日本eスポーツ協会設立準備委員会(JESPA)は、委員会の発足記念イベントとして開催する
「eスポーツ日韓戦」の発表会を、11月22日にANAインターコンチネンタルホテル東京で開催した。
会場ではまず、JESPA委員長補佐の平方彰氏が、協会設立の意図について説明。「まだまだ
日本ではeスポーツの認知度が低い。日本ではゲーム大国でありながら、統括する団体が
なかった。これを作り、ゆくゆくはJOCなどにも加盟をし、eスポーツの日本選手団を派遣したい。
ゲーマーというと暗いイメージがある。アスリートゲーマーを誕生・普及させ、発展させていくことを
協会として考えている。eスポーツはアスリートによるスポーツなんだということをアピールして
バックアップしていきたい」と述べた。
また直近の目標として、「マカオで開催された2007年アジア室内競技大会には日本選手を
送り出せなかった。2008年のベトナムには日本選手団を送り出したい」とも語った。
平方氏は続いて、発足記念イベントの「eスポーツ日韓戦」についての説明を行なった。
12月1日12時30分より、東京お台場メディアージュ6F特設会場にて、日本と韓国のeアスリートによる
日韓戦およびエキシビジョンマッチが行なわれるというもの。主催はJESPA、共催として韓国
e-Sports協会(KeSPA)となっている。
種目は、プレイステーション 3用「ワールドサッカーウイニングイレブン2008」、PS3用「鉄拳5
DARK RESURRECTION ONLINE」、Windows用「フリスタ! -Street Basketball-」の3タイトルを使用。
韓国サイドと協議の上で決定したものだという。またWindows用「StarCraft」で、韓国の
プロ選手によるエキシビジョンマッチが行なわれる。
出場する選手は、PS3用の2タイトルについては、各タイトルのメーカーが行なっている大会の
上位者を日本代表として選出。「フリスタ! -Street Basketball-」はチームとして参加できる
日本選手を一般募集し、その中から選抜をかけるという。
一般来場については、基本的には入れず、報道関係者などに限定したクローズドな形で
行なうという。これについて平方氏は、「一般の方を入れると、どういう場所が一番いいのか、
プレス対応がどうなるかなど問題が増える。まだ脆弱な団体で、予算的な問題もある」と説明。
しかし観戦を熱望する人がいれば、「今後、eスポーツ協会を支えてくれるメンバーと考えているので、
見ていただけるようにはしたい」とも語った。
JESPAを運営するにあたってのスポンサーについては、「ゲームメーカーよりも、eスポーツに
ご理解いただけるスポンサーを探している。ゆくゆくは個人会員なども募り、とにかく広く
やっていきたい。日韓戦では数社、今後のご協力などを含めて内諾のような形をいただいている。
その辺りの発表も当日行ないたい」とした。
□日本eスポーツ協会設立準備委員会のホームページ
http://www.japan-e-s-a.jp/ GAME Watch
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20071122/jespa.htm 依頼:
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/gamenews/1185694478/638