【ロサンゼルス=小山守生】次世代の家庭用ゲーム機を相次いで発表した
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、任天堂、米マイクロソフトの3社は、
米ロサンゼルスで20日まで開かれた国際ゲームショー(E3)に集まった業界関係者らに、
それぞれの優位性を強調した。
各陣営の主張からは、インターネットやデジタル家電などへの対応を巡る
3社の戦略の違いも浮かび上がってきた。
次世代ゲームでカギを握ると見られるのが、インターネットの活用だ。
マイクロソフトのXbox事業責任者のロビー・バック上級副社長は、読売新聞などとの会見で、
「オンラインゲーム事業を手がけるにはソフトウエアやネットワークの専門的技術が必要だ。
我々には現行Xboxで培った経験がある」と述べ、
ネットサービスのノウハウを生かし、次世代ゲームで優位に立つことに自信を見せた。
Xboxのオンラインゲームの加入者は6月末に世界で200万人を突破する見込みだ。
今年12月に発売予定の次世代機「Xbox360(サンロクマル)」は、ハードディスクの容量を現行機の
8ギガ・バイトから20ギガ・バイトに増やし、ネットから多くの情報を取り込めるのが大きな特徴だ。
任天堂も2006年をめどに発売する次世代機「レボリューション(仮称)」で、
「ファミリーコンピュータ」向けなど往年の人気ソフトをダウンロード(取り込み)できるサービスを開始し、
ファミコンに熱中した世代の支持を得たい考えだ。
一方、ソニー陣営は、デジタル家電とゲーム機の連携に期待をかける。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050521-00000415-yom-bus_all