クズFPS晒しスレ

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【タイトル】Navy Seals Weapons of Mass Destruction
【公式サイト】http://www.valusoft.com
【オススメ度】☆☆☆☆☆(5/5)
【感想】ミリタリー系FPS。2003年発売。
 デモの感想としては、現在においても非常に凝ってる出来。時間制限付きだが、フルバージョンを出来るので充実したデモとなっている。
 特に優れているのが敵のAI。こちらに気付くと、一瞬確認する間をおいたり、柱に隠れてLean動作をしながら攻撃を繰り出したり、ローリング&クラウチで攻撃をしてくる様はリアルな人間性を表現している。
Aimingに関しては適切に調節をされており、必ずしも全ての弾が着弾するわけではないのもリアル。特にアサルトライフルなどの銃は、撃ち続けると照準からどんどん広がっていくのは圧巻。
死ぬときのリアクションも本格的で、敵を倒したとき断末魔の叫び声をあげながら、色々なパターンで倒れる。もちろん物理計算もされているので、階段などで倒れれば時々転がって落ちることもある。
更に敵はその優れた物理エンジンを活用して、何と壁から姿を現して攻撃をしてくるのだ。最高の物理エンジンだからこそなせる技である。
今までは“箱や扉に対しての弾の貫通判定”程度しか計算されなかったが、このゲームでは2003年発売にもかかわらず、独自の物理演算システムにより身体も貫通可能になったのだ。
なので、“壁に隠れ、Leanで攻撃”という動作が必ずしも成功するわけではないというリアルさをかもし出している。

 プレイヤーの評価としては、まず武器の感触が素晴らしい。ナイフは物理エンジンが適用されているので、敵に突き刺したときの微妙な肉の抵抗などが感じられる。
 SOCOM Pistolは、撃ったときのリコイルがリアルに表現され、さらにリロードの際のスライドは必見。
これにも物理エンジンが適応されており、スライドさせたときの空の薬莢は必ずしも同じ軌跡を描いて、同じ速度で放り出されるわけではないのだ。
アサルトライフルは物理エンジンの確認は難しいが、撃ってて爽快感のある武器だ。
特にヘッドショットを狙ったときは素晴らしい。頭に2,3発当てると、当たり判定にもよるが頭蓋骨や脳、目などが慣性の法則にしたがってその場に散らばる。
またボディーショットなら同様に内臓や肋骨などが散らばる。Goreはよほど凄いということか(ロケランは登場しないので未確認)。
 また、仲間を連れて行くことが出来、勿論命令も出せる。
Attackであれば、敵の様子を探りながら進んで行き、敵に遭遇をすると物陰に隠れ、それが壁ならLean動作、木箱などのオブジェクトであればクラウチをしながら戦う。
時にはグレネードを使って、物陰に隠れた敵を攻撃することもある。
また危険な状態になれば、その場から銃で威嚇しながら去るという動作も見せてくれる。現在においてもかなり優れたAIだと思う。
ここまで丹念に作られたにも拘らず、値段はロープライスの$19.99である。現在では日本語版として“ネイビーシ−ルズ2”というタイトルで発売されている。
ここまで濃厚な作りでこの値段は魅力的なので、是非オススメしたい。