ゲームソフト製作各社の2007年3月期連結業績はそろって営業増益になる見通しだ。任天堂の「Wii」など11月以降に登場が続く次世代機向け作品で好調を予想するため。
ただ、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション3(PS3)」の発売延期の影響で、SCE向けに力を入れるメーカーの株価は低迷。市場の評価に格差がついてきた。
「新しいユーザーが生まれ市場のすそ野が広がった」(スクウェア・エニックスの和田洋一社長)。
好調な任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」向けに人気ソフト「ファイナルファンタジー3」を投入したスク・エニは、次世代機向け需要もあり、今期の連結営業利益を前期比23%増の190億円と見込んでいる。 (07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061201AT2D3000Y30112006.html