【清楚】シャナ=ミア【丁寧語】

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1それも名無しだ
以前も似たスレがあったようなので
その次スレ、という感じで
シャナ=ミアを語るスレです。


許可貰ってないのに立てちゃいました。
スレ立て相談所の皆様御免なさい。
2それも名無しだ:2006/06/09(金) 23:11:34 ID:+xxE4EMR
ぶっちゃけ出番が少なくてネタが…
統夜と幼馴染み設定で伸ばせるだろうか
3それも名無しだ:2006/06/09(金) 23:12:07 ID:/MSDU0/U
先生はこのスレ、すぐ落ちると思うなー
4それも名無しだ:2006/06/09(金) 23:14:45 ID:WMj2KNjj
そろそろ死んどけーっ!
5それも名無しだ:2006/06/10(土) 00:35:05 ID:3fg8mGjL
地味ヒロイン総合にしたらどうだろうか。

ククルとかククルとかさ。
6それも名無しだ:2006/06/10(土) 01:52:15 ID:yON/VGV/
印象に残んないからな、同じ姫でも
まだアルマナのほうが盛り上がると思われ
7それも名無しだ:2006/06/10(土) 10:15:03 ID:8Gd8iovb
語るっつってもな
キャラの露出が少なすぎて語ろうにもなあ
8それも名無しだ:2006/06/10(土) 11:56:27 ID:nYBDm8kT
とりあえずOGに出たら

私、私ね、統夜ともっと一杯話したいの、統夜君の事もっと知りたいの、私の事もっと知って欲しいの
統夜ーー

みたいな展開にして欲しい
9それも名無しだ:2006/06/10(土) 15:37:05 ID:BvqSXdMd
>>8
統夜じゃなくてアルヴァンならあるかもな
10それも名無しだ:2006/06/10(土) 15:53:08 ID:8cvWxd/G
私、私ね、アル=ヴァンともっといっぱい殺し合いたいの、アル=ヴァンの事もっと血達磨にしたいの、私の恨みもっと知って欲しいの
アルヴァーン

こうですかわかりません
11それも名無しだ:2006/06/10(土) 16:21:38 ID:Jl1Nphhy
また立ったのかよ。これで3回目なんだが
12それも名無しだ:2006/06/11(日) 09:40:11 ID:vk4gyRXr
うるさいうるさいうる(ry



・・・・いや、ホントごめん
13それも名無しだ:2006/06/11(日) 15:28:21 ID:PWiZJRFs
影は薄いがアルマナよりは好きだ
14それも名無しだ:2006/06/11(日) 20:18:16 ID:ewXAdJxa
>>11
迷惑がってるように見えるがちゃんとスレ数数えてるあたり
隠れシャナミアファンだろ
15それも名無しだ:2006/06/12(月) 20:36:03 ID:KdSowvPT
アレだ、声優は誰が良いと思う?
16それも名無しだ:2006/06/12(月) 20:40:39 ID:rQprm41g
つロミナ姫
17それも名無しだ:2006/06/12(月) 20:45:19 ID:jiCirfeQ
真綾or桑島

(ちなみに俺は統夜の声は下野紘派w)
18それも名無しだ:2006/06/12(月) 20:54:34 ID:XxsOt8Oo
>>17
それなんてPON?
19それも名無しだ:2006/06/12(月) 21:20:29 ID:Mj2D238k
小倉優子にやってもらいたいな?
20それも名無しだ:2006/06/12(月) 23:09:55 ID:51ze4Idd
カの字の人「殺す殺す殺す殺す殺す」
21それも名無しだ:2006/06/13(火) 15:08:19 ID:n0IliA+u
田中理恵がいいな
フルメタのお蓮さん風なしゃべり方
22それも名無しだ:2006/06/14(水) 23:21:05 ID:Aoki726D
もう理恵でいいよ。






釘宮ね。
うるさ(ry
23それも名無しだ:2006/06/15(木) 10:55:04 ID:r0LbnTcS
スレ違いで申し訳ないけど
シャインの声優が釘宮だったらシャインアンチやめる
24それも名無しだ:2006/06/15(木) 21:47:20 ID:JcdtpVs1
三人娘スレみたくSSが欲しいな。


いや俺は無理。
25それも名無しだ:2006/06/15(木) 21:54:09 ID:Fma6nMum
なんとなくだが川澄綾子かなぁ
アルヴァンは一条和矢、ジュアムは保志、フーは氷上恭子、カルビは久川綾、戯言だけどね
26それも名無しだ:2006/06/15(木) 22:45:19 ID:6mT0J0U1
シャア!?
27それも名無しだ:2006/06/15(木) 22:52:42 ID:Yp3nsEVw
シャナ
28それも名無しだ:2006/06/15(木) 23:04:52 ID:6mT0J0U1
どうも
29それも名無しだ:2006/06/15(木) 23:18:37 ID:5mhEER1I
>>25
ハセw・・・トウヤさん!
30それも名無しだ:2006/06/16(金) 02:52:40 ID:Z2gAY7sE
>>25
いーちゃん、僕様ちゃんのみてないとこで何してるんだい、うに〜。
31それも名無しだ:2006/06/16(金) 10:00:53 ID:YLLSPG2F
よっしゃシャナでSS書く。




J×灼(ゼツボウセヨ-
32それも名無しだ:2006/06/16(金) 21:39:07 ID:RYZsuwqf
※今回のSSのお題

1:三人娘お買い物
2:留守番
3:恋バナ

みんなガンガレ


いやだから俺は無理
33それも名無しだ:2006/06/18(日) 13:37:24 ID:mQg1lzTq
>>25
統夜は下野紘、カルビは大原さやか、カティアは浅野真澄、テニアは松岡由貴、メルアは能登麻美子、
アル=ヴァンは中田譲治、フー=ルーは雪野五月、ジュア=ムは保志総一朗、シャナ=ミアは水樹奈々が
ベストだと思っている俺
ギャラがとんでもないことになりそうだがな
34それも名無しだ:2006/06/21(水) 11:34:00 ID:QG8Xi7m5
この娘、統夜編では
「アル=ヴァン、私を置いて行かないで!私は貴方が居ないとダメなの!」
って叫ぶキャラなのに。

カルビ編では随分地味と言うか、遠慮がちというか。
呼称も「お従兄さま」になってるし。
35それも名無しだ:2006/06/21(水) 18:53:23 ID:n+RQfiXN
>>34
カルビの前でそんな風に呼んだら血だるまにされるから、だな。
36それも名無しだ:2006/06/21(水) 22:43:52 ID:UFsKU9hM
ハーレムルートだけじゃん
それ以外アル=ヴァンを生き残らせる理屈が
思い浮かばなかっただけ
37それも名無しだ:2006/06/22(木) 01:03:57 ID:Ji4opjlA
>>34
だってまともにラブバトル展開しても勝ち目無いもの
38それも名無しだ:2006/06/24(土) 22:51:12 ID:mLi/R7TI
つまり
トウヤに3人娘、シャナをくっつけて
カルビにアルバンをくっつければよいのだな
39それも名無しだ:2006/06/25(日) 12:23:57 ID:9v+WU8lk
アルバンカワイソス
40それも名無しだ:2006/06/25(日) 21:22:58 ID:+JtbEEB3
いっそグランティードを4体合体メカにして、各パーツのパイロットをそれぞれ統夜、カティア、テニア、メルアに担当させるのはどうか。
そしてシャナ姫はバシレウスのパイロットとして、中盤から参戦。


…それなんてファイナルダンクーガ?
41それも名無しだ:2006/06/25(日) 23:37:29 ID:5wKJtnOh
気になったんだが、シャナ姫って統夜より年上?年下?
俺は、3〜4歳年上って思っているんだが・・・
42それも名無しだ:2006/06/26(月) 11:49:31 ID:rX4QknUZ
同い年でしょ
43それも名無しだ:2006/06/26(月) 15:30:45 ID:xH46iVbv
灼眼のシャナ=ミア……

ごめん、なんでもない
44それも名無しだ:2006/06/29(木) 09:14:03 ID:96kGyYWK
シャナ「私達、幼馴染みですの。」














統夜「ごめん、おぼえてない」


シャナ「統夜ァァァァ!」

カルビスレから持ってきた。今は反省してる。


しかも比瑪役が三人・・。



45それも名無しだ:2006/07/02(日) 15:34:52 ID:S89ipQ1A
個別ルートだとアル=ヴァン死んじゃうから、
シャナ一人しかフューリーの重鎮は残らない訳で。

小娘一人で交渉してたら、どう見ても地球に技術だけ吸い上げられてポイです。
本当にありがとうございました。

そうならないように、ハーフフューリーな統夜は
地球で乳繰り合ってばかりいないで、月で幼馴染を手助けすべきだと思うのだがどうか。
46それも名無しだ :2006/07/09(日) 10:25:52 ID:frYKaKFj
チャージ!
47それも名無しだ:2006/07/13(木) 18:57:41 ID:JYcP4W70
チャージなどさせるか!
48それも名無しだ:2006/07/14(金) 22:32:41 ID:3Nf+Xzi5
リカバー!
49それも名無しだ:2006/07/15(土) 18:51:14 ID:GKSNbp5/
リカバーなどさせるか!



















だが、この状況をなんとかするためにSSを制作してやらんでもはない
…制作時間がかかってもいいならな
501:2006/07/15(土) 20:40:03 ID:NT07FnQ+
>>49
是非とも
51それも名無しだ:2006/07/15(土) 23:35:05 ID:GKSNbp5/
では、制作に入る
出来しだい投下する
52それも名無しだ:2006/07/23(日) 15:29:42 ID:0yTpd78Y
>>51を待つべく保守
53それも名無しだ:2006/07/25(火) 13:38:48 ID:ha90g0Tu
捕手
54それも名無しだ:2006/07/27(木) 00:37:07 ID:0ImLLTp4
あげ
55それも名無しだ:2006/07/27(木) 08:56:16 ID:HiuOj5XE
ここまで過疎ってるのも悲惨だ
56それも名無しだ:2006/07/27(木) 19:04:08 ID:svbJupLk
ちょっと聞きたいんだが、ここで書くとしてカップリングは
@統夜
Aアル=ヴァン
Bカルヴィナ
Cその他
のどれがいいんだ?
57それも名無しだ:2006/07/27(木) 19:36:24 ID:YilAaWdp
>>56
まあ誰でもいいんじゃね?
58お姫様の夏休み第一話の@:2006/07/27(木) 19:58:17 ID:svbJupLk
シャナ「ふう……。おに……アル=ヴァン・ランクス、これで終わりですか?」
アル「はい。……申し訳ありません、シャナ様。しかしシャナ様の署名が必要なのです」
シャナ「いえ、貴方を責めている訳ではありません。私はフューリーの代表ですもの、このくらいのことはしなければなりません」
アル「しばらく会談や署名などの気疲れする仕事が続いています」
シャナ「私は今まで何もできなかったのですから。大それたことはしていません」
アル「姫。貴女のお体には全世界のフューリーの命運がかかっているのです」
シャナ「お従兄さま? いったいどうしたのですか?」
アル「そこで、僭越ながら私たちフューリー幹部が一計を案じ、シャナ様にちょっとした贈り物をご用意いたしました」
シャナ「贈り物?」
アル「――夏休みです」
59お姫様の夏休み第一話のA:2006/07/27(木) 20:00:09 ID:svbJupLk
統夜「おーい、用意できたのか?」
テニア「うん、ばっちし!」
統夜「……カティア、用意できてるか?」
テニア「うわ、統夜ひどっ!?」
カティア「ええ、統夜。それにしても……ラフトクランズをこんなことに使っていていいのかしら?」
テニア「いいじゃん! せっかく平和になったんだし!」
統夜「まあ、何か聞かれたらオルゴン・クラウドで誤魔化せばいいさ」
カティア「……そういう問題なの?」
メルア「私はお菓子がたくさんあればいいです」
カティア「……はあ。あまり気に病む私の方が変なのかしらね」
テニア「そう言えば、昨日アル=ヴァンさんが電話で言ってた人って、どうなったの?」
統夜「もうそろそろ来る……と思うけど」
メルア「どなたが来るんですか、統夜さん?」
統夜「さあ? なんか、フューリーに一般的な地球人の生活を見せたいとかって話だけどな」
テニア「げっ、じゃあアタシたち、教育番組のお姉さんみたいなことしなきゃなんないわけ!?」
カティア「大丈夫よ、テニア。きっとアル=ヴァンさんもテニアにそんなことは期待してないわ」
テニア「そっかー。良かっ……ん? 今、カティアさりげなくアタシのことバカにしなかった?」
カティア「あら、気のせいよ」
統夜「お前らうるさいぞ。……あれ? 何だろう。黒塗りの車が」
メルア「ビターチョコレートみたいですね」
テニア「わっ! こっちに来たよ!」

――キキーッ……ガチャ、バタン

アル「統夜、わざわざ君に頼みごとをしてすまなかったな」
統夜「アル=ヴァン・ランクス!? じゃあこの車はあんたのなのか!?」
アル「いや、私の私物ではない」
統夜「その車の中に昨日言ってた調査員とかいう人がいるんだな……」
アル「その通りだ」
テニア「でもさ、アタシたち。そんなにすごいことできないよ?」
??「そんな心配には及びませんよ、テニアさん」
カティア「……この声」
メルア「……まさか」
シャナ「今日からキャンプに行くのですよね。私、昨日から楽しみで楽しみで、つい夜更かししてしまいました」
四人「シャナ=ミア!?」
60お姫様の夏休み第一話のB:2006/07/27(木) 21:00:03 ID:svbJupLk
カティア「どうしてシャナさんが」
アル「ん? 紫雲統夜、私は君に伝えたはずだと思うが、従者諸君に伝えなかったのか?」
統夜「……聞いてないぞ」
アル「確かに『地球の文化調査、学習のためにフューリーを一人預かってもらいたい。我々の中で最もこの状況に適当な人物だ』と伝えたと思ったが」
統夜「いや、て言うか知ってる奴なら知ってる奴だって言えよ!」
シャナ「……あの、もしかして、私はあまり歓迎されていないのでしょうか……?」
統夜「あ、いや、そういう訳じゃないですけど。姫様が来るなら最初から言っていただければ、こっちもそれなりの心の準備ができたのにって」
シャナ「こちらからお願いしたのですから、お気遣いいただく訳には」
統夜「仮にも一国の姫に失礼なことはできません」
シャナ「統夜=セルダ・シューン名誉騎士」
統夜「は、はい?」
シャナ「私は今日は公務ではありません。子どもの頃のように『シャナ』と呼び捨ててはいただけませんか? それから丁寧語ではなく、貴方の普段通りの喋り方を」
統夜「あ、わ、分かりま……分かった。シャナ」
シャナ「ふふ……ありがとう……統夜」
テニア(……ねえねえ。シャナってアル=ヴァンのことが好きなんだよね)
カティア(そうだったと思うけれど……たぶん)
メルア(統夜さん、シャナさんと仲が良さそうですね)
テニア(で、でもさ、あれってただ単に幼なじみだったからでしょ!?)
カティア(幼い頃に引っ越して分かれた二人が偶然出会う……それが恋の始まり……おあつらえ向きね)
テニア(ふ、不吉なこと言わないでよ! カティア、少女小説ばっかり読んでるからそんな変な想像するんだよ!)
カティア(『恋愛文学』です!)
メルア(カティアちゃん、たくさん小説持ってますもんね)
統夜「あれ、三人とも、何やってるんだ?」
テニア「えっ!? ……あ、あはは! 何でもない何でもない」
統夜「何か話してたみたいだけど」
メルア「はい。統夜さんとシャナ=ミアさんがこいっ……!?」(がばっ)
テニア「メ、メルアったらやだなぁ! 何でもないよ! うん、本当に何でもないの!」
メルア「モガモガ」
カティア「そ、そう言えばアル=ヴァンさんはキャンプの経験とかあるんですか!? 一緒に行くんですよね?」
61お姫様の夏休み第一話のC:2006/07/27(木) 21:01:32 ID:svbJupLk
アル「いや、私は職務があるので行くつもりは無いが」
テニア「ええっ!? だ……だって……じゃあシャナの世話は誰がするの!?」
シャナ「あの……私ちゃんと一人でもやれます……」
アル「統夜がいる。彼は若いが名誉騎士だからな。私も安心してシャナ様を任せられる」
シャナ「お従兄さま。私ちゃんと一人で……」
統夜「シャナ、落ち着いて」
シャナ「……もう」
カティア「ですが……」
アル「すまない。そろそろ私も戻らねば。統夜、後は頼むぞ」
統夜「分かったよ。って言ってもキャンプしに行くだけだけどな」
カティア「安請け合いしないでください、統夜!」
統夜「何、怒ってるんだ?」
メルア「カティアちゃん怖いです」
シャナ「……やはり私は迷惑なのでは……」
統夜「いや。気にしないでいいよ、シャナ。いつものことだから。テニア、カティア。シャナは俺が手伝うから、お前たちの手は煩わせない。それでいいだろ?」
テニア&カティア(それが一番心配なの!)
アル「……話はまとまったようだな。それでは私は失礼する」
シャナ「行ってらっしゃいませ、お従兄さま」
統夜「さて、じゃあ俺たちも出発しようか」
カティア「……はぁ。分かりました。分かりましたよ、もういいです」
シャナ「いよいよ出発なのですね。……統夜、今日のお宿はどこなのですか?」
統夜「…………」
テニア「…………」
シャナ「…………?」
統夜「シャナ、まずはキャンプについて勉強しようか」

(第一話 終)
62それも名無しだ:2006/07/27(木) 21:18:38 ID:YilAaWdp
>>58-61
乙。続きが楽しみ。
不覚にもジェラシーカティアに萌えた。
63それも名無しだ:2006/07/28(金) 00:58:01 ID:XQ600C7M
実にGJだ
64それも名無しだ:2006/07/28(金) 03:03:24 ID:QxuS9UBZ
カルビはー?
65それも名無しだ:2006/07/28(金) 12:13:15 ID:6ZaZ7WYZ
>49および>51だ。
たった今、完成した
待たせてしまった人もいれば
「はあ!?テメエなんか最初から期待してねえから待ってねえYO!」
な人もいるかもしれないが待たせてしまった人に十日以上待たせた事を謝る
では早速…と言いたいが続きモノのSSが既に投下されている
自分は今投下していいのだろうか?
ちなみに自分が投下すればこのスレが100越えるのは確実なのだが

あと>58 GJ!
66それも名無しだ:2006/07/28(金) 13:56:21 ID:jzxCqc1i
問題ない
任務は完了だ、撤退する
>63と>64は足跡を消せ
爆薬と弾薬はここで放棄する
各自退路を確保しろ
>65は輸送ヘリに連絡
合流地点はポイントアルファ……

……とにかく投下だ!
67それも名無しだ:2006/07/28(金) 17:11:27 ID:sv9M1wNj
>>65
+ +
  ∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
68それも名無しだ:2006/07/28(金) 17:21:06 ID:6ZaZ7WYZ
了解した
投下を開始する
69それも名無しだ:2006/07/28(金) 17:41:21 ID:6ZaZ7WYZ
゛ピンポーン゛
「ハーイ」
その訪問者がやって来たのは突然の事だった
統夜「どなたで─」
ドアを開け訪問者を見た瞬間、紫雲統夜は絶句した
??「…」
統「…アル=ヴァン…」
ア「久しいな、統夜」
そこにはいたのはかつての大戦で統夜と真実をかけて死闘を演じ最後の決戦で肩を並べ共に戦った誇り高きフューリーのは騎士アル= ヴァン・ランクスだった
ア「実は…統夜に頼みたい事があって来た」
統「それよりなんでウチの住所知ってるんですか?」
ア「ネルガルの者に教えてもらった」
統「…そ、そうですか。ま、まあ上がって下さい。話はそれから」
ア「いや、結構。この後用があるゆえ手短にすます」
統「はあ…」
統夜はイマイチ話が見えず気の抜けた返事をする
ア「単刀直入に言おう。……シャナ=ミア様を泊めて欲しい」
統「……はい?」
統夜は自分の耳を疑った
統「…今、なんと?」
ア「シャナ=ミア様を泊めて欲しいと言ったのだ」
統「…何でですか?」
ア「ム…色々とあってな」
統「はあ……いつですか?」
ア「今からだ」
統「今から!?」
突然の申し出に統夜は驚愕した
統「そ、そんなイキナリそんな事言われても…ハッ!」
統夜はある事に気が付いた
統「今からっていう事は当のシャナ=ミアさんは?」
ア「ウム…こちらにいらっしゃる。」
そう言ってアル=ヴァンは体を横に移動させるとそこに話の中心人物フューリーの姫君、シャナ=ミア・エテルナ・フューラが現れた
シャナ「あの…すみません突然」
統「………」
統夜はイキナリのこの展開に頭がついていけず呆然とする
そんな統夜をよそにアル=ヴァンは懐中時計を取り出し時間を確認している
ア「ムッ!時間がない。それでは頼んだぞ統夜。シャナ=ミア様、明日の昼頃には迎えにまいります」
アル=ヴァンは口早にそう言うとそそくさとどこかに行ってしまった
統「あ……」
その場にはアル=ヴァンに何か言ってやりたかったが結局言葉が見付からず言いそびれてしまった統夜とどこか嬉しそうなシャナ=ミアとシャナ=ミアの荷物が残された
シャ「お世話になります統夜」
70それも名無しだ:2006/07/28(金) 17:50:54 ID:6ZaZ7WYZ
統「どうぞ」
そう言って統夜はシャナ=ミアの前にお茶を差し出した
シャ「ありがとうございます」
礼を言ってシャナ=ミアは出されたお茶に口をつける
統「安物ですみません」
シャ「いえ、突然お邪魔したのはこっちですから気を使わないで下さい」
二人はリビングにいた
現在三人娘は各々の用事で外に出ており今は二人しかいない統夜邸は静かだった
統「あの…」
シャ「はい、何でしょう?」
統「どうゆう用件でウチに?」
そう聞くとシャナ=ミアはお茶の入ったカップを置いた
シャ「実は─」
シャナ=ミア曰く、明日、ネルガル主宰の議会があるらしく、その議会の議題の中にフューリー受け入れについてのモノがありその議会にフューリー代表として参加する為に来たらしい
統「その議会がこの辺近くで?」
シャ「はい」
統「でも、泊まる場所ならここよりも別格にいい所がいくつもあるじゃないですか。もしくは頼めばネルガルが用意してくれると思いますが…」
シャ「私達も最初はそうしようと思ったのですが…」
シャナ=ミアが言葉を濁す
統「何か問題が?」
シャ「ええ…その…私達、目立ちますから…」
統「……ナルホド…」
統夜はシャナ=ミアの言葉を理解した
フューリーの存在が一般世間に公表されてから年月はそう過ぎてはなく、いくら月にいたとはいえ普通の世間の見方は゛異星人゛のそれに近い
故に受け入れに関して良く思ってない輩も少なくない
中にはかのブルーコスモスの様に過激なのもいる
統「それでウチに?」
シャ「はい、まさか其のような立場の者が一般の家庭に泊まるとは思わないでしょうし、もし、何かあってもこの近くにはミスリルの方が住んでると聞きましたから」
統「…確かに」
統夜は納得した
統「分かりました。そうゆう事なら快くお泊めします」
シャ「ありがとうございます」
統「あまり満足の出来るもてなしは出来ませんが」
シャ「いえ、そこまでお気遣いはいりません。急な話ですから」
統「分かりました。……ところでアル=ヴァンはドコへ?」
シャ「この辺で一泊すると聞いたカルヴィナ様に呼び出されました」
統「……ナルホド」
明日の昼、ゲッソリとしたアル=ヴァンが現れるかも知れないと統夜は思った
シャ「その…もう一つ…お願いがあるのです…」
統「何です?」
シャ「えっと……あの……私の事は゛シャナ゛と呼んでくれませんか?」
71それも名無しだ:2006/07/28(金) 17:59:36 ID:6ZaZ7WYZ
統夜はとりあえずシャナ=ミアに家の中のキッチンや風呂場、トイレ等教える必要があるであろう場所を一通り案内した
統「─とまあ、一泊する程度ならこれぐらいでですね」
シャ「ありがとうございます」
統「何か感想は?」
シャ「えっと……さっき見せてもらったダイニングキッチンでしたか?統夜はあそこで毎日食事を?」
統「ええ、食事もしますし料理もします」
シャ「…あのお三方とご一緒に?」
統「ええ、ほぼ毎日ですね」
シャ「…楽しそうですね」
統「え?う〜ん…まあ、最初は楽しかったですが最近は騒がしく感じますよ」
シャ「でも…私から見たら羨ましいです。…いつも一人でしたから」
統「…」
シャ「すみません、今のは忘れて下さい」
統「あ、はい」
急に気まずくなり二人は沈黙する
その後、二人は無言のままリビングに戻った
統「他に見たい所はありますか?」
ふと、思い付いたように統夜は聞いた
シャ「他にですか?」
統「ええ、今案内した場所の他に知る必要があると思った場所です」
シャ「…そうですね…」
少し悩むがすぐにシャナ=ミアの頭にある場所が浮かんだ
シャ「それでは…統夜の部屋に案内して下さい」
統「え…俺の部屋ですか?」
シャ「はい」
統「う〜ん…」
そう言われ今度は統夜が悩んだ


統「ここが俺の部屋です」
シャ「ここが…」
シャナ=ミアは部屋に入ると興味あり気に見回した
統「今晩はここで寝てもらいます」
シャ「え!?」
統夜の発言をシャナ=ミアはすぐには理解出来なかった
統「実は来賓用の部屋は今物置部屋になってまして。だからと言ってリビングに寝かせるわけにはいきませんし三人の誰かと一緒っていうのも気を使ってしまいますよね?」
シャ「え?え!?」
シャナ=ミアは統夜の一言一言に久しく感じていない胸の高まりを感じた
シャ「あ、あのそ、それはつまり…わ、私とと、とととと統夜が─」
統「あ、安心して下さい。俺はリビングで寝ますから」
シャ「……そうですか。そうですよね」
この瞬間シャナ=ミアはかつてない程落ち込んだ。
統「どうかしました?」
シャ「いえ…なんでもありません」

72それも名無しだ:2006/07/28(金) 18:13:06 ID:6ZaZ7WYZ
リビングに戻り二人は他愛ない会話で時間を潰した
三人はまだ帰って来ていない
そんな時、統夜がふと時計を見た
統「ああ、もうこんな時間か」
そう言って統夜は立ち上がった
統「すみません、ちょっと出かけるので誰かが帰って来るのを待っていてもらえませんか?」
シャ「え、どちらへ?」
シャナ=ミアは統夜がいなくなると聞いて少し不安気に聞いた
統「夕食の材料の買い出しです。四人で暮らしてますしよく食べる奴もいるから冷蔵庫に入る分の食材なんてすぐになくなってしまうんですよ」
統夜は苦笑して言った
シャ「あ、それなら私も行きます」
統「え?」
シャ「お手伝いします。受けにまわるばかりでは悪いですから」
統「いや、しかし…」
シャ「それに…待つだけというのも結構不安ですし」
統「…」
確かに不安だと統夜は思った
特に統夜がいない間三人が帰って来た時一悶着あるのは確実だ。
統「…分かしました。行きましょう」
シャ「はい!」
シャナ=ミアは嬉しそうに返事をすると立ち上がった
統「…ってその格好で行くつもりですか?」
人混みでも目立ちそうな服を身に纏うシャナ=ミアを見て統夜は言った。
シャ「はい、これが外出用ですから」
統「…」
シャ「あの…何か問題が?」
統「…ちょっと待ってて下さい」
統夜は自分の部屋に駆け込むとタンスの奥をあさった
73それも名無しだ:2006/07/28(金) 18:25:53 ID:6ZaZ7WYZ
肉屋「あいよ、注文の合い挽きだ。マイドアリ!」
威勢の良い肉屋の主人から合い挽き肉を受け取ると統夜は店を出た
統「えっと…合い挽きに玉葱、人参、パン粉、あと…」
??「これで全部ですか?」
買い物のメモを確認する統夜に傍らを歩く人物が聞いた
見るからに緩そうなジーパンに長袖のシャツ、キャップを深く被ってはいるが綺麗な蒼い髪がキャップの隙間からのぞいている。
服だけ一見すれば小柄な男に見えなくはないがシャツ越しからでもわずかだがわかる胸の膨らみがそれを否定している
統夜の昔の服を借りたシャナ=ミアだ
外出用の服はあれしかないと言うシャナ=ミアの為に統夜がタンスの奥から引っ張り出した代物だ
統「ひぃ…ふぅ…みぃ……ええ、これで全部です」
シャ「そうですか」
それを聞いたシャナ=ミアは゛フゥ…゛と息をついた
統「…疲れました?」
シャ「え?……ええ、少し…」
統「やっぱり荷物持ちましょうか?」
シャナ=ミアに持ってもらっているビニール袋を統夜は見た
自分も持つと言うシャナ=ミアの為に統夜が作ったワレモノも振ってはいけないモノも入ってない1Kgにも満たない代物だ
だが従者をつけず買った物を自分で持つ買い物は初めてというシャナ=ミアには
キツかったらしい
シャ「いえ、お気になさらずに」
統「…」
そんな事統夜には無理だった。
それどころか疲れている相手に荷物を持たせる事に罪悪感を感じ余計に気になっていた
そんな時甘い香りが二人の鼻をくすぐる
シャ「なんでしょうこの香り?」
統「さあ…あ、あの店からみたいですね」
二人はその店の看板を見た
シャ「『トライデント焼き』?」
統「トライデント焼き…
統夜は首をかしげた
シャ「どうしました?」
統「いえ…どこかで誰かから聞いた事あるんですよ。『なかなかウマイ』って言っていた気が…」
シャ「美味しいのですか?」
シャナ=ミアが『ウマイ』という単語に反応した
統「あ、興味あります?」
統夜がそう聞くとシャナ=ミアは顔を赤くして横に手を振った
シャ「い、いえ、そんな事な─」
統「俺は興味あります」
シャ「…」
統「試してみませんか?」
シャ「えっと…」
シャナ=ミアは葛藤した。
『美味しいモノと聞いて反応した自分をはしたない女だと思われたくない』という思いと『せっかくの統夜の誘いに応えたい』という思いで
そして…

統「すみません!トライデント焼き二つください」
74それも名無しだ:2006/07/28(金) 18:33:23 ID:6ZaZ7WYZ
統「ん…確かになかなかですね」
シャ「はい」
あまり人気のない公園のベンチに二人は並び買ったトライデント焼きを食べていた
統「…」
シャ「…」
統「…静かですね」
シャ「はい」
公園に二人っきりというシチュエーションのせいか二人の口数は少ない
シャ「…私こうゆうのって初めてです」
統「こうゆうのって…買い食いですか?」
シャ「はい」
統「…そうですか」
シャ「…」
統「…」
再び沈黙
気まずくなる
統「…」
シャ「…」
統「あの─」
シャ「あの─」
統「…」
シャ「…」
お互い話を切りだそうとして失敗
統「…えっと…何ですか?」
シャ「いえ、大した事ではありません。…統夜は何を?」
統「あ、俺の方も大した事じゃないんで気にしないで下さい」
シャ「…そうですか」
統「…」
シャ「…」
ますます気まずくなる二人
ほとんどトライデント焼きをパクついてるだけの状態になる
この時、一人の救世主と呼ぶべき存在が現れる
??「ママー、見てー、カップルー」
その声の主を統夜とシャナ=ミアは見た
母親につれられてる。小さな女の子だ。しかも二人を指差している
女の子「ああいうのってカップルって言うんだよね?」
母親「コラッ人を指差してはいけません」
母親はそう言うと二人に軽く頭を下げそそくさとどこかに行ってしまった
思わずキョトンとする二人
75それも名無しだ:2006/07/28(金) 19:47:18 ID:6ZaZ7WYZ
シャ「…カップルって確か恋人って意味ですよね?」
統「…ええ、正確には第三者側から見た一組の恋人達を示します」
シャ「私達、そう見えるのでしょうか?」
統「…子供は見たモノを率直に言い表すと言いますからおそらくそう見えるのだと思います」
そう統夜が言うとシャナ=ミアは少し顔を赤らめた
シャ「そ、その…統夜はイヤじゃないですか?わ、私と恋人に見られて」
統「…いえ、別になんとも思いません」
シャ「…そうですか…」
統夜の言葉にシャナ=ミアは落ち込む
統「えっと…何かマズイ言いました、俺?」
シャ「いえ、気にしな──」
その時、シャナ=ミアがアクビを漏らした
シャ「すみません」
統「眠いんですか?」
シャ「い、いえそんな事は─」
もう一つアクビを漏らす
そんな様子を統夜は笑った
統「ははは、そんな事言ってもアクビしながらじゃ説得力ありませんよ」
シャ「…」
シャナ=ミアは恥ずかしそうにうつむく
統「肩貸しましょうか?」シャ「え?」
統「俺の肩にもたれて寝ていいですよ」
シャ「えっと…」
統「眠いんでしょ?」
シャ「…お借りします」
統「どうぞ」
統夜が言うとシャナ=ミアは統夜の肩に頭を乗せ目を閉じた
すぐに小さな寝息が聞こえてくる
統「寝付きいいな…」
思わず統夜は関心してしまう
統「……」
ふと統夜は起こさないよう優しくシャナ=ミアの髪を撫でた
統夜は何故か安らぎを感じた
76それも名無しだ:2006/07/28(金) 19:54:45 ID:9GRk8qbc
>>69-75
GJ!!スッゴイGJ!!
んでもって乙彼様!!
77それも名無しだ:2006/07/28(金) 20:07:50 ID:6ZaZ7WYZ
二人が帰って来たのは夕方、少し暗くなった頃だった統「アレ?」
ドアのノブを回した時、統夜は異変に気付いた
シャ「どうしました?」
統「鍵が閉まっているんです」
シャ「誰もいないのですか?」
統「ええ、おそらく」
そう言って統夜はポケットから鍵を取り出しドアを開ける
統「ただいまー」
家の中から返事はない
統「…どっか出かけてるのか?でも、もう、こんな時間だぞ…」
時計を見て統夜はつぶやく
とりあえず二人は買った物を冷蔵庫にしまいにキッチンに向かう
統「ん?」
キッチンに着いた時統夜はテーブルの上にあるモノに気付いた
統「これは…」
テーブルのモノを統夜は手に取り確認する
シャ「何ですか?」
統「…メモ用紙?」
統夜はそれを手にとり内容を見た。
統「カティアの字だ。なになに?」
『統夜へ
突然ですみませんが学友に誘われて一泊二日の温泉旅行に行って来ます。テニアとメルアも一緒です。一泊二日ですから明日の夕方には帰ります。
byカティア

追伸
…すみません断りきれなかったんです。懸命にお願いされて、さらにテニアとメルアはすっかり乗り気になってしまって止められなくて。
     ごめんなさい』

統「……」
シャ「どうしました?」
統「あー、どうもあの三人今日はウチにいません」
シャ「え?」
統「温泉旅行に行ったそうです」
シャ「……ええ!?」
シャナ=ミアと統夜の一つ屋根の下の一晩が始まった
78それも名無しだ:2006/07/28(金) 20:17:53 ID:6ZaZ7WYZ
書き置きの驚きと呆れが引くと統夜はさっさと夕食の支度に入りシャナ=ミアに聞いた
統「何か注文はあります?って今日買った食材で作れる範囲ですから大したモノは出来ませんが」
言いながら統夜はエプロン(ピンク)を身に着けた。
この瞬間、統夜は主夫になった。
統「あと、何か食べれないモノとかは?」
シャ「いえ、特にはありません。ずっとガウ・ラに居ましたので食べ物に関しては好き嫌いは許されませんでしたから」
統「そうですか…う〜ん…何にしよう…」
統夜は腕を組み悩む
シャ「…今晩は何にするつもりだったのですか?」
統「ハンバーグです。少々時間はかかりますが多量に作れますからテニアがいる時は丁度いいんです」
シャ「ハンバーグ…」
シャナ=ミアは呟いた
統「どうしました?」
シャ「…実は私、ハンバーグって聞いた事はあるのですが食べた事無いんです」
統「え、そうなんですか?」
シャ「と言うか一般家庭の料理は全く…」
シャナ=ミアははずかしそうに言った
統「…分かりました。この統夜・セルダ・シューン。名に賭けて美味しいハンバーグを作らせて貰います!」
統夜は胸に手を置いて言い切った
シャ「…はい、期待してます」
シャナ=ミアは期待を込めて言った
79それも名無しだ:2006/07/28(金) 20:29:09 ID:6ZaZ7WYZ
主夫となった統夜の料理の手際は非常に鮮やかであった
無駄は無く一つ一つの行動がキチンと意味を持ち食材が次々と刻まれ、混ぜられ、炒められていくされていく
そんな統夜の背中をシャナ=ミアはテーブルにつきながら見つめていた。
シャ「…」
そして一度は憧れたものの叶わないと諦めている夢の世界の自分姿と統夜とを重ねた
シャ「…私も普通の女なら料理の一つぐらい出来たでしょうか……誰かの為に作る一品ぐらい…」
シャナ=ミアは時々王女である自分が嫌いになる事があった
そして、普通の家庭に生まれたかったと思う
だが、それは今のシャナ=ミアを否定する事になる。
賢明なシャナ=ミア自身もそれは解っていた。
それでもシャナ=ミアは『観てるだけ』の自分が嫌いだった。
自分は何もせずただ他人にお願いして他人に全てを任せて自分は観てるだけ
生まれと立場上、仕方無いとは分かってはいてもだ
何も出来ない自分が惨めで悔しかった。
シャ「…う……」
急に目が痛くなり涙が流れる
統「ん?」
シャナ=ミアの声に気付いた統夜が野菜を切る手を止め振り返るとシャナ=ミアの涙に驚いた
統「ど、どうしました!?」シャ「な、何でもありません」
統「涙流してるのに何でもないわけ無いじゃないですか」
シャ「本当に何でもないんです」
統「ですが…」
統夜は心配そうな顔でシャナ=ミアを見る
シャ「…目が痛いだけです」
シャナ=ミアはウソでは無いものの直接は関係は無いであろう要因を言った。
だが…
統「目が?」
その言葉に統夜は何かに気が付いた
統「……すみません」
シャ「え?」
シャナ=ミアは何故統夜が謝るのか理解出来なかった統「俺、今これ切ってたんです」
シャ「?」
そう言って統夜がまな板から白い物体を持って来た。
近づけると更に目にから涙が出る
シャ「こ、これは…?」
統「はい、玉葱です。すみません換気を忘れてました」
統夜はシャナ=ミアが涙を流したのは玉葱が原因だと勘違いしていた
しかも真剣な顔をして
80それも名無しだ:2006/07/28(金) 20:37:35 ID:6ZaZ7WYZ
シャナ=ミアは統夜の顔をまじまじと見た
統夜の目に戯れの色はない
シャ「…」
統「…」
シャ「…ふふ…」
統「?」
シャ「ふふふふふ…」
統「!?」
突然今度は笑いだしたシャナ=ミアに統夜はまた驚いた
統「えっと…大丈夫ですか?」
シャ「ごめんなさい心配をかけてしまって」
目の端の涙を拭ってシャナ=ミアはニコッと笑って言った
シャ「もう大丈夫です」
統「……本当ですか?」
シャ「はい」
統「本当に大丈夫ですか?」
シャ「…しつこいですよ」
統「あ、すみません」
統夜はシャナ=ミアの答えを聞くとさっさと支度に戻った。
だが、気になるのか時々統夜はチラチラとシャナ=ミアの顔色をうかがっている
そんな真剣に統夜が心配してくれている事がシャナ=ミアは嬉しかった
シャナ=ミアは気付いた。
今までの自分がいてこそ今統夜と一緒に自分がいるのだと
そして過去の事ばかり考え゛もしも゛を考えるのこの幸せな時でさえ否定するのだと
それが例え一時的なものだとしても
81それも名無しだ:2006/07/28(金) 20:46:04 ID:6ZaZ7WYZ
夕食が出来るまでの時間はそこそこありシャナ=ミア は統夜に勧められた事もあり軽くシャワーを浴びていた
一方、統夜は順調に調理を進め肉を焼く段階に入っていた
゛ジュー゛という音を起ててフライパンの上でハンバーグが焼ける
シャ「いい香りですね」
背後からシャナ=ミアの声がし統夜は振り返った
統「もう少し待ってて下さ─」
シャナ=ミアの格好を目にし統夜は言葉が続けられなかった
シャナ=ミアが身に纏っていたのは統夜が貸した服でもシャナ=ミアが統夜宅に来た時の服でもなく正に晩餐会用と呼ぶにふさわしいドレスだった
統「……そのドレスは?」
シャ「晩餐会の為のドレスです。どうですか?」
統「えっと…」
統夜は言葉に困った
ドレスは統夜の持つシャナ=ミアの印象を一変させた
非常に大人っぽく胸元まで大胆にカットが入っているドレスは統夜をドギマギさせた
統「え、ええ良く似合ってます」
言葉に困りありきたりな答えを言う統夜。
(そう言いながらもハンバーグを引っくり返すのは忘れない)
ありきたりな答えでありながらもシャナ=ミアは統夜に褒められて嬉しそうだ。統「でもいいんですか?明日着るかもしれないんじゃないんですか?」
シャ「はい。でも今晩は特別です」
統「そ、そうですか」
『特別』という言葉に統夜は動揺した
ハンバーグの表面が焼けたの確認すると統夜はフライパンから取りそれをオーブンに入れた
シャ「又、焼くのですか?」
統夜「こうしておけば中が生のままと言う事にはならず表面もいい具合いに焼けるんです。まあ、コツがいりますが」
シャ「なるほど」
シャナ=ミアは統夜の説明に関心する。
統「さてと…後はサラダを作ってスープを温めて…あ、そうだ。主食はパン派ですか?それともライス派ですか?」
シャ「え?えっと…パンです」
統「分かりました」
それだけ聞くと統夜は再びテキパキと用意をする
そんな統夜を見るといくら同族といえども自分と違う世界を生きてきた存在だと改めてシャナ=ミアは認識した
統「もうすぐ出来ますから座ってて下さい」
シャ「あ、はい」
そう言われシャナ=ミアはテーブルに着いた
テーブルの上に統夜はパンとスープとサラダそしてナイフ、フォーク、スプーン等をやはり手際よく置いていく
全て置き終えた頃オーブンのブザーが鳴った
82それも名無しだ:2006/07/28(金) 20:53:47 ID:6ZaZ7WYZ
シャナ=ミアの前に統夜特製の夕食が並ぶ
統夜もシャナ=ミアの正面の席に座った
統「…どうぞ」
緊張しながら統夜は言った
シャ「…いただきます」
静かにシャナ=ミアは言うとナイフとフォーク取り早速ハンバーグに取り掛かった
統夜から見てその動きは優雅でありながら自然でシャナ=ミアが王族である事を再確認した
シャナ=ミアが切り取ったハンバーグを口に運ぶ
統夜はその様子をジッと見つめる
シャ「…」
統「…」
シャ「……美味しいです」
統「そ、そうですか」
統夜は緊張の糸が切れ゛ホッ゛と息をついた
統「口に合って良かったです。でも、きちんとした料理人のには敵わないのでしょうね」
統夜は苦笑する
シャ「そんな事ありませんよ」
統「え?」
シャ「私は寧ろ統夜の料理の方が好きです。温かいですしそれに…」
統「それに?」
そこでシャナ=ミアは少し赤くなる
シャ「…統夜が私の為に作ってくれたという事が嬉しいからです」
統夜もシャナ=ミアのその言葉に赤くなる
シャ「正直うらやましいです。こうして美味しいモノが作れるという事が」
その言葉にどこか自虐的なニュアンスが含まれている事に統夜は気付いた
統「…心が込もっていればいつかは出来ますよ」
シャ「…私でもですか?」
統「はい」
シャ「…だとしたら嬉しいです」
二人はそんな会話をし食事した
83それも名無しだ:2006/07/28(金) 21:02:13 ID:6ZaZ7WYZ
シャ「ごちそうさまでした」
統「お粗末さまでした」
二人だけの晩餐会が終った
統「さてと…」
すると統夜は席を立ち、既に空となった皿を重ね片付けを始めた
シャ「あ、手伝います」
そう言ってシャナ=ミアも立ち上がり自分の目の前の皿を片付けた
統「じゃあ、そこに置いて下さい。後で洗いますから」
シャ「はい」
シャナ=ミアは統夜に指示された位置に皿を置いた
シャ「後は?」
統「後は結構です。もうすぐ風呂も沸きますし─」
シャ「いえ、やらせて下さい」
シャナ=ミアは真剣な目で統夜に言った
だが…
統「…すみません、そんな綺麗なドレスを汚させるわけにはいきませんから」
シャ「…そうですか」
シャナ=ミアが一瞬゛シュン゛と落ち込み統夜は焦った
統「え…えっと…どうでしたか夕食は?」
とりあえず何か話して話題をそらす事にした統夜
シャ「美味しいかったです全体的に」
統「それは良かった」
シャ「それに久しぶりに楽しく食事が出来ました」
そこで統夜はある言葉が引っ掛かった
統「え、゛久しぶり゛?」
シャ「あ…」
シャナ=ミアはしまったと思った
統「今まで楽しく食事出来なかったのですか?」
シャ「え?いや…その…」
統夜の問にどう答えようかシャナ=ミアは迷う
その時風呂が沸いたのを知らせるアラームが鳴った
シャ「じ、じゃあお先に失礼します」
統「あ、はい…」
渡りに舟とばかり、そそくさと風呂場に向かうシャナ=ミア
その後ろ姿を統夜はジッと見ていた
84それも名無しだ:2006/07/28(金) 21:41:32 ID:6ZaZ7WYZ
シャ「ふう…」
湯に深くつかりながらシャナ=ミアは思わず口を滑らせて余計な事を言ってしまった事を後悔した。
そして統夜の問から逃げた事も
シャ「…」
シャナ=ミアは憂鬱だった。最近の生活に。
そして統夜には言えない事に
さらに、もう一つ憂鬱な事があった
その原因は脱衣所にあった洗濯カゴだ
洗濯乾燥機の前にある大小二つのカゴ
覗くと小さなカゴの中身は統夜の洗濯物(洗濯済み)だった
そしてもう一方はあの三人のモノだった
シャナ=ミアは見てしまった
自分には大きすぎる代物の数々を
シャ「…」
ふと、自分の体をシャナ=ミアは見回した
シャ「……はぁ…」
思わずため息が漏れる
゛コンコン゛
脱衣所のドアが躊躇いがちにノックされる
シャ「はい」
統「湯かげんはどうですか?」
ドアの向こうから統夜は聞いた
シャ「ちょうど良いです」
統「そうですか。タオル置いときますね」
ピンク色のタオルを持った統夜が脱衣所に入ってくる
統「ここに置いときます」シャ「はい」
統夜がタオルを置くのがガラス戸(くもりガラス)に分かる
シャ「あの─」
統「あ!あいつら洗濯物片付けずに行ったな」
統夜は例の大きなカゴを見て言った
統「まったく…。すみません見苦しいモノ見せてしまって。気になったでしょう?」
シャ「え?いえ…別に…」
と言うのは嘘だった
統「ったく、帰って来たら片付けるよう言ってやんないと」
どうやらさすがに自分が片付けるのは抵抗があるらしい統夜
統「ん?」
ふと、統夜は何かを見つけた
シャナ=ミアは統夜の向いている方向に気付き慌てた
シャ「あ、そ そこにあるのは…」
統「…」
統夜は硬直していた
三人のモノとは違う代物を見て
統「……し 失礼します」
統夜はそそくさと脱衣所を出ようとする
統「それでは─」
シャ「…統夜…」
統「な、何です?お、俺は何も見てません。し、白いモノなんて─」
呼び止められ統夜はかなり動揺していた
シャ「…」
シャナ=ミアは湯船の中で真っ赤になる
シャ「い、いえその事ではありません」
統「そ、そうですか」
統夜はどこか゛ホッ゛とした
統「何です?」
シャ「実は………いえ何でもありません」
統「?……そうですか。失礼します」
ドアが゛バタン゛と閉まる
シャ「……私のバカ…」
85それも名無しだ:2006/07/28(金) 21:48:34 ID:6ZaZ7WYZ
統「ふーっサッパリした」
Tシャツ、短パンの姿で統夜はタオルで髪を拭きながら風呂から出てきた
本来統夜は寝間着はパジャマ派だが今、統夜のパジャマは寝間着を忘れたと言うシャナ=ミアが着ていた
無論男物なのでシャナ=ミアにはブカブカだ
統「…大丈夫ですか?」
シャ「はい大丈夫です」
とはいうもののパジャマの下の裾を引っ張りながら歩く姿は転ぶのではないかと統夜をハラハラさせた
統「そ、そうですか。何か飲みます?」
そう言って統夜は冷蔵庫に向かう
シャ「いえ結構です」
統「分かりました」
統夜は自分の分のコップだけを出しそこに冷蔵庫から出した冷えたスポーツドリンクを注ぐとそれを旨そうに一気に飲み干した
シャ「……何も聞かないのですね?」
統「ん?」
急にシャナ=ミアは言った
統「……夕食の片付けや風呂場でのいいかけた話ですか?」
シャ「はい」
統夜は困ったように頭を掻く
統「…なんか話たくなさそうだったので」
シャ「…」
統「だから無理には聞こうとは思いません」
シャ「話すのを待つと言うのですか?」
統「…はい」
シャ「…」
統「…」
シャ「…大した事ではありません。個人的な事です」
何処か苦しそうにシャナ=ミアは言う
統「…それでも誰かに話せば楽になる事もありますよ?」
シャ「…おやすみなさい」
シャナ=ミアは統夜の部屋に向かった
統「いつでも起こして下さい」
シャ「…」
86それも名無しだ:2006/07/28(金) 21:54:12 ID:6ZaZ7WYZ
部屋を真っ暗にし横になって暫くしてもシャナ=ミアに睡魔は来なかった
シャ「………………………」
入浴後水分を取らなかったせいかノドの渇きを感じ始める
シャ「…ノド渇いた…」
そう言ってシャナ=ミアは起き上がった
そしてパジャマの裾をつまみ音をたてないように歩き始める
静かに統夜の部屋を出て忍び足で廊下を進む
目的はキッチンだ
途中リビングの前を通る際、中を確認するが真っ暗だった
何故か統夜とは顔を合わせづらいシャナ=ミアだった
キッチンを目前にしてシャナ=ミアは足を止めた
キッチンにはまだ灯りがついている
シャナ=ミアが中を覗くとそこには統夜がいた
統夜は鍋を火をかけ何かを作っていた
統「…来ると思ってましたよ」
振り向かず統夜はシャナ=ミアの存在に気付きシャナ=ミアを驚かせた
シャ「…なんで分かったのですか?」
聞きながらシャナ=ミアはキッチンに入った
統「なんとなくです」
シャ「…なんとなく…ですか?」
統「はい」
統夜は笑った
シャ「…」
統「ノドが渇いたのでしょう?今出来ますから座ってて下さい」
何が出来るのか分からないが何もかも読まれているとシャナ=ミアは悟り言われるままにテーブルにつく
何か液体を注ぐ音が二度する
統「どうぞ」
そう言って統夜がシャナ=ミアの前に出したのはマグカップだった
87それも名無しだ:2006/07/28(金) 22:04:18 ID:6ZaZ7WYZ
マグカップの中身は湯気ののぼる白い液体だった
統「ホットミルクです。夜飲むのならこれが良いですよ」
そう言って統夜はシャナ=ミアの隣に座った
その手にはシャナ=ミアの持つモノとは色違いマグカップを持っている
その事にシャナ=ミアは思わず意識してしまう
シャ「い、いただきます」
マグカップにシャナ=ミアは口つけた
一口飲みシャナ=ミアは゛ホッ゛と息をつく
そんなシャナ=ミアを見て統夜は言った
統「……眠れないのですか?」
シャ「…はい」
統「不安で?」
シャ「……はい」
それを聞くと統夜は何か言いづらそうな顔をする
統「………いろいろと大変みたいですね…噂は聞きいています」
シャナ=ミアの活動、つまりフューリーの地球への移住についての話合いが難航している事を統夜は様々な方面から入る情報から知っていた
その原因はいくつもあるが主なもののひとつはフューリーの代表がシャナ=ミアという『小娘』だからだと言う
つまり、若い故ナメられているのだ
シャ「いえ、そんな事はありません。今だ眠る民を思えばこれぐらいの事は。…でも…」
統「でも?」
シャ「いつになれば先が見えるようになるか……」
シャナ=ミアはうなだれた
統「…疲れているのですね…」
シャ「疲れている?……そうかもしれません。このような事を口にするなんて…」
一瞬、恥ずべき事だとシャナ=ミアは思った
統「別にいいんじゃないですか」
シャ「え?」
シャナ=ミアは統夜を見た
統「さっきも言いましたが愚痴とか不安とかそうゆうのって人に話すと結構楽になりますよ」
シャ「い、いえ愚痴とかそうゆうものでは─」
統「一般的に今のは『愚痴』って言うんですよ」
シャ「…」
統「でも少しは楽になったでしょ?」
シャ「…」
確かにシャナ=ミアは胸の奥で無数に引っ掛かっていた何かが取れた気がした
統「何でも言って下さい。絶対に話した事は外には喋りません。秘密にします。…俺で良ければですが…」
シャ「……私……私は……」
その瞬間シャナ=ミアは涙を流し泣きながら胸の奥で貯まっていたものを統夜にぶちまけた
それが答えだった
シャナ=ミアは統夜に様々な事を話した
生まれ、家柄、役目、規律、生活、後悔、屈辱、等々
時々息がきれ少し休むと又話し始める。その繰り返し
統夜は静かにシャナ=ミアの言葉に耳を傾けた。否定も肯定もせずただ黙って
88それも名無しだ:2006/07/28(金) 22:09:59 ID:6ZaZ7WYZ
シャ「…実は…統夜に黙っていた事があるのです」
散々胸の内を喋り終え落ち着いた頃シャナ=ミアはポツリと言った
統「…さっきから言えなかった事ですか?」
統夜が聞くとシャナ=ミアはうなずいた
シャ「…私が何故統夜の所に来たか。その本当の理由です」
統「……何です?」
シャ「私……逃げて来たんです」
統「逃げて?」
シャ「はい」
シャナ=ミアの言葉に統夜は驚きを隠せなかった
シャ「今晩、実は議会の前に一つ晩餐会の予定があったのです」
統「…それから逃げて来たというわけですか?」
シャナ=ミアは無言で頷いた
統夜は深くため息をついた
統「…またどうして…」
シャ「実はその晩餐会の本当の目的は私に結婚相手を見つけさせようと言うモノだったのです」
統夜は絶句した
統「…要は『お見合い』というわけですか。……しかも政略結婚の」
シャ「………はい」
シャナ=ミアの声は震えていた
統「…話からするとどうも一度や二度じゃないみたいですね」
シャ「はい…」
統夜は夕食後の会話でシャナ=ミアが言った゛久しぶりに楽しい夕食が出来た゛という言葉の意味が分かった
シャ「私……私……辛かったです…」
シャナ=ミアは震えていた
シャ「だって……だって……私はずっと……統夜を…貴方だけを慕ってましたから」
89それも名無しだ:2006/07/28(金) 22:44:01 ID:6ZaZ7WYZ
シャナ=ミアは涙で潤った目で統夜をみつめた
統「お…俺をですか?」
シャ「はい」
突然の告白に統夜は動揺した
統「ず、ずっとっていつから……」
シャ「十年以上前からです」
統「じゅ、十年以上!?」
シャ「はい」
統「え、えーと……」
統夜は驚きの連続で頭が混乱した
だが直ぐに冷静を取り戻す
統「ちょっと待って下さい。俺達十年以上前に会ってたのですか?」
シャ「会っていたも何も私達、幼馴染みだったのですよ」
統「お、幼馴染み……」
統夜は゛幼馴染み゛と聞いて必死で思い出そうとした
しかし
統「………すみません、覚えてません」
シャ「……そうですか……そうでしょうね…十年以上前では…」
シャナ=ミアは悲しいそうに言った
統「……いや…覚えてないというよりその頃の事を思い出したくないだけかもしれません」
シャ「どうゆう意味ですか?」
シャナ=ミアが聞くと統夜は苦笑した
統「十年以上前という事は俺達まだ小さい頃の話ですよね?…俺その頃の事、極力思い出さないようにしてるんです」
シャ「…何故です?」
統「俺の母さんが死んだのがその頃だったからです」
シャナ=ミアに衝撃が走った
シャ「…お母様が?」
統「…ええ。その後、俺は余所に預けられました。父さんはほとんど月にいましたからね。でもそこでも色々とあって一人暮らししてからも大変で…」
シャ「…」
統「…元々物事をポジティブに考える方じゃなかったので結論としてその頃の事は思い出さない方がいいってある時思ったんでしょうね。だからそれ以来自然と思い出さないようにしてるんです」
シャ「…そうだったのですか」
統「はい……すみません何かつまらない話して」
シャ「いえ、そんな事ないです。…むしろ統夜の事をより知る事が出来ました」
そこでふと、シャナ=ミアは何かを思いついた
シャ「…統夜、ちょっと目を閉じて下さい」
統「え?あ、はい」
言われた通り統夜は目を閉じる
するとシャナ=ミアは両手で統夜の頭を掴んだ
統「え…あの何を…」
シャ「静かにして下さい」
統「は、はい」
統夜は黙った
すると額に何かが当たる
確認するためにうっすらと統夜は目を開けると目の前に目を閉じたシャナ=ミアの顔があった
統「あ あの一体何を─」
シャ「今からサイトロンと私の記憶を使い統夜の無数の記憶から私に会った頃の記憶を引き出しビジョンとして見せます」
統「は?」
シャ「いきます」
統夜の視界が白くなる
90それも名無しだ:2006/07/28(金) 23:15:06 ID:6ZaZ7WYZ
??『あなたは誰?なんでここにいるの?』
幼い声でありながらリンとした口調で少女は少年に聞いた
??『ボク?ボク、トーヤ。「シウン トーヤ」。パパがねここに友達がいるって言ってたから来たの』
少年は蒼い髪の少女の質問に無邪気に答えた
??『パパ?パパとは誰?』
ト『パパはボクのパパだよ』
??『いや、そうじゃなくて…パパの名前は?』
ト『え?パパの名前はパパじゃないの?』
不思議そうな顔で少年は少女を見た
ト『あ、でもさっき「エなんとか殿」ってパパ呼ばれてたっけ』
??『…「エ・セルダ」?』
ト『そう、それ』
??『…そう…あなたはエ・セルダ殿のご子息なのですね』
ト『へー、パパ有名なんだ』
無邪気なトーヤを見て少女は笑った

ト『あ、そういえばキミの名前聞いてなかった』
??『わたし?…そういえばそうですね。わたしの名は「シャナ=ミア・エテルナ・フューラ」です』
ト『うわ、長い名前!?』
シ『…人の名前に文句を言うのは失礼ですよ』
ト『ごめんなさい』
素直にトーヤは謝る
ト『じゃあさ「シャナ」って呼んでいい?』
シ『…その名でわたしを呼んでいいのはわたしの父母と未来の夫だけです』
ト『えーー、じゃあボク、「ミライノオット」になる』
シ『…あなた「夫」って何かわかってる?』
ト『わかんない』
91それも名無しだ:2006/07/28(金) 23:28:33 ID:6ZaZ7WYZ
統「…」
記憶の映像が終わると統夜はゆっくりと目を開いた
その統夜の目に最初に入ったのは今見た記憶にいた蒼い髪の少女が成長した姿だった
統「…シャナ…?」
統夜がそう呼ぶとシャナ=ミアは微笑んで統夜をみつめた
シャ「やっと……やっとその名で呼んでくれましたね」
シャナ=ミアがそう言うと統夜はすまなそうな顔で頭を下げた
統「……ごめん……」
シャ「いいんです」
シャナ=ミアの目からポロポロと涙がこぼれる
シャ「統夜が……貴方が……私を再びその名で呼んでくれた……それだけで私は貴方の全てを許します。私はそれだけを……そう呼ばれる日をずっと……待ってましたから」
統「シャナ……」
シャ「……これで決心がつきました」
統「決心?」
シャ「はい」
シャナ=ミアそう言うと涙を拭き深く息を吸いキリッとした顔で統夜を見た
シャ「私は、シャナ=ミア・エテルナ・フューラは貴方と、紫雲統夜と、統夜・セルダ・シューンと添い遂げる事を決めました」
統「………はい?」
92それも名無しだ:2006/07/28(金) 23:57:56 ID:6ZaZ7WYZ
統夜はシャナ=ミアの言葉が一瞬理解出来なかった
統「あ あの…添い遂げるって…要は……その……つまり……え、えーーー!?」
統夜の顔が赤くなる
統「ほ、本気ですか?」
シャ「このような事を戯れで言う女に見えますか?」
統「………本気なのですね」
シャ「はい」
シャナ=ミアはハッキリと言った
シャ「統夜が望むのならどのような女にもなりましょう。…王位も捨てます」
統「……そんな事すれば今眠っているフューリーの人達はどうなるのです?」
この言葉にシャナ=ミアの表情が凍った
統「フューリーの人達は目覚める時を待っているのでしょう?
シャナ「そ、それは…」
統「その人達の事考えるなら今はそのような事は言ってはいけません。フューリーの人達が目覚め新天地の大地を踏めるかどうかはフューリーの王女 シャナ=ミア・エテルナ・フューラにかかっているのですから」
シャ「しかし─」
統「それに…」
シャ「それに?」
統「……俺はその願いに応えられません」
シャナ=ミア思考が止まった統「少なくとも今は」
シャ「…今は……ですか?」
ヴォーダの闇に落ちかけたシャナ=ミアの意識は続けて紡がれた統夜の言葉によってすくい上げられた
統「俺にはやらなければならない事があるんです」
シャ「…あのお三方ですか?」
統「…はい。あいつらにはまだ俺が必要なんです。失ったモノ取り戻すまで」
シャ「……」
統「あいつらが俺を頼りにしなくてもやっていけるようにする。それが俺の役目だと思っています」
シャ「…そうですか…」
シャナ=ミアは統夜を諦めかけた
統「だから─」
だがシャナ=ミアに希望は残っていた
統「俺がその役目が終わった時、俺はシャナを迎えに行きます。その時プロポーズの返事をします。シャナの望む答えを」
シャ「──統夜!」
感極まってシャナ=ミアは統夜に抱きついた
統夜も始めは驚いたものの直ぐに優しくシャナ=ミアを抱き締めた
シャ「約束ですよ?」
統「約束します」
シャ「今度は忘れないで下さいね」
統「忘れようがありませんよ、一時も」
二人はしばらくそのままでいた
93それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:16:28 ID:2rFbH7mX
シャ「ところで聞いてもいいですか?」
シャナ=ミアは統夜に聞いた
統「何です?」
シャ「そのアレはプロポーズと言うのですか?」
統「え!?アレ、プロポーズじゃなかったんですか!?」
統夜に衝撃が走る
シャ「いえ、確かにその……申込んだつもりです。…ですが…」
統「ですが何です?」
シャ「プロポーズとは男性から女性に申し込む事を言うのでは……」
統「……女性から男性に申し込んでもプロポーズと言います」
シャ「そ、そうですか」
シャナ=ミアは自分が大胆な事をしたと思い顔を赤くした
どうもシャナ=ミアの頭の中では『添い遂げる』はセーフで『プロポーズ』はアウトらしい
統「ふあ〜〜…」
統夜が欠伸をする
統「さて、寝ますしょうか」
シャ「そうですね」
シャナ=ミアにも睡魔が来た
統「おやすみなさい」
シャ「と 統夜…」
統「何です?」
シャ「その…」
シャナ=ミア顔を真っ赤にしモジモジとしながら言った
シャ「あの…一緒に寝てもいいですか?」
統「……さすがにそれは勘弁して下さい。アル=ヴァンに殺されたくありません」

シャナ=ミアは統夜の部屋に戻り統夜のベットに入った
その時シャナ=ミアは感じた
愛しい人に包まれているように
94それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:20:45 ID:2rFbH7mX
翌日、シャナ=ミアが起きたのは昼近くの時刻だった
シャナ=ミアは上体をゆっくりと起こし近くの時計を見た
シャ「……もう、こんな時間……」
アル=ヴァンが迎えに来る時間が近い事に気付くとシャナ=ミアは着替えを持っていそいそと汗を流しに風呂場に向かった
統「あ……」
途中、統夜と顔を合わせる
昨夜の事を思い出し一瞬どんな顔をすればよいか分からずシャナ=ミアは戸惑った
それは統夜も同じだったらしい
統「……」
シャ「……」
双方少し顔を赤らめてうつ向く
統「お、俺キッチンにいますから。朝食用意して……で、でもゆっくりして結構ですから」
統夜はそう言うとそそくさとキッチンの奥に消えた
残されたシャナ=ミアも統夜を待たせてはなるまいと思いと風呂場に向かう

汗を流し着替えたシャナ=ミアがキッチンに入るとすでに統夜がテーブルの上に典型的な朝食を用意して待っていた
そそくさとシャナ=ミアがテーブルにつくと統夜は聞いた
統「えっと……何か飲みます?」
シャ「え?じ、じゃあミルクティーを…」
注文を聞くと統夜はミルクティーをいれ始める
統「…ゆっくりと眠れました?」
シャ「はい、お陰さまで……本当に心地良く……」
統「…そうですか」
ミルクティーがカップに注がれる音がする。二度
統「どうぞ」
シャ「ありが─あ…」
シャナ=ミアは統夜がミルクティーを入れたカップを見て小さく声をあげた
それはカップはカップでもよくあるティーカップではなく昨夜統夜がホットミルクを入れシャナ=ミアに渡したマグカップだった
統夜も例のシャナ=ミアのモノとは色だけが違う代物をつかんでいた
中身は同じミルクティーだ
統夜なんとなくは小さく微笑んだ
シャナ=ミアもなんとなく統夜に微笑み返す
95それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:25:45 ID:2rFbH7mX
シャナ=ミアの朝食が終わり統夜が使った食器を洗い終わる頃、統夜邸にチャイムの音が鳴った
統「アル=ヴァンかな?」
シャ「恐らくはそうでしょう……荷物まとめて来ます」
統「…分かりました」
統夜は洗い物で濡れた手を拭きエプロンを取ると小走りで玄関に向かった
統「すみません待たせてしまっ──」
ドアを開けやって来た人物を見た瞬間、統夜は絶句した
統「アル……ヴァン?」
ア「…シャナ=ミア様が世話になったな統夜」
統夜の前に現れたのは確かにアル=ヴァン・ランクスその人だった
だが、かなり…いや、ひどくやつれていた
統夜が想像してた姿よりも統「………どうしたんですかその姿?」
なんとなく原因分かってはいたがあえて統夜は聞く
ア「ム……実は昨夜、カ──いや、大した事ではない気にするな」
統「…」
充分大した事だと統夜は思った
そんな時シャナ=ミアが来る
シャ「お待たせしま─」
アル=ヴァンを見てシャナ=ミアも絶句する

ア「シャナ=ミア様、お迎えに上がりました」
シャ「ア、アル=ヴァンですよね?」
シャナ=ミアは過去見たことの無い姿になっているアル=ヴァンを見て動揺している
シャ「ア アル=ヴァン…どうしたのですかその姿…」
ア「ム…実は昨夜、カ──いえ、何でもありませね気になさらぬように」
統夜の時とほぼ同じセリフに統夜は精神的にもアル=ヴァンが参っていると感じた
シャ「……統夜」
シャナ=ミアが顔を真っ赤にして統夜に耳打ちする
統「何です?」
シャ「その……地球の方はは……えっと……その……み、皆…は、激しいのです……か?」
統「え……?」
統夜はどう答えればいいか分からなかった
シャ「……統夜もそうなのですか?」
統「いや、その……」
シャ「………私………頑張ります!」
シャナ=ミアは握り拳を作る
統「そんな変な方向で頑張らないで下さい!」
96それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:29:37 ID:2rFbH7mX
シャ「統夜、お世話になりました」
シャナミアは頭を下げて言った
シャナ=ミアが行ってしまう時が来た
統「今度来る時は事前に連絡して下さいよ?」
統夜はシャナ=ミアの荷物をアル=ヴァンに渡しながら言った
統「こっちもいろいろと準備とか有りますから」
シャ「分かりました」
ア「シャナ=ミア様、お時間が」
アル=ヴァンが急かすとシャナ=ミアは頷いた
シャ「それではまた」
統「ええ」
統夜はシャナ=ミアとアル=ヴァンを見えなくなるまで見送った


ア「シャナ=ミア様」
シャ「何です?」
ア「どうやらシャナ=ミアの願いは成就したようですね?いつになくスッキリとしたお顔になってます」
シャ「……ええ……直ぐにというわけではありませんが」
ア「そうであっても成就した事には変わりません」
シャ「そうですね」
ア「…」
シャ「…」
ア「…シャナ=ミア様」
シャ「何です?」
ア「…今は騎士ではなく従兄として言わせて貰います。……良かったですね。お幸せに」
シャ「お従兄さま……」
ア「…」
シャ「…ありがとうございます」
ア「…」
シャ「…行きましょう。我が民達を目覚めさせる為に」
ア「ハッ!」
シャ「これが今の私の役目です。…そうですよね統夜…」
97それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:34:00 ID:2rFbH7mX
シャ「…何でしょうコレ?」
シャナ=ミアは一つの箱を見て頭を傾げた
議会が成功に終わりガウ・ラに戻った後荷物を整理する際にその箱は出てきた
差出人の名は無い
シャ「……統夜?」
なんとなくシャナ=ミアはそんな気がした
箱を開けてみる
シャ「あ…」
箱に入っていたのはマグカップだった
あの統夜とお揃いの
おそらく統夜は密かに自分の荷物に忍ばしていたのだとシャナ=ミアは思った
シャ「……?」
マグカップの他にもう一つ何か入っている
シャナ=ミアはそれを取り出した
シャ「…鍵?」
なんのへんてつの無いただの金属製の鍵
だが、それには手紙が添えてあった

『シャナへ

いつでも、どんな時でもシャナが望むの時、来て下さい
俺はいつでもシャナを歓迎し待ってます

       統夜より』

シャ「………はい」
月の王女は蒼い星の愛しき騎士に向けて言った




Fin
98それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:36:55 ID:4P82GIq6
長時間リアタイ乙
GJ乙テッカァァァァァァァァァァァッ!!!

すげぇクオリティタカス。十分に萌えさせて頂きましたw
99それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:40:47 ID:2rFbH7mX
投下終了

長すぎた?
うん、自分もちょっと後悔してる
でもな…自分SS書くと大抵長くなるんだよな…
短く書ける方々が羨ましい
また電波か書けそうなネタがでたら制作する


また、何処かのスレで
100それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:47:29 ID:p/x+bzGu
神スレだ…そしてようやく100スレ…。長かった…
101それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:47:42 ID:rjrSeF/P
>>99
見ててなんか暖かい気持ちになった…
かなり過疎ってたスレだから、多少長くても問題無いと思う。
とにかく、GJ!!!!
102それも名無しだ:2006/07/29(土) 00:57:51 ID:2uYVSZST
ロボゲ板の裏街道を歩み続けたシャナスレに遂に光りが!!
GJだ!!
103それも名無しだ:2006/07/29(土) 01:39:16 ID:br4WFyvw
お疲れ様でしたGJです
1041:2006/07/29(土) 11:07:57 ID:Wwi1disc
>>69-97
大変GJであります!!
そして乙であります!!
105お姫様の夏休み第二話の@:2006/07/29(土) 16:57:15 ID:MEtDjYKf
前回>58-61

テニア「ついたー!」
シャナ「これは……海ですね?」
統夜「山です」
シャナ「え……でも」
統夜「正確には湖。ネルガルの保養地だよ。海はこんな湖よりもっともっと大きい」
シャナ「そうなのですか……」
カティア「海のキャンプは以前しましたしね」
メルア「あのキャンプは辛かったです」
シャナ「どうしてですか?」
メルア「甘いものが全然食べられなかったんです……」
シャナ「???」
統夜「さて、テントを張らないとな。その前に腹ごしらえか」
テニア「オッケー待ってました!」
カティア「統夜、荷物の中からカップ麺と水筒取ってください」
統夜「了解。テニアは豚骨ラーメンか?」
テニア「うん、そう!」
統夜「俺とカティアは無難に醤油ラーメンか。メルアは……お汁粉味? こんなのあるのか!?」
メルア「ダメですか?」
統夜「いやまあ……売ってるってことは需要はあるってことだよな……誰が買うのか知らないけど。カティア、水筒。シャナ、はい、塩ラーメンでいいだろ?」
シャナ「…………」
統夜「シャナ?」
シャナ「これはいったい……何なのですか?」
カティア「シャナさん、もしかしてカップラーメン食べたことありません?」
テニア「考えてみれば、フューリーの大使館じゃそんなの出ないよね」
シャナ「……すみません……私、不勉強ですね……」
テニア「えっ? い、いや違うよ! そういうつもりじゃなくって……」
統夜「大丈夫だよ、シャナ。俺たちのやるのを真似すればいいだけだから」
シャナ「は、はい! ……頑張ります!」
統夜「いや、そう気張るものじゃないんだが……」
メルア「美味しいです」
テニア「メルア早!?」
統夜「まずこうやってビニールを開けて、蓋を開ける。あとはお湯を注いで三分待つだけ」
シャナ「待つだけ? お料理はなさらないんですか?」
カティア「三分待てば自然にできあがるようにできてるんです、シャナさん」
シャナ「これは凄い調理器具なのですね……」
106お姫様の夏休み第二話のA:2006/07/29(土) 16:58:38 ID:MEtDjYKf
統夜「いや、調理器具ではないけど……まあいいや。じゃあお湯入れるから準備しておいて」
シャナ「分かりました。やってみます!」
統夜「それにしても、ラーメンだけってのはなんか味気ないよな」
カティア「それ、私に対する当てつけですか?」

――カリカリカリカリカリ

統夜「い、いや、そういう意味じゃないけどさ……ん? テニア、何急いでるんだ?」

――カリカリカリカリカリ

テニア「なんかなんとなく食べ物のことで負けるって屈辱なの!」
統夜「……そうか」
メルア「ごちそうさまでした」
テニア「あっ! ほら、統夜が話しかけるから!」

――カリカリカリカリカリ

統夜「それは悪かったな……シャナ、そろそろ準備できた?」
シャナ「……………………統夜様」
統夜「……分かった。ビニールは俺が剥がすよ」

アル「ラフトクランズの信号?」
従者「はい。ポイント230のE……ネルガルの保養地がある地点ですね」
アル「それはおそらく紫雲統夜のラフトクランズだろう。確かそこに行くと言っていた」
従者「紫雲統夜……名誉騎士ですか?」
アル「君も知っていると思うが、先の戦争でフューリーの平和を導いた人物だ。特別にフューリーの外にいながら、ラフトクランズの所持を許されている」
従者「存じております」
アル「彼ならば間違っても私怨のためにあれを駆ることは無いだろうな。報告は以上か?」
従者「はっ!」
アル「では下がって構わん」
従者「失礼します!」
アル「次は……連合軍との折衝か。やれやれ。一国の姫とは言え、シャナ様にこの様な激務を課しているのはどうもな。せめて今は楽しんでいらっしゃればいいが……」
107お姫様の夏休み第二話のB:2006/07/29(土) 17:00:53 ID:MEtDjYKf
テニア「そんじゃ、みんなで湖の方遊びに行こう! 行くよメルア!」
メルア「はい!」たたたたたた……!
カティア「こら! もう、二人とも……テントの組立も手伝わないで!」
統夜「いいよ、カティア。どうせすぐにできるし、カティアたちも先に行っててくれ」
カティア「そ、そうですか? 統夜がそう言うなら、お言葉に甘えようかな。それじゃあ……」
シャナ「統夜様、何か私にお手伝いできることはありますか?」
統夜「えっ? いや、俺だけでやれるから大丈夫だよ。シャナも湖の方に行ってみたらいいんじゃないか?」
シャナ「そんな、統夜様一人を働かせて、私が遊んでいるわけにはいきません。それに私はあまりこうした経験がありませんから、できるだけ色々なことに挑戦してみたいのです……」
統夜「そう……そうか。うん、分かった。じゃあ手伝ってもらおうかな」
カティア「…………」
統夜「あれ、カティア、忘れ物か?」
カティア「私も手伝います」
統夜「え、いや、別に」
カティア「手 伝 い ま す !!」
統夜「……わ、分かった。あ、ありがとう」

テニア「カティアたち遅いなぁー……」ぷかぷか
メルア「そうですねぇ……」ぷかぷか
テニア「……ん?」
メルア「どうしたんです、テニアちゃん?」
テニア「いや、今さ、あの沖の島の方で何か光らなかった?」
メルア「……何も見えませんけど」
テニア「あれ? おっかしいなぁ。今確かに光ったと思ったのに……」
メルア「灯台でもあるんでしょうか?」
テニア「んー、そんな感じでもなかったような……」
メルア「そんなことより、戻りませんか? なんだか心配です」
テニア「そだね。戻ろっか。シャナはともかく、カティアが来ないの変だもん」

――バシュッ

メルア「?」
テニア「メルアー! 何してるの? 早く早く!」
メルア「あ、はい」

??「サいトロンが記オクしている……今のニン間を知っテいる……サン人のジッ験体……。……トーヤ……」

(第二話 終)
108それも名無しだ:2006/07/30(日) 01:15:56 ID:z3fpZKQy
続きキターヽ(´▽`)/
GJです!
109それも名無しだ:2006/07/30(日) 08:53:58 ID:t0gwE4GS
一晩たったら続きが!!










次もヨロシクです
110お姫様の夏休み第三話の@:2006/07/30(日) 20:05:27 ID:Jkybw3Ah
前回>105-107

統夜「よし……これを固定して完成だ」
テニア「あっ、テントもうできたんだ?」
カティア「そうよ。貴女たちが遊んでる間にね」
テニア「そ、そういうこと言わないでよ。カティアの意地悪」
メルア「そう言えばカティアちゃん、どうして来なかったんですか?」
カティア「え、そ、それは……どうでもいいじゃないそんなこと!」
テニア「何ムキになってるの?」
カティア「なってません!!」
シャナ「これがテント……? 今日はここに泊まるのですか?」
テニア「そうだよー。夜はバーベキュー食べて、そのあと花火もするんだから」
シャナ「…………」
統夜「シャナ?」
シャナ「あの……統夜様。こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、フューリーの難民基金に申請すれば、当座の生活費は……」
統夜「シャナ、別に生活に困ってこういう生活してる訳じゃないから」
カティア「こういうことを楽しむのが、キャンプの目的なんですよ」
シャナ「そう……なのですか……これ、ベッドがありませんけれど、どうやって眠るのですか?」
メルア「寝袋です」
カティア「こういうの。ちゃんとシャナの分もあるから大丈夫ですよ」
シャナ「これは……ステイシスベッドの様なものですか?」
統夜「いや全然違うけど、まあシャナが納得できるならそれでいい」

テニア「びゅーん!」
カティア「テニア、振り回さないの! 火花が飛び散って危ないでしょ!?」
テニア「もう、カティアってばうるさいなぁ」
カティア「う、うるさいですって!? テ〜ニ〜ア〜!!」
テニア「きゃー、カティアが怒ったよ〜!」
メルア「これ……何ですか?」
統夜「それは打ち上げ花火だな。よし。じゃあ何発かやってくるか」
111お姫様の夏休み第三話のA:2006/07/30(日) 20:06:48 ID:Jkybw3Ah
カティア「はぁ……まったくもう、テニアったら言うこと聞かないんだから」
シャナ「皆さん、楽しそうですね」
カティア「うん。まあ私たちは特に。実は私も結構楽しんでるのよ」
シャナ「ふふ。テニアさんたら、怒られたのにあんなに走り回って」
カティア「まあ、気持ちは分かるから。あんまりきつく怒ったりはできないのよね」
シャナ「テニアさんの気持ちが、ですか?」
カティア「ええ。私たちってこういう遊びがあんまりできない環境で育ったから」
シャナ「…………!」
カティア「だから今がすごく楽しいの。きっとテニアのあれは、昔の分を取り戻そうとしてるんだと思う」
シャナ「…………」
カティア「もっとも、つき合わされる統夜は大変でしょうけれど。あ! 花火が上がった!」
シャナ「……すみません。ちょっと夜風に当たってきますね……」
カティア「え……? え、ええ……」
テニア「もう、夜だと落下傘がキャッチできないのが悔しいよー」
メルア「全然見えなかったですもんね」
統夜「まあ明るくなってから探してみれば……あれ、シャナは?」
カティア「何だか、夜風に当たってくるって……」
統夜「夜風に?」

統夜「……星、綺麗だな」
シャナ「……統夜様。……そう……ですね」
統夜「シャナ、もしかしてつまらないか?」
シャナ「い、いえ。そんなことはありません。すごく楽しいです」
統夜「それならいいんだけど。なんだか心ここにあらずって感じに見えたから」
シャナ「……少し不安なんです」
統夜「フューリーのこと? でもアル=ヴァンならちゃんとやってると思うけど」
シャナ「あ、お従兄さまを疑っているという訳ではありません。ただ……」
統夜「……ただ?」
シャナ「……統夜様、今すごく平和ですよね」
統夜「ああ、平和だ。戦う理由もない」
シャナ「……統夜様は、こんなに平和でいいのかな、って思うことはありませんか?」
統夜「えっ……?」
シャナ「あ……いえ……すみません、何でも……ありません……」
統夜「シャナはさ、きっと疲れてるんだよ」
シャナ「そんなことは……」
統夜「明日の朝、湖の中島の方に行ってみようか」
シャナ「湖の……ですか?」
統夜「三人には内緒でさ。静かなところでしばらくゆっくり過ごせば、きっとシャナも気分を落ち着けられると思う」
112お姫様の夏休み第三話のB:2006/07/30(日) 20:08:16 ID:Jkybw3Ah
シャナ「統夜様……。ふふ、ありがとうございます。でもきっと、帰ったらカティアさんたちに怒られますよ?」
統夜「あー……まあ、そうだな……それは怖いけど……まあどうにかするさ」

テニア「カティアー! 起きてっ! 起きて起きて!! 大変だよ!!」
カティア「何なのよもう……騒々しいわね」
メルア「まだ朝の六時です」
テニア「いいからこれ見て!!」
カティア「ん……なになに。『ちょっとシャナと一緒に湖の中島まで行ってくる。食事は用意していくから心配しなくていい。三人は適当に楽しんでてくれ。統夜』……?」
テニア「どうしよう!? ラフトクランズで行っちゃったから、中島に行く方法が……って、うわ!?」
メルア「カティアちゃん……怖い……」
カティア「テニア、携帯電話」
テニア「え、あ、は、はい」

――ピポパ……プルルルル……ガチャ

カティア「フューリー大使館ですね? 私はカティア・グリニャールです。聖騎士のアル=ヴァン・ランクスさんを呼んでください。今すぐによ!!」

統夜「さすがにこのあたりまで来ると、全然人の手が入ってる感じがしないな」
シャナ「本当に良かったんですか、統夜様?」
統夜「まあ、買い物とか、何かつき合うことで折り合いつけるさ。それに夏休みは予定ぎっしりだからな。主に遊びだけど」
シャナ「失った分を取り返す……」
統夜「ん?」
シャナ「……そう、言っていました。カティアさんが」
統夜「シャナも、休みなんてなかなかとれないんだろ? 楽しまなくちゃ」
シャナ「そう……そう、ですね……」
113お姫様の夏休み第三話のC:2006/07/30(日) 20:10:11 ID:Jkybw3Ah
カティア『だから、統夜がシャナさんをてごめにしようと……!』
テニア『カティア、落ち着いてよ! 嘘はよくないってば!』
アル「ふむ。まあ、よくは分からないがそろそろ様子を見に行こうかと思っていたところだ。夕方にはお邪魔しよう」
カティア『それじゃあ遅いんです!!』
従士「失礼します!!」
アル「どうした、騒々しい。通話中だぞ」
従士「……はっ! しかし、緊急連絡なのです! ネルガルの保養地でラフトクランズの反応が確認されて」
アル「それはさっき聞いたはずだが」
従士「二機、あるんです……」
アル「……何?」
従士「ラフトクランズの反応が、二つ……申し訳ありません、反応が微弱だったせいか確認が遅れましたが……」
アル「……何だと!?」

シャナ「きゃっ!?」
??「おっと、動かないでくれよ。右目が潰れててよく見えないんだ。暴れると短剣が刺さっちまう」
統夜「シャナ!?」
??「よう、久しぶりだ。地球人の、ヒトの寝床で騒ぐ癖は直らないようだな、紫雲統夜?」
統夜「貴様は……ジュア=ム・ダルービ!!」
ジュア「名前を覚えててくれてるとはな、光栄だぜクソ野郎」

(第三話 終)
114それも名無しだ:2006/07/30(日) 21:02:47 ID:jiiTjeSH
余計なレスはせず投下は纏めてくれる。キリもいいし次までの速度も速い。
職人のあるべき姿であるな。エクセレント!!
115それも名無しだ:2006/07/30(日) 21:14:09 ID:Vilvewqe
お疲れ様です
続き待ってます
116お姫様の夏休み第四回の@:2006/07/31(月) 19:21:50 ID:v6cyokw2
前回>110->113

アル「まだ用意できないのか!」
従士「しかしオルゴンクラウドの戦闘域出力は禁止されています! 連合政府の許可なしに使用しては、外交問題に……!」
アル「くっ……」
従士「自重してください……それに向こうには紫雲統夜名誉騎士がいます」
アル「そうか……そうだな……統夜……」

ジュア「それにしてもてめえら、何でこんなところにいるんだ? のんきにデートか?」
統夜「その無礼な手を放せ、ジュア=ム・ダルービ!」
ジュア「何一人でテンパってんだよてめえ。そんなにこの小娘が大事か……ん?」
シャナ「ジュア=ム・ダルービ正騎士」
ジュア「こいつは……何だ、シャナ=ミア様じゃないか! フューリーの最高権力者が、何だっててめえみてえな地球人に」
シャナ「その手を放しなさい、ジュア=ム・ダルービ正騎士。今ならまだ無礼は許しましょう!」
ジュア「これはこれは、ご寛大な処置、涙が出そうですよ、シャナ=ミア様。けど、そいつはできませんね」
シャナ「……何ですって?」
ジュア「だいたい、俺はあんたに忠誠を誓った訳じゃないんだ。俺が命令を聞くのは総代騎士やフー=ルー様、そしてアル=ヴァン様ですよ」
統夜「貴様、ジュア=ム・ダルービ! 主君の名すら忘れたと言うのか!」
ジュア「違うね。俺はフューリーの騎士だ。シャナ=ミア様がフューリーの志を継いでいるなら俺は従う。だが……」
シャナ「っ……」
統夜「やめろ、ジュア=ム!」
ジュア「フューリーに仇なすなら、俺は迷わずこの剣を横に引く」
統夜「女子どもを人質に取るとは……騎士の心すら失ったか……」
ジュア「ああ? てめえみてえな地球人に言えることじゃねえんだよ! 見ろ、この顔をよ! ラフトクランズのおかげで真の死は免れたが、右半分が崩れてる! ここまで傷が深くなれば、もう元には戻らない! 醜いだろ、この顔はよぉ!」
統夜「だからと言って、行動までをも醜くしていい道理など無い!」
ジュア「俺はいいさ、生きてるんだからな。だが総代騎士様たちは死んだ」
シャナ「…………!」
ジュア「俺だって修復に今までかかったんだ。それすら奇跡なのに……フー=ルー様や、そして……」
シャナ「ジュア=ム・ダルービ」
ジュア「何だよてめえ……ヒトが話してる時に!」
シャナ「それで貴方の気が済むのなら、私を殺しなさい」
117お姫様の夏休み第四回のA:2006/07/31(月) 19:23:10 ID:v6cyokw2
統夜「シャナ!?」
ジュア「ヒュゥ♪」
シャナ「ただし私を殺したら、もう金輪際地球の人達には関わらないでください。何処に行っても構いません。だから……」
ジュア「駄目だね。てめえを殺す、それからそこの地球人を殺す。三人の実験体を殺す、あのクソ女を殺す。そして全ての地球人を殺す。皆殺しだ」
統夜「ジュア=ム……貴様何処まで腐っている!」
ジュア「はっ! 腐ってるのは俺じゃない。俺以外の全員だ」
統夜「戯言を!」
ジュア「まあ、そうだな。喋ってるのにも飽きた。まずはてめえからだ、じゃあな、お姫様」
統夜「シャナ! やめろぉ!!」

――ゴゴゴゴゴゴゴ……

ジュア「何だ?」
統夜「今だシャナ、頭を下げろ! でやぁぁぁぁっ!!」ギィン!!
ジュア「ぐっ……てめえ……! しかし……これはオルゴンクラウドの空間干渉だな……目覚めたか、ラフトクランズ!!」
統夜「逃がさない、ジュア=ム!」
ジュア「ちっ」シュッ!
統夜「投げナイフ!? ……くそ、逃がしたか……。シャナ、怪我は?」
シャナ「あ、ありません……」
統夜「俺はラフトクランズのところまで戻る。ジュア=ムは必ず仕掛けてくる。シャナは隠れていてくれ!」
シャナ「……はい」

テニア「カティア……この感覚!」
メルア「サイトロンの……共震です」
カティア「いったい何が起こっているのよ!?」

ジュア「よく逃げなかったなあ、紫雲統夜?」
統夜「……大方、俺の姿が見えなかったら辺り一面薙払うつもりだったろう」
ジュア「はっはー! ご名答だ。冴えてるな!」
統夜「何処までも腐りきった奴だ! 来い、ジュア=ム・ダルービ! 統夜=セルダ・シューンの名において貴様を撃滅する!!」
ジュア「地球人が……騎士の名を語ってるんじゃねぇぇええええ!!」ガキン! バシュッ、バシュッ!
統夜「ラフトクランズ! オルゴンクラウドの密度を最高にして全面にシールド展開!」ギュイイイイ
ジュア「受け止めたか。後ろに地球人の町があるもんなあ!! だがその頭の悪さが命取りなんだよ! 死ね死ね死ね死ねぇ!!」ブゥンッ……ズシャッ
統夜「シールドが!?」
ジュア「終わりだ、偽騎士野郎!!」
118お姫様の夏休み第四回のB:2006/07/31(月) 19:25:26 ID:v6cyokw2
統夜「ラフトクランズ、前面に向かってオルゴンライフル最高出力!!」
ジュア「何ッ!? 自分を巻き込むつもりか! オルゴンクラウド、発動しろぉ!!」ギュイイイン!
統夜「うおおおお!!」
ジュア「弾け!」バチィィ!

――シュウウウゥゥゥ……

ジュア「畜生……何なんだてめえ……超至近距離で躊躇なく撃ちやがって……」
統夜「主君のために命を賭けるのが騎士の務めだ。お前には分からないだろうがな」
ジュア「黙れ黙れ黙れ黙れぇぇええ! 地球人のてめえが騎士の様な口を叩いてるんじゃねえ!!」
統夜「来るか!!」
シャナ「二人ともやめなさい!!」
ジュア「ああん?」
統夜「シャナ!? 隠れてろって言っただろ!!」
シャナ「先の大戦以降、あらゆる戦闘行為は禁じられています! 双方剣を退きなさい」
ジュア「バカかてめえ! 聞くはずがないだろう!」
シャナ「ジュア=ム・ダルービ、貴方の言うことに理があると言うのならば、地球に住む同胞に意見を募ればいいでしょう! その後で連合政府と交渉を行えばいい。今の貴方のやっていることは、単なるテロ行為にすぎません!!」
ジュア「うるせえんだよ、裏切り者が!!」
シャナ「裏……切り……?」
統夜「貴様!」
ジュア「裏切り者だろてめえはよ! 俺たちフューリーの王でありながら、フューリーのために命を賭けていた俺たちを裏切った! てめえは俺たちを見捨てたんだ!!」
シャナ「そんな……私は……」
ジュア「だから……俺が、殺してやるよ!!」ジャキン
シャナ「……え?」
統夜「やめろぉぉぉぉぉぉ!!」

――バシュッ!!!

(第四話 終)
119それも名無しだ:2006/07/31(月) 21:03:28 ID:PsWCSoae
乙です
良いとこで寸止め(´・ω・`)
120お姫様の夏休み最終話の@:2006/08/01(火) 22:05:37 ID:w2dCu1ta
ジュア「だから……俺が殺してやるよ!」
統夜「やめろぉぉぉぉぉぉ!!」

――バシュッ!!!

統夜「うおおお! 俺の体はどうなってもいい!! 間に合ぇぇぇえええ!!」キイン!
ジュア「何だ? これは……馬鹿な、ラースエイレムだと!? しかも粒子を固着した……何故地球人の貴様が使える……!!!」
統夜「オルゴンクラウド、受け止めろぉぉっ!!」バシィィィ!!
ジュア「……何だよ……何だよ、何なんだよてめえは! 地球人だろぉ! 何故騎士ですらできないことを簡単にできる! そんな裏切り者のために!!」
統夜「シャナは……フューリーを……裏切ったり……してない……!」
ジュア「裏切り者だろ! シャナ様……いや、シャナ=ミアは俺たちフューリーを裏切ったんだ! その結果俺はこんな体になって、フー=ルー様やグ=ランドン様、そしてたくさんの奴らが死んだ!!」
シャナ「……っ!」
統夜「はあ……はあ……黙れ、ジュア=ム・ダルービ。それ以上の狼藉は名誉騎士の名において俺が許さない……!!」
ジュア「はあ? 名誉騎士……? 名誉騎士だと……!? 貴様が!? 名誉騎士だと!! ふざっけるんじゃねええええぇぇぇええ!!」
統夜「くっ……怒りに身を任せた攻撃など!」
ジュア「ざけんなざけんなざけんなふざけんなぁぁぁああ!! 貴様が名誉騎士だと!? そんなものこの俺が認めるものかよ!!」
統夜「ちいっ!」ガキィッ!
ジュア「名誉騎士だぁ!? 所詮、裏切り者の拝命だろうが! 認められるかクソ野郎!!」バシィッ!
統夜「ジュア=ム、貴様は騎士の風上にもおけない奴だ。主君に刃を向け、あろうことか裏切り者呼ばわりとはな!」
ジュア「黙れよてめえ! 俺の主君はフューリーだ! フューリーだけだ! 最初に裏切ったのはそこの女だ! 許せねえよ、そいつだけはな!!」
統夜「ジュア=ム! 貴様!!」
シャナ「待ってください。統夜=セルダ・シューン」
統夜「シャナ!?」
121お姫様の夏休み最終話のA:2006/08/01(火) 22:06:27 ID:w2dCu1ta
シャナ「ジュア=ム・ダルービ」
ジュア「ああ? 何だよ裏切り者!!」
シャナ「確かに私は裏切り者かもしれません。私は騎士たちが地球人を滅亡させる計画を立てていたのを知っていました。でも私はそれを止められなかった」
統夜「シャナ……」
シャナ「私はそこにいる統夜=セルダ・シューンの父親が追われていたことを知っていました。けれど私はそれを止められなかった……」
統夜「…………」
シャナ「私は月で多くの地球人たちがラースエイレムという兵器によって虐殺されていたのを知っていました! それも私には止められなかった!」
ジュア「何言ってやがる、てめえ……」
シャナ「私はたくさんの騎士たちがその手を血に染め、無意味な殺戮を繰り返しているのを知っていました! でも私は誰一人として止めることができなかった! 何故!? それは私が臆病者だったからです! すべてを知っていて、私はそれを見ているだけだった!」
ジュア「何を言ってんだぁああ!!」
シャナ「ですから貴方たち騎士の傷は私の痛みです! 貴方たち騎士の罪は私の罪です! 私はシャナ=ミア・エテルナ・フューリアの名をもって、貴方たちの罪を贖罪します!!!」
ジュア「認めねえ認めねえ認めねぇええ!! そんなもの認められるか!! そんなものを認めたらグ=ランドン様は、アル=ヴァン様は、フー=ルー様は! ……俺たちは何のために戦ったんだ!!」
統夜「……ジュア=ム、もう戦いは終わっているんだ! 俺たちが戦う理由は無い!」
ジュア「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!」ブォンッ!!
統夜「何!? しまっ……!!」
??「そこまでだ、ジュア=ム・ダルービ準騎士」
ジュア「何……!?」
??「ただちに全武装を解除してこちらに投降しろ。これはフューリー全体の意思決定機関である、シャナ=ミア様からの要請である」
ジュア「そんな……何故……何故です? 何故貴方がそこにいるんです……!? 何故俺は……貴方の向かい側にいるんです!?」
122お姫様の夏休み最終話のB:2006/08/01(火) 22:07:13 ID:w2dCu1ta
アル「聞こえなかったのかジュア=ム・ダルービ、剣を置け」
ジュア「アル=ヴァン様!!」
アル「ジュア=ム。もしも君が戦いをやめないならば、私はアル=ヴァン・ランクスの名において貴殿を全力で撃滅する」
ジュア「そんな……!」
アル「選択しろ」
ジュア「う……うう……」
アル「ジュア=ム!!」
ジュア「う……うあ……ああ……あああ……あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
統夜「…………」

アル「すまなかった。君のラフトクランズの反応と、微弱な彼のラフトクランズの反応が干渉して、すぐに対処することができなかったのだ」
統夜「……いや、大丈夫だよ、アル=ヴァン」
アル「心配はしていなかったが」
統夜「……アル=ヴァン」
アル「彼は我々が責任を持って監禁する。もっとも……」
統夜「?」
アル「……もう彼を監禁する意味が残っているとは思えないがな」
統夜「……そうだな」
アル「気にするな。君の責任ではない」
統夜「なあ、アル=ヴァン、シャナは……?」
アル「分かっているだろう? それは君の仕事だ」

統夜「……シャナ」
シャナ「統夜様」
統夜「隣、いいか?」
シャナ「あ、はい……」
統夜「…………」
シャナ「……統夜様、びっくりしてしまいましたね。まさかジュア=ム・ダルービ正騎士が生きていただなんて」
統夜「…………」
シャナ「せっかくのキャンプだったのに、台無しになってしまい……」
統夜「……シャナ、俺さ、シャナは間違ってると思う」
シャナ「……え」
統夜「俺は父さんからラフトクランズを受け継いで、地球に攻めてきたフューリーと戦った」
123お姫様の夏休み最終話のC:2006/08/01(火) 22:08:25 ID:w2dCu1ta
シャナ「それはやっぱり私のせい……ですよね」
統夜「違うよ、シャナ。誰のせいでもない。みんな状況に翻弄されながら、自分が正しいと思ったことをやっただけだ」
シャナ「でも私は……」
統夜「シャナだってそうさ。それに俺は、はっきりとそう言えるほど自分の意志で戦ってた訳じゃない」
シャナ「……そう……なんですか?」
統夜「俺だけじゃない。たぶんアル=ヴァンやカルヴィナさん、うちにいる三人だってそうだ。だからさ……」
シャナ「……統夜様?」
統夜「贖罪をするって言うなら、未来を作るならそれは誰か一人の役目じゃない。俺たち全員の役目だ」
シャナ「…………」
統夜「シャナ一人が背負うんじゃないよ。生き残った俺たちが、みんなで背負うんだ」
シャナ「……統夜様……。統夜……統夜ぁ……っ! 私怖くて……辛くて……! 私のせいでたくさんの人が死んだのに!」
統夜「シャナ……」
シャナ「カティアさんや、たくさんの人が不幸な目にあって! なのに、それなのに! 私はこんなに何の苦労もせず生きていて……!」
統夜「今は気が済むまで泣くといい、俺が側にいてやるから……」

アル「……行かなくていいのか?」
カティア「……そんな野暮なことしませんよ」
テニア「ちょっと納得いかないけどね……ってメルア、邪魔しちゃダメだって!」
メルア「だって統夜さんが……!」
テニア「こういう時はね、黙って見守ってあげるのもいい女の秘訣なんだよ」
カティア「ま、そういうことね」
メルア「……納得できません」
アル「大人だな」
カティア「大人ですもの」
アル「おや……あれは……。……キスの体制に入ったか」
カティア「そこまで許せるかぁっ!! テニア、メルア、行くわよ!!」
テニア「うん!!」
メルア「はいっ!!」
三人「こらーーっ! 統夜(さん)ーー!!」
アル「ふ……やれやれ」

アル「貴方が守ろうとした未来は、ゆっくりと、しかし確実に育っていますよ……エ=セルダ様……」

(完)
124それも名無しだ:2006/08/01(火) 22:45:55 ID:cE4Dw1k4
世界中の乙を集めても君に届けたい想いに足りない。
125それも名無しだ:2006/08/02(水) 00:11:29 ID:0pERD9Ek
長編乙です。

つGJ
126それも名無しだ:2006/08/02(水) 21:40:09 ID:+S22SXyt
過疎・・・・(´;ω;`)ブワァ
127それも名無しだ:2006/08/02(水) 22:45:48 ID:PmEc5jXV
嘆く暇があったらGJを送るんだよ!

>123
長編GJ!
128それも名無しだ:2006/08/03(木) 15:37:32 ID:Lmm+6UbN
>>123
今更だがGJを贈らせてもらう。受け取ってくれぇ!!
129お姫様の夏休み没ネタ:2006/08/03(木) 17:01:52 ID:I+4DEVRM
ジュア「だから……俺が殺してやるよ!」ジャキン
シャナ「……え?」
統夜「やめろぉぉぉぉ!!」

――ばしゅっ!

――ぼかーん!

――パァァァァ……

統夜「シャ、シャナ……そんな……」
シャナ「守るから……本当の私の想いが、あなたを守るから……」
統夜「……いけるぞ! マウアー!!」
130それも名無しだ:2006/08/04(金) 09:24:29 ID:g7Fu982Q
>>129
なんじゃそりゃあぁぁぁあぁぁ・・・
131それも名無しだ:2006/08/05(土) 02:06:01 ID:cC9RP9BI
誠にかってながら、そして深夜なのに投下させてもらいます。
評判如何で続けさせていただきます。
パロ分多めの予定です。
132お姫様がやって来た!一時間目@:2006/08/05(土) 02:08:47 ID:cC9RP9BI
『またいつか、お会いしましょう』

『その時には、たくさんお話ししましょうね!』


「成程ね〜、シャナちゃんがいきなり電話でそんな事言い出した訳か〜。」
 俺は眠い目をこすりながら、食い逃した朝食代わりを十秒チャージした。
「チャージなどさs」
 マサキ、黙ってろ。こっちは夜の二時までテニアの宿題を見ていたんだ。甲児がからんできてただでさえ鬱陶しいんだ。話す俺もおれだが。
「鬱陶しいってなんだよ、まぁ、ともかくだ。それは気を付ける必要があるぞ、統夜。」
133お姫様がやって来た!一時間目A:2006/08/05(土) 02:12:53 ID:cC9RP9BI
 やめてくれ、ただでさえクラスの男子(この二人と相良は除くが)が敵にまわっているのに、これ以上面倒事がおきるのはこりごりだ……。
「そんなこといってもな、お姫様っつーのはいきなりとんでもねぇ事やらかすもんだぜ?事前に連絡があっただけマシだよ。」
 甲児が偉そうに言う。ずいぶん自信がおありのようだが、根拠でもあるのか?
「お前、この前テッサちゃんが来た時のこと憶えてるか?相良のために任務捨ててまで来たんだぜ?あーいうもんだぜ、お姫様って。俺はそれに関しちゃ一家言あるんだぜ?」
 それはもう聞いた、たしかマリアとかなんとかいう女の子だろ?いい加減さやかさんにばらすぞ、このエロ魔神皇帝。
134お姫様がやって来た!一時間目B:2006/08/05(土) 02:18:06 ID:cC9RP9BI
甲児が自慢話を始めようとした所で、神楽坂先生が入ってきた。朝のHRの始まりだ。
「えーと、今日から一週間素敵なお友達が増えま〜す!はい、入ってくださ〜い!」
 転校生か?いや、一週間ってことは交換留学生ってやつか。
 どんなやt…………へっ?
 どこかで見覚えのある髪だ。トルコ石のように蒼く長い髪。……………いや、そんなはずはない。あの人は政務で忙しくてこんな………。
 彼女が名前を黒板に書く。かくして俺の望みは絶たれた。
「シャナ=ミア・エテルナ・フューナです…。皆様、一週間よろしくお願い致します。」



次回、二時間目『逃げろ統夜!撃て宗介!OK忍!』
お楽しみに!
135それも名無しだ:2006/08/05(土) 02:36:41 ID:CjRa3SCY
Good work もといGJ
二時間目がとても楽しみですな
136それも名無しだ:2006/08/05(土) 04:53:23 ID:JvLTwgkz
>>132-134
その容量ならレス纏めて改行も揃えてくれると読みやすいッス。
何はともあれ乙でした。次回にも超期待。
137プリンセスオブ・ロンリーハートの@:2006/08/05(土) 05:28:34 ID:AX9yMSDv
シャナ「お姉さまひどいです……」
カルビ「そんな声出してもダメなもんはダメよ。うちは三人とも仕事があるんだから」
子猫「にぃ〜」
カルビ「その間の世話はどうするつもり? 誰も家にいないのに」
シャナ「……大使館に連れていきます」
カルビ「そんなことできる訳がないでしょう。もう少し考えてから言うことね」
シャナ「…………」
アル「カルヴィナ、シャナ様も悪気があって言っているわけでは……」
カルビ「そんなことは私だって分かっているわよ。じゃあアル、貴方、大使館で仕事をほったらかして猫の世話するって言うの?」
アル「……いや、それはできないが」
カルビ「だったら黙ってて」
アル「む……」
シャナ「お姉さまは意地悪です……」
カルビ「そう? そう思うなら思いなさい。でもその子猫を飼うのは許可しないわよ。2、3日中に元いた場所に戻してくることね」
シャナ「…………」
アル「シャナ様、お気持ちは分かりますが、そろそろお時間です」
カルビ「まったく……シャナ、これでこの話はおしまい。二人ともお弁当は持ったわね?」
アル「ああ。私が二人分持った」
カルビ「じゃあ行ってらっしゃい」

――ガチャ

アル「さ、シャナ様……」
シャナ「……ルヴィナお姉さまの……」
カルビ「ん?」
シャナ「……カルヴィナさんのバカ」

――バタン!

アル「……すまない、カルヴィナ。シャナ様は……」
カルビ「分かってるわよ。行ってきなさい」
アル「ああ、行ってくる」

――バタン……

カルビ「……ふう。やれやれ。私は子持ちじゃないのよ、分かってる?」
子猫「にゃ〜?」
カルビ「ま、貴方に言っても仕方ないわね。……さて私もそろそろ準備するか」

シャナ「…………」
アル「シャナ様……」
シャナ「……分かっています。今日の予定はどうなっているのですか?」
アル「はっ。今日はフューリーの自治体受け入れについて連合政府高官と折衝をすることになっています。それから、フューリーの地球文化受け入れ政策の原案がまとまりましたので、その検討を」
シャナ「A市で起こった傷害事件はどうなりました?」
アル「当初は被害者がフューリーだったという点で問題視されていましたが。どうやら単なる意見の食い違いの様です。人種差別に発展することはないかと」
138プリンセスオブ・ロンリーハートのA:2006/08/05(土) 05:29:16 ID:AX9yMSDv
シャナ「そうですか……では、現地の警察組織に任せましょう。行政機関にフューリーは入っているのですね?」
アル「はい。紛争の火種にならないよう各行政組織に監査機関は設けてあります」
シャナ「ふう……紛争ですか……」
アル「シャナ様、どうなさいました?」
シャナ「……いえ、何でもありません」

子猫「にゃ〜」
カティア「……カルヴィナさん、その猫どうしたんですか?」
カルビ「シャナが拾ってきたのよ。家に置いておく訳にもいかないでしょう?」
カティア「……ホワイト・リンクス」
子猫「にゃ〜」
カルビ「何?」
カティア「あ、いえ。何でもありません。……飼うんですか?」
カルビ「まさか。うちにそんな余裕は無いわ」
カティア「えっ? カルヴィナさんの家ってそんなに貧乏なんですか!?」
カルビ「そうじゃない。構ってあげられる余裕が無いってこと。三人とも、不規則な就業時間だものね」
カティア「そうか。カルヴィナさんのところは全員仕事していますものね」
カルビ「そう。そういうことをね、理解してはいるはずなのよ、あの子」
カティア「あの子……シャナ=ミアさんですね?」
カルビ「でも理解はしているけれど、感情がまだ追いついてない。一言で言うと……」
カティア「一言で言うと?」
カルビ「子供」

シャナ「くしゃん!」
アル「シャナ様? クーラーの設定温度が低すぎたでしょうか」
シャナ「あ、いえ、大丈夫です。続けてください、アル=ヴァン・ランクス」
アル「はっ。フューリーの補助施設の建設ですが……」
シャナ「確か、就職、住居の斡旋や一時宿泊施設を作るのでしたよね」
アル「はい。現在建設予定地を買収中です」
シャナ「買収ですか……あまりいい言葉ではありませんけれど」
アル「本日、予定地内の孤児院の買収を行っています」
シャナ「孤児院?」
アル「はい。担当者はカルヴィナ・クーランジュ」

カルビ「さて、これで今日の仕事は終わりね」
カティア「意外とすんなり終わりましたね」
カルビ「まあね。色々と準備してあったから」
カティア「準備?」
カルビ「ん? カティア、書類に目を通してなかったの?」
カティア「あ、え、ええと……すみません」
カルビ「次からはちゃんと目を通しておいてくれないと困るわよ。貴女は私の秘書なんだから」
シャナ「カルヴィナさん!」
139プリンセスオブ・ロンリーハートのB:2006/08/05(土) 05:30:11 ID:AX9yMSDv
カルビ「……シャナ? それにアル=ヴァンも。どうしたのよ、いったい」
アル「いや、それがだな……」
シャナ「……カルヴィナさん、見損ないました。私は貴女を信じていたのに!」
カルビ「……やれやれ。いったい何だってのよ」

カティア「あの……本当にいいんですか、アル=ヴァンさん」
アル「構わん。それよりも、君を巻き込んでしまって、頭を下げるのはこちらの方だ」
カティア「い、いえ。それはいいんですけど!」
アル「しかし……本当にそのデラックスジャンボパフェでいいのか? 君が甘いもの好きとは聞いていなかったが」
カティア「う……。い、いいんです! メルアが食べてるの見てて、私もちょっとだけ……ほんのちょっとだけ食べてみたくなっただけですから!」
アル「……なるほど」

シャナ「カルヴィナさん、孤児院を買収したそうですね」
カルビ「ええ、そうよ。全世界のフューリーを保護する機関……俗称”大使館”の命令でね」
シャナ「……迂闊でした。私もきちんとチェックするべきだったと反省しています」
カルビ「そう。反省しているの」
シャナ「カルヴィナさんは何も感じないんですか!? 身をよりそって生きている家族を破壊して!」
カルビ「猫ね」
シャナ「え?」
カルビ「猫の問題と同じ」
シャナ「猫?」
カルビ「シャナ、貴女、朝猫のことで癇癪を起こしたでしょう。もちろん覚えてるわね? それと今の貴女の癇癪は同じだって言ってるの」
シャナ「カルヴィナさん、きちんと役職名で呼んでください」
カルビ「シャナ、その問題の孤児院の書類に目は通した?」
シャナ「ですから役職名で……書類?」
カルビ「借金二千五百万。あの孤児院はね、もうとっくに機能しなくなってたの」
シャナ「でも……」
カルビ「貴女が手を差し伸べれば、もしかしたら今はうまくいくかもしれないわね。でもそれでどうするの?」
シャナ「どうする……って……」
カルビ「貴女が拾った猫、貴女が可哀想だと思う気持ちはわかるわ。でも貴女が拾ったせいで、あの猫は他の誰かに拾われる可能性を失ったのよ。そして貴女にあの子の世話はできない」
シャナ「だって……」
140プリンセスオブ・ロンリーハートのC:2006/08/05(土) 05:30:57 ID:AX9yMSDv
カルビ「もしも自分が誰かを助けたいと思うのなら、最後まで死に物狂いで責任を負いなさい。中途半端な覚悟で他人を助けようなんて思っちゃいけないのよ」
シャナ「……じゃあカルヴィナさんは、自分は関係ないからって見過ごせって言うんですか……」
カルビ「そうじゃないわ。方法はあるのよ。いつだって……あったのよ」
シャナ「お姉さま……?」
カルビ「まあいいわ、私は仕事に戻る。カティア、行くわよ」
カティア「え、も、もうですか!? まだ半分しか食べて……」
カルビ「……行くわよ」
カティア「は、はい……」
シャナ「…………」
アル「……シャナ様」
シャナ「……何ですか」
アル「あの孤児院の従業員、子どもなどは、地方の孤児院に一括加入することになっています」
シャナ「えっ……?」
アル「手配したのは……書類には記載されていませんが、カルヴィナです。破産寸前で少ない人数とは言え、全員一度に受け入れられる施設を探すのに、かなり骨を折ったようです」
シャナ「……そう……なんですか……」
アル「そういうやり方もある……ということです」
シャナ「私は、まだまだ未熟なのですね」
アル「しかし成長しています」

シャナ「お姉さま……すみませんでした……」
カルビ「別に気にしちゃいないわよ」
シャナ「子猫は私がもらい手を探すことにします。飼うことは……私が助けることはできなくても、この子のためにできることがあるって分かりましたから」
カルビ「そう」
シャナ「自分の望むこと、自分にできること。それをしっかり理解するのが大事……なんですよね?」
カルビ「それが分かったら及第点ね。まあいいわ。昼間は私が面倒見るわよ。仕事に連れていくことになるけれど」
シャナ「えっ……お姉さま!?」
アル「カルヴィナ……それでは君が大変では……」
カルビ「私は外回り中心だもの、別に問題ないわ。カティアも気に入ってたみたいだし。それともアル、貴方、大使館で仕事をほったらかして猫の世話するって言うの?」
アル「……いや、それはできないが」
カルビ「だったら黙ってて」
アル「む……」
シャナ「……お姉さま、大好きです!」
141プリンセスオブ・ロンリーハートのあとがき:2006/08/05(土) 05:35:54 ID:AX9yMSDv
今回は短編です

今回の反省点
・前回はシリアス統夜やったから、今回はコメディカルビやろうとしたのですが、見返してみても笑えるところが見あたりません
・「お姉さま」は純然たる趣味
・シャナの家族愛に飢えてる感じ出そうと思ったのですが、どうにも盛り込めませんでした、まる
142それも名無しだ:2006/08/05(土) 08:18:23 ID:cC9RP9BI
>>136
 読みにくくてすいません、なんせ携帯からなもんで………。
 字数かぞえるとか、工夫してみま
す。あと、設定が入り乱れるので、
そこのところよろしくお願いします。
143それも名無しだ:2006/08/06(日) 20:18:39 ID:knokisx+
俺・・・勇気を出して告白するよ

















このスレの職人さん達みんな大好きだぁぁぁ!!
144お姫様がやって来た:2006/08/06(日) 22:15:58 ID:4CMWu+gD
二時間目、始まるよ!
145お姫様がやって来た!二時間目@:2006/08/06(日) 22:33:11 ID:4CMWu+gD
二時間目『逃げろ統夜!撃て宗介!OK忍!』

 チャイムが鳴って、昼休みになったの事を告げる。それと同時に少女が四人、
そして授業中俺に向かって目から怪光線を放ってきた野郎共がやって来る。機械
獣か、貴様ら。


「………おい、紫雲。」
「……さっきの話」
「じっくり聞かせてもらおうじゃねぇか、あ?」
「テメーは俺を怒らせた」

「あたしたちも………」
「一体どうなっているのかしりたいですよ。ねぇ、カティアちゃん。」
「ホンット、観念しなさい、統夜」

 知るか、というよりこっちが逆に聞きたい気分だ。

「ほう………」
「このごに及んでとぼけるとはな………」
「忘れとは言わせねえぞ、朝のこと………!」
「やれやれだぜ」


 そうだ時間は朝に遡る。シャナがいきなり転入してくるという事で、しかし俺
には何も知らされてなかったわけで。
 さて、テックセッターにテッククリスタルが欠かせないように、転校生にも質
問コーナーというやつが欠かせない。しかし、さすがにフューリーの代表という
事もあり、みんな突っ込んだ質問はしてこない。俺が安心して一息ついた瞬間だ
った。


「もう質問はないかしら?それじゃ、席は……」
146お姫様がやって来た!二時間目A:2006/08/06(日) 22:35:17 ID:4CMWu+gD
「は〜い!」

「あら?まだシャナさんに質問があるの、秋津君?」

へっ?

「はい!どうしても気になって…。シャナさんに気になる人っているんですか?」

………マサト、いやマサキぃぃぃぃぃ!一気に野郎共が聞耳を立てる。

「………気になる、と言いますより、心に決めた方ならいらっしゃいます…。」

殺気を感じる。そばにそんなやつがいたら今にもコロスってぐらいに。しかし、
いくらなんでも俺もそんなこと初めて聞い………

「………そこにいらっしゃる、紫雲統夜です…………(ポッ)」

( ゚Д゚)

( ゚Д゚ )

へっ?っていや、こっちみんな。

 そうして今に至る。怒りの視線が痛い中、ひとり笑顔の少女がいた。
シャナだ。

「……統夜、学食とやらに行きましょう。私、そういうものはまだ食べたことがないので……」

さすがはフューリーの元首、このプレッシャーでもなんともない。

「シャナ様……ひとつよろしいですか?今朝のあの発言はいったい……」

「統夜はあたしたちのモンだよ!シャナ様と言えども遠慮しないよ!」

「そうです!統夜さんは誰にも渡しません!」

野郎共の怒りのボルテージが上がっている。まずいな………。俺のサイトロンが
そう告げていた。
147お姫様がやって来た!B:2006/08/06(日) 22:47:27 ID:4CMWu+gD
 とりあえず、ここは四人を連れて移動する必要がある。先に四人とも食堂に行っていてくれ。

「……お待ちしています。」


「一応聞いておく、墓には何て書けばいい?」

「カティアちゃん、テニアちゃん、メルアちゃんと同居の上に、お姫様だぁ?」

「それ、なんてギャルゲだゴルァァァ!」

さて、こいつらから逃げねばならない。しょうがない、最終手段だ。相良、頼む。

「了解した!目標を鎮圧する!」

相良がゴム弾を乱射するのを横目でみつつ、俺は教室を後にした。


あとマサキ、いつかヴォーダの闇に沈めてやる。








なんとか逃げれた統夜!食堂で四人といた人物は、なっなんと!


次回、お姫様がやって来た!三時間目「お姫様でハッスル!くノ一でハッスル!スナイパーでハッスル!」お楽しみに!
148それも名無しだ:2006/08/07(月) 00:32:44 ID:G1tZGOh8
投下乙
3時間目も楽しみだな
149それも名無しだ:2006/08/07(月) 21:03:53 ID:5KzhVIsV
乙やGJだけでなく、どこが気に入ったかも言ってあげると職人さんが居着くんじゃないかな
150それも名無しだ:2006/08/08(火) 12:34:22 ID:UzpQ/7Xl
>143

安心しろ
自分もお前が大好きだ
お前の様な奴がいるから
自分達はSSが書けるんだ
気に入って貰えるSSを書こうとするんだ
151それも名無しだ:2006/08/08(火) 12:52:17 ID:f2hX0NvT
>150
すごく死亡フラグにみえた。
そして自分はここにSS書いてる人も、gjしてる人も好き。
良い意味でラノベみたいでgj
152それも名無しだ:2006/08/10(木) 01:57:26 ID:iDF1Kztd
>>151
それはいーちゃんみたいなやつが住民の中にいるという……………




ごめん、スレ違い。早く三時間目書くよ。
153それも名無しだ:2006/08/10(木) 02:08:39 ID:LIqMhDtB
かはは。傑作だぜ
154それも名無しだ:2006/08/13(日) 11:19:24 ID:bJvX6uLt
(*ノωノ)あぷう
155それも名無しだ:2006/08/13(日) 15:10:34 ID:cdWKx/tM
シャア?
156それも名無しだ:2006/08/16(水) 13:45:58 ID:arUBqyEZ
保守
157それも名無しだ:2006/08/19(土) 09:33:03 ID:UEQgG10e
過疎ってる
158それも名無しだ:2006/08/20(日) 09:38:33 ID:OY6CmmlY
ならば、シャナ様分チャージッ!!
159それも名無しだ:2006/08/20(日) 09:59:23 ID:6nOvm4Zr
チャージなどさせるか!





だか、シャナ分ならさせてやらんこともない!
160それも名無しだ:2006/08/22(火) 19:30:55 ID:Fww9ztE4
また過疎ってる…(´・ω・`)


















と、いうわけで現在SS制作中
中々の難産ゆえ時間かかるかも
これだけっていうのも悪いんで
話題投下
シャナと統夜が結ばれるとしたら
・統夜がシャナの元に婿入り
・シャナが統夜の元に嫁入り
どっちが萌える?
個人的には自分はシャナが王女で在ることを捨て統夜の元に嫁入りが萌える派
この場合統夜は専業主夫かシャナが統夜の為に一生懸命家事を覚えようとする新妻がいい
161それも名無しだ:2006/08/22(火) 19:43:43 ID:Z7PvRs9m
>>160後者、自分はシャナが少し押し掛け女房チックな感じに迫るってのが…

シャナのキャラじゃねーかな。
それはそうとSS頑張って、楽しみにしている。
162それも名無しだ:2006/08/22(火) 20:37:14 ID:xz7lvJ8C
>>160
両方萌える
前者なら統夜が恋人として騎士としてシャナのために頑張る姿に萌えるし、
後者ならシャナが統夜のために慣れない家事や地球での生活に頑張る姿に萌える
163それも名無しだ:2006/08/23(水) 07:43:18 ID:UDo6QP6b
>>160
萌える、というか設定上嫁入りのほうになるのではないだろうか?
根拠としてはエンディングのニュース中でのシャナ=ミアの扱いで
彼女を紹介する文中に『シャナ=ミア・エテルナ』氏とだけあり
フューリアの文字が無かったことから
形だけのこととはいえフューリーから王族と言う存在は消えて
民主主義的形態をとることになったとも取れるので
そうなればわざわざシャナ=ミアの方の家名を残す必要は無くなるのではないだろうか。
164それも名無しだ:2006/08/23(水) 21:06:09 ID:Y+hNX5W+
>>160前者
統夜が騎士としてシャナを守るために一生懸命頑張る姿に萌える
165それも名無しだ:2006/08/23(水) 21:25:08 ID:or9CBEqn
どっちも無し。
理由はシャナはアル=ヴァンが好きだから。
統夜の幼馴染みではあっても好意を抱いていたとは一言も書いてないし。
166それも名無しだ:2006/08/23(水) 21:54:06 ID:ipdDCE29
統夜も幼馴染みだなんて覚えてないし好意を抱いてないなら別にそんな設定イラねーじゃん
なんで幼馴染みなんだよ
167それも名無しだ:2006/08/24(木) 00:20:39 ID:I4oSd0/i
>>165
アルが好きだとも一言書いてない件。

>>160
じゃあ前者で、統夜がフューリーの王に成り上がるサクセスストーリーをば。
168それも名無しだ:2006/08/24(木) 01:01:42 ID:BDbygsQ3
>>167
あれ?おかしいな。確かwikiにはアル=ヴァンを巡って
カルヴィナのライバルになるって書いてあったが…?

しっかしこの人ほど幼馴染みの設定を活かしきれてない人物はいないよな。
何のためにこんな設定つけたんだが…
169それも名無しだ:2006/08/24(木) 01:08:19 ID:aXZIJgVE
割と捏造や勘違いが跋扈しているのだよ
170それも名無しだ:2006/08/24(木) 01:56:07 ID:HwKLBbt3
>>168
カルヴィナルートをやり直せば
その記述が誤解だとわかるぞ
171それも名無しだ:2006/08/24(木) 12:40:31 ID:BZW/oz/a
wikiなんぞを信用するほうが悪い
172それも名無しだ:2006/08/24(木) 18:49:27 ID:KavjiCm6
シャナはフューリーに残された唯一の王族らしいから
それが駆け落ちしたら遺されたフューリーが大変だ

そこで敗戦に落ち込む国民を慰めるため、
かつての英雄の子息であり、更に反逆者グ=ランドンを討ち取った、
最早大英雄と呼んでいい統夜=セルダ=シューンとシャナ=ミア姫君との婚姻を推し進める計画

思いっきり政治的な結婚ながらも満更でない両人というのが
173それも名無しだ:2006/08/24(木) 19:45:37 ID:VHKJQfNU
「あの時点で起きてる」皇族の最上位じゃなかったっけ?
EDの後ならシャナより上位の皇族も目覚ましてる筈
174それも名無しだ:2006/08/27(日) 07:38:15 ID:U/86I9Ku
保守あげ
175それも名無しだ:2006/08/27(日) 12:17:40 ID:cgOCoyiz
カティアスレ・テニアスレ…定期的にSS職人登場
メルアスレ…たまにSS職人登場、最近絵師が登場

大丈夫かシャナスレ…
176それも名無しだ:2006/08/28(月) 16:46:36 ID:+Qt4HjR1
あの三人のスレと比べるのはあまりにも酷すぎる
177それも名無しだ:2006/08/29(火) 10:48:34 ID:WVO7DSes
黒いのが嫌いな人は以下スルーよろ。このスレでは初投下。

・異文化コミュニケーション@

シャナ「アル=ヴァン」
アル「はい」
シャナ「長い間、ガウ・ラにいて忘れていましたが地球とはこのような地だったのですね」
アル「ええ、四季折々と申していました」
シャナ「暑いですね」(氷水バケツに足突っ込んで)
アル「ええ、暑いです」(同じく)
シャナ「外に出る人の気が知れません」
アル「・・・それはどうかと思いますが・・・」
シャナ「油断すると蚊が飛んできますし」
アル「踏み込みの甘い蚊は切り払っておりますので問題ありません」
シャナ「(蚊なんて)死ねばいいのに」
アル「・・・・・・は?」
シャナ「それにしても暑いですね。アル=ヴァン、アイスを」


・異文化コミュニケーションA

シャナ「それにしても統夜の国の文化は不思議です」
アル「は、神秘性がありますね」
シャナ「そうではありません。この国の方々は挨拶をする時にお辞儀をなさるでしょう?」
アル「はい・・・それが不思議と?」
シャナ「だってそうじゃありませんか。お互い頭をぶつけそうなほどお辞儀をして。しかもする人によってお辞儀の深さも違うのですよ?」
アル「そこまでは見ていませんが・・・」
シャナ「この前、カルヴィナさんからお借りした書物を拝見したところ、お辞儀にも女性ならではのやり方があるようですよ」
アル「初耳です」
シャナ「丁度、統夜の家の前なので実践しますね」
アル「はっ、学ばせてもらいます」
統夜「(ガチャ)二人ともいらっしゃい」
シャナ「押忍! 捨那です、夜露死苦!!」(ガン見)
アル「・・・シャナ様、それは違うと思います」
統夜「!?!?!?」
アル「統夜もまるで人工知能が破壊された時のようになっていますから」
シャナ「ああ、ごめんあそばせ、統夜様」
統夜「あ、ああ・・・どうぞ・・・」


お粗末
178それも名無しだ:2006/08/29(火) 23:32:17 ID:uzwDKbot
>>177
上手い!
本当にやりそうなところが怖いが。
179それも名無しだ:2006/09/01(金) 01:32:32 ID:vTDUGkYT
捕手
180それも名無しだ:2006/09/01(金) 22:19:05 ID:IQuATVfc
チャージ!
181それも名無しだ:2006/09/02(土) 08:15:11 ID:bvjcBHDg
チャージなどさせるか、とでも言って欲しかったのかもしれんがね
182それも名無しだ:2006/09/02(土) 14:50:32 ID:9AjhFacU
そういや会話シーンで見た目どおりの年齢だって言っているけど、これは
@シャナ=ミア母妊娠した状態でステイシス・ベッドで眠りにつく。
 目覚めた後に出産、その際かその後母死亡で王族最高位へ

A両親眠りから目覚めた後、母妊娠出産、その後両親死ぬか再び眠りにつくかして王族最高位へ
かどっちだろう?
183それも名無しだ:2006/09/03(日) 00:58:04 ID:b9yUTR+v
B試験管ベビー
 ってやつかもしれん。
184それも名無しだ:2006/09/03(日) 02:10:34 ID:HfxSQdEM
自分はAだと思ってた
@は・・・有り得なくもないんだろうけど
想像はしたくない・・・かなぁ
185それも名無しだ:2006/09/03(日) 21:14:27 ID:kn84Vjq0
いやらしいまでに世間知らずで天然なシャナ様を見たくなければスルーぷりーず

・原因と結果

(統夜宅にて)
シャナ「こっこれは!」
統夜「あー、それは、あいつらが買ってきた本だよ」
シャナ「こ、こんな学術的に素晴らしい本が市販されているとは・・・」
統夜「(『コンニチワ赤ちゃん』が?)えーっと・・・もしかして、赤ちゃんがどこから来るとかって」
シャナ「アル=ヴァンは宇宙コウノトリという鳥が運んでくると言っていました」
統夜(子供だましにも程があるぞ、アル=ヴァン! 騎士道不覚悟!)
シャナ「そうですか・・・。ではカルヴィナ様とアル=ヴァンもカタチは違いますが、そういう行為をやっていたのですね」
統夜「・・・具体的に聞いてもいいですか・・・? あ、いや、興味本位なので答えたくない場合は結構ですよ・・・」
シャナ「カルヴィナ様に首輪を付けたり、注射みたいなのを――」
統夜「ちょっちょっやっぱいいです、話さなくていいです!!」
シャナ「それは残念です。これからが面白いのに」
統夜「は・・・ははっ・・・。(やっぱりベッドではそっちかアル=ヴァン! ジュア・ムがあの世で泣いてるぞ!!)」
シャナ「では私はどのようにして生まれたのでしょうか・・・?」
統夜「・・・え? あ、そういえばシャナ=ミアの親は・・・?」
シャナ「重い話も何なので、実演しながら考えましょう」
統夜「え?」
シャナ「えーい」(バサァ!)
     シャナ=ミアwith裸エプロン爆誕!!
統夜「何その古典的なコスチュームチェンジ!?(がびーん)」
シャナ「カティアさんから貸してもらった統夜様の本に殿方にはこういうのが好みだと・・・」
統夜「いきなりやられてもびっくりするだけです!!(カティア又貸しかァー!!)」
シャナ「ダメですか?(くるくる回転)」
統夜「ちょっちょっと見えてるからこの人はぁぁぁぁぁ!?」
(ドアをノックする音)
アルの声「シャナ=ミア様、そろそろお時間ですが・・・」
シャナ「ああ、アル=ヴァン、いい所に来ました。入って見てくれませんか?」
統夜「いやぁぁぁぁ!! 入ってこないでアル=ヴァァァァン!!」

続かない


流れを読むようでそうじゃないネタでごめんなさい。
186それも名無しだ:2006/09/05(火) 08:35:30 ID:tP2vJbNT
保守
187それも名無しだ:2006/09/05(火) 09:47:45 ID:UvcQUbUi
ここまで過疎とGJが入れ替わるスレも珍しい 今更かもしれないがマジでGJ
188それも名無しだ:2006/09/05(火) 20:27:50 ID:6WtQJdX5
騎士と姫ってベタベタで素敵だな
189それも名無しだ:2006/09/06(水) 02:28:30 ID:IXfszimr

     ちゅどーん!


かなめ「またオノレかぁぁぁぁぁッ!」(スパーン)
宗介「痛いぞ、千鳥」
統夜「……相良、シャナ=ミアの護衛任務を受けたからってやりすぎだ」
宗介「紫雲、任務の内容は軽々しく話すべきではない。
    敵対勢力に内容を聞かれては警戒される恐れがある」
カティア「どう見てもバレバレです」
メルア「本当にありがとうございました」
かなめ「あたしン時から何も学習してないのか、この戦争馬鹿はッ!」
シャナ「私一人の護衛にこれほどの武装が必要なんて……学校とは危険な場所なのですね。
    千鳥様の、そのハリセンと呼ばれるものの太刀捌きも、そのような中で修得なされたのですか?」
かなめ「ちっがぁぁぁぁぁうッ!」
テニア「わーっ、かなめ落ち着いて! 殿中でござる殿中でござる!
     へタすりゃフューリーと外交問題になっちゃうから!」
統夜「……神様、俺に再び平穏な学生生活は返ってこないんでしょうか」
宗介「神とは人の心の中にだけいる、役に立たない幻の全能者だと聞いたが」
統夜「わざわざトドメ刺してくれるな……てゆーかお前、ムスリムじゃなかったのか?」


ぶっちゃけ宗介の最後のフレーズを使いたくて書いた。
後悔はしていない。していないんじゃないかな。してないと思う。ま、ちょっとは(ry
190それも名無しだ:2006/09/06(水) 03:01:08 ID:VUQZGAAa
Dにフルメタがでてたら宗介と助手は昔馴染みの傭兵仲間になりそうだよな
ってここJの関連スレ(ry
191それも名無しだ:2006/09/07(木) 14:28:55 ID:zd99B81J
ED後統夜が総代に就任すればいいじゃない
父親の名声もあるし功績も有るし
フーを生き残らせて補佐させれば問題無さそう
192それも名無しだ:2006/09/07(木) 15:04:34 ID:DUMVlVrF
むしろ鹵獲したラフトにフーが乗っていて方がしっくりくるんだが
統夜の親父憑依で説得できなかったのかね
193それも名無しだ:2006/09/07(木) 16:15:55 ID:zP60NKx5
赤よりは白だねクローよりもライフルだ
194それも名無しだ:2006/09/07(木) 19:43:25 ID:SCLPCY/3

・総監督エ=セルダ、アシュアリー社プロデュース

幼馴染系活動的女子テニア、同級生お姉さん的存在カティア、天然系おっとり娘メルア、
年上武道派クールビューティのフー、隣のおねーさんカルヴィナ、そしてお嬢様兼アイドル存在シャナ。
その他、面倒見のいい先輩アルや絶望オッサン、因縁付けて来るワカメ予備軍など
サブキャラクターは多彩!

シャナ「統夜様、こんな設定でいいご身分ですね?」
統夜「はい!?」
シャナ「・・・ってジュア=ムが吐き捨てるように言っていましたよ」
統夜「ジュアァァァァァム!!」(スピード覚醒)
シャナ「あ・・・行っちゃいましたね」
テニア「今のホント?」
シャナ「酔ったカルヴィナさんが言ってたことを私が脚色しました♪」
テニア(・・・これって天然なのカナ・・・?)

統夜「ジュア=ムゥゥゥゥ!! 俺の上腕二頭筋が怒り狂っているんだよぉ!」
ジュア「なっ、なっなっ!?」
統夜「騎士道不覚悟ぉぉぉぉぉぉッ!!」

どかーん

宗介「昔、情報を大袈裟に報告する兵士がいてな。その兵士の生命は早々に断たれる
  ことになったが、兵士の所属していた部隊の情報セキュリティは進歩したという。
  というわけで千鳥、ウワサ話とて油断ならん。話す者には必罰を――」
すぱーん
宗介「痛いぞ、千鳥(すぱーん)待て、何を(すぱーん)聞いて(すぱーん)連ぞ(すぱーん)」
千鳥「キモいゲームみたいなウワサなんか誰が信じるってのよ阿呆!」

・・・なぜかシャナの愚にもつかぬ話は陣内高校にウワサとしてきっちり75日残り続けたという・・・


統夜にあのセリフを言わせたくて書いたが、妙な電波が混信したようだ。
ちょっとエンタングルしてくる。
195それも名無しだ:2006/09/08(金) 14:28:37 ID:FDEEaIGF
OGでは目立てるといいな
Dと共演して南極での完璧親父戦で祈りを捧げたり歌口ずさんだりとか
196それも名無しだ:2006/09/08(金) 14:54:04 ID:z7m3ppV6
いっとぅいずぐっどあいでぃあ
197それも名無しだ:2006/09/08(金) 22:45:25 ID:qp4x2jn5
フューリー四十数億年の知識を生かして解説役に

シャナ「あれは間違いありません。フューリーの記録に残る破滅の王…」
ジョッシュ「知っているのか、シャナ=ミア姫」

シャナ「あ、あの姿…まさか、太古の記録に残るデュミナス…実在していたなんて」
ラウル「なんだって!?し、知っているのかシャナ!」

シャナ「この威圧感は覚えがあります…修羅の王たる方ですね」
修羅王「うぬは…フューリーの」

シャナ「やはり…あれこそはフューリーが予見していた姿、AI1そのもの…」
アクア「そんなことまで知ってるの!?」

シャナ「あの鉄球は記録に残っていました、間違いなくドバン家のもの」
バラン「ほほう、かの名高きフューリーの姫君か」

シャナ「この感覚…!フューリーの記録に見たことがあります、紛れもなくディス・レヴ…」
クォヴレー「フッ、我々は大した姫を仲間にしたものだな」
198それも名無しだ:2006/09/09(土) 08:14:28 ID:4oi4+tm2
壁際のいぶし銀、およびクールスパイの情報収集能力を遥かに上回っておりますな。
199それも名無しだ:2006/09/09(土) 16:56:18 ID:RcKtBXc5
>>197
その会話だと
シャナがサブパイとして選択可能にならないと無理なのでは
200それも名無しだ:2006/09/09(土) 18:23:37 ID:bnvNv+oJ
流れぶった切って投下。


(気力−10)
「……相良宗介軍曹、状況の説明を頼む」
「了解した。
 カルヴィナ・クーランジュ殿、アル=ヴァン・ランクス殿、シャナ=ミア・エテルナ殿の三名と下校中に遭遇。
 カティア・グリニャール、フェステニア・ミューズ、メルア・メルナ・メイアの三名が歓待と称して、
 クーランジュ殿が持ち込んだ各種アルコール飲料で宴会を開始。
 クルツと兜甲児も参加を希望していたが、それぞれマオ曹長と弓さやか嬢に制裁を加えられ、却下された。
 なお、千鳥は危険を察知したのか、参加を促されたが拒否している。
 主客であるお前が居なかったことから、開始してからまだ1時間というところだ」
「1時間でコレか!?」

統夜、魂の叫び。
部屋は既に各種おつまみの袋、空になった瓶、缶で足の踏み場も無い。
その中に埋もれるように3人娘が恥じらいも何もあったものではない格好で眠っている。
しかも各員、涎と鼻提灯のおまけつき。
とりあえず、後始末だけでン時間コースは確実だろう。

『絶望せよおおおぉぉぉをおををををぉぉををぉぉぉををををを!』
(気力−30)

薄れかける意識の中、何やら川の向こうで
父と肩を組んだ総代がごっつええ笑顔で手招きしていたのは気のせいだ。
気のせいだと言ってください、後生ですから。

「肯定だ。ただし、護衛である俺は飲んでいない。
 クーランジュ殿の勧め、および強制もあったが、
 飲み込んだふりをして廃棄した、問題ない。
 本来は毒物を」
「もういい、OK、わかった」
もう勘弁してつかあさい。
心底疲れ切った表情でうなだれる統夜。

「あ〜はあひゃはは、ほぉ〜らアル=ヴァン、家主サマのお帰りよぉ〜あひゃはひゃひゃっはは」
(気力−100)

いよいよ膝から力が抜け、くずおれる人の彫像(注:生身です)が出来上がる。
アンタは一体何なんだ。
おかしいですよカルヴィナさん。

「……アル=ヴァンもなんで―――」
言いかけて、統夜は気付いた。
アル=ヴァンの瞳が、ここではないどこか遠くを見つめていることに。
首にはカルヴィナの腕が巻き付き、身動きすら許されない。

その姿はまさに、生贄の子羊。
一瞬のアイコンタクトで全てを察する辺り、統夜も被害担当が板に付いたということか。
その事に思い至った自分が少し悲しくなった。
201それも名無しだ:2006/09/09(土) 18:25:18 ID:bnvNv+oJ
「で、統夜、すまないのだが……」
アル=ヴァンがチラチラと視線を送る。
その先には。


「う゛………」

真っ青な顔をして口元を押さえるシャナ=ミア。


『絶望せよおおおぉぉぉをおををををぉぉををぉぉぉををををを!』
「くっそおおおおおお! やれってんなら、やってやるさ!」

脳内に響くヴォーダの呼び声を振り切るように叫び、
シャナ=ミアを抱え上げてトイレに向かう統夜。
その後ろでアル=ヴァンは申し訳なさそうに目を伏せる。

「ア〜ル〜=ヴァ〜ン〜、どぉ〜したのよぉ〜。
 わらひの 愛 の こ も っ た 酒が飲めないっていうのぉ〜?」
もうしばらくは山猫さんの相手をするほかあるまい。
憂いは断った、あとは逝くのみ。





「…………」

トイレのドアノブが、壊れていた。

「数分前にフェステニアが破損させた。
 アルコールの影響で力の加減が」

『絶望せよおおおぉぉぉをおををををぉぉををぉぉぉををををを!』
「うるさいうるさいうるさーいッ!」

折れそうになる心を必死に支え、玄関を飛び出す統夜。
空には月が煌々と輝いていた。


多分続く。
202それも名無しだ:2006/09/09(土) 22:46:17 ID:VXkCIz4O
「夢」の精神コマンドが似合いそう
203それも名無しだ:2006/09/09(土) 23:04:11 ID:VXkCIz4O
あと「祈り」とか「鼓舞」とか「戦慄」とか
204それも名無しだ:2006/09/10(日) 01:34:50 ID:80+4cbUI
そういえば、サブパイ補正は後何があるだろう・・・
SP回復とか?
205それも名無しだ:2006/09/10(日) 03:03:04 ID:EOw5+Ko9
復讐心とかついてたらやだな
206それも名無しだ:2006/09/10(日) 03:31:58 ID:rPDkKaj9
機体や武器性能ではHP、EN、武器命中率、あと地形適応ぐらいか?
207それも名無しだ:2006/09/10(日) 06:30:34 ID:hnR6byjH
攻撃命中した相手の気力−2
208それも名無しだ:2006/09/10(日) 20:10:54 ID:t/zHGTGP
獲得資金+経験値がUP
いわゆる『強運』
209それも名無しだ:2006/09/10(日) 20:31:45 ID:8rHwLQY/
  // :/:::::/::::::.!:::|:::: !::::::::、:::::::::::::::::、::ヽ::::::::ヽ
   !|:::/::::::.!:::::::|:::∧::::|、::::::::!.、:::::::::::::ヽ: !:::::::::: !
  i:l: ::|:/:::.!::::::ii|_:| ヽ:::!l\:::!'、\::::::::::::!::!::::::::::::.!
.  |/l:::.!|, :::ヽ::::l'l:lヽ、ヽ:|l'´ヾr==ミ、:::::::|::|:::::::!::::: !
   |::.!l:.!::::::lヽ|,==、 `'    ヽ   \:|:: !: ::: !::::::.!   うるさいうるさいうるさい!
   l/ `ヽ::|:::l     , - 、       ll'::::!.l:::::.!:::::::.!
       l`l::.!!     l/ ̄ ヽ    /.!::::.!:|::::::.!:::::::l
       !::::.!.!ヽ   ヽ   ノ  /::::|:::::|::.!:::::.!:::::::.!
      .!::::| !::::.` ー 、._ ´ ,/  |::: !:::::|:::l::::::.!:::::::|
       |:::::|.!::::.!:::::.!:::::::::`Г    l-,|::::.!::::|::::::.!:::::::|
      |::::::l':::::.!::::::|:::::_, -/}    /:l:::::lー-: !:::::::.!
      !::::::|:::::_!, .‐' ´.:.:.:!r- 、_ /.:.:.:!::::l// /`ヽ:: !
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210それも名無しだ:2006/09/10(日) 20:40:28 ID:DsYz7G0m
ああ、誰か張ると思ったw
211それも名無しだ:2006/09/11(月) 02:14:51 ID:n9E2GP7S
まて、それよりもだな。
カットインは揺れ(オルゴンライフル
統夜のOPでは3人娘より控えm(オルゴンソード
212それも名無しだ:2006/09/11(月) 08:04:13 ID:RFXnwIvo
カットインがあったとしても髪が揺れるか髪を掻き揚げるか位だと思うが
ぶっちゃけ揺れるほどn(ry
213それも名無しだ:2006/09/11(月) 11:08:11 ID:lt5PrhAS
バカヤロウ、シャナ=ミアのカットインが入るのならそんな揺れる揺れないなんてのは関係の無い話なんだよ。
214それも名無しだ:2006/09/11(月) 11:41:50 ID:y9RyYgGv
C3ベターマン勢で言うところのサクラの位置
215それも名無しだ:2006/09/11(月) 17:13:25 ID:OX2xoOS4
サブパイでシャナのカットインが入るとしたら
重要なのはパイスー姿なのかドレス姿なのか、ということだ



……個人的には白のパイスーで
216それも名無しだ:2006/09/11(月) 19:15:29 ID:CWPU39gZ
個人的にはカティアとメルアの中間的な大きさでかなる揺れるか
テニアよりも小さくてかわいらしく「ふるん」って揺れるのがいい
217それも名無しだ:2006/09/12(火) 00:52:14 ID:r21FHElF
統夜と並んでカットインとかどうよ
コックピットを斜め上から移す感じで

統夜 :シャナ、あれやるぞ!
シャナ:はい!
二人 :インフィニティキャリバー!

とか・・・
218それも名無しだ:2006/09/12(火) 02:17:50 ID:nK4odVxT
携帯キャラ板のJスレ見てきた。
GJな職人さんのいるいいスレですね。

OGででるなら2周目以降の隠れキャラでもいいのでぜひサブパイとしてだして
欲しいですね。能力はオルゴンクラウド機能の強化とか。


219それも名無しだ:2006/09/12(火) 20:29:11 ID:/qxPQnoR
>>215
だが主人公のカットインは私服と言う現実
220それも名無しだ:2006/09/13(水) 00:18:47 ID:tNri8ro9
なんとー!!
221それも名無しだ:2006/09/13(水) 00:40:17 ID:iMKO6Dmf
>>219
統夜は上着脱いだだけなんだっけ?
カルヴィナはそのままだし。
222それも名無しだ:2006/09/13(水) 00:40:51 ID:G54QYriA
統夜、シャナ、カティア、メルア、テニアの五人が乗り込むロボで
戦隊ロボ風なコクピット配置
223それも名無しだ:2006/09/13(水) 01:16:32 ID:iMKO6Dmf
>>222
戦隊ロボ風なら統夜が真ん中で左右に二人ずつという曰く言い難い状況になるのだが。
224それも名無しだ:2006/09/13(水) 06:49:28 ID:v8wtdArq
>>222
そこにカルビも入れて超重合神だ!
225それも名無しだ:2006/09/13(水) 08:32:07 ID:v/XKGMEr
ハーレム合体だな。
226それも名無しだ:2006/09/13(水) 16:56:27 ID:96POVrLD
戦闘前会話で敵が鬱になりそうだ
カルビ敵煽るの上手いし
227それも名無しだ:2006/09/13(水) 17:21:49 ID:BD0358ko
統夜→主人公
シャナ→女王
テニア→妖精1
カティア→妖精2
メルア→妖精3
ジュア→「いい夢を見させてもらったぜ……」
フー→赤い髪の
アル→王子
カルビ→王女

総代→トカマク
228それも名無しだ:2006/09/13(水) 17:53:32 ID:v/XKGMEr
アメリカ人で主人公機のお下がりを受けるのは誰ですか?
229それも名無しだ:2006/09/13(水) 18:03:14 ID:96POVrLD
その配役だと最終面直前でフーが巨大化しますな
総代より強そ(ry
230それも名無しだ:2006/09/15(金) 19:30:36 ID:/q0L+Mk4
保守
231それも名無しだ:2006/09/16(土) 19:21:49 ID:YYxss8dz
>>200
>おかしいですよカルヴィナさん。wwwww
これイイ!!
OG参戦したら、統夜に言ってほしい。Vガンファンに叩かれるかもしれないが。
232それも名無しだ:2006/09/16(土) 19:55:00 ID:/ESCrzVp
つ「きさまは電子レンジに入れられたダイナマイトだ!!
  メガ粒子の閉鎖空間の中で分解されるがいい!!」
233それも名無しだ:2006/09/18(月) 19:25:25 ID:aHTXeL98
サブパイロットとしての能力は
SP回復とかSP消費ダウン(スキルパーツとの併用可)とか
経験値と獲得資金は2倍でお気に入りと幸運・努力合わせて最大4倍とか
234それも名無しだ:2006/09/18(月) 19:31:29 ID:zyTAyGQF
自ターン開始時にひらめき、努力、幸運が自動でかかる

つまり予知強運がんばり屋
235それも名無しだ:2006/09/18(月) 21:22:25 ID:QUqE3QY+
>>234
ひらめきはヤメレ、絶対サブキャラ3人ファンに叩かれるw
実際問題「命中0%に攻撃しない」仕様が無くなれば常時集中だけで十分鬼
それにSP10回復なんて付いた日には
236それも名無しだ:2006/09/18(月) 22:12:55 ID:pbdO14F3
ラフト限定、Fモード使い分けとか。
237それも名無しだ:2006/09/18(月) 23:17:19 ID:MofHE0aW
毎ターンランダムに敵一体の気力を−5とか
238それも名無しだ:2006/09/18(月) 23:17:52 ID:aHTXeL98
オルゴンキャノンFモードとかもしくは
3種類のFモードが全部使えるけど機体能力はそのままとか
239それも名無しだ:2006/09/18(月) 23:30:55 ID:2RLjXp6P
サイトロンの出力が上がって物質再構成によるHP回復とか。
後、オルゴンクラウド発動の気力制限が120になるとか。
240それも名無しだ:2006/09/19(火) 00:08:38 ID:7gjEanAY
じゃあ、全能力値+10とEN消費減少の二つを提案するか
241それも名無しだ:2006/09/19(火) 12:02:03 ID:e2VRw0Hp
サイトロンを通じて相手の考えていることがわかるんだったけ?アルヴァンの記憶か感情だかをカルヴィナに伝えるときはどんな感じだったんだろ。
242それも名無しだ:2006/09/19(火) 12:37:17 ID:0DDeteWK
統夜がおにゃのこになる
243それも名無しだ:2006/09/20(水) 08:17:10 ID:mMHAGmCM
>>241
アストラルサイドでの演出だからGXのティファがドームの精神を持っていたかのごとく光の玉と推測してみる。
244それも名無しだ:2006/09/20(水) 21:32:56 ID:mEenA9qm
・プリンセスメイカー

シャナ「アル=ヴァン、郷に入らば郷に従え、という言葉が統夜の国にはあるそうです。
    なんでも自分の生まれた土地とは別の土地に入った時は、その土地の常識に従った方が
    よいという教えだそうです」
アル「なるほど。敵を知り己を知れば百戦危うからず、とあの方も言っておられました」
シャナ「というわけで、この前日本に行った時に手に入れた品で木星の文化を学びましょう」


後日、統夜の家
統夜「ただいま・・・っと、あれ? お客さん? ・・・なんだルリちゃんか」
ルリ「どーも」
カティア「なんかお礼に来たって」
統夜「ああ、あのことか。予約するだけなら簡単なことだからなんでもないよ。
   でも、ルリちゃんがわざわざあれを欲しいなんてどうしたの?」
ルリ「知り合いに欲しいという人がいたので」
カティア「あれって?」
統夜「ゲキガンガーの初回限定版DVD全話セット」
ルリ「士官昇進試験で手一杯だったので予約を代わりにしてもらいました」
統夜「で、頼まれたって誰?」


おわり
245それも名無しだ:2006/09/21(木) 00:43:25 ID:30E7PI5/
飲んでたお茶フイタ
246それも名無しだ:2006/09/24(日) 12:25:06 ID:W3gc8MM1
ホシュ
247それも名無しだ:2006/09/26(火) 17:40:00 ID:MMwtxSg7
そう言えば統夜ってさなんでシャナのこと忘れたんだろ。
248それも名無しだ:2006/09/26(火) 18:35:23 ID:ipQ8QZ0h
せめて

シャナ「私ね昔君と付き合ってたんだ」
統夜「え?」
シャナ「覚えてないよね、記憶をいじられちゃって」
統夜「昔のことは思い出せないけど…」

みたいなやり取りがあっても良かったよな
249それも名無しだ:2006/09/26(火) 20:50:29 ID:br9Z85VA
>>247
フューリーの情報漏洩を防ぐためエ=セルダが意図的に忘れさせたんじゃないのかとか思ってみたり。
250それも名無しだ:2006/09/26(火) 21:07:46 ID:r39yJaVU
>>248
恥ずかしい過去を暴露されたりな
251それも名無しだ:2006/09/27(水) 08:14:06 ID:mxVYXkQd
そうすればもう少しキャラも立ったんだがな。
252それも名無しだ:2006/09/27(水) 19:51:46 ID:HQjSQq/K
ここは素直に

「統夜ちゃん……電波届いた?」
253それも名無しだ:2006/09/28(木) 07:54:31 ID:7UTSzbZq
シャナに妹属性だと!














萌えるじゃないか!
254それも名無しだ:2006/09/28(木) 12:11:48 ID:z63C15W/
>>253
アル=ヴァン従兄上様をお忘れか?
妹属性はフツーに持ってると思ってたが。
255それも名無しだ:2006/09/28(木) 20:01:34 ID:j249L/WG
>>252
つまりアル=ヴァンは変t

テニアなら火の玉スパイクぐらい余裕。
256それも名無しだ:2006/09/28(木) 20:20:06 ID:4ZQO1rc2
だからカルビに千鶴役は無r
257それも名無しだ:2006/09/28(木) 20:26:28 ID:aeA3oUeG
>>217
やべえ、そうなったら俺シャナ一択だよw
258それも名無しだ:2006/10/01(日) 10:22:16 ID:J7o4Fsv9
今北 ざっと読んだがクオリティタカスwww
幼馴染でお姫様なんておいしいキャラなんだから
もうちょい日が当たってもいいと思うんだけどねぇ
259それも名無しだ:2006/10/02(月) 00:50:24 ID:rQ1aujx+
設定はあっても出番が少なかったのが難点かと。
この前買ったJガールズの同人誌でもオチにしか出てこなかった。
260時計仕掛けの協奏曲@:2006/10/02(月) 09:32:03 ID:kiDgYhv0
カティア「疲れたー」
メルア「もう歩けませんー」
テニア「ほらほら二人とも、情けないぞ!」
カティア「そんなこと言ったってー」
メルア「いくらハイキングって言っても、これじゃほとんど登山ですよ〜」
シャナ「それにしても統夜、何故こんな所にしたんです?」
統夜「ん、いや。何となくだけどさ。地図見てたらここがビビッと」
アル「電波か」
統夜「黙れ、付き人」
カティア「それにしたって、ちょっとハードすぎです、統夜」
メルア「あとどれくらいですか〜?」
統夜「確かあと1キロくらいで休憩場所があるはずだ」
カティア「ええ!? あと1キロも歩くんですか!?」
メルア「しんじゃいますよぉ〜」
テニア「日頃から運動してないからそーいうことになるの! 情けないなあ、シャナだって弱音吐いてないってのに!」
カティア「あれ? そう言えばシャナさん、どうしてそんなに疲れてないの?」
シャナ「は、はい? そ、それは日頃の行いがいいから……」
アル「…………む? シャナ様、その足下の……」
統夜「足下?」
シャナ「アル=ヴァン・ランクス! 婦女子の足をねめ回すとは、騎士の名が泣きますよ!」
アル「も、申し訳ありません!」
メルア「……今の反応〜。何か隠しているんですね〜?」
シャナ「な、何も隠しては……」
カティア「なーにーをー隠しているのーシャナさーん」
シャナ「カ、カティアさん、て、手つきが怖いですよ?」
統夜「ん? シャナ、なんだこのコード?」
シャナ「統夜! そ、それは……!」
アル「シャナ様。それはまさか、歩兵用の小型オルゴンエクストラクターでは」
テニア「小型オルゴンエクストラクター? 何、それ?」
アル「フューリーの一般兵士が宇宙での活動をするために使う、まあ音のしないブースターみたいなものだ」
カティア「へええ?」
シャナ「あ、あああアル=ヴァン・ランクス! 僭越ですよ! 控えなさい!!」
アル「いや、しかし姫様、こういったことはよろしくないと思いますが」
カティア「だから全然疲れてなかったのね!」
メルア「卑怯ですー」
シャナ「で、でも……」
統夜「ダメだよ、シャナ。ズルするのは良くない。どうしてもダメだったら俺かアル=ヴァンが背負ってやるから、ちゃんと自分の足で歩かなきゃ」
シャナ「すみません……」
テニア「統夜! もうアタシ一歩も歩けない!」
261時計仕掛けの協奏曲A:2006/10/02(月) 09:33:12 ID:kiDgYhv0
統夜「聞こえなかった」
テニア「ひ、ヒドいよ統夜……」
統夜「とにかく、これは没収。アル=ヴァン、どうやって外すんだ、これ」
アル「腰の脇にあるスイッチを押せばいい。赤いスイッチだ」
統夜「オーケー、これだな?」
シャナ「きゃあっ!」
統夜「ちょっと……シャナ!?」
テニア「統夜! 何やってんだ!?」
統夜「いや、俺は何も……うわっ!?」
シャナ「と、統夜、すみません。くすぐったくて……!」

――カチ

シャナ「え?」
統夜「何?」
アル「紫雲統夜、どのスイッチを押した?」
統夜「えーと……青」
アル「それは強制離脱スイッチだ」

――バシュウウゥゥ!!

統夜「うわあああああああ!?」
シャナ「きゃあああああああ!!」
メルア「……統夜さんたちが、まるで穴のあいた風船みたいに谷底へ……」
カティア「……って黙って見てる場合じゃないでしょ!? 統夜ーーーーっ!!」
アル「大丈夫だ。あれはどんなことがあっても使用者を守るように作られている。とは言え……」
カティア「なんなんですか!?」
アル「この高さを上ってくるだけの推進力は持っていないな。仕方あるまい、急ぎ休憩所まで向かって、本部に連絡をとろう」
カティア「統夜たちを置いていくんですか!?」
アル「ヘリを寄越してもらう。何かあっても統夜がいれば大丈夫だ。それに、ここにいても助けるのが遅くなるだけだが?」
カティア「……行くわよ! テニア、メルア」
テニア「さっきまでへたってたのに」
メルア「統夜さんならきっと大丈夫ですよ」
カティア「二人きりなのよ! 何か起こらないとも限らないでしょう!!」
テニア「え、そんな心配? ……大丈夫だと思うけど。統夜なんだし」
カティア「統夜なんてまだまだ子どもなんだから! 一時の感情に任せてってことも……!」
テニア「そうかなあ」
メルア「でも急いだ方がいいのはホントです」
テニア「うん、まあそうだね」
262時計仕掛けの協奏曲B:2006/10/02(月) 09:35:15 ID:kiDgYhv0
統夜「こんな所に家があるなんて。……表札は……朽ちていて読めないな。きっともう人もいないだろ」
シャナ「なんだかすごく懐かしい感じがするところですね……」
統夜「懐かしい、か。そうだな。昔ながらの家って感じだけど」
シャナ「…………」
統夜「ここ……なんだか来たことがある気がする」
シャナ「……!」
統夜「シャナ!?」

統夜「何処に行ったんだ、シャナ……うわっ!?」

――ドサッ

統夜「痛て……これは……ザフトの重金属粒子砲か。……道理で、随分荒れてる訳だ。ここも戦場になったんだな」
シャナ「統夜」
統夜「シャナ? 心配してたんだ。いったい何処に?」
シャナ「あっちに小川があるのです」
統夜「小川? シャナ、なんでそんなこと知ってるんだ?」
シャナ「統夜は……覚えていないのですか?」
統夜「覚えて? あ、シャナ?」
シャナ「行きましょう」
統夜「行くって何処に……。シャナ? 待てって」

統夜「ここは……」
シャナ「覚えていませんか、統夜。この景色」
統夜「俺は……ここに来たことがある」
シャナ「そう。そして約束をしたんです。三人で。この美しい景色を守ると」
統夜「約束。三人……?」
シャナ「私と、統夜。それから」
統夜「……母さんだ」
シャナ「思い出しましたね、統夜」
統夜「シャナと初めて会った年だ。そうか、だからここに来ようとしてたのか、俺は」
シャナ「あの時は、あなたのお父様が、私をここに連れてきてくれたのです。ずっとガウ=ラの中にいては気が滅入るから、と」
統夜「俺は母さんと、母さんの実家に帰っていた。そうか……ここが……」
シャナ「優しい方でした」
統夜「うん」
シャナ「統夜と私をここに連れてきてくれて」
統夜「ああ」
シャナ「統夜。私は約束を果たせませんでした。美しい景色を守るって。ここにまたみんなで来れるようにと約束したのに。ここも戦場になってしまって……」
統夜「シャナ、君のせいじゃない」
シャナ「……そうでしょうか」
統夜「それに……」
シャナ「…………?」
統夜「あの時の小川はまだ、こうして残っている。少し変わってしまったけど、俺たちには直せる。直せるはずだ」
シャナ「統夜……ええ、そうですね……」
263時計仕掛けの協奏曲C:2006/10/02(月) 09:38:18 ID:kiDgYhv0
統夜「そうだ。あの家、なんとか直せないかな? 掃除して少し修繕すれば、まだ使えそうだ。アル=ヴァンたちが助けに来るまでしばらくかかりそうだし」
シャナ「そうですね。それはとてもいいアイデアです」
統夜「そうと決まれば、戻って物置探してみよう。何か工具があるはずだ」
シャナ「はい。……統夜?」
統夜「ん、どうした?」
シャナ「もう一つの約束は覚えていますか?」
統夜「もう一つの約束?」
シャナ「……いえ、ふふ。何でもありません」
統夜「?」
シャナ「統夜、もう一つの約束を思い出したら、必ず私に会いに来てくださいね?」
統夜「今教えてくれないのか?」
シャナ「それより早く行きましょう?」
統夜「わ、シャ、シャナ。そんなに引っ張るなって」
264時計仕掛けの間奏曲:2006/10/02(月) 09:40:20 ID:kiDgYhv0
統夜「うわー! すっげー!」
シャナ「ここを、見せてくださるつもりだったのですか?」
母「ええ。綺麗でしょう? 私のお気に入りの場所。シャナちゃん、気に入った?」
シャナ「はい!」
統夜「シャナ、あそこの川、おりてみようぜ!」
シャナ「あ、トーヤ、まって!」
母「統夜、シャナちゃん……」
シャナ「おばさま?」
母「この景色を守ってね。そしてできたら、あなたたちの子どもにも見せてあげて。地球はこんなに綺麗だって、ね?」
シャナ「おばさま……はい! わかりました!」
統夜「シャナー!」
シャナ「まってよ、トーヤ!」
統夜「シャナ。子どもってけっこんしないとできないんだぞ。そういうの、やすうけあいっていうんだ」
シャナ「やすうけあいってなあに?」
統夜「え? えっと……よく分かんないけど。できないことをやくそくすることかな」
シャナ「できないかな……でもシャナ、おばさまとやくそくしちゃった……」
統夜「な、なくなよ! えっと……そ、そうだ! じゃあシャナが大人になったとき、けっこんできてなかったら、ぼくがけっこんしてやるよ!」
シャナ「トーヤ? ホント?」
統夜「あ……ああ! もちろん!」
シャナ「"やすうけあい"じゃない?」
統夜「きしはいちどしたやくそくはぜったい守るんだ」
シャナ「……うん。じゃあシャナ、トーヤのおよめさんになる。トーヤ、ぜったいむかえに来てね」
統夜「シャナがけっこんしてなかったらだよ」
シャナ「トーヤがくるまで、ぜったいけっこんしないもん」
265それも名無しだ:2006/10/02(月) 12:11:03 ID:c21SBQxv
>>260-264
素晴らしいですね!
GJ
早く続き投下してください
266それも名無しだ:2006/10/02(月) 22:59:46 ID:Q9k1WAoJ
夢を、見ていた。
何も知らずにいられた頃。
己に課せられた業の重さに気付かずにいられた頃。

「エ=セルダさま〜!」

小さな体を優しく抱き留める大きな腕。
けれど、どこかその瞳は悲しげで。

やがて懐かしい面影はぼんやりと薄れていき、
穏やかな笑みを浮かべる少年へと入れ替わっていく。






「ん……統夜?」
「お早う、シャナ=ミア」

月夜に照らされた統夜の返事でシャナ=ミアの意識は覚醒する。
そして、統夜の笑顔の後ろに広がる星空から、自分の置かれている状況を理解した。


即ち、膝枕。


「○×#$%&=*+@―――――ッ!?」


パニックを起こして起きあがろうとした矢先、世界がぐにゃりと歪む。
転びそうになったところを慌てて統夜が抱き留め、ペットボトルを差し出す。

「はいはい、落ち着いて落ち着いて……」
「んっ……」

背中をさすられペットボトルの水を飲み込みながら、ぐらつく頭で状況を整理する。

直前まで膝枕されていたこと、統夜の家からここまでお姫様抱っこされていたこと、
そして先ほどとっさに抱き留められたことが脳裏をよぎり、思わず頬が熱くなる。
ええっと、他には……
267それも名無しだ:2006/10/02(月) 23:01:11 ID:Q9k1WAoJ
「あらぁ〜紫雲君、また新しい娘? 駄目よぉ、男の子ならちゃんと責任とってあげないと」
「スイマセン、今はそれどころじゃないんで!」

「いらっしゃいま……うわ、やばいぞ統夜! 勘定は後でいいから水持ってけ!」
「恩に着ます!」

(ただいまお見苦しい映像、音声が流れております。ヴォーダで死合っている
 ジュア=ムとゴステロの二人、及び総代の絶望を背景にお楽しみ下さい)

「よぉよぉ兄ちゃん、綺麗な嬢ちゃんつれてるじゃねえか」
「ナイトマスターよりウルズ6へ、トーン61番を頼む」



   大 ・ 迷 ・ 惑 !



「ご、ごめんなさい……」
「いや、いいんだ。慣れてるから」

そう言う統夜は少し遠い目をしていた。


「そういえば、さっき寝惚けて父さんのこと呼んでたみたいだけど?」
「えっ?」

はっとなるシャナ=ミア。

「ええ……昔の夢を見ていました。
 エ=セルダ様は、私にとっても父のような存在でしたから」

そう言って、シャナ=ミアは自分の故郷である月を見上げる。
幼い自分を抱きかかえる大きな体と、優しい笑顔。

時には、皇女に仕える騎士として。
時には、幼い自分を叱咤する父親として。

彼女にとって、エ=セルダ・シューンという存在は計り知れないほど大きなものだったのだ。


「……父さんって、どんな人だったの?」
「えっ?」

意外そうに目を丸くするシャナ=ミア。

「正直言って、覚えてないんだ、父さんのこと。
 年に何度か帰ってくるだけで、両手で数えるくらいしか会った記憶がないから」
「あっ……」

統夜の寂しげな笑顔に含まれる感情に気付かぬほど、シャナ=ミアとて鈍感ではない。
エ=セルダが統夜の下へ帰れなかったのは、彼女にも原因がある……と言うよりむしろ、
フューリーの長たる彼女こそが最大の原因であったと言っても過言ではない。
統夜にしてみれば、色々と思うところがあるのは想像に難くない。
フューリア皇女シャナ=ミア・エテルナ、一生の不覚。


「ええ、是非。語りましょう、彼の騎士のこと―――」
268それも名無しだ:2006/10/02(月) 23:02:20 ID:Q9k1WAoJ
微笑みと共に皇女が語るは、偉大なる壮年の騎士の物語。


時に優しく、時に厳しく己に人の上にたつべき者としての心得を授かったこと。

従兄から語られる、彼女の知らぬ大戦の幾多の武勇のこと。

総代騎士グ=ランドンと、昼夜を問わず己の騎士道について議論していたこと。

大きな背中に隠れる、彼の者の息子のこと。

覚悟と寂しさが綯い交ぜになった背中―――それが彼女が見た彼の最後の姿であったこと。






「……どうしたのですか、統夜?」
「えっ?」

話を聞くうちに、統夜は自然と口元が綻んでいるのを自覚していた。
一瞬、自分の考えを口にするべきか迷ったが―――
この際、正直に言ったほうが良いと判断する。満面の笑顔と共に。


「好きだったんだ、父さんのこと」
「えっ、ええっ!?」

思わず声がひっくり返り、両手が頬に行く。
その行動だけでネタは割れたようなものだ。
あまりに解りやすすぎる態度に、統夜は苦笑するしかない。

「私が、エ=セルダ様の事を……?」

まるで自分に問いかけるように呟くシャナ=ミア。

ほんの微かに残る、甘い胸の疼き。
恋と呼ぶにはあまりに幼く、淡い想い。
今となっては、ぼんやりと遠く霞む幻。
269それも名無しだ:2006/10/02(月) 23:03:34 ID:Q9k1WAoJ


prrrrr! prrrrr!



幻想に浸る彼女らを現実に引き戻したのは、統夜の携帯電話の着信音だった。
真顔に戻って着信を受ける統夜。

「はい、もしもし……あ、宗介。状況はどうだ……了解した、これから戻る。(pi
 落ち着いたみたいだってさ、戻ろうか」
「あっ、はい」

ベンチから立ち上がり、シャナ=ミアの手をとる統夜。
思わずどきりとして手を強張らせるシャナ=ミア。

そんな彼女の胸の内をを推し量ってか、統夜は悪戯っぽい笑みと共にこう切り返した。

「フューリーが姫君、シャナ=ミア・エテルナ・フューラ様。
 僭越ながら妃殿下をエスコートする役目を申しつけ下さいませ。
 騎士エ=セルダ・シューンが子、統夜・セルダ・シューンの下に」

恭しく、それでいてわざとらしく芝居がかった礼をし、シャナ=ミアの手の甲に口付ける統夜。
その一点の澱みもない動作に思わず息を飲むシャナ=ミアだったが、
すぐに呆れたように、そして少し怒ったように肩を竦める。

「もう、そんなこともエ=セルダ様の記憶から引っ張り出してきたのですか?」
「あはは、どっちかって言うと俺の趣味かな。
 一回やってみたかったんだ、こういうの」

もう、と頬を膨らませるシャナ=ミア。
しかし、その顔はまんざらでもなさそうに綻んでいた。









そして、翌日。


「おさけののみすぎはいけませんよね」
「ハイ、スイマセン、ゴメンナサイ」
「いや、べつにおこってるわけじゃないんですよ?」
「ハイ、スイマセン、ゴメンナサイ」

棒読みである。
完膚無きまでに棒読みである。

眩いばかりの営業スマイルの統夜と、全力で尻尾を伏せて縮こまるカルヴィナ。
その笑顔からキラキラと輝く殺気が見え隠れしているのは気のせいではあるまい。
それが何よりの証拠には、三人娘はさっきから奥の部屋に引っ込んで出てこない。

その光景を見て、シャナ=ミアは思った。
この男だけは敵に回すまい、と。
270それも名無しだ:2006/10/03(火) 00:12:02 ID:qLlAmk6u
>>268
ひょっとして>>200の続編?

まあ、なにはともあれGJ!です
271姫様は思春期:2006/10/03(火) 12:36:50 ID:MzXb52ze
『レジャーパーク』
シャナ「統夜様、日本にはまだ王制が残っているのですか?」
統夜「王制? いや、そんなこと無いけど。なんで?」
シャナ「……今日出かけたとき、『姫』や『女王』という言葉を目にしたのですが」
統夜「たぶんテーマパークか何かの広告だろ、それ」
シャナ「そうなのですか……日本では鞭で打たれることがレジャーなのですね」
統夜「ちょっと待て」

『読書』
宗介「何故そんなことをするんだ? 俺には理解できん」
甲児「プレゼントだよ、プレゼント」
宗介「この書物を与えることがか?」
ボス「そうなのよん。俺らから統夜へのささやかなプレゼント。イッシッシ」
宗介「ならば直接与えればいいのではないのか?」
甲児「バカだなぁ。こういうのは机の中から出してみて、びっくりするのが楽しいんじゃないか」
宗介「……俺には理解できん」

シャナ「テニアさん、統夜様はどちらでしょう?」
テニア「今パン買いに行ってるよ。どうしたの?」
シャナ「統夜様に借りていた参考書をお返ししたいのですが……」
テニア「あ、じゃあ机の中に入れとけばいいんじゃない? 言っておいてあげるよ」
シャナ「そうですね、それではお願いします」

甲児「統夜ー俺たちからのプレゼント、受け取ったかー?」
統夜「何の話だ?」
甲児「またまたトボケちゃって」
統夜「相良、どういうことだ?」
宗介「すまないが、俺には理解できん」
統夜「?」

統夜「ただいまー。……ん? 鞄が置きっぱなしだ……テニアたちは部活だから、シャナのか? ……何だこの本?」

『月刊エロ天国』

統夜「!?」
272それも名無しだ:2006/10/04(水) 00:25:11 ID:m/CrrrUZ
gj!
273それも名無しだ:2006/10/04(水) 06:53:25 ID:DgnhcU3p
なんだこの流れはGJ
274それも名無しだ:2006/10/04(水) 11:03:09 ID:t4qdcS3F
無料オンラインゲーム情報サイト
http://www.geocities.jp/muryouonlinegame/
275それも名無しだ:2006/10/04(水) 23:47:59 ID:r+/2M8Pm
>>271
翌日憤怒の形相で甲児とボスをマウントポジションでボコる統夜と
それを慌てて止めるシャナ姫を幻視した。
276それも名無しだ:2006/10/07(土) 08:32:44 ID:zk2MNar+
上げ
277それも名無しだ:2006/10/07(土) 20:25:13 ID:IA1us4GO
聞いた話だが、他の三人娘スレにはTTT、KKK、MMMというものがあるそうな
どういう意味だろう?

教えてプリーズ
278それも名無しだ:2006/10/07(土) 20:34:51 ID:sSdD4xoR
トリニトロトルエンとクークラックスクランとマガジンミステリールポルタージュ
ちなみにSSSは突撃隊
279それも名無しだ:2006/10/07(土) 21:58:15 ID:srKk6PQR
>>278、それはTNT、MMRでは?
280それも名無しだ:2006/10/07(土) 22:07:34 ID:HbZoCWeN
とってもとってもテニアちゃん
きっっときっとカティアちゃん
もっともっとメルアちゃん

……ふむ……
Sから始まるいい感じの言葉……
281それも名無しだ:2006/10/07(土) 22:29:25 ID:EtoY90Uc
好き好きシャナ=ミア姫
282それも名無しだ:2006/10/07(土) 22:59:58 ID:IxwQrcjk
世界を面白おかしくするシャナ姫の団
略してSOS団
283それも名無しだ:2006/10/07(土) 23:06:55 ID:srKk6PQR
俺の中では
 とってもチャーミーなテニアたん
 可憐で綺麗なカティア姉さん
 魅了する胸の持ち主メルアちゃん
 清楚で素直なシャナ=ミア姫
284それも名無しだ:2006/10/07(土) 23:54:09 ID:K0VQzqZl
ボケ担当 テニア
突っ込み担当 カティア
色気担当 メルア


客 シャナ=ミア、アル=ヴァン、絶望

シャナの旦那 紫雲統夜
285それも名無しだ:2006/10/08(日) 09:20:01 ID:9aStXrUn
>>280
なんかまぶらほに出て来そうな名前だなw
286それも名無しだ:2006/10/08(日) 19:40:59 ID:FWyk0tQ5
>>285
ブリッドが主人公の声優やったギャルゲ原作アニメじゃないのか?
原作ゲームはやったことないので作中にも出てくるのかはしらねーが。
287それも名無しだ:2006/10/08(日) 22:05:18 ID:w6388guC
んー・・・

>>清楚で素直なシャナ=ミア姫

それだ!!



Kキレる!
Kキレるよ!!
Kカルヴィナさん!!!

ってのも考えた
288それも名無しだ:2006/10/08(日) 23:25:42 ID:tvSQr0Xo
KKK団……

ヤバさが、まさに名が体を表してるな。
289それも名無しだ:2006/10/08(日) 23:51:07 ID:F+9WEbWW
ひでー
290それも名無しだ:2006/10/09(月) 00:46:53 ID:GNRqlXq0
空気読まずに投下


「なぁシャナ?」

二人きりの金曜の夜。
食後のティータイムと洒落こんでいたシャナ=ミアに統夜が声をかけた。

この二人きりと言うのがまたクセモノで、土・日・月と休みが続く三連休に、カティア・メルア・テニアの三人は千鳥かなめに料理を教わりに行った。
シャナ=ミアは都合とかより知り合いの、しかも一番身近な統夜の家に逗留しだして数週間。
どうやら統夜が酷く男性としての魅力に溢れていると気付き出した時期だ。


そんな事はおいておく。
シャナ=ミアがカップを静かに置くと、統夜が続いて口を開く。

「明日辺り、紅葉狩りに行かないか?」
「紅葉・・・狩り?」

この時シャナ=ミアの脳裏には、銛で紅葉の葉を貫き、『紅葉とったどー!』と叫ぶ某芸人の姿があったらしい。

「紅葉狩りってのは、秋に紅葉した木の葉を見て楽しむものなんだ」
「成程、それは風流ですね」

勘違いが具現化しなくて一安心のシャナ=ミア。

「ほら、あいつらが一緒だと紅葉狩りどころじゃないだろう?」
「確かに・・そうですねぇ」
「シャナ=ミアが嫌なら一人で行くけど」
「いえ、同行します統夜」
今は二人きりなんて本当に短い時間の話だ。
それが一日とは言え、デートまで出来るのだ。

シャナ=ミアは、柄にもなく鼻唄なんか歌いながら翌日の準備を始めた。





以下任せた
291それも名無しだ:2006/10/09(月) 09:43:48 ID:GNRqlXq0
誰もレスしないから自分で続きを書いてみる


電車を乗り継ぐこと一時間、それからバスで二十分弱。
さして有名ではないが、統夜は昔父に連れてきてもらった山に到着した。

山は季節がらもあり、燃えるような紅一色に染まっていた。
懐かしさを含めた目でそれを見上げる統夜と、偉大なる感動に口が開かないシャナ=ミア。
二人は、一歩、また一歩と山へ足を踏みいれた。


「ここはね」
「どうしました統夜?」
「ここは、昔父さんに連れてきてもらった山なんだ・・」
「エ=セルダ様に?」
「あぁ。父さんは山が好きだった。人を愛していた。自然を愛していた。そして何より地球を愛していた、俺の自慢だよ」
「・・・解ります。彼の優しさ、強さはフューリーの誇りです」

歩く度、しゃくしゃくと音を立てる落ち葉。
日も優しく、風もない。
一年弱に渡る戦乱の後、これだけの平和な世界を守れたと統夜は誇れた。

「お従兄さま・・フー・ルー・・ジュア=ム・・・グ=ランドン・・多くの人を失いましたね・・」
「トールも・・バルザックも・・皆が何かを守るため、信念の元に命を落としました」
「だからこそ私は・・」

はらはらと紅葉が舞う。
292それも名無しだ:2006/10/09(月) 09:52:10 ID:GNRqlXq0
静寂の時。
二人はだんまりしたまま、山の中腹辺りに辿りついた。
統夜がリュックからレジャーシートを取り出して、敷いた。

「紫雲統夜。私は、私には、貴方の力が必要なのです」
「俺にアル=ヴァンの代わりが務まるか?」
「貴方には・・」

シャナ=ミアが薄く微笑んだ。
日溜まりの様に、優しく暖かい微笑み。

「私の拠であって欲しい。泣きそうな時に励まして欲しい。楽しい時に共に笑って欲しい。・・・有限のこの命を・・・」

シャナ=ミアが統夜の顔を真っ直ぐに見た。

「有限のこの命の果てる時まで、側にいてほしいのです」

刹那、風が騒いだ。
統夜の口から漏れた言葉は何か―知る義は、ない。
293それも名無しだ:2006/10/09(月) 09:53:01 ID:GNRqlXq0
グだグだです。
グダグダです。




シャナファンの方にはごめんなさいとだけ
294それも名無しだ:2006/10/09(月) 13:31:23 ID:KbJQ0K93
捏造カプ?
295それも名無しだ:2006/10/09(月) 13:32:23 ID:NQq+wo6B
うむ、GJなり
296それも名無しだ:2006/10/09(月) 15:15:14 ID:hM/Ohiep
グゥレイトゥ!

>>この時シャナ=ミアの脳裏には、銛で紅葉の葉を貫き、『紅葉とったどー!』と叫ぶ某芸人の姿があったらしい。
何でんなもん知ってんの姫様
297それも名無しだ:2006/10/12(木) 06:40:04 ID:UeOls/Z/
保守
298それも名無しだ:2006/10/16(月) 12:25:30 ID:3AAo7B8U
(*ノωノ)
299それも名無しだ:2006/10/17(火) 21:32:32 ID:t4J0sU5G
なんで伸びないんだよこのスレ!

だってよ!だって!「幼馴染み」で「お姫様」よ!?

三人娘にも劣らない萌えポイントじゃないの!
300それも名無しだ:2006/10/17(火) 21:39:32 ID:6ryyFjwp
残念ながら描写が圧倒的に少ないんだ
301それも名無しだ:2006/10/17(火) 21:55:11 ID:t4J0sU5G
あと、過疎気味・・・OTL

そういや、「お姫様がやってきた!」の三時間目まだかな?
302それも名無しだ:2006/10/17(火) 23:10:21 ID:sqVEuM8S
まだかなぁ
303それも名無しだ:2006/10/18(水) 00:13:00 ID:YFZauNMV
キャラ立てに富野化が進んでいたらと考えてバイストンウェルなシャナを想像して微妙な気分になった
304それも名無しだ:2006/10/18(水) 07:35:20 ID:Scb6FvCd
>>303
サイトロンが悪しき念の在処を私に告げました。
305それも名無しだ:2006/10/18(水) 13:28:15 ID:IHLJ8oWG
なんかOG萌えスレで微妙に出番が増えてる件について。
306それも名無しだ:2006/10/18(水) 17:41:27 ID:Scb6FvCd
微妙に出番、というより微妙な出番な希ガス。
307それも名無しだ:2006/10/20(金) 11:55:11 ID:5Sw/QO+z
保守上げ
308それも名無しだ:2006/10/20(金) 12:43:01 ID:ivLZQmz/
うるちゃい!うるちゃいうるちゃい!
309それも名無しだ:2006/10/20(金) 18:36:22 ID:8MueoRBM
・実際にやってみた

シャナ「どうでしょう、成績は?」
アル「初めてにしては上出来です。シュミレーションでこの動きならば慣れれば実戦も耐えうるでしょう。
   ・・・まぁその必要は今後ないでしょうが」
シャナ「申し訳ありません。ワガママに付き合ってもらって」
アル「いえ、どこぞの姫は血の気が強く、実戦に出たがってしょうがなかったという話を統夜から
   聞いたことがあります。それよりかは聞き分けが良いと思います。
   悪い、というわけではありませんが、カルヴィ―いえ、この話はよいでしょう」
シャナ「カルヴィナさんは何かと熱しやすいと聞いています」
アル「――それはともかく、なぜこのような訓練を?」
シャナ「実はですね――」


某日早朝、紫雲家宅。
?「統夜、起きて下さい。統夜・・・」
統夜「・・・う・・・ん? 5:30?(多少早いけど、起きるか・・・)
   えーと、今日は燃えるゴミの日だから・・・」
シャナ「おはようございます、統夜」
統夜「うん、おはよう。                ってぇ、シャナ=ミア!?」
シャナ「朝食の準備は整っていますよ」
統夜「あ、ありがとう、じゃなくて! 何でこんな朝っぱらからシャナが!?」
シャナ「幼馴染ですから」
統夜「理由になってないけど納得できちゃう自分がちょっと鬱!!
   よ、よぉし、幼馴染ということでちょっと納得してみて、質問しようか。
   シャナ、その格好は?」
シャナ「はい!(その場で一回転)メイド服です!」
統夜「背中のは?」
シャナ「オルゴンソード(シャナ=ミア専用対人携帯軽量タイプ)です!」
統夜「アル=ヴァンは!?」
シャナ「カルヴィナさんに押し付けてきました!」
統夜「シャナ、ちょっとそこに座ろうか。幼馴染とメイドと大剣について議論しよう」
シャナ「勉強になります」
テニア「統夜、なんか食事の支度ができて―えぇぇぇぇ!?」
統夜「ノックをしてから入りなさいっていうか状況悪化だぁぁぁぁ!?」

統夜の日記
その後、ゆっくり時間をかけてシャナやテニアたちの誤解を解いたら、見事に遅刻しました・・・
310それも名無しだ:2006/10/20(金) 22:22:14 ID:Umx0eDHy
それなんてメイビーソフト?
311それも名無しだ:2006/10/20(金) 23:08:44 ID:CFKgMrFd
>>310
てめぇ!レモンサワー画面に吹いちまったじゃないか!
弁償汁!



>>309
その剣はそのうち喋りだすんだろう?ええっ!?
312それも名無しだ:2006/10/21(土) 01:31:20 ID:oB0XtwSO
>>311
剣「力を得たくば、われに心臓を捧げよ」
313それも名無しだ:2006/10/21(土) 02:41:55 ID:xSt5ckhG
元ネタワカンネ
314それも名無しだ:2006/10/21(土) 17:35:06 ID:BTgUmfDf
>>312
デビルメイクライのやつか?
315それも名無しだ:2006/10/21(土) 22:04:00 ID:oB0XtwSO
>>314
そう。アラストルが頭の中に直接語りかける時の台詞
316それも名無しだ:2006/10/22(日) 20:32:48 ID:AiVGVFFr
ソーディアンしか思いつかん
317それも名無しだ:2006/10/22(日) 23:07:57 ID:4CUmKfuo
馬鹿なっ!
此処は全年齢対応なんだぞ
油断して酸素水噴きそうになったじゃないか
318それも名無しだ:2006/10/23(月) 13:59:49 ID:FOEOFndB
>>309
シャナ「あ・・・そうだ、これを見てください。」(剣の柄を統夜に見せる)
統夜「え?」

P L U C K (勇気を)

統夜(・・・誰の血だ、これ?)
319それも名無しだ:2006/10/23(月) 21:21:48 ID:IikyVFB1
空気読まずに投げ落とす。


「統夜、私と結婚してくれませんか?」
「・・・・は?」

思わず口の中に入っていたドクターオペッパーを噴出しそうになった。
珍しく家に来たシャナ=ミアがやたらシリアス顔で『話があります』なんていうから何かと思ったが・・。

「アル=ヴァンは?」
「カルヴィナさんに振り回されています。今もラフトで世界を回ってるはずですから」
「・・・・(あんたも苦労してるんだな・・・)」

遥かな地に居る戦友に、少しだが同情してみる統夜。
同情だけしかしないのだが。

「・・で、どうして俺と結婚を・・?」
「我らフューリーの民の願いです。総代騎士、そしてフューリーの王たる資格があるのは統夜だと」
「俺は一介の高校生だっての。総代騎士なんて、それこそアル=ヴァンに・・」
「カルヴィナさん曰く『こいつには是までの責任を取ってもらうからダメ』とのことです」
「・・・・」

どうやらアル=ヴァンは人として、男として、尊厳がヤバいことになりそうだ。

↓後は任せた
320それも名無しだ:2006/10/24(火) 02:01:18 ID:sYpuMHs/
血筋的にも功績的にも総代就任も無理ではなさそうではあるな
問題は後ろ盾が無い事か…フーが生きてればな
321それも名無しだ:2006/10/24(火) 21:21:24 ID:S96G9OWa
 では引き受けた。

「・・・ん? そういえばさ、アル=ヴァンは従兄妹なんだろ? ならさ」
「確かにそれは考えました。しかし、純粋な地球人と我々フューリーの騎士、
はたまた騎士の血を引く地球人類の騎士と私ではどちらが率いる者として適切でしょうか」

 そう言われると弱い人間からすればハーフの方に魅力が惹かれるかもしれない。
だけれど、統夜には一般騎士との面識も信頼もない。そういう意味ではアル=ヴァンの
方が適任とも言えるかもしれない。

「急がなきゃいけないかな。結論」
「できれば急いで欲しいです。色々ツバ・・・あいえ、とにかく急いで下さい」
「・・・? それじゃあ・・・」
「それじゃあ!?」
「・・・なんか落ち着きが無いようだけど?」
「そそそそれは二人の将来に関わる大問題ですから、焦りもします!」
「うん、大問題だから良く話し合おうよ。焦っても仕方ない。
ここは一つフランツおじさんにでも・・・」
「統夜さん! 私のこと愛してますか!?」

 え? 唐突に何だろうか。愛? 加速必中ひらめき気合幸運努力熱血?
もしかして、味方全回復の古い方か? それか大穴でLoveの方か?

「・・・なんかおかしいぞ、シャナ」
「統夜は愛してくれないんですか・・・?」
「いや、そういうことじゃなく」
322それも名無しだ:2006/10/24(火) 21:23:31 ID:S96G9OWa
「愛している、と言ってください統夜」
「え・・・」
「言ってください。今、ここで、迷わず」

 なんか大変なことになってきた。これ、いつかのドラマで見たような・・・。
それはともかく、ここでヘタにラブコールなどすれば、シャナの思う壺だ。
考えろ、考えるんだ統夜。こんなところで将来を決めて、3人娘に囲まれて
ウハウハという生活を崩壊させたいのか。

「えーと、愛してるよ。だが世界で二番目だ」
「一番は誰ですか!? まさかあの小娘――」
「熱帯魚のグッピーちゃん。っていうか今、小娘とか言わなかったか?」
「こんなときにふざけないで下さい! ああ、もう私の計画が・・・」
「計画?」
「証拠を録音して既成事実を・・・ああああ、何でもありません。ところで何のお話でした?
この頃、すぐにボケてしまって」
「フューリーって一夫多妻制はオッケーかって話だよ」

 こうしてシャナの緻密(穴だらけ)な作戦は失敗に終わった!
姫が統夜を勝ち取るその日まで、アル=ヴァンはカルヴィナの魔の手から逃げ続け
なければならない! 頑張れ、アル=ヴァン! 頑張れと言いつつ別に手に落ちて、
搾り取られても構わないぞ!


納得いかないかもしれないが、そう思うなら今度は任せるなよ。
323それも名無しだ:2006/10/25(水) 08:29:41 ID:xkIo2kxg
>>322
いや、壊れた姫を見れて楽しかったわ
324それも名無しだ:2006/10/27(金) 23:04:58 ID:P3mqw5VZ
ほしゅ
325それも名無しだ:2006/10/28(土) 20:33:18 ID:8PnpSf3V
姫のニックネームを考えた

石鹸
ぐりにゃ
メメメ

みたいのを


シャナミー


・・・で、どうだろうか?
326それも名無しだ:2006/10/28(土) 23:05:10 ID:mSJXhmkq
無理矢理ニックネームつけなくてもいいだろ
327それも名無しだ:2006/10/29(日) 00:05:51 ID:JzvnElEn
シャア
328それも名無しだ:2006/10/29(日) 00:38:12 ID:17bvArYG
ナ=ミ
329それも名無しだ:2006/10/29(日) 00:53:03 ID:30Kdqlg4
灼眼
330それも名無しだ:2006/10/29(日) 02:00:08 ID:F/EtFfUK
大佐
331それも名無しだ:2006/10/29(日) 03:32:38 ID:x9J+gMap
ぶっちゃけ、泡姫でいいだろ?
332それも名無しだ:2006/10/29(日) 03:57:38 ID:JzvnElEn
フーミンか……
……げろしゃぶだな
333それも名無しだ:2006/10/29(日) 03:58:06 ID:CO1/yeo3
シャナ姫でいいじゃないか
334それも名無しだ:2006/10/29(日) 13:55:53 ID:RbnEtzmF
じゃあ略して姫。ぶっちゃげプリンセス。短くしてプリン。
さて、何のキャラだったかね?
335それも名無しだ:2006/10/29(日) 14:08:06 ID:F/EtFfUK
シャナとクシャナ殿下って響きが似てると思った
336それも名無しだ:2006/10/29(日) 22:11:08 ID:Ih0kMJZJ
榊原良子声と申すか。
337それも名無しだ:2006/10/29(日) 23:00:09 ID:JzvnElEn
汎用人型決戦兵姫シャナ

陸戦型シャナ→よく転ぶ
海戦型シャナ→浮き輪
強襲揚陸型シャナ→合い鍵所持
拠点防衛型シャナ→裸エプロン
338それも名無しだ:2006/10/30(月) 01:40:19 ID:QBktOS2a
浮き輪もったシャナは可愛いな
砂浜で砂のお城つくってるシャナも可愛いが
339それも名無しだ:2006/10/30(月) 13:15:35 ID:nypCkqyW
シャナの乳はでかいのかが気になる
気になって永眠できねー
340それも名無しだ:2006/10/30(月) 16:12:37 ID:uOpYpL/7
コルレルの装甲位はあると思う
341それも名無しだ:2006/10/30(月) 16:55:35 ID:nhBfX1yw
>>338
>気になって永眠できねー
永眠?
342それも名無しだ:2006/10/30(月) 17:05:27 ID:YLRW2QUU
>>340
周りはガブルクラスだぞ……
343それも名無しだ:2006/10/31(火) 19:26:23 ID:n1CIrTAK
なぜ例えがXなんだ
344それも名無しだ:2006/10/31(火) 22:45:07 ID:QGKYHO68
ハロウィンでもらったウィスキーボンボンでも食べて酔っ払ってリビドーの箍が崩壊して暴走し、
翌日とんでもないことになったりすればいい
345342:2006/11/01(水) 00:04:29 ID:z880aUYs
>>343
>>340に聞いてくれ。
346それも名無しだ:2006/11/01(水) 10:14:52 ID:F0l3CLZQ
シャナの太ももに挟まれる夢を見た
347それも名無しだ:2006/11/01(水) 15:48:04 ID:L4xqu0uG
設定画だと太ももが見れない罠
348それも名無しだ:2006/11/01(水) 18:16:34 ID:LAKkfuxj
ラキのジオング説思い出した
349それも名無しだ:2006/11/03(金) 01:31:43 ID:fyHI5Jb2
今月は七五三か
なんとなく着物似合いそうだな
350それも名無しだ:2006/11/03(金) 20:02:58 ID:uUH1+4t4
着物は胸があまり無い方が似合うらしいからな
シャナならあの三人より似合うだろう
351それも名無しだ:2006/11/05(日) 23:35:59 ID:mkWe3hgo
(´・ω・`)
352それも名無しだ:2006/11/06(月) 14:10:47 ID:UcsOx+jo
(´・ω・`)
353それも名無しだ:2006/11/06(月) 20:17:55 ID:X5ln68ZZ
(´・ω・`)
354それも名無しだ:2006/11/06(月) 20:28:44 ID:m0vWdYTc
誰か勇気を出してSS書いてちょ
355それも名無しだ:2006/11/09(木) 10:24:52 ID:QTIQgRKU
保守
356それも名無しだ:2006/11/09(木) 17:03:30 ID:M/7tTm53
                          ,ィ7
                        /,/
                           / /
                       / /
                         / / _
                     / / `ヽ`
                ,z‐ ´ ̄ ̄ `ヽノノ      統夜の浮気ものー、ちねー
               /: : : : : : : : : : : : : ヽ
              'イ.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.\:.ヽ, -───‐ ァ
               |/!.:.:{::∧\::::lVヽ、::::ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.<_
               j Y:<  >ヘ:.<  >ト_:j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>
                 (⌒}イ{V f⌒ヽV リイ:::....:.:. :.:..:::::::::::彡
                7イK.`ー-ゝ-ィ<'/_j:::::::::::::::::::::::::::::Z
               ヽ/ ヾ>L」_,,イ iレ、:::::::::::::::::::::<´
                   ヽイoヽ// /` ̄ ̄ ̄ ̄
                    <`二_>‐l'’
                       \`Y′
                        \〉  \ \  丶
                                \ \  \
357それも名無しだ:2006/11/09(木) 20:23:39 ID:p7xaUtlW
>>354
ねだるな、勝ち取れ

とはいうものの、電波受信機の調子が悪くてな。
良ネタが思いつかないのだよ。
358それも名無しだ:2006/11/09(木) 21:34:42 ID:R+GtS95r
月の奥、迷宮の最深部、訪れる者がごく限られた部屋の中で私は懺悔する。
思い起こすのは一人の少年の残影。
引き裂かれた思い出が彼方への記憶へと変わってゆく。
時が移ろう事すら知らなかった幼年期の彼の姿を思い起こすたびに、ただ哀しい。
聞こえていますか?
私の声が
届いていますか?
私の思いが


総代騎士に手を引かれやってきた少年を見た時のことを今でも覚えている。
月の民に同年代の子は少ない。
未だに多くの民は未来を信じ眠りにつき、一部の戦士だけが目覚めているからだ。
そんな中、私は常に孤独だった。
戦争を知らない、昔を知らない子供。
大人たちの中でただ震えていた私の心に彼は優しい光を当ててくれた。
それは、月の民が羨望する約束の土地、地球に似た暖かい、蒼い光だった。
でも、幸せな時は長くは続かなかった。
私と「混じり子」との接触を嫌った副総代騎士が少年を宮殿に入れないようにしたのだった。
それから私はずっと彼を想ってきた。
幾ら日が経とうと、月がずっと地球を見つめるように…


私の思いを知ってか知らずか、今日も窓から見える約束の土地は蒼々と光り輝いている。
遥かな昔、私が生まれるずっとずっと前、私達は生命をあの地に宿させた。
傷つき、疲れ果てた一族の新しい約束の地とするために。
だけど、願いは叶わなかった。長く寝過ぎた私達は、次に目覚めた時、約束の地に私達と同じ姿をした生命体が居る事に気付いた。
なんて皮肉なんだろう。
もし彼が、彼等が私達と同じでなければ、私はこんな想い等しなくてすんだのに。
心を通わせれないほど、異なっていれば、私達はこんな辛い思いをしなくて済んだのに。
もしあの人が地球人と心を通わせなかったら、私達は出会わなかったのに。
兄様も、優しかったあの人も、みんなみんな地球の人に惹かれて私から去っていった。
そして私自身の心も私を裏切る。
「トウヤ…」

私は裏切り者なのでしょうか。いえ、そもそも私は誰を裏切っているのでしょうか。
あなたを殺そうとしている、あなたの故郷を奪おうとしている私には願う資格なんて無いのかもしれないけれど、
それでも私は願う。
トウヤ、無事でいて、そして、私達を止めて…
359それも名無しだ:2006/11/10(金) 17:57:11 ID:LQxk3k4B
(*´Д`*)
360それも名無しだ:2006/11/11(土) 00:17:08 ID:tQdp33g5
ゆきやこんこん
  あられやこんこん

初めて見る雪が珍しいのか、シャナはずっと家の外で雪に見入っていた。
「シャナ、風邪を引くよ」
家の中からトウヤが声をかける。
その声に少し微笑んでシャナはわざとトウヤをからかうように舌を出して雪の中を歩き出した。
「いいんです、見せてください」
くるくると純白の上を舞うように歩くその姿は何処か幻想的で、それでいて年相応の女の子であった。
(シャナって、やっぱり可愛いな)
ふと思い浮かんできた思いを頭を振って退散させる。
そしてため息を一つついて諦めてコタツからのろのろと体を出し、シャナのコートを手に庭への扉へと手をかけた。
扉を開けると、まるでその時を待っていたかのようにシャナがトウヤの傍にやってきて、
トウヤに反応する暇を与えずトウヤの胸に飛び込みしがみついた。

ふわっと鼻の奥に優しい香りが一気に満ちてくる慣れない感覚にトウヤがドギマギしていると、
しんしんと降る雪の中、世界に鳴り響く音はシャナのか弱い呟きだけだった。
「…トウヤ、覚えていますか、幼い頃、月の宮殿で一緒に遊んだあの時のこと」
シャナのコートが雪の上に落ちる。
半分何か思いつめたようなその声に、トウヤはただ拾うことも何も言えことも出来ず
ただ自由になった二つの腕でぎゅっとシャナを抱きしめた。

俺には昔の記憶は思い出せないけれど、でも、俺は、いつもシャナの傍にいる。

何分たっただろうか、どちらともなく離れた後、シャナの顔はいつもの笑顔に戻っていた。
「体、冷えちゃったね」
話す話題も無く、トウヤが頬をかきながら言うと、
くすくすと笑いながらシャナが答える。
「いいえ、私は大丈夫ですよ」
「シャナ、でも」
体を大切にしないと――
トウヤの言葉はシャナの突然のキスによって防がれた。
目を白黒して驚くトウヤを尻目に、シャナはぺろっと舌を出して
「だって、私のトウヤへの思いはこんな寒さには負けませんから♪」
といって家の中へと入っていった。


その頃…
3人娘達はカマクラの中で餅を焼きながら2人の姿にヤキモチをやいていたとさ。
361それも名無しだ:2006/11/11(土) 00:17:53 ID:tQdp33g5
微妙にシャナじゃない気がするがだが私は謝らない
それが萌えの道って奴よぉ・・・・!
362それも名無しだ:2006/11/11(土) 10:41:58 ID:52ccHD5M
やべぇ・・・・・・・・・三人娘より萌えてきた。
幼なじみってのは、偉大な設定なんだな・・・・・・
363それも名無しだ:2006/11/11(土) 15:47:48 ID:umJAJIpb
このシャナなら三人娘に勝てる!!
俺はそう信じてる!!
364それも名無しだ:2006/11/12(日) 13:19:24 ID:brY6G1pj
比較は無駄だ
365それも名無しだ:2006/11/12(日) 14:34:34 ID:Hh4vHkoS
そうだ、もともと三人娘に勝ってるからな
366それも名無しだ:2006/11/12(日) 21:23:56 ID:6ld0ZR2i
>>365がいいこと言った。
367それも名無しだ:2006/11/12(日) 23:40:14 ID:IHa4eMnf
よぅし、そんなに好きならシャアの好きな所を三つあげたまえ!
368それも名無しだ:2006/11/12(日) 23:45:30 ID:ipaw5QHo
>>367
・赤い所
・通常の3倍な所
・偽名な所
369それも名無しだ:2006/11/12(日) 23:46:08 ID:CVN0IuQq
儚げ
慎ましい(全体的に)
プリンセス
370それも名無しだ:2006/11/12(日) 23:47:00 ID:CVN0IuQq
やられたorz
371それも名無しだ:2006/11/13(月) 00:49:49 ID:kwUVYj47
実質年齢を措くと年齢が云十億歳なところ
ロボに乗らなくても罵らなさそうなところ
意外に行動的なところ
372それも名無しだ:2006/11/13(月) 01:28:08 ID:Y10pYUqg
>>371
後は超世間知らずの温室お嬢様、かね?
373それも名無しだ:2006/11/13(月) 02:08:14 ID:Kh6dZdmQ
シャナはフューリーが目覚めてから産まれた子
云十億歳ではない
雅人かデビットがなんかちょっと残念だと言ってた
俺もそう思った
374それも名無しだ:2006/11/13(月) 06:54:18 ID:lVyUFM5H
統夜「大丈夫なのか、アル=ヴァン? こういうレストランとかのマナー知らないだろ?」
アル「いや、私は一通り確認した。それにカルヴィナに何度か連れて行かれた経験もあるからな」

――ぴちゃぴちゃ

統夜「ん?」
アル「シャナ様! それはフィンガーボウルと言って、飲み水ではありません!」
統夜「いや俺はそれよりも、犬が水飲むような飲み方を何の疑問も無くしていることにつっこみたいんだが」
375それも名無しだ:2006/11/13(月) 06:54:29 ID:/WZlWbCt
他国(人間)と母国(フューリー)の間に挟まれて板挟みってのもポイントだね
376それも名無しだ:2006/11/13(月) 07:02:20 ID:/WZlWbCt
確かにシャナは犬っぽいな…メルアもだが
カティアとテニアは猫っぽい
377それも名無しだ:2006/11/13(月) 07:08:33 ID:lVyUFM5H
統夜「ごめんなシャナ。俺、昔のことあんまり覚えてなくて」
シャナ「大丈夫です、統夜様。そんなこともあろうかと、ちゃんと昔の記録がありますから」
統夜「そうなのか? じゃあそれ見たら少しは思い出せるかもしれないな」
シャナ「はい、統夜様。これが昔の様子を記録した8mmです」
統夜「なんでそんなレトロな記録方法を!?」
シャナ「あ、これは子どもの頃のお泊まり会で、寝ぼけた統夜様が私に抱きついているシーンですね」
統夜「しかも証拠映像風!?」
378それも名無しだ:2006/11/13(月) 07:22:10 ID:lVyUFM5H
統夜「これ、昔の俺だよな」
シャナ「ええ。私は統夜様しか遊ぶ相手がいませんでしたから、私と一緒に写っている子どもは統夜だけです」
統夜「そうか……結構走り回ってるのが多いんだな」
シャナ「それは統夜様が、いつも走り回っていたから……。ついていくのが大変だったのですよ?」
統夜「俺、シャナに合わせて遊んだりとかはしなかったのか?」
シャナ「一度だけ、統夜様がままごとにつき合ってくださったことがありました」
統夜「へえ」
シャナ「もっとも、統夜様は退屈そうでしたけど」
統夜「そっか……なんか恥ずかしいな、そういう子どもの頃の話って」
シャナ「ちなみにその時書いた婚約誓約書が、この割り印をした封筒の中に」
統夜「……………………シャナさん?」
379それも名無しだ:2006/11/13(月) 07:23:40 ID:OgTV4Xgg
>>377-378
姫様GJ!
380それも名無しだ:2006/11/13(月) 12:09:06 ID:RwUQYKOe
>>377-378
微妙に黒っ!!
微妙に策士だよ姫様ww
381それも名無しだ:2006/11/13(月) 13:29:31 ID:UI2IkD4s
(*´Д`*)シャナたま〜。
382それも名無しだ:2006/11/13(月) 16:10:16 ID:0sc6qgyt
>>374
イギリス女王と会食したインドの豪族かよ!
383それも名無しだ:2006/11/13(月) 16:21:37 ID:kwUVYj47
シャナが何かミスってもフーがそれを上回る天然っぷりで目立たないようにカバーしてくれるよ
384それも名無しだ:2006/11/14(火) 22:28:54 ID:BH+hR+Ds
シャナこける
フーが統夜襲うか?
385それも名無しだ:2006/11/15(水) 13:44:57 ID:mZ1xz+jl
ソレをされたら、確かにシャナは目立たないな。
386それも名無しだ:2006/11/16(木) 01:02:00 ID:9rVyNNmb
シャナ「ふう……」
フー「どうかいたしましたか、シャナ様?」
シャナ「あ、カルヴィナ様。実は統夜様の家に届け物があるのですが……このアルバムです」
フー「郵送で済ませればよろしいのでは?」
シャナ「い、いえ……でも、直接お渡ししたくて」
フー「……そういうことですか……分かりましたわ。けれど、いったい何を悩んでいるのです?」
シャナ「私は地球の文化についてよく分からないので、どういった格好が良いのか……」
フー「ああ、成る程。それで考えていたのですわね」
シャナ「はい……」
フー「分かりましたわ。このフー=ルー・ムールーに万事おまかせください!」

統夜「はぁ……ただいま〜……ん? なんだこの見慣れない靴……」

シャナ「おかえりなさい統夜さまぁ〜」←裸エプロン

統夜(なにか来る……なにか来る……っ!)
387それも名無しだ:2006/11/16(木) 01:03:38 ID:9rVyNNmb
「カルヴィナ様」→「フー=ルー・ムールー」

orz
作った後改変し忘れた
388ついで@:2006/11/16(木) 02:33:24 ID:9rVyNNmb
「シャナ様。少し休憩にしましょう。採点が終わるまで遊んできてよろしいですよ」
「はい。ありがとうございます」
 私は教育係に軽く会釈をして部屋を出た。本当は休憩時間なんて、私にはいらなかった。
 私は遊びなんて知らない子どもだった。そんなものは誰も教えてくれなかったから。
 私の名前はシャナ=ミア・エテルナ・フューリア……フューリーの長たる人間。私は責任ある人間として、勉強しなければならないのだ。それが私の意味。私の務め。
 私は部屋を出、ほのかな灯りが明滅する長い廊下を歩いた。金属質な床が、歩く度にカツカツと音を立てる。
 私はその音がもっと聞きたくなって、少しずつ歩みを早め、ついには走り出してしまった。
 カッカッカッカッと小気味良い音が鳴る、スカートの裾がふわりと揺れ、耳の横を風が流れていく音を聞いた、そして……
「シャナ様!」
 その楽しい幻想は、厳しい男の声で止まった。
「廊下を走ってはなりません。シャナ様。貴女は我々フューリーの長たる存在なのですぞ。上に立つものとして、礼を失してはなりません」
「はい……分かっています、グ=ランドン総代騎士。……ごめんなさい」
 私が肩を落とし、頭を下げると、彼はかぶりを振った。
「シャナ様。謝るのはおやめください。我はシャナ様の忠実なる臣として、進言しているだけのことです」
「……ありがとうグ=ランドン。貴方の言葉、聞き入れました」
「もったいないお言葉」
 言って彼は深々と頭を垂れた。
 私は右手で左手の手首をぎゅっと握った。
「ところでシャナ様、失礼ですがどちらに向かわれているのですか? 今はお勉強中では?」
「あ……はい……休憩時間をいただいたので、情報処理室で図書データを閲覧しようかと思っていました」
「そうですか。それは良いことです。では、我は客人が来ているので失礼いたします」
 グ=ランドンは笑顔でそう言うと、再度礼をし、背を向けて歩いていった。
 私は彼の姿が角を曲がり、見えなくなるのを確認してからまた歩き始めた。
 目的の場所に行くまでに、多くのフューリーとすれ違い、挨拶を交わした。
 「シャナ様」「シャナ様」と声をかけられる度、私は会釈をし、労いの言葉をかける。目的地の仮想映像室に着く頃には、私はすでに少し疲れてしまっていた。
389ついでA:2006/11/16(木) 02:35:00 ID:9rVyNNmb
 ここは様々な立体映像を投影し、楽しむことのできる部屋だ。グ=ランドンなどは「こんな無駄なものを」と怒っていたが、私はここが大好きだった。
 私はいつもこの部屋に来ると、壁のスイッチをいじり、地球の風景を投影した。まだ見ぬ地球の姿は、私にとって憧れだった。
 けれと今日は先客がいた。
「誰?」
 と彼は森の映像の奥から尋ねてきた。森……そう、これは地球の森の映像だ。私も何度も見たことがある。
「あれ? ……誰かそこにいるんだろ?」
 小さな……と言ってもきっと私と同じくらいだけれど……男の子の声だ。私は知らない。と言うより、ここに自分以外に子どもがいたなんて、私は初めて知った。
「おーいってば……あ、やっぱりいるじゃないか。返事くらいしてよ」
「あ、ご、ごめんなさい。私、びっくりしてしまって」
 目の前に現れたのは、活発そうな男の子だった。
「俺、紫雲統夜。君は?」
「え……わ、私ですか?」
「そう、君の名前だよ、ナマエ」
「わ、私はシャナ=ミア・エテルナ・フューリアです」
「シャナミアエテ……?」
 と、統夜はしばらくしかめっ面で考えていたが、やがて諦めたらしく私を指さした。
「じゃあシャナだ。俺は君のことシャナって呼ぶ。俺のことは統夜でいいよ」
「しゃ、シャナ?」
「あれ、嫌か?」
「い、嫌ではありません……けど」
 何か全てが新鮮だった。自分以外の子どもがここにいること。相手が自分のことを知らなくて自己紹介をすることになったこと。
 そして「様」をつけられない自分の名前。
「どうかした?」
「……いいえ。何でもありません。けれど、統夜様は何故ここに?」
「と、とうやさまぁ!?」
「へ、変ですか?」
 私は不安になって聞き返した。
「ヘンだよ、すっごく。統夜でいいってば」
「で、でも……」
 呼び捨てにするのは何となく嫌だった。なんだか私は、彼には騎士に対して言っているのと同じ言い方はしたくなかったのだ。
「あー……分かった」私が困っているのを察したのか統夜が言う「呼び捨てが嫌ならいいけどさ、でも様はやめてほしいな」
「じゃあ……えっと……と……」
「ん?」
「と、統夜……ちゃん……」
 彼は私の言葉を聞いて、あからさまに肩を落としたけれど「まあいっか」と呟くように言った。
390ついでB:2006/11/16(木) 02:36:09 ID:9rVyNNmb
「統夜ちゃん……」
 私は彼の袖をつまんで、もう一回そう言った。彼は不思議そうな顔をしていたけれど、それを尋ねたりはしなかった。
 それから私たちは、岩(と言っても立体映像だから本当は椅子だったのだろう)に座り、いろんなことを話した。
 統夜が本物の地球を見たことがあること、森の中での遊び方、折り紙の折り方、おいしいお菓子の話、読んだ本の話。たくさん、たくさん話した。
 勉強のことをすっかり忘れていた私は、その後教育係の従士や怖いグ=ランドンに怒られてしまったけれど、私はそれでも彼と話したことを後悔していない。
 私はベッドに入って今日のことを思い出す。楽しかった今日の思い出を。
 きっと明日も、明後日も、これからはずっと楽しいだろうと信じて。

「ねえ、統夜ちゃん」
「うん?」
「また一緒に遊んでくれる?」
「もちろん。約束だ!」
391それも名無しだ:2006/11/16(木) 17:19:35 ID:zmTvdmR4
GJ! 子供の頃の二人か いいねぇ〜 

しかし総代がまともだ こいつが後に狂うのか… なんか切ないな
392それも名無しだ:2006/11/16(木) 20:04:28 ID:ACBzPQay
>>390
GJ!!
この後遊んでるところを総代に見つかったりして不審者扱いで剣突きつけられて泣きべそかきながらでも
姫様庇って総代の前に立ったりすると俺が萌える。

「童、貴様の名は!?」
「・・・紫雲・・統夜だっ!」
「!・・エ=セルダの倅か!?」

>>391
総代が狂い始めたのはエの字が3人娘連れて背信した辺りからじゃなかろうかと個人的にはおもっとる。
393それも名無しだ:2006/11/16(木) 20:56:31 ID:4jkCywNq
>>390
GJ!!!

「ちゃん」付けか…
一番幼馴染みらしくていいな…
成長した統夜が聞いたら赤面確定だな

>>392
狂い出したのはエが偽装で死んだ振りをした頃じゃないか?
三人は結構長く施設にいたみたいだし
実験に関してシャナも「私も幼かったとはいえ、止めさせるべきでした」とか言って気がするし
多分…実験自体、総代の指示なのかもな
394それも名無しだ:2006/11/16(木) 22:13:58 ID:jvvr7dJN
>>393
あの三人を最初にさらったのも実はエ=セルダで、後にその事を悔いてああいった行動に出る。とかって考えてたことがあった。
395それも名無しだ:2006/11/16(木) 22:42:14 ID:pK+BCJ20
総代は元々マトモな人だった。
武装錬金のヴィクターみたいに和解できればなー・・・と、一時期考えていたこともあったっけ。
統夜も確かラストに
「可哀想な奴なんだ!」って言ってるし。
396それも名無しだ:2006/11/16(木) 23:30:56 ID:dP0hUMLg
なにをもってまともとしているのかが微妙だけど、フューリー的には総代はずっとまともだったんじゃ?
アル=ヴァンですら、地球人を皆殺しにして地球を手に入れることは、そんなに悪いことだとは思ってなかった訳だし
397それも名無しだ:2006/11/16(木) 23:50:45 ID:O4++hwdf
シャナ「トウヤ…あなたに、力を…」
トウヤ「月が見えた!ようし、オルゴンキャノン撃つぞ!」

つい1枚絵のシャナと外伝アルファのサテライトキャノン時のティファの姿が似てね?と思って勢いで書いた
後悔はしてない

そして、ジャミル=カルヴィナ、ランスロー=アルヴァン
サラ=カティア エニル=テニア トニヤ=メルア辺りで一つ
398それも名無しだ:2006/11/17(金) 00:13:55 ID:M0sfxi6Y
>>397
えーと、えーと……こうだ!

フー姐さん=テクス
399それも名無しだ:2006/11/17(金) 00:19:53 ID:EUErnntg
>>398
フー「たいがいの問題はコーヒー1杯飲んでいる間に解決するもの。
    あとはそれを実行できるかどうかですわ」


       4           3         2         1
          _         __
    :.. :. ≡=-i'__l,       ,-i,_,l 、                 __
    iコ==ラ`'i ti      //l   l       ,-,_        ,i,_,i_
.      /  /l/      l i,,l   l |      /'-' `i         |  `i
      /  /    ←   `"|iコ=''   ←   | lヽl li,  ←    | lヽi li,
     ./  /          | .i .|       | | // l      .| l-'l |,l
    i' /l .l,           | || |       E三l_l_A      'Fヲ|,H
    l l .ヽ,ヽ,            | || |_                 ,i_| .| |
   -'-'  -'-'         ‐' ' `‐'                  -'‐'

   砂糖と塩を      コーヒーを     たたむ       脱ぐ
   まちがえる。       つくる


こうですか?わかりません!
400それも名無しだ:2006/11/17(金) 07:13:10 ID:6UoEKV1q
>>399
フー「たいがいの問題は決闘1回している間に解決するもの。
    あとは相手を倒す事ができるかどうかですわ」

401それも名無しだ:2006/11/17(金) 11:42:41 ID:dI6N+KEo
>>400
決闘中に考え事ですか?
402それも名無しだ:2006/11/17(金) 17:27:05 ID:OYuGAJsO
フークラスになれば対峙した瞬間にガスの元栓が全開であることから最近あれがこない事についてまで思いを馳せる事など造作もありません
403それも名無しだ:2006/11/18(土) 02:50:55 ID:NhkAyxHP
>>402
最近あれがこない・・・・・・
「生きて帰ってこれたら結婚しよう。」と将来を誓いあって戦場に向かった男からの便りとか?
404それも名無しだ:2006/11/20(月) 20:22:13 ID:DqOiAcGD
いや、やずやにんにく卵黄が来ないことでしょう。
大丈夫、忘れた頃に来ますから
405それも名無しだ:2006/11/21(火) 01:21:23 ID:VtHbSa49
忘れた頃にやって来て、代引きで困ったのも私だ
406それも名無しだ:2006/11/21(火) 21:30:43 ID:sX69TtsO
トウヤの子供を授かったと思い、
3人娘に堂々と「妻です」と言い放った次の日に月のものがきてしまい困っているシャナ、
という電波を受信したのも私だ
407それも名無しだ:2006/11/22(水) 17:38:46 ID:OvLoZ3CL
>>406
つーコトは、二人はフツーにやっちゃってる?
















(*´Д`*)ハァハァ
408それも名無しだ:2006/11/22(水) 22:18:34 ID:mzLaextf
もちろんです。

「私が嘘をついたなんて事になれば、フューリーの民に示しがつきません。
 ですからトウヤ、あの言葉を嘘にしないためにも、協力してください」
と強精剤を持って統夜の寝室に毎晩訪れるシャナ姫
409それも名無しだ:2006/11/22(水) 23:39:40 ID:AXZLqts3
>>408
勿論格好はだぶだぶのパジャマを着て頬を赤らめて下を向きつつ手には枕な!な!
410それも名無しだ:2006/11/23(木) 00:18:45 ID:vcjofWBX
>>409
だが全くその気になれない統夜
411それも名無しだ:2006/11/23(木) 01:45:08 ID:+lPzYkfX
統夜「いや、なんか妹を相手にしてるみたいでさ」
シャナ「あんな人たちに囲まれて暮らしてるからです! 統夜様の巨乳フェチー!!」
412それも名無しだ:2006/11/23(木) 02:02:32 ID:J7iz0u+n
>>411
シャナ姫様、それは近親相姦プレイがしたい、あるいは
「お兄ちゃんと呼んでほしい」という統夜の合図なのですよ
413それも名無しだ:2006/11/23(木) 02:04:48 ID:+lPzYkfX
と言うかこのスレでは、シャナがどんどんアホの子になっていくな
まあ大半は多分俺の責任なんだが
414それも名無しだ:2006/11/23(木) 12:29:25 ID:CWbni6rt
>>411
統夜「(やっぱり焦らしてからじゃないとおもしろくないよな、クックックックック)」
シャナ「統夜様何考えていらっしゃるんですか?」
統夜「!?ナ、ナンデモナイデスヨ。HAHAHAHAHA(何時の間に近くに来たんだ)」
シャナ「???」

こうですか(><)わかりません
415それも名無しだ:2006/11/23(木) 14:40:02 ID:LBSw1NPL
統夜はドコのスレでも被害者だから、たまには黒くてもイイな。
416それも名無しだ:2006/11/23(木) 14:53:41 ID:DfouWQ1B
>>415
第二次バトロワスレ……まだ直接の人殺しはしてないけど
(0083のモンシアを殺した話が発表されたがシナリオの整合上の問題から没になった)
Dのジョッシュ死亡は統夜にも責任があるし、今にも人殺しの道に滑り落ちそう。
417それも名無しだ:2006/11/23(木) 19:23:15 ID:vAUtiG8W
>>416
統夜&四人娘好きの俺の前でその話をするとはいい度胸だ・・・。

あんなキャラを壊してでしか楽しめない連中の集まりの話はここではやめようぜ?
418それも名無しだ:2006/11/23(木) 19:27:53 ID:uq/yyjTB
以前OG萌えスレで書かれてた修行ネタは?
419それも名無しだ:2006/11/23(木) 23:43:06 ID:5wtYnT0/
最近シャナたまに萌えてしかたないのですが。
420それも名無しだ:2006/11/24(金) 00:06:04 ID:LIsjlhQM
>>419
あれ、俺がいる
421それも名無しだ:2006/11/24(金) 00:07:39 ID:x6MdErKF
>>416
バトロワスレは今停滞してるからな・・・
後バイトスレとかでも結構苦労人だったり(あそこではテニアが恋人だったが)
422それも名無しだ:2006/11/24(金) 22:23:35 ID:PzgwZLdY
ジュア=m「死ね死ね死にやがれぇッ!!」

シャナ「…悪しきオーラ力を感じる…」
423それも名無しだ:2006/11/24(金) 22:37:46 ID:v+V9pi6K
統夜「俺は人を殺さない!その絶望を殺す!」
424それも名無しだ:2006/11/24(金) 22:38:18 ID:jRhGLEmh
つまり戦艦の艦長として戦闘に加わるわけですね

「よしなに」
425それも名無しだ:2006/11/24(金) 23:29:11 ID:JNeRq1w7
>>424
ガウ・ラ起動か?
地球が無事で済まんが。
426それも名無しだ:2006/11/25(土) 02:32:05 ID:vTXZ7JQe
一瞬だけ起動してピンポイントで外殻を弾き飛ばして攻撃するトンでもない攻撃を…
427それも名無しだ:2006/11/25(土) 21:06:44 ID:hbfraISE
ときどきで良いですから月在住の方の事も思い出してあげてください
428それも名無しだ:2006/11/25(土) 21:18:05 ID:vTXZ7JQe
ガウ=ラ
HP300000
EN999

武装
外殻廃棄      3500 弾数99 射程3〜10
プトレマイオス基地 4200 弾数1  射程5〜12
ローレンツ基地   4500 弾数1  射程5〜14
グリマルディ基地  4700 弾数1  射程4〜15
エンデュミオン基地 4800 弾数1  射程10〜20

>>427
こんな感じ?
429それも名無しだ:2006/11/25(土) 21:35:42 ID:gxw4hTVd
なんで射程がこんなにみじけーんだよw
430それも名無しだ:2006/11/25(土) 21:50:36 ID:UzqWOs1P
統夜「終わったな……」
シャナ「統夜様……」
統夜「シャナ……君には辛いことかもしれないけど」
シャナ「いいえ、そんなことはありません……グ=ランドンは一つの過ちを犯しました。こうなるのは仕方なかったのです」
統夜「シャナ……」
シャナ「そう……彼の間違いは、戦いを楽しみすぎたことです」
統夜「え? シャナ?」
シャナ「せっかくの交渉道具を強行しようとしたのが彼の敗因です。自業自得ですね」
統夜「あ……いや」
シャナ「私はそんな過ちは犯しません。まずはガウ=ラ・フューリアを占拠し、月の外殻をマスドライバ化しましょう」
統夜「え? え?」
シャナ「大丈夫です。私の予定通り、すでにラースエイレム干渉を起こせるのは統夜様のラフトクランズだけ。地球の兵器など怖るるに足りません」
統夜「予定通り?」
シャナ「そして外交交渉から地球連合、ザフト始め地球圏勢力を掌握、私たちは新世界の神になるのです」
431それも名無しだ:2006/11/25(土) 22:54:05 ID:GxzRr6lu
ガウ・ラが飛び立つだけで地球圏の歴史上最大の大災厄起こせるかもしれないんだから、
政治的にはすごいカードだよな。
目先の統夜をどうモノにするか考えてるだけだから、そんなこと考えも行動も起こさないだろうが。
432それも名無しだ:2006/11/26(日) 00:11:49 ID:7wZhSp2D
ジュア=ムとフー=ルーの乗機が破壊された時点で
ガウ・ラの起動ってできなくなってなかったっけ?
ラフトクランズを新造できるなら解らんけど、アル=ヴァンの
台詞とか見てる限りだとリュンピーとかの量産機っぽいのすら
新造が難しそうに思える>フューリーの台所(?)事情
433それも名無しだ:2006/11/26(日) 07:42:19 ID:xcscvRT4
わざわざアシュアリー・クロイツェルを利用せにゃならなかった訳だしな。
434それも名無しだ:2006/11/26(日) 10:08:32 ID:lUCyJzw5
>>432
フーとムのラフトは量産機だよ。
一応新造することは可能なんだろうな。
まぁすぐにというわけにはいかんだろうけど。
435それも名無しだ:2006/11/26(日) 10:15:31 ID:dLEtDkMl
見たばかりのラフトクランズを修理できるウリバタケはヤバイな
436それも名無しだ:2006/11/26(日) 11:49:58 ID:HIxlIcis
>>435
確かにヤヴァイな。
437それも名無しだ:2006/11/26(日) 12:52:37 ID:PYMqQBnf
>>435
量産型だから大丈夫じゃないかな。
フーとジュのどちらの機体修理したんだろ?
個人的にはフーさんが・・・
438それも名無しだ:2006/11/29(水) 00:49:38 ID:R7o3sCf4
大昔からそこにいたってことで、
フューリーが月の占有権を主張したりは出来るんだろうか
439それも名無しだ:2006/11/29(水) 07:01:36 ID:31BcBhvn
Hint1:史実
Hint2:アメリカ
440それも名無しだ:2006/11/29(水) 23:42:02 ID:HYs8LaWI
イスラエルなんか…
441それも名無しだ:2006/11/30(木) 13:28:03 ID:dUEprw2M
船の独立宣言するとこを想像して沈黙の艦隊の海江田思い出した
442それも名無しだ:2006/11/30(木) 17:54:08 ID:spQiEtS2
 地球の要人との会合後、ホテルの一室ソファの上。
 ソファに座る統夜の上に座り、その腕に包まれながらシャナ=ミアはまどろんでいる。
 腕の主が大きく息を吸って、はいた。
「何してるんです」
「ん……シャナがさ、ここにいるってのを五感を通して感じてる」
「臭いまで嗅がれて喜ぶ女性は居ないと思いますけど」
「ごめん。でもさ、すっごく安心するんだ……小さい頃もこうして触れ合ってたっけ」
 父の記憶を呼び水にして、ふとしたことでサルベージされる自身の記憶。
「ええ……私も安心できますね」
 お返しとばかりにシャナ=ミアも身をよじらせて統夜の首筋に形のいい鼻を近づける。
「汗くさいだけだろう」
「おあいこでしょう」
 少し責めるように言うと、再び全身を統夜に預ける。
 皇家に主権を回復して早々、民主政治体制に帰還したのはつくづく正解であったと軽く自賛する。
 “姫”のままではこうして統夜と睦み合う事も憚られたであろう。
 フューリーの道が安寧の物となれば、後のことはアル=ヴァン従兄様とその伴侶に任せ、自分は統夜と隠棲させてもらう腹づもりだ。
「子供の頃は二人で布団にくるまって、それでお互いの臭いを嗅ぎながらそのまま寝てしまって……安心もするはずです」
「今も眠そうな顔をしてるね、シャナは」
 そう言いつつも、統夜自身とて眠そうだ。
「ベッドに行って、また二人で寝ますか」
「今連れて行ったら、正直俺が眠るだけじゃ済みそうにないな」
「すけべ」
「……そう言った言葉遣いは?」
「カルヴィナ義姉様から、こう言ってやりなさいと」
「ん……じゃあ普通に寝ようか」
「別にいいんですよ?すけべな統夜でも」
 実際ここ数日忙しかった。
「あんまりがっつく自分を認識したくは無いな」
 大切な姫様の体を文字通りのお姫様だっこで持ち上げ、統夜はベッドルームに向かった。

甘々だが、私は謝らない。
443それも名無しだ:2006/11/30(木) 19:09:03 ID:v+Dk1hEY
>>442
GJ! ハァハァしたよ
444それも名無しだ:2006/11/30(木) 19:27:39 ID:fp9ba/GD
甘い話は大好物だGJ!!
445それも名無しだ:2006/11/30(木) 20:15:01 ID:QE8d0GXs
シャナ「はー、コタツは最高ですー」
統夜(もう何事も無く馴染んでるな・・・)
シャナ「アル=ヴァン、テーブルのみかんがなくなりました。
   そこの段ボール箱から新しいみかんを取るのです」
アル「・・・」
統夜「俺が取るよ。寒いんだろ」
アル「うむ。だが、たとえ寒かろうと、みかんをとらなくては私も食べられない。
  かといって、段ボール箱がシャナ様の近い位置にあったとしても、取りに行くよう
  言うのはよくない」
統夜「紳士的じゃないって事か。うんうん、それじゃあ、勝手に取ってくれ。
   俺、みかんは食べないから」
シャナ「それじゃあ私が剥いてあげますから食べませんか?」
統夜「うん? ああ、悪いね」
アル「・・・姫、どうぞ」
シャナ「あら、アル=ヴァン、もうこれだけしかないのですか?」
アル「はっ、箱の中にはもうこれぐらいしか・・・」
統夜「もう無くなったのかぁ。一人一袋の特売をテニアたちや宗介も動員して確保したのに」
シャナ「アル=ヴァン、お駄賃あげるから買ってきなさい」
統夜「任せた」
アル「・・・・では行ってまいります」
シャナ「統夜様、はい、あーん」
統夜「あーん」
アル(あぁ、カルヴィナと一緒の時、こうしてジュア=ムをのけ者扱いしたのだな)

女性は彼氏ができると親兄弟に冷たくなるそうな
446シャナ様は思春期:2006/11/30(木) 21:07:30 ID:RNHzpLIX
『震えるあいつ』
――ブイーン、ブイーン

シャナ「こ、これは……!」
統夜「……いや、見てないで取ってくれ」
シャナ「××××ですね!?」
統夜「何故そんな単語を知っていて携帯電話を知らないんだ」

『破廉恥』
シャナ「こ、この番組……女性の裸ばかりじゃないですか!」
統夜「まあ、深夜番組は何処もこんなもんだけどな……」
テニア「て言うかシャナ、何でいるの?(こそこそ)」
シャナ「統夜様はこのテレビ局を擁護するんですか!」
統夜「いやそういう訳じゃないけどさ……」
メルア「帰らなくていいんでしょうか……(こそこそ)」
カティア「きっと家にいると、カルヴィナさんたちの空気がいたたまれないのよ(こそこそ)」
シャナ「こんな公共の電波に女性の裸を……」
テニア「まあそれは確かにそうかも」
メルア「最近の番組は表現が過激ですし……」
カティア「テレビで女の人の裸っていうのはちょっとね……」
シャナ「こんなものを喜んでいる人は社会のクズです!」

勇「待ちたまえキミタチ、バイタルネットに乗って異議ありだ!」
447それも名無しだ:2006/12/01(金) 14:31:48 ID:ENMvKloz
あのオープニングはさすがに引いたよ。
なんの前知識も無く妹と見てたから気まずい気まずい。
チャンネル変えるのも意識してるみたいでかっこ悪いし。
448それも名無しだ:2006/12/01(金) 15:36:58 ID:+x26UH4Y
>>446
クソワロスw
勇はその権利があるなw



ところで三人娘はシャナのこと何て呼ぶのかそれとシャナは三人娘を何て呼ぶかおせーて。

統夜→シャナ          シャナ→統夜
アル=ヴァン→シャナ=ミア様   シャナ→アル=ヴァン
フー→シャナ=ミア様      シャナ→フー=ルー
でいいよね?
449それも名無しだ:2006/12/01(金) 17:23:12 ID:snLfZm0q
俺の中では
統夜→
シャナ、テニア、カティア、メルア、アル=ヴァン、カルヴィナさん、フー=ルー、ジュア=ム、グ=ランドン
シャナ→
統夜様(統夜【テンションマックス時】)、テニアさん、カティアさん、メルアさん、お従兄さま、カルヴィナ様(お姉さま【レズ時】)、フー=ルー、ジュア=ム、グ=ランドン総代騎士
テニア→
統夜、シャナ、カティア、メルア、アル=ヴァンさん、クーランジュ、フー=ルー、ジュア=ム、変なおっさん
カティア→
統夜、シャナさん、テニア、メルア、アル=ヴァンさん、カルヴィナさん(ミストレス【カルヴィナの秘書ver】)、フー=ルーさん、ジュア=ム、変なおっさん
メルア→
統夜さん、シャナさん、テニアちゃん、カティアちゃん、アル=ヴァンさん、カルヴィナさん、フー=ルーさん、ジュア=ムさん、変なおっさん
アル=ヴァン
紫雲統夜、シャナ様、テニア、カティア、メルア、カルヴィナ、フー=ルー・ムールー、ジュア=ム・ダルービ、グ=ランドン総代騎士
カルビ→
紫雲統夜、シャナ、テニア、カティア、メルア、アル=ヴァン(アル【親しい人と話すとき】、ダーリン【イデ発動】)、フー=ルー、ジュア=ム、グ=ランドン
フー→
紫雲統夜、シャナ様、テニア、カティア、メルア、アル=ヴァン殿、カルヴィナ、ジュア=ム、グ=ランドン総代騎士
ジュア→
地球人、シャナ様、実験体A、B、C、アル=ヴァン様、バカ女、フー=ルー様、グ=ランドン様
グ→
エ=セルダの倅、絶望、絶望、絶望、絶望、裏切り者、裏切り者の女、絶望、使えない奴
450それも名無しだ:2006/12/01(金) 17:55:24 ID:+x26UH4Y
>>449
凄いなおいw
でもわざわざここまで詳細にありがd!
451それも名無しだ:2006/12/01(金) 21:14:53 ID:ciri+kfr
シャナ=ミアがなぁ……統夜をフューリー名で呼んだりしたら良かったのになぁ……
452それも名無しだ:2006/12/01(金) 21:28:11 ID:iwvVMMxx
>>449
総代wwwwwwww
453それも名無しだ:2006/12/01(金) 22:03:12 ID:snLfZm0q
シャナ「あの、相良さん。千鳥かなめさんにお聞きしたいことがあるのですが……」
宗介「千鳥に?」
シャナ「ええ、実は……」
宗介「何だ。それなら俺に心得があります。音声録音さえしていただければ、明日にでも調達しましょう」
シャナ「本当ですか!?」

次の日
シャナ「統夜様、あの……これ、プレゼントです。使ってください!」
統夜「俺に……? 何だろう?」

休み明け
シャナ「統夜様!」
統夜「ひっ……!? うわあああああ!? 起きてる! 起きてますぅぅ!!」
シャナ「あ、あの……統夜様?」

かなめ「……どうしたんだろう、統夜君」
宗介「ふむ……贈り物を渡す過程で何かあったのだろうか」
かなめ「……贈り物? 何であんたがそんなこと知ってるの?」
宗介「先日、シャナ姫に贈り物の相談を受けてな」
かなめ「あんたが? なんでまた……」
宗介「いや、元々君に訊きたかったようだが、内容を聞くと俺でも調達できそうだったので代わりに調達した」
かなめ「……ちなみに贈り物って何」
宗介「目覚まし時計だ。録音した音声で起床を報せるものでな、シャナ姫の声を使用した。
  起床時間になるとシャナ姫の声が流れるが、止めて寝てしまう者のためにいくつかの機能が付加されている。
  まず五分後に音声と共に使用者に数万ボルトの電流が流れる。さらに五分後には刺激性の催涙ガスが噴霧される。これで起きない人間はまずいない。
  しかし念のためそれでも起きない場合には、その五分後に時計内部の仕掛け爆弾が作動……」

――スパァァァアン!

宗介「……痛いぞ千鳥、何をする」

テニア「あんなに怖かったなら使わなきゃいいのにね」
メルア「でもそれが統夜さんのいいところですし」
カティア「統夜はシャナさんに甘いのよ!」
454それも名無しだ:2006/12/02(土) 06:33:13 ID:eK0rsQu4
シャナたあああああああああああああああああああああああああああん
(;´Д`)ハァハァ
455それも名無しだ:2006/12/02(土) 08:12:59 ID:AhBkqJet
>>453
どっかのつぶれ大福殿下が使いそうな目覚ましだな。
456それも名無しだ:2006/12/02(土) 08:53:40 ID:n9SR2WeT
あさ〜あさだよ〜あさごはんたべ(ry
457それも名無しだ:2006/12/02(土) 09:29:11 ID:t/anb1ex
>>456
何その目覚まし30個鳴ってても起きない幼馴染
458それも名無しだ:2006/12/02(土) 12:58:48 ID:P6toE6aI
周りの方々は40億年眠ってたからな。
459それも名無しだ:2006/12/02(土) 14:27:37 ID:qOoWwjC1
でも、統夜のキスなら起きるだな。
460それも名無しだ:2006/12/02(土) 14:46:27 ID:zXNVnlYL
統夜「そう、コズミックイラ70年の11月7日! 僕たちがグ=ランドンを倒した前日だ!」
アル「しかし、ジュア=ムがあの日を選んだというのは驚くべきことだ。
  時空連続体というのは、決まった点においてある種の力が収束しているのかもしれんな……
  それはさながら運命の転換期とも言うべき……それともただの偶然か?」
統夜「でもアル=ヴァン過去に戻るんだろ? だったら、シャナとカルヴィナさんを連れていかなくちゃ! ここで眠ったままにはしていけないよ!」
アル「心配ない。我々が、コズミックイラ70年のグ=ランドンの計画を阻止すれば、この世界は本来のコズミックイラ73年に戻る。シャナ様が起きた時にはすべて元に戻っているさ」
統夜「でも……もし僕たちが失敗したら?」
アル「……成功させなきゃ!!」
461それも名無しだ:2006/12/02(土) 15:44:17 ID:AhBkqJet
実にバック・トゥ・ザ・フューチャー。
462それも名無しだ:2006/12/02(土) 19:09:40 ID:HAlFYpOe
>>460
…すまん!元ネタおせーて!
463それもシャナだ:2006/12/02(土) 21:36:34 ID:15Uu1gYy
シャナ「ハァ、統夜様・・・。ハッ、いけない、私ったらまた独り言を・・・」
アル「どう致しましたシャナ=ミア様」
ビクッ!
シャナ「ア、アル=ヴァン!?いつからそこに!?」
アル「つい先程参りまいりました」
シャナ「な、何か聞きましたか?」
アル「いえ、特に」
シャナ「そ、そう(よ、よかった)」ドキドキ
アル「あ、そう言えば・・・」
ドキィッ!
アル「先程すれ違い様に統夜と会いましてね」
シャナ(ホッ。なんだ、違う話しですのね、でも何故統夜様が大使館に?)
シャナ「それでどうしたのですか?」
アル「ええ、それで挨拶をしようと声をかけたところ」

アル『おぉ、統夜ではないか。ひさし(ry』
統『お、俺にはそんな事ッ・・・出来るかぁ〜ッ!』

アル「と、真っ赤な顔で叫びながら走って行きましてね・・・。あまりにもおかしかったので話そうと思った訳です・・・。シ、シャナ=ミア様ッ!?お顔が真っ赤でございますよ!?お熱でも(ry」
シャナ「アル=ヴァン・ランクス!」
アル「は、ハッ!」
シャナ「紫雲統夜を、統夜=セルダ・シューンを拘束し何としてでも私の元へ連れて来るのです!これは命令です。抵抗する場合、全フューリーの武力を行使してでも構いません!!」
後日、前大戦に勝るとも劣らない戦いが起きたというのはまた別の話。
統「うぉ──ッ!負けて、負けてなるものかッ!負けたら・・・。くッ、テニア!オルゴンソードFモード!!!」
テニア「う、うん!」
464461:2006/12/02(土) 21:57:43 ID:AhBkqJet
>>462
>>460ではないので確証は持てないが多分上記の通り、Back to rhe Futureの2。
歪んだ現在を修正するために過去に跳ぶ際にドクとマーティーがあんな会話をしていたはず。
465それも名無しだ:2006/12/05(火) 12:49:42 ID:CGCnDSM7
保守
466それも名無しだ:2006/12/06(水) 22:14:22 ID:9zSJexGH
暇つぶしにフーの髪を結っては解きを繰り返すシャナ
467それも名無しだ:2006/12/07(木) 00:47:55 ID:bkFPEFs5
シャナ「フー=ルー、寝ている場合ではありません。出撃です! テロリストが現れました!」
フー「……はっ、も、申し訳ありませんシャナ様!」

フー=ルー(縦ロール)「行きますわよ!」

統夜(何やってんのーーーーーー!?)
468それも名無しだ:2006/12/07(木) 17:33:46 ID:8KG9Zv4z
>>466
逆の方がいいなぁ
お姉さん役のフーが妹役のシャナの髪を結ってあげる
この方が好きだ!
469それも名無しだ:2006/12/07(木) 21:25:25 ID:sEdzkfLc
シャナ「託しますわ!貴女に!」
フー「受け取りました、貴女から・・・!」

テニア「二人とも・・・ノリノリだね。」
統夜「・・・あ、ああ。」
470それも名無しだ:2006/12/07(木) 22:26:54 ID:zbloahz9
統夜「ただいまー」
シャナ「おかえりなさいませ御主人様」

バタンッ!

統夜「・・俺、メイドなんて雇ってたかな?」

ガチャ

シャナ「おかえりなさいませ御主人様」

バタンッ!

統夜「ここ・・・間違いない、俺の家だな。紫雲なんて珍しいの、この辺りじゃ俺だけだし」

ガチャ

シャナ「おかえりなさいませ御主人様」
統夜「た、ただいま帰りました」
シャナ「ご飯ですか?お風呂ですか?シャナですか?雌三人を鞭でいたぶりますか?」
統夜「帰って下さい」
シャナ「まぁ、結婚しようだなんて。統夜様、結婚した暁にはラフトクランズで醜い人類、コーディネーターもナチュラルも滅ぼしましょうねっ♪」
統夜「話通じねぇよ」



後悔はしていない
471それも名無しだ:2006/12/07(木) 22:41:50 ID:bkFPEFs5
フー「それともそこのメイドを先に召し上がりますか?」
シャナ「きゃっ、フー=ルーったら……いけません!」

統夜「そこのソファに寝っころがって我が物顔でビールかっくらってる男女は、どこのどちら様でございましょうかねえ」
472それも名無しだ:2006/12/08(金) 07:48:22 ID:Ip6EAMZ/
アル「やぁ、よく来たな統夜」
統夜「ここは俺の家だけどな」
アル「安心しろ。空き部屋の数も考えている」
統夜「はぁ?」
アル「カルヴィナは私と同じ部屋、フー=ルーは従者Aと同じ部屋、従者Bと従者Cが同じ部屋、統夜とシャナ=ミア様が同じ部屋だ」
統夜「ちょっと待て」
フー「あら、総代騎士様は私の方が好みかしら」
統夜「そうじゃない!何でうちに・・・お前ら家があるだろうが」
シャナ「安心してください統夜ちゃん」
統夜「ちゃん言うな!何で俺が総代騎士なんだよっ!?」
アル「フューリーの掟だ。総代騎士を殺した奴が次の総代騎士になる」
フー「まぁ、四人も・・私を入れれば五人、嫁がいるのよ?」
シャナ「さぁ、四機のラフトクランズで世界を支配しましょう!私と統夜タンが新世界の神に!」
統夜「ならねぇ!タンって言うな!」



アル「残念だよ。君が断れば、ムが命を落とすというのに」
統夜「知るかぁ!」



ム「はっくしょい!・・風邪かな・・?それより、アル様!フー様!どちらにいらっしゃるんですかーっ!?」
473それも名無しだ:2006/12/08(金) 13:39:00 ID:aA++Mgmo
>雌三人を鞭でいたぶりますか?
奴隷化してるのかよwww
474それも名無しだ:2006/12/08(金) 17:08:43 ID:nie9Fqzs
鞭でいたぶるなら俺のケツを
なぜなら俺はドMだから
475それも名無しだ
→装備
 →シャナ
  →モノフィラメントウィップ