□■ HALF-LIFE2 ハーフライフ2 ■□Part 116

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[Ritualの品質管理マネージャであるMichael Russellの個人ブログ]
海賊行為の隠れたコスト (06/07/22)
http://www.romsteady.net/blog/2006/07/games-hidden-cost-of-piracy.html
- SiN Episodes: EmergenceがSteamでリリースされた三時間後には海賊版が出た
- 海賊行為を正当化するコメント一例
 ・「海賊行為をする人間はどっちにしろ購入するわけがない」
 ・「買う前に試すだけだ。そういう人間をサポートするのは当然のこと」
 ・「貧乏で$20すら払えない」
 ・「お前から盗んだんじゃない。無名な会社(faceless company)から盗んだだけだ」
 ・「ビットの羅列を盗んだにすぎない。商品を盗んだわけじゃあない」
- リリース時のバグに関するサポートの問い合わせは約230あった
- 5/17に修正をリリースしたにもかかわらず、修正前のバグに関する問い合わせが200あった
- そのときのやり取り
 ・「Steamで更新しましたか」「Steamって何」
 ・「どこでゲームを購入しましたか」「Steamで」
 ・「Steam IDをお知らせください」「持ってない」
 ・「インストーラから実行しましたか」「付いてない。DVDのフォルダからドラッグ&ドロップしただけ」
- 最近五週間で正規版のサポート問い合わせの数を海賊版が上回った
- 先週ついに正規版と海賊版の問い合わせの割合が1:5になった
- 多くの企業がコンソールに移行するのは売上の問題だけではなく、海賊版が少なくサポート費用も少ないからだ
- それでもPCを愛する企業はあるので、いたわってくれ


[Shacknewsのインタビュー]
Ritualのサポートに海賊行為について聞く (06/07/26)
http://www.shacknews.com/extras/2006/072606_ritual_piracy_1.x
- ユーザのサポートと(本来の仕事である)品質管理のテストに費やす時間の割合は五分五分
- サポートスタッフは他にいなく、すべて一人でやっている
- 海賊行為に出くわしたときの対応は、彼らの使うISPに連絡するのみ。ISPはその方面に対してプロフェッショナルだ
- 一般論として開発費が200万ドルだった場合、自社販売(1st party)なら1500万ドル、パブリッシャを通すと
4000万ドルの売り上げでプラマイゼロの収益
- 環境が単一であるコンソール機でのテストやサポートは安価にできるので、多くがPCからコンソールへと移行している
- Windows VistaではPC間の環境の違いを緩和してくれるので、期待している
- コンソール機へのSiN:EP移植に興味のあるパブリッシャがいくつかあるが、それ以外には何もいえない
- EP2について何か言うことは許可されていない
- 海賊行為を自己正当化する人間があまりにも多いのが悲しい