2005年3月に上場したガンホー・エンターテイメントだが、平成17年12月期
(2005年1月1日〜6月30)の決算報告書が公開された。
これによると、売り上げは23.12億円。前年同月比より3.49億円の増加となっている。
この中で「ラグナロクオンライン」関連の売上高は96.3%となっており、同タイトルの
影響力の高さがうかがえる。
なお、営業利益は2.21億円、経常利益は2.42億円、純利益は1.09億円。
同時に「中長期的な会社の経営戦略」として「マルチタイトル化の推進」と
「オリジナルオンラインゲームの開発」が挙げられており、「ヨーグルティング」
「ECO」といった新作群はこうした戦略によりリリースされていることが分かる。
意外なところとしては「事業等のリスク」としてGravityとの契約は有限契約。
契約期間が満了した場合は「ラグナロクオンライン」の配信ができなくなる可能性が
ある……といった可能性が挙げられている。同報告書4ページでは、「会社の対処
すべき課題」として「当該コンテンツ(「ラグナロクオンライン」)への依存度を下げる」
ことが挙げられており、これからのガンホー・エンターテイメントの多タイトル展開が
注目されるところである。
ITmedia Games
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0508/10/news085.html