握りしめ、唇を噛みしめてから、尽が口を開く。

尽「……君の、せいで、わが内閣はさらに困難な状況に追い詰められた。……責任を取ってもらう。」

さくら「はい。」

尽「この状況を乗り切るために、これからも僕の主席秘書官として、その力を貸して欲しい。それが君の処分だ。」

さくら「……総理。」

尽「この内閣には、いや、僕には……まだ、君が必要なんだよ。」

さくら「……この状況を乗り切る……何よりも厳しい処分ですね。」

さくらは目を潤ませたまま微笑んだ。


 内閣は即座に記者会見を開き、異常な上昇を見せた支持率が改竄によるものだと説明した。

尽『私は国民の皆さんを裏切りました。しかし、今政局が動けばテロに対し大きな隙ができてしまいます。
  だから……信じて欲しいとは言えません。ただ、あと少しだけ時間をください。』

もはや何と言っているのかすらわからない、おびただしい数の野次が飛ぶ。


 翌朝のニュースはもちろんこの話題で持ちきりだ。

アナウンサー『国機の出力は支持率によって制限されるという前提を裏切る今回の内閣の行為に対し、
         野党からは明日にも内閣不信任決議案が提出される見込みで……』

静「とうとうやっちゃったって感じですね、総理。」

平「しかし何てストレートな物言い。頭の悪さが透けまくりっスよ。」

寺門「いじりがいのあるバカだったんだがな。残念だ。」

支持率2.1パーセント。


幹部「あれだけの戦闘ロボット軍団の敗北が、予定内だったと?」

???「支持率の改竄。ありえる話だった。だが、今度こそ内閣に手札は無い。支持率は完全に地に落ち、
     改竄も二度とは使えない。政府は倒れ、俺はこの国を作り変える。」

幹部「見事です。あなたこそ、新たなるこの国の指導者に相応しい……。」

???「世辞はいい。あの機体の調整、完璧にしておいてくれよ。」


数日後、内閣不信任案は可決された。

第X−2話 「内閣不信任案可決」 完
413それも名無しだ:2007/06/18(月) 20:25:21 ID:XGFhWVtq
はい僕です、アイコンの人です
最近Gサンダーの話題が出てきたのでGサンダーのネタ出しをしていました
デザインの方はまとまってきたのですが、どうしても色の方が考え付かなかったので何か案があったら教えてください

今回はリアル体系のGサンダーの全体像とグレートGサンダーのバストアップ画像ほかフォトショップデータを入れました
「フォトショップなんざもってねぇよ!!」という時には連絡ください

ttp://monoganac2.sakura.ne.jp/src/milktea15756.zip.html
414それも名無しだ:2007/06/18(月) 20:28:20 ID:XGFhWVtq
それと入れ忘れたオババーンのデータです
白黒だから大丈夫だろうと思ったのですが縮小していないので多少重くなるかもしれません
ttp://monoganac2.sakura.ne.jp/src/milktea15758.jpg.html
415それも名無しだ:2007/06/18(月) 21:10:28 ID:nqZX2ffo
>>398キャラにストーリーを混ぜる形で連載していきます。
○激突のゲイボルグ
暴走族特攻隊長の「武漬(ぶつかり)」がGビースト「シンエラスモテリウム」
と着神することで 誕生するGウォリアー。突進戦法を得意とし、「シンライダー」
と呼ばれるオートバイを操縦する。 必殺技はシンライダーで相手を貫く「夜露死苦」
○武漬
シンエラスモテリウムに選ばれた「ゲイボルグ」になれる少年。
ワルだが人情に弱い古き良き男。広島弁でしゃべる。毎日暴走族をやっていたが天使から
ある日シンエラスモテリウムを受け取った。神となり、世界一周可能な
暴走族ロード街を築くのが夢。 最初にヴォルケーノと戦い、
凄まじい特攻(ぶっこみ)戦法で彼を倒したが彼の根性に惹かれたので命は奪わなかった。
12人の内の最後に戦おうと熱雲と約束を交わすが、彼らの前にまた一人の
Gウォリアーが現れた・・・
○シンエラスモテリウム
普段は携帯電話の待ちうけだが、021(レディ)のコールがかかると現れ、50(ゴー)の
コールで熱雲と合体する。 エラスモテリウムとは大昔のデカイサイみたいな動物。
416セイカイオーリメイク第X−1話:2007/06/18(月) 23:11:32 ID:RhlCxjz3
 内閣不信任案が可決された。内閣は10日以内に総辞職か、衆議院解散をしなければならない。
テロが終結しないまま政変を迎えれば、国家は転覆の危機を迎える。つまりテロにとってはあと10日、
身を潜めているだけで日本を容易に崩壊させられるのである。

幹部「どうしても、行かれるのですか。もう我らの勝利は決まったというのに。」

???「俺は、お前たちが思うほどよく出来た人間ではない。征界巨人をこの手でねじ伏せねば気が
     済まないのだ。……万一のときは、組織は解散してくれるか。」

幹部「……わかりました。いってらっしゃいませ、ボス。」


 内閣総辞職が決定した今、法案を煮詰めても仕方がない。暇になった何人かの閣僚が総理官邸の秘書官室で茶をすすっていた。

稔「だぁれも、わかってくれなかったんですね。」

源「この内閣と一緒に、日本国もおしまいだ。おいチルドレン、辞表の書き方を勉強しておけよ。」

尽「みんな、すまない……。」

衛「お前一人のせいじゃない。この国全体が選んだ道だ……。」

新村のデスクの電話が鳴った。

新村「はい……総理、テロボット出現です。」

良「悪い冗談ですよ。このタイミングで仕掛けてくる意味がどこにあります?」

新村「いえ、本当です。しかも……」

新村が部屋のスクリーンを操作し、テロボットの映像を大映しにする。色は違うが、そこにいるのは見慣れた形の巨大ロボット。

諭子「……何コレ。」

宙「黒い……ニセセイカイオー?」

尽「これは……官房長官。」

片原「行って、どうなさるおつもりですか?今のセイカイオーには、牛歩戦術すらできはしません。」

尽「だけど、こいつは明らかにセイカイオーを待っている。」

片原「ふむ……まあ、これ以上悪くなりようのない状況です、承認致しましょう。ただし総理、必ず無事で
    お戻りください。これで怪我でもしたらつまらないですぞ?」

尽「官房長官……ありがとうございます。行ってきます。」

417セイカイオーリメイク第X−1話:2007/06/18(月) 23:13:56 ID:RhlCxjz3
 セイカイオーが着陸し、黒いセイカイオーと対峙する。

???『来たか総理、そして内閣の諸君。俺は諸君がテロボットと呼ぶ組織のボス。わかっているだろうが
     我々の勝利は既に決まっている。それをわざわざ出てきた理由は一つ……征界巨人の破壊である。』

黒いセイカイオーがセイカイオーを指さした。

???『我々に煮え湯を飲ませ続けてくれた征界巨人。この手で破壊しなければ気が済まんのだよ。』

尽「この声……まさか!?」

???『気付いたか尽。そう、英武征界だよ。』

内閣一同『な、なんだって―――!?』

英武征界。前首相英武総士郎の長男にして衆議院議員。英武の子供達であるチルドレンにとっては実の兄同然の人物であり、世間でも「0番目のチルドレン」と呼ばれている。しかし前首相の死後、謎の失踪を遂げていた。

さくら『ウソ。嘘でしょ、兄さん!?』

征界『さくらか。悪いがすべて事実だ。あの記者をお前に近づけたのも、な。』

さくら『そんな……。』

片原『――なるほど、こちらの手を容易く見抜いたり、セイカイオーの設計を詳細に知っていたり。近しい人間、
    それも優れた政治家に内通者がいるとは思っていましたが、あなたでしたか。しかも首領とは。』

征界『ご無沙汰しています、片原先生。……尽、わかっていると思うがこれはお前たちにとって最後にして最大の
    チャンスだ。ここで俺を倒せばテロは終わる。』

尽「……なぜだ、なぜこんなことを。」

征界『決まっている。英武総士郎はこの国を腐敗させた。だからだ。』

尽「馬鹿な……じゃあ、兄さんが先生を……殺した、のか?」

征界『安心しろ、俺にも親殺しまでは出来ない。それは別組織だ。既に消えてもらったがな。』

尽は先月テロ組織アジトで起きた爆発事件を思い出した。爆発物の扱いを誤った事故として処理されたが。

征界『尽、お前大統領に言ったそうだな、征界の意味。一つの国として世界と向き合って征く、だったか。
    ならばこの機体こそまさに世界を「制する」巨人……「制界巨人」コクセイオーだ。』

尽「制界巨人……?」

征界『そう。知っているか、尽?お前の乗っている征界巨人は前総理英武総士郎の独善のため、設計段階で
    一切の固定武装を排され今の姿になった。コクセイオーはその葬られた本来の姿。』

尽「本来の姿、だって?違う。間違っているからこそ武装は外されたんだ。そんなのは本来の姿なんかじゃない!」

征界『ならばなぜ征界巨人は剣を持つ?英武総士郎も奇麗事を掲げながら結局は武装を認めているではないか。』

尽「知ってるんじゃないのか?先生は行征剣を作ることに最後まで……」

征界『その剣を振るってきたお前にそれを言う資格はない。』

コクセイオーの右肩から発射された二発のミサイルが命中し、セイカイオーが倒れる。起き上がる力すらないセイカイオー。

尽「くっ!……何でだ、何で兄さんが先生を否定する?誰よりも先生を尊敬していた兄さんが!?」

征界『英武総士郎は間違っていた。その遺志を継ぐお前達も。』
418セイカイオーリメイク第X−1話:2007/06/18(月) 23:16:32 ID:RhlCxjz3

静「総理の駆るセイカイオーは、全く戦う様子がありません。このまま降伏し、日本をテロリストに明け渡す
  つもりなのでしょうか?」

 喋っていることはどこのリポーターも似たり寄ったりだ。セイカイオーの出力が支持率に制限されている事、
セイカイオーの敗北が意味する事を知っているのかいないのか、とにかく内閣を糾弾する。それが今の世の
流れだ。だが、平にとってそんなことはどうでもいい。

平(そうだ……俺はお前の苦しむ姿が見られればそれでいい。)


征界『聞こえるか尽、国民の声が?今まで誰が自分たちを守ってきたかも考えず、誰もがお前を否定している。
    これでもまだ、お前はこの国を肯定できるのか?』

尽「当たり前だ!この国は、僕らの国じゃないか!」

征界『そう、俺たちの国だよ。……一見すると立派な社会だ、だが恵まれすぎた暮らしの中で、国民は徐々に
    堕落していった。英武総士郎の政策が、この国を腐らせてきたんだよ。』

尽「本気で、言ってるのか、兄さん?」

征界『おう!だから憎む、否定する。英武総士郎の残したすべてをな!』

尽「違う、そんなの本心じゃない!」

征界『決め付けるな!』

コクセイオーの全身から砲身が伸び、セイカイオーを撃つ。

尽「うあぁぁぁぁぁぁっ!」


テレビを見ている小さな少年。母親が洗濯かごを抱えて通りかかる。

母親「あっ、ダメよマーくん、総理のニュースなんか見て。」

子「おかーさん、そーりってわるいひとなの?」

母親「そうよ、みんなからお金もらってるくせにね、みんなに嘘ついたのよ。」

子「じゃあ、てろりすとのほうがただしいの?セイカイオーはまちをまもるためにたたかってたんじゃないの?」

母親「……世の中はね、いつもどっちかが正しいとは限らないの。総理も、テロリストも、どっちも悪い人なのよ。わかったらそんなニュース見るのやめなさい。」

子「ふーん……。」
419セイカイオーリメイク第X−1話:2007/06/18(月) 23:18:28 ID:RhlCxjz3

 穴だらけになり、全身から煙を上げるセイカイオー。

征界『そうだ、この国のためなんだよ!だからすべてを消し去る。征界巨人も、お前達も、そしてこの歪んだ社会も!』

尽「ぐぅっ……ハァ、ハァ……やっと、わかったよ兄さん。兄さんは、誰よりも先生を、自分の父親を愛していたから
  ……先生を死に追いやったその『業績』を、憎んでるんだ。この国のためなんて方便だ。兄さんは先生を殺した
  ものに、復讐をしたいだけなんだ!」

征界『……決め付けるなと言った。』

コクセイオーが、その手首の部分に据えられた砲門をセイカイオーの胸の桐家門に向けた。その向こうにはコックピットが――尽がいる。

さくら『ダメッ、総理、逃げて!』

尽「……駄目だよ、さくらさん。僕は先生を、この社会を、国民を信じてるから、このままで……兄さん、それが僕の闘いだ!」

征界『……好きだよ、お前のそういう所。だから撃ちたくはない……だが。』

尽「……!」

第X−1話 「黒いセイカイオー出現」 完

次回予告 「さあ、大変な事になって参りました。只今謎の黒いセイカイオーはその銃口を本物のセイカイオーに向けて
        います。対するセイカイオーは依然として一切の反撃を見せません。わが国の国機はこのまま破壊されて
        しまうのでしょうか?次回征界巨人セイカイオー最終話、続報をお待ちください!」
420それも名無しだ:2007/06/21(木) 21:37:20 ID:I6ZsKQCV
らぶどる

超トラブルメーカー体質「愛宮 恋」は悩んでいた。
一身上の都合により高校受験に失敗した彼は、
親類のツテを辿り、なんとか高校に進学することが出来た。
そこで待っていたものは、今まで受けたことのない扱いだった!
「火野 火情」「水野 水恵」「木野 木恩」
三人の選ばれし女勇者に求愛される、この先、彼の運命は!?


愛宮 恋(めみや れん)
超トラブルメーカー体質。
歩くトラブル16歳。男。

火野 火情(ひの ひじょう)
男勝りな直情熱血16歳。女。
搭乗機は火のMOL「フレイムメルシー」
主要武器は、格闘。

水野 水恵(みずの みずえ)
真面目なツンデレ16歳。女。
搭乗機は水のMOL「アクアチャリティー」
主要武器は、太刀。

木野 木恩(きの きおん)
無口な無表情無愛想16歳。女。
搭乗機は木のMOL「ウッドフェバー」
主要武器は、弓。

MOL
Machine Of Love.
選ばれし女性しか乗ることの許されない、愛に生まれ、愛に生きる機械巨人。
421それも名無しだ:2007/06/21(木) 21:48:24 ID:I6ZsKQCV
携帯で誤爆……orz
しかもよりによってコレをか……





気にしないでくれ……
422それも名無しだ:2007/06/21(木) 22:54:24 ID:82em9VEW
おまけにageてしまったのは悶絶ものだな
頑張れよ
423セイカイオーリメイク最終話:2007/06/21(木) 23:08:55 ID:gqaR55cy
 黒いセイカイオーはその銃口をセイカイオーに向けたまま静止している。恐らくこのまま弾が発射されるだけで、すべては終わる。

平(このまま、アイツは死ぬ……このときを、俺は待ってたんじゃないのか?そうだ、死んじまえばいい……なのに何でこんな、恐ぇんだよ?)

静「今、セイカイオーが同じ姿をしたロボットによって、破壊されようとしています。これがこの国の……アッ、平君!?」

平「違うっ!うわああああああっ!!」

平が叫びながらカメラから離れ、そのフレームに入り込んだ。
「ハァ、ハァ、おい、総理!聞こえてるか民荷尽!平だ、お前に妹を殺された平恒夫だ!いいか、俺は一生お前を許す事は無いだろう!」

静「ちょっ、チーフ、いいんですか!?」

しかし寺門はニヤついた顔で腕を振り回しながら、カメラを覗き込んでいる。続けろ、といっているのだ。

平「お前言ったよな?妹の事、絶対に忘れない。罪は背負って生きていくって。……ここであっさり
  やられちまって、妹や、今まで犠牲になった人達のことみんな無駄にして、それで死ぬのが
  お前の償いなのかよ!?」

いつしか他局のリポーター達は言葉を失い、ぼんやりと平を見つめていた。あるカメラマンなどは、自局のリポーターそっちのけで平を映したりしていた。

平「そんなの許さねぇ……お前は、生きるんだよ。生きて、妹達の分まで生きて、苦しむんだよ!
  だから死ぬな。勝て。勝ってくれよ……頼むよ総理、頼む。」

リポーター1「……頑張って、総理。」

リポーター2「そうだ、頑張れ総理。」

それからだ。並み居るリポーターたちがこぞって総理の応援を始めたのは。そしてその姿はあらゆるTV局、ラジオ局にて放送され。


母親「あっ、マーくんまたこんなニュースなんか見て。」

子「でもおかーさん、これしかやってないんだよ?」

母親「ええ?……(チャンネルを替える)まあ。」


テレビを見ている社長。
「おいみんな―、仕事止めて集まれ。民荷がやべえぞ。」

元同僚1「え、マジっすか?」

元同僚2「頑張れ民荷ー!俺たちゃみんな応援してっぞー!」

おばちゃん「民荷くーん、アタシがついてるわよー!」


それぞれの場所でTVに喰らいついている人達。
ケン一「頑張って、総理のお兄ちゃん。」


トレーナー「ファイトだ、総理。」


エンジニア「そうだ、負けんな総理。俺達のセイカイオー、壊したら承知しねえぞ。」


奇跡が、起ころうとしている。
424セイカイオーリメイク最終話:2007/06/21(木) 23:12:28 ID:gqaR55cy

征界『……国民が騒ぎ出したか。さんざん蔑み、虐げておきながら他に頼るものが無いと見れば即座に手のひら返す。
    これがお前の守ってきたものの正体だ。……気付くのが遅すぎたが。』

コクセイオーの機関砲が火を噴く。だが弾はセイカイオーの表面で弾けた。

征界『何……聖域か?』

尽「あなたらしくも無い……忘れたか?僕が乗っているのはただのロボットじゃない。みんなの想いを力に換えることの
  できる『国機』、征界巨人セイカイオーだってことを!」

さくら『支持率、68、69……70を突破しました!』

征界『……1%が、あっという間に70だと?ふざけるな。これだから国民という奴らは!真面目にやれよぉ―――っ!!』

征界の叫びとともにコクセイオーの全砲門が吠える。だがセイカイオーはその攻撃をものともせず立ち上がる!

尽「確かに理不尽だよ……あなたが怒る気持ちもわかる。でもこれが国民の想いなんだ。例えどちらに正義があろうとも、テロという
  暴力を許しておけない優しい心。この国の何が間違っていようと、それだけは絶対に揺るがない……揺るがない真実なんだ!!」

征界『黙れっ!そんな奴らの気まぐれで、俺の親父は殺されたぁっ!!』

砲やミサイルが効かないと見るや、コクセイオーはセイカイオーに殴りかかった。


さくら「85パーセントを突破!」

稔「何だ……セイカイオーが、光ってる?」

宙「多分、オーバーフロー起こしてんだろ。出力が有り余っちゃって、光にして放出してんだよ。」

片原「果たして、そうですかな?ご覧ください。」

そう言って片原がディスプレイを指した。そこにはコクセイオーの攻撃を甘んじて受け続けるセイカイオーの姿が。

宙「聖域が……消えかかってる?出力は上がってるのに?」

稔「聖域を弱めて、そのエネルギーで光ってるってことですか?何の意味が?」

衛「だいたい何で尽は反撃しないんだ。」

片原「さて……?」

さくら「97、98、99……ゼロ!?あ、いえ……支持率、100パーセントです。」

諭子「……こんな事って、あるの?」

稔「……支持率が100となったとき」

宙「征界巨人の前に敵は、ない。」

官房長官執務室は静寂に包まれた。部屋に響いていた戦闘の音も止んでいる。ディスプレイの中でコクセイオーは
その動きを止め、セイカイオーはただ強く、輝いていた。
425セイカイオーリメイク最終話:2007/06/21(木) 23:14:17 ID:gqaR55cy
良「……何が、起きたんだ?」

片原「何も。」

稔「でも、コクセイオーの動きが……。」

片原「それは、支持率が100パーセントですからな。」

さくら「……あ」

宙「征界兄さんも」

衛「日本人」

稔「……敵は無いって、そういう意味だったんですか?」

片原「私はそう思っておりましたが。皆様は何を想像されていたのですか?」

稔「はは……」

宙「もっと派手なものを、期待してました。」

良「俺達みんなガキだった、な。あれこそ最強の力だ。」


尽『そうさ、もう聖域なんて必要ない。』

征界「負けたよ、尽。親父にできなかった事、お前にならきっとできる。――ありがとう。」

尽『兄さん――』

政界はボタンを押した。テロ組織のボスを消滅させ、英武総士郎とチルドレンの名誉を守るボタン。だがコクセイオーは、何の反応も示しはしなかった。

征界「……なぜ。」

公康『……ふぅ。尽、何とか間にあったようだ。……兄上、自爆装置の信管は外した。兄上が消えて終わり、など、
    誰も望んではいないのだぞ。』

尽『よくやってくれた、公康。』

征界「……自爆も、読まれていたのか。フ……完敗だよ。」


支持率は先ほどの数値が幻だったかのように下がり、60代となっている。セイカイオーを格納庫に戻し、尽が戻ってきた。不思議そうな顔をしている。

片原「お疲れ様でした、総理。……前総理があなたを指名した理由、もうおわかりでしょう?」

尽「え……どういう意味ですか?」

片原「国民の心を一つにまとめ、世界にセイカイオーの光を見せた。誰にでもできることではありません。」

尽「……そうか、それが先生が僕に望んだ、僕にしか出来ない事。それなら、もうこの内閣は……。」
426セイカイオーリメイク最終話:2007/06/21(木) 23:19:33 ID:gqaR55cy
 翌日、各国務大臣の辞表が提出され、内閣総辞職が発表された。しかし続く内閣総理大臣指名選挙にて選ばれたのは、やはり民荷尽。

尽「どうしよう、もう僕は……。」

片原「総理。今度は前総理の遺志ではありません。みんなが、あなたを選んだのです。あなたの望む未来、それが今、みんなの望みなのですよ。」

尽「……そう、ですよね。よぉし、そうと決まれば、やりたい事は山ほどあるんです、山ほど!あ、そうださくらさん、
  今度は大臣、やるでしょ?何がいい?」

さくらは微笑みながら首を振った。
「私はまた、総理の秘書をさせていただきます。だってあなたには私が必要、でしょ?」

尽が赤面する。
「あ……そんなこと、言ったっけ……ご、ごめんさくらさん!あ〜僕ったらなんて事を!」

さくら「何で謝るんですか?嬉しかったのに……ちょっ、外村君、何がおかしいのよ!?」

良「いやいや、本当はファーストレディの方が良かったんだけど、なんちゃって?」

さくら「ななな、何を言うの!」

尽「ええ、ええ、えええ!?」

岡「あらあら。微笑ましいですわねぇ。」

稔「ううう、さくら先パイ、お幸せにっス。」

公康が入ってくる。
「おい尽、兄上が喋ったそうだ。兄上の組織のスポンサー……『お隣さん』だと。」

一同の笑顔が凍りつく。南北がまた一つになり、脅威は取り払われたかに思えた隣国。しかし統一によって国力を倍化させた隣国はひそやかに、この国への歴史的な憎しみを募らせ続けていたのだ。

尽「……戦争に、なっちまうのか。」

外務省からの総理秘書官参内が読んでいた電信をさくらに手渡す。なぜか頬が緩んでいる。

さくら「え、なんです?……あら、隣国からです。『貴国で起こった連続巨大ロボットテロの黒幕がわが国であることを認め、
    謝罪します。どうか今後も良好な関係を築いていきたいと……P.S.貴国機の見せたあの光は素晴らしかった。』」

衛「何だ、それ?」

良「兄貴が逮捕されて観念し、先手を打って謝罪した……ともとれるが、その場合しらばっくれるのが普通だな。」

諭子「じゃあ、そのまんまの意味なんじゃない?これからは仲良くしましょ、って。」

宙「……マジで?」

参内「その他にも各国から似たような文面が来ていますよ!」

片原「或いはあの、セイカイオーの見せた輝きには、人の憎しみを洗い流す力でも、備わっていたのかもしれませんな。」

尽「……はは、そうか。いいじゃないそれで!許し合うことですべてが始まる、それがこれからのこの国、この内閣なんだから!」


人がいる限り、争いが絶える事はない。しかし少なくとも今、世界はそれを忘れる事ができたのかもしれない。しばらくはこの平和が続くのだろう。人々の心に、セイカイオーのあの輝きが灯っている限り。


最終話 「内閣総辞職 最高支持率100l」 完

征界巨人セイカイオー    完
427それも名無しだ:2007/06/21(木) 23:25:01 ID:gqaR55cy
ありがとう、セイカイオー。ありがとう、民荷尽。ありがとう、原作者様。ありがとう、ちょっとパクらせて頂いた原作連載当時の住人様。
そしてこの長大な自慰を文句も言わず受け入れて下さった皆さん、本当にありがとうございました。

皆さんのおかげで、ちょっと政治に興味を持つことができました。
428それも名無しだ:2007/06/21(木) 23:30:34 ID:9YshlA7F

面白かったよ〜
429それも名無しだ:2007/06/22(金) 00:05:54 ID:Rc2MXJ55
>>427
お疲れ様、今度こちらで保管する

ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/

BGのプレリリース最新版を更新。
今回から正式版に近い、顔アイコンやユニットアイコン、MIDIを追加したバージョンへと移行。
今後も調整が続く。


作詞はもうちょっと待ってくらさい
430それも名無しだ:2007/06/22(金) 02:04:00 ID:We0U9NCm
やはり最終回はいいな、普段からチェックしてない作品だったとしても食い入ってしまう。
ってか政界巨人普通に面白いんだけどクライマックスからの流れが特に面白かった。


逆シャアに通じるものがあった気もせんでもない。
431それも名無しだ:2007/06/22(金) 22:47:41 ID:zcBxcTn2
>>428-430
涙が出るほどうれしいです。ありがとうございます。
逆シャアというよりは平成ウルトラマンや福井晴敏の影響受けてますね。

それからBジェネに出して頂けるようなので(また感動!)アイコン作りました。
近いうちに貼らせて頂きます。

432それも名無しだ:2007/06/23(土) 19:21:52 ID:fW/ic4Xv
月帝ノ唄
其ノ五「シンゲツとトコヨ」

瑠那「侵略者が!?」
昴「おそらくは月帝を危険視していかなる犠牲を払ってでも破壊する気だろう」
瑠那「そんな……」
マンゲツ「…反応!来ます!」

マンゲツのその言葉を合図に、四方八方から侵略者の大群が現れた。
その光景はさながら、黒い波が押し寄せてくるようであった。

昴「月乃輪さん、後ろ任せてもいいかな?」
瑠那「絶対…って保証はないけど……」
昴「よし、十分だ!天川砲!!」

星神の額から放たれた光が、数体の侵略者をかき消してゆく。

瑠那「月帝!右手ドリルの左手斧!」
犬蠍型「ガガギャアアアア!!」
蜘雉型「ギギギギギグガァァァァァァ!!」

月帝の腕が二体の侵略者を引き裂いていく。

秦月「……俺は、こんなところでこんなことをしていていいのか……?
  委員長も、瑠那でさえ戦ってるってのに……俺は……うわっ!?」
昴「! 月乃輪さん、あれ!」
瑠那「…! 秦月!?」

秦月は、余所見をしている間に大猩々型に後ろからつかまってしまった。

秦月「こ、こいつ!放せよ!放せって……うわぁぁぁぁぁ!!?」
瑠那「秦月うぅぅぅぅぅ!?」

大猩々型はその強肩で秦月を思い切りブン投げた。
秦月の体は弧を描いて飛んでゆき、あっという間に見えなくなった。

瑠那「よくも秦月を……だあああああ!!」
大猩々型「ゴグゴォォォォォォ!!」

瑠那は月帝の両腕を巨大なクローに変化させ、大猩々型の胸に突き立てた。
そして、そのまま左右に腕を振り、腹を引き裂いた。
433それも名無しだ:2007/06/23(土) 19:42:41 ID:fW/ic4Xv
>>432

秦月「……いっつぅ……あんにゃろう……おもっきしブン投げやがって……ん?
  なんで俺こんな投げられて無事なんだ?……うわぁぁ!?」

秦月は自分の足元を見て驚く。
秦月が立っていたのは、岩肌ではなく、黒い羽毛であった。

秦月「……!…なんだ……俺は……こいつを……知ってる……!?」
???「む!?そこのあなた!」
秦月「! 誰だ!?」

瑠那「くっ、数が多い……!」
昴「こりゃあ、きついかな……?」
蛇型「ジャアアアアアア!!?」
蜻蛉型「ブブバァァァァァ!!?」
瑠那「え!?」
昴「な、何だ……!?」

月帝と星神を取り囲んでいた侵略者を薔薇の棘が縛り付けていた。

???「……ま、間に合った、ね……」
昴「その声は……」
瑠那「椿!?生きてたの!?」
椿「まあね……あの胸像はただの飾りで、ちょっと出て行きづらかったのよ……」
瑠那「よかった……生きてたんだ……」
椿「感動の再開は後。さあ、あたし達も本領発揮だよ、『白薔薇』!」

椿の叫びと共に、薔薇型の死体の中から、一輪の可憐な白い薔薇が咲いた。
そして、それはみるみるうちに姿を変え、人型に変化した。

椿「それそれそれそれぇぇ!」
昴「こりゃ負けてられないな!」
瑠那「あたしだって!」

三人は怒涛の勢いで侵略者を倒していった。
すると、部隊のリーダーと思われる猿蟹型が周囲の侵略者に号令をかけた。
その号令に従い、侵略者が一つの場所に固まった。

椿「な、何……!?」
昴「まさか……互いに互いを捕食しあい、一体の巨大な侵略者となる気か……!?」
434それも名無しだ:2007/06/23(土) 20:12:13 ID:fW/ic4Xv
>>433

やがて不気味なうごめきは終わり、一つの巨大な影がゆらりと動いた。

融合体「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……」
瑠那「! か、勝てるの……!?」
昴「わからない……下手すれば、僕らがそろって自爆しても勝てないかもしれない……」
椿「そんな……」

白夜「申し遅れました。私、白夜と申します。ここで『常夜』の護りをしております」
秦月「とこよ?」
白夜「月の月帝と対となってこの星を護るものです」
秦月「月帝と!?」
白夜「ええ。私もマンゲツ殿とは古くからの付き合いでして」
秦月「あんた人間みたいだけど……」
白夜「私は好きでこの姿をしているんです。で、話を本題に戻します。
  あなた、右腕に『あなたから見て右側がかけている黒い半円の痣』がありませんか?」
秦月「あ、あるけど……まさか!?」
白夜「そう、あなたこそ常夜の適合者、月帝の適合者と共にこの星を護る者なのです」
秦月「……常夜と融合するにはどうすればいい?やはりお前を装着するのか?」
白夜「さすが理解がお早い。では行きます。装甲変形!」

瑠那「きゃあああ!!」
昴「月乃輪さん!」
椿「…だ、駄目だ。全然歯が立たない……」
融合体「ヴヴヴヴヴヴ……」

三人が絶望したのを確認したように、融合体は大量の分身を生み出した。
そして分身は、一斉に三人へとかかっていった。

昴「やられる!?」
椿「くっ…!」
瑠那「い…いやっ…秦月…!」
分身『ヴァアァァァァァ!!!』

瑠那が目を閉じようとした、まさにその瞬間、黒い影が瑠那の視界に現れ、
腰に差した二本の刀で分身を切り刻んだ。

融合体「ヴヴヴ……?」
???「呼んだか、瑠那?」

瑠那は泣いて喜びたい気持ちを抑えてその声の主に精一杯の憎まれ口を叩いた。

瑠那「誰もあんたなんか呼んでないわよ、遅いじゃないの、バカ秦月!」


435それも名無しだ:2007/06/26(火) 20:54:36 ID:ekGP/lz1
リメイク版セイカイオーのアイコンです
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3345.lzh.html
436それも名無しだ:2007/06/27(水) 03:23:19 ID:n61MRl0x
久々に来てみたらセイカイオーがSSに!?
セイカイオーの作者さん、
リメイクの作者さん
感動しました。
本当にありがとうございます。

高校の時は散々だったけど
セイカイオー思いついて良かった…
437それも名無しだ:2007/06/27(水) 22:51:38 ID:Z1w4KbFm
原案者様=原作者様だと思ってたので謝辞に入れていませんでしたね。
こちらこそありがとうございました。
「政治に興味を持つには」という本来の目的、少なくとも私には完全に達成しました。
438それも名無しだ:2007/06/28(木) 01:29:46 ID:qbNvr9S+
久々に臨界超過。
ヨユウダーに即発されて悪乗りしたらちゃっかり採用されたのが昔の俺なんだよな。
今は重ねてきたラフも仕上げずに急ごしらえの落書きをうpしてしまうから困る。

ttp://pc.gban.jp/?p=9237.jpg
439それも名無しだ:2007/06/29(金) 00:21:28 ID:5T/3rwvc
鎧骨装神テンガイラー

人の肉体を食らう者、妁肉鬼。
彼らは古来より、人知れず月夜の夜、人肉を食らいに現世へと現れる。
しかし、太古より人類は彼らに食い尽くされることなく生き残り続けている。
それはなぜか……そう、肉の奥に眠る牙、即ち骨の魔力が彼らを駆逐していたのだ!
今、新たな装骨士として、骨の神を召還するものが受け継がれる。
牙を纏え、駆り立てろ、テンガイラー!!

テンガイラー
太古より妁肉鬼によって食い尽くされた人骨の魂が集まり生まれた骨の神。
中身はすっからかんだが、骨神を召還する装骨士をコアとして現世に立ち上がる。
必殺技は腹から放つ陰陽刃アバランチャー。

>>435
受け取らせてもらいました。

個人的に巨人は機兵よりも本来のテーマに近い形じゃないかと思うけど
ゲンカイザーの反動で外道作品書く気満々だったし
440それも名無しだ:2007/06/30(土) 20:56:42 ID:psQ/uwA8
ゲンカイザーG系のロボデザってどんな感じなんだろ
BG用にユニットアイコンを書きたいんだがデザインが分からん…
441それも名無しだ:2007/07/01(日) 14:54:12 ID:8mhxk8Sv
海神バミューダ

古代アトランティスの遺した巨大ロボ。3つのロボットに分離する
武器 トライデント
    バミューダハリケーン
    デルタイレイザー バミューダ凾ェ分離したエルトリゴ、フローダ、バミューダの3機の組む「トライアングルフォーメーション」に囲まれた敵は異次元に飛ばされる
442それも名無しだ:2007/07/01(日) 14:54:54 ID:8mhxk8Sv
海神バミューダ

古代アトランティスの遺した巨大ロボ。3つのロボットに分離する
武器 トライデント
    バミューダハリケーン
    デルタイレイザー バミューダ凾ェ分離したエルトリゴ、フローダ、バミューダの3機の組む「トライアングルフォーメーション」に囲まれた敵は異次元に飛ばされる
443それも名無しだ:2007/07/03(火) 11:29:51 ID:8Yj4LVod
目の前を炎が包み込む。
そして俺は死んだ―


…はずだった。


「ついに来たか…。」
『輪廻の階層 第1カイ/地獄の巨人』


どれぐらい経っただろうか。
俺は目を覚ました。

周りは何一つ無い漆黒の世界だった。
「これがあの世ってやつか…?」
俺の呟きは周りの静寂にかき消された。


とにかく俺は死んだ。
それだけは何故かはっきりとわかる。
しかし問題は何故こんなところにいるのか、ここは何処かだ。
もし本当にあの世なら閻魔様でもなんでも出てきて欲しいぐらいだ。
それぐらいさっきから何も起こらない。

といっても時間を示す物が無いので感覚でしか時間を計れない。
そもそも感覚が生きているのが疑問だ。
何もしないと頭がおかしくなりそうなので、俺は目印も無いこの暗闇の空間を歩く事にした。

歩きながら俺は何故死んだか考える。
ぼんやりとイメージは出てくるものの今一つはっきりと思い出せない。
とにかく俺はひたすら歩いた。
「はぁ…だるいぜ…。」
つい疲れが声に出る。
それを自分で聞いてこの状況で疲れていることを改めて確認する。
俺はとりあえず何も無いその場に座り込んだ。

「くそっ!どうなってやがるんだ!!」
反応が欲しくて思いっきり叫んでみた。
だがやはり返事は無い。

死んでいるのに生き地獄とはどういうことか。
これが普通に地獄という奴かもしれない。
そう思ったときだった。
444それも名無しだ:2007/07/03(火) 11:32:04 ID:8Yj4LVod
いきなり目の前が歪んだ。
毒々しい光の斑点のような景色が広がり出す。

そして大きな唸りを上げながら巨大な何かが現れた。
「グオォォォ!!!」
体が途中でちょん切れたような、でかいムカデみたいな奴だった。
いきなり現れたそいつは俺のほうに向かって来た。

とっさに逃げるが相手も追ってくる。
だがその差はどんどん縮まる。
振り返れば巨大なアゴが迫っている。
殺される―
殺される?
死んでいるなら構わないんじゃないか?むしろさっきまでの何も無い空間から逃れられるんじゃないだろうか。
そんな考えが脳裏によぎると俺は足を一瞬止めてしまった。

「残念だがそれは違うな。」
声と共に目の前に巨大な影が現れるともう一つの巨大な物体を吹き飛ばした。
「グギャァァ!!!」
不意に吹き飛ばされた例のムカデはすぐさま体勢を立て直すと、俺の目の前に現れた巨大な影―赤い巨人に向かって飛び掛った。
「温い!!」
凄まじい音と共にムカデにカウンターの拳が炸裂した。

「ギギ…グバァァァ!!」
奇妙な断末魔をあげ巨体は裂け、崩れ落ちた。
俺はただ呆然としているしかなかった。
だが異変はまだ続く。

巨大な骸がスッと消えると、再び目の前が歪みだした。
その時巨人の胸が割れ、先の声が飛び出した。
「早くこいつに乗り込め!!」
現れたのは仮面の男。
俺が状況を飲み込めずポカンとしていると、いきなり巨人の手が俺を掴んだ。
「世話の焼ける奴だ。」
開いた胸の穴に投げ込まれた。
穴の中は意外と広く、前には乗り出していた仮面の男の後姿。

「なんなんだよてめぇ!」
「話は後だ!!」
俺の言葉を遮ると、巨人は凄まじいスピードで動き出した。
445それも名無しだ:2007/07/03(火) 11:38:43 ID:8Yj4LVod
どんどん加速していく。
すると先に壁のような物が現れるがまったく止まる様子も無く、巨人はそれを突き破った。

するといままでいた不気味な空間を抜け、何も無い始めの空間に戻っていた。
出てきた空間のほうは歪みながら無に消えていった。

「いきなり消えるところだったな。」
仮面の男が落ち着いた様子で語りだす。
「何わけわかんねぇこと言ってやがる!なんか知ってるな!?」
「何処だと思う?」
いきなり聞き返されて戸惑った俺は「地獄」と答えた。

すると男は少し間を置いて再び仮面の下で口を開く。
「そんなものより性質が悪い…。ここは『輪廻の階層』だ。」


こうして俺と謎の男と巨人との奇妙な旅は始まった。
446それも名無しだ:2007/07/04(水) 01:15:09 ID:tF1RmJ5B
ふと、思いついたもの。いきなり最終回

草木も眠る丑三つ時。街中の明かりが消え、辺りが闇に包まれた頃、
キィィィンッ!
金属同士がぶつかる音が、辺りに鳴り響いた。
音が鳴るたびに火花が飛び散り暗い街を照らし出した。
音は間を空けて数分間続き、爆発音とともに辺りに静けさが戻った。
「お疲れ。…今日はどうだった」
メラメラと燃える炎に照らされながら、男が尋ねた。
「はい。今回は特に損傷らしい損傷はありませんでした」
炎の向こうから声が返ってきた。
「それは良かった。…騒ぎになる前に行くか」
辺りに風が巻き起こり、炎を消し去り、煙が立ち上る。
「はい」
返事とともに、煙の中に二つの光が瞬いた。
447それも名無しだ:2007/07/04(水) 01:16:42 ID:tF1RmJ5B
『ある男とロボットの話』

カナカナカナ…
太陽が頭上に輝き、遠くで蝉の声が鳴り響く。
男は作業を中断し、首にかけたタオルで額の汗を拭い、自分以外誰もいない工場の中で一人話し始めた。
「やはり、今までの戦闘で動力系統にかなりダメージが来てる。特に可動回路はもうおしまいだ。」
男は片手で顔を抑えると、悲しむように続きを話し始めた。
「昨日はなにもないと言っていたが、重症じゃないか…」
「すみません。あなたを…困らせたくありませんでした」
誰もいないはずの工場から返事がかえってきた。
「そんな…いらん気は利かせなくていいんだよ…っ」
男が声の方へと振り返りながら返事を返す。
そこには巨大なロボットが存在していた。
448それも名無しだ:2007/07/04(水) 01:18:30 ID:tF1RmJ5B
ロボットは床へと丁重に寝かされていた。
身体のあらゆるハッチは開放され、中では大小さまざまな機械が作動していた。
ロボットをよく見ると、ボディーには傷を隠すように全身に鉄板が打ち付けられ、中の機械は火花を上げたり、焼ききれたり、欠けたりしているのが多々あった。
「すまない…。ここの…いや、現代の技術じゃお前を治してやることはできない…」
男が悔しそうに話し出した。握られた両手が震えている。
「お前が…未来からやって来て、俺たちの為に戦ってくれて…それなのに俺は…」
男の顔から涙があふれてきた。
「気にしないでください…。私も初めはプログラムの命令で戦っていました。しかし今では、あなたを守れることが私の喜びであり誇りです」
表情なんてとても作れそうもないその鉄の顔が笑ったような気がして、男の目から涙が溢れ出した。
男の慟哭をかき消すように、サイレンの音が鳴り響いた。
敵が来たのだ。
449それも名無しだ:2007/07/04(水) 01:20:32 ID:tF1RmJ5B
男が工場のテレビをつけた。
テレビでは、暴れまわるロボットと、その様子が映し出されていた。
ナレーターが必死に状況を報告している。
「出撃します…!」
立ち上がろうとするロボットを男は必死に制止していた。
「もういいだろう!これ以上戦ったらバラバラになるぞ!
それに…今度の相手は只者じゃない!出て行っても潰さ」
男の言葉をさえぎり、ロボットが話し出した。
「先ほども言いました。あなたを…街のみんなを守ることが、私の誇りです。」
「しかし、可動回路が壊れていては…」
男はなおも止めようと必死だった。が、
「ブースターと飛行回路は無事です。」
無駄だった。
450それも名無しだ:2007/07/04(水) 01:22:04 ID:tF1RmJ5B
「飛べるな?」
男がロボットへと話しかける。
「はい」
工場の外、ロボットは出撃体制へと入っていた。
「無理だけはしないでくれ…いざとなれば国防軍もいる。
もうこれ以上…大切なものを失いたくない」
「…分かりました。出撃します。離れていてください…」
男が離れると、轟音とともに炎を吹きながらロボットは出撃していった。
恐らく、敵わないだろう。
それでも、行かねばならない。
ロボットは、男が手を振る中、さらにスピードを上げていった。
「大切なものを守る為に」
ロボットが一人つぶやいた。

451それも名無しだ:2007/07/04(水) 01:22:58 ID:tF1RmJ5B
未来から地球を守るためにロボットが来てくれたけど、現代の技術じゃ修理できない。
だから戦うたびにボロボロになっちゃう。
そんな話が書きたかった。
あんまり後悔してない。

あと、文章力無いんで、文章中に間違った文へんな表現とかあるかもorz
そんときはごめんなさい。
452それも名無しだ:2007/07/05(木) 01:00:57 ID:2Lnw+SRB
>>442
赤と黒がメインカラーなゴッドシグマみたいな箱ロボ想像した。
デルタエンドみたいなデルタイレイザーがかっこいいかも。

>>443
主人公が死んだ理由とか、巨人や敵、空間の正体とか、
のちのち明かされるであろう謎がすごい気になる。
文章もきれいで、続きを読みたいって気にさせてくれた。
453それも名無しだ:2007/07/05(木) 01:01:55 ID:2Lnw+SRB
上げちゃった…orzごめん
454それも名無しだ:2007/07/05(木) 14:38:13 ID:ySlg4w9+
今昔絵巻・童話大戦

昔話とか絵本の主人公の子孫にロボットが与えられて、最強の血族を決める話

ジャイアントピーチ

桃色の機体。ピーチビットというファンネル的な物で攻撃。操縦者は岡山桃子)。

ゴールデンベア
金色の機体。Xアックスという金と銀のまさかりで戦う。操縦者は坂田金児。

ドラゴンパレス
青色の機体。水陸両用。亀型魚雷で戦う。操縦者は浦島太一。

ユーカリアン
緑色の機体。無数に突出した筒から光線を放つ。満月だと撃てない。操縦者は笹山かぐや。

スターリバース
赤色の1号機と黄色の2号機で合体すると強くなる。ただしコクピット内で操縦者どうが文字通り合体しないと動かない。操縦者は星義彦と姫野香織。

他おまけ多数
外国の主人公はタイトルが機体の名前

寝るか
455それも名無しだ:2007/07/05(木) 14:55:43 ID:ySlg4w9+

>>454
話の軸になるのは三重慎多郎が乗る「スリープ・スリー」。

コクピットに搭乗した操縦者が、レム睡眠状態になれば自動で戦ってくれるという厄介な機体。
戦う前に緊張する慎多郎は、精神安定剤と睡眠薬を摂りまくる。

睡眠中に機体のコアが破壊されると、操縦者は3年間目覚める事が出来ない事は誰も知らない。
456それも名無しだ:2007/07/05(木) 16:37:16 ID:A9XasCAJ
ピーチコマンダー思い出した
457海神は「ポセイドン」と読んでほしい:2007/07/05(木) 17:34:36 ID:VogbD4jC
>>452
レス感謝!
やっぱりデルタエンドに似てますか……orz

これは海のロボットなので色は青系を想像してください。
形は半魚人みたいなヒレの付いた曲線的な
458それも名無しだ:2007/07/06(金) 22:27:55 ID:t4vI4kQo
SS2本も来てんのに、レス少ないな。
みんなOGsやってんのかね。
>>443
>>446
GJ
459それも名無しだ:2007/07/06(金) 22:34:30 ID:DTDpQpDc
むしろOGs忙しくてSSが全く進んでない俺ガイル
460それも名無しだ:2007/07/07(土) 09:48:07 ID:D4djhetc
>>446
ちょっとウルっときた。が、ロボットの名前くらい出してくれ
461それも名無しだ:2007/07/07(土) 22:23:45 ID:3LMRxuOs
>>460
やっぱりロボットの名前出したほうが良かったですかね?
でも、名前浮かばなかったんだよなぁ。
462それも名無しだ:2007/07/08(日) 19:47:04 ID:Z51MbHYq
ところで質問。
>>1のサイトにあったぼくロボ大戦って、今んとこ4話で止まってるみたいだけど、
あれって勝手に続きを作ったら怒られる?
一応俺はSRCが出来んこともないので、とりあえず聞いてみる。
463それも名無しだ:2007/07/08(日) 21:37:25 ID:pu3Di21u
僕は作者ではないが、どうせなら一から作ったらいいんじゃないの?
参戦作品については、勝手に取っても喜びこそすれ怒る人は多分いない
464それも名無しだ:2007/07/08(日) 22:49:02 ID:CP23ynZf
禿同
せっかく作れるなら、
その人なりに選んだもので見てみたいかな
465それも名無しだ:2007/07/08(日) 23:22:48 ID:Z51MbHYq
>>463-464
了解。そんじゃやるならイチから作り直すこととしよう。
まああまり期待しないで、お知らせがあるまで忘れていてくれ。
以下、いつも通りのぼくロボスレの流れ

↓↓↓
466それも名無しだ:2007/07/09(月) 00:21:08 ID:o/4nwGXn
超核兵神ドグマイザー

199X年。
人類は核の炎に包まれることなく時は過ぎた。
しかし、人類に与えられたのは核戦争ではなく、強大な試練だった。
長く生きすぎた人類への天罰とも言うべき存在、天地創造の神々が人類殺しを始めたのである。
しかし、それらは世界情報からは完全に隔離され、知るものは少なかった。

201X年。
予言の書に従い、救世主は現れる。

田中篤、21歳、独身。

彼の手に、世界は委ねられた。



ドグマイザー
予言の書に従い完成された超核兵神。
強大な力を持ち、神々すらも粉砕する力を持つ。
しかし、機動するためには篤のケータイに毎週送られてくる無理難題を解決しなければならない。
とは言っても、失敗したところで神々の餌食になる人類とはもう半日ほどの寿命で亡くなるような人間ばかりであるのだが……それも気分が悪いので、田中篤は毎週頑張るのだ。


>>465
ぼくロボのデータ自体がもう古いからやりにくい
続きを書くのならたぶんこちら側のチェックを通すことになる

こちらとしても別の形をみたいとは思うから、要するに好きにやればいい
467それも名無しだ:2007/07/09(月) 01:05:16 ID:flh/7JsP
突撃野郎第九特攻隊

ストーリー
 突如南極に墜ちた物体。
それは、地球を侵略しようと迫ってきた異星人の巧妙な罠だった。
俺達が聞いているのはそこまでだ。
情報もろくになく、敵の基地に突っ込んで破壊しろだとよ。
本当に厄介なことばかり押し付けられるぜ。
だが、俺達も第九特攻隊と呼ばれる男。
今回だって必ず任務は遂行し、100%帰還してみせるぜ。
俺達の切り札、「アイツ」と「ソイツ」でな!

・ディム
 主役の片割れで、第九特攻隊の小隊長。酒と煙草が好きで荒っぽい性格のオヤジ。
アイツに搭乗する。

・ロイ
 同じく主役の片割れ。常にクールな美形で、戦場の中でも誰にも傷つけられたことのない顔が自慢。
ソイツに搭乗する。

・アイツ
「Ace-pilot In The Super-armor Unit weapon」
エースパイロットは装甲を超越した戦術単位の兵器の中に。
言いやすいような略称にした結果、このような名前に。
対異星人用に開発されたSAU兵器・大型のパワードスーツの一。
腕部マシンガンと、アンカーになるダガーが固定武装で、機動力が高い。

・ソイツ
「SOldier In The Super-armor Unit weapon」
兵士は装甲を超越した戦術単位の兵器の中に。
こちらはアイツより少々小柄である。
移動能力が高く、腕部ガトリングの他に両肩にレーザーキャノンを固定武装に持つ支援型。
468それも名無しだ:2007/07/09(月) 01:09:53 ID:bluHgwnr
ボウサイガー

科学がさらに進歩した未来。
人類はすさまじいまでの文明を築き上げた。
だが、その代償として地球上に未知の存在「ディザスター」を生み出した。
たびたび現れ街を襲う巨大存在ディザスター。
やつらを撃退しない限り人々に安息の時は訪れない。
そして人々が作り上げた守護兵器ボウサイガー。
果たして襲い来る脅威から人類を守れるか!?

ボウサイガー
主役のロボット。何号機かある。全長400メートルほどの巨人ロボ。

ディザスター
人類の科学進歩の代償として生まれた巨大な破壊生命体。
いろんな種類がある。
 ・タイフーン     巨大な大気のうねりをバリアとして侵攻するディザスター。
 ・アースクエイク  地中から現れるディザスター。すさまじくタフでパワーがある。
 ・ボルケイノ     火山で発見されたディザスター。超高熱のブレスを吐く。
 ・アバランチ     雪山で生まれたディザスター。超低音のブレスを吐く。
 ・メテオ        大気圏外で生まれ、落下による一撃離脱の破壊行動を使う。
 ・ウェイブ      太平洋で生まれた、体が生きた水の魚型ディザスター。
 ・ライトニング    実態を持たない、鳥のような雷のディザスター。都市の電気を食い漁る。
 ・フラッド       大雨の最中に出現したディザスター。巨大な球の形をしている。
 ・バイオ       科学研究所にて人工的に生まれたディザスター。そんなに巨大でないが生物を片っ端から食い漁る。
 ・タイフーン2    タイフーンの進化したディザスター。暴風の凶悪さがましている。
 ・カタストロフィ   最強最後のディザスター。
469それも名無しだ:2007/07/09(月) 11:23:17 ID:3mTw7bJh
何でこんなに急に伸びたんだwそしてどれも良い
470それも名無しだ:2007/07/09(月) 18:35:12 ID:Cgz0bkTJ
多くの人が最初だけ書いてどれも完結しなかったバンパイオーに最終回を作ってやりたいんだけど、いいですか?
471それも名無しだ:2007/07/09(月) 19:30:40 ID:kjQHdQmO
>>470
やれるならやれば良い
楽しみにしてるよ
472それも名無しだ:2007/07/09(月) 23:23:26 ID:aHtM4ZSX
やれるならなんて言われるとビビってしまうが、とりあえずやってみます。
473それも名無しだ:2007/07/09(月) 23:44:23 ID:Gi++wUYJ
ガンガレ


って言うと逆に辛いんだろうかw
474それも名無しだ:2007/07/10(火) 00:33:33 ID:fHD5s1Oj
時雨ん刻のレイナー

人間の心は躁と鬱の合わせ鏡。
無限に続く銀の水面に、魂はその裸体を晒す。
それは天気予報の雨と晴れ。
日々の境目、落ちたるは永遠の地獄絵図。
泣いて見せよう、時雨ん刻の商売人。


○雨人間
躁鬱の激しい人間を指す。
心の浮き沈みから生まれたエネルギーが雨獣を生み出す。
雨獣は雨と晴れの境目、1日の終わりに別次元に出現し、人知れず人を襲う。
また、この雨獣を使いこなす人間を商売人と呼ぶ。
6月に大量に増える。

○商売人
雨獣の被害を食い止めんと戦う人のことを指す。
ただし雨獣を使いこなす関係で情緒不安定な人間が多い。


晴月健吾
高校生。
強力な商売人だが雨獣を失っている。
その代わり他人の雨獣を使うことができる。
年の割に落ち着いているが、たまに年相応の態度をとる。


時雨咲子
健吾の高校にやってきた教育実習生。
超マイナス思考の薄幸美人。
雨獣を持ち、健吾に雨獣レイナーを貸している。
極度の躁鬱病であり、躁状態の時にはレイナーを呼び出せない。
健吾が好きで、熱心にアタックするが、そのせいでレイナーを呼び出せなくなることもしばしば。
また、本当の意味での雨人間である。
475それも名無しだ:2007/07/11(水) 03:39:47 ID:XSaAHoFm
>>113
ブラックサンタ団がイイ
どういうラストになるのか気になった

>>203
純水www
ワロタwww

>>454
どの話が勝つのか興味あるな
476やっちゃいました:2007/07/11(水) 23:39:09 ID:Z/wkWS4j
 異星人軍は最終兵器を発生させた。地球人には鬼獣チュパカブラと命名されたそれは最初に当の異星人を
滅ぼし地球に降下。対吸血鬼兵装を含む地球製の兵器の一切を受け付けず、全身を覆う針のような体毛の一本一本
が人間を襲い、一滴残らず血を吸い尽くす。適性のあった被害者は吸血鬼と化して血を求め、また被害を拡大させて
いく。そうして鬼獣はさらに多くの血を求めて、都心へと向かっていた。


 陸上自衛隊鬼獣対策前線本部。隊長の山村を筆頭に、十数人の幹部が顔を付き合わせ、策を講じている。その軍服たちの中に、明らかに場違いな少年がいる。

「ハァ、ハァ、ハァ……」

沈黙の中でその、ぼろぼろの学生服をまとった少年の荒い息づかいだけが響いていた。眼は真っ赤に充血し、口からは奇妙に長く伸びた犬歯が突き出している。

「……黙っていないで何か考えを出せ。」

沈黙に耐えかねて山村が言ったが、山村自身考えなど無い。自慢の兵器が全く通用しない相手に打つ手などある
ものか。降伏か死か。当初そう迫った異星人に対し、地球人は第三の答えとして戦うことを選んだ。今思えば
それは選択肢などではなく、答えを先延ばしにする手段でしかなかったのかもしれない。暴走する鬼獣を残して
異星人が滅んだ今、もはや降伏の選択肢すら無く、人類は座して死を待つも同然の状況におかれていた。

 いや、そうではない。まだたった一つだけ、希望はある。そしてそれはこの場にいる全員がわかっていることだ。
幹部達がちらちらと彼に寄越す目線からもそれはわかる。だが、誰もそれを口に出すことはできない。今目の前で
自分の中の吸血鬼と闘い続けている、この少年に人間をやめろなどと強制することは……。

「バンパイオー……」

とうとうその言葉を口にしたのは、その少年――小森抜人自身だった。自分からその名を出したことに、安堵の
表情を隠しきれない幹部たちが数人見られる。山村にはそれが堪らない。

「……バンパイオーなら、ハァ、やれるかも、しれない。確実じゃ、ないけど、ハァ、他に、手は、無いでしょう?」

「小森!」

山村は思わず怒鳴った。そうなのだ。結局はこいつに頼るしかない。この少年一人の犠牲で、多くの人間が救われるかもしれない。だが。

「お前……怖くないのか!?死ぬかもしれない、そうでなくてもこれ以上バンパイオーを動かせば、お前は確実に
 吸血鬼になっちまう!」

「……俺にはもう、何も、ありませんから。」

睨みつける山村の眼をじっと見返した後、抜人は自分の掌を見つめながら答えた。またそれか。いままで
それ以上は聞かず、結局彼の力に頼り続けてきた自分達への憤りも混じって、山村は爆発した。

「馬鹿野郎!何も無い人間なんているか!お前みたいなガキなら尚更だ!……お前がいろんなもん失くしてきた
 のはわかってる。でも……まだこれからだろ。まだこれから何だって手に入る。お前はまだ、自分だけが可愛く
 たっていい歳なんだぞ?それを……。」

いつのまにか涙が溢れていた。それを抜人は呆然と見つめている。

「わあああああっ!」

まだ若い幹部が突然机に伏せ、大声を出して泣き出した。そして机に頭を打ちつけながらこう続けた。

「すまない小森君、自分達には、何もできないんだ!君の苦しみを知っていながら、結局は君に頼るしかない卑怯な
 人間だ!自分は、自分はぁっ!」

他の幹部たちも、次々に泣き出した。大の大人が泣き喚き、泣き伏し、またある者は静かに涙を流す。その異常な光景を見回した抜人は山村に向き直り、微笑みながら言った。

「訂正します。俺のために泣いてくれる人がいるなら、怖くても俺、やれますから。」

「小森……。」
477吸血機バンパイオー最終話:2007/07/11(水) 23:46:28 ID:Z/wkWS4j

「輸血パックをありったけ回せ!怪我人?こっちは人類の英雄だぞ!」

 整備がすっかり板についた研究員たちの喧騒の中、抜人はバンパイオーを見上げた。漆黒だったはずの装甲は
返り血なのか吸った血の色なのか、いつの間にか深紅に染まっていた。コクピットに滑り込む。自動的にアームが
伸びてきて、肩を固定する。吸血機関につながった針が首筋に食い込む痛みに、最後までコイツには慣れなかったな、
と思う。

『目標、間もなく柏市に入ります!』

「千葉?もうすぐじゃないか!輸血はもういい!今すぐ出す!……そうだ、山村隊長につないで。」

『小森……。』

「山村さん、わかってますよね?俺が人間じゃなくなったら……。」

『もうそんな話はするな。人間のまま帰って来い。それ以外は許さん。』

「フン……バンパイオー、発進します!」

血液の通ったマント状の装甲を翼に変質させ、バンパイオーは飛び立った。


 鬼獣はまっすぐに都心を目指している訳ではない。人間の気配を感じ取って、漠然とその方向へ向かいつつある
という程度だ。だからその進行はそう速くはなく、抜人がその姿を捉えたとき、鬼獣はまだ柏市にいた。

「こちらに気付く前に……ファントムカノン、いけっ!」

視界を真っ白に塗りつぶすほどの光線が放たれ、鬼獣の体を灼く。だがこのバンパイオー最強の攻撃でも、その毛に
覆われた体に小さな禿を作ることしかできなかった。こちらに気付いた鬼獣の体毛の針がバンパイオーを襲う。

「スピードなら、勝ってる!」

残像を生み出しながらバンパイオーが身をかわす。輸血パックからエネルギーを得ているため、抜人への負担はまだない。

「だが、近づかなけりゃ……!」

右腕の装甲の割れ目から血飛沫の如き紅い霧が噴き出し剣、ブラッディブレードが形作られると、バンパイオーは
殺到する針の束を薙ぎ払いながら鬼獣へと突き進んだ。しかし体毛は薙いでも薙いでもすぐに生えてくる。

「毛の生えてない所、顔だ!」

抜人はバンパイオーを鬼獣の正面に移動させ、顔面に向けもう一度ファントムカノンを放った。しかし!

「何!?」

鬼獣は口を大きく開けると、その強烈な光線をすべて飲み込んでしまった。

「馬鹿な……くぁぁぁぁぁっ!?」

二度のファントムカノンで大きくエネルギーを消費し動きの鈍くなったバンパイオーを、体毛の針が容赦なく
突き刺す。翼も破れ、バンパイオーは鬼獣の体毛に刺されたまま地面に落下していった。

 血を吸われている。バンパイオーに出会ってからは珍しくもない頭が冷えていくような感覚が、今は妙に心地よい。
自分や敵、時には仲間の血をも吸い続けたバンパイオーが、今は一緒に吸われる側に回っている。それが良い気味だから
だと、抜人は思った。
478吸血機バンパイオー最終話:2007/07/11(水) 23:42:48 ID:Z/wkWS4j

「輸血パックをありったけ回せ!怪我人?こっちは人類の英雄だぞ!」

 整備がすっかり板についた研究員たちの喧騒の中、抜人はバンパイオーを見上げた。漆黒だったはずの装甲は
返り血なのか吸った血の色なのか、いつの間にか深紅に染まっていた。コクピットに滑り込む。自動的にアームが
伸びてきて、肩を固定する。吸血機関につながった針が首筋に食い込む痛みに、最後までコイツには慣れなかったな、
と思う。

『目標、間もなく柏市に入ります!』

「千葉?もうすぐじゃないか!輸血はもういい!今すぐ出す!……そうだ、山村隊長につないで。」

『小森……。』

「山村さん、わかってますよね?俺が人間じゃなくなったら……。」

『もうそんな話はするな。人間のまま帰って来い。それ以外は許さん。』

「フン……バンパイオー、発進します!」

血液の通ったマント状の装甲を翼に変質させ、バンパイオーは飛び立った。


 鬼獣はまっすぐに都心を目指している訳ではない。人間の気配を感じ取って、漠然とその方向へ向かいつつある
という程度だ。だからその進行はそう速くはなく、抜人がその姿を捉えたとき、鬼獣はまだ柏市にいた。

「こちらに気付く前に……ファントムカノン、いけっ!」

視界を真っ白に塗りつぶすほどの光線が放たれ、鬼獣の体を灼く。だがこのバンパイオー最強の攻撃でも、その毛に
覆われた体に小さな禿を作ることしかできなかった。こちらに気付いた鬼獣の体毛の針がバンパイオーを襲う。

「スピードなら、勝ってる!」

残像を生み出しながらバンパイオーが身をかわす。輸血パックからエネルギーを得ているため、抜人への負担はまだない。

「だが、近づかなけりゃ……!」

右腕の装甲の割れ目から血飛沫の如き紅い霧が噴き出し剣、ブラッディブレードが形作られると、バンパイオーは
殺到する針の束を薙ぎ払いながら鬼獣へと突き進んだ。しかし体毛は薙いでも薙いでもすぐに生えてくる。

「毛の生えてない所、顔だ!」

抜人はバンパイオーを鬼獣の正面に移動させ、顔面に向けもう一度ファントムカノンを放った。しかし!

「何!?」

鬼獣は口を大きく開けると、その強烈な光線をすべて飲み込んでしまった。

「馬鹿な……くぁぁぁぁぁっ!?」

二度のファントムカノンで大きくエネルギーを消費し動きの鈍くなったバンパイオーを、体毛の針が容赦なく
突き刺す。翼も破れ、バンパイオーは鬼獣の体毛に刺されたまま地面に落下していった。

 血を吸われている。バンパイオーに出会ってからは珍しくもない頭が冷えていくような感覚が、今は妙に心地よい。
自分や敵、時には仲間の血をも吸い続けたバンパイオーが、今は一緒に吸われる側に回っている。それが良い気味だから
だと、抜人は思った。
479それも名無しだ:2007/07/12(木) 00:16:55 ID:bcmdMN/1
 意識が遠のいてきた。冷えていく頭に、懐かしい顔が浮かんでくる。両親、妹、友達、恋人、戦友……喪われた
人々が次々に浮かぶ。だが、それらはすぐに尽き、浮かんでくるのは生きている人間ばかりになっていった。山村、
あの最初に泣き出した幹部、整備に明け暮れる研究員たち……。

あ……死んだ人って、こんなもんだったか……?)

抜人とは特に交流もない、名前もよく知らない彼らが、喪われた大切な人達よりも強く、抜人の中にいた。

(何も無いなんてことない、か。本当だな。まだ、こんなにいる……)

抜人はバンパイオーを動かそうと思った。だが、既に血を吸い尽くされようとしているバンパイオーは動かない。
抜人は血の気が引いて白くなった手を見つめた。

「俺、まだ人間だよな……吸血鬼じゃない、血の通った人間だよな?だから、まだ。バンパイオー……全部だ、全部
 くれてやる……だから、俺の力になれ!」

急速に意識が遠くなると同時に、バンパイオーが立ち上がる。そして再び意識が戻ったとき、バンパイオーは左手の
爪を伸ばし、鬼獣に突き立てていた。抜人の意識が戻ったのは、鬼獣から血液を奪ったからだ。

「ありがとよ、バンパイオー。鬼獣はここまでに何万人もの血を吸ってきた。逆に言えば血の詰まった袋なんだ。
 こいつから血を吸えば、お前はいくらでも強くなれる!」


「状況は、どうなっている!?」

「待ってください、奴の毛が邪魔でよく……あっ、見えました、バンパイオー健在です!全身に毛が刺さって
 いますが、こちらも相手に爪を刺しています!」

「爪を……?」

 小森、吸血を使うな。これ以上使えばお前は……。しかしファントムカノンを凌ぐ相手に戦い方を選べるはずも
無い。たった一つの命令も守られなかったか……と思いながら、山村は部下に指示を出した。

「残ったバイスキルヒェをすべて出動させろ。鬼獣とバンパイオーを包囲させておくんだ。」
 

 血の吸い合い。単純に考えれば手数に勝る鬼獣にバンパイオーが敵うはずは無い。だがバンパイオーは右手に持った
ブラッディブレードを驚異的な速さで振るって襲い掛かる針をすべて薙ぎ払い、一方的に血を吸っていった。破れた翼
も再生すると今度は刃となり、鬼獣の体毛のみならず本体をも切り刻んでいく。

「フ、ハハ、俺の勝ちだ……とどめを刺せ、バンパイオー!」

抜人の叫びに呼応して、バンパイオーは巨大化させたブラッディブレードを振るい、鬼獣の首をはねた。噴き出した
血と共に真っ赤な霧となって、鬼獣の体が消えていく。

「フハハハハハハ、フハハハハハハハ!」

バンパイオーの双眸は真っ赤に輝き、装甲は鮮血の如き赤に染まっていた。
480それも名無しだ:2007/07/12(木) 00:36:02 ID:bcmdMN/1

「鬼獣、消滅!バンパイオーの勝利です!」

「よし……バイスキルヒェはバンパイオーに総攻撃開始。」

「は?しかしバンパイオーは……」

「馬鹿者!あれだけの血を吸ったんだ、小森は既に人間ではない、吸血鬼だ。撃て!」

「しかし!それならこちらに攻撃してくるはずです!バンパイオーは動いていません!」

「……わからんのか。あいつは今でも闘ってるんだ。己を蝕む吸血鬼を、必死で抑えているんだよ。だが、そう
 長くはもつまい……だから、早く終わらせてやれ。あいつの闘いが無駄にならないように。あいつがまだ人間の
 うちに、終わらせてやるんだ。バイスキルヒェはバンパイオーに総攻撃開始。……頼む、復唱してくれ。」

「……バイスキルヒェは、バンパイオーに総攻撃開始。」

「フハハハハハハ、フハハハハハハハハハハ!」

 バンパイオーは最後まで動かなかった。両手を掲げ、ただ狂ったように笑っていた。バイスキルヒェの機動兵器
ズィルバークーゲルの一斉攻撃に、バンパイオーはあっけ無く倒れ、消滅した。


「……バンパイオーの消滅を、確認しました。」

 報告する兵の声が震えている。山村は感情を表すわけにはいかなかった。

「……終わった、な。」

「とりあえずは。しかし鬼獣の影響で、多数の吸血鬼が発生した模様です。すぐにそちらの掃討に当たりませんと。」

「うむ、バイスキルヒェを向かわせろ。」

「了解。」

命令を伝える副長を眺めながら、山村は思う。抜人のおかげで、何億という人々が救われた。だがそれは本当にあの、
不幸な少年がすべてを懸けて守っただけのものなのだろうか?そんなに大層なものなのだろうか、人間とは……?
一方で、本能的にこうも思う。あの生意気なガキは最後まで人間であろうとした。人間として死んだ。それは素晴
らしい事なんだと。

「そうだよな。そうでなきゃ……なんねえよな。」

価値のあるものであること。それが生き残ったものの、最低限の礼儀だ。( 終 )
481それも名無しだ:2007/07/12(木) 10:28:43 ID:KHv/afR3
>>476-480
遅ればせながら乙

……だが、主人公の名前が変わっている気がするのは仕様k…………

もしかして、バンパイオー暴走時パイロットの人格名?
ゼオライマーのマサトに対するマサキみたいな。
482それも名無しだ:2007/07/12(木) 12:59:39 ID:iT3HtQN/
バンパイオーにはパイロットの名前は設定されてないからな
書いたやつらが勝手につけただけだろ
たしか、初めて投下されたバンパイオーのパイロットは、
名無し(というか著者逃亡w)だったしwwwww
483それも名無しだ:2007/07/12(木) 13:53:57 ID:9TujM5MT
ゲンカイザーやぼくロボで月岡進次郎って名前がつけられてるけどな
484それも名無しだ:2007/07/12(木) 17:46:48 ID:0uMMu8RC
名前なんてどうでもいい
面白ければおk
485それも名無しだ:2007/07/12(木) 21:40:22 ID:lkj8cT+w
月岡進次郎版は作者氏の中で既に色々作られてそうなので避けました。
名無しで通そうかとも思ったのですがやはり不便なので命名することにしました。

最終話までの経緯や設定は敢えて説明しません。想像にお任せします。
486それも名無しだ:2007/07/12(木) 22:17:33 ID:5nQzlyHP
そういやちょっと前に言ってた「ぼくロボ学園」てどうなったんだ?
とりあえずネタ投下(出展 限界ギリギリゲンカイザー・月帝ノ唄・勇者探偵ディプロテクター)

通学路
瑠那「あら翔太くん、おはよ」
翔太「あ、瑠那さん。おはようございます」
瑠那「こうも毎日毎日雨だとやんなっちゃうよねぇ……あれ?」
破「ぬおぉぉぉぉぉぉ!!寝過ごしたぁぁぁぁぁぁ!!遅刻だぁぁぁぁぁぁ!!」
翔太「あれって破さん……」
瑠那「あの馬鹿、多分忘れてるわね……梅雨で交通機関が一部麻痺するから今日から
  授業開始時刻が十分遅れるってこと……」
翔太「ですね……」

駄目だなorz
487それも名無しだ:2007/07/13(金) 10:51:02 ID:cxfxq+Vh
>>483
そんなものにあわせれ意味もないだろwwww
488それも名無しだ:2007/07/13(金) 11:57:09 ID:Hcfbexe/
変なのが沸いてるな
ちょっと前にこんなやついたけど
489それも名無しだ:2007/07/14(土) 01:23:59 ID:taBoo9RL
争乱灰燼 セイバリアン


五歳の時だった。
その時、俺の家は5億円の宝くじを祖父があてて大騒ぎになった。
そんな時に祖父が俺にこう聞いたんだ。
「壮太、お前何か欲しいものあるか?何でも買ってやるぞ。」
「なんでも?」
「おお、なんでもだ、爺ちゃんに任せなさい。」
胸をポンと叩いて自身満々に答える。
五歳の時のことだったがその時、必死になって考えていたのは今でも鮮明に覚えている。
その時はまだ子供だったせいで、現実と仮想の区別をすることが出来なかった。
だから、当時友達中で流行っていたロボットアニメを思い出して
「お爺ちゃん、僕ロボットが欲しい。」
祖父はその突拍子もない答えに驚いたらしく
「ロ、ロボット?」
となどとすっとんきょうな声をあげてしまった。
「うん、ロボット、強くて、硬くて、大きくて、カッコイイの。」
「ほ、ほう…。」
「でね、それに乗って、あくのひみつけっしゃと戦ってひっさつわざで勝ってえいゆうになるんだ。」
言葉の意味もよくはわかっていなかったが当時の俺は真面目にこう言っていた。
「う〜ん、壮太…それはおじいちゃんでも…」
当然の回答だろう、今思えば馬鹿げてる…でも幼少の頃の自分はそれを理解できるわけも無く。
「え、おじいちゃん…なんでもしてくれるっていったじゃん…あれ、嘘だったの…?」
無垢な瞳で祖父を見ていた自分は祖父にとって恐ろしく怖いものだったのかもしれない。
「わ、わかった、お爺ちゃんは嘘つかないよ、ちょっと時間かかるけど必ずそれをあげるから待っててくれな。」
「うん。」
祖父はそういってその場を凌いだ。
それから15年たったがその願いは叶えられることはなかった。
当然だろう、そんなものは不可能なのだ。
俺だって7歳の頃にはそれを悟ったし、別にそれを叶えられなかった祖父を責める気なんてまったくなかった。
むしろその記憶がいつまでも鮮明であったが為に祖父に会うたびに恥ずかしいという気持ちをもってしまっていた。

だから、まさか成人祝いに本当にロボットをプレゼントされるなんて思ってすらいなかった。
490それも名無しだ:2007/07/14(土) 01:25:03 ID:taBoo9RL
人物設定

志賀壮太 20歳

主人公、成人になったばかりの男
大学生
子供の頃アニメにおおはまりしていてあらゆるヒーローのまねをしていた
だが今や、アニメに嵌っていた自分を恥じていて
忘れ去りたい記憶としている
どこにでもいる普通の大学生といってもいいだろう


志賀天之介 82歳

壮太の祖父
子供の頃の壮太とした約束を守るため
あらゆるアニメを見つくし勉強し
その天才的な頭脳をもってついに独力でロボットの開発を成功させる
だがその際に悪の邪念たるもう一人の天之介が生まれた
その自身の中における悪の人格との戦いの中、自身に生まれた悪のカウンターになるロボット
セイザリオンを完成させ、壮太に託す
その後、悪の人格に体を乗っ取られ、秘密結社アークダークを設立し、そのボスであるダークカイザーとなる
世界征服を目的としている

とここまでが天之介の脳内設定
その実体はアニメを見て勉強する内に自身もそのアニメの面白さにハマリ初めた
その中でも悪役のカッコよさは格別で自分がその役をやってみたいと衝動に襲われる
当時のアニメは親父越えが流行っており、その煽りをうけて親父越えを超えた爺越えをさせようとしている


ダークプリンス オベール

壮太のライバル的存在、いつもあと一歩のところで壮太に負けるのを歯がゆく思っているという設定

ダークプリンセス ミーナ

アークダークの姫、王国とかそういうのじゃない組織だけど姫
壮太と出会い敵味方の禁断の恋に陥ってしまうという設定
「ああ、どうしてあなたは壮太なの?」
たぶん、きっと壮太には相手にされないだろう
491それも名無しだ:2007/07/14(土) 01:26:32 ID:taBoo9RL
機体設定

セイバリアン

天之介が作り上げた無敵ロボの異名を持つロボット
次元直結機関を搭載しており、異次元からエネルギーを吸収する
多数の必殺技があり、ここではその一部を紹介する

・ジャイアントリプルクロス
次元を超えて平行世界の二体のセイバリアンを召喚し
三対で同時攻撃を仕掛けるというもの
なんてことはない、この技を使うたびに秘密基地からセイバリアンが発射されるだけだ

・インフィニティクラッシュノヴァ
次元加速により加速した身による体当たりで無限大の衝撃を与える超必殺技
これをうけた相手は必ず爆殺される
なんてことはない、ぶつかった瞬間、敵の自爆装置が爆発するだけだ

・テラオメガバーストキャノン・ヘルバーニングモード
背部に搭載された、テラオメガバーストキャノンを次元直結による無限力で撃ち放つ最強の必殺技
細いレーザーのように見えるが、その細いものには極大の力が圧縮されているとされている
なんてことはない、本当に細いレーザーで当たったら敵が自爆するだけだ


技のネーミングセンスの悪さは全て祖父のセンスである
まあ、いうまでもないが次元直結機関なんてものは搭載されていなくて
全て、祖父の演出である
492それも名無しだ:2007/07/14(土) 02:45:54 ID:Gn/ZGfrT
幻魔紀行 最勇機

世の中が荒れに荒れた遠い時代。
空や、大地や、水はどす黒く濁り始め、人々の心をも汚していった時代。
戦争、疫病、飢餓・・・。さまざまな苦難が人々を取り囲む。
挙句、妖魔と呼ばれる邪悪な精神と力を持つ者共の出現。
・・・世の終わりが確実に近づいていた。

一人の聖人がいた。名は玄奘三蔵。その心は決して汚れず、
その言葉は決して濁らず。彼に説かれば妖魔でさえも心洗われる。

一人の妖魔がいた。元は天界の聖人。今は畜生にも劣る鬼畜。
人を襲い、村を襲い、町を襲い、奪い、殺す。

その二人が出会った時、世界を救うか、滅ぼすか、
全ての命運をかけた永い旅が始まる。

世界の救う鍵、ある天才が残したとされる救いの力を求めて--


<時代>
遠い未来。人の文明、科学は頂点まで進化し、徐々に衰退する道しか残っていない。
延命装置や生物実験、空間転移などの技術も完全に確立し、人の中には自らを神と称する者さえいた。
数十年前、世界を統率していた『天界』と呼ばれる国連機関がクーデターにより崩壊。
同時に一気に世界の均衡・平和は崩れ、世の中は混沌した。

<妖魔>
元は人間。天界にてクーデターを起こした者が研究していた生物改造計画の最終章。
技術を施されると身体能力などが名のごとく化け物のようになる。
だが同時に人間の性として強い力を得たことによる高揚感やある種のストレスが負の感情となり正気を失い非道を行うようになる。

キャラクター

玄奘三蔵 「これ以上、人々が苦しむのは見たくない。だから・・・」
辺境の地にて説教して回る青年。その精神は高潔で、仏の生まれ変わりとの噂が遠い地にも聞こえる。
不思議な夢を見る症状を抱えており、その夢から自分は人々を救うために生まれた存在だと認識している。
『玉龍』と呼ばれる機動アーマーを所持しており、それを移動手段、および自己防衛などに使用する。
正体は『天界』の幹部が研究し作り出した妖魔。ただしクーデターを起こした者とは違う者が生み出した。
そのため身体能力こそはそこまで高くないが、その精神は誰よりも正の感情で作り上げられている。
ただし、アクの強い仲間たちに対しては少し頑固になる部分もある。
不思議な夢にて、ある人物(自分を創った者)が世界の危機のために作った世界制御システムを探し旅をする。
世でもっとも高潔な精神を持つが故、邪悪な妖魔達から危険視され、中には彼を食い、完全な存在になろうとする者さえいる。

孫悟空 「終わらせやしないぜ・・・この世界も!あいつの思いも!」
辺境の地にて略奪を繰り返していた妖魔。もとは『天界』の幹部で、延命処置により永い間世界を管理してきた人物の一人。
クーデターのときに主犯のものと戦ったが敗北、妖魔に改造され、自我を失い単なる悪漢として世をさまよっていた。
三蔵と出会ったことによりなんとか覚醒、彼の旅に同行する。だが、三蔵の言葉を持ってしても完全に負の感情が解かれたわけでなく、
「金剛圏」という、道具によって暴走を抑制している。永い間生きてきたがその割には幼い性格でわがままなところも。
しかし基本的には熱血漢の正義漢。クーデターを起こした一派を倒すのが第一の目的でもある。
「齊天」と呼ばれる機動アーマーを持ち、危機の時は転移召還システムで瞬時に乗り込み「如意棒」と呼ばれる伸縮自在の格闘武器であらゆる敵を叩き潰す。
493それも名無しだ:2007/07/14(土) 02:46:57 ID:Gn/ZGfrT
猪八戒 「さあ来いよ!天界最強の猪八戒さんにドタマカチ割られたい奴は前に出やがれっ!」
元は天界の国連軍に所属していた武人。悟空と同じくクーデター時悪人と戦ったが敗れ、妖魔にされた。
天界にいた時代は数々の内戦や小競り合いを、瞬時に鎮圧するほどの武功を挙げた無双の武人であった。
強食で酒豪。女好きで下品。しかい悪は決して許さない。だがそれが逆に妖魔化で不安定な自分を作り、
辻斬りのように街道にて殺戮を繰り返す、悪漢となっていた。孫悟空と三蔵と戦い、敗れ、元の自分を取り戻す。
妖魔化は孫悟空ほどひどくなかったため完全に正気に戻る。
「天蓬」という大型の機動アーマーを愛機とし、高い防御力とパワーを使った大立ち回りを得意とする。単なる一対一なら誰よりも強い。
孫悟空とは延命処置をする数百年前からの仲で、喧嘩友達でもあった。

沙悟浄 「あなたの言葉に今頃気づきました。愚かものだ。あなたも、わたしも」
孫悟空、猪八戒とともに天界に所属していた役人。元は研究者で、クーデターを起こした者の下で妖魔の研究に手を貸していた。
一方、三蔵の創造のほうにも裏で一手を貸しており、そのため三蔵について誰も知らないことを知っているフシがある。
危険なまでに天才的であったためにクーデターが起きる直前に妖魔化を施され、封印される。
その後、封印を解かれ妖魔として暴れているところを三蔵たちに撃破され、正気を完全に取り戻す。
仲間に加わってからは、冷静な判断力と豊富な知識で三蔵たちの軍師として活躍する。
専用機動アーマーは「捲簾」。さまざまな武装を隠し持った、スマートな機動アーマー。
三蔵の隠された能力(洗脳能力・浄化システムのキー)や
呪われた過去(幾多もの実験の犠牲者を経た存在)を知ってるが故、彼に対しては無口になりやすい。

天帝 「せいぜい楽しめよォ。地球最後のイベントを・・」
クーデターを起こした一派のボス。天界で元々大きな権力を持った人物だった。
100年ほど前から不穏な噂が流れ始め、裏でさまざまな工作をし、ついにクーデターを起こし、自分の仲間以外を
皆殺し、もしくは捕縛、洗脳し天界を乗っ取った。天界を完全に掌握したことにより世界を独裁状態とした。
だが、その行為についてはなぞが多く、何か別の目的があるのではないかと思われている。
自らを妖魔化しており、妖魔の中でも絶大な戦闘力を持つ。「大鬧」という強力な機動アーマーを持つ。

観世音菩薩 
三蔵を作った天界の幹部。女性。高名の研究者で、沙悟浄とも知り合いだった。
クーデターにて殺害されたといわれる。
彼がなぜ三蔵を作ったのか、そして三蔵に与えた能力の真の目的はなんなのか。
物語の鍵となる人物である。

ナタク 「皆!三蔵たちを守れッ!指一本触れさせるんじゃないぞッ!!」
天界の幹部の一人。天界軍の高名な武人。クーデターの際なんとか逃げ延び、有志を募り、打倒天帝を目的としている。
猪八戒と勝るとも劣らない最強クラスの戦士であり、孫悟空たちが旅をしていることを知ると彼らをサポートしてくれるようになる。
「羅車」という灼熱の火炎を自在に操る機動アーマーを持つ。

<機動アーマー>
その時代の兵器。人一人が乗り込み自在に操作することができる10メートルから50メートルほどまで大きさの幅があるメカ。
空間転移システムにより非常事態などにも瞬時に召還でき、乗り込める。激戦での操作には身体能力(体力や集中力、筋肉)などが
要される。そのため、妖魔のパワーアップした体は下手に性能の高い機体よりも総合的な戦闘力のパワーアップとつながる。
494それも名無しだ:2007/07/14(土) 09:09:49 ID:BXyTWlw/
>>493
どうやら前半ががないぞ・・・
495それも名無しだ:2007/07/14(土) 14:25:37 ID:mupw77AT
機動OL伝説アフターファイブ

小岩大悟(22)はT大出のエリートだが、入社早々閑職の資料課に遣られてしまう。しかし、資料課には
もう一つの顔があった。

アフターファイブ 五つのアフターファニチャーが合体して完成するロボで監査課のシンボル。通称「午後五時の
        魔人」。
 アフターブリザード ツララができるほど強力な冷房を吹き出す。
 アークライトカリバー 蛍光管のような剣。触れると痺れる。
 超電磁シュレッダー 電磁力を利用した力場で近くのものを切り刻む。マジで死人が出る恐れがあるほど強力
           なのでなかなか使えない。

高丘咲(34)資料課のドンで監査課のリーダー。異常に態度がでかい。アフターファイブの胴になる
      アフターデスクを操る。「ああ!?いいから……行って来い!」

雪見花江(29)無口で知的なタイプ。いつも何か食べているが太らない。腕になるアフターラダーを操る。
       「私は両目2.0。これは伊達メガネです。」

滝美鈴(26)おしゃべり好きで怪力持ち。巧みな話術で情報を引き出す。脚になるアフターシェルフを操る。
      「今ビリーに凝ってるんだけどさあ。」

和泉めぐみ(19)ドジで健気な高卒。エリートの大悟を落とそうと狙っている。アフターファイブの武器
        になるアフタースタンドを操る。「ファイトです♪」

渡辺連太郎(55)資料課課長で監査課の課長だが名ばかりである。定年も近くなってきたので頭部になる
        アフターコムを大悟に譲る。「お〜い、聞いてます〜?」
496それも名無しだ:2007/07/14(土) 20:36:26 ID:LLGGqNv2
月帝ノ唄
其ノ終「マモルとタメス」

昴「御架付君かい…!?その機体は!?」
秦月「俺の力……常夜だ」
椿「常夜……」
秦月「って、立花!?良かった、生きてたのか」
椿「うん。何とかね」
秦月「まあいい。今はこいつをなんとかしねえとな」
白夜『無理でしょうね』

意気込む秦月に、白夜が冷たく言い放つ。

マンゲツ『ほう、お前もそう考えるか、白夜』
白夜『当然だ』
瑠那「ど、どういうことよ!?」
秦月「説明しろ、マンゲツ、白夜」
マンゲツ『何故なら、貴方がたは月帝と常夜の真の姿を知らない』
白夜『その役目すらもね…』
秦月「真の姿に…役目?」
瑠那「それってどういう……」
融合体「ヴォォォォォォォォォォ!!」

瑠那の問いかけは、融合体の叫び声にかき消された。

昴「来るぞ!」
白夜『昴殿に椿殿。申し訳ないが、少し時間を稼いでもらいたい』
椿「少しって…どれくらい?」
マンゲツ『彼等次第ですね…。瑠那様、秦月殿。今からあなた方と月帝、常夜の意識をリンクさせます。
    そこで真実を知り、それでなお戦おうと言う強い意志があれば月帝と常夜は答えてくれるでしょう』
白夜『準備はよろしいですね?』
瑠那「え?ちょ、ちょっと待ってよ!整理する時間くらい……!」
秦月「意識をリンクさせる…?真実…?どういうことなんだよ!?」
白夜『我々には時間がないのです!ハァッ!!』
秦月「うわぁぁ―――――――!!」
瑠那「きゃぁぁ―――――――!!」

二人の声はしだいに遠ざかっていき、やがて月帝と常夜は動きを止めた。

秦月「……うう……ここは……?」
???『気がついたな、御架付秦月』
瑠那「……あ、あれ…?どこなの……?」
???『月乃輪瑠那、貴様も気がついたようだな……』
瑠那「あ……この声は……月帝?」
月帝『ほう、覚えていたか』
秦月「…ってえと、お前は常夜か」
常夜『そういうことだ。さて、マンゲツと白夜から話は聞いているな』
瑠那「うん。真実を知っても戦えるならって……」
月帝『理解はしているようだな。では、始めよう。約一億六千万年前、月には高度な文明が栄えていた』
常夜『一方で地球はようやくできたばかりの岩の星であった』
秦月「…………」
497それも名無しだ:2007/07/14(土) 21:06:26 ID:LLGGqNv2
>>496
月帝『月の民はそんな地球を見るに見かね、大小様々な幾多の魔人達を生み出し、地球に送った』
常夜『私もそのうちの一体だった』
瑠那「じゃあ、その中の小さいのがあたしたちの先祖ってこと?」
月帝『そうなるな。ところが誤算があった』
秦月「誤算?」
常夜『その中に修羅という奴がいたのだが、その修羅が地球に降りた途端暴れ始めた』
瑠那「なんで?」
月帝『恐らくは地球のまだ整っていない大気に触れ、修羅の体が拒絶反応を起こしたためであろう』
常夜『修羅は辺りの物質を有機無機、地球のもの月のものを問わずに取り込んでいった』
秦月「!?」
月帝『我々は辛うじて生き残り、どうにか修羅を眠らせた』
常夜『そして大量の岩を取り込ませ、完全な岩の塊になったところで宇宙に打ち上げた』
瑠那「流れ星にしたってこと?」
月帝『まあ端的に言えばそうなる。ところが、これが運悪く衛星の周回軌道に乗ってしまったのだ』
常夜『この修羅は定期的に地球に接近し、その度に少しずつ自分の体の一部を落としていった……それが侵略者だ』
秦月「!!」
瑠那「! じゃあ……侵略者の正体は……あたしたちの先祖…!?」
月帝『星を護る役目を持つ『守護者』である私はこの事を知らせるため月に戻り…』
常夜『星の生物を試す役目を持つ『試験者』である私は有事の際に目覚めるべく地球で眠りについた』
秦月「……『守護者』に『試験者』……」

融合体「ヴォォォォォォォォォ!!」
椿「きゃぁっ!」

華奢な白薔薇の体は融合体の正拳突きを喰らい吹っ飛んだ。

昴「立花さん!」
椿「だ、大丈夫……」
昴「大丈夫じゃないよ!血が出ているじゃないか!」
椿「いや、本当に……大丈夫、だから……」
昴「無理しないでよ!君に死なれたら僕は……!」
椿「……たいの…」
昴「え?」
椿「戦うなら好きな人の隣で戦って!死ぬなら好きな人の隣で死にたいの!!」
昴「……なぁんだ。僕の片想いかと思ったら、僕たち本当に気が合うね」
椿「フフッ、本当に…。いくよ、昴!あいつらが戻ってくるまで持ちこたえるんだ!」
昴「…了解さ、『椿』…!」

瑠那「……できない」
秦月「ハァ!?今更何言ってんだよ、瑠那!」
瑠那「だって、侵略者はあたしたちの先祖だった……それを倒すってことは、先祖を否定すること……つまり、
  あたし達自身を否定するってことなんじゃないの!?」
秦月「……いいじゃねえかよ」
瑠那「え……?」
秦月「いいじゃねえかよ!否定したって!俺たち人間は、肯定と否定を繰り返して進化してきた!違うか!?
  異国の文化を肯定したから文化が進化した!異国の勧告を否定したから戦争が起こってまた文明が進化した!
  否定することをやめちまったら!俺たちはここでずっと足踏みして先へ進めなくなるんだ!」
瑠那「……そっか……『否定することも必要』ってことか……秦月らしいね」
秦月「あ?」
498それも名無しだ:2007/07/14(土) 21:31:20 ID:LLGGqNv2
>>497
瑠那「分かった…道が見えてるのに、その手前でずっと足踏みってのはもどかしいもんね…」
秦月「瑠那?」
瑠那「秦月、戦おう。椿や星野君も心配だし」
秦月「おう!」
月帝『答えは見つかったか…』
常夜『ならば、我々の真の姿を見せよう……』
瑠那「きゃああっ!?」
秦月「うわああっ!?」

まばゆい光が二人を包んだかと思うと、二人はそれぞれの操縦席の中にいた。しかし。

瑠那「あ、あれ…!?ちょ、何で秦月が月帝の操縦席にいるのよ!?」
秦月「そりゃこっちのセリフだ!なんでお前が俺の隣に……! まさか!?」
マンゲツ『気づきましたか、秦月殿』
白夜『瑠那殿はまだなようですがな』
秦月「瑠那……よく聞けよ。月帝と常夜が……合体してやがる」
瑠那「え……えええ―――!!?」
???『これこそが、我らの真の姿よ!』
瑠那「だ、誰!?」
大帝『我らが名は大帝。貴殿等と共に進化の道を歩む『同伴者』である』
秦月「よし、わかった!行くぞ!」
大帝『しかし、我らを操るには、貴殿等二人の思考を一致させなければならん』
瑠那「二人で同じことを考えろってこと?」
秦月「やれるな、瑠那!」
瑠那「おぉし!やったろうじゃんか!」

二人は大帝が右足で地面を強く蹴る姿をイメージした。

昴「! あれは!」
椿「月帝と常夜が……合体してる!?」

驚く二人を尻目に大帝は跳びあがり、そのまま融合体にとび蹴りを喰らわせた。

融合体「ヴヴヴッ!?」
瑠那「よぉし、順調順調♪」
秦月「委員長、立花。遅くなったな」
昴「君、今日だけで二度目の遅刻だよ?遅刻届ちゃんと出してくれないと困るんだよね」
秦月「わぁってるよ。こいつを片付けたらしっかり出すって」
椿「よし、行くよ!ローゼスドリルウィィップ!!」

白薔薇の触手が地中から融合体に襲い掛かり、その体を貫いてゆく。
始めは全く動じなかったが、眼球を貫かれさすがにその場に突っ伏した。

昴「ブラックホールバスター!!」

続いて星神の背部から放たれた二つの黒いエネルギー体が融合体を直撃する。
もうもうと舞い上がる土煙の中、体のいたるところから血を流す融合体が立ち上がる。

昴「しぶとい…!」
椿「……瑠那!秦月!白薔薇を使って!」
瑠那「白薔薇を?」
秦月「……なるほど。分かったぜ、立花!やるぞ、瑠那!」
瑠那「え、ええ!?ちょ……ああ、了解!」
椿「行っくよぉぉぉ!!」

椿が叫ぶと白薔薇が姿を変え、一本の巨大な剣となった。
499それも名無しだ:2007/07/14(土) 21:46:25 ID:LLGGqNv2
>>498
そして大帝はその剣をしっかりと握った。

昴「んじゃ、僕は支援にまわらせてもらうよ!」
秦月「ああ、頼んだ!」

直後、星神は跳びあがり融合体の背後にまわった。
そして、星神の最終兵器発射体勢を組んだ。

昴「行くぞ!」
瑠那「おう!」
昴「ビッグバンキャノォォォォォン!!!」
瑠那「大帝!」
秦月「断罪ザぁぁぁぁぁン!!!」
融合体「ヴォォォォォォォォォ!!!」

三体が交わり、巨大な爆発が起こった――――。

侵略者との戦いから数年後。
世界は平穏を取り戻していた。
政府は星神の量産化を決定、有事の際に備えると発表した。
そして、日本のある家庭で……。

テレビ『…三年前より発足した星野内閣の支持率は三年連続で70%を上回り、
   過去最高の内閣だと言われています。これに対し、星野首相は、『私一人の力ではない。
   妻、椿のおかげでもあり、国民の皆さんのおかげでもある』と話しております。続いてはスポーツです……』
妻「もー、またテレビ点けっぱなし。もったいないじゃない」
夫「おお、悪い悪い。んじゃあ、そろそろ行ってくるわ。じゃあな、パパ行ってくっからな、十六夜」
十六夜「だー」
妻「行ってらっしゃい…あ、今日は早く帰ってきてね、秦月」
秦月「わぁってるよ、瑠那。俺が結婚記念日を忘れるかってんだ」
瑠那「ふふっ、それ聞いて安心した」

秦月は軽く手を振り、扉を開けた―――。


500それも名無しだ:2007/07/14(土) 21:49:37 ID:LLGGqNv2
どうも、これで「月帝ノ唄ハッピーエンド版」終了です。
これは元々のエンディングにする予定だったのですが、
ロボアニメに精通する友達に「ちょっと明るすぎないか」と指摘され
自分で没にしたものです。
こんなものでもこのスレを盛り上げることができるならと意を決して書き込みました。
みなさんさようなら、またあう日まで。
501それも名無しだ:2007/07/14(土) 22:21:01 ID:R9R2fRrc
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/G.txt
適当に書いたゲンカイザー設定資料集
没ネタ話を含む登場人物紹介
色々参考に使えばいいと思う
502それも名無しだ:2007/07/14(土) 23:39:35 ID:R9R2fRrc
ああ、あとBGeneration用の新システムの名前考えてるから募集中
いままでのボーナスステップ+属性での判定を付け加えることにする
これによって、ユニットに決められた三種類の属性、1→2→3の順で攻撃しないとステップが発生しないようにする

具体的には

1属性
ゲンカイザー、テッケンオー等、直球スーパーロボットタイプ

2属性
セイカイオー、シャロン、トウジン等リアル寄りのタイプ

3属性
バンパイオー、ヴァジュライザー等異質タイプ

の三種類
この属性の名称で何かアイデアがあればどうぞよろしく
503それも名無しだ:2007/07/15(日) 08:33:50 ID:/xJVD2r+
とりあえず「三位一体システム」などと提案。Bジェネでは最初から必中持ってるヴァジュライザーに助けられたなあ。
504それも名無しだ:2007/07/15(日) 12:49:35 ID:7jzZjW3A
月帝乙&GJ!
俺ぁこういうハッピーエンドは好きだぜ
505それも名無しだ:2007/07/16(月) 00:05:00 ID:6swqV9+F
聖界機兵セイカイオーIS 懐疑の弾丸

メインパネルの液晶バックライトがぱっと灯る、とそれが機体間・相互データリンクのサインであるのを藍沢は確認する。
パネルに触れて、リンクをオン。リンクした相手に向かってマイクに声を発する。
「利賀さん、上手くやったようですね」
返答が届く。凛とした声、法務相の定女律子だった。
「基本的なパターン練習はこなしていたけど、これほどの技術があるとは、正直思っていなかったのが本音ね。初陣としてはもちろん満点ものよ」
「お飾りのつもりが、上手いこといったわけだ」
「口を謹んで」
律子は、藍沢がこういった皮肉を言うのをわかっていたし、それは内閣メンバーも同じだと知っていたが、この会話の音声記録が利賀の耳に入ることを考慮した。
彼はメンバーとの交流の日が浅い、勘違いをして関係を難しくするのは今後の問題にもなりかねない。
いらぬ心配を増やさない、そういう律子の心遣いを藍沢も理解していたから、すみませんと一言添えた。
「記録からは、一線級の技術の持ち主のように思えるのですが、どこかの外治をやっていたとかですか?」
外治とは外部治安体の略で、要するに内閣府以外でロボットによる自衛戦闘行為を認められた組織全般を指す。
と言うのも、元々ロボットは内閣府のみが扱う兵器であり、技術拡散が進んだいまでもロボットによる戦闘とは内閣府の行動を指すというイメージが強く、故に警察機動隊も外治と呼ぶ。
506それも名無しだ:2007/07/16(月) 00:06:38 ID:6swqV9+F
「……外治って、総理は元々はあなたの外務省所属じゃなかった?」
「もちろん調べました。でもうちの記録では外治に勤めていたなんて記録はありません。もちろん、定期操縦講習は受けていますし、操縦技能に関しての資料も残っていますが、やっぱり目立った記録はないんですよね」
藍沢も興味がなかったわけではないので、自力で資料を探し、いくつかの記録を見つけだしていた。
残っていた記録、そつのない操縦、という評価が当時の審査官によって書き記されているだけだった。
「元々、センスのある人だったのかもしれないですよ。ここにきて目覚めた、と言うべきかもしれません」
「そうね……」
「あまり深く疑うのもまずいですよ、今回の件を含めてマスコミの連中の動きは活発になってきているし、自分のあしもとをどうすくわれるかわかったものじゃないですからね」
今回の立てこもり事件より前にも、いくつかの事件が起こっていた。
内閣はそれで被害者を出してしまい、大きな痛手を負った――あれを丑松だけのミスだったと責めるわけにはいかない。
律子の心も痛む、それを藍沢もわかってはいるが、律子にいつまでも事件の遺恨を引きずらせるわけにはいかなかった。
現リーダーである律子が弱みを見せれば、内閣は負ける。二度目の敗北だ、あいつの戦いを含めれば。
507それも名無しだ:2007/07/16(月) 00:08:16 ID:6swqV9+F
「疑いだしたらきりがありませんよ、特調だって見方を変えれば法務省の独立戦力保有、ってことで色々口を出せますし」
「そ、それは……」
「だから、なにも言いっこなしです、通信切りますよ」
藍沢は通信をそのまま切った。
通信を切らずに様子を見ることも考えたが、それこそ疑っていることになる、そう思い止めた。
コクピットを降りて、我が愛機を見上げると、心が躍る。
眩い照明の中で鈍い灰色に光る巨大な翼は、まるで鷹のようだ。ふふん、国務ロボの中でもモーファリオンは一番イカすな、と気分がいい。
その隣では、トランスボイジャーが身を休めている。四つ足を降ろし眠る姿は鹿かな、と思う。
誇り高き戦士たちだ、と藍沢は思う。決して自分を誇示してはいけない、信頼することが今は大事なのだと強く思った。
格納庫が寂しくなるのはこりごりだ。


つづかない
508それも名無しだ:2007/07/16(月) 22:59:32 ID:6swqV9+F
斬虐皇女グレトバトイェ

ある未来、地球人類の残虐性の加速を恐れた天使族たちは地球人類抹殺を決意、地球へと侵攻を始めた。
天使族とは人間の純なる心を食べ生きている、つまり心の汚い人間が増えることは危険なのである。
しかし同時に彼らは人間の汚い部分、即ち罵倒語が弱点であることを発見。
地球人類は最終防衛兵器を開発する――即ちそれがグレトバトイェなのだ!


グレトバトイェ
地球人類の技術を結集したスーパーロボット。
ロボット部分にロマンを、搭載されたAIに人類の技術を結集している。


超AI体
グレトバトイェに搭載されたそれは人類の技術の結晶である。
それは即ち、全人類の罵倒を集めた、最強に口の悪いAIなのだ。

光田心
日本で今一番売れているスーパー癒し系アイドル。
スーパー癒しボイスと、超AI体によって書かれた罵倒との合体技は凄まじい破壊力をもつ。
しかし、彼女自身があまりにも優しい性格のため、罵倒しきれなかったり、言葉の意味がわからなかったりしてしまう。
509それも名無しだ:2007/07/18(水) 01:16:04 ID:DAmbYiDu
ドラゴンボールの敵思い出した。

癒し系アイドルの葛藤がいいかもしれない。
「言わなきゃ…いや、駄目…こんな恥ずかしいこと…っ」
510それも名無しだ:2007/07/19(木) 10:04:40 ID:CSGDuWL5
「ウンコティンティン!!!」
511それも名無しだ:2007/07/19(木) 14:43:38 ID:knHtmdOP
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0830.jpg.html
工房の頃寝ぼけて描いたロボリファインしてみた。
和風ロボの作者さん誰かいりませんか?
512それも名無しだ:2007/07/19(木) 23:50:09 ID:3UjHn/PR
>>511
かっこいいな。
刀を頭の位置で真一文字に構えてる姿が想像できるぜ。
ただ、足首の処理とかが適当なのが残念。

ところで、次スレって容量何kb辺りからだっけ?
513それも名無しだ:2007/07/20(金) 02:37:14 ID:jNTVdnLb
埋めるの大変になるから490くらいでいい
514それも名無しだ:2007/07/20(金) 09:43:04 ID:iD8Tnu+m
『輪廻の階層 第2カイ/その世界、虚空』

輪廻の階層。
今俺が居る場所の名前らしい。
意気揚々と答えたくせにそれが何なのか、何度か聞いても「そのうち分かる」と流されてしまい、これでは結局何も分からないのと同じだ


何も無い空間を巨人がひたすら突き進む。
只でさえ何も無い中、両者無言のこの空気はきつい。
「なぁ、質問を変えるがあんた何者だ?」
さっきまで反応を見せなかった仮面の男がその言葉に反応した。

「…他人に聞く前に自分から名乗るのが礼儀だろう。」
やっと乗ってきたかと思えば嫌味な口調で切り返してきやがって。仕方がないので従う。
「わかった、俺の名前は…ン?…名前…あーっ俺の…名前?」
何故だ。自分の名前がどうしても思い出せない。
それを見透かすように男が語りだす。
「フ…いいか、此処に居ると次第に自分の記憶を失っていく…が、先ず真っ先に失うのは自分の名前だ。」
「無論俺も名前を失っている。そして…。」

周囲が急に歪みだしたのが巨人の中からも感じ取れる。
瞬く間に不気味な景色に包み込まれた。
「こいつ等もな!!」
空間が完全に侵食されたと同時に、巨人の左右は二つの巨体に挟まれていた。
515それも名無しだ:2007/07/20(金) 09:45:37 ID:iD8Tnu+m
「グオォーッ!!」
雄叫びをあげなから一匹が飛び掛ってくる。その姿様子はライオンの狩りのようだ。
しかし仮面の男の駆る巨人は動じることなく体を反らせながら掴み、巴投げの要領で投げ飛ばす。

すると飛び上がった獅子の影に紛れていたのか鳥のような怪物が斜めから急降下してくる。
体勢の整わない巨人はそのままブリッジの形で体をギリギリまで反らすが回避には至らない。
ガリガリと音を立てながらドリルのような先端部が巨人の肉体を削り、俺と男の目の前まで迫ってくる。

ボゴッ!
鈍い音と共に目前の凶器は吹き飛ばされた。
充分に反らせた体勢からバネの反動を得た蹴りが直撃した為だ。
そのまま倒立を経て立ち上がり、後ろに構えるとそこには既に体勢を立て直し飛び掛る獅子の姿。
先程から学習したのかその軌道は低く、鋭い。
それを瞬間的に捉えたのか巨人も姿勢を低くして迎え撃つ。

地を抉る様なアッパー。
だが、獅子の怪物は直前で速度を落としてタイミングをずらし、それを掻い潜るとその牙と爪で巨人を捉えた。
必死に振り払おうとするがそう簡単にはいかない。
爪でガリガリと体の表面を削りながら喉元に喰らいつこうとする。

視線をずらせば先の鳥が復帰しようとしている。
喰らいつく獅子を引きずりながら移動を試みるがその距離は短く、精々背面を取られない位だ。
516それも名無しだ:2007/07/20(金) 09:48:17 ID:iD8Tnu+m
「グケエェーッ!!」
耳を劈くような奇声と共に怪鳥はわずかに飛翔すると、此方にその巨大な鉤爪を向け一気に滑空する。

仮面の男にも焦りが感じ取られる。
俺はあまりのスピードに危機感など忘れ呆気に取られているが幸い動体視力は良いので状況の把握は出来る。
苦肉の策か獅子を軽く喉元まで引きつけヘッドバットを放つ。
しかし突き立てられた爪が引き離される事はない。

ガキイィィィ!!!
体の自由の取れない巨人の側面に鉤爪が食い込む。
ここで獅子は攻撃の成功を確認してなのか急に爪を引き抜くと後ろに跳び下がった。

「キエェェェ!!!」
再び怪鳥が奇声を発すると巨人の体が宙に浮く。
自身と大差ない体を掴みあげながら飛翔を始めた怪鳥は高度を上げて行く。
段々と小さくなっていく地上の獅子が距離を取りながら落下してくるであろう獲物に備え構えている。

「まずいな…。」
今まで一度も喋る事の無かった男が言葉を漏らす。
「『アレ』を使うしかないな。お前、気合いれて踏ん張れ。」
「はぁ!?ちょっとまて!」
俺の返答を聞く間もなく内部の温度が急激に上がる。
巨人の体から炎の如く紅い煙が噴き出される。

「うおおおおぉぉぉ!!!」
男の叫びに応じ巨人も咆哮を上げる。
それと同時に爆発的なエネルギーがオーラとなって放出されていくのが灼熱地獄と化した内部からも感じ取れる。
517それも名無しだ:2007/07/20(金) 09:49:41 ID:iD8Tnu+m
「グ…キェ…。」
放出されたオーラに中てられた怪鳥が苦痛の声を上げると鉤爪のホールドと動きがわずかに衰える。

その一瞬の隙を突き巨人は片腕で相手の首を掴むと食い込んでいる鉤爪を肉体のその部位ごと強引に引き剥がす。
そのまま空中で相手を真下に持っていくと下方の位置を一瞬確認し右拳を振り上げる。
拳は凝縮された紅蓮のオーラに包まれる。内部も限界まで燃え上がり俺の意識はまともに保てていない。

「破アァァァァッ!!!!!」
凄まじい音と共にその拳は怪鳥を叩きつけ、流星のように堕ちていく。
その先の地には構える獅子―しかし巨人の凄まじい速度は反応する間さえ与えない。
爆音と共に大地が砕ける。


砕かれた大地にオーラの余熱を残しながら怪物の残骸を脇に、そこには確かに巨人が立っていた。
518それも名無しだ:2007/07/20(金) 23:32:53 ID:dwfXNMbn
忘れた頃にやってくる、陰陽式機伝の続きです(・∀・)
前話は>>38-39

陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の二前半 「その涙、誰が哂おうか」

 あしらわれた。侮られた。挙句、見逃された!
 生粋の武人たる藤原隆道にとって、それは死にまさる屈辱であった。
 己が身の内で燃える炎が灼くのは、誰よりも他ならぬ自分自身。あの超常の戦いに
自分ごとき凡人が入り込む余地などあろうはずもない。
 無力ゆえの憤悶と慙愧に焦がされながら、少なくとも自分は『彼』よりはマシなのだと
傍らの少年に目を落としつつ思う。身体に傷こそ負っていないものの、そのありさまは見るも哀れ。
悄然と肩を落とし、前を行く師の足元をうつろな目で追いながらふわふわと歩いている。
 彼には戦う力があった。にもかかわらず、やはり無力であった……一体どのような
心境なのか、隆道には想像も出来なかったし、それを言葉で表現しようと試みるのは無益である。
 敗北の帰路。思えば、時を遡るという大業を成してから一日と経っておらぬ。
聞きたいことは星の数ほどもあった。だが、この手に掴める星が一つとして無いのと同様に
いずれの問いも口をついて出ることができない。

 なぜ、あの男は我々を殺さなかったのか。
 なぜ、清明自身がアメオスに乗って戦わないのか。
 なぜ、自分たちはここにいる――?

 屋敷に着くと、清明は今しがたの戦いには触れず、そろって沈鬱な表情を並べている
隆道以下一同に風呂を勧めた。
「心身ともに、疲れているときにすることは決まっている。湯浴みをして、飯を食うて、寝るのさ」
 ヒオムシは慣れているようで、すぐに浴場があるという方へ歩いていったが、
未来から来た男たち(中には女もいる)はそうも易々と気持ちの切り替えができるような
精神構造をしていない。
「ふざけるな! 我々は、我々の世界を救うためにここへ来たのだ。もしその術を
 お前が知っているのなら――」
「すぐにでも教えよ、と申すか? 採るべき道は一つ、紅蓮を討つこと。しかし現在のところ
 君たちに出来ることは何もない。だから、ただ悶々としているよりは湯浴みでもすることだと
 言うておるのさ。良いものだぞ、“おんせん”は」
 酷薄にさえ聞こえる言葉だが、事実であった。焦ってみたところで、すべきことも解らない。
ならば、といっそ開き直って、隆道と部下の男衆三人は傲然と浴場の戸をくぐった。
 途端に、顔を打つ乳白色の湯気。それが晴れると、見事な造りの石風呂が姿を現した。
浴槽を形作る漆黒の石と、そこに熱い湯を流し入れる銀細工の蛇口が、調和の取れた美を生み出している。
「平安の世に大風呂だと? おまけに温泉とは……」
 彼はこの光景に対する感嘆のあまり言葉を打ち切ったのではない。彼の視線の先に、原因はいた。
519それも名無しだ:2007/07/20(金) 23:34:14 ID:dwfXNMbn
 ヒオムシだった。透き通った湯の水面に、その細い身体で波紋を描き出しながら
まるで瞑想に耽る隠者のごとく、微動だにせず座している。
 ふと、その目が隆道と合った。
 すいと細められた目はあくまで静けく、なんら感情の色は宿していないように見えた。
だが、目の下に残る腫れが全てを物語る。彼がいち早く浴場へ消えた理由も。
 そうとも。彼とてまだ年端も行かぬ少年、あそこまで虚仮にされてなお大人びた
薄い笑みを湛えていられるはずがない。それでも精一杯の強情さでもって、彼の瞳は
「笑いたければ笑え」と言っている。
 老兵にはそれを哂うことなどできなかった。ただ歩み寄り、湯船の縁から見下ろすかたちで
静かに、厳かに、あるいは自身に確かめるように呟く。
「お前も、悔しいんだな」
 答えはなかった。少年は身じろぎもしなかった。
 それでも、彼が一度だけ瞬きをしたとき、その長い睫毛を伝って光るものが落ちた。
同時にほんの少し、ほんの少しだけ――張られた湯の塩気が増した。

 宮廷内に天蓋つきの寝台などは珍しくなかったかもしれないが、とりわけその一つは
他と比して桁外れに豪奢な装飾と、燦爛たる彩色を施されていた。
 つまりは、至尊の位にある者――帝の寝床である。
 天皇の眠りを妨げるなど、火急の用でもない限りは許されぬことである。しかし
その月夜、不思議と寝付けぬままに庭先を眺めていた帝は、月光の中にゆらりと
現れる人影を認める。近年報ぜられる土蜘蛛の跋扈に対し、陰陽寮が総出で張り巡らせた
幾重もの結界をすりぬけてこの庭に沸いて来られる者を、彼はひとりだけ知っていた。
「清明……否、今は『疾狐<とぎつね>』か。いかなる用にて、かかる刻に?」
「機が熟したのさ。第三の操手が、時の流れに逆らってこの都へやってきた。
 天子よ、今こそ“星”の三位式機・星影を目覚めさせるとき」
「なるほど。鹿島神宮に文をやって、布都御魂<ふつのみたま>を遣させるとしよう」
 清明は謝辞を述べ、苦笑しながら言った。
「すまぬな。なにやら、帝を使い走りか何かとして使っているように思わるるかな」
「かまわぬよ。お飾りの天子が、己の意思で成せる数少なき業なれば」
 あろうことか天皇が漏らした、我が身を儚むような言葉に、清明は首をかしげた。
「いまの御上は善政を布かれている、と民は噂しているよ。藤原家のお飾りというには、
 いささか有能すぎる気がするのだが」
「傀儡に甘んずるつもりなど無い。なればこそ、摂関家の権勢を弱める手を打っているのだ」
「ふむ――君の代で成就することとも、思えんがなあ」
 今度は天皇が苦笑する番だ。
「いまさら敬えなどとは言わぬが……まこと、言いたいことを言う男よな。
 さよう、予の代には成せまい。だが、我が子貞仁の頃には実るであろう働きだ」
「期待しよう。藤原家は私も好かぬ。……とかく、用向きは伝えた」
 来たときと同じく、陽炎のように揺らいでふっと消えてしまう清明。一人になった帝は、
やわらかい光を投げかける月を見上げ、口を開きかけて――やめた。
気の利いた歌でも一句詠んでみようと思ったのだが、どうやら自分には歌才が
致命的なまでに欠如しているらしいということに気づいたのである。

<続く?>
520それも名無しだ:2007/07/20(金) 23:41:10 ID:dwfXNMbn
あとがきってほど大層なもんでもなく、どっちかというと弁解とか言い訳の類に入るような……。

とりあえず
「戦闘シーンが無い、っていうかロボットが出てない」
これはホントにすみません。後半を書く機会があればちゃんと出します。

あと、作者の平安時代に関する知識は高校の日本史で止まったままなので
天皇家の並びとか、摂関政治とか、かなり曖昧です。雰囲気だけです。
いちおう今回出てきた帝は後三条天皇のつもりですが(息子の名前も出てるし)
あんまりハッキリさせるとどっかで破綻が出てくるので明言はしません…。
521それも名無しだ:2007/07/21(土) 06:46:35 ID:nUMyLITV
なんとかマウスで絵を描くのに慣れたので、ぼくロボ絵を投下させてもらったり。
以前投下させてもらった、バッサイオーです。
乱雑でごめんなさい。全身描こうと思ったら入りませんでした。
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou11242.png.html
パスはbokuroboでお願いします。
感想とか指摘とかもらえると嬉しいです。
522それも名無しだ:2007/07/21(土) 13:40:21 ID:fBnAhiui
>>521
見れない……なんでだろ?
523それも名無しだ:2007/07/21(土) 19:05:10 ID:0fpDKf/w
>>521
まだ見とらんがひとまず乙

ちょうどいいのでバッサイオー作者さんに聞きたいんだが、バッサイオーってパワーうpイベントはないのかい?

実はこないだ、ちょうど暇つぶしにバッサイオーをSRCのデータに起こしてみたんだが、
バッサイオーは主人公メカのくせに武装の火力が悲惨過ぎることに気付いたんで。
まあ、その代わりに攻撃力低下・装甲低下・運動性低下武装を一機で持ってる上に、
装甲低下武装と運動性低下武装はマップ兵器っつー、別の意味で凶悪な機体に仕上がったからいいかも知れんが。

その他何か追加設定やシナリオがあったら、嫌じゃなきゃ参考に教えて欲しいな。
524それも名無しだ:2007/07/21(土) 22:03:44 ID:nUMyLITV
>>522
DLKeyってところにbokuroboって入れてダウンロードをクリックしても無理でしょうか。

>>523
うーん、パワーアップイベント…。
一応、最終回一話前に飛べるようになる(自分の中のストーリーでね)けど、こんなものかなぁ。
あと、デザインしてるうちにいつの間にか付いてた武装に「ブレークサンダー」ってのがある。
胸のボルトから放出する電撃で相手を焼き尽くすぞ!的なもので、どう見てもサンダーブレークです。本当にry
火力弱いのは、相手植物だし、そこまで強力な武器も必要ないってことで。
あと、少ない武装や弱い武装で、知恵絞って戦うってのが好きだし。
ああ、なんか変な文になってしまったorz
525523:2007/07/21(土) 22:51:33 ID:0fpDKf/w
>>524
了解。ならば現状のステータス低下技でネチネチと側面攻撃っつうコンセプトはある意味正解か。

今ケータイなんで、後でネットにつないで>>521を見てみるとしよう。
526それも名無しだ:2007/07/22(日) 00:39:33 ID:N1OQNgbR
このままスレがSRCシナリオのネタ倉庫にならなければいいがな
527522:2007/07/22(日) 08:24:25 ID:1xigzFce
>>524
やっても見られません。ダウンロードはされたような表示が出るんだけど肝心の絵が現れない…他の人は見れるんですか?
528それも名無しだ:2007/07/22(日) 13:28:27 ID:sWL21d5e
エルディオン描いてみたいんだがメタルヒーローそのものな感じでいいんでしょうか?もう少しアニメロボ的なほうがいい?
原案者が今もいるかわからないので皆さんの個人的な意見を求む。
529それも名無しだ:2007/07/22(日) 17:24:51 ID:N1OQNgbR
参考程度に、ぼくロボ大戦のころから書きためて止まったままのエルディオンストーリー


ロストネメシスの風景は、錆び付いた兵器の残骸と、その上に建てられた不格好なビル群と、汚れた海だった。
ビルの谷間を大型船が進み、波を跳ねる。
浸水したビルの間を行き交う鉄梯子が人々の移動手段であり、ごく自然な生活模様だった。
少し街の奥へと進めば、未だ開発途中のがれきの山が目の前に広がる。
大型船は、そこで止まった。
コンテナを汚れた海へと放ち、深く沈んでいく。


???「耐圧正常、通信状況……良し。 視界、やや濁るが、問題ない」

男が光り煌めくパネルに触れると、コンテナは四方に分解し、中身を海中へと放り出す。
コンテナの中身は、中型の作業用二足歩行機械、ロボットだ。
カメラ横のライトで水中を照らしつつ、光七氏(ひかりしちし)は作業へと取りかかる。
がれきの山を、鋭利な形状のパワーアームで掻き取り、回収する。
それが、七氏の仕事だった。


水上に漂う大型船は次の降下ポイントへとすでに進めていた。
甲板の上で、一人の少女が風に髪をなびかせ、立っている。
手には、いくつかの表が書かれた紙を持っており、彼女は懸命に風景を見つつ、数値を記入していた。

???「そんなとこで仕事かい、平気?」

少女「うん、大丈夫」

少女は、声をかけたメガネの男に振り向き、紙が飛ばされぬよう注意を払った。メガネの男、笠八英治はメガネをかけ直すと

笠八「七氏のことかい?」

少女「……ここ最近、調子悪いみたいだからね。仕事に支障が出たら、あたしの面子に関わるし」

手のひらでペンを回し、少女はため息をついた。


七氏は深海へと潜ると、様々なことを冷静に考えることができた。
530それも名無しだ:2007/07/22(日) 17:28:08 ID:N1OQNgbR
忘れたい過去や記憶、嫌なことも、多少濁ったこの海では泡のように消えていく気がした。
だが、七氏の頭にこびりついたそれは、深海の中でも色褪せることなく、鮮明に思い出された。
今回の仕事の三時間前、船上のことであった。


水上船同士の情報交換は活発に行われる。
彼ら『掃除人』達は独自の連帯組織を持っており、あらゆる情報が入手できた。
自分の乗る船、マードッグの船長、アルジーに呼ばれ、他商会の船の会合に参加した。

アルジー「……七氏には言っておきたいと思ってよ、壱号機の調整も忙しいとは思ったが……まあ、聞いてくれ」

七氏「……イヤに神妙だな、おやっさん。なにかあったのか、海賊か?」

このロストネメシスで海賊行為は珍しくない。
だが、海賊とは言うものの、表立った動きをする組織は少ない。
末端のバカがバカ騒ぎを起こすことは度々あっても、すぐに消される。
しゃれにならない場合も、たまには起こる。
今回もその類かと思っていた七氏だったが、アルジーの表情を伺うと、違うらしかった。
アルジーは、机に布でくるまれた何かを置き、七氏を見た。

アルジー「西の商会が拾ったもんだ。わかるか、蠅がたかりやがる。今のうちに断っておくが、これは悪い冗談じゃねえ、マジだ。……吐くんじゃねえぜ」

アルジーはそう言い、布をはがした。


七氏「……人間の、腕か」

七氏は、特に意外には思わなかった。
海の仕事をすれば、死体の一つや二つ、よくある話だ。
だが、アルジーはその腕の、ちぎれた部分を七氏に見せた。

七氏「……!? なんだ、これ……」

アルジー「……わかるか」
七氏は、その腕をよく観察した。
間違いなく、腐ってはいるものの本物の腕に見えるそれは、千切れた部分からいくつものコードを垂らしていた。

――コードだって?

アルジー「見てのとおりだ、こいつは人間の腕じゃねえ。そう見えるが、……人間じゃねえ」

――その時だった。
七氏の意識は突然、真っ赤なフィルターに覆われたように染まり、視界がゆがんだ。

531それも名無しだ:2007/07/22(日) 17:34:30 ID:N1OQNgbR
アルジー「一応、専門家に見てもらうつもりでいる。 お前が潜った後、俺のほうで頼みにいくつもりだ。それで……おい、シチ? どうした?」

アルジーの問い掛けに答えんと意識すると、フィルターは水に溶けるように消えた。

七氏「……いや、別に」

アルジー「調子悪いんだったら、英治に変わるぞ」

七氏「問題ない。……大丈夫だ」



つづかない


エルディオンアーク

光七氏が灼熱炎装することで周囲の鉄をアーマーへと変化させ変身する超サイボーグ生命体。
元は軍事兵器廃棄地帯ロストネメシスに埋まっている地球環境改善システムによって作られた対人類用兵器。
オリジナルエルディオンは計四体存在し、七氏はその一人である。
ロストネメシスの兵器解体をするための深海作業ロボット、ヘルプノーグを主な変身用素材とする。
(変身後は元の形に戻る?)


マテリアルボーン
ロストネメシスに眠る地球環境改善システムによって作られたサイボーグ兵士。

あくまでぼくロボ、BGでの設定
532それも名無しだ:2007/07/22(日) 18:50:49 ID:PdrGSrs+
>>522
雑だけどもう一枚描いたー。(お絵描き板のメカスレで投下させてもらったやつだけど)
これで見れるかな。
ttp://hitarobo.hp.infoseek.co.jp/imgdir/img20070722184448.png
533それも名無しだ:2007/07/22(日) 20:46:45 ID:xI5oDo0R

――――とある一室。
そこには一つの円卓と十三の椅子が置いてあり、その椅子には
ぴったり十三人の人間が座っていた。

??「……一体どうしたって言うの?」
?????「知らないわ。私だって呼び出されただけ。あんたは?」
?????「さあ……」
?????「ったく、相変わらず可愛げないわね」
??????「へっ、そりゃてめえだろ?」
?????「どういう意味よ!?」
??????「言ったまんまさ、ヒック」
????「また飲んだのか……臭いぞ?」

不毛な会話が続く中、一人の男が入ってきた。
その男は階段の上に設けられた一際立派な椅子に腰掛けた。

???「集まっているな」
??「はっ、十三人全て揃っております」
???「よし。では伝えよう。明日1830、地球へ侵攻する」
?????「何!?本気ですか!?」
???「うむ。その為に開発班に『あれ』を開発させたのだろう。今こそあの力をもって……」

男が言いかけたところで、一人の兵士が部屋に乱入してきた。

兵士「ほ、報告します!開発班の兵士が一人、『あれ』を奪って輸送船で脱走しました!」
???「何だと!?」
???(……上手くやってくれましたね、パンドラ。貴女に一切の希望を託します……)
???「くっ、裏切りか……へパイトス!」
へパイトス「はっ、ゼウス様」
ゼウス「ヴァルカンを使え。何としても『あれ』を奪い返せ!」
へパイトス「オーラ・オリンポス!」

地上、千葉県、私立浦北高校。
下校時刻に差し掛かり、多数の生徒が校庭を横断していく。

辰美「やーっと授業終わったな。ホンマ疲れるで」
虎宇治「全く。五時間目の岡の国語がきついったらきついったら」

ポニーテールの少女の言葉に対し茶髪の少年がため息混じりに呟く。

武「あいつの話つまんねえからなぁ……なあ翔哉?」
翔哉「どうした?」

少し大柄な男に話しかけられ、青髪の少年が不機嫌そうに振り向く。
いや、彼はいつもこんな顔か。

武「数学の宿題だけどさ、後で見せてくんねえか?」
辰美「あ、ウチもー」
虎宇治「出来れば、僕も……」
翔哉「ったく……分かった。後で家に来い」
辰美「はーい♪……あれ?何やろ?」
534それも名無しだ:2007/07/22(日) 21:09:59 ID:xI5oDo0R
>>533

翔哉「どうした、辰美?」
辰美「ホラ、あれ。飛行機か?」
虎宇治「いや、飛行機には違いないけど……でかいコンテナを抱えてる……輸送船かな?」
武「おい、あれ……煙出てねえか?」
翔哉「…確かに。高度も下がってきているな」
辰美「いやそれより……アレこっちに向かってきてへん!?」
翔哉「ああ。角度から見ても恐らくここに墜落するな」
虎宇治「えぇえええええ!?」

翔哉の解説と虎宇治の叫びを合図に周囲の生徒が絶叫しつつ逃げ惑う。

翔哉「俺たちも逃げるぞ」
辰美「いや、こっからじゃ校門まで間にあわへんやん!」
翔哉「その辺の草陰でいい。さっさと隠れろ!」

翔哉達が茂みに逃げ込んだ十数秒後、爆音と共に輸送船が墜落してきた。

辰美「……い、生きてる…?ほなとっとと逃げよ!な!?」
翔哉「待て。輸送船だったら操縦者がいるはず。操縦者の救助が先だ。辰美、応急処置の仕方分かるな?虎宇治とそっち頼む」
辰美「え、翔哉と武は?」
翔哉「積荷が可燃物や爆発物だったら運び出さなきゃいかんだろう。俺達はそっちだ」
辰美「了解!行くで虎宇治!」
虎宇治「おう!」

こうして四人は二手に分かれた。
この輸送船は非常に大きく、四十メートルはあると思われた。

翔哉「『コンテナへ入るには解除コードが必要です』……チッ、んなもん知らねえよ」
武「だったら、どいてろぉっ!!」
翔哉「うおっ!?」

武が突然扉にタックルをかまし、その衝撃で扉が吹き飛んだ。

翔哉「お前な……もっと他に方法が……!?」
武「…………!?」

二人は、コンテナの中の積荷に唖然としていた。

辰美「あ、虎宇治!操縦者おったで!」

辰美は、コクピットの中に蠢く影を見つけた。

女性「う、うう……ゼーレ反応あり……ここで間違いないわね……」
虎宇治「おい、しっかりしろよ!」
女性「あなた達……頼みがあるの」
辰美「え?」
女性「このコンテナの中身を……受け取って欲しいの」
辰美「ええ!?」
虎宇治「ちょ、ちょっと待てよ!なんだよコンテナの中身って!?」
女性「……コード、『F・G・K』承認……」
辰美「えふじーけー?」
パンドラ「私の名前はパンドラ。コードネームみたいなものだけどね。助けに来てくれてありがとう。
  でもね……もう限界みたい……ね……」

パンドラと名乗った女性はそれっきり冷たくなって動かなくなった。
535それも名無しだ:2007/07/22(日) 21:36:30 ID:xI5oDo0R
>>534

翔哉「お、辰美。どうだった、操縦者は?」
辰美「…………」

辰美は黙って首を横に振る。

翔哉「そうか……」
虎宇治「操縦者の人、積荷を僕達に託すって……なあ翔哉。積荷って何だったんだ?」
翔哉「……戦闘機だ」
辰美「!?」
武「ああ。動物型の戦闘機が四機置いてあった」
虎宇治「それを託す……?どういうことだ?……!?」
辰美「何や、アレ!?」

四人の視線の先には、二体の巨大な人の姿をしたものが浮いていた。

へパイトス「ふむ、墜落か……積荷は大丈夫だろうな?」
兵士「はっ、コンテナ及び動力炉は外して撃ちました故」
へパイトス「よし、回収するぞ」
兵士「了解」

辰美「な、なんや!?下りて来たで!?」
翔哉「なるほど、目的はこのコンテナか」
虎宇治「あれ、武装してるよ……これに近づいた僕らって、かなりやばいんじゃ……」
武「なるほど、積荷を託すっていうのは……」
翔哉「これで戦えってことだろうな」
辰美「ええ!?」
虎宇治「無理だよ!操縦方法も知らないのに!」
翔哉「コクピットにマニュアルでも置いてあるだろう。それにお前は無抵抗で死にたいのか?」
虎宇治「死ぬなら一緒じゃないか!」
翔哉「ここでオドオドしてたら100%死ぬ。だがあれに乗れば数パーセントは生存率があがるだろう」
虎宇治「……分かったよ」

四人はコンテナの中の戦闘機に潜り込んだ。

辰美「あ、あった。これがマニュアルやな」
武「パイロットスーツもあるが、どうする?」
翔哉「着ている余裕はない」
虎宇治「ハッチオープン……出られるよ!」
翔哉「よし、奴らに一泡吹かせてやるぞ」

兵士「! ヘパイトス様、あれを!」
ヘパイトス「神獣機…!?何故動いている!?ええい、あれには自己修復装置がついている!
     多少の攻撃は構わん!何としても捕獲しろ!」
兵士「はっ!」

兵士の機体が機銃を構え翔哉の鳥型戦闘機に向かって乱射する。
しかし、翔哉はその弾丸の雨を上手く掻い潜る。

翔哉「なんだ、意外と簡単なシステムだな。椅子がないのが気になるが……」
兵士「速い!?パイロットは何者だ!?」
翔哉「武装は……こいつか。お前はミサイルでも喰らってろ!」

翔哉の戦闘機がミサイルを放ち、兵士の機体に直撃した。
そこに辰美の竜型戦闘機が続けてミサイルを撃ち込む。

兵士「うわあ!?」
辰美「どないや!女子高生でもこんぐらいやれるんやで!」
虎宇治「辰美、退いて!」
536それも名無しだ:2007/07/22(日) 22:11:55 ID:xI5oDo0R
>>535
駄目押しに虎宇治の虎型戦闘機が爪で斬りつける。その爪で兵士の機体の右腕が切断された。

武「止めだ!バルカンボンバー!!」
兵士「う、うわあああ!!」

よろめく機体に武の亀型戦闘機がキャノン砲を撃ち込んだ。そして兵士の機体は爆炎の中に消えていった。

ヘパイトス「こいつら、何なんだ!?」
辰美「さあてと、残るは一機やな」
虎宇治「でもあいつは多分一筋縄ではいかないよ。さっきの様子を見ててもあっちが小隊長らしいし…」
翔哉「さて、どうするか……ん?」

翔哉はコクピットのモニターに目をやった。そこには「YOU CAN COMBINE」の文字が浮かんでいた。

翔哉「ユー、キャン、コンバイン……成る程な。辰美、虎宇治、武。聞こえるな?今から合体するぞ」
辰美「え…!?」
虎宇治「合…!?」
武「体…!?」
翔哉「ああ、俺のモニターに『結合可能』の文字が出てる。今からデータを送る。その通りにフォーメーションを組め」
辰美「お、おお!」
虎宇治「やったろうじゃん!」
武「行くぜぇ!」

翔哉の戦闘機が空に高く舞い上がり、急降下してきた。次の瞬間武の戦闘機を掴み再び高く舞い上がった。
やがて一つの巨大な人型が現れ、その目を光らせた。

ヘパイトス「! しまった!合体か!」
翔哉「む?またモニターに文字……?『YON−SHIN−OH』……ヨンシンオー…か?よし、こいつの名は今からヨンシンオーだ!」
ヘパイトス「ちっ、まあ一体になっただけ運びやすい!」

ヘパイトスの機体『ヴァルカン』が拳を握り締め殴りかかってきた。当のヨンシンオーは、手を握ったり開いたりしている。

翔哉「成る程、俺が動けばこいつも動く、という訳か。分かりやすくていい」

そう呟くと翔哉は拳を握り締めヴァルカンにカウンターを喰らわした。その威力にヴァルカンの巨体が吹き飛ぶ。

ヘパイトス「がっ!?まさか、もう操縦方法をマスターしやがったのか!」

そのまま翔哉はヘパイトスの体に拳をぶち込み続ける。やがてヘパイトスの体から黒煙が噴き出した。

ヘパイトス「ちっ、もう限界か!脱出する!」

ヘパイトスは轟音を上げながら爆発した。

辰美「やったな、翔哉!明日は土曜日やし、ゆっくり休も!」
虎宇治「……もうちょっと周囲に気を使って攻撃したほうがよかったかな……?」
武「同感だな。何も考えずに爆発させちまったからな」
翔哉「まあ、いずれにせよさっさと帰ろう」
???『ちょーっと待ってねー、そこの少年少女』
虎宇治「何だ?」
火野『あたしは知ってるよねー、地球連合軍極東支部関東エリア最高指揮官火野陽菜。君らにちょっと話を聞きたくてねー』
辰美「どないする、翔哉?振り切って逃げよか?」
翔哉「地球連合を敵にまわす気か、お前は。従うしかないだろう」
火野『お早いご理解感謝するわねー。じゃ、こっちの指示に従ってねー』
その軽い声に誘われ、ヨンシンオーは歩き出した――――。

第一話「今からヨンシンオーだ」完
537それも名無しだ:2007/07/22(日) 22:12:37 ID:xI5oDo0R
最後に一言
ごめんなさい
538それも名無しだ:2007/07/22(日) 23:07:18 ID:KERNMKMY
夢をありがとう
539522:2007/07/22(日) 23:15:21 ID:sEQVoAid
>>532
オース、見れました。マッチョですねえ。
540それも名無しだ:2007/07/22(日) 23:27:15 ID:PdrGSrs+
541それも名無しだ:2007/07/22(日) 23:28:10 ID:PdrGSrs+
ごめんなさいごめんなさい誤爆ですorz
542それも名無しだ:2007/07/22(日) 23:54:59 ID:N1OQNgbR
>>541
よし、貴様は今後十年ぼくロボスレに尽くすことで許してやろう


護爆的中ダンバリアーン

地球連邦樹立戦争、それは地球統合を目指す連合と反抗軍との長きにわたる戦争である。
連邦の強引な行動に反対し続ける日本国、しかしついに連邦軍の魔の手が迫る。
しかし、連邦戦争を予期した科学者によって作られたスーパーロボットがついに発進する!


ダンバリアーン
連邦軍に対抗するために完成したスーパーロボット。
数々の射撃装備をもつが、困窮した情勢のなかで作られた武器の命中精度は最悪。
主武装のスーパーソリッドシューターもまったく当たらない。
しかし、地球一のラッキーボーイ、天之命(てんのみこと)が乗り込むことにより、ラッキーで無理やり当てる。


戦え、命中率0パーセントのスーパースナイパー!
543それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:32:43 ID:C3l6S+PJ
>>542
マジか

1話から書こうと頑張ったけど、無理っぽかったんで投下してみます。

お願い!お星様!!

ストーリー
どこにでもいる平凡な少年、シンイチ。
彼が拾った石には不思議な力が宿っていた。
その不思議な石をめぐって、今!シンイチの戦いか始まった

主な登場人物

シンイチ
主人公で高校生。
宇宙から降ってきた、所有者の願いを叶える石を拾ったことから
大変な事に巻き込まれる。

星王
所有者の願いを叶える石が、シンイチの願いでロボットになったもの。
数々の必殺技で秘密結社のロボットを撃破してきた。
もとは石だけど意思がある。

クライシス
秘密結社の首領にしてラスボス。
手下達の数々の失敗に業を煮やし、ついに自ら出撃してきた。

秘密結社
シンイチの手に入れた石を使い世界征服を企む悪の集団
結社のロボット達はみな操縦者のコードネームがつけられている。
544それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:33:38 ID:C3l6S+PJ
ついに敵の親玉自らが出撃してきた!その名も、クライシス!
最強の敵を目の前に、最後の戦いへと臨む星王!!
しかし、敵の強大な力の前についに星王は崩れ落ちてしまった!
人類はこのまま悪に蹂躙されてしまうのだろうか?!

最終回
涙星

「…」
大地に立ち尽くす星王。目の光は失われ、体の至る所から煙が噴出し、血のようにオイルが流れていった。
「ハハハ!!勝った!!勝ったぞ!!やはり望みをかなえる隕石は私が使ってこそ生きる!」
高らかに勝利宣言し、崩れ落ちる星王へと歩み寄るクライシス。
「くそっ!頼む星王!あと少しだ!あと少しでいい…」
いくらシンイチが呼びかけても星王はうな垂れたまま答えなかった。
ただ…、投げ出された右腕がわずかに動いた。

「…なぜだ」
クライシスが突然歩を止めた。
「なぜこいつは元の姿に戻らん?!ロボットとしての機能が停止したのなら、元の隕石の姿へと戻ってもいいはずだ!!」
「…教えてやろうか…?」
「なにっ?」
クライシスへと通信が入る。その通信は完全に機能を停止したはずの星王からであった。
「!!この死にぞこないがぁぁぁ!!!」
一気に間合いをつめ、星王へと殴りかかるクライシス。
すさまじい力が星王へと襲いかかる。
辺りに砂埃が舞い上がり、二体のロボットの姿を隠した。
545それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:34:40 ID:C3l6S+PJ
確かに手ごたえがあった。クライシスは勝利を確信していた。
だが、星王を無事だった。
それどころかクライシスの腕を片腕で受け止めている。
「なっ…?!」
腕に力を込めても、星王はビクともしない。
それどころ星王の腕には力が戻ってきている。
「ばっ馬鹿な?!なぜ動く?!なぜ動ける?!」
「流星は持ち主の願いをかなえる…」
星王より再び通信が入る。その通信を聞いてる間にも星王の腕にはどんどん力がみなぎっている。
「つまり、俺が平和を願い続ける限り、星王はお前たちのような悪には決して負けはしない!!」
クライシスの腕をもぎ、握り砕く星王!目には光が宿る!
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!なにが平和だぁ?!」
もがれた片腕を抑えながらふらふらと空へ舞い上がるクライシス。
「星王!いけるな!」
「勿論!!」
地を蹴り、空へと羽ばたく星王。その背中には赤く燃え上がる翼が広がっていた。

「ハァハァ…おのれこうなったら…!」
高速で飛ぶクライシスの体から火花が散る。
「すべて破壊し尽くしてやる…!!」
クライシスの体が青く青く燃え上がっていく。
青い炎に包まれながらも、クライシスは高く高く飛び上がっていった。
546それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:36:03 ID:C3l6S+PJ
「星王!あれは…」
ようやく星王はクライシスへと追いついた頃、クライシスは巨大な青い太陽と化していた。
「ハハハハハ!!星王!今から俺は地上へと落下する!!!」
「なにっ?!」
「ハハハハハ!!貴様の望む平和とやらは粉々だ!俺の野望達成が不能となった今!この世界など存在する価値などない!!」
「くそっ!お前なんかにこの世界を壊させてたまるか!!」
星王はありったけの武器をクライシスに撃ちこんでいく。だがクライシスの落下速度は緩むどころかじょじょに加速している。
「…こうなったら…」
「なにか打つ手があるのか星王?!」
「ああ…しかし…」
「頼む星王!俺は…みんながいるこの世界を守りたい!」
「わかった…」
星王の体が金色に光りだした。
そして、すごい勢いで雲を突き抜けたかと思うと、今度は先ほど以上のスピードでクライシスへと向かっていった。
その凄まじい急上昇急降下でシンイチは気を失ってしまった。

「シンイチ…シンイチ…」
星王がシンイチの意識へと呼びかける
「シンイチ、私の体は先ほどの戦いでぼろぼろだ。残念ながらここでお別れだ」
「どういうことだ?!星王!!」
「私は自らの体を光の矢と変え、クライシスを貫く。この体が砕け散る前に。だから、さらばだシンイチ」
「星王!!」
シンイチの体が徐々に薄くなっていく。
「星王!お前は持ち主の願いをかなえるんだろ?!だったら帰って来い!!かならず!!」
「さよなら、シンイチ」
547それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:37:02 ID:C3l6S+PJ
凄まじい轟音に気がついたとき、シンイチは戦場から少し離れた野原に、仰向けに倒れていた。
「ここは…」
目を覚まし、空を見る。
そこに広がっていたのは、幾千もの流れ星、砕け散った星王とクライシスの破片。
「星王…っ、持ち主の願い事は必ず叶えるんじゃなかったのかよ…!」
星王との思い出の数々がシンイチの頭の中を駆け巡った。
その夜、家に帰ってからシンイチは一晩中泣き続けた。
548それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:37:33 ID:C3l6S+PJ
星王が、ジエンドともに散った夜、シンイチは一睡もしないまま朝を迎えていた。
一晩中泣き続けて瞼は腫れ、寝不足からか目の下にはクマができていた。
しぶしぶする目をこすり、テレビをつけてみる。
ナレーターが昨日の流星群についてコメントしていた。
「星王…っ!」
星王との別れを思い出す。さんざん泣いたはずなのに、また涙が溢れ出してきた。

エピローグ
かなえ星


「いってきます…」
「シンイチー、朝ごはんはー?」
「いらない…」
母親には心配をかけたくない。
力なく母親に答える。なんとか泣いていたことはばれなかったようだ。
ふらふらと門を抜け学校を目指す。
通学路では昨日の流れ星が話題になっていた。
549それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:38:52 ID:C3l6S+PJ

「ねぇー、見たー?昨日の流れ星」
「見た見た!チョーキレーだったー」
「お前昨日何祈った?!俺は腹いっぱい鯖味噌食いたいってのと、あと、頭よくなりますってのと…」
「ははは、その様子じゃ二番目の願いはかないそうもないな」
女子も男子も昨日の流星群の話題で持ちきりだった。

「よぉ、シンイチ!昨日の流れ星見たか?すごかったよな」
校門近く、後ろから声をかけられる。…こいつはまたギリギリまでテレビを見ていたのか。
「…見てないよ。」
今ここで見たと答えたら、なにかしつこく話が続きそうで嫌だった。
たとえ親友でも、今は話をしたくなかった。
星王のことはしばらく思い出したくない。
「何だよ、お前あれ見てないのかよ。ニュースでも騒いでたぜ。今世紀最大の流星群だって」
「…そうなんだ。俺テレビ見てたよ」
「勿体ねーな。今日だって美人のナレーターが…」
「ふーん…うわっ」
寝不足のせいか足元がふらふらしていた。それに朝ごはん抜きだ。
なにかに躓き、転んでしまった。
「っ痛ぇ…なんだ…?」
「おいおい大丈夫かよ?」
振り返り、自分を転ばしたものを見る。
「あ…」

…涙が出てきた。痛みからじゃない。
そこにあったのは、きらきらと緑に光る小さな石だった。
多少大きさは変わってしまったが、シンイチにはそれがなんだかわかっていた。
「お帰り…星王」
シンイチに答えるように、緑の石が一層強く光った。
550それも名無しだ:2007/07/23(月) 01:41:34 ID:C3l6S+PJ
「おーい、どうしたー?」
声をかけられ、緑の石をあわててポケットに押し込む。
「いや、うん。ああ…、大切なものが見つかったんだ」
「ん、落し物かなんかか。良かったな。今朝のニュースで言ってたとおりだよ」
「ニュース?」
「ああ、流れ星特集の最後、ナレーターのおねーさんが言ってたよ。」
そう言って笑顔であいつは答えた。
「この流れ星は多くの人に希望と幸せを与える、夢の流れ星…ってな」




構想では1話から「いろいろな事を経験して育つロボと人間の友情」とか書く予定だったんだけどなぁ。
1話はいろいろ説明とかしながら書かなくちゃならないから辛い。
551それも名無しだ:2007/07/23(月) 14:08:34 ID:nT8s4RCW
普通にいい話だけど、一番印象に残ったのが鯖味噌だった・・・
552それも名無しだ:2007/07/23(月) 23:26:00 ID:oqIVpYfD
エルディオンアーク第1案
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0330.jpg.html

1スレ目で鉄火忍法使ってたやつはこんなイメージ
553それも名無しだ:2007/07/24(火) 02:20:18 ID:MYSU96bb
>>552
どことなく宇宙刑事を思い出してしまった。
股の帷子処理がつぼにはいった。
554552:2007/07/24(火) 19:50:18 ID:IfaR8J7U
どことなくっていうか……そのまんまです……
マスクには溶接の防護マスクの意匠を入れたかったんですが、あれかっこ悪いんだもんなあ

第2案は着膨れして2.5mくらいの巨体になるというコンセプトで進行中
555それも名無しだ:2007/07/25(水) 00:58:02 ID:w3BRd5fO
プロレスロボ Gアックス(ぷろれすろぼ じーあっくす)
ロボットアニメが一大ブームとなった1970年代後半、ロボブームに過去ブームを巻き起こしたプロレスを組み込んだ、究極のロボットアニメのうたい文句で製作された。
スポンサーでもあるおもちゃ会社の社長の一言「ウル○ラマンみたいな特撮みいれよう」により、決め技は実写特撮で処理されることになった。
が、声優と特撮に金を掛けすぎてしまったせいか、本編の出来はひどく、視聴率は低迷。
2クール目からはタイトルに戦え!がついたり、実在のレスラーが本人そのものとして本編に登場するなど、低年齢に対象を変更。
それでも売れず2クールで打ち切りとなる。
主役ロボ、GアックスのEXメタル合金は可動範囲も広く、さまざまなポーズをとらせ遊べることから再販の際に小学校高学年に大ヒットした。
現在では定価+αのプレミアが付いていることが多い。

実写特撮によるフィニッシュ、実名レスラーの登場などからロボアニメファンより特撮・プロレスファンから注目されることが多い。
現在映像ソフト化されておらず全話視聴は困難。


こういうぼくロボもたまにはいいじゃない
556それも名無しだ:2007/07/25(水) 01:06:18 ID:w3BRd5fO
×過去ブームを巻き起こしたプロレスを組み込んだ、究極のロボットアニメのうたい文句で製作された。
○過去にブームを巻き起こしたプロレスを組み込んだ、究極のロボットアニメのうたい文句で製作された。

×「ウル○ラマンみたいな特撮みいれよう」
○「ウル○ラマンみたいな特撮もいれよう」

ごめんなさいorz
557それも名無しだ:2007/07/27(金) 02:01:18 ID:AQjrSQXx
ぼくロボ執筆中なんだが、コックピットの描写って難しいな…。
いわゆるモビルトレースシステムなんだが、この一言を文章であらわすのがこんなに大変だったとは…。
おまけに、初めて乗ったって設定だから、なんだこれ?!巨大ロボ?!自由に動く?!ってのも文で表現しなきゃいけないし…。

愚痴スマン
558それも名無しだ:2007/07/27(金) 04:48:46 ID:PMzxbWNk
そんな面倒な描写切り捨てちまえ
559それも名無しだ:2007/07/27(金) 12:21:07 ID:b6y/h/wq
>>557
そういうときにはテキトーに描写をぼかすのも手だな。
ってゆーか、モビルトレースシステムって、
いきなりパンピーがロボットに乗ってもまあ何とか感覚的に操縦出来そうなシステムの筆頭格では。

思い切り手を抜くなら「このロボットの動き……俺の動作をなぞって動いてくれるのか!?」
の1フレーズでもケリがついちゃうし。
本気で緻密な描写をやるなら、確かにかなりの勉強がいるが、
その辺曖昧でも目くじら立てる奴はここにはいないだろう。

一番いいのは、サクッとここにSSをさらしてアドバイスをもらうことだが。
560それも名無しだ:2007/07/27(金) 17:57:20 ID:Z+41vFl1
>>557
脊髄に細いプラグをぶち込んで、運動神経の信号を機体の制御に使うってのなら俺も書いてた。
可能な限りSFらしくする目的で考えた機構なんだけどね。
せっかくだから俺が昔書いた説明部分を晒しとく。参考になるならそれが一番いいけど
解りにくいようなら反面教師にしても別におk。
(※作中のロボットは総称が『ソード』、パイロットが『ソードマスター』と呼ばれている設定)

 百万気圧にも耐える、炭素結晶の留め具がシートから伸び、パイロットスーツごと
ルイスの身体を拘束した。慣性制御を100%にするわけにはいかないため、どうしても
ある程度の固定が必要となるのだ。
 バイオ・フィードバック・モジュール(BFM)は、まるで自分の身体を動かすかのような
直感的操縦を可能にする機構である。ナノアセンブラを多量に含む、神経線維と同質の
有機体で構成された半透膜を神経網に挿入し、脳と全身を行き来する活動電位をフィルタリング。
ここで信号を改ざんすると共に、プラグを通じて信号を機体へと流す。
 改ざんされた信号によって、脳は人体とある程度の対称性を持たされた人型宇宙戦闘機『ソード』を
自身の肉体として認識、電気信号によって機体を動かすようになるのである。
 ここで重要なことは、全身体機能が奪われてしまうわけではなく、あくまで運動機能のみを
機体制御に利用するということだ。生命維持に必要な機能は全て残され、また
危険回避のために流される「痛み」の感覚も不要なため、フィルターによってカットされる。
 こうしてソードマスターは己の脳を徹底的に騙すことで、宇宙の戦いにおける
主役と呼ぶにふさわしい戦闘力を十全に発揮するのだ。

これは「なぜ宇宙戦闘機が人型なのか?」を考えてたときに
「人型でないと自分の身体のように動かせないから」=対称性が必要、という結論に至り
その副産物としてひねり出した屁理屈なのよ。ぶっちゃけ。
それでもツッコミ所を完全に解消することは出来なかったわけだが。
561それも名無しだ:2007/07/27(金) 18:06:34 ID:idfKkvHm
ゲンカイザーを書いたときはそこらへん完全無視
セイカイオーは操縦系に少し触れた
ぼくロボ大戦ではセイカイオーの設定を応用して、ほとんどの国民がロボット操縦にある程度は適応できる、としている
(ぼくロボ大戦の設定はセイカイオーISへ逆輸入)

要するに作者オナニーな描写かどうか自分で判断しなければならない
必要以上にやりすぎるとただくどいだけになる
562それも名無しだ:2007/07/27(金) 23:11:01 ID:idfKkvHm
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/

征界巨人シリーズ最終話までを保管
BGのバージョンアップ

従来のフェイズポイント制から一歩進んだ新システム、『コインベットシステム』を試運転中
ごちゃごちゃしていたインターフェース周りを大幅に改善すべく改良中
キャラクター自体の追加はないが、25階までいければゲンカイザーGの重要なライバルキャラと戦える
563それも名無しだ:2007/07/28(土) 01:53:50 ID:YkzwI9xQ
>>558-561
みんなレスありがとう。参考になったよ。
操縦法としてはREIDEENが近いのかな?気づいたらロボの中にいて…って
とりあえず一話書き上げてみて、ここで発表させてもらえたらな、と思います。

>>562
更新お疲れ様です。
残念ながら家のPCではなぜかSRCはプレイできませんが、
データなどを見てニヤニヤさせてもらってます。
564名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:49:10 ID:gKw4n2qE
夏なのに伸びないなー
age
565名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:49:41 ID:gKw4n2qE
上がってない…
566それも名無しだ:2007/07/29(日) 23:46:16 ID:OvJutfrl0
むしろ、夏だから伸びないんじゃね
567それも名無しだ:2007/07/30(月) 23:15:53 ID:RhYPsAVJ
夏休みの宿題

ぼくロボ読書感想文
ぼくロボイラストコンクール
ぼくロボ自由研究
ぼくロボ体操
ぼくロボ日記
夏休みの強敵




スマン、言ってみただけだ…。
568それも名無しだ:2007/07/30(月) 23:25:48 ID:JQgbdH2G
読書感想とイラスト、自由研究に体操までならまだわかる
最後の二つは限界の境地だな
569それも名無しだ:2007/07/31(火) 01:57:56 ID:29kwByo5
2chセイヴァー AA(ダブルエース)

削除されてしまったスレッドやレスの負のパワーが現実世界で
巨大で邪悪なロボットとして具現化した!
「やっぱり2ちゃんねるは悪質サイトだな」そんな世間の目を払拭するために、
自らのケツは自らで拭いてやるお!と2ちゃんねらーたちは自分たちのレスで
動く正義のロボを生み出した!毎回各板の住人たちが変わりばんこで操作用のレスをして
悪のロボットをなんとか倒す!

第一話「やるしかないお!」
・日本に突如現れた巨大悪質ロボブラクラー。やつの特殊能力のせいで日本各所の重要コンピュータがいかれてしまった!
 ロボ誕生の原因は2ちゃんにあると政府は表明、一時実況などは炎上する。しかし、一人の天才が立ち上がり、そして
 何千何万人もの勇気あるものたちがそれに賛同、邪悪ロボを倒すため、2ちゃんが出すの正のエネルギーを具現化して 
 正義のロボットAA(ダブルエース)を生み出した!

第二話「くやしいのうwwwくやしいのうwww」
・なんとか邪悪ロボを撃滅したが、新たな邪悪ロボが生まれてきてしまう。巷では2ちゃんねらーの自作自演では?という
意見も出てきたりして、第一戦を戦ったロボゲ板の勇者たちやそれを応援していたものたちは憤慨する。
政府の軍も出撃するが、邪悪ロボには歯が立たない。2ちゃん全体の士気も落ち気味の中、AAを召還し、次のパイロット、
政治板の住人たちは戦闘準備に入るが・・。

第三話「フヒヒ!サーセンwww」
・自分たちの住むとこは自分たちで守る、と信念を固めた2ちゃんねらー。そして新たな敵、ストームが現れる。
さっそくAAを召還するが、今回選ばれたのはニュー速VIP板の住人たちだった。
暴走する邪悪ロボVS暴走するAA。その戦いの結果・・・。

第23話「二年前のレス、覚えてる?」
・災害を引き起こす邪悪ロボが現れた。普通に凶悪で残忍なロボ相手に恐怖する2ちゃんねらーたち。
そしてAAを呼び出し、今回のパイロットが選出される。今回のパイロットは地球科学板の住人たち。
まわりの2ちゃんねらーから「そんな板あんのかよww」「戦えるほど住人パワーあるのか?」との不安な声が上がるが・・・?
570それも名無しだ:2007/07/31(火) 18:25:49 ID:JP1kcL7A
聖界機兵セイカイオーIS
懐疑の弾丸

国立博物館の館内の明かりが落ちるころになると、人の姿はほとんどない。
自動警備システムが常に稼働し、すべての展示品はモニターされている。
そのため、数人の警備員だけしか存在しない。
だが、システムとは完全ではなく、それを破る手段はいくらでも存在していた。
例えば、展示場から整備館へと移動させるのだ。
と言うのは、展示物であるロボットの多くは、古くはあるが当然貴重なものが多く、外装までは許可されているものの、その内部部品を取り扱う整備館での映像記録は禁止とされていた。
政府容認の元での撮影はまだしも、監視カメラでの撮影すら厳禁とされている。だが、優秀な警備システムが稼働しているので、多くの関係者は問題はないと認めていた。
そこが穴なのだ。
五年間、杉浦恵はそうして深夜の館内へ通いつめた。もちろん毎日ではないが、恵にとってはこの時間こそ一番費やしてきたのだ。
なぜこんなことを続けているのだろう、と自分に問うたことは何度もあった。
専属整備員免許も持っているので、見つかっても怪しまれることはないだろう。言い訳もいろいろ出来る。
忘れ物をした、思い当たる部分がある、手を抜いていた――咄嗟に浮かぶ理由も幾つか出来る。
だが、数年通いつめているうちに、疑問はなくなり、習慣となった。
今日はエネルギーデバイスの部品のひとつを持ってきた。
これを彼女につけることで、レーダーシステムは完全に復活し、内部コンピュータと政府の中央コンピュータとの自動リンクが作動するようになるだろう。
もちろん、そうなっては自分のしてきたことがばれてしまう。そのための細工も、した。
自動リンクを外されたロボットは、無所属機と認定されて、違法扱いになる。場合によっては、それは免許剥奪もありえる。
でもいいのだ、と恵は思う。もうロボットには愛着もない。
現代社会でロボットの操縦権利を失うことは、多くの権利を過失することになるだろうが、これが私なりの社会反抗なのかもしれない。と、そう信じ、納得させてきている。
自分を偽っているのか、本心なのかももうわからない。ただ、彼女の部品が集まるにつれ、自分の心の中が不思議と埋まっていくような気がする。
571それも名無しだ:2007/07/31(火) 18:27:39 ID:JP1kcL7A
自分は過失した人間なのだ、心もそうだし、思い出も、いいことなんてない。
整備艦の遮断扉が開き――立派な巨体が姿を現す。
銃口は鋭く、鈍く、闇の中でさえ輝いているようだ。
最初は中身の空っぽな、巨大な筒でしかなかった。今は違う、ひとつの立派なロボットだ。
「ブリディッシュ・ファントム……」
名前を呼ぶ、彼女は嫌そうな顔をした――ように恵には思えた。
そう、こんな名前は、彼女には不要なのだ。人を殺した兵器、国を汚した罪人として付けられた名前。
こんな名前をつけた連中に、彼女は怒りを示しているのだ。
いや――示したいのだ、今は出来ない。
彼女の望みを叶えるのが目的なのだろうか、それすらわからない。
彼女は穢れた拳銃なんかじゃない、天使の弓矢なのだ。
羽は朽ちるとも、彼女は諦めてはいない。
私が、そうさせるのだ。
足は自然とコックピットへと登り、手はハッチを開く。
操縦席も今や、最新式のアルテア式パイロットカバーシート。
これを運びこむのは大変だった、と思い出すと、自然と恵は笑みを零した。
しかし、今日は不思議な日だ。
レーダーサイトシステムの改善は、つまりブリディッシュファントムの完全な復活でもある。
そんな日に、あの――藍沢国心に再会するとは。

つづかない

そろそろゲンカイザーGかな
歌詞もかな
宿題いっぱいだな
572それも名無しだ:2007/07/31(火) 20:22:21 ID:GWj9n451
そういや職人様、Bジェネに限界拳やディサイションブレイカーが無いのはどういう仕様なんですか?
どうにかすれば付けられるんですか?
573それも名無しだ:2007/07/31(火) 20:27:21 ID:JP1kcL7A
まだ完成公開は先だけど
将来的にシチュエーションダンジョンという各作品ごとのステージをプレイできるようにする
ゲンカイザーの各エピソードから数点、バンパイオーの中間シナリオまで
セイカイオーISもいくつか収録し、最終的にヴァジュライザーはすべて収録する予定
これで未読者にもプレイしやすくする

これをクリアして初めて使えるようにするとか考えてたけど、また変更するかもしれないといったところ
隠しユニット、ボーナスユニットとかの条件にもできるけど、まあいろいろ考えている最中
574それも名無しだ:2007/07/31(火) 20:36:01 ID:GWj9n451
なるほど、タイトル通りGジェネ的なゲームだったんですね。
しかしヴァジュライザー強えなあ・・・
575それも名無しだ:2007/08/01(水) 23:48:57 ID:rvos2Cj7
作者氏……連絡先をサイトの掲示板だけじゃなくてメールアドレスを追加してください……
送りたくても送れないんだよー
576それも名無しだ:2007/08/02(木) 01:18:03 ID:TYj9wX+/
WEB拍手で言ってくれればいいのに
acidlain×hotmail.co.jp
577それも名無しだ:2007/08/02(木) 02:57:02 ID:uksy9ofs
作者さん、SRCの仕組みはよく分からないんだけど、データとしてはどんなんが必要?
某参戦作品に名前があるのに一切参戦してない作品の作者なんだが。
578それも名無しだ:2007/08/02(木) 08:37:29 ID:jXgURTbo
通りすがりの俺が簡単に解説

無いと駄目な物
ロボットのステータスデータ(SRC用のデータ例を参考に設定する)
パイロットのステータスデータ(同じく)

無くても大丈夫
アイコンデータ
(マップ上のユニット識別に便利、まぁアイコン無くても識別はできる)
BGMデータ
(大半のシナリオは流れないか一括してるので特に無くても大丈夫)

こんなもんかな
聞きたい事じゃなかったらごめん
579それも名無しだ:2007/08/02(木) 08:38:42 ID:sevEz1qf
メッセージデータとかダイアログデータとかもいるんじゃない?
580それも名無しだ:2007/08/02(木) 08:43:13 ID:jXgURTbo
あーそうか

まぁ一番簡単なのがSRCのシナリオを落として
それを参考にすればいい、携帯しか使え無いなら悪いが


でも基本はデータはSRC作者が作ってるのかな?
581それも名無しだ:2007/08/02(木) 11:46:52 ID:kY1itef5
いちの間に、こんなスレになっちまったんだ……?
582それも名無しだ:2007/08/02(木) 13:24:10 ID:FsNZz+5k
禿同。そろそろ内輪でやるか別でスレ立てるかしてやって欲しいわ。
583それも名無しだ:2007/08/02(木) 13:28:26 ID:TYj9wX+/
それでお前らはスレのためにネタを落としてるのか
最初に述べたとおりBGは俺の個人的な趣味で、質問があるなら答えるが、それを中心にする気はない
各作者の顔色なんか知ったこっちゃない
愚痴をこぼす暇があるならネタを書け
SRCの話題もほどほどにしろ
584それも名無しだ:2007/08/02(木) 14:58:19 ID:oNjJR300
>>581>>582
まあそう目くじら立てなさんなって。
確かにこのスレのメインディッシュはぼくのかんがえたロボットのネタやSSだが、
たまには副菜について話してもいいだろう。嫌いな奴は手を付けなきゃいい話だし。


ってなわけで、>>563氏達職人様のSSを待ちながら、ちょいとネタを振ってみる。


魔神偶像ダイモベイアー

旧約聖書時代、72柱の魔神を調伏し、意のままに使役したという王、ソロモン。
六茫星の刻まれた彼の指輪にこもった術式と、そしてこれの行使を可能とする彼の絶大な魔力が相まってこそ、
なし得た魔神召喚の秘技。

しかし彼の死と共にその指輪は砕かれた。
魔神の力を手にせんとしたソロモン王の部下達により持ち出され、指輪のかけらはそのほとんどが行方不明に。
そしてソロモン王ほどの力を持たぬ彼の部下達は、その欲のままに魔神の力を弄ぼうと試み、ほとんどが滅びてしまう。

時は流れ、現代。
日本の某大学にて考古学を学ぶ大学生、阿玉翔也(あだま・しょうや)と伊吹神奈(いぶき・かんな)は、
考古学の課題レポートの作成のため、国立美術館の古代地中海美術展を観覧しに来ていた。
愚痴混じりにメモを取る翔也。古代のロマンに思いを馳せる神奈。
2人がこの美術展の目玉展示物である、全高数十mの巨大石像の前に足を運んだとき、異変は起こった。

続きます
585それも名無しだ:2007/08/02(木) 15:18:05 ID:oNjJR300
>>584の続き

展示されていた巨大な石像の目に光が宿ったかと思った次の瞬間、
石像と2人の持っていた万年筆の頭に埋め込まれた金属片が、共鳴を始める。

そう、この石像の正体こそ、かつて古代人が強大な魔神の力の受け皿として作り上げた、
魔神の偶像「ダイモベイアー」だったのだ。

同時に、同じく古代地中海美術展に出展されていた、ソロモンの指輪の欠片が、
暗黒の気をまとって周囲の展示物を取り込み、巨人と化して暴れ始めた。
美術展はたちまちの内に、惨劇の舞台となる。

翔也と神奈は、導かれるようにしてダイモベイアーの膝元に転がり込む。
その時ダイモベイアーはぎこちない動きで、巨大な腕を差しだし、2人をその体内に導いた。
ダイモベイアーはもはや土色の石像ではなく、灼熱色の装甲で身を固めた、古代の重装歩兵だった――。

2人の魔神調伏の戦いの幕は、こうして上がったのだった。

更に続き
586それも名無しだ:2007/08/02(木) 15:41:55 ID:oNjJR300
>>585の続き

設定集
阿玉翔也:某大学の2年生。専攻は考古学。
面倒くさがり屋な性格で、高校時代ろくに勉強もしていなかったため、
結果的に偏差値の低い現在の学部しか受からなかった。
やや悲観的ながら現実論者で、美術展の事件までオカルトなど一切信じていなかった。
召喚可能な魔神はアイニ。ダイモベイアーの高火力形態である。


伊吹神奈:某大学の2年生。専攻は考古学。
翔也とは違い生真面目だがロマンチスト。
幼少時より考古学を愛し、考古学者になりたくて現在の学部を志願した。
趣味は古代遺跡巡礼という名の旅行と、オカルト書籍の収集・購読。
召喚可能な魔神はフォルネウス。ダイモベイアーの高機動形態である。

ソロモンの指輪:
ソロモンの72柱の魔神を召喚する術式が刻まれた、不可思議な金属で出来た指輪。
現在は粉みじんに砕けて散逸し、欠片が辛うじて点在する程度である。その欠片自体も合計でいくつ存在するかは不明。
その内の二つは翔也と神奈の持つ万年筆の頭に埋め込まれており、ダイモベイアーに魔神を憑依させる際に使われる。
なお、特定の条件が満たされてしまうと、術式が暴走し魔神が召喚されてしまうこともある。

ダイモベイアー:
かつて古代人が開発した、一種のゴーレム。魔神を憑依させていないときの見た目は、ただの古代の石像。
ソロモン王ほどの力を持たぬ凡人にも、72柱の魔神を使役できないかという試行錯誤の上で生み出された。
通常の魔神召喚の儀式の後、召喚した魔神をこのダイモベイアーに憑依させ拘束・制御することで、
ダイモベイアーは様々な形態に変化する。
たとえば翔也の召喚する魔神アイニを憑依させれば、ダイモベイアーは灼熱色の装甲をした古代の歩兵のようになり、
神奈の召喚する魔神フォルネウスを憑依させれば銀青色の堕天使のようになる。
587それも名無しだ:2007/08/02(木) 16:58:21 ID:7OLjdufr
>>563
なんでそんなに偉そうなんだよwwww


SRCなんてやってないし、どうでもいいけど、
最近ネタが投下しにくい雰囲気だったのは考え物だな
SRC関連は>>1のそくろの掲示板にでも行ってくれ
↓以下ぼくロボネタ
588それも名無しだ:2007/08/02(木) 18:44:33 ID:U+JEqwOB
ようし、投下だ投下だ
今回は長くなっちゃったから二回に分けて投稿する、陰陽式機伝です。

陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード
其の二後半 「“星”の三位式機」

 夜は明け、やがて朝日が昇る。
 昨晩、風呂に入ってからの浴衣姿のまま、隆道は大陰陽師の前に仁王立ちした。
「……ひと晩寝てみると、心は落ち着いてくるであろう?」
「ああ。聞きたいこと、言いたいこと、一通りはまとまったよ」
 いつもの涼しげな顔にもどったヒオムシが、清明の横に腰を下ろす。隊の紅一点、
藤枝が別室から――どこにそんなものがあったのだろう? この屋敷の間取りは一定でない気がする――
出てきたのを確認して、白髪を一本に束ねた老将は口を開いた。
「まず、あの紅蓮という男。何者だ?」
「そこからか……奴はな、もとは陰陽寮でも稀代の天才と呼ばれていた」
 清明の薄い唇から、紡ぎ出される真実。

 紅蓮は、貧しい家の出だった。独学で陰陽の道へ進み、十歳のときに入寮。
 彼は己が才を過信するがゆえに慢心し、自分が全能であるかのようにふるまっていた。
当然、同輩たちには嫌われたが、陰陽寮は家柄よりも力を重んじる部署。老練な
先達でさえ卓越した天賦の才に抗し得ないとなれば、少年の増長が進むのは必至であった。
 だが、彼は決して全能などではなかった。
 十五の頃、大きな震災が都を襲った。耐震構造などない街並みは瓦礫の原と化し、
紅蓮は復興に携わる最中、全壊した実家を目にする。
 夢中で瓦礫を吹き飛ばし、彼が見つけたのは、かつて両親だった肉塊。
 紅蓮は慟哭し――悲しみの大きさゆえか、気質か、そこで彼は道を誤った。
 自分の無力さから目を背けたいがために、外部へ責任の所在を求めたのだ。だが、
天災の責任を負うべき者がいるだろうか?
 いるとすれば……それは、神だ。
 神々は気まぐれで人の命を奪う。何もかも壊しておいて、瓦礫の前で慟哭する民には
何の助けも、慈悲も与えようとはしない。
 だから――神を、滅ぼす。
 それは冷厳なる怒りの極光が閃いた瞬間だった。一帯から立ちのぼる黒煙の渦を割って、
彼の名があらわす色――紅蓮の光が天より射したのだ。
 そして、彼の前には一つの式機が佇んでいた。
「おまえが、我に力をくれるのか」
 乗り手の無い式機がひとりでに動き、背中の扉を彼の前に開く。
「そうか…………おまえが、我が力なのだな」
 狂気の使徒が、神殺しの契約を結んだ――。
589それも名無しだ:2007/08/02(木) 18:49:08 ID:U+JEqwOB
「紅蓮は己の憎しみに反応して現れた三位式機、土忌に乗っていずこかへと姿を消した。
 次に現れたとき、奴は熱田神宮を襲撃し、神剣“天叢雲<あめのむらくも>”を
 強奪していきおったよ」
「発想が幼稚なだけならまだしも、それが力と結びつくとああなるわけか」
「左様。あれから七年というもの、あやつは各地の神社仏閣を破壊して回った。
 しかし効果が無さそうだと見ると、陰陽寮を襲って、いまや禁呪とされた術に
 手を出し始めたのよ」
「どんな術だ」
「私が使うているのと同じ、過去や未来を視る術さ――なんだいヒオムシ、その
 咎めるような目つきは? 私が寮にいた頃は、禁止されてなどおらなんだぞ」
 少年の瞳は、師を見るそれとは思えぬほど冷ややかであった。
「それまでは理論だけの術で、実際に使えるほどの者がいなかっただけの話でしょう。
 なのに、どこかの変人が術を完成させて未来の覗き見に没頭し、覚えたての
 『いんぐりっしゅ』を乱用して同僚を混乱させたから、禁呪扱いになったんです。
 当時の同僚のかたに聞いたから間違いありません」
「と、とにかくだ――紅蓮もその術で未来を覗き見て、君たちの時代には神の領域へ
 限りなく近づく『科学』の力があるということを知ったのさ。科学とまじないの
 融合だよ。そうやって彼は神域、高天原<たかまがはら>への侵攻を企てている」

「神の領域、ですか」
 隆道の部下四人の中でもひときわひ弱そうな男が、せわしなく会話の内容を携帯端末に
記録しながら言った。彼、芦野忠彦はもともと非戦闘員で、量子物理学のスペシャリスト
として同行している、どちらかといえば学者に近い男だ。
「n次時空には、人脳が発する活動電位の揺らぎを生みだす根源らしい集合精神が
 存在するとの仮説はありますが……あくまで仮説です」
「正しいかどうかは問題ではないのさ。このさい、倒錯した心理だが、紅蓮が
 神々の存在を殺すためにでも肯定しているのであれば、神は確かに存在する
 ということになる。神は人が作り上げた偶像なんだ」
「観測者の意識が量子に与える影響と関係する話ですか? 興味深いですね。ぜひ……」
「芦野、悪いが隊長の権限でこちらの質問を優先させてもらうぞ」
 有無を言わさぬ隆道の気迫に、芦野は露骨にがっかりしながら先を譲った。

「次だ。なぜ、あんた自身がアメオスに乗って戦わない?」
 清明は一瞬ヒオムシに気遣わしげな視線を向けたが、正直に答えた。
「三位式機は乗り手を自らで選ぶ。私ではなく、この子でなくては、あれは動かぬ」
「適性が必要だ、と?」
590それも名無しだ:2007/08/02(木) 18:53:21 ID:U+JEqwOB
 首肯する清明の傍ら、貌形たぐいまれなる美少年が返答する。
「そも七年前の震災のおり、師が私を拾うて下さったのは、我が内にアメオスの
 操者としての適性を見出されたからだ。でなくば、致命傷によって魂の過半を
 黄泉に引き込まれていた身無し子などを、どうして天下の大陰陽師が救おうか」
 自嘲的な言葉だが、清明は黙して否定も肯定もしない。事実ということなのだろうか。
 過去の詮索は脇において、隆道は未来に目を向けることにした。
「ひとまず、最後だ。あんたは昨日、俺たちにできることは何もないと言った。
 ……どんなことでもいい。本当に、俺たちは無力なのか? 大きな犠牲を払って、
 たった五人でこの時代に来て、自分たちの世界を救うために何一つできないと言うのか……!?」
 不本意ながら、語るうちに悲愴な響きが混じってしまった。清明はしばらく
沈黙を守っていたが、やがて立ち上がって言う。
「昨夜、君たちのために『戦う力』を調達してきた。ついてくるといい」
 清明の後ろで燦爛たる輝きを放っていた屏風がざっと退き、壁に開いた穴が
あらわになった。見ると、地下へ続くと思しき階段がある。
 清明を先頭に、隆道と四人の部下は『蛍光灯の』明かりにそって下へ下へと潜っていった。
蛍光灯の存在自体にはいまさら驚く気もないが、どこから電気を引いているのだろう……?
 階段が終わり、視界が開ける。
「これは……」

 ――無数の式機であった。
 土蜘蛛と違い、銀色の装甲を施された長身の機体だ。微細な違いこそあるものの、
大部分は同じそれらが、木で組まれた整備ハンガーに係留されている。そして
その足元を行き来する、これまた無数の人々。
 壁や天井に目をやると、垂れ下がった突起が目に付く。空間そのものは、どうやら
巨大な鍾乳洞のようであった。だが、天井が高すぎはしないか? あれでは、真上にあるはずの
清明宅が落ちてきてしまうのでは……そうした不安からか、藤枝の表情が冴えない。
「ここは、陰陽寮の式機庫だ。さっきの階段は少々複雑なつくりにしてあってな、
 実際にこの上が私の屋敷というわけではないから、安心されよ」
 心を読まれたのかと思い、ぎょっとする美女の視線をよそに、紹介が続く。
「向こうで走り回ってるのは陰陽寮の連中。式機に乗って戦う者もいれば、ここで
 整備を受け持つだけの仕事もある。『ばいと』は募集してないがね」
 自分はここの一角を所有しているのだ、と清明は話す。
「私の『十二神将』は、もともと札に収納できるように設計したものだが、寮の
 制式機やアメオス、それに『あれ』はそうも行かないのでな――」
591それも名無しだ:2007/08/02(木) 23:22:33 ID:K4C5eSKy
名前は思いつくんだけど設定が思い付かない……
名前だけ挙げてみて見てみたいって言われたやつを書いてみようと思う

絶退魔剣 スレイヤイバ
陽光機神 ソルヘリオン
エルドライバー
剛毅撲突 マスライオー
炎塵ホムライル
エフライヤー
快晴天機 ハレルヤ
迅羅竜帝ダイバリオン
天雷童子 ライネリオン
超紳士 ダダダンディー
valiable-oneバリオン
単純明快シンプルオー
無形のマッドジェロン
鋼鉄拳 ヤワラカイザー
警鐘機 サイレンオー
激昂のアルカディーア
592それも名無しだ:2007/08/02(木) 23:25:27 ID:sevEz1qf
>>591
超紳士 ダダダンディー
これすごいツボに入ったんだが
593それも名無しだ:2007/08/02(木) 23:37:45 ID:au4Pk2Ea
>>591
私は快晴天機ハレルヤに一票入れておこう
594それも名無しだ:2007/08/02(木) 23:45:03 ID:gXrHaHR6
むしろ設定と話は思いつくのに名前が思いつかない俺はどうすればw


こんな話を考えたんだけどまとめられないので晒し

恒星を食べる宇宙生物が敵
狙いは太陽
移動手段は次元ワープ(四次元に作用し、過去を改変、世界がそれを戻そうとする力でワープする)
宇宙生物はエネルギーを喰う為エネルギー兵器は使えない


微妙にSF被れです
595それも名無しだ:2007/08/03(金) 00:09:30 ID:EQK0T+B7


パラレルワールドとは、似て異なる世界である。
決して交わることのない平行世界……しかし、その抜け穴は、意外と近くに存在するもの
なのだ。


尽「エキシビジョンマッチ……ですか?」

午後、仕事を終えくつろぐ尽の前に立つのは、官房長官の片原侍と秘書官の、垂木さくら。

片原「はい、連戦でお疲れでしょうが……内閣内での征界巨人への信頼度を確かめるとい
う意味では、有効ではないでしょうか」

尽「セイカイオーを、見せしめにするの?」

さくら「そうではありません、非常に悲しいことではありますが……全ての内閣の人間
が、征界巨人の戦いを直に見たわけではありません。それ故に、不安を持つものもいます
から、こうして実際に見てもらうのです」

尽の活躍とは決して言えない戦いに、内閣の動きも怪しくなっているのは、皆が感じてい
ることだった。
このままでは、志気に関わるのだ。

片原「表向きは性能点検ですが、要するに……ということですな」

尽「……わかった、用意する。対戦相手は誰なんですか?」
訪ねる尽に、困った顔をする二人。

片原「……いや、実は、こちらも不明なのです」

尽「……不明だって?」

さくら「実戦のリアリティを出すために、当日までは内緒なんです。裏の方で話は通って
いますから、問題はないかと」

尽「そうか……」

尽の胸に行き来するのは、期待と不安。
そしてなにより、不思議なほどの落ち着きであった。


596それも名無しだ:2007/08/03(金) 00:10:27 ID:EQK0T+B7
都内某所。
暗く、深い倉庫街。
そこに、二人の男が立会っている。
男は何本目かの缶コーヒーを開け、月明かりにうっすらと湯気を立たせた。

???「――運命と言うのかもしれんな。俺のような人間と、君のようなあるはずのない
人間が相対するとは」

若いスーツ姿の男は、寂しげな顔を男に見せる。

???「信じられないでしょうか、こんな話を」

???「パラレルワールドか……意外とあり得る話かもしれん」

男はコーヒーをぐっと飲み干すと、手元でふらふらと空き缶で遊ぶ。
二人の目の前に立つは、黒き巨人。
その集眼は、男を見つめているようだ。

???「こんなものに乗るとは、君も大変なようだな」

???「すみません、こんなことを頼んでしまって……」

???「いや、いい。……娘は元気かね?」

???「なぜ、それを?」

???「……璃理は、俺が娘に付けるはずだった名前だ、察しはつく」

???「……ええ、今は僕と一緒に」

???「そうか、安心したよ、君なら任せられるだろう」

男の顔はふと、優しい笑みを浮かべた。


エキシビジョンマッチ当日。
市内の廃墟を舞台に、戦いが始まろうとしていた。
安全な位置に観覧席が設けられ、政府関係者だけでなくマスコミも現場へと駆けつける。
観覧席からは、すでにスタンバイ状態のセイカイオーを見つけられた。

平「エキシビジョンマッチって名前はどうなんだ、兵器の品評会じゃないんだぞ!」

寺門「落ち着け、こいつは一種の政策だ、問題はない」

平「問題はないですって!? 兵器を動かして、見せしめにしてるんだ!! ……俺は、絶
対認めないぜ…」

寺門に耳打ちする静。

静「……よかったんですか? つれてこない方がよかったんじゃ……」

寺門「………」

そのとき、会場にどよめきがおこった!

尽「……来たな、相手はなんだ!?」
597それも名無しだ:2007/08/03(金) 00:11:42 ID:EQK0T+B7

遠くから歩いてくるその姿は、まるで厚手のコートを着込んだような姿のロボット。

静「なに、あれ……小さい?」

その体は、セイカイオーよりも遙かに小さい。

寺門「油断できんな……」

静「えっ……?」

寺門の顔は、妙に緊張していた……
それは尽も同じ!

尽「な、なんだこのロボットは……! 見た、垂木さん!?」

さくら「……あの荒れ地の足場を、微動だにせず低速歩行……!?」

片原「なるほど、相当な技術力を持ったパイロットですな。小さいからと、油断なさらぬ
ように」

謎のロボットが、スタート位置につく。
緊張感の走るスタジアム……。

???「――聞こえますか、セイカイオーのパイロット」

尽「……なんだ、相手からの通信?」

???「――セイカイオーのパイロット、民荷尽君だね」

尽「あなたは、一体だれだ!?」

???「――それは教えるわけにはいかない、しかし、不思議な境遇だ……今日はフェア
にやろう」

紳士的な男だと、通信からの声色は思わせた。
カウントが鳴る、そして――。

平「――始まった!」

尽「うおおおおおおおっ!!」

突進するセイカイオー!
敵ロボットとの身長差は、まさに巨人と小人を思わせる!
巨大なパンチが敵ロボットへとぶち当たる、瞬間!
598それも名無しだ:2007/08/03(金) 00:12:22 ID:EQK0T+B7

尽「……消えた!?」

寺門「なんだ!?」

レーダーからも、視界からも消える敵ロボットの姿!
そして――

???「……アクセルナイフ!!」

尽「……!? ぐあぁっ!?」

???「遅い……!」

反撃に出る拳は空を切り、何か見えない攻撃がセイカイオーを襲った!

片原「どういうことでしょうな……」

さくら「見えない敵だなんて……!」

尽「フェアにやるってのは誰が言った!!」

???「国機戦では、全てを出し切ることがフェアな戦いだ!! 君も全力を出せ、民荷
尽!!」

尽「くっ――!!」
見えない敵を相手に、セイカイオーは力を発揮できない!

さくら『――総理、行征剣を!! 敵はステルス機です!』
尽「なんだって……ステルス機!?」

さくら『ええ、姿を消す効果を消すには、行征剣のエネルギー波で空間の電磁波を……と
にかく!!』

尽「わ、わかった――」

半分しか理解できなかったが、とにかく尽は急ぐ!

尽「――行征剣!!」
599それも名無しだ:2007/08/03(金) 00:13:52 ID:EQK0T+B7

転送される巨大な剣――必殺の行征剣がエネルギーを放つ!
静「きゃあっ!」

寺門「フルパワーか! こっちまで熱くなる……!」

???「……!? これは……」

行征剣のエネルギーが、敵ロボットの姿を暴く!!

尽「くらえぇぇぇ!!」

???「夏場のコートはやはり駄目か……ならば!」

敵ロボットのコートが弾け飛ぶ!
弾丸のように飛び出し、そして――

平「……馬鹿な、突っ込むのか!?」

尽「うおおおおおおおぉぉぉ!!!」

???「――ディサイション……ブレイカァァァァァァァァァァァ!!」

尽「な、なんだ……!?」

敵ロボットの手刀と、行征剣のエネルギーが相殺し、誘発し、連鎖する!

巨大な爆発が生まれ、そして――





尽「――僕は、どうなったんだ?」

病院のベッドで、尽はさくらからその後を聞いた。

さくら「敵ロボットの放ったエネルギーと、行征剣のエネルギーとがぶつかり合い、強力
な電磁波が発生して、周囲の人々が軽いショック状態になったんです。総理も、例外ではな
く」

尽「君は無事なのか……?」

さくら「私だけではなく、観覧席の人々を含めてすべての人々が無事です。ただ、その…
…」

敵ロボットは、影も形もなくなっていた。
電磁波によるロボットの消滅とも考えにくく、まさに消えてしまったのだ……。
600それも名無しだ:2007/08/03(金) 00:14:34 ID:EQK0T+B7

さくら「これは私の推測なのですが……その……」

尽「なに?」

さくら「……行征剣のエネルギーと相殺し合うほどのエネルギーを放てるロボット、とな
ると、あのロボットは……」





英武璃理は、うなされる夫の目が覚めるのを一晩待ち続けて、気づいたら朝だった。
そして、何事もないかのような夫の顔を見て、むっとした。

「……一晩看病して損しました。時間を無駄に使ってしまいました」

「あ、いや、ごめん……」

そして、また無事な朝が来たことを何かに感謝しながら、朝食を作るために台所へ立つ。
目覚めた男は、ふと見た夢を思い出し、妻に訪ねた。

「璃理、ひとつ聞きたいんだが……」

「はい、なんですか?」

「君の父親は……コーヒーが好きだったかな」


第XX話 『セイカイオー 自らと相対す』 完
601それも名無しだ:2007/08/03(金) 07:42:21 ID:iQMGoHm4
わ〜い共演だ〜!光栄です!
何気にトランスコート初披露なあたり実に東映まんが祭りですな
まんが祭りだから突っ込みません
602それも名無しだ:2007/08/03(金) 17:05:23 ID:2CCXbDKk
>>590からでありんす。

 あれ、と言いながら彼が指差した先に、他とは明らかに違う一体の式機があった。
 装甲色は黒に限りなく近い濃紺、夜空の色。そして、全身に散りばめられた
宝玉のようなものが白い光を宿し、総じて星空の様相を呈している。
「“星”の三位式機、星影<ホシカゲ>。なんとか紅蓮より先に見つけることは
 できたものの、やはり使いこなせる者がなく、もてあましていた機体だ」
「これが……」
 どくん、と、隆道の全身が脈動を感じた。
 歳を食った身体でこんなことをしているから、心臓病でも発症したのかと思ったが、
その心音はあの機体のものだった。どういうわけか、直感的にわかるのである。
「感じるかい? やはり、君が選ばれし者か」
「どういうことだ? 隊長が、三位式機の適合者……?」
「あり得ないわ! 私たち、未来からきてるのよ?」
 常識という名の防衛線が展開されるが、ヒオムシの追い討ちは仮借ない。
「三位式機は不滅の存在、あれにとっては永劫の時すら一瞬なのだ。誰が己の操手たろうと、
 生まれた世の違いなど大したことではないだろう」
 隆道がホシカゲに近づいていく。一歩、また一歩、魅せられたように。
 そして、それまで彼らを気にも留めなかった宮中の陰陽師たちが、一斉にどよめいた。
誰にも動かすことができなかった“星”の三位式機が自ら後ろを向き、得体の知れない
白髪の老人に向かってその背を開いたのだ!
「二機でかかれば勝ち目はある。さて、隆道どの、早速だが――訓練に掛かっていただく」

 都の外は荒野。赤茶けた、不毛の地。
 元は都の外こそ美しい世界だった。緑にあふれ、獣が駆け、俗世に侵されぬ
花鳥風月の趣に満ちあふれていた。
 それをわずか数年で灰燼に帰せしめたのは、もちろん紅蓮の率いる軍勢である。
 さて、その荒野に立つ巨大な人型が五体。いや、頭上の高みから見下ろす空色の影を
含めれば六体。もちろん、いずれも式機だ。
「隆道どの以外の四人には、寮の制式機『晴峰<ハルミネ>』を用意した。これから、
 四対一での模擬戦を行ってもらう」
 と、清明は言った。当人は上空、アメオスの肩から高みの見物を決め込んでいる。
「模擬戦ったって、操縦法もわからないのにかよ?」
「説明書を渡す必要はない。願えばそのとおり、動く――まあ、乗ってみなさい」
603それも名無しだ:2007/08/03(金) 17:09:05 ID:2CCXbDKk
 言われたとおり、半信半疑で平岡が乗ってみると、彼はたちどころに全てを理解した。
これは言葉で説明できるものではない。まさしく彼がイメージしたとおり、滑らかに
機体が動くのだ。
「君たちでも動かせるように私が調整した。慣れれば、土蜘蛛程度なら問題なく
 蹴散らせるはずだ。……隆道どの、そっちはいかがかな?」
 ホシカゲの中から、心ここにあらずといった老兵の声が聞こえてくる。
「これは……まだ動かしてもいないのに、すさまじい力が感じられるようだ。
 だが、私にヒオムシのような芸当ができるのか?」
「できるとも。そもそも、この子はアメオスの性能を二割も引き出せていない。
 あの程度のことなら、私の式機にでもできる。君に求められるのはその先だ」
 ヒオムシと隆道、両者が機体の性能を五割ずつ出せば紅蓮に対抗できるはずだと
彼は口にした。
「奴自身の力も考えて六割、いや念を押して七割……このあたりが課題ぞ」

 そして、今ここで模擬戦を始めようとするに至るのである。
「ハルミネの四機程度、瞬く間に討てねば困るのだが、いまはこれぐらいでも
 丁度いいだろう。では、始めてくれ」
 気質も戦術構想も違う四人が同じ機体を駆り、上司を取り囲んだ。
「隊長、手加減は無しでいきますよ!」
 もとは前陣で戦う戦闘員であった藤枝と平岡が、挟撃を狙って速攻を仕掛けてきた。
共通術装の大刀『式機切安綱<しききりやすつな>』を抜いて迫るその動きは
初心者とは思えぬほど隙がない。観戦する師弟が口笛を吹いて賞賛したほどだ。
「き……貴様ら、模擬戦で真剣を!?」
「平気ですよ、その機体ならっ!」
 コンマ数秒タイミングをずらして交差した斬撃を、ホシカゲはスウェーバックで
回避する。清明はすっかり子供のように興奮し、拍手を送った。
「すごい! 正直、初心者同士だから殴りあいの泥仕合になると思ったのに!」
「……師匠、見世物じゃないんですよ」

 呆れるヒオムシだが、正直彼らは良くやっていると思う。
 それぞれが式機の戦いを始めて経験したにも関わらず、戦術というものを心得ているのだ。
隆道は機体性能に振り回されながらも機敏に動き、部下たちの攻撃をことごとく回避する。
対する四人は数の優位を生かし、砲撃と格闘の波状攻撃で老兵を休ませない。

「この機体の武器は――術装、徹魔光礫『星蛍火』? これだけか?」
 自問自答しているようにしか見えないが、これは乗り手と機体の間に情報のやり取りが
行われている際には往々にして見られる現象である。
604それも名無しだ:2007/08/03(金) 17:19:21 ID:2CCXbDKk
 その情報が示すまま、隆道は反撃のイメージを思い描く。機体の右手が刀印
(人差し指と中指を伸ばし、他の指を曲げる)を結び、それをめまぐるしく駆ける
銀の機体に向け――腹の底から気合を発する。
「破ッ!」
 伸ばした指先が輝き、まばゆい光の弾が芦野の機体を直撃した。

「おおお、おおおおッ! 素晴らしい、ビーム兵器の一種ですか? 隊長、
 データを採るから私にもう一発撃ってくださ――」
「君はそこまで。模擬戦だから、お互いの攻撃で機体は壊せないよ。一定量の
 『だめぇじ』を受けたら、機能が停止するようにしてある」
 その場で膝をついた機体の中で一度は落胆したものの、芦野は携帯端末にせわしなく
データを打ち込みだした。恍惚と狂気の化合物が顔面に張り付いている。
「なるほど――振動数の分母がマイナスn乗される重力子を立方格子状の電磁波に包んで
 撃ち出すのですね――光子の格子? 駄洒落ですか? ふはは、ふふ、ふはふはふはーッ!」
 一番近くにいた隊の狙撃手・上月はその独語を聞いていたが、文字通り右から左へ受け流した。
元々こういう男なのは解っていたし、気にしたら負けだと思っていたのだ。

 相手が一機減るだけで、隆道の動きにも余裕が出てきた。考える時間も、同様に。
 ホシカゲの機動性は現時点でも敵を大きく上回っている。だが、ヒオムシとアメオスが
見せたような光のごとき動きには程遠い。
「どうすれば速く動ける?」
 機体に宿った、理解しがたき大いなる存在が応えた。「願え、さすれば叶えられん」と。
 ならば願おう。思いはことばに、ことばは力に――『Image, and word.(想起せよ。そして言葉と成せ)』
 速く、疾く、はやく動けと!

 蒼い光の一閃――。
 隆道の目に映る世界、すべてが数分の一倍速のスローモーションとなった。
刀の切っ先を向けて突撃してくるハルミネの動きなど、泥濘の中を泳ぐ人のように鈍い。
 両手に結ぶ、刀印。放つと共に念ずる――舞い上がれ、空へ。
 何が起きたのかをまったく理解せぬうちに、藤枝と平岡の機体が機能を停止した。
残った最後の一人、寡黙なる狙撃手・上月が空を振り仰げば、晴天を稲妻のように
翔ける一片の星空――隆道の、ホシカゲ!
「なんて人なんだ、彼は……! 初乗りで、疾き時の世界に踏み込む術と、機体を
 慣性の束縛から自由にする術を会得するなんて!」
「前者はまだ、私と比べてすら遅いようですがね」
 突き放すように言って見せるヒオムシだが、どうやら自分よりも上達の早そうな
未来からの客人に嫉妬しているようだった。
605それも名無しだ:2007/08/03(金) 17:25:41 ID:2CCXbDKk
「そんな動きをして大丈夫なのですか、隊長」
「ああ、心配は無用だ、上月」
 慣性を完全に無視したホシカゲの機動にも慌てず、上月の機体が長砲身の銃のようなものを
肩に構える。もちろん火薬式のライフルなどではなく、陰陽師が術によって火の力を
封じ込めた呪符が爆発し、勾玉のような形の弾丸が射出される術装である。
 人呼んで、火発煌礫『荒御魂<あらみたま>』。回転しながら飛ぶ赤い勾玉の初速は
音速を遥かに超え、空を切る音は後から聞こえるほど。
 隆道の動きの軌道から、無意識下に隠されたパターンを見つけ出し、予測射撃を行う。
上月の手が動き、何度か射線を修正し――撃った。

 一瞬、確かに命中したかに思えた。空中で、ホシカゲが動きを止めたのだ。
 が、違う。ホシカゲの左手が何かをつまんでいる。
「……!」
 それは、打ち出された赤い勾玉。当たってなどいない――あの機体は止まってなど、いない!

 すぐさま第二射を放つべく、ハルミネが引き金に力を込める。しかし十分な力が
加えられる前に、隆道が放った星蛍火によって本体の機能が停止していた。
 そろそろと、四人が機体の背から顔を出す。見上げる先には、蒼き光芒をまとう“星”の三位式機。
 未来からきた五人の男女は、異口同音に呟いた。勝者と敗者の違いがありながら、
同じ立場からの希望をこめて。
「これが……」
「……これが」

「これが……三位式機の、力か」

<続く>
606それも名無しだ:2007/08/03(金) 17:32:24 ID:2CCXbDKk
容量が450を越えましたが
次スレのテンプレ談義など、始めますか?
607それも名無しだ:2007/08/03(金) 19:31:17 ID:EQK0T+B7
ぼくの かんがえた ロボット7ごうき

《限界ギリギリ ゲンカイザー》

ド根性高校生「突破(つき・やぶる)」が欠陥だらけのスーパーロボ「ゲンカイザー」に搭乗し、毎度降り掛かるさまざまな限界を突破しながら「皇帝リ・タイヤ」の軍勢と戦う物語。

『いくぜ! GENKAITOPPA!!』

つうことで君達も幼少のころ考えたロボットを思い切って晒してみないか?

前スレ
ぼくの かんがえた ロボット6ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1174620303/
前々スレ
ぼくの かんがえた ロボット5ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1168085111/
前々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット4ごうき
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1156197961/
前々々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット3ごうき
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1143073391/
前々々々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット2ごうき
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1135685525/
前々々々々々スレ
ぼくの かんがえた ロボット
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1127957132/

そくろWEB(保管庫・SRCぼくロボ大戦・Bジェネ)
ttp://www.geocities.jp/acidsandlot/


テンプレはこれでいい
次スレは480kbあたりで建てる

スレ毎人気投票はもう少し容量埋まってから
608それも名無しだ:2007/08/03(金) 19:34:33 ID:Nw0/VoUR
スレ立てごとに>>1のロボット紹介が変わるのが好きだった。いろんなロボットがいるんだなぁって感じがして。
でも紹介文書くの大変だったり、どのロボットにするか揉めたりするからゲンカイザーのままでいいか。
609それも名無しだ:2007/08/03(金) 20:01:42 ID:iQMGoHm4
それより1〜5スレのリンクっているのか?どうせ消えてるだろ
610それも名無しだ:2007/08/03(金) 20:03:14 ID:Nt15yU9M
テンプレをセイカイオーに変えるのは次々スレ位でいいかな
なんだかんだ言ってゲンカイザーはこのスレの顔だからなあ
611それも名無しだ:2007/08/04(土) 20:14:00 ID:JhfUWuqn
露店戦争バタジャガー

 自由な商売を目指して、武田景虎が謎のショバマスター、ドン・テキーヤに挑む!

「謙虚さを忘れた時点で、てめえらはもうテキヤじゃねえ!」

バタジャガー 景虎のジャガバターの露店が変形するロボット


―― 露 店 は 戦 争 だ ――
612それも名無しだ:2007/08/05(日) 06:03:58 ID:AhFf8Oc/
剛板合体 ペントミノ

ある日、少年の前に突如現れたロボット、ピース。
ライター程度の大きさで意思を持つ彼は、少年に自分が来た目的を告げる。
それによると、彼の世界は、エイト・クイーンという謎の軍団に支配されてしまったのだ。
なんとか脱出に成功したピースは、少年に自らの世界を救って欲しいと頼むのだった。

ピース
ピースというのはいわば種族名であり、固体名ではない。
大きさはライター程度、形や色は沢山ある。
意思を持ち、話したり、笑ったりも出来る。
一体一体では力もそれほどないか弱い存在であるが、
複数の仲間と接触することによりペントミノという巨大なロボットに変形合体できる。
仲間との組み合わせにより、さまざまな形態のペントミノになれ、その組み合わせは無限とも言われる。

エイト・クイーン
ピースたちの世界を支配する謎の軍団。
ソーマ、ルービック、タングラム、ロジック、パリティ、ソリテール、ライツアウト、ポリオミノ
の八大幹部のもと、数千とも数万とも言われる軍団員からなる巨大組織。

タングラム
もとはピース達と同じ種族だが、ピースたちを裏切りエイト・クイーンへと入団した。
その目的は不明。
タングラムとは、ペンタミノと同じ状態で、複数のピース達から構成されていると思われる。

ハノイタワー
ピースたちの世界の謎が収められているという伝説の塔。
今はエイト・クイーンの本拠地となっている。
613それも名無しだ:2007/08/05(日) 21:41:26 ID:GOX6d8tD
THE AREMAN

世界の制覇を企む「アーマン帝国」。
その尖兵として体内に人間を取り込む等身大機動兵器「アーマンロボ」を送り込むが、
その内三体が命令を無視、自分の体を人間に「委ねて」しまったのである。
駆郎、茜、葵の三人は委ねられたアーマンロボでアーマン帝国を打ち倒すことを誓う。

黒須 駆郎
帰宅部の普通の高校生。黒いアーマンロボと融合し「ブラック・クロス」に変身する。
心優しい性格で、あらゆる相手に柔らかい態度をとる。
体が弱く炭酸飲料を止められている為、コーラに凄く憧れている。

三天 茜
剣道部の普通の女子高生。赤いアーマンロボと融合し「レッド・デルタ」に変身する。
男勝りな性格で、先輩にも臆することなく喧嘩を売れる。
実は可愛い小物が好きで、家に帰れば四六時中部屋でぬいぐるみを抱いている。

菱野 葵
図書部の普通の高校生。青いアーマンロボと融合し「ブルー・スクェア」に変身する。
物静かな性格で、基本的に何があっても本を読むのをやめない。
重度の軍事マニアでもあり、モデルガンを常備している。

ブラック・クロス:背に巨大な十字を背負ったアーマンロボ。遠近バランスに取れている。
レッド・デルタ:背に巨大な逆三角を背負ったアーマンロボ。接近戦に特化している。
ブルー・スクェア:背に巨大な正方形を背負ったアーマンロボ。遠距離戦に特化している。
614それも名無しだ:2007/08/05(日) 22:53:25 ID:AhFf8Oc/
とりあえず>>613までのぼくロボはまとめてみた。
人気投票するときに言ってもらえればすぐ貼れる。
615それも名無しだ:2007/08/06(月) 18:38:07 ID:QlUrc20y
陰陽式機伝盛り上がってきたな。続きが待ち遠しい
616それも名無しだ:2007/08/07(火) 10:50:47 ID:hzYKdhLc
さて、そろそろどれに投票するか考えとかないと…
617それも名無しだ:2007/08/07(火) 10:51:18 ID:hzYKdhLc
上げちまったよ…スマンorz
618それも名無しだ:2007/08/07(火) 21:04:41 ID:csWRghw0
団結戦士エイエイオー

運堂 開(うんどうかい)
岳芸 激(がくげいげき)
遠藤 歩(えんどうあゆみ) ほかクラス一丸となって動かすそれなんてエルドランなロボット。主に隣のクラスと戦う


なんか既出の名前だったような気もする・・・
619それも名無しだ:2007/08/09(木) 04:15:06 ID:H1A8gp+q
>>618
なんで隣と戦うのか気になるなぁ。
あと、遠藤 歩の元ネタってなに?
620それも名無しだ:2007/08/09(木) 07:30:27 ID:D8Wbcy5r
>>618
理由は特に考えてない!小学生ってクラスごとの縄張り意識とか対抗意識とか強いでしょ?それと宇宙人とかと
戦わせると本当にエルドランでしかないなあ、という理由。

遠藤は遠足から。
621ぼくロボまとめ1:2007/08/11(土) 17:09:25 ID:tBYaT3Q5
>>17 暁のミカルゲイザー
>>18 最強家族ファミリオン
>>19 プロレスロボット
>>20 メディオ 最後の24時
>>21 薔薇機人ブランクローゼ
>24 金級合体ゴルデンジー
>25 機動校舎スターディア
>31 戦国誌―ナナミの将―
>32 フュージョン・リミット
>33 機動政府レイブリンガー
>35 素晴らしき自作自演
>41 食料飢餓問題 リョウリオー
>45 爆心王ダイガンオー
>48 福音の剣 ゴスペリオン
>51 全宇宙戦闘ロボット監査委員会承認適正装備監査機体 テキセイガー
>57 反撃鋼帝 バンカイザー
>74 時間跳躍トキレイル
>87-89 >244 >351-354 >370-371 超戦闘士 プラティロイド
622一応貼っておこう:2007/08/11(土) 17:10:48 ID:tBYaT3Q5
>92 情熱戦隊ボルケイザー
>93 電脳機動デジンガー
>94 懲役千年エンザイダー
>111 氷砕王 フォルクライザー
>113 紅蓮雷撃 サンダークロス
>120 機動戦士Bガンダム
>129 超巨大一期一会ロボ グンゾオー
>130 漂流戦士 アステロード
>131 (名称未定)
>134 超電説 サンダーリプルD
>135-137 ジャスティスゲーム!
>140 恐慌破断ダイカイザー 〜1セントの奇跡〜
>153 スパロボのシナリオ(仮)
>159 終末機兵 レイザリオン
>161-166 *轟鉄のストライフ
>168 魔神傀儡ギルティロス
>185-186 終極機関 ファイナルトリガー
>194-195 >>200 タウィル・ヴァリー
>199 W・W・II
>201 スーパーロボットガンバリオン
>203 超硬水クリスタルガイザー
>209-212 機動蒼奏歌シュテルンアドラー
>225-229 魔天双牙 ゴッドグリフォン
>231-233 235 終焉神機ゼルガオス
623それも名無しだ:2007/08/11(土) 17:12:29 ID:tBYaT3Q5
>234 超現実的(中略)兵器 リアスティック ―ちょうげんじつてきへいき りあすてぃっく―
>264 幽鬼帝王 ライオンファントム
>267 勇者探偵ディプロテクター
>268 魂の雄たけび ハウリンガー
>270 孤高戦士ネイティマナス
>272 風雷王
>279 帰還惑星ディマイゾン
>290 召喚幻機 サモンレイザー
>293 幻霊鎧機 麒麟皇
>329-339 シャドウミラージュ
>358 サムライブレイブ! ゴリンカイザー
>364 日本未来話・騎機械塊
>372-373 超鋼人 The・ガーン
>391 フリゲート・マン!
>392 音獣機声メトロノイザー
>398 >>415 着神合体Gウォーズ
>405 英雄人 デビルマン
>420 らぶどる(誤爆)
>439 鎧骨装神テンガイラー
>441-442 >>457 海神バミューダ
>443-445 タイトル不明(輪廻の階層?)
>446-450 ある男とロボットの話
>454-455 今昔絵巻・童話大戦
>466 超核兵神ドグマイザー
>467 超核兵神ドグマイザー
>468 ボウサイガー
>474 時雨ん刻のレイナー
624最後。:2007/08/11(土) 17:15:13 ID:tBYaT3Q5
>476-480 アナザーバンパイオー(仮)
>486 ぼくロボ学園
>489-491 争乱灰燼 セイバリアン
>492-493 幻魔紀行 最勇機
>495 機動OL伝説アフターファイブ
>508 斬虐皇女グレトバトイェ
>542 護爆的中ダンバリアーン
>543-550 お願い!お星様!!
>555-556 プロレスロボ Gアックス
>560 ソードマスター(仮)
>569 2chセイヴァー AA
>584-586 魔神偶像ダイモベイアー
>591 スーパー系ロボ達(名前のみ)
>594 SF物(仮)
>611 露店戦争バタジャガー
>612 剛板合体 ペントミノ
>613 THE AREMAN
>618 >620 団結戦士エイエイオー


・今スレ発表のロボをまとめてみた。人気投票の際に「これ気になるなぁ」ってのを見るのに使ってもらえたら。
・今スレ発表分だから、設定とかは前スレで、本編は今スレで〜ってのは除いてみた。
・>476-480は、搭乗者名とか違うし、入れてみた。
・作品名の後ろについている()は勝手につけさしてもらったもの。
・>529-531は鉄火エルディオン?

こうしてまとめて見たけど、改めてぼくロボスレは凄いなと思う。
作者みんなのなかにそれぞれのぼくロボがいて、それぞれが世界を守ってるって考えたらちょっとジーンときたよ。
625それも名無しだ:2007/08/11(土) 18:47:52 ID:LLrilgHR
>>621
626それも名無しだ:2007/08/11(土) 21:11:17 ID:aKcqF2mg
今スレから来たんだが
陰陽式機伝って前スレに設定あるの?
627それも名無しだ:2007/08/11(土) 21:13:51 ID:aKcqF2mg
て、そう書いてあったか
スマヌ
628それも名無しだ:2007/08/12(日) 16:16:00 ID:+Kwtan5k
>>626
作者ですが
設定部分に冒頭っぽいものがちょっと書いてあったので、今スレからだけ見ると
微妙に変なところから始まってる感があるかもです。
かといって今更プロローグ書き直して投下ってのもテンポ悪そうで…。
629それも名無しだ:2007/08/12(日) 19:05:22 ID:PrelxvGz
>>621
乙です。で、いつごろ始めます?
630それも名無しだ:2007/08/12(日) 19:13:10 ID:Wrc0VAwS
まず次スレ立ててしまわないと
631ぼくロボまとめ ミス直し:2007/08/12(日) 19:17:08 ID:+lKLvBI3
>>622

×>231-233 235 終焉神機ゼルガオス

○>231-233 >235 終焉神機ゼルガオス

こうだった…。
今気づいたorz
作者さん、ごめん

>>628
そくろWEB氏のところで過去ログが見れるし、
プロローグは投下せずとも問題ないかと

>>629
次スレ立った辺り?
480kbくらいからスタートって
上で見た気が
632勇者探偵ディプロテクター:2007/08/12(日) 23:45:39 ID:PrelxvGz
埋め企画 裏設定貼っちゃいまSHOW!

宇宙刑事アレックス ショットガンに変形できる「もっとも熱い宇宙刑事」でディプロスとは「レッちゃん」
         「プロちゃん」と呼び合う親友。ダイノハーケンを追って地球に来た。

 レックスショット アレックスが変形したショットガン。威力はすさまじいが単独では命中率がとても低い。
         
  フレアテクター アレックスの宇宙船。地球では消防車に偽装して消防署に隠されている。

灼熱刑事フレアレクスター アレックスとフレアテクターが捜査合体。必殺技は「真発槍 光火敵面
            (しんはっそうこうかてきめん)」。

     レックスタンク フレアテクターにレックスショットがマウントされた状態。戦車には見えない。

グレートディプロテクター ディプロテクターにフレアテクターが名推理合体した「もっとも偉大な宇宙探偵」。
            その巨体ゆえレックスショットも自在に扱える。必殺技はレックスショットと
            フィールドランチャーを合体させた「ギガフィールドバスター」と「グレート大発剣
            快刀乱麻」。


スカイランナー ジェット機に憑依した「もっともクールな宇宙探偵」必殺技は上空から踏みつけるキック
       「イーグルフォール」。

ジャイロランナー ヘリコプターに憑依した「もっとも誇り高い宇宙探偵」技は旋風脚「ジャイロトルネード」。

リニアランナー リニアモーターカーに憑依した「もっとも速い宇宙探偵」技は高速の跳び蹴り「リニアカタパルト」。

音速探偵マッハランナー 「脚の探偵」と呼ばれる3人が推理合体。ジェットが肩より上、ジャイロが体、リニアが
           下半身となる。武器は「鍛弓針(たんきゅうしん)」。

バーンランナー 蒸気機関車に憑依した「もっとも紳士的(ジェントル)な宇宙探偵」。穏やかな性格は合体後にも
       影響を与えている。技は高熱のひざ蹴り「バーンライジング」。

熱速探偵ニューマッハランナー ダイノハーケンにより重傷を負ったジェットランナーに代わりバーンランナーが
                ジャイロ、リニアと合体。スピードは落ちるがパワーはアップ。

超音速探偵ソニックランナー 復帰したジェットを含め4人で合体した最強の形態。武器は「スーパー鍛弓針」。


ロードバトラー ロードローラーに憑依した「もっとも頑丈な宇宙探偵」。技は重い鉄拳「ヘビーインパクト」。

パワーバトラー クレーンに憑依した「もっとも力強い宇宙探偵」。技は敵を投げ飛ばす「エンドスロー」。

エイドバトラー 救急車に憑依した「もっとも心優しい宇宙探偵」。技は気付けのビンタ「カウンタースナップ」。

ドリルバトラー ドリル戦車に憑依した「もっとも粘り強い宇宙探偵」。技は捻りの効いた「ドリルスクリュー」。
       
剛腕探偵ディープバトラー 4人の「腕の探偵」が推理合体。パワーが体と頭、ドリルが両腕、ロードとエイドが
            それぞれ脚になる。武器は「壊石主砲(かいせきしゅほう)」。


鉤爪探偵ダイノハーケン 優れた宇宙探偵にして快楽殺人犯(ただし彼にとって地球人は標的に値しない)。脱獄後
           宇宙探偵を狙って地球にやってきた。

ゴッドハーケン ダイノハーケンと宇宙船ゴッドテクターが合体した人型形態で通称「もっとも凶暴な宇宙探偵」。


 それからMidi職人様に。ディプロテクターは「ディテクター(探偵なら本当はディテクティブですが)」と「プロテクター」
をかけた名前なので韻を踏む感じで歌詞に生かして頂けたらと思います。
 こんなこと書いて選ばれてなかったら恥ずかしすぎるけど……
633それも名無しだ:2007/08/13(月) 17:15:06 ID:/B5ZQfxq
埋め埋め

天地爆裂 Dマイト

古くなった建物を爆破したり
瓦礫の下に閉じ込められた人を助けるために
現れるロボットだ!

マイト
災害救助や解体業で生計をたてる熱き魂を持つ男
祖父のハナビから受け継いだ爆弾製法を駆使し人助けをする
自作のメカ・爆マイトを使うことで瓦礫の中等狭いところでも爆破も可能となる

Dボマー
マイトの住居兼爆弾製造工房兼大型爆破マシン
ダイナマイトキャノンは直接ダイナマイトを発射する

Dマイト
爆マイトとDボマーが合体した姿
爆発で生まれたエネルギーで稼動していて
爆発を攻撃に使うこともできる
爆発時のエネルギーを吸収することもできる
634それも名無しだ:2007/08/13(月) 23:15:22 ID:fpseXCpM
このスレでも変身物は有りらしいけど、特撮!板にすれが立ったので
これから変身物発表しようって人、変身物はこちらで発表したらどうかな

【メタル】オリジナルヒーロー参上!【その他】
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1186677172/l50
635それも名無しだ:2007/08/13(月) 23:46:58 ID:AGLEQGEj
>>628
シャドウミラージュの人みたいにうpって見たら?
限定的にしか見られないのが痛いが
636それも名無しだ:2007/08/14(火) 07:13:36 ID:xU4X+Nj3
せっかくまとめサイトがあるからいいんじゃないか?

>>634
むしろそっちのスレの人がこっちに来ればいいのにと思った。叩かれてるし、投下されたネタもどれもこのスレの許容範囲だし。
ちょっとでもロボらしきものが出てればOKというこのスレのカオスぶりが好きなんで
637それも名無しだ:2007/08/14(火) 11:35:30 ID:FW8u+4S2
>>634をざっと見てきたけど
細かいルールを作ってたりと、暗黙の了解で成り立ってるこのスレの方向性とは今のところ違う感じだな
みんなでひとつの作品を作る〜みたいなベクトルだし

というより、特撮板はロボ板よりも厨が多くて排他的だから個人的に嫌い
似たスレとしては一応応援しておく
638それも名無しだ:2007/08/14(火) 11:39:12 ID:FW8u+4S2
639それも名無しだ:2007/08/14(火) 19:22:10 ID:tTzIrnbG
>>637
ごめんね。特板住人だけど、悪い人たちばっかじゃないんだ。
特板で気に障ることがあったんなら、一特板住人として謝るよ。


ところで、人気投票はもう始めていいのかな?
初めていいなら、今スレでは
機動蒼奏歌シュテルンアドラー
に一票入れさしてもらいたい。
設定が読んでてすごく面白い。
設定考えるのが苦手な自分としてはこういうの考えられる人が羨ましい限り。
640それも名無しだ:2007/08/14(火) 19:27:32 ID:iuxKiide
>>637
厨が多いかどうかってのは、目糞鼻糞って領域だがねぇ。

まぁ、「○○が嫌い」ってのに、無理に干渉しても不毛なだけなんだけど、
一々、「厨が云々」いうと、敵ばっかり作って、空気が殺伐とするから、
普通に「あそこの板は、肌に合わない」の一言で済ませておこうな。
641それも名無しだ:2007/08/14(火) 20:21:48 ID:xU4X+Nj3
投票のルールは今スレ三作品、歴代から総合で一作品でいいのかい?
642それも名無しだ:2007/08/14(火) 23:35:08 ID:fmNyiQZg
今スレ

超戦闘士 プラティロイド
ジャスティスゲーム!
争乱灰燼 セイバリアン

総合
セイカイオー

かな。3つあっても他が強くて自演枠取れないw
セイカイオーは一つから派生して完全に個別化したのが>>595で共演してるあたりに不思議な面白さを感じた。
643それも名無しだ:2007/08/14(火) 23:59:35 ID:tTzIrnbG
投票作品は三つまでなのか
なら、
超戦闘士 プラティロイド
ジャスティスゲーム!
>>639で三票。総合はセイカイオーで。

さすがに、自分のロボに票入れるのはやりたくないし、設定的にもおもしろそうなこの三作品で。
総合は、さまざまなIF作品も生まれてるセイカイオーに。
644それも名無しだ:2007/08/15(水) 01:16:58 ID:cM3kNq4S
今スレ
>129 超巨大一期一会ロボ グンゾオー これは誰か書いて欲しかった。いや、自分で書けって話なんだけど
>87-89 超戦闘士 プラティロイド 曲もいいが設定もいい
リメイク版セイカイオー 終了記念で自画自賛解禁

総合
元祖セイカイオー これはもう自民党票みたいなもんですから(笑)。共演嬉しかったです
645それも名無しだ:2007/08/16(木) 08:07:59 ID:o6a64tgX
よし、投票だ

>33 機動政府レイブリンガー    
     いいなあ、こういうネタ。展開次第でコメディにもシリアスにもできそう。
>135-137 ジャスティスゲーム!  
     皮肉の利いた設定が好き。脳内アニメ化絶賛進行中。
>203 超硬水クリスタルガイザー  
     なんというか、ネーミングやらセリフやらが色々とツボにw

総合はセイカイオーで。一つの話から展開が広がっていくのっていいよね
646それも名無しだ:2007/08/17(金) 00:33:28 ID:PHvHNiWo
今回も悩むなぁ

・護爆的中ダンバリアーン
誤爆しちゃったし。
それに、運(ラッキー)で補うというのは展開しだいですごくおもしろくなったりしそう。
・シャドウミラージュ
タイミングとか合わなくて序章しか読めてないけど、
ぜひとも設定とか全部読んでみたい作品
・終焉神機ゼルガオス
設定とかはじけてて好き。
神との戦いってのは燃える

総合はゲンカイザーで
647それも名無しだ:2007/08/18(土) 09:00:10 ID:OrzdcTUy
今スレ投下分
帰還惑星ディマイゾン
音獣機声メトロノイザー
鎧骨装神テンガイラー
超核兵神ドグマイザー
時雨ん刻のレイナー
斬虐皇女グレトバトイェ
護爆的中ダンバリアーン

今スレ投下ネタ
聖界機兵セイカイオーIS
征界巨人セイカイオーXX話 セイカイオー自らと相対す
序文 エルディオンアーク

セイカイオーばかり書いてたから今までで一番投下数が少ないな
次スレはそろそろゲンカイザーGをはじめるだろうからますます減る予感


投票

超戦闘士 プラティロイド
素材を作ってアピールできるのはでかい

プロレスロボ Gアックス
スレの方向性とは違うがありっちゃありな気がする

機動蒼奏歌シュテルンアドラー
説明文賞

総合投票はいつもどおり棄権
今スレはちょっと説明系ネタが多いので個人的にはさびしい
648それも名無しだ:2007/08/19(日) 21:43:26 ID:ZUu/qI3C
>>621-624
あれ、月帝とヨンシンオーは?

投票
月帝ノ唄 完結記念
四神合身ヨンシンオー 復活記念
THE AREMAN こういう系好き

歴代
ディプロテクターはいいものだ
649それも名無しだ:2007/08/19(日) 21:56:50 ID:wnpHs8Gy
>>648
両方過去スレに設定なかったっけ?>ヨンシンオーと月帝
650それも名無しだ:2007/08/19(日) 22:22:00 ID:SNgyHKIC
>>648
君……いくらなんでも……
651それも名無しだ:2007/08/19(日) 23:17:46 ID:GjqBLfTF
>>621-624のレスをまともに見ないでこの醜態
さすが元糞コテは違うよな
652それも名無しだ:2007/08/21(火) 19:28:36 ID:xLbesbvL
今スレ投下作品

・魔天双牙 ゴッドグリフォン
・シャドウミラージュ
・争乱灰燼 セイバリアン

ゴッドグリフォンはなんとなく魔法と絡めたくなってやった作品、投稿したあと某ロボと被ってる事に気づき落ち込みました
シャドウミラージュは長い事構想していた一つが形になったのでやっとの事で投稿した作品
票は書き続ける為の後ろ押しになりましたありがとうございます、設定の方はたぶん今月中に1話と一緒に上げれるので興味があればどうぞ(上手くいけば)
セイバリアンは完全にアホなのを書きたくなってやった作品で悪ノリしすぎだったとちょっと反省してたんだけど
票貰えて意外というか嬉しいというかw

んで投票
今スレ

>135-137 ジャスティスゲーム!
653それも名無しだ:2007/08/21(火) 19:36:10 ID:xLbesbvL
>>652の投票は無かった事に
途中送信してしまった…orz

今スレ

>87-89 >244 >351-354 >370-371 超戦闘士 プラティロイド
壮大なシナリオ、曲にやられました

>92 情熱戦隊ボルケイザー
実の所こういう悪ノリした作品大好きなんでw

>135-137 ジャスティスゲーム!
個人的には今スレで最も好み
正義が狂気に変わる瞬間とかもありそうなのがwktkさせてくれる


総合はセイカイオー

654それも名無しだ:2007/08/24(金) 12:44:22 ID:1tq62/At
超砦フォトロス

月面都市計画の試作プラントが突如エイリアンに襲われた。
エイリアンは月を根城に地球への侵略を企む。
これに対し世界連邦は反攻作戦を試みる。
種の生存を賭けた戦いが今始まろうとしている!


一方世界連邦から壊滅と判断された月にはまだ計画の参加者達が生き残っていた。
敵の中枢であるこの地に地球からの救援は期待できない。
なんとか月の裏側にあるとされる旧世紀のシェルターまで行かなければならない。
エイリアンの猛攻に次々と命を落としていく仲間達。
しかし必死の思いでたどり着いたシェルターはエイリアンによって既に破壊された後だった。

追っ手のエイリアンが来るのも時間の問題、絶望する生存者たち。
そんな折地球とエイリアンの戦いが本格的に始まり、月に新型核兵器が撃ち込まれる。
これの衝撃により月の地殻変動が誘発され、月の裏側にもその影響は及んでいた。

地殻変動に巻き込まれ生存者は残り13人。しかし彼らはむき出しの地表から驚くべき物を発見する。
それは古代遺跡とも呼べるものであり、かつて月の裏側に文明が栄えていた証だった。
遺跡に足を踏み入れる13人。
だが遂に追っ手のエイリアンに発見されてしまう。
遺跡の一部である巨大な砦に逃げ込むが、エイリアンの攻撃を受け続ければ助からない。
最早これまでと思ったその時、突如その砦が動き出したのである。

それこそ月面古代文明の遺した超砦、フォトロスであった!
果たして13人は生きて地球に帰れるのか?
人類とエイリアンの戦争の行方は?


フォトロス
謎の月面古代文明によって作られた超弩級機動防衛要塞(第一発見者がつけたが長すぎるので他の仲間は超砦と略している)。
地球上では考えられないほどに圧縮された質量による堅牢な装甲を持つ。
いくつかの武装は残っていたものの、物資の関係や技術面で殆どが仕えない状態。
逃亡時に持ち出した機械類や遺跡に残る他の武器を使用して補っている。
相当数の機動兵器を搭載できる設計らしいがそのスペースを使用するのは今となってはソルファイター3機のみである。
こんな感じの風貌→ttp://pc.gban.jp/?p=9657.jpg



ソルファイター
フォトロスに搭載されていた移動用小型艇と思しきものを改造した低重力下及び無重力用戦闘機。
小型艇は7機あったが実働に耐えれるものは少なく、戦闘用にばらして補修・改造に使用された。

655それも名無しだ:2007/08/24(金) 18:28:35 ID:CpMF2vpM
>>654
かっこいいじゃないかフォトロス
656それも名無しだ:2007/08/24(金) 18:31:55 ID:jLzWJjbe
>>654
次スレに投下したほうがよかったんじゃw
岩石なゴツゴツさみたいなデザインがいいね
657それも名無しだ:2007/08/24(金) 18:51:30 ID:u7UToXxt
埋めるんだからこっちでいいんだよ
658それも名無しだ:2007/08/24(金) 18:52:57 ID:yZBjEb0D
ついでだから投票しようぜ
自分はもう投票しちゃったけども。
659それも名無しだ:2007/08/24(金) 18:56:11 ID:CpMF2vpM
>>657
埋めネタは用意してるんだって。ていうかリメイク版セイカイオーの裏設定貼る機会を私はずっと待ってたんです(笑)
660それも名無しだ:2007/08/25(土) 18:52:04 ID:phb1Tw4o
痺れを切らして裏設定公開

〜支持率が100となったとき、征界巨人の前に敵はない〜

征界巨人「セイカイオー」 ロストテクノロジーの征界エンジンを動力とし、厚い装甲と聖域バリアで身を守る
日本の国機。内閣総理大臣だけが操縦でき、その出動には内閣官房長官の承認を必要とする。政府専用機
同様自衛隊の装備の一部として扱われており、武装、改造などにより内閣の力が増大するのを防ぐためその管理は国会の監視下に置かれている。
最終話で発動した「セイカイオーの光」は人の本能に訴える波長、光度で怒りを静める効果があるが(これもロスト
テクノロジー)、言ってしまえば洗脳装置であるため、到達不可能と思われる支持率を必要とするよう制限されていた。

行征剣(ぎょうせいけん) セイカイオー唯一の武器で日本刀様の形をしている。聖域バリアの技術を応用した
エネルギーフィールドで物を斬る。大方の想像どおり「律封剣(りっぽうけん)」「至宝剣(しほうけん)」も存在し、
合体して「征界剣」を構成するが、使われたことがあったかは未定。



テロボット・ギガントルーパー 第1話、2話に登場。人型ロボットとしては高性能だがセイカイオーにはまったく
歯が立たなかった。武器は無く攻撃方法は格闘のみ。

テロボット・スクリューパイル 第3話に登場。ギガントルーパーの左腕にドリルを装備した機体。

テロボット・レーザーボーラー 第5話に登場。背中に補助エンジン、両腕に工業用レーザードリルを装備した
機体。スナイパーが搭乗しセイカイオーを苦しめたが、動きが鈍い、衝撃に弱いなど実は欠点だらけの機体であり、その活躍はひとえに運用の上手さによる。

テロボット・スラッシュソーサー 第6話に登場。両腕に回転ノコギリを装備している。このとき内閣支持率が低かったためセイカイオーを追い詰めたが、特に優れた機体ではない。

テロボット・制界巨人コクセイオー 英部征界の操る究極のテロボット。征界の入手した征界巨人の設計図を
基に全身に砲やミサイル発射機などを装備している。ロストテクノロジーである征界エンジンと聖域バリアは持たず、エンジンは原子炉を積んでおり、セイカイオーの最大出力の80%の出力を安定的に得られる。

「星条機」ゴッドジャスティス 米大統領とSSで操縦する米国機。空飛ぶ空母が変形して人型(っぽい)形態と
なり、その全高は300m以上。航空機は大統領の移動用の小型機一機しか搭載できず、実は空母ではない。武器は怪光線とミサイル。米国機はもう一機「ガッデスオブリバティー」というのがいる。

英武総士郎(享年79) かつて史上最年少の40代で首相となった政治家。ロボット産業に力を入れることで
日本経済を立て直した。また、行き過ぎた好景気にバブルの兆候を読み取り金融政策の引き締めを敢行。
増大した税収で日本国機征界巨人を建造する。それでバブルを回避したことは後の政治家や評論家も認める事実だが、好景気に蓋をされたことを良く思わない国民感情に配慮して征界巨人は国会の地下に隠された。
それから数十年、再び首相となるも、何もせぬうちに凶弾に倒れる。多くの国民が有能な政治家と認める
一方、好景気を奪われた根強い反感も残っていたのだった。

英武チルドレン 二十数年前、政治家の高齢化を問題視していた英武が孤児を集め、政治家としての英才
教育を施す学校を自費で作った。英部チルドレンは18歳の春、つまり高校卒業に相当する年齢までに政治に
関する十分な知識(もちろん高校レベルの学業も一通り)を教え込まれた後、被選挙権を得る25歳まで社会に出される。
ほぼ全員が大学に行き、卒業から25歳までの3年間、何らかの職に就く。職業は政界と関わりのないものが望ましい。また、被選挙権を得ても戻ってくる事は強制されない。

内閣
内閣総理大臣 民荷尽(25) チルドレン閣僚の一人。大学卒業後小さな町工場で働いていた。

内閣官房長官 片原侍(67) 物腰は柔らかいが非情なリアリストでもあり、時折言葉の端に表れることがある。前総理とは固い絆で結ばれていた模様。

内務大臣 内海統二(54) 連立与党出身。野党時代の名残で結果論で相手を責める癖がある。

外務大臣 外村良(25) チルドレン閣僚でイケメン。米国に留学して大学院で群集心理学を専攻していた。

法務大臣 法月可憐(45) 凄い美人だがチルドレン閣僚の登場もあり年齢を気にしている。

財務大臣 財津原逸郎(48) 与党内でも別派閥出身のためよく尽につっかかる。
661それも名無しだ:2007/08/25(土) 18:53:10 ID:phb1Tw4o
経済産業大臣 源経義(53) 不言実行型。出っ歯で無愛想だが、見かけによらず面倒見がよく寂しがりや。「みなもとの」と呼ぶと怒る。

国土交通大臣 土田路代(51) 貫禄のあるおばさんといった感じ。

文部科学大臣 押江諭子(25) チルドレン閣僚。幼い頃の親からの虐待により顔に大きな傷があるメガネっ娘。普段は明るい性格だが幼児虐待やDVの話になると烈火のように怒る。議員になる前は小学校教師。

農林水産大臣 林稔 (24) チルドレン閣僚。議員ではなく(まだ被選挙権がない)北海道で酪農家の手伝いをしていたが、前総理の葬儀のために上京した際に尽の要請で内閣入り。

環境大臣 堺たまき(49) 民間から内閣入りした童顔の女性。もとは自然科学系の学者。法案などは官庁任せだが自然環境に関する持論が絡むと決して意見を譲らない。

防衛庁長官 水空衛(25) チルドレン閣僚。少年時代はガキ大将。議員になる前は自衛官。

国家公安委員会委員長 甲賀公康(26) 忍術を修めている最強のチルドレン閣僚。議員になる前はキャリア組警察官。

宇宙開発技術庁長官 曽良宙(25) チルドレン閣僚。まんがみたいな髪形で八重歯が目立つ。議員になる前はJAXAの研究員で物理学、工学に強いが、アニメ特撮にはそれ以上に強い。

総理大臣秘書官室
総理大臣秘書官は全部で5人おり、主席秘書官のほか外務省、財務省、経済産業省、警察庁からそれぞれ出向した秘書官が分担して業務を行う。

総理大臣主席秘書官 垂木さくら (25) 尽の代のチルドレン一の優等生だが衆院選に落選、尽の要請で主席秘書官となる。それまでは英部征界議員の秘書をしていた。異例だらけの内閣なので閣議に参加することもなんとなく認められている。

総理大臣秘書官 新村晋哉 (39) 警察庁から出向の秘書官。テロとの戦いが主となった内閣において尽の警察と自衛隊関係の仕事をまとめる非常に忙しい立場にいる。

総理大臣秘書官室付主任 岡紅美子 (57) 長年秘書官室で勤め上げた、首相秘書官室の主のような存在。付き合いの長い職員は姓とかけて「おっかさん」と呼ぶ。

マスコミ
寺門新(46) 寺門チームのチーフ。髭面にサングラス。社会を一歩引いた目線で見ており、本人の思想を表に出さない。話題性で内閣の批判、擁護を変え国民感情を煽る。

平恒夫(31) 十代前半のうちに両親を亡くし、妹晴海と二人(+猫一匹)で暮らしてきた。周囲の大人を味方につけることで育ってきたため人の感情に訴えるのが非常に上手い。

鹿島静(33) 寺門チームのリポーター。あまりものを考えず人の言うことを鵜呑みにする。

あと、英武征界は30歳。


全然埋まらなかったな。
662それも名無しだ:2007/08/26(日) 09:08:55 ID:XAXpN9we
シャドミラの設定ネタならあるけど(話は途中で切れちゃうだろうし)
それ貼ってもいい?

話でも途中で切れちゃうように改変すれば書けたりしますが
663それも名無しだ:2007/08/27(月) 05:50:20 ID:mRR/Lkhn
ああ、結局は埋めネタ製造機に追いやられるわけだな俺は
664それも名無しだ:2007/08/27(月) 16:02:27 ID:ux3Z7/XL
衣料用洗剤メカ「ザブんぐる」.
                            ヘ
                            /  \     l   _   ,              , ヘ、
            r---、_ r─‐ュ_     '.    \  ! // ヽ /             , '   /
        ____二二ユ ∠二コ r┘     '.    \  v'_   V_           , '´    /
rー─--ュ ] r_ ュ         _ 7   r──-、     ヽr{r-、_] l rト-、      ,  '´      /
.` ̄ ̄⌒^Lr‐冖r─r;ニニ、, ┬ ──v─ >‐ュ  Y二ユ_ l |}ニ〉!| | l」  | _, -r<ヘ        /
            \_ト- ‐く _,イl     }      l | / ̄ =-└'ィト-フ  ̄ ブ    Vーヘ     /
              辷‐<l / |   _/L ___j__」 l     x 二 ヽ ヽ、_厶.     Vーヘ /
            `フ匸 ドニニ二[      `¬-| 「¨ 7 / ハ }  |  V⌒ヽ -V∠__
               ̄丁二__ フ」         | └ -ヘ ! / / ;′←ここが洗濯機になってます。本機の動力は洗濯ドラムの回転です。
                           / ヽT ‐ _ ヾ二彡'  | 盗んで3日たった女性用下着を衣料用洗剤「ザブ」で洗濯すると出力があがります。
                          ' ∠ 人_    ̄ ‐-─ヒブ^フ   Vレ个トく
                    , ヘ      _く < ヽ `く `≧r、_  / / ̄    /  |   ヽ
                / /\ r‐<ミヽ \ 二ィ/ > >ミ  丁厶--、   ′ /   |\
                  〈 /  lヘ ∠二」   ̄フ  / /   ヽr;レ / l |  厶ィ=ミヽ / |
                    ハ\ ト/ lj lj 7   /' / /く ̄ 7 レ  ,′ j| / イr 、  V  >′
                / 〉 ∨ ヽ--イ\  {ト / /.  \/ 〃_L二/ し' / / ト、 レ'
                   / /  /     l  `'ヽト--≧ト .___/L. 」      `7 / / 〉′
               厶ヘ /        !          |     | { 7     └'ー'-′
            / ゝ┐       ′       |     トく7
.             / /   |      /            |      | /
           / /   l      /           」    厶イ
             / /    ′   r≦             ||   _,仟u
          '  ′  厶-‐¬イン          | 丁「 | ||
         ′;    〃     ー┐             L `二´||
        /}  { , ' /      _」           lTニ7-リ
       /7 \r' /    √   |              |Tニ7
       ヽ'   Y´      / _ -┘           ー ′
        \/ } _ -‐  ´
665それも名無しだ:2007/08/28(火) 21:50:05 ID:YxFxzl21
投票ないなぁ
集計しちっゃていいのかな?
666それも名無しだ:2007/08/29(水) 16:32:04 ID:BiZlAil/
確かに…今回異様に少ないな…。
まぁ集計は一応埋まってからに一票
667それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:42:54 ID:yofGm4mK
――赤き機人、青き剣を取りて、天を貫かん。

――されども、勇なる者、己を捨て/雄々しき者、自らを滅ぼす。

――人々の記憶から真実が消えようとも。

――猛者達は伝説へと姿を変容し、時は過ぎ行く。



拳一つで守れるものが目の前にあるのなら、それは使命なのだ。
自らを捨て、打ち勝て、守りきり、生きよ。
そう師範がよく口にしたのを思い出して、海士都風華は人知れず泣いた。
死は絶望ではなく、純粋な喪失、自然なことである、と言うことをこの街の人間はよく知っている。
某県、玄海坂。
ここは十数年前の、ネガティブ現象の最初の発生地である。
原因の定かでない災害――大勢の人が死んだ。
無残な死ではあるが、ある意味では天災でもあった。
死は絶望ではない――しかし納得の出来ない死は絶望に近い。
海士都風華にとっての空手の師範である彼の死は、突然の病死だった。

???「仕方がなかったのよ――泣いちゃだめよ、風華さん。仕方がないんだもの……」

そう誰かが笑顔で言った。

風華「……『拳で語って死すべし』とはいかなかったね、先生」

棺が運ばれた、永久の別れに風華は拳を握りしめる。


【第一話 限界突破!! 烈なる獅子王!!】
668それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:44:50 ID:yofGm4mK

某県に栄える新都市、そこは玄海坂。
十数年前の災害を期に発展を遂げたこの大都市に、彼女は居た。

それが、自称普通の高校生――海士都風華である。

風華「――あぶないっつってんのがわかんねーのかクソガキ!!」

「うるせーぺちゃぱいー!」
「おとなしく寝てろ!」
「ばーか、男女!」

風華「て、てめぇら……! いい気になんじゃねぇぇぇぇ!!」


がつんっ! と跳び蹴りを放つ風華!

「うわぁぁぁ!!」
「なにすんだバカぁぁぁ!!」

風華「よっと!」

風華は軽々と木から落ちる三人の子供を空中で拾い上げる。

風華「……うちの私有地で遊ぶなっつんだよ、ガキは家でテレビゲームでもしてろ!」

男勝りで姉御肌。
しかし、女っ気のなさが逆に人気のある、それが風華だった。


???「……おい、風華、さっさと道場を開けてもらわんと練習が……って、またやっているのか」

風華「しょうがないでしょ……こいつら有刺鉄線だって越えてくるんだよ」

???「次は無人偵察機でも設置するんだな、早くしろ」

風華「はいはい……じゃあな、二度と来んじゃねえぞー!!」

どうせ来るんだろうけど。
風華は次の挑戦に期待しつつ、その場を去った。


風華の家は玄海坂の都内にあるが、その土地は広大である。
何を好き好んでか、風華の父は十数年前の災害で崩壊した土地の大半を買い込み、豪邸を建てた。
死んだ土地だったので安かったということもあるが、今は……広大な森になっている。
原因は謎、多くの研究者がこの土地を訪れるが、父は度々断っていた。
風華は、父が嫌いである。

669それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:46:55 ID:yofGm4mK

???「先生の件、お前ならそうとう落ち込むと思っていたが……大丈夫そうだな」

同じ稽古仲間の尽楠麗が聞いた。

風華「うん、どうして?」

麗「『ネガティブ』が出ていない、ネガティブは心の現れだからな」

風華「……ネガティブなんて信じないよ、人の心が見せる幻じゃない」

麗「ネガティブは確かな『力』を持っている、十数年前だってそれで街は滅びたんだ」

風華「そこに親父がつけ込んで……今じゃお嬢様気分よ、いい迷惑……」

麗「お嬢様暮らしは嫌いか?」

風華「そうね、なんて言うか窮屈……退屈。親父はお嬢様であってほしいみたいだけどね。まあ……だから、空手なんて許してもらえるとは思わなかったけど」

麗「大切にされているものさ、お前も大切にしろ。……それよりもだな、私は先輩が気になる」

風華「……始乃先輩? どうかしたの?」

始乃初子は空手部の部長を勤める。
彼女らにとっては多くの世話になっている人である。

麗「……先生が死んで、どれくらい経った」

風華「んーと、確か二週間くらいかな」

麗「ならば、ネガティブが消えてもいい頃なのに……」

風華「……先輩のネガティブが消えてないって? 嘘?」

ネガティブは本来ならば数日、長くて一週間で消える。

風華「ま、まあ……先輩は先生を慕ってたしさ、人より少し長いくらいじゃない、問題ないって!」

麗「……だと、いいのだがな」

麗はもう一度呟いた。
――ネガティブは確かな『力』を持っている、十数年前だってそれで街は滅びたんだ。

その日、稽古場に始乃初子の姿はなかった。
670それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:49:32 ID:yofGm4mK
翌日の学校で、風華は始乃先輩に会いに行った。
麗の言葉が気になったのもあるが、直接確かめたかった。
麗の言葉通り、ネガティブは居た。

始乃「あ、これ? ううん、平気だよ……どうせ明日にでも消えるから……」

始乃先輩の横でぼっと光る、それがネガティブだ。
人の心の現れ、この土地にしか現れない怪現象だった。

風華「先輩……あんま長引くならカウンセラーとかに……」

始乃「だ、大丈夫よ! もう平気、全然。 昨日もちょっと体調が悪かっただけだから、心配させてごめんね。 明日はちゃんと朝稽古するわ」

そう言われて、風華はとりあえず納得し、この場を去ったのだ。

しかし、始乃のネガティブは消える気配を見せなかった。
それどころか、風華にはそれが……肥大化しているように見えるのだ。

風華「……うぉぉぉぉおおおお!! せぇぇぃあ!!」

山奥の一本杉に向かい、拳を放つ!
ズシンと拳に重みを感じると、杉の木は全てを受け止める。
風華は何か思うことがあれば、いつでもこの場で拳を撃った。
水月突き――先生に習った最初の技、全ての基本である。

風華「……水月突きには、全てがにじみ出る。拳が自分の思うものより近くに届いたのなら、それは――」

もう一度、拳を放つ。

風華「……それは、迷いである…!」

杉は全く揺れない。
風華には何を迷っているのかがよくわかっていた。
風華には、ネガティブが出たことがない。
それ故にネガティブを信じないし、ネガティブの見える人間の気持ちも偽りなのだと思うことも多かった。
要するに、先輩の気持ちに素直に向き合うことができないでいた。

風華「……水月突きか、確か先輩と先生に最初に習った技だね」

???「――迷いの拳は、拳を腐らせる」

風華「……!? だ、だれ!?」

671それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:52:27 ID:yofGm4mK
風華は、杉の木のそばに立つ影に気づいた。
女性である。
緊張し、風華はとっさに構えをとった。

風華「……泥棒の類かしら、返答次第じゃマジで親父に無人偵察機を買ってもらうしかないわね」

???「――撃ってきなさい」

風華「は……?」

謎の女性も構えを取る、殺気が走る。

???「拳を知る者が構えをとったら、拳を交わすことしか許されないもの――」

風華「本気で言っているのか――!?」

風華は、殺気におびえた。
出来る、それだけはわかる。

???「来ないのなら、こちらから行くわ――!!」

風華「……!?」

殺気のある拳、風華には未知の経験である。
数回防ぐも、拳は確実に命を貫かんと迫った!

???「構えたまま拳を出さず死ぬの、海士都風華――!」

風華「こ、こいつ……!?」

見事な技だ、見ているものも惚れ惚れするであろう見事な拳が光を放つかのごとく風華には感じられた!
負ける、否、死ぬ――!

???「……自らを捨て、打ち勝て、守りきり、生きよ!!」

風華「そ、それは……先生の…!?」

ざっ、と砂埃が舞い、拳が止まった。

???「……でも、この言葉には続きがあるのよ、海士都風華!」

風華「続き、だって……!? まさか……」

謎の女性の構えが変わる、それは見慣れた光景!

風華「……水月突きの構え…!」

???「……この土壇場で、悟ってみなさい、海士都風華!!」

砂埃が突風に流された!
間違いなく、命を刺す一撃が迫る!

672それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:57:26 ID:yofGm4mK
風華「……うおぉおおおおりゃあああああああ!!!」


――拳を放った。

風華にはそれが最初は理解出来なかった。
まず、拳が触れた。
と同時に爆風が生まれた。
風華が、女性に拳が当たり、吹き飛んだ女性がそのまま杉を打ち倒したのだと気づくのは、舞った埃が落ち着いてからだった。


風華「……な、お、どうなったの!?」

???「……見事ね、海士都風華」

風華「ひいっ!?」

女性は未だ生きていた。
ばらばらになった杉の中から立ち上がった。

???「自らを捨て、打ち勝て、守りきり、生きよ……そして、最初な守るべきは、『自分の命』よ」

風華「自分の、って……」

???「自らを知らぬ者、自らを守れぬ者に、他者は救えない! それをよく理解したわ、……上出来よ」

たんっ、と軽い足取り(に、風華には見えた)で、木の上に女性は飛び移る。

???「――あ、ちょっ、ああっ!?」
ずでん、という、普通なら死ぬ高さから彼女は落ちた。
無論、無傷なのだが。

???「い、痛いー……ネ、ネガティブに注意しなさい……守る力が貴女にはある! さ、さよなら!!」

女性は姿を消した。
風華「……なによ、あれ」

残ったのは、ばらばらになった杉の大木だけであった。
673それも名無しだ:2007/08/31(金) 03:59:51 ID:yofGm4mK
翌朝、稽古場へと向かう風華と麗。

麗「な、謎の女性と戦って、大木を割った――!?」

風華「うーん、でもおかしいのよね、リーチならあっちのほうが上だったはずなのに、先にあたしの拳が……って、何よその顔」

麗「……大木を割ったことには驚かないのか」

風風華「いやぁ、やっちゃったものは仕方ないじゃない!」

麗「お、お前……!」

麗には呆れ顔をするしか思い浮かばなかった。

麗「……ま、まあそれは置いておくが、結局は何がしたかったんだそいつは……」

風華「……始乃先輩のことじゃないかな、多分さ」

麗「始乃先輩だと?」

風華「うーん……なんかさ、託されたって感じがするの。自分の中のもやもやが消えたってのもあるけど、少しやってみる!」

麗「や、やってみるって……お前……」

麗にはどことなく、風華が変わったような気がした。
微妙な変化だが、何か大きなことが起こりつつある、そんな予感がした。

始乃は約束通り、稽古場にいた。

始乃「あ、おはよう、風華さん、麗さん!」

麗「……ええ、元気そうですね」

麗にはまだしっかりと、それが見えた。
始乃先輩の横に疼く、ネガティブの姿を。

麗(何故だ――こいつらを見ていると、傷が……)

風華「おっす、先輩! それよりさ、今日は試合しないっすか?」

麗「風華――お前!」

風華「なぁに、いいじゃん! 最近は部内でもご無沙汰だったからさぁ……」

始乃「あ、私は構わないよ、だったらさっそく準備しなくちゃ……」

674それも名無しだ
麗「しかし、始乃先輩っ……」

結局、麗は風華に促され、止めることはできなかった。

稽古場の外は、自然の生んだ試合場である。

風華と始乃はグローブをはめ、構えた。
殺気もなにもない、平和な戦いである。

風華「……先輩に習って、もう半年か、早いなぁ…」

始乃「ふふ、風華さんは筋がいいから、すぐに抜かされそうね」

風華「そう、ね!」

鋭い一撃が突然始乃を襲った。

始乃「ち、ちょっと! びっくりするじゃない……」

風華「あははは、ちょっと本気出しちゃった……ね!」

もう一撃。

始乃「ち、ちょっと……風華さん…!?」

麗「……!? 風華、お前、何を……」


風華「先輩も本気出したらどうです――!?」

今度は二撃――否、四撃。
素早くさばく始乃の、風華の変化に驚いた。
拳の味は次第に殺気立ち、始乃は必死に防ぐも、拳が痛む。

始乃「ど、どうしたの風華さん……? 何か変わったことがあったなら相談に……」

風華「……あんたこそ、何であたし達に相談しないのよ」

始乃「えっ……」

こみ上げる殺気に、止めようと立った麗はおののいた。

麗(――風華は、本気に変わった……!?)

風華「……結局、先生を悲しんだまま立ち止まっているのは先輩じゃない! 黙って泣いてないで、何か言ってよ!!」

始乃「……泣いてなんかいないわ、お節介はやめてッ!!」

ぞわっ、とする何かの気配がした。
殺気か――と思った麗の勘は、はずれた。
麗は見た、先輩のネガティブ――それが形になっていく。