私には今、重大な「使命」がある。
それは学校のトイレを救うことだ。
私の学校のトイレはあまりにもひどい。
用を足した後に流さない人が多すぎるのだ。
流し忘れなのか、意図的なのかは分からないが、目を覆いたくなる。
そんな状況にたまりかねた私は、あるチームを結成した。
その名も、「便チャーズ」。
しかし、このチーム、私と仲の良い友人の2人だけ。少し頼りないかも知れない。
が、立派な奉仕活動だと自負している。
私たち便チャーズは、2人でトイレに入ったと時にミッションを実行する。
まず便器をのぞく。
そして、そこに「敵」がいれば、ジャンケンをして負けた方が流すのだ。
これまで、数々の功績をあげて、掃除のおばさんにも貢献してきた。
しかし、2人だけでは限界がある。
皆自分たちで流してくれたら、便チャーズも必要なくなるのになあ。