236 :
プロローグ:
>>228-229 〜大手中華料理店群・経営難の為、緊急合同対策会議〜
オヤジ料理人A『最近、うちの客がポッと出の安っい露店に流れててってるみたいなんだよなぁ…』
オヤジ料理人B『あぁ、なんか“食材が安かろうが美味い料理を客に振る舞う事こそが
真の料理人たるポリシー”とかなんとかのたまってるらしいな…』
オヤジ(ryC『ケッ! 若造が戯言を抜かしおって!
所詮、青臭いガキの夢想よ!』
D『いや… なんでもその店主ってのは、若い女って話だぜ…』
C『なん…だと…!
そ、そうか… さては客に色目でも使ってやがるんだなぁ!』
オヤジ料理人A『そうだ!そうに決まってやがる!
でなきゃあんなボロ屋台に高級料理店たるウチの客が流れるワケねえ!』
B『何が“料理人のポリシー”だ、ふざけやがって!』
C『全く卑怯な女だ! 淫乱ビッチめ!』
A『なぁ、お前ら、この料理人もどきのクソアマに、料理の世界の厳しさを身を持って教えてヤろうぜ!』
オヤジ一同『そりゃあいいぜ! へっへっへェー!』
237 :
1:2012/05/06(日) 05:05:11.76 ID:AW+JU9LsO
〜紗夢の露店〜
紗夢『なっ何アルカ! おっさん達! ズカズカとアタシの店に入り込んで!』
オヤジ『あんたがこのボロ露店の店主か。
ほほぅ… コイツは中々の上玉だなぁ、グヘヘ…
俺らはな、高級中華料理店の店主一同でなぁ。』
紗夢『! 商売の邪魔する気アルカ! アタシの拳、喰らいたいアルカ〜!?』
オヤジ『げっへっへ、威勢のいいネエチャンだぜ。でも…動くんじゃねえぞ?』
(画面の真ん中辺りにいる)チャイナドレスの店員『キャッ!…てっ 店長!』
紗夢『なッ! アンタ達! ウチのバイトを放すアルヨ!』
オヤジ『あぁ放してやるさ。
俺ら料理人同士、ネエチャンとちょっと話し合いがしたいだけなんだよ。
だからネエチャン、俺らと店の裏路地に来てくれよ。
あんただってこんなボロ店の中でゴタゴタは困るだろ?
ここは料理人だけできっちり話を収めようや… グヘヘへ…』
紗夢『… 分かったアル。料理人だけで、アルネ…』
238 :
2:2012/05/06(日) 06:39:30.67 ID:AW+JU9LsO
〜路地裏〜
オヤジ達に囲まれながら裏路地に入る紗夢。
“ドンッ!”
紗夢『あゥ…ッ!』
突然、背中からオヤジに突き飛ばされ、転びかける紗夢。
紗夢『何するアルカ! 料理人として話し合うってさっき… キャうッ!?』
振り返りながら抗議しようとしたところを、前を歩いていた
ガタイのいいオヤジに背中から羽交い締めにされる。
オヤジ『…あぁ、これから俺らベテラン料理人が若いネエチャンに
“本物の料理”を教えてヤろうってワケさ、へへへ…』
紗夢『アンタ達の言う本物の料理なんかに興味無いアル!
アタシの料理はどんな食材でもお客さんに喜んで美味しく食べてもらえる料理!
それこそが料理の真髄アルヨ!』
オヤジ『小娘が一丁前の口聞くんじゃねえ!
テメエのボロ屋台の料理なんざ美味いと思ってる客なんざ誰もいねえよ!
…どうせ、色目使って客引きしてやがるんだろ?
汚い真似しといて料理を語るんじゃねえ!』
紗夢『なッ…! そんな事してないアル!
アタシはただお客さんに喜んでもらいたくて…
『うるせえ! こんな短えスカート履いてパンツ見せびらかしてるじゃねえか! この淫乱ビッチが!』
しばし黙り込み、静かに肩を震わせる紗夢。
紗夢『… ぐぬぬぬぬ…
それ以上侮辱するなら容赦しないアル…
今すぐ放さないと、中華料理じゃなく中国拳法を喰らう事になるアルヨ…!
このアタシ、蔵土縁紗夢の拳は一点集中ぅぅ!
まさに天上天下唯我独尊の奥義! …喰らってみたいアルカ…ッ?』
239 :
3:2012/05/06(日) 07:30:20.92 ID:AW+JU9LsO
オヤジ『おぉっと! 動くんじゃねえぞ?
さっきの女がどうなってもいいのかぁ? あ、料理人の紗夢さんよぉ…w』
紗夢『ぐッ…! …何が望みアルカ…?』
『俺らの高級料理店群、安っいボロ屋台のネエチャンの汚え客引きのせいで、
このままじゃ商売上がったりなんだよ。
こんなボロ店すぐに畳んで料理の世界から身を引いてくれねえか?』
紗夢『なッ…! そんなの絶対にお断りアルヨ!』
ニヤリと笑うオヤジ達。
『話し合いは、決裂ってこったな。俺らも手荒な真似はしたくなかったんだがなぁ…w』
と言いながらも、下卑た笑みを浮かべている。そして…
“ギュッ!”
紗夢『キャうっ!?』
背後からオヤジの手が、紗夢の尻を掴む。
紗夢『なっ、どこ触って…!放すアル!』
『動くなっつってんだろッ!』
紗夢『ひ…っ!!』
“もにゅ”
さらに別のオヤジに前からも胸を掴まれ、
『へっへ… 小娘の割にいい乳してんじゃねえか。
まるで肉まんみてえだな、たまらねえ…』
“もにゅもにゅ…”
紗夢『ひゃ…ッ!』
そう言って形の良い2つの乳房をさらに激しく揉みしだくオヤジ。
『ハァハァ…ネエチャンよぉ…やっぱりあんた料理人じゃねえよ…』
紗夢『あ、あっ?!…ぐっ…うぅぅぅ…ッ』
━━ネエチャン、あんた自身が最高の料理だぜ━━
━━“お客さん”として俺らが美味しく頂くぜ?
客を“喜ばせる”のが料理の真髄なんだろ?えぇ?
そんじゃ、たっぷり俺らを悦ばせてくれや… ぐっへっへっ!━━
オヤジ達の下卑た笑い声が裏路地に響く。
紗夢は涙を浮かべながら悔しそうに呟く…
『 こ ん な 所 で ぇ … 』
E N D ?