第二次大谷事変
2010年2月17日深夜に勃発した、B大谷吉継の設定を巡る争い。
以前の問題を承けての争いなので、第二次と呼称される。
「日本ハンセン病学会がカプコンに要望書を送った」という書き込みが発端であり、
アンチの間では学会の方が動いたことを冷静に喜び、今後の動向を見守る者が多かった。
一方、BASARA本スレでは第一次大谷事変を生き延びた精鋭達が大暴れ。
誰一人として諌めようとせず、「たかがゲームに目くじら立てるなよ」「アンチや無双厨(肥)の陰謀だ」
などとのたまい、第一次大谷事変を生き残った精鋭の実力を見せ付け、ヲチ中のアンチに恐怖心を植えつけた。
日本ハンセン病学会という公的な団体が動いたことから、騒ぎの大きさは第一次大谷事変よりも遥かに大きくなり、
2ちゃんねる各所に飛び火、各種2ちゃんねるまとめブログでも取り上げられ、更にはネットニュースにもなった。
ニュー速板などはこういった人権団体を嫌悪する板の気風から要望書を提出した学会側を徹底的に批判したが、
一方では普段は鼻つまみ者のゲハの方がまともな議論をしているという、一種皮肉な状況が見られた。
ちなみにまとめサイトなどではどちらの意見も取り扱っている。
2010年3月11日、戦国BASARA3公式サイトは大谷吉継の設定説明文を、
「すべての人間を不幸に陥れることを目的に、天下分け目の戦を起こすため暗躍する」から
「たった一つの目的を胸に数多の人間を陥れ、日の本を天下分け目の戦へと推し進めるべく暗躍する」に差し替え、
更に同日付で要望書に対する回答文を発送した(学会が本回答文を公表したのは17日)。
内容は、「万が一にも誤解を招くことがないよう改めて慎重に精査し、より適切な表現にすべく、努力いたします」
というものであった。
しかし、2010年7月29日、戦国BASARA3が発売されると事態はさらに一変する。
ゲームソフトに収録されている大谷吉継の紹介文が、
「すべての人間を不幸に陥れることを目的に、天下分け目の戦を起こすため暗躍する」のまま であり、
肝心の部分で何ら変更されていないことが判明したのである *7 。
実際に変更されたのは、あくまで公式サイトのキャラクター紹介文のみであったのだ。
加えて、英字サイトにおけるキャラクター紹介文の内容が、変更前と殆ど同じであることも発覚した。
日本ハンセン病学会の要望に対してきちんと対応した様子を見せながら、
実際には指摘された部分を変えていなかったという、カプコン側の誠意の欠如が露呈した形となった。
付記
これほどの騒ぎになったにも関わらず、要望書が既に届いていたと思われる2010年2月18日の時点で、
小林裕幸プロデューサーは呑気に公式ブログを更新。
要望書について一言も触れないどころか、貰ったバレンタインチョコレートを見せびらかしていた。
アンチは勿論の事、ゲハやニュー速でも「このプロデューサー頭おかしい」と、立場を超えた意見の一致を見た。
付記2
上記英字サイトのアドレスは以下の通り。
http://www.samuraiheroes.com/us/images/characters/img010.jpg 以下、英字サイトのB大谷の説明文と和訳の抜粋。
Friend of Mitsunari Ishida. Helping to keep the western army inline as Mitsunari is Blinded by revenge.
Driven mad by his illness, he wants to bring bad fortune that equals his own to everyone in the world.
石田三成の友人。復讐に目がくらんでいる三成と西軍を制御して保つために助けている。
彼は病気のせいで発狂し、彼は彼自身と同じような不幸を世界中の人に齎すことを望んでいる。
公式が何一つ反省していないことは、誰の目にも明らかであろう。