過去ログや他スレを探せばもっといい答えはあるだろうけど、
あえてそれらを調べ返さずに書いてみる。
>>820 伊織の存在感は共有がむずかしいせいだと思う。
フタリの記憶がそうであるように、水瀬伊織は観測者次第で多様に解釈できてしまう。
伊織様として下僕を従えたりもすれば、
いつも怒りっぽい凸娘としてからかわれていたり。
妹みたいに世話を焼いて回るいおりんもアリだろう。
この「呼称の幅広さ」が反作用した結果が、おそらくはそういう事なのかもしれない。
伊織ちゃんから飛び出る数々の危険な発言をどこまでが彼女の本意からのものとするか。
その線引きの具合で、伊織君への印象や評価は全く変わってくるでしょう。
伊織と時間を重ねると、伊織はカスタマイズされて『俺の伊織』になってしまう。
そして、そこまでに至ったその感情をわかってもらうのは、すごく難しい事だとわかってしまっている。
賢くきれいで何でも出来ちゃう。
自由度高くて扱いやすいように聞こえるが、実際問題どこまでやらせていいのかは不透明。
この不安定な態勢を強いられる事を受け付けない人は、たぶん少なくない。