(抜粋)
韓国のSamsung Electronicsは6月20日、次世代ゲーム機向けグラフィックスメモリチップ
の量産に一番乗りしたことを明らかにした。
同社の米半導体部門でグラフィックス担当ディレクターを務めるミューズ・ディーン氏は、
同社はゲーム機およびPC向けの512メガビットグラフィックスDDR3(GDDR3)メモリチップ
の量産を開始したと語った。
最初に量産を開始することで、Samsungはこうしたチップの市場でいち早く大きなシェアを
獲得できる立場に立つ。だがXbox 360の発売はまだ数カ月先であり、Samsungのライバル
にも量産に入る時間はあると、Mercury Researchのアナリスト、ディーン・マカロン氏は指摘
する。
SamsungのGDDR3の最高速度は1.6Gbps。これらチップを並べてゲーム機用のグラフィッ
クスカードに搭載した場合、6.4Gバイト/秒のデータ転送速度を実現できる。
さらに、Samsungは現在量産されている512Mビットチップよりも50%高速にグラフィックスを
処理できる2.0Gbps GDDR3チップの開発を明らかにした。2.0Gbpsチップをグラフィックスカ
ードに搭載した場合、8.0Gバイト/秒のデータ転送速度を達成できる。
「これは地球上で最速の(グラフィックスメモリ)製品だ」とディーン氏。
ITmedia Games
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