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Wii「スーパーマリオギャラクシー」 任天堂のマリオブランドに偽りなし/飯野賢治


「マリオシリーズ」の新作が、ついに登場した。その名は『スーパーマリオギャラクシー』。
遊びの舞台はついに宇宙にまで広がったが、ニュートン力学が、アインシュタインの
相対性理論になるように、ゲームが難しくなってしまうようなことはない。「マリオシリーズ」は、
いつでも、万人が満足できるエンターテインメントなのだ。

シリーズといっても、ストーリーが続いているわけではない。映画や小説で、シリーズもの
といえば、ストーリーが続いていくのが普通だ。
たとえば、「ダースベイダーはどうして、あそこまでグレてしまったのだろう?」というところに、
シリーズの意義がある。ところが、「マリオシリーズ」では、マリオというキャラクターだけが
その中心にある。マリオがいるから、マリオ作品なのだ。マリオという信頼のブランド。
任天堂から「自信作」という意思表示のシールが貼(は)られているのと同じ。もちろん、
本作も、そのブランドに偽りはない。

食品の偽装、不当表示が続いている。「赤福」や「白い恋人」というブランドの信頼は落ちて
しまった。東国原知事をキャラクター化したシールが貼られたウナギが、実は台湾産だったと
いう事件も記憶に新しいなか、任天堂の時価総額が10兆円を突破したというニュースが流れた。
それは、同社が「万人に向けた、面白いゲーム」というブランドを守り通し、育てていった
結果だといえる。マリオに続いて、人類が、宇宙へと活動の場を拡げる未来になっても、
マリオがいる限り、「ゲーム」という文化はなくならないであろう。
(ゲームクリエイター・飯野賢治)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/071110/gam0711101516000-n1.htm