箱通 スト4のオンラインとか
―――キャラは今回で全員公開というお話でしたが、DLCでの追加キャラなどは?
小野P キャラに関しては、ある人とない人が同じ土俵で戦えなくなるので追加はしません。
言葉は違っても、全世界の人と公平に対戦できるというのがコンセプトでもあります。
キャラ数はズバリこの数というところを最初に出してあげて、あとはどんどん研究してください
というスタンスです。やはりツールなので、最初に全員出した方がユーザーのためになるのかなと。
―――BPのようなアーケードのシステムはどうなるのですか?
小野P BPは何勝何敗という形ではなく、「ドラゴンボール」みたいな強さの指数です。
ネットランキングとマッチングに使っていきます。BPが上がると対戦する相手がどんどん強くなってくので
自分も強くなっていることが実感できます。そこは「スト2」の”俺より強いやつに会いに行く”という
テーマどおりに、どんどんBPを稼いでやるぞっていう気持ちでやってもらえればと思いますね。
―――オンライン対戦では、マッチング相手のBPも設定可能になるのですか?
小野P 基本的にはBPが近い相手と当たるようにしています。あまりスポットを狭くすると、拾えない可能性もありますからね。
現状のランクマッチは同ランクの相手を捜すので、弱い者いじめはできないようになっています。
弱い者いじめで100勝したところで意味がないですし、腕に覚えがある人は十分に楽しんでもらえるでしょう。
―――では、腕の差が激しい相手とマッチングされることはないのですか?
小野P BPを気にしないフィルターもあるので、その時はいろんな人と当たります。でも、その場合は勝ってもBPは増えません。
だから自分より弱い人と当たるよりも、強い人と当たった方が腕も上がって楽しいでしょうね。
―――ランクマッチの基準となるものは、BPのほかにもあるのですか?
小野P オンライン通信なので、なるべく相性がいい人を選ぼうとします。ランクが合っていても、すごく遠隔地であったり
通信品質が悪いと、腕が同じでもストレスを溜めてしまいますよね。ラグはなるべくプログラムで吸収するように
していますが、その範囲を超えちゃうこともあります。その時は携帯電話のアンテナみたいな感じでアラートが出ます。
うまく整合性を取れない可能性があることが、いちおうはわかる仕様になっています。あとは、自分の使用言語を
選べるようにしてあります。あえて日本人ではなくて英語圏の人と当たるようにフィルタリングをかけたりもできます。
―――オンラインに特化した”ある施策”とは、このマッチングとは別のものですか?
小野P 別になります。前に少しだけヒントをお話ししましたが、もうひとつでかいマッチング形式があります。
詳しくは来月になると思うんですが、非常に画期的で本当にいいですよ。それにもフィルタリングをかけられるので、
マッチ(×近藤真彦)するまではずっと○○を続けられる仕組みです。これをやるとほんとに止められなくなりますよ。
―――ほかに気になるのは、称号やカラーなりの扱いですが、これは?
小野P 称号関係とかの紐づけは、実績の解除とうまくリンクさせています。オンラインにも実績は関係してきますね。
アーケード版の衣装はどうしようかと考えているところです。このあたりも次にはお話できると思います。
来年になれば、さきほどのマッチング以外にも大きな隠しネタを発表できます。