>>177 セリス父様
セーナ「あの騒動があったからね。」
『ユリア騒動』
セリス解放戦争後、まもなく起きた政争。
セリスの妻の座をめぐり、
異父兄弟のユリアを推す派と、
幼馴染みのラナを推す派が争った。
もちろんユリアとラナには他意などなく、
彼女たちの意志を無視して時が経つにつれて大きな騒ぎに発展する。
この状態を憂うセリスは愛するユリアとの結婚を強行したことにより収まるかにみえたが、
今度はラナの実家ユングヴィ家とバーハラ家の間に緊張が生じてしまう結果となる。
この騒動を引き起こしたグランベル貴族に対してセリスが憤慨を覚えたのは言うまでもなく、
その精神が娘セーナに伝わりユグドラル大革命につながることになる。
一方でユングヴィとバーハラの間を取り持とうとするラナは過労が原因で、
セーナがリーベリアに行っていたころには倒れてしまっている。
セーナ「ラナ……セリス父様とユリア母様の問題に苦しんでいたのね。」