鉄拳２・３の盛り上がっていた頃を懐かしむスレ

鉄拳２の時は俺はミシェール使いで、なんでミシェールだったかというと
鉄拳で格闘ゲームデビューだった俺は、コマンド技が上手く出せなくて
お手軽な通天砲があるミシェールを選んだ訳だが、
行きつけのゲーセンには、いつも背広姿のニーナ使いのオッサンがいて
俺は勝手に心のライバルと決めつけて、一日五百円くらい使う訳だが、
その心のライバルともよく対戦していて、勝率は五分五分だった。

PS版鉄拳２が発売されるときは、念には念を入れて二つの店で二重予約をしておいたが
いざ発売されると案の定、出荷量よりも需要の方が遙かに多くて
金曜日発売だったが、土曜日に秋葉原に行ってみたら
どこに行っても鉄拳２が買えないという「鉄拳難民」が、そこら中に出没していた。
とある店では、夕方にキャンセル分を抽選販売していたりしていた。
多分、鉄拳２ともビッグタイトルなら、十分な量が出荷されるだろうから
予約なんてしなくても問題なく買えると、高をくくっていた奴が大勢いたんだろうな。
俺は「そこまで確実に手に入れたいんなら、なんで予約しなかったんだ」と腹の中で笑っていた。
でも「次の店で鉄拳２が買えなかったら、俺は諦める！」とか叫いていた集団がいたから
余った予約券をゆずってやったら、すげー喜ばれた。

鉄拳３になって、デフォルトキャラにミシェールがいなくなると
他のキャラを使っていなかった俺は困ってしまって、最初は後継のシャオを使おうとしたが
どうしても馴染めなくて、しょうが無いんで、お手軽パワーファイターのポールを使うことにした
それである日、例の心のライバルの背広と目が合うと、向こうが意外そうな顔をしてきて
「あー、相手も俺の事を意識してたんだな」と初めてわかったわけだが、それから興味津々で乱入されて
案の定、向こうはニーナで挑んでくるわけだから、全然勝てない日々が続くわけだが、
タイムリリースでジュリアが解禁されると、俺は水を得た魚のようにジュリアに転向して
してやったりの心境で心のライバルに乱入して、また五分五分の熱い対戦をしたものだよ。