膝蹴小姫フェステニア・ミューズ其之弐

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829それも名無しだ:2006/01/27(金) 01:32:07 ID:Y/Y59++s
>>819の頑張りにGJだあああっ!!
830それも名無しだ:2006/01/28(土) 00:57:26 ID:K3vqFwiz
流れが・・・・・止まった!?
831それも名無しだ:2006/01/28(土) 01:06:27 ID:4KVGCZPE
一時間以内にレスが付かなきゃ、テニアの飯はもらう!
832それも名無しだ:2006/01/28(土) 01:08:12 ID:sS9qyNAu
それを阻止するのも私だ。
833それも名無しだ:2006/01/28(土) 01:22:10 ID:pQrZeuUl
三分持たずに阻止か
834それも名無しだ:2006/01/28(土) 01:25:18 ID:kcHjW/in
テニアたんは人類の宝でつ
835それも名無しだ:2006/01/28(土) 08:03:44 ID:4IgCTXHF
すげー今さらだが、>>750のテニアの丼割れは
『Food』と呼ばせて貰いたいんですがかまいませんね!
836それも名無しだ:2006/01/28(土) 08:09:47 ID:DXjr2Tfo
一時間以内にレスが無ければ決定。
837それも名無しだ:2006/01/28(土) 08:12:01 ID:8lXHNDU7
何が?
838それも名無しだ:2006/01/28(土) 10:11:35 ID:FLwq7yhM
ミューズだぁ?
洗剤みてぇな名前だなぁ
839それも名無しだ:2006/01/28(土) 13:51:09 ID:tZafqCbA
別名石鹸。由来はハンドソープの「ミューズ」より。
その意味では洗剤はあながち間違いでは無い。

まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。

最近電波が来なくなったんだ・・・。
誰か電波を分けてくれ!
840それも名無しだ:2006/01/28(土) 14:03:13 ID:UFjBdwkE
一時間以内にレスがこなければテニアと

「テニア、おはよう」
「あ、おはよ〜」
ぎゅう
「ええっ、何?朝っぱらから」
「だめだ、我慢できない」
「やだ、ちょ、離れてよ」
「い、や、だ♪」
ぎゅ〜〜〜〜
「もぉ」
「・・・愛してるよテニア」
「知ってるよ」

ちゅう♪

を実行に移させてもらう
841それも名無しだ:2006/01/28(土) 14:07:17 ID:7sAbrEWh
そんな羨ましい事させるわけないじゃない
842それも名無しだ:2006/01/28(土) 16:25:53 ID:GvhFVHJf
立春の近づく紫雲家。
家族も増えたしせっかくだからと節分の行事を提案する統夜。
「節分? 知ってるよ! 太巻き食べるんだよねっ!」
と目を輝かせるテニア。

うれしそうに太巻きにかぶりつくテニア。

ぺろりとたいらげ、
「さあ! この調子で歳の数だけいってみようかっ!」
と楽しそうなテニア。

……こんな電波を受信したorz。
843それも名無しだ:2006/01/28(土) 18:29:13 ID:tZafqCbA
ワロス
そしてお次は大豆に直行
844それも名無しだ:2006/01/28(土) 20:03:34 ID:sS9qyNAu
>>839
ネタは2、3あるが譲るわけにはいかんな。これは私のモノだ。




そもそもどうやって分ければいいのかとマジレスするのも私だ。
845それも名無しだ:2006/01/28(土) 20:48:49 ID:D6hTDtxG
なぁ・・・

テニア達ってフューリーに捕まってたときに何されたんだ・・・?
そんな・・せ、性的暴行とかされてないよな・・・?

あいつら敵だけど騎士なんだろ?アル=ヴァンとかの部下なんだろ?
誇り高い騎士なんだろ?
そんなことしないよな・・な・・・?

もし・・・3人がそんなことされてたとしたら・・・
体も心も犯されていて、それを隠すためにあんなに元気に振舞っていたとしたら・・・

もう・・いたたまれなくて・・・俺ダメかもしんない
846それも名無しだ:2006/01/28(土) 21:12:17 ID:T1zggvkR
>>845
オルゴン(Orgone) は、心理学者ヴィルヘルム・ライヒが発見したとする
自然界に遍在・充満するエネルギーのこと。
オルガスムス(性的絶頂)からオルゴンと名づけられた。
性エネルギー、生命エネルギーであるとされ、病気治療に有効であると考えられた。
日本では東洋のいわゆる気のエネルギーと同じ者と考える者もいる。

えーと・・・、オルゴンのwikiより、です・・・。
847それも名無しだ:2006/01/28(土) 21:36:15 ID:zQL8ElGN
そっか・・・わざわざ調べてくれてありがとう・・


う・・・うああ・・・
うああァぁぁぁぁぁあぁあぁぁあぁあああ!!
848それも名無しだ:2006/01/28(土) 22:57:02 ID:LNjG7fuX
>>842
ああ、なるほど統夜の太巻きを食べるんですね。
テニア「あ…統夜のでお口もお腹もいっぱいだよぉ…」
849それも名無しだ:2006/01/28(土) 23:01:22 ID:bdAqpuD+
>>847
ふん、同情などしてやらん(←ツン
だが、一緒に叫んでやることならやってやらんでもない (←デレ


絶望したあああぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁアアアア!!
850それも名無しだ:2006/01/28(土) 23:44:04 ID:sWTDBUwc
今更だが>>769の忘れかけた妄想が動き出す。

 「広いなぁ〜」
ここは温泉ランド。結局メンバー全員で来た。周りを見渡す。一言で言うならとても広い。まるで遊園地のプールみたいだ。目の前には大きな滝と滑り台。何故か砂浜もあり、温泉が波打っている。
 「いやー、実に楽しそうだなぁ」
 「クックック・・・・まったくだ」
 「これならばアレも・・・・」
まぁ奴ら戯言など今は無視するとして、実際いろんな温泉があるらしい。岩風呂、滝風呂、ジャグジーにサウナとそれはもう多種多様だ。
 「ところで・・・・女性陣はどうしたんだ?」
 「ああ、美しい女性陣は只今水着に着替えてる!!」
クォヴレーの疑問にクルツは実に嬉しそうに答える。
 「・・・・・・普通の水着か?」
 「当たり前だ。フッフッフ・・・・・・」
 「「「「ハーッハハハハハハハハハハハハハハハハハ」」」」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
バカ四人が高らかに笑う。怪しい。もの凄く・・・・・いや確実に怪しい。
 「・・・・クォヴレー、相良、エルマ、ラリアー、アル=ヴァン、バランさん。ちょっと来てくれ」
 「ああ」
 「了解」
 「うむ」
こいつ等が何かしないうちに対策を立てないと。俺は、このメンバーまともな5人(店長とアンディは除外)と1機を離れたところに連れ出す。 
851それも名無しだ:2006/01/28(土) 23:44:42 ID:sWTDBUwc
 「・・・・・どう思う?」
 「間違いなく何か企んでるな」
 『同意見です』
 「だよな?どうする?そのうち絶対店長とアンディさんも奴らの仲間入りすると思うし」
 「間違いないな」
 『ボク達も何か対策を立てましょう』
 「・・・・そうだな。相良、何かないか?」
 「戦力分散だ。いかに強大な組織でも、その戦力を分散させれば・・・・」
なるほど。それはいい策だな。いくらマサキやクルツでも単体になれば・・・・・。
 「だとすると・・・それぞれ見張りを付けよう。ごく自然な・・・・・。相良は千鳥さんとマオさんを頼む」
 「ウルズ7、了解!」
まぁ、千鳥さんはともかく、マオさんは心配ないと思うけど。
 「クォヴレーとバランさんはアルマナさんとヴィレッタさんを」
 「わかった」
 「心得た!」
 「それと、バランさん?」
 「なんだ?統夜殿」
俺は、ここに来て水着を着た当初から疑問に思っていたことを訊ねる。
 「なんでフンドシなんですか?」
しかも赤い。
 「これか?ワシに合うサイズが無かったのでな。マサキの小僧に借りた」
 「そ、そうですか・・」
ま、この際どうでもいいや。
 「エルマは、ティスとピニスを」
 『わかりました』
逆に振り回されそうだが・・・。
 「ラリアーは・・シャナ=ミアを頼む」
 「え?ボクがですか?」
 「どうした?嫌か?」
 「いえ・・・・そんなことは・・(///)」
ラリアー・・なぜそこで赤くなる。
 「アル=ヴァンはフー=ルーとカルヴィナさんを」
 「うむ。任せてもらおう」
 「じゃあ、残りの3人は俺が・・・・」
 「大丈夫か?少し人数が多いが・・・・」
 「なんとかなるだろう・・・・・・・多分」
と言ってみるものの、大分不安だったりするが。日常生活でもあの三人組に疲れを感じている・・・。うーん・・果てしなく疲れそうだ。
 「そういえば・・美久はどうするんだ?」
クォヴレーが訊ねる。
 「ああ、それは心配ない。あの人はもはや無敵だから」
 「それも・・・・そうだな」
最近では、あのマサキも恐れを感じているほど。美久さんに関してはもう何の心配も要らない。と、1人納得していた時、
852それも名無しだ:2006/01/28(土) 23:46:46 ID:sWTDBUwc
 「おっ待たせ〜〜〜」
向こうから聞こえてくる元気な声。見るとそこにはテニア率いる女性陣の姿。皆水着に着替え終わったようだ。
 「お待たせ統夜」
 「どお?どお?似合う?」
 「あ、ああ(///)」
思わず赤くなる。正直、とても可愛い。この辺に関してはさすがクルツ達と言っておくしかない。
 「クォヴレーはどうですか?」
 「ああ、良く似合っている」
 「そ、そうですか!?(///)」
クォヴレーに褒められて、アルマナさんも嬉しそうだ。女性陣の皆様はそれぞれの男に自分の水着のことを聞いている。
 「うおおお!!いいぜいいぜ。サイコーだぜ!」
 「グゥレイト×10」
 「フー=ルー様!!とてもお似合いで!!」
パシャっ!パシャっ!
 「そ、そう?」
 「ジュア=ム!何を写真をとっている!?フー=ルーもポーズをとるな!!」
 「くっくっくっく・・・・・これはやりがいがありそうだな」
と、バカ四人が騒ぐ中、
 「そこの4人」
 「なんでしょうか?」
ヴィレッタさんやカルヴィナさんがバカ共に何か聞いている。
 「少し・・・胸がキツイんだけど・・・・」
 「「「「き〜にしな〜い」」」」ビシッ!(右手の親指を立てる)
 「もの凄く気になるわね」
俺も気になる。目のやり場に・・・・。
 「・・・・・・・・統夜?」
 「はっ!な、何だ?テニア」
 「統夜も胸が大きい方がいいの?」バキボキっ!(指の骨を鳴らす)
 「い、いやそんなことは無いぞ、うん」
 「ホントかなぁ・・・?」
 「本当だとも!!」
 「そ、そう?えへ♪嬉しい〜」
 「「ああ〜〜〜〜!!」」
と、カティアとメルアが叫ぶ中、テニアは俺に抱きついてくる。いかんっ!これでは昨日の温泉のデジャヴーだ。やっぱり感触が違うというか・・・・・。
 「とにかく、このバカが何かやったら迷わず発砲していいから」
 「そうね」
 「わかりました」
マオさんが皆に指示する中、 
 「おい!そこの金髪男に冥王!」
 「「なんだ?」」
 「なんであたいとピニスは学校の水着なんだよ!!?」
ティス達が不満をぶつけている。まぁ、予想はしてたけど・・・・。
 「ふっふっふ・・・・このガキは全くわかっていないな」
 「まったくだ。いいか?こういうとこではそれ着るのが常識なんだぜ?」
 「そ、そうなんですか?」
 「「ああ!そうだとも!!」」
パァァァァァァァァァン!!×2
 「ちょっとあんた等!純心な少女達になに吹き込んでるのよ!!」
千鳥さんのツッコミが室内に響く。と、
 「ねぇねぇ統夜?」
 「なんだよ?」
 「統夜も・・・・・ああいうの好きなの?」
 「ぶっ!い、いや・・・・・人によるが・・・・テニアだったある意味似合うかもな」
 「それって・・・胸が無いって意味でかな?」バキボキバキ!!
 「可愛いって意味」
 「統夜〜♪」
 「「ああ〜〜〜〜!!!」」
そして、再びテニアに抱きつかれ、カティアとメルアの叫びが響く。あぁ・・・とても大変な1日になるような予感の現実味が増してくる・・・・・。
853それも名無しだ:2006/01/28(土) 23:49:15 ID:sWTDBUwc
と、何日ぶりだろうか・・・・・。ごめん。久々に投下してみてもグダ×3な文。
こんな俺は天の力で消え去るのみ!!
854それも名無しだ:2006/01/28(土) 23:51:18 ID:DXjr2Tfo
>>853
待て!去るな!俺にはそんな君が必要なんだ!
855それも名無しだ:2006/01/29(日) 02:24:40 ID:uP2A/Ijx
>>849
関俊彦の声で想像したらサンドイッチ吹いたw
856それも名無しだ:2006/01/29(日) 02:27:53 ID:OsVDX3W/
>>853
十分GJだー!
最近ネタがなかったからね、やっぱり職人は必要さ!
857それも名無しだ:2006/01/29(日) 02:36:52 ID:OsVDX3W/
>>845
元気のよさと食欲だけはだれにも負けない活発な女の子
ただその元気を不安をムリヤリ抑えつけるための手段にしている傾向がある、と。
攻略本に書いてある通りだ。

実は意外と健気で弱い部分を持っている女の子。
そんなおまえだからッ!俺はッ!俺はああああーーーーーー!!!!
テニアあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁッ!!!!!
858それも名無しだ:2006/01/29(日) 16:39:05 ID:TBkSCljr
↑檜山で再生な俺
859それも名無しだ:2006/01/29(日) 16:41:08 ID:fW2Y4gwm
>>857
統夜が攻略本読んでるの想像してバロッシュw
860それも名無しだ:2006/01/29(日) 21:23:26 ID:NPqU0/AR
>>751をこっそり修正して見るのも私だ。
1/1  武器名              攻撃    射程   命中
格  ドリルニー[P]             3200     1    +20
格  ニーインパルスキック[P]      3600    1〜3  +25
格  ニープレスナイトメア [P]       4000    2〜4  +10
格⇒ シャイニングニー[P][C]       4800     1    +40
格  シャイニングニー[P]          5000    1〜2  +40
格  膝・・・・・・・[P]             5500     6   +10
格  膝が勝手に!?うわああ! [M]5800    1〜8  + 0
861それも名無しだ:2006/01/29(日) 21:25:00 ID:NPqU0/AR
上手く出来た。
>>754氏ありがとう。
862それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:07:43 ID:76Dj1PLO
>>860

【異議あり!】

何故これを追加しないのか!
つ【爆砕重落下】

念のために使用していたと思われるシーンの証拠フィルムを提出しておく。
>>273
863それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:08:40 ID:NntrcTYI
どういたしまして。

などと張り付いてるのも私だ。
864それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:20:32 ID:NPqU0/AR
>>862
すまない。あれはカティアとの合体技なのだ。

ところでSSを投下したいがスレ容量が心もとない。
今投下してもよいだろうか?
それとも新スレが出来てからの方がいいだろうか?
865それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:23:15 ID:NntrcTYI
このペースで140も待ってたら年を越える前にスレが消滅するゼ
てな訳でドンと来なさいщ(゚Д゚щ)
866それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:29:29 ID:sE5CGPVp
たしか容量は512KBが最大だったはず。
んでいまは493KBだから微妙だね。
867それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:38:58 ID:4oWIafNQ
新スレ一寸試してみてくる。
868それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:44:43 ID:4oWIafNQ
無理だった。ゴメン。
869それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:46:52 ID:sE5CGPVp
じゃあ俺やってみる
870それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:49:34 ID:76Dj1PLO
>>864
フム、ならばこうしてみるのも私だ。

格  爆砕重落下 [合P]6700    1    +30
特殊効果 バリア貫通・装甲低下 【カティア】
871それも名無しだ:2006/01/29(日) 22:54:54 ID:sE5CGPVp
ごめん、無理だった。
872それも名無しだ:2006/01/29(日) 23:11:15 ID:P2w+QtXQ
膝蹴小姫フェステニア・ミューズ其之参
ttp://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1138543839/

たててみた
873それも名無しだ:2006/01/29(日) 23:17:07 ID:4oWIafNQ
>>872
GJ!さあ、>>864カムヒア!
874それも名無しだ:2006/01/29(日) 23:18:07 ID:NPqU0/AR
ありがとう>>862
では投下させてもらう。
875それも名無しだ:2006/01/29(日) 23:20:42 ID:NPqU0/AR
昔あるところにある家族がいました。
その家には仲のよい夫婦と、これまた仲のよい兄妹が暮らしていました。
家族四人はいつも笑顔で過ごしていました。
しかしあるとき家族に不幸が襲い掛かりました。
母が病気に倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまったのです。
悲しみに暮れる兄妹を更にショックな出来事が襲いました。
やはり悲しみに暮れていた父が人恋しさあまりに新しい女を継母として迎えてしまったのです。
その女は嫉妬深く、前妻の忘れ形見である兄妹に事あるごとに辛く当たりました。
何故こうも自分たちに辛く当たるのか、お兄ちゃんは継母に尋ねました。
『お前達からは前の女の匂いがするのよ。だから私はあんた達を叩く、徹底的にね!!』
その瞳には狂気が宿っていました。
その夜、お兄ちゃんは妹と相談をしました。
『あの女はやばいよメルア、いつか家を追い出されるかもしれない。』
『いくらなんでもそんな事はしないと思います、統夜さん。お父さんがいるじゃないですか。』
『だといいけど・・・』
『あ・・・そういえば私見ました。あの人がお父さんの目の前で五円玉を振りながら、ある言葉を呟いているところを。』
『ある言葉?』

『あなたが愛しているのは私だけあなたが愛しているのは私だけあなたが愛しているのは私だけ
あなたが愛しているのは私だけあなたが愛しているのは私だけあなたが愛しているのは私だけ
あなたが愛しているのは私だけあなたが愛しているのは私だけあなたが愛しているのは私だけ』

『怖っ!!』
『はい。軽いトラウマになりました。』
『今まで言わなかったけど・・俺はカティア母さんを殺したのもあの女じゃないかと疑ってるぐらいだ。』
『そんな!お母さんは病気で・・・』
『とにかく気をつけるんだ。俺たちはまだ子どもだ、辛くてもここで暮らしていくしかないんだ。』
『はい・・・』
こうして二人は質素な寝床につきました。
876それも名無しだ:2006/01/29(日) 23:21:45 ID:NPqU0/AR
ぴちゃん
『んん・・・?』
お兄ちゃんは顔に落ちた雫の冷たさで目を覚ましました。
『・・・雫?まさか!?』
そこは見知らぬ森でした。
右も左もわからぬ場所に放り出されたのです。
おそらく昨夜の会話を聞かれていたのでしょう。
継母のあまりに迅速で無駄の無い行動にお兄ちゃんは戦慄しました。
『統夜さん、起きたんですか?』
『メルア、俺たちやっぱり!?』
『わたしも途中で気付いたんですが・・・捨てられたみたいです。』
『なんてこった・・・まだ何の準備もしてなかったのに・・・』
『大丈夫です!わたし少しですが準備してきました!!磁石があります!!』
『でかしたメル・・・・』
胸を張る妹の手にはU字のそれが握られていました。
『こ、これじゃダメなんですか?あ、他には缶詰とか・・・』
『いい。どうせ缶切りがない。』
図星でした。
『えーとえーと・・・そうだ!途中からですがパンくずを千切って落としてきました!
 少しは帰り道の助けになるはずです!』
『おお!それなら助かる!!』
しかし置いてきたはずのパンくずは影も形もありませんでした。
『どうして・・・?あ!』
パンを食べている者がいたのです。
『野良テニアちゃんに食べられちゃったんですね・・・・』
肩を落とすメルアをお兄ちゃんは励ましました。
『気にするな。俺だって何も出来なかったんだ。それよりこれからどうするかを考えよう。』
二人は頭をひねりましたがそこは子ども、良い案などそうそう浮かびません。
いくらか時間が過ぎた頃、メルアが突然立ち上がりお兄ちゃんの背後を指差しました。
『あ!幸せの青い鳥ですよ!統夜さん!』
振り向いた先にその青い鳥はいました。
全身美しい青色でしたがどうしようもなく異彩を放っている部分がありました。
鳥の頭の代わりに陰険そうな男の顔がくっついているのです。
『・・・確かに青いな。だがむしろ不幸をもたらしそうなんだが。』
『そんなことありません。『青い鳥は幸せを運ぶ』ってお母さんが言ってたんです!間違いありません!』

『貴様等、幸せが欲しくば、ついてくるがいい!!』
『はい!!行きましょう、統夜さん!!』
『今喋ったよね!?鳥なのに喋ったよね!?』
マイペースな妹に引きずられながら、二人は森の奥深くに進んでいきました。
877それも名無しだ:2006/01/29(日) 23:22:47 ID:NPqU0/AR
へとへとになるまで歩いた頃、幸せのグロい鳥は再び口を開きました。
『この先に家がある。そこに行くがいい。さらばだ!』
『ありがとう青い鳥さん!』
『本当に幸せになれればいいんだけどな・・・』

『これは・・・!」
チョコレートのドア、ビスケットの屋根、飴の窓、ウェハースの煙突。
二人が進んだ先で見たものはお菓子の家でした。
『夢のようです!!!』
『全てお菓子製か・・・耐震強度に疑問があるな・・・』
お兄ちゃんは社会派でした。
『いただきまーす♪』
メルアは辛抱たまらん様子でドアに突撃しました。
『ああ!?防犯面がいきなり手薄に!?』
『統夜さんも食べましょう。早くしないと野良テニアちゃん達に食べられますよ?』
『複数いるの!?』
まぁどうせ食べられるなら、と足を踏み出したお兄ちゃんの背中に硬い物が押し当てられました。
『え!?』
『動くな。貴様等の目的は何だ?』
『いや、道に迷ってここに着たんです!たまたまです!』
『嘘をつくな。ただの子どもが罠にもかからず俺のセーフハウスに辿り着けるはずが無い。』
『罠なんてあったのか・・・それはともかく違うんです!あの人面鳥に・・・』
しかしグロい鳥はもうそこにはいませんでした。
『人面鳥?気が触れているのか?』
なにやら泥沼です。
『えーっと・・・その・・・あ、あなたは誰なんです?』
『俺か。俺は相良宗介、見てのとおり魔女だ。階級は軍曹だ。』
明らかな男の声や、軍曹ってなんだよとお兄ちゃんは思わず突っ込みそうになりました。
ちなみに野戦服姿で銃を押し当てている姿をみれば我慢出来なかったでしょう。
『・・・こんなところで何をしているんですか?』
『うむ。ここに迷い込んできた子どもをお菓子の家で篭絡し、食う事が俺の任務だ。』
それならなぜ罠?
『あの・・・喋っていいんですか?』
『機密性は低い任務だ。問題ない。ではこの聖なるグロッグで聖なる死を与えた後、聖なる処理を施し、聖なる食料にするとしよう。』
『助けてぇ!』
878それも名無しだ
『ピィ!!(やめんか!!)』
ザク
魔女の頭に青い鳥のくちばしが突き刺さりました。
『なかなか痛いぞ千鳥。』
『ピィ!ピィピピッピィ!(うるさい!いまのあたしは青い鳥【真】よ!)』
危うく聖なる存在になりかけたお兄ちゃんは安堵し、へたり込みました。
『統夜さん大丈夫ですか?』
『あ、ああ。』
『いつまでたっても来ないから心配しましたよ。』
『ごめん。』
『魔女さんもダメですよ?人を食べるなんて。』
『・・・うむ。俺もカニバリズムには道義的に疑問を感じていた。聖なる死を与えるまでにしておこう。』
『ピィ!!(だからやめれ!!)』
ザク
『痛いぞ千鳥。』
『ピィッピッピピィピィ!(あたしにはこの二人を幸せにする義務があるのよ!)』
『だが俺にも任務がある。』
『ピィ。ピピィピ。(うるさいだまれ。火ぃ点けた窯に放り込むわよ。)』
『殺す気か!?』
『まぁまぁ、間を取ってみんなでここで暮らすというのはどうでしょう?』
『どの辺が間かは気になるけど俺も賛成。殺すのも殺されるのも嫌だし。』
『ピィピピィ。ピィピ。(あたしは別にいいわよ。あんたたちが幸せなら。)』
『ふむ。ならば仕方が無い。別の子どもを狙うとしよう。』
『ピピピッピピィッピ!!(やめれって言ってんでしょーが!!)』
ザク
『いt(ry』
こうして仲のよい兄弟は森でお菓子を食べながら末永く仲良く暮らしましたとさ。

めでたしめでたし