英国貿易投資総省(以下、UKTI)ゲームミッションは、2月27日(月)の午後、
東京の英国大使館にて、また2月28日(火)に大阪のヒルトン大阪にて、
日本のゲーム企業関係者向けにセミナーを開催し、英国におけるビジネス
展開を提案する。プレゼンテーションを通じ、英国の創造性溢れるゲーム開発、
販売における専門知識を紹介する予定。
同使節団は、東京、大阪、ソウル、香港、上海、北京のアジアの6つの都市を
回り、開発、流通、販売拠点としてヨーロッパのゲーム業界をリードする英国の
ノウハウや技術をアピールする。
使節団の参加企業・団体には、O2やSceen Digest、ボーンマス大学NCCA
(The National Centre for Computer Animation)を初め、英国ゲームソフトウエア
テクノロジーの先駆者リアル・タイム・ワールズ からもスペシャリストが同行する。
ミッションメンバーは、創造性に富んだゲーム開発の技術、マーケット分析、
研究開発、オンラインゲームや携帯電話ゲーム動向など様々な視点から
英国のゲーム産業の「今」を紹介する。
英国はヨーロッパでは最大、世界でもアメリカ、日本に次いで3番目に大きな
ゲームソフトウェア市場を有いる。英国は、「グランド・セフト・オート」「Black &
White」「トゥームレイダー」 などの開発と販売で世界中のゲームプレーヤーを
魅了し、グローバルセールスレコードを塗り替えた実績を持ち、今後日本の
ゲーム企業にとっても強力なパートナーになる可能性を秘めている。
既にマイクロソフトやエレクトロニクス・アーツなどの大手企業は、英国に
ヨーロッパのゲーム市場における戦略的拠点を置き、英国での開発に力を
入れている。また、ソニー・コンピューター・エンターテイメントは、英国の
スタジオで「アイトーイ」を開発した。「アイトーイ」は、プレーヤーがカメラを
使って姿を画面に取り込み、アクションに参加できる革新的なゲームです。
その他、セガ、任天堂、コナミ、ナムコといった主要な日本のゲーム企業も、
英国でビジネスを行っている。
ゲームミッション団長の英国貿易産業省コンピューターゲーム開発部門長
ジョン・クローガーのコメント:
「英国は、数多くの傑出したゲームディベロッパーを抱え、グローバル市場に
おける日本のゲーム企業と英国が持つ創造性やノウハウが結集すれば、
日本企業も、アジア及びヨーロッパ両市場におけるビジネスの拡大と成長を
推進することができると考えています」
駐日英国大使館対英投資部一等書記官
サイモン・コリアのコメント:
「日本の企業は、英国をゲームの開発、製作、販売の拠点として活用することで、
ヨーロッパ最大のゲーム市場である英国に進出することができるのみならず、
英国の優秀なゲーム開発者にアクセスできるメリットがあります。英国は、
安定した経済、低いインフレ率、低金利、低税率といった社会経済基盤に加えて、
ビジネスのネットワーキングや事業立ち上げのサポートやインセンティブ、
研究開発の支援も提供できるため、ヨーロッパの拠点として最適です。
また、英語を駆使し創造性に富む質の高い人材が多くいることや労働市場の
規制緩和も日本企業にとって魅力的な要素だと思います」
BRITISH EMBASSY
http://www.uknow.or.jp/be/business/news/B000212.htm