αナンバーズが日記を書いたら 第4章

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777それも名無しだ
◆ゴッツォ月 摂政日
 本日エイスより報告あり。
 …ハザルが逝った。
 宇宙収縮現象を食い止めたもののそのまま異次元空間に閉じ込められたαナンバーズに決闘を挑み、
 戦いの果てにサイコドライバー能力を暴走。だがそれでも敗れ、逝ったという。

 ハザル。哀れよハザル。
 お前が生き残ったならば、その暁には我が後継にとも考えたものを。
 せめてディス・レヴの制御機関さえ完全ならば……ヴァイクランの力を完全に発揮できていたならば……
 …考えるだけ詮無きことか。結局奴は、ヴァイクランの名さえ勘違いしたまま逝ってしまった。

◆司馬月 博士日
 αナンバーズは本星に迫りいよいよ我が計画実行の時も近づく。されどディス・レヴの制御はやはり行き詰ったままだ。
 先頃エイスに伝えておいた通り、これは破棄すべきなのだろう。
 残念な事よ。ディス・レヴによる反無限力の制御さえ行えていれば、ヴァイクランの合体形態維持も、
 更なる力の発揮さえ夢ではなかったというのに……エイスには、やはり「ミドル・ヴァイクラン」にて出撃してもらおう。
 ガンエデンも初期案どおり、ナシムの巫女により制御代行を行う他あるまい。

 ああ……我が技術の集大成「三十五臣合体 ラージ・ヴァイクラン」、その完成は夢のまた夢であったか…。


エペソ「「「「「その為に用意された我等三十五クローン体の立場は如何に?」」」」」×7.
…破棄だな。

エペソ「 orz. ×35」