FPS症候群について語ろうよ14

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36名無しさん@お腹いっぱい。
私が中学生の時の、蒸し暑い夏の夜の事でした。
いつも5時には家に帰っている私ですが、
その日は部活で遅くなり、すっかり暗くなっていました。
早歩きで家へと急いでいると、ふと誰かの声がしたような気がしました。
耳をすましてみると、「あぁぁ・・・」と言う男の人の声が確かにしていました。
少し怖かったのですが、私は気になって声の方へ歩いて行きました。
歩いて行くとまた「あぁぁ・・・」と声がしました。そして曲がり角を曲がると誰かが立っていました。
暗くてよく見えないけれど、大柄な男の人でした。私に気付いていないようなので、
声をかけてみました。するとその人はこっちを向いたのですが・・・
 首 が 無 い ! ! ! ! !
私は恐怖で声も出ませんでした。するとその首なし男は両手を上に挙げて、
この世の物とは思えない叫び声を上げながらこちらに突進してきたのです!!
私は無我夢中で逃げました。逃げながら振り返ると首なし男は両手に何か持っていました。
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」と絶叫するそれが持っていたのは、黒いボウリングの球のような爆弾でした。
死ぬ。殺される。粉々になる。私は必死で家の前まで逃げました。
家のドアを勢いよく開けて、中に飛び込んですぐにドアを閉めました。
その瞬間、ボーンと言う爆音と共に叫び声が消えました。
恐る恐るドアを開けると、一面が血や肉片で真っ赤になっていました。
必死で母を呼んで来ると、何事も無かったかのように血も肉片も消えていました。
一体何だったのでしょう?数年経った今でも、夏になるとあの事を思い出します・・・。