★株式会社スクウェア・エニックスは、2007年3月期の決算発表に合わせ決算説明会を開催した。
同社の2007年3月期の連結経営成績は、売上高が前年比 31.3%増の1,634億7,200万円、
経常利益は前年比68.8%増の261億4,100万円、本業の儲けを示す営業利益は67.5%増の259億 1,600万円、
純利益は前年比32%減の116億1,900万円となった。
決算短信の説明は和田氏自らが担当。決算短信の内容に触れる前に和田氏は今年の決算の性格として、
「『ファイナルファンタジー XII』などの大型タイトルが海外で順調に売れ、
国内についても『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』や『ファイナルファンタジー III』が好評を得て、
一定規模まで売り抜くことができ、結果として新会社発足以来最大の経常利益を達成することができた。
このタイミングを捉えて、タイトーを含め、次のスタートを切るためにやらなければならない処理を済ませた」と報告。
オンラインゲーム事業については、「依然として好調。今のところ残念ながら利益のほとんどが
『ファイナルファンタジー XI』で、2007年3月期の終わり頃から若干、アイテム課金等の利益貢献が出てきた。
大型タイトルについても2、3用意している。今年は出ませんが、来年、再来年が楽しみ」と簡潔に結んだ。
和田氏の「ファイナルファンタジー XI」に対する全幅の信頼ぶりが伺えるが、
言い換えると「FF XI」のユーザー数を維持しつつ、「コンチェルトゲート」や次世代MMORPGで、
一定の新規層を獲得するという極めて難しいオブジェクトに挑まなければならない。
「ドラクエIX」に並ぶ、もうひとつのフラッグシップタイトルである「ファイナルファンタジー XIII」
に対する質問もあったが、
「まだもうちょっとかかる。少なくとも当年度中は絶対無理」と述べるに留まった。(一部抜粋)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070523/sqex.htm