発汗防止セオドラント ティアリングサーガ 第61章
サーシャの嘆願もあり、リュナンはケイトの裏切りを不問とした
とはいえ、軍内の規律もあり、彼女はしばらく謹慎となる
実は謹慎中、ケイトは裏の役割として
リュナンの身の回りの世話をさせられていた
普通なら下女がやる様な雑用はもちろん
若いリュナンの夜の世話まで
騎士の生まれであるケイトにとっては
耐え難い屈辱ではあったが
自分が軍に残れる様
体を張って頼んでくれたサーシャに対する恩義の為
その恥辱に耐え続けた
終戦後、ようやく開放されたケイトは
やがて祖国で子供を身ごもる
あの悪魔の子供だという事実に耐えられなかった彼女は
自分の息子に、父親はかつて自身が愛したジークであると教えていた
…訳ですな?
ここはエロパロじゃないですよ?
はぁはぁ
つまり、(理由はしらねど)母を苦しめるリュナンを
その子は討とうとする訳ですよ
事実を知っているリュナンとオイゲンは
ようやくエンテとの間に生まれた王子の継承権争いの事もあり
彼を消そうとする訳です
終盤その事実を知り、愕然とする息子
しかし、彼は実はケイトが裏切った当時
ただ一度だけ愛する人と結ばれた夜に
一撃必殺で生まれた、正真正銘のジークの息子である事が
ラストのラストで明かされるのです!