★プロジェクトがスタートするきっかけは03年11月に発売された「サイレン」だった。
偶然ゲームをプレーした東宝映画調整部の川村元気プロデューサーが、ありふれた日本の寒村を舞台に、
普通の人々が異常な状況に巻き込まれていく独特の世界観に着目。
発売の1週間後には同僚の山内章弘プロデューサーとともに開発元のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)に映画化を打診した。
ゲームを開発したSCEの藤沢孝史エグゼクティブプロデューサーの元には、
他にも映画化の企画が持ち込まれていたが、2人の熱心な姿勢と堤監督の
起用など企画の具体性を評価し、東宝での映画化を決めた。
山内さんらは1作目の映画化を考えていたが、藤沢さんから、2年後を目標に
続編を開発中であることが明かされた。山内さんは「前代未聞のゲームと映画の同時公開に挑戦しよう」と決断。
山内さんらは、ゲームの独特な世界観に引きずられることなく、
世界観は統一した上でまったく違う恐怖を表現したいと、
映像の中に深い人間ドラマを描ける独自の世界を持ち、「トリック」で山内さんと付き合いのあった堤監督に白羽の矢を立てた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/game/gamenews/news/20060228org00m300116000c.html