PSP はユーザーにとってはいまだゲーム機器
携帯ゲーム端末 PSP(プレイステーション ポータブル)は、ゲームを楽しむ以外に
たくさんのことができる。動画および音楽の再生や静止画を閲覧するなど。しかし
ユーザーの注目はいまだゲームに向けられている。Parks Associates が発表した
レポート「Mobile Entertainment Platforms and Services」によると、この端末を購入予定の
人で動画の再生に興味を示したのは、わずか6%だった。
ソニーは UMD(ユニバーサル メディア ディスク)の規格に対応した動画を、あらかじめ
収録して提供した。また PSP ではコンテンツをダウンロードし再生することもできる。
ソニーが提供するダウンロード用動画コンテンツには、プリロール型のストリーミング
広告が含まれることが多い。アドバテイメントとして提供されているコンテンツもある。
レポートの中で Parks Associates は、あらかじめ収録されたコンテンツか
ダウンロード用のコンテンツかは区別していないが、採用の遅れの理由のひとつに、
適切なコンテンツの提供ができていないことをあげている。
「現在のところ、出回っている商用タイトルはそれほど多くない。今年の暮れまでには
70近いタイトルがリリースされる予定だが、そのターゲットはゲームに絞られている」と
Parks Associates の研究員、Harry Wong 氏は ClickZ Stats に語った。
またダウンロード用のコンテンツについても、「PSP はビデオファンをもっと満足させられる
商品を提供すべき。またもっと簡単にダウンロードできるようにし、選択肢を増やした
コンテンツ ライブラリを提供しなければならない」と指摘した。
PSP を購入した、または購入予定の人をひきつける要素は、ゲームに集中している。
画像が最も多く43%の回答者が、そしてゲームの性能とゲームの種類が同率で29%の
回答者が重要な要素にあげている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050624-00000003-inet-sci