任天堂は主力の大阪市場で330円安の1万0150円と前日比変わらずを挟んで
5日営業日続落、昨年12月20日の1万0400円を下回って昨年来安値を更新。
日足チャートは、しばらくモミ合った後に下げに転じるという動きが続いている。
次は1万円を維持できるかどうかに注目が集まっている。仮に、大台を割れば
2004年4月以来となる。
「クリスマスと年末年始商戦が終わり、手がかり材料に乏しい。年が明けても
期待されたヨーロッパ信用不安に改善がみられない。むしろ、ユーロ安・円高
が進んでいる」(中堅証券)。第2四半期を終えた時点での今期(2012年3月期)
の見通しは最終損益で200億円の赤字。
年100円配当の予定に対する利回りは0.9%にすぎない。株価が下げている
ことは、1月26日に発表が予定されている第3四半期決算に対し厳しい予想が
なされているといえる。
しばらくは、手出しができない相場のようだ。
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