PCゲーマー的液晶ディスプレイ Part52

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■倍速モニターってのがあるけど120Hzとは違うの?
 ネイティブ120Hzモニターはその名前の通りグラフィックボードから来た120Hzの高速な信号をそのままパネルへ受け渡します。
 一方、一部モニターやテレビ等の倍速と呼ばれる機能は60Hz以下の信号から中間情報を自動生成し再構成します。
 動画は確かに見かけ上滑らかにはなりますがそれは補間情報が乗っただけの60Hzであり、
 自動挿入される画像生成にかかる時間のせいでタイムラグはむしろ大きくなります。
 AAで示すと、

120fpsのソースが流れてきたとして
    <120Hz>           <60Hz>                      <倍速>

━('A`)━━━━━━━  ━('A`)━━━━━━━  ─┐                            ◇1フレーム目
                                  │
                                  │  <フレームを一次ストック>
━━━━(゚∀゚)━━━━  ━('A`)━━━━━━━   ├─┐                         ◇1.5フレーム目
                                  │  │                          (120Hzでは2フレーム目)
                                  │  │
━━━━━━━('A`)━  ━━━━━━━('A`)━  ─┘  │        ━('A`)━━━━━━━   ◇2フレーム目
                                     │                          (120Hzでは3フレーム目)
                                     │
                                     └──→   ━━━━('A`)━━━━   ◇2.5フレーム目
                   <1フレーム目と2フレーム目から                          (120Hzでは4フレーム目)
                   補完フレームを自動生成(倍速処理)>
                                              ━━━━━━━('A`)━   ◇3フレーム目
                                                                (120Hzでは5フレーム目)

 のようになり、倍速補間では1.5フレーム目(120Hzでは2フレーム目)において120Hzであれば見えていたはずの(゚∀゚)が
 1フレーム目と2フレーム目から自動生成された('A`)に置き換わってしまい本来の情報が得られません。
 さらに一度フレームをストックして再構成するする流れから最低でも1フレームは遅れることになり、
 そこに中間フレーム生成による遅延まで加わるわけで、これならノーマルな60Hzモニターの方がマシかも知れませんね。
 つまりPCゲームではタイムラグ(遅延)が増え、かえって不利になりますのでスレ違いです。