アニメ製作のGDHは、グループ子会社ゴンゾロッソオンラインを通じて韓国のENIUMから韓国のオンラインゲーム「MayPan」(メイパン)の日本国内の運営ライセンスを獲得したと発表した。
ENIUMは韓国の有力オンラインゲーム会社のひとつで、オンラインゲームのほかにイーラニングコンテンツ事業やモバイルゲームを行なっている。
また、近年は映画やアニメ、キャラクター事業にも進出をしている。
ENIUMの主要コンテンツである「MayPan」は、オンラインでペットを育成し、それを戦わせることが可能になっている。
ペット育成型のオンラインゲームと対戦型のオンラインゲームが組み合わせられている。
GDHはこれまで、アニメ関連コンテンツビジネスの一貫として、ゴンゾロッソオンラインを通じてオンラインゲーム事業に参入してきた。
このためGDHグループのオンラインゲーム事業はアニメなどの他のコンテンツとのクロスメディアが目指されている。
ゴンゾロッソオンラインは、『ナイトオンライン』や『Master of Epic』といったオンラインゲームを提供している。
既にこのうち『Master of Epic』は、グループ会社ゴンゾの制作でアニメ化を行ない、現在放映中である。
しかし、自社開発だけでは有力ブランド育成に時間がかかるとの判断から、今回の「MayPan」の導入を決めたといえる。
GDHはオンラインゲーム事業での積極的な展開で、アニメだけでなくゲームでも「GONZO」ブランドを確立したいとしている。
GDHグループは、先日、有力ネット企業のSo-netとの資本・業務提携を発表するなど、これまでのアニメ製作に加えてインターネットを利用したビジネスへの関心を高めている。
また、So-net業務提携の際にも、業務提携の主要項目として挙げた3つのうちひとつにオンラインゲームの展開を挙げている。
オンラインゲームは、今後も同社の重点事業のひとつとしてさらに強化されて行くと考えられる。
ソース:アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/biz/archives/2007/01/129.html