ゲーム脳の恐怖

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ていうか、ぶっちゃけ、俺は
「ゲームの悪影響を科学的に証明しよう」という研究そのものに否定的だ。

なぜなら、それは必ず「ある」に違いないからだ。
普通に考えて、「東大生」と「高卒のフリーター」の平均を取った場合、どっちがゲームをやってる時間が多いと思う?
そんなデータは見たことは無いが、「東大生の平均ゲーム時間は少ない」という結果が出るはずだ。

ゲームをやってる時間が多い人間と少ない人間を比較して、健康被害を検証した場合、
ゲーマーが不健康だという結果が出るかもしれない。

これをもって、「ゲームをやるとバカになる」「ゲームは不健康」
という「科学的証明がなされた!!大変だ!」等といわれてはたまらないんだよ。
それでなくとも、大衆は「科学」「統計」という言葉に弱い。(それはゲーム脳に対する反応を見ても明らかだろう。)

おそらく「当たり前の偏差」と、「異常な偏差」の区別がつかないだろう。

上記の二つの例で、もしそのとおりの結果が出たとする。
でも、前者は
「勉強しない人間の傾向」なのか「ゲームをする人間の傾向」なのか不明だし
後者は
「インドア趣味の傾向」なのか「ゲームの傾向」なのか不明。
でも、「確かな数字」ではあるわけよ。おそらく、大バッシングが起こる。
この因果関係を証明することは困難だし、証明されたところで
「じゃあ、その人はゲームが無ければ、勉強して成績が上がったのか? 漫画読んで勉強しないのでは?」
「じゃあ、その人はゲームが無ければ、健康的な生活をしたのか? アニメ見て不健康になるのでは?」
という問いには永久に答えられない。でもバッシングはされる。

さらに仮に、完全に証明されたとしよう。「ゲームが他の娯楽に比べても、有為に知能を低下させ、不健康になる」と。
では、それは規制すべきか?
俺はの答えは「NO」だ。
バカで何が悪い。不健康で何が悪い。それは本人の勝手ではないか? 本人が選んだことではないか?
現状見てる限り、タバコやアルコールより害があるということは無さそうだ。
なら、そのままで良いではないか? 誰にも迷惑などかけていないのだから。タバコや酒のように税金を課すこともあるまい。
唯一気を使うべきはやはり子供で、年齢制限などの規制の必要があるかもしれんが、俺はそれすら親の仕事だと思ってる。
こっそりエロ本読むのではなく、でかい画面で音立てながら遊ぶのだから、注意したり、ゲームの傾向に苦言を呈したり。
そんなのは本来親の仕事だ。俺もよく親にゲームを取り上げられた。

という、スタンスなわけです。
自由主義+自己責任+親の管理。会社や科学者が入る余地はない。