P「おつかれさまです」
律子「あらPくんじゃない。おつかれさま。ドーム。盛り上がったわね。」
P「ありがとうございます…。でも律子…さんに比べればまだまだです。
竜宮小町のステージには到底及びません。」
律子「ふふ…そうね。でもそろそろ1年…。あのわがまま娘たちをあなたらしくちゃんとプロデュースしてる。良くやってるわ。」
P「律子…さんにそう言ってもらえると嬉しいです。」
律子「さて…そろそろ私はあがるわ。Pくんも根詰めずにしっかり無理してちょうだいね。」
P「はい。でも根を詰めちゃいけないのは律子さんですよ。」
律子「え?」
P「これからレッスンスタジオに行くんですよね?独りで…」
律子「…な、なんのことかしら?」
P「はは…尊敬する先輩のことですから。何でも知ってるんです。
アイドル…あきらめてないんですね。」
律子「あ…それ!」
P「期待の新星。秋月律子18歳。律子…さんのアイドル時代の記事ですよね。
俺、ファンだったんです。アイドル秋月律子の。」
律子「P…くん」
P「知的で凛々しいようで女の子らしさにあふれた笑顔。
一目惚れ…っていうんですかね。でも、あっという間に引退しちゃって…
と思ったらプロデューサーになってて…。
何があったんだろう、どうしてアイドルをやめちゃったんだろうって思ったら
いてもたってもいられなくてここに来てました。」
律子「…」
P「俺…この1年近く律子…さんの近くでプロデューサーとして俺なりに精一杯頑張ってきました。
あいつらも次のステージを見てる。俺も次のステージを見てみたいなって思うんです。」
律子「…どういう意味?」
P「俺思うんです。律子…はプロデューサー以外にも向いていることがあるって。
別のこともできる。…アイドルだって。」
律子「…」
P「アイドル秋月律子をプロデュースする。いつのまにか芽生えた夢だったけど…。
律子に負けないプロデューサーになるために…。
…ははは。一丁前なこと言ってすいません…。ちょっと浮かれてるのかな。」
律子「…妥協は許されないわよ?」
P「え?」
律子「目指すはトップアイドル!でしょ?
ほらほら!レッスンスタジオまで急ぐわよ!プロデューサー殿!」
P「うわああ!」
という妄想をしました。おやすみなさい…。