リーランド・イー議員は、本会議で通過させるに十分な票を集められなかったため、
同法案を撤回したと、同議員補佐官のアダム・キーグウィン氏は語った。
「(法案は)いったん提出を見送る」と話すキーグウィン氏は、イー議員がこの会期中、
土壇場で同法案を州上院で再び取り上げてもらうよう議員らに働き掛ける可能性が
あるとした。
そうでない場合、児童心理学者のイー議員は、次の会期にこの法案を持ち出して
再検討を求めるだろうと、キーグウィン氏は話している。
「イー博士はこの問題にコミットしているが、この法案への支持をもっと集めたいと
考えている」(キーグウィン氏)
ビデオゲーム業界はこの法案に強く異議を唱えており、再検討されることになっても
姿勢は変えないとしている。エンタテインメントソフトウェア協会(Entertainment Software
Association)のダグ・ローウェンスタイン会長は、「カリフォルニア州での戦いはまだ
終わっていない」としている。
さらに同氏は、カリフォルニア以外の州でも類似する法案が提出されていることに
ついて、「私たちは今後も、必要とされるあらゆる場所でこの取り組みを進めていく」と
強調した。
ビデオゲームデベロッパーとゲーム機メーカーは、この100億ドル市場では、既に
「Mature」(17歳以上向け)表示のゲームを子供に販売しない取り組みで効果を上げて
おり、ゲーム販売を規制する法律は必要ないと主張している。
ITmedia Games
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0506/06/news013.html