今年のE3では、ブースコンパニオンの露出度が高い場合、ブースのオーナーは
その場で5000ドルの罰金を支払わなければならない。(ロイター)
ロサンゼルスで開かれるビデオゲーム業界の展示会2006 E3 Expoでは大きな変更が
行われている――これまで何年も、新しいゲームや技術の発表を「刺激的な」新しい
レベルへと高めていた露出度の高いセクシーなブースコンパニオンが禁止されるのだ。
肌もあらわな若い女性がビデオゲームを宣伝して回るのを禁止するルールは以前から
あったが、今年5月に開かれるE3のハンドブックでは新たに厳しい罰則を設けている。
例えばブースコンパニオンの露出度が高い場合、ブースのオーナーはその場で
5000ドルの罰金を支払わなければならない。
「2006年の変更点は、実施方針を新たに、明確にしたことだ。われわれが時折やって
いるように、出展社にこの方針の内容とその実施方法についてよく把握させるための
措置をとった」とE3のディレクター、メアリー・ドラハー氏は電子メールで述べている。
今回の変更の理由について、同氏はコメントしなかった。
ビデオゲーム業界は、暴力的、露骨に性的なゲームの未成年への販売を制限したい
と考えている連邦議会や地方議会の議員らから批判されてきた。
E3主催者である米娯楽ソフトウェア協会(ESA)が作成したハンドブックには、次のように
記されている。「展示場、すべての共通のエリア、展示会へのあらゆるアクセスポイントで、
モデルなどの人材による、裸体や半裸、水着のボトムを含むがそれに限らない露骨に
性的な、挑発的な行為を禁止する」
出展社は違反した際に口頭で1度注意を受ける。2度目に違反したときに、その場で
5000ドルの罰金が科されるとESAは述べている。その場合、モデルは展示場に戻る前に
ドレスコードに従わなくてはならない。
何が違反になるかを判断する裁量権はもっぱらESAにあると同団体は述べている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/25/news059.html