ペルソナ3の山岸風花はちんまりカワイイ 19オラクル
ペルソナ3の山岸風花はちんまりカワイイ 19オラクル
,,. --─- 、
,. '´ `ヽ.
, '.,. '" ,、/!,.ヘ,ヘ、, ', 前スレ
./ / / レ'-'‐' ー i , i ペルソナ3の山岸風花はちんまりカワイイ 身長差18cm
i ! ハ,!.ォ-!、 ,ォ.、!ハ,.!
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1183698853/ i iヽレ !〈 !._リ !リ〉! i
!ヘ ゝ.ハ."´ _ " ハ/
'ヽヘ/i>.、.,__,,.イV
_,.イ,ヘ>--'ト/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
/::::::::i::::!,, / / カチャ
|:::::,::-‐rr''7 / カチャ
乙
心から乙
うお前スレ一気に加速したのか?
何はともあれ乙
いち乙っ!
前スレが落ちていたと思ったら急に加速していた
何を言っているのか(ry
風花「19ですよ19」
キタロー「何がだ風花ができるナナメ懸垂の記録がか」
風花「いえそうじゃなくてまぁそっちもそれくらいなんですが」
キタロー「マジか」
風花「もう少し体鍛えないとダメですよねせめて20回くらいは」
キタロー「志し低(ガビン)」
ペルソナ3の山岸風花は小市民カワイイ
顔真っ赤で腕ぷるぷるさせて鉄棒に掴まる風花さんイイヨーイイヨー
__,,,,....,,,,__
,. '"::::::::::::::::::::::`ヽ.
/:::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::/'ヽ::::!::::::::::::!
ノ:::::/::::::;':::::::/ _二ヘ:::::i:::::::!
イ:::::i:::::::i::::::/ r'i__リ' !::{l_)::::! 風花のおっぱいも もっともっと揉んどけばよかったお…
.!:::::i::::::::!:::/ . /::!/;::/
i::::/ハ:!V __ ´i/ヘレ'
レ' V>.、,.__ ,.イ、/!/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ.
!:::::i:/ i ./i::/::::i:::::::::::',
';:::7、 .! / レ'::::::ハ:::::::::::',
,.Y `[] !::::::〈 ',::_::::::〉
アイギススレに誤爆してるの見つけちまったぜ
かわいいじゃねーか、このうっかりさんめ
揉んでおけば良かっただ?なんで過去形なんだ
これからずっと風花さんと添い遂げて、
二人でみんなと幸せになって貰わないとこちとら困るんだよ
お前が居なくなったら風花さんが泣くだろうが、悲しむだろうが
滅びの運命なんてどうでもいい
風花さんだけじゃない、お前の仲間も、友人もお前との明日を信じてる
ニュクスなんぞ月まで蹴り飛ばして生きて帰るんだ、解ったか
ありゃ誤爆じゃないか、すまんかった。ID見落とした俺自重
>>11 すべてに共感した
さて、前スレで言ってた風花ENDから繋がるfes的な話行きます
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 @」
――みんなの声が聞こえた。
それが死そのものと対峙する僕に力をくれた。
あの青い部屋の主人が言ったように、今の僕に不可能なんてない。
この絶対避けることのできないと言われた滅びを退けることができる。
それがわかる。
――でも…。
利きすぎる勘が自分の先を予見してしまう。
今の僕の力を使えば滅びを回避することができる、でもきっと僕の命はそこで尽きてしまうだろう。
ああ、なんて使えない万能の力だろうか。
滅びを退けるためには僕が死ななければならない。
じゃあ、僕は何の為に滅びを退ける?
世界の為? 今を生きているすべてのものの為?
そんなこと考えたこともない。今だって思ってない。
じゃあ、こうして力をくれたみんなや仲間の為?
もちろんそれはある。でもそれだけで簡単に命は捨てられない。
きっと僕が命を捨ててまで世界を救うのは、たった一人の女の子の為。
彼女の道をここで終わりにはさせたくないから、だから僕は……。
――でも、本当はその道を隣で歩いていきたい。
できることなら、今の世界を捨てて、僕と彼女だけが生きていける世界を創ってそこで二人で生きて生きたい。
いや、今の僕にはできるんだ、望みさえすれば…。
…でも。
思わず苦笑する。
僕の知ってる彼女は、そんな世界を望んだりしないんだよな…。
みんなと生きて、みんなが笑っているのを見て自分も笑って…。
そして、僕が好きになったのもそんな彼女だから。
恐らくは一瞬にも満たない、ほんの少しの思考。
その思考で答えを得たのか、それとも思考自体ただ一瞬にも満たない迷いだったのかはわからないが、
そんなことはどうでもいい。
そして、僕は死に向かって人差し指をかざす様に腕を伸ばした。
「……」
夢か…。
眼が覚めた僕は心の中でポツリと呟く。
何度目だろう、あの時の夢を見るのは…。
そう考えながら、ふと周りの風景があまり見覚えのないものな事に気づいた。
「…そうか」
僕は携帯を開いて日付を確認する。
…引っ越してからもう三日たったのか。
そう、三月で一年慣れ親しんだ寮は閉鎖され、僕は割り当てられた男子寮に引っ越すことになった。
引っ越したといっても、特に勝手が変わるわけじゃないし、何も問題はないはずだった。
ひとつ問題があるとすれば。
「もう三日も風花に会ってないのか…」
僕は思わずため息を漏らす。
そう、寮を引っ越して以来まだ一度も風花と会えていない。
あっちの寮に居た頃は毎日会えてたから、考えたこともなかったけど…。
風花に会えないのがこんなに辛いなんて…。
ああ、あの小さい姿が見たい…。
あの声で名前を呼んでほしい…。
春休みは短い、たった数日会えないだけだ――なんて軽く考えてた自分が憎らしい。
やっぱり、無理を言ってでも寮閉鎖をやめてもらうべきだった。
…今更だ。
僕は気を取り直してもう一度携帯を開く。
ピッピとボタンを操作してアドレス帳を開くと、
もうなんだか見慣れてしまった僕の好きな名前が出てきて思わず頬が緩む。
電話…、いつもは待ってるだけだけど、こっちからかけてみようかな。
もしかしたら今日会えるかもしれないし、最低でも声が聞ける。
さらにピッとボタンを押す。
後もう一回押すだけで、風花の携帯電話に繋がる…。
そう考えるとなんだかドキドキしてきた。
僕はスッと深呼吸して、気持ちを落ち着ける。そして。
ピッ。
僕はボタンを押した。
軽くリズムを刻むような音が続いた後、コールが始まった。
トゥルルルル、トゥルルルル…。
八回ばかりコールを聞き続けたが、風花は出なかった。
僕はまたため息をつきながら、電話を切る。
風花、出なかったな…。
期待していた分がっかり感も強い。
「風花…」
…だめだ、なんかどんどん気分が暗くなってきた。
ちょっと外に出ようかな、昼前だし、食事でもすれば少しは気分が紛れるだろう。
そう考えて僕はすぐに着替えを済ませると、まだ慣れない自分の部屋を出た。
午後、岩戸台神社。
海牛で少し早めの昼食をとった後、僕はちょっとコロマルの様子を見に来ていた。
「コロマル」
僕が名前を呼ぶと、少ししてコロマルが駆け寄ってきた。
「ワンッ」
良かった元気そうだな。
寮が閉鎖された後、コロマルはまた神社で暮らし始めた。
風花が引き取るという話もあったが、コロマル本人が神社に住むことを希望したのだからしょうがない。
「食べるか?」
僕はさっきコンビにで買ってきた犬用の缶詰を取り出してそう言った。
「ワンッ!」
僕が缶詰を開けてやると、コロマルは嬉しそうに食べ始めた。
そんなコロマル見ながらポツリと語りかける。
「コロマルは寮を出てから風花と会った?」
「〜?」
食べながら僕を見上げるコロマルに僕はさらに続ける。
「僕は会えてないんだ…。
また学校が始まったら会えるのはわかってるんだけど…」
缶詰の中身を食べ終えたコロマルは僕をまっすぐに見た。
「ワンワンッ」
どうやら励ましてくれてるらしい。
僕は少し笑って、コロマルの頭を軽く撫でた。
「ありがとう、コロ」
と、その時不意に携帯電話が鳴り響いた。
取り出した携帯の画面に表示された名前に思わず心が躍る。
風花っ。
僕は急いで電話を繋ぐ。
「もしもし」
『あっ、リーダー? 私です』
携帯から聞こえてくる声に僕は軽くときめいてしまった。
ああ、この声が聞きたかったんだ…。
『ごめんなさい、さっきは電話に気がつかなくて…
えっと、なにか…?』
「あ、ううん。ちょっと声が聞きたくなっただけだから」
『そうなんですか。あっ、ごめんなさい、もうちょっと待って』
今のは僕に向けられた言葉じゃないな。
「誰かと一緒?」
『あ、はい。転校しちゃった夏紀ちゃんが今遊びに来てて。
で、今映画館の前で、もうすぐ始まるって、夏紀ちゃんが』
携帯越しでも向こうの風花の慌てっぷりが眼に浮かんで、僕はちょっと笑う。
「だったら、早く行ったほうがいい。ありがとう、わざわざ」
『あっ、こっちこそ。気がつかなくてごめんなさい』
「いいよ。じゃあ…」
『あっ、待って』
「?」
『また、電話かけてきてくださいね…。今度はちゃんと取りますから…』
っっ。
不覚にも、またときめいてしまう僕。
「…うん」
『じゃあ…』
そう言って電話は切れた。
携帯をしまうと、コロマルが楽しそうに僕を見上げていることに気づいた。
「ワンッ」
良かったな、と言っている様だ。
ありがとう、コロマル。
…さてと。
そろそろ帰ろうかな、なんとなく眠気が近づいてきたような気がするし。
それに、暗い気分なんて完全にどこかに行ってしまったみたいだし。
「じゃあ、また来るから」
「ワンッ」
僕は見送ってくれるコロマルに軽く手を振り、岩戸台神社を後にした。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 @」 終
なんという良作
間違いなく俺はときめいた
>>17-21 GJすぐる乙ですよ、乙
夢が気になるけれど…みんなと二人の絆が明日を紡いでいけると信じてる
無理せず自分のペースで書くのを楽しんで欲しいのぜ
GJ!
>>23 そうします。本当はP3アニメが始まる前に完結させる予定だったけど
思いのほか忙しくて無理っぽいので
風花さんに萌え転げながら保守りつつのんびり待ってるわ
今年も過ぎるの早かったな…つか2009年なんてすぐだな
風花さんは今中学生か、月光館の中等部にでも通ってるんだろうか
初等科の天田少年の制服と高等部の制服の似かた見ていると、
中等部も似た感じの制服なんだろうな
そう考えると有り得なさそうだけど…
風花さんのセーラー姿も見てみたいなってチラシの裏
素直になれよ。
だれか!絵心と男気お持ちの方!群青色の水兵さん描いてくれー!!
>群青色の水兵さん
悪意しか汲み取れねええええぇ!
>>30 おおGJ、なんか爽やかで俺の汚れた性根が洗われた気がする
風花さんは確か作中では高校二年以前の様子が
親とのわだかまり以外明かされてない(よな?)から、
月光館以外に通ってセーラー着てた風花さんもかわいいよ風花さん
…と想像するのも自由だーと思って生きていこうと今心に決めた
有難う
しかし袋やワンピや月光館の制服着てないとそれだけで特徴薄くなるのな
これはたぶん似せるの大変だったんじゃないかと思う
見てみたいとか簡単に言っちまって正直すまんかった
>>28-29 俺のクレクレでイラっとさせちまったみたいでごめんな
>>30 gj
セーラーと聞いてP2の舞耶ねぇの立ち画を脳内コラしてた
それにしても爽やかだ
復旧終わったかな…?
久しぶりに来た
群青ご飯が食べたい
おかえり、ゆっくり喰ってけよ
まあちょっと色味はあれだが、あったかいぜ
すっかり冷え込む季節だし体暖めてから寝るんだぜ
>>30 セーラー服風花、実に良いね
自分の脳内では中学の風花はセーラーで主人公は学ラン
では風花ENDから繋がるfes的な話二回目行きます
前の話は
>>17で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 A」
――ついにこの日が来た。
僕は朝眼覚めると、一も二も無く制服に着替え軽く食事を済ませるとすぐに寮を出た。
――ついにこの時が来た。
僕は学校に着くと、足早に下駄箱を抜けすでに軽く人だかりができている掲示板の前に躍り出る。
僕は数拍、眼を閉じて心を落ち着ける。
そして開眼。
掲示板に書かれた無数の文字群から自分と彼女の名前を探す。
見つけた瞬間、僕は思わず右の拳を握りこんだ。
「おっす」
僕が密かに喜びを噛み締めていると聞きなれた声がした。
目線だけそちらに向けて確認すると、やはり順平だった。
「ちょっち、久しぶり。今年は違うクラスになっちまったな」
言われて、改めて自分のクラスの名前を見てみると確かにそこに順平の名前は無い。
まぁ、どうでもいいことだけど。
「おっ、お前は風花と同じクラスなのか。
俺はまたゆかりっちと同じクラスだぜ、こういうのって腐れ縁って言うのかねぇ。
あとアイギスも同じクラスだな」
「まったく、勘弁してって感じよ」
いつの間にか岳羽も掲示板前に来ていた。
順平とアイギスと同じクラスだと岳羽はまた苦労しそうだな。
「おっ、ゆかりっち久しぶり。またよろしくな」
「はぁ…、私もアイギスみたいに交渉しに行こうかなぁ…」
「んっ、アイちゃんどうしたって?」
「うん、さっき一緒に掲示板見てたら、彼と同じクラスにしてもらうよう交渉してくるって…」
「いや、それはさすがに無理だろ」
「だよねぇ…」
二人はアイギスの行動にあきれているようだが、僕はそうは思わない。
なぜなら、僕も風花と同じクラスになれなかったら同じことをするつもりだったからだ。
「じゃ、ま、そろそろ行こうぜ」
「はぁ…。じゃあね、リーダー」
僕は二人の姿を軽く見送った後、もう一度掲示板の自分と彼女の名前を確認して少し頬を緩めた。
しばらくして、自分の新しい教室に向かった僕は教室前の廊下に彼女の姿を確認して胸が高鳴った。
彼女に向かって歩く僕。
彼女も僕の姿に気づいたのか僕の方へ歩み寄ってきた。
「おはよう、リーダー。…ひさしぶり」
「おはよう、風花」
なんだか嬉しそうに顔を赤らめる風花の姿に、心を乱されながらも僕は落ち着いて挨拶を返した。
「おかしいよね、一週間くらいなのにひさしぶりなんて…。
でも、本当にそう思ったから…」
「…うん」
少し照れているような風花に頷いて返した。
僕だって一緒だ、会えないたった一週間が何年もの月日に感じた。
その小さな姿もその優しい声も。
すべてが久しぶりで、そして愛しい…。
「同じクラスになれたね…」
「…うん」
顔を赤くして言う言葉が可愛くて、このまま抱き寄せてしまいたくなる。
でも、そんなことをすれば風花が困ってしまうから、ぐっと堪えて頷く。
「一年間、よろしくお願いします…」
「こちらこそ」
僕としては一年間なんて言わずにこれから先ずっとが希望だが、とりあえずは順当に返した。
僕が久しぶりの心地よい空気を感じていたその時、
「おっ、久しぶり」
後ろから聞き覚えのある声がした。
振り向いてみるとそこにいたのはやはり友近だった。
「今年は違うクラスになっちゃったな」
そういえば、僕のクラスには友近の名前も無かったか。
言われてはじめて気づいた。
僕がどれだけ風花のことしか考えてなかったかが伺える。
「…ま、でも、また一緒にラーメンとか食いに行こうぜ。っと、その子は?」
その時友近はようやく僕のすぐ後ろに居る風花に気づいたようだ。
僕は一考し、とりあえずストレートに答えることにした。
「僕の彼女」
「えっ!? だってお前岳羽さんは?」
「岳羽とはそんなんじゃないって前も言っただろ」
「いや、確かに言ってたけど…。俺はてっきり…」
友近は改めて風花を一瞥して、少し考えるような仕草をした。
「…そう言えばお前、年上好みじゃないとは言ってたよな。うんうん、なるほど」
言動からまた友近が変な勘違いをしだした気がして、一応訂正しておくことにした。
「友近、風花は同級生――」
「いやいや、わかってるって。人の趣味は自由だし」
友近は僕の言葉を遮って、またうんうん頷くような仕草を繰り返した。
「例えお前が俺と趣味が逆でも友達だからな」
そう言って、僕の肩に手を置く友近。
やっぱりわかってないじゃないか。
「じゃあ、俺はそろそろ行くよ。また今度ラーメン言ったときにでも彼女の話聞かせてくれよな」
そう言うと、友近は自分のクラスへと歩いていった。
…まぁ、いいか。
僕がまた風花の方へ向き直ると、風花は赤い顔でぼーっとしていた。
「風花?」
「えっ…、あっ、はい」
「どうかした?」
「あっ、えっと、り、リーダーがさっき私の事彼女って…」
顔を手で押さえて、火照りをなんとか収めようとしている姿がなんとも可愛い。
「え、えっと、わかってたんですけど…。
改めて言われると照れるって言うか、なんだか浮かれちゃって…」
顔を赤く染めたまま少ししゅんとしている風花が可愛くて、僕は思わず彼女の頭に手を置いた。
「あっ…」
風花は始め少し驚いたような顔をしたが、すぐに安心した顔に変わって僕も微笑んだ。
そして、そのままゆっくりと時間が流れて、
キーン コーン カーン コーン
予鈴がなってしまった。
「あ、そろそろ教室に入らないと…」
「…うん」
僕は名残惜しさを感じながら風花の頭から手を離し、僕達は一緒に教室へと入って行った。
始業式の後に行われた席替えの結果、今の僕の運命力は最強であるということが良くわかった。
この一年は今まで以上に充実したものになりそうだ。
僕は隣の席で微笑みかけてくれる風花の姿を見ながらそう思った。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 A」 終
今日たまたま近くを通ったんで、少しばかり分寮覗いてみたら
ラウンジのソファで山岸とキタローが寄り添う様にうたた寝してた
俺に気付いたコロちゃんが顔を上げたんでマズったかと思ったんだが
寝てる二人に気を遣ったのか鳴いたりはしなかった
全く、相変わらずお前は出来た奴だな
扉のそばにたまたまコートに入れてたドッグフードの缶詰をそっと置く
目配せしたらコロちゃんは軽く尻尾を振って眼を輝かせた
二人が起きたらちゃんと缶詰を回収するだろう
しかし山岸もキタローも全く起きる気配が無いのはどうなんだ
まぁ全てのケリはきっちり付けたんだからユルんでても問題ないんだが
一月末までのこいつらの鋭さを思うと、正直驚いた
…そうか…平和になったって事なんだな…悪くねぇ
こいつらの高校最後の一年もあと三ヶ月ってとこか…
伊織曰く、秀才カップルっぷりで昔の美鶴と明彦以上に有名らしいし
俺みてぇに出席足りなくて卒業危ねぇなんて事も無いだろう
吐き気すら覚える程理不尽な、過去の人間の尻拭いを押し付けられた世界
そんな糞ったれな世界の定められた運命をひっくり返し、
自分達の足で歩んでいける未来を勝ち取ったのは…こいつら二人が繋ぎ育てた絆の力だ
こいつらなら卒業後も仲良く地に足つけて歩んで行けるだろう
…全く心配が要らないってのも世話の焼き甲斐が無くて寂しいもんだな
そういやぁ山岸がかなり料理が上手くなったとか誰か言ってたな…岳羽だったか
元々努力は絶やさねぇ性質だからいずれはと思っていたが、思ったより早かったな
食材や調理法にこだわり過ぎたり発想が豊かすぎたりで、
愛情やら創意工夫が裏目に出た料理ばかり作ってたのが昨日の事のようだ
…おっといけねぇ、もうこんな時間か
ここに居るとつい物思いに耽っちまうな…
ここをずっと残すと決めた美鶴の気持ちも今なら解る
中坊の頃からですっかり見飽きたし、キツい事も多かったってのに不思議なモンだ…
…っと、やばい、そろそろ天田が部活終えて帰って来ちまう
コロちゃんまたな、皆を頼むぜ
帰り際に軽く手を振った俺に静かに頷いて見せたその威容は未だ戦士のそれだった
全く…本当に大した奴だぜ、お前は
「俺も負けちゃいられねぇな」
明彦みたいな事を口に出しちまったなとコートの襟を立てながら苦笑いした
今日も冷える…そういやあいつらうたた寝してて風邪引くんじゃねぇか?
まあ…あれだけくっついて寝てりゃあ平気か
俺は沈みかけた夕日を追う様に駅に向かう足を速めた
違う意味で苦笑いしながら
>>36-38 うお…投稿前に軽く誤字脱字無いか確認してから投稿ボタン押したら
前に続き来てた…途中割り込んでなくて良かったぜ…
つかスンゲーいい感じなんだが!?久しぶりに萌え転げた
照れまくる風花さんかわいいよ風花さん
二年の時隣のクラスで切なかったから、
同じクラスで隣の席とかいいなー夢のようだ
二人にはマジ一年なんて言わず末永く宜しくして頂きたい
個人的に友近の変わらぬ友情も嬉しいぜ
心からグッジョブ
同じクラス、しかも隣りの席・・・
なんだこの萌えるシチュエーションは・・・
超超GJ!!!
ゲーム中、風花のクラスに入れないのは納得いかん
超絶GJ
いや〜いいわぁこれ
ペンがww
>>44 空気詠み人知らずなんてとんでもない
ありがとう、凄いやる気が出ました
そろそろクリスマスか…
またあのちんまりしたツリーが飾られるんだろうな
あのちんまりささやかなクリスマスツリーか…
あれを思い出すと風花さんがどんな気持ちで飾ったかって
つい考えちゃってな…今でも胸が詰まる想いだわ
翌年以降の誕生日とクリスマスは
風花さんと風花さんの周りの人達が皆幸せで、
風花さんが最高の笑顔で過ごせますように…
何となくペルソナ倶楽部眺めてて思ったが
実は一番現実的なキャラなのではなかろうか
言動の端々が生々しいぞ
>>44 うわあふんわりしてかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
>>49 ペルソナ3内だけなら同意
風花さん誕生日おめでとおおお
てな訳でちょっと気合入れて祝ってくる
風花誕生日おめでとう!
キモイといわれようと今日はケーキかって来てお祝いするぜ
54 :
名無したんはエロカワイイ:2007/12/22(土) 02:20:56 ID:gc7IR4GbO
風花様のめでたき日を祝しまして、
僣越ながら上へ参ります
あ、誕生日かぁ
おめでとー
普段からずっと思ってる。
君に関して色々なことに。
それは結構当たり前すぎることばかりだからなかなか言えないけど、
今日は君が生まれた特別な日だから言わせて?
「ありがとう、風花」
http://kjm.kir.jp/pc/?p=49727.jpg 本当はFES二話一気にとか、もっといろいろやりたかったんですけどね
不注意で左手怪我したからこんなことくらいしかできませんでした
ごめん風花
さて、FES三回目行きます
二話一気とかできなかった償いに、ちょっと書き直して甘さ三割増させました
前の話は
>>36で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 B」
「聞いたよ、生徒会をやめたんだって?」
放課後、廊下でたまたま会った小田桐が尋ねてきた言葉がそれだった。
「ああ」
僕は少し考えた後、彼の言葉に対して短い肯定の言葉を返した。
生徒会をやめた理由は色々だ。
元々頼まれてやっていただけのものだったし、今年は何かと忙しい。
それに、例の副作用のこともある。
授業中は風花と一緒に過ごせる時間を無駄にしたくない一心で、意地でも起きていられる。
正直言って、副作用が無かった去年の方が授業中寝ている確率が高かった位だ。
だが、基本的に地味な仕事の多い生徒会の仕事では、間違いなく眠気を我慢できない自信がある。
僕の場合、地味な仕事かより風花がいるかいないかが重要な気もするけど…。
「そうか、君がそう決めたなら仕方ないな。
生徒会以外にも君を必要としている所はたくさんあるのだろうから」
小田桐は少々残念と言ったような声色で言った後、軽く苦笑をもらした。
「しかし、そうなると今年の生徒会は辛いな。
桐条会長が抜け、その後を継ぐと言う大役を君なしでこなさなくてはならないなんて」
「それと小田桐もな」
そう小田桐の言葉に続ける僕。
すると、小田桐は先ほどよりも強い苦笑を浮かべて口を開いた。
「僕が抜けたことはそんなに痛手じゃないさ。
むしろ、僕が抜けたことによって議題はよりスムーズに進むかもしれない」
僕が黙ってそれを聞いていると、小田桐はふっと気づいたように表情を変えた。
「おっと、すまない。こんなつまらない自嘲を聞かせるつもりは無かったんだが…」
「小田桐」
「わかってるよ。僕には僕がやるべきことがある」
そう言う小田桐の眼に迷いは見えない。
「多忙なところ引き止めてしまって悪かった。じゃあ、また」
「ああ」
そう言い残して去っていく小田桐を僕は短い言葉で見送った。
…さて。
僕は廊下を少し急ぎ足で進む。
小田桐が言った通り、僕は今、何かと多忙だ。
生徒会はやめたが陸上部と美術部にはまだ所属してるし、それに今年はさらに新しい部活にも入った。
三つも部活を掛け持ちしていれば、当然忙しくもなる。
まぁ実際、忙しくて陸上部にはまだ顔を出せてなかったりするんだけど。
…そろそろ宮本が部活に来いとか言ってくる頃だな。
それはともかく、その新しく入った部活と言うのが風花が新しく作った部、メカ部だ。
入学式が終わって程なくの頃の放課後。
帰りのホームルームが終わった後、僕の隣の席に居る風花はいつもよりそわそわしていた。
「どうかした、風花?」
「あっ、うん」
楽しそうに僕を見る風花。
「今日の放課後から、新入生への部活の勧誘が解禁になるから。
あっ、ほら、ちゃんとチラシも作ってきたんだよ」
なるほど、メカ部か。
結局、去年までに獲得できた部員は一人、風花と僕を入れてもまだ三人。
部を作るためには最低でも新入生から二人は引っ張ってこなくてはならない。
その為、風花は張り切っているようだ。
「じゃあ、私行って来るね」
「僕も行くよ」
僕がそう言うと風花は少し驚いたような顔をした後、ありがとうと言ってはにかんだ。
僕はそんな風花に癒されるとともに罪悪感を覚えた。
そう、僕が一緒に行くと言ったのは、僕も部員だから手伝うといった純粋なものじゃなくて、
風花目当てで部に入ろうとする新入生に睨みを利かせるためと言うすさまじく個人的な理由からだ。
むしろ手伝うより、邪魔をしている可能性の方が高い。
まぁ、睨みを利かせた甲斐あってか、部員を集めるまでに日は要したものの、
とりあえず無難な感じの部員が集まって僕は安心したわけだけど…。
今日はそんなメカ部の活動初日。
一応副部長と言う肩書きだし、初日から遅刻するわけにはいかない。
急いでメカ部に割り当てられた教室に行き、扉を開けるとそこにはすでに風花がいた。
「あっ、リーダー」
僕の姿を見て嬉しそうな顔を見せてくれる風花。
僕は扉を閉め教室の中を移動すると、当然のように風花の隣の席に座った。
まぁ、部長の席の隣は副部長の席だと決まってるし…。
なんて言い訳を心の中で呟いてみる僕。
「もうそろそろみんな来るはずだから、もう少し待ってましょう」
そう言う風花に僕はこくりと頷いた後、気が抜けたのか軽く欠伸をもらしてしまった。
そんな僕の様子を心配したのか、風花は少し心配そうな顔をして聞いてきた。
「眠いんですか? あまり辛いんだったら、今日は帰った方が…」
そんな心配をしてくれる風花に嬉しさを感じながら、僕はゆっくり首を振った。
「そんなにきつくないよ。それに最近は堪えるのにも慣れてきたし」
「でも…」
それでも心配してくれる風花に僕は続けて言葉を紡ぐ。
「大丈夫、初日から副部長が欠席するわけにもいかないし。それに…」
「あっ…」
僕は片手で風花を軽く抱き寄せた。
「…風花のそばにいたいんだ」
「…リーダー」
風花は僕の体にトンと頭を預けてきてくれた。
それがとても心地よくて、ずっとこのままでいられたら…、なんて思っていた時、
ガラガラ…
「「!!」」
教室のドアが戸惑いがちに開いた。
急いで離れる僕と風花。
挨拶しながら入ってきたのは、一年生の部員だった。
風花はがんばって取り繕っていたけど、明らかに動揺しているのが丸見えだった。
まぁ僕が何とかフォローしていると、他の部員もやって来て部室にメカ部員が勢揃いした。
「えっと、じゃあ全員そろった所で、メカ部第一回活動を始めたいと思います」
そう言って、仕切り始める風花は少し危なっかしく見えるけど楽しそうで活き活きしていた。
そんな初めて見る風花の表情を横で眺めながら、やっぱりどんな風花でも僕は好きなんだなと再確認した。
そして少し危なっかしいから、やっぱり、僕が隣でフォローしてあげないといけないなと思った。
でも大丈夫、そう言うのは去年の生徒会で慣れてる。
だから僕はここでも君の隣にいてもいいよね?
…君はきっとNOとは言わないから答えは聞かないけど。
僕は風花の隣にいられる喜びを噛み締めながら、メカ部初日の活動を過ごした。
彼と風花が部活をしているその頃。
音楽室に一人の女子生徒がいた。
「あっ、やっぱりここに忘れてたんだ。良かった見つかって」
ポロロン…
「えっ、今なんか…」
女子生徒は辺りを見渡すが音楽室には自分以外誰もいない。
「…気のせい?」
ポロロン…
「ひっ!」
誰も居ない筈の教室に響く音に恐怖する女子生徒。
「な、なんなの!?」
彼女が聞いたことの無い楽器の音、ただの音だったそれが徐々に旋律となっていき…。
「なんか…、きれいな…――」
彼女は意識を失った。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 B」 終
>>56-59 FESの人乙であります
描いたのも書いたのも甘いぜ甘くて萌え死ぬぜ
主人公の風花さんへの感情とか
主人公目線の風花さんのしぐさとかヤバイ
こんな二人を実際に目撃したら鼻血吹きそう
繊細で柔らかな描写に血溜まりから愛を込めてGJ
左手本当お大事に、無理せずご自愛下さい
今日が風花さんの誕生日と思い出して数ヶ月ぶりにこのスレにやってきたぜ!
とりあえず記念柿子
あと今日はシーラカンスの日らしい
さすがは生きた化石
シーラカンスの日は知らなかったな…w
てか考えてみると冬至でもあるんだな、今日は
『柚子湯に浸かってほんのり柚子の香りな湯上り風花さん』…
…ゴクリ
/: : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : :ヽ 今日は冬至 だから南瓜料理を
j: : : , i: //i/l: / \ : : : :、: : :`, みんなには創ったの
./ ノ丿 ijV ´ i/ ヽ、、 : ヾ、':リ
丿イ: ,: l -‐‐ ー- i: : : :ヽゝ! そして私はキタロー君と外でお食事
´j: : : i l 、_,` ´,_,,i: : : ヽ:i/
!:、 : :.l.'´ ̄` '´ ̄'l!: : l !}ィ' 今日は特別の日だから だって…えへへ
ヾ、.:.:i 、, ソ,: / !ノ
ヽソヽ. ー--‐ /:/i/`
`' >、 ,.ィ'/、`
〈 ゝ`ニニ´イ .j
__,、-‐,イー、_:. :. :. :. :. :{-、_
/:: :: :: :: :: ::li:. :. :. :. :. :. :. : `il:: :: `ー―、
/:: :: :: :: :: :: ::li:. :. :. :. :. :. :. :. il:: :: :: :: :: :: ::ヽ、
. /:: :: :: :: :: :: :: _li:: ,、-‐_つ.-、_il_:: :: :: :: :: :: :: }
. ヽ:: :: :: :: :: :: (○/ r'´/// ○):: :: :: :: :: : /
{:: :: :: :: :: :: :: ::/ ////:: :: :: :: :: :: :: :: i
誕生日おめでとう風花
遅れてしまった…か
風花さん誕生日おめでとうございました
あがってねえであります
しかしGJでもあります
風花メリクリ〜
こんな日でも仕事だけど頑張るぜorz
がんがれ、きっと風花さんも応援してくれてるぜ
ついでに俺も仕事早く終えられるように祈っとく
時季ネタ書きとしては今日は外せないッ!
仕事を頑張っている住人にささやかながら…
※
キ「メリー○○スマス」
ア「そこ隠しても面白くないですよ」
キ「というわけで風花にはこんなものをプレゼントしました。風花ー、出てきていいよー」
風「う、うん…なんか緊張するな…」
ttp://imepita.jp/20071224/804150 順「お、おおー! サンタコスか!」
ゆ「またマニアックなものを…やっぱりキタローくんのお手製なワケ?」
キ「愚問だね。サイズピッタリに作ってあるよ」
ゆ「はぁ…ようやる…でも似合ってるねー」
ア「お似合いですよ、風花さん」
風「えへへー♪」
ア「風花さん嬉しそうですね」
ゆ「そうだねー」
順「…うーん」
ゆ「どしたの順平? 考え込んじゃって」
順「いや、なんつーかさ。違和感があるんだよな」
ゆ「違和感?」
キ「なんで群青色じゃなくて赤色なのか、だろ?」
順「おーそうそう! それだよそれ!」
ゆ「まぁ確かにそうだけど…なんで赤なの?」
キ「いや、最初は群青色のにしようと思ってたんだけどね」
(一週間前)
キ「今年はこういうのを作ろうと思うんだけど」
風「……」
キ「あれ、気に入らなかったかな?」
風「なんでこの色なんですか…」
キ「え?」
風「私=群青って毎回そうじゃないですか! バレンタインの時だって! なんですか群青色のチョコって!」
キ「いやだってそういうイメージがみんなの中で固定な訳だし」
風「……ぐすっ」
キ「ふ、風花?」
風「折角のク、クリスマスくらいちゃんと赤いのを着せてくれたっていいじゃないですかぁっ!」
キ「わ、わかった! 赤にするからっ! だからその群青色のケーキを下ろして!」
(回想終り)
キ「という訳で今回は赤にしました」
三人「(群青怖ぇー!)」
風「じゃあ、そろそろケーキ食べよっか」
キ「ちなみにどこのケーキ?」
風「もちろん、私の手作りだよ!」
Merry Christmas!!
>>73-74 サンタコス風花さんかわいいよ風花さん
日々育ったりあんまり育たなかったりする風花さんのサイズを
常時完璧に把握してるイキオイのキタローが頼もしすぎて濡れる
この風花さんへのプレゼントは見てる俺らにとっても最高のプレゼント
眼福という言葉を今使わずいつ使うと言うのだ的クリスマスGJ
風花絵が可愛すぎるww
皆に幸せあれ!
77 :
74:2007/12/25(火) 00:25:46 ID:0WQT/LWH0
>77
これはなんという二着で二度とも美味しい風花さん
ちょっとむくれてるのが可愛すぎるんだが
画面いっぱいに交互に並べた感じの壁紙にして
年中クリスマス気分を味わいたい
仕事中の兄弟は無事に帰れたのかね?
いいクリスマスを過ごせているといいんだが
本屋で「ぼくらの(5巻)」を見かけて、
一瞬でも「風花さん?」と思ってしまった漏れはどうすればいい('・ω・`)
>>81 やばいそのなんというか絵本的?な絵が俺のストライクゾーンど真ん中に来た
まあ交差点で聞こえてきた君によく似た声、振り向いて空を仰ぎ見るロボ子もいるわけだがな
誕生日、クリスマスが終われば年越しか・・・
寮はまだまだにぎやかそうだな
キタローがついて風花さんがかえす
皆で正月の分の餅をついておこうって事になって、
餅つきしながら二人の世界を作っちゃうキタローと風花さん幻想
ついた餅をいきなり全部おしるこ煮てる鍋に投入しちゃって
馬鹿野郎今食べる分だけ入れて後は平たく伸ばしてとっておくんだよ
とかガキさんに明彦が怒られてみたり
食べ切れなくて正月前なのにもーお腹一杯お餅いらないみたいな事になって
ご近所にお裾分けしたり千鳥に持って帰ってもらって三人で食べて貰ったり
でも搗きたてのお餅は美味しかったですよね、私一人っ子だからこういうのちょっと憧れでした
ほう…んじゃ年越しそばも手打ちでやってみるか?
いいっすね俺も踏んでみたいっす
そりゃ饂飩だっつーの
順平にまかせたら年越しまでに喰えなさそうだな
まあ何事も体験ですよね、荒垣さんがいれば食べる分は確保出来そうですし
皆で打ってみるなら吉野達も呼ぶといい、余らせては勿体無いだろう
わん
興味深いですが、私の手は粉末を扱うのに不向きですね
くぅ〜ん
ビニール手袋とかどうでもいい
うん、手袋すれば大丈夫だと思う、もし問題あってもメンテナンス手伝うから
だからアイギスも一緒にやってみよう?
…はい!
みたいな年の瀬現実逃避特急妄想号
忙しい兄弟達も年末年始位はゆっくり出来る様に祈っとく
>>84 なんというGJ!!!!!
ささくれた心が俄にやる気を取り戻したのぜ
今日から某冬の漫画祭りか
さすがにP3本は減ってそうだけど、いい風花さん本があるといいな
行けないから委託に頼らざるをえないのが切ないが
昔山岸風花スレに何度か投下してくれた絵師さんのサイトを
最近たまたま見つけて小躍りするほど喜んだり
P3動画職人さんを草葉の陰から応援したりして過ごしている
チラ裏な日々ですた
>>86 そういや風花さんメイン本あんまないよな 現地に行かないで某穴で検索かけただけだが
三冊くらいしか見たことないぜ
サイトもあんま多くないよな
幸見ててもS.E.E.S.の他女性キャラと比べて格段に取扱いサイト数が少ないし
可愛らしい風花さんCGや可愛らしい風花さんSSに飢えているのぜ…
風花のファンはコアな人間が多いからなあw
こちらも三冊だな…そちらと探し方が変わらないから
希望を捨てずにまだあるかもしれないって思いたいところ
サイトも確かに少ないみたいだね
私も飢えが深刻になって最近あれこれ探してさ
すごくすごく可愛い風花さんと主人公の
絵や話を載せてくれてる所を見つけたんで、今はそれで癒されてる
ああくそうかわいいなぁかわいいなぁ
こういう可愛い絵が描きたいぜ
こういう話が書きたいぜって想いながら
ttp://p3s.xii.jp/ ↑既出だったかうろ覚えだ、有名なのかもしれないけどP3サーチ
好みのサイトが見つかって兄弟達の飢えが少しでも和らぎますように
さーて、年越しはP3起動して風花と過ごすかな
おいおいおまえには俺達がいるだろ?兄弟
PS2貸してて最近風花見てないよ風花
PS2貸してるってそりゃ風花に逢えなくてかなり辛そうだ
まあせめてこの蕎麦でも喰って暖まってくれ
つかちんまりな風花がデスクトップで気ままにうろうろするのを
観察出来るソフトとか作れたら寂しくないんだがなぁ
その手のスキルが皆無な俺オワタ
そろそろか…この一年もいい風花をありがとう
風花と風花の周りの連中とこのスレの兄弟達に心から感謝
ちと早いが、良いお年を
来年も宜しく
ア「ゆかりさん、風花さん、あけましておめでとうございます」
風「あけましておめでとう、アイギス」
ゆ「去年はあまりのんびり出来なかったからね、今年は落ち着いて年越せたよー」
風「そういえばキタローくんは?」
ゆ「そういやさっきから姿が見えないけど…」
ア「キタローさんなら先ほど何かする事があると云ってましたが」
ゆ「する事?」
キ「その通り」
風「あ、キタローくん!」
キ「三人とも、ちょっと着いて来てくれないか?」
風「ここ、学校だよね? どうしてこんな時間に…」
ア「おや? あれは…」
ゆ「順平? それれにチドリも」
順「チーッス! あけおめ!」
風「二人とも、どうしてここに?」
チ「墓場くんに呼ばれて。風花達もそうなんでしょ?」
キ「よし、みんな揃ったな」
ア「一体何が始まるんですか?」
キ「まぁまぁ、とりあえず校内に入ろう」
風「え? でも門閉まってるんじゃ…」
キ「大丈夫、美鶴先輩に頼んでおいて鍵はココにあるから」
風「屋上?」
ゆ「つか、寒っ! もっと厚着してくるんだったかなぁ…」
順「なぁキタロー、そろそろ教えてくれたっていいじゃん。一体何があんだよ?」
キ「正月といったらこれだろ?」
ア「段々、明るくなってきましたね」
ttp://imepita.jp/20071231/731770 風「…あ、日の出!」
順「うおーっ、すっげぇ!」
チ「綺麗…」
ゆ「わぁーすごい! こんな景色みたの初めて!」
キ「一度でいいからここから初日の出を見てみたかったんだ」
ゆ「なるほど、コレの為に皆を呼んだってワケね」
キ「そういう事」
順「よぉーし! じゃあ今年の抱負をあの太陽に向かってー!」
ゆ「ちょ、順平うっさい!」
チ「声大きすぎ…」
ア「今年も、いい年になるといいですね」
キ「いい年になるよ。いや、そうさせるさ。ね、風花」
風「うん!」
これはいいネズミw
風花さん皆さんあけましておめでとう
本年も宜しくお願い致します
>>95-97 年の初めから挿絵付きとか凝ってて凄いわ
初日の出拝むのもいいな…起きていられたら今年は拝んでみよう
季節ネタしか書けないなんて卑下しないで下さいな
単にお忙しいって意味なのかもしれませんけれども、
折々にキッチリ合わせて投下出来るのは凄いです
正直爪の垢煎じて飲ませてもらいたい
しかし…何でこの子はこんなに色んな衣装が似合うんだろう
多分答えは単純なんだろうな
あーかわいいなあネズミ風花w
しかし何度も「風花」と変換してるはずなのに未だに「風化」が最初に出ちゃうんだぜ
愛(LOVE)が足りないんだなきっと
辞書登録すれw
ルキアかわいいよルキア
年明け早々いいものを見させてもらった。なんてかわいい風花なんだ
去年の今ごろこのスレを見つけてからずっとROMらせてもらってたんだが
兄弟たちのレスにはいつも萌え転げさせていただいていた
今風花の群青にどっぷり漬かっている自分が居るのも兄弟たちのおかげだ、本当にありがとう。
もうすぐ2日になってしまうがささやかながらお礼をさせていただけないだろうか。
ttp://imepita.jp/20080101/842750 …ゴメン、今見返したらスレタイ書き間違えてた。2009年までROMってくる
>>103 正直リンク開いた瞬間コーヒー吹いてその勢いのまま転げまわった
…実はちょっと前にサイトの話題で書き込んだ
かわいい絵や文で癒されているってサイト、貴方の所なんです
今回もかわいい風花さんをありがとう、癒されますた
ちょっと興奮しちゃってる漏れ自重
>>103 可愛すぎるwww
これからもめげずに風花を愛してあげてくれ
兄弟達ちょっと笑い話を聞いてくれないか
実はかねがね
>>103氏みたいなかわいい風花さん描くのに憧れててな
まさに今さっきまで試行錯誤しつつ自分なりに描いていたんだ
ttp://imepita.jp/20080102/013000 好きな曲リスペクトしてこつこつ練習してたら
突然目の前で本人の生歌聞けたギター少年の様な幸せな気分だ
漏れ風花さん好きで良かったは…ごめんチラシの裏ですた
非常に良いんだけど、キタローに違和感ww
うん、やっぱりバランスとかむつかしくてね〜
どうか見比べて漏れの方の微妙な不自然さを笑っておくれw
とりあえず風花さんをちんまりに描けたんでもう満足w
いや、バランスとかは気にしなければ、気にしないことができるが、
キタローはこんな顔じゃないような…ww
デフォルメすると必然的にこうなってしまうのか?w
兄弟は優しいな…ちと言い訳っぽくなるのを最初に謝りたい
七転八倒の末ちんまり風花さんは漏れにしては頑張ったって感じられたんだが、
その風花さんと並べて違和感無いキタローになかなかなってくれなくてなー…
とりあえず風花さんと同じ感じに描いてから微調整すればどうだろう?みたいなノリで
描いたり消したり繰り返していたところだったんだ
こう…なんて言うか、文章を書くときは多分語彙が多いといい感じだろ?
かわいい感じの絵柄を描くための、文で言う語彙みたいなものが足りてないんだと思う
なので必然とかじゃなくて単に経験値不足なんじゃないかな
まあまた余力があったらチャレンジしてみるよ
目標は遠いけど、まずは柔らかく自然な感じに線引けるように、かな
遅くまでチラシの裏につき合わせてすまんかった、ありがとう
>>110 美大志望の俺としてはその気持ちはすごい判るんだぜ兄弟
絵って文章より表現が面にはっきり出るから
より明確にしないと上手く伝わらないんだよな
俺の中でキタローはちょっとパサついた感じかなぁ
兄弟のキタローも悪くはないんだけどちょっと丸い雰囲気があるな
ちょっと眠そうな(?)眼にしたら良くなると思うぜ
>106
おお正月ボケしていたらなんと可愛い風花さんとキタローが
細かいところまで書き込んであって兄弟の愛を感じる
即保存させていただいたよ。ぜひ完成版お目にかかりたい
そう言えば、ここでは話題が出てなかったように思われるのだが
ペルソナ3エムをやっている兄弟はいるかい?
風花が相変わらず可愛いのだぜ風花
>>106 なんと愛らしい! GJだ兄弟よくやってくれた!
素晴らしいお年玉をいただいたのぜ
>>112 羨ましい。柔らか銀行ユーザーには手の出ないP3Mを…
風花さんはどんなだった? やっぱおへそはすうすうしてるのか?
>113
兄弟、自分も柔らか銀行ユーザーなのだぜ。ジェイ-ホンから一筋だ
エム、余り時間が取れなくてそこまで進んでないのだがもう大盛群青弁当いただいた気分だ
キャラクターたちの意外な一面が垣間見えるいい番外編だと報告する
ネタバレしてもいいのか分からんのだが、どのぐらいならいいのかな?
覚えられてるかわかんないけどひさしぶりに投下。
ttp://1rg.org/up/0846.jpg 「骨伝導イヤホン装着して頭くっつけたら相手に聴こえるのか」
的な事を考えながら描いてたら時事ネタ全然関係なくなっていた。
催眠術だとか超スピードだとか(ry
今年も宜しく。ちょっとP3Mできるか調べてくる。
レスが優しすぎていい大人が真昼間から涙目にされた件
気長に地道にがんばるよ、おまいらありがとう
P3Mなんてあったんだ、でも柔らか銀行ダメなのね…
→あ、先月から柔らか銀行も遊べるようになったんだ!
→機種がG3どころか柔らか銀行ですら無い境界電話の俺オワタ(今ここ)
イベントの評判いいみたいで気になる、機種変考えねば…
>>115 あぁまた素敵なお年玉がぁぁおでこtoおでこかわいいよ
二人がいちゃついてくれてるだけで全て許せる気になってくる不思議
忘れるわけない、2006年の冬に和やかに鍋囲む漫画を投下してくれた絵師さんだ
一応調べてみたら過去スレ12の743だった、おかえり、そしてありがとうGJ
>>115 バカめ、風花スレの濃い住人が忘れる訳なかろうw
おれもMやりたいぜ・・・
113だ
>>114 >116兄弟
何ということ…!! 柔らか銀行にも対応していたなんて!
年の瀬の忙しさにかまけて知らずにいた俺、風花さんファン失格!
ちょっと今からダウンロードしてくる
>>115 電車内で思わずにやけてしまった
骨伝導とは上手い事考えたなぁ…
エム知らなかったからちょっと群青されてくるわ
すまない、いつのまにかID変わってた>112=>114だ。
柔らか派の兄弟が数時間後素敵風花さんに悶えていることを予言する
>115
開いた瞬間神速で保存した。GJ!!
AUの俺涙目
群青コーヒー飲んでくる
>>121 まて、イゴる前に風花がキタローを膝枕している図を描いてから逝くんだw
亀だが
>>103氏のサイトを知ってる人はいないか?
俺が騒いじゃったせいだね、申し訳ない
>>90に貼ってあるP3関連検索サイトで
カップリングの主x山岸の所から探してみて欲しい
>>121 柔らか銀行の前の会社の機種とかどう考えても携帯古過ぎて
悶絶している俺にもそのコーヒー一口飲ませてくれないか…
というかいまどきの若者であるのに携帯すら持ってない俺はどうすればいいんだ
あー新しい風花見たいよ風花
>>121 でもそんな事に関係なくそのコーヒー分けてくれ
そんなこと言ったら俺も群青コーヒーを飲まないわけには…
やべえ、可愛すぎるwww
シャドウが怯えて逃げ出すわけだ
>>127 これは飲まざるをえないwww
否、飲みたい
>>127 「マスター、コーヒーいつもので」なんて気取った感じで注文して、
バーカウンターの上を滑ってきたコーヒーを一気に飲み干しては
やたら満足げな顔で次々倒れていく風花ファン達を見た。
P3Mは未だ手の届かない非情で冷酷な現実だとしても、
彼らには風花さんのコーヒーがある。
そう、(目)覚めない夢を追いかけるのも悪くはないさ。
私も今から一杯頂こうと思う。
GJな絵と優しいあの娘に、乾杯。
さて、風花にお年玉を上げるために今日もタルタロスに登るか
一昨日・昨日の新春風花さん祭りぶりにはしゃいで群青風花さん描いてたら
p3を知らない方から無邪気に「何で群青なんですか?」と聞かれた
今過去ログ読み返してスレ住人で育ててきた群青風花さんに思いを馳せてる
やっぱりこのスレの雰囲気が好きだよ愛してるよ風花
群青か、大惨事だった料理対決SSなつかしす
あれ書いてくれた職人さんは元気かねぇ
えー元旦に間に合わないどころか祭りにも乗り遅れた俺惨状
一応正月絵なんだけどまた間に合ってない予感に泣いた
ttp://imepita.jp/20080103/563491 おまいら明けましておめでとう
よければ今年も宜しくしてくれやがって下さい
おまいらにとって充実した年になりますように
なんとまあ艶やかなこと。GJ!
>>132 このスレの魔境っぷりは群を抜いてたよなw
作品群の質と量は異常だった
>>133 大丈夫、まだ三箇日のうちじゃないかw
いやあ、みんな可愛いぜ
長髪風花にも夢が広がるな
な、なんと仲良しな女性陣が…!GJであります!
133氏を含めたスレ住人みんなに今年も群青の祝福がありますようにと願わざるを得ない
新年早々幸先がいい三が日を過ごさせてもらったよ。ありがとう!
ところでもうひとつ話題があったので。
もう兄弟たちは知っているかもしれないが、アトラスネットのクリエイターワークス、
2007年9月14日の記事にデザイナー氏による風花の裏話が乗っているんだ
P3M同様見逃していた兄弟がいたらぜひチェックしてほしい。
ああ、千尋が元々風花のポジションだったとかは、他でも言われてたりしたよな
P3で風花のナビを入れたのは大正解だと思う
煮詰め方次第ではもっと面白く活用できそうだよな
見た目が千尋のだったらこんなに愛せなかったと思う俺。
にしても
>>133氏の描くペースはすごいな。見習いたい。
そうかまだ三が日だった…ありがとう
乗り遅れた気がしててすっかり忘れて書き込んでた
>>136 P3Mもそうだけどその記事にも気付いてなかったよ
教えて貰えなかったら見ないままだったと思う、本当感謝です
デザイナーさんメインキャラ一人一人の話をしてくれていたんだね
暖かいものを感じてほろっと来たよ…本当に良かった
風花さんやキタロー達はちゃんと生みの親に愛して貰えていたんだな
>>138 単に意思が弱いんだぜ
描いていて迷ったり躓いたらすぐ保留して逃げちゃう
不思議なもので間を置くと問題が見えたりまた描けたりする
運が良ければ続けて完成するけどそうでないとさっぱりだ
今も描きたいけど躓いたままの物が幾つか…
どうかご自身なりに楽しんで下さい
その風花さんへの愛や妄想や電波が運良く形になったら
そっとスレにお裾分けしてやって頂けると皆喜ぶと思います
風花さん達への愛が感じられるものであれば、
その表現手段や質や大小は関係無いのですから
136です
実は自分も昨日知ったのだが兄弟たちのお役に立てたなら幸いだ
P3Mにしても、公式サイトはあんまり外部の情報を載せないな。なんでだろう
>>139 >風花さん達への愛が感じられるものであれば、
>その表現手段や質や大小は関係無いのですから
三が日の締めくくりにふさわしいいい言葉だな。目から汗が…
自分も心の萌えを形にして行きたいと思う。ありがとう!
年が変わっても俺達の風花愛は変わらないぜ
〈イ ,.--、 ,. -- 、 くヽ::::!:::::〉
iンi !,--i =-、 i |!-、::ゝ! これこそまさに風化しない風花愛ってねハハハハ
./ハ--' 7 ヽ-- ' !bノ、::::!
一度言ってみたかった
幾月自重しろ
幾月自転しろ
なんという青春真っ盛りww
人が居ない?
何を言ってんですか、正月に心の実家に居るのは当たり前だろ?
イイヨイイヨ-
しかし二人とも普通の制服だと違和感でるなw
風花は結構いじってたに違いない
兄弟達に後押しされてチャレンジ再開してみたんだ
描いたり消したり足したり削ったり七転八倒繰り返したら、
繋いでた手が届かなくなっちゃって慌ててずらして距離縮めたり!
…何か「殆ど原型留めて無くね?」って状態になty
ttp://imepita.jp/20080104/622330 >>145 セーラー冬服風花さん&詰襟キタローきたぁぁあぁあぁぁ
つかこれは間違いなくヤバイ危険すぎる、なんという破壊力
間違いなく二人の中学時代を夢想して幸せ死する被害者続出
こうまで情感たっぷりだとホントP3中学時代編のメインビジュアルっぽい
ささやかでもいいから中学時代の二人に接点欲しくなっちゃうね
そう言えば幼い頃二人は幼馴染だったけどキタローが転校しちゃって…
ってSSがあったな、ちょっと過去スレ読み返してくる
今年はなんか凄いなwww
これが風花スレの絆の力か…
>>148 なんという微笑ましいカップル
これは祝福せざるを得ない
>>148 これは街角で偶然出会って「ん?」と運命の歯車が回り始めた感じだな!?
>>148 デコの広さが上手い感じにデフォルメされたキャラとマッチしてるな
しかし今年は絵師神様の降臨が凄いな
>>148 106の完成版か!待っていたよありがとう!
か、可愛すぎて思わずジャックフロスト人形ワッショイしてしまった
>>151 ごめん、たぶん自分が調子に乗りすぎなんだと思う…
兄弟たちのレスがあまりにも優しいからモチベーションがどんどん上がっていくのぜ
ワッショイワロタwwっw多分謝る事じゃないんだぜ?
モチベーション上がるのは藻前さんにとっても漏れらにとってもいい事だ
さぁ風花さん電波ゆんゆん受信する作業に戻ろうじゃまいか兄弟
>>153 ありがとう!兄弟の優しさに心の汗がだらだら流れているよ
兄弟たちのおかげで風花さんの愛駄々漏れの正月過ぎてなんだか昇天しそうだ
心のアンテナ伸ばして渾身のもの創ってくる…!!
あ、風花さん。差し入れのコーヒーいただきますね。
やっぱ風花の声は癒されるわあ…
続編で登場とか望みはないんだろうか
今日から(地域によっては)放送始まるトリニティソウルで
女医さんとして出てこないかなとか夢想している自分
けどそれだと確実にキタローがいないんだよな…
キタロー居ないとそれだけで暗くなるから困るよな…
でもなんのかんので風花さんが顔出してくれたら浮かれちゃいそうだ
WFってHNの謎の情報屋がチャットでだけ登場とか、ホントささやかでもいい
ニヤリと出来るとネタがあると嬉しいんだがなーと思いつつ視聴する予定
半分下回ったので風花かわいいよ風花age
風花と夏紀ちゃんコンビが好きな自分は夏紀ちゃんらしき女性が画面の隅で「風花〜」とか電話口で言ってるだけでも幸せだ
…と、出先の携帯から呟いてみる
時に風花さんの名前を携帯の辞書に登録してる兄弟はいるかい?
うちの携帯は「ふうか」を「風花」と一発変換してくれないんだ。
偏った変換みられるの怖くて辞書機能も予測変換機能も使えない自分に勇気を分けてくれ…!
ああ、そういう出方もいいなー二人はずっと親友なんだぜ?
ばっかそんなの解ってるよ、でもやっぱそうだったかーみたいな喜びが
そう言えばうちの駄目携帯も一発で変換出来ないな
携帯あんまり使わないから困ってないけどモニョるのは確か
いい機会だから一緒に辞書登録しようぜw
見つかった場合は風花っていうのは雪がね(略)って言い訳すればよろしw
彼女の力は繋ぐ力
戦う事が彼女と世界を救うなら 俺はけして挫けない
感じる心還る場所 今も一人で堪える 彼女の魂の光
繋がっているから 心が 強くいられる きっと
愚痴も言わずに皆を支え続ける 優しさと強さ
皆の前では涙を見せない彼女の顔から 涙の跡を永久に奪い去りたい
闇を照らし出す彼女の かけがえの無い温もり
終わらない世界を信じて 未来のために
彼の力は絆の力
この想いが彼の力になるのなら 私はけして諦めない
感じる遥か高みでは 今も一人で戦う 彼の魂の光
信じているから 彼を 待っていられる ずっと
呪われた運命を切り開く意志 勇気と気高さ
皆の前では弱音をはかない彼の痛みが 和らぐ様に共に感じていたい
闇を切り開く彼の かけがえの無い暖かさ
揺るぎない未来を信じて 明日のために
「―…おかえりなさい」
「――――ただいま」
ttp://imepita.jp/20080105/130450 ***
昨晩受信した電波、流れ詠めてないわ連投だわで申し訳ない
多分瀕死で戻って前のめりに膝から崩れ落ちた所を受け止めて支え起した感じ
説明が要るとかpgrな上に微グロで濃い目です、苦手な兄弟はご注意下さい
>>158 PCなら登録してるが、携帯には入ってないなあ
「かぜはな」なら一発で出せそうだけど
>>160 なんという戦場
ちょっと兄弟達超がんばってるので負けてらんねぇ!って感じで
祭りに乗っかりたかったけど生来の遅筆により全然間に合わなかったw
描いてるうちに意味がわかんなくなったけどせっかく描いたので投下
ttp://1rg.org/up/1159.jpg 30秒ドローイングして出直してくるわ
ちょwwwなんなんだ最近の流れはwww
みんなGJすぎるぞ
>>162 これは正に我等が思い描く理想の二人
毎日こんな感じでイチャついてるんだろうなあ
>>162 ちょ…これなんてパラダイムX?いやアルカディアか、理想郷過ぐる
あれまだイゴールに説教喰らってないのに俺ひょっとして死んでる?
安らかな気持ちだ、ここが楽土だからか…とか逝きかけた
不器用な距離の二人もすんげー萌えるけど、
互いの体温感じられる距離もハァハァ
私事でごめん、アンケートうざかったらスルーしてやって下さい
次何か描いて投下すると個人的にちょっと節目で
それで一回だけ少し遊んでみたくなって…
えっと、何か見てみたい絵のシチュとかってありますか?
遅筆なのと絵柄がアレなのに目を瞑って貰えれば大抵なんとかなると思う
気が向いたら希望教えて下さいね
おお…!いつのまにかまた祭りになっているではないですか
今度はキングフロスト人形をワッショイせざるを得ない
>>160 みんなが早退したあとエントランスで一人キタローを待つ風花さんの
恐怖は計り知れないものがあるよな(一度襲われた場所だし)
文章も含めて、見た瞬間鳥肌が立ったよ。なんと言うか厳かで好きだ
>>162 なんと言うユートピア…!大丈夫、兄弟のおかげで現在進行形でお祭り真っ只中なのだぜ。
キタローの日常に平然と風花さんが含まれてるのがまさに理想的
関東地方は今朝雪が降ったらしいが二人でいれば寒い冬もぬくぬくだよな…!
>>164 散々既出かもしれないのだが、やっぱり膝枕がみたいなと希望
ところでまた描かせていただいたのだが結局趣味に走ってしまった…
探してもあんまり見つからない風花さんの絵をこんなに見れるなんて涙で視界が群青だ
もうこのスレにも兄弟たちにも足向けて眠れないよ自分
ttp://imepita.jp/20080105/773220
>>165 ナツキの肌が白いだとッ!?
ナツキとは大人になってからもちょくちょく会ってたりする関係だと最高だよな
後ろで羨ましそうなキタローは寮に帰ってから、
一日中風花を離さないと見た
>>166 あ…ごめん、自分が描くとどうしても色が淡くなっちゃうんだ…精進するorz
いつかガングロ夏紀のリベンジしたいものだぜ…嫉妬全開のキタロ的な展開で。
>>165 うぉあぁあぁぁぁヤバイ可愛いなぁ二人をずっと覗き見してたいわ
手を離した方がお母さん!なんて勢いで風花さんを抱きしめて
相対した夏紀に苦笑されそうな嫉妬が垣間見えるキタローがいいね
趣味に走ってもいいじゃない、むしろ良いことだと思う
ペン入れ出来ないし手数で誤魔化す絵しか描けない俺としては
きれいな線で可愛い絵で本当憧れる、これからも楽しんで描いて下さい
それとレス感謝です、もう少し待ってみて他に無かったらチャレンジさせて頂きます
あとちゃんと風花さんより健康的な肌に塗れてるから大丈夫w
>>167 まあむしろ白い方が好きだから良いけどねw
ただし、結子は白くしてはダメだ
>>168 膝枕で異存なし!
乳枕でry
>>170 その発想は無かったわw
アイギスと同じじゃ確かに味がないよな。
キタローが腹枕とか言ってみる
アニメ、P3キャラは誰も出さないのかと思って風花登場も諦めていたが、肉彦
の中の人が警察関係者っぽい雰囲気で電話越しに登場していた
イゴールもおいしい登場を果たしたし、例えチョイ役でも完全に諦めるのは早いか?
希望はいつでも心の中に秘めておくものさ
10年後とかとんでもないブスになってそう
>>160 うおおかっけえwたまにはこういう「萌え」じゃない絵もいいなあ
ていうかこれ何で書いてんの?w
>>162 萌え死んだ うわーかーわーいーいーw
何か奥歯がもにょもにょするカワイさだな
>>165 この二人のコンビはほんとにいいなあw キタローwうらやましいのか?
やっぱり風花って他と比べてちんまりしてたほうがかわいいのね
>>175 てめえは俺を怒らせた
今日もいい天気だな。空が晴れていると嬉しくなる
それは風花さんのおぐしの色だからです
と、「風花」をついに携帯の辞書登録した自分参上
>>177 そういえばうちのパソだと、風華は人名で最初から入ってたのに、
風花がなかったのは何故なんだろう…
>>178 兄弟じきじきに辞書登録してもらうためじゃまいか?
今から一時間以内にレスがなければ風花は俺のもの。
24時間以内にレスが付けば風花のオッパイは俺のもの。
>>180 残念ながらそれは許可しかねる。
あとそれは風花のでなくエミリのニセち(ry
そしてこの先レスがついてもつかなくてもちんまり風花はいただいていく!
久しぶりに他キャラスレ回ってきたけど風花スレすごいな
>>179 なるほどw
迷うことなく登録したけどな
>>182 ん、何が?
いろんな意味で凄いのは確かだが
希望のレス下さった方有難うございました、がんばります
と言うかもう描いているのですけれど
日付変わる前までには間に合いそうに無くて…
さすがに一日一投のペースは続けられず、残念です
>>173 速報感謝です、何かついつい期待しちゃいそうで良さそげね
こっちは放映来週だったかな〜ワクテカ待機してよう
>>176 ありがとう、その絵はSAIってフリーソフトです
鉛筆と消しゴムってツール使ってタブレットでわしわし描きました
>>177 風花って登録完了か、携帯の新しい夜明け到来おめでとうw
ちんまりな女の子が兄弟と誰かを繋いでくれてるって考えると素敵なのぜ
>>185 どっちも可愛すぎるww
>>162と併せて見ると効果倍増
やっぱ後ろから抱きかかえてる姿は最高だよな
特に風花のちんまり具合が活きてくるし
ちょw兄弟のおかげで自分の描いた絵なのに笑いが止まらなくなったw
>>185 後から抱っこして二人で一本のマフラーとかもうやばい死ぬ萌え死ぬ
二人の周りだけ穏やかに暖かそうだ…風花さんの笑顔といい最高にGJ
叶うなら
>>162とセットで重要文化財に指定したい
あんまり我慢する必要はないかもしれまい、勿論無理する必要も無いけどね
愛と電波と衝動の赴くままに楽しんでおくれねぜ風花かわいいよ風花
>>187 ちょwwおまwwwww
「っ…あはは…とても痛いって聞いてたけど…怖がってソンしちゃった」
「う、うん…」
みたいな
死ね俺
寝る
無茶しやがってのAA貼りたくなったわw
俺が言うこっちゃ無いかもしれないけど、
そんな情念に身を焦がすのも愛故なのだぜ、イキロ兄弟
>>191 ニヤけなのかおかしさなのか分からない笑みがこみ上げるからどうか寝てくだしあw
いい夢見られるといいな。おやすみ
こんな時間にやってきて連レスしまう自分超暇人
ところでもうすぐ
>>95で2008年あけてから100レスになるんだな。
おめでとうありがとうかわいいよ風花
あんまり燃料はなくても、いつでも風花愛は燃えてるぜ
7日で100も進んだのか…そりゃ確かに燃えてるわ
つか奇跡の様な年末年始だったと思う
SSも絵も職人さんの数、投下数や頻度etc
瞬間最大風速なら最盛期に並ぶか超えてた気がする
皆とこの時を一緒に萌えられた幸福に感謝したい、本当乙でした
さぁてまた萌え転げるとするか
風花かわいいよ風花
いや、流石に最盛期には及ばんよww
それでも今の時期にこれだけ職人が集まったのは確かに奇跡的
これは新年パワーだ・・・
ギシヤマフーカ!
>>200 200オメ!!と言うかやったよ膝枕だよなんてかあいいんだ寝ぼけ頭が瞬時に覚醒した
こう言う作業中の絵も、どんな風に描いてるのか見られて結構好きだったりするのだぜ
これでも飲んで元気を出すといい。けれど体調には十分気をつけてな。
こうして萌え転げられるのもまず兄弟あってこそだ。
つマッスルドリンコ
風花は柔らかそうだなあ
ああ、年末から今までにかけてここに来られなかった事が悔やまれる…
でも、それと同時に安心した
これだけ風花と主風を愛してくれる人がいるなら、火は消えたりしない
祭りを盛り上げたみんなにGJ!
自分は自分でがんばりますので、FESの続きいきます
前の話は
>>56で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 C」
今日は久しぶりに順平と校門で会った。
「おっす、おはよー」
僕は順平に目線と顔を少し傾けることで答える。
「なぁ、知ってっか? この間音楽室で女子が倒れてたって話」
「ああ」
それなら一応知っている。
クラスで周りが話しているのを聞いただけだが、放課後の音楽室で女子生徒が気を失って倒れていたらしい。
その話を聴いた瞬間、僕も風花も無気力症が頭をよぎったが、実際女子生徒は病院には運ばれたものの、
その後すぐ目覚めたらしいので無気力症ではようだから僕たちは安心したのだが。
「なんでも、その子倒れる前に誰もいない音楽室で変な音楽を聴いたんだってよ」
…変な音楽? 月光音頭とか…?
まぁ、それはともかく、噂には尾ひれがつくのは前にも確認したし気にすることじゃないな。
「なんか聞いたことも無い綺麗な音色だったって話だぜ。
なぁ、これって…」
…やっぱり、順平も無気力症を疑ってるのか。
まぁ、僕達には無理もない話だけど…。
とりあえず僕は、順平にその可能性は低いと告げようとしたのだが…、
「いわゆる、学校の怪談って奴じゃね?」
「…は?」
「だーかーら、要するに学校の七不思議とかそう言うやつだよ。
漫画とかでよく聞くだろ?」
どうやら順平の思考回路は僕の予想の斜め上を行っていたらしい。
……はぁ。
まぁ、変に気にしてないなら別にいいんだけど…。
「俺、今まで行った学校にそう言うの無かったからさ、ちょっちわくわくするぜ」
安心しろ、僕の行った学校にもそんな話はなかった。
「やっぱ、こういうのにはそれっぽいタイトルがいるよな。
『怪音が響く音楽室』とか『放課後の吟遊詩人』とかどうよ?」
…どうでもいい。
その後も僕は怪談(?)に変なタイトルをつけようとする順平を適当に相手しながら教室へと向かった。
「そういや、もうすぐゴールデンウィークだよな」
三年生の廊下まで上がって来た頃、それまで怪談の話しかしていなかった順平がこんなことを言った。
僕がそれを適当な返事で返すと、順平は楽しそうに二の句を告げた。
「お前ゴールデンウィークの予定はどうよ? 俺はバッチシ決まってるぜ」
…この浮かれよう、どうやら順平は彼女に会いに行く予定をばっちり決めているようだ。
まぁ、応援はする。
「…なるほど、その感じだとまだみたいだな。まぁ、お前もがんばれよ」
そう言い残すと順平は自分のクラスへと入っていった。
順平が消えた後、少し考える。
…ゴールデンウィークか。
そう言えば、最近風花とは授業中や部活でずっと一緒だけど、普通にデートとかはしてないな…。
今日は部活はないし、久しぶりに風花とどこかに寄ってみようか。
その時にゴールデンウィークのことも…。
そう予定を立てると僕はすでに風花がいるであろう、自分のクラスへと入っていった。
放課後。
僕は着替えてグラウンドに出ていた。
朝立てた予定はどうしたのかと言うと、
「風花、今日の放課後…」
「放課後? あっ、そうだ。
リーダー、今日の放課後ようやくメカ部の部費の交渉ができそうなんです」
「…?」
「ほら、みんな今私が家から持ってきた道具を使ってるじゃないですか。
でもやっぱり、個人個人の道具はあった方がいいと思って、生徒会に部費を出してもらえないか頼んでたんです」
「…そうなんだ」
とまぁ、見事に崩れてしまっていたわけだ。
一応、僕も一緒に行こうかと聞いたのだが、「これは部長の役目ですから」と断られてしまった。
まぁ、まだゴールデンウィークまで少し間があるしそのうち誘えばいい。
とまぁ時間が空いた僕は久しぶりに陸上部に参加しようとグラウンドに出てきたわけだ。
「おっ、やっと出てきやがったか」
そう言って、僕を出迎えたのは宮本だった。
「まったく、やめる気かと思ってたぜ」
笑いながら僕の背中をばしばし叩く宮本。
「やめないさ…」
僕は宮本にそう答えながら、ふとあいつのことを思い言葉を続けた。
「…あいつとの約束もある」
「?」
僕の言葉に宮本は少しきょとんとした後、少し間をおいて口を開いた。
「あいつって、もしかして早瀬のことか?
でも、あいつ陸上やめたって聞いたぜ?」
「いや、やめてないよ」
約束した、あいつは必ず守る。
「…そっか」
宮本は僕から離れると軽く屈伸をした。
「じゃあ、俺も気合入れねえとな。
よっしゃ、まずはアップしてからダッシュ10本だ!」
僕も宮本に付き合うことにした。
「はぁはぁはぁ…、ちくしょう…。まだ勝てねえか…」
「…宮本もかなり速くなったな」
「ああ…、でもまだまだだ…。
ずっと部活出てなかったお前に勝てないようじゃ…、努力が足りねえ…」
「…無理はしすぎるなよ?」
「ああ、わかってるよ。頑張りすぎないよう頑張るぜ…。
んじゃ、もう1本行くか!」
こうして部活の時間は過ぎていった。
夕方。
部活を終えて帰ろうとしていた僕は、校門に向かって歩く小さな後ろ姿に気づいて考えるまでも無く走って追いかけた。
「風花っ」
「えっ?」
スピードを落として風花の横に並ぶ。
風花は少し首を傾げるようにして僕の方に振り向いた。
「リーダー、今帰りなんですか?」
「うん」
「…じゃあ、途中までですけど一緒に帰りませんか?」
断る理由があるわけが無い。
僕は風花に微笑んでみせることで答えた。
「部費は五月までには何とかしてくれるらしいです」
風花と話をしながら歩く、ただそれだけなのに楽しくて仕方ない。
今日はもう会えないと思っていたからなおさら。
「それで、ゴールデンウィークにみんなの道具も買い揃えようかと思うんです。
あの、良かったらリーダーも付き合ってくれませんか?」
あっ、そういえばゴールデンウィークのことをすっかり忘れていた。
「うん、いいよ」
僕がそう答えると風花は嬉しそうに微笑んだ。
部活の買出しだけど、これでゴールデンウィークにも風花に会える。
そう思うと僕も嬉しくなった。
「…それと、あともう一日空いてませんか?」
「え…?」
風花を見ると少し恥ずかしそうに俯いていた。
「あ、あの、買出しは一日で終わると思うんですけど…。
その次の日にでもまた会えたらって…」
風花の姿と言葉に僕の胸は瞬時にいっぱいになってしまう。
…まったく、風花は僕を幸せにする天才だな。
心の中で苦笑すると、僕は風花に肯定の返事をした。
すると、また風花は嬉しそうな微笑を見せてくれた。
そして、どちらとも無く手を繋いだ僕たちは、また他愛も無い会話をしながら帰り路を進んでいく。
ただ、その歩みが少し緩やかになったのは僕の気のせいではないだろう。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「四月の話 C」 終
昨晩触れ忘れてたせいでスルーしたみたいになっちゃって
なんだか申し訳無かったですが、ちゃんと
>>170と172も描く気満載です
生暖かく気長に待ってやって下さい
…風花さんの乳枕ってこういう解釈でいいのかなぁ?とか一人にまにましつつ
>>201 差し入れありがとうマッスルドリンコ飲んで鼻血出しながら描くよ
とりあえず今日は早めに寝るのを目標にペンタブ握ってぱんちですよ
>>203-206 FESのひとあけおめおかえり
風花さんと供に過ごせる高校生活が本当に眩しすぎる、GJ
萌え転げさせられまくったお陰で床が摩擦係数ゼロになった
順平と吉野さんもラブラブみたいで素晴らしいし宮本も頑張ってていい
手を繋いで帰る二人を物陰から見守って黒沢さんに不審者扱いされたい
すまんうっかりお気に入り整理してたら過去ログあるサイト消しちゃったんだが誰か教えてくれんか
>>203-206 遅ればせながらFESの人乙ですあけおめです。
やっぱりキタロには生きて風花と幸せになって欲しいなー…と読むたびに思う次第
みんなでワイワイ過ごすED後を夢想するとこっちまで幸せになってくる
>>211 おお、歓声版…じゃない、完成版…!待ってたのだぜ、GJです!!
50枚オメ!勝手に風花スレ住民栄誉賞を差し上げたいな
全然遅筆じゃないと思うのだぜ。むしろそのペースの速さは見習いたいほどだ
ものすごく綺麗だし、何より風花さんへの愛に溢れてるジャマイカ
すごく幸せそうなキタロと風花さんに、こっちの頭までお花畑になった
残りの枕もまったりお待ちしておりますのぜ、一張羅で。
そんなわけでついでに。
ttp://imepita.jp/20080109/862860 とりあえず自分も支援。
年末年始ほどここにはこれないけど風花さんへの愛はいつでも満ち溢れているのぜ。
>>213 毎度毎度、風花のちんまり具合が最高だな
風花のスカートの中は宇宙です
ひょっとして板ごと逝ってる…?
○月×日 晴れ
どうも私の知らない間に何か事件が起きていたらしい
順平君が言うにはリビングを通れなくなって大変だったそうだ
桐条先輩に頼むから少し自重してくれと言われた
どういう意味だろう
キタローくんに聞いてみたら「どうでもいい」だって
大した被害じゃ無かったのかな?
ちちまくら:
ttp://imepita.jp/20080110/797350 はらまくら:
ttp://imepita.jp/20080110/797600 ***
リク有難うございました、ベタですいまs(ry
風花さん萌えを補給して出直して来ます
>>213 っていきなりほんわか補給出来た件
このちんまりかわいさは心洗われます
日溜りのしたでのんびりするとき
背中に感じるぬくもりは太陽よりも暖かいんだぜ
ありがとうございます
描き続けられたのは住人の皆のお陰なのでこちらこそお礼したい気持ちです
その絵が綺麗に描けたのは二人一緒に初めての春を過ごせたらいいなって
しみじみ思わせてくれた沢山の良いSSのお陰だと思います
FESの職人さんやいい話を書いてくれている職人さんに感謝
気持ち下がりすぎなので少し保守
あと
>>215ごめん、PCからの書き込み全く反映されなかったのでつい
保守って言っておいて上げ忘れてるし…連投すいません
腹枕の感触はグルキンの賜物
風花はどこもかしこもぷにぷにだろうな
>>216 まくらGJ!!!
なんてほのぼの派なおしおきなんだ…
その内リビング禁止になってどっちかの部屋でまくらするといいよ!
風花だけに、ふーかふか。…ププッ
風花みたいなナビって今後も使われたりすんのかねえ
風花は台詞1500以上って話だったかな、収録も大変そうだし
ネタ的にペルソナ能力まる被りしそうだし、難しいんじゃないかね
確かに一人だけセリフ量半端ないよなw
でもアイディアとしては非常に面白かったから、できれば続けて欲しいなあ
ナビ役は任意に変更できる仕様にしてほしかった。前線で戦う風花さんも見たい。
…いや、他意はないよ?スリップするのが見たいとかじゃないんだからねっ!
ましてやハイレグアーマーとかメイド服とか水着とかバッカじゃないの?!
風花に着せ替えはしたかった。
そういうゲームじゃないとは分かってる。分かってるが、ゆかりと美鶴はできるじゃなか・・・。
風花のペルソナ戦えないこともないんじゃないか?
あのペルソナ恐ろしく硬いし、補助魔法かなり持ってそうなきがする。
FESではきっと前線にも投入できる
そう考えていた時期が俺にもありました
>>229 おまいは俺か
甚平風花を愛でられると信じていた…
そういえば言ってなかったのか、今更ながらあけおめです
>>213 風花ENDでは主人公は絶対死にません
なぜなら主人公が死んだら風花泣くし、そして主人公はそれを許す男ではないはずですから
良い絵ですね、和みます
>>216 素敵なまくらっぷりですね、見てて幸せになれます
自分はさほど何かをやったという事はないので、そう言われると恐縮です
ではFESの続きいきます
前の話は
>>203で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 @―幸せな時間、二人」
「今でも思うよ…。
あの日君が僕を殺してくれることを選んでいたらって…」
綾時は寂しそうな顔でそう言った。
「選んでくれていれば、君一人がすべてを背負う事は無かったのに…」
辺りは暗く、綾時が近くにいるのか遠くにいるのかさえわからなかったが、
あいつの寂しそうな顔だけははっきりと見えた。
「僕は自分の選択に後悔はしてない」
これは間違いなく自分の本心だ。
もしあの日僕が綾時を殺すことを選んでしまっていたら、おそらく今の世界は無い。
「みんなで立ち向かって、そして今と未来を手に入れた…」
「…でも、背負ったのは君だけだ」
綾時ではない声。
いつの間にか綾時の姿は消えていて、代わりにそこには少し悲しそうに僕を見つめるファルロスがいた。
「…確かに不公平だな、とは思う。
でも、僕にしかできなくて、僕の望みをかなえるにはそれしかなかった」
僕の言葉に、ファルロスは悲しそうな顔のまま微笑んだ。
「…わかってるよ。
それが君の望みだったことも、それができるのが君だけだったことも…
そして…、君の望みと君の願いが違うものだって言うことも…」
……。
「ぼくたちは君の一部だ。
だから、ぼくたちはできる限り君の望みを叶えるよ。
君には、幸せになってほしいから…」
そう言い終えると、ファルロスは悲しそうに微笑んだまま消えていった…。
…そこで眼が覚めた。
こういう夢を見るのは何度目だろう。
僕は上半身を起こして、少しの間ぼーっとする。
すると、少しずつ頭が覚醒状態に近づき、次第に夢の中の光景が頭から離れていく。
…綾時、…ファルロス。
夢で見た光景が完全に頭から離れる前に、少し夢の内容を想った。
後悔? するわけが無いじゃないか。
僕は今日、今もこうして生きている。
僕は今日これからの事を想って、思わず頬を緩めた。
あの日、戦うことを選んでなかったら今日は来なかった。
そう考えたら後悔なんてしようもない。
頭が完全に覚醒した僕は、まだ時間には早いが出かける準備を始めた。
そう、今日は風花とデートの日。
少し早く来すぎちゃったかな?
私は時間を確認してそう思った。
彼は約束の時間に遅れたりはしないけど、
約束の時間より早く来たりもしないからいつも私が彼をこうして待つ形になっている。
今日は30分早く来ちゃったから、彼と会うまであと30分待たないといけない。
でも、その待つ時間を退屈だと思ったことは全然無くて、いつも彼のことを考えているうちに時間が来て、そう…
――風花。
私の名前を呼んで、そばに来てくれる。
彼が名前を読んでくれるだけで、なんだか嬉しくなれるから不思議。
両親からもらった大切な自分の名前をもっと好きになれる。
そうやって彼のことを考えているうちに、
「風花」
ほら、こんな風に私の名前を呼んでそばに来てくれる。
普段は感情を表に出さない彼が微かに笑いながら。
「おはよう、リーダー」
そうして彼に答える私の顔は自然と笑顔になる。
彼も私に挨拶を返して、少しの間見つめ合う。
ドラマや漫画でよくある「待った?」「ううん、今来た所」なんてやり取りに憧れたりもするけど、
私はこうして彼がそばに来てくれた時の何も言わなくてもいいような空気が暖かくてとても好き。
「行こうか」
「うん」
そして私たちは並んでゆっくりと歩き出した。
ポートアイランド駅、スクリーンショット前。
「そう言えばこの間はここで電話くれたんだよね?」
映画館のチケット売り場の前に並んで待っている時彼がそう聞いてきた。
この間…?
「春休みのことですか?」
彼はこくりと頷いた。
「うん、あの時は夏紀ちゃんとこうして並んでる時に電話に気づいたんだ」
「…そんな時なら、わざわざすぐかけてくれなくても良かったのに」
「そうですね…。でも、もしかしたら、大事な用かもって思ったから…」
それに…。
リーダーから電話してくれて嬉しかったから…。
「リーダーはその時何してたんですか?」
「その時の僕はコロマルの所に…」
彼はそこまで言った所で軽く笑った。
「どうかしたんですか?」
「うん、そう言えばコロマルともこうして映画館に来たことがあったなと思って」
「えっ、コロちゃんと一緒に映画館に入れたんですか?」
私は驚いて、思わず聞き返してしまう。
「いや、頼んでみたけどダメだった。コロマルも残念そうだったな」
「ふふ、そんなことがあったんですね」
私も時々会いに行くけど、リーダーもコロちゃんに会いに行ってるんだなぁ。
「風花、もし良かったら後で…」
「一緒に、行きましょうか」
「…うん」
そうして二人で笑い合っていたら、チケットの順番が来たので私たちはチケットを買って映画館の中へと入って行った。
ポロニアンモール。
映画が終わった後、喫茶店で昼食をとった僕たちはポロニアンモールを軽く歩いていた。
「そう言えば、去年はみんなあそこの交番にお世話になってたんですよね?」
交番にお世話になると聞くと、悪いことでもしでかしたように聞こえるけど確かにそこの交番の黒沢さんにはお世話になった。
そう言えば、風花は使ったことないのか。
よくよく考えれば変な話だ、高校生が交番にちょくちょく出入りしてるんだから。
変と言えば、ここには変な人間との思い出ばかりあるな。
>えまーじぇんしー!!
>アタシの講義がタダで聞けるなんてアンタ幸運よ。
>読経ライブなんてどうだい?
今は会えない人間ばかりだな。
でも、縁があるならきっとまた会える。
それに、変な思い出ばかりじゃないな、みんなと戦った思い出だってあるし、何より…
――私と一緒にいてくれて本当に嬉しい…。
一生忘れられない思い出もある。
「…? どうかしたんですか?」
僕の顔を見上げる風花に軽く首を振って答える。
「なんでもないよ、そろそろ行こうか」
「あ、はい」
僕は風花と一緒にポロニアンモールの外に向かって歩きながら少し思った。
一緒にいてくれて嬉しい、か…。
それは間違いなく僕のセリフだな…。
巌戸台駅、本の虫。
「こんにちわ」
「おおいらっしゃい。お、今日は風花ちゃんも一緒かい」
彼と一緒に本の虫の中に入るとお爺さんが笑顔で迎えてくれた。
「あら、いらっしゃい」
奥からお婆さんもやってきて私たちを見ると笑顔で歓迎してくれた。
「お二人さんはデートかい? いいのう。
なあ、婆さん、せっかくのごぉるでんうぃーくじゃし、わしらも店を閉めてどこかに行こうか?」
「何行ってるんですか、お爺さん」
二人が笑い合ってるのを見ているとなんだか私も楽しい気持ちになってくる。
それに、私たちもいつかこんな風に…。
「風花?」
「えっ、はい!」
私は一瞬、考えてることが彼に見透かされてしまったのかと思って、顔が熱くなってしまった。
「本、探さないの?」
「あ、はい」
「おや、何を探してるの? 私も一緒に探してあげるから」
「あ、ありがとうございます」
私はお婆さんと一緒に店の奥に入って行った。
そしてしばらくお婆さんと本を探したけど、本は見つからなかった。
私達が彼とお爺さんの所に戻って来た時、二人は会話をしていた。
「風花ちゃんとはどうなんじゃ?」
「どう、って…?」
「いや、結婚はいつ位になるかと思ってのう」
けっ…?!
「お爺さん、結婚はさすがに気が早すぎますよ」
「いいや、婆さん。愛し合ってるなら結婚に早いも何もない。
わしは断然応援するよ。もし、子供ができたらうちに顔見せに連れて来とくれ」
結婚…、子供…。
そう何度も私たちを指して言われると、どうしても考えてしまう。
そして想像した次の瞬間、顔が高潮するのを感じた。
「…風花、本は見つかった?」
「あ、ううん」
「そうか。じゃあ、僕たちはそろそろ…」
彼がそう言うと先ほどまで楽しそうだったお爺さんが少し残念そうな顔をした。
「お、そうかい。また来とくれ、二人だったらいつでも歓迎するからのう」
私は会釈で挨拶して、彼の後に続いて店を出た。
「大丈夫?」
店を出てもまだ顔の赤い私を心配して彼が声をかけてくれた。
「あ、うん」
それにしてもびっくりしちゃった…。
私だって考えたことないかって言われたら…、否定はできないけど…。
「私たちには早いですよね…?」
「…?」
「あの、その、けっ、こんとか…」
彼は少しの間眼を閉じた後、そうだねと言った。
でもその後、
「できる事なら今すぐにでもしたいんだけどね」
彼がぽつりと呟くように言った言葉は私には聞き取れなかった。
長鳴神社。
「コロちゃんっ」
風花が呼ぶとコロマルは嬉しそうに走ってきた。
「コロちゃん、元気にしてた?」
「ワンッ」
コロマルは相変わらず元気そうだ。
僕も近づいて頭を撫でてやった。
「この間はありがとな」
「ワン」
僕がコロマルに買ってきた餌を出してやると、コロマルはじゃれるように僕の頬を軽くなめた。
あっ…。
その瞬間、僕はこの光景であの子に同じようなことをされた事を思い出して、
「ごめん、風花…」
あの時と同じ事を言ってしまった。
「えっ? 何がですか?」
すぐに現実に立ち返って、風花に首を振りながらなんでもないと返した。
…今日はなんだか昔を思い返してばっかりだな。
そう思いながらも、ここでお別れしたあの子の事を少し思い返した。
>おにいちゃんのお嫁さんにしてくれる?
子供のいう事だ、軽く受け止めてあげれば良かったのかもしれない。
最後だったんだから。
でも、僕はうんとは言ってあげられなくてごまかした。
あの子がそう言うごまかしが嫌いな事は知ってたのに…。
でもあの時の僕にはうんと言ってしまう事が風花への裏切りになる、そう思ってどうしても言えなかった。
おそらくそれは今も変わってない。
ごめん、舞子ちゃん。
「ワンワン」
…コロマル?
「リーダーどうかしたんですか? コロちゃんも心配してますよ」
心配そうに僕を見つめる二つの顔に僕は思わず笑って、二人の頭を優しく撫でた。
「わっ、リーダー…?」
「ありがとう、二人とも…」
そうしてしばらくコロマルと一緒に過ごしていると、風花が不意にこう言った。
「そうだ、寮に行ってみませんか?」
「寮に?」
寮とはもちろん、僕たちの住んでいた巌戸台分寮の事だ。
今は閉鎖されているはずだが外から見るくらいはできる。
「そうだね、行ってみようか」
僕がそう答えると風花はとても嬉しそうな顔をした。
「はい。コロちゃんも行く?」
風花が尋ねるとコロマルはゆっくり首を横に振った。
コロマルは僕たちに気を使って二人きりにしてくれるらしい。
「それじゃあ、また来るからねコロちゃん」
僕たちは見送ってくれるコロマルに手を振りながら長鳴神社を後にした。
長鳴神社からさほど遠くない所にある巌戸台分寮は使われていない今もひっそりたたずんでいた。
「…やっぱり開いてないか」
扉に手をかけてみるけど、やはり扉は硬く閉ざされていた。
でも、こうして眺めているだけで思い出す、ここでみんなと過ごした数々の時間と思い出を。
まだここを出て一月程度しか経っていないはずなのに懐かしさがこみ上げてくる。
それはきっと風花も同じだろう。
「なんだか、帰ってきたって感じがするね」
「…そうだな」
多分一人だったらそうは思わなかっただろう。
ここには僕たちと、みんながいた。
だから帰る場所だったんだろう。
…空がだんだんオレンジに染まってきた。
「そろそろ帰ろうか」
「うん」
僕たちは名残惜しさを感じながら巌戸台分寮に背を向けた。
風花の部屋。
今日は楽しかったなぁ…。
私は自分の部屋で今日の出来事を思い返した。
ずっとリーダーと居られて、楽しくて、幸せだった…。
私は帰ってから早速机に飾ったガラスの一輪挿しを撫でて微笑んだ。
また明日からは学校でリーダーに会える。
こんな日々がずっと続いていけたらいいな。
私はそう思いながらガラス一輪挿しに指で彼の名前を綴った。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 @―幸せな時間、二人」 終
FESはどうなるんだ〜って夢見られた頃は幸せだったね
ペルソナ4開発中って本当なのかどうか知らないけど、
また夢見させて貰えるといいね
>>231-237 FESの人乙であります、今回も幸せをありがとう
コミュの人達ともそれぞれに繋がっていていいね
キタローの肝心の台詞を聞き逃す風花さんがじれったくて、
そんな二人がもどかしくて実にいい
昔長文すぎて迷惑かけちゃって続き自粛した事があって
それを書き上げきって無いのが少し気になってたんだけど、
Fuka End Selectがちゃんとキタローも風花さんも皆も幸せで
なんか凄く満たされてて気にならなくなってきた今日この頃
…ってこういういい話の後に投下は非情に申し訳ない内容というか、、
こういうタイミングでこういうネタ絵を描いてた自分が切ないというか
調子乗りすぎてスレタイ入れる場所無くなっちゃったし
正直すまんかった吊ってくる
ttp://imepita.jp/20080114/075510
ザベスが可愛いんですけどw
風花の下は白タイツか白ニーソか、謎である。
そして遅ればせながら枕シリーズ乙!萌え転がせてモら太
FES後話も超乙。穏やかで優しくて幸せな日々、ずっと続くに決まってるよ
…モら太ってだれだ、モら太ってorz
連投すまん。「もらった」の間違いだ
「風花、これあげる」
「わ、かわいいどうしたんですか?このぬいぐるみ」
「さっきUFOキャッチャーで取った」
「さすがですね、ありがとうございます」
(良かった、喜んでもらえたみたい)
「…モら太」
「え?」
「決めました、この子の名前。よろしくねモら太」
(モら太って誰ーーー!?(ガビーーソ))
みたいな光景をピューと吹くジャガーの人の絵で想像した
そんな漏れは白タイツだといいな派
風花さんのスカートの中はコズミックギャラクシーなのでパンツなど見えません
>>238 詳細はわからないけど、書き上げきってないなら書いて欲しいなと個人的には思う
>>242 さすが風花のネーミングセンスはズバ抜けてるな
そこはかとないねらー臭がするぜw
>>245 激しくぐっジョブwテラワラ太wwww
すんげー嬉しそうな様子に激しく和んだ、実にイイ
デカイぬいぐるみ抱える風花かわいいよ風花
そしてモら太の腹巻が気になるage
ああ、気になるってのは気に障るって意味じゃなくて
気になってしょーがない腹巻可愛いよハァハァってニュアンスなので、
あんまり気にしないでおくれねぜ
>>246 風花のちっこさと無邪気さが素晴らしいな
これはお持ち帰りせざるを得ない
245です
モら太のアレは実は腹巻きじゃなくてコルセットで
耳が垂れてるのは犬だから出なくスコティッシュフォールドだからで
要するにモら太はセレブリティ(自称)なんですというチラシの裏
ttp://imepita.jp/20080116/860110 ちょっと別所で先に公開しちゃったんだけどモら太ネタなのでこっちにも。
勢いだけで描いてしまった。
>>249 むしろこの風花をぬいぐるみにして欲しい
>>251 風花のメイド姿が素敵過ぎて思わず書いてしまった
タルタロス。
「風花その格好は…」
「あ、あの、これはゆかりちゃんが私達だけじゃ不公平だからって…」
「…似合ってるよ風花」
「え、あっ、ありがとう…」
「風花、今日は僕とタルタロスを昇ろう」
「えっ、でも、私は戦えないし足手まといに…」
「大丈夫、僕が守る。何よりこんな風花を下においていくなんて心配すぎて僕が戦えない」
「あの…、その…」
「ていうか、他の人間に今の風花を見られたくない。いっそ二人っきりで行こう」
「リーダー…」
他の皆さんの心の声(お前らはタルタロスでデートする気か…)
「スコティッシュホールド…強力そうだな!」
「いや、その多分先輩が思ってる様なのとは違うっす」
「モら太かわいいよモら太(ぬいぐるみ抱きしめつつ)」
「メイド風花かわいいよメイド風花(風花だきしめつつ)」
「二人ともタルタロスでは油断するなと言っている!」
「あ〜美鶴先輩多分大丈夫ですよ、シャドウ逃げ回ってるでしょうし…」
「わう」
「やれやれ、だそうであります」
みたいな流れに和みんだんだが
自宅のPCイゴってて100万回保存出来ない漏れが寝カフェで涙目
>>243 ありがとう、楽しく読ませて貰っているFESの人のSSと
ネタ被らない事が確認出来たら(PC帰ってきたら)書いてみるよ
真面目な顔でリメイク版ヤッターマンの今週のビックリドッキリメカ製成過程に異を唱える風花さん。
>>251 これは雇わざるを得ない
メアリと並んでたら最高だぜ
>>254 ケータイでも保存できるがどうでもいい
保存したが
〉〉257
言われて試行錯誤してみたら
ブラウザで表示出来ないだけでなんとか落とせたわ
頑張ってみるもんだありがとう
チラ裏スマソ
レベルEみたいだ
>>259 言いたくなったので言わせてくれ
サイコーキミサイコー
絵をかけるって素晴らしいことだよな。
自分の欲望を忠実に絵にできたらどんなにすばらしいことだろう。
絵に描いた餅で心を充たすことができる者よ幸いなれ
>>259 うまい・・・wそして順平のガタイが気になった俺は異端
わかんねーだろと思って一部マネしてたら即バレてて吹いたw
>>265 風花ファンを侮るなよw
どいつもこいつも濃い連中ばっかだ
これ聞いていいかどうかわかんないんだけどさ・・・
なんか最近出たフェスの小説でテレッテとくっついたらしいじゃん・・・
嘘だよな?誰か嘘と言ってくれ
フェスってなに?
これ聞いていいかどうかわかんないんだけどさ
フェスって4月の放課後、帰り道の場面でコミュキャラがでてくるじゃん・・・
あのとき風花だけ見当たらないなーと思って探してたんだけど
ポロニアンモールの場面でどこぞの馬の骨とも分からぬ男子とUFOキャッチャーの
居たような気がしたんだ。もちろん当時は即座に記憶から抹消したんだけど思い出した
嘘だよな?誰か嘘と言ってくれ
あ、ちなみに
>>267は嘘だ!絶対嘘だ信じない!小説版ってナンデスカ
チドリン生き返る演出しといて風花とくっつくなんてそりゃないだろう
>>269 嘘だね、風花はフェスでも六月の満月までその姿を見ることはできないよ
>>267 mjdk
明日本屋巡って確認してくるわ。事実でもそうでなくても報告…していいか?
>>271 自分は構わないけど、みんなはどうなんだ?
あと、結構高い本なので無理はしないでほしい
もはや各媒体の整合性なんぞ全く気にしていないということですな。
>>272 正直言うと自分はもし本当だったら凹むなあ…知りたくない、でも指の間から見ちゃう
某後日談にもめげずにキタロ風花で突っ走ってるこのスレが大好きなのだぜ
>>273 P3Mでの和気藹々振りはまるで本編の殺伐振りを無かったことにしたいかのようだ
本屋に売られてるかどうかが違うってだけで
小説版もここに投下されてるSSと同じようなもんだと思っておけばいいさ
誰とくっつこうが書き手の勝手だし気に入らなければスルーで
公式のお墨付きは重い
>>275 でも、公式か非公式かの違いはあるよ。
そこは大きい。
じゃあ、一部描写を抜粋しよう。一部ね。
それで判断してもらおうじゃないの。
心臓が弱い人はスルーしてくれ。
…こんなことになったのも、誰かさんの矢のせいなんだ!フヒヒ!
>数本の矢がまさに風花を貫こうとした瞬間、
>順平の腕が彼女をその場からかっさらった。
順平とコロちゃんがいなければ風花は間違いなく死亡してましt
よくやった! 感動した!
>順平がニヒルに笑い、反論しかけた風花の唇に、
>ピンと立てた人差し指を押し当てた。
えっ、ちょ…
>風花の額を、順平が、風花の唇から滑らすように動かした指先で軽く突
ギャアア! ギャアアアァア!
ベルトーチカやハサウェイみたいなもんじゃないの?
もしかしてP3のライターが書いてすらいないとかww
>>277 まあ、小説という媒体的には何らかのコンビやカップルにしてしまった方が都合がいいわけで、
チドリが省かれるとなると、残りは全員と相性が良い風花しかいないからな
確かに、公式の名で出されるものは設定として強いけど、
もともと本編のシナリオがあんなだしなあ…
システムのキモとして誰との絆を深めるか自由に設定されてるのに、
ストーリーがオナニー全開ではいかんともしがたいぜ
カプ要素を除外しても、この小説も微妙にパラレルな黒歴史認定されそうな悪寒
ここまでやったんだから、いっそキャラゲー要素アリだって開き直れば、
もうちょいファン層としてもバランス良くなりそうなんだけどな
そいやドラマCDでもチドリ死亡が正史っぽい。
公式でやらかしたとなると、例えばアニメで真田先輩が集合かけたら…
順平さんと風花さんは二人そろって…あわや子連れで…
>>280 それは登場を待ち望むものとしては恐怖だなw
それぐらいならポジション・アヤセorマークで妥協して欲しい
しかしそう考えると異聞録はキャラの「その後」が上手く出来ていたんだな
>>277 もげぶらっはああああああああああああ!
ちょっそれはキツい
いやジュンペー結構好きだけど風花との絡みは簡便してくれ
順平とくっ付くくらいなら平賀とくっ付いてくれた方が100倍マシだ
>>277 今見たけどどうしてもテレッテの行動に思えないw
異聞禄面子の罪罰での様子には(FES後日談と比べるのは悪い程度には)
プレイヤーへの配慮が感じられたね
なにより主人公の未来は完全に遊び手に委ねてくれていたし
キタロー風花の次に好きなカプが順平千鳥な俺には生き難い世の中になったもんだ
そもそも後日談を尊重しようとすると無印まで嫌いになりそうで困る
こんな事するならなんでシステム側でコミュなんて作ったんだ、とかね
後日談で発生した矛盾や齟齬も多いしな
なんでその小説版とやらも後日談同様に見なかった事にしようと思った
アニメも出来れば設定だけ流用したパラレルであって欲しい
あの後日談を肯定しなきゃいけなくなる位なら、
SEES面子にはアニメの話に関わって欲しくないとすら思うわ
>>277 嘘クセェェ…公式が二次創作化しつつある昨今
私のフェスでの仲人プレイは無駄だったと…
自分はもう後日談はナシの方向で考えてるよ
ナシっていうか「とある主人公君の後日談」だと思ってる
風花以外に手を出せずに他の恋愛コミュ上げられなかった
自分のヘタレプレイには正直誇りを持ってるんだ。
後日談?小説版?漫画版?公式?非公式?
全部認めよう。けど認めるのは
「P3にはたくさんの主人公がいる」ってことだ。
それが無個性主人公を持つゲームの強みじゃないかな。
公式がなにだそうが「うちのキタロは風花さんを愛してる!」
って言い切れる理由がちゃんとあるんだよ。
そう言う点で、まだ自分は幸せだと思いたい。
出先なもんで携帯から長々とゴメン。
これからもキタロー風花を応援しつづけたいんだ…
>>289 藻前さんかっこいいな
そうだな、別に今更動揺することなんて無かったんだ
だいぶ気分が落ち着いたわ、ありがとう
公式無視の二次創作って気持ち悪いですよねって思っているのか、スタッフは?
しかし、ファンの気持ちを踏みにじるような商品展開にははなはだ遺憾ナリー。
アイギス、ゆかり、美鶴までキタローとフラグ立てられてるのに
風花だけあきらかに順平とフラグだもんな
その3人はいろんな意味でキタローじゃないと無理だからなあ
風花は良くも悪くも器量が良すぎるよな。要するに可愛い。
「死んだやつは生き返らない」ってスタンスのライター的にはチドリ復活を
公式にしたくないんだろうな、って言うのもわかる。
順平だってスタッフに取っちゃ大切な子供の一人だろうから幸せにしたい
んだろうな、って言うのもなんとなく想像できるんだ。
こう言ったら兄弟たちに怒られちゃうかもしれないけど
世の中には一人ぐらい、自分の死んだあとも風花の幸せを宇宙から
見守りつづけるキタローがいてもいいじゃまいか。
自分を思いつづけるよりも別なヤツと幸せになってくれと願うキタローがさ。
…と長々とまた一生懸命言い訳してみる289な自分。切ないけどな。
>>254 ネタなんて多少かぶってもいいと思います
自分も216の絵とネタかぶる予定がすでにあるので
>>289がほとんど言いたいことを言ってるけど
fesはあくまでスタッフが選んだアイギスエンドの後日談だし、自分たちがプレイしたP3とずれが出るのは当たり前
みんなプレーヤーそれぞれのエンディングと後日談があるはず
そしてえらく個人的な見解だけど風花エンドなら主人公は絶対死なないはずなんだ
自分はそれを自分の中で証明するためにFESを書いています
>>289 自分も風花以外の恋愛コミュは上げてません、上げれません
さて、ではFESの続きいきます
前の話は
>>231で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 A―君から不安を消したいから」
休み時間の廊下、僕は順平に話しかけられた。
「お前も知ってるだろ?」
「…ああ」
今週に入って、放課後学校で生徒が気を失って倒れる事件が立て続けに二件発生した。
これで三人原因不明で倒れる生徒が出たわけだ、もちろん学校側の調査も行われていたが原因はいまだ不明、
それを僕達が気にするなと言うほうが無理だった。
「話によると一人は妖精を見たとか言ってて、もう一人は化け猫女を見たとかいう話だぜ。
順調に学校の怪談が増えてる感じだよな」
順平の冗談はともかく、生徒の証言を含めて謎の多い事件であることは間違いない。
「んでよ、ゆかりっちが桐条先輩に相談したらしいんだ。
そしたら、今日の放課後屋上に集合してほしいってさ、来れるやつだけで良いらしいけど。
お前はどうする?」
「…行く」
「そっか、じゃ、風花にも伝えといてくれ」
僕が首肯で答えると背を向けて立ち去ろうとした順平だったが、突然止まって振り向いた。
「にしても、化け猫女ってあれだよな。いわゆるゲゲゲの――」
「それ以上は言わなくていい」
先を制して順平の馬鹿な発言を止めると、僕は風花のいる自分の教室へと帰っていった。
「そうなんだ…。桐条先輩が…」
教室に戻った僕が順平から聞いたことを伝えると、風花は顔を少し曇らせた。
風花…。
事件が起こってから風花は時々こんな顔をしていた。
不安、なんだろうな…。
せっかく手に入れた平和な今、それがまた消えてしまうかもしれない。
僕だって不安だ。
でも、風花にはそんな不安、感じていてほしくない。
「風花」
「えっ…」
握った風花の手は少し冷たかった。
「大丈夫、なんとかなる。僕達で、なんとかできるよ」
「…うん」
そう答えた風花の手は少し温かくなっていた。
放課後、屋上。
「で、集まったはいいけど、ここからどうすんの?」
屋上に集まって何分も経たないうちに順平がポツリと呟いた。
「作戦会議、だと思うけど。でも、まだ桐条先輩が来てないし…」
順平の呟きに僕の隣の風花が答えた。
「でも、美鶴先輩は今日本の外だし、来れるかどうかわからないわよ。
来るとも言ってなかったし」
「ですが美鶴さんが集合をかけたからには何らかの処置が用意されていると思われます」
「また連絡とってみたらどうですか?」
「その必要はない」
岳羽とアイギスの会話に天田が提案を出した時、後ろの方から聞き覚えのある声が聞こえた。
その声に振り向いた僕達は一様にその人物の名前を口に出した。
「真田先輩」
「久しぶりだな」
真田先輩はシュッと軽く振って挨拶をした。
「悪かったな。こいつを迎えに行ってたら遅くなった」
「ワンッ」
真田先輩の影からコロマルがひょいと顔を出した。
「美鶴は来れないが、これで全員だな」
真田先輩の言葉にみんな顔を見合わせて微笑んだ。
「で、真田先輩。揃ったのはいいんスけど、これからどうするんスか?」
「…そいつは、美鶴から聞いたほうがいいな」
真田先輩はそう言うと鞄から見覚えのある機械を取り出した。
「あっ」
「それって、タルタロスで美鶴さんが使ってた通信機っ」
「ああ。改良して携帯のように使えるようになっているらしい」
真田先輩が通信機を起動させると、そこからまた聞きなれた声が聞こえてきた。
『みんな、聞こえるか?』
「桐条先輩」
真田先輩と同じようにみんながその名前を呼んだ。
『久しぶりだな、みんな。と言っても直接対面しているわけではないから、少し残念だが。
元気にしているか?』
「もちろんッスよ」
みんなを代表して順平が答えた。
『ふふ、そうか。元気で居るならば何よりだ。
…挨拶はこのくらいにして本題に入る』
桐条先輩の言葉にみんな少し身構えた。
『生徒が気を失って倒れる事件についての私の見解だが、恐らくシャドウの仕業だ』
「っ!!」
みんな心のどこかでそうではないかと思ってはいたが、実際耳にすると信じたくない気持ちが勝ってしまう。
「でも、ニュクスは彼がなんとかして、影時間だって消えたじゃないですか!」
よほど信じたくないのか岳羽の言葉は語気が荒くなっていた。
『そうだな、確かに影時間は消えた。だが、シャドウが消えたとは限らない』
その言葉にみんな黙り込んでしまった。
シャドウは影時間が存在する前から存在していたらしい。
つまり、影時間が消えた今でもシャドウが消えてしまったとは限らない事になる。
「でも、なんで月光館学園だけ…」
「…ここは10年間もシャドウの巣窟だった場所だからな。
影時間が消えた後も何らかの影響が残っても不思議じゃない」
天田の疑問に真田先輩が答えた。
『私も明彦と同じ考えだ。
実際その可能性は示唆されていたんだ、杞憂であってほしいとは思っていたが…。
おそらく被害者が無気力症まで至らないのは、影時間ではない為シャドウが力を発揮できないからだろう』
まだ確定ではないが、この事件の原因としては先輩達の説が一番可能性が高いだろう。
でも、問題はその対処法だ。
「で、私達はどうすれば良いのでしょう?」
『…それだが、現段階では解決法がまるでわかっていない。
だから、君達にはこれ以上被害者が増えるのを阻止するためにパトロールを行ってほしい』
「パトロールですか?」
『ああ。だが、あくまでこれは私の希望だ。
できる限りでいいし、嫌なら断ってもらっても構わない』
桐条先輩の言葉が終わった後、少しの沈黙が流れたが次の瞬間、
「…水臭いッスよ先輩」
「そうですよ、私達の仲じゃないですか」
「私も協力します」
「僕もです」
「ワンッ」
みんな各々に肯定の返事を返した。
『…ありがとう、みんな。明彦』
「ああ」
まるで待っていたといったように、真田先輩は持っていたアタッシュケースを開いた。
「あっ」
中に入っていたのはみんなの召喚機だった。
『正直、必要なければそれにこしたことはないのだが。
念の為にみんな持っていてくれ』
みんな頷くと、それぞれに召喚機を取っていった。
「なんかやっぱ、これを持つと気が引き締まるよなぁ」
「同感」
「コロマル、これでいいか?」
「ワンッ」
みんなが召喚機を手にする様子を見ていた僕に真田先輩は近づいて、召喚機を差し出してきた。
「ほら、お前のだ」
「でも、僕は」
「いいから持っておけ、お守り代わりだ」
無理やり押し付けられた召喚機を握りながら、
僕は真田先輩のセリフに思わず風花と初めて会った日のことを思い出していた。
「真田先輩、昔私にも同じ事言ってましたね」
そう言いながら風花は隣で笑っていた。
どうやら風花も覚えていたらしい。
「ん、そうだったか?」
本人は覚えてないみたいだけど。
『…みんな手にしたようだな。
最後にこれだけは言っておくが、パトロールと普段の生活なら普段の生活の方を優先してくれ。
特別課外活動部はもうない、これはあくまで私が依頼したボランティアなんだ。
それにもうすぐ中間試験もあるだろう、パトロールにかまけて勉学を疎かにしないようにしてくれ。
特にゆかりと伊織』
「うぇっ、なんで俺らだけ!?」
『彼と山岸は私が心配しなくても大丈夫だからな』
「ははは、努力します…」
順平と岳羽は少し落ち込んだように笑った。
『私も何とか時間を作って顔を出すつもりだ、君達にまかせっきりにする気はないからな。
では、切るぞ。またそのうち会おう』
桐条先輩の言葉が終わると同時に通信は切れた。
「ふぅ〜、卒業してまで先輩に勉強の事言われるとは思わなかったぜ。
でも実際、試験終わるまでほとんどパトロールできねえな」
「それなら私に任せてください。私なら、試験の結果がボロボロでも問題ありませんから」
「あ、それなら僕も大丈夫です。僕もまだ試験なんてありませんし」
「でも、初等部の子があんま頻繁に高等部うろついてたら目立たない?」
「確かにそうだな。それに俺もOBとは言えそんなに頻繁に出入りしていたら目立ちすぎる」
「コロちゃんもですね」
みんながむぅと頭を捻らせたのを見て僕は一考し口を開いた。
「アイギス、試験が終わるまで放課後のパトロールは任せてもいいかな。
できる時は僕たちも合流する」
「了解しました」
「で、天田」
「えっ、はい」
「君には初等部のパトロールをやってほしい」
「えっ、初等部を?」
「今の所、事件が起きてるのは高等部だけだけど初等部だって起こらないとは限らない。
目立たずに行動できるのは君だけだから自然と一人になるけど、任せてもいいかな?」
「はいっ」
「真田先輩とコロマルは中等部周辺をお願いします。
校舎内に入らなければそこまで目立たないはずです」
「わかった」
「ワン」
これでいいかな。
そうやってそれぞれに役割を決めたことで、今日はそのままとりあえず解散となった。
Fuka End Selectの人いつもの終が無いな…
規制に巻き込まれでもしたんだろうか…心配だ
単に行数足りなかっただけならいいんだけど、もし割り込んじゃったらごめん
>>294 そういうキタローが居ても勿論良いと思うよ
それでそのキタローとその風花さんが幸せなのならアリだろう
風花さんが器量良しって言うのも同意
無印での「死んだ奴は生き返らない」ってスタンスを貫かずに、
公式であろうFESで例外(プレイヤーの介入で生き返る千鳥、
回線焼き切れても復活するアイギス)作っちゃったのは他ならぬ公式だし、
無個性型の主人公をプレイヤーから奪って死亡確定死体処分して磔、
分解ムービーに永遠握撃刑状態で不興買ったのも公式
スタッフさん達にとっては勿論どのキャラも大切なんだろう
漏れだってどのキャラにも幸せになって貰いたいと思う
一途に作品やキャラを愛してるだけの藻れ達が
なんでこんなにあれこれ思い悩まされるんだろうね
スタッフさん達の愛が若干偏ってる様に思えるからかしらん
>>295-298 Fuka End Selectの人乙、今回もgj
いよいよ物語が動き出してきたな、楽しみだ
>そしてえらく個人的な見解だけど風花エンドなら主人公は絶対死なないはずなんだ
>自分はそれを自分の中で証明するためにFESを書いています
藻前さんもかっこいいぜ、心底応援してる
ネタが被るって言い方がまずかった、説明不足でごめん
こっちはもう終盤でもし再開するならいきなりオチなんだ
万一事件の核心と言うか根源と言うか原因が被っていてそれを先に出しちゃったら
何よりFuka End Selectを楽しみに読ませて貰ってる漏れが悲しい
だから勝手に喜んで待ってる、それだけなのです
あと1レス分あったのに何故か書き込めなくなった
そか…規制かな、兄弟にとってもスレにとっても災難だった、乙
早く書き込めるようになる様に祈っておく
>>298 屋上からの帰り、風花と並んで歩いていると彼女がこんなことを言った。
「やっぱり、リーダーですね」
「?」
僕は彼女の言っている意味がよくわからなくて疑問符を飛ばすと、彼女は先ほどの屋上での役割振りの事を言った。
「別に特別なことじゃ…」
あんなのは少し考えれば誰にだって出来ることだ、別に特別なことじゃない。
僕の言葉に彼女は首を振った。
「ううん、そんなことない。だって誰も不満を言わなかったじゃないですか」
確かにみんな聞き分けてくれたけど…。
「みんな、リーダーを頼りにしてるんですよ。…もちろん私も」
頼りにしてる、か…。
特別課外活動部の時にそんな僕が頼りにしてたのは君だったんだけどね…。
君の存在は、ナビゲート以上に僕に力をくれた。
それは今だって…。
僕は横にいる風花を見つめ、強く想った。
僕は君の横にいるためならどんな事だってする。
事件の原因が何であろうが、僕のこの幸せの邪魔はさせない。
風花に不安な顔はさせない。
この事件、一刻も早く解決させてみせる。
君との平和な日常をもっと過ごしたいから…。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 A―君から不安を消したいから」 終
公式を尊重せよw
>>302 携帯で打ち直したのか…本当お疲れ様
想いの強さは力になる、なんだって叶うさ
んじゃちょっとキタロー風花の幸せを祈る会の地方会議に出席してくる
その会議俺も連れてってくれww
公式≠正史設定だからなw
順平「キタ風はもう古い」
風花「えっ」
順平「時代は順風」
風花「でもそんな急に言われても」
順平「順平は何か抗議しようとした風花の唇に指を当て」
風花「むぐぐぐ」
順平「そのまま拭うように」
明彦「おい順平トイレに入ったらちゃんと流せ」
順平「あスイマセン」
風花「 」
順平「どした風花」
風花「順平君手は洗ったんだよね」
順平「 」
風花「ねぇどうして黙るの順平君」
順平「ゴメンな風花」
風花「何でどうして謝るの順平君」
何だかみんな心のバランスを取るのに必死なのが泣ける
俺は風花や順平が幸せになれるのならばそれでもいいと思う。
若い身空で故人に操を立てて誰も愛さず、恋もせずに独り寂しく老いていくより幸せになれるというのであれば
めぞん一刻の二人のようになれるというのであれば
俺はそれでもいいと思う。
でも奴らが黙って見てる訳がない。
三階の窓越しに寂しそうな瞳で見つめてくるキタローとか。
フと見た鏡に写る、俯きながら血塗れの包丁持って佇むチドリとかバリバリ出るに違いない。
テレッテはスペックが低い
風花には幸せになって欲しい…。
でも、それを他の誰かに任せる気は更々ない。
僕が風花幸せにする。
出来る出来ないじゃなくて、するんだ。
と、うちのリーダーが言っています
リーダー… ふーかは愛されてるな。ちょっと奥手なファンが多いけど
風花が好きなのは勿論のこと、
別にテレッテだってテレッテで好きではあるが、
風花と順平でカップリングさせられると流石にないわって思うぜw
単純に俺らがやるような妄想の産物としてのカップリングなら兎も角、
公式でこの二人をくっつけて喜ぶ人がどれほどいるんだろうか…
今小説版のこと知って絶望した。何だこの虚脱感と喪失感は
テレッテとか冗談だろ?トラウマものだ
無印の時点で順平と風花はフラグ立ってたから
そこから考えるとさもありなんって感じなんだけど
フェスでチドリ復活シナリオが出ちゃったからなあ
それで後日談小説で順平と風花くっつきました☆とか公式認定されても…
ていうかもしその世界のキタローが風花を愛しているなら、風花が順平とそんなことになる前に世界を終わらせてる気がするね
そもそも、その小説の内容ってどんなの?
順平はどうでもいいから、そっちの方が知りたい
最近、このゲームやり始めて今、一月に入ったばかりなんだがテレッテと風花って本気か?
というよりキタローはどうしたんだ?クリスマスであれだけいちゃついてたのに・・・
まぁ、とりあえずテレッテにガル・ガルーラ・ガルダイン10セットかましてタルタロスに捨ててくる
>というよりキタローはどうしたんだ?
ガキさんのところに行きました
>>316 無印での関係をフラグというのは、腐女子的思考レベルで考えないと頷けないぞw
>>319 本気か・・・orz
まだやってないがFF10-2みたいに後日談で復活とかないの?
別に…私キタロー君と付き合ってた訳じゃないし…
休みの日とか別の男のお友達と遊んだりも普通にしてたよ。
え?だって…聞かれなかったし…
自分から言い出す必要も感じなかったし…
女の子ってね、男の子が思ってるよりずっとしたたかなんだよ。
私だって普通の女子高生なんだよ。
あんまり期待してると失望しちゃう…かも?
嗚呼ゾクゾクする。俺NTRとか大好物なんだ。
普通のラブラブも大好きだけど。
自分の中で積み上げた物がガラガラと崩れ落ちて新しい価値観が生まれる時の喪失感と新たな希望。
>>322 すごいな。俺もうちょっとやそっとじゃ立ち直れないよ。
後日談含めた本編以外のものはパラレルワールドの話とでも思い込むしかないのか
今やってるアニメで夫婦として子連れで出てきたらお手上げザムライw
>>320 1月8日の順平の一言聞いたか?
少なくとも順平→風花フラグは立ってるぞ
なんでだろう…。小説版のこと知ってショックだったのに
それでもキタロー風花を描きたい自分がいる。もしかしたらそうやって
必死に「こんなED後でもいいじゃないか」って言い訳してるのかもしれないけどね
テレッテとくっつく風花さんが居てもいい。
自分の中ではキタローと風花が幸せでいるからそれでいい。
それが自分にとっての揺ぎ無い気持ちであればこれからもやっていける。
ttp://imepita.jp/20080122/035531 議論ぶたぎっての投下ですまない。やっぱり風花が大好きだ。
確かにノベルでは、女性陣の中で一人だけ感情の行き先がそもそも違っていた
ゆかりのキタローへの執着の凄さや美鶴のキタローへの想いの強さが描かれているのに一人だけ順平と…
テレッテは性格も容姿も成績もアレだからなぁ・・・
>>325 当然知ってるが、順平の性格を考えるとアレじゃあねえ…
まあ、キタローとくっ付いてる場合出ない訳だし、
一応恋愛フラグといっちゃあ恋愛フラグではあるが、
そこからこの二人をいい感じにしようってすんのは、
やはりそもそもがカップリングありきの考え方な気がする
>>326 キャラの大きさがww
これくらいちんまりしてるのも可愛いけどw
>>328 一番釈然としないのがそれだよな。
まだコミュの男キャラの方に魅力ある奴が何人かいた。
でもホモ近とか宮ホモに取られるよりはマシじゃね
>>326 GJだ兄弟!癒されるぜ
俺も風花が大好きだ…
>>326 俺もキタローと風花さんが大好きだ
いままでも、これからもだ!
すげーかわいいぜ、グッジョブ!
んで、勢いのままずらずら書いてみた反省はしていない
ホントはこの内容で描きたかったんだけど、
今は借りてるPCで正直繋ぐだけでギリなスペックなんで断念
パロディなので嫌いな兄弟はスルーしてやって下さい
第二十三話『キタロー風花の仲人ばんばん』
「オレ…やっぱ行くの止めるよ…」
「順平!歯ァ食いしばれ!」
「!」
バキィ!ズザザー
「っ…な、なにすんだよ…」
「あきらめるな!!」
「!!」
「俺もこうやってアニキ(ガキさん)にぶん殴られたよ…」
「…」
「理不尽を蹴り飛ばし運命をぶっ飛ばす、それが俺達SEESのやり方だ」
「キタロー…」
「いいか、俺を信じなくてもいい、お前が信じるあの娘(チドリ)を信じろ」
「!!」
「お前が信じてやらなきゃ、誰があの娘を信じる!!」
「っ…!俺!今から見舞いに行ってくる!!」
「ああ、行って来い!」
その頃…病院の千鳥の病室
「大丈夫、男の人のしくみを知れば怖くないですよ」
「え、ええぇーと…うぅ…」
「勉強ふぁいとですよ、ふぁいと」
「(こ、このドリルはいったい……?(汗))」
第二十七話『決戦、そして未来へ』
降りてくる月…そこにはニュクス本体が
風花をお姫様抱っこしているキタロー、周りで空を睨む皆
「やっと降りて来やがったかニュクス…」
「よくも、死だの運命だの好き勝手に押し付けてくれたものだな…!」
「俺達は『はいそーですか』と大人しく従う程絶望してねーんだよ!」
「ニュクスの死の因子のお陰で生命はここまで進化してこられた…いわばオカンみたいなモンな訳や」
「しかしそろそろ人類は親離れせねばなりません。貴方は人類のさらなる明日への枷でしかない。
貴方の子"眠りの神"は"暁の神"へと成長を遂げました。さぁ母に成長の証を見せるとしましょうか」
『愚かな…お前達の命も、世界も等しく終わりへとただ向かうのみだと言うのに…』
ニュクスの言葉の放つ威圧感が一同を圧倒する
「「「くっ…」「ち…」」」
キタロー天を人差し指で指差す
「ふっ、俺を誰だと思っていやがる。俺はキタロー、墓場野キタローだ」
『死は絶対の運命…お前の力(ワイルド)を持ってしても、死の運命は変えられず、
死そのものである私を退ける事も出来ないと言うのに…哀れな…』
「やってみなきゃ解らないさ。お前なんてもう怖くない、俺は…俺達は一人じゃない。
理不尽を蹴り飛ばし運命をぶっ飛ばす、それが俺達SEESのやり方だ。そうだろう、みんな」
「「「ああ…!」「ええ!」「うん!」「はい!」」」
「信じた心を!絆を!魂をこの手に!皆の力を貸してくれ…ッ!メサイア!!」
飛んでいく巨大なメサイア、その胸にはキタローと風花
「人の子の!絆の力を!いのちのこたえを!直接お前の体に叩き込んで教えてやる!!」
「いくぞ!風花!」
「はい!」
「ギガァァァァァァァァメシアライザァァァァァァァァブレイク!!」
『ば、馬鹿な…!!』
「このまま月を押し返す!」
「はい!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉおぉぉぉぉぉぉぉ…!!!!」」
宇宙まで月を押し戻した光が溢れ、月を刺し貫く…
その光は地球の全ての場所を暖かく照らしたという
四年後、地球連合司令部総司令室
「墓場野総司令、ただ今戻りました!」
「おいおい、堅苦しいな…お帰り順平。千鳥さんは元気だった?」
「ああ!再来月二人目だ。また女の子だってさ」
「そうか…良かったな。その子達が大人になるまでには…人類を魂の絆で結ばないとな」
「ニュクスの最後の問いかけ…か」
『私を倒しても滅びの運命からは逃れられまい…増えつづけた人類はやがて宇宙(そら)をも壊すだろう』
「そんな事はさせない」
『護ってみせろ、世界を、全てを…』
「あたりまえだ。人類はそこまで愚かじゃない」
「そうだ。まずは一人寂しく空を見上げる孤独な魂を、この地球上から無くす」
「ユニバース計画か…もうすぐだぜ、先輩達も皆も世界中飛び回ってる。俺っちも気合入ってっかんな」
「頑張ってくれるのは有難いが、出産も近いし育児も大変だろう、ちゃんと側に居てやれよ?」
「勿論そうさせて貰う。ただ出来ることはやるぜ?怠けてたら千鳥に叱られちまうしな!」
コンコン
「今ちょっといいですか?お弁当持ってきました」
「あ、順平くん来ていたんだね。ごめん、もうひとつ作ってくるね」
「うっ…い、いや…俺っち腹いっぱいだから、うん」
「そうなんだ…残念。はい、キタローくんお弁当です」
「ありがとう、風花」
「(風花の弁当喰える漢はキタローだけだったけど、あれから少しは美味くなったのかな…)」
「ん?どうした順平」
「あーいやいや、なんでもねっす。んじゃ、俺っちは馬に蹴られる前に退散するとしますか」
「え、もう戻っちゃうの?」
「一番忙しい総司令と参謀長官の邪魔は出来ませんよ、山岸参謀長官殿?」
「うん、邪魔だ。いちゃつきたいからとっとと帰れ」
「うっわスッゲー爽やかな笑顔しといて吐く台詞がそれかよ…つか性格悪くなってね?」
「何か言ったかな伊織亜細亜総括局長?」
「ハハハいぃぇーなぁーんにも〜?」
「あ、あの、ごめんね順平くん」
「あはは、いいって面白かった、それじゃあな!」
「世界中の人達の魂を、死を乗り越え未来を望む、生きたいと願う力に導く必要があった」
「洗脳でも心理操作でもない、人が人らしく手と手を取り合える世界を作る、ユニバース計画…」
「そう。言葉や人種や性別、思想…全ての垣根を越えて絆を繋いでいく…友達の様に、家族の様に」
「実現できるといいですね…」
「やれるさ、いや、必ずやる」
「キタローくん…」
「これからもずっと手伝ってくれるかい?」
「はい!」
「ありがとう。…ずっと待たせてごめん。やっと軌道に乗ったし、いい機会だと思う」
「え?」
「これを貰ってくれるかい?」
「わあ…大きなエメラルドの指輪…」
「風花の髪の色だよ。石言葉は"幸せ"とか"新たなはじまり"なんだって」
「幸せ、はじまり…」
「うん」
「風花、結婚しよう」
二人はタルタロスのエントランスで愛を深めた訳か。
探索メンバーを全て疲労で強制帰宅させてズタボロなキタローを想像した
>>337 順平「まぁお前より俺の方がエントランスで風花と一緒に居る時間は長…なが…うぅ…」
グレンラガンw
そう言えば会議室やラウンジでのイベントのときになぜかいつも
ガキさんや肉彦ががっちり風花の横を固めててあんたらはそうまでして
このちんまり子を守りたいのですかとやきもきしていたことがある。
>>337 それ正にうちのキタローw
タルタルにおいて風花と二人旅はデフォだろう
連れてくとしてもコロ○くらいなもんだ
信じることが大事だな、と結論付けることにした
他の誰かが描いた話がどうなっていようと関係ない
自分の中の風花は例え主人公がいなくなったとしても他の誰かのところへ行ってしまうような子じゃない
自分の中の主人公は風花を絶対離したりしない
世界の事実がどうあれ、これだけは絶対に信じられる自分の真実だ
まぁ、こういう話はここまでにして、以下ここにいたるまでに発生したストレスを発散させるためにできたもの
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「いつだかの話」
朝、僕は教室に入るとすぐにその姿を見つけ、足早に近づいた。
「あ、おはよう、リーダー」
「…風花」
今の僕にはいつものように風花に挨拶を返す余裕がない。
風花もそれに気づいたのか、心配そうなまなざしを向けてきた。
「風花、ちょっと来てくれないか」
「え、あっ」
僕は返事を聞く前に風花の手を握って教室の外へと連れ出した。
「あっ、ちょっと、リ、リーダーっ。
み、みんな見てますから…」
風花が僕の後ろで恥ずかしそうに講義していたが、僕は聞こえない振りをした。
そのまま屋上まで来た僕は、風花の手を離した。
「あの、リーダー一体…――っ!?」
僕は風花が言葉を言い終わる前に彼女の小さな体をぎゅっと抱きしめた。
小さくて暖かくて柔らかい…、それになんだか花の香りがする…。
自分の持てるすべての感覚で、彼女が自分の腕の中にいる事を実感する。
心の隙間がどんどん満たされていくのを感じる。
「リ、リーダー…、ど、どうしたんですか…?」
風花は恥ずかしがってはいる様だが、嫌がってはいなかった。
それでまた僕の心の隙間は満たされて埋まっていく。
「…嫌な夢を見たんだ」
「ゆ、夢…?」
そう、夢。
ともすれば世界を滅ぼしてしまいたくなるほどの…。
「こうしてないと、おかしくなりそうなんだ…。困らせてごめん…」
謝りはしている、その気持ちに偽りもないが、この手を放す気はない。
自分がこんなわがままを言える人間だったことに、正直驚きを隠せない。
「…リーダー」
風花がそっと僕の背中に手を回してくれた。
「…安心してください…、私はどこにも行きませんから…」
風花……。
僕は風花が苦しくならないようにやさしく…、でも、強く抱きしめた…。
そうして、過ごしたのは短い時間…、でも僕にはまるで悠久のように感じた…。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「いつだかの話」 終
何気にパーティの中で一番精神的にしっかりしてたのは風花だった気がする…
仲間になったあとの性格を見てると、何で苛められてたのか分からなくなるぜ
>>344 仕事速いなw
やっぱこういうの見てると和むわ
このスレってキタロー×風花なの?
風花は好きだけどキタロとカップリングするの嫌いな人もいるんじゃないの?
いままでこのスレを見てきたが
それを嫌いだといった人は一人もいなかったと
記憶しているしだいであります
>>347 嫌いなのもいるよノシ
自分も風花は好きだが、ここの同人的な流れはキツイ
では公式をお楽しみください・・・
ノシ
誰が相手でもあまり嬉しくない風花単独萌えだよ
でもキタ風の今の流れを否定するつもりはない
ゲーキャラ板の女性キャラスレはみんなキタ×キャラ前提だしね
正直風花萌えスレなのになぜキタローが出っ張ってくんの?とは思うねw
ゲームで風花コミュMAXにも出来るわけだから、
キタロー=主人公=自分てことで萌えてるのかな?
自分も基本は風花単独萌えだけど相手として選ぶならキタローだ。
やっぱりゲームの中で絆を深めていく過程を見てると幸せになって欲しいなと思う。
まあ風花好きだと風花コミュをMAXにしてる場合が多いわけで
それを通じて風花をより好きになったって言っても過言じゃないからなあ
キタローは名無し主人公に対するあだ名みたいなもんだから
キタロー=主人公=プレイヤーって言うのも否定はしない。
単純に風花さんが幸せで微笑んでくれていたらそれだけで幸せかな…
ただ、風花さんは他人の痛みに敏感な人だと思っているんで、
だから周りの人間も幸せであってくれないと困る、個人的にはこんな感じ
どんなのが同人的な流れなのかはよく解んないけど、
同人的な流れ"じゃ無い"風花さんってものが見えてるなら
スレにお裾分けして貰えたら嬉しいな
一風花さん好きとしては可能性が開拓出来たら嬉しい
単独萌えっぽいスレタイなのに、中身はキタ風ってのも、
キタロー苦手な人だっているでしょうに
そういうのはキタ風のスレでもたててひっそりやって欲しいもんだ
こういう流れが当たり前だと思って、本スレにでも持ち込まれたりするなら勘弁
カプ話が苦手な人もいるわけね
このスレはマターリしてて良い雰囲気だけど
ちょっといっぺん見直すわ
>>354 激しく同意。353で攻撃的なレスしちゃってごめん…
ちょっと前の小説版の議論も見てて心苦しかった兄弟がいると思う。すまない。
自分もそういうのは自重しようと思った。
幸せそうに笑ってる風花さんを見てみんなで和めたらそれが一番幸せだ。
ttp://1rg.org/up/3701.jpg お詫びにもならないけどひとつ投下。大分前のコスチュームネタにぐわっときて描いてた。
寒いけどみんな風邪引かないように気をつけてな。どうぞこれで温かくして寝てください
つ湯たんぽ
いつもいて思うんだが
ここの住民っていろいろと凄いよな
何がとは言わんが
黒風花化されまくりで白風花保護とか言ってた頃からあまり変わらない問題と言うか…
今まで良くも悪くも色んな風花さんが話題になって居たように、
その時その時の住人が投下した話題や作品が
その時その時の話題や雰囲気になればいいんじゃないかな
スレ細分化まですると…多分落ちるw
…考えてみると俺昔っからカプじゃないネタを振った記憶があんまり無いわw
正直すまんかった
>>357 GJ!甚平かわいいよ甚平、バス停かわいいよバス停…て、バス停w
湯たんぽ無いのが悔やまれる
俺も風花さんみたいにノートPC膝に乗っけて暖まるかな
>>355 作品が出た当時ならともかく、今別スレを立てろとは無茶なことを言うww
本スレに持ち込むとかも、何を持ってそんなことを危惧してるのか分からんし…
キャラスレはキャラスレ、本スレは本スレ
単独萌えを推したくて、その話題を振るならそれはそれで全く問題ないが、
だからといってゲーム的な流れからしても大多数を占めることが妥当なカップリングを
締め出そうとするのはどうかと思うぞ
特定カップリングが当たり前であるように他人に押し付けるのは確かに問題だが、
自分に合わないものは各自でスルーが基本だろう
>>360 カプ話が苦手な人だっているんだしさ
アニメ効果でペルソナ始めて風花さん好きになってココにくる人だっているんだし
風花単独かと思いきや他キャラ絡み話やSSじゃ引いちゃう人もいると思うよ
本格的にこの二人の萌え話するなら、次からスレタイか1にでも注意書き付け足すべきかもね
>>361 テンプレとして注意書きが必要かどうかはちょっと疑問だが、
まあ、配慮を欠かさない姿勢というものはいつでも求められるだろうし、
それはそれで非常に大切なことだから、住人全体が心がける必要はあるだろう
あからさまにキタロー風花前提のみを扱ってると誤解されては、スレ的にもまずいしな
ただ、他のキャラスレを見ても、女性スレはカップリング中心であり、
それがゲーム発売当初から変わってないことを考えればスレの流れは推して知るべきかと
勢いがある中で風花単独好きと、風花カプもの好きが並び立っているなら、
スレ分けとかスレ方針テンプレとかの対処も考えなくてはならなかっただろうけど、
苦手な話題はスルーってのは2chの常識だし、
このゆったりした流れならそれくらいの民度は求められるものだろう
もとから多様な風花愛がない交ぜでやってきた風花スレだったわけだし、
自分の好みの傾向があるなら、それ以外イラネってんじゃなくて、
その話題を積極的に振っていくのが昔から変わらぬ妥当な道ってものじゃないか?
…実はたった一度だけ自分の書き込みにレスした事がある
その頃はまた風花スレ落ちるんじゃないかってとにかく必死だった
今こういう話が出来ている事がなんか凄く嬉しいってチラ裏
キタロー風花のみじゃないのここってw
お姫様だっことか結婚しようとか言ってんのちょっとキッツいわあ
見なきゃいいとか言うけど、右向いても左向いてもそんなんばっかじゃん
なんでも主人公に結びつけようとしてる
他スレは見てないからわからんけど、キャラスレはこういうカプばなが前提なの?
じゃあ始めに明記しとくべき
カプ嫌いがそういうスレ見たらどう思うか考えてないし、閉め出すのはかわいそうだよ
まあ風花好きだし、風花の話題が出せるからここにいるけどね
なんかカプばな関連の話題出たから吐き出させてもらったすまん
水色タートルネック萌え
ここはペルソナ3の主人公×山岸風花を中心とした二次創作同人スレです
カップリングが苦手、同人に嫌悪感がある
以上のような方はご遠慮ください
これ次からテンプレに入れればいいと思うYO!
>>364 >水色タートルネック
うむ。あの服は確かにかわいいよなぁ。それに白タイツも付け足したいぜw
モロだしよりチラリよりむしろ露出無しが好きな自分のどツボにはまったよあの子は
短髪女の子キャラはあんまりすきじゃないはずだったのにな…
なかなかどうしてあんなにときめくんだろう風花かわいいよ風花
>>366 タートルかわいいよな。袖のとこのリボンみたいのも
そいや風花の夏服って初めて見たとき私服かと思ったよ
体が弱いっていうイメージがあったから、私服通学可なのかと根拠もなしに思ってた
>>364 溜まってたからつい溢しちゃったんだろけど、
キッツいとかそういうレスがいらんのだよw
「俺もカプより風花そのものについて話してる方が好きだ」とか、
「もっと風花単体について語り合いたい」とか主張すれば良いのに…
とりあえず、個々のスレによって暗黙のルールがあるだろうけど、
キャラスレはそのキャラが絡む話なら基本OK
その中で時間が経てば、勝手に主流なモノができてくるのは自然なこと
その時にスレ分割なんかになってくかどうかは勢い次第だ
キャラスレでカプ話が前提なのではなく、単にそのスレが歩んできた結果が表れるだけ
その点、P3がああいうゲームで、主人公が無個性な自己投影型なんだから、
女性キャラスレでは主人公との絡みが多くなるのは自明の理
さっきも言ったが、「嫌い」な人を考えてないわけでも、閉め出してるわけでもなく、
自分の好みの話がしたいなら、自分でそういう流れに持っていく努力が必要なんだよ
勿論、それぞれの嗜好を持つ人同士でも歩み寄りが大切だし、
何らかの注意書きを明記した方がやり易いならそれは構わないことだろうけど、
それは決して「○○推奨なので他は自粛してください」ってものではないはずだぜ
もし、このスレがいかな方向に流れ、荒れたり、それに釣られた議論とも呼べない自己主張が起こり、
その裏で必死に流れを変えようと涙ぐましい努力がされ、結果として今のような状態になったのかが知りたいなら、
流れが速かった時期の過去スレでも覗いてみれば、いくらでもその片鱗を見ることが出来るぜ
とりあえず、水色タートルネックに萌えるのは同意
風花はゴミ袋とかズタ袋とか散々言われてたよなあ
・スレタイの通りに風花だけを語らせてくれ派
・キタロー嫌いだから風花と一緒にしないでくれ派
・キタロー好きだから風花とry
・ゲームのシステム上、誰が出てきても仕方ない派
こんな感じですか><
>>風花はゴミ袋
あんな可愛いゴミ袋いません><
てか真剣に、どこらへんがそう見えたんだろ。分からん。
服装が黒いからってんなら美鶴タンとかガキさんも黒いべ?
ゴミ袋はよく覚えてないけど冬私服が袋っぽいから袋風花っつうのがあったなw
ポヨポヨしててものすごく可愛かった。
発祥が中の人萌えだったこのスレでこんな議論ができるのはある意味幸せだよね。
まあ、その、なんだ。とりあえず一緒に過去スレを見てこようじゃないか兄弟。
時間は掛かるかもしれないけどその価値は確実にあるよ。
兄弟たちの冷静さとあたたかさに全俺が泣いた
壷でこれほど民度の高いスレに出会ったのは初めてだ
風花さん愛されてるな
連載中の漫画版も「公式」準拠するんだろうか…
>>373 後日談までやるかどうかによって違うんじゃないか?
本編だけならあからさまに誰かとくっつくってことはないと思う。まあ多少願望が入った推測だけど
実はガキさん×風花派…とこっそり言ってみる。
でもここのキタ風SSもほのぼの面白くて好き。
職人さん、続き楽しみに待ってますから〜ノシ
なら平賀×風花でも文句はあるまいねッッ!?
平賀×風花いいな
マターリとした雰囲気
俺×風花は・・・
ふひひ・・・
夏紀と風花のコンビが大好きだ!
色んな好みがあるってのは自然なこと、
こうやって皆で新しい風花さん萌えを探っていけるといいな
昔…それぞれ花京院、スパンキングマンって呼ばれてた住人が居てな
花京院は風花さんのほっぺを愛し、ぷにぷにするその魅惑の柔らかさを
スパンキングマンは風花さんのお尻を叩く行為の悦びを、それぞれよく語ってたんだわ
二人とも(多分)自身ではSS書いたり絵投下したりはして無かったんだけど、
いつの間にかほっぺ絵や、SEESの皆で風花さんのほっぺぷにぷにしまくるSSが投下されたり
風花さんのお尻に釣られて変態トークが連鎖したりしてた
そんなに長期間じゃ無かったけどね
俺はついに最後までお尻叩きたいとは思わなかったが、二人とも嫌いじゃなかった
例が凄い極端だけど…風花さんへの愛と情熱を持って地道に良さを説けば、
共感してくれる住人も増えていくかもねってチラ裏
「…えっと、すいません」
「あ、はい」
「部活か何かですか?」
「え、いえ…ちょっと用事があって…」
「そ、そうでしたか…あの、ごめんなさい」
「いえ…」
「…」
「…」
「…上級生の教室の近くって」
「え?」
「上級生の教室の近くって、こわいですよね」
「…!」
「私いつも緊張しちゃうんです。貴女は大丈夫なんですか?」
「…う、ううん……わ、私も緊張しちゃいます…(涙)」
みたいな山岸風花ちんまり伝説、きっと学年間違われ放題
水色のタートルって夏服の方だよね、冬服の方だったらごめん
描き慣れない子に手間取ってたら案の定もう話題変わっt
ttp://imepita.jp/20080125/809800
公式は重い
風花って冬服のイメージしかないなと思ったら、それが夏服だったのか
てっきり私服かと
風花の制服はフリーダムだからな
キタロー「風花ーハイマットフルバーストやってー」
風花「そんなもの出ませんよー」
>>381 GJ兄弟!確かに千尋と風花は同じ廊下にいつもいるからなw
あの学校学年カラーとかなさそうだから勘違いされてしまいそうだ
心の中で泣きつつそれを表情に出さない風花さんの強さに惚れた
自分は夏冬どっちのタートルネックも大好きだぜ!
平賀とは医者の実技訓練
今さらだがキタロー=自分理論は大嫌いだ
キタロー死んで騒いでる奴って主人公=俺思考なんでしょ?とか見るたび原田って仕方無い
だがここのSSやらその他に出てくるキタローとかドラマCD版は好きだ
ずっと書きながら気づいてはいたんだけどね、自分の書く話を快く思わない人もいるだろうことは
でも自分は風花と主人公を分けて考えることはできないから、違う話は書けない
何より自分は、風花のことばかり気になって軽いノイローゼだったり、
二十四時間風花でいっぱいで、目の前も千年先も風花に夢中な主人公が風花と同じくらい好きなんだ
自分にできることは、好きじゃない人にでも楽しく読んでもらえるような話を書くこと位しかない
実際、好きじゃない人にも好きになってもらえるようにって言う気概もある
でも元々こんな話なんてスレの本分から外れたものでしかないわけで
もし、このスレの人たちが自分がいることを望まないなら
自分はこの話を書き終えて、このスレを去ろう
>>388 自分もキタロー=自分はないな
自分の中で生まれたキャラクターではあるけど、自分とは違うものだ
さて、話にネタ分が入れられない分ネタが無駄に盛り込まれた上文は置いといてFESの続きいきます
前の話は
>>295で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 B―答えは未だ見えず、深まり」
放課後、屋上。
「とりあえず、初活動だね」
テスト期間も無事終わって(順平辺りが無事かどうかの把握はしていないが)、
元特別課外活動部高等部メンバー放課後パトロール初活動となった。
とはいえ、みんな正直そこまで気負ってはいない。
その理由は、桐条先輩に依頼されてからテスト期間が終了する今日まで一度も事件が起きてない事と、
今回の事件の症状が以前の無気力症と違い症状そのものが軽いことに起因する。
「なあ、アイギス。あれからこっち別に何も変な事はなかったんだよな?」
「はい。放課後毎日パトロールしてましたが、シャドウの反応は確認されませんでした。
この分なら、皆さんの手を煩わせなくとも、私一人でも対処できそうです」
順平とアイギスの会話からもわかるように、この事件の重要性と危険性はそこまで高くはない。
今の時点ではそう判断できる。
「まあ、私達が出るまでもないならそれでいいんだけどね。
私達も三年だし」
「確かにそれが一番いいのかもしれないけど、念のためってこともあるし。
それに、私達がいる事で事件を早く解決させられるかもしれないし」
岳羽の言う事ももっともだ、初等部の天田も、中等部周辺の真田先輩とコロマルも、
異変はないと報告してきてるし、桐条先輩の依頼とは言え無駄に時間を使ってしまっている可能性は正直否めない。
しかし、僕としては風花の意見に賛成したい。
それはもちろん風花の意見だからということもあるが、
そもそもこんな事件が起きていて僕達が気にせずに日々を過ごせるわけがない。
多少の時間を浪費してでも早く解決させたい、それが僕の意見だ。
「で、アイギス。パトロールいつもどんな感じでやってるわけ?」
「そうですね。いつもは校舎中を徘徊しながら、シャドウ反応を探っています」
「なるほどね〜。
でもアイギス一人ならともかく、みんなでぞろぞろうろついてたらさすがに目立つわね」
確かに岳羽の言うとおりだな。
となると、
「じゃあ、今日は二手に分かれようか」
この辺が妥当な所だろうな。
「…了解しました。ではリーダーは私と、風花さんはゆかりさんと順平さんとで行きましょう」
ちょっ!?
いきなりアイギスに風花と分断されてしまった。
「…アイギス、なんでこのチーム分けに?」
僕は思わず抗議しようとアイギスに尋ねたが、
「この中でシャドウを感知できるのは私と風花さんだけですから、必然と別チームになる必要があります。
それにリーダーは今ペルソナが使えません、ですからもしもの時に誰かが守る必要があります。
それを考慮した結果、こういうチーム分けになりました。
何か不備がありましたか?」
正論で返されてしまった。
だが、不備がないかといえばそうじゃない。
それは今日の僕の調子が良くない事だ。
もし今の僕が風花と分断されてしまえば、眠気に負けてパトロールの邪魔になってしまうこと請け合いだ。
でも、それを言えば今日は帰れと言われるのが関の山、どの道風花と一緒にいることができない以上意味がない。
僕がどうしたものかと頭を悩ませていた時、順平が口を開いた。
「あのさ、ゆかりっち。あいつと代わってもらっても良いか?」
「えっ、いいけど、なんで?」
「いやさ、やっぱパトロールとはいえ放課後に女の子二人を連れて歩いてた、
なんてチドリに知られるとまずいからさ」
「ああ、そう言うことね。いいよ」
「では、ゆかりさんは風花さんと二人で…――」
「いや、やっぱなんかあった時のために女の子二人じゃ危ないからさ、風花は俺達と行こうぜ。
アイギスはゆかりっちとよろしく」
「…了解しました」
順平の言葉にアイギスは不承不承了解した。
順平…。
僕が順平を見ると、順平は僕に向かって軽くウインクした。
「…ありがとう、順平」
僕が順平だけに聞こえるような小さな声で伝えると、
「俺って友達甲斐があるやつだろ?」
順平も僕だけに聞こえるようにこう言った。
…ああ。自分で言わなければもっとだけどな。
こうして、僕達は二手に分かれてパトロールを始める事にした。
パトロールを開始してしばらくたったが、やはり事件はおろかシャドウの気配一つ感じる様子はなかった。
「風花は今まで、シャドウの気配感じた事あんのか? 放課後結構残ってるだろ?」
「今まではわからなかったけど…。
今はちゃんと意識してるし、シャドウが出たらわかると思う」
「そっか〜。でも、な〜んか気ー抜けるよなぁ。出るかどうかわからないって言うのは」
確かに順平の言う通りだ。
常にシャドウが犇めき合っていて、どこから襲われるかわからないタルタロス探索と比べると、
このパトロールは退屈と言う他ないほど平和すぎる。
正直、風花と一緒じゃなければもうすでに眠気に勝てていないだろう。
「そういや、事件って結構特別教室で起こってたりするんだよな。音楽室とか」
…特別教室か、ちょうど今いる所が特別教室前の廊下だけど。
「いっちょ、調べてみるか」
そう言って、順平が目の前の家庭科室の扉に手をかけた。
でも、放課後使われない特別教室には鍵がかかってるはずだ。
あいつがいた去年ならともかく、今この教室が開いてるはず――
ガラガラ。
そう考えている間にあっさりと家庭科室の扉は開いた。
…っ、まさか。
あるはずはない、そう思いつつも中を覗き込んだ。
が、そこには片言の日本語をしゃべる少年の姿はおろか誰の姿もなかった。
…単に閉め忘れただけみたいだな。
当然だ、そんなに簡単にこっちに戻ってこれるはずはない。
でも、また会えるさ。
だって、僕があいつに教えた別れの言葉はまた会うことが前提になってる言葉なんだから。
…どうも、最近の僕は感傷的だな。
人間らしくなってきたと言えば、良い傾向なのかもしれないけど。
まぁ、それもきっと、風花のおかげなんだろうな…。
そう考えて、僕はそばにいる風花を見て少し笑った。
「あんた達、そこで何してんのよ」
突然かけられた声に、僕達が振り返るとそこには鳥海先生がいた。
「いや、これはちょっと…」
「用がないならさっさと帰りなさい、最近変な事件が起きてるんだし。
伊織、それでなくてもあんたは三年なんだから――」
そこまで言った所で、彼女のセリフは止まった。
その理由は、もしかしなくても僕だろう。
「ひ、ひひ、久しぶりね…」
こっちは授業の度に会ってるんですけどね。
どうやら、授業中あからさまに避けられているのは僕の気のせいではなかったらしい。
とりあえず、久しぶりらしい去年の担任に挨拶を返してみることにした。
「…お久しぶりです、Y子先生」
「――っ!!」
ある意味予想通りと言うべきか、鳥海先生は顔を真っ赤にして声にならない悲鳴を上げた。
当然のことだが、僕の横の風花と順平は疑問符を飛ばしている。
「と、とにかく、用がないなら早く帰って勉強するのよ!」
それだけを言い残して、鳥海先生は足早に僕達の前から去っていった。
残された僕以外の二人はポカーンとして口を開く。
「…なんだったんだ」
「…今の鳥海先生ですよね。Y子って…?」
不思議そうな視線を飛ばしてくる風花に、僕は少し考えて依然彼女が使っていた言葉を引用して返すことにした。
「スタンドアローンでは体験できない感覚の産物かな」
「?」
風花はよくわからなかったようだが、その方が鳥海先生には良いだろうし、
不思議そうにしている風花の顔が可愛かったので問題なしだ。
僕が思わず風花の頭に手を伸ばしかけた瞬間。
「!?」
風花の表情が変わった。
「風花?」
僕が尋ねると、風花は困惑したような顔で口を開いた。
「反応が、でもこれって…」
っ! ついに出たのか。
先ほどまでの呑気な空気が一瞬で吹っ飛んだ。
「どっち?」
「あ、向こうです。…でも」
「行こう」
「あ、はい」
風花が何か悩んでいるようだったが、僕達は急いで風花が反応を感じた場所へ向かった。
そこに僕達がついた時、そこには倒れた生徒とアイギスと岳羽が来ていた。
「アイギス、ゆかりっち」
順平が呼びかけると、アイギスと岳羽はこっちを見た。
「みなさん」
「どうなんだ…?」
「やはりこの人も同じ症状のようです」
「あたし等が来た時にはもう…」
「ちくしょう、せっかくパトロールしてたってのに!」
順平が悔しそうに自分の手を殴るのを見た後、アイギスは僕に視線を向けた。
「リーダーに報告があります」
「何?」
「先ほどの反応ですが」
アイギスがそこまで言った所で風花が割って入った。
「あ、あの、アイギス。やっぱりさっきの反応は…」
「やはり風花さんも感じましたか…」
アイギスはいつも異常の神妙な顔をしていた。
「…風花?」
僕が視線を向けると風花はためらいがちに口を開いた。
「…リーダー、確かにここに反応は感じたんです。でも、それは…」
風花は息を吸って一拍おいて、言葉を紡いだ。
「シャドウじゃなくて、ペルソナ反応です」
その時一瞬、僕達の時間は間違いなく止まった…。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 B―答えは未だ見えず、深まり」 終
>>384 ジャッジャジャララッジャッジャ
「風花のブルース…」
ジャッジャジャララッジャッジャ
「風花のブルース、聴いてくれ〜」
「風花かわいいよ風花ハァハァする時の話やけど」
ジャッジャジャララッ
「夏服で私服のふわふわ白ワンピや制服の白カーディガン&白タイツで爽やかに萌えるのか」
ジャッジャジャララッ
「それとも定番の冬服で私服の袋カワイイよ袋とか制服の紐カワイイよ紐ハァハァするのかは」
「自 由 だ ぁ ぁ ぁ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ !!!!」
ジャッジャジャララ
「風花 is フリーダーム!風花 is フリーダーム!」
ジャジャジャジャジャジャジャラララッ
「…でも調子乗ってるとオラクられるし気を付けんと萌え死ぬで」
ジャッ ラッ ラッラー
「イェァ、センキューーー!!」
「…作戦室の備品使って何やってるんですか」
「( д) ゚ ゚」
…サングラスかけてギター抱えて熱唱してるとこ描こうと思ったんだけど、
滑った時の心の傷がヤバそう(そして滑りそう)だったんだよ兄さん
>>389-392 やばそうきたか…!って感じで続きが楽しみだ、今回もGJです
顔真っ赤にしてうろたえてる鳥海センセに不覚にも萌えた
SSがスレの本文から外れてるとは俺は思わないんだぜ
勿論主人公と風花さんの組み合わせも間違ってる訳じゃない、
他の可能性や他の人の嗜好を否定しなければいいだけだと思ってる
なにより多くの職人さんや住人が情熱と愛で風花さんを愛でてきた、
この風花スレの歴史を全否定したくない
勿論投下する側にある程度配慮は期待されるだろうけど、
好みに合わないものは各人でスルーするのが一応基本だと思う
どの住人にも平等に自分の好みを信じる権利があると思うんだ
俺は貴方のSSが好きだ、居なくなられたら間違いなく凹む
つかむしろ俺の方が空気詠めてない事が多いな、本当ごめん
>>389 望まれてないとかそんなことはないのでどうぞ今後もご自由に
>>393 そこはあえて滑りに特攻してこその風花スレだろw
>>392 おお続きktkl
いつもいつもありがとうございます
>>389 誘い受けうざいよ
あなたの小説好き!消えないで!とか言って欲しいわけ?
せっかくいい話なのにグチっぽくて萎え
職人だって人間なんだから、配慮しろって流れなら気にもするだろうさ
気にしてくれているだけ良心的なのではないかと思うんだけれども
別にその意見そのものについては今更どうこう言うつもりも無いけれど、
せめてもう少し文体柔らかく出来ないものかね
>>389 お願いだからで欲しい…その作品が終わっても
一緒にここで風花さんで萌え転げたいのぜ兄弟
兄弟なりにすっぱり引退したかったんだろうけれども
風花さんが好きならここにいる理由は十分にある
なんだかんだでこの流れがあってよかったと思う自分がいるんだ
そりゃまったりした雰囲気であることに越したことはないけど、
止めてくれる誰かが居なかったらこのまま突っ走ってしまいそうだったからさ。
一生懸命スルーしてくれてた兄弟たちも居たのに、気付けなくてごめん。
>>372の「>兄弟たちの冷静さとあたたかさ」って一文を読んで思ったんだけど
p3本編で一番冷静で、だけど温かかったのは風花さんだったんだよな。
自分はあの6月の満月の日に、夏紀をかばおうと立ち向かった風花さんに惚れたんだ。
あの小さい背中の強さに憧れたんだよ。この流れを見て、そのことを思い出すことが出来た。
>>399 うわ、誤字だ…
×お願いだからで欲しい
〇お願いだからいて欲しい
むしろ流して欲しかったんだけどね(あるいはツッコミ)
意見そのものは本心だけど半分ネタの為に書いたから
いろいろ配慮が足りなかった、不快にさせてごめん
謝るこっちゃない、みんな真面目で、みんな優しかった
そしてみんな風花さんを愛してる
それだけだ
そうだよな。
一人一人の心の中に、いろんな風花さんがいてさ
時には食い違って衝突してしまうこともあるけど、
変わらないのはみんながみんな風花さんを愛してるってことだ。
あのちんまり具合が風花かわいいよ風花
404 :
平賀慶介:2008/01/27(日) 13:56:06 ID:Ue8FuKRyO
よし、舐診をしてみよう。
何故かナチュラルに砥診って読んで小一時間悩んだ
メパトラジェム無いしちょっとオラクルして貰ってくる
山岸風花の97%は果てのない草原で出来ています
山岸風花の3%は完全に型取った舞台で出来ています
ゆかりが先生に見えます!
なにやってるんですかゆかりさんw
兄弟はもしかして夏服好きか?清楚な感じがして自分も好きだがね!
ふんわりしたタッチが好きだぜ。兄弟の描く風花かわいいよふうか
>>407 オラクルを成功させるべく日夜努力し計算して、
「これで完璧、いつでもオラクル発動OKですよ!」と自信満々で言ったのに
結局失敗してメンバーに三途の河を見せてしまう様子を妄想したw
<<410-411
何が果ての無い草原なのかと思ったら名前なのか(笑
3%オラクルがんばって!
…いまさらだけど、
>>411は
「410の
>>407って言うのは
>>408宛」って言う意味なんだ
もし勘違いしてる兄弟が居たらすまない
ちょっとオラクルの成功率を実践で調べてくる
おまいらの優しさに全俺が泣いた
あれだな、俺は時間無くても焦って仕上げちゃいかんな
簡単ですまんが顔だけ手直ししてみたよ!
こうですか!わかりません><
ttp://imepita.jp/20080128/567180 >>410 夏服も好きだし冬服も好きだし
てかどれもかわいいんで毎回服どれ着せるか悩んじまうよな
今回は五月の話の絵だったから小一時間悩む事態を回避できたんで
ナイスです!敵の体勢が崩れました!とか脳内で再生された
ところで調査の為とはいえオラクルの長時間の占有はよくないぞ
HP1にされたい私も連れて逝ってくれまいかハァハァ
いや、明らかに407は先生だろwwwwww
小説の支援だし・・・
>>407 わざわざありがとうございます
風花可愛いよ風花
全く同時に書き込みしてて吹いた
私わかっちゃいました、
>>415とは離れてても繋がってるよ
俺もルキア欲しいよルキア
>>415 >407は先生
風花以外はあれぇぼやけてよく見えないやwってやつだぜ
俗に言う風花フィルターだ
>>418 なんに使うのか聞きたいよ兄弟聞きたいよ
ゆかりに見えんのは前髪の分け方のせいだよきっと
>>420 ヤバイ素で4月から夏服だと思って全然疑ってなかった、ありえない
前にも4月の話だから夏服かとかわざわざ夏服で描いちゃってるし俺
見たら6/2のデータでは夏服だったから6月頭で変わるのかな…
つか絶望した、自分の真性ボケっぷりに絶望した、吊ってくるは
てかごめん、うpった翌日余りにも似てて自分でも笑ってた
単純に仕上げ方や画力の問題だから気にしないでやっておくれねぜ
本当にここは優しい兄弟がおおすぐる、ありがとう
鬼束解析機・エクセレント による山岸風花の解析結果
山岸風花の73%は始まりを示し終わりを示す誤作動で鬼っています ←オラクル
山岸風花の8%は出口のないその迷路で鬼っています ←タルタロス
山岸風花の7%は体制と欲望のぶれで鬼っています
山岸風花の6%は切り刻んだカルテで鬼っています
山岸風花の6%は振り切ろうとしてるリミッターで鬼っています
日本では衣替えは普通6月と10月なのだぜ兄弟
そんな自分は夏服に興奮してる兄弟に不覚にも萌えて
それを言い出せなかった。申し訳ない
>>423 ちょ、7割オラクルってまさに風花さんww
さげすまれて来たくなったけどp3友人に貸しちまった自分orz
てかむしろその解析メーカーがなんなのか気になるのぜw
歌手のおにつかさんか?
>>424 そうですおにつかです。別に布教に来たわけではありません(少しあるけど
歌詞詰め込んで作ってみたらなんとなくそれっぽく解析されたんで…
切り刻んだ(寧ろ私が切り刻みたい)カルテは平賀先輩の事だよ。
本編を書かずにネタに走ってしまいました
でも本編ではネタを入れられないので、ガス抜きということで勘弁してください
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「いつの話」
――最初に好きなったのは声。
少し冷たい言葉を放つ声。
お帰りなさいと言う私に、ただいまと少し笑いながら返してくれる優しい声。
――それから背中と整えられた指先。
いつも先頭に立って、私たちを守ってくれた強い背中。
送り出すしかできない私がいつも見送ってきた背中。
いつも激しく戦っているとは思えないほど、綺麗に整えられた指先。
いつも私の頭を優しく撫でてくれる指先。
――時々黙りがちになるくせ。
二人でいるとき、まるで言葉なんて要らないみたいに、微笑んだまま何も言わない彼。
二人して無言のままなのに、居心地の悪さや息苦しさは全然なくて、むしろ暖かくて安心できるそんな彼のくせ。
…そんな彼が、時折儚く消えてしまいそうに感じる時がある。
あんなに強くて、みんなが頼りにするリーダーなのに…。
私の気のせいだってそう思うし、信じたい…。
でも、もし彼が本当に消えてしまいそうなら…。
その時は私が繋ぎ止める。
彼はみんなに…――
私に必要な人だから…。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「いつの話」 終
>>426 Fuka End Select本編から少し外れるって事なんだろうけど、
ネタだなんてとんでもない、入魂ド直球な言の葉だと思うのぜ
なんかいじらしくて暖かくてきゅんとした
やっぱりキタ風大好きだー!
高確率で全バステ付着:風花の手作りチョコレート
>>426 消えるとか去るとか言って居座る気満々じゃん誘い受け厨w
自分=風花なんだろ
気持ち悪いし風花かわいそ
藻前さんに何があったのかは解らんが、少し力を抜いてみるといい
そうだ昼メシこれからだろ、はがくれの特盛セットなんかどうだ?おごるぜ
暖かいもん啜りながら一緒にバレンタインの風花さんでも妄想しようジャマイカ
>>430 風花スレ住民はみんな優しくて懐が広いけど、そろそろ空気読んだ方がいい
調子に乗って職人を叩くおまえのようなやつは消えろ
したい話があるなら自分から振ればいいじゃない、と親切に言ってくれた
人たちの気持ちがなぜわからんのかバカタレが
文句言う方、言われる方、どちらも愉快な気分にゃなれはせぬ
しょせん名無しの書き捨てなれば、藁って許しておくんなせぇ
荒らされ慣れしてないからかしらんがえらくスルースキル無いなこのスレw
無視は大事だぜ兄弟!
多少口調が荒かろうとも、意見なら聞いてやらんこともないが、
ただの荒らしなら構ってやることもない
>>435 荒らされ慣れしてないとかww過去スレをよく見てくるんだw
過去どれだけ必死に荒らそうとする奴らがわいてきて、
それ以上に濃い変態ども(誉め言葉)が押し流してきたことか…
ペルソナコスの風花とか無駄に熱かったなあ
>>437 主に絵だね
ルキアを筆頭にスカアハ師匠やらエンジェルやら、ネコマタやら、ティターニアやら…
今でも俺の画像フォルダの中で眠ってるけど、
無断でうpするのもなんだしねえ
以前もこんな話は定期的に出たけどなw
とりあえず今も覗いてる絵師の中に、コス絵を描いてた人もいるから、
再うpでも頼んでみれば良いんじゃないか?
>>437 過去ログにURLはあるだろうけどもうほとんど流れちゃってると思う
ところで話題は全然変わっちゃうんだが個人的に風花と天田の
コンビも大好きだ。風花さんが「続けてどうぞ!」って言った後にこっそり
「続けてどうぞ♪」って言ってるんだぜあいつなんて微笑ましいんだ
ttp://imepita.jp/20080130/771110 ちょっと流れが危うくなりそうだったから差し入れ絵をあげようとしたら
いつのまにかまたマターリに戻ってたな、よかった。
とりあえず風花さんのお手製の握り飯でもみんなでつまもうぜ
味は我らがカリスマ毒見マイスター・キタロー君が保証済だ
>>今も覗いてる絵師さん
…(無言の訴え)…いえ、無理なら良いんです。すみませんでした。
サラスヴァティが一番綺麗だと思う自分はサラスコスが
描かれたかどうかが気になる。それだけのことです。
>>427 いえ、わからないのかもしれないけど普通にネタなんです
>>432 ありがとう
言いたいことがあるなら言ってもいいと思うよ
職人だの何だの言っても同じスレ住人、立場は対等なんだから
大切なのはその意見が的を得てるか否か
何かすごく懐かしい話題が…
コス絵の極一部でいいなら上げ直したい所なんだけど、
ぶっ壊れたPCがまだ修理から戻ってなくて取り出せない
後からでもいいなら適当に固めて上げるけど、もし急ぎなら
お手数ですが山岸風花 保管庫とかででもぐぐってみて下さい
CDしか読めないわで色々詠めてない今借りてるPCがPQN
今確認出来ないけどサラスヴァティは…描かれ済みでしたっけ?
まだだった気もするけど、まだならどなたかチャレンジなさいますか?
>>441 ごめん、今解ったw違和感全然無くて全く気付いてなかったw
持ってたりはしなかったけど、漏れも好きだったわ
兄弟落とし込むの上手すぎる、改めてgj
コピペ忘れとかどうよ、最近ホントそそっかしすぎる…
>>439 差し入れ乙であります、心からgj
こんなん言ったら天田少年に嫌な顔されそうだけど、
風花さんと子供の組み合わせは和みすぎて顔が緩む通り越して垂れそうだ
思えばおにぎり握りまくってたな、風花さん
きっとこんな風にSEES面子にもこまこま差し入れしてあげてたに違いない
風花「今日はお弁当作ってきたの」
キタロー「どうでもいい」
風花「冷凍食品だから味はいいと思うんだ」
パカッ
風花「はい、ギョーザ」
「風花、おはよー」
「夏紀ちゃんおはよう、なんだか眠たそうだね」
「なっかなか課題終わんなくてさ」
「でもちゃんとやって来たんだよね」
「まあ、ね」
「がんばってるね」
「…まあそんなことより今日もぷにぷにかなー?」
「な、夏紀ちゃん?」
「おーぷにぷにだ」
「もう…くすぐったいよ」
ttp://imepita.jp/20080130/680540 「あれ、なんか髪ごわついてない?」
「!」
「何かあった?」
「わ、笑わないでね」
「うん」
「ボディーソープで髪を洗っちゃったの」
「あははは」
「笑わないって言ったのに」
「ごめんごめん、でも何でまた」
「考え事していたり疲れていたりするとたまにやっちゃうんだよね…」
「どんな事考えてたらそんなことになるのさ」
「えっと…あのね、昨日死蝿の葬列って映画やっていたでしょ?地デジ初登場って」
「ああ、なんかやってたねホラーっぽいの」
「うん、実はBD持っていて字幕で何度も見たんだけど、吹き替えだったしまた見ていたの」
「何度も見たのにまた見たんだ」
「うん、それでね、地上波デジタルだから当然合間にコマーシャル入るよね」
「まあ、入るよねぇ、提供なんとかとかさ」
「うん、それで不動産のCMがなんとなく気になっちゃってね」
「ホラー映画と不動産に何の関係が」
「昔本で読んだんだけど、ウサギって自分達の縄張りに凄く敏感な動物なんだって」
「そうなんだ」
「うん、巣穴に近づく他のウサギの足音を察知して排除しようとしたりもするんだって」
「って不動産とウサギに何の関係が」
「不動産グループのマークがウサギだったの、それでね、思ったんだけど」
「うん」
「ウサギよりも人間の方がずっと土地を巡って酷い争いを繰り返しているよね」
「まあ、そうだねぇ」
「だから不動産グループのマークもウサギより人間の方がそれらしいかなって」
「まあ…そうかもね」
「うん、でもマークの図案が人間だったら交通標識みたいになっちゃうよね」
「ちょっとマヌケだね」
「人間って自分達の都合でどんどん自然を切り拓いて道路を通しちゃう横暴な生き物だから」
「うん」
「今まで人間に知覚されていなかっただけでずっとそこにあった時間の狭間に生き物が住んでいたとして」
「えーと…」
「あ、ごめんなさい、えっと…まだ地図に載っていない生物豊かな島が存在したとして」
「うん」
「人間がその島の存在に気付いちゃったばっかりにその島に勝手に押し入っていって」
「うん」
「勝手に押し入ったのは人間の方なのに、その島の生物が人間を襲ったから『危険だ』って騒いで」
「うん」
「その生物達とその島を無くそうって攻撃しちゃうのってどうなのかなってちょっと考えちゃって…」
「えーっと…」
「ひょっとしたら何も気付いていないだけで全部私達のエゴなのかもしれないよね」
「…うーん、風花が何を悩んでそういう事を考えているのかはよく解らないけどさ」
「うん」
「アタシら何も食べずには生きてけないし、死にたくないしある程度はしょーがないんじゃ?」
「そうだね…」
「それからさ」
「うん」
「ボディソープとシャンプーの中身、触って区別出来る容器に移しなよ」
「あー」
「(あーじゃないよこの子は…)」
みたいなゆるい日常
改行多いってオコられt
>>445 夏紀風花スキーとしては ひたすら萌えた と言うことしかできない
夏紀と風花のコンビの良さが分かった気がする。
なんかお互いに救って救われてそうな感じだね。優しい気持ちになれたよ。GJ!
風花タンや夏紀タンみたいな友達が欲しいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
>>449 何という師匠
これは弟子入りせざるを得ない
やっぱスカアハは似合うなあ
>>449 激しく師匠
これはもうアローシャワーするしか
…やふーで「スカアハ アローシャワー」調べたら2番目に8スレ目がw
キタ風よかテレ風とか平風の方が好きだ
実はコミュも発生させてなかったりするw
なんかキタ風はいちゃいちゃとかそういうの想像出来なくて・・・
似合わないわけじゃないんだが、この二人は友情でいてほしいんだ
そういう考え方があってもいいと思うよ
コミュを発生させなくても風花はかわいいよね風花
ただ風花コミュはいちゃいちゃとはちょっと違うイメージだな。すんごくマターリしてて、和む感じだ
キタ風を押し付けたいわけじゃないけど風花さんの別の可愛さを発見できるから、
コミュもぜひやってみて欲しい。もちろんそれは他のキャラでも同様でさ。
てかコミュ発生させないとタルタルきついだろうw兄弟漢だなw
>>444を見て戦慄が走った
風花がニュース等を見逃してるとは思え・・・((('A`)))
>>449 風花さん師匠きてた!GJ!アローシャワーで昆虫標本の様にされたすぐる
やはり本物の輝きはちなう良いものはやはり良い、ふとももは偉大すぎた
>>454 これだけ実害出ちゃうと笑えなくてね…
今度はダンボール餃子が!?→でも自作自演でした、とか
その程度なら良かったんだけど
>>454をみて初めて時事ネタだと気づいた。風花さんオソロシス…((('A`)))
キタローはニュースとかまったく見てなさそうだなw
ギリギリ崖の上を行くようにフラフラしたっていいけど
足元を固めるのも悪くない
今回も本編じゃなくてごめんなさい
【PERSONA3 〜Fuka End Stand〜】
「その話」
〜〜♪〜♪〜〜♪
軽快なメロディーがイヤホンから耳に、耳から脳に、脳から全身に響き渡る。
…別に音楽が好きなわけじゃない。
ただ、音楽が、そこに込められた感情が、僕の中を満たしてくれれば、
空っぽみたいな僕にも中身ができたような気になれる。
…別に感情がないわけじゃない。
ただ、その振り幅は他のものと比べて著しく小さい事は長年の観測で理解できている。
あまりに動かない感情は、「僕自身に中身が存在するのか?」なんて意味不明な疑念をわかせてくれる。
…考える事さえ面倒くさい。
僕の中に音楽さえ満たしていれば、僕自身に感情がなかろうが、そこに感情は存在する。
それで問題はない、どうでもいいことだ。
…ラブソングは聴かない。
僕には理解できない感情で作られているから…。
――リーダー。
書き込めない
>>457 〜♪〜〜♪〜♪
風花と出会ってから、音楽との付き合い方が変わった。
…別に好きになったわけじゃない。
ただ、聞いている間、その曲のイメージに合わせた風花のことを考える、
そうすると、僕の中に楽しいと言った感情が芽生えてくれる。
…なぜなのかはわからない。
風花のことを考えるだけで、そばにいるだけで、僕の感情はありえないほど揺れ動く。
本来ならこれが普通なのかもしれないが、正直驚きを隠せなくて戸惑う。
…でも嫌じゃない。
自分の中を自分自身の感情で満たせている、それが心地いい。
風花を想うだけで、「僕自身に中身が存在するのか?」なんて、考える必要のない愚問に早変わりする。
…ラブソングは聴かない。
僕の風花に対する感情とシンクする曲がないから…。
【PERSONA3 〜Fuka End Stand〜】
「その話」 終
>>457-459 やっぱりまた書き込めなくなってたか、本当ついてないな
朴念仁通り過ぎて感情とかどうでもいいって感じのクールな彼も
風花さんに出会っちゃったら形無しだぁね、GJ
まだ自覚薄いみたいだけど、なんのかんので男の子らしくて微笑ましいのぜ
>>456 あんなに毎日寮のリビングでテレビがつけっぱになってるじゃないかw
>>463 ヤバイそーきたか、確かにコスプレだ間違いない
何かを突破しそうな風花さん愛の素直な発露にGJ
前に一度正面顔風花さん絵を投下して下さった絵師さんでしょうか
色や雰囲気に心なしか見覚えが…気のせいだったらすいません
公式では順平と・・・
主人公→風花もいいけど、その逆で
主人公のことが好きで好きで、寮でばったり会うと顔真っ赤にしちゃう風花も見てみたいな
純情な風花さん
>>463 というか、その刃物がそこはかとなく怖いぜ
>>457-459 乙であります
主人公が聞いてる曲も、多分人によって違うイメージなんだろうな。
風花に限らずとも、巖戸台に来てからのたくさんの出会いで大分キタローは
変えられたんじゃないかな、と信じたいぜ
>>463 ちょ、風花たんエロカワイイww
>>466 コミュ後半での風花さんが正にそんな感じじゃないか?
頬赤らめちゃって風花かわいいよ風花
本編では基本的にどのコミュに対しても受身なんだよな、主人公
女の子にデート誘ってもらうってどこまでトウヘンボクなんだと身もだえしてたぜw
その割にどうでもいいと即切ったりこのカリスマがwと
(*´Д`)
>>469 念願のサラスコス!ありがとうございます!!!
やっぱり俺屍の鳴かず弁天的色気がありますね。
ひょっとしたらふーかには似合わないかなと思っていましたが、
予想以上に琵琶似合う。胸とか太腿とか最高です。
貴方に描いて頂けて嬉しいです。本当に感謝!
ゆっくり休んで下さい(流石にもう起きてる)
みんな上手いなあ
結構どれも似合ってるあたり、風花のキャラ付けは万能度が高いぜ
公式を尊重せよ。
妄想を控えよ。
>>472 パールヴァティ来た可愛すぐる俺の脳内印度人が総勢俺の嫁宣言
風花さんぴんく可愛いよ風花さん
柔らかさといいふりふりといいお花ひらひらといいGJすぐる
このコスの可愛さは兄弟に描かれる為にあったに違いにぃ
その理屈だとアンソロも公式なんだがw
風花の料理にはベルセブブが入ってます
人修羅ご一行が寮に遊びに来たのか
ツンデレ蝿様が風花さんの料理つまみ食いしに来てうっかり眷属が料理に
オラクル発動で問答無用にHP1にされてLv255蝿様涙目
あるとき、友人が女友達のことをさん付けで呼んだらしい。ここでいうところの「風花さん」だ。
しかし、やつは「それは将来の旦那に呼んでもらうつもりだからだめ」と言われてしまった。
俺は風花さんを「風花さん」と呼んでいる。愛しさと尊敬を込めてそう呼んでいる。
これが何を意味するか、親愛なる兄弟たちならわかるだろう。
つまり風花は俺の(ry
そういえば教師風花の人はどうしたんだろ?
ちょっとばたばたしてて反応遅れてごめん
何がどうしたのかは解らないけど、とりあえず元気です
最近よく物が壊れてくれて何するにも涙目です
色んな意味ですいませんでした
おお、教師風花のひといらっしゃった!無事を確認できただけでも嬉しいです
いつまでだって正座でお待ちしますので気に病まずにふぁいとですよ、ふぁいと!
>>481 自分も待ってますので、良ければまたいつか続きを書いてください
では、FESの続きいきますが、FESもそろそろ終わりが近づいてきました
もし今この話を読んでいる人で前スレ
>>618の風花ENDを読んでない人がいたら読んでおいてもらえると助かります
さて、前の話は
>>389で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
放課後、月光館学園高等部。
「反応、二階廊下です!」
「伊織、ゆかり聞こえているな!」
『了解!』
『がってんッス!』
「よしっ、明彦、天田、逆方向から回りこめ!」
『了解だ』
『はい!』
風花が反応を探知して逐一報告、それを聞いた桐条先輩がみんなに的確に指示を出す。
みんなは先輩の支持通りに動いて標的を追い詰める。
事件の犯人がわかって以来、こんな捕り物帳が幾度か行われている。
僕にできる事は、風花と先輩の補佐をする事くらい。
だが、はっきり言ってそれはする事が無いに等しい。
見ていることしかできないのは、襲い来る眠気も相俟って甚だ苦痛だ。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 C―それを希望と信じて手を伸ばす」
「ペルソナって、どういう事だよ!?」
風花の言葉に順平が大声を上げた。
「それは私にも…、でも確かに…」
「それって、つまりこの事件の犯人はペルソナ使いだって事…?」
「そういう事になりますね」
アイギスがそう言うと、みんなはまたシーンと静まり返った。
…とりあえず、こうしていても仕方ない。
「風花」
「え、はい」
「反応は?」
「え、えっと、今は感じません」
風花が探知できないなら、犯人が何者であれこの辺りにはもういないな…。
なら、ここにいる意味もない。
それに被害者を病院に連れて行く必要もある。
「みんな、一先ずここを離れよう」
僕の提案にみんなはおとなしく従ってくれた。
「犯人がペルソナ使いというのは本当か!?」
被害者を救急車に乗せた後、程なくして僕達と合流した真田先輩が発した第一声はそれだった。
「私と風花さんが感じたのがペルソナ反応である以上、その可能性が極めて高いです」
冷静にアイギスが答えた。
「でも、僕達以外のペルソナ使いって言ったら…」
天田の呟きに誰もが頭に浮かべた答え、それを真田先輩が口に出した。
「…ストレガか」
また周りの空気が静まり返った。
「でもよ、チドリはもうペルソナは使えねえし…、ていうかチドリがこんな事するわけねえけど。
ジンやタカヤだって、もう…」
「…いえ、ペルソナを失ったチドリさんはともかく、他の二人は直接その死を確かめたわけじゃありません。
生きて、この事件を起こした可能性は十分にありえます」
「でも、犯人は本当にストレガなのかな…?」
ストレガ犯人説を押すアイギスに風花が躊躇いがちに異を唱えた。
「…確かにあの二人が生きてる可能性はあると思う。
でも、ニュクスがいなくなった今、あの人達がこんな事をするとは思えないんだけど…」
「…まぁ、確かにね。
それに、あんな奴等が学校に忍び込んでたらかなり目立つし…」
「確かに…、人目につかんとは思えんな」
「…てことは」
「犯人は、僕達でもストレガでもない、ペルソナ使い…」
天田が口に出した答え、それが僕達の最終的な結論だった。
桐条先輩にも連絡を取ってはみたが、どうしても連絡がつかず、
仕方なく明日の放課後また集合することにして僕達は解散した。
次の日の放課後、屋上。
『私達でも、ストレガでもないペルソナ使い、か…』
通信機から聞こえる桐条先輩の声は暗い。
事情は昨日の内に真田先輩から聞いているらしく、話は早かったが、だからと言って問題の解決案がすぐに出るわけでもない。
『…私は今回の事件を少し軽く考えすぎていたらしい。
シャドウの悪あがき位に考えていたが、よりによってペルソナ使いとはな…。
そのペルソナ使いが何のために何故学校で事件を起こしているか、そもそも何者なのか…。
すべてが謎だ…』
風花にゆかり、順平に天田、みんな顔が暗い。
…無理もないけど。
『その犯人が部外者なら人目にもつく、捕まえる事も容易だろうが…。
今まで人目についていないこと、わざわざ学校で事件を起こしていることを考えると、
考えたくはないが、恐らく犯人は月光館学園の関係者だろう…』
通信機越しにも、桐条先輩のため息が聞き取れた。
『…すまない、この間はボランティアでいいと言ったが、この分では君達の力に頼らざるを得なくなるだろう。
人を回すことはできるが、相手がペルソナ使いでは――』
「みんな揃っているか!?」
後ろから響いた真田先輩の声にみんな驚いて振り向いた。
真田先輩はコロマルを引きつれ、ハァハァと荒い息を吐きながら近づいてきた。
どうやら急いで走ってきたらしい。
『明彦、どうしたというんだ。集合にも遅れて』
「ハァ…、昨日の被害者の所に行ってきたんだ。何かわかるかと思ってな…。
そしたら、とんでもない事がわかった」
…とんでもない事?
「でも、今までの被害者の証言ってあれよね。
変な音楽が聞こえたとか、妖精とか化け猫女を見ただとか…」
「そうそう。怪談のネタにはなっても、事件解決のヒントになりそうなもんはなかったよな」
確かにゆかりや順平の言う通りだ。
「今回は違うんですか?」
天田の問いかけに真田は首を横に振った。
「いや、今回の証言も似たようなものだった。
だが、俺達が気づいてなかっただけで、今回の証言も今までの証言もむしろ答えだったんだ」
『…どういう事なんだ明彦? 一体今回の被害者はなんと…』
桐条先輩が聞くと、真田先輩は息を少し溜めてから話し始めた。
「今回の被害者の証言はこうだ。
『突然現れた雪ダルマとカボチャのお化けが漫才を始めて、気がついたら病院だった』と…」
…っ。
それを聞いたみんなは思わず眼をぱちくりとさせた。
「それって…」
「もしかして…」
「こいつの…」
みんなが僕を見るので、僕はみんなが思っている事を言葉にした。
「ジャックブラザーズ…」
「…そう言うことだ」
真田先輩はにやりと笑った。
「えっ、ちょっと待って、じゃあ今までの証言って…」
「…妖精はピクシー、化け猫女はネコマタか?」
「となると、変な音楽って言うのはオルフェウス…?」
…すべてが繋がった。
『じゃあ、この事件を起こしているのは、謎のペルソナ使いじゃなく…』
「僕のペルソナ…」
思い返してみれば確かに、事件はいつも僕が放課後残っている時に起きている。
テスト期間中に事件が発生しなかったのも僕が放課後学校にいなかったから…。
そう考えれば辻褄は合う。
「んでも、こいつ今ペルソナ使えないし、そもそもこいつが人を襲うわけ…」
『…これはあくまで私の仮説だが、彼のペルソナはこの月光館学園を漂っているんじゃないだろうか』
「漂ってる、と言うと?」
『彼がニュクスを封じた際、彼のペルソナは彼から離れてしまってタルタロス、学校に取り残されてしまったとしたら?
そして、元々の宿主である彼の存在に反応して、暴走して人を襲っている。
こう考えれば一応の辻褄は合う』
「それでも、なんで放課後だけ…」
『それはわからないが、もともと夕暮れ時というのは魔の力が強くなる時だと言われている。
影時間のない今、ペルソナが一番活動しやすい時間なのかもしれない』
「実際の所はともかく、一応の解決の目処はできたな」
『そうだな、彼が原因で事件が起こっている可能性が高い以上、申し訳ないが彼に放課後学校に残る事を控えてもらうしか…』
っ!
放課後学校にいれなくなったら風花と一緒にいる時間が削られてしまう。
そう考えるだけで僕は眼の前が真っ暗になったような気分になった。
でも、僕が学校にいればまた被害者が出てしまう。
それでも、僕は…。
そうやって僕が悩んでいると順平が口を開いた。
「…こいつの後遺症って、そのペルソナが離れたせいなんスかね?」
『…そうだな、確かにその可能性は十分にある』
「じゃあ、ペルソナを捕まえてこいつに戻してやればその後遺症ってやつも治るんじゃないッスかねえ?」
順平の言葉にみんなの顔つきが変わった。
『そうか、なるほど…、確かにその可能性は高い…。
しかも、できれば事件は一気に解決。…エクセレントだ伊織』
「なるほど、事件解決できれば」
「リーダーの後遺症も治せる…」
「一石二鳥、というわけですね」
「こいつには何度も助けられてるからな、今度は俺達が助ける番というわけだ」
「…そう考えるとやる気が出てきますね」
「ワンッ」
みんな…。
『消極的な解決策より、積極的な解決策の方が私達らしい。
何より彼の為だというなら、私も多少の無理は通そう。
私もそちらに行く、みんなで彼を救いこの事件を終わらせようじゃないか』
その後、みんなが口々に唱えた返事の言葉は僕の胸に暖かく響いた。
「っ! ダメです、反応校舎内から消えました!」
「くっ! アイギス、コロマル、外はどうだ?」
『…ダメです、ペルソナ反応も視認もできません』
「逃げられたか…。
みんな、一度集合してくれ」
『『『了解』』』
事件の犯人がわかって以来、幾度か行われたこの捕り物帳。
みんなが事件解決の為、僕の為に頑張ってくれているのは正直嬉しい。
だが、こうして見ているだけなのは襲い来る眠気も相俟って非常に苦痛だ。
…でもそれ以上に、そう、それ以上に僕の胸には言い様のない不安が渦巻いている。
こうして、みんなが事件解決の為に動いてくれているのに…。
放課後、完全に生徒を締め出してるから被害者はもう出てないのに…。
僕の心の中で何かが囁く…。
僕は何かを忘れている気がする…。
「…どうかしたんですか?」
風花…。
気づけばここには風花と僕しかいなかった。
桐条先輩はもう集合地点へと行ってしまったらしい。
風花は僕の様子がおかしいことに気づいたのか心配そうに見つめている。
普段なら、なんでもないなんて言って笑って返す所だけど、今はその余裕がない。
「早く、集合場所に行かないと…」
「…うん」
僕は答えると同時に風花の手を握った。
「あっ…」
風花は少し頬を染めてどうかしたんですか? と言ったようなまなざしで僕を見た。
僕はそれに端的に答えた。
「…こうして、いたいんだ」
こうして、風花と一緒にいる事を感じたい。
感じていたい…。
僕の言葉に風花は少し困ったような顔をして頬を染めながら、
「…集合場所前までですよ?」
と言ってくれた。
結局、その日もペルソナを捕まえることはできなかった。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「五月の話 C―それを希望と信じて手を伸ばす」 終
>>483-487 Fuka End Selectの人今回も乙であります
予想超えられてしてやられた感が心地よくGJせざるをえない
今回の順平はさらに神えらいGJすぐる全漏れがスタンディングオベーション
学生らしく自然で真っ直ぐなメンバーの友情に泣いた
やっと一周目クリアしたんだがニュクスとタイマンしてる時なぜ風花はあんな傍観者的な発言したんだ?
他の連中は必死に主人公を応援してんのに・・・。
久々に熱いラスボス戦だったのに興醒めした。
さて次は後日談やるか
それを気にしていたらここにはいられないのぜ
とりあえずこれをドゾー
つ風花フィルター
無印のときも結構騒がれたよね
キタロー帰ってきたとき一人だけ無表情なのなんで?とか
ともかく後日談終えた兄弟が無事ここに戻ってくれることを祈る。
自分は怖くて出来ないぜ後日談…
アニメは先に発注しないと間に合わないからな…
台詞は半年も仲間の命預かってナビで情報支援してたら
自然とああなってもしょうがないと思ってる
誰よりも冷静じゃないと勤まらないポジションだからね…
買ってきた恵方巻のパッケージによると今年は南南東らすい
南南東に風花さんが居るのをイメージし一気にかぶりつくのがおぬぬめ
冷え込みきついから暖かいものと一緒がいいな
穴子やらごっちゃり入っててウマー
っていうかぶっちゃけアニメになってるところは全部(ry
493 :
名無したんはエロカワイイ:2008/02/03(日) 22:45:42 ID:aB+BE+++0
>>489 風花からヒロイン要素を抜くためじゃないかなと思っている
スタッフ的にはアイギスENDのみだったわけだから、他にヒロインがいてもらっても困るわけだ
でも普通にしてたら風花がヒロインっぽくなってしまうので、多少違和感を生むとしても風花からヒロイン臭を抜いたんじゃないかなと
まぁそんな妄想
要するに何が言いたいかって?
主人公と風化がお似合いって事さ
アニメ風花の背の高さは異常だよなあ
でも等身高い風花もかわいいよ風花
>>493 そんな部分もあるかもしれないけど、ヒロインとして以前に
あの台詞とか表情はむしろ仲間として問題だと思うんだよなあ…
台詞はともかく表情のほうは嬉しすぎて茫然自失ってことで納得できないか?
んだね
とんでもない状況に投げ込まれたりすると
強すぎる感情の波にはついていけずに茫然としちゃう…
ってのも人間らしい反応だと思う
>茫然自失
そっか、そんな考え方もあるか!
思い出す度にションボリしてたんだけどスッキリしたよ、ありがとう!
個人的にあそこで夏紀が出て来たのがすごく嬉しかったんだよなー
他にコミュキャラ以外で出て来た人っていたっけ?
黒沢さん
キタロー「そうそのまま奥まで飲み込んで僕の恵方巻」
風花「 」
キタロー「あああんなに大きな恵方巻を人前で口いっぱいに頬張るとはなんていやらしい娘さんだ」
風花「 」
キタロー「これからする質問にyesかnoで答えて下さいただし無解答はyesと見做します」
風花「 」
キタロー「毎晩オナごふぅ」
風花「ご馳走様でした」
キタロー「ふ、風花、なにを・・・ なにをしているんだ・・・!!」
風花「なにを? って・・・」
ビュン! ビュン!
風花「バレンタインチョコに!
ペンシルチョコをふってかけてるんじゃないのッ!!」
テレッテ「ひぃぃぃ・・・『ペンシルチョコ』って
ふ・・・風花!
そ・・・それはどう見ても『万年筆』です・・・!!」
風花「万年筆!?」
ビッ! ビッ! ビッ!
風花「万年筆ですって!?
これが!
手作りチョコにみえるの?
なんて! 頭の悪いテレッテたちでしょうガボッ!
あなたたちはこのチョコが・・・
万年筆に見えるの? ガボガボ
それじゃあよくッ!
味わってッ・・・
みなさいッ!!」
ガボォォォ!【CRITICAL!】
テレッテ「ウギャアァァァァァ!!」
風花「【1 more!】フヒャホ! フヒィー フヒィーッ フヒィーッ
キタローォ・・・あなたはまさか万年筆に見えるなんて・・・
言 わ な い わ よ ね ─────── ッ ! ! ! ! 」
全方位ネタ対応型風花w
..:: ノノノ ノノ ノ ::.. スヤスヤ
..:: / ヽ、::.. *************
..:: / ヽ ::.. * *
..:: / ヽ ::.. * 無限の可能性を持ち *
..:: / i ::.. * 誰からも可愛いと言われてた *
..:: | ヽ γ__,ヽ ::.. * 産まれたばかりの頃の風花 *
..:: | ー― ) 'ヽ ::.. * *
..:: ヽ(⌒ :::::::::::: ,(_,_,_)、:::::: i ::.. **************
..:: ヽ ヽ__) :::::::::::: / ,‐v‐、 ::: i ::..
..:: \ ヽ二ノ ノ  ̄ ̄ ̄ヽ
..:: ヽ、 )ノ
..:: / ̄ ̄ ̄
>>500 何そのあとキタローからドキューンされそうな風花
>>497 他に出て来た人か…うん、忘れた、いかんなぁ
最後にクリアしてから結構時間経っててだいぶ記憶が曖昧に
いかんね、うむ、いかんよ
時間あったら今度は録画しながら遊びなおしたいんだがなー
>>499 ガビンの人っぽいテンポのよさにモら太
テンション高いキタローとクーデレ風花さんかわいいよ風花さん
想像してごらん…風花さんがちんまりなお口で
あの太巻きを一生懸命頬張っちゃうんだぜ…
流行らせたのはどこの誰かは知らないしどうでもいいけど恵方巻gj
>>500 消しゴム食わされそうで恐ろしすぐる
しかし二人のラブがデラックスなのは間違いにい
>>502 しかし今も無限の可能性と愛らしいちんまりさを誇る
山岸さん宅の風花さんのスペックと未来に死角は無かった
今でも赤ん坊のようなふにふに肌な為に半端な勇気でほっぺに触れると
興奮のあまり失血死するから本物の漢以外にはおすすめ出来ない
風花がラブデラックスに覚醒して、髪を伸ばすのもアリだと思う
キャベツじゃない風花なんて風花じゃないよ!
そういえば電撃オンラインの電プレのとこで
バトルレオタード姿の風花さん絵が
のってたけど見ましたか兄弟?
いつかの電プレの小冊子で
フェスについての漫画が載ってて
その中にバトルレオタード風花さん絵があった
でその漫画が電撃オンラインの電プレの所に
UPされてる
わかりにくい文章でごめんなさいね
ふ、ふははは、見つけたぞ速攻SS保存した
電撃オンライン→電プレ→Re:Playマンガ→わんわん某最新話だ
ちと書きすぎかもしれんが直リンじゃないし許してほすい
全然気づいてなかったのぜ…いい情報ありがとう兄弟
この恩は忘れんよ、兄弟に良い風花さん電波があらんことを
ヘイッ!キタローッ!
今からテメーのコミュッ!
リバースしてやるぜメ────ンッ!
遅ればせながら電マの覚醒風花さんにクリティカルされた。
みんなは電マ買ってるのか?
なんと!?電マは買ってないなあ。p3の漫画があるんだっけ?
でも素敵風花さんが見られるならそこだけ買おうかなー
ちんまり小動物カワイイ風花さんが好きだけど、
6月の凛々しい風花さんもそれはもう大好きなんだぜ
>>509 遅ればせながらバトルレオタード風花さん見た
なんともけしからん衣装だったのでコーヒー噴いてつい保存してしまった
ありがとう兄弟!
同じく買ってないわ…興味があるのがP3漫画だけなんだよな
しかし良い風花さんが見られると聞くとそわそわしてくるな…
レオタードって作者が自分でセンスねえなってツッコンでたやつ?
風花にバトルレオタードを着せられる日はいつになったら来るのかねえ
518 :
名無したんはエロカワイイ:2008/02/07(木) 20:06:16 ID:cAEnRCXe0
キタロー「やめろ・・・・・男のチンポ咥えるなんて俺は・・・・・!むぐ・・・・・!」
真田「ほら縛るぞ!!どうだ。苦しいだろう・・・!」
順平「最高に気持ちいいぜ・・・・・お前のフェラは」
天田「ああキタローさん僕のも舐めてくださいいいい・・・・・・ん・・」
○
。
.
,,. --─- 、
,. '´ `ヽ.
, '.,. '" ,、/!,.ヘ,ヘ、, ',
./ / / レ'-'‐' ー i , i
i ! ハ,!.ォ-!、 ,ォ.、!ハ,.! と妄想する風花であった
i iヽレ !〈 !._リ !リ〉! i
!ヘ ゝ.ハ."´ _ " ハ/
'ヽヘ/i>.、.,__,,.イV
_,.イ,ヘ>--'ト/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
/::::::::i::::!,, / / カチャ
|:::::,::-‐rr''7 / カチャ
>>518 な ん と い う 腐 花
つか、スレ的にありなのか?
風花が腐っているという設定なんてもう幾度出たか知れない
…まあ、ここが全年齢板って点ではNGなんじゃないか?
ちなみに自分の気持ち的にもナシだがそう言うネタは結構見かけるorz
このスレで出たことがあったかまでは覚えてないけど
俺の中では腐はゆかり
風花さんだけじゃなく千尋や千鳥もそっち関係好きで、
カップリングの違いで喧嘩する話とかなかったっけかw
まあ一応全年齢だから、エロス関係は男男も女女も女男も全部含めて
あんま直接的に描写しなきゃそれでいいんじゃないかなー
まあ私はえっちなのも大好きでありますあっ顔はやめt
ヅンネタも久しく見てないなー
風花連れてけばタルタル内部のシャドウ全回避で行けないだろうか。
つまり、敵位置とその視界が表示される風花レーダーを頼りに、敵に気付かれないよう
性欲を持て余しながらタルタロスに潜入していくミッションですね?
それは風花の手を引いて二人で進むゲームか、
はたまたダンボールか…どっちも普通に素敵で心惹かれるから困る
むしろ逆にトラップを仕掛けるよ
風花「浪花節だろっ・・・!人生はっ・・・!」
>>527 ICOwwと思いつつも
鳥かごみたいなのに閉じ込められてる風花さんや
足場から足場へ飛び移るのを拒否する風花さん、
結局跳んだものの跳躍距離が足りずに落ちる風花さんと
それをつかまえるキタローを幻視して激しく萌えた
風花とICOはやってみたいw
ヨルダかわいいよヨルダ
風花とICOはやってみたい
でもICOのエンディングを考えるとやってみたくない
風花「写楽せェんだよォッ!」
こんな風花でも俺は生きて行ける!
>>528 よく解らんが影牢とかそういうのか?w
罠満載だろうが風花さんが待っていてくれるなら突撃するわけだが
風花「心配いりません。この料理が成功していれば先輩のパンチ力は三倍になります」
明彦「何!本当か!」
風花「んー?失敗したかなー?」
明彦「寒い…寒いよシンジ…ミキ…」
風花「私の求める料理はまだ遠い」
風花「わたしのより優れた料理など存在しねえ!」
公式では順平とやりまくり。
だからメーカー公認二次創作品ってだけで公式じゃないってのw
フェス本の事か?
別に風花とテレッテがくっついた描写なんか無かったぞ
や、無印3のノベライズ。
どうでもいいが原作でも微妙に接近してやがんのよねテレッテ。
どうでもいいがてめーにはちどりんがいるだろーがああああ!!!
どうでもいいが風花は渡さねええええ!!!
確かにくっついた描写はなかったな。
でもその気もない女の唇に指を当ててそのまま額にずらして微笑みあう…
なんてただの友達にはしないとも思う。
後日談順平は漢前、チドリのおかげかと言われてたけど実は風花のおかげ
だったことを知ってorzな俺。
RPGにおいて物語は無限にある、どれが正しいなんてこともないでしょ
どれを信じたいか、それだけでいいと思う
それこそバニーガールな風花と一緒に落ちてく主人公をみんながゴミ袋で受け止める話でもいいはずだ
さて、FESの続きいきます
前の話は
>>483で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
僕はニュクスに向かって人差し指をかざす様に腕を伸ばした…。
僕の中のすべての力がニュクスに向けられているのがわかる…。
そう、生きていく力さえ…。
これで、この世界は…。
この世界の人達は…。
みんなは…。
この滅びから逃れることができる…。
その代償が僕一人の命なら安過ぎる…。
僕のすべての力がニュクスを封じ込めていく…。
ああ、これで僕の命は終わりなんだな…。
自分の意識がどんどん消えていくのを感じる…。
消えてなくなりそうな意識の中で、僕が最後に想うのはやっぱり彼女の事…。
…風花。
僕の一番好きな名前…、
名前を呼んだだけでなんだか楽しい気持ちになってしまうのはこんな状況でも変わらないらしい。
…でも、それも…、もう…限界みたいだ…な…。
僕の意識が完全に消えようとしたその瞬間、
――リーダー…。
彼女が僕を呼ぶ声が聞こえた…。
風花…。
消えかけていた意識がまた息を吹き返す。
ああ、もう、だめだ…。
僕の中で必死に抑えていたものがあふれ出してしまう。
一緒にいたい…。
まだ風花と…一緒にいたい…。
ずっと一緒が無理でも…、
せめて…。
みんなとの約束の日まで……
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「六月の話 @―聴き続けたい8ビート」
「リーダー」
私は隣の席で寝ている彼の名前を呼ぶ。
そうすると、机に顔を伏せて寝ていた彼が顔を上げてこっちを見てくれた。
「…おはよう、風花」
「おはよう、リーダー」
本当は今は放課後だからお早うと言うのはおかしいかもしれないけど、
私にはこれ以外に彼の言葉に返す言葉は思いつかない。
「…僕、いつから寝てた?」
「六時間目からずっと、ですね」
本当は気づいた時に起こした方が良かったのかもしれないけど、最近殊更眠そうにしている彼を私は起こす事ができなかった。
やっぱり、きついのかな…?
彼が世界を救う為に負った代償、彼はなるべくそれを私達に見せないようにしている。
…そのはずなのに、最近の彼は眼に見えて辛そうだ。
もしかしたら、副作用が進行しているのかもしれない。
元々彼が世界を救う為に負った代償は、成した事に比べれたら不自然なくらいに小さすぎるから…。
まるで病気みたいに少しずつ彼を侵食していって、最終的には…。
私は怖くなって心の中で懸命に首を振った。
そんな事あるはずがない。
彼のおかげで今の世界があるのに、彼だけがその犠牲になっているなんて酷過ぎる。
だからそんな事ない。
彼が私達の前から居なくなるなんてありえない。
理屈も論理も何もない言葉を強く唱えて私は必死に不安を消す。
彼は普段言葉が多くない分、よく見ているのか、人の感情に敏感だ。
私が不安にしている事もすぐに気づかれてしまう。
そんな時、彼はいつも私が安心できるようにしてくれる、不安を取り除いてくれる。
それはとても嬉しいけど、でも、今の彼にそんな負担をかけたくない。
だから、私は彼にばれてしまわない様に、自分で必死に不安を消し去って笑顔を作る。
「そうか…」
少しぼーっとした様子でそう呟く彼。
…大丈夫みたい。
私はほっとして、彼に言葉を紡いだ。
「テストは終わったばかりですけど、あまり授業中に寝たらだめですよ」
責任はきっと起こさなかった私にあるんだろうけど。
「うん、そうだね。
風花、後でノート写させてもらってもいいかな?」
「はい。あっ、でも今は放課後学校には…」
私が言って彼も思い出したようだ、今学校はこれ以上ペルソナ事件の被害者を出さない為に、
放課後学校に残れないようになっている事に。
当然部活も禁止なので、各方面から批判は出ているけど、こればかりは仕方ない事だから我慢してもらうしかない。
これはもちろん私達も例外ではなく(例外はペルソナ捕獲作戦時のみ)、学校でノートを写す暇はなかった。
「じゃあ、ノート貸しますね」
私は鞄からノートを取り出そうとすると、彼がそれを制止した。
「いいよ、風花も帰ってから使うだろ?
今日の授業分くらいのノートはなくても何とかなるから」
「でも、今日の内容は大事だって先生も言ってたし…」
確かに彼なら今日の授業のノートがなくても成績を落としたりはしないのかもしれないけど…。
でも、少しでも力になりたい。
作戦の時以外に彼の力になれるのはこんな事ぐらいしかないから…。
そんな事を考える私に、彼は少し笑って言葉を紡いだ。
「…正直、家に帰ってノートを写すまでもつ自信がないんだ。
だから、いいよ風花。寝てた僕が悪いんだから」
そう言われてしまうと私がこれ以上食い下がっても彼に気を使わせてしまうだけだ。
でも、やっぱり何もフォローできないなんて嫌だ。
何か私にできる事は…――
「あっ、じゃあ…」
私はふと思いついた事を口走ってみた。
「私の家に来ますか…?」
正直、考えなしというか大胆だったと思う…。
「えっと、好きな所に座ってください…」
私がそう言うと、彼はテーブルの前にゆっくりと座った。
自分の部屋に帰って来たのに、私の心はどうも落ち着かない。
彼を部屋に招くのは良くあった事だけど、自分の家の部屋に招いたのは初めてだからどうしても緊張してしまう。
散らかったりはしてないし、変な匂いも…多分しないと思う。
「…やっぱり、寮の部屋と雰囲気が似てるね」
「あ、うん…」
心臓がドキドキいってる…。
「私、ちょっとお茶を入れてきますね…。
ノートはそれからにしましょう」
そう言って、私は落ち着くまでの時間稼ぎをする事にした。
「だから、ここはこうなって…」
「ああ、なるほど」
ノートを移す作業は程なくして終わって、私たちは少し一緒に勉強をする事にした。
もちろん、時間稼ぎの甲斐もあって、もうちゃんと落ち着いている。
でも、やっぱりリーダーはすごい。
今日の授業の内容も、ノートを見ただけで私よりもちゃんと理解できてる。
リーダーは「風花のノートの取り方が良かったからだ」なんて言ってくれるけど、
やっぱり要領の良さが違うんだと思う。
こんな分じゃ、やっぱり彼のフォローなんてできないのかなぁ…。
と少し落ち込んでいると…、
「…風花」
不意に名前を呼ばれた。
「あっ、はい」
慌てて返事を返しながら、落ち込んでいたのがわかってしまったのかと心配する私。
「今度の作戦は来週だったよね?」
「あ、はい。今度桐条先輩の都合がつくのが来週ですから…。
でも、これ以上桐条先輩に国内外を往復させるわけにもいかないから、今度で終わらせないといけないですよね。
他の生徒達も不満が募ってるみたいだし…」
それに、これ以上リーダーに辛い思いを続けさせたくない…。
「…そうだね、早く終わらせないと。
まぁ、それはそれで大事なんだけど…」
…?
リーダーの言いたい事は作戦の事じゃなかったのかな。
リーダーは隣に居る私を見ながら躊躇いがちに言葉を続けた。
「作戦がない間は、部活も何もないから…」
「はい」
「こうやって、勉強でもいいし…。
風花のしたいことなら何でもいいから…、一緒に過ごしたい…」
…っ!
私は驚きと嬉しさで息が止まった。
彼の言葉は、作戦があるまでの放課後、私と一緒にいたいという内容だった。
思いがけない言葉に返事も何も返せない私を見て彼は、
「ダメかな…?」
と少し困った様な顔をした。
当然ダメなわけはなくて、返事を返せなかったのも彼が言ってくれたことが嬉しかったからだから…。
私の返事は当然…。
「私も、一緒にいたいです…」
どんな顔をして言えばいいのかわからなかったけれど、多分今の私の顔は自然と笑顔になっているんだと思う。
そんな私に合わせるように、彼もスッと微笑んだ。
その彼の笑顔を見て私はフッと理解した。
無理にフォローだとか考えなくてもいいんだ…。
私にして欲しい事は彼がちゃんと伝えてくれる…。
ちゃんと私を頼ってくれる…。
前は私がもらってばかりだったけど…。
今はそうじゃない…。
私も彼に何かをあげられるようになったんだ…。
そう思うと、とても嬉しかった。
そんな喜びを感じていると、彼の体がゆらりと揺れて私の肩にもたれかかった。
「…? リー…――」
名前を呼ぶ前に、彼の寝息が聞こえた。
…寝ちゃったんだ。
やっぱり、かなり無理してたのかな…。
でもその寝顔は安心しきっている様に見えた。
…私が一緒にいたいって言ったから安心したのかな。
そう考えるのはさすがに自惚れ過ぎるかな…。
そう考えているとまた彼の体が揺れた。
あっ、危ない!
このままでは倒れてしまうと彼の体を支えようとしたけど、とっさでは支えきれなくて彼と一緒に倒れてしまった。
「…っ、大丈…――」
と彼に問いかけようとしたが、彼の寝息が聞こえたのでやめた。
良かった、頭を打ったりはしてないみたい。
そうして安心すると、耳にまた別の音が聞こえてきた。
それはどくんどくんと規則正しくリズムを刻むような音。
そう、それは彼の心臓の音だった。
私は彼の胸に耳を当てるように倒れこんでいたみたい。
気づいた瞬間、すぐにどかないと、と思ったけど、
彼の体温と心臓の音がなんだか心地よくて離れる気になれなかった。
…そう言えば、心臓の音って8ビートなんだっけ。
人間の精神を高揚させる効果のあるリズムだって、何かで聞いた事がある。
…でも、この心臓の音は高揚させるというより…、落ち着く…かな。
同じ8ビートでも人間の心臓は特別なのかな…?
それとも、リーダーの音だから…かな…。
答えの出ない自問を少し繰り返した後、首を動かして彼の顔を眺めた。
…いつもは、私が名前を呼んだら起きてくれる。
多分、今も名前を呼んだら…。
今は初夏だけど、衣替えしたばかりだからまだ少し肌寒いし、このまま寝かせてたら風邪を引いちゃうかもしれないけど…。
でも…。
ごめんなさい、リーダー…。
心の中で謝りながら、私はもう少しの間彼の心臓の音を聴き続けた。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「六月の話 @―聴き続けたい8ビート」 終
俺的には順平風花はあり。
>>546-549 風花さんがいじらしくて可愛すぐる…GJ
兄弟はハッピーエンドにするって言ってくれていたけど、
それでも今は…この二人の幸せを祈ってやりたいんだ、心から
さるバンドの鼓動って歌を思い出しながら読んでいたよ
愛されているから生きていたいと思う
愛する人の鼓動はいとおしく、そして美しい
二人の明日に空と海と母なる大地の祝福がありますように
チドリ「おいジュンペー、俺の名を言ってみろ!」
SS乙ー いい話ダナー
しかしやっぱりSSとか長期化すると感想を書きにくくなるのか知らんが「乙」すら少なくなるよね
SS職人さーん 感想少なくてもたぶん皆ありがとうって思ってますよ
ノシ
>>545 いつも楽しみにしてます。
ちょっとだけ幼くて、可愛らしくて温かくて優しくてくすぐったい二人が大好きです。
大人になる課程で自分が失ってきたものを見ているようで切なくもなりますが、
それ以上にあなたの書いてくださるリーダーと風花が大好きです。
ほんとに幸せになってほしい…。
ノ
>>545乙!!
個人的事情で今は読むことが出来ないんだけど楽しみにしてるんだぜ。
ヤマが過ぎたらまとめて読ませていただくつもりだ
応援してるよ、ガンガレ!
>>551 >>553-555 読んでくれてありがとう
なんかレスから不安がひしひしと感じられるのですが
色々言うとネタバレになってしまうので、考えたはいいけど使う予定はないあおり文をひとつ
『FES、それは風花と彼が一緒に生きていくための話』
風花「お腹が減りました…ジュンペー君、チョコ買ってきてちょうだい」
ジュンペー「オイオイ、この季節に野郎がチョコ買うってどれほどクツジョクってか」
風花「すぐみんなに返しますから♪」
正直チドリは順平よりも風花に懐いて欲しかった
風花「るーるるるる」
チドリ「……」
風花「るーるるるる」
チドリ「……」
風花「警戒…してますね」
順平「あんなモン食わされたらなぁ」
キタロー「誰だってなぁ」
公式にひれ伏すべき
最近公式厨がうざいな
公式がどうのこうのいうならSSの一つや二つもってこいよ
順平「あの…さ、今日はその…どうよ…?」
風花「えっと今日は…その…ちょっと危ない…かも…です」
順平「えー、またかよ…」
風花「あうぅ…」
順平「あ、悪ィ、アレは風花のせいじゃないもんな…」
風花「うーん…私もそろそろしたい時期なんですけどね…」
風花「お洗濯…」
順平「何とか持ちそうなんだけどなー」
風花「でもルキアが言ってますから…一応カサは持った方がいいと思いますよ」
オゾン洗浄付きの全自動洗濯乾燥機とか良さそうなんだけど実際どうなんだろ
そもそも天気の都合で洗濯物溜め込む位ならコインランドリー行くのはどうか
コインランドリーの長椅子で仲良く洗濯物乾くの待ってる
ジャージ姿の風花さんと吉野さん想像して和んだ
ちょっと離れた所でやっぱり洗濯物待ちしてるパンツ一丁のタカヤとジンが
いっそ着たまま風呂に浸かれば洗濯も出来るし寒くないしええんちゃいますか
とかボケボケな会話かましつつ雑誌とか読んでたらさらに和む
順平の洗濯物は吉野さんがまったくもうとか言いながらもなんのかんので一緒に洗ってくれます
順平の下着に赤面しちゃったりする吉野さんはピュアかわいくて大変よろしい
いっそ夏紀ちゃんと一緒に風花さんの嫁になぁれー
とか言う脳内お天気な妄想
天田「何だか最近キッチンからカナリアなら即死してそうなニオイが」
美鶴「山岸か」
明彦「山岸だな」
風花「呼びましたか」
美鶴「あウンいや天田が山岸のチョコを欲しいそうだ」
天田「ちょ(ガビン)」
明彦「美鶴」
美鶴「明彦もらしい」
明彦「おま(ガビン)」
風花「心配しなくても皆さんに配りますよ勿論桐条先輩にもです」
美鶴「な(ガビン)」
風花「楽しみにしてて下さいね」
天田「こんな気持ちになったの二度目ですよ」
明彦「逃れられぬ死か」
キタロー「ハハハそんな大袈裟な大丈夫ですよ少し身体中の感覚と意識が無くなって荒垣先輩の夢見るだけですから」
美鶴「人はそれを死と呼ぶのだが」
>>564 ちょwwおまwwwGJwwwテンポ良すぐる盛大に吹いた
さすがキタロー、風花さん愛さえあればカロンも返り討ちだぜ
ガビンの人とお見受けした、とりあえず結婚してください
ガビン3連発www
能登信者死ね
>>564 ここまで面白いネタは初めてみたかもしれない(笑
ガビンのひとキタ!!
毎度毎度ネタが秀逸で最高だw
テレッテがいないってことはすでに…
570 :
テレッテ:2008/02/13(水) 20:58:39 ID:G+pMGIi/O
フーカチョコ封印できません!
風花のチョコがもらえるなら俺はいつでも死ねる所存です
風花「ちょっと出かけてきます」
美鶴「なんだもうすぐ男子連中が帰ってくるぞ」
風花「なればこそです。ハンダが切れたので!では行ってきます!」
美鶴「あ、ああ…急げよ……?」
2010年のバレンタインは日曜らしい
【PERSONA3 〜Fuka End Still〜】
「その日の話」
2月13日、放課後。
「バレンタインが日曜ってのはせつねーよな」
不意に順平が口走った言葉に僕は首を傾げた。
「だって、チョコもらえるチャンスが減っちまうじゃんか。
もしかしたら、フライングで今日もらえるかもっとか思ったけど、やっぱなかったしな」
…そもそも、たとえ明日が学校でも順平がチョコをもらえる可能性は低いと思うが。
「お前も残念だったな。
お前結構一部に人気があるっぽいから、もしかしたらチョコもらえたかもしれないのに」
「…ああ、確かに今日何人かから受け取ってって言われたな」
「何!? お前、フライングでもらったのかよ!?」
僕の言葉に順平はいつもをオーバーリアクションをした。
「いや、受け取ってない」
「へっ? なんでよ?」
順平が不思議そうな顔を向けているが、僕にとってはそっちの方が不思議だ。
僕は当たり前すぎる事を、順平にわかるようにゆっくりと言葉に変えた。
「僕が受け取れる気持ちは、風花のだけだから…」
僕の言葉を聞いた順平は少しの間呆然としたあと、少し笑って頭を掻いた。
「…なるほどな。確かにそう言うのもいいな」
順平は何かに納得したようにうんうんと頷いた。
「よっし、俺も他のチョコになんか眼もくれずにチドリの気持ちだけ受け取る事にするぜ」
…だから、他に元々もらえる当てがあったのか?
…、まぁどうでもいいか。
僕は順平と別れて、風花の待っている廊下へと急いだ。
2月14日。
「今日も楽しかったね」
少し頬を紅くして僕を見る風花に微笑みかける僕。
「…あのリーダー、これ…」
そう言って、風花は綺麗に包装された箱を差し出してきた。
「えっと、バレンタインのチョコ…、あの、味は大丈夫だと思いますから…」
どうやら手作りらしい。
その事もだけど、恥らいつつチョコを渡してくれるその姿が可愛いくて、ただそれだけで幸せな気持ちになってしまう。
「…ありがとう、じゃあ僕からも」
「えっ…?」
風花のチョコを受け取った僕は、自分でも用意してたものを風花に差し出した。
「マフラー…」
「僕からのお返し…、一応ちゃんとできてると思う」
「えっ、リーダーが作ったんですか? でも、まだホワイトデーじゃ…」
「いいんだ、僕がお返しをしたかったから…」
だって…。
「受け取って」
ホワイトデーには、間に合わないから…。
「…ありがとう、リーダー」
そう言って風花は顔を紅くしてはにかんだ様な笑顔を見せてくれた。
風花のこんな顔が見られるだけで僕は幸せ者過ぎると思う。
僕は彼女にマフラーを巻いてあげようと、近づいてマフラーを彼女の首の後ろに通した。
…でも、こんな幸せもずっとは続かないんだな。
僕の動きが止まった。
「…リーダー?」
僕のすぐそばに大好きな風花がいる。
離したく、ない…。
僕は巻きかけたマフラーをそのままにして、風花を優しく抱きしめた。
「わっ…、リーダー…?」
「マフラー…」
「えっ…?」
「僕がマフラーの代わり…、どっちでもあったかいから問題ない…」
そんなわけはないけど、理由なんてどうでも良かった。
ただ風花とこうしていられれば…。
「確かにあったかいですけど…」
僕の腕の中で風花は少し恥ずかしそうにしていた。
ごめん風花、でも今はこうさせて…。
それからしばらくの時が経つまで、僕は風花を離さなかった。
【PERSONA3 〜Fuka End Still〜】
「その日の話」 終
>>574-575 らぶらぶや…らぶらぶだよ、恥じらい風花さんかわいいよ風花さん
素敵に甘いだけにホワイトデーに間に合わないとか切なす
そんな弱気じゃだめだ、気合だ、気合でホワイトデーを迎えるんだ!
これはもうFEセレクトの方で力いっぱい二人を幸せにして貰うしかにい
順平ルックスいいと思うんだけどな、漏れだけかそう思うの
でも吉野さんだけからしか貰えないってのも個人的に凄くイイと思う漏れは佐渡
バレンタインだったってのに空気詠めてないにも程があるって感じなんですけれど
17スレで1〜10話と長々お目汚ししたSSの続きを書き起こしてみました
長いこと気にかけて下さったり暖かい声をかけて下さった皆さん、本当に有難うございました
本当は短めに纏めて2週間で12話書くつもりだったのですが、
書くうちにどんどん書きたい事が増えてしまって…今回も長いです、すいません
お目障りでしたらお手数ですがIDをNGに突っ込んでやって下さい
大分間が空いたので1〜10話を纏めてUPしてみました
お時間が許すならもう一度目を通してから続きを読んで頂けると助かります
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou26970.zip.html (DLkeyは2n54です)
携帯の兄弟はごめんなさい、どうすればいいのか良く解らなかった…
>>2に過去ログ保管して下さっている方達のサイトが張ってありますが、
あちらって今の携帯で読めるんでしょうか
他に何かいい方法がありましたら教えてやって頂きたいです
高校教師山岸風花 第十一話
死ってひどくあいまいだと思う。
拳銃を頭に押し付けて引き金を引いたらいっぱい血が出て死んでしまうって知ってはいても、本当にそうなるのか本当の所は分からない。
実際に拳銃で頭を打ち抜かれて死ぬところなんて私は見たこと無いし、身近な人に死なれた事もないから当然なんだけど。
考えてみればおそらく今も事件や事故や争いでこの瞬間にも人が死んでいる筈で、死をリアルに感じられない私は多分凄く幸せなんだよね、うん。
だから顔に向かって拳銃を撃ったら、人なんだから弾があたって穴が開いて血が沢山出て倒れてそのままだと死んじゃうと思っているのも誤解かもしれなくて、
血じゃなくて薄いきらきらとした薄い硝子の様な光る欠片が飛び散って消えて青い光に包まれた気がして、
何故か何も無い所から金髪の綺麗なお姉さんが出てくる事とか有り得ない気がするけど本当かどうかなんて分からなくて、
おまけに『これは間違いなく異界化していますね』「だよね」とか臨時担任と会話してたりするなんて案外不思議でも無かったりするんだよね。
「舞子」
考えてみればバス停で思いっきり首筋を叩かれてリングの反対側まで吹き飛んでも気を失うだけで済んだんだからあんな小さな拳銃位余裕だよね。
観葉植物が出てきたんだから女の人が出てくるのだって簡単な筈、植物に出来て人に出来ないことって酸素を吐くこと位じゃないかな。
「舞子、おい、しっかり」
「ああ…ごめんね舞子ちゃん、またびっくりさせちゃったね」
「悪魔召喚見せられた時点で多分だいぶきてたんだと思いますよ…」
『えー何それ、なんだか僕らが悪いみたいじゃん、ちょっとヒドくなーい?悪魔でも傷つくんだけど?』
『まぁ、悪魔を初めて見たのだろうから止むを得まい』
『そうじゃな、身近に召喚士でも居らん限り、大抵の人間は驚くわい』
『少し混乱されているご様子ですが、大きな問題は感じられません。すぐに落ち着かれるでしょう。心の強い御方ですね』
「良かった…」
『完全に私が見えている反応ですね』
「うん、やっぱり偶然じゃなかったみたい」
どうも天田君が暫く肩をかっくんかっくん揺らしたり頭撫でたりしてくれていたみたい。ちょっと暖かかった気もする。
この拳銃は弾なんて入ってないし、こっちのお姉さんは守護霊みたいなものだから、とか耳元で延々繰り返すものだから、
つい突き飛ばしちゃって見事にお礼言いそびれちゃった。何やってるんだろ、私。ああもう、頭が痛い。
でも今回は明らかに臨時担任のせいだよね。天田君も大丈夫そうだね、とか笑ってないであの疫病神に一緒に文句言ってくれないかな…。
『おおーてか青春じゃね?』『青春じゃのう』とか好き勝手言う観葉植物達を睨み付けようとしたら、あの金髪の綺麗なお姉さんと目が合った…気がした。
気がしたって言うのは、目元を包帯で隠していたから。見えない筈なんだけど、なんとなくそんな気がしたんだよね。
って、あ、目元が見えなかったのは隠していたからなんだ…そうだ間違いない、前にケーキご馳走してくれたお姉さんだ。
「あ、あの、ケーキと紅茶ありがとうございました」
『いえいえ、実際用意されていたのは美鶴様ですし、許可も頂いておりましたから、私は切り分けただけです』
「そうなんですか…でも、有難うございました、急にお姉さん居なくなっちゃって私お礼言いそびれて気になってて」
『…多分集中か意識が途切れたのですね、美味しそうに召し上がっておられましたものね』
なんだろう…意味が分からないけど、なんだか申し訳ない事しちゃった気がして慌てて謝ったら、
『舞子様は謝らないといけない様な事は何もなさっていませんよ』って微笑んでくれた。…あ、私の名前知ってるんだ。
このお姉さんはなんて人なんだろう。なんて尋ねればいいのかと少し躊躇したら、私の様子を察したのか自己紹介してくれた。
『私はルキアと申します。風花様のペルソナです。私は風花様で、風花様は私とお考え下さい』
えーっと…。私の表情を見たのか慌てて天田君が「ほら、守護霊だから、な」ってフォローしてくれた。守護霊か、守護霊じゃしょうがないな。
ここ数日、世の中まだまだ私の知らない世界も多いって感じさせられたけど、お化けや守護霊まで肯定する羽目になるとは思わなかった。正直泣きたい。
…あれ、つまりこのルキアさんはこんなに優しくて綺麗なのに臨時担任の味方って事?まさかケーキも紅茶も全部臨時担任の指示?
あ、あれって私が理事長さんの話を断りにくくする為の臨時担任の罠だったんじゃ…。うう憂鬱。
光の輪が柔らかく辺りの闇を照らし出している、まるで私たち自身がイルミネーションの電飾になったみたいに。
なんて言うとちょっとロマンチックそうに聞こえるかもしれないけれど、実際は広く深く沈んだ夜の海を僅かな数の蛍が照らしている感じですごく心もとない。
『生物の命の力が辺りを照らしているとお考え下さい。私は周囲の生物の潜在的な知覚力を借りて照らされた範囲を見ることが出来るのです』
「えっと、範囲内全域の全ての生物を受波器に出来るパッシブソナーみたいなものかな」
「その例えは解りにくすぎますよ…」
『そして私が見たものを、離れた場所に居る方にもお伝えして実際に見ているようにお見せする事もできるのです』
今見せてもらっている光景がそれなんだよね、私自身は地面に立っているのに、蛍を…私達を空から見下ろしている様に見えてる。
「…僕達が居る周囲以外は真っ暗で何も見えませんね」
「普段なら真っ暗な夜でも、星空のように生命力が瞬いて辺りをうっすらと照らし出して見えるんだよね」
『今は植物や動物はおろか昆虫の気配さえ感じられませんね』
『感じられないって…植物なんてあるじゃん目の前にさ、いっぱい』
『む、いや、これは…』
盆栽が樹に激しく体当たりしたのだけれど、葉っぱ一枚揺れる気配も無くて、ただ石みたいに重くて硬い音が響いただけだった。
「今解ることは二つかな。良いことと、悪いことと一つずつ」
妙に落ち着いている臨時担任が頼もしいやら怖いやら凄く恨めしいんですけど。えーい悪い方から聞かせてもらおうじゃない。
「感知範囲を伸ばしていっても端も何も見えないよね。だから…この石の森は最低でも半径10km以上あるか、もしくは空間が複数箇所ループしているんじゃないかな」
「ループ…?」
「ここから東に進んでも、西からまたここに戻ってきちゃう状態って事かな…」
「うん、柄物の生地や壁紙みたいに、どこまで行っても同じ柄、同じ場所なの」
それってつまりいくら進んでもここからは出られないって事?最悪なんですけど。お父さんお母さんごめん…再婚を祝ってあげられないかも。
『不安定な空間というのは不完全ともいえますから大抵綻びはありますし、異界化には必ず原因がありますから、原因を取り除けば無くなります』
『だから安心して下さいね』って微笑みかけてくれるルキアさんがまぶしいです。なんだか癒し系って感じだ。
『いつも風花は入り口からボスまで一直線じゃん、このダンジョンだけずるくね?』
『また呼び捨てにしおって…様を付けんかブライアン。風花様が特別なだけで大抵のサマナーは己の足で地道に探索するものなのだぞ』
『えーなんだかメンドクサイね、僕正直ダルいかも』
『死の森が道を覆い隠し、無限の回廊が惑わせる…なんとも臆病な異界よの。ここの主は余程閣下が怖かったとみえますな!』
『ただ臆病なだけの敵なら良かったのですけれども…』
『なんと、相手はただの腑抜けでは無いと仰るかルキア殿』
「うん、ここには動物や植物だけじゃなくて、侵入者を阻む悪魔もシャドウも全く居ないみたい。これは良いことでもあるんだけど…」
『もし来るならきやがれーって事だったらすっごい強気だね』
「だよね」
『敵が居ないのでしたら我々はCOMPに戻りましょうか、マグネタイトも無駄になりますし』
「ううん、いつも持てるだけ持っているから大丈夫、ありがとうウィルソン。このまま油断しないで進もう」
「備えあれば憂いなしですね」
「うん、友達は公道でいきなり襲われた事があるって言ってたし…エネミーソナーを過信するなって言うのは業界の常識だしね」
どこの常識なんだか。もし学習指導要綱に悪魔とかエネミーソナーとか書いてあったら日本の教育問題もかなり末期だと思う。
「舞子大丈夫?」
大丈夫じゃないです。進むごとに頭痛がひどくなったり体がだるくなったりする。
風邪かな…意識ははっきりしているから熱はなさそうなんだけど。
それにしても普段人前だとさん付けな天田君がもうずっと私のこと呼び捨てだ。余程具合悪そうに見えるのかも。
『どうも舞子様の体調が安定しませんね。重くなったり軽くなったりされているご様子です』
ああ…気にして貰えていたんだな、本当ルキアさんは優しいよね。あとオマケに天田君も。
それに比べて暫く考え込んだ後に「じゃあ舞子ちゃんの具合が悪くなる方へ向かってみよう」とか
「こっちは行きたくないって気がしたら教えてね、そっちに進むから」とか言い出す臨時担任は、観葉植物達より余程悪魔だと思う。
歩いて歩いて、ついに気分まで悪くなってきて歩くのも辛くなった頃、それは突然目の前に現れた。
開けた灰色の森の紫色の空に浮かぶ満月と豪華な天文台。本当は華やかだったのだろう天文台を囲む花壇も無機質な彫刻の海みたいで。
こんな異常事態じゃ無かったら綺麗なシチュエーションだったかもしれないけど、今は空も月の光も天文台の影も全てが不気味だ。
「着いたね。舞子ちゃん辛かったね…ごめんね、早く帰ろうね」
出来ればそう願いたいです。でも、天文台が中から輝く様に見える位何かがそこに存在すると言う事の意味も、雰囲気も、それを許してくれなさそう…。
『風花様、天文台内部にシャドウ反応多数です』
「うん、みんな準備をしてね。私も戦闘専用の補助ソフト中心に切り替えます」
シャドウって昔天田君達が戦っていたって言ってた相手だよね、まだ居たんだ。戦闘…中でお払いしたら全部元通りって訳にはいかないのかな…。
「お払いは解らないけど、お祈りは通じるかもしれないね」
「そうですね。心の有り様の問題ですから、前向きに祈れば増やさずには済むかもしれませんね」
それって今目の前のシャドウには結局あんまり意味がないって事じゃ…。思わず溜息を漏らしたら、天田君に笑われた。
「大丈夫、舞子さんが祈っていてくれれば何事もなく帰れるよ、きっと」
…さん付けに戻ってる、自分でも臭い台詞だって思ったんだきっと。そこで照れられるとなんかこっちまで恥ずかしくなるんですけど。
天文台の中が問題なら私は足手まといになりそうだし外で待っていたかったんだけど、私一人になるのも戦力を分散させるのも危ないらしい。
正論だとは思うけど、なんだか申し訳ない気がする。まあ臨時担任よりは背も高いし身軽だと思うから…頑張ろう、何かを。
四鉢の観葉植物と臨時担任と天田君とルキアさんと私はこわごわ天文台の扉を開けて、恐る恐る中に足を踏み入れた。
暗い廊下も怖かったけど此処はよく知らない場所だからもっと怖…かったろうと思うんだけど、今はルキアさんのお陰で周囲の状況が良く見えるから楽勝です。
つきあたりの広いホールは何故か少し明るかった。見上げるとドーム状の天井がぱっくり割れていて、そこから望遠鏡というより顕微鏡の親玉みたいな金属の塊が空を見上げてる。
月明かりのお陰か異常な空の紫色のせいかな。薄ぼんやりと明るい天文台の中には、それらしい設備以外何にも無くてちょっと拍子抜けだ。
なんとか反応多数なんじゃ、なかったっけ。ほっとしてたらのんびりした声が入り口の方から響いた。
「やぁ、君達か。久しぶりだね」
『笑うニュートンの肖像画』…天文台に貼られているニュートンの肖像画は満月の夜に笑い出すって言う月光館最古の七不思議。
現れたのは…勿論ニュートン本人な訳は無いんだけど…髪の長い痩せた男の人で、肖像画と似てると言えなくも無い気がした。
あ、ニュートンは眼鏡はかけていなかったかも?私は勿論初対面だから、つまりまた今回も臨時担任の知り合いっぽい。
なんていうか最後の七不思議まで臨時担任の知り合い絡みっていうのはどうなの、ここまでくるともう笑うしか無いよね。
ああでも何でだろう、こんな…またですか…とかつっこみたい様なまぬけな状況なのに、笑ってる余裕なんてもう全然無い位、頭痛と気分の悪さが、さらに酷く……。
「久しぶり過ぎてちょっと誰だか悩んじゃったよ。こんな簡単な事もすぐに思い出せないなんて、僕はもうダレだー」
「幾月…さん?」
「幾月さん…」
「さて、何年ぶりなのかな。山岸君は全然変わって無いけど、天田君は随分大きくなったね」
「…」
「やっぱりハンバーグとかもりもり食べて育ったたんだろうね、大きくなれよってね。ははは」
『…風花様、かなり特殊で強力なシャドウです。業界分類に則するなら…怨霊にあたります』
「いやー再会を祝してもてなしたい所なんだけど、あいにく会場の準備が整って居なくてね。ここは一つ笑って出直してくれると有難いんだけどもね」
「幾月さん、そういうわけにもいかないんです。…残念ですが」
「あなたは死んだんですよ、死んだはずです」
「じゃあここは天国かい?てことは君達も死んじゃったのかな?ははは、こいつは愉快だ」
「幾月さん…こんな所で何をなさっていたんですか」
「いやいや、まあそもそも現実なんて生き地獄みたいなものだったね、愚かな人間はもっとヘルといいんだけどね、地獄だけに」
「答えて下さい、幾月さん」
臨時担任がそう強く問いただした瞬間、幾月って人の周りに黒い影がものすごく大量に湧き出てきて蠢きだした。
あっという間に入り口側が黒い何かの群れで塞がれてしまった格好になっちゃってる。これは逃がさないって事?
出直してくれると有難いって言ってるし、私個人としては石の森から出て元の世界に戻れるなら、出来れば今すぐ帰りたいです…。
それにしても…二次元の筈の影があんな風に持ち上がって、その上動くなんて本当不気味だ。
シャドウって言うのがあれなのかな、なんかトラウマで日陰を歩けなくなりそうなんですけど。
「…まだこれだけしか集められていないんだよね、影時間を再び発生させるには100や200じゃ全然足りなくてさ。いやー参っちゃうね」
「あれから今までずっと一人でそんな事を…?」
「山岸君や桐条君に気づかれない様に結構気を遣ったんだけどねぇ…どうせばれちゃうなら、もっと手っ取り早く集めれば良かったな」
「何を、言ってるんですか…」
「そうそう、聞いてくれるかい?昔はシャドウを集めるのに大掛かりな装置が必要だったんだけどね、ペルソナも使えず無力だった僕にもちょっとした特技が出来たんだよ」
「…?」
「死んじゃってからかな、直接生物からシャドウを抜けるようになってね。ニュクス因子から解放された影響かな、いやー興味深い」
「幾月さん…」
「そんな訳で、僕は今でも至極正気でね。また影時間を発生させて"死"を呼んで今度こそ世界を救いたいんだ」
「!」
「出来れば帰って忘れて欲しいんだよね。こっちも邪魔された件は水に流すからさ」
「勝手な事を…先に僕らを騙したのは貴方じゃないですか!」
「酷い言われようだね、全く。人類も君達もすべて救ってあげられた筈だったんだ、慈悲深いだろう?君達もその位の事は大目に見て欲しいものだね」
「本当に心から"滅び"がすべての人を救うって、今でもそうお考えなんですか?…幾月さん、貴方は間違っています!」
「へぇ…じゃあ君達なら世界が救えるとでも言うのかい?夜の女王を退けて影時間は無くせたみたいだけど、その場しのぎに過ぎない事は自覚しているんだろうね?」
「救えます。救ってみせます。…だから、幾月さんももうこんな事する必要は無いんです!一体いつまでこんな事を続けるつもりですか!」
「無力な人の身でも10年耐えられたんだ、今なら何百年かかろうとどうって事無いよ。人類に救いは必要なんだ、それも可能な限り早急にね。これは知る者、皇たる者の義務だよ」
「そんな事は…そんな事させない!」
「やれやれ、そろそろ理想と現実の区別くらい付く年頃だろうに。どうしても帰らないって言うなら残念だけどここで死んでくれるかな」
「…本当は最初から黙って帰す気なんて無いんじゃないですか?」
「おぉご名答!やはりさすがだね山岸君。対策を練る時間を君や彼に与えたくないんだよね。…ああ、心配しなくていいよ、生贄はまた探すから」
「…!幾月…あんたって人は…!」
「ははは威勢がいいね、天田君。だが僕ももう、力も持たぬ無力な生身で一人影時間に投げ出され恐怖や孤独に怯え続けた幾月修司ではないんだ…」
「…幾月さん…」
「覚悟はいいかい?恵まれた子供達。僕は世界を救う為に戦うよ。君達も君達の信じる様にするといい…!」
数え切れないシャドウの群れがにじり寄ってくる光景は、本当おぞましいって言うか、これ絶対トラウマになると思う。
あんまり考えたくないけど…トラウマ以前に、無事に帰れるのかどうか正直不安です…。
「ルキアは毎ターンハイアナライズを、アンソニーは敵弱体中心に、ウィルソンは補助回復を、天田君とブライアン、デイビットはアナライズを参考にダウンさせてね」
『おお…見よあのシャドウどもの大群を…!腕が鳴るわぃ!』
『シャドウ一体一体はさほどでも無さそうですが、とにかく数の差が厳しいですね。軽く100を超えている上にさらに増えている気配があります』
「うん、でも負けなければ勝てるよ。大丈夫、丁寧に行こう。長期戦になるからSPは大事にね。あと、ダウンした敵は起こさないようにね」
「舞子、僕か風花さんの後ろに居てね」
『マハラクカジャ!愛を感じ給え!』
『マハタルンダ!弱っちゃえー』
『おいおいこいつら小せぇけどどいつもこいつも雰囲気ばらばらじゃね?やな予感すんな…とりあえず殴っとくか』
『弱気じゃのぉブライアン、ふははは!ATTACKはわしの美学じゃ!』
『慎重って言えやジジィ、反射吸収されて風花に迷惑かけんじゃねーぞコラ』
「これだけの戦力差があってもまだそこまで冷静で居られるとはさすがだね、山岸君」
「諦めたら、そこまでですから」
「『たとえ弱い相手でも数が多い時は注意、ダウンを上手く使いながら数を減らすこと』…だったね」
「え?」
大量のシャドウが次々と襲いかかってくる、観葉植物達や天田君が、それを避けて、避けて受け止める。数が…多すぎて全部はとても捌ききれないみたい。
一撃はわずかでも積み重なると大変なことになる。ぼろぼろになった所を臨時担任が薬品で回復する。…あ、それなら私でも出来るんじゃない?
「ありがとう舞子ちゃん。じゃあ半分預けるから、毎回出来るだけ全快を保ってね」
「『探索や戦闘の要は物資、常に所持数を把握して随時補充すること』か。『敵の弱点を突き優位に立つ為にも攻撃手段は常時複数用意すること』なんてのもあったね」
「さっきからなんですか…」
「いやいや…ははは。確か天田君は闇属性攻撃に弱かったね、マハムドオン!」
どす黒い空気が私達を包んでいく、なんだろう、うう、嫌な予感がする…?ちょっと…苦し…
『お嬢さんに愛の加護を!』
…何かをはじき返す様な音が何度もして、私が恐る恐る目を開けると…チューリップさんが私を庇ってくれたみたい。
「あ、ありがとう…」
『何、私の主人を庇う方は他に居ますからな。お役に立てて光栄ですよお嬢さん』
「残念だったな、幾月。僕は自分の弱点位把握しているよ」
「破魔や呪殺に備えるのは基本ですね」
「これはご丁寧にありがとう。そうだな…じゃあ僕も君達に一つ良い事を教えてあげよう」
「?」
「このシャドウ達は全て属性耐性がバラバラだから、せいぜい気をつけてくれ給え」
「なっ……!」
『くっ…』
「…念の入った事ですね」
「なに、全て君のお陰だよ、山岸君」
「え…?」
「タルタロスから戻ったら、彼と君とでいつも遅くまで情報を纏めてくれていただろう?出会った全てのシャドウの詳細なデータは本当に役に立ったよ」
「…!」
「君達のお陰で僕が10年研究を続けていた以上にシャドウ研究が進んだんだ。ちょっと癪だけど、感謝しているよ」
「…なんて事だ…」
「仲間を死なせたくないって言う、彼と君の努力は本当に涙ぐましかったね。毎回戦術考察とか対処法とか綺麗にまとめてあってさ、僕ァ見る度に感動しちゃったものだよ」
「……」
「幾月…!」
「『弱点を突く事は相手の行動を妨げこちらの被害を減らすということ』だったね。じゃあ遠慮なく、さっき庇われていたそこの娘さんを狙わせて貰うよ」
「幾月…貴様…っ!」
「過去の君達の生きる為の努力が、今の君達を苦しめ死に追いやるなんて皮肉なことじゃないかね?はははは!!」
シャドウの攻撃が次々と私に迫るのを天田君とチューリップさんが必死に庇ってくれる。私を庇うと避けられないんだよね…。
だから、天田君もチューリップさんもボロボロになってしまって、私は自分の無力さに泣きそうになりながらも必死に回復した。
数が多いのにそれを全部受け止めるとさすがに耐え切れなくて、回復する前にチューリップさんが倒れたりもした。
そうなると急いで蘇生しないと凌ぎきれないし、天田君が蘇生して臨時担任が再度呼び出す分、手間がとられて回復や攻撃が厳しくなる。
それでもルキアさんが弱点を調べてくれた敵を一つ一つ丁寧に天田君や丸サボテンさんや盆栽さんが倒していく。
天田君も臨時担任がルキアさんを呼んだみたいに巨大なロボットを呼んだのには驚いたけど、今はとても頼もしい。
敵の数が減れば楽になる…筈なんだけど、今度は私達全員を炎で巻き込んだりする攻撃が頻繁にくるようになった。
戦っているうちに観葉植物さん達にどんな攻撃なら効くかとか解ってきて、あの幾月って人が指示したみたい。何ていうか…性格悪すぎるよ。
そうなると天田君やチューリップさん達にだけ回復を集中する訳にもいかなくて、全員を治す薬品もどんどん使う羽目になった。
でも、長い…長いぎりぎりの戦いの果てにやっと敵の数が半分程になった時、私は気づいてしまった。
残り半分を倒すには回復アイテムが絶望的に足りない事に。動揺しちゃった私に気づいたのか、傷だらけの天田君が笑って言った。
「風花さん、残っている回復アイテムを全部渡して下さい、SP回復アイテムも、ある限り」
「天田君…?」
「それで、舞子と一緒にルキアさんの中に入っていて下さい」
「!…でもルキアの中からだとアイテムは届かないし…回復も召喚も出来なくなっちゃいます」
「ええ、でもどの道もうぎりぎりでしょう?」
「天田君…」
「決めたんですよね、僕。もう二度とむざむざ目の前で大切な人を死なせやしないって」
「なんだ母親の事をまだ引きずっていたのかね?残念だが悪あがきは時間の無駄だよ」
「え…それって…」
「…さあ、風花さん早く!」
「天田君、舞子ちゃん、ごめん」
透明な淡いピンクと青の壁が視界を覆っていく、私はそれを必死に叩いたんだけどびくともしなかった。
ルキアさんのスカートがドーム状に広がって私と臨時担任を覆ったらしい。この壁越しに私の声は届くんだろうか…私は必死に叫んだ。
「…大型シャドウの攻撃をも弾いた山岸君のペルソナか、ちと面倒だが…まあ今や全く脅威ではないね」
『おのれ、風花様を愚弄するか!』
「天田君と外の悪魔達を倒して包囲して、何日でも何ヶ月でも山岸君達が衰弱死するまで待てばいいわけだ。ははは、こりゃ見ものだね」
『…つくづく性格悪ぃ奴だなおい』
『御主ら、ここが正念場じゃぞ!気張れぃ!』
『すんなりやられてやる程お人よしじゃないしね、僕ら』
「失ってしまったら二度と帰ってきやしないんだ…もう、絶対に後悔したくないんだ!」
「天田君!!」
私を庇う必要が無くなったから避ける事が出来る…けど、何十回も飛んでくる打撃や炎や雷の攻撃は到底全部なんて避けられなくて。
少しずつ、確実に追い詰められていく天田君達を、私はずっと見ている事しか出来なくて。
天田君が回復アイテムを使い切り、チューリップさんが倒れ、盆栽さんが倒れ、丸サボテンさんも長サボテンさんも倒れた時、
デッキブラシで身体を支える天田君の前にはまだ20体近いシャドウと幾月が居て…ああ、何にも出来ない自分が不甲斐ないよ。
天田君ごめんね…観葉植物さん達もごめん、本当にごめんね……。
……その時、涙で歪む景色の中に、急に青い扉が現れたんだ。はっきり見えた、目の錯覚なんかじゃない。
十一話了
ぼんやりしてたらバレンタインデー終わってしまった…orz
遅くなっちゃっけど兄弟たちに風花さんからチョコレートだそうです
3秒以内に食べればきっと大丈夫なんだぜ。
ttp://imepita.jp/20080215/085780 風花EDの人だけじゃなくてお久し教師風花の人も来てたー!
続き楽しみにしてました!お帰りなさいです。
起きたときの楽しみにさせていただきます。とりあえずねる
風花先生キテター!!お待ちしとりましたぞ
バレンタイン遅刻の人もGJw
>>578-583 大作キター!!これ、毎日の楽しみだったんだぜ。
スレの歴史に思いを馳せつつ楽しんで読ませてもらった
この先の展開も待ち遠しいが、兄弟のペースでいいから頑張ってくだせえ
>>574 風花EDの人も乙です。平和で幸せな普通の高校生生活はやっぱり素敵だな
和ませてもらった!GJ
ところで、584の絵を586の言葉にはっとして色合い変えてみた
絵自体は変わってないけどまあこっちはスレ向きのネタということで
ttp://imepita.jp/20080215/459110
うおーGJ!!!
「ヘルといいのに、地獄だけに」とか理事長言いそうだ!
すげー巧いなあ…次回も楽しみにしてます!
>>576 順平は顔は別に崩れてないけど、二枚目とは言えないし
そもそも言動が三枚目だから
>>578-583 続き待ってました!
緊迫してきましたね、そしてなんだか舞子ちゃんが覚醒しそう…
次回も楽しみに待ってます
>>584.587
どんなチョコでも風花のなら大丈夫だよ
だって、リーダーは漢だから
完食に必要なのはただ勇気のみ!
愛は無くてもいいのか
591の漢っぷりに全俺が泣いた
ハンダ入りチョコだろうがッ!
カカオ100%だろうがッ!
食いたかったぜ…
久々ながら元気みたいだな兄弟達
ボーッとスレ見ながら
「そういやチドリ生存ルートはFESで追加されたんだよなー。ガキさん生存ルートも追加しろよこの野郎」
とか、自分が投下したSS思い出しつつのたうち回った
高校教師な風花さんや後日談風味なSSを堪能させてもらいました
ちょっと荒れ気味だったテレX風談義はどうでもいいかな。風花さん幸せなら
…あー…ガキさんルート書き直してぇ…
そんなチラ裏。おはようございました
>>594 おかえり、元気だったかい?
兄弟のSSにはwktkさせて貰ったもんだ
人は変われるモノからこそ明日は悪い事ばかりじゃないって思える
風花さんが、ガキさんが、皆が
もっと幸せになれるなら…そういう新たな可能性を信じるなら
風花さんの弁当食べられる気概を持ったここの住人の一人なら、
ただ信じて貫けばいい、それだけだと思うんだぜ
Fuka End Select的、風花END発生条件
・風花コミュをマスターしている
・風花以外の恋人系コミュを特別な関係にしていない
・愚者、審判、死神、恋人系コミュ以外のコミュを9つ以上マスターしている
・風花と夏祭りに行っている
・風花とクリスマスを過ごしている
・ペルソナ図鑑を70%以上埋めている
これらの条件をすべて満たした上で1月31日をクリアすると風花ENDが発生
以降タイトル画面でFuka End Selectが選択可能になる
なんて考えてみた、妄想するのは自由だね
続きを書く暇がないのが辛い
というか、普通にコミュmaxでなにか変化は欲しかったよな…
私の彼は末端冷え性で、すごく手が冷たい。
だからなのか知らないけれど、彼の手はズボンのポケットに収まっている事が凄く多くて。
昨日みたいに冷え込んだ日にはよく無言で順平君の背中に手をつっこんで大騒ぎになってるのを休み時間に見かけたりする。
彼と一緒のクラスだったら休み時間の間中ずっと手をマッサージしてあげられるんだよね。
それだけじゃない、もっともっと沢山理由はあるけれど、来年は同じクラスになれるといいなって最近特に思ってる。
来年の冬は、彼の手がかじかんだりせずに済むように。
そうだ、手袋を編もう。
手袋なら頑張ればそんなに時間はかからないし、今年の冬はまだまだこれからが本番だから。
いつもみたいにラウンジで編んでいたら解る人には解っちゃうから、だから全部自分の部屋で。
ここは男女共用の寮で、そして今は大変な時で。
だから二人で決めた内緒の恋。いつも携帯ごしに感じてる彼の呼吸。
同じ建物に住んでいるのにな、なんて思った事もあるけれど、これはこれでなんだかかけがえの無いお付き合いで。
手袋を編みながら彼と続けるたわいの無いやりとりが今日も私の胸を暖めてくれる。
休日一緒に映画を見に行こう、なんて事になると彼はいつも先に待ち合わせ場所で待っていてくれる。
一緒に寮を出たら怪しまれてしまうから先に私が出かけるんだけど、何故か待ち合わせ場所に先に居るのはいつも彼。
私と彼の身長差の分当然脚の長さも違うんだけど、それにしてもいつも彼はどこをどう先回りしているんだろう。
毎回すごく不思議なんだけど、聞くなって書いてある彼の顔が、なんだか可愛くていつも聞きそびれてしまう。
今日も彼の両手はダウンジャケットのポケットの中にすっぽり納まっていて。
この日までにはって編み上げた手袋を鞄に入れてきた私は、喜んで貰えるといいなって思いながらいつも通り彼の左腕に掴まった。
自然と隠れるように人ごみに紛れたり人通りの少ない道を選んだりしちゃうのもいつも通り。
だから真っ直ぐ目的地へ向かうよりどうしても遅くなるのに、彼が私の歩く早さに合わせてくれるからもっと遅れちゃうのもいつも通り。
こうやって彼と腕を組んでなにげない話をしながら歩く時間が私はとても好きで、だからごめんねって思いながらもつい彼に甘えちゃっている。
いつ手袋を渡そうかな、なんて考えていたら、彼が左腕を軽く揺すった。
彼の顔を見上げたら、視線は前を向いたままで。
なんだろうと思いながら私が絡めていた腕を放したら、そのまま歩き続けてる彼の、その左手がポケットから出てきておいでおいでって手招きした。
手がかじかんじゃったのかな、私があわてて間を詰めて右手でその左手に触れてみたら、私の手より彼の手の方がずっと暖かかった。
びっくりして彼の顔を見上げたんだけど、彼はまだ前を見たまま目を合わせてくれなくて。
そのまま私の手を強く包んだ彼の左手はなんだかいつもより大きくて。
何か珍しくそわそわしてて凄く照れくさそうだったから、私も気恥ずかしくなっちゃって。
暖かいねって一言だけじゃなくて、もっと沢山沢山嬉しいよって気持ちを伝えたかったんだけど、うまく口に出来なかった。
私のプレゼントの事はもう少しだけ彼には秘密にしておこう。今はこの手にずっと触れていたいから。
末端冷え性な彼の暖かさは、私だけの秘密。
風花「マッガーレ」
どうして風花だけクラスが違うんだ…
>>600 休み時間の度に廊下で会話したり
「どんな風に授業受けてるんだろう」ってキタローの事考えながら授業そっちのけだったり
部活の無い日なんかは「今日は一緒に寄り道したいなぁ」って廊下で待ってみたり
そんな風花さんを妄想する為に決まってる
>>600 同じクラスだったら
『来年は同じクラスになれるといいね』
って萌えの塊のようなセリフを言って貰えないジャマイカ
もっともキタローに来年などないがな
中古で無印買って遊んだだけの俺としては来年無いとか言われてもなー
来年は同じクラスになって一緒に美術部に出て風花さんモデルに絵とか描いちゃって
この人に手ぇ出したらデビルスマイルなオーラで周りの部員や他の生徒を恐怖に陥れつつ
ずっと一緒に過ごして風花さんの色んな表情に毎日惚れ直す生活を送る予定なんだが?
>>602 「来年も同じクラスになれるといいね」で良いんじゃねw
萌え度は多少下がるけど
キタロー「風花の誕生日って12月22日だっけか」
風花「わぁ覚えてくれてるんですか」
キタロー「んいや何となくバレンタインから丁度十月十日辺りだなと」
風花「え」
キタロー「つまり風花のお父さんとお母さんはバレンタインの夜にウフフフ」
まあ、うちのキタローは逆にクリスマスに風花と甘い一時を過ごしてましたが…
こんないい娘さんに恵まれたんだ、本当に素敵なご夫婦なんだろうな
ちぃとばかり親戚関係やらで色々あって疲れたんだろう、
風花さんに暫く辛く感じさせてしまってたみたいだけど
きっと仲のいい素敵な家族に戻れるはず
風花さんを見ていると、自然とそんな未来が信じられるのは何故なんだぜ
ゲーム中の風花を見ていると、とても親と確執があるようには思えないw
ほかならぬ風花さんからの頼みだ、
危険は大きいがもう少し近くから見守るしかあるまい
ロードワーク中の男性に泥棒と間違えてどこまでも追いかけられたり
変質者と間違えられてバイク乗った女性に処刑されたりしかねんから気をつけろ
まったく寮の近くは戦場だぜ
つかお前ら前向き過ぎだろwww
しかしペルソナ能力がルキアとか実生活への応用って点じゃ物凄い勝ち組だな
キタロー浮気できないなw
丸一日以上書き込みが無かったんだな…
そう言えば自分は今までずっと風花さんのスカートの下はタイツでなければいけないと
思っていたんだが、ふと白ニーソの風花さんを想像したら果てしなく萌えた。
絶対領域に属性は無かったはずなのに自分の中で何かがはじけた気分だ。
昨日の猫の日にちなんで猫耳風花さんの夢を見られることを願いつつ、そろそろ寝る
風花は割と何を着ても似合う
普通のセーラーとか着てくれないかな
風花の絵を描こうとしたんだが、見事に失敗した、、、
キャラ記号がはっきりしてる割には意外とむずかしい。
このスレの絵師さんたちを尊敬するぜ。
でも記号が分散してるせいで自分なりにポイント押さえて行かないと、
似ているようで別人になるよな
起きた
水色短髪のめんこい子を見たら風花さんにしか見えなくなった自分オワタ
てか水色髪のめんこい子がもう長髪でも風花さんにしか見えない
冬私服の風花さんは黒ストッキングがいいと思う
寝るとか起きるとか報告しないでよし
・副島絵
・ゲーム内立ち絵
・アニメパートの絵
どれもけっこう別人。
解釈によって差が出るキャラではあるかもね。
>>622 女性キャラでは一番画が安定してると思うけど…
>>622 アニメがな…ww
それでも風花が活躍する辺りとかは安定してたけど
フィギュアでねぇかなぁ・・・
なければ作れば(ry
伝えたい事を作品に込める。真のクリエイターだね
風花は今までそんなに…だったけどここの職人さんの
お陰で好きになりました。ありがとうございます。
いきなり用件述べるより一拍置いた方が柔らかい印象…の時もある
>>624 え?アニメで風花さん出演したの?
こりゃレンタルしないとな
キタロー「ねた」
風花「ちゃんと起きてますよ」
キタロー「好きだ」
風花「ええ」
キタロー「赤くなった」
風花「いえでもあのその」
キタロー「心拍数が上がった」
風花「ででも突然そんな事言われたら誰だって」
キタロー「ネタなのに」
風花「それも好きなひ今何とおっしゃいましたか」
キタロー「最初にネタって言いました」
風花「そうですか」
キタロー「ああ目がすうっと細くなった」
風花「用が済んだならもう行きますよ」
キタロー「立った風花が立った」
風花「これから特製晩ご飯の支度をしますから楽しみに待っててくださいね」
キタロー「俺やっちゃいけない事した(ガビン)」
>>621 カンに障ることしちゃったみたいでごめん
>>627,631
兄弟たちの優しさと話題をネタに昇華する天才脳に感涙した
いつもの絵師さんとガビンの人、超乙であります!
>>630 いや違う、ゲームでのアニメパートってこと
風花のルキア召喚の辺りは良かったのになあ
>>631 今何とおっしゃいましたか怖すぎ血泡吹いた
好きだからこそ毎度ひっかかっちゃったりする訳で
あたふたしてるとこが可愛いからつい悪戯しちゃうんだろうな
考えてみるとめったに怒ったりしないだけに怒り顔は貴重かも
風花さんふくれててもかわいいよ風花さん
「なんか台所から青黒い煙が床を這う様に広がってるんですけど」
「山岸か」
「山岸だな」
「ちょこれ引火したりしないでしょうね」
「近隣住民に被害が出ないよう祈るしかあるまい」
「うわ洒落にならねてか何故ゆえ」
「どうやらコイツがついに山岸を本気で怒らせたらしい」
「死んだな」
「無茶しやがって」
「惜しい奴を亡くした」
「お待たせしました皆さんお揃いでああすいませんこれリーダー用の特製ディナーなんです」
「いつにも増して艶やかな青さねてかあれ水色じゃない?水色じゃない?」
「さあリーダー召し上がれ(ニコリ)」
「ああアイツオワタ」
「早くイゴール呼んできて」
「ペルソナ3本編-完-」
「お美味い」
「「「「「普通に喰ってるー!!?(ガビソ)」」」」」
「今回はカレーらしくスパイスにこだわってみました」
「「「「「どこがー!!??(ガビーソ)」」」」」
「コクといい爽やかな香りといい間違いなく横綱級のカレー」
「ふふ、おかわり沢山ありますよ」
「なんか会心のデキみたいねてか凄く怒ってたとか聞いたんだけど?」
「えああリーダーにお料理作っていたらなんだかどうでもよくなっちゃって」
「「「「「( ゚Д゚)ポカーン」」」」」
「おかわりー」
「はーい」
「「「「「(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻」」」」」
…みたいな続きを勝手に妄想してみたガビンの人ゴメン
風花「カレーとシチュー混ぜてみました」
風花「彩を良くするために絵の具を入れました。ちゃんと溶けましたよ」
絵の具は入れちゃダメ。カレーとシチューは味調節したらなんとかなるか?
>>634 ワロタw
水色って何イオンだったかなと思って久しぶりに化学の教科書見たら銅イオンだった
風花は理系のイメージあるから白衣着てフラスコ持って料理してても違和感ないなw
調味料やレシピ本の購入から鑑みて、わりとカタチから入るところがおありだと…
ゆえに割烹着なども入手済みかと推測いたします。
ちんまり小柄な身体にちょっと大きめ割烹着。
背の高い鍋に対して脚立によじ登る姿があぶなっかしくも可愛らしいかと存じます。
風花好きとエリザベス好きって結構被ってるよな
そうなのか?まあ、どっちも礼儀正しいキャラだしなあ。
>>639 ベス分析乙w
てか背の高い鍋って一体何人分の群青料理作るつもりだwww
風花が活躍する後日談はいつになったら発売されるんでしょうか?
http://genzu.net/sokan/ 相関図ジェネレータというものがあったので順平、ゆかり、美鶴、明彦、風花でやってみた
じゅんぺい--[コンビ]--ゆかり
じゅんぺい--[友達]--みつる
じゅんぺい--[対立]--あきひこ
ゆかり--[心の友]--みつる
ふうか--[友達]--みつる
ふうか--[微妙]--あきひこ
あきひこ--[微妙]--みつる
じゅんぺい--[夫婦]--ふうか
ゆかり--[元恋人]--あきひこ
一部非常にあってるが・・・テレッテと風花は認められん
キタローがいない件
>>646 キタローだと線すら引かれなくていえなかった
キタロウなら友達以上恋人未満なんだが
風花は結構天然っぽいイメージがあるんだが何故だろう…
ゲーム中じゃそれほどそんな場面もなかったと思うんだが
>>649 声と困った時のヨリ目みたいな表情?
あれかなり天然ぽい感じするよ。
ああ、声には同意せざるを得ないw
でも地獄少女みたいな喋りも出来るんだよな…
>>648 主人公(しゅじんこう)だと「肉体関係」になる
肉体関係などならなくてもいいが
そのほっぺをプニプニさせてもらえれば俺は合体材料になってもいい
>>634 亀レスだけど、そう言えば風花の顔グラに「怒り」って無いんだな。
設定資料集見たら無かった。
そのせいでリバースやブロークンが逆に怖い
待っていてくれた人は待たせてすみません、FESの続きいきます
前の話は
>>545で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
それとこの話は次回で最後となります
…わがままなんて、一年前まで言った事がなかった。
わがままを言ってまで思う通りにしたい事なんてなかったし、わがままを言わなきゃ叶わない事を望む事もなかったからだ。
元々欲求と言うものが薄いらしい僕は、たいていの事はどうでもいいで済ませてきたし、
わがままなんて今後も言う事はないだろうな、なんて考えていた頃もあった。
そんな自分を笑う。
信じられないな、今ではこんなにわがままに思う通りにしたい事があるのに。
特にここ三ヶ月は僕からすれば信じられないほど、わがままを言った。
それも、全部一人の女の子のそばにいる為のわがまま…。
今も僕は彼女のそばにいる。
彼女は僕のわがままを受け入れてくれた。
僕をそばにいさせてくれた。
いつも僕を笑顔にしてくれた。
いつも僕に笑いかけてくれた。
でも、そんなわがままもここまで…。
ありがとう風花…。
僕は…、
君といられて幸せだった…。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「六月の話 A―わかっていても僕には言えない」
ああ…、眠いな…。
「ねぇ、風花。今日が何の日か覚えてる?」
僕は隣の席の風花にふと問いかけてみた。
「あ、うん。今日は作戦の日だよね、今度こそ頑張らないと…」
……っ。
僕は苦笑する。
彼女の答えが僕の期待していたものではなかった事と、まじめ過ぎる返答に彼女らしさを感じて。
「…違うんですか?」
僕の様子に気づいたのか、風花はそう聞き返してきた。
少しきょとんとした様子が可愛らしいので僕は少し笑ってしまう。
「…違わないけどね。
…じゃあヒント、一年前の今日も作戦の日だったんだ」
「あっ…」
そのヒントで風花もわかったらしい。
「そっか、今日は私が…――」
「そう、今日は僕が風花に出会った日だよ」
僕はわざと風花の台詞に割り込んだ。
「えっ…、あ…」
風花は僕の言葉を予期していなかったのか、またきょとんとした顔をした後照れたようにゆっくりと頬を染めた。
僕にとって一年前の今日という日ははっきり言って、運命を分けた日だと言っても差し支えない。
あの日、あんな風に風花に出会って、風花を好きになった日…。
他の出会いをしていても風花を好きになったのか、と聞かれたら正直わからない、そう言う出会い方をして好きになってしまったんだから。
まぁ心情としては、『当然』『勿論』『当たり前』『決まってる』と鎧袖一触にしてやるところではあるが。
とりあえず、それ位僕には特別な日なのだ。
きっと、一生忘れられない日だ…。
風花も…、きっと覚えていてくれる。
まぁ、今まではそう言う風に意識してなかったかもしれないけど。
僕はそう考えながらまだ照れて顔を紅くしている風花を見ながら微笑んだ。
…そう、きっと覚えていてくれる……。
放課後、屋上。
「山岸、どうだ?」
「今の所、特に反応はありません」
「…そうか。
…みんな、異常はないか?」
『こっちは大丈夫っス』
『こちらもありません』
『こっちもだ』
「…そうか。警戒だけは続けてくれ」
『『『了解』』』
「っ! ペルソナ反応出ました!」
「っ、出たか! 場所は!?」
「……ここ、です」
「なっ…!」
突如僕の眼の前に出現したそれと眼が合った瞬間、僕は今までの眠気が嘘のように覚醒した。
それと同時に、今まで忘れていた事すべてを思い出し、理解した。
「…そうか」
…もう、限界なんだな…オルフェウス。
「二人とも下がれ! みんな、すぐ屋上に戻ってくれ!」
「その必要はないですよ、先輩…」
「なっ!」
「リーダー…?」
僕は傍らにいる風花を見つめた。
その顔には不安が透けて見えていた、今の僕の状況がわかっている筈はないのに…。
「…風花」
そんな不安な顔はさせたくないんだけど…、今の僕には君の不安を拭ってあげられる手段がない。
どれをしても君がもっと辛くなるだけだろうから…。
「…今まで、一緒にいさせてくれてありがとう」
「…な、なに言ってるんですか…?」
本当ならここで告げなきゃいけない言葉がある。
さよなら…、僕の事は忘れて…、って…。
それを言わなければ君はずっと辛い思いをする事になる…。
でも、僕には言えない…。
わがまま過ぎるけど、君にはずっと僕を想っていてほしい…。
それで君が悲しむ事はわかってるけど…。
…僕の本心だけど、これは逆にわがまま過ぎて言えないな…。
「…風花」
本当はずっと君のそばにいたかったけど…。
君もそばにいて欲しいって言ってくれたのに…。
「…ごめん」
「リーダーッ…!」
僕はゆっくりオルフェウスへ手を伸ばした。
…神木の書いた話では、生きてきた意味は自身にはないんだって言ってたな。
…多分その通りなんだろうな、今の僕がしようとしてることも……。
…自分の終わりを間近にして思う。
やっぱり、僕には荒垣さんみたいに笑って逝く事なんてできそうにないな…。
――バカヤロウが。
…オルフェウスに触れる寸前、何かが聞こえた気がした。
そして、僕はオルフェウスに触れる…。
その瞬間僕の意識は、暗く黒い淵に引き込まれて……――――――
彼が、リーダーがペルソナに触れた瞬間、彼の体は崩れるように地面へ倒れた…。
私がそばに駆け寄って名前を呼び続けても、いつものように起きてくれる事はなかった…。
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「六月の話 A―わかっていても僕には言えない」 終
661 :
639:2008/02/26(火) 19:32:05 ID:3aBU6twd0
>>643 実は密かに期待しておりました。私のネタに視覚効果を付与して下さる神の降臨を!
FESのお方もあいかわらずのテンションを維持していらして驚きでございます。
一時間幸せでいたかったら風花を見ろ
一日幸せでいたかったら風花のことを考えろ
一週間幸せでいたかったら風花の世話をしろ
一年幸せでいたかったら風花と暮らせ
一生幸せでいたかったら風花のことなど忘れてしまえ
あー、風花とはんだごて使ってなんかのサーキットでも作りたい
FESの方キター
まっていました、相変わらずのせつなさがいい感じです
ラスト・・これで終わってしまうのか
>>657-660 前略、あーかしこだっけ?まあ書き出しはどうでもいいんだ
ぶっちゃけアンタのメアドも住所も知らないからこんなメールは届きっこないんだけど
それでもちょっとね…ただ風花と二人で居るとこ見かけただけで実際直接話したことも無いアンタへ
風花がどんだけイイコかなんて事は今更言うまでも無いよね
周りの人の気持ちとかにすっごい敏感な風花が、
あのおっきい目で選んだアンタなんだから、その位は解ってるって信じてる
あの子はさ、アタシと喋っててもメールしててもいっつも周りの事やアンタの事ばっかりでさ
自分自身のことをどこか後回しにしちゃう性質なのね
だから私はアンタに念を押したいんだ
あの子の傍で、あの子を一番に優先してあげられるのはアンタだけなんだって事を
今アンタがどんな生活をしてて、どんな状況なのかアタシには解らないけど
風花のためにもアンタのためにも、アンタはぐっと踏ん張んなきゃダメなんだよ
そりゃキツイ事も理不尽な事も世の中いっぱいあると思うんだ
でもそれでも最後まであきらめないで欲しい
半端なことや眠たい事して風花を泣かせたりしたら、乗り込んでってシメるからね
風花とアンタの物語の最後の最後に風花が悲しい想いをするなんて事が無いように
応援してるからさ、幸せになんなよ
風花が選んだソイツへの手紙を
風花が縁で知り合った、ただそれだけのアタシからFuka End Selectへ
>>661 なんか上手いってか深いね、先立たれても悲しいし
後に一人残しちゃったら絶対悲しい想いをさせちゃうしさ
二人で何を残していくかが大事なのかなー
そりゃ永遠なんてありえないんだけどさ、信じたいじゃんね
665 :
661:2008/02/26(火) 23:21:29 ID:3aBU6twd0
水差すようで申し訳ないのですが
犬猫板で見つけたコピペでこざんすよ?
あははwそっかコピペなんだ、マジレスだっさーって感じだね
まあアタシもちょっとロマンチックに語ってみたくてさ
乗っからしてもらっただけだから、あんまり気にしないでね
気ぃ遣ってくれてありがと、優しいじゃーん
>>664 夏紀ちゃん乙
風花さんに君がいてくれて本当に良かった
>>666 いえいえ、気ぃ遣ってなんて好意的に解釈して頂いて、汗顔の至りでございます。
借り物で手柄顔も気が引けますので、一応、私の発案じゃございませんよ、と。
山岸風花は思う。ハンダゴテは漢らしい、と。
声も上げず、火も噴かず、静かに密やかに熱くなるその所作は正に漢の趣。
解けたハンダが涙の代わりか、無骨なフォルムが鉄火の徒(アダ)か。
耐熱コードの凛々しさよ、ネジを小粋に覗かせた、いなせなかんばせ男前!
「…もぅ、黙って熱くなってるなんて、まるでリーダーみたい…」
山岸風花は、うっかり触れてしまった指先にメディカルパウダーを振り掛けながら
罪作りな工具に微笑みかけた。
じんわりと赤みを帯びたハンダゴテの先が、照れているようでいとおしい。
(オレに触ると、ヤケドするぜ。気をつけな、お嬢ちゃん)
揺らめくイオン臭が、そう言っているような気がして、風花は小さく頚を傾げた。
なんという半田ごてw
どこぞのブライアンたちを思い出すぜ
>>664 夏紀ちゃんの言うこともわかる
男なら誰かのために強くならなきゃならないし、
歯を食いしばって思いっきり守りぬかなきゃいけないね、その誰かの笑顔ごと
…でも、残念ながらうちの主人公は、英雄って感じじゃないんだよね(苦笑)
だからさ、力貸してあげて欲しいんだ、風花やみんなと一緒に
そしたら全部うまくいくよ、きっと
…さて、
すみません、
>>658と
>>659の間に入るはずの文章が何故か入ってませんでした
ですので追加です
…また今日も見ているだけだ…。
いや、見ている事すらまともにできない…。
……気を抜いたら眠りに落ちて倒れてしまいそうだ…。
一体どうしたって言うんだ…、風花と一緒にいるっていうのに…。
この間だって、風花の部屋で眠ってしまうなんて…、ありえない…のに…。
「大丈夫ですか…?」
気づけば風花が心配そうな瞳で僕を見ていた。
僕は彼女に心配をかけないように精一杯笑顔を作って頷いた。
これじゃ、完全な足手まといだな…。
みんなが僕のために頑張ってくれてるって言うのに…。
僕はただ見ているだけ…、どころかただの足手まといだ…。
みんながやる気になってくれているというのに…、当の本人である僕はまったく気が乗っていない…。
その理由は…、この作戦がダメだと心のどこかが警鐘を鳴らすから…。
何がダメなんだ…?
僕は何を忘れているんだ…?
考え…ても…わから…な……
>>657-659 >>670 脆さとか危うさを持つからこそ、お互い支え合うのが絆だと思う
そー言う意味ではこういうキタローも味があっていいんじゃないかなっと
…1024の風花さんがいるくらいだしw
風花のバイオリン姿萌える
>>674 バイオリンの格好をした風花さんが浮かんだ
風花ENDのひと乙です!
次で終わりなのか…そう思うと悲しいような、でもハッピーエンドだって信じてるから待ち遠しいような
上手くいえないけれど、とにかく続きを首を長くしたりしてお待ちしておりますゆえ
少し前までのアネゴ夏紀ちゃんの流れに存分に笑い、泣かせてもらったありがとう。
夏紀ちゃん好きの一人としては何か一つ投下せずにはいられなかったので置かせてくだせえ
ttp://imepita.jp/20080228/115000 実は昨日風花と夏紀の服チェンジしたら意外に似合って一人で萌え転げていたんだ
>>675 お茶吹いてキーボード水没はなんとか免れたものの、気管に入って盛大にむせた
涙目だよ、まったく不意打ちにも程があるぜ兄弟
デカラビアの格好ですら愛らしかった風花さんだから、
バイオリンもあるいは……ゴクリ
>>676 意外にかわいい格好も似合う夏紀という発見が新たな地平を切り拓いた
そして風花さんがヤバイ可愛いすぐる眩しすぐる君のためなら死ねる
この新婚旅行は熱海で家はもう建てた的可愛さはもはや奇跡
こんな姿が見られるなら普通の制服の一着や二着余裕で貢ぎたい住人続出
ちらっと覗く耳たぶもふにふにだよ風花さんさいこうだよ風花さん
風花はシリアスでもネタでもいけるな
スゴイな風花スレは!P3キャラスレの文豪勢ぞろいかよ。
FESの人も夏紀ちゃんも半田ゴテの人も超GJ!愛してるぜ!
皆それぞれの味があったし、他と比べてもアレだけど、
風花スレは発売当時から一番楽しむのが上手い連中が集まってた感じがするな
明らかにプッシュされてるアイギススレより進んでるとかどういうこったw
風花さんに半田ごてをプレゼントすると
半田ごてを武器に戦闘に参加してくれる夢を見た
寮からえんえん続く延長コードずるずる引きずってとてとて歩きます
お約束的にシャドウに届かずに半田ごてのプラグが抜けるけど、
コードを逆に辿れば道に迷わず帰れるよ!
「折角のキミの提案だが…すまないが却下だ」
「イア じゃあ戦闘メンバー俺と風花、以上解散
はんだヒートをなめるな!火傷するぞ
風花のこて捌きは烈火、偉い人にはそれが解らんのです」
仮にシャドウに届いたとしても影時間には電気が通っていない罠w
所詮この世は弱肉強食…
風花喰われるか、だ!
なにアイギスから電力を貰えばいい
風花さんならジオンガジェム使って発電機作るよ
半田ごてのことなんだけど携帯用に改造できないの?
例えばコンセントを改造して充電タイプバッテリーとつなげる
とかさ。もしバッテリー大きいんなら背負えるようにするとか。
…って提案が遅れたか。まぁ風花ならみんなの言う通り作れん
だろうからいうんだけど。
携帯用って手があったかその発想はなかったは…
ためしに携帯用半田ごてでぐぐってみたら、
既にガス式だけど携帯出来る代物があるらしい
ttp://www.goot.co.jp/item.html?c=100 つか見てみたら先端の温度が500度とかいうのもあるみたいだし
形もあれこれあるわで半田ごての奥深さにガクブルした
風花さんの手で改造されたらどんな威力になるのかマジ恐ろしい
半田ゴテの機能美は温度の問題ではないのさ
そう言えば影時間って携帯もたしか消えてなかったっけ?バッテリーもだめなんかな。
まあ風花さんだったら影時間対応バッテリーとかちょちょいっと作っちゃいそうだがw
もちろん半田ごてで。
実際対応型のバイクがあるんだから、半田ゴテくらいはどうにでも出来るだろうな
揃えた膝にPCを開いて、カタカタ指を踊らせていた風花の頬が緩む。
僅かに小首を傾げて、少し唇を綻ばせた顔から、慎ましく押し殺した笑みが零れる。
細い肩も小刻みに震えて、なにやらとても楽しそう。
「どしたの風花?面白い記事でもあった?」
風花と対照的な、奔放な風情の少女が震える肩越しに覗き込む。
「ん?えへへ、見て夏紀ちゃん。半田ゴテさんったら、とっても人気者」
PCの画面にズラズラと続く書き込みは、なるほど半田ゴテの文字を含んでいる様子。
「…半田ゴテ、…さん?」
夏紀はほんのり赤らんだ風花の頬を胡乱げに眺めた。
「うん。ホントはね、全然関係ないスレなんだけどね、
誰かが半田ゴテさんのネタをふってね、それで皆で半田ゴテさんについて語ってるの」
「………スレ?」
夏紀の頚も傾いだ、風花とは逆方向に。
「うん、そうなの。半田ゴテさんを携行して、
どこでも半田ゴテさんとご一緒する提案とか、出てるの」
にっこり微笑む風花の、一体何処につっこんだらいいのか…。
夏紀はちょっと考えて、それから傾いた上体を補正し、肩を竦めた。
「…ん。そか、まぁ、よかったジャン?」
「うん!私ね、思うの!半田ゴテさんって、世界一ハンサムな工具だなって!」
「…あ?ああ、そうかもね…。アタシの知らない世界ってヤツね…」
やや腰の引けた格好の、夏紀の強張った笑顔がよそよそしくも優しい。
「あ!今の訂正。半田ゴテさんは、世界で2番目にハンサム…」
風花のつぶやきはあまりにも小さくて、夏紀の耳には届かなかった。
>>694 私の風花短編ザベストに選ばれました…ありがとうございました
山岸風花は知る人ぞ知る伝説のマイスターである
米粒の表面にはんだで金剛界曼荼羅を描く事を可能とする
その半田ごて捌きは他の職人の追随を許さない領域にあり、
その腕にかかれば割れたクッキーから故障したシャトルまで直るという
直下型の地震を受けて稼動不能に陥った火力発電所に単身乗り込み
半田ごて一本、たった一晩で再稼動可能な状態にまで立て直し、
災害復興に大きく貢献した偉業は記憶に新しい
その伝説的な技量から若くして世界半田ごて協会の理事に抜擢された彼女の元には
毎月世界中の半田ごてメーカーから新モデルの試作品が届く
彼女はそれを一本一本丁寧に使い込み、審査する
品格、性能、美観、耐久力、剛直さ、手にした時のバランスetc...
そうして彼女の厳しい目に適った半田ごてだけが世界で流通するのだ
生産の現場を影から支えるこの生ける伝説は今日もその技で世界を繋ぐ
「はんだで繋げられないものはないんです」
それが彼女の座右の銘である
「…という夢を見たんです」
「そ、そうなんだ……」
「くぅん…」
「山岸は何故あんなに落ち込んでるんだ?」
「俺らに聞かないで下さいよ…」
>>694 風呂場で思いついた夢オチを形にしていたら素晴らしい作品が来ていた
それを目にした俺は二人のやりとりに終始ニヤニヤしっぱなしなわけだ
そして俺は愛と敬意を込めて心からGJするわけだ
ふっ…はっはっは、あっはっはっはっは
………半田ごて知らなかったけど辞書で調べて提案したかいが
あったよ。
だが風花の装備はやはり素手だと思う
素手でそのまま挑むということは
シャドウをアナライズして
「敵の弱点はここです!」→シャドウ活性化→ん!?間違ったかな・・
とかするんだろうか
ルキアの目を持ってすれば経絡秘孔を突くなぞ容易い事なのか
はたまた感知能力と巨大シャドウの攻撃をも弾くルキアで究極の護身か
小説は順平といい感じになるのかよ
ガキさんでも肉彦でも天田でも許せるけどテレッテだけはやめてくれ
FESで成長したのは知ってるけど都合が悪くなると逆切れが頭にこびり付いてどうにも離れん
もう綾時を殺すほうを俺の中で正史って事にしとこう
>>702 YOU、YOUなりの風花さんの物語を想像しちゃいなよ
そいでこうなれば風花さん幸せなんじゃね?みたいな
FutureやEpisodeやStoryやImageを思い描けたら
スレにお裾分けしてくれると皆喜ぶと思うんだぜ
>>703 いいのか?
相手キタローじゃなくていいなら幾らでも投下するが
それを始めるとスレ住人がどんどんいなくなりそうで
怖いんだが
FESではチドリン復活ルートがあることを忘れるな!
そのFESでキタローは完全死亡認定されたけどな
>>704 いいんじゃないかな
定番やお約束を外れる場合最初は反応薄いかもしれないけど
それが新しい流れや定番になるかはその内容次第っていうのは
今まで出てきた色んな風花さんや、色んなSSやら絵やらと同じわけで
書き込みそのものが増えればメリットも多いしね
メリットってのは、例えば今スレで主人公と絡めるのが苦手な住人も居るって解って
主人公との組み合わせが好きな人は、そればっかりにならない様に
今は投下自粛してたりするかもしれないしさ
流れが速くなればレスもしやすくなるかもしれない
参加してくれる人が増えれば新しい楽しみや可能性も見えるかもしれない
デメリットはさらにカオスになる事位?
でもまあカオスなのは伝統みたいなものだからデメリットにならないのかな…
なんせ風花さんが心置きなく幸せになれる世界になるようにって
敵も味方に、死者も出さないなんて事を本気でやったのはこのスレ位だろうし
風花さんの事を想ってるって愛が伝わる内容なら問題ないと思うんだけどな
漏れもあんまり視野狭めずに良いと思ったものはどんどんGJしていこうと思う
仲良くやろうぜ、今後ともよろしく
小説の話は定期的にスレを荒らすために
書き込まれているような気がするのは勘繰り過ぎだろうか
_,.、__,.、__ _
,.r,iゝ-'ー‐' -'、ヘ_
./r7:::::::::::::::::::::::::ヾ!、
/::::i7::;::::::::;::::;::::::;::::;::;:',
i:::::i:::::i::___::!__!::__!__!_!::i=l|=
-==::::!_イ_二'_ '_,._7::::」 :
|:::::|X|'ゞ='` └'' !7|´
>>708 |:::::|X|ヽ、 _ ,.イiX| …たぶん…「なんだと(@u@;;)」って思わせて
|::i:::|X|_!ィ`''==i'、_:::|X| 住人を鼓舞する為の高度かつツンデレな釣りなのよ
|:::!::|:::| ヽ.- -i/:|:::i ううん、知らないけど絶対そう
. |:::!/|:::ト、 i-ー'r-!、|::::|
. |::〈. |:::| Y ,. 〉::::|〉
チドリンかわいいよチドリン
今日は雛祭り。
つまりヒヨコの着ぐるみ着た風花をみんなでワッショイワッショイと胴上げしながら街を練り歩く日です。
「そんなわけで明日寮で雛祭りを祝おうと思う。よければ参加してくれないか」
「いいですね、準備手伝いますよ美鶴先輩」
「すまないな、ゆかり」
「雛祭り…でありますか?」
「えっと、桃の節句って言われている女の子の日で、お雛様を飾ってみんなで祝うの」
「興味深いであります」
「アイギスも一緒にのんびり楽しもうね」
「お、いいねー俺達も参加していっスか?」
「勿論だとも」
「おっし!」
「伊織は上手い物食えそうならなんでもいいんだろ」
「順平さん浮かれすぎですよ」
「却下」
「え?」
「女の子の祝日です、よって男子の参加は却下!」
「ゆ、ゆかりちゃん、あの」
「参加したかったら、男子は全員女装すること!」
「「「!!!?」」」
「どうでもいい」
「なっ…どうでもいい……だと…!??」
「はい、じゃあ女装決定ね。女装して無かったら一歩たりとも入れませんから」
「ちょ、おまどうでもよくねーよなんて事言いやがるこのイヤホン野郎」
「なんか僕既に疲労感で一杯なんですが」
「くぅん…」
「決まりならば守ろうと思うが具体的にどうすればいいのか疑問だそうであります」
「ああ、コロマルはいいの。かわいいからオーケー」
「わう」
「問題無いならばいいのだがその理由にあたる評価にやや納得がいかないそうであります」
「コロちゃんはそのままでも魅力的って意味かな」
「わん」
「まあそう心配するな、衣装はこちらで用意させよう」
「そういう問題じゃ無いだろう美鶴」
3/3当日
「おお、皆なかなか可愛いじゃないか」
「なんで僕アリスの格好してるんだろう…」
「とてもお似合いであります」
「ア、アイギス、今はそっとしておいてあげよう…?」
「えっと、乾子ちゃん、明子さん、リダ美さんと……失礼ですが貴女はどなた?」
「テレッテッテー!!テレッテッテー!!」
「なんだ順平か」
「なんだじゃNEEEE!!…ああ、足元がスースーするぜ…」
「ヒゲが無いから解らなかったわごめんごめん」
「髭!?俺っちの目印ヒゲ!?」
「はいはい順子ちゃんうるさい黙れ、じゃあ雛飾り開けますね」
「伊織…泣くな」
「3、2、1、雛祭りおめでとー」
「うわデカっ!雛壇デカっ!!」
「なんだか明らかに大きいから気になっていたけど、これ何段あるんだろう…」
「小さいころにお父様が用意して下さったものだ。全部で三十六段だったかな」
「親馬鹿にも程があるだろう」
「てか、下のほうスンゲーちっこい雛人形がうじゃうじゃ居るんすけど、これ何の和風ジオラマ…?」
「自らがどれだけ多くの人間に支えられているのかその責任を常に自覚せよと言う意味を込めて下さったのだろう」
「なるほど、ただの親馬鹿では無いということか」
「…なんだこの奇天烈な空間は…なんの騒ぎだ」
「あ、駄目ですよ荒垣さん、参加するなら女装してくださいね」
「?…何だ…?」
「今日はそういう決まりらしい」
「…そうか。なら奥に行ってる。邪魔したな」
「わぅん…」
「そういやぁ…さっきそこの八百屋に貰ったんだった、お前らで喰うといい。じゃあな」
「荒垣先輩…」
「これは…雛あられか」
「おおーすんげー数」
「てか雛あられこんなに沢山貰えるような間柄なんだ…」
「ちょっと可愛いよね。ゆかりちゃん、後で甘酒差し入れにいこう?」
「そうだね」
「それがいいな」
「たのもー」
「お、チドリん来た来た!」
「ああ、そっか誘ってたんだ」
「うす。いいっすよね?」
「勿論だとも」
「誘ってもろておおきに。邪魔するで。…ってアンタ誰や」
「ズラ子お前アサルトダイブでボコるわ」
「なんや順平か、髭が無いから解らんかったわははは、って誰がズラや大体お前らもズラかぶっとるやないけ!」
「ズラではないぞ、ウィッグだ」
「同じやアホ」
「…順平…お髭さんが……うぅ…」
「あのー吉野さん?何故泣き崩れてますか」
「大丈夫よチドリちゃん、あれはまたいずれ蘇るものなの」
「そう…なんだ…良かった……」
「俺っちのヒゲは環境保護区か何かデスカ」
「ところで料理はまだでしょうか」
「そろそろ頼んだ物が届くはずだ、が、その前にその格好は処刑が必要に思えるのだが服を着る気はあるか?」
「なんでスカート穿いてても上半身半裸やねんて突っ込んであげたって下さい」
「服には執着しません。…ブラもした方が良かったですか?」
「なお悪いっつーの」
「なんだか変態の集いみたいですよね」
「言うな天田、今は俺達も同類だ」
「変態とは生育過程において姿を転ずる事、即ち健全な成長の証。女子の健やかな成長を願うこの日にまことに相応しくめでたい限りでございます」
「あ、エリザベスさんどこから、てかそれ十二単!?」
「わぁ…十二単ってすごく重いんですよね」
「重いのですか、300kgを超える様ですと私でも装備不可能であります」
「いやそんなに重かったら圧死するから」
「ふふ、余裕でございます」
「出前が届いた様だ、数が多いから男子諸君に受け取りを頼みたいのだが」
「くっこの格好でか美鶴」
「完全に羞恥プレイやで」
「…大丈夫…可愛いから…」
「いやそのなんだ、そういう問題じゃなくてその」
「フ、私は恥とか執着しません」
「アンタはその格好で出るなー!」
「ゆかりちゃんの平手つっこみがバッチリヒット!」
「…おい、ケーキ焼きすぎたんだが…お前ら喰うか?」
「わぁ…美味しそう」
「すまないな」
「…余っただけだ。…コロマルにも何か喰えるもん持ってこねぇとな」
「わんわん!」
「参ったな…すまないアイギス、受け取りに出てくれないか?」
「了解であります」
「では私もお力添えを」
「今日はなんだか賑やかだね、どうしたの?」
「あ、綾時君男装禁止」
「えー!?」
「この瞬間を待っていた!脱がせるっ!」
「あ”ーー」
「…だんだん収集がつかなくなってきちゃいましたね。でも、楽しいです」
「オチとかどうでもいい」
>>711 ひよこ風花さんワッショイ祭り超参加したい
子どもの日は男のコの日でもあるから、男装すんのかな?
…それはともかく荒垣だけ女装無しなんでずりぃな。
女性陣が男装するのは結構かっこよさげで絵になりそうだね
少なくとも会長は問題無いな。男装したら女性層からの人気がさらに増えそうだ。主にトイレ前の女の子とか
宝塚。
モンチッチカワイイ
セクシーガキさんktkr
こんな本格的な女装だったなら他の面子もかなり化けてそうだ
風花さんも嬉々としてメイク手伝ったに違いない
キタローの女装はガチすぎだからなあ
キタローは女の子に間違えるよな、メイク無しでも。
まあコンセプトからしても中性的だしね
山岸Nuker
キタローは殆どそのままで違和感無さそうだけど
真田順平辺りはかなり魔改造しないといけなくなりそうで
風花さんもゆかりっちも腕の振るい甲斐があったかもしれない
んで、アンタ誰みたいな惨状に
>>726 現状戦闘に参加しないからMeleeじゃないし攻撃手段無いからDDでも無いけど、
遠距離砲撃支援っぽく範囲内の全mobのHPを問答無用で1にする
敵対攻撃型逆オラクルみたいなスキルがあったらそれっぽいかもね
…寝トゲ話じゃ無くてむしろ幾自?
風花は多数のネトゲを同時に廃人クラスまで育ててそうで恐ろしい
風花の髪型難しい・・・
>>729 ふぁいとですよ。ふぁいと!
何度も味見をして何度も調節すればきっと美味しくなるんです
「それで気がついたらカレーがこんなにいっぱいに…」
「イア 料理は愛情
二日目からはもっと美味しい
うどんでもいい」
731 :
テレッテ:2008/03/06(木) 02:55:46 ID:2v2rb4v+O
,..-────ヽ
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/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l パンチですよ パンチ
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│: : │ヽ, lー`、:l `',,Tて/ l: : : : :l
│: : ::! リ ゙′ │: : : :l
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ヽ l !_,, ! 丿:',
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能登麻美子さん
やっと仲間になったぜ
コンゴトモヨロシク
書くのは好きだが表現力と書ける漢字と意味わかる言葉少なし。
・・・辞書を片手に文章を書くのが多い。
文章書くのって難しいよな、職人さん尊敬するは
辞書片手にでも書けりゃ凄いと思う俺がいる
文字数増えるときついから川柳からでも頑張ってみよかな
風花さん テラかわいいよ 風花さん
ちんまりと 今日もゆらゆら 風花さん
朝顔に 釣瓶とられた 風花さん
ネットばっかやってたら妄想力(たぶん想像力も含む)が低下する
って聞いたとき否定できんかった・・・・・・。
むしろ妄想力が鍛えられる気がするが
風花さん ああ風花さん 風花さん
妄想で ご飯三杯 余裕です
アナライズがあったら日常生活めっちゃ便利だろうなあ
便利だろうねぇ…
とりあえず行方不明のネコ探しとかさせたら無敵?
ルキアさんの能力と風花さんの観察力や聡明さが合わされば
L並みの探偵になるのも夢ではないかもしれん
葛葉のがらしいね、ごめん
なんか死神連れたキタローと頭脳勝負する絵が浮かんだんだw
WFしっているか、しにがみはしましまパジャマ
745 :
テレッテ:2008/03/08(土) 21:53:37 ID:y0g+0Qy+O
支援侍
,..-────ヽ
/: : : : : : : : : : : : : :ヽ
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ヽ l !_,, ! 丿:',
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能登麻美子
>>742 めっちゃかわええええええ・・・!!
一万回保存した
>>745 中の人も好きだがあえて言いたい
風花に中の人などいない
Fuka End Selectが好い加減待ちきれないんだぜ
>>742 風花可愛いよ風花
オーエン?
>>747 大変またせてしまってすみません
FES最終話いきます
前の話は
>>657で
話の中では便宜上主人公のことはリーダーと呼ばせていますが、
実際は名前を読んでるはずなので脳内変換でお願いします
それと後日談アイギス編のネタバレになるものも含まれていますので未プレイの人は要注意です
「おいっ、返事しろよ!」
「起きてったら!」
彼が倒れてから数分後、みんなが屋上に戻ってきてくれたけど、私の胸の不安は消えなかった。
誰が呼んでも彼は返事どころか身動き一つとってはくれなかった。
「くっ、まさかこいつ自身が被害に遭うとは…」
「すまない、私がついていながら…」
「…でも、本当なんですか? リーダーが自分からペルソナと接触したって…」
「…ああ。今にして思えば、あの時の彼は何かがおかしかった。
まるでこうなる事がわかっていながらペルソナに接触したような…」
「…それは、リーダーがこうなる事を望んでいたという事ですか?」
「…わからない」
みんなが話している内容が聞こえていても、ぜんぜん頭の中に入ってこない。
ただ、座り込んで彼の顔を見つめている事しかできない。
――風花…、ごめん…。
リーダーが最後に言った言葉が頭から離れなかった。
「クゥ〜ン」
そんな私の手に何かが触れた。
見てみると、コロちゃんが心配そうな顔をして私を見上げていた。
「…ありがとう、コロちゃん」
私を励まそうとしてくれたコロちゃんに答えようと、精一杯笑顔を作ろうとしたけど、どうしても笑顔にはならなかった。
「…ひとまず、彼を他の被害者同様病院に運ぼう。
救急車ももうじき来るはずだ」
桐条先輩が言葉を言い終えた瞬間、私は言いようのない違和感を感じた。
次の瞬間私の眼には、世界に揺らぎが走るのが見えた。
…そう、私達が一年間戦い続けた昏い揺らぎが。
「な…ん…だと」
「これは…」
「そんな…」
「バカな…」
「嘘だろ…」
その光景を見て、みんなは口々に信じられないといった言葉を放った。
私も、信じたくない気持ちでいっぱいでも、その単語を口に出さずに入られなかった。
「影…時間…」
みんなその単語の意味と眼の前の光景にしばらく呆然とするしかなかった。
「…どういうことだよ、影時間はもうなくなったはずじゃねえか」
「どういうことって、私にわかる分けないでしょ…」
順平君とゆかりちゃんの声は震えていた。
「もしかしてリーダーが倒れたから…?」
天田君の言葉にみんながはっとしたような顔をした。
「…確かに影時間はあいつがニュクスを封じた事で消えたが」
「…リーダーが倒れたことによって、影時間が復活した。
考えられない話ではありません」
「まさか、たださまよっていたように見えたペルソナの目的はこれだったのか…?
彼に手をかけ、影時間を復活させる為に…」
『いや、それは違うね…』
桐条先輩の言葉を、どこからともなく聞こえた声が否定した。
そして困惑する私達の眼の前に、その声の主はスッと姿を現した。
みんなは口々にその名前を呼んだ。
「タナトス!」
そう、それは私達の良く知る彼のペルソナだった。
とっさに身構える私達。
『…僕は君達と戦う気はないよ』
ペルソナが言葉を解している事に驚きながら、その声に何処か聴き覚えがあった事に違和感を感じた。
「…この声どっかで…」
「私も何処かで…」
「確かに覚えが…――っ!? まさか綾時君!?」
アイギスの発した名前にみんな答えに達した。
そう、確かにタナトスの声は望月綾時君のものに似ていた。
『綾時か…、確かに僕の元になったものと彼は同一の存在だ。
でも、僕はどちらかといえば僕は彼の中にいた存在、僕の元となった存在、ファルロスに近い…』
「ファルロス…?」
「どちらでもいいさ…! 答えろ、先ほど違うと言ったな。
ならばお前達ペルソナの目的は一体なんだ?」
桐条先輩の問いかけにタナトスはすっと答えた。
『彼の望みを叶える事さ…』
「彼の望みだと…? 彼の望みが影時間を復活させる事だとでも言うのか」
『違うよ…、むしろ逆だ…。
影時間を…、ニュクスを復活させないために僕達ペルソナは動いていたんだ』
「なんだと!?」
「…では、なぜ彼を襲った!? そしてなぜ今影時間は復活している!?」
『襲ったというのは正しくないね…、限界だったからオルフェウスは彼を連れて行ったのさ…。
ニュクスの元へ…』
「ニュクスの処だって!?」
「どういうことなの、限界って何の事よ!?」
『彼なしで、ニュクスを封じ続ける事が…、いや、ニュクスを守る事が限界に来たって事さ…』
「ニュクスを守るって!?」
そこでタナトスはまるでため息をつきかのように間をおいた。
『君達はなぜニュクスが人間を…生あるものをすべて終わらせようとするかわかるかい…?』
「…それが、ニュクスの目的だからでしょう」
『いや、違う…。本来ならニュクスは眠り続けるはずなんだ。
君達人間すべてに繋がる、心の深い深い場所で…。
だが、人間がそのニュクスの眠りを妨げようとする…、眠りにつくニュクスにむやみに触れ起こそうとする…。
その結果、目覚めてしまったニュクスは生あるものをすべて終わらせようとするのさ、それがニュクスの性だからね…』
「そんな、僕達人間がニュクスに触れようとしてるなんて…!」
「そうだ、そんな事あるわけねえ!」
『…そうかな。死にたいと思ったことはない?
君達が思った事はなくとも、そんな事を考えた事のない人間が一人もいないなんて思うかい…?
死について考えた事は…? 死んだ後自分がどうなるか考えなかった人なんていると思うかい…?』
「そ、それは…」
『死について考えれば考えるだけ、思えば思うほど、君達の心の奥に内包されているニュクスを刺激してしまう…。
人間すべてから集まった死を知りたいと思う心が集まれば、ニュクスの封印を壊す怪物になってしまうのさ…』
…事実を知ってしまった。
世界を滅ぼす原因がすべて私達人間の心にあったなんて…。
『僕達ペルソナはその怪物からニュクスを守るために戦い続けてきた…。
眠ってもらう事によって彼から力を受け取りつつ、なんとか今までしのいできた…』
「…っ、彼の後遺症はその為のものだったのか」
『だが、いくら戦い続けても怪物は無限に沸いてくる…。
彼から力を受け取るだけでは戦い続けるのが不可能になっていた…』
「…まさか、だから学校の生徒を襲っていたのか!?」
『…その通り。そうして他の人間からも力をもらってここまで戦い続けてきたけど、
君達が被害者をこれ以上出さないように対策してしまった…。
彼には余分に眠ってもらって何とかしようとしたど、ついに限界が来てしまったというわけさ…』
「そんなバカな…!」
「それじゃ、俺達…」
「自分で自分の首を絞めていたという事か…! くっ!」
みんなが悔いた顔をしているのを横目に私はタナトスに向かって口を開いた。
「あの…」
『…何かな?』
どうしても聞かなきゃいけない事がある。
確かに私達のしていた事が間違いだったのかもしれないけど、もう過ぎてしまったことだから…。
「リーダーは…、ニュクスの処に行ったリーダーはどうなるんですか…?」
私にとって今大事なのは何よりもこの事だった。
『…ニュクスの処に行った彼は、時期にペルソナと融合してニュクスを守る盾になる…。
それ以外にニュクスを守る方法がないから…』
「…それで、彼は…」
『精神が肉体から完全に離れる事になる…。
肉体的には死ぬ事になるだろうね…』
タナトスから放たれた、聞きたくない言葉に私の呼吸は止まった。
「そんなっ!」
「俺達のせいで、あいつが死んじまうって言うのかよ!?」
『…この事は、あの日、ニュクスと対峙した時から決まっていた事だ。
彼の希望でぎりぎりまで伸ばしてきたけど、もう限界だ…』
聞きたくない…!
心でそんな弱音を吐きながら、私はいつの間にか涙を流していた。
それでも、無責任に耳を閉ざす事も私にはできなかった。
『…まぁ、そんな話はここまでにして、ここからが本題だ』
タナトスの言葉にみんなは先ほどとは違う意味で身構えた。
そして、タナトスから放たれた言葉を理解するのに一時の間が必要だった。
『彼をここに呼び戻せる方法があるとしたら君達はどうする…?』
「えっ…?」
私達は八者一様の反応をした。
『…もう一度言おうか。ニュクスの元に向かった彼を呼び戻す方法がある…。
そう言えば、君達はどうするのかな…?』
そう、それはまさかの希望の言葉。
「ほんとにっ…!」
言葉が詰まって出ない私の代わりに桐条先輩が言ってくれた
「本当にそんな手段があるのかっ!?」
『…あるよ』
「どうすれば、どうすればいいの!?」
ゆかりちゃんの言葉を聞いたタナトスはゆっくりと私の方を向いた。
『…すべては風花、君にかかっている』
「えっ…?」
「風花さんが…!?」
「どうして風花さんが…!?」
私にもわからない。
タナトスがなぜ私を指名したのか…。
『…風花、君は彼にとって特別な存在だ…。
世界と天秤をかけても勝るほどに…』
「そんな、私が…」
『本当さ…。
現にあの卒業式の日、同じようにニュクスの元へ向かおうとしていた彼の精神を君は呼び戻した…』
…っ!
「なっ、本当なのか風花!?」
…確かにあの時、眠っているリーダーの顔を見ていたら不安になって心の中で起きてほしいって願った。
あの時も彼が今と同じ事になっていたなんて…。
『例え精神が肉体から離れてしまっていても、君の声なら彼に届く…。
彼にとって君は特別な存在だからね…』
「…でもっ、今はいくら呼んでも…!」
いつもなら起きてくれるのに…、起きて微笑んでくれるのに…。
『いままで引き伸ばしてきた分、彼も消耗しているんだ…。
前ほど簡単には呼び戻せないだろう…』
「じゃあ、どうすれば!」
私は強く問いかけた。
『よく考えてみるんだ、君は持っているはずだよ…。
離れた仲間を自分の処に呼び戻す力を…』
えっ…?!
みんなはっとしたように私を見た。
「それって…!」
「まさか…!」
「そうか…!」
みんなとともにたどり着いた答えを私は呟くように言った。
「エスケープロード…?」
『…そう、それが今、彼を呼び戻す唯一の手段だ。
それがわかった上で改めて聞こうか、君達はどうする…?』
……どうする?
タナトスの問いかけの意味がわからない…。
「どうするって、彼を助けられるならやるに決まってるじゃない!」
ゆかりちゃんが私の疑問と答えを的確に言葉にしてくれた。
『助けられる、か…。それは正確じゃないね…。
確かに彼女の力を使えば彼を呼び戻す事はできる…。
だが、彼を呼び戻すという事は、ニュクスの封印が解けるという事だ…』
「!!」
『…この影時間もその兆候だ。
彼を呼び戻して…、今一度世界を救う手段が君達にあるのかい…?』
「そ、それは…」
みんなが重たく口を閉ざした。
『…さて、そろそろ僕もニュクスの元に行かなくちゃならない。
残念だけど君達の決断を聞いている暇はなさそうだ…』
「…最後に一つだけ聞かせて欲しい」
『なんだい…?』
「なぜ、彼を呼び戻す手段を私達に伝えた?」
桐条先輩の問いかけにタナトスは少しの間をおいて、ゆっくりと答えた。
『…彼にはできれば幸せになって欲しいんだ…。
僕は彼のペルソナだからね、いや、もしかしたら僕の元となったものの感情なのかもしれないけど…』
…タナトス…。
『じゃあ、僕は行くよ…。
君達の選択と行動が彼を幸せにするものである事を願うよ…』
その言葉を残して、タナトスは煙のように消えていった…。
タナトスが消えた後、しばらくの間誰も言葉を放とうとしなかった。
私は眼を閉じて、自分の記憶を見つめる。
彼と一緒に感じたもの、彼と一緒にした事、彼が私にくれたたくさんのもの…。
どれも大切で、愛しい、彼との記憶…。
記憶や思い出で…、
終わらせたく…、ない……。
「…ごめんなさい」
「…風花?」
謝罪の言葉、今まで自分でもあきれるくらい使ってきた言葉。
でも、その使い方は今までとは違う、強く自分の意思を貫くための言葉…。
「私、リーダーを呼び戻します」
「!!」
それは周りの人どころか、世界すら滅ぼしてしまいかねないわがまま…。
でも…、
「…彼を呼び戻して、世界を救う方法なんて思いつかないけど…。
彼一人にすべてを押し付けて生きていきたくないから…。
彼と一緒に生きて行きたいから…」
たとえ世界を救える可能性が一分もなくても…、私のせいで世界が終わるとしても…、
この意思を曲げたりはしない…。
謝ってすむ問題じゃない…。
責任なんて取れるわけもない…。
それでも…。
「…風花」
「ゆかりちゃん…」
私を見るゆかりちゃんの表情は呆れたと言った感じだった。
当然だよね…、いきなり世界を滅ぼすようなわがままを言ってるんだから…。
でも、なんと言って止められようが、止める気は…――
「あんた、またずれた勘違いしてる」
へっ…?
ゆかりちゃんの言葉が予想とまったく違うものだった為、私は思わず気が抜けてしまった。
と同時に気が抜けた私の顔が可笑しかったのか、ゆかりちゃんはぷっと少し笑った。
「私達が彼を助けるのを止めるわけないでしょ、謝る必要なんて微塵もないじゃない。
それとも信じてないの? 仲間をさ?」
「あっ、いや、そんなつもりは…」
ゆかりちゃんの言葉に私は慌ててしまう。
「ゆかりの言うとおりだ、元より彼一人にすべてを背負わせる気などない」
「そう言うことだ。世界は一度あいつが救ったんだ。
だったら、今度はあいつの為に世界を賭けたっていいはずだ」
桐条先輩…、真田先輩…。
「そうだぜ、風花。
まぁ、正直死ぬかもってのは恐えよ…。
でもま、あいつと俺達なら今度も何とかできるような気がすんだよな」
「誰か一人を犠牲にして、大勢を救う…。
大人はそう言う判断を求められるみたいですけど、子供の僕には納得できません。
それに、荒垣さんもきっとそんな見殺しにするようなまねは許さないと思うんです」
順平君…、天田君…。
「あの人を呼び戻すのは、自分を犠牲にして世界を救おうとしたあの人の意思に反するのかもしれません。
…でも、あの人も生きる事を願っていたはずです。
こうして、ぎりぎりまで決断の時を延ばしていたんですから」
「ワンッ」
アイギス…、コロちゃん…。
ありがとう…、そしてごめんなさい…。
私が言うべき言葉は謝罪の言葉じゃなかったんだ…。
私はまたその言葉を言った、言葉を間違えていた事に対する謝罪として…、
そして、言うべきだった言葉を一緒に添えて…。
「…みんな、ごめんなさい。
一緒に、リーダーを救いましょう」
みんなは笑顔で答えてくれた。
オルフェウスと共に心の奥深い深淵へと潜って行く。
ああ、もうすぐだ…、もうすぐニュクスの処へたどり着く…。
そして、僕はニュクスを守る盾になる…。
僕が選んだ、望んだ…。
後悔なんてしていない、それでみんなが…、風花が守れるんだ…。
死ぬ事への恐怖は不思議とない。
世界を救うという偉業についての達成感みたいなものなんて微塵もない。
ただあるのはあきらめの感情。
もっと生きていたかった…。
もっと彼女のそばで笑っていられる自分でいたかった…。
…考えていても仕方ない。
もう、自分の意思で戻る事すらできない。
でも、いい…。
彼女が僕を覚えていてくれれば、想っていてくれれば…。
永劫に近い孤独にだってきっと耐えられる…。
――リーダー…。
心に直接響いてきた声に、僕は引き止められた。
…風、花……?
もう戻れないはずだった。
だが、いつの間にか僕の身体に光の糸が繋がっていた。
可細くても、決して切れる事の無い様な糸が…。
…ああ、そうだった……。
…あの時も、こうして……。
僕はオルフェウスを見た。
ごめん、一緒には行けない…。
風花が、呼んでる…。
僕の意識がその場から消える前、オルフェウスは少しだけ微笑んだ気がした…。
「……リー…ダー…?」
僕が眼を開けて最初に見たのは、世界で一番愛しい女の子の顔だった。
「風花…」
僕は彼女に向けて微笑む。
「…また、呼んでくれたね……」
「っ…!」
僕がそう言うと、思いっきり風花は抱きついてきた。
その小刻みに震える身体を僕は片手で抱きしめ、もう片方の手で彼女の頭を優しく撫でた。
ああ…、なんて幸せなんだろう…。
状況が状況だけに凄まじく不謹慎だろうが、僕がそう思うのを止められるわけがない。
でも、この状況を続けられる状態でもない。
僕は風花を一緒に立たせて、引き離した。
「ごめん…。
また呼んでくれて嬉しいけど…、行かなくちゃならない…」
僕がそう言うと風花の顔が悲しげに歪んだ。
ああ…、そんな顔しないで…。
「…おい」
その声に僕が振り向くと、突然順平が殴りかかってきた。
僕がそのパンチをひょいとかわすと、順平は更に二度三度と拳を振るってきたが、僕はすべて避けた。
「っ! こういう時くらい殴られろよ!!」
「順平…、僕は…」
「わかってるよ、全部知ってるよ!!」
…!
「お前のペルソナから全部聞いた、お前が行かなきゃ世界がやばいって事も全部」
ペルソナから…?
「だったらわかってくれ…、僕が行かなきゃみんな…」
僕が言った言葉に順平はやれやれと言った様子でため息をついた。
「…なぁ、俺はお前のダチのつもりだ。
だから、お前がどういうつもりで世界を救おうなんてしてんのかも大体わかる」
……。
「…でもな、気づけよ。風花、泣いてんだよ」
えっ…。
僕は急いでそばにいる風花を見た。
あっ…。
風花はその眼から大粒の涙を零していた。
泣かせた…? 僕が…? 風花を…?
風花は泣き顔も可愛い…。
…でも、不思議と僕はその顔を見ていたくない。
風花を泣かせるなんてありえない…。
風花を泣かせる様な存在はどんな事をしてでも排除する、そう決めていた。
今、風花を泣かせているのは僕…、その行動……。
「…お前は風花の為にって思ってんだろうけど、風花は喜ばねえよ。
それに、ゆかりっちや俺、みんなもだ…」
「…でも」
「…っ、だ〜か〜らっ、一人でやろうとすんなって!
お前はもうチョイわがまま言って迷惑かけたっていいんだよ!
俺達は仲間だろ?」
…順平……。
僕はみんなを見る。
みんなは僕にこくりと頷いていた。
…いいんだ……。
わがまま言っても…、いいんだ……。
僕は夢の中に落ちる様に、夢から覚めた様な気持ちだった。
「ありがとう、順平…」
順平がふっと笑って軽く突き出した拳に僕は拳をコツンと合わせた。
僕は少し移動して、みんなに向き直る。
「みんな、聞いてくれ」
僕は少し深く息を吸って、若干溜めてから言葉を放った。
「僕は死にたくない」
息継ぎをせずに続ける。
「まだ、この世界で、みんなと…。
風花と一緒に生きて行きたい…」
そう、だから…。
「だから、みんなの力を貸して欲しい」
僕は初めて、人に対してわがままを言った。
僕の言葉が終わって、数拍の間沈黙が流れ、ガギャンッと何かが砕けるような激しい音がそれを終わらせた。
それは順平がトリスメギストスを召喚した音だった。
「…それでいいんだよ。
大体、お前に一人犠牲になって世界を救うなんてヒーローみたいな事は似合わねえんだよ。
そう言うのはどっちかってーと俺向きだぜ」
……順平…。
ガギャンッ!!
今度現れたのは岳羽のイシスだった。
「あんただってヒーローって柄じゃないっての。
て言うかリーダー、今回は許してあげるけど今度またこんな一人で犠牲になるようなまねしたら、
そのすまし顔が腫れ上がるまで殴るからね」
……岳羽…。
ガギャンッ!!
今度はアルテミシア。
「ゆかり、その際には私も混ぜてもらおう。
リーダー、確かに君は強い、私達全員を合わせたよりも強いかもしれない…。
だが、それは私達が君の力になれないということにはならない。
忘れないでくれ」
……桐条先輩…。
ガギャンッ!!
カーラ・ネミ。
「そうですよ。
ちょっと頼りないかもしれませんけど、支え合えるから仲間なんです。
荒垣さんだってあの世からきっと力を貸してくれますよ」
……天田…。
ガギャンッ!!
カエサル。
「何を言ってる。シンジは死んだ、死んだ奴は生きてる奴に何かしてくれるなんてことは無い…。
…だが、死んだ奴がくれた想いを俺達が力にする事はできる。
そしてその力を、今度は生きてる奴の為に使うんだ」
……真田先輩…。
ガギャンッ!!
ケルベロス。
「ワンワン、ワン! ワンワン!」
……コロマル…。
ガギャンッ!!
アテナ。
「もう大切な人が死ぬ所を見たくない。
その為なら、いくらでも力を貸す、と言っています。
私も同じ意見です、この力すべてあなたを救う為に使います」
……アイギス…。
「みんな、ありがとう…。
…風花…」
僕は召喚機を握り締めたまま、僕を見つめる風花に近づく。
「風花…、みんなのペルソナと僕を繋いで欲しい。
僕を呼び戻した時みたいに…」
まだ不安そうに涙を溜めていた風花の眼をそっと拭ってから抱き寄せた。
「ごめん、大丈夫だよ…。
もう絶対に君と生きる事をあきらめたりしないから…」
「…約束、ですよ……?」
「…うん、絶対守る……」
スッと僕から離れた風花の顔にはもう不安の色は残っていなかった。
そして、風花は自分のこめかみに向け銃の引き鉄を引く。
ガギャンッ!!
出現する風花のペルソナ、ユノ。
「みんなのペルソナとリーダーを繋げます…」
風花が祈るようにすると、みんなのペルソナから光の糸が伸びて僕に繋がった。
離れてても繋がってる…、前に風花の友達が言っていたらしい…。
そして風花のペルソナは繋がり、絆、それを体現したものだ。
…そして、僕の力は…、あの時手にした僕の力は、繋がり、絆、その想いを力に変える…。
学校や街で出会ったみんな…。
今は会えなくとも、記憶と共に想ったみんな…。
みんなが同じように僕を想ってくれていれば…。
力が光となって集まる…。
――それが僕の力になる…!
眼を閉じた僕の眼の前に広がる光景。
それは蒼く暗い部屋。
「お久しぶりですな…。
また御眼にかかれるとは思いませんでした…」
異常に鼻の高い老紳士と蒼い服を着たエレベーターガールがぺこりとお辞儀をした。
「あなた方の状況と何をなさるつもりかは察しております…。
ですが、あなたのペルソナを合わせて一体と考えても九体…。
正直わたしの手には負えかねますな…」
「でも…」
僕は不敵に笑う。
「今の僕に不可能な事はない…、そうだろ…?」
「…そうでしたな」
異常に鼻の高い老紳士は笑った。
「では…、これが本当に最後の別れとなりますな…」
「…ああ」
「御健闘をお祈りします」
最後に蒼い服のエレベーターガールがそう言って微笑んだ。
眼を開く。
今の僕には僕を想ってくれた人の想いの力がある…。
風花が繋げてくれた糸でみんなとペルソナで繋がっている…。
後は引き鉄を引くだけだ…。
僕は一年間共に戦ってきた召喚機を構え、自分のこめかみに向ける。
生み出すのは戦う為の力じゃない…、守るための力…。
そう、ニュクスを人の心から守る仮面の鎧…。
ノナゴンスプレッド!!
――九身合体!!――
僕は引き鉄を引いた…。
『ペルソナ…!』
その瞬間、僕達は光の渦に包まれて……――――
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】
「僕が風花と一緒に生きていくための話」
6月11日、放課後。
月光館学園。
「ふわぁ…、眠ぃ…」
「しょうがないっしょ、世界を救った代償だと思えば安いもんだし…、あふ…。
彼も多分じき収まるって言ってたしね…」
「…そうだよな、あいつはこれよりキツイのを半年近く耐えてたんだもんな。
俺もいっちょ耐えてみるか、世界を救った代償に黙って耐える男…って何かヒーローっぽいだろ?」
「黙ってないじゃん…、まぁいいけどね」
「…ふむ、絶えず眠気に襲われていると言うのも一種の精神トレーニングになるかもしれんな」
「…トレーニングはともかく、これが仲間を救えた対価だと言うなら悪くない。
……っ…。」
「美鶴はいつまで日本に居るんだ?」
「…予定では明後日までのはずだったが、用事が済んでしまった以上繰り上げるかもしれん。
元々なかなかに多忙な身なのでな…」
「…そうですか。寂しいですね」
「ふっ…、また暇ができたら会いに来るさ…」
「あの…、リーダーはどこでありますか?」
「リーダーなら多分屋上ですけど、今は行かないほうがいいですよ?」
「? どうしてでありますか?」
「ワンワンッ」
「なるほど、風花さんと一緒でしたか。それは邪魔するわけにはいきませんね」
「聞き分けいいなぁ、アイちゃん」
「私の一番の大切はリーダーが幸せでいてくれる事ですから…。あっ、訂正するであります。
皆さん達全員であります」
「…にしてもアイギス、なんで口調が元に戻ってんの?」
「それは、恐らくペルソナを失った影響かと思われます」
「…まぁ、それも私達の眠気同様じき直るだろう」
「あっ、そうだ。せっかくこんな状態だしチドリンとこ行って膝枕してもらおっと。
間違いなく幸せな気持ちで眠れるぜ」
「ホント幸せな奴ねぇ…。ま、もっと幸せなのが屋上に二人くらいいたっけ…」
屋上。
「やっと終わったんですね…」
屋上のベンチに座って二人並んで空を眺める。
「うん、本当に終わったよ」
「…ふぁ…」
風花が眠そうに軽く欠伸を漏らした。
「きつい?」
「あ、ううん、そんなには…」
僕が尋ねると風花は慌てて首を振った。
その仕草が可愛くて思わずにやけてしまう。
「今はまだ少し自分のペルソナに引っ張られてるだけだから、そのうち直るよ。
僕達のペルソナはもうニュクスのものだから…」
そこまで言って、いい事を思いついて僕は風花にジェスチャーした。
「えっ…?」
風花は恥ずかしがって頬を染めた。
「ほらっ…」
「あっ…」
僕は半ば強引に僕の膝に風花の頭を乗せさせた。
要するに膝枕だ。
「…どう?」
「あ、あの…、恥ずかしいです…」
風花の顔はもう真っ赤になっていた。
「ごめん、でももう少しこうさせて…。
前、風花がしてくれたお返しに…」
「う、うん…」
そしてそのまま、時間の流れを身体で感じる。
そっと髪を揺らす風も…、夏と言うにはまだ貧弱な日の光も…、そして膝に感じる風花の体温も…。
すべてが心地良い…。
僕に生きている実感と喜びを与えてくれる…。
僕はゆっくりと風花の髪を撫でた。
風花はくすぐったいのか、少し身を捩るような仕草をした。
ああ、幸せだなぁ…。
僕がこんな幸せになれるなんて…。
できればこんな幸せな日々をずっとおくりたいな…。
……そうか。
わがまま、言っても良いんだった…。
「風花」
「…なんですか?」
…いざ言うとなると少し恥ずかしいかもしれない。
でも、風花も勇気を出して言ってくれた事だ、僕だって言わないと。
「ずっと、僕のそばにいて欲しい…」
「…!」
風花はただでさえ紅くなっていた顔を一気にぼっと紅く染めた。
僕はその様子が可笑しくてくすくす笑う。
「…初めてだね」
「うん…?」
「いつもは私が言うばかりだったから…」
そうだね…、いつも思ってはいたけど言わなかったから。
いたいと言うことはあっても、いて欲しいと言うことは…。
「うん…」
頷きながら、風花に眼でさっきの求めに対する答えを要求する。
すると風花は僕の膝の上で恥ずかしそうにしながら答えてくれた。
「…はい」
ああ、幸せだなぁ…。
この台詞を心の中で何回言ったかもわからない。
それ位今の僕は幸せなのだ。
「風花」
「はい…」
「夏祭り、また一緒に行こう」
「はい…」
「学園祭も、一緒に回ろう」
「はい…」
「クリスマス、今年も一緒に過ごそう」
「はい…」
わがままを言い続ける僕は今までではありえないほど饒舌だ。
正直自分でもびっくりするくらいに。
僕の膝の上の風花は僕に答えながらもうとうとし始めていた。
やっぱり結構辛いのかもしれない。
このまま眠らせてあげてもいいけど…。
僕は一つ思いついて笑う。
「風花」
「はい…」
そして僕は返事をした風花の顔に自分の顔をゆっくり近づけて……――――
【PERSONA3 〜Fuka End Select〜】 終
…Thank you for read.
>>749-764 ああもう一途な心と熱い友情と高揚感…そしてこの絶対の幸福感にかかっては
俺のタフガイな涙腺も今や完全に破壊されて体液が止め処ない訳だが?
一人じゃ耐えることしか出来なかった事でも、誰かと一緒なら、みんなと一緒なら、
不可能なんかじゃないんだぜ。だから、諦めちゃだめなんだぜ
誰かのためなら死ねるってのは、時には安易な自己解決になりかねない危うさがあるけど、
誰かを生かすためなら泥水啜っても生きて足掻いて掴み取るって覚悟は凄い強くて俺には眩し過ぎた
我儘、言ってもいいんだぜ。もっと言ってもいいんだぜ
長いこと頑張って下さったFuka End Selectの人と、
未来を望むたった一つのささやかな我儘に覚悟で応えて彼と世界と明日を掴み取った彼らに、
ありがとう。そしてお疲れ様でした。最後までグッジョブ!
thxだぜ。乙!
おつかれさまでした!
正直、これは偉業と称えてしまいたい。
768 :
名無したんはエロカワイイ:2008/03/09(日) 22:39:05 ID:ONQh2swaO
乙です。色々と言いたいことはあるけど、今は何故か目の前がボヤけて見えないんだぜ。これこそが自分が望んだEDだし、このスレの兄弟逹が望んでた物だと思うんだぜ。
心の底からありがとう。
ついに完結か…
中々感慨深いものがあるなあ
とりあえず風花とキタローの未来に幸あれ!!
FESの人、ぐっ じょぶ…!!!
この高揚感はしばらくおさまりそうにありません、表す上手い言葉が見つかりません
フェスで見たかったものを見事に表現してくれたこと、心から敬意を表したい
ほんと有難う、そして乙かれ様でした!
「もしかして最近他の女の子にも優しかったりしませんか?」
―まさか…気付かれただと…?
―いや、そんなはずはない
―他の女の子との通話や通信記録は幾重のセキュリティで厳重に隠蔽してある
―そしてそれが検閲された記録も一切ない
―物理的に他人が俺の行動を識るのは不可能だ
―ブラフか?
―いや、風花はブラフをかけるような性格じゃない
―それは一番親しい僕が一番よく分かってる事じゃないか…
―やはりこれは"警告"だ
―次やったら首根っこ引っこ抜くゾという先手を打って来たに過ぎない
―だがこんな事で僕の夢を…ハーレム計画を諦める訳にはいかない!
―何とかしてこの場を切り抜けなくては…
「やめろよ竜崎…僕がキラな訳ないだろう?」
「そ、そうですか…」
―よしッ!計画通りッ!
>>765-770 今まで読んでいただいてありがとうございました
楽しんでいただけたなら幸いです
さて、ここから先は自己満足あとがき風ネタバレ付戯言です
まだ話を読んでいない方、余韻を壊されたくない方は読まないほうがいいと思われます
うちの主人公と風花の話いかがだったでしょうか?
全体の話は書き始める前に決めてありましたが、細部は結構違うものになりました
最終的には風花と会ってから一年の話になりましたが、本当は学園祭くらいまでやるアイデアもありました
もろもろの事情でやめましたが
Fuka End Selectの合間に書いていた短編のタイトルを見ればわかるようにFESのSには色々と候補があったりしました
最終的に本編にSelectを採用したのはゲームっぽさを優先したからです
まぁ、戦闘も何もないこの話をゲームにしてもRPGとして面白いかどうかは不明ですが…
ゲームとしては決められた時間のうちに必要なフラグを立てていくゲームになるんだろうなぁ…
必要なフラグと言えば、何気なく話の隙間埋めみたく入っていたコミュ話がそれになりますね
話的には複線と言えば複線、機能していたかどうかは不明…
あとコミュ話は自分が初回プレイでマスターしたコミュのみ出しています
故に舞子ちゃん以外の女の子のコミュは出てきません、あと男では唯一文化部の部長が出てませんね
さて、最終話の話ですが
はっきり言ってつめ込みすぎです、言いたい事を全部つめた感じです
要素的には、一人に背負わせてたまるか、エスケープロード、わがままくらい言えよ、みんな力を貸してくれ、ですね
一人で何でもできるなら仲間は何の為にいるんだ? せめて帰って来いよ、な想いがこもってます
エスケープロードはまさに風花な力だと思っています
だから風花ENDの主人公は絶対に死なないんですよ(その証明のためにFESを書いたと言っても過言じゃない)
わがままくらい言って迷惑かけろよ、仲間なんてそんなもんだ、な想いがいっぱい
みんな力を貸してくれ? そんな当たり前のことを今更かよ、でも言ったから許してやるよ、な気持ち
ミナデインとか元気玉っていいですよね
そう言えば、六月の話のAでリーダーがオルフェウスに連れて行かれたのを不安に思った人も多いようですが、
連れに来たのがオルフェウスである以上むしろ心配する必要はまったくないです
だって、オルフェウスが誰かを連れて行くのに成功するわけが(ry
もしこれがタナトスだとまずいですね、だってきっと禁断のデュエルの時でしょうから…(わかる人はいるのか…?)
まぁ、無駄話もこれくらいにして、最後にFuka End Selectに残った不満点
話の如何についてはおいてきますが、やはり風花にはリーダーじゃなくて名前で呼ばせたかったですね
うちの主人公の名前はあくまでキタローとは違うので、リーダーで固定しましたがやっぱり少々味気ないです
名前で呼ばせればわざわざ台詞回しを工夫しなくてもいいし、とか…
そうそう、気づいていない人もいるかと思いますが
>>764の雌欄に入れてあるEDテーマは自分のお約束です
本来なら、話にあわせた既存の曲を書きますが、ペルソナ3に関しては君の記憶以外のEDテーマは思いつかなかったので、
捏造アレンジと相成りました
そのうち歌詞でも考えてみようかと思っています
こんな戯言も読んでいただいてありがとうございました
肩の荷も下りたので今まで封印していたゲームを開放したいと思うので今後はしばらく話を書きに来る事もないと思います
スレは覗きに来ますけどね
では風花と主人公、それとスレの住人に幸せあれ
>>771 ちゃんとデスノっぽくてワラタw上手いなぁ、グッジョブ
漏れもデスノ風に何か書けないか考えてたんだけど…
風花「キタロー君、貴方がキラです」
キタロー「僕がキラな訳ないだろう竜崎」
風花「その可能性は限りなく100%です」
キタロー「いいや、違う。何故なら僕は…竜崎、君が好きだからだ」
「「「「をいいいぃいぃぃぃいいい」」」」
風花「…ジン君、貴方がキラです」
ジン「ちょ、待てェ!!」
こうしてキラと竜崎は世界の王になりました。めでたしめでたし。
…みたいなバカな話しか思い浮かばなくて困ってたってチラシの裏
>>772 や、本当乙でした。
こういう事を考えて書いていたんだって話は面白いね。
言いたかった事ってのが、個人的に凄い共感出来る事ばっかりなんだよな…。
だから、最後まで楽しく読めました。感謝です。
風花さんがキーになるのは自然な流れなんだけど、
風花さんのエスケープロードだけが救えるって所でホントぞわぞわ来ました、
うおーすげー美味しいわ、上手いわーって。
またよさげな電波を受信したら気楽に書いてやって頂けたら嬉しいです。
今はゆっくり休んで下さいね。
遅くなりましたけれども、高校教師山岸風花の12話が形になりましたので失礼します。
極力無駄を無くそうと試みたのですけれど、力及ばず今回も長めです。すいません。
お目ざわりでしたらお手数ですがIDをNG等お願いいたします。
こんなに長々と書かせて頂き、途中時間が空いてしまったもののなんとか無事に書き終えられたのも全部、
反応下さったり応援して下さったり気にかけて下さった皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。
支援で描いていただけた山岸先生の絵を壁紙にさせて貰ったりしながら書いていました。
この作品の8割は、昔空気詠み人知らずだった私を暖かく迎えて入れて下さって以来の山岸風花スレ住人諸氏の優しさで出来ています。
まだプレイ中の方もおられる様でしたので、今回は全話纏めて上げてみました。
前回(
>>577-583)注意喚起し忘れましたがそこはかとなくネタバレ満載なので、ご注意です。
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou29412.zip.html (pass:2n54)
高校教師山岸風花 第十二話
「…まだ諦めてないのかい?たった一人、しかもその身体でこの数を倒しきれるなんて、まさか思っちゃいないだろうね?」
再びデッキブラシを構えなおした天田君が深く息を吐いて呼吸を整える。そして静かに呟いた。
「……あの人なら間違いなく一撃で全部まとめて一掃してるよな…」
「…可哀相に、血が足りなくなって幻でも見てるようだね。今楽にしてあげよう」
「絶対不可能な事じゃない。そう信じられる、それで十分だ!」
天田君が幾月に向かって駆けていく。シャドウの攻撃を避け、掻い潜り、殴られても怯まず、真っ直ぐに。
気合と共に繰り出した一撃は、いつかの試合の時以上に早くて鋭くて…でもそれは幾月の顔をかすめて長い髪を数本切り飛ばしただけだった。
甘い物にたかる蟻みたいに押し寄せたシャドウが天田君に纏わりついて邪魔をしたからだ。
だめ、このままだと囲まれちゃう…!天田君も解っていて素早く距離をとろうとするんだけど、シャドウが追いすがってきて…。
迫るシャドウのその無数の牙が天田君を捉えようとした、その時。
天文台の床が虹色に光って…まるで水晶か硝子で出来ているような綺麗な壁が現れて、シャドウの群れを遮った。
胸に響く…軋むようなその音に驚いて振り返ったら、ゆっくりと青い扉を押し開けて男の人が出てくる所だった。
傍らには緑と赤の鮮やかな身体に紫に輝く翼を持った巨大な…竜のような幻。ゆっくりと身じろぎして…そして静かに男の人の中に還っていく。
「な、なん…だ?これは……」
「…ただ、守りたいと思った。ひたすらに、僕の手の届く全てのものを守りたいと」
「!き、君は……!馬鹿な、どうやって…!?」
「そう願った時、僕の中の神と悪魔…もう一人の僕が可能性を示してくれたんだ。…暫くそこで大人しくしているといい、幾月」
見間違う筈なんてない。この男の人は、大切な…私の初恋のあの人。優しかったあの人は、私の記憶と同じ優しい面立ちのままで振り返る。
この6年で私の背が伸びた分小さく感じてもおかしくないのに、深い色のスーツに身を包んだその姿は今でもとても大きく感じられた。
「天田、ごめん」
「…全く、酷いですよ。…もう少し……後で来てくれれば、僕が…あいつら全部倒してたんですからね」
「ああ」
「……はは、悔しいけど、まだ…全然適わないや…。あー……すいません、後は…頼みます。ちょっと…眠いんですよね…」
「天田君!!」
私と臨時担任を覆っていた壁が消えて、その瞬間私は崩れるように倒れた天田君の傍に駆け寄っていた。息は、息はまだあるよね?
「天田君!しっかり!!」
仰向けにしてその大きな肩を揺する。お願いだから、返事をして欲しい。
酷い怪我…何度と無く暴力に晒された上着はもう糸くずのようにボロボロで、その下の身体も切り傷や打撲だらけで痛々しくて。
失った血のせいか普段よりずっと青白い…血で半分紅く染まった天田君の顔を抱え込んで、私はまた天田君の声が聞きたいって心底思った。
「……舞子…怪我してる」
ああ…良かった…意識はある、良かった、良かったよ…なんか目頭が熱くてじんじんする。…え、怪我?
「…ほら、手」
「…あ」
気がついたら両手の甲が自分の血でべたべただった。どうも無意識にルキアさんの透明な壁を叩いちゃっていたみたい。
「自分でやっちゃったのか…馬鹿だなぁ舞子は…」
うう…こんなボロボロになっちゃってる人に馬鹿なんて言われたくないです。
「…傷付けたくなかったんだけどなぁ…」
「…馬鹿に馬鹿って言われたくない」
「酷いな…。…あーそうか…」
「ぅ…?」
「…僕の力はこの為にあるんだ…」
天田君の身体が青い光に包まれて、現れた堂々とした姿のロボットから…小さいけれど、暖かい光が……私に!?
……私の手の怪我が、きれいに治ってる……。
「最後の力…もう、これで、ホントに打ち止めだ…」
「…っ!馬鹿!!なんで自分の怪我治さないの!!?」
「…はは、馬鹿に…馬鹿って言われたくないね」
馬鹿じゃ無かったら大馬鹿かマゾだ。こんなにボロボロになったのだって殆ど私のせいみたいなものなのに…私がどんな想いで見てたかなんて考えてもいないんでしょ。
「………泣くなよ…もう大丈夫だからさ…」
「…うるさい、ばか」
「二人ともごめんね…」
「風花、遅くなってごめん」
「ううん、こっちこそ心配かけてごめんなさい。…正統イスラフェルのアズライル降臨は阻止出来ましたか?」
「うん、間に合った。詳しい話は後で」
「はい」
…あの人の臨時担任への眼差しが、私には少し寂しくて。そのやりとりも、なんだかどこか遠い国の言葉のようで…正直切ない。
でもどこかで覚悟していた自分にも気がついて、それが何なのかよく解らないまま、今はただ、このボロボロでギリギリな状況が悲しかった。
その時空気が衝撃で震えた。幾月とシャドウがいっせいに輝く壁に手を出したんだ。
でも何故か攻撃が全部自分に跳ね返ったみたいで呻いてる。なんだか凄くいい気味。
輝く壁はドームのようにぐるっと大きく私達を囲っていて、今のままだと手が出せないんだね。
「本当に大人しくしていた方がいい、焦らなくてももう少しで消える」
「やれやれ酷い防御魔法だ、本当参っちゃうよ。…まあ、ごゆっくり。こちらはこの間に戦力を立て直させて貰うとするよ」
ああ…天田君と観葉植物さん達があれだけ頑張って減らしたシャドウが、また染みが広がるみたいに少しずつ増えている…。
この壁が消えたらどうなるかなんて考えたくも無いけど、正直シャドウが増えてしまって状況は一層悪くなってるよね…。
「風花、彼女を帰すよ」
「はい」
そう言ったあの人の後ろから人見知りする様に、ほんの少し顔を覗かせたのは、まるで幼い頃の臨時担任自身のような小さな女の子で。
赤いワンピースを揺らして臨時担任に駆け寄るうちに、女の子は時間を早回ししたみたいに少女になり、そしてルキアさんの様な大人の女性へと変わってゆく。
いつしか真紅のドレスを纏ったその女性は、柔らかく私に微笑んで、そして手にした仮面でその美しい顔を覆い隠した。
『紹介するよ。この人は僕の友達の風花お姉さん』
『舞子ちゃんよろしくね』
その時すがりついたあの人の背中から、そっと覗き見た女性の顔は…とても優しくて。
これでもっと寂しくなくなるよって笑うあの人も女性も暖かくて。三人で過ごした時間は本当に楽しくて。
私とあの人との年の差が恨めしくて、あの人と自然に接する女性が羨ましくて。そして私はたぶん、生まれて初めて嫉妬した。
「お帰りなさい、ユノ」
「ありがとう、本当に助かったよ」
「良かった」
ユノ、って言うのは名前なのかな。本当にわからない事だらけで泣けてくる。
月日は流れて私が大きくなった分あの人との身長差は縮んだし、背丈だけなら臨時担任より高くなったけど、
住む世界というか距離みたいなものは縮まるどころかもっとずっと広がってしまった。悔しいけど、それが現実みたい。
ずっと考えない様にしてきたけど…多分あの人はもう、私の事なんて忘れている。…悲しくなんて、無い。
ほんの二ヶ月程、何度か遊んだっきりでそれからは逢っても居なかった、自分よりずっと年下の小学生の女の子の事なんて、もう…。
「あの様な事までお出来になるとは…」
「彼は無色にして始まり、無限の可能性を示す0と言う旅人。君だって知ってる筈だ」
「そうでございましたね」
「旅人は宇宙を知り、世界を知り、終わらない旅路を共に歩むかけがえの無い絆を得た。…今の彼は強いよ」
「ええ、お強くなられました。ほんとうに」
…青い扉の中からあの人と臨時担任を見守っていたのは黄色いマフラーの男の人と、いつかの盆踊りのお姉さんで。
よく解らなかったけど褒めたんだよね、多分。よく見ると本当に不思議な扉だな…景色と無関係に、扉の奥に青い空間が続いている。
ううん、不思議なんてものじゃない、凄く変。物理的におかしいと思う。これ一体どうなっているんだろう。
なんて考えていたら、目が合っちゃったマフラーの男の人に、何故かウィンクされた。えっと…知らない人なんですけど。
でもどこか懐かしい気もする、なんでだろう。…よく考えれば思い出せたかもしれないけど、ゆっくり考えている時間は与えて貰えなかった。
私達を守ってくれていた輝く壁が、ついに消えちゃったんだ。
「さて、君が特別なのはしっかり思い出させて貰ったけど、さすがにこの数相手じゃどうだろうね?」
「幾月、僕は戦いに来たんじゃない。助けに来たんだ」
「山岸君達を助けて逃げるって言うのかい?…僕の事を知られてしまった以上、それはちょっと許すわけにはいかないねぇ」
「そうじゃない、僕は幾月、貴方も助けたいんだ。貴方が居なかったら今の僕も無いし、皆とも逢えなかった」
「……」
「僕は守りたいんだ、僕に出来うる限り、全てを。貴方自身を救う方法があるのなら、どうか僕に教えて欲しい」
「ははは、何を言い出すかと思えば…君も山岸君と同じでまだまだ甘いね。正直がっかりだよ」
「……」
「…そうだねぇ、ここで君達が全員大人しく死んでくれれば僕は救われるんじゃないかな」
「幾月さん…」
「安心してくれていいよ、全人類漏れなく僕が救うから。新世界の皇たる僕が永遠の安らぎを約束してあげよう」
もう…正直駄目だと思った。死ねば幸せになれるみたいな思想で完全にいっちゃってて話が噛み合ってないよね…。
すごく、凄く長く感じた沈黙の後…あの人は振り返って強い瞳で臨時担任を見た。
「風花、オラクルを頼む」
「はい。…ユノ、オラクル発動スタンバイ」
『了解です』
「オラクル…?そんなスキルはデータには無かったな」
「あの頃は…とにかく皆の安全を確保する事に必死で、怖くて使えなかったんです。使わずに済むのが一番でしたから…」
「へぇ…?まあなんだか解らないけど使わせなければいい、それだけの事じゃないかね」
シャドウの群れが臨時担任めがけて突進してくる、また一人に集中攻撃か…凄くいやらしい。
でも臨時担任ならまたルキアさんの壁の中に入って防げるだろうし、きっと問題ないよね?
そう思っていたら、臨時担任は突っ立ったまま何かに集中していた。臨時担任に迫るシャドウを全てあの人が迎え撃つ。…素手で。
いや、反撃している訳じゃない、ただ全部受け止めていた。さっきあの人は全てを救いたいって言っていた。
まさかシャドウにも一切手を出す気が無いって事…?そんなの…いずれボロボロにされちゃうだけだし、ありえないよね…。
「オラクルは可能性の力。結果がどうなるのか、ただ祈ることしか出来なかったあの頃とはもう、違うんです」
『風花様、お待たせしました。オラクル発動準備完了まで残り9、8、7…』
「今なら信じられる。信じることは…強さになるんです。オラクル、発動します!」
臨時担任の声と共に空から膨大な光が一面滝のように降り注いでくる…その瞬間、あの人が光に合わせて受け入れるように両手を広げた。
そしてあの人の傍らに見えた気がした腕の沢山ある仏像のような人影と、頭を持ち上げた蛇の群れの幻。
光があの人も臨時担任も私も天田君も幾月もシャドウ達も全部、全てを飲み込んで何もかも真っ白に埋め尽くした。
ああ、なんだか暖かい…暖かな布団に包まれて眠りに落ちるその瞬間の様な、私が久しく感じていなかったあの柔らかな感覚…。
気づくと幾月もシャドウの群れも全て眠ったようにうずくまっていた。
いや、眠っているんじゃない、力なくもがくような仕草…ひょっとして全部瀕死なの…?あれ、私もなんだか凄く、眠たい…。
体力を使い果たして体中が休みを欲しがってるような感じ、今横になったら気持ちよく熟睡出来る気がする。
うとうとして視線を落としたら天田君の顔も身体も傷が綺麗に治っていて、本人は気持ち良さそうに寝息を立てていた。
き、緊張感無いな、頭落として起こしてやろうかなんて一瞬頭をよぎったんだけど、そんな余力も無い位、私自身睡魔を堪えるので精一杯です。
「…な、なんだこれは…一体何が…?」
「敵味方全てのダウン以外の全状態異常を治し生命力も精神力も全快させ、さらに万能系以外全属性無効にした上で、敵味方全ての戦闘力を奪う」
「……シャドウ達の体力精神力も限界まで奪われている…スキルは一切使えず、攻撃はおろか自殺すら出来ない有様とは……」
「優しい力だよね。誰も死なないし、死なせないんだ」
「幾月さん…もう、終わりにしましょう。もう幾月さんが苦しみを背負う必要は無いんです」
「……」
「…私達も最近知ったんですけれど、かつて合体魔法って言う技術を編み出した人達が居たんです」
「一人で二体のペルソナの力を合わせられるんだから、僕達にもその技術が再現できるかもしれない…そう思ったんだ」
「協力すれば一人では出来ない事も出来る…凄いですよね。人の持つ可能性はまだまだきっと、こんな物ではないと思うんです」
「…だから、君達を信じろと?」
「はい、もうそんなことは止めて欲しいんです」
「やれやれ…困ったね。最早全く勝てる気がしない上に、山岸君から逃げ切れるとも思えないときた」
「ですから…」
「君達の言うとおり人間には可能性があるのかもしれない。誰かに救われなくても終末は回避出来るのかもしれない。…だけどね、残念だが僕はもう人間じゃないんだよ」
「幾月さん…」
「……止めたかったら力ずくで止めてくれ給え、僕はもう自分の意志で自分の存在理由を変えられるようなモノじゃないんだ」
そういえば天田君が言っていたっけ、貴方は死んだはずだって。いつか怪談で読んだ、想いを残して死にきれなかった悲しい存在達。
もう人間じゃないっていうその言葉が、なんだかとても重くって…。
「人の姿をしているモノを滅ぼす覚悟はまだ無いかな…?それとも自分の手を汚すのは嫌かい?…気が乗らないなら昔話でもしてあげようか」
「そんな事…」
「彼の両親はムーンライトブリッジでのデス封印時に巻き込まれて事故死したのは知っているかい?…彼は母親似でね、目元なんてもうそっくりだよ」
「…え…?」
「一般人は象徴化してしまう影時間、そんな時間にあそこを通って巻き込まれ、彼だけ残して事故死するなんて偶然にしては出来すぎじゃないかね?」
「ま、まさか…」
「過去のことは…今はどうでもいい。恨んでも憎んでも失ったものは戻ってこない」
「…綺麗な人だったんだがね…」
「…幾月さん…」
「ごめん、他に貴方を止める手段が思いつかなかった。…幾月、今から貴方をもう一度死なせる」
「やる気になってくれたかい、そりゃ結構」
「ああ。でもそれは憎しみからじゃない、憎しみは何も生まないから。未来の為に、明日の為に死んでくれ。
…再び死んだ貴方に、魂の安息が訪れるのかどうかは解らない。この傲慢、この大罪は僕が一生背負おう、恨んでくれて構わない」
「私も一緒に背負います。…幾月さん、貴方の生き様は忘れません。そしてこんな悲しいことがもう起こらない様に、ずっと…ずっと貴方の想いを繋いでいきます」
あの人はポケットから七色に光る小石を取り出して、静かにシャドウの群れの方へ投げた。
メギドジェムと言うらしい、そう後で聞いた…その光る小石が静かに輝きだす。それはやがて太陽の様に輝いて、全ての影が消えてゆく…。
「…メギドの炎、か…最後のその場所で、君達が来るのを楽しみに待っていることにするよ」
「ごめんなさい…」
「…特別課外活動部は」
「…?」
「教師ごっこしているみたいでね…まんざらでも……無かっ……、…」
後に残ったものは静けさだけだった。
いつの間にか柔らかな月明かりがホールを包んでいて、あの気味の悪かった紫色の空も満月の輝きに押されて遠慮がちに瞬く星空へと変わっていた。
「巻き込んでごめんね、今回復するよ」
そう言ってくれたあの人の声で我に返ったのかな、あの睡魔に似た感覚や疲れはもう無くなっていて、意識がはっきりしてきた。
なんて言っていいのか…すごく困って、何も言えないまま床を見つめていたら、風に揺れる木々のざわめきが聞こえた気がした。
「ああ、勝利の雄叫びですね」
「うん」
別に叫んでなんていなかったよね。やっぱり全然意味が解らないけど…なんて言うかもう、諦めに似た心境です。
「…僕達の都合で勝手に人一人の命を奪ったんだ」
「そうですね…私達が奪った命の重さ、絶対に忘れちゃだめです」
「うん、忘れない。そして絶対に無駄にはしない」
「はい」
…幾月と呼ばれていたあの男の人は最後になんて言おうとしたんだろう。
その人生が幸せだったのかどうかなんて私には解らないし、死んだ後どうなるのかも勿論解らなくて。
散々ボロボロにされて恨めしいって思ったし、その嫌らしさに心底嫌いだと思ったけど、
私には解らない事ばっかりなんだけど、それでも…出来れば安らかに眠って欲しいと思った。これってエゴなのかな…。
ただ自分を慰めるための勝手で一方的な想いなのかもしれない。でも、それでも忘れちゃだめなんだって私も思った。
オバケだろうとなんだろうと…確かにあの男の人はさっきまでそこに居て、今はもうどこにも居ないんだから。
「天田君熟睡しちゃってるね」
「膝枕は気持ちいいからね」
「そうなんですか?」
「うん。頑張った後は特に」
「お二人が居られれば全く問題ないと信じておられるのでしょう」
「エリザベスさん、綾時さんも有り難うございました」
「いえいえ、私どもは何も」
「直接介入しちゃ駄目っていうの、もどかしいよね」
「綾時君はベルベットルームから出る事も出来ないですものね…」
「ああ、ごめん気にしないで。こうして見守れるだけでも嬉しいんだ。皆遊びに来てくれるしね。それに…」
「…?」
「友達が増えるかもね」
私置いてけぼりでなんか和んでたのに、突然皆で私を見るとか心臓に悪いから止めて欲しいんだけど…。
お近づきになりたいなら礼儀が大事でしょ、人にウィンクする前に自己紹介とかするべき事が一杯あると思う。なんだか軽々しくてやだな。
正直あんまりお近づきになりたくないかも…なんて考えていた時だったから、あの人のその言葉は凄く不意打ちで。
「大きくなったね舞子ちゃん」
「!」
…覚えていてくれたんだ…。
「危ない目にあわせてごめん。でも助かった、ありがとう」
覚えていてくれた事は嬉しかったけど、そう言われると正直申し訳ない。足手まといだったよね…どう考えても。
「ここに来られたのは君のお陰なんだ」
そう言ってあの人が差し出してくれたのは、あのビーズの指輪だった。私があの人に贈った、私の小さな初恋の証。
「君の心が僕を、そしてみんなを救ってくれたんだよ」
嘘つき。…臨時担任を助けにくるのに私が必要だったなんて全然思えないよ…。
あの人がそっと手渡してくれたビーズの指輪は、一生懸命作ったものだったんだけど…今こうして手にするとやっぱり拙くて。
ありがとうの気持ちと、大好きだって気持ちと、私を忘れないで欲しいっていう気持ち。そして…あの人と一緒に居たいって気持ち。
私はこれであの人をずっと捕まえていたいと思ったんだ。私だけのお兄ちゃんに、私だけの大切な人になって欲しかった。
強がって明るく振舞ってこの指輪を渡した時の、きっとあの人を困らせた小さな約束は…私の甘い夢と希望だけじゃない、苦い羨望や嫉妬で出来ている。
「本当にありがとう。そして…ごめん」
本当はね、あんな約束までこうやって覚えていて貰えただけでも凄いことだと思うんだ。
だからこれはただの我儘、頭ではそう、解っているつもりなんだけど…。
せめて言い訳して欲しかった、うろたえて醜く言い訳してくれたら軽蔑できたのに。
子供の言ったことだと笑い飛ばしてくれたら良かった、そしたら私も一緒に泣いて笑って思い出に出来たのに。
ただ謝られたら、罵ることも出来ない。あの人の真面目さが、優しさが、とても残酷で苦しい。
そこには私の居場所は無くて、あの優しい眼差しは私には辿りつけない遠い世界のあの人のもので。
おかしいな…解ってた、どこかで解ってた筈なのに…こみ上げてくるものを押さえきれなかった。
…私、今…凄くみっともない顔してるんだろうな…。あーあ…気持ち良さそうに眠っちゃってさ。
なんか無性に腹が立ったけど、こんな顔はちょっと見せられないよね、そう思うと助かった気もする。
私って未練がましい女だったんだな…ホントどうしようもない、寂しくてみっともなくて。
そうやって自己嫌悪しながら俯いていたら、大きな手がゆっくり頭を撫でてくれた。
……ちょっと、起きてるとか聞いてないんですけど。…ああ、むしろ私が起こしちゃったのか。うう…。
とりあえず、もうしばらく目をあけるの禁止。
天田君におんぶされて天文台を出たら、木立の向こうにすぐ校舎が見えてほっとしたのを覚えてる。
毎日当たり前のように見ている校舎がこんなに懐かしく思えるなんて、なんか可笑しいよね。
私が気にしてたら臨時担任があの人から貰ったアイテムで観葉植物さん達を治療して、また呼びだしてお別れさせてくれた。
チューリップさんも、背の高いサボテンさんも、丸いサボテンさんも、松の木の盆栽さんも無事に元通りになって本当良かった。
貴方達は本当に頼もしかった、かっこよかったよ、守ってくれてありがとうってお礼を言ったら照れくさそうにしてた。
正直最初は驚いたり五月蝿かったり見た目まるっきり観葉植物だったりで頭痛かったけど、今はもう抱きしめられるものなら抱きしめたい気分。
これからは植物を大事にしよう。よく考えると自然を大切になんていうのは当たり前のことなんだけど、とにかくそう思った。
ルキアさんもユノさんもありがとう。未だに臨時担任とどういう関係なのかよく解らないけれど、細かいことはまあいいかな。
なんでって、私の理解を超える事の方が多かったから、何故?とかどうして?って深く考え始めるときりが無いんだよね…。
この世界には守護霊も悪魔もオバケもシャドウも居て、それらとお友達になったり戦ったり出来る力を持った人達も居る。
そして悲しい事も大変なことも人知れず起こっていて、命を落とす人もいる…そういう現実をしっかり胸に刻んで、ずっと忘れなければ大丈夫…かな。
今ならかつてシャドウと戦い世界を救ってくれたこの人達の辛さや苦労が…なんとなくだけど、分かるような気がしたんだ。
威張って言う事じゃないんだけど、我ながら快挙だと思う。
私の場合日曜日はお昼まで惰眠を貪るのが定番なんだけど、なんと携帯がメール着信鳴らしてくれただけで起きられちゃった。
…まあメール送ってきたのが天田君だったから一体何事かって変な驚き方したせいもあるかもしれないけど…。
頭痛くなったり辛かったり大変な事だらけで疲れてたのかな…すんなり眠れたお陰で寝起きも大分すっきりです。
昨晩校舎に戻ったときにはもう日付が変わってたんだよね。本当長時間迷ったり戦ったりしていたんだな…ってしみじみしちゃったっけ。
さすがに時間が遅いから、一応理事長さんに連絡を入れておくって言う臨時担任やあの人と別れて帰ることになったんだけど、
膝枕で思いっきり足が痺れてたのを覚られちゃったばっかりに、森から家までずっと天田君がおんぶしてくれて。
天田君の上着はもうボロボロだったからあの人の上着を借りて着ていて…そんな背中にしがみついているのが凄く申し訳ないと言うか。
天田君もご苦労様だったんだから、この上疲れさせちゃうのもどうかと思ったんだけど…。
なんだか顔を合わせるのが気恥ずかしかったから、正直少し助かった。…だけど今日から突然避ける訳にもいかないし、うーん。
ぐだぐだ考えながら久しぶりにフライパンの上でオムレツを転がしてみる。朝ご飯作るのなんて何ヶ月ぶりだろう。
山ほどチーズとトマトを乗っけたカリカリのトースト齧りながらなにげなくテレビを見てたら、あの空気の読めない先輩さんが映った。
ああ、そういえば荒垣さんか誰かが試合が近いとか言ってた気がする。
『無傷の王者"無敗皇帝"真田明彦に今夜挑むのはイタリアから来た撃墜王"豪腕神父"アル・デイヴィス!
あの黒い背中に幾つも刻まれた十字の傷跡は撃墜マークと言われています。かつて無い怪物を相手に"無敗皇帝"はどう戦うのか!?
気になる試合は今晩7時から、ご覧のチャンネルで全ラウンド完全生中継でお送りします!!』
なんだか急に凄い人に思えてきた。本当にチャンピォンさんだったんだな…なんて思っちゃ失礼か、ちょっと反省。
そう言えばデッキブラシ持った天田君相手に勝っちゃったり、パンチでデッキブラシ縦に割っちゃったりで尋常じゃなく強そうだったもんね。
…ひょっとして一昨日の大騒ぎが原因で負けたとか言う話になったら私達のせい?うーん、出来たら無事に勝って欲しいな。
まさかファンの人達に『部室で蓑虫になったのがきっかけでデッキブラシ持った生徒と戦ってました』なんて、言えないしね。
先輩さんの試合が始まる頃には、さすがに父さんと母さんが京都奈良旅行から帰って来てると思うんだけど…どうなるかな。
あれから何も連絡が無いから、二人が何時ごろ帰るかとかよく解らないんだよね。…まあ、便りが無いのは何事もなく順調な証拠って事で。
このまま仲良く過ごして帰ってきて無事に再婚にこぎつけてくれるといいな、なんて思いながら食器を片付けた。
今朝の天田君からのメールによると今日の午前中なら理事長さんの都合がいいみたいで、じゃあ報告会をって話になったみたい。
さすがに休みで普段より生徒が少ない筈だから、オバケだのシャドウだの内緒話をするのにはまあ、うってつけかもね。
天田君を仰向けにした時に沢山血がついたんだけど、いつの間にか血の跡が消えていた制服を羽織っていて気がついた。
ポケットにビーズの指輪と、預かっていた得体の知れない拳銃が入りっぱなしだ…。ちょっと立て続けに色々あって返しそびれちゃったんだよね。
ビーズの指輪はブラウスの胸ポケットに、拳銃もどきは目立たない様に内ポケットに仕舞い直して、途中で職務質問されない様に祈りながら家を出た。
周りに同じ制服着たの生徒が全然居ないせいか、私だけ浮いている気がしてなんだか微妙に恥ずかしいです。
理事長室の扉をノックして入ったら、既に理事長さんと臨時担任と天田君が座ってお茶を飲んでいた。
挨拶した私の目がつい天井付近まで泳いじゃったのは、案の定目が合わせづらかったせい。
「これで揃いましたね、舞子ちゃんもお茶どう?」
「…頂きます」
揃ったって、あの人がまだ居ないんですけど…一体どうしたのかと思ったら、理事長さんが私の疑問を口にしてくれた。
「彼はどうしたんだ?」
「ガイア教団の一派が不穏な動きを見せ始めているそうで、今朝早く代々木へ向かいました。私も明日には追いかけないといけません…」
「そうか、なら明日で臨時担任は解任だな」
「そうですね…急ですいません」
「いや、問題ないさ。動くのに身元が必要ならば付近の学校を紹介しよう」
「ありがとうございます」
あの人はもう次の目的の為に動き出したんだな…臨時担任も来た時といい明日までって話といい凄く唐突だけど、あの人はもっとだ。
まさかこんな急な別れになると思わなかったから、今となっては昨日別れ際あの人に何も言えなかったのが凄く悔やまれます…。
…でも、私との約束をずっと覚えていてくれて、守れなかった事を謝ってくれたあの人に、私はなんて言えば良かったんだろう。
あの人が私に返してくれたビーズの指輪は、今もどうしていいのか解らないままなんとなくブラウスの胸ポケットの中で。
家族になりたいなんて、あの人が困るような約束を押し付けてしまったのは私の方なんだから、やっぱり謝るべきだったのかな…。
もう私の声は届かないけれど、もしまた逢えるなら今度はもっとちゃんと話をしたいって思った。
「ところでこっちのカップ…もしかして私達の前にお客さんが?」
「ああ、君たちより一足早く来ていたんだが…その、水臭いと怒られてしまってな」
「…ああ、そうでしたか…」
「…気遣いは要らなかったみたいですね」
「とりあえず片付けておきますね」
「すまない、山岸」
…このとてつもなくスケールの大きい理事長さんを怒れる人がこの世に居るって言うのがまず驚きです。
この理事長さんより格上な人ってちょっと想像つかないんですけど…凄く偉い政治家の先生とか、人間国宝のお師匠さんとか…?
観葉植物さん達みたいな不思議な存在よりも、むしろ底の知れない人間社会の方がよっぽど怖いんですけど。
ここ数日さんざん引っ掻き回された価値観や現実感に改めて途方にくれていたら、臨時担任と天田君が昨晩の事を報告してくれた。
天文台付近の森の異常、幾月って人がシャドウを集めていたこと、戦いのこと、あの人のこと。などなど。
私にはちょっと解らない専門用語もかなり混ざっていたけれど、その分かなり正確に報告をしていた感じかな。
「不穏な気配はもう綺麗に消えたんですよね?」
「ああ、もう感じられないな。山岸はどうだ?」
「私の方でも感じられなくなりました。幾月さんが原因で間違いなかったみたいですね」
「なら、今回はこれで解決だな」
「良かった」
「三人とも本当にご苦労だった、感謝している。彼にも宜しく伝えておいて欲しい」
「はい、解りました」
「しかしまさか幾月がな…彼に関する資料は彼本人の手で殆ど隠蔽されてしまっていたから、今となっては何が彼をそうさせたのかは解らないが…」
「僕たちの事を恵まれているって言ってたのを…なんとなく覚えています」
「恵まれている、か…」
「幾月さんも未来を憂いていたんですよね…ただ思い描いた理想とその為の手段が私達と違っただけで…」
「私達は私達のやり方を信じているが、それが人類にとって本当に正しい選択だったのか、その答えが出せるのはずっと未来の人類だけだからな…」
「そうですね…」
「でも、信じて頑張らないと、犠牲になった方たちに申し訳ないです」
「ああ。その通りだ」
信じるって言うだけなら簡単なんだけど…本当の意味で信じ続けて生きていくって本当に大変だよね。
人同士ですら、何がその人の為になるかなんてずっと後にならないと解らないのに、世界相手だからね…。
それこそ何百年も何千年も後にならないと何が正しかったかなんて解らないんだろう。
ただ一つだけ確かなのは、変えたかったらそれでも動き出さないと始まらないって事かな。
今素直に明るい未来を信じられる人がどれだけいるのかは解らないけど、世界中の人達が明るい明日を信じられるように。
「そうだ、遅れてすまない。舞子君にはお礼をしなくてはな」
私には何が出来るのかなんて解らないけど、こうやって頑張っている理事長さん達を応援する事位なら…って、え?
「本当に助かったよ、ありがとう。これが約束のプリペイドカードだ」
えええ、いや、私そんなもの受け取れる様な事なんにも出来てないです、むしろ大分足手まといで…。
「そんな事ないよ、舞子ちゃんが居てくれなかったらまだ解決していなかったと思う」
私が何をしたって、夜の学校で大騒ぎしたり、臨時担任や天田君にツッコミ入れたりしてただけなんですけど。
昨日なんて本当泣きたくなる位足手まといで、それなのに翌日けろっとしてお礼受け取れちゃう程私は厚かましく出来てない訳で。
私は取り立てて何か凄い特技があったり才能があったりする訳でもない、ただの一般人だけど…いや、だからこそかな、
出来ればそんなずるい事はしたくないです。ごめんなさい。報告は終わった訳だし、もういいよね?
このままこの場に居たら理事長さんや臨時担任に上手いこと丸め込まれてしまいそうな気がして、
私はお疲れ様でした、すいません失礼しますって頭を下げて、逃げるように理事長室を飛び出した。
>>771 喫茶店での会話はマジで恐怖w
普通にプレイすると八方美人になるしなあw
「…すまないが舞子君を追いかけてやってくれないか」
「僕がですか?多分いつもの所だと…」
「ああ、この中では君が適任だと思う。それと、これは君から彼女に渡してもらえると助かる。正当な報酬だ」
「……解りました。じゃあ、失礼します」
「…………行ったな」
「行きましたね」
「帰ってこなくていいぞ、などとつい口が滑りそうになったよ」
「ちょっと気が早いかもしれないですものね」
「ああ、我ながら野暮な事を考えたものだ」
「ふふ。でも素敵なことだと思います」
「そう言えば舞子君だが…山岸はどう見た?」
「そうですね、ペルソナが見えるのは確認できましたので、やはり適正はあると思います」
「やはりそうか…」
「ただ幾月さんはペルソナ能力が無くても見る事は出来ていたので、舞子ちゃんのペルソナ能力自体の有無もそれだけで断言は出来ませんね。
天文台のシャドウと共鳴、あるいは感知していたと思われる節があるのと、綾時君も何か感じたみたいでしたから、限りなく有りそうだとは思うのですけれど…」
「引き続き注意が必要、という事か」
「はい。あ、でも、私は実はもうあんまり心配してないです」
「天田が傍に居てくれるなら、か?」
「はい。…悩んで苦しんで、傷ついて倒れても…何度だって立ち上がって最後まで守ってくれた、そんな荒垣先輩の背中を見て育った戦士ですからね」
「そうだな…本当に強く真っ直ぐな男になってくれた。今思えば…天田には、もう二度とあんな事故は起こさせないと言う強い決意が最初から感じられたな」
「そうでしたね…」
「…天田の意志に敬意を表して今後は彼女に過剰に接するのは止めよう。しかし万一に備え監視と警戒は怠らない。これは私が果たすべき義務だと思う。どうかな?」
「はい、私も協力は惜しみません」
「ありがとう、山岸」
「いえ」
「さてと…では私は一旦本邸に戻るか。気にかけて下さっていた南条の御当主にもご報告せねばならんしな」
「あれ、今夜の試合は見に行かれないんですか?」
「明彦のか?…私のような人間は場に相応しくないだろう」
「そんなこと無いと思いますけれど…」
「私のような後ろ暗い人間が現代の英雄の栄光に水を差してはいかんからな」
「…桐条先輩は、真田先輩が負けるかもしれないなんて全く考えてないんですね」
「む」
「ふふ」
「山岸は明彦が負けるかもしれないと思っているのか?」
「いいえ、思っていないです」
「…私もさ」
階段を一気に駆け上がって屋上にでたら、シックなパンツスーツの女の人が風に揺れていた。
手すりにもたれかかっている後姿も風になびく柔らかそうな髪もさりげない小物も上品過ぎず地味過ぎずいい感じ。
理事長さんとはまた少し違う意味で仕事が出来そう。百戦錬磨のキャリアウーマンって雰囲気かな。
うちにはこんな教師は居ないはずだし…生徒でも無いよね、明らかに。なんて見てたら振り返った女の人と目が合っちゃった。
「あ」
あ、ってなんだろう。えーっと…OGの方ですか?
「ひょっとして舞子ちゃん?あーその、違ってたらゴメンね」
え、私を知ってるんだ…誰なんだろうって思ったら、よく日曜日に長鳴神社で天田君と一緒に居たお姉さんだった。
あの舞子ちゃんがもう女子高生かぁ…大きくなったよね、そりゃ私も老けるわけだ。なんてオーバーな身振りで嘆いてても不思議とカッコいいです。
「天田君もやたら背が伸びたわ妙に落ち着いたわだし、ホント歳月感じちゃうな…まあ大人びてて可愛げないのは昔からだけど」
「結構子供っぽいものが好きみたいですけどね」
「へぇーそうなんだ」
「はい、ロボットとか…」
「ああ、メカ部ね。そう言えば部活作るって頑張ってたっけ、なんだか懐かしいな」
なんかお姉さんの反応が普通なのがかえって新鮮だ…。…あれ、もう一人お兄さんが居た気もするな…うーん、さすがに記憶が曖昧です。
実はこのお姉さんも教えて貰えなかったら自力で思い出せた自信があんまり無かったりするんだけど、もう思い出したんだから問題無し。
でも最近どこかで見た気もするんだよね、なんでだろう…。デジャヴ?…デジャヴってこういう意味だったっけ…うーん。
「そうそう、み…桐条先輩から大体話は聞いたけど、彼は元気だった?」
み?…理事長さんから聞いたって事だよね、てことは理事長さんの後輩で、私達の先輩か…えっと、どう話せばいいんだろう。
とっさに返せなくて戸惑っちゃったら、私が何か気を遣ったんだとでも思ってくれたのかフォローしてくれた。…みたいなんだけど…。
「…ああ、大丈夫。私もペルソナ使いだから。助けに来てくれたんでしょう?彼」
ペルソナ使いって何ですか。何度かペルソナって言葉は聞いたけど、まだよく解らないんだよね…そこに、使いときましたか。
天田君は守護霊だってフォローしてくれたけど、そのまま繋げると守護霊使い…なんだか解るような解らないような。
臨時担任や天田君やあの人と似たような才能がある関係者ってことでいいのかな、多分いいんだよね?
なにしろ私自身解らないことが多いからどうしても抽象的になっちゃうけど、それでも出来るだけ詳しく話してみた。
勿論あの人と私の関係とかは省いてだけどね。いつかは笑って話せるようになるのかもしれないけど…今はまだ、無理。
「そっか、相変わらず仲がいいんだね、あの二人」
「…昔からああだったんですか?」
「うん、たぶんね」
「たぶん…?」
「彼、誰にでも優しかったから。…あーなんか誤解を招きそう、えっと…公平で聞き上手なリーダーって言うのかな。そんなだから友達も凄く多くてね」
「リーダーですか」
「うん、皆なんのかんので凄く頼りにしてたと思う。私も愚痴聞いて貰ったり相談したりしたな…。風花はこう、縁の下で静かに皆を支えてた感じ。
二人とも普段は周りに合わせるタイプって言うのかな、強く自己主張する事はあんまり無かったし、私自身あんまり余裕無かったから…」
「…?」
「ひょっとしてって、思う事はあったんだけどね。ああやっぱりって思ったのは、この屋上でみんなと待ち合わせした時かな」
「ここでですか」
「そう。その時二人は先にここに来ていてね。そこのベンチで、風花が彼を膝枕していたの」
「……」
「みんなと無事に再会出来た事が凄く嬉しくてねーみんなと一緒に喜んでいたけど、心のどこかではちょっと切なかった…かな。あ、この話皆には内緒ね。
私もね、正直彼が気になってたから。だから今でも時々思うよ、私にもう少し勇気があったら?とか、もし膝枕をしていたのが私だったら?とかね。
クラスも同じだったし、私のほうがずっと近くに居ると思っていたんだけどなーなんて、湿っぽいセルフ語りはうざったいね、ゴメン」
ううん、そんなこと無いです。なんだか痛いくらい解る気がする。お姉さんが笑って話してくれているのがなんだか切なくて、悲しくて。
私の方こそ湿っぽくなっちゃってごめんなさいって状態だ…。そんな私を気を遣ってくれたのか、お姉さんはことさら明るい調子で続けた。
「ね、彼はかっこよかった?」
「…かっこよかったです」
「そっか、今でもかっこいいんだ。じゃあ私はどう?」
「え?」
「私ね、ずっと自分の足で立てる人間になりたくてさ。彼位かっこよくなってやろうって、そう思ったんだよね」
「かっこよく…」
「うん。どう?結構いいセン行ってない?まだ少ないけどこう見えても社員養っちゃったりして、我ながら昔よりは頼れる女になれたと思ってるんだけど」
「…カッコいいです、凄く」
「ありがと。…まあ、彼はさらにかっこよくなっただろうから、もっと頑張らなきゃだけどね」
そう言って不敵に微笑んだお姉さんは本当、今の私には眩しい位強くて、カッコよかった。
「…私がさ、舞子ちゃん位の時の担任がね、今教頭やってる人なんだけど…その人が当時、私達に『人生は椅子取りゲーム』って言ったの」
それは…よく言えば生徒と本音で向き合ってる感じだけど、なんていうかちょっと身も蓋もないです。
「だよね、私もそりゃ無いわーって思った。でも今この年になると、なんでかな…その時の担任の気持ちがちょっと解るんだよね…」
世の中には一つしか無い場所も多くて、その場所が欲しくても、それはもう誰かのもので手に入らない事もある。…椅子取りゲームかぁ…。
「私は私だけの椅子を見つけられたと思ってる。…大丈夫、舞子ちゃんもきっと見つけられるよ」
「やっぱりここだったんだ」
「…」
天田君がオクトパシーのビニール袋ぶら下げてやって来て、無断で私の横に座った。
大泣きしちゃったし散々恥ずかしい所目撃されてるしでやっぱりだめだ…この分だと当分天田君の顔直視出来そうに無いです。
人の居ない屋上なのにわざわざ隣に座られたりすると、正直困るんですけど…。
「大変だったね」
「…大変でしたとも」
まあ大変だったけど…天田君身体の怪我や傷はもうなんでもないみたいで、本当に良かった。
「ゆかりさんとすれ違ったけど、屋上に居たの?」
「うん」
「覚えてたんだ」
「うん」
「なんの話してたの?」
「女同士の話」
「そっか」
う、ビニール袋から青海苔と鰹節とソースとマヨネーズのいい香りが…。
…辛かったり悲しかったりしてもお腹はすくんだな…。まあ、当たり前なんだけど、我ながらかっこ悪くて情けないです。
「…まあ、舞子が無事で良かった」
「話が微妙に飛んでない?」
「そうかな?…ところでそろそろ昼だけど、たこ焼き食べる?」
「うん」
「臨時収入があったから、今日から暫くワックやオクトパシーは奢るよ」
…む。それってさ、もしかしなくても例のプリペイドカードでしょ…。問い詰めてもしらばっくれられそうで、どうしよう。うーん…。
「…どうかした?」
まぁ、天田君と半分ずつ受け取るって形ならいいか…。なんか私思考力が低下してる気がする。まだ昨日の疲れが残ってるのかな。
「ううん、ありがとう。…そう言えば私、一回チキンワックバーガーをバスタブに敷き詰めて飛び込んでみたかったんだよね」
「一回で食べきれる量だけね」
「ケチ、じゃあ一食ずつでいいから毎日奢って」
「はいはい、まぁ財布と相談で」
パックを開けると湯気と一緒にいい匂い。チーズやキムチみたいなトッピング物もいいけど、やっぱり青海苔鰹節にソースとマヨネーズが王道だよね。
変り種の具で良くも悪くも有名なオクトパシーだけど、このしつこくなくそれでいてフルーティーなソースが何より一級品だと思う。
…とかなんとか手元のたこ焼きに集中でもしないと何か落ち着かないって言うか、やってられないこの気持ち。なんだかなぁ…。
…ああ、そうだ。昨日森に入った時に借りた得体の知れない拳銃もどきを返さなくちゃ。
あの時は銃刀法違反じゃないかとか、臨時担任がいきなり自分を撃ったりとかで、とにかくびっくりしちゃって全然余裕無かったけど…。
冷静に見てみると弾を入れる部分が無いような気がするそれを天田君に押し付けた…ら、何か神妙な顔をされた。何故。
「…気になっていたんだけど…舞子さ、あの時…青い扉を見た?」
「?うん、盆踊りのお姉さんと、黄色いマフラーの男の人が居て…男の人にウィンクされた」
「そっか…」
「え?」
「いや、なんでも」
天田君は少し考え込むと、深く頷いてから私に右手を差し出した。
「歓迎するよ、今後ともよろしく」
か、歓迎って何…?そうやって微笑まれると困るんですけど……。
その手を取っちゃうとまた妙な事件に関わる羽目になる気がして、私は差し出された手にたこ焼きを乗っけてごまかした。
翌日、月光館学園に唐突にやって来たあの時の様に、理事長さんの口から江古田の復帰とそれに伴う臨時担任の解任が伝えられた。
クラスが騒然としちゃって治まらなくて、あまりの騒ぎにあの理事長さんが大きな声を出してる。知らなかったら驚くよね、やっぱり…。
建前とは言え江古田の代わりなんだから、江古田が治るまでって言うのはホントは最初から解っていた筈なんだけどね…。
臨時担任が前に出て話し始めてやっと静まったんだけど、何人かすすり泣いていて…つられて臨時担任も涙目で、ああもう、なんか見てらんない。
臨時担任は短い間だったけど、皆と一緒に学べて楽しかったですって挨拶から始めて、今度は非常勤講師として千代田区の高校に勤める事になったと告げた。
ほんの一ヶ月程だったんだけどね…良くも悪くも印象深かったとは思う。多分男子も女子も、クラスの子みんなそうだったんじゃないかな。
だってクラス全員で巖戸台駅まで臨時担任見送りに行くなんて事には普通ならないよ。素面で一昔前の青春ドラマみたいな事になっちゃうのってかなり凄いんじゃないかな…。
ポートアイランド駅からのモノレールの一車両を臨時担任とうちのクラスの生徒で完全に占拠しちゃってて、冷静に考えると結構迷惑な気もするけど。
巖戸台駅のホームに集まって、あのノートPCを抱えた臨時担任に一人一人挨拶してる所なんてまるで卒業式みたいです。
…生徒の大半より臨時担任のほうが背が低いから、臨時担任が卒業するみたいな絵になっちゃってるけどね。
男の子達も何人かマジ泣きしてて、ちょっと馬鹿みたいだけど…もしかして初恋だったのかな…なんて思うと笑えなくて、こっちまで胸が苦しくて。
本当最後まで罪作りな疫病神だよね。もう会わなくて済むかと思うとちょっとせいせいします。
……建前では次に赴任する高校へ向かうって事になっているけど、臨時担任はあの人を助ける為にあの人のもとへ行くんだよね……。
あの人の隣というただ一つの場所は、もうずっとずっと前から埋まっていて…でも、それでも私はそこに憧れた。
大好きな父さん母さんとの絆を信じさせてくれた、私にとって大切な人だったから。大好きな人だったから。だから私もあの人の大切な人になりたかった。
…そうだ、私は公園で一緒に遊んだあの時、この人みたいに温かい笑顔であの人を支えられる人になりたいと思ったんだ。
私はどう頑張っても臨時担任には絶対になれない。そんな事、解りきってる筈なのにね。…おかしいよね。
私には霊能者の才能も悪魔の友達も守護霊の加護もとんでもないスキルも無いけど…でも、
こんな風に人に慕われたり、この人みたいに大切な人の傍でその手助けが出来るようになるのは、悪くないかもしれない。
…いつかこの胸ポケットの中の大切な想いを、あの人みたいに優しく受け取ってくれる人が私の前に現れてくれるんだろうか。
そればっかりはちょっと、まだ解らないけど。ただいつまでもこの指輪は大切にしよう。…そう思った。
なんとなく線路を眺めながら…そんなことを考えていたら、臨時担任の前に押し出された。次は私の番って事らしい。
初めてちゃんと真正面から向き合った臨時担任は…悔しいけど、やっぱり可愛かった。
私より低い背丈の、この華奢な身体のどこにあんな勇気やとんでもない力が眠ってるんだろう。本当不思議な位大きくて。
私を真っ直ぐ見つめるその優しい瞳には一点の曇りも無くて。ああ…何かを信じるのって凄く難しいけど、この人はずっと信じているんだなって思った。
「山岸先生」
「うん」
「あの人に『ありがとう』って伝えて下さい。…あと、お元気で」
「うん、ちゃんと伝えるね。ありがとう。舞子ちゃんも…元気でね」
ゆっくりと加速していく電車をみんなが追いかけて行く。
遠ざかる臨時担任の姿を少しでも長く目に焼き付けたいと、縋るように。
息があがるまで、ホームぎりぎりまで、何人かはホームを飛び降りてなお走り続けた。
泣いていたあの男の子達はどこまで追いかけて行ったんだろう。…そう、別れは寂しくて、悲しくて…切ない。
だけど、信じて生きていればきっとまたいつか、どこかで逢えるんだ。私があの人にまた逢えたみたいに。
「私が新しい学校に行っても、みんなはずっと私の生徒です。私とみんなは離れていてもずっと繋がっているんだよ」
そう言って微笑んだ臨時担任の姿はみんなの心に確かな温もりを刻んで。
やがて穏やで淡い思い出と共にそれは大きく育って、いつかまだ見ぬ明日へと踏み出す一歩になる。
まるでみんなの背中を押すようにそっとホームを吹きぬけた風が柔らかく頬を撫でる。
ホームの屋根が作るコントラストの隙間から覗く空は青く澄んでいて、どこまでも高く続いていそうな気がした。
高校教師山岸風花 了
エピローグ
「ユニバース号慣性航行に移行完了、進路良し。万事順調なり、だ」
『おつかれさまです白戸艦長』
「お疲れ様AEGIS、引き続き管制監視を宜しく頼むよ」
『了解しました。リアクター制動、シールド座標、機体姿勢、航行軌道異常無し。万事順調であります』
「ぃいイエス!これであとは一年半ちょい寝て起きたら火星ね…!」
「ドリス本当に嬉しそう」
「そりゃそうよ、砂漠をお花畑にしちゃったお爺さんみたいに、火星の大地を一面花畑にするのが私の夢なんだもの!」
「プレッシャーを感じてないのはいいことだが、起きて仕事する人間も居る事を忘れないでくれよな」
「ええ、勿論ですとも!桐条主任も白戸艦長もスタッフの皆もジョンソン宇宙センターから私を引き抜いてくれた桐条グループもホント愛してる!」
「もう、調子いいんだから。…でも昔の人って本当元気で凄いですよね。私のお婆ちゃんも出発前凄く一緒に行きたがったんですよ」
「ユーカのお婆ちゃんはどんな人なの?」
「ええっと…元気な人、かな。何やっていたのかは詳しく知らないんだけど、お爺ちゃんと一緒にずっと世界中を旅してたみたい」
「そりゃまた健脚ね!ハハハ」
「もう、歩いてな訳ないでしょ。…ああ、でも、答えは自分自身の中にあるから、信じて歩き続ければ必ず明日は来るんだよって、良く言われたな」
「ふーん…よく解らないけど、深いね。いい言葉だわ」
「もし自分が信じられなくなっても絶望なんてする必要ない、きっと一緒に歩いていける人がいるから、だから大丈夫なんだよって口癖みたいに」
「優しいお婆ちゃんなのね」
「偉大な祖父に、偉大な祖母か。俺も先々代の悲願を無事に果たしたいものだ」
「火星入植計画、ですね」
「ああ。桐条は人類の介添え人であれ…常に前向きであれ、亡くなった祖母の遺言だよ。息を引き取るその瞬間まで強く気高かった」
「チーフ…」
「地球の環境改善に時間と予算を取られて遅くなったが、俺も人類の為に土にまみれて未来を切り拓くこの使命に誇りを持っている」
「…未来は君達若い世代のものだよ」
「白戸艦長!」
『例え絶望しても、それでも未来を信じ抜いたらええねん、それは必ず成し遂げられる。信じたもん勝ちや』
『この宇宙船もなー情けない事に銭が無ぉて今は本体部分の建造途中で止まっとるけど、絶対飛ぶねんで』
『飛ぶのー?』
『ああ、飛ぶで。空の上で大事な荷物を背負ってな、そっから真っ暗な中をどこまでも切り拓いて行くねん。こうぐわーっと宇宙の果てまでや!』
『ぐわー!』
『フフ、こんな所まで子供を連れて来て何をしているかと思えば、ぐわーっとですか』
『い、いつから聞いとったんですか!ええやないですか、この子がこれをモノにしてくれるかも知れまへんで?』
『…いい夢ですね…。私も…その夢の片隅にでも便乗させてもらいましょうか』
『お父さん、ぼくものせてほしい!宇宙船のってみたい!』
『おお、ええで。なんぼでも乗せたる。これはお前達若い世代のもんや!』
「?…艦長?」
「…ああ、すまない。少し……夢を見ていたようだ」
「お疲れの様ですね、約6000万kmの長旅ですし、先にお休みになりますか?」
「すまないね由花君。…今度は火星が君の髪のように美しい深緑で覆われる夢でも見るとするよ」
「もう、そういう事はドリスに言って下さい。私はただの医者です」
「彼女に言ったらうんざりする程難解な講義付きで何千項目にもなる環境開発プランを延々聞かされる羽目になるだろう?」
「彼女の情熱の炎はお爺ちゃん譲りみたいですからね、あの真っ赤な髪を揺すりながら嬉々として語ってくれちゃいますね」
「勘弁して欲しいよ」
「ふふ、でも、きっと夢じゃ無くなりますよ」
「その日は、きっと来ます」
Fin
うあーすいません何か途中でID変わっちゃってますね…
途中で規制されちゃっていました、お騒がせしてすいませんでした
本気で長くて本当ごめんなさい
やたらスレが進んでると思ったら大作が2つ完結編とは!
お二方ともお疲れでしたー
なんだかアンソロジー小説を1冊タダで読んでしまったような気分
赤と緑で紫の羽ってなんだっけ・・・
ユルング?
なんてこったい、まさかFESに続いて教師風花まで終わってしまうとは。感激だぜ
しかしまぁ、最後の最後でまさか次世代へ飛ぶとはな、その発想はなかった
何はともあれ乙! 面白かった!
もう一つの大作まで終わっちゃったのか…寂しくなるな
心から感動させて頂きました
でも感想有りすぎて、まったくまとまらん自分オワタ
なにはともあれ、本当乙でした
ありがとう、希望が見えた
大きくなった天田と舞子どんな姿なんだろ?
髪形変えてるかな?
見た目に関する描写って・・・
風花さんより背が高いって事位?
具体的に書かれてないなら
好きに想像していいんじゃないかな
キタロー「ホワイトデーの仕返しだけど好きなの選んで下さいドラムロールスタート」
風花「色々突っ込みたいですが行数が足りなくなるので花丸のまでお願いします」
キタロー「はい」
風花「何ですかコレ」
キタロー「スイッチかな」
風花「何のスイッチですか」
キタロー「とりあえず押してみ」
風花「はあ(カチッ)」
『平賀タイキック』
風花「だ誰ですかあのキックボクサー風のタイ人どこへ向かったんですか」
キタロー「平賀ん家かな」
風花「もしもし山岸です部長今すぐそこから逃あああああ部長が部長が」
今凄いイイ笑顔のサガットがウチの前を駆け抜けてったんだけど
「まぁ、せっかくだから写真撮っとこう」
キタローがカメラを構えたので、素直さが災いして反射的に身体の向きを変える。
ちょっと俯き加減。細い肩をさらに窄める所作が、その性格を物語る。
その横に並ぶと“ムエタイの帝王”はまさしく巨人だった。
禿頭。眼帯。太い首に分厚い胸板。アンバランスに細く絞られた腰。
腹筋は捩れた荒縄を編んだようで、見ていると眩暈がする。
「だ、ダメ…。もうコワイよぅ〜」
とても初対面の外国人と、顔を合わせて話せない。高度が違う。
救いを求めてキタローを見ると、茫洋とした少年はおぼろげに微笑んでいた。
風花は知っている。感情の起伏に乏しい少年が今、すっげぇ楽しんでいることを。
「人間って凄いね。こんなにサイズが違うなんて…ぷっ、あはははは」
…笑ってるし。
風花はちょっと泣きたくなった。
その頭上から、ハンマーを振り下ろすように声が落ちてきた。
「胸を張れ、小さき娘よ」
見上げると、不思議な眼差しが雲間から差し込んでくる。
「我が肉を裂き、我が魂を刻んだ者も、我より小さき者であった」
なにを使えば、この巨人にこんな傷跡が残せるのか。
巨人は胸の傷跡に触れ、天を仰いだ。
「身体は小さくとも、偉大な者はいる」
そこまで言って、口を引き結び、仁王像のように黙り込む。
「あ、あの、仰りたいこと…解ります。ありがとうございます」
「…フン」
タイ人の凶悪に厳つい顔が、ピンクに染まる。湯気さえ立ちそうだ。
それを見て、キタローの顔つきも変わった。
「こらハゲ。風花から離れろ」
「な!なななななに?!なに言ってるの?!キタローくんんんん?!」
巨人が身構える。
「ほう。我と殺り合う気か?小僧」
「照れ隠しに凄むな。このロリコンが」
「あああああ…、どうしたらいいのー?!誰か助けてー!」
闘い終わって…。
「ふははははは。なかなか良い死合いだったぞ、小僧。また逢おう」
帝王は去った。風花との記念写真を胸に抱いて。
ごめん。
ふぉあぁぁ>799にハゲワラタ勢いでネタに乗ったらマジで帝王降臨ww
とんでもない事にww照れる帝王も妬くキタローも最高だwGJwww
帝王が中平さん絵で脳内再現されて豪華すぎるクロスオーバーに狂喜したw
風花さんのちんまりかわいさはゲームジャンルをも超えるのです
803 :
801:2008/03/13(木) 00:22:48 ID:sxU8NZhd0
ごめんなさい。調子に乗ってごめんなさい。
>キックボクサー風のタイ人
最初はトニー・ジャーさんで想像していました。
っつーか、バカだからよく判らないで書いちゃいましたが、
サガット様ってタイ人でしたっけ?
>>803 グーグル問い詰めてみたらタイの人みたいだから多分セフセフ
神木のベンチやコロちゃんガキさんの前に現れた職人さんかな
あんまり気になさらずに、GJなんですからどうぞお気楽に
>>804 ktkrグッジョブすぐるww
真ん中でうろたえる風花さんかわいいよ風花さん
帝王VSキタロー …そう、漢には愛故に戦わねばならない時がある
キタローのゴッドハンドが帝王の胸に新たな証を刻むのぜ
だから、風花は一人だけメテオとか、ギガデインとか、波動拳とか、
そういうので戦えばいいと何度も(ry
風花さんには死んでくれる?を超える裏スキルがあるから。
夏紀「悪いね風花補習付き合わせちゃって」
風花「ううん平気よ友達が困ってたら助けるのが当然だから」
夏紀「どっか行くんだったの」
風花「今度屋久島行くから新しい水着とか買いに」
夏紀「そりゃ悪い事したね」
風花「いいのよ大丈夫」
夏紀「じゃあ私の水着貸してあげるよ」
風花「えっいいよ悪いよそれに夏紀ちゃんと私じゃ多分サイズ合わないし」
夏紀「サイズなら大丈夫だよ殆ど紐だから」
風花「丁重にお断りします」
夏紀「じゃあデルタのお手入れ手伝ってあげようか」
風花「尚更遠慮しておきます」
夏紀「ああゴメン風花まだ生えてないのか」
風花「ちゃんと生えてるよ」
夏紀「またまた強がっちゃって」
風花「強がりじゃないよ本当だよ」
キタロー「本当だよ寧ろ風花は下半身ジャングルだよ」
風花「ちょ買い物行ったんじゃっていうかここ三階(ガビン)」
夏紀「ジャングルは否定しないんだ(ガビン)」
風花「勿論ジャングルも違いますと言うかなんて事言うんですか」
キタロー「生えてない疑惑を覆すにはインパクトが重要」
風花「そんなインパクトは要りません」
キタロー「母さん疑われる風花が不憫でつい」
風花「誰がお母さんですか」
キタロー「立派なジャングルに育ってくれて母さん嬉しい」
風花「お母さんじゃないしジャングルでも無いです」
ゆかり「結局のところジャングルなのか生えてないのかどっち」
風花「ちゃんと生えてますしキタロー君よりは薄いです」
順平「問題発言キタ━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!」
夏紀「ちょ風花何大声でガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!」
風花「えちょみんな買い物に行ったんじゃ」
ゆかり「やっぱり皆で一緒に行こうって待ってる事にねその」
キタロー「やだ風花ったらはしたない」
風花「誰 の せ い で す か」
キタロー「ハハハあちょ待っ揺らすと落t アッーー!!!」
ガビンの人面白かったんだけど微妙にレスに困って勝手に続きごめん
しかし生えてないのか濃いのか薄いのかは専門家でも意見の分かれる難題だな
個人的には髪以外の体毛は眉と同じで薄いに一票投じたい
もっさもさなのはコロちゃんだけでいい
コロマルさんは漢なので風花さんがふもふも堪能する間じっとしていてくれそうだ
キタローはその隙に台所でこっそりお返し用のクッキーを手作りしようとして
でもルキアさんやコロマルさんの奮闘むなしく風花さんにバレちゃって
結局二人で仲良くクッキー型抜いたり焼いた後砂糖で飾ったりしちゃって
台所の二人の幸せオーラに寮の面々はアテられっぱなしでやってらんねーよみたいな
二人でクッキー作る時間が楽しすぎてつい作りすぎちゃって
寮のみんなとお茶する流れになってみんなでほんわかする
そんなホワイトデーになるといいと思うよ
ホワイトデーにキタローは何を返したのだろうか・・・
つ エクステ
なんとなく眺めていたテレビから、次第に自分の想像へと入り込む。
石畳の道。その頭上に張り渡され、はたはたと異国の風にはためく洗濯物。
あの洗濯物は対面の窓枠へと繋がっているけど、
あれはどんな了解のもとに渡された繋がりなのだろう?
とてもおおらかで、仲良しなご近所付き合い。
窓越しに交わされる微笑とお茶のお誘い。
早朝、汚れ物満載の盥を抱えて石畳の道を踏む。
同じように汚れ物を抱えた女たちと、同じ方向へ、水場へ向かう。
「おはよう風花!毎朝大変だよね〜」
「おはようゆかりちゃん。ほんと、大変だよね」
でも、毎朝の日課は楽しい。
物売りの呼び声を聴きながら、メニューを考え、レシピを思い浮かべる。
壁のように建ち並ぶ建物の隙間から急に開けた広場へ出ると、そこは地中海。
右手に港。左手にぐるりと湾を囲って岬が海へ突き出し、その縁で朝陽が光る。
それを眺めながら、女たちは水場へと集まる。
「おはよう。ゆかり、風花」
「おはようございます。ゆかりさん。風花さん」
先に来ていた美鶴とアイギスが、さっと洗濯物を取りまとめて場所を空ける。
大量の洗濯物を抱えても、美鶴の歩みは優雅で婀娜っぽい。
帰り道は洗濯物が水を含んで重く、小柄な風花はいつもよろけて滑稽なのに。
「いーよねー、美鶴先輩。なにやってもカッコイイ」
「ほんとだね」
弾ける水しぶきと嬌声。今日のお天気。献立。亭主の愚痴。子育ての悩み。
水場は女たちの井戸端会議で盛り上がる。
「あ!ほら風花!」
呼ばれて振り返ると、夏紀が広場の隅を指差していた。
「アララ!いーわねー、ダンナのお迎えだよ!」
「あー、うらやましー」
女たちの囃し声は、もう殆ど叫び声に近い。
風花は火が出るほど顔を赤らめて、そそくさと洗濯物を盥につめる。
照れくさそうに近寄ってきた若い夫は、ぺこぺことご近所の女たちに挨拶して、
すっと手を伸ばす。「持つよ、洗濯物」
「あの、ありがとう…」
「ん?なに?…どういたしまして?」
我に返るとそこは寮のロビーで、風花の差し出した両手をキタローが握っている。
「あの、…夢を見ていたみたい」
「起きてたよ?」
訝しげに首を捻るキタローに微笑みかけて、立ち上がる。
「とっても、いい夢だったよ」
風花とジェットマンについて語り合いたい
>>812 何渡したんだろうね
いっそ風花さんに聞いてみるといいんじゃないかな
聞きだせるかどうかは解らないけど、
耳まで真っ赤にした風花さんを見られると思うよ
>>813 髪が伸びても可愛いんだろうな…とは思うんだけど、
再現試みた場合別人になりそうで涙目
>>814 旅番組でも見てたんだろうか没頭しちゃう風花さんかわいいよ
しかしなんつー艶やかで和やかな夢だ…鮮烈なイメージが溢れた
脳内の映像取り出せる術があるならやってみたい
二人がこの夢みたいに暖かく穏やかな日々を過ごせますように
817 :
名無したんはエロカワイイ:2008/03/16(日) 07:15:42 ID:pwXseSAV0
トリニティ・ソウルで『かなる』を脳内で風花に変換しているのは
オレだけじゃないよな・・・
818 :
名無したんはエロカワイイ:2008/03/16(日) 07:16:08 ID:pwXseSAV0
すまんsageて無かったOTL
すまんsageて無かったOTL
>>814 とっても、いい夢だったよおおおおおおおおおおおおお!GJ!
半田ゴテの時も、サガットの時もタイミング悪くてGJできなかったから、この時を待っていた!
なんでこんあ発想が思いつくのか問い詰めたい
短い文章の中で、きちんと風花さんを表現しているのが見事だと思う
>>817 まあ風花好きが一番ひっかかるのはカナルだろうな
最初はなんとなくそう思ってたけど今は思えない
特に一昨日のでカナルには幻滅した
そりゃまあ、結局は別キャラだしww
あー、ちゃんとしたP3のアニメとかやってくれないかなあ
一番望むのは風花メインの続編が作られることだけど
うわああ久し振りに見てみたら教師風花終わってるうううううううう
ペルソナやりたくなってきたなー今度友達から返してもらおう
漏れもだよ。大作に感動して気分が晴れたんかな。もう一度風花さんに出会ってくる
リアルの4月6日から再スタートする予定だ。ワクワクしてるぜ
大作に感動したと聞いて勧誘に来ますた
>>828 マジかよ。とりあえず見てみた
ペルソナ3から2年後なら確かに風花達は大学生の可能性あるけど、でも前作キャラは早々出ない気が。高校も違うし
……ところで上の方のやつにあった総攻撃のカットイン、メガネ率高くね?
今度は眼鏡が召喚器なんじゃないかなんて話もちらほら
実際どうなるんだろうね
P4は出来れば独立した作品であって欲しかったんだけどな〜
P3の2年後なんて書いてあるし敵がシャドウだし
探索や戦闘周りほぼP3みたいだしでさすがにそれは無理かな
あーとりあえずどんな眼鏡なら風花さんに似合うかでも妄想してくるわ
風花「…どうしても…我慢できなくて…最後に一回だけって決めて…本当にそれで終わらせるつもりで……それなのに…」
ゆかり「今度影抜きしたら絶好だからね」
風花「えっ!?」
順平「おい…ゆかりっち…なんでそんなに目くじらたてんだよ。
確かにやりすぎはまずいけど、適当にやる分にはリラk」
ゆかり「適当!?リラックス!?」
順平「テレ?」
ゆかり「さっきの風花の姿ってそう見えた!?」
順平「そ、そりゃあちょっと…アレだけど…」
ゆかり「こっそりサークル作って大勢でやること!?」
風花「ック…」
ゆかり「はっきり言って異常よ!!」
風花「…ヒック…」
キタロー「!」
ゆかり「あ…」
風花「ック…ゴメン…なさい…ヒック…」
ゆかり「風花…」
PiPiPiPi
風花「ハイ、そうです。…ハイ…ハイ…八時に白川通り沿いの…はい…分かりました」
風花「それじゃあ、私帰るね」
ゆかり「ちょっと待ったぁ!ちなみに今のは何の連絡?」
風花「え?影抜きのお誘いを…」
ゆかり「ふにゅあ〜……風花ぁぁぁぁぁ!!!」
なるほどなー。
確かにこうやって比較してもらうと、全然別物ってのが良く判りますね。
おつかれさまでした。
続編はうれしいっちゃ嬉しいんだがペルソナらしさ残ってるかなぁ
ぶっちゃけ4はあんまり期待できん
P4で順平と一緒に登場しそうな・・・
4はまだ様子見かな
イマイチ気に入ったキャラが出てないし・・・
メガネ率が高いのは非常に良いことだが
ペルソナ180体は少ないとか思うんだがどうだろう?
それぞれに個性があれば別だが、最近のはあんまりそう言う感じじゃないしなあ
あと、>前作以上のマルチエンディング
には突っ込まざるを得ない
あれの何処がマルチエンディングだったのかと(ry
アリーデヴェルチエンディング
>>834 風花さんのちんまりっぷりに和みんだ
その人らしさが変わってないとか、相変わらずだとか、
そういうのってなんか安心するな
その一方で大きく育ってる舞子や天田の健やかさが嬉しい
なんか上手く纏められてないけどとにかくありがとうGJ!
>>836 バットエンディングとグッドエンディングで2つだからマルチって事だろ
>>830 「P3の世界感を踏襲した完全オリジナル作品」だそうだ
P3と風花への愛は絶えることないだろうが、P4も楽しめたらいいな。
…またフェスが出るとかはゴメンだがw
×世界感
〇世界設定
誤字スマン
そか、オリジナルなんだ
気持ち切り替えてゼロから入れそうで良かった
だねぇ、P4も楽しめるといいね
あー関係ないけど無性に風花さんの頭に小動物乗っけたい
ふわふわでほこほこなのがいいなちと動物図鑑探してくる
843 :
|ω・`):2008/03/19(水) 03:47:34 ID:VmubjVwwO
むしろ、風花さんにこそ小動物の趣がございます。
ここは一つ、大型動物に風花さんを乗っける方向ではいかがでございましょう。
私が想いますに、鯱、などが相応しいかと存じます。
>>843 前にもどなたかが張ってくれた人かしらん
結構服とか頑張って作ってると思うんだけど、
髪の色寒色系のキャラは大変そうだね
>>844 さすがはエリザベスさん悔しいけど萌えた…
図鑑見たけど結局これいーかもって思った
それをそのままやっちゃったのもついでに
ttp://imepita.jp/20080319/681910 >>845 やばい余った袖が可愛い死ぬ萌え死ぬ息絶える前にGJせねば
こう可愛く仲良く全員万歳なとことかツボすぎます
みんなちんまり可愛いよみんな
>>847 アニメネタだ。この間の話でそういう場面があったのをP3の面子で再現してるだけ
849 :
844:2008/03/19(水) 20:26:56 ID:AQUS6iXW0
>>846 私、エリザベスさんを僭称するようなおこがましいこと、しておりませんが?
そんなことより、どうして鯱乗りに制服なのでございましょう?
GJ!なだけに、私、ちょっとがっかりでござんす。
まだテレポートで14Fまでしかいけないんですが、何階まで上がったら次のポイントまでいけますか?
日付変わっちゃった
おあーごめんなさい、人違いでしたか
スレ終盤とかにベスさんちょこちょこスレにお出でになるので
ベスさんだったらいいなぁっていうのもあって、つい
前にも勘違いしちゃった事ありましたね、すいませんです
どうして風花さんが制服なのかについてですが、
えーと、どうしてなんだろうあははは、はぁ
…すいません水着の存在素で忘れてました
ttp://imepita.jp/20080320/024810 >>850 えと、14階で、16階で一旦ひと段落かな
それ以上は…暫くすれば進めるようになるかも
次のエントランスに帰るあの装置は…25階なのかな、かもです
ルキアは素晴らしい女性だ。風花はいつも思う。
彼女の温かい懐に抱かれながら、風花はいつも彼女と対話をする。今日あった楽しかっ
たこと、苦しかったこと、辛かったこと──全て。その全てを彼女は知っているのだとし
ても、言葉にする。
彼女の体内はまるで母親の胎のように仄かに温かいのだった。寒くもなければ熱すぎる
こともない、ちょうど自分の体温と溶け合うような心地よく柔らかな何かで満たされたそ
の中で、風花はとても心地よい気持ちで身と心を、己の全てを委ねるのだった。
(・・・)
まるで脳に直接語りかけるようにして響くルキアの言葉は、いつも優しい。例え風花の
心の中に後ろ暗く、言い出せないような辛い気持ちがあろうともその心の乱れを瞬時に読
み取って労わり、優しく頬に触れるようにして慰めてくれる。・・・この女性は本当に「
もう一人の自分」なのだろうか。そう疑いを持ってしまいそうなほどにその女性は心優し
く、柔和で、立派な女性であるのだった。けれど不思議とひがむ気持ちは浮かんでこない。
ただただ、彼女は自分であることが、自分の中に彼女がいてくれることが、とてもとても嬉しかった。
「あなたは、素敵な人ね」
夢の中で、今日も。
この上なく心地よいゆりかごのようなルキアの懐に抱かれて、風花はふと呟いた。あな
たはとても立派で、素晴らしい人ね。浮かぶ微笑みは誇らしい気持ちと、純粋な喜びと。
ルキアは風花に力を与えてくれた。誰かを守るための、優しい力を。
ルキアは風花に仲間を与えてくれた。同じ志をともにする、力強い仲間たちを。
ルキアは風花に友人を与えてくれた。風花を導きともに歩んでくれる、無二の親友を。
与えてくれたのは、全て。今の風花の幸せを形成する、全部。
風花さん、と。彼女が風花の名前を呼ぶ。なあに?まるで母親に甘えるような声音で風
花は答えた。
(その言葉──そのままを、あなたに返して差し上げたいものです。)
「…どうして?」
(私が居るという事は、貴方がいるということ。あなたが私にくれる言葉は風花さん、全
てあなたに返ってくる言葉なのですよ)
ルキアの体内を流れる柔らかい風がまた、風花の頬を、髪を、手を、優しく撫でた。心
に直接響く、労わるような優しい言葉。それは風花の心をひどく安らかにさせる。
「…そうだといいね」
呟くと、心の中に溜め込んでいた不安が一気に消えうせるのだった。自分が素晴らしい
だとか、優しいだとか、立派だとか。そんな自信など欠片もないけれど、だからこそ、ル
キアの優しい言葉はいつも風花に安らぎをくれる。もう一人の自分はいつも、風花に優し
い。自分そのものだとは到底思えないほどに。
(…さあ、そろそろ時間ですよ。戻ってください)
柔らかな朝の日差しと、鳥のさえずりと、ルキアの言葉に導かれて。
風花はゆっくりとまどろみの中から覚醒してゆく。風花自身の在るべき世界へ、辛いこ
とも、悲しいことも、けれど喜びや楽しみも、溢れんばかりにある現実へ。
目を開いて起き上がる。もちろんのことそこはルキアの体内ではないし、あの心地よい
夢の中ではない。
(…あれ、私、夢……どんな夢、見てたんだっけ…?)
それら全ては夢の中の話で。その最中の記憶は、風花の中にはない。けれど不思議な心
地よさに包まれて風花はいつも目を覚ます。まるで誰かがその頭を、手を、頬を、撫でて
いてくれたかのような優しい感覚に包まれて、この世界に舞い戻る。
「おはようございますっ!」
「ああおはよう。元気だな、山岸」
「そうですか?」
夢の中でいつもする、彼女との対話は風花の記憶にはない。けれど風花の心の中にはい
つも安らぎがある。そしてそれはきっとルキアのおかげであることを、風花はなんとなく
自覚しているのだった。
「いってきます!」
「おお、気をつけて行ってこいよ」
風花を送るのは、朝食を作ってくれた荒垣の声。ねぼすけの現場リーダーはまだぼんや
りとした顔で朝食を口にしながら風花の方を見て少し頷いて「行ってらっしゃい」と伝え
てくれる。
(ありがとう、わたし)
そう自分の胸に呟いて、山岸風花は今日も寮の扉を開くのだった。
>>852-853 申し訳ない、改行を大いにミスってしまったorz
>>851 おおお、かわえええ!
海と空と、やっぱり風花さんには水色が似合うな、GJ
>>852-854 本当ルキアさんは素敵でいいお母さんだ…
つまり風花さんはみんなのお母さんなんだよ!何だってキバy(AA(ry
我は汝汝は我、風花さんだからこそルキアさんが発現したのですけれど、
ルキアさんが一緒に居てくれるって恵まれているなと改めてしみじみと
ガキさんお手製朝食や寝ぼすけさんに癒されつつGJですよ改行どまーい
856 :
849:2008/03/20(木) 04:18:49 ID:FIJj34U80
>>851 好きです!結婚して下さい!!っつーか、言ってみるものでございますねー。
凄いファンタジーな薫りがいたします。鯱………フォルネウスと相性良さそう?
859 :
854:2008/03/20(木) 12:38:15 ID:XAUdlpfQ0
風花様観察日記以降のルキアさん人気で
「みんなでルキアさんばっかり…私なんてオラクルだけだし覚醒しなきゃよかったんだ」
なんていじけた幼女ユノさんが家出して公園でブランコ漕いでた話とかあった気がします
でもルキアさんの探索能力で速攻見つかっちゃっていたような、そんな記憶が
でもあんまり気にせず愛のおもむくままに開拓するのがいいと思います
私の自由も平等も博愛も全てあなたに捧げましょう(うろ覚え)なんだぜ
ペルソナ4とか・・出るのはえーよおおお
ペルソナ4か
下手したら、風花がテレッテーと一緒に出てくるかも
もちろん何か良い雰囲気で……
逆に考えるんだ、幼女風花さんが出てきて「お兄ちゃん」と呼んでくれる、と
4は3の二年後らしいから幼女は無理だw
今回はナビ無しなんだろうか・・・
途中で事件解決のために風花が調査に来てくれたりしないかな
ベスとキタローも出て欲しい
まあ、なんだかんだで雪子のために買いそうだが・・・
2年後なのか…ずっと謎だったんだが、あの記事のどっかに2年後って書いてあった?
「ペルソナ3発売から2年のときを経て〜」って言うくだりはあったけど
あーっと、ソースは何処だったかな・・・
ファミ記事でもなかったような
主人公とそのペルソナのイラストがあるページに
P3から2年後の世界と書いてあったよ
>>867 そっか、ずっと謎だったんだ。ありがとう!
一応「オリジナル作品」ってあるから、P3キャラ出演はP3内での前シリーズのようなもんかな
…しばらく様子見だな。記事見る限りじゃ面白そうなんだけど
なんだろ何かコラか何か?
よく解らないがこれは…
風花さんが武装解除してくれると言う意味である場合
労を労う新妻の如く優しく脱がせてくれるのか
はたまた恥らいながらも脱いでくれるのか
…朝まで生会議な勢いな訳だが
>>870 実写ネギまの1シーンらしく。
下1桁5〜9が該当ファイルだけど、どれ見てもどうにも(つ∀`)
で、件の画像についてはググってみたところ、
相手の身に付けてる物を風で吹き飛ばす魔法と言う事らしい。
なるほど…d
風で着てるもの吹き飛ばすってまたチャレンジャーな…
あぁ風花さんなら相手の生身だけエスケープロードで引っこ抜けば
手っ取り早く確実に武装解除出来ていいんじゃね?
…風花さんがエスケープロードにうっかり失敗して
エントランスに裸で投げ出されるの面々を夢想しt前が見えねぇ
P4で女子大生風花さんが出る可能性もあるワケだがにワカメちゃんへアになっている可能性も…
対象の脊椎をエスケープロードの原理で引っこ抜く風花さん
エスケープロード使えば万引きし放題だな
エスケープロードを悪用すれば今夜世界的名画のホニャララを戴きに参りますウインドフラワーとかやれるな。
月明かりを頼りに逃げる謎のレオタード…いや…あれはタイツ?全身タイツ?なんで?
>>874 こわwwこれだけ悪用されたら怖いペルソナはなかなか無いねw
ハイアナライズで正確に腫瘍の位置を見てエスケープロードで切除、とか
知識さえ伴えばもの凄い人の役に立つことも出来そうだ
悪用する事考えた場合理不尽かつえぐい遠隔即死攻撃が可能だわ
P4の猟奇殺人みたいなのだって簡単に再現できるわで、
まさにRPGのラスボスになれるスペックか
役立てるより悪用する方が簡単なのが問題だけど、
そこは絶対そんな使い方しない風花さんが主で良かったって所かな
>>877 怪盗ウィンドフラワーなんでなんだか全身タイツワラタww
>>879 かわええのうwwでもなんかずいぶんと大人びてるなw
まあ風花さんなら17歳でランドセル背負ってても似合いそうだが
P4スレに神AA来ていたんで無断で申し訳ないんだが転載させて欲しい
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] :2008/03/23(日) 02:43:19 ID:3Ia2IfJu0
_,, ー- 、_
/" `ヽ、
/ ゙ヾ、
/ ヽヽ、
イノ ハ、 r,、 `、`、
/ ,/"iハ,ハ ヽ ノヽ、ヽ 、 ヽ、::::::;;ゝ
!:::...,ミ'"' ` `` `ヽ、, l、 .::::::::ヾ
!::::/ _,,_ "⌒ `ヽノ::. ...:::::::::::::!
ヾ`i _,, __,,, ヽ;::...::::::::::::::::!
`i::、 ,,r__,, イ i::::::) ミ::::::::::::::::/
!::ヽ ィヾ:::::) r―ー、〃::::::::::rノ これでいいですか?橋野さん
!;::::::( ̄ `),r=-゙ヽ__ノ" ソ;;::/
ヾ:::::`ー' 、 彡ソ
ヾ;:ヘ、 __ _, / !___
` 、`゙´ / !: :ノ!_
> イ __...-": : / ヘ !
ヽー-ヾ=''": : : : : : !ー=ソ
ノ: : : : : : : : : : : :/:::::::::\
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__,,ノi!: : : : : : : : : :/:::::::::::::::::::::::::::::::::\
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!:::::/::::::::::::::::::::::::::::://⌒ヽ;::!::::::::::::::::::::::|
!::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ_/_ノ:::::::::::::::::::::::::::|
今気づいたけど、服が009っぽいんだよな
春の体力測定〜50m走〜
風花(本当はズルなんてしちゃいけないんだけど今年こそ奥歯の加速装置で!)
カチッ
順平「なぁ…風花どうしたん?」
キタロー「今年も50mが十秒切れなかったそうだ」
順平「へー。つーかでもそれだけで人ってあそこまで落ち込めるのか?」
幾月「十秒切れなかったのに急病…もしかしたらコレは我々が思っているより重病なのかも知れないよ順平君」
キタロー「お前は自分の部屋から出てくんな」
加速装置無しのときの風花のタイムが気になる
山岸風花という人には
短距離走の時
目を瞑って走る
そんなイメージがあります。
わかる。すごい分る。すごく大きく口を開けて呼吸しないと走れない風花さん
…そうか、だからパーティーに入れられないんじゃないか?
キタロー走り出したらついて行けなくて。
きっとそうだw
風花たんは跳び箱とかも苦手そうな気がする。
体育で得意なのは…なんだろ。創作ダンスの衣装作りとかかな。
創作ダンス嫌だったけど、風花たんに作ってもらった衣装なら楽しく踊れそう。
体育祭で
ラジオ体操で一人だけ動きが合わない風花さん
自分も転びながらハードルを全て倒す風花さん
パン喰い競争でいくらジャンプしてもパンに届かない風花さん
徒競走でフライングを意識してスタートが遅れる風花さん
リレーでバトンを上手く受け取れない風花さん
借り物競争で借り物札を見る前に借りてきちゃってる風花さん
玉ころがしで、玉と一緒に転がる風花さん
スプーン競争でゴールとは正反対の方向へ進んでしまう風花さん
気合を入れてクラスメイト全員分のおにぎりを作ってきた風花さん
窓から差し込む光を白く輝かせて埃が舞い踊る。
酸味の効いた独特の埃っぽさに口の中がざらつく。
其処は体育用具室。お馴染の場所。仕事場の一つ。
記録紙を束ねたバインダーを小脇に抱えて人幅に開いた扉を潜り、
西脇結子は暗い用具室から明るい競技場へ出た。
その前を、とたとたと小柄な少女が駆け抜ける。
「こらー!ふーかっ!顎が上がってるー!あご、アーゴ、顎下げて!」
口に手を添え叫ぶ少女に「はひっ!」と苦しげな返事を返して走る小さな姿。
「あんたたち何処の部ー?」
陸上部以外の、例えば剣道部や水泳部でも走り込みの為に競技場を使用するが
各々割り当てのスペースがあって、主たる陸上部に配慮することになっている。
結子は陸上部の主権を守護するマネージャーの責務でもって叫ぶ少女に訊ねた。
問われた少女は腰に手を当て、なげやりな調子で応えた。
「部活じゃないよ。あのコ、こないだの測定で10秒きれなくてね…。
そんで自主トレ。来週、追試あんだってさ」
それから結子のジャージ姿に気付いて片手拝みする。
「アンタ陸上部?まだ時間あんでしょ?もうちょっと、いいかな?」
結子は奇妙な既視感を覚えた。見覚えが…?脳裏に閃光が走る。
「私、あんた知ってる。森山夏紀だ。中体連、女子200の記録保持者…」
夏紀はちょっと顔を顰めて、短いスカートの裾を引っ張る。
「森山、さん。もう走るのやめちゃったの?」
訊いてから、(マズかったかな?)と思ったが、もう遅い。
「汗臭いの、ヤになったの…」
「で、でも、こうやって、付き合って、く、れるんだよ、ね?」
ようやくトラックを一周してきた小柄な少女が、倒れこみながら嬉しそうに笑う。
夏紀はガリガリと額を掻き毟りながらそっぽを向いた。
「ソレはアレよ、補修とか付き合ってもらったから、コレでアイコちゃんよ」
(あー、コレはアレだ。ツンデレってヤツだ)
結子はバインダーでぱたぱたと小柄な少女に風を送りながら感心した。
「あ、あの、ありがとうございます」
息を整えて、小柄な少女は身を起こした。夏紀と結子を見比べ、ぺこりと頭を下げる。
「私、山岸風花です。…2−Eの」
「あ、西脇結子です。陸上部のマネージャーやってます」
そこに夏紀が割って入った。
「あのさぁ、西脇さん?ちょっとコーチしてやってよ」
ストップウォッチを誇らしげに掲げて、結子は即答した。
「お手伝い、しましょう!」
“黒い女二人にしごかれた”風花は、なんとか追試をパスしたそうな。
“黒い女二人にしごかれた”
ふたなり・・・ごくり・・・
>>889 夕方のニュース
テントが飛ばされる映像の端で、一緒に景気良く飛ばされる風花さん
>>889 >>893 やばい凄いありありと想像出来て死ぬほど和む
こういう体育祭イベントがあって最高だったなぁ
…と可及的速やかに記憶を書き換える事に決めた
吹っ飛ばされる風花さん懐かしい…w
>>890 カッコイイ天田と快活そうな舞子ktkrグッジョブ
なんか天田、主役だろこれって位男前でいいな
思えばアニメのトリニティソウルであの発言やっぱ自費は天田なんじゃ?
なんて事になる前に終えられた高校教師の人は運が良かったのかもな
>>891 ゲーム中で接点無い結子と夏紀の絡み見られるなんて幸せすぎる
文化祭の片付けのイベントみたいな友人同士が顔あわせるイベントが
もっと欲しかったな、なんて思わず感じたよグッジョブ
風花さんにツンデレ気味な夏紀も面倒見のいい結子も最高だ
ペルソナ4で風花が出るかどうかは分からないけれども
ペルソナ3のトリッシュレポートみたいな感じで小ネタ的な感じはあるかと思う
チンマリした女子大生が手作り弁当を公園で食べていたとか
4作目から始めた人にはワケ分からないだろうから
本編に絡まなくていいから、分かる人が見たらニヤリと出来る程度がいいと思う。
あ〜でも、風花仲間由紀恵がごくせん
>>889,
>>893素晴らしいイマジネーションだ。
こうゆうの見ると、ネットやってると想像力なくなる説が嘘っぱちだと分かるな
>>891夏紀が黒いのは中等部時代に陸上やってたからなのか
と、納得しかけたwそんな設定ないよな?てか剛毅コミュ始まったな
4での出場枠はないのかなあ・・・
クマのナビなんかより風花に導いてもらいたいよ・・・
P4はクマなのか?なら…
クマの着ぐるみ姿でナビしてくれる風花さんを想像するんだ
>>898 蜂蜜なめながら「なにもしないをしてるんです」とか言ってナビさぼりそうだw
ところで風花さんの誕生日って12月な訳だけど、
誕生石のラピスラズリって油絵具の群青色の原料になるんだな。
流石風花さん、こんな形で群青色と縁があったとは。
だらけてる風花も見てみたいけどな
風花さんは性格的にだらけなさそうだ。
夏休みの宿題も計画的にやる派だし。
だらけられないあまり過労でうとうとしちゃって
たまには何もせずゆっくり休むこと、とかみんなに言われちゃって
「何もしないって難しいな。うーん何しようかな…
あ、そうだいい機会だから普段なかなか出来ない大掃除をしよう」
みたいな感じで寮内ぴかぴかのお花飾りまくりにしちゃって
「あーもう、綺麗だしありがたいけど、休もうよ…」とかなんとか
みんなに怒られておでこつつかれてる姿を想像した
特別課外活動部でウーウーウマウマ
一人だけお尻を振るタイミングがつかめない風花さん
気の抜き方とか根本的に知らなさそうだ
試験前は勉強しないと落ち着かないらしいし…
授業中も何があったって起きてそうだw
そしてあとでキタローや夏紀にノートを貸してあげるんだろうな
>>904 君のところのキタローは頭良くない系の人種なのか
天才カリスマ漢がデフォだと勝手に思い込んでたから違和感が
ノート提出があるからいつも授業を転寝
ボイコットしてる天才に写させてやります
神社には世話になりました
授業中寝てるくせに後でノートを見せてもらうだけで理解できる天才だと思ってます
天才なので、わざと出来ないふりで気を惹くこともあります。
本当は超余裕だけど「一緒にテスト勉強しようか」
とかなんとか風花さん誘っちゃうんですね
それで「風花は教えるの巧いね」とか戯言をほざくわけです
「お礼に今度の休み、ゴハン奢るよ」とかのたまうわけです
しかしルキアさんは全てお見通し
そうか確かにルキアさんならお見通しかも
そんな二人を微笑ましく見守ってくれそうだ
「あらあらうふふ」って感じで
…なんて事を考えてたら、奥手な主人公と風花さんで
ルキアさんがやきもきする位ナイーブでピュアで
ぎこちなくてもどかしい感じの恋も見てみたくなった
勇気漢なのに手を繋ぐにもどぎまぎしちゃうんだぜ
なんてな
奥手な主人公には、興味が湧くが
奥手な主人公では、風花さんに振り向いてもらえない
なんというパラドックス
風花に振り向いてもらうために必要なのは勇気だけ!
>>913 ちょうどうふふの謎の回を見てる漏れが通りますよ、と。
おまいさんのせいでゴンドラ漕いでる風花さんを思い浮かべて
しこたま和んでしまったじゃないか(´∀`)
…あ、風花さんの声で船漕ぐのって…(((( ;゜Д゜))))
ペルソナ3にドーピングコンソメスープのパロがあるらしいが・・・あったか?
俺も考えてみた
タラちゃんのSEで走る風花さん
これはいい地獄少女wwカロンに弟子入りでもしたのか・・・
これでマヨナカテレビのある4枠と、デビルサマナー枠でも出演可能だなw
>ロビーで風花がデジタルビデオを前にして盆踊りのようなことをしている
ニア どうした?
どうでもいい
風花「あ…キ、キタローくん! あの…ニコニコ動画の踊ってみたにアップしようと思って」
盆踊りを?
やめておけ
ニア どうでもいい
風花「うんとね、檄!帝国華撃団なんだけど、上手く踊れてるかな…」
盆踊りだよ
ニア いいんじゃない
パンツ見えてたぞ
どうでもいい
風花「ホント、それじゃあ、早速UPするね」
止めておけ
せめてお面かぶれ
ニア どうでもいい
>>921 とめろキタロオオオオォォォォォォオオオオ!w
>>921 風花さんならうpる前にちゃんとモザイクかけるから大丈夫
ところで振り付け調べてみたらこれがまた結構長いんだが
ウマウマですら一人振りがずれるらしい風花さんは
はたして最後まで無事に踊りきれるのだろうか
あと簡単そうなのはぷんちきぱやっぱー?
ネギ踊りだけはヤメといてほしい。
おいおいニコ厨乙とか言われそうだからそろそろやめようぜ
4での参戦に期待
ペルソナ3 関連スレッドの2ちゃんねるログ置き場(◆JNyRYAnvxY氏に感謝)ってさもう更新しないのかな
風花スレ保管庫だとAAとかがズレズレだし文章も変なところで改行されてて読みずらいんだよね
うむ、かわいい!
4は随分なメガネゲーみたいだけど、風花もメガネ似合いそうだよな
ナチュラルなうまさだw
>>928 自分で幾自したらダメじゃないか。はしたないぞ
風花「春ですよ春春が来ましたよ」
順平「え鳴子ハナハル」
風花「そんなの来なくていいですというか桜が満開ですよみんなでお花見に行きましょう」
美鶴「花見か」
明彦「たまには息抜きもいいかもな」
キタロー「狂い咲くピンク色の花びらをねぶるように見つめながら息抜きか」
風花「何故だろう貴方が言うととてもいやらしく聞こえる気が」
キタロー「酷い(ガビン)」
風花「とにかくルキアに場所取りしてもらってあるので行ってみましょう」
順平「ちょおまペルソナをそんなんに(ガビン)」
風花「って(ガビン)」
美鶴「すっかり出来上がっている(ガビン)」
明彦「回りの客を正座させて説教してる(ガビン)」
天田「目隠し取れてる(ガビン)」
コロマル「アオオン(ガビン)」
順平「コロマル何言ってんのか解んねぇ(ガビン)」
キタロー「あれがもう一人の風花の本性(ガビン)」
風花「ち違いますよほらルキア知らない人に迷惑え何私も正座するの(ガビン)」
ゆか「本体が怒られてる(ガビン)」
ガビン多ッw
みんなでガビンw
キタローエロスwww
ずんぺー鳴子ハナハルとか使ってんのかwwチドリが泣くぞ
何気に風花も知ってるしww
今日は終わらない3/31から正常なときの流れに戻ったんだね
お帰り風花
今日は風花も嘘ついたりしてのかな…
てきとーナビとかされてたらパーティやばかっただろうなw
後日談は2010年3月31日
とか空気読めない俺を誰か罵り倒してくれよ風花
>>939 「あなたはダメです」
「そんなこと言っちゃダメだよアイギス」
2008年4月2日
月光館学院の入学式を間近に控え、両親と買い物に勤しむ風花であった。
母「この間までランドセル背負ってた風花がもう高校生なのねぇ」
父「つい最近までおねしょして泣いてたのになぁ」
ルキアは医者になるのにも有利だよな…
っていうかルキア万能すぐるw
>>939 ああ、やっぱり違ってたか 確信が持てなかったから突っ込めなかった
来年風花さんは高校生かー
最初の頃はイジメが待ってるんだよなぁ
そう言えば確かフェスで4月にキタローが転入してきたとき
一年生の千尋が職員室前の廊下に居て
月光館は始業式の前に入学式があるのかとつっこんだのを思い出した
風花「キタローくん、みんな思い出したよ」
キタロー「どうでもいい……」
肉「キタロー!?どうした!?」
キタロー「幸せだ…こんないい日は無い…」
天田「キタローさん!!!」
キタロー「……」
美鶴「早く江戸川先生を呼んでこい!」
江戸川「……亡くなっいるね。それも…1ヶ月以上前に」
順平「1ヶ月以上前!?そんなはずね〜よ!」
ゆかり「さっき、話ししてたのよ!昨日も学校で…」
江戸川「しかし…間違いない…」
風花「どういうことなの…」
アイギス「くれたのです、ニュクスと呼ばれた彼が。そう、みんなとの約束を果たすため、人生の延長戦を…」
946 :
名無したんはエロカワイイ:2008/04/04(金) 16:43:18 ID:lVHHk0GL0
ふうPC買えた
まさか八月から今まで掛かるなんて
で、俺の居ない間に何があった?
風花が進化した
949 :
名無したんはエロカワイイ:2008/04/04(金) 22:50:28 ID:lVHHk0GL0
おめでとう
風花は 風木に進化した
>>949 風花エンドセレクトと教師風花が終了したのが大きい出来事かな
おっと間違えた946だね
風花さん高校受験
↓
風花さん高校合格
↓
風花さん中学卒業
↓
風花さん月光館学園高等部入学←今ここ
953 :
名無したんはエロカワイイ:2008/04/05(土) 01:07:27 ID:TEMi2vbv0
例によって
>>980様のお手間を省くべく関連スレッド現状調査でございます
スレタイの単位などは
>>980様あるいは風花様のスレッドを立てて頂ける方に一任致します
それでは離れても繋がっている全ての皆様へ、よい風花様があらんことを。
************
>>1↓*************
ペルソナ3の山岸風花はちんまりカワイイ 20○○
,,. --─- 、
,. '´ `ヽ.
, '.,. '" ,、/!,.ヘ,ヘ、, ', 前スレ
./ / / レ'-'‐' ー i , i ペルソナ3の山岸風花はちんまりカワイイ 19オラクル
i ! ハ,!.ォ-!、 ,ォ.、!ハ,.!
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1196826724/ i iヽレ !〈 !._リ !リ〉! i
!ヘ ゝ.ハ."´ _ " ハ/
'ヽヘ/i>.、.,__,,.イV
_,.イ,ヘ>--'ト/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
/::::::::i::::!,, / / カチャ
|:::::,::-‐rr''7 / カチャ
************
>>2↓*************
ペルソナ3 関連スレッドの2ちゃんねるログ置き場(◆JNyRYAnvxY氏に感謝)
ttp://gibbous.s101.xrea.com/ ゲーキャラ板ペルソナ3山岸風花スレ保管庫
ttp://www23.atwiki.jp/windf/ 【P3】ペルソナ3の主人公はキタローカワイイ10
ttp://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1192202640/ ペルソナ3のアイギスはメカカワイイ ロボ子 part18
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綾時とか幾月とかまだスレあったのかww
そしてなぜか2スレ目に突入している神木すげえ
女性コミュなのに結子やY子は…
だが一番涙目なのはやはり天田だろうな
神木スレは日曜に必ずレスがあるから落ちにくいんだな
>>950 ていうかFESはこのスレで始まってるんだから知らないだろ
風花アニメでは出番なしな分、4では是非・・・
959 :
名無したんはエロカワイイ:2008/04/06(日) 05:08:59 ID:gSowJTKq0
>>960 なんだ?この、わかつきめぐみチックなルキアさんは!かわいいじゃねーか!
アニメの肉彦は全然変わってなかったので十年後の風花さんもあいかわらずちんまりボディに違いない
963 :
名無したんはエロカワイイ:2008/04/06(日) 18:41:44 ID:gSowJTKq0
アニメに肉出たのか
まあどれかは出るか普通
風花は化粧も覚えて大人っぽい優しい女性になってるんだろうな…
そういえば風花は化粧してないのか…?
してないと思う、なんとなくだけどね。
大人っぽい優しい女性って現実には本当にいないから憧れるよなぁ…
>>966 そうか・・・しててもおかしくないと思うんだけどなあ
>>967 お、いいなこれ
前回のチドリも良かったけどな
あとはベスが出てきてくれれば…
エプロン風花さん略して
エロ風花さん……
……ごめんなさい
/::://:::! /-=、 ,// u / _,,.-ゝ. 「ヽ l ! , l エプロン風花さん略してエロ風花さん・・・
/::_;イ-‐=レ'==ミ" '∠-==ヽl=ヽlヽ レ'レV
/::::::::..、 o ,≡:::::::〈、 o , :|│ リ ' 時価ネットで買ったウエストすっきり低周波パット・・・
::::::::::::::::: ` ー--‐ '´三 :::::::::ヽ`::ー-‐:'.´ |│ l
::::::::::::::: ニニ ::::::::::::::ヽ::::::::: U |│ ! この二つの符号が意味するものは
:::::::::::::::U  ̄ ̄ U::::::::::::::::ヽ::: u |│ .l
:::::::::::::::: U r‐:::::::::::::::::::::ヽ. Lノ | ひとつ……!
ざわ…ざわ…
l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:-三三三三三l
l三 r=ミ''‐--‐';二,_ ̄ ,三三三彡彡l_ エロ風花さんの
lミ′  ̄ ー-'" '=ミニ彡彡/‐、ヽ
l;l ,_-‐ 、 __,,.. - 、 彡彡彳、.// 裸エプロン姿とな!?
_______∧,、_‖ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、 彡彡'r ノ/_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ 1  ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄ 彡彳~´/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ´ :l .l:::. 彡ィ-‐'′
ゝ、 / :. :r-、 彡′
/ ィ:ヘ `ヽ:__,ィ='´ 彡;ヽ、
_,,..-‐'7 /:::::::ヽ _: :_ ヽ ィ´.}::ヽ ヽ、
_,-‐'´ { ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- ' /ノ /::::::ヘ, ヽー、
風花なら裸エプロンもやってくれそうな気がしないでもない
そういやスレに裸エプロン風花さんうpってくれた絵師さん居たような
風花スレに投下された絵は軒並みカオスだから困るw
P4の前にP3でもやり直すかな…
タルタロスで初めにちょこっと顔出す風花が久々に見たいぜ
風花スレももう20に突入だね
ペルソナキャラスレでは一番の伸びだけど
こんなにスレが伸びてる理由ってナンだろう
まあ、風花に対する愛情とかって言われればそうなんだろうけど
住人の濃さが半端ないからじゃないか?w
スパンキングに全裸に袋にラジオ・・・ うん、濃いw
他のキャラとの絡みも多かったしね
今古いスレ見ても面白いし濃さと質のよさがいいバランスだったんだねきっと
風花みたいな娘には濃くて深くのめりこむタイプが嵌りがちだからなw
P4では誰がそれに該当するのか…
赤毛か雪子か…
>>979 古いスレ見てきた
序盤の盛り上がりについては夏紀職人GJとしか言えない
中盤はミッドナイト職人GJだな
後半は女教師風花職人GJだ
全住人全兄弟達が積み重ねてく一つ一つの書き込みが
積もったり流れになったりして色んな物を生むんだと思う
今までも、多分これからも
さりげなく数少ない専用スキル持ちだったり
シナリオに関わる位PC関連の腕がある上に半田ごてまで唸るし
プレイヤー次第で所属部変わる多芸さんだし
観葉植物やDVD鑑賞やラウンジで手芸やら趣味も多彩だし
でもうっかり殺人料理作っちゃったりと決して完璧超人じゃないし
容姿や性格抜きでもこれだけ色々思い浮かぶってのも凄いのかも
風花さんかわいいよ風花さん
スレを盛り上げてきてくれた兄弟たち
スレに彩りを添えてくれた職人たち
なにより風花さんの存在にありがとうと叫びたい
ところで980超えてるわけだが、次スレはどうする?
980は今ここ見てるのかな
スレタイがグッジョブすぎる件
俺達と風花さんのコミュはまだまだこれからだぜ
風花のショートケーキの苺を強奪して食べたら口きいてくれなくなった
直接返せばいいうわなにするやめ(ry
埋め?
風花かわいいよ風花
風花さん自室のプランターで
プチトマトとかイチゴとか紫蘇とか細々作ってそう
そんな妄想埋め
風花は多趣味だから、何やってても違和感ないな
というわけで、埋め
>>990 花京院ことプチトマターのことかw
懐かしいなあ
おばあちゃんになったら梅干とかぬかづけとか作りそうだ
うめウメ梅埋め
懐かしいなプチトマターw
ハイエロファントの荒垣先輩にプチトマト食われてぶち切れる風花さんも悪くない埋め
他人の育てた作物を食べるのは格別だなw
996なら風花さんのプチトメトゥー達が無事に育ってみんなの晩御飯のサラダに魔晶変化
トマトだろうが苺だろうが群青色だろうなw
997ならP4ナビグマの中からエスケープロード的手法で風花さん光臨
998ならP4でキタロー復活&風花さんゲスト出演決定
999ならP4で風花のオラクルが唐突に発動!
1000 :
名無したんはエロカワイイ:2008/04/12(土) 19:24:10 ID:eLiHIwzX0
1000なら風化死亡
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。