1 :
名無したんはエロカワイイ:
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3 :
名無したんはエロカワイイ:2008/06/26(木) 22:52:01 ID:/jgSl6DX0
「悟史…くん…?悟史くん!!」
/ l / /ヽ / |
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/ / { | /´ l |ヽ |
{ / | i! l | | ', |
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| /.| ヘ .| ', |_ ノ ヽ、|__/,,,,=--キ--/
| l | | ト''' ̄|~ キヨz,,´ `l / ,rz三=|、 / | /
| l { | ヘ |ヽ 彡"ヘ、|ヽヾ レ 〃ひ::::ヽレ〈ミ、/
', | l | ヽ, lく〈ヽ|{メ::::::::::} {:::::::::::::} レ/ /
', | l | ヽ ヽ 弋ーn ノ -ゝ三 タ / /
', .| ', ト ヽ ヽ、 ゝ‐'´~ i / ,/
', | ', |∨ ヽ、_ \ , -‐‐、 /, ・ '´/
',| ', | ∨ \ ̄ 〈、____ }  ̄ / /
ヽ ヘ ヽ `ト、 ` ー ''´ / | /
ヽ ヘ ヽ | ` ト 、 /〉 | /|
ヽヘ ヽ | 〈ヽ、 ` ・ ´ ノ .|-、 | / |
4 :
名無したんはエロカワイイ:2008/06/26(木) 22:55:14 ID:/jgSl6DX0
「やっと帰ってきてくれたんですね!
わたし、ずっと待ってたんです!」
/ / ` `ヽ、 _
/ / ´~ ̄ ヽ
,ヮ||〉 , ヽ.
/ /||/ / | / / /| ヽ, ヽ
ヽ / 〉 / | イ / ̄`ー l ヾ、 ヘ
Ll { ./ | / | / | / ヘ∨ヘ
/ レ| / ハ / ヘ / l / / ヘ∨ l
/l .| / ∨ _|>彡=ミ<~ ’ (、_/ /| / | ∨|
〈 / | l ∨ ゙|´Nー'´::)` ラミ< .| / l ∨
〉 / r|| ヽ .| (二ニっ ヘノ:::::ノミ、 / /
/ / /~ヽ ,r-==、ン,...、 `ヽつ /´ / イ /
/ / ./ | / / `ー、__`゙ ーァ ( `=-、/ イ/ /
./ / { .l〈 ´ ヽ_`ー'__r ´~ ヽ, ヽ、///
/ / | ヘ〉、 )~/ ヽ, } 「
/ / | ー、 / ( .r´l
/ | / ` イ ⌒Y⌒ヽ_ r- ' ハ
. / | / ハ __ノ ー' | | / |
5 :
名無したんはエロカワイイ:2008/06/26(木) 23:12:19 ID:ue73dBh30
培┃
培┃
|┃
ピシャッ. |┃
|┃
|┃
|┃
三|┃
三|┃
|┃
6 :
名無したんはエロカワイイ:2008/06/26(木) 23:33:09 ID:/jgSl6DX0
/ /┼ ┼` .土_ ┼‐ l7 l7
/\ 二l二 <ノ⌒) >| ) / こ o o
, -、
. , --、 , -、 _ ( j
( j / ⌒´ \ / /´
\ \. ∠ ハ M , ', / /
\ \ / ヽ ト、l !/ | ハ / /
\ ヽ! l八⌒_⌒ル トリ/ /
\∧{l リ V_ノ イ j∧′/
// .ヽ { >‐< j/ \ヽ
\ メ/^<>^',ヽ /
`{ 〉 f::l .〈o Y
} / l::::l V .}
|┃ _,/´ ̄ ̄ミ y- 、
|┃ -=≦-….:彡 ̄`.: : :⌒`ヽ
|┃三 /: : /: :/⌒ヽ: : : : : : : ':,
|┃ ≡ {.:. .:,|:./ {: : : : : : : : :| 話は聞いたわ
|┃ __V 廾| 弋‐{.: .:|.:. : | 今すぐ死になさい
|┃≡ /____ l从仰ハ ,rrぅミ_ヾy' ⌒>二二、
|┃ヽ___//::::::!| { ¨´,、 そッ'´ f辷,イ!:::::::::::::
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,' )ヽ ` ー / ! !::::::::::::::::::
|┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(::::>:-=r< :::ノ:!:::! !::::::::::::::::::::
|┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::
|┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ:::::::::::: ガラッ
8 :
名無したんはエロカワイイ:2008/06/27(金) 23:22:37 ID:ztJ0nnmB0
さとしおん
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ヽl V: `ヾ r ―一^l -彳 : : :l: ::/ : l/
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10 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:06:56 ID:K41QXReT0
そぅっと冷たいノブを回した。
夏なのにひんやりと冷えた空気が何だか嫌だ。
そう、自分がどれだけドキドキしているか分かるから――――。
こくっと喉が鳴って、それから、開いた細い隙間の向こうを覗く。
「さ、悟史く、ん……?」
秘密、二人だけの秘密。
陳腐な表現だと思ったけど、本当に、口から心臓が飛び出してしまいそうだった。
静かにしてよ、悟史くんの声が聞こえないと困るから。
「え、し、詩音? こんな夜中に、どうしたの……かな?」
白い病室の、やけに目を射る蛍光灯の下で、悟史くんは分厚い本を読んでいた。
そうして驚いていたけど、次の瞬間にはいつもの落ち着いた笑顔を見せてくれて。
その反応がちょっとだけ不満で。
だけど心は弾んで。
「……。お祭り、行きませんか?」
11 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:07:33 ID:K41QXReT0
急患用の搬送路を、悟史くんの手を握って足早に抜ける。
しんとした夜の空気が、もう何度も何度も目にしてきた病院をいつもと違うものに見せていた。
湧き立つ気持ちで見る、「面会時間」とか「お見舞いの方へ」なんて書かれた紙達は、それなりに心に刺さる。
けど。
「し、詩音……やっぱりやめない?」
「息抜きですよ息抜き! たまにはいいじゃないですか」
こそこそと囁きを交わすそれだけで、暗い廊下が、大輪の花咲き誇る原っぱに思えてしまうのはどうしてだろう。
出来るだけ音をたてないようにしないと、浴衣がすれるそれだけで結構な音がしちゃう。
あーあ。
悟史くんぜんぜん褒めてくれないんですから。
いつもの格好でもよかったかな、なんて思うフリをしてみるけど、それは多分嘘だよね。
「ね、行きましょう」
「そう、だね」
ぎゅっと手を握り返されて、何か言いたいなと思ったけど、結局いえなくて、少し引っ張ってみた。
そんな私の頭を、そっと撫でてくれる悟史くん。
「な、なんですか」
「ううん、なんでもないよ。詩音、浴衣も似合うね、と思って」
「あ、……ありがとう、ございます」
「髪もなんか、凄く大人っぽい」
「うう」
不意打ち、そんなの卑怯だけど、嬉しいじゃないですか。
素直じゃないなぁ素直になれたらな、なんて思いながら、隣を歩く悟史くんの肩に頭を載せた。
最近どんどん元気になってきて、ご飯だって一杯食べて、一緒に外を歩いたりする悟史くんの背は高くて。
それが何だか嬉しかった。
12 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:08:10 ID:K41QXReT0
757 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/07/03(木) 13:35:03 ID:o5mlFlmM
悟史くんが先にたって、冷たいステンレスの扉を押し開けてくれた。
たったそれだけで、嬉しくてによによしてしまう自分が、何だか小さな女の子になったみたいな気がして、一人赤面してしまう。
「どうしたの?」
「あ、な、なんでもないですっ」
「そう?」
「……はい」
病院の外はもう暗く、静かに、虫の声が重なって重なって、不思議な旋律を奏でている。
最近の、からっと晴れた天気のお陰か、夜気は蒸し暑いなんてこともない。
遠くから響いてくるお祭りの音が、とても心地よい。
さぁと渡って来る夜の風が気持ちよくて、さらさらと髪が流れるのがわかった。
からからと、それだけ聞くとちょっと間の抜けた感じの音をたてながら、私は悟史くんの隣を歩く。
夏の夜空は広く、瞬く星が掛け値なしに宝物に見えた。雲が流れる。
いつの間にか離れてしまった右手を差し出せなくて。
「お祭り……行きたいと思わなかったんですか?」
ちょっとだけ卑怯だなと思った。
悟史くんは優しいから、行きたくなかったなんていえないって分かってるのに。
「むぅ……。ええと、行きたかったけど、ね」
「したいこと、してもいいんですよ」
「うん……」
何だか煮え切らない返事をするけれど、悟史くんも楽しみなんだろうなと思ってしまう。
いつもならここでからかいたいところだけど、今日は何だか気合入れて準備してきたこともあって、上手くいつもの自分にはなれなかった。
勝手な思い込みじゃないですよね、悟史くん。
とん、と頭を一度肩にぶつけてみる。そっと柔らかく頭を撫でてくれるのが嬉しかった。
もうどのくらいの時間が、経ったんだろうか。
悟史くんと過ごしてから、それは私からの一方通行な時間も合わせたら、軽く外の世界が変わってしまうくらいには。
今日の綿流しだって実質的な実行委員は魅音であったり圭一であったり、レナであったりした。
けれどそれを寂しいことだとか、馬鹿な感傷に浸ったりはしない。
隣に悟史くんがいてくれるから、ね。
13 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:08:55 ID:K41QXReT0
「あの、詩音は、他の皆とは……」
もごもごと口ごもってしまう悟史くん。
そんな悟史くんの手をそっと握る。ちょっと驚いたのか、手が強張ったけれど、優しく握り返してくれた。
そう私だって不安になってしまう事はある。
好きなことに理由なんかないって分かってても、時間が経つとそれに理由だとか責任だとか訳のわからないものが引っ付いてくるし。
ただこうして手を握って隣を歩いていれば、幸せなんだって分かってるのに。
私が今までこうしてきたから裏切らないでね、なんて悟史くんに思われちゃわないかな、なんてね。
「いいんですよ、私は悟史くんといたいんですから」
「そ、っか」
暗い道には所々にポツンと外灯がたっていて、ぼんやりとした光の輪が凄く優しく見える。
道の傍には畑があって、じゃりじゃりと小石の転がる舗装されていない道の所々では、小さな花が夜を眺めている。
変わったなんて。
全然変わってないよね。
月から降って来る光が二人の影を塗る。
古手神社がそろそろ視界に入ってくる。
勿論人が大勢いて賑わっているんだろうけれど、村の奥から続いてくるこの道は、祭りが盛り上がっているこの時間に通りかかる人もいない。
ふぅと隣の溜息が聞こえた。
くいっと悟史くんの手を引いてしまう。
14 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:09:36 ID:K41QXReT0
「詩音、どうしたの?」
「いいところがあるんですよ、そこ行きませんか?」
「え……いい、けど」
安っぽい、ラジカセから流れてマイクを通ってくる祭りの囃子が耳を擽る。
急に私が先に立って歩き出したから、悟史くんが戸惑っているのが分かる。
何気なく空を見上げる。
吸い込まれていきそうな空―――大きな月が見下ろしていた。
ちょっとだけ切ないなと思った。
ねぇ悟史くん、どうして私たち二つの体に分かれてるのかな。
思ったこと、思ってること、言葉にしなきゃ、うんそうだねっていえないのかな。
でもそれは多分困ることじゃないはずで。
「詩音?」
悟史くんが元気になって、散歩が出来るようになってから、二人で色んな道を歩いてみたいなと探しているうちに見つけた、風の通り道に着いた。
しんとした空気が、でもいつも流れ続けていて、誰が掃除しているのか、いつも綺麗な森の入り口。
ちょうど腰掛けられるような石が二つあって、ここでお話できたら良いなと思ったんだっけ。
「ここ、花火、見られますから……」
「うん」
二人で座った。
悟史くんが、遠慮がちに手を伸ばしてきて、そっと私の手に触れた。
「………えっと、詩音、今日はありがとう」
「あ、はい。えへへ、私が行きたかっただけなんですけどね☆」
「むぅ……」
何だか、慌てて話題を探してくれているんだと思えて、可愛いな、なんて。
物凄くどきどきしたけど、ぎゅっと腕を取る。
15 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:10:13 ID:K41QXReT0
「し、詩音……」
「どうしたんですか? あ、お腹がすきました?」
「むぅ……、そ、そうじゃなくて」
「お熱でもあるんですか? はーい、おねちゅはかりましょーか?」
「……むぅ」
わざと顔を覗きこんでおでこをあわせる。
とても近くに見えて、悟史くんの目が澄んでいて。
切ない。
もっと馬鹿していたい。
こんなに近くにいるのに。
たまらなくて、でも恐くて、何だか急に視界が曇った。
鼻の奥が痛い。
自分から先に離れて、空を見上げてしまう。
「さ、悟史くん。ここ、良い場所ですよね」
「………そうだね」
お洒落でいたい、可愛くいたい、いつだって綺麗な自分でいたいよ………。
幸せすぎて恐くなるから。
風が通るからなのか、虫達の声もここでは聞こえない。
「自分で誘って、詩音を、お祭りに引っ張り出したかったなって、思ってたんだ」
「え?」
ぎゅっと腕をとられてなんだか照れていた悟史くんは、ちょっと落ち着いたのか、そんな事をいって逆に私の肩に頭を載せてきた。
こんな事は今までなかったから、ちょっと驚いた。
ゆっくりと、自分でも嫌になるくらい緊張して、悟史くんの髪をなでる。
「えっと、………うん。いつも何かしてもらってばっかりで、詩音だって詩音のやるべきことがあるのに」
「あ、あはは。そんなことぜんぜん気にしてませんって! 悟史くんらしく、ないですね〜」
「……。むぅ」
16 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:10:46 ID:K41QXReT0
どんどんと、太鼓の音が響いてくる。
今日は何をしたいと思っていたんだろうか、私は。
浴衣を着て、慣れない髪形にしてみて、お化粧して。
そうだよ楽しくて嬉しいからそうしてるんだよ、だからだから。
私が不安だって、それはきっと背伸びすれば届くことで、悟史くんがそうしたいって言ってくれれば私には何も恐くなくて。
もしかしたら背伸びなんていらなくて。
何かをしてもらったから何かをしたいなんて、嘘だよ。
「違います、よね」
「え?」
大好きだよ悟史くん。
溜息だってついちゃうよね、私はいつだって先に歩いて、それは多分不安なことの方が多かったから。
だけど、お互いのこと、好きだから、今私たちはここでこうしているんだもんね。
「ね、言葉にしなくてもどのくらい気持ちが伝わるか試して、みませんか?」
もしかしたら、私が悟史くんと一緒にいたくてお祭りに誘ったのとは違う気持ちが、悟史くんにはあったのかもしれないけれど。
そうじゃないよね、それは違うよね、私のことが好きなんですよねって。
少しだけ距離が離れているのが分かる、花火の打ち上がる音がした。
夜空に咲く大輪の花。
ああ、私もあんなふうになれればいいな。
全てをさらけ出して、けれどその美しさで誰かに―――そう好きな人にも、愛されるような。
ねぇこんなに余裕があるような演技をしていても気づいて?
私がこんなにドキドキしていること。
腕を絡めたまま、夜空を占める悟史くんを見上げる。
ふっと悟史くんが笑った。
そっと頬に優しく触れられて。
温かく心地よい、ふわっとしたキスを交わした。
しあわせ。
ね、悟史くん。
ずっと一緒にいよ。
大好き。
fin.
17 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/03(木) 22:11:36 ID:K41QXReT0
以上転載でした
18 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/04(金) 13:30:50 ID:1+BOKbW3O
詩音「悟史くん…悟史くんくん」
19 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/04(金) 20:31:14 ID:sHuZvQ+O0
どうでもいいがあのCMむかつく
20 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/04(金) 23:17:37 ID:1+BOKbW3O
詩音「汗くさい悟史くんはK……好きかな〃〃」
「……………」
詩音「悟史くん……悟史キュンキュン〃」
21 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/04(金) 23:18:48 ID:sHuZvQ+O0
あり それは非常にあり
22 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/04(金) 23:24:02 ID:1+BOKbW3O
悟史「むぅ。ちょっと詩音…やめてよぅ」
詩音「キュンキュン♪キュンキュン」
キュン「むぅ」
23 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/04(金) 23:35:01 ID:sHuZvQ+O0
キュンキュンしてきたあああああああ
24 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/05(土) 00:47:17 ID:IQXUkRmoO
25 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/05(土) 01:05:56 ID:si6VcHKI0
>>24 メンズビオレのCMのことだったが
そういわれるとDSのもむかつくわww
26 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/08(火) 22:39:05 ID:N4hL4ryV0
サトシオンは正義サトシオンは正義サトシオンは正義サトシオンは正義サトシオンは正義
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`ゝ_r‐rマ_j′
(_.二二ノ{
/ { i、 ヽ,
(__个、 }ゝ_ノ
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(__ノ、_ノ
29 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/21(月) 08:57:47 ID:dzxZotUQ0
サトシキューン
30 :
名無したんはエロカワイイ:2008/07/21(月) 13:31:53 ID:Yq1rIIT80
ト ミ (オン) タ ケ
32 :
名無したんはエロカワイイ:2008/08/13(水) 01:09:03 ID:+ZT08ucL0
34 :
名無したんはエロカワイイ:
俺は悟魅派