「ゲームもスポーツ」種目採用 来年のアジア室内大会
アジア・オリンピック評議会(OCA)が、サッカー、バスケットボール、自動車レースの
三つの家庭用ゲームを「Eスポーツ」として、第2回アジア室内大会(07年、マカオ)で新採用する。
「戦略で頭脳を使い、指先を動かす、れっきとしたスポーツだ」と、ドーハで開催中のアジア大会を利用してPRしている。
アジア大会が開かれているドーハ市内で「Eスポーツ」としてアジア室内大会に採用された
サッカーゲームをPRするマカオ・同大会組織委の職員
「Eスポーツ」は今年4月の理事会で採用が決まり、「暴力、性的なシーンがなく、人気がある」
などの基準から三つを選んだ。アジア室内大会はフットサル、競泳の短水路などを行う。
05年バンコク大会が第1回と歴史が浅く「従来のスポーツの概念にとらわれない」としている。
そうした考えに加え、若者に浸透しているなどの理由で家庭用ゲームを採用したという。
サッカーの「ウイニングイレブン」などソフトも決まっており、選手は各種目、各国・地域から最大1人とする。
「ゲーム大国の日本が金メダル本命。韓国が対抗」というのが組織委の見立て。
ただ、日本オリンピック委員会(JOC)は「そもそもスポーツと言えるのか。
選手を派遣してと言われても、国内統括団体もない状態でどうするのか」と戸惑っている。
http://www.asahi.com/sports/update/1205/140.html