経営不振に陥っている米国のパブリッシャーのアタリは、同社の子会社で開発会社の
Humongous Entertainmentを、親会社の仏インフォグラムスに1030万ドルで売却したこと
を明らかにしました。売却益は当面の運転資金や新作の開発費用に当てると見られます。
Humongous Entertainmentは「バックヤード」ブランドのスポーツゲームの開発元として
知られています。アタリは今後数年間の、Humongousの作品に対する権利を保留している
ようです。
アタリはカリフォルニアとマサチューセッツの開発スタジオを閉鎖するなど合理化を進めて
います。
「会社の経営を効率化し、コスト管理を徹底する一方で、大衆にもコアゲーマーにも
受け入れられる高品質のタイトルの開発に取り組んでいきます。
この売却はホリデーシーズンに向けて最高のタイトルを作り、更に新作を開発していく
資源を私達に与えるでしょう」とアタリ会長のBruno Bonnell氏は述べています。
アタリはゲーム市場を作ったメーカーとして有名ですが、現在のアタリには直接の繋がり
は無く、フランスのインフォグラムスが権利を取得してブランドをアタリと変更したものです。
フランスの親会社を除く全世界のグループがアタリを社名として用いています。
Nintendo INSIDE
http://www.nintendo-inside.jp/news/169/16940.html