ゲーム大手のナムコと、携帯電話サイトの運営を行っているインデックスは7日、
ナムコが保有する映画会社、日活の株式の大半をインデックスに売却することで
基本合意した、と発表した。インデックスが日活の発行済み株式の過半数を保有し、
経営権を握る。日活をめぐっては、ナムコが今年4月、有線放送大手のUSENに
売却することで合意したが、日活の労働組合の反発で8月に撤回していた。
買収価格は40〜50億円となる見通し。ナムコは売却後も、株式の一部の保有を続ける。
インデックスは子会社が行っている、見たい時に見たいビデオが見られるビデオ・
オン・デマンド事業や携帯電話への映像配信事業で、日活の映像資産を活用する。
ナムコは、9月末にバンダイと持ち株会社「バンダイナムコホールディングス」を
設立して経営統合するが、日活の売却益はゲームなどの事業投資に振り向ける。
90年代に一度、経営破たんした日活(当時は「にっかつ」)は、ナムコが97年に約30億円
を出資して子会社化し、再建を果たした。現在は、日活の発行済み株式のうち、
ナムコが74%、中村雅哉ナムコ会長が13%保有している。
MSN ニュース
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/game/gamenews/news/20050907org00m300115000c.html