米ミシガン州南東部の公立図書館が、静かな読書の場を一変させる試みを行っている。
ロチェスターヒルズ公立図書館では、ビデオゲームのイベントを開催して
10代の少年少女たちを集めている。毎月恒例の「ギターヒーロー」大会では、
およそ100人の参加者が腕を競っているそうだ。
「10代の若者を図書館に来させるのは、彼らを教会へ行かせるのと同じです。
どちらも彼らがまっさきに行きたいと思う場所ではありません」と、
同図書館のクリスティン・リンド・ヘイジ館長は17日の『デトロイト・フリープレス』紙で語っている。
彼女は図書館の棚に1823本のゲームを仕入れた。
ゲームの棚は毎日平均1300本が貸し出される人気コーナーとなった。
ロチェスターヒルズでのゲーム大会は2月9日に開催された。
デトロイトの他の図書館でも同様のイベントが行われている。
およそ300本のゲームを収蔵しているクリントン・マコーム公立図書館では、
2、3週間に一度イベントが開催され、毎回およそ30人の10代の若者が「ギターヒーロー」や
「ダンスダンスレボリューション」をプレイしているそうだ。
「これは重要な社交イベントなの。私はここでたくさんの友達と出会いました。ほんとに仲良しなのよ」と、
17歳のステファニー・ジャクノウスキさんは言う。
カントン公立図書館では6ヶ月前にゲームの取扱いをはじめ、
任天堂Wiiのボウリングと「スーパースマッシュブラザーズ」のトーナメントを毎月開催している。
「多くのゲームは複雑です。ゲームにはゲームだけの価値があります。
それらは認識力を高める手助けになります」と、10代の図書館職員ブラッド・バチェラーさんは語った。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081203490037.html