米ゲーム大手のEA、人員1000人削減 年末商戦振るわず
【シリコンバレー=田中暁人】ゲームソフト大手の米エレクトロニック・アーツ(EA)は19日、
従業員の約10%に当たる1000人程度の削減を柱とする経営効率化策を発表した。
年末商戦が予想を下回るなど苦戦が続いており、コスト削減で収益体質の強化を急ぐ。
10月には人員6%を削減する計画を表明していたが、環境悪化で積み増しを余儀なくされた。
ゲーム開発施設など世界9拠点の統廃合も決定。
今後は高採算が見込める人気ソフトに開発を絞る。
人員削減の大半は2009年3月末までに実施する。リストラ策で年間1億2000万ドルのコスト削減を見込む。
米国ではゲーム市場の拡大が続くが、景気低迷を背景に成長率は鈍化。
大手間での競争が激しさを増しており、EAは最終赤字が続いている。(20日 20:46)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081221AT2M2001220122008.html