○PS3で自作ゲームを配布する−独自LinuxブータブルCDの制作
(抜粋)
家庭用ゲーム機上でLinuxが走っていて、その環境内であれば
自由にプログラミングを楽しんで良いというお墨付きを得られたことになる。
これは結構すごいことなのではないだろうか。
家庭用ゲーム機がプログラミングできるホビーコンピュータとなりうるなんて、
「ファミリーベーシック」や「SG-1000」以来のことなのではないか
(「GAME BASIC for SEGASATURN」なんてのもあったが)。
これまでの家庭用ゲーム機の世界は、ゲーム業界からの一方的なコンテンツ供給体制
で固められており、ユーザー側でのコンテンツ作成は基本的にシャットアウトされてきた。
最近はゲーム機にメモリスロットが付いたり、ネットワーク経由でデータ共有ができたりと、
ずいぶんとユーザーコンテンツを受け入れるようになってきている。
そこに来て今度は自由にプログラミングができるようになったのだ。
これは大きなチャンスといえないだろうか。
PS3Linuxではグラフィックアクセラレータが封じられており、3D CGを駆使した
ゲームを作ることは非常に困難である。
しかし、制限はそれだけなのである。それ以外はおおよそ利用することが可能だ。
何も3D CGを使いまくったものだけがゲームというわけではあるまい。
2Dゲームでも面白いものは作れるし、ゲームではなくても
人々をあっと言わせるものはいくらでも作れるだろう。
まさにこういった場面こそクリエーターの腕の見せ所ではないだろうか?
http://journal.mycom.co.jp/special/2007/ONScripterForPS3/