●小説やコミックなら100〜600円、アニメや映画なら500〜1000円
ニンテンドーDS向けに、小説やコミック、アニメ、映画などさまざまなコンテンツを配信するサービス、
”DSvision”に関する新情報が判明した。
DSvisionは、ゲームボーイアドバンスやニンテンドーDS向けに店頭でアニメを配信する
”アドバンスDSムービー”で知られるam3と、大日本印刷が共同で行う事業。PC向け専用サイトから
ダウンロードしたコンテンツを専用microSDカードに保存し、これをDSカード型の専用アダプターに
装着することで、ニンテンドーDSでさまざまなコンテンツを閲覧できるというもの。
コンテンツは何度でも書き換えが可能で、ニンテンドーDSがメディアとして利用できると注目されていた。
2007年11月に行われた記者発表会では2008年3月からサービスを開始するとしていたが、
その後、延期となっていた。
今回、明らかにされたのは、DSvisionに参入するメーカー。書籍では新潮社や富士見書房、
マンガでは秋田書店と角川書店、日本文芸社、アニメでは竜の子プロダクションなどがコンテンツを提供する。
なお、am3によれば、これは参入メーカーの一部とのこと。1年間で1000タイトル以上を配信し、
利用者数200万人を目指す。
価格は、小説やマンガの1冊分が100円〜600円程度になる見込みで、「分量によるが、
同等の通常書籍よりは安い価格」(am3広報)だという。アニメや映画などの動画については、
「レンタル料金よりはやや高く、DVDを購入するよりは安い価格」(同)で、1時間〜2時間の動画を
500円〜1000円で販売したい考え。決済方法については、クレジットカードなどを始めとした
既存のシステムが利用される予定だ。
DSvisionを利用するためには、DSvision専用アダプターと専用microSD、microSDをPCに
接続するためのUSBリーダーライターが必要となる。これらをセットにした”DSvisionフルセット・
パッケージ フォトみーる付”(microSDカードの容量は512メガバイト)は、2008年6月26日に
3980円[税込]で発売予定。ちなみに、フォトみーるとはこの商品の専用microSDカードに
あらかじめ入っているアプリケーションで、ケータイやデジカメで撮った写真をニンテンドーDS上で閲覧し、
落書きやフレームをつけたり、BGMを設定できるというもの。DSvisionの配信サイトは、
2008年7月3日にオープンする予定。
ファミ通.com
http://www.famitsu.com/game/news/1215456_1124.html DSvision
http://www.dsvision.jp/